オール・ヘイル・ガルバトロン (魂零)
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第1話「破壊大帝の着任」

この小説は艦隊これくしょんとトランスフォーマーのクロスオーバーです。


2010年、地球・・・。

 

地球では、サイバトロンとデストロンが戦いを繰り広げていた。

 

「ハッハッハッハ!どうしたウルトラマグナス?その程度か!」

 

デストロンの新破壊大帝ガルバトロンはサイバトロンシティーコマンダーのウルトラマグナスと一対一で戦っていた。

 

「この程度なら勝ったも同然、ハッハッハッハ!」

 

「・・・いや、勝ったと思うのはまだ早いぞガルバトロン!」

 

「なにぃ!?」

 

その時、サイバトロンを助けに来たプロテクトボット合体戦士ガーディアンがガルバトロンを攻撃した。

 

「グオ!?ガーディアンか・・・ええい!撃て撃て!」

 

ガルバトロンが撃とうとした時、サイクロナスが止めた。

 

「おやめくださいガルバトロン様!そんな事をしたらエネルギーが・・・!」

 

「うるさい!撃て撃て!」

 

サイクロナスの話を聞かずガルバトロンはサイバトロンに向かって撃ち始めた。

戦いは長く続き、デストロンが一方的に押されサイバトロンが勝った。

 

「くそっウルトラマグナス!次こそはお前を破壊してやるぞー!!」

 

ガルバトロンはデストロン軍団を連れ逃げて行った。

 

「・・・ガルバトロン、なぜお前はあんなに狂ってしまったんだ?メガトロンの時はデストロンの中でも偉大な存在だったぞ・・・」

 

そう言いウルトラマグナスは逃げていくガルバトロンを見続けた。

 

場所は変わり、此処は地球の海上空・・・。

 

「・・・ん?此処は・・・」

 

ガルバトロンは何かを見つけた。

 

「ガルバトロン様、どうしましたか?」

 

「・・・お前達は先に戻っていろ、わしは此処に用がある・・・」

 

そう言いガルバトロンは海の中に潜っていった。

 

「・・・?何故か知らんがガルバトロン様の喋り方が優しかったぞ・・・?」

 

サイクロナスは不思議に考えながら惑星ジャールのデストロン基地に戻っていった。

 

そして此処は、今は誰もいないデストロン海底基地・・・。

 

「・・・懐かしいな、確か此処でサウンドウェーブがサイバトロンの情報を探っていて・・・フレンジーが何時もわしの近くに居たな、そして近くではスタースクリームとサンダークラッカー・・・そしてスカイワープが喧嘩をしてたな・・・そういえばセイバートロン星ではレーザーウェーブがわしの帰りを何時も待っていたな・・・全て懐かしい記憶だ」

 

その時、いきなりモニターが光り始めガルバトロンを吸い込み始めた!。

 

「な、なんだ!?吸い込まれる・・・!!」

 

『タ・・・スケ・・・テ』

 

「っ!?モニターが喋っている!!どういうことだ・・・!?」

 

『海ヲ・・・救ッテ・・・!』

 

「海を救えだと・・・!?」

 

『貴方ガ・・・頼リ・・・ナンデス・・・!』

 

「誰だか知らんが、お前はわしが誰だかわかっておるのか!?」

 

『新破壊大帝・・・ガルバトロン・・・!』

 

「わしの名前も知っているとは・・・興味深い!貴様の言う通りモニターに入ってやろうではないか!」

 

こうしてガルバトロンは自らモニターへと入っていった。

モニターに入ると、ガルバトロンは知らない場所に居た。

 

「此処は・・・何処だ?確かモニターに入って・・・わしは何故外に居るんだ?」

 

辺りを見ると、遠くでガルバトロンに手を振っている少女が居た。

 

「ん?人間か・・・なぜわしの姿を見て驚かんのだ?」

 

ガルバトロンは手を振っていた少女に近づいた。

 

「貴方がガルバトロン様ですね?」

 

「お前は誰だ?何故わしの名がわかる?」

 

ガルバトロンが言うと、少女は答えた。

 

「私は特型駆逐艦一番艦の吹雪です、貴方の事は知り合いから聞きました」

 

「知り合いだと?」

 

「はい、貴方の部下レーザーウェーブさんに」

 

ガルバトロンは驚いた、レーザーウェーブが生きていることに・・・。

 

「なんだとレーザーウェーブが・・・!?・・・いったい何処に居るのだ?」

 

「えっと、ご案内します」

 

吹雪が案内した場所は大きな建造物だった。

 

「なかなか大きい建造物だ、わし等トランスフォーマーでも軽々と入れるぐらい大きいわい・・・」

 

「此処は鎮守府と言って私達艦娘の基地のようなものです」

 

吹雪と共に鎮守府の中へと入ったガルバトロンは一つ吹雪に質問した。

 

「吹雪とか言ってたな、お前がわしを呼んだのか?」

 

「はい、レーザーウェーブさんに言われとある装置で呼んだんです」

 

話していると、「執務室」と書いてある扉の前に到着した。

 

「レーザーウェーブさん、ガルバトロン様が来ました」

 

『わかった、入っていいぞ』

 

吹雪に続いて執務室に入ると、そこには防衛参謀レーザーウェーブが立っていた。

 

「ガルバトロン様・・・!また会えて私は嬉しいです・・・!!」

 

「久しぶりだなレーザーウェーブ・・・だが何故お前が生きているのだ?お前はあの時ユニクロンに・・・」

 

「はい、ご説明します・・・」

 

ユニクロン戦争で戦死したレーザーウェーブは、気が付くと砂浜で気絶していた。

それを吹雪が見つけ妖精を呼んで鎮守府へ運び、明石と夕張に修理してもらい現在にいたる。

 

「ふむ・・・だが・・・わし等は地球の敵だぞ?何故この艦娘共はわし等の味方をするのだ?」

 

「それが・・・どうやら此処は異世界の地球のようで、我々トランスフォーマーは存在しないらしいんですよ」

 

「なに異世界!?なるほど、それなら納得がいく・・・しかし何故わしを呼んだんだ?」

 

「実は・・・ガルバトロン様にこの鎮守府の司令官をやってほしいんです」

 

「司令官だと?・・・ふむ・・・」

 

「(こういう事はレーザーウェーブに任せたほうが良いのでないのか?いやしかし・・・あいつにこの艦娘共を指揮できるのかわからん・・・もしや何時かスタースクリームのような艦娘が現れニューリーダーと名乗るのではないのか・・・!?そういう事はレーザーウェーブよりもわしの方が慣れている・・・よし!)」

 

「良いだろう、艦娘共の司令官になってやろうではないか」

 

ガルバトロンが答えると、レーザーウェーブは嬉しそうに言った。

 

「おおそうですか!ありがとうございます!」

 

「さっそくだがレーザーウェーブ、わしは今から何をすればいい?」

 

「まずこの鎮守府に居る艦娘達の名前を覚えてください、部下を覚えるのは大事ですから」

 

「そうだな・・・ところで鎮守府には艦娘が何人いるのだ?」

 

「3人です」

 

「・・・・3人だと?少なすぎるのではないか?」

 

「実はこの鎮守府出来たばかりらしくて・・・艦娘が3人しか居ないらしいんですよ」

 

「ふむ・・・ではあいつは誰だ?」

 

ガルバトロンは吹雪を指さした。

 

「あの艦娘は吹雪と言って駆逐艦の一人です、真面目で素直で勇敢な艦娘です」

 

「なるほど・・・ではこの写真の二人は誰だ?」

 

「この艦娘達は明石と夕張です、彼女達は主に建造や艤装の修理を担当しています」

 

「大体わかった、では鎮守府に居る妖精と艦娘を全て執務室に呼んで来い、着任式をする」

 

「了解しました、手伝ってくれ吹雪」

 

「はい!」

 

こうして鎮守府に居る艦娘や妖精は全て執務室に呼ばれた。

全員執務室に入ってきたところで、ガルバトロンは言った。

 

「艦娘諸君!わしは今日からお前達の司令官となったガルバトロンだ!艦娘と深海棲艦の戦いに終止符を打つ為に、わしも全力で戦おう!最後に笑うのは深海棲艦ではない、お前達艦娘だ!!」

 

執務室に居た艦娘、妖精達は「ガルバトロン司令官万歳!!」と歓声をし無事着任式は終わった。

これからガルバトロンは艦娘達と共に深海棲艦と長き戦いが続くだろう・・・。

 

 

デストロン新破壊大帝ガルバトロン、着任ス。

 

 

 




次回、お楽しみに!。


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第2話「深海棲艦との戦い」


第2話投稿開始です。


 

新破壊大帝ガルバトロンが着任して早2日、執務室では司令官となったガルバトロンが着々と書類を書いていた。

 

「人間の使う紙は小さくて書きずらいわい・・・」

 

その時、レーザーウェーブが執務室に入ってきた。

 

「ガルバトロン様、吹雪の出撃準備が整いました、何時でも出撃できます」

 

「む、そうか準備できたか・・・先に行っていろ、わしも後で行く」

 

「はい、わかりました」

 

レーザーウェーブは執務室から出て行った。

 

「・・・とりあえずこの書類を書かんと・・・」

 

そして此処は鎮守府正面海域。

レーザーウェーブは空を、吹雪は海を進んでいた。

 

「こちら吹雪、深海棲艦はまだ見つかりません」

 

『そうか、ではもう少し先に進め』

 

「了解、もう少し先に行きます」

 

通信を終えると吹雪は遠くで何かが動くのが見えた。

他の鎮守府の艦娘でもない、黒い物体が動いていた。

そう、あの黒い物体こそが深海棲艦なのだ。

 

「・・・敵発見しました!戦闘を開始します!」

 

さあ戦いだ!。

吹雪は12.7㎝連装砲を撃ち遠くに居た深海棲艦の駆逐ハ級に直撃した。

中破した駆逐ハ級は吹雪に気づき近づいて攻撃を仕掛けてきた。

 

「きゃあ!」

 

吹雪は駆逐ハ級の攻撃が直撃し腕を怪我した。

 

『大丈夫か吹雪?』

 

「ええ・・・ですが腕がやられました」

 

『61㎝三連装魚雷を使うんだ、そうすれば腕は使わん』

 

「わかりました・・・やってみます!」

 

吹雪はレーザーウェーブの言う通りに61㎝三連装魚雷を発射させ駆逐ハ級は撃沈した。

だが遠くから駆逐イ級が3匹近づいて来ていた。

 

「うそ・・・このままじゃやられる・・・!」

 

『緊急事態だ吹雪、駆逐イ級の後ろに戦艦ル級が接近している!』

 

「そ、そんな!」

 

『今すぐ俺も戦闘に加わる、それまで持ちこたえてくれ!』

 

「わかりました・・・持ちこたえます!」

 

吹雪はあと2・3回しか発射できない魚雷を使用した。

駆逐イ級達は撃ち始めるが吹雪はそれを全て避け敵が集まったところで魚雷を発射した。

発射した魚雷は駆逐イ級2匹に直撃し2匹は撃沈した。

 

「あたれぇ!!」

 

狙いを定め3回目の魚雷を発射し駆逐イ級は撃沈、戦艦ル級は小破になった。

 

「フンッタカガ小破程度、ナントモナイワ」

 

戦艦ル級は遠くから吹雪に向かって撃ち始めるも吹雪は砲弾をなんとか避ける。

 

「魚雷の数が少ないけど・・・撃つしかない!」

 

吹雪は少ない魚雷を補充し戦艦ル級に向けて発射させる。

戦艦ル級は装甲でガードするが中破に追いやられてしまう。

 

「・・・マサカ駆逐艦ニコンナ強イ奴ガ居ルトハナ・・・」

 

中破になった戦艦ル級は深海棲艦用の通信機を使い空母ヲ級と通信を開始した。

 

「コチラ戦艦ル級、今艦娘と戦闘中ナンダガ手強イ奴デナ、助ケニ来テクレナイカ?」

 

『ワカッタ、今スグ援軍ヲ連レテソチラニ行コウ』

 

通信を終えた戦艦ル級は再び攻撃を開始した。

吹雪は全力で避けようとするも砲弾にあたってしまい大破してしまう。

 

「くそぉ、これでもくらえ!」

 

吹雪は諦めずに最後の魚雷を発射するが戦艦ル級に避けられてしまう。

 

「(流石に全部は当たらないか・・・だけど魚雷が無くなっちゃった・・・今は腕も使えないし・・・どうすれば・・・)」

 

その時であった、レーザーウェーブがガルバトロンを連れて助けに来たのだ!

 

「遅くなってすまなかったな吹雪、わし等が来たからにはもう安心だぞ」

 

「が、ガルバトロン司令官!来てくれたんですね!」

 

「ナンダアイツ等ハ・・・?我ラ深海棲艦ニ逆ラウトハ馬鹿ナ奴等ダナ」

 

その時、ル級が呼んだ深海棲艦の援軍が到着した。

 

「ル級、アノ艦娘ハワカルガアノ鉄屑共ハ何者ダ?」

 

「ワカラン、ダガ我ラ深海棲艦ノ恐ロシサヲ知ランヨウダ・・・」

 

「ソウダナ、深海棲艦ノ恐ロシサヲ教エヨウジャナイカ!全員撃チ方始メ!」

 

深海棲艦達はガルバトロンを撃つが全く効かないのだ!

 

「トランスフォーム!死ぬがいい!」

 

ガルバトロンは小惑星を木端微塵に出来るSFレーザー砲にトランスフォームする。

SFレーザー砲にトランスフォームし大量の深海棲艦が居る場所へ撃つと、爆発が起き深海棲艦達は爆発に巻き込まれ撃沈していった。

 

「ア・・・アア・・・!?」

 

爆発から逃れたル級とヲ級は現状を見て絶望した。

勝てるわけがない、そう確信した二人は逃げようとしたその時、レーザーウェーブがレーザーガンにトランスフォームし、ル級に狙いを定めエネルギー光線を撃った。

 

「グアアアアアア!!」

 

「ウワアアア!!」

 

直撃したル級は撃沈し、その場に居たヲ級もくらい撃沈した。

深海棲艦に勝利したガルバトロンは吹雪の状態を見た。

 

「すぐに帰還し入渠施設で傷を回復してこい」

 

「わ、わかりました・・・吹雪帰還します」

 

「よしレーザーウェーブ、わし等も帰還して書き途中の書類を全て終わらせるぞ!」

 

「了解しましたガルバトロン様!」

 

夜になり此処は鎮守府の執務室、ガルバトロンは再び書類を書いていた。

 

「やはり小さくて書きずらいわい・・・」

 

その時、執務室に吹雪が入ってきた。

 

「む?どうした吹雪、まだ寝てなかったのか?」

 

「えっと・・・今回は助けていただきありがとうございました」

 

「なんだ、わざわざ礼を言いに来たのか?」

 

「はい、ガルバトロン司令官のおかげで私は生きて帰還することが出来たんですから」

 

「そうか、じゃあ今日はもう遅いから早く寝てこい」

 

「了解しました、では・・・」

 

吹雪は自分の部屋に戻っていった。

 

「・・・あと20枚か、何故書類がこんなにもあるのだ?」

 

その後、ガルバトロンは休みもせず書類を書いていたのは言うまでもない。

 

 

 

 





次回、お楽しみに!。


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第3話「艦娘建造計画part1」


part別れるので少なめです。


 

吹雪だけでは戦力が足りず、また危険な目にあわせてしまうと考えたガルバトロンは艦娘建造計画を開始した。

工廠ではレーザーウェーブが明石達の手伝いをしている。

 

「夕張、ガルバトロン司令官の言っていた通りの資材の数入れた?」

 

「入れたわよ明石、だけどこの資材の数だと出来るのは駆逐艦や軽巡洋艦ね・・・」

 

二人が話しているとレーザーウェーブが二人に言った。

 

「今は誰でも良いから戦力が欲しい、資材も少ないし仕方のないことだ」

 

「ですが鎮守府付近の海域にル級が現れたんですよ?無理矢理に戦艦でも建造しないとこの先勝てません」

 

「俺はそうとは思わん、たとえ駆逐艦や軽巡洋艦であっても戦力には変わりないからな」

 

「そうですか・・・わかりました、ガルバトロン司令官のご命令は絶対ですからね」

 

その時、工廠にガルバトロンが入ってきた。

 

「計画の方は順調か?」

 

「はい、出来るのは駆逐艦や軽巡洋艦かと思います」

 

レーザーウェーブが答えるとガルバトロンは言った。

 

「そうか・・・吹雪だけでは戦闘が難しい、駆逐艦や軽巡洋艦でも戦力は必要なのだ・・・わしはこれから近くにある鎮守府の司令官に会いに行ってくる、お前達留守を頼んだぞ」

 

「了解しました、ガルバトロン様」

 

ガルバトロンは工廠から出て行った。

 

「・・・夕張、二人建造したがどれくらいかかるんだ?」

 

「えーっとですね・・・一人は18分ともう一人は一時間です」

 

「そうか・・・では少し待つか」

 

待つこと18分・・・ついに一人の艦娘が完成した。

 

「皐月だよ、よろしくな!」

 

そう、建造できたのは睦月型5番艦の皐月であった。

 

「明石、彼女は駆逐艦か?」

 

「はい、睦月型5番艦の皐月ですね、幼いですが戦力になると思います」

 

レーザーウェーブは皐月に近づいた、皐月は驚いた顔をしている。

 

「凄いやロボットだ・・・ボク始めてみた・・・」

 

「俺の名はレーザーウェーブ、ガルバトロン様の側近だ」

 

「ガルバトロン様?その人が司令官なの?」

 

「ああ、今ガルバトロン様は出かけており不在だが夜になれば帰ってくるだろう、その時まで待っててくれ」

 

「うんわかった、でも鎮守府の案内はしてほしいな」

 

「良いだろう、ちゃんと覚えておけよ」

 

レーザーウェーブは皐月に鎮守府を案内した。

工廠を始めとし入渠施設や皐月の部屋、執務室と広場そして出撃用の施設を案内した。

 

「そして最後に此処が食堂だ、わかったか?」

 

「うん!ばっちりわかったよ!」

 

「そうか、では自分の部屋で・・・」

 

その時である!鎮守府全体に深海棲艦警報がなった!。

 

『緊急事態!緊急事態!鎮守府正面海域にル級4人こちらに接近中!直ちに戦闘態勢に入ってください!』

 

「・・・どうやらさっそく出番が来たみたいだぞ皐月、直ちに出撃しろ!」

 

「わかった!ボク頑張ってみるよ!」

 

そして此処は出撃用の施設・・・。

施設の中では吹雪が戦闘準備をしていた。

 

「ん?もしかして貴方が新しい艦娘?」

 

「うん、ボクは皐月だよ」

 

「私は吹雪、よろしくね皐月ちゃん!」

 

「よろしく、でもボク達2人で大丈夫なの?」

 

「大丈夫だよ!なんとかなるって!」

 

そして出撃準備が完了した。

 

「吹雪、行きます!」

 

「皐月、出るよ!」

 

2人は出撃し、戦艦ル級達の方へと進んでいった・・・。

 

part2に続く・・・。

 

 





次回、お楽しみに!。


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第4話「艦娘建造計画part2」

今回も少し短いですが見て行ってください。


鎮守府正面海域に出撃した吹雪と皐月は戦艦ル級達の居る海へと進んでいた。

 

「もうすぐ敵が見えてくると思うんだけど・・・」

 

吹雪は双眼鏡で遠くを見ていた、その時だった。

戦艦ル級や他の深海棲艦達が吹雪の双眼鏡に映ったのだ!

 

「敵を発見、直ちに戦闘を開始します!」

 

「よーしボク頑張るよ!」

 

さあ、戦いの始まりだ!

吹雪達に気づいた戦艦ル級達は一斉射撃を開始した。

 

「そんな攻撃当たりません!」

 

吹雪と皐月は砲弾を全て避け12.7㎝連装砲と12㎝単装砲で撃ち始めた。

駆逐イ級2匹は撃沈し駆逐ハ級が皐月目掛けて撃った。

 

「うわっ!?」

 

皐月は小破するも駆逐ハ級に向かって撃ち続け駆逐ハ級は撃沈する。

 

「ヨクモ私ノ部下達ヲ・・・!死ヌガイイ艦娘共!」

 

自分の部下を撃沈され怒り始めた一人の戦艦ル級は吹雪に砲弾を連続で発射した。

だが吹雪は前回の戦いで慣れたのか軽く避け始める。

 

「目標、戦艦ル級・・・撃ち方はじめ!」

 

吹雪は、改良してもらいパワーアップした12.7㎝連装砲で狙いを定め戦艦ル級に砲弾を撃った。

 

「ナニ!?グアアアアアア!!」

 

砲弾に直撃した戦艦ル級は撃沈していった。

だが吹雪の後ろにはもう一人の戦艦ル級が近づいていた。

 

「させないよ!」

 

戦艦ル級が吹雪に接近していることに気づいた皐月はその戦艦ル級を撃った。

後ろに気づいた吹雪は皐月を応戦し戦艦ル級を撃ち続けた。

 

「クソッ!アトチョットダッタノニ!」

 

戦艦ル級は同型2人を呼び撃ち始め吹雪達を火力で圧倒した。

 

「ハッハッハッハ!ドウダ艦娘共?コノ火力ノ威力ハ!」

 

「このままじゃ私達やられちゃう・・・何とかしないと・・・!」

 

その時である!突如謎の艦娘が戦艦ル級の一人を撃ち撃沈させたのだ!

 

「ナニ!?誰ダ!」

 

戦艦ル級を撃沈させた艦娘、それは軽巡洋艦の「川内」であった!

川内は他の戦艦ル級を蹴り飛ばし吹雪達を助けた。

 

「間に合ってよかった・・・レーザーウェーブさんから話は聞いて急いで駆けつけたんだよ?」

 

「え?ということは貴方が2回目に建造された艦娘ですね!」

 

「そういうこと、まあ話はこいつら倒してからにしよ?」

 

そう言うと川内は14㎝単装砲を撃ち戦艦ル級を中破させた。

吹雪達も撃ち始め戦艦ル級の一人は撃沈し、戦艦ル級は後1人になった。

 

「・・・!エエイ覚エテイロヨ!必ズ復讐シテヤルカラナー!!」

 

そう言って最後のル級は撤退していった。

戦いが終わり川内は言った。

 

「私は軽巡洋艦の川内、これからよろしくね」

 

「こちらこそよろしくお願いします!川内さん!」

 

こうして3人は鎮守府へ帰っていった。

此処は鎮守府、吹雪達が帰還するとガルバトロンが立っていた。

 

「よく頑張ったなお前達・・・お前が皐月だな?」

 

「うん、よろしくね司令官!」

 

二人が握手をしていると一体の謎のロボットが立っていることに吹雪は気が付いた。

 

「あの・・・あの赤いロボットは司令官のお知り合いですか?」

 

「ん?ああ、紹介しよう」

 

ガルバトロンは赤いロボットに近づき言った。

 

 

 

 

 

 

 

「こいつはコンボイ、わしの敵だった奴だ」

 




次回、お楽しみに!




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第5話「建造記念パーティー」

少し遅くなりましたが投稿完了です。


深海棲艦との戦闘に勝利し鎮守府へ帰還した吹雪達を他の鎮守府に行っていたガルバトロン司令官が向かえた。

するとその後ろには見覚えのないトランスフォーマーが立っていた。

そのトランスフォーマーはガルバトロン司令官の敵であり、サイバトロン総司令官コンボイというものであった。

 

「ガルバトロン司令官の敵だった方・・・ですか?」

 

「ああ・・・こいつは元々サイバトロンの総司令官だが、今はこの世界で艦娘の司令官をやっているらしい」

 

ガルバトロンが説明するとコンボイは言った。

 

「まさかメガトロン・・・いや、今はガルバトロンだったか?こうして艦娘の司令官をやっていると聞いた時は私も驚いたよ」

 

「ですが・・・どうして敵同士なのに今一緒に居るんですか?」

 

吹雪が質問するとガルバトロンは答えた。

 

「以前は敵同士だったが今は同じ艦娘の司令官だ、少し休戦しようと言うことになって一緒に居るんだ」

 

「なるほど・・・」

 

「さてコンボイ、今から皐月と川内の建造記念にパーティーをしようと思うんだがお前も参加するか?」

 

「私もか?そうだな・・・よしわかった、では私の艦娘達も参加して良いかな?」

 

「ああ良いとも、レーザーウェーブ!妖精達とパーティーの準備をするぞ!」

 

こうして皐月と川内の建造記念パーティーの準備が開始された。

レーザーウェーブは椅子やテーブル準備し、妖精達は料理を作っていた。

その時、コンボイが艦娘達を連れてやってきた。

 

「来たかコンボイ、そいつらがお前の艦娘か?意外と少ないのだな」

 

「実は私も司令官になったばかりでな・・・お前の鎮守府と同様に艦娘は少ないんだ」

 

するとコンボイの艦娘達が自己紹介を開始した。

 

「どうも初めまして・・・私はコンボイ司令官の秘書艦、赤城です・・・よろしくお願いします」

 

「私は電なのです・・・よろしくお願いします」

 

「不知火です、どうぞよろしくお願いします」

 

「ボクは最上さ、よろしくね!」

 

艦娘達が自己紹介を終えるとガルバトロンは言った。

 

「なかなか個性的な艦娘達だな」

 

「お前の艦娘達も個性的だがなガルバトロン」

 

「それもそうだな、では少し準備を手伝ってほしいのだが・・・」

 

「わかった、この椅子を運べばいいんだな?」

 

「ああ、わしはテーブルを運ぶ」

 

そして着々と準備が完了し、皐月と川内の建造記念パーティーが始まったのである。

パーティーに参加しているのは妖精達と艦娘達、そしてコンボイとガルバトロンだ。

艦娘達が仲良く料理を食べている中、コンボイとガルバトロンはエネルゴンワインを飲みながら二人で喋っていた。

 

「まさかこうやって一緒にワインを飲む日が来るとは思わなかったぞコンボイ・・・」

 

「私もだガルバトロン・・・しかし良いのか?元の世界ではデストロンがお前の不在で混乱しているのではないか?」

 

「敵の心配をしてどうする・・・?まあ安心しろ、指揮はたぶんサイクロナスがしているはずだ・・・」

 

「そうか・・・それにしてもよくエネルゴンワインなんか作れたな、まさか資源を奪ってきたのか?」

 

「いいや、これはわしの鎮守府の資源を使ったんだ・・・奪ってはいない」

 

その時、レーザーウェーブが新しいエネルゴンワインを調達してきた。

 

「ガルバトロン様、遅れましたが私もパーティーに参加します」

 

「遅かったなレーザーウェーブ、わしの隣に座っていいぞ」

 

「では・・・」

 

レーザーウェーブはガルバトロンの隣に座り、調達してきたエネルゴンワインを飲んだ。

 

「・・・やはり仕事をした後のエネルゴンワインは格別ですな」

 

「お前はよく働くからな・・・たまには休んだらどうだ?」

 

「いえ、この生活には慣れてますので大丈夫です」

 

「そうか・・・だが休むことも大切だぞ?」

 

そう言うとガルバトロンは、エネルゴンワインを飲みコンボイに言った。

 

「なあコンボイ・・・この世界にはまだわしらの他にトランスフォーマーは居ると思うか?」

 

「・・・私は破壊されてこの世界に居た、他のトランスフォーマーが居てもおかしくはない」

 

「そうだな・・・まあ他のトランスフォーマーは今度探すとして、今は飲もうではないか」

 

「それもそうだな、今日はたっぷり飲むか!」

 

コンボイとガルバトロンは長い時間飲み続けエネルゴンワインがなくなるまで飲み、気が付くと朝になっていた。

そしてパーティーが終わった・・・。

 

「スタースクリーム・・・この愚か者めが~・・・・」

 

「アイアンハイド・・・それは私のバスケットボールだぁ・・・・」

 

そう、二人はエネルゴンワインの飲みすぎで寝てしまっていたのだ!

 

「飲みすぎですよガルバトロン様・・・」

 

「どうしましょうこの二人・・・?」

 

赤城が言うとレーザーウェーブは困りながら言った。

 

「とりあえず鎮守府のベットに寝かせておこう・・・赤城達はパーティの後片付けをしてくれ」

 

「わかりました」

 

その後コンボイとガルバトロンは起きたが3日間は頭痛がしたらしい・・・。

 




自分意外とHMのガルバトロンが好きだったりする


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