IS ~織斑一夏に次ぐ男~ (ゆけむり)
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もうやだ・・・

どもども、かなり意思の弱いゆけむりです。


「あー、めんどくせえ」

やあみんなこんにちは。俺の名前は風切 峰斗(かざきり みねと)、ごく普通(剣道、空手、柔道などの武道は全国大会で圧倒的な差をつけて優勝できるレベル、剣術免許皆伝、古武術免許皆伝、その他武術達人級)の中学三年生!そして進路も決まってるんだぜ!これ勝ち組じゃね?

さてそんな俺は今俺○イルの主人公にして俺が一番尊敬している男性キャラクターの比○谷○幡のように死んだ魚のような目になっている。何それ、DHA豊富なのかよ俺の目。まあいいや

それで、何故そんな目になっているのかと言うと、今日国を上げての一斉IS適性検査(男子限定)が行われるからだ。

ちなみにISというのは、インフィニット・ストラトスというのが正式名称で俺も詳しくは分からないが何でも外宇宙での活動を目的としたパワードスーツみたいなものらしい。今ではその用途から外れてオーバーテクノロジーな最凶の兵器になっている訳だが。

とまあそのISなのだがとてつもない大きな欠陥があるのだ。

其れは女性しか操縦できないことだ。

ならば何故今日男子限定のIS適性検査があるのかと言うと、俺たちと同学年の織斑一夏という男子がISを動かしてしまったらしい。そして男性でもISに乗れる可能性がある!と政府の人間どもも狂喜乱舞。全国一斉のIS適性検査が行われたのであった。

全くもってはた迷惑な話である。9割9分9里ありえない話ではあるが、万が一いや、億が一でもあってしまった場合保護を目的として強制的にIS学園という完璧なる女子高に放り込まれることになるのだ。しかしそれだけならまだいい。今現在の俺たち、つまりこの時期の中学三年生はもうほぼ進路が決まってしまっている。中にはどうしても行きたい高校に受かるため1年間必死になって勉強した奴もいただろう。

しかしISの適性が出てしまえばその努力も水の泡である。

なのでごく一部の男子を除いてほとんどの男子は適性が出るな!と強く思っている。

ちなみにごく一部の男子とは、ISの操縦に対して興味があるのではなく、構造について興味があるやつらだ。

まあ、彼らの通称はメカヲタ軍団(メカニック系ヲタク軍団の略)と呼ばれこの学校では慣れ親しまれている。基本いい奴らだからな。たまに言ってることがわからなくなる時もあるけど。

「はーい、では次の人~」

全くもってやる気のない女性の声。

「俺の順番か」

さてとうとう俺にも順番が回ってきてしまいました。

やだなー、触りたくないなー、帰りたいなー。

「そんじゃ、これに触って」

女性が指示してきた。

「わかりました」

目の前のIS(打鉄と言うらしい)に俺は恐る恐る手を伸ばした

えっ?今の気持ちそりゃあんた・・・・

(適正よ!

出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな出るな!)

こんな気持ちだよ( -ω- `)フッ

そして俺の手がISに触れた瞬間俺は光に包まれ次の瞬間にはISを体に纏っていた。

 

 

 

 

 

 

もうやだ・・・ミネト、おうち、かえる




設定を見直させて頂きました。
具体的には
冒頭の武道に関してです。段位について私の勉強不足によりありえない段位になっている事に対して指摘をして頂きました。
なので主人公は有段者ではなく全国大会で圧倒的な差をつけて優勝できるレベルに変更させていただきました。
行動を起こすのが遅すぎてすみませんでした。
ご注意感謝します。


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何故俺まで・・・

休みは素晴らしい


さて、あれから時は過ぎ俺も今は新入生となっていた。

 え?どこの新入生かって?

 もちろん希望通りの高校さ・・・、なんて言おうと思っていた時期も俺にはありました。

 ああ、そうだよ!俺はあの適性検査でISを動かして強制的にIS学園に放り込まれたよ!ドチクショウ!

 そんでもって今俺は教室にいる訳だが・・・

 

 

 どこを見ても女、女、女、男、女、女、女。

 てか織斑一夏とやらは同じクラスのようだ。

 とりあえず一発ぶん殴ってこようかな?えっ?理由?そんなもん言われのない理不尽に決まってんじゃん。確かに奴もここに来たくて来たわけではなさそうだからね。同情する余地はある。でもね俺が進路を強制変更させられた原因なのもまた事実。

 よってギルティ!有罪!

 はっ!自己中?なんとでもいえ。

 と、まあ、そんなどうでもいい事を考えていると、

 「・・・君、お・・む・・君、織斑君!」

 「はっ、はい!」

 織斑一夏の自己紹介の順番が回ってきたらしい。

 「大きな声出しちゃってごめんね?でも、「あ」から始まって今「お」の織斑君の順番なんだよね」

 涙目で謝ってる山田摩耶先生マジ癒しですわー。

 そんな関係ないことを考えていると、話が進み織斑一夏が自己紹介するらしい。興味無いけど。

 「織斑一夏です。」

 知ってる。

 他にはないの?的な期待の眼差しが織斑一夏に降り掛かった。

 数秒の沈黙。

 その沈黙を破ったのは織斑一夏だった。

 「以上です!」

 ガタタッ

 ものっそい勢いで周りの女子がコケましたよ。びっくりした。

 てかなんか織斑一夏がキレーなおねーさまにぶっ叩かれてるし。

 はっ!ざまぁ!

 おっと今発覚したのはあのお方は表舞台では世界最強と言われている織斑千冬さんらしい。

 一気に教室がうるさくなったな。

 耳栓持ってくりゃよかった。なんて耳を抑えていると。

 なんと自己紹介の白羽の矢がこちらに立った。

 「そうだな、時間も押しているしとりあえず風切、お前だけでも自己紹介をしろ」

 「マジすか?」

 「マジだ」

 うわーマジか。めんどくせー。

 やっぱり家に引きこもれば良かったー。

 「めんどくせえ」

 つい口がこうツルッと、まるで心太のように滑ってしまった。

 「何か言ったか?」

 「な、何のことっすか?」

 「まあいい、とっとと自己紹介しろ。」

 「はい」

 大人しく従うか。

 「風切 峰斗です。嫌いなものはISと女尊男卑間に受けてる馬鹿な女性と日本政府とまあ後はこの世に溢れる理不尽かな?以上」

 と言い座ろうとした瞬間、

 ヒュッ

 攻撃がきた。

 そして俺はつい条件反射でその攻撃を止め投げ飛ばしてしまった。

 やべ(・ω<) テヘペロ

 スタッ

 「私の攻撃を止めさらになげとばすとはな」

 「ナ、ナンノコトデスカ?」

 俺は目を全力で逸らしています。

 何故かって。

 完全に目を付けられたからだよ。

 「ふん、まあいい。」

 よかった、見逃して貰えた。

 ほっと一安心。

 なんか織斑先生が言っていたけどまあ気にせずガンバロー、オー

 そしてホームルームは終わり現在休み時間。

 さてここで俺の選択肢はいくつかある。

 一つ目、惰眠を貪る

 二つ目、お昼寝をする

 三つ目、仮眠を取る

 四つ目、目を閉じ脳を休める

 五つ目、もうストレートに寝る

 どれにするか考えていると・・・てっ、おいそこ全部同じとか言うな。本当の事でも。

 「よう」

 急に織斑一夏に話しかけられた。

 てか”よう”ってなんだよ。

 ラブでライブなサンシャインの渡辺さんか?

 それとも、動物とおしゃべりが出来るフレンズの春日部ちゃんか?しかもお友達になった動物の能力が使用可能になる特典付きの。

 ちなみにこの二人に共通することはズバリかわいいところだ!ここ、テストにでるよ!

 「なんだよ」

 ちょっと無愛想にそう返した。

 「いや、ほら男は俺たちだけだからさ、俺は織斑一夏改めてよろしく」

 手を差し出してきた。

 「これはこれはご丁寧にどうも。でもでも俺は君とよろしくする気はいっさいがっさいないからもう話しかけんな」

 満面の笑顔を顔に貼り付け盛大に毒を吐き出した。

 なんか若干織斑一夏がたじろいだ。

 でも毒も吐きたくなるよ。

 だってわざとじゃないにしろ俺が志望校に行けなくなった原因の1人だよ?そんなのよろしく出来るわけがない。

 キーンコーンカーンコーン

 おっと授業開始の合図だZE!

 

 えっと?話が進んで授業中?

 

 なんかこの時間でクラス代表なるものが決めれるらしい。

 まっ、俺にゃ関係ないがな!

 織斑先生が自推他推は問わないとか言ったら周りの女子が織斑一夏を推薦した。

 悪目立ちしといて正解だったな。うん

 「なっ、お、俺!?」

 織斑一夏は驚いていたが俺には関係ない。

 その後セシリアお嬢さま(笑)が原作通り異論反論などしていたが・・・

 っておい作者!めんどくさいからって内容省くなよ!あと原作ってなんぞや!てか作者って誰だ!?

 「決闘ですわ!」

 「おう!四の五の言うよりわかりやすい!」

 というように売り言葉に買い言葉。決闘の約束をしていた。

 しかしそれだけではなく

 「それでは1週間後第三アリーナにて模擬戦を行う。せっかくだもう1人の男の実力も見せてもらおう。風切お前も参加だ」

 「はあ!?何故俺まで!今回の決闘はそこの一人目と女尊男卑を間に受けたバカなお嬢さま(笑)が勝手にいいだしたことでしょう!?」

 「なに、お前の実力が見たいだけさ、勝っても負けても何も言わない」

 「だとしてもですよ」

 諦めがちにため息を盛大に吐いてしまった。

 

 

 

 はあ、何故俺まで・・・

 

  

 




次回、主人公の専用機登場!オリジナルの機体です!基本チートかも知れません。


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胸糞悪い・・・

皆様からのご注意本当に感謝します。


 いやはやまさかあの全くもって関係の無い俺が決闘に参加させられるなんてな。とりあえず一言

 なんて日だ!

 「上条さんあんたはこれ以上の不幸を体験してんのか?それなら超尊敬するわ」

 俺は今指定された自室に向かって歩きながら愚痴を呟いている。

 ちなみに俺はもともと自宅から通学するはずだったのだが要人保護プログラム?だかで強制的に寮に入らされた。

 ちなみに荷物は織斑先生のご好意で必要最低限なものは取り寄せてくれたらしい。

 他に必要なものは後日自分で取りに行け、だそうな。

 

 それにしてもやはりこの学園の敷地は広いな。

 何せ案内用の地図がある程だ。

 普通の高校には無いぞ。たぶん。

 そんなことを考えていると。

 「ここか・・・1072」

 ポケットを探り教室で山田先生から渡された紙を見る。

 そこには1072と書いてある。

 間違ってはいないようだ。

 しかし事故があってはいろいろとめんどくさい。

 そのための保険は掛けておかねば。

 コンコンコン

 まずはノック。

 しーん

 返事はないようだ。

 続いて、

 ガチャガチャ

 ドアノブのチェック。

 鍵はやはり開いていない。

 大丈夫なようだ、では気を取り直して・・・

 ガチャッ

 鍵を開け中へ突入!!

 「おお!!」

 部屋が広い!しかもベッドが二つ。それに作りがしっかりした机にシャワールーム完備!クローゼット等も申し分ない広さ!キッチンも簡易的ながら設置されている。

 「うわー結構金掛けてんな!」

 さっきからテンション上がりまくりだぜ!

 そして落ち着くまで数分かかり今は落ち着いて荷解きをしている。

 「本当に必要最低限なものしかないな」

 届けられていた荷物を確認するとその中には、衣類とスマホの充電器だけだった。

 「ま、ありがたいと言えばありがたいか」

 

 

 一通りの荷解きが終わり夕飯を食べ、シャワーも浴び今はまったりしている。

 しかしその平穏もつかの間だった。

 ドンドンドン

 ドアが急に叩かれた。

 「だ、誰かいるか!?いるなら助けてくれ!」

 この声は織斑一夏だ。

 それにしても慌てすぎではないか、何かあったのか?

 でも何故だろう嫌な予感しかしない。

 居留守を使うか?いや待て、ここで奴に、織斑一夏に貸しを作っておけば後々面倒事を押し付けるのに役に立つのではないか?

 思考することコンマ一秒。

 ガチャ

 俺はドアを開け

 「入れ」

 織斑一夏を匿ってやることにした。

 

 

 そして織斑一夏を部屋に入れて数秒後

 ガンガン

 おいこら人の部屋のドア壊す気か!

 「一夏!いるのは分かっているんだ!覚悟して出てこい!」

 「と、仰っているが?」

 「いやいや!この状況で出てけと!?」

 「いやだって外うるさいし、アンタの命で俺の平穏が守られるなら安いもんだろ?」

 「全然安くねえよ!」

 「ハア、じゃあこうしよう一旦外のやつを中に入れるその際アンタはしっかり外のやつと和解しろ。わかったか?」

 「あ、ああ」

 織斑一夏が頷く。

 「そんじゃ開けるぞ?」

 「頼む」

 俺は心の中でカウントする。

 3・・・

 2・・・

 1・・・

 ガチャ

 「天誅!!」

 ドアを開けた瞬間竹刀を持った女に切りかかられた。

 遅い、これなら簡単によけれるな。

 でも、それじゃつまらない。

 だから・・・

 ガッ

 頭にそこそこ鋭い一撃が入ったが痛くも痒くもない。

 「さてこれでお前に手を上げても俺の正当防衛は成立すると言うわけだな」

 わざと受けたのはこれが理由だ。

 「お、おい風切何言ってんだよ?」

 織斑一夏が困惑している。

 「いや、そのすまない。わざとではないんだ」

 目の前の女、篠ノ之箒はバツが悪そうに頭を下げた。

 「ふざけるなよ?謝れば済むと思ってんのか?思ってんならお前剣の道はもう捨てろよ」

 「なっ!」

 「おい風切!言い過ぎだろ!」

 織斑一夏が激昂してくる。

 しかし

 「だってそうだろ?お前は今人を殺そうとしたにも関わらず自覚がないんだから」

 「な、何を言っている?」

 「はあ?分かんねえの?今お前が持ってんのは竹刀だけどな、もしそれが真剣だったらどうなってんだ?」

 「っ!!本当にすまなかった。」

 「そう思うなら剣を捨てろ」

 「そ、それは出来ない」

 「そうかよ」

 そこで俺は一拍おいて

 「再起不能にしてやる」

 そう言うと同時に俺は篠ノ之箒の腹部に挨拶替わりに軽いジャブを御見舞する。

 「ぐはっ、」

 体重もなにも乗ってないジャブなのに篠ノ之箒は吹っ飛んで廊下に転がった。

 「おい、立て」

 転がった篠ノ之箒に向かって言った。

 「まさかほんの挨拶がわりのジャブで気絶かよ、だらしねえな」

 「おい!風切何やってんだよお前!」

 「何って正当防衛だよ」

 悪びれず言い放った。

 「やり過ぎだろ!確かに箒にも非があったけど、それでも殴ることはねえだろ!」

 「ああもういいや。お前も仲良く寝てろ」

 そういった次の瞬間織斑一夏の腹部に拳をめり込ませた。

 「な・・ん・・・で」

 そして織斑一夏は崩れるように倒れた。

 「ちっ、気分わりい」

 そう言い捨てて俺は部屋に戻った。

 

 

 ほんとに胸糞悪いな・・・

 

 

 

 




すみません。今回は専用機出ませんでした。てか出せませんでした。ほんとにすみません。


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よろしくな・・・

タグを少し変更しました。
一夏との関係ははじめは少しオリ主の方から毛嫌いしていましたがこれからはある程度良好な関係を築かせたいと思います。


 寝覚めが悪い。

 昨日のことだが冷静に考えるとやりすぎたな。

 流石に謝っておくか。

 昨日の事件に関して改めて考えた俺はこのような結論に至っていた。

 そもそも人間というのは完全な生き物ではない、だから感情的にもなるし周りが見えなくなってしまう。

 その事は修行時代・・・いや今も修行は怠ってないけど、嫌という程知っていたつもりなのに昨日は感情的になり過ぎた。

 やっぱり俺もまだまだ修行不足のようだ。

 「はあ、とりあえず飯行こ」

 ため息をつき一人そう呟いた。

 

 

 それから時間が少し過ぎ今俺は教室で織斑一夏と篠ノ之箒を待っている。

 ガラッ

 「あ、織斑君篠ノ之さんおはよー」

 「おりむーしののん昨日はだいじょーぶだったー?」

 「ああ、もう大丈夫だよ」

 「すまない、心配かけたな」

 うっ、なんかスゲー罪悪感。

 ええい、漢、峰斗決心はしただろ!

 俺は織斑一夏と篠ノ之箒に勇気を出して話しかけた。

 「織斑一夏、篠ノ之箒少しいいか」

 やべ、ぶっきらぼうになっちまった。

 「なんだよ」

 「何のようだ」

 流石に昨日の今日で警戒されても仕方ない。あちらにも非があると言っても昨日のは俺が悪いんだ。

 「あー、その、だな。昨日の事なんだが」

 ビクッ

 二人の肩が少し跳ね上がる。

 「すまなかった!」

 俺は頭を下げた。

 「謝ったから許してくれとは言わないただ自分の中で昨日はやりすぎたと思った。だからそのけじめとして二人にしっかり謝りたかった。昨日は本当にすまなかった!」

 やべえ、超恥ずかしい!

 今すぐ穴があったら入りたい!

 「「・・・・・」」

 あれ、何で無言なの?

 少し顔を上げ織斑一夏と篠ノ之箒を見る。

 すると、驚いたような顔をしていた。

 「なんでそんなに驚いたような顔してるんだ?」

 その一言で織斑一夏と篠ノ之箒は我に返った様で。

 「あ、いや、昨日はこちらも悪いんだ、だから顔を上げてくれ」

 「急に押しかけたのは俺たちだもんな。こっちの方こそごめん!風切!」

 なんか向こうまで頭を下げてきた。

 「あー、そうだなじゃあ今回は互いに非があるということで水に流さないか?」

 「えっ、いいのか?」

 「ああ」

 「そうか、じゃあもう気にすんのはやめようぜ。風切!箒!」

 「うむ、そうだな」

 「おう」

 こうして何とか俺は和解を果たした。

 

 

 あの和解から数日後、とうとう来てしまった決闘の日。

 ちなみにあの和解の日から多少なりとも織斑一夏と話をするようになった。

 話してみると気さくでいい奴だった。

 それと同時に織斑一夏に悪意を向けていた俺が馬鹿らしくも思えた。

 もともと織斑一夏も被害者なのだ。それなのに自分の感情を優先してしまった。そんな自分に嫌気がさす。

 本当に最近たるんでいたな。

 また一から自分を見直すか。

 織斑一夏との出会いに感謝しなければな。

 自分が成長できるきっかけになってくれたのだから。

 さて話は逸れてしまったがこれから1週間前に決まった決闘が始まるのだが。

 俺と織斑一夏には専用機がとどくらしく、今はその到着を待っている。

 すると山田先生がやって来る。

 「織斑君!風切君!お二人の専用機が届きました!」

 やっとか。

 「そうですか。ならとっとと試合をしましょう。相手も待っているようですし」

 モニターをみて見るとそこには青い機体を身に纏ったお嬢さま(笑)改めセシリア・オルコットの姿が映っていた。

 「分かりました。では風切君、織斑君、こちらへ」

 「「はい」」

 山田先生に案内されやって来た場所には・・・

 

 

 

 白を基調とした機体と

 黒に近いグレーの機体が

 あった。

 

 

 「まず織斑君ですが、こちらの白い機体、『白式』です。」

 「白式・・・」

 織斑一夏は白式と呼ばれた機体を眺めながら呟いた。

 「そしてこちらが、風切君の専用機になる、『万鉄(ばんてつ)』です」

 「万鉄・・・か」

 峰斗もまた呟いた。

 「ちなみに万鉄の方ですが打鉄の発展機になっています」

 山田先生の補足説明が入る。

 「それでは風切君準備をお願いします。織斑君の方はもう少し調整をするので」

 「分かりました」

 俺は頷いた。

 

 (あまり嬉しくはないが・・・まあ)

 

 

 

 

 

 

 

 よろしくな、万鉄。

 

 

 

 

 

 

 

  

 




専用機の名前だけ出ました。
武装だけ説明します。


対物ブレード(形状は刀)世斬(よぎり)
ぶっちゃけIS用の刀。鞘も付いており居合いも使えるとか。

兵皇(へいおう)
IS用の槍。ミステリアスレイディの槍のような特殊なものではない。
名前の由来はその昔中国とかそこら辺で槍は兵器の王と呼ばれていたことから因んで付けました。


光弓(こうきゅう)
IS用の弓。弓自体は実態があるが矢はBT兵器になっており弦を引くと青い矢が現れ離すと飛んでいく。弾数は弓にチャージされているエネルギーによって変わる。
満タンにしておけば千発くらいは撃てる・・・という噂。



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場違いだろ!

やっとこさのド下手な戦闘シーンの回です


 

 「準備は宜しいでしょうか風切君?」

 「ええ、いつでも大丈夫です」

 俺は今万鉄を纏いカタパルトに乗って待機している。

 「それでは自分のタイミングで発信してください」

 「了解しました」

 少し目を瞑りすぐに開く。

 「風切峰斗、万鉄、出ます!」

 そう言った瞬間結構なGが体にかかった。

 そして俺はピットから射出された。

 

 

 

 

 

 射出されたあと姿勢を安定させて相手の正面に浮上する。

 「こいつの到着が遅くてな。待たせた」

 「いえいえお気になさらず。逆に逃げずにこの場に現れたことを褒めて差し上げますわ」

 「はっ、そりゃ光栄なことだ」

 やはりこちらを甘く見ているな。

 それなら・・・

 

 

 

 まず負けないだろう。

 

 

 

 『それでは試合を開始しますので位置に着いてください』

 アナウンスが入る。

 すると

 ”警告、敵機にロックオンされています”

 セシリア・オルコットの方を見るとこちらに大型ライフルの銃口をこちらに向けていた。

 『それでは・・・

 

 

 

 

 

 始め!』

 合図とともにライフルが火を吹いた。

 なるほど光学兵器かそれなりに早いな。

 だが峰斗は体を少し横にずらすだけで回避した。まさに紙一重で。

 しかし少しだけシールドエネルギーが減っていた。

 なるほどある程度の熱量があるからか。紙一重での回避はやめた方がいいな。

 こうして思考している間でも攻撃は続いていた。

 その全てを峰斗は躱していた。

 「避けるのは上手いようですわね。」

 「そりゃあんだけ単調な攻撃、当たる方が一苦労だ」

 「なっ!何ですって!」

 「だってそうだろ。あんだけ回避先限定されるような撃ち方されれば誘導されてることに気がつくし、それにハイパーセンサー?だっけ、これってまじ便利だな。ここからでもお前の視線がよく見える」

 「そうですか・・・ではこれでも同じことが言えまして!」

 すると4基のアニメなどでよく見るビットがこちらに向かって飛んできた。

 そして峰斗を囲むように配置され”峰斗の反応が一番遅くなる位置にある”ビットがビームを撃ってきた。

 そこからは峰斗の防戦一方に見えた。

 しかし一概にそうとも言えなかった。

 (何故あいつは動かないんだ?こちらの攻撃を誘導しているのか?それとも・・・)

 はっ、と峰斗はあることを思い出した。

 (なるほど・・・仕掛けるなら今か)

 そう考えてから動くまでそこまで時間を使わなかった。

 「本当に避けるのだけは得意な様ですわね。何故当たらないのかしら?」

 自分が優位にいると勘違いしてこちらを見下してくるセシリア・オルコット。

 「ま、大体見切ったからそろそろ攻めますか」

 と軽い調子で武装の一つ”世斬”を展開する。

 「笑止ですわ。まさかこの私に近接武器を選ぶなんて」

 「そうでもないさ。今のお前ならこいつ一本で十二分だ。お前には贅沢すぎる」

 そう言うと峰斗が消えた・・・ようにセシリアには見えた。

 気がつくと峰斗は既に眼前にいた。

 先ほど展開していたブレードを振り抜いた状態で。

 

 

 ビー!勝者、風切峰斗!

 

 

 この時点で周りのものはセシリアは何故ボーッとしていたのだろうと思った。

 そしてセシリア本人は一体何が起こったのか分からないような顔をしていた。

 こうして訪れた静寂。

 しかしそれをぶち壊したのは

 「あれ?思ってたのと違う。何故一撃で終わったんだ?」

 自分が使用していたブレードを眺めて不思議そうな声を上げている峰斗だった。

 その言葉を聞いてアリーナにいた生徒及び教師陣はこう思った。

 

 

 

 感想が場違いだろ!と・・・




前に紹介した武装が一つしか出なかった。
もっと文章力磨かないとなぁ(しみじみ)


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あのバカは・・・

お久しぶりです。ゆけむりです。


 

 うーん、とりあえず俺勝ったんだよね?勝者って出てるし。

 今峰斗は混乱している。

 試合終了の合図が出たのにまるで会場が凍りついたように皆さん動かない。

 まあいいやそれにしてもあれだな

 「なんか思ってたのと違う」

 自分が振った刀をみて呟くと会場全体がずっこけたように見えた。

 すると、

 『風切、次の試合を始めても構わないか?』

 織斑先生から通信が入る。

 「大丈夫です」

 『分かった、ではその場で待機してくれ、すぐに織斑が出る』

 「了解です」

 織斑先生の言葉に頷く。

 そして待つこと数秒織斑一夏がやって来た。

 「待たせた」

 「そこまで待っていない」

 言葉を交わす。

 そして

 『それでは位置に着いてください』

 アナウンスが入る。

 「風切、絶対手加減すんなよ!」

 いい笑顔で言ってくる。

 「分かった」

 俺は頷きながら位置についた。

 『それでは・・・始め!』

 先に動いたのは一夏だった。

 そして手に持っていたブレードで切りつけた。

 ガキン

 「なっ!」

 「遅いぞ、織斑一夏。あくびが出る」

 一瞬で展開したIS用の槍”兵皇”で受け止めていた。

 「こちらから行くぞ」

 次に動いたのは峰斗だった。

 そこからは一方的な試合になった。

 峰斗が放つ突きは面白いように一夏に当たる。しかし一夏の攻撃は躱されたり、受け流されたり、受け止められたりと全くもって通らない。

 そして

 

 

 

 ビー!勝者風切峰斗

 終了の合図が鳴り響いた。 

 

 

 

 

 「くっそー負けたあ!」

 と一夏が嘆いている。

 「悔しがっている場合ではないだろ、織斑一夏。まだセシリア・オルコットが残っているぞ」

 「ゔっ、そうだった。」

 「まあ、でも俺との試合であいつは殆どの手の内を見せてくれたんだ。所見じゃないだけマシだと思え」

 「・・・でもなあ。俺あのブレード1本だけだぜ?」

 「俺は勝ったが?」

 「ゔっ」

 再度答えにつまる一夏。

 「まあでも相手は経験者、こちらはビギナーなんだ思いっきり胸を借りるつもりで行ってみたらどうだ?勝ち負けとか関係なく、ただ自分を高めるためだけに」

 「それもそうだな。・・・よっし!ありがとな風切!」

 「どういたしまして。それと峰斗でいいぞ一夏」

 「!!分かった峰斗、それじゃ行ってくるぜ!」

 「勝ってこいよ!一夏!」

 「やれるだけの事はやってくるさ箒」

 そう言って一夏は飛んでいった。

 そして

 

 「風切先のオルコットとの試合見事だった」

 「いえ、それほどでも」

 「まさかその年で”相手の意識の合間を縫う”とはな」

 口角を上げてそう言った。

 「さすが織斑先生、気づかれましたか」

 「私を侮るなよ?と言いたいところだが私は知識として知っているだけで実際は出来ない」

 そう言って一息ついて

 「まあ、縫われぬようには出来るがな」

 「それができる時点であなたも大概のバケモノですよ織斑先生」

 「お前には言われたくないな」

 「ひどい」

 「ひどくなどないさ、事実を言っているだけだからな」

 「そうですか、おっ、一夏がビットを落とし始めた」

 「むっ、あいつめ油断しているな」

 「そうですね」

 「えっ?お二人共なんで分かるんですか?」

 山田先生が今まで空気だったが話掛けてきた。

 「俺は雰囲気とかですけど織斑先生は確固たる証拠があるんじゃないですか?」

 「あいつ、さっきから左手を握ったり開いたりしているだろう。そういう時は大体初歩的なミスをするのさ」

 「な、なるほど」

 なるほど、と俺も思っていると、

 「あっ」

 「どうした風切」

 「いえ、ちょっと一夏にビットとは別にあと2基残ってるっての伝え忘れてたんで・・・」

 

 ドカーン!

 

 モニターから爆発音が響いた。

 

 

 そしてもう終了だとおもったやさき

 

 「機体に救われたな馬鹿者が」

 

 一夏のISの見た目が少し変わっていた。

 なるほどファーストシフトか

 運がいいな。

 そこからまた一夏が攻め続けていた。

 そして最後の一太刀が入ると思った瞬間

 

 

 ビー!勝者セシリア・オルコット

 

 

 試合が終了した。

 織斑先生を見るとため息をつきながら”あのバカは・・・”みたいな顔をしていた。

 「全くここまで持ち上げてくれおってあのバカは・・・」

 実際に言いましたよこの人。

 まあいいやでもまさか武装の特性を理解する前に突っ込んでいくとは思わなかったので峰斗もまた呆れていたのは別の話。




とりあえず決闘編は終了しました。次は鈴編かな?


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この日常を守るとしよう。

ども、お久しぶりのゆけむりです。


 

 さて、俺達は今ピットの中で戻ってきた一夏とプチ反省会をしていた。

 「はーい織斑一夏、なんで負けたと思う?」

 「え、えーと・・・何でだ?」

 「「はあ」」

 おっと、織斑先生とため息が被った。

 「織斑先生、この阿呆に説明しちゃっていいですか?」

 「構わん」

 「ありがとうございます」

 と言い一夏の方を向く、そして

 「まず初めにお前が使っていたのは零落白夜であってるな?」

 「おう」

 「それの特性は理解しているか?」

 「特性?」

 一夏が首を傾げる。

 「ああ、それでここからは織斑先生の受け売りだけど零落白夜はISの装甲を突破して相手に絶対防御を発動させて大幅にエネルギーを削るというものだ」

 「なるほど」

 「で、ここで問題なのがそんな攻撃力がタダで使えるはずもなく多大なエネルギーが必要になってくるだろうな」

 「エネルギーが必要・・・まさか」

 「やっと感づいたか。そのまさか、零落白夜は自分のシールドエネルギーを利用してその攻撃力を誇っている、という事だ」

 「なるほど、だから俺は最後負けたのか」

 「そう言うこと。要するに今回の敗因をあげるなら、武器の特性を理解しないまま突っ込んだからってところだな」

 「なるほど」

 「ま、今後は要練習って事だな。それに練習自体は俺も付き合う。今回試してない装備が一つあるからな」

 「そっか、じゃあ宜しくな!」

 「おう、よろしく」

 こうしてクラス代表決定戦は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラス代表決定戦の次の日。

 「と、言うわけでクラス代表は織斑に決定した」

 織斑先生が言う。

 「え、ちょっ!待ってくれ千冬姉!なんで・・・」

 ガン!

 出席簿で叩く。

 「織斑先生だ」

  手厳しい限りで・・・。

 「わ、分かりました。で、織斑先生なんで試合で負けた俺がクラス代表なんだ?峰斗とかいるよな?」

 首を傾げる一夏。

 「俺は勝っても負けても何も言わないから参加しろと言われただけだからなるはずが無い」

 即否定

 「じ、じゃあオルコットは?」

 「私は辞退しましたわ」

 しれっと言う。

 その後も一夏は抵抗を続けてみたがその全てが意味をなさなかったという。

 そして一日も終わりその夜。

「というわけで!織斑くんクラス代表決定おめでとう!」

 一夏のクラス代表決定の祝勝会が開かれた。

 その様子を峰斗は端っこの方から眺めていた。

 すると、

 「お前はあそこに行かなくていいのか風切」

 織斑先生が声を掛けてきた。

 「ええ、まあああ言うのは苦手なんですよ俺は・・・それに・・・」

 そこで止めた

 「それに・・・なんだ?」

 「いえ、なんでも無いですよ。忘れてください」

 「それは無理だな。私は一度気になるとそれを追求したくなる性分でな」

 「嫌な性分ですね」

 苦笑する。

 「まあ、ここで吐き出しとくのもいいかもしれないっすね」

 峰斗は一息ついて、

 「あそこに行けない、いや、行きたくない一番の理由としては後ろめたさ、と言うか罪悪感みたいなものなんですよ」

 「罪悪感?」

 「ええ、俺一夏に酷いことしてしまいましたし篠ノ之にも手を挙げてしまいました。しかも自分が嫌悪しているはずの言われのない理不尽な暴力という形で。その後考えて二人に謝罪もして二人は心良く許して和解できたと思います」

 「なら・・・」

 「でも、それで過去は消せない。俺はあの二人の隣、いや、あのクラスで笑っている資格、とでも言うんですかね、そういうものがないんですよ」

 ふっ、と自嘲気味に笑う。

 「はあ、馬鹿者だな貴様は」

 織斑先生が呆れたように言う。

 「あいつらがそんなことを気にすると思うか?」

 「気に・・・しないんでしょうね、たぶん」

 そこで一息ついて続けた。

 「でも、怖いんですよ。あそこに加わるのが。自分の感情で周りをまた傷つけそうで」

 「はあ、やはり馬鹿者、いや大馬鹿者だな。いいか、風切、失敗するのはお前だけじゃない。人間なら誰しも失敗する生き物なんだ。そうできている。だから人はその度に悩むし壁にぶつかる。でもな人はそこから学ぶ事が出来るんだ。お前だってそうだ風切。今お前は壁にぶつかり悩んでいる。」

 「俺が悩んでいる・・・」

 「ああそうだ、お前の話を聞く限りお前は自分の力の方向性に迷っていると私は感じた。そこでだ教師からのありがたいアドバイスだが。まずは何かを守って見ることから初めて見てはどうだ。少しは変わると思うぞ」

 「何かを守る・・・」

 「それと、他人を頼ることを忘れるな。人は何かしら一人でできるが、それにも限度がある」

 「他人を頼る、ですか」

 「まあ、私に出来るのはここまでだ。後は自分で悩んで足掻いてもがいてそれでもダメなら誰かを頼って自分なりの答えを見つけるといい。お前はまだ若いんだ、時間はある。少なくとも三年ある。だから焦るなじっくり探せ」

 そう言って織斑先生は立ち去って行った。

 すげえ、格好良いな。惚れちまいそうだよ全く。

 「答えを見つける・・・か」

 そう呟いて自分も立ち去ろうとした時、

 「おーい、峰斗ーお前の取材がしたいって新聞部の先輩が」

 「断っといてくれ」

 「えっ、でも」

 「君が二人目の男性操縦者かー、あっ!私は新聞部の黛薫子よろしくね!で、君からもコメントを貰いたいんだけど一言いいかな?」

 「これ、ダメって言うと捏造されるパターンですか?」

 「おお!よく分かってるね!」

 「否定しないのかよ」

 呆れた視線を送る

 「分かりました、一言だけですよ、ひ・と・こ・とだけ」

 「うんうんいいよー。そんじゃお題は”専用機を手に入れて”でお願いね」

 「分かりました。それじゃ・・・

 

 

 

 

 ・・・センヨーキモラエテチョーウレシーッス」

 「凄い投げやりで適当!?」

 黛さんは驚いてる様子。

 「ぷっ、なんだそのコメント」

 一夏が笑う。

 こうして今宵は過ぎていくのだった。

 

 

 

 

 ま、今はこの日常を守るとしよう。

  

 

 

 

 

 

 




風切峰斗と織斑一夏の次回予告?
峰斗「どもー次回予告任された風切峰斗です」
一夏「同じく織斑一夏です」
峰斗「ところで次回予告って何すりゃいいんだ一夏?」
一夏「さあ?」
峰斗「ま、適当にやるか」
一夏「そうだな」
峰斗「えーとこの台本によると・・・」
一夏「えっ、なんだよそれ俺もらってないぞ?」
峰斗「嘘だろ?監督からもらってないのか?」
一夏「へっ?監督って?」
峰斗「お前の後ろにいる方だ」
一夏「後ろって・・・」
くるっ
一夏「げえ!関羽!」
がん!
???「誰が三国の英雄だ」
一夏「いってえー!何するんだよ!千冬姉!」
がん!
千冬「織斑先s、ゴホン、織斑監督だ。わかったな」
一夏「はい」
峰斗「ところで、そろそろ尺無くなってきてるんだけど」
千冬・一夏「なに!」
一夏「ど、どうしよう!千冬姉!」
千冬「織斑監督だ、って落ち着け一夏ここは臨機応変に・・・」
峰斗「ああ!もう!次回はあの方登場!以上!今日の次回予告終わり!」
一夏「ちょっ!峰斗!」
千冬「なぜお前が仕切っている!」
峰斗「しょうがねえだろ!もう尺ないんだから!」
ワーワーギャーギャー
???「ちょっとー!私の紹介少しはしてよ!名前だけでいいからs」


峰斗・千冬・一夏「それではまた次回!」


???「わ、私の活躍にも注目してよね!って結局名前でないんかーい!」



次回あのキャラ登場!


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しねえかなあ(切実)

ども、ゆけむりです。最近は全く投稿出来なかったことお詫び申し上げます。
それと少しタグ変更しました。


 ただ今朝の7時40分。

 俺こと風切峰斗は学食で朝飯を食べ終えまったりしていた。

 それにしてもここのお茶は上手いな。

 食事中に飲んでもいいが食後に飲むと凄く和む。

 「はあ、このまま一日が過ぎて行かないだろうか」

 そんなことを呟きながら和み続けていると、

 「おっ、峰斗!おはよう」

 「うん?おう、一夏に篠ノ之か。朝から二人でセットとはお熱いことで」

 「ば、バカなことを言うな!」

 箒が顔を真っ赤にして峰斗に講義した。

 「暑いって何のことだ?まだ春になったばっかで少し肌寒い時もあると思うけど?」

 まるで『何言ってるんだ?』みたいな顔で返された。

 「「はあ」」

 箒と峰斗は同時にため息を吐いた。

 「篠ノ之お前も大変だな。まあ、めげずに頑張れ」

 そう言って峰斗は席を学食を後にした。

 

 

 

 

 

 教室

 「ねえ、聞いた?」

 「なになに?」

 「転校生の話」

 「えっ、知らないどういうこと?」

 「なんか2組に新しい子が来るんだって」

 「へー、で?情報の出どころは?」

 「本音ちゃん。あの子生徒会に知り合いがいるらしくてそれで聞いたとか」

 そんな会話をしている女子達。

 転校生か。

 そう言えば昔に親父の仕事の事情で連れられてフランスの学校に少しの間だけ通ったなー。その時に面白いやつにあったなー。あれっきり会ってないけど元気かな?

 まあ、その話はいいや。

 それにしても眠いな。昨日アニメを完徹して見てたからそのツケが来たかな?

 よし!寝てよう!

 こうしてHRが始まるまで寝ていた。

 その間に2組に来た転校生が来たらしいが寝ていたため見逃した。

 

 

 ちなみに昨日見ていたアニメは『GANTZ』だ。何故今更そんなものをと思うかもしれないが、ネットを漁っていたら見つけて久々に見たら止まらなくなった次第です。

 それにしてもネギ星人の子供可愛そうだったなあ(しみじみ)

 

 閑話休題

 

 その日の昼休み学食に1人で行くと出入口のど真ん中で仁王立ちをしているつるぺたすとーんなツインテールがいた。

 「なあ、あんたそこでそうしてると他人の邪魔になるぞ?」

 「なっ、そんなこと分かってるわよ!でも私は人を待ってるの!」

 「あ、そ」

 「素っ気な!」

 「いやいや今の会話のどこに興味を持つ要素があると?」

 「誰を待ってるのか~、とかあるでしょ!?」

 「いや、だって俺には関係ないし」

 「うっ、た、確かに・・・」

 そんなコントみたいなことをしていると。

 「おーいお前らそんな所で喋ってると通行人の邪魔になるだろ」

 「うん?おおいt「遅いわよ!一夏!」か」

 おいこら人のセリフにセリフを被せるなと親に教わってないのか?

 先程のツインテールが一夏に駆け寄っていった。

 その後自己紹介をして目の前のツインテールの正体が分かった。

 こいつは中国の代表候補生て一夏のセカンド幼馴染みの凰鈴音と言うらしい。ちなみに呼び方は鈴(りん)でいいと言われたので今後はそう呼びせて貰おう。

 まあ、自己紹介の最中俺は自分の飯を食うのに忙しくって名前と代表候補生であること以外は全部聞き流していた。あっ、ちなみに俺もしっかり自己紹介したからね?

 

 

 

 その日の放課後俺は少々用事があり職員室に寄っていたため少し帰りが遅くなった。

 その帰り道、ベンチに座って下を向いている鈴を見つけた。

 「よう、鈴」

 まあ、今日知り合ったばかりだが多少は交流を深めておこう。

 そう思って話しかけたのだが、こちらに気づいて顔を上げた鈴の目元が赤くなっていた。

 「って、お前その目元どうした。泣いていたのか?」

 そう言うと

 「泣いてなんか、ないもん」

 目元を拭いながら言う。

 「で、どうした。なんかあったのか?悩み事なら力に・・・なれるか知らんが聞いてやるだけならしてやれるんだが」

 「ぷっ!何よそれ、普通そこは『力になる』って言い切る所じゃないの?」

 「知るかそんなこと。それにそんな無責任なことは言いたくない」

 「そっか、まあ、いいや」

 そう言って一拍おくと

 「それじゃ、私の愚痴を聞いてもらっちゃおうかな」

 「おう、任せろ・・・っと、その前に、ほれ」

 「ん?」

 飲み物を2つ鈴の前に差し出す。

 「どっちがいい?さっき自販機で1個買ったら数字が揃ってもう一本ゲットしたからどっちかやるよ」

 「そ、んじゃあ、こっちのオレンジの貰うわね」

 「はいよ」

 そう言って鈴にオレンジジュースを渡した。

 「それじゃあ、本題に入るわね。実は・・・」

 そこから鈴は原作通りのことを話し始めた。

 

 おいこら作者。本当に面倒くさがるな。

 てか、原作とか作者とかってなんだ!

 

 閑話休題

 

 「なんというかお前って幸福で不幸だよな」

 「なにそれ?幸福で不幸って矛盾してんじゃない」

 「いや、ほら。人をすきになるってことは幸福な事だと思うんだが、お前の場合は好きになったやつがやつだから不幸だなあ、と思って」

 「ああ、なるほどね。そう考えるとアンタの表現もあながち間違えじゃないわね」

 「だろ?」

 「まあ、いいわ、なんかアンタに話したら凄く楽になったわ!ありがとね!」

 「おう、どういたしまして」

 「それじゃ、私は部屋に戻るからまた明日!」

 「また明日」

 そう挨拶を交わして鈴と別れた。

 

 

 

 リア充爆発しねえかなあ(切実)

 

 




風切峰斗と織斑一夏の次回予告??
峰斗「どもー前回に引き続き次回予告を任されました風切峰斗と」

一夏「同じく織斑一夏です」

峰斗「早速だが一夏!導火線に火のついたダイナマイト飲み込んでくれ!」

一夏「はあ!何でだよ!そんなことしたら死んじまうだろ!」

峰斗「お前みたいなのがいるからこの世から戦争が無くならないんだよ!」

一夏「し、知らねえよ!」

峰斗「だから!俺が言いたいのは!リ・ア・じゅ・う・ば・く・は・つ・し・ろ!って事だ」

一夏「な、なんだよリア充って。俺そんなんじゃねえよ」

峰斗「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利w」

一夏「まてー!それ以上は著作権的にもまてー!」

???「って!アンタ達いつまでそんなことやってんのよ!もう尺がないじゃない!」

峰斗・一夏「「何い!」」

???「何い!じゃないわよ!さっさと次回予告して!それと私の名前は???じゃなくて凰鈴音よ!あっ、鈴で良いからね!」

峰斗「わーたよ、次回!」

一夏「クラス代表戦、始まる!」

鈴「絶対、楽しみにしてなさいよ!」







箒「何故私だけ次回予告をさせて貰えないのだ!!!」


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クラス代表戦始まる!そしてあの人が早めの登場!?

約1ヶ月読み専に徹していましたゆけむりです。


 さあ、今日が何の日か知っているかな?

 そう!クラス代表戦の日さ!

 「よっす、鈴、調子はどうよ」

 「あっ、峰斗。ってかアンタこっちにいていいの?一応一夏のクラスなんでしょ」

 「気にすんな。今回は確かに回りくどく言ったお前にも非があるとは思うがそれでも8割型一夏が悪い」

 そう言いながら飲み物を投げる。

 ちなみにオレンジジュースだ。

 「っと!これもらっていいの?」

 「おう、間違えて押しただけだからな」

 「そ、ありがと」

 「おう、そんじゃ、俺は観客席にでも行くわ」

 「ん、分かった」

 「まあ、あいつもそれなりに頑張ってたから油断すんなよ」

 「分かってるわよ、そんなこと。どんな相手だって全力で戦うのが私のモットーだから」

 「そか、頑張れよ」

 そう言って峰斗はピットをさっていった。

 

 

 

 

 

 さて、と俺は今観客席に向かうため廊下を歩いている。

 少し視線を感じたので止まった。

 「なんか様でもあるのか?そこに隠れてる人」

 「あちゃー、バレちゃったか」

 そう言いながら姿を現せたのは、一言で言うと美人だ。

 10人中9人以上は美人だと言うほどだと思う。

 ちなみに瞳が赤く髪が青、と言うよりも水色ぽい色だ。あと胸がけっこうあ・・・ゲフンゲフン

 「あれれ?お姉さんのどこを見てたのかな?」

 「さあ、どこでしょう?」

 「へえ、しらばっくれるんだ・・・。そんな子には」

 そう言うと姿が消えた。

 「お仕置きしちゃうぞ♡」

 左斜め後方から声が聞こえた。

 「へえ、アンタけっこう強いんだな」

 「分かるんだ」

 「武術家としてこれ位の観察眼は必須技能ですからね。」

 そこで一拍おいて目の前の女性の背後に回り、

 「更識楯無先輩、いや会長?」

 と問いかけて見た。

 

 

 

 

 

 

 私は今とても驚いでいる。

 何故かと言うと、

 「更識楯無先輩、いや会長?」

 何の前触れもなく一瞬で背後を取られたからだ。

 「あなた、いったい何者なの?」

 「1年A組風切峰斗ですよ。普通の一般生徒。まあ、強いて言うならちょっと武術を嗜んでいるだけで」

 そう、目の前にいる彼、風切峰斗君はそう言う。

 「嗜んでるってレベルじゃないとお姉さん思うな」

 冷や汗をかきながら何とか言葉を発する。

 「あ、もうこんな時間か。はやく行かないと鈴達の試合始まる」

 腕時計をチラ、と見るとそう呟く。

 「あー、じゃあ、生徒会長またどこかで」

 そう言って目の前の彼は走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 (アレが更識・・・ね)

 そう頭の中で呟く。

 「まっ、俺には関係ないか。それより早く行こ」

 そう言いながら客席目指してランニングを続けるのであった。

  




次回予告なのかもしれない

峰斗「どもー、なんかこのコーナーのレギュラー化しちゃってる風切峰斗です!」

一夏「同じく織斑一夏です」

峰斗「なあ、一夏、今日特別ゲストが来てんだけど」

一夏「特別ゲスト?」

峰斗「おう、何でももう到着して隣の部屋で待機しているらしい」

一夏「へえー」

峰斗「そんで、監督からの支持でこっちに連れてこいってさ」

一夏「そっか、じゃあ待たせても悪いしさっさと行こうぜ」

移動中〜

〜移動終了

峰斗「じゃあ開けるぞ」

一夏「おう」

ガチャ

特別ゲスト「おかえりなさい、ご飯にします?お風呂にします?それともわたs「バタン!」ちょっ!何で閉めるのよー!」

一夏「ど、どうした峰斗?」

峰斗「一夏、今から何故かスタジオにあった溶接道具一式持ってこい」

一夏「え?何でだ?」

峰斗「いいから早く!急を要する!」

一夏「わ、わかった!」

~~~~~~

峰斗「ふいー、悪は滅んだ」

一夏「そ、それにしてもドアを溶接するって、大袈裟過ぎないか?」

峰斗「気にすんな。と、言うかそろそろ尺もないし次回予告やっちまおうぜ」

一夏「そうだな」

峰斗「次回!クラス代表戦 終結」

一夏「次回もよろしくな!」






特別ゲスト「私の扱いってなんなのーーーーーー!!!」

とある剣道女子「いつになったら私もこのコーナーに出して貰えるのだ!」



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乱入は男のロマンだけどされると割かし困るよね?

ども、ゆけむりです。
今回は?今回も?さんざん投稿をせずにいたのに内容はとても薄い駄文です。



 

 生徒会長、更識楯無との対面のあと、峰斗は客席に急いだ。

 

 「おっ、まだ始まってないな」

 

 そう言いつつ、空いている席を探していると。

 

 「お~いみねみね~」

 

 間延びする声が聞こえる。

 

 「みねみねってなんだよ布仏」

 

 「それはみねみねのあだ名だよ~」

 

 と大して悪びれることもなく言うのは峰斗のクラスメートののほほんさんこと布仏本音だ。

 彼女の方を見てみると彼女の隣に空いている席があった。

 

 「ちょうど良かった。隣の席いいか?」

 

 「いいよ~」

 

 「さんきゅ」

 

 と峰斗は短く礼をすると本音の隣に座る。

 

 「ねえ、みねみね、今日おりむー勝てるかな~?」

 

 「さあな、まあ、でも機体のスペック上では負けるとしたら2組の鈴くらいだろうな。あとは、他がどれだけ努力してるかで決まる」

 

 「そっかー」

 

 「おう、っとそろそろ始まるようだな」

 

 峰斗がそう言うと試合が始まった。

 

 

 

 

 

 試合は始めこそ鈴が押していたが一夏も攻め始めた。

 そしてここ最近ずっと練習していた技能の一つ"イグニッション・ブースト"で急接近し一夏の攻撃が当たると思われたその時、

 

 

 

 ドカーーーン!!

 

 

 

 何かがアリーナのバリアを突破し地面に激突し砂煙が晴れてきた。

 そこにいたのは

 

 

 

 黒いフルスキンのISだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこからは一気にパニック状態になった。

 我先にと逃げるもの、

 誰かに突き飛ばされてしまい転んでしまうもの、

 突然の恐怖に涙を流すもの、

 ただその中で峰斗は

 

 「皆!落ち着け!」

 

 喧騒の中たった一言怒鳴り沈めた。

 

 「とりあえず、今この場で専用機をもってる先輩はいますか?非常事態です今すぐ展開をお願いします。オープンチャネルでもプライベートチャネルでもいいので外部との連絡を、それと少々手荒ですがそこの閉鎖してしまったシャッターぶち抜いてください」

 

 そこまで一息で言いきると、

 

 「私がもってるッスよ」

 

 と一人手を挙げる

 

 「あーっと、あなたは?」

 

 「二年のフォルテ・サファイアッス」

 

 「そうですか。では先程俺が言った通りにお願いします。学校側から何か言われたら俺に全部擦り付けてくれて構わないんで」

 

 「それは分かったんスけど、君はどうするんスか?」

 

 「俺はそこの邪魔なバリア突破して一夏と鈴の加勢に行きます。あわよくばあれも潰すつもりですけど」

 

 そう言って万鉄を展開する。

 

 「そんじゃ、フォルテ先輩、あとよろしくお願いします」

 

 「えっ?ちょっ!」

 

 フォルテの返事を聞かずに

 

 「チェストオオオ!!」

 

 武器の展開は行わず思いっきりバリアを殴り付ける。

 すると次の瞬間バリアは粉々にくだけ散った。

 そしてそこから黒いフルスキンのISに向かって飛んでいった。

 

 

 

 

 

 




ども、とりあえずフォルテさん出してみたけど特徴をあまり捉えられてない気がする。


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人が乗ってたら手加減しなきゃまずいけど、無人機だったらしなくていいよね?

おひさしぶのゆけむりです。
久々の投稿


のわりに本編は駄文w


 

 峰斗が生徒達の避難指示を行っている頃アリーナのフィールドでは一夏と鈴が黒いISと対峙していた。

 

 「何なんだよあいつは!?」

 

 「一夏」

 

 「鈴?どうした?」

 

 「あんたは今すぐピットに戻りなさい」

 

 「鈴は?」

 

 「私だって代表候補生の端くれで専用機持ちだもん、一人でもあれを足止めしておくわ」

 

 「なっ!危険だ!足止めするなら俺も・・・」

 

 「それこそ危険よ!あんたと私じゃ連携なんてしたことないし、何より稼働時間に差がありすぎるの!あんたがよほどの天才じゃない限りかえって危険なの!わかった!?」

 

 「ぐっ、連携がとれなくても囮くらいにはなれるさ!それに何より女の子一人おいてのこのこ帰れるか!!」

 

 「ッ!あんたは・・・、わかったわ。二人で足止めしましょう」

 

 「ああ!」

 

 「とりあえず作戦を立てましょ」

 

 「わかった、って言ってもどうする?俺にはコレしかないんだが?」

 

 と言いつつ雪片弐型を見せる。

 

 「わかってるわよそれくらい・・・!待って、たしかそれってうまく当てれば一撃必殺も狙えたわよね?」

 

 「おう」

 

 「それならこうしましょう、私があいつを誘導するから一夏がそれで決める、どう?」

 

 「なるほど、それなrっ!鈴!!」

 

 「何よッ!?」

 

 鈴に黒いISのビームが放たれていた、そして気づいた時には回避不可だった。

 そして光に飲み込まれると思った瞬間一夏達の前に黒い影が現れ

 

 ドカーーーン!!

 

 鈴を庇った。

 

 

 

 

 

 

 

 爆発が起きそして煙が晴れてきた。

 そこにいたのは。

 

 「おい、鈴、無事か?」

 

 万鉄をまとい槍を手にした峰斗だった。

 

 「峰斗!大丈夫か!」

 

 「うん?おう、一夏、こっちは大丈夫だ、それよりもだ」

 

 そこで区切り

 

 「鈴を連れてここから逃げろ。でないと巻き込まれるぞ」

 

 そう言いながら相手を見据える峰斗。

 その横顔には明らかな怒気が見てとれた。

 

 「っ!わかった。鈴、行こう」

 

 そういうと放心状態の鈴を抱えて一夏はピットに向かった。

 

 「さて、これでさしでやりあえるってわけだ」

 

 改めて峰斗は槍を構える。

 

 そして

 

 「いくぞ!」

 

 瞬時加速で急接近した。

 

 それに対して黒いISは両腕に搭載されているビームで迎撃してくる。

 しかしそれらはむなしく空を切り峰斗の足止めにもならなかった。

 そして

 

 「これでも喰らえ!」

 

 初撃の突きが決まる、そこからは一方的だった。

 

 「ウオオオオオオオオオ!!」

 

 ガキン!ガン!ドゴン!

 

 神速のごとき連続突きに始まり、相手の回避行動が始まる前に足元を払い中断させそこに全力の薙ぎを叩き込みその勢いで距離が少し離れれば更にまた連続突きと、リアルにハメ技を行う。

 そうこうしているうちに黒いISの装甲にヒビが入る。

 そして峰斗は

 

 「そこだ!!」

 

 ヒビの中心に全身全霊を乗せた必殺と言っても遜色のない程の突きを放ち相手の腹部を貫いた。

 そこからは通常貫かれた状態なら流れるはずの血液が流れてはいなかった。

 

  

 




イヤー戦闘描写難しいですわ。


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過去を思い出すのってやっぱりフラグだよね♪

ども~やっと投稿できたゆけむりです☆
まあ、いつも通り駄文なので期待はしないでください!!

そんじゃ、まあ、本編スタート!!


 

 さて、あの黒いISとの戦闘後教員やらに色々言われ、なんやかんやで俺こと風切峰斗は3日間の謹慎処分を受けた。

 ちなみにフォルテ先輩は反省文原稿用紙五枚と軽いものですんだ。

 まあ、それはいいとして俺は絶賛暇だ。

 退屈とも言う。

 部屋は多少広いと言っても体を動かすには狭い。

 かといって今回に関しては自業自得な部分もあるので反省の意味も込めて部屋から出ることはしない。

 できることといったらイメージトレーニングなんだがそれも限度がある。

 そんなこんなで手持ちぶさたになった俺はふと部屋の整理をしようと思い付いた。

 

 

 

 

 

 「さてさて、この本はここでいいな。こっちの参考資料はここ。そんでこのISのマニュアルは大切な物だからここに入れて・・・と」

 

 と自分が持ち込んだ本棚にこの前持ってきた書物を整理していると、

 

 「ん?おっ、懐かしいな、小学校の頃のアルバムか・・・どれどれ?」

 

 アルバムを見つけた。

 懐かしくなり中を見るとそこには小さいときの自分と金髪の少女がツーショットで写った写真があった。

 

 「おっ、この写真ここに入ってたんだな。確かこれって?三年間だけ親父の仕事でフランスに留学してた時の写真だっけ?」

 

 懐かしい思い出を思いだし無意識に頬が緩む。

 

 「それにしても元気にしてんのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「シャルロット」

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 とある飛行機内

 

 まさか君がISを動かすなんて思っても見なかったよ。

 

 でもまた会えるんだね・・・

 

 

 

 

 

 峰斗・・・。

 

 

 ???sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから謹慎が解け今日久々に登校する。

 

 「あ~、みねみねだ~おはよ~」

 

 のんびりした声で本音が挨拶してくる。

 

 「おう、おはようさん」

 

 「謹慎が解けたんだね~よかったよかった」

 

 「ところで何か変わったことはあったか?」

 

 「みねみねが謹慎中にはなにもなかったよ~、でもね~今日転校生が来るらしいんだよ~」

 

 「この時期にか珍しいな・・・まあ情報提供ありがとう」

 

 「ど~いたしまして~」

 

 こうして本音から離れ自分の席に着く。

 ちなみにあのアリーナでの出来事を見ていた生徒も多いらしくクラス内での評価も"謹慎をくらった不良"ではなく"緊急時にいち早く対応した男子生徒"と言う感じになっており別段壁を感じることはない。

 そんなこんなで時間が過ぎ織斑先生と山田先生が入って来た。

 

 「今日はなんと転校生が来ています!」

 

 山田先生の一言で回りがざわつく。

 すると、

 

 「静粛に!」

 

 織斑先生からの一喝で鎮まる。

 

 「それでは入ってきてください」

 

 「はい。失礼します」

 

 ドアが開き二人の人物が入ってくる。

 

 一人は小柄で片目に眼帯をし、髪が腰辺りまで伸びた銀髪の少女。

 

 そしてもう一人を見た瞬間峰斗は驚愕した。

 

 (ッ!!ウソ・・・だろ・・・)

 

 似ている、昔フランスにいた頃に仲良くなった少女に。

 

 その人物は口を開き自己紹介を始めた。

 

 「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 




なんとかヒロイン出せた。


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とりあえず、前に進まないお茶を濁す回。

つまりは駄文!!


 シャルル・デュノアが自己紹介し三人目の男性操縦者ということで騒がしくなったがそれを織斑先生が鎮めラウラ・ボーデヴィッヒが挨拶した後一夏が叩かれていた。

 SHRが終わり一時限目はIS実習のため男子は着替えのためアリーナに併設されている更衣室へと向かっていた。

 その道中多くの女子生徒に追いかけ回されたが一夏を囮にシャルルと峰斗は無事更衣室についた。

 

 「だ、大丈夫かな織斑くん」

 

 「大丈夫だろ」

 

 「・・・」

 

 「・・・」

 

 会話が続かずに沈黙が訪れる。

 すると

 

 「なあ、デュノア」

 

 「何?風切君」

 

 「いつまでそんな演技してんだ?」

 

 「ッ!?な、何を言ってるの?」

 

 「はあ、シラ切るなよ。何年経ったてお前のことを見間違えるわけないだろ・・・」

 

 「・・・」

 

 「シャルロット」

 

 「やっぱ峰斗には分かっちゃうんだね。結構上手く出来てたと思ってたんだけどなー」

 

 シャルロットはそう言いながら何かを諦めるような目をして視線を落とした。

 

 「家の事情か?」

 

 「うん、そうだよ」

 

 「おおかた、親父さんから俺か一夏の専用機のデータを盗ってこいってとこか?」

 

 「うん、正解。もっと言えば両方なら尚良いかな」

 

 「そうか・・・」

 

 「うん」

 

 「だが、一夏の方は諦めろ。アイツだけならともかく周りがヤバイ」

 

 「どういうこと?」

 

 「後ろ盾が大物過ぎる。表なら初代ブリュンヒルデ、裏なら稀代の天才それに下手すりゃ更識だ。こんな大物連中をフランス一国だけ、ましてや一候補生のお前だけでかいくぐれるわけないだろ」

 

 「そうだね・・・でも、僕はやるしかないんだよ峰斗・・・やらなきゃ・・・」

 

 「牢獄行きってか」

 

 「・・・」

 

 「まあ、今はそんなこと言っててもしょうがねえしとりあえず着替えろ時間が迫ってる」

 

 「・・・うん」

 

 シャルロットは小さく返事をして、それを聞くと既に着替え終わっていた峰斗は更衣室を後にした。

 

 それから数分後一夏も到着するが授業に間に合わず織斑先生に叩かれていたのはまた別の話。

 

 さて授業が始まった訳だがこれから山田先生対セシリア&リンの模擬戦が始まるとのこと。

 なので少しアドバイス?をする。

 

 「おーいセシリア、リン油断すんなよー、普段からは想像つかねえと思うけど山田先生強いから」

 

 「「わかったわ(わかりました)」」

 

 二人はそう言い頷くとISを展開する。

 

 『セシリア、峰斗がああ言うってことは相当ね』

 

 『ええ、油断せずに行きましょう』

 

 

 それから数分後、セシリアとリンの敗北で模擬戦は終り、そこからは各班に別れISを装着した状態での歩行訓練等を行った。

 

その際、峰斗、一夏、シャルロット基シャルルの班で一悶着あったのはまた別の話・・・。

 

 



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