企画部副主任がプロデューサーに (凍風)
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第零話 辞令

初めまして、凍風です。
今回よりアイドルマスターシンデレラガールズの二次創作を書き始めました。
未だおかしな部分があるかとは思いますが温かい目で見てくださるとありがたいです。



「常務、失礼します」

 

自分は樫でできた重厚な扉を叩き、入出する。

中には女性が一人座っていた

 

「初めまして、企画部第七班副主任 五十嵐 只今参りました。」

 

「初めまして、常務の美城だ。早速だが本題に入ろう」

 

そういうと常務は机の引き出しから封筒を取り出し、自分に渡した

 

「拝見します」

 

封筒の中には一枚の紙が入っていた

 

「美城常務、これは...?」

 

「その紙に書いてある通りだ、君には来月設立予定のアイドル部門のプロデューサーを務めてもらいたい」

 

ありえない、これが辞令を見たときの自分の第一印象だった

 

「常務、失礼ですが私はまだ入社二年目、このような部門の管轄はいささか早計かと、それに...」

 

それに...自分はアイドル...いや、女子とは無縁の生活を送っていた。

学生時代は県内でも有数の高大一貫校の男子校に通い卒業後は単身上京、都内屈指の老舗芸能プロダクションの企画部に就職。職場も男ばかりと女性とは無縁だった。

 

 

「この業界は必要なのは年数じゃない、手腕だ。実際君が立案企画した番組はなかなか視聴率がいいじゃないか。」

 

「あれは...ほかの方の協力があったからこそです...」

 

「それにこれは君の直属の上司の今西部長からも推薦があったからな。『彼なら個性を十二分に引き出せる』と。私としてもそのような人材は大歓迎だ。」

 

「...分かりました。」

 

「以上だ、アイドル達と顔合わせは来月一日、そして君のオフィスは30階B区画の予定だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都内某所の居酒屋にて

 

俺は酒を飲みつつ、旧友を待っていた

 

「よう武内、久しぶりだな。」

 

「ええ、五十嵐さんも変わりないようで。」

 

190㎝もあるだろう高い身長に鍛え抜かれた体格、そしてこのいかつい顔

おそらく初めてあった人は大抵怖いというだろうがそんなことはない

ただ少し...感情がうまく出せないだけで誠実な人だ。

 

「お前も相変わらずだな...その敬語も仏頂面も。あ、すみません生一杯とあとチキン南蛮1つ」

 

「私は焼酎と砂肝を」

 

「了解でーす」キャハッ

 

俺たちは飲みつつ暫く仕事の話をしていた。

どうでもいいがあいつは営業部に入社した。

酔いが二人とも回ってきたところで

「そういえば五十嵐さん、今度アイドル部門ができるじゃないですか。」

 

「ああ、そうだな」

 

「実は今日常務に呼び出されまして...来月よりアイドル部門のプロデューサーとして配属が決定しました。」

 

俺は飲んでいたビールを危うく噴き出しそうになったがどうにか堪えた。

その代わりどうやら変なところに入ったらしくかなり咽せた。

 

「お前もそうなったのか...俺もだが何でまあ常務はこんな人選をチョイスしたんだ...店員さん生もう一つ」

 

もういいや、こうなったらヤケだ

 

「了解でーす」ウーサミン

 

「ほんとなんで私たちなんでしょうね...こんな言ってしまえば悪いですがとことん向かない二人が...」

 

結局俺らはその後も飲みまくり、翌日二人とも家でぶっ倒れていた




一応プロデューサーには設定として名前を付けていますが正直名前は気にしなくても大丈夫です。
どうでもいいですが私は担当が一人に絞れません。

今回は短いですが終わりたいと思います。
それでは、また次回、お会いしましょう。


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第一話 通勤

31日

 

新規部門の立ち上げが明日に迫る中、俺や武内はオフィスの引っ越しの準備を終わらせ、各々資料を見ながら勉強していた。

 

何せ俺やあいつはは女子とは無縁の生活を送っていたからあまり女子の好みなどは分からない

てなわけで俺らは事務員の千川さんに今の流行なんかを教わった。

 

「そういえば武内、アイドルは資料見た限りどんな印象?」

 

「そうですね...笑顔が素敵ですね」

 

「笑顔...か、お前らしい感想だな」

 

「そちらは?」

 

「こっちか...こっちはまあ...個性がすごいな。」

 

「そうですか...」

 

「まあお互い頑張るか、それじゃあまた明日、合同顔合わせでな」

 

「ええ、それでは。」

 

 

俺は入口にいた千川さんに会釈し、美城プロを後にした

 

 

 

 

「さ...明日から頑張るか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

俺が出勤するために歩いていると

 

「あのー...すみません」

 

と声をかけられた。

 

俺が振り向くとそこには一本アホ毛が立っている少女が立っていた。

 

「どうしました?」

 

「あの...ここに行きたいのですが、道を教えてくださいませんか?」

少女が手にしていた地図を渡す

その地図の場所には美城プロダクションの場所に丸が打たれていた。

 

「どれどれ...ん、ここか、ここならちょうど自分も行くところだし、ついておいで。」

 

「ありがとうございます!」

 

少女の顔が明るくなる

 

いい笑顔だ...あいつの言葉じゃないが笑顔が素敵だな。

 

10分ほど歩くと目的地に着いた。

 

「着いたよ、ここが美城プロダクションのビルだけど...君大丈夫なのかい?ここは一般の人は立ち入り禁止だけど...」

 

子役...にはこんな子はいなかったはずだし、今日は特に撮影はないはず。

 

 

「実は、私アイドルになったんです、それで今日顔合わせで...」

 

「そうか...それじゃあ私はここで失礼するよ。」

 

そうか...彼女はアイドルの一人か。

まあここはひとつ芝居を打つことにしよう

 

「ありがとうございました!またどこかで会えるといいですね。」

 

「そうだね、またいつか出会うよ、きっとね」

 

最後の方は言葉を濁し、俺は裏口に回ることにした

 

 

「遅いですよ、五十嵐さん」

 

「すまんな武内、ちょっと道案内をしててな」

 

「道案内...ですか、今の時代珍しいですね」

 

「そうだな...っと、エレベーターが来たことだし行くか、俺たちの新しい仕事場へ」

 

「そうですね。実のところ少しワクワクしてます。」

 

「珍しいな、お前がワクワクしてるとは」

 

俺たちはエレベーターに乗り込み、30階を押した。

 

エレベーターが昇り始める。

 

階が上がるにつれ俺たちの緊張も高まる。

 

26...27...28...29...30

 

ポーンと音がし、扉が開く

 

俺たちは廊下に出て彼女たちの待つ部屋に向かう

 

そして彼女たちがいる部屋の扉の前に立つ

 

中ではちひろさんが話している。

そして中から扉が開いた

俺たちは中に入り一礼してから周りを見る

 

その中にはあの道を尋ねた少女もいる。

 

「それでは簡単にプロデューサーさん、自己紹介をお願いします」

ちひろさんが俺にマイクを渡す

 

「了解です、それじゃ俺の方から簡単に紹介しますね。」

 

ここまでは打ち合わせ通りだ。

 

「今日より君たちのプロデュースを担当する五十嵐です。趣味は料理と読書...かな?皆さん、トップアイドル目指して頑張りましょう!」

 

そういうと俺は一礼した。

そして拍手が起きた。

まあいい挨拶だったと思う。

俺はマイクを武内に渡す。

 

「初めまして、プロデューサーの武内と申します。皆さん、いい笑顔です、それを忘れないでください。以上です」

 

そして一礼し、拍手が起こる。

 

「はい、それじゃあ次はアイドルの子達の自己紹介と行きましょう。それじゃあ一番右端の子からどうぞ...あ、プロデューサーさんの椅子はあそこですよ。」

 

俺たちは指示されたところに座る。

座ったのを確認して自己紹介が始まった




次回は自己紹介が中心です

零話で私の担当は謎といっていましたが属性はクールP...だと思います
ですがキュートな桃華も好きです
あとお察しの通り私は会話文が絶望的に書けません

とりあえず次の回までは早めに投稿できると思います
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それではまた次回、お会いしましょう


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