イナズマイレブンGO ディメンション (タダトモ)
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プロローグ

注意
この作品には以下のような点があります
・文章が分かりづらい
・曖昧な知識で作った感じがある(キャラ崩壊多分有)
・グダグダな展開


これらの点に関して大丈夫じゃない人はお引き取りください


あの戦いから3か月がたった

今ではみんなが望んでいた平和なサッカーを楽しんでいる

 

 

雷門中にて

 

 

「黒羽、こっちにパスだ!」

 

「おう!」

 

 

俺は七海黒羽

2か月前にちょうどここ、雷門中に転校してきた

今は俺の所属している部活、サッカー部で練習をしている

 

ここ雷門中はサッカーの名門校であり、日本のサッカーの全国大会でもある

ホーリーロードで優勝をするほどである

過去の実績はそれ以外にも、フットボールフロンティア、そしてその世界大会など

とにかく、サッカーに関してはすごい中学である

 

 

黒羽「よっしゃぁ!

さすが剣城!今日のシュートもすごいな!」

 

剣城「いや、お前のパスがあってこその成功だ」

 

こいつは剣城京介

俺の同級生でここ、雷門中のエースストライカーだ

昔は雷門中に敵対していたみたいだが、いろいろあって今は頼もしい仲間となっているらしい

 

「皆ぁー!今から休憩に入るよー!」

 

練習を再開しようとしたらちょうど休憩が入った

俺はベンチに行き休憩を行うことにした

 

 

天馬「さすが黒羽だよ!パスのつなぎがかなり良くなっているよ!」

 

黒羽「いや、俺なんかまだまだだよ、天馬」

 

こいつは松風天馬

ここのキャプテンを務めていて、誰よりもサッカーに対しての情熱を持っている

そして、キャプテンになる以前も含めてチームのピンチを救った人でもある

 

神童「だが、天馬の言うとおり、かなり上達しているぞ

2か月前のお前だったらあんなことできなかっただろ」

 

黒羽「まぁ、確かに出来ませんでしたね」

 

そしてこの人が神童拓人

元キャプテンであり、このチームを指令するゲームメイカーである

 

俺はこの3人に影響されてサッカーを始めているんだ

始めてまだ2か月だけどな

 

「休憩終わりー!練習に戻ってー!」

 

黒羽「って、もう休憩終わりか

じゃあ、練習しましょうか!」

 

3人「あぁ!」

 

俺はこんな感じで部活のみんなと楽しくサッカーをやっています

 

-------------------------

 

「終了!

今日の練習はここまで!」

 

そして今日の練習が終わった

楽しい練習の時間はここで終わった

 

 

その夜

黒羽の家にて

 

 

黒羽「ふぅー、今日も部活楽しかったぁ!」

 

いつものように俺は部屋の中一人で

ベッドに仰向けになっていった

 

黒羽「そして、明日は土曜日

一日中部活ができる…早く明日になってほしいなぁ…」

 

そう思いながら俺はいつの間にか眠っていた

 

こんな感じで毎日が充実した日だったが

翌朝、とんでもないことが起こるのだった

 

 

翌朝

 

 

黒羽「来たぜぇ!雷門中校門前!」

 

いつもの見慣れた光景

だが俺はそんな光景でも興奮してしまうのであった

いつものように中に入り、いつものようにグラウンドで練習

いつもの見慣れたグラウンドまでの道

 

だと思っていたのは俺だけだったみたいだ

 

黒羽「そして中に入る!

…って、あれ?何だあのバス?」

 

校門に入ってすぐのところに見かけないバスがあった

でも、どこかの部活が合宿か何かだと思ったため俺はスルーした

そして、

 

天馬「おーい!黒羽ー!」

 

黒羽「よう天馬、久しぶり!」

 

ちょうど天馬がやってきた

 

天馬「久しぶりって、昨日会ったばかりだろ?」

 

黒羽「俺にとっては久しぶりなのだ!」

 

と、土曜日の朝はこれがお約束となっているのだ

 

信助「黒羽、いつも大げさだよ

そこは昨日ぶりとかじゃない?」

 

黒羽「あ、信助いたんだ」

 

信助「ずっといたよ!そのいじり方やめてよ!」

 

言い忘れていたがこいつは西園信助

天馬の友達でかなり小柄な少年

ちなみに、さっきのやり取りは土曜日の朝のお約束だ

 

黒羽「はは、すまん

じゃあ気を取り直してグラウンドに行こうか」

 

天馬「そうだね、みんな、待ってるかもしれないし」

 

 

そして、数分後

 

 

雷門中グラウンド前にて

 

黒羽「それじゃあ、入るとするか」

 

そして、俺は雷門グラウンドの扉を開けた

いつものように練習をするんだと思っていたが

 

そうもいかなくなる時もあるんだって思った

 

黒羽「皆さん、おはようございます!」

 

??「やぁ、君が黒羽君だね

はじめまして」

 

俺は元気よく返事をしてきたら見かけない少年にあいさつされた

つーか誰だこいつ

 

黒羽「なぁ天馬、こいつ誰なんだ?」

 

天馬「こいつって…あぁ!」

 

??「久しぶり、天馬」

 

天馬「フェイ!」

 

フェイ…確か天馬が未来に行ったときにともに戦った仲間だっけ?

サッカーが禁止された世界を戻すためだとかどうとかで

一応戻って今のような世界になってるけど

 

黒羽「君がフェイだね?

はじめまして、俺は七海黒羽だ」

 

フェイ「改めて、フェイ・ルーンだよ」

 

2人は丁寧に挨拶を交わした

 

 

部室にて

 

 

天馬「でも突然だね、なんでまたこっちの時代に来たの?」

 

フェイ「実は皆にあることを提案しようと思ってね」

 

天馬「提案?」

 

フェイ「天馬、黒羽…一緒に時間旅行しよ!」

 

2人「え?」

 

一瞬この場が固まりはじめた

しょうがない、俺はともかく天馬まで理解ができない提案だからな

未来の人の提案は異次元すぎるな

 

黒羽「ちょっと待て!

時間旅行ってどういうことだよ!」

 

??「そこは私が説明しよう!」

 

天馬「ワンダバ!

来てたの!?」

 

ワンダバ「来てたよ!てかずっとそこにいたぞ!」

 

黒羽「なんだ?この熊?」

 

ワンダバ「熊ではない!私の名はクラーク・ワンダバット!

みんなからはワンダバと呼ばれている!」

 

黒羽「まぁ、そんなことはいいとして

早く説明してくれ」

 

ワンダバ「そうだったな、それでは説明しよう

実は、セカンドステージチルドレンとの戦いからしばらくたったのちにタイムマシンの技術が発展してな

アーティファクト、つまりその時代に関する何かがなくても好きな時間帯にタイムジャンプすることができるようになったんだ」

 

フェイ「それで僕は、そのことを利用して皆と時間旅行に行こうって思ったんだよ」

 

信助「それ面白そうだね!ちょっとよくわからなかったけど」

 

フェイ「あ、信助いたんだ」

 

信助「ちょっと!フェイまでそんな反応やめてよ!

天馬も何か言ってよ!」

 

天馬「時間旅行か…いいね!ほかのみんなも喜びそうだし!」

 

信助「まさかの無視!?」

 

黒羽「確かにいいな、じゃあ早速全員に連絡をするか」

 

 

そして、10分後

 

 

黒羽「みなさん、大丈夫だって」

 

フェイ「それじゃあ決まりだね

じゃあ、みんな来たら出発だ!」

 

3人「「「おー!!」」」

 

こうして、俺のいつもと違う日が始まるのであった




キャラ設定

七海 黒羽(ななみ くろば)

身長:155cm 体重47kg
ポジション:MF
容姿:つり目以外は特徴のない容姿

雷門中に転校してきた男子中学生
サッカーはいままでしたことがなかったが、天馬や剣城、神童の影響でサッカーを始めることにした。サッカー歴2か月
人一倍運が強く、基本的に運任せな場面では必ずと言っていいほど白星をつかむ

必殺技:現在は一つも所持をしていない


既存キャラ追加設定

松風天馬
・転校してきた黒羽とは仲が良く、登下校や練習ではほとんど一緒

西園信助
・よく身長が低いことから、存在感が薄いといことにされる
・突っ込み役

フェイ・ルーン
・ボケに回ることが多々ある


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第1話『旅を懸けた戦い』

雷門中サッカー部 部室にて

 

 

俺たち、雷門中サッカー部は未来からやってきたフェイという少年の提案で

時間旅行することになった

 

天馬「でも久しぶりだな、フェイとまた旅に出るなんて」

 

黒羽「そういえば天馬は以前時間によるサッカーの危機を救ったんだっけ?」

 

天馬「そうだよ

その時にフェイと一緒に戦ったんだ」

 

黒羽「そうなんだ」

 

確かに以前こんなことを天馬から聞いたことがあった

でもその時の俺はあまり信じていなかったため天馬の作った偶像として捉えてたな

まさか、本当のことだとは思わなかった

 

黒羽「って、そうこうしているうちに皆来る時間帯だ」

 

天馬「そうだね

じゃあフェイ、準備をしよっか」

 

フェイ「…」

 

フェイは黙り込んでいた

いったい何があったと言うのか、なんとなく察しが付くが

 

天馬「フェイ、何かあったの?」

 

フェイ「…ごめん!」

 

2人「え?」

 

フェイ「実は、今日使うはずの未来にあるタイムマシンが壊れたみたいなんだよ

だから、僕とワンダバを抜いて14人しか来られなくなったんだ!」

 

2人「えぇーー!!」

 

この時の俺と天馬の叫び声は天まで届いていた感じがした

 

 

そして、サッカー部全員が集まり

事情を話しました

 

 

黒羽「というわけなんですよ

どうしましょうか」

 

神童「どうしたもこうしたも、旅行する人を決めるしかないだろ」

 

天馬「でもどうするのですか!?

多数決とかだったら納得する人もいないでしょう!」

 

神童「それは、確かにそうだが…」

 

ワンダバ「だったら、サッカー部らしく、サッカーで決めるのはどうだ!?」

 

全員「…ワンダバ(さん)いたんだ」

 

ワンダバ「なんで私はこういう扱いされないとダメなんだ!」

 

フェイ「でも、決めるとしても

ここにいるメンバーは僕を含めても18人だよ?

あと4人はどうするんだよ?」

 

ワンダバ「心配には及ばん、もう手配はしてある」

 

というと同時に

サッカー部グラウンドにとある4人の選手がやってきた

 

??「ここが雷門のサッカーグラウンドですか

結構立派ですね」

 

??「それは僕も思ったよ

さすが宇宙一のサッカー部だね」

 

??「でも、うちにとっては2回目の訪れってことになってるけどね」

 

??「未来から来た人でもそういうのってわかるんだね」

 

天馬「って、あぁ!」

 

ワンダバ「彼らが私の手配した選手

雨宮太陽、菜花黄名子、サリュー・エヴァン、ベータだ!」

 

全員「「「なんでこのチョイスにしたの!?」」」

 

この場にいた全員が突っ込みを入れた

 

ワンダバ「これはあれだ、単純な作者の趣向からきているようだ」

 

黒羽「そして何さらっとメタ発言してるの!?

ダメだろ!」

 

黄名子「まぁワンダバ、冗談はさておき、早よ説明したら?」

 

ワンダバ「あぁ、そうだったな

実は私は過去にであった天馬たちの知人に声をかけてこの提案に乗らないかを交渉したんだ

その結果、ここにいる4人のみが来たんだ

残りは全員用事があって当日行けなかったみたいなんだ」

 

天馬「そして、このメンバーで行くことになったけど

肝心のタイムマシンが壊れたと」

 

ワンダバ「…本当にすまん」

 

SARU「謝っても済まないと思うよ

こういったことは普通は体験できないからね」

 

ベータ「でも、旅をサッカーで懸けるっていうのも面白そうでいいんじゃないのですか?」

 

SARU「そうだね」

 

ワンダバ「とにかく!

ここまで来た以上はサッカーで決める!

それじゃあまずはチーム分けだ!」

 

神童「だが、どうやってチームを分けるつもりなんだ?」

 

ワンダバ「よくぞ聞いてくれた!

まずここに2枚の紙があるから、三国と信助はこれを取ってくれ!」

 

三国「最初にゴールキーパーを分けておくのか」

 

信助「こうすればどちらのチームにもキーパーがはいれるわけだね」

 

ワンダバ「その通り!

次に残りの人はここにある箱の中にある紙を1枚取り出すのだ!

番号が被った者同士がチームになるのだ!」

 

 

と、こんな感じのくじ引きで決めることになった

途中くじを引いているとき「三国さんと同じチームになりませんように」とかって聞こえたけど、気にしないほうがいいな

 

その結果

こんなチームになりました

 

 

チーム1

GK:西園信助

DF:狩屋マサキ、菜花黄名子、霧野蘭丸

MF:松風天馬、七海黒羽、影山輝、速水鶴正

FW:サリュー・エヴァン、剣城京介、フェイ・ルーン

 

 

チーム2

FW:ベータ、雨宮太陽、倉間典人

MF:一乃七助、神童拓人、錦龍馬、青山俊介

DF:浜野海士、車田剛一、天城大地

GK:三国太一

 

 

天馬「よーし皆、勝って時間旅行しよう!」

 

チーム1メンバー「おぉーー!」

 

こっちのチームはそれなりにやる気が出ている

しかし、一方のチーム2はと言うと

 

チーム2メンバー「………」

 

ほとんどのメンバーの気持ちがブルーになっている

多分三国さんと同じチームになったからだろう

でも、そういうの関係なしに勝てる可能性ありそうだけどな

 

神童「こういうチームになったけど、勝てる可能性は十分にある!

全力を出し切るぞ!」

 

チーム2メンバー「お、おぉー!」

 

あっちのチームは空元気で気合を入れようとしてるようだ

じゃあさっそく

 

黒羽「試合開始だぁ!」

 

 




キャラ追加設定

ワンダバ
・メタ発言をよくするクマ
・準備が不気味なほど早い

SARU
・今現在はSSCの力はなし
・元プロコトルオメガメンバーとそれなりに仲が良くなっている(特にベータと)

三国太一
・疫病神扱いされる
・基本的に扱いがひどい


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第2話『試合開始』

雷門中サッカーグラウンド

 

 

実況『さぁ始まりました!

雷門中サッカーグラウンドでのチーム1とチーム2の試合!

果たして勝つのはどちらなのか!?』

 

始まりのホイッスルとともにチーム1のキックで

試合が開始した

 

チーム1はDFとGKを残して一斉に攻め始めた

対するチーム2はチーム1とは真逆に守りに徹底した

 

剣城「どうするんだ!?

これじゃあ攻め切れないぞ!」

 

天馬「そんなこと急に言われても

状況が変わらないよ!」

 

黒羽「じゃあ、こっちにボールを渡してくれ!」

 

剣城「って、大丈夫なのか!?黒羽!」

 

天馬「剣城、ここはかけてみようよ」

 

剣城「…黒羽!」

 

実況『ここでボールが黒羽に渡ったぁ!

果たして、これで状況は変わるのだろうか!?』

 

神童「DFの人たちは黒羽にマークしてください!」

 

神童の指示に従ってチーム2のDFは俺を取り囲った

 

実況『なんということだ!

黒羽、DFに囲まれて、攻めようとしても攻められません!

これは万事休すか!?』

 

車田「残念だったな」

 

天地「悪いけど、ここは通さないど!」

 

黒羽「…残念なのは、あなたたちですよ」

 

俺は何もないところにボールを飛ばした

そして、そのボールを飛ばした先に

 

SARU「ナイスパス!」

 

SARUがやってきた

 

SARU「早速シュート決めちゃうよ!

『シェルビットバースト』!!」

 

SARUの前に7つの6角形が合わさった物が現れ

それに対してボールを蹴った瞬間、7つの6角形からビームが出てきて、勢いよくゴールへ飛んで行った

一応言うが、ボールはちゃんとゴールに向かっているからな

 

三国「ゴールは必ず守る!

『無頼ハンド』!」

 

三国先輩の手が突然大きくなり、その手でさっきのシュートボールを受け止めようとした

無頼ハンドは強力な技でキャッチはできると思ってしまうが

 

三国「まずい、受け止められな…ぐわぁ!」

 

使う人が使う人なので無頼ハンドではなく頼り無いハンドと化している

 

実況『決まったぁー!

チーム1のSARU、シェルビットバーストで先制点を獲得しました!

だが試合は始まったばかり!まだまだ結果は読めません!

果たして、どちらのチームが勝つのでしょうか!?』

 

三国「すまん、止められなかった…」

 

神童「大丈夫です

1点取られたのなら、取り返せばいいだけです」

 

 

実況『さぁ1点を取られてしまったチーム2

この1点を取り返すことができるのか』

 

チーム2は神童を起点として攻め上がっている

どうやらここからが本番って感じだな

 

剣城「神童さん、ここは行かせませんよ!」

 

剣城は真っ先にボールを奪おうとしたが

 

神童「錦!」

 

錦「おう!わしにまかせとき!」

 

そのボールは錦さんにわたってしまった

 

天馬「剣城、こっちで取り返すよ!」

 

天馬はすぐさま錦さんの前に立ち、守りに専念した

 

錦「天馬、残念だがここは通させてもらうぞ!」

 

錦さんの周りにオーラのような何かがあふれ出てきた

そして、錦さんの姿が少しだけ変わった

 

ワンダバ「錦!ここでミキシマックスを使うか!?」

 

黒羽「…ミキシマックス!?

なんだそれ!?」

 

ワンダバ「ミキシマックスは特定の人物のオーラを融合させ、そのオーラの持ち主の力を加えることができるのだ!」

 

フェイ「それと、一度ミキシマックスすればミキシトランスで何度でも使うことができるよ」

 

黒羽「なるほど

じゃあ、錦さんのは誰のオーラをまとってるんだ?」

 

フェイ「坂本龍馬のオーラだよ」

 

黒羽「って、そんな感じになるか

やっぱ理解がいまいちできんな」

 

 

錦「ミキシトランスさえすればこっちのもんぜよ!

『クロシオライド』!」

 

錦さんを中心にフィールドに渦が発生し、その渦は錦さんを持ち上げ竜の形へと変化した

そして、その竜に乗ったまま天馬を突破したのであった

 

錦「ベータ、パスだ!」

 

ベータ「はーい」

 

能天気な掛け声とともにボールを取るのであった

 

ベータ「それじゃあ

…一気に攻めあがるとするか!」

 

この時、ベータはさっきまでとは違ったベータに豹変した

 

ベータ「オラァ!ディフェンダー、どけぇ!」

 

実況『なんということだ!

ベータ、強引ながらもDF3人を一気に抜いたぁ!』

 

ベータ「ここで決めさせてもらう!

『シュートコマンド07』!」

《ダブルショット》

 

ベータがボールを踏むと同時に2つに分かれ、その2つのボールを左右の足で蹴った

蹴ったと同時に2つのボールは勢いを足し合わせた1つのボールになったがな

 

信助「決めさせない!

『ぎんがロケット』!」

 

信助の足からロケットの噴射口から出てくる煙が出た

たぶんそのまま上に向かってヘディングで飛ばしていく技だとは思うけど

あっけなくシュートを許してしまうのであった

 

実況『ゴォール!

チーム2、前半終了間近でシュートを決めたぁー!』

 

そして、その実況とともに前半は終了したのであった




現在の点数
1-1

キャラ追加設定

車田さん、天地さん
・完全にかませ役

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第3話『後半戦』

ハーフタイムにて

 

 

黒羽「あっちのチーム、前半はやけに守りが堅かったな」

 

天馬「そりゃそうだろうね

だってあっちキーパーが三国先輩だから」

 

黒羽「うん、お前ら三国さんディスりすぎ

見てみろよ、あっち

三国さんの周りだけブルーな空間になってるぞ」

 

剣城「でも、それを差し引いても鉄壁って感じだったぞ

それに、あっちには神童さんがいるんだ

いつ攻撃を本格的に仕掛けてきてもおかしくないぞ」

 

黒羽「それだったら、いい方法があるんだが…」

 

 

実況『さあ、まもなく後半戦が始まるところです

チーム1とチーム2、どちらも互角といったところです!

果たして、勝負の行方は!?』

 

チーム2のキックから後半戦が開始した

そして、チーム2はそのまま攻撃を仕掛けてきた

 

黒羽「ここで勝負を仕掛けてきたか…

でも、これも予想通り!」

 

神童「一気に行くぞ!

『神のタクトFI』!」

 

神童さんの手から火が吹き始めた

この技はゲームメーカーである神童さんならではの必殺技で

仲間に指示を出し前線に向かわせるものである

 

神童「太陽!前線に上がるんだ!」

 

太陽「任せてください!」

 

神童の指示により、太陽にボールが渡った

そういえばいたな、太陽

 

天馬「行かせないよ!太陽!」

 

神童「太陽、倉間にパスだ!」

 

天馬がディフェンスをするものの

神童の指示により太陽から倉間に

 

神童「倉間はベータにパスをするんだ!」

 

そして、ベータにボールが渡った

 

実況『なんということだ!

チーム2、神のタクトFIで一気にゴール目の前にまで上がってきてしまった!

チーム1、大ピンチです!』

 

ベータ「ご苦労様、神童さん

それじゃあ…ここからが俺の出番だ!」

 

ベータの背後から謎のオーラが出てきた

そして、そのオーラはどんどん形を作っていき最終的に人の形が作られた

ちなみに、これの名前は化身っていうみたいだ

 

ベータ「こい、『虚空の女神アテナ』!」

 

黒羽「ここで止めてくれ!信助!」

 

信助「任せて!

ミキシトランス『劉備』!」

 

実況『ベータは化身を、信助はミキシマックスを使ってきたぁ!

ミキシマックスと化身、本当に強いのはどっちだ!』

 

ベータ「化身に決まってんだろぉー!

『シュートコマンドK02』!」

《アテナアサルト》

 

ベータの化身が持っていた2つの銃から2つの弾が発射され

シュートと同時にその弾はボールに当たって力を増幅させた

 

信助「『大国謳歌』!」

 

信助が必殺技を出すと同時に墨汁で書いたかのような背景が浮かび上がった

その後、信助はベータの放ったボールを上から叩きつけ、見事ボールをキャッチした

 

実況『止めたぁー!!

チーム1、西園信助のミキシマックスにより、チーム2の追加点を防いだー!』

 

黒羽「いいぞ!そのまま作戦通りにいくぞ!」

 

信助「うん!」

 

信助はそういうとボールを相手の陣地まで飛ばした

一見すると何を考えているのかわからない行動だが…

 

黒羽「行けぇ!剣城!」

 

このボールは剣城のパスとなった

実は剣城はディフェンスには参加しておらず、ずっと前線にいたのだ

 

黒羽「神のタクトFIは確かに強力だ

だけど、それはシュートが決まればの話

シュートが決まらなかったらそっちのディフェンスはがら空きになる!

そこを狙ったんだ!」

 

天馬「さすが黒羽だよ!

作戦はうまくいったね!」

 

黒羽「いや、まだだ

この作戦は、剣城が決めてくれるかどうかにかかっている」

 

 

剣城「ありがとな七海

お前のおかげでボールが渡った

このボールは必ず決める!」

 

天地「だけど、ここは簡単には通さないど!

『アトランティスウォール』!」

 

天地さんがディフェンスの構えをとると後ろからアトランティスが出てきた

 

剣城「天地さん、俺がいつまでもシュート技しか覚ていないと思っていましたか!?

『デス・フィールド』!」

 

剣城の周りに突如黒いフィールドが生まれ、そのフィールドは天地さんと剣城を飲み込んだ

そして、剣城のみが出てきてその数秒後にフィールドは跡形もなく消えた

 

実況『剣城、新たな必殺技で天地のディフェンスを突破したぁ!』

 

剣城「『バイシクルソード』!」

 

剣城はボールを蹴り上げ、そのボールを両足で回転をかけるとボールが黒いオーラをまとった

そして、そのボールは一直線にゴールへめがけて飛んで行った

 

三国「『絶ゴッドハンドX』!」

 

三国さんは無頼ハンドでは無理だと判断したのか

自身から直接ボールに向かっていき、赤いゴッドハンドで止めにかかったが

誰もが予想した結果となってしまった

 

実況『ゴォール!

チーム1、剣城のバイシクルソードにより追加点を取ったぁ!』

 

黒羽「ナイス剣城!

やっぱすごいぜお前のシュート!」

 

剣城「そんなこと言ったら、お前の作戦のほうがすごいぞ」

 

黒羽「だが、決めなかったら確実に作戦失敗だったんだ

お前がいての成功だったんだ

でも、まだ油断は禁物だけどな!」

 

天馬「よーし、後半もこの調子でいくぞー!」

 

 

実況『さぁ後半もいよいよ大詰め

点差は1点のまま試合は進んでいる

このままチーム1は勝ち逃げができるのか、はたまたチーム2が逆転勝利をするのか!?』

 

後半戦、残り時間もわずかとなった時

チーム2は新たな動きを仕掛けてくる

 

神童「これ以上は点を取らせない!」

 

神童はチーム1のメンバーの持っていたボールをスライディングで奪った

 

神童「ベータ!」

 

ベータ「オッケー!」

 

そのボールは神童からベータに渡った

 

霧野「この先には通さない!

『ザ・ミスト』!」

 

霧野さんの周りから霧が現れ、その切りはベータを取り囲んだ

あの技はその状況の時にボールをこっそり奪うという必殺技だが

たぶん通じないと思う

 

ベータ「この俺をそんな霧如きで止められると思うな!

『オフェンスコマンド01』!」

《カメレオンボール》

 

ベータが持っていたボールはソノ必殺技と同時に背景に溶け込んだ

 

霧野「あれ!?

ボールがない!」

 

霧野さんはそんなことに気づかず、ベータはそのまま通り過ぎてしまった

 

ベータ「太陽!」

 

そしてすかさず太陽にパス

 

太陽「このボール、必ずゴールに入れる!

ミキシトランス!『孔明』!

『天地雷鳴』!」

 

サッカーグラウンドの上に雷鳴のなる雲が出てきて、その中に太陽が入った

そして、出てきたと同時に雷を纏ったボールでシュートをした

その速さからなのか、信助は必殺技を出す前にシュートが決まってしまった

 

実況『ゴォール!

雨宮太陽、ミキシマックスからの天地雷鳴で1点を奪ったぁー!』

 

その実況を最後に試合終了のホイッスルが鳴った

結果は2-2と引き分けで終わってしまった

 

 

ワンダバ「では、試合のほうでは決まらなかったので

私からの選抜で決めようと思う」

 

結局、ワンダバの判断に任せることとなってしまった

 

ワンダバ「あ、ちなみに作者がマネージャー3人は確実にバスに乗せたいみたいだから、実質11人から決めようと思う」

 

黒羽「そして、堂々とメタ発言をするな!

あと作者、なに特別扱いしてるの!?」

 

ワンダバ「しょうがないことだ!

それでは決めていこうと思う!」

 

ワンダバは懐にあった紙を取り出した

まるでこんなことを予測していたかのようでとてつもなく不気味だった

 

ワンダバ「それでは言うぞ、『松風天馬』、『剣城京介』、『七海黒羽』、『神童拓人』、『西園信助』、『雨宮太陽』、『サリューエヴァン』、『ベータ』、『錦龍馬』、『菜花黄名子』、『霧野蘭丸』

以上11名だ」

 

そして、11人が選ばれた

幸いにも俺は選らばれたが、ほか選ばれなかった11人は落ち込んでいた

 

黒羽「…で、でも!皆さんにもたぶんチャンスが訪れると思いますから!」

 

ワンダバ「あとそれt」

 

天馬「そうだよね!次にこの機会があるかもしれないね!」

 

ワンダバ「それt」

 

神童「その時になったらみんなで楽しく旅行をすればいい!」

 

ワンダバ「ちょっと!みなさん!

話し終わってないからちゃんと聞いてください!」

 

黒羽「なんだよ一体」

 

ワンダバ「まぁ落ち着け

選ばれなかった人もちゃんと時間旅行はできるぞ!」

 

全員「…え?」

 

このあたり一帯が沈黙の空間と化した

ワンダバの言葉に誰もが口を開けなくなってしまったのだ

そしてこの間、わずか2秒

 

全員「えぇー!!」

 

天馬「ちょっと待って、バスって定員16名じゃなかった!?」

神童「しかも定員オーバーは基本的にダメなんだろ!?」

黒羽「なんで全員できるんだ!」

 

ワンダバ「まずは落ち着け!

実はこれさえ使えば、キャラバンがなくてもタイムジャンプをすることができるのだ」

 

そういってワンダバが取り出したのはベルト型のタイムマシンだった

腰に巻いて使うことによってまいた本人のみをタイムジャンプできる仕組みだと思う

てかこれ、未来の青い狸もどきも使っていた代物だよね?なんであるの?

 

天馬「でも、さっきフェイがワンダバとフェイを抜いて14人までしか来れないって言ってたんだけど…」

 

ワンダバ「あぁ、タイムマシンが壊れたの本当だが、私は一言も誰かは来れないとは言ってないぞ

もしかして、フェイの言葉足らずだったのじゃないか?」

 

黒羽「…おい、フェイ

なに逃げようとしてるんだ?」

 

フェイ「ひっ!」

 

天馬「まさか、フェイが勘違いをするようなことを言うなんてね」

 

フェイ「な…何の事かなぁ…僕にはさっぱり」

 

天馬「その割には汗がすごいことになってるんだけど」

 

黒羽「…覚悟しろよ」

 

フェイ「ご、ごめんなさぁーーい!」

 

この時、フェイの断末魔の叫びが

グラウンド上に響いた

 




作中オリジナル技

デス・フィールド
火属性 威力100 TP40 オフェンス技

オフェンスコマンド01《カメレオンボール》
林属性 威力60 TP30 オフェンス技

キャラ追加設定

剣城京介
・黒羽が入ってからは、彼のパスに頼り切っている


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第4話『出発だ』

俺たち雷門中サッカー部は未来人であるフェイの提案により

時間旅行をすることになった

 

 

ワンダバ「では早速だが

どこに行くかを決めたいと思う

誰か意見はあるか?」

 

天馬「はい!俺行ってみたいところがあります!」

 

勢いよく天馬が挙手をした

こいつが行きたいところって言えば、多分あの時代くらいだろう

 

ワンダバ「じゃあ天馬、どの時代に行きたいんだ?」

 

天馬「俺のいきたい時代は、e「円堂監督がフットボールフロンティアで優勝した時代に行きたいんだろ?」なんで先に行っちゃうの黒羽!

しかもよくわかったね!」

 

黒羽「お前ほどのサッカーバカだ

いやでもわかってしまう」

 

ワンダバ「なるほど、確かにサッカー好きにはたまらなく行ってみたい時代だな

じゃあ、天馬の意見に賛成のひt」

 

全員「賛成だ!!」

 

ワンダバ「こら!フライングをするんじゃない!

…でも、賛成ならそれでいい

それでは、ついてくるのだ」

 

俺たちはワンダバの後をついて行った

そして、ついて行ってかれこれ3分ほどが経った

 

 

ワンダバ「さぁ、待たせたな諸君!

選ばれた者はこのバスに乗るのだ」

 

そういってワンダバはそのバスを指さした

ちなみに、そのバスは

 

黒羽「って、このバスあんたのかよ!」

 

そう、俺が今朝見たバスだった

まさか、これがタイムマシンだとは思わなかった

 

黒羽「てかなんでバスなんだ!

もっとわかりやすくしろよ!」

 

ワンダバ「まぁ、細かいことは気にするんじゃない、乗った乗った」

 

なんか、とてつもなく適当なワンダバだった

そんなことを思いつつ俺たち選抜組はバスに乗り

選ばれなかった人はベルトを装着したのだが

 

フェイ「あの、何故僕がベルトを着けることになったの?」

 

なぜか乗るはずのフェイがベルトの装着をしていた

 

ワンダバ「仕方ないだろ

天馬と黒羽がフェイはベルトでの移動にしろと言ったんだからな」

 

フェイ「ちょっと待ってよ!

さすがに2人ともひどいよ!それに僕、ナビ係だよ!

誰が代わりにナビをするの!?」

 

円堂「大丈夫だ、俺がお前の代わりに乗ってなんとかする」

 

フェイ「円堂さんまで!」

 

なんだろう、俺がフェイをベルトでの移動をしろって言ったのに

急にあいつが気の毒に見えてきた…

 

ワンダバ「あ、選ばれなかった人たちに言うが

一応そのベルトにはこのバスのタイムジャンプに連動して

動く仕組みになっている」

 

黒羽「それってつまり」

 

ワンダバ「ベルトをつけていれば迷子にならなくて済む」

 

信助「なるほど!

それなら安心してタイムジャンプできるね!」

 

黒羽「信助、いつからそこに…」

 

信助「だから最初からいたよ!

何度も言わせないで!」

 

黒羽「ははっ、冗談だよ」

 

俺はそんな冗談を口にして、その場にいる皆と笑いあった

でも、そのうち一人、フェイが顔色を悪くしていた

 

ワンダバ「それでは出発するぞ!」

 

三国「楽しみだな、一体どんな時代だったんだろう?」

 

狩屋「絶対に楽しいところですよ!」

 

ワンダバ「発射準備完了!

5、4、3、2」

 

フェイ「ちょっと待って!

まだ心の準備が―――」

 

ワンダバ「1、タイムジャンプ!」

 

フェイ「うわあぁぁーーー!!!」

 

そのタイムジャンプと同時にフェイの2度目の叫び声が聞こえた気がした

 

 

黒羽「で、天馬

優勝した時代に行くのはいいけど、具体的な時系列は決めていたのか?」

 

天馬「あ、そういえば決めてなかった」

 

円堂「大丈夫だ、一応俺が決めてあるぞ!」

 

天馬「え!?本当ですか!?

決めたとしたらどの時代に!?」

 

円堂「それはついてからのお楽しみだ!」

 

剣城「お楽しみか…まぁ、本人の選んだところだし

天馬が選ぶよりもよほどいい時代に連れて行ってくれるだろう」

 

天馬「俺よりもいいってどういうことだよ!」

 

神童「そのままの意味だと思うがな…」

 

こういった談笑をしながら俺たちは時間を飛んでいるのであった

 

信助「あれ?

ねぇ皆、あれ見て!」

 

黒羽「なんだ信助…って、あぁ!」

 

俺が見た先の光景はとてつもなく残酷だった

 

天馬「何!何があるの!?

うわぁ!皆が!?」

 

その光景と言うのは、俺たち選抜組以外の人たちが酔っている光景だった

 

剣城「どうなっているんだこれは!?」

 

黄名子「何々、一体何が起こってるんや?

って、あちゃー…やっぱこうなってしまうやんね」

 

神童「黄名子!何か知っているのか!?

皆に何があったのか教えてくれ!」

 

SARU「じゃあ僕たちが代わりに教えてあげるよ」

 

神童「SARU…」

 

SARU「実は、タイムジャンプするときその際に見える空間を直接見てしまったら

酔う人が多数出てくるんだよ

ベータ、ポテチ食べる?」サクッ

 

ベータ「ありがとう、SARU

私やSARUは慣れているけど、他の人は慣れていない

よって酔ってしまうんですよ」サクッ

 

信助「って、何のんきにお菓子食べてるんだよ!?」

 

SARU「信助君もどう?

このポテチ、未来でしか手に入らない代物だよ?」

 

信助「あ、ありがとう…サクッ

ほんとだ、おいしい!

コンソメの後にのり塩味が来る瞬間が…って、何させてるんだよ!?」

 

SARU「あははは!

信助君、ノリ突っ込みうまいねぇ!

あと安心して、あの11人は酔う以外の症状は起こらないから」

 

信助「そうなの?

じゃあ、いいけど…」

 

ワンダバ「おーい、お前たち

そろそろ出口だぞ!

準備をするんだ!」

 

そうこうしているうちに、タイムジャンプが終わろうとしているようだ

 

 

そして、俺たちは円堂監督が初めてサッカーで全国一になった時代に来た

 

天馬「フェイ!皆!大丈夫!?」

 

だが、その代償として11人のメンバーが体調を崩した

 

フェイ「うん…なんとか…うっぷ」

 

三国「なんなんだあの空間は…

すごく気持ちが悪かったぞ」

 

狩屋「もうだめ…苦しい」

 

黒羽「重症じゃねーかよこれ」

 

SARU「まさか、ここまでになるとは思わなかった

あ、ポッ〇ーどう?」

 

黒羽「…ありがとさん」

 

あまりいい状況とは言えなかったのに

その時の〇ッキーの味はなぜか忘れられなかった

 

その後、11人のメンバーはトイレに一目散に駆け込み

とりあえず体調は治したみたいだ

 

黒羽「そういえば今気づいたが

ここって、河川敷だよな?」

 

天馬「いわれてみればそうだね

でもなんで…」

 

円堂「実はな、ここはよく俺たちの時代の雷門中が使っていたところだったんだ

雷門中のグラウンドが使えなかったときによくここで練習してたもんだ!」

 

剣城「この河川敷が、ですか…

ちなみに、この時代の雷門中が優勝してからどれくらい経ってるのですか?」

 

円堂「3日だな」

 

天馬「3日って、なんでそんなところにしたのですか?」

 

円堂「実はこの日までは雷門中は取材が殺到してたんだ

この日だったらこの時代の俺たちとサッカーができるぞ」

 

天馬「え!?本当ですか!?

やったぁ!この時代の監督とサッカーができr「ちょっと待ってよ!」…え?」

 

フェイ「そんなことして大丈夫なの!?

この時代の円堂さんは僕たちのことを忘れているかもしれないんだよ!?」

 

円堂「あぁ、そのことか

大丈夫だ!そのことならしっかりと覚えているぞ!

一応、その時に使った化身も今では自分のものにしてるしな」

 

フェイ「…じゃあ、大丈夫かな」

 

天馬「よーし、皆

この時代の雷門中サッカー部とサッカーしようぜ!」

 

全員「おぉー!」

 

俺たちは期待を胸に雷門中に向かった




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円堂 守(えんどう まもる) 大人時代
・基本やれば何でもできる
・有能な人物

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第5話『過去の雷門中』

なんやかんやあって

俺たちは今、過去の雷門中に来ています

 

雷門中正門前にて

 

天馬「ここが、監督の時代の…」

 

黒羽「雷門中かぁ…」

 

円堂「ははっ、はっきり言って大したところじゃねぇぞ

この時はサッカー部専用のグラウンドとかなかったしな」

 

天馬「いえ!そんなことは気にしません!

むしろ光栄に思っています!」

 

円堂「いや…それは言い過ぎだと思うけど」

 

神童「そんなことはありません

監督の時代の雷門中を見る機会なんてありませんからね」

 

円堂「そうか?

まぁいいとして、お前たちサッカーしに来たんじゃなかったのか?」

 

天馬「あぁ!

そうだった!!」

 

黒羽「よーし、じゃあ行くとしようか!

ついでだから誰が先にグラウンドにつくか勝負しようぜ!」

 

と言いながら俺は雷門中の中に走っていった

 

天馬「あ、ずるいよ!

おいてくな!」

 

そして、その跡をついていく天馬とチームメイト

とてつもなくにぎやかなことになっている

 

フェイ「…行っちゃったね」

 

円堂「それじゃ、俺たちもいくか」

 

剣城「…あの、監督!」

 

円堂「なんだ?剣城」

 

剣城「ありがとうございます!」

 

円堂「いいってことだ!

それよりも、お前も言ったらどうだ?」

 

剣城「はい!」

 

 

そして、雷門中グラウンドにて

 

 

天馬「おぉー!練習やってるよ!」

 

黒羽「これがこの時代のイナズマイレブンの練習風景!

生きててよかったぁ!」

 

フェイ「もう、黒羽大げさだよ

でも、この風景を見られるのはとてもうれしく思うね」

 

 

過去円堂

SIDE

 

 

俺は円堂守

サッカーが好きな中学二年だ

今は俺の学校である雷門中のサッカー部の練習をしている

 

円堂(過去)「いいぞー!そのまま上がってこーい!」

 

こんな感じでいつも練習をしているが

この時はいつもと違って、ある2人を見かけた

 

円堂(過去)(ん?あそこにいる2人は)

 

鬼道(過去)「おい、円堂!

前を見ろ!」

 

円堂(過去)「へ?…ってへぶぁ!」

 

豪炎寺(過去)「大丈夫か!円堂!

顔にボールが思いっきりぶつかったが…」

 

円堂(過去)「いやぁー、悪い

ちょっとあそこにいる2人が気になってな」

 

鬼道(過去)「あそこ?

あぁ、俺たちの練習を見学している人たちか

あいつらが一体どうしたんだ?」

 

円堂(過去)「ほら!あの頭がコロネのような形してるやつだよ!」

 

 

天馬「なんか、円堂さん、こっちのほうに気づいたみたいだね」

 

フェイ「まさか、本当に覚えていたなんてね」

 

天馬「俺、ちょっと行ってくる!」

 

黒羽「おい、天馬!」

 

天馬は円堂さんのもとへかけつけた

そして、俺も天馬の後を追った

ちなみに、ここからはややこしくなりそうだから俺はこの時代の監督のことを円堂さんと呼ぶことにしている

 

 

天馬「円堂さん!お久しぶりです!」

 

豪炎寺(過去)「こいつがさっき円堂が言ってたやつか…」

 

円堂(過去)「あぁ!その通りだ!」

 

鬼道(過去)「近くで見ると、本当にコロネのような形をしているな」

 

黒羽(コロネって、円堂さんどんな説明してるんだよ…)

 

天馬「コロネはいいとして、円堂さんやっぱり俺のこと覚えててくれたんですね!」

 

円堂(過去)「あぁ!覚えてるぜ!

確か…」

 

円堂さんはフリーズしたかのように硬直した

たぶんだけどこれって

 

円堂(過去)「…すまん、忘れた!」

 

やっぱり忘れていたみたいだった

 

天馬「忘れないでくださいよ!

俺です!松風天馬ですよ!」

 

円堂(過去)「天馬…あぁ、思い出した!

未来からサッカーを救うために俺たちの時代に来た天馬だろ!?」

 

天馬「そうです!

…思い出してくれてよかったー」

 

天馬はほっとしたのかそっと胸をなでおろした

 

円堂(過去)「そして、そっちの後ろにいるのがフェイだろ?」

 

フェイ「あ、僕のこと覚えててくれたんですね」

 

円堂(過去)「いや、今思い出した!」

 

黒羽(これが過去の円堂さん…まったくぶれない人だ…)

 

円堂(過去)「で、今回はこっちに何しに来たんだ?

また何かあったとか…」

 

天馬「いえ、そういうわけじゃないんです

俺たちは、円堂さんとサッカーをするために来ました!」

 

黒羽「天馬同様、俺もあなたとサッカーをしたくて来ました

お願いします!一度だけ試合をしてください!」

 

円堂(過去)「わかった!」

 

天馬「え?いいんですか!?

でも、皆さんのほうは…」

 

鬼道(過去)「俺たちは別にいい

円堂の言うことだからな」

 

豪炎寺(過去)「円堂がするといえば俺もする

それが雷門中だからな」

 

円堂(過去)「それじゃあ、サッカーやろうか!」

 

天馬「…はい!ありがとうございます!」

 

黒羽「あ、申し遅れました!

俺、七海黒羽といいます!」

 

円堂(過去)「おう

よろしくな、黒羽!」

 

 

そして、練習試合の準備が終わり…

 

 

実況『さぁ、やってきました!

現代雷門中サッカー部対未来雷門中サッカー部!

時空を越えたこの試合、勝つのはどちらなのか!

現代雷門中のキックから試合が始まります!』

 

円堂(過去)「それじゃあ…」

 

天馬「皆…」

 

天馬、円堂(過去)「サッカーやろうぜ!」




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第6話『サッカーの崩壊』

俺たちは今、旧雷門中との試合をしようとしている

 

黒羽「これが、あの伝説のイナズマイレブン…」

 

天馬「俺すごいドキドキしてるよ…!」

 

そして、試合を開始しようとした時だった

そのことが起こったのは

試合開始のホイッスルと同時にグラウンドが謎の光に包まれた

そして、グラウンドにいた一部メンバーはその光に吸い込まれるかのように消えた

 

 

黒羽「なんだよさっきの光…ってここどこだよ?」

 

吸い込まれた俺たちは謎の空間に来ていた

その空間は何もなく、真っ黒な空間だ

落ちたらひとたまりもないぞこれ

 

天馬「大丈夫!皆!」

 

剣城「あぁ、何とかな」

 

神童「でも、ここはどこなんだ?

まるで何もないぞ」

 

??「ここは私の作った空間だ」

 

すると、俺たちのいたグラウンドとは反対側のほうから声がした

 

黒羽「誰だ!?」

 

??「おっと失礼、自己紹介がまだでしたね

私はゼロ、この世の終焉に立つ者だ」

 

天馬「…ゼロ」

 

黒羽「なんか中二くさい名前とセリフだな」

 

剣城「黙ってるんだ黒羽

あいつも一応名前のことは考えてるんだ」

 

ゼロ「おい、聞こえてるぞ」

 

黒羽「まぁそれはいい

お前は一体何がしたいんだ!」

 

ゼロ「まぁお前たちはここでいなくなるから教えよう

私は、この世からサッカーを壊すためにここへ来た!」

 

天馬「サッカーを…壊す!?」

 

ゼロ「あぁ、サッカーは進化しすぎた

進化してもう壊れる気配がしなくなっている

だから私は思ったのだ!私自身の手でサッカーを壊そうと!」

 

剣城「サッカーを壊すだと!

何のためにそんなことをするんだ!」

 

ゼロ「決まっている、それが美しいからだ」

 

神童「美しい?」

 

ゼロ「そう、この世のすべてのものは誕生と破壊で構成されている

誕生すれば美しいものとなるが、破壊をすればもっと美しくなるのだ!

これぞまさに芸術だ!」

 

黒羽「美しい…芸術…?

ふざけるな!そんなことでサッカーを壊すんじゃねぇ!」

 

ゼロ「おやおや、歯向かうというのですかね

ならば、あなたたちをサッカーで壊してあげましょうか」

 

黒羽「上等だ!

お前の思い通りにはさせない!」

 

円堂「よく言った!黒羽!」

 

黒羽「円堂さん!?

いたのですね!」

 

円堂「俺だけじゃないぞ」

 

鬼道「確かに、さっきのは黒羽が正しいな」

 

豪炎寺「皆の大好きなサッカーを自己満足のためだけに破壊するのは許されない行為だ」

 

壁山「そうっす!あんな奴に好き勝手させるものっすか!」

 

風丸「だから黒羽、俺たちも協力はする」

 

黒羽「皆さん…

よし、皆であいつに勝ちましょう!」

 

天馬「俺たちがいればきっと勝つことができます!」

 

ゼロ「ふふ、どれだけ集まっても私にはかないませんよ!

来い!私のチームよ!」

 

ゼロの周りからまばゆい光が放たれた

そして、その光が消えると同時にゼロを含めた11人のメンバーが現れた

 

ゼロ「この私たちのチーム、『ヴァニティーエース』を止めてみるんだ!」

 

こうして、サッカーを守る試合が始まった

 

 

チームヴァニティーエースと俺たち雷門中の試合

俺たちのチームのポジションはこんな感じになっている

 

GK円堂守

DF西園信助、壁山塀吾郎、霧野蘭丸

MF松風天馬、七海黒羽、鬼道有人、神童拓人

FW剣城京介、豪炎寺修也、風丸一朗太

 

とこんな感じになっている

 

そんなこんなで試合が始まろうとしている

 

ゼロ「さぁ、やるぞ!」

 

試合開始のホイッスルと同時に

俺たちのチームのキックで試合が始まった

剣城と豪炎寺さんは一気に前線に上がるものの、開始早々にボールを奪われてしまう

 

ゼロ「一気に決めるまでですよ!」

 

ゼロはそういうと奪ったボールを思いっきり蹴った

普通ならゴールに行くまでにはボールの勢いがなくなっているはずだが

彼の打ったボールは勢いがなくなるどころかむしろ上がっているのであった

 

天馬「円堂さん!」

 

円堂「おう!

『マジン・ザ・ハンド』!」

 

円堂さんの後ろから化身とは違ったオーラが出てきた

そして、そのオーラはゼロの打ったボールを止めようとしたが

キャッチをすることができず、ボールはゴールの中へ

先制点はヴァニティーエースが取った

 

 

その後も雷門中は果敢に攻めようとするものの、

必ずと言っていいほどボールをカットしてはシュートを決めに行った

しかもやっているのはすべてゼロのみ

その際に俺たちに怪我を負わせていたためなのか、今現在俺を含めて6人がたっているのがやっとの状態だった

 

黒羽「なんなんだよ、このでたらめの強さは…」

 

天馬「まるで歯が立たないよ…」

 

ゼロ「当然だ

お前たちは俺からすればゼロに等しい存在ですからね」

 

鬼道「どうやら、無謀な挑戦のようだったな」

 

神童「もはや、ここまでか…」

 

ゼロ「それでは、とどめを刺そう!」

 

ゼロが俺たちにとどめを刺そうとした時だった

ビィー ビィー

とブザーのような音が鳴り響いた

 

ゼロ「もうそんな時ですか…

残念ですが、今回の試合はここまでです

ですが、次会うときは必ずあなた達もろともサッカーを破壊します!」

 

そういうとゼロの周りから光が出て

止んだころにはもういなかった

 

黒羽「助かった…のか…」

 

それと同時に俺たちはその場に倒れこんだ

 

 

「…ば、…ろば、」

 

ん?何か聞こえるぞ

てかロバ?なに言っているんだそいつは

 

天馬「…ろば!黒羽!」

 

黒羽「…天馬、それにワンダバ

ここどこだ?」

 

ワンダバ「バスの中だぞ!

お前たち、あの場でいつの間にか倒れてたんだぞ!」

 

黒羽「倒れてたって、他のみんなは!?」

 

天馬「一応皆起きてるみたいだけど

信助と霧野さん、剣城に神童さんは重症だったみたいで…

当分サッカーができないんだ」

 

黒羽「…あのヤロー!!

サッカーだけじゃなくて!俺たちの仲間も傷つけやがって!

次の試合には絶対に勝ってやる!」

 

天馬「でもどうするの!?

さっきの試合でわかってるかもしれないけど、全く歯が立たない相手だよ!?」

 

黒羽「だからこその特訓だ!

帰ったらすぐに練習をするぞ!」

 

ワンダバ「まぁまぁ落ち着け

こういう時にこそ冷静にならなければ勝てる試合も勝てなくなるんだ

とりあえず、現代に戻って作戦を練ろう」

 

黒羽「そうだな」

 

俺たちは帰りのバスに乗ろうとした時だった

 

円堂「待ってくれ!

俺たちも連れて行ってくれ!」

 

突如円堂さんに呼び止められた

 

天馬「どうしたのですか円堂さん!?

それに鬼道さんも豪炎寺さんも」

 

円堂「俺どうしても守りたいんだ!

俺たちのサッカーを!」

 

鬼道「俺も円堂と同じだ」

 

豪炎寺「俺もだ

このまま負けっぱなしで好き勝手にされるのは嫌だからな」

 

天馬「みなさん…!」

 

ワンダバ「よぅーし!

この3人も含めていざ、現代に戻るぞ!」

 

全員「おー!!」

 

俺たちのサッカーを守るため、

雷門中の者は立ち上がったのであった

 

ワンダバ「なんか、最終回(?)っぽく書かれているが

まだまだ続くからな!」

 

黒羽「ここにきてメタ発言かよ!」

 




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第7話『越えろ、今の自分』

俺たちは過去から現代に戻ってきた

過去から円堂さんたちを連れて

 

ワンダバ「じゃあ早速だが、練習をしていこうと思うが

まず最初に相手がどんな奴らだったか知る必要がある」

 

あ、そういえばあの時俺を含めた11人以外は

あの空間に来てなかったんだっけ

 

ワンダバ「というわけで、あの光に包まれたメンバーは

そいつらの戦い方を教えてほしい」

 

黒羽「わかった

実は――――」

 

俺たちはその試合の状況を話した

 

ワンダバ「何だとぉー!

11人をわずか1人で試合続行不可能な状態にしたぁー!」

 

黒羽「あぁ、信じられないかもしれんが、これが事実だ」

 

円堂「しかも、あいつらのシュートは必殺技なしでも

俺の『マジン・ザ・ハンド』を破るくらいの強さだった」

 

鬼道「それに加え、まるで俺たちの戦術を見抜かれているかのようなプレイもしていた」

 

ワンダバ「なるほど、それくらいでたらめな強さを持っているやつらか

そうなると、キーパーも強力なやつが多いかもしれん

…よし!円堂、豪炎寺、鬼道、お前たちには化身を編み出してもらう!!」

 

円堂「え、化身!?」

 

豪炎寺、鬼道「…って何だ?」

 

天馬「そういえばあの時豪炎寺さんも鬼道さんもいませんでしたね

じゃあ俺が説m「私が説明しよう!」やっぱそうなるよね…」

 

ワンダバ「化身と言うのは、所謂オーラを具現化したものだ!

出すことができれば今まで以上にパワーを発揮することができるぞ!」

 

円堂「そういえば、前の時に俺も化身を使っていたな

あれ以来使えなくなってるけど」

 

ワンダバ「円堂はその時はある現象が起きてたからな

だが、これ以上は長くなるからその現象についての説明は省く」

 

豪炎寺「でも化身か…

それを編み出せばやつらに勝てるのか!?」

 

ワンダバ「できるとは限らないが、勝てる可能性は格段に上がるはずだ」

 

鬼道「やってみる価値はあるな

俺もその化身と言うものを編み出して見せる!」

 

円堂「決まったな

よし!そうと決まれば、特訓だ!」

 

 

そして、俺たちの特訓が始まった

円堂さんは前言っていた化身を、豪炎寺さんと鬼道さんは新たな化身を編み出す特訓をしている

かくいう俺はと言うと、必殺技を編み出していた

実のところを言うと俺はこの部活にきてまだ必殺技を作っていない、

だが、次の相手を考えると作ったほうがいいと判断した

 

まず、どんな必殺技にするかを考えた

どんなことに対してもイメージがないと始まらない

 

黒羽「ということなんだが…どうしようか」

 

フェイ「いや、どうしようかって言われても

僕の口からは何も出ないよ」

 

黒羽「だよなー」

 

フェイ「でも、これだけは言えるよ

自分の長所を活かすものを考えるのがいいと思うよ」

 

黒羽「長所か…

わかった、参考にしてみる」

 

フェイ「うん、それじゃあ早速練習しようか」

 

黒羽「おう!」

 

 

一方そのころ

円堂さんたちはと言うと

 

天馬「いいですか皆さん、化身を出すには

まず、気力が必要です

その気力を極限まで達したとき、化身を出すことができます」

 

円堂「なるほど、化身ってそうやって出してたんだな」

 

天馬「はい

でも、皆さんの気力は高いほうだと思うので化身の素質はあると思います」

 

鬼道「知れば知るほど奥が深いものだな

でも、教えてばかりでは話は進まんぞ」

 

豪炎寺「百聞は一見に如かずって言うしな」

 

天馬「そうですよね…

では、早速やってみましょうか」

 

 

フェイ「自身の長所を活かせる必殺技のイメージはできた?」

 

黒羽「おう!

俺の必殺技は運だけを頼りにするオフェンス技だ!

俺の運はここぞというときに白星を挙げるからな!」

 

フェイ「じゃあ、オフェンスで僕を抜いてみようか!」

 

黒羽「行くぞ!」

 

黒羽はフェイに向かって走っていき、必殺技の構えをした

しかし、現実は甘くなく、あっさりボールは取られてしまった

 

フェイ「隙だらけだよ!

それじゃあこのようにボールが取られるだけだ!」

 

黒羽「わかった、もう一度だ!」

 

 

天馬「では、化身でシュートを打つので

そのシュートを化身で受け止めてください」

 

円堂「どーんと来い!」

 

天馬「行きますよ!

『魔人ペガサスアーク』!」

 

豪炎寺「これが、化身…」

 

鬼道「なんてすさまじいパワーなんだ…」

 

天馬「『ジャスティス・ウィング』!」

 

天馬は高く飛び上がり、そのままペガサスアークと同時にボールを蹴った

ペガサスアークに至ってはボールを殴っているが

 

天馬「円堂さん!

自分の気力を高めてください!」

 

円堂「気力を高める…

うぉーー!!『魔神グレイト』!!」

 

円堂は化身を出そうとしたが、あと一息というところで

化身が出せず、ゴールを許してしまう

 

天馬「大丈夫ですか!?円堂さん!」

 

円堂「大丈夫だ!もう一回!」

 

 

監督「どうやら、あいつら頑張っているようだな」

 

ワンダバ「そうなるのが必然的だ

なんせ、あっちのチームはたった1人で全滅にしたんだからな」

 

監督「でも、その負けがあいつらに火をつけたんだろうな」

 

ワンダバ「そうとも言える

だが、円堂が2人ってとてつもなく違和感があるな

だからこっちの円堂(アンタ)が監督って名前になってるんだと思うけどな」

 

監督「…さらっとメタ発言するな」

 

 

フェイ「隙を作るんじゃない!」

 

黒羽「あぁ!もう一度!」

 

 

天馬「もう少しです!円堂さん!!」

 

円堂「おう!まだまだ!」

 

 

こうして、俺たちは特訓をした

しかし、この日に必殺技は完成しないまま練習が終わってしまった

 

 

帰り道にて

 

 

天馬「落ち着いていこうよ!まだ時間はあるしさ!」

 

黒羽「いや、普通に考えると時間はないっしょ」

 

円堂「それもそうだな

あいつらいつ襲ってくるかわからんしな…」

 

黒羽「くそー!一体俺の何がだめだって言うんだ!

モーションもイメージ通りにしたし!」

 

円堂「そんなこと言うと俺もだ

化身を出そうとしてもあと一歩と言うところで出なかったんだ」

 

天馬(2人とも、焦ってるよ

サッカーを守りたいって気持ちが2人に焦りを与えている

こんな時こそ、キャプテンの俺が!)

 

天馬「ねぇ2人とも!

ちょっと寄り道してかない!」

 

黒羽「寄り道?」

 

円堂「別にいいけど…」

 

天馬「じゃあついてきて!」

 

俺たちは天馬に言われるままそのあとをついて行った

 

 

円堂「ここって…」

 

天馬「うん!円堂さんもよく知っているところ!」

 

天馬が俺たちを連れてきた場所は鉄塔だった

ちなみに、この鉄塔は雷門中に転校してきた俺が初めて天馬と出会った場所でもある

 

黒羽「でも、なんでこんなところに」

 

天馬「円堂さんも黒羽も、なんか焦ってる感じがしたんだ

確かに焦るのは仕方ない!俺だってそうだ!

でも、こういうときこそ、サッカーを楽しむ心を忘れてはいけないよ!

そうしていればサッカーは必ず答えてくれる!俺はそう信じている!」

 

黒羽「…忘れていたぜ、天馬

俺たちに必要なのは必殺技よりも、楽しむことだ!」

 

円堂「俺も化身のことにこだわっていて、楽しむことを忘れていた

それで焦りが出てたのかもな

でも、天馬のおかげで本当に大切なことを思い出したよ!」

 

天馬「円堂さん…黒羽…

よーし、明日も練習頑張るぞー!」

 

黒羽「もちろん、楽しむことも忘れずに、だろ?」

 

楽しむこと

それはどんなことがあっても忘れてはいけないこと

俺たちはそのことを思い出したのだった

 




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第8話『決めろ、必殺技』

翌日、俺たちは昨日のように必殺技(過去から来た3人は化身)の特訓をしていた

でも、今日は昨日とは違って楽しいという気持ちを忘れずにしていこうと思う

そうすればきっと成功するかもしれないからだ

 

フェイ「じゃあ今日も昨日と同じ内容でやってみようか」

 

黒羽「おう!」

 

この前と同じように俺はオフェンスでフェイを抜こうとした

またボールはカットされたが、昨日とは何かが違った

 

黒羽(なんだったんだ…今の感じ…)

 

フェイ「黒羽、どうかした?」

 

黒羽「いや、なんか必殺技を出そうと思ったらなんか不思議な感じがしてさ

うまく説明できないんだが、こう…胸の中から何かがこみあげてくるような…」

 

フェイ(多分だけど、黒羽の必殺技はでき始めている

でも、本人にはその自覚がないんだ…)

 

だが、フェイはそういったことは教えず

 

フェイ「今は必殺技を編み出すことを考えよう

きっとできるようになる!」

 

そのまま、特訓を再開するのであった

 

 

円堂「昨日のように、化身でシュートを打ってくれないか?」

 

天馬「はい!今日こそできるようになりましょう!」

 

天馬と円堂さんの特訓が開始した

天馬は昨日と同じように『魔神ペガサスアーク』でシュートを打った

円堂も化身を出し、ボールをキャッチする態勢に入ろうとしたが、化身を出せずゴールを許してしまう

だが、少しだけ進歩していたようだった

 

円堂「今のって…」

 

天馬「円堂さん、化身です!

化身ができかかっているのですよ!

このままいけば必ずできます!」

 

円堂「本当か!?

よーし、今日中に完成させるぞ!」

 

 

鬼道「円堂のやつ、俺たちよりもはるかに先に行っているな」

 

豪炎寺「俺たちも負けていられないな

鬼道、俺たちもやるぞ!」

 

鬼道「あぁ」

 

そして、彼の成長を見て奮い立った者もいたらしい

さすがは伝説を作った人だよ

 

 

監督「皆ものすごい成長を遂げているな」

 

ワンダバ「確かに

まるで昨日のことが嘘のようだ

これならすぐにアイツらに対抗できるかもしれんな」

 

監督「…それだったらいいがな」

 

 

そして、時は過ぎ2時間経過したところで

俺と円堂さんがちょっとした成長を遂げる

 

黒羽「行くぞ!今度こそ決める!」

 

今までのように俺のイメージ通りに動いてみた

そして

 

フェイ「…ようやく抜いたね、黒羽」

 

見事にフェイのディフェンスを抜けた

未完成とはいえ、必殺技の基本的な形ができたからだ

 

黒羽「やったぜ!とうとう形が完成した!」

 

フェイ「そうだね

でも、次からは安定させるための特訓に入るよ」

 

黒羽「そうだな!

また頼むぜ、フェイ!」

 

 

円堂「今度こそは行けるはずだ!

もう一度頼む!」

 

天馬「はい!

『ジャスティスウィング』!」

 

円堂「今度こそ、止めてみせる!」

 

すると、円堂さんの背中からついに化身が出た

 

円堂「『魔神グレイト』!」

 

とうとう円堂さんも化身を使えるようになったのだ

 

円堂「『グレイト・ザ・ハンド』!」

 

その化身は円堂さんの必殺技の一つであるマジン・ザ・ハンドの構えをとった

そして、見事ペガサスアークのシュートを止めたのであった

 

円堂「止めた…」

 

天馬「やりましたね、円堂さん!

ついに化身を使えるようになりましたね!」

 

円堂「あぁ、ようやくできたぜ

俺の化身、魔神グレイト…」

 

 

鬼道「円堂のやつ、本当に化身を編み出しやがった」

 

豪炎寺「でも、今は俺たちも練習に集中しよう

俺たちも化身を編み出さないといけないしな!」

 

鬼道「確かにそうなのだが、教えてもらうやつがいないのだが

どうすればいいのだ…」

 

豪炎寺「おい、今それを言うのはどうかしてるぞ

確かにそうだが」

 

鬼道「ほかに教えてもらえそうなのは、入院しているやつを除くと黄奈子のみになるがあいつはいないからな

他に誰かいないのだろうか」

 

ベータ「じゃあ、私達があなたたちの先生になりましょうか?」

 

鬼道「確かお前たちは…ベータとSARUだったか?」

 

SARU「名前覚えててくれたんだ

ありがと」

 

豪炎寺「で、お前たちが教えてくれるのか?」

 

ベータ「はい

でももちろん条件付きですけどね」

 

鬼道「条件…?」

 

SARU「そう、条件

ちなみに、その条件というのは『私たちに化身についてご指導お願いします、SARU様、ベータ様』って土下座しながら言うことだよ」

 

豪炎寺「何言ってるんだ

誰がそんな条件w「私たちに化身についてご指導お願いします、SARU様、ベータ様!」…鬼道、お前にはプライドというものはないのか?」

 

鬼道「こういうときは仕方ない

今は化身について教えてもらわないとだめだからな…」

 

ベータ「そこまでいうのでしたらしょうがないですね!

分かりました、教えて差し上げます!」

 

 

黒羽「あいつら、よくこんな状況であの2人をおもちゃにしたな」

 

フェイ「あの2人はああいう性格だから仕方ないよ」

 

黒羽「そうなんだ

じゃ、特訓再開しようか」

 

こんな感じで俺たちの特訓が続いた

 

ワンダバ「そして、その様子をダイジェストでお送りしよう!」

 

監督「ワンダバ、誰に言ってるんだ…」

 

 

フェイ「もう少しでできるはずだ!

まだやるぞ!」

 

黒羽「頼んだ!」

 

 

円堂「『グレイト・ザ・ハンド』!」

 

天馬「すごいです!

さらに化身の精度が上がりましたね!

この調子でもっと化身に磨きをかけましょう!」

 

 

ベータ「では、さっき教わった通りに

化身を出す特訓をしましょう」

 

鬼道(内側から気力を湧き上げていくように…)

 

豪炎寺「うおぉぉぉ!!」

 

SARU(ベータ、こんな方法で化身作ってたのかな…?)

 

皆こんな感じで、自身の目的のための練習をしていた

 

 

--------------------

 

 

そして、時はさかのぼり1時間前

 

 

謎の世界

 

ゼロ「あいつら、こんな特訓をしていたのですか

しかし、円堂という輩は厄介ですね

もう化身を完成させるなんて」

 

???1「でも、お前は化身使いになる前のやつらを倒し損ねているがな」

 

???2「あの時はゼロは情けない人って思っちゃったよ」

 

ゼロ「うるさい!あの時はたまたまだ!

あんなやつら私の本気の力を使いさえすれば…」

 

???1「じゃあその本気を使ってアイツらを倒してみろ」

 

ゼロ「フッ…まぁいいでしょう

ちょうど今が、こわすのが一番いい時期だと思いますし…

それでは、またあちらの世界に行くとしますか」

 

???1「行っちまったな…

なんかフラグがたった気がするんだが、大丈夫か?」

 

???2「大丈夫じゃないの?

今まで私たちの出る幕っていうのなかったし

いつもみたいに無にしてくれるよ」

 

???1「…だといいがな」

 




キャラ追加設定

鬼道 有人
・冷静なボケ、もしくは天然ボケをしばしばかま

豪炎寺 修也
・冷静な突っ込み役
・周囲が引くほどのシスコン(予定)


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第9話『再戦、ヴァニティーエース』

俺たち雷門メンバーは、宿敵『ヴァニティーエース』を倒すため

現在は特訓をしていた

そして、

 

葵「皆!そろそろ休憩に入るよー!」

 

休憩が始まろうとした

 

黒羽「いや、俺はまだ特訓を続ける

フェイ、もうちょっと付き合ってくれ!」

 

葵「黒羽君、特訓をがんばるのもいいけど

少しは休まないといざという時に戦えなくなるよ」

 

黒羽「だけど…!」

 

フェイ「黒羽、ここは言うことを聞いた方がいいと思うよ」

 

黒羽「…わかった

じゃあ休憩するか!」

 

 

天馬「黒羽、そっちの方はどう?」

 

黒羽「必殺技なら形だけはできている

後は精度を上げるだけだ」

 

円堂「そうか!

黒羽も成長を遂げたんだな!

ちなみに、こっちも化身は完成したぞ!」

 

黒羽「へぇー、そっちも結構早くできたんですね

このままだったら本当に勝てるかもしれませんね」

 

葵「それだったらいいね」

 

天馬「って、葵!?

何持ってるの!?」

 

葵「天馬たちががんばっているから

差し入れを持っていたの」

 

円堂「うおぉー!うまそうなおにぎりだ!

いただきます!」

 

円堂さんがおにぎりを食べようと

手を伸ばそうとしたとき

 

葵「円堂さん!

ちゃんと手を洗ってからにしてください」

 

葵に怒られてしまった

でもなんだろうか、なぜか知らないけど

とてつもなくデジャブな感じがしたんだけど

 

黒羽「まぁ、しょうがないですよ円堂さん

とりあえず、手を洗いに行きましょう」

 

円堂「そ、そうだな!」

 

多分だが、そのデジャブは円堂さんも感じていたみたいだ

 

 

そして、俺たちは手を洗い

今度こそ食べよう、と思った時だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またあいつが現れた

 

黒羽「って、眩しっ!」

 

円堂「なんなんだよ!この光!」

 

俺たちの前に見覚えのある光が発行し始めた

その光は徐々に弱まり、そいつは見え始めた

 

ゼロ「どうもみなさん、こんにちは」

 

天馬「お前は…」

 

ゼロ「前の宣言通り

今度こs「ふざけるな!今ランチ中だぞ!」…は?」

 

黒羽「いくらサッカーを破壊するために来たとはいえ、来るタイミングというものがあるだろ!」

 

ゼロ「いや…」

 

円堂「そうだそうだ!空気くらい読めよ!」

 

ゼロ「その…」

 

鬼道「確かに、円堂と黒羽の言うとおりだ」

 

豪炎寺「考えもせずに変なときに来るからこうなるんだぞ」

 

ゼロ「…すみません

少しだけ待ちます…」

 

雷門のメンバーの言葉責めに耐えきれなかったのか、ゼロはサッカーグラウンドの端で体操座りをして、下を向き始めた

さすがにやりすぎたかな

 

葵「みなさん、さすがにやりすぎなのでは…」

 

円堂「いいんだよ、あそこまで言っておかなきゃ大人しくならないだろ

あ、これ美味いな」ムシャムシャ

 

鬼道「そうだな、ああいう奴らはどうしてもしつこくなるからな

…なかなかの味だな」ムシャムシャ

 

豪炎寺「こうしておけばゆっくりと準備もできるしな

…おいしいな」ムシャムシャ

 

葵(さすが元祖雷門中メンバー

マイペースすぎる…)

 

 

そんなこんなあって

ランチタイムは終了して、ようやくゼロとまじめな対面が始まるのであった

 

ゼロ「フフッ…ようやく来ましたか雷門もみなさん

久しぶりですね」

 

黒羽「今日こそサッカーを破壊しにきたのか?(一気にシリアスになったな

もうさっきのことは忘れるか)」

 

ゼロ「まぁそういうことです

では、この前の続きを始めましょう!」

 

ゼロはそういうとあの時のような光を放った

光が消えると同時に俺たちはゼロとともにあの時のサッカーグラウンドに来ていた

 

ゼロ「さぁ、私のチームを今度こそ倒してみなさい!」

 

 

黒羽「確かに始めたいけど、どうすればいいんだ!?

俺たち、今8人しかいないぞ!」

 

円堂「そんな!それじゃあ、サッカーに勝つどころか試合すらできねぇじゃねぇか!」

 

フェイ「仕方ない、ここはデュプリに任せるしか…」

 

といいながら、フェイが何かを出そうとしたときだった

 

???「フェイ、待つやんね!」

 

???「ちゃんと残り3人いるぜよ!」

 

???「僕達もチームに参加するよ!」

 

黒羽「あなたたちは」

 

天馬「黄菜子に太陽、それに錦先輩!

なんでこんなところに!?」

 

黄菜子「それがうちらにもよくわからんのやけど

なんか、変な光に巻き込まれたて、気づいたらここにいたやんね」

 

太陽「そしたら、天馬君たちが試合をしようとしていたから

僕たちも入ろうっと思ったんだ」

 

錦「なんか、サッカーの命運をかけた戦いみたいになってるが

そんな試合、すぐに終わらせるぜよ!」

 

黒羽「皆さん…よし!

このメンバーでアイツらに勝つぞ!」

 

 

ゼロ「どうやら11人きっちり揃ったようだな

では、試合を始めていこうと思う」

 

 

俺たち雷門中と相手チームであるヴァニティーエースの試合が始まろうとしていた

雷門中のポジションは

 

FW:フェイ、SARU、豪炎寺、ベータ

MF:錦、天馬、黒羽、太陽

DF:鬼道、黄菜子

GK:円堂

 

となっており

対するヴァニティーエースは

 

FW:ディメン、ゼロ、エル

MF:ヴィギン、トュウェル、リヴォン

DF:ゼル、ナッシン、ネス、ヴェイン

GK:ノイド

 

こういった感じとなっている

ただし、この前の試合ではゼロ以外動かなかったため、全員の実力は未知数である

 

実況『さぁやってまいりました!雷門中VSチームヴァニティーエースのリベンジマッチ!

サッカーの命運をかけたこの試合、果たしてどちらが勝つのか!

雷門中のキックオフからスタートします!』

 

SARUはキックオフで豪炎寺にボールを渡し、そのまま

前線に上がっていく

 

ゼロ「またそのように行くのですか?

学習していないようですね…また前のようにひねりつぶしてあげますよ!」

 

ゼロは豪炎寺に向かい、ボールを奪おうとした

しかし、前のようにはいかずとられる寸前にボールを後ろに蹴った

そして、そのボールは俺に渡った

 

実況『雷門中!ゼロに取られそうになったが、見事に黒羽にパスが回ったぁー!』

 

黒羽「豪炎寺さん、ありがとうございます!」

 

豪炎寺「お礼は後でいい!

早く前線に上がるんだ!」

 

黒羽「はい!」

 

俺は指示通り、前線に上がった

その途中でディフェンス陣2人に囲まれてしまった

だが

 

黒羽「この前の俺とは違うんだよ!」

 

フェイ「黒羽見せてやるんだ!

君の成長を!」

 

黒羽「おう!これが俺の必殺技だ!

『ラッキールーレット』!」

 

俺はオフェンスの構えをとると同時に目の前にルーレットが現れひとりでに回り始めた

そして俺はそのルーレットめがけてボールを蹴り、俺は前線に上がりだした

 

ネス「何をやっているんだ、このバカめが!」

 

ヴェイン「今のうちにボールを取ってやるよ!」

 

黒羽「バカは、お前らだ!」

 

その2人がボールを取ろうとすると、ルーレットは止まった

俺の目の前にボールを置いて

 

実況『なんと黒羽、持ち前の運を利用した必殺技でディフェンス2人を抜いたぁ!』

 

 

天馬「すごい!なんなのあれ!?」

 

フェイ「ラッキールーレット

ひとりでに回りだしたルーレットの力を頼りにディフェンスを抜いていく必殺技

場合によっては相手にボールが渡ってしまう可能性もある技で、使い勝手が悪い技でもある」

 

太陽「でも、黒羽君は人一倍運が高いから

あの技を安定して使うことができるんだね」

 

フェイ「そういうこと

でも、ここからが本当の勝負になると思うけどね…」

 

 

黒羽「豪炎寺さん!

後は任せました!」

 

豪炎寺「お前のボール!絶対にゴールに入れるぞ!」

 

その時、豪炎寺にとある力が湧き上がってきた

 

豪炎寺(なんだ…この気が高ぶっている状態は)

 

ベータ「ようやく、特訓の成果が出てきたみたいですね」

 

豪炎寺「行くぞ!!

『炎魔ガザード』!」

 

天馬「すごい!あれが豪炎寺さんの化身ですか!」

 

フェイ「これならきっといける!」

 

豪炎寺「『爆熱ストーム』!」

 

豪炎寺はボールを高く上げ、自身に炎を纏わせながらジャンプしそのボールをゴールにめがけて蹴りに行った

 

黒羽「いけぇー!!」

 

これならきっといける、みんながそう思っていたが

 

ノイド「『インフィニティ・G』!」

 

相手のGK、ノイドはボールに手をかざすとボールは突然重力がかかるように地面にめり込み、勢いがなくなってしまった

 

実況『なんということだぁ!豪炎寺化身でシュートを打つものの、ノイドにあっさりと止められてしまった』

 

ゼロ「いやぁー、素晴らしいシュート技でした

油断していたら確実に1点は取られていました」

 

ノイド「ゼロさん、さすがに本気出さないと、危ない」

 

ゼロ「…それもそうですね

では少しだけ、本気を出しましょうか!」




キャラ設定

ゼロ
身長160cm 体重50kg
ポジション:FW
容姿:マスクで口元が隠れているて、優しそうな目をしており
赤いくせのない髪型となっている

チームヴァニティーエースのキャプテンで物を壊すという行為を美しいと思っておりそれを好んで実行している
意外と打たれ弱い一面もある


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