高校2年の夏は暇である。 (ゴドちゃん@小説頑張る)
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プロローグ&第1話

太陽が眩しく、蒸し蒸しとした陽気のある日。そこには前髪を上で結んでいてあぁぁぁぁぁ!!と奇声を発しているある少年がいた.....。

 

「あぁぁぁぁぁ!!こんのっ!クソザコがぁぁあ!!お前どんだけ漁夫れば気が済むんだよ!!」

 

画面を見つめ、手にはコントローラーを握りしめていた。だが、そのコントローラーは今にも空中をまいそうなくらいにぶんぶんと振り回されている.....。

 

「なんなんだよコイツは!人が8割削った敵を横から狙撃とかマジでふざけんじゃねぇぞ!しかも俺まで巻き込んで撃ちやがって!!」その少年はどうやらps4(Playstage4)のオンライン専用のロボットゲームをプレイしているらしい。まぁ、俺なんだが........。

 

エピソード1『やることが決まらねぇ。』

 

俺の名は佐藤 直哉どこにでもいそうな名前の高校2年だ。学校の成績は良くもなければ悪くもなくてまぁ、しいて言うなら中の下くらいの成績だ。ん?中の下って事はバカの部類に入るんじゃないか?まぁ、そんなのは気にしない気にしない......。

んで、運動神経はまぁまぁいい方だと思う。友達だっていっぱいいる。嘘、まぁクラスの皆とは仲良くやれてる感じ?だとは思うその中でも特に仲がいい奴らはいるが......まぁぼっちでは無いということだけは理解して欲しい。俺のやってる部活は電気研究部だ。まぁそれは上っ面だけの名で活動はトランプやったりとかボドゲやったりとかしてる遊んでるだけの部活だ。電気研究?なにそれ?知らない。ゲーム研究の間違えでは?っと言いたいくらいだ。まぁ俺の自己紹介はこんな所か......。

 

「クッソ!マジでクソ!!マジでうぜぇはコイツ!!敵になったらお前集中的に狙いまくって潰してやんかんな!覚えとけよクソザコッ!!」っとまぁいつもの調子で画面に向かってガチで叫んでいたときにコンコン扉をノックする音がした.....。「ん?誰だ?」ガチャりとドアを開けると「よっ」っと挨拶してきた。「おっ、お前はだっ誰だ!?」俺は頬に汗を垂らしながら問いかけた。「我が名はかずま!お前の幼なじみにして目の前の家を拠点とする者!!」ドカーン!と効果音がなりそうなくらいの迫力で厨二臭いポーズをとりながら言い放った......「うわ.....お前イタイナ.......。」「いっイタクねーよ!」っといつもの茶番は終え........

 

あっ、こいつは伊達 かずま俺の幼なじみだ。決して佐藤では無いぞ?俺が佐藤だ。間違えやすいかもな。まぁ家が目の前だから昔から良く一緒に遊んでる。コイツの学校の成績は中の上か上の下くらい。運動神経はそこそこいいとは思うんだが筋力が.........まぁ気にするな。俺とコイツは別の学校で、友達情報はよくわからん。まぁぼっちでは無いらしいから大丈夫だとは思うが.......。コイツの部活はなんと演劇部だ!だから演技は超うまいぞ!!っと言うのは嘘で超うまいとは言えないな.......。まぁ下手では無い。コイツの紹介はこんな所か......。

 

「んで?今日は何用で?」っと俺が問いかけると「なんかやろうぜー」っと言ってきた。「なんだよお前。やること決まってないのに来たのかよ.......。」なんなんだこいつは.......。「まぁ近所、というか目の前なんだし暇な時に来たって良いじゃないか」まぁまぁとか言いながら笑って言ってきた。「まぁまぁじゃねぇよ。俺はゲームで忙しいんだよ。」ゲームをやらせてくれ。「そうか。じゃあ適当に見てるわ。」っと言いながら俺のゲーム画面をながめてくる。なんかずっと見られてるとやりずらいな......。「そんな見られてるとなんかやりずらいんだが......。」俺はため息混じりでそう言った。すると......「えー、だって暇なんだもーん。今アプリもやりたいの無いしーお前がやってるのも二人で出来ないしーだから見てるわー」いや、だから見られてるやりずらいんだって!俺は思ったことは口に出さずめんどくさいから諦めることにした。「わーったわーったもう辞めるよ〜。んで?結局なにやるん?やる事ないんだろ?」俺はそう言いながらps4の電源を落とした。「やる事無いよ〜?でもなんかやろうぜ〜。」かずまは気楽にそんな事を言ってきた......。「おい......。」こいつ本当になんなんだよ........。

 

「まぁ、じゃあ出掛けるか。」俺は考えるのがめんどいからそんな簡単な案を出した。「おっ!じゃあアイツん家行くか!!」ん?アイツん家?俺はそんな疑問を残しながらチャリでかずまについて行くことにした........

 

「ここだ!」かずまは大きな声でとある家の方を指さした。そこにあったのは階段を少し登った所にある大きくもなければ小さくもない塗装は壁が茶色で屋根は黒色の家。「こっ、ここは!?」俺も声を大きく上げて言う。「そう!ここは脳筋が住みし拠点!!」かずまは手を大きく広げ、ようこそ!っと言わんばかりに笑顔を向けてくる。「やはり、ここは脳筋が住みし拠点か........。」俺は喉をゴクリッと鳴らしゆっくりと階段を登って行く.......。すると、中からスパーン!という音が聞こえてきた。俺とかずまは何事かと思い階段を駆け上がりドアの前で銃を構えアイコンタクトをした後........『突撃ぃぃぃぃ!!』っと大声でドアを蹴破り.......っはしなかったがドアに手を掛け勢いよく開けた。「どうした!!何があった!!」俺は銃を構え左右を警戒しながらリビングへ突撃をはかった、かずまも同様にリビングへ突撃。するとそこに居たのは、週刊誌に新聞紙を巻き壁に思いっきり投げつけていたある少年がいた.......。そう、そいつこそがこの家に住んでいる脳筋である。

 

コイツの名前は黒鉄 勇吾。コイツは、まぁ幼なじみだと思う。かずまほど付き合いは長くないがな。

コイツはかずまとは違い同じ高校に通っている。コイツの成績はまぁ、いい方だと思う。上の中くらいだ。運動神経は俺といい勝負ってとこだな。友達はまぁめっちゃいるって感じではないが、クラスの奴らとは半分くらいは友達?って感じだと思う。まぁ俺とコイツはクラスが同じだからぼっちでは無い。少なくとも俺はいる。えーと、あぁ後は部活か。コイツは俺と同じ部活に入っている。電気研究部とか言うのは上っ面だけのあの部活だ。

まぁコイツの紹介はこんくらいでいいだろ。

 

「お前何やってんだ......?」俺はちょっと引き気味にこの脳筋に問いかけた。「ん?なんだ直哉達か、今丁度Gを仕留めたところだ。」何事も無かったかのように普通に会話してくる脳筋。そして手際よくGの死体を始末を始めた。「おい........。」かずまもだいぶ引き気味である。「ん?何故お前達はちょっと引き気味なんだ?」っとクエスチョンマークを浮かべて呑気に話してくる脳筋。「いや、今のは流石に引くだろ........。」俺がそう言っても尚もクエスチョンマークが消えない脳筋。「ハァ.......。コイツはもうダメだ.......。」かずまはもう諦めモードである。「なんなのこの脳筋......。」俺もかずまに続いて諦めた。

 

「それで?お前らは銃まで構えてどおした?」「「どおしたじゃねぇぇぇぇ!!」」俺とかずまは綺麗にハモった。「お前なぁ!俺達はお前ん家に来た時に中からすごい音が聞こえたから慌てて銃を構えて突撃して来たんだぞ!?」さっきから出てくる銃はお察しの通りもちろん只のエアガンである。「そうなのか?」「そ・う・な・ん・だ・よ!」何でこいつは昔からこんなに鈍感なんだろうか。ここまで行くともはや天才の域である。

「それで?本当に何しに来たんだ?」勇吾は俺達に問いかけてきた。「暇だったからなんか適当に来た。」俺がそう言うと「は?」っと勇吾はちょっと戸惑って問いかけてきた。「は?ん?やる事ないのに家に来たのか?」「「うん。」」俺とかずまはまたもやハモり勇吾は大きなため息をついた。「ハァ........。やる事ないのに来るとかなんなんだよお前ら......。」確かに勇吾の気持ちはすごくわかる。俺もかずまがいきなり来た時はこうなった......。「えー、いいじゃんかー。どうせお前も暇だろ?」「いや、確かに暇だが.......」腕を組みながら返してくる。「だろ?なら皆でなんかしようぜ?」...............皆で黙り込みしばしの時間が経過し俺は結論を言った、いや結論でもなんでもねぇ。ただ思ったことを口にしただけなんだが.......『『『やることが決まらねぇ。』』』俺達3人が放った言葉は綺麗にハモった。




ゴドちゃん@小説頑張るです。

初心者なんでダメだしバンバン大丈夫です!

この小説は評判が良くても悪くても多分続けますww

※章管理システムがまだよくわかっていないので、プロローグにエピソード 1が入ってしまっています。本当に申し訳ございません。

※この投稿は再投稿になります。先程は間違えて消してしまったのでもう一度投稿させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。


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え?2話目からこんな調子で大丈夫なのか?

ミーンミンミンミンミ〜。

 

「あちー....。」俺は勇吾ん家のリビングで横になっていた......。

 

「それな〜」かずまも同様、俺の隣で横になっている。

 

「んで?結局何するよー.........。」勇吾は小声であち〜.....。と言いながらTシャツの胸の辺りを掴みパタパタしながら言ってくる。

 

「それな〜。ほんと何しようか〜」そう、相変わらず何をするのかが決まってないのである........。

 

バッ!かずまは勢いよく立ち上がり「じゃあ皆でサバゲやろう!!」っと提案した。

 

「サバゲか〜........。」勇吾はそう言いながら窓の外を眺めた。

 

なぜ勇吾が窓の外を眺めたかというと、勇吾の家の裏にはすぐそこに山があり、その山までの距離は歩いて3分くらいで着ける程度の距離だ。

そしてその前には少し大きめの庭がある。

俺達は中3の夏休みを使い、その庭の大きさくらいのサバゲフィールドを作ったのである。

そう、"自作の"サバゲフィールドだ。

皆で金を少しずつ出し合い作り上げた俺達専用のサバゲフィールドだ。

そのフィールドでは定期的......でもないな。適当に集まり、たまに試合をするのである。

いつもは他の友達も呼び、TDM(チームデスマッチー)や、FFA(FREE-FOR-ALL)、フラッグ戦などをしている。

フィールドは狭いからTDMって言っても4対4とか3対3とかだぞ?ww

まぁ、そんな事をしている。

 

「しかも今日は3人だぞ?やったらめっちゃ広く感じるんじゃないか?」

かずまは俺と勇吾に笑いながら問いかけてくる。

 

「だな〜。今日俺達3人だからめちゃくちゃ広く感じるんじゃないか?」

勇吾もそうだな。っという感じでかずまの案に乗っかってくる。

 

「よし!じゃあ久々にサバゲやるか!!しかも3人なんてマジで広そうだな!」

俺も笑いながらその案に乗っかった。

 

そして皆サバゲの支度を終え........。っていうか支度っつっても何もそんなに変わってないんだがww

 

ここで俺達の装備を紹介しよう!!

 

まずは俺!

 

俺の装備は!........って言っても俺はハンドガンを二丁持ってるだけで後は何も変えてないんだがww

因みに俺の愛銃はデザートイーグルのブラックとシルバーだぜ!

 

戦闘スタイルはハンドガンを二丁構えて敵の弾を身軽に避ける、機動力重視のダンシングスタ〜イルッ!!

 

かずまの装備は俺と一緒でハンドガンを二丁持っただけで後は変わらないww

愛銃はpc356のブラック。

 

戦闘スタイルはハンドガンを一丁構え、障害物に隠れて進む、ポリススタ〜イルッ!!

 

勇吾.......脳筋の装備は半袖半ズボンでを"アサルトライフル"を二丁持っている..........。

ヤバイ。バケモノ........。

愛銃はSCAR-Lのフラット・ダークアースとブラックだ。

 

戦闘スタイルは"アサルトライフル"を"二丁"構え、障害物から"全身"を勢いよく出し乱射する、フルバーストスタ〜イルッ!!

 

流石脳筋........。勝てる気しねぇ.......。

 

そうして皆がフィールドへ行き、

 

「さぁー ゲームをはじめよう!」

 

俺がいつも通りの合図を出すと........

 

「「盟約に誓って!《アッシエンテ!》」」

 

いつも通りの返事を返してくれた......。

 

 

すると同時.......

 

「死ねぇい!!」

 

脳筋が飛び出してきた。

 

「クッ!」俺はその弾を身軽にかわし、思いっきり突撃する。

 

「ハハハハ!当たらなければどうということはない!」

 

だが、だんだん距離が近づくにつれ......。

 

「クッ!なんて弾幕だ!これじゃこれ以上進めない!!」

 

さすがにこの数は.....!!

 

「ハハハハ!どうしたさっきまでの威勢はどこいった!!」

 

そうやって脳筋は高笑いしていると........。

 

ズドンッ!

 

「えっ?」

 

脳筋は戸惑い、何があったのか全く理解出来ていなかった。

 

「ハハハハ!動きが止まってればそりゃあいい的さ!!」

 

そう、脳筋の頭をブチ抜いた(BB弾だよ?ww)のはポリススタイルのかずまだった........。

 

「なっ、なんだと!?さっきまでずっと気配を消していたというのか!?」

 

「いや?全く消してなかったけど?」

 

「え?」

 

「ただお前が直哉だけを狙ってつっ立ってたから後ろからブチ抜いただけだが?」

 

................。勇吾は何も言えずそのまま呆然と立ち尽くしていた........。

 

「さぁ、これで1体1、タイマンだな直哉よ。」

 

立ち尽くしている勇吾の事は気にせずそのまま試合を続ける。

 

「フッ。やはりお前が残ると思ってたよかずまよ。」

 

すごい因縁があるような雰囲気を漂わせている.....。

そして、タイマンと言ったらこれしかないだろ。っと言わんばかりに俺とかずまは何も言わずにマガジンを捨て、俺は持っていた二丁目の銃も捨てた。

 

「それじゃあこれで決着だな。」

 

「ああ、そうだな。」

 

2人は銃をおろし、俺は1枚のコインを取り出した。

 

「コイツが落ちたと同時に撃て。早撃ちだ。それでいいよな?」

 

「ああ、俺は構わない。」

 

かずまの意思を確認し、俺はコインを親指ではじいた。

 

チャリン。

 

ズドンッ!

 

俺が上手く石にコインを当て綺麗な音を出した後、大きな銃声が後ろの山で反響し鳴り響いた........。っと言いたいとこだが、エアガンがそんな銃声を出せるはずが無く.......。

 

ポシュンッ!っという地味な音が鳴った......。

 

「フッ。やるなかずま、流石だ。」

 

「直哉もな。」

 

2人は同時に倒れ込んだ。

 

「痛い!痛い痛い痛いッ!!」

 

「あぁぁぁぁ!!頭が頭がぁぁぁぁ!!」

 

そう、2人は同時に悶えていた.......。

 

「何やってんだ.......。」

 

勇吾はイタイひとを見るような目で俺達を眺めていた......。

 

こうして高校生達はとりあえずこの日はサバゲをして、暇を潰したのであった.......。




こんばんは。ゴドちゃん@小説頑張るです。

今回はちゃんとやることが決まり、"なんとか"この日を乗り切りましたが、さぁ次の日は一体何をするんでしょうね〜ww

次の話からはもっともっとグダグダさせていくつもりなのでよろしくですww

それでは!読んでくださった皆様ありがとうございました!

まだまだ初心者ですがこれからも頑張って行きたいと思います!これからも応援よろしくお願いします!!


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よし、あいつの家に行こう。

ピンポーンピンポンピンポーン。ピンポピンポピンポピンポピンポピンポーン。

 

ドンドンドンドンッ!ガチャッ!!

 

「うるせーなっ!!」

 

大声を張り上げ勢いよく出てきたのは俺の目の前の家に住む。

伊達 かずまであった.......。

 

「おー、かずー。やっと出てきたか〜」

 

俺は何も無かったかのような顔でよっ。っと言わんばかりに手を軽く上に上げた。

 

「やっと出てきたか〜じゃねえよ!何であんなにピンポン押す必要があったの!?そして何でお前は何も無かったかのような顔をしてるの!?」

 

かずまは相変わらずの大声で俺に言ってきた。

 

「だって1回押しても出てこないからさ〜」

 

「な・に・が!1回押しても何だよ!?お前俺ん家のピンポン何回押したの!?ねぇ!ねえ!?それとも何か!?お前はあんだけ押したのにあれでピンポンが1回だと思ってるの!?」

 

かずまは額や頬に汗を垂らし、その汗を大声を張り上げると共に激しく飛び散らしている。

 

「汗飛ばしすぎだぞ。」

 

俺はそんな大声にも動じず、落ち着いて話しかける。

 

「お前のせいだからな!?」

 

「んで今日は何する?」

 

「おい!」

 

俺はかずまの言った言葉をスルーして話を切り替えた.......。

 

 

暇!

 

 

チャリを走らせついた場所は......。

昨日と同様。脳筋........。じゃなかった。勇吾の家である。

 

ピンポーン

 

今回は1回のみ。

 

ガチャ。

 

「何だまたお前らか。」

 

誰だろう?という顔で出てきた勇吾だったが、俺達を見た瞬間、

ハア......。少し小さなため息をついた。

 

「今日は何しに来たんだ?」

 

勇吾は何しに来たかを俺達に問いかけた。

それに対して俺達はいつも通りの感じで、

 

「「何か。」」と答えた。

 

 

 

 

 

ここは勇吾ん家のリビング。昨日と同様、ここで何をするか話し合っている......。

そう。勇吾ん家のリビングは俺達の溜まり場なのである。

 

「よし!じゃあ今日はあいつの家に行こう!」

 

「「あいつの家?」」

 

「そう。あいつの家。」

 

俺はあいつの家としか言わずに、かずま達と一緒に勇吾の家を出た。

 

今回は俺が先頭になっていて、かずま達に付いてきてもらっている感じだ。

 

「着いたぞ。」

 

俺はある家の前でチャリを止め2人に着いたということを知らせる。

 

「ここか.......。」

 

勇吾がその家を見て小さな声でつぶやいた。

 

かずまも「ここか......。」と勇吾と同じことをつぶやいている。

 

壁が白く屋根は黒。前から見ると右にリビングの大きな窓があり、その前には駐車場がある。そこに赤い車が止まっている。

左側に玄関があり、ドアの色は茶色だ。

 

ピンポーン。

 

俺がインターフォンを1回押してある人が出てくるのを待っている。

 

しばらくして、ガチャリ。とドアが開いた。

 

「どちら様でしょうか?・・・・」

 

その人は少し恥ずかし気味に開いたドアから顔だけを覗かせこちらを見ている。

 

「よっ。」

 

「おお.....。何だ直哉達か。まぁ、入ってどうぞ。」

 

「おう。」

 

俺達は返事をしながら家の中へと入っていった.......

 

ドアを開け玄関に入ると右には靴箱、左には大きな絵画が飾られている。

そして、家に入ってからすぐに階段がありその階段には人が歩くと自動でつくランプがある。

2階に着いたらすぐ右に部屋が3部屋くらいあり、真ん中の部屋が俺の友達の部屋だ。

 

 

「それで?久々に俺の家に来たけど何しに来たの?」

 

 

あっ、こいつの名前は皇 《すめらぎ》大輝こいつも俺の幼なじみだ。

成績は上の中くらいだと思う。

運動神経は........そんなには良くはない、けど悪くもない。強いて言うなら少し悪いくらいだな.....。

そして、大輝もかずまと同様学校は別である。

だから友達情報は詳しくはわからんが、言いづらいんだが........。

 

『ぼっちだ。』

 

でっ、でも学校ではだぞ!?学校以外だったらかずまとか勇吾とか俺とか誰かしらは友達いるからな!?そこは間違えるなよ!?

"学校では"ぼっちなだけだぞ!?

あと、大輝は皆からは大概『提督』っと呼ばれている。

なぜかと言うと、そりゃあねぇ?【艦これ】をめちゃくちゃやり込んでるガチ勢だからだ。

まぁ、大輝の紹介はこんな所だな。

 

 

「「「何かしに来た。」」」

 

俺達はほぼ同時に同じことを言った。

 

「え?」

 

そしていつも通り相手の、は?みたいな疑問が俺達に返ってきた。

 

それと、大輝.........提督はまだうまく理解出来てないのかもう一度問いかけてくる。

 

「今なんて言った?」

 

「だから"何か"しに来た。」

 

俺はもう一度提督に言ってやった。

 

「え?」

 

提督の2度目のえ?が返ってきた。

 

やっぱりいきなり来て、何かしに来た。は理解出来ないよな.........。

 

俺はかずまが家に来た時を思い出し、そりゃな.......。っという表情で提督を見ながら問いかける。

 

「いきなりきて驚いただろうけど、まぁ、なんかしようぜ?」

 

「なんかって........。」

 

提督はまだクエスチョンマークが消えていない。

 

まぁ、何かすればこのクエスチョンマークも消えるだろ。

 

「んで?ホントに何するんだ?」

 

勇吾が皆に問いかける。

 

「なにするか〜......」

 

「ん〜........」

 

俺とかずまが唸る。

 

「よし!じゃあトランプやろう!」

 

俺は、暇ならトランプやろう!定番だろ?っと言うように皆に案を出す。

すると.......

 

「トランプか〜」

 

「トランプね〜」

 

「トランプ.........」

 

皆は少し乗り気じゃ無いのか、口に出しながら考え出す。

 

「トランプおもろいじゃんか!やろうぜ!なっ、なっ!」

 

俺は両手を広げながら皆にもう一度トランプをやろう。っというように半ばゴリ押しで皆に言う。

 

「まぁ、直哉がそこまで言うならトランプやるか〜.......。」

 

「だな〜。」

 

「しょうがない。」っと各々結論を出し、トランプをやる!という案に乗っかってくれた......。

 

「んで?トランプで何やるよ?」

 

「じゃあまずは適当にババ抜きでもやるか。」

 

「ババ抜きか、よしいいだろう。」

 

「うん。」

 

「いいんじゃない?」

 

皆の同意を得たとこで俺達はババ抜きをする事になった。

 

だが、適当に始めたババ抜きがあんなことになろうとは..........

 

 

暇!

 

 

俺達はババ抜きを黙々と進めていた........

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「よし!やっと揃ったー!あ〜がり!」

 

「うわクッソ!」

 

黙々とやっていたババ抜きを1番であがったのは、

そう、かずまだった......。

 

「お前なんでこういう時だけ運が良いんだよ。ガチャ運ないくせに。」

 

「うっ、うるせーな!」

 

かずまはガチャ運はないのに毎回こういう時だけはホントに運がいい。

ホントなんなんだこいつ..........。

 

「後は俺と、勇吾と、提督か。よし、じゃあ続きやろう。」

 

かずまがあがったことにより止まっていたババ抜きが再開される。

 

さっきまでは、かずま→俺→勇吾→提督の順でトランプを引いてたんだが、かずまが抜けたから俺→勇吾→提督の順に変わった。

 

「ど〜れひっくかな〜」

 

俺はどれを引くかと勇吾の持っているトランプの上で手を動かしながら言う。

 

「早くしてくれ。」

 

勇吾はハァ......。っとため息混じりに言ってくる。

 

「はーいはいわかったってー」

 

おりゃっと選んだトランプを引き、何かな〜。という感じで引いたトランプを見る。

すると......

oh......

そこにあったのは『ジョーカー』だった。

 

はぁ!?ヤベー『ジョーカー』引いちゃったよ!勇吾が持ってたのかよクソッ!

 

「ッ!!!?」

 

「提督引かせてくれ〜」

 

「おう。」

 

勇吾は少しニヤケながら提督のトランプを引くいていく。

 

俺は危うく声を出しそうになったが、何とかこらえてポーカーフェイス。ポーカーフェイス。と自分に言い聞かせる。

 

すると俺の番がやってきた。

 

「ほら。引いてー。」

 

提督に早く〜。と言わんばかりに急かされて俺は適当に引く。

すると.......

 

「はい!あがり!」

 

「え?」

 

俺は考え事をしてて枚数も見ないで適当に引いたから提督の残り枚数が1枚だと気づかなかったのだ。

 

「えぇぇぇ!提督あがり!?うわマジか!」

 

勇吾も提督のあがりと言う言葉を聞いて驚いていた。

 

「やった〜。これで勇吾と直哉だね〜。」

 

提督はハハハっと笑いながらそんな事を言ってくる。

 

「そうだな.....。」

 

勇吾もマジかーという感じでつぶやいた。

 

「ん?俺がババ持ってないっていうことは........。」

 

どうやら勇吾は気づいたらしい。

俺がババを持っていることに!

 

「そういう事だ。」

 

俺はニヤリと笑いながら勇吾に言う。

 

俺と勇吾の手持ちは、俺が3枚、勇吾が2枚だ。

俺がババを持っている。

 

「さぁ、再開しようか。」

 

俺が言うと。

 

「あー、しょうがない。再開するかー......。」

 

そう言い合って再開したのだが、ここからが長かった。

 

「あークソ!またババ引いた!」

 

「危ねぇ。」

 

そう、かれこれ20分くらい2人ともババを引き合い決着がなかなかつかないのだ。

 

「まだ決まんねーのか〜?」

 

「ほんとね。」

 

一抜けしたかずまと二抜けの提督が疲れた〜。と言いたそうにずっと俺と勇吾の試合を見ていた。

 

「あーまた!」

 

「ぬぁぁぁ!またか!」

 

そうやって決着がつかないままどんどん時間が進み、かずまと提督はもう寝ていた。

 

「うお!よっしゃぁぁぁぁ!!やっとあがれたぁぁぁぁ!!」

 

そう、大声を張り上げたのは勇吾だった。

 

「クッソ!!」

 

そしてかずまと提督が抜けてから約40分くらいかかった長き戦いは終わったのであった.............




はい皆さん!ゴドちゃん@小説頑張るです!

今回は新しいメンバーが出てきましたねww

一応もう一人出す予定ですので、お楽しみに。ww

それでは、今回も読んでくださりありがとうございました!

まだまだ新人ですがこれからもどんどん頑張って行くので応援よろしくお願いします!

ちなみに一応1週間に短編1つか、これを1話のペースで出して行こうと思ってますww

頑張ります!ww


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最終奥義!!

今回から凄く短いのがあと何回か続きます。

ですが、その分すぐに投稿します。今週は3話くらい短いのが出せればいいと思ってます。

それでは本編どぞ!ww



ブゥン・・・・・

 

小さな道だが、道路には車がよく通っていてその道路の脇にある家に俺達はいた。

 

「じゃあ、♦️7出した人からスタートな〜」

 

「あいよ〜」

 

「わかった」

 

「OK」

 

俺達は今七並べをやっている。

 

七並べは久しぶりだな・・・・俺はそんな事を考えながら床に片足を立てて座る。

 

今は皆でちゃぶ台を囲うような形であぐらをかいたり、正座したりと皆がやりやすい体勢で座り込んでいる。

 

「おっ、♦️7だ。じゃあ俺からな〜」

 

♦️7を出しながら顔が少しニヤける。

 

「う〜ん。じゃあこれ」

 

俺は♦️8を出す。

 

今の俺の手札は♦️が結構あるため、好きな時に出しやすいし止めやすい。

 

「おう。♦️8か、なら俺はこれ」

 

勇吾は♦️9を出す。俺は♦️9、J、Q以外は♦️が全て揃っているという神引きである。

 

「じゃあ俺はこれで。」

 

そう言って出したのはかずまだ。かずまは♠️6を出す。

 

「俺はこれ。」

 

次は提督が出す。提督は♣️6を出した........

 

 

 

俺は『JOKER』と♦️Kと♦️Aを持っている。

 

今の状況は提督とかずまが上がり、"また"俺と勇吾が残っていた。

 

「なんっで!毎回俺と直哉が残るんだよ!!」

 

勇吾は大きな声で喚......失礼。叫んだ。

 

「知らねーよ!俺だって残りたくて残ってるわけじゃねーよ!!」

 

俺も勇吾と同様叫んでいた。

 

そして勇吾のターン。

 

「じゃあ、俺はこれだ!」

 

勇吾はそう言いながら♦️Jを出す。

 

そして俺のターン。

 

俺はもっていたトランプを見て、"『JOKER』"と"♦️K"ではなく"♦️A"を出した。

 

勇吾のターン。

 

「じゃあ俺は"パス"だ。」

 

ん?と俺は疑問に思ったが、そこまで気にはしなかった。

 

そしてまたまた俺のターン。

 

「残念だったな!俺はこれで上がりだ!」

 

俺はハハハ!と高笑いしながら手に持っていた『JOKER』と♦️Kを同時に出す。

 

だが・・・・

 

「あれ?待てよ?置け無くね?」

 

俺は大きな見間違いをしてたようだ。今出ている♦️は

 

♦️A、2、3、4、5、6、7、8、9、10、Jだ。

 

そして、今出てないのが♦️Qと♦️K。

 

そうすると勇吾が今持っているのは♦️Qということになる。

 

つまり、もう『JOKER』の"使い道が無い"。という事だ

 

「ってことは・・・・」

 

「そうだよ!俺の上がりは確定だ!『JOKER』を温存し過ぎたな!!」

 

勇吾は高らかにいや、勝ち誇った様にハハハハハ!大きな声で笑う。

 

「クソがぁぁぁぁ!!」

 

俺は発狂気味に叫び最終手段に出る。

 

「こうなったらもう最終奥義しかないな。」

 

「最終奥義?」

 

俺が言うと勇吾は疑問符を浮べて俺を見る。

 

「そう!これが俺の最終奥義!」

 

『石破!天驚拳!!』

 

という名の台パンである。

 

「コイツ本当に台パンしやがった!」

 

「ハハハ!台パン?知らんな!これは俺の奥義!石破天驚拳だ!!」

 

直哉は大きな声で笑いながら、とても楽しそうにそう言ったのだった・・・・・

 




はい!ゴドちゃん@小説頑張るです!

1週間に1話と言ったのに2週間もかかってしまって申し訳ありませんでした。m(_ _)m

前書きにも書いたとおり短いのが何話か続きますがよろしくお願いします!ww

それでは!今回も読んでくださりありがとうございました!

次話は本当にすぐ出すと思うので今度こそは1週間に1話やってみせます!!



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