僕とテストとたまに毒舌な彼女 (愛夢)
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プロローグ

僕は清涼祭で根本君と小山さんを

結果的に言えば別れさせてしまったことで

罪悪感が溢れだしていた。

 

だから僕は小山さんを探していた。

 

「うーん、ここにもいないなぁ~」

 

どこに居るんだろう、もしかしたら

泣いてるかもしれない。

僕はどうしたらいいんだろう?

 

「よぉ、明久。こんな所で何をしてるんだ?」

 

雄二が声をかけてきた……どうしよう。

本当の事を話すべきかな?

でもこいつ口が軽いからなぁ~

ここはごまかそう。

 

「あっ雄二。えっと、その……人を探してるんだ。」

 

ヤバイ……僕のバカ!ごまかせてないじゃないか!

 

「そうか。誰を探してるんだ?」

くっ雄二の顔がにやけてる。これはヤバイ……

あいつ何か企んでるな

 

「えっと、その……そう鉄人をね!」

僕なりの最高の誤魔化しだ。

雄二め思い知ったか。

 

「嘘だな。」

 

何故わかったんだぁぁ

 

「ほ、本当だよ。雄二こそ何をしてるの?」

 

秘技、話をそらす!これならいける!

 

「俺か?俺は翔子から逃げてる最中だ。

で?話をそらしたが一体誰を探してるんだ?」

 

くっ!こいつ話を戻しやがった。

ん?霧島さんから逃げてる?

これは良いこと聞いた。

 

「そ、それは…………」

 

「なんか怪しいな。何を隠している?」

くっ!こいつ鋭い。さすが元神童。

 

「そ、そんなことないよ…………ん?」

 

あれは…………救いの女神か?

 

「どうした明久?そんなに嬉しそうな顔をして」

 

「雄二、ごめん!」

 

そう言って僕は雄二を地面に抑えつけて動きを封じた

 

「何をする明久!離せ!」

 

「そうはいかないんだよね~霧島さん!雄二を

捕まえたよ!」

 

そう、霧島さんが近くに居た事に気づいたんだ

 

「な、なに!?明久離せ!」

 

「離さないよ~さぁ霧島さん、こいつをどうぞ。」

 

近くまで来ていた霧島さんに僕はそう言った

 

「……ありがとう吉井、吉井は良い人」

 

「明久てめぇ!覚えてろよ!」

 

「うん?忘れるに決まってるジャマイカ。」

 

「くそぉぉ!そして古いんだよぉぉ!」

 

「……雄二、うるさい」

 

ビリビリ、バタン

雄二はスタンガンで気絶させられた

 

「……吉井ありがとう。吉井はここで何をしてる?」

 

霧島さんならいいかな

 

「僕?僕はCクラス代表の小山さんを探していたんだ。」

 

正直に僕は話した

 

「……そう、屋上に居た。探しているなら早く行ってあげて?」

 

「ありがとう。霧島さん助かったよ。」

 

「……うん」

 

そう言って霧島さんは雄二を引きずってどこかに消えて行った

 

さぁて僕も屋上まで行きますか。

僕は屋上まで猛ダッシュで走っていった

途中鉄人に会ったけど、理由を話したら

なんか褒めてもらえて、補習は見逃してもらえた




今回はここまで。
やっぱりちょっと難しそうと思ってる愛夢です


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第1話「謝罪」

僕は急ぎ屋上についたが…………

思わぬ光景を目撃した。

 

バシっ

根本君が小山さんの顔を殴った……

あの野郎、なんで女の子の顔を殴ってるんだ

僕は頭に血が上り、根本くんに

 

「根本君!君は今何をした?」

 

「なんだ。馬鹿の吉井か。何もしてない。」

 

こいつ、しらばくれるつもりか……

 

「そうか、なら君の横で顔を抑えてる小山さんは

どう説明するの?言っておくけど僕は全部見ていたから

君達にどんな事情があったとしても、女の子の顔を

殴るのは絶対にしてはいけない!

君はそんなこともわからないのか!?」

 

「う、うるさい!全部お前達のせいだからな!」

 

確かに別れさせてしまったのは僕たちのせいかも

しれないけど……それでも女の子を殴るなんて

こいつは許せない!

 

「僕たちのせい?確かに君達を別れさせてしまったのは

僕たちのせいかもしれない、でもね根本君最初に

姫路さんを脅して手紙を奪ったのは君じゃないか?

そんなこともわからないのかい?」

 

「くっ!畜生!覚えてろよ吉井?必ず……必ず復讐してやるからな」

 

そう言って根本君は逃げるように屋上を去っていった。

僕はそれを見て小山さんに声をかけた

 

「小山さん、大丈夫?」

 

「大丈夫よ。ありがとう。」

 

ん?僕はなんで感謝されてるのかな?

 

「えっと僕は感謝されることなんてしてないよ?

それと小山さんごめんなさい。」

 

そう言って僕は頭を下げた

 

「どうして吉井君が謝るの?」

 

「だって僕があの召喚大会の時に根本君の女装写真を

見せなければ、こんな事にはならなかったし、それに

作戦とは言えあんな卑怯なやり方で戦ったから……

本当にごめんなさい。」

 

「ふふ、吉井君って物凄く一直線な人なのね。

いいのよ。どうせ恭二とは遅かれ早かれ別れていたわ。

だから気にしないで?

それと私の方こそごめんなさい。」

 

ん?なんで小山さんが謝ってるのかな?

 

「えっと、なんで小山さんが謝るの?

謝るのは僕の方じゃない?」

 

「ふふ、吉井君は本当に優しいのね。

私が謝ったのは、あなたを観察処分者や周りの噂だけで

判断していた事よ。本当にごめんなさい。」

 

そう言って小山さんは頭を下げた

 

「気にしないでよ小山さん。周りの噂や観察処分者って事は

僕の自業自得だから、気にしないでよ?ね?だから頭を

上げてよ。」

 

「うん。ありがとう。本当に優しいのね。

さっきも私の為にあんなに怒ってくれて

本当にありがとう。」

 

「い、いいよ、気にしないでよ。

僕がただ許せなかっただけだからさ。

小山さんは気にしないでよ。」

 

「ありがとう。まぁ色々と誤解は解けた訳だけど

私はあなたが気に入ったわ。だから……あなたが

良ければ私と友達になろう?」

 

「うん。こちらこそよろしくね小山さん」

 

「うん。よろしくね。友達なんだから名前で呼んでよ。」

 

「う、うん。友香ちゃん///」

 

うぅ~かなり恥ずかしいよ~

 

「よろしくね明久君。明久君照れてる顔可愛いね。」

 

「そ、そんなこと無いよ。友香ちゃんのが可愛いよ///」

 

「ありがとう///そろそろ下校ね。良かったら一緒に

帰ろう?///」

「うん///喜んで」

 

そうやって、僕と友香ちゃんの誤解は解けた

 




今回はここまで


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第2話「あれから一週間」

僕が友香ちゃんと友達になって

一週間が過ぎた

友香ちゃんは、毎日のように朝迎えに来てくれる

だけど、朝が早すぎて結構きつかったりする

でも友香ちゃんと一緒だとスゴく楽しい。

 

「またお昼ね友香ちゃん」

 

そう僕達はお昼一緒に食べてる

 

「うん。またね明久君」

 

そう言って僕は自分の教室に行った

あの日雄二を生け贄にして逃げた次の日は

雄二が質問責めが五月蝿かったなぁ~

あげくのはて美波や姫路さんに関節技をかけられて

FFF団には追いかけまわされた。

秀吉が助けてくれなかったら本当にやばかったよね

「おはよう。」

「おぉ来たかウジ虫。」

 

相変わらずだよこの悪友は……

 

「相変わらずだね雄二……でも僕はもうそんな挑発にのらないよ?

その代わり………」

 

「その代わりなんだ?」

 

「霧島さんに雄二が姫路さんの胸を触ったってメールしたから。」

 

ふふ、雄二。君を倒すのは僕にとっては楽なんだよ

 

「明久てめぇ!なんて事をしやがる。」

 

「僕に暴言を吐くからだよ雄二。あっ霧島さん~」

 

「しょ、翔子!待て誤解なんだ!」

 

「……雄二、浮気は許さない。」

 

「ぎゃぁぁぁぁ!」

「相変わらず、騒がしいのぉお主らは。」

「あっ秀吉、おはよう。」

「おはようなのじゃ明久。それでムッツリーニには何をしているのじゃ?」

「撮影」

 

「姫路さんと美波のスカートのなかを?」

「……(プンプン)」

 

相変わらずこのクラスは騒がしいな~

「本当なんですか土屋くん!」

 

「どういう事よ土屋!」

 

「事実無根」

ムッツリーニ、畳の後がついて言っても説得力ないよ

「それより明久。」

あっ変態赤髪ゴリラが生き返った

 

「どうしたの変態赤髪ゴリラ?」

 

「誰が変態赤髪ゴリラだ!それにしてもお前最近何かあったか?」

 

くっこのゴリラ中々鋭い

 

「えっ何もないよ?」

 

「嘘をつけ!最近昼飯も俺達と食べない、成績も上がってる

ましてや放課後すぐ帰る。お前彼女でもできたか?」

 

くっ彼女じゃないけど……鋭い

 

「どういうことよアキ!」

 

「どういうことなんですか明久君?」

 

「ほぉ~明久に彼女かのぉ~」

 

「異端者は決して逃げられない」

 

こいつら、人の不幸を楽しんでるな

「だから、彼女なんてできてないって。だから

姫路さん美波、関節技はやめてぇぇぇ!」

 

「いいや。何か隠してるな?話せ?」

 

「何も隠してないよ。雄二は深読みしすぎだよ。」

 

そう言ったその時……

 

ガラガラガラ

 

「お前ら席につけ!」

 

鉄人がやってきた

 

「鉄人ありがとう。ナイスタイミングだよ。」

 

「だったら西村先生と呼べ。」

 

「ちっ!後で覚えとけよ明久」

 

絶対に嫌だよ。

そのあと僕は授業が終わる度に

教室を抜け出して逃げまわってた

そしてお昼ご飯の時間になった




今回はここまで


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第3話「二人きりランチタイム」

この回は明久と友香のイチャイチャがメインです。
だが、まだ二人は付き合っていません……
付き合うのはもう少し先になりますのでご了承ください


僕は雄二達の包囲網を振りほどき、ひたすら

逃げてやっと友香ちゃんの所にたどり着いた。

 

「友香ちゃん、遅くなってごめんね。」

 

友香ちゃんは少し怒ってるみたい

 

「ふん。何をしてたら、こんなに待たせるのかしら?」

 

「ごめんね。雄二達に追い回されてたの……なんか

最近僕の行動が怪しいって」

 

「そう、ならいいわ。早速お昼にしましょう。」

 

多分明久君は私の事を話してないのよね……

いいわ。いっそのこと私が後で暴露してあげる

 

「う、うん。はい。友香ちゃん」

 

そう言って僕は友香ちゃんにお弁当を渡した

 

「ありがとう///はい。明久君。」

 

「ありがとう///」

 

僕は友香ちゃんからお弁当を受け取った

僕達はお昼はいつもお弁当を交換している

 

「友香ちゃんのお弁当はいつも美味しいね。」

 

「そう///ありがとう。明久君のもいつも

美味しいわよ。」

 

ご飯を食べてる明久君ってスゴく可愛いなぁ~

無邪気でスゴく美味しそうに食べてくれるから

凄く嬉しい

 

「あっ友香ちゃん、ここにご飯粒ついてるよ~」

 

そう言って僕は友香ちゃんの頬っぺたのご飯粒を

取って食べた。

 

「ありがとう///」

 

明久君スゴく大胆な事をするわね

本人には自覚無いのはわかってるけど……

 

「美味しかった。ご馳走さま。いつもありがとう。」

 

「はい。お粗末様。こちらこそありがとう。」

 

そう言って僕達はご飯を食べ終わった。

 

「ねぇ明久君?」

 

私は明久君をデートに誘おうと思う

 

「何?友香ちゃん」

 

「今度の土曜日空いてるかしら///?」

 

「空いてるよ~」

 

もう、なんで気づかないのよ。鈍感ね。

「友達から遊園地のチケット貰ったんだけど一緒に行かない?」

 

「えっ?それって、デ、デート?」

 

明久君かなり動揺してるわね。

ここは……素直に言おうかな?

「そ、そうよ///私とじゃ嫌かな?」

 

嫌って言われたら私……泣くかも

「そ、そんなこと無いよ///友香ちゃんみたいな

美少女にデートに誘われるなんて思っても

みなかったから。」

 

「び、美少女///ありがとう///じゃあ今度の土曜日

遊園地に行きましょう///」

 

まさか美少女なんて言われるなんて///

不意打ち過ぎよ

 

「う、うん///行こう///誘ってくれてありがとう」

 

どうしよう///僕デートなんて初めてだよ

どうしたらいいんだろう

「う、うん///それとね、後でFクラスに寄っていいかしら?」

 

「ん?いいよ、気にしないでよ。」

 

明久君は何で寄るか気づいてないのね

まぁ気づいたらダメって言われるだろうしね

 

「良かった///ありがとう。じゃあ行きましょう?」

 

「うん///ゆ、友香ちゃん!?」

 

「どうしたの?」

 

「な、なんで、僕の手を握るの?//」

 

「えっと手を繋ぎたいからかな?ダメ?」

 

「う、うん///全然いいよ。」

 

そう言って僕達は手を繋ぎながらFクラスに

行った。

その時僕は気づいてなかった、手を繋いでFクラスに

入るとどうなるかを…………




今回はここまで


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第4話「暴露」

僕は友香ちゃんと手を繋ぎながら

Fクラスに到着した

 

「ただいま~」

 

「おっ明久か……お前何してるんだ?」

 

雄二の言った意味が僕はわからなかった

その時……

 

「どういうことよアキ!?」

 

「どういうことですか明久君?」

 

「異端者には死の裁きを!」

 

皆なんで怒ってるんだろう……

友香ちゃんと手を繋いで………

あぁ~そういうことか!ヤバイ

どうしよう、友香ちゃんだけでも避難させないと

 

「友香ちゃん、ヤバイよ!」

 

「大丈夫よ明久君!」

 

そう言った友香ちゃんの顔は自信に満ちた顔だった

 

「なんでアキが小山と手を繋いでるのよ?」

 

「そうです!明久君は私達以外の女の子と仲良くしちゃいけません!」

 

えっと姫路さん何を言ってるの?

そう思っていた時……

 

「島田さん姫路さん、貴女たちは明久君の彼女かしら?

違うわよね?ならなんでそんなことが言えるのかしら?

明久君はあなた達の物じゃないのよ。」

友香ちゃん……ありがとう

 

「あ、あんたに関係ないわよ!」

 

「そ、そうです。小山さんには関係ありません。」

この二人はどこまで馬鹿なのかしら……

 

(明久君)

 

(どうしたの友香ちゃん?)

 

(今から私が言うことに合わせてね?)

 

(わかったよ。)

 

友香ちゃんは何を言うつもりなのかな?

「そうかしら?私にも関係あるわよ?

私は明久君の彼女だから」

 

えぇぇ!まさかの展開……

でも嬉しいな。

「どういうことよアキ!?」

 

「そうですよ。なんで小山さんが彼女なんですか?」

 

「異端者には死を!」

 

うわぁ皆怖いなぁ~

 

「あんた達うるさいわよ!明久君が誰と付き合おうと

明久君の勝手じゃない!本当に馬鹿ばかりね。」

 

友香ちゃんが怒ってる。

かなりの毒舌だ

 

「う、うるさいわね。」

 

美波……君は話を聞いていなかったんだね。

そう思っていたとき

 

「明久君(アキ)はお仕置きです。」

 

ごめん。理解できないや。

 

「あなた達は自分の事が優先されなかったら

お仕置きって言って明久君を傷つけるのね。

本当に人間として腐ってるわ。」

 

僕もそう思うよ。だから……僕は

 

「姫路さん、島田さん」

 

「アキなんでそんなよそよそしくなってるのよ!」

 

「ごめんね。僕はずっと考えてたんだ

君たちは女の子と仲良くしただけで

暴力を振ってくる。

それは僕にとっては苦痛だったんだよ。

今友香ちゃんが言った通り僕は君たちの物じゃない

僕は……僕は……君たちが大嫌いだ!」

 

明久君、ずっと溜め込んでたんだね

吐き出せてよかった

少しは楽になったかな?

 

「「「!!?」」

 

そう僕が言った時姫路さんと島田さんはどこかに泣きながら

消えた。ただ一言覚えときなさいよって言葉を残して。

 

「我らがアイドル、姫路さんを泣かせ島田さんを悲しませた

吉井明久は万死に値する。」

くっ!FFF団が居たか

 

「黙れ!お前ら!明久に手を出す奴は俺が潰す!

俺だけじゃないぞ?秀吉とムッツリーニも同じ気持ちだ!」

 

初めて雄二が味方になってくれた

おかげでFFF団は沈黙するしかなかった

 

 

 

 

 




今回はここまで


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第5話「友情」

雄二が怒鳴り付けたFクラスには

僕達しかいなかった

でも何故、雄二は怒鳴り付けたのかな?

そんな事を考えていたら

 

「明久、最近付き合い悪いと思っていたが

こういう事だったんだな。

翔子から一応少し聞いていたから

理解はできたがな。」

 

なるほど。翔子さんから…………

えぇぇ!翔子さん言っちゃったの!?

 

「明久よ、言ってくれたらこちらでも

なんとかしたのじゃがな。」

 

「水臭い」

 

「ふふ、明久君の友達は良い人ばかりね。

本当に明久君の事を思って行動できる人ばかりよ

私はFクラスの人達は嫌いだけど

あなた達は別よ。」

 

「友香ちゃん、ありがとう。」

「それで、明久。なんで隠してたんだ?

まぁさっきの話を聞く限りじゃまだ

付き合ってはないみたいだがな。」

「さすが雄二だね。鋭い。」

 

「いや、明久君あれはバレるわよ。

明久君、動揺し過ぎよ。」

 

「そうじゃのぉ~今度一から演技を叩き込んで

やるのじゃ。」

「それがいい。」

 

「あ、あはは。まぁ僕が隠していた訳は

さっきみたいな事で皆に迷惑を

かけるからだよ………」

 

そう僕は皆に迷惑をかけたくなかった

 

「かければいいじゃねぇか?」

えっ?今なんて……

 

「雄二?」

 

「迷惑ぐらいいくらでもかければいいじゃねぇか。

俺達はお前に迷惑かけられても、どう思わない。

お前は、今まで俺達をいっぱい助けてくれたじゃないか?

だったら助けるってのが当たり前だろ?」

 

「雄二の言う通りじゃ。」

 

「同じ意見。明久は俺達の禊なんだ。」

 

「本当に良い友達じゃない明久君。

でもそれは貴方の優しさが作ったのよ?」

 

「うん、うん。ありがとう」

 

僕は皆の言葉に感動して涙が溢れた

 

「泣くなよ明久。それに、ありがとうなんていらないんだよ

俺達は友達だろ?友達を助けるのは当たり前だろ?」

 

「雄二ぃぃ。ありがとう」

僕は涙が止まらなかった

 

「「「あはは」」」

 

そんな僕を見て皆が笑ってる。

 

「それで、これからどうするよ?

多分あいつらはまた、お前に攻撃してくるぞ?」

 

そうだよね。彼女達がそう簡単に諦める筈はないよね

 

「そうね。でも守るんでしょ坂本君?」

 

「当たり前だろ?秀吉とムッツリーニも同じ気持ちだよな?」

 

「もちろんじゃ。」

 

「無論だ。」

 

皆が僕を助けてくれる。

だったら僕も皆を助ける。

そう心に決めた。

 

「小山、お前は明久の隣で支えてやってくれ?

体を守るのは俺達だが、心を守るのはお前だ。」

 

「わかったわ。それと私の事は友香で構わないわ。

その代わり、私も下の名前で呼ばせてもらうわ。」

 

「あぁかまわない。」

 

「ワシもじゃ。」

 

「俺もだ。」

 

こうして僕達の友情はよりいっそう深まった。

彼女達がどんな事をしてきても

今なら耐えれるかもしれない。

皆がいるから、友香ちゃんがいるから…………




今回はここまで。

なんかなぁ~キャラ崩壊しかけてるなぁ~


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第6話「暗躍」

明久たちの友情が深まっていた

その頃、彼女達は……何か良からぬ事を

話し合っていた

 

「美波ちゃん、どうするんですか?」

 

「そうね。アキとあいつらを引き離さないとね。

特に小山は絶対に引き離さないとね。」

 

「そうですね。小山さんは絶対に引き離さないと

いけませんね。」

 

「うん。あいつが居るからアキは変わったのよ

アキがうちらに嫌いなんて言う筈ないもの

あいつさえ居なければ……」

 

「美波ちゃんの言う通りです。明久君が

私達を嫌いになるなんてあり得ないです。」

 

彼女達がそんな会話をしていた時……

 

「面白そうな話をしてるじゃないか?

俺も混ぜてくれ。」

 

そう言って彼女達に…………

根本恭二が近づいた。

そう彼は明久に恨みを持ち

友香にも恨みを持ってる人物だ

 

「根本、あんたも小山に恨みがあるの?」

 

「そうだな。友香もだが吉井にも

恨みがあるんだ。だからあいつらに

復讐できるならなんだってするさ。」

 

「そう。わかったわ。」

 

「根本君、心強いです。

 

そして彼女達は明久達を苦しめる為の作戦が

始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、そういうことで。根本と瑞希は

予定通り動いてちょうだい。後はうちが

情報を探るわ。」

 

「わかりました。美波ちゃん。」

 

「あぁわかったよ。」

 

そう言って彼女達は明久達に復讐する計画を

綿密に練って思考し陥れる事だけ考えた。

 

 

だが彼女達は、何も知らない。

この考えが、行動が彼女達を苦しめる事を

彼女達の想いを、明久には届かなくすることを………

そして、自らの首を締める結果になることも

知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達が暗躍している。その頃

明久達は

 

 

「雄二、それでどうするの?」

 

「そうだな。多分向こうには

姫路、島田、FFF団以外にも誰か着くだろうからな。」

 

えっ?それ以外誰がいるのかな?

 

「雄二君の言う通りね。私の予想なら

根本恭二が着いてる筈ね。」

 

「えっ?なんで根本君?」

 

「明久君、それはね。屋上の事で………

貴方は恭二に恨まれてるからよ。

それに、あいつはしつこいから………」

 

なるほど。確かに復讐するって

言っていたもんね

 

「なるほどな。確かにそれなら

あり得るな。だが確証が欲しいな。

ムッツリーニ!情報収拾を頼む。」

 

「任せろ。」

 

そう言ってムッツリーニは情報収拾に行った

 

「ワシは何をすればいいのじゃ?」

 

「そうだな。秀吉は俺と一緒に監視だ。」

 

「わかったのじゃ。」

 

「雄二、僕達は?」

 

「友香は明久の側に居てくれ。明久は

友香と一緒に行動してくれ。」

 

「わかったよ雄二」

 

「了解」

 

僕達の作戦は決まった。

これから何が起きるかわからないけど。

皆が居るならなんとかなる気がするよ




今回はここまで。


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第7話「如月グランドパークⅠ」

僕達はあの後、色々話し合って時間的に解散した

そして今日は友香ちゃんとデート。

僕は今友香ちゃんを待ってる

 

「お待たせ明久」

 

友香ちゃんが来たみたい。

 

「ううん。待ってないよ。友香ちゃん行こうか?」

 

そう言って僕は友香ちゃんの手を繋いだ

 

「う、うん///」

 

僕達は電車に乗って目的地に着いた

途中友香ちゃんと色々な話を

していた。やっぱり友香ちゃんと

一緒に居ると楽しいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「如月グランドパークへようこそ」」

 

えっとなんで秀吉と雄二がいるのかな?

 

「何をしてるの雄二、秀吉?」

 

「そうね。何をしてるのかしら?」

 

「何を言っていますかお客様。

私達は如月グランドパークのスタッフでございます。

お客様とは縁もゆかりもございません。」

 

秀吉がなんか変なこと言ってる……

仕方ない雄二から招待明かしてもらおう

 

「そう。わかったよ。二人とも♪

じゃあ僕は霧島さんに雄二がナンパしてたって

電話しても大丈夫なんだね。」

 

これならどうだ雄二

 

「や、やめろ明久!」

 

あっこいつやっぱりバカだったんだ

 

「あら、雄二君は認めたのね?」

 

「くっ撤退だ!」

 

そう言って二人はどこかに走って行った

 

「はぁ~あの二人全く(せっかく明久君とデートなのに)」

 

「なんか言った友香ちゃん?」

 

「な、なにも言ってないわよ。それより行こう?」

 

「そうだね。行こうか。」

 

そう言って僕達はさっきの騒動が嘘みたいに

落ち着いて僕達は歩きだした

 

「友香ちゃんは何に乗りたい?」

 

「そうね、あれに乗ってる明久君が見たいかな?」

 

そう言って友香ちゃんはメリーゴーランドを

指をさした。

 

「えっ?あれは///」

 

「ダメかな?」

 

そんな顔をされたら断れないじゃないか

こうなったら…………

 

「いいよ///でも友香ちゃんも一緒に乗ろう?」

 

どうだ!これなら乗らなくていいはずだ!

 

「いいわよ///」

 

えーーー僕の作戦が……

 

「う、うん///」

 

「じゃあ乗ろうか?」

 

そう言って友香ちゃんは僕の手を引っ張って

メリーゴーランドの馬に二人で乗った

 

 

「ねぇママ、あの人達お姫様と王子様みたい~」

 

そこの君、指をさしてそんな恥ずかしいことを

言わないで!

そして友香ちゃんなんでそんなに恥ずかしそうなの///

 

「そうね。あの二人はお姫様と王子様なのよ?

だから邪魔しちゃダメよ?」

 

「はーい」

 

お母さんあんたもか!何これ?

何の羞恥プレイ?

そう思っていたらメリーゴーランドは止まった

やっと解放された

 

「うぅー凄く恥ずかしかった///」

 

「そうね///でもちょっと嬉しかったかな

(お姫様と王子様なんて言われたしね)」

 

そう言った友香ちゃんは凄く幸せそうな笑顔をしていた

僕はその笑顔に見とれていた。

 

「どうしたの明久君?」

 

「ど、どうもしてないよ。次は何に乗る?」

 

そう言って僕は話をそらした




今回はここまで


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第8話「如月グランドパークⅡ」

僕はあの後ジェットコースターに乗らされて

ちょっと目眩がしていた。

 

「明久君、大丈夫?」

 

友香ちゃんが心配してる……ここは誤魔化さないと

 

「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。

ただ少しはしゃぎ過ぎて疲れたから

あそこのベンチで休憩していいかな?」

 

「うん。いいわよ。」

 

そう言って僕達は少しベンチで休むことにした

ベンチに座った途端、僕は視界が逆さになった

 

パタン。

何故だか友香ちゃんに膝枕してもらってるみたい

 

「えっと///友香ちゃん、どうしたの?」

 

「こうした方が疲れがとれるでしょ///」

 

「えっ///うん。ありがとう///」

 

それから僕は友香ちゃんに膝枕してもらいながら

少し休憩した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「友香ちゃん、ありがとう///そろそろ行こうか?」

 

僕は恥ずかしさが限界になり次の場所に行くことにした

 

「そうね。行きましょう。」

 

そう言って僕達は次の場所に行くことにした

しばらく歩くと…………

 

「お客様、お化け屋敷等はいかがでしょうか?」

 

秀吉だ……雄二もいるし

 

「お化け屋敷ね~私あまり得意じゃないのよね~」

 

「じゃあ、パスしようか。」

 

そう言って僕達は雄二達をスルーしようとしたら

 

「大変じゃぞ。標的が逃げるのじゃ。」

 

なんか不吉な言葉が聞こえてきたから……

 

「秀吉……標的って僕達の事だよね?」

 

「何をおっしゃいますかお客様。私は秀吉と言うものじゃ

ありませんよ。」

 

うわぁ~誤魔化せないよねこれは……

そんなことを考えていたら、友香ちゃんに雄二が何かを

話してる?そのとき……

 

「明久君、お化け屋敷行くわよ。」

 

「えっ?いきなりどうしたの?」

 

さっきは行かない流れだったのに

雄二が何かを吹き込んだかな~

 

「お化け屋敷はくっつき放題って。」

 

雄二ナイスだよぉぉぉ

 

「じゃあ行こうか。」

 

そう言って僕達はお化け屋敷に向かった。

それから色々あったが、無事にお化け屋敷の中に

入った………

 

「しかし、本格的だね~」

 

「そうね。さすがに怖いわね。」

 

そう言った友香ちゃんの手を僕は握った。

 

「あ、ありがとう///」

 

「気にしないでよ。僕が繋ぎたかっただけだから///」

 

僕はなんて事を言ってるだぁぁぁぁ!

ヤバイ僕の気持ちバレたかな///

 

「そう///」

 

そんな会話をしていたら…………

 

パシャ

 

カメラのフラッシュが光った

 

「い、今のは?」

 

「な、なんでしょうね。」

 

多分、ムッツリーニだと思うけど………

 

 

「まぁ気にしないでおこう」

 

「そ、そうね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして僕達は無事にお化け屋敷から脱出できた

さすがに、怖かったな

 

「友香ちゃん、大丈夫?」

 

「ええ。大丈夫よ。ちょっと怖かったけど……

てかそろそろお昼ね。」

 

「そうだね。ならお昼ご飯にしようか。」

 

 




今回はここまで。


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第9話「如月グランドパークⅢ」

更新遅れました。
携帯を修理に出したりして、ちょっと忙しかったので
更新遅れました。本当にすいません



僕達は昼食にすることになった

 

ピンポーンパーンポン

何かの放送かな?

 

「本日は如月グランドパークへ

お越しに頂き誠にありがとうございます。

本日お越しのお客様へ

レストラン(○○○○)でカップル専用メニューを

ご用意しておりますので、カップルの皆様は

ご来店ください。」

 

へぇ~カップル専用メニューかぁ♪

 

「友香ちゃん、行ってみようか?」

 

僕は思いきって誘ってみた。

 

「待って明久君、わ、私お弁当を

作ってきたの。良かったら食べてもらえないかな?」

 

えっ?友香ちゃんが手作りのお弁当?

 

「う、うん///食べるよ。友香ちゃんの手作り

お弁当なら絶対に食べるよ」

 

好きな人が作ってくれた物だから

絶対に食べるよね♪

 

「そ、そう///良かった。」

 

朝早起きして作ったかいがあったわ。

明久君、喜んでくれてるみたいだし

 

「じゃあ、あそこのベンチに行こう?」

 

「そうね。」

 

そう言って僕達はベンチに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ待ちに待った。友香ちゃんのお弁当だぁ~

 

「じゃあ食べましょう?」

 

そう言って友香ちゃんはお弁当をバックから

取り出した

 

「わぁ♪すごく美味しそうだね。」

 

「ふふ、ありがとう。明久君、美味しい?」

 

友香ちゃんは心配そうにこっちを見てる

 

「うん。この唐揚げ凄く美味しいよ。」

 

「良かった。明久君、はい、あーん」

 

「えっ?恥ずかしいよ///」

 

「私じゃダメかな?」

 

うっ!そんな眼で見られたら……

 

「そ、そんなことないよ。あ、あーん」

 

そう言って僕は友香ちゃんに玉子焼きを食べさせて

もらった。

凄く恥ずかしいんだけど……

 

「どう?」

 

「凄く美味しいよ。でもちょっと恥ずかしかったから

お返し。あーん」

 

僕はやり返しで友香ちゃんの口にエビフライを

持っていた。

 

「えっ?あ、あーん///」

 

友香ちゃんは一口じゃ食べきれず、途中で

噛みきってしまった

 

「美味しいわね。でもさすがに恥ずかしい///」

 

「お返しだよ。僕も凄く恥ずかしかったもん///」

 

「ふふ、じゃあまたお返しするわね?」

 

そう言って友香ちゃんと僕は

お弁当が無くなるまで交互に

食べさせあった

 

 

そんな感じで僕のドキドキの昼食は

終わった。

 

それから、色々とアトラクションに乗って

時間を忘れるぐらい楽しんでいた

 

「そろそろ、閉館だね………」

 

「そうね……ねぇ最後にあれ乗ろう?」

 

そう言って友香ちゃんは観覧車を

指さした

 

「う、うん。」

 

僕は心を決めた。

友香ちゃんに自分の気持ちを伝えると

振られるかもしれない…………

でも、抑えきれないんだ…………

 

「次の方どうぞ~」

 

「明久君、行こう。」

 

「う、うん。」

 

そう言って僕達は観覧車に乗り込んだ……




今回はここまで


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第10「如月グランドパークⅣ」

僕は考えていた………

告白するタイミングっていつが良いのかを……

やっぱり頂上に着いた時かな?

うーん………

そんな事を考えていたら………

 

 

「明久君、今日は楽しかった?」

 

友香ちゃんが不安そうに聞いてきた……

 

「もちろんだよ。楽しかったし、ちょっとドキドキ

したかな。」

 

あぁ~僕は何を言ってるんだぁ………///

 

「そう///私も凄くドキドキしたよ///」

 

えっ?友香ちゃんも?

これは、もしかしていけるかな?

いや、淡い期待は止めよう

もし、淡い期待をして振られたら

僕立ち直れそうにないし………

 

「そうなんだ///僕だけじゃなかったんだぁ」

 

「うん///」

 

「友香ちゃんがドキドキするなんて、思って

なかったから凄く嬉しいな///」

 

「ひどいよ明久君、私だって女の子なんだから

ドキドキぐらいするわよ。」

 

「ご、ごめん。そんなつもりで

言ったつもりじゃないよ」

 

「わかってるわよ♪ちょっと意地悪しただけよ♪」

 

そう言った友香ちゃんは凄く楽しそうだった

 

「あ、あはは、酷いや……僕本気で

焦ったよ。」

 

「ふふ、明久君可愛い。」

 

「可愛いかぁ……僕としてはかっこいいって

言われたいんだけどね。」

 

「うーん、明久君はかっこいいより可愛いかな?

いつも、あたふたしてるしね♪

でも可愛いから良いの。

私はかっこいい明久君より可愛い明久君が好き」

 

「えっ?あの……その……ありがとう///」

 

僕は友香ちゃんに好きって言われただけで

凄く嬉しかった反面かなり恥ずかしかった///

そういうつもりで言った訳じゃないと

わかってるけど……凄く安心した

 

「ねぇ明久君、隣に行ってもいいかな?」

 

「う、うん///」

 

友香ちゃんが隣に居るだけで凄く緊張するな……

そう思っていたら、友香ちゃんは僕の手を握ってきた

 

「えっと///」

 

「///……鈍感」

 

本当に明久君は鈍感よね……

ここまでしても気づかないなんて……

まぁ明久君だから仕方ないわよね

 

 

観覧車は頂上に着いた、その時……

 

ガタガタ

 

「えっ?止まった?」

 

「嘘?どうしよう。」

 

そんな風に僕達が焦っていた時……

ピンポーンパーンポン

放送が鳴った

 

「本日は如月グランドパークに

お越しに頂き誠にありがとうございます。

ただいま、観覧車が止まっておりますが

ご心配ありません。

こちらで意図的に止めましたので、少しの間

景色をご堪能ください。」

 

そう言うと観覧車にイルミネーションが灯った

 

「あ、あはは、意図的だったんだね。」

 

「みたいね。」

 

ブーブー

僕の携帯が鳴った、雄二からだ……

 

 

観覧車は10分後に動く

その前に告白しろ

 

はぁ…雄二達が犯人か……

でもありがとう。

 




今回はここまで


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第11話「如月グランドパークⅤ&告白」

僕は雄二達が作ってくれたチャンスを

活かして、友香ちゃんに告白すると

決めた。でも、やっぱりいざその場に

なると、緊張して言葉が出ないや……

 

 

友香side

 

観覧車が止まってから明久君の態度が変だわ

でも、今なら言えるかも……

明久君の事が好きって。

でも、凄く恥ずかしい……

明久君と出会って毎日が新鮮で

楽しくて、何よりも彼のそばに

居ることが凄く心地良い……

だからこの関係を壊したくない……

でも、彼とずっと一緒に居たいわ……

 

私は勇気を振り絞って告白しようと明久君に

声をかける

 

 

「明久君」

 

「友香ちゃん」

 

お互い同時に名前を呼びあった

 

友香sideout

 

 

 

まさか、友香ちゃんとハモるなんて僕は

思っていなかった

 

「ゆ、友香ちゃんからいいよ///」

 

「えっ///あの……その……やっぱり明久君

お願い?」

 

何か凄く動揺してる友香ちゃんは

可愛かった。

 

「う、うん///あのね……僕……」

 

えっ?もしかして、これは明久君が告白しようと

してる?

ダメダメ、変な期待したら後が辛いだけだわ

 

「う、うん///」

 

「僕、今まで毎日の用に友香ちゃんと一緒だったけど、これからも

友香ちゃんと一緒に居たいんだ。

友香ちゃんは美人だし、料理も上手くて

凄く優しいし何よりも僕にとっては大切な人だから……

だから……その…僕はそんな友香ちゃんの事が

大好きです。友香ちゃんが良ければ、僕と

付き合ってください。」

 

そう言って僕は頭を下げた……

でも、返事が返って来なかったから

僕は少し頭を上げてみる……

そこには

 

「…………グスン……ポロポロ」

 

泣いてる友香ちゃんが居た

 

「ゆ、友香ちゃんごめん……泣かせてしまって……

嫌だったんだよね……本当にごめんなさい。」

 

 

「ち、違うわ!嫌なんかじゃなくて

嬉しかったから……明久君も私と同じ気持ちだったって

知れて凄く嬉しかったから、だから涙が出たの。」

 

そう言って友香ちゃんは僕に抱きついてきた

 

「えっ///あの、その……それって?」

 

「明久君の事は私も大好き!

こんな私で良ければお願いします///」

 

そう言って友香ちゃんは目をつぶった

これって、もしかして?

いいんだよね?

 

自分の心に自問自答して僕は友香ちゃんにキスをした

それは、ほんの数秒だったけど僕にとっては凄く長く

そして甘い時間だった

 

「本当に明久君は鈍感よね///

私結構頑張ったのにな///」

 

「ごめん…」

 

「ふふ、いいわよ。でも、約束して?

どんな辛い事でも、一人で抱え込まないで

私に言ってね?私は貴方の彼女なんだからね///」

 

「う、うん///約束するよ」

 

「後ね、絶対に離さないでね?」

 

「うん、もちろんだよ。友香ちゃん」

 

「ふふ、ありがとう。それと恋人になったんだから

もう、ちゃん付けしなくていいのよ明久?」

 

「う、うん///友香」

 

こうして二人はお互いが離れないように

もう一度、キスをした。

まるで誰かに誓うように……




今回はここまで。


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