戦姫絶唱シンフォギア 歌姫と死神の十一重奏(ウンデクテッド) (ナルカミトオル)
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プロローグ
Prologue1: 転生 始動


初めてハーメルンで小説を書くので不慣れですが頑張りたいと思ってます。

「物語の始まり」


「お前は…ここで俺と…死ぬ!」

「やめろ…やめろおおおおお!」

「(……さよなら、大好きな俺の家族)」

 

 

 

 

 

 右腕が肘からなく包帯を巻いている少年は自分の親を殺した原因の男を道連れに自身に取り付けた爆弾のスイッチを押した

 

 

 

 

 

「(…これからの未来が見れない事が心残りだけど…皆なら…絶対に…)」

 

 

 

 

 

 少年は意識が一瞬にしてなくなり、男と共にこの世から消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 男ージャスレイ・ドノミコノスーと共に死んだ少年ーエリュシオン・C・タービンーは目が覚めたら、見知らぬ白い空間にいた

 

 

 

 

 

「(ここは…?確か俺はあいつと)」

「はい、あなたはあの愚かな人間と共に死にました」

「!」

 

 

 後ろから声が聞こえ、振り返ると白いドレスのような服装の女性がいた。シオンはその女性を警戒しながらも聞いた

 

「…あんたは?」

 

「私は女神フレイヤと申します。お見知りおきを」

 女性ー女神フレイヤーは微笑みながら自己紹介をした

 

 

「(…この声…何処かで…!)思い出した。6年前のあの時の…」

 シオンは女神フレイヤの声に聞き覚えがあり思い出す

 

 

「はい。6年前、あなたを別の世界に送ったのは私です」

「やっぱり…それで何で俺をここに?」

「…あなたには転生をしてもらいます」

「……その理由は?」

 

 

 シオンは転生する理由が何かあると思いフレイヤに聞いた

 

 

「その世界は本来のルートから大きく外れてしまい歪みが生じてしまい、これ以上大きくなってしまえば…その世界は壊れてしまいます」

「!?…本当?」

「…残念ながら事実です」

「…分かった。転生する」

 

 

 歪みの影響により、その世界が壊れると言われシオンは驚愕するが、すぐに転生する事を選んだ

 

 だが、シオンには問題があった

 

 

「だけど…俺には戦える力がない。それに、この腕じゃあ…」

「大丈夫です」

 

 

 

 

 

 

 目の前が急に光出し、シオンは目を閉じる

 光が消え、目を開ければそこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 装甲がボロボロで左腕がなく、コックピットに穴が空いている愛機ーガンダムベリアルレイヴンーと

 頭部が斬られ、動かなくなった友達ーハローがいた

 

 

「でも…もう相棒達は…」

「大丈夫ですよ」

 

 

 フレイヤがベリアルとハロに手をかざせば

 

 

 

 

 

 

 

 装甲が新しくなり、新たな姿になったベリアルと

「シオン!シオン!」と言い、跳ねて近づいて来るハロ

 

 

 

 

 シオンは飛び跳ねて近づいて来るハロを受け止める。その表情は嬉しそうにしていた

 

 

「ありがとう、フレイヤ」

「いえいえ、気にしないで下さい。それから、転生する世界にはあなたの家族がいます」

「ッ!…まさか」

 

 

フレイヤの言った家族という言葉に反応し、それが誰なのかが何となく分かった

 

 

「…何となく分かった。ありがとう、フレイヤ」

「いえ、これは私が勝手にやった事ですので気にしないで下さい。それとこれを」

 

 

 フレイヤがベリアルに手をかざせば、右腕になりシオンの右肘に着く

 見た目はベリアルの腕のようだが、関節部分は人と同じだった

 

 

「これは…」

「ベリアルを思えばなることも、装甲だけを纏うことも出来ます。それとハロはこのブレスレットに入れることが可能で、シオンの大人化出来るようにプログラムを組み込んであります。その姿では戦いにくそうですから」

 

 

 フレイヤは苦笑しながらブレスレットを渡してシオンそれを受け取り、ハロを入れて大人化をしてみた

 大人化してみると、身長が180〜190cmぐらいで、年齢は10代後半だった

 

 

「成長するとこんな感じなんだ。早く慣れないといけないな」

 シオンはすぐに元の姿に戻る

 

「それでその世界に行くにはどうすればいい?」

 

 

 シオンの目の前に扉が出てきた。その扉は勝手に開く

 

 

「その扉を抜ければその世界に行けます」

「分かった。何から何までありがとう、フレイヤ。…行ってくる」

「…ご武運を」

 

 

 シオンは扉を通れば扉は消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは出会うことのない物語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歌を歌い、戦う歌姫達と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家族を知り、家族を守る為に戦う死神の少年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 交わることのない物語が始まる




いかがでしたか?これからも続けていきますので楽しんでいただければと思ってます!
では、失礼しますm(_ _)m


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Prologue2:改変 悲劇

大変お待たせしました!m(_ _)m
鉄オルの傷が未だに癒えない作者です。
今回は無印の2年前のライブです。次回からは本編の入ります!楽しみの人はお待たせして本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m

「ライブ…こんな感じなんだ」


シオンは目を覚ますと、何処か人通りの少ない公園のイスに座っており、辺りを見渡すと普通の公園で近くには大きな会場があった。

移動しようと立ち上がると、足元に封筒がありそれを拾い読む

 

 

【これを読んでいるということは、無事に転生できたようですね。現在シオンは物語が始まる2年前にいます。その理由を話す前にシオンのことを説明します。

まず、シオンの身体にあった阿頼耶識や薬物は私の力でなくなっており、普通の人と同じです。声帯の方も私の力で治しましたが、まだ違和感があると思いますが自然になくなっていきますので、なくなり次第話しても構いません。

 

次にベリアルのですが、装甲を強化してありますので大気圏突入が可能になっています。

武装に関しては、ベリアルの武器だけでなく、バルバトス、ルプス、グシオン、グシオンリベイク、フルシティ、マルバスリグラディング、キマリス、そしてキマリストルーパーの機体パーツと武装、それとクタン参型が使えるようになっています。阿頼耶識の方もベリアルを展開又は纏うことで使えるようになっています。リミッターを解除しても代償はありませんが、身体に大きな負担が掛かり、戦闘はほぼ不可能になるので気を付けて下さい。

それと治癒プログラムを組み込んであるので、ある程度の怪我や損傷であれば治ります。

 

2年前に送った理由についてですが、その近くに大きな会場があると思いますが、そこで本来その物語の主人公がノイズというものに襲われて意識不明となってしまい物語が最悪の状態で終わってしまいます。ですので、あなたにはその会場に行ってもらい救ってもらいたいのです。終わり次第、こちらで本来の転生する場所に送りますのでお願いします。その会場に入る為のチケットは同封してあるので安心して下さい。

ベリアルはノイズと戦えるようになっているので安心してください。あなたなら大丈夫だと思いますが、油断はしないでください。

この手紙は読み終えると燃えるようになっています。

女神フレイヤより

 

追伸

右腕はグローブを置いといたので隠すのに使って下さい】

 

 

「…早く向かうか」

シオンは右腕にグローブをはめフードを被り、手紙を捨て燃えるのを見てすぐに会場に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーライブ会場内ー

 

 

「…こんな感じなんだ」

 

シオンは会場に入り、まだ始まっていないのに会場内の熱気に呆然とする

席は満席で性別、年齢関係なく多くの人がいた

 

「え〜と…あ、ここだ」

 

シオンの空いている隣の席に少女が座る

少女が座り、少ししたら会場の電気が消え、ライブが始まった

 

 

 

 

BGM:逆光フリューゲル

 

 

 

 

「(なんだろ…この感じ…)」

シオンはツヴァイウィングの歌に何かを感じていた。だが、シオンは感情が乏しいため、これが何なのかは分からなかった

けど、シオンはこれだけは分かった

 

「凄く…綺麗だ…」

無意識のうちにシオンはそう呟いた

 

サビに入り、終わりが近くなっていくと会場の屋根が開いていき、まるで羽の様に広がった

 

1曲目が歌い終わり、2曲目を歌おうとするが

 

「!」

シオンは何かを感じ取り、いきなり立ち上がった

「君、どうしたの?」

シオンの隣に座っている少女は急に立ち上がるシオンが気になり聞いてきた

 

「…何か来る」「え?」

シオンの呟きが聞こえなかったのか聞き返そうとするが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、会場の真ん中で爆発が起こった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何!?」

「・・・・・」

 

その爆発した地点から大きな化物が出てきた

 

「っ!ノイズ!?」

「ノイズ…?」

 

化物ーノイズーは大型のだけではなく、人より少し大きいタイプや空を飛ぶタイプなどがいており、観客の人達を襲い始める

 

「うわあぁぁぁぁぁぁ!?」

「嫌だ!死にたくない、死にたくない!誰か、助け」

 

ノイズに襲われた人々は、次々と炭素化されて亡くなってしまった

シオンはそれを見て6年前のことを思い出した

 

「(ノイズはあの人達を……家族を傷付ける敵)」

シオンは手すりに登り飛び降りた

 

「(家族を守る為に戦う…)その為に、力を貸せベリアル」

 

 

そう言えば右腕から眩い輝きが放たれた

 

 

光が消えればそこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全長約2m程で黒と白の装甲に赤黒い二本の角のロボットがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありゃ、一体?」

「ロボット…だよね?」

 

ステージで歌っていたツヴァイウィングの朱色の髪の女性ー天羽奏ーと青髪の少女ー風鳴翼ーの二人は突然現れたロボットーガンダムベリアルーを見つめた

二人だけではなく、逃げている観客の人々もベリアルを見る

 

 

 

 

ベリアルを展開したシオンは機体の状況を把握する

 

『2年前の状態か…』

 

シオンは手を軽く握ったり開いたりをする。だが、ノイズ達は待ってくれず近づいて来る

 

『……邪魔』

 

シオンは近づいて来るノイズを腰に装備してある二本の特殊ブレードを抜き迎撃する

 

『問題なし…敵を叩き斬る』

 

スラスターで一気に加速し、ブレードの柄をくっつけ双刃又は、切り離し双剣にしてノイズを斬りつけていく

 

『・・・!』

 

空中にいるノイズ達が突撃して来るが、難なく回避し腰部に装備してあるライフルを手にし撃ち落としていく。観客の人々を襲おうとするノイズも近くにいればブレードで、遠ければライフルで迎撃する

 

『・・・・・』

「あ、ありがとうございます!」

 

シオンに助けてもらった観客の人はお礼を言い出口へと走って行く

 

ノイズ達に襲われている人々を助け、大型のノイズに向かおうとすると歌が聞こえた

 

『歌……?』

 

 

 

 

BGM : 私ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ

 

 

 

 

歌が聞こえる方を見ると、奏の衣装が朱色と白の服装に変わっており、手に槍を握って歌を歌いながらノイズを倒していた

 

『(歌いながら戦う…)それがこの世界の戦う人か』

 

シオンはそう呟きながらも周りの小型ノイズ達を倒しながら、大型のノイズを倒しに向かう。遅れて翼も歌を歌い参戦しノイズを迎撃し始めた

それぞれが小型ノイズ達を迎撃しつつ、シオンと奏が大型ノイズを一体ずつ撃破した。しかし、戦いの余波で会場の一部が壊れた

 

「キャアアアアアアッ!」

「!」『あいつ…っ』

 

観客席でずっと見ていた少女が落ちてしまい、落ちた時に足を痛めてしまう

それに気付いたシオンと奏は直ぐに少女の元に向かう

 

『!ちっ!』

 

シオンは向かおうとするが、ノイズ達が行く手を阻む。

 

『お前ら…邪魔だ!』

 

双刃にしたブレードを妨害するノイズ達に投げて一気に殲滅するシオン。ブレードが戻り、少女の元へ向かおうとする

 

『っ!?』

 

少女が胸から血を流し倒れており、奏が少女を支えていた

 

『(6年前と同じ感じ…)嫌な予感がする…』

 

シオンは急いで少女達の元へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シオンが妨害されている時

 

 

 

「おい、死ぬな!」

 

奏は少女を守るために、自身を盾にノイズの攻撃を防いでいたが、身に付けている防具がひび割れてしまい、その破片が少女の胸に刺さってしまい倒れてしまった

 

「目を開けてくれ!生きるのを諦めるな!!」

 

少女はかろうじて生きていて、奏は少女を助けるためにノイズを一掃出来る歌ー絶唱ーを歌おうとする瞬間

 

「!お前…」

『・・・・・』

シオンがそれを止める

 

『…その子はまだ生きてる?』

「!あ、ああ(こいつ、話せるのかよ…)」

『なら行け』

「え?」

シオンは奏に少女を連れて離脱しろと言う

 

『今ならまだ間に合う…行け』

「けどよ…」

『よく分からないが…お前も限界なんだろ?身に付けているそれがボロボロだから分かる』

「っ!」

シオンの的確な事を言われ反論できず俯く奏

 

『……今その子を連れて行けるのはお前だけ』

「!お前…なんでそこまで」

顔を上げた奏は、何故ロボットーシオンーがそこまで助けるのか気になり聞いた

 

『……俺は手に届く命が救えるなら救う。2度とあんな思いはしたくないから…』

「!お前も大切な何かを…」

『・・・・・』

それに対し何も言わないシオン

「………分かった、この子は任せてくれ。あたしからも頼みが…」

『…あの青髪の援護もする…それでいいか?』

「…ありがとな。お前、優しいな」

そう言って奏は少女を抱えてすぐに離脱した

 

『・・・・・』

シオンは奏達が離脱して行くのを確認し、ノイズに向き直り迎撃しながら翼の援護に向かう

翼と合流し背中合わせになる

 

「…ありがとう」

『・・・・?』

「奏を……他の人達を助けてくれて…ありがとう。もし、あなたが来なかったら…もっとたくさんの人達が殺されていた…」

『…こいつらはあの人達を傷付ける…なら敵。…ただそれだけ』

「(あの人達?)…そう、なら今は…!」

『…背中は任せる』

「ええ、私の背中も任せます!」

 

互いにノイズに突っ込んで行き次々と撃破していく

翼の背後からノイズが迫ればシオンがライフルで撃ち、逆にシオンの背後から迫れば翼がブースターを使い一気に近づき斬った

初めてとは思えないコンビネーションでノイズがどんどん減っていき、大型ノイズ一体だけとなった

 

 

シオンはスラスターで跳び、双刃で一気に突き刺した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノイズに突き刺したと同時に光出した

 

『(!あの時と同じっ!)』

 

シオンの意識はそこで途切れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼は目を開ければ、そこには倒された大型ノイズの炭素だけがあり、ロボットはいなかった

 

「あのロボットは一体何処へ…?」

 

辺りを見回すがまるであのロボットが最初からいなかったように何処にもいなかった




ちょっとだけ説明します

原作より生存者は多いですが、それでも多くの観客の人達は亡くなっている設定です。
響は原作よりは酷くいじめられていませんが、それでもいじめられてます。(家の壁や机に落書きはされず、ただ言葉や暴力によるいじめ)


とまあ、だいたいはこんな感じです。




できるだけ早く投稿できるよう頑張りますので楽しみにしていて下さい


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設定
設定


今回は簡単なシオンとその相棒達の設定です
「よかったら見て欲しい」


エリュシオン・C(コルベニク)・タービン

 

性別:男 年齢:15(多分) 所属:元鉄華団兼タービンズ

一人称:俺

好きなこと(もの):家族、鉄華団、相棒(ベリアルとハロ)、コーヒー類(カフェオレ・ラテ・モカも好き)

嫌いなこと(もの):人を見下す者、命を何とも思わない屑

特技:機械いじり、整備

容姿:アジーより薄い水色の髪で腰まで伸びており、一つに結っている

 

 

オリキャラ主人公

残り僅かな命で親と慕っていた名瀬達の仇をうち、その相手とともに死んだ少年

ギャラルホルンの屑の研究者の実験され続けてきたせいで、正確な年齢は分からず、感情は乏しくほぼ無表情に近い(だが信頼した者や家族には表情が少し見せる)

それ故に、相手の目を見て信頼できるかを見極めるようにしている

コーヒーが好きな理由は初めて飲んだものでその苦味が好きになり、自分のオリジナルアレンジをしたりもする

家族を守る為なら自分の命を賭けるが、絶対に生きて帰ることを約束としている

 

 

 

 

 

 

 

 

機体名

ASWーGー68

ガンダムベリアルレイヴンヤタガラス

装甲:黒と灰色に近い白と赤黒い2本の角

全長:人型:約2m〜3m MS:19m

 

モビルアーマーハシュマルとの戦闘で左腕とリアクターが破壊され2度と動かないが、女神フレイヤの力で新しくなった機体

今はシオンの右腕になっており、装甲だけを纏うことも、ベリアルにもなれる。装甲だけを纏うと傷はおうが、ベリアルになるとダメージはないがフィードバックがある

ナノラミネート装甲も強化されており、単機での大気圏が突破出来るようになった

人型とモビルスーツの大きさのどちらでもなれる

 

 

武装

双刃刀

初期のバルバトスの太刀より短いがそれなりのリーチはあり、柄と柄をくっ付け双刃にもなり、投げることも可能

 

ナックルクロー×2

両腕に装備されているナックルガード

ナックルの部分をずらせば、クローにもなり敵を斬りつけられる

 

大型ランス×2

バックパックに装備されている大型の槍

柄の下の部分には小型のスラスターが付き、突進じ速くその威力は大きくなった。

また、双刃刀のように柄と柄をくっ付けることができ大型の双刃槍になる

 

組み立て式改造ライフル×2

腰部のスラスターに装備されており、パーツを組み合わせるとマシンガン、スナイパーライフルに換装出来る

威力は種類によって異なるが、遠距離でも絶大

 

仕込みダガー×4

手首と踵の部分に仕込んである武装

主に相手の不意打ちや奇襲などによく使い投影が可能。投影されたら自動ですぐに補充される

 

脚部クロー×2

両足にある爪

少しだけ伸ばすことができるようになり、相手を斬りつけられる。また、踵にも折りたたみ式があり相手を挟むことが出来るようになった

 

 

 

 

ハロ

シオンが独学で学び、ジャンクパーツから作りだした

ハシュマルとの激闘で破壊されたが、女神フレイヤの力で直った。普段は左腕のブレスレットに入っているが、戦闘時はシオンを手助けする良きパートナー

シオンが操縦できない場合、代わりに操縦することもできる




大体はこんな感じです


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本編 GX
Chapter1:遭遇 再会


お待たせしました!
今回は原作だと第5話の話になります

ライブ会場の戦いが終わり、女神の力により転移したシオン
行き着く先は一体何処なのか…

「俺の家族を傷付ける奴は……叩き潰すっ!」


※モビルスーツの時は『』と表記します
装甲だけの時は「」とします


ー何処かの路地裏ー

 

 

 

シオンは目を開けると何処か別の場所にいた。ベリアルは解除され、元の姿に戻っていた

 

「……さっきまでノイズと戦っていたはず…となるとあれで未来が少しは変わった?…調べてみないと分からないけど…」

 

そう言って路地裏から出ようとすると近くにバックと手紙があった。それを拾い上げ読む

 

 

【これを読んでいるという事は無事に転送できたみたいですね。シオンのおかげで物語の最悪の結末を回避することができました。これからのことを説明させていただきます。

今、あなたがいるのはあのライブ会場の出来事から3年後です。そこでは大きな事件が起こります。内容については話せませんが、あなたとノイズと戦う者たち…奏者と呼ばれる少女たちと一緒なら必ず出来ると信じています。

それと住居と地図についてはハロに送りましたので後ほど確認をして下さい。あなたの武運を祈ってます。

女神フレイヤより

 

追伸

必要最低限の荷物も送りました】

 

 

「3年後か…今は情報が欲しいな」

 

シオンは自分は何の情報がなく何処へ行けばいいのか分からず、何処に行けば情報が集まるか考える

 

「……取り敢えず、まずは荷物を確認する」

 

手紙を捨て燃えるのを確認した後、バックの中身を確認する。

中身は応急修理用の工具一式、救急セット、向こうの世界(前世)で使っていたタブレット、身分証、そしてこの世界のお金の入った財布だった。

 

「…こんなものか」

シオンはバックに確認したものを全て入れ背負う

 

「ハロ、この辺りに図書館はない?」

『アル!アル!』

「そう……案内をお願い」

『ワカッタ!ワカッタ!』

 

ハロに道案内を任せ、路地裏を出て行く

 

 

 

ー図書館ー

 

数十分後、シオンはハロの案内で図書館に着き中へ入り、資料のありそうな棚へ行く

しかし、髪色や服装が珍しいからか図書館にいる人達に見られる

 

「(視線が鬱陶しい…)」

 

周りの視線を鬱陶しく思いながらフードを被る。目的の棚に着き調べ始める

 

「ここか……多いな。しらみつぶしに探すしかない」

 

3年間のことを詳しく載っていそうな資料を適当に手に取り読む

 

「……難しい字がいっぱい。読める部分で何とかなるか?」

 

生前、本を読んだり、名瀬達から字を学び、それを元に鉄華団の人たちにも字を教えてきたシオン

だが、ここは別世界であるためシオンでも分からないことが多い

 

「・・・・・」

 

黙々と資料を読んでいるうちに色々と分かったことがあった

 

 

 

今は西暦20XX年ということと、3年前の会場での出来事以外にも大きなことが二つあった

 

 

 

一つは去年の夏にあり月が欠けた原因ともなった【ルナアタック事件】

 

 

 

もう一つは同じ時期の冬にあった【フロンティア事変】

 

そのフロンティア事変に関わった人物達の名前に見覚えがあるシオン

 

 

 

「・・・!この人達!何かあるとは思ったけど…無事で良かった」

 

その人達の名前のところを嬉しそうに撫でるシオン。少しして、その資料を棚に戻しどうするかを考える。時間を見ればお昼近くになっていた

 

「…まずはご飯だ」

 

図書館を出て、何処か近くの飲食店に向かおうとするが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、警報が鳴り出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何…?」

 

シオンは警報が鳴ったことに驚きながらも、逃げて行く人々の声を聞く

 

「ノイズだ!」

「急いで地下のシェルターに逃げろ!」

「!…ノイズっ」

 

近くの路地裏に行き、ブレスレットの中にいるハロに聞いた

 

「ハロ、ノイズ出現の場所で戦闘は?」

『カクニンチュウ!カクニンチュウ!』

少しして

 

『ハンノウアリ!ハンノウアリ!』

「場所は?」

『ハツデンシセツ!ハツデンシセツ!』

「地図を出して」

 

ブレスレットからホログラムの地図を出し、自分の位置と戦闘場所を調べる

 

「ここからだと遠い…ベリアルのクタン参型で一気に行く」

 

シオンはそう言ってベリアルを纏い、クタン参型を装備して飛んで行く

 

 

 

『(家族は守る…)二度とあんな思いはさせない…絶対にっ』

 

 

 

 

そう呟き、さらに速度を上げ場所に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大切な家族との再会は近い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー発電施設ー

 

 

そこでは、二人の少女がノイズと戦っていた

 

 

一人は、緑と白の格好の金髪の少女で手に大鎌を持ち戦い

 

もう一人は、ピンクと白の黒髪の少女で小型の鋸で戦っていた

 

ノイズの中には人の形をした何かがおり、二人を圧倒していた

 

 

2人はボロボロになりながらも戦うが、金髪の少女の武器が破壊されてしまい、黒髪の少女は金髪の少女が襲われないように離れて戦うが限界が近かった

 

黒髪の少女の武器もすぐに破壊されてしまい、ノイズの群れの真ん中で倒れてしまう

 

 

そしてノイズの魔の手が差し掛かろうとした瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒髪の少女の近くにいたノイズ達が砲撃で消えた

 

 

 

 

 

「!?ナ、何だゾ!?」

人の形をした人形ーミカ・ジャウカーンーは周りを警戒し見渡した

 

 

「し…調ぇぇっ…!」

金髪のー暁切歌ーは空から何か聞こえ見た

 

 

周りのノイズやミカ、黒髪の少女ー月読調ーも空を見た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見たことのない飛行物体が猛スピードで向かって来ていた

 

 

 

 

 

 

 

 

BGM:Survivor

 

 

 

 

その飛行物体は上に付いている砲台からまた砲撃し、調の周りのノイズを倒していく

 

 

ある程度近くなれば、飛行物体の全面が開き、そこから何かが降りてきた

 

 

飛行物体はそれが降りたと同時に消え、それは凄い勢いで着地し土煙をあげた

 

 

「きゃあああっ!?」

「調、大丈夫デスかっ!?」

「一体何だゾ!?」

 

 

その衝撃は凄く体に力を入れ何とか踏ん張った

 

土煙からノイズの方に何かが飛んでいき斬りつけていくが

 

「ふんっ!」

ミカはそれを簡単に弾いた

 

弾いたそれは地面に刺さる

 

「双刃…?」

「デス…?」

 

それは双刃だった

 

 

ミカとノイズは投げた土煙を警戒し、切歌と調はそれを見つめた

 

土煙が晴れていき、その何かが見えた。それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒と白の装甲で、頭に二本の角がある全長約2m〜3mのロボットだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロボット…?」

「でも、あんなロボット知らないデスよ?」

『・・・・・』

 

 

ロボットはノイズの群れの真ん中で倒れている調と、同じように離れて倒れている切歌を交互にみた

 

背中のスラスターを噴射し、調の周りのノイズを腕に装備されているガントレットで殴って倒していき

 

『・・・・・』

「きゃっ!?」

 

左腕で調を抱え切歌のところまで跳んだ

 

「調っ!大丈夫デスか!?」

「切ちゃん…!うん…」

『・・・・・』

 

ロボットは静かに調を下ろす

そして2人から離れ地面に刺さった双刃を抜き構え、ノイズとミカを見る

 

「おい、お前!一体何だゾッ!?これから楽しめる時に邪魔をっ…許さないゾ!」

『……お前うるさい』

「!?」

「今の声…」

「何処かで聞いたことがあるデス…」

 

ロボットが急に話し出しミカは驚愕し、切歌と調はその声に聞き覚えがあった

 

「き、急にしゃべ『お前…何で2人を傷付けた?』はっ?」

『だから、何で2人…切姉と調姉を傷付けたって聞いてる』

「「え…?」」

 

ロボットの姉と言う言葉に唖然とする切歌と調

そんな2人を嘲笑うかのように理解を言うミカ

 

「決まっているゾ!そいつらはお前の後ろにある発電施設を守るために挑んできたけど、大した力もなく無様に負けたんだゾっ!」

『…つまり……お前は敵ってことでいいんだ』

「は?」

『お前は家族を傷付ける敵…なら、叩き潰すっ!』

「まさか…」

「ロボットさん…あなたは…シオン…デスか?」

 

 

ロボットーガンダムベリアルレイヴンヤタガラスーは答えることなくノイズの群れに突っ込んでいく




いかがでしょうか?
今回の話はpixivを元にやりました。さすがにオリジナルしすぎるとごちゃごちゃになりそうなので…

次の更新を楽しみにしていてくださいな!



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Chapter2:戦闘 VSミカ 逃走

大っっ変お待たせしました!更新から約半年以上…駄目な作者ですがそれでも呼んでくれると嬉しいです!

シオン「今回は戦闘映写があるけど…あまり期待しても仕方ない。でも、最後まで呼んでくれると俺も嬉しい」


ーS.O.N.G.移動本部 指令室ー

 

 

 

今までの話はS.O.N.G.の指令室にも聞こえていた

 

 

?「切歌ちゃん達をお姉ちゃんって、言ったよねあのロボット…」

 

?「ああ…つーかあのロボット3年前のあのライブの時に助けてくれたのに似てるんだけど…」

 

?「はい。わたしもそう思いました」

 

?「あのロボットが響を助けたの?」

 

響「うん…」

 

モニターを見ている病人服に頭や腕に包帯を巻いている少女ー立花響はロボット(ガンダムベリアルレイヴンヤタガラス)が切歌達を姉と呼んだを気にする。響の言葉に同意したオレンジ色の髪の女性ー天羽奏は切歌達を守りながら戦うベリアルが3年前、自分達ツヴァイウィングのライブでノイズと戦ったロボット(ガンダムベリアル)に似ていた言えば響は奏とともに助けてくれたロボットに似ていることに同意した。

同意した響を支えている少女ー小日向未来はそのことを聞けば響は頷きモニターを再び見る

 

 

?「・・・・・」

 

?「マリア姉さん…」

 

?「マリア、あの機体のことを知っているのか?」

 

?「知っているならあたし達に教えてくれよ」

 

同じようにモニターを見ている桃色の髪の女性ーマリア・カデンツァヴナ・イヴは何も言わずモニターを見つめている。マリアの妹ーセレナ・カデンツァヴナ・イヴはそんなマリアに呼びかけ視線を向ける。

青髪の女性ー風鳴翼はマリアにベリアルのことを聞けば翼の隣にいる銀髪の少女ー雪音クリスも聞いてくる

だが、マリアは何も言わずただモニターを見ている。まるで、目を離すことはできないと言わんばかりに

 

クリス「おい!聞いていんの…か…」

 

翼「雪音?……!」

 

クリスはマリアの態度に痺れを切らしたのか顔を見てみると言葉を濁られる。翼もクリスの反応が気になったのかマリアの方を見ると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリアは…涙を流していた

 

 

 

 

 

 

 

翼「マリア……?」

 

クリス「お前…なんで泣いたんだよ」

 

響「マリアさん?」

 

奏「どうしたんだよ一体…」

 

未来「セレナさんは何か知っていますか?」

 

セレナ「…うん」

 

 

それぞれが驚いている中、未来は理由を知っていそうなセレナに聞くとセレナは少し間をおいて答えた。そして、マリアのそばに寄り優しく肩を抱いた

 

マリア「よかった…本当にッ……よかったッ」

 

セレナ「マリア姉さん…」

 

マリアは手で顔を覆い涙を流し膝をついた

 

 

?「ねえ、あの機体は一体なんなの?」

 

?「ふん!あんなの俺の敵じゃない」

 

?「はあ…まだ敵としたわけじゃないでしょ?(あの機体…モビルスーツはフロンティア事変に出てきたのと同じ。でも、切歌達を守ってる…どうゆうこと?)」

 

響達と同じようにモニターを見ている1組の男女がいる。この人達は本来ならばいない存在…謂わば、シオンとは別の世界の転生者だ

男の方の名は神崎薫(かんざきかおる)、女の方は神楽坂朱音(かぐらざかあかね)。どちらも奏者であるが、自動人形(オートスコアラー)と戦いギアを破壊されてしまった

 

 

?「あの機体は一体…今までこちらに攻撃してきていたのに何故守っている?」

 

?「それに関しては何とも言えません」

 

赤服の男ー風鳴弦十郎は機体(ベリアル)が守っている理由を疑問に思うとそれをスーツを着ている男ー緒川慎次が答える

 

?「でもあの機体、今までのとは外装違いますよ」

 

?「!確かに…言われてみればそうね」

 

コンソロールを操作している二人の男女ー男のオペレーターは藤尭朔也、女のオペレーターは友里あおいは機体が今までのとは外装が異なることに気付く

友里はサブモニターを出しフロンティア事変の時に現れた機体と比べた

 

弦十郎「…フロンティア事変の時に現れている機体と比べてみると外装、武装、そして性能が大幅に違うな」

 

緒川「…もしかしたら、マリアさん達の様子からすると知り合いかもしれませんね」

 

緒川は泣いているマリアと彼女に寄り添っているセレナの二人を見る

 

 

 

そこに指令室に誰かが入ってきた

 

 

 

?「お待たせしました!翼さん、クリスさん!これを!」

 

指令室に入ってきた少女のような外見の子ーエルフナインは手に持っている赤いペンダントを翼とクリスに渡した

それは自動人形(オートスコアラー)に壊されエルフナインによって改修された2人のシンフォギア『天羽々斬』と『イチイバル』だった

 

翼「終わったのかエルフナイン!?」

 

エルフナイン「はい!これならアルカ・ノイズの分解能力を無効化できます!」

 

翼「よくやった!行くぞ、雪音!」

 

クリス「おう!」

 

 

自身のギアを受け取った翼とクリスは指令室を出て行く

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

シオン(ベリアル)『・・・・・』

 

シオン(ベリアル)は大量のアルカ・ノイズを手に持っている双剣刃で斬りつけていく

 

調「すごい…」

 

切歌「圧倒的デス…」

 

調と切歌はシオンの強さに呆気にとられ見惚れていた

 

弦十郎『切歌くん、調くん!大丈夫か!』

 

切歌・調「「司令!」」

 

弦十郎『今そちらに翼とクリスくんが向かっている。君達を守りながらアルカ・ノイズと戦っている機体にできれば敵ではないということを伝えてほしい』

 

調「わかりました」

 

切歌「了解デス!」

 

切歌と調がシオンの強さに見惚れていると弦十郎から翼達が向かっていることと敵でないことを伝えてほしいと通信越しから頼まれ2人は了承し通信を切り、アルカ・ノイズと戦っているシオンを見ながらどう伝えるかを考える

 

 

シオン(ベリアル)『・・・?』

 

淡々と襲い掛かってくるアルカ・ノイズを倒すシオンだがミカがいないことに気付き辺りを見回す

 

ミカ「隙だらけだゾ!」

 

シオン(ベリアル)『ッ!』

 

ミカはアルカ・ノイズに紛れて背後から迫る。シオンは不意を突かれミカは腕のカーボンロッドを放ち周りのアルカ・ノイズごと当てる

 

切歌・調「「シオンッ!」」

 

カーボンロッドの直撃によりシオンの周辺は土煙が充満する。その状況を見て切歌と調は悲痛の声をあげる

 

 

 

 

 

ミカ「これであの妙な奴はこれで木っ端微塵だゾ!後はお前達ジャリンコどもをバラバラに解体するだけだゾォォ!?」

 

切歌「えっ」

 

調「……あ!」

 

ミカは切歌達に目標を変え歩み寄ろうとするが土煙から投擲された斧のようなものが体に当たり吹き飛ばされ瓦礫にぶつかり埋もれる

切歌と調は土煙の方を見ると煙は晴れ左腕に白とベージュ色の盾のようなものを持っている無傷のベリアルがいた

 

切歌・調「「シオンッ!」」

 

ミカに視線を向き切歌達の前に左手の盾ーリベイクシールドを突き刺し自身はシールドの前に立つ

ミカは吹き飛ばされた影響の邪魔な瓦礫をどかし立ち上がる

 

シオン(ベリアル)『……しぶと』

 

ミカ「お前しつこいゾ!とっととバラバラになるゾッ!」

 

シオン(ベリアル)『…誰がなるか赤髪人形女。ウェポン、メイス』

 

シオンは持っている武器ではパワーが足りないと知り、初期のバルバトスが愛用していたメイスを右手に持ち肩に担ぐ

 

 

 

 

するとそこにS.O.NG.のマークがついたヘリが到着しハッチから翼とクリスが飛び降りて来た

 

 

 

 

シオン(ベリアル)『!(あの青髪の女…あの時のライブで歌って戦っていた片割れ…)』

 

シオンは飛び降りてくる翼とクリスを気にするが、ミカの方に向き直り警戒する

 

 

翼「行くぞ、雪音!」

 

クリス「おう!」

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

クリス「Killiter Ichaival tron」

 

2人はエルフナインによって強化されたギアを詠唱し纏う

 

 

 

翼は青と白、クリスは赤と白の戦闘服に変わり着地する。着地したと同時に武器ーアームドギアを持ちミカに向けて構える

 

 

 

2人はアームドギアを向けながらもシオンのことも警戒しながらも共闘を持ちかける

 

 

翼「あなたが敵かはまだわからない。だが、暁達を守ってくれたのは事実だ」

 

クリス「お前とは今は一緒に戦ってやる。でも妙なことすりゃすぐにぶち抜いてやっからな!」

 

シオン(ベリアル)『共闘か…お前たちと敵対する理由は俺にはない。こっちはそれでいい』

 

翼「…そうか」

 

シオンの共闘の了承に翼は安堵する

 

クリス「なら行こうぜ先輩!」

 

翼「ああ!風鳴翼、参る!」

 

クリス「それとお前!足引っ張んじゃねえぞ!」

 

シオン(ベリアル)『足引っ張るなと言いたいのはこっちの方だ弓使い、防人女』

 

シオンはそれだけ言いミカに攻めかかり行く。ミカも両腕の大きな爪で応戦する

 

クリス「何だよあの呼び方よ!」

 

マリア『それは仕方ないのよ。許してあげて』

 

クリスがシオンの呼び方に不満の声を上げるとそこへマリアが通信してくる

 

翼「どうゆうことだマリア?」

 

マリア『あまり詳しく話せないけど…あの子(・・・)は昔大人に酷いことをされて人を信じられないのよ。声を聞いている限り今は違うみたいね』

 

クリス「んだよそりゃ…」

 

翼「…何故声を聞くだけでわかるんだマリア?」

 

マリア『あの子は私やセレナ達の家族よ。だから、声だけでわかるのよ。あの子は…シオンには仲間ができたって…』

 

翼・クリス「「・・・・」」

 

翼とクリス、指令室にいるセレナを除く待機しているメンバーはマリアの言い分に少し唖然とする

ミカと攻防を繰り広げていたシオンが下がってきた

 

シオン(ベリアル)『…いつまで話し合ってる気?』

 

翼「ッ!?す、すまない」

 

シオン(ベリアル)『戦う気ないなら下がってろ。邪魔で仕方ないから』

 

クリス「なッ!?」

 

シオンはそれだけ言い背中と脚部のスラスターを使い一気にミカに接近しメイスを振り下ろす

ミカはメイスを両手のカーボンロッドを取り出し受け止めるも勢いがあるからか足元が凹みカーボンロッドに罅が入る

 

ミカ「ッ…今のはちょっと『これで終わりにする』なッ!?」

 

シオンは振り下ろしたメイスの勢いを利用してミカの背後に着地しライフルを手にし連発する。両手が塞がっているミカは防げずに全弾くらい吹き飛ばされる

 

ミカ「ギャアアアアアアアアア!?」

 

シオン(ベリアル)『最後に…これはお前に傷付けられた切姉と調姉のぶんだ!』

 

さらに追撃と言わんばかりに宙にあるメイスを手にしミカに思いっきり投げる。カーボンロッドで防ぐも簡単に壊され吹き飛ばされ瓦礫に埋もれる

 

 

翼「あの自動人形(オートスコアラー)をいとも簡単に…」

 

クリス「どんだけ強えんだよあいつは…」

 

シオン(ベリアル)『・・・・』

 

翼とクリスはシオンの強さに呆然としているが、シオンは投げたメイスを拾い吹き飛ばされたミカの方向をじっと見ている

 

 

切歌「シオン?」

 

調「どうしたの?」

 

シオン(ベリアル)『……仕留め損ねたか』

 

 

 

 

シオンの呟きとほぼ同じタイミングで瓦礫が突風により吹き飛ぶ

 

 

 

 

『ッ!?』

 

翼とクリスは武器を構え直し、シオンは拾ったメイスを担いだ

 

 

 

?「情けない姿ねミカ。…でも、あれは予想外ね」

 

ミカ「…助かったゾ」

 

そこには緑の洋風のドレスの服装で剣を携えた女性ーファラ・スユーフがいた。その後ろには両手が壊され所々スパークが生じているミカがいた

 

 

翼「ッ!あれは…!」

 

翼はその姿を見てアームドギアを力強く握りしめる

 

 

シオン(ベリアル)『……見た感じお前も同じか』

 

ファラ「ええ。私はファラ・スユーフ。以後お見知りおきを、ロボットさん」

 

シオン(ベリアル)『敵を覚える気はない。ここでお前も叩き潰す』

 

 

シオンはスラスターで一気に加速しようとすると、ファラは剣を振るい前方に竜巻を起こし近づけさせなくする

 

シオン(ベリアル)『…チッ』

 

ファラ「私はただミカを回収しに来ただけよ。あなたと戦うことじゃないのよ」

 

シオンが竜巻で近づけない間にファラは懐からテレポートジェムを取り出し足元に落とす

テレポートジェムが砕ければ魔法陣が展開され潜っていく

 

ミカ「お前!今度会ったらバラバラにしてやるゾ!」

 

ファラ「また会いましょ、ロボットさん?」

 

 

2人はそんなことを言い残して消える

 

 

 

 

ハロ『反応ナシ!反応ナシ!』

 

シオン(ベリアル)『そう…次は絶対に叩き潰すだけだ』

 

シオンは自動人形(オートスコアラー)の消えたところを見ながら言う

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

戦いが終わりクリスは切歌と調を抱きしめて説教しているのを離れて見ているシオンはこれからどうするかを考えた

 

 

シオン(ベリアル)(これからどうするか…切姉達と共に戦うのはいいけど気になることがある)

 

翼「すまないが、少しいいだろうか?」

 

シオン(ベリアル)『…何?』

 

考えていると翼が近寄って話し掛けてくる

 

翼「お前はフロンティア事変の時に私達を襲った機体か?」

 

シオン(ベリアル)『フロンティア事変でお前達を?いや、俺はお前達を襲ったことは一度もない』

 

翼はフロンティア事変で襲ったことはあるかと聞かれればシオンは首を横に振り一度もないと答え考える

 

翼「そうか…だが、お前に似た機体がライブの時に私達を襲って来たから気になってはいた」

 

シオン(ベリアル)『(俺の相棒に似た機体…まさか)お前達を襲った機体はこの機体か?』

 

 

シオンはベリアルのツインアイから初期の頃のベリアルの映像を出す

クリスも説教が終わったからか話に加わる

 

 

クリス「ッ!こいつだ!」

 

翼「…ああ。この機体を知っているのか?」

 

シオン(ベリアル)『ああ(初期の相棒を見てこう言ってる。つまりあの世界(鉄血の世界)から俺以外(・・・・)にもいる。そして初期の相棒から推測すると…)』

 

切歌「シオン?どうしたデスか?」

 

調「シオン…?」

 

ツインアイから映像を消して考えているシオンに毛布をかけ応急処置をした切歌と調は心配そうに声をかける

 

シオン(ベリアル)『…それより俺に何の用?』

 

シオンは話を晒し翼達から用件を聞く

 

翼「私達と共に来てもらいたい」

 

クリス「お前はあのロボットについて知っているみたいだしな。あたしらと来てもらうぜ」

 

切歌「シオンが一緒だと嬉しいデス!」

 

調「あの頃のように一緒にいたい」

 

 

翼とクリスは情報を得るため、切歌と調は共にいたいためにシオンを勧誘する。

 

 

 

それに対するシオンの答えは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シオン(ベリアル)『……今は一緒に行けない』

 

拒否だった

 

 

 

 

翼・クリス「「なッ!?」」

 

切歌「シオン…?」

 

調「どうして…?」

 

4人とも動揺を隠しきれずにいるが何故一緒に来れないか調が聞く

 

 

シオン(ベリアル)『俺の勝手な事情だ。それを話すことはできない…ごめん切姉、調姉』

 

そう言ってシオンはスラスターを使い大きく後ろに跳びクタン参型を呼び出して空を飛んでいく

 

 

切歌・調「「シオン……」」

 

 

 

切歌と調はシオンが飛んで行った方向をずっと見つめる



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