その兄、吸血鬼の兄 (たくややん)
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夢の中の過去編
レミリアとフランの寝間着のち夢の世界へ


どうも初投稿ものです。
ネタを混ぜながらやりたいなぁと思っているんだがなかなか難しいですね。
最初は過去編で暫くは過去編やっていこうと思っています。
まだまだな自分だけど最後まで読んでもらえると嬉しいです。
誤字脱字はないと思う(不安)


「……夢か……」

 

悪夢のような夢を見た気がする。

喉が乾く…

 

「まだまだ時間があるな」

一度体を起こし飲み物を飲んでから寝ようとすると

コンコン

ノックがなる。

間髪入れずにドアが開く。

 

「うー、お兄様」

「ふぁー、お兄様」

 

2人の幼い少女が立っていた。右の少女は水色がかった青色の髪をしていて背中にコウモリの羽みたいなのがある。少し顔が赤いようだ。左の少女は金髪で背中に一対の枝に七色の水晶がついている羽がある。淑女として大きな欠伸をするなよ…

どちらも薄いキャミソールみたいなネグリジェを着ている。うん、エロい。

……決してロリコンではない。少女も好きなのだ……

 

「レミリア、フランこんな夜中にどうしたんだ?」

 

「なんか目が覚めたからお兄様と一緒に寝ればよく寝れると思って」

「ふ、フランが寂しがると思って一緒に寝ようとしたらお兄様の部屋に向かっているのを見つけたからよ。うー」

 

なんかレミリアの顔が真っ赤なんだが……まぁいいか

 

「じゃあ二人ともおいで一緒に寝ようか」

 

「ええ」

「うんっ」

 

左右の腕にしがみついて2人は眠ってしまったので…

 

「動けねぇ…」

 

まぁいいか…と思い再度眠りにつく

 

 

 

 

また悪夢という名の自身の過去を夢に見てしまい起きた時後悔することになるとは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……グル、ネグル」

お父様の声がする。

 

「はーい、お父様」

 

「ネグルどこ行ってたんだ。これからネグルの誕生を祝う舞踏会なんだから着替えてこい」

 

「はーい」

 

そう言われ館のメイドと共にメイクルームに移動する。

 

今日は俺ネグル-インキュバス-スカーレットの50歳の誕生日だ

 

吸血鬼が50歳の誕生日は特別なことだ。自分だけの能力に目覚める日でもあるからだ。

しかもスカーレット家は吸血鬼の中で1、2位を争うほど強い一族なので必然と舞踏会の規模も大きくなる。めんどい……

 

めんどい理由は、舞踏会が始まると俺は挨拶にお父様と回りその都度大人達に嫌な顔をされる…

周りから嫌な顔をされるのは

自分は半端ものだからの上お父様の実の息子ではないからだ…

 

お父様の親友とサキュバスの奥さんとの間に生まれたのが俺だ。

しかし2人とも吸血鬼同士の争いで亡くなってしまった。

お父様の親友だけど一応スカーレット家の遠い親戚であるので血を引き継いでいて戦闘能力の高さ、お父様とお母様には子供がいなかった為次期当主の為、養子に迎えられた。まぁいいお父様とお母様だから文句はないんだけどね……

 

時間が過ぎ舞踏会が終わり自分だけの能力の為の儀式が行われる。

儀式後初めて意識を能力に向けると別の世界が見える。

そのことをお父様に話すと

「ネグルは世界のあり方が見えたり変えたりする能力らしいね。しばらくは能力を知ることから始めなさい」

「はいっ」

 

 

 

 

それから暫くして

能力について屋敷にある図書館で勉強したり戦闘技術を学ぶ為世界あちこちに回ったりしていた。

……一回教会に喧嘩売って死にそうになったが……(泣)

 




読んでいただきありがとうございます
レミリアとフランのネグリジェ姿観たいよ〜(泣)ロリコンじゃないからね(汗)
次回はレミリアとフランの幼い頃を書こうと思います。まぁ2人ともまだ幼いが…
感想、評価お待ちしています。
これからもよろしくです。


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吸血鬼の日常は夜から

どうもたくややんです (⌒~⌒)
最近時間がなく時間が欲しい(泣)
今回主人公の能力を使うところが書けてよかったなぁと思ったわ。
では見ていってね



200歳を超え自分の能力もだいぶ理解したけどまだまだ小学生ぐらいの身長だが

妹が出来た。

名前はレミリア-スカーレット

その5年後にまた妹ができ

名前はフランドール-スカーレット

純血の2人が生まれたことによって俺はどうなるんだろうと思ったが次期当主候補には外れたがみんな変わらず接してくれた。

あと2人の妹のベビーシッター兼ボディーガードにとしての役割を得た。

まぁベビーシッターといっても遊び相手になるだけなんだけどね

 

「お兄様」

「にぃにぃ」

 

さて今日も遊びますか

 

「何して遊ぶかい?」

「うんとね、おままごと」

「えー鬼ごっこがいい」

「フラン、この間誰も捕まえられなくて泣いてたろ」

呆れながら言うと

「こ、今度は捕まえられるもんッ」

「はい、じゃあおままごとしようか」

フランが「がーん」って顔しているがスルーしてままごとをやった。

やっぱりフランがつまんないと駄々こねなだめるのが大変だった(泣)

…フラン、ヤケを起こしてちゃぶ台返しをしないでくれ。危ないからッ

 

そのあと頭を撫でてやると落ち着いたがレミリアが「私も」って顔に書いていたから一緒に撫でてやった。目を細めて気持ちよさそうに撫でられてた。ヤベェ猫みたいに可愛いっ

ついつい長い時間撫でていたら2人共に眠っていた。俺も眠くなってきて3人で寄りかかりながら幸せそうに眠った。

 

 

レミリア、フランが30歳を超え大きくなってきたのでそろそろ空を飛ぶ練習をさせようそうしよう

 

「空を飛べるのが当然だと思え。空気を吸って吐くことのように。鉛筆をペキッ!へし折る事と同じようにッできて当然と思うことだ」

 

「わかったわ」

「やってみる」

 

どっかの奇妙な冒険みたいなアドバイスをして2人の飛ぶ練習をさせている。

まぁこんなアドバイスじゃ抽象的すぎるし具体的なアドバイスもあるんだし俺だって3カ月かかったんだから流石に飛べるわけがないだr

「「出来た」」

……飛べちゃうんですね(泣)やっぱり純血だからすぐに出来るのかな?

少しショックを受けつつ2人を褒めてあげる。

2人とも1日で自由に飛べるようになり空中で鬼ごっこもやった。2人とも飛ぶの早いなぁ

「よし!今日は魔力で球を作るぞ。これか出来たら新しい遊びをやろう」

「「わーい」」

新しい遊びと聞いてやる気になっている。

2人とも魔力の操作が上手く特に苦労せず作れていた。

レミリアの方は同時に多く作れフランは力強い球が作れていた。よし準備はOKだ。

 

「いいかい。これから新しい遊びを教えるよ。その名も弾幕合戦だ!

さっき作った魔力の球を相手の体に当てれば勝ちって遊びだ。」

 

「痛くないの?」

「わーい、楽しそう」

「レミリア、痛くないよう結界張っとくから大丈夫だよ。」

「わかったわ」

「さぁ、レミリア対フランやってみな」

 

そう言って2人を少し離し決闘みたいに向かい合わせにする。

 

「よーい、始め!」

 

2人同時にその場で球を撃ち合う。フランは大きく球を作りレミリアの球を巻き込みながら撃っている。レミリアはせまってくるフランの球を自分の球を多く撃ち相殺しながらフランにめがけて撃っている。2人の真ん中で球がせめぎ合っている。

あ、結界はるの忘れてた。

と思っていたらレミリアはフランの球を相殺しきれなく、フランは多くなってきた球を捌ききれなく2人同時に当たりそうになる。

急いで結界を2人にはり

自分の能力で球を全ての場で停止させる。

 

「危なかった」

 

なんとか2人に当たらなく2人は停まった球に興味を示していた。…頼むから強く触んないでね。コントロールが面倒いから…

 

周りの安全を確認し能力を解く。球は再度加速し壁や床に当たる。

 

2人の頭を撫でながら

「今回は引き分けだね。次やるときは俺がいるときにやろうね。」

 

「「はーい」」

 

元気よく返事して、汚れていたのでメイドと共にお風呂に直行させる。

 

その後俺はすぐに昼寝を開始した。

 

 




読んでくれてありがとう
次回は3人のの能力が何かのことを書いていこうと思います。
まぁレミリアとフランはもう知っているよね。


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夜のテラスで能力談義

こんにちはたくややんです
今回は3人の能力についての話です。レミリアの能力は独自解釈なのであしからず


レミリアとフランも50歳を過ぎ能力の儀式を受け終わり、自分の能力について自身で試行錯誤していた。

2人に余計な先入観を与えないように、俺は人間から貰った魔法の本、特に結界術や封印術の勉強、研究をしたり、自身の能力の為、数字の勉強などしていた。

 

2人ともある程度能力が使えるようになったので3人で自分の能力を教え合おうと提案したらレミリアが「今日はいい夜だからテラスで紅茶を飲みながらがいい」といったのでテラスで話すことになった。

 

「じゃあ私から話すわ。私の能力は『運命を操る程度の能力』だわ。とは言っても操れるのは小規模のものだけど…。」

 

「お姉様すごーい」

 

フランが驚きながらも笑顔でレミリアに抱きつきに行った。

「レミリアが今できることはなんだい?」

 

フランを席に座らせ紅茶を一口飲み

 

「そうね…、相手に意識を向けるとその相手の近い運命が見えるわ。いつどこで起こるかはわからないけどね。あと見えた運命が起こってほしくないときはそれが起きないようにも出来るわ。」

 

「ってことはもう少ししたら此処が壊れるってでても起こらないように出来るってことか?」

 

「まぁその通りね。まだまだ此処が壊れるほどの大きな運命を起きないようにすることは出来ないけどね。試したところではメイドが怪我をするという運命を起こらないようにしたくらいだわ」

 

すごいな。未来予知に近い能力だな

 

「フランはどうなの?」

 

フランは足をパタパタとさせ笑顔で

 

「私はね『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』だよ。

なんかね、いろんなものに目みたいなのが見えてて、壊したい物の目を意識して握ると壊れるの。やってみようか?」

 

「いや、やらなくていい。危ないからね」

 

すぐに物を壊さないように教えなくちゃ

そう決意したところでフランが

 

「お兄様の能力はなーに?」

 

と聞いて来たので俺の能力について話し始める。

 

「俺の能力は『速度を操る程度の能力』だ」

 

説明の為にテラスから出て石を2個拾う。

 

「まぁ名前の通り速さだけを変えることが出来る能力で物を空中で止めたり目に追えない速さに出来たりする能力だ」

 

そう言って2個の石を右手で同時に投げ能力を使う。すると1個の石は10㎝先で止まりもう一個の石は遥か先に飛んで行った。

 

「あとは力の向き…この方向にどれだけ速さがあるよっていうのが見えているよ。」

 

説明しながらテラスの椅子に着き

 

「3人とも目に別の世界が見えているね」

 

無邪気にフランがいい

 

「能力って吸血鬼によって違うから面白いわ」

 

「容姿とかもみんな違うから能力も違うんじゃないのか?」

 

「まぁそうよね。翼もみんな違うし。私はコウモリみたいな翼で、フランは一対の枝に七色の結晶がぶら下がっているし。お兄様はコウモリの翼の骨格だけみたいな翼ですね」

 

「顔や髪も違うよね。お姉様は水色混じった青髪で目は紅い。私は金髪で目は紅い。お兄様は暗い銀髪で目は紅いよね。あ、 みんな目が紅い共通点がある〜」

 

「吸血鬼だからね。目は紅いだろ」

 

3人で笑いながら自分の能力について話してしばらくするとバキッと頭の中で響いて来た。

 

(侵入者か)

 

この館には俺や他の吸血鬼がはった探知結界がはってある。許可なく入って来た者を探知し舘の中の安全を守る者に感知できるようになっている。

俺もレミリアとフランを守る為、感知できるようになっている。

 

「紅茶の茶葉がなくなったから取りに行ってくるな」

 

2人にそう言い侵入者の元に行く。

 

侵入者はすぐに見つかり自分の能力を使い侵入者の後ろに行き首を絞め意識を刈り取る。

 

侵入者を見ると同じ吸血鬼だった。吸血鬼の家は2大勢力というか2つしかなくスカーレット家と対をなるマクダウェル家の者だった。大方純血のレミリアとフランを狙った犯行だろう。

2つの家は仲が悪く今はお互いに力を溜めている冷戦状態になっている。

まぁ仲が悪い理由がマクダウェル家の方が強いんだという子供みたいな理由らしいんだけど…

いわゆるスカーレット家が目の上のたんこぶ何だろうなぁ

呑気にそんなことを思いとりあえず後から来た者に任せレミリアとフランの元に戻った。

その際に茶葉を忘れ「何しに行ったのよ」とレミリアに呆れられてしまった。

 

 




読んでくれてありがとうございます
敵対吸血鬼家の名前はネギまのエヴァンジェリンの家名?を使っています。
エヴァンジェリン可愛いよねっ ろ、ロリコンではないぞっ

これからもよろしくお願いします


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魔物狩り、そして……

たくややんです
すっごく久しぶりの投稿になってしまいました。すみません
いろいろ忙しかったんです(言い訳)


4話

 

「「やだやだ私も一緒に行く〜〜〜〜〜〜〜(泣)」」

 

駄々こねられているよ(泣)

 

スカーレット家の領地は広くたまに魔物が出ることがあり害をなすものは討伐又は封印することがある。それをやるのが俺やお父様、家のものがやり、俺が行く際はレミリアとフランに見つからないようにこっそり行くんだが、今日は運悪くレミリアとフランに見つかってしまった。

 

レミリアとフランは泣きながら俺に抱きついてきた。うん、すごく可愛いわッ

 

「わかったわかった。2人も連れて行くよ。ただし俺の言うことは守るんだよ」

「「はーい」」

 

とりあえず2人は泣き止み一緒に行くことになった。

 

空を飛んで目的の場所まで飛び、そこから歩いて探すことにした。

魔物見つかるまで3人でピクニック感覚で草原を歩いていると向こうからお目当の魔物が向かってきた

魔物は蛇みたいな見た目だが無駄に大きい。2、30メートルぐらいあるんじゃないか…

とりあえず見つかってないようだから2人の周りに不可視などの結界をはり出ないように言いつける。

絶対出るなよ。フリじゃないからなッ

 

「さて、どう倒して行こうかな」

 

とりあえず気づいてもらうから近くの石を投げることにした。能力増し増しで

音速を超えた石が魔物の前を横切った。当たんなかったか…

魔物もこちらに気づき魔力がこもった弾を撃ってきた。お前魔力弾撃てるのかよ!

めんどくさいなぁと思いながも

「さて気づいてもらったし倒して行くか。ショータイムだ‼︎」

魔物の魔弾はそんなに密度がないから撃ってきた魔弾も自分の魔弾とぶつけたり能力で止めたりしながら近づいていく。

ただ倒しのも簡単すぎるから体術で蛇の体力を減らしながら動きを止める魔法を編んでいく。

時折蛇が噛みつきをして毒を流そうとして避けるのがめんどうだったが……

 

 

いくらか時間が経ち、やっと魔法が編み上がる。

いったん距離をおき

「くらいな、タイムフリーズ‼︎‼︎」

蛇の動きが止まり

「「お兄様、魔法名がダサいわよ」」

2人にダサいと言われ俺の心も止まったが、せっかくだがら蛇を封印していくことにした。

 

タイムフリーズって言ってもただ相手の動きを強引に止めるだけだから早めに封印しとこう。

 

 

 

「もうそろそろ終わるかな?」

順調に術式を編んでいってるな。まぁ油断すると解けそうなんだけど…

 

「何しているのよ。もう。手伝いに行くわよ」

「そこから出るなッ レミリアー!」

意識がレミリアに向いてしまったから術式が解けてしまった。

魔物はレミリアを襲おうとまっすぐ向かっている。追いつけるか?いや、追いつくんだ!

「シャーー」

ザシュッ

肉が裂ける音がした。

 

俺の背中から

「ま、間に合った」

レミリアを守るように抱きつき魔物からの攻撃を受けた。

「もうお前は消えろーーー」

怒りに任せ魔弾を魔物を囲むように展開し圧縮

 

魔物の消滅を確認すると

「お兄様ー、ごめなさーい」

胸の中で泣きじゃくるレミリア

「レミリアが無事でよかったよ」

 

 

泣き止んだところで結界の中に戻り解毒の魔法をかける。

 

「お兄様ごめんなさい」

今にもまた泣きそうな顔をして…

「レミリア、次はちゃんと言うこと聞くんだぞ」

頭を撫で「うん」と笑顔で頷かれる。こいつ天使かっ

「フランはちゃんと言うこと聞いて偉いな」

フランにも頭を撫でてやるとこっちも笑顔で「えへへ」って、うん、2人は天使だ。吸血鬼だけど…

 

解毒が終わり帰り道で

「お兄様、お姉様遅いよ〜」

「フランあんま先に行くなよ〜」

楽しそうに早く飛んでいるフラン。結構早くなったな。

「ねぇお兄様何で今日は助けてくれたの?」

レミリア横で上目づかいで、少し顔が赤いな。熱でもあるのか?まぁ帰ってから何とかするか。

「そんなの当たり前だろ。俺の大切な人なんだから」

「あ、ありがとう///」

「私も先に行っちゃうよ」

「おい、待ってくれよ!」

レミリアも速度を上げ

「お兄様と一緒になれる運命にしてみせるわ」

「何か言ったか?」

「何も言ってないわ」

 

フランにも追いつき3人で手を繋ぎながら帰っていく。

 

 

家に帰ると

 

 

 

 

マクダウェル家に家を襲われていて!

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母様が亡くなった…

 

 




レミリアの恋心からのお母様の死
最後の方にいろいろ詰め込みすぎたかな?
感想や誤字脱字の報告お待ちしてます


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能力開花、そして悪夢へと…

お母様が殺され、葬儀を行い、普段の日常に戻りつつある。お父様が力を求めるようになったこと以外は……

それでも非道徳的なことはしないが…

あとフランの能力を安定させる儀式を行い始めた。

ちなみにフランは時々能力を暴発させてしまうのだ。まだ魔力が少ないから小さいものしか壊せないのが救いだ。

一応俺が魔法と能力で制御(抑制)しているんだけどね。

 

そんな事があった中お父様から

「ネグル、伯父さんから手紙だ」

俺に伯父っていたんだ

手紙を受け取り開いてみると

「お前の母からの遺産を取りに来い」

………それだけ?

あとは地図しかないんですけど(汗)

えー行くの怖いんですけど…

 

 

 

 

 

 

 

「お兄様行っちゃうの?」

「ヤダヤダー行かないでー」

「すぐに帰って来るから」(汗)

駄々こねられてるよ…可愛いなぁもぅ

駄々こねられるのは想定内だ

あらかじめ用意していた魔法を組み込んだペンダントを2人に渡す

「俺はちょっと会いたい人がいるから会いに行って来るよ。寂しくないように2人にこれあげるよ」

「ありがとう」

「帰ってくるのを待っているわ」

とりあえずこれでいけそうだ

 

 

 

 

 

準備が終わり出発しようとするとレミリアから

「お兄様早く帰ってくるんだよね?」

「そうだよ」

「何だか良くない運命が見えるの。本当に早く帰って来てね」

「わかった。何かあったらそのペンダントに魔力を込めてくれ。俺に伝わるから」

「わかったわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

地図通り進んで行くとやっと目的地についた

ここは森の中の空間に家が数件あるような村だった。

とりあえず伯父を探そうと降りたら

「何者だ!」

なんか警備のやつとエンカウントした。

 

戦う

→話す

逃げる

 

「俺は伯父…じゃなかったここの長老に用があるんだが」

 

「ああ、あなたがネグルさんでしたか。長老から聞いてます。このまままっすぐに行った家にいますので」

「ああ、ありがとう」

よかった。戦わなくて済んだ。弱そうだったから戦うと面倒だったよ

 

 

コンコン

「入ってこい」

誰か聞かなくていいのかよ!

「お邪魔します」

「よく来たな。まぁ座れ」

勧められた通り座り周りを見てみると

 

まぁなんとも質素だなぁ

机はそんなに大きくなく椅子も6脚しかない。キッチンもあるが最低限しかないという印象な家だ。広さはあるんだけどね。

てか伯父さんめっちゃ若いな。妖怪だからか?

 

 

伯父さんとなかなか話がすすみ生みの母についてもいろいろ聞けたよ。

てかここ夢魔の里なんだな

母がそうだったからそうじゃないかと思っていたけど

 

「そうそうあんたの遺産なんだが全部で3つある

1つ目は屋敷

2つ目は宝具

3つ目は長老としての能力

この3つだ」

「?長老の能力とは?」

「儂の能力は『人を導く程度の能力』だ。これであんたの種族としての能力やあんた自身の能力を指導してやろう」

 

なかなかすごい能力だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1ヶ月ほど伯父さんに指導してもらい自分でも考えなかった能力の使い方を知れた。

自己加速以外にも概念にも能力が使えるのはびっくりした。お湯を早く沸かしたりね。

夢魔だからエロいことも伯父から教えてくれたなぁ

俺の体もエロいところを見たりすると魔力回復するし

 

「あとは自分でなんとかしな」

「いろいろ教えてもらいありがとう」

「残りの遺産も渡すぞ」

といい家の地下に案内される。

 

10分ほど歩くとやっと扉が見えてきた

「入れ」

「すごいなッ!」

そこには金銀財宝が‼︎

「ここは俺たち淫魔が集めたものだ。好きなの1つだけ持ってっていいぞ」

マジか!太っ腹だな

武器だったり魔本だったりランプだったりいろいろなものがあるよ。うわぁ見たこともない道具ばかりだー。あ、呪われているものもあるよ。

 

漁っているとふと気になるものが……呼ばれている気がする

それは木を材質に鉄で枠を作ってあるなんの変哲もないただの箱だ。

でも……これに呼ばれている

それを開けてみると

 

レイピアが収まっていた。

グリップは夜のように黒く刀身は血のように紅く切るというより突くみたいな作りになっているな。

紅と黒が交じる剣か…俺の名みたいだ

「決まったようだな」

「ああ、この剣にするよ」

「そうか」

 

「その剣は《フルンティング》という魔剣だ。その剣を持った者の血と魔力を奪っていくぞ。何人もその剣を持って死んでいるぞ」

「へぇ〜、俺なら大丈夫だな。ところで能力それだけか?」

「能力は知らん。ただ奪った魔力を使えると聞いたことがあるな」

「つまり魔力保存機だな」

「そうだな」

 

さて持ってみようかな

 

うわッガンガン魔力が吸われるッ!このままじゃ全部持ってかれるぞ。やばい意識が……うしな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

う事なく、自分の能力「速度を操る程度の能力」で魔力の回復速度をあげられるから問題なし。

こういう概念にも使えるように教えてもらえてよかったよ

 

 

 

程なくして魔力を吸われるのが終わり剣の刀身が禍々しく赤く帯びている。

「よく生きていたな」

「あんたのおかげだよ」

 

少し剣を振ってみると、ボンッ

「おい、ココを壊すなよ」

「すまない」

なんか魔弾が出たんですけど…

危ないので鞘にしまっとこう

 

 

 

 

 

宝物庫を後にして

「あとは屋敷だな。あんたの母さんが残してくれたもんだ」

「屋敷貰っても何に使うんだよ」

「知らんな。ほれ着いたぞ」

と、屋敷を見てみると全体的に紅色で門から外壁まで何もかも紅色だった。血液みたいでいいなッ

 

「開かないぞ」

「封印がかかっているんだよ。老朽化しないようにな」

「ふぅん」

そんな魔法もあるんだなぁ

「ほれここの鍵だ。解鍵したら不変魔法が消えるから気をつけろよ」

「わかった」

とりあえず開けないでこのまま置いておこう。

 

 

 

 

「これで遺産は全部だ。」

「ああ、ありがとう」

1年ぐらいかかった遺産を全部貰った。結構かかったなぁ。楽しかったからよし。さぁ帰ってレミリア達とこの事話そう。

「そうそう、最後に」

「なんだ?」

「ここの里はもう移動するから来てもないからな。俺たちは周期的に場所を変えるんだ。里が襲われたらマズイからな」

「そうなのか。わかったよ」

「ならとっとと帰りな」

「いろいろとありがとう」

さて帰るか

 

 

門番達にも別れを告げ少しゆったりと帰っている。

俺の能力はまだまだ使える事が多いことがわかったことが一番の収穫だな。帰っていろいろ試そう。

 

 

 

パリンッ

 

 

 

え、……レミリアッ

いや違うフランの方だッ

まさか能力制御魔法のペンダントが壊れただと‼︎‼︎

レミリアからもペンダントの魔力が来た

これはヤバイかもッ!

全速力で戻らないと

 

『速度を操る程度の能力』をフルに使い急いで館に戻る。

急げ…急げ…

 

数時間休まず空を飛び、館がみえてきた…が

 

「なんだこれ⁉︎」

 

館が…燃えてるだとッ!

 

 

 

これから俺にとって後悔しかない悪夢の始まり…

 

 



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最大の悪夢を今ここで

皆さま…超久しぶり
やっと続きを書く気になりました。
まぁ…誰も待ってないと思うけど。゚(゚´Д`゚)゚。



「館が…燃えてるだと」

 

フランとレミリアを非難させないと!

 

「ネグル様こちらです」

 

急に目の前に長髪な金髪と白い肌。人形みたいに表情がないメイドが

 

「カレンか。そっちにレミリアとフランいるんだな?」

 

「その答えについてはノーと答えさせていただきます。レミリア様はいますがフラン様はいません。詳しくはこちらに来てください。」

 

「ああ、わかった」

 

「それではお手を拝借します。」

 

カレンに言われるまま手を繋ぎ数歩歩くと離れ小屋が現れる。中に入ると

 

「お兄様! よかった〜」

 

「レミリアも無事でよかったよ」

 

「一体何が起こっているの!?」

 

「それについては私から説明させていただきます。

まず発端はフラン様の暴走から始まります」

 

「ちょっと待てフランは暴走しないように俺が」

「話は最後まで聞いてください‼︎」

「あっはい」

 

「フラン様の安定化儀式ですがそれは嘘です。実際はフラン様の中に邪神を入れられるように器を固定化するための儀式です。能力が安定していたのはその為とネグル様のおかげです。

そしてネグル様がいないタイミングで邪神を入れる儀式を行われました。」

 

「誰がなんのためにだ?」

 

「発案者は旦那様です。おそらく奥様を亡くされたのでマクダウェル家に復讐のためだと思われます。」

 

「え、お父様が…」

 

「ええ、そうです。ですが邪神を入れるための儀式は失敗に終わりました。その為、フラン様は暴走され暴れております。」

 

「では、フランは今どこにいる?」

 

「旦那様が知っておられますのでそちらに聞いてください。まだ儀式場にいらっしゃると思います。ですがもう少しお話を聞いてください」

 

「今すぐフランを助けに行かないと」

 

「ですからフラン様を助けるためにお話を聞いてください!」

 

「お兄様。落ち着いて…」

 

「ああ、すまないレミリア。感情的になっていた。カレン話してくれ」

 

「それでは、フラン様に行われた邪神を入れる儀式は失敗に終わりました。理由としては2つ、邪神を入れるには小さ過ぎたのと私が儀式に介入したからです。」

 

「カレンはこの儀式について知っていたのか?」

 

「私が知ったのは邪神を入れる儀式中に旦那様の書斎に入りこの儀式を知りました。私にできることがあり実行しました。」

 

「なぜ…私達のためにそこまでしてくれるの?」

 

「私の全てはおふたりをネグル様と守ることです。そうネグル様に助けていただいた時に誓いました。」

 

「ネグル様。私の中にフラン様に入る予定だった邪神の大半が入っています。」

 

「「!!」」

 

「全て私が引き受けようとはしましたがそれは出来ず、フラン様にも入ってしまいました。ですがフラン様の自我などはかろうじて保たれている状態です。一刻も早く封印されないと危険です。私の方は私の『隠す程度の能力』で押さえています。」

 

「でもカレンの能力では…」

 

「はいそうです。もう少ししたら私は……。対処方法はありません。なので私に構わずレミリア様、フラン様をお助けください。」

 

「ああ、わかった。カレンありがとう」

 

「ええ、ネグル様。必ずレミリア様、フラン様をお助けください。私は御暇をいただきます。今までありがとうございました。」

 

「レミリア。安全なところに行くぞ!」

 

「嫌、私もお兄様について行くわ。たった一人の妹だもの。私も助けるわ。それにお兄様のそばの方が安全だもの」

 

「………わかった。俺の言う事聞くんだぞ」

 

「ええ、わかったわ」

 

2人で常闇の中紅に染まった館に向かう。

途中振り返ると最初で最期のカレンの笑顔が写った。

 

 

 

 

儀式場は屋外にあり、火事の影響を受けてはいないが、そこには粉々に砕かれている同族の死体が…おそらくフランの能力を食らったんだろう

 

「レミリア、大丈夫か?」

 

「ええ…大丈夫よ」

 

顔色が悪いようだ。そりゃあそうだ。死体ばかりなんだから。

空から探していると血塗れで壁に座り込んでいるお父様を見つけた。

 

「ネグル…とレミリアか…」

 

「ああ、そうだ」

 

「怒っているな?…それは無理もない…私が悪いのだから…」

 

「ああ、怒っているよ。フランは何処だ?」

 

「フランは…マグダウェルの方に転送…した。」

 

「そうかい。じゃあ行くからな」

 

「ネグル…レミリア、すまなかった…私は弱かった。復讐に…取り憑かれた。フランにもすまなかったと…伝えて…くれ…」

 

「だったらこんなことするなよ!」

 

「お父様……」

 

「フランを止めに行くぞ」

 

「……うん」

 

 

 

 

 

転送魔方陣は近くにあったが魔力がなくて使い物にならない。仕方ない自分の能力でレミリアとともにマグダウェルの領地に向かうか

 

無事に領地に着いたんだが途中レミリアから「ちょっ!!はやすぎっ!」お嬢様らしかぬ言葉遣いがあったがキニシナイキニシナイ

 

「こっちも燃えていますわ」

 

「フランの暴走がまだ続いているんだと思う」

 

遠めだけど悲鳴も聞こえているし…あれ?静かになったぞ!

 

「何か嫌な予感がしますわ」

 

「何か見えるのか?」

 

「とりあえずはお兄様が亡くなる運命は見えませんわ」

 

「そりゃあよかったよ」

 

さてフランを探しますか

「あ〜お兄様とお姉様だ〜」

すぐに見つかりましたよ

 

そこには禍々しいオーラを纏ったフランが空に浮いていた。

 

「さて…レミリア、フランを止めるぞ!」

 

「ええ、もちろんよ」

 

「さぁ封印の時間だ。ショータイムだぜ」

 

 




カレンですけど実は夢ではずっといるんですよね
ただ……書き忘れた。すまぬ


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