俺ガイル×俺妹 (いろはすりんご味)
しおりを挟む

1話

今回は俺ガイルと俺妹のクロス小説を書いてみました。
最近、俺妹を見直して、面白いなぁ〜って改めて思い、書きました。文章や言葉遣いがおかしいかもしれませんが、暖かい目で見てやってください。

後、八幡は都合上、京介とはある程度仲がいいことになってます。じゃないと話にならないので笑笑
また、加奈子の口調がよくわからなかったため、あまり加奈子がでてきませんが許してください


あやせside

モデルの仕事が終わり、早く家に帰ろうと思っていた時、知らない男性に声をかけられた。いわゆるナンパってやつでしょうか。

 

「君、可愛いね!これから一緒にお茶しない?」

 

「嫌です」

 

「そこをなんとかさ〜。俺、奢っちゃうよ!」

 

「結構です。それでは」

 

そう言って私は帰ろうとしたが、腕を掴まれてしまった。

 

「少し優しく言ってやってるのに、調子こきやがって。さっさとこいよ!」

 

「通報しますよ!」

 

と言った私だったが、腕を引っ張られたため抵抗していたが、私では男性の力に敵うはずがなかった。なかば諦めていた私だったが、隣から男性の声が聞こえた。

 

「よ、よお、待ったか?」

 

「誰だよお前は」

 

「俺か、こいつは俺の連れだ。後、いい大人がこんなところでナンパしてて恥ずかしくないんすか?中学生をナンパするとか、変態なんですか?」

 

「くそガキ、言っていいことと悪いことがあんだぞ?てめー、殴られてーのか!」

 

「どーぞ殴ってください。まあこの騒ぎで殴れば、どーなるかわからないですけど」

 

「ち、今回は見逃してやる」

 

そう言ってナンパ男は逃げていった。

 

知らない男性がいきなりきたと思ったら、ナンパ男から助けてくれました!それに、私の事、中学生って言ってたけど、なんでわかったんだろう?

 

「さっきはナンパから助けていただき、ありがとうございました!」

 

「いや、別に気にしなくていいぞ?俺がしたくてしたんだしな。それじゃ」

 

そういって男性は帰ろうとしたので、

 

「ちょっと待ってください!なんで私が中学生ってわかったんですか?もしや、ストーカーですか?」

 

「ストーカーなわけあるか。まぁ俺の知り合いの妹が、君と同じ制服を着てたからよ。だから、中学生ってわかったんだ」

 

「そ、そうだったんですね。疑ったりしてごめんなさい」

 

「いや、別に気にしてない。まぁこんな腐った目だしな。そう言われても仕方ないよな」

 

「あ、あの、名前はなんて言うんでしょう?教えてくれません?」

 

「俺か?俺は比企谷八幡だ。まぁもう会う事はないと思うから、忘れてくれても構わんぞ?」

 

「絶対に忘れませんから!私は新垣あやせって言います!よろしくお願いします!」

 

いつもの私なら、こんなにぐいぐい行く事はないのだが、なぜか今の私は違う。そのせいで若干八幡さん、引いちゃってるし。

 

「まぁよろしく。それじゃ」

 

「はい!」

 

八幡さんが帰ったため、私も帰ることにした。家に着き、さっきの事を振り返っていると、だんだん恥ずかしくなってくる。そういえば私、八幡さんの連絡先聞くの忘れてました。これじゃ、会うことができないじゃないですか。

 

私は落ち込んだまま、寝てしまった。

 

次の日学校に行き、桐乃に挨拶をした。

 

「おはよー!桐乃!」

 

「おはよー、あやせ。なんかいつもより嬉しそうだね!何かあったの?」

 

「う、ううん。何もなかったよ?」

 

「あっやしいなぁ。ところでさ、土曜日うちに遊びにこない?」

 

「もちろん大丈夫だよ!」

 

「加奈子もいいよね?」

 

「あったりまえじゃん!」

 

土曜日が待ち遠しくなっている私がいた。

八幡side

「なあ比企谷、土曜日うちにこないか?」

 

「行かない」

 

折角の休日を無駄にしたくないしな。まぁ誘われる事は嫌ではないがな。

 

「そこをなんとか。なら、勉強教えてくれ!」

 

「却下。めんどくさい」

 

「まじかよ〜。頼む!この通り」

 

そう行って高坂は土下座する勢いで言ってきた。そのため、俺も断ることができず、仕方なく引き受けた。

 

「……わかったよ。行きゃーいいんだろ?」

 

「おう!ありがとな比企谷!」

 

「お、おう。それで、何時に行けばいいんだ?」

 

「10時くらいにきてくれ」

 

「了解」

 

「それじゃ、土曜日な!」

 

「わかったから、静かにしてくれませんかね?」

 

「お、おう悪い」

 

はぁ、めんどい。俺の休日が潰れてしまうな。

 

あやせside

ついに土曜日を迎え、私は桐乃の家の前まで来ていた。後はインターフォンを押すだけだ。押そうとした時、後ろから声をかけられた。

 

「よ、よお。久しぶりだな」

 

「は、はい。お兄さんも桐乃の家に用があるんですか?」

 

「まぁな。って言っても、高坂妹に用はないが、兄の方に呼ばれてな。まったく、めんどい」

 

「そうだったんですね!まさか、この前行ってた知り合いの妹が桐乃だったなんて思いませんでしたよ」

 

「まぁそうだろうな。言う必要もないと思ったしな」

 

「まぁそうですね!」

 

まさかここで八幡さんに会えるなんて嬉しいです。今日は連絡先を聞きたいなぁ。

 

「まぁ、新垣たちの邪魔はしないからよ。高坂妹と楽しんでくれ」

 

「はい!それじゃ入りますか!」

 

「お、おう。そうだな。先に新垣が入ってくれ。俺は後から入るからよ」

 

「なんでですか?一緒に入ればいいじゃないですか?」

 

「とにかく、先に入ってくれ」

 

「は、はぁ。わかりました」

 

なんなのでしょう?八幡さんは私の事が嫌いなんでしょうか?そうだとすれば悲しいです。そう言って私が先にインターフォンを押して、中に入り、桐乃の部屋に向かった。その10分後くらいに、八幡さんがインターフォンを押し、中に入ったみたいだ。

 

「ねえ、あやせ〜?なんでそんなに嬉しそうなの?」

 

「それ、私も気になってたんだよね〜。なんかさっき男が来てから急に元気になってやんの」

 

さっきまでずっと黙っていた加奈子もそんな事を聞いてきた。

「もしかしてー、彼氏?」

 

「そんなんじゃないよ〜。桐乃のお兄さん?の知り合いらしくて、桐乃の事も知ってる人と話してただけだよー!」

 

「もしかして八幡さんのこと?」

 

「そうだよ!」

 

「なんであやせが八幡さんの事知ってるの?」

 

「い、いや〜、あはは」

 

「そうやって誤魔化さないでよ〜!」

 

「わ、わかったよ!簡潔に言うと、私がナンパされて困ってる時、八幡さんが助けてくれたんだよね!」

 

あの時の八幡さんはかっこよかったなぁ〜、と思っていると顔にもでていたみたいだ。

 

「あやせ、キメー」

 

「加奈子、どういう意味!後で私とお・は・な・し、しましょうか!」

 

まったくもう、加奈子ったら人の気も知らないで。

 

「まさか八幡さんがそんな事するなんてね〜」

 

それから、私たちは八幡さんの話と、桐乃のお兄さんの話で盛り上がっていた。

 

八幡side

「なあ高坂、隣、妹の部屋だよな?声聞こえすぎじゃね?」

 

「確かにそうかもな。比企谷、気になるのか?」

 

「いや、全然」

 

「でもなんか今、比企谷の話してるみたいだぞ?」

 

「ま、まじか」

 

どーせ、悪口しか言われてないんだろうがな。中学生って怖い。あれ、目から汗が。

 

「そんなことより、勉強するぞ。正直、帰りたいんだがな」

 

「そ、そんなこと言うなよ。さぁ、勉強するぞ!」

 

そう言って、高坂は勉強する気になったのか、教科書やノートを出してきた。そのため、俺も持ってきた勉強道具を出して勉強する体制に入った。お互い、結構集中して勉強していたため、喉が渇いた。

 

「比企谷、そろそろ休憩にしないか?今飲み物持ってくる」

 

「お、おう。サンキューな」

 

しばらく待っていると、下からドンという音が聞こえてきた。何事かと思い、下まで行くと高坂が高坂妹の胸を揉んでいた。流石にこれはやべーな。

 

「高坂、流石にそれはねーわ」

 

「お、おい、比企谷。これはそういうのじゃなくて、偶然こうなってしまったんだ。信じてくれ」

 

「なら、その手早くどけたらどうだ?高坂妹も困ってるぞ?」

 

「そ、そうだな」

 

その一部始終を新垣たちも見ていたのか、めちゃくちゃ顔が赤くなっていた。そりゃー新垣たちもびっくりするわな。だって俺もびっくりしてるからな。その騒ぎがあってからだいぶ時間が経ち、そろそろ帰ろうとした時だった。新垣たちも帰ろうとしていたのか、一緒になってしまった。

 

「あれ、八幡さんも帰るんですか?」

 

「お、おう。まぁな」

 

「あ、あの、一緒に帰りませんか?」

 

「遠慮しとくわ。新垣の友達にも悪いしな」

 

「だ、大丈夫です!友達なら先に帰りましたから」

 

「い、いや、そこにいるんだが」

 

「へ?あっ、す、すみません」

 

「ま、まぁそれはいいんだが」

 

「それでですね、一緒に帰ってくれませんか?」

 

「わかったよ」

 

上目遣いプラス涙目って反則でしょ。それに美少女ときた。これで断れる男がいたら、すごいと俺は思う。

 

途中で新垣の友達が家についたため、新垣と2人きりになってしまった。

 

「あ、あの。八幡さんの連絡先教えてくれませんか?」

途中で新垣が急に聞いてきたため俺はびっくりしたが、平然を保ちつつ、答えた。

「あ、ああいいぞ。ほれ」

 

そう言って俺は携帯ごと新垣に渡した。それを受け取った新垣は驚いていたが、すぐに登録を終わらせ、携帯を返してきた。

 

「登録終わりました!それにしても、よく人に携帯貸せましたね?」

 

「まぁ、人に見られて困るもんもないしな」

 

「それにしたって普通無理ですよ」

 

「そういうもんなのか」

 

「はい!そうですよ!」

 

「そ、そうか」

 

「私の家、この辺なんで。それでは」

 

「お、おう。じゃあな」

 

その後俺も家につき、長い長い1日が終わったのだった。

 

 




あやせの口調も難しいですね笑笑
駄文だったと思いますが、読んでいただきありがとうございました!
これからも頑張って書いていきたいと思います!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

2話

今回は夏コミの話です


あやせside

学校から帰り、私はすぐに八幡さんに電話した。なかなか出てくれず悲しんでいた私だったが、もしかしたら用事があって出られないのでは?と思い、納得する。時間を置き、夜に電話すれば出てくれるはずと思い、夜になるのを待った。

夜になり、八幡さんに3度目の電話をかけると、3、4回音がなり、ダメかなと諦めていた時に、八幡さんの声が聞こえた。

 

「夜分遅くにすみません。突然ですが八幡さん、明日は何か用事がありますか?」

 

私は、八幡さんに私の仕事に付き添って欲しいと思い、電話した。

 

「新垣か。いや、明日はアレがアレでアレなんで暇じゃない」

 

「そ、そうですか。ごめんなさい。迷惑かけてしまって」

 

何故か断られただけなのに、私は涙声になっていた。

 

「そういえば明日暇だったわ。明後日の事と勘違いしてたわ」

 

「ほんとですか?なら、明日私の仕事場についてきてくれませんか?」

 

「明日仕事あんのかよ。ていうか、なんか仕事してたのか?すげーな。ていうか、なんでついていかないといけないんだ?」

 

「明日の撮影、人が沢山くるところでやるんみたいなんですけど、1人だと不安で。ダメですか?」

 

「ま、まぁ暇って言っちまったしな。わかったよ。何時にいけばいい?」

 

「9時に駅でお願いします」

 

「わかった。じゃあ、また明日」

 

「はい!ありがとうございます!八幡さん!」

 

私がそう言うと、八幡さんは通話をきった。もっと話したかったなぁ〜。でも、八幡さんが明日ついてきてくれるなんて思わなかったなぁ。明日が楽しみです。今日は早く寝ることにします。

 

次の日、今日は仕事だというのに、寝不足です。寝不足で、最悪のコンディションですが、早くいきましょう。八幡さんを待たせたら悪いですし。

 

集合場所に行くと、八幡さんは既にいました。というか私がついたのが、集合時間の5分前だったので、いてもおかしくありませんが。

 

「八幡さん、すみません。遅れてしまいましたね」

 

「いや、俺もついさっききたばかりだったしな。というか新垣は遅れてもないしな」

 

「ありがとうございます。そういえば八幡さん、今日は眼鏡なんですね!」

 

「お、おう。まぁな。新垣の知り合いに会ったら困るしな」

 

「いやいや、流石に現場に私の知り合いが来るわけありませんって」

 

「いや、わからないぞ?クラスの男子とかが来るかもしんないんだぞ?そうなったら、学校で新垣が大変になるんだぞ?」

 

「どういう事でしょう?」

 

八幡さんが言ってる事があまりわかりません。何故クラスの男子に会ったら私が大変になるのでしょうか?

 

「ま、まじかよ。まぁ簡単に言ったら、俺が新垣の隣にいるってだけで、彼氏に間違われるだろ?そうなったら新垣も困るだろ?」

 

「そ、そういう事でしたか。それは困りますね。でも、クラスの人、八幡さんの事知らないんですし、眼鏡かけてなくても、大丈夫ですよ?」

 

「いや、こんな目が腐ってるやつが隣にいたらだめだろ。それに俺の高校のやつらも来るかも知んないしな。それこそアウトだ」

 

「八幡さん、友達いたんですか?」

 

「いるわけないだろ。そもそもクラスメイトにすら認識されてないレベル」

 

「そ、そうなんですね。なんかすみません」

 

「い、いや大丈夫だ。そろそろ行くか?」

 

「はい!そうですね!」

 

普段の八幡さんもいいですが、眼鏡かけた八幡さん、かっこよすぎません?!こんなイケメンさんの隣歩いてたら、私の方が睨まれちゃうよ。

 

現場につき中に入ると、既に人がたくさん並んでいた。でも私は仕事の関係者なので、並ばずに中に入る事ができます。もちろん八幡さんも入れましたよ?私の同伴者として入れました。

 

「隣の彼は誰なんです?もしかして彼氏ですか?」

 

撮影のスタッフやモデル仲間の人たちが私に聞いてくる。中には八幡さんに話しかけている人もいるみたいだ。というか、モデル仲間の人たちは八幡さんの所に行っていた。むー、八幡さんがもてて許せません。

 

「八幡さん、こっちきてください」

 

「お、おう」

 

私は八幡さんを椅子に座らせた。

 

「あの、今から撮影始まるので、ここで見ててくれませんか?」

 

「お、おう。わかった」

 

撮影中もずっと、モデル仲間たちは八幡さんの話題でいっぱいだった。確かに、あんなにイケメンさんなら、誰だってそうなるよね。撮影も順調に進み、今は休憩時間になった。

 

「八幡さん、少し外に行ってきますね。時間までには戻ります」

 

「お、おう。わかった」

 

「それじゃ、行ってきます」

 

「おう」

 

私は外に出てその辺を歩いていた。すると、私の親友の桐乃がそこにいました。

 

「桐乃?桐乃だよね!あれ?部活とかで忙しいから仕事休んでるんじゃなかったっけ?」

 

「い、いや〜ちょっとね。あはは」

 

「よお、久しぶりだなあやせ」

 

「こんにちは、お兄さん。もしかして、桐乃とデートですか?」

 

「まぁそんなとこだ」

 

「仲がよくていいですね!」

 

「おう!」

 

「あれ?さっきから桐乃あまり話してないけど、体調悪いの?」

 

「い、いや〜。そんな事ないよ。それじゃ私急いでるから」

 

「待って。桐乃、私に何か隠し事してない?その袋なに?」

 

「なんでもないって」

 

その瞬間、桐乃の持っている紙袋が破け、下に沢山本が落ちた。それを見た私は唖然とした。

 

「ごめんなさい。私、あなたとは今後お付き合いできません。もう学校でも私に話しかけないでください、お願いします」

 

そう言って私は桐乃の元を離れた。

 

「新垣、遅かったな。って、どうしたんだ?すげー顔になってんぞ?」

 

「八幡さん……桐乃と喧嘩しちゃいました……はは、だめですね私」

 

「なにがあったか知らんが、辛かったら泣いてもいいんだぞ?幸いここには俺しかいないしな」

 

「八幡さん。ありがとうございます」

 

そう言って、私は八幡さんに抱きつきながら泣いていた。八幡さんは少し戸惑っていたが、泣き止むまで頭を撫でてくれていた。

 

「す、すみません。取り乱してしまいました」

 

「別に気にすんな。こっちこそごめんな。いきなり頭撫でちまってよ。嫌だっただろ?」

 

「い、いえ。むしろ嬉しかったです」

 

「そ、そうか。ならそろそろ残りの撮影に行ってこい」

 

「は、はい。わかりました」

 

少し落ち着いた私は、残りの撮影に向かった。残りの撮影も滞りなく終わり、今は帰っている途中だ。

 

「八幡さん、今日はありがとうございました。それと、迷惑かけてすみませんでした」

 

「気にすんな。それじゃあな」

 

「はい!」

 

私がそう言ったら、八幡さんは帰って行った。それを見届け、姿が見えなくなった頃、私も帰った。

 

家に着き、桐乃と喧嘩をしてしまった事を思い出し落ち込んだ。仲直りしたいと思ったが、どう切り出せばいいのかもわからない。挙句のはて、私から桐乃の事を拒絶してしまったため、どうしようもできない。八幡さんだったら、どうするんだろう。そのままずるずると夏休みが終わが終わり、新学期に入った。このままだと嫌だと思い八幡さんに電話した。今回は1回かけただけで八幡さんがでてくれた。

 

「なんかようか?」

 

「八幡さんに相談したい事があります。明日何か用事ありますか?」

 

「いや、アレがアレでアレなんで忙しい」

 

「嘘ですよね?この前も同じ事言ってなにもなかったですよね?」

 

「は、はい。嘘でございます」

 

「あの、明日、ここの公園にきてくれません?」

 

「お、おう。わかった」

 

「なにからなにまで、ありがとうございます」

 

「気にすんな。それじゃ」

 

「はい!」

 

電話を切り、私はそのまま眠りについた。




読んでいただき、ありがとうございました
駄文だと思いますが、暖かい目で見てくれれば幸いです
感想・お気に入りしてくださると嬉しいです!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3話

今回は桐乃とあやせの仲直り回です!



八幡side

新垣から相談があると言われた。多分だがこの前の撮影の時に何かあったのだろう。だとすると、喧嘩したけど仲直りしたいとかだろうな。一応高坂になにがあったか聞いてみるか。答えてくれるかわからんがな。

 

学校につき、俺は高坂にコミケの時になにがあったのか聞いた。

 

「この前のコミケで、新垣が高坂妹と喧嘩したって言ってたんだが、なにがあったんだ?」

 

「比企谷もあそこにいたんだな」

 

「まあな。それでなにがあった?」

 

「桐乃の趣味の事知ってるだろ?それがあやせにバレてよ。あやせ、それ見た瞬間にキレちまってよ。桐乃とはもう関わりませんって言ったんだ」

 

「まず、高坂妹の趣味は何か知らんが、まぁおおむねわかった。なら、今日の放課後、この公園に妹連れてきてくれ。あやせもその場にくるからよ」

 

「わかった。後、桐乃の趣味ってのはエロゲーなんだよな」

 

「……あいつ、そんなゲームやってんのか?そりゃー新垣も怒るわな」

 

「だよなぁ。俺も最初見た時、こいつ、正気か?って思ってたからな」

 

「まぁそうなるわな。後、俺が公園についてから30分くらい経ってからきてくれ」

 

「30分くらいって言われてもわかんねーよ!」

 

「そこはなんとなくできてくれ」

 

「お、おうよ!」

 

「んじゃ、放課後頼んだぞ」

 

そこで高坂と話すのをやめ、放課後になるのを待った。

 

あやせside

放課後になり、私は八幡さんを待たせないよう早めに公園に向かった。公園につき、八幡さんを待っていると、八幡さんがきた。

 

「八幡さん、この前も言っていた通り、ご相談があります」

 

「おう。まぁおおむね高坂妹のことだろ?」

 

「はい!」

 

「今日は高坂妹と何話してたんだ?」

 

「たわいもない話です。私がそういうのやめてよ!って言っても、やめない!って言われて、それっきり話してません」

 

「なぁ、新垣。その趣味は本当にやめなければいけない事なのか?俺が思うに、別に高坂妹が趣味で何やってようがいいと思うんだが?」

 

「そんなのはダメです!だって桐乃、エ、エ、エロゲーやってるんですよ?!それにああいうゲームやってる人で殺人事件起こした人もいるんですからね!」

 

「その事件の事なら知ってる。シスカリ事件だろ?あれさ、実を言うとシスカリ関係ないんだわ」

 

「う、嘘です!私、テレビで見ましたから!」

 

「その後、本当は乱暴目当てにスタンガンをちらかせたという事だったって新聞に書いてあったぞ?まぁ記事が小さかったから気にしなければわからんがな」

 

「そ、そうだったんですね。それでも、私は桐乃があの趣味をやめない限り、仲直りできません!」

 

これだけは譲れない。私は、八幡さんならわかってくれると思っていたが、そんな事はなかった。

 

「お前、本気でそんな事言ってんのか?なら聞くが、新垣と高坂妹はその程度の関係なのか?高坂妹の趣味が許せないだけで拒絶するとか、お前は本当に友達なのか?そんなのは友達とは言わないんだよ。上辺だけの関係を続けてて楽しいか?俺はまっぴらごめんだね。そう言うのは新垣の理想を高坂妹に一方的に押し付けてるだけなんだよ。しかも、理想と違うから拒絶するとか最低だな。それじゃあな、新垣」

 

「あ、あの、八幡さん?」

 

いきなり言われたため、何が起こったのか理解できていなかったけど、何故か涙が頬をつたっていた。

 

八幡さんは帰ろうとしていたが、桐乃とお兄さんがきてました。なんぜ、いるんだろ?

 

「八幡さん。あやせの事、傷つけるなんてさいてー!!もう、あやせに近づかないでください!あやせ、行こ!」

 

「おう。そのつもりだ。じゃーな」

 

桐乃は私を掴んではなしません。しかも八幡さんの事悪く言ってます。八幡さんが悪く言われる必要ないのに。私の考えがおかしかったばっかりに八幡さんが怒ってくれただけなのに。

 

「まじありえない!!あやせの事傷つけるなんて!」

 

「私こそごめんね?桐乃の事何もわかってなくて」

 

「私は漫画もエロゲもどっちも超好き、愛してるとも言っていい!それが私なの!この趣味をやめたら私じゃなくなるの!趣味と同じくらい友達も大事なの!だから絶対仲直りする!」

 

「私の方こそごめんなさい。八幡さんの話聞いて、私の理想を桐乃に押し付けてただけなんだって思って。だから私も桐乃の趣味は完全に認めることできないけど、少しずつわかっていきたいと思う。でも、その漫画本だけはどうしても無理」

 

と言ったら、今まで黙っていたお兄さんが話してきた。

 

「あやせ、これを見ろ!」

 

そう言われ、私はお兄さんの方をみた。みると、お兄さんが同人誌を見せてきた。

 

「この同人誌はな、俺と桐乃の愛の証なんだー!!これがなかったら、俺は桐乃と話すことすらできていなかった。これのおかげで少しは仲良くなったとも思っている」

 

「ちょっあんたなに言ってーー」

 

桐乃がお兄さんに何か言おうとしたが、お兄さんに口を押さえられ、桐乃を抱きしめていた。

 

「俺たちは愛し合ってるんだよ!いいか、よく聞けよ。俺はなあ、妹が大ッッ好きだぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「死ね!変態!……桐乃、仲直りしよ?」

 

「う、うん」

 

こうして、私と桐乃は仲直りすることができた。でも、素直に喜べない私がいた。八幡さんにもう会えないかもと思うとなんだか涙がでてきた。

 

「ちょっ、あやせ。どうしたの?」

 

「ううん、なんでもないよ!」

 

私たちは無事仲直りすることができ、その日はそのまま家に帰りました。

家で八幡さんに言われた事をもう一度考えてみると、いかに私がバカだったのかがわかった。今後、八幡さんと話せるのかな?などと考えながら私は眠りについた。

 

八幡side

昨日散々新垣に酷い事を言ったため、もう新垣は俺に連絡してくる事はないだろうなどと考えながら、俺は席に着いた。

 

「なあ、比企谷。昨日のあれ、よかったのか?」

 

「あれって、なんだよ」

 

「あやせに言ってたことだよ。あれだと比企谷が損な役回りだけどよ?」

 

「別にいいんだよ。あいつらが仲直りしてくれたらな。まぁ高坂妹には嫌われちまったからな」

 

「そういやそうだったな。確かに桐乃は友達が傷つけられたら許せねータイプだけだよ。今回は比企谷そんな悪くないんだし、大丈夫だろ」

 

「ばっかお前、もし今高坂妹にあったら、俺が死んじゃうまである」

 

「そ、そうか。でも、あやせとはちゃんと話しとけよ?」

 

「別に、話す事ないだろ」

 

「いーやダメだ。ちゃんと話しとけ!」

 

いつになく真剣な表情の高坂を見て、俺は思わず頷いた。

 

「わ、わかったよ」

 

「おう!」

 

そう言って嬉しそうな顔をしながら高坂は自分の席に戻って行った。はぁ、めんどい事になったなと思う俺だった。

 

あやせside

学校が終わり、桐乃ともいつもどおり、一緒に帰った。八幡さんにちゃんとお礼を言わないと。そして、謝らないとと思い、私は夜になるのをまち、八幡さんに電話した。

 

「……どうした」

 

迷惑そうな感じの声だった。

 

「昨日はありがとうございました。おかげで桐乃と仲直りすることができました。それと昨日はすみません。昨日、八幡さんに言われた事ずっと考えてたんです。それで、いかに自分がバカなのかに気づくことができました」

 

「そ、そうか。俺こそ悪いな。酷い事言っちまって」

 

「いえ、八幡さんは正しい事言っただけです。正直、最初はなんでこんな事言われてるんだろう?って思ってました。でも、私と桐乃を仲直りさせる為に言ってくれたんですよね?」

 

「まあな。昨日の事は、事前に高坂に言ってあったしな」

 

「そうだったんですね。あの、あのですね?また電話してもいいですか?」

 

「お、おう。別にいいぞ」

 

「ありがとうございます!なら、また電話しますね!」

 

「お、おう」

 

八幡さんともなんとか話すことができた私は、通話をきり、そのまま眠りについた。




八幡が八幡らしくないかもしれませんが、そこは暖かい目で見てやってください。
今回も読んでいただきありがとうございました!
感想・お気に入りよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

4話

今回はあやせと八幡のお出かけ回です


あやせside

今週も残すは金曜日だけとなった。あれから、八幡さんに電話することができないでいた。だけど、今日こそは電話しようと思う。明日、八幡さんとお出かけしたいと思い、駄目元でも誘ってみようと思う。

 

「あやせ、おはよー!」

 

「桐乃、おはよー!」

 

学校につき、桐乃に挨拶する。桐乃とまたこの関係に戻す事が出来たのは八幡さんのおかげです。感謝してもしきれません。

 

「あやせ〜、どうしたの?ぼーとして」

 

「ううん、なんでもないよ!」

 

「そっか!それでさ、この前の兄貴気持ち悪かったよね!」

 

「う、うん。そうだね!」

 

「どんだけ妹のことが好きなんだっての。あー気持ち悪い!」

 

そう言っているが、少し嬉しそうにしている桐乃。

 

「でも、あれは桐乃と私のことを思ってやったことなんでしょ?まぁ気持ち悪かったけど」

 

「う、うん。そうだよね」

 

「うん!」

 

そこで先生がきたため、私達は会話をやめて自分の席についた。私はどうやって八幡さんを誘おうか考えていると、授業は終わり、放課後になっていた。って私、そんなに考えてたの?やばいです。確かに、昼休みとか桐乃が私の事心配してました。私、そんなにぼーとしてたかな?

 

家に帰り、パジャマに着替えゆったりしている。電話は夜にするとして、課題がでてたから、そっちを片づけようかなと思った私は、課題に集中する。

課題が終わり、外をみると暗くなっていたため、八幡さんに電話した。

 

「もしもし、八幡さんですか?今お時間は大丈夫ですか?」

 

「お、おう。大丈夫だぞ。それで、なんか用か?」

 

「あ、あのですね。明日もしよかったら一緒に出掛けたいなぁ〜なんて。迷惑ですよね?」

 

「どうせ俺に拒否権はないんだろ?わかったよ」

 

「えっ?本当にいいんですか?てっきり断るかと思ってました!」

 

「どうせ断っても、無理やりこいって言われそうだしな」

 

「そ、そんな事言いませんよ!それじゃ、明日10時にこの前相談した公園集合でいいですか?」

 

「お、おう。わかった。それじゃあな」

 

「ちょっ、まっ……」

 

私が言い終わる前に電話を切られてしまった。それは残念だったけど、明日八幡さんと出掛けれると思うと、顔がにやけてしまう。

明日、どんな服着ていこっかなぁ。などと悩んでいたら、結構いい時間になってしまったため、明日遅刻しないためにもう寝ることにした。

 

今日はいつもより早く起き、八幡さんより早くつきたいと思い、準備をした。公園で待っていると、約束していた時間よりも早くに八幡さんがきた。

 

「悪いな、待たせちまって」

 

「い、いえ。私も今来たところなので」

 

「そ、そうか。そんじゃ行くか」

 

「はい!と言っても、今日は秋葉原に行きますがよかったですか?」

 

「おう。にしても、なんで秋葉原なんだ?新垣が求めてるやつなんてないと思うが?」

 

「桐乃の趣味を少しでも理解できたらいいなと思いまして」

 

「そうか。そりゃーいい事だな」

 

「はい!それじゃ行きますよ!」

 

そう言ってわたしは八幡さんの手を引っ張った。

 

「お、おい。引っ張るなよ」

 

「す、すみません」

 

そう言ってわたしは手を離した。

秋葉原につき、色々な所に行った。流石に同人誌がある所には行けなかったが、それ以外を見て回っている。

 

「八幡さん、このアニメ、見たことあります?」

 

そう言って私はメルルというアニメのブルーレイを八幡さんに見せた。

 

「ああ、これなら見てるぞ?なんならブルーレイ全部あるぞ」

 

「そ、そうなんですか」

 

「お、おい、引くなよ。傷ついちゃうだろ?主に俺が」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「いや、気にしてないぞ?」

 

「ならよかったです。そろそろ行きませんか?」

 

「そうだな」

 

私と八幡さんが店を出て歩いていると、前から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「あー、あやせじゃん、なんでここにいるの?それに隣は彼氏?」

 

「き、桐乃。後、この人は彼氏じゃないよ。ちょっと買い物に付き合ってくれてるだけだよ!」

 

八幡さんの事をごまかそうとしたが、お兄さんが桐乃の隣にいたため、八幡さんはすぐにバレてしまった。

 

「もしかして比企谷じゃないか?眼鏡かけてるから分かりづらいが、そのアホ毛は八幡で間違いない」

 

「っち、なんでわかったんだよ。バレないと思ってたのによ。それで、後ろの方たちはどなたさんだ?」

 

「身長高い方は沙織バジーナで、隣は黒猫って言うんだ。どちらも桐乃のオタク友達なんだよ」

「なるほどな。まぁいいわ。じゃーな」

 

「何勝手に行こうとしてんだよ。これから一緒に行かないか?」

 

「え、やだよ。めんどくさい」

 

「そこをなんとか」

 

八幡さんはお兄さんと何やらこそこそ話していた。内容は聞こえてこないけど、八幡さんの顔がめんどくさそうな顔をしていた。八幡さんはお兄さんと話しているので、私は桐乃と話しています。

 

「あやさー、この後一緒に行かない?」

 

「い、いや。遠慮しようかなぁ〜」

 

だって、後ろの人たち知らない人なんだもん。前桐乃と喧嘩した時に、後ろにいた人たちだってのはわかってるけど、正直苦手かもしれない。

 

「え〜。なら、あのイケメンの人とデートしてたって加奈子に言おうかなぁ〜」

 

「それだけはやめて。加奈子に知られたら何言われるかわかんないじゃん」

 

「なら、一緒に行こうよ〜!」

 

「う、うん」

 

「よっしゃ!なら決まりね!」

 

私はどうすればいいのかわからなくなり、お兄さんと話していた八幡さんの肩を軽く叩いた。

 

「八幡さん、私、この後桐乃と行動することになったんですが、八幡さんはどうします?」

 

「なら、俺は帰るわ。もし高坂妹にバレたらやばいしな。それじゃあな」

 

そう言って八幡さんは帰ってしまった。折角八幡さんと2人きりで出掛けれると思っていたのに、あんまりです。今度こそ、2人きりで出かけたいです。

 

「あやせの連れの人帰ったけど、いいの?もしかして私、迷惑なことしちゃった?」

 

「桐乃は悪くないよ?あの人、用事があるとかで帰っちゃったんだ。最初から用事あるなら言ってくれればよかったのにね〜、あはは」

 

「あやせ、何か無理してる?」

 

「い、いや、してないよ?」

 

「それならよかった!なら行こっか!」

 

「うん!それで、後ろの2人は誰なの?」

 

「うんと、黒いのが黒猫で、身長高い方が沙織バジーナさんだよ!」

 

そう言って、桐乃は2人を私に紹介した。

 

「あやせ氏。先ほどの彼、とてもイケメンでしたぞ。羨ましいですぞ」

 

「別に彼氏とかじゃないですよ?」

 

「そうであったか。これは失礼」

 

「い、いえ」

 

「黒猫氏も何か言ってくだされ」

 

「はぁ、黒猫よ。よろしくお願いするわ」

 

「はい。よろしくお願いします!」

 

なんとか、沙織バジーナさんと黒猫さんと話すことができた。

 

「よっし、自己紹介も終わったことだし、早速行こっか!」

 

桐乃の合図で私達は移動した。移動した先は、先ほど八幡さんときた所だった。

 

「メルルー!メルルー!」

 

などとずっと言っていた。私にはよくわからないけど、楽しいのだろうか。まぁ桐乃が喜んでるならよしとしよう。私は桐乃と黒猫さんと沙織バジーナさんが話していることについていけなかった。それをみていたお兄さんが話しかけてきた。

 

「あやせ、大丈夫か?無理しなくていいからな?なんならそろそろ帰るって言ってやるからよ」

 

「ありがとうございます、変態」

 

「おうふ、きつい一言だな、おい!」

 

「変態に変態と言ってないが悪いんですか?」

 

「そもそも俺は変態じゃねー!」

 

「かなりの変態さんですよ?まあいいです」

 

「お、おう」

 

その後もなんだかんだあり、やっとの事で帰ることができた。今日は色々と疲れたため、私は眠ってしまった。

 




今回は黒猫と沙織バジーナを出してみました。と言ってもほとんど話していませんが笑笑
今回も駄文ですが読んでくれてありがとうございました!
次は文化祭について書きたいと思います!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

5話

今回は文化祭です。


あやせside

明日は私の中学校で文化祭がある。まぁ中学校の文化祭なのでそれほど大々的にやるわけではないが、とても楽しい。

あっ、そうだ。八幡さんを誘いましょう。一般公開もしてるので、八幡さんを案内しましょう。早速電話しましょう。

 

「もしもし、八幡さんですか?夜分遅くにすみません」

 

「おう、そうだが?どうした?」

 

「明日、私の中学校で文化祭があるんですよ。それでですね?もしよかったら、来ていただけたらなぁ〜って」

 

「めんどいんだけど」

 

「ダメですか?」

 

「お、おう」

 

「なら、桐乃にこの前秋葉にいたのは、八幡さんが無理やり腕を引っ張って連れてこられたんだよって言いますよ?」

 

「それだけは勘弁してくれ。はぁ、わかったよ。行けばいいんだろ」

 

「ありがとうございます!」

 

「でもよ。俺、新垣が通ってる学校知らないんだけど、どうしたらいい?」

 

「そういえばそうですね。なら、明日の7時30分に前集合場所にした所集合でいいですか?」

 

「ちょっ、早すぎだろ。俺、まだ寝てるかもしんないんですけど」

 

「い・い・で・す・ね!」

 

「は、はい」

 

まったくも〜、八幡さんはどうしてあんなに拒むのでしょうか?もしかしたら私の事嫌いなのだろうか。それだったら悲しいな。でも、桐乃たちにはなんて言おうかな?八幡さんはばれたくないみたいだし、なんて説明しようかな?まぁ明日になってからでもいいよね!もう寝よう!

 

「八幡さん、来てくれたんですね!てっきり来てくれないと思ってました!」

 

「そりゃーこないと、何言われるかわからんからな。ある事ない事言われたら、後で高坂から何か言われるしな」

 

「そ、そうですか。なら、そろそろ行きますよ!」

 

「お、おう。って、今行っても俺、中に入らないんですけど。しかも新垣といると目立っちまうじゃねーかよ。最悪だ」

 

「だ、大丈夫ですよ。近くまで来てくれれば後はどこかで待っててくれればいいですから」

 

「いや、それでも目立つだろ」

 

「もー、そんな事気にしないでください!ほら、行きますよ!」

 

そう言って私は八幡さんの腕を引っ張り、歩きだす。

 

「お、おい。離せ」

 

「嫌ですよーだ!」

 

「新垣の友達に見られたらやばいだろーが!」

 

「た、確かにそうですね。先程はすみませんでした」

 

「いや、わかればいいんだ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

八幡さんと会話しながら歩いていると、私の学校の近くまできていた。

 

「八幡さん、この辺が私の学校なので、9時くらいに学校の校門の所にいてください。迎えにきますので」

 

「わかった。それじゃ、また後で」

 

「はい!それでは」

 

そう言って私は八幡さんと別れた。学校につくと、桐乃に聞かれた。

 

「ねえあやせ〜。一緒にきてた人、あやせの彼氏?」

 

「ち、違うよ〜。いとこ、そういとこなの!文化祭に来てってお願いして来てもらったんだよ。それでここの場所知らなかったから、案内してあげただけだよ!」

 

「そ、そっかー!あの男嫌いなあやせに彼氏ができるわけないよね〜」

 

「う、うん」

 

そんなに男の人嫌いなわけじゃないんだけどなぁ。ただ、苦手なだけなんだけど。

「ていうかあやせ〜。あんなイケメンがいとこなんて聞いてなかったんですけどー!」

 

加奈子もいらんことを聞いてきた。

 

「加奈子、少し黙っててもらえないかな?」

 

そんなに男の人嫌いなわけじゃないんだけどなぁ。たた、苦手なだけなんだけどなぁ。

 

「おー、こえー」

 

その後先生が来て、文化祭の事について言った。私たちのクラスはメイド喫茶をやるので、早速着替える。

 

文化祭が始まり、そろそろ八幡さんを迎えに行くため、校門に向かった。するとちゃんと八幡さんはそこにいた。

 

「八幡さん、文化祭始まったので、行きますよ!」

 

「お、おう」

 

ここから、私たちの文化祭は始まった。




1話では書ききれなかったので、もう1話文化祭の話が続きます。
書いててこのあやせ、少し積極的すぎる気が笑笑
駄文ですが読んでいただきありがとうございました!
感想・お気に入りよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。