インフィニット・ラグーン (上海・人形)
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1話

IS二次で一夏が悪よりって言う設定と本音がヒロインって見たことないから勢いで書いてしまった

もし誤字脱字、このキャラはここはこういう言い回しの方がらしいって言うのがありましたら報告等お願いします

誤字のご指摘ありがとうございました早速修正させていただきました17/3/3


「フゥー、仕事の後の一服は良いねぇ」

 

腰に銃を履き、元が何だったか分からない程ボロボロになった金属の山の上で座って煙草を燻らせる少年が居た

そこに話しかける人影がある

 

「おい、サム 仕事の後に一服するのは構わないが煙草はやめとけって」

 

「おー、ロック 死人をいたぶって楽しいかい?それに煙草(コレ)を愉しみに仕事をしてるようなもんだしコレ一本だけさ」

 

「お前さんは死んでないし一本で終わらないだろ それより又四年前の事かい?」

 

「何だって構わないだろ?思考は個人の自由さ」

 

等と笑いながらかつて織村一夏だった少年、八雲夏は四年前に死んだ事になった事件を思い出す

 

 

 

____四年前・ドイツ____

 

 

 

この日の織斑一夏はついてなかった

姉である織斑千冬のIS世界大会モンド・グロッソ二連覇がかかった決勝戦を観戦するために弟と会場に居た

弟とのしりとりに負け二人分の飲み物を買いに観客席から通路に出たところで何者かに拐われたのだ

その後どこかの倉庫に監禁され誘拐犯と共にモンド・グロッソ決勝戦を見ていた

優勝は一夏の予想通り千冬で優勝が決まるとほぼ同時にテレビが消され

 

「恨むなら俺等の依頼人と姉を恨んでくれ」

 

と日本語で相手が言った次の瞬間誘拐犯の拳銃が空を舞った

誘拐犯が何かを喚きながら倉庫の扉の方を睨むそこを一夏が見るとそこには奇妙な二人組が居た 黒のタンクトップにホットパンツの拳銃を構えた女と、カッターシャツにネクタイ、スラックス姿の何処にでも居そうなサラリーマン風の男

男が英語で

 

「Drain the gun right away(今すぐ銃を下ろせ)」

 

と言う

しかし誘拐犯は

 

「Uchikorose zwei Leute da(そこの二人を撃ち殺せ)」

 

と言い銃撃戦が始まった突然の事に動けない一夏はサラリーマン風の男に

 

「坊主、動けるならこっち来い!」

 

と大声で呼ばれ慌ててそっちに向かう

そうするとサラリーマン風の男は一夏を抱き止め

 

「坊主、怖かっただろ?そこのお姉さんが悪い人たちを退治してくれるからな」

 

と言い一夏の耳を塞いだ

 

「???」

 

なんの事か分からない一夏はサラリーマン風の男に耳を塞がれたままパニック気味に固まる

そして数分後

銃撃戦が終わり男に抱かれたまま別のところに連れられ事情を聞かれた

何とか冷静を保ってた一夏は男に話す

 

「千冬お姉ちゃんの決勝を見に来たら知らないおじさん達に連れてかれたの」

 

と話すと男は

 

「あっと、自己紹介を忘れてたな俺はロック、こっちの女の人はレヴィって言うんだ」

 

「ロック、何ガキに名前教えてんだよ」

 

「良いだろ?この子を安心させるためだ」

 

「チッ!ガキに甘ぇこった」

 

「お姉さん!」

 

「ア?」

 

「助けてくれてありがとう」

 

「アー、気にすんなこっちも仕事であいつ等に用があっただけだ」

 

「でも何か助けてもらったときはありがとうって言いなさいって教わったから」

 

と、一夏はキラキラした目で言う

 

「ハイハイ、その感謝を受け入れるよ」

(やりにくい奴だ)

 

そこにロックという男が話しかける

 

「で、君の名前は?」

 

「あ、僕は織斑一夏って言います一夏って呼んでください」

 

「織村って言うとさっき話に出てた千冬って織斑千冬⁉」

 

ロックがそこまで言うと一夏はいきなり落ち込む

 

「うん、でも千冬お姉ちゃん助けに来てくれなかったの」

 

「そうか、でもそろそろドイツの日本大使館に君を連れて行こうと思うんだk「絶対嫌!」一夏くん?」

 

「もう僕を助けに来てくれなかったお姉ちゃんと、僕を虐める弟のところに戻りたくない!」

 

「だがなぁ君を連れて行かないとぼくらg「で、ガキ お前はどうしたい?」レヴィ!」

 

「僕をレヴィお姉さん達と連れてって僕、料理や掃除とかの家事仕事は得意だから」

 

「ほー、ロック 今うちにはそういった人間は居なかったよなぁ」

 

レヴィの言葉に戸惑うロック

 

「レヴィ!本気か?」

 

「本気さ、それにあたしらだったらお前の心配してることには早々ならねーさ」

 

「はぁ、万一の責任はとれよ俺はとらねぇからな」

 

「わーってるよ」

 

「じゃあ、一夏くんはここで死んだってことにしようか、レヴィ ダッチとベニーに連絡を取ってくれ」

 

「あいよ、クライアントにも聞きてえことがあるしなぁ」

 

「そうだな、じゃあ一夏くん行こうか」

 

「はいっ!」

 

 

________

 

「サム、帰るぞ」

 

「ホイホイ」

 

「間だ吸ってるし、何本目だよ」

 

「二箱目」

 

「はあ?いくらなんでも吸いすぎだろどんだけ持ってんだよ」

 

「常に五箱は持ち歩いてる」

 

「はぁー、一本吸わせろ」

 

「クックッはいよ」

 

と言って一箱投げる

 

「コレって煙草型の喉と炎症押さえるための薬じゃないか、煙草は?」

 

「そうか、済まんなぁ こっちだ」

 

「ってコレはガラムスーリヤか、珍しいの吸ってんだな」

 

「何、その時の気分で吸いたい銘柄を買い替えるのさ」

 

「だがなぁコレってキツイだろ、42とか人を殺すき満々じゃないか」

 

「まぁまぁ、吸ってみろって以外とイケるもんだよコレは」

 

「まあ、貰い物出し文句は言わないがなぁ」

 

等とブチブチ文句を垂れながら火を付ける

 

スススッカチッボーッ

 

「火が付きにくいな」

 

「仕方ないねぇ、ホラよ」

 

そう言いながらロックの前にサムが煙草を差し出す

 

「コレで火を付けな」

 

「あ、あぁ」

 

パチパチパチッ

 

「あー、コレキッツイわ」

 

「そうかい?俺はもう慣れたさ」

 

等と話しながら二人は仕事を終えて帰ったのであった

 

 

 

 

 

 

 

その一月後の事である、世界初の男性IS適正者が報道されたのは




という訳でコレが一話です
勢いで書きましたが、本音はまだ出ませんもう少しで出せるのですが
因みに夏くんのスペックは、後方支援もできるレヴィさんです
見た目は小五のまま成長してないので小さいです

自由気ままに書いてきます
それでは二話でお会いしましょう

したっけ!


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二話

今のままの勢いでかけるとこまで書いていきたい


ロアナプラ・ラグーン商会

 

 

この日ラグーン商会のサムを除くメンバーが驚きに包まれた

 

《衝撃!!世界初の男性IS操縦者現れる!!あのブリュンヒルデの弟その名は織斑一秋(かずあき)!!》

 

「ダッチ、バラライカさんに連絡とって良い?」

 

「あ、あぁ別に構わないが、何するんだ?」

 

「嫌?一秋が動かせるんだったらもしかしてと思っただけだから確認したくてね」

 

「そうか、くれぐれも気を付けろよ」

 

「分かってるさ、ここに迷惑がかかるようなことはしない」

 

prrrrrrrr

 

「あ、電話だダッチ、出てくるよ」

 

「わかった」

 

ガチャッ

 

「はい、ラグーン商会です お仕事の依頼でしょうか?」

 

「サムか?バラライカだ、お前に用があって電話したんだか、明日は予定入ってるか?」

 

「あ、バラライカさんお久しぶりです 予定は入ってませんがこのタイミングは今騒いでるニュースがらみですか?」

 

「ああ、そうだ お前にも適正がないか調べる明日ISを持っていくから私と部下二人分の三人分追加で昼飯作って待ってな」

 

「はい、ちょうど同じ件でお電話させてもらおうと思ってたところなので大丈夫です、たくさんお昼御飯作って待ってますね」

 

「ああ、楽しみにしておく ではまたな」

 

「はい、失礼します」

 

電話を切るといつもの態度に戻ったサムは掃除を始める

 

「ダッチ、ロック、どっちでも良いからレヴィと出掛けてきてくれない?一時間ほど」

 

「ああ、わかった おい、レヴィ飲み行くぞ」

 

「姉御がくるんじゃしゃーねぇな」

 

そして一時間後戻ってきたダッチ、ロック、レヴィの三人の前にはいつもでは考えられない程綺麗になった事務所とニコニコ顔のサム、そして死体の方がましとも思える姿のベニーが居た

そんなベニーにロックが話しかける

 

「どうしたんだベニー」

 

「いやー、知らないうちにサムを怒らせてたらしく逃げられずにこの掃除を手伝わされてた」

 

「別に怒ってないさ、ただダッチの服はでかいから俺では干せない、だからこき使っただけさ 何せ、バラライカさんを迎えるのに失礼があっちゃダメだろ?」

 

「しゃあねえよ諦めなベニー、こいつは姉御の事が好きなんだから」

 

「はー」

 

 

そんなこんなで翌日の昼頃

 

ラグーン商会の真ん前、広くスペースがとってあるところに二機のヘリが降りてくる

 

それぞれから

ホテル・モスクワのバラライカとその部下二人

三合会の張とその部下二人

が降りてくる

 

「こんにちわ、バラライカさん」

 

「ああ、元気だったか?」

 

「うん、元気だよ で、張兄さんは何で来たの?」

 

「サムの飯が食えそうだと思ったのと、昨日のニュースの件で来たのさ」

 

「張、貴様にサムの昼飯は渡さん」

 

「もー、二人ともダメだよ!仕事柄対立するのは仕方ないにしても俺の料理の取り合いは認めないよ 何となくそうなる気はしてたから念のため二十人分の昼御飯作ってあるんだから」

 

そう言って二人の間に割って入るサム、そこで事情を知らない二人の部下が1人づつキレた

 

「什么危机嘴伎俩雅希望朝着这个小子像张(このガキ張様に向かって何て口のききかたしやがる)」

 

「Какой кризис рта трюк Я. хочу к этому Brat балалайка, как(この子供バラライカ様に向かって何て口のききかたしてる)」

 

「「待て!!」」

 

張とバラライカは二人して止める

 

「俺は言ったよなぁ、サムはお気に入りだと」

 

「私は言ったはずだこの子は弟のようなものだと」

 

それをずっとニコニコしていたサムが止める

 

「二人とも落ち着いて、納得がいってないそこの二人と簡単な勝負で決めたらいいんだラ」

 

それを聞いて二人の部下合わせ8人の思いが一時的に共有される

 

((((((((またサムの悪い癖が出てるよ))))))))

「二人とも、簡単な勝負をしよう」

 

「なんだ?」

 

「ガキが勝負?」

 

「この十五発装填の拳銃二挺に空砲十四、実砲一入れて度胸試し、それぞれ入れるのはバラライカさんと張兄さん、

たまを入れてからコイントスで順番を決めて二人は一挺づつ僕は二挺で行うのはどう?」

 

「こんな状況で逃げれるかよ!」

 

「泣いて謝っても遅いですよ」

 

「いいよ、勝負成立だ じゃあはい、バラライカさん、張兄さん」

 

「ああ」

 

「サム、無茶するなよ」

 

「無茶?ロックと比べれば無茶べも何でもないさ」

 

「「「確かに」」」

 

何て話していると、二人とも入れ終わる

 

「サム、込めたぞ」

 

「こっちもだ」

 

「ありがとう じゃあコイントスしようか」

 

 

コイントスの結果

 

張兄さんの部下・劉さん 先攻 サム 後攻

 

バラライカさんの部下・ペドロさん 後攻 サム先攻

 

まずは劉さんの番

 

「ふん、一発目は大丈夫だろ」

 

ダーンットサッ

 

あ~あ、一発目から実弾だったかやっぱりね

それを見たペドロさんは少しビビったようだけどね

 

「じゃあ、ペドロさん次僕がいくよ」

 

ダーンッ

 

「あ、空砲だ じゃあはい、ペドロさん」

 

「あ、あぁ」

 

アチャー根性ないね、手が微かに震えてるよ

 

「ペドロさん、本当に大丈夫ですか?もしかしたら二発目にもう来るかもしれませんよ、先程は一発目でしたしねぇ」

 

とニヤニヤしながら煽ってみる

 

「わ、私は降りよう」

 

「はーい じゃあ、皆中に入って もうお昼御飯作ってあるから 僕は死体(コレ)の処理していくから 張兄さん良い?」

 

「勝負に勝ったのはお前だ、好きにしたらいいさ」

 

「ありがとう、張兄さんも好きだよ」

 

「ああ、こっちに来たくなったらいつでも来な」

 

あああそんなこと言うからバラライカさんが睨んでるじゃないか

 

「そうだ、バラライカさん 検査っていつ頃からするの?」

 

「昼をとってからだ」

 

「はーい、皆座って待っててねすぐに仕上げてくるから」

 

 

 

 

 

その後皆で割りと楽しくご飯を食べたよ

 

 

 

 

因みにIS適性はAだった




飯のシーンは最初から書く気はなかったんや

正直バラライカと、張のお気に入りであることと、あの勝負を書きたかっただけなんや
キレてた二人はもうでてこない

許してくれたまえ(ム○カ風


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3話

前話のサムはバラライカの事が好きと言うのは姉のように思っているだけです悪しからず

という訳で3話になります
今回より本編突入です
サムはラグーン商会より
ホテル・モスクワの表の顔ブーゲンビリア貿易、三合会の表の顔三國交易
の共同プロジェクトに出向という立場になります


あの後、何故か日本政府からの要請でIS学園に入学する事になった

ホテル・モスクワや三合会に所属しているIS技術者の人たちに基礎知識やISの設計の仕方、果ては所属している操縦者の人達から扱う際の注意点、及び行動のラグ等を教えて貰い準備を進めているときにラグーン商会の電話がなる

 

prrrrrrrr

 

それにロックが出る

 

「はい、こちらラグーン商会、お仕事の依頼でしょうか?」

 

「八雲夏に用がある、代わってくれない?多分ウサギさんって言えば通じるから」

 

「は、はぁ 少々お待ちを」

 

「サム、ウサギさんからお電話だ」

 

「え?マジで?」

 

「ああ、それでどうする?」

 

「出ないといけないんだろうなぁ」

 

そうボヤいて電話に出る

 

「もすもす?ひねもす?」

 

「あー!それ束さんのネタだよ!真似するなんてなっくん酷いよ!」

 

「ハハハ、ごめんって束さん それで、俺に電話ってのはどういう用件なんだい?」

 

「いやー、なっくんそろそろ準備終わってるだろうから専用機についてお話をと思ってね」

 

「その件だったら、ブーゲンビリア貿易と三國交易の共同プロジェクトに参加しない?」

 

「共同プロジェクト?」

 

「そう、その二社が共同で、宇宙空間で半永久的に動けるISの開発を行っててね、なかなかに面白い人たちだから一度顔を見せてよ」

 

「なっくんと一緒だったらいいよ」

 

「そこが気に入ったらそこの人達と共同で、専用器の開発してくれると嬉しいな」

 

「分かった、束さん全力で頑張るよ‼」

 

「いつだったら都合が良い?」

 

「今すぐにでも」

 

「わかったよ、バラライカさんと張兄さんに連絡いれる時間と会わせて1時間後にラグーン商会に来てね」

 

「なっくんまたね」

 

「うん、またね」

 

ガチャッ

 

 

それから色々根回しして1時間後

 

 

「なっくーん、四年ぶりだね!!会いたかったよー」

 

サム=八雲夏は不思議の国のアリスをごちゃ混ぜにしたような格好の女に捕まりモミクチャにされていた

 

「束さん、止めてくださいよー」

 

「やめないよ!何てったって四年ぶりだからね!」

 

等と言いながらも本気で嫌がっていないことは誰から見ても明らかなので誰も止めない

 

「そろそろいくよ」

 

「そうだね!なっくん」

 

やっと終わるようだ

 

「バラライカさんの所へ出発」

 

 

ブーゲンビリア貿易、三國交易共同プロジェクト事務所

 

 

ここでは、バラライカと張が部下に注意事項の通達をしていた

 

「今から我らがと弟サムが篠ノ野束博士をつれてくる!もしかすると我々のプロジェクトに参加するかもしれない!各員、普段の性格を封印しろとは言わないが、バカなことは行うな 以上だ」

 

「「「「「「Yes,mam!」」」」」」

 

「俺からは無い、今バラライカが言った通りだバカやった奴は俺がこの手でバラす(殺す)分かったな」

 

「「「「「「理解!」」」」」」

 

通達が終わるとほぼ同時に八雲夏、篠ノ野束両名が来る

 

 

 

 

~~~~~~割愛~~~~~~

 

 

 

 

「いやー、バラちゃんも張君もいい人で良かったよ」

 

「それは良いが束、私の呼び方はどうにかならないか?」

 

「バラライカさん、諦めるしかないよ」

 

「そうか」

 

「それじゃあ私もプロジェクト参加という事で良いよね?」

 

「ああ、束だったら歓迎しても拒否する謂れはない」

 

「ありがと、ではなっくんの機体の要望は聞いたし今から皆と開発してくるねー」

 

「はい、頑張って下さい」

 

「頑張るよー」

 

 

その二日後には期待は完成、後は、日本へ行くだけだった




見学中の会話が思い付かんかったんや((((;゜Д゜)))

という事で3話です
なっくんの機体は多分次次回位に出せるかと


因みに割愛してた中で束、張、バラライカの三人は夏に隠れて夏の仕事中だったりプライベートだったりの写真交換(隠し撮り)やそれぞれのエピソードを聞いたりしていてそれで仲良くなりました


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四話

四話です、サブタイはコレからも奇数番がアラビア数字偶数番が漢数字という風にしていきます

因みに、この世界では三合会とホテル・モスクワはいがみ合ってないです

後、今話ではヨルムンガンドのHCLI社が出てきますがココは出ません


ーーーー日本・IS学園前ーーーー

 

 

IS学園入学式であるこの日、夏とロックこと岡島緑郎はIS学園に来てい

 

「何で俺までここに来ないといけないんだよ」

 

「ハハハ、仕方ねーさ 保護者と共にって言われ点だからよ」

 

「前に仕事で来た以来だよ日本は」

 

「仕事っつーとヤクザの件か?」

 

「そう、その仕事」

 

 

等と話していると、後ろから男に声をかけられる

 

「やあやあ、ナツクン いつぶりだい?」

 

「キャスパー、大体半年くらいだな

チェキもお久しぶりです」

 

夏と緑郎の後ろに立っていたのはHCLI社のエージェント、キャスパー・ヘクマティアルと、その私兵達であった

 

「ナツクンがISを動かしたとニュースで見てね、IS用汎用性武器及び、汎用性パッケージのカタログを渡そうと思って来たのさ」

 

「サム、あんたと会えなくて寂しかったよー そうだ、ココちゃんの所に新しい子が入ったんだけど知ってる?」

 

「知ってるよ、ヨナでしょ 彼も同情したくなるような人生送ってるよね」

 

「あら?何処まで聞いたの?」

 

世間話をしている夏とチェキータをキャスパーが止めに入る

 

「チェキータさんチェキータさん、楽しい世間話もいいですが僕達そろそろ時間がないですよ」

 

「えぇー、もう終わり?」

 

「ならチェキ、コレ俺の電話番号暇なときにでもかけてよ キャスパーもね」

 

「ありがとー、コレだからサムは可愛いのよ」

 

「ハハハ、ありがと じゃ、そろそろ教員が来る時間だからまたね」

 

「ナツクン、また来るよ」

 

「じゃあね、サム」

 

そう言い残しキャスパー達は去っていった

 

「サム、いつの間にHCLI社の連中と仲良くなったんだ?」

 

「半年前の丁度ロックが別のとこに仕事に行ってるときに知り合って目的が同じだったから共同戦線を張ったのさ」

 

「そんなこと聞いてないが?」

 

「ハハハ、言ってないからな」

 

二人が話していると時間になったのかIS学園校舎から三人出て来て話しかける

 

「遅れて申し訳ない、私IS学園理事長を勤めております轡木十蔵と申します こちらの二人は教員の織斑千冬と生徒会長更識盾無です」

 

「ご丁寧に有難うございます、私東南アジアのロアナプラという町でラグーン商会にて交渉役を勤めさせて頂いております岡島緑郎と申します」

 

「同じくラグーン商会にて働いております八雲夏と申します、3年間よろしくお願いします」

 

「一夏?!」

 

ロックとサムが自己紹介をすると織斑千冬がサムの旧名を呼ぶ、しかし二人とも誤魔化す

 

「一夏?一夏と言うとヴァルキリーである貴女の弟さんですか?」

 

「ああ、俺等の仕事の時に巻き込まれそうになって逃げてった子供か」

 

「そうだな、あの後死亡した事になってますよね?俺等は知りませんが」

 

「そんなことはない、一夏お前の姿は四年前から変わってないじゃないか」

 

「当時から写真が出る度に似てる似てると言われる俺の気持ちにもなってくれよ」

 

そこに理事長が止めに入る

 

「そこまでですよ、織斑先生 彼の生まれからの経歴は全てこちらは把握していますが、彼は織斑先生と関係がないことがわかってます 彼に聞きたいことはあるでしょうが、ここは落ち着いてください」

 

「はい」

 

千冬は意気消沈したかのように頷くと生徒会長である更識盾無が話しかけてくる

 

「では八雲夏君、IS学園へようこそ 3年間頑張って下さいね」

 

と言い理事長と生徒会長は引き返していく

 

「では八雲、私はお前の入るクラスの担任だからこのまま案内する」

 

「またね、緑郎さん」

 

「おう、落ち着いたら一度電話してこいよ」

 

「わかった」

 

と言って別れる

 

そして夏のクラスである一年一組の扉の前につくそこには一人の女性が立っていた

 

「済まない摩耶、遅れたか?」

 

「いいえ、大丈夫ですよ今からクラスに入るところでしたから」

 

「済まない、こいつを頼んでいいだろうか用事がで来たのでな」

 

「いいですよ、では八雲君少し待っててくださいね」

 

「はい、わかりました」

 

そう言うと摩耶はクラスに入っていく

 

夏がしばらく待っていると中から摩耶が出てきてナツを呼び中に入る

 

「はい‼先程学園に来ました二人目の男性IS操縦者です、八雲君自己紹介をお願いできる?」

 

「わかりました」

 

と言うと目の前には部屋一杯の女子が目を爛々と輝かせながら見ている、二人を除いて

 

「始めまして、ブーゲンビリア貿易と三國交易の共同プロジェクトのテストパイロットを勤めさせて頂いております、ラグーン商会社員八雲夏と申します 趣味は射撃、読書をはじめとして色々やってます、特技は射撃及びサバイバルです、以後お見知りおきを」

 

余談だがここで夏の見た目について話しておこう、IS学園の制服は改造が認められており夏も改造してある、制服と同じ素材の布のフードに袖は手が隠れて指先が辛うじて見えるだけ裾は膝くらいまで伸ばし、ズボンはニッカボッカのような物になっている

閑話休題

 

ここまで言い切ると女子から所謂黄色い悲鳴が上がる

 

 

「「「「「「キャーーーーー」」」」」」

 

「可愛い男の子がきたわー‼」

 

「可愛い顔してワイルドなのもいい!!」

 

「服が大きくてダボダボなのもさらに(ここで鼻血が垂れて続きを言えなくなっている)」

 

等と騒ぎだした

 

「やかましいぞ!他の教室に迷惑がかかるだろう!」

 

と誰よりも大きな声を出した織斑千冬が入ってくる

 

 

~~~~~~以下略(他の方の小説等でたくさんやってるし割愛~~~~~~

 

 

そしてSHR後の休み時間、何の巡り合わせか織斑一秋と同じクラスであった夏はとある女子生徒に話しかけられていた

 

「少しいいか?」

 

「何だ?」

 

「話がある、着いてきてくれ」

 

「チッ仕方ねえ」

 

そう言うと夏は女子の後に着いて行く

 

「単刀直入に言う、お前は織斑一夏だろう、何故八雲夏等と名乗っている?」

 

「はぁ、又それか 何度も言うが俺は織斑一夏何て名前じゃねぇ、あのブリュンヒルデとも関係ねぇし、あの一秋とか言うガキとも関わりはねぇ もし俺の事が知りたければ織斑先生か理事長にでも聞きな」

 

「関係ないなら何故一夏と同じ顔をしている!」

 

「んな物知る分けねぇだろ、バカか?」

 

「貴様ぁ!」

 

その女子生徒は夏に煽られるとキレて竹刀で殴りかかる

 

「アブねぇなぁ」

 

夏はそう一言言うと袖からボーラを出して竹刀に絡め横に引くそして竹刀の動きに付いていけずバランスを崩した女子生徒の足を軽く払いこかし、拳を顔に突きつける

 

「これ以上するのならば容赦はないが?」

 

そう言うと女子生徒は顔を真っ赤にして教室に戻るそれを見送った夏は教室に遅れないように戻るのであった




四話終わりました
女子生徒って誰だろう?(すっとぼけ)
次話はクラス代表を募集して決闘が決まるまで位に使用と思います
ここまで布仏本音が出ていないじゃないかって?多分次で出るよ

ココ・ヘクマティアルとその私兵部隊は、夏と面識があります


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5話

クラス代表決定戦まで書きます
とは言っても先頭描写は難しいですね


因みに、前話で出たボーラと言う者は元は狩猟などで使われていた武器で、紐の先端に重りをつけたもので投げ付けて相手の足に絡めたり一方を持って遠心力で殴りつけたりする万能武器です


そして一限目初日から座学があるとはさすがと言うかなんと言うか

前では山田摩耶教員が授業している

 

「織斑君、ここまでで分からない事はありますか?」

 

と言う問い掛けに対し織斑一秋は

 

「ほとんど解りません」

 

「全部、ですか?」

 

「はい」

 

「ここまでで分からない人はいますか?」

 

この問い掛けに手をあげる生徒はいない

 

「八雲君、分かりますか?」

 

山田先生が俺に訪ねてくる

 

「はい、山田先生の解説が分かりやすいですし予習もしてきているので分かりますよ?」

 

この答えに織斑は

 

(俺より頭が悪い筈のあいつが何で理解している?)

 

みたいな顔で見てくる

そこに織斑先生が

 

「織斑、参考書はどうした?」

 

と訪ねる

 

「持ってますけどほとんど見てないです」

 

「必読と大きくかかれているだろう、一週間で覚えろ」

 

「え!?千冬姉ぇ一週間で何て無理だって」

 

「無理かどうかは聞いてない覚えろ」

 

「はい」

 

と織斑が項垂れる

織斑先生が俺に訪ねる

 

「八雲、参考書は?」

 

「あれは全て覚えて、自分なりに分かりやすいように編纂、加筆して作り直したものと一緒に持ってます」

 

「ふむ、後で見せてもらって構わないか?」

 

「良いですよ」

 

と話していると織斑に睨まれる俺はそれを無視しているが内心うっとおしいばかりである

そんなこんなで一限目は終わった

 

「少し宜しいかしら?」

 

「何だ?セシリア・オルコットイギリス国家代表候補生」

 

「あら?あなた私をご存じですの?」

 

「テストパイロットだと言ったろ、専用機持ちの人間は大抵目を通してある」

 

「いえ、分からない点などがあれば教えて差し上げましょうか?と聞きに来ましたの」

 

「遠慮するよ、先生に聞く方が早いし、所属プロジェクトの人たちに聞けるしな」

 

「そうですか、わかりましたわ」

 

「すまんな、善意で声をかけてきたのに」

 

「いいえ、お気になさらないで下さいな」

 

「あぁ、わかった」

 

「では、ごきげんよう」

 

そう、オルコットとの話を切り上げるとブカブカのパーカーを着た女子が話しかけてくる

 

「ナッツー、お話ししよう」

 

「何だ?と言うか、ナッツーは無いだろう」

 

「まぁまぁ、いいじゃん 私の名前は布仏本音って言うんだよー」

 

「じゃあ、のほほんだな」

 

「良いねー、私そのものって感じがするよー」

 

「で、何のようだい?」

 

「お話ししようと思ってきたけど、お話の内容を決めてなかったよー」

 

「ハハハ、面白い奴だな」

 

「むー!それは失礼だよ!ナッツー」

 

「ナッツーは止めてくれ、せめてサムにしてくれ」

 

「何で?」

 

「違和感が凄くてなんだかむず痒いから」

 

「わかったー じゃあ、サムサムは漫画とか読む?」

 

「多少なら読むな」

 

「何を読むの?」

 

「基本的にジャンルは問わず読むぞ、最後に読んだのは天使2/1方程式かな?」

 

「少女漫画じゃん、そういうのも読むの?」

 

「あぁ、とは言っても少女漫画は花夢系しか読まないけどな」

 

「ふーん あ、もうすぐ授業だから戻るね」

 

「おぅ、早くしな」

 

そう言うと本音はキョトンとした顔をして

 

「そっちのしゃべり方が素?」

 

と聞いてくる

 

「あぁ、少し乱暴なしゃべり方だがな」

 

「ううん、かっこいいよ」

 

「ありがとさん」

 

と言って今度こそ授業の準備に戻る本音そこでチャイムが鳴り、二限目の授業を行い終わる

 

三限目に織斑先生が

 

「先程は決められなかったからな、今からクラス代表を決めたいと思う 自薦、他薦、問わず受け付ける」

 

と言うと

 

「じゃあ、織斑君を推薦します」

「私も」

「私もです」

 

「なら、私は八雲君を推薦します」

「私と八雲君がいいな」

 

等と好き勝手に推薦し出す

その間織斑は

 

「え? チョッ! 待てよ!」

 

とかなんとか言っている

俺?俺は正直どうでもいい、任されたなら行うし、自分以外がなるなら楽でいいなと思ってる、ただし織斑、てめぇはダメだ

そこに

 

「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

セシリア・オルコットイギリス国家代表候補生が意義を唱える

 

「クラス代表は実力のあるものがなるべき物です、それを素人にさせるわけにはいきませんわ!」

 

理解できるが、それ以上言うと女は男の付属品っていう前時代よりさらに古い考え方の男がうるさいぞ、絶対

 

「男が推薦されるのもおかしいですし、そもそも実力が必要なクラス代表に国家代表候補生である私が選ばれないという事が認められませんわ!」

 

「うるせーぞ!あんな出来損ないやお前なんかより俺の方ふさわしいだろうg!?」

 

そこまで言ったところで織斑の言葉が止まる、俺の投げつけたボーラが原因だが

 

「おいてめぇ!一夏!できの悪い兄の癖して弟様の邪魔すんじゃねぇよ!」

 

やっぱりこいつも俺を一夏だと思ってんのか

その通りだけど

 

「クチャクチャ囀ずってんじゃねぇよ三下 俺は織斑一夏何て名前でもねぇし、その考えは敵を作るだけだから止めろ セシリア・オルコットイギリス国家代表候補生、自分の立場を考えような?」

 

オルコットは顔を青くし、対照的に織斑は顔を真っ赤にして黙りこむ

そこに織斑先生が話を挟む

 

「では、織斑、オルコット、八雲三名による総当たりで代表を決める 日にちは一週間後だ準備しておけ」

 

織斑先生がそう言うとその場は終わりと言うことらしい、そのまま授業が始まった

 

そして放課後、俺と織斑は山田先生に呼び止められていた

 

「よかった、織斑君と八雲君の部屋が決まりましたので、鍵を渡しに来ました」

 

「ですが、男の部屋は準備できてないから数日は学外から通う筈では?」

 

と聞くと後ろに来ていた織斑先生が答える

 

「クラス代表を決めるための模擬戦が決まったからな、少し無理矢理だが寮に編入させた」

 

とのこと

 

「有難うございます」

 

「因みに、二人共相部屋だ」

 

「マジですか」

 

そう告げると山田先生と織斑先生は去っていった

その後を追うように織斑も舌打ちをのこしどこかへ行った

 

 

IS学園・学生寮

 

「1035号っと、ここか」

 

俺は学園から割り振られた自室の前に来ていた、取り敢えず扉をノックする

 

「は~い」

 

そう聞き覚えのある声で部屋のドアが開く

 

ガチャッ

 

出てきたのは布仏本音、のほほんだった

 

「あれー?サムサム?どしたの?」

 

「いや、山田先生から俺の部屋はここだと聞いてな」

 

「そう、じゃあ、はい」

 

そう言うとのほほんは部屋に入って俺を招き入れる

 

「じゃあサムサム、こっちのベッドは私が使ってるからそっちのベッドね」

 

「あぁ、わかった」

 

そう言うとのほほんはベッドに横になりお菓子を食べながら漫画を読み始める

 

「そうだ、のほほん パソコンってどっち使ってる?」

 

「ベッドの前のやつだよー」

 

「分かった、あと、風呂はいつ頃はいるんだ?」

 

「まさかサムサム、私のお風呂を覗く気?」

 

と、笑顔でのたまいやがった

 

「んな訳あるか、のほほんが入らない時間に入るつもりなだけだ」

 

「成る程、私は基本大浴場だよ、部屋のはたまに六時くらいに入るよ」

 

「分かった、俺は寝る前に入る派だから大丈夫だな」

 

「そうだねー」

 

「で、そろそろ食堂に晩飯食いに行くが一緒に来るか?定食位なら奢るぞ」

 

「行くー」

 

「じゃあ行くか」

 

 

その日の食堂ではダボダボの服を着た男女が一緒にご飯食べてるのを見て癒された人がいたとかいないとか

 

そうして一週間後、クラス代表を決める日が来た

 

「織斑君!専用機が来ましたよ!」

 

そう言って一秋の元に来る山田先生

 

「ならすための時間がない、フォーマットとフィッティングは実践でやれ」

 

等と織斑先生が言ってるときに織斑はこっちを見て

 

「これで俺とお前には専用機と言う差が又ついたな!」

 

と叫ぶ

駄菓子菓子違っただがしかし

俺に専用機はある

 

「残念だけど俺はここに来るまえから専用機を持ってるんだよなぁ」

 

そんなことは織斑は聞いておらず高笑いしながら

 

「織斑一秋!白式!出る!」

 

と叫びアリーナへ出る

 

 

 

織斑の試合だけど、結果は織斑の負け

30分頑張って撃墜直前に

一次移行(ファーストシフト)するも雪片弐型の単一仕様能力(ワン・オフ・アビリティ)零落白夜に残り僅かなSE(シールドエネルギー)を食い尽くされて終了

 

 

そして俺とオルコットの試合

俺は自分の専用機《黒薔薇》を纏い

 

「黒薔薇、出る」

 

と言い、アリーナに出る

するとオルコットが

 

「あら?八雲さんそれは?」

 

「俺のISだが?」

 

「何ですの?その見た目は」

 

「実際に戦えばわかるさ」

 

そう、この機体は見た目が少し特徴的だ、黒い機体全体に緑と紫の茨のようなものが巻き付き、機体の後ろには一台の大きなシールドビットのようなものが浮いている

脚部には左右4つBT兵器であるビットがついている

 

そこで試合開始のブザーがなる

 

「踊りなさい、ブルーティアーズの奏でるワルツで!」

 

「この程度じゃあ踊れないなぁ」

 

俺はそう言うとオルコットのビームを全て避ける

 

「この!ちょこまかと」

 

「ほらほら、相手を狙って撃つだけが射撃じゃあねぇぞ!」

 

俺はそう言って左手から流星錘(マーズ)でビットを全て撃ち落とす

 

「そんな、ティアーズが全て落とされる何て」

 

「はぁ、BT兵器はこう扱うんだよ行け!アンドロメダ」

 

俺は両足に着いていた8機のビット(アンドロメダ)を使い、マーズとアンドロメダで連携してセシリアに詰め寄る

 

「そんな、ビットで攻撃しながらISも変わらず動かすなんて」

 

オルコットは自分以上の技術でビットとISを扱う俺を見てうちひしがれている

するとオルコットは

 

「降参ですわ」

 

と言った

 

《セシリア・オルコット降参、勝者八雲夏》

 

そう、俺は勝っていた

 

 

その後は俺と織斑でヤったが

流星錘で近付けさせずにいっぽうてきにボコったらかってた

 

織斑とヤった後、ピットに戻ると篠ノ之、篠ノノだっけ?(すっとぼけ)がいた

 

「貴様一夏!日本男児なら男らしく剣を使って戦え!そんな中国の暗殺道具など使って恥ずかしくないのか!」

 

とか言ってきた(ウゼェ)

 

「何を恥ず事がある、俺は所謂PMCの様な物だ依頼内容によっては様々な武器兵器を扱う、どんなことをしても依頼を達成せねばならない、もう一度言うが其処に恥ず事など無い」

 

その後、オルコットが謝りに来て、呼び方をセシリアにするよう言われ、ビットの使い方の教えを乞われそれを了承するなど色々あった

 

そして部屋では

 

「いやぁ、サムサム圧倒的だったねぇ」

 

「本当に強いね」

 

と、のほほんと更識簪に誉められていた

何故だ

 

「のほほんはわかるが、何故更識簪さんが部屋にいるんだい?」

 

「あれ?私って名前教えたっけ?」

 

「仮にも企業代表だからな、国家代表候補生位までなら大抵覚えてる」

 

「そう、お姉ちゃんに教えてもらった訳じゃないのね」

 

「あぁ、更識盾無と不仲なんだったか?」

 

「その事も?」

 

「会社の資料で知った」

 

「凄いね」

 

「そうか?」

 

等と話ながら夜は更けていく

因みに

 

「夏、この辺りの少女漫画借りていって良い??」

 

「構わねぇよ」

 

と言う会話があり、簪は世界でいちばん大嫌いを全巻借りていった




クラス代表決まりました
そして簪と知り合いになりました

今回出てきた黒薔薇のマーズ(流星錘)は、中国の暗器で、長いワイヤーに重りをつけたものです、主に近中距離用の武装です、見た目は茨の先端に薔薇型の重りが着いてます

因みに、世界でいちばん大嫌いと天使2分の1方程式は実在する漫画で、男である作者の私がほぼ唯一読む少女漫画です(と言うよりも日高万里さんの作品しか少女漫画は読まないです)


主人公の専用機スペックデータ

機体名・黒薔薇

第4世代IS

武装
流星錘(マーズ)×2
レーザービット(アンドロメダ)×8
実弾サブマシンガン(ヴィーナス)×2
エネルギーサブマシンガン(マーキュリー)×2
実態剣(ユラノス)×4
エネルギー剣(ネプチューン)×4
グレネードランチャー(サターン)×1
エネルギー展開型実体シールド(ジュピター)×1

高起動型拡張パッケージ(アース)

拠点防衛用拡張パッケージ(サン)

強襲用拡張パッケージ(プルートゥ)

となってます、ジュピターは黒薔薇の後ろに出てる大きな浮遊シールドです
夏は主にマーズとアンドロメダを愛用しています


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六話

こっちの世界の白式は暮桜のマイナーチェンジ品です。
同じ能力で射撃武器を"乗せなかった"暮桜に対し、射撃武器を"乗せれなかった"白式と言う風になってます


簪とのほほんに誉められさらに少し仲良くなった俺は何事もなく翌日を迎えた

 

「と云う訳で、クラス代表は八雲夏君に決定しました~、皆さん拍手~」

 

山田先生がSHRでそんな事を言うとクラスからは拍手が起こる

 

「ですので、代表になった八雲君には意気込みを言って頂きましょう」

 

「ご紹介に預かった八雲です、クラス代表になった以上頑張りますので声援いただけると嬉しく存じます」

 

「堅いですね、もっと気楽な感じで良いんですよ」

 

「はぁ、分かりました」

 

「では授業を始めます」

 

織斑と篠ノ之が睨んでくる以外何事もなく授業が終わり放課後、俺はのほほんに連れられ生徒会室に来ていた

 

「サムサムは仕事終わるまでちょっと待っててねー」

 

「待ってるのは良いがそろそろ連れてきた理由を教えろよ」

 

軽口を叩いているとのほほんの姉である布仏虚が紅茶を持ってくる

 

「八雲君に訊きたいことがあって本音には来てもらったのよ」

 

「聞きたいこと、ねぇ」

 

更識盾無がそんな事を言う

 

「訊きたいこと?」

 

「そう、だから仕事が終わるまで待っててね」

 

「ハイよ」

 

夏は紅茶を啜りながら15分ほど待つ

 

「終わったわよ」

 

「やっとか、それで?訊きたい事ってのは何だい」

 

「貴方の素性」

 

楯無がそう言うと生徒会室にピシリと凍ったような空気が走る

 

「貴方はDNA的に云えば織斑一夏の筈、しかし貴方は否定するでは一体何者なの?」

 

「フー、流石は対暗部組織・更識、と言ったところか」

 

「ではやっぱり」

 

「そう、俺はかつて織斑一夏と呼ばれていた しかしだ、四年程前に拐われてから名前を捨てた」

 

「どうしてなの?」

 

問われ夏は拐われた日の事を思い出す

 

「更識でも知り得ない情報と言うわけではないだろう?」

 

「どういう意味?」

 

「どうもこうも、政府のお役人共が頑張って隠してる真実さ」

 

「真実?」

 

「俺が拐われたとき、織斑千冬はそれを伝えられたにも関わらず、『其がどうしました?私が出ることには変わりありませんよ?』と言ってたからなぁ」

 

「ッ!」

 

「そう、それが俺が織斑一夏の名を捨てた理由だよ」

 

「そう、後もう一つ聞きたい事があるのだけど」

 

「何だい?」

 

「貴方はマフィアなの?」

 

「何故?」

 

「ブーゲンビリア貿易と三國交易はロシアンマフィア、ホテルモスクワとチャイニーズマフィア、三合会 それぞれの下部組織ですもの」

 

「俺はマフィアではないが、ロアナプラで動いている以上、その辺の連中との関わりは切れねぇ」

 

「ではマフィアではないと?」

 

「あぁ、仕事ならマフィアと関わるが、仕事でもなければ関わる気は余りねぇよ」

 

「なら良いのよ」

 

「会長、そろそろ下校時間ですよ」

 

「そうね、では解散しましょうか」

 

「じゃあ、本音部屋に帰るぞ」

 

夏がそう口走る、それを見た楯無がニヤニヤし始める

 

「へ~、もう名前を呼ぶような仲なんだ」

 

からかうように言う

 

「へッ!?」

 

それで本音は顔を少し赤くして驚いたように声をあげる

 

「あー、スマンなぁのほほん」

 

「ううん、ダイジョーブだよ」

 

「青春ねぇ」

 

「そうですね」

 

軽く二人にからかわれながら生徒会室を出る

部屋に戻る途中の階段で先に上っていた本音が足を踏み外す

 

「あ」

 

「チョッ!危な!」

 

夏は慌てて本音を抱き寄せて支える

 

「大丈夫か?本音」

 

「う、うん 大丈夫だよ夏くん」

 

「そうか」

 

そう言って互いに顔を赤く染める

夏はそのまま少しトロンとした顔の本音を見て不思議な感情が沸き上がってくるのに戸惑っていた

そこに人が通りかかる

 

「あれ?本音と八雲君?なんで抱き合ってるの?」

 

「アー、アレだ 本音が階段を踏み外したから助けただけだ」

 

そう言って二人はゆっくり離れる

 

「ふーん、そうなんだ」

 

そう言ってクラスメイトの相川はニヤニヤする

 

「まあ、好きにすればいいさ」

 

「うん、そうするね おやすみ~」

 

逃げるように相川は走っていく

 

「帰るか」

 

「うん」

 

本音は顔を赤くしたまま頷く

 

(何だろうなこの感じは)

 

(このモヤモヤはなんだろう)

 

二人はどことなくモヤモヤしながら手を繋いだまま部屋へ戻っていった




生徒会室で少し書こうと思ったら帰りがおかしな事に何故だ


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紹介

今回は、キャラ商会じゃなくて紹介です

 

 

 

八雲夏 元・織斑一夏

 

原作とは違い、5年前に起こった第2回モンド・グロッソでの誘拐事件でラグーン商会に拾われる

その後、正式なラグーン商会の社員として仕事を開始、銃を持つとトリガーハッピーが発症するが本人はそれを嫌っている為、暗器を好んで使用する、銃を持った時の豹変ぶりから『小さな2丁拳銃』(トリガーハッピー)と呼ばれる様になる

バラライカと張は、夏が黒くなる前から気に入られており二人共、弟の様に扱っている

 

機体名・黒薔薇

 

第4世代IS

装甲に兎印の新合金(ガンタリウム合金の様な物)を使用している為頑丈さと軽さは他のISとは一線を画す

第4世代ISの為、全身が展開装甲になっている

 

武装

 

流星錘(マーズ)×2

先端に薔薇の形をした錘のついたワイヤー

これだけだと弱く感じられるが、これにも兎印の新合金を使用している為ワイヤーの切れ味、が異常

他の武器と合体させて有線式ビットとすることも可能

 

レーザービット(アンドロメダ)×8

薔薇型ビット、基本色は黒で本物と見紛う程の再現度の高さという兎クオリティ

 

実弾サブマシンガン(ヴィーナス)×2

片手で扱うことを前提でデザインされたサブマシンガン、見た目はMGS3のパトリオットを参照

 

エネルギーサブマシンガン(マーキュリー)×2

コメントする頃もほぼ無い、見た目はストライクノワールのビームライフルショーティ

 

実体剣(ユラノス)×4

剣と銘打ってはいるが実際は刀、武者頑駄無の刀(鞘付き)

 

エネルギー剣(ネプチューン)×4

ビールサーベル

 

グレネードランチャー(サターン)×1

H&K HK69を巨大化させた物、作者的にはヨルムンガンドのチナツキャノンスペシャルのイメージ

 

エネルギー展開型実体シールド(ジュピター)×1

半径200mまでを覆うことのできるエネルギーシールドを展開する非固定部位(アンチロックユニット)

見た目は黒いサイコロ

ユラノス、ネプチューンと合体させてビーム、実体切り替え可能な大剣(プレセペ)になる

 

合体式大剣(プレセペ)

ユラノス、ネプチューン、ジュピター、の三つを合体させて使う大剣、ビームブレード、実体剣切り替え可能

見た目はFF7のバスターブレード

 

高起動型拡張パッケージ(アース)

宇宙空間での使用が前提のパッケージ、すべての武器をワイヤーで繋ぎ、スラスターの数が3倍に増える

 

 

 

 

織斑一秋

 

一夏を苛めていた人

当時から学力から始まり何から何まで実は劣っていた人、しかし一夏よりコミュ力は高かった上に変に口が上手い為いつも人の集まりの中心にいた

 

専用機・白式

 

第3世代IS

倉持技研が暮桜を元に作ったIS

原作では一夏君が乗るはずだったので兎が手を入れていたが、ここではそういった事はなく、零落白夜の燃費効率の上昇を果たした代わりにバススロットは空きが無い

 

武装

 

雪片弍型

原作より燃費が良くなっただけ

 

 

ついでのこの世界の暮桜

 

暮桜

ブリュンヒルデ・織斑千冬のかつての愛機

第2回モンド・グロッソ時の引退と共に日本政府に引き渡し、コアが白式に使われる

バススロットには空きが有り、実体剣(葵)と前世代の実体剣(青)が三本ほど入っていた

 

武装

 

雪片

原作そのまま零落白夜

 

実体剣(葵)

打鉄の剣

 

実体剣(青)×3

第一世代IS青銅の剣

 

 

 

こんな感じかな

 



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