今日もShinjyoとNOZAKIは平和(?)です。 (Arupejio2)
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異世界からの使者



タイトルはシリアスっぽいけどそこまでシリアスじゃありません。


 

 

 

 

皆さんは、もう一人の自分というものを信じますか?または容姿、声、能力が自分と全く同じ存在がいると思いますか?まあ……既にあの男達を知ってる人なら疑いもしないでしょう。では質問を変えます。仮に貴方がどんなに善良で、周りから慕われているとして、そこにもう一人の自分が現れた時……

 

 

 

 

貴方はその人が自分と同じく『善良であると言いきれますか?』

 

 

 

 

アルA「さて、今日の依頼はと……。」

 

俺はアルペジオA、普通の人間……ではないけど一応今年21歳になる予定のどこにでもいる人間。普通ではないというのは、まあ……俺が少し人間とはかけ離れた能力を持ってるということだろうか。そんな俺の仕事は……。

 

アルA「さて……行くか!」(シュッ)

 

〜〜~そして〜〜〜

 

強盗A「動くな!テメェら大人しくそこに座りな!」

 

銀行員「ヒイィ!」

 

強盗B「おい、さっさと金を盗んでずらかるぞ!」

 

(ズガーン)

 

強盗AB「!?」

 

アルA「やれやれ……お前らさぁ、街の警備員だって楽じゃないんだぞ?こうやって悪党共をいちいち拳で懲らしめないといけないんだからよぉ。」

 

強盗A「テメェ!ぶっ殺してやる!」(ダーン)

 

(パシッ)

 

強盗A「なぁっ!?」

 

強盗B「銃弾だぞ!?なんで掴めるんだ!?」

 

アルA「テメェらなんかガタックゼクターを使うまでもない!」(シュッ)

 

(ドカバキボコ)

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アルA「うしっ、任務完了ってな。あとは警察に任せりゃいいや。」

 

普段はジャジメントでボディガードをやってる俺だが、それ以外ではこうやって悪事を働く野郎共を鉄拳制裁するのが仕事となっている。

 

アルA「やれやれ、あいつらも天道ぐらい強けりゃそれなりにやりがいがあるんだがなぁ……。」

 

?「……ククッ。」

 

アルA「ん?」

 

?「面白い男だ……。『強さ』を純粋に求め、『戦い』を楽しむ……私と同じ思想の持ち主……か。」

 

アルA「あんた……何者だ?」

 

?「私か……?私は……『力を求める者』とでも言おうか……『旧歴史の破壊者』よ。」

 

アルA「……!お前……どうしてそれを……!」

 

?「ククク……『アルペジオ』……私は貴様らの全てを知っている。本来歴史に存在するはずのなかったイレギュラーであったことも、それを乗り越えこの歴史に溶け込み、歴史の破壊者という肩書きを捨てた事も。」

 

アルA「お前……何者だ?そんな変なフード被ってねぇで、正体見せろよ!」

 

?「いいだろう、見るがいい。私の姿を……!」

 

(バサッ)

 

アルA「なっ!?」

 

アル(?)「ククク……驚いただろう?見ての通りだ。私は……『アルペジオ』。本来存在するはずのなかった『イレギュラーの中のイレギュラー』。」

 

アルA「新しい世界線の俺……なのか?」

 

アル(?)「違うな。私はどこかの世界線から来たわけではない。私は……『アルペジオという存在のイレギュラー』なのだよ。アルペジオA。」

 

アルA「俺達の……イレギュラー……?」

 

アル(?)「そう……私には生まれる理由がなかった。アルペジオという存在が、歴史を変えるために生まれたイレギュラーだというのにもかかわらずだ。『理由がないまま生まれたアルペジオ』、だからこそ私は『アルペジオのイレギュラー』なのだ。貴様らとは『同じであり、全く別の存在』なのだ。」

 

アルA「じ、じゃあ……お前はなんのために……。」

 

アル(?)「そうだな、本題に入るとしよう。人は誰しも自分自身に生まれる理由というものを持っていない。何故なら……生まれる理由というものは、本来与えられるものなのだからな。」

 

アルA「…………?」

 

アル(?)「親は子供を宿したい願望を持つ。または後世に自分の血を残したいと願う。そこに『理由は生まれ、与えられる』。親の願いを叶えるという生きる理由、生まれる理由が発生するからだ。それがなければ、人間という存在は生まれるわけがない。『普通』ならばな。」

 

アルA「何を言ってるんだ……お前……?」

 

アル(?)「では聞くがアルペジオA…………貴様は、『仮に生まれる理由を持たずに生まれてきた人が、何を思う』と考える?」

 

アルA「えっ?」

 

アル(?)「生まれる理由を持たず生きる理由を持たない、生まれるはずのない存在が……異例の誕生を迎えたとして……その者は何を思うと思う?」

 

アルA「……俺には……わからない。」

 

アル(?)「フッ、当然だ。お前は生まれる理由を持って生まれた『普通の人間』だからな。ならば答えを教えてやろう。それは…………『無』だ。」

 

アルA「無……?」

 

アル(?)「貴様はわからないと言ったが、実は一つだけ答えはあったのではないか?ずばり、『生きる理由を見つける』だろう?」

 

アルA「………。」

 

アル(?)「だが、実際は違うな。何故なら、理由など探してもないからだ。そもそも生まれる理由を生まれる前から与えられなかった者に、後付けの理由などあるわけがないだろう。当然だ。ではそういった人間は何を思うのか?『何も無いのだよ』。これも少し考えればわかることだろう?」

 

アルA「……まあ……確かに。」

 

アル(?)「私は何もないままに生まれた。空っぽの器として生まれたのだ。そこでアルペジオA、最後の質問だ。」

 

アルA「……?」

 

アル(?)「空っぽ器にスープをそそぐ。器の中には何がある?」

 

アルA「そ、そんなもんスープに決まっt…………ッ!お前……まさか……!」

 

アル(?)「……正解だ、アルペジオA。」(ニタァ)

 

アルA「お前……俺の考えてる事が正しかったら……俺はお前を倒す!」

 

アル(?)「ククク、焦ることは無い。時間はまだあるのだ。私の話を最後まで聞くがいい。そう、お前の言う通り、空っぽの器にスープをそそげばその中はスープで満たされる。『他に何も無い純粋なスープ』にだ。そして……空っぽの私にそそがれたスープは…………『闘争本能』。」

 

アルA「ッ!」

 

アル(?)「そしてそのスープは今も尚、注がれ続けている!私は戦う以外に目的などない!そして戦うために生きるのではない!生きるために戦うのではない!生きる理由、生まれた理由を持たない私が戦う理由はただ一つ、それが私の『源(スープ)』だからだ!アルペジオA、貴様は私のスープを飲み干すことが出来るか!?試してみようじゃないか!」

 

アルA「上等だ……!やってやる!」

 

アル(?)「ククク……さて、闘いを始める前に少なくとも礼儀というものは重んじるべきだな。私は『アルペジオであってアルペジオでない』。強いて言うなら……『アルペジオ・アヴァター』とでも名乗ろうか……!」

 

 

 

 






と思ったら割とシリアスになったでござる。


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2つのガタックゼクター






 

 

アルA「……変身!」

 

『Henshin Change Stag Beetle』

 

アルV「ほう……いきなりガタックに変身とは……。」

 

アルA「俺はどっかのサイヤ人みたいに舐めプはしない主義なんでね!最初から全力で行かせてもらうからな!」

 

アルV「全力……ですか……(ニヤッ)」

 

アルA「お前もぜクターを持ってるなら変身したらどうだ?」

 

アルV「……何故私がゼクターを持ってると思うのだ?」

 

アルA「一応アンタもアルペジオの一員だからな。ゼクターぐらいは持ってそうだからな!」

 

アルV「フフッ……貴様の言う通り、確かに私はゼクターを持っている。」

 

アルA「やっぱりな……。」

 

アルV「だが……私のゼクターの正体までは流石に予想できまい。その目に焼き付けるがいい!私のゼクターを!そして驚くがいい!」(スッ)

 

アルA「……なっ!お前……それは……!」

 

アルV「ククク……そうだ、ご存知の通りの『ガタックゼクター』だ。」

 

アルA「俺と同じガタックゼクターだと……!しかも……その『色』は……!」

 

アルV「……このガタックゼクターこそ私の象徴。全てを力によってねじ伏せ、飲み込む……『漆黒』。貴様のガタックゼクターと同じであり、全く別の存在。まさに今の私と貴様の様な関係だな……。」

 

アルA「……(漆黒のゼクター……!カブトゼクターでしか見たことがなかった……。まさか他にもあったなんて……しかもそれがよりにもよってガタックゼクターだと!?)」

 

アルV「フッ、だが貴様はこの漆黒のゼクターを見るのは初めてではないだろう?」

 

アルA「なっ……どうしてそれを!」

 

アルV「言ったはずだ、私はアルペジオの全てを知っていると。つまり、貴様らに関することはすべて把握しているのだよ……!」

 

アルA「(それってつまり、天道のみならず、他のヤツら全員のことを知ってるってことか!)」

 

アルV「さて、話はここまでとしよう。始めようじゃないか……戦いを……!変……身……!」

 

『Henshin Change Stag Beetle』

 

アルA「くっ!」

 

アルV「ククク……はぁっ!」(ビュッ)

 

アルA「っ!」(ガシッ)

 

アルV「なるほど……反射神経……防御力……共に良し……。」

 

アルA「おらっ!」(ビュッ)

 

アルV「……!」(シュッ)

 

アルA「(速い!キャストオフ前なのにこのスピードか!)」

 

アルV「スピードはカブトゼクターに劣るか……。だがパワーには余程の自身があるようだな……。」

 

アルA「……っ!」

 

アルV「どうやら私のガタックゼクターと性能はさほど変わらないようだ……。」

 

アルA「(違うな、確かに総合的に見れば性能はさほど変わらないが、奴のガタックゼクターはどっちかっていうとパワーとスピードに特化しているな。俺のガタックゼクターはバランス型だからなぁ……。)」

 

アルV「さて、探り合いはここまでだ。本気で行くぞ……!」

 

アルA「くっ!」

 

アルV「ふっ!」(シュッ)

 

アルA「なっ!(は、早……)」

 

アルV「はぁっ!」(ドゴォン)

 

アルA「ぐはっ!(そ、想像以上に一発が重い……!)」

 

アルV「私の攻撃にガードなど無意味……!」(蹴り上げる)

 

アルA「ぐああっ!」

 

アルV「どうした?もっと本気でやってもらいたい……!」(かかと落とし)

 

アルA「……っ!」(ガシッ)

 

アルV「なっ……!」

 

アルA「いい加減に……しろっ!!!」(ドゴォン)

 

アルV「ぐっ……!」(ズガーン)

 

アルA「はぁ…はぁ…どうだ!カウンターパンチの味は!ギャグ漫画も顔負けなぐらい地面にめり込ませてやったぜ!」

 

アルV「……なるほど。」

 

アルA「(まあ、これぐらいでくたばったら苦労はしないわな。)」

 

アルV「私は貴様を少々舐めていたようだ。この程度で十分だと慢心した自分に腹が立つ……!」

 

アルA「(まだ何かやるつもりか!?)」

 

アルV「見せてやる……私の力を……!」(スッ)

 

アルA「……!まあ、それぐらいはやると思ってたよ!ついにお出ましか……ハイパーゼクター!」

 

アルV「ほう……予想していたということか。」

 

アルA「当たり前だろ?ダークガタックゼクター持ち出した時点で察するわ!」

 

アルV「……そうだな。『それは』流石に予想がつくだろう。」

 

アルA「何……?」

 

アルV「だが……貴様は『その先』を予想出来たか……?」

 

アルA「ば、馬鹿な!(ハイパーゼクターを超えるものがあるというのか!?)」

 

アルV「見せてやろう…………『天道巧』ですらまだ到達できていない…………」

 

 

 

 

 

 

『ZECT』の可能性を…………!

 

 

 

 

 

 






次回、オリジナルゼクター登場!(今更)


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ダークゼクターの真の力

 

 

アルV「これが……ダークゼクターを使いこなす者にのみ到達できる存在、『ライジングゼクター』だ……!」

 

アルA「ライジング……ゼクター……?」

 

アルV「元より影に生まれしダークゼクターが、光の浴び、貴様ら『普通の人間』と同じ世界に到達した時に初めて得られる究極の力。」

 

アルA「ど、どういう事だ……?何を言ってるんだ?」

 

アルV「この力を得られるのは、ダークゼクターを操り、そして影より生まれし存在のみ。貴様らの仲間の中では天道巧だけが唯一私と同じ世界に到達できると言えるだろう……!」

 

アルA「(ダークゼクターを操り、影より生まれし存在のみがライジングゼクターを操れる…?前者はわかるが、後者の『影より生まれし存在』ってのはどういう事だ!?)」

 

アルV「つまりこの力を解放する今、貴様は決して私には勝てない……!さあ……驚嘆するがいい!絶望するがいい!圧倒的な力の前に…!」(スチャッ)

 

『R I S I N G』

 

『Change:Rising Stag Beetle』

 

アルA「これが……ダークガタック……?」

 

それは……漆黒と言うにはあまりにも純白に近く……、影と言うにはあまりにも光に近い。まさに『夜明け(Rising)』の名に相応しい姿であった。

 

アルV「驚いているようだな。だがこれこそダークゼクターの真の姿に相応しい。影と光、全ての力をその身に纏う。それが……ライジングゼクター……!」

 

アルA「…………(駄目だ……こいつには……『勝てない』……!)」

 

アルV「既に戦意喪失という所か……。楽しかったぞ、『アルペジオA』。貴様に敬意を払うとともに、一撃で終わらせてやろう……。」

 

アルA「ぐっ……!」

 

アルV「…………。」

 

 

 

 

 

 

走馬灯……それを見たのはいつ以来だろうか。今までの全てが蘇るその瞬間、俺は鑑賞に浸ることは無く、『別のことを考えていた』。俺は……今、『いつアイツに殴られた?』奴に一撃で片付けられることを宣言され……その後突然俺の目の前が真っ白に染まった。俺は……『いつアイツにトドメを刺された?』正直俺が今生きてるのか死んでいるのかはわからないというよりどうでもいい。俺の身に……『何が起きた?』

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜その後〜〜〜〜〜

 

天道「…………。」

 

アルG「もしもし……?はい……そうですか。わかりました。」(ピッ)

 

天道「なんだって?」

 

アルG「生きてるってよ。あのバカ。まあ……ダメージは深刻だがな。」

 

天道「まあ、これぐらいで死ぬやつじゃねーからなぁ。」

 

アルG「そうだなw」

 

天道「……『アルペジオ・アヴァター』……『ダークスタッグビートルゼクター』……『ライジングゼクター』……新しい要素が多すぎて頭が痛くなるな(汗」

 

アルG「俺達は結局その『アルペジオ・アヴァター』には会えなかったが、あのAがあそこまでやられるぐらいの奴だからな……相当やばい奴だな。」

 

天道「そりゃあそうだろ。俺と同じダークゼクターを操るだけじゃなくて、俺ですら知らなかったライジングゼクターなんてのを使うぐらいの奴だぞ?」

 

アルG「正直今の俺らじゃ束になって戦っても勝てる気がしない(汗」

 

天道「アイツを無力化する残された可能性は『ライジングゼクター』だけか……。しかもそれを使える可能性があるのは俺だけ……しかもどうしたらそのライジングゼクターを手に入れられるのかもわからない。」

 

アルG「前途多難だな……。」

 

〜〜〜〜〜そして〜〜〜〜〜

 

アルA「…………うっ……うう……。」

 

桜空「あっ!アルペジオ君!」

 

アルA「…………桜空?ここは……?」

 

桜空「アルペジオ君っ。」(ギュッ)

 

アルA「おわっ!」

 

桜空「よかった……よかったです……(泣」

 

アルA「桜空……。」

 

桜空「アルペジオ君が目を覚まさなかったら私……。」

 

アルA「……ごめんな桜空、心配かけて。」(ナデナデ)

 

アルK「全くだよ!」

 

アルA「K!」

 

アルK「お前がいなくなったら桜空がどうなるかなんてわかるだろ!このトンチキ!」

 

アルA「し、四肢までちゃんと残ってるとは思ってなかったよ(汗」

 

桜空「縁起でもないこと言わないでください!」

 

アルA「そ、ソーリー(汗」

 

 

アルペジオ・アヴァターは何処へ行ったのか。そして彼はこれからも戦い続けるのか……。そんな彼を止めることは出来ないのだろうか……。

 

 






アクセルよりよっぽどタチが悪い!


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人の温もりってなんですか?



アルA「おい!どういう事だ!?アヴァター戦はどうなったんだよ!」

アル(中の人)「いやー、Twitterで全部書いちゃったからここに書く必要あるかなーって思って(汗 それにこの作品うちのあるフォロワーさんのために書いてるような小説だし(汗」

アルA「仕方ない……さらっとおさらいしよう。

・アルペジオA、アヴァターにボコボコにされる

・EとFもボコボコにされる

・修行する

・再戦する

・完全勝利☆」

アル(中の人)「そして人間について興味を持ったアヴァターは新たな旅に出ましたとさ。まあ、こんな感じかな?」




 

 

〜〜〜某所にて〜〜〜

 

アルV「……(私には知らない事が多すぎる。私がどこから来たのか、なんのために生まれたのか、そして何より……奴らの言う『人の温もり』というものがなんなのか……。私は知らねばならない。)」(スタスタ)

 

 

 

 

梨子「はぁ……なーんか刺激的な出会いとかないかなぁ〜。……おっ?」

 

アルV「………。」(スタスタ)

 

梨子「物静かでいい感じの人発見!(キュピーン) よーし……。」(スタスタ)

 

(ドーン)

 

梨子「あいたっ!」

 

アルV「むっ?ああ……すまないな。考え事をしていたものだから前に注意を払ってなかった。」

 

梨子「いたた……ああ、大丈夫大丈夫!(棒」

 

アルV「そうか、怪我しなくて何よりだ。」

 

梨子「ありがと!ところで……考え事って何を考えてたの?」

 

アルV「……(この少女は『人の温もり』が一体なんなのかを知っているだろうか……。)」

 

梨子「……?ちょっとー?ええっと……あー……」

 

アルV「……ああ、自己紹介がまだだったな。私は…………アルペジオだ。(なんとなく……本名は避けた方がいい気がする……。)」

 

梨子「アルペジオね。私は梨子、石川梨子よ。よろしくね!」

 

アルV「ああ。……じゃあ、一つ聞きたいことがある。」

 

梨子「うん、なになに?」

 

アルV「…………『人の温もり』って、一体なんだ?」

 

 

〜〜〜その頃〜〜〜

 

 

アルG「………。」

 

紫杏「……。(アホ毛フリフリ)」

 

アルG「……紫杏、なんだこれは(汗」

 

紫杏「何って、新型のゼクターだが?」

 

アルG「それはなんとなくわかるが、ロゴおかしくないか!?ZECTじゃないんだけど!?」

 

紫杏「こっちのほうがカッコいい!」

 

アルG「この人、Shinjyoって自分の会社のロゴに勝手に変えた上に前のロゴディスったぞ(汗」

 

アルA「しかもまたカブトゼクターかよ!これ以上増やしてどうするんや!」

 

紫杏「カブトムシこそ至高なんだぞ!」

 

アルB「少し背の高い〜♪」

 

アルF「貴方の耳に寄せたおでこ〜♪」

 

アルK「歌わんでいい(汗」

 

〜〜〜その頃〜〜〜

 

梨子「そっか……アルペジオには家族がいないのか〜。」

 

アルV「家族どころか友人もいないがな……。」

 

梨子「え?友人はいるじゃない。」

 

アルV「なんだと?」

 

梨子「私達もう友達でしょ?そりゃあ、出会い方はちょっとおかしかったけど今や人生相談をしたりされるような仲じゃない。」

 

アルV「それを人は友と呼ぶのか……?」

 

梨子「当たり前じゃない。…………そうだ!」

 

アルV「…?」

 

梨子「じゃあ私が一緒に探してあげる!」

 

アルV「……何を?」

 

梨子「何って、さっきの話から察しなさいよ〜。アルペジオの『生まれた理由』。アルペジオの友人第一号の私ならきっと見つけられるわよ!」

 

アルV「そういうものだろうか……。」

 

梨子「ええ!けど……勿論の事だけど貴方も協力しなきゃダメよ?アルペジオの『生まれた理由』を探すんだから。」

 

アルV「……わかった。」

 

その少女が何を思って私に協力するのかはわからない。だが……何故かこの少女なら、私の『生まれた理由』を見つけられる気がする……理由はわからないが……そんな気がするのだ……。

 

 








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私にはさっぱりわからない

 

 

〜〜〜梨子との出会いから2日後〜〜〜

 

アルV「急に呼び出されたが……一体何の用だ……?」

 

梨子「おまたせ〜!」

 

アルV「……!なんだその格好は?」

 

梨子「もう!リアクション薄いぞ!折角頑張って選んだ服なのに!」

 

アルV「そうなのか?」

 

梨子「そうだよ!デートなんだから当たり前でしょう!」

 

アルV「……デート?」

 

梨子「そう、デート!」

 

アルV「それで私の『生まれた理由』や『人の温もり』を見つけられるのか?」

 

梨子「勿論!」

 

アルV「……わかった。だが……私はどうすればいいのだ?」

 

梨子「ふふふ……私に任せて!」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アルV「……ここは?」

 

梨子「映画館だけど?」

 

アルV「映画館……?ここで見つかるというのか?」

 

梨子「まずは入ろ!」

 

アルV「……?」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

梨子「アルペジオ、何か見たい映画ない?」

 

アルV「わ、私はこういうものはあまり知らない故……。」

 

梨子「ん~、わかった!じゃあ今日は私のチョイスにしよっか。」

 

アルV「ああ、それでいい。」

 

〜〜〜視聴後〜〜〜

 

梨子「ん〜!結構面白かったわね!」

 

アルV「面白い……か。」

 

梨子「アルペジオは、あんまりだった?」

 

アルV「そうではない……私は別に感情がないわけではないのだ。実を言うと映画というものは今まで見たことがなかったのでな……。」

 

梨子「そうなの?」

 

アルV「ああ……だが、人が映画というものを好む理由がわかった気がする。登場人物の思惑や感情を繊細に表現する……感情を持つ人間にしか出来ない素晴らしいものだと思う。」

 

梨子「つまり面白かったってことね。よかった!」

 

アルV「だが……私には理解できないことが一つだけあった。」

 

梨子「ん?なになに?」

 

アルV「やはり……私には『愛』という感情については欠落してるようだ……作中のラブシーンというものを全く理解出来なかった……。」

 

梨子「んー……もしかしたら、それが『人の温もり』を知らないってことに繋がるんじゃないかな?言ってしまえばほら……『人の温もり』って『愛情』みたいなものだからさ。」

 

アルV「そうなのか……?」

 

梨子「あっ!てことは一つ謎が解決したじゃん!」

 

アルV「解決?」

 

梨子「アルペジオは『愛情を持つために生まれたんだよ』きっと!」

 

アルV「……それが私の生まれた理由だというのか?」

 

梨子「きっと……アルペジオは最初から愛情ってものを知らずに生まれてくる予定だったんだよ。でもそれはさ、神様が与えてくれたチャンスなんじゃない?」

 

アルV「チャンス……。」

 

梨子「だってさ、誰かと一緒に愛を探すなんてロマンチックじゃん!」

 

アルV「……『愛を探すために生まれた』……か。」

 

 

それが本当なのかはわからない。確証はないし根拠もない。だが……きっとそれは、私にとっては大きな1歩であることは間違いない。例えそれが間違っていようと、その少女の言葉は私にとって救いであるに違いない。

 

 



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貴様とアイツを一緒にするな。

 

 

梨子「次はゲーセン行こ!」

 

アルV「あ、ああ……。」

 

梨子「心配しないで!ちゃんとゲームのルール教えてあげるから!」

 

アルV「ああ、それなら安心だ。………む?(妙だ、地球から巨大なメタトロンの反応が消えた……。この大きさ………天道か?行先は……木星?何故だ……?) 」

 

梨子「アルペジオ……?」

 

アルV「……梨子、すまないがちょっと行くべき場所ができた。心配するな。すぐに戻ってくる。」

 

梨子「えっ!あ、うん……。」

 

アルV「すまないな。」(シュッ)

 

梨子「……今、私のこと『梨子』って……。」

 

〜〜〜その頃〜〜〜

 

 

天道「よし、座標セット完了。久々に自分の世界に戻るハメになるとは……。」

 

(シュッ)

 

アルV「…………貴様。」

 

天道「ッ!?お前……!」(身構える)

 

アルV「勘違いするな、私は貴様と戦いに来たわけではない。」

 

天道「……?」

 

アルV「貴様……どこへ行くつもりだ?」

 

天道「……そうだな、『天道巧の世界』といった感じかな。止めるなよ?今の俺は戦闘できるような状態じゃないんだからな。」

 

アルV「言ったはずだ、私は貴様と戦いに来たわけではないと。……貴様が決めたことなら私に止める筋合いはない。…………が。」

 

天道「?」

 

アルV「『奴ら』は違うのではないか?」

 

天道「奴ら?」

 

アルV「……その答えはお前自身が確かめろ。」(シュッ)

 

天道「あっ、おい!(アイツに本当のこと言おうと思ったのに……。)」

 

(ピラッ)

 

天道「ん?手紙?」

 

『待て、しかして希望せよ。』

 

天道「何処のアヴェンジャーだ!つーか絶対誤解されてる!(汗」

 

Cpアル「……お前何やってんの(汗」

 

天道「うわっ!き、キャプテンまで……(汗) けど好都合だ!キャプテン、俺は元の世界で体を治してくる!そういう事にしておいてくれ!」

 

Cpアル「あ、ああ、わかっt」

 

?「そうは問屋が卸さないってね。」

 

Cpアル「だ、誰だ!?」

 

天道「…………もう来たのか。まだ10分も余ってらぁ。」

 

Cpアル「知ってるのか?アイツを。」

 

天道「ヤツは、俺の世界から来たやつだ。クロノゼロのパーツを取り込んで俺の紛い物のコピーになった俺だ。」

 

ノーバディ「そゆこと。俺には心がない。だから『ノーバディ(心無き者)』って名前をつけた。記憶したか?」

 

Cpアル「つまり天道版アヴァターか?」

 

アルV「フン……天道にもイレギュラーが存在したとはな……。」

 

Cpアル「ファッ!?」

 

天道「あれ?お前帰ったんじゃ?」

 

アルV「帰り際に天道以外にメタトロンの反応を感じたのでな。」

 

ノーバディ「違うな。俺はあくまでも『クロノゼロを取り込んだ天道巧のコピー』だよ。」

 

アルV「この際そんな事はどうでもいい。」

 

天道「ああ、その通りだ。そろそろ時間なんで、そこをどいてくれないか?」

 

ノーバディ「言っただろう?そうは問屋が卸さないってね。」

 

天道「…………。」

 

ノーバディ「アレさえあれば俺もお前みたいに戦えるんだろうと思うとね……!」

 

天道「……アヴァター。」

 

アルV「なんだ?」

 

天道「俺は今戦えるような状況じゃない。……頼まれてくれるか?」

 

Cpアル「天道!コイツを信用出来んのか!?」

 

天道「大丈夫だ、今コイツは俺達に敵対心を抱いてない。」

 

アルV「……俺は貴様に借りがあるからな。承知した。」

 

天道「ああ、すまないな。」

 

ノーバディ「通さないって言ってるだろ……!」

 

(ガキン)

 

ノーバディ「……!」

 

アルV「邪魔はさせん……。」

 

天道「サンキューな、アヴァター。キャプテン!俺は先に俺の世界線に行ってる。お前は他のアルペジオ連れてきてくれ!」(シュッ)

 

Cpアル「お、おう!わかった!シルバー、地球に戻るぞ!」

 

シルバー「了解!宇宙戦艦『イオナ』、発進よ!」(シュッ)

 

アルV「…………行ったか。」

 

ノーバディ「ちっ……まあいいや、後で追いつけばいいんだし。」

 

アルV「貴様が俺に勝てるとでも?」

 

ノーバディ「こっちのセリフだよ……!」

 

アルV「待たせてる奴がいるんでな、速攻で片付けさせてもらうぞ。変身……。」

 

『Henshin Change:Stag Beetle!』

 

ノーバディ「ハハハ!コピーとはいえ、クロノゼロを取り込んだ俺に、そんな物で勝てるわけないだろう!」

 

アルV「いつまでも寝言を聞いてるわけにはいかないんでね。」

 

『1.2.3…!』

 

アルV「ライダーカッティング……!」

 

『Rider Cutting!』

 

ノーバディ「おっと!」(シュッ)

 

ノーバディ「当たらなきゃどうということじゃn」

 

アルV「今貴様は、ミスを犯した。」

 

『Rider Kick!』

 

ノーバディ「なっ!そうか、あえて空中に回避させるために……!」

 

(ドガーン)

 

アルV「やれやれ……知能は天道程でもなかったわけだ……。」

 

ノーバディ「……フフフ、」

 

アルV「……!ほう、あれを食らって生きていたか。」

 

ノーバディ「あんな攻撃……蚊に刺された物だ……。」

 

アルV「…………そうかい。」

 

『Hyper Cast Off Change:Hyper Stag Beetle』

 

ノーバディ「それが……どうしたァ!!!」(ズガーン)

 

アルV「(パワーのコントロールが素人だな。所詮紛い物か……。)」

 

ノーバディ「クロノゼロを取り込んで、完璧な天道巧のコピーの俺が、負けるわけないんだ!!」

 

アルV「……。」

 

『Hyper Clock Up!!!』

 

ノーバディ「……フン、時間を加速して攻撃してくるつもりだな!クロノゼロにそんな小細工が通用するk……え?」(ズルッ)

 

アルV「もう貴様は俺の攻撃を受けている。気づかなかったのか?」

 

ノーバディ「これは……原子分離!?」

 

アルV「もし貴様が本当の天道巧ならば、こんな技は通用しなかった。貴様とアイツを一緒にするな。」

 

ノーバディ「ふ、フフ……既に…………あっちの世界には13人の俺が…………い…………r」(フッ)

 

アルV「……約束は果たしたぞ。後は奴らに任せるとしよう。」(シュッ)

 

 



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アルペジオ、目を閉じて。

 

 

梨子「アルペジオ……。」

 

(シュッ)

 

アルV「待たせたな。」

 

梨子「は、早っ!ていうか今飛んでこなかった!?」

 

アルV「ああ、そのほうが早くつくからな。」

 

梨子「えっ、えっ?」

 

アルV「……?どうした?行くんじゃなかったのか?」

 

梨子「あ、ああうん!行こっか!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルV「……。」

 

梨子「……ねぇアルペジオ。」

 

アルV「…?なんだ?」

 

梨子「アルペジオって……もしかして凄い人だったりする?」

 

アルV「凄いというのは……どういう意味でだ?」

 

梨子「んー、なんていうか……すっごく強かったり?物理的な意味で(汗」

 

アルV「そうだな……物理的な意味でなら、凡人とはかけ離れてるかもしれないな……。」

 

梨子「じゃなきゃ空飛んで帰ってこないわよね……(汗」

 

アルV「言ってしまえば私にはそれしか取り柄がないからな。」

 

梨子「んー、今はなくてもこれから作っていけばいいんじゃないかな?」

 

アルV「そうだな……私には戦う以外にどんな取り柄が似合うだろうか……。」

 

梨子「そんなのなんだっていいのよ!歌が上手いとか、ゲームが得意とか、そんなちっちゃな事でもいいのよ。それなら簡単でしょ?」

 

アルV「……そうだな、探す価値はあるな。」

 

梨子「じゃあ、そういう意味でも早くゲーセンに行こーう!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

梨子「さあやってきたわよ!ゲーセン!」

 

アルV「ここが……。」

 

梨子「まずは入ろう!」

 

アルV「ああ……。」(ウィーン)

 

梨子「何しようかな〜。」

 

アルV「……(大型の機械が大量に……。これでどんなゲームをするというのだ……?)」

 

梨子「ああ!この人形可愛い!よーし一発目はUFOキャッチャーにしよっか!」

 

アルV「……?」

 

梨子「ああ、UFOキャッチャーっていうのはね、このアームを操作して、景品のところに持っていって、自分がここだって思ったところでアームを下ろして景品をゲットするゲームなんだけど……勿論簡単には取れないようになってるんだよね〜。」

 

アルV「なるほど……。」

 

梨子「よーし、頑張るわよ〜!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

梨子「ぐぬぬぬ…………。」

 

アルV「……なあ梨子、」

 

梨子「待って!もうちょっとで取れそうだから!」

 

アルV「……(汗」

 

梨子「あ〜!ダメだ〜!もうUFOキャッチャーってほとんど取れないのにどうしてやりたくなるんだろう(汗」

 

アルV「なあ梨子…、」

 

梨子「ああ、ごめんごめん。それで何?」

 

アルV「ちょっと変わってくれないか?」

 

梨子「え?ああ、いいよ!」

 

アルV「ここを……こうすれば……。」

 

(ガタン)

 

梨子「…取れた……。」

 

アルV「取れたな。」

 

梨子「凄い!てか今直感じゃなくてちゃんと考えて取ったよね!?」

 

アルV「まあ……よく観察すればなんとなくどうすればいいか想像が出来るからな……。」

 

梨子「へ〜、私には考えられないわ(汗」

 

アルV「……ほら。」(スッ)

 

梨子「え?」

 

アルV「君が欲しがってたものだろう?ここまで私に色々なことを教えてくれた報酬だと思ってくれ。」

 

梨子「……ありがとう……///」

 

アルV「……?顔が赤いぞ?熱か?」

 

梨子「ち、違うわよ!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

梨子「ん〜!楽しかった!」

 

アルV「そうだな、これほど楽しめたのは久しぶりだな。」

 

梨子「あっ、そういえばアルペジオ。取り柄見つかったじゃない!」

 

アルV「え?」

 

梨子「ゲームが得意っていう取り柄を見つけたじゃない!」

 

アルV「そうなのか……?」

 

梨子「そうよ、そこら辺の人よりずっと上手かったわよ!」

 

アルV「……そうか、ならよかったな。」

 

梨子「………ねぇアルペジオ。」

 

アルV「……?」

 

梨子「アルペジオは……今日私と一緒にいて、どうだった?」

 

アルV「………私は、少し前まではたった一人の生活に満足してた。寧ろその方が楽だった。」

 

梨子「………。」

 

アルV「……だが、」

 

梨子「…?」

 

アルV「君とこうやって一緒にいるのは悪くない……寧ろ今は君といる時間が一番有意義に感じる。これが……きっと『楽しい』というのだろうな。」

 

梨子「……!私も……私もアルペジオといる時間が一番楽しい!……あのね。」

 

アルV「…?」

 

梨子「アルペジオ、目を閉じて。」

 

アルV「あ、ああ……こうか?」(ギュッ)

 

梨子「うん!ちゃんと閉じてる〜?」

 

アルV「閉じてるぞ…。」

 

梨子「フフッ…。」

 

(チュッ)

 

アルV「……!」

 

梨子「ねぇ、今どんな気持ち……?」

 

アルV「……ああ、悪くない。私にはまだわからない事が多いが……きっとこれが、『恋』というのだろう……。」

 

梨子「……ふふっ、それ本人の目の前で言う事?(笑」

 

アルV「ま、まずかったか?」

 

梨子「……ううん、いいよ。だって…私もアルペジオと同じ気持ちだから。」(ギュッ)

 

アルV「…………そうか。」

 

 

やっと……人の温もりというものがわかった気がする。まだ確証は持てないが……でも一つだけわかることがある。きっとこの気持ちは、梨子じゃなきゃ味わうことが出来なかったのだろう。何故ならば………………

 

 

『梨子が彼女になりました。』

 

 



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おこちゃま戦争

 

 

維織「……(ムスーッ)」

 

紫杏(G)「……(ムスーッ)」

 

アルA「な、なあ……コイツらどうした?(汗」

 

アルB「さ、さあ……。さっきから睨み合ってるんだけど理由がわからなくて……。」

 

アルA「な、なあ……お前ら何を争ってるの?」

 

紫杏(G)・維織「死活問題。」

 

アルA「だ、だから何よ!(汗」

 

紫杏(G)「Aはコスプレするなら執事さんだよな!」

 

維織「いいや、メイド服こそ至高……!」

 

アルAB「ど、どうでもいい!(汗」

 

2人「どうでもよくない!」

 

アルA「つーかどっちにしろコスプレすんのはGかMなんだからどうでもいいだろ!」

 

アルGM「いやどうでもよくねぇ!(汗」

 

紫杏(G)「どうせならカッコイイほうがいい!」

 

維織「いや、可愛いほうがいい……!」

 

アルM「俺がメイドコスプレしても可愛くないと思うけど(汗」

 

維織「大丈夫、きっと可愛い。」

 

アルM「えぇ……。」

 

ゆらり「そうですよ社長。」

 

アルM「ほ、ほら!ゆらりも何か言ってよ!」

 

ゆらり「M君は何もコスプレしなくても可愛いです。」

 

アルM「ブルータス、お前もか!」

 

アルG「そもそも俺が執事になったところでカッコよくならないだろ(汗」

 

紫杏(G)「大丈夫大丈夫、元がよければなんとでもなる!」

 

アルG「そんな澄んだ目で恥ずかしい事言わないでくれ……(恥)」

 

甲斐「Gさんはもっと自信を持っていいと思います。カッコイイんですから。」

 

紫杏(G)「そうだぞ!Gはカッコイイんだぞ!」

 

アルG「や、やめろお前らーーーッ!!!(恥)」

 

アルA「あのー、本来の話からそれてませんかねぇ〜?」

 

紫杏(G)「ああそうだった。とにかくコスプレするなら執事だ!」

 

甲斐「その通りです。」

 

維織「いや、メイド服一択……!」

 

ゆらり「社長に賛成です。」

 

アルA「ああ、ここにきてまたShinjyoとNOZAKIが仲間割れか……(汗」

 

アルI「フッフッフ、ここは俺の出番ネー!」

 

アルA「I!」

 

アルI「ジャパニーズコスプレなら、俺に任せるネー!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アルA「……Iさん?ちょっといいですか?」

 

アルI「ンー?何?」

 

アルA「なんでアルペジオ全員を呼び出したの?嫌な予感しかしないんだが(汗」

 

アルI「決まってるネ!みんなに執事とメイドのコスプレしてもらうネ!」

 

アル一同「デスヨネー!(泣」

 

アルV「何故私まで……(汗」

 

4人「wkwk」

 

アルI「じゃあみんな……各自の控え室にゴー!そして着替えてくるネー!」

 

アル一同「はぁ……。」

 

 

〜〜〜10分後〜〜〜

 

 

アルI「それじゃあまずは執事組からネー!入ってきて〜!」

 

アル8人「……。」

 

『執事組

 

アルペジオA,B,F,G,J,Ac,Cp,V

 

 

アルA「何故だ……女装じゃないのにものすごく恥ずかしい……(汗」

 

アルAc「おおー、この服装も悪くないな!」

 

Cpアル「いつもより動きやすくなったな。」

 

アルJ「た、確かに動きやすいでござるが……。」

 

アルGV「何故俺(私)がこんな格好を……。」

 

アルB「俺はまあ……紫杏にしょっちゅうこういう格好させられてるから……。」

 

アルF「これで少しは男前になれたかな!(*`ω´*)」

 

アルI「さー紫杏さん甲斐さん、ご感想は?」

 

紫杏「……///」

 

甲斐「やっぱり執事はいい文明……。」

 

アルG「アルテラかお前は!」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルI「次はメイド組ネー!入ってきて〜!」

 

アル7人「……。」

 

『メイド組

 

アルペジオC,D,E,H,K,L,M

 

 

アルD「なんで僕がこんな格好を……(泣」

 

アルC「うわぁ〜、俺が着たら途端に価値が下がった希ガス(汗」

 

アルL「へぇ〜たまにはこんなのも悪くないわね!」

 

アルE「おかえりなさいませってか?(笑」

 

アルM「まあ、お姉さんにいつもこういう格好させられてるから……。」

 

アルK「全然似合ってない……(汗 てか女装の時点でお察しだろ!」

 

アルI「さー維織さんゆらりさん、ご感想は?」

 

維織「いい……!」

 

ゆらり「(パシャリ)」

 

アルM「ゆらり撮らないで!(汗」

 

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

 

アルI「みんなお疲れネー!楽しかった?」

 

アルほぼ一同「恥ずかしかった…(汗」

 

アルI「要するに今回のでわかったことは、メイドも執事も両方いいってことネー!」

 

アルA「ま、まあそれは同意するけど……。」

 

アルI「というわけでみんなに執事とメイドの良さが伝わってくれたら嬉しいネー!」

 

アルB「絶対伝わってない(汗」

 

アルI「では全世界のみんな、バーイ!あっ、ちなみに今回のみんなのコスプレ姿は全部(L以外)写真に収めてそれぞれの彼女に送っておいたネ。」

 

アルL以外「…………はぁ!?」

 

 



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問おう、貴様が私の上司(マスター)か?

 

アルV「…………。」

 

紫杏(G)「……(プクーッ)」

 

維織「……。」

 

アルA「またかよ!お前はいつも喧嘩してんな!(汗」

 

アルG「今度はなにを争ってるんだ?」

 

紫杏(G)・維織「アヴァターがどっちに就職するかで揉めてます。」

 

アルA「あー、そゆこと(汗」

 

維織「ジャジメントにはもう天道やA君みたいな強力なボディーガードがいるから別にこれ以上戦力を増強する必要はないはず。私のところはアクセルだけじゃ頼りない……。」

 

アルAc「酷くない!?俺だってアルペジオの中ではかなり強い方だぞ!?」

 

紫杏(G)「強くて困ることなんてない!それにお前達にはアクセルだけじゃなくてMもいるじゃないか!Mだってゼクターが使えるんだぞー!」

 

アルM「ま、まあ…戦力にはなるとは思うけど(汗」

 

維織「ううん、M君がNOZAKIグループのみんなを守るんじゃないの。」

 

アルM「え?」

 

維織「NOZAKIグループのみんながM君を守るの……。(キリッ)」

 

ゆらり「その通りです。」

 

アルM「ええええええええ!?」

 

アルA「まあ……Mはそういうキャラだからねー(汗」

 

アルG「DとKとMはそういう系要員だからな(汗」

 

アルV「で、結局私はどっちに付けばいい?」

 

紫杏(G)・維織「私!」

 

アルV「……(汗」

 

~~~その頃~~~

 

アルE「よしっ!出来た!」

 

アルF「E、何これ?」

 

アルE「何って、英霊を召喚するためのサークルだけど?」

 

アルF「どうやってそんなもん作った!?」

 

アルE「キャプテンの助言を聞きながらカ〇デアのを真似て作りました!」

 

アルF「な、なるほど……。でー……肝心の英霊は?」

 

アルE「まだ召喚してない。今からテストする。」

 

~~~その頃~~~

 

アルV「私的にはNOZAKIにしようかと考えているのだが……。」

 

紫杏(G)「むー。」

 

維織「(`・ω・)bグッ!」

 

アルG「いいんじゃないか?お前がいいならそれで。」

 

紫杏(G)「G!仲間が欲しくないのか!?」

 

アルG「もうお前には充分戦力があるだろ(汗」

 

アルAK・天道・大江・甲斐・白瀬「はーい、戦力でーす。」

 

紫杏(G)「むぅ……仕方ない……。」

 

アルA「よし、とりあえずアヴァターはNOZAKIグループに入社ってわけだな!」

 

アルG「で、どうする?プチ入社式でもやるか?」

 

アルM「いいね!やろうやろう!」

 

(ドガーン)

 

一同「!?」

 

アルA「なっ、なんだ!?爆発!?」

 

アルG「しかも近いぞ!外に出てみよう!」

 

~~~そして~~~

 

アルA「な、なんじゃこりゃ……。」

 

アルE「あ、ああ……。」

 

アルG「おいE、何があった?」

 

アルE「い、いや……英霊を召喚するためのサークルを作ったんだけど……試しに召喚しようとしたら大爆発を起こして……。」

 

アルA「なるほどなー、だからあれほどの炸裂音がしたにも関わらず被害は少なかったと。」

 

アルE「な、ならいいんだけど……。」

 

アルV「……?どういうことだ?」

 

アルE「いや……さっき爆発した時なんかサークルから大量の英霊が出てきた気がして…………。」

 

アルA「なんだと!?そいつらは今どこにいる!?」

 

アルF「さ、さあ……召喚されたと同時にどっかに飛び散っちゃった……。」

 

アルG「おいおい……大変な事になったぞ……。」

 

 

はたして召喚された英霊はどこへ行ってしまったのか。次回に続く!

 

 



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EXCITE


やってみたかっただけですw



 

 

アルG「はよーっす。」

 

甲斐「アルペジオさん、おはようございます。」

 

紫杏(G)「(カタカタ」

 

アルG「……アイツはまだやってんのか?(汗」

 

甲斐「はい、昨日からずーっと。」

 

アルG「おい紫杏。」

 

紫杏(G)「ゥワタシノクリエイティブナジカンヲジャマスルナァ!」

 

アルG「………(汗」

 

甲斐「怒られちゃった。」

 

あっ、画面の向こうの皆さん久しぶりだな。アルペジオGです。見ての通り、ただでさえいつも変なヤツとして有名なうちの社長がさらにおかしくなっちまったわけだ。ちなみに原因は不明。コイツのことだから何かに影響されたんだろうけどな。

 

アルG「一体どうしたっていうんだよ……(汗」

 

紫杏(G)「モウスコシ……モウスコシデ……フッ!」(ガクッ

 

『GAME OVER』(スゥッ

 

アルG「∑(0w0 ) ウェッ!? 消えた!?っていうか死んだ!?なんで!?」

 

甲斐「なんかの開発作業に命を削りすぎたみたいですね。」

 

アルG「なんでお前そんなに落ち着いていられんの。目の前で上司が死んだんだぞ?(汗」

 

甲斐「いや、もうこれで12回目ですし。」

 

アルG「え?」

 

(テッテレテッテッテー)

 

(土管)-=≡ トォー!! ヽ(紫`・ω・´)ノ

 

アルG「!?」

 

紫杏(G)「ノコリライフ……987……。」

 

アルG「多すぎだろ!てかなんだよ残りライフって!マリオかお前は!」

 

紫杏(G)「ワタシニカマワズシゴトヲシロッ!」

 

アルG「アッハイ。」

 

紫杏(G)「カイハツヲツヅケルッ!ハァッ!」(カタカタ

 

甲斐「(`・ω・´)ゝ」

 

アルG「……で、アイツは一体何作ってんだ?」

 

甲斐「さあ……それは分かりません。」

 

〜〜〜8時間後〜〜〜

 

紫杏(G)「ハーッハハハハハハハハハ!ブワァーーッハハハハハハハハハ!!」

 

アルG「おっ?出来たのか?」

 

紫杏(G)「ゥワタシコソクァミダァ!!!」(ビシッ

 

アルG「……何それ、新しいゼクター?そんなもののために10何回も過労死したのか!?」

 

紫杏(G)「これがどれだけ凄いものなのかわかってないようだな。」

 

アルG「あ、若干いつもの紫杏に戻った。」

 

紫杏(G)「これは普通のハイパーゼクターにハイパームテキガシャットの能力を組み込んだ、その名も『ハイパームテキゼクター』!」

 

アルG「そのまんまじゃねーか!てかそもそもハイパームテキガシャットってなんだよ(汗」

 

紫杏(G)「ハイパームテキはあらゆる攻撃が一切効かない、主人公最強の無双ゲームゥ!それをハイパーゼクターに組み込んだ今、このゼクターに敵う者はいないのだァァハハハハハ!ブワァーーッハハハハハハハハハ!!」

 

アルG「ああ、また戻っちまったよ(汗」

 

?&?「ほう?」『HYPER CLOCK UP』

 

紫杏(G)「」

 

アルG「」

 

?「いただきー!」(ガシッ

 

?「逃げろ逃げろー!」(シュンッ

 

『HYPER CLOCK OVER』

 

紫杏(G)「……アアッ!ハイパームテキゼクターガナイ!」

 

アルG「はぁ!?」

 

紫杏(G)「ゥワタシノハイパームテキゼクターヲカエセェェェ!!!」

 

〜〜〜その頃〜〜〜

 

アルA「最強のゼクターと聞いて」

 

天道「黙ってる俺らじゃないわな(笑」

 

アルA「それにしても無敵のハイパーゼクターとはまあ……。」

 

天道「あの頭の中お花畑な社長がそんなもんを作れるとはな。」

 

アルA「ちょっと酷くない!?とはいえ、確かにあの紫杏いつもと違った感じはしたよなー。」

 

天道「とーりーあーえーず。まずはそれの性能を確かめるのが先だろ?」

 

アルA「だな。よーし!………って、誰が試すんだよこれ?」

 

天道「……ここは一つジャンケンで勝った方が試すってことで。」

 

アルA「それ、下手したら罰ゲームだよな(汗」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アルA「あ〜、負けたぁ〜!」

 

天道「んじゃあ、俺が試してみっか!」

 

アルA「ちょ、ちょっと待って!爆発とかしたら怖いからちょっと離れるわ。」

 

天道「お前、それじゃ俺だけが巻き込まれることになるだろ!死なば諸共だ!」(ガシッ

 

アルA「鬼!悪魔!ちひろ!」

 

鬼&悪魔「誠に遺憾である。」

 

天道「いくぞ!」『ERROR』

 

天道「……あれ?」

 

アルA「え、ERROR?」

 

天道「……ちょっとアルペジオ、試して。」

 

アルA「お、おう。変身!」『ERROR』

 

アルA「………。」

 

天道「おい、やっぱこれ壊れてんじゃ…。」

 

?「ソンナワケガアルカァ!!!」

 

アルA「あっ、紫杏!」

 

紫杏(G)「そのゼクターはハイパーゼクターが使える者であり、さらに天才的なゲーマーでなければ使えないゼクターなのだァ!」

 

天道「なーんだ、そういうことか。」

 

アルG「でもだとしたら誰がこのゼクターを使えるってんだよ。」

 

紫杏(G)「………知らん。」

 

アルG「ダメじゃねーか!(汗」

 

紫杏(G)「ダマレェェェェェェ!!!フッ!」(ガクッ

 

『GAME OVER』(スゥッ

 

(土管)-=≡ トォー!! ヽ(紫`・ω・´)ノ

 

紫杏(G)「ノコリライフ……982……。天道ォ!アルペジオォ!君達の才能は、そんなもんじゃないだろォ!!!」(ユサユサ

 

天道「うるせぇ!出来ないもんは仕方ないだろ!お前こそ黙っててくれ!」

 

紫杏(G)「( ´・ω・`)」

 

アルG「怒られちゃった。」

 

アルA「んー……おっ、一人いるぞ!このゼクターを使えるヤツが!」

 

アルG「え?本当か?誰だよ?」

 

アルA「ふっふっふっ(ΦωΦ)」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アルV「……私にこれを使えと?」

 

アルA「むしろお前以外に誰がいる!ハイパーゼクターが使えて、天才的なゲーマーなお前しかいないだろ!」

 

天道「ここでアヴァターのゲームがめちゃくちゃ上手いっていう設定が生きるとは……。」

 

アル(中の人)「中の人も想定外でしたw」

 

アルV「はぁ……仕方ない。やるだけやってみるとしよう。……変身!」

 

『HYPER CAST OFF』

 

『輝け! 流星の如く! 黄金の最強ゲーマー! ハイパームテキゼクター!』

 

アルG「成功だ!」

 

アルA「おおー!金ピカのハイパーガタック!」

 

天道「ダークガタックとは一体……(汗」

 

紫杏(G)「サスガワタシダァ!」

 

アルV「私にしては眩しすぎる気がする……。」

 

アルA「いーじゃん!いーじゃん!すげーじゃん!」

 

アルG「電王やめーや(汗」

 

天道「さて、めでたく変身することが出来たわけだが……肝心なことを忘れてないか?」

 

アルA「え?」

 

天道「……紫杏、お前一体どうしたっていうんだ?」

 

紫杏(G)「仮面ライダーエグゼイドに出てくる社長をリスペクトしてみた!(フンスッ」

 

アルA「どうせそんな事だろうとは思ったけどさ(汗」

 

アルG「おいちょっと待て、いくらリスペクトしたとはいえ残りライフとかはどう考えても真似出来ないだろ。どうやって残りライフの設定をつけたんだよ(汗」

 

紫杏(G)「そこはまあ……製作者にゴマすりを……。」

 

アルG「……アヴァター。」

 

アルV「ああ。」『ハイパークリティカルスパーキング!!!』

 

紫杏(G)「えっ、ちょっ、やめ……」

 

(ドガーン

 

紫杏(G)「にゃああああああああああ!!!」

 

『GAME OVER』

 

 





久しぶりに小説書いたもんだから苦戦したよ(汗


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