ヤンデレに転生したらトリップしたんだけども (*美亜*)
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プロローグ
愛しています!先輩!(とりあえず死ね!)


ヤンデレちゃん可愛い…

 

容姿が気になる方はご自身で検索してみてください。

 

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私には好きな人がいる。3年生の先輩。

 

黒髪黒目で私と同じ。私と先輩との子供が出来たらきっと黒髪黒目ね!

 

 

先輩はとても素敵な人。だから周りの女の子たちにも囲まれている。

 

許せない…

 

 

先輩の隣にいるのは私のハズなのに!

 

だから障害となる邪魔な女たちを排除する!

 

 

インフォクラブの部長、インフォちゃん。そう呼ばれてはいるが本名かは定かではない。

 

彼女は自らの悪評を気にもとめず何故か私に協力している。

 

取引をしたり、情報をもらったり、

 

ただし女子生徒の盗撮写真が必要になるのだけれど。

 

 

 

先輩のクラスメートや生徒会長に不良、教師にまで私の先輩との愛の障害になっている!

 

これは許されざること!!

 

先輩と私は結ばれているのだから!それを邪魔するならば誰であろうと許さない!!!!

 

 

 

あのドリル髪のココナ・ハルカ!

 

先輩と同じクラスで胸が大きいからって貴女みたいなクソビッチを先輩が見る訳がないじゃない!!

 

虫酸が走る!なんて邪魔な女なの!?この障害がッ!援交女!!調子に乗るなブス!!死ね!

 

 

彼に相応しいのは私なの!貴女みたいなモブが私と先輩の間に入らないでよ!

 

 

 

 

いつも先輩の近くにいるツイン髪のオサナ・ナジミ!

 

先輩の幼馴染みだからって調子に乗るな!!

 

先輩が貴女の作った弁当を食べてる??酷い女!無理やり食べさせてるんでしょ!?

 

 

なんて重い女なのかしら!?先輩が可哀想!!

 

 

 

待ってて先輩…私が助けてあげる…

 

 

愛してるわ先輩

 

 

貴方は私のことをまだ知らないけれど

 

 

・・・・

 

 

 

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・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていうのが、さっきまでの俺に当たるわけなのだが、俺ではない。

 

 

どういうことかって?

 

 

画面の前の諸君、転生という言葉はご存知かい?

 

 

え?メタい?気にするな

 

 

 

まぁなんやかんやで俺はよくある神様転生をしたわけだ。

 

 

ところがどっこい!ヤンデレシミュレーターのヤンデレちゃんになったのだ…

 

 

いや、ココナちゃんとかミドリちゃんとかよりはマシなのだけどさ…

 

 

何故女体にした!髪…じゃなかった、神!

 

 

 

 

 

 

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解説

 

 

ヤンデレシミュレーターとは

 

 

主人公のヤンデレちゃんを操作し、恋敵を物理的に排除していくというPCゲーム

 

様々な排除方法があり、殺害や和解なども存在する。言うまでもなく9割方殺害である

 

また、特殊な条件を満たすと悪魔を召喚することができる。一般的にデーモンと呼ばれている

 

 

 

 

ヤンデレシミュレーターの道具のみの排除方法

 

 

刺殺…ドライバー、包丁、カッター、ハサミ、ナイフ、注射器

 

撲殺…ダンベル、シャベル、バット、ワンド

 

斬殺…日本刀、斧、電動丸ノコ

 



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なんでこうなった

ヤンデレシュミレーターの主人公通称ヤンデレちゃんになってしまった訳だが、お母さんがヤンデレちゃんにそっくりだ。きっと母親似なのだろう、おまけにヤンデレだった。お母さん曰くお母さんはお父さんを手に入れるのにまあ…色々やった訳だ。それはお母さんのお母さんもそうだったとか…

 

俺も高校生になり、ヤンデレちゃんの攻略相手の先輩こと、山田太郎。ゲーム内ではタロウ ヤマダ(変更可能)だった。で、その先輩はモッテモテなんだ。妹、幼馴染、教師、不良、生徒会長、養護教諭、演劇部の部長、オカルト部の部長、陸上部の部長、などなど。俺的にはこれのどこがいいのだろうかって感じだ。

 

この世界は特別なことを行うと悪魔を召還できる。全部で3種類。一体はオカルト部にあるナイフでオカルト部員を全員殺したあと、魔法陣の上で電動丸ノコで全員バラバラにすると、召還できる。その悪魔の力は自分を中心に10本程度の腕が生えてくる。自分が移動すればその腕もついてくる。その腕に接触した人間は一瞬でバラバラになる(四肢と首の切断)。

 

もう一体はオカルト部にあるナイフをバーナーで炙り、そのナイフでオカルト部員全員を殺害すると両手に炎が現れ、その炎で殺すことができる。しかもその炎は壁を貫通する。なので壁越しで殺すことができる。

 

最後の一体は…不明

 

 

俺的にはもうこれただのチートだろ。ゲーム内ではイースターエッグというモードが存在する。ワンパンチマン、チルノ、ジョジョなどの能力が使えるのだ。チートだろ。

 

 

 

 

 

 

そんなチートの存在が別の世界に行ってしまったらどうなると思う?

 

 

俺は気が付けばHUNTER×HUNTERの世界にいた

 

言語変換まで付いてた。これはたとえば俺が「マジ無いわー」と言うと「本当ありえない」に変換される

 

イースターエッグや召還はゲームだからこそあるわけで…使えるわけねーだろ

 

つまり、このHUNTER×HUNTERの世界では普通の女の子な訳だ

 

俺はトリップしてきた。つまり、戸籍…身分証が無い。それは困る

 

だから…ハンター試験応募したんだ…

 

けど、聞いてないぞ、ピエロや顔に針が刺さってるやつらが参加しているなんて

 

俺は聞いてない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イースターエッグや召喚が出来ることを彼はまだ知らない

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ヤンデレちゃんの容姿

 

黒髪ポニーテール

黒瞳つり目

制服に黒タイツ

 

 

ヤンデレちゃんの両親

 

お母さん…リョウバ アイシ

ヤンデレ

 

お父さん…

ヤンデレちゃんのお母さんにロックオンされた哀れな男。リョウバにダーリンと呼ばれる



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制服?なにそれおいしいの?

ヤンデレちゃんは可愛い。それは認めよう

 

ゲーム内では完全なヤンデレandストーカーだが、まぁ、頭もいいし、努力すれば出来る子なんだ。ギャップ萌えって奴か?自室に好きな先輩のパンツやら食べかけりんご、使用済み絆創膏、歯ブラシetc…を飾ってる時点でヤバい奴なんだけど…

 

ゲーム内では制服だ。もちろん華の女子高生なのだから仕方ない。好きな先輩のために邪魔な女(恋敵)を物理的に排除するゲームなんだ。学校にいるときはほぼ制服だ。

 

 

 

だけどさ…俺は精神面は立派な男なんだっ!スカートなんて…耐えられねぇぇぇぇぇぇ!!

 

 

 

ヤンデレシュミレーターの世界に来た俺はスカートがストレス過ぎて先輩なんてどうでもいいんだっ!けど、制服だから仕方ない…と考えていた

 

けどまたトリップした!狩人の世界に!だからすぐ服を着替えた。スカートは無論無理。短パンに黒タイツ、あとパーカー(フード付き)。

 

 

そういえば、と思いスマホを取り出す。HUNTER×HUNTERの世界ではスマホまだないんだよな。このスマホ繋がってんのか?

 

ヤンデレシュミレーターのゲーム内ではヤンデレちゃんのスマホには色々機能が付いている。自分のステータスを知れたり、写真を撮った人物の個人情報を会得したり、インフォちゃんと呼ばれる人物と協力して排除したり。

 

スマホを開いて俺は愕然とした。スマホの機能はそのまま入ってるし、イースターエッグとデバッグメニューまで付いてた。

 

 

イースターエッグは前回説明したが、他アニメやゲームのキャラクターの容姿になったり、そのキャラクターの能力を使えたりする。

 

デバッグメニューとはゲーム内で使用する裏技メニューだ。時間や曜日を操作したり、瞬間移動が出来る。

 

 

なんでスマホに追加されてんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!

 

 

いや、落ち着け俺。なにもあるからって使えるとは限らないじゃないか、よし、試そう。

 

【軽音学部 部室】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間移動できちゃったよ!?

 

パンナコッタァァァァァァァァァァァ!!

 

 

 

 

 

 

おっと失礼。瞬間移動先に軽音学部があったんだよ…

 

ゲーム内では軽音学部には武器が置いてあるんだ。ゲーム内で使える武器全部。

 

瞬間移動してきたら…できちゃったんだ

 

ご丁寧に武器並べてあるよアハハハ…

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

うむ、どうやらここは異空間らしい。この軽音学部の部室はもともと“あっち”の世界にあるんだ。空間が捻じ曲がってるみたいだ。ドアを開けて外に出ようとしたらなんか亜空間!って感じで出られなかったんだ。並べられている武器から電動丸ノコを手にとってみる…。



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死亡フラグ建てたいのか?お前

俺は並べられている武器から電動丸ノコを手にとってみた。さすがに持ち運べないよな…持ち運ぶ気はないけど

 

次の瞬間、電動丸ノコが俺の手から消えた

 

あっれぇ?!どこいった!?

 

するとパッと電動丸ノコが俺の手の上に現れる。あぁ、そういうことか

 

ゲーム内で武器を持つとき、小型武器…ドライバー、ハサミ、ナイフ等は収納して持ち運ぶことができる。バットや斧は大型武器に含まれるので収納はできないが。だが、電動丸ノコは大型武器に含まれる。

 

まぁ、スマホにイースターエッグやデバッグメニューがある時点で不思議には思わん。

 

 

収納出来る数に限りはあるのか?ゲーム内では確か3つまで…だった気がする。

 

結果、…全部収納できた

 

 

もうチートじゃん…あれかな?どうぶ◯の森みたいな?どんなに大きい物でもしまえてたよね。あれって物理法則を完全に無視してるよね。っていうかRPGとかもだいたいそうだよね。

 

 

 

 

 

 

俺はデバッグメニューを開き、瞬間移動先を見てみる

 

 

あれれ〜?おっかしいなぁ

 

ザバン市の定食屋が載ってるんだが

 

 

 

 

なんなんだ…原作介入しろってか

 

あれか?あの殺人狂のピエロと顔面針山男と一緒に試験を受けろと?

 

聞いてない!そんなの聞いてないぞ!

 

ハンター試験なんて受けるものかぁぁぁぁぁあ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思ったこともあった。この世界は身分証がなければ就活なんて出来ないし、家が無いからホテルにでも泊まろうかと思えば金は無い、身分証は無い。やべぇ生活できねぇ。

 

こんな状態で来年のハンター試験まで耐えられん…

 

 

え?前回服を着替えたよね?お金は?…だって?売れ残りで廃棄寸前のをこっそり頂いたんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンター試験の申し込みを出した。ハンター試験はまだまだ先だ。それまでどう生活すれば…

 

デバッグメニューには【流星街】という瞬間移動先があった

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

結果、俺は流星街にいる

 

暴漢に襲われそうになったりしたり、空腹で死にそうにもなった

 

襲われそうになったときは収納していた武器を取り出して殺した

 

空腹で死にそうになったときはイースターエッグを使って変身してその能力をつかって殺して食糧を奪った

 

 

こんなにも殺しに恐怖や罪悪感を感じないなんて思わなかった。多分ヤンデレちゃんの感情だろう。ヤンデレちゃんは殺すのを躊躇しないし、罪悪感も感じない。もともとこの身体はヤンデレちゃんのモノだから俺の感情と混じったのだろう。

 

その後、俺は流星街の住人として認められた。流星街には長みたいな役割をもつ人間がいて、その人に認められた。

 

そのため、流星街で殺しをして、バレるのはヤバい…と思った。だから流星街の外で殺しをし始めた。金を奪って、食糧を奪った。罪悪感は無い。どうも思わない

 

 

 

そして、ハンター試験が始まる



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ハンター試験
ハンター試験?死亡フラグの間違いだろ


つ、ついにこの時がやってきてしまった

 

ハンター試験!!

 

 

一応武器は全部収納しておいたし、スマホだってある。大丈夫だ

 

俺はスマホを取り出しデバッグメニューを開いて、あの定食屋を選ぶ。すると定食屋の前に瞬間移動した。ドアを開けていらっしゃーせー、というやる気なさげな声を聞きながらステーキ定食を注文をする。もちろん、弱火でじっくり。奥に案内されるとその部屋はどんどん下に降りて行く。

 

チン、という音で下降が止まる。部屋から出ると大勢の視線が俺に向かってきた。はいどうぞと渡されたプレートは406とあって、それを受け取って服につける。することが無いから欠伸して壁に寄りかかる。少し離れたところで主人公組がトンパと接触していた。あの下剤入りジュースでも渡しているのだろう。すると、トンパが俺に近付いてくる。そして俺に下剤入りジュースを勧めてきやがった。俺が受け取るとトンパがニヤニヤしながらこっちを見ていたのでムカついた。だから、俺はそのジュースをトンパの口に思いっきり突っ込んだ。

 

ギャーとトンパが叫ぶ。地面に這いつくばって飲み込んでしまったジュースを吐き出そうと一生懸命になっている。が、ソレに気付く者はいない。なぜならトンパの悲鳴はヒソカによって腕を切り落とされた受験生の悲鳴に掻き消されたからだ。

 

 

ジリリリリリ!!と耳障りな音がして俺は変な機械?を持っているサトツの方を見る。第二次試験会場までついていくのが最初の試験だ。持久力と精神力を試されるこの試験は距離だけで数十kmはある。俺がいるのはだいぶ後ろ。前に行こうと思ったが、なにせ人数が多くてギュウギュウなところをわざわざ行きたくは無い。

 

しばらく走っていると、どんどん脱落者が出てくる。ヤンデレちゃんのスキルは半端ないからちょっとやそっとじゃ疲れない。脱落者が増えて前が空いてきたので、他の受験生をどんどん抜かしていく。……ピエロもいた気がするが、知らなかったことにする。一番前に行けば主人公組がいるのがわかった。

 

「おねーさん!」

 

と、主人公こと、ゴンに呼ばれる。顔を向ければゴンは「俺、ゴン=フリークス!」と自己紹介をしてきた。おまけにクラピカやレオリオの紹介までした。名乗られたのだから名乗らなければ失礼だろうと思った俺はぶっきらぼうに「アヤノ・アイシ」と答えた。何故聞くのかと尋ねると

 

「だって、前らへんって俺たちしかいなくて退屈だったんだもん」

 

と答えた。




トンパを強制的に脱落させた主人公でした


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