煌翼となって (レッド・レイン)
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準備
プロローグ


転生者が「シルヴァリオ・トリニティ」の
あの人になって無双しまくる予定の物語です。
原作のあの人より若干マイルドになっています。

楽しんでいただけたら幸いです。


気が付いてたら、一面真っ白い空間にいた。

いったいここはどこなのだろう?

 

「あなたは亡くなりましたので、別世界に転生してもらいます」

 

声が聞こえた方に顔を向けると美人な女性がいた。

目の前にいる人は一体誰なのだろうか?

 

「私はあなたの生きていた世界を管理していた神のヒルダといいます」

 

目の前の人はヒルダというらしい・・・しかし、転生とは?

 

「神に自分のいくつかの願いを叶えてもらい新たな生を得ることなのですが

・・ご存じありませんか?今時の若者はある程度知っているはずなのですが・・」

 

この女?!俺の考えていることを・・

 

「神なので相手の思考読むことは造作もないことですよ」

 

微笑みながらサラッと言ってくる。まぁ・・それはいいとして

そういった俗世について知らないかというと俺は✖✖✖✖だったからだ。

 

「?・・それは・・・すいませんあなたの記憶を読ませていただきます」

 

疑問を浮かべつつ、ヒルダは目を閉じた状態で俺に手をかざされた瞬間自分の中に

あるもの弄られている感覚?を感じた。

数秒後、目を開いたら俺の目から見ても明らかに動揺しており、先程までの余裕のある表情はそこにはなかった。

 

「こっ・・・これは・・申し訳ございません!」

 

ヒルダが突然、頭を下げて謝ってきた。しかし、どういうことだ?

 

「それは・・・私のバカ妹ネーナのせいで亡くなったといってもおかしくないからです」

 

?!・・・どういうことだ?俺がネーナとかいう奴のせいで亡くなったというのは?

 

「はい・・それについて説明させていただきます。まず本来の神の仕事は人間の世界を見守り、

様々な事象の記録と亡くなった魂の管理することです。

なので、人間の世界に干渉することはしてはいけませんですが・・・ネーナは・・・・」

 

人間の世界に干渉した・・・そして、その結果が俺か?

 

「はい・・・結果だけ言えばそうなります。

より詳しくいうならネーナは一人の男の人間に深く干渉して

彼に降りかかる不幸や厄災を排除していたのです。その結果あなたは輪廻の輪から外れたところを私が助けたのです・・・言い忘れていました。輪廻の輪に再び戻すためにまた、別世界に生を受けてもらいます。

自分の身内すいませんでした」

 

そういうことか、ヒルダが謝る必要はない、どのみちいつかは死ぬ命が早く亡くなっただけだからな・・だから気にするな。それに前世ではできなかった人間として生きられるのなら逆にお礼を言いたいくらいだ。

 

「そんな・・それじゃ私の気がすみ・・わかりました。でしたら、せめてものお詫びとして叶えられる願いの数を3つから5つに増やします」

 

願い?・・転生について触れた時に言っていたな願いを叶えるとか・・

 

「さすがに不死とか神に匹敵する力とかは無理ですけど・・・それ以外の願いでしたら5つまで叶えます」

 

わかった・・が少しお願いを聞いくれないか?

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「それは**************なんだができるか?」

 

「はい、わかりました。しかし何で?」

 

少し気になってな・・

 

「それではどうぞ」

 

俺は光に当てられた次の瞬間、色んなキ✖✖が流れ込んできた。

それを見て俺はかなり頭に来ていた・・・そして、先ほど言っていた願いの内の

一つが決まった。

 

「どうしましたか?」

 

ヒルダが心配して聞いてきたが・・。

 

いや、大丈夫だありがとう。願いについてだったな、考えるから少し待ってくれ・・・・

 

かなり強引に話題変更して、誤魔化した。

 

 

~~~数刻後~~~

 

決まったぞ、1.家族同然と言えるような仲間友人を作れるようにすること

2.どんな逆境も覆せる存在になりたい

3.様々なものを学び身に付けられる肉体

4.何かしらの力を生み出して、与えられる能力

5.前世の俺が✖✖していた奴に転生先で会えるようにしてほしい

この5つだどうだ?

 

「だいぶ抽象的なもの多いですね・・・どのようなものかはこちらが決めていいのですか?」

 

俺は、俗世の創作物に疎いからな、そちらに任せる。

 

「わかりました・・・でしたら2と4は同じ分類の能力させていただきます。2と5を叶えるにあたって、あなたは前世と似たような状況になってしまいます。

ですが、最終的には自分の肉体を得られます。あなたにまた苦しい思いさせてしまいます・・申し訳ございません」

 

構わない・・・前世に比べれば雲泥の差だ・・色々とありがとう

 

「いえ、私は当然のことをしたまでです。それでは来世に幸運があらんことを」

 

ヒルダがそう言った後、意識がなくなった。

 

 

 




✖✖は何か読者の方も予想してみて下さい。


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プロローグ2

妹神処されるの巻


ネーナSIDE

 

私の目の前には大好きな人がいた

 

「じゃあ自分は1.SAOのキリトのソードスキル

2.Fate/EXTRACCCのアルターエゴの

メルトリリスとパッションリップ

3.最弱無敗の神装機竜のクルルシファー、セリスティア、

リーシャ、フィルフィとそれぞれの機竜

4.成長限界のない肉体

5.経験値の取得をを通常の人の数倍の以上5つでお願いします。

あっ!・・5つ以上ですけど大丈夫ですかね?」

 

ああっもう・・不安そうな顔して可愛いな・・でも特典にヒロイン候補

ちゃっかり入れてるし・・・・まぁ・・いざとなったら彼の転生先で全員死んで

もらえばいいしね。願いの数に関しては・・・

 

「う~ん?まあ、これくらいなら大丈夫だよ、転生先でも頑張ってねー!」

 

「はい!ネーナさんもお仕事頑張ってください。いろいろありがとうございました。」

 

彼は私に笑顔でお礼の返事をしてくれた。キャー――嬉しい‼ああ今の録音しておけばよかった私のバカ!

そんなふうに私が内心悶えている最中に転生先に送られたみたいだ。

 

「さあて、これからは彼を観察して目を潤して、彼が亡くなれば私の眷属にすれば、ずっと一緒に居られる・・ああっなんてマイ幸せスパイラル!!」

 

「ところがギッチョン!そうはならないわよバカ妹」

 

聞き覚えのある声が私の後ろから聞こえた。

 

「ヒルダ姉さまではありませんか、最高神である、あなたが直々に私に何の用ですか?」

 

わかっているけど、敢えて知らないふうに言った・・言った後に思ったが我ながらなんて白々しい・・・

けど・・ヒルダ姉さまにわからないように巧妙にやっているから大丈夫♪大丈夫♪

 

「今までやっていたことはあなたの所業はわかっていましたが、姉妹ということもあり大目に見てきました」

 

大・・丈夫?・・・えっ・・・

 

「どっ・・どういうこと?」

 

ヒルダ姉さま私の返答を無視して続けた。

 

「ですが今回の人間界への干渉で私の許容も限界を超えました。なので、最高神の権限で魂の牢獄へ5億年強制収監してもらいます」

 

「えっ・・うっ・・嘘よね?ヒルダ姉さま!」

 

「それじゃあ、5億年後に会いましょうねネーナ」

 

私の牢獄への送還が開始された、だけど数秒もあれば何か手を打てる!

 

「ああっ、それとあなたが送った転生者の桂木 翼《かつらぎ つばさ》でしたか?

彼はあなたが思い描いたような順風満帆の人生にならないでしょうね」

 

大好きな彼のことを聞いたら、抗うために動かしていた手と頭が停止してしまい思わず聞き返してしまっていた。

 

「ねえ!それどういことなのヒル・・・・・」

 

次の瞬間、私はその場にいなかった。

 

ヒルダSide

 

「まったくバカな妹」

 

自分だけを見て欲しいから他の女を排除するなんて阿呆の極みだ

 

「そんなことしても、愛している人は悲しむだけのなのに」

 

そうならば・・・

 

「変に出しゃばらずに愛する人が必要してくれているときに

全力で答えてあげればいいのよ・・出しゃばる時は彼がキズツケラレタトキヨ」

 

それに私が今回動いたのは愛する名が無き彼に・・・・・

 

「貴女が手を出したからよゴミ神」

 




さあて次回から、やっと物語に入っていきますよ~

ちなみに原作崩壊は闇の書事件あたりからになります。
それまではオリ主君の学習編です。


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無印/学習編
確認作業


うおーかなりの長文になってしまった!!!!

読者の皆様には申し訳ございません。
読みづらいかもしれませんが寛容なお心で許してください


翼Side

 

「うん?自分はいったいどうなって・・・」

どうやら自分はベッドに寝ていたようだ。

確か自分は・・・・そうだ!ネーナさんに転生さて貰うにあたって、

転生先の『魔法少女リリカルなのは』の世界に送ってもらったんだっけ?

 

〈ようやく目を覚ましたのね、永眠したのかと思ったわ〉

 

〈え・・えっと・・・大丈夫でしょうか?〉

 

〈ええい!あまりに寝過ぎだぞ!〉

 

〈今目覚めたばかりの人に怒鳴りつける良くないと思うわよ〉

 

〈うん・・・ちょっと可哀そうだと思う〉

 

〈お身体は問題ありませんか?〉

 

突然、頭の中に女の声が響いた。

 

「うおっ!?いったいどこから・・それに君たちは一体?」

 

それにこの声どこで聞いたことが・・・・あ!もしかして・・

 

「メルトリリス、パッションリップ、リーズシャルテ、クルルシファー

フィルフィ―、セリスティアかな?」

 

「自分の願ったことを忘れていたのかと思ったわ、もし忘れていたら

串刺しにしていたところよ」

 

メルトリリスが物騒なことを言ってきた。彼女はかなり過激な部分があるから

本当にやりかねない・・・ ・・・って・・・

 

「さっきからみんなは一体どこから自分に話しかけてきているんだ?」

 

「おお、そうだったなそこら辺の説明を含めて説明していこう」

 

自分の体から6個の光球がでてきて、目の前で人の姿になった。

金髪のサイドテールに赤眼のさばさばした親しみやすい印象の

女の子から紹介を始めた。

 

「私のことはリーシャと呼んでくれ翼」

 

「クルルシファーって呼んでね翼君」

 

次に長い蒼髪に蒼眼で気品がある学校で高嶺の花と言われそうな

クールな女の子・・・いや女性が紹介した

3番目には黒のカチューシャをした金髪で碧眼で皆から

慕われる姉のような凛とした雰囲気のある女性が

微笑みを向けながら口を開いた。

 

「セリスでお願いします。翼」

 

「フィーでお願いね?ツーちゃん」

 

おっとりしようなマイペースなオーラを醸し出している

ツインテールの桃色の髪と金眼の女の子が続けて紹介した。

 

「それなら、私はメルトでお願いねマスター」

 

黒いコートに紫の長髪にクルルシファーより深い青目で

頭の片方に青いリボンをしている。

下半身の局部を隠している?・・ファウルカップと棘と刃物のついた具足

を付けている自尊心高そうな女の子が紹介を終えた。

最後にメルトと同じ髪と似た容姿でワインカラーの目と

嫌でも目がいく巨大な金の鉤爪と胸元が開いた黒い服からの上

からでもわかるあまりにも巨大なおっ・・・胸を持つ女の子が

たどたどしく口を開いた。

「え・・っと私はリップでお願いしますマスター」

 

これで6人全員紹介し終えたが・・・

 

「うん、みんなよろしくするのはいいんだけど・・フィー」

 

「うん、なに?」

 

フィーには確認しておきたいことがあったからだ

 

「さっきの自分の呼び方の事なんだけど・・”ツーちゃん”って?」

 

呼び方についてフィーから答えてくれた。

 

「翼だからツーちゃんだよ・・・イヤだった?」

 

「いや、まあちょっと恥ずかしいけど嫌じゃないかな・・」

 

「うん・・・よかった」

 

まあそれくらいなら問題ないかな?

 

「それじゃ、そろそろ私たちのことなど説明に入りたいんだが良いか?」

 

「そうだね、リーシャお願いできるかな」

 

自分がお願いした特典についてどのような仕様になっているかちゃんと確認しておかないと

いざって時に困るかもしれないからな。

 

「まず、私たち6人は翼の中、正確には精神世界と現実世界を行ききできるようになっている。

もし、翼が意識を失っているとき中に私たちの誰かが居れば精神世界で

誰かに傍受されることがない対話などができるぞ。」

 

なるほどこれは便利だな、自分は秘密が多いからな今後使うことが多くなるだろうな。

 

「あと、私とクルルシファー、腹ペコ娘にセリスは機功殻剣《ソード・デバイス》になること、

機功殻剣《ソード・デバイス》を召喚し機竜を纏うこともできる。」

 

「つまり、4人が機功殻剣《ソード・デバイス》になれるってことは自分もみんなの機竜を

纏うこともできるんだな」

 

「ええ、そのとおりよ。だけど操作するためにそれ相応の訓練が必要だけどね」

 

まあクルルシファーの言っていたことは覚悟していたが、それについて追々やっていけばいいかな

 

「まあ、私たちについてこんなところだな」

 

「次は私とリップについてね」

 

リーシャからメルトが話を引き継いだ

 

「私とリップについては現実世界では霊体化できるってことね一般人からは視認出来ない状態で

あなたの側にいることもできるわ、あと私たちのステータスについては念じれば確認できるようになっているから

暇な時にでも確認しといてね」

 

ここら辺は原作のFateと同じだな。

 

「あなたの左手の甲を見てくれる」

 

メルトの言われた通り、左手の甲を見ると赤い印で正三角形が隣合うようにダイヤ型を作っている

これが全部で3つある。これってもしかして・・・

 

「これって、令呪かな?」

 

「ええ、そのとおりよ。使い方は魔力を流して、私かリップを指名して命令すれば大抵のことは叶えられるわよ」

 

「叶えられる?命令なのに叶えられるって言うのはどういう事なのかしら?」

 

クルルシファーが疑問を感じて聞いてきた。他の3人も不思議そうな顔をしている。

自分が説明しようとしたら・・

「えっと・・・令呪っていうのは私やメルトみたいなサーヴァント一騎に1つ与えられる

3度だけ使える絶対命令権なんです。

だっ・・だけど実際は・・例えば自分よりも遠くにいるサーヴァントを自分の元に召喚するみたいな、

奇跡の具現を起こせるものなんです」

 

リップが横槍を入れる形になってしまったが、代わりに説明してくれた。

 

「まあ、今リップが説明してくれたとおりそんな感じかな。さらに付け加えるなら、使ったら元に戻らない使い捨て仕様ってこと」

 

「ああ、それについてだけどマスター」

 

「うん?」

 

「あなたの令呪なんだけど1画使用されてから24時間経過すると、1画回復するわよ」

 

おっ、これかなりありがたい情報だ。

 

「それと令呪の使用するときには注意してね」

 

「注意?」

 

「ええ、令呪は全部で6画あるけど、私たち2人にそれぞれに3画ずつだから、そこのところ気を付けてね」

 

えっと・・・つまり・・

 

「要するに、メルトとリップそれぞれに3回ずつしか命令できないってことか?」

 

「ええ、そのとおりよ」

 

なるほど、どこぞの赤い悪魔のようにうっかりしないように気を付けないとな。

 

「これで全部かな?」

 

特典については・・・あっ・・

 

「ソードスキルどう確認しよう?」

 

最初に願った特典について悩んでると・・・フィーが話しかけてきた。

 

「ツーちゃん、首にかけてあるペンダントがデバイス?だって」

 

「ペンダント?」

 

首元見ると確かに黒真珠のようなペンダントがある。

 

「どうやれば起動するんだ?」

 

起動方法がわからないからフィーに聞いた。

 

「ウェイク・アップって・・言ってみて・・」

 

若干不安もあるがフィーを信じてやってみた

「えーと、ウェイク・アップ?」

 

『デバイス起動開始』

 

「おお?!」

 

突然、発光して動き出したので驚いてしまった。

 

「翼大丈夫ですか?」

 

「ああ、大丈夫だよ。ちょっと驚いただけだから」

 

自分を心配して声をかけたセリスに返答してからすぐに宙に浮いている

デバイスを再び見た。

 

『please、my name《プリーズ、マイネーム》』

 

「名前をくれか・・みんなどんな名前がいいと思う?」

 

「翼、お前が付けたほうが良いと思うぞ」

 

「私も翼の物ですから翼が名付けたほうが良いと思います」

 

リーシャとセリスの二人はそう言い、念の為他の4人にも

意見を求めたが同じような返事が返ってきたので、自分で

考えるようにした。

 

「う~ん?」

 

デバイス名なんて初めて付けるし、どうすればいいんだ?

そもそもデバイスって魔導士の杖のような役割だけじゃなくて、

武器や防具にも姿を変え・・・・そうだ!

 

「決めた、君の名前はリパルサーだ!あっあと音声は日本語でお願い」

 

『わかりました。デバイス名:リパルサー登録完了

マスター:桂木翼を認識登録完了しました。』

 

ちなみにデバイス名は、SAOのキリトが使っていた剣”ダーク・リパルサー”

から取った。

 

『次に戦闘時のジャケットと武器の形状をイメージして設定してください

イメージしたら”セットアップ”と言ってくださいマスター』

 

「おっ、それならこんな感じで・・・それじゃあセットアップ!」

 

次の瞬間、自分は光に包まれて、全身黒いコートにクリスタルカラーの同じ片手剣が

両手にあった。イメージしたのは、SAOのキリトのアインクラッド時の衣装と

ダーク・リパルサーだ。不自然な部分がないかみんなに聞いた。

 

「どうだろう、変なところあるかな?」

 

「私と同じカラーの衣装なのね、良いセンスだと思うわ」

 

「はい!・・・とってもいいと思います」

 

メルトとリップから高評価をいただけた。他の機竜組の4人からも

好印象だった。衣装の感想の後に特典で頼んでないデバイスがあったか

聞いたら、転生させてくれたネーナさんがアフターサービスで付けてくれたと、

フィーとリパルサーが教えてくれた。

 

「よし、これで全部の確認が終わったし、どうするか?といっても

俺今はまだ精神年齢大人びていいても、肉体年齢は5歳児なんだよな~」

 

「まあ、確かにそうよね、5歳だとできることなんて限られてくるし・・・」

 

クルルシファーが最も発言をしていた時に、どこからか声が聞こえた。

 

〈ならば、先程デバイスの名を付けたついでに同じ転生者の好で

俺にも名を与えてもらえないだろうか?〉

 

「「「「「「「?!」」」」」」」

 

この時、突然この場にいる全員に聞こえたであろう声に全員が動揺が隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様、遂に次回この物語の主人公様の登場です‼

今回の話と同じような確認作業近い形になってしまった場合はご容赦ください


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俺の名は・・・

早く無印に入りたいのに確認作業で時間を費やしている・・・・



???SIDE

 

〈すまない、突然のことで驚かせてしまったか?〉

 

俺は返答した。俺はヒルダという神に転生させられて、

気が付いたら現在の俺の宿主になっている桂木翼の中にいた。

自分が出るタイミング窺うのと同時に自分(宿主)の現在状況の把握していた。

機を見計らい確か念話といったか?そのようなもので話しかけたのだ。

 

「君は一体何者なんだ?いや、そもそも自分と同じ転生者って・・・」

 

自分以外の6人の思っていたことを宿主が代表して代弁していた。

俺はそれに返答した。

 

〈自己紹介をしたいが、生憎名乗る名が無い〉

 

「名前がないですか?それは現在のという意味ですか?なら、

前世での名を使えば・・・」

 

セリスティアだったか?金髪碧眼の女性が言ってきたが、

俺はそれを遮るように自分の前世のことを大雑把に教えた。

 

〈前世で名があったら、自己紹介の時にそれを使っている・・しかし、

前世で俺はまともな人間らしい生き方が出来なかった。そのためまともな

名前すら無い状態だった〉

 

「「「「なっ?!」」」」

 

桃色髪のフィルフィ―?といったか、彼女を除く宿主を含む5人は声を漏らす程に驚愕していた。

フィルフィ―も口には出していなくても、目を見開き驚いた表情をしている。

しかし、1人だけ宿主の中の俺に対して疑惑の視線を向けている人物がいた。

 

「なるほどね・・・でもそれは本当なのかしら?」

 

「えっ・・メルト?」

 

〈・・・・・・・・〉

 

「・・・・・・・・」

 

先程俺に疑惑の視線を向けていたメルトリリスが一石を投じてきた。

そのことに宿主は疑問を感じているのを他所にお互い睨み合うかのように

お互い黙り込んだ。

お互い黙ったままでは拉致があかないので、俺は先を促した。

 

〈俺のことで気になることなどがあるのなら、俺が答えられる範囲で答えよう〉

 

メルトリリスは自分の考えをぶつけてきた。

 

「そうね、いくつか疑問点があるけど・・・一つずつ上げていくわね」

 

〈ああ〉

 

俺はメルトリリスの上げる疑問点に耳を傾けた。

 

「まず1つめ、あなたは何故マスター中にいるのかということ。

2つめ、もし私たちに近い存在ならなぜ外に出てこないのか?

3つめ、あなたの前世が大分省いて説明していいたけど、嘘はないのか?

4つめ、なぜ他の転生者じゃなくて、どうして桂木翼に宿ったのか?

5つめ、あなたはこの世界で何がしたいの?

大きな疑問はこの5つね」

 

自分が感じていた疑問を一気に言ったためか息を整えている。

他の人たちも感じていた疑問も含まれているためか、俺の返答を持っている。

不謹慎だが、こういったまともな対話が今回初めてのせいか真面目な会話の最中だというのに

新鮮なものを感じて、吟味していたためか。少しの間黙ってしまっていた。

蒼い髪の女性クルルシファー?が俺がすぐに話そうとしないことを見かねてか訊ねてきた。

 

「何か言えない理由でもあるのかしら?」

 

クルルシファーに訊ねられたことで、現実に戻された。

 

〈いや、すまない大丈夫だ。俺の身の潔白の証明の為にも一つ一つ答えていこう〉

 

宿主を含む7人が耳を傾けたの確認し、俺は答えた。

 

〈まず、1つ目と2つ目の疑問の回答だが現在の俺は宿主の桂木翼の中にいないと

存在を維持できない状態でお前たちのように肉体を形成できていないため身体がないからだ〉

 

「身体が・・・ないですか?」

 

パッションリップが反復するように聞いてきた。

 

〈そうだ、これは前世での俺の肉体が奇形児だったため、その影響を少しでも失くす為に

俺を転生させた神が配慮したためだと思う。最もずっとこのままというわけではないから

安心してほしい。飽くまで俺の肉体ができるまでだからな〉

 

俺の目的のためにもできる限り、前世のことは一部分だけ言うようにした。

俺の正体が今ここでバレてはまずいのでな。時が来たら、自分から言うが・・

おそらく、その時が宿の主との因縁が明確になる時だろうが・・

まだその時ではないからな。

 

「肉体が出来上がるのにどれくらいかかるんだ?」

 

俺が考えることに集中していると確か・・・彼女・・リーズシャルテ?が聞いてきた。

 

〈それについては最後の質問の回答と一緒に答えよう。問題ないだろうか?

問題ないのなら続きを話すが?〉

 

先の質問の回答の際の影響なのか皆が違う雰囲気を出して、気まずい感じになっていたので

先を促すように訊ねた。

先程質問してきたパッションリップが返答した。

 

「えっ・・・えっと・・・色々とすいません。つ・・続きをお願いします」

 

〈別に俺のことは気にしてないから構わない。続きを答えていこう。

3つ目に関してだが今後の俺の行動で各々で判断してくれとしか言いようがない〉

 

ここまでの回答で、俺は嘘は言ってないがすべてを話しているわけでもないので

こういう風にいうしかない。

 

「あなたはそれで構わないのですか?」

 

セリスティアが本当にそれでいいのかと聞いてきた。

 

〈構わない。俺のことを裏付ける証拠が見せられれば、それに越したことはないんだろうが

現状そういったものがない為、それ以外に方法がないのでな〉

 

「わかりました。ではそうさせていただきます、翼たちもそれよろしいですか?」

 

セリスティアは色々考えこんでいるようだったが納得したみたいだ。宿主たちも

同様のようで頷いた。

 

〈それじゃあ、先の回答の続きだ。4つめはに関しては・・恐らく前世の宿主と

関係しているんだと思う〉

 

「前世の俺と?君と面識なんてなかったと思うけど?」

 

宿主は記憶ないように言ってきた・・。どうやら本当に忘れているようだな・・・

そういえば、前世で宿主は自分にとって罪の意識を感じるようなことからは

目を背けて忘れようとすることに努めるような癖があったな。

 

〈まあ、今はそこまで重要なことでないから思い出した時に伝えてくれれば良い。

もしかしたら、俺が間違っている可能性もあるからな。

さて、先程リーズシャルテが聞いてきたことに関してと最後の質問の答えだが・・・〉

 

宿主を含む全員に緊張が走っている。

どのような答えをいうのかと・・・。正直、俺はこの後の宿主たちの反応は予想がついている。

なぜなら俺の答えを聞いた瞬間、驚愕する可能性があるからだ。

そんなことを俺は思いつつ答えた。

 

〈特にない〉

 

「「「「「「へっ?」」」」」」

 

              

              ・

              ・

              ・

              ・

              ・

              ・ 

              ・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「ええええええええええええええええええええええええ?!」」」」」」

 

俺の予想通り、驚愕していた。

ちなみにこの時、フィルフィ―は立ちながら寝ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回から無印にはいるかも

今までの投稿した奴にいくつか加筆修正などを加えました。


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太陽に向かって羽ばたく者の名は・・

ようやく名前出せたZ

作成中に隣の部屋から嬌声が聞こえ・・・
ないZ

でははじまりま~~~す




???side

 

俺は転生者である・・名前はまだない・・。

前世の俺は名無しでまともに人間らしいことができなかったため

宿主たちに自分がこの世界で何をするのか?という問いに対して「特にない」と返答したが、

ただの返答一つで予想できていたがこうも驚かられるのもとても新鮮だ。

リーズシャルテが戸惑いながら声をかけてきた。

 

「お、おい特にないというのは・・本当なのか?」

 

〈本当だ、嘘はない〉

 

「そうか、それなら安心だ・・・・・・・って、ンなわけあるかーーーー!!」

 

リーズシャルテが全力でノリツッコミをかました。

 

「今まで出てきた回答の中で一番信憑性が薄い返答だぞ!」

 

「リーシャと同感ね、一体何を企んでいるのかしら、変な返答したら切り刻むわよ」

 

「リーシャとメルト落ち着いてね」

 

リーズシャルテとメルトリリスが大分ヒートアップしているのを宿主が止めに入っている。

フィルフィ―は相変わらず寝ており、クルルシファーとセリスティアは宿主の中にいる

俺に疑いの眼差しをむけている。

 

〈すまない、補足するなら今現在はしたいことがないだ〉

 

「今現在は?どういうことだ?」

 

〈言葉通りの意味だ宿主よ。先のリーシャの俺の体についても含めて続きを話したいが・・

誰もフィルフィ―を起こさないのか?〉

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

立ったまま寝ていたフィルフィ―を起こすのに6人がかりで約30分かかった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

〈では、気を取り直して〉

 

一息入れると、宿主たちは俺の話を聞く体制になっていた。

 

〈まず俺は確実に宿主と別離するときがくる、それはおそらく俺がこの世界で何をするのか

見出した時だろう〉

 

「何をするかですか・・」

 

セリスティアは神妙な顔つきで俺の言ったことを半濁している。

 

〈俺はこの世界の事や様々なことについて全くといっていいほど知らない。

だから、宿主を通して様々なものを見聞きし、他者に意見をもらい

自問自答をして自分の考えを深めていき・・・〉

 

「自分自身の答えを出すっていうことね」

 

その先はクルルシファーが言った。

 

〈そのとおりだ。そして、それは同時に俺が外の世界で活動できる身体を獲得を意味する。〉

 

「つまり、あなたが、わ、私たちの敵か味方になるかは・・・」

 

〈宿主やお前たち次第ということだ〉

 

「じっ、自分!?」

 

「何を動揺しているのかしら翼?」

 

「そうよ翼君?私たちはかなり責任重大よ」

 

「ええ、クルルシファーの言う通りです。翼」

 

「????」

 

まったく宿主は・・・これだけ言われても僅かでもわかってないみたいだな

おそらく他人事と捉えていたな・・はぁ~。

リーシャが嘆息しながら、なぜ責任重大なのか説明し始めた。

 

「はぁ~良いか翼、お前の中にいる奴は自分がどのように生きるかを私たちなどに触れて

学習したいと言っている。ここまではいいな」

 

「おう、だけど何でそれが敵味方の話になるんだよ」

 

「それは奴が出した答えが、例えばこの世界の本来起こる事象の改変を否定するものだった場合、

最悪転生者という存在を消す奴になる可能性もあるってことだぞ」

 

「な!?」

 

宿主はここで自分たちの重大さについてようやくわかったみたいだ。

 

〈一先ず俺の答えられることは話したぞ、俺をどうするんだ?〉

 

7人全員が思案顔で黙り込んでいた。

 

「とりあえず様子見でいいかな?特にどうするかって案もないし」

 

「翼さんがそうしたいなら、私はそれに従います。メルトたちはどうするの?」

 

「そうね、現状は様子見にしときましょう。ただし、翼と二人きりにならないように

私たちの誰かが彼の監視に付くようにしない」

 

「私はメルトに賛成です。彼はまだ信じるに値する人間か判断できたわけではないですから。

あなたや翼、リーシャ達もそれでいいですか?」

 

〈「「「「おう(ええ)⦅ああ⦆(うん)」」」」〉

 

宿主と俺、クルルスファー、リーズシャルテ、フィルフィ―はメルトリリスの提示した意見を

肯定したセリスティアに賛同した。

 

(そろそろ良いだろうか?)

 

俺は皆に訊ねた。

 

〈唐突でわるいが、一番最初の俺の頼みごとに戻るのだが・・〉

 

皆がそういえばという表情をしている。

 

「色々聞いていて忘れていたけど何だったかしら」

 

「たしか、自分の名前を、決めてほしいって、ことだったはずだよ」

 

フィルフィ―以外の皆は忘れてしまっていたようだ。

 

「確かに名前がないと不便ですね」

 

「何て名前にする?」

 

「では、ドリルキングなんてどうだ!」

 

「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」

 

リーシャ以外の皆が微妙な表情をしている。正直今の俺も皆と同じ表情をしているはずだ。

 

「おい!なぜ翼や皆も黙るんだ!」

 

「はい、それじゃ他に意見ある人いる?」

 

この調子で俺の名は決まるのだろうか?

 

SIDEend

 

翼side

 

さて、リーシャの残念発言をスルーして無理やり仕切り直したけど、さてなんて何するか・・・。

しかし、彼は真面目で実直そうな性格してそうだ。6人の中だとセリスが似ているかな?

確かに彼は真面目っぽいけど多分セリスとは違うタイプの真面目さを持った人間かもしれない。

例えるなら、セリスを雷のように真っ直ぐ貫く真面目さなら、彼は周りを巻き込むような

燃え盛っていく炎のような真面目さを感じさせる人だと思った。

しかし炎か?炎・・・神話・・・太陽・・・・・・これだ!

 

「決めた!」

 

考え込んでいた皆も自分の方を向いた。

 

「ツーちゃん、良い名前、思いついたの?」

 

〈どんな名前だ?〉

 

「そうね、さっきのどこぞやの人みたいな微妙な名前じゃないでしょうね?」

 

「おい(#^ω^)メルトそれは誰のことを言っているんだ?」

 

「メルト、あっあまりリーシャをいじめたらいけない」

 

「リーシャも突っかからないでください」

 

自分はセリスとリップが二人の仲裁をしている間に、早く伝えてあげよう。

 

「翼君彼の名前なんて名前にしたのかしら?」

 

〈ああ、俺は何というのだ?〉

 

彼とクルルシファーは気になって聞いてきた。

 

「ああ、君の名前は今日から”ヘリオス”だ」




明日中には無印内容に触れたものを上げます。
がんばります。


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