二泊三日の受難生活 (ウルカヌス(読み専))
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二泊三日の受難生活

超モードがクラスメイトを始めとする学校の人達にバレて以来

自身の生活が一変したツナは疲れていた

 

 

ゴスロリでプリクラ撮るはめになるわ

女装で文化祭をやることになるわ

お姫様抱っこでしてと大勢に言い寄られるわ

等の色々な事が起こった

 

 

中にはバレンタインにチョコレートを沢山貰うという

ちょっと嬉しい事柄はあったもけれども

優しいツナは貰った全ての人にお返しをするために、物凄く奔走したのもあるので

心労がとても重なっていた

 

そんなツナに降りかかったある事件の話

 

 

 

二泊三日の受難生活

 

 

 

SIDEツナ

 

はぁ・・・・最近学校に行くのが今までとは別の意味でキツイよなぁ

周りの女子がすっごく話しかけてくるたびに

その女子に向けた京子ちゃんの視線がなんか怖いし

黒川も最近性格が変わってきたというか・・・・・

 

ともかく最近は学校も無い、ゆったり過ごす休日が最も待ち遠しい日になった

 

でも今日は疲れてるし、ケーキでも買って食べようかな・・・・・

よし!!ナミモリーヌに行こう!

 

 

 

ナミモリーヌに到着。・・・・って

 

 

「あっ、ツナ君!こんにちわ」

「休日に会うなんて偶然ね、沢田」

 

 

まさかの京子ちゃん&黒川と鉢合わせ

以前なら嬉しいけど、最近の出来事を考えると微妙だなぁ・・・・

 

「ふっ、二人もケーキを買いに来たの?」

「うん。これから花の家でお泊り会をするの。その前にお泊りに必要な物を買いそろえてたんだ」

「で、それが終わったからお茶してたってわけ」

「へぇ・・・そうだったんだ。それじゃ楽しんでね。俺はケーキ買って帰るから。」

「えっ、ちょっと沢田。一緒に付き合ってよ」

 

・・・・・へっ?今黒川なんて言った?

親友である京子ちゃんと2人きりなのにそこに俺を誘うと?

以前の黒川ならありえないなぁ・・・・

なんか嫌な予感

 

 

「一緒に食べようよツナ君」

「ほら、京子もこう言ってるんだから、早く買ってきてよ」

「うっ・・・・・うん、分かった」

 

はぁ~~~

結局押し切られたよ

しかも、周りの男の人がすっごい睨んでくるし

やっぱ京子ちゃん達注目されてたんだな

 

 

って事でケーキ2つと飲み物を買って一緒に食べることになったんだけど

途中で意識が遠のいてきて・・・・・・・

 

 

 

 

俺は今、黒川の家に監禁されてます

うん、いきなり話しがとんでゴメン

作者も早く、このシーンが書きたかったんだって

こっちとしてはいい迷惑だよ!コンチクショーー!!!

 

さらっと概要をいうと

 

京子ちゃんと話してる間に黒川が俺の飲み物に睡眠薬を入れます

それを飲んだ俺を送るように自然に店から連れ出します

俺を黒川の家に運びます

監禁されます

 

って感じ

 

 

なんで超直感働かないかなぁ・・・・

この2人だから?いや、そんな事はどうでもいい

 

 

「あの・・・・二人とも?なんでこんな事を?」

「「既成事実作りのため」」

 

あぁ、サラッと言ったよサラッと・・・・

てか京子ちゃんは言われてたから分かってたけど、まさか黒川まで・・・・

 

「・・・・・黒川の親は?」

「今旅行に言ってるわよ。だから京子とお泊り会する事になったんだもの」

「Xグローブと死ぬ気丸は?」

「ツナ君が逃げられない様に、こちらで預からせてもらってるよ」

 

てへっ★

 

 

前も思ったけど・・・・・てへっ★じゃないって!!!

 

 

 

監禁生活1日目

 

「ツナ君、こっちのナース服着てみようか」

「ちょっと京子!次は私の番でしょ。沢田、この裸ワイシャツ行ってみようか」

「俺は着せ替え人形じゃないって!!」

「「えぇーいいでしょ。カワイイじゃん」」

 

俺はいつかのように着せ替え人形になり、その流れで撮影会をされていた

 

今日やったコスプレは

 

 

メイド・巫女・シスター・魔女・裸ふんどし・ナ●ト・チャイナドレス・・・・等

もの凄く恥ずかしい思いをしている

 

とくにふんどしの時は、黒川にふんどしを締められるという事態になった

 

それはつまり・・・・・二人に裸(男の子のあれも含めて)を見られたってことであり

もの凄く鬱になりそうだ

 

 

で、今は裸ワイシャツなんだけど・・・

 

「さわ・・・・だ。やばい、恰好がエロすぎグハァ!」バタン!

「私も・・・・だ・・・め」バタン!

 

わあぁぁ!!二人が倒れたぁぁ!!しかも鼻血付き!!

やばい!まずは黒川を抱き上げてベッドに寝かして!

鼻血を拭いて・・・・と、次は京子ちゃんだな

 

京子ちゃんも抱き上げて・・・・

「・・・・はっ!ツナ君!!やった、またお姫様抱っこだぁ~」

 

抱き上げた瞬間に目を覚ました京子ちゃんに抱きつかれた

 

「ちょ!!京子ちゃん!止めてってば」

「えっ?ツナ君は嬉しくないの?」

「嬉しいか嬉しくないかで言われれば・・・・・その・・・」

「うん?」

「・・・・・嬉しいけど」

「ツナ君だーいすき!」

「ちょっと京子!!ズルイわよ!!!」

 

このゴタゴタで黒川も目を覚ました

 

 

そのあと黒川にも改めてお姫様抱っこをして抱きつかれて

色々とゴタゴタがありながら、黒川の手作りご飯を食べて一日が終わった

 

 

監禁生活2日目

 

 

翌日の朝

朝食は京子ちゃんの手料理

京子ちゃんの手料理なんて嬉しいし

それを食べてのほほ~んとしてるけど

・・・・・・考えてみたらこれダメだよな!?

 

「普通に考えたら犯罪行為だし!」

「愛があればいいのよ」

「ちょ!黒川!?読心術!!?」

「いや、ふつーに声に出てたし」

「てか愛があっても監禁はダメだろ!」

「でもツナ君。状況的に逃げようと思えば逃げられるよね?」

「えっ?」

「だってツナ君なら、夜にこっそり抜け出せれるもん」

 

まぁ・・・・確かに状況的には抜け出せられそうだけどね

リボーンに散々鍛えられたし、正直二階の京子ちゃんの部屋の窓から抜け出すくらいなら出来ると思う

でもそれは以前の京子ちゃんならの話、だって今は・・・・

 

 

「まぁでも、私が匣を使って絶対逃がさないけどね☆」

 

これだよ!!だから逃げたくても逃げられないんだよなぁ・・・・

 

 

「まっ、沢田は逃げようともしない。だからちょっとは楽しんでるんでしょ?ならいいじゃない」

 

いや、楽しんでません!

女装とかたくさんさせられて、写真もいっぱい撮られて

すっごく心労が溜まってるんだから!!

ただ俺は押しに弱いだけ

人をそんなM体質みたいに言うなぁ!!!!

 

「ところで沢田、昨日お風呂に入ってないから気持ち悪いでしょ?お湯入れといたから入ってきていいわよ」

「・・・・・・うん、そうするよ」

 

この時きちんと帰りたいって言っておけば良かった

そう後悔する事になった

でも後悔とは「後から悔いる」から後悔なのであって

その時の俺はあんな目に合うとは思わなかった

 

 

お風呂に入ってまず頭を洗った

俺がいつも使っているシャンプーとは違い、香りのいいシャンプーだ薔薇の香りって書いてある

髪にいいとか色々書いてある

さすが女の子。こういうのを使ってるんだな

 

って思いながらシャンプーとリンスを借りて、いざ体を洗おうと思ったら

 

 

ガチャリ

 

「「失礼しまーーす」」

 

水着姿の2人が入ってきた

 

「ちょ!!なんで二人とも入ってくるのさ!?」

「昨日言ったでしょ。今回のは既成事実を作るための行動だって」

「どれだけの既成事実作るつもりなんだよ!!?」

「はい、ツナ君背中洗うよ」

 

俺のツッコミをスルーして俺の背中を洗い始める京子ちゃん

 

「沢田、腕出しなさい」

 

と腕を掴んで洗い始める黒川

 

 

なんだこれ?・・・・・どっかの高級旅館?

いや、利用したことないからイメージだけどさ

 

正直言ってこの後の記憶はない

 

気がついたら3人で晩御飯を食べていた

 

 

 

・・・・・・なんか変なことされてなきゃいいけど

 

 

監禁生活3日目

 

 

ついに3日目になってしまった・・・・・

 

「そうそう、沢田。残念なお知らせよ」

 

えっ、残念って・・・・何がだろう

 

 

「今日の夕方、私の親が旅行から帰ってくるから、この生活は今日でおしまいよ」

 

いやむしろ嬉しいですよ!!

やっとこ解放されるから!

 

 

「ってことで、最後の既成事実作り行くわよ。京子」

「うん!」

 

そういうと俺の顔を掴んで

 

チュ

 

ピロリーン

 

 

京子ちゃんが俺にキスをして

それを黒川が携帯で撮影していた

 

 

「えっ!ちょ・・・・えっ、ええぇ!!!?」

 

キスされた!?京子ちゃんに!!?

いや、文化祭の時に寸前までだけどされたけど

まさかまた来るとは・・・・・しかも黒川写真撮ってるし・・・・

 

そう呆けているせいか俺は二人の声が聞こえていなかった

 

チュ

 

ピロリーン

 

 

 

今度はさっきの逆

 

黒川が俺にキスをして

京子ちゃんが携帯で撮影をした

 

 

「うん、よく撮れてる!」

「しかしこの3日間は本当に有意義だったわ」

「そうだね、あっ!今の写真待ち受けにしなくっちゃ」

「私もしちゃお」

「ちょーーーと待った!!」

 

 

今のは聞き流せないぞ

 

 

「なんで写真なんて撮ってるのさ!?」

「「だから既成じz」」

「それはもういいから!!てか何で待ち受け!?」

「だって記念すべきツナ君とのキス写真だもん。これを待ち受けにしないでなにを待ち受けにするの?」

「そうよ沢田。あんたのだからこそ意味があるんだから」

「だからいいでしょ?ツナ君」

「ダメって言っても。写真消してと言っても消してくれないんじゃない?」

「わかってるじゃん」

「あたりまえだよツナ君」

 

 

予想どうりですよ、うん予想どうり

 

「はぁ・・・・・絶対に他の人に見せない・言わないならいいよ」

 

そう言われた瞬間キャッキャする二人

 

 

しかし今日は連休最終日・・・・・あれ?

連休のはずが全く休まってないよ?精神的に

 

 

はぁ・・・・とりあえず帰ったら母さんになんて言えばいいんだろう・・・・・

 

 

 

ツナSIDEOUT

 

 

 

 

 

 

そんなわけで終わったツナの受難生活=監禁生活

 

この生活で撮られたコスプレ写真は二人の儲けになり

コスプレ衣装の費用の元を余裕で取れ、なかなかの儲けになったそうだ

 

ちなみにキス写真が誰かにバレたかは・・・・・・ツナの心身にダメージを与えるので秘密にしておこう

 

ちなみにリボーンが奈々に口添えしていたみたいで、居なかった3日間の事は軽く流された

 

 

てか京子ちゃん達とリボーンは共犯!?byツナ

はい共犯ですby作者

 

 

END

 




まぁぶっ飛んだ設定ですよね(笑)

でもこの話は他のシリーズも見た方がより面白いですので是非月の宴様に行ってみて下さい

月の宴
http://id28.fm-p.jp/162/1827692710/


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