刀剣男士のIS転生記録 ~ギャグ5割、日常三割、シリアス1割~ (平均以下のクソザコ野郎)
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第零 刀剣DK組、折れる。ワンサマー、幼馴染みを叩き起こす

こんにちは、初投稿なので至らぬ所もあるかもしれませんが、よろしくお願いします


ある年、とある本丸にて、ふた振りの刀とひと振りの槍が戦場にて折れた。

 

これは、その直後に起こった出来事である。

 

----御手杵side----

 

…………ここ、は?

 

俺は、確か、戦場で折れて………

 

!そうだ、山姥切達は!?

 

御手杵「おい、まんば!獅子王!!」

 

「…いてて、あれ、ここ、は…」

 

「…どこだ」

 

御手杵「まんば、獅子王ッ!!」

 

よかった、生きてたみたいだ………

 

『それは違いますよ』

 

っ!?

 

御手杵「誰だァッ!!」

 

俺はそう叫ぶと、自分の本体である槍を構える。

 

ふた振も本体を構え、辺りを警戒する。

 

『落ち着いてください、私はあなたがたの敵ではありません。』

 

山姥切「…何者だ」

 

『申し遅れました、わたくし転生を司る神の……コロビノミコトと申します』

 

コロビノ……ミコト?

 

獅子王「…ここはどこだ」

 

コロビ『ここはわたくしの仕事場ですね。あなたがたにとあるお願いをしに来ました』

 

お願い?

 

御手杵「なんだよ、それ」

 

コロビ『あなたがたに、とある世界を救っていただきたいのですよ』

 

御手杵「…俺達はただの刀剣、付喪神だぞ」

 

それでも人間よりは強いけど。

 

コロビ『大丈夫ですよ、人間にして、人間の名前も付けますから」

 

…まじか??

 

コロビ『マジです』

 

御手杵「!?」

 

コロビ『さて、もうちゃちゃっと転生させますね』

 

獅子王「ちょ、ちょっと待てよ!!まだ、聞きたい事が」

 

コロビ『ポチッとな』

 

その瞬間、俺達は光に包まれた。

 

----御手杵side Out----

 

 

----一夏side----

 

オッス!俺の名前は織斑一夏!ごく普通の家庭的な15歳の健全男子!

 

…なんだが、

 

「…スゥ、スゥ」

 

……………………………………………………幼馴染みが、俺のベッドで寝てました。

 

俺はどうすればいいですか?(15歳・PN:ワンサマー)

 

……………ごちゃごちゃ考えるのはやめた。

 

とりあえず_____

 

一夏「起きろッ!!!箒ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

 

全力で叫んだ。近所の人ごめんなさい!!

 

あとで菓子折持って謝罪にいきます!!!!

 

箒「…なんだ、一夏か」

 

そして、俺のベッドで寝てやがりました幼馴染みには全力で____

 

ゴンッッッッ!!!!!

 

げんこつを食らわす!

 

ほうき は 20 の ダメージを うけた !

 

箒「…………」プルプル

 

一夏「ったく…なんでお前が俺のベッドで寝てんだよ」

 

箒「一夏の匂いを楽しんでたらいつのまにか」

 

…いつからこの子はこんな風になった。

 

束さんか?束さんなのか?え?

 

一夏「ったくもう……」

 

とりあえず俺は箒と一緒に、朝飯を食べるために居間に降りる。

 

…………割とマジでなんでこいつは俺の家にいたんだろう




むずいね!!!!

短いとは思いますが、これで終わります。

感想と批評お待ちしています。


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第弐 刀剣DK組とワンサマー、時が流れてISを起動させるの巻

一気に時は流れました


----獅子王side----

俺の名は獅子王!

早速だが俺達、

 

 

 

…動物園のパンダ気分です

 

 

 

なんでだよ!?

…そうだ、こんなことになったのも全部織斑一夏ってやつのせいなんだ

 

----獅子王sideOut----

 

時は、一ヶ月前に遡る………

 

----一夏side----

いっけなーい!遅刻遅刻ーっ!

俺は織斑一夏!中学3年生の受験生!

幼馴染みの雄太郎、滋凰、切広(御手杵、獅子王、山姥切)と一緒に『藍越学園』の受験を受けるために試験会場を走ってるの!

箒?IS学園の受験にいったぜ?

雄太郎「い、一夏ー…ま、待ってくれよぉ~…」

一夏「…ありゃ?」

滋凰「…ど、どうした?」

切広「………………迷った、とか言うなよ」

……………………キリヒロコワイ(震)

一夏「……あ、あはは……」

切広「こいつやりやがった」

一夏「だ、大丈夫だ!次に開けた奴が会場だ!!」

多分な!!!

ちょっともう泣きそうだぜ!!

一夏「……」

 

キィィィィ

 

一夏「…あ、ありゃ?」

切広「…」

雄太郎「これは…」

滋凰「…IS?」

 

そこには、テレビでよく見るパワードスーツ''IS(インフィニット・ストラトス)''『打鉄』が立っていた。

 

滋凰「すっ…げぇ」

雄太郎「なんでこんな所にあるんだ………?」

一夏「…触ってみても、いいかな」

切広「…動かないだろう」

一夏「記念だよ、記念」

 

そう言うと俺は、ISに触れた。

その瞬間

 

一夏「…わっ!?」

 

あらゆる知識が、俺の中に流れ込んだ気がした。

そして__

 

雄太郎「…マジ、かよ」

 

俺は、ISを纏っていた。

 

一夏「…………う、嘘だろぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?」

----一夏sideOut----

 

----獅子王side----

…やっぱあいつが悪いんじゃないか(確信)

「お、織斑くん!」

一夏「…はい!?」

「あ、ご、ごめんね?五十音順だからあいうえ''お''で次が織斑くんなんです。お、怒ってない?」

…オドオドしすぎじゃないか?(笑)

一夏「怒ってないですから、大丈夫です」

「ほ、本当ですか?じゃ、じゃあ…」

さて、どんな自己紹介をするんだ?

一夏「織斑一夏です!」

おぉ、ええ声

……………………

あれ?おーい、一夏さーん?

一夏「……以上です!」

ドンガラガッシャーン

ぜ、全員ずっこけやがった…どこの○本だよ

スタスタ…

「全く、自己紹介もろくに出来んのか、お前は」

一夏「げぇっ、関羽!?」

あ、千冬さんだ

スッパァァァァン!!

千冬「誰が三国志の英雄だ、バカ者」

綺麗に決まったなぁ、出席簿アタック




オチなどない(迫真)
次回はDK組の自己紹介です。まんばがトラブルを巻き起こすかも(ラッキースケベの方じゃないよ)


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第四 御手杵は貴族に求婚される

御手杵の一人目のヒロイン回です。


----御手杵side----

一波乱あった自己紹介も何とか終わり、休み時間になった。

まんばと獅子王はトイレ行って、一夏はモッピーとどっか行った。

さて、どうするかね

 

「失礼しますわ」

御手杵「んあ?」

「…やっぱり、貴方でしたか」

御手杵「?なんだ」

「私ですわ、図書館のことを思い出してくださいまし」

御手杵「…あー!」

 

俺は前にいる金髪縦ロールの女子の事を思い出した。

 

御手杵「図書館でプルプル震えて上の本を取ろうとしたやつ!」

縦ロール「ちょっ、しー!静かにお願い致します!」

御手杵「あ、おう……」

縦ロール「こほん…まあ、その点に関しては取ってくれた事に感謝していますわ」

 

恥ずかしがり屋なのか?

まあいいや

 

御手杵「んで、なんだ。というかすまん、名前何だっけ」

縦ロール「…わたくし、イギリスの代表候補生のセシリア・オルコットですわ」

御手杵「あぁ、すまん。ありがとな。俺は手杵 雄太郎。」

セシリア「えぇ、覚えていますわ」

御手杵「そっか!よろしくな!」

セシリア「えぇ。そして…」

 

セシリアは俺にひざまず…あれ

 

御手杵「せ、セシリア?」

 

俺の手を取り、

 

セシリア「手杵様、わたくしと婚約してくれませんか?」

 

手の甲にキスをした。

 

御手杵「………………………ほわい?」

 

皆がこっちを見ている。

皆が驚いている。

皆が目を見開いている。

皆が…

 

クラス全員「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~!?!?!?!?」」」」

 

叫んだ。

…あぁ、千冬センセに怒られるなぁ

----御手杵sideOut----

 

----一夏side----

俺は箒との話を終わらせ、教室に向かっていた。

…その途中

 

エェェェェェェェェェェェ~~~~~!?!?!?

一夏「!?」

箒「な、なにがあった!?」

 

あ、俺のこと以外に反応しない箒が反応した。

箒のこの性格なんとかしなきゃなあ。

そう思いながら俺は教室の扉を開けた。

すると__

 

御手杵「……………(汗)」

セシリア「…」キラキラキラキラ

 

なんか困惑して困ってる御手杵とロイヤルイケメンオーラ溢れる謎の金髪縦ロールの美少女が、姫と王子のような状態でいた。

男女逆だが。

 

御手杵「…!」パアッ

 

やめてくれ雄太郎。俺にそいつを止められる自信は無いんだ。

あとなんだそのロイヤルオーラは。貴族か(正解)貴族なのか(正解)

 

箒「…一夏」

一夏「…おう」

箒・一夏「「私(俺)にはどうすることもできない!!!」」

 

その瞬間、御手杵がガーンとなった。

目が丸だ。

----一夏sideOut----

 

----




ロイヤルイケメンオーラ(一期ではない)を纏っているセッシー。
相対するは[THE・平均]の異名を(作者内で)持つ御手杵。
関係ないけど御手杵ってハーレム主人公っぽくないですかね。無い?あ、そう…
図書館の件は次回説明させます。


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第六 御手杵と一夏、特訓する。獅子王、同志と出会う。

男士達とそのヒロインはなにかしらで接触しています。
特訓回兼獅子王のヒロイン回です。


----一夏side----

雄太郎「………………(°ロ)」

 

………口からなんか出てる

 

滋凰「…ゆーたろー、大丈夫かぁ?」

雄太郎「……………おれしんだ」

滋凰「おいおい…」

切広「…まあ、今のままでは確実に一夏とお前はやられるだろうな」

一夏「えっ」

箒「お前は中学生くらいから剣道をやめただろう…」

一夏「…そうだけどさ」

 

……………やっぱISの動きに慣れるために剣道しといた方が良いか。

なんもしないよりはマシだと思うからな

 

切広「…だが」

一夏「どうした?」

切広「今日は授業をしていない気がする」

 

………あ、そうだな

 

一夏「確かになあ」

切広「まあいい。問題は代表戦だ。雄太郎、一夏。お前達を戦えるようにしてやる。」

 

…えっ

 

一夏「切広がやるのか!?」

切広「なにを驚いている…千冬さんに頼まれたんだ。箒と一緒にお前達を鍛えろとな」

 

………初耳だぜ

 

切広「箒が一夏、俺が雄太郎を鍛える。箒、一夏を頼むぞ」

箒「任された」むふー

 

………………どや顔してるな、見事に。なんでだ?

さて、雄太郎はっと…

 

雄太郎「」

 

…天を仰いでるな、うん

 

滋凰「…あぁ、雄太郎、ドンマイ」

雄太郎「筋肉痛の予感がするぜ……」

切広「さて、戦闘の仕方だ」

 

切広がタブレットを見て解説?を始める。

 

切広「お前達の相手…まあ、一番の脅威はセシリア・オルコット。戦闘スタイルは完全な射撃だな。」

箒「イギリスの代表候補生で、前は女尊男卑主義者だったが、雄太郎と出会ってその考えを改めたようだな」

切広「対処方は…まあ、あれだ。レベルを上げて物理で殴れ。近距離は対処できないらしいからな。」

箒「うむ、切広の言う事は正しいぞ。ヤツは完全な射撃特化だからな。」

切広「この戦法ならお前達のISが得意とする戦闘方法だ。一夏は知らん。」

一夏「ひどくね?」

切広「いつものことだ」

 

ですよねー…

 

切広「…だが」

一夏「ん?」

切広「…雄太郎、お前、剣術出来ないだろ」

一夏「えっ」

 

嘘だろ?

 

雄太郎「………や、槍があればいける!!」

切広「言ったな、ならお前槍使って俺の全部の攻撃さばけよ」

雄太郎「あっむり」

 

……え、マジで出来ないのか

 

雄太郎「…槍の突きならいいんだよ、斬ったり薙いだり出来ないんだけど刺すことだけなら負けないんだよ畜生…」

切広「…せめて防御を身につけさせる。それでいいな」

雄太郎「うい………」

 

……わーお

----一夏sideOut----

 

----獅子王side----

…俺陰薄くない?

俺がそんなことを思っていると、副担任の女の人が教室に入ってきた。

 

「……っ、はぁーっ、はぁーっ、…よ、よかったです、まだいました~…」

山姥切「…あんたは確か」

「あ、私副担任の山田 真耶(やまだ まや)です。宜しくお願いしますね」にこ

獅子王「あ、どうも」ペコ

一夏「それで、何で山田先生が?」

真耶「あ、あのですね。自宅から登校してくださいとはいったんですけど…IS学園の寮から登校してください」

 

…なんでだ?

 

獅子王「なぜですか?」

真耶「えと、あなたたちはですね、貴重な男性操縦者です。これから1週間のあいだ自宅から登校するのは危険だということで、急遽寮に」

山姥切「なるほど。…荷物は?」

 

もちろん

 

二人「「持ってきてるぜ!!」」

 

サムズアップと同時に拡張領域から荷物を取り出す。

一夏が口をあんぐり開ける。

山田先生も驚いている。

 

一夏「…裏切ったな!?」

獅子王「頼まれてないからな!!!」

 

いい笑顔で言ってやった。後悔はしてない。というかトラブルの後始末すんの俺なんだからこんぐらいしても罰は当たらない…はずだ

 

~IS学園の寮~

 

…ここだよな、俺の部屋。

同居人が居るって言ってたけど、誰だ?

 

コンコン

 

獅子王「…えーと、入るぞー」

「…どうぞ」

 

…大丈夫かな

 

「…」カタカタ

 

中に入ると、水色の髪の少女がパソコンを操作していた。

 

獅子王「…」

 

辺りを見回すと、そこの小さな棚に…

 

獅子王「…あ、」

 

俺が愛してやまない特撮番組、『仮面ライダー』のフィギュアがかざられていた。

 

獅子王「………仮面ライダー」

「っ!?」

 

するとそいつはそのフィギュアを急いでしまおうとしたが…

 

獅子王「ま、待てよ!」

「へっ!?」

獅子王「…お前も、仮面ライダー好きなのか」

「…うん」

 

…俺は感動した。まさかここで、同志に会えるとは

 

獅子王「…俺も、好きなんだよ。それ」

「…ぇ」

獅子王「…えっと、俺、四宮 滋凰。」

「…簪。更識 簪(さらしき かんざし)。よろしく…四宮、くん」

獅子王「滋凰でいいぜ?よろしくな、簪。」




文字数が安定しないです。
簪はライダーオタク…?
獅子王も主の影響でライダーオタクです。


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第七 クラス代表決定戦② 獅子王vs一夏

獅子王vs一夏のクラス代表決定戦です。
ちっふーが驚きの事を暴露してます。


----一夏side----

…………めちゃくちゃ緊張するぜ

俺は自分のIS『白式』に乗り込み、時間まで待機している。

相手は滋凰。

子どもの時の剣道では、引き分けしたときはあったが、正直に言う。勝つことはなかった。

 

千冬「…一夏、頭大丈夫か?」

一夏「だっだだだだだだだだだだ大丈夫ででででございますわよ?????」

千冬「…篠ノ之-。こいつ緊張で頭がおかしくなっているぞー」

箒「頭がおかしくなった一夏を介護できると聞いて」

一夏「ごめん千冬姉。ただのネタだから。信じないでお願い。」

千冬「そのまま結婚までこぎつければよかったのにな」

 

…………

 

一夏「それは織斑先生も一緒だろ?」

千冬「残念だったな、交際している相手はいる」

 

えっ

 

一夏「初耳だぞ!?」

千冬「言う必要も暇も無いからな」

箒「」

 

箒も口アングリ開けてるわー、本当に初耳なんだな

 

一夏「え、え、写真!写真!」

千冬「この試合が終わったらな」

箒「私にも見せてください!!」

千冬「ふむ、篠ノ之には先に見せてやろう」

一夏「ちくしょう!早く試合……[時間です、出撃してください]来た!」

 

一夏「…織斑一夏、白式!出撃する!」

 

俺は白式と飛び立ち、滋凰の元に向かう。

 

----獅子王side----

おう、じいちゃん子の獅子王だ!!

俺は今、アリーナ上空を飛んでるぜ!

俺にだけ出陣のセリフがないのは内緒だ!

…おい一夏どこだよ、放置か?泣くぞ??

 

一夏「うおおおおおおおお!!!いたあああああああ」

獅子王「ファッ!?」

一夏「俺ずっっっっっと探してたんだぞおい!!」

獅子王「知らねえよ!!!お前が場所忘れてただけだろアホ!!!」

一夏「アホって言った方がアホなんだぞ!!」

獅子王「うるせえやい!!始めるぞ!」

一夏「やってやんよ!!」

 

『…え、えと、し、試合開始!』

 

獅子王、一夏「「死ねや一夏ァ!!!(滋凰ォ!!!)」」

 

そう叫ぶと同時に、俺達2人は持っていた刀を打ちつけ合った。

 

 

千冬「…何をやっているんだあの愚弟は」

箒「…あぁ一夏…そんなところもかわいいぞ」

千冬「(…ダメだこりゃ)」

 

 

一夏「オラオラオラァ!!」

獅子王「ぅおりゃあっ!!」

 

ガキィン!ガキン!

 

そんな激しい音を立てながら刀の打ち合いをする。

一夏の剣筋は千冬さんに似て、堂々としていて綺麗だ。見とれてしまいそうな程。

だが…………俺は、負けず嫌いだからな

 

獅子王「…ぜっ……てぇ負けねー」

一夏「?」

獅子王「へへっ、隙あり!」

 

力強い突きを繰り出す

 

一夏「!うおっ!?」

獅子王「へへーん、どうだ!」

一夏「きったねぇ!!」

獅子王「ふはははは、文句ならまんばの義姉ちゃんの旦那にいいやがれ!!」

一夏「は!?」

 

ちなみに○的とか目潰しとかの邪道剣法は新選組の土方歳三も使ったらしいぜ!!

兼さん持ってるやつはたぶん知ってるよな!!

ちなみにまんばの義姉ちゃんの旦那は兼さんのことだ!!再開したら泣いて喜んだぜ!!!

 

一夏「…そこぉ!!」

獅子王「ピャッ!?」

 

あぶねぇ!!!まじあぶねぇ!!!!

 

獅子王「仕方ねぇ…こいつで決める!!」

一夏「こっちも……行くぜ!!」

 

俺は真剣必殺を使う為に、瞬間加速(イグニッション・ブースト)でエネルギーを削る

 

カンッッッ

 

高い音が、アリーナに響き渡る。

 

獅子王「ここからが…本気だぁっ!!」

 

周りに[真剣必殺]の墨文字が現れ、獅子王の刃に宿る。

 

一夏「はぁぁぁっ………!!」

 

一夏の雪片弐型(ゆきひらにがた)には、青いオーラが纏っている

 

獅子王、一夏「「……はぁぁぁっ!!(やぁぁぁっ!!)」」

 

殆ど同時に、刃が届く。

……

 

『…お、織斑一夏、シールドエネルギー10、四宮滋凰、シールドエネルギーゼロ…織斑一夏くんの勝ちです!!』

 

一夏「…や、やった、やったっ!!!」

獅子王「はは、参った参った。すっかりやられたぜ。」

一夏「滋凰、…俺、初めてお前に勝ったぞ!!」

獅子王「おう!…おめでとさん、一夏!」

一夏「ありがとな、滋凰!」

 

俺と一夏は、力強く握手を交わした。

…さて、御手杵達はどうなるかなっと




ちっふー、交際していたの巻。
感動青春モノみたいなラストになったけど最初こいつらお互い罵倒しあってたんだよね、うん


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番外編 CCP(キャンドルカッターピカチュウ)

C・C・P!
C・C・P!
ちっふーのキャラ崩壊注意


千冬といつもの5人は、山姥切の部屋にて寄り集まっている。

その理由は…

 

一夏「ち、千冬姉!はやく、早く見せてくれよ!気になってしかたない!!」

獅子王「お、落ち着け一夏!落ち着いてスマホを白式にリモコン操作して真ん中分け駐屯兵にフライアウェイするんだ!!」

山姥切「…お前も落ち着け」

 

…織斑一夏の姉、織斑千冬の恋人の写真を見るためだ。

 

千冬「…なぜそんなに私が婚約していたことに驚いているんだ」

一夏「だって部屋が腐海になってて」

千冬「がッ」

獅子王「料理ができなくて」

千冬「ごふッ」

御手杵「だらしなくて」

千冬「かはッ」

山姥切「冷蔵庫の中にはビールしか入ってなくて」

千冬「あぐッ」

箒「一人で生きていけるのかというほどの人だったあなたに」

千冬「ごふぁっ」

 

「「「「「恋人ですよ??」」」」」

 

千冬「……………………いいもんみせないもんわたしのたからものにするもん」

 

そう言うと千冬は地面にのの字を描き始める。

 

一夏「あぁぁぁぁぁぁ、ごめん千冬姉ーーーー!!!」

山姥切「…とりあえず、あんたの恋人はどういうやつだ。」

千冬「あ、そ、そうだな…」

 

千冬が言うにはその恋人は…

・バツ2

・見た目はホスト

・オカン

・口癖は『格好良く決めたいよね!』

・伊達男

・政宗が好き

PSO(パーフェクトスーパーオカン)

・料理が一夏に負けず劣らずうまい

 

山姥切、獅子王、御手杵「(あっ)」

千冬「?どうした、お前ら」

山姥切「…そいつ、俺達の知り合いかもな」

千冬「なんだと?」

獅子王「い、いやでも写真を見てみないことにはな!」

千冬「ま、それもそうか」

 

千冬は、写真のギャラリーを起動させ、スマホを5人に見せる

 

箒「…ほう」

一夏「…へぇ~…」

獅子王「(あぁ…)」

山姥切「(やはりか)」

御手杵「(…わあお)」

 

そこには、ピースをしている眼帯をかけた黒髪の伊達男と、千冬が映っていた

 

獅子王「…みっちゃんじゃんかよ」

 

そう、織斑千冬の恋人は、PSO(パーフェクトスーパーオカン)や、CCP(キャンドルカッターピカチュウ)こと、

みんなのオカン、[燭台切光忠]だったのだ。

 

獅子王「……みっちゃんが千冬さんと結婚するとはなぁ…」

千冬「おかしいか」

獅子王「いやいや、お似合いだとおもうぜ?」

御手杵「何の仕事してるんだ?」

千冬「八百屋とモデルの仕事をたまにしているらしい」

獅子王「ヌァッ!?」

 

燭台切光忠、現世暮らしを謳歌しているらしいです。

モデルの仕事については八百屋で仕事をしていたところスカウトされたそうです。

イケメンは違うね!!




みっちゃんの子供?
くりちゃんと貞ちゃんだから


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第八 三人の転入生

今回は鯰尾が登場します。


----獅子王side----

さて、代表も決まったことだし、今日も一日頑張るぜ!!

……………まあ、なんもないよな?な?

 

千冬「…今日は転入生を三人、紹介する。二人が男だ。喜べお前ら」

一夏「ウェェェェェェェェェイ!!!!」

千冬「黙れ愚弟」

一夏「えっ」

 

理不尽すぎワロタ

まあその他のクラスメイトもそわそわしてるけども

さて、どんな奴かな

 

千冬「…入れ」

「はーい」

 

…………ん???

………俺達の前に現れたのは、金髪の美少年と銀髪の眼帯少女、そして………

 

「えーと、俺から、ですよね?たぶん」

千冬「…さっさとしろ、一期」

「はいはーい。俺は一期 結城(いちご ゆうき)です!5番目の男性操縦者……まあ、今までの記憶が無くなっちゃってるんですけど、何とかなりますって!」

 

くりくりとした大きい眼、黒髪のポニーテール、高校生というにはほんの少し幼い外見の少年………

''脇差・鯰尾藤四郎''が、明るく自己紹介をしていた。

 

御手杵「…ず、ずお!?」

鯰尾「………あ!?ぎねさん!!切さんにしおさんも!!」

山姥切「…………!?」

 

山姥切は驚愕の表情を浮かべる。

御手杵の隣のセシリアは御手杵の突然の大声に耳を塞いで驚いている。

 

セシリア「…手杵様」

御手杵「……あ、す、すまんセシリア」

セシリア「…まあ、いいですわ。」

千冬「……………ゴホンッ」

御手杵「…あ、すいません」

 

危ねーな御手杵、もう少しで出席簿くらうぞ、おい

 

「…えーと、あの…」

「……」ムスッ

山姥切「…」ハッ

 

………まんばもなんか見覚えありそうな奴がいるみたいだな

 

千冬「すまんな……続けてくれ」

「あ…はい。えっと、シャルル・デュノア。6番目?の男性操縦者になります。未熟な所もあると思いますが、よろしくお願いします」

 

そう言って、金髪の美少年・シャルルはぺこりと頭を下げる。

お腐れ様がなんか言ってるけど気にしない。気にしないったら気にしない。

 

「…ラウラ・ボーデヴィッヒ。…それで良いだろう、そして、伏川 切広!」

山姥切「!?」

 

まんばの名前が呼ばれる。

何した、まんば

 

ラウラ「…ドイツでは世話になった」ペコ

山姥切「…あ、あぁ。こっちこそ、護衛ありがとう」ペコ

 

……知り合いなのか??

----獅子王sideOut----

 

----山姥切side----

……まさかラウラがここに来るとは……

まあ、ドイツの代表候補生らしいからな…当然か?

しかし、なぜ今の時期に

 

一夏「き、切広!」

山姥切「…なんだ、織斑」

一夏「お前、ラウラと知り合いなのか!?」

山姥切「…まあ、そうだな」

ラウラ「正確には護衛と護衛相手だがな」

 

そう言うラウラは、俺の背後にいつの間にか佇んでいた。

 

山姥切「!?」

一夏「ご、護衛相手?」

ラウラ「あぁ、…言っていいか?」

山姥切「…あぁ。構わない」

ラウラ「そうか」

ラウラ「…切広はな、名家の次男だ。『山姥切』のな」

----山姥切sideOut----

 

----獅子王side----

……山姥切………まんばの本来の名前か。

…ん?

 

獅子王「…山姥切家ってあの、あれか?このIS学園の設備費に多大な支援した…」

ラウラ「む?そうなのか、切広」

山姥切「…そうらしいな」

山姥切「支援をしたのは、俺の兄……本科と聞いている」

 

…山姥切って、兄貴の事''本科''って言うんだよな……

やっぱり、生き写しなこと、気にしてんのかな




鯰尾とシャル。
ラウラと山姥切。

この二組、どうなるのでしょう


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第九 ワンサマー、セカンド幼馴染み(サムフィリア)と再開する。

鈴の性癖?サブタイトルと同じだよ?


----一夏side----

…………そういえば鈴は元気かな

あいつだから大丈夫だとは思うけd「一夏っ!」

…………え

 

一夏「…り、鈴!!」

鈴「んふふ、久しぶりね!貴方の幼馴染み、凰 鈴音(ファン リンイン)が来たわよ!」

一夏「ど、どうして!?」

鈴「私の超大編スペクタクルストーリーを聞きたいかしら!?」

一夏「う、うおぉぉ!?なんだそれ!?聞きたいぞ!!」

 

はは、やっぱり元気そうだな!!

だがな………

 

一夏「鈴、俺の寝顔の写真をかえせぇっ!!」

鈴「ちょっ!?嫌よ!これ私の宝物なんだからぁっ!」

一夏「うるせぇ!寝顔の写真を千冬姉に頼んで送ってもらうのやめろよ!!お前がそういうのだっていうことで差別はしないけどな!」

鈴「それはありがとね!!けど私の宝物を奪わないで!?」

 

自分の寝顔の写真なんて恥ずかしいからな!!

鈴には悪いが分捕るぜ!

 

一夏「さあ鈴、俺の寝顔の写真を返すんだ。」

鈴「…いやと言ったら?」

一夏「お前が子供の時に大事にしてたノートの内容をIS学園中に放送する」

 

そう言うと俺は隠し持っていたピンクのノートを取り出す。

 

鈴「ちょっ、何であんたがそれ持ってんの!?」

一夏「ふはは、その写真を返してもらうためにこの前の休みに家の押し入れを掘り返したんだよ!」

 

政府の方々は千冬姉に退散させてもらいました。

まじつよい。

 

切広「……一夏」

一夏「?なんだ?」

切広「…そいつは誰だ?」

一夏「…あ、ごめん。紹介するよ。こいつは凰 鈴音。箒の次に出来た…''セカンド幼馴染み''ってとこか?」

鈴「あはは、兼中国の代表候補生でもあるわ」

 

!?

 

一夏「……すげぇな」

鈴「マジ大変だったわ」

 

そんなことを話していると、同じ代表候補生という事を聞き取ったのかセシリアがやってきた。

 

セシリア「……中国の代表候補生、凰 鈴音さんですわね?」

鈴「そ、そうだけど…」

 

ガシッ

 

鈴「へ?」

セシリア「貴方の向上心と気力と根性………とても感動しましたわ!!」

雄太郎「え、セ、セシリア。有名人なのか、鈴って?」

セシリア「有名人も有名人、たった1年で代表候補生にまで登り詰めた努力の方…凰 鈴音!代表候補生の中では超!有名人ですわぁ~!」

クラスメイト達「「「「「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」」」」」

 

………………な…………何……………だと…………………??

 

一夏「り、鈴!?」

鈴「…………はっ、なに?」

一夏「…そんな有名人なのか、お前?」

鈴「…死に物狂いでやってただけだから、よく分からないわ」




鈴さん、ちょっとした有名人だった。
明日は息抜きの為の小説を建てますんで更新は多分できません


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第十 山姥切の初戦

まんばがチートの片鱗を見せる回です。
他作品ネタ注意


----山姥切side----

俺は昼休みに、アリーナに行く。

自主練をするためだ。

………強い奴と戦いたい。ダメだ、戦闘狂になっている………

その時

 

セシリア「あら、伏川様」

山姥切「…セシリアか。…ちょうどよかった、模擬戦がしたい、相手をしてくれるか?」

セシリア「えぇ。鈴様からも誘われていましたの。…私たちに挑むということは、それなりの腕は」

山姥切「…勿論持っている。織斑先生に止められた事を忘れたか」

セシリア「…よほどの強さですのね」

鈴「いいじゃん、やりがいがあるってもんよ!!」

セシリア「!?」

 

………これは

 

山姥切「驚いたな、瞬歩か?」

鈴「違うわ、(ソル)よ。」

 

……………知らん。

 

山姥切「…まあ、良い。早く行こう」

セシリア「えぇ」

鈴「ふふーん」

 

----山姥切sideOut----

 

----ナレーターside----

3人は、アリーナにISを纏った状態で対峙する。

山姥切が二人の前に居る形だ。

 

セシリア「…本当によかったんですの?」

山姥切「……あぁ、良いぞ」

鈴「こっちはあんたの実力が見たくてうずうずしてるの!早く始めましょう!」

山姥切「…あぁ、始めるか」

 

山姥切「………」

 

山姥切は、静かに刀を鞘から引き抜く。

その一つ一つの動作が惚れ惚れするほど綺麗であり、恐れるほどの鋭い雰囲気も醸し出す。

 

セシリア「……っ」

鈴「…」

 

セシリアと鈴は、気圧される。

山姥切は刀と地面を平行にして構える、''霞の構え''を取る。

 

山姥切「…伏川 切広…、参る」

鈴「……っ、行くわよ!セシリア!」

セシリア「近距離は任せましたわ!」

 

鈴は装備した青竜刀『双天牙月』を振るい、山姥切に切りかかる。

その動きは速く、並みの操縦者には避けられない。

だが、山姥切には……

 

山姥切「……遅い、な」

 

その動きは、まだアラがある、未熟者の動きに見えた。

もちろんたやすく避ける。

 

鈴「えっ!?」

セシリア「てやっ!!」

 

セシリアがビームライフルを撃つ。

突然の射撃に対応できないと思われたが…

 

山姥切「まだまだだ」

 

宙返りというアクロバティックな動きで難なくかわす。

 

山姥切「…次はこちらだ」

 

斬撃。

その斬りの速度は、とにかく速く、捉えきれない。

 

鈴「くぅっ!」

セシリア「り、鈴さん!?」

山姥切「…もう終わりか」

鈴「……そんな訳ないでしょっ!!」

 

鈴は勢いよく山姥切に斬りかかる。

山姥切はそれを見て、笑みを浮かべる。

 

山姥切「……そうだ、来い。俺に、全力を見せろ。俺を、楽しませてくれ」

 

刀と青竜刀がぶつかり合う。

 

----

---

--

-

 

鈴「…だー!負けたー!」

セシリア「負けましたわー…」

山姥切「…こんな物だ」

 

あの後、結局鈴達は負けた。

山姥切に当てれたのはセシリアの苦し紛れの一発と、鈴の近距離で当たった『龍咆』のみ。

 

山姥切「………鈴、さすがにやり過ぎた。大丈夫か?」

鈴「えぇ…しっかし、凄いわね。身体能力も剣術も一夏や滋凰と比べ物にならないわ…」

山姥切「…まあな。かなり向いていたようだ」

 

山姥切はそう言うと、身を翻し、部屋へと向かう。

 

セシリア「…マイペースですわね」




一夏とか出せなかったね、うん


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第十一 クラス代表戦 一夏vs鈴

一夏と鈴が戦います。


----一夏side----

一夏「………ふぅ…………」

 

俺は深呼吸をして出撃を待つ。

正直獅子王との戦い程緊張してる。

戦いになった時の鈴はいつもとは違う。

俺の寝顔の写真をもってしても釣られないだろう。

…というか、そんなので勝とうなんて始めっから思ってない。

そんなことしたら、千冬姉の顔に泥を塗ってしまう。

だから、絶対勝つ。刺し違えても勝つ。

 

一夏「………ぜっ………てぇ負けねー」

 

…出撃の時間か。気合入れてくぜ!

 

一夏「織斑一夏、白式!出撃する!」

 

俺は勢いよく飛び立ち、鈴の元へ向かった。

----一夏sideOut----

 

----アリーナ

 

アリーナの中央。そこには、桃色の龍と、白い武者が互いに向き合っていた。

桃色の龍は凰 鈴音が操る、中国の開発した第三世代『甲龍』

それに相対する白い武者は織斑 一夏が駆る諸刃の剣『白式』である。

 

鈴「一夏!」

一夏「なんだ!」

鈴「子供の時の約束、覚えてるかしら!」

一夏「…あぁ、言われた時は意味がわからなかったけどな」

鈴「…この試合終わったら、聞かせてよね」

一夏「…もちろん」

 

鈴は『双天牙月』を構え、一夏は『雪片弐型』を構える。

 

『試合っ、開始!』

 

戦いの火蓋が切られると同時に、両者は近付く。

狙いは接近戦。

青竜刀と刀がぶつかり合い、火花が散る。

 

一夏「…………っ!」

鈴「ほらほらぁ!」

 

鈴は双天牙月を振り回す。

一夏に付け入るスキを与えさせないその戦いは、まるで荒れ狂う龍の様。

龍を相手に対する一夏は、切り札である『零落白夜』を使うタイミングを、今か今かと待ち侘びている。

 

鈴「どうしたの一夏ァ!なんかあるんでしょ!?仕掛けて来なさい!!」

一夏「そう簡単にやれる代物じゃあ………ねえんだよ!」

 

そう叫ぶと一夏は渾身の力で雪片弐型を横凪ぎに振るう。

刀身に纏わせた青い波動が、甲龍の装甲をかすかに傷付けた。

 

鈴「おっと!?やるじゃない…ありゃあ!?」

 

鈴のシールドエネルギーは、その僅かな衝撃だけで一気に削られている。

 

鈴「なるへそ、それが『零落白夜』ね…まともに当たればただじゃすまない」

一夏「…あぁ」

鈴「けどね、私だって何も無い訳じゃあないのよ!」

 

「___ブチ抜けッ」

 

「龍咆ッ!!!!!!」

 

 

一夏「……ッ!」

 

ダァン!!ダァン!!

不可視の弾丸が、白い武者を打ち倒さんとばかりに襲いかかる___!!!!

 

一夏「うおっ、あ!?」

 

一発は何とかかわすが、もう一発は避けきれない。

 

一夏「……見えない!?」

鈴「そう……なぜかは自分で考えなさい!!」

 

鈴は再び龍咆を撃ち出す。

一夏は何とかかわすが、近付く事ができないでいる。

近接では荒れ狂う龍、距離を離せば見えない弾丸...中国の代表を名乗るだけあり、一夏にとっては、一筋縄ではいかない相手であった。

 

鈴「ふふーん、どう……あら?」

 

 

----アナウンス席

真耶「……織斑先生っ!所属不明の、ISが!!」

千冬「なにっ!?急いで生徒たちを避難させろ!織斑と凰もだ!」

真耶「は、はいっ!!」




まじ戦闘描写へた


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番外編 一夏の愚痴

この小説の一夏くんは鈍感なだけの一般ピープルです。
DK組が一夏くんの愚痴に付き合うだけ。
そして、お久しぶりです


一夏の部屋。

その部屋に、五人の男子が丸になるように集まっている。

一人はこの部屋の主、織斑一夏。

[鈍感][唐変木]などの不名誉な異名をほしいままにする爽やかイケメンだ。

その横にいるのは新しくやってきた男子、一期 結城(いちご ゆうき)こと、脇差『鯰尾 藤四郎』。

さすがに馬糞は投げておらず、[アイドル(男)]というあだ名を付けられている。

ちなみにシャルル・デュノアと同室である。

残りの三人はまとめて紹介しよう。

 

[超絶ガチートハイスペック男子]

伏川 切広(ふしかわ きりひろ)こと、打刀『山姥切国広』。

[器用貧乏な子犬系でっかわ男子]

手杵 雄太朗(てぎね ゆうたろう)こと、槍『御手杵』。

[女装させたら似合うサイドテール型謎の髪型男子]

四宮 滋凰(しみや しおう)こと、太刀『獅子王』。

 

獅子王「…俺達の紹介雑じゃね?」

山姥切「………まあな」

御手杵「よし、一夏。どうした急に呼び出して」

一夏「……ちょっと言いたい事あってさ」

御手杵「お、おう」

鯰尾「なんでもどうぞ!」

 

一夏「………ぶっちゃけ…………」

 

一夏「俺の機体、燃費悪すぎじゃないか?」

 

……………………

その場に、一陣の風が吹き抜ける。

 

山姥切「……あー……」

御手杵「まあ、アニメみたいなピーキーな機体だしな」

獅子王「武器が剣一本ってのもなあ…」

鯰尾「暗に『お前は剣以外能が無い』って言ってるようなもんですよね!!」

一夏「ごふっ」

 

鯰尾の元気な罵倒を聞き、その場に倒れ伏す一夏。

獅子王が起こす。

 

一夏「……けどさぁ、けどさぁ!もう少し燃費良くしろよ!!アレじゃあ誰が作ったのかまるわかりだ!」

山姥切「あぁ、俺も分かった」

一夏「だよな!?!?だよなぁ!?!?!?」

山姥切「アイツだろうな」

一夏「……あの人だろうな」

獅子王「…あぁ。」

 

鯰尾を除く全員の頭の中に浮かぶのは……

曰く、天災。

曰く、自分の興味ない人物には排他的。

曰く、クソうさぎ。

曰く、いつ結婚するんだろう。

 

isの開発者、篠ノ之 束。

 

一夏「………あの人に俺は文句を言って良いと思う」

山姥切「そうは言ってもお前、剣以外で戦えるのか?」

一夏「…………あー……………」

御手杵「その剣道も切広にこてんぱんにされたしな」

一夏「じゃあ勝てんのお前」

御手杵「ハハッ、無理に決まってんだろ」

一夏「ですよね!!!」

 

山姥切、ドヤ顔

 

一夏「そういえば鈴とセシリアにも勝ったんだっけか」

山姥切「チョロかった」

獅子王「うわあ」

一夏「あれっ…?俺、弱すぎ…????」

御手杵「落ち着け一夏、ヒッヒッフーだ」

一夏「それ俺がやる方じゃないよな」

鯰尾「明らかに勧めるほうですね!ハーレム潰えればいいのに!」

 




オチが訳分かんない


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第十二 反則級の強さ!山姥切!イェーイ!!

たいっっっっっっっっへんお久しぶりです、申し訳ありませんでした。


----山姥切国広side

……無人機、ということは…あのクソウサギか

だがなぜ……しかも、あの無人機…どこか違うような……?

…だが

 

山姥切「………………あの無人機、来ねえかな」

 

自分でも引く事を騒がしい中で言う。

 

御手杵「切広!」

山姥切「…なんだ、俺は今こっちに無人機来いと思ってるのに忙しい」

御手杵「戦闘狂はいいよ!!俺達ヤバいからぁ!」

山姥切「本音」

御手杵「あーくそ!!あいつ踏まれてねえかなあ!!」

 

…よし、全力ダッシュで行ったな。

 

山姥切「……邪魔者はいなくなったぞ、来い。鉄くず共」

 

そう言い放つと同時に、七の無人機が勢いよく現れる。

 

無人機1,2,3,4,5,6,7「…」

山姥切「……七か…」

 

俺は口を歓喜にほころばせる。

 

山姥切「………山姥切国広、参る」

 

スラァァァァッ!!!!

 

俺は刀を引き抜き、俺自身(IS)を呼び出す。

 

山姥切「…………さあ、粗大ゴミに出してやる。スクラップになりたい奴からかかって来い」

 

----山姥切sideout

 

無人機達が跳びかかる。

俺はそれをかわす。

攻撃を仕掛けてくる。

よける。

撃たれる。

斬る。

それをひたすらに続ける。

 

山姥切「…ハッ、スピードと狙いは良いがな…………甘い」

 

勢いのある踏み込み斬りで無人機の一体を破壊し、振り返り様の刀装による急所の攻撃と刀の攻撃で二体破壊する。

 

無人機4「…」

 

それを見た無人機の一体が撤退しようとするが

 

山姥切「逃がすか、消えろ」

 

すかさず頭をつかみ、床に叩きつけて刀を突き刺す。

 

山姥切「…残り3体だ、覚悟しろよ。俺の仲間達に手を出そうとした報いを受けろ」

無人機3体「」

 

………………………

………………

…………

 

ズバンッ、ドゴッ、ドォンッ、バァン

 

獅子王「…あれどうする?」

鯰尾「………さあ?」

シャルル「…ねえここにいて良いのかな?」

鯰尾「なんとかなりまs「ならないな」あっ」

千冬「とっとと避難しろ」

四人「ウィッス!!!!!!!」

千冬「''はい''だバカ者」

四人「はい!!!!!!!」

 

______

____

__

 

----獅子王side

医務室

俺達は、一夏のお見舞いに医務室に来ていた。

 

ラウラ「……見事にボロボロだな、織斑一夏。ほら、教官に渡された湿布だ」

一夏「お、おう…サンキュー、ラウラ…」

 

一夏とラウラは普通に仲が良い。

千冬さんに恩があるからなのか、揉め事は出来るだけ起こさないように善処しているらしい。

というか最近は体力を付ける為にトレーニングのメニューも考えてもらっているみたいだ。

仲が良いのは良いことだ。

だが

 

一夏「…ラウラ、なんで切広の膝の上にいるんだ?」

ラウラ「ん?嫁の厚意だ」

 

ふぁっ




マジ遅い


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番外編 原作キャラの比較、その他設定

この小説のキャラと原作キャラの比較です。


獅子王「番外編多いな」

山姥切「…まぁ、あれだ。」

御手杵「…重要な事を忘れてたらしいからな」

鯰尾「まぁ、ただの自業自得ですよね!仕方ないですね!!!」

山姥切「…というわけで、今回はこの小説のISキャラと原作ISキャラとの比較だ。」

獅子王「キャラによってはアンチっぽい文章だから注意しろよー」

鯰尾「あとこの小説だけのオリ設定もあります!」

御手杵「…俺の喋る事ねぇじゃん」

鯰尾「すいませーん!!」

 

織斑一夏

原作との違い

爺臭い考え方と家庭的な所は変わらないが、それ以外はお年頃の高校生。

最近二人の幼なじみが気になるが、二人の事を好きになる自分に呆れている。

オカン系男子で常識人。

 

篠ノ之箒

原作との違い

ラッキースケベされても刀は振るわない。

ワンコみたいな子。

一夏のセコム。

 

鳳 鈴音

原作との違い

サムフィリア。

喧嘩してもisは使わない。

一夏のセコム。

 

セシリア·オルコット

原作との違い

御手杵のヒロイン。

騎士道を重んじる。

最近は鈴と仲が良い。

 

布仏 本音

原作との違い

御手杵のヒロイン。

ほんの少しメンヘラ入っている。

だが作者の技量と根性と文才がないため死に設定になると思われる。

 

更識 簪

原作との違い

特撮好き。

獅子王のヒロイン。

 

ラウラ·ボーデヴィッヒ

原作との違い

一夏との中は良好。

まんばのヒロイン。

自分のisにあるシステムが組み込まれていることは知らない。

 

シャルロット·デュノア

原作との違い

男装がものの見事に見破られるが、獅子王の『束さんコール』によって色々片付いた。

鯰尾のヒロイン。

鯰尾が男装好きになるのはまた別の話。

 

織斑千冬

原作との違い

結婚を前提に燭台切光忠と交際中。

 

イメージソング

獅子王&簪 B.A.T.T.L.G.A.M.E(『平成ジェネレーションズ』挿入歌)

御手杵  ファッキンフライデー

一夏   フルドライブ

セシリア サイレントマジョリティー

本音   おなじ話

まんば 私以外私じゃないの

箒    凛として咲く花の如く

ラウラ 東京テディベア

鯰尾&シャルロット セツナトリップ

鈴   いーあるふぁんくらぶ

 

山姥切「こんな感じだな」

鯰尾「俺とシャルロットちゃんの描写がないぞコラ!」ニッカリ

獅子王「俺と簪もだ」

御手杵「俺のイメージソングはあれか?ニコニコのやつかおい」

ラウラ「不満たらたらだな貴様ら」

御手杵「本編の消化遅いんだもの」

鯰尾「はよシャルロットちゃんの水着ください」

御手杵「そんなにお前色欲狂いだっけ」

鯰尾「シャルロットかわいいです!!!!!!」

山姥切「…タッグマッチは…多分いきなりくるとは思う」

獅子王「もうこの小説読む人居ないんじゃ」




遅かったです


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第十三 DK組一行、チーム決め

チーム決めです。
キャラ崩壊するかもしれません


御手杵「…タッグマッチ?」

一夏「おう」

 

刀剣男士達は昼休み、教室に集まって話していた。

 

獅子王「…えー、あれか。学年別個人トーナメントを?」

簪「ペアトーナメントに変更するっていう」

 

その言葉に本音が続く。

 

本音「だから~、みんなでペアを組も~」

箒「この人数に、それに切広も居る。優勝は…「すまない」む?」

 

箒が振り向けば、そこには苦虫を噛み潰したような顔をした山姥切が。

 

山姥切「…ラウラと皆には悪いが…俺は参加できない」

ラウラ「なん…だと」

シャル「…理由はまぁ大体予想できるけど」

 

山姥切はうつむき、

 

山姥切「……………………織斑先生に……………止められた」

全員「(ですよねー…)」

 

その瞬間、その場にいた全員の心が一つになった。

 

箒「……ならば、仕方ない。切広を抜きに話し合うぞ…って、ラウラ?」

ラウラ「……ウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダウソダ………」

 

そこにはヤンデレの闇の部分のように濁り、死んだ魚の目をしたラウラが嘆いていた。

気のせいかその小さな背中からは捨てられた子猫のような雰囲気も感じさせる。

 

獅子王「キッリ!メンタルケア!!!」

山姥切「え、あ、あぁ」

 

山姥切は獅子王の言葉に応じて、ラウラを後ろから抱き抱え、抱きしめる。

ラウラは足を山姥切の腰に絡ませ、抱きつく。

 

一夏「ほんっとこいつらバカップルだよな」

鯰尾「ですよねぇ」

鈴「アンタにも言われたくないと思うわよ、結城」

鯰尾「えー?そうですか?」

シャル「これが普通ってティナが」

 

そこで箒が手を叩く。

 

箒「…とりあえずだな、私達だけでもペアを決めないか?」

山ラウを除く全員「はーい」

 

そして、放課後の鯰尾の部屋による厳正な話し合い(そして箒と鈴の一夏を賭けたじゃんけん)により、ペアは以下の通りに決まる。

なお、ペア名はそれぞれが考えた者である。

 

1,フランセーズオオナマズ(シャルロットと鯰尾)

2,サムライバディ(一夏と箒)

3,ライオンの髪飾り(獅子王と簪)

4,セシ槍(セシリアと御手杵)

5,のんびり中国四千年(本音と鈴)

6,黒ウサギ部隊(ラウラとピンチヒッター、クラリッサ)

 

山姥切「なんだフランセーズオオナマズって」

鯰尾「フランセーズオオナマズはフランセーズオオナマズです」

シャル「ちょっと提案した僕でも何いってんだろうって思った」

 

箒「のんびり中国四千年」

鈴「中国四千年の歴史」

本音「それに私ののんびり属性をサプライズフューチャーさせたんだ~」

箒「…まぁ、お前らが良いんならいいんだろう」




○サムライバディ…刀使い、剣道経験者二人から。このあとなぜか二人はラ○トコップ見てた。
●ライオンの髪飾り…獅子王×簪=ライオンと髪飾り
◇セシ槍…セシリアの欲望。
◆黒ウサギ部隊…ピンチヒッター、クラリッサちゃん。


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第十四 タッグマッチ一日前

タッグマッチ一日前です。
いきなりラウラ戦かと思ったか?


あ、獅子王×簪&一夏×箒(下ネタ)っぽいやり取りあります


本番1日前

 

獅子王と簪は整備室にて、簪のIS『打鉄弐式』の最後の点検をしていた。

 

簪「…ごめんなさい、滋凰。点検、手伝ってもらって」

獅子王「同じ部屋で、コンビを組んでもらったからな。こんぐらい当然だ!」

簪「…そう?」

獅子王「おぉそうだ。それに、俺がそうしたいんだよ」

 

迷惑じゃなければな、と獅子王がはにかみながら付け加える。

それを見た簪は少しきょとんとしてから、

 

簪「…ふふ」

 

と、同じように笑う。

 

獅子王「な、なんだよ!なんかおかしいか?」

簪「ううん、滋凰らしいなって。初めて会ってまだそんなに時間は経ってないけど」

獅子王「そうかぁ?」

簪「うん」フフ

獅子王「あー、また笑いやがった」

簪「ごめんね」

 

そこから数秒の沈黙が訪れる。

 

獅子王「…うーし!!」

 

バチーン!!

獅子王はそんな音を立てて両手で頬をひっぱたく。

 

簪「ど、どうしたの!?」

獅子王「明日に向けて、気合い入れた!」

獅子王「簪!」

簪「な、なに?」

獅子王「明日、ぜってー勝とうぜ」

簪「…当然。私も、頑張る」

 

その言葉を聞いた獅子王は、拳を突き出す。

それをみた簪も、同じように。

最初にグータッチ、次に握手。最後に拳をぶつけあう。

そんな独特なやり取りをした獅子王と簪は、互いに笑う。

 

獅子王「へへっ。これ、一回やってみたかったんだよな」

簪「私も」

 

-----

---

-

 

獅子王と簪がメンテナンスを初めていた頃、一夏と箒は3年の人にISの訓練を頼んで、それを終わらせ、

部屋に戻っていた。

 

一夏「…」

箒「?どうした」

 

一夏は少し緊張しているのか、部屋の入口に棒立ちの状態でいる。

箒はそんな一夏に不思議そうな様子で聞く。

 

箒「一夏?」

一夏「…ん?な、なんだ?」

箒「どうした?…もしや」

 

箒はその顔を不敵な笑みに変える。

 

箒「…私を意識しているのか!?」

一夏「…は?」

箒「ふふふ、照れなくても良いぞ一夏!私で意識してくれているとはな!」

一夏「おい」

箒「据え膳食らわばなんとやらとは言うが、今の私は学生の身…お前と一緒に同衾は今は出来ないんだ…」

一夏「コラ」

箒「だが、私が抜く事は出来るぞ一夏!さぁ、ベッドに腰掛け「ちょっとそこまでにしとけよお前」ウィッス」

 

その箒の額をデコピンする事によって、一夏は崩壊しかけた箒の理性を繋ぎ止める事に成功する。

 

一夏「…落ち着いたか?」

箒「ほんとうにすまんかった」

 

箒を正座させ、その箒の肩に一夏が両手を正面から置いている状態である。

その姿はさながら、ぐずる自分の子供を落ち着かせている親(母か父かはご想像にお任せする)のようである。

 

一夏「いいか箒」

箒「なんだ一夏」

一夏「確かに意識していたのは本当だ、だがそれは」

箒「タッグマッチの事だろう?」

一夏「…あぁ」

 

神妙な顔でうなずく一夏。

そんな一夏を見て箒は笑みを浮かべる。

 

箒「…全く、お前という奴は」

一夏「な、なんだよ」

箒「そんなに緊張する事はないぞ、ゆったりでいいんだ」

一夏「…」

箒「確かに緊張感を持つのはいいことだ、だが。それも過ぎれば毒になるぞ」

 

真剣な顔をして続ける。

 

箒「お前はよく頑張っている、それを誇って胸を張れ。」

一夏「…あ、あぁ。」

箒「よかった。シャワーを先に浴びてくるぞ」

 

箒は立ち上がってシャワー室に向かう。

 

箒「…覗いてもいいぞ?」

一夏「覗かねーよ!!!」

箒「ふっ、だろうな」

 

箒がシャワー室に入ったあと、一夏は自分のベッドに飛び込む。

彼が思う事は1つ。

 

一夏「(…ふざけんなよあいつッッッッ!!!!!イケメン美人じゃねえかよぉぉぉぉぉ!!)」

 

織斑 一夏、高校生。好きなタイプは幼なじみ(二人に恋している事に迷走中)。




獅子×簪に対する一夏×箒の文字数よ!!!!


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第十五 獅子の髪飾りvsフランセーズオオナマズ

題名がシュール。
鯰尾が特殊性癖です。お気をつけください。


鯰尾「」

シャル「…だ、大丈夫?」

鯰尾「しゃる、おれかてるかどうかわかんないんだけど」

シャル「…が、頑張ろ!」

鯰尾「アッ待ってすごいやる気出てきた頑張る」

 

そんなやり取りをしている二人の元に、関羽がやってくる。

 

千冬「…お前ら、そろそろ準備しろよ」

シャル「あ、はい!」

鯰尾「わかりました~」

 

千冬は二人を見て、考える。

 

千冬「(…一期 結城。ここに来る前はただの高校生だったようだが…教員を相手に引き分けに持ち込んだ)」

千冬「(こいつがどうやって引き分けに持ち込んだのかは知らないが、只者ではない事は間違いない)」

千冬「(…それに、シャルロットへの執着も少し気になる。アイツに関しての感情は、狂気とも言えるものだ)」

 

鯰尾のシャルロットへの執着。

本編では描かれてはいないが、彼はシャルロットへの執着が強い。

いわゆる【ヤンデレ】。

巻き込まれているシャルロットも嫌ではない感じである。

 

千冬「相手は日本代表だ。気を張れよ」

シャル「全力で挑みます」

鯰尾「はーい。」

千冬「一期、お前に言ってるんだが」

鯰尾「大丈夫です、気は張ってますから!なんとかなりますって!」

 

そう言うと、鯰尾とシャルロットは自分のISに搭乗する。

シャルロットのIS『ラファール·リヴァイヴ』

鯰尾のIS『大鯰』

シャルロットのISはオレンジを基調にしたもの。

装備によって多種多様な戦い方が出来るIS。

鯰尾のISは、どこか丸みを帯びた白黒のIS。

眼をおおう部分には青いアイシールドが付いている。

胴には鯰尾の戦闘装束を模した装甲、腰にはメイン武装となる脇差が付いている。

 

シャル「…ラファールリヴァイヴ、シャルロット·デュノア!行きます!」

鯰尾「一期 結城、鯰尾藤四郎…出陣してきまーす!」

-----

---

-

 

4機のISが集まる。

日本とフランス。

弾幕型と万能型。

獅子と鯰。

太刀と脇差。

双方は互いににらみ会う。

 

鯰尾「…♪」

鯰はその身を歓喜に振るわせ。

シャル「…」

貴公子は真剣な面持ちで。

簪「(…大丈夫)」

妹は武装のミサイルを構え。

獅子王「…ハァー…」

獅子は息を吐き、試合開始を待つ。

 

『…試合、開始』

 

その言葉とともに、風のような速さで鯰尾が斬りかかる。

 

獅子王「…は?」

 

鯰尾「…♡」

 

ハートマークが、鯰尾の眼に写っている。

その顔は赤らみ、口からはよだれがほんの少し垂れていた。

そう……

 

獅子王「(こ、こいつ…)」

獅子王「(なんで、戦ってる時に興奮してるんだよ変態かよ!!!!!!)」

 

鯰尾は、発情していた。




この作品にはちょいちょい特殊性癖を拗らせたキャラがいます。
ご注意ください。

※鯰尾の性癖
オートアサシノフィリアをマイルドにしたもの。
ここでは『コンバットフィリア』と名付けます。

コンバットフィリア
戦闘全般におけるあらゆる行為への性的嗜好。
戦闘狂のまんばとは違い、戦いに抱く感情は歓喜ではなく劣情である。
シャルロット等にも性的興奮はするので、あまりバレない。


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第十六 獅子の髪飾りvsフランセーズオオナマズ②

ずおと獅子王の戦いがメインだと思います


鯰尾「…はぁー、はぁー…」

 

鯰尾は整った顔を赤らめながら、脇差での攻撃を繰り返す。

 

獅子王「(何だよ、こいつ…!)」

 

獅子王も太刀を使ってその攻撃をいなすが、いかんせん鯰尾の攻撃の手数が多く、中々攻撃に移れない。

 

鯰尾「ほらぁ、どうしたん、ですかぁあ?はやくぅ、ンッ、打ってくださいよぉ」

獅子王「だったら攻撃を、緩めろっつの!!」

 

防御した勢いで鯰尾を引き離し、体勢を整える。

獅子王の頭は混乱している。

それもそうだ。

何せ戦ってる相手が発情しながら斬りかかってくるのだ。

そんな状況に出くわせばかならず一般人は逃げ出すであろう。

 

鯰尾「あっはは…♡」

獅子王「…」

 

獅子王は乾いた唇を濡らし、太刀を構える。

気のせいか、鯰尾から発せられるプレッシャーが高いのだ。

それは、観客席の山姥切にも___

 

山姥切「…」モフモフ

ラウラ「くすぐったいぞ、嫁ぇ」

 

いちゃついてやがった(by獅子王)

…とにかく、謎のプレッシャーを鯰尾が放っている事は確かである。

獅子王は攻撃を仕掛ける為に構え

 

鯰尾「おっそーい!ですよぉ?」

獅子王「!?」

 

痺れを切らしたのか、鯰尾が斬りかかる。

 

獅子王「こん…のッヤロウ!!」

 

獅子王は太刀で振り回し、突き、凪ぎ払う。

鯰尾もそれに曲芸じみた動きで対抗する。

 

獅子王「(こいつ…こんなに身軽だったのか!?)」

 

そんな鯰尾の動きに驚愕しつつ、獅子王は刀装を出現させ、攻撃させる。

 

 

一夏「…あれは、ファンネルか?」

セシリア「確かに、私のティアーズにも、似たような物が搭載されていますが…」

セシリア「ビットというには、近接に特化していますね」

 

その二人の会話を聞いた御手杵は

 

御手杵「あぁ、あれは「"刀装"って言うんだって~」

 

しようとした説明を御手杵の隣に座っている本音に取られた。

 

御手杵「」

一夏「そうなのか?」

本音「うん、ぎねぎねから聞いたんだ~」

御手杵「…取られるんなら言わなけりゃ良かった…」

セシリア「大丈夫ですか?雄太郎様。わたくしの胸、空いてますわよ」

御手杵「…肩貸してくれ」

 

簪「…」

シャル「?どうしたんだい?」

簪「…あなたに、聞きたい事がある」

シャル「試合中だよ?」

簪「手短に済ませる…、なぜ貴女は、一期くんの事をそんなに気に入っているの?」

シャル「…え?」

 

簪は眉をひそめ、もう一度言う。

 

簪「なぜ、貴女はあの人の事が好きなの?」

シャル「…なぜって…」

 

シャルロットは口元を吊り上げ、笑って言う

 

シャル「とっっっっってつもなく、大好きだから。結城くんも、僕の事が大好き。」

シャル「それ以外、何か問題があるの?僕と、結城くんは互いに互いを必要としてる」

簪「…確かに、問題はなにも無い。でも」

簪「いつか、失う時はある。明日かもしれない、一年後かもしれない」

簪「それに、共依存とか、どろどろに溶け合うような生活は、長くはもたないと思う」

シャル「…何が言いたいの」

簪「べつに何も。それだけ」

 

簪は自分の武器を構える

 

簪「さ、試合再開だよ。…私が勝つけど」

シャル「…僕が、結城くんと一緒に優勝する」




オチが思い付かなかった


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第十七 獅子の髪飾りvsフランセーズオオナマズ③

終わらせたい

あ、今回仮面ライダーネタ注意です


簪は考える。

 

簪「…(挑発って言えるかどうかはわからないけど…取り敢えず成功)」

簪「(多分、これで相手は動きが単調になるから、その隙をつこうかな)」

 

そして構える。

シャルロットも自身の近接武器『ブレッドスライサー』を構える。

 

シャル「せあぁぁあっ!!!」

簪「(うっそでしょあの子こんな単純型だったの?一夏ばりに突進してくる)」

 

簪は自身の武器であるロケットランチャー『山嵐』を打ち出す。

シャルも負けずに自身の機体を操り、ミサイルを避けている。

 

簪「…っち」

獅子王「!?」

簪「あ、ごめんつい」

 

驚く獅子王にそう返し、向き直る。

 

獅子王「(…まぁ舌打ちの一つや二つで驚いてたらあれだな、うん)」

 

獅子王は頷き、鯰尾との闘いに戻る

簪はミサイルを次々に撃ち、動きを止める。

シャルルは煙に紛れて切りかかろうとするが……

 

簪「…ふぅあ!!!!」

 

自身の近距離武器の薙刀『夢現』を展開し防御、そのまま袈裟斬りにたたっ斬る。

 

シャルル「くっ!?」

簪「…」

 

簪の目尻が、普段よりも鋭くなる。

その眼は、獲物を狙う狩人のように。

賞金首を狙うバウンティハンターのように。

犯罪者のボタンを狙うある男のように。

 

簪「…そうだ」

 

何かを思い付いたのか、簪は夢現を投げ捨てる。

驚く周囲。

ざわつく鯰尾(変態)獅子王(オカン2号)

ゼリーを食べてるクソウサギ。

 

束「ちょっと束さんだけおかしくない!?!?」

 

獅子王「おい、簪!何を…」

簪「…八年前の架空の世界。自らを正義と信じ、戦う男がいた。」

シャル「…?」

簪「その男は生真面目で、自身の力こそが正義と信じた。

だけれど、ある人物によって、変わった。」

簪「その男は白い鎧を纏い、ステンドグラスの怪人達と戦った。」

 

簪は、1つの武器を取り出す。

白を基調とした、剣と銃が合成されたような武器。

 

獅子王「…は!?」

簪「その男の決め台詞を、貴女に送ろう。」

 

 

---……その命、神に返しなさい---

 

 

それを聞いたシャルは、立ち上がる。

 

シャル「…私は、結城くんと、優勝、する……!!」

鯰尾「…シャル!一緒に、やろう…!」

シャル「…うん!!!」

 

簪「滋凰、お願い」

獅子王「…おう、やってやるぜ!!」

 

鯰尾の脇差しから、黒の光が溢れ出す。

シャルロットはパイルバンカー『灰色の鱗殻(グレー·スケール)』を構える。

 

簪の手には『イクサカリバー』が握られ、

獅子王は金色に光る太刀を構える。

 

獅子王「……」

鯰尾「……」

 

シャル「…」

簪「………」

 

四人が駆け出した、その瞬間。

 

スタジアムのシールドが、破壊される。




次回!!!

本音「なに、あれ?」
山姥切「…」

『へーい、きっくん!お届けものだよぉ!!』

次回
『クソウサギ、何か持ってきたby山姥切』

…乱入者にはまともなヤツはほとんどいない


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番外編 ラウラのペアのクラリッサは副官ではあらず

私の原作知識不足の塊であったキャラ、クラリッサというキャラの副官でない方のクラリッサの設定とかそんなんです

ラウラの日記風?


◆月○日 晴天だった

今日から少し日記とやらをつけてみようと思う。

理由は私のコンビのパートナーであり嫁の友人、クラリッサ·エクサラーの監察のため。

…犯罪になるか?

まぁ、いいだろう。

今日は朝にみそスープ、ゴハンと『目玉焼き』というものを食べた。

軍から支給されるレーションで充分だったのだが…、嫁、シオウ、一夏、ホウキの必至な説得に折れた。

まぁ、目玉焼きというネーミングには驚いたが、旨かった。

クラリッサ…ここではエクサラーだな。エクサラーからそばの天ぷらをひとつもらった。

スープがしみてて旨かった。

 

◆月●日 曇天

今日はエクサラーとともに訓練をした。

エクサラーはラファール、私は自分のis『シュヴァルツェア·レーゲン』を使った。

最初は射撃、そのあとは近接訓練をした。

途中、嫁が私とエクサラーにスポーツドリンクを持ってきてくれた。

運動の後のスポーツドリンクは良い文明(シャルロットに教えてもらった)だった。

 

◆月□日 雨天

…今日は大事件が発生した。

私とエクサラーの部屋に…あぁ、口に出すのも恐ろしいやつが表れた。

あのテカテカした黒い体…異様に素早いスピード…そしてきわめつけはあのカサカサという音…

なぜだ!?なぜやつがこの部屋に!?

…ムカついたので嫁と一夏達を愚弄した奴の部屋になんとかゴキブリを放り込んでやった。

今更だが罪悪感がすごい。

 

◆月▽日 雨のち晴れ

今日はエクサラーの買い物に付き合った。

奴はどうやら可愛い物が好きなようだが、いかんせん買いづらそうにしていた。

私もぬいぐるみはまぁまぁ好きなのでエクサラーに買ってやった。

そうすればあいつ、大袈裟なほど喜んでいた。

良いことはするものだ。

 

====

===

==

ラウラ「…ふぅ」

 

日記を書き終えたラウラは1つため息をつき、椅子に寄りかかる。

ラウラと同じ部屋には、ルームメイトであるクラリッサ·エクサラーがベッドでシャーロック·ホームズの小説を読んでいた。

平均的な女性の身長、160cmをはるかに越える、171cmという高身長である彼女。

最近は推理小説にはまっている用である。

 

ラウラ「エクサラー、本を借りるぞ」

エクサラー「ん、わかった」

 

その声は美しいアルトの低音、ミュージカルにも一度だけ男役で出たらしい。

たいへんな読書家であり、洞察力も高い。

性格はほんの少し粗暴だが、ほかの生徒達の関係も良好である。

 

ラウラ「(…こんな所か)」

 

ラウラは情報を頭の中で反芻、試合の様子を想像する。

ラウラの大切なもの、伏川 切広(本名·山姥切国広)の顔を頭の中で思い浮かべる。

 

ラウラ「(…もし、優勝したら…)」

 

見つめ合う二人。

山姥切がラウラの頬を触り、ラウラは山姥切の首に腕を回す。

そして____

 

ラウラ「…ダメだダメだダメだダメだダメだっっっっ!!!!!!」

 

バァンッ!!!

 

エクサラーが驚いて振り向いた。

 

エクサラー「ど、どうした!?」

ラウラ「す、すまない、何でもない。大丈夫だ」

エクサラー「そ、そうか…」

 

ラウラは再び考える。

 

ラウラ「(とにかく、そういうのはまだだ…まだ私は学生の身分…それは相手も同じだ。…だが…)」

 

ラウラの受難は続く。




クラリッサ·エクサラー
ラウラのルームメイト。
黒人の父と白人の母の間に生まれたハーフ。
家族との仲は良好。
母は父大好き。
ウブな所があり、ガールズトークは少々苦手。
イギリス生まれのジャマイカ育ち。
身長は172
使用ISは打鉄。
生粋のパワーファイターで、手数で攻め落とす攻撃を好む。


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第十八 クソウサギは持ってきた

束さんがひたすら自己中っぽい回です。


本音「なに、あれ?」

御手杵「…はぁ!?」

セシリア「…シールド、を」

 

本音と御手杵とセシリアは驚愕し

 

獅子王「…マジかよ」

簪「」

 

獅子王と簪は頭を抱え

 

鯰尾「…?」

シャル「なんだろ」

 

鯰尾とシャルは困惑し

 

山姥切「…」

ラウラ「…(美人だな、嫁)」

 

ラウラは冷静な山姥切を眺め

 

一夏、箒「( ˘ω˘)スヤァ…」

 

一夏と箒は現実から逃げるように寝ている

 

観客席全員「「「「「おい」」」」」

 

一夏「…おうちかえる!!!!!!」

箒「HAHAHAクソ姉消えろ」

 

束『おやおやおやぁ、これは試合の途中だったかな』

 

クソウサギ(タ·バーネ)は辺りを見回して言う。

その愉快そうな声は、ある二人の人物の胃をキリキリと痛ませていた。

 

一夏「…oh…」

千冬「…」

 

そう…千冬(ブリュンヒルデ)一夏(ハイスペック料理野郎)

の二人である。

一夏は静かに胃薬を飲み、千冬は普段吊り上げている眉を益々不快そうに歪める。

だが胃痛の要因は二人とも違う。

 

一夏は[またあの人に振り回される…うっ、胃が]

千冬は[なにバリアーぶっ壊してんだ仕事増やすな…うっ、胃が]

という感じの要因である。

 

束『ちょっとちょっと、ちーちゃん怖いよ?』

 

千冬は眉を潜め、束のISに通信をかける。

 

千冬『黙れ、仕事を増やすなバカ』

束『束さんにバカって…でも、ちーちゃんのそこがいい!罵って!』

一夏『…何をしに来たんですか、束さん』

束『ありゃありゃ?束さんヘイト稼ぎまくってる?ひどいなぁもう』

千冬『…何をしに来た?』

 

千冬は眉をさらに吊り上げ、訊く

 

束『…ほら、あれだよ。お届けもの?』

千冬『…なに?』

 

束『へーい、きっくん!お届けものだよぉ!!』

 

束の指が指し示す

指からは蒼い光が打ち出される

そしてそれは…

山姥切の刀に、打ち込まれた。

 

ラウラ「…!?」

山姥切「…ふん」

 

山姥切は刀を引き抜き、ISを展開。

するとISは『鎧』に変化し、山姥切を包み込む。

 

御手杵「…!!あれは……」

 

鎧の姿、それは…

かつて、山姥切が身に纏っていた戦闘装束に、そっくりだった。

 

束『あ、それに新武装もついてるから』

山姥切「…これか」

 

そうつぶやくと、山姥切の口の前に、黒い牙を模したマスクが展開される。

 

束『きっくんのお願いだから、君たちの分もあるよ』

 

次々と、自身の纏っていた戦闘装束に変わる刀剣達。

その様子に、一夏達は驚いている。

 

ラウラ「嫁?それ、は?」

山姥切「お前を守る為に、やつに作らせた武装だ…ISを展開しろ」

ラウラ「…なんだと?」

山姥切「…お前を助けるためだ」




鎧の見た目は刀剣達の戦闘装束がロボットみたいになった感じです。
正直この先思いつきませんどうしよう


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第十九 山姥切、黒を糧とする

山姥切がラウラのVTシステムを自分のものにしてしまう話


ラウラ「…私の、ため?」

山姥切「あぁ、お前の為だ」

 

ラウラは疑問を浮かべる。

 

ラウラ「…私は、何も悪いところはないぞ?」

山姥切「お前のISにあるんだ」

ラウラ「ISに?」

山姥切「あぁ」

 

ラウラは不思議そうに首を傾げる

 

シャルル「……僕達どうしよ、凄い場違いじゃない???」

鯰尾「イクサカリバー見てる場合じゃねぇ!!」

シャルル「なにやってんの!?」

 

獅子王「せんせー、俺たちどうしよう」

千冬「…試合は明日!!ちょっと私そいつ殴りたい!!」

 

千冬は腕をまくりながらものすごい剣幕だ。

一夏はお茶を飲んでいる。

 

一夏「…」

箒「…一夏?」

一夏「ワタシハアンナヒトシリマセンデスエ」

箒「千冬先生!!一夏が舞妓さんなのかなんなのかわからないキャラに!!!!」

千冬「もうなんだよドチクショウ!!!!!!!!」

 

観客席は(ラウラと山姥切以外)大パニック&ハーレム

 

セシリア「手杵様、今夜わたくしのお部屋に…」

御手杵「ん?遊ぶか?」

セシリア「えぇ…遊びましょう」

本音「むー…私もいくー!」

 

山姥切は頭を抱える

 

山姥切「…ラウラ」

ラウラ「なんだ?嫁」

山姥切「失礼する」

ラウラ「…え」

 

山姥切はラウラを観客席に座らせ、レッグバンドを露出させる

 

ラウラ「ど、どうしたのだ、嫁よ…」

山姥切「…少し、静かに」

 

キィィィィン…

山姥切の口にマスクが装備される

 

山姥切「摘出システム、起動する。ラウラ、痛いが、我慢はできるか?」

ラウラ「…お前が何をするのかはわからないが、痛みには慣れている。問題はない」

 

それを聞くと、山姥切は静かに頷く。

 

山姥切「VTシステム、摘出開始」

 

山姥切は、そう呟くと、意識を失う

 

ラウラ「!嫁!?」

 

----

---

--

-

 

束side

 

ヨメ!?

 

…あーここでやっちゃう?束さん的には試合の時にやったほうが面白いと思ったけどなぁ…

 

千冬「…束」

束『うおっ、ちーちゃん!いつの間に!?』

千冬「私の事などどうでもいい!何故今来た!?」

 

ばっかだな本当にちーちゃんは。何で今ってそりゃ…

 

束「あいつらにしか頼めないようなやつらを見つけたからだよ」

 

今は教えないと思うけど

 

----

---

--

-

side

 

…………

 

山姥切国広。

宿主『ラウラ·ボーデヴィッヒ』の恋人。

私を殺すためにここへ来たと思われる。

 

山姥切「…お前が、VTシステム(ヴァルキリー・トレースシステム)か」

「…あぁ。そうだ。その通り。何をしに来た。私を消す為か。」

山姥切「お前を俺の糧とする為に来た」

 

…強欲か。こいつ

 

「それ程の力を持って未だ欲するか。」

山姥切「勘違いはするな、俺はラウラとお前を分かつ為に来た。力はその副賞に過ぎん」

「全くわからんな。宿主は勝つために生まれたものだ。」

山姥切「そんな事知るか」

 

…………

 

「何だと?」

山姥切「誰がなんと言おうと俺にはなにも届かん、俺はやりたい事をやっているだけだ。」

山姥切「あいつを助けるのも、あいつと過ごすのも、俺があいつに惹かれ、ラウラと一緒に生きたいと願っているからだ。」

山姥切「そこにあるのは俺の欲だけ。正義やらなんやらといった役割は一夏(鈍感バカ)で十分だ」

 

そう言い放てば、山姥切は刀を構える

 

山姥切「こいつでお前を切り裂く…そうすれば俺の勝ちだ。お前は俺の機体の戦力となる」

 

そう呟き、VTシステムにこう叫ぶ

お前は邪魔だ、鉄屑野郎

 

「……やってみろ」

 

 

 

戦いは数時間(現実では数分)でついた

ラウラのVTシステムは摘出され、山姥切のものになったが、それを知る者はあんまりいない。

ちなみに後日再開されたトーナメントは箒と一夏ペアVS獅子王簪ペアの熱戦の末に箒と一夏が優勝、メダルとスイーツ食べ放題を勝ち取る。




オチが手抜き?
それを書く為の体力時間妄想力文章力が足りないんじゃ


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番外編 もしも性別が違ったら(獅子簪&御手セシ本音)

簪×獅子王

獅子王「あんた」

簪「…何さ」

 

青い髪に眼鏡を掛けた少年、更識 簪(さらしき しん)に、金髪をサイドテールにまとめたヤンキーっぽい少女四宮 詩央(しみや しおう)は背中を預けていた。

その彼女はその体勢のまま聞く。

 

獅子王「あんたさぁ…カラダ硬いよね」

簪「…それがなにか?」

獅子王「いや、柔軟しようよアンタ。困んない?ISとかで」

簪「関係ないと思うけど」

 

冷めた風に言う簪。それに獅子王は……

 

獅子王「…てい」

簪「いっだだだだだだだだ!?!?!?」

 

無理矢理の柔軟を決行。

彼女の積極性がなせる技である。

 

獅子王「さー、柔らかくなるために修行だー!」

簪「折れる!折れそう!!!」

 

御手杵×セシリア×本音

平凡な少女、手杵 裕子(てぎね ゆうこ)は困惑していた。

何故自分は美少年二人に挟まれているのだろうか、と

 

「?どうしたんです?裕子さん。どこか悪い所でもありますか?」

 

そう尋ねているのはセシリオ·オルコット。

イギリスの代表候補生であり、裕子に一目惚れし、求婚を続けている男だ。

貴族育ちで、紳士のような立ち振舞いが特徴。

至近距離の笑顔を受け、裕子は顔面偏差値の高さを思い知る。

 

裕子「アッナンデモナイデス」

セシリオ「そうですか…なにかあったらすぐに私に」

裕子「ハイッ」

「ゆうこ~、かまって~」

セシリオ「…心真(しろま)さん、あまり裕子さんに迷惑をかけないほうがいいと思いますが」

「む~…」

 

こののほほんとした雰囲気の少年、名前は布仏 心真(のほとけ しろま)と言う。

雰囲気通り普段はのんびりとしているが、裕子や戦闘時になると途端に豹変するというテンプレ的人物である。

更識 簪に仕える従者であり、二人は強い絆で結ばれている。

好きな人へは尽くすタイプ。

 

心真「…はぁ~…」

セシリオ「なんですか…?」

 

裕子を挟んで険悪な雰囲気になる二人

ISを展開しそうな二人を見て慌てる裕子。

 

裕子「ちょ、ちょっとやめろよ…!」

セシリオ「裕子さんは少しお静かに…」

心真「ちょっと決着つけてくるよ~…!」

裕子「や、やめてってばぁ…」

 

裕子は意を決して言う。

 

裕子「わ、私は、二人の事、そんなことしなくてもだい…すっ…き…だから…」

 

パリン

 

裕子「へ?」

セシリオ「…裕子さん」

心真「ゆーちゃん」

裕子「な、なに?」

 

二人は裕子の耳元で囁いた。

 

「今夜、覚悟してくださいね」

「今夜は、寝かせないよ」

 

裕子「……ッ!?」

 

ゾクゾクゾクゥッ……

裕子は自分が地雷を踏んでしまった事を後悔する。

そして同時に……夜が来るのを、心待ちにしていることに気付いた。




このあとめちゃくちゃスマブラした


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第二十 一夏、聖夜のハーレムデート

一夏「…」

 

少年、織斑一夏は悩んでいた。

これは、休み時間に遡る。

 

-------

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-

鈴·箒「「一夏!デートして(くれ)!!」」

一夏「…は?」

 

第一声がそれか。

一夏は静かにそう思い、同時に胃痛の気配もした。

 

一夏「…デート?」

箒「あぁ」

一夏「…なんでまた」

鈴「…ほら、明日クリスマスじゃない?」

箒「それに、休日だしな。たまに羽を伸ばしたってバチは当たるまい」

 

それを聞いた一夏は

 

一夏「…いや、別にいいんだが…二人は俺で大丈夫か?」

箒「大丈夫どころじゃない、お前が望むならpーーーもやろう」

一夏「おい」

鈴「……あ、アンタがいいなら…」

一夏「おい」

 

ダメだこの脳内ピンク(箒)。早くなんとかしないと

鈴はまだいい。

だがこいつはアウトだ。

首を出せ(cv:中田譲治)

 

一夏「まぁいいや、じゃあ、明日な」

箒「あぁ」

-------

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-

 

一夏「………何着てけばいいんだ?」

 

一夏は服を前にして悩んでいた。

それを見ていた鯰尾が言う。

 

鯰尾「…ググればいいんじゃないすかね」

一夏「それだ」

 

一夏はこの中では常識人であるが、ちょっとおとぼけである。

 

そして、クリスマス。

ツリーが雪とカップルの血と緑で彩られる日。

間違えた。

雪と飾りと木の緑で彩られる日。

 

クリスマスツリーで一人、チェスターコート、スキニーパンツに身を包んだ少年が一人。

足には白いスニーカー、コートの下には白いパーカーを纏っている。

 

鈴「(………ねぇ箒)」

箒「(なんだ鈴)」

鈴「(一夏かっこよすぎない?何あれモデル?)」

 

一夏に一人の青年が近づく。

どうやらスカウトのようだ。

 

鈴「(あっ)」

箒「」

 

箒は目にも止まらない速さで一夏に向かう。

 

スカウト「…いや、君ならナンバーワンに…」

一夏「いや、学生ですんで…あ、ほうkうぇ?」

 

箒は一夏を抱き寄せて言う。

 

箒「…こいつに、何か?」

 

その顔には、まるで[自分達にしかこいつはなびかない]という絶対的な自信と、[とっとと失せろ]という威嚇が込められていた。

 

スカウト「アッスミマセン」

 

スカウトの男はその場から急いで立ち去った。

 

鈴「」( ゚д゚)ポカーン……

一夏「」 ゚ ゚ ( Д  )

箒「?」イケメェェェェェン

 

一夏は思った。

こいつのイケメン具合おかしい、と。

鈴は思った。

さっきの顔何あれ、俺様系のイケメン??

箒は思った。

うん、やはり一夏はかわいい。うちの姉のことが霞むくらいかわいい。

 

一夏「…驚いた、いつ来てた?」

箒「ついさっきだ、気づかなかったか?」

一夏「あぁ」

鈴「なんで普通に会話できてんのよ!!!???」

 

広場に鈴のツッコミが響く。




続く(かも)


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第二十一 冬の幸せの中での葛藤

続き


箒「…」

 

私たちは町を歩いている。ぶらぶらぶらぶら、目的も無く。

他愛の無いことを話しながら、三人でゆっくりと。

真ん中には鈴。私と同じ、一夏が大好きな幼馴染み。

サムフィリア……つまるところ寝顔が大好きな変わった奴だ。

箒の、鈴を挟んで反対には一夏。幼いころから一緒な、マイペースな友人。

こいつに、私と鈴は思いを寄せている。

そして私、篠ノ之 箒。天災を姉に持つ剣道少女だ。

最近あった嬉しいことは、友人達を姉に認知、気に入られたこと。

心配事は……

 

一夏「…ん?どした、箒?」

箒「いいや、なんでも無い。強いて言うのなら、お前の顔を見ていたな」

一夏「なんだよそれ~…」

 

力なく笑う、一夏。

最近は少し暗い顔が多くなっている。

一人でいるときはブツブツ何かを呟き、慌てて頭を振る。

切広をどこか、妬ましい眼で見たりしている。

 

箒「…」

 

一夏、私は、そんなに頼りないか?

悩んでるなら、私に相談したっていいんじゃないか…?

私は、自信を無くしてしまいそうだ……

 

?????

……やぁ、初めまして。

俺は■■■■。

あぁ、わかんないか…まぁいいけど?

俺は君達の『よく知ってる』奴の別側面。

俺に容赦は無いし、善の心もない。

まぁ、おれが今言えるのはこれかな?

正体は、君達で。考えてね

 

-----

---

-

 

クリスマス。町が純白に染められる日。

一夏はガントレットを撫でて、思う。

 

(………久し振りだなぁ。こうやって、大切な奴らとぶらぶら散歩すんの)

 

ISが動かせるようになって、嵐のような日々が過ぎ去る。

箒や鈴、雄太郎達と出会って、いきなりISが動かせるようになって。

クラス代表になって、シャルが女で、でもいつも通りで。

けど、そんな『いつも通り』が、とてつもなくいとおしい。

けど、思う、囁く、問いかける。何かが。

?「お前は弱い…

この幸せを……守れはしない………

お前のせいで人が消える……

お前は、『絶対に誰も助けられない』」

………なんで、こんな事を思うのか、自分でもわからない。

けど、そんな問いに悩まされる自分が情けない。

こんなに弱い自分が、とても情けない。

…ちくしょう…

 

鈴「…一夏?」

一夏「…うん、なんだ?」

鈴「お店ついたわよ、早く入りましょ」

箒「早くしろ、混むぞ?」

一夏「…あぁ、今行くよ」

 

…今、こんな事を考えても仕方ないな

俺は俺のできる事をするだけだし、この日常も壊すもんかよ!

この幸せを壊そうとする奴は、絶対許さねぇ!!

………強くなりてぇなぁ、切広みたいに

 

 

 

山姥切「フェックショイ!!……風邪か?」ズビビ



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第二十二 臨海学校の準備、そして襲撃

臨海学校の準備編です。


織斑一夏の朝は早い。(じいさんではない)

眼を開ければ見慣れた天井。

横を向けばすぅすぅと寝息をたてて寝る幼馴染みスーパーイケメン侍女子。

そう、少年、織斑一夏の一日は……

 

一夏「…………」

 

その幼馴染みをベッドから叩き落とす事から始まる。

 

------

----

--

 

朝食。

今日は切広たちとは違う所で食べることにした織斑一夏と二人組。

周りは騒がしく、にぎやかな雰囲気だ。

 

鈴「さてと、食べましょ」

一夏「あぁ」

 

「「「いただきます」」」

 

一夏達は食事を開始する。

 

箒「そういえばもう少しで臨海学校だな」

一夏「あぁ~、もうそんな時期か。早いなぁ」

鈴「水着も買わなきゃね」

 

そんな話題から広がる和やかな雰囲気。

箒は一夏に熱視線を送る。

一夏はそれを軽やかに無視し、箸を進める。

箒は口を尖らせる。

 

一夏「…はぁ、どした?箒」

箒「うむ、一夏」

一夏「うん?」

箒「お前は、水着はどのようなものが好みだ?黒か?」

一夏「そうだなぁ、大人っぽくて大胆なくろも…ってなに言わせてんじゃゴルァ」

 

一夏はすぐさま箒に手刀を食らわせる。

 

箒「ぎゃん」

一夏「…ったくもう、色ボケもほどほどにしろよ?」

箒「………あんなに強くやることはないだろう」

鈴「…アンタ達、あたしがいるの忘れてない?」

一夏、箒「「大丈夫だ、問題ない」」

鈴「……ま、いいけど。それより今日水着買いに行かない?」

一夏「ん、べつにいいぞ?箒も行くよな?」

箒「あぁ、お供させてもらおう。」

鈴「決まりね、じゃあごはん食べ終わったら」

一夏「わかった」

 

-------

-----

---

 

一夏と鈴と箒。

三人はショッピングセンター『レゾナンス』の服売り場に到着、そのまま別行動を開始した。

目的はもちろん水着を買う為である。

まぁ一夏に至っては正直どうでもいいため数分で済むのだが。

女子二人は別である。彼女らは『一夏大好きコンビ』。

一夏に少しでも自分達のことを想って欲しいのだ。

一夏は正直二人を受け入れていいと思う。

 

一夏「…」

 

一夏は水着と夏服を買い終え、一人ポツンとコーナーの前に設置されたベンチに座って二人を待つ。

だが、一夏は珍しいものを見つけた。

例えるならTRPGの目星技能でクリティカルを引き当てたように。

それは……

眼帯伊達男燭台切三忠と自身の姉、織斑千冬が談笑しながらこっちに向かって来る図。

 

一夏「(うっそだろお前)」

 

千冬が気づいたのか、一夏に声をかける。

 

千冬「?あぁ、市川市」

一夏「どこだよそれ」

千冬「知らん、調べろ」

 

一夏は千冬の横を見て尋ねる。

 

一夏「千冬姉、この人は?」

千冬「あぁ、この人は……」

燭台切「いいよ千冬。僕は…伊達 切光。一応伊達正宗公が先祖にいるよ」

 

燭台切はそう名乗った。

千冬はその言葉に付け加える。

 

千冬「そう言い含められてるだけだがな。それとこいつ、臨海学校から学園で働くからな」

一夏「ちょっと待って今一瞬さらりとすごいこと言ってない千冬姉???」

 

箒「一夏?どこだ…?」

鈴「…あ、あそこ!千冬さん達と話してる」

箒「ならいくぞ」

鈴「えぇ。…え?」

箒「どうした?」

鈴「…あれ」

 

鈴が指さした先。そこにいたのは………

 

緑の炎を纏った、鬼のような武士達歴史遡行軍達だった。




[私はレゾナンスの名前をド忘れしました]

はい、歴史修正主義者のご登場です。
多分ここの束さんは本編より若干マイルド。
尊敬してる人に会ったらまぁ無関心じゃない程度には応対するくらいマイルド。

1/12
切光の名前抜けてた


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番外 HAPPY NEW YEAR

明けましておめでとうございます!


どっかの和室の広い部屋にて

 

一夏「…じゃあ、いっせーのーで」

 

皆「新年、明けましておめでとうございます!」

 

弾「今年もよろしくお願い致しやがれ一夏ァァァァ!!!!突然だが喰らえェ!!!」

 

ブォン

弾の手から放たれるは一つのパイ。

一夏(思春期真っ盛りハーレム主人公)の顔面に向かって行く。

 

一夏「甘いな弾!!!クリームのように!!!!」

 

飛んでくるパイ。だが一夏はそれをなんなく避ける。

後ろが誰か知らずに。

 

ベチャッ

 

一夏「……あっ」

弾「ヒエッ」

 

クリームにまみれたのは…………

 

千冬「…ほう……………貴様ら、新年からずいぶんなご挨拶だなぁ?」

 

千冬(関羽)であった。

ここから数分間、二人は千冬にみっちり[指導]を受ける。

 

-------

----

-

 

山姥切「…( ´_ゝ`)」

一夏「なんだよその顔ぉ!!!!」

ラウラ「お前に対する嫁のこの顔は《災難だなクッソワロタwwwwwwwww》の顔だ」

千冬「待て、お前その言葉誰から……」

ラウラ「クラリッサ」

千冬「クラリッサァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

千冬はそう叫びながら勢いよく出ていった。

 

ウオッアブネッ

…………ナンダロ

 

一夏「この声はしおかんだな」

獅子王「おう、餅持ってきたぞ喜べ」

御手杵「うぇーい」

簪「…お汁粉………」

一夏「わかったよ、作って来るから待ってろ」

箒「一夏、私も手伝おう」

一夏「ん、わかった。頼む」

箒「任せておけ」

鈴「ちょ、ちょっと!私も手伝う!」

箒「ふっ、言うと思った」

一夏「あ、手洗えよなー」

箒、鈴「はーい」

 

セシリア「雄太郎さん、お餅食べますか?」

御手杵「おう、食べたいけど…」

セシリア「?」

御手杵「…………その前になんでお前ら着物なんだ?」

本音「かわいいでしょ~。それに、お正月だから~」

御手杵「いやまぁそうだけど」

 

御手杵「(…セシリアあたりが[私の二つのお餅です]とか言いそうだな)」

セシリア「……では」

御手杵「ちょっと待てお前帯を解くな何してんだ」

セシリア「わたくしのお餅を食べていただこうかと」

御手杵「あれ!?おまえこんなキャラだっけ!?」

 

獅子王「…雄太郎達のとこは賑やかだなぁ」

簪「…うん」

獅子王「…それにしても、まぁ、なんだ」

簪「…?」

獅子王「お前が甘酒で酔うとは思ってなかった」

簪「…私も、考えてなかった。けど」

 

チュ

 

簪「…こういう事も、勢いで出来ちゃう」

獅子王「……………簪お前今日絶対覚悟しとけよ」

簪「…ふふ」

 

ラウラ「嫁よ」

山姥切「…どうした」

ラウラ「見ろ、この私の振り袖を!」

 

黒に銀色の蝶があしらわれた振り袖を身に纏うラウラは、自慢気に山姥切に報告する

 

ラウラ「フフン、どうだ嫁。悩殺されそうか?」

山姥切「…あぁ、違う意味でな(完全にお下がりの振り袖を着て喜ぶ子供だ……)」

ラウラ「む、今なにか失礼な事を考えたな、嫁よ」

山姥切「…どうだかな」

 

そう言葉を濁し、山姥切はラウラに抱きつき、その肩に頭を乗せる。

 

ラウラ「む、どうした?」

山姥切「…すまん、このままで居させてくれ。色々あって疲れた」

ラウラ「そうか、ならば少しそのままでな」

 

ラウラは山姥切の頭と背中を撫でる。

子供をあやすように、ゆっくりと。

山姥切は……

 

 

山姥切(………この状態が、バブ味、というやつか?)

 

新たな扉を開きそうになっていた。

 

シャルル「…ね、僕たちも」

鯰尾「やんないよ?」

シャルル「なんでさ」

鯰尾「…なんでも!」

シャルル「なにそれー」プクー

鯰尾「なんでもー」プスッ

シャルル「ポッ」膨らんだ頬を押された音

 

 

 

一夏「よーし、んじゃ、行くぞー」

 

全員「今年も、よろしくお願い致します!」




ずいぶんたった


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第二十三 応戦開始

刀剣男子の初登場です


篠ノ乃 箒は驚愕し、自分の眼を疑った。

その容貌は、まるで幽鬼。

緑の炎を纏うその『武者』は、レゾナンスへと、降り立った。

異常を聞き付けたのか、警備員が駆けつける。

 

「何をしている、お前達!」

 

着ぐるみだと思っているのか、凄みを効かせる女性警備員。

後ろの数名の男性警備員は、取り押さえる為にさすまたを構えている。

『……?』

太刀修正者は不思議そうに反応したあと、

『…』

 

「何をしていr

 

ザシュッ

 

肉を切る音。

 

箒「」

鈴「…っ…え?」

 

その瞬間

女性警備員の半身がずれる。

 

べしゃり。と、音を立てて墜ちた。

 

「………う、」

 

あぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

突如パニックになる店内。

 

鈴「……!ほ、箒!千冬さんと一夏を!あたしはここであいつらを!」

箒「あ、あぁ!」

 

鈴はISを展開し、修正者達に攻撃を仕掛ける。

太刀修正者は大きな刀を振り回し、鈴を近づかせまいとする。

鈴はその様子を確かめながら叫んだ

 

鈴「早く逃げて!!早く!!!」

 

避難を促しながら、必死に修正者を食い止める。

双天牙月で切り裂き、龍砲で吹き飛ばしながら。

 

--------

-----

--

 

箒「一夏ぁ!千冬さん!!」

 

箒は息を弾ませながらも、三人と合流する。

 

燭台切「ど、どうしたんだい?」

一夏「…まさか、さっき逃げた人達と何か関係あるのか?」

 

息を切らして報告する

 

箒「……っ、謎の存在が、ここに侵入した」

千冬「謎の存在、だと?」

 

千冬は眉をしかめる。

 

箒「はい、今は…ッ鈴がなんとか食い止めている状態です」

千冬「……わかった。一夏、ISを展開して凰の援護に向かえ。切光、お前も頼む」

一夏「え、切光さんも!?」

千冬「あぁ、切光も戦う事ができる。IS学園から打鉄を支給されてはいるが……」

 

そこで言葉を切ると、千冬は切光に耳打ちする。

 

千冬「……もしお前の言っていたやつなら…ISでの攻撃が効かない可能性がある。その場合は…」

燭台切「わかってる。大丈夫さ」

千冬「……すまない、頼むぞ」

 

そう言い、千冬は燭台切の肩を叩く。

燭台切は千冬の頭にポンと手を置き、戦場へ向かう。

 

一夏「…切光さん、いざという時は撤退してください。俺がスキを作りますから……「お断り」え」

燭台切「君が僕の為に心配してくれるのはわかってる。けど、そんなんじゃ格好つかない」

燭台切「子供と千冬ちゃんにも胸は張れないしね」

一夏「……」

燭台切「けど、気遣いしてくれた事には感謝するよ。そういうことは、鈴?ちゃんに言ってあげて」

一夏「…わかりました」

 

燭台切は自身のISを展開させる。

 

燭台切「さて、行くよ、一夏くん」

一夏「……はい!」




アーキタイプブレイカー始めました


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第二十四 応戦開始②

鈴「……いい加減……倒れなさいよっ!!!!」

 

鈴の龍咆が修正者に炸裂する。

軽く吹き飛ぶが、頭を振ると構わず斬りかかる。

 

鈴「ウソ!?いったいどうすれば……!?」

 

鈴は双天牙月を構え、修正者に負けじと攻撃を加える。

薙刀と太刀。

二つの刃がぶつかり合い、火花を散らす。

 

鈴「……っこんのぉ……!!だぁぁぁらぁ!!!!」

 

気合の入った掛け声と共に回し蹴りを食らわせる。

そこから、手に持つ双天牙月を手放し、拳によるラッシュを決めていく。

蹴り上げ、ジャブ、フック、ストレートからの顎、膝蹴りにナックル・アロー、鉄槌打ちと、多種多様な拳と蹴りの応酬。

その動きは研ぎ澄まされており、彼女の努力の片鱗が感じられる。

だがそれは、止められる事になる。

 

鈴「止めっ!!」

 

渾身のワンツーパンチを繰り出そうとしたその瞬間、甲龍の背面が、激しい爆発を起こす。

 

鈴「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

その衝撃で甲龍は解除、鈴は動けずに床に倒れ込んでしまう。

前には太刀。後ろは脇差や短刀。

そして、意識不明のこの状況。

凰 鈴音は、四面楚歌、まさに絶体絶命のピンチという状況に置かれていた。

 

----------

-------

----

-

 

織斑一夏は飛んでいる。

大切な、二人目の幼馴染みを救う為に。守る為に。

多分、自分は善人だ。そうじゃなければあの二人を助けたりはしない。

誰でも守るかと問われれば、わからない。

自分がそんなヒーローになれないことはわかっているし、なりたくもない。

こちら側の被害は微塵も出さずに、敵は壊滅的な被害を被るハッピーエンド。

それが一夏が夢見る、そして不可能に近い理想だった。

 

一夏「………」

 

だが、その理想は壊れようとする。

自身の幼馴染みの、あり得なくもない、信じたくはない死。

それを防ぐ為に、彼は飛んでいるのだ。

 

燭台切「!見つけた」

 

その言葉を聞いた時、一夏は驚くべきスピードで飛び出した。

目標は鎧武者。

 

一夏「……俺の大切な幼馴染みを………殺そうとしてんじゃねぇ!!!!」

 

雄叫びをあげ、一夏は零落白夜を起動。

鎧武者と骨の怪物に渾身の一撃を食らわせる。

すぐさま零落白夜を解除、豪快ながら鋭く、正確無比な剣が鎧武者の腕を切り落とす。

ひるむ隙も与えない。

すぐさま鎧武者をめった斬りにし、鈴に駆け寄る。

 

鈴「……」

一夏「鈴…」

 

ISを解除し、すぐさま脈を確認する。

生きている。良かった。

どこか安全な場所に避難させようと見渡す。

 

一夏「……この近くより、千冬姉の所に行かせた方がいいな」

 

そう判断し、ISを展開しようとする。

だが…………

 

一夏「!」

 

咄嗟に一夏は鈴を抱えて緊急回避。

先程の鎧武者が、太刀で攻撃を仕掛けたのである。

骨の怪物は復活していなかった。

 

一夏「……っくそ」

 

太刀が震われようとした、その時………

 

「少しは、格好いいとこ見せなきゃね!」

 

打鉄の伊達男が、その刃を受け止める。




次こそは……次こそは燭台切を…………


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第二十五 燭台切は伊達男

ギギギギギ…………

 

一夏「切光さん!!!」

 

IS『打鉄』を駆る燭台切の刃と、修正者の刀がつばぜり合いを起こす。

燭台切は余裕そうに微笑みを浮かべながら、背後の一夏へ叫ぶ。

 

燭台切「一夏くん、君はその子を運んでおいてくれ。ここは僕が引き受ける」

一夏「でも、切光さんは……「速く行ってくれ」

 

燭台切「…君は大切なものを守ろうとしてるだろ?なら、ここで僕と一緒に戦うより、その子を運んだ方がいいさ」

 

ズバァン!

 

燭台切「さぁ、速くするんだ!増援がやって来るかもしれない!」

 

一夏は自身の歯を食い縛り、

 

一夏「……わかりました、頼みます!!」

 

ISを展開、鈴を抱え、吹き飛ばない程度の速度で飛ぶ。

それを見た燭台切は満足そうに微笑む

 

燭台切「……さて、と。」

 

燭台切はISを解除し、修正者に向き直る

 

燭台切「…………歴史修正者、か」

 

腰に、桜の花びらが集まっていく。

その花びらはより集まり、光となる。

その光は、一本の刀を形作る。

 

燭台切「…悪いけど、あぁまでして格好つけたんだ」

 

その刀の鞘を握りしめ、目の前に持っていく。

黒一色のその刀。

鞘から刃を静かに引き抜く。

再び桜の花びらが舞い、燭台切の周りを囲う。

 

燭台切「……カッコ悪いとこは、見せられないんだよ!」

 

素早く引き抜くと同時に、燭台切は、自身の戦闘装束を纏う。

刀を左手にて握り、こう叫ぶ。

 

燭台切「折角の晴れ舞台だ!格好よくいこう!」

 

修生者は、雄叫びを上げながら燭台切に切りかかっていく。

燭台切はひらりとかわし、自身も刀による一撃を加えた。

腕に命中、修正者は腕を押さえて退くも、燭台切はそれを逃がすはずもない。

 

燭台切「そこだ!」

 

一閃する。

傷は深く、流石の修正者もこれには呻き声をあげ、床を破壊して煙を上げる。

 

燭台切「!逃げるつもりか……!!」

 

燭台切は修正者を仕留める為に駆け出すものの、機動が遅く、相手の出した煙と瓦礫に足をとられ、逃してしまう。

 

燭台切「……あぁ、もう」

 

燭台切は残念そうに頭を振り、自身の戦闘装束を解除。

一夏達と出会ったときの服装に戻った。

 

千冬「切光!」

燭台切「あぁ、千冬ちゃん。大丈夫だったかい?」

千冬「勿論だ、それにしても…………あいつら、攻撃が効かないのか……?」

燭台切「…どうやら、完全な人の形をした奴には、僕達の攻撃以外あんまり効かないようだね」

 

燭台切は一夏と遭遇したときの周りの状況を思い出しながら、千冬に告げる。

 

千冬「小型………『脇差』や『短刀』だったか?」

燭台切「そう。なんで奴等がここに来たのかは知らないけどね」

「ち、千冬姉?」

 

千冬が目を向けると、そこには一夏が立っていた。

 

一夏「…さっきの奴等の事、知ってるのか?」

千冬「…ふむ、お前らには言う必要があるか。月曜の昼は空いているか、切光」

燭台切「あぁ。大丈夫さ」

千冬「ならば、問題はないな。一夏」

一夏「…なんだよ」

 

千冬「明日の昼休み、専用機持ちを全員連れて校舎の裏に来い。談話室じゃ狭すぎる」




とりあえず次回は番外編です
その次回でシリアスは終わるはず………

アキブレとfgoクロス誰か書いてくんない????(圧倒的な自分の欲望)


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番外編 もし一夏がサーヴァントだったら

絆三と四が思い付かなかった


星四配布

織斑一夏

クラス:セイバー

○ステータス

カード構成 A×2、Q×1、B×2

最大HP値:13000

最大ATK値:17069

 

・スキル

『猪突猛進』〔CT:5〕

自身の攻撃力増加&防御力低下(デメリット)

 

『主夫』〔CT:4〕

味方一人の体力を回復

 

『暴走』〔CT:8〕

クラスがバーサーカーに変化、体力が+-1000(プラスかマイナスかはランダム)

 

・クラススキル

『対魔力B』

 

 

・宝具

【零落白夜】

敵単体に防御力無視の超強力な攻撃

使用したあとHPが減少する

 

○プロフィール

 

・パラメーター

筋力:B 耐久:B

 

敏捷:B 魔力:C

 

幸運:C 宝具:A+

 

○ボイス

(CV:内山晃輝)

 

召喚「セイバー、織斑一夏!力になるぜ、マスター」

 

開始1「白式、織斑一夏。出撃する!」

開始2「行くぞ!」

スキル1「これだな!」

スキル2「」

カード1「よし」

カード2「わかった!」

カード3「あぁ」

宝具カード「これが、俺の、必殺技だ!!!」

アタック1「はぁ!!」

アタック2「らぁっ!」

アタック3「くらえ!!」

EXアタック「うおぉぉぉ!!」

宝具「零!!落!!!白夜ァァァァァァ!!!!」

ダメージ1「ぐっ!?」

ダメージ2「くそっ、まだ…!」

戦闘不能1「ちくしょう…後は頼むぞ…!」

戦闘不能2「ガフッ……」

勝利1「なんとか勝てたな!」

勝利2「みんな、無事か!?」

 

レベルアップ「強くなったな」

霊基再臨1「……燃費が変わらねぇ」

霊基再臨2「ははっ、俺にこんな装備使わせるとか、束さんは鬼畜かな?」

霊基再臨3「只でさえ悪い燃費がさらに悪く……だーもうヤケクソだこの野郎!!」

霊基再臨4「……ここまで育ててくれたんだ、報わない訳にはいかないよな、マスター。」

 

会話1(クエスト出発)「マスター、クエストには行かないのか?」

会話2(主従について)「主従、か…俺はよくわかんないが、マスターや千冬姉の事は尊敬してるぜ?」

会話3(サーヴァントについて)「…俺自身が英雄になれるような器だとは思わなかったけど……ま、二度目の人生だ。気楽にやるさ」

会話4(箒)「お、箒!お前もいたのか!嬉しいぜ!」

会話5(箒と鈴の礼装所持時)「………マスター、この礼装をくれ。なんでも作る」

会話6(エミヤ所持)「……うまい!これを作った人はあんたか!?教えてくれ!」

会話7(天草と邪ンタ所持)「天草いい加減に四郎時貞…サンタ…うっ、頭が」

好きなもの「好きなものは仲間だ。この日常を守れるように強くなんないとな!」

嫌いなもの「嫌いなもの……ヒーローだな。けど、憧れてるものでもあった」

聖杯について「……うさんくせぇなぁ、正直いらない」

イベント開催中「マスター、なにかやってるみたいだぞ?行ってみようぜ」

絆1「ん?どうした?」

絆2「マスター、俺はそんなに面白いやつではないからな?」

絆3「」

絆4「」

絆5「あ、マスター。今からちょうどおやつでも作ろうかって思ったんだ。食べてくか?」

誕生日「マスターの誕生日か…おめでとう。ケーキでも作るか?」

 

 



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第二十六 暴露

説明及び刀剣男子バレ回です


レゾナンス襲撃事件の翌日、一夏達は校舎の裏に居た。

昨日の事を知らない御手杵達は、なぜ呼び出されたのかわからない様子だった。

 

御手杵「何があった…?ラウラ、知ってるか?」

ラウラ「いや、流石に知らんぞ私も」

御手杵「チッ、使えnあっいたいやめてまじ脛を蹴るな脛を」

ラウラ「…………」

山姥切「そいつ怒ればそこそこ全力ですね蹴ってくるからな」

一夏「地味にいてぇだろうな」

 

そんな感じのやりとりをしていると、千冬が燭台切を連れてやって来る。

 

千冬「すまない、待たせた」

セシリア「?織斑先生、その方は?」

千冬「あぁ、お前達は初対面か。…ほら」

燭台切「あぁ」

 

燭台切はネクタイを少し絞め、自己紹介を始めた。

 

燭台切「僕は伊達 切光。伊達 正宗公の子孫……かな?まぁよろしく頼むよ」

一夏「よろしくお願いします、昨日はどうもありがとうございました…」

燭台切「いやいや、僕に出来る事をしたまでさ。」

シャル「一夏、知り合いなの?」

鯰尾「あー、もしかして織斑先生の婚約者とか???」

 

千冬と一夏と一夏ラバーズの空気が変わる。

 

鯰尾「ん?え?」

千冬「……………お前は……お前は本当………何でこう……」

一夏「ドンマイ結城、お前やられるな」

箒「骨は拾うぞ」

鈴「…………あー、頑張って!」

鯰尾「うそーん」

 

鯰尾は自身が地雷を見事に踏み抜いた事を察した。

 

千冬「……さて、昨日レゾナンスが襲撃された事は知ってるか?」

鯰尾「!?」

簪「……はい」

シャル「はい、……結城?昨日聞いてなかったの?」

鯰尾「…………重い目蓋が悪いんや」

シャル「部屋に帰ったら女装させて徘徊させるよ」

鯰尾「」

 

愕然とする鯰尾をよそ目に、千冬が話を切り出した。

 

千冬「………レゾナンスを襲撃したあの軍団だが……映像や証言から見るに、ISではない。人間でもない生命体だと確定した。」

一夏「………確かに、奴等は機械っていう感じはしなかった……」

箒「………無人のISでも、人間でもない…?だとしとら、何なのだ」

 

その問いに答えるのは、燭台切。

 

燭台切「あぁ…今回の重要な所はそこだよ、箒くん」

箒「?重要な所…?」

 

燭台切は頷きながら、説明する。

 

燭台切「あれは、『時間溯行軍』。歴史を改変しようとする者達だ」

一夏「……時間、溯行軍……それが、奴等の名前…?」

燭台切「あぁ。……言っておくと、あいつらはISでは倒せない。傷つける、つまりダメージを与える事は出来るけど、殺す事は出来ない。」

セシリア「……では、どうやって倒すのですか」

燭台切「だよね、聞かれると思ったよ」

 

燭台切は刀を顕現させ、構える。

千冬は燭台切に、

 

千冬「……ケガはさせるなよ」

 

と言う。それに対して燭台切は

 

燭台切「もちろん」

 

と返す。

刀の柄を掴み、抜き放つ。

 

一夏「………さく、ら?」

山姥切「………」

 

一夏達は刀が抜き放たれると同時に現れた桜に困惑する。

そして、同時に驚愕する。

その桜が、山姥切達の刀にも纏われているのだ。

 

一夏「………おい、切広……雄太郎、滋皇、結城まで……なんで、この桜が」

山姥切「………いつか言おうと思ってはいたが……こんな形でバレるとはな」

獅子王「遅かれ早かれバレちゃうことだろ?それが早いだけの事だよ」

鯰尾「まぁ、俺達を受け入れてくれるか、っていう問題がありますけどね」

御手杵「だろうな」

 

そして、刀を抜き放つ。

桜の花弁が散り、儚く消えていく。

全て消えた時、彼等は、和風の装束を纏っていた。

(IS)ではなく、戦装束。

獅子王は鵺を肩に乗せ、黒をベースにした服の縁に金の線が走り、マントのようなものを纏っている。

山姥切は青を基調とした学生服のような服を着ており、その下には着物を改造したような服を身に付けている。

御手杵は赤いTシャツの上に緑のジャージを着こんだもの。

鯰尾は軍服のような装束。

四人は顔を見合わせ、それぞれ口上を述べた。

 

山姥切「…山姥切国広だ。……なんだ、その目は。写しというのが気になると?」

ラウラ「ふん、そんな訳なかろう。ちょっと驚いただけだぞ嫁よ」

山姥切「…そういう事にしておくか。……三人は驚いているがな」

獅子王「俺の名は獅子王。黒漆太刀拵も恰好いいだろ!活躍すっから、いっぱい使ってくれよな。へへ」

簪「……………ちょっと後でビンタね」

獅子王「ウィッス」

 

鯰尾「俺の名前は鯰尾藤四郎。燃えて記憶が一部ないけど、過去なんか振り返ってやりませんよ!」

シャル「それはそれとして女装の運命は変わらないよ」

鯰尾「笑う」

 

御手杵「三名槍が一本、御手杵だ。切ったり薙いだり出来ねぇが、刺すことだったら負けねぇよ」

セシリア「……本音様にはどう話しましょう…わたくしもちょっと理解できませんわ」

御手杵「………悪い」

 

暫く経ち、一夏の部屋。

一夏ラバーズ二人と一夏、そして山姥切(刀剣男士代表)は話していた。

 

一夏「………………あー、つまりお前らは刀に宿る九十九神で、あの溯行軍っていう奴を唯一倒せる存在ってことか?」

山姥切「端的に言えばそう言うことだ。」

鈴「……………」

 

明らかに困惑している。

 

山姥切「…………やはり、困惑するか」

一夏「……まぁなぁ。幼馴染みがいきなりこんなんだったら誰だってそうなる」

山姥切「………」

 

下を向く山姥切。

 

一夏「けど」

山姥切「?」

一夏「お前らを差別するような事はねぇよ。当たり前なような気はするけど」

箒「そうだな。それに、よーく考えれば歴史の勉強にもなるような気もする」

山姥切「そこら辺はアウトなヤツもいるから気を付けてくれ………」

箒「む、そうか」

 

山姥切は問う。

 

山姥切「………俺達は刀の九十九神だ。それでもいいのか?人間では………」

一夏「何言ってんだよ、国広。俺はお前の友達だぞ?それくらい受け止めないでどうするんだよ。……ちょっと困惑してるけど」

鈴「……うん、そうね。腹は括ったわ。これからなに起こっても笑い飛ばせそう」

箒「うむ」

山姥切「……そうか、ではこれからよろしく頼む」

 

高すぎる順応力に驚きつつ、礼をする山姥切。

三人も礼を返し、会合は終わる。

この後生徒会長がラウラに要らんことを仕込もうとして山姥切に拳骨をくらうのは別の話。




くぅ~wとりあえずこれでお話は終わりです!(大嘘)


マジで待たせたな!!!すいません!!!!!!!
これが楯無初登場ってお前……台詞もねぇじゃねぇか………


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第二十六.五 生徒会長は○○○○

・全編壮絶なキャラ崩壊があります、かっこいい楯無さん、クールなまんばくんがみたい方はご注意ください
・特にストーリーは進展しません。実質番外編です
・地の文は特にないです。


山姥切「…………………で?」

ラウラ「よ、嫁。落ち着いてくれ嫁」

 

場所は山姥切&ラウラの部屋。

本来は二人の部屋であるのだが、今夜はもう一人いた。

水色のショートヘアー、くりくりとした大きく赤い眼。

IS学園の生徒会長、更識 楯無その人である。

なお現在は亀甲縛りにされて天井から吊るされている模様。

 

楯無「あ、あらら……SMは専門外なのだけれど」

山姥切「安心しろカリスマ(笑)。俺もだ」

ラウラ「ついでに私もだ」

楯無「カリスマ(笑)ってなにかしら」

山姥切「ただのあだ名だ」

 

そう言いながら腕を組み、山姥切は質問をする。

 

山姥切「で、なんの用だこのすっとこどっこい」

楯無「すっとこどっこい………まぁいいわ。別にありません」

山姥切「ラウラ、こいつこのまま廊下に放り出すから手伝え」

ラウラ「合点承知」

楯無「やめてーーーー!!!!!!」

 

-------

-----

---

一夏「うおっ、なんだ?」

箒「どうした」

一夏「……いや、なんでもねぇわ。空耳だ」

箒「そうか、死ね」ドガガガガガガガガ、ッパァァーン!!!!!

一夏「リンクゥゥゥゥ!!??」k,o!!

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-------

 

山姥切「……………まったく、なんなんだ……」

楯無「」

 

楯無はヤムチャポーズで部屋の床に転がっている。

 

山姥切「……で、ほんとの目的は?」

楯無「……笑わない?」

山姥切「用件にはよるな」

ラウラ「うむ、用件にはよるぞ」

楯無「ははーん、あなた達私が生徒会長だっていうこと全面的に信じてないわね」

山姥切「当たり前だ」

ラウラ「のクラッカー」

 

そんな寒いギャグは置いておき、楯無は語る。

 

楯無「………あれは200「なぁそれ長くなるか?」えぇ、小一時間ほど「「三行」」えっ」

山姥切「おい早くしろよ」

楯無「まぁ一行でも済むけd痛い。痛いから投げるのやめて痛い」

ラウラ「早くしろー」

楯無「………こ」

山姥切「こ?」

楯無「……………こ、コミケのネタ探しに来ました~……なんて」

 

衝撃!!!生徒会長は同人作家だった!!!

 

山姥切「とか言う題の学級新聞が貼り出されるだろう」

楯無「ちょぉっ!?私なにか貴方にしたかしら!?」

山姥切「当たり前だろうが!!裸エプロンなんて、童貞を殺す服なんて!!!!」

楯無「ご、ごめんなさい……」

山姥切「いいぞ、もっとやれ」

楯無「喜んでるじゃないですかやだー」

ラウラ「私の嫁は深夜だとこういうやつだ、諦めろ」

 

そう言いながらラウラはそそくさと童貞を殺す服を持ってシャワールームへ行く。

 

山姥切「ラウラ、どこへ行くんだ?」

ラウラ「決まっているだろう、嫁よ……

 

私は、この服でお前と寝るぞ……?」

 

山姥切「それは俺(の理性)に効く、やめてくれ」




毎度毎度遅くて意味不明なオチですいませんね!!


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第二十七 仕切り直しのお買い物

読者参加型が楽しすぎるのとイベントで遅れました
試験的に台本形式っぽくなくしてみましたんで感想よろしくお願いします


--獅子王side

結論から言えばレゾナンスは運営を無事再会させた。

店長やらなんやらが必死に潰させまいと駆け巡ったらしい。知らんけど

鯰尾はほんとに女装させられてた。一日中だぞ一日中。後半に至っては真顔になってた。

「ねぇマジでさぁ……スースーして風邪引きそうなんですけど」

シャルロットはえげつないんだぞ、諦メロン。

あ、俺はジャ●ロ●ッターのゲーム買ったら許してくれました。チョロくないか簪。それでいいのか簪。

まぁそれだけじゃないんだがな?

 

「……何してるの?行こう、獅子王。皆待ってる」

「!おう。今行く」

 

共通の条件として、レゾナンスで水着選べって言われてるんだよ……まぁ、目の保養だけどな!?

 

 

---------

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---

 

やっはろー!ミ○イア●リだよ!

嘘です獅子王ですどうも。

今は電車に揺られてます。まんばがつり革で立ってラウラと話してますあっ鯰尾が要らんこと言ってシャルにしばかれてるドンマイ。

セシリアと本音、狸寝入りで御手杵にダイナマイトボディー押し付けんnいってててててやめて簪

 

「…………………」

「そんなジト目は俺に効くからやめてくれ」

 

マジすいませんでした

ぶっちゃけレゾナンス行くの俺たち初めてだったりする。

聞くところによればハリポタに出てきそうな所とは聴いたんだが……そんなファンタジックなのかレゾナンス。

なんだか心がEX○LEを踊り出すみたいだファンファンウィーヒザセーセッ

 

「……あれか?」

 

どうやら到着するようだ。

 

「よーし、降りるぞお前ら」

「なんで獅子王が仕切ってるんだよ」

「いーじゃないですか別に!行きましょ」

 

------

----

--

「お、おぉ……!?なんだか高級感漂う………」

「そうですか?普通だと思いますが……」

 

そう言うセシリアの言葉を聞きながら、俺はレゾナンスを見渡す。

なんというか………なんなんだこれは()

 

「……行こう、シオウ」

「ん、わかった。今行く」

 

 

 

 

「……はぁ~…中々色々と充実してんな」

「女性用、だけだけどね」

「男性用は」

「察して」

「ハイッ」

 

確かに簪の言う通り、男性用だけはなんか片隅に追いやられてた。まぁ適当にそこからえらんだけど。

やっぱ女尊男卑の影響だよなぁこれ。なんで乗ってないやつまで威張ってるんだろうか

 

「……とか思ってたでしょ」

「当たり。一言一句そっくりそのまま正解だ。ハワイ旅行……は言いすぎだから添い寝してやろう」

「嬉しいけどやめて」

「あいよ」

 

さぁて、どうしようか

 

「暇なら、私の水着選んで」

「あぁ、わかっt」

「えっ」

「?彼氏なら(多分)当たり前…だと思う。行こう」

 

マジかよ

ヤバい

 

「………顔真っ赤っかだけど」

「………当たり前だろコノヤロー」




活動報告にて思い付いた小説アイデア載ってます。
書いてもいいのよ?


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