宿毛泊地の日常 (謎のks)
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冬イベ編読み終わった後に
提督が頑張る理由


宿毛泊地提督の原点…になったらいいな的な昔話です。


3月の、よく晴れたある日、いつものようにオリョクルから帰ってきたイヨちゃんとヒトミちゃんは、ある光景を目にしていました…。

 

「…あれ? あれ提督じゃない?」

「え? …ああ本当…ん? はっちゃんさんも一緒?」

「あホントだ…どこに行くんだろ?」

 

提督ははっちゃんこと伊8号を連れて、どこかへ出かけるようです。

 

その様子から、どこか悲しそぅな表情になっている提督を見て、心配そうに見つめる二人…

 

「…ぃよーし! 姉貴! こっそりついていっちゃお!」

「だ、ダメだよイヨちゃん! …何か大事な用事みたいだし…?」

「ダイジョブダイジョブ! 見つからないように行けば良いんだから! …んっふふ~ん、隠し事なんて、提督のクセに生意気ィ~」

「あ、イヨちゃん!? お、おいてかないでぇ…!」

 

二人は提督をこっそり追いかけて、山の方へ向かって行きました。たどり着いた場所は、「大島」という、泊地から離れた小島の山頂でした。

 

「あ、あった!」

 

提督とはっちゃんが乗っていた自転車を発見した二人。そのまま奥に向かったであろう提督たちを追いかける…

 

(…いた!)

 

四国の海が見渡せる光当たる場所で、二人は何かに向かって手を合わせて拝んでいた。

 

(アレ何? 姉貴?)

(さあ…あ! 確か今日ってお彼岸…)

(ば、姉貴!? 急に動かないでよ!)

 

茂みに隠れていた二人は、動いた拍子に草木を揺らしてしまう。

 

「…誰、ですか?」

「お?」

 

提督たちに気づかれた二人は、素直に姿を現すことにした。

 

「…イヨ、ちゃん…?」

「ヒトミもかや? どうしたぁ? 何かあったがかよ?」

「い、いやあ、提督たちがコソコソしてたから、つい…」

「…あの…提督? その後ろにあるのは?」

 

ヒトミちゃんは、提督の後ろにある土が盛り立てられ、そこに棒が立てられている場所を指し示した。

 

「まるで…誰かのお墓みたいですけど?」

「…ああ、これかや?」

 

提督はその土を優しく撫でて見せた。よく見ると線香も焚かれており、ますますそれに見えた。

 

「あの、このことは内密に…隠すことではないけど、みんな混乱するから」

「どーゆう意味?」

 

イヨちゃんがそういうと、はっちゃんは静かに事実を語る。

 

「実は…私は「伊8号」としては2代目なんです」

「え”ぇえ!?」

「やっぱり…」

「はっちゃん、こっからはオレが言うわ」

「提督…」

 

提督は自身の言葉で、語り始める…自身の後悔の念と共に。

 

 

 

 

・・・・・

 

― オレが提督について間ぁもない頃やったと思うけど、オレは艦娘を建造するのに明け暮れよった。

 

あの頃は、どんな艦娘でも、ウチに来てくれることが嬉しゅうてにゃぁ…「やり過ぎです!」って大淀さんに怒られよったわ。

 

ほいで、レア艦を建造するのに挑戦しよったときに、はっちゃん…先代の伊8号に出会うたがよ。

 

『伊8号です!はっちゃん、って呼んでください!』

 

潜水艦がウチに来たのは、彼女が初めてやったき、オレは、そりゃもう飛び跳ねるほどでにゃぁ…。

 

『…で、嬉しいのは分かったんですけど、司令官?』

『お?なんにゃ吹雪?』

『今会議中なので、その子を離してください!』

 

会議の時は、ようオレの膝の上にはっちゃんが座りよって、本を読みよったがよ。

 

吹雪たちは、そんなオレらぁを「提督がはっちゃんにヘンタイしてる!」っていうがよ…ヒドイ話よにゃぁ?

 

『当たり前ですよ…はっちゃんも、嫌ならイヤって言っていいんだよ?』

『ううん!提督のココ、あったかくて、いい匂いがするの!』

『はっちゃん…』

『はっちゃんは癒し。はっきりわかんだね?』キリッ

『司令官は自重してください!?』

『全員)ハハハ!!』

 

はっちゃんは、まっこと皆ぁの太陽やった…。

 

演習でも、出撃でも、皆ぁの為に動いてくれよってにゃぁ。

この間も、敵さんの攻撃を一手に引き受けてくれてな? はっちゃんがおらんかったらいかん、ちぃ言うぐらいよ。

 

「…それって、潜水艦の仕様じゃあ…?」

「しーっ!イヨちゃん!!」

 

まぁそういうなやw…んで真面目な話、オレは焦りよったがよ。

 

その時はろくったな戦果も挙げれんで、資材の備蓄も底をつき始めてにゃぁ…。

 

『― あ~っ!』

 

オレはいつものように、膝の上で本を読みゆうはっちゃんに愚痴をこぼしよったがよ。

 

『どうしました? 提督?』

『ん? いやぁ、資材が足りんって思うてにゃぁ…』

『資材? どの位足りないの?』

『ん~鋼材が足らんにゃぁ』

『鋼材? あんなにあったのに?』

『あっはぁ、大淀さんに建造するな言われちゅうに、言う事聞かんかったきやろにゃぁ?』

『そうなの? もう、提督ってば』

『すまんすまん! …あぁでも、もうイカンかも知れんにゃぁ』

『…え?』

『このまま行きよったら、資材が底をついて、最悪ココをたたまんとイカンやろにゃぁ?』

『たたむ、って…ココがなくなっちゃうの?』

『まあ大淀さんは心配いらんち言いよったき、大丈夫やろ?』

『そっか…そうなんだ』

『そんな顔せんでえいき!大丈夫ちや』

 

…オレは、あん時の自分をぶん殴りたいわ…あんな事言うたき…!

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「提督…?」

「提督、無理は、しないでください?」

「…ああ、わかっちょるわ」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

…ある日、キス島に出撃…いわゆるレベリングっちゅうヤツやけんど、それしよったときに…。

 

『提督、キス島周辺の周回、10回達成したよ』

『おう時雨、ご苦労さん。…んじゃ適当に切り上げて、帰ってきぃや』

『うん、わかった…皆、行こう?』

『…あれ? 誰か、いない…?』

『え? …まさか!?』

『時雨? どうした!? 何かあったがか!!?』

 

時雨は応答せぇへんかった。そん時は、余裕がなかったがやき、当たり前やけどにゃ?

 

『…!』

 

時雨が見つけたのは、ボロボロになったはっちゃんと…それに止めを刺そうとしよる敵艦隊やった…!

 

『はっちゃん!! 全員構え! はっちゃんを助けよう!!』

 

時雨の号令で、皆ぁは敵に向かって攻撃、そのまま追っ払うことに成功した、がやけんど…。

 

『はっちゃん! しっかり!!』

 

必死になって呼びかけゆう時雨に、通信しよったオレも”はっちゃんに何かあった”っちゅうことがすぐ分かった。

 

『!? はっちゃん! どうしたぁ!? はっちゃん!!』

『…ん……提督………?』

『何しゆうがよ!? オマエ自分がどうなったと』

『…時雨……あれ…』

 

はっちゃんが示した方向には、海に浮かんだドラム缶…中身は鋼材やった。

 

『はっちゃん、あれ…?』

『えへへ…この辺りは鋼材が取れるって聞いていたから……』

『はっちゃん…』

『すこし少ないかも知れないけど…でも、これで皆お別れしなくていいよね?』

 

はっちゃんは、オレが適当に言ったことを本気にして、こっそり資材を集めようと…!

 

『はっちゃん…オレは…』

『提督? …これで…足りるかな? …皆、大丈夫…かな…?』

『…ああ! 十分じゃ!! これで皆ぁ一緒におれる! だから…はっちゃん…』

『そっか…良かったぁ……ねぇ提督?』

『…ッ』

『わたし…提督やみんなに会えて…本当に……よ、かっ、た………』

 

…はっちゃんは、そのまま、いってしもうた……オレは。

 

『―はっちゃああああぁぁぁん!!!!!』

 

自分がとんでもない糞野郎やって、後悔したがよ…っ!!

 

 

 

 

・・・・・

 

「…そんなことが」

「ご、ごめん…興味本位で聞くことじゃあ…ないよね?」

「なんちゃあ。オレが話したい思うたきそうしたがよ」

「うん…え、えっと?じゃあ、そのお墓は…?」

「ああ、あいつのじゃあ…ここには埋まってないけんどにゃ」

 

あの後、艦娘は海にあるべきだろうと、そのまま残してきた様です。…辛い決断だったでしょうが。

 

「ここには釣りしによう来よるがやけんど、はっちゃんは、こっからの景色は好きでにゃぁ」

「それで、提督の提案で、ここに先代はっちゃんを供養しようと」

「そっか…」

「…あの、提督? 他の娘達は、このことは…?」

「はっちゃんに先代がおる、ゆうのを知っちゅうのは、ここにおる二代目はっちゃんと、ホントに昔からおる奴らだけよ」

「そうですか…じゃあこのことは内密に…ですね?」

「まあ言うたちえいと思うけんど…?」

「ダメですよ? 吹雪さんに言われたでしょう?」

「…そうやったにゃ」

 

風に吹かれて黄昏る提督を見て、イヨちゃんは、どこか納得した様子だった。

 

(これが…あの人が頑張る理由か…)

 

自分の記憶にないことだが、それでも彼は、自分に”大丈夫だ”と笑いかけていた。

頭にこびりついたその映像の意味が、ようやくわかった気がした。

 

「…んっふふ~♪」

 

不意に提督の足元に抱きついてきたイヨちゃん。

 

「…お?」

「提督! これからも”頑張ろう”ね!」

「…(ニッ)おう!!」

 

―春風がそよぐ中、提督は在りし日の先代はっちゃんとの思い出を思い返していた…。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

『わあ、きれいですねえ!』

『そうかよ?オレはいつもの光景やき、そこまでは思わんにゃぁ』

『もう! 提督は「むーど」がないです!』

『ハハハ!すまんにゃぁ』

『…んー?』

『お? どうしたぁ?』

『…提督! かたぐるま!!』

『おぉ!? しょうがないにゃぁ…よっと』

『わあぁ~! たかいたか~い!』

『ハハハ! はっちゃんは甘えん坊さんやにゃぁ!』

『あははは!』

 

 

 

 

・・・・・

 

(はっちゃん…ここでよう見ちょってくれ…?)

 

(オレは、もう二度と…オマエみたいなやつは出さんきにゃ)

 

心の中でそう呟くと、提督は皆と一緒に泊地へと帰っていきました…。

 

改めて決意し直したその心は、春の思い出と共に…。

 

 




現在春イベ編鋭意制作…というよりやりながら書いている感じ。
投稿はだいぶ先になると思いますが…様々な新キャラが登場予定。
とりあえず待っててね★


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第なんたら回宿毛泊地定例会議(春イベ予想編)

※この回はネットの情報、予想、それと作者の独断と偏見でできてます。
あくまで予想ですので、真に受けないよーに。


季節は春真っ盛り、だんだん暖かくなってきましたが、最近は気温の変化も激しいので、体調も崩しやすくなってしまいました…。

 

皆さんはいかがお過ごしですか?私?いつものように仕事でございまぁ~す(ナレーター)。ハハハ…はぁ。

 

春の気だるげな陽光と、桜が舞い散る中、宿毛泊地では例の定例会議が行われるようですよ?ちょっと見てみましょう。

 

・・・

 

「…はい突然やけどしつもーん。よ〇もとで鉄板のギャグは?」

「天龍)そりゃあれだ!乳首ドリルすなー!」

「足柄)許して↑やったら→どうや↓?」

「蒼龍)何てこったパンナコッタ!」

「RJ)邪魔するでー」

「このためだけに呼ばれた黒潮)邪魔するんやったら帰ってー」

「RJ)はいよー(ガラッ」

「吹雪)龍驤ちゃーん!戻ってきてー!?」

 

提督のフリに思いおもいにギャグを披露する一同…こうしてみると色々パターンがあるんですねえ?

前置きもさておきと、早速本題に入ろうとする提督。

 

「さて諸君…いよいよだねェ?」

「はい、春イベですね。」

「吹雪ェ…振りながやき、もうちょい乗っからんとぉ」

「司令官に付き合ってたら、日が暮れてしまいますので」

 

Exactly(その通りでございます。)

吹雪ちゃんの言う通り、この度運営鎮守府より「2017年春イベント」の告知がありました。

なので、今回の定例会議は、春イベントのあれこれを予想しよう!…という体でお願いします。

 

「さぁ~て!次回の春イベントは?」

「サザエさんかよ!?」

「そんなこと言いよったら、仗〇がきおってドラララされるぞ?」

「もう!天龍さん!」

「す、すまん…(なんで怒られてんだ?)」

 

・・・

 

「はい、まずは春イベの詳細ね?」

 

提督がそういうと吹雪ちゃんが資料を手に取り読み上げていく。

ちなみに定例会議には、主に古参やその艦種における実力者が出席しています。例えば駆逐艦は、秘書艦の吹雪ちゃん、それとケッコン艦の時雨ちゃんですね。

…まあそこまでキッチリとしていないので、基本的には自由参加なんですけどね?

 

「今回の春イベは中規模です。予想海域数は4~5となっています。…それと舞台は北方海域です。」

「ほぽ?」

「そうだねほっぽちゃんの…ってほっぽちゃん!?だめだよ今会議中だから!!」

 

白のワンピースを着たちっちゃなお姫様。それが、北方凄姫ことほっぽちゃん。…どうやら遊んでほしいようですねえ?

 

「えいやんかよ吹雪?どうせほっぽちゃんも出るやろうし?」

「まだ確定じゃないですから!?それに向こうに知られたら…」

「にゃぁほっぽ?お口にチャックできるかよ?」

「ほぽ!(ジーッ)」

「…はあ。わかりましたよ…知りませんよ?」

「ほぽー!(バンザーイ)」

「えっと…情報では”ALじゃない北方”ということになってます。」

 

かなり難しい予想ですが…有志曰く対ソ連戦の可能性が高いとか…

 

「つまりまた海外出張かよ?」

「まだ何とも言えませんね…?」

「っつーことは、ヴェルの仲間がうちに来るってことか?」

「ハラショー」

「それもまだ…」

「なんじゃあ、まだ出揃ってないっちゅうがか?」

「はい、五月初旬に始まるので、もう少しで詳細な情報が出るかと。」

「ほぽぉー?」

 

ホントにぃ?と首を傾げるほっぽちゃん。…まあまあ、気持ちはわかりますが、運営さんもお忙しいでしょうし?

 

「おし、ほいたら新艦娘の予想しようぜ!」

「おお!待ってました!」

「今年はどんな子が来るのかしらあ?」

「あ、それでしたらいくつか情報が」

 

吹雪の言葉に、一気に沸き立つ一同。…こういうのも一種の楽しみですからね?

 

「えっと…まず仮に対ソ連が正解として、報酬艦はほぼ間違いなくロシア艦ですね。」

「ソ連ちゅうかロシアって、まともなフネおったかよ?」

「ええ、こう言えば失礼になりますが”居たにはいた”といったところですね。」

 

当時のソ連は、陸続きのお隣のせん滅に躍起になっていたようで、海軍力はあんまりだったみたいです。

そのため建造計画中だった軍艦は全て廃棄処分になったようです。※ネットの情報で調べたことなのであんま自信ないです…。

 

「もし実装されるとしたら、未成戦艦の「ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦」の誰かになる…かも?」

 

かもしれないっすネェ~(カモ~であやふやにする。)

 

「…にゃあ、思ったがやけんど、海外だけ未成艦ばっかってずるぅないかよ?」

「まあズルいかはともかく…日本にも未成艦はいますからねえ。」

「とりあえず土佐(加賀さんの妹)の実装はよ!」

「ガタッ!(妹実装と聞いて、さすがに気分が高揚した加賀さん)」

「加賀さん、とりあえず座りましょう?」

「…スッ(▼”n▼)」

「そんな顔されても…;」

「一番間違いないのは、「大鷹型」か?」

 

大鷹型は、貨客船を空母に改装した「大鷹・雲鷹・沖鷹」からなる軽空母です。

それぞれ春日丸、八幡丸、新田丸より空母になった…飛鷹さん達と似たような感じですね?

 

「春日か…」

「ほぽ?」

「ん?いやぁ、春日ってピンクベストのあの人しか思い浮かばんくてにゃぁ?」

「え?それって…」

 

ふむ、つまりはこうですか?

 

 

 

ピカーン テンテンテン、テテテテテン、テンテンテン…

 

「トゥース!どうもアタシが春日丸でございますよ!かぁ~すがぁ!!」

 

「っぶは!!?!?」

「それであのガタイに女物の着物きせてにゃぁw?(天城さん的イメージ)」

「やwwめwwwろwwwww!!」

「笑いすぎですよ天龍さん!」

 

色々怒られそうなので先に、すいませんでした。

 

「あ、あと艦これが4周年じゃないですか?」

「お?ほうやったにゃぁ!おめっとっざーす。」

「適当!?いいんですか!!?」

「いやぁ、ウチなんかに祝われたち、うれしくないやろ?」

「いやそれは…んぅとにかく!4周年のお祝いイラストの中に、しずまさんのイラストあるじゃないですか?」

 

しずまさんは島風ちゃんや雪風ちゃんのイラストレーターさんです。一部では「高レアキャラ担当」と言われて…ますかね?(あくまで作者主観)

 

「あの人が書いた初月ちゃんの隣…あれ、秋月ちゃんじゃないらしいです。」

「お?ありゃ照月やないが?」

「え?私あんな写真とった覚えないよ?」

「え”ぇ!?(マス〇感」

 

噂では、涼月ちゃんじゃないか?と考えられてますが…

 

「時期が時期ですから、まず春イベに登場するかと」

「おぉほうかよ!そりゃ楽しみやにゃぁ」

 

予想としてはこのぐらいですかね?中規模なのでまだいる可能性は高いです。

 

「よっしゃ!次はどんな作戦になるかにゃぁ?」

「どんな事になっても、皆さん!油断しないようにしましょう!」

「「「「おー!」」」」

「…それと、司令官は今度こそ甲難易度で攻略を…」

「だぁが断るぅ!!」

「開き直らないでください!?…時雨ちゃん?」

「提督、君には失望したよ(暗黒微笑)」

 

し、時雨ちゃん!?あぁ!?目のハイライトが…これが所謂「黒時雨」というヤツですか!!?

 

「もっとなじって下さい(真顔)」

「ちゃんとしてよ…ばか///」

「時雨ちゃんもっと、もっとキツく言ってあげて!!?」

「吹雪!許して↑やったら→どうや↓?」

「自分でいうなあぁああ!!?」

「ほぽほぽ-(満足の笑み)」

 

…えーぐだぐだしてきたので、この一言で打ち切らせてください。

 

 くぅおれはひどぅい!

 




〇4/26追記

やってもうた…すいません涼月の情報は間違いだったようです;;
上の会話はあえて修正しません…これからはもう少し慎重に書かなくては…。

提督「やっぱオマエやったやん」
照月「てへっ★」
ノリちゃん「おめぇノリで会話するなとあれほどぉ…。」


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春イベ編読み終わった後に
医師と、意思と。


イベント編で散々言っていたお医者様が登場です。
その裏で色々動いちゃってますが、いずれ分かるさ?(伏線回収は、胃が痛い…)


ブロロロ…と古めかしいエンジン音を鳴らして、白いトラックが宿毛泊地の前に停車した。

 

「にいちゃん、ここでえいがかよ?」

 

しわがれた老人の声が聞こえる。地元の人なのか流暢に土佐弁を喋る。

 

「ええ、結構です。…ありがとうございます、おじいさん?」

 

トラックを降りながら感謝の言葉を述べるのは、老人とは対照的な、知的で聡明に見える白衣を着た青年だった。

 

「宿毛さんとこに用事あるちゅうことはよ?あんたぁ軍人さんかよ?」

「よくご存知で!この恰好をしていると、研究者か何かと間違えられてしまって?」

「ほほ!オレにゃあ医者にも見えるけんどにゃあ?」

「それも正解です。…いやぁおじいさん、見かけによらず聡明なようで?」

「おんしゃあ褒めてないやろ!舐めちゅう!…まあえいわ?気ぃつけてな?」

「はい、ありがとうございました。」

 

青年が挨拶すると、老人は車の窓から手をひらひらと振りながら、車を走らせていった…。

 

「さて?」

 

青年は、爽やかな風に吹かれながら宿毛泊地に向き直る。

 

「ご馳走は、用意できているでしょうか?」

 

言いながら、ペロッと舌舐めずりし、嬉しそうに中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、忘れちょったわ?」

「ズコーー!?」

「言いながら滑るヤツ初めて見たわぁ?」

「私もです。何というか、古典的ですね?」

 

素直に「古い」でいいんですよ?昭和なんですから?

 

「…貴方達、相変わらずですね?人の話を聞かないというか…」

 

青年はメガネをくいっと上に上げる動作をする…どう見てもガリ勉です、本当に…

 

「私は(眼鏡かけてますが)ガリ勉じゃない!あなたナレーターでしょう!?真面目にやって下さいよホントマジで!!」

 

いやあwそこを突かれると、小生なにも言い返せませぬ。

 

「突っ込まねえぞ!?ぜってぇ突っ込まねぇかんな!!」

「落ち着いて下さい、徳田先生?」

 

徳田と言われた青年ははっとすると直ぐに冷静さを取り戻し?

 

「ごほんっ!…定期従軍医「徳田」、ただ今宿毛湾泊地に着任致しました!…提督、またしばらくお世話になります。」

「おう!またよろしくにゃぁ?先生?」

 

そう、彼こそがイベント編で存在を匂わせていた、提督の知り合い、定期従軍医の「徳田先生」です。

まあ、学校の保険医と定期健診に来るお医者さんを合わせたようなもの、で認識は良いと思いますよ?

口上と敬礼をビシッと決めた彼は、自身の持ち合わせのカバンを持つと?

 

「それでは早速仕事に移らせて下さい?…「患者さん」は、どこですか?」

「お?うーん、深海の皆ぁのことやろ?…今日はおらんかったか?」

「そうですねえ…今日に限ってですが、みんな出払っていて?」

「そうですか…なんとも残念です。あの麗しい肌を拝めないとは?」

 

ケッ、スケコマシがっ!

 

「(無視無視。)それでは、艦娘のお嬢さんたちを抜き打ち検査してきましょうか?」

「おお、頼むわ。」

「よろしくお願いします、徳田先生?」

「承りました。では…」

 

と、先生が執務室を後にしようとする前に、コンコンとドアのノックが聞こえる。

 

「ん?おう、入りや!」

「ガチャッ)しつれーしまーす!提督!お酒のお誘いに来たよぉ〜?」

「イ、イヨちゃん!用事が終わってないみたいだし、後にしよう?」

「提督、イヨから聞いたが貴様イケる口らしいな?私が祖国から持ってきた上質のウォッカがあるのだが?」

「…おや?」

「あっ!知らない人がいるー!!」

「イ、イヨちゃん!?失礼だよ!」

 

と、徳田先生を見るなり不審者扱いなイヨちゃんたちとガングートさん。

ガングートさんに至っては、もうメンチ切ってますねこれ?

 

「…貴様は?」

「これは失礼を?あまりにも美しいもので、しばし見惚れてしまいました。」

「御託は良い、名は何と言う?答えろ。」

「ガングートさん…?」

「こりゃあ!ガンちゃん!仲良うしぃや!」

「ガンちゃんではない!私はガングートだ!!」

「まあ落ち着いてください?…私は運営鎮守府より派遣された、医官の徳田というものです。以後お見知りおきを?お嬢さん方?」

「あはは!ナニこの人面白ーい!」

「イヨちゃん!…えっと、徳田さん?ですか。私は…」

「ええ、存じてますよ?イヨちゃんにヒトミちゃん、それからガングートさん。ですね?」

「私たちの名前わかるのぉ!?イヤー!私も人気者になったなあ?」

「私も長年この仕事に就いてますから、艦娘の名前も嫌でも覚えますよ?」

「そうなんだー?まあいいや、これからよろしくー!」

「もう!イヨちゃん!?」

 

イヨちゃん、私もそれは軽すぎると…

 

「なんだよーう!姉貴は固すぎんだよぅ。ね~ぇ提督ー?」

「ははは、貴女みたいな年頃は、そのくらいがちょうどいいですよ?」

「にへへぇ、褒められた!」

「イヨちゃん、それ褒めてないと思う…?」

「まあまあ…では、少し良いですか?抜き打ち検査を行いたいのですが?」

「え”っ!?検査ぁ!!?…わ、わたし痛いのは…」

「いえいえ?少し顔色を窺うだけですから?…では。」

 

そういうと、徳田先生はイヨちゃんの顔を覗き込む。

 

「ふぅむ?健康状態は好し。身体機能も正常…?貴女、お酒は?」

「え、ええと…?」

「…毎日のように飲んでます。」

「ヒトミぃ!?」

「いけませんねえ?肝臓が固くなってますよ?貴女だけの体ではないので、お酒は程々に?」

「…ほら、イヨちゃん?」

「わーったよぅ!ふぁーい、気をつけまぁーす。」

「よろしい、では次は…」

 

…と、同じようにヒトミちゃんの顔を覗き込むへんt…ごほんっ、徳田先生。彼女はどこも悪くないようですねえ?

 

「さて次は…?」

「…」

「…後にした方がいいですね?…では検査が終わり次第、私は自室で待機してますので、詳しい検査が所望ならいつでも?」

 

優しく微笑むと、徳田先生はその場を後にした。

ガングートさんが怪訝な顔で提督に問いかけます。

 

「提督よ、あれは「ヤブ」ではないのだな?」

「お?いやぁ?ほっぽも診てもろうたしにゃぁ?」

「そうか?ただ顔を見ただけで症状が分かるものだろうか…とな?」

「なによぉ?ガンちゃんは疑ぐり深いにゃぁ?」

「貴様が人を信じすぎているだけだ!」

「ほうか?にゃぁ吹雪?」

「ガングートさん、あの?徳田先生は悪い人ではないので…あんな感じの人ですが。」

「分かっている。根は善人なのだろう…が、あの様なタイプは初めてでな?何というか、「素顔を仮面で隠している」…という具合か?」

「あれやにゃぁ!ガンちゃん、続きは居酒屋でやろうや!にゃぁ?」

「そうだよぉ、がんちゃ〜ん?」

「…はあ、解った。あとガンちゃんと言うな!!」

 

そうですよ?銃殺刑になりますからwww

 

「おい!ナレーターとか言ったか?貴様いますぐここに来い!お望みどおり銃殺刑にしてやる!!##」

「ガンちゃん、そりゃまずいちや!?」

「ガングートぉ!私はガングートだあああああ!!!」

「ガ、ガングートさん!落ち着いてえ!?」

「あはは…いつもの感じに、戻った……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、経過は順調…といった所か?

生活にも支障はないようだ…しかし、あの女性。

やはり「覚えている」ようだ…自分が何であったのか。

報告で聞いていたが、まさか本当に存在するとは…彼女の送迎が遅れたのもそのため、か?

 

…まあ、私には関係ないか。

 

青年はそんな事を考えながら、ふと顔を上にあげる。

 

「四年か…長い、いや…まだ短いか。」

 

私の「贖罪」は、まだ終わらない。

 

青年の胸の内は、未だ明かされない……。

 

 

 

 

『そっすか…そんなことあったんすね?』

 

所変わり、海底の暗闇、底のそこの、会話。

空母棲姫は、戦艦棲姫に次の作戦についての話を聞いていた。

 

『しかし、アンタがキレるなんて、珍しいっすね?』

『別ニソウイウコトデハナイワ?タダ、私タチノ提督ガ貶サレタ気ガシテ…。』

『ふーん?別に良いっすけど、その提督は何してるんすか?』

『次ノ作戦ニ躍起ニナッテルワ…次コソヤツラニ眼ニモノヲ見セル!…ッテ?』

『そっすか?…なら、ウチらもその気になった方がいいっすね?』

『アア…スマナイナ、彼等ノコトハ、分カッテイルノダガ…』

『何でアンタが謝るんすか?w…大丈夫、そこは向こうも分かってるっすよ?』

 

…ウチらは、もう戻れないと思っていた。

でもあの人は、あの人たちはウチらを受け入れた。

それが当たり前であるように…だから、ウチらはそこに甘えてたかもしんないすね?

 

だから、これは「ケジメ」。

 

ウチらは所詮化け物…たとえ、その考えが、あの人たちの優しさを裏切る形になっても…!

 

『……』

 

ああ、もう向こうでお酒…飲めないかもしんないすね?

 

 

 

 

こうして、夏に向けた大型作戦は、着々と進んでいた…。



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第うんちゃら回宿毛泊地定例会議(夏イベ予想編)

今回は失敗しないように、頑張るzoy★

※この回はネットの情報、作者の独断と偏見、趣味嗜好でできています。

あくまで予想です。Do you anderstand?

後、今回出てきた地名等は、後に名称が変わる可能性があることをご了承ください。


はいどうも〜毎度おなじみナレーターでぇす。よいしょー!

 

…いや、テレビ的なノリもいいかな? って…はい。

 

さてさて、季節は夏になりました。最近はうだるような暑さが続いていますが…皆様、いかがお過ごしですか?

 

そんなこんなで、夏イベの季節です。今回も予想していこう、と思うんですが…いや、イベの詳細わかるまで長すぎません?

 

瑞雲祭りのトリで発表したいことも、開催まで10日ぐらい(7月30日現在)あるからいいよねぇ?ってのは分かるのですが、作者いわく。

 

※こっちは早く予想編描きたいのに、前回といい間隔短すぎません!? ぶっちゃけイベするまで暇なんですけど!!? え? 兵站つめ? ですよねー! いやんばかん?

 

…すいません、暑さにやられてしまっているようです。見逃しでください! なんでもしますから!

 

…ん? と思った人、正解です。景品はなんにもありませんが。

 

はい、ヒドイ茶番もここまでとして、それではいつものように、宿毛泊地の定例会議をのぞいて見ましょう!

 

 

 

 

 

 

 

「という訳で、やるでー」

全員「うぇーい……」

「皆ぁ暑さにまいっちょるみたいやにゃぁ?」

「加えて今年は不安定な気候みたいですから、気をつけていかないとですねぇ?」

「うん、そうながやけんど…ガンちゃん、目輝いてるの。」

「うむ! この息をするのも辛い暑さ、最高だ!」

「ハラショー。向こうにも夏はあるけど、この国ほどではないからね?」

「暑いのに憧れよったちゅうこと? えいことよ、羨ましい。」

「私たち、今ならロシアの極寒に放り込まれても?」

「それはやめろ、死ぬぞ(きっぱり)」

「スパスィーバ。」

二人「」

「ところで提督よ? 貴様、前回の会議でロシア艦はガングート級でなく、ソヴィエツキー・ソユーズ級だとか言ったそうだな?」

「いや、それな?ネットがな?」

「司令官! 口調! 口調が!?」

 

しかも人のせいにしないでください!?

 

「言い訳はいい! よりによって我らを差し置いて未成艦とは! しかもログをみたら何だ! 貴様ロシアを舐めてるのか!?」

「言い訳なんかして、「いいわけ」〜?」

「…銃殺刑」

「マジすんませんっしたあああああ!?」

「…ふん、分かればいいのだ。という訳で我らも予想に参加させてもらうぞ? 貴様らに予想とは何か教えてやる!」

「ダスビダーニャ。」

「賑やかになりますねー(頭痛い…)」

 

まあ、今回は彼女の意見も聞きたいところですねぇ? モノがものだけに?

 

「あ、それよりにゃぁ? 吹雪? 気になることが?」

「何ですか?司令官?」

「…何で照月、椅子に縛られて口塞がれとんの?」

 

あらホント、いや〜お見せできないのが残念です。これマジえr…んん”っ!いやいや、そんな事より、これどういう状況です?

 

「ああ、前回のことがあるから一応。」

「あぁね? やけどもここまでせんでも?」

「照月ちゃんですよ? 他所は分かりませんが、ウチの照月ちゃんですよ?」

 

え? それどういう?

 

 

”こういうことだよ!”

 

 

ふぁ!?

 

「え? 今の照月の?」

「あぁ…だめだったか。」

磯風「ほう? つまり照月は遂に「第三の壁」を超えた…ということか?」ドヤァ

ノリちゃん「んまぁ〜そういうこどだ、んな?」

 

どういうこと! どういうことなの!? 嘘だといってよバーニィ!!?

 

”ところがどっこい! 嘘じゃありません! …現実っ! これが現実っ!!”

 

ナレーターが二人いるのなんて、聞いたことないんですけど!? 普通に営業妨害なんですけど!!

 

「ナレーターいよぉ? 照月をぉ、可愛がってぇくれぇよぉ?」

「ナレーターさん、お願いします(丸投げ)」

「あれや、正に「フリーダム照月」。」

 

ちょっとおおお!? こんなの絶対面倒見切れませんって!?

 

”はい! という訳で夏イベ予想編スタートで〜す★”

 

おいいいいいい!?勝手に仕切ってんじゃねええええええ!!?

 

 

・・・・・

 

 

〇イベント情報

 

名称:「西方再打通!欧州救援作戦」

 

「おぉ! また海外出張!?」

「前回のは一応日本領域ですからね?」

 

吹雪ちゃん…それ以上は…?

 

「ハッ!?」

同志二人「…」

「え、ええっと…今回は名前の通り、欧州戦線に私たちが救援に向かうシナリオです;」

「おおぉ! いよいよ殴り込みっちゅう奴やにゃぁ?」

「でも「IF作戦」ということ以外情報がなくて…?」

「そこんとこどうなが? ガンちゃん?」

「うーむ…「ダンケルクの戦い」…は、陸戦だからなぁ?」

 

あのー? いいですか? …今月のランキング報酬って分かります?

 

「えっと? 確か「ソードフィッシュ(艦攻)」でしたっけ?」

「メッチャまったいヤツ?www」

「おい」

 

そのソードフィッシュ…ある空母が主に使っていた物のようで、その空母が沈んだ場所が今回の作戦に深ーく関わっていると、ネットで囁かれています。

 

「え!? どこなんですか!!?」

 

え~…「ジブラルタル」だそうで?

 

「ジブラルタル? …そうか、あいつか」

 

あんまり風呂敷広げ過ぎちゃうとアレなので、とにかく欧州の通商破壊作戦が主になると思われます。

 

そう言うと色々絞られてきますが…例えば「マダガスカルの戦い」とか?

 

「くはぁッ!?(バタッ)」

「し、司令官が倒れたー!?」

「え? なんだこれは??」

「シレイカーン。ダイジョブカー。」

「おいちっこいの! 棒読みひどいぞ!?」

 

”提督大変! でも大丈夫! まだ「助かる」よぉ!!”

 

「まだ…助かる…?」

「……」

「まだ助かる…まだたスカル…マダダスカル……」

 

「マダガスカル!(ガバッ)そぉーれ!!」

 

ドタドタドタッ

 

「(地球儀)←ココ! マダガスカル!」

 

「…は?(威圧)」

「笑うてや!?」

「おい、これ小説だよな? そんな動きの多いボケを…だから人気が出ないんだよ(正論)。」

「ぐっはああああ!!!?!(正論ゲイボルクぐさーり)」

「指令かあああん!?」

 

当方、常に小説の限界に挑戦しています。(笑)

 

 

・・・・・

 

 

〇新規艦娘情報

 

はい皆さんお待ちかねの新艦予想〜! 今回は…

 

”はいはーい★ 私がお知らせしたい!”

 

…どうぞ。

 

”うんとね? 運営がいうには、今年は「多彩かつ大勢」の艦娘が実装予定なんだって!”

 

「お? それって何人ぐらいなが?」

「うーん? 中規模が4、5人ぐらいだと仮定して…「7人」ぐらいですか?」

 

毎年思うんですけど、もう実装する艦娘のネタが尽きてきてるんじゃないかって?

 

「もう「信濃」しかないやろ?」

「いえいえ! まだまだこれからも頑張っていかないとですから! 信濃さんはもう、大取でいてもらわないと!」

 

”実装するする詐欺?”

 

「照月ちゃん!?」

「そうやなぁ」

「そうだな」ドヤァ

「そりゃそ~うなるわぁ?」

「ハラショー(同意)」

「右に同じ」

 

みんなの心が…一つに…!

 

「こんな一致団結いやですよ!? 」

「それより、なんや、結局誰がでてくんのん?」

「え、えっと、情報では…」

 

・今イベは海外艦多め?(奥に行くほど「掘り」が滞るよ!)

・前段では日本駆逐艦が出現

・後段で過去の海外艦に加え「新たな海外潜水艦娘」も

・最奥の突破報酬(ラストステージ報酬)は「海外正規空母」

 

「…と、こんな感じですね?」

「なんか、「戦艦」がおらんのが気になるにゃぁ?」

 

”それも海外艦じゃない?”

 

「となると、唯一戦艦がいない「フランス」辺りが怪しいな?」

「なんでもえいき、そろそろ「中国艦」欲しいわぁ、個人的に…そうすれば「雪風」も…」

 

それ、結構難しいんじゃないんですか?

 

「なんや、艦これも中国の人に愛されちゅうがで! 向こうでよく似たゲームが作られるほど!!」

 

”あは! 分かった! いわゆるぱk”

 

おいいいいいい!!! なんつうワードぶっこんでんのおお!!?

 

「外交問題だな。我々だったら銃殺刑だ。」

「慈悲はない(ハラショー)」

 

救いはないんですか!?

 

「ないがやない?(鼻ほじほじ)」

「司令官! せめてお行儀よくしてください!?」

「…さて、では次は「潜水艦娘」だが…?」ドヤァ

「磯風ちゃんスルースキルすごい!?」

「潜水艦って外国のコやろ? やったらみんな大好き」

 

 ア ル バ コ ア

 

「…やない?」

 

天龍と他「ひぃ!?」

「やめてください!! トラウマのみんなだっているんですよ!!?」

「でも正直「海外」ってだけで盛り上がっちゅうし?」

「海外と聞くだけでぇ、心がぴょん~ぴょんっする奴もぉ…いるんじゃねぇかいぃ?」

 

ノリちゃん、キミがそれ言うと一気に「パワーワード」になるね?

 

”じゃあ「駆逐艦」は? こっちは日本のだけど?”

 

「もうあれよ、可愛ければなんでもえい!」

 

正論。

 

「だなぁ~あ?」

「いやいやいや! 真面目に予想して!?」

「「夕月」 「旗風」 「早潮」と「夏潮」…と、言っていたらキリがないな?」ドヤァ

「とにかくよぉ? そろそろ既存の型番を埋めてくるがやない?(睦月型とか?)」

「な、なるほど…(思ったよりマトモな意見;)」

???「Admiral! すみません、遅れてしまったわ!」

「お? おお「うぉーちゃん」!」

 

現れたのは、片田舎な宿毛泊地には不釣り合いな小綺麗なドレス、特徴的な王冠。

 

神秘的な雰囲気を身にまとったイギリスの誇る戦艦「ウォースパイト」、通称「うぉーちゃん」です。

 

…ろーちゃんじゃないよ?

 

「はい、「wo-chan」はここに!」

「す、すごい…愛称をここまで発音よく話してる人初めて見た…」

「お! ほうや! うぉーちゃん、海外の「正規空母」ながやけんど?」

 

「かくかくしかじか」

「marumaru-two-horseですね!」

 

”うぉーちゃんが言うと、すごい賢い会話に聞こえる!”

 

気のせいでぇす。

 

「hmm…それは「あの人」かも?」

「お! やっぱ知っちゅうが?」

「はい…でも私から公言するのは差し控えさせてもらうわ…色々な想像を膨らませるのが「予想」ですもの?」

 

流石ウォー様ですねぇ? …どこかの適当に予想してるやつとは、大違いです。

 

「なんやねん! 俺かてデリカシーぐらい考えちゅうわ! にゃぁガンちゃん?」

「銃 殺 刑」

「マジ堪忍してください(;;)」

 

 

※結論

 

・駆逐艦=「もう少しで全員」の型番(夕月かな?)

・潜水艦=海外なら誰でも

・戦艦=フランス?(中国? なんなら「土佐」でも…?)

・正規空母=各自の想像にお任せ。

 

「…って! しれっと「土佐」さんを入れないでください!?」

「えいやん? 実装するかもしれんやん?」

 

全員「いやぁ…ないな!(ね!/ですね!)」

「スパスィーバ。」

「エー(´・ω・`)」

 

…というわけで、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。そろそろお開きの時間です。

 

”あー楽しかったぁ! …ところで、どうやって戻ろう?”

 

 

………………………………………………………………え?………………………………

 

 

「ナレーターさんが絶望に染まった声出した!?」

「あれやない? もう二人体制でえいがやない?」

全員「そーですねー!」

「追い打ちかけようとしないでぇ!?」

 

…ふ……ふふっ…燃え尽きた…ぜ…真っ……白に………な………………

 

「なれえええたああああさあああああん!!?」

 

”さてさて、本日の会議はここまで! どうもありがとうございましたぁ~! …んふっ! またやろっと★”

 



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夏イベ編読み終わった後に
潜水艦娘の井戸端会議(フリートーク)、時々空母。


アカン…秋イベレイテやん……

まーなんとかなるか?

頑張りまっしょい!


「たっだいまー!」

 

潜水艦娘の休憩所に、元気な声が聞こえます…この声は「イヨちゃん(伊14)」ですね?

 

彼女は2017年冬にこっちに来てから、毎日を楽しく過ごし、潜水艦としての任務も遂行しています…まあ、オリョクルですよね?

 

「い、イヨちゃん……静かにしないと…ダメ…だよ?」

 

その後に続くのは、「ヒトミちゃん(伊13)」です。

 

たどたどしい物言いが特徴的ですが、イヨちゃんの前ではちゃんとお姉ちゃんですね?

 

まるで性格が対照的な双子ちゃんは、休憩所の隅で読書に夢中になっている、ある白い影を目にします。

 

「わぁ!? お化け!!?」

「ち、違うよイヨちゃん! …ほら、この前の作戦で」

 

ヒトミちゃんの言う通り、彼女は前回の夏イベである出来事をきっかけにこちらに来ることになった(まー匿ってますよね?)深海の姫です。

 

「あ、そだ! 「アハート」だ!」

『…?』

 

イヨちゃんの声が聞こえたのか、本をパタンとたたむと、イヨちゃんたちを見つめる彼女。

 

「こ、こんにちは……」

「こんちはー!」

 

イヨちゃんたちが挨拶すると、アハートちゃんはゆっくりと頭を下ろして返事します。

 

『二人トモ、オリョクル?』

「そう! 夏イベでね? 資材が少なくなっちゃって!」

「そ、それに……次はレイテだって聞いて…みんなどこかざわついていて……」

「だから! イヨたちも頑張ってオリョクってるってワケ!」

『フフ…ソウ……デモ、アマリ無理シナイデネ?』

「はーい! えへへ〜♪」

 

アハートちゃんは、潜水艦娘たちのお姉さんみたいですねぇ〜?

 

と、イヨちゃんが冗談で会話を切り出します。

 

「ねーねーアハート! アレやって! ほら「イタイーヤメテヨー」って?」

「イヨちゃん!? し、失礼だよぉ!?」

『アア…ゴメンナサイ。ドウヤルカ、ヤリ方忘レチャッタ』

「そなの? んっふふ〜? 変なのー!」

『変? …ソウカナ?』

「あっ、ごめん。そうじゃなくて…今の貴女は、そんなこと言わなさそうだなって? おかしいよね、アタシ」

『…ソウ、デモ。貴女ハ変ジャナイヨ…?』

「そ、そか…ごめんね? なんか」

『ドウシテ……謝ルノ………?』

「えっ!? ええと……」

 

どことなくぎこちない会話になる三人。不意にヒトミちゃんが

 

「…あの? アハートさんは、前世の記憶ってありますか?」

『…? 急ニドウシタノ??』

 

アハートちゃんが言うと、ヒトミちゃんがいつもよりも弱々しく

 

「えっと………私たち、私とイヨちゃんは前世…「艦としての」記憶はありますけど……その、「前に」何をしていたか、は分からなくて…」

『……ドウイウ、コト?』

「真偽は分かりませんが…私たち、一度は「深海棲艦」だったかもしれないって…」

「ヒトミ!?」

「本当に覚えてないんです…私たちが艦娘になる前何をしていたか……でも、もし艦娘や深海棲艦が同一の存在だとしたら……」

『…シタラ?』

「…アハートさんは、前に……か、艦娘だったんじゃないか……って」

 

それを聞くと、アハートちゃんは俯いて少し考えると

 

『ソウネ…上手ク言エナイケド、私ハ覚エテイナイ…デモ』

「でも…?」

『薄ッスラト…私ハ誰カノ為ニ戦カッタ…ソンナ気ガスルノ』

 

アハートちゃんは静かに微笑んでいる…やっぱり、そうなのでしょうが…私としてはそれは有り得ないでいて欲しかった…悲しすぎます。

 

「そっかー! じゃあイヨと同じだね!」

『同ジ…?』

「そ! 私も薄っすらとだけど、誰かに助けられたんだ! その人たちのために戦いたいって思ったんだ!」

「イヨちゃん…」

「それが提督たちかは、分かんないけどね? でも、私はそれで満足してるから、きっとそうなんだよ!」

『ソウ…』

「上手く言えないけど…でも、きっと! きっと「これ」には意味があるって思うから! だからイヨたちは、思いっきり戦えるんだと思う!!」

 

イヨちゃんが力強く言うと、アハートちゃんが微笑みます。

 

『ソノ気持チ…忘レチャ駄目ダヨ?』

「うん!」

 

イヨちゃんが嬉しそうに返事します。

 

『ウフフ…』

「………うう」

「ん? どったの姉貴? うなっちゃって?」

「あ!? え、ええと…」

『?』

「あ、アハートさん! 思い切った質問が!!」

(さっきのも十分思い切ってたよ、姉貴…)

『…ウフ、ナアニ?』

「わ、私…いつも籠っちゃって……それで、いつもイヨちゃんに迷惑かけて…だ、だから! 良いお姉ちゃんになるには、どうしたらいいですか?!」

「そんなこと!? ってか私の方が迷惑かけてるって思ってんだけど!?」

 

アハートちゃんは、そのやり取りを愛おしそうに見つめる…

 

『ソウネ……私ハ、普通ニシテルツモリダケド?』

「で、でも! 潜水艦の皆はアハートさんを頼りにしてるし、最近入った子だって、アハートさんにベッタリだし!?」

 

お、落ち着いてヒトミちゃん…興奮したのか、矢継ぎ早に話す彼女に、ゆっくりとした口調でアハートちゃんが答えます。

 

『ウーン…マズハ、慌テズ、ソレカラ何ガ悪イカ、相手ニ…ユックリデイイカラ伝エルコト。相手ニ伝ワルコトガ重要ダカラ』

「はいっ!」

『次ニ……アラ?』

 

アハートちゃんが視線を移すと、そこにいたのは…?

 

「……Ummm」

 

赤毛の女性が、彼女たちのことを覗いていました。

 

(…Soryuに言われて来てみたが)

 

 

 

えっ? アーちゃん潜水艦苦手なんだぁ?! へーぇ意外…でもないか?

 

でもここの子は大人しいよ? ちょーっと生意気に見えるだけで。…え? 信じられない?

 

んー? じゃあ、見にいけばいいんじゃない? ひゃくぶんはryって言うし……うぇ!? ちょ、アーちゃん! ホントに行っちゃうのー!!?

 

 

 

「…やはり信じられん!」

 

目をくわっと見開きながら、イヨちゃんたちを凝視するアーちゃん…ああ、やっぱり「公式ポンコツ」なんですね…;

 

「…何あの人?」

「えっと…新しく入って来た…?」

『アーチャン。アークロイヤルヨ』

 

…と、ここでイヨちゃん。交流を深めるため、アークさんに近づきますが…

 

「!?」ササッ

 

あー逃げられますね? アークさんは潜水艦にやられた過去を持つあまり、「ハンターキラー(潜水艦狩り)」に固執しています…まあ言い方が怖いですが、要は"ぅゎょぅじょこゎぃ"ということです。

 

「ああそうさ! なんとでも言えばいい!! 大体おかしいだろ! このゲーム我々(正規空母)は潜水艦に一切攻撃出来ないなど!? この法則考えたヤツ頭おかしいだろ!!?」

「それは分かる」

「イヨちゃん!? 駄目だよそんなこと言っちゃ!!? み、皆傷つくんだよ!!?」

「あはは、冗談だよ…(オーバーだなぁ;)」

『アーチャン。コノ子タチハ大丈夫ダカラ?』

「No! 信じないぞ! そうやって油断させて私に魚雷を叩き込むつもりだろう!?」

「んもぅ! どーしてそうなんのさ!?」

「わ、私たちは、貴女と仲良くなりたい……です!」

「hmm……分かった。確かお前たちは「igor」だったか? なら奴らとは違うはず…」

「?? なぁに?」

「いや…すまなかった。非礼を詫びたい…」

「いや、いいけど…(まー勝手に押しかけて来たのそっちだけど)」

「わ、私はヒトミ…こっちはイヨちゃん。あの…よろしくお願いします……」

「よろー(へらっ)」

「イヨちゃん!? んもぉ…;;」

「わ、わーったから! 泣かないでよ……」

 

「…ふっ」

「? 何か……?」

「いや…私の見当違いだったようだ。hitomiと言ったか? これからよろしくな?」

 

おや、良かったですねヒトミちゃん。思いが伝わったようですよ?

 

「…え? こ、こんな感じでいいの?」

「そーだよ! もっと自分に自信持ちなよ姉貴! いーよいーよぉ!」

「いいの……? …そーぉ? ………ふー〜〜〜う♪」

 

…それ、何処かで赤文字で書かれそうですね?

 

 

"汝のカルマ救いがたし♪"

 

 

「いや書かなくていいから!?(イヨ)」

『フフッ、ヨカッタワネ?』

「はいっ! あ、ありがとうございます! アハートさん!」

「そんなに喜んでくれるとはな…?」

「まあ、そんなわけで、改めてよろしく!」

 

スッと手を差し伸べるイヨちゃん。

 

「!? あ、ああ…よろしく;」

「あっれー? 紳士と淑女の国の人が? 日本の作法にぃ? 答えてくれないの〜ぉ??」

「くっ!」

 

72?

 

「い、イヨちゃん! めっ!!」

『ソウソウ、相手ニ思イヲ伝エテ…ネ?』

 

やれやれ、今回は終始和やかな雰囲気ですねぇ…? 何かスパイス的なものが……ん?

 

「イヨちゃん…ホントに潜水艦が苦手みたいだから?」

『ソウダネ…? イヨチャン? ホドホドニネ?』

「はーい、んーつまんないなー」

「わ、私は別に? いや、頑張ればできるし? igorだし、奴らじゃないし??」

???「?(ぴょこっ)」

「いや、若干キャラ崩壊気味なんだけど…ん?」

「あ……」

『アラ…?』

「ん? 何だ? ……肩が重いな…(チラッ)」

 

 

 

 

 

 

 

ー ですって★ ー

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………………( ˙-˙ )」

 

 

 

 

 

てーてーてーてーて〜〜〜〜〜♪

 

Uーboat☆

 

「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

バタンッ きゅー

 

「わぁ!? ぶっ倒れた!!?」

「あぁ!? アークロイヤルさん! しっかりしてぇ!!?」

 

絶句だよ。

 

「イヨちゃん、どーしたんですって?」

「と、とりあえずろーちゃん向こうに行った方が…?」

「アークさん! アークロイヤルさん!! お、起きないよぉ〜!? 死んじゃやだぁ!!? ;;」

「姉貴騒ぎすぎだから!? あーもう、どーしてこうなるのさー!?」

『…ウフフ』

 

いやぁ〜最後にスパイスかけすぎたかな? ともあれ、秋イベまであと少し! 頑張っていきましょー!




今回蛇足回でした…いや、殺伐としたこんな時だからこそ、ね?

艦これは西村艦隊を中心に、現在絶賛レベリング中。これ間に合うかな? (いやほとんど練度上がってるけど、油断大敵ですしね?)

志摩艦隊も重要っぽいので育てなきゃ…と思いつつグラ○ルをする作者なのであった…くっ、強くなりたい!


???「おい、艦これしろよ」


…すいませェん(・ω・)


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第どーたら回宿毛泊地定例会議 (秋イベ予想編)

うわお、そう来ましたか。

※夏イベのネタが含まれています。まだ読んでない人はバックターン。


はいはい皆様、ご機嫌いかがでしょうか? あなたの一日におはこんばんちは、ナレーターでーす。

 

…さて夏イベ編は楽しんで頂けたでしょうか? (何のことか分からない人はスルーで)

 

季節はすっかり秋…というか、もう冬じゃないかってぐらい一気に寒くなりましたねぇ?

 

というわけで今回も、宿毛泊地の定例会議を覗いてみましょー。ではでは〜

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「寒うなったにゃぁ?」

「そうですねえ?」

「んでも、また暑うなったらいかんき、夏服しまえんよにゃぁ?」

「だねえ…」

「司令官、ふらっと出て行くだけだから、あんまり関係ないんじゃ…」

「わたすはインドア派なのです! (裏声)」

「あはー、何それ電ちゃんの真似〜? 受けるぅ(シラケ)」

 

「「…」」

 

「…え? なになに? どしたの??」

「いや…」

「貴女…誰ですか?」

「え!? ヤダ冗談だよね? 提督、吹雪ちゃん!?」

「「…?」」

「わ、私だよ! 「蒼龍」だよぉ! ほら、これは運営から支給された私服! 私服だから!?」

 

確かに白の服と黒のスカート、更には髪も解いているので(通常はツインテ)一瞬誰だか分かりづらいですねえ?

 

「…にゃはは! 冗談ちや! 蒼龍。似合うちょるぞ!」

「はい! とっても可愛いです!」

「そ、そーお? えへへ///」

「…そうだな。似合ってる、Soryu」

「アークロイヤルさん!」

 

彼女は「アークロイヤル」さん。イギリス生まれのエリート空母でございます。

 

「その格好は…何かモチーフはあるのか?」

「あ、うん。運営は「女子大生風」って言ってたけど?」

「え"!? (吹雪)」

 

 

e3の吹雪「ええい! 真面目にやりなさい! この「女子大生」ども!!」

 

 

「まさかこのネタが回収されるとはにゃぁ?」

「何はともあれ、可愛らしい服で良かったじゃないか。it’s cute」

「あ、ありがとアーちゃん…えへへ〜」

 

なんか…アークさんが男らしいせいか、二人のやりとりはもう「恋人」のそれですねぇ?

 

「ちょっと! ナレーターさん!」

「? そうかな??」

「そうなのか? …よく分からんな」

 

…アレ? これはそういう感じですか?

 

「いやぁホンマ可愛いにゃぁ? 自分、この可愛さを語っていいっすか?」

「…それ時間かかる?」

「おう」

「じゃやめて。」

「アッハイ」

 

冷ややな視線で提督を見る蒼龍さん。当たり前だよなぁ?

 

「司令官が話したら、絶対終わりませんからね!」

「ひどいわぁ(´・ω・`)」

「admiral. これは貴方が信頼されている証だと、私は思うぞ?」

「アーちゃん…きゅん!」

 

やれやれ、もうすぐ終わるというのに、マイペースですねえ?

 

「え!? それ言っちゃうんですか?」

「吹雪、ここは「メタネタ空間」っちゅうやつよ」

「そう、ここでは何言っても許されるの!」

「む? そうなのか?」

 

※私が許す

 

「ひぃ!? 作者まで! いよいよカオスになって来ました!!?」

 

さて、今日はこのメンバーを主軸に…と言いたいのですが。

 

「なんでしょう?」

 

いえね? 運営の告知では、「今回は」比較的小規模な秋イベントなんですよね?

 

「そうだったね?」

 

その後の更新で…それは連続して展開するイベントの「前編」だそうで

 

「えぇ…? どういうことぉ??」

 

つまり…秋イベが前編、年を跨いで冬イベが後編の「まさかの二編構成」になってしまいました…

 

「……は?」

「えぇーーー!? マジでぇーーーーー!!?」

 

まあ…時期が時期だけに、仕方ないのでしょうけど(艦これは18年の春にflashからhtml5に移行予定)

 

「つまり、今度の冬イベが私たちの(第1期の)最後の戦いってことだね!」

「I see. 我々の戦いは続く…と言うことか?」

 

※いやー面白いことになってますねえ。

 

「他人事ですか!? …どうするんですか、本当に終わらせちゃうんですか?」

 

※うん。私としては嬉しい悲鳴ですが、とりあえず「宿毛泊地の物語」は秋イベで完結予定です。

 

「それって「イベント編は続ける」ってこと?」

 

※うーん、どうでしょう? その時にならないと分かりませんが…書けるなら書きたいですねぇ! (ワクワク)

 

…作者、呑気過ぎません?

 

「オレらぁの作者やし?」

「これ以上はややこしくなるので、もうやめません?」

 

※そっすね? では皆さん、今後も宿毛泊地をよろしくお願いします〜

 

 

 

 

………いったかな?

 

「ふう…なんなんですかね?」

「まーえいやろ? とりあえず仕切り直しかや?」

 

そうですねえ…では、改めて「秋イベ予想編」いってみましょー!

 

「おおー!」

 

アーク「…ワクワク」

 

 

 

 

○イベント情報

 

はい、ではまずおさらいを…今回の秋イベは運営からして「比較的小規模」とされています。

 

「それってステージなんぼなん?」

「うーん、確定ではないですが…4ぐらいかと」

「毎回言ってるけど、それ中規模じゃない? (ダブルゲージ含めて)」

「今まではどのくらいが少ないんだ?」

「えっと、一番少ないので3ステージですね?」

「what's!? それは…少ないではなく「物足りない」のではないか?」

「アーク…やってみたら分かるけんど、提督って「結構精神削る」がぞ?」

「そうそう、比較的穏やかに終わった後には「この位が丁度いい」って言う人が多いのよ?」

「それは…戦場を知らない者が多すぎるだけでは?」

 

まあ、それが「艦これくおりてー」というヤツですね?

 

「Hmm…「Kancolle」分からんな?」

「無理に理解しない方が良いと思う…」

 

えー、このパターンは初めてなので何とも言えないのですが、前後編に渡るということは、それだけ長い戦いがモチーフとなる可能性があります。

 

「…ということは?」

 

確定ではないのですが…「レイテ」ではないかと?

 

「はい! 皆さん!ご斉唱ください!!」

 

 

 

や べ え ぞ ! レ イ テ だ !!

 

 

 

…そういうと思ってましたが?

 

「レイテ? それは海戦の名か?」

「そうだよアーちゃん! 日本にとって、最も鬱で、最も絶望的な戦いがレイテだよ!」

「Oh…soryuをしてそこまで言わせるか」

 

レイテ…「レイテ沖海戦」

大戦後期にして、当時の日本海軍が最後に組織だった作戦を行ったもの、その数多ある海戦の総称。

多くの艦娘たちにとって、辛酸を舐めらされた…では済まないほどに圧倒的な敗北を焼き付けられたと聞きます。

 

「そりゃぁ扶桑や瑞鶴たちが、躍起になりそうやにゃぁ?」

「ま、待ってください! まだそう決まったわけじゃ…」

 

いえ、根拠はありますよ? …実は最近のアプデで、期間限定としての「晩秋ボイス」の他に「決戦前夜ボイス」なるものが追加され、その中に扶桑さん、山城さん、そして時雨ちゃんの名前が上がっています。

 

更に朝雲ちゃん、山雲ちゃんに「スリガオ海峡突入mode」なる期間限定立ち絵が実装されました。

 

「ほぼ確定じゃないですか…」

「ちゅうことは、スリガオ海峡海戦をやるが?」

「その話はwarspiteに聞いたが…我々連合側が「最も邪悪」になった夜だそうだな?」

 

そうですね…ニワカ知識で語るには凄惨過ぎますから、説明は省きますが、とにかくレイテである場合、多くの艦娘にとってある意味の決着をつけることができる戦いになりそうですね?

 

「ですね…」

「でもよぉ? ほれやっても秋になったら、いっつもレイテや言われよったに今さらやるやろか?」

「タイミング的にはバッチリなんだけどねぇ?」

 

ふむ…それでは本人たちに聞いてみますか?

 

「え、まさかナレーターさん…?」

 

まあ4人だけで話すのもアレですし…ではご登場ください! 初期から実装されている5人組! 「西村艦隊」の皆さんです!!

 

 

 

時雨「ど、どうも…」

最上「やあ! 僕だよ!」

扶桑「こんにちは…」

山城「……不幸だわ」

 

 

 

山城さん、やはりと言うか開口一番「不幸」ですか…

 

「おりょ? 時雨ぇ「満潮」はどこよ?」

「うん、満潮は改二のために練度上げに行ってるよ?」

「そうですか…やっと改二ですものねぇ」

「そうだね…だけどそれだけじゃなくて、もし僕たちにとって大事な戦いなら、彼女も足手まといにはなりたくないって」

「ほうか…」

「ねえ? 私たちイベントの予想してるんだけど、扶桑さんたち何か知ってる?」

「そうですねぇ…知らないと言えばそうだけど、でも…「感じるの」。今度の戦いは、私たちにとっての戦場(いくさば)になるって」

「それは、春イベにヴェルがなりよったやつかよ?」

 

艦娘たちも、自身に縁のある艦や戦いには敏感なのでしょうね?

 

「提督。もしそうだとしたら…私たちの戦い、見届けてくださいね?」

「おう! もちろんよ!!」

 

うーん、やはりと言うかレイテになるのでしょうか?

 

「だとしても、僕たちのやることは変わらないよ」

「時雨の言う通りよぉ! でもまあ今どう言うたち変わらんき情報が来るまでは大人しくしちょろう?」

「そうですね…?」

「ねえねえ! 早く新艦娘の予想に入ろう! 僕アレ好きなんだぁ」

「Mogami、少し落ち着け…とは言え、私もどういったものか興味はあるが? (そわそわ)」

 

分かりました。では早速行ってみますか!

 

…え? 朝雲ちゃんたち? 尺の都合ということで…

 

 

 

 

 

〇新艦娘情報

 

秋イベはその規模から運営より「比較的小さめの艦娘が中心」と名言されています。

 

「小さめ? 駆逐艦とか?」

 

ですね…確定で「秋月型 涼月」、イギリス生まれの駆逐艦

 

それから、択捉型海防艦の新艦娘(コンプ情報、秋イベで実装かは不明)

 

…と、今はこのぐらいですかね?

 

「いよいよ涼月実装かよ…」

「ああ…春イベ予想の「勘違い」が…」

「アレは…事故だったんだよ?」

 

しかし、涼月ちゃんが来るとなると、照月ちゃん辺りが喜びそうです。

 

「アレな、初月と姉妹のような関係っちゅう奴を聞いたけんど?」

「そうですね…「坊の岬組」の皆とも仲がいいって聞きました」

「ああね? 今度こそ来てほしいにゃぁ?」

「? なになに? どゆこと??」

「いやぁ…新聞のコラムでにゃぁ? 涼月の元乗員の話が乗っちょったがよ(作者の実話)」

「え!? すごいじゃないですか!!」

「うん。内容は覚えてないけんど、愛されちゅうにゃぁって感じたことは覚えちゅうき、何かオレも縁を感じてしまうわぁ」

 

そうですか…不思議な縁ですねぇ? …まあそれはそれ、なんですが?

 

「あはは…」

「ねえねえ、あと一人誰だろう?」

「え? あと一人なの??」

「例年通りの数なら、小規模は「3~4人」ですね」

「そう…私たちの仲間は、もう揃ってるし…?」

「姉さま、外国には私たちより不幸なのがいると聞きました。彼女たちを呼び寄せ私たちの不幸を預けてもらいましょふこー」

 

預けるじゃなくて「擦り付ける」じゃないですか…? あとアナタ、語尾に不幸つけなきゃいけない人ですか!?

 

「もう一人も気になるが、私としては英国の駆逐艦が気になるな?」

「アーちゃんのお仲間が増えるんだね!」

 

やったねアーちゃん! 仲間が増えるよ!! (裏声)

 

「おい馬鹿やめろ」

「?」

「まあまあ…それにしても、ここまで明確に艦娘が名義されているのは珍しいんじゃないんですか?」

「ええ? そうやろか??」

 

確かに…それだけイベントに力が入っていると、期待していいかもしれませんね?

 

「露骨なプレッシャーがけ…いやらしい!」

 

そういう意味で言ったのでは…すいませんでした;

 

「えいよ(*´Д`*)」

 

(*´ω`*)

 

「何この無駄な会話…(蒼龍)」

「とにかく、新艦娘情報としてはこのぐらいですか?」

「ちょっと待て! 「土佐」が入っとらんぞ!」

 

まだ言っとるのかアンタはぁ!?

 

「いやだって土佐だよ? 高知だよ君!?」

「だからってこのゲームの意義を考えて下さい!?」

「知らん! (バァーン)」

「指令かぁーーーん!!?」

 

…まあ他でも彼女の実装は期待されてますし、あの運営ならもしかしたら…かも?

 

呼ばれて飛び出た「秋津洲かも!」

 

「呼んでないから!? あぁ-もう! この大変な時に! 自重してくださーい!!」

 

「…Hm.面白い」

 

さて、秋イベ…そして冬イベはどうなってしまうのか。

 

それはまだ分かりませんが…今から楽しみにしましょう!




○おまけ

提督、蒼龍(私服)を語る

※作者の主観が多分に含まれます。

「まず彼女はイメージとしてはキャピキャピの感じだったのが、髪を下ろすという行為一つでガラリと雰囲気変わったということに驚きを禁じ得ない。180度回転し清純派女子の立ち位置を不動のものにしたのは流石しばふ氏と言わざるを得ない。それは正に「綾瀬は○か」系ヒロインの爆誕と言っていい。そう、ドラマとかで「玉○宏」系御曹司に言い寄られ、無名の男優と甘く切ない三角関係を築いていく的な。とりわけ注目すべきは手に持ってる書物? アレ分からないけど「九九艦学」って書いてるらしいじゃん? 何を学ぶんですかネェ? (意味深)あと大人びた感じすぎて、新任の先生みたいだって聞いたよ? あぁーこの教室懐かしい私今日から先生なんだぁって。いいですね〜自分は「へえー女子大生ってこんな感じなんだ。」って思ってしまった。もっと化粧して合コンとかいってるイメージだったのでわりとまじで新鮮(辛辣)すみません合コンとか行ったことのないチキンですはい。でも白と黒のコーディネートは素朴な感じで蒼龍に似合っていると思いました(小並感)。つまり何が言いたいかと言うと」


蒼 龍 可 愛 い !

「…ということよ?」
「まじきもい(蒼龍)」
「(´・ω・`)」

※しばふさん、蒼龍の可愛い私服ありがとうございます! 蒼龍可愛いヤッター!


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しょーと集
宿毛泊地のしょーと集 その1


今回は(も?)少しやり過ぎたかもしんない。


○かわいいだろ?

 

ヴェル「ガングート、紹介するよ。こちらが私の姉妹だ。」

「い、電(いなづま)です!よよろしきゅっ!…はわわ、噛んじゃったのです!」

「はぁーい!私が雷(いかづち)よ!ガンちゃんよろしく!あ、何か飲み物いれてこよっか?」

「そしてわたしが、ちょうじょの「暁(あかつき)」よ!いちにんまえのれでぃーとしてあつかってよね!」

 

ガン子「…」

「?、どうした??」

「いや…お前がその少女たちの中にいると…可愛く見える…と思って。」

「…それ、どういう意味?」

「いや!いい意味でだ!…しかし何か…イケないような気持ちが…」

 

ガシッ(肩を掴まれる)

 

「そんな事はない…駆逐艦、最高だろう?(真顔)b」

「ナガート!?」

(戦艦って皆こうなのかな…やれやれ。)

 

 

○コミュニケーション?

 

『司令!アタシ意外とコミュニケーションとか大事って思ってるから、いつでもしてくれていいんだからね!』

 

クナ「って言ったけど、まさか居酒屋に連れてかれるとは思わなかったわ!?」

「何言ゆうがよ!土佐のモンのコミュニケーションは「酒飲み」って相場が決まっちょるがよ!」

「ヒャッハー!さすが提督だぜえ!!」

「うふふ、やはり提督はお酒のつぎがいがありますね?」

「ウヒェヒェエ〜私も心がペネペネしてきましたよお〜?」

「いよぉおし!今日はみんなで飲み明かしちゃおー!」

 

かんぱーい!(キンッ!)

 

「おい貴様ら、いきなり飲もうとするな…酔いが早く回ってしまうぞ?酒の味を楽しみながr…っておい!話をきかぬか!?」

 

「…うわぁ(ドン引き)」

くうさん『まあいつもの事っすから、あんま気にしない方が良いっすよ?』

「くう姉、すごい冷静っていうか慣れちゃってる感じね?」

『そりゃウチはこの人たちとは長い付き合いっすし?ここにも何年も通ってるっす。』

「…深海棲艦なのに?」

『痛いとこ突くっすねえ?…まあ否定はしないっすけど?』

「でもすごい楽しそう…アタシもここなら!」

『あぁ、ちょっといいっすか?』

「え?」

『自分を特別とか思わない方がいいっすよ?…じゃなきゃ死ぬっす(個性に飲まれる的な意味で)』

 

(お、恐るべし!宿毛泊地!?)

 

「あぁ!こら!!服を脱ぐな服をー!?」

 

 

○褌(ふんどし)といえば

 

「神威さん、少し聞きたいことが…」

「何でしょうか?吹雪さん」

「あの…デザインに文句を言うつもりはないんですが…その恰好、恥ずかしくないですか?走ったりしたら…その、見えるでしょう?」

「いえ、運動には最適な恰好だと思いますよ?夏でも涼しいし、私的にはお気に入りです♪」

(…天然なのかな?この人…)

(ほれやったら、あれやったらノってくれるかもにゃぁ?)

(コイツ!直接脳内に!?)

「神威!ちょっとやってほしいことがあるがやけんど、えいかよ?」

「ちょ、司令官!お触り厳禁ですよ!!」

「あ、はい!どうぞ!」

(何するつもりですか?司令官?)

「(ふんどしいうたら…)-すぅー…」

 

 

ソ イ ヤ ー ッ !!

 

「!?!?」

 

どこかで見たことある眼帯オジ「ソイヤーッ!」

どこかで見たことあるサムラァイ「ソイヤッソイヤァッ!!」

どこかで見たことあるマッチョメン「ソイヤッソイヤッソイヤァア!!!」

 

「なんか出たー!!?」

「そいやぁ!」

「神威さん!?」

 

「ソイヤッソイヤッソイヤァッッ!!」

「「「「ソイヤッソイヤッソイヤッソイヤァアッッ!!」」」」

「ひいぃ!?恐い!!?この空間恐すぎますぅ!!!?」

 

全員「ソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッソイヤァアアアッッ!!!!!!!」

 

…あ?オチ?ねぇよそんなもん。

 

 

○私って

 

加賀「演習でぼろ負けした?」

春日丸「はい…私、艦娘に向いてないのかなぁ?」

「ウチに相談しても何にもならんき、ちゃんと鍛錬しよったら必ず成果はあるちや。」

「うーん…でも私、お料理とかなら得意なんですけど…?」

「料理かえ?…それやったら、鳳翔さんとこで働いてみん?ウチが鳳翔さんに言うてみるき。」

「!、いいんですか?」

「えい気晴らしにもなる思うし、アンタの好きなことはやったほうがえい。」

「ありがとうございます!加賀さん!…皆ほんとうに優しい……あれ…?涙が…あれ……?」

 

ズキュゥウウウン!!!

 

 

―翌日の演習

鹿島「…あの、加賀さん?春日丸さんが心配なのはわかりますが…」

「…(鬼の形相)」

「何も貴女が参加する必要は…練度も最大なのに」

「この子には指一本触れさせん…!(▼"三"▼)」

「聞いてないし!?」

「うぅ…やっぱり私、艦娘向いてないのかなぁ~?;;」

 

…まあ、「愛され系」ってことでひとつ。

 

 

○改二

 

睦月「祝!睦月型改二にゃしぃ!」

如月「うふふ」

皐月「やったー!」

文月「やったやった〜」

長月「…で、結局だれがなるんだ、改二?」

菊月「うむ、まだ分からんが、運営によると三日月ではないらしい。」

名指しで改二否定された人「…」

望月「泣きなよ…ティッシュあるからさぁ?」

弥生「泣いてスッキリ…です。」

ミカ「ほっといてくれません?;;」

卯月「ねぇ〜どんな気持ちぃ〜?改二になれなくてndk〜?」

水無月「ちょwやめなようーちゃん!?し、失礼だよぉ…w」

ミカァ!「もう誰も信じられない…」

神風「馬鹿ねぇ?ミカちゃん。駆逐艦はスペックじゃないのよ?」

松風「よしなよ姉貴?今のミカには、安易な励ましは毒だよ?」

ミカァ!!「バルバトスに乗って抗議に行こうかしら…」

ン水無月ィ「わぉ、目が据わってるよ?」

ミカァ!!!「ふふ…ふふふ……」

 

「えっとぉ?結局誰になるにゃし?」

「作者はね?個人的に好きな菊月になって欲しいんだって!…ボクも菊月のは似合うと思う!」

「それは無理かもな?…なにせ今回の改二は前線で戦い続けたヤツだとさ?私は、な?」

「となると、文月辺りか?」

「あたしぃ〜?んふふ!そうだといいよねぇ〜?」

「まだ…確定じゃ…ないよ?」

「そんなことよりさぁ~もう帰っていい?改二なんてどうでもいいからさあ?」

「なあ望月、余裕のようだが、お前この前新規立ち絵(瑞雲モード)あっただろ?」

「あ?それが何なの??」

「…それって絵師の仕事量的に改二は「無理」ってことじゃ?」

「「…」」

「…改二なんて意味ないんだよ(低音)」

(死んだ魚の目!?そんなに改二になりたかったのか望月よ!!?)

「もっちーに新規絵…?私には無いのに、改二もないのに…!」

「え?ちょ!ミカちゃん!?」

「…(パチンッ!)」

 

ぶるあああ!!!

 

どぐぉおーん!

 

「わっ!ナニ!何にゃしぃ!?」

「壁を破って何か来たぴょん!?」

「あれは、ノリちゃん?…でも大きいわね?」

「ああ、あれは明石の作った「ジャイアントノリちゃん号」だな?」

「明石何てもの作ってんの!!?」

「色々作っているようだが、まさか稼働していたとは…?」

 

ひょいっ

 

「…」

「…み、ミカちゃん?」

 

 ちょっと運営潰してくるb(暗黒微笑)

 

全員「三日月いいいぃぃぃ!!?!?」

 

ぶるあああ!!!(ジェット噴射)

 

「ちょ!?本当に行った!!?み、三日月ぃぃぃぃ!!!」

 

…さて、これからどうなるかは貴方次第ということで?…私はもういいです(匙投げ)。

 

 

〇瑞雲ハイランド!

 

「祝!瑞雲ハイランド!絶賛開園中だ!!皆の者、瑞雲教を広めるため、一丸になって頑張ってほしい!」

「おー!」

「最上さん、貴女こんなとこで油売って…」

「あ、熊野!師匠が瑞雲を知ってもらうんだって張り切っててさ!熊野も好きでしょ、瑞雲!!」

「…はあ、私はまあ、そこそこ?」

「おお、熊野よ!そう言ってくれるか!!流石私と同じ泊地の仕事人だな!!!」

「ひ、日向さん!?興奮は分かりますけど、テンションがおかしいですわよ!!?」

「何、すぐにお前もこうなるさ!さあ皆!熊野も手伝ってくれるそうだ!!これは瑞雲の神の導き!!!この祭りは必ず成功させるぞ!!!!」

「おーーーー!!!」

「とおおおぉおおおう!!!!??」

 

こうして瑞雲教に入信した熊野。さあ皆も行こうぜ!瑞雲ハイランド!

 

(作者はいけません。社畜だからね?)

 




(クロスオーバータグ貼った方が良いかな?)


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宿毛泊地のしょーと集 その2

今回せっかく(夏イベ編途中)なので、欧州の国々についての豆知識を自分なりにまとめたので上げてみます。

とはいえ、ネットやテレビの情報がほとんどなので「違うじゃん…」と思ってもご愛敬を。

…ちょっと教養っぽくなってしまった? うーむ。


○猫好きの違い

 

ガン子「! 提督見ろ! ネコだ!」

ねこ「みゃ〜♪」

提督「お? ホンマやにゃぁ? まぁた来たがか? お前?」

ねこ「(ナデナデ)ごろろろ…♪」

ガン子「か、可愛いなぁ! なあ! この猫飼おう!!」

 

ロシアの人はネコが異常に好きみたいです。

 

「んー? でも野良やし、飼わんでもそこら辺にいっぱいおるし?」

「何!? なら尚更保護しなければ!!」

「そんなこと言うたち、猫はほっちょいても生きていけゆうし、飼っても飼わいでも同じや思うけんどにゃぁ?」

 

日本人の感覚としては、猫は「ペット」ではなく「もっと自由な何か」でしょうからねぇ?

 

「くっ! 普段からにゃあにゃあ言ってる癖に! 猫が嫌いなのか貴様は!」

「いやぁ? オレも猫は好きやけんど、近くにいたら「にゃあ」ち言うたり、ご飯あげたりするぐらいやにゃぁ?」

「ええい! もういい! このネコは私が!」

「あっ! そんなひっ掴んだら!?」

 

「ミ”ャ”ーーー!!!(バリバリバリ!!!)」

 

 

 

 

先生「えーと…それでその顔のひっかき傷は?」

 

「名誉の負傷だ」

「アホ言いな」

 

皆さん、野良猫に無闇にちょっかいかけるのはやめましょう? 自由が一番ですよ?

 

 

◯不思議だね?

 

「Admiral! 聞きたいことがあるのだけど、良いかしら?」

「ん? なんやうぉーちゃん?」

「その…貴方が語尾にいつも言ってる「choo」とか「nya〜」ってどういう意味?」

「お? ほうやにゃぁ? 昔から土佐弁には動物が潜んじょるいうてにゃぁ?」

「え? 動物?? 機関車じゃなくて???」

「えぇ?」

 

イギリスでは機関車の擬音を「ちゅーちゅー」というのだそうで?

 

「汽車は「ぽっぽー」やろ!? 変なやっちゃにゃぁイギリス人は」

「あら、私たちからしたら貴方たちの方がよっぽど変よ?」

 

「「…え???」」

 

イギリスの人は感性が日本と似通っています(同じ島国だからでしょうか?)。

 

例えば霊的生物がいる、いたと信じている(妖精や物の怪)だったり、地域ごとに様々な風習や文化が発展したりと…国としての歴史も長いですし、意外と共通点多いですねぇ?

 

「んじゃぁ「ねずみ」は何て鳴くのや?」

「んー、「squeak(スクイーク)」かしら?」

「…「ねこ」は?」

「「meow(ミャオ)」ね?」

 

「「………」」

 

「変やにゃぁ?」

「変ですねぇ?」

 

いやいや、国と文化が違えば、嫌でもこうなりますって。

 

「あ! でも、アン○ンマンとトー○スが、同じ声優やっちゅうことは知っちゅうで!」

 

それ関係ありますか?

 

「T〇mas! ここでも彼は大人気なのね! イギリスのモノとして、嬉しいわ!」

 

ああ、イギリス発祥の彼は、数ある海外作品の中でも人気ですねぇ? …っていうか伏字、仕事してないから;

 

「同じに見えて同じじゃない…どんなに考えても不思議ね?」

「ほうやにゃぁ?」

「…ねぇAdmiral? そのTosaven? 私にも教えてくれないかしら? 日本のこと、もっと知りたいの!」

「お! えいよ! でもオレもイギリス知りたいき教えてくれん? アーサー王とか?」

「ええ! もちろん!」

 

磯トリア・ペン風「呼んだ?」

 

「「呼んでない呼んでない」」

 

 

○やっばりイタリア人

 

「提督ぅ〜! ボンジョールノォ!」

「おう、ボンジョールノ! ポーラ!!」

 

ぎゅっぎゅっ んまっんまっ

 

「…恥ずかしげもなく、よくやれるわね?」

 

これがイタリアでの挨拶。確かにハグからの両頬キスは、勇気がいりますねぇ?

…というか、ローマさんもイタリア出身でしょう?

 

「皆がみんなポーラみたいな性格だとは思わないでよね?」

「お? ローマはハグさせてくれんが? オレはローマにも愛を表したいと思いよったに?」

 

(………愛?……)

 

「…し、仕方ないわね? そんなにやりたいなら、好きにすればいいじゃない?(スッ」

 

いややるのかよ

 

「お? ほうか? んじゃあ…かーらーのーπターッチ!」

 

ぷにょん❤︎

 

「!? 調子に乗るな!!!」

 

ドゴォ!(腹パン)

 

「ぐおぉ!? な、何という、早く重い攻撃だぁ…!」

「…全く///」

「あれぇ? ローマさん顔赤いですよぉ? お酒飲みました??」

「う、うるさい!!」

 

ローマさんって、イタリアの人らしくないですねぇ?

 

間宮さん「あ、提督にローマさんたち! 蕎麦が出来上がったのですが、良かったら先に召し上がります?」

 

「わーい、たべりゅー!」

「日本式のパスタ、ね? …そうね? いただくわ。」

 

そうして間宮さんの処で蕎麦を食べることになった提督たち。

 

「クルクルッパクッ)…ん、おいしい。このソース(だしつゆ)も良いわね?」

 

イタリアでは、パスタ類はフォークでくるくる巻いてそのまま食べるそうです。

…では日本は、というと?

 

「ズルズルズルズルズルズルズルズルズル」

 

「…(イラァ)」

「うぅ〜…」

 

「ズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズル」

 

「…」

「っぷはぁ! いゃぁまっことんまいにゃぁ! 間宮さんの蕎麦はぁ!!」

「…提督?」

「んん?」

「そんなにおいしいなら、もっと食べさせてあげましょうか?(ニコーリ)」

「おっなんにゃ! ローマが食べさせてくれるが? えいよえいよぉ〜!!」

「そう? なら…」

 

 

た っ ぷ り 吐 き 出 し な !!

 

 

「ドゴァ)お”げぇ!? オロロロロ…」

「うわぁ、床がこんなに…きったなぁい」

 

…日本の麺をすする風習は、イタリアの人には耳障りのようですねえぇ?

ローマさんも、腐ってもイタリアの人だった。というわけですが…みなさん、イタリアに旅行するときは気をつけましょうね?

 

「…なんでオレ殴られたの? ねぇ??」

 

 

◯我らが友

 

「にゃぁビス子? オマエは猫が好きよにゃぁ?」

 

びすこ「急にどうしたの? アトミラール?」

 

「いゃぁ? お前には猫の逸話があるがやき、ドイツのモンもネコ好きが多い思うてにゃぁ?」

「オスカーの事? …そうね? 私と言えばあの子でしょうけど、ドイツ国民がそうとは限らないわよ? ねぇ?」

 

ぐらこ「そうだな? 我々は反対に「犬好き」が多いと知覚している。」

 

ぷりん「そうですよぉ〜? 「犬は生涯の友」ってよく言われるし?」

 

「え”ぇ!? それじゃあビス子の逸話は嘘だというのかい?」(マ○オ感)

 

まぁそれは置いておいて? ドイツの人が犬好きというのは本当ですよ?

 

情報では、犬は富の象徴として昔から飼われており、その名残として「犬税」なるものが今でも掛けられています。

 

「まじで!? 犬飼いゆうだけで税金取られるが?」

「そうよ? まぁそれでも皆犬は飼ってるけど?」

「うむ、我らが友の為だ、血税も止むなし。」

「みんな犬はファミリーの一員って思ってますから!」

 

ドイツでは、犬は子供より社会的地位が高いと比喩されています。暴れ回る子供より利口な犬の方が良い、と?

 

犬が電車に乗れたり、ホテルに一緒に泊まれたり、如何にドイツの人が大の犬好きか分かりますねぇ?

 

…まあ、真面目な性格の多いドイツ人と、忠誠心の高い犬は相性バッチリなんでしょうねぇ?

 

「…意外やにゃぁ? オレらぁは近所の野良犬見ただけで震え上がるっちゅうに?」

 

世界は広い。ということなんでしょう? …それにしても、猫に始まって犬で終わるとは…

 

「ほうやにゃぁ?」

 

ガン子「おい、聞き捨てならんぞ! 犬より猫が可愛いだろ?」

 

ビス子「あら、可愛いのは認めるけど、犬ほどじゃないわね?」

 

「なにぃ〜!!」

「何、文句ある?」

 

バチッ バチバチッッ!!!

 

ありゃー、これは第二次の再戦ですかぁ?

 

「まぁまぁ、犬も猫も可愛いちゅうことで?」

 

「「はぁ”っ!?」」

 

「……えぇ…?」

「アトミラール、こういう場合「火に油を注いだ」と言うのだぞ?」

「アトミラールさんはすぅぐいらないこと言っちゃうんだからぁ…」

「おい提督! さっき猫の方が好きと言っただろ! アレは嘘なのか!?」

「い、いゃぁ…?」

「あーら、お生憎様。アトミラールは犬の方が好きなんですって? ねぇ?」

「えぇ? えぇ〜…とぉ……?」

 

「猫だ!!!」

「犬よ!!!」

 

…こうして、提督は曖昧に答えるしかないまま、犬か猫かを突き詰められました、とさ。

 

 

「今日ボク、嫌な目にあってばかりだと思います(抗議)」

 

 




コマさん「あの…私たちは…?」
作者「良いのが思い浮かばなかったYO!(テヘペロ)」


こま?「」


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宿毛泊地のしょーと集 クリスマスSP

 今回はクリスマスSPです! やっと書きたい事が出来た。って言っても中身はいつもの。なんですけど?

 とりあえずとってつけたよーに、メリークリスマス!


○クリスマスツリー

 

吹雪「司令官、いよいよクリスマスですね!」

 

提督「おう、それやき思うて執務室にツリー用意したぞ」

 

「…あ、ホントだ、しかも白いツリーだ(家具で買えるヤツ)」

「どや、偶にはこういうのもイケるやろ?」

「まぁ、これはこれで…ん、照月ちゃん? どうしたの??」

 

照月「よいしょ☆(ツリーに短冊をかける)」

 

「……」

「(ぱんっぱんっ)来年は私に期間限定衣装が用意されますよーに!」

「…………」

「よーっし、次は色々食べよう! バレンタインチョコにぃ、ひなあられにぃ、かき氷ー!」

「ま" で や" ご る" ぁ" !!」

「ん? なぁに吹雪ちゃん?」

「誘っとんのか? オノレ誘っとんのかお"おん!?」

「色々混ざり過ぎちゃうん?」

「えぇ〜良いじゃん別に〜この方が面白いしぃ?」

「風情、風情の問題! 短冊はまだしもクリスマスにはケーキでしょ!?」

 

 吹雪ちゃん、話の焦点ズレてません?

 

「じゃあ短冊は良いんだね? サンタさんへの”お願いごと”で言ったらおんなじだし!」

「えっ!? いやそれは…」

 

ドヤ風「では私は来年もドヤれるように祈ろう」ドヤァ

 

「待って磯風ちゃん、それ短冊に書かなくても毎日してるよね!?」

「まぁそうなるにゃぁ?」

「じゃあ吹雪ちゃんは何願うのさ!」

「逆切れ!? …まぁいいけど、うーん、強いて言うなら「来年も平和でありますように」…かな?」

「…えぇ」

「吹雪ちゃんアカン、それは言ったらアカンヤツやでぇ」

「照月ちゃん、何で関西弁!?」

「外では未だに深海群との戦いが終わらないというのに…」ドヤァ

「どうせやったら「争いが無くなる」とか「戦争が終わるように」とか言うとけや」

「んん何で私こんなに攻められてるの!!?」

「提督は何お願いするの?」

「クリスマスらしくオモチャとかかや?」

「例えば?」

「…ネオディ○イドライバー」

「待てえええええいっ!」

「よぉし、じゃまとめて「ドヤれるぐらい平和なディ○イドライバー」で行こう!」

「混ざりすぎぃ!!?」

 

 こうしてツリーに掛けられた短冊には「ドヤれるぐらい平和なディ○イドライバー」というイミフパワーワードが書かれていた…。

 

 

 

サンタさん「………なぁにこれ」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

○プレゼント

 

時雨「提督、皆のプレゼントはもう決まったのかい?」

 

 宿毛泊地では、毎年艦娘から欲しいものがあるか聞いて回り、可能な限りそれをプレゼントしていこうというイベントを行っております。

 

提督「うーん、今年は色々要望が多くってにゃ」

 

「そっか、大変だね? 買い出しなら僕も手伝うよ?」

「ありがとにゃ、んでもちょっち特殊なモンもあるきにゃ」

「ん? 例えば?」

「あぶぅ(阿武隈)は「ヘアドライヤー」しかも「パナ○ニックのナ○ケア」って書いちゅう…調べたら1万位するがよ」

「あぁ、メーカー指定系か…買うの?」

「いや買うわけないやん、どうせ前髪がどうのとか言ゆうがやろ、市販の安いヤツでえいやろ」

「あはは…;」

 

「テートクノバカー! ウワーン!!」

 

「…あ、阿武隈さんの声だ」

「わややまった、陰で聞きよったがか、後で謝らんとなぁ…」

「…僕が半分出すから、買ってあげよう?」

「しょうがないにゃあ、クリスマスやしなぁ」

「うん…他には?」

「おぅ、駆逐たちはいつも通りオモチャが大半やな? それに混じって天龍がガ○プラ、長門がリスの人形、熊野がリ○ちゃんハウスって書いちゅう」

「うん、いつも通りだね」

 

 深く考えてはいけない、いいね?

 

「…ねぇ、提督は何が欲しいの?」

「んん、そりゃディ……って、えいか? 俺は特にないわ」

「そんなこと言わないで、クリスマスなんだからさ?」

「んん……じゃあ「お前が欲しい」…って言うたら?」

「…えっ(ドキッ)」

「なぁんてにゃ、にゃはは。俺は自分で買うき心配しなや…ありがとうな、時雨?」

「…うん///」

 

 なぁんですかくぉの甘々空間は、反吐が出ますねぇ、っへ!

 

「ん? ただの日常会話やん、なぁ?」

 

 …いやいや、冗談でしょう? …はぁ、これだからアンタは…。

 

「………」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「…で、提督に僕をプレゼントしたら喜ぶと思って(自らをラッピングしながら)」

 

満潮「…アンタ、司令官が絡むと必ず暴走するわよね」

 

「…えへっ♪」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

○クリスマス・キャロル

 

 提督、あーた最近だらけすぎじゃないですか?

 

「藪から棒やな、まぁ否定せんけんど?」

 

 というわけで、今から貴方に3人のお手本をお見せしますので、それ見て諸々反省して下さい?

 

「うぃ」

 

 

 

 

皐月「ボクは過去の幽霊だよ、えへっ、どう? クリスマスキャロルっぽいでしょ」

 

「んーえいがやない? (てきとー)」

「こらこら、そんなに無関心でどうするの? もっと昔の自分を思い出してごらん? まっさらだった頃の自分、何にでも目を輝かせていた自分をさ!」

「…それを大人になって同じセリフが吐けるかよな?」

「え」

 

「あんな、就職するやん、ノルマとか気遣いとかそれまで習わんかったことを一気に言われまくるんねん、極めつけは「教えてる暇ないから、目で見て覚えろ」やきな、きっついぞ、企業が求めゆうんは「即・戦・力」やきな? そうしていくうちに心が擦れていってな、なんもかんもがどうでも」

 

「ちょちょちょ、待って。今すっごい死んだ魚のような眼をしてるよ!?」

「そりゃこの世は弱肉強食やきな?」

「シャレになってないよ!? もっと夢持とうよ! 大体そんな現実的な厳しさを今言わなくても!!?」

「えいか、お話の中やからって何でもかんでも都合よく事が運ぶと思うたらアカン、話の中やからこそ厳しくイカンとお前のためにならんがよ」

「うわぁいくらーいしんどーいボクにはムリーーーー!!!」

 

 

 

 

大淀「私は現在の幽霊です、貴方を怠惰から模範的な態度にするため参りました」

 

「言うてもどうするねん?」

「とりあえず比較的真面目な艦娘を集めました」

 

霧島「艦隊の頭脳、霧島です!」

 

「火力馬鹿やん」

「あ"ぁん?」

「ヒィッ」

「駄目ですね、では次」

 

熊野「ごきげんよう、熊野ですわ (シャラーン☆)」

 

「ネタやん」

「そんなことはありませんわ、オホホ」

「(飽くまでお嬢様キャラ、やったら)…朝食といえば?」

「とおおおおおおお↑ストですわ! …あ」

「ダウトです、次」

 

吹雪「吹雪です、やっぱり真面目キャラは譲れません!」

 

「あ艦これやん」

「何故に!?」

「えいか、外面がえい奴ほど何を考えちゅうか分からんきな、気ぃつけえよ? 逆に普段からチャラけてる奴ほど心は繊細やきな、時々でえいき気に掛けちゃり」

「何の話ですか?!!」

「しかし貴方なら彼女が真面目で良い娘だということは理解しているはずです。どうですか? 彼女を模範にして一から更生するということで?」

「えぇ、つまりブチきれたら鉄塊クリティカルストライクせんといかんゆうこと?」

「…吹雪さん?」

「え!? いやそれはノリというかギャグだから許されるかな~~…って」

「………」

「……;」

 

「駄目ですね」

 

「ですよねーーーーー!」

 

 

 

 

秋雲「何気に宿毛泊地初登場の秋雲さんだよ~☆ ちな未来の幽霊っつことで?」

 

「オータムクラウド先生、こんちゃす!」

「お~よきに計らえ、良い同人ライフを送っているかな?」

「へい、エロエロなヤツを」

「素直なのは良いけど、公の場でそういうこと言うの控えようね?」

「hai!」

「…んんっ、さて、アタシはアンタの未来の姿を見せようと思ってね?」

「というと?」

「ちょっと待って。…(カキカキ)よし、どうだ!」

 

 秋雲先生のスケッチブックに描かれていたのは、禿げ頭に無精ひげ、歯抜けと鼻毛が酷い、極めつけはくっさい臭いを象徴する周りに集るハエ。

 

「これが未来のアンタ、このままダラダラ生きてたらこーんな風になっちゃうんだよ~? 嫌でしょ? だったらシャッキリしなきゃ!」

「…………」

「ん、どしたの? (言い過ぎた?)」

「…未来は」

「え」

 

「未来は…我々の手にある!」

 

「…!?」

「確かにこうなる未来もあるだろう、しかし確定ではないはずだ、ん何故なら! 運命とは自ら切り開くもの、自ら”選び取る”もの! オレはこうなる未来を望まない、望まない限り、その未来は訪れないはず!! 神様はオレたちに選択権を託してくれているはずだ、であれば! 我々の未来は明るいっ!!!」

「…っ!」

「さぁ、いざゆかん! 栄光の未来へ! オレたちの明日を信じて!!」

「お…うおおおおおお!!」

「暁の水平線に!」

「勝利を刻めえええええ!!」

 

 …って、いい感じのこと言って免れようとしないで下さい!?

 

「ちっ」

「っぶねー、取り込まれるとこだった…」

「見逃してくださいよー」

「んー反省の色ゼロ!」

 

 まぁこうなることは分かり切ってましたよ(悟り)

 

「んじゃこうしよ、アタシの冬コミの原稿手伝ってくれたら見逃してあげる」

「マジ、めんどいけどやるわー」

「っしゃ、アシ確保」

 

 あぁ…人選ミスだったかな? まぁいいでしょう、キビキビ働けばシャキっとするでしょう。

 

「…んで秋雲先生?」

「なんじゃらホイ?」

「報酬としてウス=異本を望みますが、いかがでしょ?」

「だっからそういうこと公で言うなって。…昔買ったヤツでよければ」

「よっしゃあああああ!!!!! Hooooooooo!!!」

「くぉんのエロ提督…」

 

 なんだか解決してない気もしますが、とりあえず提督はだらけた態度を改めましたとさ。

 

「チャン、チャン♪」

 

吹雪「こんなクリスマス・キャロルがあってたまるかああああああああああ!!!!!」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

○サンタ・クロース

 

文月「アタシ、サンタさんにお人形さんお願いしたんだぁ!」ふみ〜ん

 

暁「さんたなんているわけないじゃない、そんなこどもみたいなこといってたら、りっぱなレディーにはなれないわ」

 

「えーいるよぉ、だって提督が…」

 

提督「サンタさんのお願いごと言うてくれたら、オレからサンタさんに伝えちょくき。きっと夜にプレゼントが来るき、楽しみにしちょきや~」

 

「…って言ってたもん」

「それまいとししれいかんたちがプレゼントのかいだしにでかけてるから、ひつようなものきいてまわってるだけでしょ? こどもでもわかるわ」

「むー…サンタさんはいるもん!」

「いないわよ! レディーはうそつかないわ!」

「むむー…そんなに言うなら、私がテツヤしてサンタさんに会って、ショーコシャシン撮って暁ちゃんに見せつけてやる!」

「ふふーん、やれるものならやってみなさい。てつやなんていまどきのレディーでもできないわ」

「見てなさい、絶対ショーメイしてみせるんだからぁ! ふみーーー!!」

 

???「………」

 

 

 

・・それから~…場面はぁ深夜に移る(森○レオ)・・

 

 

 

「…サンタさん、は……ぜ……った…い………」うつらうつら

 

 ― …がちゃ

 

「…! サンタさん…?」

 

 

「ほぉーほぉーほぉー! んめぇええええるぃいいいいいい、くりぃいいいいいいいすまあああああああぁす!!」

 

 

「ああ……ホントにサンタさんだ…男の人の声だし、小太りだし、ちゃんと白くて大きなおヒゲ生えてるぅ…でもどこかで聞いた声~それに身体がもぞもぞしてるし……」

 

『おい、押すなや!?』

『狭いんですから、もうちょっと詰めてください…!』

『ひゃっ!? 今お尻触ったの誰?! ノリちゃん!?』

『あ、スマン私だ』ドヤァ

「お前らぁ、ちったぁ静かにしろぉい…;」

 

「…ん~~? まぁいいやぁ。これで暁ちゃんに……自慢……で……zzz」

 

「…寝た?」

「どうやらそうみたいだなぁ?」

「…ふぅ、一時はどうなるかと思ったけど、上手くいったみたいですね?」

 

 ちょっと分かりづらいので補足を。ノリちゃんは文月ちゃんのために、提督たちと協力してサンタさんに変装しているのですねぇ? まぁ格好としては、頭を出したノリちゃんを服の下で提督たちが支えるという「獅子舞スタイル」ですが。

 

「すまねぇなぁ? ちぃとばかし無理聞いてもらっちまったなぁ?」

「えいわえ、文月のためやきな?」

「それにしても、ノリちゃんがこういうお願いするのって、珍しいよね?」

「なぁに、子供の夢を壊したくなかっただけだいよぉい」

「通りすがりのノリちゃんが、子供の夢のために奮闘した…というわけだな?」ドヤァ

「ディ○イドもビックリやなぁ?」

「クリスマスだからいよぉ? 今日ぐれぇ大人の理屈なんざ言いっこなしだろぅ? フハハハハ!」

 

 こうして、ノリちゃんの活躍により子供の純粋な思いは守られた。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「ホントにいたんだよ! ショーコシャシンは撮れなかったけど…でも、ホントにいたんだよぉ!」

「はいはい、そういうことにしてあげるわ(ふんっ)」

「むうぅ…だったら今日もテツヤして、サンタさんがいるって、ぜ~~ったいショーメイしてみせるんだからぁ!!」

 

遠くから見守るノリちゃん「おいおいぃ…勘弁してくれぃ…;」

 

 うーん、これは姿を拝むまでエンドレスエイトですな、頑張れ、ノリちゃんサンタ!

 

「ぶるぁあああああ~~~!!?」

 




 秋雲さんの原稿がその後どうなったかは、まだ誰も知らない(修羅場モード的な意味で)。


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過去編
【new】宿毛泊地過去話──吹雪編「私の居場所」


 はい、活動報告で予告したとおり宿毛泊地、過去編でございます。他の過去編はやっていくつもりですが不定期という形でお願いします。
 今回は吹雪編ですね? 吹雪…私が宿毛湾泊地サーバーに登録してから初期艦として頑張ってくれました、改二が来るまでそこまで目立った活躍はしてませんでしたが…今回はそんな吹雪ちゃんの気持ちを想像(妄想)して書いてみました。昔の艦娘たちやちょっとした「設定」に踏み込んだ話も…? まぁ、期待しないで見て下されば幸いです(保険)。
 吹雪ちゃんと言えば、最近吹雪ちゃんの中の人と運営さんの仲が良くてホッコリしてる私です。…怪文書回の暴言は本当にすみません、吹雪ちゃんも力強い言葉で「申し訳ありませんでしたっっっ!!!」と言ってました。本当にすみません…でも批判承知でまたああいう「ぶっちゃけ回」もやりたかったり…ダメ? すみません…暫く自重します;

 最後になりましたが、大事な言葉を言わせてください。

 ──艦これ「10周年」おめでとうございます!

 …ちょっと早かったですね? それでは本編、どうぞ。



 

 

 

 ──これは、私が初めて泊地秘書艦になった時のお話。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──2014年、春。

 

 高知県宿毛市に新設された対深海棲艦防衛拠点、通称「宿毛泊地」。新港のだだ広い敷地内に設営されたそれは、かつての大日本帝国海軍が建てた軍艦の休息所兼航行試験施設「宿毛湾泊地」が名付け元になっていた。旧泊地跡地を造り直すにはあまりにも整備が行き届いて居なかったので、新港の一画の使われなくなった施設を拠点として新たに改装した次第のようだ。

 

 そんな宿毛泊地に今日──私、駆逐艦「吹雪」は着任する。

 

 艦娘として()()()()私は、横須賀鎮守府に併設された「艦娘訓練校」にて艦娘候補生として指導を受けた。人としての常識とか数学や現代社会を、ある一定まで叩き込まれた。そうして意思疎通の叶った「戦力」として認定された艦娘は、各鎮守府や泊地へ転属となる。此処に私が居るのも戦力として認められた証拠である。

 因みに「吹雪」は私だけではない、同じ顔が同じ学び場に並ぶ光景はもう見慣れたものだ。同じ個体が居るのは「データの書き出しが楽だった(?)」とか「兎に角即戦力が欲しかったから」とか、私たちを造った組織──運営鎮守府にも色々あったようだ。深海棲艦という脅威が目先に居るのだから仕方ない事情だろうが。

 とはいえ流石に個体ごとの性格に小さな違いはある、例えば率先して学び場の娘たちを纏めるキビキビした吹雪(わたし)や、身体の周りがなんだかキラキラしてるイケメンな吹雪(わたし)、耳にヘッドフォンに黒パーカーを着こなす不真面目な吹雪(わたし)…いや黒パーカーの彼女は、私たちは指定された制服を着ないといけないはずなのに、普通に規律違反なんですが…本人はいやに堂々としてるというか、まぁ授業態度自体はそこまでではないし、周りも運営のヒトたちも取り立てて注意することも無かったし、大丈夫なのだろう…うん、私は深く考えないようにしよう。

 

 ともあれ私はそんな学び場を無事卒業し、晴れて泊地勤務と相なったわけだが──その間にも色々な出来事があった。

 

 私が来た宿毛泊地は新設されたばかり、艦娘が新しい泊地に着任するということは、新しい提督を支える「秘書艦」にならなければならない。そう…私は秘書艦としてこの泊地にやって来たのだ。

 秘書艦になるには事前に提督と顔合わせし、候補となる複数の艦娘からヒトリを選ばなければならないのだが、その「選別試験」…要は面接の時に出会った彼がとても「曲者」だった。

 

「おぅ! 皆ぁ可愛いコばかりやけんど…一番最初に自己紹介したの、誰やって? …フブキ? 吹雪かぁ! なんやエターナルフォースブリザードち感じやにゃあ? にゃはは! …ん! オレこの娘にするわ、この娘がえい!!」

 

 選別試験の折、私と他の秘書艦候補四ニンがそれぞれ挨拶して、進行役の大淀さんが誰を秘書艦にするか促すと…即決即断で私に決まった…きまって、しまった。

 通常挨拶の段階で秘書艦が決まることはない、能力とか実技等の自己PRを経て最終的に決めるもののはず。少なくとも私はそう教わった…だのにこの人は、私の顔を見るなり即座に私を指名したのだ。

 これが分からなかった、何故私だったのか未だに理解出来なかった。だって──あの場に居た彼女たちの方が秘書艦として魅力的だったろうから。

 

 叢雲ちゃんは私の妹で、当たりはキツいがしっかり者で。

 

 五月雨ちゃんは多少の失敗はするも、それを上回る愛嬌がある。

 

 漣ちゃんは私の知らないこと(※ネットスラング等ネット知識)何でも知ってて、何考えてるか分からないけど頼りになって、何より面白い。

 

 電ちゃんは気弱な面があるけど、誰よりも優しい。意外と甲斐性も有るので秘書艦に一番相応しいのではないか?

 

 その中で言えば私は──ドが付くほどの「真面目」と周りから評され、取り柄がそれだけしか無いので人一倍頑張らないといけない。努力家と言えば聞こえはいいが、結局は自分に自信がないだけなのだ。あの時も秘書艦として恥じないよう演習を繰り返して、顔に生傷作って絆創膏貼っていたのだから、みっともなかったけど他四人のようにゆったりとしていられなかったから。でも提督をサポートするため余裕のある人柄が求められる秘書艦にとって、この違いは致命的だろう。…そう思っていたのに。

 

 そんな何もない私を彼は選んでくれた、その点については──正直身に余る光栄だった。秘書艦として未熟な私を信じて選んでくれたからには、この人を全霊を掛けて支えていこうと、自然と思わせてくれる人だった。

 彼のことに思いを馳せながら、私は出来上がったばかりの宿毛泊地の入り口を潜った。建物内に入り事前に聞いた道順に歩いて行くと──着いた、二階の階段を上がって右に曲がり直ぐ見える部屋。ここが…宿毛泊地提督執務室!

 

「(き、緊張する…でも、第一印象が大事だから挨拶はしっかりしないと!)」

 

 選別試験の時は簡単な自己紹介と今後の日取りを決めただけだったから、まだお互いがどんな人となりかは深くは知らない。だからこそ秘書艦として頼りにされるようしっかりとした態度でいかないと! ちょっと気合い入りすぎかなぁ…ふふっ、でもしょうがないよね♪

 私は緊張に身を固くなる身体の力を抜いてから、目を閉じて一つ深呼吸…息を吐いてから目を見開くと、意を決して執務室のドアノブを回した。

 

 ──ガチャ、ギイィ…。

 

「失礼します! 駆逐艦吹雪着任しましたっ! 秘書艦として精一杯頑張りまs」

 

「あ"あぁーーーっ!? なんで負けるんそこでぇ?!」

 

 …私は執務室のドアを開けて、敬礼しながらビシッと挨拶を決めようと声を張り上げた。だがしかしその第一声は──男の荒げた声音(こわね)に掻き消された。

 どうやら()()()()()()()()()()()ようで、私のお仕えする提督は格闘ゲームで自身が負けたことを悔しがっていた。隣では同じ艦娘の明石さんがドヤ顔でコントローラを持ち上げていた。

 

「どうですか明石の腕前は? 結構馬鹿に出来ないでショ、ひひっ♪」

「こんにゃろ、もう一回や! もういっシェンやろうZE!」

「ふふん、すぐ楽にしてやる…っ!」

「言うたなおんしゃあ、よーっし次はオレお得意キャラのカー○ィで!」

「私はマリ○ですねぇ!」

 

 …いや待て、おかしいでしょう?

 何故カーペットの上で、テレビにゲーム機繋いで、まるで「友だちの家でゲームして遊ぶ」みたいな雰囲気出してんだこの人たち? 普通はさ…二人して整列してさ、私の挨拶聞いてから和かに「これから宜しく!」って握手なり激励なり送るものでは? 私がおかしいの? 西の方ではこれが普通なの?? 呉も佐世保もこんな砕けた感じなの???

 

「・・・あの?」

「…ん? っは! 提督ていとく、吹雪ちゃん来ましたよ! 一回ちゃんとしましょう、ゲームはお終いです!」

「えぇ〜まだえいやんか、吹雪もこっち来て○マブ○やろうや!」

「ダメですって! ほら電源切りますよ、立ってたって!」

 

 漸く私に気づいた明石さんが提督を立たせてくれる、それにしても…立ち姿をじっくり見ると、この提督の制服の着こなしは「だらしない」の一言に尽きる。何でワイシャツのまま? 挨拶なんだから上着を着てよ、しかもシャツインしてるの半分ズボンからはみ出てるし、あとヒゲも剃ってない。何この人ホントに成人? 身体は大人で頭脳は子供とでも言いたいの?! すっごい気になる!!

 

「提督、ほら挨拶ですよ!」

「ぉおー、オレがここのハクチぃ? のテイトクになったモンやけんど、よろしゅうにゃあ〜ぁ」

 

 明石さんが提督に挨拶促したけど…ぁあ〜もうっ、何そのゆったりしすぎな喋り方! もっとハキハキ喋ってよぉ、幾ら何でもだらしなさすぎだって。ここは上官でもビシッと──って、待ってまって。初日に上官に説教とかどうなの? 学び場だと上官の命令には逆らわないようにって言われてるし…こ、ここは我慢だ吹雪、折角秘書艦の大役を任されたんだから、問題にならないようなるだけ穏便に…っ。

 

「・・・よ、宜しくお願いします;」

「おぅ。」

 

 私は握手を求めて手を差し伸べる、提督さんも何だかやる気のない声で返答すると、一応握手に応じてくれた。よしよし…ここからそれとなぁく礼儀を諭していけば良い、第一印象を──

 

 ──ブウゥッ!

 

「(な、何ぃ・・・っ?!)」

 

 ──いや、まさか。そんな筈ない。

 突如執務室に木霊する謎の異音に、私は思わず驚き握手した手を離しては後ずさり、真顔で凍り固まってしまう。この鼻腔に染み渡る刺激臭は・・・?

 

「ぁあすまんにゃあ、()()()()()()()()()。にゃはは!」

 

「…っ!」

 

 そのヒトは朗らかに、悪びれる様子なく「放屁」したと言ってのけた。嘘でしょ・・・こんな時にそんなことする普通?! 失礼だとは思わないのかな・・・? ;

 

「ありゃ〜ダメですよ提督、女の子なんだからもっと気を遣わないと」

「すまんスマン! 臭いやろ〜ゴメンにゃあ? さっき「焼きそばUF○」食ったき、そのせいやろにゃあ〜?」

「あ〜確かに人によってはカップ麺食べた後、なんだかトイレが近くなりますが…というかインスタントばかり食べないでこれからは健康にも気をつけて下さいね? もう貴方だけの身体じゃないんですから!」

「うぃ、気をつけますよって」

 

 明石さんと提督さんとの会話がどんどん遠のいて行く、このヒトは…ホントにすごいヒトだなと呆れた気持ちになり、次第に身体も震え始める──そう、あまりにも()()()()()()()()()のだ。だから・・・。

 

「──・・・っぷ、ふふ、うふふふ・・・あはははは!?」

 

 ──なんだか、可笑しくなっている自分を抑えられず笑いを吹き出してしまった。

 

「っ!? ちょ、吹雪ちゃん大丈夫?」

 

 明石さんが心配そうに尋ねてくる、狂ったように笑う私だが別に怒り心頭ということではない。寧ろあまりにも有り得なさすぎて思わず心の底から笑ってしまった。

 だって・・・コントみたいじゃない? 昔学び場で資料として見せてもらった「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()(○リフ)」お笑い番組を思い出して…こんなヒト、ホントにっ、居るんだって…っふ! ふふふ…っ!?

 

「おぅ! 笑ってくれて嬉しいわぁ、事前に準備した甲斐あったでぇ緊張せんようにってな」

「いや、努力の方向性! っぷふ、ふ、気遣いは嬉しいんですが、普通は身嗜みをきちっとしてですね?」

「お前今までフリーター(ニート)しぃよったオレに何求めよるねん? こっちが「正装」ゆうことでよ!」

「ひ、開き直りやがった、良いわけないでしょ! ふ、ふふふ! お、お、お腹痛いぃ・・・っ!!?」

 

 うん、我ながら笑いのツボが変だとは思う。でも──良い意味で「ガス抜き」になったと思う、彼も彼なりに私をリラックスさせようとしていたみたいだし、何より・・・()()()()()()()()()()()()()()

 

「…良かったぁ、この様子なら仲良くなれそうだね。なんかここの提督って個性強めだからさぁ、秘書艦の娘大丈夫かなって心配だったんだよね?」

「っふふ、ふ・・・んっん"っ! はい、こんなに面白いヒトなら毎日楽しくなりそうですっ!」

「いやぁ、そんな気に入ってくれたん? オレ期待に応えれるか不安やわぁ」

「大丈夫です! 貴方が周りの期待に応えてあげられるよう支えるために私が居るんですから、貴方はそのまま・・・ん〜、と言いたいのですが、もう少ししゃっきりしましょうか?」

「うぃ。」

 

 そんなやり取りの後私は次期宿毛泊地提督──司令官の服装の乱れを、彼と一緒に整えてあげる。

 鎮守府や泊地の代表者は漏れなく「提督」の役職に就くわけだが、艦娘から提督への呼び方は自由にしていいとのこと。なので私は彼を何となあく呼びやすい「司令官」と呼ばせて頂くことにした、服装を整えながらその旨を伝えると司令官も「えいにゃあ〜なんか皆ぁのリーダーっちゅう感じして!」と喜んでくれた。

 服を整え終えて改めて距離を取って司令官を見つめる。…うん、ヒゲが気になるけど後で剃れば良いか。シャツもちゃんとズボン下に入れたし、執務机の上に置いてある上着も着せた。こんな感じで…良いのかな? ん、良しとしよう。

 ──そのままもう一度自己紹介をさせてもらった、挨拶はニンゲン関係の第一歩だからね!

 

「改めて自己紹介させて下さい。私は…駆逐艦「吹雪」です、秘書艦として未熟な私ですが…よろしくお願いします、司令官!」

「おぅ! これからよろしゅうにゃあ吹雪、オレがなんか馬鹿やりよったらケツ叩いてくれてえいきにゃあ?」

「ふふっ、はいっ。全力でお支えしますよ!」

 

 そうして──私は司令官と挨拶を済ませて、頭の中で「これからどうなるのか」の、ほんの少しの不安と大きな期待に想いを馳せたのだった…。

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ここから、私の宿毛泊地での生活が始まった。

 

 司令官はいい加減な性格だが、私が気をつけてほしいと言ったことはキチンと守ってくれる。ちょっと「毒」を吐くこともあるし、だらしない面もあるけど…根が真面目な人だと感じた、期待にも出来るだけ応えたいとも…でも、変えられないところは勘弁してくれ? そう私に苦笑いを向けていた。本当に…真っ直ぐで不器用な人だ、こちらも支えがいがある。

 私は司令官のため、司令官は皆のために動き状況を良くしようと行動した。そこから現在まで色々な経験と、体験をして、見聞を深めていった。

 

 ──あれから、本当に色々なことがあった。

 

 建造で新しい艦娘を造り、海域攻略作戦に参加し、イベントにも参加して、たったヒトリの仲間を…"喪って"。それでも前を向いて、その内泊地の仲間の数も規模もどんどん大きくなって、施設も増築して──言い出したら、キリがないや。それでも…全部、辛いこともあったけど良い思い出だ。

 艦娘というのは深海棲艦との戦いに駆り出されるのが常なので、いつシぬか分からない怖さは勿論あるが…宿毛泊地で過ごしているとそんな恐怖をつい忘れてしまう、そんな居心地の良さがあった。温暖な南国の気候と言ってしまえばだが田舎故の人々の温厚さ、何より司令官の人柄が、前世の戦いの記憶やトラウマもある艦娘たちの荒んだココロを癒してくれた。

 そんな宿毛泊地は誰が言ったか「艦娘たちの楽園」と呼ばれ始めていた、或いは「魔境」とも。まぁ個性が強い娘ばかりだから強ち間違いではない。

 こんな時に言っていいか分からないけど、私は宿毛泊地に配属出来て良かった。辛い戦いの続く前線から離れたこの泊地なら、ココロにどんな傷のある艦娘も笑顔になれる、安心出来る。これで世界が平和になれば幸いなのだが、それでも──未だに戦いが終わることは無かった。

 それどころか、敵がどんどん強くなっていくことを肌で感じていた。私は…それが怖かった。こっちも「改二」という新しい改装を用いて強くはなっているけど…敵がこちらの戦力を上回るのは時間の問題ではないか? そう思うと居ても立っても居られなかった。

 

 ──だから、私が泊地で暮らし始めてから半年後。私は不安を司令官に吐露したことがあった。

 

「秘書艦辞めたい? 何でいきなりんなこと言うがよ?」

 

 司令官は心底不思議そうな顔で、私を見つめながら疑問を口にする。

 

「司令官、この泊地にも大分戦力が増えて来ました。本来なら…秘書艦は提督の一存でいつでも、ダレにでも変えることが可能なんです。だから…」

「違うわ、オレが言いたいんは()()()()()()()()()()()()()()()っちゅうことやねん」

「司令官…」

 

 司令官は私を信じて下さったいる、私の働きぶりに「やっぱりお前を選んで良かった」とも言ってくれた。だから…私が急に変えてほしいと言われても納得いかないのだろう、でも…。

 

「…司令官は、改二はご存じですよね?」

「おう、なんや艦娘をパワーアップしてくれよるみたいやにゃあ?」

「はい、改二は史実…私たちの「前世」があの戦いで活躍した軌跡をステータスに反映させる特別な改装です。であれば…これからは主力級艦娘に改二が実装されていくと私は考えます。そして改二艦はそう遠くない内に鎮守府泊地の要となります、だから… 弱い私がいつまでも居たら、他の鎮守府泊地に示しが付きません。私みたいな中途半端に沈んでしまった艦に改二が実装されるとは思えないですし」

「そんなこと言うなや…お前はようやりゆうちオレは分かっちゅうき」

「ありがとうございます。だからこそなんですよ司令官、適材適所というか…私は裏方でも司令官をお支えしたいと思っていますから、私のような実力も戦歴も非力なモノより、改二が実装されるようなヒトたちを秘書艦とした方が私は…それが一番だと思うんです。

 司令官のためにも…この宿毛泊地を代表する艦娘として、改二艦やより武勲に優れた娘を置いておいてほしいんです」

「吹雪…」

「だから…私のことは気にしないで、これからの泊地のことを考えて下さい。お願いします…っ」

 

 私は頭を下げて司令官にお願いする。

 これで良いんだ…皆を率いる司令官をお支えするのは、これからは武功抜群の艦でなければ。私ではこれから来る激戦に耐えられないかもしれない、()()()()()()()()()()()()()、だから──司令官に寂しい想いをさせないためにも、これは必要なことだ、そう自分に言い聞かせる。

 今だからこそ言えることだが…「彼女」が沈んでしまったことが、今まで泊地での暖かさに慣れて緩んでいた私自身の「危機感」を煽っていたのかもしれない。焦ってしまっていた、けれどもこの時はこれが最上の判断だと信じていた。

 

 ──そんな私の意見に待ったをかけたのは、他でもない司令官だった。

 

「──お前の考えはよう分かった、やけんど…まだお前自身分かっとらんことがあるようやにゃあ? 先ずはそれを知ってからどうするか考えようや、結論は一旦保留やにゃあ」

「司令官? 私が分かっていないこと? それは一体…??」

「ん、よっしゃ。じゃあ吹雪、今からココに古参の艦娘を出来る限り集めてくれんかや?」

「え……わ、分かりました」

 

 言われた私は司令官の言うとおり、私以外の泊地設立当初から在籍する艦娘たちに出来るだけ声を掛けて、執務室に集合させた。

 

 皆新人たちの教育に忙しいだろうと思っていたが、私や提督のためならと最古参メンバー(天龍・神通・響・足柄)が、態々時間を割いて来てくれたみたいだ。有難いけど司令官は何故彼女たちを呼んだのか…?

 集結した古参数人に対して、司令官は単刀直入に尋ねた。

 

「皆ぁ集まってくれて、ありがとうにゃあ? 実は…吹雪が秘書艦辞めたい言ゆうがやけんど、皆ぁはどう思う?」

 

 成る程…古参の皆は気心の知れた仲なので、忌憚のない意見を言ってくれると思う。とはいえ皆も私と同じ意見を持っているだろうから、多少の反対意見はあると思うが、司令官も納得出来る答えが出るはずだ。

 

 ──私はそんな期待に似た感情で彼女たちの意見を待った、だが彼女たちから出て来たのは、私の予想外の「答え」だった。

 

「(天龍)あん? そりゃ困るぜ、駆逐のチビたちは俺の言うこと聞きゃしないが、吹雪が言ってくれたら素直になるんだよ。俺は乱暴に怒鳴っちまうけど吹雪は丁寧によぉ、どうして行かなきゃいけないのかみたいな理由を教えるから、有難いんだぜ?」

 

「(神通)あの…私も同、意見です……吹雪ちゃんは私と一緒に、演習に最後まで、付き合って、くれましたから…他のヒトに、寄り添える艦娘が、秘書艦に、なるべきと…存じます」

 

 天龍さんと神通さんが各々の言葉で、私の日頃の行いを指摘する。

 関係ないけど…この頃の神通さんはまだ改二になってないから、ちょっと内気で言葉もたどたどしい感じだった。それでも戦いへのストイックさは変わらないけど…三日続けて朝昼晩演習漬けの時は「鬼か。」と思ったよ正直。

 

「(響)ダー。君は真面目だから誰よりも秘書艦の責務を感じたのだろうが、私は君こそ泊地秘書艦に相応しいと考えている。自信を持つべきだ…各々の信頼に応えるのは、単純に見えるが誰にでも出来ることじゃない」

 

 響(ヴェールヌイ)ちゃんがそう言って私が秘書艦であるべき的確な意見を述べた。

 響ちゃん・・・こんな場面で言うのもアレだけど、普段からロシア単語しか喋らない(「ハラショー」とか「スパスィーバ」とか)から、そんな風に思ってくれてたんだって、感動も一入(ひとしお)だよぉ・・・!

 

「(足柄)私、吹雪ちゃんが直向きに頑張ってるのを見ると、元気になって来るんだ! 私ももっとやってやらないとってその気にさせてくれるってこと、私以外の皆も感じてると思うの。だから…貴女はヒトの見えないところで皆に元気や勇気を与えてくれてるって、知っててほしいな!」

 

 足柄さんがそんな風に、私が皆からどう思われているのかを纏めてくれた。まさか古参の皆全員が私の秘書艦辞退を反対するとは、思っても見なかった。

 皆に元気を…そうだったら嬉しいけど、ちょっと実感湧かないな? でも…嬉しい、皆が私に秘書艦の素質を見てくれていたなら…本当に嬉しいっ。

 

「皆…っ!」

「…と、まぁこういうことや。改二やとか武勲とか関係ないわえや、戦艦が偉いとか空母がエラいとか、武勲あるヤツがスゴイとか、そんなん昔の話やん? 皆ぁは今…艦娘の吹雪を見いよるがやない? オレはそんな吹雪に秘書艦に居ってほしいがよ、ほとんどオレのワガママやけんど…ここをお前の「居場所」ち思いよってほしい」

「司令官…っ!」

 

 司令官は改めて私に秘書艦として、この立場から頑張ってほしいと、私に言ってくれた。

 この人には解っていたんだ…皆が私を認めてくれているって、司令官だけの意見じゃないって。本当に…敵わないな、この人には。

 

「…ふうっ、もう…しょうがないですね! なら私も遠慮しませんよ、これからもビシバシ宿毛泊地を引っ張って行きますからね!」

「おぅ! その意気やぞ吹雪! 改二がナンボのモンやっちゅうねん!!」

「(天龍)そうだそうだ、もっと言ってやれヤレ!」

「(神通)私たちは、わたしたちの道を進むのみ…ですね?」

「(響)ハラショー。」

「(足柄)よぉーっし! 漲って来たわよぉっ!! 宿毛泊地ーっ、ファイトぉーーっ!!」

 

 

 

「(全員)──おーーーぅっ!!」

 

 

 

 …と、あわや秘書艦を辞めることになっていた私だったが、まぁこんな感じでこの場は収まった。なのだが…実は、この話にはまだ続きがある。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ──数か月後、2015年一月某日。

 

 年が明けて数日のある日、私は泊地工廠で装備を新調している手前、簡易更衣室で新たな衣装に着替えていた。

 吹雪改までの青色に白いラインの入ったセーラー服が、黒に赤いラインの制服に一新された。装備も史実の私が装備したことが無かった、10cm連装高角砲と94式高射装置、13号電探、三連装酸素魚雷にグレードアップしている。いわゆる「IF改装」…いや、吹雪(わたし)の「改二」であった。

 そんな私の改二改装が完了し、私は真っ先に工廠で待ってくれていた司令官にお披露目していた。しかし──何というか、感激の頂点という気持ちはなく、私も司令官も「呆気」のある表情で互いを見つめあっていた。

 

「・・・成ったにゃあ、改二」

 

「・・・なっちゃいましたねぇ?」

 

 何故あれだけ武勲艦にと一頻り言っていた改二が私に? しかもそんなに間を置かずに? そんな当たり前の解答は──”艦娘周知のため制作した「販促アニメ」の影響”・・・である。

 どうやら知らない間に運営鎮守府によって、私が主役のアニメが製作されていたようだ。何でも初期艦の中で()()()()()()()()()()()()()()()、それを踏まえて一般の方に艦娘を認知してもらうため「アニメ」媒体で私が主役に抜擢され、その影響で私の改二が決まってしまったようだ。

 

 ※吹雪が一番初期艦に選ばれているかは不明ですが、ここではそういう事実があることにします。ご了承下さい。

 

 何というか・・・ぶっちゃけノリが良すぎませんか?! IF改装って何ですか!? 改二って史実要素だけじゃ無かったんですか?!! 誰にも予想出来ませんよこんな展開!!?

 

 ──私は内心そうツッコミを入れるも、何だか…気が抜けてしまって自然と笑みが溢れていた。

 

「・・・あは、あははっ!」

「にゃはははっ! わやしゆうわ、こんなん…笑うしかないわにゃあ?」

「ですね? ふ、ふふっ! …まぁ、そんなところですよね?」

「そんなモンよぉ。…良かったにゃあ吹雪、これからも頑張りよぉ?」

「はいっ、もちろんです…これからもお傍でお支えしますのでよろしくお願いします、司令官っ!」

「おぅ!」

 

 私たちは何だかおかしな笑い声を出し合いながら、これから先も一緒に頑張っていこうと誓い合ったのだ。

 

 それからも私は変わらない、少し自信の無い努力しか取り柄のない艦娘。でも…司令官や仲間の艦娘たちが私を必要としてくれる限り、私も応えていこうと思う。だって──

 

 

 

 ──私が「私」で居られる、此処が私の「居場所」だから…っ!

 

 

 





 〇本当の宿毛泊地ビギニング。

 ※ここからは、作者が現実でどうやって艦これと出会ったのか記載したいと思います。半分「エッセイ」みたいな感じですね? そういうの求めてない人たちはこの辺りでブラウザバックお願いします。

 ・・・作者の黒歴史ですが、それでも見てくれますか?

 ありがとうございます、それでは…少し長いですが、お付き合いください。





・・・・・

 ──自分は「どうしようもない」人間です。

 夢はあるけど、そこまでの過程がキツくて「じゃあいいや。」ってなってる人間です、今もそう思ってます、楽なのが大好きなしょうもないヤツです。
 昔から貧乏で、渋々アルバイトをやる毎日で…どうして自分はこんな底辺彷徨ってるんだって、本気で思ってました。自分が変わることを恐れた結果だというのに、です。
 本当の底辺を体験した人からしたらそこまでではないかもしれませんが、社会を舐め腐ったゴミクズ野郎でした。自分と向き合うことをしなかったクソ野郎です。

 ──そんな折、僕の耳に「新しいソーシャルゲーム」が出来たという情報が入りました。

 どんなものじゃろうか、と調べると…"艦隊これくしょん"という軍艦が美少女擬人化したゲームと聞き、私は「東○みたいなモンか?」と思いました。
 あの頃の東○の勢いは凄かったですからね…東○は僕が苦手な「シューティング」だったので正直やる気はしませんでしたが、艦これは(当時は)簡単なシミュレーションゲームと聞き、やる気が・・・"起きませんでした"。
 興味はありましたが、当方流行りモノに蕁麻疹が出るクズ感性の持ち主で、皆にチヤホヤされてるようなジャンルに手を出したくなかったのです。あんまりですよね? 貴方は正しい、この頃の私をぶん殴って下さい。
 どうせ一過性だろう…そんな風に思いながら過ごしていたある日、ネットを検索(サーフィン)していると、ある画像がヒットしました。

 ──それは、艦これに実装されたばかりの「改二」の艦娘…「時雨改二」の画像でした。

ワイ「・・・可愛い。」

 電気が走ったとか、思わずときめいたとか、そんな単純な感覚でなく…何というか「感動にも似た」ようなぼやけた感覚でした。時雨改二の画像をボーっと見ているぐらいには衝撃的でした。

 それからは展開が早かった、当時ニ○動に投稿されていた「電ちゃんと行く艦これシリーズ」を見て艦これのやり方を勉強し、気持ちが高まったところで、艦これに新しく実装されたサーバー「宿毛湾泊地」にエントリーし登録、晴れて宿毛湾泊地提督となったのです。
 調べてみるとアラびっくり、宿毛湾泊地って今私の居る「高知県」じゃないですかと。でも実際行ってみたんですが・・・市内からだとめっちゃ遠いので(車の高速無しで3時間ぐらい)朝から行くぐらいの気力がないと観光も出来ません。それでもその時はちゃんと宿毛湾新港にも行ってきましたよ?
 話は逸れましたが、それからも特段変わることなく相も変わらず人と社会を逆恨みしながら、艦これをプレイしてました。プレイ動画も視たり二次創作の絵や動画とかも楽しんだり・・・それから色々ありまして、このまま社会にメンチ切ってもなんも出来ないなと、とにかく何かやろうとなって…自分も二次創作に手を出そうと思い至りました。そこで自分の気持ちを形にしてやろうと。
 そして「二次小説」という著作権キャラを取り扱った小説に興味を惹かれ…丁度艦これの二次小説を執筆していた友人に自分のアイデアを聞いてもらいながら、最初はどういう形で出そうかと悩んだ結果、艦これのイベントを小説に落とし込む「プレイ動画風小説」というものをやろうと結論付けて、まぁものは試しという感じで投稿をスタートさせました。
 相談した友人は見てくれると言ってくれましたが、ぶっちゃけ誰も見てくれないだろうと高を括ってました…しかし蓋を開けて見たら予想をちょっと、いや断然上回る形で、結構見てくれてる人たちが居てくれたみたいで。見てくれた皆さま本当にありがとうございます。それからは「よーし頑張っちゃうぞ☆」という気持ちで楽しみながら書いてました。

 ──それからも、本当に色々なことがありました。

 様々なことが変わりましたが、私はまだ艦これをプレイし続けているし、小説も書いております。まさか自分がここまで何かにのめり込めるとは、思ってもみませんでした。(小説を)書いてみたら分かるけど運営さんの「ノリの良さ」も、筆が乗った要因だと思います。本当に…感謝、しています。

 私は艦これから「諦めないこと」「人を信じること」「自分と向き合うことの大切さ」そして…「何事も楽しんだもの勝ち」ということを学ばせて頂きました。

 こんなゴミクズ作者がここまでこれたのも、偏にその「教え」のおかげだと信じております、本当に…ありがとうございます、ちょっとしつこいですかね…;

 これからも毒を吐いていくとは思いますが、どうか「またKSが何か言ってる~」ぐらいに捉えてもらえたら…言い訳がましいですが、受け入れてくれた人たちに何度目か分からない感謝と謝罪を。

 そして…奇しくも二度のアニメの主役に抜擢されたフタリ、私の運命を変えてくれた吹雪ちゃんと時雨ちゃんにも感謝を。ありがとうございます、これからも艦これ並びに運営(C2機関の皆さま)を応援していきたいと思います。今では立派な艦これオタクな私より──

 ──P.S.今年はリアイベ行きたいなぁ~~、でも遠いし休む暇もなぁ~~~!?


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宿毛泊地の日常
ここは宿毛泊地


 ― 宿毛湾泊地

 

 四国の海を深海群の脅威より守る為、運営鎮守府の下設立された、対深海群拠点の一つ。

 その正体は、かつて大日本帝国海軍による秘匿兵器「大和」などの主要軍艦の試験運転に使われた。現在はその名を借りて新港に建てられた新設泊地、艦娘たちの拠点の一つ、誰が呼んだか「魔境」または「楽園」。

 

 迫りくる深海群を打倒するべく、提督と艦娘たちは今日も海の平和を守る…!

 

 

 ……・・・はい。

 

 

 皆様、ご機嫌麗しゅうございます。こんなクソ以下な小説をご閲覧頂き有難う御座います、私はこの世界「宿毛泊地」の登場人物たちを面白おかしく紹介していく案内役「ナレーター」というモノです、ま要するに「小説の蛇足部分」というヤツですハイ。

 気ままにつらつらと描いてきた「宿毛泊地シリーズ」…御覧頂きました方も、これから見る御方も、宜しければご視聴下さればこれ幸いです。

 さてさて、ここから見て頂くのは「そもそも宿毛泊地って何じゃい??」という当たり前の疑問を紐解いていこうと…え? 今更? ままま。

 

 …では、宿毛泊地の日常、朝から始まり、ぐるりと夜まで見ていきましょう! …嫌な予感しかしない? 私もです。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ― マルロクマルマル(午前六時)

 

 

 

 

「…艦隊、総員起こし! 皆さん、起きて下さい!! 朝ですよ?」

 

 艦娘たちの就寝場所、各自の部屋、もしくはシェアルームに設置されたスピーカーからはつらつとした声が響く、この声は宿毛泊地の秘書艦「吹雪」ちゃんですね?

 対深海群人型秘匿兵器、通称「艦娘」、彼女はそんな艦娘たちの中でも「特別」。

 鎮守府、泊地等を設立する際提督に与えられる艦娘…いわゆる「初期艦」ですね? 彼女はそんな初期艦の一人で宿毛泊地設立の時に見事提督に選ばれた、永遠のセンターです。

 

???「永遠のセンターは、なっかちゃんだYO-!」

 

 貴女はネタ過ぎるから作者も扱い困ってんだよ、言わせんな恥ずかしい。

 

???「ガーンッ!?」

 

 …さて、吹雪ちゃんの総員起こし。ほとんどが起きますけど、それでも起きない娘もいます。そんな時は…?

 

「ガチャ)吹雪さん、照月が起きません…(むにゃ)」

「またですか…では強制起床させに行きます、ありがとう秋月ちゃん?」

「ふぁい…」

「ひょいっ)吹雪さん、磯風も起床予定時間を過ぎても起きる気配がありません」

「分かりました! ご協力感謝です浜風ちゃん!」

「はい、ガツンとお願いします(ぐっb)」

 

 吹雪ちゃんの下に秋月ちゃんと浜風ちゃんが訪れます、ん? ガツン??

 

「はぁ、もう全くあの二人は…(ゴトッ)」

 

 吹雪ちゃん、部屋の隅に置かれた何か大きい…あ、それは。

 

「何で毎回言っても起きないのかなぁ…もう(ズルズル)」

 

 大きい「アレ」を引きずって行きました…はい3、2、1。

 

 

「いい加減起きろやごるぅらああああああ!!!!!」

 

 

 ― パルイィィイイン!!!(窓の割れる音)

 

 

「ぬわーーーーーーーっ!!?」

「我が生涯に悔いなし!」ドヤァ

 

 

 …ええ、大きいおおきい「鉄槌」でフルスウィングしてお寝坊さん二人をダイレクト目覚まししました。やり過ぎ? いいえこれが普通です。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「いい? 起床時間に起きるのは、軍属として艦娘として、人として当たり前なんだよ? 分かった?」

「ハイ! (^q^)」

「ワカリマシター! (^q^)」

「(ぜってー分かってねーこいつら…)」

 

 彼女たちは「照月」ちゃんと「磯風」ちゃんですね?

 金髪の方が照月ちゃん、元気が有り余ってるおませさんですね? 長い黒髪でドヤ顔してるのが磯風ちゃん、頼りにはなりますが常にドヤ顔を絶やさないよく分からない娘。

 

「全く、ホントに気が合うというか…二人ともいつも同じタイミングでやらかすよね?」

「いやー☆」

「それほどでも」ドヤァ

 

 あるよ。(H○RO感)

 

「あるんだ…って違うからね?! 褒めてる訳じゃないから!!」

「吹雪ちゃん、ノリツッコミ上手〜」

「流石宿毛泊地の秘書艦殿だな?」ドヤァ

「え、そう? …いやいや丸め込もうとしても駄目だから!」

 

 反省しなさい、という吹雪ちゃんを余所に二人はどこ吹く風といった様子。

 

「はあ…あ! 神通さん!」

 

 吹雪ちゃんはある人を呼び止めた、それはこの泊地に長く居る「古参勢」の一人。

 

「…? どうなされました? 吹雪さん?」

「いえ、お寝坊さん二人を叱りつけて欲しくて。私では力不足のようです」

 

いそてる「ファ!!?」

 

「左様ですか…では、不詳この神通が二人に「地獄演習」を指導させて頂きます。それで気も変わるでしょう」

 

 それを聞いた途端に二人の顔色がみるみる内に青ざめていく…ま、自業自得ですよ?

 神通ちゃんは史実に恥じない生き方を常に心掛けています。何せ「華の二水戦」の旗艦代表ですからね? 月月火水木金金なんて当たり前だと考えているお人、それはもう鬼のようなry

 

「ナレーターさん…何か? (ニコッ)」

 

 ヒイッ!? サーセン!!

 

「全く…では明日から演習場へ、宜しいですね?」

「吹雪ちゃん! 私たちが悪かったから!!」

「早く謝っテ! (懇願)」

「二人をよろしくお願いします、神通さん? (暗黒微笑)」

「承りました。ではまた明日…」

 

 ぺこりと一礼すると、神通ちゃんはその場を離れていきました。

 

「おにー! あくまー!!」

「見損なったぞ!」

「何とでも言いなさい? 言うこと聞かない二人が悪いんだから! おーっほっほ!」

 

 吹雪ちゃん、熊野さんじゃないんだから…

 

くまのん「呼ばれたと思って参じましたわ! とおおぉぉぉおう↑!」

 

「呼んではいないし、今機嫌が悪いから取り合えず帰れ(激おこ)」

「とおおぉぉぉおう!? 扱いが雑じゃありませんコト!!?」

「お蝶婦人みたいな口調しやがって!」

「照月さん!? 突っ込みしづらい事言わないで下さる?!」

 

 …と、なんやかんやで朝の風景は過ぎていくのだった…。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 ― ヒトマルマルマル(午前十時)

 

 

 宿毛泊地では朝6時に起床、身だしなみを整え、30分して「間宮」にて朝食、終わったらまた30分の休憩、そして1時間~1時間半の「演習」を行う。

 それが終われば、就寝時間まで「自由時間」です。勿論引き続き演習する娘や、哨戒任務で辺りの海を警備(パトロール)する娘もいます。まあ、地方支社にありがちなゆる~い感じですねここは。

 

 …さて、ここはとある「作物」スペース。泊地内で広大な畑が広がり、そんな畑の一画で「草取り」をしている娘がいます。

 

「…ふぅ、これで良し♪」

 

 彼女は秋月ちゃんと照月ちゃんの妹「涼月」ちゃんです。一つ上の姉と違って物静かで穏やかな性格。しかし…作物が関わると途端にアクティブになる天然ちゃん。この作物スペースも、彼女の提案により造られました…いやアクティブってレベル??

 

「やれやれ、ひと段落ね?」

「やっと終わったの…? はぁ、疲れたぁ」

 

 手拭いで汗を拭きとるのは「満潮」ちゃんと「野分」ちゃん。

 彼女たちはよく飲み交わす仲で、涼月ちゃんの趣味を時々手伝ってあげているんですねぇ? このようによく見ない組み合わせが泊地内で見られる事があります。

 

「涼月さんの畑仕事…こんなに大変だったなんて…;」

「もうばてたの? だらしないわよ野分」

「満潮は疲れないの? もう二時間くらい経つけど…」

「みっちーさんはよく畑仕事を手伝って下さるので、もう慣れたものですよね♪」

「アンタが無理矢理手伝わせるからでしょ? もう…まぁ、悪い気分では、ないけど?」

 

 みっちーちゃんたちが話し込んでいると、奥からお盆にお茶を携え近づく人が。

 

「…お疲れさん、麦茶を入れたき飲みや?」

「あ、加賀さん! ありがと、気が利くわね?」

「みっちーさん…」

「えいわえ、細かいことは。ほれ、アンタも飲み?」

 

 現れたのは白の道着、青の袴の麗人「加賀」さん。クールビューティーで通る彼女、宿毛泊地では何故か土佐弁で何かと世話焼きな方。

 満潮ちゃんたちは、加賀さんが入れてくれた麦茶を手に取り、味わいながら飲む。

 

「…っぷはぁ! 生き返ったわ!」

「助かりました…もう喉がカラカラで」

「うふふ♪ ありがとうございます、加賀さん」

「アンタらも中々頑張りゆうき、ウチなりの労いよ?」

 

 加賀さんは口角をほんの少し上げて、穏やかな笑みを浮かべる。彼女はあまり感情を出すことはありませんが、土佐弁の「いい意味で大らかな」雰囲気作りが彼女のイメージを和らげることに繋がっているのですねえ?

 

「…ねえ、折角だからさ? 一つ聞いておきたいんだけど?」

「? 何よ?」

「加賀さん…司令官と話してるとこ見たことないけど…仲、悪いの?」

「? ……っふ、はっはっは……。」

「何よ…人が心配してるのに」

 

 満潮ちゃんが眉をひそめますが、加賀さんは笑い飛ばします。

 

「ちゃうわえ。ウチとアイツが話しよったら…「何言ゆうか分からんなる」やろ?」

「…え?」

 

 素っ頓狂な声を上げる満潮ちゃんたち。あぁまぁ確かに方言の会話って時々外国の言葉かと?

 

「アイツとは人が居らん時に酒盛りしゆうき、そこまでやないで?」

「そうだったの!? 気づかなかった…」

「まさか、満潮に気遣われるとは思わんかったわ。ははは。」

「酷いわよ加賀さん…まあ私もらしくないと思うけど?」

「いやいや、満潮は気が利く優しい娘だよ? ね、涼月さん?」

「はい、みっちーさんらしいです♪」

「もう、アンタたち余計なこと言わない ///」

「そうかえ? …まぁウチが元に戻ったらえいがやろけんど、今更やしね?」

「…ねえ、何で加賀さんはその土佐弁を」

 

 満潮ちゃんが言いかけるが、加賀さんは「赤城さんが呼んでる」と振り返りました…赤城さんは嬉しそうに手を振ってます。

 

「加賀さーん! 一緒にお昼ご飯食べましょう!」

「はいはい。…じゃ、またね?」

「ありがとうございました、加賀さん!」

「あ、ありがと…」

 

 加賀さんはお盆に空のグラスを乗せると、そのまま背を向けて赤城さんとどこかに行きました。

 

「何かもやっとするわね?」

「みっちーさん、人には言いたくない事は沢山ありますよ?」

「分かってるけど…はぁ、まあいいか。じゃ、草むしりの続きやりましょ?」

「え、またやるの…;」

「頑張りなさい野分、後四分の三よ?」

「ひえぇ…」

「あっ、比叡さんも呼びます?」

「涼月、それは流石にキラーパス過ぎるわよ」

 

「ヒエエェェ(´д`)ェェエエ工工 」

 

「ああ、どこかで比叡さんの声が…;」

 

 さてさて、そんなこんなでお昼ですよ?

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 - ヒトフタマルマル(正午)

 

 艦娘たちの多くは、泊地内の外食施設「間宮」でご飯を食べています。その他としては自分で作る、コンビニで買ってくるなどなど様々ですが…おや?

 

「にゃはは〜酒持ってこぉ〜い!」

「もてもて〜にゃ〜ははあぁ〜!」

 

 ありゃ、イヨ(伊14)ちゃんとポーラさんがお酒飲んでますね? これは面白くなりそうです。

 

「イ、イヨちゃん…うるさい……皆…困って」

 

 こちらイヨちゃんのお姉さんのヒトミ(伊13)ちゃん。活発なイヨちゃんと違い大人しい性格。容姿もそっくりなのでまるで双子のようだと言われています。

 

「んぁ? 何だよヒトミぃ? イヨの酒が飲めねーってかぁ?」

 

 酔っ払いの常套文句ですね? パーフェクトだウォ○ター。

 

「…あぅ」

 

 ヒトミちゃん困ってますね? 誰か助け舟を…おや?

 

「ちょっと待ったー!」

 

 彼女は…まさかの「瑞鶴」ちゃんですね? 艦隊のエース空母です。え? 七君の方じゃないよ?

 

???「だから何で他作品のキャラをネタにするの?!」

???「んだなあ」

 

「ちょっとナレーターさん、うるさい」

 

 アッハイ。

 

「何だよ瑞鶴、邪魔するの? 空母だからってエラそーにすんな!」

「しょうだしょうだ〜もっとやーれぇー! にゃははは〜!!」

「…アンタたち」

 

 - ぜってー許さねー!!

 

 …あ(察し)。

 

「変・身!」ジンバー瑞鶴! ハハーッ! (カカッ)

 

 なんか変身した。あ、それこの前の決戦衣装ですね? 確かに一部で某ライダー絡みでネタにされたからって直ぐやらかして。

 

「だってここの作者だし?」

 

*テヘッ☆

 

「なんだー!? ちょっと強くなったからって、イヨちゃんは止まらないのだー!」

「…っふ!」

 

 瑞鶴ちゃん、弓を構えます。え? 発艦する? 母港執務室に急降下爆撃??

 

「食らえ!」

 

 弓矢が放たれ、艦載機に変わり上昇。これ、本当にやらかすんじゃ…ん? 艦載機から白い物体が?

 

「なんだあ?? …あがっ!?」

「ふぃ〜? おごっ!?」

 

 二人の酔っ払いにジャストミート。そのまま口の中へ…あ、これ錠剤? ハイ○オールC?

 

「…! (ごくんっ!) !? ぐあああぁぁ!! 頭が…あたまがぁ!?」

「イヨちゃん!? 大丈夫!!?」

 

「全然平気。頭がスッキリしてる(キラキラ)」

 

「良かった〜(ほっ)」

 

 え? 何これ??

 

「正義は勝つ! (びしっ)」

「ありがとう! ジンバー瑞鶴!」

「ありがとう…!」

 

 いやいや何この茶番。てか変身する必要ないよね?!

 

「そこはほら、ノリと勢いで?」

 

 えぇ…?

 

「ではさらばだー! (ぶぁさ!)」

「「さよーならー!!」」

 

 ジンバー瑞鶴、華麗に退散。いやぁやはりここの瑞鶴さん何するか分からんわ…ん?

 

「………」

 

 ポーラさん、どうしました? 顔伏せて?

 

「…私、生きてて良いのかなって(ズーン)」

 

 あ、素面はネガティブなのね? 笑い上戸なのね?

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 - ヒトナナマルマル(午後五時)

 

 夕焼けが水平線に沈み、辺りが暗くなり始めています。あ、夕日と水平線がくっつく瞬間を「だるま夕日(水面に映る夕陽がだるまみたいだから)」と言うんですよ? 知ってました? 宿毛市で綺麗に見えるから一度は見に来てはいかがですか?

 

 …さて、新港から見えるだるま夕日を、蒼龍さんとアークさんが見つめています。

 

「…Wow, it's beautiful」

「でしょ? 私が着任してからここで見る景色が一番のお気に入りなんだ!」

「そうか…しかし侮っていたな? これは中々見れるものではない」

「アーちゃんに喜んでもらえて、嬉しいよ♪」

「あぁ、これは良い…実に……良いものだ」

 

 アークさんが景色に見惚れていると、横から二人組が通りかかります。

 

「…む? おい貴様ら、何を突っ立っている?」

「ハラショー?」

 

 赤いだるま夕日、赤と言えばこの方々、ロシア艦のガングートさんとヴェールヌイちゃんです。

 

「あ、ガンちゃん。今ねだるま夕日見てるの」

「ガンちゃんではない! 私は……! おぉ…これは」

「素晴らしい」

「そこはハラショーじゃない、ヴェルちゃん…;」

「気にするな、キャラ付けだ」

「余計気になっちゃうよ!?」

「…この夕日を見ていると、故郷を思い出すな…我が祖国のあの国旗を!」

「…え、それってソb」

「Soryu、口は災いの元だぞ?」

「あはは…ごめん;」

「全く…だがGangut、お前の気持ちも分からんでもない、私もあの鮮やかな赤を見ると紅茶が飲みたくなる」

「おぉ、イギリスのにしてはまともな言動ではないか!」

 

 えぇ~と、イギリスとロシアって相当って程でもないみたいですけど、対立するぐらいには仲がよろしくないご様子…日本でいう所の某朝鮮ですかねぇ?

 

「…聞かなかったことにする」

「ま、まぁまぁ…あ、じゃあさ一緒に紅茶パーティーでも」

「…む?」

「Hmm…」

「自ら地雷を踏んだね、蒼龍?」

「うぅ…でもさ、私たち艦娘じゃん? 仲良くした方が…ね?」

「…はぁ、そうだな? Gangut、どうだろうか?」

「構わん。少し言い過ぎたなら謝る…生来からこのような性質でな」

「全くだ。私と初めて出会った時のセリフが「これはまたちっこいのが来たな?」と鼻で笑うくらいだからな?」

「…ん? そうだったか?」

「うわぁ…しかも覚えていないて…」

「Gangut、そういう所は直した方がいいぞ? Vernyiも困っているだろう」

「いや、私はもう慣れたよ? 彼女はそういう人種だ、寧ろ敬わねばな?」

「はっはっは! そうかそうか、もっと褒めてもいいんだぞ!」

「ビス子ちゃんみたいなこと言って…」

「(上手く手綱を握っているか…)流石だなVernyi」

「スパスィーバ(ニコッ)」

 

 あら何か通じ合っちゃってますね?

 

「よし! では早速…? 紅茶パーティーとは、何をするのだ?」

「うぇ、それは本場の人に聞いてよ?」

「ほぅ、いいだろう。まず広く眺めの良い場所、そこにテーブル、ティーカップ、ソーサー、ティーポット、カトラリー、ケーキスタンドに沢山のケーキ。もちろん紅茶は外せない、後ミルクと…」

「すとーっぷ! …えぇそんなに用意するの?」

「Of course。当たり前だ」

「流石紅茶の国だね?」

「我々には正直度し難いが…まぁ、たまにはいいだろう?」

「お! ガンちゃんもノッてきたね!」

「はは、こんな場所に何年も居ればそうなる。祖国では味わえない文化も学んでおこうと思ってな」

「…侵略の為?」

「人聞きの悪い、異文化交流ということだ」

 

 からからと笑うガングートさん、末恐ろしさは抜けないけどそれも彼女らしさですねぇ?

 

「ふふ…♪ じゃあ金剛さんに頼んでみよう、あの人この前姉妹たちとで紅茶パーティー開いてたからね?」

「そうだな? Kongoも呼んでこよう」

「ダスビダーニャ(肯定)」

「よし! 行動開始だ! …ふふ、楽しみだ!」

 

 夕暮れのだるまをバックに、蒼龍さんたちは紅茶パーティーを開こうとしますが…

 

「ノー! もう夜も遅いデース! ティーパーティは明日の朝にしまショー!!」

 

 と金剛さんに当たり前の指摘をされてしまった一行でした…でも夕日の中のティーパーティって…良くない?

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 - フタヒトマルマル(午後九時)

 

 満月が照らす夜闇、満天の星空は煌びやかに瞬きます。新港にてそんな芸術的な光を浴びて、一人海を眺める若者。

 

「…綺麗やなぁ」

 

 宿毛泊地の提督、そうです我らが提督。彼はよく新港で釣りをしたり、こうしてただ月を眺めていたりします。

 

「…ふぅ」

「ふはは、こんなとこで会うとはなぁ、提ェ督いよぉ?」

 

 そこへやって来たのはノリちゃん、照月ちゃんの長10cm砲ですね? 葉巻(弾丸)と某大御所声優のような声が特徴です。

 

「ノリちゃん? どうした?」

「なぁに、ちょっと散歩だ。…お前さんはぁ何を見てたぁ?」

「…いや、月が綺麗や思うてな?」

「そうかい…」

 

 二人(?)はその言葉から無言で月を見上げている、静かな波の音が辺りに優しく奏でられた。

 

「…提督、一つ質問していいかいぃ?」

「何よ?」

「お前さんは、一体何処へ向かうつもりだぁ?」

「…?」

 

 提督は質問の意図が分からず首を傾げる。

 

「深海群との戦いはぁ、まぁだまだ終わらねぇだろうさ。だからお前さんの言う「皆が笑い合える場所」てのはぁ、果たして叶えられるかどうか…」

「心配してくれよったがや?」

「まぁな? 志は立派だ。だがそれを認めねぇ野郎もいるだろう…あっちも戦い、こっちも戦い、いつになったら終わるかも分からねぇ…そんな戦いだらけの現状で、本当にそんな綺麗な場所は作れるかと…な?」

「…うーん、難しく考えすぎやない?」

 

 提督はノリちゃんの言う現状を朗らかに笑い飛ばした。

 

「オレは世界平和とか戦争を無くすとか、そういうことを言いよるがやないがよ。ただ…オレの目の前で笑いよるアイツらを、アイツらにずっと笑っていてほしい思うてな?」

「…ソイツは悪かった、余計な節介だったな?」

「いんや、確かに綺麗ごとやな? ずっとアイツらの戦い見よって、時々オレも戦って…因果って言うが? 何かやりきれんち思う時もある…でも」

 

 夜空の月を見上げ、提督は笑う…月の光は、彼の優しさを一層輝かせる。

 

「それでも忘れいで欲しい…皆で笑い、泣いて、怒って、楽しんだ…この泊地での”日常”を…」

 

 ノリちゃんは、彼の魂の言葉を胸に刻みながら、静かに笑うのであった…。

 

「…あ、ノリちゃん! こんなとこにいた!」

「照月…吹雪たちも一緒かいぃ?」

「うん、ノリちゃんを探してって頼まれて」

「だが、見つかって何よりだ」ドヤァ

 

 照月ちゃんはノリちゃんを抱きかかえると、吹雪ちゃん、磯風ちゃんと一緒に夜空に浮かぶ月を見上げた。

 

「うわぁ…!」

「綺麗…!」

「ほぉ…」

 

 まるで大きな満月は、一行に優しい光を浴びせ、心を温かな気持ちにさせてくれる…。

 

「提督もいてくれたんだ、ありがと! ノリちゃんを見つけてくれて!」

「いや、ノリちゃんと話しよっただけやからよ? …ふむ、それにしたち」

「?? なぁに?」

「…何で秋月型に「満月」が居らんがやろって?」

「そこですか!? (吹雪)」

「あれ、そういえば…なんでだろね?」

「(コイツぁいつものぉオチなし議題だなぁ?)」

「さあな? それよりももう就寝時間だ、照月、明日は早いぞ…!」

「…あ、神通さん…?」

 

 青ざめた様子の磯風ちゃんと照月ちゃんは、急いで自室へと戻って行きました。

 

「何を急ぎゆうが? アイツら…」

「さ、さぁ? それより司令官も早くお休みください?」

「おぅ、もう寝るわ…あ、そや吹雪」

「はい?」

「…ありがとう、これからもよろしくな?」

「……はい、もちろんです司令官」

 

 微笑みを交わす二人、その笑顔は月の柔らかな光により美しく映えた。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 戦い疲れたモノ、彼女たちが思い起こすのは、いつでもこの場所。

 

 毎日のように個性がぶつかり合う「魔境」。

 

 自分らしく穏やかに過ごせる「楽園」。

 

 善も、悪も、中立も、等しく平等な、山と海に囲まれた少女たちにとって小さなちいさな居場所。

 

 

 - ここは、宿毛泊地。

 

 




いい感じに終わったけど、基本ギャグです。


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ドヤ顔探偵磯風

 ある日の宿毛泊地―

 

 今日もきょうとて、日がな一日を気ままに過ごす提督と艦娘たち。

 任務で忙しない娘もいれば、一日をだらだらと過ごすコもいる…有体に言えば暇ですな。

 

 そんな中、静寂の泊地内に悲鳴が響き渡る。

 

「いやあああぁぁぁ!!?」

「!?ど、どうしたでちか?イヨちゃん??」

 

 イヨちゃんが何やら冷蔵庫の中を見て叫んでいる。…あっ潜水艦の休憩室にある小さいやつです。

 

「わ、私の…モナカがない!!」

「…え?」

 

 ゴーヤちゃんが疑問を口に出すと、イヨちゃんはすかさず続けます。

 

「わっかんない!?私の”あずきモナカ”だよお!!」

「ああ、間宮さんに作ってもらった…?」

「そう!あの舌触りと濃い甘さが癖になるんだよお…おすすめ!」

 

 これね、史実ネタとかなんでもなくて、ただの作者の好きなモノ。豆知識(?)な。

 

「そ、それはいいでちけど…無くなったんならまた作ってもらえば?」

「いーや!それは違うよゴーヤ先輩!!…私の愛した”間宮謹製あずきモナカ”はもどってこないんだよ!!」

「えーっそんな大げさな…」

「こうなったら…私、犯人を探す!そしてぇ、イヨちゃんのものをかっぱらったことを後悔させてやるんだから!!」

 

???「なるほど…話は聞かせてもらった」

 

「だ、誰!?」

 

 (これもうナレーションいらないんじゃ…)…え!?仕事?ご、ごほん

 

 

 たった一つのドヤ顔貫く、見た目はドヤ顔、頭脳は”割と”大人!その名は

 

 

 ―ドヤ顔探偵磯風!!(CV高山み〇み)

 

 

「い、磯風!?」

「フッ…この磯風が、この難事件を解決してみせよう」ドヤァ

 

 おやおや、面白いことになりましたねぇ…ってこれ展開的にどうなるんでしょうか??

 

 

 

知らぬを告げる不知火「知らぬ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「まず、状況を整理するぞ」ドヤァ

「うん」

「では、お前たちが出撃している間に、犯行が行われたと?」

「そう、オリョクルの帰りにこの休憩室に立ち寄って…」

「イヨちゃんが冷蔵庫を開けて、悲鳴が聞こえたんでち。」

「私のあずきモナカが無くなってるんだもん!そりゃ声も上がるってもんよ!!」

「まあ落ち着け…ふむ?」

 

 磯風ちゃんは、冷蔵庫に視線を走らせる。すると…?

 

「ほう…?」

 

 冷蔵庫の前の床に、モナカの食べかすであろう粉が散らばっていた。

 

「うわあ~汚いでち…」

「ふうむ」

 

 不意に冷蔵庫を開ける磯風ちゃん。中には上にモナカが乗っているはずの空の受け皿。

 

「なるほどな」

「分かったの?犯人が!」

「いや、がおおよそ絞ることができる。」

「犯人をでちか?これだけで??」

「ああ…人間の心理、というやつだ。」

 

 おお~、意外とそれっぽいです。名探偵誕生となるでしょうか?

 

「まずモナカを食べるとどうなるか、だ」

「えーとぉ、床とかが、かすで汚くなる?」

「そうだ、心理的に人間は汚いことを良しとしない…そうでない人間もいるが。」

「じゃあどうすれば…」

「それは、この受け皿だ…そういった神経質な者は、こう口元に皿を移動させてモナカを食べる。」

「なるほど!じゃあ受け皿に”かす”が無いとおかしいってこと?」

「そういうことだ、つまり導き出される結論は…」

「「…(ごくり)」」

 

 

「犯人は…”大雑把な人間”ということだ!」ドヤァ

 

 

「え?」

「えぇ…?」

 

 ええぇー??

 

「…という訳で、事前に青葉に頼んでおいたこの”宿毛泊地大雑把3人衆”の情報を元に…」

「ちょちょ、ちょっと待って!…展開が早すぎるから!?」

「まずその推理が大雑把じゃないでちか!?」

「いかんのか?」ドヤァァ

 

 いや、いかんでしょ!?

 

「もしかしてドヤ顔で曖昧にしようとしてる!!?」

「なんというパワープレイでち!!」

「褒めるな…早速事情聴取だ。尺がないから急ぐぞ。」

「「尺って何!?」」

 

 やれやれ…では3人の事情聴取を、ダイジェストでどうぞ。

 

 

容疑者A「天龍」

 

「え?俺??ここでチビどもとゲームしてたけど?…そうだよ動いてnって!こら誰だ亀投げつけやがったの!?こうなりゃ奥の手ぇ!スターでぶっちぎり一位だぁ!!!」

 

 マ〇カーかな?

 

容疑者B「瑞鶴」

 

「アタシぃ?ここでポテチ食べながらマンガ読んでた。いーじゃん暇だし?…ねえ面白そうなことしてるわね?今度はアタシも誘ってね!」

 

 宿毛泊地的イメージでは、瑞鶴さんってトラブルメーカーなんですよねぇ…今回は違うようですが。

 

容疑者C「ポーラ」

 

「にぇへへ~えぇ、何もやってませんよーぉ?お酒も飲んでませんしぃ、ここでお話してただけ~うぇへ~」

「ってここ居酒屋なんだけど?(鳳翔さんのお店)」

「そんなこといわずぅいけずぅ?イヨちゃんも飲みます~?体が熱くなりマシュよぉ~ぽかぽか。」

「えーどしよっかな~?」

「おいのん兵衛さっさと行くでちよ。」

「あ”ぁ!?ま、また今度ねえー…(ずるずる」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 事情聴取が一通り終わり、部屋に戻ってきた一行。

 

「結局全員にアリバイあり…か」

「うーん…じゃあ一体誰が?」

「「「う~ん…」」」

 

「…アンタら何しゆうが?」

「あ!」

 

 イヨちゃんが声の方へ振り向く。…皆さんは土佐弁だからって提督だと思ってます?

 

 いいえ、違います。彼女には気品があります!

 

 見た目は加賀さん、口調は土佐弁!その名は…!

 

 

 ―宿毛泊地の加賀さん!!(たかみな)

 

「そのネタまだ引っ張るんでちか!?」

「加賀さん、どうして此処に?」

「瑞鶴が面白そうやち話すき、心配になったがよ。」

「ふむ、では加賀さん事情はかくかくしかじか、だ。」

 

 …これで通じるんですから凄いですねぇ?

 

「…それやったら、防犯カメラには何か映ってないが?」

 

IYO「え?」

 

イソッチダヨー「防犯…」

 

でち「カメラぁ?」

 

「あるやろ普通。…待ちよりや、今持ってくるき。」

 

 そういって部屋を後にする加賀さん…いやあ、盲点でしたねぇ?

 

「…絶対気づいてたでち。」

 

 ナンノコトカナ? …っと、加賀さんの持ってきた防犯カメラの映像を覗いていると?

 

「あ!これ!?」

「見覚えのある後ろ姿だな?」

「…ああ。」

「そうやろとは思いよった。」

 

 そこには、冷蔵庫を漁る「提督」の姿が…。

 

「提督!?」

「お?呼んだかよ??」

 

 後ろを振り返ると、あくびをしながら提督が一行の前にいた。

 

「司令、眠そうだな?」

「おお、昨日は徹夜しよってにゃぁ…」

 

 瞼をこすりながら言う提督。

 

「…お仕事、そんなに大変だったの?」

「うんにゃ、ノッブをしばき周りよった(エフジー○ー)」

 

「「「「おい!!!」」」」

 

「やから寝むうてにゃぁ…ふぁ~あ!」

 

 大きなあくびをかました提督は、懐から何かを取り出す。

 

「あ!あずきモナカ!?」

「市販のやつで悪いけんど、これで勘弁しちょいて?」

 

 そういうとイヨちゃんにあずもな(アイス)を手渡す。

 

「…あ、ありがと?」

「どういうことでち?」

「ん~? えっとな」

 

 提督はこうなったあらましを簡単に説明する。

 

 

 

 

 ―おぉ~い!イヨ~?運営さんが何か書類だせ言うがやけんど?なんか…せーしき配備のなんちゃらって…ふぁー!ねむ…

 

 …ん?冷蔵庫開けっ放しやん。いかんやろこれ…お?アイスが…あ~溶けちゅう!これはしかし、間宮さんの…え~もったいな!

 

 うーん…えいか!これはオレがもらってっと…後で代わりを買ってくればえいやろ!…うん!うまい!!

 

 

 

 

「…つまり冷蔵庫が開いていて、アイスは溶けていた…と?」

「そうながよ」

「…確かに開いちょったみたいやね。」

 

 映像を確認しながら加賀さんが言う。…それってそういうことですよね?

 

「…イヨちゃん?」

「えとぉ…アイス食べるの楽しみ過ぎて、冷蔵庫閉めること忘れてた…?」

 

 

………。

 

 

「何か…ごめんなさい;」

「いやぁ、俺も勝手に食べてしもうて、すまんかったにゃぁ」

「いいよ、溶けてたし…それに代わりも買ってきてくれたし?」

「ほうか?それよりはよぉ食べよぉ? 溶けんうちに」

「う、うん…ありがと、提督」

「あ~あのにゃ、また間宮さんに頼んでみるき? 今はそれで…にゃ?」

「…うん!」

 

「これにて一件落着!!」ドヤアアア!!!

 

「磯風は何もしてないでち」

「辛辣な。」

 

カガーリン「あほクサ」

 

 こうして、宿毛泊地の一日は流れていくのであった…。

 

 ……あの、こんなオチで大丈夫ですか?

 

 

 

シラ不知火「知らぬ。」

 

 

 



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ギブミー設計図!

*このお話は、決して運営鎮守府のやり方を批判するものではありません。


提督が執務室で唸ってますねぇ? まぁたなんかやらかしたのかあーたは。

 

「ゔぅ〜ん…」

「富士山みたいな口しやがって」

「ひどいちや吹雪!?」

「…で、どうしたんですか?」

「うん、これよ」

 

提督が見せたのは…設計図? 改装に必要になるアイテムですねぇ?

 

「あんな、勲章で交換するともらえるやん?」

「はい」

「でもオレ、勲章もらうだけのことしてないがよ」

「EX(1-5など)やってないんですか?」

 

時々、本当に気が向いたらって感じですかね?

 

「普段からやってればいいのに」

「いやぁオレ時間ないき、パソコン向かう時間ないがよ」

 

*あったとしてもぉ、ニコ○コとよ○つべ観るのに忙しいでぇす。

 

「黙ってろや作者ぁ!!」

「道楽者なんですから…」

「でもな? そんな俺でも勲章集めて、設計図もらえたがよ!」

「おぉ! で、それは誰の改装に使うつもりですか?」

「…そこながよなぁ?」

 

誰もが通る道ですが、艦娘の改二は(いい意味で)バランスの良い能力値であり、余程の武勲艦でなければ、ぶっちゃけ大差はありません。もちろん艦種や特定の装備の可否などにもよりますが、お気に入りの艦娘でもなければどれが一番いいのか、迷ってしまいますよね?

 

「オレもサボりよったせいで、色々必要なヤツがたまってしもうてよ?」

「例えば?」

「えっと、陽炎、不知火、黒潮、由良、ザラ、伊勢、白露…」

「…なるほど」

 

多いですねー? すっぽかしすぎでしょ?

 

「しゃあないねん! 運営が設計図込み改装をバンバン出してくるもん! 大体なんなや武蔵の改装! 設計図三枚にその他もろもろて!! 一枚手に入れるのにどんっだけ時間かかる思いよるが!?」

 

まぁ武蔵さんはあの状況でしたし? ていうか運営にケチつけるのもいかがかと?

 

「運営は責任とって、勲章と設計図を売り出さんとな! 日曜市みたいにな?」

「難易度ダダ下がりだからやめてください!?」

 

ちなみに日曜市とは、高知市の追手筋で開かれる街路店の総称。バザーを思い浮かべてもらえたら? 様々な商品が売られるので、全国各地から足を運ぶ人がいるとか?

 

「ま、冗談抜きでオレは悩みゆうがよ? 誰がえいかってな?」

「それ、自分が頑張って勲章集めるとかは?」

「んー……ないな!」

「あーそぅ…(虚無の瞳)」

「じゃ誰がえいか名乗りを上げてもろうてえい?」

 

陽炎「はい! はぁーい! はい!!」

不知火「しらぬ」

黒潮「ウチもウチもー!」

 

「…やっぱり来ましたか、yaggy」

 

言わずもがな、三人の名乗り口上ですね?

 

「やっと会えた!」

「ご指導ご鞭撻」

「よろしゅうな!」

 

- 決めっ! (ポーズ)

 

「やらなくていいから!?」

「えー陽炎たちかぁ…それやったら他のえいヤツが来るまでとっときたいわぁ」

「地味に酷い言い草ですね…」

「アタシたちがどれだけ優秀か!」

「司令にアプローチします」

「しれいはん! そもそも駆逐艦で戦えるヤツは多いに越したことはないで!」

 

ははぁ、確かに…二期がどれだけ苛烈になるか分かりませんものね? (それはそれでどうなるか見てみたいですが…個人的に)

 

「俺はもう戦力とか? そんなんえい思うがよ? やっぱ自分の好きな娘っちゅうか?」

「…じゃあこの中で誰が一番「好き」かでいいんじゃないですか?」

「え」

 

「んっふ〜ん❤︎ し・れ・い〜❤︎❤︎❤︎」

「司令…ポッ」

「しれいはん…ウチが一番やろぅ?」ニコニコ

 

「………うーん? ごめんなぁ?? 俺が言う好きは「キャラとして」やねん。第一そんな「はにーとらっぷ」に躓きよったら、後ろの嫁三人に殺されるわ」

 

「榛名は大丈夫じゃないです❤︎」鬼面着装

「……ふ(暗黒微笑な時雨)」

「………(圧倒的威圧感を放つ長門)」

 

ワイエーなんちゃら「やばい嫁艦だ! 逃げろ!!」全力逃走

 

「うわぁ…」

 

見事な尻の敷かれっぷりですねえ?

 

「それか設計図据え置きっちゅう選択肢もありかや? 二期になってどんな艦娘が来るかも分からんきなぁ?」

 

なるほど、それも一つの選択肢ですね?

 

「しかし司令官、やはり手近な戦力強化も必要かと思われます」

「そう思う? んー…」

 

ここで艦隊強化を選ぶも良し、魅力的な艦娘の改二が来るまで待ってみるも大丈夫、要は貴方次第ということですハイ。

 

「…よし!」

「あ、ようやく決まりました?」

「……やっぱ保留で」

「えーいやいやいや!?」

「アレやな? やっぱ「偽札」みたいな設計図偽装で誤魔化せれんもんかや?」

「いや普通に犯罪ですよ!?」

「ヘーイブッキーびびってるぅ!!!」

「煽ってもダメ!」

 

やれやれクズですねぇ…? どうにかならないものですかね?

 

???「…何か大事なこと忘れてるわよ?」

 

「! その声は……ミ○ザネェ!!?」

「やかましい! 私は満潮!」

「どうしたのいきなり?」

「…司令官、アンタ流行りに乗っているみたいだけど? 結局はその子を使うか使わないかの違いじゃないの?」

「み、満潮ちゃん…言いたいことは分かるけど、もっとオブラートに…」

 

要するに、艦隊強化もいいけどもっと好きな艦娘たちに目を向けてあげて! …ってこと?

 

「いやいやオレ性能厨やきよ?」

「知らんわ! だから性能云々で片付けられないのが、このゲームでしょ!?」

「確かにそうだね?」

 

満潮ちゃん、流石のツンデレっぷりですねえ?

 

「うっさい! …とにかく、私もいつ改二が来るか分からなかったから、そういう改二ありきの選択はどうかと思うの」

「そっか…何となく私も分かるよ? 随分と前の話のはずなのに、未だに私が改二になるなんて、信じられないよ?」

 

まぁ色々な愛で方はありますが…やはり好きな娘の改二は嬉しいものですね? そういう意味では「全員改二にする」勢いのある今の状況も楽しいですね?

 

「立った! フラグが立った!!」

「司令官余計なこと言わない!」

「馬鹿ね…まぁアンタはそこまでじゃないって分かってるからいいけど?」

「デレた! みっちーのフラグ立った?」

「五月蝿い!!」

「それにしても…司令官が設計図が必要と考えられるなんて、凄いですね! 私は感動しています!」

「いやいや吹雪ちゃん?? オレもいつまでも弱小提督じゃおれんからの? 二期も始まるしちょっとでもと思うてな? (2018年7月現在)」

 

そうですね…果たしてここからどんな戦いが待ち受けているのか?

 

「とりあえず天龍に改二来たき、出すで」

 

フフ怖「やったぜ。」

 

「…うー、でもやっぱ新しく改二造った方がえいかなぁ?」

 

「ワイ・エー!」

「ジー・ジー!!」

「ウワィ!!!」

 

「まだ居たの三人とも!? 後露骨なアピールはやめなさい!!」

「どうするの? 司令官?」

「………よし!」

「どうしますか?」

 

「…土佐改二が来たら本気出す!」

 

「あっやべこれ使う気ないわー(´Д` )」

「かいさーん!」

「…帰ったわね、陽炎たち」

「はぁ、私たちも行こっか?」

「そうね? せいぜい叶わない夢を追い続けなさい」

「言うたな! お前土佐実装されたら覚えとけよー! 見ちょれよ! 絶対実装されるき! 設計図込みのちょー強いヤツが! オレが予言者やぁぁぁ!!!」

 

…えーオチがないからって土佐さんに頼ってしまいましたが? ご利用は計画的にー!

 

 




あと10枚くらいほしいな☆(他力本願)


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作者の妄想を垂れ流すだけの話2021

 ※このお話は2021年春時点の実装艦娘を踏まえて話してます、最近の娘の名前も出るので、ご注意を。
 本当に何の配慮もない発言が連発していますので、そういうのにイライラする方は、見ないことをオススメします。
 ぶっちゃけ楽しいからやってしまいました、ごめんなさい;


 ──宿毛泊地、作戦会議室。

 

 はい~皆さまこちらでは随分お久しぶりです、宿毛泊地のナレーターですー。え~今日は? 提督からお話があるみたいで。

 

「(提督)…来たか。(ゲ〇〇ウポーズ)」

「(吹雪)何が!?」

 

 作戦会議室に吹雪ちゃんと私呼び出して…何かあったんです?

 

「(提督)最近にゃ、どうして土佐が実装されんのか調べよったんねん」

「e.」

 

 アナタナニイッテマスカー?

 

「そんなの、史実らしいものが見当たらないからでは? 艦これとは厳しい史実を乗り越える艦娘たちの戦いですから」

 

 吹雪ちゃんの言う通りです、アンタそんなこと言ってるけど、最近(2021時点)の運営さんの傾向だと「過去を乗り越えて未来へ繋ぐ」というテーマを匂わせてるじゃないですか。過去の私どもの発言はありますが、運営さんの意向がある以上我々はそれを応援するべきです!

 

「そこんとこハッキリ言ってほしいわぁ、オレみたいに過去の英傑! とかIF仕様の艦娘!!みたいなの実装してほしいと思いよるヤツも居るねん」

 

 ほぉ、例えば?

 

「それよ、それを調べよったら面白い艦の情報を見つけてよ? 実装されんかな…という興味本位のネタをただただぶちまけようと」

「それ、会議の議題に出すべきでは?」

「ちょっとした願望も混ざっちゅうき、あんまり書き連ねるんも…って断念しよったもんやき、会議で議題にするほどでも…ない思うて?」

「はぁ、でも聞いてほしいと?」

「まぁそんなとこや、んじゃ早速いくで~!」

 

 はいはい、もう好きにしてくださいよって。

 

 

 

 

・・・・・

 

 〇今後実装されたら面白いと思った艦、艦娘。

 

1.駆逐艦・夕風(日本)

 

「(吹雪)鳳翔さんの直衛艦で有名な娘ですね?」

「(提督)某絵師がどんな反応示すか気になってにゃあ?」

 

 ん~? 神風ちゃんたちが実装されたから…あり、ですかねぇ?

 

 

 

2.砕氷艦・大泊(日本)

 

「(吹雪)砕氷艦…確かに最近宗谷さん実装されましたけど;」

「(提督)いや、氷海専用装備とか出たやん、北欧最奥とか北極とか行くんか思うて」

 

 んな馬鹿な……いや、宗谷さん実装されたから何にも言えねぇわ。

 

 

 

3.装甲巡洋艦・八雲(日本)

 

「(吹雪)日露戦争(第一次大戦)時の艦ですよ!?」

「(提督)第二次にも参加しゆうし、えいやん」

 

 東〇かな?

 

「因みに似たような理由で「戦艦三笠」もキボンヌ。」

「三笠さん、太平洋戦争参加してませんけどね…;」

 

 致命的や。

 

 

 

4.戦艦・シャルンホルスト(ドイツ)

 

「(吹雪)あ~さんざん言われてますものねぇ」

「(提督)正直、バッサリ、人徳無視して言うと、国ごとに担当絵師設けるのもえいけんどアメリカ艦みたいに一部他絵師担当…とか出来ませんかねぇ~~?」

 

 あの神絵師様はお忙しいですからな、それもアリでしょう。

 

 

 

5.駆逐艦・アルフレッド・オリアーニ(イタリア)

 

「(吹雪)イタリアの駆逐艦ですね」

「(提督)オレとしてはあの担当変態絵師(誉め言葉)には、もっとロリ駆逐書いてほしいねん」

 

 これからも欧州イベは続くでしょうし、これもアリですね。

 

 

 

6.軽巡洋艦・逸仙(中国)

 

「(吹雪)うーん、中国艦ほしいだけですよね?」

「(提督)悪いか。ちゅうか中国艦調べてもそんなに居らんやん、寧海平海ぐらいしか見かけん!?」

 

 ネトサじゃこれが限界でしょうよ。他にもいらっしゃるみたいですしね?

 

 

 

7.重巡洋艦・エクセター(イギリス)

 

「(吹雪)おぉ、ABDA艦隊の皆さんとも関わり深い方ですね」

「(提督)電や雷とも関係あるっぽいし、ええんちゃう?」

 

 重巡洋艦に出番があるか微妙ですがね…いや、アメリカ重巡の皆さんが出た以上このヒトも…?

 

 

 

8.航用掃海艇・ベンガル(インド)

 

「(吹雪)インド船!? 出来ますかね…?」

「(提督)多国籍目指して…どうすか?」

 

 うん、とりあえず資料集め大変そう。(適当)

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「というか上記の、全部PI○○V百科事典に載ってたのばかりですよね!?」

「うん。(正直)」

「司令官!!?」

「何だったら架空戦記のヤツでもえいで!」

 

 不 沈 戦 艦 紀 伊

 

「やめろぉ!!?」

「まぁ冗談やけどな」

 

 我々軍艦に関しては無知ですから、艦これ側から「こういう船もいたよ!」ということを示して頂けるのは、ありがたいですよね?

 

「こうして調べて色々な種類の艦が居ったち、理解出来るしにゃあ?」

「…今気づいたんですけど、装甲巡洋艦とか砲艦とかって、どういう立ち位置になるんでしょう?」

「水雷艇とかもにゃあ?」

 

 うーん、分かりやすい他種になるか、一部能力に特化した形になるか?

 

「まさか、水雷艇は先制魚雷発射可能とかかや!?」

「いやそれは…ねぇ?」

「いいや! 海防艦やって先制対潜特化の艦種やん、ありえん話じゃないやろ?」

 

 水雷艇の上位互換が駆逐艦、である以上なんとも。

 

「ナニィ〜〜!? くっ、最近軽巡やら重巡も先制雷撃出来るき、もしかしたら思うたねんけんど」

「まぁ流石にそこまで入り用というものでも?」

 

 はい、他の娘で事足りるでしょうし?

 それにしても予想に反して変化球多いですね、もっと居るでしょうに。ビッグEとか睦月型最後の娘とか?

 

「それは、他の娘が言及しゆうきいずれは実装される思うねん。実装されるか分からんヤツがえいがよ!」

 

 いやぁ、それは最早妄想の域では?

 

「だからこの場で言ったんですね?」

「そうや(宗谷感)」

 

 はぁ、まぁ良いでしょう。因みにですが「土佐」が実装されたらどうなると思います?

 

「絵師はしばふさんやろにゃあ、CVはもう運営さんに任せるわぁ土佐弁が上手い娘がえいにゃあ。最初は戦艦として実装で、練度上げたら航空母艦になるとかの「IF」仕様で!」

「…どこかで聞いたことがあるような?」

 

 戦艦しn

 

「っはわぁ!! だ、駄目ですって本当にそれは!! 何故未だに実装されないのか謎なんですから;」

「お前がどっかで「最後のオオトリ」とか言うたきやない?」

「いやいやいや、本当に最後まで取っておくとは思いませんよ!? 本当に…第二期の始まりぐらいかなぁ? って」

 

 運営さんはね、私らがほしい! って言ったのは中々実装しなくて「こうだったらいいなぁ…」ぐらいのヤツはすぐ実装してくれるの。

 

「リアル物欲センサー?」

「リアルとは?」

 

 ※ラフ画あるぐらいだから出せばいいのに。(KONAMIKAN)

 

「それな。」

「ちょっと酷いですよ! 向こうにも色々順序があるんでしょうから!?」

 

 はっはっは、いつか実装されるといいですねぇ? …さて、これで終わりです?

 

「いいや、次は改二艦について話そうや」

「改二…ただでさえラッシュ大渋滞なのに、何を欲しておられで?」

「んじゃ改二来たら面白そうな娘、行ってみようかや!」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

〇今後改二実装されたら面白いと思った艦娘。

 

1.生存艦全般。

 

「嘘でしょ、該当艦多いんですが?!」

「改二済みのヤツも対象な?」

「えぇマジですか…;」

 

 金剛さんが改二丙になってますから、榛名さんはほぼ確定ですかね?

 

「鳳翔さん、酒匂、竹、葛城、神風とか春風とか。あと実現出来るか分からんけど潜水艦の改二とか?」

 

 ゴーヤちゃんですね?

 

「そんなに改装実装されたら、絶対敵側も強くなりますからね?」

 

 世の中そんなに甘くはない。

 

「えぇ~無双させてやぁ」

「そんなこと言ってる暇あるなら、兵站積みなさいよ」

「嫌じゃい!!」

 

 全く…次ですね?

 

 

 

2.初期艦改二(電、漣、五月雨)

 

「これいけますか? 漣ちゃんはともかく、電ちゃんと五月雨ちゃんが…;」

 

 特に五月雨ちゃんがねぇ…;

 

「知りませんわ、事情があったとしても言われないと分からないので言うぞ。五月雨ちゃんカモーーーーン! 最低でも新規限定立ち絵だけでも~~~~!!!」

「司令官!? 色々事情あるんですからぁきっと!!?」

 

 …めっっちゃ上手くなってるYO。

 

「ナレーターさんまで!?」

 

 すみません、こういう話し始めたら楽しくてつい…;

 

「やろやろ! よぉし次!!」

 

 

 

3.初雪

 

「初雪ちゃんかぁ…確かに来ませんよね、結構な武勲艦だから来ても良いのに」

 

 運営もきっとしたいと思ってらっしゃるでしょうけど、でもネット民は「大和! 三隈! 時雨改三!!」と目立つ人気キャラばかり連呼してて…。

 

「人のせいにするのは、良くないと思います」

「いや他の人はともかく、司令官は罪背負ってますよ」

「ノットギルティ! アイウォンテュー ト サ 」

「やめなさいってば!?」

 

 初雪ちゃんが改二になったら、声も新録するんですよね? 吹雪ちゃんと同じ中の人だから、どんな感じになると思います?

 

「…んー、ノーコメントで。」

「おいおいおいおい、どうしたぁ?」

「いえ、あの…お仕事なんですよ、うん。忙しくて仕方ないというか…;」

「あぁ、白雪の…」

「言っちゃ駄目ですぅ!!? ぅわぁーん、なんかすみませんでしたぁ!!」

 

 こちらこそすみません、皆限界オタクなんです。

 

「天然なんだよきっと、オレも作者も天然だから気にすんなや」

「フォローになってないですぅ!!」

 

 アンタと一緒にすんなよって、では次。

 

 

 

4.長良、名取

 

「これは解る気がします」

 

 最近運営が「軽巡」を推してますので、彼女たちの改二が来てもおかしくはありません。

 

「やろ、他の姉妹見てみぃ! 対潜番長に遠征スケバン、ゆ~らゆらにエッヤダッアタシィやぞ!! 来てもえいやろこんなの!!」

 

あぶぅ「なんか悪口聞こえた気がしたんですケド!?」

 

「阿武隈さん、この人です(密告)」

「話せば分かる。」

「絶対分からないよそれぇ! ん~っ、今度言ったら甲標的ですからね!(プンプン)」

 

 阿武隈さん、退出しました。…いや言いたいこと分かりますが、どうするんですか? なんつーか絵師さんが…?

 

「さっきから絵師さん問題が凄いんですが;」

「青葉とか高雄たちの絵師さんもそうやしにゃあ? んー難しい。さっきみたいに何も考えずに言えればえいけんど、確かに向こうにも事情があるやろうし?」

 

 まぁあくまで妄想ですので、これからの広がりに期待ですね?

 

「次で最後や」

 

 

 

5.陽炎型改二

 

「来てるじゃないですか」

「夕雲型に抜かれてんねん」

 

 それだけですか? 別に良いと思いますが…?

 

「オレな…昔に「プロジェクト・カゲロウ」っつって、陽炎型全員育てたねん」

 

 メ〇〇シ団かな?

 

「ありましたねぇ。まぁそれでもレベル60~65ぐらいが大半ですので、何とも言えませんけど;」

「でも何だかんだ使いよって、第四駆逐隊の萩風以外が70以上やし、陽炎たちもいつでも改二出来るようにって、70以上にしとるしで、結構レベル上がっとんねん」

 

 成る程、確かに陽炎型は優秀な艦が多いですので、そうなるのも必然かと?

 

「もっとこう…標準以上の性能になれば、もっとレベリング捗るんちゃうかと?」

「それでもっと改二増やしてほしい、ですか? うーん…誰か候補とか居ますか?」

 

「舞風。」

 

「(舞風)イエエエエエエエエエエエエエエスッ! レッツセエエエイッ、ワアアアアアアアアントゥウウウウウウウウウウウウウウ!!!」

 

「舞風ちゃん!? ちょ、会議室で飛び跳ねないで!?」

 

 何か先制対潜艦としても有力になったみたいですしね? 装備ボーナスの諸々のお陰ですが。

 

「(磯風)聞き捨てならんぞ司令! この磯風が次の陽炎型改二筆頭候補だと自負するぞ!!」ドヤァ!

「(親潮)司令、黒潮さんが改二になられたのなら、私もいつでも改二になれます!」

「(天津風)わ、私だって! アナタのためなら…改二になっても、いいわよ?」

 

 オゥ、候補勢がチラホラと。

 

「(陽炎)ヘェ~イ、ワタシ忘れてもらってはコマリマース。2021夏時点で、不知火も黒潮も改二なった、だのにワタシキテナーイ、ほわぁ~~い???」

 

「(提督)ほわぁ~~っ、ぐちょぐちょ(ト〇〇ドン感)」

 

「(吹雪)現実から目を逸らすな!?」

 

 プロジェクトカゲロウ、再始動します?

 

「………保留で。」

 

 

「「「「「(陽炎型ズ)えぇ~~~っ!!?」」」」」

 

 

 あらら、火に油注ぎましたねぇ。妄想してる方は楽しいですけど、それぞれ都合があるのでほどほどにしましょうね?

 

「司令官は自業自得ですがね?」

 

 ですね。

 

「いや、な? 他に育てたいヤツも居るし…え? 5-3-P?! 勘弁してや…アレ警戒陣無しで行ったら大破…エッ、水雷戦隊指令部!? いやあの…ハハ」

 

 

 ──(提督)たぁすけてぇええええええええ…っ!!?

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「はぁ…はぁ…っ、何とかなったわ」

「あれ、もう終わりだと思ってたんですが?」

 

 そんなテンションでしたが?

 

「いや、投稿前日に思い付いたネタあるき。それだけでも思うて」

「成る程、どのような?」

「それは──」

 

 

 

○コラボする可能性のある作品

 

 

 

「えぇっ、コラボですか!?」

 

 またアル○ジオイベやりたいんです?

 

「いやいや、ちゃんとした理由と一緒にお送りするで! まずはこの作品!!」

 

 

 

1.ガール○&○ンツァー

 

「おぉ〜、ミリタリーアニメの代表ですね!」

「ちょっと調べよったら、有志がそれとのコラボ望みゆうち書いちょったがよ。大分昔の話みたいやけんど」

 

 他人行儀ではないですかソレ? 作者はどうなんです??

 

 ※…見てないデス。

 

「ですよねー;」

「何なら見てんねん、ミリタリー系で」

 

 ※・・・紺○の艦隊。

 

「オヤジぃ〜〜っ!!?」

「次はこれ」

 

 

 

2.スー○ー○ボット大戦

 

「何故!?」

「なんかの周年記念記事に、上の作品のプロデューサーか誰かがコメント寄せよった気ぃすんねん」

 

 ありましたっけ? まぁ妄想ですからね、確かにス○○ボとのシンパシーもありましょうから。

 

「作者も流石にス○○ボは解りますよね?」

 

 ※はい。参戦作品はほんの一部分しか分かりませんが?

 

「おぉい…;」

「昔はな、ロボットなんか乗るより「ド○ゴン○ール」みたいに生身の身体をぶつけ合うのが熱いやろ! 思いよってあんま見んかったねん」

 

 なるほど、価値観は人それぞれですからね?

 

「最近は色々見ゆうで、ガン○ムはAG○見て、マ○ンガーもちょろっと、ル○ーシュも見て…ガキん頃は「ワ○ル」も見よったにゃあ?」

「一応見てたんですね、カッコいいですものね「龍○丸」は」

 

 ※逆に僕の父はガン○ム全作品視聴、更に銀○○雄伝説も見てましたね?

 

「銀○伝は長いんやって」

「結構長話しちゃいましたね?」

「っあ、最後にもう一つ!」

 

 

 

3.その他ミリタリーゲーム(ソシャゲ有り)

 

「この「ソシャゲ有り」は…;」

 

 爆弾ですね、分かります。

 

「んー、オレとしては「そういう意味も込めて」競合するだけじゃなく、互いに手を取り合うことも大事や思うねん。あの戦いを忘れんようにしたいゆうんやったら、尚更な?」

「まぁ…正論なんですが」

 

 その"気持ち"が向こうに有れば良いんですがね?

 

「いやもちろん、アカンことしたヤツとコラボなんてこっちも冗談じゃないけんど、そうじゃなくても色々あるやろ? ほら「ア○スギア」? とか、コンシューマーやったら「BF(バ○ル○○ールド」とか?」

「適当に言ってるだけですよねソレ!?」

「そうや(宗谷感)オレは艦これが「ゲーム」としてコラボしている姿が見たいだけなんや、そういう意味やとアル○ジオコラボに参加出来なかったのは、ホンマに残念やった」

 

 あら、気持ち入ってますねぇ。

 

「うーん、司令官の「熱」が一度でも入ったら、中々消えませんからね?」

 

 気持ちは分かりますけど、C2の皆さんの苦労も考えて下さいね? やりたいことを優先させてあげましょうよ。

 

「そうやな、すまん。皆ぁの気持ちを考えずにアホばぁ言うて、でもにゃあ…応援したいからこそ、オレや周りの「妄想」を、この話に置いておきたい思うたねん」

「なるほど…司令官なりの「決意表明」だったんですね!」

「そう、オレたちは「燃え盛る旅の途中で出会って」、「未来のために手を取り合って離す」ねん」

 

 夢が叶うたび、妄想を思い出すんですね?

 

「未練タラタラじゃないですか…;」

「まぁ、これからどうなるか楽しみにしとこうか。さぁて、話は終わりや。吹雪に言われたとおり兵站任務に勤しむかや?」

「あはは、はいっ! 頑張りましょう!!」

 

 こうして、我々の未来を掴み取るため、提督は前に進むのでした…。

 

「・・・意見汲んでも、良いのよ? (チラッ)」

「こらっ!?」




 気持ち悪い怪文書で、ゴメン。


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