ジャンヌ・オルタと一緒 (プライス@ハーメルン)
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出会い
では、どぞ
だんだんと冬の名残も消えていき、春が近づいている。
そんな風に感じるようになった今日この頃。
男は大学生となり、新しい環境に戸惑いながらも
楽しく過ごしていた。
♪♪♪♪
そんな忙しい日々を過ごしていき、だんだんとこの生活に慣れて来たある日、男は趣味のソシャゲをしていた。
「…うーん、やっぱ当たんないかー。☆5の当たる確率低いなー。なぜアイツはキャラばっか当たるのにおれは概念礼装の☆5ばっかなんだよ!ふざけんな!」
最近話題になっているFate:Grand Order(FGO)をプレイしていた。
詳しいことは省くが、このゲームはガチャの☆5確率がでないことで有名でもあるが、なにより全7章からなる壮大なストーリーと膨大なシナリオがあるという、とてもソシャゲとは思えないほどのボリュームが魅力のゲームである(ダイナマ感
「でも確率が低いからこそ当たったときの嬉しさも大きいし、なによりめちゃくちゃ育てたくなるんだよなー」
しかし残念なことに俺は☆5を一体しか持っていなかったため育てたくても育てるやつがいないのが原状である。
「さて、ゲームはこれくらいにして飯食ってさっさと風呂にはいるかー」
そうして男は携帯をスリープモードにした。
わずかに携帯から光が点滅していたことに気づかず。
→→←
夕飯を食べ、風呂にはいった男は携帯を起動し、明日の予定を確認した。
「明日は午前中はとくになにもなくて、午後からサークルだな。やっぱ明日が休日だとうきうきするなー。」
そう思いながら男は予定を確認し特にすることもなくなり
男は早めに寝ることにした。
↑→↑
時刻は深夜3時
机の上にある携帯から直視できないほどの光がでる。
そして、数秒ほどすると急にもとに戻り、辺りは先程と同じく暗闇に包まれた。
しかし、そこには人影のようなものが見える。
???「ふーん。 ここがマスターの過ごしている部屋なのね。」
部屋の主しかいないはずの空間に綺麗で透き通った声が響き渡る。
???「マスターはどこにいるのかしら。」
そういって人影は辺りを見渡すような動きをする。
???「あら? そこにいたのね。」
そして、人影は宝物を見つけたかのような顔をしながら、ベッドに近づいていく。
???「ふふっ、気持ち良さそうに寝ちゃって。襲われても知らないわよ。」
そういって人影はベッドに寝ている人物に顔を近づけた。
???「他のサーヴァント達のせいで中々コチラ側にこられなかったけど、こんなに近くにマスターを感じられるなら頑張った甲斐があったわね。」
そう言いながら人影はベッドのなかに入り男の腕に抱きつき、まるでマーキングをするかのように頬を男の腕に擦り付けていた。
???「おやすみなさいマスター。………もう離さないから。」
そう言いながら人影は眠りについた。
そして辺りは、また物音ひとつしない静かな空間に戻った。
???
小鳥のさえずりが聞こえだしベッド横カーテンの隙間から朝日が漏れ、辺りがだんだんと騒がしくなっている中、男は自分の左腕に違和感を感じながらも目を覚まし始めた。
男「ふぁーあ、よく寝た。 ん?なんで左側の布団が膨らんでるんだ?」
目が覚めてとなりの違和感に気づいた男は、膨らんでいる部分の布団をめくった。
そこには、
???「……んっ。なに〜もうあさぁ〜?」
とても綺麗な白髪をもち、顔立ちは見慣れた日本人の顔とはかけ離れたものであり、まるで外人のモデルのような顔立ちであった。さらに、肌は病的なほどに白くふとしたことがあれば消えてしまうのではないかと思うほどの儚さを感じた。
男「うわー、綺麗なひとってそうじゃない!誰だこの人?はっ!?まさか彼女いない歴=人生のおれにラノベみたいに神様がチャンスをくれたとか!?」
???「うるさいわねー 朝くらい静かにしなさいよ、マスター」
男「? マスター?俺いつのまに君の師匠になったの?」
???「なにアホなことを言ってんのよ。マスターはマスターでしょうが」
そこで男は改めて目の前の女を見ると1人頭の中に浮かんだ人物がいた。
男「まさか、オルタ?FGOのジャンヌ・オルタなのか?」
???「ふん! やっと気がついたのかしら。それともこう言ったほうがいいかしら、んんっ!ゴホン [サーヴァント、アベンジャー。召喚に応じ参上しました。……どうしました、その顔は? さ、契約書です]これでわかるかしら?」
男「うそだろ?まっ、まあ(汗)一応信じるとしてそもそもどうやってカルデアからきたんだよ。」
オルタ「ふん! そんなの聖杯を使ったに決まってるじゃない」
男「はぁ!? おいその聖杯ってあの聖杯か!? サーヴァントも使えるのかよ!?」
オルタ「当たり前じゃない。 まあ少し邪魔はあったけどね。」
男「何か嫌な予感がするだが、その邪魔をどうやって抜けてきたんだ。」
オルタ「愚問ね。そんなの邪魔するから全部燃やしてきたわ!!(ドヤァ」
男「(´・ω・`)」
そんなオルタを残念な子を見るような目で見ながら
男は自分の携帯を起動してFGOを見てみた。
男「オルタさん? これはどういうことだ?」
オルタ「?なにが?」
男「いやね。 FGOを見てみようと思ってアプリを立ち上げて、タイトルをタップするといつものお知らせ画面とかになるじゃない?そうおもって進んだら数ヶ月前に見たチュートリアルみたいな画面になっているんだが。どういうことだ?」
オルタ「そのことなら、私がこっちに来るときになんか聖杯がいってたような?」
男「なんて?」
オルタ「んー、たしか向こうに行けるかわりにこちらがわのものはすべて消えてしまいます。それでもいいですか?って、なんか笑っているような口調で行言ってたわよ」
男「まさかの聖杯くんも愉悦部だったか。じゃねーよ!
なんでデータ消されなきゃなんねーんだよ。意味わかんねぇーよ!」
オルタ「なっ、なによ!?私はマスターに会いたい一心で来たのに!そんな言い方ないじゃない!」
そう言いオルタは俯いた。
オルタ「いっ、嫌なら出ていくわよ……バカぁ」
っとまるで捨てられた子犬のように小さくなっていた。
男「はぁー、すまん俺も言い方が悪かった。べつに嫌じゃないし、ただデータが消えてビックリしただけだ。それにお前を放っておいてのんきに生活し続けていくほど腐ってねぇーよ。」
そう言いながら男はオルタの頭を慈しむように撫でた。
オルタ「んっ……、ありがと。」
そしてだんだんと心なしかオルタの機嫌がよくなっているように感じた。
男「さて、これからどうしようかねー」
と男はオルタを撫でていた右手を話ながらそう言った。
オルタ「あっ……」
男「ん?どうしたもっと撫でてほしいのか?かわいいやつめ笑笑」
オルタ「っーーー////// うっさい!気持ちよく撫でたあんたが悪いんだから!………だからあとでまた撫でてよ////。」
っとオルタは上目使いで涙目になりながらあなたに頼んできた!
男は9999のダメージを受けた!
どうする?
1:撫でる ←
2:抱きしめる
3:押し倒す
4:話を変える
男は4を選んだ!
男「おっ…おう、 ま、またあとでな(汗」
オルタ「うん……、ありがと////」
男「そっそれよりマスターって呼ばれるのはちょっと恥ずかしいから、呼び方変えてくれないか?」
オルタ「そんなこといっても、私あなたの名前しらないわ(´・ω・`)」
男「そんな落ち込むなっ! 俺の名前は神崎 武だ。」
オルタ「神崎 武……たける、 武ね、うん、覚えたわ」
武「じゃあ、俺はオルタって読んでもいいか?」
オルタ「いいわよ、ジャンヌって呼ばれるとあの聖処女様を武が呼んでいるみたいで、腹が立つからやめて」
っとどす黒いアヴェンジャー特有のオーラを出しながらオルタは言った。
武「おっおう、わかった。ところでさっきから気になってたんだが、その服どうしたんだ?なんでカッターシャツを来てるんだ。普通転移?してきたんなら、画面でよく見るあの礼装で来るんじゃないのか?」
オルタ「あー、あれね。こっちに来る途中に礼装だけ消えたわ」
武「なんだそのターミネーター見たいな登場の仕方は。だからテレビの前の床が少し焦げてんのか。とゆーか、まてよ、とゆーことはお前が来ているのは誰のだ?」
オルタ「? そんなの武のシャツだけど?」
武「なぜにシャツを着た」
オルタ「それは……//// いっ、一番武の匂いがしてたから////」
武「ふーんそっか、ヘソカっじゃなくて!はぁ!?匂い?なんで匂いわかるんだ!?」
オルタ「なんでってカルデアのマイルームの枕とか布団とかの匂いと一緒だったから////」
武「おいおい、なんでゲームのなかにまで自分の匂いが反映されてるんだよ。なんだ携帯がすごいのかそれともゲームがすごいのか」
そして武は気づいた
武「オルタよ、カッターシャツを着ているのは見て分かるが下とか着ているのか?」
オルタ「//////。」
武「おい、うそだろ?まさか、ノーパn………」
武が最後まで言おうとするとオルタが某アニメの船◯さんのように真っ赤になっているのを見て武は最後まで言葉を紡ぐことができなかった。
どうやらオルタちゃんは昨夜転移してすぐマスターの寝顔を見たせいで、乙女回路が発動したせいで細かいことを考えていなかったようだ。 かわいいですねぇ〜
オルタ「うっさい! オルタちゃんって言うな!」
武「?どした?」
オルタ「んっ、なんでもないわ///」
武「しょーがない午前中は時間があるから、買い物に行くか。その間は、俺のジーパンを着て我慢してくれ。すまんな」
オルタ「しょ、しょーがないわね///あんたの匂いで汚れた物を着てあげるわよ! 感謝しなさい////」
武「へいへい、ありやとーごさいやーす」
オルタ「なによ!バカにして………………でもありがと(ポショリ」
武(素直じゃないねーまったく)
武は最近のラノベ主人公とは違い耳はいい方であったため、オルタのポショリ声をバッチリ聞いていたのである。とゆーか鈍感難聴主人公とかいまさら流行らないと思った作者の考えではないと一応言っておこう。
武「よし、そうと決まったらさっさと起きて、ご飯を食べて、出掛けようぜ。これから大変だと思うがよろしくなオルタ」
オルタ「よっ、よろしく///マスt……、じゃなかった!たっ、武!!」
武「なんだよー、いまさら照れてんのかよー。かわいいやつめ。」
オルタ「うっさい!////照れてないわ!!」
そんなこんなで本来会うことのなかったマスターとサーヴァントとの日常の記録の始まりである
一応連載としていますが、次回の話は作る予定ですが、いつになるかは全く確定していないので、気長に待ってもらえれば幸いです。
それでは、ここまで読んでくださった読者様すべてに感謝を。
次回があればよろしくおねがいします。
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追想
駄文ですが、どぞ。
私は復讐者《アヴェンジャー》として、カルデアに召喚された。
だから私は積極的に他のサーヴァントと関わろうともせず、マスターとも、必要最低限の会話しかしなかった。
しかし、夜1人で寝ているといつも思い出す、燃え盛る炎に焼かれる自分を、初めは神のお導きであると信じ、決して見捨てた民たちに恨む心などなかった。
だが、だんだんと心のなかに黒く燃え盛るような感情が芽生えてくる。
そうして、私の心は変わっていく、どうして私なのか?なぜこんな思いをしなければならないのか。
身に余るほどの腹黒い炎を感じながら、私は暗い闇のなかに、1人存在し続けた。
「どうして、私なの、どうして、どうしてドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ。」
□□■□□
「はぁ!」
私は、そこで目が覚めた。
いつも夢の中でだれかを恨みながら、私は独りでいた。
「なんでいつもこんな夢ばっかり」
そこで私は、汗だくなった身体を洗うためにシャワーをあび、
水分を補給するために、共用スペースへ行った。
□□■□□
時刻は夜中の3時、辺りが寝静まりかえっている中、私は共用スペースに行くために廊下を歩いていた。
廊下は深夜なためか非常灯のみ点灯しており、辺りはさながらホラー映画にありがちないわゆる、霊が出てくるような雰囲気を醸し出していた。
そんな暗闇のなかひとり歩くオルタはここでも孤独感を感じていた。
共用スペースに近づくにつれて、何かを紙に書いているような音が聞こえ出してきた。
そこでオルタは前を向いて、共用スペースの入り口を見ると、わずかながら中から光が漏れていることに気づいた。
「誰かいるのかしら。」
こんな夜中に誰かがいるとは全く考えていなかったオルタは、少し困惑していた。
「他のサーヴァントならまだしもスタッフだったりしたら、めんどくさいわね。」
そうこのカルデアには、マスターやサーヴァント以外にも元から勤務していたカルデアのスタッフがいる。
レフ教授の裏切りによって、全員が残っている訳ではないが、全スタッフの3分の1ほどはいまだに、このカルデアで職務を全うしている。
スタッフの中には魔術系や技術系他にも医療系など、さまざまな種類のスタッフがいる。
だが、当然といえば当然なのだが、魔術系のスタッフならともかく、他のスタッフたちは一般の人間つまりは、常識のなかで生きてきた人間なので、オルタを含めたカルデアにいるサーヴァント達に対して、少し恐怖を感じるものもいる。
サーヴァントは、神話や歴史の中の英雄などさまざまなものたちがいるが、そのすべてが人間離れの力や知識を保持している。(一部を除く。)
スタッフの中には、サーヴァントに対して好意的接することができるものもいるが、やはり大半は話しかけられるだけで、恐縮したり目を合わせたりしなかったりと、接触を避けようとする。
そのようなことがあると知っていたオルタは、スタッフがいる可能性があると考え、部屋に戻ろうと考えたが、喉の乾きには勝てなかったのか、少し緊張しながらも、共用スペースに入った。
□□■□□
「あー、種火が足んないし、火力をあげるためにガチャを引いても、なぜか概念礼装の☆5しか当たんないし、いつの間にか兄貴に至っちゃ、そろそろ倉庫が兄貴だらけになるぞ。なんだいま兄貴のピックアップでもしてんのか」
そこには、このカルデアの中の唯一のマスターが、資料片手にぶつぶつといいながら、事務処理のようなものをしていた。
そうこのカルデアには、多くのスタッフはいるが、サーヴァントや施設の大半を使用できるのはマスターである彼1人であるので、必然的にやることが多くなっている。
そんなことを知るよしもなかったオルタは、この光景に少しだけ、面をくらっていたためか、入り口の前に立ち止まっていた。
「……、ん?だれだー?」
そこでマスター気配に気づいたのか入り口を見た。
オルタは隠れたつもりはなかったが、いつまでも立ち止まるのもどうかとおもい、マスターの方に近づいた。
「おおー、お前か。どうした寝れないのか?」
と心配そうにオルタを見ながら言った。
「ふんっ、そんなことあるわけないでしょう。少し喉が乾いたから水分を補給しにきただけです。」
「そちらこそどうしたのです。そんなに大量の資料を1人で処理するなんて、何?誰も手伝ってくれないのかしら?はっ!滑稽ね」
オルタはマスターに対して気づかいを見せることなく、皮肉を言った。
「はは、まあしょうがない、自分の我が儘のせいでこうなったんだからね」
とマスターは自重気味に答えた。
「どういうことかしら?」
「手伝うと言われたことは結構たくさんあったんだよ。でもやっぱりサーヴァント達は俺が呼んで手を貸してもらってるからさ、それなのに自分が好意に甘えたりしたら、ダメだと思ったんだ。やっぱり自分が受け持った仕事は全部自分で責任をもって管理して成功させないとね。」
マスターは何てことはないと言うような風だが、実際は大変であると、初期の方に召喚されたオルタは知っていた。
このような事務処理のほかにも、サーヴァント達とのコミュニケーションをとることによって絆を深めたり、スタッフ達への差し入れやそこでの交遊このカルデアで彼が関わっていないところはないといっても過言ではないほどに、彼は動いている。
さらには、人類の滅亡を防ぐというとても1人の人間が背負うものではないものを、抱えているにも関わらずこのような仕事をしていることから、彼の精神力の高さが見てとれるであろう。
だがオルタはなぜそこまでして、頑張るのか気になり、彼に聞いた。
「そりゃ、最初は怖かったし辛かった。なんで俺が、どうして、とか色々考えた。でも、振り返ってみると自分の人生のなかでここまで自分を必要としてくれてることなんかなかったからさ、やっぱり嬉しいって思ったんだと思う。それがどんなに辛いことでも、俺にとっては必要とされることが1番の原動力だったんだ。
でもいまは少し変わってきたんだ。」
そこで彼はオルタを見た。
「少し変わったといっても、必要とされることはまだ1番だけど、いまはサーヴァント達との関係がなくなるのが嫌になったんだ。」
人類史が焼却されることは、マスター自身も消えて、カルデアでの出会いや絆もすべてなくなるということにほかならなかった。
「色々なサーヴァントと、話していくうちにさ、初めは拒否されたり、馴れ合いたくないとか言われたり散々だったけどさ、だんだんみんな心を開いてくれて、とても嬉しかったんだ。サーヴァントってさ、英雄だったり、神話の神だったりさ、普通の人間のおれとは違う生き方や価値観や人生を歩んだりしてさ、一人一人が物語を持っていて聞いていて楽しかったんだ。でも中には、辛い人生を送って死んでしまったサーヴァントもいた。本来そんなサーヴァント達と話をしたりとかできないけど、いまの俺はそれができる。なら俺はそんなサーヴァント達の話を聞いて少しでも安心してもらいたい、そして笑ったり、楽しいと思ったりしてほしいって考えたんだ。」
そこで、彼は少し頭を下げて、自重気味に改めて話した。
「それが、偽善って言われてもしかたがない。ただの独りよがりだってことも分かってる。でもやらないよりましだって思うんだ。」
そして、彼は頭上げてさきほどの自重気味な態度からうってかわり、覚悟を決めたかのような、まっすぐな目をオルタに向けながら言った。
「そういう風に考えていたらさ、サーヴァント達と楽しく話したり、例え拒否されたりしても、この関係や《絆》を無くしたくない、忘れたくないって強く思ってきたんだ。」
「それが、俺の今の原動力かな。」
□□■□□
オルタは悪夢を見たあとのせいで頭が少し動いていないせいか、マスターの考えを聞いていて自分との価値観の違いなど、色々と頭に入ってきてしまったので、少し混乱しながらもマスターに答えた。
「ふんっ! 拒否されても話続けるなんてあなた相当なMね。気持ち悪い。」
「ははは、なんも言えねーや。とゆーか俺はMじゃない!」
「まあ、せいぜい頑張りなさいな。無理して死なないようにね。死んでもらったらこっちが困るのだから。」
「ああ分かったよ。ありがとう最後まで聞いてくれて。」
そういって彼は椅子から立ち上がりオルタの頭を優しく慈しむように撫でた。
「お前もジャンヌオルタっていうからには、負の感情が俺のことをあまりよくないと思っているかもしれんが、俺はお前と話したり、遊んだりして仲良くなりたい。だから何かあれば俺に話してほしい。」
そういって何の曇りのないオルタが見たことのないような笑顔をマスターは見せた。
「ふん!どうせそれみんなに言ってるんでしょう」
「まあ、確かに言ってるかもなー」
それを聞いたオルタは何故かはわからないがに目の前の男に対して無性に腹が立った。そしてオルタはムスッとしながら、頭に置かれた手をはね除け足早に飲み物を取りに行き、それを飲み、部屋に戻るために入り口へ向かった。
「俺は諦めないからなー、なんてたってそれが取り柄だからな!」
そういいまた、先程と同じような笑顔をオルタに向けた。
「はぁ、勝手にすればいいじゃない。」
そういいオルタは部屋へと戻った。
そして、彼はそんなオルタの頬が少し赤くなっていることに気づかなかった。
□□■□□
部屋に戻ったオルタは、すぐにベッドに横たわった。
そして、さきほどのことを考えていた。
「なんなの、あいついままでの男とは違う感じだし、調子が狂うわ。」
オルタは今まで、男とは自分の身体にしか興味がない下品な男または、人とは見ずに神格化して崇めるような目で見る男の二種類しか見たことがなかったため、あんな風に自分を見る目とあのような考えを持った男がいなかったため、どういう風に対処すればいいのかわからなくなってしまった。
「なんだか頭が混乱してるし、息苦しいし、しかもなんか暑いし、もうなんなのよ!」
自分の今の心情がわからなくなったオルタは1度考えるのをやめ、素直に寝ることにした。
「明日になったら、直るでしょう」
そういってオルタは目を閉じた。
そのときどこか頭に、言い表すことのできない安心感を感じ、数分もたたないうちに意識を離した。
そして、オルタは生まれて初めて悪夢見ずに穏やかな朝を迎えることが出来た。
オルタがマスターに対する思いに気づくのはまだ先の未来。
カルデアでのマスターの行動やなんでカルデアに主人公とがいるのかなど独自設定だったり、ご都合主義だったりしますが、どうか見守ってやってください。
あっ、あと前回の書き方から少し変えてみたりと、試行錯誤しながらやっていっているので、駄文になりますがご了承下さい。
それでは、ここまで読んでくださった皆さんに感謝を
また次回。
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はじめてのお買い物
まだ読んでくれてるひとはありがとうございます
中々暇がなく書けませんでした
これからもこんなかんじでやっていきます
ではどぞ
あっあと書き方も変わっていますので、読みにくかったりしたら、ぜひ報告をよろしくお願いします。
「さて、大体の事情は分かった。住むところはまあここしかないだろうし、いいけど。問題は服とかだよな」
「服?このままじゃいけないのかしら?この服は一種の礼装のようなものだから、汚れることがないわよ」
えっ、なにその便利機能うらやましい。
じゃなくて、どうやらオルタはいまの格好が現代でどれだけ浮いているか、理解してないらしい。
ちょっと抜けてるとおもうと、とても可愛く見えるね。
ちなみにいまのオルタは初期の姿の鎧がない状態だ。
「とにかく、一張羅だと色々と不便だろうし、ほかにも必要なものもあるだろうし、それに女の子なんだからオシャレしなきゃ」
まあ自分はオシャレに無頓着ですけどね(他人事
「ふっ、ふんっ!なによ急に女の子扱いなんて、ちょっと調子に乗りすぎじゃないのかしら?」
いやーそんな顔を赤くしながら言われても、まったく説得力ないねー
「まぁ?そこまで武が言うなら?いってあげてもいいわよ?」
「はいはい、ツンデレツンデレ」
「うるさい!ころっ、んっ!張った押すわよ!」
「ん?いま殺すっry・・」
「言ってないわよ、ええ言ってませんとも。 (死んでほしくないと思ってしまったことなんて口が裂けても言えない)」
「ん?なんか言った?最後のほう」
「何でもないわよ!」
なんーてね、俺はどこかの難聴系ハーレム主人公じゃないんでね。ちゃんと聞こえていますとも。オルタ可愛いよオルタ
この感情をオルタにぶつけたいよしちょっと髪の毛触らしてもらおう(唐突
「よしっ! じゃあそろそろ行こうかなってあれ?オルタ髪がはねてるよ?」
よしっ自然に乗れた!
「えっ?本当?」
「直してあげようか?」
「んっ、お願いするわ」
やったぜ
予想外に素直に受け入れたことに驚いたがまあいいだろう、いざいかん
サワッサワッ
うわー、やべぇなんでこんなさらさらしてんだよ、男の髪とちがって決め細やかでしかも近づいたせいで、髪に触れるたびに、いい臭いもするし!あーー、このまま頭も撫でたいーー!!
ナデナデ
あーー、やっちまったーでも気持ちいいやべぇー
「んっ」
なんでそんなにちょっとくすぐったそうな顔すんの、あかん可愛いすぎる、理性がーー!!
「ちょっと長くないかしら?」
「あっ、ごめんごめん直ったよ」
よし、よかったよかったばれなかった
「あっ・・プイッ」
ん?なんで頭から手を離したときになんか悲しそうな顔してたよう、まさかこれは?
「ありがとう、武、助かったわ。」
えっ?なんでそんな純粋な笑顔で俺は感謝されてるんだ?あれあなたオルタさんですよね、アベンジャーですよね?復讐者ですよね?なんでそんな顔できるんだよ!
「あっ、ああー、こっちこそありがとうございました」
あー、なんでありがとうなんていってんだよ俺!
オルタぁー!そんな如何にも不思議そうな顔をしながら、コテンっとして首をかしげるな!可愛いだろうが!
「よっ、よし気を取り直して、行こう!」
あーだめだ、顔が暑いはやく出よう
「ちょっと待ちなさい」
ギクッ
おっとこれはバレたのかって、まてまてなんでこっちにくるって近い近い近いィィー!耳元にコナイデェー!
「フフッ、本当は髪なんてはねてなかったのでしょう?でもいいわ許してあげる。あなた以外のやつだったらすぐに消し炭にしてたけどね?」
バレテーラ
あかんあかん恥ずかしい
「あっあと」
まだあんのかよ、もう俺のライフは0よ
「触りたかったら、帰ってからでも触ってもいいわよ?髪。撫でるのもね?」クスッ
「・・・」
「じゃあ行きましょうか?、マスター?」
俺もう死んでもいいかも
□□■□□
そんなドキマギした時間も過ぎ、いまは近くの商業施設に来ている。いろいろと複合しているおかげで、ここにくれば、ほとんどのものが手にはいる。
そして、そんなものを見て驚くと思っていたオルタだが、これまたご都合主義、こっちに来るときにある程度現代のことは頭に入っているらしい
ならなんで、服はあのままでいいと思ったんだよ。
それと、現代のことを知っているため、スムーズに買い物が進む反面、男が女をリードしてデートみたいにしたいというのに、少し期待していたからちょっと残念。
そして、もう日が真上まで登り昼時になった。
「オルタそろそろお昼ご飯食べない?」
「そうね、じゃああれを食べない?」
そう言ってオルタは、今いる広場の真ん中に集まっているフードコートを指差していた。
「なるほど出店か、最近は中々食べることがなかったから、いい機会かも。何が食べたい?」
「うーん、あっ!あれよあれ、太くて長くてとても美味しそうなー」
「うんやめようか、ホットドッグね。わかった、わかったからあまり声に出すな、恥ずかしい」
やめろ、こんなきれいな女の子が、ちょっと卑猥なこと言うなんてとか思ってないけど。しょうがないね思春期だし。
とゆーか絶対わざとだろ、現代の知識はある程度分かるっていたのに。
あっあのやろ笑ってやがる!
この、思春期の男子を弄びやがって許さん!
「よし、じゃあ行くか。」
「ちょっ!手!手握ってる!引っ張るなー!!」
ハッハッハー!もう吹っ切れたからなんにもはづかしくないね。むしろ楽しい!
弄ってくるオルタ気持ちも少しは分かるかも。
「いらっしゃいませ!」
「えーとこのソースたっぷりやつを二つお願いします」
「あっでもいま私お金」
「いいからいいから、いくらですか?」
「1200円です。彼氏さんカッコいいですね!デートですか?」
「かっ彼氏!?いやそれは、そのっまだというかいずれはなりたいとか・・・・・」
フフッ焦ってるオルタも可愛いなー
「彼女さん可愛いですね」
「分かりますー?自慢の彼女ですよー」
この店員さん、中々やるな一目みてオルタが弄りがいがあると気づくとは
「はい、こちらが商品です。ごゆっくりどうぞー」
「ありがとうございます」
さて行くか
「ブツブツ・・・・・」
まだ、トリップしてるんかい
「オルタ、そろそろ戻ってきて。温かいうちに食べよう」
「はっ!、キョロキョロそっそうね、ごめんなさいちょっと取り乱してしまったわ」
ちょっとどころではないがな
□□■□□
そしてその後俺達はフードコートに隣接している、休憩スペースを見つけて、そこに座っていた。
「んー、うまい!」
「ホントにおいしいわねこれ」
「粗びきソーセージだからかな、食べた瞬間の肉汁がジュワッて出る感じがたまらないね」
「ふんっ、さすが私はずれを引かなかったことに感謝しなさい」
「そうだね、ありがとうオルタ、さすがだね(イケボ」
「くっ、そうなんかいも照れなんかしないわよ!あんたになんか、負けないんだから」
ほう言ったなならこれはどうだ。
「ん?ちょっとオルタこっち向いて」
「なによ」
「よしっほらここにソースが」ペロッ
「なっなっ!////」プシュー
ふん甘いなここで、恋人ができたらやってみたいこと、俺の中のランキング第4位!彼女の口についたソースなどをとって、それを自然に舐めて相手の反応を楽しむ!ちなみにこれは逆でもいい。なんてこったこれなら二回も楽しめるじゃないか(混乱
「可愛いよーオルタ」
「くっ、あっ、あんた覚えておきなさいよ。」
すると
「すいません」
ん?だれだろ、近くに知り合いでもいたのかな
「あの、あなたは神崎 武さんでよろしいでしょうか?」
「あっはい、そうですけどあなたは?」
だれだろこの人、金髪ハーフ巨乳とか無敵だろ。んっ?なんか見たことあるような。
「あっ、申し遅れました。私は出水 聖と申します。」
「あっあんたは!なんでここに!?」
おや?オルタのようすが?
って、ネタに走ってる場合じゃないな、なんか知り合いっぽいけど、ん?オルタの知り合い金髪?・・・まさか!?
「まだ気づかないんですか、まったくマスターったら、
外見は向こうとあまり違わないですのに」
「と言うことは、まさか!?」
「はい、いまはこの聖さんの体に憑依してもらってます。もちろん聖さんには許可をとっています。そして、私の本当の名前はジャンヌダルクです。」
アイエエーー、ジャンヌナンデ!
「さきほどから、イチャイチャと見せていいご身分ですね?最初からすべて説明してもらいましょうか?マスター?いえ、た・け・る・さんニコッ」
あっこれアカンやつや
ジャンヌゥゥゥー!!
とゆーわけでジャンヌ(憑依)降臨でございます
タイトル詐欺かもしれませんが、
仕方がないです、オルタもジャンヌも好きなんですから
あと書いたらガチャで出るって本当なんですかね
本当ならアポガチャがあれば
ぜひともうちのカルデアに、ジャンヌおおー!!
では次回もいつになるか分かりませんが、よろしくお願いします
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