戦国†恋姫の世界にアトリエの能力が入ったら? (妄想好きなゲーム脳)
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プロローグ

1話。色々テンプレです。
あ、石投げないで…


「ここは…どこだろう…?」

 

自分の名前は神崎涼子。ゲームを愛する以外はごく普通の一般人です。

 

「真っ白な世界…あれ?自分は確か…」

 

う、あんまり思い出したくないかも、トラックに跳ねられた痛みが蘇ってきた。

 

「それで…そこにいる土下座しているあなたは誰…?」

 

神様「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

 

「いや、いきなり謝られても何がなんだかわからないんだけど、取り敢えずこの状況を説明してもらえる?」

 

神様「はいぃ!説明させて頂きますぅ!」

 

 

 

~神様説明中~

 

 

「…つまり、本当は別に死ぬ予定もなかった私をついうっかり殺してしまったわけね?」

 

神様「はい、本当に申し訳なく思っています…」

 

「ということはここは死後の世界?死後の世界ってこんなにも何も無いところなのね」

 

神様「あ、いえ、ここは転生の間って言って誤って死んでしまった人が来る場所です。」

 

「誤って死んだ人そんなにいるのね…で、転生の間で何が出来るの?」

 

神様「あなたに特典をつけて別世界に移動させることができます。」

 

「同じ世界でやり直すってことは出来ないの?」

 

神様「それは出来ません。」

 

つまりはテンプレ型の神様転生ってやつかー。まあ今の世界に未練は無いからいいんだけど

 

「行く世界は決まっているの?」

 

神様「はい。戦国†恋姫の世界へ行ってもらいます。」

 

「戦国†恋姫って…またマイナーな世界を出して来たわね。」

 

神様「他の世界は人がいっぱいなので…」

 

「まあいいわ。で、どんな特典でもいいわけ?」

 

神様「はい。そこは自由にお決めください。」

 

「わかったわ。少し考えさせて。」

 

 

 

 

「決めたわ、この能力でいい?」

 

1:アトリエシリーズの道具作成と材料採集能力。あと恋姫世界にアトリエの材料を生息させる。一度錬金術ってやってみたかったのよね!

 

2:レベルや能力値を確認出来るように。これないと目標に達しなくて困る場面が多そう。

 

2:フィリスのアトリエであった持ち運び可能なアトリエの所持。これ無いと色々と詰みそう。

 

3:剣丞隊への早期所属。物語序盤から楽しまなきゃ損でしょ♪

 

4:容姿、能力はイルメリアで。あの子好きだったし。

 

神様「はい、構いません。ちなみに後で特典をつけることも可能なので、その時はまたお呼びください。いつでも参りますから。」

 

「随分丁寧な神様ね。どうしてもって時には頼りにさせてもらおうかしら」

 

神様「ではそろそろ時間です。あなたに祝福のあらんことを…。」

 

あ、意識が遠のいていく…

 

 

 

 

母「私の可愛いメイ。おいで」

 

「はい。お母様。」

 

まさかの外国スタートって何よこれ…




いきなり日本で始めるのもおかしいかと思って外国からのスタートにしました。
よろしくお願いします


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本当に長い幼少期

ほぼ前座な話となります。
いきなりチートでも良かったかもなぁ…


こんにちは。私の名前はメイヤール・フォン・ツヴァイク。みんな長いからメイって呼んでいるわ。

 

恋姫の世界に来たと思ったらまさかのポルトガル。ああ、ここではポルトゥス・カレって呼ばれているわね。

 

日本の知識はあったけどポルトガルの知識は無いから最初は苦労したわ…特に言葉。

 

日本人であるから言えるけど日本語って素晴らしいわね…

 

けどそのお陰で転生者であることが目立たなくて済んだっていうのは利点なのかも。

 

家は結構裕福な家みたい。使用人なんて初めて見たわ。お父様は貿易商をやっていて、いろんな国に行っているらしい。

 

あんまりあんまり会わないけど、会ったらデレデレなの。これは親ばかですわ…

 

 

 

 

で、能力値を確認出来る用にしてもらったからしたんだけど錬金術レベル、冒険者レベルともに1

 

最初から50にしてもらおうかと悩んだけど、それは周りに怪しまれるからコツコツとレベルを上げることに。

 

10歳くらいの時にお母様には少し薬を作りたいって事情を話したら立派なアトリエまで作ってもらった。何この甘々家族。

 

 

 

レシピ発想は不思議シリーズ基準で、特定の行動をすることで閃くシステムらしく、回復アイテムを作ること!と目標を設定したら頭の中に閃いた!って感じで記憶された。

 

取り敢えず植物、紙、水を使って医者いらずを作成。最初だからHP回復・微のみだったけどまあいいかしら。

 

お母様に「天才だ!」って言われた。そりゃ能力持ってますからね…

 

 

 

次に取り掛かったのは材料集め。護衛用に杖と拳銃を用意してもらって近くの森で採集してみた。本当にこの世界にうにがあるなんて…あ、アトリエのうによ?海産物のうにじゃないわよ?

 

更に驚いたのがぷにがいたこと。青ぷにだったから弱かったけど他の魔物だったらと思うとちょっとゾッとしたわ。でもぷにぷに玉おいしいです。

 

あ、そういえば忘れてたけど移動用コンテナはちゃんとありました。家の倉庫に。みんな使いみちがわからなかったらしいけど私はわかったから欲しいって言ったらすぐくれたわ。

 

その移動用コンテナを使って安全なところで今度はなめし液を作ってみた。植物、水だから簡単に作成出来た。

 

家に戻ってお母様に見せたら「天才だ!」って言われた。なんでも天才ってつければいいものじゃないのよお母様…

 

 

 

最後に爆弾を作ってみた。やっぱり錬金術って言ったら爆弾よね!

 

採集で持ってきたカーエン石に火薬、燃料を足してっと…出来た!フラム!

 

ただ、試しに爆発させることが出来ないのが難点よね…どうしようかな

 

と思ったら邪魔な岩があるって噂を聞いてちょっと試しにその岩に投げてみた。

 

…これ本当に基本の爆弾よね?ってくらいの爆発だった。岩が一瞬で粉々になるって怖いわよ…

 

お母様に言ったら「天才だ!」って言われた。もういいわよ…

 

 

 

レベルをあげつつ18歳の頃にお父様にお願いしてなんとかして堺に到着。錬金レベル20、冒険者レベル15。

 

こっちで永住するからって言ったらかなり悲しい顔をされた。まあ仕方ないか、でも私の使命には必要なことだし仕方ない。

 

お父様に私が転生者であることを告げ、元々日本人であることも伝えた。かなり驚いていたがそれがお前の使命なら仕方ない、ただ早死だけはしないで欲しいと約束された。

 

時々は顔を出すよって約束をしてお父様と別れ、日本を旅することに。幸いお金はたくさんある。

 

主人公である新田剣丞に会わないと何も始まらないのよね。あれ?今時系列どうなってるんだ?

 

取り敢えず材料を採集しながら尾張に向かうことに。あそこで商人としてやっていけば怪しまれないわよね…?

 

途中野盗に何回も襲われたけど銃を見せたら大体引き下がってくれた。まだあまり銃は普及されてないのかな?

 

引き下がらない時はうに袋を投げつけて少し痛い目にあって貰った。まあ痛そうなあの顔。忘れられないわ…

 

そしてようやく到着。田楽狭間はまだ始まっていないと見ると時系列は剣丞登場より少し前らしい。

 

 

 

 

さて、尾張で商売を始めますか。アトリエを構えて医者いらずとエルトナ軟膏を売るところから始めよう。

 

評判になって誰か家臣が声かけてくれればいいなーなんて希望的観測を持ちつつ2ヶ月ほど。

 

 

 

久遠「誰かおるか!」

 

メイ「はいはいただい…ま…!?」

 

まさかの本人登場ですか…




次は会話少し多めにいきます。久遠のキャラが違ってたら申し訳ない。


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嵐のような人

前日談って書くの大変ですね…


メイ「あ、粗茶ですが…」

 

久遠「おお、すまないな」

 

なぜ織田久遠信長様がこんなアトリエに一人で来るんですかね…

 

って思ったらこの人よく城抜けてましたねええ。

 

メイ「ところでご注文は?何かお怪我でもされましたか?」

 

久遠「いや、今日は様子を見に来た。なんでも異国の少女が薬屋を開いていると評判でな?」

 

メイ「は、はぁ…」

 

ニヤリと笑う久遠。

 

久遠「異国の者にしては随分と日の本の言葉が上手なのだな。誰に教わったのだ?」

 

メイ「あ、それはお父様に。お父様は貿易商をしていたので」

 

久遠「ほほう、なるほどな。ところでなぜ尾張で商売を始めたのだ?堺でも良かったのではないか?」

 

メイ「それは…」

 

本当のこと言えないしなぁ、かと言って嘘を言ったら信用失うし…うーん。まあこんな感じでごまかすか。

 

メイ「ある方に会うためです。」

 

久遠「ある人?そいつは尾張にいるのか?」

 

メイ「いえ、いるというか、来る、が正しいですね。」

 

久遠「来る?」

 

メイ「そう遠くない未来。その方は舞い降ります。私はその方に会うために尾張にやってきたのです。」

 

久遠「???」

 

久遠はよくわかってなさそうだが、真実なので仕方ない。

 

久遠「よくわからんが…まあよい。嘘は言ってなさそうだしな。さて、どういった薬を扱っているのか拝見させてもらうぞ。」

 

メイ「あ、はい。これはエルトナ軟膏と言いまして…」

 

しばらく久遠に扱っている薬や食料の説明をしてあげた。言葉遣い大丈夫かなほんと…

 

 

 

 

 

久遠「本当に様々な薬を扱っておるのだな。それに食料も…これはどうやって作っているのだ?」

 

メイ「錬金術ってご存知ですか?」

 

久遠「錬金術?聞いたことがないな。南蛮の技術か?」

 

メイ「ええ、まあ…この方法でやっているのは私一人だけですが。」

 

久遠「ほほう、つまり唯一無二の製法を使っているわけだな?」

 

メイ「ある程度の知識と技術と閃きが必要ですからね。ただ、私もまだまだ未熟な身ですのでこれが精一杯ですけど」

 

久遠「ふむ、そうであるか。お主、師匠や弟子はいないのか?」

 

メイ「弟子はいませんね。師匠…みたいな人はいましたが。」

 

まさかその師匠が神様だなんて言えないよなぁ…

 

久遠「そうか。ところでお主、名は?」

 

メイ「あ、メイヤール・フォン・ツヴァイクといいます。みんなからはメイと呼ばれているのでそちらでお呼びください。」

 

久遠「メイか。そなた、織田に仕える気はないか?」

 

メイ「…はい?」

 

久遠「そういえば名乗っていなかったな、我が名は織田三郎久遠信長。織田家の当主にして夢は日の本の統一なり!」

 

メイ「…えええええええ!!?」

 

いきなり名乗っちゃったよこの人!というかいきなり仕官しろって何!?

 

メイ「そんな身分の高い方とはつゆ知らず恐れ多いことを!」

 

久遠「いやよい、我が名乗らなかったのが悪いしな。してどうだ?我に仕える気はないか?」

 

メイ「それは…」

 

願ったり叶ったりなんだけど…これが神様の言っていた特典の影響なのかしら?

 

メイ「いきなり異国のしかも薬師が仕官したって問題になりませんか?」

 

久遠「そういう古い仕来りは我は好まん。有能な者はたくさん欲しいからな。」

 

メイ「そ、そうですか。でも仕官しても錬金術の材料を探しに行ったりするのであまり城に務められませんし…」

 

久遠「うちには戦の時にしか顔を出さんやつもいるから問題ない!」

 

森一家のことかー!あの人たちほんと普段何してるの!

 

…でもまあ、ここは乗らせてもらおうかな。

 

メイ「それならぜひお願いしたいです。ある方に会うのにも最善の一手なので。」

 

久遠「そうかそうか。細かい事は後で使いを出す。茶、馳走になったな。今度は城で会おうぞ!」

 

そう言って帰っていく久遠。嵐のような人だったなほんと…。

 

 

 

 

 

メイ「さて、これからどう変化していくのかな…本格的に介入することになりそうだけども…」




次くらいから本編に入るかな?


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