Moon Light Another Fate a sequel (深緑 風龍)
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DATA1 釣りバトル 光の国

-光の国-

 

 

光の国、それは第零宇宙のどこら辺りかにある場所。ウルトラマン達が住んでいる世界と言っていいだろう。

そんな中、一人の男が港のところに立ち寄った。

 

彼は姉、兄、妹、多くの妻(夫)と愛人、そして子供、孫がいて、しかも無限螺旋神獣アギラと『エターナルフォース・ゼロ』と並ぶぐらいの英雄で、かつてゼロノスの野望を止めたとも言われてる英雄。

今では『超全大王神』として、『エターナルフォース・ゼロ』の手伝いをしたり、彼が結成させた『エクストリームブレード・オール』の仕事をしたりと、忙しい毎日ではあるが、過去の強さは健在で、それどころか極限すら超える事となった。最早限界も知らない神様へとなり得たが、本人曰く、『自分の種族は有翼人。例えみんなから神様と呼ばれても、僕の種族は変わりない。』と言っていた。

とは言え、結婚しているにも関わらず、どういう訳か愛人関係を作ろうとする女性が絶えないようで、彼は─────

 

 

ガルッチ「おいナレーター、それ以上は自重しろ。こっちは好きで愛人作ってるわけじゃねえし、そもそもこういうのは、ゼウス特権だろ。何で僕まで…………。」

 

 

………すんません。まぁ彼はゼウスと酷似には嫌うようで、ヘラに相談する事がよくあるそうだ。主に如何すればこの絶えない愛人関係を止めることが出来るのか。が、結果は失敗三昧で、どうも上手く行かないようだ。

というよりは、大体が其奴らが一枚上手で仕掛けているため、ヘラですら( ゚д゚)ポカーンとしてしまう程のこの始末………。

 

 

ガルッチ「もう異常すぎる…………。」

 

 

そんなこんなで、『全王神』の息子にして『超全大王神』ことガルッチは、港に着いた。

が、そこには既に先客が居た。しかも……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明らかに悪堕ちしたウルトラマンが、普通の人が寄らぬ魔境と化していたのだった。

 

 

ガルッチ「ベリアル、お前釣りするんだ………。」

 

 

その正体は、ウルトラマンベリアル。かつてウルトラ戦士として戦ったのだが、プラズマスパークのコアを奪おうとするが、強力なパワーに耐え切れずに失敗し、光の国を追放され、失意のうちに宇宙を彷徨っていたところを、強大な闇の力を持つレイブラッド星人に目をつけられて現在の姿になった。

現在はそんなに悪さはしないのだが、一体何を思って釣りをしてるのだろうか………。

 

 

ベリアル「おう、超全大王神様じゃないか。」

 

ガルッチ「ベリアル、頼むから普通にガルッチって呼べよ。こそばゆい。」

 

ベリアル「ハハハ、まだ慣れねえのか。やっぱり長年剣士としてやってたから、王になるのは恥ずかしいのか。」

 

ガルッチ「当たり前だろ、っていうかベリアル。釣りするんだな。」

 

ベリアル「あん?そりゃ暇な以上、なんか趣味でも見つけようかなって思ったのが此さ。」

 

ガルッチ「へぇ、最近僕釣りとかしてないな………。」

 

ベリアル「お前、釣りするのか。何が釣れたんだ?」

 

ガルッチ「うーん、1番印象深いのは、『ジエン・モーラン』を釣り上げたことかな?」

 

ベリアル「ブッ!?」

 

 

ガルッチside

 

 

ベリアル「お前、あんな巨体を釣り上げたってのか!?」

 

ガルッチ「うん。しかも艦これの世界で。」

 

ベリアル「いやいや、異常すぎるだろ!?そもそも次元を歪ませない限り、釣れねえだろ!?!」

 

ガルッチ「安心しろ、餌は八雲紫だから。(ゝω・)b」

 

ベリアル「あ、だったら納得だ。」

 

 

それで納得するんだ、ベリアル。いやまあ納得するか。そう思いながら、ブラックコーヒー缶とブラッドオレンジジュースのペットボトルを買って、缶コーヒーをベリアルに投げた。

ベリアルはそれを受け取り、片手で開けた。

 

 

ガルッチ「それで、どれくらい釣れた?」

 

ベリアル「そうだな。銀サバ山、青アジ10、んで地ヒラメ3だな。」

 

ガルッチ「うわ、ホントにサバばっかり………。」

 

ベリアル「だろ?よっと!」

 

 

慣れた手つきで、ベリアルはは魚を釣り上げる。

釣れた魚はと言えば。

 

 

ガルッチ「…………鯖か。」

 

ベリアル「…………鯖だな。」

 

 

しかも、小振りの鯖だった。どうせならアジがいい。

 

 

ガルッチ「うーん、あまり肉とかなさそう。」

 

ベリアル「ああ、確かに。リリース。」

 

 

ベリアルはすぐさま針を外し、魚を海に帰す。

さっきのサバが気に入らなかったのは、ベリアルも同様のようだ。でもアジは例外。豆アジなら、南蛮漬けがいいからね。風龍さんも好んで食べてますし。

 

 

ガルッチ「そう言えば、息子の様子はどう?」

 

ベリアル「ジードか?何かしらねえけど、なかなか懐かなくってよ。悪堕ちとは言え、仮にも父親だぞ?」

 

ガルッチ「イジメとかは?」

 

ベリアル「それがあったら、俺も許せねえが、それすら来ねえ。どうも俺の血を引いてるのか、みんな避けちまうんだ。」

 

ガルッチ「イジメよりタチ悪いな………。」

 

ベリアル「おかげでジードがグレるんじゃないか心配だよ………。」

 

ガルッチ「あー………、一度英竜お姉ちゃんに相談したら?」

 

ベリアル「そうする…………。っていうか最近お前も、若干シスコンになりかけてねえか?」

 

ガルッチ「そうか?仮にそうだとしても、姉さんよりマシだよ?」

 

ベリアル「何でだ?」

 

ガルッチ「だって姉さん、どういう訳か僕が着たシャツやパンツを嗅いで、そのままオナってたし。」

 

ベリアル「…………お前って、意外と苦労してんだな。」

 

 

正直ここまでブラコンの姉さん見たことないよ。挙げ句の果てには、子作りしようって言い出すし………。何が一体如何したらああなるの?

 

 

ベリアル「まぁ、俺が言えた義理じゃねえが。元気出せ。よっ………ってまた鯖!?」

 

ガルッチ「………鯖に好かれすぎだろ。まぁ、後で持ってきて。夕食魚料理にするつもりだし。」

 

ベリアル「おう、そうするぜ。」

 

ガルッチ「んじゃ僕、帰るね。」

 

ベリアル「あいよ。差し入れサンキュー。」

 

 

そして、僕は港を後にした。

しばらくして、ベリアルは僕の家に来て、魚を持ってきた。

しかも、銀サバ山、黄イナダ15、青アジ25、地ヒラメ5、地カレイ1に進化していた。今日はご馳走だな。

 

 

 

────────────────

 

 

 

五日後、再び僕は港に来た。

 

が、また先客が居た。しかも…………。

 

 

赤と黒の悪堕ちウルトラマンと赤と青のツートンカラーのウルトラマンが火花を散らす、戦場と化していた

おいこの光景、逆だろ。今更だけど、これクーフーリンとエミヤシロウの釣りバトルに見えるぞ。

 

 

ゼロ「へっ、黄イナダ18匹目フィッシュ。いい漁港だな、面白いように釣れるじゃねえか。ところで後ろの黒い男よ。今日で何フィッシュ目だ?」

 

ベリアル「いちいちウルセぇぞ、ゼロ。殴り飛ばされてえか?」

 

ガルッチ「…………今度はゼロが釣りかい。」

 

 

赤い帽子を被り、ピッカピカの最新型リールが取り付けられた釣り竿を振るウルトラマンゼロ。

その反対側でレトロな釣り竿を振るウルトラマンベリアルを、今まで18回以上も煽っているようだ。

 

 

あ、ここで補足です。

フィッシュと言うのは、アタリとかそう言う意味を持つ型月用語とお考え下さい。

 

 

まぁそれはともかく、いつの間に釣りを始めてるんだろ?

 

 

ゼロ「ハハハ、まだ銀サバ8匹目なのか?時代遅れのフィッシングスタイルじゃあその程度………っと、19匹目フィィッシュゥ!!!」

 

 

ゼロ、大人気ないぞ………。

 

 

ベリアル「お前静かに出来ねえのか!?魚が逃げるだろうが!!」

 

ゼロ「ハッ、自身の腕の無さを他人のせいにするとは、哀れだなベリアル。近場の魚が逃げるなら、リール釣りに切り替えればいいってのに。まぁお前みたいな初心者に解るわけが…………おっと悪いな、20匹目フィィィッッシュゥウ!!!!!ヒャッホー!!」

 

 

…………ゼロ、もう一度言うけど大人気ないぞ

 

 

ゼロ「ハッハッハ、こりゃ夜明けを待たずして勝負あったな!!軽い準備運動で始めたが、様子を見るまでもなかったな。ところでベリアル。別に、この港の魚を釣り尽くしても構わねぇだろ?」

 

ベリアル「テメェ………!!こんなのまだ序の口だ!!見てろ、大物釣り上げてやる!!」

 

ゼロ「おっ、勝負決まってんのにまだヤルってのか?いいぜ、受けて立とうじゃねえか!!」

 

ガルッチ「…………駄目だこりゃ。」

 

 

まぁとりあえず、2人の隣に缶コーヒーを置いて、港を後にした。だがこの後、カオスな事になろうとは、僕は思いもよらなかっただろう。

 

 

 

──────────────────

 

 

 

全王神「もう、ガルッチちゃんたら~。」

 

ガルッチ「母さん、少しはだなぁ………。」

 

英竜「ガルッチ、威厳って何だっけ?」

 

未来「英竜、ゲシュタルト崩壊しないで……。」

 

 

七日後、今度は未来と英竜、そして母さんこと全王神と一緒に港に行った。が、やはり先客が居た。

しかも今回は様子が違った…………。

 

 

ウルトラマン2人に英霊3人という、何ともカオスな出来事が起きていたのだ。カオス、ここに極まり…………。

 

 

ガルッチ「ちょ、更に増えてるし!?」

 

英竜「ここで釣りしている人がいるってのは聞いたけど、今度は英霊3人………。」

 

未来「明らかに、おかしいでしょ?」

 

全王神「あら?あれって、エミヤとクーフーリンとギルちゃんじゃない?」

 

ガルッチ「何で今ここに?」

 

 

というか色々とおかしい………。

 

 

ギル「フハハハハ!!どうだ光巨人、我々とて遅れを取っておらんぞ!!」

 

エミヤ「ふっ、ホントにここは面白いように釣れるな。」

 

クーフーリン「ああ、教えてくれてサンキューな。ベリアル。」

 

ベリアル「ああ、なんとしてでも、ゼロには勝たなくては………!!」

 

 

お前が差し金か、ベリアル!まさか負けたのか?負けた腹癒せに、英霊3人呼んだってのか?

 

 

英竜「必死だな、ベリアル。」

 

ガルッチ「うん。必死だね。」

 

ゼロ「くっ、英霊3人。しかも光の御子に錬鉄の英雄、挙げ句の果てには英雄王を呼び出すって………。

テメェ、卑怯な手を使ってでも勝ちてぇのか!?というかお前ら特注品の道具を使うって、お前らそれでも英雄か!?」

 

ガルッチ「お前が言うな。というかあれも特注品だろ……。」

 

英竜「最近の英霊って、釣りするのかな?」

 

ガルッチ「釣りどころか、バイトもしてれば、何かとゲーム大会に出てる英霊もいるぞ。」

 

 

もう英霊って何だったのか忘れそうな気がする。主にあの3人のせいで………。

 

 

クーフーリン「別に良いんじゃねえの?釣りなら俺達が特権だし。」

 

エミヤ「ああ、それっ!私なんてもう25匹目フィッシュしたぞ?」

 

ギル「まぁ所詮、貴様の釣竿なぞ、我の敵ではないわ!!この最強の釣竿で、貴様の勝利をもぎ取ってくれよう!!」

 

ゼロ「このぉ…………!!負けてたまるか!!ぜってぇ勝つからな!!」

 

 

なんかもう戦争っぽいのが始まったな…………。ベリアルもご満悦だし…………、如何したものか………。

 

 

英竜「………帰ろっか、ガルッチ。未来。全王神様。」

 

ガルッチ「うん、ここは一般人が来ていい場所じゃない…………。」

 

未来「そうだね…………。」

 

全王神「えー、楽しそうだと思うんだけどなぁ………。」

 

 

もうここの港は、しばらくの間は戦場と化すだろ。いつか、この戦いの終止符を取る者が、いますように……………。

 

その夕暮れ、ベリアルとゼロ、そしてエミヤ達が、ウチに来て魚を持ってきた。

今日は魚三昧、やったぜ。




-始原の城-

メアリー「しばらくはこんな感じで投稿するの?」

まぁそうなるわな。

ダンブルドア「ところで、紫は何処へ行ったのじゃ?」

…………さぁ?


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DATA2 無限雷龍斬撃神獣ディノオウガ

-研究室-

 

ガルッチside

 

 

あれから2万年、英竜に腕を渡して以降超獣を作り出しているのだが、なかなか上手く行かないようだ。

正直ここまで失敗続きになるなんて、英竜にとっても初めてのようだ。

何で上手く行かないのか、不思議に思っていた僕と英竜お姉ちゃん。

 

 

英竜「うーん、ガルッチ。今度は如何する?」

 

ガルッチ「ここまでやっても、ねぇ。ウルトラマンのみんな、ウルトラ怪獣、そのDNAでも、失敗続き。」

 

英竜「何がいけないんだろ?」

 

 

まさか、超獣には当てはめられないとかかな?いや、そんなはずは無いと思いたいが………。

 

 

ガルッチ「ねぇお姉ちゃん、ちょっと試したいことがあるけど………。」

 

英竜「何?」

 

ガルッチ「ウルトラ怪獣とウルトラマン達が駄目なら、モンスターハンターの奴らで試してみるってのは?」

 

英竜「モンスターハンター?いやまって、それで上手く行くの!?」

 

ガルッチ「何事にも試すべきだと思うんだ。とりあえず僕、彼等のところに言って、聞いてくるね。」

 

 

 

 

───暫くして…………。

 

 

 

 

 

英竜「どうだった?」

 

ガルッチ「協力してくれるって。それが、これ。」

 

英竜「…………ちょっと待って、この玉みたいなの。ホントに?」

 

ガルッチ「お姉ちゃん、そこは気にしちゃダメだよ。僕だって不思議に思うほどだから。」

 

 

さて、こっから長い戦いになりそうだな。まずは鳥竜種と何かを組み合わせからだな……。

 

 

英竜「駄目だ、鳥竜種?系じゃ意味が無い。俊敏性が上がるけど、火力がない。」

 

ガルッチ「うーん、ってなると………古龍系の素材を入れてみるか。アルバトリオンとウカムルバスを…………。」

 

 

それから数時間もやっているにも関わらず、なかなか上手く行かなかった………。

 

 

ガルッチ「うーん、どんなにやっても超獣が出来ないか…………。」

 

英竜「あれだけやったのに…………。何がいけないんだ?」

 

ガルッチ「ジンオウガの素材やディノバルトの素材なら相性がいいと思ったのに………。というか、あと少しで出来上がりそうだったのに………。」

 

英竜「確かに、私も成功したと思ったね。……………待てよ?」

 

ガルッチ「如何したの?」

 

英竜「これをウルトラマン達とウルトラ怪獣を組み合わせれば、成功するんじゃないのか?」

 

ガルッチ「…………やってみる価値はありそうだね。よし、んじゃあ早速────」

 

 

そうして、色々と試行錯誤しつつ、作り続けて遂に…………。

 

 

ガルッチ「よし、ウルトラマンノアとウルトラマンベリアル、此を雷狼竜の碧玉と斬竜の炎玉、獄狼竜の昏玉で試すぞ。」

 

英竜「お願い!!成功して!!」

 

 

そして、ノアとベリアルの力を、引き千切った僕の腕に注ぎ込み、そのまま3つの宝玉を組み込んだ。

それから数時間後、遂に出来上がった。

 

 

「うーん……………、まだ眠い~……………。」

 

英竜「( ゚д゚)ポカーン」

 

ガルッチ「( ゚д゚)ポカーン」

 

「あー、でも起きないと…………。アレ?2人ともどうかしたの?」

 

 

成功した。しかも見た目は、僕と同じ男の娘。しかもショタ…………。赤と青のオッドアイに半分の髪の色は白で、もう半分はネイビー。紫色の獣耳が着いていて、服装はジンオウZの女物。尻尾はディノバルトではあるが、それ以外はジンオウガ要素が多い男の娘が出来上がった。

ちゃんと僕とノアとベリアルの力を受け継いでいるようだ。

 

 

「ねぇ、お兄ちゃん、お姉ちゃん。」

 

英ガル「「ゴフッ!」」

 

 

こ、此は…………。破壊力有り過ぎだ……………。凶暴な力だけじゃなく、可愛さも尋常じゃないとか…………。やばい、此死ねる…………。

 

 

「お兄ちゃん達が、僕を作ってくれたの?」

 

英竜「そ、そうだよ。ガルッチ、この子の名前どうしようか。」

 

ガルッチ「そ、そうだな………。ジンオウガとディノバルトのDNAから生まれたから…………。いやまって、そもそも右腕は僕のだし、どんな物でも斬れるから…………。」

 

英竜「………悩む。名前はどうしよう…………。」

 

ガルッチ「雷撃………、龍撃………、斬撃………。ディノ…………オウガ………。」

 

「ディノオウガ!僕、ディノオウガって名前がいい!!」

 

英竜「あ、それがいいね!」

 

ガルッチ「よし!今日から君は、『無限雷龍斬撃神獣<ディノオウガ>』だ!」

 

ディノオウガ「わーい!!」

 

 

獣耳が、滅茶苦茶ピョコピョコと動いてる…………。なんだろ、みんなが僕の耳を舐める気持ちが分かる気がする………。

 

 

ガルッチ「(お姉ちゃん、この子………。)」

 

英竜「(言いたいことは解る、ガルッチ。)」

 

英ガル「「((この子滅茶苦茶可愛い!!!))」」

 

ディノオウガ「ねぇお兄ちゃん、お姉ちゃん。お腹すいた~。」

 

英竜「!!」

 

ガルッチ「急いで作るから、待ってて!!!」

 

英竜「わ、私もォォォォ!!!!」

 

 

こうして1人、滅茶苦茶可愛い神獣を生み出してしまった。ディノオウガって確か肉食なのかな?もしそうなら、色々と作らなきゃ!!!




無限雷龍斬撃神獣<ディノオウガ>


ジンオウガとその亜種、ディノバルトのDNAとウルトラマンベリアルとウルトラマンノアの能力に、ガルッチが引き千切った右腕で生まれた男の娘。
服装はジンオウZ装備で、紫色の獣耳、赤と青のオッドアイに、右半分の髪の色は白で、左半分の髪の色はネイビーブルー。
ジンオウガ要素が強いが、唯一尻尾だけは、ディノバルトになっている。
生まれて間もないのか、ガルッチにはお兄ちゃん、英竜にはお姉ちゃんと呼んでいるため、2人の心に直撃し、最早メロメロ状態。
多分皆に見せたら、恐らく可愛い余りに失血死直結しそうで、あのザギですら顔を背けて真っ赤にするぐらいの破壊力を持ってる。
成長しても、ガルッチみたいに男の娘のまま保ち、逆にメロメロ状態が続く。というか滅茶苦茶甘やかしていそう…………。


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DATA3 ディノオウガの自己紹介

-光の国-

 

フランside

 

 

どうも、ガルお兄ちゃんの妻のフランちゃんです。最近お兄ちゃんと英竜ちゃんが作ったと言われてる『ディノオウガ』?のお披露目するようで、どんなのか気になってそわそわしてるところです。

 

 

こいし「それにしても、『ディノオウガ』ってディノバルトとジンオウガを組み合わせた名前よね?」

 

イリヤ「うーん、どんな姿で登場なんだろう?」

 

愛花「なんだかすっごく可愛がってたらしいよ?」

 

ミスト「…………想像がつかない。」

 

 

うん、確かに想像がつかないよね。ディノオウガってなると、ちょっと筋肉質なお兄さん的な存在に聞こえちゃうぐらいだもん。でも可愛がってるって事は、どうもあのイメージじゃなさそう。

 

 

未来「分かんない………、一体どんな子なんだろう。」

 

ラルッチ「認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない─────────」

 

ルッチ「お姉ちゃん、別に英竜さんが子供を産まれたわけじゃないんだから………。」

 

ラルッチ「そうだけど、私のガルッチを奪われてるのよ!?」

 

イリヤ「お姉ちゃん、先ず落ち着いて。嫌われたくないでしょ?」

 

ラルッチ「ウグッ………!そ、そうだけど…………。やっぱり、英竜に奪われて─────」

 

ガルッチ「姉さん、陰口ダメだよ。」

 

ラルッチ「ッ!?」

 

 

あ、お兄ちゃんとお姉ちゃんが来た。というか紹介したくてうずうずしてるわね……。

 

 

フラン「お兄ちゃん、ディノオウガって何処に居るの?」

 

ガルッチ「あ、そうだった。英竜お姉ちゃん。」

 

英竜「それじゃあ、紹介するね。出てきて、ディノ~。」

 

 

その名前を呼んだ途端、私たちは天使を見た。いいえ、想像を遥かに超えた天使がいた。

 

 

ディノオウガ「えーっと、む、無限雷龍斬撃神獣<ディノオウガ>です。その、どうか、よろしくお願いします。」

 

全員『(なにこの子滅茶苦茶可愛い!!!)』

 

ディノオウガ「こ、こんな感じでいいの?お兄ちゃん。」

 

ガルッチ「(ゝω・)b」

 

ディノオウガ「そ、そっか。えへへ………。」

 

 

何この子の笑顔……………、お兄ちゃんと匹敵するかのような可愛さ!!

 

 

ラルッチ「ね、ねえ。わ、私の子に────」

 

ディノオウガ「?僕、お兄ちゃんとお姉ちゃんの子だけど。」

 

ラルッチ「ゴフッ!?そんなぁ…………。」

 

ガルッチ「あ、ショック受けた………。」

 

英竜「ラルッチざまぁ。wwww」

 

ラルッチ「畜生!!英竜!!ディノに何を吹き込んだ!!」

 

英竜「吹き込んでないよ~、失礼な~。wwwwww」

 

ラルッチ「絶対吹き込んでるでしょ!!!渡しなさいよ!!」

 

ガルッチ「姉さん達。」

 

ディノオウガ「お姉ちゃん達。」

 

ガルディノ「「仲良く、ね?」」

 

 

おっふぅ…………。やばい、お兄ちゃんと、そのディノ君の上目遣い…………。もう駄目、私此で死ねるかも…………………………。

 

 

英ラル「「ゴフッ…………。」」

 

 

『バタンッ』

 

 

sideChange

 

 

ガルッチside

 

 

もう、何でお姉ちゃんと姉さんは喧嘩を始めるのかな?まぁ何故かディノオウガも上目遣いしたのか、2人とも──────

 

 

『バタンッ』

 

 

…………いや、この場にいた全員倒れてたわ。破壊力抜群だな、おい。

 

 

ディノオウガ「ねぇお兄ちゃん、何で皆幸せそうに倒れちゃったの?」

 

ガルッチ「君が可愛すぎるからだよ、ディノ。」

 

ディノオウガ「そ、そう?」

 

ガルッチ「僕が保障する。(ゝω・)b」

 

深雪「ふぁぁ………、ちょっと仮眠とってたら、遅れて───────って、なんやこの状況!?」

 

ガルッチ「深雪、遅くない?」

 

深雪「…………って、この子。誰?」

 

ガルッチ「ディノオウガ。僕の腕にジンオウガと亜種、ディノバルトのDNAに────」

 

深雪「って滅茶苦茶可愛いやん!!お持ち帰りしたぁぁぁぁぁぁい!!」

 

ディノオウガ「ふぇぇぇぇ!?」

 

 

ん?尻尾が動いて?

 

 

『ブオンッ!!』

 

 

深雪「フレアッ!?」

 

 

『バタンッ』

 

 

あー、峰の方でよかった…………。下手すれば、真っ二つに斬れてたよ。

 

 

ガルッチ「大丈夫?」

 

深雪「あ、あう~………。痛いはずなのに、何だか、凄く興奮しちゃいそう~。♡」

 

ガルッチ「深雪!?」

 

深雪「ディノちゃん!!もう一度尻尾で────」

 

ガルッチ「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!!!!ライダーキック!!」

 

深雪「チルノッ!?」

 

 

『ズコンッ!』

 

 

おいおい、いきなり何をさせようとしてるんだ!?ディノオウガにそんなことさせるつもりないからね!?

 

 

深雪「イタタタ、酷いやないかガルッチ。」

 

ガルッチ「あんたねえ、まだ産まれて間もない子に、いきなりそんなことさせるか普通!!」

 

深雪「ショタに苛められるなら、私は一向に構わん!!ってな訳で、ディノ君!!もう一度その尻尾で─────」

 

英竜「私のディノオウガに何するの!!」

 

 

あ、目覚めたと同時に飛び膝蹴りで、深雪の顔に直撃した。

 

 

深雪「マカロンッ!?」

 

ディノオウガ「お兄ちゃん、何であの人悦んでるの?」

 

ガルッチ「ディノ、その………なんだ。まだ幼すぎるから、理解するのはまだ早いと思うんだ。いつか教えてあげるから。」

 

ディノオウガ「うーん、分かった。約束、だよ?」

 

英竜「え?教えるってマジで?」

 

ガルッチ「自分から学んだ方がいいが、間違った教え方しちゃったら大変だからね………。そんな犯罪っ子にならせないために───────」

 

深雪「こ、こんなところで倒れてたまるか!!ディノ君~~~~~!!!!」

 

 

どんだけ諦めが悪いんだ!?

 

 

ラルッチ「やめなさい!!」

 

深雪「アベシッ!?」

 

ガルッチ「うわっ、溝打ち………。」

 

ラルッチ「英竜、ここは一時休戦といこうじゃないの。」

 

英竜「奇遇ね、ラルッチ。ここはディノオウガを守るために、今一度深雪を倒さなくては……。」

 

深雪「うー、こんなところで倒れるウチじゃないよ!!」

 

ガルッチ「あれでも無事って………。っておいお姉ちゃん達、暴れないの。」

 

アラヤ「母さん、何の騒ぎ?」

 

ガルッチ「あー、ちょっとこの子の事で揉めちゃったんだ。」

 

アラヤ「へぇ。」

 

ディノオウガ「よろしくお願いします。」

 

アラヤ「よ、宜しく。(え、この子可愛い………って、何を考えてるんだ!?)」

 

リサ「アラヤ、どうだっ…………た?」

 

アラヤ「あ、リサ。」

 

リサ「その子誰!?凄く可愛い!!」

 

ガルッチ「ディノオウガって言う子で、僕の腕にジンオウガと亜種、ディノバルトの素材に加えて、ウルトラマンノアとベリアルの能力で誕生した神獣なんだ。」

 

ディノオウガ「ディノオウガです、よろしくお願いします。」

 

リサ「宜しく、ディノ君!ねぇお父さん、ちょっとこの子預けてくれない?」

 

ガルッチ「うーん、英竜お姉ちゃん達が、今あんなんだし、しばらくの間なら頼む。」

 

リサ「はーい!!」

 

ガルッチ「ディノ、暫くはリサとアラヤのとこに行ってて。」

 

ディノオウガ「うんっ!!」

 

 

やっぱり、ディノオウガは素直で可愛いなぁ………。って駄目だ、可愛すぎて、凄くムラムラしちゃう………。ダメダメ、あんなに可愛い子にさせるなんてまだ早いのに……。

とりあえず、落ち着かないと。

 

 

深雪「あかん!!ディノ君~!ウチを苛めて~!!その可愛い顔で罵って~!!レイプして~!!」

 

英竜「いい加減にしなさい!!」

 

ラルッチ「ディノオウガ君に、そんな酷いことしては駄目だって!!」

 

深雪「もうウチ、あの子に苛められるぐらいなら、凄く満足や!!豚のように扱って~!!」

 

ラルッチ「あのね!?そんなことしたら、悪影響及ぼすでしょ!?」

 

英竜「私とガルッチの子に、変な教育させないの!!」

 

ガルッチ「…………やれやれだぜ。」

 

未来「うーん…………、一体何の騒ぎ?」

 

フラン「あれ?さっきの子は?」

 

ガルッチ「アラヤに預けた。」

 

こいし「可愛かったなぁ………。お兄ちゃんと同じぐらい。」

 

イリヤ「うんうん。」

 

愛花「私より可愛い子が居るなんて、思わなかった………。」

 

未来「っていうかガルッチ。凄くモジモジしてるけど?」

 

ガルッチ「あ、ちょっとディノオウガを見ていたら、凄くムラムラしてきてね…………。」

 

未来「やっぱりあの可愛さに、耐えられなかったと。」

 

フラン「気持ちは分かるよ、お兄ちゃん。あれは凄く可愛いもん。」

 

未来「って言うわけで、上行きますか。」

 

ガルッチ「そうしよう。」

 

 

そして、英竜お姉ちゃんと姉さん、、そして兄さんを置いて、未来達と滅茶苦茶セックスしまくった。

 

 

ルッチ「って、お姉ちゃん達落ち着いてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」



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DATA4 ディノオウガの育児

-光の国-

 

ガルッチside

 

 

はぁ、まさか自己紹介でここまでカオスになるなんて思わなかった。というか、深雪どうしたんだ?ディノオウガを見ただけでM化するって聞いたことないけど。

あれ絶対性的な目をしてたよ。

おかげで英竜お姉ちゃんと姉さんが、一時期協力して止めに行ったようだけど、あれには引いた。

 

 

ガルッチ「まぁとりあえず、ディノオウガの育児だな。見た目6歳ぐらいだけど、産まれたばかりだし、ちゃんと育てないとね。人工的に作られていてもね。」

 

英竜「あー、疲れた…………。」

 

ガルッチ「あ、お姉ちゃん。深雪は?」

 

英竜「ら、ラルッチに任せてる。ホント、彼奴のショタコン性強くない?」

 

ガルッチ「あれは多分、生きてきた中で初めてかもしれない。」

 

英竜「そうなの!?」

 

ガルッチ「うん。アラヤと鳳凰は、まだ耐えていた方だけど、あそこまで暴走したのは初めてだよ。」

 

英竜「……………同情する、ガルッチ。」

 

ガルッチ「それより、ディノオウガの育児を始めないと。」

 

 

久々だなぁ、育児もやったことあるけど、多分腕が鈍ってる気がする。ここから初心に戻って、頑張るかな?まぁ赤ん坊ではないけど。

 

 

ディノオウガ「あ、お兄ちゃん達。もう終わったの?」

 

ガルッチ「うん、色々とあったけど………。」

 

ディノオウガ「?お兄ちゃん、何か変なにおいが──────」

 

ガルッチ「ッ!?」

 

 

えっ!?未来達とセックスしてるのバレてる!?もしかして、嗅覚とか鋭いのか!?いや、変なにおいってだけで、まだどんなものなのか分かんないかも知れないけど、バレたくない……。

 

 

ディノオウガ「うーん、まぁいっかな?」

 

英竜「ガルッチ、もしかして…………。」

 

ガルッチ「まぁ、そう言うことです……………。」

 

ディノオウガ「?」

 

英竜「ああ、気にしないで。アラヤ、リサ。勝手に預けてすまないな。」

 

アラヤ「ううん、気にしないで下さい。英竜さん。」

 

リサ「ディノ君、また遊びに来てね。」

 

ディノオウガ「うんっ!」

 

 

おっふぅ…………。やっぱりこの子、素直すぎて可愛い過ぎる……………。もし誘拐してきたら、其奴を殺そう。特に紫なら、神罰を与えなくては…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──育児に関しては、カット。(ガルッチ「んじゃあ何故書いた!?そこは頑張れよ!?」)

 

 

 

 

 

ガルッチ「結局育児カットかよ。」

 

英竜「仕方ないよ、育児の仕方を小説に書くなんて、無理な話だぞ。」

 

(風龍「誠に申し訳ない。」)

 

ディノオウガ「何の話?」

 

英竜「気にしないで、ディノ君。メタ話だから。」

 

 

言っちゃうんだ………。因みに、育ててから1ヶ月です。

 

 

ディノオウガ「そういえば、お兄ちゃん。」

 

ガルッチ「ん?」

 

ディノオウガ「何で僕、女装してるの?」

 

 

『どんがらガッシャン!!』

 

 

ガルッチ「今っ!?」

 

英竜「確かに、今更だよね?」

 

ディノオウガ「僕、男の子なのに、何で女装してるんだろ?」

 

ガルッチ「……………うーん、生まれ付きから、その格好だった気がする。」

 

ディノオウガ「えっ!?そうなの!?だったら……………、ちょっと恥ずかしい………。」

 

 

はっ、恥じらうディノも…………。ダメダメ、落ち着け!落ち着くんだ!素数を数えて落ち着きを…………。

だから此プッチ神父の奴じゃん!!

 

 

深雪「ディノちゃん、そのままでええよ。」

 

英竜「なっ!?深雪いつの間に!?」

 

深雪「誰だって最初は恥ずかしいよ?でも、馴れれば次第に気分もよくなっ───────」

 

ラルッチ「そこまでよ、深雪さん。」

 

深雪「イヤァァァァァァァ!!!引っ張らないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

ガルッチ「………………えーっと、男用の服着たい?」

 

ディノオウガ「着たい!!」

 

英竜「んじゃあ買いに行こうっか。」

 

ガルッチ「そうしよう。」

 

ディノオウガ「わーい!!お兄ちゃん、お姉ちゃん大好き!!」

 

 

ゴフッ!?何でこう欲望を湧き出そうとしてるの!?やばいって、どんだけ可愛いの!?しかも獣耳ピョコピョコ動いてるし。

くぅ、抑えろ。抑えるんだ!!僕の本能の獣めぇぇぇぇぇ!!!!

 

 

──再びカット

 

 

 

ってな訳で、ディノオウガ専用の服を買ってきました。夜空をテーマに、星々が描かれた半袖のTシャツに、黒をメインに紫色の横線が描かれた何故かピチピチな短パン。首元には銀色の月が付いたチョーカー(まさか売ってたとは思わなかった。)。後は英竜お姉ちゃんが靴下と靴を選んだようだ。問題は、ピチピチな短パン。どうしてそれ選んだのだろうか……。

実際、目のやり場が困っちゃうぐらいだ………。まぁ、選んでいいよって言ったのは、ディノオウガだけど、服とチョーカーはともかく、何故ズボンが、短パン?しかもピチピチでキツいはずなのに………。

 

 

ディノオウガ「?如何したの、お兄ちゃん?」

 

ガルッチ「あ、いや………。何でピチピチの短パンなのかなぁって。」

 

ディノオウガ「うーんとね、金髪で傘を持って扇で扇いでいた人が、この短パンを選んでくれたらしいけど……………。」

 

ガルッチ「……………。」

 

 

それ絶対紫じゃん。あのアマ、ウチの子に手を出すとは良い度胸じゃねえか。後でたっぷり礼を言わなければならないなぁ…………。(^ω^#)

 

 

英竜「まっ、まあ似合うからいいんじゃないの?」

 

ガルッチ「お姉ちゃんが言うなら、別に良いけど。」

 

ディノオウガ「わーい!」

 

ガルッチ「そういえば、あの服装調べてみたけど、どうやら戦闘服だったそうだよ?」

 

英竜「そうなの?」

 

ガルッチ「うん、もし身の危険を感じたら、無意識の内にその服装に戻るようになってる。でも、武器が必要だな…………。もしもの為に、あのスキマBBAに攫われないように─────」

 

紫「誰が BBA ですって?」

 

ガルッチ「テメェのことだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

『ズドゴン!!』

 

 

紫「ゴハッ…………。」

 

 

『バタンッ』

 

 

 

─────今日の紫 ガルッチの腹パンにて死亡

 

 

 

ガルッチ「いい?ディノ。こういう胡散臭そうな人には関わっちゃ駄目だよ?ろくな事にならないからね?」

 

ディノオウガ「う、うん。」

 

 

しかし、いつか親離れがくるんかな?そう思うと、何だか悲しくなってくる………。でも、最後まで育てるぞ!でも先ずは武器だ。うーん、マイナーだけど剣にしようかな。

ってなると、ジンオウガとその亜種、ディノバルトの3本だな。ジンオウガ亜種は真・狼牙刀【寂滅】、原種は真・王牙刀【天威】、んで肝心のディノバルトは燼滅剣アーレーで良いかな。2本の太刀に1本の大剣。

よし、そうときまれば。

 

 

英竜「この子専用のバトルナイザーを作るの?」

 

ガルッチ「うん、既に能力持ってるけど、戦闘技術はまだだからね。せめて戦えるように、臨機応変に使い分けて戦えるようにしないと。」

 

 

そして、再び1ヶ月後、武器を与えた後、僕は戦闘技術を教え、魔法や能力の使い方を教えていった。

僕ほどではないが、少なくともサーヴァント戦、屑な転生者戦や対巨獣戦等の想定したものならどうにかなるだろう。後は………。

 

 

ディノオウガ「ふぅ、やっぱりお兄ちゃんには敵わないね。」

 

英竜「ガルッチ?」

 

ガルッチ「大人げないのは分かっているが、最低でも他の奴に勝てるようには身に付けておかないとね。」

 

英竜「だからって、何も本気を出さなくても…………。」

 

ディノオウガ「でも凄かった!!お兄ちゃん、いつか僕にも使える?」

 

ガルッチ「うーん、そこはちょっと分からないな。」

 

 

僕は少し、ディノオウガの右腕に触れてみた。殆ど馴染んできてはいるが、どうやらさっきの魔法や投影魔術、攻撃系の擬似宝具は扱えて、後は受け継いでないようだ。

 

 

ディノオウガ「そっか…………。(´・ω・`)」

 

ガルッチ「ごめんね、ディノ。でも、その代わりディノのオリジナルの技を持てるって事だよ。」

 

英竜「確かに、ガルッチの能力以外にも、未知な力を持っていそうだしね。」

 

ディノオウガ「そうなんだ。」

 

ガルッチ「でも、此処からは自分で鍛えなきゃいけないけど、限界もあるからね…………。」

 

英竜「あ、だったらザギが居る世界に行かせたら?」

 

ガルッチ「それ良いかも。」

 

英竜「んじゃあ早速、準備に取り掛からないと!」

 

ディノオウガ「ねぇ、何の準備するの?」

 

ガルッチ「旅の準備かな?ディノは充分強いけど、此処からは自分の物語を築いていかないといけない。僕と英竜の息子として。」

 

ディノオウガ「お兄ちゃん…………、一緒には行けないの?」

 

ガルッチ「それはできない。仕事もあるし、恐らく僕の物語は終わってると思うんだ。だから、今度は君が旅をして、教えて欲しいんだ。」

 

ディノオウガ「分かったっ。」

 

 

そして、旅立ちの日。

 

 

英竜「ザギが居る『魔法少女リリカルなのは』の世界に繋げたよ。」

 

ディノオウガ「いよいよだね…………。」

 

ガルッチ「大丈夫、君なら行ける。だから───────」

 

深雪「ディノちゃ~~~~~~~~~~~~~ん!!!!!」

 

ラルッチ「だ、か、ら!!落ち着きなさいって!!」

 

深雪「いややって!!別れとうないんや!!まだ出会って間もないのに、別れるとか酷すぎやないか!!!というか話すらしてえんのに~!!!」

 

 

うわー、必死だ。ショタコンって、ホントにスゲえ………。って、おや?ディノオウガが深雪に近づいたけど。

 

 

『ポンッ』

 

 

深雪「へ?」

 

ディノオウガ「お話しできなくて、ごめんね。深雪お姉ちゃん。」

 

深雪「!!」

 

ディノオウガ「でも僕、お兄ちゃん達のように強くならないと駄目だから、行かなくちゃ。」

 

深雪「………………ディノちゃん。ほんなら、此持ってって。」

 

 

ん?深雪さん、何かのキーホルダーをあげたぞ?あの形状は、白楼剣と楼観剣をモチーフにしたやつか?それを、チョーカーのチェーンに付けたようだけど。

 

 

深雪「此はね、妖夢の力を宿したキーホルダーで、剣限定ではあるけど、二刀流が使えるようになるんや。この先役に立つと思うから。」

 

ディノオウガ「深雪お姉ちゃん…………。ありがとう!」

 

深雪「ウチ、待ってるよ。ディノちゃんが帰ってくるの、ずっと待ってるから!」

 

ディノオウガ「うん。」

 

ラルッチ「深雪…………、あんた……………。」

 

深雪「ウチだって、ディノちゃんの事思ってるんや。変態な目をしてもかまへん。でも、それだけは渡しておく。」

 

英竜「……………ディノ。時間だよ。」

 

ディノオウガ「分かった。それじゃあ、みんな。行って来ます。」

 

 

そう言い残し、ディノオウガは転生装置に乗り、そして姿を消した。

僕の代わりに、色々な世界を飛び回ってよ。ディノオウガ。

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-海鳴市-

 

 

ディノオウガside

 

 

どうも、ガルッチお兄ちゃんと英竜お姉ちゃんの息子にして、人工的に生まれたディノオウガです。

今僕は海鳴市って言うところに着いて、辺りを見回してるところです。ちょっと一人旅で、心細いけど、お兄ちゃん達みたいに強くならないと。誰かを守れる力を。

 

 

ディノオウガ「うーん、とりあえずザギさんって人を探さないと………。」

 

 

あれ?この刀、一体なんだろう?

 

 

『ザギへ

 

 

転生の時居合わせなくてごめんね。お詫びといってはなんだけど、この『村山刀』を送ります。その刀は僕の力に加えて、亡くなった友の力もあります。『邪龍『カオス・オブ・ザ・ドラゴン』』や、『永劫殺戮(マサクル・オブ・ザ・リッパー)』、『零の龍神』の力も宿してるため、きっと役立つと思う。

僕の予想だと、恐らく君にとっての障害がいる可能性もいるし、さっき転生者の情報に目を通していたら、邪悪な野望を持った転生者もいたんだ。

もし、其奴が僕達を狙ってきたら、この刀と英竜お姉ちゃんがくれた転生の特典を駆使して、対処を頼む。

 

 

それじゃ、転生ライフを楽しんで。

 

 

超全大王神 ラーク・バスター・ガルッチ』

 

 

 

あ、此ザギさんって人の刀だったんだ。んじゃあ、僕が代わりに持って、届けないと。えーっと、何処なんだろ?ザギさんの家って。ん?

 

 

『ザギ・ルシフェル』

 

 

ここ……………なのかな?うーん、違う人だったら──────

 

 

???「どうかしたか?」

 

ディノオウガ「あ、あの。ダークザギって人の家を探してるんですが………。」

 

???「ッ!?」

 

 

あれ?僕の顔を見たら、後ろを振り向いたけど……………如何したんだろう?

 

 

???「し、失礼ながら、貴方は?」

 

ディノオウガ「ぼ、僕ですか?僕は英竜お姉ちゃんとガルお兄ちゃんの息子にして、人工的に生まれた『無限雷龍斬撃神獣』ディノオウガって言います。」

 

???「あ、主の息子だと!?」

 

ディノオウガ「えーっと、多分形的には、そうですね。って、主って?」

 

???「星空英竜、それが我が主の名だ。」

 

ディノオウガ「え!?じゃあ、貴方が?」

 

???「ああ、その通り。私は『ダークザギ』、今は『ザギ・ルシフェル』と言う名だ。」

 

ディノオウガ「…………ザギさん。あの、何で顔を合わせてくれないんですか?」

 

ザギ「そ、それは…………その…………。////// と、兎に角、先ずは中に入れ。そこで、話を聞こう。//////」

 

ディノオウガ「は、はい!」

 

 

こうして、ザギさんの家に入り、僕にとっての物語が、始まろうとしていた。




ここで超簡単に、イメージ声優紹介


ラーク・バスター・ガルッチ

CV,内山昻輝 (女体化時,田中あいみ)


星空英竜

CV,早見沙織


門矢未来

CV,佐倉綾音


フランドール・スカーレット

CV,丹下桜


古明地こいし

CV,門脇舞以


イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

CV,門脇舞以


衛宮藍

CV,斎藤千和


夜神小夜

CV,野中藍


五河士織

CV,種田理沙


ディノオウガ

CV,遠藤綾(子ギル)


神風深雪

CV,坂本真綾


門矢愛花

CV,豊崎愛生


全王神

CV,豊崎愛生


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DATA5 再び幼児化するガルッチ

-光の国-

 

ガルッチ?side

 

 

あ、どうも。何故かまたショタ化しちゃったガルッチです。…………違った。本来の『ガルッチ』、つまり子ガルです。

それで今は……………。

 

 

英竜「よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし─────────」

 

 

英竜お姉ちゃんに滅茶苦茶撫でられています。そもそも何故こうなったかというと、原因は紫ですね。今までの仕返しって言うことで、『ガルお兄ちゃん』を6歳児の男の娘にさせて、大笑いしながら帰っていきました。

まぁ、ご本人はまたかと言いながら、仕事をしていたらしいですが、たまには僕を外の世界を見せてあげたい、と言うわけで、どうも僕と交代しちゃったようです。

それで、何処かでかけようとしたら、英竜お姉ちゃんと出会い、事情を話した瞬間現在に至ると言うわけになります。

別に嫌って訳じゃ無いんですが、ちょっとはずかしいです………。

 

 

子ガル「あ、あの…………。そろそろ、出掛けたいのですが…………。」

 

英竜「あ………、ごめん。き、気を付けて行ってね?」

 

子ガル「はーい。」

 

 

それにしても、能力とかは全く影響ないんだね。いつも通り使えそうだけど、知らない技もあるから、下手に使わない方が良いかもしれないね。

 

 

???「あれ?ガルッチさんですか?」

 

子ガル「?貴方は?」

 

???「あ、ごめんなさい。僕はギルガメッシュ。でも今は、ギル君と呼んでください。」

 

子ガル「あ、でしたら僕のことは、ガル君と。」

 

子ギル「え?ガルッチではないんですか?」

 

子ガル「いえ、此が素の僕なんです。転生者になって、今では神様の方のガルッチではないので、悪しからず。」

 

子ギル「そ、そうだったんですね。」

 

 

それにしても、子供のギルガメッシュかぁ。あっちの僕は初めて見るかもしれないね。

 

 

子ガル「ところで、其方もお出掛けですか?」

 

子ギル「ええ、暇なので。」

 

子ガル「だったら、何処か行きましょ。此方も暇ですし、彼の仕事も終わってますしね。」

 

 

とは言ったものの、何処に行こう。今となってみれば、第零宇宙や最終宇宙、そしてあっちの僕が再建した虚数宇宙に、誰でも行けるようにワープ装置を作ったそうだ。ただ、此が結構厳しいチェックがあり、それをクリアできない限りはこの3つの宇宙には行けないようになってる。

他の方はまだ良いのだけど、テロ対策はちゃんとしているようです。まぁ不毛な争いは無くなって、犯罪が起こることは無くても、どうやらイジメだけは、しぶといぐらいに生き残っていたようです。英竜お姉ちゃんも、出来る限りいじめの根絶を絶とうと、試行錯誤してるけど、上手くいってない様子。

そう思いながら歩いていたら、いつの間にか広大な場所に着いてしまいました。

 

 

子ギル「…………ガル君、ここは?」

 

子ガル「…………僕も聞きたいです。」

 

子ギル「適当な場所に歩いていたら、変なところに着いてしまいましたね。」

 

子ガル「うん………。」

 

子ギル「とりあえず、何か食べに行きません?」

 

子ガル「そうですね。」

 

 

そう言いながらまた歩いてると、『Fate/Grand Restaurant』と書かれた場所だった。この場所って確か…………。

 

 

『カランカランッ』

 

 

「いらっしゃっ…………ってお母さん!?何で小っちゃくなってるの!?」

 

子ガル「あ、鳳凰ちゃんがやってる店だった。」

 

鳳凰「如何したの!?誰にやられたの?」

 

子ガル「紫ですね。あの人の悪戯にやられてしまったようで………。」

 

鳳凰「あれ?お母さん、なんだか雰囲気違う気がするけど?」

 

子ガル「あ、あっちの僕でしたら、ちょっと諸事情で休んでいて、代わりに僕が出ています。僕のことは、ガル君って呼んでくださ─────」

 

鳳凰「あっちのお母さんって事は、こっちは裏人格のお母さんって事?」

 

子ギル「あー、余り混乱させてはいけませんよ?」

 

エミヤ「何事かね?ってガルッチ!?何があったというのだ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────幼児説明中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子ガル「っと言うわけです。」

 

エミヤ「なるほど、全くあの賢者。平和になっても嫌がらせとか、少しは自覚を持って欲しいものだ。まだ全王神の方が良い例だ。」

 

子ギル「そうですね。」

 

紫「ちょっと、私は不真面目だといいたいの?」

 

 

あ、紫さん出て来ましたね。

 

 

エミヤ「八雲紫、さっさとガルッチを戻せ。」

 

紫「えー、こんなに可愛くしたのに?」

 

子ガル「忠告しますけど、彼凄く怒ってますよ?下手すれば、能力初期化されてぶん殴られますよ?」

 

紫「そんなこと言ったって、ガルッチったら酷いのよ!?永遠の17歳だって言うのに、ババァとか言うのよ!?挙げ句の果てにはいい加減隠居して別の賢者を探せとか言うし!!それだったら幽々子は!?」

 

子ガル「彼女はちゃんと姉さんとか言っていましたよ?」

 

紫「私の扱い酷いって!!そもそも、風龍の小説や恐竜ドラゴンさんの感想欄での私の扱い酷すぎ!!何でこんな扱いなの!?」

 

全員『貴方の胡散臭さと歳の偽る超大罪人だから。』

 

紫「皆酷い!?」

 

映姫「って言うことで、八雲紫。貴方の判決は黒。深淵の闇よりも深い黒です。」

 

 

あ、映姫お姉ちゃん、いつの間に。

 

 

映姫「此は覆すことの出来ない事実である。」

 

紫「…………。( ゚д゚)」

 

映姫「それで、この方の地獄は『無間地獄』でよろしいですか?」

 

子ガル「彼も喜んでと言っています。」

 

映姫「では、閻魔あいさん。例の台詞を。」

 

 

あ、あいさん。そういえば当時の彼、死んだときのために、この人に頼み込んでいたんでしたっけ?

 

 

あい「闇に惑いし哀れな影よ。

 

 

人を傷つけ貶めて。

 

 

罪に溺れし業の魂。」

 

 

紫「あ、オワタ\(^o^)/」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あい「いっぺん、死んでみる?」

 

 

いつの間にか、紫さんは消えてしまい、後は静寂さが残っていた。

 

 

ガルッチ「(やったぜ。)」

 

子ガル「ガルッチさん、滅茶苦茶喜んでます………。」

 

子ギル「此方の僕は愉悦と言いながら、ワイン飲んでます。」

 

エミヤ「相当いやだったんだな。」

 

あい「紫さんを、地獄に落としました。」

 

子ギル「早いですね。」

 

あい「仕事ですから。」

 

 

そんなこんなで、鳳凰とエミヤさんが大盤振る舞いにし、子ギルと一緒にいっぱい食べました。

 

 

子ガル「ちょっと、食べ過ぎたね。」

 

子ギル「うん、まぁ大丈夫でしょう。あの2人の料理は、本当に宇宙一です。ザギさんも言ってましたしね。」

 

子ガル「さて、次は何処に──────」

 

 

そう思いながら、色々な世界を淡々と回り、そしてそろそろ帰る時間になりました。でも、ちょっと予想だにしない事が起こりました。

 

 

子ギル「雨!?」

 

子ガル「えぇぇぇぇ!?」

 

子ギル「しかも此、酷い雨ですよ!?僕が持ってる宝具でも、これでは防ぎきれません!」

 

 

まさかの大豪雨が来てしまい、僕と子ギルはとある建物に雨宿りする事にしました。でも、その雨宿りした場所がまずかったのです。

 

 

子ギル「それにしても、ここどう言う場所なんで……………。」

 

子ガル「……………ギル、ここ。」

 

子ギル「…………………………ラブホテルでしたね。」

 

子ガル「……………雨宿りするとは言え、何故こうなるのですか?」

 

子ギル「僕だって知りたいですけど、今はここ使いましょ。どうも此、止みそうもないですし。」

 

子ガル「むぅ…………、英竜お姉ちゃん達に連絡しないと…………。」

 

 

とまあ、そのまま中に入って連絡を取り、しばらくは泊まるって伝え、連絡を切った。英竜お姉ちゃん達も心配していたけど、無事だと分かって安心したみたいだし、多分明日止むと思うからここで泊まった方が無難ですね。

兎に角、僕は濡れてしまった服を、ハンガーに掛け、先にシャワーを浴びた後、そこにあった物を着てギルに伝えた。

 

 

子ガル「一応、お金の心配はないけど、あの雨が続くとなるとちょっと考えないとね。」

 

子ギル「ふう、サッパリした。」

 

子ガル「( ゚д゚)ポカーン」

 

子ギル「?ガル、どうかしましたか?」

 

子ガル「えーっと、ギル?何で、全裸なの?」

 

子ギル「え?だって、僕の体に、恥ずかしいところなんてないよ。ガルも、一度全裸になったほうが─────」

 

子ガル「何でそうなるの!?」

 

 

おかしいよ!?なんで僕も全裸にならないといけないんですか!?そう言うのは、もっとこう…………交流を深めてから──────

 

 

ガルッチ「(あ、そういえばこっちの僕、まだ知らないんだっけ?っていうかこれ、なんだかお約束な気がするんだけど。っていうか雨事態が都合が良すぎるって言うか。おいギルガメッシュ、此如何するんだよ。)」

 

ギル「(知らん、そもそも我とて何故こう言うお約束になろうとしてるのか分からん。この我め、絶対犯そうと考えてるに違いない。

何故男なのだ!?貴様もどうにかしろ!!)」

 

ガルッチ「(そう言われても、僕でもどうしよもないし、それに悪いけど、僕の場合手遅れだしさ…………。)」

 

ギル「(あ……………、なんかすみません。)」

 

 

……………そういえばあっちの僕は、腐男子でしたっけ?というよりは、バイセクシュアルなんだっけ?まぁ、あんな体験したら、確かにそうなりますよね………。

 

 

子ギル「ほら、そんな物は脱ぎ捨てて。」

 

子ガル「ちょ、待っ!?」

 

 

って、油断してたら、ギルに全部脱がされてしまった。

 

 

子ギル「フフッ、そんなに恥ずかしい?君の身体、凄く可愛いのに。」

 

子ガル「は、恥ずかしいよ…………。//////」

 

子ギル「男同士なんだから、別に見せ合っても良いと思うけど?特にそこも。」

 

ガルッチ「(おい待て、ギルガメッシュ。なんか嫌な予感が………。)」

 

ギル「(ああ、彼奴本気でするつもりだぞ?と言っても、我には止められん………。)」

 

子ガル「待って!手を退けないでっ!!」

 

子ギル「…………ふむふむ、此処だけは生き残ってたんですね。」

 

ガルッチ「(え、マジで?)」

 

 

どうやら、彼方の僕のアレだけ、生き残っていたようです。まだ大きくなっていないとは言え、ホントに恥ずかしい…………。

 

 

子ギル「てっきり可愛いサイズだと思いましたが、意外と立派なものを持ってるんですね。」

 

子ガル「ね、ねぇギル。一体、何を?」

 

子ギル「何って、ここラブホテルでしょ?だったら、することと言ったら─────」

 

子ガル「待って待って!?幾ら何でもおかしいよ!?子供だし、しかも男同士なんだよ!?それに、そっちも僕も妻子いるじゃないか!!」

 

子ギル「でも、僕と君は子供だから、気にすることないと思うよ?」

 

子ガル「だからって……………。//////」

 

 

って、ギルのアソコが大きいし、まさか……………!?

 

 

子ガル「ちょっと待って!?そのままお尻に入れるの!?痛いって!!//////」

 

子ギル「あ、忘れるところでしたね。でしたら、此しゃぶって下さい。」

 

ギル「(………………何故そうなった。我が雑種、なんかすまない。)」

 

子ガル「もう………、分かったよ…………。その代わり、ちゃんと気持ち良くイかせて?//////」

 

ガルッチ「(………………こっちこそ、ホントにごめん。外の世界を見せるとは言え、まさかこうなっちゃうなんて………。)」

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

────そして帰宅………。

 

 

 

 

ガルッチside

 

 

ガルッチ「っとまあ、そう言うことだな。まさか、ヤるとは思わなかったし………。」

 

深雪「ショタ同士のセックスやて!?ちょっと、ギルさん呼んでもう一度─────」

 

英竜「深雪!?何させようとしてるの!?」

 

深雪「何って、子ギル君と子ガルのセックスを堪能してから、ウチの──────」

 

ガルッチ「やめろ!!」

 

 

まぁ、何故か知らないけど、あれから本来の僕は、ギルに出会う度、顔真っ赤にしたり、何故かデレデレになったり、遂にはラブホに連れて10回以上セックスしてから帰るようにし始めてしまったようだ。

 

 

ガルッチ「…………いつか、肉体形成して、本来の僕の受肉をしてあげないといけないな…………。」

 

英竜「ちょ!?」

 

ガルッチ「代わりに、僕の義理の弟って事でいいかな?」

 

子ガル「(え!?)」

 

ガルッチ「何せギルガメッシュとヤってるのと変わりないし、滅茶苦茶罪悪感半端ないし………。だったら、彼を受肉させた方がいいんじゃない?」

 

深雪「って事は、自然的にショタガルを犯せば、間接的にガルッチの子が─────」

 

英竜「ちょっと落ち着きなさい!!最近貴方暴走してない!?」

 

ガルッチ「……………枷が外れすぎたのか、欲求不満なのか、発情期なのか………。深雪、兎に角落ち着け。」

 

 

まぁ、それで彼が喜ぶって言うのなら、受肉させてあげようっと。



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DATA6 囚われる本音

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

ふう、今日のノルマはクリア。

 

 

アラヤ「母さん、お疲れさま。」

 

ガルッチ「ふう、資料数兆もあったけど、英竜お姉ちゃんと母さん、未来に協力してやったら、結構速い速度で終わったしね。

さて、久々に何か作って────」

 

『ガチャ』

 

簪「ガルッチ!!!

 

 

滅茶苦茶ドアがぶち壊されるぐらい開けてきたのは、更識簪。正義の味方であり、ウルトラマンセラフィムオーブと呼ばれている。

というか、なんであんなに慌てて───────

 

 

簪「お願い!!本音を、本音を!!!」

 

ガルッチ「本音?っていうか何があった?」

 

簪「このままだと、このままだと本音が、殺されて─────」

 

ガルッチ「待て待て!?一旦落ち着け!!こっちだって状況が飲み込めない!!兎に角、落ち着いて本音が何があったのか教えてくれ。」

 

簪「じ、実は私と本音は、とある村に行ったの。普通の村だと思って、中に入ったら、いきなり兵士達にお前は魔女かと聞かれ──────」

 

ガルッチ「中世末期の魔女狩りか。」

 

 

さっきのキーワードで、何で簪が焦ったのか分かったぞ。その時に魔女と疑われた2人は囲まれて、本音は恐らく簪を逃がすために囮になり、囚われの身になったんだろう。

ってなると、急がないと殺されるな。

 

 

ガルッチ「分かった、僕一人で行ってくる。」

 

簪「!!」

 

アラヤ「母さん!!相手は兵士でも一般──────」

 

ガルッチ「アラヤ、僕の性分忘れたか?大切なものを傷つける、または奪う奴は絶対許さない。拷問するなら、そいつの目玉を抉り。処刑するなら、口に超究極天元突破四川風超絶激辛麻婆豆腐をぶち込んでヤマアラシにして17分割し、挽肉にしてグラム98円で出荷してやらねばなるまい。」

 

アラヤ「そ、そうだった…………。っていうか、出荷は…………。」

 

ガルッチ「出荷はしない。だが、挽肉にはなって貰う。」

 

アラヤ「デスヨネー…………。」

 

 

さて、行く前にちょっと衣装替えだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───少年衣装替え中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全王神「ガルッチちゃん、ガルッチちゃーん。」

 

ガルッチ「呼んだか?」

 

全王神「うん、呼んだ………………え?」

 

 

母さんが滅茶苦茶固まってる。そりゃそうだ。今回僕が来てる衣装は、魔王らしい格好。いわばサタンが着ていそうな、っていうか借りた服装を纏っている。って、なんか泣きそうな顔になってるけど─────────

 

 

全王神「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!ガルッチちゃんがグレたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

 

ガルッチ「ちょっと待て!!母さん、これには事情があるんだ!!!」

 

英竜「如何した?」

 

全王神「英竜ぢゃぁぁぁぁぁぁん!!!!ガルッチぢゃんがグレたよぉぉぉぉぉ………!!!!」

 

ガルッチ「英竜お姉ちゃん!!僕はグレてないよ!?」

 

英竜「分かった、分かったからとりあえず何があったか説明して……。特にガルッチ。その格好したのには理由があるんでしょ?凄く似合ってるけど。」

 

ガルッチ「OK,単刀直入に言うから聞き逃さないでね。」

 

 

僕はすぐさま、この格好になった訳を英竜お姉ちゃんと母さんに伝え、その事は未来達に伝えた。代わりに、一人で行ってくるから邪魔しないでくれと伝えた。

 

 

英竜「ガルッチ…………、まさか─────」

 

ガルッチ「無論、そのつもりだ。僕は英竜お姉ちゃんみたいに、優しくないからね。しかも、大切なものを傷つける、または奪う奴には特にね。

滅ぼしてでも、本音を助けてくる。」

 

全王神「うわぁ、ガルッチちゃんが何時にも増してヤンデレオーラがビリビリ感じるよ…………。」

 

ガルッチ「時空転移『中世末期』!!」

 

 

僕はすぐさま地球に向かい、中世末期に向かった。本音を取り戻すために、本音を攫った人間共を報復するために…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-セイラム村-

 

 

よっと。さて、ここは何処かな?

 

 

『アメリカ・マサチューセッツ州 セイラム村』

 

 

なるほど、って事は『セイラム魔女裁判』が行われた場所か。兎に角、本音を探し当てて─────

 

 

「そこの怪しい者、何者だ!!さては、魔女か!?」

 

 

この兵士は…………、なる程。そう言うことか。

 

 

ガルッチ「そこを退け、人間。そんなおもちゃ如き、怖くもないな。」

 

「何?」

 

ガルッチ「ところで、一つ聞くが魔法という物は見たことは?」

 

「魔法?」

 

ガルッチ「やれやれ、見ず知らずの者に、しかも魔法も知らぬにも関わらず魔女というとか。これでは魔女と疑われた人達が可哀想だ。」

 

「何がいいた……………。まさか、悪魔!?」

 

ガルッチ「悪魔?違うな。我は魔王。絶望を司る大魔王なり!!」

 

「なっ!?大魔王だと!?」

 

ガルッチ「さぁ、死にたくなくばさっさとこの村から出ろ。今なら間に合う。家族を連れて、この村から出るのだ。」

 

 

……………自分で言うのもなんだが、これ大魔王が言う台詞じゃないよね?というかこれ、ガイアが一番上手くいってくれそうな気がするんだけど…………。

 

 

ガイア『なぁぁぁぁに言っちゃってくれてんの?自分で言うのもなんだが、これでも優男ですよ?声優的に悪役っぽく見えますけどね、我はそんなことしませんよ?』

 

 

でしょうね。って、さっきの兵士消えちゃったな。さて、中に入るとしようか。待ってろ、本音。今助けるからね。

 

 

「ねぇ、あの格好………。」

 

「そういえば、あの兵士逃げ腰になって、急いで家族を連れて逃げたけど、何があったのかしら?」

 

 

はやっ!?いや僕が言ったけど、流石に行動早くない!?そんなに怖かったの!?

 

 

英竜『いや、そのおぞましい声でその姿で言ったら、誰だって怖いでしょう。』

 

全王神『ガルッチちゃんが…………、ガルッチちゃんが……………。』

 

 

おい母さん、僕は決してグレてないからね?何でそこまでなの?オーディン、僕ってそんなにグレてるように見えるの?

 

 

オーディン『……………すまない、ガルッチ。弁解のしようがない。』

 

ロキ『俺も…………。』

 

 

ロキまで!?おいおいそりゃあんまりだろ………。ヘラ~、まさか君まで言わないよね?

 

 

ヘラ『えーっと、ノーコメントで。』

 

 

それやめて!?滅茶苦茶傷付くから!?おいサタン!!お前からも何か言ってくれ!!!

 

 

サタン『………………負けた。我がおぞましさより上回っていたとは…………。自害するしか───────』

 

 

おいぃぃぃぃぃ!!!!サタンが自殺しようとしてるんだけど!?誰か止めろォォォォォォ!!!

 

 

ビルス『お前って、たまにオルタっぽくなるよな?』

 

ウイス『ええ、今の貴方はオルタ化した超全大王神様ですよ?』

 

 

解せぬ……………。本音を助けたいだけなのに……………。

 

 

「あ、そうそう。さっき囚われたあの魔女の裁判。今日ですって。」

 

「あら、あの子幼いのに…………。」

 

「多分無理ね、だってあの少女達に魔女の疑いかけられたくないもの。」

 

 

ん?ちょっと聞いてみるか。

 

 

ガルッチ「あの、その囚われた人は、何処に居るんですか?」

 

「え?って、その格好何!?」

 

ガルッチ「話は後。兎に角、その囚われた人は何処に居るんですか?僕、その子を助けたいんです。」

 

「む、無理よ!しかも助けるだなんて…………。」

 

「それに、あの少女達に魔女の疑いかけられたくないもの。」

 

ガルッチ「…………大丈夫、僕が終わらせます。」

 

「え?」

 

ガルッチ「だって、その囚われた人を救いに来た、大魔王ですから。」

 

「大魔王?って大魔王!?」

 

ガルッチ「兎に角、場所を教えて下さい。その魔女裁判は何処でやるんですか?」

 

「あ、あの場所で。」

 

ガルッチ「ありがとう。さぁ、ここは時期火の海になります。今の内に逃げて下さい。」

 

「は、って待って。大魔王なのに、何でお礼を?」

 

ガルッチ「大魔王がお礼を言う理由が必要か?兎に角、早く。」

 

「わ、分かりました。」

 

 

さて、後悔させてやるぞ。本当の魔女を………いや、大魔王の恐ろしさを、教えてやろうぞ!!!

…………ところで英竜お姉ちゃん。

 

 

英竜『何?』

 

 

自分で言うのもなんだけど、恥ずかしい。中二臭すぎて、恥ずかしい…………。

 

 

英竜『でしょうね…………。顔真っ赤だってのが、目に見える。』

 

 

さっさと助けて、この場から去ろう。もう絶対この衣装着ない!!令呪を使われても着てやるもんか!!!!!

 

っとまあ悪態をつけながら、魔女裁判がやってる場所に着いた。えーっと、あれがあの少女かな?

 

 

「あの人魔女です!!あの人の魔術で私は、私は………………。」

 

「絶対に許せない!!絞首刑にしちゃってください!!」

 

本音「何で皆信じないのよ!!私は魔女じゃないのに!!」

 

「そう言って、私を何かの魔術をかけたくせに!!!」

 

 

はぁ、んじゃあ嘘も方便って事で、マジモンの魔術をかけてやろうかな?ヴォルデモート、確か許されざる呪文って、本気でやらなきゃ駄目なんだよね?

 

 

ヴォルデモート『ああ、そうだ。』

 

 

OK.そんじゃあ…………。

 

 

ガルッチ「クルーシオ(苦しめ)!!!」

 

「くぁ…………!?!?!」

 

「なっ!?何が!?」

 

「だ、大丈夫!?」

 

本音「え?この声、もしかして…………。」

 

 

『シャラン、シャラン…………。』

 

 

ガルッチ「道を開けよ。我は大魔王になるぞ。」

 

「だ、大魔王!?」

 

本音「……………え?ガルガル君?何その格好?」

 

ガルッチ「助けに来た第一声はそれか、本音。」

 

 

どうやら、服装が一部破けているが、それ以外は大丈夫そうだな。

 

 

「ちょっと!!一体この子になんの魔術をかけたのよ!!」

 

ガルッチ「磔の呪文。唱えれば、想像絶する苦痛を与えることが出来る、拷問魔法だ。つまり、我こそは大魔王。今回この魔女を救うために参上したのだ。」

 

 

そんなこと言ったら、村人達は大混乱。まさかの本当の大魔王が来るなんて、思ってもみなかったのだろう。って、裁判官が動揺して如何する。しっかりしろよ………。

 

 

「大魔王?え?本物!?え?じゃあこの魔術って、本物!?」

 

「ぁ………ぁぁぁあ………!!」

 

「ちょ、ちょっと!?嘘でしょ!?本物!?」

 

ガルッチ「本物も何も、正真正銘の大魔王だ。それより、よくも我が大事なこの者を酷い目に遭わせたようだな。」

 

本音「あれ?今日のガルガル君、なんだか違う…………。っていうか、なんだかノリノリな気がする………。」

 

ガルッチ「ちょっと黙ってて、本音。」

 

「そ、それじゃあ……………………。」

 

ガルッチ「いいか、村人よ!!本当の魔女は、彼女達だ!!!!偽りの魔女を作り出し、この大混乱を起こした元凶だ!!!

 

「「「「「「「「「「!?!?!?!?!」」」」」」」」」」

 

ガルッチ「今ここで、大魔王直々が、神に代わってこの者を絶望の深淵まで叩き落としてやろう!!!!!!!」

 

 

あー、これ僕楽しんじゃってるな。色々と一線越えそうな気がする。

 

 

ガルッチ「本音、僕から離れるなよ。今から『ジャンヌ・オルタ』の宝具使うから。」

 

本音「う、うん。」

 

ガルッチ「クリフォト、『復讐者(アヴェンジャー)』!!『ジャンヌ・オルタ』!!セット!」

 

 

『セット、ジャンヌ・オルタの宝具使用可能』

 

 

ガルッチ「全ての邪悪をここに………、偽りの魔女よ!!報復の時は来た!!此は、憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……………!吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)』!!!!!!

 

 

ついでながら、彼の宝具も使いましょうか。

 

 

ガルッチ「『槍兵(ランサー)』!『エクストラヴラド3世』!!『槍兵(ランサー)』&『狂戦士(バーサーカー)』!!『ヴラド3世』!!トリプルセット!!」

 

 

『セット、合体宝具『血塗れ極刑王の串刺城塞(カズィクル・ヘル)』が使用できます。』

 

 

ガルッチ「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい。汝は魔女!!大罪をもたらす者よ!!憎悪の炎と報復の槍に、死ぬがいい!!!!

 

 

血塗れ極刑王の串刺城塞(カズィクル・ヘル)!!!!!」

 

 

そして、憎悪の炎は村を焼き、大量の杭と槍は、少女達だけでなく、逃げ遅れてしまった村人達にも巻き込まれ、串刺しにされてしまい、終わったときには、セイラム村は焼け野原に変わった。

 

 

全王神『…………ガルッチちゃん。ごめんね、私のせいなんだよね?』

 

 

え?

 

 

全王神『私がもっと頑張って仕事していたら、グレなかったんだよね?』

 

 

あの─────

 

 

全王神『真面目にやるから、もうグレないでね?』

 

 

いや母さん?

 

 

英竜『ガルッチ…………、後で帰ったらいっぱい甘えていいよ。』

 

 

英竜お姉ちゃん!?ちょっと!?

 

 

英竜『お姉ちゃん、ガルッチの気持ちまだ知らなさすぎたみたい。だから帰ってきたら、いっぱい甘えていいから。我が儘とかも聞くからね?』

 

 

もしもし?

 

 

未来『ガルッチ、まだ苦しんでたんだね…………。だから、あの格好を───────』

 

 

未来!?君もか!?

 

 

フラン『お兄ちゃん、明日から休んだら?仕事は私達がやっておくから。』

 

イリヤ『そうそう、今まで心身諸共疲れがたまってると思うし。』

 

こいし『その代わり、私達がお兄ちゃんの仕事、片付けておくから。』

 

 

フラン達もか!?もう…………、なんでさ……………。

 

 

ガルッチ「…………本音。」

 

本音「?」

 

ガルッチ「………後でこの衣装、サタンに返しにいって。僕すぐに、不貞寝するから。」

 

本音「あ………、うん。でも、助けに来てくれて、ありがとう。ガルガル君。」

 

 

その後、本音と一緒に帰ってきたや否や、英竜お姉ちゃんに滅茶苦茶頭甘えさせられた。んで、明日から休みを取らされてしまった。いやホントに、なんでさ。

そして、新たな次元として、魔女狩りすると大魔王が襲撃して村を滅ぼしてしまうと言うことがヨーロッパ中に響き渡り、二度と魔女狩りをしない代わりに、生贄を捧げるようになった。

 

おい、もういい加減にしてよね?というか、善悪二元論どんだけ重いんだよ…………。

しょうがない……………、もうマジでお姉ちゃんに甘えよう…………。



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DATA7 ジョースターさんとコラボ 暗殺者の空条承太郎

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

……………………一言言うと、暇だ!!

まぁ原因は分かるんだけど、どうもあの衣装を着て、村一つ滅ぼした事だろうなぁ……。

まぁいいんだけど、おかげで皆気を遣われてしまい、仕事奪われたからなぁ………。いやホントに、流石にないよ?

 

 

ガルッチ「って言ってもなぁ、どうしよう…………。」

 

 

現在は、光の国の中で1番迷いやすいとも言われてる、薄明迷宮の森にいて、迷いながら時間を潰していた。

とは言え、暇だし、何かないかなぁ………。なんて、そんなフラグ回収したら、滅茶苦茶大変なことになりそうだ───────

 

 

ガルッチ「?」

 

 

今、何か殺気を感じた。それも、命を刈り取るような殺気。僕は直ぐさま『天満月』を何時でも抜く準備をした。

 

 

ガルッチ「異界の?いや、此殺せんせー並みの殺意…………?いや、彼は死んでる。だとしたら、この殺意は一体…………?」

 

 

気配は遮断している。しかもA++並みの。此は……………!?

 

 

『死ネ!!!!』

 

ガルッチ「ハッ!!」

 

 

『ガキンッ!!!』

 

 

瞬時に背後から来た攻撃を防いだ。が、あり得ない人物がいた。

 

 

ガルッチ「なっ!?承太郎!?」

 

承太郎?「アハハハハハ!!!僕ノ暗殺ヲ防グナンテ、凄インダネ!!」

 

 

いや、違う!此奴は、承太郎でも異常すぎる!しかも、彼奴の髪の毛、3本なんて有り得ない…………。だとしたら、別世界か。

 

 

ガルッチ「いきなり手荒い歓迎だな、あんた。どうやってこの世界に来たのか分かんないが、僕を暗殺とはなかなかの度胸だな。

まぁいいか。兎に角、戦う相手を間違えてるようだな!!俺と同じ化け物め。」

 

承太郎?「化け物?ヒドイナァ、僕ハ人間ダヨ?」

 

ガルッチ「貴様のような奴が、人間な訳ないだろ?特に異常なまでの力。恐らく人間離れの力に違いない。」

 

承太郎?「フーン、ダッタラ本気デコロシテアゲル。」

 

ガルッチ「無理だな、だってお前が行動を起こした時点で……………。」

 

 

言い終わらない内に、承太郎らしき人物は僕に近づく。刃が僕に近づいた途端、動かなくなった。

 

 

承太郎?「ッ!?」

 

ガルッチ「もう既に、終わってんだよ。『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』!!」

 

 

本来なら初期化する宝具だが、今回は違う。恐らく此奴は、裏人格か何かの奴だろう。抜いた後に腹パンすると、分裂した。恐らく吹っ飛ばされたのは、先程戦った承太郎だろう。

 

 

ガルッチ「おい、大丈夫か?」

 

承太郎「ん………、んんっ…………。」

 

 

しかし、こっちも承太郎の姿か。いや、こっちはDIOの服装だから、別人か。

 

 

承太郎「あれ?俺………死んだか?」

 

ガルッチ「アホか。んで、さっきの奴は何者だ?」

 

承太郎「さっきの?って、何!?俺がいる!?んじゃあ俺は死んだのか!?」

 

ガルッチ「おいアンタ、少し落ち着け。兎に角、あれは?」

 

承太郎「あれは昔、死神と呼ばれた俺だ。って事は、俺どうなったんだ?」

 

ガルッチ「肉体を分裂させた。いや正しくは、魂を分離したって事かな。」

 

承太郎「なぁ、あんた誰だ?ここは何処だ?」

 

ガルッチ「僕はガルッチ、『この世の全ての刃』にして、『超全大王神』と呼ばれるものさ。」

 

承太郎「神様!?」

 

 

うん、どうやらこの承太郎、別世界………いや、平行世界の幻想郷から来た空条承太郎らしき姿の者か。

 

 

ガルッチ「それより、下がってて。ああいう物の怪の類は、俺が1番よく知ってる。それより、アンタからしたら夢かもしれないけど、昔のお前を消してやるから、安心しろ。」

 

承太郎「消すって、どうやって?」

 

ガルッチ「んなもん決まってるだろ。殺すんだ。殺せば、あんたは二度と、あの死神の頃のお前に戻ることはなくなる。

こう見えて、僕は殺戮者にもなった神様だぞ?あんな子供くさい死神なんかに負けるかっての。」

 

死神承太郎「アハハ!痛イ!凄ッック痛イヨ!!!」

 

ガルッチ「もう目が覚めたか。兎に角、下がれ。お前が殺されたら、昔の自分に取られるぞ。」

 

承太郎「あ、ああ。」

 

 

さてと、久々だな。このゾクゾク感、やっぱり忘れられないね。

 

 

ガルッチ「さぁ、死神。着いてこれるか?」シュン

 

死神承太郎「ン?」

 

承太郎「消えた!?」

 

 

僕は直ぐさまセフィロトソードに『キングハサン』を、クリフォトソードに『エミヤキリツグ』を挿入させ、宝具を展開させた。

 

 

死神承太郎「エ!?何此!?」

 

承太郎「見えない………!?師匠よりも早すぎて、何も見えない!?」

 

死神承太郎「痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ痛イ────────」

 

ガルッチ「『時のある間に薔薇を摘め(クロノス・ローズ)』!!!そして聞くがいい、晩鐘は汝の名を指し示した。

告死の羽────首を断つか。

 

死告天使(アズライール)』!!!」

 

死神承太郎「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

声があげられないほど叫びを上げ、死神の頃の承太郎の肉体は細切れに、その隣には頭部が残っていた。

 

 

承太郎「す、凄い……………。前一緒にいたあの人より、一瞬にして殺した………。」

 

 

『チャキッ』

 

 

ガルッチ「ふう、此で君は、もう此奴に縛られずに済んだ。とは言え、僕にはこの方法(殺し)しかないからね。大切なものを守るために、僕は大勢殺し続けた。彼らの幸せを奪っているに過ぎない、殺戮者だった。

でもな、僕は決めたんだ。どんな事があろうが、最後まで大切なものを守る『正義の味方』になるって、決めたから。

誰も彼もが殺人鬼と罵られても構わない。それならば、世界を敵に回す覚悟ぐらいあるからね。」

 

承太郎「…………ガルッチ。」

 

ガルッチ「体は刃で出来ている。」

 

承太郎「?」

 

ガルッチ「どれだけ正論を言おうが、どれだけ正義を並べようが、どれだけ邪魔しようが、僕の刃で、あらゆる全てを斬り伏せる。

最後まで、この意志と想いを貫き通す。永遠にね。」

 

承太郎「………………苦しくないのか?」

 

ガルッチ「苦しくない、と言ったら嘘だが、そんなに苦では無い。ようやく、僕の刃に収まる鞘を見つけたからね。」

 

 

僕は違う世界の承太郎を見ると、消えかかってるのが分かった。どうやら、時間のようだ。

 

 

ガルッチ「夢から覚める前に、選別だ。」

 

承太郎「?このカードは?」

 

ガルッチ「夢から覚めたら、そのカードは刀に変わる。『望月』と呼ばれる刀だ。君が持ってる刀より強力だけど、空を斬り、海を裂き、山を割るぐらいの力があるから、扱いは気を付けろよ。」

 

承太郎「あ、ああ。ありがとう。」

 

ガルッチ「さぁ、夢から覚めよ。空条承太郎と呼ばれる若者よ。ちゃんと守れよ。」

 

 

それだけを伝え、承太郎はこの場から去った。まぁ、暇潰しになったし、丁度帰る時間だし。飛んで帰るか。

さてと、今日の晩ご飯は何しようかな………。




-始原の城-


ってな訳で、ジョースターさんの作品の空条承太郎と死神の頃の空条承太郎を出しました。
まぁグダグダは、相変わらずですけど………。


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DATA8 遠藤宇宙と勝又未来の償い

-新宿-

 

 

ガルッチside

 

 

休暇7日目。いやさ、そろそろ仕事に戻りたいんだけど。って言いたいが、今回はそうも言うわけにはいかない。

何しろ今日は、予定がある。その予定が、『二十世紀少年』の世界に戻ることだった。何しろ2万年も手紙を送ってなかったし、いい加減会いに行かないと駄目だからね。出来れば未来も連れて行きたかったが、どうも気にせず行ってきてって言われたそうで。

うーん、まぁ仕方ないか…………。ってな訳で、一人で戻ってきました。

 

 

ガルッチ「しかし、また随分変わったな。いい意味でだが………。」

 

 

新宿も前来たときより、賑やかになったな。恐らく、殆どの復興は終わっているんだろうな………。

って事は、もうあの駄菓子屋はもう無いかもしれないね。

 

 

???「え?ガルッチ?ガルッチなのか!?」

 

ガルッチ「ん?おー、オッチョ。久しぶり。っていうか老けたな。」

 

オッチョ「久しぶり!君も変わらず若いね。」

 

ガルッチ「母さんのおかげでね。ケンジは?」

 

ケンジ「呼んだか、ガルッチ。偶然だな、此処で出会うとは。」

 

ガルッチ「久しぶり、ケンジ。」

 

オッチョ「そういえば、未来は?」

 

ガルッチ「仕事。っていうか、こっちの仕事奪われちゃってね。おかげで強制休暇だよ………。」

 

ケンジ「社畜か、君は。」

 

ガルッチ「違う。ただ単に、面倒な仕事を終わらせてから休みたいの。手伝いとかはさせてるけど、けど僕が何もしないって言うのが、もどかしいの。」

 

ケンジ「なんだそりゃ………。しかし、お前結構変わったな。なんか、神様っぽいっていうか。」

 

ガルッチ「そうか?まぁ、そうかもしれないな。色々あったし…………。」

 

 

しかし、この2人が元気だって事は、恐らくカンナもそうなんだろうな…………。まぁ、結婚とかもしているのかもなぁ………。まだだったりして…………。

その後、僕は歩きながら、今までの旅路の事を話していた。

 

 

ケンジ「なんつうか、お前ホント大変な旅してるんだな。最初は人間だったのが、今じゃ神様か。しかし、そのジャックって奴を亡くしたってのは、お前に取っちゃ悲しいだろうなぁ。」

 

ガルッチ「ああ。けど、悲しんではいられない。彼奴に怒られちゃうからな。」

 

 

そんな話をしていると、かつて未来とともだち、僕と宇宙がこの場で戦ってた学校に着いた。どうやら、ここは未だに残っていたようだ。だが、何だろうこの違和感?まるでここに、彼奴らが居るかのような気配がする。

 

 

ケンジ「そういえばさ、ガルッチ。ここのところ最近、此処で奇妙な噂があるんだ。」

 

ガルッチ「奇妙な噂?」

 

オッチョ「うん。死んだはずのともだちと宇宙が、まるで蘇ったかのように姿を現したかと思えば、もう一度見ると消えているんだ。幻覚かと思ってたけど、影はあったように見えたし…………。」

 

 

確かに奇妙だな…………。生き返ったとは思えないし、けど影だって?霊だったら、影すらないけど…………。一度、霊探知を起動しておくか。

って、オイオイオイオイ!?滅茶苦茶反応が強いじゃないか!?もしかして、いやまさか………。

 

 

ガルッチ「…………なぁ、ケンジ。オッチョ。」

 

ケンジ「?」

 

オッチョ「?」

 

ガルッチ「仮にさ、もう一度だけでもいいから、今度こそ友達として、兄弟として接したいって事あるか?」

 

ケンジ「突然どうした?」

 

ガルッチ「いいから。」

 

ケンジ「むう、確かにこうなったのって、そもそも俺のせいだしな。それで、お前と未来はあの事件を起こしたし、辛い思いをさせちまったってのは事実だな………。」

 

ガルッチ「…………そっか。」

 

オッチョ「それに、僕がもっとしっかりしてれば、未来もああならなかったし。」

 

ガルッチ「多分だけど、彼ら償いたいんじゃないの?」

 

ケンジ「え?」

 

ガルッチ「大きな罪とは言え、ちゃんと生き返って、みんなに償いたい。けど、死んでいる以上、どうやって償えばいいのか分からない。

だから、ここに留まってるんじゃないかな?」

 

 

何でそう思ったのかは分からないけど、でも憎悪とかの負の感情の残留は無いのは確かだ。後は、彼ら次第だけど…………。

 

 

ケンジ「なぁ、ガルッチ。お前は、何をしようってんだ?」

 

ガルッチ「……………勝又未来、遠藤宇宙。お前達は改心する権利はある。もし心の底から償いたいと思うのであれば、償わせる為に生き返らせる。代わりに僕と同じ不老不死の呪いに掛かって貰う。だがその気はないのならば、お前達を成仏させる。」

 

オッチョ「え!?その二人、ここにいるの!?」

 

ガルッチ「うん。さぁ、如何する?」

 

 

答えは……………。そうか、だったら生き返らせてやる。

 

 

ガルッチ「………ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな光ノ国。

 

 

 

国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天月光。

 

 

 

汝創造す。輪廻転生無限転輪、八尋の輪に輪をかけて、

 

 

 

これぞ九重、月夜見…………。『水天月光転輪転生』!!」

 

 

僕は蘇生宝具である『水天月光転輪転生』を使い、この学校に留まっている2人を生き返らせた。

2人とも何とか当時の頃の姿をしているが、宇宙の左腕、勝又は左眼と左耳がなかった。分かってはいた。この宝具は、生き返らせる事は出来ても、肉体形成となれば話が違ってくる。

この宝具は、実のところ完成していない。いや、正しくは僕の技量では完成する事は出来なかったのだ。

自身の再生は出来たとしても、他人の肉体を、ましてや1から作るとなるとどこかで欠損が招じてしまう。

その為、あくまで『蘇生』専用の宝具で、肉体を作って生き返らせると言うことは出来ないのだ。

 

 

勝又「………ケンジ。」

 

ケンジ「カツマタ…………?ホントに、お前なのか?」

 

勝又「うん。けど、ガルッチ。何で、こうなってるの?左耳も聞こえないし、左眼も見えないし。」

 

ガルッチ「技量不足さ。しかも、1からだと、どこかで欠損しちゃうんだ。肉体があれば、まだいいけど。」

 

宇宙「だからか、俺の左腕がないのは………。いや、ある意味此が俺とともだちの、罰かもしれない。」

 

ガルッチ「いや、ホントに此僕の技量不足なんだけど…………。」

 

宇宙「いいよガルッチ、どうせ俺には此が十分だしこの先これ以上の絶望を背負わされるという思うし冷たい目線とパワハラとか放火とか色々な犯罪的な─────」

 

ガルッチ「オイオイオイ!?ネガティブになってない!?大丈夫なの!?」

 

オッチョ「宇宙、そこまで責めていたんだ………。」

 

ケンジ「それに、これから罪を償うんだろ?ネガティブも結構だが、もう少し明るくいこうぜ?宇宙。」

 

宇宙「兄ちゃん…………。」

 

ケンジ「もう一度、やり直そう。俺達やカンナも、全力で守ってやるからさ。」

 

 

……………なんだろ、僕ここに居たら邪魔になりそうだし、ここから去るか。

 

 

ケンジ「ガルッチ、礼を……………っていない?」

 

宇宙「多分、邪魔だと思って帰ったと思うよ?」

 

ケンジ「なんだよそれ。カンナにも会わせてやりたいってのに………。愛想がねえな。」

 

宇宙「ううん、彼奴はそんなんじゃ無いよ。多分、たまにだけど、会いに来るかもしれないな。」

 

勝又「…………すまないが、ケンジ。負ぶってくれないか?片眼に片耳だと、不安定で………。」

 

ケンジ「やれやれ、仕方ねえな。ところでカツマタ。住む当てあるか?ないなら、俺んちに来いよ。宇宙もな。」

 

宇宙「ああ、そうさせて貰う。………………ありがとな、ガルッチ。」

 

 

………………………………よせよ、宇宙。ちゃんと、償えよ?さて、帰るとしますか。

 

 

ノア『よかったのか?生き返らせて。』

 

ガルッチ「例え彼奴らが無の神を生み出したとしても、事の発端はケンジが元凶さ。だが、それで今の僕と未来がいるんだ。

それだけは、彼に礼をしなくちゃならねえけどな。償うっていうなら、ちゃんと生きて、償ってやるさ。」

 

ノア『そうか………。』

 

ガルッチ「まぁ、今の彼らだったら、きっと償えると思うな。でも義腕が必要だろうなぁ……。」

 

ノア『しかし、劇的に変わったな。今までなら──────』

 

ガルッチ「ノア。別に変わったわけじゃない。ただ単に、罪滅ぼししてるだけ。それだけさ。」

 

 

そうして僕は、光の国に戻って久々に仕事に熱中した。なんでか母さんがまた休暇を与えようとしてるけど、今回はそうは行かんぞ?

自分で決めるから、邪魔はさせないって事で。



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DATA9 夢幻泡嵐天彗迴神龍 月夜見天音

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

えー、どうも。今回滅茶苦茶情緒不安定になりかけてるガルッチです。っていっても、英竜お姉ちゃんもそうだけど…………。

何があったって言いたそうですが、実は僕と英竜お姉ちゃんの子供の、月夜見天音なんですが、休暇終わって半年位に連絡があったんです。しかも病院で。

 

もう一度言います。病院で

 

順を追って説明しますが、ディノオウガを作る16年前、僕と英竜お姉ちゃんの娘である、月夜見天音ちゃんが誕生しました。勿論仕事をしながら、天音ちゃんを育てていき、13歳になったとき、次元を越えて旅をし始めた。が、その3年6ヶ月後。ある日病院から電話が来たんです。

 

 

『もしもし、『月夜見天音』さんの御家族でしょうか?』

 

ガルッチ「はい、そうですが。如何なさいました?」

 

『はい、私ヒーリング病院の医院長の─────』

 

ガルッチ「ちょっと待て。病院?天音ちゃんが?」

 

 

最初は何かの冗談かと思った。天音ちゃんが病院に行くほどの大きな怪我をするはずがないと思った。だが、現実は違った。

 

 

『実は、その天音さんですが、とある世界で瀕死の重体となっていて、直ぐさま我々が駆けつけたのですが、そこには生きているのが不思議なぐらいの──────』

 

 

瀕死の重体。その言葉を聞いただけで、ショックを隠しきれなかった。何故天音ちゃんがそうなったのか、何故気付かなかったのか。それだけに、僕は立ち尽くすほど、絶望していた。英竜お姉ちゃんが来て、何があったのかを聞くと、僕は天音ちゃんが病院にいるというと、直ぐさま僕の手を引っ張って、病院に行き、天音ちゃんがいる集中治療室のところに着いた。

そこには、見るだけでも辛いぐらいに変わり果てて、本当に生きているのが不思議なぐらいの天音ちゃんの姿があった。

英竜お姉ちゃんは泣きそうなぐらいに、天音ちゃんを呼びかけたが、僕は逆に、医院長を呼び出し、天音ちゃんをあんな風にさせた奴を聞き出した。ついでに、その倒れていた世界も。

僕は直ぐさまその世界に降り立ち、直ぐに事情聴取を聞き込んだ。すると、ある人が可愛い子を攫い、身包みを剥がしたり、犯したり殴ったり等酷いことをする集団を見かけたと言った。

僕は何処に居るのかを聞き出し、其奴らがいる洞窟に入り、手下や傭兵、そして襲った奴らを皆殺しし、天音ちゃんの物は自分の袋に、後の遺品についても拾うが、決して袋には入れず手に持って、洞窟諸共消し飛ばした。

そして、その町に遺品を置いて、再び病院に戻り、天音ちゃんのところに行くと、相変わらず苦しんでいた。

その時、医院長が来て、全身全霊をかけて治してみせるといい、手術室に入っていった。そして現在、結果が来た。

 

 

ガルッチ「如何だったんですか!?」

 

「死力を尽くし、全身全霊でやりました………。優秀な医者、超高校級の皆様にも力をお借りしました。ですが……………。生かすだけで、精一杯でした。」

 

英竜「そ、それって…………。まさか、天音ちゃんは……………!」

 

「いえ、生きています。が、手遅れな部分があって……………。彼女は精々、6週間しか生きられません。」

 

 

6週間…………。天音ちゃんの余命がそれだった。最早死んでいるのと変わりなかった英竜は、地に着き、僕は後悔していた。

 

 

「申し訳ありません、超全大王神様………。英竜様…………。」

 

ガルッチ「いや、お前は悪くない。これは、娘の危険を気付けなかった僕のせいだ…………。」

 

 

そして、天音ちゃんを連れて帰り、残りの人生を楽しませようと考えたとき、少し研究室に入った。そして、ふと思いついた。だが、それで了承してくれるかどうか、分からなかった。けど、まだまだ生きて欲しいと言う思いが強かった。

 

 

ガルッチ「…………お姉ちゃんに、相談して、そして、天音ちゃんに聞いてみよう。」

 

 

だが、直ぐにはせず、先ずは英竜お姉ちゃんに相談してみた。

 

 

ガルッチ「って訳なんだ…………。勿論此は、天音ちゃんにも聞くつもりだ。」

 

英竜「……………ガルッチ、貴方正気?娘にそんなことを────────」

 

ガルッチ「正気じゃ無いのは分かってる。けど、僕は天音ちゃんを生き続けて欲しいんだ!!こうなったのは、元より僕のせいだ。家族を守るって言ったのに、…………娘の危険を気付けなかった、僕のせいなんだ…………。」

 

英竜「ガルッチ……………。」

 

ガルッチ「お姉ちゃんだって、天音ちゃんを生き続けて欲しいと思ってるでしょ?」

 

英竜「う、うん。けど、失敗したら死ぬし、成功したとしても、代償として人間じゃ無くなっちゃうよ?」

 

ガルッチ「重々承知の上だ。だが、あくまで天音ちゃんの意志に尊重してからだ。彼女がこのままで良いって言うのなら、それで諦める。」

 

英竜「……………分かった。それじゃあ、天音ちゃんのところに─────」

 

???「話は聞いたよ、お父様。お母様。」

 

英竜「天音ちゃん!?」

 

天音「お父様、貴方は悪くありません。あの方々の不意打ちに気が付かなかった私が悪いんです。」

 

ガルッチ「…………でも、救えたはずなのに。」

 

天音「ですが、生き続けたいのは事実です。お願いです、お父様。お母様。私を、『超獣』にして下さい。」

 

 

電動式の車椅子に座っている天音ちゃんの目は、本気だった。ならば、覚悟を決めよう。彼女を生かすために、『超獣』にさせるために、天音ちゃんを研究室に連れていかせ、液体が入ってるカプセルの中に入れさせた。

ちなみに、今回初めて、『黄泉の聖杯(クリフォト・グラール)』を使うことにした。

 

 

英竜「此が、ガルッチが持ってる聖杯…………。」

 

ガルッチ「そ。今回は此を使って、超獣ならぬ、『究極神龍』にさせるつもり。素材も集めてきた。タマミツネ、アマツマガツチ、シャガルマガラ、バルファルク。今回はこの4匹の素材を使うよ。」

 

英竜「にしては…………、タマミツネのとアマツマガツチの素材が多いわね。」

 

ガルッチ「見た目をアマツマガツチとタマミツネにしようと考えたんだ。モンハンの特性はこの4匹。メインは中・遠距離攻撃のアマツマガツチとタマミツネ。サブはシャガルマガラとバルファルク。」

 

英竜「んじゃあ、ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー。ウルトラ怪獣は、夢幻神獣魔デウス、暗黒の魔人ダークルギエル、超咆哮獣ビクトルギエルにしよう。」

 

ガルッチ「うわぁ、てんこ盛りだなぁ………。僕の属性並みにてんこ盛りだよ………。」

 

全王神「自分で言っちゃう?それ。」

 

ガルッチ「ッ!?母さん、いつの間に!?」

 

全王神「なんかシリアスだったから、ここで私が出てぶち壊そうと思って。」

 

 

玉藻みたいなこと言うな。

兎に角僕はタマミツネとアマツマガツチの宝玉以外の奴を入れ、4つの宝玉を組み込んだ。英竜お姉ちゃんは、それぞれのウルトラマンとウルトラ怪獣の能力を注ぎ込んだ。そして、聖杯を起動させると、黒い杯の中から煌びやかで透明な液体が溢れ出し、カプセルの中に入っていった。

だからなんであの場で2828文字で終わるんだ風龍さん!!

 

 

(風龍「たまたまだって絶対。」)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、数日間天音ちゃんの様子を見ている僕と英竜お姉ちゃんに心配したのか、未来達も寄り添って見ていた。

そして…………。液体が無くなると同時にカプセルが開くと、そこには上半身はタマミツネ装備、下半身はアマツマガツチの装備を着込み、尻尾にはタマミツネ、翼にはシャガルマガラが着いた天音ちゃんの姿があった。

 

 

未来「おお…………。」

 

天音「お父様、お母様。…………死の淵から帰って参りました。」

 

ガルッチ「お帰り、天音ちゃん。」

 

全王神「美しい…………。」

 

英竜「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!成功してよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

天音「お母様………!心配かけて、ごめんなさい…………!」

 

ガルッチ「いや、そもそもこうなったのは僕のせいなんだ。本当に─────」

 

天音「お父様……………、お父様は悪くありません。何度も言いますが、不注意だった私が悪いのです。

ですが、そのお陰で、この様なお姿で生き返ったのですから。眠っている間、4匹のモンスター達が力を貸して下さると言ってくれました。

今日から私は、『夢幻泡嵐天彗迴神龍<月夜見天音>』になります。」

 

 

天音ちゃんが腕を上げると同時に、泡が出現し、本当に夢の中にいるかのような心地よさが漂った。

どうやら4匹の特性(シャガルマガラにある狂竜ウイルスは除く)はちゃんと受け継いでいて、ウルトラマンビクトリーとウルトラマンギンガ、魔デウス、ダークルギエル、ビクトルギエルの能力もちゃんと持っていたようだ。

しかし、泡か…………。一度シーザーに頼んでみようかな?泡の扱いなら彼が一番だし、ついでながら波紋を覚えれば、強力な攻撃も使えると思うし………。

よし、頼んでみるか!!

 

 

(その後、シーザーに頼み込んだら滅茶苦茶OKしてもらえた。)




夢幻泡嵐天彗迴神龍<月夜見天音>

CV,種田理沙


タマミツネとアマツマガツチ、シャガルマガラ、バルファルクのDNAとウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、魔デウス、ダークルギエル、ビクトルギエルの能力を持って生まれ変わった、ガルッチと英竜の娘。
上半身はガンナーのタマミツネ装備で下半身は剣士のアマツマガツチの装備で、タマミツネの尻尾が生えていて、翼にはシャガルマガラかバルファルクが生えている。が、飛ぶ以外はちゃんと仕舞っている。(機動性ならばシャガルマガラ、スピードならバルファルク。)
大和撫子のように美しく、可憐なため、絶世の美少女とも呼ばれるぐらい。
内面は謙虚だが、好戦的なところがある。戦う姿は、桜のように舞うらしく、誰からも魅了してしまう。
しかも、意外とドSとドMの両方があってか、切り替えることがあるらしい。惚れた人には忠実に従い、恥辱的な事でも恥ずかしながらもやるが(M面)、ワカメ(間桐慎二)みたいな性格や仲間を平然と見捨てるような人には、極寒の寒さになるほどの冷たい目線に加え、毒を吐き(S面)、それよりもっと酷い性格の場合、静かに怒り、ガルッチのように残酷な殺し方をする。
戦い方は、ディノオウガとは真逆で、相手を翻弄させながら冷静に戦い、罠を仕掛けているならば利用するトリッキーな戦い方をする。
ディノオウガが『剛』ならば、天音は『柔』を以て戦う。


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DATA10 天音の修行

-ヴェネチア-

 

 

天音side

 

 

えーっと、初めまして。ある日余命が6週間という宣告を受けるものの、お父様とお母様のお陰で、無事生き続けることが出来た、天音です。

現在、ジョジョの奇妙な冒険の世界で、泡を使う波紋使いがいると言われている、イタリアのヴェネチアと言うところに来ています。

 

 

ガルッチ「あ、シーザー!こっちこっち!!」

 

シーザー「全く、ガルッチ。いきなり呼び出してどうし………た?って誰その子!?」

 

ガルッチ「おい聞いてたのか?娘にシャボン玉の使い方に加えて、波紋の使い方を教えて欲しいと。」

 

シーザー「言ったのは言った。だがな、厳しい修行だって言うのは知ってるだろう?しかも、こんなに美しい女性に。」

 

ガルッチ「重々承知だ。そもそも、僕がもっと早く気付いていたら、この子の姿は────」

 

シーザー「…………あー、暗くなるな、ガルッチ。相変わらず、自己嫌悪はあるんだな。」

 

ガルッチ「仕方ないだろ、家族を守るって言い出したのは僕だし、守れなかった事に関しては責めてるんだよ。」

 

シーザー「お前は何処まで責任感が強いんだよ。っていうかその責任感、JOJOにもあったらなぁ………。」

 

ガルッチ「まぁ良いとして、この子を波紋とシャボン玉を─────」

 

シーザー「分かった分かった!だが、波紋なら話は別だ。そこは師匠に頼んでから────」

 

リサリサ「許可します。波紋の修行をさせましょう。」

 

 

いきなりですね………。と言うよりかはいつからそこに?ですが、この修行を積めば、波紋使いになれる。それと同時に、シャボン玉を極めることが出来れば…………。

必ず、習得しましょう!

 

 

天音「リサリサさん。波紋の使い方、ご指導お願いします。」

 

リサリサ「厳しくするので、覚悟なさい。」

 

ガルッチ「では、娘をよろしくお願いいたします。」

 

リサリサ「ええ、ガルッチ。任せて。シャボン玉はシーザー、波紋は私が教えますので。ご安心を………。」

 

 

それから私は、苦行とも言えるほどの修行を、数年間鍛えることになった。けど、数日だけで、苦行とは思えなくなりました。その理由は、お父様から戦闘技術を叩き込まれたことと、この体になったおかげで、軽い修行だと思えるようになりました。ですが、それでは修行にならないと感じた私は、モンスターが持つ特性とウルトラマン達の能力を利用したシャボン玉と、波紋を生み出そうとしました。

どちらかといえば、此方の方が、精神的な苦痛がありましたが、暫くしたら扱えるようになりました。

 

そして、波紋とシャボン修行から最終日。

 

 

リサリサ「それでは、最終試験を始めます。全力で来なさい、天音。」

 

天音「はい。リサリサさん。…………最速形態!!バルファルク!」

 

 

私の背中にバルファルクの翼が生え、そのままリサリサさんに攻撃を仕掛けた。

 

 

天音「『龍気刃波紋疾走(ドラゴンブレード・オーバードライブ)』!!」

 

リサリサ「体当たり系の波紋………、ですがまだ速さが足り─────」

 

 

リサリサさんは、すぐさま右に避けた。ですが、早計ですよ。

 

 

天音「本命は、そっちです!!」

 

リサリサ「ッ!?」

 

天音「トラップシャボン!『ダークシャボンスパーク』!」

 

 

私が仕掛けたシャボン玉が割れると同時に、闇の閃光が地面から出た。けれど、リサリサさんは避ける。でも、その避けた先には、既に私に当たる寸前だった。

 

 

リサリサ「しまっ─────」

 

 

リサリサさんはそのまま龍気の波紋に纏った私にぶつかり、いきなり再起不能(リタイア)になりました。

 

 

ジョセフ「………マジで?」

 

シーザー「戦闘始めてから、10秒も経ってない!?」

 

リサリサ「ま、まさか、トラップを使って瞬殺されるなんて、思わなかったわ。強くなったわね、天音。」

 

天音「いえ、まだまだです。これでは、まだまだ強敵には勝てません………。」

 

リサリサ「血筋の運命なのかしら………。まあいいでしょう、ともかく貴方は、此処での修行は終わりです。

今の貴方でしたら、多くの強敵に通用すると思います。謙遜せず、しかし慢心もせず、日々精進して下さい。」

 

天音「はい。数年間、有難う御座いました。」

 

 

けれども、強敵というのは、あくまで転生者以外のこと。転生者となれば、話が違うかもしれない。

何をしてくるかは分からない。けれど、私は強くなる。もっと強くなって、いつか旦那様を探し、家庭を築き、そして旦那様に……………。//////

 

 

いけない………、少し弄られると思いながら想像していたら、少々興奮してしまいました………。//////ですが、やはり愛しい人に、いっぱいおかしくされるというのは、本当によい物ですね……………。

 

 

(因みに、どうやらガルッチの性癖が移ったようです。

 

 

ガルッチ「大丈夫なのかな、っていうかナレーター。僕のことMだと言うのか?」

 

 

当たり前だろ。未来達やフラン達とセックスしてるとき、滅茶苦茶喘いでいたし、激しくとか──────

 

 

風龍「其処までにしてもらおうか、ナレーター。『エクスグラビドン』!!!」

 

 

ヤッダバァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!)

 

 

 

 

…………何でしたのでしょうか?今の間は………。それから、私はお父様とお母様が待ってる光の国に戻り、もっと強くなりたいと言う意志を伝えた。

 

 

sideChange

 

 

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

あー、やっぱりディノオウガと同じ事になったか。うんまぁ、知ってたよ。でも、あの時があってか、滅茶苦茶心配なんだよね…………。

けど、波紋は波紋戦士よりもっていうかカーズですら越えてるからいいけど、問題は転生者。

この子は、恐らく転生者戦はまだ馴れていない。っとなると………。

 

 

ガルッチ「分かった、色々な転生者にも戦えるように鍛えてあげる。英竜お姉ちゃん。」

 

英竜「了解。それじゃあ今から、VR空間で様々な転生者と戦って貰うよ。ある程度鍛えたら、『ダークザギ』のところに行って、修行してもらうように頼んでおくよ。」

 

天音「はい!お父様、お母様。」

 

 

しかし、僕の血なのかどうか分からないけど、好戦的な気がするのは気のせいかな?ちゃっかり千里眼も引き継いでるし、しかも『影』の力も……………というか此がメインなんだけど、この子凄い扱えてるよ。

後は、投影魔術もそうだな。宝具のEXランクも投影出来るし、性能をあげる強化魔術もしっかりしてる。代わりに、壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)は持ってないようだ。

 

…………そろそろ、天音のバトルナイザーを用意するか。とは言え、シャガルマガラは、ゴア・マガラの成長した姿だし、それなら双剣の『ヘブンorヘル』が良いかな?干将莫耶の性能も付けて置こう。バルファルクの奴は、太刀の『赫醒刀【閃武】』かな?でもあくまでこの二つはサブ用で、メインの二匹は遠距離武器に決めている。

そもそも天音ちゃんは、近接攻撃が苦手のようで、格闘術や剣術を覚えるのが最後だった。代わりに、中・遠距離攻撃は得意で、特に弓を使っての攻撃が得意で、『現世のシアハートアタック』とも呼ばれるぐらいだとか。

いやまあ、強ち間違いじゃあ無いけど、何故シアハートアタック?

まぁともかく、天音ちゃんには弓をあげた方が喜ぶだろうな。アマツマガツチの『天嵐ノ弓【光彩陸離】』とタマミツネの『なぐるやの遠鏡真射弓』の二つにして、使いどころで決めさせると言う手もあるな。

タマミツネの弓なら、射抜いた場所から泡が生じ、割れると同時に矢に変わり、射出する仕組みになっていて、アマツマガツチの弓なら、どんな最強の盾や硬い物があっても、1撃で貫通する矢と化す。

まぁ、アマツマガツチの特性があるから、他人が使うとただの弓矢に変わっちゃうけどね。タマミツネもだが…………。

 

よし、そうと決まれば早速始めるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────2ヶ月後

 

 

 

よし、4つの武器が完成したぞ。でも、残った素材があるし、此はお守り用として作ろうかな。二度とあんな事にならないための、お守りとして。

それが作り終わると同時に、天音ちゃんの修行が終わった。どうやら転生者との戦いは充分なのだろうと思い、僕は4つの武器を授け、そしてアマツマガツチ、タマミツネ、バルファルク、シャガルマガラの残った素材で作ったペンダントをあげた。

そして、再び旅立ちの日が来た。

 

 

天音「それでは、また行って参ります。お父様、お母様。」

 

英竜「うん。」

 

ガルッチ「天音ちゃん、絶対死なないでね?」

 

天音「勿論です。」

 

 

転生装置に乗った天音ちゃんは姿を消した。『ザギ』、彼女を宜しく頼みます。

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

-海鳴町-

 

 

天音side

 

 

此処が、ディノオウガとザギさんが居る世界ですね。さて、その人の家は何処………………?

 

 

『■■■■■■■■…………。』

 

 

獣?いえ、此はお父様が言っていた『シャドウサーヴァント』!?しかもあれは『(ビースト)』クラス。真名は、『殺生院キアラ』。

どうしてシャドウサーヴァントに………、あら?あの宝石は一体…………。いえ、先ずはあれを倒しましょう………。

お父様が作ってくれた、タマミツネの弓で!!

 

 

天音「来なさい、キアラ!」

 

『■■■■■■■■■■■■■■…………!!!』

 

 

この体で初の戦闘って、正直空気を読んではくれなさそうですね。ですが負けるつもりはありません!此処で、仕留めさせて貰います!!



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DATA11 ザギと天音

-海鳴町-

 

 

天音side

 

 

天音「ちょっと、厳しすぎたかも………。」

 

 

一応トラップ仕掛けていたとは言え、ちょっと厳しかったかも。何しろ、相手はかつてお父様達が倒した『殺生院キアラ』。私でも勝てると思ってたけど、慢心していたわ………。

お陰でちょっと怪我しちゃったし。

 

 

ザギ「大丈夫か?って、ん?」

 

天音「ええ、何とか………って、ザギさんですか?」

 

ザギ「あ、ああ。しかし、君は?」

 

天音「え?覚えが無いのですか?私です、月夜見天音です。」

 

ザギ「あ、天音?って、天音!?何故此処に!?というか、その姿は!?

 

天音「あー、そうですね。ある事情で、私は人間を辞めざるえない状態になったのです。」

 

ザギ「何があった?」

 

 

私は、ザギさんに自分の身に何があったのか、そしてどう言う経緯でこの姿になったのかを伝えました。

 

 

ザギ「…………そうだったのか。」

 

天音「とは言え、気が付かなかったのは、私のせいですし。ですがこうして生きていられるのは、お父様とお母様のお陰です。」

 

ザギ「しかし、その怪我大丈夫か?私が────」

 

天音「いえ、大丈夫です。波紋で治せます。」

 

ザギ「波紋?」

 

 

私は波紋の呼吸をすると、みるみると怪我が治っていき、元通りの肌に戻った。とは言え、泡塗れですけど………。

 

 

???「あー、いたいた!!って怪我治ってる!?」

 

???「あの、大丈夫でした?」

 

天音「ええ、軽い傷でしたので、波紋で治しました。」

 

ザギ「リリカ?和哉?何があったんだ?」

 

リリカ「殺生院キアラと戦っているところを目撃したようで、その時この子が怪我をしていて………。」

 

和哉「そんで、終わった後に病院に行かせようとしたら、いつの間にか消えていたんだよ。」

 

 

あ、この盲目の人はリリカさんで、此方は和哉さんというのですね……。

 

 

天音「怪我のことでしたら、心配しないで下さい。それと、苦戦してるところを、助けて下さり、有難う御座います。

 

私は、月夜見天音と申します。元人間です。」

 

リリカ「元人間?それって一体…………?」

 

ザギ「どうやら天音は、ある世界で瀕死の重傷を負わされてしまって、治療するも、後6週間しか生きながらえる事が出来なかったらしい。」

 

リリカ「え!?」

 

和哉「だが、何で生きて!?」

 

天音「お父様とお母様のお陰です。お父様は、生きた人間、ましてや自分の娘を改造させるのを、とても嫌がっていました。勿論、お母様も同感です。ですが、お二人の苦渋の判断を下し、私に相談しようとしていたのですが、既にその話を聞いたときに覚悟を決めました。

生き続ける為に、『超獣』になろうと思い、お父様とお母様に言いました。それから、私を眠らせ、私を生かすために改造し続け、今のお姿になっているのです。」

 

リリカ「そうだったの…………、ですね。」

 

天音「今の私は、『夢幻天彗神龍<月夜見天音>』と言います。此からも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。」

 

ザギ「…………しかし、何故君もこの世界で?」

 

 

本題を忘れるところでした。私は、ザギのところで修行したいと言うことを話した。

 

 

ザギ「なるほど、ディノオウガと同じか。」

 

天音「はい。一応対転生者との戦いも含めて修行していましたが、先程の戦いで油断してあの傷を負いましたし、ザギさんなら鍛えてくれると思って。」

 

ザギ「そうか。我が主といい、助手になったガルッチといい、仕方の無い事だ。ただし、厳しいから覚悟してくれ。」

 

天音「はい。元よりそのつもりです。」

 

はやて「あのー、そろそろうち出て来てもええか?」

 

 

ん?車椅子に座った子が持ってる本、何かのまやかしを感じる気がする………。それも、途轍もなく強いまやかしを………。

 

 

天音「あの、足貸してもいいですか?」

 

はやて「?ええけど、何するんや?」

 

 

私は車椅子に乗ってる女の子の脚に触り、ある詠唱を唱えた。

 

 

天音「…………ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな光ノ国。

 

 

国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天月光。

 

 

汝解呪す。呪怨遮断浄化拡大、八尋の輪に輪をかけて、

 

 

これぞ九重、月夜見…………。『水天月光月夜見癒着』。」

 

 

車椅子の女の子に光が集まり、つま先から股まで光り出し、呪いらしき物を取り除くと、黒いシャボン玉となって宙に浮いて消滅していった。

そして、光が収まる。どうやら、その本の呪いは解けたようだ。

 

 

ザギ「それって、宝具?」

 

天音「お父様から教わったのですが、彼方は未完成というよりは完成することには至らなかったものです。

それを私が改造して、治癒。または浄化宝具として、使えるようにしました。今の貴方でしたら、もう足を動かせます。」

 

はやて「え?ほな馬鹿なことが………。」

 

 

騙されたと思い、足を動かそうとすると、いきなりだったのか、私の顎に当たってしまった。ですが、タマミツネの特性のお陰で、痛みを感じることはありませんでした。

 

 

はやて「へ?嘘?」

 

ザギ「もしかして………。」

 

はやて「立てる!!ホントや!!足が動ける!!ありがと!!名前何て言う?」

 

天音「天音です。」

 

はやて「天音ちゃん!ホンマにありがとな!ウチは八神はやてっていうんや。」

 

天音「はやてさんですね。宜しくです。」

 

 

けど、安心は出来ません。この本、やはり何かが潜んで要るに違いありません。必ず、はやてさんを守らなければ。

 

そして私は、ザギさんの家に着くと、ディノオウガが居て、私を見るや否や抱き付いた。その後、私も料理を振る舞うと皆さん大好評して下さりました。ザギさんの料理も、どうやら衰えていません。

私もザギさんも、まだ鳳凰さんの料理には程遠いですが、いつか必ず超えたい。そう思い続ける私でした。



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DATA12 発情期

-光の国-

 

 

深雪side

 

 

えーと、どうも。ウチは『エクストリームブレード・オール』の一人、神風深雪と言います。ウチの仕事は基本、あの紫と似たような役目なんやが、仕事はきっちりしてまっせ。ショタっ子やロリっ子にハァハァしながらでも、こう見えて管理は万全。未だにかつて破られた事は、一切あらへんよ。

まぁ今回は、ちょっと心配事があるんやって。その心配事っていうのは、言わずともガルッチの事。

実際彼は、英竜や藍、士織、小夜の4人が結成した『エターナルフォース・ゼロ』の別の組織、『エクストリームブレード・オール』を結成し、英竜達をサポートし続けていたらしいんやけど。

その心配事ってのは…………………………。

 

 

ガルッチ「…………。//////」カキカキ

 

 

見たところ普通に書類片づけているように見えるんやけど、実は発情してるんや。今日含めて3週間も、バレへんように隠してるけど、オスの匂いが凄くするで。最も、フラン達も気付いてはいるようやけど、敢えて指摘しないようにしているとか。

しかし、ガルッチは凄いなぁ。発情してるのに、何食わぬ顔で仕事を熟してるんやもん。でも我慢は良くないと思うんやって。

 

 

深雪「って言っても、ガルッチって発情期とかあったんやな…………。いや、発情期は誰でも持ってるやろうけど、あれは半端ない程発情してるよねぇ………。」

 

 

でもその発情したガルッチに、中出しされたら凄いやろうなぁ………。

 

 

『ガチャ』

 

 

ラルッチ「ハァ……………ハァ…………、ガルッチのにおいが……………!?」

 

深雪「……………。( ゚д゚)ポカーン」

 

 

……………お邪魔だったかな?ってちゃうちゃう!!

 

 

深雪「な、何してるんや。ラルッチちゃん。」

 

ラルッチ「え?ガルッチのシャツをクンカクンカしながらオナってたけど?」

 

 

清々しいほど開き直ってるやん!?しかもラルッチちゃんの股に着けてるのって、ガルッチのやないか!?

 

 

深雪「いやいや、何しとんねん!?そっちも発情期なんかい!?」

 

ラルッチ「私は年中無休常に発情期よ!!」

 

深雪「年中無休は流石にないやろ!?っていうか、ラルッチちゃんやったんかい!!ガルッチの下着を盗んでたなんて!!探し回ってたんやよ!?」

 

ラルッチ「そう言われても、あの英竜に取られてから、もう私にはこのガルッチのにおい付きの下着しかないんや!

あんな奴に下着まで取られてたまるものですか!!というか悔しい!!私の弟が取られて悔しい!!!」

 

深雪「いやいや、とにかくそれ洗濯するから出しなさいって!」

 

ラルッチ「そんな事したらガルッチのにおいが落ちちゃうでしょ!?」

 

 

何やねんこのブラコンの姉さん!?何処まで変態やねん!?(お前が言うな、ショタロリコン。)

 

 

深雪「そんなんしてたら、ガルッチに嫌われるで?」

 

ラルッチ「ぐっ!?…………お、脅す気なの?」

 

深雪「ガルッチは気付いているけど、めちゃめちゃ呆れてたで?」

 

ラルッチ「ゴハァ!!!」

 

深雪「いつか冷たい目で見られるかも知れな──────」

 

ラルッチ「」チーン

 

 

あ、気絶した…………。まぁええか、とりあえずガルッチの下着を拾って洗濯しましょうかね。もう、何でラルッチちゃんはああなるんかな?もしかして、ルッチもそうなんかな?いやそんなわけ無いか。見たところ、清楚やし、レミリアちゃんとさとりちゃんがいるから、いたって普通そうに見えるんやけど、発情期とかあるんかな?

いやまず、ガルッチやな。ありゃ理性で無理矢理封じとるが、まるで2000年位の性欲を溜めてるかのようなもんやで?

今までよく我慢できたなって感心してしまう程やけど、いい加減にせんと爆発するんやないか?理性的な意味で………。

うーん、荒療治やけど、こうなりゃ一度ウチの部屋に誘い込むしかあらへんな。そういえば、あのサキュバスの尻尾って、性欲を2乗に上げて何度も使えるんやったっけ?確か────

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチside

 

 

はぁ、全く発情期に入るって最悪だな…………。こう言うときに限って、襲いそうで怖いんだよ。しかも、発情期に入ったせいか、いつの間にか性欲剤×5万本が入った飲み物に飲まされたり、ルビーにサキュバスの尻尾を使って20回も刺されたし、もうこれ嫌な予感しかしないよ…………。

しかも今日は、風邪気味だし…………。まぁ仕事が終わったし、今日は薬でも飲んで寝ていようか─────

 

 

未来「ガルッチ?なんだか辛そうだけど、大丈夫?」

 

ガルッチ「ちょっと風邪気味………。」

 

未来「だったら何故仕事したし………。って、そういえば深雪が呼んでたよ。」

 

 

深雪が?一体何の用なんだろう?って言っても、なんだかオチが見えてきた気がする…………。そう思いながら、また性欲剤(5億本分濃縮したお茶(普通喉渇くだろ))飲まされたり、今度は使い切りだけど性欲を9乗も上げるサキュバスの尻尾に刺され、深雪の部屋に来た。というかもう限界なんですけど。

何なの今日は?発情期に入った途端性欲を上げられてばっかりなんだけど。お陰でトイレ行くときも常に勃ってるし、出来るだけ我慢しようにも誘惑も出るし…………。

 

 

ガルッチ「深雪、入るよ~?」

 

 

『ガチャ』

 

 

深雪「え!?ちょ、待ち─────」

 

ガルッチ「あ…………。」

 

 

そこで見たのは、今エロい格好になるために着替えている深雪がいた。っていうか、またサキュバス?

 

 

深雪「…………もうええか。」

 

ガルッチ「いやいや、そこはちゃんと着ろよ!?」

 

深雪「え?でも此から、裸になるんやし、それにガルッチだってムラムラしてるんやろ?」

 

ガルッチ「いやまあ、そうだけど………。っておい待て。まさか呼び出したのって……。」

 

深雪「まぁそう言うことや。」

 

 

やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁ!!!あーでも良いか。もうこっち我慢できないし、深雪を見た途端もう襲うって選択するしかないし………。

 

 

深雪「ってな訳で、ガルッチ。今夜はいっぱい中出ししてもええよ。」

 

 

たったその言葉で理性が途切れてしまい、それからは全く覚えが無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、理性が戻り、気がついた時には…………。

 

 

ガルッチ「………………え?」

 

全王神「ムニャムニャ…………、もっとぉ…………。//////」

 

 

いやいやちょっと待って!?何で母さんが裸!?っていうか何時から入った!?そして何時からフラン達も入ってきた!?

ついでに何でミストは幸せそうな顔で僕の隣で寝てるの!?んで僕含めてみんな精液まみれになってるけど!?

 

 

ガルッチ「………………一体何があったんだ?そんなに僕、欲求不満だったのかな?」

 

 

いやまあ、あんな発情期、しかも性欲が爆発してもおかしくないものだったし、仕方ない方なのかな?

っていうか、ちょっとだけムラムラしてるけど………。どうしよ?

 

 

未来「ん………、んむっ…………。」

 

ガルッチ「あ、未来。おはよう。」

 

未来「お、おはよう。ガルッチ。」

 

ガルッチ「ねぇ、この惨劇は一体………?」

 

未来「うーん、っていうか覚えてないの?」

 

ガルッチ「深雪の一言からは全く…………。」

 

未来「…………それだけ、性欲溜まってたんだね。えーっと、君が深雪とヤってる間、僕と英竜、フラン達とラルッチが部屋にやってきて、いつの間にか参加する事になったんだけど、その時のガルッチが滅茶苦茶激しくて、イき狂わせられたんだよね………。」

 

ガルッチ「えー…………。」

 

 

どんだけ本能のまま動いてたの?怖すぎだろマジで…………。

 

 

未来「それで全王神様だけど、どうやらその行為を見ていたらしく、………まぁ後は分かると思うけど。」

 

ガルッチ「……………ヤってしまったのか。ナンテコッタイ/(^o^)\」

 

 

母さんをヤってしまうとか、最早近親相姦じゃねえか。もう、なんでさなんでさ、ななななんでさ!(ラップ風)

いやそれ言うなら、姉さんもやっちゃってるし。

 

 

ガルッチ「発情期って、怖ぇ………。何ふり構わず犯しちゃうから、ホントに怖い。」

 

未来「そうだね…………。それに、まだちょっとだけムラムラしてるんでしょ?」

 

ガルッチ「え?何で分かったの?」

 

未来「君のことだから、多分そうだろうっと思ってね。」

 

ガルッチ「んじゃあ、悪いけど頼む。」

 

未来「うん。」

 

 

その後、未来にお掃除フェラにしてもらうも、また射精してしまい、そのまま未来とセックスする事になった………。




この後、ルビーは写真を取ってばらまこうとするも、ガルッチに気づかれ滅茶苦茶殴られた。


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DATA13 雷電火超完全生命龍と不動尾槌黒鎧破壊超獣

-海鳴市-

 

 

???side

 

 

ふう、この世界に来て、もう2週間って奴か?そろそろテント生活も終わりたいぜ………。ん?此を見ているおまえら、俺のこと誰だって思ってるんだろ?

何?別に良いって?そうか…………。

 

んじゃあ紹介するぜ!!俺は親父ことガルッチと、お袋の英竜の息子にして人工的に生まれた『超獣』!優しくて強くて、しかも超絶イケメンのこの俺!!そう、その名は─────

 

 

???「何馬鹿な自己紹介しようとしてるんだ。ナルシストのガルブレイク。」

 

???「痛ぇ!?」

 

 

なっ、殴られた…………。

 

 

ガルブレイク「おいゼムリャー!!今俺がせっかく格好良く自己紹介してるってのに何するんだ!!」

 

ゼムリャー「阿呆、そんなことやってるから、父さんと母さんが白い目で見られるんだ。」

 

ガルブレイク「おいおい、まだ覚えてるんかよ………。別に良いじゃんか、第一印象は重要だぞ、ゼムリャー。」

 

ゼムリャー「あれだと『なんだ此奴?』って言われるのがオチだな。」

 

 

此奴どんだけ辛辣なんだよ………。

まぁいいか。ともかく、俺はガルブレイク。モンハン世界に居るライゼクス、青電主、リオレウス、亜種、希少種、ラギアクルス、亜種、希少種のDNAを持ち、更にウルトラマンマックス、ウルトラマンXとゴジラ怪獣であるゴジラ、キングギドラ、完全生命体デストロイアの能力を持った『雷電火超完全龍』のガルブレイクだ。

んで、こっちのヘラクレス並みのデカさで、鈍い代わりにパワーと防御の高いゼムリャーだ。此奴の方は、ガムード、銀嶺、ドボルベルク、亜種、グラビモス、亜種のDNAを持ち、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンティガ、ウルトラマンメビウスとウルトラ怪獣である、完全生命体イフ、カオスヘッダー、マガタノオロチの能力を持っている。

しかもそれだけでなく、ゴジラ怪獣のスペースゴジラのDNAと能力を持っている。

さしずめ『不動尾槌黒鎧破壊超獣』ゼムリャーと言うわけだ。

因みにゼムリャーってのは、ロシア語で大地と呼ぶ。

 

 

ゼムリャー「説明お疲れ。さて、そろそろ────?」

 

ガルブレイク「………ゼムリャー、戦闘準備はいいか?」

 

ゼムリャー「ああ。早速『打堕ン王の渾身撃』の力を思い知らせる時が来たというわけだな。」

 

ガルブレイク「お前、その武器と言い、さっき料理した際の名前と良い………。お前、ネーミングセンスなさ過ぎだぞ………?」

 

 

俺はチャージアックスの青電主斧『アムヴォルト』、ゼムリャーはハンマーの『打堕ン王の渾身撃』を持つと、相手が現れた。

其奴は黒いオーラを纏っていて、俺より劣るが美形な奴だが、何故か目が死んでいた。その隣には、奴の下部かどうかは不明だが、ヤバそうな武器を持っていた。

しかも両方ともの胸辺りに、宝石らしきものを身に付けているようだが、今回のこの世界に物語のターゲットである『ジュエルシード』って奴だろうな。

しかし、あの美形の奴。恐らく色々な女を洗脳させてる特典とか使って、好き放題していやがるな?正直ここでくたばって貰いたいが、気絶だけで留めておこう。

 

 

ゼムリャー「その美形な奴は『美顔頂』、その隣は『神王勇者(しんのまこと)』。どうやら学校の問題児で、いつも迷惑なことをしてるだとか。」

 

ガルブレイク「まぁ、やるっきゃないだろ。行くぜ、ゼムリャー!!」

 

ゼムリャー「応ッ!!」

 

 

俺は直ぐさま接近し、頂という男に斬りつける。しかし、それを見越していたのか、女を呼び出し、身代わりにさせようとしていた。

このゲスな奴は…………!!危うく殺しかけたが、そこが隙となり、逆に攻撃を受けてしまった。女を盾代わりに使うとか、巫山戯んな!!

 

 

???「何だ何だ!?って、美顔!?神王!?如何したんだ!?」

 

ガルブレイク「ヤバっ!?おいテメェ!!今すぐ其奴らから離れろ!!正気を失ってる!!!」

 

???「え?」

 

 

しかし時既に遅し。ゼムリャーの武器を弾くと同時に、神王の武器があの少年を斬り掛かろうとしていた。が、そのときだった。

青色のクワガタが、その武器を守り、女を盾にした頂を吹き飛ばし、再起不能にした。そのままその少年のベルトに近づくと、仮面ライダーカブトのベルトが出現し、少年は混乱していた。

 

 

???「え?え?」

 

ガルブレイク「おい少年、名前なんだ?」

 

???「和哉。佐々木和哉。」

 

ガルブレイク「和哉か。彼奴らの知り合いか?」

 

和哉「あ、ああ。」

 

ガルブレイク「だったら丁度良い。彼奴らは今、操られてる。あの宝石にな。方法はただ一つ。気絶させてから、あの宝石を引き剥がす。救いたいなら、其奴を使うのが吉だろう。」

 

和哉「だ、だが此どう使えって!?」

 

ゼムリャー「簡単だ。其奴をベルトにセットするだけだ。」

 

和哉「わ、分かった…………。『変身』!!」

 

 

『HENSIN!!』

 

 

 

和哉とかいう少年は、そのクワガタをセットすると姿は変わった。親父が言うには、和哉は仮面ライダーガタックのマスクドフォームになったようだ。

そして何を思ったのか、和哉はあご部分に触れると、マスクドアーマーから隙間が出て来る。

 

 

和哉「…………『CAST OFF』!!」

 

 

『CAST OFF!!』

 

 

そのまま吹き飛ばし、その残骸は神王にぶつかる。が、どうやらあの武器に防がれてしまったようだ。

一方和哉の姿は一変、身軽になった上、しかもその姿はクワガタらしい姿に変わっていた。さしずめ、ライダーフォームと言う訳か。

 

 

『Change!!Stag Beetle!!』

 

 

ゼムリャー「和哉、お前はあの美顔頂とか言う奴の相手をしろ。俺とガルブレイクは、あの勇者という男と戦う。」

 

ガルブレイク「相手は女をガードするが、お前のその姿なら難なく倒せるだろうな。」

 

 

さてと、俺とゼムリャーで、この神王勇者って奴を止めに──────

 

 

???「和哉さん!!一体何が…………え?」

 

???「あら、貴方方。もしかして………、ディノオウガと同じ『超獣』?」

 

ガルブレイク「おう。それに見たところ、お前もそのようだな。元は人間だろうけど。まぁいい。名は?」

 

ディノオウガ「僕、ディノオウガ。」

 

天音「私は月夜見天音。」

 

ガルブレイク「天音にディノオウガか。俺はガルブレイク。こっちはゼムリャー。ちょっと悪いが、此奴を止めるから手伝ってくれねえか?」

 

ディノオウガ「うん!『超・帯電龍光形態』!!」

 

天音「分かりました。『天廻形態』!!」

 

 

ほう、このディノオウガって奴はジンオウガがメインだが、尻尾はディノバルドが目立つな。んでこっちの嬢ちゃんは、翼はシャガルマガラだが、アマツマガツチとタマミツネがメインって訳だな。

いいぜ、盛り上がってきた!

 

 

天音「私は後ろからサポートします。ディノオウガさんと貴方方は、前衛でお願いします!」

 

ゼムリャー「分かった。」

 

ガルブレイク「よっしゃ!!派手に行くぜ!!」

 

 

さぁ来い!勇者!お前の力、見せてみやがれ!!




雷電火超完全龍<ライレウス・ガルブレイク>

CV.寺島拓篤


ライゼクス、青電主、リオレウス、亜種、希少種、ラギアクルス、亜種、希少種のDNAを持ち、ウルトラマンマックス、ウルトラマンX、ゴジラ怪獣であるゴジラ、キングギドラ、完全生命体デストロイアの能力を持った超獣男性。
服装は青電主の剣士防具なのだが、兜は被っていない。赤眼に青髪、右眼には傷がついたスカーフェイスになっている。
ディノオウガと天音より後に誕生し、出会って早々ナルシストな一面を出す。だが実際は他人でも認めるぐらいのイケメンで、女性からはモテモテだとか。
だがナルシストのくせに、例え大勢の女性からモテられるよりも、1人の女性を愛し合いたいと思っていて、正義感も強く、困ってる人が居たらすぐに助ける。
女性に対して、無理な要望以外は難なく応えていて、大切にしている。
そのためか、同じイケメンでも『美顔頂』のような屑は許せず、殴りたいと思っている。
因みに、鎧の背中部分だが、実はやろうと思えば飛ぶことが出来る。


武器:黒炎剣リオレウス(大剣)

蒼翔桜乱双(双剣)

青電主斧アムヴォルト(チャージアックス)



不動尾槌黒鎧破壊超獣<ドボルムード・ゼムリャー>

CV.島﨑信長


ガムード、銀嶺、ドボルベルク、亜種、グラビモス、亜種のDNAを持ち、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンティガ、ウルトラマンメビウス、ウルトラ怪獣である、完全生命体イフ、カオスヘッダー、マガタノオロチの能力を持ち、更にはゴジラ怪獣のスペースゴジラのDNAと能力を持っている。
見た目は巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌のようなヘラクレスと同じなのだが、目の色はディノオウガと同じ赤と青のオッドアイ、髪の色は灰色である。
服装は銀嶺ガムードの剣士姿で、ガルブレイクと同様兜は被っていない。
実はガルブレイクと同じ時に開発を進めていて、誕生した時も同じだが、性格は厳粛で穏やか。だがガルブレイクに対しては辛辣な事を言う。
けれど、信頼していて常に一緒にいる。
悩みは、自分に合った箸とかが持てないとか………。しかも見た目のせいかヘラクレスと間違われてしまう。


武器:打堕ン王の渾身撃(ハンマー)

嶺潰グリュンフェスト(スラッシュアックス)

グラビドギガムドファ(ヘビーボウガン)


とりあえず、鏖魔ディアブロス以外のモンハンダブルクロスの擬人超獣は出せました。


メアリー「っていうか、ディノオウガを男の娘にするって、よく考えたね………。」


何故かそうなったんだよ………。


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DATA14 ガルッチとラクト

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

いきなりですが、一言言います………。

 

 

ガルッチ「何時受肉した、ラクト。」

 

ラクト「えへへ~、何でだろうねぇ。」

 

ガルッチ「お前が分からないってどういう事だよ。」

 

 

まぁ要するに、今まで僕の精神世界にいたラクト。つまりもう一つの可能性である『ラーク・バスター・ガルッチ』が、どういう訳か僕の目の前に現れているんです。いやホント、なして?

 

 

英竜「ガルッチ、ちょっと頼みが…………ファ!?」

 

ラクト「あ、英竜お姉ちゃん。ヤッホー!」

 

英竜「え!?私を知って!?ってそうじゃないそうじゃない!ガルッチ!?その子は!?」

 

ガルッチ「説明するからちょっと落ち着け。此奴は─────」

 

未来「如何したの…………って、ラクトが表舞台に出てる!?」

 

ラクト「未来ちゃーん!ヤッホー!」

 

英竜「ラクト!?っていうか未来、知ってるの!?」

 

未来「ガルッチの精神世界に居て、女体化の原因になった、もう一つの可能性のガルッチなんだ。」

 

英竜「what's!?説明してガルッチ!!」

 

ガルッチ「分かったから、ちょっと落ち着いてお姉ちゃん。そしてラクト、アンタは服脱がない。っていうかここでおっぱじめようとするな。」

 

 

とりあえず僕は、ホワイトボードを投影し、如何にも知的な眼鏡(実は此を着けるのが初めて)を掛けて説明した。

 

 

ガルッチ「まず、僕の女体化についてだけど。事の発端は、昔プリヤ達とフラン達が僕を取り合ってた時に、キレちゃって爆発魔法使ったんだ。

一方で平行世界の僕は死んでいて、ずっと彷徨っていた。」

 

英竜「それと如何関係が?」

 

ガルッチ「ラクトは自分の肉体を失ってる。けど、精神と魂だけは残留していた。っとそこで偶然にも僕が爆発魔法を使ってたときに閃いた。そして実行し、僕を憑依した。だが残念ながら、憑依した時に魔力が切れてしまい、取り戻すには魔力供給、特に精液を集めて回復しなくてはならなかった。」

 

英竜「何故魔力源が精液?」

 

ガルッチ「僕も分からん。けど、僕が男のせいで集めるのは無理だろうと思っていた。そこで、此奴は僕を女体化させて、精液を集めようとしたって訳だ。つまり、僕の女体化は、ラクトの魔力集めとしてつかわれたってことだ。」

 

未来「ん?って事は、ラクトは肉体を蘇生する魔力が十分に溜まったから、受肉したって事じゃないの?」

 

ラクト「未来お兄ちゃん、そこはご都合主義よ。って言いたいけど、その通り。けど、もう一つのガルッチなだけで、本質以外は全く違うよ。」

 

ガルッチ「どういう事?」

 

ラクト「例えば、ガルッチの起源は『刃』でしょ?けど、私の場合『盾』が起源なの。」

 

 

盾?刃ではなく、盾?

 

 

英竜「ちょっと待って?それじゃあ、ガルッチが『この世の全ての刃』なら、ラクトは『この世の全ての盾』って事なの?」

 

ラクト「うん。」

 

ガルッチ「まぁそれ以外にも、極度のドMで淫乱、常に欲情してるとか………。」

 

未来「淫乱って………、しかも極度のドMって…………。」

 

ラクト「特に可愛いショタに罵倒されたら、それだけでイっちゃいそう!!」

 

英竜「………末期ね。」

 

ガルッチ「正直此が僕だと認めたくないけど、どう否定すれば良いのか分からない…………。というか頭が痛い………。」

 

ラクト「大丈夫?おっぱい揉む?」

 

ガルッチ「いきなりセクハラ発言やめい!!」

 

英竜「でもちゃっかり揉んでるよね………。」

 

 

むう、僕とは言えど、何で巨乳なんだろう………?触り心地もいいし…………、って何やってんだ!?

 

 

ラクト「んふっ、もういやよいやよって言ってる割に、ちゃんと揉んでくれるんだね。やん、ガルッチのH。♡」

 

ガルッチ「ちょっと黙っとけ。」

 

英竜「でも、受肉したって事は、もう大丈夫なの?魔力とか。」

 

ラクト「大丈夫といえば、微妙なラインね。投影魔術のE~A+までの宝具盾なら問題ないけど、EX以上だと消耗が激しいし、何より魔力供給が必要になってくるからね。」

 

ガルッチ「要は、EX以上の宝具クラスの盾を投影すると魔力消費が激しいから、いっぱいセックスしろと言う訳か?」

 

ラクト「さっすがもう一人の私!その通り!!でも、供給の条件があって、汚らしいおっさんとか、犯すことしか考えない男性には受け付けるつもりはないよ。」

 

 

あ、何故だか其処だけ安心した。

 

 

未来「やっぱりそこはガルッチなんだ…………。」

 

ラクト「そりゃあね?私だって、あんなのには犯されたくないし、受け付けないわよ。でも、未来お兄ちゃんや、英竜お姉ちゃんとか、フランちゃん、こいしちゃん、イリヤちゃん、そしてガルッチなら、してもいいかなぁ。というか、激しくやっても良いから!!!」

 

英竜「全王神様や深雪達は?」

 

ラクト「勿論OK!!近親相姦、自分姦でもWelcomeよ!」

 

ガルッチ「なんだよそれ………。」

 

全王神「それってつまり、私が貴方を犯せば、自動的にガルッチちゃんと私の子が生まれるって事!?」

 

ガルッチ「何でそうなる!?っていうかどっから出てきたんだ!?」

 

英竜「立ち聞きしてたんじゃ──────って、全王神様ふたなり生やしてる!?」

 

未来ガル「「しかもデカっ!?」」

 

全王神「ムフフ、こんな事もあろうかと、ふたなり巨根にしたのよ。しかも無限に精液も溜まってるから、何時でもOKよ!」

 

ラクト「よし、早速激しくヤリましょう!お母さん!!」

 

全王神「いいよラクトちゃん!!いっぱい鳴かせて、あ・げ・る・ね。♡」

 

 

そのまま母さんは、ラクトを連れて部屋から出て行った。

 

 

英竜「……………………ガルッチ。」

 

ガルッチ「…………何?お姉ちゃん。」

 

英竜「……………………一応聞くけど、君はそんな淫乱なわけ─────」

 

ガルッチ「ないから!!仮に淫乱でも、あんなんじゃ無いから!!!」

 

未来「まぁ、ガルッチはラクトと違って、そんなに淫乱でも無いし、M気でもあそこまで無いしね。」

 

ガルッチ「…………確かにね。」

 

英竜「ツッコミ放棄!?

 

ガルッチ「そりゃあ、愛しい愛しい未来だし、優しくしてくれるなら、別に………。//////」

 

英竜「………M気のガルッチか。何故だろ、其れも良いかもって思う自分も居る気がする。」

 

ガルッチ「お姉ちゃんも、試してみる?お姉ちゃんなら、見せても…………いいよ?♡」

 

 

 

『ズキューーーンッ!!!!』

 

 

 

あれ?今何かを貫いた音が聞こえた気がする。半分冗談のつもりなんだけど。(半分は本気かよ!?)

 

 

英竜「ガルッチ…………、今夜は寝かさないから、覚悟してね?♡」

 

ガルッチ「あ、うん。//////」

 

未来「(満更でも無かった!?いや、僕も其れに楽しんでるし、ガルッチの喘ぎにトロ顔が凄く可愛いし…………。)って、僕も混ぜていい!?」

 

ガルッチ「いいよ。」

 

英竜「それじゃあ今夜─────」

 

 

 

その後僕は、未来と英竜お姉ちゃんに滅茶苦茶鳴かされた。




-始原の城-


何だろ。だんだんガルッチが、M化し始めたんだけど………。どうしてこうなった!?


士「もう満更でもないな………。」

ラヴォス「まぁストレス溜まってたんでしょ、仕方ありません。」

メアリー「いや、それよりラクトの方がやばいけど。」

アラン「まぁいいのでは?ガルッチさんが幸せなら。」


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DATA15 幸せを運ぶ吸血鬼フラン

-光の国-

 

 

フランside

 

 

フラン「どう、お兄ちゃん。気持ちいい?」

 

ガルッチ「んっ、凄くいい………。」

 

フラン「それじゃあ、此は?」アムッ

 

ガルッチ「ッ!そ、そこぁ……、ホントに………。//////」

 

 

ん?何をしてるのって?ただの耳かきよ。最近お兄ちゃんが、耳の聞こえが悪くなったらしくて、私に頼んだそうなの。久しぶりに私とお兄ちゃんだけの時間だから、ゆっくり時間を掛けて耳かきしているよ。

それにしても、ホントにお兄ちゃんの耳は、よく感じるね。お兄ちゃんも気持ちよさそうだし、もっと続けようかな?

 

 

ガルッチ「そういえば………。」

 

フラン「?」

 

ガルッチ「今思えば、殆どフランのお陰かもしれないな。」

 

 

え?お兄ちゃん、いきなり如何したの?

 

 

ガルッチ「不思議そうな顔してるね。」

 

フラン「それはするわよ。いきなり如何したの、お兄ちゃん。」

 

ガルッチ「そうだね。元々僕達ってさ、別世界の住人同士。出会うことはあり得ないと思ってた。」

 

フラン「そういえば、そうね。それがどうかしたの?」

 

ガルッチ「始まりは、鎮魂大桜でその世界のフランと出会った。思えば、そこから旅の始まりかも知れない。僕はその旅で、多くの仲間と出会い、本当の自分は何者なのか、それが出来たのは…………、もしかしたらフランのお陰かもしれないってね。」

 

フラン「えー?私何もやってないと思うけど?」

 

ガルッチ「それでも、僕はここにいる。フランと出会ったこそ、今の僕が居る。」

 

フラン「そ、そんなことは無いよ。私は、もしかしたら貴方を壊していたのかもしれないのに、それなのに─────」

 

ガルッチ「ううん、君と出会った時点で、僕の何かが壊れた。出会っていなかったら、多分陰陽師の仕事を全うし、何者なのか知らずに亡くなってたかもしれない。

君やこいし、イリヤ、未来、英竜お姉ちゃんにも出会えず、亡くなってたかもしれない。そう思えば、君は僕にとって、幸せを運んできてくれた吸血鬼かもしれないね。」

 

 

幸せを運ぶ吸血鬼なんて…………。そんなこと無いのに、下手したらお兄ちゃんが死んじゃうかもしれなかったのに。

 

 

ガルッチ「…………ずっと一緒に居てくれる?フラン。次元の最果てまで、この身が朽ちるその時まで、ずっと…………、ずっと…………居てくれるか?」

 

フラン「お兄ちゃん……………。今更だけど、本当にこんな私でも良いの?『破壊』の力を持った私を。いつか貴方を殺しちゃうかも知れない、『悪魔』を。」

 

ガルッチ「今更何を言ってる、フラン。恋人になったときから、もう既に決めてるよ。僕の全ては、君に預け、代わりに刃となって、守り続けるって。

君が狂いそうなら、僕が止めてあげるし、逆に僕が正気を失い、ヤバくなったら、君が殺してくれれば良いから。」

 

フラン「お兄ちゃん…………。」

 

 

そうだった。お兄ちゃんは、元からこうだったね。自分よりも他人を、特に仲間や家族を何より大切にし、傷つける人は死を与える刃に変わるお兄ちゃんだったね。

確かに、私という存在がいたからこそ、お兄ちゃんは神様に戻れたし、情緒不安定だった私を、変えてくれた。そう思えば、お兄ちゃんと出会えて、本当によかった。

 

 

フラン「後悔しない?」

 

ガルッチ「今更後悔するつもりは無いよ。」

 

フラン「例えお互い亡くなっても、この先ズッと、ずぅぅぅぅぅぅっと、離れる気は無いから。覚悟してね?」

 

ガルッチ「寧ろ、ちゃんと着いてこいよ。フラン。」

 

 

そして私とお兄ちゃんは、唇を重ね───────

 

 

 

 

 

 

 

全王神「何時もニコニコ!貴方の隣に、皆のアイドル、全王神ただいま参上!!!☆」

 

 

……………雰囲気ぶち壊された。

 

 

ガルッチ「母さん?ちょっとそこに直れ、説教してやる。」

 

全王神「え?ちょっとガルッチちゃん?顔が今まで以上に怖いよ?ねぇ?」

 

ガルッチ「大丈夫。ちょっとO☆HA☆NA☆SHIミ☆するだけだから。」

 

全王神「そのお話が怖いんだけど!?今の内に、逃~げる~のよ~!!!」

 

ガルッチ「おいこら!!待て!!」

 

 

そのままお兄ちゃんは、全王神を追いかけていった。

 

 

……………やっぱり、未来お兄ちゃんという名の鞘を見つけたお兄ちゃんでも、私がいなきゃ駄目なんだね。だったら、妻の私が、ちゃんと支えてあげないと。

『幸せを運ぶ吸血鬼』フランドール・スカーレットとしてね。



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DATA16 エインズワーズ家

-海鳴市-

 

 

天音side

 

 

天音「これで終いです!シャボンカッターの、更なる応用編!!」

 

 

私は直ぐさま手のひらからシャボンカッターを放ち、神王の周りを漂わせた。そしてシャガルマガラの翼を広げると、光がレンズからレンズへと反射していった。

 

 

天音「此が、シーザー師匠が編み出した奥義!!名付けて、『シャボンサンライトレーザー』!!」

 

 

光が増せば増すほど、神王が苦しみだし、爆発すると気を失いました。そして、神王の胸にあった宝石は外れ、ただの石に戻っていました。

 

 

和哉「おーい、こっちも終わったぞ!!」

 

ガルブレイク「ふぅ、さっすが俺達!こんな転生者を、圧倒的に蹂躙できるとか。怖いぜ、俺達の能力が怖いぜ!!」

 

ディノオウガ「天音お姉ちゃん、和哉お兄ちゃん、皆。雷光虫から聞いたけど、僕達が戦ってる最中に、はやてお姉ちゃんらしき女の子を抱えた人が、この山を通ったって!」

 

和哉「この山か!?」

 

ガルブレイク「………女の子を攫うとか、なんて奴だ。俺達も探すぞ!!」

 

 

私達は急いで、その山の中に入っていく。そして、その裏山に着いた途端、そこにはお城らしきものが佇んでいた。

 

 

和哉「な、なんだこの城!?」

 

天音「こんなのがあるんですね………。」

 

ゼムリャー「なぁ皆、アレを………。」

 

 

ヘラクレス並みの大きさを持つ人が指さすところを見ると、明らかに何かが落ちたようなクレーターがあり、其処だけ雪が降っていた。

 

 

ザギ「む?天音、ディノオウガ、和哉。そっちも着いたのか。ところで、この者らは?」

 

天音「私達と同じ『超獣』です。ヘラクレス並みの大きさの人がゼムリャーで、此方の近未来的な鎧を纏っているのは、ガルブレイクと言います。」

 

ゼムリャー「ドボルムード・ゼムリャーだ。ヘラクレスと勘違いされるだろうが、別人だ。宜しく頼む。」

 

ガルブレイク「お前がザギか。俺はライレウス・ガルブレイクだ。」

 

ザギ「宜しく頼む。しかし、なんだ彼所?あの場だけ雪が降っているではないか。」

 

なのは「何で彼所だけ?」

 

天音「ちょっと待って?彼所…………、『冬木市』なのでは!?」

 

フェイト「冬木市?」

 

天音「私のお父様、ガルッチの妻、イリヤスフィールが、この場所で聖杯戦争という名の戦いに趣いた場所で、5回もの聖杯戦争があった場所です。

しかもこの惨劇、恐らくは『平行世界の冬木市』。『プリズマ☆イリヤ』の世界が繋がっていたんだと思います。」

 

ザギ「聖杯戦争…………。」

 

天音「それだけではありません。どうやらこのジュエルシード、あの聖杯と同じ力を宿しています。ですが、何故はやてさんを?」

 

???「それは、世界を救うためだ。」

 

 

男の声がし、直ぐさま城の方を向くと、囚われの身になってるはやてさんと、その隣に、男性が立っていた。その隣には、黄金のパーツアーマーを纏った女性と大きな右腕にハンマーを持った女の子が佇んでいた。

 

 

???「初めまして、俺はジュリアン・エインズワーズ。早速ですが、ここで倒れて貰いますよ。」

 

天音「……………何が目的ですか?貴方方がやろうとしてることは、人類にとっても良いかもしれませんが、お父様が許されないものですよ?」

 

ジュリアン「ふん、そんな物は関係ない。俺こそが正義、その後はただのモブに過ぎない。だが、この女はいずれ俺の道具として活用させて貰う。やれ、アンジェリカ。ベアドリス。」

 

アンジェリカ「はっ。」

 

ベアドリス「さぁきな!!あたし達が相手になってやんよ!!」

 

 

なるほど、つまりあのアンジェリカという方は『ギルガメッシュ』のカード、彼方は『雷神トール』のカードで強化したって事ですか…………。って、あら?ザギさんの様子が?

 

 

ザギ「はやてを道具?許さない…………、はやてを奪った事、私を怒らせたこと、後悔させてやる。ディノオウガ、天音、なのは達はあの2人を、私はあの生意気な小僧を倒す。」

 

天音「…………無理しないでね、ザギさん。」

 

ザギ「ああ…………。」

 

 

ザギは私達の目には捉えられない程の速さで、ジュリアンを追っていった。私達もそれぞれの武器を持ち、戦闘準備に取り掛かった。

 

 

天音「行きましょう、皆さん!はやてさんを助けるために!!」



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DATA17 3匹の猫と零

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

『ウニャー』

 

『みゃー』

 

『みゅー』

 

 

ガルッチ「…………。」

 

 

えーっと、なにこの猫。一体何処から現れたんだ?いやそれ以前に、複雑な気持ちがあるんだけど…………。

いやまあ僕、猫は好きだよ。撫でくり回したい気持ちとかもあるけど、『3匹の猫』、しかもあの出来事のせいで、今でも許せないんだよね。ぶっちゃけあれ以上に腹立たしい事他ないよ。

でもホントに、一体何処から出てきた!?

 

 

英竜「あれ?ガルッチ、その猫何処から出てきたんだ?」

 

ガルッチ「分からない。気が付いたらいたんだ。」

 

英竜「そうか…………、ところで何で血が出るほど握ってるんだ?」

 

ガルッチ「ん?…………ああ、気にしないで?別に、この3匹の猫見ただけで滅茶苦茶殺意を抱いてる訳ジャアナイカラ。」

 

英竜「隠せてない。っていうか、もう2万年前なのに、まだ根に持ってたのか…………。」

 

ガルッチ「そりゃあフラン達にあんな事されたら、永遠と忘れられないよ。」

 

英竜「ちょっとガルッチ、2万年前も言ったけどミケ、タマ、クロに復讐か何か考えてるならやめろ。あの三姉妹に何言っても、自分がやってる事自覚出来ないから。」

 

未来「でもね?例えそうだとしても、許せないものだよ?」

 

 

未来、いつの間にこの部屋に………。

 

 

英竜「いやそう言われても………。」

 

ガルッチ「兎に角、あれをどうにかしない限り、絶対許せない気がする!何か方法ない!?」

 

英竜「いきなり無茶ぶりしないでよ。私だって、あの無自覚さをどうにかして欲しいって思ってるし。」

 

 

確かに、あの無自覚さも困る。っていうか出てきたら絶対混乱間違いなしだしなぁ…………。そう思っていた。

 

 

 

???『フハハハハハハハハ!!!!随分お困りだな?』

 

 

 

!?この声、一体何処から!?っていうか、この声何処かで………?

 

 

 

 

???『フハハハハハハハハ!!!英竜!ガルッチ!未来!俺は此処だ!!!』

 

 

 

僕と未来、そして英竜お姉ちゃんは、僕が使ってるパソコンの方を向くと、そこにはあり得ない人物がいた。というか、消滅したはずの奴が居た。

 

 

3人「「「なっ!?そ、そんな馬鹿な!?『ゼロノス』!?何で──────」」」

 

???『おいおい貴様ら、俺はもうゼロノスなんかじゃあない。』

 

3人「「「?」」」

 

???『今の俺は…………!』

 

 

今のお前は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シンゼロノスだ!!!!!』テーレッテレー

 

3人「「「( ゚д゚)ポカーン」」」

 

 

…………………………はい?今此奴はなんて言ったんだ?『シンゼロノス』?罪を英語に変換したのか、新しい方なのか、此が本当のゼロノスなのか、分かんないけど…………。

 

滅茶苦茶ダサくない?

 

 

ゼロノス『ん?お前達如何した?そんな惚けた顔して?もしや俺の名前の凄さに、声も出ないのか?そうかそうか!そうであろう?!』

 

3人「「「( ゚д゚)ポカーン」」」

 

ゼロノス『いやー、我ながら良い名だと思うな!!流石俺、満点だな!!ハッハッハッハッハ─────』

 

 

……………此奴、本当にゼロノスか?キャラが滅茶苦茶ブレてるんだけど…………?

 

 

ゼロノス『アダッ!?』

 

???『ウルセぇな兄貴、ちょっとは寝かせろってのに…………。』

 

 

ってこの声、まさか彼奴も!?

 

 

???『ん?おう、ようガルッチ。2万年ぶりだな。』

 

ガルッチ「ジャック?ジャックなのか!?」

 

クリムゾン『そうだぜ。って、何泣きそうな顔して───────』

 

ガルッチ「ジャァァァァァァァァァァァック!!!!!!!滅茶苦茶会いたかった!!って言うか滅茶苦茶寂しかったァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

未来「ま、まさかジャックもいたなんて……………。」

 

英竜「ちょっと待って、ゼロノスの名前で( ゚д゚)ポカーンってしてたけど、貴方達消滅したはずじゃなかったの!?」

 

ガルッチ「あ、再会の嬉しさの余り忘れてた。本題に入るけど、ジャック、ゼロノス。お前ら消滅したはずじゃなかったのか?」

 

クリムゾン『あー、確かに俺と兄貴は消滅した()()()()()。だが、どっかのコンピュータが、何故かデータ化されてな。記憶もあの頃も覚えてるし、何でこうなったのか俺も分からん。』

 

ゼロノス『まっ、おかげでバックアップという形で生き残ったし、新たな力も手に入ったしな。』

 

 

新たな力?

 

 

ゼロノス『此奴さ。』

 

ガルッチ「ガシャット!?まさかそれって!!」

 

ゼロノス『そう、エグゼイドとかの奴だ。言ってみれば、俺とガルドは、バグスターに生まれ変わったって訳だな。因みに、俺とガルドの奴はガシャコンバグヴァイザー(Zwei)って言う奴で、仮面ライダーになれる。

それだけじゃねえ、こっからが本題だ。此奴を使えば、宇宙化猫三姉妹の能力を無効化する事が出来るって訳だ!』

 

ガルッチ「なん………!?」

 

未来「だって…………!?」

 

英竜「そんな馬鹿なことが!?」

 

ゼロノス『まぁ今は、此奴の機能をゲーマドライバーに組み込むつもりでね。』

 

 

マジかよ……………。だが、疑問があり過ぎる…………。

 

 

ガルッチ「何でそんなに協力的なんだ?」

 

ゼロノス『理由は簡単。もう一度お前の作るアールグレイを飲みたいって訳だ。』

 

ガルッチ「なるほど納得。」

 

3人「「『それで納得!?』」」

 

ゼロノス『何を言う。これでも俺は、アールグレイの凄さを知っているのだ。一日中語りたいぐらいだ。』

 

ガルッチ「ほう、奇遇だなゼロノス。僕もアールグレイの事なら語りたいぐらいだ。後で議論とかで語り合おうではないか?」

 

ゼロノス『いいだろう。存分に語り合おうではないか!!!』

 

クリムゾン『……………なんて言うか、此奴こんなキャラだったか?怖すぎるんだが。』

 

未来「うん。正直、キャラ崩壊するなんて思わなかった。」

 

英竜「ラスボスだった人が、いざ仲間に入るとおかしなキャラに変わるって……………。」

 

ガルゼロ「『HAHAHAHAHAHA!!』」

 

未来「っていうかガルッチ、一日中アールグレイの事で語り合うって、寝不足とか大丈夫?」

 

ガルッチ「大丈夫、終わったら終わったでポテっと寝てるから。」

 

未来「全然大丈夫じゃない………。」

 

 

とはいえ、もし無効化出来るってのが本当なら、記憶が失わずにすむな。

 

 

ガルッチ「話戻すけど、デメリットとかは?」

 

ゼロノス『聞くと思った。残念だが、まだ其処まで分からないから、デメリットが分かり次第報告する。

もうあんなのは懲り懲りだ………。』

 

ガルッチ「やっぱりお前もトラウマ引きずってたか…………。」

 

英竜「いや…………、うん…………。敵だったお前に言うのもなんだけど………、ホントにごめん。正直あれどうしよもないからね……………。」

 

ゼロノス『そもそも彼奴らの教育おかしいだろ放任主義か彼奴の親はだったら最低な親だなろくに教育すらままならず─────────』

 

クリムゾン『あー、まぁとりあえず、デメリットが分かって使用段階までいったら連絡する。それじゃ。』

 

 

『ピッ』

 

 

……………あれかな?今までラスボス風格を持っていた人が、いざ仲間になったらポンコツ化、ヘタレ化しちゃうような感じかな?

 

 

ガルッチ「…………まぁこれで、猫に対して複雑な気持ちが無くなって、純粋に愛でることが出来そうだ。」

 

英竜「んー、ここにも猫が居るんだけどね。」

 

ガルッチ「え?何処に?」

 

未来「決まってるでしょ?」

 

 

ん?何で僕のことジーッと…………………………まさか!?( ゚д゚)ハッ

 

 

ガルッチ「ちょっと待って、2人とも。落ち着いて?ね?僕は猫じゃ無いから。」

 

未来「そう言いつつ、愛でて欲しいって眼をしてるよ?」

 

ガルッチ「いやそんな分けないでしょ?!ねぇ、ちょっと聞いてる?」

 

英竜「大丈夫聞いてるよ?私の可愛い弟の気持ちは良く分かるよ。だからこっちにおいで?いっぱい撫でてあげるから。」

 

ガルッチ「全然聞いてねぇ!!!っていうかもうこれは…………ん?」

 

 

何故か『ガシャコンバグヴァイザー(Zwei)』とその隣に『仮面ライダークロニクルガシャット』があった。

もうこれ使って逃げるしか無い!

 

 

【仮面ライダークロニクル………!】

 

 

ガルッチ「とりあえず、これで逃げる!『変身』!」

 

 

【ガシャット!バグルアップ……!天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時はッ!極まれりぃぃぃぃ!】

 

 

英竜「ちょ!?」

 

ガルッチ「ってな訳で、逃げる!!時よ、止まれ!!」

 

 

【ポーズ……。】

 

 

その後滅茶苦茶逃げ回るも、2人に追い回される羽目になった。



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DATA18 神獣ライダーWとフュージョンスター

-海鳴市 裏山-

 

 

ディノオウガside

 

 

ディノオウガ「あの力って………!」

 

リリカ「ハァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

オーフィスお姉ちゃんの力!?確かオーフィスお姉ちゃんは、昔『無限の龍神』って呼ばれていたけど、今は『反無限の龍神』になってるんだっけ?

しかも、もう一つって『黒神めだか』さんの力も交ざってるし…………、ってこのままじゃ………!!

 

 

『カタッ』

 

ディノオウガ「? これは………?」

 

 

これって、仮面ライダーWのダブルドライバーに、色んな人のUSBメモリーっぽいのがあるけど…………。ううん、今はいい!

兎に角、僕がリリカさんの暴走を止めないと!!

そう思い、僕はダブルドライバーを着け、落ちているガイアメモリーを拾って、二つのメモリーのスイッチを押した。

 

 

『全王神!』

 

『龍神王!』

 

 

リリカ「!?」

 

ベアドリス「何ッ!?」

 

天音「ディノオウガ君、それって………!?」

 

ディノオウガ「分かんない…………、けど!使うしか無い!!リリカお姉ちゃん!!後は僕がやるから下がって!!『ゴッドチェンジ』!!」

 

 

僕は二つのメモリーをダブルドライバーに挿入し、動かすと溢れ出る力が漲ってきた。

 

 

『全王神!龍神王!』

 

 

ガルブレイク「すげぇ、ディノオウガが仮面ライダーになりやがった………!!」

 

天音「そういえば、お母様とお父様から貰った物がありましたね。使ってみましょう!!」

 

 

天音お姉ちゃんが取り出したのは、リリカお姉ちゃんが持っているのと似たようなものだった。

翼の模様には、ところどころにお兄ちゃん達の剣やお姉ちゃんの紋章が見えた。

 

 

天音「行きます!!簪さん!!」

 

 

『更識簪!!』

 

 

その音声がリングから響き、白色の粒子が天音お姉ちゃんの隣に集まると、簪お姉ちゃんの姿が見えた。

 

 

簪「事情は分かってる。さぁ、もう一人呼んで!」

 

天音「はい!!本音さん!!」

 

 

『布仏本音!』

 

 

今度は黄色の粒子が天音お姉ちゃんの隣に集まると、本音お姉ちゃんの姿が見えた。

 

 

本音「天ちゃん、私を呼んだかな?」

 

天音「はい!お願いです。正義の味方の力、お貸し下さい!!」

 

 

そのリングを両手で掴み、上空へ翳し、持ち手にあるトリガーを引くと、音声が流れ出した。

 

 

『フュージョンアップ!!』

 

 

すると天音お姉ちゃんは泡の中に入ると、2人ともその中に入ると靄が掛かり、見えなくなった。

 

 

『フュージョンスター!!アースセラフィムオーブ!!』

 

 

泡が割れ、靄が消えると、ウルトラマンセラフィムオーブの服装に、本音お姉ちゃんの髪型に、簪お姉ちゃんの眼鏡を掛けた天音お姉ちゃんが居た。

 

 

リリカ「天音さん………、それって…………。」

 

天音「私のリングは、少し特殊ですが、それより強力なものです。簪さんのウルトラマンセラフィムオーブの力、本音さんの『ジ・アース』の力を持っていますので、彼女に対抗できます。」

 

ディノオウガ「2人とも、僕もいかせて。リリカお姉ちゃん、暴走しそうだったら、ゼムリャーお兄ちゃんが止めに来るから。そうなったら僕と天音お姉ちゃんに任せて!」

 

リリカ「……………分かりました!」

 

ベアドリス「舐めんじゃねえぞ、砂利共!!食らいやがれ!!『万雷打ち轟く雷神の嵐(ミョルニル)』!!」

 

ゼムリャー「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

 

『ズゴォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!』

 

 

ベアドリス「何ッ!!」

 

ゼムリャー「おぉぉぉぉおおおおどぉぉぉぉおおおおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!」

 

 

さっきの宝具が、ゼムリャーお兄ちゃんのハンマーで相殺処か弾き返されてしまった。

 

 

ベアドリス「クソッ!此奴、パワーダウンさせやがったな!?」

 

ゼムリャー「お前ら!後は頼んだ!今なら此奴を倒せるぞ!!」

 

リリカ「有難う御座います、ゼムリャーさん!」

 

 

よし、だったら後は勝ちに行くだけ!行くぞ!!



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DATA19 Origin of The World

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

オーフィス「我、思う。ラクト、故郷、何処だ?」

 

 

ラクトの受肉から12週間経ったある日、ラクトに故郷の事について聞いてみた。そういえば、ラクトの故郷は聞いたことなかったな。やっぱり『End of The World』とは違う世界なのかな?

 

 

ラクト「私の故郷?」

 

未来「そういえば、ラクトの故郷聞いたことなかったね。どんなところ?やっぱりガルッチと同じ場所でも、名前が違うとか?」

 

ラクト「うーん、そうね…………。ガルッチの世界とは似ているけど、ちょっと違うんだよね。何より、………………滅んじゃったし。」

 

 

滅んだ?それって一体。

 

 

ラクト「言ってみれば、滅ぶ原因になったのは、あのお花の魔物。盾でも防ぐことすらままならなかった、私が死ぬことになった要因。」

 

ガルッチ「花?」

 

ラクト「そっ、花の魔物。」

 

英竜「花の魔物…………、花だったら、ゴジラ怪獣の『ビオランテ』が当てはまるけど………。」

 

ラクト「それは違うね。それに、ゴジラ怪獣は居なかったよ。居たのは……………黄色いお花。みんな其奴に殺された。」

 

オーフィス「?」

 

ラクト「元々私の故郷『Origin of The World』は、ガルッチの世界とは反転した世界。っていっても、ただガルッチの世界の住人の性別が反転してるだけ。」

 

 

あ、僕の世界が終焉なら、ラクトの世界は原初なんだね。っていうかTSかよ………。

 

 

ラクト「それに英竜お姉ちゃんほどじゃないけど、幸せに暮らしてたのは、事実よ。でも、あのお花がこの世界に出て来たとき、全てが壊れた…………。」

 

英竜「……………其奴の名は?」

 

ラクト「『フラウィー』。私の家族を、私の肉体、私の世界を壊した(殺した)、もう一つの『この世の全ての悪』。いいえ、存在そのものを消さなければならない『絶対的な悪』。

まだ『アンリマユ』の方が可愛いぐらい。」

 

オーフィス「フラウィー?」

 

 

皆首を傾げてる。確かに、僕も聞いたことはなかった。アンリマユの方が可愛いぐらいって事は、其奴は其処まで危険な存在って事なのかな?

 

 

ラクト「あれだったら、まだゼロノスがまし。彼奴は最早理不尽、いいえ、その表現では難しいね。

あればかりは、幾ら私でも─────」

 

ゼロノス『ちょっといいか?』

 

ガルッチ「うぉ!?ゼロノス!?」

 

ゼロノス『ラクトだったか?今フラウィーの話したか?』

 

ラクト「う、うん。」

 

ガルッチ「ゼロノス、フラウィーを知ってるのか?」

 

ゼロノス『ああ。彼奴の存在は、お前達が言う『この小説を見ている側』の者達より超えてる。』

 

ガルッチ「風龍さん以上に?」

 

ゼロノス『どうだろう。彼奴は色々と力を使えるし、何より『作者』という立場を捨てない限り、無敵と言っても良いだろう。

しかしフラウィーは、ちょっと処かかなりと言って良いほどおかしい。奴は『ソウル』とか言うものでパワーアップすると、ゲームで言う『セーブ』や『ロード』を使ってくる。』

 

 

………………チートじゃん。いや、チートすら超えてるし…………。

 

 

ゼロノス『まぁ、それでも、そのフラウィーに勝てる奴が居るけどな。』

 

ガルッチ「え?何処に?」

 

 

ん?何で僕のことジーッと見てんの皆?って、おいまさか…………。

 

 

ガルッチ「ちょっと待て、なんか期待してるだろうけど、僕其処までいかないけど?」

 

ゼロノス『いや、俺の勘じゃお前が唯一フラウィーに対抗できる。』

 

ガルッチ「いやいや、何言ってんの?一体何処に対策が─────」

 

ゼロノス『『刃』。お前の起源はそれだろ?』

 

ガルッチ「そりゃあそうだけ……………おい待て、まさか刃でフラウィーと対抗できるって言いたいの!?」

 

 

いやいや、確かに『この世の全ての刃』だけど、……………おいまさか、対抗できるって…………。

 

 

ゼロノス『なんか考えてるっぽいが、つまりセーブデータもロードデータ、つまりデータそのものをぶった切れって事だよ。』

 

ガルッチ「おいおい、データそのもの斬れとか、随分言ってくれるな…………。」

 

英竜「そもそも、君の刃が異常すぎるんだよ。バグウイルスだって、エンターキー押しただけで消滅したし。」

 

ガルッチ「いや掛かったときのウイルス対策をしてたお陰であって、刃は─────」

 

ラクト「そういえば、ガルッチの手で癌細胞を死滅させたって聞いたよ。」

 

ガルッチ「それは医療が─────」

 

未来「後は確か…………、──────」

 

ガルッチ「ストップ!!皆ちょっと買いかぶりすぎ!それに、僕のはあくまでも『斬る』だけで、それ以外は全くしてないよ。

第一、フラウィーって奴は、どんな奴なのかも知らないし、対策無しじゃどうしよもないんだ。少なくても、ラクトの故郷を奪った屑野郎は分かってる。」

 

ゼロノス『だったら─────』

 

ガルッチ「あのさ。幾ら僕の刃が便利だとしても、ちゃんと生きれるんだよ?これじゃあまるで道具扱いと変わりないよ!」

 

未来「………………ごめん、デリカシーが無かった。」

 

英竜「私も、確かに便利すぎたのか、ちょっと過信しすぎた……………。」

 

 

もう、そもそも全部が全部断ち切れるとしても、大切なものには絶対切り捨てるつもりなんてないからね?

本当の『この世の全ての刃』になるときは、それこそ大切なものも切り捨てるかもしれないんだから、そう言うのはやめてよね?

 

 

ゼロノス『確かに、愚策だな。お前の言うとおりだった。刃といえど、何者なのかも分からない奴の対策を練らなければならないからな。』

 

ラクト「……………そうね。でも、奴が使うのはセーブとロードだけじゃ無いってのは覚えておいて。」

 

 

フラウィーか…………。やれやれ、とんでもない敵がいるっぽいな。もしかしたら、ゼロノスより厳しい戦いがあるかも知れない。

そうなれば、やばいな。また新しい神話礼装を作らないと…………。まぁ、負けるつもりは無い。この平穏、必ず守らないと……………!



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DATA20 不穏な影

-海鳴市 裏山-

 

 

天音side

 

 

おかしい……………、確かに終わったはずなのですが、何故でしょう?ジュエルシードはまだ良いですが、何故ジュリアンがこの世界に来たのでしょうか?

 

 

アンジェリカ「…………ッ!」

 

リリカ「え!?」

 

 

って、アンジェリカが生きていた!?まだ戦うのですか!?

 

 

アンジェリカ「ハァ…………、ハァ…………。そうか、ジュリアンは…………、死んでしまったのか…………。」

 

リリカ「まだ戦う気ですか?」

 

アンジェリカ「いや、そんなことやって、今更無意味だろう。ここで私は朽ち果てる。どちらにせよ、私は捨て駒だった。

だから、ここで大人しく──────」

 

ガルブレイク「はぁ………、やれやれ。」

 

 

すると、ガルブレイクは敵だった筈のアンジェリカを担ぎ、頭を撫で始めました。

 

 

ガルブレイク「あのな、勝手なこと抜かすなっての。ここでくたばれたら、俺が困る。」

 

アンジェリカ「………………私を生かす目的は?」

 

ガルブレイク「決まってんだろ。一目惚れさ。」

 

 

……………え?

 

 

リリカ「えっと、ガルブレイクさん。今なんて?」

 

ガルブレイク「一目惚れだよ、一目惚れ。なんか俺好みだったんだよ。」

 

ディノオウガ「敵なのに?」

 

ガルブレイク「ああ。」

 

アンジェリカ「………………なんだそれは。まぁいい、もう私は敗者だ。敗者は勝者に従う者。なれば、お前の好きにするが良い。

私を拷問してもいい、お前だけの肉便器でもいい─────」

 

ガルブレイク「おい待て、俺にそんな趣味はねえぞ。一応言うけどな、女を傷つけないのが俺のやり方だ。止めるときは止めるし、望みがあるってんなら叶える。ただし、殺してくれとかは無しだ。痛めつけるのは、俺のやり方に反するしな。」

 

 

そんなこんなで話し合ってると、ザギさんと再会しました。

 

 

ザギ「……………ガルブレイクとか言ったか?其奴は如何するんだ?」

 

ガルブレイク「俺が守る。此奴も道具扱いされてるようなもんだし、俺好みでもあるしな。後済まないが、アンタのとこで住まわせてくれねえか?ここ2週間、テント生活でくたびれてきたからよ。」

 

ザギ「いや、それは良いんだが、そこのヘラクレス並みのものは大丈夫なのか?とてもじゃないが、入れないだろ?」

 

 

そういえばそうでしたね。本当に大きいですし、入れませんしね。

 

 

ゼムリャー「大丈夫だ。外に居る間はこの身長だが、家まで来れば自動的に入れるサイズに変わるから、問題ない。」

 

ザギ「どうなってるんだお前の身体………。」

 

ゼムリャー「『変化』スキルや念の力のお陰です。」

 

ザギ「波紋の次は念か。まぁいい、歓迎する。」

 

 

その後家に着いたらグッスリと眠ってるはやてさんのそばで、戦いに疲れた私も横になって眠りました。

 

 

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???side

 

 

あーらら、結局此奴死んじゃったか。まぁいっか、此奴の記憶から例の奴を取り出せば良いし。

っていっても、もう終わっちゃったけどね。絶望的にツマラナイし。

 

 

『盾子、例の力は?』

 

盾子「あーあれ?ちゃんと手に入ったよ。代わりに死んじゃったけど、支障は無いよ。ギャハハハハハ!!!」

 

『そっ、所詮人間なんてこんなもんか。でも君は違うね。僕と同じくらい、凄い力を持ってるよ。』

 

盾子「そうですね。ですが、あくまで貴方と私は協力関係。それが終われば、私は貴方に絶望を送りますので。」

 

『アハハハハハッ!君は実に馬鹿だなぁ!絶望しか取り柄の無い君が、僕に勝てるわけないじゃないか!』

 

盾子「ウププ、ウププププププ。寧ろ君も、絶望を甘く見て、足下に救われる事ないようにね?」

 

『…………まぁ、忠告は受け取っておくよ。それじゃあ、次の世界に行って頂戴。』

 

盾子「分かってる~!じゃあねぇ!」

 

 

………………さてと、もう此処は用なしね。ジュリアンは死んじゃったけど、彼奴と私の天災級の絶望を生み出さなければならないしね。まぁ役立ってくれたし、その点は感謝感激っとでも言いますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

盾子「ウププ。超高校級の絶望と悪夢の共演、皆が絶望して苦しむ世界に変えてあげるね。そのためにも、ちゃんと手伝ってよ?ねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フラウィー』。」



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DATA21 ゲーマドライバーΩ

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

ザギ『主よ。私は驚いてるぞ。ディノオウガや天音、はやてを同居人として歓迎するなら兎も角、更に超獣を送ってくる等聞いてないぞ?

更にだ主よ。お前は超獣製造の際、少女のみしか生み出さなかったんじゃないのか?何故男の超獣が二人も居る?』

 

 

うんまぁ、その気持ちは分かるけど、僕だって最初は女の子作ってたよ?けどね、どうもモンハンのモンスターの皆は雄ばかりで、しかも擬人化出来たとしても、男ばかりなんだよ!

 

 

英竜「まあまあ、私だって意識して美少女の超獣を生み出してた訳じゃないからね。ガルッチが助手になってから、ディノみたいな男の娘とか、ガルブレイクやゼムリャーみたいなイケメンが生まれたんだよ。私としては美少女の方が良かったんだよ。愛でたいし可愛いはジャスティスだし超獣娘だけで繁栄する新たな惑星開発も狙ってたのに─────────」

 

ガルッチ「なんか、ごめん。」

 

ザギ『そんな野望を持ってるからこそ、逆にガルッチは呆れてしまったんじゃないのか?少女をベースにし続けているお前に新しい事をさせる為に。』

 

ガルッチ「ザギ、一応言うが、そんなことは全くないよ?」

 

ザギ『え?そうなのか?』

 

ガルッチ「お姉ちゃんの気持ちはちゃんと尊重してるし、そうしたいって思っているなら手伝ってるよ。けどね、使っているのがモンハンの素材だったからこそ、こうなっただけで、英竜お姉ちゃんのせいじゃない。

というかこの素材を使う事になったのは、僕のせいだし…………。」

 

ザギ『そ、そうか…………。しかし主、少しは男の娘も作るべきじゃないか?』

 

英竜「うー。良いじゃん少女の方が~。」

 

ガルッチ「って言いつつ、何気に男の娘も可愛がってたじゃん。」

 

英竜「うっ、まぁそうだけど……………。」

 

ザギ『まあ良い。彼奴らには此処に住んで貰う以上家事はやらせる。修業で更なる強さに至らせてやろう。』

 

ガルッチ「ごめんな、君に押し付けちゃって。」

 

ザギ『気にするな。』

 

英竜「お願いね。偶にサポートで怪獣娘を一人派遣するよ。先ずはザムシャーを派遣するね。二日間で、君やザムシャーが鍛え上げてね。」

 

ガルッチ「それと、1週間後だけど、『アーチャー』の『アーラシュ』をそっちに派遣するよ。天音用の弓強化としてね。」

 

ザギ『解った。』

 

ガルッチ「切る前に一つ、言っておくよ。『フラウィー』っていう顔のある黄色い花には気を付けてくれ。」

 

ザギ『フラウィー?まぁ、警告は受け取っておこう。』

 

 

ザギの通信が終わると、僕はアールグレイの紅茶を飲んだ。

 

 

ガルッチ「しかしまぁ、ザギがはやてさんに恋い焦がれてるとはな。(^ω^ )ニヤニヤ」

 

英竜「だねぇ、もう一目惚れって良いほどだよ。あれは。(^ω^)ニヤニヤ」

 

ガルッチ「幸せになって欲しいねぇ。」

 

英竜「うんうん。それにしても、無性愛だったザギが、今じゃはやてとディープキスするような関係になるなんて──────」

 

ガルッチ「あ、その事だけど、実は人為的にやったものだよ。」

 

英竜「え?」

 

ガルッチ「多分英竜お姉ちゃんやザギも気付いていなかっただろうけど、天音ちゃんの後ろにこいしが居たんだよ。」

 

英竜「………………マジで?」

 

ガルッチ「超マジ。」

 

 

正直あそこまでの気配遮断まで行ったら、ちょっと無理だろ。実際、『暗殺超獣シャドン』と組むことが多くなって以来、いつの間にかそれ同等の気配遮断を取得し始めたようだし、それが分かるまでの修行滅茶苦茶大変だったよ…………。

というかシャドンですら気が付かなくなっちゃったしね…………。

 

 

英竜「適応力高すぎでしょ、こいし。」

 

ガルッチ「無意識ですから。」

 

英竜「いや無意識で片付けるのもどうかと思うよ?」

 

ガルッチ「そう言われてもなぁ、結局は意識してるか無意識でやってるかのどっちかだし、そのどちらも逆らうってのは無理でしょ?」

 

英竜「うんまぁ、そうだよねぇ…………。」

 

 

紅茶を飲み干した後、ジャックからの連絡がきた。何でも、宇宙化猫三姉妹の対策が出来たようだ。

その完成した命名はというと…………。

 

 

ゼロノス『ゲーマドライバーΩだ。』

 

英竜「Ω?」

 

ガルッチ「っていうか、それ絶対エグゼイドの変身ベルトでしょ。」

 

クリムゾン『かもな。というか実際そうだし。因みにガシャットはオリジナル式だ。変身してみろ。』

 

ガルッチ「了解。」

 

 

しかし、色がなんか違うな。通常なら蛍光グリーンと蛍光ピンクのゲーマドライバーだけど、こっちは蛍光ダークグリーンと蛍光パープルなんだな。んで、これが僕のかな?名前は……………。

 

 

『ラッシュマッチレスガシャット』

 

 

………要するに、無双ゲームの奴か。お姉ちゃんのは…………。

 

 

『ウルティメットギャラクシーモンスターガシャット』

 

 

まぁお姉ちゃんらしいっちゃらしいよね。多分ウルトラマン達やウルトラ怪獣達の力が宿してるんだろうな。

 

 

ガルッチ「んじゃあ、やってみるか。」

 

英竜「初の仮面ライダーか。ちょっとドキドキするね。」

 

ガルッチ「『二等兵』!」

 

 

【ラッシュマッチレス!】

 

 

英竜「『ウルティメイトパワー』!」

 

 

【ウルティメットギャラクシーモンスター!】

 

 

【【ガシャット!!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!】】

 

 

英竜「…………いやちょっと待って、何これ。ゆるキャラっぽい仮面ライダーなんだけど………。」

 

ガルッチ「いや、フレディが言うには、これがLEVEL1だって。」

 

英竜「っていうか、そっちはゆるキャラじゃなくて歩兵なんだね。」

 

ガルッチ「確かに。仮面ライダーっていうよりかは、顔でてるし。」

 

クリムゾン『まぁ、ガルッチのは特例以外は顔出しの仮面ライダーだし────』

 

ガルッチ「こんなの仮面ライダーじゃないと思うけど…………。」

 

 

っていうか英竜の方はエグゼイドの眼をしたウルトラマンのゆるキャラなんだね…………。

 

 

ゼロノス『まぁそんなナリだが、正直変身しなくても、それ着けただけで宇宙化猫三姉妹の出す奴は無効化出来るぞ。それ以降はつけなくても効果は維持できる。』

 

 

なんだよそれ。まぁついでだから、LEVELUPしとこうっと。

 

 

ガルッチ「なるほど。んじゃあ、今度はこっちだな。『兵長』!」

 

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

 

 

【一騎当千!天下無双!ラッシュラッシュマッチレス!】

 

 

ガルッチ「……………何で歩兵からエミヤの衣装に替わるんだ?」

 

英竜「やっぱりあれじゃないかな?宝具とか。」

 

 

あ、『無限の剣製』つながりか。だったらエミヤの衣装で納得だな。でもLEVEL2は無いんじゃあないの?せめて3~5ぐらいで………。

 

 

英竜「それじゃあ今度は私ね。『ウルティメイトパワーセカンド』!」

 

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

 

 

【フュージョンアップ!エグゼクティブ!ウルティメットギャラクシー!モンスター!!】

 

 

おー、ウルトラマンからウルトラマンマックスの衣装に替わったぞ。シュッとした姿に変わったし、やっぱり動きやすいかな?

 

 

英竜「っていうか、ウルトラマンからウルトラマンマックスに変わるってどういう事?」

 

ガルッチ「やっぱりノアが一番強いとかじゃないかな?初めて会ったときは、無理だわって思ったし。」

 

英竜「納得。」

 

ゼロノス『まっ、何はともあれ、これでお前達は仮面ライダーになったって訳だ。ガルッチのは、そうだな…………。『仮面ライダーファンタズム』。んで英竜は『仮面ライダーウルトラモンスター』でいいかな?』

 

英竜「ネーミング………。」

 

ガルッチ「多分僕のは宝具とかだろうね………。」

 

ゼロノス『んでデメリットだが、調べた結果ライダーゲージってのがあって、其奴が無くなれば『GAMEOVER』。つまり死亡って訳だ。って言っても、2人の場合は『GAMEOVER』になっても、一時的に仮面ライダーになれなくなるだけだから、問題ないがな。』

 

ガルッチ「なんか軽いな。」

 

ゼロノス『まぁ、お前が持ってるガシャコンバグヴァイザー(Zwei)のお陰で、良いデータを取れたしな。』

 

ガルッチ「は?んじゃああれって………。」

 

ゼロノス『悪い、実験台として試させて貰った。あの『仮面ライダークロニクルガシャット』は、結構危険な力を宿してたから──────』

 

ガルッチ「ゼロノス貴様ァァァァァァ!!!!!」

 

ゼロノス『すまない!いやホントにすまなかった!!じゃないと完成出来なかったんだ!!』

 

ガルッチ「次僕を実験台にしたらマジで殴りつけるからな?画面越しで。それか超究極天元突破──────」

 

ゼロノス『ぬぉぉぉぉぉぉい!!!!お前の麻婆豆腐は勘弁してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』

 

英竜「…………ガルッチ、どんだけやばい麻婆豆腐を食わせる気なの?」

 

クリムゾン『おいおい、何嫌ってんだ兄貴。彼奴の麻婆豆腐は絶品だぜ?』

 

ゼロノス『ガルドォォォ!?お前も麻婆豆腐食ってんのか!?しかもガルッチの!?』

 

クリムゾン『そりゃあ、あの辛さは良いぜ。お前も食えばいいのに。』

 

ゼロノス『あんなの食うのは、外道神父か魔術師殺しぐらいだろうが!!というかオレ外道マーボー今後トモヨロシクみたいな味を好き好んで食う奴なんざ外道の人間だろうが!!』

 

ガルッチ「僕は外道ではない!!邪道だ!!」

 

ゼロノス『どっちも同じだろうが!!!!!!

 

 

全く、麻婆豆腐を食うのは外道だけとか、酷すぎるよ。そもそも僕は外道じゃなくて邪道だってのに、何で外道なの?

美味いってのに…………。

 

 

紫「そもそも、私の顔面に麻婆豆腐とかぶつける時点で─────」

 

ガルッチ「Go Back Hell!!『麻婆豆腐投げ(マーボーアタック)』!!」

 

 

『ベチャッ』

 

 

紫「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

今日の紫

 

ガルッチが作った超究極天元突破四川風超絶激辛麻婆豆腐を、顔面にぶつけられて悶絶死。その後無間地獄に戻った。

 

 

 

英竜「うわぁ…………。」

 

全王神「エグい………。色々と。」

 

 

はぁ、また作らないとなぁ………………。




変更:英竜のライダーガシャットの名前と音声を変えました。


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DATA22 ラクトとガルッチと子ガル

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

ラルッチ「この際だからハッキリ言わせて貰うわよ!」

 

ガルッチ「…………いきなり如何した、姉さん。」

 

ラクト「お姉ちゃん、突拍子な事言っちゃ駄目だよ?」

 

ラルッチ「2人ともが………、いいえ、3人ともガルッチって言うこと自体おかしいと、お姉ちゃんは思うけど!?」

 

 

姉さん、一体如何したってんだ?最近疲れてるのかな?

 

 

子ガル「別に気にしなくてもいいじゃないですか。そもそも、3人とも同じ名前ですが、ちゃんと呼び名はありますよ?」

 

ラクト「そうそう、私がラクトで、小さいガルッチは子ガル、そしてこっちがご本人だからそのままガルッチって呼んでるから、別に気にしなくても───────」

 

ラルッチ「許しませんよ!ガルッチ3兄妹だなんて、お姉ちゃん許しません!」

 

ガルッチ「姉さんは何を言っている。っていうか兄さん、姉さんどうかしたの?」

 

ルッチ「あー、どうも君達3人が同じ名前が気に食わないに加えて、同じ名前でややこしすぎて混乱するって言うから…………。」

 

英竜「…………一応呼び名はあるんだし、見た目も違うから別にいいだろ。同じガルッチの名を持つ者だとしても──────」

 

ラルッチ「アンタは引っ込んでなさい!!兎に角、ガルッチ以外の女の子と小さい方は、名前を返させて貰います!」

 

 

もうやろうとしてることが滅茶苦茶じゃねえか。

 

 

ガルッチ「……………お姉ちゃん、姉さんの頭かち割っていいよ。」

 

ラルッチ「グフォ!!!」

 

英竜「よし請け負いました!さぁてラルッチ、弟からの許可が下りたから、早速お仕置きさせて貰うね?」

 

ラルッチ「う………。」

 

英竜「う?」

 

ラルッチ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!ガルッチに嫌われたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!もう私生きていけない…………、縄持って自殺しなくては……………。」

 

 

ブラコンここに極まれりだな………。んまあ、少ししたら頭冷やすだろうし…………。

 

 

ルッチ「って言っても、お姉ちゃんが言ってるのは本当だね。」

 

ガルッチ「兄さんまで………。」

 

ルッチ「いや、呼び名で分かるけど、このままだと混乱も避けられないし、一応偽名だけでもいいから名前変えたら?」

 

子ガル「気にする必要はないと思いますが…………、どうします?」

 

ガルッチ「まぁ、兄さんだし、そうする?」

 

ラクト「そうね。そうした方が良いかも。」

 

ガルッチ「んじゃあそうしよっか。」

 

ルッチ「(僕だったら良いのか………。お姉ちゃん、ドンマイ…………。)」

 

ガルッチ「って言っても、ラクトはもう既に決まってるよ。」

 

英竜「早っ!?」

 

ガルッチ「元々起源が正反対だし、呼び名がラクトだから………。『ラクト・シールダー・ルクス』ってのはどうかな?」

 

英竜「確かに、ラクトは破壊よりも守りに徹する者だし、ガルッチのオルタと言える程のものだしね。」

 

 

まぁ、ラクトは何気に僕より明るいしな………。僕が影なら、ラクトは光。破壊だったら、守護。もうこれ、僕のオルタでいいんじゃ─────

 

 

ラクト「それだったら私Sになっちゃうよ!!」

 

ガルッチ「そっちか!?っていうかさらっと地の文読むな!!」

 

英竜「ラクトが闇堕ちすると、反転してドSになるって………。」

 

ラクト「そもそも私は、弄られ倒されたいの!!何で闇堕ちして極度のドSにならなきゃいけないのよ!!!そんなことしたらリョナ好きのサイコパスになっちゃうよ!!」

 

ルッチ「いや…………、それはそれでどうかと思うけど。極端過ぎない?」

 

子ガル「ところで、僕の方は?」

 

ガルッチ「うーん、本来の方の僕は…………。」

 

ルッチ「……………難しいね。」

 

 

そもそも、本来の方の姿は、ちゃんとした男の子だし、一体何処をどう変えれば…………。そういえば、ザギが言ってたけど、子ガルの魔術属性には架空元素の『無』や『虚』、イレギュラーとして『光』、『時』、『恋』。起源が『再生』、『創造』、『喪失』、『無限』を持っているそうだ。

しかも魔術以外にも平行世界や異世界にも渡れる力も宿しているそうで、僕の知らない力を持っているようだ。

 

 

子ガル「…………『アズリエル』。」

 

ガルッチ「?」

 

子ガル「『ラーク・アズリエル・リトルガルッチ』っていうのはどう?」

 

英竜「何故アズリエル?確かアズリエルって………。」

 

ガルッチ「キングハサンの宝具『死告天使』の奴だよね?でも、何で?」

 

子ガル「何となく。………………ちょっとした、罪滅ぼしだけど………。」

 

3人「「「?」」」

 

子ガル「気にしないで。兎に角、改めて宜しくね。ガル兄さん。英竜姉さん。ルッチ兄さん。」

 

英竜「おっふぅ………。」

 

 

うーん、アズリエルって名前にした途端、子ガルの様子が変わったけど、何故だ?いやそれより、英竜お姉ちゃんが人がしちゃいけない顔になっちゃってるし…………。

 

 

『ガシュン………。』

 

 

エンペラ「ハァ…………ハァ…………。」

 

英竜「エンペラ!?如何したのその怪我!?」

 

エンペラ「それが……………、『リフレクターマント』や『エンペラブレード』を着け、幹部達と共に、主が言う場所に向かいましたが、返り討ちに…………。死亡者は居ませんが、再起不能者は多数。重傷者も居ます………。」

 

ガルッチ「…………エンペラ達が以てしても勝てない、ってなると………。」

 

エンペラ「正直、花だと思って油断を──────」

 

ガルッチ「エンペラ!!其奴はフラウィーだぞ!?よく無事で帰ってこれたな!?

 

エンペラ「あ、あれが!?『セーブ』とか『ロード』とか意味不明な技で翻弄されてしまったが、あれが!?」

 

 

むしろ、死亡者0っていうのが奇跡に近いよ。もしかして、その効果って限定されているのかな…………?

 

 

ガルッチ「兎に角、今は休め。重傷者はヒーラー病院に。」

 

エンペラ「はい。」

 

ガルッチ「………………………今のところ、重傷者と言うとこだけって事は。」

 

ルッチ「その……、フラウィーって奴は本気じゃないって事だよね。」

 

子ガル「…………まだ万全じゃないかも。」

 

ガルッチ「え?」

 

子ガル「ううん、何でもない。」

 

 

子ガル……………?何か様子がおかしい気がする…………。アズリエルって名前といい、フラウィーといい…………、一体?

 

 

ラクト「それじゃあ早速、偽名登録してくるね!」

 

子ガル「僕も!」

 

ガルッチ「おう、いってらっしゃい。………………………最悪の場合も考えて、僕修行してくる。」

 

英竜「結構警戒してるよね………。」

 

ガルッチ「相手が相手だからだ。こんなの、ゼロノス以来だ。ザムシャーを呼んでくれ。今から、修行だ。」

 

英竜「分かった、無理しないでね。」

 

ガルッチ「ああ、分かってる。」

 

 

とはいえ、今度はセーブとロードの機能を斬る力を身に付けないと。『超全大王神』として、全宇宙を守る『刃』として。




-始原の城-


…………んで、お前は何時まで居座る気だ?サンズ。


サンズ「しばらくズッとだ。」

士「っていうか、スケルトンが喋るって………。しかも俺達の存在知ってるって…………。」

葵連「むう、我々の存在すら知っている奴がいたとは、正直初めてだ。」


何しろUndertaleのキャラで、滅茶苦茶メタイ話する奴だからな。


サンズ「おいおい、俺がいつメタイ話をしたんだ?」


何時もしてるだろ、フラウィー以上に。


士「あのさ、それガルッチ達も言える事じゃ─────」


【ポーズ………。】


ちょっと黙って貰おうか、士くん。


【キメワザ……!】

【クリティカルクルセイド!!】


オラァァァァ!!


【終焉の、一撃………!】



時は動き出す。



【リスタート!】


士「ヒデブッ!?」


今日の士

クリティカルクルセイドを食らって、再起不能(リタイア)


束「うわー………。」


まぁとりあえず、口止めって事で。


葵連「いややり過ぎだろ。一応言うが、我々はエイリアンマンさんからのキャラだからな?というかそれ、恐竜ドラゴンさんの感想欄でも使ってるじゃないか。気に入ったのか、それ。」


気に入った。


束「あんなの食らいたくない………。」


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DATA23 搾乳ラクト?

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

エンペラ達の大敗帰還から2週間後、どうやら重傷者以外のものは退院したようだ。因みに、ザムシャーの剣捌きは、最早多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)並みと言って良いほどだ。

って言っても、僕ももう少しでその域にいけそうなのだが、なかなか上手く行かない。ザムシャーは完全に同一の時間で99回斬撃を繰り出せるのだが、僕はほぼ同時で100回しか斬撃を繰り出すことが出来ないのだ。

一見こっちが勝ってるように見えるが、実際はザムシャーの方が99回、それも完全に同じ時間で99回斬っているため、ほぼ同時の僕の100回には劣ってしまう。

どうにか、多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)並みの斬撃を繰り出せるようにしなくては…………。ついでに、『無明千段突き』もマスターしなくては………。

 

 

ガルッチ「?」

 

 

そんなこんなで考え込んでいたら、ラクトの部屋の扉に、張り紙らしきものがあった。

えーっと、何々?

 

 

『搾乳ラクト

 

美味しい牛乳飲めます。』

 

 

……………………………いきなり如何した!?っていうかラクト、お前何があった!?っていうかその張り紙の時点で、最早エロ要素しか湧いて…………いや待て、ちょっと冷静になろう。

もしかしたら、乳牛がラクトの部屋に居て、そこで乳搾りしてるのでは無いか?

うーん、でも牛娘とか呼んで……………いやいや。ちょっと待て、あの子が牛娘の搾乳とかできるのか!?

むしろあれは逆に絞られて…………、ぬぉぉぉいっ!?何考えてんだっての!?

 

 

英竜「如何したの?頭抱えて?」

 

ガルッチ「あー、お姉ちゃん。実はというとね、この張り紙のことで。」

 

英竜「えーっと、何々…………?って、あの子一体如何したって言うの?まさか私の無断で牛娘の超獣を作っているんじゃないよね?」

 

ガルッチ「まだ中に入ってないから分かんないが、少なくとも牛娘は無いと思うよ?」

 

英竜「何でそう言い切れ……………あ。有り得ないか。」

 

 

お姉ちゃんも察しが良いようで。そもそもラクトが牛娘の超獣とか作る技術はないし、仮に搾れると思えるか?いやむしろ、搾られ願望があるだろう。

 

 

英竜「…………入ってみる?」

 

ガルッチ「…………そうしよっか。」

 

 

覚悟を決めた僕とお姉ちゃんは、ゆっくりと扉を開けた。その中の光景は、あまりにも斜め上処か、神様も別銀河までぶっ飛ぶ光景を見てしまった。

 

 

ラクト「あ、いらっしゃい。」

 

 

そこには…………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亀甲縛りかつ宙ぶらりん状態で、しかも明らかに搾って下さいと言わんばかりの爆乳を見せつけてる全裸待機中のラクトがいた。

 

 

英竜「……………何が一体如何したらそうなるの。」

 

ガルッチ「っていうか何があった。」

 

ラクト「え?これ自分でやったんだけど?」

 

ガルッチ「嘘だろそれ………。どう見ても、誰かに縛られて吊されて放置プレイしている姿にしか見えないんだけど?」

 

ラクト「まぁ、途中からは子ガルに頼んで手首を縛られて、亀甲縛りした後宙ぶらりん状態にしてくれたけどね。」

 

ガルッチ「子ガルがッ!?」

 

 

何があった一体!?っていうかホントに子ガルが!?

 

 

ラクト「後は、フラン達にこの状態で膨乳剤の、しかも強力な奴が入った注射器を私のおっぱいに注入しちゃって、気付いたらこうなっちゃった。」テヘッ♡

 

英竜「…………ガルッチ。今この光景見て、勃ってるでしょ?」

 

ガルッチ「………………むしろお姉ちゃん、これに興奮して勃たない野郎とかいる?」

 

英竜「……………非性愛とか無性愛以外だったらあり得ないね。」

 

ガルッチ「ハァ………。ちょっと待ってろ、今縄を切ってやるから。」

 

 

だが紐を切っても、不思議なことにまだ宙ぶらりんの状態だった。

 

 

ガルッチ「いや待て、紐切ったんだから普通落ちるだろ!?」

 

ラクト「そういえば、追加で拘束魔法で縛られてたんだった。」

 

 

おいおい、そりゃないよ…………。

 

 

ラクト「それにね?」

 

ガルッチ「?」

 

ラクト「もうこれ寸止めされすぎて、母乳が出そうにも出せないの。というか触れるだけで、すぐにイっちゃうぐらい。」

 

ガルッチ「えぇぇぇ………。ちょっとお姉ちゃん、如何すれば良い?」

 

英竜「私に聞かれ…………、ってあの機械なんだ?」

 

 

英竜お姉ちゃんが指さすところに、明らかに搾り出す機械があった。その隣に、何かというよりは、恐らくラクトの母乳だと分かった。

 

 

ガルッチ「……………搾乳器があるって事は、もしかしてそう言うこと?」

 

ラクト「うん!」

 

ガルッチ「なんて言うか、Mに加えて淫乱って、どんだけ発情期なんだよ…………。っていうか、ホントに美味いの?」

 

英竜「あ、それ私も思った。」

 

ラクト「大丈夫、味の保証はちゃんとする。だから、早く私のおっぱいに着けて!♡」

 

 

……………まぁいっか。とりあえず、これを使って、一度試してみるか。

 

 

ガルッチ「んじゃあ、スイッチオン。」

 

 

『ポチッ』

 

 

ラクト「アヒィィィィィ!!!!イクゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 

『ドブシャァァァァァァァァァァァァァァッ!!!』

 

 

って、いきなり即堕ちかよ!?しかもこの量、凄いな……………。いっぱい出してるよ。これ、吸いきれないんじゃないの?

というか、イき顔凄いな…………。どんだけエロいんだ、ラクト。

 

 

英竜「ねぇ、大丈夫なのかな?ラクト。」

 

ガルッチ「………気持ちよさそうだから、多分大丈夫じゃない?って、あの大瓶のとこに蛇口あるな。しかもご丁寧にコップも用意してるし。」

 

 

ラクトのイき声を聞きながら、蛇口を捻り、ラクトの母乳がたくさん入った大瓶をコップに注いだ。

それを英竜お姉ちゃんに渡して飲ませてみた。

 

 

英竜「ッ!?」

 

ガルッチ「ど、如何?」

 

英竜「これ、凄く美味しい………。」

 

ガルッチ「マジで?」

 

 

試しに僕も飲んでみた。

 

 

ガルッチ「!?」

 

 

これを飲んだ瞬間、電撃が走った。

ああ――――。

剣と桜の丘に脳裏に浮かぶ。

 

 

I am the bone of my blade.(体は刃で出来ている。)

 

 

shadow is my body, and phantom is my blood.(血潮は影で、心は幻。)

 

 

 

ガルッチ「ハッ!?いけない、一瞬宝具の一節が喉から出そうになった。」

 

英竜「そこまで!?」

 

ガルッチ「うん、宝具の一節が出そうなぐらい美味かった。しかもさっきザムシャーの修行の疲れが、直ぐ取れたよ。」

 

 

って、そうだ。止めてあげよう。

 

 

『ポチッ』

 

 

 

ラクト「あひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ………………、ぎもちいいぃぃぃ……………。♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 

…………止まってるのに、まだイってるよ。うーん、これ何時になったら止まるんかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─暫くして………………………。─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクト「もう一回搾って!!」

 

ガル英竜「「断る。」」

 

 

ラクトは、搾乳の快感に目覚めてしまった。イき止まったのはいいけど、まさかもう一回搾ってとか言い出すとは…………。

とはいえ、もう既に宙ぶらりん状態ではなく、全裸ではあるが、拘束していた紐は全部切った。

ぶっちゃけ自分で揉んで、噴乳すれば良いと思うんだが、そんなに気に入ったのか?

 

 

ラクト「じゃあガルッチ、パイズリしてあげるから、もう一回─────」

 

ガルッチ「遠慮させて貰う。」

 

 

というか、何処を如何したらああなったのか…………。誰かこの極度のドMを調教してくれる人いないかぁ?



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DATA24 子ガルの秘密

-光の国 白夜の岬-

 

 

子ガルside

 

 

子ギル「ねぇガル、何だか最近適当なところ廻ってない?」

 

子ガル「そう?」

 

 

って言っても、適当なところなのは事実だけどね。どうせ行く当てもないし、それに……………。

だめだめ、あまり思い出さないようにしなきゃ。

もう僕は、彼奴とは違うんだし。あんな思いは、もう二度としたく───────

 

 

子ギル「ガル?」

 

子ガル「?」

 

子ギル「如何したの?何だか辛そうな顔をしてたけど?」

 

子ガル「う、ううん。何でもないよ。」

 

 

もう、まだあの頃の事覚えているのかな?何時も思うんだけど、ああ言うのは、もう思い出したくないんだ。

母さんと一緒に寝ていたときも、何時もあの夢を見ていた。そして、あの『フラウィー』っていう存在……………。

 

 

子ギル「ガル、ちょっといい?」

 

子ガル「何?」

 

子ギル「何か、悩みとかある?」

 

子ガル「?別に、悩みとかそう言うのはないけど?」

 

子ギル「そう?でも、ガルの顔……………。何だか思い詰めてるような顔だったけど。」

 

子ガル「そうかな?そんなことは……………、ないはずだけど。」

 

子ギル「……………じゃあ、質問を変えるけど。『君は、何を隠してるの』?」

 

 

ッ!?気づかれた!?何で、一体どうやって───────。

ちょっと待って、ギルって確か、宝具の中に『全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)』とかがあったっけ?

じゃあ、その時点でバレていたのかな?

 

 

子ギル「……………その顔、やっぱりそうなんだね。」

 

子ガル「……………………うん。」

 

 

もうこれ以上隠しても無駄だと思った僕は、ギルに自分の秘密を打ち明かした。

 

 

子ガル「………………実は、僕も……………ガル兄さんと同じ『転生者』なんだ。」

 

子ギル「………………彼と同じなの?」

 

子ガル「うん。しかもだけど、今回の出来事はガル兄さんと似ているんだ。前世は実は『黒幕』だったようにね。」

 

子ギル「じゃあ、君の前世って…………。」

 

子ガル「………………今後起こりえる出来事の黒幕。『フラウィー』、またの名を、『アズリエル・ドリーマー』。

これが、僕の真名。」

 

子ギル「……………聞くけど、何で転生を?」

 

子ガル「ソウルが再び消え、フラウィーに戻ると思っていたけど、その時にはもう『決意』ってのが無くなっちゃって、死んじゃったんだ。

でも、とある神様が、悲惨な僕を、罪深き事をした僕を転生させて、『ラーク・バスター・ガルッチ』という名前で、もう一度生きることになったんだ。

でも、驚いたよ。まさか僕のように悲惨な人生を送っていた人がいたなんて………。」

 

子ギル「ガルッチの事?」

 

子ガル「うん。あっちは、最初は人間、次に神様、再び人間に戻って、今度は僕と融合しちゃうんだもん。ベクトルは違えど、歩んできたのは一緒だったからね…………。」

 

 

そう、ガル兄さんは、ラヴォスっていう奴に敗れてしまい、其奴の手駒とされ、未来のガル兄さんに殺されてしまい、行く当てのない空間の中で彷徨っていたときに出会ったんだ。丁度僕が眠った時だったね。

僕は、その人の全てを受け止めようとした。けど、憎悪と絶望が凄まじい程入り交じっていて、結局耐えきれずに眠ってしまった。

でもそのお陰で新しい人格が生まれた。『遠藤宇宙』と『アズリエル・ドリーマー』の第3の人格にして主人格。それが本当の『ラーク・バスター・ガルッチ』の誕生だった。でも、その頃にはもう既に『遠藤宇宙』の人格は消滅して、第3の人格に引き継がれた。

 

 

 

子ギル「それで、その事は何時話すの?」

 

子ガル「…………時が来るまで。またはその真実に辿り着くまでは、黙っているよ。ギルももそうして。」

 

子ギル「見返りは?」

 

子ガル「……………分かってるくせに、言わせる気?//////」

 

子ギル「だと思った。………………君がどんな姿になっても、君が元の姿になっても、僕は君を愛するからね。」

 

子ガル「ギル……………、ありがとう。」

 

子ギル「だから、絶対死なないでね。エルキドゥの二の舞にならないように。」

 

 

勿論そのつもり、だって僕は、君の恋人だから…………。

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-光の国 ガルッチ達の家-

 

 

ガルッチside

 

 

簪「BLのにおいがする!!」

 

ガルッチ「急に如何した。言って置くが、ギルガルはないと思うよ。」

 

簪「がッ!?何故私の考えを!?」

 

 

やっぱりかよ、畜生。青年のギルガメッシュとのR18のBL同人小説ってどういうこっちゃな。でも、ショタ同士は見てみたいかも…………?

って、僕も完ッ全に、腐ってるじゃねぇぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの?!馬鹿じゃないの!?

 

 

ラクト「もういい加減、腐男子って認めちゃいなよ。」

 

ガルッチ「馬鹿じゃないの!?何で認めなあかんの!?バイなのは認める。けど腐男子は認めたくねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!」

 

簪「うーん、未来とのセックスは躊躇わないのに、そこは認めないのかぁ………。でもちゃっかり未来ガルのBL同人誌は読むよね。」

 

ガルッチ「其処はまだ良い。」

 

ラクト「流石の私も、ガルお兄ちゃんの許容範囲が分からない…………。」

 

 

まぁぶっちゃけ、僕は幼女とか男の娘を愛でる方だからね。英竜お姉ちゃんの言いたいことは分かるけど、男の娘の可愛さも知って欲しいけどなぁ………。(ちなみにガルッチも男の娘です。)

 

 

英竜「うー、超獣の開発が出来ないとか、もう駄目ぇぇぇ…………。」

 

ガルッチ「そういえば、ゼロノスが久々に出て来て、超獣開発所を改造しているんだっけ。確か、究極獣よりも更に強い『超究極天元突破獣』とか何とか…………。」

 

英竜「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!作りたい!可愛い娘作りたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!

って事でガルッチ、久々に子作りしよ?」

 

ガルッチ「唐突すぎてビックリなんだけど!?」

 

簪「…………あ、英竜さんを男体化させて、ガル英竜のBL作ればいいのでは!?」

 

ガルッチ「………何?」

 

ラクト「あ、食いついた。」

 

ガルッチ「よし、簪。そのプロジェクトは、また後日話を聞こう。ちょっとお姉ちゃんが落ち込んでるから、いっぱい慰めさせるから。」

 

簪「(ゝω・)b」

 

未来「……………今更だけど、もう既にBLなんだけどなぁ……………。」

 

 

この後、まだまだ甘えまくってるお姉ちゃんを、滅茶苦茶中出しした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチ「って、これはなんだ?」

 

 

『虚無の書/虚空の大魔道書』

 

 

英竜お姉ちゃんを滅茶苦茶中出しした後、ベットの隣にそう書かれた魔道書があった。そこにはこう書かれていた。

 

 

『光と闇を超えた者の元に、虚無の書物は来訪する。』

 

 

ガルッチ「…………一度、ザギに聞いてみるか。」

 

 

僕は直ぐさまザギに聞いてみた。

 

 

ガルッチ「ザギ、僕だ。」

 

ザギ『ガルッチか?如何した?』

 

ガルッチ「なんか知らないけど、うちにこう言う魔道書があったんだ。」

 

ザギ『なんだそれは?』

 

ガルッチ「『虚無の書』だとか。綴りはこう書かれてる。『光と闇を超えた者の元に、虚無の書物は来訪する。』その下はこう書いてある。

 

『汝、光と闇の書を持つ者よ。この書は、光と闇を制御せし魔道書なり。我を呼び出したくば、光と闇を制御せよ。さすれば、我は現れん。』

 

だってさ。」

 

ザギ『待て、何故お前の部屋に?』

 

ガルッチ「聞くな。この本の存在を知ったのは今なんだから。でも、どうやらこれ、確かに光と闇を制御出来る力も宿してるようだ。」

 

ザギ『ん?光を制御?』

 

ガルッチ「そういえば、パチュリーから聞いたけど、『日天の魔道書』は確かに『夜天の魔道書』を対抗も出来るけど、力を持たざる者はその本に吸収されてしまうんだ。」

 

ザギ『なんだと!?』

 

ガルッチ「けど、それも既に対策済みだってさ。それが、どうも『虚空の魔道書』なんだって。此奴はなかなかの曲者だが、二つの魔道書とは違って、そんなに代償はない。

まぁ、此奴らを作った本人の性格が、随分とずる賢い奴だって事が分かるな。」

 

ザギ『それを送ることは?』

 

ガルッチ「無理だ。強力な結界で、如何なる魔法や魔術、更には機械でも無理らしい。大人しく、『日天の魔道書』を集めろバーカって事なんじゃないの?この本は。」

 

ザギ『腹立つな………。まぁいい、教えてくれてありがとう。』

 

ガルッチ「ああ、じゃあな。」

 

 

さてと、まだお姉ちゃん寝てるし、一緒に寝ようっと。



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DATA25 『破滅願望』

-光の国 トレーニングルーム-

 

 

ガルッチside

 

 

ガルッチ「なんだそのスキル?」

 

ザムシャー「あー、そういえばお前は『死滅願望』とかあるんだったな。ようはそれの最終進化スキルだ。」

 

 

修行から約3ヶ月、ザムシャーは突然『破滅願望』と言う名のスキルについて語ってきた。

 

 

ザムシャー「まぁあれはお勧め出来ないスキルだな。『完全特攻スキル』っていっても良いだろう。」

 

ガルッチ「ザムシャー、何でいきなりその話をし始めた?」

 

ザムシャー「お前のことだ。どうせ、そのスキルを取ろうと思うだろうし。」

 

ガルッチ「いや、知らない方が良いところもあるよ?だが、『破滅願望』って一体………?」

 

ザムシャー「……………此奴のスキルだが、使ったら最期。其奴は何も残らなくなる。」

 

ガルッチ「それって、消滅とは違うのか?」

 

ザムシャー「消滅って言って良いが、あれは違う。生も死も、過去も未来も、記憶も………………其奴が持っているその物が無くなってしまうって事だ。言ってみれば、『抹消』だな。」

 

 

抹消…………。つまり、生きていたことも、今までの事も全部、失われるって事?

 

 

ザムシャー「代わりに、絶大な力を得るのは確かだ。もう何者にも負けない、絶対的な力を得る。」

 

ガルッチ「……………何故態々?そもそもそのスキルを手に入れた人とかいるの?」

 

ザムシャー「…………………お前は知らないとは思うが、実際それを使った奴がいたんだ。しかも、そのスキルは『抑止力』の阿頼耶識に──────」

 

ガルッチ「また阿頼耶識かよ!?」

 

ザムシャー「まぁ、お前のお陰で二度とそのスキルを手にすることも無いから、少なくとも安心だがな。」

 

 

というか、暗躍にも程があるだろ阿頼耶識。ん?ちょっと待て?

 

 

ガルッチ「聞くけどさ、何でそのスキル知ってるんだ?」

 

ザムシャー「………………いやなに、そのスキルを知ってる奴がいてね。たまたま聞いたんだ。確か、間桐慎二だとか何とか──────」

 

ガルッチ「よし、ちょっとあのワカメを殺ってくる。」

 

 

彼奴があのスキルを知ってるとかマジで腹立つよ。なんだあの生意気な性格、何様だっての。もう一遍死んでみるか?

 

 

ザムシャー「ちょっと落ち着け、多分誤解してるぞ。」

 

ガルッチ「安心して、ザムシャー。灰すら残す気更々ない─────」

 

ザムシャー「それこそ待て!私と話をしていたのは、ショタの方の────」

 

ガルッチ「なんだ。だったらいいや。」

 

ザムシャー「其処は良いのか。」

 

ガルッチ「シンジだったら話は別。ウザさは変わりないが、何だかんだ言って優しく接してくれてるしね。8歳児とは思えんよ。

だがあっちの慎二は8歳児以下。呆れて物が言えん。」

 

ザムシャー「……………まぁ、気持ちは分かる。」

 

ガルッチ「そもそもあの小物でワカメな奴に人権があると思うか?よりにもよって英竜お姉ちゃんを侮辱して来やがったし─────」

 

ザムシャー「詳しく聞かせて貰おうか。いつものBARでいいか?」

 

ガルッチ「いいよ、たっぷり言うから。」

 

 

後日、間桐家の長男、間桐慎二は無残な姿で亡くなった。

ウワーヒドイナー、誰ガ殺シタンダロウ。酷イ人ガイタモンダナァ。(愉悦顔)

 

 

英竜「……………ガルッチ。」

 

ガルッチ「?」

 

英竜「ザムシャーが言ってたけど、慎二は私を侮辱してたんだって?」

 

ガルッチ「うん。」

 

英竜「OK,一緒に彼奴をO☆HA☆NA☆SHI☆しようじゃないか。」

 

ガルッチ「いいよ。僕も久し振りに暴れたいから。」

 

 

また後日、再び蘇った慎二だったが、今度は家諸共消滅した。その家の中には、間桐慎二らしき遺体があったそうな…………。

まぁどうでも良いけどね。(愉悦顔)



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DATA26 初の超究極天元突破獣の開発

-研究所-

 

 

ガルッチside

 

 

ゼロノス「よし、これで完成したぞ。時間かけて作ったお陰で、今まで通り超獣に加え、究極獣から超究極天元突破獣の擬人化が作れるようになったぞ。」

 

 

改造から半年で、漸く終わったとゼロノスが告げた途端、お姉ちゃんはガッツポーズを取っていた。

因みに、お姉ちゃんの妊娠はちゃんとしています。何でも珍しいことに、女体の両性だとか。

…………どういうこっちゃな。しかも遺伝子は、僕とお姉ちゃん以外に、未来、簪、本音、オーフィス、フラン、こいし、イリヤの遺伝子も入っていたようです。

もう一回言うけど、どういうこっちゃな。あー、でもふたなりだったら話は別かな?

 

 

ゼロノス「試運転はまだだが、一度試すって言う手も良いかもしれないな。今から説明するから、よく聞いとけ。

 

まず、『究極獣』だが、本来超獣よりも強力な怪獣になるはずだったんだが………。」

 

英竜「まぁ私達の超獣が、そっちの究極獣よりも強かったって事だね。」

 

ゼロノス「異常すぎなんだよ、貴様が作った超獣娘は………。まぁいい、究極獣の作るには、超獣と一緒だが、追加として神々の力が必要になる。例えば、『ゼウス』とか『ハデス』とか、『ポセイドン』とかが例だな。まぁ、貴様ならそれ以上に究極獣を生み出せそうだし、何より助手のガルッチがいる。モンハン娘を作れるのは容易いだろうと思うし。」

 

英竜「え?」

 

ガルッチ「え?」

 

ゼロノス「え?」

 

 

………………え?

 

 

英竜「…………ガルッチ、もしかして。」

 

ガルッチ「ちょっと待て、何か盛大に勘違いしてるだろうけど、能力だけだからね?」

 

ゼロノス「違うのか?てっきり俺、モンハン娘も作って欲しいなぁって──────」

 

ガルッチ「んな訳あるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

英竜「滅茶苦茶真っ赤だけど、ガルッチ。」

 

ガルッチ「そもそも、能力だけで、別にモンハン娘を作りたいとか、そんなこと考えてないし、大体作るとしたら擬人化だろ。」

 

英竜「擬人化なんだ。」

 

ゼロノス「ほう?」

 

ガルッチ「おいゼロノス、また変な詮索してるんだったら、顔面麻婆──────」

 

ゼロノス「よし、次は超究極獣だが──────」

 

英竜「凄い手のひら返しを見た気がする………。」

 

 

その後、超究極獣の作り方と説明が終わり、いよいよ超究極天元突破獣の話が来た。

 

 

ゼロノス「さてと、最後は『超究極天元突破獣』なんだが、これは一度作ってみるのが良いかもしれ─────」

 

英竜「よっしゃキター(・∀・)ー!!!!」

 

ガルッチ「何故かこの時を待っていたかのような顔になってたよ、お姉ちゃん。」

 

ゼロノス「子供──────」

 

 

『ズドゴン!』

 

 

うわ、ヤバい音が鳴る程の腹パンが聞こえた気がする。

 

 

英竜「もう一度言ったら、内臓破裂するまで殴るよ?♪」

 

ゼロノス「おまっ、流石にねぇだろ………。」バタン

 

ガルッチ「ゼロノスが倒れた!?」

 

英竜「この人でなし!!」

 

 

いや、そんなこと言ってるけど、説明は如何するの?ん?説明書?

 

 

『超究極天元突破獣の開発

 

 

条件1:ウルトラマンキング、ウルトラマンノアのようなチート能力を持ったウルトラマン。

 

 

条件2:グリーザ、イフのようなチート能力を持つウルトラ怪獣。(マイナーな怪獣でもOK)

 

 

条件3:モンハンの世界の素材は以下の物でなくてはならない。

 

『飛竜種』『海竜種』『獣竜種』『牙竜種』『古龍種』『禁忌のモンスター』『ギアレックス』『分類不明』

 

 

条件4:神々の力、特に『ゼウス』・『クロノス』・『ハデス』・『ポセイドン』のようなギリシャ神話の神や、『天照大神』・『月夜見尊』のような日本神話の神でなくてはならない。

 

 

条件5:以上の4つの条件に加えて、英霊の力も加える。以下のクラスにはお勧めできない。

 

 

『ムーンキャンサー』『ビースト』『アルターエゴ』』

 

 

…………なる程、これが条件か。しかし英霊ねぇ、だとすれば──────

 

 

藍「英霊とならば、即参上!美幼女美少女美女最強最高────」

 

ガルッチ「止めなさい。ってかなんだその台詞。」

 

藍「詳しくは、『スタンド使いの男の娘のIS人生』を見てね!」

 

ガルッチ「宣伝するな。そして何気に僕を女装しようとするな。」

 

藍「良いじゃん、ガルッチも可愛いんだし。」

 

ガルッチ「それ死ぬほど傷付くからやめて。というか、絶対男の娘も目覚めてるだろ。いや僕としては男の娘版のBLも作って欲しいぐらい─────」

 

英竜「ガルッチもちゃっかりBL愛好者になってるじゃないの…………。しかも男の娘限定で。」

 

 

いけね、ちょっと落ち着かなきゃな…………。

 

 

ガルッチ「んじゃあ、早速始めるか。しかし、なんの素材を使おうかな?」

 

藍「あ、だったらアサシンの『ジャック・ザ・リッパー』の英霊使いたい!」

 

英竜「なる程…………、だったら私、『バルタン星人』、『ウルトラマンオーブ』、『ウルトラマンレジェンド』にするよ。」

 

ガルッチ「ってなると、これは時間を操るギリシャ神話の『クロノス』の力も必要になるな。モンハンだったら、『ナルガクルガ』系、『ベリオロス』、亜種、後は『オオナズチ』かな。」

 

英竜「よし、そうと決まれば、早速始めよう。ガルッチはその7匹の素材とクロノスのデータを、藍はジャックちゃんを呼んで─────」

 

???「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!私も手伝わせて貰うわよ!」

 

 

ん?この声、一体何処に?

 

 

???「とうっ!」

 

 

って、イリヤ!?そんな高いとこで飛び降りたら、怪我するよ!?

 

 

『スタッ』

 

 

あ、無事だった。んで、顔を上げて……………?

 

 

『バ ァ ー ン!!!』

 

 

ってドヤ顔!?それやりたかったの!?

 

 

イリヤ「藍お姉ちゃん、私のジャックちゃんも使って。こっちの方は強化されてるよ。」

 

藍「なんですって!?つまり、可愛さ倍増、強さ倍増って事!?」

 

イリヤ「Exactly!!私達のサーヴァントは最強なのよ!!」

 

ガルッチ「OK落ち着け、んじゃあ早速始めるか。クロノスのデータは、そこに置いてあるよ。僕はちょっとモンハンの世界に行って、素材を取ってくる。」

 

 

さてと、久々のハンティングと洒落込みますか!……………って事は、忍者の超究極天元突破獣になるのかな?

ジャックちゃんのもあるし、バルタン星人の女体化は巨乳だったし……………。

( ゚д゚)ハッ!まさかロリに巨乳、しかもエロ衣装だったり………………って馬鹿か!?馬鹿なのか!?



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DATA27 霞白月疾風迅氷牙忍者超究極天元突破獣 蒼月時雨

-始原の城-


何気に長いタイトルになった気がする。


士「そりゃお前、超究極天元突破とかつけたら、自然と長くなるだろ。」

束「でも強いんだよね、あれはあれで。」


チート性能とかあるしなぁ………。


サンズ「まっ、それでも『セーブ』や『ロード』使う奴には敵わないが。」


あれはチートを通り越してるっての。


-研究所-

 

 

ガルッチside

 

 

イリヤ「よし、ジャックちゃんのデータ、追加として風魔小太郎、燕青、静謐ちゃん、マタ・ハリのデータも入れたよ。」

 

ガルッチ「何故に?小太郎と燕青と静謐はまだ分かるけど、何故にマタ・ハリ?」

 

英竜「3人で相談したけど、今回は『くノ一』の超究極天元突破獣を作ろうかと思って。」

 

 

あー、『くノ一』って事は完全に女性確定だな。何故か僕の想定図が、現実に…………。

 

 

藍「それよりガルッチ、7匹の素材取ってきた?」

 

ガルッチ「ああ。全ナルガクルガ、ベリオロスと亜種、そしてオオナズチの素材全部取ってきたよ。お姉ちゃんの方は?」

 

英竜「今丁度、組み込んだ所よ。クロノスもその中にあるし、後は貴方の素材を入れるだけ。」

 

ガルッチ「了解。ところで、藍。息荒くない?」

 

藍「ぐぇへへへ、気にしない方がいいよガルッチ。別に出来上がった途端、襲おうだなんて考えてないから。」ハァハァ

 

ガルッチ「欲望丸出しじゃねえか………。」

 

呪腕「いつも通りなので、仕方ありません。超全大王神様。」

 

ガルッチ「呆れて物が言えん……………、気持ちは分かるが。」

 

 

とりあえず僕は、全部の素材を組み込み、もう一度説明書を見た。後は、スイッチを入れた後、英霊召喚詠唱を唱えるだけのようだ。しかも詠唱を変えても良いときた。

 

 

ガルッチ「お姉ちゃん、スイッチ押して。」

 

英竜「分かった。」

 

ガルッチ「さてと、始めるか。

 

 

『素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。祖には我が大師ロヴァス・グランド、全王神、星空英竜。

 

 

降り立つ風は吹きぬけよ。 四方の門は今ぞ開き、王国より昇り、王冠により下る三叉路は解放せよ。

 

 

開け(放て)開け(放て)開け(放て)開け(放て)開け(放て)

 

 

繰り返すつどに五度。今や満たされた刻は成就する。

 

 

 

 

──────魔力大覚醒(トレース・オーバーオン)

 

 

 

 

告げる。

 

 

汝の身は我が傍に、汝の命運と共に。

 

女帝英竜の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

 

 

 

誓いを此処に。

 

 

我は常世総ての善を如く者、我は常世総ての悪を裁く者。

 

 

 

然れど、我が身は幻想の元にて、偽りと共に生きる者。汝は新たな生命を得る者。我らはその生命を生み出せし者なり。

 

 

 

汝三大の言霊を纏う九天。

 

輪廻永劫の輪より来たれ!夢幻の担い手よ!!』」

 

 

カプセルの中は光りだし、肉体が形成し始めた。魔力はごっそりと持って行かれるのが分かる。

そして肉体の形成が終わり、カプセルの中に居たのは、僕と同じ身長ではあったが、問題はそこだった。

銀髪のサイドテールをしていて、凄く幼そうな顔、それには似合わない豊満な胸、しかも何故かナイスバディという…………。

 

 

藍「美少女キター(・∀・)ー!!!」

 

英竜「でも、まだ完成していないようだ。もう少し待とう。」

 

藍「うー、早く完成して欲しいなぁ。性格ならもう残虐なもの以外なら何でもOK!」

 

ガルッチ「ヤバい、藍が滅茶苦茶暴走&発情してるのか、藍のアレが大きくなってる…………。」

 

イリヤ「それにしてはお兄ちゃん、やっぱり興奮しちゃう?こんな可愛い子を作っちゃって、しかもおっぱいが大きい子を見て。」

 

ガルッチ「……………頼むから、その質問はやめて。出来る限り無心でいきたかったのに。」

 

イリヤ「無心なんてさせないよ、お兄ちゃん。」

 

 

おう、小悪魔イリヤはやめい。全くもう、そりゃ興奮しない方がおかしいよ。

そして、液体が無くなると同時に、カプセルの中に居た少女は出てきた。服装は勿論くノ一なのだが、一言言うならば『エロすぎる』。

いやまあ、想定していたより、結構ヤバい。胸が大きいせいなのか、服の胸部分がはみ出ていそうなのにはみ出てなくて、しかも肩部分は露出、下半身としたら、前掛けと足袋だけで、それ以外は露出していた。端から見たら、最早露出狂とも呼べるほどの服装で、しかも童顔となれば、犯罪級のエロ可愛さが引き立ってるだろう…………。

 

 

「初めまして、皆さん。早速ですみませんが……………。」

 

4人「「「「?」」」」

 

「凄くムラムラしてるので、エッチな事してくれますか?」

 

 

ぬぉぉぉおおおおい!?!?唐突すぎねえか!?生まれて早々ヤって欲しい子なんて今まで居なかったぞ!?

 

 

藍「いいよ、早速私のベットでいっぱい喘えがせてあげるね。♡」

 

「はい。乱暴に扱っても、良いのですよ?♡」

 

ガルッチ「……………まさか、M?」

 

「勿論です。」

 

英竜「うーん、如何してこうなっちゃうかな?」

 

イリヤ「ってそうじゃなくて!!名前聞いてないよ!?」

 

「あ、忘れてた。それじゃあ改めまして……………、『霞白月疾風迅氷牙忍者超究極天元突破獣』の蒼月時雨と言います。

このような淫らな衣装で、くノ一らしからぬ者ですが、例え捕まっても、拷問の時は絶対言わない義理を持っていますので、ご安心ください!」

 

英竜「拷問って…………、女の子なんだから多分陵辱的な事を─────」

 

蒼月「大丈夫です!!寧ろ、もっといじめて欲しいぐらいですから!!!」

 

 

ドMだった~!!いやいや、ホントにこれでくノ一!?アレか!?『私を吐かせたかったら、これの千倍用意しろ』とか言うつもりか!?

大丈夫なのかこれ!?

 

 

蒼月「まぁ、用意している隙に全身に猛毒にしておくので、終わったら元通りになるので問題ないですけどね。」

 

 

あ、そこは静謐の宝具でか。どうやら宝具の本人よりは、オンオフの切り替えは出来ているようだ。

ん?って事は、宝具の継承はちゃんとしてあるって事になるな。……………これ、とんでもない超獣作り上げちゃったかも………。ただ…………なぁ…………。

 

 

蒼月「って事で、えーっと?」

 

藍「衛宮藍よ、蒼月ちゃん!」

 

蒼月「では藍さん、どうか私のムラムラ感を発散させて下さい!」

 

藍「よし、そうときまれば早速ベッドインしよう!私の股間のエクスカリバーが唸るぜぐぇへへへへへへへへ──────」

 

ガルッチ「こ、壊れた。藍が壊れた……………。」

 

イリヤ「いつも通りね。」

 

英竜「あー、うん。………この後の光景が目に浮かぶね。って、それよりこれで、『超究極天元突破獣』を作れるようになったね。」

 

ガルッチ「確かにそうだな。……………何故か頭が痛くなりそう。」

 

イリヤ「大丈夫?」

 

英竜「ガルッチ、次もこんな感じじゃないと思うから、頭痛に悩まされることはないと思うよ。(多分。)

 

 

多分かよ!?うー、そうでありたいよ~…………。




霞白月疾風迅氷牙忍者超究極天元突破獣<蒼月時雨>


CV.東山菜央


超獣よりも更に超えた超獣で、ナルガクルガ、亜種、希少種、白疾風、ベリオロス、亜種、オオナズチのDNAを持ち、バルタン星人、ウルトラマンオーブ、ウルトラマンレジェンド、時間神クロノスの能力に加えて、イリヤの『ジャック・ザ・リッパー』、『燕青』、『マタ・ハリ』、藍の『静謐のハサン』、『風魔小太郎』の宝具を受け継いだくノ一。
ガルッチと同じ身長で、ロリ顔、銀髪のサイドテールをしていてる。体つきからして、衣装がはみ出そうな巨乳、もとい爆乳で、最早くノ一要素が見つかりにくい程。
服装はくノ一らしいのだが、下半身は前掛けと足袋だけで、下着は着けていない。(多分)
淫乱なドMで、どういう訳か産まれて間もないのに発情していて、しかも拷問に関しては、『ご褒美』と考え込んでいるらしい。
ただし、その分敵に情報を与える事は一切なく、脱獄の際にはその算段も既に着いているようで、相手が裏を掻いているのであれば、逆に利用して裏の裏を掻く柔軟な発想を持っている。
気配遮断スキルは、『暗殺超獣<シャドン>』よりも超えていて、まるで本当に存在していないかのように気配を絶っている。
基本は猛毒も気配遮断スキルは発動していない。


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DATA28 とある魔法少女との出会い

-海鳴市-

 

 

天音side

 

 

試合が終わってから暫くして、私はお買い物をしていた。修行の方も馴れてきましたし、また戦術の幅が広がったかもしれません。

 

 

天音「さてと、ザギさんから頼まれたリストはっと。……………ふむふむ、一応旅の時のお金も持っていますし、それを使いましょう。」

 

 

そう思っていたときだった。空を見上げたら、誰かが何かと戦っている様子が見えた。他の人は全く気が付いていないようだけど、一体アレは?

それに、凄く苦戦している気がします。って…………!

 

 

天音「急いで助けないと!!『天廻形態』!」

 

 

私はすぐさまシャガルマガラの翼を生やし、苦戦を強いられている人を救いに向かった。っていうかあの子が戦っているのって!!

 

 

『■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!』

 

 

天音「…………『ベルゼブブ』。」

 

 

七つの大罪の『暴食』の枠組みに入る魔物が、何故此処に!?それよりは、あの子を助けないと!ワムウさん、貴方の力を使わせて頂きます!その前に…………。

 

 

天音「そこの貴方!下がってて下さい!」

 

???「ほえ?」

 

天音「早く!!」

 

???「な、何が起こるのか分からへんが、従った方がええと思うで!」

 

???「わ、分かった………。」

 

 

さて、嵐龍と泡狐竜、ワムウさんとシーザー師匠の合体技を、見せてあげます!

 

 

天音「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

私が持っている太刀を投げつけると、ベルゼブブの頭上に止まる。すると竜巻が起こり、その中に閉じこめた。

 

 

天音「『シャボンカッター』!!」

 

 

波紋を帯びた紫色のシャボン玉は、そのまま竜巻の中に吸い込まれていった。恐らくその中に入っているベルゼブブは、風に切り込まれ、更には波紋を帯びたシャボン玉に切り刻まれている頃でしょう。

因みに、紫色のシャボン玉には、致死率の高い猛毒で、今頃苦しみだしている頃でしょう。

 

 

天音「これで終いです!!」

 

 

すると、私の後ろにアマツマガツチが現れ、その竜巻の周りをグルグル回りながら上がっていき、水圧のブレスを放とうとしていた。

私もアマツマガツチの頭に乗り、天嵐ノ弓【光彩陸離】に持ち直し、矢を構えた。途端に矢は螺旋剣のように水に纏っていき、放つ準備が出来た。流石に他の人も気付くのではと思っていましたが、いつの間にかそこにいた人達は居なかった。っと思っていたら、よく凝らしてみると、ザギさんが手を振っているのが分かった。

もしかして、人払いしてくれたのかな?だとしたら、やりやすい。そう思い、ベルゼブブに狙い着けた。

 

 

天音「射抜け!!『大嵐豪水ブレス(テンペスト・シューティングアクア)』!!!」

 

 

アマツマガツチの水圧ブレスと私の水の矢が放たれ、竜巻の中に居るベルゼブブを貫いた。竜巻は消滅と同時に、ベルゼブブも消滅。

っと思っていたら、どういう訳かカード化していき、私の元にきた。

そこには、『分身』と描かれた『ベルゼブブ』のカードだった。

 

 

???「ちょちょちょ!!あんさん凄すぎやしませんか!?クロウカードの魔物を倒すとか、凄すぎやしませんか!?」

 

天音「クロウカード?クラスカードとは違うのですか?」

 

???「クラスカード?なんやそれ?」

 

???「それより、凄いんだね!さっきのはどうやったの!?」

 

天音「さっきのですか?うーん、言ってみれば私の能力を使って───────って、後ろ!!」

 

???「ほえ?」

 

 

女の子が後ろを向いた途端、先程投げた太刀が戻ってきて、今にもその女の子を斬り掛かろうとしていた。

 

 

???「ほえええええええええ!?!?!」

 

???「って、伏せるんや!」

 

 

妖精らしきものが、女の子の頭を抑えたと同時に、私の太刀がその子の髪がスレスレのところで外れ、そのまま私に向かってきた。

ですが、慣れた手つきで持ち手を掴み、そのまま背中にある鞘に収めた。

 

 

???「危ないやないか。もうちょいで胴体とお別れになるとこやったぞ?」

 

天音「すみません。ところで、貴方方は?」

 

???「あ、自己紹介がまだだったね。私は『木之本桜』。クロウカードっていうのを集めている魔法少女だよ。」

 

???「ウチはケルベロス。っていっても、ケロちゃんと呼んで。」

 

天音「桜さんにケロちゃん、ですね。私は『夢幻泡嵐天彗迴神龍』の月夜見天音と申します。元人間ですけど。」

 

ケロ「元人間?どういう事?」

 

天音「事情が事情で、簡潔に言いますと、……………………私一度死にかけてしまって。」

 

桜「ほえええええええええ!?!?!?!?!?!死にかけてたって、大丈夫なの!?」

 

天音「はい。この姿になったのも、お父様とお母様のお陰です。人間では無くなりましたが、代わりに先程の能力を得ました。」

 

ケロ「ほ、ほうなんか。あんさんも大変やなぁ…………。」

 

 

とは言え、クロウカードですか…………。ですが、何故でしょう?裏の魔法陣、何故か『夜天の魔道書』とよく似ている気がします。

そう思いながら、桜さんと一緒に地上に降り、形態解除しました。

 

 

ザギ「全く、相変わらずあの威力は凄まじいな。言うなれば、『A++ランクの対城宝具』か?」

 

天音「そうですね。人払い、感謝します。」

 

ザギ「もう少し周りを見て行動をして欲しいが、事情が事情だったんだろう。だが冷静にな。ところで、其方は?」

 

天音「この子は『木之本桜』と言って、クロウカードというものを集めている魔法少女と言っています。この妖精は『ケルベロス』。」

 

ザギ「け、ケルベロス!?」

 

ケロ「まぁ、ケロちゃんと呼んで。よろしゅうな。それで、あんさんは?」

 

ザギ「ザギ・ルシフェルだ。」

 

桜「変わった名前だね。」

 

ザギ「まぁ、宜しく頼む。桜。しかし、桜よ。クロウカードとは一体。」

 

 

私はクロウカードを持っていたため、それを見せた。裏の魔法陣を見た途端、ザギさんは驚いた顔になりました。

 

 

ザギ「さ、桜だったか。」

 

桜「ほえ?」

 

ザギ「すまないが、私の家に来てくれないか?確認しなくてはならない事がある。」

 

 

ザギさんは桜さんを引っ張り、ケロちゃんは首を傾げながら着いていきました。私は先に買い物があったため、それを済ませてから帰りました。

 

 

ザギ「間違いない。『夜天の魔道書』の魔法陣と一緒だ。一体どうやって?」

 

ケロ「うわー、ほんまに一緒やな。クロウカードとの偶然の一致にしちゃあ出来過ぎやしませんか?」

 

ザギ「このクロウカードという物と、『夜天の魔道書』に、一体なんの関連性が?」

 

アンジェリカ「どうかしたか?」

 

ザギ「アンジェリカ、もう良いのか?」

 

アンジェリカ「暫くしたら、回復できた。あのガルブレイクに寝る暇もなく、私を看病してくれた。」

 

ザギ「眠かった理由はそれだったか……………。」

 

アンジェリカ「それで、何かあったか?」

 

ザギ「これだが…………。」

 

アンジェリカ「……………確かに、少し出来過ぎだな。何か意味があるのか?」

 

 

アンジェリカさんも、分からないらしい。

クロウカードと『夜天の魔道書』。一体どう言う関係が?そう思いながら、私は料理をし終え、皆を呼んで御飯にした。

その後、桜さん曰く、一人でこの町に来たらしく、住むところが無いため暫く泊めて欲しいと頼んでいたため、ザギさんは快く了承してくれました。

でも大丈夫ですかな?修行は厳しいと思うのですが……………。



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DATA29 蒼月のハニートラップ

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

うーん、これはちょっと想定外だったな。まさか蒼月って、魔法が使えないとは………。だがその代わり、妖術や霊術、特にくノ一なのか忍術が1番扱えている。

 

 

ガルッチ「とは言ったものの、魔法が使えないのはちょっとなぁ…………。いやいや、派手で高火力な魔法や能力を使ってるせいか、凄く侮ってる気がする。

原始的なものを侮っていたら、足下をすくわれるしなぁ…………。」

 

 

特に自然がある場所の場合、機械仕掛けより、原始的なブービートラップの方が効果的なところがある。

実際『BIGBOSS』もその罠に嵌まってやられたようだし。

さて、そんな蒼月なんだが、どうやら色気仕掛けをするようだが、ぶっちゃけ言えばその衣装自体がもう色気を出してる気がするんだが……………。

まぁどんな色気仕掛けなのか気になるし、少し様子でも見ましょうか。

 

 

ガルッチ「まぁ、くノ一だし…………お色気とか出して、敵を誘って暗殺すると思うけど、蒼月はどうやるんだろう…………?

よくよく考えてみれば、巨乳処か爆乳の類だったし、何気にお尻も大きかったしなぁ…………。どう見てもナイスバディだし、確実に魅了すると思うけど、どうやって誘うんだ?」

 

 

……………何故だ?予想がつかない。そもそもあの子、居るだけで魅了しそうだしなぁ。

 

 

英竜「あ、ガルッチ。蒼月知らないか?」

 

ガルッチ「?蒼月か?見てないけど?」

 

英竜「そっか………。もしかして、また藍のところに行ったのかな?」

 

ガルッチ「またはイリヤの所か。」

 

 

うーん、やっぱり元がジャックちゃんだしなぁ…………。でも、もしイリヤと藍が蒼月と一緒に行動しているなら、一体ナニをしているんだ?

 

 

ガルッチ「そういえばお姉ちゃん、蒼月に何か用なの?」

 

英竜「うん、くノ一といえば、やっぱりハニートラップじゃない?だから、どんな方法で悩殺するのか気になって。」

 

ガルッチ「ハニートラップ…………ねぇ…………。」

 

 

………………何故だろう、以前レイスを助けるために初めて女装したときを思い出し…………。って!

 

 

ガルッチ「ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!

 

英竜「ガルッチ!?如何したの!?」

 

ガルッチ「忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ─────────」

 

英竜「ちょちょちょ!?ホントに如何したの!?何か嫌なこと思い出したの!?っていうか、壁に頭をぶつけないで!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────暫くして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルッチ「はぁ…………、はぁ…………、ごめん。お姉ちゃん。ちょっと、トラウマがね……………。」

 

英竜「何があったの一体。」

 

ガルッチ「いや、言わない。思い出すだけで、気分が……………。」

 

英竜「そこまで!?」

 

ガルッチ「だから、お姉ちゃん。僕の黒歴史を掘り起こすのはやめてね?」

 

英竜「わ、分かった…………。(・_・;)」

 

 

頭から血を出しながら、僕は英竜お姉ちゃんと一緒に藍の部屋に向かった。

が、扉を開けた途端……………。

 

 

 

『ガチャッ』

 

 

イリヤ「ふぁぁぁ…………、いっぱい出したのに、もっとだしたくなりゅぅぅぅ…………。♡♡♡♡♡」

 

藍「蒼月ちゃんの中っ、やみつきになっちゃうぅぅぅ…………。♡♡♡♡♡」

 

蒼月「いやんっ、2人とも激しいっ!♡もっと私の中に種付けしてぇぇぇ!!!♡♡♡♡♡」

 

ガル英竜「「……………。( ゚д゚)ポカーン」」

 

 

………………………………………ヤってました。というか見られてもヤり続けるって、そこまで興奮するのかよ。色気仕掛けのこと聞こうと思ってたんだが…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──数十分後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人「「「って、ガルッチ(お兄ちゃん)の頭から血出てるゥゥゥゥ!!!!っていうかいつからそこに!?」」」

 

ガルッチ「さっき来たとこ。んでこれは気にするな。因みに言うが、嫉妬してないからな?僕より蒼月の方が気持ちいいからって、嫉妬してないからな?」

 

英竜「嫉妬してるじゃん…………。っていうか、犯されたかったのか…………。」

 

ガルッチ「そっ、それよりっ!蒼月、聞きたいことがあるけどいいか?//////」

 

イリヤ「顔真っ赤になってる…………。」

 

蒼月「聞きたいこと?」

 

ガルッチ「そのっ、くノ一って色気仕掛けするんだろ?蒼月はどうやるの?//////」

 

蒼月「そうだね………………。まず男の兵士に見つかるでしょ?」

 

 

んまあ、確かにね。

 

 

蒼月「胸元見せながら、『気持ちの良い事しませんか』って誘うでしょ?」

 

 

え?いや、それが基本…………だよな?

 

 

蒼月「その後部屋まだ連れていき、呼ばれないように───────」

 

ガルッチ「暗殺?」

 

蒼月「ううん。私の唇で、相手の口を塞ぐ。」

 

 

…………違ったか。っていうか、まさかセックスまでいかないよね?

 

 

蒼月「私の毒が回ったら、後は簡単。」

 

英竜「?」

 

蒼月「そのまま襲われて、相手が腹上死するまで犯され続ける。」

 

ガルッチ「………………ちょっと待て、その毒ってなんだ?『妄想毒身(ザバーニーヤ)』なのは分かったが、なんの毒だ?」

 

蒼月「そうですね。欲情毒と本能毒ですね。まず欲情毒ですが、性欲剤と似たようなものなのですが、此方は出さなくては睾丸が破裂させるぐらいの精液が作り出される強力な毒と言って良いでしょう。」

 

英竜「……………あ。(察し)」

 

ガルッチ「って事は、本能毒って………………理性を溶かし尽くし、獣のような本能のまま動くって事?」

 

蒼月「その通り。」

 

 

欲情毒と本能毒…………、普通なら欲情毒の阻害要因とされる本能毒だが、考え方によれば腹上死にさせることも出来るから、ある意味暗殺も可能………………………って!!

 

 

ガルッチ「結局セックス目当てじゃねえか!!!!!!!!!!!

 

蒼月「あ、バレちゃった。」テヘッ

 

英竜「うーん、何故だろ?ハニートラップの筈なのに、自ら進んで死ににいく人が出てきそうな気がするのは、私だけ?」

 

ガルッチ「って、まさかとは思うが、イリヤと藍にその毒とか─────」

 

蒼月「あ、ご安心を。使っては居ますが、毒効果を抑制しているし、何より暗殺用だったら効果は永続的だけど、セックス用だったら一時的なものだから、もう毒は抜けてると思うよ。」

 

 

一時的なんかよ。っていうか切り分けてるのは分かったが、それでもねぇ?結局はセックスしてると変わりなくね?

 

 

蒼月「あ、でも豚のような汚らしいおっさんは、性欲系の毒以外の猛毒か、残酷な暗殺でするから問題ないよ。」

 

ガルッチ「汚らしい………………おっさん…………………。」

 

蒼月「?どうかしたの?」

 

ガルッチ「ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

イリヤ「お兄ちゃん!?ちょっと壁にぶつけないで!!!」

 

ガルッチ「離してくれイリヤ!!!忘れたいんだ!!!壁にぶつけさせてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

 

藍「……………一体、何が?」

 

英竜「トラウマだと思うよ。主に過去の。」

 

藍「何があったのその過去!?∑(OωO;)」

 

 

もうあんな汚らしいおっさんの奴に犯されたくなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァい!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、またトラウマを思い出すのがいやだったため、未来にトラウマすら忘れられる程に滅茶苦茶犯して欲しいと頼み込み、困惑顔しながらも了承してくれて、滅茶苦茶犯された。



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SPECIALDATA1 仮面ライダーエグゼイド

ネタは『ソードマスターヤマト 誤植編』からです。


まぁその他のネタも含みますけど。


それではどうぞ。


-ガルッチ達の家-

 

 

ガルッチ「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

未来「いきなり如何したの?」

 

ガルッチ「これ見てよ!!誤植ばっかりなんだけど!?」

 

未来「どれどれ?ってうわぁ…………、誤植ばっかりだね。」

 

ガルッチ「正直クレーム付けたくはないが、ここまで酷いとなるとなぁ………。電話して文句いってやる。」

 

 

『prrrr,prrrr.』ガチャ

 

 

ガルッチ「もしもし、『仮面ライダーエグゼイド』の漫画書いてる人ですか?」

 

『はい、そうです。何か?』

 

ガルッチ「この漫画酷すぎないか!?読みましたよ今月号の『仮面ライダーエグゼイド』の漫画!!」

 

『え?酷いって、ストーリーとか?』

 

ガルッチ「違う、誤植だよ!誤植!!台詞の文字が間違ってるって言いたいの!!」

 

『え~?ちょっと待って下さい。ページはどの辺りですか?』

 

ガルッチ「ほらエグゼイドが、バグスター四天王の一人仮面ライダーゲンムに挑む前の会話で、」

 

 

エグゼイド『彼奴だけは許さない。』

 

 

ガルッチ「っていう、最高に格好いい台詞が!」

 

 

エグゼイド『幼女を穢す彼奴だけは許さない。』

 

 

ガルッチ「酷くないかこの台詞!?

 

未来「何故に幼女?」

 

英竜「如何したの?ガルッチの怒鳴り声が聞こえたんだけど。」

 

未来「あー、実はというとね?ガルッチが今月号の『仮面ライダーエグゼイド』の漫画見ていたとき、酷い誤植があって、文句を言ってるみたいなんだ。」

 

英竜「なるほど…………。」

 

 

 

 

『あ、ホントだ。間違えて書き足しちゃった。やっちゃった!』

 

ガルッチ「いやいや『やっちゃった!』じゃねえよおい!!エグゼイドがロリコン仮面ライダーに目覚めちゃったみたいな台詞を書いてどうすんだよ!?」

 

『ハッハッハ!!』

 

ガルッチ「『ハッハッハ』!?何が可笑しいんだよ!?誤植はこれだけじゃないぞ!!」

 

『え~?何処何処?』

 

ガルッチ「エグゼイドが暗い過去を語って、」

 

 

エグゼイド『俺の憎しみは消えないんだ!!』

 

 

ガルッチ「って決意を固める渋いシーンが。」

 

 

エグゼイド『俺の()()()は、消えないんだ!!』

 

 

『あ、ホントだ。漢字間違ってる。やっちゃった!』

 

ガルッチ「だからやっちゃったじゃねえんだよ!!おいこらァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

 

『HAHAHA!!肉しみって、何それ脂汗?HAHAHA!!wwww』

 

ガルッチ「『HAHAHA』じゃねえよ!何でそんなに超ご機嫌なんだよ、気持ち悪いよ!」

 

『いやー、実は先日彼女が出来てさぁ。』

 

ガルッチ「あっそう、彼女が出来たんだ。良かったな。だがこっちは良くないよ!まだ誤植があるんだよ!!」

 

 

 

英竜「うわぁ…………。なにこの誤植、幾ら何でも酷すぎでしょ。」

 

未来「でしょう?」

 

 

 

『え~?何処~?』

 

ガルッチ「ほら、遂に現れたバグスター四天王の一人、仮面ライダーゲンムが、」

 

 

ゲンム『君がエグゼイドか。』

 

 

ガルッチ「という緊迫感ある場面が!」

 

 

ゲンム『君が『ホオジロザメ』か。』

 

 

『あ、ホントだ。』

 

ガルッチ「『君がホオジロザメか。』ってなんだよ!?どう言うボケをしたら、そういうツッコミが帰ってくるんだよ!この汚らしい阿呆がァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

んでまた『やっちゃった。』とか言うんじゃねえよ?」

 

『~♪ やっちゃったZE。☆』

 

ガルッチ「いや『やっちゃったZE。☆』じゃねえよ!!何格好いい言い方してんだよ!?誤植はこれだけじゃないぞ!」

 

『え~何処?彼女がいない歴0年の僕に、一体どんな間違いを?』

 

ガルッチ「次のコマ!エグゼイドが、」

 

 

エグゼイド『俺がっ!俺達がっ!エグゼイドだ!』

 

 

ガルッチ「っていう場面が!!」

 

 

エグゼイド『俺がっ!俺達がっ!『サンタム』だ!!』

 

 

ガルッチ「何で主人公がいきなり残念なエミヤの変装の台詞を喋らせるんだよ!?」

 

 

 

-Fate/GrandRestaurant-

 

 

エミヤ「ヘックション!」

 

クロエ「エミヤお兄ちゃん、風邪?」

 

エミヤ「いや、何か酷い悪口を言われた気がする…………。」

 

 

 

-ガルッチ達の家-

 

 

 

『あ、ホントだ。間違ってる。』

 

ガルッチ「間違えすぎだろ!?絶対わざとやってるだろ!?」

 

『HAHAHA!やっちゃったZE!☆』

 

ガルッチ「格好良く言うんじゃねえよ。気に入ったのかそれ?」

 

『気に入ったんだZE☆、取っちゃやだZE!☆』

 

ガルッチ「そもそもテメェが使うな!!このスカタン!!それにもっとあるんだよ誤植!!」

 

『え~?まだあるの?どの辺なんだZE?☆』

 

ガルッチ「『どの辺なんだZE』?そんな無理に言わなくても、最後だよ!最後のページ!!」

 

 

 

英竜「……………凄まじいな。いや、内容じゃなくて、これを書面に起こす精神性が。」

 

未来「ここまで来ると、ある種の才能かな?」

 

 

ガルッチ「エグゼイドが、」

 

 

エグゼイド『お前の運命は、俺が決める!』

 

 

ガルッチ「っていう超ドキドキのシーンだよ!!」

 

『どれどれ?』

 

 

エグゼイド『お前の脇は、俺が決める!』

 

 

『あ、ホントだ。間違えてる。やっちゃったZE!☆』

 

ガルッチ「何でそうなるんだ!?ゲンムの脇を決めるって、どういう事!?」

 

『ごめん、彼女の事で頭がついうっかり。』

 

ガルッチ「うっかりで済まされてると思ってんなら、このもっと酷い誤植もうっかりなのか!?

エグゼイドが必殺技を仕掛けるとこ!!【キメワザ】のとこ!!」

 

『え~?そんな台詞間違ってないと思うけど?』

 

ガルッチ「間違ってんだよ!!!!!

 

 

『【マソップ!】』

 

 

ガルッチ「なんだよまそっぷって!?もう意味が分かんねぇし!!!しかもこのコマについてる煽り文句、なんなんだこれ!?」

 

『彼女が出来ました~。♡』

 

ガルッチ「何自慢してんだよ!?

 

『やっちゃったZE!☆』

 

ガルッチ「『やっちゃったZE!☆』じゃねえよ!!煽り文はコレ自慢したくてつい言っちゃっただけだろ!?!」

 

『言っちゃったZE!☆』

 

ガルッチ「だから『言っちゃったZE!☆』じゃ、あぁぁぁもおぉぉぉおなんかもおぉぉぉ……………!『投影開始(トレース・オン)』!」

 

 

英竜「え?ゲイボルグを投影して、一体如何するの?」

 

 

ガルッチ「やってられないんだZE!!!!!!!!

 

 

未来英竜「「投げたっ!?」」

 

 

『ごめんねだZE!☆』ピッ

 

 

 

 

 

ガルッチ「……………はぁ、スッとしたぜ。全くなに考えてるのかやら…………。」

 

全王神「騒がしかったけど、どうかしたのガルちゃん。」

 

ガルッチ「ちょっと漫画の人に文句をね。全く、何考えてるのかやら。」

 

 

 

 

 

 

後日、『仮面ライダーエグゼイド』の漫画を担当していた人が、謎の投擲槍に、運悪く心臓に刺さって死亡した事がニュースになり、クー・フーリンが逮捕された。

 

 

英竜「…………当たったのか。」

 

ガルッチ「……………まさかね。」

 

未来「いやな事件だったね。」

 

クー・フーリン『俺は何もやってねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!



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DATA30 次なる戦いに備えに

-始原の城-


今回はこの短編を一時期終了して、次の本編を作ろうと思ってます。


メアリー「って言っても、風龍。サンズとか出てる時点で、もう物語の断片があるんじゃ。」

アラン「でもタイトルは何にするの?」


まぁ今回のメインは『Undertale』なんだけど、今まで物語に関わらなかった江ノ島盾子も暗躍してるし、他の敵も居るからね。


ヴォルデモート「報告します、風龍さん。」


ヴォルデモート?どうかしたか?


ヴォルデモート「ⅩⅢ機関の一部が、漸く動き始めました。何でも、フラフィーと呼ばれる魔物に手を組むとか。
更にですが、そのⅩⅢ機関で内部対立が起こり、古参ⅩⅢ機関と新生ⅩⅢ機関に分かれました。」


新生ⅩⅢ機関?古参ⅩⅢ機関って事は、ゼムナスの?


ヴォルデモート「はい。それで新生ⅩⅢ機関と言うのは、『キングダムハーツ』とは全くの無縁、要するにその世界を破壊する組織のようです。
ただ、不思議なことにそれぞれの名前に『X』を付けることはない人もいれば、無銘の人がいて、仕方なく『X』と言う名前になってる者も居ます。」


そうか。ご苦労さま。………………タイトルは、後書きで教えます。


-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

あれから、2万5千年後もたった。相変わらず平和だが、もうすぐその平穏が終わりを迎えようとしている。

その原因だが、僕が久しぶりにタロット占いをしていたときに、『運命の輪』が逆位置、『死神』の正位置が現れた事だった。

そしてそれが起こりえるのは、200年後の事で、何かしらのものが平穏を崩壊させようとしているようだ。とはいえ、何者なのかは分かっていた。

『フラフィー』、そしてタロット占い後に現れた『江ノ島盾子』。って言っても、未だにモノクマで現れていた。(お姉ちゃんは、其れを抱いて眠りたいって言うほどのオーラが出ていたけど………。)

 

 

ガルッチ「『次元史上最大最悪の絶望的な悪夢事件』が、もうすぐやって来る…………か。盾子の奴、今まで何をしていたのか分からないが、まさかフラフィーと組んでいたとはな…………。」

 

 

盾子は其れを言い残して、また姿を消した。

やれやれ、厄介な敵を忘れるとか、何やってたんだろうなぁ…………。しかも、久々にヴォルデモートとゼアノートと出会ったけど、もっと最悪な報告が来るとは思わなかった………。

 

 

『新生ⅩⅢ機関が次元を滅ぼそうと考えている。』

 

 

何でもその『新生ⅩⅢ機関』は、ゼムナス率いる『古参ⅩⅢ機関』から離反した者達が組んだ、新たな組織のようだ。

しかも、差別化するためか、彼方は白色のコートを纏っていて、古参のやり方に不満があって裏切ったノーバディと偶然その場に居たハートレスを従えているらしい。

しかも、古参が手にしたいと言われる『キングダムハーツ』とは違って、新生は世界の破壊を目的としている。

 

 

 

ベリアル『どうかしたか、ガルッチ。』

 

ガルッチ「ベリアル?って、怪獣娘のベリアルか。」

 

ベリアル『報告があってな。最近妙な奴らがうろちょろし始めてるようなんだが、俺達を襲ってきたんだ。

なんか薄っぺらい奴で、人間も襲ってた気がするんだが────』

 

ガルッチ「………ノーバディか。」

 

ベリアル『あ?ノーバディ?』

 

ガルッチ「其奴のことだが、もし敵対攻撃、または人間を襲っていたら、迷わず殺せ。もしかしたら、白いコートを着た奴らの手下かもしれないからね。今回の敵、ゼロノス戦以上に厳しい戦いになるかもしれないし。

って言っても、敵は『フラフィー』とその協力者だけだし。」

 

ベリアル『そうか。分かった、今度こそリベンジしてやる。』

 

 

……………そろそろ、か。まぁ今までの平和よりも、長く続いた方だし、いずれ来たるべき戦いもあるのは、最初からだしな。

永遠に続く平和なんて、最初から有り得ない。仮にあったとしても、進化のないつまらない世界に決まってる。

進化があるからこそ、もっとよりよい未来を作れる。お姉ちゃん達は、『優しさ』で侵略していった。とてもじゃないけど、僕には真似は出来ないような物。だからこそ、僕は僕にしか出来ないことをするだけ。

 

 

ガルッチ「今度こそ、できるだろうか。『投影魔術』よりも、更に上の『投影魔法』を…………。

 

 

刃、複製、再現開始(クラフティング・トレース・オン)』。」

 

 

投影魔法、言わば投影魔術の更に上で、エンペラが使ってる剣ですら投影させることが出来る魔法。

改造となると、『解析魔法』や『強化魔法』も必要になる。勿論、所持してるため、恐らく武器を自分好みで改造ぐらいできるだろう。

だが、今まで投影魔術で頼ってきて、漸く魔法の領域まで行ったのは良いが、上手くいかなかった。

 

 

『バチバチッ!』

 

 

ガルッチ「チッ、上手くいけ!」

 

 

しかも無謀な事もしてる。今投影しているのは『エンペラブレード』、其れを超えるほどの物を投影しようとしている。

下手すれば間違いなくぶっ倒れる。強化魔法や複製魔法も使用してるし…………。

でも今回は、自分の血を代価として使ってる。貧血は免れないが、完成させるためならッ!!

 

って、おお?形になってきた!もうすぐ…………!もうすぐで出来る!!

 

 

ガルッチ「ッ!!『再現終了(クラフティング・フィニッシュ)』!」

 

 

『カタンッ』

 

 

ガルッチ「ハァ…………ハァ…………。」

 

 

やった…………、遂に…………出来た。複製も、ばらつきはあるが、ちゃんと形になってる。後は、この魔法を効率的に──────

 

 

エンペラ「…………マジか、此奴…………やりやがった。」

 

ガルッチ「ハハハ………、来てたかエンペラ。見ろ、投影………してやったぞ。」

 

エンペラ「ガルッチの執念、侮りすぎた。って、滅茶苦茶弱ってるけど、大丈夫か!?」

 

ガルッチ「だ、大丈夫大丈夫…………って、言いたいが、貧血起こした。」

 

エンペラ「無理しすぎだ。待ってろ、主を呼んでくる。」

 

 

しかし、久々だな。この貧血。確か回復方法って、吸血だったけな?そいや前に、こいしの血を吸いながらヤっていたっけ?あれはホントにやばかった。というかマジでむせちゃったし、辛かったしなぁ……………。

 

 

英竜「ガルッチ!?貧血で倒れたって聞いたけど、ホント!?」

 

ガルッチ「まぁ…………、そうだね。『エンペラブレード』を超えるほどの物を投影した結果、あれさ。」

 

エンペラ「強化したとは言え、まさか其れを超えるほどの物を投影し、しかも複製するなんて、思わなかった。」

 

ガルッチ「おかげで、貧血起こした。ってな訳で、悪いけどお姉ちゃん………。」

 

英竜「?」

 

ガルッチ「お姉ちゃんの血、頂戴。」

 

エンペラ「ブッ!?」

 

英竜「え!?ガルッチって、もしかして吸血─────」

 

ガルッチ「ちゃう。吸血鬼だったら今頃灰になってるよ。波紋使ってるし、絶対消えてるだろ。」

 

エンペラ「むしろ、ガルッチは吸血で貧血回復するのかと思うんだが………。」

 

ガルッチ「そこは気にしちゃいけない。僕も何故其れで回復するのか、昔から思ってるから。」

 

英竜「それよりガルッチが吸血なんて出来ること自体、お姉ちゃん驚きなんだけど。」

 

 

気にしちゃいけない、お姉ちゃん。

 

 

英竜「まっ、まぁ弟の頼みとならば、聞かないとね。今から部屋に連れて行かせるから、それまでは我慢して。」

 

ガルッチ「うん。」

 

エンペラ「…………ヤンシス、なんだろうなぁ。いや、ガルッチって自分からヤンデレって言ってたけど、何かとツンもあったし……………。

 

 

………………うん、後で簪って人に頼んでツンデレガルッチの同人誌を作って貰おう。」

 

 

エンペラ、聞こえてるよ。僕の聴力、貧血でも結構聞こえるから。

 

 

 

 

 

 

-ガルッチ達の家-

 

 

そんなこんなで、僕は英竜お姉ちゃんの部屋に連れて行かれ、ベッドのとこに座らせた。まぁ多少は動けるとはいえ、何もそこまではしなくてもいいけど…………。

 

 

英竜「っていうか、血の再生は出来ないの?」

 

ガルッチ「何処の『お姉チャンバラ』のキャラだよ。いやあっちは違うか……。んでさっきの質問だけど、流石に血を再生は無理だよ。いくら『寄生再生超獣ニョキン』でも、血にはなり変えられないし、回復の殆どが吸血だからね。」

 

英竜「だったら別に、私じゃなくて、エンペラでも────」

 

ガルッチ「いや、それ多分無理。種族的な意味で。」

 

英竜「えぇぇ…………。でも私、貴方に処女奪われて──────」

 

ガルッチ「別に処女関係なく血を吸ってるけど………。」

 

英竜「ガルッチって、常識ないの?」

 

ガルッチ「常識には囚われていない常識に囚われているので。」

 

英竜「矛盾してるよ~。」

 

 

まぁ入れ知恵は早苗だし、仕方ないよね。

 

 

英竜「はぁ、しょうがない。私の血、飲んでもいいよ。でも聞くけど、吸血鬼にはならないよね?」

 

ガルッチ「大丈夫、流石にそんな能力持ってないよ。というか、お姉ちゃんを吸血鬼化なんてさせるわけないんだし。」

 

英竜「それも、そうね。」

 

 

僕はそのまま、英竜お姉ちゃんの首筋のとこに突き立てた。これホントに久々な気がするよ、あの頃は血を使った宝具を使用してばっかりだったか、あまり使わなくなったのか、吸血もしなくなっちゃったしな………。

 

 

英竜「んんっ………、ちょっとっ、ホントに吸血鬼じゃないよねっ?」

 

 

当たり前だ。何故か吸血スキルを持った有翼人ですよ?というか、なんだろう、このドキドキ感、義姉なのは分かってはいるのに、凄く背徳感があるよ。

…………今思えば、お姉ちゃんの前世って、男の娘の精神障害者だったんだよね………。あの弟が言うには、虐待、裏切り、軽蔑、色々と酷いことされて、生きていたんだね。

…………もし、お姉ちゃんの本当の弟になれたら………………ううん、多分僕は、切り裂きジャック並みの殺人鬼になってたかも。でも、それでも僕は、お姉ちゃんを理解出来ない奴らを許せない。結局お姉ちゃんも、僕らと一緒だったんだし…………。

 

 

何があっても、僕はお姉ちゃんを守りたい………。それが、奈落の底が無く、永遠に落ち続けても。」

 

英竜「ガルッチ?独り言聞こえてるよ?」

 

ガルッチ「あ、聞こえちゃった?」

 

英竜「うん。ちょっとだけ。もう大丈夫?」

 

ガルッチ「とりあえず大丈夫。極端すぎる物じゃない限りは、大丈夫。神様といえども、肉体は有翼人だからね。」

 

英竜「どっちかというと、『有翼人』じゃなく『有翼神』じゃないかな?」

 

ガルッチ「何故上手いことを…………。」

 

英竜「……………まぁ、この際だし、神様になったら?種族的な意味で。」

 

ガルッチ「人から神に?それはやめとく。人の方が、何かと自由が利くからね。」

 

英竜「何で?」

 

ガルッチ「いくら『超全大王神』になって、未だに有翼人とは言えど、神に成るって事は、それだけの制約も着くだろ?

僕はそう言うのを望みたくない。それに、人間の頃の感情を失うのは、絶対嫌だから。」

 

英竜「……………そっか。」

 

ガルッチ「……………絶対、守ってやるからね。お姉ちゃん。大切なものを守る、『刃』として。」

 

英竜「うん、でも辛いことがあったら、私達にも頼って。君は、1人なんかじゃ無いから。全王神様や、昔の仲間、フラン達、未来達、そして、私達もいるんだからさ。」

 

ガルッチ「……………そうだね。」

 

 

もう僕は、あの頃の惨めな『遠藤宇宙』なんかじゃ無い。彼奴は、研究所のところで息絶えた。

今ここにいるのは、大家族を持ち、仲間達共に生き、守り続けると決めた『刃』。

彼女らを守るために、そして僕の幸せを守るために、邪魔する者を全て斬り伏せて見せる。

だって僕……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『僕の体は、全てを斬り裂く刃で出来ているから。』




-始原の城-


メアリー「それで、決まったの?」


うん。次のタイトルは、『Subterranean Electron World』にするよ。


ラヴォス「地下の電子世界…………ですか?」

サンズ「そのタイトルの理由だが、今回の敵はフラウィーだろ?」

ラヴォス「そうですね。」

サンズ「だが残念なことに、彼奴を倒すには電子世界に行かなくてはならない。しかし、彼奴だってそう簡単にやられに待ってる訳じゃあない。
新生ⅩⅢ機関、江ノ島盾子もいる。エンペラ達は、どうもその世界を知らず、直接その場所に行っちまって、返り討ちにされちまったがな。」


直接その場所に行けなくはないって事?


サンズ「死にたかったらな。というのも、突破は出来なくはないが、それはそれでキツいかもな。確実に倒す方法は、電子世界で倒すのが、手っ取り早いって事だな。」


そっか………。


サンズ「まぁ、どんな物語にするかは、お前さん次第って事だ。まぁ、ラストはもう分かってはいるが………、『Undertale』なんだろ?」


まぁね、その世界に行かせるのは、既に決定事項だしな。


ダンブルドア「しかし、『Undertale』のう…………。トム、行ってみるか?」

ヴォルデモート「ブラックジョーク過ぎるぞ、ダンブルドア。死にに行くような所に、誰が行くか。」

ダンブルドア「ジャヨネー………。」

ゼアノート「まぁ、アンヴァース達にも偵察しに行かせたが、まさかの一人も帰って来なかったし、妥当じゃろうな。」


…………ってな訳で、一時的にこの短編は中断して、本編の方に移ります。多分『リリカル・ザギ~暗黒破壊神の転生人生~』にも、何かしらの繋がりを入れるかもですけどね………。


それでは、本編でまた~。


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