evangelion×fleet girls sequels ~BLESS FOR HOPE DRIVERS~ (因果の紫音)
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第null話 これまでとこれからのあんなことこんなこと

クロスオーバー先をまとめたり、設定を先出ししたり、キャラクター設定をまとめたり、なんだかんだします。

当然のようにネタバレ全開、不定期で更新は当たり前、何卒ご容赦を……!


クロスオーバー先、と原典の極めて大雑把な説明(鵜呑みにせずご自身の目で確かめることを強く推奨いたします……つまり見ろ、読め)

 

◎新世紀エヴァンゲリオン

 

言わずと知れたロボット系アニメの異端児(極まったエヴァヲタはエヴァはロボットじゃねえと言うが一般的理解としてはロボットで良い、スパロボにも出てるし)。

 

主人公が不憫。チェロ回から一気に不穏になり怒涛の鬱展開に……結果二次創作が盛んになった、本作もその中の一つです。

 

設定がはっきりしないまま終わってしまったせいで考察も盛ん、あとアスカ、レイ、カヲルの人気が凄い。シンジは……まあ、そうね……

 

登場人物の名字の由来が軍艦名である率が高い。

 

◎艦隊これくしょん〜艦これ〜

 

日本における軍艦擬人化ゲームの代表(元祖ではないし原点ではない)、なぜブームが起きこんなに有名(良くも悪くも)になってしまったのか、アンチも提督(プレイヤー)も運営もよく分からないという……

 

艦娘を率いて深海棲艦と戦う、というのが大まかな概要。あと妖精さんと猫。

 

こちらは敢えて設定をぼんやりしたままにしており、二次創作が盛ん。本作も(ry

 

◎カードキャプターさくら

 

◎しゅごキャラ!

 

なかよし(少女マンガ雑誌)の作品。この項目の追記は気長に待ってくださいね……本作品ではグレシャムシリーズの二人の元ネタだったり。もちろん原作キャラ出ます、お楽しみに!

 

 

 

 

 

設定

 

事態の推移については、第壱話の年表を参照。

 

●グレシャムシリーズ

 

アナザーライダーみたいなもん(身も蓋もない説明)

 

アレゴリア(後述)を参照し、誤認と歪曲から生み出された歪み狂った鏡像。ただし同じ世界にオリジナルが存在していないと生まれようがない。初期ロットの三人を天の聖刃(ヘヴン・エッジ)が生み出し、碇シンジ隷属計画に用いたが、失敗した為これ以上は生まれていない……はず。

 

倒すのは簡単だし誰でも出来る、しかし真に解決するためには悪貨の元たる良貨を以ってその可能性があり得ないことを世界に示す必要がある。そういう意味でもアナザーライダーみたいなもん。オリジナルが来るまで時間を稼げ……!従って対応時は耐久戦を強いられます。倒そうと考えるな、生き延びろ、守り抜け!

 

ちなみにこの二人、なかよしの2作品の彼氏枠……の操られていたときのあれとか、あとは一部エピソードを元にした誤解とかなんで、ぶっちゃけ主人公の説得とか浄化とかが通用します、連れてくるまでが大変だけどな!

 

 

 

 

 

適宜追記するので続報を待て!



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第零話 過去と未来、そして日常を語り合うためのエピローグという布石@2025/06/06

第0話でとりあえずのハッピーエンドを確定しておくスタイル……ぶっちゃけいつえたっても大丈夫なように、という意図を多分に含みます(作者の屑)


西暦2000年9月13日 セカンドインパクト発生

 

 人類はこの大災害により、半分にまでその数を減らした。当初は隕石によるものと報道されたが、のちに使徒が関係したことが判明する。

 

2010年     特務機関NERV結成

 

 特務機関NERVは国連直属の組織であり、使徒に対抗すべく結成された。前身は人工進化研究所、およびその発展としてのGEHIRN。

 

 結成当時、民間に対してはその存在は秘匿されたが、2017年に公表される。

 

2015年6月22日〜2016年(具体的にいつを終戦とするかは専門家の間でも意見が割れている) 使徒戦役勃発、ニアサードインパクトをもって幕を閉じる。

 

2016年3月1日 ニアサードインパクトの責任はサードチルドレン・碇シンジにあるものとされ、NERVは当時生死不明であった彼を忌まわしき子《アブノレント・チルドレン》と呼称、国際的なネガティブキャンペーンを展開する。この情報操作は当時司令及び副司令であった碇ゲンドウ及び冬月コウゾウの意向により行われた。

 

これにはニアサードインパクトによる混乱(ニアサードインパクトによる直接的な人的被害がなかったことに留意されたい)による、セカンドインパクト後において勃発したのと同様の紛争や軍事衝突を回避する為に、使徒に代わる共通の敵を用意する意図があった、とされているが、後述する人類補完計画への批判を封じる意図もあった、との指摘もある。

 

これが後のNERVの解体、及びWILLEの設立の遠因となる。これに関しては後述。

 

2017年2月28日〜3月2日 戦略自衛隊海上護衛第六部隊が正体不明の生命体と交戦、多大な損害を出した末敗北、撤退

 

 「さながら軍艦の怨霊だった」(呉島准尉、階級は当時)

 

 同日を皮切りに類似した事件が世界各国で頻発、日本政府他国に先駆けて正体不明の生命体を「深海に棲息する軍艦の形状を有する特異海洋金属性有機生命体」、これを略し「深海棲艦」と呼称し、対策に乗り出す。

 

 一方、ほぼ同じタイミングで、自らを軍艦の生まれ変わりであると主張する少女型の正体不明生命体が各地で確認され、解析により深海棲艦と類似した身体構成を持つことが判明。これを「艦娘」(かんむす、と読む)と呼称することになる。(身内だけの呼び方だったのだが、のちに公式文書で使用される。)

 

 深海棲艦に対抗しうる唯一の存在が艦娘であることが判明してくる。このころ、艦娘の亜種であると推測される小型の正体不明の生命体も確認され、妖精と呼ばれる。(これまた身内だけの呼び方だったのだが、のちに公式文書で使用される。)

 

2017年4月23日 国際特異海洋脅威対策推進計画(略称ISOMCAP)が発足

 

 深海棲艦に対抗するための国連直属の特務機関であり、艦娘や提督の管理及び保護、作戦行動時の際の各国間の利害調整、また艦娘以外の深海棲艦対策の立案及び実用化(現時点で現実的な実行策はなく、未だ艦娘に頼らざるを得ないことは甚だ残念である)、などを行う。いち早く深海棲艦及び艦娘についての対策に乗り出した日本が主導し、WILLE(当時はNERV)に次いで日本主導の特務機関となった。

 

2017年 忌まわしき子《アブノレント・チルドレン》ことサードチルドレン・碇シンジを深海棲艦の元凶と断ずる武装組織・天の聖刃(へヴンエッジ)の活動が活発化する。(元々は碇シンジの人権剥奪などを要求する過激派思想団体であった。設立は2016年。)

 

2016年〜2018年 当時NERV作戦部長であった葛城ミサトを中心に、NERV離反及び新組織WILLEの設立が進められ、独立を果たす。

 

深海棲艦という新たなる脅威の存在により旧NERVのネガティブキャンペーンの表向きの理由が成立しなくなったこと、及び旧NERVによる人類補完計画の詳細が明らかになったことが、かねてより碇-冬月体制に反感を抱いていた職員やスタッフの後押しとなったようである。

 

この時ほぼ全職員が離反、特に当時生存していたチルドレン全員がWILLEへの異動を自ら志願したことで、NERVは実質瓦解、後に解体処分となる。

 

2018年〜 中国、艦娘に代わる戦闘機構を開発したと発表しISOMCAP脱退へと向けた動きが活発化するも、ロシアに制止され脱退運動は沈静化する。しかしながら、現在も中国は艦娘システムの利用を行っていない。

 

2018年 使徒戦役戦勝3周年記念式典にて、死亡していたと思われていた加持リョウジが人類補完計画の存在を公表。これを受け、碇ゲンドウ及び冬月コウゾウは人道に対する罪で国際裁判にかけられ、終身刑を言い渡される。また、SEELEの存在についても明らかとなり、国際情勢がさらなる混乱を見せる。

 

2021年〜2022年 第二次使徒戦役勃発。次世代チルドレン、協和音の要石(コンコード・キーストーン)の活躍により、使徒との講和、共存への道を拓く。

 

2022年 サードチルドレン・碇シンジの生存が公表される。WILLE座長(司令、ではNERVの後続、というイメージを持たれる、という懸念から検討を重ねるうちに迷走し、結局リーダーであった葛城ミサトのボツ案が通ってしまった)葛城ミサトが碇シンジに謝罪。

 

2022年 天の聖刃(へヴンエッジ)による碇シンジ襲撃事件発生、しかし彼の秘書艦を務めていた時雨により事なきを得る。

 

2023年〜 天の聖刃(へヴンエッジ)のSEELEとの繋がりがWILLE技術部長赤木リツコによって指摘され、活動規模を縮小していく。

 

 

 

現在までに使徒、及び深海棲艦という脅威が我々を脅かしてきたが、しかし我々を大いに苦しめたのはむしろ、我々自身の恐怖、無知、そして傲慢であったことを忘れてはならない。また、付け加えるならば、我々は万難を排する為に自らを捧げた多くの尽力者の存在を忘れず、自らもまた明日への尽力者たるべく前進を続けねばならないだろう。

 

 

希望を掴まんとする足掻きが正当に評価され、明日への駆動の礎となることを祈る。

 

(2025年6月6日、国連公開文書「21世紀の侵略的脅威、またそれに伴う国際情勢の混乱についての概観、及び今後の展望」)   

 

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 「ほんと、大変だったよね……まだまだ終わりじゃ、ないけどさ」

 

時に2025年6月6日、京都にて。

 

青年は一人、資料をそっと閉じると、ため息交じりにそう言った。

 

「さてと、そろそろ夕ご飯にしよっと…あっ、鳳翔さん、今からそっちに行くからっ」

 

「提督、お疲れ様です」

 

「でももうちょっと待ってて、遠征命令出しておかないと…この前の大規模作戦でボーキ枯渇させちゃったから」

 

「そうですね」

 

これは、一人の青年(ちなみに碇シンジという)と、ざっと200隻……否、200人の「彼女」たちの、物語で…………は、ない。確かにそれはそうなのだが……。

 

むしろこう言うべきなのだろう。

 

 

 

希望の駆動者たちが、ひと仕事終えた、後日談、と。




ぼちぼちやっていきますので、気長にお待ちください(不定期更新並み感)


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第i夢 開演

とりあえずプロローグ。



前回はエピローグだった?……それは仕様です!


これは、いくつかの夢の話。

その夢はあり得たかもしれない惨劇を示すアリアドネの糸。奇遇にも夢見し者たちよ、ゆめゆめ忘るる事なかれ―――

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

碇司令と冬月副司令が、情報操作により生死不明の碇シンジをニアサードインパクトを引き起こした忌まわしき子(アブノレント・チルドレン)として断罪する会見を独断で行った。

 

誰も彼もが救世の少年を滅びの子として憎み、救われた人々、彼を知る人々、友までもが彼に石を投げる……

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「ああっ、くそっ」

 

長髪をかきむしりながら不満げに起きたのは、青葉シゲル。彼はミュージシャンの夢を諦め、ネルフオペレーターとして、使徒戦役に参加した。

 

「自分の息子すら切り捨てるのか……」

 

数年前の光景を、また夢に見た。

 

どうもここ最近、夢見が悪い――

 

「久々にアルゴ音楽通りに顔出すか……」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

法務部の協力のもと葛城ミサトが作戦部長として会見を行い、ニアサードインパクトの人的被害が(結果的には)皆無であったこと、使徒戦役において多大な功績を上げたこと、また仮にニアサードインパクトの件で碇シンジの罪を問うとしても、ネルフパイロットとしての業務中に発生し、かつ本人にニアサードインパクトを起こす意志はなかったこと、事前の予想も不可能であったことから、殺人ではなく業務上過失致死として扱うべきであり、また情状酌量の余地は多分にある旨を伝えた。

 

ネルフツートップの会見から数時間後のことだった。

 

ネルフが2つに、割れた。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「みょーなゆめをみたもんだにゃ」

 

真希波・マリ・イラストリアスが小首を傾げながら寝袋から這い出す。

 

「メガネメガネ、っと……あったー」

 

愉快に口笛吹きつつ、懸念するはネルフ分裂。

 

「……ま、いっか。(アスカ)のいるほーにつくだけだもんねー」

 

悩みがなくていいわね、などと当の本人にはしばしば皮肉られていたものである。本人はまっっったく気にしちゃいないが。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

軍艦の怨霊が海を赫く染める。

 

 

軍艦の怨霊が海を赫く染める。

 

瓦礫の中、必死に身を潜める。

 

「シズミナサイ!」

 

「ヒノ…カタマリトナッテ…シズンデシマエ……!」

 

「アナタタチモ……ミナゾコデ…ネムルトイイ…………ノニ…!」

 

 

海に数多いる、人のようで人ではない、今まで見たこともない新たな使徒たち…………人間に対する憎悪を露わにしながら、ひたすら僕を殺そうと弾を撃ち、爆弾を空から落とす、鬼にも見え、しかし姫にも見えるそれらは…………

 

きっと、僕が()()()人たちの、成れの果てだ。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

夢じゃ、ない。

 

現実は、夢と同じく、紅くて、苦しくて、痛い。

 

これは、罰だ。

 

視界がぼやける。

 

意識を、また、手放して

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

戦自と国連軍は手を尽くした。しかし。

 

「倒すそばから……傷が塞がって……」

 

「使徒なら一回倒せばよかったが……」

 

集る、群れる、引き連れる。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

短すぎる夢。短すぎる休み。

 

思えばなにも食べてない……

 

近くに転がっていた、奴等の親戚のような、深海魚のような、ヨクワカラナイモノ(駆逐イ級の遺骸)を手に取る。

 

血、肉、隙間……啜れる?

 

金属と油と火薬、匂いも味もひどい、食べる、食べる、だって食べなきゃ生きられない

 

 

 

「それでもまだ生きていたいんだな、俺って……本当に、最低だよ、ね…………」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「希望は二つあると言ったな……」

 

 

 

「二つの……希望……ですか?」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

軍艦の怨霊が海を赫く染める。

 

瓦礫の中、必死に身を潜める。

 

「シズミナサイ!」

 

「ヒノ…カタマリトナッテ…シズンデシマエ……!」

 

「アナタタチモ……ミナゾコデ…ネムルトイイ…………ノニ…!」

 

 

海に数多いる、人のようで人ではない、今まで見たこともない新たな使徒たち…………人間に対する憎悪を露わにしながら、ひたすら僕を殺そうと弾を撃ち、爆弾を空から落とす、鬼にも見え、しかし姫にも見えるそれらは…………

 

きっと、僕が()()()人たちの、成れの果てだ。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

同じ夢を、立て続けに2回見た。

 

紅くて、苦しくて、痛い。

 

夢も現実も、変わらない。

 

どこもかしこも処刑場で屠殺場だ。

 

視界がぼやける。

 

意識を、手放すのは、何度目だろうか

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「傷を負わせられる、奴等だって回復にはエネルギーを使うだろうさ」

 

「時間稼ぎはなんとかできるかもしれない、ってか……?ハッ、気休めありがとうよ」

 

「気休めは大事だぞ?」

 

「へえへえ」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「正体不明の少女型実体、ですか」

 

「はい…。戦自技研の方で検証した結果、彼女たちの攻撃は不明生物に対し極めて有効、他の手段での攻撃で見られた再生も起きなかったらしい……」

 

「おそらく今後の戦闘において、重要な役割を果たすことになりそうだが……正直怖いな、いつ我々の敵に回るか……」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

逃げて、逃げ惑って、ここまで来た。

 

港……それに、倉庫もある。

 

一瞬、助け(あと、食糧と水)を求めに港に行こう、とも思ったが……断念する。

 

人がLCLから戻ってきたとて、それが何だというのだろう?僕を憎んでいる、という点では、あの使徒たちと変わらないではないか……使徒に殺されるか、人に殺されるかの差でしかない。

 

どうせみんな、僕を憎んでいるに決まっているのだから。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

「彼女たちの『艤装』……そうとしかいいようがないのよ……は、取り外し可能ではあるけれど、『艤装』のリバースエンジニアリングは現状極めて困難、かつ扱えるのは彼女たちだけ。また、彼女たち自身についてもよくわかっていないことが多い……」

 

「よくわからないものでよくわからないものをどうにかすんのはネルフの十八番よ、なんとかするわ」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「ウミノソコデ……クルシミト…カナシミヲ……オモイダセェッ!」

 

少年は、多くの無知なる人々のお望み通りに、その短すぎる生を閉じ―――

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「こいつが!奴等(深海棲艦)を生み出したんだ!サードインパクトといい、奴等(深海棲艦)といい!どこまでも……どこまでも!我らを苦しめるしか能の無い!……だが、ようやく殺せる………!」

 

ニアサードインパクトによる死傷者自体は皆無であった。……しかし、何物にも変え難い、大切な日常が――それで崩れ去ってしまったのも、事実。

 

まして、その直後に深海棲艦が現れた、とあっては――

 

失った、大事な何かを失った、それが何か言葉に出来ないけど――

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

故に。

 

「我らから大切なものを根こそぎ奪い、――にも関わらず貴様はのうのうと!……全艦隊に告ぐ、―――()()()()()()()()()()()()

 

少年の生きたいという願いは、……傲慢で、強欲で、身の程知らずな我儘でしかないと、誰もがそう切り捨てるだろう、自分以外の全人類の生存権を脅かしておいて自分だけ生存権を主張するのかと!彼以外のコドモタチ(チルドレン)はあんなにも命を削って戦ったのに、その間彼は()()()()()ではないか!!あまつさえ、サードインパクトの際に人類を滅ぼさんとする深海棲艦を生み出した、まさにそれこそ碇シンジが人類の敵である証明ではないか!!!

 

殺せ、殺せ、――()()()()()()()()()()

 

全ては幸多き未来の為に……

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

夢を見る。

 

艦にも、女性にも見えるそれは、

 

鬼や姫のようなあの『使徒』と、なんの代わりもないように思えて。

 

「死にたく、ないよ……」

 

それでも、ここで死ぬのだけは、嫌だった。

 

何故かは、良く、わからない。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

海に群れなす大蛇の如き数多の雷撃が!

 

空を覆い光奪う蝗の群れの如き弾幕が!

 

巨人の礫、或いは流星群の如き砲撃が!

 

地を燃やし灰すら残さぬ上陸部隊群が!

 

逃げ隠れる愚者を先んじて抉る爆雷が!

 

天を緋に染める鋼鴉の呪いたる空爆が!

 

 

 

 

少年の――有りもせぬ罪を、嬉々として裁く!

 

そこに情け容赦などあろうはずもない!

 

 

 

正義の断罪、その剣が断ち斬ったのは……

 

悪か、それとも、未来か。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

何処の鎮守府でも、どの艦娘も、一様に同じ夢を見た、という。

 

自らの手で、()()()()()()を、それも幼さの残る少年を、……()()()、と。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

断罪者は嗤う。

 

「悪貨たちよ、虚無より鋳造されし零下(マイナス)の可能性たちよ、良貨を駆逐し粉砕せよ……」

 

否定されるべき可能性。

 

捏造された改悪。

 

有りもしない虚構の鏡像。

 

誰も望まないバッドエンド。

 

「…………グレシャムシリーズ、その双翼よ」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

天の聖刃(ヘヴン・エッジ)とグレシャムシリーズ……」

 

友枝町にて、Dの魔術師が動く。

 

「いずれ、厄介なことになるやもしれませんね……」

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

火、水、風、土の四元素を駆使し、歪んだ羅針盤と漆黒のカードで苛烈な攻撃の手を緩めぬ、剣を携えし風水師……否、魔術師。

 

「グレシャム・虚札の簒奪者(カードスティーラー)

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「これは大変なことになりそうですな」

 

日本重化学工業の屋台骨、時田シロウはオカルトを知りどう動くか。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

大鎌を振るい、どこからともなく響くヴァイオリンの調べに乗せ、夢を殺し尽くす、飼い殺され道具に成り果てた、()を司る黒猫。

 

「グレシャム・虚奏の黒死(デッドエンドノワールレーベル)

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

「……今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ――シンジ君」

 

自由意志を司る天使、再臨。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

未来は未だ不透明、数多の物語を載せ、今、駆動する……!

 

 

 

 




因果の紫音の次回作にご期待ください!(打ち切り作品によくあるやつ)

えたるえたる詐欺しつつやっていくのでよろしくなのです。

あと、セーラームーンまで活かしきれなかったので泣く泣く断念……本当にごめんなさい!


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