冬木の第5次聖杯戦争に月の聖杯戦争のマスター達が参戦します! (白野&凛)
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第0話その1

はじめて。初投稿です。
気軽に読んでくれると幸いです。
よろしくお願いいたします。


2030年月の聖杯戦争は終結した!

聖杯戦争に勝ち残った青年は願いを叶え消えてしまった!

その後彼を知るマスター達は地上にて彼を探し始める!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「結局ここもハズレね!」

ラニ「そうですね。」

凛「まったく。あいつ何処で眠っているのかしら。これだけ探しても見付からないなんて!」

ラニ「ですが凛あの人からのメールはこの地上の何処かで眠っていると書いてあります。それに私達は必ず見つけ出すと誓いました。」

凛「そうね。絶対にさがしだして眠っているあいつを叩き起こして私達のことを記録として残っているなら思い出させるんだから!」

その後彼女達はアトラス院に戻り新たな情報を見つけ出すためパソコンをチェックする。

するとひとつのメールアドレスが入っていることに気付く。

ラニ「凛、メールがきています。送り主は・・・・・っ!ユリウス?」

凛「はぁ?なんでユリウスからメールがくるのよ!あんたユリウスにアドレス教えたの?」

ラニ「いえ、ですがハーウェイの力があれば私のアドレスを調べることは容易いことかと。」

凛「そうね。で?なんて書いてるのかしら?」

ラニ「メールを開けてみますね。」

ユリウス「久しぶりだなラニ=Ⅷ。遠坂凛のアドレスはブロックが掛かっていたがお前のアドレスは簡単に調べることが出来た。いま読んでいるメールに俺の携帯番号が入っている。すぐに連絡してほしい!待っている!」

凛「・・・・・・なにこれ?」

ラニ「さぁ?どうやらユリウスは急いで連絡よこせとのことでしょうか?あっ?ユリウスの番号があります。かけてみますか?」

凛「そうね。私のスマホからかけてみるわ。番号は何番かしら?」

ラニ「はい。×××-××××-××××ですね。」

凛「了解っと。」

 

プルルル・プルルル・プルルル・ピ・・・・

ユリウス「誰だ?」

凛「あら?誰だとは失礼ね、といっても知らない番号からかかってきたらそうなるかしら。久しぶりねユリウス私が誰かわかるかしら?」

ユリウス「その声は遠坂凛か?どうやって俺の番号を・・・・・そうかっ!ラニ=Ⅷといるのだな?」

凛「御名答。そっ!いま私達はアトラス院のラニの部屋に居るわ。」

ユリウス「そうか。では用件だけ伝えよう。あいつの居場所の情報が手に入った。情報源はお前達のよく知る人物だ。信じる信じないはお前達で決めろ。アトラス院からレオの家まで2・3日ぐらいか?用件はそれだけだ・・・・。一応信じてもらうためレオはお前のブラックリストを取り消した。以上だ。」

プツ・・・・プ~~~~~

凛「ちよっ?ユリウス!ユリウス!」

 

ラニ「凛。ユリウスはなんと?」

凛「あいつの居場所の情報を手に入れたみたい。今すぐレオの家まで来いって。どうする?」

ラニ「その情報が確かなら私達は行くべきですね。・・・・しかし、本当にその情報は信用するべきでしょうか?」

凛「そうね。だけど情報をくれた人物が気になるわ。私達がよく知る人物だとユリウスは言ったわ。それにレオは私のブラックリストを取り消したらしいわ。ラニ調べてくれるかしら?」

ラニ「分かりました。・・・・・っ!凛、確かにあなたのブラックリストが無くなっています。どうやらレオは私達にどうしても来てもらいたいみたいですね。」

凛「そう。・・・・・・・・・。ラニあなたは行くでしょ?なら私も行くわ。いまは少しでもあいつの情報が欲しいし。」

ラニ「そうですね。では準備ができしだいレオの居場所に向かいましょう。」

 

 

 

 

 

 

~3日後~

ユリウス「久しぶりだな。遠坂凛とラニ=Ⅷとにかく入れ、レオ達が待っている。」

凛・ラニ「・・・・・レオ達?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レオ「お久しぶりですね。凛さんそれにラニ=Ⅷ。こうして会うのはいつぶりでしょうか?」

凛「本当にね。・・・・でっ!私達がここに来たからにはちゃんと説明してくれるのでしょうね?」

レオ「勿論です。ですがその前にあなた達に会わせたい人達がいます。どうぞ入って下さい。」

ガチャッ!

シンジ「なんで僕がこんな所に!」

ジナコ「あっ?凛さんとラニさんじゃないっすか!久しぶりッス!」

桜「お久しぶりです。二人ともお元気そうでなによりです。」

凛「えっ?シンジにジナコそれに桜?何で桜が居るのよ!あんた月のNPCよね?なのになんで?えっ?えっ?えっ?」

桜「お気持ちは分かります。いまからなぜ私が居るのか説明します。とりあえず皆さんお座り下さい。」

凛「わかったわ。とりあえず最初から説明してちょうだい!あいつの事と桜がなぜ地上にいるのかを。」

レオ「分かりました。では・・・・・と言いたいですが僕と桜が説明するよりも彼女が説明した方がいいでしょうね。桜彼女に連絡をしてください。」

桜「分かりました。」

そして桜はパソコンをとりだす。パソコンを皆が見えるように大きなモニターに繋げる。写し出された画面には桜のマークがその桜のマークに見覚えかある凛達そして・・・・突然大音量の音楽が流れ画面に一人の人物が写し出される。

??「突然の出張なんてなんのその。皆がまっていた絶対最強後輩美少女がお送りする・・・・・・・・・せ~のっ!BBチャンネル~~!はい皆さん拍手です!」

凛・ラニ・シンジ・ジナコ「・・・・・・・・・・・・・・・はい?」

BB 「あれあれ~~?ドウシマシタ?皆さんが大好きなBB チャンネルですよ~!なにボケ~っとしてるんですか?ちゃんと拍手してくれないとBB ちゃん悲しいです。ぐすん!」

 

 

 

 

 

凛「なんで?」

BB 「はい?」

凛「な・ん・であんたがでてくるのよ~~!」

BB 「 勿論私が先輩の情報をレオさんに教えたので。最初は凛さんにと思いましたが。凛さんに連絡するとなにかと五月蝿そうなので初めにレオさんにしたBB ちゃんなのでした。」

うが~~っ!と凛が頭を掻き出す。ラニとシンジとジナコはまだ状況が理解しておらず、フリーズ状態である。

桜「凛さん落ち着いて下さい。とりあえず紅茶でも飲んでリラックスです。じゃないと話が進みません。」

凛「ふぅ~!ふぅ~!そうね。ありがとう桜少し落ち着いたわ。とりあえずBB 久しぶりね。あんたが生きているなんて夢にも思わなかったわ。」

BB 「 それでは早速先輩について説明しますね。その前にいまフリーズ中の三人を叩き起こして下さい。」

凛「相変わらず人の話を聞かないのね!まぁいいわ。ほらラニ!シンジ!ジナコ!起きなさい。」

ユリウス「レオ、あの娘は呼ばなくていいのか?一応月の聖杯戦争に参加したマスターだろ。」

レオ「大丈夫ですよ兄さん。BB の説明が終わり次第連れて来ます。それにいまは眠っているので起こすのは可愛そうでしょう?」

ユリウス「そうだな。」

その後フリーズ中の三人が目を覚ましBBの説明が始まる。

BB 「 いいですか?いまから先輩について説明しますね。あっ?白桜の事は白桜に聞いてください。私は先輩以外は興味ありませんので。そうですね~。とりあえず何処から話ばいいのやら?あっ?一から説明しろと成金さんはいいましたね?それでは早速。先輩はいまあなた達の住む地上にはいません。勿論冷凍保存されてもいません。先輩は月の聖杯戦争に勝利し願いを叶えこの世界からいなくなりました。だからといってムーンセル・オートマトンに消されたわけでもありません。」

凛「ひょっとして成金て私ことかしら!まぁいいわ。で?彼はいま何処にいるわけ?」

BB「転生って言えば皆さん分かりますか?どうやら先輩はこの時代より前の1987年に生まれたそうですね。ムーンセル・オートマトン情報ですので間違いないかと。生まれたての先輩・・・・・・きっとすごく可愛いに違いありません!」

と体をくねくねさせ一人彼を想像しながら悶えるBB 。

レオ「BB その情報が確かならもしかして僕達を1987年に行けと?それは不可能では?」

凛「そうね。レオの言うとうり。タイムトラベルは不可能よ。それに1987年に行けたとしてもあいつはまだ生まれたての赤ちゃん私達の事は覚えていないでしょうね。」

BB「?何も1987年に行けと言っていませんよ?私はあなた達には先輩が生まれた1987年から17年後の2004年に行って欲しいのですが?」

凛「アノねぇ。さっきタイムトラベルは不可能と言ったところですけど。ちゃんと人の話聞いてるのかしら?」

BB 「 ふっふっふ!大丈夫です。ちゃんとてはうってあります。実はタイムトラベルは可能なのです。私BB ちゃんとムーンセルが保証します。と言うわけでいまから私が指定する場所に行って下さい。とりあえず6人必要ですので皆さんで6人誰が行くか決めちゃって下さい!指定場所はいまから地図を送りますので指定場所に着き次第連絡下さいね。それではまた後で。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして~

レオ「それでは早速誰が行くか決めちゃってしまいましょう。とりあえず僕は行けないのでそうですね~。凛さんとラニ=Ⅷそれにユリウス兄さん後は桜ですので残り2人はシンジさんと~~。」

凛「ちょっとなに勝手に決めてるの!それにレオなんであんたは行けないのかしら?」

レオ「僕はここに残り皆さんのバックアップをします。後ジナコには僕の手助けをしてもらいます。彼女はパソコン関係はここにいる誰よりも得意ですから。それとも凛さんが残り皆さんの手助けをしますか?」

凛「ぐっ!わかったわ私は行くわ。彼に会いたいのも確かだし。でっ?他の皆はどうするのかしら?」

ラニ「勿論私は行きます。BBの事はあまり信用できませんが。」

ユリウス「俺はレオが指定するならかまわない。」

桜「私は行きます。先輩に会いたいですから。」

シンジ「僕は断る。あいつのことなど興味ないからね。行きたければお好きどうぞ。」

凛「そうね。シンジ、あんたがいても足手まといしかならないから必要ないわ。レオとりあえず後2人誰か心当たりはあるのかしら?」

レオ「そうですね?1人は大丈夫ですよ!しかし後1人ですか?う~ん?」

シンジ「・・・・・・・ちょっと?えっ?いや?マジ?まって?行く!僕行く一応あいつには借りがあるし。だから・・・・・ちょっと無視しないで?ねぇ?お願いします。連れて行って。」

凛「あら?シンジ行きたいの?でも貴方まだ8才よね?大丈夫かしら?」

シンジ「当たり前だ!とりあえずBBからもらった地図の場所に今から行くんだろ。僕がどれだけ役に立つかめにもの見せてやる!」

凛「ハイハイ。連れて行ってあげるから出発の準備でもしてなさい。」

ラニ「さすが凛ですね。シンジの扱いが上手です。」

凛「なにいってるの?シンジはまだ8才よ本当は連れていきたくないわ。子供を危険かもしれない場所には。」

ラニ「ふふ。貴方らしいです。しかし後1人はレオが連れて来るのですね?いったい誰なのでしょうか?」

凛「さぁ?まっ。レオのことだから優秀な人物でも連れて来るんじゃないかしら?」

 

 

 

そして凛達はBBの指定した場所に移動する。2004年の日本冬木にタイムトラベルをする。彼・・・・いや岸波白野に再会するために!

 

 

 

 




結構疲れる。
とりあえず第0話その1はいかがてしたか?
凛を中心に進めてみました。
次は第0話その2を投稿します。
いつになるかわかりませんが温かい目で見てください!


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第0話その2

凛中心の第0話やっと完結です。
皆さん暖かい目で読んで下さい。



BB からの情報により凛達は岸波白野が眠っていた場所に移動する。

 

凛「ねぇレオ?」

 

レオ「なんでしょうか凛。」

 

凛「確かめたい事があるの。]

 

レオ「はい?」

 

??「くぅ~くぅ~。」

 

凛「・・・・・ひょっとしてあの子も2004年に連れて行くつもり?」

 

レオ「はい。ひょっとして心配ですか?」

 

凛「当然でしょ!あの子まだシンジと同じぐらいの年齢よね?それなのに‼」

 

レオ「そうですね。最初は僕も反対しました。ですがこの子がどうしても白野さんに会いたいと泣きながら暴れるので・・・・。ですが安心してください。彼女はマスターとしては一流です。僕が保証します。」

 

??「うふふ。お兄ちゃん・・・くぅ~。」

 

凛「・・・・・・はぁ。まぁいいわ。この子のことは後回しにして、それより桜!」

 

桜「はい?なんでしょうか凛さん。」

 

凛「BB には岸波君の情報は聞いたからいいけど、貴方はどうやって地上に降りたのかしら?説明してちょうだい!」

 

桜「そうですね。まだ時間はありますし、いまからその事について説明しますね。まず私が地上に来れたのは先輩のおかげなんです。」

 

ラニ「?白野さんの?」

 

桜「はい。あっ?説明する前に皆さんに確認したいことがあるのですが。宜しいでしょうか?」

 

凛「何かしら?」

 

桜「皆さん先輩のサーヴァントを覚えていますか?」

 

凛「当然でしょ。あいつのサーヴァントはセイバーじゃない!」

 

ラニ「??凛、白野さんのサーヴァントは確かアーチァーのはずです。」

 

ユリウス「いや。あいつのサーヴァントはキャスターのはずたが?」

 

レオ「僕の記憶が確かならギルガメッシュですよ?」

 

凛「えっ?あれ?そういえばアーチァー?キャスター?ギルガメッシュ?ん?」

 

桜「実は皆さんが参加した聖杯戦争は先輩の勝利が確定する事をムーンセルが予測しました。そのときムーンセルはどのサーヴァントであれば先輩が優勝するか計算していたのです。そして選ばれたサーヴァントはセイバー・アーチァー・キャスター・後皆さんは記憶ありませんがバーサーカーです。ですがBB により月の裏に落とされた先輩はバーサーカーと別れギルガメッシュさんと契約しました。その後バーサーカーはなぜかいなくなりそのまま聖杯戦争のサーヴァントはギルガメッシュさんとなり優勝しました。」

 

凛「なるほどね。だけど桜。それが貴方と何の関係があるの?」

 

桜「皆さんは先輩が聖杯に叶えた願いは解りますか?」

 

ラニ「確か聖杯戦争事態をなかったことにしてその後二度と聖杯戦争が起こらないようにと。」

 

桜「そうです。先輩はその願いを叶えました。それはどのサーヴァントといても同じでした。ですがその願いはムーンセルにとって一つの願い事ととらえてしまい残り3つの願いが残ってしまいました。つまりムーンセルは先輩が優勝できるサーヴァントを予測し4人のサーヴァントを選択その後無事先輩は聖杯戦争に勝ち残り優勝し一つだけ願いを叶えいなくなりました。」

 

凛「へぇ~。つまり後3つ聖杯に願いが残ってるのね?」

 

桜「いえ。残りは後一つだけです。」

 

凛「??」

 

桜「2つは私が使っちゃいました。その内の一つは私が地上にこれたのと関係あります。」

 

凛・ラニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」

 

桜「聖杯戦争終決後私はどうしても先輩に会いたいと願いました。あの人の笑顔をもう一度見たいと。私はNPC で上級AI、ムーンセルになんとかアクセスし先輩の居どころを探しました。ですが見つからず・・・・・。ただ・・・・。」

 

凛「ただ?」

 

桜「先輩の居どころは見つからずじまいでしたが。先輩がてに入れた聖杯の情報が見つかり後3つ願いが叶うことがわかりました。それで私がその願いにアクセスし肉体をてに入れ地上に来ることができたのです。」

 

凛「それってずるでもしたのかしら?」

 

桜「はい。色々大変でした。なんせ相手は頭脳の塊ですので。先輩に出来るだけ似せるように姿形や声をてに入れましたから、ですがその必要はなく私でもなぜか願いを叶えることができたのです。憶測ですがきっと私と先輩との繋がりが強かったのが原因かと。」

 

凛「・・・・・。」

 

ラニ「そう言えば月の裏での最後桜はムーンセルを通じて白野さんの精神に入り一時とはいえ彼の一部に繋がったと聞きました。多分それが原因かと。」

 

桜「きっとそうです。なんにせよこうして地上に来れたのは先輩のおかげなんです。」

 

凛「そうゆうことね。それで?2つ使ったと言ったけど後一つは何かしら?」

 

桜「はい。実はこちらの世界に来れたのはいいのですが、どうやって先輩を見つけるか悩んでしまい、月のムーンセルにアクセスできたので私がいる場所から一番近い皆さんの居場所を検索しました。そのとき一番近い人がこの子だったんです。」

 

??「くぅ~。くぅ~。」

 

凛「ありすね。」

 

桜「はい。居場所は私の居場所から2・30分位でしたのでありすちゃんを探しました。見つけたのはいいのですが、ありすちゃんは誰もいない場所でカプセルの中で植物状態だったんです。」

 

凛「それでありすを目覚めさせるのに聖杯を使ったと?」

 

桜「そうですね。その後ありすちゃんと私は次に近いレオさんを見つけて今に至る訳です。」

 

ラニ「ですが、確かありすは魔術回路のせいでどこかの軍に人体実験されていたと聞きました。身体は大丈夫なのですか?」

 

桜「はい。聖杯の力のおかげで健康そのものです。」

 

ユリウス「逆に元気すぎて色々大変だったがな。」

 

レオ「そうですね。あっ!そろそろBB が指定した場所に着きますね。いったいどんな所でしょうか?」

 

 

 

 

~そして~

 

 

凛「まさかこんな山奥に小さな廃墟があるなんてね。」

 

桜「そうですね。BB がくれた地図によるとこの廃墟の地下4階みたいです。」

 

凛「そう。それじゃさっさと行きますか。あっ?コラッありすその辺をうろうろしない!こっちに来なさい!」

 

ありす「は~い。」

 

凛「まったく。ほら手をだしなさい一緒に行くわよ。」

 

ありす「~~~♪」

 

ラニ・桜「・・・・・・・。」

 

凛「な、何よ?」

 

ラニ「いえ。まるで姉妹みたいだなとそう思ってまして。」

 

桜「凛さんは面倒見がいいのですから。聖杯戦争中もよく先輩の事を気にかけてましたし。」

 

ラニ「確かに。凛は白野さん対してツンデレちゃんでした。」

 

凛「そっ、そんなわけないでしょ!ほらさっさといくわよ!」

 

ありす「凛お姉ちゃんツンデレってな~に?」

 

ジナコ「それはっすね・・・・。」

 

凛「うわっ!急に話に入らないで!びっくりするわ!」

 

ジナコ「いや~~。さっきから呼んでたんすけどなかなか返事がなくて。」

 

凛「そうなの?でっ。何かしら?」

 

ジナコ「ここにいる皆さん以外廃墟の中に行きましたよ。僕はレオさんに頼まれて凛さん達を呼びに来ました。」

 

凛「それを早く言いなさいよ!ほら、みんな行くわよ!」

 

ラニ「確かにそうですね。では行きましょう。」

 

 

 

~廃墟の地下4階~

 

 

レオ「兄さん、どうやらこの部屋で間違いないみたいですね。冷凍保存機のプレートに白野さんの名前がありますし。」

 

ユリウス「あぁ。とりあえず今からBB と連絡が取れる段取りをする。」

 

レオ「お願いします。」

 

シンジ「・・・・・・。冷凍保存機以外は何も無いんだ。こんな場所でBBはどうやって僕達を2004年に送るんだろ?」

 

ガチャッ。

 

凛「あっ。ここで間違いないみたいね。BBはまだかしら?」

 

レオ「今兄さんがBBとアクセスできる段取りをしていますよ。」

 

~数分後~

 

ユリウス「レオ、終わったぞ。何時でもBBに連絡できる。」

 

レオ「わかりました。早速ですがBBに連絡をお願いします。」

 

ユリウス「わかった。」

 

 

ユリウスがアクセスボタンを押す、桜のマークが現れマークにクリックする。しばらくして大量の音楽が流れて・・・・・こない?代わりに現れたのは。

 

??「あら?やっと着いたね。全くどれだけ待たされるかと思っていたところよ。」

 

凛「メルトリリスっ!なんであんたが?BBはどうしたのよ!」

 

メルト「何故って?BBが生きているのよ。私達がいてもおかしくないわ。」

 

ラニ「私達?つまりパッションリップもそこにいると?」

 

メルト「もちろん、でもあの子あんた達には興味無いみたいね白野と連絡が取れれば教えてと言って居なくなったわ。」

 

凛「そっ。とりあえずBBと話たいのだけどBBは何処かしら?」

 

メルト「BBなら今・・・・・。」

 

BB「いますよ?いや~皆さんが来るのが遅かったので先輩の写真を整理してました。大変でしたよ、先輩と写る皆さんを焼却処分するのは。ですがこれも先輩が写る写真のためだと想うと頑張れちゃうBBちゃんなのでした!」

 

凛「全く。まぁいいわ。ところで一つ聞きたいことがあるのだけど、いいかしら?」

 

BB「なんでしょうか?」

 

凛「私達が2004年に行く理由よ?」

 

BB「皆さんに第5次聖杯戦争に参加してもらうためですが?」

 

凛・ラニ・シンジ

「・・・・・・・・・・・・へ?」

 

BB「ですから皆さんに第5次聖戦争に参加してもらうためです。ちゃんと聞いてました?」

 

凛「ちょっと!なんで私達が聖杯戦争に参加しなくちゃいけないのよ!それに第5次?冬木って所は何度も聖杯戦争を行ってたわけ?」

 

BB「何度もって。月の聖杯戦争はもっと行われていましたよ。それに時代が違えど聖杯戦争は各国で行われていました。今回貴方達が行く2004年の聖杯戦争は7人のマスターとそれに伴うサーヴァント達による何でもありのバトルロワイヤルです。」

 

凛「それに参加しろと?だけど何故?」

 

BB「もちろん聖杯をてに入れるためです。2004年冬木の聖杯戦争のマスター達は決まっています。ですので貴方達はイレギュラーです。皆さんにはそれぞれサーヴァントを呼び出し計14人のマスターによる聖杯戦争を・・・・・・」

 

凛「私達に殺し合いのバトルロワイヤルをやれって言うの?冗談じゃないわ!」

 

BB「その必要はありません。凛さん達はみな協力しあって聖杯戦争に参加してもらい2004年のマスター達のサーヴァントを倒してもらいます。その後生き残った2004年のマスターさん達は煮くなり焼くなり好きにしてください。」

 

凛「なにさらっと恐ろしい事を言ってるのよ。それで?何故聖杯が必要なのかしら?」

 

BB「皆さんをもとの時代に戻すためです。向こうの世界にもムーンセルが存在することがわかりました。こちらのムーンセル情報ですので間違いないかと思います。そこで向こうの時代のムーンセルと聖杯を繋げて皆さんは此方の世界に帰ってきてもらいます。」

 

 

凛「・・・・・・。そう。向こうからこっちに戻る方法はわかったわ。だけど今から2004年冬木にはどうやって・・・っ!」

 

BB「さすが凛さんです答えがわかったみたいですね。」

 

凛「確か月の聖杯戦争で優勝した白野君は聖杯いよる願いが4つあったのよね?その内の1つは彼が使いあと2つは桜が使った。後1つ残っているわその1つで今から私達はタイムトラベルをし2004年の冬木に行くってことかしら?」

 

BB「ピンポーン!大正解です。白桜が聖杯を使います!」

 

桜「はい。私がムーンセルにアクセスし聖杯に2004年へと私を含め皆さんを送ります。」

 

BB「と言うわけで早速ですが2004年に行く皆さん冷凍保存機の回りに行きそれぞれ手を繋いで下さい。」

 

ラニ「わかりました。凛?どうかしましたか?」

 

凛「本当にそれで2004年に行けるのかしら?」

 

BB「大丈夫です。そのために貴方達はそこにいるのですから。先輩が転生したことは話ましたよね?転生するにあたり先輩は魂と精神と肉体が必要なんです。魂と精神は月のムーンセルに有りましたから、後は肉体だけでした。肉体は今皆さんがいる場所に冷凍保存状態でいました。その肉体がそこに無いと言うわけですので転生するさい肉体も消えてしまったと言う訳です。そこでタイムトラベルをするにあたりその場所が一番適性してるかと。」

 

凛「過去に飛ばされた肉体に便乗し私達も過去にタイムトラベルすると?」

 

BB「そうですね。後は白桜次第ですね。わかっているわね桜?必ず2004年の冬木にそして聖杯戦争が始まる前にタイムトラベルすること。貴方がムーンセルにアクセス次第此方もアシストを行うわ。」

 

桜「えぇ。それでは皆さんお互いの手を繋いで下さい。」

 

凛「了解。」

 

ラニ「わかりました。」

 

ユリウス「あぁ。」

 

シンジ「わかったよ。」

 

ありす「は~い!」

 

それぞれの手を繋いでいるのを確認する桜そして・・・・・。

 

桜「ムーンセルにアクセス完了、これより2004年日本の冬木市にタイムトラベルを行うため聖杯に願いを送ります。」

 

BB「桜よりムーンセルにアクセス完了を確認、現在の6人の健康状態良好、タイムトラベルまで5秒前・・3・2・1。」

 

そして~

 

 

BB「さて。皆さんはちゃんと2004年冬木にタイムトラベルできたのでしょうか?」

 

メルト「BB、桜から連絡が来たみたいよ。どうやら無事2004年の冬木市に行けたみたい。」

 

BB「そう、それは何よりです。後は先輩と無事合流出来れば問題ありませんね。」

 

メルト「そうね、だけど白野は聖杯戦争が終わればこっちの世界にくるのかしら?」

 

BB「そんなことはどうでもいい事です。なにせ2004年のムーンセルと此方のムーンセルは繋がりました。ですので先輩に会い次第何時でも先輩とお話ができちゃいます。ウフフッ。早く先輩に会いたいです。」

 

 

 

 

 

 

 

ついに凛達はタイムトラベルより2004年の冬木にたどり着く。果たしてその後聖杯戦争に勝ち残り無事聖杯をてにいれることが出来るのか?そして岸波白野のフラグ建築っぷりはあいからわずなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第0話~

 




第0話は終了です。
次回第1話やっとザビ男君登場です。
次回もよろしくです。


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第1話

ゆっくり更新のはずが、
だけど執筆したい自分がいる今日この頃なのでした。




夢を見た。

 

生前の頃の夢。

 

月の聖杯戦争。

 

自分のそのあり方が美しいと話してくれたサーヴァント。

 

自分を勝利に導くためてを貸してくれた彼女達。

 

自分を愛し最後まで悪役になった上級AI。

 

自分を中心にサクラメイキュウを突破しその手助けをしてくれた仲間達。

 

だからこそ自分は頑張れた。最後まで諦めずにいた。

聖杯戦争が終わりせめてもの感謝を込めて聖杯に願いを込めた。

 

「大切な仲間達が無事地上へと帰れますように。もう二度と月の聖杯戦争が行われませんように。」

 

そして自分・・・岸波白野は消えてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「・・・・・・・んっ。」

 

朝目覚める、懐かしい夢を見た。この時代産まれ今まで観たことがない夢。夢のなかとはいえ大切な仲間達の顔が鮮明に思い出される。

 

白野「何故今頃こんな夢を観たんだろ?」

 

考え込むが直ぐに現実に戻される。

 

白野「んっ?・・・・げっ!もう8時過ぎじゃないか!学校に遅れてしまう。」

 

急いで支度し家を飛び出す。

 

白野「あっ!忘れてた。」

 

家に戻り和室にある仏壇の前に座る。

 

白野「父さん、母さん、行ってきます。」

 

仏壇には岸波白野の笑顔で微笑む両親の写真がある。

両親はすでにいない。彼が幼き頃交通事故に会い亡くなってしまった。それでも彼は今幸せでいた。最後まで母親に抱きしめられ微笑みながら「愛してる。」と語ってくれた。父親は自分の手を握り励ましてくれた。

だからこそ今を精一杯生きて幸せでいること。それが両親に送る精一杯の親孝行だと感じているから・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

白野「ギリギリだったな。」

 

穂群原学園に着き息を整える。

 

一成「おはよう岸波。珍しいなお前がギリギリ登校とは。」

 

白野「おはよう一成。寝過ごしてしまって。」

 

一成「そうか?まぁいいだろ早く教室に行くがよい。もうすぐチャイムがなるぞ。」

 

白野「あぁ。それじゃ。」

 

ガラガラッ!

 

 

士郎「オッス!白野ギリギリだな。」

 

白野「おはよう士郎。」

 

士郎「珍しいな。ギリギリなんて、あっ?ひょっとしてまた激辛麻婆豆腐の新しいレシピでも考えていたのか?」

 

白野「あはは。違う違う。ただ寝過ごしただけだよ。」

 

士郎「ふ~ん。まぁいいか、それより氷室から伝言を預かったぞ。昼休み屋上に来いってさ。」

 

白野「昼休み屋上ね、部活のことかな?」

 

士郎「大変だな新聞部も、俺としては弓道部に入って欲しいんだが、やっぱ掛け持ちは厳しいか?」

 

白野「そうだな、バイトもあるし新聞部も人数が少ないからな。」

 

士郎「そっか。悪かった、だけど俺はともかく美綴はお前の事諦めていないみたいぞ。美綴に会ったら気を付けといた方がいいな。」

 

白野「あははは。」

 

キーンコーンカーンコーン~

 

士郎「チャイムか、それじゃまたな。」

 

白野「あぁ。」

 

 

 

~昼休み~

 

 

蒔寺「よく来たわが新聞部のエースよ、と言うわけで白野君君は明日この学園に来る転校生の取材を行ってもらう。」

 

白野「・・・・・・・・・・・えっ?」

 

氷室「すまない。いきなり本題に入ってしまって、おい蒔寺あまり白野を困らせるな。」

 

三枝「ごめんね岸波君とりあえずお昼まだでしょ?食事しながら説明するね。」

 

~そして~

 

白野「えーと、つまり明日転校生がくるので自分が取材しろと?」

 

氷室「そうだな、実は明日転校生は3人来るみたいでな、1年に2人、2年に1人らしい、さらに蒔寺情報によると2年は白野のクラスに入るみたいだ。」

 

蒔寺「1年は私達が取材するわ。だから白野は2年の転校生の取材を、ねっ?」

 

白野「わかったよ。だけど何故転校生に取材を?今まで新聞部でそんなことはしなかったはずだけど?」

 

蒔寺「フッフッフッ。実はなんとその転校生達は帰国子女さらに超絶美少女らしわ!藤村先生が「うゎ~、すごい綺麗な子達ね、んっ?でもこの2人どこかで見たような?」ってプロフィールを眺めていたのよ。」

 

三枝「楓ちゃんまた覗き見してたの?」

 

蒔寺「新聞部としての情報収集よ。だから明日白野は帰国子女の取材を行うこと。もちろん私達も1年の帰国子女の取材をするわ。」

 

白野「了解っと。それじゃそろそろチャイムがなるから教室に戻るよ。」

 

氷室「うむ。それじゃ明日はよろしく頼む、これでも私は君に期待しているからな。」

 

蒔寺「あいからわずねぇ~。いい加減白野に好きですって告白しちゃいな・・・・・」

 

ガシッ!

 

蒔寺「んっ!」

 

氷室「な・ん・か・い・っ・た・か?蒔寺よ?」

 

蒔寺「ン~ッ!ン~ッ!ン~ッ!ブハッ!い・いえっ!何も言っておりません!」

 

氷室「そうか?ならいい。」

 

三枝「あはははは。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・?」

 

 

 

 

~放課後~

 

 

 

美綴「よっ!岸波今帰りか?」

 

白野「美綴、あぁ、部活も今日は休みだしな・っ!」

 

美綴「ヘェ~。だったら今から弓道部に来なよ。どうせ暇なんだろう?」

 

白野「いっいや、弓道部に俺が行っても迷惑なだけだし。それに俺は弓道部には入らないって何度もお前に言っただろ?」

 

美綴「いいだろ?見学ぐらいなっ?」

 

白野「パスッ!今から家に帰り明日のことで色々やらなくちゃいけないことがあるんでな。・・・・・しかし何で美綴は俺を弓道部に誘うんだ?」

 

美綴「そりゃ~、その、あっ、あれだお前衛宮と一度弓道での勝負しただろ?その時私も観てたけど、あの衛宮相手に引き分けなんて凄いことなんだよ!だから衛宮と岸波2人がいれば全国大会優勝間違いないと思った訳、うん、そう、それだ!」

 

白野「・・・・・美綴、そう思ってくれる気持ちはありがたいがさすがに新聞部との掛け持ちは疲れる、それにバイトもあるしな。」

 

美綴「そっ、そっか。あはは。まぁ今日は諦めるわ、でも、もし弓道部に入りたくなったら何時でも歓迎するからな。じゃあな!」

 

白野「あぁ、じゃあな。」

 

 

~その後~

 

 

白野「ただいまぁーって誰もいないんだけど、だけど毎日やってないと家のなかでは落ち着かないしな。」

 

 

家に着いた白野は仏壇の前に座り両親に手を合わせる。

 

白野「よしっ。風呂に入ってご飯にしますか。」

 

いつも通りの日常、いつも通りの友人達、その幸せを感じながら就寝する。

だが!岸波白野の運命は明日大きく代わり始める。

明日転校してくる3人の人達によって。

 

 

 

 

 

 

 

 

蒔寺「おはよう白野、丁度よかった。こっちに来て!」

 

白野「おはよう、何?いきなり。」

 

氷室「今職員室に例の転校生が居るらしい、どんな子か確認しようと蒔寺が言い出してな。」

 

蒔寺「そう言うこと、ほら!行くわよ!」

 

白野「わかった、わかったから手を引っ張らないで!」

 

 

ガラッ!

 

 

蒔寺「えーと、どこかしら?あっ!いたいた。ヘェ~、後ろ姿しか分からないけど結構可愛らしそうね。でも3人の内2人何処かで見た記憶が・・・・・・・?」

 

白野「どれどれ・・・・・。んっ?あれ?なんか?確かに、でも俺は3人とも何処かで見たような?」

 

藤村「コラ~ッ!もうすぐ授業が始まるわよ!早く教室に行きなさい!」

 

蒔寺「やばっ!ほら?行くわよ!」

 

白野「ハイハイ、」

 

 

 

 

士郎「おはよう白野、なんだ?なんか元気がないみたいだけど?何かあったのか?」

 

白野「おはよう、ちょっと考え事をな。」

 

士郎「そうか?悩み事なら相談するぞ?」

 

白野「大丈夫。俺の思い過ごしかもしれないからな。」

 

慎二「おはよう2人とも、あいからわずお前達は辛気くさいなぁ。」

 

士郎「おはよう慎二。珍しいな朝から俺達に話しかけるなんて。」

 

慎二「あいからわず一言多いな衛宮。せっかくいい情報を話してやろうと思ったのに。」

 

白野「ひょっとしてこのクラスに帰国子女が転校してくることかな?」

 

慎二「ちっ!さすが新聞部だな、もう知っているのか。」

 

士郎「ヘェ~。でっ?慎二どんな子なんだ?男子か?女子か?」

 

慎二「女らしぃよ。情報によると結構可愛いらしい、だけど所詮情報だからな。あんまり期待しない方がいいんじゃない。」

 

士郎「ふ~ん、・・・んっ?白野?大丈夫か?さっきからずって下を向いてるけど。」

 

慎二「なに?岸波体調が悪いのか?風邪ならさっさと家に帰りなよ。皆の迷惑になるだろ。」

 

白野「大丈夫だよ、風邪じゃないから。」

 

キーンコーンカーンコーン~

 

ガラガラッ。

 

藤村「ハイハイ、皆席について!ホームルームを始めるわよ。」

 

慎二「あいからわず来るのが早いな先生は。」

 

 

藤村「それじゃホームルームを始まるわよ、といいたいけど先に今日からこの学校で一緒に学ぶ転校生を紹介します。」

 

ザワザワ~ザワザワ。

 

藤村「ハイハイ静かに、えーと、うん、それじゃ入って来なさい。(ドキドキ。)」

 

ガラガラッ!

 

??「失礼します。」

 

全員

「・・・・・・・・・。」

 

凛「初めまして、私の名前は遠坂凛といいます。一応帰国子女ですが日本の読み書きは大丈夫です。どうぞよろしくお願いします。」

 

 

藤村「(ウンウン、やっぱ皆ビックリするよね!隣のクラスの遠坂さんとそっくりだし、おまけに名前も一緒だなんて。)」

 

凛「先生?先生?」

 

藤村「?あっ、ごめんなさい、何かしら?」

 

凛「私の席は?何処に座ればいいのでしょうか?」

 

藤村「あっ、そうね、あそこ。岸波君の隣が空いてるから、そこにお願い。」

 

 

凛「分かりました。」

 

藤村「そうそう岸波君、彼女まだ教科書がないの、悪いんだけど一緒に見せてあげてちょうだい、よろしくね。」

 

白野「えっ?あっはい、分かりました。」

 

凛「初めまして、岸波君。よろしくね。」

 

白野「・・・・・・。よろしくです。」

 

白野「(いやいや、そんなことは、でも本当に自分がよく知る遠坂凛と似て・・・・・・。あっ!髪の色と目の色が違うし、やっぱそっくりさんかな?たしか世界にはそっくりな人間が3人要ると氷室が言っていたし、ウンウン、やっぱそっくりさんでしょ。)・・・・・・んっ。」

 

突然遠坂凛さんが自分の席に一枚の紙切れを置く。

 

白野「(何かな?)」

 

 

凛[お久し振りね白野君。私の事は勿論覚えているわよね?もし覚えてないなら後で一発殴って思い出させてあげるわ!とりあえず今日の昼休み私を屋上に案内しなさい、勿論断らないわよね?もし断れば・・・・・・・・・・。

~凛~]

 

白野「(何この脅迫文怖いよ!・・・。でも、彼女は自分がよく知る遠坂凛で間違いない、とりあえずお昼になれば全部分かることか?)」

 

藤村「ハイ、ホームルーム終了!ちゃんと皆授業受けるのよ。岸波君彼女の事よろしくね。」

 

白野「はい。(早退しようかな?)」

 

~昼休み~

 

 

凛「とりあえずは久しぶりね、白野、私の事を覚えていてくれてよかったわ。忘れてたらおもいっきりぶん殴っていた所よ。覚えていてよかったわね?白野君?」

 

白野「はい。所で凛さん質問があるのですが?」

 

凛「何かしら?」

 

白野「とりあえず2つほど、1つはどうやってこの世界にこれたのでしょうか?後1つはなぜ自分はこうして凛さんの目の前で正座しているのでしょうか?」

 

凛「1つめは後で詳しく説明してあげるわ、2つめはなんとなくかしら?」

 

白野「なんとなくって?いやいやおかしいよね?俺何も悪いことしてないし・・・・・・」

 

凛「はぁッ?何いってるの?私達がどれだけあんたを捜したと思っているの?さんざん捜してやっと見つけたと思ったら転生して2004年で平和に暮らしてるし。迷惑にも程があるわよ!!」

 

白野「それはただの逆恨みじゃ・・・・・」

 

凛「何か言ったかしら?白野君?(ニコッ!)」

 

白野「何でもありません。」

 

 

 

ガチャッ!

 

 

ラニ・桜「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野・凛「あっ!」

 

ラニ「ハァ。せっかくの感動の再会なのに何してるんですか?2人とも。」

 

桜「先輩・・・・・・。」

 

白野「あはは。ってラニそれに桜?やっぱり今朝見た後ろ姿は君たちだったんだ!」

 

ラニ「お久し振りです白野さんこうしてお会いできて嬉しい限りです。」

 

しばらくすると白野の後ろから桜が抱きしめる。

 

白野「さ・桜?」

 

桜「やっと。やっと逢うことができました!お久し振りです先輩すごく、すごく逢いたかった!」

 

白野「桜。」

 

凛「全く、とりあえず感動な再会は終了!今から私達がどうやってここに来たのかあんたに説明してあげる。それと、白野君!今日放課後空けておきなさい。私達意外にも会わせたい奴がいるから!後ラニ、人払いの結界は済んでるのかしら?」

 

ラニ「はい。ここにくる前に済ませました。」

 

凛「さすがラニね。それじゃ桜説明よろしくね。」

 

白野「えっ?凛が説明するんじゃ・・・・。」

 

凛「私が説明するより桜が説明したほうが解りやすいでしょ。それに私まだご飯食べてないし。」

 

ラニ「それじゃ一緒に食べましょう凛。」

 

凛「そうね、桜は説明しながら食べなさい。岸波君はそのままで聞いていなさい。」

 

白野「えっ?俺もご飯が食べ・・・。」

 

凛「何か言ったかしら?」

 

白野「いえ、何も言っておりません。」

 

桜「あはは。」

 

その後白野は桜からどうやってここに来たのか説明を受ける。

 

~そして放課後~

 

懐かしく大切な仲間と凛達が住む家に向かう。そして彼・岸波白野は考えていた。何故彼女達がこの世界に来たのかを、これから先何が待ち受けているのかを。

 

白野「(とりあえず凛達の家に行けば全ての答えがある。今の所嫌な予感しかないけど。)」

 

凛「さっ、着いたわよ。とりあえずようこそ私達の住む家に、他の奴らもあんたに逢いたがっているわよ。」

 

 

 

 

 

 

~第1話~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




出来ればサーヴァント召喚まで書きたかったですが何分忙しくて・・・・・。
次はサーヴァント召喚したいですね。
桜以外はサーヴァントは決まっているけど。
桜のサーヴァントどうしようかな?

そして感想を書いてくれた方、ありがとうございます。
感想は何時でも歓迎します。どしどし書いて下さい!
質問来たらどうしよう(゜〇゜;)?????


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第2話

原作とタグを変更しました。
思う所が有るので。

いつも感想を書いてくれる方、本当にありがとうございます。嬉しい限りです。

では第2話を温かい目で見てください。


凛「ただいまぁー。」

 

ドタドタ。

 

ありす「お帰りなさい凛お姉ちゃん!」

 

シンジ「おいっ!ありす、それは僕のお菓子だぞ!返せ!」

 

ありす「べぇ~。」

 

凛「全く、ほら白野入って来なさい。」

 

ありす「白野?」

 

白野「お、お邪魔します。」

 

ありす「・・・・・・・・・・。あ~~~~ッ!お兄ちゃん!!」

 

白野「えっ?あ、ありす?それにシンジ?」

 

ありす「わ~い、お兄ちゃんだ!」

 

白野「グハッ!」

 

ありすは白野に勢いよく抱きつく、なんとか持ちこたえる白野そして。

 

ありす「逢いたかったんだよ。お兄ちゃん。」

 

白野「久しぶりだねありす。元気そうでなによりだ。それに、シンジ?」

 

シンジ「な、何だよ?」

 

白野「あっ!そうか。たしか地上ではシンジは8才だったんだっけ。」

 

シンジ「わ、悪かったな8才で。それよりも、思ったより元気そうじゃないか?心配して損したよ。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

シンジ「何?」

 

白野「いや、まさかシンジから心配されるとは、変なもんでも食べたか?」

 

シンジ「~~~~~ッ!」

 

凛「ハイハイ、いつまでも玄関で騒がない、さっさとなかに入りましょ。」

 

白野「あ、うん。」

 

ラニ「そういえば、シンジ、ユリウスはどうしました?」

 

シンジ「晩御飯の支度をしてるよ。今日は色々あって出前を頼んでた。」

 

白野「ユリウス?えっ?ユリウスもいるのか?それじゃレオも?」

 

ユリウス「いや、レオはいない。この時代にいるのはここにいる6人だけだ。」

 

白野「ユリウス!ははっ。驚いた。本当にユリウスなんだな?」

 

ユリウス「ふっ。久しぶりだな岸波白野。」

 

白野「そうだな。」

 

凛「それじゃ皆揃ったし食事にしますか、白野君家に連絡しときなさい。今日は遅くなるって。」

 

白野「いや、その必要はないよ、俺今独り暮らしだから。」

 

桜「えっ?そうなんですか?ご両親は何処に・・・・・。」

 

白野「親は自分が小さい頃亡くなったんだ。だから今平屋の一軒家で独りで住んでるよ。」

 

桜「あっ。すっ、すみません、変なこと聞いて。」

 

白野「大丈夫、気にしないで。」

 

桜「はっ、はい。」

 

 

 

~そして~

 

 

 

凛「さて、食事も済んだし白野君。今から何故私達がここに来たのか説明してあげる、ついてらっしゃい?」

 

白野「えっ?ここでじゃないの?」

 

ラニ「はい。この家は地下室があります。そこに私達以外にも貴方に会いたがってる方との連絡を取る施設がありますので。」

 

桜「そこ以外にも連絡方法があるのですが、皆さんと一緒ですとその場所以外は今の所ありませんので。」

 

白野「ふ~ん、しっかしあれだな、こんな大きな家に住んでるなんて、この辺はけっこうな一等地のはず、どうやっててにいれたんだ?」

 

ユリウス「このカードで一回払いで購入した。ちなみにこのカードがあればてに入らない物はほぼないだろう。」

 

凛「ほんと、便利なカードよね。私が預かってあげるって言ってるのにユリウスったら「だめだ!」の一言なんだから。」

 

ユリウス「当然だ。お前に渡すと何しでかすがわからん。それにレオからけして凛に渡さないようにと言われているからな。」

 

白野「あははは。」

 

凛「何笑っているのよ。」

 

白野「あっ、いや、別に。」

 

ラニ「部屋につきました。白野さんどうぞ中へ。」

 

ガチャッ。

 

白野「な、なんじゃこりゃ!」

 

ユリウス「懐かしいだろ。月の裏にいたときに使っていた生徒会室を再現した。」

 

凛「以外よね~。まさかユリウスがここまで凝り性だったとは。」

 

ユリウス「やるからには最後までこだわらないとな。」

 

桜「先輩どうぞお座り下さい。今お茶を用意しますから。」

 

白野「ありがとう。それで?今から誰に連絡するんだい?まっ、だいたいの予想はつくけど。」

 

凛「ラニお願い。」

 

ラニ「わかりました。」

 

ラニがパソコンを操作するしばらくして。

 

レオ「もしもし、あっ。ちゃんと繋がってる見たいですね。なにせこちらは2030年ですから。まさかこうもうまくいくとは、さすがムーンセルです。それでは。今晩は白野さんこうしてモニター越しですが、お会いできて何よりです。ちなみにこちらの世界では僕以外にジナコとガトーにそれにダン・ブラックモア氏がいますよ。」

 

白野「レオ・・・・。」

 

レオ「ん?どうしました?せっかくの再会なのに・・・・。反応が今一ですね?」

 

白野「いや、また会えて嬉しいよ。レオ。ただ今日朝から色々ありすぎてな、うん、久しぶりだね。ところで他の3人は何処に?」

 

レオ「ジナコは、別の部屋で引きこもっていますよ、ガトーとダン・ブラックモア氏は僕達が拠点としている廃墟付近で見回りをしています。」

 

凛「ガトーとブラックモアがいるの!いつの間に、何故?」

 

レオ「あの2人はジナコが見つけてくれました。白野さんのことを話と直ぐ指定した場所に来てくれましたよ。そうですね~。何故かと言うと、実は白野さんが聖杯戦争で優勝したことが全世界に知れ回ってまして今僕達がいる白野さんが眠っていた場所が危険な状態になる可能性があるんです。そこであの2人には僕が頼み周辺の見回りを頼みまして・・・。」

 

ユリウス「なるほどな。確かに岸波が眠っていた場所は危険になる可能性かあるな。」

 

白野「えっ。何で?」

 

ユリウス「岸波、お前が聖杯に叶えた願いは月の聖杯戦争をなかったことと二度と聖杯戦争が起こらないこと。確かそうだったな?」

 

白野「えっ、あっ、うん。」

 

ラニ「月の聖杯戦争は二度と起こらないでしょうね。ですが私達が参加した聖杯戦争はなかったことにはできなかった。いくらムーンセルとはいえ、起こったことは取り消すことはできない、ですから白野さんの聖杯による願いはなかったことではなく私達予選からのマスター達白野さんを除く998人は地上に還されることで聖杯戦争をなかったことにした、ですから・・・・・。」

 

レオ「優勝しムーンセルの所有権である白野さんを喉からてにいれたい輩がいるでしょうね。元マスターである人達の中にも・・・・・。」

 

凛「なるほどね、もともとあんたはレオ達が拠点としている廃墟で眠っていたわ、その場所が他の奴らにとってはてにいれたい場所なのね、そしてあんたを捕らえムーンセルの情報を聞き出し自分達の所有権にしようと。」

 

レオ「はい。今の所は大丈夫みたいですが、見つかるのは時間の問題かと、ですからガトーとダン・ブラックモア氏にお願いしました。白野さんが眠っていたこの場所を守るため力を貸してほしいと。」

 

白野「そっか。すまない、俺のせいで・・・・。」

 

レオ「いやいや大丈夫ですよ。それにこの場所は皆さんを元の時代につれて帰るのに必要な所ですので。

それより兄さん、皆さんに渡す遺物品はてにいれたでしょうか?」

 

ユリウス「岸波と桜以外はてにいれた、サーヴァント召喚時に渡すつもりだ。」

 

白野「えっ?サーヴァント召喚?どうして?」

 

レオ「詳しいことはBBに聞いてください。それでは白野さんまた何かありましたら連絡下さい。あっ、ガトーとダン・ブラックモア氏はまた改めましてこちらか連絡させます。お二方はいま忙しいので。では・・・・・。」

 

白野「えっ!ちょっ、レオ?」

 

凛「説明するのが面倒だから後はBBに押し付けたみたいね。ラニ、BBに連絡してちょうだい。」

 

ラニ「わかりました。」

 

白野「へっ?BBって? 」

 

ラニがパソコンを操作しムーンセルに繋なぐ。

しばらくして・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BB「パンパカパーン!ついに、ついに、愛しの先輩に再会!BBちゃんテンションMAX!そして先輩の、先輩による、先輩のための、BBチャンネルはじまりま~~す!はい、先輩拍手です!」

 

白野「えっ?あっはい。」パチパチ・・・。

 

BB「ウンウン、さすが先輩、皆さんと違いちゃんと拍手してくれる、と言うわけで今から先輩と二人っきりでお話しますので先輩以外の皆さん出ていって下さい。」

 

全員

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

BB

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「さっ。BBさっさと白野にこれからのこと説明してちょうだい。」

 

BB「あれ?今のスルーですか?せっかく先輩と久しぶりに逢えたのですから、皆さんここは気を使って二人っきりにさせてあげようと思いませんか?」

 

凛「思わないわよ!とっとと説明しろ!」

 

BB「仕方ありません、先輩、二人っきりでお話するのはまたの機会で、それでは。先輩お久しぶりです。貴方の愛しのBBちゃんですよ!先輩も私に逢えて嬉しいですよね?」

 

白野「うん。そうだね。また再会できて嬉しいよBB。でも、どうしてBBが? 」

 

BB「嬉しいだなんて、BBちゃんさらにテンションあげあげです!それでは先輩今から何故私が存在するのかお話します、実は本来ムーンセルに消されてしまうはずだったんですが。何故か消されませんでした!これも先輩を愛する力が強かったためかと。」

 

凛「そんな話があるかー!」

 

BB「と言われましても、ぶっちゃけ私にもわからないんです、気がついたらムーンセルにいたんでどう説明したらいいのか、ですからこの話は終了です!」

 

白野「そうだな、今はこうして皆に会えたんだし、俺は全く気にしない、BBに会えた、桜達にも会えた、これ以上に嬉しいことはないよ。」

 

桜・BB「先輩・・・・・・。」

 

凛「まぁ、貴方がそれでいいなら構わないわ、後はこれからのことね。岸波君」

 

白野「これからのこと?」

 

桜「はい。先輩を含め私達7人はこれより冬木の聖杯戦争に参加するんです、聖杯をてにいれるために。」

 

白野「っ!聖杯戦争!」

 

BB「そうです、聖杯は皆さんにとって必要なんです。今からその事について説明しますね。実は・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「元の時代に戻るか、だけど・・・・俺は。」

 

凛「別にあんたは2030年に行く必要はないわ。今の時代に転生し生まれ変わったんだから。だから余り深く考える必要はないわよ。」

 

桜「そうですね、先輩には先輩の人生がありますから、逆に私達が先輩を聖杯戦争に巻き混んでしまい申し訳ないです。」

 

白野「そんなことないさ。月の聖杯戦争の表と裏の時俺は皆に助けてもらった、だから今度は俺が皆の手助けが出来ると思うと嬉しいんだ!」

 

凛「白野・・・・・。」

 

ラニ「?どうしました凛?顔が真っ赤ですよ。」

 

凛「っ!う、うるさい!そうゆうあんたもでしょうが!とりあえず白野が聖杯戦争に参加することが決まったわ!さっそく今晩サーヴァントを召喚しましょう。」

BB「そうですね、ムーンセル情報ですと、どうやら冬木のマスターさん達は今日で出揃ったみたいです。召喚するなら早く始めるべきですね、ですが・・・・・。」

 

ユリウス「?どうかしたのか?」

 

BB「はい。先輩に令呪がまだ備わってません。他の皆さんは令呪は有るのですが。おかしいですね?」

 

ユリウス「岸波は転生者だ、その事と関係があるんだろう。」

 

BB「そうですね。その内先輩にも令呪は出てくるはずです。ムーンセルは先輩が冬木の聖杯戦争に参加資格があると判断してるみたいですから。ですので今晩は先輩以外の方が召喚してください。ちなみに六人まとめてはお薦めしません。」

 

凛「えっ?何でよ!」

 

BB「いいですか。そこは地上です、月の聖杯戦争とは違いアバターではなく本来の姿での召喚です。サーヴァントはともかく貴方達は召喚する際かなりの魔力が召喚時に必要とされます。魔力がない状態でもし冬木のサーヴァントもしくはマスターと遭遇すればサーヴァントは大丈夫ですが貴方達がもし狙われたりすれば即あの世行きですよ。ですので今日の所は2・3人での召喚がよろしいかと。」

 

ラニ「確かにそうですね、では私は早めに召喚したいので今日召喚します。後は、」

 

ユリウス「俺がやろう。本当はシンジかありすがいいんだが。」

 

ありす「く~。く~。」

 

シンジ「眠い・・・。」

 

白野「そうだな、すまない桜、二人をベッドに運ぶのを手伝ってくれ。」

 

桜「はい。わかりました。シンジさんは私がありすちゃんは先輩、お願いします。」

 

白野「あぁ。」

 

凛「それじゃ今日はラニとユリウス後は私が召喚するわ。白野君二人を寝室に運んだら中庭にいらっしゃい。」

 

白野「了解、それじゃ桜行こう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある教会~

 

??「それでは今この時を持って聖杯戦争を開始する。喜べ少年、君の願いはすぐに訪れる。」

 

士郎「・・・・・・っ!」

 

??「話はすんだ?それじゃ衛宮君行きましょ。」

 

士郎「あぁ。」

 

 

 

??「・・・・・・・・・。」

 

 

コンコンっ、ガチャ。

 

??「失礼します。お久しぶりですお父様。」

 

??「可憐か、確かに久しぶりだな、元気そうで何よりだ。」

 

可憐「お父様こそ、それで、何故このような時に私を呼んだのでしょうか?」

 

??「実は・・・・。」

 

??「綺礼様・・・。私が説明いたしましょう。」

 

綺礼・可憐「!?」

 

??「初めまして。私はサーヴァント。クラスはルーラー真名は・・・。マルタと申します。」

 

綺礼「ルーラーだと!?」

 

可憐「お父様ルーラーとは一体?」

 

綺礼「過去聖杯戦争において一度だけ存在したと記録がある。しかし何故冬木の聖杯戦争に・・・?」

 

マルタ「此度の聖杯戦争で私、ルーラーが必要だと聖杯が判断したのでしょう。そうですね・・・、例えばサーヴァント戦により冬木市が消えてしまう可能性がある。もしくはよからぬマスターが聖杯に世界を破滅させる願いを望んでいる。そんなところでしょうか。」

 

可憐「なるほど、所でルーラーさん、貴方のマスターはどこに?」

 

マルタ「マルタで構いませんよ。それと私にはマスターは存在しません。ですので今日はお二方にお願いがあってこうして姿を見せたのです。」

 

可憐「お願いですか?」

 

マルタ「はい。お二方どちらでも構いません私のマスターになって欲しいのです。」

 

綺礼「ならちょうどいい。可憐、君がマスターになりなさい。」

 

可憐「私が?ですかお父様・・・。」

 

綺礼「本当なら私と共に監視・監督者と思っていたのだが、ルーラーのマスターだと監視しやすくなるだろう。ルーラーよ、可憐がマスターで構わないだろうか?」

 

マルタ「えぇ、可憐様よろしければ私のマスターになっていただけませんか?」

 

可憐「・・・・・・・・。わかりました、私でよければ。」

 

すると突然可憐の右腕に熱が入る。

 

可憐「っ!?」

 

マルタ「私の令呪の半分を貴方に渡しました。可憐様、いや、我がマスターよ、どうか貴方に神のご加護を・・・。」

 

綺礼「・・・・・・・・・・。」

 

??「ほぅ。これは珍しいまさかこの我がルーラーを目にするとは。」

 

可憐「!!?」

 

マルタ「サーヴァントの気配を感じていましたが、まさか貴方が出てくるとは。」

 

??「なるほど、さすがはルーラー、我が出てきても顔色一つ変えんとはな。」

 

綺礼「何故出てきた?・・・・・・・・よ。」

 

??「何、たまたま通りかかっただけのこと、安心せよ綺礼、此度の聖杯戦争今所我には興味はない。」

 

綺礼「今の所?」

 

??「ではなルーラーよ、此度の聖杯戦争我は高みの見物としよう。せいぜいこの我を楽しませろよ?」

 

マルタ「・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして~

 

??「まさか此度の聖杯戦争であの雑種が参戦するとはな。またこの我を楽しませてくれるのか?なぁ、元マスターよ、いや、岸波白野よ・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第2話~

 

 

 

 

 




サーヴァント召喚できないよ~。
次こそは召喚したいです。ザビ男以外は。

それではまた次回よろしくお願いいたします。


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第3話

タグを追加しました。
台本形式があればいいと感想がありましたので、こう言う感想はすごくありがたいです。
では第3話よろしくお願いします。


朝目覚める。

昨日の夜無事凛・ラニ・ユリウスはサーヴァントとを召喚しその後自分は家に帰宅、凛のサーヴァントは自分を最後まで名残惜しそうに見ていた。

 

白野「聖杯戦争か・・・・。」

 

まさかまた自分が参加するとは思わなかったな・・・・・。

 

 

~先日の夜~

 

シンジとありすを寝室に運び桜と一緒に中庭に移動する。

 

白野「・・?。凛何してるの?」

 

凛「見てわからない。召喚するための準備よ。月とは違い地上じゃ色々下準備が必要なの。・・・・。よし!出来た。」

 

白野「へぇー。そう言えば誰から召喚するんだ?」

 

凛「私達3人まとめてよ。BBはそれも可能って言っていたわ、後は、ユリウス。」

 

ユリウス「あぁ。遠坂、ラニ=Ⅷこれを。」

 

ユリウスは凛とラニにある物を渡す。

 

白野「何これ?」

 

凛「召喚時に必要な遺物品よ」

 

白野「今凛が書いた魔方陣だけじゃダメなのか?」

 

凛「魔方陣だけでも召喚可能よ。だけどねそれじゃ意味がないの。」

 

白野「??」

 

桜「魔方陣だけでも召喚はできます。ですが、それで召喚するとどんなサーヴァントが出てくるかわかりません。ですから過去に英雄達が残した遺物品があると自分にあったサーヴァントが召喚できるんです。もっとも英雄が召喚に応じてくれたらの話ですが・・・。」

 

凛「だけど遺物品がないよりかはいいと思うの。遺物品なしの召喚で変なのか出てきたら嫌だし。」

 

白野「へぇー。」

 

凛「さっ。白野君離れて、ラニ・ユリウス準備はいいわね?」

 

ラニ「はい。」

 

ユリウス「いつでもかまわん。」

 

凛「それじゃ・・・・・。」

 

 

 

凛・ラニ・ユリウス

 

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

祖には我が大師シュバインオーグ。

降り立つ風には壁を。

四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

 

 

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する」

 

 

 

「ーーーーーーーーーAnfang(セット)」

 

 

「ーーーーーーーーーーーーーーーー告げる」

 

 

「ーーーーーーー告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

 

「誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。」

 

ラニ「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手操る者ーーー。」

 

「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「カッカッカッ!またユリウスのサーヴァントとなるとは、良い。儂を楽しませてくれるのか?」

 

ユリウス「久しいなアサシン、いや、李書文よ。」

 

李「フム。どうやら此度の聖杯戦争月ではなく地上で行うらしいな、さらに仲間もいるのか。ユリウス後で詳しく説明してもらおうか。」

 

ユリウス「あぁ。」

 

白野「(アサシンか真名は李書文たしか八極拳の創始者だったけ。[二の打ち要らず][神槍]の二つ名で恐れられた中国拳法史上屈指の使い手、1934年に亡くなり現代に近い英霊のはず。」

 

 

??「■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー!」

 

ラニ「バーサーカー、また私に力を貸してください。」

 

??「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー。」

 

白野「(ラニのサーヴァントはたしかバーサーカー、真名は三國志において最強の呂布奉先だな。人中の呂布、馬中の赤兎とか言われていたはず。)」

 

凛「・・・・・・・・・・・・??」

 

白野「どうした?凛、何かあったのか?」

 

凛「いない。サーヴァントがどこにもいない!何で?私ちゃんと呪文唱えたよね?間違ってないわよね?ちゃんとランサーが使っていたゲイ・ボルクの一部を触媒にしたはずなのに!ユリウス!この遺物品本物よね?」

 

ユリウス「あぁ、確かに本物のはずだが。・・・・・・!まさか。」

 

凛「な、何よ?」

 

白野「ひょっとしてだけどすでに別のマスターに召喚されている?もともとランサーは月の聖杯戦争では凛がマスターだった、召喚に応じないことはないはずだし。」

 

凛「その可能性はあるわね。えっ?だとしたら私どんなサーヴァントを呼んだわけ?でも、此処にいないし、あ~~も~~!どうなってるのよ!」

 

ドコーンッ!!

 

白野「何だ?今の爆発音?」

 

ラニ「家の中からです。」

 

桜「リビングの方から聞こえました!」

 

白野「とにかくリビングへ、家の中には二階とはいえシンジとありすがいるんだ!」

 

凛「そっ、そうね!」

 

 

 

 

 

~リビング~

 

??「いった~い?なんなの!こんな召喚のされ方ってありなの?全くいったいどんなマスターなのかしら?一言文句いってやるんだから!!」

 

ガチャッ!

 

凛「全くどうなっている・・・・・の・・・・よ。」

 

??「ン?」

 

凛「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

??「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

凛・??「あーーーーーーーーーーーーー!!」

 

??「あ、貴方凛?えっ?でも髪の色が・・・・・・、だけど私の中に流れる魔力は確かに凛のだし。えっ?えっ?てっ事はあんたが私の・・・?」

 

凛「なんであんたが?ま、まさか?」

 

突然凛はスマートフォンであることを調べる。

 

凛「やっぱり。」

 

ラニ「凛?」

 

凛「ランサー、いやエリザが召喚された理由がわかったわかったわ。」

 

ラニ「あれ?ひょっとしてこれは?」

 

凛「えぇ、そう。スマフォに写っている画像は月の裏でエリザを閉じ込めた時に使ったブラックボックスよ。多分これが媒介になりエリザが召喚されたのね。」

 

ユリウス「なるほどな。しかし・・・・・。ずいぶん派手な召喚のされ方だな、もう一つの媒介と混ざり合わさったのが原因かもしれんがな。」

 

凛「ぐっ!し、仕方ないじゃない。スマフォの中にこんなの入っていたの忘れてたんだから。後でリビングは綺麗にしとくわ。それよりも・・・。」

 

エリザ「えっ?何よ?」

 

凛「はぁ、まぁいいわ。立ちなさいエリザ、いやランサー。此処が何処だか聖杯に教えてもらってるでしょう?後あんたが思っている通り私が・・・。」

 

エリザ「ストップ!ちょっと待って、・・・・・・・・・なるほどね、だいたいの事はわかったわ、何故あんた達が2004年にいるのかはわからないけど・・。よし!それじゃあ。」

 

凛「??」

 

エリザ「コホン、では問いましょう。貴方が私のマネージャーかしら?」

 

凛「・・・・・・?」

 

エリザ「・・・・・・・・・。ちょっと、さっさと応えなさいよ!」

 

凛「え、えぇ。ランサー、私が、貴方のマスターよ。ま、仕方ないか。変なサーヴァントよりかはましだしね。」

 

エリザ「ましってどうゆう意味よ!それと、マスターじゃなくマネージャー!いい、マネージャーよ!」

 

凛「ハイハイ。」

 

ガチャ。

 

桜「・・・・・。リビングが・・・。ってランサーさん?どうして?」

 

エリザ「えっ。えぇ!桜よね?何で?どうして?」

 

凛「わかったから、後でちゃんと説明するから、リビングを片付けるわよ。ごめんなさい桜、貴方にも後で説明するわ。片付けるの手伝ってくれないかしら?」

 

桜「あっ、はい。ずいぶん派手な召喚だったんですね。片付けるの時間が掛かりそうです。」

 

ラニ「ここぞと言うときにおおポカをする。さすがは凛です。ツンデレ属性にどじっ子属性も追加しましょう。」

 

凛「誰がどじっ子よ!全く。所で桜、シンジとありすはどうだった?」

 

桜「ありすちゃんは熟睡してました。シンジさんは先輩が様子を見に行きましたからもう少ししたら此方に来るかと。」

 

エリザ「凛とラニにユリウス、おまけに桜まで、後シンジにありすね?全く、驚くことばかりだわ。だけど、もうこれ以上驚くことはないわよね。それじゃ凛、私疲れたから休むわ。」

 

凛「何言ってるの?あんたも一緒に片付けるのよ!」

 

白野「なんじゃこりゃ!リビングがめちゃくちゃじゃないか!」

 

エリザ「嫌よ!凛、貴方が召喚したせいでこうなったのよ、何で私までってあら?子ブタ貴方もいたのね。久しぶり、それじゃお休みなさい。」

 

そしてエリザは霊体化し居なくなる、しばらくして・・・・・・。

エリザは姿を見せ。

 

白野「あっ、もとに戻った。」

 

 

 

エリザ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

エリザ「えっ?えっ?えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!な、何で?貴方子ブタなの?えっ?嘘?本物?本物よね!本人よね?やだっ!私今ホコリまみれじゃない!鏡?鏡?あっ。あったわ。」

 

エリザは突然鏡の前に行き身だしなみを整えるそして・・・・。

 

エリザ「コホン。子ブタ・・・じゃなく、ひ、久しぶりね白野。まさかまた貴方に逢えるなんて夢にも思わなかったわ。本当、うん、久しぶり、だから、え~と、その、あの。」

 

白野「(何だろう?何か嫌な予感がする。と、とりあえず。)あぁ、久しぶりランサー。それじゃ凛今日はもう遅いし家に帰るね、また明日。」

 

エリザ「えっ?ちょっと?白野?じゃないダーリン待って!」

 

凛「(逃げたわね。)」

 

ラニ「(逃げましたね。)」

 

桜「(逃げてしまいましたね。)」

 

ユリウス「(逃げたな。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「はぁ~。何だろ昨日は色々ありすぎて疲れが余り取れなかったな。」

 

ピンポーン

 

白野「ん?誰だろ、朝早くから。」

 

ピピピピピピンポーン!

 

白野「・・・・・。ハイハイ今出ますよ。」

 

ガチャ

 

ありす「あっ、おはよーお兄ちゃん!」

 

白野「ありす。うんおはようって皆どうしたの?朝早くから。」

 

桜「おはようございます。先輩。」

 

ラニ「おはようございます。」

 

シンジ「おっす。」

 

凛「おはよう白野君、はぁ~、・・・!ちょっとエリじゃないランサー出てきてはダメよ!霊体化してなさい!あんた色々目立つんだから!」

 

白野「何か、大分疲れてない凛?」

 

凛「誰のせいで疲れたと思っているのかしら!」

 

白野「??」

 

凛「じ、自覚がないのね。あ・ん・た・のせいでしょうが!昨日あんたがさっさと家に帰るから私がランサーを宥めたのよ!朝は朝であんたが居ないってありすがぐずりだすし!これでも何故私が疲れているのかわからないかしら、白野君?」

 

白野「すいません。ごめんなさい。」

 

凛「よろしい。とりあえずさっさと着替えてきなさい。一緒に学校へ行くわよ。」

 

白野「あっ、うん、ちょっと待ってて。」

 

 

 

 

~そして~

 

 

凛「しっかしあれね、あんたあの大きな家に1人で住んでるのね。」

 

白野「あぁ、あの家は両親が残してくれた大切な家だしね。」

 

凛「ふーん。」

 

白野「そういえばシンジとありすの制服って穂群原学園のだよね。」

 

ラニ「そうですね。二人はまだ子供ですから、さすがに平日の昼間から子供が外でうろちょろしてたら色々とありますし。」

 

白野「なるほどね。」

 

因みにシンジは後ろから付いてきている。ありすは自分と一緒に手を繋ぎ登校中である。

 

桜「私達が毎日送り迎えしてるんです。この時代は色々と物騒と聞きましたから。」

 

凛「シンジはともかくありすは危なっかしいからね、この時代に来たばかりの頃迷子になって探すのが大変だったんだから。」

 

白野「ちょっ!・・・・・。いいかいありす、1人で勝手にうろちょろしないこと。もし何処かに行きたいなら俺達の誰かと行動すること。わかったかい。」

 

ありす「うーん、わかった!」

 

凛「まるで兄妹ね、でも、そうか、あんた達月の聖杯戦争時は似た者同士だったけ。」

 

白野「ありすは女の子だぞ、もし何かあったらどうするんだ。」

 

凛「大丈夫よ、一応ありすにはスマフォをGPS付で持たせてるから。それに・・・・・・。」

 

白野「それに・・?」

 

凛「もしものためにありすにはリターンクリスタルを持たせているの。」

 

白野「リターンクリスタル!?」

 

桜「凛さんはありすちゃんに対して凄く過保護なんですよ、先輩に会うまでの間いつもありすちゃんと一緒でしたから。」

 

白野「へぇ~、まるで凛とありすは姉妹みたいだな。」

 

凛「ふんっ。そうね、もしありすに変なことする輩がいたら二度と表に出られないようにして殺るわ。」

 

白野「(怖っ!)」

 

ありす「??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒔寺「何か、凄い光景をみてしまったわ。」

 

三枝「あの小さな女の子凄ぐ可愛いね。まるでお人形さんみたい。」

 

氷室「・・・・・・・・・・。」

 

蒔寺「それとあの男の子、間桐にそっくりね。でも、まさか白野があの転校生達と知り合いだったなんて驚きね。」

 

氷室「・・・・・・・・・・。」

 

三枝「どうしたの?鐘ちゃん?」

 

蒔寺「愛しの人がハーレム常態ですから、そりぁイライラもする・・・・・グハッ!」

 

氷室「・・・・・・。」

 

三枝「あわわわ。」

 

美綴「岸波の奴・・・・・・・。何かイライラする。」

 

三枝「うわっ?びっくりした。綾子ちゃん?何時からいたの?」

 

美綴「えっ?い、いや、その、あんた達が電柱のとこにいたから何してるんだと思って・・。あははは。」

 

三枝「??」

 

蒔寺「由、由紀香、あんたわかってないわね、綾子は白野の事が好・・・・・ゴハッ!」

 

三枝「あ、」

 

氷室・美綴「・・・・・・・。」

 

三枝「(こ、怖いよぉ~、)ん?あれ?岸波君達がいないよ!」

 

白野「何してるの皆して?」

 

三枝「きゃっ!い、何時からいたの岸波君?」

 

白野「今さっき、おはよう皆って蒔寺?何で倒れているんだ?」

 

氷室「気にするな。」

 

白野「えっ?でも。」

 

美綴「気にするな。」

 

白野「はい!」

 

ありす「ツンツン、お姉ちゃん死んじゃった?」

 

蒔寺「し、死んでないから、ガクッ。」

 

ありす「あ、」

 

凛「何やってるのありす、所でその方達は?白野君の知り合いかしら?」

 

白野「同じ新聞部の氷室さんと蒔寺さんと三枝さん、後隣のクラスの美綴さんだよ。」

 

凛「そう、初めまして。私、遠坂凛よ。よろしくね。」

 

桜「私は間桐桜といいます。よろしくお願いいたします。」

 

ラニ「ラニ=Ⅷといいます。」

 

三枝「あ、私三枝由紀香です、よろしくお願いします。」

 

美綴「美綴綾子、よろしくな!」

 

氷室「氷室鐘だ。それと、其処で倒れているのは蒔寺楓だ。」

 

白野「(何か挨拶が社交辞令みたいだな、それにさっきから寒気がするが気のせいかな?)」

 

その後シンジとありすを紹介し二人を学校まで送り白野と凛達7人は自分達の学校へ向かう。氷室達はシンジの名前に驚いていた。何せ白野のクラスの間桐慎二と同じで顔も似ているからだ。三枝はありすが学校に着くまでずっと頭を撫でていた、時々「かわいいよ。」とか「癒される~。」とか言いながら。

 

 

 

ザワザワ~。

 

男子生徒「あ、あれ岸波だよな、なんだよあのハーレム常態。」

 

男子生徒「しかもあの3人昨日転校してきた娘達だぞ。」

 

男子生徒「あんな綺麗所と一緒に登校なんてくそリア充が!」

 

 

白野を知る男子生徒達

「爆ぜろ!そしてもげてしまえ!!」

 

 

 

女子生徒「あれ岸波君よね。」

 

女子生徒「何かすごい光景。」

 

女子生徒「はぁ~、やっぱ岸波君モテるんだね、諦めようかな。」

 

白野に好意がある女子生徒達

「私も一緒に岸波君(先輩)と登校したいな~。」

 

白野「(な、なんかさっきからすごい視線を感じる、それに校庭に入ってから凛とラニが凄いピリピリしてるような?)」

 

桜(先輩、先輩。)

 

白野(桜?どうしたの?)

 

桜(学校内にどうやら私達以外にマスターとサーヴァントがいるみたいです。)

 

白野(えっ?)

 

桜(さすがに昼間から戦うことはないと思いますが、それでも一応警戒だけはしていた方がいいと思います。)

 

白野(・・・・・・。あぁ、わかった。)

 

 

 

 

 

 

~第3話~

 

 

 

 




中途半端に終わってしまい申し訳ないです。
感想お待ちしています。
[いつも感想を書いてくれる方本当ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。]


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第4話

こんにちは。
桜のサーヴァントはどうするべきか悩んでいる今日この頃。[ある程度絞られてはいますがどちらにするべきか悩んでいます。]

それでは第4話よろしくお願いします。


~昼休み屋上~

 

凛「ラニと桜遅いわね。」

 

白野「そうですね、はぁ~。」

 

凛「何?どうしたのため息なんかついて。」

 

白野「いや、別に。」

 

凛「??」

 

ガチャ

 

桜「すいません、遅れました。」

 

凛「遅い。全く昼休みが終わるわよ!」

 

ラニ「クラスメイトの人達に色々と質問されてまして・・・・。」

 

桜「主に女子からですが。」

 

白野「へぇ~、どんな質問なの?」

 

ラニ・桜

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「バカ。」

 

白野「えっ?えっ?」

 

凛「まぁいいわ、人払いの結界は貼ってあるからランサーあんたも出てきていいわよ。」

 

エリザ「うーん。霊体化ってな~んかいまいちね。あっ白野。もうっ!昨日は急に帰るんだから、まっ、私と再開できて嬉しい気持ちはわからなくもないけど、全く照れ屋さんなんだから!」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

凛「ハイハイ、とりあえずこれからのことの話をしましょうか。」

 

白野「そ、そうだな。」

 

エリザ「あれ?えっ?ちょっと?」

 

ラニ「朝方桜から白野さんは聞いていると思いますがどうやらこの学園内には私達以外にマスターがいます。それも1人ではなく複数いますね。」

 

白野「えっ?1人だけじゃないの?」

 

桜「はい。私が調べた所3・4人いるんじゃないかと。」

 

凛「ランサーあんたサーヴァントの気配とか感じないかしら?」

 

エリザ「私も含めれば、そうね・・・・・。3人のサーヴァントがいるわ、1人は私達の存在に感ずいているみたいね。まっ、こんな時間帯から襲っては来ないでしょうけど。」

 

白野「学校にマスターがそんなに!俺達も含めれば6・7人いるのか。何?この学校呪われてるの?」

 

凛「そんなわけないでしょ。偶々よ、しっかし一体どんなマスターなのかしら?生徒か先生かもしくは・・・・・。」

 

エリザ「ストップ凛、誰かここに来るわ。」

 

凛「えっ!」

 

ガチャ

 

士郎「んっ?あれ?白野?それにえーと遠坂さんだっけ?」

 

白野「士郎。後隣のクラスの。」

 

リン「こんにちは、岸波君。ごめんなさい、おじゃまだったかしら?」

 

白野「えっ?嫌々そんなことないよ。あっ、そうだ士郎凛のことは知ってるからいいけど後こちらの2人は間桐桜とラニ=Ⅷって言うんだ良かったら仲良くしてあげてくれ。」

 

桜「間桐桜っていいます。よろしくお願いします。衛宮さん。」

 

ラニ「ラニ=Ⅷです。」

 

士郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

桜「?えっと何か?」

 

士郎「えっ、あっごめん自分の知り合いにすごく似てたから、いや似てるとゆうより本当そのまんまみたいだな、あっでも髪の長さが違うかって何言ってんだ俺は。」

 

白野「士郎落ち着け、とりあえず深呼吸しろ、なっ。」

 

士郎「あ、あぁ。すぅーはぁー、すぅーはぁー。わ、悪い白野取り乱りして、すまない間桐さん。」

 

桜「いえ、大丈夫ですか?」

 

士郎「あぁ、大丈夫だよ。皆もごめんな食事中におじゃまして。」

 

凛「・・・・・・・・・・。」

 

リン「・・・・・・・・・・。」

 

白野「凛?どうかしたのか?」

 

凛「いえ、なんでもないわ。それじゃ行きましょ白野君。衛宮君にえーと遠坂さんだっけ?それじゃ失礼するわ。」

 

リン「・・・・・・・・・・・。」

 

士郎「えっ?あ、あぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「どうしたんだ凛?急に急いで。」

 

凛「白野、どうやら彼女マスターみたい、それに衛宮君だっけ?彼もマスターの1人だわ。衛宮君はサーヴァントを連れてないみたいだけど、彼女の方はサーヴァントがいたわ。エリザが教えてくれたの、エリザは衛宮君達が来る前に霊体化してたけど向こう側のサーヴァントは一瞬だけ姿を見せすぐ消えたみたい。」

 

ラニ「それで?どんなサーヴァントだったんですか?」

 

凛「私達がよ~~く知ってるサーヴァントよ。これも運命なのかしらね。」

 

白野「??」

 

凛「全く。まさか私の人払いの結界を破るなんてそれなりのマスターって所かしら!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「どうしたんだ遠坂?ずっと黙り込んで。確かにさくらと間桐さんそっくりだったけど、あっそっか、遠坂と同じクラスの遠坂さんも似ているな髪の色と目の色は違うけど。しっかしあれだな!まさか同じ名前に顔が似ている人が2人もこの学校にいるなんて驚きだな。」

 

リン「違うわ、確かにその事には驚いたけどそれだけじゃないの。」

 

士郎「?それだけじゃない?」

 

リン「士郎よく聞きなさい。どうやらあの人達魔術師よ、それだけじゃないの、遠坂さんとラニ=Ⅷさんだっけ?あの2人マスターよ後さくらにそっくりな娘、彼女令呪があるみたい、アーチャーが教えてくれたわ。」

 

士郎「!!」

 

リン「岸波君は令呪はなかったみたいだけどそれでも聖杯戦争になにかしら関わってると見て間違いないわ。」

 

士郎「・・・・・・。でもおかしいだろ!確か聖杯戦争は7人のマスターにそれに従うサーヴァントのはず、なのに!」

 

リン「そうね。すでに7人のマスターは揃っているはず、士郎、今晩教会に行くわよ。綺礼がこの事について知ってるはず。」

 

士郎「あぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~放課後~

 

 

白野「それじゃバイトが終わり次第凛達の家に行くから。」

 

桜「わかりました。それではまた後で。」

 

ラニ「今日はシンジとありすが召喚するのですね?」

 

凛「えぇ、白野君、できるだけ早く来てちょうだい、じゃないとまたありすがぐずりだすから。」

 

白野「あぁ、わかった。」

 

 

 

 

 

 

 

PM9時~

 

 

白野「こんばんはー。」

 

桜「いらっしゃい先輩、どうぞ中に。」

 

白野「あぁ、おじゃまします。?あれ?」

 

桜「どうしました?」

 

白野「いや、いつもならありすが抱きついて来るのに、来ないから。」

 

ラニ「全く、貴方はシスコンですね。ありすはいま凛と買い物に出掛けています。白野さんのせいで。」

 

白野「シスコンって、てかっ、なんで俺のせいなの!」

 

桜「ありすちゃん先輩も迎えに来てくれないってずっと拗ねていましたから、何とか凛さんが慰めてついさっき御菓子を買いに出掛けました。」

 

白野「わ、悪い。後で凛にお礼を言わないとな。」

 

ユリウス「来たか岸波。とりあえず中庭に行くか、シンジが待機しているからな。」

 

白野「そうだね、シンジはどんなサーヴァントを召喚するんだろ?」

 

ユリウス「ライダーだ、勿論俺達が良く知るな。」

 

白野「成る程な。」

 

シンジ「ん?なんだよ岸波お前もいるのか?」

 

白野「よっシンジ。」

 

シンジ「!!こら頭を撫でるな!おい!やめろ!」

 

白野「あぁすまん、ついありすと同じ年齢だからうっかり。」

 

シンジ「っ!くそっ!いまに見ていろ絶対見返してやるからな!」

 

白野「ハイハイ。」

 

プルルルルルル、プルルルルルル。

 

白野「ん?スマホか?凛か、もしもし?」

 

凛「あっ白野君ごめんなさいありすがいなくたったの!」

 

白野「えっ!ありすが?」

 

ラニ・シンジ・ユリウス・桜

「!?」

 

凛「私が会計をしている隙に・・・・。今スーパー付近を探してるけど何処にもいなくてGPSで調べても反応がないの!」

 

白野「スマホの電源が入っていないのか?もしくは電池切れ!」

 

凛「本当にごめんなさい、私のせいで・・・・。あの子きっと1人で寂しがってるに違いないわ、早く見つけないと!」

 

白野「凛!・・・・。とにかく落ち着け、とりあえずスーパー付近を探していてくれ、俺達も直ぐにスーパーに行くから。」

 

凛「!!そ、そうね、冷静にならないと。わかったわ探してみる、白野君達も直ぐに来て!」

 

白野「皆、スーパーに行くぞ!」

 

桜「そうですね、行きましょう!」

 

ユリウス「待て!桜、お前はシンジとここにいろ。」

 

桜「えっ?でも・・・・。」

 

ユリウス「俺達3人で行く、もしありすが1人で帰ってきたら直ぐに連絡しろ。それにもう夜だマスターかサーヴァントが襲ってくる可能性がある。わかったな。」

 

桜「は、はい!先輩ありすちゃんのことよろしくお願いします!」

 

白野「あぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「白野君!」

 

白野「すまない遅くなって、ありすはいたか?」

 

凛「駄目、何処にもいないわ。」

 

ユリウス「ありすとはぐれてどれぐらい経つ。」

 

凛「多分2・30分ぐらいだと思うわ。」

 

白野「スマホの反応は・・。」

 

凛「駄目ね、全く反応しない。ありすにはリターンクリスタルを持たせているからそれを使ってくれればいいのだけど。」

 

ラニ「とにかくありすを探しましょう、二手に別れたほうがいいですね、凛、貴方は白野さんと、ユリウス私と一緒にありすを・・・。」

 

ユリウス「そうだな、岸波、ありすを見つけ次第直ぐに連絡しろ。俺達も見つけ次第直ぐに連絡する。」

 

白野「わかった!凛行こう!」

 

凛「えぇ!お願いありす無事でいてよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある場所~

 

 

ありす「・・・・。凛お姉ちゃんどこなの?」

 

ありすは1人で迷子になっていた。ありすはまだ目覚めて日が浅いそのため色々なことが新鮮に見えてしまうのだその癖好奇心旺盛でもあり少しいたずらっ子でもある。凛と買い物に出掛けて凛が会計時にありすは凛を驚かせようとスーパー付近で隠れていた。しかしいつまで待っても凛は来なくどうせならとありすは1人で家に帰ろうと思ってしまった。それが裏目にでてしまう。それから数十分ありすは本来家に着いているはずだがどうやらありすは来た道の反対側を歩いてしまい迷子になってしまったのである。

 

 

ありす「う~ん、此処はどこなのかしら?」

 

気がつけばありすは人気のない場合にいた。

見たことのない場所に1人徐々に心細くなる。

 

ありす「お兄ちゃん・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキッ!

 

 

ありす「!?」

 

??「こんばんわ、かわいいマスターさん。」

 

ありす「誰?」

 

??「そうね、お互いに名前は必要かしら。貴方のお名前は何かしら?教えてくださるかしら?」

 

ありす「私?私の名前はありす。貴方のお名前は?」

 

??「ありす、かわいい名前ね。私はイリヤ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、イリヤって呼んでねありす。」

 

ありす「イリヤ・・・・。」

 

イリヤ「そうイリヤ、所でありす貴方サーヴァントがいないけどサーヴァントはどこなのかしら?」

 

ありす「サーヴァント?」

 

イリヤ「・・・・。ふ~ん、ありす貴方まだサーヴァントを召喚してないのね。でも貴方の腕には令呪があるみたいね。その令呪私が貰ってもいいかしら?」

 

ありす「??」

 

イリヤ「なにも知らないのね。可愛そうな子。大丈夫よありす。痛いのは最初だけ、命までは取らないわ、私は貴方が持つ令呪が欲しいだけ、貴方がサーヴァントを召喚する可能性があるからすぐに頂くわ。バーサーカー!ありすの腕を取りなさい!」

 

ありす「!?」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■--!」

 

ありす「大きい?」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■-!」

 

イリヤ「殺しちゃ駄目よバーサーカー令呪が付いてる腕だけを取りなさい!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■-!」

 

ありす「ッ!あっ!」

 

バーサーカーがありすを掴もうとするがありすは木の枝に引っ掛かり掴み損ねる。

ありすはその場から逃げようとするが足を挫いてしまった。

 

ありす「ッ!痛い。」

 

イリヤ「素直に捕まってれば良かったのに可愛そうなありす、だけど・・・・。」

 

ありす「あっ!」

 

ありすはバーサーカーに捕まってしまう。バーサーカーはありすの腕だけを出し身動きを取れなくしてしまう。

 

バーサーカー「■■■■■■■■---!」

 

ありす「く、苦しい、痛いよ。」

 

イリヤ「ごめんなさいありす、だけど貴方の令呪は頂くわ。バーサーカー。ありすの腕を千切りなさい。」

 

バーサーカー「■■■■■--!」

 

痛み、苦しみ、ありすは徐々に気が遠くなる。ありすは苦しみの中思い浮かべる。大好きなお兄ちゃんとお姉ちゃん達を、もし自分が酷い目に会えばお兄ちゃん達はどうするのか。悲しむ?怒る?そんなお兄ちゃん達を見たくない。私はお兄ちゃん達にはいつも笑顔でいて欲しい、たまにイタズラをし怒るけどだけどその中には優しさがある。そして思いだす。かつて月の聖杯戦争時私には大切なお友達がいた事を、私と一緒に遊んでくれて守ってくれた大切なお友達を。

だから・・・。だから・・・。

 

ありす「お願いアリス私を助けて!!!」

 

イリヤ「!?」

 

バーサーカー「■■■■■■■-!」

 

イリヤ「アリス?なにそれ?自分で自分の名前を叫ぶなんておかしな子。バーサーカー!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■■■■■--!」

 

バーサーカーがありすの腕を千切ろうとしたその時。バーサーカーの腕が何者かに捕まれる。

 

バーサーカー「■■■■■■-!?」

 

イリヤ「えっ?なに?」

 

ありす「!?貴方は・・・・・。ジャバウォック?」

 

ジャバウォック「■■■■■■■■■--!!!」

 

ジャバウォックはバーサーカーの腕を握り締めもう片方のありすが握られている腕を握り締めありすを解放する、そして。

 

ジャバウォック「■■■■■■■■■■--!!」

 

バーサーカーはその場からジャバウォックの頭突きで吹き飛ばされてしまう。

 

イリヤ「なっ!バーサーカー?ありす、貴方サーヴァントを、しかも私と同じバーサーカーを召喚したの?」

 

??「違うわイリヤ。ジャバウォックは私達のお友達、サーヴァントじゃないのよ。」

 

イリヤ「!?、誰?何処にいるの?」

 

??「何を言っているのかしら。私は貴方のすぐ側にいるわ。」

 

イリヤ「えっ?うそ?いったい?いつの間に?」

 

??「こんばんわイリヤ。私の名前はアリス。ありすのサーヴァントよ。ついでだから教えてあげる、クラスはキャスターなの、よろしくね。」

 

イリヤ「えっ?キャスター?だけど貴方達そっくりね?どうゆう事なの?」

 

アリス「似ていて当然。だって私はありすが望んだ大切なお友達、そしてありすは私にとって大事な大事なお友達。だから・・・。」

 

イリヤ「だから・・。何?」

 

アリス「゙あわれで可愛いトミーサム、いろいろここまでご苦労さま、でも、ぼうけんはおしまいよ゙

゙だってもうじき夢の中。夜のとばりは落ちきった。アナタの首も、ポトンと落ちる゙

゙さあーー嘘みたいに殺してあげる。ページを閉じて、さよならね!゙」

 

瞬間ジャバウォックはイリヤに向かい突進する。

 

イリヤ「!?バーサーカー!!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■■■■---!!」

 

ジャバウォックの前にバーサーカーが立ちふさがる、ジャバウォックはバーサーカーを殴りつけようと拳を振り上げる。バーサーカーもジャバウォックに斧剣を切りつけようとする。そして・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤ「なんなの!あの化け物バーサーカー相手に全く引いていない。私のサーヴァントはバーサーカーよ!キャスターが出した化け物ごときに負けるはずはないわ!バーサーカー!早く始末しなさい!」

 

そう、あれからジャバウォックとバーサーカーは何十合と打ち合っているそのためイリヤは少し焦り始める。

 

イリヤ「(大丈夫、バーサーカーはまだ一度も殺されていない。だけど・・・。!?)バーサーカー下がりなさい!」

 

イリヤの言葉にバーサーカーはイリヤの後ろに下がる。

 

アリス「あら?もういいのかしら?まだどちらかの首が飛んでないけど?」

 

イリヤ「えぇそうね。今回は下がらせてもらうわ。でもアリス、次に会うときは今度は本気で相手にしてあげる。貴方は私が殺してあげる。それじゃあさよなら。・・・・。そうだ、アリス、いやキャスター。ありすに伝えて「また会いましょう」って。」

 

アリス「えぇ。伝えておくわ。」

 

アリスが話終わるとイリヤは消えてしまう。イリヤがいなくなるとアリスは安心し、気を失ってるありすに走りよる。

 

アリス「(助かったわね、もしこれ以上戦っていたらありすの魔力が尽きていたわ。)」

 

白野「ありすー!どこだー!」

 

アリス「(!?この声は、お兄ちゃん!)」

 

 

 

 

 

 

~数分前~

 

白野「何処にいるんだありす。おーいありすー!」

 

凛「ありすー!返事してー!」

 

エリザ「!?凛!近くにサーヴァントの気配を感じる!それに・・・・・!?大変!ありすがサーヴァントの近くにいるわ!」

 

白野「!?な、ランサー!何処に、何処にありすがいるんだ!」

 

エリザ「ちょっと落ち着いて白野、付いてきなさい。」

 

白野「あぁっ!凛。」

 

凛「えぇ!エリザ早く案内しなさい。」

 

エリザ「こっちよ!」

 

 

 

そして~

 

白野「ありすー!どこだー!」

 

アリス「お兄ちゃん、こっちよ。」

 

白野「えっ?ありす?じゃないなもしかして・・・・。」

 

アリス「こんばんわ。お兄ちゃん、私はキャスターありすのサーヴァントよ。ありすは無事よ。気を失ってるだけ。」

 

白野「ありす!よ、良かった無事で・・・・。ありがとなキャスター、いや、アリス。」

 

アリス「・・・・・・・・。」

 

凛「白野!ありすは無事・・・って、もしかして貴方キャスター?」

 

アリス「久しぶりね凛、?貴方凛よね?。」

 

凛「キャスター、貴方が知ってる私はアバターだった時の私よ。本来の私の姿はこうなの。」

 

アリス「ふ~ん、まぁいいわ。お兄ちゃん、私疲れちゃったからお休みするね。あっ、ありす足首を怪我しちゃったみたいだから手当てしてあげて、それじゃお休みなさい。」

 

白野「えっ?ちょっ、アリス?もう少し話たかったんだけど。・・・・・・ま、いっか。あっそうだ凛、ユリウス達に連絡しないと。」

 

凛「あんたがアリスと話してる間に連絡したわ。ユリウス達は先に帰るって、私達がいるから大丈夫だろって。」

 

白野「そっか、それじゃあ俺達も帰るか。」

 

凛「そうね、全くありすったら、サーヴァントが召喚されたから良かったけど。帰ったら説教ね。」

 

白野「ありすが無事だったんだ、だから凛、穏便にね。」

 

凛「ハイハイ。あんたありすに甘すぎるわね、シスコンも大概にしないとありすに嫌われるわよ?」

 

白野「ぐっ!それは嫌だな。だけど甘いのは凛達も同じだろ?」

 

凛「・・・・・・・。そうね。それじゃあ帰りますか。」

 

エリザ「う~ん疲れた、早く帰ってお風呂に入りたいわ。」

 

 

白野はありすをおんぶし凛達の家に帰宅する。

 

 

 

そして~

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

白野「ただいま~。ん?なんか騒がしな?」

 

??「アサシン、あんたいい飲みっぷりだね!」

 

李「お主こそ、ん?どうしたバーサーカー?お主も飲まんか。」

 

呂布「■■■■■■■■-!」

 

??「あっはっはっはっはっは!さすがバーサーカー、一瓶一瞬じゃないかい。」

 

李「さすがだ!ライダーよ、儂らも負けておれんのぅ!」

 

ライダー「おうさ!今晩は3人で呑み明そうじゃないか!」

 

李「カッカッカッカッカッカッカッ!」

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■-!」

 

ライダー「あっはっはっはっはっはっはっ!」

 

 

白野「何?このカオス状態?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第4話~

 

 

 




やっと5人召喚できた!
最後に出てくるライダーさんは皆さんがご存知だと思う海賊お姉さんです。[エクストラプレイしてる方はすぐ分かるはず。]

それではまた次回もよろしくお願いします!
[返信できなくて申し訳ないですが感想は何時でも大歓迎です。]

(八咫鳥さん何時も感想ありがとうございます!)


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第5話

ぐだぐだな第5話よろしくお願いします。

何時も感想を書いてくださる方に感謝を。


凛「ちょっと、白野絶対離さないでよ!」

 

白野「ハイハイ。」

 

ラニ「意外と簡単ですね。」

 

桜「せ、先輩もう少しゆっくりお願いします。」

 

ありす「わ~、ツルツル。」

 

アリス「ありす服が濡れるわよ。ほら立ちなさい。」

 

ありす「~~~~♪」

 

シンジ「なんで、なんでライダーまで一緒に滑ってるんだ!」

 

ライダー「いいじゃないかシンジ、あんた滑れないだろ?お姉さんが優しく教えてやるよ。」

 

シンジ「あ、頭を撫でるな!」

 

エリザ「やるわね凛、滑れないことをいいことに白野と手を繋ぐなんて・・・・。」

 

白野「どうしてこうなった?」

 

 

 

 

 

~前日の夜~

 

 

白野「桜のサーヴァントですか?」

 

凛「そう、桜は元々上級AI、 月の聖杯戦争では健康管理がメインだったでしょ。どんなサーヴァントを呼ぶべきかわからないのよ。」

 

ユリウス「残りのクラスはセイバーとアーチァーか。英雄に関する遺物品が桜には無いからな。もし桜が希望するサーヴァントがいれば俺が遺物品を探しだすのだが・・・。」

 

凛「桜は希望するサーヴァントはいないでしょ、もしいるとしたら白野、あんたを守ってくれるサーヴァントでしょうね。」

 

ラニ「いっそのこと遺物品なしの召喚ではどうでしょうか?」

 

凛「・・・・。それもありかもね。もしかしたら私達が知ってるサーヴァントが召喚されるかもしれないし、試してみる価値はあるかも。」

 

白野「・・・・・・・・。」

 

凛「どうしたの?」

 

白野「いや、もし桜が召喚してBBが出てきたらどうなるんだろなって。」

 

凛「恐いこと言わないで!まずあり得ないでしょうけど、もしそうなるとBBはあんたを守るためなら冬木がどうなろうがお構いなしよ! 」

 

白野「えっ?」

 

ラニ「下手をすれば冬木が無くなる可能性がありますね。」

 

白野「えっ?」

 

ユリウス「岸波、冗談でもそう言うことは言わない方がいいだろう。」

 

白野「す、すいません。」

 

凛「全く!白野、あんた今から桜に聞いてきなさい!召喚するに辺り遺物品が必要か要らないのか!私達が聞いても桜は「わかりません。」の一言だけどあんたなら素直に答えるでしょ!」

 

白野「えっ?何故?」

 

凛「いいからさっさといく!」

 

白野「は、はい!」

 

 

 

 

 

コンコン、

 

桜「はい。」

 

白野「桜、俺だけど。」

 

桜「せ、先輩?ちょっと待ってください。」

 

ガチャ、

 

桜「どうしたんですか?あ、どうぞ中に。」

 

白野「あぁ、失礼します。」

 

桜「えーと、あ、いまお茶を用意しますから座ってください。」

 

白野「はい、・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜「どうぞ、先輩はコーヒーが好きですよね。」

 

白野「へぇ~、よく知ってるね、教えたっけ?」

 

桜「いえ、私は元々健康管理者です、先輩は勿論皆さんの健康状態を観ています。その為皆さんの好き嫌いとかを調べてしまうんです。癖みたいなものです。」

 

白野「そっか、ありがとう桜、桜が居れば皆の健康は大丈夫だな。」

 

桜「先輩、あ、ありがとうございます。凄く嬉しいです。」

 

白野「あはは、そ、そう。」

 

桜「・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・。」

 

桜「・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「(な、なんだ、この気まずい雰囲気は、な、なんか話さないと。)さ、桜、実は、えっと、その。」

 

桜「・・・・・・・・・。サーヴァントのことですよね。」

 

白野「へ、あ、うん、そうなんだ、実は凛に頼まれて桜はどんなサーヴァントを召喚したいのか聞いてこいって、必要ならユリウスが遺物品を探しだしてくれるって。」

 

桜「・・・・・・・・。わからないんです、どうすればいいのか。聖杯戦争に参加する意志はあります。皆さんを無事2030年に送り返さないといけないですから。ですが、私は元はAIです。過去月の聖杯戦争時には沢山のサーヴァントを見てきましたが・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

桜「先輩、私どのようなサーヴァントを召喚するべきでしょうか?」

 

白野「それは俺にも判らないな、最終的には桜自身が決めることだから。」

 

桜「そうですね。・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「(や、やばい、桜が落ち込んでしまった。俺何か変なこと言ったか?ど、どうすれば・・・・・・!!そ、そうだ!)桜!」

 

桜「は、はい、なんでしょうか先輩?」

 

白野「気分展開に出掛けよう!明日は休みだし、いつまでもこのままじゃダメだ!部屋のなかで考えるより外に出たほうがなにか見つかるかもしれない。な?」

 

桜「先輩とお出掛けですか?」

 

白野「あ、あぁ、もし嫌なら凛達も誘って・・・・。」

 

桜「嫌じゃないです!凄く嬉しいです。」

 

白野「えっ?そ、そう。」

 

桜「はい。ですか先輩明日は何処に出掛けましょうか?私この時代に来てまだ冬木市のことはよくわかりませんから。」

 

白野「それは大丈夫、俺に任せて。桜がいきたい場所があれば案内できるさ。」

 

桜「本当ですか?それなら私・・・・・!公園とかピクニックが出来る所がいいです。」

 

白野「ピクニック?」

 

桜「明日私先輩のためにお弁当を作ります。ですから・・・・・。」

 

白野「あぁ!わかった。それじゃあ明日は一緒にピクニックに行こう、そうと決まれば早速色々調べて絶好のピクニック場所を探さないとな。」

 

桜「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛(白野の奴桜とピクニックですって!?私は桜にただサーヴァントの事を聞けと言っただけなのに、どうしてそうなるのよ!)

 

ラニ(イライラしますね、なんですか?あの甘い雰囲気は。)

 

エリザ(くぅ~!桜恨ましい私も白野と出掛けたい!)

 

ラニ(二人ですからやっぱりこれはデートでしょうか?)

 

凛(なっ!私もまだデートなんてしたことないのに!)

 

エリザ(あっ?やば、凛、白野が出てくるわ。)

 

凛(えっ?待避、待避よ、早く!)

 

 

 

 

 

白野「それじゃあ桜、明日迎えに行くよ。」

 

桜「はい。明日楽しみにしてますね。」

 

白野「うん、それじゃ。」

 

桜「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日~

 

桜「凄くいい所ですね先輩!」

 

白野「昨日パソコンで調べたんだ。でも隣町にこんな場所が在ったなんて知らなかったよ。」

 

桜「そうなんですか?」

 

白野「どうせならと思って有名所を探してみたんだ。折角桜と一緒に行くんだからさ。」

 

桜「先輩、ありがとうございます。嬉しいです。」

 

白野「・・・・・・。そ、それじゃあ少しその辺を歩こうか?」

 

桜「そうですね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛(何話してるのかしら?)

 

ラニ(さぁ?ですが、桜が羨ましいですね、私も白野さんと二人で出掛けたいです。)

 

凛(ラニって結構思ったこと口にするわね、少し羨ましいわ。)

 

エリ(桜ったら白野とイチャイチャと・・・・・・。)

 

 

 

 

 

その後白野と桜は歩きながら会話をする。白野の幼い頃の思い出や優しかった両親の話、友人や学校の話、桜は白野の話を楽しそうに聞く・・・・・・・・。

 

 

白野「何か俺ばっか話てるな・・・・。ごめん桜つまんないだろ?」

 

桜「いえ、先輩の色々な話が聞けて嬉しいですよ。それに私はこうして一緒に先輩とお出掛け出来て幸せですから。」

 

白野「えっ?そ、そう。」

 

ドン!

 

白野「ん?何か背中にぶつかったな?」

 

桜「・・・・・あっ。」

 

ありす「お兄ちゃん!見~つけた!」

 

白野「あ、ありす!どうして此処に?・・・ん?てっゆうかユリウス?シンジ?」

 

ユリウス「すまない岸波、本当は邪魔したくなかったんだが・・・・・・・。ありすがお前達を見つけてしまって。」

 

ありす「お兄ちゃんスケートしたい!一緒に行こ!桜も!」

 

白野「えっ?えっ?」

 

ユリウス「すまない岸波、ありすがどうやら昨日テレビで観たらしく行きたいと言い出してな、お前と一緒に行きたいらしく・・・・・・。すまない。」

 

ライダー「しっかしあれだね、ありすは白野を探しだすのが名人だね。急に走り出したと思ったらあんたがいるんだからさ、ありすは白野を見つけるレーダーでも付いているのかねぇ。」

 

白野「えっ?えっ?」

 

アリス「さ、お兄ちゃん行こ!桜もボーっとしてないで行くわよ。そ・れ・と・・・・・そこで隠れてる3人、貴方達も行きましょ。」

 

白野「えっ?えっ?」

 

凛「なっ!アリスいつ気づいたの!てっ、あっ、は、白野、いや、これは、その、あ、あはは。」

 

ラニ「・・・・・。こんにちは白野さん。」

 

エリザ「ラニ、あんたなんでそんな冷静なの?」

 

白野「えっ?えっ?」

 

ユリウス「・・・・・・・・、すまない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「まぁ、いいんだけど。」

 

凛「ちょっ!白野もう少しゆっくり滑って!転ける!」

 

桜「あっ!だんだんコツが掴めてきました!」

 

ありす「びしょびしょになっちゃった。」

 

アリス「・・・・・・。桜~!ありすがびしょびしょ。」

 

桜「えっ?あ、ありすちゃん!先輩!」

 

白野「な!ありす!」

 

凛「ちょっ!白野スピード、スピード落として!あぶ、危ない!だぁーー?」

 

エリザ「へ?凛?ちょっ、ぶつかる!ギャー!」

 

白野「ありす?こんなに濡れて、着替えとかあるのかなぁ?」

 

ありす「~~~~♪」

 

ライダー「着替えならユリウスが用意してるさね、こうなることは予め予想してたからね。」

 

白野「そうなの?桜お願いできる?」

 

桜「わかりました。ありすちゃん着替えましょうね。」

 

ありす「・・・・・・。うん!」

 

白野「全く、風邪でも引いたらどうするんだ、早く着替えておいで。」

 

ありす「は~い!」

 

白野「・・・・・・。はぁ~、そういえば何か忘れてるような?」

 

凛「は・く・の君、確かに貴方は忘れてるわよね?」

 

白野「・・・・・・・・・・。り、凛さん?いや凛様?別に忘れてた訳じゃないんです。ただ。」

 

凛「ただ?」

 

白野「ですから、えっと、その、何て言えばいいのか、いや、あの・・・・・・。す、」

 

凛「す?」

 

白野「すいませんでした!ぶっちゃけ忘れてました!ありすが心配で心配で回りが見えてませんでした!」

 

凛「・・・・・・・・・。(ニコッ。)」

 

白野「えっ?」

 

凛「ふっっっ飛べ!」

 

白野「ゴハァッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夕暮れ~

 

 

 

桜「大丈夫ですか先輩?」

 

白野「あはは、大丈夫大丈夫!ありすは軽いから。」

 

ありす「くぅ~、くぅ~。」

 

桜「それもありますけど、怪我とかしてませんか?」

 

白野「えっ?・・・・・。あぁ、凛に殴られたときのこと?大丈夫だよ。あの時は俺が悪いわけだし、あはは。」

 

凛「・・・・・・・・。」

 

ラニ「・・・・・・・・。」

 

ユリウス「・・・・・・・・・。」

 

シンジ「・・・・・・・・・・。」

 

白野「?凛?どうかしたのか?」

 

凛「・・・・・・。そうね、白野君、先に桜とありすを連れて帰りなさい。どうやらサーヴァントにつけられてるみたい。」

 

白野「!?」

 

ユリウス「マスターも近くにいるな。人払いの結界が貼ってある。」

 

瞬時凛達のサーヴァントが戦闘体制にはいる、しばらくして。

 

??「初めまして皆様、私はマルタと申します。クラスはルーラーです。隣にいるのは我マスター可憐様です。サーヴァントの皆様武器を納めてください。私達はあなた方と戦う意志はありません。」

 

白野「ルーラー?聞いたことないクラスだ。」

 

ユリウス「ルーラーだと!何故ルーラーがいる!」

 

サーヴァント達

「・・・・・・・・・・・・。」

 

マルタ「失礼ですが貴方のお名前を教えてくれませんか?」

 

白野「へっ?俺?」

 

マルタ「はい。」

 

白野「え~と、岸波白野だけど。」

 

マルタ「岸波白野様・・・・。わかりません、何故貴方がいるのか、貴方以外の皆様はマスターです。一人はまだサーヴァントを召喚していないみたいですが。貴方はマスター処か令呪がありません。」

 

白野「令呪が無いと言われても、聖杯戦争の参加資格はあるから、その内出てくるはずだけど?」

 

マルタ「その内ですか?すでに聖杯戦争は始まっています。なのにまだ令呪が!サーヴァントすら!それに貴方達は仲間意識が強くお互いに信頼し合っている!白野様を中心に!まるで貴方は第5次聖杯戦争において重要な、必要な人物みたいな・・・・・・わかりません?白野様、貴方は一体何者なのですか?」

 

白野「何者って言われても、平凡な人間だと思うけど。」

 

凛「平凡って、あんたが平凡なわけないでしょ。」

 

ラニ「フラグ一級建築士ですね。」

 

白野「えっ?」

 

ラニ「なんでもありません。」

 

マルタ「・・・・・・・・。」

 

可憐「マルタ、話がズレてますよ。」

 

マルタ「えっ?・・・、あ、失礼、(変ね?初めて白野様にお会いしたのにどうしてむきになったのかしら?)」

 

可憐「初めまして、私は言峰可憐といいます。よろしくお願いします。」

 

白野「言峰可憐さん。」

 

可憐「はい。実は貴方達に訪ねたいことがありましてこうして現れたのです。」

 

白野「訪ねたいこと?」

 

可憐「本来冬木で行われる聖杯戦争は7人のマスターによるもの、ですがそこに貴方達が現れた、イレギュラーみたいな存在です。聖杯戦争に参加できた理由が知りたい、そして聖杯を手に入れたらなにを望むのかを。」

 

凛「いいでしょ、教えてあげる。」

 

白野「!?、いいのか凛。」

 

凛「かまわないわ。話た所でどうこうなる訳じゃないしね。」

 

可憐「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルタ「聖杯による2030年からのタイムトラベルに月の聖杯戦争・・・・・・・・。さらに白野様は転生者。」

 

白野「えっ?何かこの人信じちゃってるような?」

 

マルタ「聖杯戦争で勝利した白野様の願いが叶い地上に戻った皆様、その後転生した白野様に会いたくて皆様はこの時代に来た、更に元の時代に戻るために聖杯が必要だと、ムーンセル・オートマトンはなんでもアリなのね。」

 

ユリウス「一人でぶつぶつと何をいってるんだ?」

 

マルタ「どうやらこの方達は冬木をどうこうするとかではなくましてや世界を手に入れたい訳じゃない、しかしわざわざ2030年から白野様に会いたくて来たのに何故元の時代に戻りたいのかしら?・・・・・・・。」

 

凛「え~と?可憐さん?」

 

可憐「はい。」

 

凛「あのサーヴァント、大丈夫なの?一人ぶつぶつ言ってるんだけど。」

 

可憐「大丈夫ですよ。マルタは考え込むとああなるんです。取り敢えず話は聞かせてもらいました、私達はこれで失礼します。それでは。」

 

可憐が話終えると二人はいなくなる。

 

凛「えっ?ちょっと!勝手に現れて勝手に消えるなんて何なのあいつら!」

 

白野「まぁまぁ、皆何事も無かったんだし。」

 

ラニ「そうですね、それに私はお腹が空きました、早く帰り食事にしましょう。」

 

桜「そうですね、私の作ったお弁当があるので皆さんで食べませんか?」

 

白野「色々あったから結局桜の弁当食べて無かったんだっけ。ごめん桜。」

 

桜「いいんですよ先輩、私沢山作りましたし、皆さんで食べましょう。」

 

白野「そうだな、それに聖杯戦争中でも次もあるから、また一緒に出かける時弁当作ってくれな桜。」

 

桜「はい!」

 

凛・ラニ・エリ

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

シンジ「(!?、あの3人から殺気を感じる!)」

 

ありす「くぅ~、くぅ~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第5話~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は桜のサーヴァントを出す予定です。

[後書きにはサーヴァントの真名と詳細も書く予定です]


感想は何時でも好きなときに書いてくれると嬉しいです。
それではまた次回よろしくお願いします。


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第6話

感想に間違いがあると書いていたので読み直し誤字を訂正しました。

こう言う感想は凄くありがたいです。 




白野「さてと。」

 

白野は自宅に帰りパソコンを起動する。画面には桜のマークがありクリックをする。そして・・・・・・・。

 

メルト「久しぶりね白野、貴方のメルトリリスよ。」

 

リップ「お、お久しぶりです先輩、パ、パッションリップです。」

 

白野「・・・・・・。えっ?」

 

メルト「あら?折角会えたのにその顔は何かしら?まぁいいわ、こうして再会できたんですもの、許してあげる。」

 

白野「あ、どうも。じゃなくて何で二人が?」

 

メルト「さぁ?BBが生きてるから私達も生きてるんじゃないかしら?」

 

白野「え~?・・・・・・・・・・。まぁいいか、(深く考えても意味無いし。)うん。久しぶりだね二人とも、所でBBは?」

 

メルト「BB?知らないわね。別にどうでもいいんじゃない?それよりこうして再会できたんだし色々と話しましょう 。」

 

リップ「メ、メルトばッかりずるい、先輩私とお話ししましょう。」

 

白野「話って言われても何から話せばいいのか、う~ん?」

 

メルト「無理に話す必要はないわよ。私は貴方を見られるだけで幸せだから。」

 

白野「えっ?」

 

リップ「あ、だったら私とお話ししましょう先輩、私いま色々勉強してるんです。」

 

白野「勉強?」

 

リップ「はい!私、せ、先輩の為にお料理とかお洗濯とか・・・・・・。」

 

BB「何をしてるの?メルト、リップ、・・・・・・!?せ、先輩!?どうゆうことですか!メルト!貴方、先輩がアクセスしてるのなぜ言わないの!」

 

メルト「?なぜBBに言わないといけないのかしら?あんたさっきまで白野の写真集作りしてたじゃない。だから私達が代わりに白野と話しているのよ。わかったらあんたは白野の写真集でも作ってなさい。」

 

BB「くっ!先輩の写真集作りに夢中になりすぎたわ!いいから貴方達は向こうに行きなさい!」

 

メルト「しょうがないわね、まぁ白野の顔も見れたし今回はよしとしますか。それじゃあね白野、また私に会いたくなったら連絡してちょうだい。」

 

リップ「折角先輩とお話ししてたのに、お母様ばかりずるいです。先輩、今度は二人っきりでお話ししてください。」

 

白野「えっ?あ、うん。メルト、リップ、また連絡するよ。おやすみ。」

 

メルト「えぇ、それじゃあね私の白野。」

 

リップ「お、おやすみなさいです。先輩。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BB「全くあの子達は、ほんと鬱陶しいです。私と先輩の邪魔をして・・・・・・。先輩も先輩です!あんなのより私とお話ししてください!」

 

白野「でもメルトはなんかBBは俺の写真集がどうとか・・・・・。」

 

BB「所で先輩、今日はどうしました?あっ!私に会いたくてアクセスしたのですね、もう、先輩ったら私は何時でも会いにきてくれてもOKです。」

 

白野「俺の写真集って何なの?」

 

BB「あっ、先輩は私の写真集は要りますか?良ければ給料の3ヶ月分でってまるでプロポーズみたいです!キャッ!」

 

白野「・・・・・・・。それじゃあおやすみBB。」

 

BB「ちょっ?ストップ、ストップです!可愛い後輩のちょっとしたお茶目じゃないですか。」

 

白野「で?写真集って何?」

 

BB「・・・・・・。先輩、乙女の秘密は余り知らない方がいいですよ。それで?今日はどのようなご用件でしょうか?」

 

白野「はぁ~、まぁいいか。写真集の件はまた次で聞くとして。」

 

BB「チッ。」

 

白野「いま舌打ちしなかった?」

 

BB「はい?気のせいじゃないですか?」

 

白野「そう?まぁいいけど。あっ、そうそうBB、ルーラーってサーヴァント知ってるかな?実は今日夕暮れ時に会ってさ、ユリウスは知ってるみたいだったけど、俺はよく分からなくて。」

 

BB「・・・・。ルーラーですか。まさかルーラーが出てくるとは、今回の聖杯戦争はかなり危険かも知れませんね。」

 

白野「はい?ルーラーってそんな危険なサーヴァントなの?」

 

BB「そうですね、あっ、別にルーラー自体は危険じゃないですよ。ただ、聖杯戦争にルーラーが現れたのなら冬木市に何かしら起こるかも知れませんね。」

 

白野「えっ?ちょっと、マジ?」

 

BB「私が知ってるのは過去に1度聖杯戦争に現れたとか。まぁ結末は知りませんがその時のルーラーはたしかジャンヌ・ダルクさんだったとか?今回の聖杯戦争もひょっとしてジャンヌさんですか?」

 

白野「ジャンヌ・ダルク?いや、確か本人はマルタって名乗ってたはずだけど?」

 

BB「マルタさんですか。聖女マルタですね。」

 

白野「知ってるの?」

 

BB「月の聖杯戦争に参加してた記録があります。確かその時はライダーのクラスだったはず?ルーラーとしての素質もあるのでしょうね。なんにせよ先輩、ルーラーマルタさんには気を付けた方が宜しいかと。」

 

白野「敵対する気はないってルーラーは言っていたけど。」

 

BB「本来ルーラーは中立の立場的存在です。ですがもし敵対してしまうとかなり厄介ですよ。なにせルーラーのクラスは真名看破に各サーヴァント達に絶対命令を下せる特殊な令呪がありますから。味方に付けば頼もしいですが敵になると危険です。ですから先輩、ルーラーには出来るだけ関わらない方がいいですね。」

 

白野「・・・・。わかった、しっかしあれだな、BBは色々物知りだね。」

 

BB「当然です。なにせ私は1度はセラフを支配しムーンセル・オートマトンを手に入れました。英雄の情報やサーヴァントのクラスはほぼ調べ尽くしていますから。」

 

白野「へぇ~、まっいっか、それじゃあ色々とありがとなBB明日も早いしもう寝るね。」

 

BB「私としてはもっと先輩とお話ししたいのですが、仕方ありませんね、先輩の健康も大事ですし、先輩の為に私の写真集も作らないといけません。後は先輩の為に料理・洗濯その他もろもろ勉強もしないと・・・。キャッ!まるで新婚さんみたいです。」

 

白野「おやすみBB。」

 

BB「えっ?ちょっ!せんぱ・・・・。」

 

白野「(ルーラーか、もし桜がルーラーのサーヴァンを召喚したら・・・・・。でも桜自身で決めてほしいし。)ユリウスまだ起きてるかな?」

 

白野はスマホを取りユリウスに連絡をする。しばらくして。

 

 

ユリウス「岸波か?どうした?」

 

白野「実は・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユリウス「ルーラーの召喚か、桜、もしくは岸波が召喚できれば俺達はかなり有利になるだろうな。だがルーラーの召喚はほぼ不可能に近い。」

 

白野「そうなの?」

 

ユリウス「本来ルーラーとは聖杯戦争では召喚されない。今回の聖杯戦争は俺達イレギュラーが参加した。もしかしたら特殊な形式て結果が未知数な為ルーラーが聖杯によって召喚されたのかもしれん。貴様のことだルーラーについてBBに聞いたのだろう。」

 

白野「だけどルーラーにはマスターがいたけど?」

 

ユリウス「ルーラー自身マスターが必要だと判断したのだろう。だが、試してみる価値はあるかもしれん。冬木の第5次聖杯戦争は俺達のせいかどうかわからんが全てが未知数だ明日桜に話してみるといい、召喚に必要な遺物品は俺が何とかしよう。召喚される確率はほぼ0に近いがな。」

 

白野「わかった、ありがとなユリウス。」

 

ユリウス「気にするな、じゃあな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日の夜~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「本当にいいのか桜?」

 

桜「はい。私自身どんなサーヴァントを召喚するべきかわかりませんので、だったら先輩がルーラーを召喚するより私が召喚した方いいと思います。」

 

凛「しっかし白野、ルーラーの召喚なんてよく思い付いたわね。だけどユリウスが言うにはほぼ不可能なんでしょ?。」

 

白野「確かにね、だけどやってみる価値はあると思う。なにもせず後悔するよりやって後悔したほうがいいだろ?」

 

凛「何かちがうと思うけど、まぁいいでしょ!ルーラーが召喚されたらかなり心強いしね!たとえルーラーじゃなくても桜が召喚するんだから真っ当な英雄のはずだし。」

 

ラニ「そうですね。ですがユリウスはどのような遺物品を用意するのでしょうか?」

 

白野「ユリウスが何とかするって言ってたからな、だけど遅いなユリウス。」

 

ラニ「朝早く出掛けていきましたからもうすぐ帰って来るかと。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユリウス「遅くなってすまない。」

 

凛「あら?お帰りユリウス、遺物品は手に入れたかしら?」

 

ユリウス「当然だ、で?岸波、桜、どちらが召喚する?」

 

桜「は、はい、私が召喚します。」

 

ユリウス「そうか、ではこれを持っていろ。ルーラー召喚時に必要な遺物品のはずだ。」

 

白野「んっ?何だろ、布切れ?かな?ユリウスこれは。」

 

ユリウス「戦場時にいつも彼女が掲げてた旗の一部だ。」

 

ラニ「彼女?旗?ひょっとしてジャンヌ・ダルクですか?」

 

ユリウス「そうだ、オルレアンの乙女とも言われているな。」

 

凛「ジャンヌ・ダルク!フランスの大英雄じゃない!驚いた!神格化されたとまで言われた英雄の召喚なんて!」

 

ラニ「確かに英雄ジャンヌ・ダルクだとルーラーとしての確率は高いでしょうね。」

 

白野「ジャンヌさんが召喚に応じてくれたらいいけど、それに・・。」

 

凛「それに?」

 

白野「たとえルーラークラスじゃなくてもジャンヌ・ダルクさんならかなり強いクラスのはず。」

 

桜「そうですね。よし!私召喚します。お願いしますジャンヌさん召喚に応じて下さい。」

 

白野「よし!いけ桜!俺は応援するぞ!」

 

桜「はい!」

 

凛「別に応援は必要ないんじゃないかしら?」

 

白野「いいの!こうゆうときは勢いが大事だからな!いけ桜!」

 

桜「はい!・・・。素に銀と鉄。~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜「~天秤の守り手よーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員

「・・・・・・・・・・・?」

 

白野「あれ?何も起きない?」

 

凛「おかしいわね?まさか私の時と同じように別の場所に召喚されたのかしら?」

 

桜「えっ?」

 

ラニ「!いや、待ってください!魔方陣から光が!」

 

瞬時光に包まれ皆が目を閉じる、そして光が収まり目を開けるとそこには1人の女性が。

 

??「サーヴァント、アヴェンジャー。召喚に応じ参上しました。・・・・・・どうしました、その顔は?さ、契約書です」

 

桜「ア、アヴェンジャー?さんですか?」

 

アヴェンジャー「えぇ、そうです、必要なら名も答えましょうか?」

 

白野「まさか、ジャンヌ・ダルク?」

 

アヴェンジャー「あら?そこの貴方、正解よ。私はジャンヌ・ダルク。そしてクラスはアベンジャーです。よろしくお願いするわね。素敵なマスターさん。」

 

白野「へっ?俺?いや、違う違う君のマスターは彼女、桜がマスターだよ。」

 

ジャンヌ「桜?貴方が私のマスター?」

 

桜「は、はい、私が貴方のマスターです。よろしくお願いします。アヴェンジャーさん。」

 

ジャンヌ「確かに貴方の魔力が私の中に流れてきてるわね、まぁいいでしょう。では契約書を。」

 

桜「えっ?は、はい。」

 

ジャンヌ「それではさっそく始めましょうか?ねぇ?そこにいるサーヴァント達?」

 

桜「えっ?」

 

エリザ「・・・・・・。」

 

ライダー「アヴェンジャーねぇ、まさかあのジャンヌが復讐者だなんて驚きだね。」

 

李「相手にとって不足なし、だが・・・。そう言うわけにもいかん、さて、どうする?マスターよ?」

 

呂布「■■■■■■■■■■--!」

 

ジャンヌ「??」

 

桜「ストップ!ストップです!アヴェンジャーさん。ここにいるサーヴァントは敵ではありません。」

 

ジャンヌ「は?どうゆうことなのかしら?」

 

桜「は、はい。実はですね・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌ「仲間同士ねぇ?気持ち悪い、吐き気がするわ!そんな下らない理由で私が召喚され・・・・・!ひょっとしてルーラーのジャンヌを召喚しようとしたのかしら?」

 

白野「あぁ、そうだけど。」

 

ジャンヌ「あはははははははは!人間ごときがルーラーの召喚なんて不可能!無理!あり得ない!貴方達はおバカさんですか?あぁ、バカだからルーラーの召喚なんて思い付くのですね?」

 

凛「あんた、さっきから聞いていれば好き勝手言って!」

 

白野「ストップ凛、アヴェンジャー、いやジャンヌ・ダルク。」

 

ジャンヌ「あはははははははは!?・・。なんでしょうか?」

 

白野「バカなのは俺1人だけだよ。ルーラーの召喚は俺が思い付いたことだからな。だからバカにするなら俺1人だけにしろ。」

 

ジャンヌ「貴方?名前は?」

 

白野「岸波白野だ。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「・・・・・。いいでしょう。さっきの発言は取り消します。マスター、貴方のサーヴァントとして此度の聖杯戦争、勝利に貢献しましょう。」

 

桜「あ、はい!よろしくお願いします。アヴェンジャーさん。」

 

ジャンヌ「(岸波白野、まっすぐな瞳、仲間意識が強くそれに綺麗な魂の持ち主、まるで゙あの男゙みたいね。何故だかイライラするけど貴方が少し気に入りました)」

 

桜「?どうしましたアヴェンジャーさん?」

 

ジャンヌ「マスター、いえ、どうもしませんよ。気にしないで下さい。」

 

桜「??」

 

凛「ふぅ~、まぁいいわ。取りあえずは桜の召喚もOKね。後は白野、あんただけね、召喚の前に令呪が先だけど。」

 

エリザ「ちょっと待って凛!」

 

凛「なに?ランサー殺気だって、どうしたのよ?」

 

エリザ「アイツ、アヴェンジャーだったかしら?私達サーヴァントに喧嘩売っといて何シラフになってんのよ!てっゆーかアヴェンジャーって何?強いの?」

 

ジャンヌ「貴方は?エリザベート・バートリー、貴方まで召喚されてたのね、ま、どうでもいいですけど。」

 

エリザ「!?あんた何故私の真名を知ってるの?」

 

ジャンヌ「ん?・・・・・!そう、貴方には記録もしくは記憶が無いのかしら?」

 

エリザ「はぁ?何いってんのよ!」

 

ジャンヌ「それと、先ほどの発言ちゃんと聞いてましたよ、エリザベート・バートリー。アヴェンジャーって何?強いの?だったら試してみますか?」

 

エリザ「面白いわ、アヴェンジャーさん、貴方がどれだけ〃弱いか〃確かめてあげる。」

 

凛「待ちなさいランサー!アヴェンジャーと闘うことは認めないわ!」

 

桜「アヴェンジャーさん、落ち着いてください!」

 

エリザ「凛、・・・・。仕方ないわね。マスター命令だし引いてあげましょう。」

 

ジャンヌ「まぁいいでしょう。貴方では役不足ですしね。」

 

エリザ「何ですって!」

 

凛「やめなさい!」

 

白野「はぁ~、これじゃぁさきが思いやられるな。ん?どうしたんだアサシン?」

 

李「そうだな。アヴェンジャーよ、お主にうってつけの相手がおるぞ。」

 

ライダー「ま、私が相手してもいいけどあんたが相手しな。」

 

ジャンヌ「あら?よろしいので?」

 

エリザ「フンッ、いいわよ。あんたがどれだけ強いのか見ててあげる。」

 

白野「へっ?何?」

 

 

 

 

 

 

??「こいつは驚いたぜ、まかさサーヴァントが5匹もいるとはな。いや、家んなかにもう1匹いるな?あの嬢ちゃんの言った通りってわけだ!」

 

瞬時1人の男が白野達の前に現れる、そして・・・。

 

??「しっかしあれだな?5匹纏めて相手は厳しい・・・・!?って!はぁ!何でてめえがいやがる!」

 

凛「!?貴方ランサー?ランサーじゃない!本当に召喚されてたのね!」

 

ランサー「どうなってんだ!おいおい、しかもほとんど知ってる顔ぶればっかじゃねぇーか!てめえら2004年にどうやって来たんだ!」

 

凛「うるさいわね!こっちにはこっちの事情があるの!」

 

ランサー「・・・・・・?」

 

凛「な、何よ?」

 

ランサー「嬢ちゃん、どうしちまったんだ!髪なんか染めて、後カラーコンタクトだっけか?そんなもんまでつけて!」

 

凛「えっ?」

 

ランサー「イメチェンってやつか?確かに嬢ちゃん、てめえはガサツで口も悪く性格も品曲がってるし守護銭だ、おまけに胸も何もねぇ、だからってわざわざ髪染めて金髪にしてまで自分を変える必要ねぇだろ。」

 

ブチッ!

 

白野「殺気!」

 

 

 

 

 

 

 

凛「ランサー?いやクー・フーリン、ちょっとこっちにいらっしゃい。」

 

ランサー「は?いやいや、たとえ元マスターといえ、んっ?違うな、2030年月の聖杯戦争のマスターといえ今は敵同士だ、そうは・・・。」

 

凛「いいからいらっしゃい。」

 

ランサー「!?。何だってんだ?しょうがねぇな、どうした嬢ちゃん?」

 

凛「ウフフフ、・・・・・・。ランサー?誰が胸も何も無いって、ウフフフ、・・・・・・・・・・!ガンド!!」

 

ドコーン!

 

ランサー「グハッ!」

 

凛「アヴェンジャー。悪いけどこいつは私達が始末するわ。エリザ!」

 

エリザ「はい!?」

 

凛「宝具の解放を許します。あのデリカシーの欠片もない奴を消しなさい!」

 

エリザ「えっ?いや、さすがにこんな場所で宝具はダメでしょ!」

 

白野「・・・・・・・・・!?ハッ!?ヤバい、凛、落ち着いて、エリザの言うとおりだ!」

 

凛「心配しないで、私は落ち着いているわ。」

 

白野「ほ、本当に?」

 

凛「大丈夫よ岸波君、さぁエリザ!今すぐ宝具であのヤローを殺りなさい!!」

 

白野「落ち着いてないよね!?むしろかなり怒ってますよね!?だ、誰か凛を止めて!」

 

桜「アヴェンジャーさん凛さんを止めて下さい!」

 

ジャンヌ「サーヴァントを一騎始末できるから別にいいと思うのですが。仕方ないわね、マスター命令だし。凛、少しよろしいかしら?」

 

凛「あぁ?何よアヴェンジャー!?」

 

ジャンヌ「何故怒っているのかしら?」

 

凛「はぁ?べ、別に怒って無いわよ!」

 

ジャンヌ「あら?さっきからかなりイライラしてますけど。ひょっとしてランサーに言われた〝胸も何も無い〝が原因でしょうか?」

 

凛「なッ!ち、違う、そんなんじゃ!」

 

ジャンヌ「そうですか。ですが凛、別に胸の大小などどうでもいいこと。だって、」

 

凛「??」

 

ジャンヌ「貴方の意中の相手が貧乳好きなら喜ばしいことです。そうですよね白野?」

 

白野「はい?」

 

ジャンヌ「どうしました白野?まさか貴方は貧乳じゃなく巨乳好きなのでしょうか?」

 

白野「(えっ?何で俺に振るの?)」

 

ジャンヌが白野の名を言うと女性陣が一斉に白野に振り向く(ライダーは除く)。

 

ジャンヌ「さぁ、答えなさい。貴方は巨乳好き、もしくは貧乳好き?」

 

白野「おかしいよね?何をどうするればこんな展開になるの!?それに何で俺が答えないといけないの?」

 

ジャンヌ「だって今は男性が貴方しかいませんから、さぁ!答えてもらいましょうか?」

 

白野「俺だけ?はっ!ユリウス?アサシン?あれ?いない?ユリウス?アサシン?」

 

ライダー「二人ならとっくにいないさね。ま、諦めてどっちがいいのか答えないとね。」

 

白野「バーサーカー?・・・・・無理か!あ、ランサー?ランサーは?元はといえばランサーが原因だろ?何処に行った?ランサー!」

 

ラニ「ランサーなら今さっきいなくなりましたけど、それよりも白野さん、どちらが好ましいのですか?」

 

桜「先輩・・・・・・。」

 

エリザ「勿論白野は私みたいな体型好きよね!」

 

凛「・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「さぁ!覚悟を決めて答えなさい!さぁ!さぁ!」

 

白野「(だ、誰か助けてーーーーー!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第6話~

 

  完

 

 

 

 

 

 

 




感想は何時で受け付けています。
次回もよろしくです!


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第7話

第7話訂正しました。
よろしくお願いします。


白野(どうも皆さん岸波白野です!昨日は色々ありましたが無事生き延びました。今現在学校の屋上にて新聞部の皆さんと昼休み中なのですが)

 

白野「学園に忍び込むですか?」

 

蒔寺「そう!今学園内で噂になっている夜中にうろつく長身の女が存在するか否か真実を調べるの!」

 

白野「夜中にうろつく長身の女ねぇ?」

 

蒔寺「何?白野文句ある?いいわ!だったらこれは部長命令です!私達4人今日夜10時に学校前に集合よ!」

 

氷室「すまんな白野、蒔寺はどうしても気になるらしい。一度気になると全て調べないと気がすまないからな。」

 

白野「構わないよ、実は自分も気になってたんだ。士郎から聞いてね、なんでも夜中だけじゃなく人気のない放課後とかにも現れるみたいだし。」

 

蒔寺「そうなの?う~ん、でもやっぱ夜に集合よ。白野とゆー訳だからバイトが終わり次第学校前に来なさい!わかったわね!」

 

白野「わかったよ。22時ね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

白野「・・・・・・と言う訳だから今日はそっちに行けないんだ。」

 

凛「わかったわ。・・・・・・ねぇ白野、22時に学校に集合よね?」

 

白野「えっ?そうだけど。」

 

凛「私達も合流してもいいかしら?」

 

白野「へっ?」

 

ラニ「実はアヴェンジャーが話してくれたのですが、なんでも学園内に魔方陣が貼ってあると、それも一ヵ所じゃなく複数ヵ所あると。」

 

白野「魔方陣?まさかサーヴァントが?」

 

凛「もしくはマスターかしらね?なんにせよアベンジャーが言うにはかなり厄介な結界らしいの、発動すると学園内にいる生き物の魔力は根こそぎ持っていかれるみたい。命に別状はないらしけど。」

 

桜「アヴェンジャーさんは発動するまでまだ時間があると言ってました。ですので私達で結界を見つけ出し解除しようと結論がでたんです。」

 

白野「確かにそんな結界が発動したら危険過ぎるな。わかった、蒔寺達には俺から連絡するよ、それじゃ今晩22時に学校に。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~22時学校前~

 

 

蒔寺「よっ!白野、ちゃんと時間通りに着たな。えらいえらい!」

 

白野「オッス!ところで学校に許可は取ってあるの?」

 

蒔寺「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「何故黙る!・・・・・まさか。」

 

三枝「藤村先生に「駄目!」って言われたの。」

 

白野「駄目って、さすがに許可が無いと学校にはこんな時間帯じゃ入れないよな。」

 

凛「大丈夫よ。私が許可もらったから。藤村先生には忘れ物を取りに行くって連絡したわ。一応「日直の先生に連絡しなさい」って藤村先生に言われたの。」

 

白野「いつの間に!まぁこれで学校には入れるか、とりあえずなかにはいるか?」

 

蒔寺「そ、そうね。ありがとう遠坂さん、ねぇ?良ければ新聞部に入らない?」

 

凛「新聞部?そうね、面白そうだし考えておくわ。」

 

白野「えっ?」

 

ラニ「凛、とりあえず忘れ物を取りに行きませんか?白野さん達は例の長身の女性を探索して後で合流しましょう。」

 

白野「そ、そだな、それじゃあ終わり次第連絡するから凛達も用件が終わり次第連絡してくれ。」

 

凛「えぇ、それじゃまた後でね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「蒔寺なんで凛を新聞部に誘ったんだ?(蒔寺が勧誘したとき一瞬殺気を感じたし。)」

 

蒔寺「何となくね。遠坂さん達が新聞部に入ったら何か面白そうだと思ってね。それよりさっさと中に入りましょ。」

 

白野「あぁ、とりあえず何処から調べる?」

 

蒔寺「三階からいきましょうか?そうね~~~!白野、あんたと鐘で一階から調べなさい。私達は三階から調べるから。」

 

氷室「!?。な、ちょ、蒔寺?ふ、二人でか!?い、いや、急に言われても、だが、いや、しかし、だけど、その、あの、・・・・・。」

 

蒔寺「いいから、いいから、そうね、とりあえず23時に学校前に集合よ!由紀香行くわよ。」

 

三枝「うん!頑張ってね鐘ちゃん。」

 

氷室「なっ!?」

 

白野「??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その頃の凛とラニ~

 

 

 

凛「さっ、忘れ物も取ったし何処から調べる?ラニ。」

 

ラニ「本当に忘れ物があったんですね凛。」

 

凛「一応忘れ物はないと帰りしな日直の先生に報告の時なにもないと怪しまれるでしょ。ランサーとりあえずサーヴァントは貴方達以外にいるのかしら?」

 

エリザ「屋上にいるわね。向こうもこっちにきずいているみたいどうするの凛?」

 

凛「屋上にいきましょうか?ひょっとしたら魔方陣を書いたサーヴァントかもね、もしくは私達と同じように魔方陣を調べてるかもしれないし。」

 

ラニ「その必要は無いみたいですね。バーサーカー。」

 

呂布「■■■■■■■■■■■ーーー!」

 

??「まさかこんな所にマスターとサーヴァントがいるとはな、だが、さすがにこんな場所で戦うわけにもいかない。どうするのマスター?」

 

リン「相手によるわね。さっき褐色の娘はバーサーカーって言ってたわね。もう一騎は武器からみてランサーかしら?」

 

凛「!?アーチャー!それに・・・・。貴方確か隣のクラスの!」

 

リン「!?どうゆうこと?アーチャー、あんたあの二人の知り合い?いきなりあんたのクラスを当てるなんて。」

 

アーチァー「いや私は知らないが・・・・・まさか!なるほど、私の中の記憶もしくは記録か。凛とラニ=Ⅷ?驚いたな!どうやってこの時代に?」

 

凛「どうやらあのアーチャーは私達が知るアーチャーじゃないみたいね。」

 

ラニ「私達の知るアーチャーは確か正義のみかたの集合体みたいな存在、もしかして貴方はそのオリジナルでしょうか?」

 

アーチャー「もしかしてあの青年は私の記憶にある岸波白野なのか?」

 

凛「当たりよアーチャー、でっ?どうするのかしら?遠坂さん?私達はアーチャーの技や宝具は知り尽くしているわ。アーチャー、貴方も私達のサーヴァントの情報は知ってるわね。知らないのは遠坂さん貴方だけね。」

 

リン「ちっ!アーチャー!何かムカつくから殴らせて!」

 

アーチャー「何故だ!?」

 

リン「五月蝿い!何となくよ!ところでアーチャーあの二騎のサーヴァント情報教えなさい!バーサーカーとランサーでいいのかしら?とりあえず殴るのは後でいいから。」

 

アーチャー「結局殴られるのか?・・・・・。バーサーカーとランサーで間違いない。流石に二騎相手は私には酷だぞマスター、どうする?」

 

リン「今は引きましょうアーチャー。とりあえず魔方陣はある程度調べたしね。!?アーチャー!」

 

アーチャー「!?」

 

エリザ「スキアリねアーチャー!くたばりなさい!」

 

凛「ちょ、ランサー?こんな場所で!」

 

アーチャー「くっ!いきなりかランサー!」

 

ランサー「聖杯戦争はなんでもアリのバトルロワイヤルでしょ?聖杯を手に入れるためあんたを始末させてもらうわ!」

 

リン「アーチャー!!」

 

アーチャーは双剣干将・莫耶を構える。ランサーの槍がアーチャーの双剣とぶつかり合うだかいに打ち合うこと2・30合・・・・・。

 

アーチァー「あいからわず一撃一撃が重いなランサー!」

 

エリザ「あんたこそ!さっさとくたばりなさいよ!バーサーカー!あんたも手伝いなさい!」

 

呂布「■■■■■■■■■■--!!」

 

アーチャー「!?チッ!バーサーカー!引くぞマスター!こんな場所でバーサーカーが暴れたら学校が崩壊する!」

 

リン「わかってるわ!とりあえず目眩ましで・・・・・ガンド!行くわよアーチャー!」

 

エリザ「あっ!コラッ!逃げるな!」

 

凛「待ちなさいランサー!ラニ!バーサーカーを止めなさい!」

 

ラニ「バーサーカー!ストップです!暴れてはいけません!」

 

呂布「■■■■■■■■-!?」

 

エリザ「凛!?せっかくアーチャーを始末できるのに何故止めるの?」

 

凛「こんな場所でバーサーカーと暴れたらアーチャーが言う通り学校が崩壊するわよ!それに今は白野達が学校内にいるのよ!白野はともかく蒔寺さん達に見られたら後々面倒でしょ!」

 

エリザ「仕方ないわね。せっかくのってきたのに、まぁ次会うときは確実に仕留めてあげるわよアーチャー。」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■---!!」

 

ラニ「はぁ~。少し疲れました。とりあえず魔方陣を見つけて写メを取り白野さん達と合流しませんか?」

 

凛「そうね、そうしましょ。」

 

エリザ「ねぇ凛、白野達の近くに別のサーヴァントがいるみたい!」

 

凛「えっ?ウソ!?アーチャーだけじゃないの?」

 

エリザ「たぶんアーチャーも気づいているけど私達を相手にしてたから、兎に角白野達の所に行きましょ!」

 

凛「ラニ、貴方は魔方陣を調べてきて、私とランサーで白野君の所に行くわ!」

 

ラニ「わかりました。バーサーカー行きましょう。」

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■---!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一方の白野達(エリザとアーチャーのバトルが始まる少し前)~

 

 

白野「・・・・・・・・・・・・。」

 

氷室「・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「(う~ん。さっきから一言も喋ってないけど、とりあえず何か話さないと、う~ん、何話そう?)」

 

氷室「(ま、まずい、緊張する!蒔寺の奴め!確かに嬉しいが、いきなり二人きりだと・・・・・。ど、どうすれば?)」

 

白野・氷室「あ、あの。」

 

白野・氷室「!?」

 

氷室「な、なんだ白野。」

 

白野「い、いや、氷室こそ何か話があるのじゃ?」

 

氷室「は、白野からどうぞ。」

 

白野「そ、そうか。とりあえず一階は一回りしたけどこの後はどうする?二階に行ってみるか?」

 

氷室「そ、そうだな。・・・・・ん?白野、あそこ?誰かいるぞ?」

 

白野「へっ?・・・・・・・・。ほんとだ、女の人?かな?・・・・・・・・・・!!危ない!」

 

氷室「えっ?」

 

 

白野は氷室の体を抱き締め守る様に偶々開いていた教室に飛び込む。

 

白野「いてて、だ、大丈夫か氷室?」

 

氷室「・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「氷室?あっ?ゴメン!どっか怪我したのか?」

 

氷室「・・・・・・・・!(は、白野に抱き締められ!ま、まずい、き、緊張する!)」

 

??「驚きました。まさかあの一瞬を交わすとは、ただの人間なら即あの世行きですがどうやら貴方はただの人間ではないようですね?」

 

白野「(サーヴァント!?ま、まずい、俺はともかく氷室が!)」

 

氷室「?・・・・。えっ?長身の女?」

 

白野「立てるか氷室?」

 

氷室「えっ?あ、あぁ、っ!?」

 

白野「足を挫いたのか?すまない俺のせいで。」

 

氷室「だ、大丈夫だ、・・・てっ!?ひゃっ?」

 

瞬時氷室は白野に抱えられる、いわゆるお姫様だっこだ。サーヴァントの隙を見て教室から走り出す白野、兎に角白野は凛とラニに合流するべく自分の教室に走り出したが。

 

??「逃がしません。」

 

白野「ちょっ!は、早っ!・・って!くそっ!(せめて氷室だけは助けないと)」

 

氷室「(ななななななな、何がなんだか!私今白野にお、お姫様だっこされてるのか?は、恥ずかしい!こんな姿誰かに見れたら。)」

 

??「追い付きましたよ。ただ始末するだけでは駄目ですね。貴方達の魔力をいただいた後で始末しましょう。」

 

白野「くっ!氷室!俺が時間を稼ぐからお前は凛達と何とか合流しろ!」

 

氷室「えっ?きゃっ!」

 

白野はサーヴァントから守る形で氷室を降ろす。そして・・・。

 

白野「行け!氷室!」

 

氷室「ちょ、白野!?」

 

白野はサーヴァントを睨み付ける。サーヴァントは白野に警戒していた、自分の攻撃を瞬時に避け更には隙を見て一瞬で女性を抱え逃げ出す判断力に驚きを隠せないでいた。そのためサーヴァントは白野がどうでるか警戒せざるおえないでいた。

 

 

??「何やってんだライダー?さっさとそいつらの魔力奪えよな。たくっ使えないなお前は。」

 

ライダー「ですがマスター、あの男は危険です。私の攻撃を瞬時避けました。」

 

??「偶々だろ?・・・って岸波?それに氷室か?何?お前ら学校に忍び込んでデートしてんの?」

 

氷室「ち、違!間桐?なんであんたが?」

 

白野「し、慎二?まさか?聖杯戦争のマスターなのか?」

 

慎二「何?なんでお前が聖杯戦争知ってんの?あぁ、なるほどな、あの女が言ってたな。第5次聖杯戦争のマスター以外に別のマスターがいるって。岸波、お前の事だったのか?だけどサーヴァントがいないな?」

 

白野「!?まさか学校内にある魔方陣は慎二が?」

 

慎二「だから何?」

 

白野「慎二!わかってるのか!あれが発動すれば学校内の奴等がどうかるのか!?」

 

慎二「別に死にはしないだろ?魔力をすべて奪えば死ぬ奴もいるかもしれないが僕に貢献できるんだしむしろ感謝してもらわないと。」

 

白野「慎二!お前!!」

 

慎二「ライダー。二人を始末しろ。魔力を奪ってからな。」

 

ライダー「よろしいので?」

 

慎二「構わないさ、コイツらが死んだところで誰が悲しむの?ゴミ同志仲良く消えればいいさ。あぁそうだ!お前ら寄り添って始末してやるよ。そうすればいいゴシップになるだろ?お互い新聞部だしな。『新聞部が心中!』って面白いじゃないか!アハハはははははは!」

 

白野「慎二!!」

 

慎二「えっ?ガッ!?」

 

ライダー「マスター!?」

 

慎二が白野に殴られ吹っ飛び隙ができる。

 

白野「氷室!行け!上の階に凛達がいるはずだ!」

 

氷室「な、何言ってるんだ!白野を置いて行けるわけないだろ!」

 

慎二「岸波!よくも!ライダー!魔力はいらない殺せ!始末しろ!」

 

ライダー「わかりましたマスター。」

 

白野「ヤバい!せめて氷室だけでも守らないと!」

 

ライダー「さよならです。」

 

ガギ~ンッ!!

 

ライダー「!?」

 

エリザ「大丈夫!?白野?ギリギリ間に合ったわね!」

 

白野「エリ、じゃないランサー!」

 

凛「白野!大丈夫!?怪我してない。」

 

白野「凛!あぁ大丈夫だ。それよりも。」

 

凛「えぇ、まさか間桐君がマスターなんてね、とりあえず下がりなさい白野、後はランサーが何とかするから。」

 

白野「あぁ、氷室?大丈夫か?」

 

氷室「えっ?あ、あぁ大丈夫。白野、マスターとかサーヴァントってなんなんだ?」

 

凛「氷室さん、後で説明してあげるわ。今はそれ所じゃないから。」

 

氷室「??」

 

エリザ「さっきアーチャーとは不完全燃焼だったからね!あんたで燃焼させてもらうわよライダー!」

 

ライダー「!?くっ!一撃が重い、マスター!ここは引くべきです。」

 

慎二「はぁ!?ふざけるなライダー!ランサーごときに何やってんだ!」

 

ラニ「ランサーだけじゃないですよ。間桐さん。」

 

慎二「えっ?」

 

呂布「■■■■■■■■■■■■ーー!?」

 

ライダー「バーサーカー!?マスター!」

 

慎二「!?って?何やってんだライダー!離せ!」

 

ライダー「ここは引くべきです。流石に二騎相手は私には無理があります。」

 

慎二「くそっ!岸波!覚えてろよ!僕を殴ったこと後悔させてやるからな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「た、助かった!ありがとな凛、ラニ、エリザ、バーサーカー。」

 

凛「どういたしまして。それよりも間桐君が魔方陣を張った犯人とはね。あいつがマスターだなんて思いもしなかったわ。」

 

白野「アハハ、はぁ~、疲れた。」

 

ラニ「大丈夫ですか?白野さん。」

 

白野「ありがとラニ、大丈夫だよ。」

 

氷室「あ、あの、白野、いったいどうゆうこと?聖杯戦争とかマスターって何?」

 

白野「あ、いや、それは、え~と、な、何て言えばいいのか。」

 

凛「ごめんなさい氷室さん。」

 

氷室「えっ?・・・・・・・・・・・あ。」

 

凛の言葉と同時に氷室は気を失う。

 

白野「ちょっ!何やってんだ凛!」

 

凛「心配しないで、気を失っただけよ。とりあえず彼女は

今起きたことを忘れてもらわないとね。目が覚めたら聖杯戦争やマスターにサーヴァントは忘れてるはずよ。」

 

白野「大丈夫かな?でも確かに氷室を巻き込む訳にはいかないしな。」

 

凛「大丈夫でしょ。そういえばラニ?魔方陣は調べてきたのかしら?」

 

ラニ「はい。スマホに登録しました。後でアヴェンジャーもしくはキャスターに見てもらいましょう。」

 

凛「そう、白野、後の事は任せるわ。私達は先に帰るから。じゃあね。」

 

白野「じゃあね。じゃない!えっ?ちょ、待って!」

 

凛「何?私達は疲れたのよ、氷室さんはあんたが何とかしなさい。」

 

ラニ「それではまた明日。白野さんごきげんよう。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・って!マジですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~学校前~

 

蒔寺「あっ!?きたきた、お~い白野って!?鐘!?どうしたの!?」

 

三枝「岸波君が鐘ちゃんをお姫様だっこしてる!」

 

氷室「こ、これは、その、ち、違うんだ、私が足を挫いて、だから、その。」

 

カシャッ!

 

白野・氷室「えっ?」

 

蒔寺「や~、いいのが撮れたわ!ありがとう白野。やっぱあんたら二人っきりにさせて正解だったわ!おかげでいい写真が撮れたわよ!」

 

氷室「~~~~~~~~~!」

 

白野「??」

 

蒔寺「さてと、いい写真も撮れたし帰りますか。ん?どうしたの由紀香、合掌なんかして。」

 

三枝「・・・・・・・・・・。」

 

トントン。

 

蒔寺「えっ?あ、鐘?」

 

ドコッ!

 

蒔寺「ガハァッ!」

 

白野・三枝「あ、」

 

氷室「・・・・・・・・・・・・・。」

 

蒔寺「ナ、ナイスボディーブロー・・・・・ガクッ!」

 

氷室「さて、帰るか。」

 

白野「氷室?足は大丈夫なのか?」

 

氷室「心配するな、少し痛むが問題ない、すまないが白野、私達を家まで送ってくれないか?時間も時間だしな。」

 

白野「あぁ、じゃ、帰るか。」

 

三枝「あ、あの、楓ちゃんは?。」

 

氷室「心配するな、そのうち誰か拾うだろう。」

 

三枝「流石にそれは・・・・。岸波君?」

 

白野「仕方ないか、ほら、起きろ蒔寺!帰るぞ。」

 

蒔寺「う、お、お腹痛い、助けて白野、起きれない。」

 

氷室「さっさと起きろ、それとももう一度殴られたいか?」

 

白野・三枝「(こ、怖っ!)」

 

蒔寺「はい!起きます!だから殴らないで下さい!」

 

氷室「さ、帰るぞ。」

 

白野・三枝・蒔寺

        「はい!氷室さん!」

 

氷室「宜しい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第7話~

 

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はザビ男君のサーヴァントを召喚する予定です。
次回もよろしくお願いしますです。


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第8話

FGOイベント何故にBBが星4なんだ!

納得いかない!

そう思いながらの第8話よろしくです。


ピンポ~ン。

 

ガチャッ。

 

凛「いらっしゃい白野君。とりあえずリビングに来て。」

 

白野「あぁ。ん?・・・・・・・・。グハッ!」

 

ありす「いらっしゃいお兄ちゃん!」

 

白野「や、やぁ、ありす。何かいつもより勢いがあったような?」

 

ありす「アリスが助走をつけて飛び込めって言ったの。」

 

白野「な、何故に?」

 

ありす「わかんない!」

 

凛「ほらほら、馬鹿やってないで行くわよ。ありすいらっしゃい。」

 

ありす「は~い!」

 

白野「・・・・・・・・。ハァ。」

 

桜「あ、いらっしゃい先輩。??どうしたんですか?お腹をさすって?」

 

白野「えっ?あ、うん、ちょっとね。」

 

桜「??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「さて、とりあえず白野が来る前にアヴェンジャーとキャスターに魔方陣を見せたんだけどキャスター。」

 

アリス「何かしら凛?」

 

凛「あんたこれ消せるかしら?」

 

アリス「そうね・・・・・。消せないことはないけど。私がやるよりありすが適任かしら。」

 

ラニ「ありすがですか?」

 

アリス「そ、お兄ちゃんを含めて貴方達マスターの中で最も魔力が多いのはありすなの。それもかなりの量よ、たぶんありすが本気になったらお兄ちゃん達は太刀打ちできないと思うわ。」

 

白野「ありすが?マジですか?」

 

アリス「えぇ。マジです。」

 

ユリウス「ありすは月の聖杯戦争ではゴーストサイバーだったなたぶんそのせいだろ。」

 

ラニ「ゴーストサイバーだった時のありすの魔力量がそのままでですか?」

 

ユリウス「そうだな。月でのありすの魔力は有り余っていたはず、まさか地上のありす本人がそのままの魔力量でとはな。」

 

凛「で?キャスター、ありすの魔力で間桐君が作り出した魔方陣・・・じゃないわね。ライダーが作り出した魔方陣をどうするのかしら?」

 

アリス「簡単よ凛、ライダーが描いた最初の魔方陣にありすが触れれば一瞬で解除できるわ。魔方陣を見た限り大したことはないから。私がやってもいいけどありすより少し時間が掛かりそうだし。」

 

白野「・・・・・。ありすって凄いんだな、ひょっとして冬木のマスター達よりも魔力があるのかな?」

 

アリス「一人を除けばたぶんね。」

 

ありす「??、私スゴイいの?」

 

白野「うんうん、ありすは凄く可愛いよ!世界一ね。」

 

ありす「可愛いの?~~~~♪」

 

凛「シスコン。」

 

ラニ「ありすにはあまあまですね、白野さんは。」

 

白野「シスコンでかまわない!ありすは世界一可愛いんだ!」

 

ありす「わ~い!」

 

ユリウス「とにかく岸波達はライダーが描いた最初の魔方陣を見つけ出してくれ。見つけ次第俺に連絡をしてくれ。」

 

凛「わかったわ。とりあえず明日から探しましょう。」

 

ラニ「そういえば遠坂さんも魔方陣を調べていましたね。・・・・・・!凛、遠坂さんに協力してもらうのはどうでしょうか?」

 

凛「無理!」

 

白野「はやっ!」

 

凛「あたりまえでしょ!ついこの前ランサーと遠坂さんのサーヴァントが殺りあったのよ。此方がよくても向こうが協力しないわ。」

 

桜「ですが遠坂さんも魔方陣を調べてるとなると解除したいのでは?凛さんが話すのではなく先輩が話し合えば向こうも協力してくれるのでは?」

 

凛「・・・・・・・。確かに私が話し合えば何か言い合いになりそうだけど、白野が間に入れば協力してくれるかも?」

 

白野「えっ?遠坂さんと別に仲良くはないけど何で俺が?」

 

桜「確か先輩は衛宮さんとは友人ですよね?たぶん衛宮さんと遠坂さんの二人は聖杯戦争ではお互い協力しあっていますよ。」

 

凛「白野、あんたが衛宮君に協力の話しを持ち込んでOK

が出れば遠坂さんも一緒に協力してくれるかもしれないわ。明日昼休みにでも衛宮君に話してみてちょうだい。」

 

白野「わかった。士郎に話してみて協力してもらうように頼んでみるよ。」

 

桜「お願いします先輩。後は私達がお二方に信頼してもらえれば協力関係になれるはずです。」

 

ジャンヌ「話は終わったかしらマスター?タイミングが良いのか悪いのかお客さんが来ますよ。」

 

桜「えっ?」

 

     ピンポ~ン

 

ラニ「こんな時間に誰でしょうか?」

 

ユリウス「俺が出る。」

 

凛「ねぇキャスター。最初の魔方陣は何処にあるかわかるかしら?」

 

アリス「さぁ?だけど魔方陣を描いた中で一番魔力が強い魔方陣がそうだと思うわ。」

 

凛「一番強い魔力ねぇ。ランサーやアヴェンジャーに探してもらった方がいいかもね。」

 

ユリウス「凛、お前達に客人だ。」

 

凛「えっ?誰かしら?」

 

士郎「こんばんわって白野!あっ!そうか白野達は仲間同士か。」

 

白野「し、士郎?何で?」

 

リン「こんばんわ岸波君。後その他の皆さんもこんばんわ。」

 

ラニ「その他ですか?」

 

凛「まさか家に来るとは、驚きね。それで?私達に何のようかしら?」

 

桜「私お茶を用意してきますね。」

 

リン「そうね、とりあえずはそこにいるサーヴァント達の殺気を何とかしてちょうだい。」

 

白野「あっ、みんなストップ!士郎達は俺の友人なんだ。それにこんな場所で闘ったら家が消し飛ぶ。」

 

白野の言葉にサーヴァント達は殺気を収めるがランサーだけはいまだに士郎達のサーヴァントに敵意むき出しでいた。

 

凛「ランサー!落ち着きなさい!」

 

エリザ「何故かしら凛?私達は姿を見せてるのに向こうは霊体化のままよ?何時けしかけるかわかったもんじなゃないわ。」

 

リン「アーチャー、セイバー、出てきなさい。じゃないと話が進まないわ。」

 

アーチャー「仕方ないか、これでいいのかランサー?」

 

セイバー「わかりましたリン。」

 

白野「・・・・・・!アーチャー?アーチャー!はいっ!えっ!アーチャー!」

 

アーチャー「落ち着きたまえ白野、確かに私は君が知るアーチャーだ、だが君のサーヴァントではない。本来の君が知るアーチャーは正義の集合体からのアーチャーだ。私はそのオリジナルみたいな存在だ。だからと言って君の事は記録もしくは記憶として知っているがな。」

 

白野「そ、そうなんだ。久し振り?でいいのかな?・・・っまいっか。何かややこしいしな。」

 

アーチャー「ふっ、あいからわずだな君は。」

 

凛「ランサー。これでいいでしょ?槍を納めなさい。」

 

エリザ「フンッ!」

 

白野「え~と、士郎?何しに此処に?」

 

士郎「あぁ、実は白野達に協力してもらおうと思ってな。学校内にある魔方陣は知っているかな?」

 

白野「ひょっとして慎二のサーヴァントライダーが描いた魔方陣の事か?」

 

士郎「知っているのか!遠坂の言った通りだな。」

 

凛「えっ?私?」

 

士郎「ち、違うよ遠坂さん。こっち、黒髪の方の遠坂の事だよ。」

 

凛「あら、そう。ごめんなさい衛宮君。確かに彼女の言う通りライダーの魔方陣は知っているわ。後解除の仕方もね。」

 

士郎「えっ?」

 

リン「まさか解除まで出来るなんてね。貴方達が良ければお互いに協力しない?あんな物騒な魔方陣は早く解除したいしね。どうかしら?」

 

凛「・・・・・・・。でっ?どうするの白野君?協力する?しない?」

 

白野「俺が決めるの?」

 

桜「そうですね。先輩がどうするのか決めてください。」

 

ラニ「私も白野さんが決めればよろしいかと。」

 

ユリウス「そうだな。岸波が決めればいい。」

 

白野「・・・・・・。士郎、遠坂さん、俺達で良ければお互い協力しよう。ただし。」

 

士郎「?ただし?」

 

白野「俺達は今この時から仲間同士だ慎二の件が解決してもお互い協力関係でいよう。」

 

士郎「・・・・・。ははっ、あぁ、そうだな。やっぱ白野は白野だな。遠坂かまわないだろ?白野達は裏切らない、信用してもいい。」

 

リン「・・・・。はぁ、いいでしょ。岸波君達よろしくね。協力関係になる以上慎二とライダーに関する情報はお互い必用よね。」

 

凛「ある程度の事は解っているわ。とりあえず必用なのはライダーが描いた最初の魔方陣の場所ね。それさえ解れば直ぐにでも解除できるんだけど。」

 

リン「最初の場所ね?・・・・・!多分屋上じゃないかしら?あの場所は何故か魔力が強いのよね。」

 

ラニ「魔力が強い場所ですか?キャスターが言った通りだと屋上で間違いないでしょう。」

 

白野「だったら話が早いな、明日休み時間にでも調べてみて当たりならありすとキャスターを連れてきたらいいのかな?」

 

凛「そうね。さすがにすぐは無理としても放課後にありす達を連れてきましょう。ユリウスお願いね。」

 

ユリウス「あぁ、連絡があり次第ありす達をつれてこよう。」

 

白野「あぁ、ん?どうした士郎?ぼ~っとして?」

 

士郎「・・・・・・・?あ?いや、さっきから気になっていたんだがそこにいる男の子慎二にそっくりだな。」

 

シンジ「な、なんだよ?ボクがなに?」

 

リン「ほんとそっくりね!小さいけど。」

 

シンジ「!?ち、小さくて悪いか?ボクはまだ8歳だ!小さいのは当たり前だ!クソッ!いつかお前らより大きくなるんだからな!今に見てろよ!」

 

凛「はいはい、わかったわかった。ありすシンジ、もう遅いからお休みの時間よ。」

 

ありす「ふゎ~~。眠い。(コクッ。)」

 

シンジ「こ、子供扱いするな!」

 

凛「子供でしょ?」

 

シンジ「・・・・・・。」

 

桜「ありすちゃんシンジさん部屋にいきましょうか、先輩、私二人を部屋につれていきますね。」

 

白野「よろしくね。俺ももう遅いし家に帰るか。凛、明日直ぐにでも調べよう、もしかしたら慎二は俺達の行動に気が付いているかも知れないしな。」

 

凛「そうね。明日は早めに学校に行きましょうか。ユリウス、悪いけどありすとシンジ、明日の送り向かいよろしくね。」

 

ユリウス「あぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~早朝学校~

 

白野「あっ!おはよう士郎、遠坂さん。」

 

士郎「おはよう、白野。」

 

リン「おはよう岸波君。あれ?他の皆は?」

 

白野「先に学校に行くって。多分屋上にいると思うよ。」

 

リン「そう、それじゃ私達も行きますか。」

 

士郎「そうだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ。

 

白野「やっぱいた、おはよう皆。」

 

桜「おはようございます先輩。」

 

ラニ「おはようございます。」

 

凛「あら、おはよう白野。いま魔方陣を調べて視たけど、この場所で間違いないみたいね。」

 

白野「そうなんだ。ユリウスには連絡したの?」

 

桜「いまから連絡をします。あっ!衛宮さんに遠坂さん、おはようございます。」

 

士郎・リン「おはよう。」

 

白野「ところで魔方陣って何処にあるの?」

 

ラニ「此方です。」

 

ラニの案内で白野は後を付いていく。

 

ラニ「この魔方陣ですね。」

 

白野「ん?よく見えないけどこのうっすらしたのがそうなのかな?」

 

ラニ「そうですけど、白野さんは魔方陣がよく見えていないのですね。私達ははっきり見えているのですが。」

 

白野「まじで?」

 

士郎「白野もうっすらしか見えないのか。実は俺もなんだよ。」

 

白野「仲間だ!」

 

士郎「おぅ!仲間だ!」

 

ラニ「何をやってるんですか貴方達は。」

 

白野・士郎「すいません。」

 

白野「とりあえず後はありすがこの魔方陣に触れたら解除出来るんだな?」

 

白野は何となく魔方陣に触れる。

そして触れた瞬間・・・・・・・・。

        バチッ!

 

白野「えっ!?」

 

ラニ・士郎「あっ!」

 

凛・桜・リン「・・・・・・・!」

 

白野「あれ?な、何で?ひょっとして発動した?」

 

凛「ちょ、白野、あんた何したの!魔方陣が消えたわよ!」

 

白野「消えたって!俺はただ触れただけなんだけど。」

 

リン「アーチャー!魔方陣は発動したのかしら?」

 

アーチャー「いや、発動はしていない。どうやら白野が触れた瞬間解除したらしいな。」

 

アヴェンジャー「えぇ、それも綺麗さっぱりと、さすがは白野、何故かは解りませんがつまらないですね。」

 

白野「つまらないって、だけど解除出来たのか。良かった良かった。うんうん。」

 

士郎「凄いな白野!だけどどうして解除できたんだろ?・・・・・?」

 

凛「(ひょっとして白野はありすと同じ常態なのかしら?元々月での白野は自我を持ったNPCだったわね。そういえば私とラニとの対戦時白野はあり得ない筈なのに乱入して来れたし・・・まっ、なんにせよ解除出来たしよしとしますか)」

 

桜「??凛さん?どうしました?」

 

凛「ちょっと考え事、あっ!そうだ、ユリウスに連絡しないとね。桜お願い。」

 

桜「はい、わかりました。」

 

リン「・・・・・・・・・。」

 

士郎「あっ!そうだ!なぁ白野、どうだろう、俺達仲間同士だし良ければ今晩俺の家で御飯を食べないか?皆一緒にさ。」

 

白野「まじで!凛、士郎が今晩食事を作ってくれるってさ。士郎が作る飯は天下一品なんだよ!」

 

凛「あら?いいのかしら衛宮君?私達結構な人数よ?」

 

士郎「あぁ、大丈夫だよ。人数が多いほど作りがいがあるしね。」

 

白野「だったら俺も手伝うか、麻婆豆腐なら得意だしな。」

 

士郎「却下だ!」

 

白野「はやっ!」

 

士郎「白野、お前が作った麻婆豆腐は危険だ。前に藤村先生が食べた時藤村先生意識不明になっただろう。あれ以来藤村先生は麻婆豆腐恐怖症になったんだぞ。」

 

白野「そんなはずは、藤村先生はあの時あまりにも美味しくて気を失ったんじゃ。」

 

士郎「そんなわけあるか!」

 

白野「( ´-ω-)」

 

士郎「はぁ、どうだろう遠坂さん良ければだけど?」

 

凛「そうね。私達は協力関係だし・・・・。それじゃあお言葉にあまえて今晩お邪魔しようかしら、ユリウス達には私から連絡をしとくわ。」

 

士郎「あぁ!よーし!それじゃあ早速今晩は何にするか考えないとな!いや~腕がなるよ。」

 

白野「楽しそうだな士郎の奴、ん?どうしたのアヴェンジャー?」

 

ジャンヌ「お客さんが来ますよ。」

 

白野「へっ?」

 

ライダー「驚きました。まさか解除してしまうとは。マスターに報告しないといけませんね。」

 

白野「なっ!ライダー!?」

 

ライダー「こんな朝早くから戦闘はいたしません。ですが・・・・・・。」

 

白野「ん?な、何?」

 

ライダー「貴方は何者なのですか?一瞬で私が作り上げた魔方陣を消すなんて・・・。」

 

アヴェンジャー「只のお人好しのおバカさんですよ。後はフラグ一級建築士、それ以外に何もありませんね?」

 

白野とジャンヌとライダー以外

    「うんうん。」

 

白野「・・・・・・。」

 

ライダー「なるほど、なんにせよ厄介なのはよく分かりました。それでは失礼します。」

 

凛「あっ?こら!ライダー!」

 

リン「ほっときなさい。なんにせよ解除出来たんだし。良かったんじゃないかしら?」

 

凛「それもそうね。さてと、もうすぐ授業が始まるし教室に行きますか。」

 

凛の言葉でそれぞれ教室に向かう。一人残された白野は・・・・・・・。

 

白野「お人好しのおバカさんって、それ以外に何も無いって、・・・・・・。」

 

      キーンコーンカーンコーン。

 

 

白野「あっ?チャイム。はぁ、遅刻かな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ~放課後~

 

凛「とりあえず一度家に帰りそのあと衛宮君の家にお邪魔するわ。白野は少し遅れるのよね?」

 

白野「新聞部の書類をまとめないといけないからな。蒔寺に頼まれてね、士郎には連絡したから、それじゃ。」

 

桜「はい。先輩、また後で。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒔寺「お疲れさん白野。早く終わって助かったわ。私達いまから用事があるから。」

 

白野「えっ?だったら別に今日じゃなくても・・・。」

 

蒔寺「いや~私は別にいいんだけど鐘が白野に会えなくて寂し・・・・。」

 

     ドコンッ!

 

蒔寺「ガハァ!」

 

白野・三枝「あっ。」

 

氷室「先生に言われてな、早く次の新聞を提出しろと。」

 

白野「そ、そうですか。とりあえず終わったし俺帰るね。今から士郎の家に行かないと。それじゃあまた明日。」

 

氷室「あぁ、また明日な白野。」

 

三枝「またね岸波君。」

 

蒔寺「・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「少し遅れるかな?まっ士郎に連絡したし大丈夫だろう。」

 

白野は士郎の家に向かい歩き出すそれからしばらくして異変に気ずく。

 

白野「ん?なんだろ?学校の裏山かな?何か嫌な感じだな。」

 

本来なら凛達に連絡をすればいいのだが白野は一人学校の裏山に入っていく・・・・・・・・。

 

白野「・・・・・・あっ!美綴!?おい!大丈夫か!美綴!しっかりしろ!」

 

美綴「・・・・・・・・・・。」

 

白野「とりあえず救急車だな!え~とスマホスマホ。」

 

ガサッ!

 

白野「!?」

 

慎二「はぁ!何でお前がいるわけ岸波?おいライダー!人払いの結界はどうした!」

 

ライダー「ちゃんと発動はしてますよマスター。どうやら彼は効果が無いみたいですが。」

 

白野「慎二・・・・・!まさか、美綴が倒れているのはお前が?」

 

慎二「だったら何?心配しなくても生きてるけど?けど魔力をほとんど奪ったからその内死ぬんじゃない、別にどうでもいいけどね。」

 

白野「慎二!」

 

慎二「何?怒ってんの?それは僕のほうだろ!お前のせいで僕の計画が台無しなんだよ!ライダー!そいつを始末しろ!簡単には殺すな!じっくりいたぶってから始末しろよ!」

 

ライダー「わかりました。」

 

白野「ヤバッ!あっ?美綴が!」

 

慎二「チッ!自分より他人が心配かよ!ライダー!岸波を捕まえろ!」

 

ライダー「・・・・・・。」

 

白野「とっ!ライダー!・・・ってうわっ!」

 

ライダーの鎖で捕まる白野そのまま逆さ吊りになるさらにライダーの攻撃で右肩に激痛が走る。

 

白野「いっ!?はぁ、はぁ、くっ!」

 

慎二「あははははは!惨めだな岸波?ルーラーがお前には気を付けろって言ってたけど只のゴミじゃないか。」

 

白野「ルー、ラー?(ヤバッ!意識が)慎二?ルーラーに会ったのか?」

 

慎二「だったら何?お前には関係ないだろ。さてともう少しいたぶるかな。ライダー!」

 

ライダー「わかりましたマスター。」

 

白野「くっ!(ヤバいな意識が・・・・・・!いやまだだ!まだ俺はなにもしてない!惨めでも構わない!生きていれさえいれば前に進めるんだ!)」

 

慎二「しぶといな、まだ意識があるの?まるでゴキブリじゃないか!あはははははは!もういいや、ライダー、始末しろ。」

 

ライダー「はい。」

 

ライダーが白野に詰め寄り止めを刺そうとする。

 

白野「・・・・・・・・・っ!」

 

ライダー「その目、まだ諦めいないのですね。ですが、

・・・・終わりです。」

 

白野「お、終わらないさ、まだ俺は諦めていない!最後まで俺は足掻く!たとえどんな姿になろうとも生きている限りはな!」

 

白野の言葉の最後白野の左手が光出す。

 

ライダー「!?」

 

慎二「?なにやってんだライダー!さっさと始末しろ!」

 

ライダー「・・・・・・・・令呪?」

 

白野「えっ?熱っ!左手か?あっ!令呪だ!」

 

慎二「はぁ!?何で岸波ごときに令呪が!クソッ!ライダー!」

 

ライダー「今度こそさよならです。」

 

白野「くっ!まだだ!来い!サーヴァント!頼む!」

 

左手を突きだし大声でサーヴァントに呼び掛ける。

 

白野の中ではすべてがスローモョンみたいな感覚になる。

 

ライダーの攻撃が白野に差し掛かるその時!

 

       ガキンッ!

 

ライダー「なっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「全く。まさか余が召喚されるとはな!余のマスターは愛しき奏者ただ一人。しかし、こうして召喚された以上は仮のマスターとして契約をしようではないか。

さぁ!拳を握れ、顔を上げよ!命運は尽きぬ!なぜなら

、そなたの運命はいま始まるのだから!」

 

白野「えっ?ひょっとしてセイバー?」

 

セイバー「いかにも!余はサーヴァントのなかで最良と言われる剣の英霊、セイバーだ・・・・・・・・・・・って!?・・・・・・・ん?な、ま、まさか?そ、奏者?奏者なのか?」

 

白野「あ、あぁ。セイバー、久しぶりだな。」

 

セイバー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そ、奏者!奏者~~~~~~~~♪」

 

白野「グハァッ!」

 

セイバーは始めはライダーに向かうかたちでいたが白野の声を聞き振り向く。

セイバーは白野だとわかるとあまりにの嬉しさに白野の胸に飛び込んでいく。

 

セイバー「奏者!奏者!奏者!余は、余は、ず~~~~と奏者に逢いたかったのだぞ!余は、余は嬉しい!」

 

白野「セイバー、うん、俺も嬉しいよ。」

 

セイバー「うむ、うむ、・・・・ん?何をしている奏者よ、早く余の頭を撫でるがよい!」

 

白野「えっ?あっ!ハイハイ。」

 

      ナデナデ

 

セイバー「~~~~~~~~♪」

 

白野「セイバー、再会できて嬉しいけど今は目の前の敵を何とかしないと。」

 

セイバー「むっ?敵?おぉ!すっかり忘れてたな!これも奏者が愛しすぎるからだな!」

 

セイバーは立ち上がり慎二達に剣を向ける。

 

セイバー「さて、余の知るシンジにそっくりな奴よ。奏者との再会で嬉しすぎて忘れていたが、よくも奏者に傷を付けてくれたな、貴様、覚悟はできておろうな!」

 

慎二「はぁ!?ふ、ふざけるな!岸波ごときが召喚したサーヴァントの癖に!ライダー!岸波とあのサーヴァントを始末しろ!」

 

ライダー「かしこまりました、マスター。」

 

白野「来るぞセイバー!」

 

セイバー「任せよ奏者よ!すぐに終わらせようぞ!ライダーよ、余と奏者の絆、とくとみよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第8話~

 

 

  完

 




やっとザビ男くんの召喚ができました!

やっぱザビ男君のサーヴァントは赤セイバーだと。

次回もよろしくです。

[感想は何時でもお待ちしています。]

ではでは。


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第9話

イベントのメルトリリスが星5だと!

パッシヨンリップと新しいセイバーはてに入れたけどなかなかメルトリリスが・・・・・・・。

そんなことを思いながらの第9話よろしくです。

[ザビ男君のサーヴァントセイバーは途中から真名に変わりますが暖かい目で読んでください]


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライダー「!?くっ!はぁ、はぁ、マスター、このままでは負けてしまいます。撤退すべきです。」

 

慎二「ふ、ふざけるなライダー!岸波ごときに何故僕が撤退しないといけないんだ!さっさとセイバーを始末しろ!」

 

セイバー「・・・・・・・・・。ライダー貴様、そいつの正規のサーヴァントではないな?シンジにそっくりな奴からは令呪が存在しない、その本が令呪がわりか?全くつまらん!ライダーに仮のマスターよ引くがよい!今のライダーを倒しても余はなんとも思わんからな!」

 

白野「えっ?そうなのセイバー?」

 

セイバー「うむ、マスターには必ずや体の何処かに令呪が刻まれる。だかあの男は令呪が刻まれておらん!大方本来のマスターの令呪を使い彼奴がマスターに無理矢理でもなったか、もしくは本来のマスターが聖杯戦争に参加する気はなく奴が代わったのだろうな。」

 

慎二「ふ、ふざけるな!僕はマスターだ!ゴミのサーヴァントごときがなに偉そうに・・・・・。」

 

セイバー「何?貴様!我がマスターをゴミと言ったか?ふ、ふふふ!許さん!許さんぞ!貴様は余自ら始末してくれる!覚悟せよ!」

 

慎二「!?ひ、ひぃ!ラ、ライダー!早く僕を助けろ!早くしろ!」

 

ライダー「・・・・・。セイバー、今回は引かせてもらいます。ですが・・・・・。次は必ず。」

 

慎二「岸波!覚えてろよ!お前だけは僕が必ず殺してやるからな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイバー「まるで負け犬の遠吠えだな。」

 

白野「セイバー、助かったよ。ありがとう。・・・・・あっ!美綴のこと忘れてた!」

 

美綴「・・・・・・。」

 

セイバー「うむ、心配するな奏者よ。気を失っているだけだ。コードキャストを使えば目を覚ますであろう。」

 

白野「コードキャスト?無理だよ。使えないから。とりあえずは救急車だな。」

 

セイバー「なぬ!使えぬとな!そんなはずはなかろう。また余と契約したのだ、月の聖杯戦争でてに入れた礼装がスマホに入っているはずだ、奏者よ調べてみるがよい。」

 

白野「どれどれ、・・・・・・・・あっ!礼装がある!何故に!」

 

セイバー「あるのであれば使ってみればよかろう。奏者よ、まずは奏者自身に使うがよい、右肩が痛かろう。」

 

白野「えっ?あっ!いつつっ!すっかかり忘れてた。とりあえず試してみるか。・・・・・・・コード・・・heal。」

 

白野がコードキャストを自分自身に使い試してみる。

すると・・・・・。

 

白野「ん?お、おぉ!痛みが取れた!右肩が治ってる!まさかコードキャストが使えるなんて・・・・・あっ!

これなら美綴にも。」

 

白野は美綴にコードキャストhealを使うしばらくして。

 

美綴「う、う~ん・・・・・あ、あれ、ここは?」

 

白野「お、美綴、気がついたか!大丈夫か?どこも怪我はしていないな?」

 

美綴「へっ!き、岸波?な、何で岸波が・・・・・・。」

 

白野「とりあえず立てるか?無理ならおぶってやるけど?」

 

美綴「えっ?い、いやいや、だ、大丈夫、大丈夫だから、だけど何で私こんな場所で・・・・・。」

 

白野「何も覚えていないのか?(ある意味良かったかもしれないな。)まぁ何にせよ美綴が無事で良かったよ。」

 

美綴「あ、あぁ、(な、何で岸波が目の前に?や、やばい!私いま顔が赤いかも!お、落ち着け私)こんな場所で何で倒れてたのかわからないけど、岸波が助けてくれたのか?」

 

白野「たまたま通りかかったんだよ。・・・・ひょっとして体調が悪いのか?とりあえず美綴の家までで送るよ。もう暗いしな。」

 

美綴「えっ?い、いや、その、あの、だ、大丈夫大丈夫だから、私の家まで送らなくても私は全然平気だからさ、あ、あははは。」

 

白野「もう暗いし、家まで送るよ?美綴は女の子なんだし何かあったら危ないだろ。」

 

美綴「お、女の子って・・・・・・・・!こ、このフラグ建築士が!う、うわぁ~~~~~~!」

 

白野「お、おい、あ~。行っちゃった。大丈夫かな?」

 

セイバー「あいからわずよな奏者よ。ま、安心せよ。あの娘は強いみたいだしな。サーヴァントではない限りその辺の奴らには負けはせんだろ。」

 

白野「そ、そうなの?まぁセイバーがそう言うなら大丈夫かな。あっ!いま何時だろ?・・・・・げっ!もう8時じゃないか!やばいな、士郎に連絡しないと。・・・・・うわぁ、着信が30件て、凛と桜にラニからだ。」

 

白野は凛に連絡を入れる。

 

プルルル・・・プルルル。

 

凛『遅い!なにやってんのよ!もうあんたが遅いからみんな先にご飯食べてるわよ!』

 

白野「す、すいません、とりあえず士郎の家向かっているから。後2、30分で着くけど、もう食べ終わったかな?」

 

凛『白野を待ってたから今食べ始めたばかりよ。早く来なさい、じゃないとなにも残らないわよ。』

 

白野「わ、わかった。とりあえずまた後で。」

 

凛『えぇ、それじゃあね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「セイバー、今から友人の家に行くからしばらくは霊体化でいてくれないか?」

 

セイバー「何と!むぅ~。せっかく奏者と再会したのに・・・・・むぅ~~。納得いかん!」

 

白野「今は我慢してくれセイバー。後でちゃんと皆に紹介するからさ、な?」

 

セイバ「むぅ~。仕方あるまい、これでよいか奏者よ。」

 

セイバーは納得してないが白野の言葉で霊体化になる。

 

白野「よし。セイバー、今から友人の家に行くから付いてきて。」

 

セイバー「うむ、よかろう。では行くぞ奏者よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンポ~ン。

 

白野「すっかり遅くなったな。はぁ、もう食べ終わったかな?」

 

ガラガラ

 

士郎「よっ!遅かったな。とりあえず上がりな。」

 

白野「あぁ、悪いな士郎遅くなって。」

 

士郎「気にするなよ、まぁ俺はともかくありすちゃんだっけ?あの子が寂しがってたな。」

 

白野「・・・・・げっ!そうか。ありすに謝らないとな。」

 

士郎「そうだな、お~い白野が来たぞ。」

 

ドタドタ!

 

ありす「お兄ちゃん!わ~い!お兄ちゃん!お兄ちゃん。」

 

白野を見や否やありすは白野に飛び付く。

 

白野「ぐふっ!あ、ありす、もうご飯は食べたのかい?」

 

ありす「うん!」

 

凛「遅い!全く、なにやってたの。早く座りなさい。」

 

白野「すまない、あれ?士郎、藤村先生と間桐さんがいないけど?」

 

士郎「藤ねぇとさくらは帰ったよ、二人は用事があるみたいだからな。」

 

白野「そうか、ならちょうどよかったな。皆に紹介したい人がいるから。」

 

士郎「?」

 

ラニ「あっ!白野さんその左手はひょっとして令呪ではないでしょうか?」

 

凛「えっ!あ、ほんとね!まさか!サーヴァントがいるのかしら!?」

 

白野「まぁ色々あってな、セイバー、出てきていいよ。」

 

セイバー「うむ、まさかこうして再会するとはな、久しいな凛達よ。」

 

凛「ちょっ!セイバー!セイバーじゃない!」

 

セイバー「む?凛が二人とな!・・・・・・・。いや一人は金髪ではないか!どっちが余の知る凛なのだ?」

 

凛「あ~。セイバー、私が貴方の知る遠坂凛よこちらは今の時代の遠坂さんなの。」

 

リン「・・・・・・・・・・。」

 

セイバー「ほう。聖杯よりある程度知識はあるがこの時代にも凛が居るとはな、まぁよい、余は奏者と再会できたのだからな!」

 

士郎「・・・・・・・・・・。」

 

セイバー「所で奏者よ、凛達にもサーヴァントはおるのか?」

 

白野「あぁ、凛、ランサー達は?」

 

凛「外にいるわ。他のサーヴァントも一緒にね。」

 

セイバー「何と!ランサーとな?奏者よ余はランサー達に会いに行ってくるぞ。」

 

白野「うん、わかったよ、また後でね。」

 

セイバー「いや~。まさかランサーに会えるとはな!では行ってくる奏者よ。」

 

セイバーは懐かしの自称ライバルでもあるランサーに会いに外に向かう。

 

 

 

凛「だけど白野君、どうしてセイバーの召喚できたのかしら?」

 

白野「あぁ、実は・・・・・・ん?どうした士郎?ボーとして?」

 

士郎「えっ!?あぁ、白野、セイバー召喚したんだな、俺もセイバー召喚したけど・・・・・。何か似てないか?なぁ、遠坂?」

 

リン「え、えぇ、えーと、どうかしらセイバー?」

 

青セイバー「?そうでしょうか?私は気にしてませんが、それより士郎、ご飯のおかわりをお願いします。」

 

士郎「あ、あぁ、ちょっと待って、白野もどんどん食べてくれよな。」

 

白野「あぁ、それじゃさっそく、いただきまーす!」

 

ラニ「白野さん、さっき凛が話しましたけど。セイバーの召喚はどうして、後右肩に血がついてますが、もしかして怪我でもしてるのでしょうか?」

 

桜「!怪我!せ、先輩!見せてください!」

 

白野「ちょっ!桜、だ、大丈夫だから、コードキャストで治したから。」

 

凛「はぁ!あんたコードキャスト使えるの?何時から?」

 

白野「あ、あぁ、実は・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「慎二が!」

 

白野「あぁ、幸い美綴は無事だったけど、これ以上一般人に被害が出ないためにも慎二を先に何とかしないと。」

 

リン「確かにそうね、まずは慎二のサーヴァントを倒すべきかしら?」

 

ラニ「間桐慎二のサーヴァントですか。確かクラスはライダーでしたね?真名が解ればある程度は攻略できるのですが。」

 

凛「そうかしら?白野の話だと正規のマスターじゃないのよね間桐君は、だったらライダー自身本来の力が出せてないはず、本来のマスターに戻る可能性は在るか無いかわからないけどそうなる前に叩けば倒せるんじゃない。」

 

リン「幸い私達にはサーヴァントが9騎もいる訳だし、慎二からしたら卑怯かもしれないけどそうも言ってられないし。」

 

桜「ですか間桐さんはしばらくは身を隠すと思います。なんせ私達に魔方陣の事が解除したとはいえ知られてしまいました。間桐さん自身学校に行けば私達に倒されると考えているはずですから。」

 

白野「慎二が身を隠せそうな場所はやっぱ自宅かな?それ以外には思い付かないけど。」

 

ユリウス「案外間桐慎二は学校に来るかも知らんな、岸波の話を聞く限り間桐慎二はかなりの自信家だ俺達の事はたいしたことないと思っているはずだ。」

 

士郎「ユリウスさんの言う通り慎二は学校に来るかもしれない、だけどどうやって慎二のサーヴァントを倒す?流石に真っ昼間からは戦えないし、しばらくは慎二を暗くなるまで泳がすか?」

 

リン「もし慎二に会えば私の使い魔を使うわ、後は夜になるのを待って慎二を人気のないところに誘い込みましょう。誰が戦うかはその時になってからということでいいかしら?」

 

士郎「そうだな、とりあえずはその方面でいこう。慎二が学校に来れば遠坂が使い魔で見張りをしてもらう。だけどもし来なければ・・・・・・。」

 

ユリウス「俺が間桐慎二の家に行こう。お前達の学校が終わるまで見張りをしている。学校が終わり次第俺に連絡をしてくれ。」

 

リン「いいんですかユリウスさん。」

 

ユリウス「なに、このての事は慣れているからな。それでいいな岸波?」

 

白野「ングッ!えっ?なに?」

 

凛「はぁ、岸波君、ちゃんと話は聞いてたかしら?」

 

白野「ご、ごめんなさい。食べることに夢中で・・・・・・・あっ!セイバーさんそれは俺が食べようとした卵焼き!」

 

セイバー「モグモグ、士郎ご飯のおかわりをください。」

 

白野「おのれ!(ひょい)パクっ!」

 

セイバー「あっ!白野、それは私が最後に食べようとした唐揚げ!ぐぬぬ!」

 

白野「うんうん?やっぱ士郎が作るご飯は旨いな!」

 

セイバー「士郎!唐揚げのおかわりをください!」

 

士郎「えっ!いや、もう無いよ。材料は残ってないし、また明日買い出しにいかないと。」

 

セイバー「なっ!そ、そんな。」

 

白野「お!デザートもあるのか、し、しかも俺が大好きな餡蜜だと!よし、ではさっそく。」

 

ひょい

 

白野「へっ?」

 

セイバー「モグモグ、モグモグ、さすがは士郎です。デザートも、モグモグ、美味ですね。モグモグ、」

 

白野「なっ!餡蜜・・・・・・。お、俺の餡蜜が、おのれセイバー!返せ!俺の、俺の餡蜜を返せー!」

 

セイバー「白野、食卓は戦場です。何時何があるかわからない、ですので餡蜜は諦めてください。」

 

白野「なっ!く、くぅ~。ま、負けた。・・・・・・がくっ。」

 

凛「なにやってんのよ。二人して。」

 

白野「だって、だって、餡蜜、俺の餡蜜が。」

 

士郎「わかった、わかったから。次の機会があれば作ってやるから。」

 

白野「ほ、本当か?士郎!や、約束だぞ!絶対だぞ!」

 

士郎「あぁ、約束だ。」

 

白野「ひゃっほーい!餡蜜!餡蜜!」

 

セイバー「ふっ、白野、また次回があっても餡蜜が食べれるかわかりませんよ?私が全て頂くのですから。」

 

白野「セイバーこそ、餡蜜どころか士郎の作る食事が食べれるかわからないからな。」

 

セイバー「フフフフフフフ。」

 

白野「フフフフフフフ。」

 

リン「あの二人は似た者同士なのかしら?」

 

ラニ「食べる事に関してはでしょうね。」

 

ありす「ふゎ~。・・・。お兄ちゃん、眠い・・。」

 

白野「ありす、あっ、もうこんな時間か?士郎、そろそろ帰るよ。」

 

士郎「そうだな、もう遅いしお開きにするか。間桐さん後は俺が片付けるからもういいよ。」

 

桜「えっ?ですが・・・・。」

 

士郎「大丈夫だよ、それにもうほとんど片付けが終わってるしね。ありがとう間桐さん。」

 

桜「は、はい、此方こそ食事にお呼ばれしてありがとうございます。」

 

凛「それじゃあ帰りますか。衛宮君今日はありがとう。また明日ね。」

 

シンジ「ごちそうさまでした。」

 

ユリウス「それじゃ明日一間桐慎二の家に行く。見つけ次第岸波のスマホにメールを送ろう。」

 

ありす「眠い。お兄ちゃん抱っこ。」

 

白野「ハイハイ、士郎、今日はありがとな。また明日。ん?ラニはどこだろ?」

 

桜「ラニさんはサーヴァントの皆さんを呼びにいきましたよ。」

 

白野「そうか、遠坂さんもまた明日。それじゃおやすみ。」

 

遠坂「えぇ。」

 

サーヴァント達と合流し帰宅する白野達。

凛達の家に行きありすをユリウスに預け白野は自分の家に帰る。

 

ガラガラ。

 

白野「ただいま、セイバー霊体化を解いていいよ。」

 

ネロ「む、よいのか?奏者以外の家族に見られても。」

 

白野「大丈夫だよ。今はこの家には俺しか住んでいないからね。」

 

ネロ「何と!奏者は一人で暮らしているのか・・・・。奏者は色々事情があるのだな。」

 

白野「まあね、とりあえずセイバーは空いてる部屋を好きに使ってよ。何故か部屋の数は多いんだよなこの家は。」

 

ネロ「??何をいっているのだ奏者よ。余は奏者と同じ部屋であろう?して、奏者の部屋は何処だ?」

 

白野「へっ!いやいや、一緒の部屋は駄目だよ!部屋は好きな所でいいからさ。」

 

ネロ「何をいっているのだ奏者よ、月の聖杯戦争では同じ部屋であったであろう!余は奏者と同じ部屋がよい!余は奏者と同じベットで寝るのだ!」

 

白野「いやいや!ダメダメ!流石に同じベットは、俺の隣の部屋で寝て、お願いします。」

 

ネロ「む~!余は納得いかん!奏者と同じ部屋がよい!奏者と一緒に寝るのだ!」

 

白野「駄目!お願いします。別の部屋で寝てください。」

 

ネロ「む~~。・・・・・!!仕方がない。奏者よ、余は奏者の隣の部屋で眠るとしよう。奏者よ部屋に案内せよ。」

 

白野「ほ、本当か!あぁ、わかった。こっちだよセイバー。」

 

白野はセイバーを自分の隣の部屋に案内する。

 

白野「ここだよセイバー。」

 

ネロ「うむ、うむ、ほぉー。なかなかよい部屋ではないか。ではな奏者よ。明日はシンジにそっくりな奴を共に倒そうぞ。」

 

白野「あぁ、おやすみセイバー。」

 

別の部屋で眠ることに納得したセイバー。

白野は流石に同じ部屋はよくないと感じていたため、ホッと胸を撫で下ろす。

しかし、明日の朝白野の部屋は修羅場と化す。

白野はそんなことは微塵も思わず眠りにつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第9話~

 

  完 

 

 

 

 

 

 

 




感想を書いてくれてる方に感謝を。
いつもありがとうございます。

ではまた次回よろしくお願いします。


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第10話

すいません。氷室鐘さんを氷室鏡と間違いがあると感想があり訂正しました。

其れでは第10話よろしくです。


おはようございます。

私は岸波白野、穂群原学園に通う高校生であります。

今日は天気が良くとても気持ちがいい朝です。

それでは今日も一日元気よく学校に・・・・・。

 

凛「何現実逃避してるのかしら?岸波君?」

 

白野「・・・・・・。」

 

おかしいです。何故か朝早くから凛さん達が自分の部屋で仁王立ち状態で自分を見ています。

さらに自分はパジャマ姿で正座をしているのです。

 

蒔寺「いや~、まさか白野が金髪美人と一緒に寝てるなんてね。鐘、あんたライバルが多すぎね・・・。」

 

ドコッ!

 

蒔寺「グハッ!」

 

氷室「白野、これはどうゆうことだ?確かお前は独り暮らしのはずだが?」

 

白野「え、えっと、あの、彼女は居候と言うかなんと言うか。だ、だけど何もやましい事はないよ!ほんとですよ!朝目が覚めたら何故か右に彼女がいて左にありすがいて、てっゆーか何故ありすが自分のベットで寝てるの?」

 

桜「ありすちゃんは先輩の部屋に入るなり先輩とセイバーさんが同じベットで寝てるのを見て『私も一緒にお兄ちゃんと寝る。』と言って布団に入りました。」

 

白野「そ、そうですか。」

 

ネロ「ムフフ、奏者よ~。く~く~。」

 

ありす「く~く~。ウフフ、お兄ちゃん、く~。」

 

桜「先輩は両手に花状態でしたね。」

 

白野「(こ、恐い、皆の目線が恐い!や、やばい、ど、どうすれば)」

 

美綴「岸波?どうした?急に黙りこんで、ん?」

 

ガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

凛「あら?どうして震えているの岸波君?」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

ラニ「今度は顔が青くなりました。何故でしょうね?」

 

白野「あ、あの。」

 

凛「ん?何かしら岸波君?」

 

白野「ひ、ひぃっ!」

 

氷室「どうした?何故怯えてる?別にやましい事はないんだろ?とりあえずお前が話したいことがあるなら話してみたらいい。」

 

美綴「早くしろよ。でないと学校に遅れるからな。」

 

白野「あ、あのですね。そ、その、何故皆さんが自分の部屋にいるのかなと思いまして。何時もならチャイムが鳴るはずなのに、おかしいなと思いまして。」

 

凛「白野、あんたユリウスに合鍵を渡してるでしょ。それを預かったの。ま、たまには私達があんたを起こしてあげようかなと思ってね。蒔寺さん達はたまたま会ったから、彼女達もあんたを迎えに行くみたいだったから一緒にとね。」

 

氷室「とりあえず白野よ、学校があるから着替えるべきだろう。私達は外で待っていよう。」

 

蒔寺「鐘、随分あっさりしてるわね。白野の言葉信じてるの?」

 

氷室「まぁ、それなりに付き合いが長いしな、白野は嘘をつくことはまずない。だか、セイバーさん?だっけか?彼女と一緒に寝ていたのは事実だがな。フフフ。」

 

白野「(こ、恐い!だ、誰か助けて!あ、シンジって無理だな、桜は、何か微笑んでるけど目が微笑んでない!ほ、他は、三枝は、あっ、駄目か、凄くおろおろしている)」

 

凛「はぁ~。まぁいいわ。あまり白野を追い詰めても仕方ないしね。私達は外にいるからさっさと着替えなさい。あ、そうだ、ほらありす、起きなさい。学校に遅れるわよ。」

 

ありす「む~。やっ!」

 

ラニ「やっ!って、白野さんが着替えられませんよありす。」

 

ありす「ん~、あ、お兄ちゃん!おはよう。」

 

        チュッ!

 

白野「んっ!」

 

女性陣達

 「・・・・・なっ!?」

 

ありす「ん~、お兄ちゃん!」

 

白野「あ、ありす!な、何を!・・・・・・っ!殺気!」

 

凛「白野君?」

 

ラニ「白野さん?」

 

桜「先輩?」

 

氷室「白野?」

 

美綴「岸波?」

 

白野「ち、違うぞ!こ、これはありすが、ほらありす離れて、俺は着替えないといけないから、ね?」

 

ありす「お兄ちゃん大好き!」

 

蒔寺「いや~、白野、朝からいい修羅場っぷりだわ。由紀香、先に学校に行こうか。」

 

三枝「えっ、あ、うん、それじゃ岸波君私達先に行くね。」

 

白野「あ、待って!行かないで!お願いします!行かないでください!」

 

白野の言葉で蒔寺が近寄る。

 

蒔寺(とりあえず鐘達に何でも言うこと聞くと言いなさい。たぶんそれで助かると思うからね)

 

白野(な、何でも言うこと聞くと?だ、だけど本当にそれで助かるの?)

 

蒔寺(あら?私が信用できないの?大丈夫よ、ま、その後は白野次第だけどね)

 

白野「・・・・・。」(わ、わかった。言ってみる)

 

蒔寺(うんうん、あ、貸し1つだから)「・・・・。由紀香、とりあえず先に学校行こうか。」

 

三枝「うん、それじゃまた後でね。」

 

 

 

 

 

 

 

蒔寺と三枝がいなくしばらくして姿勢を正す白野。

 

 

 

 

 

 

 

白野「え、え~と、あの、とりあえず今回は、す、すいませんでした!まさかセイバーが自分のベットに入ってくるなんて思いもよらず、そのせいで皆さんに不愉快な思いをさせてしまい誠に申し訳ありません!つきましては皆さんの言うことを何でも受け入れますのでどうか許してください!お願いします!」

 

凛「何でも?」

 

ラニ「・・・・何でもですか?」

 

桜「何でも・・・・・。」

 

氷室「ほぅ?」

 

美綴「!?」

 

白野「何でもは流石に言い過ぎですが自分が出来ることなら喜んで引き受けます!」

 

セイバー「く~く~。ムフフ、奏者よ、く~く~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~学校内~

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

士郎「オッス白野って!どうした!な、何があったんだ?目が死んでるみたいだぞ!はっ?ま、まさか慎二が!?」

 

白野「し、士郎?お、おはよう、うん、大丈夫だよ。うん、大丈夫ですよ。」

 

士郎「お、おぉ、(な、何かこの世の終わりみたいな顔つきみたいな、)そ、そうか、ならいいけど。」

 

凛「おはよう衛宮君。んっ、ほら白野、シャキッとしなさい!朝のことはもう済んだんだから。あんたは今朝言ったことを忘れなければそれでいいの!わかったかしら?」

 

白野「ひ、ひぃ!は、はい!わかりました凛さん!」

 

 

 

 

 

 

 

士郎「・・・・・・・・。白野、何があったかは聞かないが・・・・。これだけは言わせてくれ。」

 

白野「し、士郎?」

 

士郎「頑張れ。」

 

白野「し、士郎、・・・・・・・。あ、あれ?何か目から涙が・・・・・。」

 

士郎「頑張れ!白野。」

 

白野「あ、あぁ、ありがとう士郎、やっぱ持つべきものは親友だな。」

 

士郎「当たり前だろ!俺達は親友だろ。」

 

白野「あぁ!俺、頑張るよ!」

 

士郎「うんうん、何時ものお前に戻ってきたな!」

 

白野「サンキューな士郎、今度俺特製の麻婆豆腐をご馳走するよ!」

 

士郎「いや、それはいい。」

 

白野「なっ!」

 

凛「何やってんだか、あっ、そうだ衛宮君、さっきユリウスから連絡が来て間桐君まだ家から出てないみたいよ。たぶん間桐君は学校には来ないと思うわ。」

 

士郎「えっ?そうなんだ。わかった、遠坂には後で俺から伝えとくよ。後は学校が終わり次第皆ユリウスさんと合流しよう。」

 

凛「そうね、もしも間桐君が遅刻で来たら一応私も使い魔を出せるからそれで対応しましょう。」

 

士郎「あぁ。」

 

   ガラガラ。

 

藤村「はーい、皆席に着いて、ホームルーム始めるわよ!あ、後間桐君は体調不良で休みだから、衛宮君、悪いんだけど放課後職員室に来てくれないかしら、今日渡すプリントを届けて欲しいの、お願いね。」

 

士郎「あ、はい。わかりました。」

 

白野「ど、どうして誰も俺が作る麻婆豆腐を認めてくれないんだ。あんなに美味しいのに・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~放課後~

 

白野「なぁ凛、ユリウスが指定した場所は此処で合ってるの?」

 

凛「えぇ、ユリウスからのメールではこの付近にいるみたい、何処にいるのかしら?」

 

ラニ「あっ!白野さんユリウスがいました。」

 

ユリウス「来たか岸波。皆揃っているな。」

 

白野「ユリウス!すまないな、朝から慎二の尾行何かさせてしまい。」

 

ユリウス「昨日も言ったがこういう事は慣れているからな、気にするな岸波。」

 

士郎「ところでユリウスさん、慎二は今何処に?」

 

ユリウス「間桐慎二はこの森の奥にいるはずだ。どうやらアインツベルン城に向かったみたいだな。」

 

リン「アインツベルンって!・・・・・!なるほどね。慎二の奴イリヤと手を組みに交渉しに行ったのね。ま、断られるでしょうけど。」

 

凛「それ以前にアインツベルン城にたどり着けるのかしら?確かアリ、じゃない、キャスターの話ではイリヤって娘のサーヴァントはバーサーカー、アインツベルン城にたどり着く前にバーサーカーに始末されてたりして。」

 

白野・士郎「・・・・・・・・。」

 

ラニ「ところで皆さん、間桐慎二を探すのにあたってはどうしましょうか?」

 

ユリウス「手分けして探すべきだな。まとまって探すよりは効率がいいだろう。」

 

リン「そうね、それじゃあ士郎、あなたは私と行きましょう。岸波君、私達はアインツベルン城に最短のルートで慎二を探すわね。それじゃまた後で。」

 

リンは士郎と共に森の中に消えていく。

 

凛「さて、私達はどうしましょうか?シンジとありすは流石にこんな暗い森の中に連れていけないし、ユリウスとシンジとありすは此処にいてもらおうかしら?ユリウス、二人をお願い出来るかしら?」

 

ユリウス「構わんが、いいのか?俺も間桐を探さなくて?」

 

凛「あんたは朝早くから間桐君を尾行してもらったからね、此処で休んでなさい。白野、それでいいわね?」

 

白野「うん、ユリウスには色々と助けてもらってるしな。少しは休んだ方がいいだろう。」

 

ラニ「それでは私達は二手に別れましょう。白野さんは私と一緒に。」

 

白野「えっ?あ、うん。」

 

ラニ「では、行きましょうか白野さん。」

 

ありす「私もお兄ちゃんと一緒に行く!」

 

白野「駄目だよありす、いい子だから此処にいてね。ね。」

 

ありす「む~~!」

 

白野「キャスター、ありすのことお願いね。」

 

アリス「えぇお兄ちゃん、ほらありす、お兄ちゃんの邪魔しちゃダメよ。私達は此処でお兄ちゃんの帰りを待っていましょう。」

 

ありす「・・・・・・・・うん。」

 

白野「うんうん、いい子だなありす、ユリウス、シンジとありすを頼むな。」

 

ユリウス「心配するな、こっちにはサーヴァントが三騎いるからな。」

 

白野「そうだな、それじゃラニ、行こうか。」

 

ラニ「はい、では皆さんまた後程。」

 

白野とラニは士郎とリンとは別のルートから森へと消えていく。

 

凛「・・・・・・はっ!しまった!ラニめ、ちゃっかり白野と行動するとは。」

 

エリザ「くっ!ラニの奴。凛、何やってるのよ!ラニに先を越されたでしょ!」

 

凛「う、うるさい!はぁ、まあいいわ。桜、私達も間桐君を探しに行きましょう。」

 

桜「・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「さ、桜?桜?」

 

桜「へっ?あ、す、すいません凛さん、では、ユリウスさん、シンジさんとありすちゃんをお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白野達がユリウスと合流する30分程前のアインツベルン城内~

 

イリヤ「・・・・・・。はぁ、悪いけど私は貴方と手を組む気はないから、他をあたりなさい。」

 

慎二「なっ!?お前アインツベルン家の人間だろ!御三家の1つ間桐家と手を組めるんだ、それに聖杯戦争で勝利すれば聖杯を分けてやるって言ってるんだよ、いい条件だと思うけどね。」

 

イリヤ「間桐家?・・・・・・。あぁ、あの落ちこぼれのマキリね、え~と、貴方、慎二だったかしら?昔のマキリならともかく今のマキリは聖杯戦争の仕組みがわかってないみたいね。なんとなく城に招き入れたけど下らない話です。私の前から消えなさい。」

 

慎二「はぁっ!お前馬鹿なのか!この僕と手を組めるんだぜ。お前みたいな子供が聖杯戦争に生き残れないから助けてやると言ってんだろ!はぁ、これだからお子様は・・・・・。」

 

イリヤ「・・・・・・はっ?馬鹿なのは貴方でしょ?マキリの人間、所詮貴方は仮初めのマスター、そうね、今すぐ消してあげようかしら?バーサーカー。」

 

慎二「なっ!?」

 

イリヤ「選ばしてあげる。この城から消えるかバーサーカーに消されるか。さぁ、選びなさい。」

 

慎二「・・・・・・。ちっ!行くぞライダー!おい!お前覚えてろよ!僕と組まなかったことを後悔させてやるからな!」

 

イリヤ「後悔?逆にマキリの蟲と組む方が後悔してしまうわ。」

 

慎二「ぐぅっ!」

 

イリヤ「あ、そうだ、マキリの蟲さん、帰りは気を付けなさい。私達以外にもこの森にはマスターがいるみたいだから。」

 

慎二「・・・・・・・・なっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~アインツベルンの森~

 

慎二「クソッ!あのガキ、せっかくこの僕がわざわざここまで足を運んだのに・・・・・。」

 

ライダー「マスター。どうやらイリヤスフィールが言った通りこの付近にマスターがいます。それも一人ではなく複数いるみたいですね。」

 

慎二「ほっとけばいいさ、僕が通ったルートは誰にも見つからないように細工してるからな。」

 

ライダー「・・・・・・・・。」

 

慎二「そろそろ出口付近だな、何してるライダー!さっさと来いよな!たくっ!使えないサーヴァントだな。」

 

ライダー「・・・・・っ!?マスター!」

 

慎二「え?」

 

         ガキンッ!

 

慎二「な、何だ!クソッ!誰だ!」

 

ドレイク「おや?受け止めたかい。どうやらお前さんのサーヴァントは周囲を警戒してたみたいだね。」

 

慎二「サーヴァント?い、何時の間に!」

 

李「細工をしてたみたいだが儂からすれば大したことはないのでな。」

 

ドレイク「アサシン、邪魔するんじゃないよ。これは私の獲物だからね。」

 

李「カッカッカッ!邪魔はせんさライダーよ。だが、観る分には問題なかろう?」

 

ドレイク「好きにしな、さて、間桐慎二のサーヴァント、悪いが此処で消えてもらうよ。心配しなくていいさね、私とタイマン勝負といこうじゃないか!」

 

ライダー「・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第10話~

  完

 




感想での間違い報告はスゴく助かります。
ありがとうございます。
では次回もよろしくお願いします。


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第11話

投稿が遅れてすみませんです。
最近まじ忙しいので・・・。

それでは第11話宜しくです。

[FGOのcccイベント良かったですよ!BBが可愛い!]


 

 

 

ドレイク「そ~らよっ!」

 

ライダー「クッ。・・・・・やりますね。ですが・・・・・。」

 

      ジャララ・・・・。

 

ドレイク「!?ちっ!まったく。鬱陶しいね!マスター!周りを警戒しときな!何時ライダーの武器が飛んでくるかわからないからね!」

 

シンジ「あ、あぁ。(クソッ!僕だってマスターなんだ!少しでもライダーの手助けができれば)・・・・!あっ!そうだ!」

 

シンジはスマホを取り出すスマホのなかにはコードキャストがいくつか入っている。

 

シンジ「(岸波から貰ったコードキャスト。これがある!)・・・。」

 

ドレイク「マスター!」

 

シンジ「えっ!?」

 

       ガキンッ!

 

ドレイク「たくっ!大丈夫かいマスターしっかりしな!」

 

シンジ「あ、ありがとうライダー。よし!ライダー!今から好きなだけ暴れていいよ。僕が全力でサポートする!」

 

ドレイク「へぇー。言うじゃないか、それじゃ遠慮なくいかせてもらいよ!」

 

アサシン「あのシンジ、本当に月の聖杯戦争でのシンジなのか?・・・・・ふむ、どうやら月の裏でユリウス達と何があったのか?後でユリウスに聞いてみるかのう。」

 

ドレイク「さぁライダー!さっさとけりを着けようじゃないか!あんたも本気でかかってきな!」

 

ライダー「・・・・・。」

 

慎二「ちっ!なにやってんだライダー!早くそいつを始末しろよ!たくっ!使えないサーヴァントだな!」

 

ライダー「了解しましたマスター。・・・・・・行きます。」

 

ライダーはドレイクに攻撃を仕掛ける。

ドレイクは二丁拳銃でライダーを迎え撃つ。

互いに攻撃し攻撃を避け弾きながらの攻防戦になる。

そんななかシンジは機会を待っていた。

相手のサーヴァント、ライダーの隙がないかを。

 

ドレイク「あはは!楽しいねぇ~。ほらライダー!足元がお留守だよ!」

 

ライダー「なっ!ぐっ!・・・・・。」

 

シンジ「!?(今だ!)コードキャスト《shock》!」

 

ライダー「がっ!」

 

ドレイク「!?・・・・へぇ~、やるじゃないかマスター!そんじゃ止めと行こうかい。」

 

ドレイクの言葉と同時に4つの砲台が現れる。

 

ドレイク「砲撃用ー意!藻屑と消えな!」

 

ライダー「(か、体が動かない?このままでは!で、ですが、わ、私はまだ負けてはいけない!負けられない!)」

 

ドレイク「!?」

 

ライダー「が、があああああああああ!」

 

        ドンッ!

 

ドレイク「・・・・・・・・・・。」

 

ライダー「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・・まだです。まだ私は・・・・。」

 

ドレイク「こいつは驚いたね。あの常態から動けるなんて。けどライダー、あんたかなりの致命傷だね。カルバリン砲を避けきれなかったみたいだ。」

 

ライダー「はぁ、はぁ、えぇ、ですが私はまだ負けてません。はぁ、負けるわけにはいかないのです。彼女の、・・・の為に、負けられないのです!」

 

慎二「はぁ!なにやってんだライダー!なにガキのサーヴァントごときにやられてるんだ!このハズレサーヴァントが!」

 

ライダー「・・・・・・・・。マスター、宝具を解放しします。ですので出来るだけ離れてください。」

 

慎二「ふ、ふざけるな!ザコのサーヴァントに宝具を使うなんて何考えてんだ!」

 

ライダー「ライダー、これが私の全力です・・・・。」

 

ライダーは瞬時上に飛ぶドレイクは上を見上げるとそこに翼がある白い馬に股がるライダーの姿が現れる。

 

ライダー「・・・・・・・・・・。」

 

ドレイク「こいつは!ちっ!マスター!こっちも宝具を使うよ!構わないね!」

 

シンジ「あ、あぁ、宝具の解放を許可する!ライダー!あのサーヴァントを倒せ!」

 

ドレイク「了解マスター!」

 

ライダー「行きますよ天馬。」

 

ライダーはドレイクに宝具を放つため魔力を全開放するまたドレイクも宝具解放するため魔力を集中させる。

 

ドレイク「さぁ!いくよ!・・・・アタシの名前を覚えて逝きな!ーー」

 

ライダー「騎英のーー!」(ベルレーー!)

 

ドレイク「テメロッソ・エル・ドラゴ!ーー」

 

ライダー「手綱………!!!!!」(フォーン!)

 

ドレイク「太陽を落とした女、ってな!」

 

ドレイクとライダーとの宝具、《黄金鹿と嵐の夜》(ゴールデン・ワイルドハント)と《騎英の手綱》(ベルレフォーン)がぶつかり合う辺り一面の森がが爆風でなぎ倒される・・・・・。

 

シンジ「うわ、うわ、と、飛ばされる、ライダー!」

 

李「しっかりせんかシンジ!ほれ、儂に掴まれ。」

 

シンジ「あ、あぁ、ありがとうアサシン。」

 

李「カッカッカッ!構わんさ。・・・・・さて、宝具のぶつかり合いはどうなったかのう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドレイク「・・・・・・・・・。」

 

ライダー「・・・・・・・・・・。」

 

シンジ「あ、ライダー!」

 

ドレイク「よっ!マスター!大丈夫かい?」

 

シンジ「え、あ、うん、それよりも決着はどうなったの?」

 

ドレイク「アタシの勝ちさね!なぁライダー!?」

 

ライダー「・・・・・えぇ、そうですね。どうやら私の敗けみたいです。さすがはイギリスの大海賊エルドラゴいえ、フランシス・ドレイク、貴女の勝利です。」

 

ドレイク「そいつはありがとよ。ただ、もしあんたが正規のマスターとであったら敗けはアタシだろうよ。ゴルゴン三姉妹の末妹メドゥーサ、あんたが乗っていた天馬はメドゥーサの仔だからね。」

 

ライダー「・・・・・・・・。」

 

ドレイク「そんじゃとっとと消えなライダー。何時までも大怪我のままいると苦しいだろ?」

 

ライダー「そうですね。」

 

ライダーはそう言うと夜空を見上げる。

 

ライダー「(あぁ、星が綺麗ですね。すいません・・・、私は貴女を守れませんでした。貴女を最後まで守ろうと誓ったのに、どうか、どうか・・・を守ってくれる方が現れますように・・・・・)」

 

そしてライダーの姿が消える。

 

ドレイク「はぁ~、疲れたね!じぁなライダー、どうせならいい航海でもしてきな。」

 

シンジ「ぼ、僕も疲れたよ!ライダーが僕の魔力をかなり持っていったせいで。」

 

ドレイク「いいじゃないかシンジ。アタシ達が勝ったんだからさ!ほら、しっかりしな!」

 

シンジ「痛い、痛い、背中を叩くな。」

 

 

 

       ガサッ!

 

シンジ「!?」

 

慎二「な、何で!おい!ライダー!どこだライダー!クソッ!どうなってんだ!って!熱っ!あ、ほ、本が!僕の本が燃えてる!あ、き、消えろ!あ、あ、ほ、本が、僕の本が。」

 

シンジ「間桐慎二!?」

 

ドレイク「なんだ、あんた生きてたのかい。」

 

慎二「な、お、お前ら。おい!ライダーはどうした!」

 

ドレイク「確か白野は間桐の令呪は本がそうなみたいなことを言ってたね、ねぇワカメ頭、あんた解ってるだろ、本が消し炭になったんだ、あんたのサーヴァントはいなくなったんだよ。要はあんたらの負けなんだよ。」

 

慎二「ま、負け、僕が、この僕が?クソッ!ライダーなにやってんだ!何あっさり負けてんだクソッ!クソッ!使えないサーヴァントが!こんなのは全然違う!シナリオが違う!とんだハズレサーヴァントだ!あんなごみサーヴァントじゃなきゃ僕が勝ってるんだ!」

 

シンジ「・・・・・・・・。」

 

ドレイク「・・・・・・・・・。」

 

李「・・・・・・・・・。」

 

慎二「はぁ、はぁ、な、何見てるんだよ、何で僕がこんなめに!そうさ、あいつのせいだ!あのクズライダーのせいで、あんなサーヴァントじゃなきゃ僕が、僕が・・。」

 

ドレイク「はぁ~、五月蝿い坊やだね、ほら、さっさとこの場から消えな。それともあれかい?アタシに殺されたいのかい?」

 

慎二「なっ!?ぼ、僕を殺すって!ふ、ふざけるな!僕はサーヴァントがいないんだぞ!そんなのおかしいだろ!」

 

ドレイク「サーヴァントがいなくてもあんたはマスターだろ?確かマスターが死んで決着はつくんだよね?ねぇマスター?」

 

シンジ「え、う、うん。」

 

李「カッカッカッ。さて、どうする間桐とやらよ?早く逃げんとライダーに殺されるぞ。」

 

慎二「ひ、ひぃ!・・・・!そ、そうだ!なぁ!お前、僕のサーヴァントにならないか?そんなガキより僕のサーヴァントになれば聖杯戦争で勝ち残れる!そうだ!そうしよう!なっ!いい話だろ!」

 

ドレイク「なんだいこいつは、まるで月の聖杯戦争時のマスターみたいだね。いや、まだ月の聖杯戦争でのマスターの方がましか?」

 

シンジ「・・・・・。」

 

慎二「ほら、僕のサーヴァントになれよ!心配ないさ、ちゃんと聖杯は分けてやるからさ!なっ!」

 

ドレイク「はぁ~、馬鹿だねこいつは、そうだね・・。今から10数えるからその間に消えな!じゃないとこいつで蜂の巣にするよ。10~、9~、・・・。」

 

ドレイクは慎二に二丁拳銃を向ける。

 

慎二「ひっ!な、ま、待ってって!僕のサーヴァントになれるんだぞ!そんなガキよりは僕の方がお前を上手く使えるからさ!なっ!?」

 

ドレイク「8~、7~、・・・。」

 

慎二「クソッ!そ、そうだ!なぁ!あんた、確かアサシンだよな!僕のサーヴァントにならないか?」

 

李「カッカッカッ!貴様みたいなマスター、興味がないのぅ。すまないが他を当たれ。」

 

ドレイク「6~、5~、・・・。」

 

慎二「・・・・。くっ!お、覚えていろよ!必ず後悔させてやるからな!」

 

ドレイク「4~、3~、・・・。」

 

慎二「ひ、ひぃ~、は、早く逃げないと!」

 

ドレイク「2~、1~、・・・。」

 

       ガサッ!

 

ありす「ほゎ~、木が沢山倒れてる!すご~い!」

 

 

シンジ「あ、ありす!ば、馬鹿、何で此処に?」

 

アリス「ほらありす、危ないからこっちに来なさい。」

 

慎二「(あ、あのガキは確か・・・・・!?)は、はは!」

 

ドレイク「!?ありす!そこから離れな!」

 

ありす「??」

 

     ガシッ!

 

ありす「ほぇ?」

 

慎二「あはは!お前ら、そこから動くなよ!こいつがどうなっても知らないぞ!」

 

シンジ「・・・・・っ!」

 

アリス「ありす!コラッ!ワカメ頭、私のありすになにする気よ!」

 

慎二「なっ!だ、誰がワカメ頭だ!って!?ガ、ガキが二人?えっ?同じ顔って!?」

 

ドレイク「・・・・・・・・。」

 

李「・・・・・・・・・・。」

 

慎二「ま、まぁいい、お前ら動くなよ。このガキは僕がちゃんと助かる為に預かっておく!いいか!そこから動くなよ!」

 

ユリウス「ちっ!すまない。俺が少し目を離したせいで。アサシン、ありすを助けられるか?」

 

李「間桐とやらが少しでも隙を見せればいいのだが。」

 

ドレイク「あ~あ、やっちまったね。あんた、その娘が誰なのか判ってんだろうね?そんなことしたらただじゃすまないよ?」

 

慎二「だ、黙れ!・・・・・・。そうかよ。そんなにこのガキが大事なのか。はは、だったらお前、僕のサーヴァントになれよ、それでこのガキを解放してやるよ。」

 

李「あー、間桐とやらよ、ありす嬢を解放した方がよいぞ。でないと、ん~、」

 

ドレイク「あははっ!間桐慎二、さっさとありすを置いて逃げな。じゃないと酷い目に遭うよ。」

 

ありす「ん~、は~な~し~て~。ワカメ頭い~や~。」

 

慎二「う、五月蝿い!黙れガキ!」

 

ユリウス「んっ!あ~、なんだ、間桐慎二よ、その、あれだ、とりあえずありすを離そうか。」

 

シンジ「うんうん、うんうん。」

 

アリス「あ~あ、ワカメ頭死んじゃうのかな?」

 

慎二「?、?、な、なんだよ!何、えっ?」

 

        ガシッ!

 

慎二「へっ!?」

 

白野「慎二!お前、何やってんだ!あぁ!今すぐありすを離せ!」

 

慎二「なっ!き、岸波!?っ!痛い、う、腕が!は、離せ!ぎゃっ!や、止め、う、腕が折れる!」

 

白野「ありすを離せって言ってるんだ!」

 

慎二「わ、わかった!わかったから!あ、腕が!腕が!痛い、痛い、だ、誰か、た、助け・・・・。」

 

ありす「ほぇ?あ、お兄ちゃん!わ~い!」

 

白野「ありす!大丈夫かい。何処も怪我してない?」

 

ありす「うん!大丈夫だよ!」

 

白野「よ、良かった。とりあえずアリスの所に行きなさい。ねっ。」

 

ありす「は~い。」

 

ありすはアリスの所に走り出す、そして白野は慎二に振り向き・・・・。

 

白野「慎二!お前、誰に手を出したか判ってんだろうな!?ぶっ飛ばしてやるから覚悟しろ!」

 

慎二「ま、待って!な、なんだよ、ちゃんとあのガキは解放しただろ!」

 

白野「・・・・・・・・。」

 

慎二「ひ、ひぃ!た、助け、誰か、こ、殺される!誰か。」

 

白野「・・・・・・・・。」

 

ラニ「白野さんストップです。そんな怖い顔だとありすが怯えますよ。」

 

白野「・・・・・・・なっ!あ、ありす?大丈夫だよ俺は怖くないよ。ねっ。」

 

ありす「ん~、うん!お兄ちゃんは怖くないよ!」

 

白野「ありす~!」

 

白野はありすに近寄り抱きしめ頭を撫でる。

 

ありす「~~♪」

 

セイバー「むぅ~。奏者よ!何をしておる!ありすより余の頭を撫でるがよい!ありすよ、奏者は余の奏者だからな!」

 

ありす「違うもん!お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだもん!」

 

セイバー「むぅ~。」

 

ありす「む~。」

 

ラニ「まったく、何やってるんですか?所でシンジ、間桐慎二のサーヴァントがいませんが?」

 

シンジ「間桐のサーヴァントはライダーが宝具で倒したよ。もう消えていないよ。」

 

ラニ「そうですか。やはり先程の爆破音はライダー同士の宝具でしたか。」

 

凛「あ、いたいた!ん?何やってんのありすとセイバーは?」

 

ありす「べぇ~。お兄ちゃん抱っこして。」

 

白野「はいはい。」

 

セイバー「なっ!ありすよ!ずるいぞ!そ、奏者よ余も抱っこだ。」

 

白野「えっ!?い、いやさすがに二人同時は無理だよセイバー。」

 

セイバー「なっ!あ、ありすめ!早く奏者から離れないか!」

 

ありす「嫌っ!」

 

セイバー「むぅ~。」

 

凛「はぁ。あ、そうだ。さっきの爆破音はライダーが?」

 

ラニ「みたいですね。間桐慎二のサーヴァントは消えていないみたいですね。」

 

桜「あれ?間桐さんは何処に?さっきまでいたはずですが?」

 

ジャンヌ「あぁ、それならさっき逃げましたよ。まっ、どうせ負け犬ですからほっときましょう。別にいてもいなくてもどうでもいいのですから。」

 

ドレイク「あははっ!確かにアヴェンジャーの言うとうりだね!」

 

李「サーヴァントのいないマスターなど捨て置けばよいではないか。」

 

凛「それもそうね。そうだ桜。悪いけど衛宮君に連絡して頂戴、間桐君のサーヴァントはシンジとライダーが倒したって。」

 

桜「あ、はい。わかりました。」

 

凛「でもまさかシンジがやるとはね。所で間桐君のサーヴァントの真名は何だったのかしら?」

 

シンジ「えーと、確かメドゥーサだったかな。」

 

凛「メドゥーサねぇ。とにかくシンジ、ライダー、よくやったわ!偉い偉い。」

 

シンジ「なっ!あ、頭を撫でるなっ!」

 

凛「なによ。せっかく誉めてあげてるのに。」

 

桜「凛さん、衛宮さんに連絡しました。向こうも今から此方に向かうみたいです。」

 

凛「そっ、それじぁ二人を待ちますか。所であの三人は何時までああしてるのかしら?」

 

セイバー「むぅ~、馬鹿者!ありすよいい加減奏者から離れないか!奏者も奏者でありすを下ろさぬか!」

 

ありす「嫌っ!お兄ちゃんは私と一緒なの!べぇ~、」

 

セイバー「むむむっ!そ、奏者!ずるいぞ!ありすばかり、余も抱っこしてくれないと、な、泣くぞ!」

 

白野「ちょっ!セイバー?あ、ありす。もういいかな?このままだとセイバーが、ねっ?」

 

ありす「~~~~♪お兄ちゃん~♪」

 

セイバー「・・・・・・ぐ、ぐすっ!」

 

白野「セ、セイバー?だ、誰か、助けて!お願いします。」

 

桜「あはは。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ~第11話~

    完

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
感想や訂正があればすごく嬉しいです。

《八咫烏さん何時も感想ありがとうございます。》
それでは次回も宜しくです。


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第12話

ふふふ。あと少し、あと少しでBBのレベル100になる!


[今回は少し短めですがよろしくです]


~教会~

 

可憐「暇ですね。」

 

マルタ「暇な事は良いことですよ。・・・・・しかしこの日本茶は美味ですね。マスター、もう一杯宜しいでしょうか?」

 

可憐「マルタ、貴女飲みすぎです。もうお茶の葉がありませんよ。また明日買いに行かないと。」

 

マルタ「なっ!?」

 

可憐「全く、はぁ~、暇です。聖杯戦争の監督者はこんなものでしょうか?」

 

マルタ「!?。マスター、サーヴァントが一騎消えましたよ。どうやらライダーのようですね。」

 

可憐「ライダーですか?フム、でしたらこの時代のマスターである間桐慎二もしくは2030年から来た間桐シンジのどちらかでしょうね。どちらかわかりますか?」

 

マルタ「・・・・・・・。そうですね。後30分程でわかりますよ。どうやらライダーのマスターさんはこの教会に近づいていますから。」

 

可憐「そうですか。教会に来ると言うことはこの時代の間桐慎二ですね。」

 

マルタ「えぇ、もし2030年の間桐シンジさんなら白野様達が最後まで守りますからね。」

 

可憐「では間桐慎二が来るまで此処にいますか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        バンッ!

 

慎二「はぁ、はぁ、はぁ、おい!誰かいないのか!」

 

可憐「おやおや、随分騒がしいですね。ようこそ間桐慎二さん。いや、聖杯戦争のマスターさん。・・・で?どの様なご用件でしょうか?」

 

慎二「お前、監督者だよな!だったら話が早い。僕はもうサーヴァントがいないんだ。だから今すぐ保護しろよな!そのための監督者だろ。」

 

可憐「そうですか、わかりました。えぇ、えぇ、大丈夫ですよ。丁重におもてなししますよ。なにせ貴方は聖杯戦争の一人目の敗者なのですからね。」

 

慎二「えっ?一人目?う、嘘だろ?そんなはずは?だって僕はマスターだろ、それも優秀なマスターだ!そんな僕が一人目の敗者だなんて、嘘だ!そんなはずは!」

 

可憐「優秀なマスター?貴方みたいな仮初めのマスターがですか?可笑しなことを言いますね。とりあえずは貴方は敗者です。聖杯戦争が終結するまでこの教会で保護させてもらいます。」

 

慎二「はぁ!?聖杯戦争が終わるまで教会にいないといけないのか?ふ、ふざけるな!僕はもうマスターじゃないんだろ?何で聖杯戦争が終結するまで教会にいないといけないんだ!」

 

マルタ「今晩は間桐慎二さん。んっ?マスター?何故彼は興奮してるのですか?」

 

可憐「保護するにあたりワカメさんに全てを説明したからだと。」

 

慎二「なっ!だ、誰がワカメだ!」

 

マルタ「そうですか、・・・・・・。間桐慎二さん、いいでしょうか?」

 

慎二「な、なんだよ。」

 

マルタ「例え敗者であろうと貴方は聖杯戦争に参加したマスターです。それが仮初めであろうと。そして貴方は敗北を認め自らこの教会に保護されに来ました。ですが・・・・・。」

 

慎二「・・・・・・な、何。」

 

マルタ「私達は貴方が敗者だと認めていますが今聖杯戦争に参加している他のマスター達は貴方がリタイアしたことは知りません。例え知ったとしても、例え貴方が敗者だと説明してもマスターであった以上は貴方を他のマスターもしくはサーヴァント達は始末する可能性は高いでしょう。」

 

慎二「なっ!は、敗者だと!く、くそ!ジジイに知られたらどうなる。・・・・・・だ、駄目だ!み、認めない!僕は優秀なマスターだ!そ、そうだ!もとはといえばあんな三流サーヴァントを寄越すからいけないんだ!もっとちゃんとしたサーヴァントであれば僕が優勝してたんだ!」

 

可憐「・・・・・?」

 

マルタ「マスター?この方はお馬鹿さんですか?」

 

可憐「保護するのは止めたほうがいいのかしら?」

 

慎二「おい!お前!」

 

可憐「?何でしょうか?」

 

慎二「サーヴァントを寄越せ!あんなザコサーヴァント何かよりもっと一流なサーヴァントをだ!」

 

可憐「・・・・・・・はい?」

 

慎二「さっさとしろよな!使えない監督者だな!さぁ!早く!」

 

マルタ「はぁ~。間桐慎二、サーヴァントは一人に付き一騎までですよ。まぁ、例外もあるのでしょうが。ですが貴方みたいな元マスターに・・・・。」

 

慎二「黙れ!ルーラーが・・・・!そうだ!お前、お前だよ!ルーラー!僕のサーヴァントになれ!その方がいいだろ!なんせ僕は優秀なマスターだからな。この僕がお前を使ってやるんだ!ありがたいと思えよな!」

 

マルタ「・・・・・・・・・。」

 

可憐「・・・・・・・・・・。」

 

慎二「なにやってんだルーラー!さっさと令呪を寄越せよな!使えないサーヴァ・・・・・・・。」

 

         ザクッ!

 

慎二「えっ!?」

 

マルタ「!?」

 

可憐「!?」

 

??「・・・・・・・・・五月蝿い雑種が。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~岸波邸~

 

白野「はぁ~、疲れた。」

 

凛「お疲れ様白野、ありす達とセイバーはもう寝たのかしら?」

 

白野「あぁ、俺の部屋で熟睡してるよ。」

 

凛「そう、ねぇ白野、とりあえず私も今日は此処に泊まるわ。何か嫌な感じがするのよね。」

 

白野「はい?えっ?いや、でも明日学校だろ?着替えや制服は?」

 

凛「大丈夫よ、桜が私の着替えを取りに帰ってるし。」

 

白野「「そうですか。」

 

凛「何よ?嫌なの?」

 

白野「嫌じゃないさ。部屋数は多いし、好きな部屋で寝ていいよ。」

 

エリザ「だったら白野、私と一緒に寝ましょうよ、なんなら私が添い寝してあげるわ。」

 

凛「急に出てくるな!全く、とりあえず桜が来るまでお茶にしますか?白野、台所は何処かしら?」

 

白野「いいよ、俺が用意するから。適当にくつろいでてくれば。」

 

       ピンポ~ン

 

白野「あ、桜かな?ちょっと待ってて。」

 

凛「はいはい。」

 

エリザ「でもあれね凛、白野の家ってかなり広いわね、いっそ私達も此処に住む?」

 

凛「それもいいかもね。まぁ、そうなれば私だけじゃなく桜やラニも一緒に住むと思うけど。」

 

白野「凛、桜が荷物を何処に置くのか教えて欲しいみたいだけど、どうする?」

 

凛「あぁ、とりあえずその辺でいいわ、ありがとう桜。」

 

桜「いえ、あとありすちゃんの着替えも置いときます。」

 

エリザ「?ねぇ桜、何か荷物が多くない?」

 

桜「私の着替えも有りますから。あ、先輩、台所は何処でしょうか?今お茶の用意をしますね。」

 

白野「あぁ、俺がするよ。ちょっと待ってて。」

 

桜「えっ?でも。」

 

白野「いいから、いいから、桜達は座って待ってて。」

 

桜「は、はい、ありがとうございます先輩。」

 

凛「ラニは来なかったのね?」

 

桜「はい、何でも近いうちに先輩とお泊まりデートをすると約束したみたいです。そのための色々とどの様な所が良いのか調べるみたいです。」

 

凛「なっ!お、お泊まりデート!?ラニの奴いつの間に、あ、あの時か!?」

 

エリザ「なっ!白野とお泊まりデートですって!ワカメ男を探すときに約束したのね!」

 

白野「ん?何?あ、桜、悪いけどお茶運ぶの手伝ってくれないか?」

 

桜「はい。」

 

凛「白野君、ちょっといいかしら?」

 

白野「えっ?な、何でしょうか?」

 

凛「貴方、ラニとお泊まりデートの約束をしたみたいね?ふ~ん、へぇ~、あんな可愛い子とお泊まりデートですか?ふ~ん。」

 

白野「お、お泊まりデート!?いやいや、ラニはデートをしてほしいとだけしか聞いてないけど。」

 

桜「ですがラニさんは『白野さんとお泊まりデートの約束をした』とおっしゃってましたが。」

 

白野「・・・・・・!あっ?ま、まさか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~回想アインツベルン城の森~

 

ラニ『白野さん少しよろしいでしょうか?』

 

白野『ん?何?』

 

ラニ『この前の早朝の約束をしたと覚えてますよね?』

 

白野『は、はい!勿論です!』

 

ラニ『それはよかったです。と言う訳で貴方を2日ほど独占させてもらいます。』

 

白野『へっ?』

 

ラニ『よろしいですね?返事は?』

 

白野『(2日間か、まぁ、ラニのことだから何処かに泊まるとか無いだろうし、約束は、約束だしな)・・・・・・うん、わかったよラニ、いいよ。」

 

ラニ『あ、ありがとうございます。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「えっ?嘘?まじか?」

 

凛「あら?心当たりがあるみたいね白野君?」

 

白野「(や、やばい!こんなことセイバーが知ったら。)」

 

エリザ「あら?白野、どうしたのかしら?黙り混んで、それよりも、ねぇ白野、私も貴方とデートがしたいな?ねっ?いいでしょ白野?」

 

凛「こらランサー、何急に話に入り込んでるの!」

 

エリザ「いいじゃない別に・・・・・・・ん?」

 

エリザ・ジャンヌ「!?」

 

凛「どうしたのエリザ?ジャンヌ?急に。」

 

エリザ「凛、外にサーヴァントがいるわ。白野、セイバーを起こしてきて。」

 

白野「あ、あぁ、わかった。」

 

ジャンヌ「いいえ、白野、その必要はありません。エリザ、私達だけで大丈夫でしょう?」

 

エリザ「はぁ、まぁいいわ、凛、外に行くわよ。」

 

凛「そうね、さて、どんなサーヴァントかしら?」

 

白野達はサーヴァントの所に向かう。外に出るとそこには一人の女性が立っていた。

 

ジャンヌ「サーヴァントだけですか?マスターは何処でしょうか?」

 

??「今晩は、そして、さようなら。」

 

エリザ「なっ!あぶない!」

 

白野「へっ?」

 

       キンッ!

 

ジャンヌ「あらあら、いきなりですか?アサシン、・・・おや?どうしましたアサシン?そんな怖い顔で。」

 

アサシン「何故?何故貴女方かいるのかしら?アヴェンジャーにランサー!聖杯戦争に召喚されつまらないマスターにあたりくだらないと嘆いていましたが。・・・・まぁいいでしょう。どうやら此度の聖杯戦争は愉しくなりそうね?そうでしょ?アヴェンジャーにランサー。」

 

エリザ「ま、まさかあんた?そんな事ってあるの?」

 

アサシン「?そう、ランサー、貴女何も知らないのね。どうやらアヴェンジャーは知ってるみたいだけど。」

 

ジャンヌ「えぇ、勿論。ですが、まさか貴女が召喚されてるなんて、驚きですね。アサシン。」

 

アサシン「それは私の台詞ですよ。なにせ私が始末したい存在が2匹もいるのだから。」

 

エリザ「アヴェンジャー、悪いけどあれは私の獲物よ、あんたは此処で観てなさい。凛、サポートお願いね。」

 

凛「え、えぇ、ランサー、貴女、あいつが誰なのか判るのかしら?」

 

エリザ「あれは私が絶対に認めない存在よ。当然あいつも私を認めてないけどね。」

 

アサシン「・・・・・・・・・。」

 

エリザ「白野、桜、悪いけどアヴェンジャーの後ろにいなさい。」

 

白野「あ、あぁ、わかった。」

 

桜「はい、アヴェンジャーさんもしもの時は。」

 

ジャンヌ「えぇ、わかりましたマスター。」

 

エリザ「駄目よ!横槍はしないでちょうだい!あいつは、あいつだけは私が殺らないといけないの、そうでしょアサシン?」

 

アサシン「そうね、だけどねランサー、今回は引かせてもらうわ。だってそうでしょ?アヴェンジャーだけじゃなく此処には他にサーヴァントが2匹もいるのだから、貴女は一人の時に始末しましょう、それじゃあね、哀れな子豚達。」

 

最後の言葉で姿を消すアサシン。

 

エリザ「ちょっ!こらー!逃げるな!まてー!」

 

凛「待ちなさいランサー!こんな場所で暴れては白野の家が無くなるわ。ジャンヌ、貴女はあのアサシンを知ってるのでしょ?いったい何者なのかしら?」

 

ジャンヌ「あのサーヴァントはアサシンですよ。」

 

桜「それでジャンヌさん、真名は何でしょうか?」

 

エリザ「カーミラ。私のなれ果てよ、だけどね、私はあんな奴は認めない。認めるもんですか!」

 

白野「カーミラって!エリザと同じ人物じゃないか!」

 

凛「驚いた!まさか同一人物が召喚されるなんて。クラスはアサシンでなんて、エリザ?貴女の未来がああなるのかしら?」

 

エリザ「そうね、だけど認めるもんですか!あんな奴は認めない!凛、次こそは必ずあいつを私が始末するんだから!絶対に!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第12話~

 

  完

 

 




いや~、カーミラさんは色っぽいですね!
前々から小説に出したいと思っていました!アサシン小次郎さんを期待した方ほんとすいません ⤵⤵
ではまた次回もよろしくです。

[感想は何時でも書いてくれたら嬉しいです。]

八咫鳥さん何時も感想ありがとうございます。


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第13話

やっと!やっと!BBちゃんがレベル100になりました!
結構時間かかったですよ!
では第13話よろしくです。


~ユリウス邸~

 

 

BB「先輩のためなら何処にでも駆けつける。先輩のためなら例え火の中水の中!そんな可愛い後輩美少女がお送りする・・・・・・せ~~の!BBチャンネル~~!はい皆さん拍手です!」

 

白野・士郎

       ぱちぱち!

 

BB「さすがは先輩です!後先輩の隣の方もナイスです!」

 

リン「えっ?さ、さくら?えっ?えっ?」

 

BB「おや?凛さんが二人?あ、なるほど!先輩はそこのお二方と手を組んでましたね。いや~、ほんとそっくりですね!あ、でも、お胸は2030年の凛さんの勝ちみたいですね!よかったでね凛さん!」

 

凛「あいからわずか一言多いわねあんたは。ごめんなさい遠坂さん、 あいつはあんな性格だから気にしないで。」

 

リン「ぐっ!た、確かに、私は胸はあまりに無いけど、いいかしら?さくらのそっくりさん!」

 

BB「はい?」

 

リン「女は胸より足よ!」

 

         ダンッ!

 

白野「おぉ~~!」

 

凛「白野君?」

 

白野「えっ?あ、いや、ゲフンゲフン。」

 

BB「・・・・・・・・・・。」

 

ラニ「・・・・・・・・・・・。」

 

桜「先輩?」

 

白野「す、すいません。」

 

BB「さて、エロオヤジ先輩は置いといて、サーヴァント情報ですね。」

 

凛「そうね。とりあえずはライダーが消えたわ。第5次聖杯戦争でのサーヴァントは残り六騎ね。キャスター以外は確認はしたけど・・・・。」

 

BB「そうですか。まっ、とりあえずはほっときましょうか。冬木でのセイバーさんとアーチャーさんは置いといて、それ以外で倒すのが大変なのはたぶんバーサーカーですね。」

 

白野「バーサーカー。」

 

BB「はい!私は真名は判りますがお教えすることはできません。ですので皆さんでバーサーカーの真名を暴いてください。」

 

凛「何でよ!別に教えてもいいでしょうが!」

 

BB「そうしたいのはやまやまですが、私は冬木の聖杯戦争には関与してませんので。これも試練だと思い頑張ってください。あっ、愛しの先輩なら教えても構いませんよ。後で二人っきりでお話ししましょうね!先輩。」

 

白野「へっ?何か言ったいBB?」

 

BB「む~~、あいからわず考え込むと周りが見えていないですね。まぁいいです。そこも先輩の可愛いところですからね!」

 

白野「あ、ありがとうBB。」

 

BB「いやん!照れてる先輩可愛いです!やはりこれは!私が先輩のサーヴァントになるべきかと、セイバーさんより役に立ちますしね!ですので先輩、今からセイバーさんとの契約を切り私を召喚してください。」

 

白野「へっ? いやいや!そんなことは出来ないよ。俺のサーヴァントはセイバーだよ。」

 

BB「セイバーさんが聞いたら大喜びしますね。」

 

ラニ「あのBB?サーヴァント情報のはずですが、話がずれていってるような気が・・・・・・。」

 

BB「サーヴァント情報?あ~、先輩の素敵な顔さえ見れたらどうでもよくなりました!ですので皆さん、サーヴァント情報は終了です!私はいまから先輩の素敵な姿を画像に保存しないといけません!それでは先輩、聖杯戦争での活躍、期待してますね!ではでは~~!」

 

BBは白野の姿を見て満足し画面から居なくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「はぁ~、あいからわず好き勝手な奴ねBBは・・・。そう言えば白野、あんたさっき何を考え込んでいたのかしら?」

 

白野「あ、あぁ、バーサーカーってどんなサーヴァントなのかなって、ありすとキャスターは実際に会ってるからどんなサーヴァントかわかると思うけど。」

 

ラニ「二人は部屋でセイバーと寝てますしね。ありす達以外ではまだ会っていませんね。」

 

士郎「いや、俺と遠坂はバーサーカーに会ってる、そのマスターにもな。」

 

白野「えっ?まじか?どんな奴なの?」

 

リン「サーヴァントはぶっちゃけ化け物ね。あんなの一対一で勝てる気がしないわ。真名が判ればある程度は攻略法が見付かるかもしれないけど。」

 

凛「それで、マスターはどんな奴なのかしら?」

 

士郎「女の子だよ、ありすちゃんとあまり変わらないぐらいの年齢のな。名前は・・・・・!あぁ、イリヤ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンだったかな。」

 

桜「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンちゃんですか。可愛い名前ですね。」

 

ユリウス「アインツベルン?何処かで聞いた名だな。」

 

リン「アインツベルンは遠坂家と間桐家、御三家の一つよ、冬木の聖杯戦争を始めた家系なの、まさかまた聖杯戦争に参加してるなんてね。」

 

凛「それもまだ幼い女の子か、さらにサーヴァントはバーサーカー、やっぱバーサーカーにはバーサーカーかしら?」

 

ラニ「私は構いませんよ。ですがバーサーカー同士の闘いになるとかなりの激戦になりそうですね。下手をすれば周辺は更地になりうる可能性があります。」

 

士郎「えっ!?」

 

ユリウス「ならアインツベルン城の森なら構わんだろ?あそこなら人もいないし多少なら更地になっても誰も文句は言わないはずだ。アインツベルンは文句いいそうだがな。」

 

リン「ユリウスさんの言うとうりアインツベルン城の森なら大丈夫ね、後は何時仕掛けるかだけど・・・・。」

 

凛「間桐慎二の時は私達が探してたけど、今度は逆にイリヤスフィールに私達を探させるのはどうかしら?アインツベルン城付近で私達が居たらイリヤスフィールとサーヴァントが出向くと思うの。前回は間桐君を私達が探していたからあの子遠慮してたんじゃないかしら?」

 

リン「確かにそうね。私達がアインツベルン城に行き、後はラニとサーヴァントの所に誘導する、そんな感じかしら?」

 

ユリウス「そうだな、だか今回はシンジとありすは参加させないでおこう。かなり危険だからな。」

 

白野「うんうん!シンジとありすはお留守番だ!もしあの二人になんかあったら俺は・・・・・。シンジはしっかりしてるから大丈夫だけどありすは危なっかしいからな!」

 

凛「あんたのシスコンぶりはある意味やばいわね。ありすがまだ子供だからいいけどあの子が中学生位になったらあんた嫌われそうね。『お兄ちゃんうざい!』とか言われそう。」

 

白野「なッ!そ、そんな!もしありすにそんなことは言われたら俺は、俺は、立ち直れない・・・・・。」

 

桜「大丈夫ですよ先輩。ありすちゃんはそんなことは言いません。・・・・多分。」

 

白野「た、多分?う、ううう、だぁ~~!駄目だ想像したら、ありす、ありすが不良に、い、嫌だ~~!」

 

リン「大丈夫なのかしら岸波君?」

 

凛「大丈夫よ。兎に角計画は出来たし、今日は無理でも早めに行動した方がいいわね、明日か明後日に行動しましょうか。」

 

士郎「な、なぁ、サーヴァントは確かに倒さないといけないけど、マスターは、いや、イリヤはどうするんだ?流石に女の子を叩くのは・・・・・。」

 

リン「大丈夫よ士郎、イリヤは殺さないわ。マスターを剥奪したら後はあの子次第だけどね。案外ありすちゃんと仲良くなりそうだけど。」

 

その後士郎と遠坂の二人は家に帰り凛達はそれぞれ自分の部屋に戻る。

一人残された白野は・・・・・。

 

白野「うう、ありす、お兄ちゃんを嫌いにならないで、あ、ありす、嫌だ~~!」

 

一人寂しくユリウス家でありすに嫌われる事を考え込んでいた白野であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日の夜アインツベルン城の森出入口付近~

 

凛「とりあえずは全員集合ね。・・・・・・でッ!白野はなぜそんなに機嫌が良いのかしら?」

 

桜「実はありすちゃんに『お兄ちゃんはず~~と好きだよ。』と言われてからあんな感じてして。」

 

白野「ふんふ~ん、いや~、今日はいい日だな!」

 

ネロ「む~~!奏者よ!ありすよりも余を構うがよい!奏者の事は余が一番好いておるのだからな!」

 

白野「うんうん、やっぱありすは世界一可愛い妹だな!」

 

ネロ「む~~~!」

 

凛「はぁ~、まぁいいわ、所でランサー、イリヤスフィールは私達が此処にいることは気づいているの?」

 

エリザ「ん~、ええと・・・・。どうやら気づいてるみたい、アインツベルン城前に居るわね。」

 

凛「そう、それじゃさっさとアインツベルン城に向かいますか。ラニ、貴女は白野とユリウスとで一番広い場所に居なさい。其所に私達がイリヤスフィールを誘導するわ。」

 

ラニ「わかりました。」

 

士郎「じゃっ、行くか!それじゃ白野また後で。」

 

白野「・・・・!あ、あぁ、後でな士郎。」

 

士郎「たくっ!しっかりしろよ!」

 

凛「それじゃ白野君、ラニ達をよろしくね!桜、行きましょうか。」

 

桜「あ、はい。それでは先輩、行ってきます。」

 

白野「あぁ、気を付けてな桜、アヴェンジャー、桜を頼む。」

 

ジャンヌ「勿論ですよ、我がマスターは私が守りますとも。」

 

凛達は二組に別れそれぞれアインツベルン城に向かう。

四人を見送った後白野達は闘いを行う場所を探し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユリウス「この場所なら大丈夫そうだな。」

 

白野「アインツベルン城の森にこんな広い場所が在ったんだな。後は凛達が此処にイリヤスフィールちゃんを誘導する訳だけど・・・・!あ、そうかサーヴァントが要るから場所は判るのか。いや~、どうやって俺達の所に誘導するのかなと・・・・。」

 

ラニ「あいからわずですね白野さんは、兎に角後は凛達を待ちましょう。」

 

ネロ「っ!?奏者よ、どうやら待つ必要はないみたいだぞ。ラニ、バーサーカーを・・・・。」

 

ラニ「ッ!バーサーカー!」

 

呂布「■■■■■■ーーー!」

 

イリヤ「ようこそ、我がアインツベルン城へ、歓迎するわ。それじゃぁさっさと死になさい。出番よバーサーカー!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

ラニ「バーサーカー!あのバーサーカーを倒しなさい!」

 

呂布「■■■■■■■■■■■ーー!」

 

白野「・・・・。な、何かお互いバーサーカー同士だとややこしいな。」

 

ネロ「何をしている奏者よ!速く此処から離れよ!巻き添えを食らうぞ!」

 

白野「あ、や、やば、セイバー!出来ればバーサーカーのサポートをしてくれないか!」

 

ネロ「うむ!了解した奏者よ!」

 

ユリウス「アサシン、行けるか?」

 

李「かっかっかっかっ!まぁ隙あらば何とかなろうな。だか、バーサーカー同士の闘いは此方も巻き添えを食らうぞ。」

 

ユリウス「そうか、ラニに任せるか、だか、もし隙が在るならアサシン、頼む。」

 

李「了解だマスターよ。」

 

イリヤ「どうやらあちらは何か話し合いをしてるみたいだけど、心配しなくても此処にいるあなた達は私が始末してあげるわ。」

 

ラニ「バーサーカー!」

 

呂布「■■■■■■■■ーー!」

 

呂布はイリヤのサーヴァントバーサーカーに突進する、呂布が手に持つ方天画戟をバーサーカーに振り下ろす。

バーサーカーも呂布に斧剣を振り下ろす。

互いに撃ち合う事4・50合・・・・。

 

白野「す、凄い!」

 

ネロ「うむ!流石はバーサーカーだな!お互い引けを取らぬ戦いぶりだな!」

 

李「観ている此方もうウズウズするのぅ、のぅセイバーよ。」

 

ネロ「うむ!アサシンの言った通りだな!」

 

呂布「■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

イリヤ「流石はバーサーカーね、まさか私のサーヴァントと互角に渡り合えるなんて、でもね、それじゃあ意味わないわ。」

 

ラニ「!?」

 

イリヤ「バーサーカー!そろそろ本気で掛かりなさい!何時までも遊んでたら相手が可哀想でしょ。」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■ーーー!」

 

バーサーカーの雄叫びと同時に呂布に斧剣を振り下ろすバーサーカー。

 

呂布「■■■■■■■!?」

 

ラニ「なッ!バーサーカー!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

呂布「■■■ーーー!?」

 

白野「な、なんだ?ラニのバーサーカーが少しずづ押されてる!?」

 

ネロ「不味いな。此のままでは倒されるぞ。」

 

ラニ「・・・・・。仕方ありませんね。バーサーカー!宝具を開放します!白野さん出来るだけ此処から離れて下さい!」

 

白野「えっ?ちょっ?宝具を使うの!セイバー!離れるぞ!」

 

ネロ「うむ!アサシンよ、ユリウスを守るがよい!余は奏者を守らんといけないからな!」

 

李「ユリウス!儂の後ろへ。」

 

ユリウス「あぁ。」

 

ラニは白野達が離れるのを確認するとバーサーカー、呂布に魔力を送る。

 

呂布「■■■■■■■■ーーー!!」

 

呂布の持つ方天画戟は弓へと変化する。

そして・・・・・。

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー!!!」

 

呂布は弓を構えバーサーカーに放つ。

そう!これこそが呂布の宝具・軍神五兵[ゴッド・フォース]一度に砲の形態で『斬』『刺』『撃』『薙』『払』の五本の矢を発射する必殺の宝具である!

 

イリヤ「バーサーカー!?」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■ーーー!!」

 

衝撃とともに白野達は吹き飛ばされそうになる、だがそうならないよう白野とユリウスのサーヴァントがマスターの前に立ち衝撃を受け止める。

暫くして・・・・・・・・。

 

ネロ「大丈夫か!?奏者よ!」

 

白野「あ、あぁ、ありがとうセイバー、助かったよ。」

 

ネロ「うむうむ、もっと余を誉めるがよい!」

 

白野「あっ?ラニは?バーサーカーは?あ、後ユリウス!アサシン!」

 

ユリウス「大丈夫だ岸波、アサシンがいたからな。」

 

李「かっかっかっか!だが、流石はバーサーカーの宝具よ!これほどの衝撃とはな!」

 

白野「良かった。あ、ラニは?ラニ!?ラニ!?」

 

ラニ「此処です白野さん。」

 

白野「ラニ!大丈夫か?怪我はしてないか?」

 

ラニ「はい、大丈夫ですよ白野さん、バーサーカーもご苦労様です。」

 

呂布「■■■■■■■■■■ーー!!」

 

白野「あ、そういえば、イリヤスフィールちゃんは?」

 

ユリウス「大丈夫だ、死んではいないだろう。だが、今の宝具でイリヤスフィールのサーヴァントは始末できたはず。」

 

白野「そ、そうか?だったらイリヤスフィールちゃんを

探さないと・・・・・・。」

 

イリヤ「その必要はないわお兄ちゃん。」

 

白野・ラニ・ユリウス「!?」

 

イリヤ「驚いたわ。まさか私のバーサーカーを一度の宝具で五回も殺すなんてね。流石は三國志最強と言われた呂布奉先まさにバーサーカーの名にふさわしいわ。」

 

ユリウス「五回も殺す?」

 

イリヤ「そ、本当はもう一人のお兄ちゃんに話したかったけど・・・。いいわ、特別に教えてあげる。私のバーサーカーは後七回殺さないといけないの。私のサーヴァントの真名はヘラクレス、宝具は十二の試練[ゴッド・ハンド]、生前の偉業で得た祝福であり呪いなの。代替生命を十一個保有しているの、だからバーサーカーを倒すには12回殺さないと死なないの。」

 

白野「ギリシャ神話の大英勇ヘラクレス!倒すには12回殺すなんて・・・・・・。」

 

イリヤ「なにも驚かなくてもいいのよお兄ちゃん。逆に私が驚いたぐらいだからね。ラニのサーヴァントがこれほど強いなんて。」

 

ラニ「・・・・・・。」

 

イリヤ「さ、おしゃべりはおしまい・・・。バーサーカー!まずは呂布のマスター、ラニを始末しなさい!」

 

ヘラクレス「■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

白野「なッ!いつの間に!」

 

ラニ「!?」

 

バーサーカーヘラクレスはラニに斧剣を振り下ろす。

 

      ガキィーーーン!!

 

イリヤ「!?」

 

呂布「■■■■■■■■■ーーー!!」

 

ラニ「バーサーカー!?」

 

呂布「■■■■■■■■ーーー!」

 

呂布はラニの前に立ちヘラクレスからラニを守り、方天画戟を構える。

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー!」

 

イリヤ「あはははは!すごい、すごいわラニ!貴女のサーヴァントはまさに化け物!宝具を開放してもまだそれだけの力があるなんて。いいわラニ。私のバーサーカーと貴女のバーサーカー、どちらが最強か今決着を着けてあげる!」

 

バーサーカー呂布とバーサーカーヘラクレス!

2騎のサーヴァントが互いの武器でぶつかり合う!

はたして勝つのはどちらのバーサーカーなのか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第13話~

  完

 

 




いかがでしたでしょうか?
ではまた次回もよろしくです。

[感想・評価は何時でも歓迎です]

毎回感想を書いてくれてる八咫烏さん、何時もありがとうございますです!


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第14話

昨日初めて知った、まさかfate/stay.nightの舞台背景が自分の地元神戸だったことに !
それでは第14話よろしくです。


 

 

 

 

呂布「■■■■■■■ーーー!!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■ー!」

 

イリヤ「本当驚くわ。ラニ、貴女のバーサーカーの魔力は底を尽き欠けてるてるのに、それでも主を守ろうとする、違うわね、主じゃなく貴女はバーサーカーにとってはお姫様かしら?」

 

ラニ「バーサーカー。」

 

呂布「■■■■■■■■ーーー!!」

 

イリヤ「あの裏切りの呂布がね・・。だけどもう終わりかしら?バーサーカー!ラニとあの呂布を始末しなさい!今なら簡単に殺せるわ!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■ーーー!!」

 

白野「!?、セイバー!ラニ達を・・・・。」

 

ネロ「奏者よ、その必要はない、ラニはまだ諦めていないみたいだからな。」

 

白野「えっ?」

 

ラニ「バーサーカー、貴女が私の召喚に応じてくれて嬉かった、貴方はどうですか?バーサーカー。」

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

ラニ「そうですか・・・・・・。ありがとうバーサーカー、貴方は私を裏切らない、それが判れば十分です、処で白野さん、私との約束は覚えてますか?」

 

白野「・・・・・・あぁ!勿論!」

 

ラニ「良かったです。」

 

白野「ラニ・・・・・・。」

 

ラニ「そんな顔しなくても大丈夫ですよ。私は死にません、ですが私の聖杯戦争は終了ですね。後は白野さん達のサポート係として勝利に貢献していきましょう。」

 

白野「ラニ?」

 

ラニ「バーサーカー!!貴方にもう一度宝具を撃てる魔力回復を!全ての令呪を使い命じます!」

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

イリヤ「なっ!!バーサーカー!早く呂布を始末しなさい!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■ーーー!」

 

ラニは令呪を使い呂布の魔力を回復させる、そうはさせまいとイリヤがバーサーカーに呂布を始末させようと命じるが、呂布はラニの令呪により魔力が回復する。

 

呂布「■■■■■■■■■■■■■■■■ーー!!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■ーーー!?」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

ネロ「奏者よ!何ぼさっとしている!早く此処から離れるぞ!」

 

白野「あ、あぁ!」

 

呂布の宝具が再び解放される、辺りは爆風、爆発音が響き渡る。

そして・・・・・・・・・・。

 

白野「いたたた、・・・・・なっ!辺り一面が更地に、ま、マジですか!!」

 

ネロ「奏者!大丈夫か?」

 

白野「セイバー!無事だよ、ラニは?何処に?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラニ「はぁ、はぁ、バーサーカー、どうやら私達はここまでのようですね。もし、もしもう一度聖杯戦争が再び在るとすれば私は貴方を・・・・。」

 

呂布「■■■■■■■■■ーーー!!」

 

ラニ「!?ふふ、ありがとうございます。バーサーカー。」

 

最後の雄叫びを上げたと同時に姿が消える呂布奉先、

呂布が消えたことを確認したラニ=Ⅷはイリヤとバーサーカーの方へ振り向く。

 

ラニ「・・・・・・・・・・。」

 

イリヤ「・・・・・・。ラニ、本当貴女達は凄いわ。まさか私のバーサーカーを10回も殺すなんてね。だけどもうお終いね、貴女のサーヴァントは消えていない、だけど私のバーサーカーはまだ健在する、それじぁさよならラニ。」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

ラニ「・・・・・・。」

 

         ガキンッ!

 

ラニ「!?」

 

イリヤ「なっ!!」

 

ネロ「くっ!この重い一撃、流石はバーサーカーだな!」

 

ラニ「セイバー!?」

 

ネロ「うむ!大丈夫かラニよ。・・・・・・。フム、どうやらバーサーカーは消えたみたいだな。」

 

ラニ「えぇ、令呪のおかげとはいえ流石に宝具の連撃はかなりの魔力が必要・・・・、ですがイリヤスフィールのサーヴァントは後2回倒せば消えます。行けますか?セイバー?」

 

ネロ「当然であろう!なぁ!奏者よ!」

 

白野「あぁ!ラニ達が頑張ってくれたんだ!俺達もいいとこを見せないとな!セイバー!バーサーカーを必ず倒すぞ!」

 

ネロ「うむ!奏者よ、指示を!」

 

イリヤ「ちっ!(流石に不味いわね。後2回しかないバーサーカーの命、時間があればなんとか元のバーサーカーに戻せるけど)」

 

ネロ「さぁ!行くぞバーサーカーよ!我が一撃とくと観よ!」

 

イリヤ「バーサーカー下がりなさい!」

 

ネロ「!?」

 

バーサーカー「■■■■■■■■ーー!!」

 

イリヤ「ごめんねセイバー、悪いけど下がらせてもらうわ。心配しなくてもすぐ貴女を始末してあげるから。」

 

白野「セイバー!」

 

ネロ「うむ!逃がすか!!ハァーー!」

 

バーサーカー「■■■■■■ーー!?」

 

イリヤ「バーサーカー!?」

 

ネロ「うむ!流石はバーサーカーよ。余の剣を受け止めるか。・・・・・むっ!?」

 

バーサーカー「■■■■■■■■ーーー!!」

 

ネロ「くっ、お、重い!だが!奏者よ!!」

 

白野「あぁ!コードキャスト《shock》!」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■ー!?」

 

イリヤ「なっ!バーサーカー!?お、お兄ちゃん!」

 

白野「ごめんね、イリヤスフィールちゃん、このチャンスを逃すわけにはいかないから。セイバー!」

 

ネロ「うむ!さぁ!バーサーカーよ!我が一撃受けるがよい!!天幕よ、落ちよ!花散る天幕《ロサ・イクトゥス!》」

 

バーサーカー「■■!」

 

イリヤ「あ、バ、バーサーカー!?」

 

ネロ「・・・・・むっ!ほう、我が一撃を受けてなお立ち上がるか、だが!余の花散る天幕を受け残るは後1度の命・・・・・。」

 

??「セイバーよ。其所から離れることを勧める。」

 

ネロ「?・・・・・!奏者よ、幼女連れて此処から離れるぞ!」

 

白野「へっ?」

 

ネロ「早くせよ!すまないが幼女よ、バーサーカーは諦めよ。行くぞ!」

 

イリヤ「ちょっ?は、離しなさい!こら、セイバー!」

 

ネロ「暴れるでない!奏者よ!」

 

白野「あ、あぁ!此方だラニ!」

 

ラニ「は、はい。」

 

バーサーカー「■■■■■■■■ーーー!?」

 

??「すまないがバーサーカー、お前には此処で消えてもらう・・。我が骨子は捻れ狂う・・・偽・螺旋剣《カラドボルク》」

 

白野「カラドボルク!?」

 

白野の言葉と同時にバーサーカーに偽・螺旋剣が命中する。

 

バーサーカー「■■■■■■■ーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「アーチャー・・・・・・。」

 

アーチャー「割り込んですまないがバーサーカーを仕留める絶好の機会だ、言いたいことは有ると思うが、セイバーは白野が宥めてくれないか。」

 

白野「セイバー、きっと怒るぞ。だけど・・・・。ありがとうアーチャー、助かったよ。」

 

アーチャー「・・・・・・。ふっ、まさか礼を言われるとはな、さて、そろそろ皆が此処に来るだろう。」

 

ネロ「アーチャー!貴様!よくも余の戦いの邪魔をしたくれたな!覚悟はできてるのであろうな!」

 

白野「セイバー、ちょっ!落ち着いて、ねっ。」

 

ネロ「奏者!これが落ち着いていられるか!余の華麗な戦いを邪魔しおって!アーチャー!貴様、何故奏者の後ろに隠れる!」

 

白野「まぁまぁ、セイバーには感謝してるさ、それにセイバーがバーサーカーと闘っていたお陰でアーチャーも偽・螺施剣を撃てたんだ、それに・・・・・・。」

 

ネロ「それに・・・・・・?」

 

白野「セイバーの戦いは凄く綺麗でかっこ良かったよ。」

 

ネロ「そ、奏者!そ、そうか?うむ!綺麗か、(テレテレ)うむ!仕方ない!アーチャーよ今回は特に許す!」

 

アーチャー「あ、あぁ、(流石は白野だな、セイバーの扱いはお手のものか・・・)」

 

白野「セイバー、イリヤスフィールちゃんはどうしたんだ。」

 

ネロ「うむ!それなら・・・・・。」

 

士郎「大丈夫だ、気を失ってるけど怪我はない。」

 

白野「士郎!いつの間に?」

 

士郎「ついさっきな、どうやらイリヤはバーサーカーが消えたと同時に気を失ったみたいだな。」

 

白野「そ、そうか、バーサーカーは消えたのか、そう言えば凛達はまだかな?」

 

凛「いるわよ。」

 

白野「どゎっ!い、いつの間に?」

 

凛「何故驚くの?まぁいいわ、しかし・・・・・・。流石はバーサーカー同士の戦いね、周辺は殆ど更地じゃない。」

 

リン「そうね、ラニから話は聞いたけどまさかギリシャの大英勇ヘラクレスを倒せるなんて、バーサーカー呂布のお陰かしらね、宝具の2度撃ちとかでヘラクレスを10回も殺すなんて、イリヤのバーサーカーは化け物だったけど、ラニ、あんたのバーサーカーも化け物ね。」

 

ラニ「私のバーサーカーはもういません、ですが、彼のお陰でバーサーカーヘラクレスを倒せたのは事実です。それとミス遠坂、彼は、いえ、呂布は化け物なんかじゃありません。私の為に最後まで戦ってくれた英雄です。」

 

リン「そうね、呂布奉先はラニを守る英雄ね、ごめんなさい、化け物は取り消すわ。」

 

白野「さて、そろそろ帰るか、そう言えば士郎、イリヤスフィールちゃんはどうするんだ?」

 

士郎「とりあえずは俺の家に連れていくよ、後のことはその時に考えるさ。」

 

白野「そうか、セイバー俺達も帰るか。」

 

ネロ「うむ、そうするか、早く帰って余は湯あみがしたい!奏者よ、余の背中を流すがよい。」

 

白野「・・・・・・。さて、帰るか、それじぁまた明日学校でな。」

 

ネロ「むっ!まて奏者よ、返事がないぞ。待たぬか!奏者!そ、奏者?」

 

桜「あいからわずですねセイバーさんは。」

 

ジャンヌ「・・・・。なるほど、白野に背中を流させる、それは楽しそうですね。」

 

桜「アヴェンジャーさん?」

 

ジャンヌ「ふふ、冗談ですよマスター。」

 

桜「・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日の朝~

 

 

白野「あ、おっす士郎、ん?何か疲れてないか?」

 

士郎「おはよ白野、はぁ~、まぁ昨日イリヤを連れて帰ったろ、その後イリヤが目を覚ましたんだけど色々あってな。」

 

白野「そ、そうか。(何があったか知らないがあまり検索しないでおくか)」

 

凛「おはよう白野、衛宮君、何?二人して暗い顔で。」

 

白野「凛、いや、俺じゃなく士郎がな。」

 

凛「ふ~ん。」

 

ありす「お兄ちゃんおはよう!」

 

白野「ありす、うん、おはよう。」

 

士郎「あっ!そうだ!ねぇありすちゃん、今日学校が終わったら家に遊びに来ない?」

 

ありす「??」

 

白野「なっ!し、士郎?・・・・・!ま、まさか士郎ロリコ・・・・・。」

 

士郎「違う!断じて違う!実は・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~放課後衛宮邸~

 

       ピンポ~ン

 

セイバー「おかえりなさい士郎、おや、白野?それに凛達も・・・・・。」

 

       ドタドタ

 

イリヤ「おかえりなさい士郎!」

 

士郎「ただいまセイバー、イリヤ。」

 

イリヤ「ん?あっ!貴方達は、確か昨日の・・・・。」

 

白野「岸波白野だよ、よろしくね、イリヤスフィールちゃん、それと・・・・。」

 

イリヤ「ありす!」

 

ありす「??」

 

イリヤ「また会えたねありす、うん、凄く嬉しいわ、さ、一緒に遊びましょ。」

 

ありす「イリヤ・・・・・・。」

 

ありすはイリヤだとわかるやいなや白野の後ろに隠れだす。

 

白野「?どうしたありす?」

 

ありす「いや、私あの子嫌い。」

 

ユリウス「確かありすはイリヤスフィールとの出会いは余りよくなかったな、その時のせいだろう。」

 

士郎「そ、そうなのか?ご、ごめんねありすちゃん、嫌なこと思い出させてしまって。」

 

イリヤ「・・・・・・。」

 

白野「ありす、確かにイリヤスフィールちゃんとの出会いは余りよくなかったかもしれない、でもね、今は大丈夫だよ、イリヤスフィールちゃんはありすとお友達になりたいんだ、ありすは優しいからきっとイリヤスフィールちゃんとお友達になれる、ねっ。」

 

ありす「・・・・・・・。」

 

白野の言葉を聞きありすはイリヤに近づきイリヤに話し出す。

 

ありす「イリヤ、わ、私とお友達になってくれるの?」

 

イリヤ「ありす、あの時の私はマスターとしてだったの、ごめんなさい、だけど今は違う、もう私はマスターじゃないわ、だから私は貴女と、ありすと本当のお友達になりたいの、駄目かしら?」

 

ありす「駄目じゃないわ、私も貴女を嫌いと言ってごめんなさい、イリヤ、私達今からお友達ね、凄く嬉しいわ。」

 

イリヤ「ありがとうありす!それじぁさっそく遊びましょう!士郎の家を探検しましょ!士郎の家は大きいから楽しいわよ!あ、そうだ!キャスター、貴女も一緒にどうかしら?」

 

アリス「仕方ないわね、だけどイリヤ、もしありすに変な事したら・・・・・。」

 

イリヤ「その心配は必要ないわキャスター、私はありすのお友達だもん、それに私はバーサーカーはいないし聖杯戦争には興味ないしね。」

 

ありす「アリス、イリヤをいじめちゃダメ!イリヤは

私のお友達よ。」

 

アリス「わかったわありす、それじぁ遊びましょう、お兄ちゃん、また後でね。」

 

白野「あぁ、気を付けるんだよ。」

 

ありす「は~い。」

 

ありすとアリスはイリヤと一緒に手を繋ぎ士郎の家の中に入りいなくなる。

 

白野「うんうん、あの三人ならきっと凄く仲良しになるな。」

 

士郎「あぁ、少しひやひやしたけど、まっ!イリヤ達なら

大丈夫さ。」

 

白野「なぁ士郎、イリヤスフィールちゃんは、ひょっとして此処で暮らすのか?」

 

士郎「いや、まぁあの子には『何時でも遊びにおいで』とは言ったけどな。」

 

ラニ「きっと毎日遊びに来るでしょうね、どうやらあの子は衛宮さんのことがかなりお気に入りのようですから。」

 

桜「それに、ありすちゃんとも遊びたいでしようし。」

 

ユリウス「なら衛宮士郎、俺達の住所を教えておこう、これで何時でもありすとイリヤスフィールは遊べるだろうからな。」

 

士郎「ありがとうございますユリウスさん。」

 

白野「うんうん、ありすとイリヤスフィールちゃんはきっと毎日一緒に遊びそうだな。」

 

凛「ねぇ白野、ありす達は大丈夫かしら?」

 

白野「えっ?」

 

凛「ほら、ありすってああ見えてかなりのいたずら好きだから、衛宮君の家大丈夫かなって。」

 

士郎「・・・・・・・・・へっ?」

 

白野「・・・・・・。だ、大丈夫大丈夫、たぶん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第14話~

 

  完

 

 

 




FateGOもそろそろ夏イベントかな?
それでは次回もよろしくです。
[評価・感想もよろしくです]


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第15話

fateGo水着イベントだからです!
そんな感じの第15話、
よろしくお願いします!


~ユリウス邸にて~

 

 

 

マルタ「・・・・・と言う訳で白野様、私に泳ぎを教えて下さい。」

 

白野「・・・・・・・・はい?」

 

凛・ラニ・桜「・・・・・・・・・。」

 

白野「えっ?何故?おかしいよね?だって今は聖杯戦争中だよね?何処をどうすればそんな話が来るの?」

 

マルタ「これには深い訳がありまして。実は我がマスターに私が泳げないことをバカにされまして、『今時泳げないとは、マルタ、貴方は生まれたての赤ちゃんですか?何でしたら私が教えましょうか?ウフフ。』、と言われまして。」

 

白野「だからって何故俺なの?て言うか何してるの二人して、監督者は何?暇なの?」

 

マルタ「・・・・。暇では在りません。(た、たぶん、)何故か最終的にそうなってしまったのです!可憐、我がマスターには頼る訳にはいきません。だからといってこの時代には知ってる方は貴方以外にいない、だからさっさと教えなさい!」

 

白野「なんか口調が変わってませんか!?」

 

マルタ「ウフフ、気のせいですよ白野様、でっ?私に泳ぎを教えてくれるのかしら?」)(パキパキ)

 

白野「(な、何故拳を鳴らすの!)い、いや、流石に今は、それに学校もあるし、あ、後、時期が時期だし。」

 

マルタ「大丈夫ですよ、最近できた室内の温水プールのチケットがあります。其処でしたら問題在りませんね。ちなみにチケット一枚につき5人です。それを私は5枚持っています。白野様が誘いたい方がいるのでしたら後23人は大丈夫ですよ。」

 

白野「そ、そうなの?えっ?何故マルタはそんなの持ってるの?」

 

マルタ「ゴホン、秘密です。では白野様、次の休みに泳ぎを教えて下さいね。では・・・・。」

 

白野「えっ?ちょっ?ウソ?マジでか?何故俺?・・・いなくなった!・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「でっ?どうするの白野君?」

 

白野「ど、どうしましょうか?」

 

ラニ「どうするのですか?白野さん?」

 

白野「ど、どうしたらいいのでしょうか?」

 

桜「どうするんですか?先輩?」

 

白野「ど、どうしようか?」

 

凛「ハッキリしなさい!行くの!?行かないの!?」

 

白野「ひ、ひぃ!」

 

ネロ「奏者よ。余はその温水プールとやらに行ってみたい!プールは泳ぐ所、余の水着姿を見て我が奏者を今まで以上にメロメロにして見せようではないか!」

 

エリザ「(ダーリンに私の水着姿を・・・・・、良いかもしれないわ!)白野!行きましょう!」

 

ジャンヌ「面白そうですね、では私も参加しましょう。」

 

ドレイク「なかなか楽しそうじゃないかい、シンジ!私達も行こうじゃないかい。」

 

シンジ「へっ?」

 

白野「あれ?何でサーヴァント達はノリノリなの?ま、まさかアサシンも?」

 

李「フム、ユリウスよどうする?」

 

ユリウス「興味がないな、俺は行かないでおこう。」

 

凛「エリザが行くなら私も行かなくちゃね。サーヴァントにはマスターがいないとダメだしね。」

 

ラニ「・・・・・、皆さんが行くのでしたら私も参加しましょう。」

 

桜「せ、先輩が行くのでしたら私も参加します。」

 

白野「・・・・・・。」

 

凛「何?どうしたの?どうせ行くならいいでしょ、私達が参加しても。」

 

白野「い、いや、まだ行くと決めた訳では、そ、それに今は聖杯戦争中だろ?」

 

凛「大丈夫でしょ。それに間桐君とイリヤスフィールとの連戦で皆結構疲れてるし、ま、ようは息抜きよ、息抜き。」

 

白野「だ、だけど・・・・・。」

 

ラニ「ありす、少しよろしいですか?」

 

ありす「な~に。」

 

ラニ「(ゴニョゴニョ)」

 

ありす「うん!わかったわ。」

 

白野「ん?」

 

ありす「お兄ちゃん!私、お兄ちゃんと一緒にプールに行きたいな!」

 

白野「よし行こう!いや~!楽しみだな!なぁありす!」

 

ありす「うん!」

 

桜「ラニさん。」

 

ラニ「何か?」

 

凛「あんたありすに何て言ったの?」

 

ラニ「さっきありすが言った通りですよ、白野さんはありすに関しては激甘ですから。」

 

凛「なるほど、確かに白野はありすに関しては激甘なぐらいシスコンだったわね。」

 

ありす「お兄ちゃん、私水着が無いよ、どうしよう。」

 

白野「プールに行く前に凛達と買いに行けばいいよ。」

 

ありす「わかった。」

 

白野「(行くと決めた以上は行かないとな。だけどシンジは子供だしせめてもう少し大人の男子がいてくれたら、あっ!士郎でも誘ってみるか?後は・・・・!)ユリウスさん。」

 

ユリウス「!?な、何だ、岸波?さん付けで呼んだりして。」

 

白野「流石に男俺一人はあれだから、ユリウスも行こうじゃないか!なっ?」

 

ユリウス「興味がないな。それに男ならシンジがいるだろ。」

 

白野「シンジはまだ子供だし、頼む!いや、お願いします!ユリウスさん!」

 

ユリウス「・・・・・・・・、はぁ、仕方ないな、行くだけだぞ、俺は泳がないからな。」

 

白野「ありがとうユリウス!後は士郎に連絡だな。」

 

ユリウス「やれやれだな。」

 

李「カッカッカッ!ユリウスよお前は白野達にはやはり甘いな、白野でなくても凛達に言われても行くと言うだろうよ。」

 

ユリウス「フッ、そうだな。」

 

 

その後白野は士郎に連絡をしプールに行く約束をする。

士郎の他に遠坂凛、間桐さくら、イリヤスフィール、セイバー、アーチァーも参加。

さらにどうせならと白野は新聞部の三人と美綴綾子も誘ったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~プール出入り口前~

 

 

 

白野「いや~、流石に多すぎたかな?だけどあれだな、俺達以外には誰もいないのかな?」

 

士郎「プールかぁ、此処の温水プールはまだオープンして間もないはずだよな、なんで周りには誰もいないんだろ?」

 

凛「そう言えばマルタは何処かしら?あいつがチケットを持ってるのよね。」

 

ありす「お兄ちゃん!私早く泳ぎたい!一緒に遊びましょ、お兄ちゃん!」

 

白野「そうだね、それにしても何処にいるんだろ?」

 

マルタ「おはようございます白野様、おや、結構な人数ですね?」

 

白野「!?い、いつの間に!」

 

マルタ「では早速中に入りましょう。」

 

白野「あ、あぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受付穣「いらっしゃいませ、おや、貴方は白野様一行ですね、どうぞお入り下さい。今日は貸し切りでございますので。」

 

白野「貸し切り?てか何故俺の名前を知ってるんですか?」

 

受付穣「あるお方から写真を見せてもらい『白野様が来られたらお通しするように』と。」

 

士郎「白野、お前プール関係者と知り合いでもいるのか?」

 

白野「いや、いないけど。」

 

凛「まぁいいんじゃないかしら。とりあえず中に入りましょう。」

 

白野「そうだな。」

 

白野達は中に入りそれぞれ別れ水着に着替える。

白野・士郎・シンジは先に着替えが終わりプール内に入る。[ユリウスは着替えていない]

すると、プールの中に一人の女性が浮き輪でプカプカ浮かびながら優雅に浸っていた。

 

白野「あれ?誰か泳いでいないか?」

 

士郎「えっ?あっ!ほんとだな、誰だろ?」

 

??「おや?白野さんに士郎さん、お待ちしてました。」

 

白野「か、可憐さん!?ど、どうして此処に!」

 

可憐「ウフフ、勿論マルタを笑いに・・・、じゃなかったわ、白野さん達がこのプールのリゾート地で遊ぶと聴きましたので、そこでとあるルートでこのリゾート地を貸し切りにしたまでです。まぁ、ついでだから私も仲間に入れてもらおうかと思いまして。」

 

士郎(白野、可憐のやつ絶対マルタさんで遊ぶつもりだぞ)

 

白野(だよな、どうしようか?)

 

マルタ「どうしました白野様、士郎さん・・・・・・・って!か、可憐!?何故貴女がいるのですか!」

 

可憐「あらマルタ、偶然ですね、まさか貴女がいるとは、泳げないのに、ウフフ。」

 

マルタ「くっ!ま、まさかこのプールの貸し切りは貴女がしたのですか!」

 

可憐「さぁ、なんの事でしょうか、私にはさっぱり、泳げないのに、ウフフ。」

 

マルタ「こ、この!我がマスターがこのような事を。」

 

可憐「白野さんに士郎さん、どうやら他の皆さんが来ましたよ。お二方は今からエロオヤジ全開ですね、マルタは泳げない、ウフフ。」

 

マルタ「クソマスターが。」

 

可憐「マルタは泳げない、ウフフ。」

 

マルタ「~~~~!」

 

白野「とりあえず二人はほっとくか?」

 

士郎「だな。」

 

凛「お待たせ白野君、・・・・・ん?何やってるのあの二人は。」

 

白野「凛、まぁ、あの二人はほっとけばいいんじゃないかな・・・・・・!」

 

ラニ「お待たせしました。」

 

桜「凄く広いプールですね。」

 

エリザ「あ、あの白野、どうかしらこの水着は?」

 

ジャンヌ「おや、どうしました白野。」

 

ドレイク「へぇー、此処は色んな種類のプールがあるのかい。」

 

ありす「凄く広いわ!ねぇアリス。」

 

アリス「そうねありす。」

 

ネロ「うむ!どうだ奏者よ!余の水着姿は、さぁ遠慮はいらん。余を賛美するがよい!」

 

白野「(こ、これは!)」

 

ネロ「?どうした奏者よ。早く余を誉めよ!」

 

白野「(うんうん、やっぱ皆それぞれ水着姿は似合ってるな、ありすとアリスは可愛いフリルのワンピースか、凛とジャンヌはビキニか、凛の赤のビキニもいいがジャンヌの黒のビキニも捨てがたい!ラニと桜とエリザはワンピースですか、うんうん最高です!ドレイクは・・・!な、な、なんと!ビキニ!その体でビキニだと!は、反則ではないだろうか!セイバーは・・・・。真っ赤なビキニですか!凛と被るが、だが!やはりセイバーはナイスバディー見事にマッチしているではないか!)」

 

桜「?せ、先輩?どうしました?」

 

白野「あ、」

 

凛「あ・・?」

 

白野「ありがとうございます!」

 

ネロ「うむうむ!奏者よ!もっと余を誉めるがよい!」

 

凛「あいからわずエロオヤジね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「何やってんだ白野のやつは。」

 

リン「士郎、お待たせ。」

 

イリヤ「士郎!遊びましょ!」

 

セイバー「お待たせしました士郎。」

 

士郎「あ、あぁ・・・・・!」

 

さくら「?どうしました先輩。」

 

士郎「(さ、さくらのワンピース姿が、リンはナイスビキニ!イリヤはありすちゃんと同じのフリルのワンピースですか、セイバーは水色のビキニか、うんうん、最高です)」

 

セイバー「?」

 

リン「・・・・・。はぁ~、あんた岸波君と同じエロオヤジですか!」

 

士郎「な!何を根拠に!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「そう言えば、美綴達は?」

 

美綴「私達がどうした?」

 

白野「おっ?やっと来たかって・・・・・!」

 

氷室「ど、どうした!」

 

白野「(美綴と氷室はスポーツタイプの水着とは、蒔寺はし、白のビキニだと!三枝さんはフリルのワンピース!四人とも凄く似合ってるではないか!)」

 

蒔寺「おっ、何だ白野、私達の水着姿がそんなに可愛いってか。」

 

白野「し、士郎!」

 

士郎「はい?」

 

白野「此処はやはり!」

 

士郎「パス!無理!お前だけで言え!」

 

白野「ならシンジ!」

 

シンジ「・・・・・(無視)。」

 

白野「ユリウスっていない!ならアーチァー!」

 

アーチァー「ふざけるな!」

 

白野「仕方がない、なら、俺が男子代表者として。」

 

三枝「えっ?何?」

 

白野「ありがとうございます!!」

 

マルタ「仕方がないですね、白野様?」

 

白野「えっ?何?」

 

マルタ「鉄拳聖裁!!」

 

白野「グルハァーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「すいませんでした。つい・・・・。」

 

マルタ「まぁいいでしょう。それでは早速私に泳ぎを教えて下さい。」

 

マルタの鉄拳聖裁で正気に戻る白野、その後皆それぞれ解散し遊びに繰り出す。

白野は約束通りマルタに泳ぎを教えようとするが・。

 

桜「よろしくお願いします先輩。」

 

ジャンヌ「これはこれは愉しそうです。」

 

氷室「す、すまないな白野。」

 

ネロ「うむ!奏者よ、余に泳ぎを教えるがよい!」

 

白野「は、はい。」

 

マルタ以外にネロ・桜・ジャンヌ・氷室の4人も教えることになった白野。

 

白野「(士郎は、セイバーとイリヤスフィールちゃんに泳ぎを教えてるのか、ありす達は・・・・・?シンジをからかって遊んでるか。まっ、大丈夫だろ)」

 

ジャンヌ「どうしました白野、さ、早く私達に泳ぎを教えて下さい。」

 

白野「そうだな、とりあえずは水に慣れることかな、水中で目を開けてそこからかな。」

 

マルタ「な、なるほど、水中で目を開けて、では・・。」

 

それぞれ水中に潜りだす。

 

白野(よし、ちゃんと目を開けてるか確かめるか)

 

白野も水中に潜り四人の確認をする。

 

白野(セイバーと桜と氷室、それにマルタも大丈夫だな、後は・・・・・、ジャンヌは何故必死に目をつぶっているんだろ?)

 

ネロ「うむ!奏者の顔がよく見えたぞ!」

 

白野「ねぇセイバー、ひょっとしてセイバーは泳げるのかな?」

 

ネロ「うむ!当然であろう!」

 

白野「えっ、じゃあ何で泳ぎを教わってるの?」

 

ネロ「奏者と遊びたいからだ!」

 

白野「そ、そうですか。セイバーは問題ないとして、桜と氷室とマルタはちゃんと水中で目を開けてたから大丈夫だな、ジャンヌは・・・・・。」

 

ジャンヌ「!?な、なんでしょうか?」

 

白野「駄目だよちゃんと水中で目を開けないと、はい、もう一度。」

 

ジャンヌ「くっ!な、何故解るのですか!」

 

白野「俺はちゃんと潜って確かめたからね。」

 

ジャンヌ「お、おのれ、卑怯な!」

 

白野「卑怯って、もう一度潜ろうかジャンヌ、じゃないと次の行程に行けないよ。」

 

ジャンヌ「し、仕方ありませんね、では・・・。」

 

白野(よし、ちゃんと目を開けてるかどうか)

 

ジャンヌ(目を開けて、目を開けて・・・)

 

ジャンヌは水中で恐る恐る目を開ける。

すると・・・・。

 

ジャンヌ(!?なっ!は、白野が目の前に!)

 

ジャンヌ「ぶはぁー!ゴホゴホッ!な、何故貴方がいるのですか!ゴホゴホッ!」

 

白野「いや、ちゃんと目を開けてるか確かめないと、まぁこれで次の行程に行けるな、じゃあ次は・・・・。」

 

ジャンヌ「くっ!白野、貴方って人は!」

 

マルタ「ひょっとして白野様はスパルタなのかしら?」

 

氷室「・・・・・へっ?」

 

桜「せ、先輩?お手やらかにお願いします。」

 

白野「何いってるんだ桜、四人とも今日は100メートル泳げるまでは帰れないからな!」

 

ジャンヌ「・・・・・・なッ!」

 

桜「は、はい!よろしくお願いします!」

 

氷室(白野といたくてこうしたが、し、仕方ないか、ついでだから100メートルにチャレンジしてみるか。)

 

マルタ「ひょっとして私は教えを乞う方を間違えたのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「あはは、白野はあいからわずだな。」

 

セイバー「士郎?ひょっとして白野に泳ぎを教えてもらったことが。」

 

士郎「あぁ、お陰で俺は一キロは軽く泳げるかな、ああ見えてあいつはかなりのスパルタだからな。」

 

リン「へぇ~、所であの子、可憐は何故ビデオデッキで岸波君達を撮ってるのかしら?」

 

士郎「さ、さぁな。」

 

可憐「ウフフ、必死なマルタ、愉しいですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「うんうん、ある程度は泳げるようになったかな、よし!とりあえず少し休憩するか。」

 

マルタ「はぁはぁ、な、何故貴方はまだ元気が有るのですか?」

 

桜「つ、疲れました。」

 

氷室「・・・・・・・・・・。」

 

ネロ「奏者よ!次は何して遊ぶのだ!」

 

ジャンヌ「今回は貴方に頼ります、主よ、どうか白野に災いを与えたまえ・・。」

 

白野「そうだな、どうしようか?」

 

ありす「お兄ちゃん!一緒に遊んで!」

 

白野「ありす、そうだな!遊ぶか!」

 

ありす「わ~い!」

 

ネロ「奏者よ!余も遊ぶぞ!」

 

アリス「それじぁ、流れるプールに行きましょう!」

 

 

 

 

 

その後白野はそれぞれの仲間と遊びその合間マルタ達を指導して行く。

その甲斐あってマルタ達は優に500メートルまで泳げるようになる。

 

 

白野「いや~、まさか500まで泳げるなんてな!どうせなら一キロぐらい泳げるように指導した方が良かったかも知れないな。」

 

マルタ「・・・・・・・・・。」

 

桜「・・・・・・・・・・・。」

 

氷室「・・・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「返事かない、ただの屍のようだ・・・。」

 

マルタ「生きてます!」

 

桜「ま、まさか先輩がここまでスパルタでしたとは、ですが、先輩のお陰で私も泳げるようになりました。」

 

氷室「・・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「主よ、どうか、どうか白野に災いを与えたまえ!」

 

凛「白野、そろそろ帰る支度をしないとって!何?どうしたのこの子達は!」

 

ありす「凛お姉ちゃん皆死んでるの。」

 

ジャンヌ「白野に災いを、災いを。」

 

桜「あ、ありすちゃん、死んでませんよ。」

 

マルタ「生きてます!」

 

氷室「・・・・・・・・・・・。」

 

凛「氷室さん以外は大丈夫そうね、蒔寺さん、ごめんなさい、氷室さんをお願いしていいかしら?」

 

蒔寺「あんた大丈夫なの!ほら、捕まって。」

 

氷室「・・・す、すまない、まさか白野があそこまでスパルタだったとは、しかしそのお陰で私はかなり泳げるようになったな。」

 

三枝「あはは。」

 

美綴「私も衛宮と一緒に教えて貰ったけど、あいからわず人に教えるとなると岸波はすごいな。」

 

エリザ「良かったわ、私白野に教えて貰わなくて。」

 

白野「ん?ひょっとしてエリザ泳げないの?だったら言わないと、俺がちゃんと教えてやるのに。」

 

エリザ「!?だ、大丈夫よ、私は大丈夫だから!」

 

ネロ「奏者よ!今日は実に楽しい日であったな!特にありすとイリヤスフィールが遊んでる所はまさに素晴らしかった!」

 

白野「(あいからわずセイバーは幼女趣味ですか!まぁセイバーは美しければ何でもアリだったな)」

 

イリヤ「楽しかったわ、ありす、また一緒に遊びましょうね。」

 

ありす「えぇイリヤ、また遊びましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌ「主よ、お願い、白野に、白野に、災いを、天罰を与えたまえ。」

 

可憐「あらあら、貴女も随分愉しい姿ですね、ウフフ。」

 

ジャンヌ「主よ、この女も災いを与えたまえ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第15話~

 

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




水着イベントだから書きたかった訳では・・・・。
すいませんでした!書いて満足です!
では次回もよろしくお願いします!
[いつも感想がありありがうございます。感想、評価は何時で歓迎です]


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第16話

前回はふざけてしまいまことに申し訳ありません。
[だが!後悔はしてない!]

それでは第16話よろしくです。


BB「モニター前の皆さんこんにちはー!さぁ~!やって来ました皆大好きBBチャンネルの始まりで~~す!今回はなんと!無理矢理参加のゲストさんが来ていまーす!本当は無視したいのですが『ご主人様に会わせろ』と五月蝿いので仕方なくの参加です!本当鬱陶しいですよね~!・・・・。」

 

??「このアバズレか!早くしやがれってんです!私《ワタクシ》をさっさと出しやがれ!」

 

BB「はぁ~、仕方ありませんね、それでは先輩、覚悟してくださいね!それではどうぞ・・・・、(鬱陶しい淫乱狐です)」

 

??「ん?BBさん?何か言いましたか? 」

 

BB「い~え!何も。」

 

??「そうですか?・・・・。まぁいいでしょう。ゴホンッ!では・・・・。」

 

白野「えっ?ま、まさか?な、何で?」

 

??「キャッ!やっと!やっと!お逢いすることが出来ました!モニター越しですが今は我慢しましょう。きゃは~ん!ご主人様!貴方のキャスター今此処に推参!あ~ん!あいからわずイケ魂です!ご主人様!ご主人様~!タマモ~~、早くご主人様にタマモを召喚してほしいな~。」

 

白野「キャ、キャスター!?え、あれ?な、何で?」

 

タマモ「ささっ!早くご主人様私の召喚を、そして、その後は私と6畳1間の愛の巣で一緒に暮らしましょう。」

 

ネロ「えーい!やかましい!キャス狐!貴様何故そこに要るのだ!それに奏者はすでに余の奏者だ!貴様の出る幕ではない!」

 

タマモ「むむっ!セイバーさん!貴女こそ何時までご主人様に引っ付いているのですか!とっととご主人様から離れろ!」

 

ネロ「む~~~!」

 

タマモ「キシャーー!」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

凛「はぁ~、とりあえずセイバーとキャスターは置いといて、BB?どう言うことなのか説明してちょうだい。」

 

BB「あ~ん!困った顔の先輩、素敵です!えっ?何か言いましたか凛さん。」

 

凛「こ、この!」

 

BB「はいはい、ちゃんと聞いてますよ~だ、そうですね~、何処から説明しましょうか?」

 

白野「とりあえずは一から説明してほしいんだけど。」

 

BB「了解です!実はですね、どうやら此処にキャスターさんが要るのはそちらの世界に関係が在るのではないかと。」

 

ラニ「・・・・白野さんの言うことは素直に聞き入れるのですね。」

 

BB「当然です!・・・・。でっ、先輩は既に知っていますが冬木には先輩のサーヴァントセイバーさん、それとそちらの世界、リンさんのサーヴァントアーチャーさんがいますよね?」

 

白野「あ、あぁ。」

 

BB「さらに言えば、セイバーさんは兎も角、アーチャーさんは先輩のサーヴァントだったと記憶もしくは記録として覚えていました。」

 

白野「うんうん。」

 

BB「そしてどうやら冬木の第5次聖杯戦争には先輩の事を良く知るサーヴァントがもう一騎いるみたいなんです。」

 

白野「もう一騎って、エリザじゃないの?」

 

BB「エリちゃんじゃありませんよ~、エリちゃんはどうでもいいのでほっといて。」

 

エリザ「ちょっと!どうでもいいって!」

 

白野「えっ?じゃあ誰が?まさかバーサーカー?」

 

BB「ブーッ!外れです、先輩?バーサーカーは例え月の聖杯戦争で一緒に戦った同士でも先輩には記憶が残ってませんよね、可愛そうなバーサーカーさん。」

 

白野「ぐっ!(すまないバーサーカー、)じゃ、じゃあいったい誰なの・・・・・・・・あっ!?ま、まさか?」

 

BB「はいです!今先輩が思っている方がそうです。」

 

白野「ギ、ギルガメッシュ!」

 

BB「ピンポーン、大正解です!」

 

凛「はぁーー!何で彼奴がいるのよ!おかしいでしょ!冬木のサーヴァントは7騎揃ってんのに何で彼奴がいるわけ!」

 

BB「冬木のサーヴァントは後5騎ですよ凛さん。」

 

凛「わ、解ってるわよ!だから何でギルガメッシュがいるの!」

 

BB「ギルガメッシュは第5次聖杯戦争は無関係ですね、どうやら第4次聖杯戦争にアーチャーとして参加してたみたいです。ですがギルガメッシュはどうやら先輩の事を良く知ってるみたいなんですよね~。」

 

白野「な、何故?」

 

BB「さぁ~?それはギルガメッシュ本人に聞いてみてくださいね。ですがアーチャーさんは先輩の事を覚えていましたし、ギルガメッシュも先輩の事を覚えていてもおかしくはないかと。」

 

白野「た、確かに、ギルガメッシュなら俺の事を覚えているな、だ、だけどそれとキャスターは関係がないと思うけど。」

 

BB「セイバーさんにアーチャーさんさらにはギルガメッシュが今冬木にいるのですよ。先輩の元を含めてサーヴァント達が3騎も、ならキャスターさんもいておかしくはないかと、最も既に先輩はセイバーさんがサーヴァントとしていますから、キャスターさんは月に現れたのではないかと。」

 

白野「ややこしいな、だけどそれだけじゃ理由にはならないんじゃ?」

 

タマモ「むむ!何をおっしゃいますかご主人様!理由はなくは無いのです!今ご主人様がおられる時代にはセイバーさんとアーチャーさんとギルガメッシュがいるのですよ!私キャスターがご主人様の前に現れてもおかしくはないはずです!」

 

白野「そ、そうですか。」

 

BB「セイバーさんにアーチャーさん、さらにギルガメッシュにキャスターさん、先輩との繋がりが強いのが関係してるのではないでしょうか?まぁなんにせよ私はどうでもいいのですが。」

タマモ「私が月にいるのは些か納得いきませんが、こうしてご主人様のサーヴァントが4騎、しかもご主人様は私達の事を覚えているのです!これは何か有るかもしれませんね。」

 

白野「・・・・へっ?い、いや、怖いこと言わないでキャスター。」

 

タマモ「いや~ん!ご主人様の困った顔もステキです!きゃっ!」

 

白野「ん?まて、何でギルガメッシュが今冬木にいるんだろ?」

 

凛「確かにそうね。」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

桜「どうしました?先輩?」

 

白野「確か第4次聖杯戦争は10年前に始まったんだよな。」

 

凛「そうね、イリヤスフィールが全て教えてくれたわ。」

 

白野「あぁ、そうだったな、第4次聖杯戦争はかなりの惨劇だったってイリヤスフィールちゃんは話してくれた、確か行方不明の子供達がいる・・・・・!」

 

ラニ「どうしました白野さん?」

 

白野「ギルガメッシュは10年間どうやって今まで生き残れたんだろ?それに月の聖杯戦争時はあいつは2000年間月の裏にいたはず、アーチャーと同じでギルガメッシュは別のギルガメッシュなのかな?じゃあ何でギルガメッシュは10年間も生き残れ・・・・・。」

 

ユリウス「ギルガメッシュか、アーチャーと同じ記録か記憶が在るのだろう、岸波、ギルガメッシュとは関わらないほうがいいと思うが?」

 

白野「多分無理だと思うよ、ギルガメッシュ自体俺に何かしら理由を付けて会うはずだし・・・・。」

 

凛「でっ?どうするの白野。」

 

白野「・・・・・・。BB、キャスターを俺のスマホかタブレットに入れることは出来ないか?」

 

BB「大丈夫ですよ!キャスターさん、宜しいですね?」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

タマモ「ご主人様と一緒に要られるのならこのキャスター喜んで!」

 

白野「後は・・・・・・、セイバー、少し付き合ってくれ、今から出掛ける。」

 

ネロ「むっ!奏者よ?デート・・・・・、では無いな、まぁよかろう。」

 

白野「後は・・・・・。」

 

凛「?どうしたの白野君、急に怖い顔で・・・。」

 

白野「もし俺の考えが正しければ俺はギルガメッシュを許すことは出来ない。」

 

凛「えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~教会前~

 

アーチャー「・・・・・・・・・・。」

 

白野「すまないなアーチャー、こんな時間に呼び出してしまって。」

 

アーチャー「気にするな、お前の事だ何か理由が在るのだろう?」

 

白野「すまない、後で遠坂さんにも謝らないと。」

 

アーチャー「その必要はない、ただ。」

 

白野「・・・・?」

 

アーチャー「すまないな白野、お前の事をリンに洗いざらい話してしまった、そうでもしないとリンが納得しなくてな、すまない。」

 

白野「構わないさ、俺のことなんか。」

 

タマモ「むむ!その声はアーチャーさんですか?」

 

アーチャー「!?キャ、キャスター!ど、何処に?」

 

タマモ「此方です。タブレットの中に。」

 

アーチャー「!?キャスター!何故そこにいるんだ!」

 

タマモ「色々事情があるんです!本来なら私がご主人様のサーヴァントとして召喚されてるはずなんですが、 ですがこのキャスターご主人様のタブレットの中にいるだけで今は幸せなのです!」

 

ネロ「むむ!おのれキャス狐め!」

 

アーチャー「やれやれだな。」

 

白野「・・・・・・・。」

 

アーチャー「?どうした白野?」

 

アーチャーの言葉を無視し白野は教会の中に入る。

 

ネロ「そ、奏者?」

 

タマモ「ご主人様?」

 

アーチャー「セイバー、キャスター、どうやら今はふざけてる場合ではないようだ。」

 

ネロ「む!」

 

アーチャー「行くぞセイバー。」

 

ネロ「うむ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        ガチャッ!

 

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

可憐「これはこれは白野さん、今日はどのようなご用件でしょうか?」

 

マルタ「・・・・・・・・・・・。」

 

白野「ギルガメッシュは何処にいる?」

 

可憐「・・・・!驚きましたね、まさか貴方がギルガメッシュの存在をご存じとは。」

 

白野「ギルガメッシュは何処にいるんだ!」

 

可憐「!?」

 

マルタ「マスター、どうやら白野様はギルガメッシュに会いに来たみたいですね、しかし何故貴方がギルガメッシュの存在をご存じで?」

 

白野「俺はギルガメッシュが何処にいるかを聞いているんだ、邪魔をするなら・・・。」

 

白野の言葉でセイバーとアーチャーが姿を現す。

 

マルタ「なっ!?セイバーさんは兎も角アーチャーさんまで!」

 

タマモ「私もいますよマルタさん。」

 

マルタ「キャ、キャスターさん!・・・・?何故貴女はタブレットの中に?」

 

タマモ「色々事情があるんです!ま、その事は兎も角さっさとギルガメッシュさんを出しやがれ!」

 

可憐「白野さんは何故ギルガメッシュに会いに来たのか理由を教えて欲しいのですが?」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

可憐「無視ですか、仕方ありませんね、マルタ、どうしましょうか?」

 

マルタ「白野様、貴方がお怒りなのは当然です。ですか、今ギルガメッシュさんに会ってどうするのですか?」

 

白野「・・・・・・、考えてた。」

 

マルタ「えっ?」

 

白野「第4次聖杯戦争に参加したギルガメッシュがどうやって10年間の歳月を生き延びたかを、イリヤスフィールちゃんから聞いた話はギルガメッシュのマスターは10年前の聖杯戦争で死んでいる。」

 

マルタ「・・・・それで?」

 

白野「前回の聖杯戦争は誰も聖杯を手に入れる事は出来なかった、サーヴァントが聖杯を壊したからな、それなのに何故ギルガメッシュはいるのか、前回の聖杯戦争はかなりの惨劇だったとイリヤスフィールちゃんは言っていた、何人もの子供たちが行方不明になったと教えてくれた、唯一の生き残りが士郎だけだと、おかしいだろ?どうして士郎だけが生き残り他の子供達は行方不明なんだ?」

 

可憐「死んだのでは?」

 

白野「黙れ!言峰可憐!」

 

可憐「!!」

 

マルタ「マスター、余り白野様を刺激しないほうがよろしいかと。」

 

可憐「・・・・・・・・。」

 

白野「あいつは、ギルガメッシュはマスターに収まる器じゃない、俺もあいつに何度も殺されかけたからな、ましてや前回のマスターは死んでいる、あいつが他にマスターを、魔力を貰えるマスターを見つける事はあり得ない、だったら・・・・・・・。」

 

アーチャー「白野、あまり無理して喋らなくても。」

 

白野「いや、大丈夫、ありがとうアーチャー。」

 

マルタ「・・・・・・・・。」

 

白野「行方不明になった子供達を誰かが拐いギルガメッシュに魔力を与えるように仕向けてるんじゃないか!無関係の子供達を!10年間も!」

 

ネロ「・・・・・・。」

 

白野「さっきマルタは俺が怒っていると言ったな?お前は全て知ってるんだな!?」

 

マルタ「は、白野様?」

 

白野「10年だぞ!何の罪のない子供達が10年間もギルガメッシュに魔力を与え続けてるんだぞ!お前は何とも思わないのか!」

 

マルタ「そ、それは・・・・。」

 

白野「セイバー!アーチャー!ギルガメッシュを此処に引きずってでも連れてこい!俺はギルガメッシュと話がしたい。」

 

ネロ「了解したマスター!」

 

アーチャー「心得た白野!」

 

??「その必要はない、この我が此処にいるとよく解ったものよ、流石は元マスターよ、誉めて使わす。」

 

白野「ギルガメッシュ!」

 

ギルガメッシュ「久しいな雑種、しかし、まさかセイバーにアーチャー、キャスターまでとは、ふ、ふははははは!これは愉快だ!雑種よ今から同窓会でも始めるつもりか?」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「どうした雑種、黙り混んで。」

 

白野「ギルガメッシュ、お前に聞きたいことがある。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・。」

 

白野「10年前の第4次聖杯戦争にお前は参加した、さらにお前のマスターは10年前に死んでもういない、どうやってこの10年サーヴァントとして生き延びた!」

 

ギルガメッシュ「なんだ、そんなことか、白野よ、お前はもう判ってるはずではないか、我がどのようなサーヴァントであるかを。」

 

白野「ギルガメッシュ!貴様!」

 

ギルガメッシュ「く、くははははは!いいぞ白野、やはりお前は我を愉しませてくれる!」

 

マルタ「白野様、落ち着いてください!こんな所で暴れては教会が!」

 

白野「セイバー!マルタを、いや!ルーラーを足止めしろ!あいつは!ギルガメッシュは俺が殴る!」

 

ネロ「了解した!ルーラーよ奏者の邪魔はさせん!」

 

マルタ「セイバー!?」

 

白野「アーチャー!俺を援護しろ!」

 

アーチャー「仕方ない、すまないリン、今だけは白野のサーヴァントになる・・・・、行くぞマスター!」

 

ギルガメッシュ「その目、やはりお前はそうでなくてはな!さぁ!我を愉しませろ白野!」

 

白野「ギルガメッシュ!」

 

アーチャー「!?」

 

タマモ「どうしましたアーチャーさん、早くご主人様の援護を。」

 

アーチャー「いや、どうやらその必要はないと見た。」

 

タマモ「はい?」

 

白野はギルガメッシュに向けて拳を放つ、ギルガメッシュは白野の拳を避けもせずそのまま受け止める。

 

白野「ギルガメッシュ?えっ?何で?」

 

ギルガメッシュ「どうした?もう終わりか?」

 

アーチャー「もういいだろギルガメッシュよ。」

 

ギルガメッシュ「あいからわず貴様は全てお見通しか?贋作者よ、まぁよい、我はすこぶる機嫌がよいのでな!くははははは!」

 

白野「えっ?えっ?」

 

ネロ「ギルガメッシュ!貴様!奏者をからかったのか!」

 

タマモ「ギルガメッシュさん?どう言う事か説明して下さいまし!」

 

ギルガメッシュ「煩い、まぁよい、では付いてこい白野よ。」

 

白野「あ、あぁ。」

 

その後白野とネロ達はギルガメッシュの後に付いていきとある部屋に案内される。

[白野達の後ろにマルタ達も付いてくる]

 

ギルガメッシュ「白野よ、この部屋に入るがよい。」

 

白野「・・・・・・・。」

           

           ガチャッ!

 

白野「何だ!この悪趣味な部屋は!」

 

ギルガメッシュ「我の部屋を悪趣味と捉えるか!くははははは!いいぞ、やはり貴様は面白い!」

 

白野「当たり前だろ!こんな金ぴかな部屋、で?何故此処に俺達を連れてきたんだ?」

 

ギルガメッシュ「そうあせるな、先ずは好きなところに座るがよい、ルーラーよ今回は特別だ貴様ら雑種も座るがよい。」

 

マルタ「では、失礼して。」

 

白野達はそれぞれの空いている椅子やソファーに腰を掛ける可憐は白野達にお茶を渡していく。

 

白野「あ、ありがとう可憐さん、それとさっきはすまない。」

 

可憐「いえいえ、白野さんの怒った姿は素敵でしたよ、ウフフ。」

 

ネロ「貴様!可憐よ!奏者は余のマスターぞ!触るでない!」

 

タマモ「そうです!ご主人様は私のマスターです!お茶を出したらとっとと離れやがれってんです!」

 

アーチャー「やれやれ、それでギルガメッシュ、ちゃんと説明はするのだろうな?」

 

ギルガメッシュ「少し待て、贋作者よ、・・・・・・。フム、どうやら今は我達以外の者は居らんな、では白野、今からこの我が説明してやろうではないか、心して聞くがよい!」

 

白野「あ、あぁ。」

 

ギルガメッシュ「前回の聖杯戦争時の令呪が我の蔵にある。以上だ!」

 

白野「・・・・・・・・・へっ?」

 

ギルガメッシュ「何だ雑種、ちゃんと聞いていろと言ったではないか、この我に二度同じことを言わせるとはつくづく強欲なマスターよな!仕方がないもう一度だけだぞ、心して聞くがよい。」

 

白野「あ、はい。」

 

ギルガメッシュ「前回の聖杯戦争の令呪が我が蔵にある!以上だ!」

 

白野「・・・・・・・・・・はい?」

 

ギルガメッシュ「さぁ!我の説明を聞いたのだ!賛美するがいい!うはははははははは!」

 

白野「デ・・・・。」

 

ギルガメッシュ「ん!?」

 

白野「デキルカーーー!」

 

タマモ「ご主人様!お、落ち着いてくださいまし!」

 

ネロ「奏者よ、金ぴかは何を言っているのだ?余にはわからぬ。」

 

アーチャー「仕方ない、ギルガメッシュよ、貴様前回の聖杯戦争のマスターから令呪を奪った、それでいいな。」

 

ギルガメッシュ「ほう、贋作者、よく我の説明が理解出来たな、流石は贋作者と言うことか。」

 

白野「アーチャー?ギルガメッシュの説明が理解出来るのか?」

 

アーチャー「ある程度はな、それでギルガメッシュ、マスターをどうした、まさか始末したのではないな。」

 

ギルガメッシュ「ふんっ、我がマスターは我が認めた白野だけだ、前回のマスターの最後は呆気ないものよ、だが我は召喚されたと同時に白野がこの時代に転生している事がわかり仕方なく前回のマスターに付き従っていたに過ぎん。」

 

タマモ「それでギルガメッシュさんはご主人様に再開するために前回のマスターを始末し令呪だけを奪いその令呪で今までサーヴァントとして生き延びたのですね。」

 

ギルガメッシュ「少し違うな。」

 

タマモ「??」

 

ギルガメッシュ「前回のマスターには仕方なく付き従っていたが始末したのではない。」

 

白野「どう言う事?」

 

ギルガメッシュ「あの雑種が死にかけの時に我が令呪だけを切り離した、そして令呪はそのまま我の蔵に入れたに過ぎん。その後我はその令呪を使いこうして白野に会うまで生きていた訳だ。」

 

ネロ「ギルガメッシュよまだ令呪は有るのか?」

 

ギルガメッシュ「令呪1画使いまだ2画残っている、令呪とは大した物よな、くははははは!」

 

白野「・・・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「どうした?雑種よ、何だそんなに我様に会えて嬉しいのか!嬉しすぎて声も出せんか!うはははははははは!」

 

白野「だったら・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「ん?」

 

アーチャー「やれやれだな。」

 

ネロ「ギルガメッシュよ今回は貴様が悪い。」

 

タマモ「ご主人様、もう好きなだけ叫んでくださいね。」

 

白野「だったら!始めからそう説明しろーー!!何だよあの説明は!話飛ばしすぎだろ!何がうはははははははは!っだ!てっゆーか最初に会ったときに何故言わなかった!何だよ!何だよ!あれだけムキになった俺って何なの!あっ!やば!思い出したら恥ずかしくなってきたって!何笑ってるんだギルガメッシュ!」

 

ギルガメッシュ「くははははは!いいぞ!やはりお前は我を愉しませてくれる!くははははは!」

 

白野「もうヤダこいつ!誰か何とかして。」

 

タマモ「ご主人様?あ~あ、すねちゃいましたね。」

 

ネロ「拗ねてる奏者も愛らしいではないか!」

 

白野「・・・・・・・はっ!ま、まさかマルタも始めから知って!」

 

マルタ「知りません!ギルガメッシュ!貴方私を騙したのですね!」

 

ギルガメッシュ「くははははは!何故雑種に話さないといかん!それにルーラーよ貴様の事だ真実を知れば白野に全て話すであろう、貴様は何故か白野に甘いからな、くははははは!」

 

マルタ「くっ!おのれ!」

 

ギルガメッシュ「くははははは!」

 

可憐「何でしょうか?この状況は。」

 

アーチャー「さぁな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第16話~

 

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
感想・評価は何時でも歓迎します!
ではまだ次回もよろしくです!


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第17話

久々の投稿で申し訳ないです。

【FGOの水着イベント楽しみです!
CMでみたネロとノッブの水着姿最高ですね! 】


~衛宮邸~

 

アーチャー「・・・・・・・・」

 

リン「お帰りアーチャー。」

 

アーチャー「!?・・・・・。マスターか、どうした。」

 

リン「どうした、ね、それはこっちのセリフじゃないかしらアーチャー?そんな顔をして。」

 

アーチャー「気にするな。」

 

リン「ま、いいでしょ、でっ?岸波君に呼ばれて教会に行ったけど、何をしてたのかしら?」

 

アーチャー「・・・・・・・・・。」

 

リン「無反応って、令呪でも使おうかしら?」

 

アーチャー「なっ!わ、分かった、話す!話すから!」

 

リン「じゃ、教えてちょうだい、教会で何をしてたのかしら?」

 

アーチャー「仕方ないか・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リン「ギ、ギルガメッシュ!驚いた。まさかあの英雄王がサーヴァントで召喚されてたなんて。」

 

アーチャー「第4次聖杯戦争だかな。」

 

リン「それもお父様のサーヴァントとしてね、アーチャーから聞いた話からすればギルガメッシュは慢心でわがまま、お父様ですらマスターとしてじゃなくギルガメッシュの下僕状態だなんて、そんなサーヴァントを岸波君は使役して、更にはギルガメッシュが唯一認めたマスターだったなんて。」

 

アーチャー「白野の話では何度も殺されかけたみたいだがな。」

 

リン「ふ~ん、しっかしあれね、あんたから岸波君の事は聞いたけど、月の聖杯戦争の勝利者で転生者、生前の記憶もあるなんて、今回の聖杯戦争て一番厄介なのは岸波君かも知れないわね。」

 

アーチャー「その点は大丈夫だろう。」

 

リン「何でよ?」

 

アーチャー「白野は仲間となった以上決して裏切りはしない、あの男はそんな人間だからな。」

 

リン「今はそうでも終盤は分からないわよ?最終的には岸波君達は兎も角私達は一組になって始めて勝敗が決まるんだから、彼らが敵になる可能性は高いわよ。」

 

アーチャー「ま、その時はその時さ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ユリウス邸~

 

 

凛「でっ、白野、ギルガメッシュは結局教会に留まるってことでいいのね。」

 

白野「あぁ、まあどうでもいいよギルガメッシュは。」

 

凛「??」

 

タマモ「凛さん、ご主人様はギルガメッシュさんに遊ばれて拗ねちゃってますから、取敢えずはそっとしときましょう。」

 

凛「そうね、問題はこれからの事ね、タマモ、キャスター達がギルガメッシュから聞いた話が本当なら聖杯は余り期待できないわね、何せ聖杯は汚染されてるんだから。」

 

タマモ「はい、何でもギルガメッシュさんの話では第3次聖杯戦争の時にあるサーヴァントが聖杯に吸収された瞬間泥まみれになり汚染されたと・・・・。」

 

ユリウス「この世の全ての悪、アンリマユか、アインツベルンは最悪なサーヴァントを召喚したな。」

 

ラニ「そうなのですか?」

 

ユリウス「あぁ、アンリマユ自体は大した英雄ではないがな、反英雄ではあるが、なにせアンリマユは只の人間だ、この世の全ての悪事態をアンリマユに押し込めたに過ぎん、用は生け贄みたいな者だ、そんなサーヴァントが聖杯に吸収されたとなれば。」

 

凛「全ての悪が聖杯に存在しているみたいなもんね、しかも第5次聖杯戦争の聖杯の中にアンリマユは未だにあり続けている、もしそんな聖杯を手に入れたら・・・。」

 

桜「危険すぎますね、下手をすれば冬木だけではなくこの世の全てが悪に染まる可能性があります。」

 

ユリウス「聖杯を使えばの話だかな。」

 

凛「ちょっと待って、えっ?と言うことは例え聖杯を手に入れても私達の願いは叶わないと言うことかしら?」

 

ユリウス「聖杯を使えば俺達は元の2030年に帰る事は可能だ、だが・・・・。」

 

ラニ「??」

 

ユリウス「聖杯の中にはこの世の全ての悪がある、この世界は悪に染まるだろうな、下手をすればこの時代の全てが滅びる可能性がある。」

 

凛「はぁ!そんな聖杯どう考えても使えないわ!そんなことしたらこの世界は最悪終焉を迎えることになるわ。」

 

桜「いっその事聖杯を諦めては?私は始めから2030年に帰るつもりはありませんでしたし。」

 

凛「へっ?桜、あんたこの時代に残るつもりなの?」

 

桜「はい。私は先輩と一緒にこの時代で生きていくつもりでした。」

 

ラニ「桜もですか、私も残るつもりでこの時代に来たので、凛とユリウス、後はシンジの3人が元の時代に帰ると言うことですね。」

 

凛「ラニまで、あっ?ありすは?あの娘も残るつもりなのかしら?」

 

ラニ「わかりませんが、ですが凛、ありすは残る可能性は高いです、なにせこの時代は白野さんがいますから。」

 

凛「た、確かに、(くっ!まさかラニ達が残るなんて、私も元々残るつもりでいたけど)。」

 

ユリウス「聖杯を使わず元の時代に戻ることが出来ればいいが、なんにせよその事は後回しだな、今は聖杯戦争を終わらせることが先だ。」

 

凛「そうね、第5次聖杯戦争のサーヴァントは残り5騎、セイバーとアーチャーが以外で厄介なのはランサーかしら?」

 

ジャンヌ「いいえ、凛、厄介なのはキャスターでしょうね。」

 

凛「はぁ?何でよ?」

 

エリザ「ランサーの事は凛はよく知ってるし、アサシンは《私》なんだし、ある程度の攻略方は調べれば出来るんじゃないかしら?」

 

ラニ「確かに、私達はまだキャスターと出会っていませんね。」

 

凛「・・・・・、ならランサーかアサシンを先に攻略しましょうか、ランサーは一対一が好ましいかしらね、あいつはそんな男だから。」

 

李「なら儂がランサーを仕留めようか、奴とは一度闘いたいと思っていたものよ、かっかっかっ!」

 

ジャンヌ「なるほど、一対一で戦い隙を見て別のサーヴァントが止めを刺す実に愉しいですね。」

 

凛「何を言ってるのよあんたは!まぁ、勝つためならそれもアリなのかしら?」

 

エリザ「・・・・・・・・。」

 

ドレイク「あっはっはっはっ!流石凛だねぇ~、案外あんたとジャンヌが組めば最強かも知れないねぇ~。」

 

凛「う、五月蝿い!」

 

ジャンヌ「!?・・・・・。」

 

桜「?、どうしました?ジャンヌさん。」

 

ジャンヌ「外に誰か居ますね。サーヴァント?でしょうか?」

 

エリザ「もしかしてルーラーかしら?」

 

ユリウス「アサシン、すまないが様子を観てくれないか?嫌な予感がする。」

 

李「フム、よかろう、しばしまっていろ。」

 

ネロ「余も付き合うぞアサシン、何故だか余の癖っ毛が警告しているのでな。」

 

ジャンヌ「・・・・・・。」

 

        ガチャ~~ン!

 

ネロ「なっ!」

 

李「サーヴァントっ!」

 

エリザ「えっ?でもこいつら何か黒いんだけど!」

 

ドレイク「おかしいじゃないかい!サーヴァントは私達も入れて残りは12騎のはず、何でこんなにサーヴァントがいるんだい!」

 

ジャンヌ「黒いサーヴァント・・・・、まさかシャドウサーヴァントですか?」

 

凛「シャドウサーヴァント?ジャンヌ、あんたはこいつらの事知ってるの!?」

 

ジャンヌ「えぇ、ですが今は目の前の敵を。」

 

ネロ「うむ!サーヴァントの数はざっと見て12・3といった所か、黒いサーヴァントは本来のサーヴァントとは少し劣るとみた。余達で倒せるだろう。」

 

タマモ「私も参戦したいのですがタブレットの中ではお役に立ちませんね、ですので皆様ご主人様の為に気合いをいれて頑張って下さいまし。」

 

ドレイク「さぁ!ひと暴れしようじゃないかい!」

 

エリザ「まずはコイツらを外に出すことが先ね!」

 

李「かっかっかっか!ユリウスよサポートは任せるぞ!」

 

ジャンヌ「さて、どれからいこうかしら?」

 

それぞれのサーヴァント達はシャドウサーヴァントに攻撃を仕掛ける。

 

ネロ「はぁー!」

 

シャドウサーヴァント1「~~~~!」

 

エリザ「セイバー!そっちに行ったわよ!」

 

ネロ「うむ!任せよ!」

 

ドレイク「あっはっは!なんだいコイツら、全く怯まないねぇー。楽しいじゃないか!」

 

ジャンヌ「さぁ、死になさい!はぁー!」

 

シャドウサーヴァント2「がぁーーーー!?」

 

李「かっかっか!なかなかどうして、こやつらどうやら本能で動いてるものみたいだな!」

 

ジャンヌ「・・・・・・、おかしいですね、どうやらシャドウサーヴァントは私達が目的ではないみたいな。」

 

李「・・・・、確かに、なら何が目的で此処に来た。」

 

ドレイク「さぁね、ん?何か様子が変だね。」

 

ネロ「動きが止まったな、どうなってるのだ。」

 

エリザ「ねぇ、シャドウサーヴァントの数がおかしくない、さっきより少なくなってるわ。」

 

李「確かに、・・・・・・・!?こやつらまさかマスター達が目的では!」

 

ネロ「そ、奏者!?」

 

エリザ「分からないわよ!凛!大丈夫!」

 

ジャンヌ「マスター!大丈夫ですか?」

 

凛「エリザ、私は大丈夫よ。」

 

ラニ「私もいます。」

 

ユリウス「!?見ろ!シャドウサーヴァントが退いていく!」

 

桜「せ、先輩!?先輩がいません!」

 

ネロ「なっ!奏者!奏者!」

 

凛「白野がいない!セイバー!白野君を探して!エリザ!二階に行ってシンジとありすを見てきて!早く!」

 

エリザ「え、えぇ!分かったわ。」

 

ネロ「奏者?奏者!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「・・・・・・・、あ、エリザ!シンジ達は無事だったかしら?」

 

エリザ「えぇ、シンジにありすとアリスは熟睡してたわよ、だけど・・・・・。」

 

ネロ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

タマモ「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「白野がいないわね、アイツらの目的は白野ってことね。」

 

桜「先輩・・・・・・・。」

 

ラニ「白野さん・・・・・・・・。」

 

ネロ「奏者、おのれ!何処の誰だか分からぬか許せん!」

 

凛「待ちなさいセイバー!」

 

ネロ「何故だ凛よ!余の奏者が拐われたのだぞ!何処の誰だかわからぬが叩きのめしてくれる!」

 

タマモ「誰が余の奏者ですか?私のご主人様です!」

 

ネロ「余の奏者だ!」

 

タマモ「私のご主人様です!」

 

ネロ「ムムム!」

 

タマモ「キシャーー!」

 

凛「はぁ~、まぁいいわ、兎に角白野が拐われたのは何か目的があるはず、多分命は大丈夫だと思うけど。」

 

ジャンヌ「ルーラー、マルタなら何か解るのでは?」

 

エリザ「そうね、だったら教会に行くべきかしら?」

 

ドレイク「その必要はないさね、なぁ?ルーラー。」

 

マルタ「えぇ、こんばんは皆様、・・・・。白野様がいないみたいですが?」

 

ジャンヌ「えぇ、どうやら拐われたみたいですね。シャドウサーヴァントに。」

 

マルタ「アヴェンジャー、黒いサーヴァント、シャドウサーヴァントにですか?」

 

可憐「?マルタ?シャドウサーヴァントとはいったい?」

 

マルタ「サーヴァントであってサーヴァントではない存在、ですが・・・・・。」

 

ジャンヌ「誰がシャドウサーヴァントを召喚したのか?それに何故白野を拐ったのか?」

 

桜「先輩、アヴェンジャーさん、先輩は無事なんでしょうか?」

 

ジャンヌ「白野を拐う理由があり後は目的がある以上命は大丈夫なはずです。ですが・・・、もし始末することが目的であれば。」

 

桜「先輩。」

 

ネロ「くっ!奏者!何処に。」

 

タマモ「キシャーー!ご主人様!おのれ!何処の誰だかわかりませんが!ご主人様に傷をつけてみやがれ!ただじゃおきません!」

 

マルタ「白野様が何処に拐われたのかわかりませんがこのマルタ、かならず白野様を見付けて見せます!」

 

凛「大変なことになったわね、こんな事態もしありすが知れば・・・・・・。あの子の事だから、白野を一人で探しに行くかも知れないわ、なんとか誤魔化さないと。」

 

ラニ「私が何とかします。ですので凛達は白野さんを。」

 

凛「そうね、だったら衛宮君にも伝えるべきかしら?」

 

桜「一応私が連絡しておきます。後BBに連絡も。」

 

凛「そうだわ!BBよ!アイツなら白野の居場所がわかるかも知れないわ!桜、今すぐBBに連絡してちょうだい、アイツなら白野が拐われた時点で調べてるはずだから。」

 

桜「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ユリウス邸地下室~

 

BB「全く!何をしてるんですか貴方達は、まぁいいでしょう、先輩の居場所はわかりますから。」

 

ネロ「ならBBよ、早く奏者の居場所を答よ!」

 

タマモ「そうです!さっさと答えろってんです!」

 

BB「うるさいですね~、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、先輩のスマホの中にはメルトがいますから、問題なのは何故先輩が拐われたかです。」

 

マルタ「シャドウサーヴァントを召喚した人物が誰なのか分かるのですか?」

 

BB「さぁ?ですが先輩を拐った理由は多分ですが月に関係が在るのではないかと。」

 

凛「月?まさか・・・・・、この時代にムーンセルの情報を知る奴がいるの!?」

 

BB「そうみたいですね、どうやってムーンセルの事を知り先輩が月の支配者だと言う情報を手に入れたのかはわかりませんが。」

 

ネロ「そんな事より奏者は何処に拐われたのだ!余は早く奏者を助けたい!BBよ早く教えよ!」

 

BB「うるさいですね、今メルトに連絡をしています。全く・・・・・・・・!あっ!繋がりましたね、もしもしメルト?」

 

メルト『あら?BB?なんの用かしら?』

 

BB「先輩は無事なんでしょうね、後今何処にいるのですか?さっさと答えなさい。」

 

メルト『白野は無事よ、今は眠らされてるみたいね、場所は・・・・・・・・・・・。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある廃墟~

 

白野「・・・・・・・・・、う、う~ん、あ、あれ、此処は?」

 

メルト「あら?目が覚めたのね白野、おはよう。」

 

白野「そ、その声はメルトリリス!何処に?」

 

メルト「貴方のスマホの中にいるわ。」

 

白野「はい?・・・・・・・・あっ、ほんとだ!でもどうして?」

 

メルト「貴方が何者かに狙われてる情報をBBが見付けたの、それで私が白野のスマホに潜みもしものためにね。」

 

白野「狙われてる!じゃあ此処は?」

 

メルト「さぁ?ま、手足が自由だから何処かの牢屋じゃないかしら?」

 

白野「そうですか、参ったな~、どうしようか?」

 

メルト「ストップ!白野、誰か来るわ。」

 

白野「へっ?」

 

??「今晩わ、哀れな子ブダ、もう目が覚めたのね。」

 

白野「あ、あんたは!アサシン!?」

 

アサシン「えぇ、まさかこんなに簡単に貴方を捕らえる事が出来るなんて、貴方はほんと隙だらけなのですね。」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

アサシン「 素敵な目をしてるわ貴方、だからかしら?エリザベートやジャンヌ・ダルクが貴方を気に入るのは。」

 

白野「えっ?」

 

アサシン「まぁ、その事はいいでしょう、さて、貴方には聴きたい事があります。心配しなくても大丈夫ですよ、情報さえ手に入れば貴方を解放しましょう。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第17話~

 

  完

 




いかがでしたでしょうか?
次回もヨロシクです!

感想・評価は何時でも歓迎です!
何時も感想を書いてくれる八咫烏さんほんとありがとうです!


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第18話

イベントキャスターネロが可愛い!

感想・評価は何時でも歓迎です!
では第18話ヨロシクです!


~ユリウス邸~

 

凛「ごめんなさいアーチャーこんな時間に呼び出したりして。」

 

アーチャー「気にするな、それで、白野は何処に拐われたんだ。」

 

BB「メルトの話ではアインツベルン城の森の廃墟らしいですね。ま、森と言ってもアインツベルン城からかなり離れてますが。」

 

ラニ「それで、誰が白野さんを拐ったのですか?」

 

BB「アサシンですね。ですか何か府に落ちませんね。調べたのですがアサシンのマスターは魔術協会から派遣された只のペーペーさんなんですよ、そんなゴミカスさんがシャドウサーヴァントを召喚出来るとは思いません。」

 

凛「アサシンのマスターが誰かと手を組んだ可能性があるってことね。」

 

士郎「な、なぁ、情報は兎も角白野を助けにいかなくていいのか?」

 

凛「あぁ、その点ならもうセイバーとアヴェンジャーが向かってるわ。アヴェンジャーのマスター、桜とね、後単独でユリウスとアサシンも行動してるから大丈夫でしょ。」

 

士郎「そ、そう。」

 

BB「一応セイバーさんにはアサシンは始末しても構いませんがアサシンのマスターは捕らえるようにと言っておきましたから捕らえ次第アサシンのマスターに尋問、もしくは拷問して全てを吐き出させましょう。」

 

エリザ「ちょっ!駄目よ!アサシンは私が始末するの!今すぐ桜に連絡してアサシンは始末しちゃダメと伝えてちょうだい!」

 

BB「却下しま~す。何か面倒くさいので。」

 

エリザ「むき~~!凛!今すぐセイバー達を追いかけるわよ!」

 

凛「はいはい、分かったから、ま、そう言う事で私とランサーは今から白野の所に行くわ。ラニ、ありすをよろしくね、もし白野が拐われたと知れば何をするか分からないから。」

 

ラニ「分かりました。」

 

凛「ヨロシクね。衛宮君、悪いけど此処にいてちょうだい、もし何かあれば私か桜に連絡してほしいから。」

 

士郎「わ、分かった、遠坂もそれでいいか?」

 

リン「えぇ、構わないわ。」

 

マルタ「凛さん、私も行きましょう。白野様はもちろん心配ですが何か嫌な予感がするので。」

 

凛「えっ?わ、分かったわ。可憐はどうするの?」

 

可憐「行きましょう。マルタのマスターですから。」

 

凛「よし、それじゃあ行きますか!ラニ、後の事ヨロシクね。」

 

ラニ「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~アインツベルン城の森付近~

 

 

ネロ「むぅー!奏者は何処にいるのだ!」

 

桜「セ、セイバーさん、落ち着いて下さい。もう既にアインツベルンの森の中です、何時敵が出で来るか分かりません。」

 

ジャンヌ「まぁ、アインツベルンの森と言っても大分離れてますが、さて、どうしましょうか?」

 

桜「BBの話によれば先輩は此処から数キロ離れた場所にいます。ですが・・・・・・。」

 

ジャンヌ「シャドウサーヴァントですか?ウフフ、いいでしょう。所詮はシャドウサーヴァント、本来のサーヴァントに戦いを挑むなんてなんて愚か、ですが・・・・。」

 

桜「??」

 

ジャンヌ「私のオモチャを拐った報いは受けてもらいましょうか?簡単には消さず少しずついたぶりましょう。ウフフ・・・・。」

 

桜(ジャ、ジャンヌさんが恐いです、やはり私一人ではこの方達は荷が重すぎです。)

 

ネロ「うむ、どうやらBBの言った通りのようだな、既に囲まれているみたいだ、ほぅ、それもかなりの数だな。」

 

ジャンヌ「それはそれは、ではマスター、ちゃんと付いて着て下さいね、今から愉しい殺戮の時間ですから。ま、無理ならゆっくりで構いませんよ、私が通った後はシャドウサーヴァントは消えていますから。」

 

桜「えっ?」

 

ネロ「うむ、ではジャンヌよ、余と勝負と言うのはどうか?どちらがシャドウサーヴァントを多く倒せるか。」

 

ジャンヌ「まぁ!なんて素晴らしい事を、いいでしょうセイバー、ま、勝つのは私ですが、ウフフ・・・。」

 

ネロ「ジャンヌよ、勝つのは余であろう。セイバーこそ最も優れたサーヴァント!貴様より多くシャドウサーヴァントを倒し、奏者に頭を撫でもらうのだ!」

 

ジャンヌ「その願いは叶いませんよセイバー。」

 

ジャンヌの言葉が終ると同時にネロとジャンヌは敵陣に瞬足で走り出す。一人残された桜は・・・・・。

 

桜(・・・・・・・。と、兎に角、先輩の所に、ジャンヌさん達には追い付けませんが、少しでも早く行きましょう)

 

そう思いながら白野の捕らわれている廃墟に向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「はぁ~、やっと着いた。あいからわずここまで来るのは疲れるわね。」

 

エリザ「何やってるの凛!早くしないとセイバー達がアサシンを倒してるかもしれないわ!さっ、行くわよ!」

 

凛「分かったから、・・・・ん?どうしたのマルタ?」

 

マルタ「いえ、シャドウサーヴァントの気配が無いので、おかしいですね、私達が此処にいる以上何時仕掛けてきてもおかしくはないのですが・・・・・・・。」

 

可憐「所詮はシャドウサーヴァント、先に来たセイバーさんとアヴェンジャーさんに倒されたのでは?」

 

マルタ「それでもシャドウサーヴァントの数はかなりのはず、こんな短時間で倒すなど。」

 

凛「いいんじゃないかしら、シャドウサーヴァントがいないなら此方としては好都合よ、さ、早く行きましょうか。」

 

マルタ「そうですね、余り深く考えては先に進めませんね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~廃墟付近~

 

 

ネロ「うむ!どうやらさっきのシャドウサーヴァントで終わりのようだな。」

 

ジャンヌ「みたいですね、因みに私は12騎ほど始末しましたが、セイバー、貴女はいかほどで?」

 

ネロ「ふんっ!余は12騎倒したぞ!アヴェンジャーよ、どうやらこの勝負は余の勝ちだな!」

 

ジャンヌ「何をご冗談を、私が12騎で貴女は11騎でしょう。この勝負は私の勝ちですよ。」

 

ネロ「何を言っておるか!余が12で貴様が11であろう!余はちゃんと数えておったからな、アヴェンジャーよ嘘は良くないぞ。」

 

ジャンヌ「ウフフ、セイバー、貴女は計算が出来ないのですか?私が12で貴女が11ですよ。貴方みたいにガムシャラに暴れてなく冷静な私の計算ですので間違いありません。」

 

ネロ「ふんっ!計算が出来てないのは貴様であろう!おぬしは一から勉強したほうが良いのではないか。」

 

ジャンヌ「おかしな事を、貴女こそ、もう一度生まれ変わって来た方がよろしいのでは?」

 

ネロ「むむむむむむ・・・・・!」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・。」

 

??「くだらない事を、計算が出来ないのは貴女達お二人なのでは?」

 

ネロ・ジャンヌ「・・!?」

 

??「因みに貴女方の勝負は11騎と11騎の引き分けですよ、セイバー、アヴェンジャー。」

 

ジャンヌ「それはどうも、まぁいいでしょう、セイバー、勝負は又の機会に。」

 

ネロ「アヴェンジャーよ、では今目の前のサーヴァントを倒したら勝負が着くのではないか?」

 

ジャンヌ「ウフフ、そうですね、では私が始末するので貴女は下がっていなさいセイバー。」

 

ネロ「何を言っておるか!余が倒す!貴様が下がっておれ!」

 

ジャンヌ「いいえ、私が始末します。」

 

ネロ「いいや、余が倒す!」

 

ジャンヌ「私が始末します!」

 

ネロ「余が倒す!」

 

ジャンヌ「私です!」

 

ネロ「余だ!」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・。」

 

ネロ「むむむむむむ!」

 

ジャンヌ「はぁ~、仕方ありませんね、では目の前のサーヴァントに決めてもらいましょうか?ねぇ??アサシン。」

 

アサシン「・・・・・・・・・。」

 

ネロ「仕方がない、良かろう!ではアサシンよ貴様が決めよ!」

 

アサシン「そうですか?私の目的はエリザベートとジャンヌ・ダルクを始末する事、セイバー、貴女は興味がありません、ですのでジャンヌ・ダルク、私は貴女を殺したい、始末したい、貴女の血を一滴も残らず私は飲み干したい!私は貴女を少しずついたぶり殺したい!アヴェンジャー!アヴェンジャー!アヴェンジャー!アヴェンジャー!アヴェンジャー!・・・・・!いいえ!貴女はジャンヌ・ダルク!ジャンヌ・ダルク!ジャンヌ・ダルク!ジャンヌ・ダルク!ジャンヌ・ダルク!ジャンヌ・ダルク!!!!」

 

ネロ「お、おぉ~、ジャンヌよ、おぬしはアサシンにかなりの怨みを買っておるのだな、あの女、まるでバーサーカーみたいだぞ。」

 

ジャンヌ「はぁ、まぁいいでしょう、下がりなさいセイバー、アサシンは私が始末します。」

 

ネロ「良かろう!ではアサシンは任せるぞ、なに、心配しなくとも貴様が負けそうになれば余が助太刀してやろうではないか。」

 

ジャンヌ「言ってなさい!クソ皇帝が!」

 

 

 

 

 

アサシン「はぁ、はぁ、フフフ、ジャンヌ・ダルク!ジャンヌ・ダルク!あぁ、今日、この日を感謝します!貴女を始末できる!貴女をなぶり殺せる!貴女の血を私が飲み尽くす!」

 

ジャンヌ「(・・・・・。変ですね?アサシンは冷静なサーヴァントのはず、セイバーの言ったとおりまるでバーサーカーみたいな、・・・・)」

 

ネロ「何をしておるアヴェンジャーよ!アサシンが来るぞ!」

 

ジャンヌ「!?」

 

アサシン「さぁ、死になさい!」

 

ジャンヌ「ちっ!死ぬのは貴女ですよアサシン。」

 

アサシン「アハハハハハ!ジャンヌ・ダルク!あぁ、素敵です!貴女は私を愉しませてくれる!貴女を始末できるのはなんて素晴らしい事!貴女を殺した後はエリザベートを!喜びなさいジャンヌ・ダルク!この私殺されるのですから!」

 

ジャンヌ「うるさいですよアサシン、ウフフ、お喋りばかりで貴女は周りが見えてないみたいですね。」

 

アサシン「・・・・・・っ!」

 

ジャンヌの言葉でアサシンは周囲を警戒する。

 

ジャンヌ「もう遅いですよ。」

 

アサシン「なっ!?」

 

ジャンヌ「さぁ!串刺しにしてあげましょう!」

 

アサシン「しまっ!」

 

アサシンの足元から無数の槍が飛び出す。

無数の槍と同時にアサシンは炎に包まれる。

 

アサシン「あ、ぎゃーーーーー!」

 

ジャンヌ「あははは、私の槍は憤怒の槍、さぁ!アサシン、私の槍と炎で串刺しと丸焼きになりなさい!」

 

ネロ「なんと!アヴェンジャーめ、たいした女よな。」

 

ジャンヌ「ふんっ!さて、決着は着きましたし、後はアサシンのマスターを・・・・・・!?」

 

ネロ「っ!いや!まだだアヴェンジャーよ!」

 

ジャンヌ「えぇ、どうやらアサシンはまだ生きているみたいですね。」

 

アサシン「・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「まだ死んでないとは、まるでゴキブリみたい、ほんとしぶといですね。アサシン。」

 

アサシン「ジャンヌ・ダルク、私が貴女を殺す!貴様を始末し、エリザベートも私が始末する!」

 

ジャンヌ「!?魔力の開放?宝具!」

 

アサシン「さあ!ジャンヌ・ダルク!八つ裂きになりなさい!」

 

ジャンヌ「宝具じゃない!八つ裂き?・・・・・・。なるほど、そうですか、アサシン?貴女はどうやら宝具が使えないみたいですね?」

 

アサシン「黙りなさい!八つ裂き、八つ裂き!」

 

         ガキィン!

 

ジャンヌ「ぐっ!バーサーカー並みの重さ!アサシン風情が!」

 

アサシン「ハハ、アハハハハハ!八つ裂き!八つ裂きですジャンヌ・ダルク!」

 

ジャンヌ「ちっ!いい加減にしなさい!このっ!アサシン風情が!」

 

アサシン「がはっ!・・・・・・、はぁ、はぁ、フフフ、アハハハハハ!いい!いいわ!ジャンヌ・ダルク!」

 

ジャンヌ「はぁ、はぁ、・・・・・・・・。」

 

アサシン「宝具を使わないのですか?ジャンヌ・ダルク。」

 

ジャンヌ「!?・・・・・・・。フフ、いいえアサシン、この私が貴女ごときに宝具など、ですが・・・・。」

 

アサシン「??」

 

ジャンヌ「あらあら、アハハハハハ!いい!いいわ!貴女は私の思惑通りに動いてくれました!ほんと貴女は間抜けさんです!」

 

アサシン「何?」

 

ジャンヌ「ウフフ、アハハハハハ!さあ!さよならです!アサシン、憤怒の炎に焼かれなさい!そしてもがきなさい!蟲のように!醜く!恐怖を感じなから!アハハハハハ!アハハハハハ!」

 

アサシン「なっ!炎の槍が!」

 

アサシンの周りには炎の槍が無数に、ジャンヌの言葉を最後に槍はアサシンに向かいアサシンを串刺しにしていく。

 

アサシン「が、がぁーーーーーー!!」

 

ジャンヌ「あらあら、醜い悲鳴ですね、アサシン、貴女ならもっといい悲鳴が出せるはずでは?」

 

アサシン「い、イヤ!恐怖が!悲鳴が!あ、あ、あ、苦しい!呼吸が!だ、誰か!」

 

ジャンヌ「はぁ、しぶといゴキブリです。早く灰になりなさい。フフフ、アハハハハハ!」

 

アサシン「私は、まだ死んでない!まだ・・・・。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・。」

 

アサシン「あ、あ、あ、あ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        「recover!」

 

 

 

ジャンヌ「!?」

 

ネロ「!?」

 

アサシン「・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「はぁ、はぁ、ま、間に合った!」

 

ネロ「そ、奏者!」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・。」

 

アサシン「あ、貴方は?」

 

白野「はぁ~~、やっぱ全力疾走は疲れるな。」

 

メルト「アサシンなんかほっとけばいいのに、全く!」

 

白野「で、でもアサシンは俺を助けてくれたし、このぐらいはいいだろ?」

 

メルト「はいはい。」

 

ネロ「奏者!無事だったのだな!奏者~!」

 

白野「セイバー!あはは、あぁ、大丈夫だよ。だけど何故此処がわかっの?」

 

ネロ「うむ!BBとメルトリリスがなっ!奏者~~!」

 

白野「なるほどな、・・・ん!ど、どうしたのジャンヌ?何故俺を睨むの?」

 

ジャンヌ「白野、何故アサシンを助けたのですか?さあ!答えなさい!」

 

白野「え、えっと、あの、その、ですから?あのですね。」

 

ジャンヌ「白野!どうしたのかしら?さあ!答えなさいな、白野さん?」

 

白野「ですから、その、え~と。」

 

メルト「アサシンに助けられたのよ。」

 

ネロ「むっ!その声はメルトリリス!何処に?」

 

メルト「白野のスマホの中よセイバー。」

 

ネロ「ほぉ~!キャス狐と同じみたいなものか?」

 

メルト「そ、で、アヴェンジャーさん、さっき話した通り白野はアサシンに助けられたの。」

 

ジャンヌ「どう言う事でしょうか?え~と、メルトリリスさん?」

 

メルト「アサシンから尋問受けたのは確かだけどね、アサシンは白野に月のムーンセルの情報を聞き出したの、本当ならその後は白野を始末するようにと命じられてたみたいなんだけど、何故かアサシンは白野を殺さなかったわ。」

 

ジャンヌ「はぁ、それで、アサシンを助けたのですか?白野。」

 

白野「は、はい!そうです!」

 

ジャンヌ「まぁいいでしょう。さて、アサシン、立ちなさい!貴女には聞きたい事があります。」

 

アサシン「・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「あらあら、アハハハハハ!貴女には黙秘権はありませんよ。それとももう一度私が貴女を焼き殺しましょうか?」

 

アサシン「何故?」

 

白野「へっ?」

 

アサシン「何故私を助けたのですか?私を助けても何の意味がないのに。」

 

白野「わからない、気づけば体が勝手に動いてたから、それに・・・・・。アサシンは助けてくれたし。」

 

アサシン「・・・・・・・・・・。私が貴方を拐ったのはマスター命令です。貴方を拐い月のムーンセル情報を聞き出せと命じられました。その後は私の好きにせよと言われ。」

 

白野「・・・・・・・・。」

 

アサシン「本当なら私は貴方を殺すつもりでしたが、何故か殺せなかった。何故でしょうね?」

 

ジャンヌ「さぁ?それで?」

 

アサシン「流石にこの男を自由にはさせれません。ですので牢屋に閉じ込め後は勝手にと、それだけです。」

 

ネロ「ほぉー、してアサシンよ、奏者にムーンセル情報を聞き出し、おぬしのマスターに全て話したのだな。」

 

アサシン「えぇ、そうね。」

 

ジャンヌ「でっ?そのマスターは何処にいるのかしら?」

 

アサシン「その辺に隠れてるのでは?あの男はそんな男ですから、自分が有利になるならどんな事にも手を付ける男です。今回の事も何処の誰だかわかりませんがその人物にたぶらかされたようなもの、本当に情けないマスターです。」

 

ジャンヌ「確かに、未だ姿を現さないのですから、臆病なマスターですね・・・・・・・。」

 

ネロ「全くだな!弱いマスターなど、アサシンよ、貴様はハズレマスターを引いたみたいだな!」

 

ジャンヌ「アハハハハハ!ハズレマスターとは、セイバー!貴女は実に愉快です、アハハハハハ!」

 

ネロ「フハハハハハハ!」

 

アサシン「フフフ。」

 

白野「あれ?なんか意気投合してない?」

 

メルト「やれやれね。」

 

??「ふ、ふざけるな!何がハズレマスターだ!俺様は魔術協会から派遣された優秀なマスターだぞ!」

 

ジャンヌ「おやおや、やっと姿を見せましたか?ハズレマスターさん?」

 

ネロ「むっ!なんと!あのぶくぶくがマスターとなっ!まさにハズレではないか!」

 

アサシン「マスター!」

 

??「アサシンっ!貴様っ!何敵であるサーヴァントと仲良くなってるんだ!それに何故岸波白野を始末していない!」

 

アサシン「・・・・・・・・・。」

 

??「ぐぐぐぐっ!ふ、ふん、まあいい、アサシン、貴様はもう用済みだからな!」

 

アサシン「!?」

 

ジャンヌ「セイバー!」

 

ネロ「うむ!」

 

??「あははは、遅いわ!さあ!令呪を持って命ず!アサシンよ自害しろ!」

 

アサシン「・・・・・・・・・・・あ。」

 

白野「アサシンっ!」

 

??「あはははっ!貴様のようなサーヴァントなどもう必要ないからな!俺様にはもっと相応しいサーヴァントがいる!アサシンのような使えないサーヴァントとは違う優秀なサーヴァントがな!」

 

ネロ「貴様は!」

 

??「ではな、聖杯は俺様の物、貴様など直ぐに始末してやる!あははは・・・・・・・。」

 

凛「ガンドッ!」

 

??「へっ?」

 

エリザ「はぁーーーーー!」

 

          ドコン!

 

??「がッ?」

 

          ドサッ!

 

白野「り、凛?それにランサー!」

 

桜「先輩!こ無事ですか?」

 

白野「桜!」

 

凛「無事ね白野?それにしても・・・・・・・。これはどう言う事かしら?何故アサシンが?」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

エリザ「ちょっ!アサシンっ!」

 

凛「諦めなさいエリザ、アサシンはもう駄目よ。」

 

エリザ「・・・・・・・・・。」

 

アサシン「・・・・・・。岸波白野。」

 

白野「アサシンっ!?」

 

アサシン「あぁ、素敵な瞳ですね、なるほど、不思議でした、何故私は貴方を始末できなかったのか・・・・。」

 

白野「待ってろ、今回復を・・・・・・。」

 

アサシン「その必要はありませんよ、何せマスターに自害しろと命じられたのです、・・・・・・・・はぁ、はぁ。」

 

白野「で、でも。」

 

アサシン「フフ、貴方は優しすぎですね、あの時も私の質問に簡単に答えるし、だからでしょうね、私が貴方を殺せなかったのは、貴方が私のマスターなら・・・・・。」

 

白野「アサシン・・・・・。」

 

アサシン「ほんとそっくりね、ねぇ?ジャンヌ・ダルク、顔ではなく姿でもないですが、真っ直ぐな心にどんな状況でも諦めない心、ほんとあの男にそっくり・・・・。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・。」

 

エリザ「ちょっと!アサシン!私との勝負は?てっ!何微笑んでるのよ!こら!アサシン!」

 

アサシン「エリザベート、良い所で邪魔を・・・・。心配しなくても貴女との決着は着けますよ、次の機会があれば必ず。」

 

エリザ「ふんっ!だったらさっさと消えなさい!何時まで白野に抱き締められる気よ!」

 

アサシン「ふんっ!」

 

エリザ「ムカーーーーー!」

 

凛「全く!少しは大人しくしてなさいエリザ!」

 

エリザ「むぅ~~!」

 

白野「あはは。」

 

アサシン「もう直ぐ消えるわね、気を付けなさい岸波白野、貴方を利用しようとしてる人物が存在するわ、ムーンセルを手に入れようとしてる人物がね・・・。」

 

その言葉を最後にアサシンの姿が消える。

 

白野「アサシン・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「ではアサシンのマスターを尋問しましょう。」

 

ネロ「うむ!だがっ!その前に。」

 

白野「へっ?」

 

ネロ「奏者よ!アサシンを抱き締めるとはな!奏者よ!余も奏者に抱き締められたい!さあ!余の胸に飛び込んで来るがよい!」

 

白野「はい?」

 

ネロ「どうしたのだ奏者よ!さあ!余の胸に飛び込んで来るがよい!」  

 

白野「え~と、あの、セ、セイバー?流石にこんな場所ではって!いやいや!ダメダメ!今はそれどころじゃないだろ。」

 

ネロ「むぅ~~~!何故だ!アサシンは良くて余は駄目なのか?」

 

白野「そうじゃなくて、だ、誰か!」

 

ジャンヌ「ではアサシンのマスターを連れていきましょうか。」

 

凛「そうね、エリザ、よろしくね。」

 

エリザ「ちょっ!嫌よ!こんな醜いブタを運ぶなんて!と言う訳でマルタよろしく。」

 

マルタ「はぁ~、仕方ありませんね。(しかし変ですね?何か嫌な予感がしてここに来たのですが、何も感じないとは、私の気のせいでしょうか?)」

 

可憐「流石はマルタ、力持ちですね、・・・・怪力聖女。」

 

マルタ「冷血マスターが!」

 

桜「では先輩、先に帰りますね。」

 

白野「えっ?ちょっ!待って!行かないで!」

 

ネロ「奏者よ!余も奏者に抱き締められるのだ!早くしないと余は、余は、な、泣くぞ!」

 

白野「ちょっ!セイバー!落ち着いて!ね?」

 

ネロ「むぅ~~!ぐ、ぐす、余を抱き締めよ!奏者!」

 

白野(なんか前にもこんなことがあったような、だ、誰か助けて~~!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第18話~

  完

 

 

 




キャスターネロも良いけどバーサーカーノッブも可愛いですね!セイバーフランは可愛すぎだよ!

それでは次回もヨロシクです!


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第19話

fateGOイベント最高でした!
キャスターネロが手に入ったし、【10連ガチャ5回の呼符43枚目でキャスターネロが来ましたよ!】

それでは第19話ヨロシクです!



 

~ユリウス邸地下室~

 

 

白野「はぁ~。」

 

BB「ん?どうしました先輩?ため息なんかついて。」

 

白野「えっ?あ、いや、あの魔術協会から来た人、大丈夫かなと。」

 

BB「生きてはいると思いますよ。たぶん・・・・。」

 

白野「へっ?」

 

BB「尋問してるのはサーヴァント達ですからね、それにアサシンに先輩を拐ってこいと命じた張本人ですから。」

 

メルト「気にする必要はないわよ白野、情報を手に入れたら解放する訳だし。」

 

タマモ「そうですご主人様、あんなぶくぶくマスター何かより問題はこれからの事です!シャドウサーヴァントでしたっけ?そんなサーヴァントを召喚できるほどの実力者がご主人様を狙っているのですよ!即急に対策を取らなくてはいけません!」

 

白野「月のムーンセルを知りシャドウサーヴァントを召喚できる実力者か、ひょっとして一人じゃなく複数で行動してるのかも知れないな。」

 

BB「その可能性もありですね、・・・・・・・・ひょっとして、ですがいったいどうやってこちらの世界に来れたのでしょうか?」

 

白野「ん?BB?思い当たる人物がいるの?」

 

BB「そうですね、ですがあくまでも可能性ですが。」

 

         ガチャッ。

 

ジャンヌ「お待たせしました。」

 

李「かっかッかッ!あの男は実に口が軽いのう、洗いざらい全て話おったわ!」

 

エリザ「ちょっ!ねぇ!いいの?あの男を逃がして!」

 

凛「いいのよ、あんなのほっとけば、どうせ逃がした所で脅威にはならないし。」

 

ネロ「奏者よ黒幕がわかったぞ!まさかあいつがこの時代にいるとはな。」

 

ラニ「問題はどうやってこちらの時代に来れたのかですね。」

 

白野「あいつ?セイバー、誰なの?魔術協会から来たマスターをたぶらかしたのは?」

 

ユリウス「・・・・・・だ、それだけじゃないそいつはこの時代の魔術師達を仲間にしている、それも一人じゃなく複数な、仲間になった奴等はサーヴァントを召喚できるほどの実力者達だ。」

 

白野「・・・・・・!?」

 

BB「・・・・・・さんですか、当然目的は先輩とムーンセルを手に入れる事でしょうかね? アサシンのマスターは先輩を始末するべきだと個人的な判断だったのでしょう。」

 

桜「それだけではないんです。その人は先輩だけではなくもう一人手に入れたい人がいるんです。」

 

白野「もう一人?」

 

桜「はい。」

 

凛「ありすよ。」

 

白野「えっ?」

 

ラニ「ありすの魔力は今回の聖杯戦争のマスターの中では随一です、イリヤの話では『ありすは私よりも魔力は高いわそれもかなりの量よ。』と言っていました。あのイリヤが言うぐらいですから。」

 

凛「たぶんありすを拐ってシャドウサーヴァントを増やすつもりかもしれないわね、それとも別の事にありすを利用しようとしてるかも知れないわ。」

 

白野「ありすが・・・・・・・!駄目だ!ありすは聖杯戦争に参加したとはいえまだ子供だぞ!ありすは絶対に俺が守って見せる!この岸波白野が・・・いや!ありすのお兄ちゃんが!!」

 

凛「はいはい、このシスコン兄貴が。」

 

ユリウス「そう簡単には拐われんだろ、ありすにはキャスターがいるしな、それにジャバウォックがありすを守っている、よほどの事がない限りはまず拐われることはない。」

 

白野「何言ってるんだユリウス!ありすは俺が守る!」

 

ユリウス「そ、そうか。」

 

白野「はっ?まさか今ありすが危険なのでは!あ、ありす!今お兄ちゃんが行くぞ!ウオオオオオオオ!」

 

白野はありすが危険なのではと感じありすの部屋に走り出す。

 

士郎「・・・・・・・・・、あいつってあんなキャラだったか?」

 

リン「知らないわのよ!」

 

凛「シスコンなだけよ、それもかなりのね。」

 

ラニ「白野さんはありすの事になると人が変わりますから。」

 

士郎「白野も危険な状態なはずなのに、ありすちゃんがよほど心配なんだな。」

 

ネロ「むぅ~!奏者め、ありすより余を構わないか!」

 

タマモ「そうですご主人様!ありすちゃんよりも私を構ってくださいませ!」

 

ネロ「むっ!」

 

タマモ「あ?」

 

ネロ「ふんっ!キャス狐よ、奏者は余の奏者!貴様が出る幕ではないわ!」

 

タマモ「セイバーさんこそ、ご主人様は私のご主人様!さっさと消えろってんです!」

 

セイバー「ふんっ!タブレットの中にいるキャス狐の癖に何を偉そうに。」

 

タマモ「ぐぬぬぬ!」

 

ネロ「ふんっ!」

 

凛「はぁ~、とりあえずは今後のことね、聖杯戦争はまだ終わってないけどランサーとキャスターのマスターには会うべきかしら。」

 

マルタ「会ってどうするのですか?」

 

凛「ねぇマルタ、一時的に聖杯戦争を中断は可能かしら?それが可能ならランサーとキャスターのマスターに協力してもらおうかなと。」

 

マルタ「・・・・・・、まず無理でしょうね、ランサーは凛とは知ってる仲とはいえキャスターは協力とか多分ですが不可能です。それに聖杯戦争の中断は私ルーラーの名において認めるわけにはいきません。ですので・・・。」

 

ジャンヌ「戦争を継続しつつ白野とありすを守る、そういう事ですね。」

 

マルタ「はい。」

 

凛「白野は大丈夫でしょ、とりあえずはありすを守る事が最優先ね。」

 

ラニ「そうですね、白野さんの事ですから自分の事よりありすを守ってほしいはずです。」

 

ユリウス「いっその事第5次聖杯戦争を無視するのはどうだろうか?」

 

凛「どう言う事?」

 

ユリウス「本来の第5次聖杯戦争は俺達は無関係だ、あくまで聖杯を手に入れるために無理矢理参加したに過ぎんからな、なら俺達は戦争を放棄し月のムーンセルを手に入れようとしている・・・・・・を何とかする事を第一に行動したらどうだろうか?」

 

凛「聖杯は私達には必要性が無くなった訳だけど、それでも聖杯は手に入れて壊さないといけないわ、あんな汚染された聖杯は使いたくないし、誰かに使われたくないしね、だから衛宮君達との協力関係は継続しないといけないわ。」

 

ラニ「そうですね、もし協力関係を破棄すれば白野さんが黙ってないですから、やはり私達は聖杯戦争を継続するべきです。」

 

リン「ねぇ、今汚染された聖杯って言ったけど、どう言う事?」

 

凛「へっ?」

 

アーチャー「しまっ・・・・・!」

 

リン「アーチャー?あんたそんな事一言も私に喋って無かったわよね~?」

 

アーチャー「そ、それは。」

 

リン「さぁ!アーチャー、ちゃんと説明して貰おうかしら!」

 

アーチャー「・・・・・・・。」

 

凛「アーチャー、あんた遠坂さんに何も言ってないの?白野の事は喋っておいて聖杯の事は何も教えて無いなんて。」

 

士郎「へっ?な、何?聖杯って汚染されてるのか?」

 

セイバー「!?」

 

凛「はぁ~、まぁいいわ、遠坂さん、衛宮君、私が説明してあげるからよく聞きなさい。」

 

 

 

凛は二人に聖杯について説明をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

 

リン「この世の全ての悪、アンリマユ、そんな汚染された聖杯だなんて。」

 

セイバー「・・・・・・・・・・。」

 

士郎「俺は別に聖杯は興味なかったからな、だけどそんな聖杯がもし使われたら。」

 

凛「ま、想像に任せるわ、今の私達には必要が無い物だしね、だけど衛宮君、第5次聖杯戦争は終決させないといけないわ、だから・・・・・。」

 

士郎「聖杯を壊すか。」

 

凛「えぇ、私達の今の目標は聖杯を手に入れて壊す事なの、これは白野も了諾済みよ。」

 

桜(ユリウスさん、先輩は確かあの時の会話に入ってませんでしたよね?)

 

ユリウス(あぁ、凛のとっさの判断だろうな、問題はあの二人とアーチャーとセイバーがどう判断するかだ 。)

 

士郎「聖杯を壊すべきだ、聖杯戦争を終わらせて聖杯を壊す!もう二度とこんな戦いはやりたくないからな!」

 

リン「私が聖杯戦争に参加したのは遠坂家のためであって聖杯には興味は無かったわ、だから私も士郎と同じ考えよ、聖杯は壊すべきだわ。」

 

アーチャー「私は元よりそのつもりだからな、そんな聖杯は私にとって必要がない、後は・・・・・。」

 

セイバー「・・・・・・・・・・・・・。」

 

士郎「セイバー?」

 

          ガチャ。

 

白野「・・・・・・・・・グス。」

 

桜「せ、先輩!どうしたんですか?」

 

白野「さ、桜、キャスターに怒られた、『ありすが気持ちよく寝てるのに邪魔しないで!』って、俺はただありすが、ありすが心配なだけなのに。」

 

桜「は、はぁ、そうですか。」

 

白野「・・・・・・・って、何?この雰囲気は?」

 

凛「全く、とりあえず白野はいいとして・・・・。」

 

白野「えっ?何?何?」

 

ラニ「静かにしてください白野さん。」

 

白野「あ、はい。」

 

セイバー「私は・・・・・、どうしても聖杯が必要なんです。祖国を、私が治めていた国を戻すため、はじめからやり直すために。」

 

士郎「やり直すために?」

 

セイバー「はい、結果的に私は国を滅ぼしてしまった、私のせいで、だから私は聖杯を手に入れて私のいない国を、初めから私が存在しない国を、そうすれば祖国を救うことができる、(そう、私さえいなければ国は豊かに、平和に、)だから私はどうしても聖杯を手に入れ全てをやり直す事が必要なんです!それが王としての最後の務めなのです。」

 

士郎「セイバー。」

 

セイバー「・・・・・・・・・・・・。」

 

士郎「セイバー、それは間違っている、結果的にはそうなってしまったけど、それは違う。」

 

セイバー「違わない!私は間違っていない、聖杯さえあれば全てを、私のいない平和な国を・・・・・。」

 

士郎「だけど・・・・・・・・・。」

 

セイバー「すいません、士郎、しばらく一人にしてください。」

 

士郎「セイバー?」

 

セイバー「大丈夫です。少しの間一人になるだけです。」

 

セイバーは家を出る。

 

士郎「セイバー。」

 

白野「なぁ士郎、さっきセイバーになんて言おうとしたんだ?」

 

士郎「あぁ、まぁ、結果的にはそうなってしまったけど、だけどな。」

 

白野「・・・・?」

 

ネロ「ふんっ!くだらぬ!衛宮士郎よ、お主あのセイバーに言いたい事があるのだろう。ならば言うがよい!安心せよ、余が付いていこうぞ!奏者よ、奏者も一緒に来るがよい!」

 

白野・士郎「へっ?」

 

ネロ「何をしておる!余はあのセイバーを認めるわけにはいかん!間違ってるとな!何が王だ!あのような王など余は認めん!」

 

白野「・・・・・・。わかっよセイバー、行こう士郎、士郎がいないと意味がないから。」

 

士郎「あぁ、行こう。」

 

白野「凛、出掛けてくるよ。」

 

凛「まぁいいわ、一応周囲は警戒しときなさい、あんたは狙われてるんだからね。」

 

白野「俺は大丈夫だよ、俺よりもありすを頼むな。」

 

凛「えぇ。」

 

桜「先輩。」

 

白野「何も心配しなくても、大丈夫だって、すぐ戻るからさ。」

 

桜「は、はい、気お付けてください。何かあれば直ぐに連絡してくださいね、先輩。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある橋の下にある公園~

 

セイバー「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイバー「(士郎、私は間違っていないはずです、ですが貴方は・・・・・・・・・、士郎、私は何が間違っていいるのですか?わからない、わかりません、士郎)」

 

ネロ「ふんっ!貴様の様なやつが王などとは、貴様に付き従った者共は無様ではないか!」

 

セイバー「!?」

 

ネロ「何だ、余が近づいてる事に気がつかぬとは、貴様、本当にサーヴァントなのか?まるで覇気が感じられぬ、貴様の様な覇気が無いサーヴァントなどとっとと消え失せるがよい!」

 

セイバー「貴方は?セイバー!何故此処に?」

 

ネロ「何だ、余が居ては困るのか?まぁそんな事はどうでもよい事だ!」

 

セイバー「何のつもりですか?今の私達は仲間同士です。私は貴方と戦う気はありません。」

 

ネロ「であろうな、だが!余は貴様を認める訳にはいかんのでな、余が王であるよう貴様も王、貴様の様な王など余は認めん!本来ならマスターである衛宮士郎が言う事であるが全てを受け入れられぬ王など王ではない!それではガウェインが無様であろう。」

 

セイバー「なっ!?な、何故貴女かガウェインを?」

 

ネロ「ふんっ!貴様はあのアーサー王であろう。貴様が持つ剣は星の聖剣エクスカリバー!ならばもう一つの姉妹剣、それの保有者はガウェイン!ならば自ずと貴様の聖剣を見れば貴様がどの英雄なのか一目当然であろう。」

 

セイバー「貴方はガウェインと出会っているのですね?」

 

ネロ「うむ!あの者は中々の強敵であった!それに比べ貴様は大したこと無さそうだな、王でありながら全てを受け入れられぬなど貴様は王失格だな!そんな王など余が認めん!」

 

セイバー「私を侮辱するのか?セイバー、私は王だ!だからこそ・・・・・・・。」

 

ネロ「ふんっ!何を言うか!余は貴様を侮辱などしておらん!馬鹿にしてるだけだ!」

 

セイバー「なっ!?き、貴様!」

 

ネロ「さぁ!剣を構えよ!余が貴様の性根を叩き直してくれる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「白野、お前のサーヴァント、セイバーの真名解ってたんだな、それも剣を視ただけでだなんて。」

 

白野「へっ?いや、違う違う!教えられたんだサーヴァントの真名を、英雄王に。」

 

士郎「英雄王って、・・・・・・・ま、まさか?」

 

白野「あぁ、英雄の中の英雄王、ギルガメッシュだよ、とりあえずギルガメッシュについての理由はまた今度でいいか?今はそれ所じゃないからな。」

 

士郎「あ、あぁ、でも大丈夫なのか?セイバー同士の戦いなんて、下手したらこの辺りが・・・・・。」

 

白野「大丈夫だろ、多分、まぁ、流石にやばくなったら止めるさ、令呪を使ってでもな。それよりも士郎、悪いけど俺セイバーの所に行くな、俺はセイバーのマスターだから。」

 

士郎「・・・・・・・・・、あぁ、そうだな、俺もセイバーの所に行くか・・・・・・・、ん~~、なんかあれだな、仲間同士だけどまさか白野とこうなるなんて、まぁ、お互いに本気じゃないし大丈夫か。」

 

白野「そう思ってるのは士郎達だけだぞ、俺はセイバーをサポートするしな、例え仲間同士でも、俺とお前が幼なじみで親友でも、俺はセイバーのマスターだ、マスターになった以上全力で俺はセイバーをサポートする。」

 

士郎「は、白野?」

 

白野「ま、言い方が悪いかもしれないが殺しはしないさ、さっきも言ったけど本当にやばくなったら令呪を使ってでも止めるからな、だから士郎、俺はセイバーを全力でサポートする、お前も全力で自分のサーヴァントをサポートするんだな。」

 

士郎「白野・・・・・・・、だな!あぁ!そうだな!俺はセイバーのマスター、サーヴァントをサポートするのはマスターの役目だ!だから白野!」

 

白野「んっ?」

 

士郎「お互いに本気で、全力で戦おう!」

 

白野「あぁ!それと士郎、ちゃんとセイバーに言いたい事を言えよ、中途半端は良くないからな。」

 

士郎「そうだな、まぁ、お前のセイバーが言ってるかも知れないけど俺がちゃんと話さないといけないはず、俺はセイバーのマスターだから!」

 

白野「大丈夫さ、例えセイバーが話していても士郎の言葉の方がきっと届くから、じゃあな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネロ「遅かったな奏者よ、衛宮士郎との話は済んだのであろうな。」

 

白野「あぁ、・・・・・・さて、セイバー、戦うからには俺はセイバーを全力でサポートする、安心して戦いに専念しろ。」

 

ネロ「うむ!流石は奏者!余は奏者のサーヴァントになれて本当に嬉しい!さぁ!行こうではないか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「セイバー!」

 

セイバー「なっ!し、士郎?」

 

士郎「セイバー、俺ができる限りサポートする、お前があの赤セイバーに勝てるように。」

 

セイバー「何を言ってるのです!下がってください!私は大丈夫です!あんなセイバーには負けません!」

 

士郎「駄目だ!俺はお前のマスターだぞ!マスターはサーヴァントをサポートする、それに・・・・・・。」

 

セイバー「?」

 

士郎「白野と赤セイバーはお互いに信頼し合っているしお互いに信じ合っている、もしセイバー一人だけで戦えば負けてしまう。」

 

セイバー「・・・・・・・・・。」

 

士郎「セイバー、俺はセイバーの隣で、一緒に戦いたい!セイバーが勝つと信じている!俺はお前を信頼している!だから・・・・・・・・、一緒に戦おう!」

 

セイバー「士郎・・・・・・、私は、私は・・・・・、えぇ!そうですね!士郎が、いや、マスターが一緒にと言うなら私も貴方と一緒に戦いたい!マスター!私は貴方を信頼しています!マスターのために、私は貴方の

剣となり、貴方に勝利を与えます!さぁマスター!指示を!あの赤セイバーを倒しましょう!」

 

士郎「あぁ!」

 

セイバー「所で士郎、何故赤セイバーなのですか?」

 

士郎「えっ?あ~~、だってお互いにセイバー同士だからな、一応区別のためにと思って。向こうは服装が赤いし。」

 

セイバー「ふふ、そうですか、ではマスター!全力で赤セイバーを!」

 

士郎「あぁ!行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「・・・・・・・!?セイバー!初めから全力で戦うぞ!」

 

ネロ「であろうな!どうやら向こうは雰囲気が変わった様だな!」

 

白野「あぁ!それに・・・・・・・・。」

 

ネロ「どうした奏者よ。」

 

白野「目付きがさっきとは全然違う、多分お互いに信頼し合っている、気お付けろセイバー、下手をすればこっちが負ける。」

 

ネロ「ふんっ!安心せよ奏者よ!余は負けぬ!余には愛しき奏者がいるのだからな!今この時出来た信頼より月の聖杯戦争の時からの信頼し合っている余と奏者が負ける訳が無かろう!」

 

白野「・・・・・・・・・、そうだな、俺達が負けるはずがない!」

 

ネロ「うむ!さぁ!行くぞ奏者よ!あの青セイバーを打ち負かそうぞ!」

 

白野「・・・・・・・・・・青セイバー?」

 

ネロ「うむ!お互いにセイバー同士だからな、あいつは青い!ならば青セイバーで良かろう。」

 

白野「そ、そうですか。」

 

ネロ「ふんっ!青セイバーめ、余と奏者の絆を見せつけてくれる!」

 

白野「よし!行くぞセイバー!初めから全力で青セイバーに!」

 

ネロ「うむ!行くぞ奏者!さぁ!開幕の時だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第19話~

 

  完

 




いかがでしたでしょうか?
それでは次回もヨロシクです!

感想・評価は何時でも大歓迎です!

感想を書いてくださる皆様に感謝を、本当にありがとうございますです!


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第20話

久しぶりの投稿で申し訳ありません。

【ネロ祭良かったですね!ネロブルマゲット!やっぱネロ様は最高です!】


~ユリウス邸~

 

凛「さて、とりあえずはアサシンのマスターから情報を手に入れだけど問題は・・・・。」

 

ラニ「・・・・・・の居場所ですね。」

 

ユリウス「アサシンのマスターは最後まで知らないの一点張りだったからな。」

 

リン「だけど仲間の人数は知ってたみたいね、余り期待できないけど。」

 

エリザ「??」

 

リン「はぁ~、あのねランサー、居場所が知らない時点で仲間の人数なんて教えるわけないでしょ、アサシンのマスターを信頼させるための方便よ。」

 

エリザ「な、なむるほどね、だけどそんなことであの男は信用するなんて、よっぽどのバカなのかしら?」

 

凛「自分が聖杯戦争に勝つためならなんでもすがり付くようなヤツだからね。」

 

ラニ「あの、とりあえずは解散しますか?白野さんがいないのでは先に進めませんし。」

 

凛「う~ん、とりあえずは白野達が戻ってくるまで待ってましょうか?」

 

リン「そうね、悪いけど今日は泊めてもらえるかしら?なんか帰るのがめんどくさくなっちゃったし。」

 

ユリウス「そうだな、俺達以外の場所なら部屋は好きなところを使うといい。」

 

リン「ありがとう、ユリウスさん。」

 

 

エリザ「・・・・・・!?えっ?うそ!いつの間に?」

 

凛「何?どうしたのランサー?」

 

李「サーヴァントの気配があるな。」

 

ユリウス「キャスターじゃないのか?」

 

ドレイク「違うね、こいつは・・・・・・?」

 

 

 

??「■■■■■■■■■■■■ーー!!」

 

凛「ちょっ!何?今の?」

 

桜「アリスちゃんのジャバウォックです!」

 

凛「ランサー!ありすの部屋に!ユリウス達は外に行って!一ヵ所じゃなく四方に散らばって!何処からサーヴァントが出てくるか分からないから!」

 

ユリウス「あぁ!行くぞアサシン!」

 

リン「アーチャー!行くわよ!」

 

凛の瞬時の判断でユリウス達は動き出す。凛とランサーはありすの部屋に走り出すが。

 

         ガチャ!

 

ありす「凛お姉ちゃん!」

 

凛「ありす!無事だったのね!良かった!」

 

ありす「アリスが、逃がしてくれたの、お願い凛お姉ちゃん!アリスを助けて!」

 

凛「ランサー!早くありすの部屋に!」

 

エリザ「えぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ありすの部屋~ 

 

アリス「ジャバウォック!そいつを消しなさい!」

 

ジャバウォック「■■■■■■■■■■■■ーーー!!」

 

??「ジャバウォックねぇ~、まるでバーサーカーみたいだな、でもよ・・・・・」

 

ジャバウォック「■■■■■■■!?」

 

アリス「な、なんで!ジャバウォックは無敵のはず!どうして?」

 

??「そいつの弱点は知っているのでな、だか、まさかキャスターがここまでやるとは、貴様のマスターは余程の魔力量が有るのだな、あの方が欲しがる訳だ。」

 

アリス「??あの方?」

 

??「貴女は知らなくても良いのですよ、だってもうすぐ消えるのですから。」

 

アリス「!!?」

 

??「じゃあな!とっとと消えな!」

 

アリス「ジャバウォック!」

 

ジャバウォック「■■■■■■!?」

 

??「邪魔なんだよ!どけっ!」

 

ジャバウォック「■ーーー!」

 

アリス「あ、(あ~あ、やっとありすに逢えたのに、ごめんねありす)」

 

エリザ「でりゃーーー!」

 

??「なっ!?・・・・・がっ!」

 

エリザ「大丈夫?キャスター?」

 

アリス「えっ?あ、ランサー!」

 

??「テメエ!不意打ちかよ!!」

 

エリザ「な~にが不意打ちかよ!っよ!そっちは三騎でしようが!」

 

??「はぁ!?テメエ!殺してやる!」

 

エリザ「ふんっ!殺してやるですって!それは此方の台詞よ!私達の可愛いありすとキャスターを!三匹纏めてかかってきなさい!」

 

??「なっ!?ぶっ殺してやる!」

 

??「待ちなさい!・・・・・。」

 

??「はぁ!ふざけんな!あのランサーは俺が殺す!テメエは黙ってろ!」

 

??「私の言うことが聞けないのですか?セイバー?」

 

セイバー「・・・・・・・・・・ちっ!」

 

??「・・・・・・で?どうするのだ?」

 

??「私達の目的はありすちゃんを拐うことです、キャスターがありすちゃんを逃がしたせいで目的を見失いました。それに・・・・・。」

 

??「ん?どうしたのだ?」

 

??「どうやら私達は囲まれていますね。この部屋にサーヴァントが二騎、外にはサーヴァントは四騎いるみたいですね。」

 

セイバー「そんなもん全部殺せばいいだろうが!」

 

??「ふははははは!それもよいな!だが・・・・。」

 

セイバー「あんっ!なんだよ!」

 

??「流石にそれは疲れるな、さて、どうするか?」

 

??「ありすちゃんを拐うこと、それ以外は特にあの方からの命令はありません。」

 

エリザ「えっ!?ちょっ!何で?どういうこと?何であんたが!?あ、でも何か雰囲気が違うような?」

 

??「私が何か?エリザベート・バートリーさん。」

 

エリザ「なっ!?ま、まさかあんた、ルーラー?ルーラーのジャンヌ・ダルク?」

 

ルーラー「驚きましたね。まさか私を知っているなんて、あの方はあの時の記憶はないと言っていたはずですが。」

 

エリザ「・・・・・・・・・。」

 

ルーラー「まぁいいでしょう。それではさようなら、エリザベート・バートリーさん、セイバー、ライダー、行きますよ。」

 

セイバー「ちっ!おい!テメエ!」

 

エリザ「えっ?」

 

セイバー「テメエは俺が殺してやるからな!首を洗って待ってろ!」

 

エリザ「・・・・・・・。」

 

ライダー「ではな小娘よ。」

 

アリス「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ユリウス邸庭~

 

ジャンヌ「・・・・・・・。」

 

桜「どうしました?」

 

ジャンヌ「マスター、どうやら私達が当たりみたいですよ。」

 

桜「えっ?」

 

セイバー「あんっ!サーヴァントか!って!はぁ!?何であんたが?」

 

ライダー「ほほぅ、これは驚いたな、同じ顔がもう一騎いるとはな。」

 

セイバー「どう言うことだ!ルーラーが二騎いるってーのかよ?」

 

ジャンヌ「ルーラー?」

 

桜「ルーラーって、マルタさんの事でしょうか?」

 

ジャンヌ「違いますよマスター、うふふ、なるほどね、まさかまたあんたと会うことになるとは、ねぇ、ルーラージャンヌ・ダルク。」

 

ルーラー「・・・・・・・。どうして貴女が?」

 

セイバー「!?ちょっ!雰囲気が違うけど!どうなってんだ!」

 

ジャンヌ「どうして貴女が?・・・・・、私は聖杯戦争に呼ばれたサーヴァントですよ、あんたとは違う正真正銘のサーヴァント、ちゃ~んとマスターも存在します。」

 

ルーラー「アヴェンジャー!貴女のクラスはアヴェンジャーなのですね?どうして?」

 

ジャンヌ「あんたに答える必要はないわ、さて、とりあえず纏めてかかってきなさい、私が消してあげるわ。」

 

セイバー「上等だ!」

 

ルーラー「待ちなさいセイバー!アヴェンジャー、まさか貴女が召喚されてるとは驚きです。」

 

ジャンヌ「私も驚いたわね、あんたが召喚されてるなんてね、人間ごときがルーラーの召喚なんてあり得ないのに、ひょっとしてあの女同様聖杯に呼ばれたのかしら?」

 

ルーラー「あの女?それはどう言う事でしょうか?」

 

マルタ「私の事ですよ、ルーラージャンヌ・ダルク。」

 

ジャンヌ「いつの間に居たのかしら?ルーラーマルタさん。」

 

ルーラー「なっ!?貴女は!マルタ様。」

 

可憐「ルーラーが二騎も?どうなってるのかしら?今回の聖杯戦争は?」

 

桜「・・・・・・・・・・・。」

 

マルタ「アヴェンジャーさん、ルーラージャンヌと少し話がありますので戦闘は待ってください。」

 

ジャンヌ「はぁ?話すことなんてあるのかしら?さっさと始末した方がよろしいのでは?」

 

マルタ「ルーラージャンヌ・ダルク、貴女に問います、何故ありすちゃんを拐おうとしたのでしょうか?それと、貴女達は誰に召喚されたのでしょうか?」

 

セイバー「ちっ!おい!テメエルーラーマルタって言ったな!何でわざわざ答える必要があるんだよ!」

 

マルタ「・・・・・・・・・。」

 

ルーラー「申し訳ないですが、答える訳にはいきませんので。」

 

ジャンヌ「ありすを拐えば白野が黙っていないでしょうね、逆もしかり、もし白野が拐われたらありすも白野を捜すはず、そうすれば・・・・・・の目的である二人を捕獲できる、そんなところかしら?」

 

ルーラー「・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「黙りね、拐う目的は解りませんが拐う理由はだいたい当たりかしら。」

 

マルタ「ジャンヌ・ダルクが、貴女が人拐いとは、ルーラーが聞いて呆れますね。」

 

ルーラー「マルタ様、これにはちゃんと理由が有るのです、ですが・・・・・・・・・・。」

 

マルタ「答えられないのですね?」

 

ルーラー「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

セイバー「おいルーラー!何やってんだ!さっさと引き上げるぞ!後の事はあいつらに任せとけばいいだろう。」

 

ライダー「そうだな、あのアサシンとランサーならありす嬢ちゃんを拐うことは簡単だろう。」

 

ジャンヌ「アサシン?ランサー?・・・・・!マスター!直ぐ凛に連絡を。」

 

桜「あっ!はい。」

 

ルーラー「それでは失礼します。」

 

ジャンヌ「・・・・!?マスター、連絡はしなくていいみたいです、馬鹿ね、私達が逃がすとでも。」

 

桜「えっ?」

 

セイバー「あ?」

 

ライダー「なんと!いつの間に?」

 

李「かっかっかっ、まさかまたルーラーを目にするとはのう。」

 

アーチャー「だが、こんな場所で戦闘する訳にはいくまい、どうするマスター?」

 

リン「捕らえるしかないでしようが、その後に尋問すればいいわ。」

 

エリザ「一騎だけでいいんじゃないかしら?私はセイバーを始末したいし。」

 

セイバー「テメエ!」

 

凛「落ち着きなさいランサー!あんたが暴れたら家と周囲が吹き飛ぶわ。」

 

ジャンヌ「あらあら、いいのかしら凛、ありすをほったらかしで?」

 

凛「大丈夫よ、ライダーにキャスターとジャバウォックがいるし、後ラニとシンジがありすを護っているから。」

 

ジャンヌ「ありすはお姫様ね、皆に守られているのだから。」

 

ルーラー「・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「どうしました?急に黙り混んで、まぁいいでしょう。それではう~ん、そうですね~、ルーラー以外は消えてもらいますか?」

 

セイバー「上等っ!アヴェンジャー!テメエも俺が殺してやるよ!かかってきな!」

 

ルーラー「・・・・・・・。待ちなさいセイバー、ライダー。」

 

ライダー「おうよ!ではな、何、心配せんでもいずれ貴様らとは闘うであろう、それまでしばしの別れだ。」

 

凛「ちょっ!ライダーが持ってるやつってリターンクリスタルじゃない!」

 

ユリウス「ちっ!アサシン!」

 

李「おうさ!逃がしはせん。」

 

ライダー「はっはっはっ!遅いわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌ「逃げられましたね、まぁいいでしょう。それよりも凛、ありす達は何処に?」

 

凛「地下室に避難しているわ。」

 

桜「凛さん、さっき連絡しそびれましたがもう二騎アサシンとランサーがいるみたいなんです。私達も地下室に行った方がよろしいのでは?」

 

凛「アサシン!?ランサー!?ちょっ!ラニ達は大丈夫かしら。」

 

ユリウス「ライダーとキャスターがいるから大丈夫なはずだが。」

 

リン「とにかく地下室に行きましょう!」

 

アーチャー「!?待てマスター!・・・・・!?そこか!」

 

 

        キィンッ!

 

??「あらあら、どうして見付かったのかしら?」

 

??「貴様の殺気のせいであろうに。」

 

??「貴方の殺気じゃないのかしら?あの小娘を見た瞬間凄い殺意を貴方から感じたけど。」

 

??「・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「一騎はアサシンで間違いないわね、それと・・・。」

 

エリザ「なっ?お、伯父様!?な、何で?」

 

ランサー「あ~、駄目だ!駄目だ!エリザよ、エリザベート・バートリーよ、貴様を見た以上は私はお前を殺さなくてはいけない!」

 

エリザ「お、伯父様。」

 

李「待て!ユリウス、あのアサシンが抱えているのは。」

 

ユリウス「ありす!ラニ達は?」

 

アサシン「ふふ、その他は私の毒で眠っていますわよ、本当なら殺さなくてはいけないのですが、この子と一緒でしたからそうはいきませんでした。」

 

ランサー「さぁ!槍を構えよエリザ!我が槍で貴様を串刺しにしてあげようではないか!」

 

エリザ「待って!伯父様!私の話を聞いて!お願い!」

 

ランサー「聞く耳持たんわ!さぁ!死ぬがよいエリザ!」

 

エリザ「ちょっ!」

 

アサシン「待ちなさいランサー!」

 

ランサー「!?・・・・・何故邪魔をするアサシン。」

 

アサシン「私達は目的を果たしました、あの方の命令はありす嬢を拐う事、今は退くべきですよ。」

 

ランサー「ぐぬぬ!仕方がない、今は退こう、だが!」

 

アサシン「!?」

 

ランサー「あの小娘は我が殺す!必ずだ!」

 

アサシン「ふふ、構いませんよ、では皆様、いずれ会うこともあるでしょう、ごきけんよう。」

 

エリザ「待ちなさい!」

 

リン「アーチャー!」

 

アーチャー「逃がしはせん!」

 

アサシン「・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「はぁーーーーー!」

 

アサシン「なっ?」

 

??「そこまでです。アサシン。」

 

アサシン「くっ!いつの間に?」

 

凛「セイバー?と白野!」

 

リン「士郎!」

 

白野「間に合ったな士郎。」

 

士郎「あぁ!全力疾走だったからけっこう疲れたけど。」

 

白野「あれだけで疲れたなんて、まだまだだな。」

 

士郎「うるさい!あんだけ暴れた後での全力疾走だったんだ!逆にお前がおかしいだろ!」

 

白野「あはは、・・・・・・・さて。」

 

アサシン「・・・・・岸波白野。」

 

白野「アサシンって言ったな、今すぐありすを離してもらおうか!」

 

アサシン「・・・・・・・嫌だと言ったら?」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

アサシン「ふふ、凄い殺気ですね、それほどこの子が大切なのかしら?」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

アサシン「(サーヴァントならともかくたかが人間ごときにこの私が怖気づくとは、あの方が欲しがる訳だわ)」

 

ランサー「逃げられなくなったなアサシンよ。」

 

アサシン「ふふ、仕方ありませんっね!」

 

白野「ありす!」

 

ネロ「なっ?ありすを投げ出すとは!アサシン!貴様!」

 

アサシン「ふふ、ランサー、貴方はどうしますか?」

 

ランサー「・・・・・・。」

 

アサシン「任務失敗ね、あの方に怒られちゃうわ。」

 

士郎「あの方?」

 

白野「セイバー!ありすは!?」

 

ネロ「案ずるな奏者よ、ありすは眠っているだけだ、安心せよ。」

 

ありす「く~、く~。」

 

白野「ありす、よ、良かった。」

 

エリザ「なっ!?危ない!白野!」

 

白野「えっ?」

 

        ガキィーン!

 

ランサー「ほう、まさか貴様まで出てくるとは、英雄王よ。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・。」

 

リン「はぁーーーーー!な、何で?えっ?えっ?」

 

ギルガメッシュ「うるさいぞ雑種。」

 

リン「くっ!・・・・。」

 

白野「助かったよ、ありがとうギルガメッシュ。」

 

ギルガメッシュ「ふんっ!さて、どうする白野、こやつらを捕らえるか?それとも此処で始末するか?」

 

白野「捕らえる方を優先で行くべきだな、聞きたいこともあるし。」

 

アサシン「・・・・・・・・・くっ!」

 

ギルガメッシュ「ほう、ならば一騎だけでよかろう、もう一騎の雑種は始末するか。」

 

白野「いや、流石にギルガメッシュが暴れたらユリウス達の家が消し飛ぶから、ギルガメッシュは待機でお願いします。」

 

ギルガメッシュ「ふははははははは!この我に待機と命ずるか!流石は元マスターよな!後にも先にもこの我に命令できるのは貴様だけであろうよ!」

 

リン「う、嘘でしょ!あの英雄王に?岸波君って何者なの?」

 

凛「馬鹿な奴よ、後只のお人好しね。」

 

アーチャー「それに天然でもあるな。」

 

士郎「確かフラグ建築士って言われてるよな。」

 

ユリウス「人の話を聞かない自分勝手な奴だな、これと決めたら突っ込んでいく、そのせいで俺達は苦労している。」

 

桜「あ、あの、皆さん、先輩は凄く優しい方ですよ。」

 

凛「桜、あんたは甘過ぎるわね、その優しさのせいで白野はいろんな所からフラグを回収してるのよ、しかも等の本人はその事に全く気づかないどうしようもないお馬鹿なの。」

 

桜「あはは・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「ふははははははは!白野よ、貴様の雑種どもに好き勝手言われているな!」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「ふははははははは!なにも言い返せぬとはな!やはり貴様は我を退屈させぬわ!ふははははははは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「・・・・・・・・・・・・ぐす。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第20話~

  完

 

 

 

 

 




いや~、天地無用魎皇鬼第4期最高です!
皆さんも是非!
それでは次回もヨロシクです。


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第21話

そういえばfate/extraのアニメは何時からなのだろうか?

そう思いながらの第21話、よろしくお願いします。


~白野と凛達が合流する数十分前~

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「セイバー、相手はあのアーサー王、俺の予想じゃ多分スピードや剣術においてはかなりのはずだ。」

 

ネロ「ならば奏者よ、先手必勝!こちらから仕掛けるぞ!」

 

白野「あぁ!行くぞセイバー!」

 

ネロ「うむ!はぁーーーーー!」

 

士郎「!?セイバー!」

 

セイバー「はい!はぁーーーーー!」

 

         ギィンッ!

 

ネロ「!?くっ!まさかほぼ同時とは!良い!流石はアーサー王、だが・・・・・・。」

 

セイバー「なっ!?なんて力だ!」

 

ネロ「どうした青セイバーよ、ふふん、どうやら力は余の方が上みたいだな!」

 

士郎「セイバー!?」

 

セイバー「くっ!大丈夫ですマスター、所詮は力押し、ならば。」

 

ネロ「なっ?消え・・・・・・!」

 

白野「セイバー!後ろだ!」

 

ネロ「・・・・・・!?」

 

セイバー「っ!驚きました。まさかこれを避けきるとは、流石は赤セイバー。」

 

ネロ「奏者のお陰だがな!しかし、たいしたスピードだな、奏者がいなければ余は貴様の剣を避けきれなかったであろう。」

 

セイバー「なるほど、士郎が言った通りあなた達は強い絆で結ばれているのですね、流石は月の聖杯戦争を勝ち抜いただけの事はある。」

 

ネロ「ほう、月の聖杯戦争を知っているのか?」

 

白野「アーチャーが遠坂さんに俺の事を話したからな、ならばおのずと士郎にも俺の事は遠坂さんに教えられたはずだ。」

 

ネロ「なるぼどな、ならば奏者よ、コードキャストも士郎は知っておるのか?」

 

白野「どうだろ?アーチャーが俺が使えると知ってれば話してると思うけど。」

 

ネロ「ふむ、奏者の事をほとんど把握してるのか、して奏者よ、あの青セイバーをどう見る。」

 

白野「流石はアーサー王って事はあるな、セイバーの名にふさわしいよ、力はセイバーが上だけど青セイバーのスピードはかなりの物だ、下手をすれば長期戦になるかもな。」

 

ネロ「流石に青セイバーは宝具を使えまいであろうな、ならば奏者よ、奏者の観察眼が頼りであるな!余の全てを奏者に!余は奏者のサーヴァント!奏者の指示に従うのみ!奏者に勝利を与えるこそ余の喜び!行くぞ奏者よ!」

 

白野「あぁ!セイバー!士郎が何か企んでる、気を付けろよ!」

 

ネロ「うむ!はぁーーーーー!」

 

セイバー「っ!?さっきよりスピードが上がっている!?いよいよ本気ですか?赤セイバー!」

 

ネロ「何を言うか?余は初めから全力疾走だ!スピードが上がっているのは奏者がサポートしてるからである!だからこそ余は奏者に勝利を与える!奏者に頭を撫でて貰うのだ!」

 

セイバー「くっ!私も我がマスターに勝利を!その後士郎に頭を撫でて貰いましょう!はぁーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「(駄目だ!サポートしたいけどスピードに付いていけない、・・・・・白野は・・・・・)えっ!?」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

士郎「(み、見えてるのか!?あのスピードを、え~~?どんな動体視力してるんだあいつは!?)」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

士郎「(何か構えてる?確か遠坂が『岸波君はコードキャストとかいう魔術を使えるわ、だから士郎、岸波君と戦うときは彼にも注意が必要よ。』とか言ってたな、なら此方も)・・・・・トレースオン、・・・・・・はぁ、駄目だな、やっぱりアーチャー見たいにはいかないか、何かいびつな刀だな、あはは・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

白野「(えっ!?士郎の両手から刀が?・・・・・。アーチャーと同じで魔力を具現化できるのか?)」

 

士郎「・・・・・・・・・・。」

 

白野「(何か企んでると思ったけど・・・・・だったら)」

 

士郎「えっ!白野がいない?」

 

白野「後ろですよ士郎さん。」

 

士郎「なっ、えっ!?いつの間に!」

 

白野「スピードを上げたからな、悪いけどそれは使わせない。」

 

士郎「コードキャストか?てか何で俺が刀の具現化出来るって知ってるんだ!」

 

白野「アーチャーと同じだろそれ?てか何でコードキャスト知ってるんだ!アーチャーの奴だな!おのれアーチャー!許さん!」

 

士郎「アーチャーと同じって!」

 

白野「遠坂さんに教えられただろ、アーチャーも月の聖杯戦争では俺のサーヴァントだったからな、何かいびつな形だけどアーチャーの双剣に似てるし。」

 

士郎「どんな動体視力してるんだお前は!」

 

白野「兎に角、その双剣は壊させて貰う!」

 

士郎「くっ!だったら!」

 

白野「なっ!?セイバー!後ろに跳べっ!」

 

ネロ「っ!?くっ!」

 

セイバー「ふっ、流石は士郎!はぁーーーーー!」

 

ネロ「ちっ!」

 

白野「させるか!コードキャスト《hack_skl》」

 

セイバー「がっ!は、白野!?な、何を!?」

 

ネロ「見事だ奏者よ!終わりだ青セイバー!はぁーーーーー!」

 

白野「・・・・っ!駄目だ!セイバー!下がれ!」

 

ネロ「むっ!」

 

         ザンッ!

 

ネロ「な、なんと!・・・・先程の双剣か?」

 

士郎「ちっ!」

 

白野「まさか双剣をセイバーに投げつけるとは、それにそれはブーメランみたいな形をしてるからな、いびつな形である意味危ないと判断してて良かった。」

 

士郎「いびつな形って、・・・・・くそ!まだまだ修行が必要だな。」

 

白野「さて・・・・、悪いな士郎、ここからはセイバーの邪魔はさせない、セイバー!」

 

ネロ「うむ!さぁ!青セイバーよ!余とのマスター無しでの一騎討ち、覚悟せよ!」

 

セイバー「はぁ、はぁ、貴女こそ、どちらの剣技が上か今此処ではっきりさせましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数十分後~

 

ネロ「はぁ、はぁ、はぁ、えーい!いい加減諦めぬか!青セイバー!」

 

セイバー「はぁ、はぁ、はぁ、そちらこそ敗けを認めなさい!赤セイバー!」

 

ネロ「むぅ~~!ならばこれで最後!我が情熱の炎!受けるが良い!」

 

セイバー「そちらこそ!全てを吹き飛ばす風を受けて貰いましょう!」

 

士郎「なっ!赤セイバーの剣から炎が!」

 

白野「エクスカリバーに風が纏っている!ちょっ!そんな状態で打ち合えば・・・・・・ヤバイ!」

 

ネロ「はぁーーーーーーーーーーーー!!」

 

セイバー「はぁーーーーーーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野・士郎「・・・っ!セイバー!下がれ!」

 

ネロ・セイバー「っ!」

 

       ドカカカカッ!

 

ネロ「な、何!?」

 

セイバー「誰です!?邪魔をするのは!?」

 

??「・・・・・・・・・。」

 

白野「ギ、ギルガメッシュ!何で・・・?」

 

ギルガメッシュ「何をしている雑種どもよ、まぁ良い、我が此処に来たのは白野に話があるのだからな。」

 

セイバー「なっ!?ギ、ギルガメッシュだと!何故貴方が此処にいるのです!」

 

ギルガメッシュ「さて、白野よ、貴様に話さなくてはならぬ事がある。」

 

セイバー「答えなさい!ギルガメッシュ!」

 

ギルガメッシュ「五月蝿い蝿が、貴様らのことはどうでも良い、我を気にせずさっさと殺し会えばよかろう。」

 

士郎「ギルガメッシュ、あれが英雄王ギルガメッシュ。」

 

ネロ「ふんっ!金ぴかよ、貴様のせいで興が冷めた、して奏者に何用だ。」

 

ギルガメッシュ「本来なら我は関係ない事だが白野は我の元マスター、少し助言をしてやろうとな。」

 

白野「助言?」

 

ギルガメッシュ「ユリウスとか言ったな、あの者達に危険が迫っている、それだけよ。」

 

白野「危険が・・・・・・っ!セイバー!今すぐユリウス達の所に帰るぞ!」

 

ネロ「うむ!」

 

ギルガメッシュ「急ぐが良い雑種よ、でなければ貴様の大事な雑種が拐われるぞ、ふははははは!」

 

白野「大事な・・・・・・っ!!あ、ありす!?急ぐぞセイバー!待ってろありす!今お兄ちゃんが助けにいくぞ!うぉーーーーーー!!」

 

ネロ「そ、奏者!?ま、待たぬか!奏者ーーーーーー!」

 

ギルガメッシュ「ふむ、あれがシスコンと言うやつか、くははははは!」

 

セイバー「ギルガメッシュ!」

 

ギルガメッシュ「ん?何だ、まだいたのか?」

 

セイバー「答えなさい!何故貴方がいるのかを!」

 

ギルガメッシュ「下らん質問だな、セイバーよ、貴様に答える必要はない、ではなセイバー。」

 

セイバー「何処に行くのです!?」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・。」

 

セイバー「くっ!あいからわず人を見下すその目、ですが・・・・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・・。」

 

セイバー「良いでしょう、何故貴方がいるのかはこの際置いときましょう・・・・・士郎。」

 

士郎「あぁ!行こうセイバー、遠坂達が危ないんだ。」

 

セイバー「えぇ、それと・・・・・。」

 

士郎「ん?どうしたセイバー?」

 

セイバー「いえ、大丈夫です。行きましょうマスター!」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・・。」

 

セイバー「(まさかあの英雄王が助言だなんて、それに白野を元マスターと、白野、貴方はいったい何者なのですか?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして~

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

アサシン「くっ!?ランサー!引きますよ!何故か分かりませんがあの男は危険な感じがします。」

 

ランサー「ふははははは!流石は月の支配者よ!良い!良いぞ!ふははははは!」

 

アサシン「ランサー!?」

 

ランサー「アサシンよ、リターンクリスタルは持っておるな。」

 

アサシン「え、えぇ。」

 

ランサー「ではさっさと消えるが良い!貴様は邪魔だからな。」

 

アサシン「くっ!ま、まぁ良いでしょう、では失礼しますね。」

 

白野「アサシン!・・・・・・・消えたか、まさかリターンクリスタルを持ってるなんて。」

 

凛「アサシンは兎に角、よりにもよって厄介な奴が残ったわね。」

 

白野「あぁ、ランサー・・・・、いや、ヴラド三世、サーヴァントの数は此方が上だけどヴラド三世からすればむしろ好都合かもしれないな。」

 

凛「あいつの宝具はそれに特化してるからね、下手をすれば一瞬で全員串刺しよ、対一が好ましいわね・・、仕方ないか、エリザ!あんたが相手しなさい。」

 

エリザ「えっ!?わ、私がおじ様と!?ちょっ、冗談でしょ!」

 

凛「いいから、何だか分からないけどあのランサーはあんたに怨みが有るみたいだし。」

 

エリザ「うっ!し、仕方ないわね、だけど凛!ちゃんとサポートしてよね!」

 

凛「分かってるわよ、白野君、皆を安全な場所へ。」

 

白野「あぁ、頼んだ、凛、ランサー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「・・・・・・・・よし!さて、ヴラド三世、あんたの相手は私達よ!」

 

エリザ「う~~、お、おじ様?」

 

ランサー「ふははははは!それは構わぬが、どうしたエリザベートよ、覇気が無いではないか、まぁ良い、エリザベートよ、貴様は我が槍にて串刺しにしてくれよう。」

 

凛「何やってんの!来るわよ!構えなさいランサー!」

 

エリザ「くっ!よ、よし!頑張れエリザ、おじ様相手とはいえちゃんと戦わないと。」

 

ランサー「ふははははは!さぁ!死ぬがいい、エリザベート・バート・・。」

 

エリザ「えっ?き、消えた!?えっ?えっ?」

 

凛「はぁー!何で?」

 

エリザ「あれ?あれ?お、おじ様?おじ様?」

 

凛「・・・・・・はっ?ま、まさか強制帰還?ランサーのマスターもしくはランサーを召喚した奴が無理矢理帰還させたのね。」

 

エリザ「えっ?そうなの?な、何か分からないけど助かったのね!」

 

凛「あんたね~~、どれだけあのヴラド三世を恐れてるのよ、まぁ、ある意味助かったのは確かだけど。」

 

エリザ「う、五月蝿い!でも・・・・、そうね、確かに私はおじ様を恐れてるわ、だけどそれじゃあ駄目ね、うん、よし!頑張れ私!次こそはちゃんと戦わないと、おじ様とちゃんと向き合わないとね!」

 

凛「はぁ、次こそはねぇ~、まぁ良いでしょ。」

 

白野「凛、エリザ!・・・・・って!?あれ?ランサーは?」

 

凛「ちょっ!白野!?・・・・・はぁ、まぁいいか、ランサーならいないわよ、多分強制帰還でもされたんでしょうね。」

 

白野「強制帰還?」

 

凛「そ、なんにせよ助かったわね、私の判断とはいえあのヴラド三世とエリザは相性最悪だわ、エリザはびびりまくってたし。」

 

エリザ「だ、大丈夫よ、次こそはちゃんとおじ様と戦うわよ!た、多分。」

 

凛「はいはい、所で白野、皆はどうしたの?」

 

白野「安全な場所へ行ってるはずだよ、後ユリウスは地下に行ってる、ラニやシンジ達を起こすとか言ってたな。」

 

凛「そう・・・・・・・、ぶはぁーーー!つ、疲れた!て言うか何なのいったい!あのランサーといい、ルーラーといい、後セイバーにライダーにアサシン!・・・・・っは!まだキャスターにアーチャー、バーサーカーもいるのよね!どうなってんの冬木の聖杯戦争は!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある場所~

 

ランサー「・・・・・・・・・。」

 

??「ご機嫌斜めですねランサー。」

 

ランサー「・・・・・・・・。」

 

??「黙りですか?まぁ仕方ないでしょうね、ですがこれはあの方のご指示ですので今は我慢してくださいね。」

 

セイバー「けっ!あいからわずいかすけねぇ奴だな!」

 

ルーラー「黙りなさいセイバー、ランサーの機嫌を損ねてはいけません。」

 

セイバー「ちっ!何ランサーごときにびびってるんだ!」

 

ルーラー「セイバー!」

 

ライダー「ふははははは!セイバーよ、貴様はランサーの恐ろしさがわかっとらんみたいだな!この征服王でも恐ろしさがわかると言うのにのぅ。」

 

セイバー「けっ!」

 

アサシン「・・・・・岸波白野のせいでありす譲を捕らえられませんでしたね、あの方に何て言えば。」

 

??「大丈夫ですよアサシン、キャスターの報告によれば問題ないとの事です、まだチャンスはあるとの事。」

 

アサシン「・・・・・・・・・・・・・。」

 

??「おや、どうしました?」

 

アサシン「貴女は本当にあのバーサーカーなのですか?バーサーカーが自我を持つなど信じられません。」

 

バーサーカー「あらあら、間違いなく私はバーサーカーですよ、試して見ますか?アサシン?」

 

アサシン「結構です、そういえばアーチャーはどうしました?」

 

バーサーカー「アーチャーでしたら他のサーヴァント達の所ですよ、本当あの方の力は素晴らしいですね、私達だけではなく全てのサーヴァントの使役をするのですから。」

 

セイバー「けっ!所詮は只のトップなだけだろ、俺達にはちゃんとマスターが要るんだ。」

 

ルーラー「ですがマスター達はあの方に崇拝しています。

あの方が要るからこそ私達はこうしていられるのです。」

 

ライダー「ふははははは!ルーラーよお主は聖杯に呼ばれたのであろうに。」

 

ルーラー「そうですね、ですがそれが何か問題でも?私はあの方のサーヴァントとして従うのみ、ただそれだけです。」

 

ライダー「ふははははは!そうかそうか、それも良かろう、だが、確かに我がマスター達はあの方に崇拝してるからのぅ、しかもマスター14人全てが崇拝してるとは驚きであるな。」

 

バーサーカー「うふふ、果たしてそうでしょうか?何人かは何か企んでいる見たいですよ、私達のマスターはともかく他のサーヴァントのマスターの中にですが。」

 

アサシン「捨て置けば良いのでは?数人だけではさして問題ないでしょう。」

 

バーサーカー「うふふ、えぇ、えぇ、そうですね、ですが私達は岸波白野さんとありすちゃんを捕らえなければいけません、月の支配者の岸波白野さんに爆大な魔力量を持つありすちゃんを、全てはあのお方の為に。」

 

ルーラー「そうですね、裏切るかもしれないマスターは私が請け負いましょう、もし裏切ることがあれば私が始末します。ですがそうなる前にあの方の望みが叶えられれば何かを企んでいるマスターも気が変わるはず。」

 

アサシン「望みですか?いったいあの方は何を望んでいるのでしょうか?」

 

セイバー「けっ!知るかよ。」

 

ルーラー「さぁ、私にも分かりません、ですが。」

 

アサシン「??」

 

ルーラー「きっと素晴らしい願いのはず、あの優しく全てを包み込む包容力、あの方こそ、私が望むお方、私の新たな主として、あぁ、我が主よ、私の全てをあなたに捧げます。」

 

バーサーカー「あらあら、貴女こそ崇拝していますね、ルーラーさん。」

 

ルーラー「あぁ!我が主よ、全てはあなたのために、汝は

我が全て、汝こそ我が主にふさわしいお方、この身この命はあなた様の物、あなた様の望みこそ我が幸せなのです!」

 

ライダー「ふははははは!ああなるとルーラーは周りが見えとらんな、では失礼する、次に何をすべきなのかマスターに聞かなくてはならんからな。」

 

セイバー「俺もそうするぜ、サーヴァントはマスターに従うのみ、じゃあな。」

 

アサシン「では私も・・・・、ランサー、貴方はどうするのですか?」

 

ランサー「マスターの所に行く、ではな。」

 

バーサーカー「おやおや、皆さんルーラーさんをほったらかしで、はぁ、仕方ありませんね、私が見ていますか、しかし本当に貴女はあのお方に崇拝してるのですね、ルーラーさん。」

 

ルーラー「さぁ!我が主よ、次の指令を私に、あなた様の為ならば私はどんな悪事にも手を染めましょう!あなた様の為なら私は我が身を命を、あなた様の為に使いましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第21話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                




最近投稿が遅いですが暖かい目で観ていただけたら嬉しいです。
それでは次回もよろしくお願いします。
評価・感想は何時でも歓迎します。【感想のお返しが出来ないのは申し訳ないです。】



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第22話

ハロウィンイベントが始まるみたいですね。
またエリザちゃんかな?次はどのクラスで来るか楽しみです!

それでは第22話暖かい目で読んでください!


 

白野「ふゎ~~。」

 

凛「大きなアクビね・・・・。」

 

白野「っ!!」

 

凛「何驚いてるのよ、まぁいいわ、はいこれ、氷室さんに頼まれてた書類。」

 

白野「あ、ありがとう・・・・・・。」

 

凛「・・・・ん?何?」

 

白野「えっ?い、いや、何、まさか凛達が新聞部に入るなんて思わなかったから。」

 

凛「そうね、蒔寺さんに誘われたときは余り興味なかったけど、新聞部が使っている書斎庫って結構な情報が眠っているからね。」

 

白野「新聞部顧問の趣味もあるからな、あの先生は一度興味を持つと一から十まで調べてるし、そういった書類や本があの部屋には沢山あるんだ。」

 

凛「確かに、まさかこんな物まで見付かるとは思わなかっわ。」

 

白野「・・・?」

 

凛「冬木の歴史の本、それもかなりの貴重な本よ、先生に貸してほしいと聞いたら『構わないが』って貸してくれたわ。」

 

白野「そんな本が!」

 

凛「見付けにくい所にあったからね、多分私かラニみたいな魔術師じゃないと見付けられないわ。」

 

白野「はい?」

 

凛「この本に少しだけ魔力を感じたのよ。」

 

白野「魔力って?何か嫌な予感が・・・・。」

 

凛「大丈夫よ、今は見ないし、帰ってから調べるわ、それより白野、あんた今から衛宮君と弓道対決よね、行かなくていいの?」

 

白野「えっ?あっ!そうだった!」

 

凛「じゃあ行きましょうか。私もあんたと衛宮君との弓道対決観たいしね。」

 

白野「あぁ、そういえばラニと桜は?」

 

凛「あの二人なら蒔寺さんに弓道部の道場での場所取りを頼まれてたわ。」

 

白野「場所取りって、そんな人が集まるわけでもないのに。」

 

凛「・・・・・・はぁ、そう思ってるのはあんたと衛宮君だけよ。」

 

白野「??」

 

凛「たくっ、さ、行くわよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~弓道道場~

 

白野「な、なんじゃこりゃー!」

 

       ワイワイガヤガヤ。

 

凛「これまた、凄いわね。」

 

白野「な、何でこんなに人が!」

 

氷室「おっ?来たな白野、兎に角更衣室へ行くぞ、美綴達が待っているからな。」

 

白野「あ、あぁ、なぁ氷室、何でこんなに人が要るんだ?」

 

氷室「そりゃあ、白野と衛宮を観に来たんだろうな、だが、蒔寺が宣伝していたしそのせいもあるのかもな。」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

凛「とりあえず更衣室に行きましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ガチヤ。

 

美綴「お、来た来た!じゃ、これに着替えろな、衛宮はもう道場で待っているから急げよ。」

 

白野「はい?えっ?いや、別に体操服でもいいんじゃ。」

 

美綴「・・・・・・あの時の約束覚えてるよな?」

 

白野「すぐに着替えます!」

 

美綴「着替えたら道場に来いよ。」

 

白野「・・・・・・・・はぁ~~、着替えるか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒔寺「綾子、あれ?白野は?」

 

美綴「今着替えてる、もう少ししたら道場に来るだろ。」

 

蒔寺「ふ~ん、でもさ、良かったの?どうせなら白野とデートとかすれば良かったのに。」

 

美綴「なっ!?な、な、な、何言ってるんだ!そ、そそそそそそそんな事言えるわけないだろ!」

 

        ドコ~ン!

 

蒔寺「アベシ~ー!」

 

氷室「・・・・・・・・・・。」

 

凛「・・・・・・・・・・。」

 

美綴「はぁ、はぁ、はぁ、・・・・・・さ、道場に行くぞ。」

 

凛「そうね、行きましょ。」

 

氷室「・・・・・・・バカな奴だな。」

 

蒔寺「・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リン「あら?美綴さん、岸波君は?」

 

美綴「もう少ししたら来るだろ、でもあれだな、まさかあんたまで観に来るとはな。」

 

リン「確か去年士郎と岸波君が対決した時は引き分けだったのよね、あの二人が対決とかある意味面白そうだしね。」

 

氷室「しかし、本当道場が満席だな、そんなにあの二人の対決が珍しいのか?」

 

リン「違うわよ氷室さん、友達から聞いたけど岸波君てかなりモテるのよね、士郎の胴着姿は見慣れてるけど岸波君の胴着姿はかなりのレアだって言ってたわ。」

 

凛「なるほどね、どうりで女子が多いわけだわ。」

 

三枝「あ、鐘ちゃん、こっちこっち!」

 

氷室「うむ、いい場所が取れたな。」

 

ラニ「当然です、言われたからには完璧にこなす、それが私、ラニ=Ⅷなのです。」

 

氷室「そ、そうか。」

 

桜「あ、あの、氷室さん、先輩は?」

 

氷室「あぁ、もう少ししたら来るだろ。」

 

凛「へぇ~、いい場所じゃない、さすがラニね。」

 

三枝「所で楓ちゃんは?」

 

氷室「そのうち来るだろ。」

 

凛「えぇ、そのうち来るわね。」

 

三枝「そ、そう。」

 

桜「あっ!先輩が来ましたよ。」

 

 

 

 

女子生徒1「きゃ~~~!岸波君!」

 

女子生徒2「や、やばい!岸波の胴着姿はかなりやばいわ。」

 

女子生徒3「照れてる姿も可愛い!くそー、新聞部め、カメラ禁止なんかして、折角のシャッターチャンスが。」

 

女子生徒4「岸波先輩、す、素敵です。」

 

男子生徒「はぁ、はぁ、はぁ、ヤバス、岸波君ヤバス。」

 

女子生徒5「岸波君×衛宮君か・・・・・アリね!」

 

 

 

凛「・・・・・・・・何か変な声混ざってなかった?」

 

ラニ「気にしない方がいいですよ凛。」

 

蒔寺「さぁ!新聞部の皆気合い入れてくわよ!」

 

氷室「お、復活したのか?」

 

蒔寺「てっゆーか、何で誰も起こしてくれないの?気が付けば私一人だけだし!白野だって通りすぎたはずなのに、何か私の扱い段々酷くなってない!?」

 

氷室「気のせいだろ。」

 

凛「気のせいね。」

 

リン「気のせいでしょ。」

 

蒔寺「ぐぬぬ・・・・!」

 

リン「そう言えば、女子生徒の会話で新聞部がカメラ禁止にしたとか言ってたけど、何でカメラ禁止なんかにしたの?」

 

氷室「一応白野と衛宮の真剣勝負だからな、カメラが多いと二人とも気が散るだろ、撮影関係は新聞部と写真部で行からと言っておいた。」

 

桜「三枝さん、先輩のカッコいい所よろしくお願いしますね。」

 

三枝「カメラの担当は岸波君なんだけど・・・、うん、よし!頑張るね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎「お、来たな白野、まさかまたお前と真剣勝負するとはな。」

 

白野「まぁ、美綴の願いだしな。」

 

士郎「へえー、美綴と何かあったのか?いきなり俺と弓道勝負だなんて。」

 

白野「・・・・・・・色々と事情かあるんですよ士郎さん。」

 

士郎「そ、そうか。」

 

白野「所で士郎、悪いなこんな事に付き合わせて。」

 

士郎「構わないさ、お前とはもう一度勝負したかったしな。」

 

美綴「岸波、とりあえず軽く練習したらいい、何せお前は弓道なんて久しぶりだろ、ウォーミングアップ程度ほどやってから衛宮との勝負といこう。」

 

白野「そうだな、とりあえず軽く練習するか、何せ胴着着てなんて初めてだし。」

 

士郎「俺もそうするか・・・・・、そうだ、白野。」

 

白野「何?」

 

士郎「やるからには真剣勝負だからな、弓道歴は俺が上だけど白野との対決は本気でやらないとな。」

 

白野「・・・・・あ、あの士郎さん、少しは手加減をしてほしいな、なんて・・・・。」

 

美綴「衛宮には手を抜くなと言ってある、じゃないと岸波が勝つだろ、去年の弓道対決も衛宮は本気でやってたし、素人の岸波相手にあの時は真剣だったんだ、今回も真剣勝負だからかな、ま、私が観てるしお互いまじでやれよ。」

 

白野「わかりました、美綴さん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜「あ、先輩が出ましたよ。」

 

氷室「軽くウォーミングアップでもするんだろ。」

 

三枝「シャッターチャンスだよね?」

 

蒔寺「そうよ、バンバン撮りなさい!白野の胴着姿なんてレア中のレアなんだから。」

 

三枝「う、うん、頑張るよ!」

 

凛「へ~、それなりの形になってるじゃない。」

 

ラニ「(今度で三枝さんに白野さんの写真をプリントアウトしてもらいましょう、出来れば一番カッコいい姿を、うふふ、私の宝物ですね)」

 

 

 

BB「センパイの格好いい勇姿!これは見逃せません!メモリーに保存です!それにしてもセンパイの胴着姿なんて・・・・・・・、最高級品じゃないですか!私の新たなセンパイ写真集に追加です!」

 

メルト「へぇ~、いいわ!白野の胴着姿、最高ね!」

 

リップ「先輩のカッコいい胴着、・・・・・・、素敵です、先輩。」

 

タマモ「あ~ん、ご主人様!そんな素敵な姿、このタマモ一生タマモの脳内に永久保存です! も~、イケ魂過ぎです!まさか胴着姿でここまで変わるとは!ご主人様は私に何度惚れさせる気ですか!はぁ、はぁ、はぁ、いけねぇ、ヨダレが。」

 

 

 

 

 

 

 

白野「・・・・・・・・ん。」

 

士郎「?、どうした?」

 

白野「い、いや、気のせいかな?」

 

士郎「??。」

 

美綴「そろそろいいか?んじゃ、始めるか、先攻は岸波からな、お互い真剣勝負だからかな、衛宮も手を抜くなよ、それじゃあ、試合始め!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~試合終了後~

 

桜「すっかり暗くなりましたね、早く帰らないと。」

 

凛「そうね、で、やっぱ勝てなかったわね白野。」

 

白野「やっぱって、まぁ、どちらかが勝つまで試合は終わらないからな、流石に士郎相手だと勝てる確率はあんまりないよ、他の弓道部員でも俺は勝てないだろうな。」

 

ラニ「そうでしょうか?白野さんと衛宮さんの勝負はかなり接戦していたと思うのですが。」

 

凛「そうね、でも二時間近くお互い射ちっぱなしじゃ流石に体力が持たないわ、集中力も途切れるしね、多分勝敗の結果は集中力でしょうね。」

 

桜「でも先輩胴着に素敵でしたよ、矢を射っている時の姿も凛々しかったです。」

 

白野「えっ?そ、そう、あ、ありがとう桜。」

 

桜「あ、い、いえ。」

 

凛「まったく、だけどあれよね、二時間近く試合したのに誰も道場から出なかったわよね、やっぱあんたらの勝負事は珍しいのかしらね。」

 

白野「士郎と勝負とか去年の弓道対決以外は無いと思うよ、だから今回で二回目かな、だけどあんなに人が集まるなんて思わなかったな。」

 

ラニ「白野さんと衛宮さんはかなりの天然ですね、フラグ建築乙です。」

 

白野「んっ?何か言ったラニ?」

 

ラニ「何でもありません。」

 

 

白野「そう、あ、俺は此方だな、それじゃまた明日な。」

 

凛「待ちなさい白野、駄目よ、あんたは今日から私達と一緒に住むの、あんたは狙われてるんだから一人には出来ないでしょ。」

 

白野「大丈夫だよ、なっ?セイバー。」

 

ネロ「うむ!当然であろう!最強である余がいるのだ!奏者は余が守る!」

 

凛「却下よ、悪いけどセイバー、白野は今日から暫くは私達と一緒に暮らすわ、セイバーは大丈夫かもしれないけど白野はバカだから一人だと何があるか分からないからね。」

 

ネロ「う~む、確かに我が奏者はお人好しで天然、優しすぎるしな、更にはかなりの男前、本来なら余が奏者を守るが、仲間は多いことに越したことはない・・・だが、それだと余の奏者を独り占めできぬ・・・・・むむむむ。」

 

ラニ「なら、白野さんとセイバーを同じ部屋にするのではいいのでは?」

 

凛「却下よ!」

 

桜「だ、駄目です!」

 

エリザ「ダメに決まってるでしょ!」

 

ジャンヌ「なら、白野は私と同じ部屋にと言う事で。」

 

桜「ぜ、絶対駄目です!」

 

ジャンヌ「あら残念。」

 

凛「兎に角白野、あんたは暫くは私達と一緒に住むの、いい?わかったかしら?」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

凛「返事は?」

 

白野「は、はい!」

 

凛「よろしい。」

 

ネロ「むむむむ、どうしたものか?・・・・・・。」

 

ジャンヌ「あらあら、もう決まってるにまだ考えてるとは、セイバーは白野の事を考えると回りが見えないみたいですね。」

 

エリザ「ほっとけばいいのよ、その内わかるから。」

 

ラニ「・・・・・・・・っ!?凛、桜。」

 

凛「えぇ、人払いの結界ね、まさかこんな道端でやるなんて。」

 

桜「いったい誰でしょうか?」

 

 

 

 

 

 

??「やあ岸波、ようやくお前に会えたよ、これでやっとお前を始末できるよ。」

 

白野「・・・・・えっ?あっ?し、慎二?慎二か?」

 

慎二「何?僕で悪い、まぁいいさ、僕はお前に会えたんだし、本当ならあの糞ガキとそのサーヴァントを始末したいんだけど、ここには居ないみたいだし、まぁ、後で殺すか。」

 

白野「・・・・・・・・・あ?」

 

凛「白野、落ち着きなさい、それで?間桐君、いったい何の用かしら?悪いけど私達はもう帰るんだけど。」

 

慎二「遠坂、チッ、同じ名前が二人、めんどくさいな、こいつも始末するか。」

 

凛「・・・・・・始末する?サーヴァントもいない貴方がどうやって?第一貴方は聖杯戦争ではリタイアしたはずじゃないかしら?間桐慎二君?」

 

慎二「あぁ、そうだよ、僕は第5次聖杯戦争はリタイアしたさ、だけどあんなのは不公平だろあの時の僕のサーヴァントはハズレなんだからさ、あんなゴミカスサーヴァントじゃ話にならない。」

 

ラニ「仮初めのマスターが何を言い出すかと思えば、所詮は仮初めマスター、貴方の魔力ではあのライダーの力は半分ぐらいしか出せてませんよ、宝具事態はかなり強力みたいでしたが。シンジのサーヴァントも言っていました『本来のマスターなら、勝ちは向こうさね。』と。」

 

慎二「だ、黙れ!何が向こうの勝ちだ!あんなサーヴァント、ただのゴミサーヴァントだろ、じゃないと僕が聖杯戦争に勝ち残るはすなんだよ!そうさ、僕は優秀なマスターだからね、ちゃんとしたサーヴァントなら今ごろ僕が勝ち残ってるんだよ!」

 

凛「・・・・・・・・・・・。」

 

ラニ「・・・・・・・・・・・。」

 

桜「・・・・・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

慎二「はぁ、はぁ、はは、まぁいいさ、あんなゴミサーヴァントの事なんて、本当なら岸波だけを始末する予定だったけどお前ら纏めて始末してやる、さぁ!出番だ!ライダー!」

 

白野「・・・・っ?ライダー!?」

 

凛「またライダー!?」

 

ラニ「間桐の名はライダーが召喚されるんでしょうか?」

 

桜「あ、あの、私は違いますけど。」

 

慎二「う、五月蝿い!ライダー!こいつらを始末しろ!」

 

ライダー「仕方ありませんわね、はい、ライダー参上です!」

 

慎二「さぁ!ライダー!こいつらを始しろ!」

 

ライダー「う~ん、それは出来ないわマスター、だって岸波白野さんは捕らえなくちゃいけないんですもの。」

 

慎二「はぁ~~!僕はお前のマスターだろ、マスターの言うことはちゃんと聞けよ!」

 

ライダー「う~ん、やっぱり駄目ですわ、皆仲良くした方がきっと楽しいですもの、そうでしょ?ジャンヌちゃん。」

 

ジャンヌ「はぁ~~、何なの、またなの?どうして何度も私の知るサーヴァントが出てくるのかしら?誰かの作意なのかしら?」

 

ライダー「作意?何の事だかわからないけど、お久し振りね!あの時は敵同士だったけどまたこうして貴女と会えて嬉しいわ!」

 

ジャンヌ「今も敵同士だけど。」

 

エリザ「何?またあんたの知り合い?」

 

ライダー「あら?まぁ!エリザベートちゃん!久しぶりだわ!えぇ、えぇ、本当に!」

 

エリザ「あんた誰?」

 

ライダー「あれ?私の事覚えてないのかしら?残念。」

 

エリザ「ちょっ!何もそんな落ち込まなくても。」

 

凛「何なのいったい?」

 

ラニ「どうやらあのサーヴァント、いえ、ライダーはアヴェンジャーとランサーの知り合いみたいですね。ランサーは覚えてないみたいですが。」

 

桜「随分フレンドリーみたいですね。それによく見るととても愛らしいサーヴァントさんです。」

 

白野「うんうん、確かに、見ていて和むライダーさんだね、癒し系なのかな?」

 

ライダー「あら、ありがとう!岸波白野さん、私も貴方を見ていると何だか落ち着くわ、あのマスターのせいかしら?」

 

白野「あのマスター?」

 

ライダー「気にしないで白野さん、それは私個人の事ですから。」

 

白野「は、はぁ。」

 

ネロ「何を呆けておる奏者よ!あのライダーは敵であろう!まったく、貴様も貴様で余達の敵ならさっさと掛かってこい!」

 

ライダー「あらあら、どうしましょう?どうしましょうか?マスター?」

 

慎二「はぁ!?始末するんだよ!百歩譲って岸波は始末しないでもいいけど、後は始末できるだろ!」

 

ライダー「貴女方はどうすればいいと思うかしら?」

 

そう言うとライダーは後ろへ振り向く。

 

 

 

セイバー「はんっ!そんなもん岸波以外は殺せばいいだろうが!てか、いきなり話しかけんな!」

 

アーチャー「まったくだね、ライダー君、君はもう少し状況を把握した方がいいんではないかね、お陰で不意打ちが出来なくなってしまったではないか。」

 

バーサーカー「あらあらまぁまぁ、不意打ちだなんて、アーチャーさん、何て事をお考えで、正々堂々と正面から戦いを挑む事こそサーヴァントとして冥利に尽きるものですよ。」

 

アーチャー「バーサーカー君、君だからこそ言える言葉だと思うがね、私みたいなサーヴァントで正々堂々とはとてもとても。」

 

ライダー「ふはははははは、流石はバーサーカーよ、アーチャーよ、お主は少し見習うべきではないか?」

 

アーチャー「いやいや。」

 

 

 

凛「サーヴァントが5騎も!不味いわね、こっちは3騎しかいないのに。」

 

ラニ「それよりも慎二以外のマスターが見当たりませんね?それに・・・・・・。」

 

バーサーカー「あら?私に何か?」

 

ラニ「バーサーカーが自我を持つなんて、あり得ないことです。貴女は本当にバーサーカーなのですか?」

 

バーサーカー「えぇ、私は紛れもなくクラスはバーサーカーですよ。それが何か?」

 

ラニ「・・・・・・・・・・・。」

 

白野「ラニ、下がっていろ、えぇと、バーサーカーさんだったね、慎二は俺達を始末したいみたいだけど。」

 

バーサーカー「まぁ!貴方が岸波白野さん、あらあら、何て愛らしい御方。」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

バーサーカー「綺麗な目をしてますわね、心配には及びませんよ白野さん。」

 

白野「えっ?」

 

バーサーカー「貴方は捕らえないといけませんから殺しませんよ。」

 

白野「俺は?」

 

バーサーカー「えぇ、えぇ、ですので白野さん以外の方は死んでもらいますね、邪魔ですから。」

 

白野「セイバー!」

 

ネロ「うむ!相手はバーサーカーにセイバー、さらにはアーチャー、ライダーが2騎!相手にとって不足なし!纏めて掛かってくるがよい!」

 

白野「凛!俺とセイバーが退路を開くその隙に逃げろ!」

 

 

 

凛「・・・・・・・・・・・、はぁ~、何を言い出すかと思えば、ランサー!」

 

エリザ「ハイハイ、わかってるわよ。」

 

桜「アヴェンジャーさん!」

 

ジャンヌ「ワカメ以外は殺していいんでしょ?うふふ、教えてあげましょう、私の恐ろしさを。」

 

白野「ちょっ!俺が隙を作るからその隙に・・・・。」

 

凛「ストップ、まったく!あんたは何考えてんのよ、あんた一人残せるわけないでしょうが、そのせいであんたが捕まったら元も子もないでしょ。」

 

白野「いや、でも。」

 

凛「あんたが心配するのは何時もの事だけど、少しは私達を信用しなさい!あんたと私達は大切な仲間でしょうが!」

 

ラニ「そうです、私にはもうバーサーカーはいませんがそれでも皆さんをサポートすることが出来ます!」

 

桜「私は何もできないかも知れませんが心強いサーヴァントがいます!それに私は先輩を置いて逃げるなんて出来ません!」

 

白野「っ!?・・・・・・・、あぁ、そうだったな、俺達は強い絆で結ばれてる、俺達が負けるはずはないさ。皆で戦おう!戦って彼奴らに俺達の強さを見せてやろう!」

 

凛「よろしい!さて・・・・・ランサー!わかってるわね?」

 

エリザ「トウゼン!白野に良い所を魅せなくちゃね。」

 

桜「アヴェンジャーさん、行きます!」

 

ジャンヌ「えぇマスター、さっきも言いましたが私の恐ろしさを見せてあげましょう。」

 

ネロ「張り切りおって!そうまで余の奏者に良い所を見せたいのか?奏者は余の愛しき奏者だと言うのにな!」

 

白野「よし!いくぞセイバー!凛!ラニ!桜!ランサー!アヴェンジャー!必ず勝って俺達の居場所に帰るんだ!」

 

ネロ「うむ!」

 

凛・エリザ「えぇ!」

 

ラニ・桜「はい!」

 

ジャンヌ「うふふ、愉しくなりそうね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第22話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクーです!
何時も感想を書いてくれる八咫烏さんありがとうございますです!
感想・評価は何時でも大歓迎です!


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第23話

今回は少しだけ短めです。
それでは第23話、よろしくです。


 

ジャンヌ「あっははははは!さぁ!私が相手してあげる、来なさいライダー!」

 

ライダー「ふむ、よかろう、どうやらお主らの中では貴様が一番厄介な相手と見た。」

 

アーチャー「確かに、アヴェンジャーは厄介な相手だね、まさかこうして再開するなんて思いもしなかっよ。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・ちっ!アーチャー、はぁ~、またあんたなの?鬱陶しいわ、私の前から消えなさい、邪魔ですから。」

 

アーチャー「つれないじゃないかアヴェンジャー君、どうかねライダー君、私と共同作業といかないかね。」

 

ライダー「共同作業?アヴェンジャーを片付けるのに共同作業ときたか?わはははははは!いいだろう、余一人では少々骨がいる、アーチャーよその話乗った!」

 

アーチャー「と、言うことだアヴェンジャー君、君の相手は私達で行おうではないか。」

 

ジャンヌ「あんたの声を聞くと吐き気がするわ、ホント気持ち悪いしイライラする、まぁ良いでしょう、纏めて消してあげるわ、私の焔に焼かれなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイバー「ランサー!やっとてめえを殺せるぜ!覚悟しやがれ!」

 

エリザ「フンッ!そっちこそ覚悟しなさい!私の槍で串刺しにしてあげる。」

 

セイバー「ランサーごときが!死ねーーー!」

 

エリザ「ちょっ!はや・・・・・・・って、言うと思ったか!はぁーー!!」

 

          ガキンッ!

 

セイバー「ちっ!この!くっ!この怪力女が!」

 

エリザ「だ、誰が怪力女よ!この男女が!」

 

セイバー「てめえ!このゴリラ女が!」

 

エリザ「ちょっ!この貧乳が!」

 

セイバー「てめえもだろが!この怪力ゴリラ女が!」

 

エリザ「なッ!この貧乳男女が!」

 

セイバー「こ、殺す!」

 

エリザ「それはこっちのセリフよ!」

 

凛「・・・・・(罵りあって何やってんのかしらあの二人は?)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネロ「ふむ、となると余の相手はバーサーカーと、ワカメのサーヴァントか。」

 

慎二「ま、またワカメって!おいライダー!はやくあのセイバーを始末しろ!」

 

ライダー「ごめんなさいマスター、私には出来ないわ、だってあんなにも愛らしい方ですもの、ねぇセイバー、私達って良いお友達になれそうな気がするの、貴女はどうかしら?」

 

ネロ「むっ!なんだ貴様は、余達は敵同士であろう、だが、うむ!そうだな、お主のような愛らしい者なら余は構わんが。」

 

ライダー「まぁ!まぁ!聞いたかしらマスター、えぇ!えぇ!貴女とお友達になればきっと楽しいはずよ!」

 

慎二「いいかげにしろ!!」

 

バーサーカー「下がりなさいライダー、貴女はどうやら闘いには向いてないみたいです、仕方ありません、セイバー、貴女は私がお相手しましょう。」

 

ライダー「あら?あらら?バーサーカーちゃん?」

 

バーサーカー「間桐慎二、ライダーを下がらせなさい、邪魔ですので。」

 

慎二「なッ!?・・・・・・くそっ!ライダー!お前のせいで僕が恥をかいたじゃないか!この役立たずが!」

 

ライダー「あらマスター?役立たずだなんて、私が仕方なく貴方のサーヴァントになって差し上げたのに、ひどいことを言うのね、何でしたら契約を破棄しても良いんですのよ?私は別に問題ないですから。」

 

慎二「くっ!う、うるさい!とりあえず下がれ!バーサーカーの邪魔だからな!」

 

ライダー「仕方ないですね、ではセイバー、また後でお話ししましょう。」

 

ネロ「何なのだ!アイツは何を考えておるのだ!全く戦う気が無いではないか!」

 

バーサーカー「ごめんなさいねセイバーさん、あの娘はあまり乗り気じゃないですから、こういった戦いはっね!」

 

ネロ「なッ!?」

 

         ギィンッ!

 

バーサーカー「あらあら、あの娘のせいで気が緩んでますね、駄目ですよセイバーさん、既に此処は戦場なのですから。」

 

ネロ「くっ!」

 

白野「セイバー!?」

 

ネロ「すまない奏者よ、余は少し気が緩んでいたみたいだ、あのライダーめ、中々の策士と見た。」

 

白野「(いや、違うと思うけど、とりあえず黙っとくか)」

 

ネロ「だが案ずるな奏者、我が剣にてバーサーカーを直ぐに倒して見せようではないか!ふふふ、行くぞバーサーカー!貴様を倒し奏者に頭をナデナデしてもらおうではないか!」

 

白野「(えぇ?)・・・・・・・・。」

 

バーサーカー「うふふ、どうやら貴女の力の源はそこの岸波白野さん見たいですね、いいでしょう、私がその願いを叩き斬ってあげましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌ「うふふ、あははは!さぁ!まずはあんた!アーチャー!串刺しにしてあげる!くたばりなさい!」

 

アーチャー「私からか?ライダー君、助けて。」

 

ライダー「仕方ない、アヴェンジャー、余が相手をしよう。」

 

ジャンヌ「!?ちっ!」

 

ライダー「?どうしたアヴェンジャー?来ないのなら此方から行くぞ。」

 

ジャンヌ「(ウザイアーチャーから始末した方がいいのですが、仕方ないわね)まぁいいわ、来なさいライダー、いえ、違うわね、征服王イスカンダル。」

 

ライダー「ほう、余の真名を当てるとは、何故判った?」

 

ジャンヌ「あら、当たりなのかしら?青セイバーに感謝ね、まさか貴方があの征服王だとは、驚きね。」

 

ライダー「青セイバー?成る程、そう言う事か。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・。」

 

アーチャー「!?ライダー君!後ろに注意した方がいいと思うが。」

 

ライダー「っ!?なんと!赤黒い焔か?くっ!」

 

ジャンヌ「ちっ!アーチャーの奴。」

 

アーチャー「おやおや、ライダー君、大丈夫かね?まさか死んだのかな?」

 

ジャンヌ「うふふ、馬鹿ねアーチャー、さぁ!アーチャー!あんたも死になさい!」

 

アーチャー「なんと!私にもか!?」

 

ジャンヌの攻撃でライダーは赤黒い焔に包まれる、さらにアーチャーはジャンヌが放った無数の槍の攻撃を受ける。

 

ジャンヌ「あはははは!何て呆気ないのかしら!驚異であるあんた達がこうもあっさりとは。」

 

桜「・・・・・・・・凄い、・・・・・・っ!?アヴェンジャーさん!危ない!」

 

ジャンヌ「!?・・・・ちっ!アーチャー!」

 

アーチャー「危ない危ない、全く、アヴェンジャー君、君の攻撃は恐ろしいね、お陰で私の体に傷が付いたではないかね!!」

 

       ズドドドドドッ!

 

ジャンヌ「くっ!ばかデカイ魔弾ね!あんたホントにアーチャーなの?ガンナーの間違いでは?」

 

アーチャー「う~む、私はアーチャーのはずだが、ま、そんな事はどうでも良いが、さて、アヴェンジャー君、終わりと行こうではないか、~~~チェックメイトだ!」

 

   ズドドドドドドドドドドドドドドッ!

 

桜「アヴェンジャーさん!」

 

ジャンヌ「下がりなさいマスター!ったく!こんな所で乱射だなんて、はぁーーー!」

 

アーチャー「ふふふ、突っ込んでくるかね!流石はアヴェンジャー君!では蜂の巣になってもらうとするか。」

 

ジャンヌ「蜂の巣?冗談?アーチャー、貴方に良いことを教えてあげましょう、勝利が確定していると思っていますが、油断は大敵ですよ。」

 

アーチャー「はて?何を言い出すかと思えば、アヴェンジャー君、君はもう負けてるのだよ、何せ私のこの魔弾銃で蜂の巣にっ!?・・・・がっ!?な、なんだ?か、体が動かな・・・・・!?」

 

ラニ「隙だらけですねアーチャー、貴方は周りが見えてないようです。」

 

アーチャー「ま、魔術師?何時の間に!?」

 

ラニ「申し訳ありませんが貴方の体を封じさせてもらいました、アヴェンジャー!」

 

ジャンヌ「あははは!ざまぁないわねアーチャー!ではさよならです、死になさい。」

 

         ザクッ!

 

アーチャー「・・・・・・ははは、参ったね、この私がこうもあっさりとは、宝具も使わずに、更には使われずに、ふふふふふ・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「うふふふ、無様ねアーチャー、いえ、ジェームズ・モリアーテイ、所詮は作り物の人物ってとこかしら?」

 

アーチャー「・・・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「あらあら、あはははははは!黙りね!いい、いいわ!その顔、これで二度目だけど貴方のその屈辱的な顔立ちは最高よ!あははははは!」

 

アーチャー「このクソアマが!がっ!がはっ!次だ!次こそは必ず貴様を、貴様を・・・・・・・。」

 

そう言い残しアーチャーは消える。

 

ジャンヌ「うふふ、次ですか?そんな事は起こりませんよ、小説の中の物語さん。」

 

桜「アヴェンジャーさん、大丈夫ですか?」

 

ジャンヌ「あらマスター、私は大丈夫ですよ、其よりも、ラニ、助かりました、礼を言います。」

 

ラニ「?」

 

ジャンヌ「どうしました?」

 

ラニ「まさかジャンヌから礼を言われるとは、驚きです。」

 

ジャンヌ「フンッ!」

 

ライダー「これは驚いた、まさかあのアーチャーを倒すとは。」

 

ジャンヌ「!?ライダー!」

 

ライダー「アヴェンジャーよ、もしやあの焔で我が死ぬとでも?」

 

ジャンヌ「マスター!ラニ!下がりなさい!」

 

桜「は、はい。」

 

ラニ「征服王イスカンダル、驚きです、あの焔を浴びて生きてるなんて。」

 

ライダー「あのくらいでは余は死にはせん、少しダメージを負ったが只それだけよ。」

 

ジャンヌ「フンッ!だったら直ぐに止めを指してあげる!くたばりなさいライダー!」

 

ライダー「はははははは!良いぞアヴェンジャー!来い!貴様は余が消し去ってやろう!」

 

ジャンヌ「はぁーーーーー!」

 

ライダー「フンッ!」

 

         ギギンッ!

 

ジャンヌ「力が!くっ!重い!」

 

ライダー「どうしたアヴェンジャー、早く本気を出さんか。」

 

ジャンヌ「この!筋肉だるまがっ!もう一度燃やしてあげる!」

 

ライダー「フンッ!」

 

ジャンヌ「なッ!?・・・・・がっ!」

 

         ドゴーンッ!

 

桜「アヴェンジャーさん!」

 

ラニ「ジャンヌ!?桜!此方へ。」

 

桜「ラニさん、いいえ、私はアヴェンジャーのマスターです、彼女を助けないと。」

 

ライダー「流石はアヴェンジャーのマスター、だが、言葉だけでは意味はないが、さて、どうするつもりだ、魔術師よ?」

 

桜「あ・・・・・・・・、ライダーさん、私には戦う力は有りません、ましてやサーヴァントをサポートできるほどの技なんかないです、ですが・・・・・・。」

 

ライダー「?」

 

桜「私の、私の魔力は、魔力はサーヴァントを癒す力があります!だから・・・・・・。」

 

ライダー「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌ「ライダーーーーーー!!はぁーーーーー!」

 

ライダー「なんと!くっ!」

 

ラニ「ジャンヌ!?」

 

ジャンヌ「離れなさい!マスター!ラニ!・・・・それとマスター、貴女の魔力は素晴らしいです、まさかこれほどとは、桜、貴女はありすよりも重要性が有るのでは?」

 

桜「アヴェンジャーさん、よ、良かったです、無事で。」

 

ジャンヌ「えぇ、あのライダーの一撃はかなり堪えました、まさかたったの一撃であの威力、さぁ!立ちなさいライダー!私が貴方を始末しましょう!」

 

ライダー「この余が膝をつくとは、ふはははははは!良い!良いぞアヴェンジャー!貴様こそ余の全てを!行くぞアヴェンジャー!」

 

そして2騎は激突する、互いに全力をだし相手を始末しようと奮闘する。

ジャンヌが攻撃しライダーは受け流し、ライダーの攻撃をジャンヌは綺麗に捌く・・・・・・・。

 

ライダー「はぁ、はぁ、ふはははははは!素晴らしい!此処までやるとは!いやあっぱれ!喜べアヴェンジャー!この余が貴様を賛美しているのだからな!」

 

ジャンヌ「はぁ、はぁ、はぁ、黙りなさいライダー!はぁ、はぁ。」

 

ライダー「マスターの魔力があるとはいえ、流石に限界が来ておるな、では、そろそろ止めといこうか?」

 

ジャンヌ「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

ラニ「征服王が魔力の開放!まさか?」

 

桜「・・・・・・。」

 

ライダー「心配するな魔術師達よ、余の宝具は固有結界、この街は壊れはせん。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・はは、か弱い乙女に宝具ですか?」

 

ライダー「アヴェンジャー、いや、ジャンヌ・ダルクよ、お前は我が宝具で始末する、光栄に思うがいい!貴様は

それほどの強敵である!」

 

ジャンヌ「あら嬉しい、征服王にそこまで言われるなんて。」

 

ライダー「・・・・・・・・・、肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を越えて我が召喚応じる永遠の盟友たち。彼らとの絆こそ我が至宝!我が王道!イスカンダルたる余が誇る最強宝具ーー    

    『王の軍勢アイオニオン・ヘタイロイ』

なり!!」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・!」

 

王の軍勢アイオニオン・ヘタイロイ。

征服王イスカンダルの切り札的宝具。

イスカンダルに忠義を誓いしライダーの固有結界の中にのみ現れる近衛兵団達。

展開される心象風景は見渡す限りの大砂漠。

 

ライダー「いざ!遥か万里の彼方まで!」

 

    「ウオーーーーーーーーーーー!!」

         

ジャンヌ「流石にこれは不味いわね、こんなの食らったら・・・・・・・・・。」

 

アヴェンジャー、ジャンヌ・ダルクは目を閉じる。

 

ジャンヌ「はぁ、何故かしら?目を閉じたらあんたの顔が出てくるなんて・・・・・・・白野。」

 

         キンッ!

 

ジャンヌ「・・・・・・・えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜「アヴェンジャーさん!」

 

ラニ「ジャンヌ!?」

 

ライダー「はぁ、はぁ、ふはははははは!アヴェンジャー貴様の敗けだ!」

 

桜「ライダーさん!?い、何時の間・・・に?」

 

ラニ「ジャンヌがいません!そ、そんな。」

 

ライダー「はぁ、はぁ、アヴェンジャーはもういない、余の宝具にて消えたのだからな、ふはははははは!素晴らしい!素晴らしかったぞアヴェンジャー!まさか此処までとは!ふはははははは!」

 

ラニ「ジャンヌが敗け、た?」

 

桜「・・・・・・・・・・・・・。」

 

ライダー「あぁ、そうだ、余の勝ちだ!・・・・・さて、後は貴様ら魔術師達だな、本来なら捨て置くが貴様らはこれから先驚異になると見た、余が自ら始末してやろう。」

 

ラニ「・・・・・・・・くっ!・・・・・?桜?」

 

ライダー「・・・・・・ん?」

 

桜「・・・・・ライダーさん、この勝負は私達の勝ちです!」

 

ライダー「何を言うかと思えば、アヴェンジャーはもういないのだぞ!ふはははははは!魔術師よ、まさか恐怖で頭が・・。」

 

         【ザクッ!】

 

ライダー「・・・・・・・・な、何?」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ライダー「な、な、何故?貴様が!?」

 

ラニ「ジャンヌ!」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・、まさかこんな物がこうも役に立つとは、あいつのお陰ね、はぁ、はぁ、でも何故かしら?凄くイライラするわ、あいつに借りができたせいかしら?・・・・・はぁーーーーーー!!フンッ!」

 

ライダー「ガバッ!き、貴様?アヴェンジャー?ど、どうして?」

 

ジャンヌ「はぁ、ふふふ、そうね、流石にあの宝具を食らえば私は死んでたわ、ですが・・・・・。」

 

ラニ「?あ、あれは!礼装アトラスの悪魔!?どうしてジャンヌが?」

 

ジャンヌ「本来なら我がマスターにと、白野から言われましたが、マスターは受け取らないと判断したのでしょうね、マスターは白野を守ることを第一に考えているからね、ですので白野はこれを私にと。」

 

桜「先輩が?」

 

ラニ「礼装アトラスの悪魔、一度目の攻撃を無効にするコード・キャスト、私が白野さんに。」

 

ジャンヌ「あら、そうなのですか?はぁ、はぁ、無効にするね、出来てないけど!それなりにダメージを受けたけど!何が無効にするですか!?はぁ、はぁ、ふふふ、まぁ良いでしょう、この礼装のお陰で助かりましたし。」

 

ライダー「がっ、がっ、くっ!アヴェンジャー!貴様は!貴様は!・・・・・・・ふ、ふはははははは!はーっはははははは!ぐふ!」

 

ジャンヌ「あら?まぁ、まだ死んでないとは、ライダー、いえ、イスカンダル、しぶといわ、はぁ、はぁ、だけど貴方消えかけるわね。」

 

ライダー「おうとも、余はもうすぐ消えるだろう。」

 

ジャンヌ「だったら早く消えなさい、鬱陶しい筋肉だるまが。」

 

ライダー「ふはははははは!ではそうするか、ではなアヴェンジャーよ、貴様との戦いは実に素晴らしかったぞ!ふはははははは!」

 

そう言い残しライダーは消える。

 

ジャンヌ「はぁ、はぁ、流石に今回は疲れましたね、化け物二騎相手したのですから。」

 

桜「だ、大丈夫ですかアヴェンジャーさん。」

 

ジャンヌ「マスター、えぇ、死にはしませんが大丈夫ですよ、ですが・・・・・・。」

 

ラニ「ジャンヌ、貴女の魔力はもう殆ど残ってませんね、桜の魔力も余り有りません、ですので・・。」

 

ジャンヌ「えぇ、私は休むとしましょう、マスター、貴女も休む事です、後の三騎は白野達に任せましょう。」

 

桜「は、はい、アヴェンジャーさんも、いえ、ジャンヌさんもしっかりと休んでくださいね。」

 

ジャンヌ「うふふ、(厄介な二騎は消したからいいとして、問題はあのバーサーカーですね、果たしてセイバーに務まるでしょうか?)・・・。」

 

桜「どうしましたジャンヌさん。」

 

ジャンヌ「いえ、どうせなら白野に癒してもらいましょうかと思いまして、私の裸体のマッサージなどしてもらいましょう。」

 

ラニ・桜「だ、駄目です!」

 

ジャンヌ「あら残念。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第23話~

  完

 

 

 

 




ガチャを回すべきか迷っている今日この頃。母上バーサーカーが欲しい!
では次回もよろしくお願いいたします。
【何時も感謝を書いてくれる皆様に感謝を!】


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第24話

な、なんと!ロボエリザだと!

それでは第24話、よろしくです!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリザ「この!この!この!さっさと死になさいよ!この!この!」

 

セイバー「うるせぇー!てめぇが死ね!このドチビトカゲが!」

 

エリザ「誰がトカゲよ!私はドラゴン!あんなのと一緒にするな!この男女が!」

 

セイバー「こ、殺す!ぶっ殺す!」

 

エリザ「フンッ!さっきから殺す殺すって、私に傷ひとつ着けてない、セイバーって名だけであんた大したことないんじゃない?」

 

セイバー「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

エリザ「あらあら、急に黙り混んで、ひょっとして図星なのかしら?」

 

セイバー「・・・・・・・・・。」

 

エリザ「ちょっ!何黙ってんのよ!」

 

凛「・・・・・・っ!馬鹿!ランサー!槍を構えなさい!」

 

エリザ「えっ?」

 

セイバー「・・・・・・・・・死ね。」

 

エリザ「なッ!?は、早、くっ!」

 

         ギギーンッ!

 

セイバー「チッ!あのランサーと言いてめぇと言い、イライラするぜ、マスターから周囲を壊すなと言ってたけどもうどうでもいいか、おい!エリザベート!こっから本番だ!」

 

エリザ「・・・・なっ!魔力開放って、あんた!何考えているのよ!」

 

セイバー「なんも?別にこの周囲の奴等がどうなろうが知ったこっちゃねぇーよ、俺はてめぇとあのアヴェンジャーさえ殺れたらそれでいいんだからな。」

 

エリザ「・・・・・・・そう、だったら。」

 

セイバー「あん、だったらなんだ?」

 

エリザ「本気で相手してあげる!悪いけどあんたじゃ私達には勝てないから、あんたのマスターがどこで隠れてるか知らないけど私にはマスターがサポートしてくれるし、それに比べてあんたは可哀想ね、マスターはいるみたいだけど隠れてこそこそしてる臆病なマスターなんだから。」

 

セイバー「!?て、てめぇって!?な、なんだ?魔力が?ち、力がでねぇ!ど、どうなってんだ?」

 

エリザ「馬鹿ね、さっきも言ったでしょ、私にはマスターがサポートしてくれるって。」

 

セイバー「マスター?」

 

凛「たくっ、悪いわねセイバー、貴女の魔力は封じさせてもらったわ。」

 

エリザ「流石はマスター、じゃないわマネージャーね、ウンウン、完璧じゃない。」

 

凛「ほらランサー、さっさと止めを指しなさい、セイバーを倒したら白野達の所に行くわよ、白野が相手してるあのバーサーカー、何か凄く嫌な感じがするわ。」

 

エリザ「了解!それじゃあねセイバー、あんたの真名は興味ないから名のならくていいわ。」

 

セイバー「てめぇ・・・・・・・・・・・えっ?なッ!何であんたが?」

 

エリザ「ん?何?何処視てるの?」

 

凛「ん?って!あ、え、衛宮君?それに青セイバー?二人とも何時の間に?」

 

士郎「大丈夫か、遠坂さんって大丈夫そうだな。」

 

凛「え、えぇ、衛宮君、貴方何時からいたの?」

 

衛宮「今さっきな、けど、なんだ、別に俺達が来なくても大丈夫そうだな、もう決着は付きそうだし。」

 

凛「それはどうかしら?貴方達が現れた瞬間あのセイバー、不陰気が変わったみたい、青セイバー、貴女あのセイバーと知り合いかしら?」

 

青セイバー「はい、まさかこうして再会するとは、久しぶりですね反逆の騎士、いえ、モードレッド。」

 

セイバー「は、はは、あはははははは!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺してやる!」

 

エリザ「あ、危ない!」

 

青セイバー「大丈夫ですよランサー。」

 

エリザ「判ってるわよ、一応言ってみただけだから。」

 

セイバー「がぁーーーーーー!!死ね!死ね!」

 

         ギンッ!

 

青セイバー「全く、今の貴女では話にならない、魔力と力が全く無いとは、どうやら凛にコードキャストという術を掛けられているのですね。」

 

セイバー「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ、くそ野郎が!くそ!くそ!」

 

青セイバー「はぁ、凛、白野の所へ、モードレッドは私が倒しましょう。」

 

凛「わかったわ、ランサー!行くわよ。」

 

エリザ「はぁーー!何でよ?ちょっと青セイバー!こいつを倒すのは私よ!行きなり現れたと思えば何いいとこ取りしようとしてるのよ!」

 

青セイバー「べ、別に私はそんなつもりでは・・・。」

 

凛「ほら、行くわよランサー!」

 

エリザ「嫌よ!あのセイバーは私が始末するんだから!」

 

凛「・・・・・ったく、だったら早くしなさい、モードレッドだったけ?あいつなんだか青セイバー見た時からバーサーカーみたいに可笑しくなってるみたいだから。」

 

エリザ「ふんっ!凛、貴女のお陰であいつはもう魔力が引き出せないみたいだし、直ぐに終わるわよ、さぁ!覚悟なさいセイバー!」

 

セイバー「はぁ、はぁ、セイバー!セイバー!はぁ、どけ!ランサー!てめぇなんかどうでもいいんだよ!邪魔なんだよ!」

 

エリザ「・・・・・・・・・すぅーー、はぁーー。」

 

セイバー「そこをどけランサー!邪魔!邪魔!てめぇなんかはなから眼中にねぇんだ!遊んでやっただけなんだよ!」

 

エリザ「・・・・・エステート・レピュレース!(絶頂無情の夜間飛行)」

 

セイバー「がっ!?な、なんだ?てめぇ何時の間に?」

 

エリザ「何時の間に?貴女、青セイバーを見た時から私には眼中に無かったみたいだけど、これは私と貴女の戦いです、決着が着くまで最後まで私に集中しなさい。」

 

セイバー「がっ、がはっ!言ったろ、俺はあのセイバーを見た時からてめぇなんか眼中にねぇって、それを邪魔しやがって。」

 

エリザ「駄目ね貴女は、そんなんだから私に殺されるのよ、青セイバーしか見ていないなんて、私から言わせてみれば絶好の機会、もしちゃんと私との戦いに集中してれば例え魔力が引き出せなくても私に勝てたかもしれないのに、哀れな娘ね。」

 

セイバー「ふ、ふざけんな!ランサー!くそ!くそ!てめぇのせいで!てめぇが不意討ちなんかしなければ俺が・・・・。」

 

エリザ「不意討ちね、そう思うのなら別に構わないでしょう、だけどねセイバー、例えどんな状況でも、例え貴女以外のサーヴァントがいても、例え途中で別のサーヴァントが割り込んできても、私はあんたを始末することに集中するわ、それ以外の事はマネージャーか仲間に任せればいいわけだしね、ま、その結果がこうなんだけど。」

 

セイバー「くそヤローが!たまたま上手くいったくせに調子に乗るなよ!」

 

エリザ「戦いには運も必要よ、その運が私にはあるんだから、貴女は運が無いだけ、所詮はメインじゃない只のモブキャラなだけ、私に殺されて当然!」

 

セイバー「傲慢ヤロー!」

 

エリザ「それは誉め言葉として取っておくわ!私はワガママで傲慢ですから。」

 

青セイバー「・・・・・・・・・・・。」

 

そしてセイバーの姿が消える。

 

エリザ「さよならセイバー、出来れば貴女との再会はしたくないわ、次は勝てる気がしないしね。」

 

凛「確かに、たまたま勝てたから良かったけど、あのセイバー、かなりの強者よ、今回は私達の方が運が良かったって事ね。」

 

エリザ「マスターがいないサーヴァントなんてこんなものよね、セイバーが消えたのに未だに姿を見せないんだから。」

 

青セイバー「モードレッドのマスターですか?姿を見せないなんて、何を考えているのでしょうか?」

 

衛宮「まぁ、とりあえず勝てたわけだし、いいんじゃないか。」

 

凛「それもそうね、それじゃあ白野の所に行くわよ。」

 

     プルルルルル、プルルルルル、

 

凛「あら?電話?誰かしら?」

 

         ピッ、

 

凛「もしもし?」

 

BB『あ、やっと出ましたね、全く、五秒も無駄にするなんて何を考えてるのやら。』

 

凛「・・・・・・・・・・・・・。」

 

BB『あれあれ~~?もしもし?凛さん?お金大好きさん?ツンデレさん?センパイが大好・・・・・。』

 

凛「わーーーーー!わーーーーー! 何言ってるの!この馬鹿AIは!」

 

BB『うるさいですね、別にそんな叫ばなくてもいいじゃないですか。』

 

凛「あんたがそうさせたんでしょうが!」

 

エリザ「ねぇ凛?だ、大丈夫?何を言われたか知らないけどあまり癇癪を出すと身が持たないわよ。」

 

凛「あんたもでしょうが!」

 

BB『もしもし?凛さん、あれ~~、無視ですか~~?シカトですか~~?私のことはほったらかしですか~~?もしもし、もしも~~し?』

 

凛「はいはい、ちゃんと聞いてるわよ、で?急に電話なんかして、何の用かしら?」

 

BB『凛さんに聴きたい事があるのですが、リターンクリスタルはお持ちですか? 』

 

凛「えっ?えぇ、一応持ってるけど?」

 

BB『ちなみに幾つほどお持ちでしょうか?』

 

凛「え~~と、確か三個ぼどあるけど、それがどうしたの?」

 

BB『そうですか、ラニさんや白桜は幾つほどお持ちでしょうか?』

 

凛「ラニと桜?知らないわ・・・。」

 

ラニ「私が何か?」

 

凛「うわ!ビックリしたって、何時からいたの?」 

 

ラニ「今さっきですが。」

 

桜「あれ?凛さん、セイバーさんはどうしたのですか?」

 

エリザ「私が始末したわ。」

 

ジャンヌ「あら?これは驚きですね、まさか貴女があのセイバーを倒すとは。」

 

エリザ「ムカーーー!何よその言い方!」

 

凛「うるさいわね、落ち着きなさいランサー、それよりもラニ、桜、あんた達はリターンクリスタルは幾つ持ってるかしら?」

 

ラニ「リターンクリスタルですか?確か二個ほど持ってたはず。」

 

桜「私は持ってませんね。」

 

凛「そう、聞いてたかしらBB、とりあえずリターンクリスタルは全部で五個有るけど。」

 

BB『そうですか・・・・・・・・・・。』

 

凛「何考えてるの?」

 

BB『う~~ん、本当はセンパイだけ助かれば良いのですが、そんなことをすればセンパイはきっとあれですし、・・・・・・・・・・。』

 

凛「ちょっと!何ブツブツ言ってるの?」

 

BB『仕方ないですか、えーと、凛さん、とりあえずマスターとサーヴァント一組だけ残して後の皆さんは撤退してください。』

 

凛「は?何言ってんの? 私達は此れから白野の所に行くんだけど。」

 

BB『却下しまーす、もしそんな事したらセンパイ以外の皆さんは殺されますよ。』

 

凛「どういう意味かしら?私達が殺されるって。」

 

BB『そのまんまの意味ですが、いいですか、今センパイとセイバーさんが戦ってるサーヴァント、え~~と、バーサーカーさん、あれはかなり危険です、ぶっちゃけ化け物です、分かりやすく言えば像対アリンコです、あ、ちなみに凛さん達がアリンコですよ。』

 

凛「なッ!もしその話が本当なら、白野達が危ないんじゃ!」

 

BB『危ない所か下手をすればセンパイは大丈夫かもしれませんがセイバーさんは消えちゃいますね。』

 

凛「皆!白野の所に急ぐわよ!じゃないセイバーが危ないわ!」

 

桜「は、はい!」

 

BB『あの~~、私の話聞いてました?』

 

凛「うるさいわね!いい、よく聞きなさいBB、私達が白野達を残していなくなると思う?一組だけ残して他の皆がいなくなると思う?あんたの事だからそんな事わかりきってるはずよ!」

 

BB『センパイの事を思って連絡したのですが、仕方ありませんね、せいぜい全滅しないように頑張ってくださいね、まぁ、私としてはセンパイさえ大丈夫であればどうでもいいんですが、それじゃあ失礼しますね。』

 

      ピッ、プ~~、プ~~。

 

凛「はぁ~~、何なのよ、話すだけ話して・・・・。」

 

ラニ「凛、BBは何と?」

 

凛「とりあえず白野の所に急ぎましょ、走りながら説明するわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その頃の白野とセイバー~

 

 

 

ネロ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」

 

白野「セイバー!」

 

ネロ「くっ!奏者よ、案ずるな、余は大丈夫だ。」

 

バーサーカー「大丈夫だ、ですか、そうは見えないのですが。」

 

ネロ「ふんっ!バーサーカーよ、余を甘く見るな、ここからが本番だ!いくぞ!」

 

バーサーカー「うふふ、たかが貴女ごとぎに、私が本気になるとでも?もう少し遊びましょうか?」

 

ネロ「はぁーーーーー!!」

 

バーサーカー「あらあら、さっきよりは少しスピードが上がりましたね、ですが・・・。」

 

ネロ「なッ!?消え?」

 

バーサーカー「こっちですよセイバーさん。」

 

ネロ「ぐっ!何時の間に?」

 

白野「セイバー!コードキャスト、《shock》!」

 

バーサーカー「あら?あらら?体が?」

 

白野「セイバー!バーサーカーから離れろ!」

 

ネロ「おぉ!流石は奏者!バーサーカー!」

 

バーサーカー「うふふ。」

 

白野「ッ!駄目だセイバー!バーサーカーから離れるんだ!」

 

白野の言葉でネロは白野の隣に近づく。

 

ネロ「何故だ奏者よ、バーサーカーの動きが止まっている今がチャンスではないか!」

 

白野「駄目だ!セイバー、バーサーカーをよく見て。」

 

ネロ「むむ!なッ!?」

 

バーサーカー「なるほど、今のがコードキャストですか?

ですが、はい。」

 

ネロ「なッ!コードキャストを瞬時に解いただと!」

 

バーサーカー「うふふ、コードキャストがどんな魔術かと思い受けてみたのですが大した事ありませんね。」

 

白野「わざと受けたのか!?」

 

バーサーカー「えぇ、さて、そろそろ終わりにしましょうか?」

 

ネロ「・・・・・・・・奏者よ、宝具の許可を、バーサーカーを全力で叩く!」

 

白野「あぁ!セイバー!バーサーカーを。」

 

ネロ「うむ!行くぞバーサーカー!余の黄金劇場を魅せてやろう!」

 

バーサーカー「黄金劇場?あらあら、自ら真名を明かすなんてお馬鹿なサーヴァント。」

 

ネロ「余の真名などとうに知っておろう!・・・・・・がいるのだからな!そうであろバーサーカー!」

 

バーサーカー「あのお方をご存じでしたか、お喋りマスターが、やはりあのマスターは始末するべきですね。」

 

ネロ「っ!・・・・・がっ!」

 

白野「セイバー!?」

 

          ガシッ!

 

白野「ぐっ!セイバー!しっかりしろ!大丈夫か?」

 

ネロ「そ、奏者、はぁ、はぁ、たった一撃でこの威力、バーサーカーめ、今まで本気ではなかったのか、体が動かぬ。」

 

白野「セイバー。」

 

ネロ「そんな悲しそうな顔をするな奏者よ、大丈夫だ、余はまだ負けておらぬ、はぁ、はぁ。」

 

白野「今回復するから待ってろ。」

 

ネロ「よせ、それ以上コードキャストを使うと奏者の魔力が持たぬ。」

 

白野「セイバー。」

 

バーサーカー「さて、そろそろ死んでもらいましょうか、セイバーさん。」

 

白野「・・・・・・・俺はセイバーを、皆を守ると決めたんだ、・・・・・バーサーカー。」

 

バーサーカー「はい。」

 

白野「俺を・・・・・・の所に連れていけ、俺がお前に捕まればセイバーを殺さなくてもいいだろう。」

 

ネロ「そ、奏者!?」

 

バーサーカー「本来なら始末するのですが、岸波白野さんがあのお方の所に自ら望んで来るのであれば助けてあげましょう。」

 

白野「いいだろう、行こう、・・・・・・の所に。」

 

ネロ「そ、奏者!だ、駄目だ!駄目だぞ!そんな事は余が許さぬ!奏者は余と共に・・。」

 

バーサーカー「邪魔ですよセイバーさん。」

 

ネロ「ぐっ!」

 

白野「止めろバーサーカー!それ以上セイバーを傷つけたら俺はお前を許さない!」

 

バーサーカー「・・・・!?(一瞬寒気が?この私が?)分かりました、では岸波白野さん。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・。」

 

ネロ「駄目だ!駄目だぞ!奏者!奏者!行くな!余を置いて行くでない!奏者!」

 

白野「大丈夫だよセイバー、俺は死なないさ、必ずまた逢えるから。」

 

ネロ「奏者!嫌だ!嫌だ!奏者!余を!私を置いて行かないで!私を一人にしないで・・・・・。」

 

白野「セイバー、俺はセイバーをネロを守ると決めたんだ、例えマスターとサーヴァントの間柄でも俺にとってネロは大切な人だから。」

 

ネロ「そ、奏者!」

 

バーサーカー「うるさい小娘が、やはり始末するのがいいですね。」

 

          ガシッ!

 

バーサーカー「っ!?」

 

白野「言ったろバーサーカー、セイバーを殺したら俺はお前を許さないと・・・・・・。」

 

バーサーカー「・・・・(恐ろしい目付き、もしセイバーを始末したら、私はどうなるのかしら?)冗談ですよ、岸波白野さん、では・・・・。」

 

          グサッ!

 

バーサーカー「えっ?」

 

ネロ「・・・・・・・・あ。」

 

白野「がっ!?な、なんだ?」

 

         ドサッ!

 

バーサーカー「・・・・・・・・・。」

 

ネロ「そ、奏者?」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

バーサーカー「岸波白野さん?」

 

慎二「は、はは、あははははは!やった!やったぞ!どうだ!岸波!思い知ったか!僕をさんざんこけにした報いだよ!いい様だな岸波!あぁ!」

 

ネロ「あ、あ、あ、そ、奏者?奏者?」

 

バーサーカー「間桐慎二!貴方は!何て事を!」

 

慎二「何だよ!岸波ごときがどうなろうが僕の知ったことか!それにこんな奴を捕らえて何の役に立つ?こんな虫けらなんざゴミの用に死ねばいいのさ、あははは!」

 

バーサーカー「・・・・貴様は!間桐慎二!!」

 

慎二「な、何怒ってるんだ?岸波程度の事で、そんな奴より僕の方が役に立つさ、何てったって僕は優秀な魔術師なんだからさ、そうだろ、僕がゴミクズの代わりにあの人の願いを叶えてあげるさ、僕は最高の魔術師なんだからさ!あははははは!」

 

バーサーカー「ゴミクズは貴方ですよ、間桐慎二!」

 

慎二「えっ?・・・・・・・がはっ!」

 

バーサーカー「ゴミの分際で偉そうにして、岸波白野さんがどのような人物なのか、あのお方にとってどれ程必要なのか、何もわかっていない!」

 

慎二「な、何で?ひ、ひぃ、ま、待って!岸波ごときに何が出来るんだよ!た、助けて!おい、ライダー!ライダー!早く僕を助けろ!」

 

ライダー「はぁ~~、大変な事をしてしまいましたねマスター?戦いを嫌う私でも貴方には殺意を持ってしまいます。」

 

慎二「は?お前何言ってるの?僕が死ねばお前も消えるんだぞ!それでもいいのか!?早く僕を助けろ!あのバーサーカーを始末しろ!」

 

ライダー「ごめんなさいマスター、私ではバーサーカーちゃんを止められないの、それと、貴方が死んでも私は消えないわ、貴方は私にとって所詮は仮初めのマスターですから。」

 

慎二「へっ?仮初め?な、何言ってるんだ?僕はお前のマスターじゃないのか?」

 

ライダー「えぇ、えぇ、教えてあげます、私のマスターはあのお方です、あのお方は貴方が召喚が出来る程の魔力が無いためかわいそうだと思い私を貴方のサーヴァントにと仕方なくしただけ。」

 

慎二「へっ?えっ?」

 

バーサーカー「間桐慎二!貴様は!貴様は!」

 

慎二「へっ?ひぃ、ま、待って!さっきも言ったけど岸波なんかより僕の方が役に立つから!待って、ひぃ、た、助けて!誰か!?助けて!」

 

バーサーカー「殺す!殺す!殺す!がぁーーーー!間桐慎二!貴様は殺す!」

 

慎二「ひぃー、あ、あ、あ、あ。」

 

ジャンヌ「そこまでですよバーサーカー。」

 

バーサーカー「ッ!?」

 

エリザ「は、白野!?ちょっ!何で倒れて?」

 

ネロ「ランサー?アヴェンジャー?」

 

凛「白野!?桜!早く白野を。」

 

桜「せ、先輩!?しっかりして下さい!先輩!?」

 

士郎「白野!?しっかりしろ!ヤバイなこの出血の量は危険だぞ!」

 

ラニ「早く止血を!」

 

ネロ「奏者?お願いだ奏者を、余の愛する奏者を助けてくれ!」

 

凛「しっかりなさいセイバー!大丈夫よ、白野はまだ生きている!」

 

ネロ「ほ、本当か!?奏者はまだ・・・・。」

 

凛「あんたがまだ消えていないのがその証拠よ!立ちなさいセイバー!立ってしっかりなさい!」

 

ネロ「奏者!奏者!余は、余は!がぁーーーー!」

 

エリザ「ふんっ!何よセイバー!まだ元気じゃない!」

 

ジャンヌ「あらあら、寝ていても良かったのに。」

 

青セイバー「はぁーーーー!!」

 

バーサーカー「・・・・・ぐっ!」

 

青セイバー「!?・・・・・驚きました、まさか今の攻撃を受けるとは。」

 

バーサーカー「殺す!殺す!■■■■■■■ーーーーー!」

 

ジャンヌ「おや?バーサーカー、へぇ~~、どうやらあのバーサーカー、誰かさんのせいで自我を保てなくなっていますね、さてさて、いったい誰のせいやら?」

 

エリザ「何呑気に喋ってんのよ!これってヤバイんじゃないの?」

 

ジャンヌ「いえいえ、これは逆にチャンスではないかと、自我を保てなくなっているバーサーカー、そんなバーサーカーなど所詮は力だけの存在です・・・たぶん。」

 

エリザ「たぶんって!ぎゃーーーーー!突っ込んできた!ぎゃーーーーー、ぎゃーーーーー。」

 

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■ー!!」

 

ルーラー「そこまでですよバーサーカー、自我を保ちなさい!」

 

バーサーカー「■■■■■・・・・・・あ、あらあら?私はいったい?」

 

ルーラー「さぁバーサーカー、退きますよ、ライダーも戻りなさい。」

 

バーサーカー「退くのですか?岸波白野さんは?捕らえなくても宜しいので?」

 

ルーラー「えぇ、あのお方のご命令ですので。」

 

バーサーカー「そうですか、わかりました。」

 

ライダー「では皆さまごきげんよう、またお会いしましょう。」

 

バーサーカー「申し訳ありません皆さま、岸波白野さんをこんな目に遭わせて、あの、此方を。」

 

桜「え?あ、はい、あの、これは?」

 

バーサーカー「薬草です、これを岸波白野さんに飲ませてください、少しは傷も和らげるはずです。」

 

桜「あ、ありがとうございます。」

 

バーサーカー「いえいえ、では失礼しますね。」

 

ルーラー「・・・・・・・・・。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・。」

 

ルーラー「それでは失礼しますね、岸波白野さんの回復を願います、それと間桐慎二、貴方は必要ありません、私の前から消えなさい。」

 

慎二「へっ?な、何で?僕が必要じゃないのか?あの人は僕を必要だって?」

 

ルーラー「岸波白野さんを始末しようとした貴方など必要ありません、あのお方はそう言っています。」

 

慎二「ちょっ?待って!僕は魔術師だ!必ず役に立つ!」

 

ルーラー「黙りなさい間桐慎二!必要無いと言っているのです!バーサーカーに殺されないだけありがたく思いなさい!」

 

慎二「・・・・・・・・・・・・・ひぃ。」

 

ルーラー「では失礼しますね、またお会いしましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「た、助かったの?」

 

ジャンヌ「えぇ、まぁ、白野が危険な状態ではあるのですが、どうやらバーサーカーの薬草が効いてるみたいですね。」

 

凛「そう、桜、白野の常態は?」

 

桜「大丈夫です、気を失ってますが命には別条ありません、ですが・・・・・。」

 

ラニ「どうしました?桜。」

 

桜「傷がかなり深くて、今は止まりましたが出血の量が多かったので何時目が覚めるのか・・・・・・。」

 

凛「・・・・・、大丈夫よ桜、こう見えてこいつはしぶといんだから!すぐに目を覚ますわ。」

 

桜「先輩・・・・、そうですね、先輩は強いです!すぐに目を覚ますはずです!」

 

凛「さて、とりあえず白野を連れて帰るわよ、ランサー、アヴンジャー、どちらか白野をおぶってちょうだい。」

 

ネロ「余が奏者を連れて帰る。」

 

ジャンヌ「無理をしなくても宜しいのでは?セイバー、貴女もかなり危険な状態ではあるのですが。」

 

ネロ「無理をしておらぬ!」

 

         ちょん。

 

ネロ「~~~~~~~~っ!!」

 

ジャンヌ「そんな身体で白野をおぶるなど無理ですよ、ですので私が・・・。」

 

エリザ「何勝手に決めてんのよ!私が白野を連れて帰るわ!」

 

ジャンヌ「貴女のような怪力女では白野の傷が増えます、

私が連れて帰ります。」

 

エリザ「だ、誰が怪力女よ!ってあんた何故白野をお姫様だっこしてるの?」

 

ジャンヌ「おや?いけませんか?うふふ。」

 

ネロ「なっ!?貴様!奏者を離さぬか!余が奏者を連れて・・・。」

 

凛「セイバー、貴女は身体を休めなさい。」

 

ネロ「ぐぬぬっ!み、認めぬ!アヴンジャーよ!よく聞け!奏者は余のマスター!貴様の用な邪心の塊など奏者は何とも思っていないのだからな!」

 

         フニュンッ、

 

ジャンヌ「あら、私の胸が白野の顔に、幸せそうな顔をしてますね白野ったら。」

 

        フニュフニュ、

 

ネロ・凛・ラニ・桜・エリザ「なッ!」

 

ジャンヌ「うふふ。」

 

ネロ「えーい!アヴンジャー!貴様は!貴様は!奏者を放せ!やはり余が奏者を連れて帰る!」

 

エリザ「ダメよセイバー!私がダーリンを連れて帰るんだから!」

 

ネロ「誰がダーリンか!アヴンジャー!貴様も貴様で何時まで奏者の顔を胸に埋めている!」

 

ジャンヌ「白野が幸せそうなのでついつい。」

 

ネロ「そんな事あるわけなかろう!」

 

凛「何やってんだか。」

 

士郎「な、なぁ、別にそんな事しなくても確かリターンクリスタルだっけ?それを使えば直ぐに戻れるんじゃないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎と青セイバー以外

    「・・・・・・・・・・・・あ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第24話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想で知りたいとありましたので、次回は白野陣営と敵さん陣営をマスター、サーヴァント、真名【現在の判る範囲ですが。】を書こうかと、【かなり短くなりますが】
それでは次回もよろしくお願いします。

何時も感想を書いてくれてる皆さまありがとうございます!


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番外編

今回は番外編で白野陣営とかの紹介をさせていただきますけ。
ちゃんと書けてるか心配になりますがよろしくです!


~白野陣営~

 

【マスター】

 

『岸波白野』

 

この物語の主人公、みんな大好きザビ男君!

長が付くほどお人好しで頼み事は断れない。

一級フラグ建築士でもありかなりの女性人から(サーヴァント含む)好意を寄せられている。(本人は自覚なし)

少しオヤジの所がありリンの太ももをまじまじと視たりラッキースケベを(本人は戸惑うが)心のなかで喜んでいる。

前世では月の聖杯戦争の勝利者でサーヴァントとの信頼も厚く、仲間たちからは其なりに信頼されてる?

白野の長所は例えどんな状況であろうとけして諦めない心強さがある。

観察眼が凄く初めの内は戸惑うが二度三度と戦う内に相手の行動が先読み出来るようになる。

「サーヴァント並かそれ以上の目をしている」と、サーヴァントや仲間達からは絶賛されるほどである。

 

『遠坂凛』

 

2030年から白野に会いに来たこの物語のヒロイン。

マスターとしてはかなりの強者でサーヴァントとはいいコンビでもある。

また機械関係も得意である。

少なからず白野に好意を寄せているがかなりのツンデレさん。(ツンが99に対しデレが1)

 

『ラニ=Ⅷ』

2030年から白野に会いに来た物語のヒロイン。

彼女のサーヴァントであるバーサーカーとは相性が良くラニがお姫様に対しバーサーカーはラニを守るナイトみたいな関係であった。

白野の事はかなりの好意を寄せていて積極的に白野と二人きりになろうとしている所がたまにある。

 

『間桐シンジ』

 

2030年から白野に会いに来た友人。

月の聖杯戦争では白野と同級生であったが本来はまだ8歳の少年である。

サーヴァントとの相性は良くも悪くもない感じでサーヴァントからよくからかわれたりしている。

シンジにとって白野はただ一人の友人でもあり自称ライバルでもあるが今の白野にとってシンジは大切な弟みたいな存在である。

 

『ありす』

 

2030年から白野に会いに来た物語のヒロイン?

白野が大好きでお兄ちゃんと呼び白野に会うたび抱きついてくる。

サーヴァントとの相性が抜群でサーヴァントにとってありすは大切な存在、ありすを傷つける相手は誰であろうが許さない。

白野にとってありすは大切な妹で更にありすの頼みは断らない程のシスコンでもある。

 

『ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ』

 

2030年から白野に会いに来た白野の友人。

白野達にとってユリウスは兄みたいな存在でもある。

サーヴァントとは仲はユリウスは殺し屋サーヴァントは武人であるため話は噛み合わない。(かといって互いに嫌いあってはいない)

今のユリウスは白野は大切な友人であり凛達は妹・弟みたいな存在。

 

『桜』

 

2030年から白野に会いに来たムーンセル元AI健康管理者で今は月の聖杯によって人間として生きているヒロインの一人。

サーヴァントとの相性は其なりないい感じである。

白野の事を先輩と慕い、大切な存在で彼と一緒に生きていきたいと思うほど、そのため白野の事を第一に考えている(他の仲間達も大切だがやはり白野優先的である)

 

 

 

 

 

【サーヴァント】

 

『セイバー』

 

白野のサーヴァントでヒロイン、真名はネロ・クラウディウス。

ローマ帝国の第五代皇帝。

白野の事を奏者と呼び白野大好きかまってワンコでもある。白野大好きであるため白野が別の女性と仲良くしているとすねる、白野に甘えたいのでよく白野を困らせるような大胆な行動もする。

普段は自分の事を[余]と言うが大切な人の前だと(白野の事であるが)[私]と言う事がある。

 

『ランサー』

 

凛のサーヴァントで真名はエリザベート・バートリー。

ハンガリーの貴族で血の伯爵夫人と言われていてかなりの拷問好き。

白野の事は初めは子ブタと呼んでいたが白野に好意を抱いてからはダーリンや白野と呼ぶようになる。

かなりの力持ちでマイクスタンドも兼ねた身の丈以上の大きさの槍を軽々と振り回して戦う。

 

『バーサーカー』

 

ラニの元サーヴァントで真名は呂布奉先。

中国の三国志時代の名高い武将であり、バーサーカー・ランサー・ライダー・アサシン・アーチャーと5つのクラスに該当する資質がある。

 

『ライダー』

 

シンジのサーヴァントで真名はフランシス・ドレイク。

イギリスの大海賊で世界一周を生きたままなし得た人類最初の偉人でもある。

マスターのシンジの事は弟として扱いよくからかって遊んでいる。

 

『キャスター』

 

ありすのサーヴァントで真名はアリス。

実在する絵本の総称[ナーサリー・ライム]マスターによってはビジュアル・能力を自由に変化させる。

マスターのありすとは大の仲良しでキャスターはありすの事を第一に考えてえいる、またありす同様白野の事はお兄ちゃんとして慕っている。

 

『アサシン』

 

ユリウスのサーヴァントで真名は李書文。

八極拳の創始者であり、(二の打ち要らず)(神槍)などの二つ名で恐れられた中国拳法史上屈指の使い手。

マスターのユリウスとは能力的には相性は良い。

もしランサーで召喚されてたらかなりヤバイ!

 

『アヴェンジャー』

 

桜のサーヴァントでヒロイン?真名はジャンヌ・ダルク。

フランスの国民的英雄で初めはルーラージャンヌを召喚しようとしたが何故かアヴェンジャージャンヌが召喚された。

ジャンヌは毒舌で高慢・過激たまにいじけて根暗っぽいところがある。

マスターの桜とは仲は良くジャンヌは特に桜の魔力を気に入っている。(桜の魔力は癒しを含めているため)

また白野に対しては何故か初めから気に入っておりたまにからかって遊んでいる。(直接ではなく白野が気を失っている時)

ジャンヌは白野に少なくとも好意を持っているため白野の顔をまともに見れないでいる、白野が他の女性と仲良くしていると隠れていじける事もまれにある。

 

 

 

 

 

【その他】

 

『BB』

 

ムーンセルの上級Al白野大好きで凛達を2004年に送り出した本人でヒロイン?ぶっちゃけ白野に再開できれば後はどうでもいいと思っている。

白野をセンパイと呼び白野の為なら例え周りがどうなろうがお構い無し、凛曰く「もしBBがサーヴァントとして召喚されたら聖杯戦争は最短で終結する」とまで言われている。

 

『メルトルリス』

 

BBにより産み出されたアルターエゴで白野大好きAI。

白野と再開した時白野さえ視れたらそれで幸せと思うほどで今でも彼女は白野をムーンセルから眺めている。

彼女はよく白野のスマホに入り込む。

 

『パッションリップ』

 

BBにより産み出されたアルターエゴ。

白野を先輩と慕うストーカーAI。

白野を見付けるのが得意ではあるが白野と直視して話すことが出来ない照れ屋さん。その為彼女は白野の写真を眺めている事が今の幸せでもある。

 

『ギルガメッシュ』

 

元白野のサーヴァントで英雄の中の英雄王。

第4次聖杯に参加していた。その時のクラスはアーチャー。

白野が今の時代に転生してると知って再開するために呪令を使い2004年まで教会に住んでいた。

ギルガメッシュにとって白野は唯一認めたマスターでもある。

 

『キャスター』

 

元白野のサーヴァントでヒロイン、真名は玉藻御前。(通称タマモ)

魂がイケメンである白野に好意を寄せていて白野をご主人様と慕っている。

隙あらば自分をサーヴァントとして召喚されたいと願いセイバーとはよく言い争っている。

 

『レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ』

『臥藤門司』

『ダン・ブラックモア』

『ジナコ=カリギリ』

 

白野を慕う仲間達。

現在は2030年に残り白野が眠っていた廃墟を守っている。余り出番はない。

 

 

 

 

 

~冬木の第5次聖杯戦争のマスターとサーヴァント~

 

『衛宮士郎』

 

第5次聖杯戦争に参加しているマスター。

白野とは幼い頃からの幼馴染み。

士郎は幼い頃からの正義の味方に憧れている。

自分より他人の考えであったが白野との出会いにより改善されている。お人好しで白野と同じフラグ建築士でもある。

 

『遠坂リン』

 

第5次聖杯戦争に参加しているマスター。

士郎とは仲が良いが凛と同じくツンデレ、但しリンの方が若干デレが多い。

 

『間桐慎二』

 

第5次聖杯戦争に参加していた元マスター。

自信家で白野と士郎とは友人、皆からはワカメと呼ばれている。(白野と士郎は除外)

 

『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』

 

第5次聖杯戦争に参加していた元マスター。

士郎をお兄ちゃんと慕っている。

ありすとは仲は良く一緒に遊ぶことが多い。

 

『?????』

 

第5次聖杯戦争に参加していた元マスター。サーヴァントはアサシンで名前は不明。この先も不明のまま。

 

『?????』

 

第5次聖杯戦争に参加しているマスター。

サーヴァントはランサー。

その内出て来るはず。

 

『?????』

 

第5次聖杯戦争に参加しているマスター。

サーヴァントはキャスター。

その内出て来るはず。

 

 

 

 

 

【サーヴァント】

 

『セイバー』

 

士郎のサーヴァントで真名はアルトリア・ペンドラゴン(アーサー王)

士郎との相性は良いが士郎の魔力が余り行き渡っていない。

それでも白野のサーヴァントとは互角に渡り合えるほどの実力がある。

 

『アーチャー』

 

リンのサーヴァントで真名は不明。

白野の元サーヴァントとしての記憶もしくは記録があるため真名は今の所無銘としている。

初めの頃は士郎に殺意を持っていたが今はなし。

マスターであるリンには弱い。

元マスターである白野にも何故か弱い。

 

『ライダー』

 

慎二の元サーヴァントで真名はメデューサ。

慎二に対しては仕方なく従っていた。

本来のマスターである人物を守りたいと常々願っていたサーヴァントでもある。

 

『バーサーカー』

 

イリヤの元サーヴァントで真名はヘラクレス。

ギリシャの大英雄でかなりヤバイサーヴァントでもあるがイリヤにとっては大好きなサーヴァント。

もしラニのバーサーカーがいなければ白野達は全滅していたほどの実力がある。

 

『ランサー』

 

第5次聖杯戦争に参加しているサーヴァントで真名はクーフーリン。

ケルト、アルスター伝説の勇士。

マスターは不明。

凛の元サーヴァントでもあり白野達はランサーを「その内味方になるのでは?」と思っている。

出番はあるはず。

 

『アサシン』

 

第5次聖杯戦争に参加していたサーヴァントで真名はカーミラ。

エリザが成長し完全なる怪物と為った姿。

エリザとは仲が悪く互いに嫌っている。

またアヴェンジャージャンヌの事も殺したい程嫌っている。

マスターは不明。

白野に対しては何故か弱く、ある人物と重ねているのか最後には白野に助言する。

 

『キャスター』

 

第5次聖杯戦争に参加しているサーヴァントで真名は不明。

全てにおいて今だ不明。

 

【その他】

 

『言峰可憐』

 

第5次聖杯戦争の監視・監督者。ヒロイン?なのかな?

白野と士郎を気に入っておりたまにからかって遊んでいる。

サーヴァントとの相性が抜群だがサーヴァントをからかって遊ぶ事が多い。

何故かそうなったのか判らないが少なからず白野に好意を持っているかも知れない。

 

『言峰綺礼』

 

第5次聖杯戦争の元監視・監督者。

今は何処にいるのか不明。

もし白野と麻婆豆腐について語り合えば危険なほどヤバイ!兎に角ヤバイ!周りが引くほどヤバイ!この二人は会わせてはいけないほどヤバイ!絶対に会わせたはいけない!

 

【サーヴァント】

 

『ルーラー』

 

可憐のサーヴァントで真名は聖女マルタ。

悪竜タラクスを鎮めた、一世紀の聖女。

可憐との相性がは抜群であるが、よく可憐にからかわれている。

何故か白野の事を白野様(本人は自覚なし)と呼びかなり気に入っている。

 

 

 

 

 

 

~敵陣営マスターとサーヴァント~

 

【マスター】

 

『・・・・・・』

 

全てにおいて謎の人物。

 

 

『その他14人のマスター達』

 

今の所慎二と第5次聖杯戦争に参加していた元アサシンのマスターのみ。それ以外は今だ不明。(その内出番はあるはず?)

 

【サーヴァント】

 

『セイバー』

 

14人のマスターの一人によって召喚された元サーヴァントで真名はモードレッド。

アーサー王伝説に出てくる円卓の騎士の一人である。

マスターは不明。

 

『セイバー』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『ランサー』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名はヴラド三世。

15世紀ルーマニアのワラキアの領主。

マスターは不明。

エリザからはおじ様と呼ばれているがヴラド三世はエリザの事を殺したい程憎んでいる。

また敵陣営のサーヴァント達からはかなりの脅威的とされておりあのバーサーカーでさえ恐れるほどの実力がある。

 

『ランサー』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『ライダー』

 

14人のマスターの一人によって召喚された元サーヴァントで真名はマケドニアの征服王イスカンダル。

マスターは不明。

 

『ライダー』

 

あるお方から召喚されたサーヴァントで真名不明。

戦いを好まず誰からも愛される癒しキャラ。

何故か白野を気に入っている。

 

『アーチャー』

 

14人のマスターの一人によって召喚された元サーヴァントで真名はジェームズ・モリアーティ。

物語のシャーロック・ホームズシリーズに出てくる。

マスターは不明。

 

『アーチャー』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『キャスター』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『キャスター』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『アサシン』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

毒殺を得意とするサーヴァントでかなりの自信家でもあるがその分打たれ弱く上の者には逆らえない。

マスターも不明。

 

『アサシン』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『バーサーカー』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

バーサーカーでありながら自我を持っているが怒りか頂点にたつと自我を失う。

かなりの実力者で白野のサーヴァント、セイバーすら足元にもおよばないぼどである。

マスターは不明。

 

『バーサーカー』

 

14人のマスターの一人によって召喚されたサーヴァントで真名は不明。

マスターも不明。

 

『ルーラー』

 

召喚された経緯は不明であるがある人物を崇拝しているサーヴァントであり真名はジャンヌ・ダルク。

その人物の為ならどんな事にも手を出す。

ルーラージャンヌの実力はかなりのものでバーサーカーの暴走を瞬時に止めるほど、また白野陣営のサーヴァントや第5次聖杯戦争に参加しているサーヴァントの真名を把握しているため危険なサーヴァントでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

~学園内の友人達~

 

『蒔寺楓』

 

白野とは同じクラスで同じ新聞部。

白野に対しては男友達でありよく一緒に遊ぶ事が多い。

 

『氷室鏡』

 

白野とは同じクラスで同じ新聞部でもある。

白野に好意を寄せていて楓にその事でからかわれているがその後に楓をぶっ飛ばす。

新聞部員達にとって彼女は姉のような存在。

 

『三枝由紀香』

 

白野とは同じクラスで同じ新聞部。

新聞部員の皆を温かく見守る癒しキャラ。

 

『美綴綾子』

 

白野の友人の一人。

なにかと白野を弓道部に入れようとしているが全て空振りに終わっいる、また好意も寄せている。

 

『桐生一成』

 

白野と士郎の友人であり二人にとっては良き理解者。

一成の頼み事は基本断らない。

 




まだ出番の無いマスターやサーヴァントは不明と言う事で。
それ以外で解らないことはスマホで調べてくれるとありがたいです。
(あくまで自分の都合で書いています)
それでは次回もよろしくお願いします ⤵。


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第25話

ハロウィンイベントガチャ、何故かカーミラさんが二騎も!
嬉しい!

それでは第25話よろしくです!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何も見えない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけどしっかりと立っている感覚はある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「・・・・・・・・・・・」

 

ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが呼んでいるような?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「・・・・・・・・・・・マスター。」

 

マスター?・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「何・・で寝て・る、いや、・・な。」

 

?????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「今のお前は夢の中か、だか、例え夢の中であろうが目を開けることは出来るだろう?。」

 

あ、さっきよりかは良く聴こえる・・・・てっ?夢の中?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「さぁ、目を開けろ、それとも永遠に其のままでいるのか?」

 

流石に永遠は困る、よし、目を開けるか、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「やっと目を開けたな我がマスター。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・」

 

???「??・・・・どうした?」

 

白野「・・・・・・・えっと?どちら様でしょうか?」

 

???「・・・・・・そうだな、お前は私の事を覚えていない、いや、覚悟はしていたがこうもあっさりと言われると結構堪えるな。」

 

白野「えっと!あの!な、何か良くわからないけど、ごめんなさい!!」

 

???「・・・・・・ふふ、あいからわずだなお前は、構わないさ・・・・・さて、何から話せばいいのか?」

 

白野「・・・・・・・・・・・・あの・・・・・。」

 

???「どうした?」

 

白野「此処って俺の夢の中何だよね?そして君は俺のサーヴァント?でいいのかな?だけど俺は君の事は知らないんだけど。」

 

???「あいからわず状況の飲み込みが早いな、あぁ、これはお前の夢の中、そして私はお前のサーヴァント、私の記憶が無いのはあのサーヴァントが最後にお前の記憶を消したからだ。」

 

白野「記憶を?」

 

???「そうだ、だから私の事をお前は覚えていない。」

 

白野「あのサーヴァント?」

 

???「それ事は気にするな、もう消えていないからな。」

 

白野「・・・・・・・・・・。」

 

???「やっと逢えた、あぁ、やっと、例えお前の記憶の中に私がいなくても私はお前の事を良く知っている、お前は私に全てを与えてくれた。」

 

白野「へっ?、?????」

 

???「だか、この夢ももうすぐ消え。」

 

白野「ちょっ?えっ?夢の中に入って来れたんだから、また直ぐに会えるんじゃないの?」

 

???「それは違うな我がマスター、私はお前の中に眠っていた記憶の欠片だ、本当に奥深くに眠っていたほんの一握りの欠片だ。」

 

白野「俺の記憶の欠片。」

 

???「そうだ、あのサーヴァントに記憶を消されていたがどうやら奥深くに私の記憶が残っていたようだ。」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

???「そんな悲しい顔をするな、夢の中の私は消えるが、お前の奥深くに私の記憶が眠っている、ほんの少しだがな、それだけで私は充分だ。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・。」

 

???「こうして夢の中とはいえマスターに逢えるだけでも奇跡なんだ、だから私はお前に逢えた事が何よりも嬉しい。」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

???「やはりお前は優しいな、ではな我がマスター、私の最愛のマスター。」

 

白野「ま、待った!ストップ!えっ?あれ?な、何だ?体が?」

 

???「心配するな我がマスター、お前はもうすぐ目覚めるだけだ、それに・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・それに?」

 

???「何故だろうな?また逢える気がする・・・・。」

 

白野「・・・・・・えっ?」

 

???「・・・・あぁそうだな、忘れていたな、気お付けろマスター、お前の住む世界に終焉が訪れようとしている、それを阻止出来るのはお前とお前を慕う仲間達だ、ありすと桜と衛宮士郎か、特にその三人は重要な役割を示しているお前を中心にな。」

 

白野「えっ?ちょっ!?待って!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「あら?白野のかけ布団がはだけて・・・・・・仕方ありまさんね、直してあげますか。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・ん。」

 

???「おや?」

 

白野「・・・えっと?・・・・・・あれ・・・・・此処は?」

 

          フニュン

 

???「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「(あ、あれ?えっと?目が覚めて、起き上がって、何故か柔らかい感触が?)」

 

???「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「(ど、どうなって?ってあれ?)ジャンヌ?」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

白野「えっと、お、おはようジャンヌ。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぎ。」

 

白野「はい?」

 

ジャンヌ「ぎゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」

 

        ドゴ~~ン!!

 

白野「アベシ~~!」

 

        ドガシャ~~ン!

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。」

 

白野「ナ、ナイスパンチです。」   ガク

 

     ダダダダダダッ・・ガチャッ!

 

ネロ「な、何事か~~!」

 

桜「ど、どうしましたジャンヌさん!」

 

ジャンヌ「あ、マ、マスター、あ、あの、その、ですね。」

 

ネロ「なッ!そ、奏者!奏者~~!アヴェンジャー!貴様!奏者に何をした!?」

 

ジャンヌ「いや、その。」

 

ネロ「奏者よ!奏者よ~~!死ぬでない!奏者よ!」

 

桜「先輩!?先輩!?大丈夫ですか!?先輩!?」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~そして~

 

桜「先輩大丈夫ですか?」

 

白野「あはは、大丈夫だよ桜、えっと、セイバー、俺は大丈夫だからもう抱きつかなくても。」

 

ネロ「ぐす、何を言うか奏者よ!余は、余は、どれ程心配したと、うわ~~ん!やっと余の奏者が!奏者が!」

 

白野「心配してくれてありがとうセイバー、桜もありがとうな。」

 

桜「いえ、先輩が目を覚ましてくれて凄く嬉しいです。」

 

白野「それとジャンヌもありがとう。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・それはどちらのありがとうなのですか?」

 

白野「えっ?(どちらのって?・・・・・・・あ?やっぱりあの感触はジャンヌの?)」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・・・何を思い出しているのですか?白野?」

 

白野「・・・・・・・・・・えっ?」

 

ジャンヌ「忘れなさい。」

 

白野「な、何をでしょうか?」

 

ジャンヌ「さっき起こったことは全て忘れなさい。」

 

白野「・・・・あぁ、やっぱりさっきの感しょ・・。」

 

ジャンヌ「忘れろと言っているのです!それとももう一度殴られたいのですか?」

 

白野「はい!忘れました!」

 

ジャンヌ「・・・・・・よろしい。」

 

ネロ・桜「??」

 

タマモ「ちょっと!?桜さん!いい加減タブレットをご主人様に渡してくださいまし!」

 

桜「あ、すいませんキャスターさん、あの先輩、此方を。」

 

白野「ん?何?」

 

桜からタブレットを受け取る白野、すると。

 

タマモ「ご主人様!?あ、や、やっと、やっとお目覚めになられたのですね!タマモ物凄く心配したんですよ!ご主人様、ご無事で何よりです!」

 

白野「キャスター、うん、ありがとう、心配かけてごめんな、もう大丈夫だから。」

 

タマモ「あ~~ん、イケ魂最高ですご主人様!タブレットの中でなければこのタマモご主人様に飛び付いて抱きしめます!きゃっ!言っちゃった!」

 

ネロ「ふんっ!何を言い出すこと思えば、下らんことを。」

 

マタモ「むむ、ちょっとセイバーさん、何時までご主人様に抱きついているのですか?いい加減ご主人様から離れやがれってんです。」

 

ネロ「奏者は余の奏者だ、抱きつくのは余の自由であろう。」

  

タマモ「怪我人に抱きつくとか有り得ないんですが、それにセイバーさん、貴女がもっとしっかりしてればご主人様がこんな目に遭わなかったのでは?」

 

ネロ「な、くっ!ぐぬぬ!」

 

タマモ「ご主人様、やはり私がご主人様のサーヴァントとして貴方をお守りした方がよろしいかと。」

 

ネロ「なっ!何を言うか!奏者は余のマスター!貴様など必要ないわ!次こそあのバーサーカーを余が倒してみせる!必ずな!」

 

タマモ「バーサーカーに手も足も出せなかった貴女が何を言っているのです!」

 

ネロ「ぐぬぬ!」

 

タマモ「キシャ~~~~!」

 

白野「ちょっ、セイバー、キャスター、喧嘩しないで、俺は無事だったんだしさ。」

 

タマモ「何処がご無事ですか!ご主人様はあれから6日近く眠っていたのですよ!」

 

白野「そ、そうなの?」

 

桜「はい、あの後の先輩の傷はもう治りかけてますが6日はずっと眠っていました、出血の量がかなり多かったのでそのせいかと思うのですが。」

 

白野「そうか、・・・・・あれ?そう言えば他の皆は?」

 

桜「皆さんは学校です、私は先輩の事を看病するため今日はお休みです。」

 

白野「ご、ごめん桜、迷惑かけてしまって。」

 

桜「迷惑じゃないですよ先輩、私は健康管理者です、それに私ちゃんと学校には行ってますから。」

 

白野「えっ?」

 

桜「ユリウスさんと交代で先輩の看病をしてました、後何時もセイバーさんやキャスターさんが先輩の側に居ましたから。」

 

白野「そうか、後でユリウスに礼を言わないとな、それと・・・・・・。」

 

ネロ・タマモ「??」

 

白野「ありがとうセイバー、キャスター。」

 

ネロ・タマモ「ッ!」

 

白野「な、何?ど、どうした?」

 

ネロ「そ、奏者~~~~♪」

 

白野「グホッ!」

 

タマモ「ちょっ!セイバーさん!ご主人様に抱きつかないでくださいまし!それは私の役目でしょうが!」

 

ネロ「ふんっ!タブレットの中にいる貴様が何を言っておる、奏者~~♪」

 

タマモ「ぐぬぬ、(何とかして私もご主人様の時代にサーヴァントとして召還されなければご主人様がセイバーさんの物に、いや、セイバーさんだけではなくともご主人様を慕う方はかなりの数々、どうすれば私も・・・)」

 

白野「キャスター?・・・・・(何か考え込んでるな・・・・・ほっとくか)あれ?ジャンヌは?」

 

桜「ジャンヌさんなら今皆さんに連絡をしています、先輩が目を覚ましたら逐一連絡するようにと凛さんに言われましたので。」

 

ジャンヌ「マスター、凛にえ~~と、メールでしたっけ?それに連絡を入れときました。」

 

桜「ありがとうございますジャンヌさん。」

 

白野「ジャンヌってスマホの操作できるの?」

 

ジャンヌ「ッ!は、白野!え、えぇ、勿論です、マスターに教えて頂きましたから。」

 

白野「?????」

 

ジャンヌ「(お、落ち着きなさい私!あの事はもう終わったことです)」

 

白野「そうだ、桜、俺が眠っている間何もなかったの?」

 

桜「そうですね、特に問題は在りませんでした、ですが・・・・・。」

 

ジャンヌ「(・・・・って言うか何故白野は何もなかったようにマスターと話しているのですか、確かに私は忘れろと言いましたが)」

 

白野「えっ?何?」

 

桜「逆に変なんです、先輩が眠っていたこの6日間何もなかった事が、敵のサーヴァントにも会わず、ましてや第5次聖杯戦争のマスターやサーヴァントにも会わずで、あ、衛宮さんや遠坂さんは別ですよ。」

 

ジャンヌ「(忘れろと言いましたが少しは恥じらうとかあるのでは?私だけ意識しているとか・・・・はっ?何を考えているのです私)」

 

白野「確かに、・・・・・?」

 

ネロ「そんな事はどうでもよいではないか、奏者が無事であったのだからな。」

 

白野「セイバー。」

 

  バタバタバタバタッ!・・・ガチャッ!

 

ありす「お兄ちゃん!」

 

白野「へっ?ありす?」

 

ありす「わ~~い!お兄ちゃん!お兄ちゃんお兄ちゃん!」

 

          ドゴッ!

 

白野「グハッ!」

 

ありす「お兄ちゃん~~♪」

 

白野「ナ、ナイスタックル、ありす。」 ガク

 

ネロ「そ、奏者~~~~!」

 

タマモ「ご、ご主人様~~~~!」

     

桜「せ、先輩!大丈夫ですか!?先輩!」

 

ありす「あれ?寝ちゃったのお兄ちゃん、私も一緒に寝る。」

 

凛「ちょっ!白野!こらありす!白野は怪我をしてるんだから白野に飛び込んだら駄目でしょう!」

 

ありす「いや!私はお兄ちゃんと一緒に寝るの!」

 

ラニ「気を失ってますね、まぁ、無事だったんだしよろしいのでは?」

 

エリザ「何でそんな冷静なのよあんたは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~地下室~

 

BB「さぁ~~!皆さん!ついにやつ(;-ω-)ノ来ました!皆大好き!・・・・せ~~~~のっ!BB~~~~!チャンネル~~~~!はいセンパイ!拍手です!」

 

白野「・・・・えっ?あ、はい。」  

 

        パチパチパチ

 

BB「センパイの拍手は最高ですね!うんうん!センパイも無事だったし、本当によかったよかった!私凄く心配していたんですよ、センパイが眠っている間私のテンションはだだ下がりでした、ですが!こうしてセンパイと無事会えることが出来てBBちゃんのテンションはうなぎ登りです!」

 

白野「あ、その、心配かけてごめんなBB、もう大丈夫だから。」

 

BB「ッ!セ、センパイが私に・・・・・・・っ!今の場面は私のセンパイDVDコレクションに永久保存です!それではセンパイ!これにてBBチャンネル終了です!ではでは~~!」

 

凛「待ちなさい!あんたが集まるようにって言ったんでしょうが!何かってに終わろうとしてるの!」

 

BB「・・・・・・?あ、すっかり忘れてました!センパイがあまりに素敵さんでしたので、この~、センパイの罪作りさん!」

 

白野「(な、何故に?)」

 

BB「ごほん、では、今現在の情報なのですが、特に無し!以上です!」

 

凛「はぁーーーー!特に無しって!だったら何故私達を集めたの!」

 

BB「実際この6日間何もなかった訳ですから、そうですね~~、あぁ、そうだ、センパイ、白桜から話は聞いていると思いますが、不思議だと思いませんか?」

 

白野「何もなかった事に?確かにどうしてだろう?」

 

BB「第5次聖杯戦争に参加しているその他さんも特に動きが在りませんでしたし、・・・・・・は多分ですがセンパイを死なせたくは無かったかと考えるべきですね、センパイはかなりの重症でしたから。」

 

ユリウス「岸波はそうであれ俺達には何かと接触が合ってもいいはずだがそれすら無かったからな。」

 

ラニ「気を使ったのでしょうか?あの時のバーサーカーはかなり白野さんを心配していました、ライダーもそうでした。」

 

BB「・・・・・・・・・センパイ、覚えてますか?ルーラーマルタさんに言われた事を?」

 

白野「マルタに?」

 

BB「第5次聖杯戦争においてセンパイが重要な、まるで必要な人物だと言われた事を。」

 

白野「・・・・・・・・そう言えば、始めてマルタに会った時にそんな事を言ってたような?」

 

BB「その事に何か関係があるのではないかと、あくまでも憶測ですが。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・。」

 

         クゥ~~~~、

 

ありす「お兄ちゃん、私お腹すいた。」

 

白野「よし!それじゃあご飯にするか!ありす、何が食べたい?」

 

ありす「お子さまランチ見たいな可愛い食べ物がいい!」

 

白野「そうかそうか、だったら外で食べるか?レストランに行けばお子さまランチがあるからな!」

 

ありす「わ~~い!お外でごはん!~~♪」

 

凛「白野、今はそれ所じゃないでしょうが、食事なら家で食べましょ、いいわね。」

 

ありす「え~~!やだ!」

 

凛「わがまま言わない!白野もそれでいいわね?」

 

白野「えっ?でも?」

 

凛「いいわね?」

 

ありす「ぶ~~、ぶ~~。」

 

白野「やっぱり外で食事しよう!ありすの願いを叶えるのがお兄ちゃんの役目だからな!」

 

ありす「わ~~い!お兄ちゃん大好き!」

白野「うんうん、やっぱりありすの笑顔は癒されるな。」

 

ありす「~~~~♪」

 

ネロ「むぅ~~!奏者よ!余の笑顔はもっと癒されるぞ!」

 

タマモ「セイバーさんの笑顔は癒される事は無いですね、ご主人様に癒しをもたらすのは私です!」

 

ネロ「むむっ!」

 

タマモ「ふんっ!」

 

         ピンポーン

 

ラニ「誰か来ましたね、私が出ます。」

 

凛「全く、とりあえず終了ね、BB、いいわね?」

 

BB「そうですね、センパイには一応何日かはおとなしくしてるようにお伝えください、ではでは失礼しますね。」

 

そして白野達は地下室を後にするが。

 

BB「待ちなさい桜。」

 

桜「??どうしたのBB?」

 

BB「貴女に話す事があります、残りなさい。」

 

桜「話すこと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「・・・・・・あれ?士郎?どうして此処に?それにその袋は?」

 

士郎「白野、お前が目を覚ましたって遠坂さんから連絡が来てな、だったら俺が飯でも作ってやろうと思ってな。」

 

リン「こんにちは岸波君、無事で何よりね。」

 

イリヤ「あ、ありす!一緒に遊びましょう!」

 

ありす「ダメ!お兄ちゃんとお子さまランチを食べに行くの!そうだ!イリヤも一緒行こう!」

 

イリヤ「お子さまランチ?」

 

白野「・・・・・・・・・・・・あっ!そうだ士郎!お子さまランチとか作れるか?」

 

士郎「作れると思うけど。」

 

白野「だったら頼む!ありすの為に作ってくれ!いや待てよ、遠坂さんがいるという事はアーチャーがいるな!アーチャー!アーチャー!」

 

アーチャー「うるさいぞ白野。」

 

白野「アーチャー!頼む!ありすの為にお子さまランチを作ってくれ!お願いします!」

 

アーチャー「お、おい、しがみつくな!判った!判ったから!」

 

白野「流石アーチャー!話がわかる!ありす!アーチャーが凄く可愛いお子さまランチを作ってくれるぞ!」

 

ありす「可愛いお子さまランチ!お兄ちゃん!私お家でごはんを食べる!」

 

アーチャー「は、白野?あまりハードルを上げるな!」

 

士郎「白野、あれ?俺は?」

 

白野「士郎、大丈夫さ、アーチャーはああ見えて料理が得意なんだ、士郎はお子さまランチ以外の食事を作ってくれたらいいよ、なんなら俺も手伝うか?」

 

士郎「駄目だ!お前はなにもするな!」

 

白野「え?いや、麻婆豆腐ぐらい・・。」

 

士郎「だ、駄目だ!お前は大人しくしてろ!」

 

白野「は、はい!・・・・・あ、そうだ、アーチャー!お子さまランチは4人分で。」

 

アーチャー「4人分?」

 

白野「ありすとシンジとキャスターとイリヤスフィールちゃん、よろしくなアーチャー!」

 

アーチャー「はぁ、仕方ない、台所を借りるぞ。」

白野「楽しみだなありす!」

 

ありす「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~教会~

 

マルタ「可憐、少し出かけてきます。」

 

可憐「珍しいですね、貴女が一人で出かけるなんて。」

 

マルタ「そ、そうですか?」

 

可憐「それで・・・、どちらに?」

 

マルタ「えっ?えぇ、えっと、(白野様がお目覚めになられたからお見舞いに行くと言えば可憐も付いてくる、しかし可憐が白野様の所に行くと何か不吉な事が起こるはず、ど、どうすれば)」

 

可憐「どうしました?」

 

マルタ「は、はぇ?えっと、そ、そう!す、少し風にあたりに行こうかなと思いまして。」

 

可憐「・・・・・・・そうですか。」

 

マルタ「え、えぇ、では失礼します。」

 

          ヒラリ

 

マルタ「ん?可憐、何か落としました・・・・・っ!?なっ!こ、これは!?」

 

可憐「・・・・・・・・・・ふふ。」

 

マルタ「・・・・これは!白野様の胴着姿の写真!?な、何故貴女が持っているのです!?」

 

可憐「前にプールに行った時に仲良くなった方がいまして、その方に譲って貰ったのですが。」

 

          ひょい

 

マルタ「・・・・・・・・・・・・・あ。」

 

可憐「まだ何枚かあるけど、見ますか?」

 

マルタ「是非!」

 

可憐「どうぞ。」

 

マルタ「・・・・これは!?白野様の水着姿!それに、なっ!半裸の胴着姿ですと!?はぁ~~~~♪あ、後は、なっ!白野様の凛々しい姿!?か、かっこよすぎです。」

 

可憐「差し上げましょうか?」

 

マルタ「ゆ、譲ってくれるのですか!?」

 

可憐「・・・・・・・で?今からどちらにお出かけに?」

 

マルタ「・・・・・・・・・・・・・へっ?」

 

可憐「あ、良ければ此方も差し上げましょう。」

 

マルタ「なっ!?な、な、ななななななんとーーーー!?白野様の下着姿!?欲しい!・・・・・・じゃないでしょうが私!ハ、ハレンチな!」

 

可憐「・・・・・・では行きますか?」

 

マルタ「えっ?あの、どちらへ?」

 

可憐「勿論、白野さんのお見舞いにですが。」

 

マルタ「なっ!?貴女は初めから知って!?」

 

可憐「知りませんが、そうでしたしか、白野さんがお目覚めになったのですか。」

 

マルタ「・・・・・・はっ?」

 

可憐「カマをかけてみたのですが、ふふ、マルタ、貴女は本当に解りやすいですね、初めから顔に出まくりですよ、あ、心配なくともその写真は差し上げます、また今度お友達に譲って貰いますので。」

 

マルタ「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

可憐「では行きますか。」

 

マルタ「はい(お許し下さい白野様、ですがマルタ!必ず白野様をこの魔の手からお守りします!)」

 

可憐「ふふ、愉しくなりそうね。」

 

マルタ「(無理かもしれません)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ユリウス邸~

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・っ!」

 

桜「??どうしました先輩?」

 

白野「えっと?ん?何か嫌な予感が?」

 

桜「????。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第26話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




それでは次回もよろしくです!

感想・評価は何時でも歓迎します!
【何時も感想み書いてくれてる皆さん本当にありがとうございます!】


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第26話

久し振りの投稿です。【最近はは本当に忙しいな】

暖かい目で読んでください。



 

 

 

ネロ「奏者よ、その者は一体何者なのだ?」

 

白野「分かりません。」

 

タマモ「分かりません、じゃありません!その姿からして多分ですがサーヴァントには間違いありませんが。」

 

白野「あ、やっぱりそうなんだ。」

 

ジャンヌ「随分白野になついていますね、白野から離れようとしませんし。」

 

???「ヴ?」

 

ネロ「えーい!いい加減奏者から離れるか!」

 

???「ヴーー!」

 

タマモ「ヴーー!って、何を喋ってるのかさっぱりですね~~?」

 

桜「敵のサーヴァントライダーさんは癒し系でしたが、この方は可愛い係のサーヴァントさんですね。」

 

???「ヴ?」

 

桜「せ、先輩!?この子の頭を撫でてもいいでしょうか?」

 

白野「え?あ、うん、多分大丈夫だと思うけど。」

 

桜「で、では、始めまして私は桜と言います、少しだけ宜しいでしょうか?」

 

???「ヴ?ヴ?」

 

         ナデナデ

 

???「ヴ~~~~♪」

 

桜「か、可愛いです!先輩!凄く可愛いです!」

 

白野「そ、そう。」

 

ネロ「奏者よ、余も撫でてもよいか!」

 

???「ヴーー!」

 

白野「ゴメンセイバー、何か嫌がってるみたい。」

 

ネロ「なっ!」

 

???「ヴーー!ヴーー!」

 

白野「えっと?桜は安心できるからいいけど後は邪心を感じるから嫌だ!って言ってます。」

 

タマモ「ご主人様はその子が何を言ってるのか分かるのですか?」

 

白野「い、一応何となくだけど。」

 

ジャンヌ「白野には心を開いているのですねそのサーヴァントは、桜に関しては直感で安心できると判断したのでしょう。」

 

???「ヴーー、ウーー、ヴーー!」

 

白野「何々?桜は優しさの塊だからほっとする、後桜のサーヴァントは好きになれない、だそうです。」

 

ジャンヌ「・・・・・・・・・。」

 

タマモ「どうやらこの子は純粋さんみたいですね、まるでありすちゃんみたいです。」

 

???「ウーー、ヴーー、ヴーー!」

 

白野「キャスターは優しいけど邪な感じかするから近寄りたくないって、言ってます。」

 

タマモ「なっ!」

 

ネロ「はははははは!見事だな!サーヴァントよ、大当たりではないか!だが、安心せよ!こやつはタブレットから出てこれぬからな。」

 

タマモ「ぐぬぬ、所で話はずれましたがご主人様、結局の所、その子は何処でお会いに?」

 

ジャンヌ「まさか拾ってきたのですか?可愛さの余りに?」

 

ネロ「はぐれサーヴァント?ではないだろうな?奏者よ?何処で?」

 

白野「えっと、その、じ、実はですね・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数時間前~

 

 

桜「あれ?先輩?どちらに?」

 

白野「(ビクッ!)えっと、さ、散歩に、行きたいなと。」

 

桜「何を言ってるのです先輩、怪我が治っていても、まだ安心できません、大人しくしててください。」

 

白野「いや、だってさ、俺が目を覚ましてからもう3日経ってるから大丈夫だろ?流石にずっと布団の中じゃ退屈だしさ。」

 

桜「大人しくしててください。」

 

白野「さ、散歩だけだから、直ぐに帰ってくるし、それにもう傷は治ってるし。」

 

桜「・・・・・・・・・はぁ、仕方ありませんね、いいですか先輩、ゆっくりしてきても構いませんが何か在りましたら直ぐに連絡してください。」

 

白野「ありがとう桜!それじゃあ行ってきます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~商店街~

 

白野「う~~ん、いい天気だ!何だろ久々に外に出たから結構気持ちいいな!・・・しかし皆過保護過ぎたよな、もう傷は治ってるのに。」

 

白野は商店街を後にする。

その後白野の行きつけ店である麻婆豆腐と餡蜜を買い公園で休息をとる。

 

白野「麻婆豆腐!!いや~~、何か久々だな!何時もなら週5で通ってたけど聖杯戦争が始まってから食べられなかったからな、それにしてもあいからわず赤黒くて美味しそうだな!では!!いただき・・・・・・。」

 

???「・・・・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

???「・・・・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

???「・・・・・・・・・・・・・・・ヴ?」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・・・・ヴ?」

 

???「・・・・・・・・・・・・・ウーー!」

 

白野「え、えっと、麻婆豆腐食べたいとか?」

 

???「ウーー、ウー。」

 

白野「えっ?違う、じゃ、じゃあ、ひょっとして餡蜜かな?」

 

???「ヴーー、ウーー!。」

 

白野「(て、この子何故にウェディングドレスなの?結婚式から脱走とか?・・・ん?額にツノ?・・・・あ!?サーヴァント・・・?かな?)」

 

???「ウ、ウ、ヴーー!」

 

白野「え、あー、はいはい、餡蜜ね、どうぞ。」

 

???「ウウ!・・・・(パクパク)・・・・・・・、ヴーー!ヴーー!ヴ!!(゜ロ゜ノ)ノ」

 

白野「な、何々?どうしたの?」

 

???「お・・い・・・・しい!(*´∀`)♪」

 

白野「!♪か、可愛い!何だこの子は癒し系なのか?ほっこりする!」

 

???「ヴーー!ヴーー!」

 

白野「え、おかわり?」

 

          (コクコク)

 

白野「ゴメンね、もうないよ。」

 

???「ウ~~~~。」(( ;´・ω・`))

 

白野「(や、止めて!そんな悲しそうな顔をしないで!)く・・・・・・・、ちょ、ちょっと待ってて!」

 

???「ウウ?」

 

白野「すぐ戻るから!待っててね。」

 

???「ウ?ウ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数十分後~

 

白野「はぁ、はぁ、はぁ、お、お待たせ、はいこれ。」

 

???「ウーー、ヴーー!ヴーー!。」

 

白野「(まさか本当に待ってるなんて・・・・、まいっか)沢山買ったから全部食べていいよ。」

 

???「ウーー!ウーー!」

 

白野「(まんべんもない笑顔!ヤバイ!可愛すぎる・・・は!?何やってるんだ俺は!?これじゃまるで・・・、か、帰るか)」

 

???「・・・・・・・・ウウ?ウ?」

 

白野「そ、それじゃあ俺帰るね、君もちゃんと家に帰るんだよ、じゃ。」

 

???「・・・・・・・・・・・ウ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「う~~ん、大丈夫かなあの子・・・・・・、サーヴァントだと思うし大丈夫だろ、よし!帰ろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ユリウス邸~

 

白野「ただいま~~。」

 

桜「あ、先輩、お帰りな・・・・さ・・い・・・。」

 

白野「ど、どうしたの桜?な、何?え、え?」

 

桜「・・・・・あ、あの、先輩?その子は?」

 

白野「その子?」

 

???「・・・・・・・・・・・ウウ!ヴ!(^∇^)」

 

白野「・・・・・・・・・・おおう、って!付いてきたの?」

 

???「ウーー!」

 

白野「マジですか?」

 

桜「・・・・・・・・・・・先輩?」

 

白野「な、何でしょうか桜さん。」

 

桜「とりあえず中に入りませんか?その子の事はその後で詳しく聞かせてくださいね。」(ニコッ)

 

白野「(・・・・こわっ!)・・・・・はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

白野「と、言うことです。」

 

ジャンヌ「餌付けですね。」

 

白野「ち、違う!断じて違う!」

 

タマモ「まさかご主人様がそんな事を・・・・・・よよよ。」

 

白野「だぁーーーー!違う!違うぞキャスター!」

 

ネロ「奏者が人拐いとな!いや、違うな、サーヴァント拐いとな!確かにこの娘は愛らしいが。」

 

白野「セイバーまで!?違うんだーー!そうじゃないんだ!この子が俺の餡蜜を見て美味しそうな顔をしてたからつい!」

 

ジャンヌ「餌付けで人拐いとは、白野は変態だったのですね。」

 

白野「うぅ、違うんだ、違うんだ、この子が勝手に付いてきただけで、うぅ、確かにこの子に餡蜜をあげたけど、そんなつもりは無かったんだよ、あまりにも愛らしくてついつい餡蜜をあげただけで、まさか付いてくるなんて思いもしなかったんだ。」

 

???「・・・・・?ウーー?ヴ?」

 

          ナデナデ

 

白野「・・・・あ、俺を慰めてくれてるの?うぅ、ありがとう。」

 

???「ウーー!」

 

桜「・・・・・・・あの先輩、今思ったのですがその子ひょっとしてクラスはバーサーカーでしょうか?」

 

白野「・・・・・・・・・・え?バーサーカー?」

 

桜「はい、多分ですが、バーサーカーだと思うのですが。」

 

ネロ「奏者よ、もしバーサーカーなら危険ではないか!それにもし・・・・・・のサーヴァントなら余達の敵であろう!」

 

タマモ「う~~ん、確かにこの子はサーヴァントでクラスはバーサーカーっぽいですね、真名は分かりませんが、しかしどうして公園なんかに居たのでしょうか?」

 

ジャンヌ「バーサーカーね、桜、もし・・・・・・のサーヴァントならば今この場で始末するべきでは?」

 

???「・・・・ウウ?・・・・・ッ!ヴーーー!!!」

 

桜「ストップ!ストップです!」

 

ジャンヌ「・・・・・・のサーヴァントならば私達の敵ではないのですか?まぁ、マスターは誰かは分かりませんが。」

 

白野「・・・・確かにそうだけど、だけど例えそうでも多分大丈夫じゃないかな?もしそうだとしたら俺は拐われてるし、ひょっとしてこの子は召喚されてまだ日が浅いのかな?」

 

ジャンヌ「まぁいいでしょう、それにしても桜、何故貴女はこのサーヴァントがバーサーカーだと?」

 

桜「実はですね、BBからサーヴァント情報を教えて貰いました、真名までは分からないですが敵サーヴァントがどの様な姿をしているのとかこの姿ならクラスはこのクラスとか。」

 

ネロ「ほう、この子はバーサーカーだと、う~む、ウェディングドレス姿とは、して桜よ、他のサーヴァントはどの様な姿をしておるのだ。」

 

桜「実際に見てみないと確信は持てませんから、それよりも先輩、この子をどうするべきでしょうか?流石に此のままでは、危険が無いにせよ後々の事を考えては危険ではないでしょうか?」

 

白野「どうしようか?帰る場所とか分かるのかな?えっと、バーサーカー・・・・でいいのか、帰る所は何処か分かるかい。」

 

バーサーカー「ウーー、ウウ、ヴーー!ウウ!」

 

白野「何々?公園でマスターとはぐれたから分からないって、だったら公園に行くべきか?ひょとしたら其処にマスターが探してるかも知れないし。」

 

バーサーカー「ウーー、ヴーーーーーー!」

 

桜「え、な、何か嫌がってるような、戻りたくないのでしょうか?」

 

バーサーカー「ウウ、ヴーー!ウウ!」(コクコク)

 

ネロ「マスターの所に戻りたくないと?」

 

 

 

          ガチャ

 

ありす「ただいま~~!お兄ちゃん!」

 

白野「ありす、あぁ、お帰・・・・ぐふっ!」

 

凛「あいからわずありすは白野に飛び込むのねって・・ん?ウェディングドレス?え?何々?この子誰なの?」

 

ラニ「・・・・・・・・逃げた花嫁さんですか?何故此処に居るのでしょう?」

 

エリ「違うわよ!この気配はサーヴァントじゃない!ちょっと!どう言う事よ!」

 

桜「え、えっと、じ、実はですね・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

ラニ「餌付けですか、何をやってるんです白野さんは。」

 

白野「違う!違うぞラニ!そうじゃないんだ!」

 

凛「餌付けでしょ、サーヴァントを餌付けって何やってんだか。」

 

白野「凛まで!?違うんだ!この子が勝手に付いてきただけで・・・・・・。」

 

凛「はいはい、で?どうするのその子、サーヴァントでクラスはバーサーカー?でいいのね、流石にこのままってことにはいかないし、始めにいた場所に連れて行くべきじゃないかしら?」

 

桜「そう考えたのですがどうやらこの子は行きたくないみたいでして、マスターにも会いたくないと。」

 

ユリウス「そう言う訳にもいかないだろ、俺たちにとってこいつは敵だ、元の場所に捨て置くべきだな。」

 

白野「流石にそれは、だったら俺が一緒に公園に行くよ、この子のマスターが居たら話し合ってどうするのか決めてもらおう。」

 

凛「どうするのかって、この子が嫌がってるし。」

 

白野「だよな、だったら暫くは此処で様子を見てようか?ひょっとしたらこの子のマスターが迎えに来るかも知れないしさ。」

 

ユリウス「わざわざ敵の場所に来るとは思えんが。」

 

白野「今から俺が公園に行ってみるよ、もしマスターが居たら話し合ってどうするのか聞いてみようか?」

 

凛「却下、なに考えてるの?わざわざ敵の場所に行くとか馬鹿なの?」

 

白野「う~ん、大丈夫だろ、俺一人じゃないしさ、セイバーがいるし、それでも駄目なら何人か一緒に行くってのはどうだろ?」

 

李「ふむ、ならば白野よ、儂が付いていこう、ユリウスよ、構わんな?」

 

ユリウス「珍しいな、アサシン自ら名乗り出るとは、そうだな・・・・・・・・、アサシンにセイバーか、あのバーサーカーに出会わなければ大丈夫だと思うが。」

 

シンジ「あの・・・・。」

 

ラニ「どうしましたシンジ?」

 

シンジ「何かライダーが行きたがってるんだけど。」

 

ドレイク「いや~、最近暴れてないしさ、構わないだろ?」

 

ユリウス「・・・・はぁ、仕方ないか、なら、俺と白野にシンジで公園に行くか。」

 

白野「流石ユリウス!」

 

ユリウス「あくまで行くだけだぞ、だが、このバーサーカーのマスターがいたら捕まえて情報を聞き出すが、すまないが凛、暫くバーサーカーを見ていてくれ。」

 

凛「まぁ、サーヴァントが三騎もいれば大丈夫だと思うけど、いい事白野、もしあのバーサーカーがいたら直ぐに逃げなさい、一応リターンクリスタルを渡しとくから。」

 

白野「わ、分かった。」

 

バーサーカー「・・・・・・ヴ?」

 

白野「バーサーカー、少しの間此処にいてくれな、直ぐに戻るから。」

 

バーサーカー「ヴ?・・・・・ウーー!」(コクコク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~公園~

 

シンジ「すっかり暗くなったね、本当にバーサーカーのマスターがいるのかな?」

 

白野「どうだろ?今まで・・・・・・陣営のマスターは慎二しか見た事ないし、アサシン、近くに誰かいるかな?」

 

李「う~む、逆に誰もいないのが変ではないか?公園に入ってから誰にもすれ違っとらん。」

 

ネロ「確かに、おかしいではないか?余達以外に人が居らんとは。」

 

ドレイク「アサシン、あんた本当にアサシンかい、ほら、其処に要るじゃないかい。」

 

アサシン「・・・・・・ルーラーマルタは敵では無かろう?」

 

マルタ「ゴ、ゴホン、今晩は皆さん、何故此のような所に?」

 

可憐「今晩は白野さん。」

 

白野「可憐、マルタ、何故?どうして?」

 

可憐「実はですね・・・・・・、っ!マルタ、どうやらビンゴですよ。」

 

マルタ「マスターが3人とサーヴァントが2騎ですか?」

 

ユリウス「!?いつの間に?」

 

ネロ「奏者よ余の後ろへ。」

 

ドレイク「シンジ、下がってな!」

 

???「岸波白野!?何故此処にいるんだ!クソッ!バーサーカーを探しに来たのに。」

 

白野「あ、あんたは!?え~と、誰ですか?」

 

???「なッ!俺様を忘れたのか!俺は・・・・。」

 

ネロ「ブクブクマスター!?」

 

???「だ、誰がブクブクか!」

 

???「何をしてるのですか?」

 

マルタ「・・・・・・あら?貴女はキャスターですね。」

 

キャスター「ルーラーですか、困りましたね、ルーラーがいるとは予想外ですね、どうしましょう?」

 

???「くっ!おいランサー!何とかしろ!」

 

ランサー「うるさいマスターが、そんな風だからバーサーカーが逃げたのではないか?」

 

???「黙れ!サーヴァント風情が!俺様はマスターだぞ!貴様らは俺様の命令を聞いてればいいんだ!さっさと岸波達を始末しろ!」

 

ランサー「私はお前のサーヴァントではないのだが?それと、岸波白野は捕らえなければならない、あのお方にそう言われたのではないか?」

 

???「岸波など何の役に立つ!俺様がいればあのお方の・・・・・・・がッ!」

 

          ドサッ!

 

ランサー「くだらんマスターが、暫く寝ていろ。」

 

キャスター「殺せば良かったのですが、そうすればバーサーカーが消えますし、困りましたね、このマスターは本当に役に立たない。」

 

ランサー「サーヴァントを召喚するしか役に立たないとは、令呪を使う事すら忘れているからな。」

 

キャスター「令呪を使えばバーサーカーも強制ではありますが帰ってくるのに、お馬鹿なマスター。」

 

李「ならばそう教えればよかろう、ランサーにキャスターよ。」

 

キャスター「そうしたかったのですが、あのお方に捨て置きなさいと言われまして、困った方です、あのお方は遊んでおられる。」

 

ランサー「ほう、アサシンか、どれ、私が相手になろう、召喚されてからまだ暴れてないのでな。」

 

李「かっかっか、構わんが・・・・・うむ、ユリウスよ、あのランサーは儂が引き受ける、よいな。」

 

ユリウス「あぁ・・・・・・ん?どうした岸波?」

 

白野「・・・・あのランサーが持つ槍、何処かで見たような?」

 

ユリウス「・・・・っ!あの槍はヴラド三世が持つ槍と同じ!?何故あのサーヴァントが?」

 

ランサー「貴様らはあのヴラドに会っていたな、我が真名はヴラド三世、ただし、私は王としてのヴラド三世である、貴様らの知るヴラド三世は騎士としてのヴラド三世、私達は同じであり同じでない存在。」

 

マルタ「自ら真名を名乗るとは、余程自分に自信があるのですねヴラド三世さん。」

 

ランサー「ルーラーがいる時点で真名看破できよう、それに・・・・。」

 

李「・・・・・・それに?」

 

ランサー「真名がわかれど、私を倒せる者など存在しないからな。」

 

李「かっかっか、なかなか面白い事を言う、ならば儂が貴様を始末してみせよう。」

 

ドレイク「へぇ~、アサシン対ランサーねぇ~、こいつは面白そうだ、それじゃあ私はキャスターの相手をしようかい。」

 

キャスター「私ですか?困りましたね、私は戦いは嫌いです、苦手です、ですので・・・・・・。」

 

ドレイク「??」

 

キャスター「この者達が代わりに相手になりますね。」

 

ネロ「なッ!?シャドウサーヴァントだと!何時の間に?」

 

ドレイク「ざっと2・30騎だね、ルーラー!あんたも加勢しな!流石にこの人数は手に余る。」

 

マルタ「えぇ、そのつもりですよライダー、セイバーにライダー、貴女方どちらかキャスターを倒してください、シャドウサーヴァントは私一人で何とかなりましょう。」

 

ネロ「ならば余がキャスターの相手をしよう、構わぬなライダーよ?」

 

ドレイク「いやいや、私がキャスターの相手をするさね、セイバーはその他の相手をしてな。」

 

ネロ「むむ!余がキャスターを倒すのだ!ライダーは下がっておれ。」

 

ドレイク「あんたが下がってな、さぁキャスター!私が相手だ、掛かってきな!」

 

ネロ「え~い!邪魔だライダー!キャスターの相手は余だ、キャスターよ余が貴様を倒す!」

 

ドレイク「邪魔だねぇ~、いいかいセイバー、私がキャスターを始末するんだよ、分かったらあんたはシャドウサーヴァントの相手でもしてな。」

 

ネロ「何を言うか!キャスターは余が倒すのだ!ライダーよ、貴様こそシャドウサーヴァントの相手をしてるがよい。」

 

ドレイク「・・・・・・・・。」

 

ネロ「・・・・・・・。」

 

シンジ「はぁ~、キャスターならもういなくなったよ。」

 

ネロ・ドレイク「なに!」

 

シンジ「二人が言い争ってる間に消えたけど。」

 

ドレイク「・・・・、せっかくの獲物が!?セイバー!あんたのせいで。」

 

ネロ「何を言うか!ライダーが邪魔をするからだろう!」

 

白野「セイバー、キャスターはもういないんだからいいだろ?先にシャドウサーヴァントを何とかしないと。」

 

ネロ「むむ、奏者がそう言うなら仕方がない、ランサーはアサシンに任せるとして、・・・・・むむ、ライダーよ、シャドウサーヴァントの数が多くなっておらぬか?」

 

ドレイク「そうさね、・・・・・確かに、40騎程に増えてるさね、どう言う事だい。」

 

マルタ「・・・・・・・魔力の強いマスターが居ますね、・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・・・えっ!?この魔力って、嘘だろ、さっきまで感じなかったのに。」

 

???「今晩は岸波白野さん、えぇ、えぇ、本当に久し振りの再会ですね、私は嬉しいですよ。」

 

シンジ「はぁ!?何で!?」

 

ネロ「何故貴様が此処に!?あり得ん!」

 

ドレイク「シンジ、誰だい?あの女は?」

 

シンジ「えっ!?えっと?き、岸波!」

 

白野「・・・・・・殺生院キアラ、まさかあんたもこの時代に要るなんて、・・・・・・と一緒に来たのか?」

 

キアラ「そうですね、あの方は私を救いました、私は救われあの方に忠誠を誓いました、岸波白野さんが必要だと言われたあの方は私と一緒にこの時代に来たのです。」

 

白野「一緒にって、どうやって?」

 

キアラ「うふふ、簡単な事ですよ、月の聖杯に願いを叶えたのですから、ご存じでしょう、私は一度だけムーンセルと一体化した事を。」

 

白野「一体化しただけでそんな事、・・・・・・・・あっ?・・・・・・・いや?そんな事は?」

 

キアラ「確か桜さんでしたね、あの娘もムーンセルと一体化した、そのお陰で岸波白野さんの聖杯を使うことが出来たはず。」

 

シンジ「あり得ない!だってそうだろ!岸波の聖杯による願いは全部使ったはず!桜が言ってたよ、一つは岸波が使い、後の3つの内2つは桜が使い残りは僕達が。」

 

白野「シンジ、月の聖杯戦争での俺のサーヴァントはセイバー、アーチャー、キャスター、それに月の裏はギルガメッシュ、だけど・・・・。」

 

シンジ「えっ?何?」

 

白野「もう一騎のサーヴァントが要るんだ。」

 

シンジ「へっ?え?え?だ、誰?」

 

白野「バーサーカーだよ、桜が言ってただろ、俺達が参加した月の聖杯戦争は俺が優勝する仕組みだった、その時ムーンセルはどのサーヴァントが優勝する可能性があるのか調べ選ばれたのはセイバーにアーチャー、キャスター、それにバーサーカーだった、月の裏に落ちたときはギルガメッシュがサーヴァントになってバーサーカーはいなくなったけど、もし月の裏に行かなかったら、俺のサーヴァントはバーサーカーのままだったはず。」

 

シンジ「バーサーカー・・・・・・・っ!?そうか!岸波が優勝する可能性が5回あったんだ!残りの一つを殺生院キアラが使ったんだ!」

 

キアラ「ご名答です、シンジさん、流石は月の聖杯戦争の参加者ですね、子供でありながら頭の回転が早い。」

 

シンジ「う、うるさい!」

 

キアラ「あらあら、折角誉めて差し上げたのに。」

 

白野「殺生院キアラ、この時代に来れた理由は分かった、だけど何故俺がこの時代に転生している事が?」

 

キアラ「簡単な事ですよ、確かBBちゃんでしたか、あの娘が岸波さんを探している時に偶々ムーンセルにアクセスしていただけです。」

 

白野「そうですか。」

 

ネロ「BBの奴め、何が完璧少女か!キアラにハッキングされおって、しかし解せぬなキアラよ、ムーンセルにアクセスできる貴様なら何故奏者が必要だと?」

 

キアラ「アクセス出来るだけなので、聖杯は使えましたがムーンセルは使えない、使えるのは唯一の優勝者である岸波さんのみ・・・・・・・、ですので。」

 

白野「・・・・っ!?」

 

キアラ「貴方を捕らえます、あの方に貢献を、さぁ、シャドウサーヴァント達、岸波白野さんを捕らえなさい!」

 

ネロ「たかがシャドウサーヴァントごときに我が愛しき奏者を捕まえる事が出来ようと?笑わせる!」

 

ドレイク「シンジ~、下がってな、久し振りのおお舞台上だ!派手に暴れさせて貰うよ!」

 

シンジ「相手はシャドウサーヴァントだけど?」

 

ドレイク「こう言うのはのりが大事さね!」

 

マルタ「よし!いっちょ派手に行きますか!マスター!離れて下さいね、殺生院キアラ以外は始末してあげるわ!」

 

可憐「流石はヤクザマルタ、一応応援はしてますね。」

 

マルタ「誰がヤクザですって!このクソマスターが!」

 

可憐「うふふ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第26話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回もよろしくお願いしますです!
【感想・評価は何時でも歓迎です!】

感想を書いてくれる方々に感謝を!



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第27話

久しぶりの投稿です!
ふふ、クリスマスイベント見事に爆死しましたよ。

それではヨロシクです!

【八咫烏さんが二代目に!?何故に?】


白野「セイバー、シャドウサーヴァント達を先に倒すぞ、殺生院キアラはその後だ。」

 

ネロ「うむ!キアラには色々と聞きたい事がある、しかし、まさかキアラまでとはな、キアラのサーヴァントは多分キャスターであろう。」

 

白野「・・・・多分ね、・・・・ん?あれ?」

 

ネロ「む、どうした奏者よ?」

 

白野「いや、気のせいかな?何か嫌な予感が?何だろ?何故だか?・・・・・・・っ!!?セイバー!ライダー!此処から離れるぞ!」

 

ネロ「むむ!どうしたのだ?」

 

ドレイク「なんだいなんだい?」

 

白野「早くしろ!シンジ!」

 

シンジ「うわっ!何?おい!岸波!離せ!」

 

白野はシンジを抱き抱え今要る場所から離れる。

 

白野「セイバー!ライダー!ルーラー!離れろ!」

 

 

 

 

 

 

    

 

    『王の財宝【ゲート・オブ・バビロン】』

 

        

 

 

 

 

 

 

 

ネロ「・・・・・っ!」

 

ドレイク「・・・・・・っ!」

 

マルタ「王の財宝!?」

 

白野の言葉といい覚えのある言葉でセイバーとライダーにルーラーは瞬時にこの場を離れる、・・・そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「いてて、・・・・あ?シンジ!?大丈夫か?」

 

シンジ「重い。」

 

白野「あぁ、すまんすまん、何処も怪我してないな?」

 

シンジ「うん、・・・・・・・・てっ!いきなり何!?」

 

白野「あのヤローー!いきなりか!シンジが怪我をしたらどうするんだ!このクソ金ぴかがーー!!」

 

シンジ「え?え?何?」

 

ギルガメッシュ「ふははははははっ!所詮はシャドウサーヴァント、さぁ白野よ、この我を褒め称えよ!」

 

白野「出来るかーー!!この傲慢慢心金ぴかがーー!!」

 

ギルガメッシュ「ふむ、殺生院キアラ、貴様が此処に要るとはな。」

 

白野「人の話を聞け!ギルガメッシュ!はぁ、はぁ。」

 

ギルガメッシュ「まさか貴様がこの時代に要るとは、・・・・・・と来たのか?」

 

白野「・・・・・そうですか?無視しますか?このクソ金ピカさんは、・・・・・・・ふふ。」

 

ネロ「奏者よ!無事か?・・・・・・奏者?」

 

ドレイク「無事かいシンジ?・・・・?シンジ?白野はどうして拗ねてるんだい?」

 

シンジ「あれのせいだと思う。」

 

シンジの指を指す方向にはギルガメッシュとキアラが向かい合っている。

 

マルタ「何を考えているですか!あの英雄王は!白野様達が怪我をしたらどうするのです!」

 

可憐「マルタは白野さんが大事ですからね。」

 

マルタ「なっ!?何を言うのですか可憐!」

 

ネロ「ギルガメッシュ、いきなり宝具を放つとは、奏者に何かあったらどうするのだ!」

 

ドレイク「まぁいいさね、シンジ、付いてきな、確かサーヴァントがもう一騎いたはず、そいつを探すよ。」

 

シンジ「う、うん、岸波達は?」

 

ネロ「安心せよシンジ、奏者には余が付いている。」

 

シンジ「わ、分かった、行こうライダー。」

 

ドレイク「おうさ。」

 

シンジとライダーはもう一騎要るサーヴァントを探しにいなくなる。

 

白野「別にいいさ、俺の事は、いいんだけどさ、いいんだけど。」

 

ネロ「奏者よ、奏者よ!」

 

白野「・・・・・・・・っ!え?あ?セイバー?」

 

ネロ「奏者よ!しっかりせぬか!シンジ達はもう一騎のサーヴァントを探しに行ったぞ、余達もキアラの所に行こうではないか。」

 

白野「へっ?シンジ?あれ?何時の間に?って!?はい?シンジが?大丈夫なのか?」

 

ネロ「奏者よ、シンジもマスターの一人であろう、心配せずともよい。」

 

白野「そ、そうだな、シンジはしっかりしてるし、大丈夫だな、よし!行くぞセイバー。」

 

ネロ「うむ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュ「さて雑種、我の質問に答えて貰おうではないか、貴様の目的と誰の指図で動いている?まさか・・・・・・ではあるまい。」

 

キアラ「あらあら、まさかあの英雄王がこの時代に存在するとは、驚きですね。」

 

ギルガメッシュ「質問の答えになって無いな雑種よ、では死ね。」

 

キアラ「ふふ、不思議ですね、何故貴方のような英雄王が白野さんをマスターとして認めたのか、本当に不思議です。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・・。」

 

キアラ「どうしました?私を殺さないのですか?」

 

ギルガメッシュ「雑種よ、貴様は分かっているな、我が貴様を殺さない事を。」

 

キアラ「あらあら。」

 

ギルガメッシュ「まぁよい、・・・さて、いい加減出てくるがいい、サーヴァント。」

 

???「驚いたぜ、まさかテメエが要るなんてな、英雄王さんよ。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・。」

 

白野「ギルガメッシュ、いきなり宝具放つとか何考えてんだ!って!ギルガメッシュ?」

 

ギルガメッシュ「少し黙れ白野。」

 

白野「(ギルガメッシュの目付き)ギルガメッシュ、近くにサーヴァントが要るな?」

 

ギルガメッシュ「ほう、流石は白野、我の雰囲気を読むとはな。」

 

白野「何度もお前に殺されかけたからな、そのせいでギルガメッシュが何を考えているのかはある程度なら分かる、それで?どんなサーヴァントが?」

 

ギルガメッシュ「さて、何が出てくるか?」

 

???「ちっ、マスター命令とは言えめんどくさいぜ。」

 

白野「・・・・・・はい?なっ!?ラ、ランサー!?」

 

クー・フーリン「よう、また会ったなボウズ。」

 

ネロ「奏者!・・・ん?ランサー!貴様ランサーではないか!」

 

マルタ「ランサー、貴方まで要るとは。」

 

クー・フーリン「おいおい、ルーラー、テメエは知ってたろ、俺が近くに居る事はよ、まぁ、ボウズの前でしおらしくってーのも納得はいくが、ボウズ、お前も大変だな、癖のある奴ばっかに好かれてよ、ルーラーさんよ、いい加減本性現せよ、何だかんだでお前が一番癖が有るんだしよ。」

 

マルタ「何を言っているのでしょう?」

 

クー・フーリン「・・・・・・、ま、いいや、んじゃ始めるか?なぁ!セイバーさんよ!」

 

ネロ「ほう、まさかまた貴様と戦うとはな、好かろう!奏者よ、下がっておれ、いくぞランサー!」

 

クー・フーリン「いいね~、このピリピリした感じ、やっぱこうでなくちゃな!」

 

白野「殺生院キアラ捕らえないといけないのに、ま、仕方ないか、可憐、ルーラー、此処から離れた方が良いよ、じゃないと巻き込まれるから。」

 

可憐「白野さんはどうするのです?」

 

白野「セイバーのサポートだよ、俺はマスターだし、セイバーを勝たせないとね。」

 

ルーラー「可憐、此処から離れますよ、私達はギルガメッシュの所に行きましょう。」

 

可憐「分かりました、では。」

 

白野「後は・・・・・・・ギルガメッシュ!お前は殺生院キアラを捕まえておけ!絶対に殺すなよ!」

 

ギルガメッシュ「この我に命令か白野・・・・・・・、いいだろう、元マスターの命令を受けてやろう出はないか!」

 

白野「捕らえたら直ぐに此処から離れろよ!じゃないとギルガメッシュといえ巻き添えを喰らうぞ!」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・さて、雑種よ、元マスターの命令だ、貴様を捕らえなくてはな、逃げたければ逃げるがよい、何、安心せよ、命までは取らん、だが、無傷で生きられると思うなよ、さぁ、どうするのだ雑種よ。」

 

キアラ「逃げませんよギルガメッシュさん、ここは素直に捕まりましょう。」

 

ギルガメッシュ「ほう、まぁよい、では雑種よ、付いてこい、ここは危険だからな、ルーラーにルーラーのマスターよ、貴様ら雑種も付いてくるがよい、死にたくなければな。」

 

ルーラー「行きますよ可憐、今のギルガメッシュには逆らわない事です。」

 

可憐「只要るだけでこの殺気、白野さんはあんな化け物のマスターだったのですね。」

 

ギルガメッシュ「どうした?早くしろ雑種、白野の邪魔をするでない。」

 

マルタ「・・・・・・・・・・・。」

 

ギルガメッシュ「どうした雑種、言いたい事でもあるのか?」

 

マルタ「(あの英雄王が元マスターといえ白野様の命令を聞くなんて信じられませんね)・・・、いえ、では行きましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネロ「うむ、これで邪魔者は居なくなったな!さぁ!始めるとしよう出はないか!ランサー!」

 

クー・フーリン「あぁ、俺を楽しませろよセイバー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

李「・・・・・・・・・・・・。」

 

ユリウス「どうしたアサシン?」

 

李「なに、どうやら儂ら以外に暴れてるサーヴァント達がいるのでな・・・・・・・ふむ。」

 

ユリウス「気になるか?」

 

李「そうさの、気にはなるがそうもいかん、ユリウス、いや、マスターよ、どうやら儂はここで終わるだろうよ。」

 

ユリウス「・・・・・・!?驚いたな、まさかお前がそんな言葉を。」

 

李「なに、さっきから隙あらば仕留めようと思っとるのだがあのランサー、隙が無いのでな。」

 

ユリウス「其処までの相手か。」

 

ランサー「どうしたアサシン、かかってこないのか?何をしている、貴様はアサシンであろう、私を楽しませてみよ。」

 

李「かっかっかっ!楽しませるときたか、では・・・望み通りにっ!」

 

ユリウス「!?」

 

ランサー「ほう、姿を消すかアサシン、・・・・・驚いたな、魔力すら消すか。」

 

ユリウス「随分と余裕だなランサー、貴様は遊んでいるのか?」

 

ランサー「・・・・・・・・・・・。」

 

ユリウス「??」

 

ランサー「・・・・・・・・・・・。」

 

ユリウス「(まさかこいつ、アサシンの居場所が分かってるのか?いや、そんな事は)・・・・・・っ!」

 

ランサー「さぁ、殺戮の時間だ、我が槍を喰らうがよい。」

 

ランサー、ヴラド三世の言葉と同時に無数の槍が地面から飛び出す。

 

ユリウス「くっ!」

 

ランサー「安心せよアサシンのマスターよ、貴様は我が槍の餌食にはせん、聞きたい事が在るのでな。」

 

ユリウス「何?」

 

ランサー「・・・・・・・・・ほう、流石はアサシン、致命傷を逃れたか。」

 

李「・・・・・・っ!かっかっかっ!流石はヴラド三世、儂が近づけんとは・・・・・・・だが。」

 

ランサー「??」

 

李「隙を見せたなランサー、武の真骨・・・味わってゆけ!」

 

       【二の打ち要らず(无二打)】

 

ランサー「っ!・・・・・・がぁーー!」

 

李「はぁ、はぁ、(ランサーの槍をまともに受けたか?)すまないユリウス、どうやら儂はここまでのようだランサーの槍を受けきれんかったようだ。」

 

ユリウス「アサシン、すまない、何も出来なく、俺の実力不足のせいだ、だが、アサシンお前は勝ちはないが負けもない。」

 

李「かっかっかっ!あのラヴラド三世が相手だ、瞬時に決まるとは言え儂もまだ修行が足りなかったようだな。」 

 

ユリウス「ふ、随分と余裕だなアサシン、もう消えかけてるぞ。」

 

李「かっかっかっ!まだまだ暴れ足りないがな、ではユリウスよ。」

 

ユリウス「あぁ。」

 

アサシン・・・・・李書文の姿が消える。

 

ユリウス「俺の令呪も消えたか、後はラニ=Ⅷ同様岸波達のサポートに回るか。」

 

ランサー「くはははははは!流石はアサシン!私をここまでに致命傷を与えるとは!見事だ!」

 

ユリウス「ランサー!貴様まだ!」

 

ランサー「ふはははっ!无二打をまともに喰らえば私は死んでいただろう、はぁ、はぁ、だが、宝具を打つ前は我が槍を致命傷ではなくとも喰らっていた、完全な无二打ではなかったと言う事だ!」

 

ユリウス「ちっ!」

 

ランサー「くはははははは!さぁ、アサシンのマスターよ、本来なら貴様は生かして置くべきだがどうやら私は貴様を殺したい、いや、なぶり殺してやろう、この怒りを晴らすためにな!」

 

ユリウス「くっ!」

 

ランサー「はははははははは!さぁ!無様に死ぬがいい、くはははははは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         「邪魔だ雑種。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユリウス「!?」

 

ランサー「!?なっ!?き、貴様!?ギルガメッシュ!?何故貴様が!?」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・・・。」

 

ランサー「ギルガメッシュ!ギルガメッシュ!」

 

ギルガメッシュ「雑種、我の名を気安く呼ぶな、虫酸が走る・・・・・・・・・・・それと・・・・・・消えろ。」

 

ランサー「ギルガメッシュ!ギルガメ・・・っ!」

 

ギルガメッシュ「煩い蝿が、我が剣を浴びて消えろ。」

 

ランサー「く、くはははははは!はーーははははははははは!が、がぁーーーーーーーー!」

 

無数の剣がランサーに突き刺さる。

そしてランサー、ヴラド三世は何も言えず消えていく。

 

ギルガメッシュ「ふん、白野の頼みでなければ貴様ら雑種などどうでも良いのだが。」

 

ユリウス「ギルガメッシュ、すまない。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

シンジ「・・・・・ん?どうしたライダー?」

 

ドレイク「アサシンの奴、殺られたね、ランサーも消えたみたいだ。」

 

シンジ「アサシンが?ランサーも消えたって、引き分けって事?」

 

ドレイク「いや、この魔力はギルガメッシュかね、あの男がランサーを消したみたいだね。」

 

シンジ「じゃあアサシンはランサーに消されたのか、その後にギルガメッシュがランサーを。」

 

ドレイク「そうさね、おっとシンジ、お喋りはここまでさね、やっとこさ見付けたよキャスター。」

 

キャスター「困りました、見付かりました、どうしましょう、私は死にたくありません。」

 

ドレイク「いやいや、あんたサーヴァントだろ?いくらなんでも怯えすぎじゃないかい。」

 

キャスター「死にたくありません、ですので・・・・、貴女が死んで下さい。」

 

ドレイク「なんだいこいつは?怯えすぎじゃないかい。」

 

シンジ「・・・・っ!馬鹿!ライダー!其処から離れろ!」

 

ドレイク「大丈夫さシンジ、私の下に魔方陣が有るんだろ、・・・・・・・・ほい。」

 

キャスター「なっ!?私の魔方陣を消すなんて、貴女は一体何者ですか?」

 

ドレイク「キャスター、サーヴァントとしてはビビりすぎだね、あんたの目を視れば何処に魔方陣が有るのか直ぐに判るさね、そんなんじゃ私には傷を付ける事は出来ないよ。」

 

キャスター「困りました、困りました、ですから、今度は少し派手にいきます、山場です。」

 

ドレイク「おいおい、なんだいこいつらは?」

 

シンジ「キャスターが召喚したのか?」

 

キャスター「さぁ、行きなさい我が下僕達、私を死なせてはいけませんよ。」

 

キャスターは数十人の下僕を召喚する。

 

下僕達「~~~~~~~~!」

 

ドレイク「ちっ!・・・・・・・・・・ッ!?シンジ!」

 

シンジ「ちょっ!ライダー!何!?」

 

ドレイク「此処から離れるよっと、そらそら!」

 

        ドンッ!ドンドンッ!

 

下僕「きゅ~~~~。」

 

シンジ「別にキャスターの下僕達を倒せてるし離れなくても。」

 

ドレイク「そうじゃないさ、おいキャスター!あんた死にたくないだろ!だったら其処から離れな!」

 

キャスター「??」

 

シンジ「ちょっ!ライダー!走れる!走れるから、僕を抱き抱えないで!」

 

ドレイク「そうはいかないね、あんたの走りじゃ間に合わない。」

 

シンジ「??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・所詮はキャスター擬きか、・・・・・・・・・くはははははは!さぁ!我が剣で串刺しになるがよい!【王の財宝】ゲート・オブ・バビロン!」

 

キャスター「・・・・・・・・・・・・あ。」

 

シンジ「ギッ!ギルガメッシュ!」

 

ドレイク「シンジ!私に掴まりな!」

 

シンジ「あわわ、と、飛ばされ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・・・。」

 

キャスター「困りました、死にたくないのに、死にたくないのに、あぁ、死にたくないのに。」

 

キャスターは死にたくないと言葉を放ち消えていく。

 

ギルガメッシュ「所詮は作り物か・・・・・。」

 

ドレイク「ギルガメッシュ!よくも私の獲物を!」

 

シンジ「ラ、ライダー、流石にギルガメッシュ相手に喧嘩を売ったら不味いよ。」

 

ドレイク「・・・・・・・・・はぁ、仕方ないね。」

 

ギルガメッシュ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ドレイク「それで?ギルガメッシュ、何であんたが此処にいるんだい?」

 

ギルガメッシュ「なに、我の元マスター命令だ、貴様らの助太刀をしろと言われただけ、まぁ、アサシンは消えたが。」

 

ドレイク「白野がね~、それで?今白野達はどうなってんだい?」

 

ギルガメッシュ「さあな。」

 

ドレイク「ふ~ん、そうかい、とりあえずやる事が無くなったし白野達の様子を観てみようかね、行くよシンジ。」

 

シンジ「うん。」

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

ネロ「はぁーーーー!」

 

クー・フーリン「はは、いいね、流石セイバー、たまんねぇな!」

 

ネロ「ちっ!余の剣技を受けきるか!流石はランサー!余は楽しいぞ!」

 

クー・フーリン「楽しいか?なら今度はスピードを上げるぜセイバー!喰らいな!」

 

ネロ「くっ!見事だランサーよ!余もまだまだこれからだ!」

 

ネロとクー・フーリンが剣と槍で打ち合うこと既に数十合互いに引けを劣らずにいた。

 

ネロ「なかなか決着が着かぬなランサーよ、やはり只打ち合うだけでは意味がない。」

 

クー・フーリン「あぁ、そうだなセイバー、しかしたまんねぇな!やっぱこうでなきゃな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「(参ったな、セイバーの助太刀をしたいけどランサーに全く隙が無い、セイバーを相手にしながら俺の事を意識してるのか?)」

 

???「・・・・・・・・、(参りましたね、あのセイバーは隙が在りません、やはりここはマスターを先に始末するべきでしょうか?)」

 

白野「(あれ?ランサーの後ろに人が?・・・・え~と、ひょっとしてランサーのマスター?)」

 

???「(ん?気のせいかしら?セイバーのマスターが此方を視てるような?)」

 

白野「(う~ん、あれで隠れてるつもりなのかな?)」

 

???「(そんなはずは、私はちゃんと隠れてるはず、ですが)・・・・・・・・・あ。」

 

白野「(あ、目が合っちゃった)・・・・・・・・、え~と、こ、今晩は。」

 

???「(え?あ、挨拶をしているような?)えっと、こ、今晩は。」

 

ランサー「ん・・・・・・・・って!何やってんだマスター!何敵のマスターに見付かってんだ!」

 

???「・・・・・・・・・は?あっ!しまった!向こうが挨拶をしてきたからつい。」

 

ネロ「挨拶を?奏者よ!何をしておるのだ!」

 

白野「え?いや?あの?目が合っちゃったからつい。」

 

ネロ「・・・・・・・・・・・。」

 

クー・フーリン「・・・・・・・・・・・・。」

 

白野・???「す、すいません。」

 

クー・フーリン「はぁ、なんだ、興が冷めたな。」

 

ネロ「うむ、仕方あるまい、ランサーよ、勝負は次の機会だ。」

 

クー・フーリン「次の機会があればの話だがな、引くぞマスター。」

 

???「は、はい、では、失礼します。」

 

白野「ちょっ!え?」

 

???「あっ!忘れてました、私はバゼット、バゼット・フラガ・マクレミッツと言います、それでは。」

 

白野「え、えっと、自分は・・・・。」

 

バゼット「岸波白野さん、ですよね。」

 

白野「えっ?な、何で俺の名前を?」

 

バゼット「ランサーから聞きましたから、特に女難の相の事とかを。」

 

白野「はい?」

 

バゼット「ふふ、では。」

 

白野「(き、綺麗な人だな)」

 

ネロ「・・・・・・・・・・むっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「帰ったのかな?」

 

ネロ「だろうな、・・・・・で?此れからどうするのだ奏者よ?」

 

白野「とりあえずギルガメッシュの所に行こうか。」

 

ネロ「・・・・・・・・・・。」

 

白野「・・・・・・・あの~、セイバー、セイバー。」

 

ネロ「何だ?」

 

白野「あの、セイバーさん、何か怒ってませんか?」

 

ネロ「ふん、余は怒っておらぬ、あぁ、怒っておらぬとも。」

 

白野「(怒ってるよな?ランサーとの戦いを邪魔したからかな?)え、えっと、その。」

 

ネロ「ふん。」

 

白野「ご、ごめんセイバー、ランサーとの戦いの邪魔をして、謝るから。」

 

ネロ「戦いの邪魔?・・・・・・そんな事はどうでもよい。」

 

白野「へっ?」

 

ネロ「全く、他の女にデレデレしおって、余の方が綺麗であろう!奏者は余だけを見ておるが良い!」

 

白野「(そう来たかーーー!そっちなのかーーー!た、確かに綺麗な人だなとは思ったけど、何故分かったんだ?)」

 

ネロ「はぁ、奏者よ、顔に出ておるぞ、実に分かりやすい。」

 

白野「ご、ごめんなさい。」

 

ネロ「・・・・・・・・・ふん。」

 

白野「セイバー?セイバーさん?あの~、機嫌を治してくれたら嬉しいな~、なんて。」

 

ネロ「・・・・・・・・!まぁ、そうだな、奏者よ、余と今度デートをするが良い、それでランサーのマスターに見とれていた事は水に流してやろう。」

 

白野「デ、デートをですか?」

 

ネロ「うむ!」

 

白野「・・・・・・・・・・・・えっと、その。」

 

ネロ「むっ!奏者よ、余とのデートは嫌なのか?」

 

白野「いや、むしろ嬉しい、けど、(もしキャスターに知られたら)・・・・・ま、大丈夫か。」

 

ネロ「そうであろう!そうであろう!奏者よ、デートの場所はそなたに任せる!なに、奏者と一緒になら余は何処でも良い!」

 

白野「わ、分かったよセイバー。」

 

ネロ「約束だ!奏者よ、余を楽しませよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルタ「何を話してるのでしょうか?あの二人は?」

 

ドレイク「へ~~、やるじゃないかセイバー。」

 

シンジ「ライダー、あの二人の会話が分かるの?」

 

ドレイク「読唇術さね。」

 

可憐「ふふ、この事が他の方々に知れたら修羅場になりそうですね。」

 

マルタ「何をしているのです可憐?」

 

可憐「白野さんとセイバーのイチャイチャぶりの撮影を、最新のビデオデッキなので音声も入っていますよ。」

 

マルタ「・・・・・・・・・悪趣味な事を。」

 

可憐「音声も拾ってくれるなんて、いい買い物をしました。」

 

マルタ「こ、こほん、それで、マスター、ど、どのような会話を?」

 

可憐「気になりますか?」

 

マルタ「そ、そんな事は!」

 

ドレイク「ははは!素直じゃないねぇ~~、ルーラーさんは。」

 

マルタ「なっ!ライダー!何を・・・・・・。」

 

可憐「さて、いい画も取れたし、先に殺生院キアラさんを連れて行きましょう。」

 

マルタ「えっ?あ、あの?マスター?」

 

ドレイク「シンジ、悪いけどあの二人に先に帰るって伝えといてくれ。」

 

シンジ「へっ?」

 

ドレイク「ヨロシク!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンジ「・・・・・・・・・・・な、何で僕が?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第27話~

  完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




FGO第二部楽しみです!
それでは次回もヨロシクお願いします ⤵!


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第28話

久しぶりの投稿です!
よろしくですお願いします!



 

 

 

~ユリウス邸地下室~

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

凛「・・・・・・・・・。」

 

ラニ「・・・・・・・・・・。」

 

ユリウス「・・・・・・・・・・・・。」

 

桜「・・・・・・・・・・。」

 

キアラ「・・・・・・・・・・・。」(ニコニコ)

 

白野「(し、静かすぎる、何?何故に?)」

 

凛「・・・・・・・はぁ、黙ってても仕方ないわね、先に進まないし、・・・・・・まさかあんたまでこの時代に要るなんて驚いたわ、殺生院キアラ。」

 

キアラ「うふふ、お久しぶりですね皆さん、そう言えばシンジちゃんとありすちゃんは?」

 

ユリウス「貴様の近くに置くわけがないだろ。」

 

キアラ「あらあら。」

 

ラニ「お二人は別室で寝ていますよ、勿論サーヴァント達が護衛してます、もし貴女がありす達に近づけば始末するようにと言ってますので馬鹿な事は考えないように。」

 

キアラ「まぁ怖い・・・・・・・。」

 

凛「桜、ムーンセルに繋いで、私達じゃキアラから情報を聞き出せないと思うからBBに頼みましょう。」

 

桜「分かりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~

 

BB「・・・・・・・・・・BBチャンネル始まります、ん~~、何でしょうか?あれですね~~、センパイが要るのでテンションを上げたいのですが・・・・・・、貴女のせいで上がりませんねぇ~~。」

 

キアラ「まぁ!BBさんですか?あらあらまあまあ!お元気そうで。」

 

BB「・・・・・・、鬱陶しい淫乱ババアですね、本当に鬱陶しい、・・・・・・・・貴女の存在を今すぐに消したいのですが・・・・・・、センパイに関する情報を聞き出さないといけません、さぁ、答えなさいババア、何故センパイを拐おうとしているのか?」

 

白野「BB、俺よりもありすの事が先だ、殺生院キアラ、何故ありすを拐おうとする、答えろ。」

 

キアラ「・・・・・・・・・・・・さぁ。」

 

白野「っ!」

 

凛「ストップ!白野、感情を表に出してはダメよ、キアラを喜ばすだけ、BB、あんたがキアラから情報を聞きなさい、あんたなら色々切り札とかあるでしょ。」

 

BB「もう既におこなってますよ、とりあえず淫乱ババアには全世界の敵さんになってもらってます、私が全世界のネットワークにアクセスして殺生院キアラは賞金首さんになってもらいました、ちなみに賞金はざっと10億円です、あらあら、大変ですね、殺生院キアラさん。」

 

凛「っ!じゅ?10億ですって!?」

 

白野「(あ、凛の目が¥に!)」

 

ラニ「10億、BB、そのお金はどうやって?」

 

BB「BBちゃんをなめてもらっては困ります、そんなはした金、ムーンセルなら大した事は在りませんから、ムーンセルを一度でも手にした私からすれば朝飯前です。」

 

キアラ「まぁ、どうしましょう、困りました。」

 

BB「生死は問いません、殺生院キアラと判ればどんな形でもいいと言うわけです、困りましたか?あらあら、淫乱ババアは大変ですね。後、追加すると貴女は金輪際ムーンセルを使用できません、私がムーンセルにアクセスしそう設定しました。」

 

白野「ムーンセルの事は兎も角、さ、流石にやりすぎじゃ・・・・。」

 

BB「センパイ、これはまだ序の口ですよ、今から30秒後とに賞金は増えていきます、後、殺生院キアラのお仲間マスター達にも一人ずつ賞金首になってもらいます、ちなみにお一人に付きざっと1億ほどです、殺生院キアラのお仲間マスター達は始末してからじゃないと賞金はもらえません。」

 

キアラ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

BB「黙りですか? 仕方在りませんね、あら?ちょうどいいタイミングでメルトが貴女の拠点を見つけたみたいですねぇ~、全世界に配信しますか?・・・・・・は流石に情報が有りませんでしたから、それ以外のマスターは皆さんあの世行きですね!」

 

凛「BB、因みに賞金は誰から貰えるのかしら?」

 

BB「魔術師協会からですよ~、ほんの500億ほど渡したらOKしてくれました、凛さん、目が¥ってますよ~、後センパイが凄く引いてますから。」

 

凛「っ!じょ、冗談よ、冗談、あはは。」

 

ユリウス「しかし、よく魔術師協会が手を貸してくれたな。」

 

BB「魔術師協会にも色々と事情があるみたいですね、大魔術師さんは納得しなっかたんですが、少し脅せば首を縦にしてくれました。」

 

白野「お、脅せば?」

 

BB「うふふ、魔術師協会のネットワークを全て潰すと、後はご想像にお任せします!」

 

白野「(こ、怖!)」

 

桜「(BBのあの目、本当に怒ってる、先輩をあれだけ危険な目に遭わせたから)」

 

BB「当然です!桜、私はセンパイを傷付ける相手は誰であろうが許さないわ、聖杯戦争が終わるまでの間ある程度は協力しようと思いましたがセンパイが命の危機になら話は別です!さぁ!殺生院キアラ!答えなさい、何故センパイが必要なのかを。」

 

桜「(え、えっ?私の思ってる事が何で?)」

 

BB「桜、元は私達は同じAIで同一型です、貴女の思ってる事は顔を見たら分かります。」

 

白野「いや、だからBB、先にありすの事だ、ありすが何故必要なのか、答えて貰う。」

桜「・・・・・・・・・・・・。」

 

キアラ「・・・・はぁ、仕方ありません、所でBBさん、私が知ってる情報を全て話したら賞金首はどうなるのですか?」

 

BB「・・・・・・取り消してあげますよ、貴女のお仲間マスター達も取り消してあげます、因みに今現在の貴女の賞金は12億です、お仲間マスターは三人ほど賞金首さんですね、さぁ、どうしますか?」

 

キアラ「・・・・・・・分かりました、私が知る限りの事を話しましょう。」

 

BB「・・・・・・・嘘はいけませんよ、洗いざらい全て話なさい、少しでも嘘だと判ればどうなるか分かりますね、殺生院キアラ。」

 

凛「怖い、怖すぎるよわBB。」

 

ユリウス「殺生院キアラ、教えて貰おうか、何故ありすを拐おうとする?」

 

キアラ「器になってもらうためですよ、聖杯の器に。」

 

ラニ「なっ!聖杯の!?何を考えているのですか!貴女は!」

 

白野「えっ?えっ?器って?・・・・・・・えっ!」

 

凛「キアラ!あんた!」

 

桜「ストップです!キアラさん、ありすちゃんを器にしてどうするのですか?」

 

キアラ「うふふ、冬木の聖杯戦争ではイリヤスフィールちゃんでしたね、あの娘が器みたいでしたが、それでは小さすぎます、何せサーヴァントが13騎、本来なら6騎だけなのですが貴方達が参加しましたので13騎に増えてます、その点ありすちゃんは13騎のサーヴァントを受け入れるだけの器の糧と魔力が有ります。」

 

白野「受け入れる?」

 

ユリウス「貴様らのサーヴァントは?」

 

キアラ「うふふ、あのお方は大聖杯を持っています、私達のサーヴァントはその中に収まりますから、ですので冬木の聖杯戦争に参加したサーヴァントは大聖杯には入りません、だけどイリヤスフィールちゃんは本来は1騎を除き13騎のサーヴァントを受け入れなければならない、イリヤスフィールちゃんは6騎が限度、ですがありすちゃんなら13騎全てのサーヴァントを飲み込む事が出来ます。」

 

凛「ちょっと待って、じゃあ今まで消えていったサーヴァントは?どうなってるの?」

 

キアラ「さぁ?私達のサーヴァントは大聖杯に飲み込まれましたが、冬木の聖杯戦争でのサーヴァントは何処に行ったのか検討もつきません、イリヤスフィールちゃんの中ではないはずですが、・・・・ひょっとしたら既にありすちゃんの中に?」

 

白野「あ、ありすの!?ふ、ふざけるな!そんな事になってたらありすはどうなる!?」

 

凛「落ち着きなさい白野、大丈夫よ、ありすは聖杯の器になるための儀式を受けていない、安心なさい。」

 

白野「儀式を?」

 

ユリウス「あぁ、器になるには儀式をしないといけないからな、イリヤスフィールはその儀式を受け聖杯の器になっている。」

 

白野「なっ!?器に?あれ?でもイリヤスフィールちゃんの中にサーヴァントは入ってないんだよな?じゃあいったい何処に?」

 

キアラ「・・・・・・・・・・・。」

 

BB「殺生院キアラ、貴女は知っていますね、さぁ、答えなさい、消えたサーヴァントは何処に?」

 

キアラ「聖杯の中にいますよ、もっともその聖杯はレプリカですけど。」

 

凛「レプリカ?・・・・・・は?レプリカ?」

 

ユリウス「そんな品物をどうやって?」

 

ラニ「・・・・・・・憶測ですが、大聖杯を使いましたね?確か凛が借りてきた本に書いてありました、大聖杯が有ればレプリカが作れると、もっともそんな聖杯は大した機能は有りませんが。」

 

凛「えっ?本当に?」

 

ラニ「私の記憶が確かなら間違いないかと。」

 

キアラ「流石はラニ=Ⅷさん、当たりですよ、ですがそんなレプリカ聖杯はせいぜい5・6騎が限界、13騎なんてとてもとても。」

 

桜「だからありすちゃんが?」

 

キアラ「えぇ、イリヤスフィールちゃんは13騎全てを飲み込めない、レプリカ聖杯でもダメ、ですがあの娘は違います、ありすちゃんなら全てのサーヴァント、いえ、13騎のサーヴァントを飲み込む事が出来る、だからこそ私にはありすちゃんが必要なのです。」

 

凛「一ついいかしら?キアラ、貴女はどうやってイリヤスフィールからレプリカ聖杯に取り替える事ができたのかしら?イリヤスフィールは兎も角アインツベルン家は黙ってないはずよ。」

 

キアラ「簡単ですよ、アインツベルン家に交渉しただけです、イリヤスフィールちゃんでは全てを飲み込む事が出来ないと、そしてありすちゃん捕らえるまではレプリカ聖杯にサーヴァントを飲み込んでおくと、もし13騎のサーヴァントでの聖杯が完成したらそれこそ素晴らしい事が出来ると、たったの6騎ではなく13騎ですから、皆が想像できないほどの力が手に入ると。」

 

凛「あ、あんた!」

 

ユリウス「アインツベルン家の事は大体調べたが、あの家系は聖杯を手に入れようと必死だ、まるで聖杯に取り付かれてるみたいにな。」

 

桜「ですが一度行った儀式を無くすことは可能でしょうか?」

 

ラニ「所詮儀式ですから、イリヤスフィールが器である事を取り消しレプリカ聖杯に変える事はアインツベル家からしたら大した事は無いのでしょう。」

 

BB「やりたい放題ですね殺生院キアラは、ですが、ありすちゃんの事はまず大丈夫でしょう、なにせセンパイがいますから、も~~!羨ましいありすちゃん!」

 

凛「ありすの事は一先ず置いといて・・・。」

 

白野「えっ?いやいや!何言ってるんだ!ありすを守らないと!そうだな、24時間体制で何時でも俺達の誰かがありすのそばにいる事!いや、ここは兄である俺が!ありすを!」

 

凛「ストップ、シスコン兄が何考えてんの、心配しなくてもありすの事は大丈夫よ、私に考えがあるから。」

 

白野「考え?」

 

凛「キアラの前じゃ話せないでしょ、さぁ、次はあんたの事よ、答えなさい、何故白野が必要なのかしら?」

 

キアラ「・・・・・・・・・・・・・。」

 

BB「・・・・・・・・・・答えなさい殺生院キアラ、センパイが何故必要なのですか?」

 

キアラ「・・・・・・・・・・・・・支配者だからですよ。」

 

白野「・・・・・えっ?」

 

キアラ「白野さんは只一人の月の聖杯戦争での勝利者で支配者、過去に行っていた聖杯戦争での勝利者は存在しなかった、いえ、ひょっとしたらいたのかも知れない、ですが聖杯と一つになることを拒み支配者は慣れなかった、只一人、白野さんだけが聖杯と一つになる事を望み聖杯に願いを叶えた、【私達を地上へ返し二度と月の聖杯戦争が行われないようにと】この意味が分かりますか?」

 

凛「・・・・・・っ!たった一人の月の支配者?桜やBB、それにキアラはムーンセルを使えるけどそれはほんの一部だけ、あ、キアラはもう使えないから桜とBBね、 だけど白野はムーンセルの全てを使う権限が、それこそBB達が知らない使うことが出来ない事すらも、もう二度と月の聖杯戦争は行われない、それはこの時代でも同じ事、白野が勝利するまでの過去に誰も勝利者が現れなかったから・・・・・・・。」

 

白野「えっ?えっ?何?どうした?」

 

BB「も~~、鈍いですねセンパイは、いいですか、センパイは月の支配者です、センパイは願いましたね、皆さんを地上へ返し二度と月の聖杯戦争をしないと、つまりです!センパイは月のムーンセル・オートマトンの所有者です!ムーンセルがあれば何でもやりたい放題です!センパイの要る時代にもムーンセルが存在します、私が今いる時代とセンパイのいる時代のムーンセルは繋がっていますからセンパイはムーンセルにアクセスすれば何でも願いが叶うわけです!流石に時代をタイムトラベルするには聖杯が必要かも知れませんが、さらに二度と月の聖杯戦争が行われないのでムーンセルは永遠にセンパイの物なのです!」

 

白野「はい!?えっ?えっ?ムーンセルが俺の?いやいや!要らない!そんなの使い道が無いし!」

 

BB「例えセンパイがムーンセルを放棄してもムーンセルは永遠にセンパイの物ですよ、ムーンセルはセンパイの所有者だと、センパイ以外に所有権を認めてないみたいですので、ですが安心をセンパイ!センパイは普段通り生活をしていれば何の支障も在りません、只ムーンセルはセンパイの物だと、それだけです、まぁ、今は聖杯戦争中ですから普段通りの生活じゃないのですが。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・。」

 

ユリウス「ムーンセルの所有者である岸波を捕らえて何をするきだ?殺生院キアラ。」

 

白野「あれ?俺は?俺の事は?何か俺、凄い事を知ってしまったんだけど、打棄る?打棄るですか?」

 

桜「だ、大丈夫ですよ先輩、皆さんはちゃんと先輩の事を大事に思ってますから。」

 

白野「何か違うような気がするけど、うぅ、ありがとう桜。」

 

ラニ「一人だけ目が¥になってますけど、ほっときましょう。」

 

桜「あ、あはは。」

 

凛「(白野を自由に出来れば私はひょっとしたら永遠にお金持ち!?嘘!此処はどうにかして白野を)・・・・・、って?へっ?あ、あれ?あ、あはは、や、や~ねぇ~、冗談よ、冗談、あ、あはは。」

 

白野「・・・・・・・・・・・。」

 

ラニ「・・・・・・・・・・・。」

 

桜「・・・・・・・・・・・。」

 

凛「うっ!だ、大丈夫よ、思っただけ、思っただけ、別に白野を催眠術でどうにかしようなんて思ってないから。」

 

BB「何を思っているのか、センパイが引いてますよ凛さん。」

 

凛「ぐっ!冗談だって言ってるでしょ!そ、其れよりもキアラよ、キアラに何故白野が必要なのか問い出さないと、ね。」

 

ユリウス「・・・・・・・・はぁ、そう言う事だ、殺生院キアラ、答えて貰おうか?」

 

キアラ「聖杯を使うためですよ、大聖杯に冬木の聖杯戦争での聖杯、2つの聖杯を使うには余りにも大きすぎる、それこそ世界が無になるほどに、ですがムーンセルを通し2つの聖杯を使えば世界が無になることはない、使い方によってはそれも可能ですが私はそれは望んでいませんから。」

 

凛「だから白野が必要なのね、ま、そんな事はさせないけど。」

 

ラニ「ですね、殺生院キアラ、何を望むのか私には興味在りませんが、白野さんにありす、二人は貴方に渡しません。」

 

桜「お二方は私達がお守りします!貴女の好きなようにはさせません!」

 

ユリウス「アサシンはもう居ないが俺は岸波とありすを守れるだけの力はある、殺生院キアラ、貴様を始末する事は簡単な事だ。」

 

白野「み、皆、あぁ、そうだ、俺には大切な仲間がいる!お前の好きなようにはさせない!皆が俺やありすを守ってくれるように俺も皆を守る!」

 

キアラ「仲間意識が強いのですね、素敵な事です、仕方ありませんね、今は諦めますか、・・・・・・所でBBちゃん、私の賞金首は?」

 

BB「殺生院キアラのお仲間さんは取り消してますよ、ですが貴女は賞金首のままです、あ、心配しなくても貴女の懸賞金は可哀想なので1億にしてあげましたから、せいぜい賞金稼ぎ達に捕まらないように怯えながら生きなさい、ですが、覚悟してなさい殺生院キアラ、もしセンパイに危害を加えればどうなるかを。」

 

キアラ「うふふ、覚悟してなさい、ですか、貴殿方も気を付けなさい、あのお方は恐ろしいお方、私なんかあのお方に比べればゴミのような存在なのですから。」

 

凛「えっ!?リターンクリスタル!?いつの間に?」

 

キアラ「では、ごきげんよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白野「き、消えた?」

 

ユリウス「逃げたか、殺生院キアラ、まさかあの女がこの時代に居るとはな。」

 

凛「えぇ、さて・・・・・・・。」

 

ラニ「えぇ、問題は此れからの事ですね。」

 

BB「はい?大丈夫ですよ、特に問題は在りません。」

 

白野「いやいや、問題在りすぎだよ。」

 

BB「大丈夫ですよセンパイ、何だかんだで今までセンパイ達は色々と切り抜けてきたじゃないですが、用は聖杯が完成しなければいいのです!ありすちゃんの事は凛さんに秘策があるから大丈夫!センパイはどんな状況でも諦めない強さがある!もし問題が有るとすれば聖杯をどうすべきかです。」

 

凛「第5次聖杯戦争の聖杯は壊すことには変わりないわ。」

 

桜「大聖杯はどうするのですか?」

 

ユリウス「壊すべきかそれとも・・・・・。」

 

ラニ「大聖杯に願いを叶える、ユリウス達が元の時代に戻る事に、第5次の聖杯戦争での聖杯は例えイリヤスフィールからレプリカ聖杯に切り替えてもアンリマユがレプリカ聖杯に入っている可能性が高いです、殺生院キアラ達に使われる前に私達が。」

 

BB「大聖杯を使う事は余りオススメ出来ませんね、正真正銘の本物聖杯ですから、大聖杯を手に入れてその後にどうするか決めた方が宜しいかと。」

 

白野「・・・・・・・・・・・・・。」

 

桜「・・・・・・、どうしました?先輩?」

 

白野「・・・・えっ?あ、あぁ、もし、もしもの話だけど、俺達が大聖杯を手に入れてそれでもう一つレプリカ聖杯を作ったら。」

 

凛「ちょっ!?・・・・・・・・・あ?そうか!レプリカ聖杯が二つ。」

 

白野「BBが言ったけど、俺はムーンセルにアクセス出来る、ムーンセルの情報や桜やBBが知らないムーンセルの中身を全て俺が知ることが出来る、だったら・・・・。」

 

ラニ「例えレプリカでも聖杯は聖杯、もし白野さんがムーンセルにアクセスして大聖杯を使いレプリカ聖杯を作ったら、そして、二つのレプリカ聖杯にサーヴァントの魂、もしくは魔力が入れば。」

 

白野「あぁ、聖杯が完成する可能性が在る、本来の第5次聖杯戦争は七人のマスターとそれに従う七騎のサーヴァント、最後のマスターにサーヴァントが生き残れば聖杯戦争は終決する、けど・・・・・・・・。」

 

ユリウス「どうした?」

 

白野「本当にそれでいいのかな?サーヴァントを聖杯を完成させるために・・・・・・・、サーヴァントは聖杯を完成させるための生け贄みたいに。」

 

凛「問題ないわ、元々そう言う契約みたいなもんで聖杯戦争のサーヴァントは召喚されるの、サーヴァント達はその事を知っていて聖杯戦争に参加してるんだから、例え知らなくても召喚されるのと同時に知る事になるはずよ。」

 

白野「えっ?じゃ、じゃあセイバーも知っているの?」

 

ラニ「そのはずですよ、サーヴァントは聖杯が欲しくて参加するのがほとんどですから、まぁ、セイバーやキャスターは聖杯には興味ないと思いますが。」

 

白野「そうなの?」

 

桜「キャスターはありすちゃんの大切なお友だちです、キャスターに関してはありすちゃんに会いたいがため召喚に応じたはずですから。」

 

凛「キャスターはありすに逢えたから聖杯の事はどうでもいいのよ、キャスターは聖杯よりありすが大切だからね、でも、そうね、多分だけど私達のサーヴァントは聖杯に余り興味がないんじゃないかしら。」

 

ユリウス「アサシンは興味がないと言っていたな、只死合がしたいと。」

 

ラニ「バーサーカーは、どうだったのでしょうね、今となっては分かりませんが。」

 

凛「ランサーは・・・・・・・、今は興味がないって言ってたわね。」

 

白野「今は?」

 

凛「えぇ、ま、聖杯に興味があってもどうせくだらない事でしょう、ライダーとアヴェンジャーはどうなのかしら?」

 

桜「アヴェンジャーさんに聞いてみます?」

 

凛「ま、気が向いたら聞いてみて、其れよりも・・・・。」

 

白野「なに?どうした?」

 

凛「本の事よ、あれはたまたま見付けたから借りたんだけど、どうして先生が持ってたのかしら?」

 

ラニ「聖杯戦争に何かしら関わっているのでしょうか?もしくは関わっていた?」

 

凛「本は直ぐにラニに渡したから内容はほとんど分からなかったけど、まさか大聖杯の事とか書いてるなんてね、あんな本をよく先生が貸してくれたわね。」

 

白野「葛木先生が・・・・・・、聖杯戦争に関わっている?いや、そんなことは?」

 

凛「調べてみる・・・・・はあるんじゃない、もし聖杯戦争に参加してるなら敵になるんだから。」

 

白野「・・・・・・・・・。」

 

BB「センパイセンパイ、大丈夫ですよ。」

 

白野「え?何が?」

 

BB「明日になればキャスターが本格的に動くみたいですから、キャスターのマスターもその時に分かるはずです。」

 

白野「な、何で分かるの?」

 

BB「勘です!大丈夫!BBちゃんの勘は結構当たりますから!」

 

凛「勘です!って、信用できるわけないでしょうが!たくっ!はぁ、ユリウス、お願いできるかしら?」

 

ユリウス「あぁ、葛木といったな、明日調べてみよう。」

 

白野「サーヴァントがいないのに大丈夫なの?」

 

ユリウス「心配するな、尾行するだけだ、問題が起これば直ぐに連絡する。」

 

凛「えぇ、それでいいわね白野、葛木先生がマスターじゃなければいいんだけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第28話~

  完

 




Fate EXTRA!
アニメ楽しみです!

更に!!
Fate EXTELLAの続編発売決定!


【感想・評価は何時でも歓迎です!】
何時も感想を書いてくれる皆様に感謝です!
それでは次回もよろしくです!
 


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