やはり俺がこんなやつの弟なんて間違っている (さくま@多趣味なフレンズです)
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1話
深夜のテンションのノリで徒然なるままに書いていきます。
お聞きくだされ〜(古
朝
ピピピ・・ピピピ・・
トントン
「おい!もう朝だぞ!起きろ!」
……
「反応なしと。はぁ。入るぞ!」
ガチャ
「やっぱりまだ寝てる。おい!いい加減に起きろ!お前、もう生徒会長なんだろ?いつまで寝てんだ!」
「ん〜…綾鷹?まだ寝かせてよ〜そして生徒会長なんて知りませ〜ん」
「ふざけんなそして毛布を被るな!毎朝毎朝ったく〜。父さんと母さんもう仕事行ったし、飯の支度も出来てるからさっさと降りて来いよな」
バタン
「ん〜…しょうがない起きるか」
……
「やっと起きてきたか。さっさと食べないと冷めちまうぞ。あと、食ったら流しに水張って置いとけよ」
「わかってるって朝からうるさいなあ。なんでこんなのが弟がなんだろ」
「それはこっちのセリフだ。うるさく言われたくなかったら、ちゃんと時間通り起きて飯食え!あっため直さなきゃいけないし、毎朝毎朝こんなこと言う俺の身にもなってみろってんだ」
「別にほっとけばいいでしょ?寝坊したって綾鷹に迷惑かけるわけじゃないし、そうすれば毎朝毎朝こんなこと言う必要もなくなるわけだし」
「そういうわけにはいかねっての!父さん母さんにお前のグータラ癖を直すよう言われてるし、家族にこんなやつがいたんじゃ一色家の名が汚れるっての!」
「何度も言ってるけど、お前なんて呼び方はやめて。ちゃんとお姉ちゃんって呼びなさい」
「お前なんてお前で充分だ。お前外ヅラだけは良いみたいなんだから、中身もそれに伴えよな!」
「あーあーうるさいうるさい!…ごちそうさま!もう行くね」
タッタッタ…ガチャン
「ふう。あ…弁当忘れてるし。しょーがねえやつだなー」
「いろはちゃんおはよー!」「いろはおはー!」
「あ…うん、みんなおはよう」
「どうしたの?なんか朝から元気ないね?」
「うんそれがね、毎朝弟がなかなか起きてくれなくって。まったく、手のかかる弟を持つと大変だよ〜」
「誰が手のかかる弟だって?」
「綾鷹!?どうしてここにいるのよ!?」
「見え透いた嘘までつきやがって、茶の間に弁当忘れてたから持ってきてやったってのに、最低だなお前」
「だからお姉ちゃんって呼びなさいってあれほど…「ねーねー!この子がいろはちゃんの弟!?」「どれどれ!?ほんだいろはに似て美形ー!」
女子高生に囲まれる綾鷹
「ど、どうも…一色綾鷹です///」
「赤くなっちゃって可愛いー!!」「綾鷹くんお菓子食べる?よかったらこれからお姉さん達と遊びに行こっかー!?」
「いえ、こいつに弁当届けにきただけなので///」
「もっと赤くなって可愛すぎるー!!」「いろは、弟くんお持ち帰りしてもいい?ハァハァ」
「はいそこまで!そこ、お持ち帰り禁止!綾鷹ももう行っていいから!」
「いろはちゃーん弟くんに冷たいぞー」「そうだそうだこんなに可愛いのにー」
「知らない!あたし先行くから!」
「あ、待っていろはちゃーん!弟くんじゃあね!今度お姉さん達と甘いものでも食べに行こうね」「待ってったらいろはー!」
つづく。
はい自宅〜学園まででした。
ちょっと口悪すぎたかな?後々のことを考えてこの位キッツイ方がいいかなと思いました。
あと綾鷹のことを知ってもらうためいろはのセリフは少なめにしました。
これから登場人物増やしていきますが、自分の主観で書くので少しキャラ崩壊な面もあるかと思いますが、これはこれで楽しんで読んで頂ければ幸いです。
続いて学園編。書きます。
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2話
「もう綾鷹ったら。ほんと小うるさくてやんなっちゃうます。センパイもそう思いますよね!?あ、雪ノ下さんあたしにもお茶お願いしまーす」
「いきなり部室に入ってきたかと思えば、さも当然のように座って部員のように振舞わないでちょうだい。あと、生徒会はどうしたの?生徒会長に就任したばかりで職務怠慢なんてあまりよろしくないんじゃなくて?」
「あーなんだ。愚痴を言いたくなるのは分かるがさっさと生徒会室に戻れ。なんのためにお前を生徒会長にさせたんだか分からなくなる」
「センパイひどい!ここはあたしにとって心のオアシスなんです!それを奪おうとするなんて権利にセンパイにあるんですか!?」
「オアシスだか権利だか知らんがここは奉仕部の部室だ。そしてお前は生徒会長。おわかり?さっさと自分の持ち場に戻ってくださいませんかね」
「いーじゃないですかー!どうせ依頼なんて大して来ないですし、それよりも今はこの不幸の星のもとに生まれたとっても可哀想な美少女に救いを手を差し伸べるべきだと思うのですよ!」
「誰が美少女だ誰が。まあ依頼が来ないのは確かだし、じゃあ依頼が来るまでだぞ?」
トン(お茶を置く)
「それで、綾鷹くんって言ったかしら?一色さんに弟さんがいたなんて意外だわ」
「会ったことはないが小町と小町にまとわりつくムシと同じクラスらしいな」
「川崎太志くんね。名前はきちんと言うものよ車に轢かれたペチャンコなヒキガエルくん」
「いやお前それ話の前後が合ってないぞ?それにいつにも増して罵倒が酷すぎませんかね?泣いちゃうよ?俺泣いちゃうよ?」
「綾鷹くんに関して言えば一色さんがきちんとした規則正しい生活を送っていればそう怒られることはないんじゃないかしら?」
「無視かい!!」
「まあそうなんですけど、あたしはあたしのやりたいようにやりたいだけなんですー。なのに綾鷹ったら服は脱ぎっぱなしで置いとくなだのご飯中にケータイいじるなだとお風呂のお湯は洗濯の水に使うから栓は抜くなだとうるさいんですよー」
「それは姉弟というより結婚何年目かの夫婦のそれに近いものがあるわね」
「あたしの家両親が共働きで休日の日もあまり家にいることが少ないので、自分たちの身の回りのことは自分たちでしようって最初は分担してやってたんですけど、最近はほとんど綾鷹に任せっきりだったり」笑
「それは一色さんに弟さんを咎める余地はないわね。ようはあなたの体たらくが弟さんをそうさせてしまったのね。我慢なさい。それが嫌ならあなた自身が変わることよ」
「そうなんですよね。でも最近は生徒会の仕事が忙しくて帰るのも遅いし、持ち込みの仕事とか学校の宿題なんかやってると寝るのも遅くなってそのまま朝も起きるの遅くなってー。綾鷹には悪いとは思ってるんですけど顔合わせては喧嘩ばっかりで。なんか上手くいかないんです」
「なるほどなー。一色自身には悪気はないんだが、今の状態では何も改善出来ずただギクシャクしたままってわけか。ふむ」
「はい。。それではあたしは生徒会の仕事があるので失礼します」
バタン
「どう思う比企谷くん?」
「俺たちの出る幕はないだろ。ようは何かきっかけがあれば2人のギクシャクは解消されて晴れて円満な家庭生活を送れるというものだ」
「2人は姉弟なのよ?」あきれ
「そうだったな。とにかく、小町にも今の綾鷹くんが一色をどう思ってるのか訊いてみるとするわ」
「お願いするわ」
※由比ヶ浜は三浦達と遊びに行ってるので本日は不在です。
というのは建前で、ほんとは話の半分あたりで由比ヶ浜が登場してないことに気付いて修正するのもめんどくさいので休みということにしました笑
由比ヶ浜もこの件は後に雪ノ下から聞いてると仮定します。
では次は綾鷹視点で。少し寝ます。
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3話
「綾鷹、おはよー」「綾鷹くんやっはろー」
「うん太志おはよ。小町のは何?どこの部族の挨拶だよ」
「これはですねー、将来小町のお義姉ちゃんになるかもしれない由比ヶ浜結衣先輩の挨拶なんだよー。小町もさっそく取り入れちゃいましたー!」
「あ、そ。しらね」
「あら今日はいつにも増してドライだねー。またいろはさんと喧嘩でもしちゃったの?」
「そんなんじゃねっての。ただ、なんであんなのが姉なんだろうとつくづく疑問に感じるんだよ」
「そうなの?こないだ遊びに行った時とか、お菓子とジュース持って挨拶に来てくれて優しいお姉さんだなって思ったよ?」
「あんなのは外ヅラを良くするためにただの技巧だっての。うちに居ても家事は手伝わないし、前はよく取っ替え引っ替えで男と遊んだりしてて夜中まで帰って来なかった日もあったからな」
「あー、でも今は総武高の生徒会長になったってお兄ちゃんに聞いたよ!あと男に対してあざとい事するのも辞めたっても言ってたし」
「生徒会長になったからって家ですることは変わんねえよ。昔はあんなんじゃなかったのに。あんまり遊んでくれなくなったし。。」
「あー綾鷹ってば寂しいんだあ〜!」
「ち、ちげえし///ただ、あいつはしょうもない馬鹿だって言ってんだよ」
「その割にはよくいろはさんの話してくるよね!嫌よ嫌よも好きってやつなんだね♫」
「好きって///んなわけねーだろバーロー!」
「綾鷹ってば動揺しすぎてどっかの名探偵みたいなこと言ってるし♫」
「んだよ2人して///知らん!ちょっとジュース買ってくる」
「あら行っちゃったもうすぐ授業だってのにー」
「まあでも、なんだかんだ仲の良さそうな姉弟って感じだよね」
「うん。小町も、今日はお兄ちゃんに甘えてみよっかな〜♫」
「はは。じゃあ俺も今日は姉さんに甘えてみよっかな!」
「みんなブラコンシスコンだね」
「そうだね♫」
〜一色自宅〜
「ただいまーって。誰もいないんだけどな。さて、あのバカが帰ってくる間に飯作っとくか」
いろは帰宅
「ただいま。あれお父さんとお母さんまだ帰ってきてないの?」
「2人とも夜遅くまで残業だっての。飯出来てっからとっとと食っちまえ」
「後でいい。あたし疲れたし」
「ふざけんな。洗い物まとめてしたいし冷めないうち食べろっての」
「ん。…いただきます」
もぐもぐ
「綾鷹、あんた最近どうなの?」
「別にどうもしねえよ。お前こそどうなんだよ。生徒会ちゃんと出来てんのかよ。なんかよく分からん部活にも顔出してるみたいだし」
「奉仕部はよく分かんない部活じゃないし。あそこは、あたしにとって特別な場所になるかもしれないとこなの」
「どうだか。大方また使えそうな男がいるから、例のごとくあざとく振舞ってんじゃねえのか?」
「っ!!センパイはそんなんじゃないし!綾鷹だからってセンパイのこと悪く言うなんて許さないんだから!!」バン!!
「何も怒鳴ることねえだろ。お前そのセンパイのことが好きなのか?」
「好きとかそんなんじゃない。ただセンパイは…あの場所は…ホンモノなの」
シーン
「本物とか意味わかんねえし。まあその、悪かったよ」
「ううん、あたしも急に怒鳴ったりしてごめん」
「は、はやく食べちまえよな。風呂も沸いてるから冷めないうちに入っちまえ」
「うん。ごちそうさま」
バタン
「…あんなあいつ初めて見た。奉仕部か…」
お昼はコンビニ弁当でした。即席の味噌付けて。
さてずっと険悪かと思われた2人だけど、はたしてどうなることやら。。
ネタもそんなないので、スパッと締めます。
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4話
内容は一色いろはに弟がいたらって話だよー
そんな大層な内容じゃないよー
では書きます〆
朝 チュンチュン (あっちの朝チュンじゃないです)
いろは起床
「ん‥う〜〜ん。今何時?うわあ完全に寝坊だよ。綾鷹起こしにこなかったのかなあ?」
「あれ、ご飯の用意もしてない。変だないつもは綾鷹が作ってくれてるのに、早めに家出たのかな?いやそれでも毎朝朝食の準備はしてくれるし、う〜ん」
「靴はまだある。てことは、はは〜ん綾鷹のやつ寝坊だなあ♫仕方ない、今日はお姉ちゃんが起こしてあげよっかな♫」
コンコン
「綾鷹ー!寝てるのー?早く起きないと学校にーってもう完全遅刻なんだけどさっ。入るからね!」
「寝てる。ほら綾鷹、いつまで寝てんの!起きなさいって!」
「う、う〜ん‥熱い‥頭痛え」
「ちょっ!?なにアンタ顔真っ赤だよ!それに、すごく熱い‥もしかして熱出てんじゃないの!?」
「うっせえなあ‥いいからお前はさっさと学校行けっての」ゴホゴホ
「アンタ置いて学校になんて行けるわけないでしょ!学校にはあたしから連絡入れとくから、今日は休んでなさい!」
「俺に指図すんなっつの‥ゴホゴホ‥大丈夫だっての」
「全然大丈夫じゃないでしょ!とにかく、アンタは大人しく寝てなさい。あとのことはお姉ちゃんがなんとかしとくから」
「‥勝手にしろ」
バタン
「さて、とりあえず何か食べるもの作らなきゃ。こういう時はおかゆがいいのかな?でも作り方分かんないし、ご飯にお湯をかけるだけでいいのかな?あとは梅干しとか載せて終わり?なんか違う気がする‥先輩方に聞いた方がいいよね」
‥‥
「なるほど、ただお湯をかけるだけじゃなくてだしとか調味料で味付けしないとなのね。梅干しはなかったから卵を入れてたまご粥にしよ!」
コンコン ガチャ
「綾鷹、おかゆ作ってあげたから食べなさい」
「いらねえよんなもん。それにお前が作ったのなんてまずくて食えるかっての」
「むっ。ちゃんと先輩方に作り方教えてもらったし味見だってしたんだから大丈夫!」
「わかったよ。いいからさっさとよこせ」
「そんなフラフラな状態で食べれないでしょ。はい、食べさせてあげるから口を開けなさい!」
「///‥ガキじゃあるめえし、んな恥ずかしい真似出来っかよ!いいからさっさと‥ゴホゴホ」
「そんなんで食べれるわけないでしょ。フーフー‥はい、あーん」
「///‥あ、あーん」もぐもぐ
「どう?美味しい?」
「‥しょっぱすぎ、塩入れすぎ。あと米も少しまだ固い。沸騰させたあともちゃんと弱火で煮込まないとだめだろ。お粥くらいまともに作れないのかお前は」
「しょうがないじゃない料理なんてまともにしたことないし、それに頑張って作ったんだから‥」
「‥いいから食べさせろ‥食材が無駄になる」
「う、うん!!」
‥
「それじゃああたしは部屋に戻るけど、ちゃんと寝てないとダメだからね!」
「わーってるよ。その‥りがと」
「ん?なに?」
「ありがと!その‥‥姉ちゃん」
「綾鷹‥うん、こちらこそ♫おやすみなさい」
翌日
「おい!おいこら起きろバカ!いつまで寝てんだ!起きろー!!」
「う〜ん、なによ綾鷹〜まだ寝かせてよ〜」
「ダメだ!タイムオーバー!待った無し!はい起きた起きた」
「(治って元気になってくれたのは嬉しいけど、あーあ、寝よ)」
「って!布団を被るな!!落とすぞ!国語辞典から家庭の医学からバーベルまで力の限り落とすからな!」
「夢の中へ〜夢の中へ〜行ってみたいと思いませんか〜ふふっふーん♫」
「思わねえよ!!今度は叩く!よく晴れた天気の下干してある布団を叩くように思いっきり叩いてやる!!」
そんなこんなで、またバカなこいつとの慌ただしい一日が始まる。
やはり、俺がこんなやつの弟なんて‥まあ悪くわないかな。
終わりです。
書きたいことが書けたので満足です。
せんぜん小説とも呼べない陳腐なものですが、書くのはすっごい楽しいし、また何かネタがあったら書きたいです。
ではさよなら。
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