ひだまりしんちゃん (影山明)
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登場人物紹介
キャラクター紹介


ひだまりしんちゃん登場人物紹介

 

【野原しんのすけ】

 

野原一家の長男であり本作の主人公その1

キレイなおねいさんが好きでありいたずら好き

宮子とよくコンビを組み遊ぶ

宮子からはしんのすけ殿と呼ばれる

 

しばしばゆのからお仕置きを受ける

ひだまり荘の面々が来てからというもの

ゆの達とお風呂に入ることが多い

 

【野原みさえ】

 

専業主婦

怒ると恐くお金にうるさいおケチ

ヒロとよく買い物へ行く

ダイエットを二人でしたことがあるがすぐ挫けた

ゆのがガラスの冊子をバットで割ったときはしっかり叱っており、女の子だからといって甘やかさない

 

【野原ひろし】

 

サラリーマンで係長

家族が4人増えてもあまり気にせずに

いつものように接している

4人に対して怒ることはない

 

 

【野原ひまわり】

 

野原一家の長女

赤ん坊のくせに賢く、ひだまり荘も手を焼く

ちなみに主に沙英があやす

お風呂が嫌いで頭を洗おうとすると逃げる

女性はあまり好きではなく

初対面ではひまわりチェックが入る

 

【野原シロ】

 

しんのすけが拾ってきた飼い犬

特技はわたあめとチンチンカイカイ

 

しんのすけに幼稚園で粘土で自身の二日分のフンを作られたことがある(当人は知らない)

 

 

【かすかべ防衛隊】

 

風間、ネネ、マサオ、ボーの4人組

本編ではしんのすけも所属しているがここでは4人組をこう表記する

 

ひだまり荘とは親交はあるようで

缶蹴りをしたり、プールに連れていってもらったりハイキングに連れていってもらったりと優しくしてもらっている

 

特にマサオはケガをしたときゆのにおぶってもらったり手当てしてもらったりしていた

 

 

【木村 ゆの】

 

やまぶき高校美術科1年で本作の主人公その2

料理もできるの時たま台所に立つ

普段は温厚で優しい笑顔を見せるが

怒ると恐く口調も乱暴になる

 

少しでも不愉快なことがあるとイライラを募らせ

仕舞にはキレる

大声を出すときはスウッと軽く息を吸い込む

たとえ親友であろうが容赦なくキレる

怒るとほぼ100%実力行使に及ぶ

何故かドライブゲームが得意であり

宮子達からは『頭文字Y』と呼ばれた

服装はワイシャツとジーパンのスタイルを好む

しんのすけに対してはキレてばかりだが

怒っていてもついつい何かと世話を焼いてしまう

 

【斎藤 宮子】

 

ゆのと同じくやまぶき高校美術科1年

食べることが大好き

しんのすけと仲がよくしんのすけ殿と呼んでいる

しんのすけとふざけてゆのを怒らせて共々にお仕置きを受ける

 

【遠藤 ヒロ】

 

やまぶき高校美術科2年

料理は彼女が一番上手い

しんのすけが悪いことをしようとすると

みさえ張りの凄みで制止する

第二のみさえである

 

【金本 沙英】

ヒロと同じくやまぶき高校美術科2年

橘綾という名前で小説を書いており

野原家に来てからもそれは変わらず

しんのすけに1度邪魔されてからは対策として

入口に物を置きドアを開けられないようにするということを実行している

 

 

※ひだまり勢の苗字はPS3版実況パワフルプロ野球2011の音声設定に使った物を採用(ひだまりスケッチアフターストーリーズにも使用している)



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越後屋大輔様に感謝を込めて編
大胆にコラボしちゃうゾ


ひろし:どうだしんのすけ!カッコいいだろ!

 

 

しんのすけ:おお!すごいゾ!

 

 

ひろし:だろー?この無敵鋼人ダイダーン3、今の特撮もバカに出来ねぇよな~、昨日の夜タツヤ行ったらDVDあってさーパッケージに惹かれてつい借りちまったよ

 

 

宮子:おおー!特撮!

 

 

みさえ:破嵐万丈、カッコいいわね~

 

 

ひろし:ああ!ギャリソンも渋くてカッコいいぜ!

 

 

ヒロ:ええ、なんか紳士な感じ

 

 

そして

 

 

しんのすけ:あー面白かったゾ、父ちゃん!あれやろー!

 

 

ひろし:おう!やるか!

 

 

宮子:私もやりますぞ!

 

 

ひろし・しんのすけ・宮子:日輪の力を借りて!今!必殺の!サン・アタック!ダイダーン・クラッシュ!

 

 

ひまわり:たー!

 

 

沙英:いい年したおじさんがよくもまあ

 

 

ひろし:へっ!何とでも言え!男はいくつになってもロボ好きなんだよ!

 

 

しんのすけ:カンタムロボと同じくらい面白いゾ!ダイダーン3!オラも万丈さんみたいに格好良くなりたいゾ

 

 

ひろし:オレはギャリソンみたいに渋くてカッコいいオヤジになりたいぜ!

 

 

 

みさえ:だったらまず出世しなきゃねぇ~

 

 

ひろし:うるせぃ!わかってらい!

 

 

ひろしは涙を流した

 

 

しんのすけ:オラ、破嵐万丈さんに会いたいゾ

 

 

 

沙英:俳優になら会えるんじゃない?それか作者かな……確か……越後屋大輔……だったかな

 

 

ヒロ:その人確か異世界物書いてなかった?

 

 

沙英:え?うん、確か『異世界西遊記』と『異世界料理店越後屋』、両方ゲーム化したらしいけど

 

 

ゆの:あれ?自分の名前使ってたんですか?

 

 

沙英:いや、確か『異世界料理店』書いた後かな、名前変えたんだよ、前の名前は忘れたけどね

 

 

翌日

 

 

マサオ:しんちゃん、面白いゲーム買ったんだ!やろうよ

 

 

しんのすけ:なに?

 

 

マサオ:異世界西遊記さ、今人気のRPGなんだ

 

 

しんのすけ:おお!やるゾ

 

 

ネネ:ネネも異世界料理店越後屋買ったわよ

 

 

しんのすけ:どんなゲームなの?

 

 

ネネ:まあ、いわゆるアドベンチャーね、文章を読み進めていくの、途中ミニゲームでお客さんのオーダー覚えて正確に選択するの、上手く原作通りにオーダーを成功させると隠しキャラクターの白夜ちゃん出てくるのよ、ネネはラティファちゃん好きだけど

 

 

マサオ:ネネちゃん、生き生きしてる

 

 

しんのすけ:ほーほー、でも2人が終わってからでいいやー

 

 

 

 

 

ひろし:へーマサオくんとネネちゃんがなぁ

 

 

みさえ:異世界料理店なら私できそう

 

 

ひろし:しんのすけ!ウチもゲーム買うか!

 

 

みさえ:あなたのお小遣いから出してね

 

 

ひろし:じゃあ買えるくらい小遣いくれってーの

 

 

ゆの:ゲーム、なんか楽しそう……

 

 

沙英:そういえばやってないよね

 

 

宮子:私おにーちゃんの見てたー

 

 

ヒロ:今はもう映画並みのグラフィックよね~

 

 

そして、今日も野原一家には笑いが絶えなかった

 

 

その夜、しんのすけは破嵐万丈と共にシロをメガノイドから助け出す夢を見たのだった

 

 

━━━━━━

 

 

しんのすけ:越後屋さん、どうだった?影山さんが勝手に書いたお話

 

 

ひろし:本人に許可取んねぇで何やってんだ?

 

 

みさえ:ホントよねー

 

 

宮子:よし!影山明逮捕だ!

 

 

ゆの:そんなことしたらひだまりしんちゃん2が終わっちゃうよ~!

 

 

ひまわり:ケッ!(無許可で人の作品出したりするやつは逮捕でいいわよ)

 

 

シロ:アン!(そうだ!)

 

 

沙英:うわ~ヒドい言われよう

 

 

ヒロ:いいんじゃない?別に

 

 

沙英:えーーーーっ!!!?




越後屋大輔先生と(勝手に)コラボした回

もちろん無許可(笑)


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親戚の幸ちゃん登場だゾ

ある暑い日、ゆのは庭で草むしりと水撒きをしていた

 

 

ゆの:よし!これで終わり!さてっと

 

 

ゆのはファイティングポーズを取りシャドーボクシングを始める

 

 

途中、シッシッと息を吐き出す

 

 

ゆの:ふーっ、あっつ……麦茶でも飲むか

 

 

汗を腕で拭い家に入ろうとしたとき

 

 

???:チェッ、何だ留守か……しょうがない、出直すか

 

 

ゆの:ん?何だろ、子供の声……?

 

 

 

ゆのは玄関に行ってみると

 

 

小学生くらいの少年が立っていた

 

 

ゆの:どうしたの?この家に何か用?

 

 

ゆのは目線を合わせて話しかけてみる

 

 

???:アンタ誰だ、この家の人じゃないでしょう、泥棒か?何代目の孫だ

 

 

ゆの:何代目の孫でもないし……泥棒でもない!私は木村ゆの!

 

 

???:ふ~ん、オレは神幸太……この家の野原ひろしの妹のミチルの息子です、以後お見知りおきを

 

 

ゆの(なんだろう、なんか取っつきにくい……とりあえず中に入れるか)

 

 

 

ゆのは幸太に中に入るよう促して中へ入れる

 

 

麦茶をグラスに注いで渡す

 

 

ゆの:一人で来たの?

 

 

幸太:ええ、まあ

 

 

ゆの:凄いね、あ、ちょっと待ってね確か冷蔵庫にアイスが

 

 

 

ゆのは立ち上がり台所へ行った

 

 

 

幸太(そういえば何であの人ここにいるんだ?伯父さんの知り合いか?)

 

 

幸太が考えていると声が聞こえた

 

 

『また君は私の制服で遊んで!何回言ったら理解するつもりだ!』

 

 

『南海行ったら理解するゾ!』

 

 

幸太(どうやって南海で理解するんだよ……無理だろ)

 

しばらくするとしんのすけが頭にこぶを作って出てきた

 

 

ゆのに殴られたのだろう

 

 

幸太:お前なぁ、いい加減に懲りろよ……またって事は何回かやってんだろ?

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでも~

 

 

幸太:褒めてねぇよ!

 

 

ゆの:お待たせ!はい、アイス

 

 

しんのすけ:オラには~?

 

 

ゆの:あんたはさっき食べたでしょうが、食べ過ぎは厳禁!みさえさんからも言われてるんだからね

 

 

しんのすけ:おけちなんだから~

 

 

ゆの:何と言われてもダメ!

 

 

そうこうしている間に幸太はアイスを食べ終わった

 

 

 

幸太:あの、ちょっと行きたいとこあるんですが

 

 

 

ゆの:ん?どこ?

 

 

 

そこはゲームセンターだった

 

 

 

ゆの:やっぱり男の子だね、ゲームとか好きなんだ

 

 

幸太:まあ、そうですね……親父も母さんもあまりオレに構ってるヒマとかないんで……だけど親父がたまに連れてきてくれたのがゲーセンなんで

 

 

ゆの:そうなんだ、何やりたいの?

 

 

幸太:あれかな、ミッドナイトドライブ、親父とよくやってるんですよ

 

 

ゆの:あれか、じゃあ私と対戦してみる?

 

 

幸太:木村さん、速いんですか

 

 

ゆの:まあね、やってみればわかるよ

 

 

 

ゆのと幸太はシートに座りコインを入れて準備する

 

 

 

『カウントはじめるぞぉ!!』

 

 

 

『5!』

 

 

『4!』

 

 

『3!』

 

『2!』

 

 

『1!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『GO!!』

 

 

 

 

2人は一斉にスタート

 

 

 

ゆのと幸太は抜きつ抜かれつの互角の勝負を繰り広げた

 

 

 

ゆの(速い、今まで戦ってきた相手なんて比べものにならない!)

 

 

幸太(いいぞ、これだ、この感じだ!バトルはこうでなくちゃならねぇ!)

 

 

 

ゆのは日差しを避けるために持ってきたサングラスをかけて本気モードに入る

 

 

 

ゆの:………よし、いくか

 

 

幸太(なに!?)

 

 

ゆのはシフトチェンジとアクセルワーク、ブレーキングを巧みに使い分けて徐々に幸太を圧倒していく

 

 

幸太(マジかよ!親父と同じくらい……いや、その上を行く走り!)

 

 

 

そして、ゆのの勝利で終わった

 

 

 

ゆの:速いね、驚いたよ

 

 

幸太:ども、木村さんも速いですね、負けましたよ

 

 

その夜、幸太は泊まっていくことに

 

 

 

全員に自己紹介をしてゆのとしんのすけと風呂に入る

 

 

 

先に2人で入る

 

 

幸太:なぁ、しんのすけ……木村さんて……その

 

 

しんのすけ:お?

 

 

幸太:いつも、ああいう服着てるのか?

 

 

 

もちろん、ワイシャツジーパンスタイルのことである

 

 

しんのすけ:うん、着てるゾ

 

 

 

幸太:か、カッコいいな、木村さんて

 

 

そこへゆのが入ってきた

 

 

ゆの:お邪魔しまーす

 

 

幸太:はわっ!

 

 

幸太は赤くなりお湯に潜った

 

 

ゆの:あれあれ?幸太くん、私の裸ってそんなに魅力的?悩殺しちゃった?

 

 

しんのすけ:うーむ、オラには効きませんなぁ

 

 

ゆの:やかましい!!アンタにゃ聞いてねぇよ!

 

 

しんのすけ:んもーおまたげないゾ

 

 

 

ゆの:お風呂でそれ言うと際どいからやめて!!

 

 

幸太は翌日には秋田のじいちゃんのところへ顔を出しに行って、帰ったそうな




越後屋大輔先生のパタフィニット・ストラスからオリジナルキャラの幸太くんを借りました

向こうでは凄い能力がありますがこちらでは普通の男の子です

ていうかゆの、タオルくらい巻けよ(笑)


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1stシーズン
ゆのちゃんと宮子ちゃんとプール遊びだゾ


【ある夏の日】

 

 

しんのすけ:暑いですなぁ~

 

 

宮子:ですなぁ~

 

 

しんのすけ:こんな時は海にでも行きたいですなぁ~、水着のおねいさん達と戯れたいゾ

 

 

『しんちゃ~ん』

 

『オイル塗ってぇん』

 

『かき氷食べさせてあ・げ・る、はいあーん』

 

 

しんちゃん:んー!いいですなぁ~

 

 

宮子:私は……そうだなぁ

 

 

『おおー!焼きそばにラーメンに冷やし中華~!これ全部食べていいの!?』

 

 

『あいよ!遠慮せずに食いな!宮子ちゃんに特別サービスでい!』

 

 

『ありがとう!大将!いただきまーす!』

 

 

しんのすけ・宮子:えへへへ~

 

 

ゆの:……二人で何をしてるんだろう

 

 

宮子:しんのすけ殿!海はちょっと無理だけどプールならビニールプールがありますぜ

 

 

しんのすけ:おおー!宮子ちゃん太もも~

 

 

ゆの(太っ腹だよ)

 

 

宮子:よーし!しんのすけ殿プールを用意しましょうぜ

 

 

しんのすけ:ブ・ラジャー!

 

 

【数分後】

 

しんのすけ:ほーい、持ってきたゾ~

 

 

宮子:じゃあ空気入れますか、シュコシュコってね

 

 

しばらくしてプール完成

 

 

宮子:よーし、じゃあお姉さんは水着を着てきますゆえ

 

 

しんのすけ:あ、オラも着よーっと

 

 

宮子:ではしんのすけ殿はお茶の間で、私は寝室で着替えましょうか

 

 

しんのすけ:えー、オラ宮子ちゃんと一緒がいいなぁ~

 

 

宮子:しんのすけ殿、お着替えは見せられませんなぁ~

 

 

しんのすけ:いいもーんだ、みのもーんた

 

 

そして、着替え終わった二人はホースで水を入れ遊んでいた

 

 

ゆの(楽しそうだな……私も入りたいなぁ)

 

 

宮子:あ、そだ……ゆのっち~!入りたかったらおいで-!

 

 

ゆの:え!?宮ちゃん……わかってたのかな……じゃあ入っちゃお

 

 

ゆのも水着に着替え二人の前に来る

 

 

しんのすけ:うーむ、お胸がないですなぁ

 

 

ゆの:………うっ、ごめんなさい

 

 

宮子:まあまあゆのっち、子供の言うことですから、気にしない気にしない

 

 

しんのすけ:宮子ちゃんはボインボインでいいですなぁ~オラ宮子ちゃん好きだゾ

 

 

宮子:おー、照れますなぁ

 

 

ゆの:そ、そのうち大きくなるもん!

 

 

しんのすけ:んもー、ゆのちゃんおまたげないゾ

 

 

ゆの:それを言うなら大人げないだよ……はぁ

 

 

宮子:およ?どったのゆのっち

 

 

ゆの(……言い切れないんだよなぁ……って何考えてるんだろ私)

 

 

この後三人は楽しくビニールプールで遊んだ

 

その夜

 

 

ひろし:はは、そうかそうか……ゆのちゃん達と遊んだか

 

みさえ:よかったわねしんちゃん

 

 

ヒロ:二人ともお留守番ありがとう、はい……お茶でもどうぞ、ひろしさんはビールよね

 

ひろし:おう!わかってるねぇヒロちゃん

 

 

ヒロ:飲み過ぎは体に毒ですよ、2本で終わりにしてくださいね

 

 

沙英:あはは、みさえさんとヒロには敵わないよ

 

ひろし:ああ、ホントだぜ、それにしても女の子とプールとは羨ましいぞしんのすけぇ~

 

みさえ:あなた、何か言った?

 

 

ひろし:あ、いやぁ、その

 

 

しんのすけ:ケツデカオババと入ったときより楽しかったゾ

 

 

みさえ:しんのすけーーーっ!!!

 

 

 

げ ん

こ つ




記念すべき第1話

去年の12月の放送を見て書きたくなったのが始まり

なんだろう、違和感ってないよね


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小説のお手伝いをするゾ

みさえ:しんのすけー、いるー?

 

 

しんのすけ:ほっほーい、何ですかな母ちゃん

 

 

みさえ:ちょっとこれからサトーココノカドーに行ってくるからいい子でお留守番してるのよ

 

 

しんのすけ:ジャンボチョコビ3個で手を打とう

 

 

みさえ:3個もダメ!1つ!

 

 

しんのすけ:美人のママ~、グラマーなママ~3個買って買ってーん

 

 

クネクネしながらねだるしんのすけ

 

 

みさえ:ええい!おだてたってダメなものはダメ!

 

 

しんのすけ:チッ、小じわ怪獣シワゴン

 

 

『げんこつ』

 

 

みさえ:さ、いい子でお留守番してるのよ、し・ん・の・す・け

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

力なく返事をする

 

 

みさえは自転車を猛スピードで漕ぎ

サトーココノカドーへ向かった

お目当てはもちろんバーゲンセールだ

 

 

しんのすけ:仕方ないなー、アクション仮面でも見ますか

 

 

アクション仮面:ミミ子くん!

 

 

ミミ子:助けて-!アクション仮面!

 

 

アクション仮面:ミミ子くんを離せ!ブーブー将軍!

 

 

ブーブー:はははは!アクション仮面!こいつに勝てたら離してやる!来い関取怪獣ドスコイ!

 

 

そのブーブーや関取などの単語は台所で家事をしているヒロの胸にグサグサと刺さるのだった

 

 

ヒロ:し、しんちゃん?出来れば別の遊びをしてもらえるかしら?

 

 

その顔は引き攣ってたらしくしんのすけは逆らえなかった

 

 

しんのすけ:うーん、暇ですなぁ、お?

 

 

2階からカリカリ音がする

しんのすけはその音の正体を知っていた

 

 

そう、2階では沙英が小説を書いている

 

 

しんのすけ:いいこと思いついたゾ

 

 

2階に上がるしんのすけ

 

 

そしてドアを少し開ける

 

 

沙英:えーっと、ここで美加は不良に絡まれる……そして大人数に囲まれる……っと

 

 

しんのすけ:ほうほう、ではお手伝いしますか

 

 

沙英:美加は大声で叫んで助けを呼ぶ、そして来たのは

 

 

しんのすけ:ぶりぶりざえもん

 

 

沙英:ぶりぶりざえもんっと

 

 

 

しんのすけ:でも弱かった

 

 

沙英:弱かった……っと

 

 

しんのすけ:アクション仮面とカンタムロボが、やってきてアクションビームとカンタムパンチでやっつけてー

 

 

沙英:アクション仮面とカンタムロボっと

 

 

 

しんのすけの言うとおりに書いてしまう沙英

 

 

沙英が長時間かけて書いていた恋愛小説はなぜかアクション仮面やカンタムロボなどが活躍するアクションになってしまった

 

 

沙英:………あー!ちがーう!!こんなキャラ出てこないし!!

 

 

内容がごちゃごちゃになってしまった沙英は原稿をクシャクシャに丸めて放り投げてしまう

 

 

 

しんのすけ:オ、オラ……しーらなーいっと

 

 

ゆの:あ、しんちゃん、沙英さんは?

 

 

しんちゃん:に、2階だゾ

 

 

ゆの:ヒロさんがおやつにしましょうって言ってたから先に行っててね、私沙英さん呼んでくるから

 

 

そして2階に上がるゆの

 

 

ドアを開けて声をかけようとする

 

 

ゆの:沙英さーん、おや……

 

 

沙英:ジャマしたのはお前かああぁぁ~っ!!

 

 

ゆの:ぎゃあああ!!

 

 

ゆのは沙英に飛びかかられバランスを崩しそのまま1階へ落下してしまった

 

 

ゆの:あいた!

 

 

沙英:あ、ごめんゆの……痛かった?

 

 

ゆの:い、いえ……あ、ヒロさんがおやつにしましょうって言ってましたよ

 

 

沙英:うん……おやつ食べて元気だそうかな……待てよ……さっき聞こえた声は

 

 

沙英は茶の間に行き先に食べていたしんのすけを見る

 

 

沙英:犯人は……君か……アクション仮面

 

 

しんのすけ:ワッハッハッハ!よく私だとわかったな!……あ

 

 

このあと沙英からきついゲンコツをもらったしんのすけであった

 

もちろん

帰ってきたみさえからもこっぴどく怒られた

 

ゆのは少しだけ怒った




第1話を書いてからそんなに経たずに書いた

この頃は意外とネタがよく出てました


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ヒーローショーで対決だゾ

ある日、野原一家とひだまり荘の4人はサトーココノカドーに来ていた

 

 

目的は相変わらずみさえのバーゲンセールだが

 

 

そして、それが終わった後

しんのすけの頼みで屋上に向かう

 

この日、屋上ではヒーローショーがやっていたのだ

 

 

しんのすけ:早く始まらないかなぁ~

 

 

ひろし:なんか、さっきもらったパンフレットを見てみるとどうやらこのヒーローショーは客の中から何人か選んでキャスティングするらしいぞ

 

 

みさえ:えー、どーしよー私が囚われのヒロインに選ばれたらー

 

 

ひろし・しんのすけ:ないない、絶対ない

 

 

ひまわり:たいやい(コクコク)

 

 

 

みさええ:なぁぁんですってぇぇ~!!

 

 

『げんこつ×2』

 

 

そして、ヒーローショーが始まり司会の女性がマイクで話し始める

 

 

司会:よい子の皆ー!元気かなー?

 

 

子供たち:はーい!

 

 

しんのすけ:お姉さん~!オラと首都高ドライブして夜明けのコーヒー飲まなーい?

 

 

司会は一瞬引き攣った顔をしたがすぐに戻り進行を再開した

 

 

司会:今日は皆の中から4人選んでお話をやってもらいまーす

 

 

司会の女性は辺りを見回しゆの達に視線を合わせる

 

 

司会:じゃあ、そこのお姉さん達にお願いしましょうか

 

 

ゆの:え!?

 

 

宮子:おぉ~!役者だー!

 

 

ヒロ:で、出来るかしら

 

 

沙英:だ、大丈夫かなぁ

 

 

呼ばれた4人は裏方へ行き

説明を聞く

 

 

沙英:アドリブでいいってさ

 

 

ヒロ:アドリブ……難しいわねぇ

 

 

宮子:やるぞー!

 

 

ゆの:出来る限りやってみよう

 

 

 

そして配役が決定した

 

 

ゆの……主人公

宮子……ボスの部下

ヒロ……囚われのヒロイン

沙英:……悪の組織のボス

 

 

いよいよ、ヒーローショーが始まった

 

場面は沙英とヒロと宮子のシーン

 

 

沙英:あははは!ついに私の手にヒロが来た!よくやったねぇ宮子

 

 

宮子:ははー!

 

 

ヒロ:こんなことをしてゆのさんが黙ってると思うの?必ず来てあなたたちをメタメタにするんだから

 

 

沙英:あっはっはっは、そうかいそうかい……精々気をつけるとしようかね

 

 

ひろし:おお、なかなか上手いじゃないか

 

 

みさえ:ほんとねぇ、意外と才能あるかも

 

 

しんのすけ:オラもヒロさんをお助けするぞ-!

 

 

しんのすけは席から飛び下りるとステージへ走って行く

 

 

宮子:おっと、ボス……忍び込んでいたジャガイモ小僧を捕まえましたぜ

 

 

宮子はガシッとしんのすけを抱き上げそういった

 

 

沙英:じゃあ、そいつはあそこに入れときな

 

 

沙英は小道具の檻を指さした

 

 

宮子はそこへしんのすけをガシャンと閉じこめた

 

 

しんのすけ:ううー!出せ-!

 

 

しんのすけは顔を隙間にグリグリして出ようとするが抜けなくなっては困るので宮子がやめさせる

 

 

そして、そこへ

 

 

ゆの:ま、待て!えっと……今すぐヒロとしんのすけを返せ!

 

 

沙英:あっはっはっは、そう簡単には返さないよ、宮子!やっちゃいな!

 

 

宮子:がってん!

 

 

宮子はゆのに襲いかかるがゆのはそこへカウンターパンチをかます

 

 

宮子:うおっとっと!

 

 

宮子は後ろに2、3歩後ろに下がりバタッと倒れる

 

 

宮子:ボ、ボス……無念

 

 

ガクッと気絶する宮子

 

 

沙英:ええい、役立たずめ!今度は私が相手だ

 

 

ひろし:おお!面白くなってきたなぁ!

 

 

みさえ:いいわよー!やれやれ-!

 

 

ひまわり:たー!!

 

 

ゆのと沙英はパンチやキックの出し合いを繰り広げる

 

 

沙英:なかなかやるねぇ、さすがはヒーローって訳か……じゃあこれならどうかな?

 

 

沙英はヒロの拘束を解くが左腕で首を捕まえ人質にする

 

 

沙英:さあさあ、どうした?かかってきなよ

 

 

 

ひろし:うわ、きったね

 

 

みさえ:頑張って!ゆのちゃん!

 

 

 

しんのすけ:ゆのお姉さん頑張れ!

 

 

ひろし:よぉーし!皆でゆのコールだ!!せーっの!

 

 

『ゆーの!ゆーの!』

 

 

みさえ:まだよ!もっと大きな声で!!

 

 

『ゆーの!!ゆーの!!』

 

 

沙英:人気があるねぇヒーローさん

 

 

沙英はヒロを離した

 

 

沙英:さあて、決着をつけようか?ゆのさん

 

 

ゆの:ええっと……の、望むところだ

 

 

そして二人とも走って近づき

 

 

ゆのはキックのモーションをする

 

 

沙英はそれを受けてしまい後ろに倒れる

 

 

ゆの:ヒロさん!

 

 

ヒロ:ゆのさん、よく助けてくれたわ

 

 

ゆの:あ、しんちゃんも大丈夫?

 

 

ゆのはしんのすけの檻を開けて抱き上げる

 

 

司会:それでは皆さん!ヒーローにもう一度盛大な拍手をお願いしま-す!!

 

 

そしてゆのは大拍手に包まれた

 

 

その後

 

【レストラン】

 

 

ひろし:いやー、よかったぜ、ゆのちゃんも大活躍だったしな

 

 

ゆの:えへへ、ありがとうごさいます

 

 

みさえ:沙英ちゃんも宮子ちゃんもいい悪役っぷりだったわよ

 

 

宮子:いやーありがたき幸せ

 

 

沙英:うん、いい経験になったかな……これを小説に生かしていい作品書きたいな

 

 

ヒロ:書けるわよ、沙英

 

 

沙英:ありがとうヒロ

 

 

しんのすけ:今度はアクション仮面のショーがいいなぁ

 

 

ひろし:よし!その時は父ちゃんと行こうな!今日みたいに盛り上げてやるぜ!

 

 

しんのすけ:おおー!父ちゃんカッコイイ-!

 

 

そして、食事をして

野原一家とひだまり荘の4人は引き上げていった

 

 

家に帰ってもショーの話題で再び盛り上がったのだっ




これは書くのにすごく時間かけました

ゆのと沙英が闘うのはもちろんオレがゆの沙英が好きだから(笑)

2人の対決はヒエールジョコマンロボとカンタムロボが闘うシーンのBGMのイメージ


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ハイキングは大変だゾ1

【とある休憩所】

 

 

ゆの:皆ーいる?

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

風間:はい

 

 

ボー:ボア

 

 

ネネ:はい!

 

 

ゆの:あれ?マサオくんは?

 

 

風間:あれ?ついさっきまでいたんだけど……どうしたのかな

 

 

ボー:もしかして、迷子、かも

 

 

ゆの:大変!捜してこないと!私捜してくるから皆ここにいてね!

 

 

ゆのは山道を下っていった

 

 

なぜこんなことになっているのかというと

ハイキングに行きたいと幼稚園で話していた野原一家、友達4人も誘って行こうと決めていたのだが突如4家とも父親が仕事になってしまいお流れになる予定だった

 

 

そこでひだまり荘の4人に白羽の矢が立てられたのだが、ヒロ、沙英、宮子は実家への帰省のため既に帰省を終えたゆのが引率者として子供たちと行くことになった

 

 

そして、春日部駅から電車に揺られること1時間、登山道前駅に到着した

 

 

ゆの:はい、皆いるね、トイレ行きたい人は行っておいた方がいいよ、しばらくなさそうだから

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

風間:あ、待てよしんのすけ!

 

 

マサオ:待ってよー

 

 

ボー:僕も、行く

 

 

ネネ:ネネも行く-!ゆのさんは?

 

 

ゆの:え?あ、うん……行っとこうかな

 

 

全員トイレを済ましバスで山の入り口へ向かい山を登り何とか休憩所へとたどり着き、今に至る

 

 

しんのすけ:やれやれ、行っちゃいましたなぁ

 

 

ネネ:一体何やってんのよあのオニギリは!

 

 

風間:でも、一体いつはぐれたんだ?ボク、登るのに必死でマサオくんがいないのに気づかなかったよ

 

 

しんのすけ:全くー無責任ですなぁ

 

 

風間:……お前だって気づいてなかっただろうに、自分のことを棚に上げてよく言うよ

 

しんのすけ:オラはここだぞ?棚の上じゃないぞ

 

 

風間:違う!棚に上げてっていうのは自分も悪いんだから人のことはいえないって事だよ!

 

 

ネネ:つまりしんちゃんも気づかなかったんだから風間くんの事はいえないって事ね

 

 

しんちゃん:んもー最初からそう言ってよー

 

 

風間:とにかく、ゆのさんが戻ってくるまでここにいよう、下手に動くとボクらまで迷子になりかねないからね

 

 

ネネ:でも元はと言えばゆのさんが気づくべきだったのよ、あの人こそ監督不行き届き、無責任よ

 

 

ボー:過ぎたことは、しょうがない、待つしかないよ

 

 

そして休憩所の椅子に座り待つ4人

 

 

しばらくして

 

 

しんちゃん:どっこいしょー

 

 

風間:おい!どこへ行くんだよ!

 

 

 

しんちゃん:お散歩ー!じゃ!

 

 

風間:『じゃ!』じゃなーい!待てー!

 

 

 

山道を下りていくしんのすけを追いかける風間くん

 

 

ネネ:ちょ!ちょっと!待ちなさいよ-!

 

 

ボー:ボア-!

 

 

それに続いてネネちゃん、ボーちゃんも追いかける

 

 

果たして!しんのすけ達とゆのは無事再会できるのか!マサオくんはどこへ消えたのか!

 

 

しんのすけ:2に続くゾ




初めての続き物

防衛隊の初登場でもあります

ボーちゃんのボアはアニメで聞こえるとおりに書いてます(笑)


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ハイキングは大変だゾ2

ゆのとハイキングにやってきたしんのすけたち

 

 

登山中、マサオが行方不明となってしまう

 

 

休憩所についたゆの達はマサオがいないことに気づきゆのはしんのすけたちに休憩所から動かないよう言い聞かせマサオを捜しに山道を下る

 

 

しばらくして待ちくたびれたのかしんのすけが散歩と言って山道を下りてしまう

 

 

風間、ネネ、ボーはしんのすけを追って山道を下りてしまう

 

 

今回はその続きをみてみよう

 

 

ゆの:マサオくーん、どこにいるの-?

 

 

 

ゆのは声をかけながら歩いていく

 

 

ゆの:いないのかなぁ、マサオくーん

 

 

しばらく声をかけながら捜すゆの

 

 

中間地点に差し掛かったところで進展を見せる

 

 

 

『うわーん!』

 

 

ゆの:………!マサオくんの声だ、あっちからだ

 

 

ゆのは早歩きで声のする方へ向かう

 

 

 

すると

 

 

マサオ:うわーん!

 

 

ゆの:マサオくん!見つけた!

 

 

登山コースから離れた林の中で泣いていたマサオをゆのは見つけた

 

 

マサオ:あ!ゆのさああぁぁん!

 

 

マサオはゆのを見ると即座にゆのに飛びつく

 

 

ゆの:よしよし、恐かったね、もう大丈夫だからね

 

 

ゆのはマサオをしばらく優しく抱き締めて下へ降ろして事情を聞いた

 

 

ゆの:ねぇ、マサオくん、どうしてこんなところにいたの?

 

 

マサオ:うん、途中までは皆と登ってたんだけど、途中で

 

 

『ん?何?』

 

 

マサオ:林の中からガサガサ音がするからちょっと見てみようかなって近づいてみたら

 

 

『わっ!あーーーっ!』

 

 

マサオ:突然お猿さんが2匹ボクに襲いかかって来て、こっち側に必死で逃げたの

 

 

『ヒィィィ~!ボク食べても美味しくないよー!』

 

 

『ウキキッ!』

 

 

『キキッ!』

 

 

マサオ:しばらく逃げていたんだけど木の根っこにつまずいて転んじゃって

 

 

ゆの:そっか、ひどい目にあったね、もう平気だよ……あ、膝擦りむいているね

 

 

ゆのはバッグから救急箱を出しマサオの膝を消毒して絆創膏を貼る

 

 

ゆの:はい、これでよし……しみるのよく我慢したね、さすが男の子だ

 

 

マサオ:えへへ

 

 

ゆの:じゃあ戻ろっか……足まだ痛いだろうからおぶってあげるよ

 

 

ゆのはマサオを抱き上げて手を背中へ回す

 

 

マサオはゆのにしっかり掴まる

 

 

ゆの:じゃあ行くからしっかり掴まっててね

 

 

ゆのは休憩所へと戻るため歩き出す

 

 

そして休憩所では

 

 

しんのすけたちが既に戻っていた

 

 

風間:まったく、どこまで行く気だったんだよ、あやうく迷子になるところだっただろ

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもー

 

 

風間:褒めてない!!もう少し下に行ってたらどうなってたかわからないぞ!

 

 

ネネ:そうよそうよ

 

 

ボー:ボア

 

 

そこへマサオをおぶったゆのが到着する

 

 

しんのすけ:お、マサオくんだゾ

 

 

風間:あ!ホントだ!見つかったんだ!

 

 

ネネ:どこ行ってたのよ!オニギリ!

 

 

ゆの:はい、着いたよ

 

 

ゆのはマサオを休憩所の椅子へ降ろす

 

 

マサオ:あ、ありがとう

 

 

ネネ:まったく、女の人におぶられるなんて、マサオくん、あんたそれでも男なの!

 

 

ゆの:ネネちゃん、今日はそのくらいにしてあげてね、マサオくん怪我してるから

 

 

マサオ:ごめんねネネちゃん

 

 

ネネ:フン、まあ無事でよかったわ

 

 

ゆの:ごめんね皆、私が付いていながらこんなことになっちゃって

 

 

風間:いやいや、ゆのさんのせいではないですよ、それにゆのさんがいなかったらマサオくんは見つかりませんでしたよ

 

 

ボー:その通り、ゆのさんは、マサオくんを見つけた、それだけで、すごい人

 

 

しんのすけ:それにしてもマサオくん、羨ましいですなぁ、ゆのさんにおんぶされるとはーオラが変わりたいくらいだゾ

 

 

風間:お前なぁ

 

 

ゆの:あはははは!

 

 

ゆの達は気を取り直し、再び山を登った

 

 

山頂のベンチでみさえが作ってくれた弁当を皆で食べ、山をロープウェイで降り

 

 

バスに乗り、電車に揺られることまた1時間

 

 

春日部に帰ってきた

 

 

そして、それぞれの家に皆を送り届けゆのとしんのすけは家に帰った

 

 

その夜ゆのは夕食後、すぐに寝てしまう

 

 

ひろし:そっかそっか、楽しかったか

 

 

しんのすけ:うん、ゆのさんはぐれたマサオくんを捜したり、怪我したマサオくんをおんぶしたり、ちょっとかっこよかったゾ

 

 

みさえ:あらあら、大変だったわね

 

 

そして、ひろしとみさえは寝ているゆのにそっと声をかける

 

 

ひろし:ありがとなゆのちゃん、しんのすけも楽しかったってさ

 

 

みさえ:またよろしくね

 

 

その言葉にゆのは握った右手を挙げる

 

 

ひろし:ははっ、案外狸寝入りかもな

 

 

みさえ:うふふ、やーねー、寝息が聞こえてるから違うわよ

 

 

ひろし:わかんねぇぞ、さてしんのすけの話、聞いてやっか

 

 

みさえ:あんなに話すなんて、よほど楽しかったのね

 

 

『とーちゃんかーちゃん!早くー!』

 

 

みさえ:はいはい、今行くわよー

 

 

ひろし:よーし!父ちゃんと母ちゃんにもっと聞かせろしんのすけ!

 

 

その後、かなり遅くまで話していたため茶の間で寝てしまう野原一家だった




ラストのサルのシーンはネームの段階で変更があります

本来はマサオくんをサルが引きずるというシーンだったのですが人間をずれないだろうと思い追いかけられるに変わりました(笑)


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迷子になったヒロさんだゾ

みさえ:コラ!しんのすけ!早くしなさい!

 

 

朝、しんのすけがトイレに入ったまま出てこない

 

 

みさえはノックをしながら急かす

 

 

しんのすけ:うーん、もうちょっと~

 

 

みさえ:早くしないとまたバス来ちゃうわよ!

 

 

しんのすけ:やれやれ、組長ももう少しゆっくり来ればいいのに

 

 

みさえ:幼稚園バスは時間通りに来るもんなの!いいから早く出なさい!バス行っちゃうでしょーが!

 

 

しんのすけ:ホントは?

 

 

みさえ:久しぶりのお通じがあったら困るでしょうが!って何言わせんのよオラァ!いいからはよ尻拭いて水流して出てこんかい!

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

ジャーッとトイレの流れる音がしてしんのすけが出てきた、服はまだパジャマだ

 

 

みさえ:ほーら、出たら手を洗って歯磨いて着替えて朝ごはん食べちゃって

 

 

しんのすけ:んもー、やることが多いゾ

 

 

みさえ:早くしろって言ってんでしょうが!ほら!急ぐ!

 

 

宮子:しんのすけ殿、早く着替えてこっちでご飯食べましょうぜ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

 

しんのすけは宮子のその一言で歯磨き、洗顔、手洗い、着替えなどを済まし、宮子と共に朝食をすませる

 

 

そしてバスが来たがゆっくり食べていたためみさえが送っていくと伝えバスは行く

 

 

みさえ:はぁ、また自転車だわ

 

 

そのため息混じりのを聞きヒロが台所から出てきた

 

 

ヒロ:みさえさん、私が代わりにいきましょうか?

 

 

みさえ:え、いいの?ヒロちゃん

 

 

ヒロ:ええ、どうせ暇ですから

 

 

宮子:ダイエットになるもんねー

 

 

 

『げんこつ』

 

 

 

宮子:ア、アイムソーリー

 

 

 

ヒロ:しんちゃーん、お姉さんと幼稚園に行きましょうね

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

みさえ:私の時ゃあんなに聞き分けよくないくせに!やっぱりあいつの遺伝だわ

 

 

 

ひろし:ヘッキシ!

 

 

川口:どうしたんスか?係長

 

 

ひろし:誰か俺の噂してるみたいだな

 

 

川口:誰ですかねぇ

 

 

ひろし:さあな、ほれ仕事仕事

 

 

川口:うす!

 

 

そして、野原家

 

ヒロはみさえの自転車を出して準備していた

 

 

ヒロ:はい、乗って

 

 

ヒロはしんのすけを抱き上げて後ろに乗せアクション仮面のヘルメットを被せて自分も跨がる

 

 

しんのすけ:出発おしんこー!

 

 

ヒロ:え、えっと……?

 

 

しんのすけ:んもーノリが悪いゾ、こういう時はきゅうりの糠漬けって言うんだゾ

 

 

ヒロ:ごめんなさいね、知らなかったから

 

 

みさえ:ええからはよ行かんかい!

 

 

ヒロ:は、はい、きゅうりの糠漬け

 

 

しんのすけ:い、行ってきます美人のママ

 

 

ヒロとしんのすけはみさえに恐怖を感じ走り出す

 

 

 

ヒロ:しんちゃん、どう?お母さんの時と違って新鮮でしょ?

 

 

しんのすけ:うむ、違いますな、母ちゃんはオラに文句しか言わないんだゾ

 

 

ヒロ:あら、そうなの?

 

 

ヒロとしんのすけはそんな会話をしながらスイスイ走る

 

 

そして急な上り坂に差し替える

 

 

ヒロは必死に漕いで登る

 

 

ヒロ(ダイエット……これはいいダイエットになるわ)

 

 

登り切ってホッとしたのもつかの間、今度は急な下り坂があり自転車はヒロの意思に反して猛スピードで下っていく

 

 

ヒロ:ひゃあぁあ~!

 

 

しんのすけ:おおぉぉ~!

 

 

ヒロ:ふん!

 

 

ヒロは車体の向きをグイッと変え足をダンッとつけドリフトをした

 

 

キキキーッと音を立てタイヤ跡を残しながら下り止まった

 

 

ヒロ:し、死ぬかと思ったわ

 

 

しんのすけ:ホントですなぁ、まさに秘技一発でしたなぁ

 

 

ヒロ:それを言うなら危機一髪よ、さあ急ぎましょ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

そして何とか幼稚園に着き、しんのすけは降りて中へ入りヒロは家に向かう

 

 

その途中

 

 

ヒロ(少し遠回りして帰ろうかしら、ダイエットにもなるし、そうしましょ)

 

 

ヒロは来た方とは違う道へ進み家へと向かうが

 

 

ヒロ:あら?ここはどこかしら……えーっと

 

 

あまり知らない道へ来てしまったため訳もわからずウロウロしてしまい迷ってしまっていた

 

 

そんなこんなしているうちしんのすけはバスで帰ってきた

 

 

それから数時間たっても帰ってこず、ついに野原家に電話が来た

 

 

みさえ:はい、野原です……あ、ヒロちゃん、どうしたのよこんな時間まで……えーーっ!?迷ったぁ!?

 

 

宮子:なぬー!?

 

 

沙英:ヒロ!?

 

 

ゆの:ヒロさん!

 

 

みさえ:で?今どこ……?うん、うん……わかったわ、じゃあ行くから動かないで

 

 

みさえは電話を切りひろしに声をかける

 

 

みさえ:あなた!車を出して!

 

 

ひろし:あ、ああわかった

 

 

みさえとひろしは車でヒロのいるところへ向いヒロを乗せ、自転車はトランクには乗らないのでみさえが乗って帰ることになった

 

 

ヒロ(すみません、みさえさん)

 

 

みさえ(もう、頼むのやめよ、うん)

 

 

心に堅く誓ったみさえであった




しんのすけとヒロというコンビの話

自転車のシーンはアニメで見たいですね(笑)

迷子のシーンなんかアニメっぽいですよね


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内緒で来ちゃった妹だゾ

沙英:うーん!やっと終わったぁ……さてっと……どうしようかなぁ

 

 

小説を書き終わった沙英は椅子に座ったまま大きく伸びをする

 

 

その直後、ピンポーンとインターホンがなる

 

 

沙英:あ、誰か来たのかな……

 

 

 

沙英は一階に降り、ドアを開ける

 

 

沙英:はいはい、どちら様?

 

 

ドアを開けるとそこには一人の少女が立っていた

 

 

沙英はその少女を見るやいなやびっくりひして後ろに倒れてしまう

 

 

 

沙英:うわっ!とと、ち、智花!?

 

 

沙英の妹である智花がやってきたのだった

 

 

智花:ヤッホーお姉ちゃん、来ちゃった

 

 

 

沙英:ど、どうやってここを知ったの!?

 

 

智花:へっへーん、お父さんとお母さんに聞いたもん、春日部の野原さんって家にお世話になってるって

 

 

沙英:………あのおしゃべり夫婦が

 

 

沙英はボソリと呟いた

 

 

 

智花:とりあえず上がらせてもらうね

 

 

沙英:こら!人ん家!

 

 

智花:お姉ちゃんだって人の家に何日もいるくせに

 

 

 

沙英:うっ

 

 

『びえー!!』

 

 

沙英:ああ、起きちゃったか

 

 

智花:あれ?赤ちゃんいるんだ

 

 

沙英:うん、ひまわりっていうんだ

 

 

智花:家の人は?

 

 

沙英:ひろしさんは仕事、みさえさんはヒロと買い物、しんのすけくんはゆのと宮子とシロの散歩

 

 

智花:シロ?

 

 

沙英:飼い犬だよ、白いモコモコの、特技は綿あめだって

 

 

智花:ふーん

 

 

沙英:おっと、そうだ……ひまちゃんあやさなくちゃ

 

 

智花:見せて見せて

 

 

沙英と智花は寝室のベビーベッドでぐずるひまわりのところへ向かう

 

 

沙英:ひまちゃーん、どうしたのかなぁ

 

 

智花:あははは!お姉ちゃん似合わなーい

 

 

智花は沙英のあやす姿を見て腹を抱えて指を指して笑う

 

 

沙英:やかましい!

 

 

ひまわり:びえー!!

 

 

沙英の声に驚いたひまわりはさらにボリュームを上げて泣き出す

 

 

沙英:あーはいはい、ごめんねーびっくりしちゃったねー

 

 

智花:どうしたんだろうね、オムツかな

 

 

沙英:どれどれ、違うみたいだね

 

 

智花:お腹すいてるんじゃない?

 

 

沙英:あーそうかも……じゃあミルク作ってくるから智花、お願い

 

 

智花:うん

 

 

沙英は智花にひまわりを渡してミルクを作りに台所へ行く

 

 

智花:ひまちゃーん、智花お姉ちゃんだよー

ひまちゃんも妹なんだねーお姉ちゃんと一緒だ

 

 

 

智花はひまわりに優しく話しかける

 

 

 

沙英:出来たよ、智花……って何やってんの!!

 

 

智花:え、出るかと思って

 

 

智花はシャツをめくりあげていた

 

 

沙英:出るか!いいからひまちゃんこっちに

 

 

智花:はーい

 

 

沙英:まったく、人ん家ではしたない

 

 

ミルクをたっぷり飲んだひまわりはスヤスヤと眠ってしまう

 

 

二人はホッと一息つく

 

 

そこへ

 

 

『おかえりー』

 

 

沙英:あ、しんちゃんが帰ってきた

 

 

智花:私が出迎えるー

 

 

智花はドタドタと玄関に行く

 

 

 

智花:ただいまー!

 

 

しんのすけ:おお!お主、できますなぁ

 

 

智花:ふっふっふー

 

 

ゆの:あ!智花ちゃん来てたんだ

 

 

宮子:おおー!

 

 

智花:ああ!ゆのさんに宮子さん!お久しぶりでーす

 

 

ゆの:あ、沙英さん、小説は書き終わったんですか?

 

 

沙英:うん、一段落したよ、まあ入んなよ

 

 

ゆの:あ、はい

 

 

宮子:シロ殿は賢いですなぁ、しんのすけ殿

 

 

しんのすけ:エッヘン!オラの犬だからだゾ

 

 

沙英:おいおい、そんなに威張ることかね

 

 

しんのすけ:モチモチローンだゾ

 

 

沙英:それを言うなら『もちろん』だよ

 

 

しんのすけ:そうとも言う

 

 

沙英:そうとしか言わないってば

 

 

その事に皆が笑っていると

 

 

みさえ:ただいまー

 

 

ヒロ:沙英~?小説は書き終わった~?

 

 

しんのすけ:お?母ちゃんだゾ

 

 

沙英:ヒロー、終わったよー

 

 

ヒロ:あら、智花ちゃん……早かったのね

 

 

沙英:ん?『早かったのね』?ヒロ、それってどういう

 

 

ヒロ:ごめんね沙英、沙英には内緒にしてたの、沙英に言うと照れて『別にいいよ』って言いそうだったから、ゆのさんに連絡とってもらって来てもらったの

 

 

智花:だからお父さんとお母さんに聞いたって言うのは嘘!ごめんなさーい

 

 

しんのすけ:嘘はダメだゾ、嘘つきは怪盗の始まりっていうでしょ

 

 

みさえ:よく嘘つくお前が言うか、それと『怪盗』じゃなくて『泥棒』

 

 

しんのすけ:そうとも言うパート2

 

 

沙英:2があるんかい!

 

 

しんのすけ:おー沙英さん突っ込みが光りますなぁ

 

 

そして、夜

 

 

ひろし:ただいまー!

 

 

智花:お帰りなさーい

 

 

ひろし:お?誰だ?

 

 

沙英:あ、妹です……妹の智花

 

 

智花:よろしく!万年係長のひろしさん!

 

 

ひろし:ガクッ!どーせオレは万年係長でい!

 

 

沙英:こら!智花!

 

 

智花:しんちゃーん!ひまちゃーん!お姉ちゃんお風呂入ろー

 

 

しんのすけ:ほーい!

 

 

みさえ:私と入るときはいやいや入るくせにあのスケベ坊主、全く誰に似たんだか

 

 

ひろし:うっ

 

 

沙英:ちょ、ちょっと様子を見てこよ

 

 

沙英はコソコソと風呂場に行ってみる

 

 

しんのすけ:おー!お胸がありますなー!

 

 

智花:えへへー、少しなら触ってもいいんだよ?

 

 

沙英(ちょっと!そんなはしたないことを!いくら子供の相手だからって)

 

 

智花:ん?

 

 

沙英(ゲゲッ、見つかったか)

 

 

智花は扉の人影を見てニヤニヤしながら声をかけた

 

 

 

智花:そこの人-!覗いてないで一緒に入ろー!

 

 

沙英(仕方ない……入るか)

 

 

沙英は服を脱いで入る

 

 

しんのすけ:いやーんけだものー!

 

 

沙英:別に子供の裸に興味ないって

 

 

わざとらしい叫び声を上げて湯船に浸かったしんのすけに呆れながらそう言う沙英

 

 

智花:お姉ちゃん、背中流すよ

 

 

沙英:うん、ありがと

 

 

しんのすけ:見事にペチャパイですな、家の母ちゃんといい勝負だ

 

 

ひまわり:たいやい

 

 

沙英:う、うるさいよ!

 

 

そして、お風呂から上がり皆でワイワイと夕食を食べ

 

 

楽しい一夜を過ごしたのであった

 




智花ちゃん初登場の話

智花は可愛いのでね(笑)

ラストの風呂、しんのす オレと代われ(笑)


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母ちゃんとヒロさんのダイエット大作戦だゾ

【ある日曜の朝】

 

 

みさえ:きゃああああ!

 

 

ひろし:どうしたみさえ!何があった!?

 

 

しんのすけ:どうしたみさえ!尻がたるんだか!?

 

 

『げんこつ』

 

 

みさえ:増えたのよ!体重が!前回よりも三キロも!

 

 

ひろし:なんだよ朝っぱらからおどかすなよ、そんなことで大声だされちゃたまんねぇよ、こちとらせっかくの日曜日だってのに

 

 

『そんなこと、ですって?』

 

 

ひろし:ヒッ!

 

 

ひろしが後ろを見るとそこには目をギラギラさせたヒロが立っていた

 

 

ヒロ:ひろしさん、男性にはわからないかもしれませんがこれは女性にとっては重要問題なのですよ

 

 

みさえ:その通り!

 

 

ヒロ:みさえさん!私もこの間計ったら四キロ増えてました、共にダイエットに励み!そこの万年係長を見返してやりましょう!

 

 

みさえ:おっしゃー!いっちょやったるかー!

 

 

ヒロ:そうと決まれば早速ランニングからいきましょう!

 

 

ひろし:お、おい!朝メシどうすんだよ

 

 

みさえ:適当に済ませてー

 

 

ヒロ:行ってきまーす

 

 

ヒロとみさえはジャージに着替え行ってしまった

 

 

ひろし:おい、あのジャージは

 

 

しんのすけ:母ちゃんが前に通販で買ったランニングジャージだゾ、しかも使ったのは一回のみ、ローン15回払い

 

 

ひろし:また買いやがったのか、まぁこれを機に何回か着てくれりゃ元も取れるってもんだ

 

 

しんのすけ:でも、何時まで持ちますかな

 

 

ひろし:そーだなぁ、せいぜい1週間だろうな

 

 

しんのすけ:オラは今日ですな

 

 

ひろし:賭けるか、しんのすけ

 

 

しんのすけ:乗ったゾ、じゃあオラが勝ったらアクション仮面スーパーデラックス基地をもらいましょうかな

 

 

ひろし:フ、いいだろう……なら父ちゃんが勝ったら、来週の日曜日を一日もらおうか

 

 

しんのすけ:そんなんでいいの?

 

 

ひろし(いつもしんのすけたちに叩き起こされてるからな、たまにゃ一日ゴロゴロと過ごす日が欲しいからな)

 

 

しんのすけ:父ちゃん?

 

 

ひろし:え?ああ、もちろん日曜日でいい、とりあえず朝メシだ、腹減っちまった

 

 

しんのすけ:クンクン、お?お味噌汁の匂いだぞ

 

 

ひろし:台所だな、誰かいるのか?

 

 

ひろしとしんのすけが台所へ行くとゆのが料理を作っていた

 

 

ゆの:あ、おはようございます、朝ごはんもうすぐできますから顔洗って歯磨きを済ませてきてください

 

 

ひろし:あ、おう……なんか、悪いね

 

 

ゆの:いえ、大丈夫です、ほらしんちゃんもだよ

 

 

しんちゃん:ほーい

 

 

ひろしとしんのすけは歯磨きと洗顔をする

 

 

 

その頃、みさえたちは

 

 

みさえ:ぜぇぜぇ、やっぱり、初日からランニングはキツいかしら

 

 

ヒロ:ハアハア、そ、そうですね……ちょっとハードでしたね

 

 

公園のベンチで息を整える二人

 

 

そこへ

 

 

?:ホッホッホッ!

 

 

みさえ:お、おばさん!

 

 

北本:あら野原さんじゃないの!どうしたの?もしかして野原さんも早朝ランニング?

 

 

 

みさえ:え?もって、おばさんも?

 

 

北本:そうなのよ!昨日計ったらもう嫌だわ、二キロも増えちゃって、ロベルトがまたこっち来るまでに何としてでも痩せないとって思ってね!

 

 

みさえ:ロベルトさんまた来るんですか?

 

 

北本:違うわよ、いつかよ、いつか

 

 

みさえ:ああ、仮定の話

 

 

北本:そ!いつか来たときのために!わたしゃ体型をキープするのよ!じゃね!野原さん!ホッホッホッ!

 

 

おばさんは早々に走り出す

 

 

ヒロ:みさえさん、今のは

 

 

みさえ:お隣の北本さん、通称隣のおばさん……この辺じゃ有名な人よ、情報を瞬時にキャッチする地獄耳の持ち主

 

 

ヒロ:そ、そうですか……とりあえず家に帰りますか

 

 

みさえ:そ、そうね

 

 

そして家へ向かうみさえとヒロ

 

 

その頃、ひろしたちは

 

 

ひろし:いやー、ゆのちゃんがこんなに料理上手だったとはなー

 

 

しんのすけ:うんうん!オラ、しわよせだゾ

 

 

ひろし:それを言うなら幸せだろ

 

 

ゆの:い、いえ……そんな……いつもひだまり荘でやってますら

 

 

宮子:ゆのっち!おかわり!

 

 

ゆの:宮ちゃん、よく食べるね………もう4杯目だよ

 

 

宮子:いやーゆのっちのご飯おいしいからさー

 

 

沙英:あんまり食べ過ぎると体に毒だよ?もうそのくらいにしときなよ?

 

 

宮子:はーい!しんのすけ殿!食べたら遊ぼうねー!

 

 

しんのすけ:ほっほーい

 

 

ひろし:ははっ!よかったなしんのすけ、おっとひまの様子見てこなきゃ

 

 

沙英:あ、さっき私がミルクを飲ませましたから大丈夫ですよ

 

 

ひろし:そんなことまでしてくれたのか、悪いね

 

 

そこへ二人は帰ってきた

 

 

ヒロ:た、ただいま……

 

 

みさえ:ご、ご飯……

 

 

ゆの:あ、は、はい!今二人の分出します!

 

 

ゆのは二人のやつれた顔を見て恐怖を感じたのか急いで二人分の目玉焼きを焼き、味噌汁をよそい、ご飯を盛った

 

 

ゆの:ど、どうぞ

 

 

みさえ・ヒロ:い、いただきます!

 

 

ヒロとみさえはがっつくように朝食を済ます

 

 

ヒロ:みさえさん!生き返りましたね!

 

 

みさえ:ええ!じゃあ次は縄跳びしましょう!

 

 

ヒロ:はい!

 

 

ひろしお、おい!食後すぐそんなに激しい運動すると

 

 

沙英:気持ち悪くなるよ!ヒロ!やめなって!

 

 

ひろし:みさえもよせ!

 

 

みさえ・ヒロ:フーッ!フーッ!

 

 

ギロッと二人を睨みつけるヒロとみさえ

 

 

沙英とひろしはそれに圧倒されて動けなかった

 

 

二人はそれを無視して庭に出る

 

 

みさえ・ヒロ:フンッ!フンッ!

 

 

シロ:クウゥゥン

 

 

二人の切羽詰まった顔を見てシロは恐怖のあまり小屋に引っ込んでしまった

 

 

縄跳びが終わると次はシャドーボクシングを始める

 

 

ヒロ:はっ!はっ!

 

 

みさえ:オラァ!オラァ!

 

 

ひろし:す、すげー気迫だ

 

 

沙英:こうなったらもう誰も止められない……なるようにしかならないや

 

 

そして、次は家で腕立て伏せ、腹筋と続いた

 

 

夕方

 

 

みさえ:あいたたた!

 

 

ヒロ:ううう、痛いわ

 

 

ひろし:見ろ、だから言わんこっちゃねぇ

 

 

沙英:まったく、素直に忠告聞かないからだよ

 

 

激しい運動のしすぎで背中を痛めたみさえとヒロにシップを貼る沙英とひろしは二人に呆れながら言った

 

 

しばらくしてみさえが口を開いた

 

 

みさえ:私、もうダイエットやめるわ

 

 

ひろし:え?

 

 

みさえ:もうやーめた!徐々に痩せりゃいいのよ!ね!ヒロちゃん

 

 

ヒロ:ええ!その通りです!

 

 

 

ひろし:やれやれ、一日も持たねぇか……はっ!

 

 

しんのすけ:…………ジー

 

 

ひろし:あ、あのなぁ……しんのすけ

 

 

しんのすけ:アクション仮面スーパーデラックス基地……よろしく父ちゃん

 

 

ひろし:頼む!ロイヤルチョコビ三つで勘弁してくれ!父ちゃん持ち合わせがあんまりねぇんだ!な?しんのすけくん

 

 

しんのすけ:やだー!

 

 

しんのすけはニヤニヤしながら逃げ回る

 

 

ひろし:頼むー!しんのすけ-!

 

 

ひろしは泣きながらそれを追いかける

 

 

ヒロとみさえは何も知らずプリンを2、3個

平らげていた

 

 

翌日、また二人の悲鳴が響いたらしい

 




お隣の北本さん初登場

みさえがヒロに説明するところは何か好き(笑)


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沙英さんが幼稚園に来たゾ

しんのすけ:母ちゃん!母ちゃん!

 

 

みさえ:なーによしんのすけ、大きな声だして

 

 

しんのすけ:これ、渡すの忘れてたゾ

 

 

みさえ:ん?何?幼稚園のプリント?……でえぇぇぇ!?

 

 

しんのすけ:お?

 

 

みさえ:おじゃないわよ!何でもっと早く渡さないのよ!

 

 

ゆの:ど、どうしたんですか?

 

 

宮子:事件ですか!みさえ警部

 

 

みさえ:明日の午後1時に幼稚園の親子ふれあいコーナーがあるのよ

 

 

ゆの:ふれあいコーナー?

 

 

みさえ:親子で仲良く遊びましょうって行事よ、私明日おケイとサトーココノカドーのバーゲンセールに行こうって話してたのよ、どうしよう……おケイに断らないと

 

 

ヒロ:あの……私行きましょうか?

 

 

みさえ:え?いいわよ、悪いから

 

 

沙英:ヒロ、何なら私が行こうか?

 

 

ヒロ:え?沙英、いいの?

 

 

沙英:うん、ヒロも家のことで忙しいでしょ?新作の締め切りまでまだあるし、息抜きで行ってくるよ

 

 

ヒロ:助かるわ沙英!みさえさん、買い物楽しんできてくださいね

 

 

みさえ:ごめんなさいね沙英ちゃん、よろしく

 

 

沙英:はい!

 

 

【翌日:12:30】

 

 

沙英:ヒロ、ごちそうさま……美味しかったよ、さて、ぼちぼち出ようかな

 

 

ヒロ:気をつけてね沙英

 

 

みさえ:ごめんね沙英ちゃん、埋め合わせはするから

 

 

沙英:いえいえ、では行ってきます

 

 

そして、沙英はふたば幼稚園へと向かった

 

 

沙英:えっと……ここか……まずは園長先生に説明しとくか

 

 

園長室へ入る沙英

 

 

沙英:と言うわけで私が代理で来させてもらいました

 

 

園長:ああ、構いませんよ……すぐに始まりますのでひまわり組へ行ってください、あとはよしなが先生の指示に従ってください

 

 

沙英:はい、わかりました

 

 

沙英はひまわり組へと向かう

 

 

沙英(あの園長怖かったぁ……よくあれで園長やれてるよな……ヤクザ顔で)

 

 

そんなことを思いつつひまわり組のドアを開ける

 

 

しんのすけ:お?沙英さん

 

 

沙英:よっ!しんちゃん

 

 

よしなが:あ、ようこそいらっしゃいました、ささ、後ろの方にどうぞ

 

 

沙英:はい

 

 

よしなが:はーい、みんな、今日は親子ふれあいコーナーの日なのでお母さん達に来てもらってまーす、ではまず遊ぶ前に軽くお勉強しましょう、元気よく答えていいところを見せちゃいましょう

 

 

園児達:はーい!!

 

 

よしなが:じゃあまず、一寸法師から問題です、一寸法師は何のお船に乗ってるかな?

 

 

しんのすけ:ほい!

 

 

よしなが:はい、しんちゃん

 

 

しんのすけ:ターボエンジン付きのモーターボートだゾ!

 

 

沙英(……そんなハイテクなもんないわ!)

 

 

沙英はしんのすけの珍回答にガクッとうなだれ心の中で突っ込んだ

 

 

よしなが:そんなものあるわけないでしょ、お椀よ、お椀の船

 

 

しんのすけ:お椀は味噌汁を入れるもんだゾ

 

 

風間:一寸法師はお椀に乗れるくらい小っちゃいんだぞ

 

 

しんのすけ:ふーん

 

 

風間:こいつ……真面目に聞いてないな

 

 

よしなが:さ、さあ、2問目行くわよ、浦島太郎は竜宮城で玉手箱をもらいました、戻ってきてから開けると中から煙が出てきて浦島太郎は何かに変わってしまいました、さて何に変わってしまったのでしょうか

 

 

マサオ:はい!

 

 

よしなが:はい、マサオくん

 

 

マサオ:お、おじいさんです

 

 

よしなが:正解!マサオくんすごいわね

 

 

マサオ:えへへ

 

 

ネネ:でも乙姫もバカよね、おじいさんじゃなくてイケメンに変わる煙にすればよかったのに、そしてイケメンになったときにまた迎えに来て結婚するの

 

 

風間:いやぁ、あれは乙姫が竜宮城の事を忘れさせるために玉手箱を渡しておじいさんにしたんじゃないかなぁ

 

 

沙英(おとぎ話に何を求めてるんだ……この子らは)

 

 

よしなが:は、はい……お勉強はここまで、さあ!お母さん達と粘土遊びをしましょうね、じゃあお母さん達はお子さんと向かい合ってください

 

 

沙英はしんのすけの正面に行き膝立ちをする

 

 

沙英:じゃあ、何を作ろうか

 

 

しんのすけ:うーん、思いついたぞ!

 

 

しんのすけはコネコネと粘土をこねる

 

 

しんのすけ:ほい!出来たぞ

 

 

沙英:お?これは何かな

 

 

しんのすけ:シロのウンチ!二日分!

 

 

沙英はずっこける

 

 

沙英:そんなもん作らんでよろしい!もっと子供らしいものを作りなって

 

 

しんのすけ:えーじゃあ父ちゃんの臭ーい靴下

 

 

沙英:あのねぇ……確かに臭いけど……ってそうじゃなくて……もっとこう、家族の誰かを作るとかさ、ないの?

 

 

しんのすけ:うーん、おー!決まったゾ

 

 

沙英:何にするのかな?

 

 

しんのすけ:えっとねー

 

 

しんのすけは沙英に耳打ちする

 

 

沙英:うん、それはいいね……手伝うよ

 

 

2人でコネコネと作り始める

 

 

そしてあっという間に帰る時間となりしんのすけは沙英と帰る

 

 

しんのすけ:喜んでくれるかなぁ

 

 

沙英:大丈夫、きっと喜んでくれるよ

 

 

 

家に帰るとしんのすけはドタドタとバーゲンセールから帰っていたみさえの元へ走る

 

 

しんのすけ:おかえりー

 

 

みさえ:ただいまでしょ、一体どうしたの

 

 

しんのすけは片手に持っていたビニール袋から沙英と作った粘土細工を見せる

 

 

みさえ:しんのすけ……これ

 

 

しんのすけ:今日作ったんだゾ、沙英さんも手伝ってくれたんだゾ

 

 

沙英:いやいや、私はちょっとだけだよ

 

 

みさえ:ありがとうしんのすけ、きっと喜ぶわ

 

 

そしてみさえは寝室へと行き光り物のチラシを見ているひまわりのところへそれを置いた

 

 

ひまわり:たや?

 

 

みさえ:ひまちゃーん、お兄ちゃんがひまちゃんを作ってくれたんだって!

 

 

ひまわり:たーー!ててててて!

 

 

ひまわりはしんのすけの元へ行くとガバッと頭を下げる

 

 

ひまわり:たや!

 

 

しんのすけ:………い、いや……どういたまして

 

 

みさえ:うふふ、ひまわりったら何あの

お礼の仕方、まるで任侠映画だわ

 

 

沙英:しんちゃんもタジタジだ、面白い兄妹だこと

 

 

みさえ:あ、そうそう、はい……沙英ちゃん

 

 

みさえは沙英に紙袋を渡す

 

 

沙英はそれを受け取り袋を開けて中身を出す

 

 

沙英:えっ、これは……

 

 

みさえ:今人気の恋愛小説よ、沙英ちゃんの参考になるかと思って

 

 

沙英:あ、ありがとうございます!これずっと読みたかったんです

 

 

おケイ:なーんだ、みさえが読むんじゃなかったのか

 

 

みさえ:お、おケイ!いつからいたの

 

 

おケイ:いやいつからって、みさえがついでに寄ってって言ったんじゃん、私、さっきトイレから戻ってきたの

 

 

みさえ:あら、そうだったの

 

 

その後おケイは帰り夜になりひろしが帰ってきた

 

 

ひろし:ひーまー、お兄ちゃんに粘土でひま作ってもらったんだって?ちょっと父ちゃんに見せて欲しいなー

 

 

ひまわり:プー

 

 

みさえ:ダメよあなた、さっきからあの調子なの、取られると思ってるみたい

 

 

ひろし:そっかそっか、わかったよひまわり、取らない取らない、よかったなひまわり

 

 

ひまわり:たい!

 

 

宮子:おーひろし殿、ご帰宅ですか

 

 

ゆの:あ、お帰りなさい

 

 

ひろし:おう!かわいこちゃんたちただいま!

 

 

みさえ:あなた、鼻の下伸びてるわよ

 

 

ひろし:い、いや、その……あれ?しんのすけと沙英ちゃんは?

 

 

ヒロ:2人とも二階で寝てます、何だか今日は疲れちゃったみたいで

 

みさえ:夕飯まで寝かせてるのよ、あなたも起こさないようにね

 

 

その頃、二階では

 

 

スヤスヤと寝息を立てて眠るしんのすけと沙英がいた

 

 

ヒロはこっそり毛布を二人にかけてあげた

 

 

ヒロ:ふふ、何だか親子みたいね、今日は特にそう見えるわ

 

 

 

ヒロは一階へと降りていった

 

 

 

今日はしんのすけと沙英にとっていい日になったに違いない




沙英としんのすけのコンビの話

沙英も好きだから書けたのかな(笑)

シロのウンチ二日分は結構お気に入り(笑)

矢島さんで浮かんでくる


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母ちゃんなんか嫌いだゾ1

みさえ:しんのすけ!ちょっと来なさい!

 

 

しんのすけ:んもー、なーに母ちゃん、オラ今忙しいんだけど

 

 

みさえ:どこが忙しいの!ただゴロゴロして落書きしてるだけでしょが!これを見なさい!

 

 

しんのすけ:おー見事に散らかってますなぁ

 

 

みさえ:言ったわよね、今度おもちゃ出しっ放しにしてたら捨てるって……今すぐ片づけるなら話は別だけど?

 

 

しんのすけ:ふーんだ、そんなこと言ってホントは捨てないくせに

 

 

みさえ:あらそう、そんな口聞くならいいわよ

 

 

みさえは真っ黒なゴミ袋を持って来ておもちゃを次々と突っ込む

 

 

しんのすけ:ああ……アクション仮面、カンタムロボ……シリまるだし

 

 

みさえは悲しそうな顔をするしんのすけを横目に次々とおもちゃを入れていく

 

 

もちろんしんのすけが『片づけるから捨てないで』と言うのを期待してやっていることだ

 

 

しかし、しんのすけが発したのはその期待を裏切るものだった

 

 

しんのすけ:ううう!母ちゃんのおバカーー!何でそんなひどいことするんだ!

 

 

その言葉にみさえはついカッとなり感情的になってしまう

 

 

みさえ:ひどいこと?よく言うわね、これを今まで誰が買ってやったと思ってるのよ、ええっ!?言ってみなさい!

 

 

しんのすけ:う、うう……か、母ちゃんと父ちゃん

 

 

みさえ:そうよ、パパとママよね……じゃあこのおもちゃを捨てようがとっとこうがママ達の勝手よね

 

 

そう言ってみさえはおもちゃを全て詰め込み担ぎ玄関へ行く

 

 

みさえ:じゃあこれ、捨ててくるから、あんたが悪いのよ

 

 

みさえは外へ出てドアを閉めてしまう

 

 

しんのすけは落ち込んで座り込んでいた

 

 

そこへひまわりが心配そうにやってきて顔を覗き込み持っていた一粒のボーロを差し出す

 

 

ひまわり:たい

 

 

しんのすけ:うるさいゾ!!ひまなんかにオラの気持ちなんかわからないゾ!!

 

 

ひまわり:………!?びえぇぇ~っ!!

 

 

みさえ:しんのすけ!どうしてひまわりを泣かすの!!

 

 

しんのすけ:だ、だって……

 

 

みさえ:おーよしよし、意地悪なお兄さんねねぇ

 

 

みさえはひまわりを抱きかかえあやした後しんのすけを睨み

 

 

みさえ:さあしんのすけ、ひまわりに謝りなさい

 

 

しんのすけ:う、うう……

 

 

みさえ:早くしなさい!!

 

 

しんのすけ:う、ううう

 

 

みさえ:しんのすけ!!謝れないのならあんたは家の子じゃありません!

 

 

その言葉を言った瞬間みさえはハッとしたがしんのすけは涙をボロボロ流し嗚咽を漏らしていた

 

 

みさえ:し、しんちゃん……?

 

 

しんのすけ:ヒグッ!グスッ!母ちゃんなんか嫌いだ~っ!!!

 

 

しんのすけはダダダっと玄関へ走りドアを開けて出て行ってしまう

 

 

みさえ:しんちゃん!

 

 

みさえは追いかけて玄関へ行くが既にいなかった

 

 

沙英:どうしたんですか?さっき大きな声が聞こえてましたけど

 

 

二階で本を読んでいた沙英が降りてきみさえに尋ねる

 

 

みさえ:えっと、実はね

 

 

 

みさえは沙英に事のいきさつを説明する

 

 

沙英:なるほど、そう言うことだったんですか

 

 

みさえ:ええ、ちょっと言い過ぎちゃった

 

 

ヒロ:ただいま、さっきしんちゃんがすごい勢いで走って行ったけど

 

 

沙英:あ、ヒロ、お帰り……じゃあ……行ってくるかな

 

 

みさえ:沙英ちゃん……

 

 

沙英:大丈夫ですよ、私にも妹いますから……気持ちはわかるんです……でもみさえさんの気持ちもわかりますよ

 

 

みさえ:ありがとう

 

 

沙英:いえいえ、それとみさえさん、アレはちゃんとありますよね

 

 

みさえ:うん、持ってきとく

 

 

沙英:了解、じゃあヒロ、行ってくるよ

 

 

ヒロ:うん、行ってらっしゃい

 

 

沙英はしんのすけを探しに出かけた

 

 

果たしてしんのすけはどこへ行ったのか

 

 

2へ続く




初めての感動話

ひだしん10話記念です

たまにはいいですよね、こういうの


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母ちゃんなんか嫌いだゾ2

おもちゃを片付けなかったしんのすけはみさえに怒れるも口答えをしてしまいゴミ袋におもちゃを詰め込まれ捨てられてしまう

 

 

その後、落ち込んでいるところに慰めに来たひまわりに八つ当たりし泣かせてしまったしんのすけはみさえに謝るように言われるが怒ったみさえが怖かったのか口ごもってしまい謝れなかった

 

 

そして謝れないのならうちの子ではないと言われたしんのすけは外へ飛び出し走り去ってしまう

 

 

沙英はみさえにある物を確認してからしんのすけを探しに出かけた

 

 

沙英:さて、どこかな……子供の足じゃそう遠くまでいけないから……あそこかな

 

 

ゆの:沙英さーん!

 

 

沙英:ゆの、どうしたん、そんなに急いで

 

 

ゆの:私もしんちゃん探しに行きます!ジッとしてられなくて

 

 

沙英:うん、いいよ、ゆのは優しいからね

 

 

沙英はゆのをつれてしんのすけがいると思う場所へ行った

 

 

そしてそこにしんのすけはいた

 

 

沙英:やっぱりここか

 

 

ゆの:どうしてわかったんですか

 

 

沙英:経験があるんだよ、私にも……智花がいたからね、やったんだよ同じ事

 

 

ゆの:飛び出したんですか?家

 

 

沙英:まあね、さて声をかけてくるか

 

 

しんのすけは公園にいた

 

 

もう夕暮れ時で誰もいない3つある内の真ん中のブランコに乗ってただユラユラ揺らしていた

 

 

沙英はさり気なく左隣に座った

 

 

沙英:いや、なつかしいなあ、ブランコなんて何年ぶりかなぁ

 

 

しんのすけ:…………何しに来たの

 

 

沙英:ん?いや何となく来たくなったんだよ、公園

 

 

しんのすけ:ホントはオラを探しに来たんでしょ、母ちゃんに言われて

 

 

沙英:フフ、わかっちゃったか、でも1つ違うな、みさえさんには頼まれてないよ

 

 

ゆのは2人を見ていたがジッとしていられなくなり自身もしんのすけの右隣に座る

 

 

沙英:ねぇ、しんちゃん、ひまわりちゃんの事、嫌い?

 

 

しんのすけ:………

 

 

沙英:あのね、私も同じ事したことあるんだよ、しんちゃんと同じくらいの時かな

 

 

しんのすけ:………

 

 

沙英:ほら、この前来たでしょ?智花、あれ私の妹なんだ

 

 

しんのすけは沙英の話を黙って聞いている

 

 

沙英:智花が生まれてから両親ももうつきっきりでね、ついこの間まで私につきっきりだったくせにさ、ある時親と喧嘩しちゃってさ……飛び出したよ、行き先ももちろん公園

 

 

しんのすけ:公園で何してたの?

 

 

沙英:もちろん、こうやってブランコに揺られてるだけ、そのうちお腹が空いてね、家に帰るんだ、そうしたらさ

 

 

しんのすけ:そうしたら?

 

 

沙英:家に入ったらあったかいご飯が用意しあるんだよ、もちろん全員分、親が何もなかったかのように私を呼ぶんだよ、早く食べないと冷めちゃうよってね

 

 

しんのすけ:それでどうしたの

 

 

沙英:もちろん食べたよ、お腹空いてたしね、その後親に聞いたんだ、怒ってないのかってね

 

 

しんのすけ:うん

 

 

沙英:『怒ってないよ、母さんも言い過ぎた、智花も赤ちゃんだけど沙英もまだ小さいものね、でも少しずつでいいからお姉ちゃんになってね』って言ってた、だからみさえさんも同じだと思う

 

 

しんのすけ:………

 

 

ゆの:あ、あのねしんちゃん……私、一人っ子だから兄妹げんかとかしたことないんだ、だから少し羨ましいなぁ

 

 

沙英:帰ろうか、しんちゃん……みさえさんも言い過ぎたって言ってたよ、お母さんと仲直りしようよ、ね?

 

 

しんのすけ:うん

 

 

そして3人は家へと向かう

 

 

家の前ではみさえが心配そうにウロウロとしていた

 

 

みさえ:あ、しんのすけ

 

 

しんのすけ:か、母ちゃん……母ちゃあああぁぁん!!

 

 

みさえ:しんちゃあああぁぁん!!

 

 

しんのすけとみさえはおたがいに走り出す

 

 

しんのすけは途中でみさえに飛びつきみさえはしゃがんで両手を出ししんのすけを受け止め抱きしめる

 

 

しんのすけ:母ちゃん!嘘だゾ!母ちゃんが嫌いなのもひまわりが嫌いなのも全部嘘だゾ!

 

 

みさえ:うん、うん!わかってるわよしんのすけ、ママも言い過ぎたわ、ごめんね

 

 

しんのすけはみさえの胸の中でしばらく声を上げて泣いた

 

 

そして家に入る

 

 

 

みさえ:しんのすけ、おもちゃ箱みてごらん

 

 

しんのすけ:え?

 

 

しんのすけが『おもちゃぼこ』と書いてある自分のを見てみると

 

 

しんのすけ:アクション仮面、カンタムロボ、シリまるだし……他のも全部あるゾ!

 

 

みさえ:ママ、捨ててなかったの……反省したら返してあげようと思って、しんちゃんの言うとおり捨てられなかったわ

 

 

しんのすけ:母ちゃん、オラ今度からちゃんとお片づけするゾ!

 

 

みさえ:うん!

 

 

その直後、しんのすけのお腹が鳴る

 

 

しんのすけ:ああ~腹減った~

 

 

みさえ:ふふふ、もう少しでご飯できるから先にお風呂入っちゃいなさい

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆの:あ、じゃあ私と入ろうか?

 

 

しんのすけ:お胸ないからやだー!

 

 

ゆの:もー!気にしてるのにー!

 

 

みさえ:ふふふ、じゃあひまも入れてやって

もらえる?

 

 

しんのすけ:ほーい、ひまーお兄ちゃんとお風呂入るゾー!

 

 

ひまわり:たい!

 

 

そして3人はお風呂に入り

 

 

その後皆で楽しく夕食を食べた

 

 

シロのご飯は……忘れられていた

 

 

シロ:クゥーン




続き

沙英の過去はもちろんオリジナル

オレの脳内アニメでは沙英の回想シーン入ります(笑)

抱き合うところはもう涙涙です


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恐怖のメガネザルだゾ

ある日の野原家

 

 

インターホンがなり来客が来る

 

 

みさえ:はーい

 

 

みさえはドアを開けてから『ゲッ』とした顔をする

 

 

そこには隣の夫婦、ヨシリンとミッチーがいたからだ

 

 

ヨシリン:野原さんこんにちは

 

 

ミッチー:こんにちは

 

 

みさえ:あ、あなたたち何しに来たの

 

 

ミッチー:家でヨシリンとイチャイチャしてるのも飽きたので

 

 

ヨシリン:野原さん家で新鮮なイチャイチャを楽しもうかと思いまして

 

 

みさえ:あのね、だったら公園やら遊園地やら行けばいいでしょうが!

 

 

ヨシリン:だってさーミッチー

 

 

ミッチー:じゃあ公園に行こっヨシリン

 

 

2人はくっつきながら公園へと歩き出した

 

 

みさえ:全く、あのバカ夫婦が

 

 

しばらくして2人は戻ってきた

 

 

ヨシリン:人がたくさんいて落ち着かないのでやっぱり野原さん家でイチャイチャさせてください

 

 

みさえ:うちゃああんたらのデートスポットじゃない!

 

 

しんのすけ:まあまあ母ちゃん、ちょっとお耳を

 

 

みさえ:ん?

 

 

しんのすけ:ヒソヒソヒソ

 

 

みさえ:なるほど、しんのすけ、お主も悪よのう

 

 

しんのすけ:いやいや母ちゃんのお便秘ほどではありませんよ

 

 

『げんこつ』

 

 

みさえ:しょうがないから入れてあげる、でも2階よ、いいわね

 

 

ミッチー・ヨシリン:はーい

 

 

2人は2階へと上がっていった

 

 

みさえ:すまん沙英ちゃん!

 

 

しんのすけ:ニホンメガネザル

 

 

みさえ:どんなサルよ、ってそれ本人に言っちゃダメよ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

その頃2階では

 

 

ヨシリン:ミッチー!君は可愛いよ!どうしてだい!

 

 

ミッチー:それはねヨシリン、私が美しいからよ

 

 

ヨシリン:そっか!そうだよね!

 

 

ミッチー:じゃあどうしてヨシリンはカッコいいの?

 

 

ヨシリン:それはね、僕がイケメンだからさ

 

 

ミッチー:そっか!そうよね

 

 

ヨシリン:ミッチー!

 

 

ミッチー:ヨシリン!

 

 

2人が抱き合った直後

 

 

2人の背後から声が聞こえ始めた

 

 

『失・せ・ろ』

 

 

ヨシリン:だ、誰ですか!?

 

 

『邪・魔・だ』

 

 

ミッチー:ヨシリン!怖い

 

 

ヨシリン:大丈夫だよ、僕が守るから!

 

 

その直後、ガタッと音がしてゆらーっと立ち上がる人影があった

 

 

フラフラと近づいてくる人影は小説を書いていた沙英だった

 

 

3日間徹夜していたため目は虚ろで血走っていた

 

 

沙英:さっきから聞いてりゃ甘ったるい戯れ言をごちゃごちゃと……こっちゃその甘ったるい言葉を書くのに苦労してるというのに……あんたらは……イチャイチャごちゃごちゃと

 

 

ヨシリン・ミッチー:ひいいぃぃぃ!

 

 

沙英:出・て・行・け、い・ま・す・ぐ

 

 

沙英はドアをビッと指さして言う

 

 

ヨシリン:お、落ち着きましょう!とりあえず!

 

 

ミッチー:カ、カルシウム摂ります?

 

 

沙英:何だったら力尽くで放り出してやろうか?ん?

 

 

沙英は指をポキポキと鳴らす

 

 

ヨシリン・ミッチー:ひいいぃぃぃ!ごめんなさーい!!お邪魔しました-!!

 

 

ヨシリンとミッチーは沙英の恐怖に勝てず2階からダッシュで降り挨拶をしてして走り去っていた

 

 

ヒロ:あら?お客さんいたの?

 

 

みさえ:ん?ああなんか用事ができたみたいねぇ

 

 

みさえはニヤニヤとしながら言った

 

 

しんのすけ:そうみたいですなぁ

 

 

沙英:ヒ、ヒロ……あ、甘い物を……

 

 

沙英は部屋から這い出して何とか茶の間の入り口まで来ていた

 

 

みさえ:だあああぁぁぁ!!

 

 

しんのすけ:うおおぉぉぉぉ!!

 

 

ヒロ:はいはい、今作るわね

 

 

しんのすけ・みさえ(な、慣れている!)

 

 

その後ミッチーとヨシリンは翌日まで震えていたという

 




ミッチーヨシリン初登場

沙英がイライラしていたのは徹夜三日目だから

この夫婦はぶっちゃけ嫌いな方


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皆でプールへ行くゾ

ひろし:すまん!しんのすけ!

 

 

みさえ:ごめん!しんちゃん!

 

 

ある夜みさえとひろしは茶の間のテーブルに両手をつきガバッと頭を下げている

 

 

ひろし:父ちゃん明日お仕事になっちまったんだ

 

 

みさえ:ママは九州のおじいちゃんとこで法事があるのよ

 

 

しんのすけ:父ちゃんも母ちゃんも約束が違うゾ!明日は家族でプール行こうって決めたよね!?

 

 

ひろし:わかってくれしんのすけ!そのかわり明日の夜飯外で食べよう!

 

 

みさえ:ママも帰りに九州限定のチョコビ明太子味を3つ買ってくるから!

 

 

しんのすけ:ふん!食べ物で釣られるオラじゃないゾ

 

 

ひろし:困ったなぁ、大事な仕事だから休むわけにもいかないし

 

 

2人が悩んでいると食器を洗い終わったヒロが茶の間へやってきた

 

 

ヒロ:よかったら私達が連れて行きましょうか?

 

 

ひろし:え?いいのか

 

 

みさえ:で、でも

 

 

ヒロ:私達も行きたいなって話してたところして、それに人数が多い方が楽しいですから

 

 

みさえ:しんちゃん、それでいい?

 

 

しんのすけ:うん、そのかわり

 

 

ひろし:わかってるよ、夜飯な

 

 

みさえ:明太子味チョコビね

 

 

しんのすけ:その通りだゾ!

 

 

そして翌日、しんのすけは電話をかけた

 

 

しんのすけ:しもしもー

 

 

『もしもしだろ、なんだよしんのすけ、プールならムリだぞ』

 

 

しんのすけ:お?なんで?

 

 

『ママに急な用事ができたんだよ、皆にも聞いたら皆そうだって、保護者なしじゃ危ないだろ』

 

 

しんのすけ:オラんとこもそうだけどプール行くゾ

 

 

『どうやって行くんだよ』

 

 

しんのすけ:ヒロさん達と行くんだゾ

 

 

『ヒロさん?』

 

 

しんのすけ:オラん家にいるお姉さんだゾ、ゆのさんと沙英さんもオラん家にいるんだゾ!

 

 

『あ!ゆのさんは知ってるぞ!ハイキングの時の人だな!わかった!皆を呼んですぐに行く』

 

 

しんのすけ:よしよし

 

 

宮子:ほほう、しんのすけ殿、お知り合いですかな?

 

 

しんのすけ:うむ、お知り合いですな

 

 

沙英:何をやってるのやら……と朝ご飯なんだろうな

 

 

『びっくりー!』

 

 

沙英:うわわ!びっくりしたぁ

 

 

ゆの:あ、ごめんなさい……おそうめん茹でてたので……食べます?

 

 

沙英:うん、頂くよ

 

 

宮子:ではではご相伴に預かりますかな

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

『こんにちはー!』

 

 

しんのすけ:お、風間くん達だゾ

 

 

ヒロ:どうぞー上がってー

 

 

 

『はーい』

 

 

四人を招き入れ皆で素麺を食べた後バスでプールへ向かう

 

 

水着に着替えてプールサイドへ

 

 

しんのすけ:おおおー!水着のお姉さん達が沢山だゾー!ヘイ彼女ー!

 

 

ナンパに行こうとするしんのすけをガッとヒロが捕まえる

 

 

ヒロ:しんちゃ~ん?こんなに可愛いお姉さん達がいっぱいいるのにナンパなんてダメよ~?

 

 

沙英:うんうん、その通り

 

 

しんのすけ:いつも見てるのとたまに見るのとじゃ違うんだゾ

 

 

風間:おい、しんのすけ、あんまり迷惑をかけるなよ

 

 

マサオ:そうだよ、大人しくしてようよ

 

 

ゆの:はしゃぐのは別にいいと思うよ?マサオくん

 

 

マサオ:……あ、うん

 

 

ネネ:マサオくん、流れるプール行きましょ

 

 

マサオ:えー!怖いよー!

 

 

ネネ:いいから行くんだよオニギリ!

 

 

マサオ:ひぃっ!い、行きます!

 

 

 

ボー:ボクは、ウォータースライダーに、行く

 

 

沙英:よし!じゃあ私と行こっか

 

 

ヒロ:しんちゃんは宮ちゃんと行ってらっしゃい

 

 

宮子:あーい!しんのすけ殿!行きますか!

 

 

 

しんのすけ:ほーい!

 

 

しんのすけ達は時間を忘れ遊び回った

 

 

ポテトなどの軽食もペロリと平らげ

 

 

楽しい時間を過ごした

 

 

そして、夕方になり再びバスに乗り帰った

 

 

もちろん帰るときは名残惜しそうに遠ざかるプールを眺めていた

 

 

家にはみさえとひろしが帰っていた

 

 

みさえからチョコビをもらい

 

 

ひろしからは夕食の外食

 

 

しんのすけは喜んだ

 

 

ひだまり荘の皆も一緒に楽しく食事をして家に帰ればプールの疲れからかぐっすりと5人は眠りにつく

 

 

みさえとひろしはそんな5人を見てほほえましく思うのであった




すっげー悩んで書いてた記憶がある(笑)

ちょこちょこ書き足してようやく書いた(笑)

ちょっとやっつけかもしれません


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よっしーとお散歩するゾ

ある朝の野原家

 

 

そこへ『あいつ』がやってきた

 

 

インターホンが鳴りみさえが出る

 

 

みさえ:はーい

 

 

『あのぉ、ゆのさん達はいらっしゃいますかぁ?』

 

 

みさえ:え?いますけど

 

 

宮子:あー!吉野屋先生~!

 

 

吉野屋:宮子さーん!あらー可愛い坊やもいっしょですかー?

 

 

宮子と一緒にきたしんのすけは宮子の陰に隠れた

 

 

しんのすけ:坊やじゃないゾ、おばさん

 

 

 

吉野屋:ぶー!違うんですぅ~!おばさんじゃないですぅ~!永遠の17歳ですぅ~!

 

 

しんのすけ:ほーほー、年取らないの?不老不死?

 

 

ゆの:何かの漫画で聞いたことある気がする、なんだっけ

 

 

いつの間にかゆのと沙英も来ていた

 

 

沙英:悪役が欲しがってたよね、話が進むにつれなくなったけど

 

 

宮子:ゆのっちも漫画読むんだねー、で?せんせーは何しに来たの?

 

 

ゆの:いや、まったく読まないわけじゃ……って振っといてスルーしないでよ

 

 

宮子:いやーすみませぬ

 

 

吉野屋:うふふー先生は遊びに来たんですよー!だってぇ~お暇だったんだもーん

 

 

沙英:いや、お暇って……また校長先生に怒られるよ?よっしー

 

 

宮子:卵から出てくんの?吉野屋先生

 

 

沙英:あのね、そっちじゃなくて……ってかあんたの前でもよく呼んでるから!

 

 

吉野屋:校長先生なんか怖くないですぅ~!

 

 

しんのすけ:ほうほう、なかなか度胸ありますな、オラもかーちゃんなんか怖くないぞ

 

 

吉野屋:あら~坊やとは気が合いそうですね~、一緒にお散歩行きましょ~

 

 

吉野屋はクネクネと身体を動かした

 

 

しんのすけ:おお~!お胸がボイン!オラよっしーと行くゾ!

 

 

吉野屋:はーい!ボインですよー、坊やのお名前は?

 

 

しんのすけ:えへへ~オラ野原しんのすけ、5歳、しんちゃんって呼んでねよっしー

 

 

吉野屋:はーい、しんちゃん、では行ってきまーす

 

 

吉野屋はしんのすけを胸に抱いて出て行った

 

 

みさえ:ってコラー!朝ごはん途中だろうが!食ってけー!!

 

 

ゆの:やっぱり男の子は胸が大きい方が良いんですね

 

 

沙英:言うなゆの、気持ちはわかる

 

 

ゆの:沙英さん!

 

 

沙英:ゆの!

 

 

謎の友情が今ここに生まれた!!

 

 

その頃

 

 

吉野屋:どこ行きましょ~か?しんちゃん?

 

 

しんのすけ:えへへ~オラ、よっしーとならどこでも、いい、できるなら夜明けまで一緒にいたいゾ

 

 

吉野屋:あらー嬉しい事言いますね~!でもあんまり遅くならないようにしないとかーちゃん怒りますよ?

 

 

しんのすけ:んもーよっしー、オラはかーちゃん怖いないゾ!よっしーのかーちゃんは怖い?

 

吉野屋:んー私のかーちゃんはぁ、鬼ですね、風邪でも行ってこーいって娘追い出す人ですから

 

 

しんのすけ:おーオラのかーちゃんも負けてないゾ!

 

 

吉野屋:しんちゃんのかーちゃんも鬼ですか~!

 

 

2人は『あははは~』と笑いながら歩き続けた

 

 

その頃、野原家には吉野屋を訪ね、校長が来ていた

 

 

校長:そうですか、吉野屋は来ましたか

 

 

宮子:そーです、来ましたー!でもしんのすけ殿とお散歩行きましたー

 

 

校長:では待たせてもらっても?

 

 

ヒロ:どうぞ、家の人留守なんですけど

 

 

沙英:あーいたたた!

 

 

ゆの:お、お腹がぁ!

 

 

ヒロ:だから牛乳をあまり飲み過ぎるなと

 

 

宮子:そーだよ、ゆのっちも沙英さんも急にボインにはならないよー

 

 

ゆの:宮ちゃんにはわからないもん!

 

 

沙英:そうだ!ヒロにもね!

 

 

ヒロ:なんですって?

 

 

そこへみさえが帰宅する

 

 

みさえ:ただいまー、あらまだ帰ってないの?

 

 

宮子:そーなんですよー

 

 

校長:ああ、お邪魔しております、やまぶき高校の校長です、吉野屋先生を探しに来ました

 

 

みさえ:あら、それはどうも

 

 

『おかえりー』

 

 

『ただいまー』

 

 

みさえ:しんのすけー!!

 

 

校長:吉野屋先生!!

 

 

しんのすけ:うおおお!母ちゃん!!

 

 

吉野屋:ふええぇ!校長先生~!

 

 

2人は外へ逃げたした

 

 

みさえ:待ちなさーい!!

 

 

校長:逃がしませんよー!!

 

 

沙英:よし!すっきりした!ゆの!もう1杯いこうか

 

 

ゆの:はい!目指せボインですね!

 

 

ヒロ:もうやめなさい!!

 

 

『げんこつ!』

 

 

沙英・ゆの:ごめんなさーい!!




吉野屋先生初登場の話

ここからしばらくひだしんは更新されなくなります(アフターストーリーズを書いてたため)

終わってからまた再開されました

その期間約一ヶ月


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恐怖のリアルおままごと!だゾ

ある日曜日の朝

 

 

『しんちゃーん!あーそーぼ』

 

 

しんのすけ:んもーお昼寝くらいさせてよー

 

 

しんのすけはドアを開けた

 

 

マサオ:あ、しんちゃん!一緒に遊ぼうよ

 

 

ネネ:もちろん、リアルおままごとよ

 

 

風間:い、いやぁ……それは、ちょっと

 

 

マサオ:他の遊びやりたいなぁ~なんて

 

 

ネネ:何?嫌なの?(ギロリ)

 

 

しんのすけ:あーでも、今母ちゃん達いないんだよねー、オラお留守番してるしー

 

 

風間:あ、じゃあしんのすけのお留守番手伝おうかー

 

 

マサオ:う、うん!しんちゃん1人じゃ退屈だもんねー

 

 

ネネ(チッ、上手く逃げたわね)

 

 

ゆの:あれ?お友達来てたの?

 

 

風間:いるじゃないか、家の人

 

 

しんのすけ:おー!こってり忘れてたゾ!

 

 

ゆの:……いや、それを言うなら『すっかり』って忘れないでよー!

 

 

しんのすけ:だってゆのさん影薄いんだもん

 

 

ゆの:ぐふっ!

 

 

ゆのの頭に影薄いんだもんという言葉が岩になって落ちて砕けた

 

 

ネネ:ね~えゆのさん、女の子だったらおままごとやりたいわよね~

 

 

風間(な、なにぃ!?)

 

 

マサオ(あ……あああ………)

 

 

しんのすけ(オラの人生、儚いものだったゾ)

 

 

 

ゆの:うーん、おままごとかぁ……そういえば何年もやってないなぁ……皆でやろっか

 

 

 

しんのすけ・マサオ・風間(終わった……ボク/オラ/達の人生)

 

 

 

ネネ:じゃあマサオくんは22歳で会社を経営するも事業に失敗して250万の借金を抱えている就活中の男性、風間くんは26歳で会社の社長になるもあるミスを犯してクビになり路頭に迷う男性

 

 

ゆの(こ、細かい……色々と)

 

 

ネネ:しんちゃんは私の夫で23歳で私と結婚して会社に入るも一向に給料上がらす生活ぎりぎりのサラリーマン、私は20歳で結婚して夫の少ない給料でやりくりをしている専業主婦

 

 

ゆの(なんか、昼ドラにありそうな……)

 

 

ネネ:ゆのさんはそんな夫の後輩で毎日お金をせびられている男性ね、体型も男みたいだし

 

 

ゆの(まさかの男役!?そして何気に失礼だ!)

 

 

 

おままごとスタート

 

 

しんのすけ:すまねぇな、毎日金借りちまって

 

 

ゆの:い、いえ……先輩のためですから……オ、オレの財布のことは気にしないで下さい

 

 

しんのすけ:後で埋め合わせするからよ

 

 

ゆの:た、たた……楽しみにしてますよ

 

 

マサオ:また面接落ちちまった……これじゃあ嫁にまた殴られる

 

 

風間:どうすればまた社長になれるんだ……あの頃が懐かしい

 

 

ネネ:やだわ、今月も赤字だわ……あの人の給料が少しでも上がればねぇ

 

 

ヒロ:ただいまー、ゆのさん、しんちゃん、お留守番ご苦労様~

 

 

ヒロは茶の間に行ってみる

 

 

 

ヒロ(な、何この雰囲気、どんよりしていて怖いわ!一体何があったの!?)

 

 

ゆの:先輩~もっと飲みましょうよ~

 

 

しんのすけ:おう、悪ぃな

 

 

風間:社長に戻りてぇよ~

 

 

マサオ:ごめんよさち子~!

 

 

ネネ:あの人ったらまた飲んでるわね!金がねえってのにっ…よっ!!(ウサギドゴォ!)

 

 

ヒロ(い、いつもの皆じゃない)

 

 

 

ゆのはリアルおままごとをやったことを夜、猛烈に後悔したのだった




アフターストーリーズ終了に伴い更新再開された話

なんか思いついてリアルおままごと(笑)


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ひだまり荘の回想シーンだゾ

ある日の午後

 

 

野原一家は家族水入らずで出かけるため4人は留守番を引き受けたのだ

 

 

宮子:ねーねーそう言えばさー

 

 

沙英:ん?何?

 

 

宮子:ゆのっち、『オラァワークワクしてきたぞぉ!』って言ってー

 

 

ゆの:………え?オ、オラァ……ワークワクしてき……

 

 

沙英:いやいいから!

 

 

ヒロ:漫画の主人公のセリフ言わせてないで本題に入りなさい

 

 

 

宮子:オホン……私達って何でここにいるんだっけー

 

 

 

ゆの:……えーっと……確か………

 

 

 

━━━━━

 

 

【ひだまり荘201号室】

 

 

ゆの:え!?ひだまり荘大幅リニューアル!?

 

 

大家:おう、だからしばらくここには住めなくなるんだ……家具などは業者が運んでくれっから心配ないんだ

 

 

沙英:でも、そうしたら学校は?

 

 

大家:学校はしばらく休みだ、校長の方にはもう連絡してあるから単位には影響はないぞ、ほんであんたらの住む場所だが、春日部の野原って一家が引き受けてくれたから必要なモンだけ持って行けばいい

 

 

ヒロ:じゃあ、とりあえず携帯と、お財布と、あとは個々でいるものを決めて持っていけばいいわね

 

 

ゆの:………スケッチブックはちょっと置いてこうと思う

 

 

宮子:およ?何で?

 

 

ゆの:野原さん家に言ってる間は、絵のこと忘れてゆっくりしようと思ってね

 

 

沙英:そうだね、学校関連のものは置いてこうか、原稿用紙とかは持ってかないと……小説は休みにはならないしね、はは

 

 

大家:おし、外にタクシー待たせてあっから準備ができ次第、向かってくれ、代金は前払いしてある

 

 

4人:はーい!

 

 

━━━━━

 

 

 

沙英:ああ、そう言えばそうだったね

 

 

 

ヒロ:こうやってのんびりできるのも、野原さん達のおかげなのよね

 

 

ゆの:感謝しないといけませんよね……ね?宮ちゃん……っていない!?

 

 

 

宮子:シロ殿!わたあめ!

 

 

シロ:アン!

 

 

ゆの:み、宮ちゃん!いつの間に!

 

 

宮子:チンチンカイカイ!

 

 

シロ:アン!

 

 

ゆの:ぐへっ!

 

 

ゆのはずっこけた

 

 

そして、夜

 

 

しんのすけ:おっかえりー!

 

 

ひろし:ただいまだろ、ん?なんかいい匂いがするぞ

 

 

みさえ:ホントね、ピザ?

 

 

ひまわり:たや?

 

 

野原家が茶の間に来た瞬間、クラッカーがパンッパンッと鳴り響いた

 

 

4人:野原さん!いつもありがとうー!

 

 

 

ひろし:お?こりゃあ一体

 

 

ヒロ:皆で考えたんです、今日は野原さん達に感謝を込めてパーティーしようって

 

 

ゆの:スーパーで材料買ってきて急いで作ったからちょっと不格好ですけど

 

 

ひろし:グスッ……ちきしょー!泣かせるぜー!

 

 

みさえ:別にいいのに、ホントにしっかりした子達ね

 

 

しんのすけ:ま、オラ達の家に住んでるんだから当然だゾ!

 

 

みさえ:しんのすけ!どうしてそんなとこいうの!

 

 

 

『げんこつ』

 

 

しんのすけ:……ア、アイアムア・ジョークだゾ

 

 

 

ゆの:あははは

 

 

宮子:しんのすけ殿!シロ殿のチンチンカイカイは見物ですなー

 

 

沙英:食事中に言うな!!

 

 

ゆの:不味くなっちゃうよー

 

 

ヒロ:こら宮ちゃん!

 

『トリプルげんこつ』

 

 

宮子:ううっ……普段殴らないゆのっちから殴られると痛いですな

 

 

ゆの:今回ばかりは自業自得だと思うよ

 

 

 

宮子:今日はゆのっちが冷たい……氷のように

 

 

 

そして4人と野原一家は笑顔で食卓を囲む

 

 

また野原一家とひだまり荘の日常が幕を開けるのであった




ひだまり荘の4人が何故野原家にいるか分かる話

実は感想で聞かれて書いた(笑)


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オラとゆのさんの夏の日だゾ

ある夏の日

 

 

ゆの:暑い……汗がダラダラと出てくる

 

 

しんのすけ:オラ……溶けちゃいそう

 

 

野原家にはゆのとしんのすけだけだった

 

 

ひろしは会社

 

 

宮子、沙英は帰省

 

 

ヒロはみさえと買い物へ行った

 

 

ひまわりはみさえが連れて行った

 

 

しんのすけ:こんな時は裸ですごしたいですなー

 

 

ゆの:うーん、でもお客さん来たら困るよ?それに……私、恥ずかしいな

 

 

ゆのはしんのすけの考えには一理あると思っていた

 

 

やってみたいという思いもあった

 

 

しかししんのすけは5歳といえど男の子

 

 

たまにお風呂は一緒に入るがそれは風呂だから

 

 

ましてや部屋で裸になるなどゆのには出来なかった

 

 

ゆの(そうだ、服を変えよう)

 

 

ゆのは寝室に行き服を着替える

 

 

上を学校のYシャツ1枚にして腕捲り

 

 

下をジーパンにして少し涼しそうになった

 

 

しんのすけはそれを見てマネをしてみる

 

 

幼稚園の服をクールビズで着る

 

 

しんのすけ:いいですなー

 

 

ゆの:ねー

 

 

少し涼しそうになりテレビを見たりお昼寝をしたりして過ごしていた

 

 

ゆの:うーん、家にいても何もやることないなぁ……そうだ、お庭の草むしりと水撒きをしよう

 

 

ゆのは軍手をはめて草むしりを始めた

 

 

しんのすけはというと

 

 

しんのすけ:ゆのさーん、見て見て~

 

 

ゆの:ん?

 

 

しんのすけは裸になりセクシーポーズをとる

 

 

幸い草でぞーさんは隠れている

 

 

 

しんのすけ:あっは~ん

 

 

ゆの:ぐへっ!

 

 

ゆのは盛大にずっこける

 

 

ゆの:もー!ダメだよーお客さん来たらどうするの

 

 

多少怒るゆの

 

 

ゆの:ほら、お洋服着てきて

 

 

家を指さし服を着るよう促すゆの

 

 

しんのすけ:んもーわがままだなぁー

 

 

しんのすけはブーブー文句を言いつつ服を着に戻る

 

 

ゆの:そういう問題じゃないんだよ

 

 

草をむしりながらそう呟いた

 

 

服を着たしんのすけはゆのと一緒に草むしりと水撒きをした

 

 

終わったら2人でコンビニへアイスを買いに行って縁側で食べる

 

 

夕方、ヒロとみさえが帰ってきた

 

 

みさえ:しんのすけー、どこにいるの?

 

 

ヒロ:みさえさん、お庭、草が一本もないです、それに、水も撒いてあります

 

 

みさえ:あら、それじゃ2人で……

 

 

ひまわり:たっ、たたや!

 

 

ひまわりが呼んでいる

 

 

みさえとヒロはそこへ行く

 

 

そこには

 

 

スヤスヤ眠る2人がいた

 

 

近くにはアイスのゴミを捨てたビニール袋が置いてあった

 

 

ヒロ:ふふふ、寝ちゃってるわ

 

 

みさえ:ホント、しょーがないんだから

 

 

優しく笑った2人

 

 

みさえはビニール袋を持ってゴミ箱に捨てた

 

 

ヒロは2人に毛布を掛けてあげる

 

 

 

ヒロ:ふふふ、涼しそうな格好してるわ

 

 

そういって台所へ行く

 

 

しんのすけ:ムニャムニャ……かーちゃんおつやぁ

 

 

ゆの:ムニャムニャ……もうジュース飲めません

 

 

ゆのとしんのすけは夕飯までグッスリと夢の中にいるのだった




ゆのとしんのすけの始まり

この頃はまだまともだった(笑)

そう、キレるまでは


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両手に花の遊園地だゾ

ある日の晩

 

 

しんのすけは浮かれていた

 

 

何故なら、憧れの女子大生である大原なな子と久しぶりに遊園地へ行けるからだ

 

 

以前もしんのすけはなな子と行ったことがある

 

 

しかし今回はゆのと、意外にも沙英が一緒である

 

 

しんのすけ:オラ、降伏して眠れないゾ

 

 

沙英:それを言うなら『興奮』、気持ちはわかるけどさ、寝なきゃ明日になんないよ

 

 

ゆの:遠足とかの前の日ってワクワクしてなかなか寝付けないんですよね、まさに『オラァワークワクしてきたぞぉ!』ですね

 

 

沙英:そんな何たらロットのセリフ言わんでよろしい!

 

 

ゆの:す、すみません……つい

 

 

沙英:まあ、いいけどさ……とりあえず寝ようよ

 

 

 

しんのすけはすっかり寝ていた

 

 

沙英:早っ!あの射撃の上手い眼鏡の少年といい勝負だね

 

 

ゆの:沙英さん、話が脱線しかけてます

 

 

沙英:はっ!

 

 

この後、2人も眠りにつくのだった

 

 

 

そして翌朝、3人はなな子と共に電車に乗り

 

 

遊園地へと足を運んだ

 

 

 

チケットを買って中に入る

 

 

 

なな子:しんちゃん、どれから乗ろっか

 

 

しんのすけ:うーむ、ジェットコースターと行きたいところですが……オラは乗れませんからなぁ

 

 

ゆの:………メリーゴーランドなんかどうでしょうか?

 

 

沙英:ああ、それなら大丈夫だね

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

なな子:うん、それにしましょう

 

 

全員メリーゴーランドへ乗る

 

 

ゆの:なんでここに来るの

 

 

しんのすけ:おかまいなくー

 

 

しんのすけは何故か馬に乗るゆのに抱かれる形になる

 

 

ゆの:そんなに私がいいの?

 

 

しんのすけ:たまにはなな子おねいさん以外もいいかなと

 

 

ゆの:まあ、いいけどさ、じゃあ落ちないでね

 

 

ゆのはしんのすけをギュッと強く抱いた

 

 

沙英:おーおー、ゆの大人気だ

 

 

なな子:ホント、ちょっとだけ妬いちゃうわ

 

 

ゆの(なんか、少しだけ優越感を感じる……よっしゃ)

 

 

見えないところでグッとガッツポーズを決める

 

 

そして、メリーゴーランドが動き出した

 

 

しんのすけ:おお!なんかオラ、ゆのさんに救い出されたみたいだゾ!

 

 

ゆの(…………ヒーローか……悪くないかも)

 

 

沙英:い、意外と揺れるなぁ、馬は

 

 

なな子:大丈夫?しんちゃん!

 

 

ゆの:………私がしっかり抱いてますので大丈夫でーす!

 

 

ゆのは多少ニヤリとして言った

 

 

 

メリーゴーランドが終わり、今度はゴーカート

 

 

この時しんのすけは沙英とペア

 

 

 

沙英:おやおや、浮気かい?

 

 

しんのすけ:順番だゾ

 

 

ゆの:なんか、ガッカリ

 

 

なな子:………しんちゃーん!

 

 

なな子はしんのすけに手を振る

 

 

沙英:なかなか、操作が難しいや……うわ!カーブが曲がりきれない!

 

 

そして、ゴーカートが終わり

 

 

最後は観覧車

 

 

 

これはなな子と乗る

 

 

ゆの沙英は次のゴンドラ

 

 

なな子:しんちゃん、楽しかった?

 

 

しんのすけ:ほ、ほい……そりゃあもう

 

 

なな子:ねぇ、しんちゃん……あの2人の内、どっちが好きなの?

 

 

しんのすけ:え?

 

 

なな子:メリーゴーランドではバッテン付けた子、ゴーカートだと眼鏡の子と乗ってたわよね

 

 

しんのすけ:ほい

 

 

なな子:教えてくれると嬉しいな

 

 

しんのすけ:……うーん、どっちかって言うと、ゆのさんだゾ、優しくて、可愛くて……ちょっと子供っぽいけど……結構カッコいいところもあるんだゾ

 

 

ゆの(………っ!)

 

 

沙英:ゆの、どうしたん?

 

 

ゆの:あ、いえ、今なんか……照れくさいこと言われてる気がして

 

 

沙英:はっはー、そりゃ多分しんちゃんが言ってるなぁ……勘だけどね

 

 

そうしている間に観覧車は降り、皆降りた

 

 

しんのすけは疲れたのか寝てしまった

 

 

電車内でなな子は、同じく寝ていたゆのの膝の上にそっとしんのすけを置いた

 

 

『優しくて、可愛くて……ちょっと子供っぽいけどカッコいいところもあるんだゾ』

 

 

なな子:カッコいいところ、か……こりゃ私も負けてられないな……

 

 

沙英:確かに、ゆのは時々カッコいいところあるかもしれないなぁ、ゆのを結構見てる私が言うんだから間違いないよ

 

 

なな子:なら、もっと頑張って私もカッコいいところ見せなきゃね

 

 

 

そして、なな子と別れ家に帰る

 

 

ゆのはしんのすけを背負って来た

 

 

夜お風呂に一緒に入り話をする

 

 

ゆの:ねぇ、しんちゃん……なな子さんに私のこと……何か言った?

 

 

頭を洗いながらゆのは訪ねた

 

 

しんのすけ:うん、言ったゾ、優しくて可愛くてー

 

 

ゆのはカアッと赤くなった

 

 

しんのすけ:子供っぽいけどー

 

 

 

ゆの:………ムッ

 

 

しんのすけ:カッコいいところもあるんだゾって

 

 

 

ゆの:え、あ、え?カッコいいところ?私に?

 

 

しんのすけ:うん

 

 

 

ゆの(どこがカッコいいところなんだろ、宮ちゃんにも言われたことないけどなぁ……)

 

 

しんのすけ:照れてますなぁ

 

 

ゆの:も、もー!うるさい!照れてなんかないもん!

 

 

ゆのはそういうと洗面器のお湯を頭にかぶり泡を流す

 

 

そして湯船に浸かり2人でのほほーんとして出る

 

 

夕飯を食べてぐっすりと寝る

 

 

ひろし:ははっ!よっぽど楽しかったみたいだな

 

 

みさえ:ほんとね

 

 

宮子:しんのすけ殿はゆのっちから離れませんなぁ、妬いちゃいますぜ

 

 

ヒロ:まあ、子供相手に……

 

 

宮子:おまたげない、ですか、ヒロさん

 

 

ヒロ:んなっ!失礼ね!そんなのあるに……

 

 

沙英:ヒロ、ノらんでいい

 

 

そして夜は更けていく

 

 

しんのすけとゆのは、仲良くスヤスヤと夢の中にいるのだった




ななこさん初登場

何気にゆの沙英とオレ得な話(笑)

ゆのがカッコいいと言われてるのもオレの個人的な感想(笑)


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どうしてもアクション仮面がみたいゾ

しんのすけ:オッラの父ちゃーん、あっしがくっさくーて、オッラの母ちゃーん、おケツがデカいんだーゾ

 

 

宮子:変わった歌ですなぁ、しんのすけ殿

 

 

しんのすけ:えっへん!オリジナルソングだゾ

 

 

しんのすけは宮子とシロの散歩に行っていた

 

 

しんのすけは乗り気ではなかったがみさえに凄まれ、行かざるを得なかった

 

 

しんのすけ:んもー、母ちゃんもちょっとはオラの予定も考えて欲しいゾ

 

 

宮子:おやおやしんのすけ殿、何かご予定でもありましたかな?

 

 

しんのすけ:アクション仮面見てー、プスライト飲みながらチョコビ食べて~

 

 

宮子:ほうほう、なかなかのハードスケジュールですなぁ

 

 

しんのすけ:うむ

 

 

宮子:しかし、アクション仮面はもう終わりの方なのでは?

 

 

しんのすけ:はっ!まずいゾ!そうだ!ネネちゃん家で見ればいいんだゾ!

 

 

そして、ネネちゃん家に向かう途中、前方からゆのが歩いてきた

 

 

しんのすけ:お?

 

 

 

ゆの:あれ?宮ちゃんとしんちゃん、ここで何してるの?

 

 

宮子:おーゆのっち~

 

 

しんのすけ:ほい、シロのリード、後は任せたゾ!

 

 

 

宮子:と言うわけでよろしくゆのっち!

 

 

 

2人は物凄い速さで逃げた

 

 

ゆの:…………説明していってよ

 

 

ポツンと取り残されたゆのはそう呟いた

 

 

【ネネ宅】

 

 

ネネママ(くっ!あのクソ坊主、また家にテレビ見に来やがって!)

 

 

宮子としんのすけはテレビにかじりついていた

 

 

ネネママはそれに対して怒りを感じていた

 

 

 

そしてアクション仮面も終わった

 

 

 

しんのすけ:さてー、アクション仮面も終わりましたし

 

 

ネネママ(帰るのね!やっともうすぐ帰ってくるネネとティータイムが出来る )

 

 

しんのすけ:お?クッキーがあるゾ!いただきます!

 

 

宮子:お?では私も!

 

 

2人はネネママがネネとのティータイムに用意したクッキーをボリボリと食べ始めた

 

 

ネネ:ただいまー

 

 

ネネママ:それは!おめぇたちの!ために!焼いたんじゃ!ねぇんだよ!

 

 

ドゴォ!ドゴォ!ドゴォ!

 

 

ウサギのぬいぐるみに膝蹴りを何度も繰り出すネネママ

 

 

 

ネネ:いつものママじゃなーい!!!

 

 

ネネは泣きじゃくった

 

 

 

クッキーを食べて満腹になったしんのすけと宮子は勝手に帰った

 

 

家に帰ると何故かゆのが腕組みをし、仁王立ちして待っていた

 

 

ゆの:お帰り、待ってたよ

 

 

 

ニヤリと笑うゆの

 

 

宮子:どうしたの?ゆのっち、悪役みたいな顔して

 

 

ゆの:宮ちゃんとしんちゃんに色々と言いたいことがあってね、こっちだよ

 

 

クルリと振り返り寝室へと向かう

 

 

しんのすけ達も行く

 

 

ゆのに座るよう促され座る

 

 

ゆの:ねぇ?どうして私に突然シロの散歩を押しつけたのかな?ん?

 

 

顔は笑っているがどことなく怖い雰囲気

 

 

しんのすけ:い、いや、その……ねぇ

 

 

宮子:ゆ、ゆのっち……話せばわかるよ

 

 

 

ゆの:うるさい、そんなことを聞いてるんじゃないんだよ、理由をいいなよ理由を

 

 

しんのすけ:その、アクション仮面をみたいと思いまして

 

 

宮子:ちょいとゆのっちにシロ殿を託した次第で

 

 

ゆの:………はっはー、じゃあ何?テレビが見たいがために私にいきなりシロの散歩を押しつけたわけだ

 

 

しんのすけ:うむ、そういうことになりますな!

 

 

宮子:ゆのっち正解ー!!

 

 

ゆの:じゃあちょっとお仕置きしてあげようかぁ~

 

 

宮子:ゆのっち~ここは穏便に

 

 

しんのすけ:宮子ちゃんの言うとおりだぞ

 

 

 

ゆの:うるさーい!今日という今日は絶対許さないからね!私だって怒るときは怒るんだよ!!

 

 

 

しんのすけ:ごめんくさーい!!

 

 

宮子:ロマンスカー!!

 

 

その直後

 

 

野原家が揺れるほどの衝撃が走ったとかそうでないとか




ゆののブチ切れ伝説の始まり

しかしこんなものは序の口に過ぎない


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四角いスイカは美味しいか?だゾ

それは、夏の暑い日だった

 

 

かすかべ防衛隊が家に遊びに来ていた

 

 

そこにはお嬢様である酢乙女あいもいた

 

 

彼女は側近の黒磯に手土産を選ばせ、それを持っていきみさえに渡した

 

 

みさえは直後、サトーココノカドーでの『真夏の大売り出し』にヒロと出かけた

 

 

ゆのは実家に帰り、宮子はシロと散歩に行ったため

 

 

家には沙英だけだった

 

 

ネネ:ちょっとアンタ!何よあのスイカは!

 

 

あい:?スイカがどうかなさいまして?

 

 

ネネ:四角いじゃないの!あれのどこがスイカなのよ!

 

 

あい:私に言われましても、あれは黒磯が勝手に買ってきた物ですし、気に入らないのならあなたは食べなくていいですよ

 

 

マサオ:まあまあ、ネネちゃん……せっかくあいちゃんが持ってきてくれたんだから

 

 

ネネ:フン!何よ、デレデレしちゃってまぁ……デレニギリ!!

 

 

マサオ:で、デレニギリ……

 

 

風間:不味そう……食べなくないな

 

 

ボー:想像が、つかない

 

 

しんのすけ:さて、マサオくんの新しいニックネームもついたことですし、食べますか

 

 

あい:しん様!あいが切ってさしあげますわ

 

 

沙英:ちょっとちょっと!子供じゃ危ないよ、私がやるから待ってなって

 

 

しんのすけ:幽体離脱?

 

 

沙英:ちょっと!ちょっとちょっ……て何をやらせんの!!

 

 

マサオ:見なくなったね

 

 

風間:……あのコンビは今、だね

 

 

沙英:と、とりあえず切ろうか……あれ?

 

 

沙英が切ってみると、中身が赤ではなく白かった

 

 

 

沙英:…………何だこれ、普通スイカは赤のはず……味見のために1つ食べてみよう

 

 

沙英は1つ食べた

 

 

沙英:なんか、変な味だ……スイカというよりはキュウリだ……味噌が合いそうだ……うん、やっぱり

 

 

あい:どうしました?

 

 

沙英:……あいちゃん、これ、キュウリだわ……スイカじゃない……味噌が合う

 

 

ネネ:ほーら見なさい、やっぱりスイカじゃなかったわね

 

 

あい:だから私が買ったのではなく黒磯が勝手に買ってきたんです!ちょっと黒磯を呼び出します!

 

 

ネネ:黒磯に任せたアンタにも責任あるわよ!

 

 

あい:うるさいですわよ!子犬みたいにギャンギャンと!

 

 

そんな言い合いがしばらく続いた

 

そして数分後、黒磯が来た

 

 

あい:黒磯、これは何ですの

 

 

黒磯:いえ、その……直売店で見かけて、面白そうなので買ってみました

 

 

沙英:見事に白くてキュウリだったけどね

 

 

黒磯:なので、普通のスイカをお持ちしました

 

 

あい:じゃあそれを皆でいただきましょう!黒磯はそれを責任もって全部処理しなさい!

 

 

 

沙英に切ってもらい本物のスイカを食べる皆

 

 

そんな中、四角いキュウリを1人シャリシャリ食べる黒磯であった




酢乙女あい初登場

四角いスイカはこち亀から使ったネタ


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缶蹴りの鬼はゆのさんだゾ

ゆの:さて、皆どこに隠れたのかな……?

 

 

ある日の公園でゆのは空き缶に左足を乗っけてキョロキョロしている

 

 

何故こんな事になっているのかというと

 

 

 

【野原家】

 

 

しんのすけ:あふぅ~ヒマだゾ~

 

 

風間:おい、遊びに来いと言っといて何もやることないのかよ

 

 

しんのすけ:イカにもタコにも!

 

 

風間:威張るな!

 

ネネ:えーとじゃあリアルおまま

 

 

マサオ:はい!!

 

 

ボー:はい、マサオくん

 

ネネ(チッ、オニギリめ……そこまでしてリアルおままごとが嫌なのかよ!)

 

マサオ:か、缶蹴りなんかどうかな

 

 

風間:ああ!缶蹴りか!前に一回やったことあるな!確かシロも一緒に!

 

 

しんのすけ:んー、おお!確かオラが本屋さんにぶりぶりざえもんの冒険の本を置いてもらうように頼んだときだ!

 

風間:お前あの時そんなことしてたのか

 

 

ヒロ:あら、缶蹴り?お姉さん達も混ぜてもらえるかしら?

 

 

風間:ええ!いいですよ!

 

 

沙英:いいねー最近運動不足だからね

 

 

ヒロ(ふふふふ、ダイエットダイエット)

 

 

そして、公園に行き

 

ゆのが鬼になり今に至る

 

 

ゆの:………仕方ない……こうなったら

 

 

ゆのはひょいっと身を隠す

 

 

 

ゆの(ネズミ取り作戦決行)

 

 

 

(いないぞ)

 

 

(今だ……行け)

 

 

(よし)

 

 

ゆの(かかった!)

 

 

ゆのはニヤリと笑い飛び出した

 

 

宮子:ゆのっち!缶はもらった~!!

 

 

ゆの(しまった!宮ちゃんか!)

 

 

ゆのと宮子の激しいデッドヒートが勃発

 

 

何とかゆのは宮子に勝ち缶を踏んだ

 

 

ゆの:宮ちゃんみっけ!

 

 

 

宮子:ぬおー!負けたー!

 

 

ゆの:はあ、はあ……疲れる……さて、次はっと

 

 

ゆのはキッとした表情で辺りを見回す

 

 

(宮ちゃんが負けたわ)

 

 

(仕方ないね、こうなったら)

 

 

 

ゆの:ん、何かあちこちから声が……ええ!?

 

 

 

風間:かすかべ缶蹴り隊!ファイヤー!!

 

 

風間以外:ファイヤー!!

 

 

 

ゆの:え!?あっ、ちょっ!

 

 

何とかすかべ防衛隊5人と沙英ヒロが缶目がけて突撃してきた!!

 

 

ゆの:しんちゃんみっけ!風間くんみっけ!ネネちゃんみっけ!マサオくんみっ……あー!!

 

 

沙英:いただきー!!それぇ~!!

 

 

ゆの:あああ~っ!!

 

 

沙英は缶を思い切り蹴飛ばした

 

 

沙英:よし!皆隠れろー!!

 

 

ヒロ:宮ちゃん!早く!

 

 

宮子:あーい

 

 

ゆの(こ、今度こそ!)

 

 

ゆのは諦めずに皆を探した

 

 

すると今度は沙英が飛び出し蹴られる

 

 

ゆの(も、もう一回……)

 

 

 

 

そして、缶蹴りは、夕方まで続き、ゆのはずっと鬼だった

 

 

 

ゆの(人海戦術、恐るべし!)

 

 

 

ひろし:いやー缶蹴りなんて懐かしいなぁ

 

 

みさえ:ホントねぇ

 

 

しんのすけ:楽しかったゾ、ゆのさんはずっと鬼だったけど

 

 

 

宮子:ゆのっち~明日もやろーよ

 

 

 

ゆの:パス、もう嫌だ




缶蹴りネタ

ちなみにGB版クレヨンしんちゃん2のネタが少し入っている

ネズミ取り作戦、人海戦術はこち亀より


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流行のダンスを踊るゾ

今日はふたば幼稚園の親子でお遊戯会

 

 

みさえは相変わらずおケイとバーゲン

 

 

なので、今回はゆのが行った

 

 

よしなが:はい、今日はお母さん達とお遊戯を踊る親子でお遊戯会です!皆踊りたい曲のCDとか持ってきたかな?

 

 

園児:はーい!

 

 

ゆの:………?CD?

 

 

風間ママ:ああ、子供達の好きな曲を選ばせてそれで踊るのに持ってこさせたみたいですわ

 

 

マサオママ:うちの子も昨日一生懸命選んでましたよ

 

 

 

そして、それぞれの選んだ曲をかけてのお遊戯が始まった

 

 

選曲は様々であった

 

 

風間はマリーちゃんの主題歌を選んだ

 

 

しんのすけ:風間くん、やっぱり

 

 

風間:お、女の子もいるからね~、やっぱり好きかな~って

 

 

そして、しんのすけの番がやってきた

 

 

ゆの(何の曲かな……しんちゃんのことだからアクション仮面か、カンタムロボ……だっけ、そんなところかな)

 

 

しんのすけ:オラは最近母ちゃんお気に入りの曲だぞ!

 

 

ゆの(みさえさんのお気に入りの曲?何だろう)

 

 

曲が流れる

 

 

ネネ:『愛』じゃないの!

 

 

ネネママ:夜野健のドラマ『逃げれば恥だし役には立たない』の主題歌!!

 

 

ゆの(まさかの愛ダンス!!)

 

 

しんのすけ:ゆのさん!踊るゾ!

 

 

ゆの:え!?あ、はい!

 

 

しんのすけとゆのは適当な振り付けで躍る

 

 

よしなが(な、何という完璧なダンシング!息が合ってるし、しかも……あの表情……楽しんでいる、皆緊張してぎこちない踊りだったのに、この2人は素晴らしい!)

 

 

風間:しんのすけには負けられないぞ!

 

 

風間ママ:トオルちゃん、ママも踊るわ!

 

 

ネネ:『愛ダンス』ならネネも踊るわ!

 

 

ネネママ:ネネとテレビの前で練習した成果を見せてやるわ!

 

マサオ:ボ、ボクも!

 

 

マサオママ:あ、マサオ!

 

 

かすかべ防衛隊を筆頭に1人ずつ人が増え

 

 

しまいには全園児とその親全員で躍っていた

 

 

もちろんよしながも混ざっていた

 

 

そして夜

 

 

みさえ:しんのすけったら、私の好きな『愛』を持ってったみたい

 

 

ひろし:はははは!!園児全員と親全員、しかもよしなが先生も躍ったらしいな

 

 

宮子:およ?ヒロさん、ゆのっちと沙英さんは?

 

 

ヒロ:それが………

 

 

寝室へ行くとゆの、沙英、しんのすけが愛ダンスを躍っていた

 

 

沙英:お、これなかなかいいね!息抜きになるよ!

 

 

しんのすけ:身体が勝手に動くゾ!

 

 

ゆの:いいですね~

 

 

ひろし:3人とも息が合ってる

 

 

みさえ:シンクロ率100パーセントね

 

 

宮子:みさえ殿、何ゲリオンですか

 

 

ヒロ:動画撮っとこうかしら

 

 

その後、躍りすぎて足腰立たなくなった3人だった

 

 

躍りすぎ注意点!愛ダンス!




恋ダンスを使ったネタ

多分ブームが去ってから使ったかなぁ


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キャッチボールはしびれるゾ

ゆの:………今日も2人か

 

 

ひろしは言わずもがな会社

 

 

みさえはヒロとバーゲン

 

 

沙英は2階で仕事していて終わって今は仮眠中

 

 

宮子は散歩に行ってしまった

 

 

ゆの:事実上2人……しっかりしなきゃ私!

 

 

ゆのはパンっと両頬を叩き気合いを入れた

 

 

ゆの:……よし、服装を変えよう

 

 

服装をワイシャツとジーパンに変える

 

 

ゆの:さてと、しんちゃんはーっと

 

 

茶の間に行くとしんのすけはいた

 

 

しかし下半身裸だった

 

 

しんのすけ:いやぁ~ん

 

 

ゆの:ぐへ!

 

 

ゆのは盛大にひっくり返る

 

 

ゆの:な、何で脱いでんの!?

 

 

しんのすけ:チ〇チ〇にお絵かきしてたから

 

 

ゆのは頭にブチッと怒りマークを浮かべる

 

 

ゆの:今すぐパンツとズボンを履きなさい

 

 

 

しんのすけ:んもーせっかく芸術を

 

 

ゆの:………聞こえなかったか?パンツとズボンを履・け

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

しんのすけは引きつった顔のゆのに気圧され言われたとおりにした

 

 

ゆの:はい、いいよ

 

 

ゆのはニッコリ笑顔で言った

 

 

そしてゆのは昼食を作るため台所を使う

 

 

 

ゆの:はい、焼きそばできたよ~

 

 

茶の間のテーブルに2人分置き、沙英の分はお盆にのせラップで包み2階に置いておく

 

 

ゆの:さ、食べよっか

 

 

しんのすけ:いただきマンゴージュース

 

 

ゆの:………い、いただきます

 

 

 

しんのすけ:全く母ちゃんはバーゲンと聞くとすぐ行くんだから

 

 

ゆの:あはは、まあお土産買ってくるんだからいいんじゃない?

 

 

しんのすけ:………そうですな

 

 

ゆの:さて、食べ終わったら何しよっか

 

 

しんのすけ:………うーむ、思いつきませんな~

 

 

ゆの:………キャッチボールとか、する?

 

 

しんのすけ:おっ!やるゾ!

 

 

食べ終わり、食器を洗ったゆのはしんのすけと庭に出てキャッチボールをする

 

 

ゆの:はい

 

 

しんのすけ:ほい

 

 

しばらく続いてこれでは面白くないとしんのすけはバットを持ち出しゆのにバッターをさせる

 

 

しんのすけ:行くゾ!

 

 

ゆの:よし!

 

 

しんのすけの投げたボールを打とうとバットを振る

 

 

ガッシャーン!!

 

 

ゆの:…………あ

 

 

 

ゆのの振ったバットは茶の間の冊子の硝子を見事ぶち抜いた

 

 

しんのすけ:…………か、母ちゃんに怒られる

 

 

ゆの:………も、もうダメだ……終わりだぁ

 

 

ゆのはがっくりとうなだれ地面に手をついたorz

 

 

 

もちろんその後、帰宅したみさえとヒロにより

 

 

ツイン・説教が勃発

 

 

しんのすけとゆのは夕食まで正座をさせられた

 

 

ゆの:キャッチボールってビリビリだね

 

 

しんのすけ:うむ、そうですな

 

 

沙英:………私が寝てる間に一体何があったの?(今起床)

 

 

ゆの・しんのすけ:おかまいなく

 




しんのすけがゴルフクラブで窓ガラスを割ってしまった話が元ネタ

『おせんべい食べた音ー』(笑)


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賑やかなダンスパーティーだゾ

野原家にあるお客がやってきた

 

 

ゆの:はぁ~い

 

 

家に残っていたゆのが出る

 

 

???:ゆのさん!お久しぶり!

 

 

ゆの:あ、えっと……

 

 

???:有沢よ、ほらあなたのケータイに出た

 

 

ゆの:あー!有沢さん!

 

 

有沢:ゆのさんがここにいるって、吉野屋先生から聞いてね、来ちゃった

 

 

ゆの:あ、どうぞ……人の家ですが

 

 

有沢:うん、お邪魔します

 

 

ゆのは有沢を中に招き入れた

 

 

有沢を茶の間に通し、ゆのはお茶の用意をする

 

 

そこへ

 

 

ひまわり:ててててて、たや?

 

 

 

有沢:んー?

 

 

ひまわり:…………(ひまチェック)

 

 

有沢:どうしたのかなぁ?

 

 

ひまわり:ケッ!たたやたいやいやいやい!(何よ私より可愛いじゃない、でもいい気になるんじゃないわよ)

 

 

有沢:……なんか怒られてる気がする……ごめんなさい

 

 

ひまわり:へっ、たいやい(わかればいいのよ)

 

 

ゆの:あ、その子ひまわりちゃんって言うんです……ここの長女です、何故か女の子には厳しいらしくて

 

 

有沢:あ、そうなの、ひまちゃん……私は有沢よ、よろしくね

 

 

ひまわり:たっ

 

 

有沢はひまわりを膝に抱きゆのと話す

 

 

ゆの:あ、有沢さん……あれやりません?愛ダンス!

 

 

有沢:えっ!?曲あるの!?

 

 

ゆの:はい!今用意しますね

 

 

ラジカセを持ってきてCDをセットして再生しようとしたとき

 

 

またインターホンが鳴る

 

 

今度来たのは中山だった

 

 

 

ゆの:あれ?真美ちゃんと一緒じゃないの?

 

 

中山:……いつも一緒にはいないよ?

 

 

ゆの:そっか、とりあえずあがって……今愛ダンスしようと思ってたんだ

 

 

中山:愛ダンス!?

 

 

━━━━

 

 

中山:あれ?ゆのさん、カーテン締めてどうしたの?

 

 

ゆの:え?中山さんと愛ダンスするんだよ?暗くしなきゃ……ほら脱いで

 

 

中山:えっ!ちょっ!やっ!私達は女同士だよ!

 

 

ゆの:性別なんて関係ないよ!愛があれば!

 

 

━━━━

 

 

中山:そ、そんなダンス……は、はしたない!!

 

 

ゆの:ドラマのダンスだよ!?何想像したの!?

 

 

中山はカアッと赤くなった後家に上がる

 

 

中山:あ、ああ……あのドラマのダンスだったの……ごめん

 

 

ゆの:いいんだよ、気にしないで……あ、こちら有沢さん

 

 

中山:な、中山と申します……よろしく

 

 

有沢:うん、よろしくね

 

 

ついに愛ダンススタート

 

 

しばらく踊る3人

 

そこへ、真美もやってきて混ざる

 

真美:中山だけずるーい!私も混ぜろー!!

 

しんのすけ、みさえ、残り3人も混ざり茶の間に大勢で愛ダンスを踊る

 

 

しんのすけ:体が勝手に動くゾ!

 

みさえ:ダイエットにちょうどいいわ!

 

ヒロ:ええ!!

 

沙英:無理は禁物だよヒロ

 

宮子:愛ダンス! 面白いなぁ

 

そして、もちろん全員、翌日筋肉痛であった




またまた恋ダンス

真美や中山も登場しました

何気に有沢さんも(笑)


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運動会で張り切るゾ

今日はふたば幼稚園の運動会

 

 

しんのすけ達は張り切りっている

 

 

宮子:しんのすけ殿ー!頑張ったらお着替え見せちゃうぞー!……ゆのっちが

 

 

ゆの:私!?

 

 

しんのすけ:体が貧相だからヤダーー!!

 

 

ゆの:おーーーい!!

 

 

みさえ:コラァ!チョコビ買ってあげるからそっちにしなさい!!

 

 

しんのすけ:いくつ?

 

 

みさえ:2つ!

 

 

よしなが:ほらほら、しんちゃん……漫才やってないで、集合よ

 

 

松坂:オーッホッホッ!

 

 

夏目:オーッホッホッ!

 

 

よしなが:ムッ!何よ!梅!

 

 

松坂:梅って呼ばないでよみどり!

 

 

沙英:何で夏目がいるの?

 

 

夏目:人の家に居候してるあなたを笑いに来たらゲストに呼ばれたのよ

 

 

沙英:こりゃあ負けられないね!

 

 

夏目:望むところよ!!

 

 

ゆの:あわわわ!楽しくやりましょうよ!

 

 

夏目:ホホホ、せいぜいそこのバッテンが足引っ張んないようにしっかり見てなさい

 

 

ゆの:勝ちましょう沙英さん

 

 

沙英:よし

 

 

ゆのは顔が引き攣っていた

 

 

ヒロ:ゆのさん、一歩間違えたら伝説の戦士になりそうだわ……スーパーサイヤゆのさんね

 

 

ひろし:みさえはもうなったけどな

 

 

ひろしがボソリと言った

 

 

そして、運動会が始まった

 

 

借り物競走でしんのすけがやってきた

 

 

【地球からやってきて穏やかな心をも持ってて激しい怒りによってなっちゃった伝説の戦士】

 

 

ひろし:長ぇな!!

 

 

ゆの:そんな人いるの!?

 

 

沙英:いや、いないでしょ

 

 

しんのすけ:じゃあゆのさんでいいや

 

 

しんのすけはゆのを連れてゴールした

 

 

マサオ:す、すみません……ば、ババアは……

 

 

その時、マサオは保護者から冷たい視線を受けた

 

 

マサオ:うわあああん!なんでボクだけこんなかりものなの~!!

 

 

おばあさん:坊や、ワシを連れて行きなさい、ババアじゃろ?

 

 

マサオは嗚咽をしながらゴールした

 

 

次は保護者による綱引き

 

 

しんのすけ達の赤組は白組と戦う

 

 

宮子:オーエス!オーエス!だっけ

 

 

ゆの:うん、そうだよ?

 

 

宮子:モーレツ!モーレツ!っていうのは?

 

 

沙英:いかがわしいわ!!

 

 

ヒロ:超絶とか?

 

 

沙英:じゃあゆの!かけ声よろしく!

 

 

ヒロ:シカト!?

 

 

ゆの:……ええっとあの……オーエスで

 

 

全員ずっこけた

 

 

綱引き開始

 

 

お互い互角の引っ張り合いだった

 

 

そこにしんのすがやってきてプーッと屁をこいた

 

 

全員ずっこけて引き分け

 

 

そして、様々な競技を経ていよいよ対抗リレーが始まった

 

 

アンカーはゆのだった

 

 

ゆのは夏目と勝負

 

 

夏目:ホホホ!お先ー

 

 

ゆの:ま、まだまだ!

 

 

ゆのは何故か夏目と互角だった

 

 

夏目:な、何ですって!?私の走り方とそっくりだ!

 

 

沙英:どこの王子だ!

 

 

宮子:ゆのっち!バッテン拳4倍だーーーー!!!

 

 

ゆの:もうどーにでもなれーーーっ!!!

 

 

 

ゆのはものすごいスピードで走り、夏目を負かせた

 

 

 

その姿をジーッと撮っていたある人物

 

 

岸であった

 

 

岸はその映像を幼稚園に寄贈

 

 

後日、全園児にDVDが配布された

 

 

もちろん、野原家にはあのセリフがこだました

 

 

『もうどーにでもなれーーーっ!!!』

 

 

 

ゆの:うわあああん!

 

 

ゆのは恥ずかしさからか寝室へ逃げた

 

 

岸:今度、ゆっくり会いましょうね

 

 

自宅で岸は運動会の映像を見ながらそう呟いた




この辺から自信喪失します

理由は何となく劣等感からかなぁ

今はあれですけど


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謎の四角がうっとうしいゾ

しんのすけ:………暇だゾ……そうだ、おつや~

 

 

しんのすけは 冷蔵庫を調べた▼

 

 

なんと!!プリンがあった!!▼

 

 

しんのすけ:おお~プリンちゃ~ん

 

 

しんのすけは プリンをてにいれた▼

 

 

しんのすけ:さっきからあるこの変な四角は何?

 

 

*「しんのすけよ 気にしては負けだ」

 

 

しんのすけ:まあ、食べますか

 

 

沙英:お、プリンかぁ……私も何か食べよ

 

 

沙英があらわれた

 

 

たたかう

にげる

 

 

しんのすけ:オ、オラのはあげないゾ!

 

 

しんのすけは にげだした!

 

 

沙英:え!?ちょ、ちょっと!

 

 

しかし たちふさがれてしまった

 

 

沙英:この四角……どこかでみたような

 

 

しんのすけ:おお!確かマサオくんちでやった【オレゴンクエスト】だゾ!

 

 

沙英:あれかぁ、でもなんでだろう

 

 

ゆの:ただいま~

 

 

!!!!!!

 

 

ユノがあらわれた!!

 

 

沙英:変わったよ!?

 

 

ゆの:………これって、超ハイヤ伝説では

 

 

沙英:なんでゆのにはこのウィンドウなんだ?

 

 

ゆの:作者の好みでは?

 

 

しんのすけ:全く仕方のない作者ですな

 

 

そこへ買い物を終えたヒロとみさえが帰宅する

 

 

ヒロ:ただいま、お買い物してきたわよ

 

 

みさえ:いやーバーゲンいい物手に入ったわ

 

 

 

ぶたのむれがあらわれた

 

 

とんかつにする

ステーキにする

 

 

みさえ:コラァ!誰が豚じゃあ!!

 

 

ヒロ:そうよ!直しなさい!!

 

 

美人でスマートなお嬢様達があらわれた

 

 

夕食に誘う

ドライブに誘う

 

 

ゆの(かなり盛ったな)

 

 

沙英:………なんなんだこれは

 

 

しんのすけ:わかりませんな

 

 

 

そして、夜

 

 

ひろし:ただいまー!

 

 

足の臭い万年係長があらわれた

 

 

ひろし:なんだ、この失礼な四角は、こうしてやる!

 

 

ひろしは四角に足を押しつけた

 

 

※**.※※』▼【※

 

 

 

四角はフッと消えた

 

 

 

ひろし:なんだ、あれは

 

 

しんのすけ:おおー!父ちゃんがやっつけたぞ!

 

沙英:あれには困ってたんだよね、助かったぁ

 

宮子:しんのすけ殿!お風呂にはいりましょうぜ

 

しんのすけ:ほい!

 

お風呂に入る2人

 

ゆの:わ、私も入ろうかな

 

ゆのは服を脱いで途中から入る

 

 

貧相な女があらわれた

 

何故か四角が復活した

 

 

ゆの:………おのれ四角め

 

 

ゆのはプチッとキレた

 

 

ゆの:このぉ!このぉ!誰が貧相だ!こうしてやる!こうしてやる!

 

 

ゆのは足で踏みつけたり両手で持って地面にバンバン叩きつける

 

ゆの:参ったか!

 

貧相な女は怒っている

 

 

ゆの:まだ言うか!

 

 

ゆのはお湯に沈めた

 

 

ゆの:これでどうだ!!

 

四角は溶けてしまった

 

そのせいでお湯が灰色になってしまった

 

宮子:あちゃー、これでれはもう入れませんな

 

しんのすけ:うむ

 

ゆの:ごめんなさい

 

当然、ゆのは責任を取らされ、お風呂掃除を命じられた

 

 

おお、ゆのよ 風呂掃除とは情けない




ドラクエネタ

途中、オレの好みで超サイヤ伝説が(笑)


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改めて歓迎会だゾ

ある休日、ひろしが言った

 

 

ひろし:そういや、彼女達が来た時から歓迎会って言うの、やってやってねぇな

 

 

みさえ:そうよねぇ、私達に感謝のパーティーはやってくれたけど……

 

 

ひろし:なぁ、やってやらないか?改めて

 

 

みさえ:そうね……でもこのことは内緒にしときましょ

 

 

沙英(……やばっ、聞いちゃった……でも、知らないフリしとこ……さて、仕事仕事)

 

 

沙英は2階に戻って行った

 

 

宮子は先日実家に帰り、ヒロはやまぶきへと様子を見に行った

 

 

しんのすけはゆのと釣り堀へと遊びに行った

 

 

店主:何や坊主

 

 

しんのすけ:おじさん、なんでワキ掻いてんの?

 

 

店主:気にせんといてや

 

 

ゆの:釣れないなぁ……なんか特殊なルアーとかありそうな気がするけど

 

 

店主:お嬢ちゃんそりゃアカン!あったとしても使用禁止や!!

 

 

ゆの:………はいはい

 

 

━━━バスの中

 

 

宮子(もう少しで春日部だ、しんのすけ殿、また遊びましょうぜ)

 

 

━━━━ひだまり荘

 

 

ヒロ:突然リニューアルなんて……一体何をリニューアルするのかしら……あのブルーシートの中で何が起こっているのかしら

 

 

━━━

 

 

しんのすけ:おお!釣れたゾ!

 

 

ゆの:えへへ、私も釣れたよ

 

 

店主:ふむふむ、坊主のは23センチ、お嬢ちゃんのは25センチというとこやな、キープするか?

 

 

しんのすけ・ゆの:しない

 

 

店主:ほな、帰れや

 

 

半ば追い出される感じで2人は帰った

 

 

宮子も野原家に帰っていた

 

 

ヒロも来ていた

 

 

そして、中に入ると

 

 

クラッカーが鳴り響いた

 

 

みさえ・ひろし:ひだまり荘の皆さん、野原家にようこそ!そして!これからもよろしくぅ~!!

 

 

ゆの:え、こ、これは

 

 

沙英:昼間話してたんだよ……聞かなかったことにしてたけどね

 

 

宮子:おおー!お寿司~!!

 

 

ヒロ:すみません、私達のためにこんなことまで

 

 

ひろし:いや、いいんだ……それよりたらふく食ってくれ!

 

 

みさえ:いっぱいあるわよ~!

 

 

ゆの:あ、ありがとうございます

 

 

ひろし:よし!乾杯するぞ!グラスを持て!

 

 

しんのすけ:じゃあカッコいいゆのさんにお願いするゾ!

 

 

ゆの:え、あ……えっと……野原家の皆さん!これからもよろしくお願いします!そして、宮ちゃん、沙英さん、ヒロさん……これからも野原さん達に感謝を忘れず手助けしていきましよう!乾杯!!

 

 

『乾杯~!!』

 

 

グラスをカツンとくっつける

 

 

そして、思う存分、寿司を堪能する

 

 

その後、全員で愛ダンスを踊り

 

 

最後は寝室で記念撮影

 

 

もちろんシロも一緒だ

 

 

セルフタイマーで全員でポーズを決める

 

 

ひろし:ひだまり荘&野原一家!ファイヤー!!!

 

 

 

『ファイヤー!!!』

 

 

ひまわり:たいやー!!

 

 

シロ:アオーン

 

 

 

カシャッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みさえ:コラ!しんのすけ!早く仕度しなさい!!

 

 

しんのすけ:んもー

 

 

 

ゆの:あははは、いつも通りだね

 

 

宮子:しんのすけ殿!一緒に朝ごはん食べましょうぜ

 

 

ヒロ:宮ちゃん、食べ終わったらシロにご飯あげて

 

 

宮子:えー

 

 

沙英:ごちそうさま、さて、仕事するかな

 

 

ひろし:いってきまーす

 

 

 

今日も、野原一家とひだまり荘のいつもの一日が始まる




ひだしん1の時はこれで一旦最終回になりました

でも今は違うので締めのコメントは削除しました


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2ndシーズン
雪が積もったら遊びまくるゾ


野原家に冬が来た

 

 

雪が積もり、真っ白な銀世界となった

 

 

シロは寒いので小屋で震える

 

 

しんのすけ:おお!雪だゾ!

 

 

宮子:しんのすけ殿!外行きましょうぜ!

 

 

しんのすけ:よし!宮子隊員!行くゾ!

 

 

宮子:サー!

 

宮子としんのすけはベランダから外へ行く

 

 

雪を触ったり走り回ったりして遊ぶ

 

 

ひろし:……うう~どうりで寒いわけだ……日曜でよかったぜ、さてもう一眠りするか

 

 

ひろしは二度寝を開始した

 

 

そして、しんのすけと宮子は

 

 

しんのすけ:ほっほーい!雪だるま作るゾー!

 

 

宮子:おし!しんのすけ殿!やりましょうぜ

 

 

宮子としんのすけは雪玉をゴロゴロ転がしてまずは胴体を作る

 

 

ゆの:うう、さむさむ……あ、雪が降ったんだ……そういえば昨日の夜寒かったっけ

 

 

沙英:そういえばそうだね、しっかしよくもまぁあんな寒い中元気にはしゃげるモンだ

 

 

沙英はコタツに入りミカンを手に取り剥き1つ食べる

 

 

しんのすけ:出来たゾ!みさえだるま

 

 

宮子:うし!こっちも出来ましたぞヒロだるま

 

 

 

2つともやけに胴体がふっくらしていた

 

 

みさえ:あらー私そっくりーってこんなに太ってないわ!

 

 

ヒロ:こんなの私じゃないわ!ニセモノよ!

 

 

 

外に様子を見に来た2人に即破壊された

 

 

みさえ:もっとスマートに作りなさいスマートに

 

 

ヒロ:そうよ、それだったら許してあげる

 

 

しんのすけ:んもーわがままだなー

 

 

宮子:じゃあゆのだるまでも作りますか

 

 

 

ゆの:!?

 

 

しんのすけ:じゃあオラは沙英だるまですな

 

 

そして、2人が作ったのはみさえだるまやヒロだるまと同じく胴体がふっくらしていた

 

 

ゆの:沙英さん

 

 

沙英:うん

 

 

2人は足を振り上げ

 

 

 

ゆの・沙英:フン!

 

 

ダブルかかと落としで脳天から砕いた

 

 

しんのすけ:いやああああ!

 

 

宮子:雪だるま殺人事件だー!!

 

 

ゆの:私こんなにふっくらしてないもん!

 

 

沙英:そうだ!私達はスレンダーだ!

 

 

 

その後、雪合戦をした

 

 

チームはしんのすけ宮子チーム

 

 

ゆの沙英チームになった

 

 

腕が上がらなくなるまで雪合戦を繰り広げた

 

 

 

ゆの、沙英はしんのすけやひまわりとお風呂に入る

 

 

沙英:ほーらひまちゃーん、頭を洗いますよー

 

 

ひまわり:ケッ!(洗えるモンなら洗ってみなさいよ)

 

 

ひまわりは逃げ回った

 

 

沙英:あ!ちょっ!

 

 

ゆの:私でも逃げるんですよ

 

 

しんのすけ:父ちゃんも一苦労してるゾ

 

 

沙英:もう『くそったれー!』って叫びたいよ

 

 

ゆの:じゃあ私は何て叫べば

 

 

沙英:『元気をわけてくれー!』かな?

 

 

しんのすけ:両手をあげるんだゾ

 

 

ひまわりはその後沙英に捕まり洗われた

 

 

終始、仏頂面のひまわりであった

 




ひだしん2の始まり

何気に書いたら書けたんだっけなぁ

うーん、忘れたな(笑)


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スタイリッシュに演じるゾ

北本:野原さん、そういえば女の子が4人来てんだったわよね

 

 

ある日、隣のおばさんがやってきてそんなことを尋ねた

 

 

みさえ:ええ、来てますけど

 

 

おばさんは一度みさえと一緒にランニングをしていたヒロを見ていたのだ

 

 

北本:その4人にね、是非今度公民館で劇をやってもらいたいのよ

 

 

宮子:おおー!劇ー!

 

 

みさえ:あーそういえば回覧板に公民館で劇をやってくれる人募集ってあったっけ

 

 

おばさんは帰っていき、4人で会議が始まった

 

 

宮子:あれがいい!デビルなんたら!

 

 

沙英:あーあれかぁ……家にいた頃やったっけ

 

 

ゆの:私はお父さんのデータいじらせてもらったくらいで

 

 

ヒロ:主人公の『ダント』ヒロインの『オリッシュ』とか誰がやるの?

 

 

宮子:ダントはゆのっち!沙英さんは『ブージル』

 

 

沙英:で?宮子は?

 

 

宮子:えーっと、ムンドゥフ!

 

 

沙英:ラスボスかい!

 

 

しんのすけ:オラは~アクション仮面かなぁ

 

 

しんのすけが割り込んできた

 

 

宮子:おお~ダントとアクション仮面のスタイリッシュアクション!見物ですなぁ

 

 

沙英:いや、出てこないし……そもそも

 

 

みさえ:コラ!しんのすけ!ゆのさん達の邪魔しないの!

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆの:衣装ってどうするんですか?それにダントって銀髪ですよね

 

 

沙英:作るっていっても作れないしなぁ

 

 

ヒロ:制服でやればいいんじゃない?赤いし

 

 

沙英:ブージルは青いけど……ま、青いコート着ればいっか

 

 

ヒロ:問題はオリッシュよね

 

 

そして、夜になりひろしが帰ってきた

 

 

ひろし:ただいまー!なんだ?どうした?

 

 

宮子:衣装に困ってるんですよ~ひろし殿

 

 

ひろし:衣装ならすぐ近くに出来た仕立屋に行ってみるといいぞ、どんな衣装でも作ってくれるらしいぞ

 

 

翌日、4人はすぐさま向かった

 

 

携帯でそれぞれのキャラの画像を見せるとすぐ取りかかった

 

 

3日で出来て早速練習

 

 

そして当日

 

 

ゆの:大丈夫でしょうか

 

 

沙英:大丈夫だよ、自信を持って!

 

 

ヒロ:そうよ、ゆのさん、あれだけ練習したじゃない

 

 

宮子:ゆのっち!ファイト!

 

 

スタイリッシュなゆのがワイヤーアクションで飛んだり跳ねたりとカッコイイ劇だったそうだ

 

 

 

アンコールがかかり再演

 

 

 

ものすごい歓声が上がる

 

 

 

しんのすけ:いやーすごかったですなぁ

 

 

みさえ:ホントよね、さすがゆのちゃんね

 

 

ひろし:ああ!見に来た甲斐があったぜ

 

 

ゆの:そ、そんな……どうも

 

 

沙英:格好良かったよ、ゆの

 

 

宮子:うむ!ヒーローショーの時といい、ゆのっち名演技!

 

 

ヒロ:ええ、よく頑張ったわ

 

 

ゆの:えへへ

 

 

そして、家へ帰る

 

 

翌日

 

みさえ:来月もやってほしいって

 

 

ゆの:もう、勘弁してください




デビルメイクライをやってたら何気に思いついた(笑)

ゆのをダンテにしたのは主人公だから(笑)

あと格好良くしたいから(笑)


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肩車で競争するゾ

ある、日曜日

 

 

野原家はアスレチック場へと足を運んでいた

 

 

その理由は『チキチキ肩車レース』に出るためだ

 

 

なんと1位の賞品は商品券5万円分なのだ

 

 

それを聞いたみさえは出場を決めた

 

 

しかし、前日になりみさえ、ひろしは腰を痛め出場は不可能になった

 

 

そこで、以前運動会で夏目に圧倒的な勝利を収めたゆのに白羽の矢が立てられた

 

 

ゆの:ふー、よっと……

 

 

ゆのは準備体操を始める

 

 

しんのすけ:ゆのさん、よろしくお願いしマーライオン

 

 

ゆの:………はいはい、じゃあそろそろ行こっか

 

 

しんのすけ:あ、その前に……ふん!

 

 

 

しんのすけは屁をこいた

 

 

ゆの:……気が済んだ?

 

 

 

しんのすけ:いやーだってさぁ、ゆのさんに乗ってるときにやったら大変でしょー

 

 

 

ゆの:………まあ、いいから行くよ

 

 

 

あまり気乗りがしなく、何の相談も無しに勝手に決められたためゆのは若干不機嫌なのだ

 

 

ゆのはしんのすけを抱き抱えると自分の後ろに回して足を掴む

 

 

ゆの:落ちないでね?

 

 

ゆのはスタートラインに立つ

 

 

横にはライバル達が並んでいた

 

 

 

審判:位置について!よーい!

 

 

 

パン!とピストルの音が響く

 

 

各自一斉にスタート

 

 

まずはタイヤ跳び

 

 

ゆの:よっ!ほっ!はいっ!

 

 

 

難なくクリア

 

 

ひろし:よーし!出だしは好調だ!

 

 

みさえ:おっしゃー!

 

 

宮子:いいぞー!ゆのっちー!

 

 

沙英:いけー!ゆのー!

 

 

ヒロ:ファイトー!……でも私が出たかったわ

 

 

宮子:ダイエットか~

 

 

ヒロ:フン!

 

 

ヒロは宮子のボディに肘打ちをくらわせる

 

 

宮子:ぐぼっ!

 

 

ヒロ:どう?宮ちゃん、肘打ち美味しい?

 

 

宮子:け、結構なお味で……ぐふ

 

 

そして、レースは

 

 

網くぐり

 

 

ゆの:しんちゃん……頭に掴まっててね

 

 

しんちゃん:ほい!

 

 

しんのすけはゆのの首をグイッと掴む

 

 

ゆの:……ぐほ!ぐ……ぐるじい……もっど……そっど……

 

 

しんのすけ:あ

 

 

しんのすけはそっと掴まる

 

 

ゆのは四つん這いになりネットをくぐる

 

 

続いて平均台

 

 

ゆの:おっとっと……バランス……バランスっと

 

 

ゆっくりと少しずつ進む

 

 

ラストはトラックレース

 

 

ゴールまで行けば勝ちだ

 

 

 

ゆの:いくよ!ラストスパート!パワー全開!!

 

 

しんのすけ:おっしゃー!

 

 

ゆの:しっかり掴まっててね!はああっ!!

 

 

 

気合いを入れ走り出すゆの

 

 

なんと!ごぼう抜きをし続け一気に2位まで上り詰めた!

 

 

一位はガタイのいい父親だ

 

 

 

子供:パパ!追いつかれてるよ!

 

 

父親:心配するな!パパがあんなひょろゴボウとジャガイモ小僧に負けるわけないだろう?

 

 

 

ゆの:言ったな~!!目に物見せてやる~!!

 

 

しんのすけ:勝負は筋肉だけじゃ決まらないんだゾ!

 

 

 

ゆの・しんのすけ:うおおおお~!!

 

 

 

今!ゆのとしんのすけが1つになったのだった!!

 

 

 

しんのすけ:しんのすけ&ゆの!ファイヤー!!

 

 

ゆの:ファイヤー!!

 

 

 

ひろし:す!すげけぇ!

 

 

みさえ:う、うそぉ!!

 

 

ヒロ:ゆのさん!

 

 

沙英:ゆの!

 

 

宮子:それでは皆さん!ご一緒に!せーっの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いっけええぇぇぇぇぇ~っ!!!』

 

 

 

 

 

 

パァン!!

 

 

 

 

 

『ゴオォォォォル!!!』

 

 

 

 

 

 

審判:優勝は………ゆの&しんのすけチーム!!

 

 

 

 

 

 

野原一家:うおおおお~!!

 

 

 

 

 

ゆの:やったー!!

 

 

 

しんのすけ:それでは皆さん!またご一緒に!

 

 

 

 

『ワッハッハッハッハ!!』

 

 

 

 

そして野原一家は見事商品券を獲得して豪勢に買い物をして食事をした

 

 

 

ゆのとしんのすけが人一倍食べた

 

 

そのあと、疲れからか並んで眠った

 

 

ヒロとみさえは毛布を掛けてあげて見合って笑った




これ結構楽しく書けました

イメージ的にはヘンダーランドのマカオとジョマとの追いかけっこ(笑)


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ヒマなときはミニゲームだゾ

ある日の野原家

 

 

しんのすけは留守番を頼まれた

 

 

 

宮子はみさえとヒロに付いていった

 

 

沙英は仕事中

 

 

ドアは内側から塞がれ開かない

 

 

前回、しんのすけに邪魔をされたのでそれの防止のためだ

 

 

 

なので事実上ゆのとしんのすけだけなのだ

 

 

 

ゆのはテキパキと家事をこなした

 

 

 

しんのすけ:ヒマですなぁ

 

 

 

しんのすけは仰向けに寝転がり呟いた

 

 

 

そこへ家事を終えたゆのが覗き込んだ

 

 

 

ゆの:どうしたの?することないの?

 

 

 

しんのすけ:うむ

 

 

ゆの:………うーん、どうしたもんかなぁ……キャッチボールはもう懲り懲りだし……愛ダンスは飽きたし

 

 

 

しんのすけ:そうだゾ!あれだゾ!

 

 

 

ゆの:あれ?

 

 

 

しんのすけ:ジャンケン追いかけっこゲームだぞ!

 

 

 

ゆの:ん?

 

 

しんのすけ:早速用意するゾ

 

 

 

しんのすけは紙を一枚用意してゆのに鉛筆で一周できるコースを書かせた

 

 

そしてしんのすけのコマ(似顔絵をゆのに描かせた)とゆののコマ(自画像を描かせた)を切り抜きしんのすけは前に、ゆのは9マス後ろに置く

 

 

ルール

 

まずジャンケンをする

 

勝った方が勝った手に応じて決まった数だけ進める

 

 

グー…グリグリこうげき(8マス)

チョキ…チョコビー(5マス)

パー…パンパンマン(6マス)

 

 

しんのすけが逃げ切ればしんのすけはの勝ち

 

 

その前にゆのが捕まえればゆのの勝ち

 

 

 

しんのすけ:いくゾ!

 

 

ゆの:負けないぞー

 

 

 

まずはしんのすけの勝ち

 

 

 

しんのすけ:パンパンマン

 

 

しんのすけは6マス進む

 

 

 

次はゆのが勝った

 

 

 

ゆの:えーっと……チョコビーっと

 

 

 

ゆのは5マス

 

 

 

しんのすけとゆのは接戦を繰り広げた

 

 

 

ゆのが途中グリグリこうげきで8マス近づきしんのすけに追いついた

 

 

 

しんのすけ:おお!

 

 

 

ゆの:ふっふっふ~逃がさないよ~

 

 

ニヤリと不敵な笑みを浮かべるゆの

 

 

 

しんのすけ:まだまだわからないゾ

 

 

しんのすけの言うとおり、しんのすけはグリグリこうげきで8マス進む

 

 

 

そして、結果的にしんのすけの勝利

 

 

 

ゆの:あーあ、負けちゃった……じゃあ今度はあれやろうか、カード探しゲーム

 

 

 

ゆのは色んな物の絵を描きそれを切り取りバラバラに並べる

 

 

 

ルール

 

 

ゆのが『な』で始まる物はなーんだ、と聞くのでしんのすけはそれから連想される物を選ぶ

 

 

制限時間は3分

 

 

それまでに全てのカードを取ればしんのすけの勝ち

 

 

 

ゆの:いくよ、『み』で始まる物はなーんだ

 

 

 

しんのすけ:うーむ、宮子ちゃんだゾ

 

 

 

ゆの:その調子、その調子……次はねー

 

 

 

その後しんのすけは『さ』の沙英、『ひ』のヒロなど人物のカードをどんどん取っていく

 

 

 

そしてしばらく苦戦はしたが何とか全てのカードを取れた

 

 

 

ゆのは砂時計を確認するとまだ落ちきっていなかった

 

 

 

ゆの:やったね!

 

 

 

しんのすけ:おおー!!オラって天才?

 

 

 

ゆの:じゃあ……決めゼリフいってみようか?

 

 

しんのすけ:おっしゃー!

 

 

 

ゆの:せーっの!

 

 

 

しんのすけ・ゆの:楽しすぎて狂っちまいそうだ(よ!/ゾ!)

 




スーファミ版クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児から持ってきたネタ

ラストのセリフはデビルメイクライ3のダンテのセリフとソフトのキャッチコピーから


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沙英さんのお悩みを解決するゾ

ある日、沙英は小説のネタ探しに散歩に出ていた

 

 

沙英:うーん、今ひとつ出ないなぁ……どうしたらいいかなぁ

 

 

 

そこへしんのすけがやってきた

 

 

しんのすけ:何が出ないの?お通じ?

 

 

沙英:違うわ!ネタだよネタ

 

 

しんのすけ:ヘイ!らっしゃい!何握りやしょう

 

 

沙英:穴子とトロ!あとホタテ……って違ーう!!

 

 

しんのすけ:ノッてたじゃん

 

 

沙英:………オホン、小説のアイデアだよ

 

 

しんのすけ:んもーはじめからそう言ってよ~

 

 

沙英(コイツは……)

 

 

沙英はため息を1つつく

 

 

沙英:一緒に来る?甘い物でもご馳走するよ

 

 

しんのすけ:おおー!オラ、ウルトラスーパーデラックスパフェ!

 

 

沙英:そんな高いモン奢れるほど私の懐は温かくないのよ、頼むからフツーのにして

 

 

しんのすけ:おケチだな~

 

 

沙英:女子高生の財布なんだからしょーがない

 

 

しんのすけと沙英は喫茶店に向かった

 

 

ゆの:………ん?あれは沙英さんとしんちゃん……ま、いいか……とりあえずゲームセンター行こっと

 

 

 

ゆのは目的地へと向かう

 

 

 

【喫茶店】

 

 

しんのすけはパフェにがっついていた

 

 

沙英:そんなに慌てなさんなって……誰も取りゃしないよ、それにむせるってば

 

 

 

しんのすけ:何書くの?

 

 

沙英:ん?

 

 

しんのすけ:小説

 

 

沙英:………ああ、特には決まってないんだ……だから悩んでる

 

 

しんのすけ:何で?

 

 

 

沙英:何でって……そりゃあ自由に書いていいからね……だからこそ何を書けばいいかわからないんだよ、しんちゃんだってさ

 

 

しんのすけ:……お?

 

 

沙英:例えばね、みさえさんに好きなおもちゃを1つだけ買ってあげるから自由に選んできてって言われるとするじゃん?迷わない?

 

 

しんのすけ:………うーむ、迷いますなぁ

 

 

 

沙英:でしょ?

 

 

しんのすけ:でも

 

 

 

沙英:でも?

 

 

 

しんのすけ:迷うけどいずれは決まるゾ、何故ならオラはそのたくさんのおもちゃを見て回って気に入った物を選ぶんだゾ、沙英さんの小説も同じだゾ

 

 

 

沙英:………同じ?

 

 

しんのすけ:とりあえず書けばいいんだゾ、その中から自分のお気に入りを選ぶんだゾ

 

 

 

沙英(お気に入り………か)

 

 

 

しんのすけ:オラは自分の遊びたいおもちゃを選ぶゾ

 

 

 

沙英:……そっか、そうだよね……書けばいいんだよね……たくさん書いて、その中から自分の本当に書きたい物を見つける……うん!そうだ!ありがとうしんちゃん!お礼にクリームソーダもつけちゃうよ!

 

 

しんのすけ:おおー!沙英さんふとももー!

 

 

 

沙英:………フフッ、それを言うなら太っ腹

 

 

沙英がその言葉を口にした瞬間

 

 

 

『さぁ~えぇ~』

 

 

沙英:え!?ヒ、ヒロ!?

 

 

ヒロ:だぁ~れが太っ腹なの~?

 

 

沙英:あ、いや……その……さいなら!

 

 

沙英はさっさと会計して逃げた

 

 

ヒロ:待ちなさーい!

 

 

ヒロは追いかける

 

 

しんのすけ:やれやれ~

 

 

そして、夜の野原家

 

 

 

沙英の頭にはたんこぶが出来ていた

 

 

宮子:あれ~?何でゆのっち右手痛めてるの?

 

 

ゆの:………パンチングマシンやりすぎちゃって……いたたた、宇宙の帝王倒せなかった




しんのすけが珍しくいいことを言ってる話

しんのすけは意外としっかりしてます

たまにはこういうのもいいですよね


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ヒロさんと夏の一日を過ごすゾ

夏の日、ひだまり荘の面々は実家へと帰省していた

 

 

 

しんのすけ:うぉぉぉ~、暑いゾ~

 

 

そこへ、誰か帰ってきた

 

 

『ただいまぁ~しんちゃ~ん』

 

 

ふわふわのとろけるような声

 

 

しんのすけ:ヒロさんだゾ!

 

 

 

ヒロはドアを開け家に入る

 

 

ヒロ:はい、お土産よ……皆で食べましょうね

 

 

ヒロは大きなスイカをしんのすけに見せてから風呂場に行き、風呂の水に浸ける

 

ヒロ:お腹すいたでしょ?何食べたい?

 

 

しんのすけ:オラたぬきうどん!

 

 

ヒロ:はいはい

 

 

ヒロは冷蔵からうどんを出して手際良く茹でていく

 

 

そしてどんぶりに盛り付け揚げ玉を入れて持っていく

 

 

ヒロ:はい、お待たせ

 

 

しんのすけ:おお~!

 

 

しんのすけはよほどお腹がすいていたのかすごい勢いで食べる

 

 

ヒロはそんなしんのすけを見ながらニコニコと笑っていた

 

 

食べ終わると食器をかたづけるヒロ

 

 

ヒロ:しんちゃん、シロにご飯あげてきて

 

 

しんのすけ:うーん、もう少ししてから~

 

 

ヒロ:あら~?しんちゃんはスイカいらないの?悪い子にはあげないわよ?

 

 

しんのすけ:あ、あげてきます!

 

 

 

しんのすけはヒロからみさえと同じオーラを感じたのだった

 

 

ドッグフードを大盛りで皿に入れた

 

 

しんのすけ:さ、お食べシロ

 

 

シロ:クゥ~ン(どうやって食べればいいんだよしんちゃん)

 

 

シロは微妙な顔をした

 

 

そして、次々と帰ってきたひだまり荘の面々

 

 

ひまわり:たや?

 

 

ゆの:ただいまーひまちゃーん、おいで

 

 

ひまわり:ケッ!たいやいやい!(女なんかに気安く抱かれたくないわ汚らわしい!)

 

 

ゆの:………なんか知らないけど少し腹が立つなぁ

 

 

しんのすけ:ひまわりちゃん!ボクに抱っこしてほしいかい?

 

 

しんのすけがイケメンの仮面を被る

 

 

ひまわり:たー!たいやいやい!(キャーッ!ヒムタク様ー!抱っこして~!)

 

 

ゆの:そんなのありかよ!

 

 

ゆのは野原家に来てからというもの、日が経つにつれツッコミを覚え、性格も徐々に変化していったのだが、本人は自覚なし

 

 

 

夜になりスイカをどかしてお風呂を沸かして入る

 

 

今日はヒロとしんのすけ、ひまわり

 

 

ひまわり:たっ!たっ!

 

 

しんのすけ:おっぱいが飲みたいって言ってるゾ

 

 

ヒロ:あらあら残念、お姉さん出ないのよ?ママにもらいましょうね~

 

 

ひまわり:ケッ!(チッ!ただデカいだけかよ!)

 

 

ヒロ:……なんか悲しいこと言われてる気がするわ

 

 

 

風呂から出た後はみんなでスイカを食べて種をマシンガンのように吐き出すしんのすけと宮子

 

 

ゆの:なんか、似たような事をするゲームがあったような……

 

 

こうして夏の夜は更けていく



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大怪獣ゴゾラと対決だゾ

春日部を大怪獣が襲った

 

 

その名は、ゴゾラ

 

 

青白い熱戦を吐き春日部の半分を廃墟へと変えてしまった

 

 

 

そんなゴゾラの前に2人の旅人が立ちふさがった

 

 

 

ゆの:おいトカゲ!こっち来いよ、遊んでやる

 

 

銀髪で黒いコートに白いシャツ、黒いズボンに身を包んだゆの

 

 

リベリオン、エボニーアイボリー

 

 

アキュラ、アービター、オシリス、エリクス

 

 

様々な武器を使いこなすデーモンキラー

 

 

しんのすけ:アクショーン!スタンバイ!

 

 

バッとポーズを取ると体全体が光り、赤いシャツと黄色いズボンの少年はたちまちアクション仮面へと変化した

 

 

しんのすけ:アクション仮面ジュニア!参上!

 

 

アクションストーンを7つ集め、真のアクション仮面になるために修業中の少年しんのすけ

 

 

 

大きなクリッとした目が特徴

 

 

悪魔退治をしながら食い扶持を稼いでいたゆのに偶然出会い、仲間になった

 

 

ゆの:さぁ、トカゲと遊んでやろうか坊主

 

 

しんのすけ:おっしゃー!

 

 

 

ゴゾラ:ギャオーっ!!

 

 

 

ゴゾラは2人の方へずんずん近づいてきた

 

 

ゆの:遅ぇよトカゲ

 

 

ゆのはジャンプして鳥のくちばしのような先端の鞭をゴゾラの口に引っかけて距離を詰めリベリオンで連続で斬りつける

 

 

一気に距離を詰めるのは『エンジェルリフト』である

 

 

ゆの:次はコイツでどうだい?

 

 

 

ゆのは3つの刃を持つ円形の手裏剣であるアキュラを投げつけゴゾラをしばらく拘束する

 

 

しんのすけ:アクションビーム!

 

 

そこへしんのすけがすかさずアクションビームで追撃

 

 

ゆの:さらに、コイツもくれてやるよ!

 

 

 

ゆのは飛び上がり大斧のアービターを投げつけた

 

 

もちろんアービターやアキュラなどの武器はリベリオンが変化した物である

 

 

 

なのでリベリオンに戻り返ってくる

 

 

 

ゆの:くたばったか、トカゲ野郎

 

 

ゴゾラはなおも立ち上がり近づいてきた

 

 

ゆの:よくやるモンだ、坊主……離れてな

 

 

しんのすけ:ほい!

 

 

しんのすけはゆのから距離を取る

 

 

 

ゆの:さあ、お別れの時間だぜトカゲ野郎

 

 

 

ゆのは精神集中すると、周りの背景が白くなりゆのの目が赤く光り、コートも真紅に染まった

 

 

さらに、ゴゾラは空中に固定された

 

 

 

デビルトリガーである

 

 

ゆのはエンジェルリフトでゴゾラに近づきリベリオンで徹底的に斬りつけ、地上でもエボニーアイボリーで鉛玉をプレゼントした

 

 

 

そして、ゴゾラは跡形もなく消え去った

 

 

 

ひろし:おお!ゴゾラが!

 

 

銀の助:消えたべ!倒しちまったのか?あの子らが?

 

 

よし冶:どっかのじじぃとは違うたい

 

 

銀の助:何を!この辛子明太子じじぃ!

 

 

よし冶:何ば言うとね!そっちこそなまはげじじぃ!

 

 

 

みさえ:やめんか!ツインじじぃ

 

 

 

沙英:ありがとうございます!春日部に平和が戻りました!

 

 

ヒロ:これでまたみんなで元気に暮らせるのね

 

 

宮子:ゆの殿~しんのすけ殿~ありがとうごぜぇますだ

 

 

 

ゆのとしんのすけはもういなかった

 

 

ゆの:次はどこへ行く?

 

 

しんのすけ:北がいいゾ!

 

 

ゆの:………そうだな、北に来てやるか……

 

 

二人の旅人の旅はまだ続く

 

 

 

━━━━

 

 

ゆの:………ムニャムニャ、トカゲ野郎

 

 

しんのすけ:……うーん、アクション仮面スタンバイ

 

 

 

ゆの:はっ!夢か

 

 

しんのすけ:おわ!夢か

 

 

 

沙英:夢オチかい!




越後屋大輔先生のひだ3かヒントを得て書いた話

ゆのの武器、能力、セリフ回しはPS3のDmc Devil may cryから

しんのすけはもちろんアクション仮面


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背中をやっちゃったゆのさんだゾ

グキッ!

 

 

 

『ぎゃあああああ!!!』

 

 

ひろし:どうしたー!

 

 

みさえ:どうしたのー!

 

 

しんのすけ:どうきたのー!

 

 

 

ドドド!と寝室に駆けつける野原一家

 

 

そこには

 

 

ゆの:いっ……痛!いたたた!!

 

 

うつ伏せに倒れ背中を押さえるゆのがいた

 

 

 

みさえ:ちょっと!どうしたのよ!

 

 

ゆの:この……段ボールを……持ち上げたら……ゴキッと……やっちゃいまして

 

 

ひろし:おい、この箱百科事典なんかが入ってて重いぞ

 

 

みさえ:そりゃあやっちゃうわよね……あなた!くるま出して!スーパーに湿布買いに行くから!

 

 

ひろし:ねぇのかよ!でも薬局じゃねぇのか?

 

 

みさえ:他の買い物もするのよ

 

 

ひろし:わ、わかった……行ってくるか

 

 

ヒロ:私も行って良いですか?あと沙英も!

 

 

沙英:私も!?

 

 

ヒロ:沙英は詰め放題のためよ!

 

 

沙英:はいはい、わかったよ

 

 

 

そして、四人は出かけていった

 

 

しんのすけと宮子、そしてひまわりだけになった

 

 

ゆのは安静中

 

 

 

しんのすけ:待て-!

 

 

宮子:えへへ~

 

 

しんのすけ:追い詰めたゾ!悪魔怪人ミヤーノ!

 

 

宮子:ゲッヘッヘ~アクション仮面!かかってこい!

 

 

ゆの:………あ……あのね……キミたち

 

 

しんのすけ:アクションキーック!

 

 

しんのすけはジャンプしてキックを宮子に放つが宮子に避けられ、ゆのの背中に着地してしまう

 

 

ゴキッ

 

 

ゆの:ぐふっ!

 

 

 

しんのすけ:逃がすかー!

 

 

宮子:捕まえてみろー!

 

 

その場でグルグルと追いかけっこが始まった

 

 

途中、逃げている宮子の左足がゆのの背中に乗っかってしまった

 

 

ゆの:はぐっ!

 

 

宮子:おお、ゆのっち……すまぬ

 

 

ゆの:………いいから………そこを……どけ

 

 

イライラが募り、口が悪くなるゆの

 

 

宮子:はい

 

 

しんのすけ:おおー!宮子ちゃんカッコいいゾ!港でかっこつけてるみたい

 

 

宮子:む?そうかね……フッ

 

 

宮子はどかすことなく格好を付け始めた

 

 

しんのすけ:オラもやるゾ!

 

 

 

ゆの:え!?

 

 

 

しんのすけもゆのの背中に片足を乗せ、格好を付け始めた

 

 

しんのすけ:フッ

 

 

ゆの(………い、痛い………)

 

 

 

宮子:南風が……呼んでるぜ

 

 

 

しんのすけ:南野が……読んでるぜ

 

 

ゆの:お~ま~え~ら~!いい加減にしろーっ!!

 

 

突然立ち上がったゆの

 

 

宮子:ゆ、ゆゆゆ……ゆのっち!落ち着いて!

 

 

しんのすけ:も、餅ついて!

 

 

ゆの:さっきから人の背中に乗っかって好き勝手に遊んでくれやがってぇ!もう堪忍袋の緒が切れたぁ!

 

 

 

宮子:しんのすけ隊員!怪獣ユノラが現れました!

 

 

しんのすけ:我々では太刀打ちできん!下がれー!

 

 

ゆの:誰が怪獣か!2人ともその腐った性根を叩き直してやるー!!

 

 

2人はゆのに追いかけられた

 

 

当然捕まってお仕置きを受けた

 

 

ゆのは怒りのあまり、背中の痛みなど忘れていた

 

 

ひまわり:………ヘッ(バカばっかり)




みさえがバイキングに行くときにぎっくり腰になった話が元ネタ

ゆのが壊れかけてきていますね(笑)


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ゆのさんのドライビングテクニックはすごいゾ

ある日、ゆのはゲームセンターに来ていた

 

 

もちろん、しんのすけも連れて

 

 

しんのすけ:ヘイ彼女~!オラと一緒にエアホッケーやらな~い?

 

 

ゆの:やめなさいって!どうもすみません……よく言っときますので

 

 

しんのすけをガッと捕まえて後ろに置いてから相手の女性に深々と頭を下げるゆの

 

 

しんのすけ:まったくー気をつけてよねー

 

 

ゆの:…………それはあんただよ

 

 

ゆのはしんのすけの頬をぐにーっと引っ張る

 

 

しんのすけ:うぎぎぎぎ!ごみぇんなしゃい

 

 

ゆの:わかればよろしい

 

 

ゆのは最近はしんのすけに優しくも厳しく接している

 

 

悪いことをすれば注意したりしている

 

 

 

ゆの:さて、と……何やりたい?

 

 

しんのすけ:ワニ叩き!

 

 

ゆの:あれね……いいよ、やろっか

 

 

 

ハンマーで穴から出てくるワニを叩くゲームを2人でプレイ

 

 

ゆの:やった!最高得点だ!

 

 

しんのすけ:うっほほーい!

 

 

 

ゆの:次は何しよっか

 

 

しんのすけ:あれ!

 

 

腕相撲を指差すしんのすけ

 

 

ゆの:うっ……出来るかな

 

 

しんのすけ:出来るゾ!

 

 

しんのすけは勝手に百円を入れてレベルを選んでしまう

 

 

機械:かかってきやがれ!

 

 

ゆの:仕方ない……やるか

 

 

ゆのはやってみるが動かない

 

 

しんのすけ:どうしたー!お胸がなくて地味な女のゆのさん!

 

 

ゆの:………くっそぉー!言いたいこと言いやがってぇぇぇぇ~!!ふぬぬぬぬ!!おりゃあああ~!

 

 

 

ゆのは力の限り腕を倒す

 

 

 

機械:な!なんだとぉ!うわああああ!

 

 

【王子レベルクリア】

 

 

ゆの:いてててて………力入れすぎたぁ

 

 

しんのすけ:おお~火事場のバカ力ですな~

 

 

ゆの:…………この!

 

 

げんこつ

 

 

ゆのは一発拳骨をかました

 

 

ゆの:今度あんな事言ったら許さないからね

 

 

しんのすけ:………ほい

 

 

そこへ

 

 

宮子:やーやーゆのっちにしんのすけ殿!お元気ですかな

 

 

沙英:よっ!

 

 

ヒロ:何してたの?

 

 

ゆの:あ、皆さん……ちょっとヒマだったのでゲームを少々

 

 

宮子:あ!あれやろうよ!レースゲーム!ミッドナイトドライブ!

 

 

沙英:いいね~やろうよ

 

 

ヒロ:私、下手だけどいい?

 

 

ゆの:やりましょうか

 

 

ゆのはしんのすけを膝の上に乗せてプレイ

 

 

前半戦は4人ともいい勝負

 

 

途中、ゆのはポケットからサングラスを出してかける

 

 

グッとアクセルを踏み込み加速する

 

 

カーブではブレーキとシフトチェンジを巧みに使い華麗にドリフトを決める

 

 

沙英:う、嘘!

 

 

宮子:コップの水溢れなさそう!

 

 

ヒロ:ゆ、ゆのさん……ハチナナ乗り並のドライビングテクニック!

 

 

 

3人:今のゆの(っち/さん)は『頭文字(イニシャル)Y』!

 

 

 

ゆのがぶっちぎりでゴールした

 

 

ゆの:ふー!勝ったー!!

 

 

宮子:春日部の幽霊……ですな

 

 

沙英:ゆのは将来車の運転が好きになるかもね

 

 

ヒロ:……そうね、ドライブが趣味になったりして

 

 

 

そして家に帰る5人

 

 

ちなみにゆのは腕相撲でムリしたせいで夜しばらくは右腕が動かなかったそうだ




頭文字Dネタ

つべで頭文字Dを見てて書きたくなって書きました(笑)

春日部の幽霊は秋名の幽霊で藤原拓海の事

紙コップの水が溢れなさそうなのも文太の特訓から


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魔法の言葉で仲直りだゾ

ある日、かすかべ防衛隊は公園にいた

 

 

マサオ:ああー風間くんすごーい!

 

 

風間:へへへ~いいだろ~

 

 

しんのすけ:オ~ラ~の父ちゃんあ~しくさい~

 

 

 

風間:どこのガキ大将ソングだよ、しんのすけ!これ見ろよ

 

 

しんのすけ:お?

 

 

風間:アクション仮面カードのスーパーゴールドカードだ!100人に1人当たる確率のカードなんだぞ!

 

 

しんのすけ:おおお~!ちょっと持たせて!

 

 

風間:持つだけだぞ

 

 

 

ネネ:でもすごいわね、そんなすごい物が当たるなんて

 

 

ボー:うん、運がいい

 

 

しんのすけ:うわっ!

 

 

しんのすけは転んでしまいゴールドカードを落としてしまった

 

 

カードは少し土で汚れ、傷が付いてしまった

 

 

風間:ああー!ボクのカード!

 

 

しんのすけ:いやーメンゴメンゴ

 

 

風間:しんのすけ~っ!!!

 

 

風間はしんのすけを突き飛ばしてしまった

 

 

風間:よくもボクの大切なカードを汚したな!

 

 

しんのすけ:フン!カードカードうるさいゾ!それよりオラが転んでも心配しなかった風間くんの方がヒドいゾ!

 

 

風間:お前のケガなんかどうでもいんだ!

 

 

しんのすけ:オラもカードなんかどうでもいゾ!

 

 

2人は取っ組み合いになってしまった

 

 

 

マサオ:2人ともやめてよー!

 

 

ネネ:ちょっと!やめなさいよ!!

 

 

ボー:ボア!

 

 

ゆの:あ、あれ……?喧嘩してる!?止めなきゃ!

 

 

 

ゆのの肩を沙英が掴み止める

 

 

沙英:やらせときなって、子供なんて喧嘩してナンボだよ、私らが出る幕じゃないよ

 

 

そして2人はうちに帰った

 

 

喧嘩は風間がしんのすけを投げ飛ばした

 

 

風間:もうお前となんか遊ぶもんか!

 

 

風間は怒って帰った

 

 

しんのすけ:んもーわがままだなぁ

 

 

マサオ:あれ、しんちゃんもう怒ってないの?

 

 

しんのすけ:いやー栗言葉に合言葉だゾ

 

 

ネネ:それを言うなら売り言葉に買い言葉よ

 

 

ボー:風間君は、どうするの、かな

 

 

 

 

 

ひろし:しんのすけ、風間君と喧嘩したんだって?ゆのちゃんから聞いたぞ

 

 

しんのすけ:喧嘩じゃないゾ?風間君が1人で怒ってたんだゾ

 

 

沙英:ふーん、そんな風には見えなかったけどねぇ……

 

 

 

ひろし:しんのすけ、父ちゃんが早く仲直り出来る魔法の言葉を教えてやる、これを言えばすぐ風間君と仲良しに戻れるぞ

 

 

しんのすけ:お?何々

 

 

ひろし:ただし、これは心から言わなきゃ意味がないぞ ?

 

 

しんのすけ:うん、わかったゾ

 

 

ひろし:よし、なら教えよう……それはな……

 

 

翌日の幼稚園

 

 

風間はしんのすけを無視していた

 

 

目が合えば睨みつける

 

 

しんのすけはそれをのらりくらりかわしていた

 

 

そして、お絵かきの時間

 

 

風間(ううう……お腹が……痛い……でも、今トイレに行きたいなんて言ったら……しんのすけにからかわれる……我慢だボク)

 

 

しんのすけ:……………

 

 

 

腹痛に苦しむ風間を見たしんのすけは

 

 

しんのすけ:よしなが先生!

 

 

 

よしなが:な、なーにしんちゃん

 

 

しんのすけ:オラ、おトイレ行ってきていい?

 

 

風間(えっ……しんのすけ)

 

 

しんのすけ:こーんなにでっかいのしてくるから時間かかるゾ

 

 

園児達:あははははは!!

 

 

よしなが:形を言わんでよろしい!行ってきなさい

 

 

 

しんのすけ:風間くん、話し相手になってよー1人じゃおウ〇コするのは、い・や

 

 

しんのすけは風間の手を取りトイレに走る

 

 

そして風間は間に合った

 

 

風間:し、しんのすけ……お前

 

 

 

しんのすけ:………風間くん、『ごめんなさい』

 

 

風間:えっ!今なんて……

 

 

しんのすけ:父ちゃんに教わったの、これ言えばすぐ仲良しに戻れるって

 

 

風間:し、しんのすけ……

 

 

風間の目には涙があふれていた

 

 

しんのすけ:おトイレ、間に合ってよかったね

 

 

風間:しんのすけ~!!ボクを!ボクを許してくれ!あの時お前よりカードを心配してしまったボクを!

 

 

しんのすけ:気にしてないゾ、あのカードカッコいいから汚したくなかったんだよね

 

 

風間:うん、それより……大丈夫だったか、しんのすけ……転んだところ

 

 

しんのすけ:うん!ヒロさんに手当てしてもらったから大丈夫だゾ

 

 

風間:しんのすけ、またカード見せてやるよ!あれカッコいいもんな!

 

 

しんのすけ:あのアクション仮面の絵、しびれるゾ

 

 

風間:ああ!

 

 

そして、幼稚園から帰ってきたしんのすけは公園に行き

 

 

風間と2人でカードを夕方まで眺めていた

 

 

ゆの:しんちゃ~ん、ご飯だよ~

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

風間:しんのすけ、カード、今日は貸してやるよ!家で好きなだけ見ていいぞ!

 

 

しんのすけ:おお!じゃ明日返すゾ!

 

 

そしてしんのすけはカードを受け取りお互い家に向かう

 

 

ゆの(沙英さんの言ったとおりだ……)

 

 

しんのすけ:ゆのさーん!早くぅ~!オラがゆのさんの分も食べちゃうゾ~!

 

 

ゆの:それはだめぇ~!!

 

 

 

風間(しんのすけ!幼稚園でありがとう!ボクを笑いものにしないでくれてありがとう!お前は優しいやつだ!)




ひだしん2の10話記念の感動話

ひろしとしんのすけのやり取りに少し加筆してます

これやべえ、泣けちまうよ


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ヘングレしんちゃんだゾ

むかしむかし、シンデルとヒマーテルという双子の兄妹がいました

 

 

2人の家はそれはもう貧乏でした

 

 

4人分の食費などあるはずもなく、いつもお腹をすかせていました

 

 

ある晩、お父さんとお母さんがヒソヒソと話していました

 

 

みさえ:ねぇ、あなた……どうするの?

 

 

ひろし:どうするったって……斬木禁止令(ざんぼくきんしれい)が出された今、木を切ることすら出来ねぇしな……これを破りゃ吉野屋姫に何されるかわからねぇ

 

 

ヤマブキ王国ヤマブキ城

 

 

吉野屋姫:これ、爺や……おいでなさい

 

 

震える爺や:何でございましょう

 

 

吉野屋姫:あの薄汚い木こり一家はどうしてます?

 

 

震える爺や:吉野屋姫様のホラを信じて木を一切斬ってません

 

 

吉野屋姫:ほほほ、それはそれは愉快だわ……これ、ゆのっちや

 

 

小鳥のゆのっち:ピヨ?

 

 

 

吉野屋姫:と、その前に爺や

 

 

ゆのっち:ピヨヨヨ!!

 

 

ずっこけたかと思えば今度はくしばしで連続で吉野屋姫の頬をつつくゆのっち

 

 

吉野屋姫:焼き鳥にしてしまいますわよ!!しかもネギ付き!

 

 

ゆのっち:ビヨッ!?

 

 

シュタッと元の位置に戻るゆのっち

 

 

吉野屋姫:爺や、お耳を貸しなさい

 

 

震える爺や:はい

 

 

吉野屋姫:ヒソヒソヒソ

 

 

 

震える爺や:あは~ん、吉野屋姫の吐息サイコ~

 

 

吉野屋姫:真面目にお聞き!!

 

 

そして、吉野屋姫が思いついたのは

 

 

ひろしとみさえの子供、シンデルとヒマーテルを森に捨てれば金をたんまり差し上げるというものでした

 

 

わらにもすがる思いで2人は子供達を森へ連れていき、薪を集めてこいといいました

 

 

ひろし:父ちゃん達はあっちで木を切ってるからな……終わったら呼んでやるからな

 

 

みさえ:ちゃんと集めるのよ

 

 

そういって向こうの方へ行った2人

 

 

時々、父ちゃんはここだー、ママはここよーなど聞こえてきたので2人は安心していました

 

 

しかし、しばらくすると聞こえなくなりました

 

 

 

ヒマーテル:びえ~ん!私達捨てられたんだ~!

 

 

シンデル:泣いちゃダメだゾ!ヒマーテル!兄ちゃんが付いてるゾ!とりあえず月が出るまで待つんだゾ

 

 

 

そして夜になるとシンデルが落とした石が光っていたのです

 

 

そうです、シンデルはひろしとみさえの話をこっそり聞いていたのです

 

 

シンデル(フッ、オラ達を捨ててお城でウハウハーなんかさせないゾ)

 

 

帰ってきた2人をひろしとみさえは抱きしめました

 

 

 

しかし、お金はないのは変わりません

 

 

数日後、また森へ連れていかれた2人

 

 

シンデルは石を集めようとしましたがみさえに急かされ集められませんでした

 

 

そのかわりにチョコビを落としました

 

 

そして夜になると

 

 

チョコビが光り……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ませんでした!!!

 

 

つーか一粒もなくなってました!!

 

 

 

シンデル:影山明が食っちまったゾ!!

 

 

 

 

んなわけねーだろ!!鳥だよ鳥!!

 

 

 

そうです、昼間のうちに

 

 

 

ヒヨコの宮子:ふくよかなママー腹減ったピヨー

 

 

ドン!

 

 

ニワトリのヒロ:誰がふくよかなママコケ!?

 

 

ネズミの沙英:チュー!そんなに腹減ってんならそこに落ちてるクズを食べるといいチュー!

 

 

ニワトリのヒロ:まずママが味見するコケ!

 

 

 

ツン、パク

 

 

ニワトリのヒロ:うんめーコケ!美味コケ!うひょー!コケ!

 

 

ヒヨコの宮子:ピヨー!私も食うピヨー!

 

 

なんと!鳥は鳥でもニワトリとヒヨコとさらにネズミが食っちまったよ!!

 

 

シンデル:お?

 

 

そこに一羽の鳥が飛んできました

 

 

ゆのっち:チュンチュン!こっちだチュン

 

 

まるで2人を導くように飛ぶゆのっち

 

 

2人はマッハ1で……失礼しました

 

 

2人は走って追いかけました

 

 

するとそこにはお菓子の家がありました

 

 

シンデル:モグモグモグ

 

 

ヒマーテル:レロレロレロレロ

 

 

魔女の梅:人んち食うな舐めるな!それから名前を梅にするな!

 

 

シンデル:誰に言ってんの?

 

 

美人の魔女のまつざか:影山に話しかけてたアンタに言われたくないわ!あ、名前は結構……オホン…どうしたの?

 

 

シンデル:オラ達、父ちゃんと母ちゃんに捨てられて……食べるものも寝るところもないんだぞ

 

 

美人の魔女まつざか:じゃあお姉さんが泊めてあげるわ……いらっしゃい

 

 

2人が中に入ると

 

 

シンデル:あ、男の写真

 

 

美人の魔女まつざか:そうよ、トクロウ王子よ……私のプリンス

 

 

シンデル:プリン酢?おえ~不味そう

 

 

美人の魔女まつざか:とりあえずアンタはそこにいなさい、お嬢ちゃんはお姉さんとおいで

 

 

ヒマーテル:はーい

 

 

そしてかまどに来た

 

 

ヒマーテル:火加減を見るの?

 

 

美人の魔女まつざか:そうだよ、その中に入ってね

 

 

ヒマーテル:どうやって入るの?

 

 

美人の魔女まつざか:ごめんなさいね、教えてなかったわね、こうやって屈んでね

 

 

ヒマーテル:でや!

 

 

ヒマーテルは魔女まつざかを閉じ込めた……え?速くね?

 

 

ヒマーテル:このおばさん嫌い!

 

 

魔女まつざか:ギャアアア~!!いい男~!!

 

 

魔女まつざかはヒマーテルの手によって葬られた

 

 

そして2人は朝に家に戻った

 

 

そこにはみさえはいなかった

 

 

ひろし:すまねぇな2人とも、母ちゃん金持ってどっか行っちまった……

 

 

シンデル・ヒマーテル:えーーーーっ!!!?

 

 

そこに動物達が集まってきた

 

 

ひろしは木を切りまくりせっせと動物園を作り、その収入で食っていきました

 

 

そしてみさえは金を使い切り、干からびる寸前で家にたどり着き、謝り倒してウチに入れてもらいましたとさ

 

 

 

宮子:めでたしめでたし

 

 

ゆの:違くない?

 

 

沙英:ていうか私ネズミかい!

 

 

ヒロ:………コケ~

 

 

2人に絵本を読んであげていた宮子だった

 




これも越後屋大輔先生の作品からヒントを得ています

貰いっぱなしやんオレ、少しは逆のことせんかい(笑)

ヒロのコケーはお気に入り(笑)


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父ちゃんとゆのさんのドライブバトルだゾ

ある日、ひろしはゆのに声をかけた

 

 

ひろし:おう!ゆのちゃん、暇かい?

 

 

ゆの:え、ええ……やることもないですし

 

 

ひろし:じゃあオレとゲーセン行くか?しんのすけも連れてな

 

 

しんのすけ:おおー!父ちゃん太もも~

 

 

ひろしには単にゲームセンターに行こうということではない、ゆのと勝負するために行くのだ

 

 

ゆの:………なるほど

 

 

ゆのはひろしが若干ニヤリとした瞬間を見逃さなかった

 

 

ゆのはサングラスを取り上着のポケットに入れた

 

 

そして、ゲームセンターに着いた

 

 

 

しばらくはしんのすけも出来る簡単なゲームを遊ぶ

 

 

ひろし:しんのすけ、次は何やりたい?

 

 

しんのすけ:あれだゾ!

 

 

しんのすけはUFOキャッチャーを指さした

 

 

しんのすけ:父ちゃん!あれ取って!

 

 

アクション仮面のぬいぐるみを指さしていうしんのすけ

 

 

ひろし:おーし!

 

 

ひろしは何百円か使ってようやく取れた

 

 

ひろし:しんのすけ、悪いな……こっからは父ちゃんに譲ってくれ

 

 

ゆの:やりますか

 

 

ひろし:おう

 

 

2人は以前宮子達と闘ったゲーム

 

 

ミッドナイトドライブのシートに座り、百円を投入

 

 

しんのすけはゆのの膝の上に座った

 

 

 

『カウント始めるぞ!』

 

 

『5!』

 

 

『4』

 

 

『3!』

 

 

『2!』

 

 

『1!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『GO!!』

 

 

 

それを合図に2人はアクセルを踏み込み互角のスタートを切る

 

 

 

ひろし:出だしは互角か……しかし本番はサングラスをかけてからだ……早めにかけさせてやるぜ!!こっちゃ伊達に車乗ってねぇぞ!

 

 

ひろしはシフトレバーを動かしてゆのの先へ出る

 

 

 

ひろし:さあ、どうする……抜いたぞ!ついて来れまい

 

 

 

しかしゆのは真後ろにピッタリくっついてきている

 

 

 

ひろし:『スリップトリーム』だと!?

 

 

 

ゆの:そろそろいいか……行きますよ!

 

 

 

ひろし:なに!?

 

 

ゆのはポケットからサングラスを出してかける

 

 

 

ひろし:くそったれが!

 

 

ひろしは抜かれたからかそう叫んだ

 

 

 

ひろし(負けなんぞ認めてたまるか!ダブルクラッシュで幕引きといこうや!)

 

 

 

ひろしは車を寄せて同時にクラッシュを狙おうとしたがゆのは華麗にかわしゴールした

 

 

 

ゆの:よし!勝った!

 

 

ひろし:………負けたぜ、速いな

 

 

 

ゆの:ひろしさんも

 

 

 

2人は固い握手を交わした

 

 

しんのすけ:うんうん

 

 

そして、家に帰ったひろしはみさえに無駄遣いをしたことを怒られた

 

 

 

しんのすけ:やれやれ、いつもの父ちゃんだ

 

 

ひろし:くそー!もうクレーンゲームなんかやんねぇぞ!

 

 

みさえあなた!話はまだ終わってないわよ!

 

 

ひろし:ギャアアア~!!

 

シロ:クゥ~ン

 

 

宮子:ゆのっちさすがだね!

 

 

ゆの:えへへ~

 




これも頭文字Dネタ

ひろしの声優藤原さんが声を当てている慎吾と拓海の対決を見てて閃いた

ダブルクラッシュも再現(笑)

実は慎吾とはガムテープデスマッチなんですが、してません(笑)


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有坂課長はすごいってことだゾ

『んー!ゲームオーバーや!』

 

 

狭い部屋で、ひたすらレトロゲームのエンディングを目指す作業着姿の男

 

 

この男こそゲームスンデーCWの有坂課長である

 

 

 

しんのすけ:あーあ、今日も課長クリアできなかったゾ、またADの挑戦だゾ

 

 

ひろし:最近あいつたるんでるだろ……この前のグラデースもクリアできなかったしな

 

 

ゆの:………あの~これは一体

 

 

ひろし:ゲームスンデーCWっていって古いゲームのエンディングをこの有坂課長がクリアするんだ……本名は有坂信二

 

 

沙英:たしかこの人の影響でゲームを実況するのが増えたんじゃなかったかな……ヌーチューブとかニヤニヤ動画とかに

 

 

ゆの:………あ、たまに眠れないときとかイヤホンで見てた実況プレイ……この人が最先端だったんですか!

 

 

ヒロ:ミニコーナーも面白いわよね『たまにいこうよこんなゲームセンター』

 

 

宮子:あと、周りのスタッフも面白いよねー

 

 

みさえ:ゲーム知ってなくてもつい見ちゃうわ

 

 

しんのすけ:でも、ゲームやってるだけでお金もらえるのっていいよね~

 

 

ひろし:でも、いろいろ大変なんだぞしんのすけ……やられても怒っちゃダメなんだ……コンピューターの理不尽な行動に腹立てて顔に出しちゃダメなんだ……出来るか?

 

 

しんのすけ:………ムリ

 

 

 

ゆの:…………私も

 

 

宮子:ゆのっちは将来キレやすくなってそう

 

 

ゆの:それ関係ないよ

 

 

宮子:ちなみに私もムリ

 

 

ゆの:………無視か……今キレてやろうか?

 

 

宮子:いえ!私(わたくし)めが調子に乗ってましたぁ!

 

 

ガバッと土下座する宮子

 

 

沙英:………ゆの、怖い……温厚なやつほど怒らせると怖いってホントなんだな

 

 

ヒロ:宮ちゃん、あんまりゆのさん怒らすと『ウリリンのことかーっ!』になるわよ

 

 

ゆの:ならないし!ていうかウリリンて誰!?

 

 

沙英:あー!そうそう!ゲームスンデーCWのこと話してたんだよね!私もムリだよ!

 

 

ゆの:強引ですね戻し方

 

 

ヒロ:私もムリコケ!

 

 

沙英:いや、コケって

 

 

ひろし:まぁ、つまり……それほど有坂課長はすごいってことだな

 

 

しんのすけ:父ちゃんよりは役職、上だもんね

 

 

ひろし:うるせー!

 

 

ひまわり:ヘッ(確かに)

 

 

シロ:アゥ~ン(ひろしさん、お気の毒)

 

 

ひろし:くそー!シロになんか同情されてる~!

 

みさえ:犬に同情されるなんてねぇ

 

ゆの:宮ちゃん……あとで楽しいことして遊ぼうねぇ?

 

 

宮子:うおお、不敵な笑みが怖い……

 

 

沙英(宮子が言ったことも案外間違ってないかも)

 

 

ゆのは指をポキポキと鳴らしていた

 

その晩……宮子の悲鳴が聞こえたとか聞こえないとか




ゲームセンターCXの有野課長が元ネタ(笑)

グラデースはコナミのグラディウス

コナミコマンドですね(3はLRAにしないと自爆しますよ/笑)

武田祐子アナがやめてしまったのは寂しいですね

まあオレが言えることではないが(笑)


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しんちゃんと謎の杖だゾ

ある日、しんのすけは川原で謎の杖を見つける

 

 

その杖を持った瞬間、しんのすけは呪文が頭の中に入り、その効果さえも把握した

 

 

その後、ついつい遅くなり帰宅すると鍵がかかっていて開かなかった

 

 

 

みさえ:こんな時間まで遊んでいる子はうちの子じゃありません!しばらくそこで反省しなさい!

 

 

しんのすけ:フッ、母ちゃん……ムダだゾ

 

 

しんのすけは庭に回り、杖を構えて呪文を唱える

 

 

しんのすけ:アロホモーラ

 

 

するとカチャッと音を立て茶の間側の冊子の鍵が開いた

 

 

ゆの:………!?

 

 

 

しんのすけ:よっこいしょー!さて、写真集見よーっと……ウィンガーディアム・レビオーサ

 

 

しんのすけは雑誌を浮遊させて自分の方へ持ってくる

 

 

みさえ:しんのすけ!あんたどっから入ってきたの!?とりあえずお仕置きするわよ!

 

 

みさえは雑誌を丸めた物を少し振り上げる

 

 

しんのすけ:そうはいかないゾ!エクスペリアームス!

 

 

みさえは雑誌を持ったまま吹き飛んでしまった

 

 

壁に頭をぶつけ気絶してしまった

 

 

 

しばらくすると目が覚めた

 

 

 

ゆの(しんちゃんの持ってるあの杖……あれに秘密がありそう)

 

 

 

ゆのはみさえを介抱しながらしんのすけの杖を怪しんだ

 

 

 

そして、この事は誰にも言わなかった

 

 

 

そして、しんのすけは翌日も呪文を唱えいたずらをした

 

 

沙英や宮子、ヒロも巻き込んだ

 

 

 

外でも好き放題やるしんのすけ

 

 

 

夜になるとひろしやひまわり、シロもその餌食となった

 

 

ゆのはその様子を見て静かに怒りを募らせた

 

 

 

 

調子づくしんのすけを軽蔑のまなざしで睨んでいた

 

 

 

 

ゆの(あの子は私の知ってるしんちゃんじゃない……私が今その目を覚まさせてあげる……)

 

 

ゆのは杖のニセモノを作り夜のうちにすり替えた

 

 

 

そうとも知らずしんのすけは今日もいたずらをしようと玄関から外に出ようとする

 

 

ゆの:どこへ行くのかなぁ?ん?

 

 

しんのすけ:お外で遊ぶんだゾ、じゃオラ忙しいから

 

 

 

ゆの:………あ、そ……いってらっしゃい

 

 

 

しんのすけ:………?じゃ!そういうことでー

 

 

 

ゆの:なーんて言うと思ったか!ロコモーター・モルティス!

 

 

しんのすけ:おお!足が動かないゾ!

 

 

 

ゆの:ふっふっふ……行かせないよ?今までやりすぎたね、しんちゃん?

 

 

 

しんのすけ:うぬぬぬ!母ちゃんみたいに吹き飛ばしてやるゾ!

 

 

 

ゆの:いいよ?やってみな?

 

 

しんのすけ:エクスペリアームス!

 

 

ゆの:んー?どうしたの?出来ないねぇ……くっくっく

 

 

しんのすけ:お、おぉ……どうして

 

 

ゆの:あははは!バーカ!ニセモノだよ~だ、本物はこ~れっ、んっふっふっふ~

 

 

 

ゆのはニヤニヤしながらジリジリとしんのすけに近づく

 

 

ゆの:さぁ~てと、たーっぷりとお仕置きしてあげようかな~

 

 

 

しんのすけ:ど、どうか……オラを許して

 

 

ゆの:やーだね

 

 

しんのすけ:お、鬼~!

 

 

ゆの:うるさい!自分の家族だけじゃ飽き足らず、宮ちゃん達や街の人達を困らせておいて……鬼はお前の方だ!絶対に許さない!徹底的に罰を与えてやる!覚悟しろ~!

 

 

ゆのはプリペンド・ノックバックジンクス、通称プリペンドをしんのすけに徹底的に撃った

 

 

しんのすけは泣いて許しを請う

 

 

ゆのに反省してるか聞きかれて反省しているとしんのすけは答える、するとゆのはニッコリ笑って抱きしめてくれた

 

 

杖はしんのすけが自ら捨てた




ハリーポッターのPS2版秘密の部屋をやってて思いついたネタ

ロコモーターモルィスは監視生が使ってきてハリーを足止めするときに使う

すげーうざい(笑)

ちなみにゲーム版では矢島晶子さんがハリーをやっている

だから思いついた(笑)


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場所取りはイラつくゾ

ある春の日、野原家では花見に行こうかと言う話が持ち上がる

 

 

 

ひろし:そろそろ桜も満開だろうからいっちょ行ってみるか

 

 

しんのすけ:おお!父ちゃん太もも~!

 

 

みさえ:じゃあお弁当作らなきゃね

 

 

ヒロ:腕によりをかけなきゃいけないわね

 

 

ひろし:場所取りどうすっかなぁ……昼間から行ったんじゃほとんどいい場所撮られてるよなぁ

 

 

宮子:沙英さんならテツヤニストだから適任じゃない?

 

 

沙英:おいコラ、誰がテツヤニストじゃ、こちとら好きで徹夜してんじゃないっつーの

 

 

ゆの:そうだよ宮ちゃん、沙英さんはお仕事してるんだよ?

 

 

宮子:そっかーじゃあゆのっち頼んだ!

 

 

宮子は親指を立てて言った

 

 

その瞬間ゆのはビキッと青筋を立てた

 

 

ゆの:なんでそこでそうなるわけ?

 

 

宮子:ヒロさんはお弁当作るし、沙英さんはお仕事してるし、私はしんのすけ殿と夢の国へ行かねばならないし

 

 

ゆの:…………あのね、それを世間一般では『寝る』というんだよ

 

 

宮子:あははは、ですよねー

 

 

ゆの:はぁ、もういいよ……行くよ行きますよ、行きゃいいんでしょ行きゃ

 

 

ゆのはぶつぶつと文句を言いながら身支度をしてブルーシートを持って出ていく

 

 

宮子:風邪引かないでねー

 

 

ゆの:えーえー、精々気をつけますよーだ

 

 

ゆのは宮子にキレ気味にそういって春日部公園へ向かい、良さそうな場所でシートを広げて重しを乗せて座る

 

 

ゆの:もーあったまくるなー宮ちゃんめ……フンだ……しばらく口聞いてやんないモンね~だ

 

 

ゆのは宮子への怒りで頭が一杯だった

 

 

 

野原家

 

 

沙英:宮子ぉ、ありゃマズいってば……ゆの完全に怒ってるよ、そのうちプッツンとキレちゃうよ

 

 

ヒロ:そうよ?明日お花見行ったら謝りなさいよ?

 

 

宮子:えへへ、そうですね

 

 

みさえ:さ、そろそろ寝ましょう……明日早いわよ

 

 

そして全員眠りについた

 

 

春日部公園

 

 

ゆの:………

 

 

 

ゆのはシートに大の字で寝転んでいた

 

 

ゆの(一発……一発だけでも思いっきりぶん殴ってやる……あの人をバカにしたような顔に!)

 

 

『あははは~ですよねー』

 

 

ゆのは宮子の顔を思い出してみる

 

 

ゆの:………!

 

 

ゆのはカバッと起き上がり桜の木を見つめる

 

 

 

ゆの:んあぁー!もう!

 

 

ゆのは思い切り桜の木を蹴飛ばした

 

 

 

ゆの:………くっそ……イライラする……今の私は私じゃないみたい……何もかも宮ちゃんのせいだ……

 

 

ゆのはがっくりとうなだれた

 

 

ゆの:………うん、決めた……思いっきりぶん殴ってから思いっきり蹴っ飛ばしてやる……そうしなきゃ気が済まないよ……

 

 

ゆのは上半身を起こしキッとした表情でそういった

 

 

 

そしてカバンから財布を出して自販機に飲み物を買いに行った

 

 

 

しばらくして夜が明けた

 

 

 

ゆのは足音で目を覚ました

 

 

 

はしゃぐような声が聞こえた

 

 

ゆのはニヤリと笑って目の前に立ちふさがる

 

 

ゆの:楽しそうだねぇ~宮ちゃん

 

 

宮子:よ!ゆのっち!場所取りご苦労さま!今日は楽しも……

 

 

ゆの:ふざけたことを抜かすんじゃ……ないよ!

 

 

ゆのはバキッと思いっきり宮子の頬を殴った

 

 

ゆの:はぁ……はぁ……まだ次があるんだ……ほら立て

 

 

 

宮子:う、ううう……ゆのっち

 

 

ゆの:気安く……ゆのっちと……呼ぶな!

 

 

 

ゆのは右足を上げ、曲げて溜めを作ると勢いよく伸ばして宮子の腹部を蹴飛ばした

 

 

宮子は少し吹っ飛んだ

 

 

宮子:ご、ごめんなさい……昨日は……どうかしてたよ……

 

 

 

ゆの:………

 

 

宮子:ゆ、許して……もう2度あんなことしないから!

 

 

ゆの:………いいよ、もう……殴って蹴ったら気がすんだよ………スーッ、ハー

 

 

ゆのは深呼吸すると

 

 

ゆの:ごめんね、宮ちゃん……痛かったでしょ?

 

 

宮子:あ、ああ……ゆのっち

 

 

ゆの:おいで

 

 

ゆのはニッコリ笑って手を広げて宮子を受け入れる

 

 

宮子:ゆのっちぃぃぃぃ~!!

 

 

 

宮子は涙を流しながらゆのの胸に飛び込む

 

 

それをゆのはギュッと抱きしめる

 

 

しばらくして沙英達と野原一家が到着した

 

 

 

弁当を食べ、桜を見ながら歩いて、写真を撮って

 

 

野原一家は最高の花見をした

 

 

ちなみにゆのはパンチとキックに爽快感を感じ、またやってみたいと黒い考えがよぎったという




お花見の場所取りネタ(笑)

ゆのが少し怖いですがこれはこれでカッコいいから良しとしましょう(笑)


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白い粉に要注意だゾ

ある日の夜

 

 

ひろし:ただいまー

 

 

みさえ:お帰りなさーい

 

 

ひろし:いやー今日川口のやつにさぁ、いい小麦粉わけてもらっちゃったよ

 

 

『お、なんだこの粉は』

 

 

『いや、それは……小麦粉ですよ』

 

 

『しかし、長年刑事をやっている岩崎にはそんな言い訳は効かない』

 

 

ひろし:な、なんだ?

 

 

みさえ:ああ、テレビよ……5人で夢中なの

 

 

『警察24時間━麻薬所持は許さない━』という番組をしんのすけとひだまり荘の4人はマジマジとテレビに食いつき見ている

 

 

ひろし:なーんだ、びっくりしたぜ……みさえ、これでお好み焼き焼こうぜ

 

 

みさえ:いいわねーでもキャベツとかないのよ

 

 

ひろし:じゃあ今からスーパー行ってこようぜ?車ならすぐだろ、5人はテレビに夢中だし、その間にちゃちゃっと買って帰ろうぜ

 

 

みさえ:そうね

 

 

そして、ひろしは川口からもらった小麦粉が入ったビニール袋をテーブルに置き、2人で出て行った

 

 

しかし、買い物に行けばみさえがあれよあれよと買うのでその間にちゃちゃっととはいかず番組は終わった

 

 

しんのすけ:あー面白かったゾ、さて……プスライトプスライト

 

 

宮子:しんのすけ殿、私にもそれを

 

 

2人でキッチンへ向かう

 

 

しんのすけ・宮子:のおおおおお!!!

 

 

『びええぇぇぇ~!』

 

 

しんのすけと宮子は突如悲鳴を上げる

 

 

それに驚き、ベビーベッドで寝ていたひまわりが泣き出した

 

 

沙英:あーはいはい……ひまちゃーん、どうしたのかなー

 

 

沙英はひまわりをあやしに行った

 

 

ヒロ:もう、どうしたの2人とも

 

 

ゆの:何かあった?

 

 

しんのすけ:こ、粉だゾ

 

 

宮子:………ま、麻薬……白い粉

 

 

ヒロ:え?

 

 

ゆの:見せて見せて

 

 

2人はのぞき込んだ

 

 

ヒロ:ぎゃあああ!ほ、本物!?

 

 

ゆの:あ……あががががが………

 

 

 

しんのすけ:そういえば、さっき父ちゃんが川口さんからどうのこうの言ってたゾ

 

 

ヒロ:ええ!?川口さんって?

 

 

しんのすけ:父ちゃんの会社の後輩さんだゾ

 

 

しんのすけは想像してみる

 

 

 

『先輩~いい粉入ったッスよ~』

 

 

『おお~川口ィ、ホントだなぁ』

 

 

『これ使うと気持ちよくなれるッスよ~』

 

 

 

しんのすけ:いやあああああ!!

 

 

沙英:どうしたん?そんなに青くなって

 

 

宮子:さ、沙英さん……ひろし殿が……会社から麻薬を………

 

 

沙英:うえ!?麻薬!?

 

 

 

ゆの:こ、これ捨てますね!

 

 

沙英:ゆの!ちょっと待っ……!行っちゃったか……ん?テーブルに粉が……

 

 

 

沙英は指でスーッと取って舐めてみた

 

 

しんのすけ・宮子・ヒロ:いやあああああ!!

 

 

沙英:…………小麦粉

 

 

しんのすけ:お?

 

 

宮子:ん?

 

 

ヒロ:え?

 

 

 

沙英:いや、だから……小麦粉だよ……こ・む・ぎ・こ

 

 

ヒロ:なーんだ小麦粉………

 

 

宮子:そっかー小麦粉………

 

 

沙英:うん小麦粉………

 

 

 

(しまった!ゆの/っち/さんのこと忘れてた!)

 

 

3人は猛ダッシュでゆのの元へ行くと

 

 

 

ゆのは玄関でゴミ箱にビニール袋を傾けているところだった

 

 

 

ひろし:ただいまー!

 

 

みさえ:今日はお好み焼きパーティーよー!

 

 

ひろしとみさえは買い物袋を落とした

 

 

ひろし・みさえ:だああああ~!!!

 

 

 

高級小麦粉はゆのの手によりゴミ箱に全て捨てられた

 

 

ゆの:………あ、あれ?私何かいけないことしました?

 

 

ドア側を見れば涙を流すみさえとひろし、後ろを見れば固まる3人とやれやれのポーズのしんのすけ

 

 

ゆの:ねぇ!私何したの!?教えて!お願い!教えてよぉぉぉぉ~!!!

 

 

とんだ小麦粉騒ぎだった




読み返しをしながら話を探していたら見当たらなかったので再投稿

話整理の時に誤って消してしまったかもしれません


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よい子でお手伝いするゾ

みさえ:コラ!しんのすけ!少しは家のお手伝いしなさい!

 

 

しんのすけ:ふーんだ妖怪テツダイオババ!

 

 

しんのすけはあかんべーをして出て行った

 

 

みさえ:もーあの子ったら……困ったモンだわ……はぁ

 

 

みさえはため息をついた後皿洗い、洗濯などを済ます

 

 

そして、茶の間のテーブルに突っ伏す

 

 

みさえ(なんかダルい……)

 

 

みさえの呼吸は荒かった

 

 

ヒロ:あら?みさえさん……どうしたんですか?

 

 

みさえ:あぁ、ヒロちゃん……何だか……ダルくて……苦しい

 

 

ヒロ:顔が赤い……失礼

 

 

ヒロはみさえのおでこに手を当てた

 

 

ヒロ:大変!すごい熱だわ!宮ちゃん!寝室にお布団!

 

 

宮子:アイアイサー!

 

 

なんとみさえは風邪を引いてしまった

 

 

野原家ではひだまり荘の4人がワタワタと動いていた

 

 

そして、しんのすけが帰宅した

 

 

しんのすけ:おかえりー!……あれ?

 

 

 

『ただいまでしょ』の声が聞こえず不思議に思うしんのすけ

 

 

しんのすけ:母ちゃん?

 

 

沙英:あ、しんちゃん……あのね、お母さんは……

 

 

ひまわりをおぶった沙英がしんのすけに説明した

 

 

しんのすけ:か、母ちゃんが……お風邪……母ちゃーん!!

 

 

走ってみさえの寝る寝室に行くしんのすけ

 

 

みさえ:あ、しんちゃん……

 

 

頭にタオルを乗せ、顔が赤いみさえがそっとしんのすけの方を向く

 

 

しんのすけ:母ちゃん……オラがお手伝いしないで遊びに行ったからお風邪引いちゃったの?

 

 

みさえ:バカね、そんなことないわよ……気にしなくていいのよ、ごめんね妖怪テツダイオババで

 

 

みさえはニコッと笑う

 

 

みさえ:ほら、移るといけないからあっちの方行ってなさい

 

 

しんのすけは落ち込んだ

 

 

自分のせいでみさえが風邪を引いてしまったと思い、罪悪感を感じていた

 

 

風呂

 

 

しんのすけ:父ちゃん、母ちゃん治るかな

 

 

ひろし:しんのすけ……母ちゃんが心配か?

 

 

しんのすけ:うん……母ちゃん、オラのせいで

 

 

ひろし:心配するな、母ちゃんは大丈夫だ……なんてったってオレの妻でお前の母ちゃんなんだぞ?

 

 

しんのすけ:父ちゃん

 

 

ひろしはしばらく考えてこう言った

 

 

ひろし:………しんのすけ、母ちゃんはな、今風邪を引かせてる悪い奴と闘ってるんだ……

 

 

しんのすけ:………うん

 

 

ひろし:だからしんのすけもお手伝いをさせない悪い奴と闘うんだ、きっとアクション仮面だって闘うぞ?

 

 

しんのすけ:うん!わかった父ちゃん!

 

 

 

ひろし:偉いぞしんのすけ!

 

 

そしてしんのすけはヒロにお願いしてお手伝いをし始めた

 

 

ゆのはそんなしんのすけを見てあることを思いつく

 

 

 

100円ショップで画用紙とスマイルマークのシールを買う

 

 

画用紙をハサミでカード状に切りシールの貼るところを10個になるようにマジックで書く

 

 

ゆの:出来た、お手伝いカード……ふふ

 

 

ゆのはしんのすけにカードを渡した

 

 

ゆの:しんちゃん、今日からお手伝いしたら持っておいで……このよいこシールを貼ってあげるから

 

 

しんのすけ:おおお!よし!オラやるゾ!

 

 

そしてしんのすけはお手伝いを毎日頑張ってやり続ける

 

 

しんのすけ(母ちゃんも風邪を引かせてる悪い奴と闘ってるんだ……オラだって闘うゾ )

 

 

 

夜になるとゆのにカードを渡しシールを貼ってもらう

 

 

順調にシールを増やし、いよいよ10個目の日

 

 

しんのすけは洗面器に水を入れみさえの方に持っていこうとする

 

 

みさえのタオルを取り替えるつもりなのだ

 

 

みさえ:だ、大丈夫……?しんちゃん

 

 

しんのすけはそろそろとゆっくり歩く

 

 

もう少しで寝室にたどり着く

 

 

しかし

 

 

しんのすけ:わあっ!

 

 

しんのすけは境目につまずき転んでしまい洗面器に溜めた水を全てこぼした

 

 

しんのすけ:……うっ………ううう……オラ、悪い子だゾ……よいこじゃないゾ……アクション仮面に笑われちゃうゾ

 

 

しんのすけは嗚咽を漏らす

 

 

みさえ:しんちゃん……ありがとう

 

 

しんのすけ:え?

 

 

みさえ:………しんちゃんはよい子よ?だってママのために毎日頑張ってくれたものね、ありがとう……ママきっと元気になるからね

 

 

しんのすけ:母ちゃん……お風邪引かせてる悪い奴……倒せそう?

 

 

みさえ:大丈夫よ!そんなのママの拳骨とグリグリ攻撃でイチコロよ

 

 

しんのすけ:うん!

 

 

そして布団と服を取り替えたみさえは眠りについた

 

 

夜、みさえは目を覚ます

 

 

茶の間に行くと、鶴を折り紙で折ろうとして眠ってしまったゆのとしんのすけがいた

 

 

みさえ(千羽鶴でも作ろうとしたのかしら……大げさなんだからこの2人は)

 

 

みさえはふとしんのすけの近くにあるカードを見た

 

 

そこにはよい子カードと書かれ、シールが9枚貼ってあった

 

 

みさえ:なるほど……いいこと思いつくわね

 

 

みさえはゆのの方にあるシールをそっと取るとシールを1枚剥がしてカードにこっそりと貼る

 

 

みさえ:最後はママからあげるわねしんちゃん……ゆのさんもありがとう

 

 

そして2人に毛布を優しく掛けてやる

 

 

みさえ(うふふ、姉弟みたい……)

 

 

みさえは優しく微笑むと寝室へと戻り再び眠った

 

 

翌日、再びみさえの元気な声が響き渡った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しんのすけ~っ!!!』




これも再投稿

※ひろしの『きっと』のアクション仮面だっての後から前に位置を変更


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母ちゃんとゆのさんの熱いバトルだゾ

ある日、みさえはゆのを買い物に誘う

 

 

ゆのは誘う相手がヒロではないことに疑問を抱いたがみさえから何かを感じ取り着いていく

 

 

そっとポケットにサングラスを忍ばせる

 

 

そして商店街へと行くがみさえが買ったのはガムテープ

 

 

しんのすけ:母ちゃん、ガムテープなら家にあるゾ?

 

 

みさえ:あって困るモンじゃないでしょ

 

 

ゆの:………そうですね、前のを使い切っても予備があれば安心ですもんね

 

 

みさえ:そうだ、しんのすけ……ちょっとゲームやってこうか、買い物前の息抜きに

 

 

ゆの:………

 

 

ゆのはその言葉を聞いて真剣な表情となる

 

 

3人はゲームセンターへ足を運ぶ

 

 

しんのすけにしばらく好きな物をやらせるみさえ

 

 

ひまわりがクマのぬいぐるみを欲しがったので取る(かなり金がかかった)

 

 

ゆのはゲームセンターに来たことで確信を持つ

 

 

ゆの(やっぱりみさえさん……私とやる気か……)

 

 

みさえ:しんのすけ、最後はママがもらうわね

 

 

 

そういってみさえはゆのの方に向き、ビッと指差す

 

 

みさえ:さあ!勝負よ!木村 ゆの!

 

 

ゆの:……だろうと思ってましたよ……しかしフルネームで呼んでくるとは意外でしたけど

 

 

みさえ:そこはどうでも……ていうか!家の亭主を負かさせられて黙ってるわけにはいかないのよ、女同士熱いバトルをしようじゃないの

 

 

ゆの:……いいですよ、やりましょう……手加減は一切しませんがね

 

 

みさえ:よし、交渉成立ね……すみませーん

 

 

 

ゆの:………?

 

 

みさえは店員に頼み込み、許可をもらい2人の右手をガムテープでハンドルに固定してもらう

 

 

みさえ:『ガムテープデスマッチ』よ、スリルがあって良いでしょ?

 

 

ゆの:なるほど、面白い……ならば初めから本気でいかせてもらいましょうか……しんちゃん、ポケットからサングラス出してくれる?

 

 

ゆのはしんのすけにサングラスを出させて広げさせる

 

 

それを左手で受け取りかける

 

 

100円を入れていよいよスタート

 

 

『カウントはじめるぞぉ!』

 

 

『5!』

 

 

『4!』

 

 

『3!』

 

 

『2!』

 

 

『1!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『GO!!』

 

 

2人とも一斉にスタート

 

 

 

ブレーキとシフトチェンジを巧みに使い、互角の勝負を繰り広げる

 

 

みさえ(なかなかやりづらいわ……くっ)

 

 

ゆの(ハンドルは……あまり切らない方が曲がりやすいな……)

 

 

しんのすけはゆのの膝、ひまわりはみさえの膝でそれぞれドキドキと勝負を見守っている

 

 

 

そして、結果は

 

 

ゆのの勝利に終わった

 

 

しんのすけが店員を呼び剥がしてもらう

 

 

ゆのはグッとガッツポーズを決める

 

 

ゆのは沙英達3人とひろし、みさえを倒し、5連勝を決めたのだった

 

 

みさえ:速かったわね……私の負けだわ……

 

 

ゆの:いえいえ、みさえさんも

 

 

2人は握手をかわす

 

 

そして、みさえはひろしに人のことは言えないと言われてしまうのだった(ひろしはクレーンゲームに文句を言われたため)

 

 

 

みさえ:まあ、しんのすけもひまわりもぬいぐるみが取れたんだから良しとしましょうよ

 

 

ひろし:ちぇーなんか上手く逃げられた気がするぜ

 

 

ゆの:えへへ、私って車の運転向いてるのかも……ふ、ふふっ……ふふふふ

 

 

沙英:ゆの、ちょっと怖い

 

 

ヒロ:そうね

 

 

宮子:いやーここにきてから色んなゆのっちが見られますなぁ~

 

 

ゆの:さて、お風呂行こうっと……しんちゃーん、ひまちゃーん

 

 

宮子:今日は私がお供しますぜ




ひろしを倒したからにはみさえもと書いた

ここで初登場のガムテープデスマッチ

ハンドルをあまり切らなくても曲がりやすいのは拓海のセリフから


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今度は本戦でレースだゾ

以前、ゆのが参加したチキチキ肩車レース

 

 

あれは実は予選に過ぎなかった

 

 

本戦は春日部陸上競技場で行われる

 

 

ひろしはレンタカーを借り、ワゴンで皆を運ぶ

 

 

そして、競技場に着いた

 

 

ひろし:よし!ここだ、オレたちはスタンド席で応援するからな

 

 

みさえ:頑張るのよ!ゆのさん!しんのすけ!

 

 

しんのすけ:よっしゃー!

 

 

ゆの:は、はい!頑張ってみます!

 

 

2人は選手用の入口から中へと入る

 

 

開会式が始まり、くじ引きをする

 

 

ゆの:やった!シード権もらっちゃった!

 

 

ゆのとしんのすけは2回勝てば優勝出来るのだ

 

 

ゆの:頑張ろうねしんちゃん

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

そしてトーナメントが始まった

 

 

さすがに本戦とあって筋肉モリモリの男が多かった

 

 

ゆの(ある意味場違いかも)

 

 

しんのすけ(父ちゃんより凄い筋肉だゾ)

 

 

ゆのとしんのすけの番が来る

 

 

競技はハードル飛び

 

 

ゆのは負けそうかと思ったが相手が失敗を繰り返していたので何とか勝てた

 

 

ゆの:………弱っ

 

 

しんのすけ:わよっ

 

 

ゆの:………逆だよ逆

 

 

しんのすけ:ギャグだよギャグ?

 

 

ゆの:あんまりふざけてると……わかるよね?

 

 

ゆのは左手の指を曲げてポキポキと鳴らす

 

 

しんのすけ:ほ、ほい!

 

 

宮子:それにしてもゆのっちは凄いですなー

 

 

沙英:シード権だもんねぇ

 

 

ヒロ:と言うことはあと一回勝てば優勝ね

 

 

シロ:アン!

 

 

ひまわり:たいや

 

 

みさえ:そういえば優勝賞品て何かしら

 

 

ひろし:えーっとな………賞金5万円だそうだ

 

 

園長:ここですね、皆さんこっちですよ

 

 

副園長:しんのすけくんが出てるんですよね

 

 

まつざか:あんなおバカでも役に立つのね

 

 

よしなが:うるさいわね梅!

 

 

上尾:あ、あはははは

 

 

北本:よく見とくのよロベルト!あの子らのファイトを!

 

 

ロベルト:イエス!おばさん

 

 

 

なんと、幼稚園の先生達をはじめ、おばさんやロベルト、かすかべ防衛隊、その親などもやってきた

 

 

さらにミッチーヨシリン、四朗、吉野屋先生や校長や智花などもやってきていた

 

 

沙英:どこからきたの

 

 

智花:北から来た

 

 

中山:はしたない!

 

 

真美:なんか違うよー中山ー

 

 

もちろん岸もカメラマンで来ていた

 

 

そして、優勝を賭けた決勝戦がスタート

 

 

ハードル、平均台、ジグザグ走行などを経てついに直進

 

 

子供:パパ!パパを抜けるやついないよね

 

 

父親:はっはっは!そうだぞ!

 

 

ゆの:んっふっふっふ~いるんだなぁ~これが

 

 

しんのすけ:んっふっふっふ~煮るんだなぁ~ころも

 

 

そしてゆのは猛ダッシュでゴールへ行った

 

 

 

ゴールテープを切り優勝した

 

 

ひろし:よし!胴上げだー!!!

 

 

 

スタンド席の皆が降りてきてしんのすけはかすかべ防衛隊が、ゆのは大人達が胴上げする

 

 

 

『わーっしょい!』

 

 

『わーっしょい!』

 

 

『わーっしょい!』

 

 

2人は凄く気分がよかったそうだ

 




肩車レース第二弾

これは少し自信喪失してて書いたからやっつけ感満載(笑)


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しゃっくりで大騒ぎだゾ

ある日の野原家

 

 

ゆの:ヒック……ヒック……あれ?おかしいな

 

 

ゆのはしゃっくりが止まらない

 

 

ひろし:どうしたんだ?

 

 

ゆの:しゃっくりが止まらないんです……ヒック

 

 

しんのすけ:くすぐる?

 

 

ひろし:そうだな、止まるかも知れないしな

 

 

ゆの:ふざけんな

 

 

ゆのはギロリとひろしを睨みつける

 

 

ひろし:言いだしたのはしんのすけだよ!

 

 

ゆの:子の責任は親の責任、それに子は親の鏡!ヒック……

 

 

ひろし:そういやぁ、しゃっくりって百回続くと死ぬって言われてるよな

 

 

ゆの:…………え?

 

 

しんのすけ:見たいゾー!

 

 

ゆの:見るなァ~!死ぬのはイヤァァァァ~!くすぐってもいいから止めてェ~!!

 

 

ゆのは涙を流しながら言った

 

 

しんのすけ:死んでも大丈夫!金のタマタマを7個集めると生き返るゾ!

 

 

 

ゆの:………?

 

 

しんのすけ:オラと父ちゃんで4個あるゾ、あと……ヨシリンと……四朗さんと……

 

 

ひろし:それじゃ8個になっちまうぞ?

 

 

ゆの:いや、そんな汚い玉で生き返りたくないんですが……だったらあの世で鍛えてますよ

 

 

 

 

ひろし:じゃあ……水飲んでみよう

 

 

ゆのは台所でコップに水を汲み、飲もうとする

 

 

 

しんのすけ:見て見て~!ビローン

 

 

ゆの:ゴフッ!ゴホッ!ゴホッ!

 

 

ゆのはしんのすけの変顔を見て笑ってしまい水が気管支に入りむせてしまった

 

 

 

ゆの(こ、このぉ~こっちゃ真剣に悩んでるってのにぃ~!)

 

 

 

しんのすけ:あー面白かった~

 

 

ゆの:………おい、こっち来い

 

 

しんのすけ:なに?

 

 

 

げんこつ

 

 

ゆの:……ほんのお返し!ヒック……ヒック……あーもう!

 

 

 

ゆのは怒って出かけてしまった

 

 

 

ひろし:見ろよ、お前のせいで行っちまったぞ

 

 

しんのすけ:んもー妖怪胸無し怒りんぼ女なんだから~

 

 

ひろし:それ本人に言うなよ?

 

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

 

???:ニヤリ

 

 

 

そして外に出たゆのは沙英と出会う

 

 

沙英:ああ、しゃっくりか……大丈夫だよ、あれはただの迷信……自然に収まるって

 

 

ゆの:………はぁ、だといいですけど……ヒック

 

 

沙英:それよりさ、ちょっと付き合ってよ……ゲームセンターにさ

 

 

ゆの:ええ、いいですけど

 

 

沙英:タイムクラインやろうよ

 

 

ゆの:……銃のゲーム、苦手なんですよね

 

 

ゆのは沙英とゲームセンターへ行った

 

 

しばらくしてみさえとヒロは帰ってきた

 

 

ゆの達も帰ってきた

 

 

 

しかしゆののしゃっくりは止まらない

 

 

そこへ宮子がしんのすけの言動をリークした

 

 

ゆの(おのれぇ~!あのジャガイモめ~!!)

 

 

しんのすけ:!?

 

 

 

ゆの:そこかぁ!

 

 

ゆのはしんのすけをとっ捕まえてお仕置きのフルコースをお見舞いした

 

 

ゆの:……はぁ、はぁ……思い知ったか

 

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

沙英:止まったね、しゃっくり

 

 

ゆの:あ、ほんとだ……はーよかったぁ

 

 

 

しんのすけ:オラのおかけだゾ

 

 

 

ゆの:………あ?

 

 

しんのすけ:い、いえ……すみません

 

 

ゆのは怒ると恐かった




ひまわりのしゃっくりが止まらない話が元ネタ

さあ、ここからいよいよゆのが壊れてきますよ(笑)

タイムクライン→タイムクライシス


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完成と崩壊だゾ

プルルルル

 

 

ゆの:あ、電話……はい……木村……じゃなかった……野原です

 

 

 

『おー!ゆのちゃーん!実はねー良い知らせがあんのよ~』

 

 

ゆの:あ!大家さん!何ですか?良い知らせって

 

 

 

『かくかくしかじかでねー』

 

 

 

ゆの:え!?ひだまり荘リニューアル完了!?

 

 

『おう!だから今からこっち来てくんない?』

 

 

ゆの:は、はい!皆連れて行きます!

 

 

 

ゆのは皆に話した

 

 

宮子:おおお!ついに完成かー

 

 

ヒロ:長かったわねー

 

 

沙英:やれやれ、やっと邪魔が入らずに書けるよ

 

 

しんのすけ:オラがいるとそんなに邪魔?

 

 

沙英:………その時だけね

 

 

ゆの:とりあえず見に行きましょうよ……ひろしさん達にもお別れ言いたいですし

 

 

そして5人はひだまり荘へ足を運んだ

 

 

 

沙英:特に変わってなくない?

 

 

大家:そりゃそうだ……壁とか塗り直しただけだからな、ほら入ってみな……鍵あんだろ

 

 

 

4人はそれぞれの自室に入ってみた

 

 

 

ゆの:あ、あれ?空っぽ……

 

 

大家:おう、中も塗ったんでね……後でトラックで来るよ

 

 

ゆの:………そうですか、あれ?来たんじゃないですか?

 

 

 

大家:お、ホントだな

 

 

 

宮子:しんのすけ殿、忘れませんぞ!お主と過ごした思い出の日々を!

 

 

しんのすけ:宮子ちゃん!

 

 

 

部屋で抱き合うしんのすけと宮子

 

 

しんのすけ:あはー

 

 

宮子の豊満な胸がしんのすけに当たりしんのすけはいつもの笑いをする

 

 

 

ゆの:宮ちゃーん!トラック来たよー!

 

 

 

宮子:あーい!

 

 

宮子はしんのすけをよいしょと降ろして行く

 

 

ゆの:しんちゃん、寂しくなるね

 

 

 

ゆのは宮子の部屋に入り、しんのすけに話しかける

 

 

 

しんのすけはゆのに飛びついた

 

 

ゆの:忘れないからね、しんちゃん達のこと

 

 

しんのすけ:んもー堅いぞここ……家の母ちゃんといい勝負だ

 

 

ゆの:…………おい

 

 

そして離れて宮子の方に行った

 

 

ゆの:ふーんだ、そのうち大きくなるもんねーだ

 

 

ゆのも外へ出る

 

 

 

とりあえず軽トラで皿などの軽い物などが段ボールで運ばれてきたので運ぶ

 

 

重い物は後から来るのでそれまで休憩する

 

 

 

ゆの:しんちゃん、お腹すいたよね……ホットケーキ焼いてあげるね

 

 

そういってコンロにフライパンを置いて火をつけようとするゆの

 

 

ゆの:………あ、あれ?つかない……この!この!

 

 

何度もカチカチとやってみるがつかない

 

 

ゆの:………ヒロさーん!

 

 

ゆのはコンロのつまみを戻さずに行ってしまった

 

 

 

しんのすけも付いていった

 

 

ヒロ:そう、火付かないの……故障かしらね……後でガス屋さんに来てもらわないとダメね

 

 

ゆの:申し訳ないです

 

 

シロ:アン!

 

 

大家:お手

 

 

シロ:アン!

 

 

大家:おかわり

 

 

シロ:アン!

 

 

大家:ヒュー!賢いねぇ~あんた

 

 

しんのすけはシロもつれてきていた

 

 

しんのすけ:クンクン……なんか変な匂いするゾ

 

 

ゆの:………あ、ホントだ……って私の部屋からだ!

 

 

急いでゆのの部屋に行く

 

 

ゆの:………あ!コンロのつまみを戻すの忘れてた!

 

 

沙英:ガ、ガスが充満してる!皆!口をハンカチで

 

 

しんのすけ:お!ライター発見!

 

 

それは大家さんが部屋に落とした物だった

 

 

しんのすけ:ひだまり荘ファイヤー!

 

 

ゆの:だ、ダメー!!

 

 

ヒロ:沙英!止めて!

 

 

沙英:つけるなしんちゃん!

 

 

カチッ!

 

 

ジュッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴオォォォォォン!!!!!

 

 

 

ひだまり荘は跡形もなくぶっ飛んだ

 

 

 

 

真っ黒に焦げたゆの、ヒロ、沙英としんのすけが跡地に立ち尽くしていた

 

 

 

しんのすけ:あー面白かった!

 

 

ゆの:どこがじゃ!

 

 

ヒロ:こうして生きているのが奇跡なのよ!

 

 

沙英:これがバトル物だったら重傷だよ!

 

 

しんのすけ:よかったねギャグ物で、じゃ!

 

 

ゆの:待てー!!

 

 

ヒロ:今日は私も怒るわよー!!

 

 

しんのすけ:ビッキー怒っちゃいやーん!

 

 

ヒロ:私はビッキーじゃなーい!

 

 

沙英:ま、また………あの家に逆戻りか……

 

 

大家:………か、金が……また……ビールが飲めなくなる………ガクッ

 

 

宮子:おおー!またしんのすけ殿といられるのかー!嬉しいですぞー!

 

 

ゆの:喜ぶんじゃなーい!!お仕置きのスラッシュダウンキック!

 

 

 

こうして、また野原家に戻ってきたひだまり荘4人組であった

 




野原家爆発が元ネタ

もちろんどっちもガスが充満しててしんのすけが火をつける

ちなみに
ヒロのことをビッキーと言ってるのは映画オタケベカスカベ野生王国のヒロイン、四膳良子(ビクトリア)の声がヒロ役の後藤邑子さんだから(笑)


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眠れない女沙英だゾ

沙英:こ、これで……終わりだ

 

 

沙英は書き上げた原稿を全てファックスした

 

 

沙英:ふぅ……3日間徹夜したから眠い……布団敷いて寝なきゃ……おやすみ

 

 

沙英は何とか布団を整えて掛け布団を被り眠りにつく

 

 

しんのすけ:寝てますなぁ……妖怪お昼寝オババがもう1人……

 

しんのすけは部屋に入り込んだ

 

 

沙英は今回塞ぐのを忘れていた

 

 

しんのすけが珍しく大人しかったからである

 

 

しんのすけ:フラダンスの練習はじめー!イロアオエーイロアオエー

 

 

沙英の周りをグルグル回りながら踊り出す

 

 

沙英:…………えぇ~い!やかましわー!!

 

 

沙英は起き上がりしんのすけを怒鳴りつける

 

 

沙英:あのね!あたしゃ3日間寝てないの!君がスヤスヤ眠ってる間も原稿とにらめっこしてそれが今ようやく終わりを告げたの!この至福の時を邪魔しないでもらいたい!

 

 

しんのすけ:ごめーん、何言ってるか聞き取れなかったから巻き戻して

 

 

沙英:出来るかー!わたしゃDVDじゃないんだよ!

 

 

しんのすけ:じゃVHS?

 

 

沙英:古いな!もうデッキもテープも売ってないって!

 

 

そこへゆのがやってきてポーズをとる

 

 

ゆの:しんちゃ~ん

 

 

しんのすけ:お?

 

 

ゆの:うふ~ん、あは~ん

 

 

何故か水着を着てセクシーポーズを決めるゆの

 

 

しんのすけ:恥ずかしくない?

 

 

ゆの:うん、すごく

 

 

しんのすけ:じゃっ!

 

 

しんのすけはゆののところで立ち止まるとやれやれのポーズをして降りていった

 

 

ゆの:何だよ!今のは!わかってるよ!体が残念だって言いたいんでしょ!?

 

 

沙英:おーい、そんなのは下でやれ~

 

 

ゆの:どうも

 

 

ゆのは降りていった、そして邪魔にならないようしんのすけと外へ行った

 

 

家には沙英とひまわりだけになった

 

 

宮子は昼間から出かけたきり戻らない

 

 

ヒロはみさえとバーゲン

 

 

ひまわりは寝てるから大丈夫だろうとしんのすけが心配するゆのに言ったのだった

 

 

『びええええ~!!』

 

 

しばらくして目を覚まし、誰もいないことやお腹が減ったことなどが相まってひまわりが愚図りだした

 

 

 

沙英(あぁ……ひまちゃんが泣いている……多分誰もいないな)

 

 

沙英はゆっくり起き上がり下に降りてひまわりを抱き上げる

 

 

沙英:あーはいはい……どうしたのかなーひまちゃーん……とりあえずミルクか

 

 

沙英はミルクを作り哺乳瓶であげる

 

 

沙英:美味しいねぇ、あ……オムツもか

 

 

妹の智花で手馴れているのかテキパキとこなす沙英

 

 

沙英:はい、終わり……そりゃあ泣きたくなるよねぇ

 

 

沙英はまたひまわりが泣くといけないので上で寝ることも出来なくなり下にいざるを得なかった

 

 

キッチンの椅子に座り、ひまわりをずっと抱いていた

 

 

しんのすけ:おかえりー!

 

 

宮子:りえかおー!

 

 

ゆの:逆だよ!

 

 

ヒロ:さーえー

 

 

みさえ:ただいまー

 

 

全員帰ってきてキッチンへいくと

 

 

真っ白で笑いながら眠る沙英がいた

 

 

 

しんのすけ:も、燃えつきている……

 

 

宮子:………灰になりましたか沙英さん

 

 

ゆの:………判定負け……

 

 

みさえ:………懐かしい

 

 

ヒロ:………ここにいるわ、沙英

 

 

ひまわり:たいやい

 

 

ひまわりはやれやれのポーズをとる

 

 

その後沙英はしばらくして目を覚まして2階へ行き再び夕食まで眠るのだった




沙英の苦労話

沙英は苦労人ですね

ここから沙英はひまわりをあやす役になります(笑)


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怒ったゆのさんは怖いゾ

『キャアアアア~!!』

 

 

しんのすけ:隣の家からだゾ!

 

 

ゆの:え!?な、何!?

 

 

隣の鳩ヶ谷夫婦の家にゆのとしんのすけが駆けつけると

 

 

ミッチー:テレビのリモコンに電池が入ってなーい!!これじゃ朝のモンキー運勢診断見られなーい!

 

 

ヨシリン:た、大変だーー!そこの方!今すぐ電池を買ってきてください!!

 

 

ゆの:………は?

 

 

しんのすけ:た、大変だーー!そこの方!今すぐ鈴木智子の写真集買ってきてください!!

 

 

ゆの:…………わかったよ……って!写真集はいらん!!

 

 

ゆのは渋々電池を買ってきた

 

 

ゆの:はい……電池……さっさと入れれば

 

 

ゆのはぶっきらぼうに放り投げる

 

 

ヨシリン:ちょっと!危ないじゃないですか!ミッチーがケガしたらどうするんですか!

 

 

ゆの:するわけないじゃん、バーカ……あ、後で電池代もらうからね……580円

 

 

ヨシリン:あ、無理です……今日はミッチーとお菓子買いに行くんだもんね~

 

 

ミッチー:そうそう~500円の高級チョコレート買うんだもんね~

 

 

ゆの:………ああ、そうかい……しんちゃん、帰るよ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ヨシリン:じゃ、お菓子買いに行こっか

 

 

ミッチー:うん

 

 

ゆの(テレビ見てから行けよ)

 

 

ゆのは怒りをこらえながら帰って行った

 

 

今日は家にはしんのすけとゆのしかいないのだ

 

 

二人でのんびりテレビを見て

 

 

昼寝をして

 

 

ゆったりと過ごしていた

 

 

 

ところが

 

 

『キャアアアア~!!』

 

 

ゆの:…………またか

 

 

しんのすけ:またですな

 

 

ヨシリン:た、助けて下さい!ミッチーが!ミッチーが!

 

 

ゆの:………ミッチーがどうしたって?

 

 

ヨシリン:ミッチーが………お茶を啜ってやけどしたんです!!

 

 

ゆの:吹いて冷ませ

 

 

『キャアアアア~!!』

 

 

ヨシリン:助けて下さい!ミッチーが舌を噛みました!

 

 

ゆの:………気をつけろ

 

 

『キャアアアア~!!』

 

 

ヨシリン:助けて下さい!ミッチーが!タマネギがしみて涙が出てるんです!

 

 

ゆの:……………鼻にティッシュ詰めろ

 

 

ヨシリン:もう!さっきから何なんですか!そんなにぶっきらぼうに!この残酷バッテンヤロー!

 

 

 

ブチッ

 

 

 

ゆの:…………おい、彼女連れてこっち来い……

 

 

 

ヨシリン:何でそんな事しなきゃなんないんですか

 

 

 

ゆの:いいから連れこいって言ってんの!早くしろ!

 

 

ヨシリン:は、はい!

 

 

ヨシリンはミッチーを呼んできた

 

 

ゆの:そこに座れ

 

 

ゆのは2人を正座させ言いたいことを次々言っていく

 

 

ゆの:あんたらねぇ、いちいちキャーキャー悲鳴上げてその度人んち尋ねてきてあーだこーだギャーギャー騒いでうるさいんだよ、こっちはのんびりと過ごしたいってのにさぁ

 

 

ミッチー:ヨシリン、この人恐い

 

 

ヨシリン:大丈夫だよミッチー、僕がついてるよ!この地獄のバッテン大魔王には指一本触れさせないさ!

 

 

ゆの:あぁ~のぉ~なぁ~!

 

 

ヨシリン:ミッチーに触れないで下さい!汚れるじゃないですか

 

 

ゆの:…………もうキレちゃったもんね~さぁ、どう料理してやろうかぁ~

 

 

指をパキパキ鳴らして迫るゆの

 

 

しんのすけ:あ、言いわすれてたけどこのおねいさん怒ると恐いゾ

 

 

ヨシリン・ミッチー:先に言って~!!!

 

 

ゆの:もう勘弁ならん!覚悟ぉぉぉ~!!

 

 

 

ヨシリン・ミッチー:ぎゃあああああ~!!!

 

 

 

ミッチーとヨシリンはゆのに制裁を受けた

 

 

しんのすけ:やれやれ~母ちゃんより怖いゾ!

 




キレたゆのひだしんで初登場

元々はアフターストーリーズで出てたんですがその影響からかここにも出ました(笑)

ここから本格的にキレます


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かすかべ防衛隊のパトロールだゾ

かすかべ防衛隊は公園に集まり、滑り台の下のトンネルに入り作戦会議をしていた

 

 

 

風間:今日は街のパトロールをしようと思う

 

 

ネネ:賛成!最近やってなかったものね

 

 

ボー:おまわりさんも、パトロールを、よく、してる

 

 

マサオ:そうだね、じゃあ行こう!

 

 

しんのすけ:いってらっしゃーい

 

 

風間:お前も行くんだよ!

 

 

 

こうして、かすかべ防衛隊はパトロールに打って出た

 

 

 

 

風間:おばあちゃん、一緒に渡りましょう!

 

 

おばあちゃん:おやおや、すまないねぇ

 

 

ネネ:ちょっと!犬の糞は飼い主が責任を持って片付けるのよ!

 

 

女性:す、すみません

 

 

マサオ:あ、あの~空き缶はゴミ箱に

 

 

男性:………あ、ああ……そうだね

 

 

ボー:これ、ハンカチ、落としました

 

 

おじさん:おう!悪いな坊主

 

 

かすかべ防衛隊は順調に街をパトロールし、困っている人を助けたり、ルール違反を注意したりしていた

 

 

 

そして、しばらくパトロールを続けていると歩きタバコをしているガラの悪そうな男に出くわした

 

 

4人はそろそろと目を合わさずに行こうとしたがしんのすけが声をかけてしまった

 

 

しんのすけ:おじさん!歩きタバコはいけないんだゾ!いい年して何やってんの

 

 

ガラの悪そうな男:ああん!?

 

 

しんのすけ:まったく~親に何を教わったの

 

 

ガラの悪そうな男:うるせぇんだよクソガキが、大人に生意気に指図してんじゃねぇぞコラ

 

 

マサオ:あ、あわわわわ

 

 

風間:バカ、あいつ余計なことを!

 

 

ネネ:よりにもよってあんな怖い人に注意するなんて

 

 

 

ボー:勇気、ある

 

 

風間:そりゃその勇気は認めるけど、それでケガでもさせられたりしたら元も子もないぞ

 

 

ガラの悪そうな男:おい、ガキ……おめぇは何様だ?お?

 

 

しんのすけ:………んもーお子様に決まってるでしょー

 

 

ガラの悪そうな男:そういうこと言ってんじゃねぇよ!もういい!とりあえず痛い目を見てもらうしかねぇな、覚悟しろや!

 

 

拳を振り上げる男

 

 

そこにゆのが通りかかる

 

 

ゆの:あ!しんちゃん!

 

 

しんのすけ:おお!ゆのさん!

 

 

ガラの悪そうな男:なんだ、ガキの次は女か……

 

 

ゆの:何があったの?

 

 

しんのすけ:このおじさんが歩きタバコしてたから注意したら怒ってオラを殴ろうとしてるの

 

 

ゆの:ちょっと!何をしようとしてるんですか!

 

 

ガラの悪そうな男:うるせぇんだよ!邪魔すんな!おめぇにゃ用はねぇんだよ

 

 

ゆの:ダメ!させない!この子をどうしても殴るというのなら私を倒してからにしなさい!

 

 

ゆのは両手を広げてしんのすけを守る

 

 

ゆの:しんちゃん!行って!今のうちに!

 

 

しんのすけ:で、でもぉ

 

 

ゆの:いいから!走れーーっ!!

 

 

しんのすけ:ほ、ほい!

 

 

 

しんのすけは走り出した

 

 

風間:よし!警察へ行こう!おまわりさんに知らせるんだ!

 

 

かすかべ防衛隊も続き、交番へ向かった

 

 

ガラの悪そうな男:へっへっへ、ガキを逃がしてどうする気だ?まさかこのオレとやろうってのか?

 

 

ゆの:………まあ、そんなところでしょうか

 

 

 

ゆのはゴクリと生唾を飲む

 

 

ゆの(ど、どうしよう……大人とケンカなんてしたことないから勝てるかどうかわかないよ)

 

 

そこへ

 

 

宮子:………お、ゆのっちだ……どれ、本気にさせてあげよう

 

 

 

宮子はスーッと息を吸い

 

 

宮子:やーい!胸無しチビ!

 

 

ガラの悪そうな男:な、何っ!?

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:言ったなああぁぁ~!!

 

 

ガラの悪そうな男:え!?ちょ!ちょっと待てよ!オレじゃねぇよ!

 

 

ゆの:このぉ!

 

 

ゆのは跳んで回し蹴りを放った

 

 

ガラの悪そうな男:ぐほぇ!

 

 

ゆの:まだまだぁ!

 

今度は倒れたところに脳天かかと落とし

 

 

ゆの:この!この!この!

 

 

男の腹を何度もゲシゲシと蹴りつけるゆの

 

 

そこに警官が駆けつけた

 

 

警官:ちょっとちょっと!落ち着いて!

 

 

警官に羽交い締めにされ落ち着きを取り戻すゆの

 

 

野原家

 

 

ゆの:そういえば……誰が言ったのかな……

 

 

宮子:何を?

 

 

ゆの:私のこと、胸無しチビって

 

 

宮子:あ、それ私だ

 

 

ゆの:え!?

 

 

宮子:あ、しまった!

 

 

ゆの:みぃ~やぁ~ちゃ~ん?

 

 

宮子:ゆ、ゆのっち!ドードー!

 

 

ゆの:うふふふふ、寝る前にちょっと遊ぼっかぁ~

 

 

 

宮子:ヒイイィ!

 

 

ポキポキと指を鳴らして宮子に近づくゆの

 

 

家中に宮子の悲鳴が響き渡ったという

 

 

 

ヒロ:ゆのさん、ひだまり荘に来たときより凶暴になってない?

 

 

沙英:うん、ていうか宮子も悪ふざけが過ぎるよ

 

 

今日も野原家は賑やかであった

 




ゆのがしんのすけを守る話

大人とケンカしたことなんかないという理由は別作品で語られてますのでそちらをご覧下さい


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ビニールプールで一騒動だゾ

ある夏の日

 

 

ゆの:暑いなぁ~

 

 

しんのすけ:ですなぁ~

 

 

ゆの:お昼、何食べたい?

 

 

しんのすけ:そうめんでいいゾ

 

 

ゆの:んーまぁ、それがいいか……よいしょっと

 

 

ゆのはテーブルに突っ伏してダラーンとしてたが立ち上がりそうめんを茹でる

 

 

そしてコップに水を汲み『びっくり水』を入れるタイミングを見極める

 

 

ゆの(そろそろかな……)

 

 

ゆのは真剣な表情でいつものかけ声を出す

 

 

ゆの:びっくり~!!

 

 

ゆのはバシャッと水を入れほわ~んとした表情になる

 

 

ゆの:出来たよ~

 

 

ゆのは茶の間に持っていき二人でズルズルッと食べる

 

 

食べ終われば服を着替えてお昼寝

 

 

以前の夏の日のようにワイシャツとジーパン、幼稚園の服のクールビズスタイルである

 

 

目が覚めるとゆのはある提案をする

 

 

ゆの:そういえば前に宮ちゃんと遊んだビニールプールあったよね、水浴びしよっか

 

 

しんのすけ:ほっほーい!

 

 

二人は水着に着替えビニールプールで遊んだ

 

 

ゆの:ふー冷たくていい気持ちだね~

 

 

しんのすけ:ですなぁ

 

 

ゆのは眠ってしまった

 

 

しんのすけ:さてさて、お胸チェックいきますか

 

 

シロ:アン!?

 

 

しんのすけはゆのの水着の紐をなんとほどいてしまい胸を直視する

 

 

しんのすけ:ほうほう、母ちゃんと変わりませんな

 

 

しんのすけはゆのをそのまま放置して家に上がり服を着替えて昼寝に戻ってしまった

 

 

そこへ帰省から帰ってきた宮子が来た

 

 

宮子:おお~!ゆのっちだいた~ん

 

 

ゆの:……へ?

 

 

宮子:サービスいいねぇ~!ワァ~オだね

 

 

 

ゆの:えっ!?ちょっ!な、何で水着が……取れて……

 

 

ゆのは大慌てで水着を着直した

 

 

宮子:多分しんのすけ殿の仕業ですな

 

 

ゆの:…………うん……今確信したよ

 

 

その時ゆのに怒りの炎がメラメラ燃え上がった

 

 

ゆの(あぁ~のぉクソガキめぇ~!!)

 

 

 

宮子:しんのすけ殿……ご愁傷様

 

 

 

そして

 

 

ゆの:よくも私の水着の紐をほどいてくれたな!家の庭だっからよかったものの公共プールだったらどうするつもりだ!

 

 

しんのすけ:うおおお~!!

 

 

ゆの:もう今日は絶対に許さないからな!このおバカァァァァァ!!!

 

 

その後、ドゴォ!ドゴォ!という音と共に野原家が数回揺れた

 

 

そしてしんのすけはゆのに何を言っても『フン!』と言われプイッとそっぽを向かれる羽目になった

 

 

今回ばかりは簡単には許してもらえなかったしんのすけであった

 

 

ひろし:ちきしょー!オレも見たかったー!

 

 

みさえ:あなたァァァァァ!!!

 

 

ひろし:ギャアァァァァァ!!!

 

ヒロ:最低

 

沙英:冗談は臭い足だけにしておいて下さいよ

 

ひまわり:ケッ!

 

シロ:クゥ~ン




ゆのが大胆な話(というか寝てる隙に取られたんだが)

少しずつ過激になっております(笑)

シロのクゥ~ンを加筆(笑)

沙英の『置いて』を『おいて』に修正


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クリスマスの夜は寂しいゾ

ひろし:そういやそろそろクリスマスだな

 

 

みさえ:そうね~

 

 

ひろし:今年もパーッとやるかぁ!

 

 

みさえ:いいわね~!

 

 

しんのすけ:おおお~!

 

 

ある日の夜、野原家はクリスマスの事について話してた

 

 

しんのすけはそれから毎日ウキウキしながら過ごした

 

 

しかし、そのウキウキも長くは続かなかった

 

 

 

ひろしは突然部長や川口と共に出張

 

 

みさえはおケイが倒れ、入院してしまったため見舞いに行かなければならなくなった

 

 

ひろしとみさえが玄関でしんのすけに謝る

 

 

 

しんのすけ:…………嘘つきだ……父ちゃんも母ちゃんも……オラ楽しみにしてたんだよ、毎日ワクワクしてたんだゾ

 

 

ひろし:………そりゃ父ちゃんも同じだ……けどお仕事なんだ……行かなきゃならないんだ

 

 

みさえ:ママだってそうよ、いろいろ考えたわ……ケーキもご馳走も……でもおケイおばさんか倒れたの、お見舞いに行かなきゃ

 

 

しんのすけ:父ちゃんと母ちゃんの裏切り者おぉぉぉぉ!!!

 

 

しんのすけは泣きながら走って行った

 

 

 

ひろし:裏切り者か……そうだな……でもわかってくれ、しんのすけ

 

 

みさえ:あなた、行きましょう

 

 

ひろしとみさえは家を出て別々に歩き出す

 

 

宮子:行っちまいましたか……うむむ

 

 

沙英:楽しみにしてたもんね、クリスマスパーティー

 

 

ヒロ:ええ、何とかしてあげたいわね……ていうか沙英、何でひまちゃん抱いてるの?

 

 

沙英:………え?ああ、なんか知らないけど気づいたら抱いてた

 

 

宮子:いつもあやしてますからなぁ

 

 

ゆの:……あの、私……ちょっと出かけてきますね

 

 

 

ゆのはそっと外出した

 

 

宮子:…………ふむ

 

 

宮子は何かを察したようだ

 

 

沙英:ん?どうしたん、宮子……ふむって

 

 

ヒロ:………あ、もしかしてゆのさん

 

 

宮子:どうやらそうらしいですぜ

 

 

沙英:え?何々?

 

 

ヒロ:つまりこういうことよ……ヒソヒソヒソ

 

 

【公園】

 

 

風間:今日は家はクリスマスパーティーさ、ママが豪華な料理を作ってくれるんだ

 

 

ネネ:ネネん家だってママがケーキ焼いてくれるわよ

 

 

マサオ:ボクのとこも!

 

 

ボー:家も、同じ

 

 

しんのすけ:………

 

 

風間:しんのすけんちはどうなんだ?やるんだろ?クリスマスパーティー

 

 

しんのすけ:………るさいゾ

 

 

風間:え?

 

 

しんのすけ:うるさいゾ!クリスマスパーティーなんか嫌いだゾ!!!

 

 

しんのすけは皆を押しのけて駆けていった

 

 

宮子:おお!防衛隊諸君!しんのすけ殿はどちらへ?

 

 

風間:あっちの方へ行きました!あの、しんのすけ何かあったんですか?

 

 

宮子:まあ、あると言えばありましたな……ちょっとひろし殿とみさえ殿が急用でパーティーが出来なくなりましてな……おっと、追いかけねば……ではさらば!

 

 

一足違いで来た宮子は風間達に理由を言った後風間の指さした方へ行った

 

 

マサオ:………しんちゃん

 

 

ネネ:悪いことしたかしら

 

 

風間:………うん

 

 

ボー:ボアー

 

 

しんのすけは川原にいた

 

 

夕方頃、宮子が来た

 

 

坂に腰掛けるしんのすけ

 

 

その傍に立ち、宮子は声をかける

 

 

宮子:しんのすけ殿、帰りましょうぜ

 

 

しんのすけ:帰ったって……何もないゾ……いつものご飯があるだけだゾ

 

 

宮子:そんなこと言わず帰りましょうぜしんのすけ殿

 

 

しかししんのすけは断固として動かない

 

 

宮子:……うむむ、かくなる上は………おりゃ!確保ー!

 

 

しんのすけを脇に抱え宮子は走り出す

 

 

しんのすけ:うぬー!降ろせー!オラ帰んないんだー!!

 

 

宮子:はっはっは~!何も聞こえませんな~!

 

 

宮子はニヤニヤしながら野原家に帰る

 

 

そして、ストンとしんのすけを降ろした

 

 

しんのすけはとぼとぼと家の中へ入る

 

 

玄関は暗かったが茶の間に入ると

 

 

パッと電気がつきクラッカーが鳴る

 

 

沙英:よっ!しんちゃん!帰ってきたねー

 

 

ヒロ:お腹空いたでしょう?ご馳走いっぱいあるわよ

 

 

宮子:うおおお~!!

 

 

沙英:ちょっと!何で宮子が喜ぶ

 

 

ゆの:あははは!

 

 

しんのすけ:………え、何これ

 

 

沙英:ゆのがね、しんちゃんが寂しそうだからやってあげようって言ったんだよ、宮子にはそれがわかってたみたいだけどね

 

 

ヒロ:だからゆのさん、昼間ケーキ買いに行ったの……私達も買い物に言って、ご馳走いっぱい作ったわ

 

 

ゆの:お父さんとお母さんはいないけどさ、二人の分まで盛り上がろうよ、ほら……グラス持って

 

 

ゆのはしんのすけにプスライトの入ったグラスを持たせる

 

 

宮子:あ、そうだしんのすけ殿……これにお着換えしましょう

 

 

宮子はしんのすけサイズのサンタ服を着せる

 

 

 

実は全員サンタ服を着ていたのだ

 

 

しんのすけ:んもーしょうがないなー盛り上がりますか~

 

 

沙英:お!いいよいいよ~それでこそしんちゃんだ

 

 

 

ゆの:じゃあ、乾杯しよっか

 

 

しんのすけ:おっしゃー!野原一家・クリスマース!

 

 

4人:クリスマース!!

 

 

 

そしてパーティーが始まった

 

 

沙英:ほーらひまちゃん、ミルクだよ~

 

 

ヒロ:うふふ、すっかり母親ね

 

 

皆でワイワイ食べたり飲んだりしてるところに

 

 

なんとひろしとみさえが帰ってきた

 

 

【ひろしの出張中】

 

 

部長:野原くん

 

 

ひろし:はい!部長!

 

 

部長:野原くん、君はもう帰りたまえ……君の仕事はここにはないんだ

 

 

ひろし:え?それはどういう

 

 

部長:君の仕事は……家でクリスマスパーティーをすることだ……

 

 

川口:そうっすよ!係長!

 

 

ひろし:………川口

 

 

部長:行きたまえ、責任は私が取る

 

 

ひろし:は、はい!野原ひろし!クリスマスパーティーをこなしてきます!

 

 

川口:大仕事ですね!係長!

 

 

ひろし:おう!

 

 

【おケイの見舞い中】

 

 

おケイ:ねぇ、みさえ……ちょっといいかな

 

 

みさえ:なに?おケイ

 

 

おケイ:そろそろ帰ったら?家に

 

 

みさえ:ちょっと!何言ってんのよおケイ

 

 

おケイ:このままじゃ私、元気になれないんだよね~

 

 

みさえ:どうしてよ

 

 

おケイ:しんのすけが心配でさ、帰ってやんなよ……今日は……特別な日なんだから……今日くらいはしんのすけと過ごしてやるのが、私への最高のお見舞いなんだけどな~

 

 

みさえ:………プッ、あははは!何でアンタがしんのすけの心配してんのよ、ひとくんの心配しなさいよ……わかったわよ、じゃあおケイのお見舞いに帰りますか

 

 

━━━━━━

 

 

ひろし:ただいま、しんのすけ

 

 

みさえ:ただいま、しんちゃん

 

 

2人を加え、クリスマスパーティーは更に賑やかになった

 

 

そして、夜

 

 

ゆのはこっそり起きて2階から降りて1階に眠るしんのすけとひまわりにそっとプレゼントを置いた

 

 

そして、2階に戻る

 

 

ゆの:………今日くらいは、奮発しちゃってもいいよね

 

 

ゆのはしんのすけにはカンタムの絵本、ひまわりには『くまのプー子』という絵本

 

 

そして、ひろしとみさえには青と赤のマフラー

 

 

ヒロ達にはそれぞれの欲しそうな物を置いといた

 

 

沙英には小説

 

 

宮子には各地のグルメブック

 

 

ヒロにはレシピ本

 

 

 

そしてゆのも眠りにつく

 

 

 

そこへ

 

 

ひろし:ありがとな、ゆのちゃん

 

 

みさえ:いろいろ計画してくれたのゆのちゃんよね、私からもありがとう

 

 

ひろしはゆのの枕元にそっとスノードームを置いた

 

 

そこには可愛い雪だるまとサンタとトナカイがいるスノードームだった

 

 

実はパーティーが終わってしばらくしてからひろしが買いに行っていたのだった

 

 

ゆの:………ムニャムニャ

 

 

ゆのはハイキングの時のように右手の拳を上に上げた

 

 

ひろし:ははっ、たぬき寝入りかな

 

 

みさえ:うふふ、そうかも

 

 

2人は笑い合って下に行き眠る

 

 

 

ゆのはスヤスヤと眠っていた

 

 

今回はしんのすけにとって、最高のクリスマスパーティーになったであろう




クリスマスの話

そういえばクリスマスなかったなぁと思い書いた

部長、おケイがナイス過ぎる話(笑)


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よっしーが代わりの先生だゾ

今日はふたば幼稚園にある先生が来る日

 

 

マサオ:誰が来るのかな

 

 

ネネ:しいぞう先生のような人だといいわね~

 

 

風間:………あ、来たみたいだぞ

 

 

 

???:はいは~い!みなさ~ん!元気に遊んでますか~!

 

 

しんのすけ:おお!よっしーではないですか!

 

 

???:あら~!しんちゃ~ん!お久しぶりぶり~!

 

 

しんのすけ:お久しぶりぶり~!

 

 

なんと吉野屋先生がやってきたのだった

 

 

吉野屋:今日はぁ、よしなが先生がお休みなのでぇ~私が代わりに来ましたぁ~

 

 

 

ネネ:なんかクネクネしてて気持ち悪いわね~

 

 

 

しんのすけ:よっしー今日も可愛いゾ

 

 

 

吉野屋:ありがとうございますぅ~じゃあ今日はお絵かきして遊びましょうか

 

 

 

園児:はーい

 

 

 

そして、お絵かきが始まった

 

 

 

風間:ま、僕にかかればこんなモンかな……

 

 

 

風間はジャンボジェット機を描いた

 

 

 

マサオ:月並みだけど、僕はアクション仮面

 

 

ネネ:ネネはクマさんとウサギさんと赤ずきんちゃん

 

 

 

ボー:僕は、月面と月の石

 

 

 

吉野屋:あらあら~皆個性的でお上手ね~

 

 

 

しんのすけ:オラはひだまり荘のおねいさんたち、ゆのさんと沙英さんにはおまけしておいたゾ

 

 

吉野屋:うふふ~喜びますよ~

 

 

 

まつざか:ふん!デカけりゃいいってもんじゃないのよ

 

 

上尾:………羨ましい

 

 

 

まつざか:………本音は?

 

 

まつざかはメガネを取った

 

 

上尾:ヘッ!あんなでけーだけの乳いらねぇよ!かたこってしょーがねー

 

 

まつざか:ほい

 

 

上尾:………ううう

 

 

 

そしてゆの達に見せるしんのすけ

 

 

 

ヒロ:あら、よく描けてるわね

 

 

宮子:うむ!

 

 

しんのすけ:ゆのさんと沙英さんにはおまけしておいたゾ

 

 

 

ゆの:……………

 

 

 

沙英:…………

 

 

 

2人は苦笑いをした

 

 

 

ゆの:………あ、ありがとう……嬉しいような嬉しくないような

 

 

沙英:うん、私も……絵は嬉しいけど

 

 

しんのすけ:今日はよっしーが来たんだゾ

 

 

宮子:ほほう

 

 

しんのすけ:途中お洋服脱ごうとして顔の長いおじさんに追いかけられて逃げたんだゾ

 

 

 

沙英:あはは、いつものよっしーだ

 

 

ゆの:校長先生も大変ですね

 

 

ヒロ:やれやれね

 

 

沙英:まあ、それがよっしーだから

 

しんのすけ:あ、粘土も作ったんだゾ

 

ヒロ:何々?

 

ゆの:見せて見せて

 

 

宮子:力作ですかな

 

 

しんのすけ:シロのウンチ、1週間分!

 

 

沙英:またそれ引っ張るか~!!

 

 

しんのすけはシロのそばに置いてみた

 

 

しんのすけ:ほい、シロ……シロのウンチ1週間分

 

 

シロ:クゥ~ン(なんじゃそりゃあ)

 

 

春日部市内

 

 

校長先生:吉野屋先生!あなたは保母さんも出来ないのですか!!!

 

 

吉野屋:ふええぇぇぇぇ~!!!

 

 

 

まるで怪盗と警部のようなおっかけっこが春日部市内で繰り広げられていたとさ




吉野屋先生第二弾

吉野屋先生はやっぱし吉野屋先生だった(笑)

シロのウンチ1週間分、何気に増量されている

便秘してたのか?シロよ(笑)


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ゆのさんと殴られウサギの対決だゾ

『私は殴られウサギ……桜田ネネちゃんやもえ子さんに殴られ続けている』

 

 

『だから痛みを知っている』

 

 

『だから何であろうと痛みを与えるマネは許さない』

 

 

『あの家に行ってみましょう』

 

 

野原家に入り込む殴られウサギ

 

 

 

そして2階へ上がり込んだ

 

 

そこには沙英が小説を書いていた

 

 

 

沙英(えーっと……ここで咲子が……っと)

 

 

頭をポリポリと掻きながら小説を書く

 

 

沙英:あーダメだダメだぁ、ボツ

 

 

紙をくしゃくしゃに丸めて捨てる

 

 

それは殴られウサギに当たった

 

 

 

『痛いなぁ……』

 

 

沙英:はいはい、ごめんごめん……ん?今何か声が……私一人だけだよね

 

 

他の3人は邪魔にならないよう茶の間で寝ている

 

 

なので彼女以外いないはず

 

 

その時、沙英の首に何かが巻き付き締め付ける

 

 

沙英(うっ!く、苦しい!)

 

 

 

『紙をあんなにぐしゃぐしゃにして……しかも投げ捨てて……痛いだろうねぇ』

 

 

沙英:う、ウサギの耳!?

 

 

『ねぇ、あなたもくしゃくしゃになってみる?』

 

 

沙英:ぐ!ぐふっ!

 

 

空中に締め上げられる沙英

 

 

『苦しいでしょう?これが紙の痛み』

 

 

ヒロ:ん~さーえー?

 

 

トイレに起きたヒロが沙英の様子を見にやってきた

 

 

ヒロ:!?沙英!どうしたの!

 

 

 

『紙の痛みを味あわせてるの……あなたも味わってみる?』

 

 

ヒロ:沙英を降ろしなさい!さもないとその耳ちょん切っちゃうわよ!

 

 

沙英は机の上のペン立てからハサミを取り出しチョキチョキとしてみせる

 

 

『フフフ、痛いでしょうね………じゃああなたにもお仕置き』

 

 

 

沙英を降ろした殴られウサギは今度はヒロの左足に耳を巻き付け振り上げてから思いっきり振り下ろす

 

 

叩きつけられたショックでハサミを手放し気を失うヒロ

 

 

 

沙英もショックで気絶する

 

 

宮子:およ?何ドシーンって聞こえたなぁ

 

 

宮子は様子を見に玄関へ向かう

 

 

『フフフ、何もしてないのに悪いけどあなたにもお仕置きしときましょうね』

 

 

耳を宮子の首に巻き付け、キッチンの方に投げ捨てる

 

 

宮子も気を失う

 

 

 

ゆの:………うぅん……宮ちゃん……トイレ?

 

 

 

音を聞いたゆのが目を覚まして玄関へ行くとキッチンの方で宮子が気を失っているのを目撃する

 

 

ゆの:み、宮ちゃん!誰にやられたの!?

 

 

『私よ、殴られウサギ……お仕置きしてるの』

 

 

ゆのは殴られウサギをキッと睨みつける

 

 

ゆの:何をバカなことを言ってるの!それより他の2人には手を出していないでしょうね

 

 

『メガネの子とお団子の子の事ね……それなら大丈夫、もう十分痛めつけたから』

 

 

 

ゆの:………やってくれたね、好き勝手に……絶対許さない……

 

 

 

ゆのはスッと立ち上がり身構える

 

 

ゆの:さあ!かかって来い!この木村ゆのが相手をしてやる!

 

 

『容赦はしないわ』

 

 

殴られウサギは耳をゆのに伸ばすがゆのはそれを掴んだ

 

 

 

ゆの:えっへっへっへ~もらったぁ!めちゃくちゃに結んでくれる!

 

 

ゆのは両耳をキツく、しかも無造作に結んだ

 

 

 

そしてゆのは殴られウサギを踏みつけて足をグリグリとこすりつける

 

 

ゆの:ほらほら、どーしたの……その耳、伸ばしてみなよ

 

 

ニヤニヤしながらたっぷりいたぶった後ゆのは外へ投げ捨てた

 

 

 

ゆの:2度と来るな!バーカ!!

 

 

そう吐き捨ててゆのはドアを閉め鍵をかける

 

 

しんのすけ:………どうしたの

 

 

 

ゆの:ん?何でもないよ……ほら、トイレ行って来なよ、漏れちゃうよ?

 

 

ゆのは優しい笑顔で言う

 

 

 

ゆの(何とか勝てた……ふぅ……さて、私も済ませて寝よっと)

 

 

しんのすけが出た後ゆのも入り、済ませた後お互いに眠りにつく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『私は殴られウサギ……次に行くのはあなたの家かもしれないわね……フフフフ』




感想でアドバイスを貰って書いたネタ(退会前ね)

昔、有吉とマツコデラックスの怒り新党の新三大で特集されてたのを覚えているなぁ

ゆのはここでも格好良い


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動物園で一騒動だゾ①

しんのすけはみさえに1枚のプリントを見せた

 

 

それは、親子遠足のお知らせだった

 

 

みさえ:うーん、この日は都合悪いのよねぇ……ちょっとおケイと映画見に行くことになってて

 

 

しんのすけ:何見るの?

 

 

みさえ:アウトケイジよ、竹野清(たけの きよし)のね

 

 

宮子:あ、あのバイオレンス映画!

 

 

みさえ:て、そうじゃなくて!どうしようかしら、パパもお仕事だろうし

 

 

ゆの:………あ、あのぉ~

 

 

ゆのは控えめに手を上げる

 

 

みさえ:ん?

 

 

ゆの:私でよければ行きますよ?

 

 

みさえ:いいの!?じゃあお願いするわね

 

 

ヒロ:じゃあお弁当は私が作るわね

 

 

宮子:ゆのっち、迷子にならないでね

 

 

ゆの:…………は?言う相手違うでしょうに

 

 

 

宮子:念のためにね、ゆのっちだってしんのすけ殿と変わらない気がするし、精神年齢が

 

 

 

ゆの:………宮ちゃん

 

 

ゆのはチョイチョイと指で宮子を呼ぶ

 

 

宮子:はいはい

 

 

宮子はゆのの方へ行く

 

 

ゆの:………バカにするな!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

しんのすけ:おお!珍しい光景だゾ

 

 

ゆの:いくら優しい私だってバカにされりゃ怒るよ、そこんとこ覚えておいてね

 

 

 

宮子:あい

 

 

そして、日は流れ、ついに遠足の日がやってきた

 

 

 

幼稚園に集合し、バスで出発

 

 

場所は動物園だ

 

 

それぞれの親子のペアになって自由行動

 

 

ゆの:……さて、何から見ようか

 

 

しんのすけ:うーむ、そうですなぁ

 

 

ゆの:………キリンとか?

 

 

しんのすけ:水着のおねいさんが見たいゾ!

 

 

ゆの:そんなものいないって!動物園なんだよここは!

 

 

 

しんのすけ:んもー軽いジョークだぞ

 

 

 

ゆの:ならいいけどさ……じゃあ行こっか!ほらほらレッツゴー!

 

 

 

ゆのは何とか気分を盛り上げようと元気に振る舞う

 

 

しんのすけ:やれやれ、いい年して恥ずかしくない?

 

 

 

ゆの:いい年って……あのなぁ!わたしゃまだ高校1年だっつーの!!あ……いけないいけない

 

 

 

ゆのはついつい怒ってしまい頭をブルブル振って平常心を取り戻す

 

 

しんのすけ:やれやれ、妖怪ブチ切れ女ですなぁ

 

 

 

ゆの:………好きで怒ってんじゃないんだよ、怒られたくなきゃ大人しくてなよ………いいからほら、行くよ

 

 

ゆのはしんのすけの手を取り園内へ

 

 

様々な動物を見に行く

 

 

【キリン】

 

ゆの:やっぱり首が長いなぁ

 

 

しんのすけ:きっと何かを待ってるんだゾ

 

 

ゆの:……首を長くして待つ、ね……なるほど

 

 

【ナマケモノ】

 

 

しんのすけ:母ちゃんみたいだゾ

 

 

ゆの:そんな事言って~みさえさんがいたらげんこつだよ

 

 

【サル】

 

 

ゆの:すっごい身軽だねぇ、さすがはサル

 

 

しんのすけ:………宮子ちゃんみたいだゾ

 

 

ゆの:あはは、ホントだ

 

 

【ブタ】

 

 

ゆの:………ノーコメントで

 

 

しんのすけ:オラも

 

 

2人は背中がゾクッとしたそうだ

 

 

 

【アライグマ】

 

 

ゆの:……アライグマってさ、何か洗うからアライグマって言うのかな?

 

 

しんのすけ:新井 熊だと思うゾ

 

 

ゆの:………なんか可愛くない

 

 

そして弁当の休憩

 

 

ゆの:………ヒロさん

 

 

しんのすけ:真っ白だゾ

 

 

 

なんとヒロが作ったのは『シロを食べ尽くせ弁当』だった

 

 

つまり、シロのキャラ弁である

 

 

ゆの:あぁ~可愛くて食べるのがもったいない……ね?しんちゃ……

 

 

しんのすけ:モグモグモグ

 

 

ゆの:………って聞いちゃいねぇ、てか早っ!

 

 

ゆのは一頻りツッコんだあと食べ始める

 

 

ゆの:はー美味しかったぁ……さて、しんちゃんどこに行こ………っていない!?嘘ォ!

 

 

しんのすけはなんとゆのが食べている間にどこかへ行ってしまった

 

 

何故かというと美人が通りかかり、あはーっとデレデレして追いかけたからである

 

 

ゆの:はぁ、世話が焼けるんだから!もー!!

 

 

ゆのは立ち上がりジーパンの土をはたいてからリュックを背負いしんのすけを探しに行くのだった

 

 

はたしてしんのすけはどこへ消えたのか!?

 

 

ゆのは無事しんのすけを見つけられるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しんのすけ:オラ達の闘いは続く!ひだまりしんちゃん2完!

 

 

 

ゆの:続くんだよ!終わらすな!




ひだしん2では初めての続き物(これはひとまとめだから初じゃないが/笑)

シロを食べ尽くせ弁当は元々ひだまり本編の体育祭でヒロが作った白を食べ尽くせ弁当が元ネタ

というかそれにする予定だったが変えた(笑)


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動物園で一騒動だゾ②

前回までのあらすじ

 

 

ゆのとしんのすけは幼稚園の親子遠足で動物園に行った

 

 

色んな動物たちを見て回り昼食をとっていたところしんのすけが美人に惹かれ行方不明となる

 

 

果たして、しんのすけはどこへ行ってしまったのか!?

 

 

ゆのはしんのすけを見つけられるのか!?

 

 

では続きをどうぞ!

 

 

 

 

ゆの:………どこ行ったのかなぁ、もう……困るなぁ、勝手にどっか行っちゃって~

 

 

ゆのはキョロキョロしながら探した

 

 

そして、しんのすけは

 

 

 

しんのすけ:んもーゆのさんたら~困るゾ、勝手にどっか行かないでよね~

 

 

美人に惹かれ見たことの無いところに来ていたしんのすけはベンチに座り休んでいた

 

 

そこへ

 

 

???:あなた、沙英と一緒にいた子よね、こんなところで何してるの?

 

 

しんのすけ:おお!あの時の妖怪オホホ女!

 

 

???:違ーう!夏目よ!夏目 柚(なつめ ゆず)!

 

 

 

しんのすけ:………ギター担当?ハーモニカ担当?

 

 

夏目:そっちじゃないわよ!名前よ!名前!

 

 

しんのすけ:んもー初めからそういってよ~

 

 

夏目:もー疲れる子ねぇ、ところでここで何してるの?親は?

 

 

しんのすけ:もー質問が多い子ねぇ、オラは野原しんのすけ5歳!父ちゃんはひろし、母ちゃんはみさえ!

 

 

夏目:だーかーらー!親はどこにいるのって聞いてるのよ!

 

 

しんのすけ:オラ、今幼稚園の親子遠足で来てるんだけど、父ちゃんと母ちゃんは行けなくて、ゆのさんが代わりに来たんだけと勝手にどっか行っちゃったんだゾ

 

 

夏目(勝手にどっか行ったのはこの子の方だと思うけど)

 

 

しんのすけ:で?夏目さんは何してるの?

 

 

夏目:私は友達と来てるの、ほら……あそこにいるでしょ

 

 

しんのすけが夏目の指を指す方を見ると友達が手を振っていた

 

 

夏目:ちょっと待っててね、今友達に説明してくるから

 

 

しんのすけ:お?

 

 

夏目:ここで会ったのも何かの縁だから一緒に木村さん探してあげるわよ

 

 

しんのすけ:おお~太もも~

 

 

夏目:それを言うなら太っ腹!

 

 

夏目は友達に事情を説明ししんのすけと探し始める

 

 

ゆの:ここにもいない……あぁ~どこに行ったの……

 

 

 

夏目:あら?あれじゃない?あのワイシャツにジーパンの子

 

 

しんのすけ:おお!ゆのさんだゾ!

 

 

ゆの:あ!見つけた!

 

 

ゆのとしんのすけは無事再会した

 

 

ゆのはしんのすけにパチンと平手打ちをした

 

 

夏目:……!

 

 

しんのすけ:ゆのさん……?

 

 

しんのすけは叩かれた頬を押さえながらゆのを見るとゆのの目には涙が溢れていた

 

 

ゆの:バカ!私心配したんだよ!?事故に遭ってないかとか!悪い人に連れ去られたりしてないかとか!ほんっとに……バカなんだから……もししんちゃんに何かあったら私……みさえさんやひろしさんになんて言えばいいの……合わせる顔が無いよ……お願いだからもう離れないで……お願い

 

 

ゆのはそっとしんのすけを抱きしめる

 

 

しんのすけ:………ほ、ほい

 

 

夏目:………あらあら、結構お似合いのコンビね

 

 

ゆの:あ!夏目さん!ありがとうございます!しんちゃん連れてきてくれて

 

 

ゆのは夏目を見るとガバッと頭を下げた

 

 

夏目:べ、別に……ついでよ、ついで……もうはぐれるんじゃないわよしんちゃん

 

 

しんのすけ:CD出したら教えてねー!

 

 

 

夏目:するか!

 

 

夏目はそういって戻っていった

 

 

 

ゆの:………何のこと?

 

 

しんのすけ:何でもないゾ

 

 

その後2人は色んな動物たちを見て回り

 

 

帰る時間になった

 

 

2人はバスの中で眠ってしまった

 

 

帰ってきてお風呂に入って、夕食を済ました

 

 

ゆのは疲れからかテーブルに突っ伏してスヤスヤと寝てしまった

 

 

しんのすけは寝室から毛布を持ってきてゆのにかけた

 

 

しんのすけ:どうもありがとうございました

 

 

ゆのにペコリと頭を下げるしんのすけであった




動物園第二弾

夏目の名前は越後屋大輔先生からいただきました

やっぱりオレからは何もしてない(笑)

ちなみにギターかハーモニカかと言うのはアーティストの『ゆず』から

夏目の名前のギャグ(笑)

ラストのビンタシーンは泣けますよ~


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新しい服で買い物だゾ

ある日の午後、みさえがゆのに紙袋を渡した

 

 

ゆの:………?何ですかこれ

 

 

みさえ:いつもしんのすけの面倒見てくれるからゆのちゃんにプレゼントよ、開けてみて

 

 

ゆの:………

 

 

ゆのは紙袋を開けて中を探る

 

 

ゆの:あ、ワイシャツ……それに……ジーパン

 

 

宮子:うおおおお!!!

 

 

沙英:ヒュー!カッコいいぞ~

 

 

ゆの:み、宮ちゃん……沙英さん……

 

 

みさえ:着てみてくれる?

 

 

 

ゆの:はい

 

 

ゆのは寝室で着替えてくる

 

 

 

みさえ:あ!ピッタリ!よかったぁ

 

 

ゆの:あ、ありがとうございます……嬉しいです

 

 

宮子:ゆのっち~飲み物買って来て~

 

 

ゆの:…………は?

 

 

宮子:せっかくそれ着たんだからさぁ~

 

 

 

ゆの:………関係ないと思いますが?

 

 

宮子:頼みますよ~

 

 

ゆの:………ッチ、わかったよ、行ってくるよ……何がいいの?

 

 

宮子:ゆのっち~舌打ちははしたないですぞ~

 

 

ゆの:………いいから!欲しいもの言えよ

 

 

宮子:………うっ……こ、コーヒー牛乳を

 

 

 

沙英:………わ、私はマスカットジュース

 

 

 

ヒロ:ミ、ミルクティー

 

 

みさえ:………り、緑茶

 

 

 

ゆの:はいはい、わかりました……しんちゃんは?

 

 

 

しんのすけ:オラ、ポプシ

 

 

ゆの:はーい、じゃあ行ってきますね

 

 

 

ゆのは出て行った

 

 

【アクションスーパー】

 

 

ゆの:えっと、ミルクティーっと……あったあった、これで全部かな……後は私の買って終わりっと

 

 

その時、どこからともなくお菓子が投げ入れられた

 

 

ゆの:うん、こんなことするのは一人しかいない……しんちゃん?いるよね?

 

 

 

しんのすけ:フッ、バレたら仕方ないゾ

 

 

ゆの:いいから!戻してきて!お菓子はリストに無し!

 

 

しんのすけ:んもーオラのおつやなのに~

 

 

ゆの:………わかったわかった、じゃあ帰りにおやつ食べさせてあげるから、飲み物代はみさえさんからもらってるし、おやつは奢るよ

 

 

しんのすけ:おおー!お胸は残念なのにお優しいですなぁ~

 

 

ゆの:そんなこと言うならやめよっかなぁ~

 

 

しんのすけ:ああん!可愛い優しいゆのおねいさぁん

 

 

 

ゆの:わかったからくっつくな!暑くてしゃーないわ!

 

 

ゆのは引き剥がす

 

 

 

そして、レジ待ち

 

 

ゆの(ううう……トイレ行きたい……)

 

 

ゆのは落ち着かずしんのすけに頼んだ

 

 

 

ゆの:しんちゃん!ごめん!並んでてくれる!?すぐ戻るから!

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

 

ゆのは猛ダッシュでトイレに向かった

 

 

 

女:あーあ、ココア売り切れかぁ、飲みたかったのになぁ

 

 

しんのすけ:お?おねいさん!これどうぞ!(←ゆののココア)

 

 

女:え!?いいの!?ありがとうボク!チュッ!

 

 

しんのすけの頬に口づけをした女は違うレジに並んだ

 

 

ゆの:はースッキリしたぁ……しんちゃんありがとねー

 

 

ゆのはカゴを見て目を見開いた

 

 

ゆの:………あ、あれ?ココアがない!ないない!

 

 

しんのすけ:ああ、おねいさんにあげたゾ

 

 

ゆの:あげたァ!?

 

 

 

しんのすけ:うん!ココアが飲みたかったけどないって困ってたからあげたの!そしたらオラにチュってしてくれたゾ

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:ほっほ~う、じゃあ私からもあげようか?

 

 

しんのすけ:何くれんの?

 

 

 

ゆのはしんのすけの頭を両拳でグリグリとする

 

 

そう、みさえの得意技、グリグリ攻撃である

 

 

 

ゆの:人のモン勝手に見ず知らずの人にあげるとは何考えてんだよオラァ!

 

 

しんのすけ:うおおおお~

 

 

女:あ、あの~これお返ししま

 

 

ゆの:んなモンもういらねぇよ!勝手に持ってけ!

 

 

ゆのは半泣きだった

 

 

しんのすけ:あ、あの……おつやは

 

 

ゆの:人のモン勝手にあげたやつが何を抜かすか~!!このこのこのこのォォォォ~っ!!

 

 

グリグリ攻撃はまだまだ続く

 

 

哀れなり!野原しんのすけ!




ここからかな、ゆののお仕置きオチが確定されたのは

多分そうだ(笑)

ちなみにここからゆのの私服がワイシャツジーパンに確定された


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ひだまり荘の一日先生だゾ

ある日、園長が野原家に来た

 

 

園長:実は、よしなが先生達が風邪を引いてしまい、明日休むと連絡がありましてねぇ

 

 

しんのすけ:ほうほう、んで構成員としてゆのさん達を雇いたいと

 

 

園長:おう、近々よその組と抗争が……って違います!代理で先生をして欲しいんです

 

 

沙英:あー私は、ちょっと……締め切りが近いし

 

 

宮子:私行く!楽しそう!

 

 

ヒロ:じゃあ私が行きます、沙英頑張るのよ

 

 

沙英:はーい、ありがとうヒロ

 

 

園長:ではヒロさんは年少のさくら組、ゆのさんはしんのすけくんのいる年中のひまわり組、宮子さんは年長のばら組をお願いします

 

 

そして園長は帰っていった

 

 

【夜】

 

ひろし:へぇ~キミたちが代わりになぁ

 

 

みさえ:幼稚園の先生って大変そうねぇ

 

 

ヒロ:まあ、大丈夫でしょう……ひまちゃんやしんちゃんで慣れてますから……問題は

 

 

宮子:うむ

 

 

沙英:うん

 

 

3人はゆのを見つめる

 

 

ゆの:え?わ、私!?

 

 

沙英:だって、ねぇ?

 

 

ヒロ:ええ

 

 

宮子:最近ゆのっちしんのすけ殿にキレまくってますからな

 

 

ゆの:…………確かに、しんちゃん……明日は頼むよ

 

 

しんのすけ:チョコビ8個!

 

 

ゆの:………くっ!足下を……!

 

 

みさえ:こら!しんのすけ!

 

 

ゆの:………あぁ、先が思いやられる

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもぉ~

 

 

ゆの:褒めてねぇよ……あぁ、またやっちゃった

 

 

 

しんのすけ:やれやれ~先が思いやられますなぁ~

 

 

ゆの:………くっ!くくっ……!

 

 

ゆのはしんのすけを睨みつけ歯を食いしばっていた

 

 

【翌日】

 

 

ヒロは白いシャツにピンクの上着を来てねずみ色のロングスカート

 

 

宮子は黒の上着に白いシャツにジーパン

 

 

ゆのはいつものワイシャツにジーパン

 

 

沙英:じゃあ行ってらっしゃい

 

 

宮子:ねーねー!あれやろー

 

 

ヒロ:よし、やりましょうか

 

 

ゆの:はい

 

 

沙英:よし!ひだまり荘ファイヤー!

 

 

3人:ファイヤー!!

 

 

沙英:よし!行ってこい!

 

 

3人はふたば幼稚園へ向かった

 

 

沙英:さってと、仕事頑張るかぁ、とその前に……ひまちゃ~んお姉さんと遊ぼっかぁ~

 

 

仕事の前に一遊びする沙英

 

 

実はひまわりをあやす役をして以来、自然とひまわりが気に入ったようだ

 

 

場面は変わり、ふたば幼稚園

 

 

【さくら組】

 

ヒロ:はい、今日は上尾先生がお風邪を引いていないのでお姉さんといっぱい楽しく遊びましょう

 

 

【ばら組】

 

 

宮子:よーし!坊主たち!まつざか先生がいない分お姉さんとお外で元気に遊ぶぞー!!

 

 

チーター:よっしゃー!サッカーやろうぜ!

 

 

宮子:よーし!GOGO!

 

 

【ひまわり組】

 

 

ゆの:え、えーっと……何して遊ぼっか

 

 

しんのすけ:死体ごっこ

 

 

ゆの:…………却下

 

 

マサオ:………え、えっと………お、お絵かきしたいなぁ

 

 

ネネ:ゆのさん描きましょうよ

 

 

 

風間:似顔絵かぁ、いいねぇ

 

 

ボー:うん、マサオくん、グッジョブ

 

 

ゆの:……え!?わ、私?いいよ

 

 

そして、似顔絵を描き始める園児達

 

 

ゆの(わぁ、皆ちゃんと描いてれてる……嬉しいなぁ)

 

 

しんのすけ:オラも描けた!

 

 

ゆの:どれどれ

 

 

ゆのが見るとそれは口から火を吐き街を粉々に壊す怪獣のゆのが描かれていた

 

 

ゆの:………な、何これ

 

 

しんのすけ:大怪獣ゆのゴン!最近怒ってばかりだから描いてみたゾ

 

 

 

プルプル震えるゆの

 

 

ゆの:…………怒ってばかりだから?それは誰のせいかなぁ?

 

 

ゆのは引き攣った笑顔で言った

 

 

防衛隊以外(マサオは除く)の園児達は泣き出してしまった

 

 

ゆの:あ、いけないいけない……ごめんね

 

 

しんのすけ:んもー性格悪いんだから~そんなだからお胸が膨らまないんだぞ~

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:あーーーっ!!もう我慢できない~!!

 

 

ゆのの堪忍袋の緒が切れた

 

 

ゆの:このォォォォ~っ!気にしてることをズバッと言いやがってェェェェ~!!それに性格が悪いのは誰のせいだと思ってんだァァァァァ!!!

 

 

しんのすけ:あへぇ~

 

 

ゆののグリグリ攻撃が炸裂した

 

 

ゆのは我慢が出来なかった

 

 

【野原家】

 

沙英:………やっぱりキレたか

 

 

ひまわり:たいやい

 

 

 

━━━━━

 

From:木村 ゆの

To:金本 沙英

件名:ダメでした

 

キレました




何か思いついて書いたヤツ

上尾先生の教室って出ることあったっけな

書くとき調べて初めて知った気がする

ラストのメールはお気に入り(笑)


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皆で映画を見るゾ

ある日、ひろしが借りてきた映画のDVDを皆で見ようと言うことになった

 

 

それは、今や爆発的な人気を誇り

 

 

連載終了したにも関わらず今でもグッズやゲームなどのメディア展開を続ける有名なバトル漫画の実写作品である

 

 

 

【前半】

 

ゆの:なんか違う

 

 

沙英:こんなんだったっけ

 

 

ひろし:まあ、先を見ようぜ

 

 

【中盤】

 

 

ヒロ:この人、元はおじいさんよね?

 

 

宮子:うーむ

 

 

【後半】

 

 

みさえ:アクションがイマイチねぇ

 

 

しんのすけ:その作品と思わなきゃいいんだゾ

 

 

【エンドロール後】

 

 

倒したはずの悪人が何故か女性に保護されていた

 

 

 

ひろし:え!?なんだこれ

 

 

ゆの:調べてみるとこの映画三部作の予定らしいですよ、主演の俳優は三部作分の契約を結んでるそうで

 

 

沙英:まあ楽しめたかなぁ

 

 

宮子:まあ、カンフー映画と思えば何とか

 

 

ゆの:うん、そうだよね

 

 

みさえ:もう少しアクションシーン頑張って欲しかったわね

 

 

ひろし:やっぱり実写ってよくねぇのかもな

 

 

ひろし達はタツヤに行き、借りるDVDを探しに来た

 

 

ゆの:ゴゾラ面白そうだなぁ

 

 

宮子:おお、怪獣物!

 

 

ヒロ:たまにはそういうのもいいわね

 

 

沙英:うん!

 

 

しんのすけ:おお!

 

 

ひろし:おし!それにしようぜ!

 

 

そしてて、早速再生

 

 

ゴゾラ:ギャオオオオ!!

 

 

しんのすけ:おおおー!

 

 

ひろし:すっげー!大迫力だぜー

 

 

ゆの:爆発とか凝ってますね

 

 

宮子:火薬らしいからね~

 

 

沙英:今はCGだもんねぇ

 

 

ヒロ:建物の倒壊もリアルね

 

 

みさえ:ひまわり、怖くないわよ~

 

 

ひまわり:たいやい

 

 

すっかりゴゾラに夢中になった野原家とひだまり荘だった

 

 

ひろし:いやー面白かったぜ

 

 

しんのすけ:もしホントに襲ってきたら怖いゾ

 

 

みさえ:来ないって、あれは映画

 

 

ゆの:でももし来たら闘ってみたいですね

 

 

しんのすけ:オラもオラも!

 

 

沙英:あんたらねぇ、まあ夢があっていいけどさ

 

 

二人の考えに呆れつつも笑顔で言う沙英

 

 

 

ヒロ:さ、そろそろ夕飯にしましょう

 

 

みさえ:そうね

 

 

沙英:じゃあ私はもうひと頑張りするかな

 

 

宮子:しんのすけ殿!遊びましょうぜ

 

 

 

ゆの:もー宮ちゃん、もう夕方だよ、お風呂入ろうよ

 

 

ひろし:じゃあオレも

 

 

ゆの:………はあ?

 

 

ゆのにキッと睨まれるひろし

 

 

ひろし:……あ、いや……冗談だよ、冗談

 

 

そして、風呂を済ませ、夕飯を食べて眠る

 

 

野原家のいつもの一日が今日も終わりを告げた

 

 

そして

 

 

沙英:ん?ゆの

 

 

ゆの:………ムニャムニャ、トカゲ野郎……こっちだ

 

沙英:……何の夢見てるんだろう

 

 

しんのすけ:……ムニャムニャ アクションビーム

 

ひろし:ははっ、案外ゴゾラと闘ってたりしてな

 

 

二人は、もちろんゴゾラと夢の中で闘っていた




毎度お馴染み越後屋大輔先生の作品からヒントを得ています(笑)

ボヘミアンラプソディーという話からですね

ちなみに見ている映画はドラゴンボール・エボリューション

ゴジラは……特に決めてません(笑)

脳内変換でどうぞ(笑)


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お勉強中のゆのさんだゾ

ある日、ゆのは茶の間でノートと教科書を広げて勉強に励んでいた

 

 

ひさびさにやまぶき高校の制服に身を包む

 

 

ゆの(うん、このスタイルだと気が引き締まっていいね……あとは)

 

 

しんのすけ:あは~

 

 

ゆの(こいつをどうにかせねば)

 

 

真正面で水着ギャルの写真集を読むしんのすけがいた

 

 

ゆの(仕方ない……ここはアレしかない)

 

 

ゆのは立ち上がると財布から500円を出して手渡す

 

 

ゆの:これで好きな物買ってくるといいよ~

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

しんのすけは出て行った

 

 

ゆの:さーて、やるぞー!たまには勉強しないと始まったときに大変だからね

 

 

しんのすけ:おかえりー!

 

 

ゆの:ぐへっ!

 

 

すぐ帰ってきたのでずっこけるゆの

 

 

ゆの:ど、どうしたの!?

 

 

しんのすけ:いやーそこで皆と会いましてなー

 

 

ゆの:皆って……うえっ!

 

 

防衛隊:お邪魔しまーす!

 

 

ゆの:………あ、あははは……どうも(何でこんな時に連れてくるんだよ!アホ!)

 

 

 

しんのすけ:さ、上がって上がって……地味な女しかいませんけど

 

 

ゆの:おい

 

 

風間:おい失礼なこと言うなよ

 

 

マサオ:そうだよ

 

 

ボー:うん

 

 

ゆの:あはは、ありがと

 

 

ネネ:でも地味よね、ファッションセンスだってイマイチだし

 

 

ゆの(子供に言われたくないってば!)

 

 

しんのすけ:じゃ、寝室で遊びますか~ゆのさーんおジュースよろぴく~

 

 

ゆの(あー!もう!勉強してるってのにぃ~!)

 

 

ゆのは台所へ行きコップに人数分ジュースを入れてお菓子を添えて持っていく

 

 

ゆの:はい、どうぞ

 

 

ゆのは茶の間に戻り、勉強する

 

 

マサオ:しんちゃん、ゆのさんいつも何してるの?

 

 

しんのすけ:ん?

 

 

風間:学校とかいってないのか?

 

 

 

しんのすけ:うん

 

 

ネネ:サボってるんじゃないの?面白くないからって

 

 

ピクッ

 

 

ゆの(違う!そうじゃないんだよネネちゃん)

 

 

ボー:何か、事情が、ある

 

 

ゆの(そう!そうなの!ボーちゃんさすが!わかってるぅ)

 

 

しんのすけ:えーっと確かぁ……ひだまり荘がー

 

 

ゆの(うんうん)

 

 

しんのすけ:宇宙に飛んでって~

 

 

ゆの(はあ!?)

 

 

しんのすけ:んでー太陽にぶつかって焼けちゃって~

 

 

ゆの(違ーう!)

 

 

マサオ:そういえばさ、この間スーパーでしんちゃん見かけたよ?ゆのさんに怒られてなかった?

 

 

しんのすけ:いや~んマサオくん、スニーカー?

 

 

風間:ストーカーだ!

 

 

しんのすけ:ああ、ネネちゃんがはいてるやつ

 

 

ネネ:それスカート!

 

 

ゆの(うううう………うるさい……集中できない)

 

 

ゆのは頭を搔きむしりペンをカチカチと押す

 

 

風間:でも何で怒られてたんだよ、あんなに優しそうなのに

 

 

マサオ:ね、そうだよね

 

 

しんのすけ:いやー最近妖怪怒りんぼ女ですから~

お胸もないし、背ちっちゃいし、スタイルよくないし

 

マサオ:……そ、そんなに言わなくても……ヒイイッ!

 

 

風間:に、逃げろー!!

 

 

ネネ:きゃあああ!

 

 

ボー:ボアー!

 

 

しんのすけ以外全員逃げた

 

 

しんのすけ:んもー皆どうしたのよー

 

 

しんのすけが後ろを振り向くと

 

 

指をパキパキと鳴らすゆのが引き攣った笑顔でいた

 

 

ゆの:ねえ、今言ったこと……もういっぺんいってごらん?

 

 

しんのすけ:え、えーっと……優しくて可愛くて……モデル体型で……

 

 

ゆの:ふぅ~ん、そうなんだぁ……って!んな訳あるかぁ!!全部聞こえてんだよ!!

 

 

しんのすけ:ヒイイッ!

 

 

ゆの:悪かったなぁ、胸がなくて背がちっちゃくてスタイルのよくない妖怪怒りんぼ女でさぁ~!

 

 

しんのすけ:うわぁ~!

 

 

 

しんのすけは押し入れを開けて中へ逃げようとする

 

 

ゆの:逃がすかぁ!

 

 

ゆのはしんのすけを掴むが

 

 

ゆの:ん?ぎゃああぁぁ!!ぐえっ!!

 

 

上を見ると上から布団やら何やらが落下してきて潰されてしまった

 

 

しんのすけ:よっと、あー助かった~じゃ!

 

 

しんのすけは助かったため逃げた

 

 

ゆの:くそー!覚えてろ~!!

 

 

ゆのは地面をバンバンと叩いて悔しがった




野原家の押し入れネタ(笑)

あそこはよく色々なものが振ってきます(笑)

しんのすけがゆのに初めて勝利します


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『ゆず』がウチに来たゾ

ある日、野原家に彼女がやってきた

 

 

 

しんのすけ:ほーい、開けるよ~

 

 

 

インターホンが鳴り、しんのすけが出ると

 

 

 

??:久しぶりね、しんちゃん

 

 

しんのすけ:おお!妖怪オホホ女!

 

 

 

??:夏目だっつってんでしょうが!夏目 柚!

 

 

しんのすけ:ギターかハーモニカ持ってきた?

 

 

 

夏目:持ってこないわ!アホ!

 

 

 

しんのすけ:じゃあ青春の日々も過ごせませんなぁ、鳥も飛べませんなぁ、栄光の橋もかかりませんなぁ

 

 

 

夏目:だから!歌わないっつーの!

 

 

 

しんのすけ:え?

 

 

 

夏目:まったく……ねぇ、沙英っている?

 

 

 

しんのすけ:いますぞ

 

 

 

夏目:何してるの?

 

 

 

しんのすけ:冴えてます

 

 

 

夏目:………沙英が、冴えてるの?

 

 

 

しんのすけ:うん、沙英が冴えてます

 

 

 

そこへ

 

 

 

沙英:あんたら!人の名前でダジャレ作るな!

 

 

 

夏目:あーら、沙英……こんなところに居候してるなんて、ひだまり荘はどうしたのかしら

 

 

 

沙英:無いよ、粉々に吹っ飛んだからね

 

 

しんのすけ:オラのおかけだゾ

 

 

 

沙英:そうだよ!全部アンタのおかげだよ!ありがとさん!

 

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもー

 

 

 

沙英:褒めてない!

 

 

夏目:さ、沙英……お茶くらい出しなさいよ、気の利かない

 

 

沙英:………何、偉そうに

 

 

 

沙英はため息をついてお茶を入れてきた

 

 

 

沙英:ほら、お茶だよ

 

 

 

夏目:ええ、ありがと

 

 

 

沙英:………うん

 

 

 

二人は何故か赤くなる

 

 

 

しんのすけ:おおー!弓ですなぁ!

 

 

 

沙英:それを言うなら百合!

 

 

 

夏目:………

 

 

 

そして夜

 

 

 

ゆの:ふぅ~ただいま~

 

 

 

しんのすけ:お、なーんだ妖怪胸ペッタンか

 

 

 

ゆの:次言ったらぶっ飛ばすよこの野郎

 

 

 

しんのすけ:んもー軽いジョークってやつだゾ、妖怪ワイシャツジーパン女

 

 

 

ゆの:あのなぁ!その妖怪何たらって言う呼び方をやめろってば!!

 

 

しんのすけ:やだー!

 

 

 

ゆの:こらー!待てぇ~!!

 

 

 

ゆのとしんのすけの追いかけっこを余所に、二人は

 

 

 

沙英:………ゆ、夕飯……食べる?

 

 

 

夏目:と、とりあえず頂くわ

 

 

 

沙英はちゃちゃっとチャーハンを作って夏目に出す

 

 

 

沙英:ひ、ヒロよりは美味しくないと思うけど

 

 

 

夏目:い、頂くわ

 

 

 

夏目は一口食べてみる

 

 

 

夏目:お、美味しいじゃない……

 

 

 

沙英:ありがと

 

 

 

そして、夏目は一晩泊まった

 

 

沙英:またね、夏目

 

 

夏目:……え、ええ

 

 

しんのすけ:今度はギターかハーモニカ持ってきてねー

 

 

夏目:まだそれ引っ張るかあんたはぁ~!!

 

 

沙英:いいからほらほら、行った行った

 

 

夏目:さ、さようなら!

 

 

夏目は出て行った

 

 

夏目(沙英に会えてよかった……沙英の手作りチャーハン、美味しかったなぁ……また食べにいこっかなぁ)




夏目ネタ(笑)

もちろんゆずをいじる(笑)

沙英が冴えている、お気に入り(笑)


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ゆのさんの眠れない夜だゾ

深夜2時

 

 

ゆの(ね、眠れない……何故……)

 

 

 

ゆのは目がギンギラギンに冴えていた

 

 

他の3人は寝息を立ててスースー寝ていた

 

 

ゆの(いい気なもんだなぁ……そうだ、トイレ行こっと)

 

 

ゆのは1階に降りてトイレを済ます

 

 

ゆの(喉が渇いたなぁ……水でも一杯飲むか)

 

 

しんのすけ:お?

 

 

ゆの:ん?

 

 

台所でばったり鉢合わせする2人

 

 

しんのすけ:んもーこんな時間に帰ってきたの~?朝帰り?

 

 

ゆの:………パジャマ着て出かけてくるアホがどこにいるんだよ、眠れないの、全然

 

 

しんのすけ:ほーほー、じゃあこれ飲む?

 

 

ゆの:………なにそれ

 

 

しんのすけ:まーまー気にせず飲んでみてよー

 

 

ゆのはコップに注がれた謎の液体を飲み干した

 

 

しんのすけ:これだゾ!

 

 

しんのすけはビンを見せる

 

 

【おめめパッチリ!スーパーファイヤードリンク】

 

 

 

ゆの:…………ねぇ、私何つった?眠れないって言ったよね

 

 

しんのすけ:ほい

 

 

 

ゆの:そんな人にこんな物飲ませたらどうなると思う?

 

 

しんのすけ:おめめが覚める!

 

 

 

ゆの:はぁ~いよく出来ましたぁ~

 

 

しんのすけ:わーい!

 

 

ゆの:わーいじゃねぇよ!おめめが覚めるって事は眠れない私のおめめもパッチリ覚めるって事だよ!!

 

 

 

しんのすけ:んもーそうやってすぐに怒るんだから~カルシウム足りないゾ、だからお胸も大きくならないんだゾ

 

 

 

ゆの:………何だって?

 

 

しんのすけ:だからぁ、カルシウム足りないから……うっ

 

 

しんのすけは半分言いかけてやめた

 

 

何故ならゆのが指を鳴らしていたからだ

 

 

 

ゆの:あれ~?どうしたのかなぁ?カルシウム足りないからなーに?

 

 

しんのすけ:い、いや、その

 

 

 

ゆの:あのねぇ~私だって気にしてるんだよ、胸が小さいのをさぁ~

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

ゆの:だから今の発言はちょーっと許せないなぁ……

 

 

しんのすけ:あ、オラ……おトイレ行って寝なきゃ……じゃ

 

 

ゆの:お待ち

 

 

ゆのはしんのすけの頭を鷲づかみにした

 

 

 

ゆの:毎回毎回アンタは私を怒らせることばっかりしてぇ~!!!少しはいい子に出来ないのかァァァァ!!!

 

 

 

しんのすけ:おおお~!!

 

 

 

【翌朝】

 

 

みさえ:………この子達、どこで寝てるの

 

 

 

しんのすけとゆのは台所で倒れていた

 

 

 

ひろし:ここまで寝返り打ったのか?

 

 

宮子:器用だねゆのっち

 

 

ヒロ:違うでしょ

 

 

 

沙英:うん

 

 

ひまわり:ケッ!

 

 

沙英:あれ?このビンは

 

 

ひろし:あ!それはオレが会議中とかに寝ないように飲んでるドリンクだ!しんのすけ多分これをゆのちゃんに飲ませたんだ!オレも前に飲まされたぜ

 

 

みさえ:……やっと寝れたのね

 

 

 

ゆのは死んだように眠っている

 

 

夜中に栄養ドリンクは危険なり!!




ひろしが大阪に出張になり早く寝ようとするが眠れない、さらにしんのすけにドリンク飲まされて起きていたが新幹線で寝てしまったのが元ネタ

やっぱりゆのは怖い(笑)


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屋上で漫才をするゾ

今日はサトーココノカドーに来ていた

 

 

目的はみさえのバーゲン

 

 

しんのすけはゆのと屋上で待つことにした

 

 

ヒロはみさえとバーゲン

 

 

沙英は画材屋で原稿用紙などを買いに行く

 

 

 

宮子は店中を見て回りたいそうだ

 

 

 

ゆの:確か、前はあそこでヒーローショーやったんだっけな……私がヒーローだったなぁ

 

 

しんのすけ:今は悪役ですな

 

 

ゆの:何だって?

 

 

ギロリと睨みつける

 

 

しんのすけ:い、いえ

 

 

ゆのは以前ヒーローショーをやった舞台に人だかりを見つけた

 

 

 

何と今回は『漫才コンテスト』がやっていたのだった

 

 

 

既に何組かやっていたので他に誰かいないかと司会が探して適当に指す

 

 

指された組は壇上に上がり漫才をやる

 

 

 

ゆの:………漫才か……行ってみる?

 

 

しんのすけ:面白そうですなぁ

 

 

 

しんのすけはゆのと一緒に近づいてみる

 

 

司会:おーっと!そこのお二人!是非やってって下さい!

 

 

ゆの:指された……しかたない、やろうか

 

 

しんのすけ:おっしゃー!

 

 

壇上に上がる二人

 

 

しんのすけ:しんのすけでーす

 

 

ゆの:ゆのでーす

 

 

しんのすけ:二人合わせて【ゆんのすけ】でーす

 

 

ゆの:私一文字しか入ってないじゃん!

 

 

しんのすけ:んもーわがままだゾ!じゃあ、【ゆののすけ】!

 

 

ゆの:それじゃ時代劇のサムライみたいだよ

 

 

しんのすけ:じゃあ【ペッタン5歳児】!

 

 

ゆの:いやそれ確実に嫌味だろ!

 

 

しんのすけ:じゃあ【胸ペタ幼稚園】!

 

 

ゆの:人の胸から離れろよ!どんだけいじるんだよ私の胸をよ!

 

 

しんのすけ:えー!じゃあどんなのがいいの?

 

 

ゆの:えーっとねぇ、【ゆのしん】とか?

 

 

しんのすけ:んーイマイチだな、じゃあ【胸板しんちゃん】とか

 

 

ゆの:消えたよ!私の名前!しかもそれじゃアンタが筋肉質なイメージだよ!

 

 

しんのすけ:もー!わかったゾ、じゃあ【ゆののしん】とか

 

 

ゆの:もう訳わかんねーよ!何だよ【ゆののしん】て!

 

 

しんのすけ:じゃあ【ゆのっしー】とか

 

 

ゆの:どこの梨のゆるキャラだよ!プッシャー!しろってか!?

 

 

しんのすけ:じゃあ【しんのゆの】

 

 

ゆの:私が変身するイメージだよ!真のゆのって!

 

 

しんのすけ:するの?

 

 

ゆの:するか!したとしても可愛い姿になるよ!

 

 

しんのすけ:ゾンビ?

 

 

ゆの:そうそう!こーやって両手を前に出して徘徊して……ってアホか!もういいよ!

 

 

しんのすけ・ゆの:ありがとうございました

 

 

 

そして、二人はチャンピオンになり

 

 

記念として写真撮影をした

 

 

 

ちなみにそれは撮影されており、後にDVDが届き、野原家で鑑賞した

 

 

皆笑った

 

 

二人は少しだけ複雑な心境だった




漫才ネタ

漫才部分は凄い好きです!(笑)

何気にピッタリ1000文字の話


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ゆのさんのご両親が来たゾ

???:ここだな、母さん

 

 

???:ええ、お父さん

 

 

謎の男女2人が野原家に来た

 

 

インターホンを鳴らす

 

 

みさえ:はーい!

 

 

みさえが出る

 

 

 

???:どうも、娘がお世話になっております、ゆのの父、木村 悟(さとる)です

 

 

 

???:同じくゆのの母、木村 和澄(あすみ)です

 

 

 

みさえ:あ、これはこれは……立ち話もなんなので中へどうぞ

 

 

 

2人を中へ入れるみさえ

 

 

 

茶の間

 

 

 

悟:で、娘はご迷惑とか掛けてないでしょうか

 

 

みさえ:いえいえ、ご迷惑どころかお手伝いとかしてくれますし、息子の面倒まで見てくれますから

 

 

悟:ほう、息子さんがいらっしゃるんですか

 

 

和澄:表札に書いてあったでしょ、しんのすけって

 

 

みさえ:あ、そうです……ついでにひまわりって言うのが娘です

 

 

そんな話をしてるとき

 

 

寝室から声がした

 

 

 

『人の制服使って遊ぶなっていつも言ってるだろうが!何で理解ができないんだよ君は!!』

 

 

『あひぃ~!』

 

 

悟:………あの声は……

 

 

和澄:ゆ、ゆの……?

 

 

 

みさえ:あ、あはははは……まあ、たまにはああやって息子を叱ってくれるので

 

 

悟:………母さんみたいだな

 

 

和澄:何ですって!?

 

 

悟:怒るとああなるだろう!

 

 

和澄:失礼な!お父さんだって酒に酔うと暴れ出すでしょうが!

 

 

悟:何を!

 

 

和澄:何よ!

 

 

夫婦げんかが始まった

 

 

悟:だいたい母さんはだな!いつも口うるさすぎるんだ!

 

 

和澄:お父さんだって酒臭いのよ!

 

 

しばらくしたあとしびれを切らしたゆのが来たがお互いはヒートアップする

 

 

ゆの:……スゥ

 

 

 

ゆのは軽く息を吸って

 

 

ゆの:やめろーーーーっ!!!

 

 

悟:うっ!

 

 

和澄:ううっ!

 

 

 

ゆの:全くもう、デカい声で夫婦げんかなんかしやがって、親がこんなんじゃお世話になってる娘の私が恥かくっつーの!!

 

 

悟:いや、ゆの、母さんがな

 

 

和澄:違うのよ!お父さんが!

 

 

ゆの:それ以上ごちゃごちゃ抜かしたら親であろうとぶっ飛ばすぞ!はい!仲直り!

 

 

悟:す、すまん母さん

 

 

和澄:ご、ごめんなさいお父さん

 

 

ゆの:よし……いらっしゃい、お父さんお母さん

 

 

ゆのは仲直りを確認するとニッコリ笑って歓迎した

 

 

 

しんのすけ:おお!ゆのさんの父ちゃんとかあちゃんですか!娘はますます凶暴化してましてなー

 

 

ゆの:余計なこと言うんじゃない!!それに君にはまだまだお仕置きが残ってるんだよ

 

 

しんのすけ:おおー!!

 

 

悟と和澄はしばらくいたが帰って行った

 

 

 

新幹線

 

 

悟:ゆの、強くなってるな

 

 

和澄:ええ、そうね

 

 

悟:次、ゆのの前で夫婦げんかしたら殺されるな

 

 

 

和澄:よくて半殺しね

 

 

悟:なあ、母さん

 

 

和澄:なあに?

 

 

悟:あんなゆのもいいと思わないか?

 

 

和澄:そりゃそうよ、どんなゆのでも可愛い愛娘だもの、それに今までが多分弱かったのよ……あのしんのすけって子に感謝しなきゃね

 

 

そういって両親を乗せた新幹線は山梨へと帰っていく




ゆのの両親の話

両親の名前も越後屋大輔先生からいただきました(おいおい)

新幹線での会話がすごく物騒で周りの客ドン引きですわ(笑)


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ゆのさんとキャンプに行くゾ

ある日、しんのすけはゆのとキャンプ場に来ていた

 

 

 

前日、テレビでキャンプ特集を見ていたしんのすけが行きたがりひろしに頼むが

 

 

ひまわりがまだ小さいことや、ひろしがその日仕事ということで行けそうに無かった

 

 

落ち込むしんのすけを見かねたひろしはゆの達にしんのすけを連れてってくれないかと頼むがヒロ、宮子、沙英は帰省することになっているので自動的にゆのに白羽の矢が立てられた

 

 

 

そして、今に至る

 

 

 

ゆの(キャンプかぁ……沙英さん達がいない今、私がお姉さんとしてしっかりしなきゃ!うん!)

 

 

 

ゆのはマイルールを作る

 

 

 

ゆの(えっと……しんちゃんをしっかり守る!無闇に怒らない!楽しく過ごせるようにする!)

 

 

しんのすけ:ゆのさ~ん、オラ腹減った~

 

 

ゆの:あ、はいはい……えっと……私達のコテージはっと……あそこか

 

 

 

ゆのはしんのすけの手を引きコテージへ入る

 

 

 

ゆの:今ご飯作ってあげるからね

 

 

 

ゆのはリュックの中から材料を取りだしカレーライスを作る

 

 

ゆの(やっぱりキャンプといったらカレーだよね)

 

 

 

鼻歌を歌いながら作っていく

 

 

 

しんのすけ:下手くそー!

 

 

ゆの(くっ!)

 

 

 

ゆのにビキッと青筋が現れるが堪える

 

 

 

ゆの:はい、どーぞ

 

 

 

二人でカレーを食べる

 

 

 

その後ベッドを見に行く

 

 

 

ゆの:お、なかなかいいベッドだねぇ

 

 

 

しんのすけ:オラ、ゆのさんと寝たいなぁ~なんて

 

 

ゆの:…………ん、いいけど……おねしょとかしなければ

 

 

しんのすけ:し、しないゾ!

 

 

 

ゆの:じゃあ、いいよ……そうだ、釣りにでも行こうか

 

 

 

ゆのは備え付けの釣り竿とバケツを持ってしんのすけと釣りに行く

 

 

 

しんのすけ:暇だゾ~

 

 

 

ゆの:まあまあ、待つのも醍醐味だって

 

 

 

しんのすけ:おお!釣れたゾ

 

 

しばらくしてしんのすけは釣れた

 

 

ゆの:ホントだー!

 

 

 

しんのすけ:でもゆのさんみたいにちっちゃいゾ

 

 

 

ゆの:関係ないだろ私は!おっと……そ、そうだねぇ~

 

 

 

ゆのは怒りをこらえる

 

 

 

 

釣りは何とか中くらいの魚が釣れた

 

 

 

夕食はカレーと焼き魚

 

 

 

ゆの:ふう~美味しかったぁ

 

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

 

ゆの:さて、外に星でも見に行くかな

 

 

 

しんのすけ:オラも行くゾ

 

 

 

外に出て、星を見る二人

 

 

 

ゆの:うわ~綺麗だなぁ

 

 

しんのすけ:父ちゃん達も見てるかな

 

 

ゆの:うん、きっと見てるよ

 

 

 

寒くなってきたので中へ入り、ベッドで寝る

 

 

 

しかし、しんのすけは寝相が悪く、ゆのの上に乗っかってきた

 

 

 

ゆのの口の上にしんのすけの尻が来ているとき

 

 

 

しんのすけはプーッと屁をこいた

 

 

 

案の定、ゆのは起きて咳き込んだ

 

 

 

ゆの:ゴホッ!ゴホッ!ゲホッ!

 

 

しんのすけはスヤスヤ眠る

 

 

 

ゆの(くっさ!もう!)

 

 

 

ゆのはしんのすけを抱きかかえてもうひとつのベッドに移す

 

 

するとしんのすけは目を覚まして

 

 

 

しんのすけ:いやーん!けだものー!胸板~!ペッタンコ~!

 

 

ゆのに襲われてるかのように叫ぶしんのすけ

 

 

 

ゆのは洒落にはならない胸板とペッタンコに怒りを感じた

 

 

 

ゆの(怒らないって決めたけど………もう我慢の限界だ)

 

 

 

ゆのはしんのすけにグリグリ攻撃をする

 

 

 

ゆの:人の口の中にオナラぶち込んだ挙げ句!人のコンプレックス2回言いやがってェェェェェ!!けだものは百歩譲って許せたとしても胸のことは許せないんだァァァァァ!!!

 

 

 

しんのすけ:あひぃぃぃ~

 

 

 

 

キャンプ場でもゆのを怒らせたしんのすけだった

 




はい、越後屋大輔先生からヒントを得ていますよ~(笑)

もうね、ええ加減にせえよと(笑)

キャンプとカッパだゾを参考にしてます

やっぱりしんのすけはゆのを怒らせてしまいましたね


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UFOキャッチャーでぬいぐるみを取るゾ

ある時、しんのすけはゆの達とゲームセンターにいた

 

 

今回はミッドナイトドライブをやるためではない

 

 

 

UFOキャッチャーであるぬいぐるみを取るためだ

 

 

それは

 

 

 

沙英:これだね、チェブラーシカってのは

 

 

ヒロ:ええ、この耳の大きいのがそうね

 

 

宮子:ゲーナもいるよ

 

 

ゆの:ワニのゲーナか、これは可愛いね

 

 

しんのすけ:うんうん、今のゆのさんより可愛いゾ

 

 

ゆの:…………なんだって?もういっぺん言ってみ?

 

 

 

ゆのはポキッと指をならす

 

 

 

しんのすけ:ゆ、ゆのさんの方が可愛いゾ

 

 

 

ゆの:よろしい

 

 

 

沙英:あははは、いいから取ろうよ、ワニもついでにさ

 

 

宮子:よっしゃー!まずは私ね!

 

 

【challenger・Miyako】

 

 

宮子:よーしよしよし、いいぞいいぞ~

 

 

ぬいぐるみを掴みはしたが運ぶ途中でぬいぐるみがグルリと動き落ちる

 

 

ヒロ:じゃあ次は私ね!

 

 

【challenger・Hiro】

 

 

ヒロは位置を調整したが少しだけ行き過ぎたため、ぬいぐるみの向きを変えただけであった

 

 

ヒロ:む、難しいのね

 

 

沙英:よし!次は私!

 

 

【challenger・Sae】

 

 

沙英はチェブラーシカを狙ったが、何故かゲーナを掴み、それを取った

 

 

沙英:あははは、これついでのやつ……取れちゃった

 

 

ゆの:いよいよ私ですね

 

 

【challenger・Yuno】

 

 

ゆのはチェブラーシカを取ろうとするが向きを変えただけであったり掴んでも落としたりしてしまう

 

 

ムキになったゆのは何度も何度もチャレンジしてようやく落とした

 

ゆの:やったー!取れたー!!

 

 

しんのすけ:やれやれ~子供だなぁ、だから身長もお胸も成長しないんだゾ

 

 

 

沙英:ちょっ!

 

 

ヒロ:何を!

 

 

宮子:しんのすけ殿……

 

 

しんのすけの言葉に固まる3人

 

 

ゆのは指を鳴らしている

 

 

ゆの:私はさっきお金を使いすぎちゃってねぇ、すごく機嫌が悪いんだよ……運が悪かったんだよ、しんちゃんは

 

 

しんのすけ:うっ……ゆのさんは大人だねぃ

 

 

ゆの:もう、遅いわアアァァァァ!!!

 

 

毎度お馴染み、ゆののグリグリ炸裂

 

 

沙英:あーあ、その話題はゆのにはタブーなんだよ

 

 

宮子:そうそう、ヒロさんのダイエットみたいにね……

 

 

ヒロ:宮ちゃん?

 

 

宮子:うっ!

 

 

ヒロ:言っちゃったらタブーの意味がないでしょうがアアァァァァ!!

 

 

 

宮子:ひょええええ!!

 

 

宮子にはヒロからのグリグリが炸裂した

 

 

沙英:………取れたから良しとするか

 

 

 

沙英は1人、そう呟いた

 

 

【野原家】

 

 

ひろし:よかったなひま、お姉さん達に取ってもらって

 

ひまわり:キャッキャ

 

 

しんのすけ:お、オラはよくないゾ

 

宮子:わ、私も

 

ヒロ:自業自得よ

 

ゆの:その通り!!

 

みさえ:全く、おバカなんだから

 

シロ:アン!




龍が如くのサブストーリーでぬいぐるみを取りまくってたときに思いついた

もちろん皆のプレイ状況は龍が如くそのものから

ラストのゆののセリフも桐生一馬から

『すこぶる機嫌が悪い』ではなく『すごく機嫌が悪い』に変えてはある(笑)


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水族館でお魚を見るゾ

しんのすけはゆのと水族館に来ていた

 

 

本来はなな子と行く予定だったが直前になりなな子の都合が悪くなりゆのが連れていくことになった

 

 

ちなみに、なな子が無料券を2枚もらったからどうかと言ったのがそもそものきっかけであった

 

 

 

しんのすけ:うーむ、お魚がいますなぁ

 

 

ゆの:だねー

 

 

しんのすけ:おお!マグロだゾ!

 

 

ゆの:ホントだーおっきいねぇ

 

 

しんのすけ:オラ、刺身派だゾ

 

 

ゆの:…………食べることから離れようよ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

 

色んな魚を見て回り、少し小さな魚を見る

 

 

しんのすけ:ここのお水は魚を食べちゃうんだゾ

 

 

ゆの:いや、それ映画だし

 

 

ゆのは少し呆れ気味に言った

 

 

 

次はペンギンコーナー

 

 

ゆの:可愛いねぇ、ペンギン

 

 

しんのすけ:ひまわりみたいだゾ

 

 

 

ゆの:よちよち歩きかぁ、ひまちゃんも歩けるようになったらこんな風に歩くのかな

 

 

 

【マンボウ】

 

 

しんのすけ:母ちゃんみたいだ

 

 

ゆの:………ヒロさ……いや、違う違う

 

 

 

【サメ】

 

 

ゆの:宮ちゃんかな、何でも食べちゃうサメは

 

 

しんのすけ:ですなぁ

 

 

 

【ワニ】

 

 

しんのすけ:おお!大きいゾ!

 

 

ゆの:こんなのに襲われたらひとたまりもないよね

 

 

しんのすけ:なんか書いてあるゾ

 

 

ゆの:………なになに?ワニは1度噛んだら離さなく、体を回転させて肉を食いちぎる『デスロール』を得意とする……か、凶暴だねぇ

 

 

しんのすけ:まるでゆのさんみたいですな

 

 

ゆの:………何だって?

 

 

しんのすけ:オラに対して凶暴ですからなぁ

 

 

 

ゆの:…………

 

 

 

ゆのはワナワナと肩を揺らす

 

 

 

しんのすけ:お?

 

 

 

ゆの:………

 

 

 

しんのすけ:ゆ、ゆのさん……どしたの

 

 

ゆの:…………ねぇ、しんちゃん……私がなんでしんちゃんに対して凶暴なのかわかる?

 

 

 

しんのすけ:オラが可愛くて天才で将来有望だから!

 

 

 

ゆの:………違うねぇ、正解を教えてやろうか?

 

 

 

しんのすけ:うん!

 

 

 

ゆの:正解はね………君が………いつもいつもくだらないことばっかりして私を怒らせるからだよ!このォォォォォォ!!

 

 

 

やはり今回も炸裂したゆの版グリグリ攻撃

 

 

 

しんのすけ:あひぃぃぃ~

 

 

 

ゆの:………全く、少しは私を怒らせないように努力してよ

 

 

しんのすけ:無理!

 

 

 

ゆの:即答するなァァァァァ!!!

 

 

そして、イルカのショーを見て

 

 

バスで帰る

 

 

【夜】

 

ひろし:しんのすけ、楽しかったか?

 

しんのすけ:おお!楽しかったゾ!お魚いっぱいいたゾ

 

 

みさえ:よかったわね、しんのすけ

 

 

沙英:ところで、ゆのは……その、怒らなかった?

 

 

しんのすけ:怒ったゾ

 

 

宮子:もう、恒例ですな

 

ヒロ:ええ、なんかゆのさんがどんな怒り方をするのか期待している私がいるわ

 

 

ひまわり:たいやい(あれがないと最近落ち着かないわ)

 

 

シロ:アン!(野原家の風物詩だね)




水族館ネタ

多分これすごいやっつけで書いてて

こっちに移したら文字数足んなかったってネタ


たまにある(笑)

しかし、ゆののキレっぷりはもはや野原家の風物詩だそうで(笑)


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バーチャルエッグで遊ぶゾ

野原家には今、しんのすけとゆのしかいなかった

 

 

他の皆は全員出払った

 

 

しんのすけ:やれやれ~この子の面倒みるのか~

 

 

ゆの:そりゃこっちのセリフだよ、最近君といるのが億劫で仕方ない

 

 

 

しんのすけ:なんで?

 

 

ゆの:………教えてやろうか?体に直接

 

 

 

そんな険悪ムードの中、来客が来た

 

 

大家:やっほーい!ガキ共~!ハッピーか?

 

 

ゆの:……フッ、命拾いしたね

 

 

ゆのはニヤリと笑い大家を出迎えた

 

 

大家:おおーゆのちゃ~ん、ジャガイモくんもいるかい?

 

 

ゆの:いますけど?

 

 

大家:そうか、ちょっとだけ2人付き合ってくんない?表に係長の車来てっから乗ってくれ

 

 

ゆの:わかりました、呼んできますね、しんちゃ~ん?

 

 

ゆのは茶の間に呼びに行く

 

 

しんのすけ:ワッハッハッハ!ブチ切れ怪獣ユノラー!私が相手だ!

 

 

アクション仮面人形とゆのの怪獣の絵を使って遊んでいた

 

 

ゆの:………ほっほ~う?ずいぶんご機嫌だねぇ~しんちゃ~ん?

 

 

ポキポキと指を鳴らしながらしんのすけの背後に立つゆの

 

 

しんのすけ:い、いえ……その

 

 

ゆの:大家さんがねぇ、私と君に付き合ってほしいんだって……行くよ

 

 

しんのすけ:オ、オラ……まだ、5歳だし……ゆのさんの方が年近いし

 

 

ゆの:わたしゃあんな年食ってねぇっつの!!!

 

 

大家:うぉ~い、聞こえてっぞ~

 

 

ゆの:あ、ヤバッ!とりあえず、ほら……行くよ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆの:その前に一発

 

 

 

げ ん

こ つ

 

 

ゆのは一発しんのすけにげんこつをかました

 

 

 

そして車に乗り込み双葉商事へと向かう

 

 

 

実はひだまり荘が粉々に吹っ飛んだ後、大家シノは双葉商事へと入社し、開発課という部署に入り、日夜新製品開発に精を出していた

 

 

 

今回、大家がひろしに少し手伝ってもらい完成したバーチャルゲーム機

 

 

 

【バーチャルエッグ】のテストプレイヤーとしてゆのとしんのすけが選ばれたのだった

 

 

 

そして、双葉商事の地下の一室にデカい卵形のマシンが2台置いてあった

 

 

大家:その椅子に腰掛けてくれ、操作はこっちがやる

 

 

ひろし:しんのすけ、これが売れりゃローンも返せるしチョコビも一杯買えるんだぞ

 

 

しんのすけ:うっほほーい!!

 

 

ゆの:バーチャルゲームって何ですか?

 

 

大家:バーチャル、つまり疑似体験さ……要は精神を仮想世界にダイブさせて自分があたかもそこにいるように見せかけるのさ

 

 

ゆの:……なるほど

 

 

【バーチャルエッグ使用説明書】

 

 

・エッグ内にプレイヤーを座らせる

・エッグと接続したパソコンにプレイするゲームのMOディスクを入れる

・アバターなどはパソコンで設定する(設定しない場合は現実世界の姿のままダイブする/能力のみの設定も可能)

・ソフト内に入るとそのアバターキャラクターが使える技は使用できる(能力のみ設定した場合も使用可能)

 

 

 

大家:ソフトは……これがいいかな、バーチャルバトラーZ

 

 

大家は1つのMOディスクを手に取り、バーチャルエッグが繫がるパソコンに入れた

 

 

ゆのとしんのすけは座り、椅子が中に引っ込み、ふたが閉まる

 

 

ソフトウェア確認

 

 

プレイヤー人数……2名

 

 

アバター未設定のため、現在の姿を利用します

 

 

ゲームデータを読み込み中です

 

 

 

Now Loading・・・・

 

 

 

このゲームには暴力描写やグロテスクな描写が含まれています

 

 

大家:………ん?

 

 

ひろし:………こんなの出たっけか?

 

 

 

 

パッ

 

 

 

【バーチャルゾンビー】

 

 

ゾンビ:う゛う゛お゛お゛~

 

 

 

ゆの:ぎゃああああああ!!!

 

 

しんのすけ:おおおおー!

 

 

 

ゆの:は、ハンドガン!ショットガン!マグナム~!!!

 

 

大家:やっば!ソフト間違えた!これバーチャルゾンビーじゃん、えっとぉ?バーチャルバトラーZはっと……これか?

 

 

 

【ヤクザが如く】

 

 

チンピラ:なんじゃコラァ!

 

 

ゆの:ヒイイイイ~!!!

 

 

 

大家:また間違えた……あった!!これだ!

 

 

 

【バーチャルバトラーZ】

 

 

 

まずおめぇたちの姿、決めてくれ!

 

 

大家:ええっと……ゆのちゃんはこれ、しんのすけくんはこれっと

 

 

 

これでいいんか?

 

 

 

大家:おし!

 

 

 

場所はどこにすんだ?

 

 

大家:あの星にするか

 

 

 

おーし!じゃあ楽しんでくれよな!

 

 

 

 

 

青い大地に緑の海

 

 

 

そして細く、先端が青い木が何本も生えている星

 

 

 

ナメック星

 

 

 

ゆの:………ん?あれ?私、この姿……彼だよね

 

 

 

ゆのはチラッと海を見てみる

 

 

ゆの:かめはめ……波!

 

 

 

ズドドドォォォォ!!!

 

 

 

ゆの:で、出た!ずっと出したかったあの技を!

 

 

 

しんのすけ:ブリブリ~!ブリブリー!

 

 

 

ゆの:お、しんちゃんだ!おーい!

 

 

 

ゆののアバターは孫悟空

 

 

そして、しんのすけのアバターは

 

 

 

 

 

 

 

しんのすけ:ブリブリ~!ぞぉ~さん!ぞぉ~さん!

 

 

 

ゆの:その姿でそんなモンやるなぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

ベジータだった

 

 

 

しかも声はそのキャラに変わるのでベジータがケツだけ星人やぞうさん踊りをしているのだ

 

 

 

もちろんズボンはそのまんま

 

 

 

しんのすけ:あは~

 

 

 

ゆの:全く、あんたという奴はぁ……バーチャルに入ってもくだらないことしてぇ~!!!

 

 

しんのすけ:お?

 

 

ゆの:今度ふざけたらぶっ殺すぞぉ!

 

 

しんのすけ:お、ゆのさん……本当に胸板になりましたなぁ

 

 

プチン

 

 

ゆの:………私は怒ったぞ!!しんのすけぇぇぇぇ!!!

 

 

ゆのの孫悟空はスーパーサイヤ人へと覚醒した

 

 

 

しんのすけ:ゆ、ゆのさん!餅ついて!!

 

 

 

ゆの:それを言うなら落ち漬けだ!バカヤロォォォォォォォ!!!

 

 

 

ゆのの怒りの片手かめはめ波が炸裂した

 

 

 

そして実験は終わりエッグから出た2人

 

 

しかし

 

 

ゆの:まだまだ私の気が済むまでお仕置きしてやるわぁ!!

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

現実世界ではグリグリ攻撃を受けるしんのすけであった




これを書くまでには時間がかかってます

何故かというと越後屋大輔先生からヒントを得すぎではないかと思い悩んでいたからです

今は平気ですがあの時はすげー悩みましたね

バーチャルゾンビー→バイオハザード
ヤクザが如く→龍が如く
バーチャルバトラーZ→ドラゴンボールZ


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口止めは高く付くゾ

ある日の野原家

 

 

ゆの(あ、ゴルフクラブだ……ひろしさんのかな……ちょっと借りよっと)

 

 

ゆのは茶の間に出ていたゴルフクラブを見つけて寝室に行きスイングしてみる

 

 

しかし

 

 

ゆの:そーう……れい!

 

 

ガッシャーン!!!

 

 

 

ゆの:は?

 

 

クラブの先端が寝室の冊子のガラスを貫いてしまった

 

 

ゆの:ひえええ~!!またやっちゃったぁ!

 

 

以前にもゆのはしんのすけと野球をしていたらバットでガラスを貫いた事がある

 

 

その時はみさえとヒロのダブル説教を受け、夕食まで正座させられた

 

 

ゆの:……しょうがない……謝るか……でも、怖いなぁ……

 

 

そこへ

 

 

しんのすけと:見ちゃったゾ~、母ちゃんに言っちゃお~っと

 

 

ニヤニヤしながら行こうとするしんのすけ

 

 

ゆの:あわわわわ!しんちゃんタンマ!

 

 

しんのすけ:お?

 

 

ゆの:お願い!私の決心がつくまで黙っててくれる?

 

 

しんのすけ:うーん、どうしよっかなー

 

 

ゆの:わかった!チョコビとジュースつけるから!

 

 

 

しんのすけ:ロイヤルチョコビ

 

 

ゆの:………くっ、わかったよ……その代わり、まだ内緒だからね

 

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

 

ゆの(はぁ、高く付いちゃった……まったくすぐ足下見るんだから)

 

 

ゆのはロイヤルチョコビとジュースを買ってしんのすけに手渡す

 

 

 

ゆの:はい、これでいい?

 

 

しんのすけ:うむ!あーオラ肩凝ったゾ、揉んで

 

 

ゆの:………何で私が

 

 

しんのすけ:ガラス

 

 

ゆの:………チッ

 

 

ゆのは渋々しんのすけの肩を揉む

 

 

 

しんのすけ:もういいゾ

 

 

ゆの:はいはい、じゃあ私は部屋に

 

 

しんのすけ:あ、そこの写真集取って

 

 

ゆの:は?そんなの自分で

 

 

しんのすけ:ガ・ラ・ ス

 

 

ゆの:ぐっ!くくっ!

 

 

ゆのは怒りを感じながらも言われたとおりにする

 

 

ゆの:はい、どうぞ

 

 

しんのすけ:あはー

 

 

ゆの:………ふーやれやれ……さてと部屋で考えるか……

 

 

2階でゆのは腕組みをしつつ考える

 

 

ゆの(やっぱり謝るべきだよねえ、長引くと後が怖いからなぁ)

 

 

部屋から出てい階段を下り、茶の間に行こうとしたとき

 

 

ゆの:ぐふぇ!

 

 

ゆのの顔面にしんのすけが投げたボールが当たった

 

 

 

しんのすけ:んもー急に入ってこないでよー

 

 

 

ゆの(………こ、このクソガキめ~!!)

 

 

 

ゆのはユラリと立ち上がりしんのすけを睨みつける

 

 

 

しんのすけ:オ、オラにそんな顔すると……ぜ、全部言っちゃうゾ

 

 

ゆの:もう勝手にしろ……私もちょうど決心がついたしねぇ……だからもう口止めは必要ないんだなぁこれが

 

 

しんのすけ:……お、おおお

 

 

 

ゆの:よくも私にボールをぶつけてくれたな……この怒り、どうしてくれようか

 

 

しんのすけ:チョ、チョコビ食べる?

 

 

ゆの:ああ頂こうか……その前に軽く運動でもしておこうかねぇ

 

 

指をポキポキと鳴らしてジリジリしんのすけに近づくゆの

 

 

ゆの:しんちゃん、覚悟ォォォォォォ!!!

 

 

 

しんのすけ:おおおお~!!

 

 

やはりしんのすけはグリグリ攻撃を受けた

 

 

その後、ゆのはみさえに正直に話した

 

 

みさえは許してくれた

 

 

しかし、しんのすけに口止めしたのだけは叱られた

 

 

 

ゆの:今度からは正直者でいこうかな

 

 

しんのすけ:えー!今のままでいいんだゾ

 

 

 

ゆの:嫌だね、これ以上集られてたまるか!




何となく思いついた話

やはりゆのはキレる(笑)

しんのすけが不愉快にさせる限り(笑)


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ひだまり荘の様子を見に行くゾ

ある日、ひだまり荘の4人としんのすけはひだまり荘の跡地を見に行ってみた

 

 

そこには木材で骨組みがしてあった

 

 

4人は久しぶりにやまぶき高校の制服を着ている

 

 

沙英:あれ、建ててるよ?

 

 

 

宮子:おおお!いつ頃建ちますかな

 

 

ヒロ:今度こそここに戻りたいわね

 

 

ゆの:ええ、私も怒り続ける毎日からおさらばしたいです

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもぉ

 

 

ゆの:………褒めてないよ

 

 

大家:いよ~!あんたら!どうだい、いよいよ工事開始だよ、今日は休みだけど明日からまた再開されるよ

 

 

しんのすけ:シーノちゃん嬉しい?

 

 

大家:シーノちゃん?

 

 

沙英:多分あだ名かと

 

 

大家:おお~ずいぶん可愛い名前つけてくれんじゃないか坊主

 

 

ゆの:あ、私やまぶき高校見てきますね

 

 

 

しんのすけ:5時までには帰るのよー

 

 

ゆの:うっさいバーカ!!

 

 

ゆのはしんのすけに捨て台詞を吐いて見に行った

 

 

 

宮子:しんのすけ殿はゆのっちを怒らせるのが好きですなぁ

 

 

 

沙英:あまりよした方がいいと思うよ、ゆのの血圧が上がっちゃうし

 

 

 

ヒロ:それにストレスもよくないし

 

 

 

しんのすけ:それが出来たら苦労しないゾ

 

 

 

【やまぶき高校】

 

 

校長:おやおや、無事でしたか

 

 

ゆの:あ、校長先生

 

 

校長:先生驚きました、いきなりひだまり荘が爆発しましたからね

 

 

ゆの:えへへ、ご心配おかけしました

 

 

校長:また君たちがここに通ってくるのを楽しみにしてますよ

 

 

ゆの:はい!

 

 

吉野屋:ルンルル~ン!

 

 

 

吉野屋が2人のところへクルクル回りながら来た

 

 

 

服は何故かサンバの衣装でギリギリの際どい服

 

 

吉野屋:ゆのさんも一緒に着て踊りましょうよ~!アミーゴォォォォォォ!!

 

 

ゆの:い、いえ……お断りします

 

 

吉野屋:あ!ゆのさんのスタイルじゃセクシーじゃないですもんね~!背も胸も小さいですしーうふふふ~

 

 

校長:吉野屋先生!

 

 

ゆの:校長先生、ここは私が……スゥ

 

 

吉野屋を叱ろうとする校長を制止し、息を軽く吸い込むゆの

 

 

 

ゆの:このアホ教師!!死んでもそんな衣裳着てやんねぇよ!!セクシーもクソもあるかボケ!恥を知れ恥を!!

 

 

吉野屋:うううう~

 

 

 

ゆの:今すぐいつもの服に着替えてこい!さもないと痛い目見せてやるぞ!

 

 

 

吉野屋:ふえええ~ん!わかりました~!

 

 

 

校長:お見事お見事、あの吉野屋先生をあそこまで叱れるとは

 

 

 

ゆの:………はぁ、はぁ……ふぅ………怒るのはもう慣れましたから……誰かさんのおかげでね

 

 

 

声を張り上げたゆのは呼吸を整えてから校長に応えた

 

 

 

ゆの(もう怒ることに遠慮は無くなったよ……)

 

 

 

吉野屋:ゆのさーん!着てきましたよ~いつもの服~

 

 

 

ゆの:………?

 

 

 

吉野屋はなんとチアガールの服を着ていた

 

 

ゆの:………それがいつもの服ですか?

 

 

吉野屋:はい!私は生徒さんを応援するときはいつもこの服ですよー!フレーフレー!ゆ・の・さん!

 

 

黄色いボンボンをバサバサと振り応援し出す吉野屋

 

 

もちろんゆのの間近でやってるためゆのにボンボン当たっている

 

 

ゆのは肩を震わせ拳を握り締める

 

 

ゆの(このアホ教師がぁ!)

 

 

そして、ゆのは覚醒する

 

 

ゆの:ブッ、チーン

 

 

 

吉野屋:ほえ?

 

 

ゆの:この救いようのないアホ教師がぁ!!校長先生に変わってお仕置きしてやるわぁ!!

 

 

 

ゆのは吉野屋に飛びかかり吉野屋を完膚なきまでにボコボコにする

 

 

ゆの:いいですか、今の私は前みたいにナヨナヨした私じゃないんですよ、もし次ふざけたらこの程度じゃすみませんからね!!フンッ!

 

 

ゆのは鼻でフンッと息をして外に出る

 

 

すると

 

 

ゆの:あれ?

 

 

 

骨組みは無くなっていた

 

 

ゆの:な、何で?私がいない間に一体何が!

 

 

沙英:実はね

 

 

 

【数時間前】

 

 

 

しんのすけ:おお!ノコギリ~ギリギリ~

 

 

宮子:しんのすけ殿、危ないですぞ

 

 

しんのすけ:宮子ちゃんあれ切れる?

 

 

しんのすけは骨組みの柱を指さす

 

 

宮子:朝飯前ですぜ!そーれギーコギーコ

 

 

なんと宮子は切り始めた

 

 

ダダマートに買い物に行ってた沙英達が帰ってきたときにはグラグラしていた

 

 

 

しんのすけ:ぶわぁっくしょい!

 

 

 

ガラガラ~!ドガラッシャーン!

 

 

 

骨組みは崩壊し、ひだまり荘は再び更地になった

 

 

 

ゆの:み、宮ちゃん………しんちゃん

 

 

 

宮子:ゆ、ゆのっち……抑えて抑えて

 

 

しんのすけ:こさえてこさえて

 

 

ゆの:何であんたらはロクな事しないんだぁ~!!!そんな奴は地の果てまでぶっ飛ばしてやるからなぁ!!

 

 

 

しんのすけと宮子は逃げてゆのはそれを追いかける

 

 

 

大家:………給料つぎ込んだのに………また、やり直しか………くそぉ

 

 

沙英:ま、また……ふりだしか

 

 

ヒロ:………コ、コケー

 

 

全員その場に立ち尽くしていた




ひだまり荘崩壊第二弾(笑)

ゆのは吉野屋先生にもキレました

ゆのは自分を不愉快にさせる相手には決して容赦ないです

親友だろうがそれは例外ではありません


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女同士の争いは怖いゾ

ある日の野原家

 

 

今日は珍しくふたば幼稚園、さくら組担当の上尾ますみが来ていた

 

 

しんのすけが公園で偶然出会い、家へ連れてきたのだった

 

 

 

沙英は2階で仕事

 

 

宮子は寝室で昼寝

 

 

みさえはヒロと買い物

 

 

 

よって、茶の間にはゆの、しんのすけ、上尾の3人がいる

 

 

 

しんのすけ:上尾先生、最近どう?

 

 

上尾:へ?

 

 

しんのすけ:少しは慣れた?

 

 

上尾:い、いえいえ、私なんかまだまだ……よしなが先生やまつざか先生に教えてもらうこといっぱいで

 

 

ゆの:大変なんですねぇ、幼稚園の先生って……私も1回やってみたんですが、難しいです

 

 

しんのすけ:あの時はゆのさん、怒ってしまいましたからなぁ

 

 

ゆの:誰のせいだよ誰の

 

 

しんのすけ:うーん、シロ?

 

 

ゆの:君だよ、君……君がロクな事しないから……はぁ、もういいよ

 

 

上尾:あ、あはははは……苦労してるんですね

 

 

しんのすけ(うーむ、メガネを外した上尾先生と怒ったゆのさんとの対決……見たいですなぁ)

 

 

しんのすけは上尾のメガネをぶんどった

 

 

 

上尾:おめーに何がわかるってんだよ、たった一回やったくらいでよぉ、幼稚園の先生なめてんじゃねぇぞクソガキ

 

 

ゆの:んな!?クソガキだとぉ!

 

 

上尾:ガキだからガキだっつってんだよ!何が悪ぃんだよ

 

 

ゆの:こ、このぉ!言うに事欠いてクソガキとは何だよ!もっと他に言い方あるだろうが!

 

 

2人ともテーブルに足を乗せて口げんかを始めた

 

 

 

上尾:じゃーなんていやぁいいんだよ

 

 

ゆの:お嬢ちゃんとかお姉ちゃんとかいろいろあるだろうが!

 

 

上尾:屁理屈抜かしてんじゃねぇよ、やるのかこの野郎!

 

 

ゆの:あーいいよ!やってやるよ!高校生だからってなめんなよ!

 

 

しんのすけ:お、おお……凄まじいゾ……女同士の争いは怖いゾ!

 

 

 

上尾:よーし庭に出ろや、決着つけようぜ

 

 

ゆの:後で吠え面かくなよ

 

 

その時

 

 

強盗:おいコラ!手を上げろ!死にたくなけりゃこの家の金目の物袋に詰めてよこせ!

 

 

なんと野原家に強盗が入ってきた

 

 

強盗は2人に包丁を向け脅すが

 

 

 

ゆの・上尾:ああん!?

 

 

 

凄まじい形相で強盗を睨みつける2人

 

 

上尾:オッサ~ン、邪魔すんじゃねぇよ

 

 

ゆの:勝負の邪魔するならただじゃおかないけど、どうなんだ?

 

 

ポキポキと指を鳴らして強盗に詰め寄る2人

 

 

 

強盗:ヒ!ヒェェェ!!おまわりさーん!!助けてー!!

 

 

 

強盗は野原家から逃げ去った

 

 

上尾:おーしやろうぜ

 

 

ゆの:絶対負けないからな

 

 

 

しんのすけ:ほい

 

 

しんのすけは上尾にメガネをかけた

 

 

 

上尾:あ……あの……すみません

 

 

ゆの:………へ?

 

 

 

しんのすけ:上尾先生はメガネを取るとああなるんだゾ

 

 

ゆの:はぁ、拍子抜けだよぅ……疲れた

 

 

ゆのはへたり込んだ

 

 

 

上尾:あ、あの……お邪魔しました

 

 

 

ゆのはテーブルに突っ伏したままぶっきらぼうに手を振った

 

 

上尾が帰ったあとしんのすけは

 

 

 

しんのすけ:お元気だしなよーそーんなしょぼくれてるとお胸もしぼんしゃうゾ

 

 

 

ゆの:…………なんだとぉ~

 

 

 

しんのすけ:うっ!

 

 

 

ゆの:ちょうどいいや、さっきの消化不良の分……お前で発散させてもらおうか

 

 

指をパキパキ鳴らしてしんのすけに近づくゆの

 

 

 

しんのすけ:あ、オラ……シロの散歩行ってこないと

 

 

ゆの:そうはさせるかぁ!

 

 

 

ゆのはしんのすけにグリグリ攻撃を仕掛けた

 

 

 

ゆの:もー!アンタって子はぁ!励ましたつもりだろうがあれは私にとっちゃ励ましになってないんだよォォォォォ!!!

 

 

しんのすけ:あひぃ~!

 

 

ゆの:オラオラオラ少しは反省しろこのぉ!

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

 

今日も野原家はいつも通りであった




ゆのVS上尾先生の話

2人のケンカは決まってたが強盗に睨みをきかせるシーンは後から思いついた

元ネタはワンピースでバギー一味の残党に頭をはたかれたゾロが『あァ!?』と睨みつけるシーンから(笑)

でもどっちかっていうと
ウィスキーピークのMr.5とミス・バレンタインに対して『ごちゃごちゃうるせぇな』と凄むルフィとゾロの方が近いかな、2人だし(笑)


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変わった体育祭で頑張るゾ

今日はやまぶき高校の体育祭

 

 

もちろんゆの達は出場する

 

 

 

ゆの:よーし!頑張るぞ!

 

 

宮子:おー!ゆのっち!燃えてるねぇ

 

 

沙英:打倒白組だよ!あいつだけには負けない!

 

 

ヒロ:赤は情熱の赤よ!それを白組に思い知らせてあげましょう!

 

 

夏目:ホホホホ!何とでも言いなさい、今年も白組が勝つのよ!

 

 

しんのすけ:お!柚!CDデビューまだー?

 

 

夏目:ゲェッ!何であの子がいるのよ!それに、デビューなんぞしないわ!!

 

 

沙英:いや、何でいるって……応援に来てくれてるんだよ……

 

 

夏目(調子狂うわね……まったく)

 

 

夏目は自分のエリアへ戻る

 

 

 

そして、体育祭スタート

 

 

しかし、今回は校長の提案により普通の運動会では芸がないと思い、様々な趣向をこらしてある

 

 

 

【借り物競走】

 

 

出場者:沙英

 

 

【ルール】

好きな紙を拾い、広げる

その広げた紙に書かれたセリフを叫んでからゴールする

 

 

沙英:ええっと……私のセリフは………え!?これ……!?仕方ない

 

 

沙英はスーッと息を吸い

 

 

沙英:はじけて混ざりやがれぇぇぇぇ!!!

 

 

そして走る

 

 

 

ゴール

 

 

沙英:………な、何という公開処刑……くそ

 

 

 

宮子:おおー!沙英さんよくやりました!

 

 

 

【輪投げ競走】

 

出場者:宮子

 

 

【ルール】

 

 

輪投げを10個投げて入れた個数が多いと勝ち

 

 

 

宮子:ほい!ほい!ほい!

 

 

 

宮子はどんどん入れてなんとノーミスで決める

 

 

そして、最後の一投

 

 

 

宮子:気円斬!!

 

 

 

ゆの:………私の漫画読んだな……宮ちゃん

 

 

 

すっぽり輪投げは入り宮子はパーフェクトを決めた

 

 

 

ヒロ:宮ちゃん、凄いわ……私も負けてられないわね

 

 

 

【ウサギ跳びレース】

 

出場者:ヒロ

 

【ルール】

 

ウサギ跳びてトラックを一周する

 

 

 

ヒロ:ほっ、ほっ、ほっ……結構キツいわね……も、もうダメ……

 

 

しかし、しんのすけがヒロの闘争本能に火を付けた

 

 

しんのすけ:どうしたー!妖怪ケツデカオババ2号!

 

 

みさえ:コラ!しんのすけ!って!1号は私じゃないのよオラァ!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

 

ヒロ:言ったわねぇぇぇぇ!!!!うおおおおお!!

 

 

 

ヒロはしんのすけの挑発で凄まじいパワーを発揮した

 

 

 

ヒロはぶっちぎりでゴールした

 

 

 

ヒロ:しんちゃ~ん?後でご褒美あげるわね~うふふふふふ

 

 

ヒロは笑顔だったがそれはどす黒い笑みだった

 

 

 

そして昼休憩になり、白を食べ尽くせ弁当を食べるひだまり荘

 

 

午後になり、綱引きや玉入れなどの一般的な競技をこなし、いよいよラストの競走となった

 

 

対戦カードは

 

 

ゆのVS夏目

 

 

そしてラストの競走は

 

 

【アイテム・ランナー】

 

 

トラックの定位置にハテナの書かれた紙に包まれたアイテムが置かれている

 

選手はそれを拾うも良し、無視するも良し

 

 

先にトラックを3周すると勝ち

 

 

 

競技が始まった

 

 

ゆのはアイテムを拾う

 

 

 

中は空き缶(洗浄済み)

 

 

夏目に向かって放り投げた

 

 

ゆの:チェストー!

 

 

 

夏目:あた!

 

 

ゆの:へへへ~、トップはもらったぁ!

 

 

 

夏目:くっ!やってくれるわね!

 

 

 

夏目もアイテムを拾う

 

 

墨汁入りペットボトル

 

 

夏目:せい!

 

 

ゆの:ぐへっ!

 

 

 

ゆのは真っ黒になった

 

 

 

夏目:オホホホ!某探偵漫画の犯人みたいよ!

 

 

ゆの:くっそー!逃がすかぁ!

 

 

 

アイテムで妨害しあう二人

 

 

 

そしてファイナルラップ

 

 

夏目が多少有利

 

 

ゆのはその少し後ろ

 

 

ゆのはアイテムを拾い、それを見る

 

 

 

ゆの(私にもキツいけど……これなら!)

 

 

 

そして夏目がゴールに近づいたその時

 

 

 

ゆの:いっっっけぇぇぇえ!!!

 

 

ゆのは夏目にある物を投げつけた

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏目:おえ!くっさ!

 

 

 

 

ひろしの靴下である

 

 

 

 

ひろしは校長に靴下の匂いの強さを買われ開催前に交渉され手渡したのだった

 

 

 

そしてゆのはその隙にゴール

 

 

 

 

もちろん真っ黒のまま

 

 

 

ゆの:やったぁぁぁぁ!!

 

 

 

しんのすけ:おおお!犯人が喜んでいる!

 

 

 

ゆの:誰が犯人だ!私だよ!

 

 

 

かくして赤組は白組に勝った

 

 

そして、金太郎ではくMの帽子を被らされ、マ〇オ跳びで跳ね回らされた

 

 

野原家に帰ったゆのはお風呂に入り墨汁を落とした

 

 

しんのすけは

 

 

 

ヒロ:よくも私をケツデカオババと言ったわね!今日はゆのさんに代わってお仕置きよ!!

 

 

今日はヒロにグリグリ攻撃を受けたしんのすけであった

 




マリオカートダブルダッシュのベビィパークのBGMを聞いてて思いついたネタ

ウサギ跳びはドラクエ5のスライムレースが元ネタ

アイテムランナーはもろマリオカート(笑)


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失敗しないお手本が見たいゾ

ある日、ゆのがトイレに入った時の話

 

 

 

ゆの:あーーー!またやったなぁ!

 

 

 

ゆのはドタドタと茶の間に来た

 

 

ゆの:しんちゃん、ちょっとおいで

 

 

 

しんのすけ:んー?

 

 

しんのすけはゆのに呼ばれトイレの前に行った

 

 

 

ゆの:ほら、見てごらん……床とか便座とか濡れてるよ、失敗したら拭かなきゃダメでしょ?自分で汚したんだからね、それに私達も使うんだからね

 

 

 

しんのすけ:ねーねーゆのさん

 

 

 

ゆの:………ん?

 

 

 

しんのすけ:オラのことばっかり言ってるけど、ゆのさんたちは失敗しないの?

 

 

 

ゆの:…………するか!男と女は違うんだよ!

 

 

 

しんのすけ:じゃあどうやったら失敗しないの?お掃除するからフリだけでいいから見せて

 

 

ゆの:…………フリだけだからね

 

 

 

しんのすけは床に飛び散った物を拭き取って便座カバーも新しいのに取り替えた

 

 

 

ゆの:………え、えっと……両足をこう開いて……両手はこうで………

 

 

 

カシャッ!(カメラ)

 

 

ゆの:写真に撮るな!!真面目に見ろ!!

 

 

 

しんのすけ:いやいやー撮った方がわかりやすいゾ

 

 

 

ゆの:くっ!

 

 

 

ゆのはしんのすけを睨んだあと不機嫌になり行ってしまった

 

 

 

ゆの:フンッ!もういいよ!

 

 

 

そこへ宮子がやってきた

 

 

しんのすけ:宮子ちゃん!オラ、おトイレを失敗しないようにしたいんだけどフリだけでいいから見せてほしいゾ

 

 

宮子:あいよー!足はこう!手はこう!体を少しだけ傾けて

 

 

カシャッ!

 

 

宮子:おー!格好良く撮れた~?

 

 

ゆのがシャッター音を聞きすっ飛んできた

 

 

ゆの:だから撮るなっつってんだろ!宮ちゃんは少し恥ずかしがれ!!

 

 

 

宮子:写真が楽しみですなあ

 

 

次はヒロが来た

 

 

しんのすけは同等のことを言いやらせた

 

 

ヒロ:………えっと、足の幅はこうで……両手はこう

 

 

 

カシャッ

 

 

ヒロ:やーん!こんなとこ撮らないで!!

 

 

 

しんのすけ:可愛いゾ、ビッキー

 

 

 

ヒロ:ビッキーじゃないわよ!

 

 

 

次は沙英

 

 

もちろんしんのすけはやらせた

 

 

沙英:…………足は、このくらいか……手はこの位置で……距離が……

 

 

カシャッ

 

 

 

沙英:ちょっとぉ!何撮ってんの!!

 

 

 

その後、偶然遊びに来た智花や、真美、中山、さらに夏目や吉野屋先生などにもやらせたしんのすけは写真を現像した(みさえに頼んだ)

 

 

 

もちろんみさえは驚愕した

 

 

 

そして

 

 

 

みさえ:しんのすけェェェェェェ!!!

 

 

 

げんこつ×50

 

 

 

写真は吉野屋が回収し、やまぶき高校に貼り出された

 

 

題して

 

 

【立ってするなら誰が似合うコンテスト】

 

 

ランキング

 

1位、金本 沙英

2位、斎藤 宮子

3位、木村 ゆの

4位、遠藤 ヒロ

 

 

その他

金本 智花

吉野屋

夏目 柚

中山

真美

 

 

沙英:よっしィィィィィィ!!覚えとけよてめえ!!

 

 

 

ゆの:あのアホ教師!!次会ったら絶対ぶっ飛ばしてやる!!

 

 

宮子:面白かったー

 

 

ヒロ:………もう、お嫁に行けない……ウルウル

 

 

 

【その他の方々のコメント】

 

 

智花:んーちょっと男になれた気分……貴重な体験したよ

 

 

夏目:………沙英の写真……欲しい……私のは……忘れたい

 

 

中山:ちょっと……新鮮だったけど……はしたない私!!

 

 

真美:いやー中山の写真欲しいなぁ

 

 

吉野屋:うふふ~先生は面白かったですよ~

 

 

 

もちろんコンテストを勝手にやった吉野屋は校長にげんこつを10発もらい、三時間に及ぶ正座説教をくらった

 




しんのすけがトイレを失敗するのでみさえが手本を見せるのが元ネタ

ちょっと際どいギリギリな話(笑)


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野原家版の格付けチェックだゾ

ある日の野原家

 

 

茶の間に全員集合していた

 

 

 

ひろし:では、発表するぞ

 

 

 

みさえ:いよいよね

 

 

しんのすけ:キンチョールするゾ

 

 

ゆの:「ル」はいらないよ、「ル」は

 

 

ヒロ:胸のドキドキが止まらないわ

 

 

宮子:沙英さん、ご苦労さんでした

 

 

沙英:フッ、いいってことよ

 

 

ひろし:では、改めて……発表するぞ!!

 

 

 

【野原家格付けチェック】

 

 

ひろし:まずは……足の臭い人!?

 

 

 

【足の臭い人】

 

野原ひろし

 

 

 

ひろし:やっぱりオレはこれか

 

 

ゆの:あれ臭いんですよ、下水道の臭いと同等ですよ、いや……生ゴミですかね

 

 

ひろし:そんなに言うこたぁねーだろちきしょー!

 

 

 

沙英:ゆの……そんなゆのには素晴らしい格付けがしてあるからお楽しみにね

 

 

ゆの(な、何だろう……可愛いとかカッコいいとかかな)

 

 

 

【元気いっぱいな人】

 

 

野原しんのすけ

 

斎藤 宮子

 

 

しんのすけ・宮子:よっしゃーーーー!!!

 

 

ゆの:まあ、妥当だね……少しうるさいけど

 

 

みさえ:ホントね

 

 

【優しい人】

 

遠藤 ヒロ

 

 

ヒロ:うふふふふ、当然よね……野原家の女神とは私のことよ

 

 

宮子:え!?野原家の横綱じゃなかったの!?

 

 

ヒロ:ああん!?

 

 

宮子:い、いえ!何も!

 

 

ヒロ:そんなに言うなら望み通りにしてやるわ!どすこい!

 

 

 

ヒロは宮子に突っ張りをくらわせた

 

 

宮子:ぐぇ!

 

 

ヒロ:ごっつぁんです!!(半泣き)

 

 

沙英:いや、無理してやらんでも

 

 

 

【可愛い人】

 

野原ひまわり

 

野原シロ

 

 

ひまわり:ヘッ(当然よね、野原家のプリティエンジェルとは私のことよ)

 

 

シロ:アン!(フッ、当然さ、野原家の清き綿アメとはボクのことさ)

 

 

【優しいけど時々怖い人】

 

野原みさえ

 

 

みさえ:好きで怖いんじゃないわよ!

 

 

ひろし:じゃあ、もう少し優しくなれよ

 

 

みさえ:そうねぇ、あなたが社長にでも昇進したら考えてもいいわよ

 

 

沙英:さあ、いよいよゆのの番だよ

 

 

 

ゆの:わあ!楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【最凶な人】

 

木村 ゆの

 

 

 

 

 

ゆの:はあ!?「凶」!?「強」じゃなくて!?

 

 

 

ヒロ:合ってるんじゃない?

 

 

しんのすけ:うんうん

 

 

宮子:もはや野原家の風物詩、なくてはならないものですからな

 

 

 

ひろし:オレ一回あれ見ないと眠れねぇんだよ

 

 

ゆの:睡眠薬じゃないんですが

 

 

みさえ:ゆのちゃんがしんのすけに怒ってくれると私も楽だわ

 

 

ゆの:いやあんたの子だろうが………もういいよ……そんなにピッタリなんだったら今ここでそれを発揮してやるわーーーーっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆのは全員に絞め技を決めた(ひまわり、シロは覗く/しんのすけにはグリグリ&げんこつ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに沙英の格付けは

 

 

【真面目すぎる堅物な人】

 

 

金本 沙英

 

 

by.斎藤 宮子




何となく思いついたネタ

ゆのの最凶は誰も異議がない(笑)



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雨の日のお迎えだゾ

ある夏の日、ゆのとしんのすけだった

 

 

 

ゆのは皆がいない分、バタバタと動き回っていた

 

 

洗濯に掃除、食事の用意などをやっていた

 

 

さらには部屋の片付けもやっていた

 

 

ゆの:ふーやっと一段落したぁ、なんか疲れちゃった

 

 

 

ゆのは寝室の方に行きウトウトと横になる

 

 

 

しかし、目を覚ましたときゆのは目を疑った

 

 

なんと部屋がゴチャゴチャになっているではないか!

 

 

 

ゆの:…………

 

 

ゆのは疲れからかイライラが募る

 

 

 

犯人の見当はついている

 

 

しんのすけである

 

 

しんのすけ:さーて、おつやおつや~

 

 

冷蔵庫にしんのすけが来た

 

 

ゆのは静かにしんのすけを呼んだ

 

 

 

ゆの:しんちゃん、ちょっといい?聞きたいことあるんだけど

 

 

 

しんのすけ:ん~?何~?

 

 

 

ゆの:ねぇ、これは何かな、何でこんなに物が散乱してるの?私、片付けたんだけど?

 

 

 

しんのすけ:ん~とね~

 

 

 

【回想】

 

 

しんのすけ:えーと、あれはどこいったぁ?オラのノートここかなぁ?

 

 

 

しんのすけはタンスから何まで漁っていたのだ、もちろん押し入れも開けたため布団が崩れてきていた

 

 

 

しんのすけ:と言うわけだゾ

 

 

 

ゆの:はーなるほど、つまりそのたった1つのノートを探すためにわざわざここまで盛大に散らかしてくれた訳か

 

 

しんのすけ:まあ、そういうわけですな

 

 

ゆの:で?これはどうするの?誰が片付けるの?

 

 

 

しんのすけ:ゆのさんに任せますゾ!オラは忙しいので!じゃっ!

 

 

 

部屋から出ようとするしんのすけ

 

 

その時、ゆのの中で何かが切れた音がした

 

 

 

ブチッ

 

 

 

ゆの:ふざけるな!!

 

 

ゆのは床をバンッと叩いて怒鳴った

 

 

 

しんのすけはドキッとして後ろを見ると怒った表情のゆのがいた

 

 

 

ゆの:何が忙しいんだよ!ふざけるのも大概にしろ!私に何の恨みがあってこんなことするんだよ!え!?

 

 

しんのすけ:え、えーと、オラは別に……何も

 

 

 

ゆの:………ッチ、もういい……失せろ

 

 

 

しんのすけ:え?

 

 

 

ゆの:二度と私に近付くな!!お前の顔なんかもう見たくないんだよ!!どこへでも行ってしまえ!!

 

 

 

舌打ちした後、ゆのはそういった

 

 

 

しんのすけはしばらく立っていたがボソッと一言だけ言って出て行った

 

 

 

しんのすけ:マサオくん家行こーっと

 

 

 

ゆの(フンだ、勝手に行けばいいじゃん……あームカつくなぁ……もう!)

 

 

 

ゆのは崩れた布団を蹴飛ばす

 

 

 

そして、しばらくふて寝する

 

 

ゆのは夢の中に入る

 

【夢】

 

 

しんのすけ:ゆのさーん!助けて~!

 

 

悪者:ゲヘヘヘ!ムダだムダだ、オレからは逃げられないぞジャガイモ小僧

 

 

 

ゆの(し、しんちゃん……)

 

 

 

しんのすけは悪者に摑まれてしまった

 

 

悪者:ゲヘヘヘ、美味そうだ……いただきまーす

 

 

ゆの:や、やめて!

 

 

悪者:あーん!

 

 

ゆの:やめてーーーーーっ!!!

 

 

そこでゆのはガバッと目を覚ました

 

 

ゆの:はぁ、はぁ………嫌な夢だったなぁ全くもう

 

 

 

ゆのは外を見ると雨が降っていた

 

 

 

ゆの:……………しんちゃん、傘持ってないよね……

 

 

 

『オラは忙しいので!じゃっ!』

 

 

 

ゆの:…………はぁ、ったく世話の焼ける!

 

 

 

 

ゆのはため息をつくと傘とカッパを持って外へ出る

 

 

 

【マサオ宅】

 

 

マサオ:ねぇ、しんちゃん……雨が降ってきたよ

 

 

しんのすけ:おお、ほんとですなぁ

 

 

マサオ:傘持ってる?

 

 

しんのすけ:んもー持ってるわけないでしょう

 

 

 

2人は外へ出てみる

 

 

マサオ:酷い雨だね……帰れそうにないね

 

 

しんのすけ:じゃあ、マサオくん家の子になりますか

 

 

マサオ:何でそうなるの!あれ?しんちゃん、あれ

 

 

 

しんのすけ:お?

 

 

マサオが指さした方を見ると

 

 

 

ゆのが来ていた

 

 

 

ゆの:全くもう、世話が焼けるんだから……ほら、これ着て

 

 

 

ゆのは雨ガッパをしんのすけに着せた

 

 

 

ゆの:ほら、帰るよ……マサオくん、またね

 

 

 

マサオ:う、うん!しんちゃん、バイバイ

 

 

しんのすけ:うん、パイパーイ

 

 

 

ゆの:挨拶はキチンとしなさい

 

 

 

しんのすけの頭を拳でグリグリとするゆの

 

 

 

そして、帰り道

 

 

 

ゆの:………あのね、しんちゃん

 

 

 

しんのすけ:お?

 

 

 

ゆの:私、さっき言い過ぎちゃったよね……ごめんね

 

 

 

しんのすけ:お、オラも……ごめんなさい

 

 

 

ゆの:ううん、いいんだよ……部屋はまた片付けたし

 

 

 

しんのすけ:ご苦労さまだゾ

 

 

 

ゆの:ありがと、あ……寒いから肉まんでも買っていこうか

 

 

ゆのはコンビニで肉まんを1つ買って半分に割る

 

 

しんのすけ:これだけですか

 

 

ゆの:うん、だって夜ご飯が食べられなくなるしね

 

 

 

しんのすけ:そしたら母ちゃんに怒られますな

 

 

ゆの:でしょ?

 

 

2人はお互い肉まんをはむっと頬張った

 

 

 

ゆの:美味しいね

 

 

しんのすけ:うむ

 

 

ゆの:あったまるね

 

 

しんのすけ:うむ

 

 

ゆの:帰ろっか

 

 

しんのすけ:うん!

 

 

 

ゆの:あ、止んでる……見て!虹が!

 

 

 

しんのすけ:おおおー!!

 

 

 

雨はすっかり上がり、虹が出ていた

 

 

 

2人ははしゃぎながら家へと帰る

 

 

 

もちろん、しんのすけはこれからもゆのを怒らせてしまうのであった




これは凄くお気に入りの話です


自分なりに上手く書けたかなぁと思います

ただ、これ書くまでに何度もフリックミスで本文消えて書き直しまくりました(笑)


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ご機嫌ななめのゆのさんだゾ

ある日の野原家

 

 

ゆのは何故か虫の居所が悪い

 

 

2階で1人ボーッとしていた

 

 

少し前

 

 

ゆの:宮ちゃん、ごめん……1人にさせてくれる?今のままだと私、酷いこと言っちゃいそうだから

 

 

宮子:いいよ~

 

 

 

そして沙英やヒロにも同等のことを言って1人にさせてもらった

 

 

ゆの(はー、何でこんなにイライラするんだろ……中学生の頃に戻っちゃったのかなぁ)

 

 

ゆのは中学生の頃、素行が悪かった

 

 

口も悪く、喧嘩ばっかりしていた

 

 

ゆの(うん、今は誰にも関わらない方がいい)

 

 

ゆのは気を落ち着けるため昼寝をする

 

 

━━━━━━夢

 

 

和澄:ゆの、はい、お弁当

 

 

ゆの:わーい!ありがとうお母さん!

 

 

今日は遠足の日、お弁当の中身がドキドキ

 

 

ゆの:さて、お弁当何かな

 

 

パカッ

 

 

プーン

 

 

ゆの:ゴホッ!ゲホッ!お、お母さん…臭いよ……これ

 

 

 

━━━━━現実

 

 

しんのすけがゆのの鼻にひろしの靴下を釣り竿みたいな物でくっつけていた

 

 

 

ゆのオエッ!ゴホッ!ゲホッ!

 

 

しんのすけ:おおー!やっと起きたゾ!

 

 

ゆの:…………何してるのかなぁ?

 

 

しんのすけ/妖怪お昼寝女を起こしてるの!

 

 

ゆの:ほっほ~う、なるほど~

 

 

ゆのにビキビキと青筋が出来てくる

 

 

 

【中学生モード:ON】

 

 

【怒りゲージ:MAX】

 

 

【ターゲット:野原しんのすけ】

 

 

ゆの:さ~て、たっぷりお礼させてもらおうか

 

 

ゆらりと起き上がったゆのは指をパキパキ鳴してしんのすけにジリジリと近づく

 

 

しんのすけ:お、落ち着いて!つい出来コロッケで!

 

 

ゆの:それを言うなら、つい出来心で……だ

 

 

しんのすけ:助けて~アクションかめ~ん!

 

 

しんのすけは逃げ出した

 

 

ゆの:逃がすか~!!

 

 

ゆのはそれを追いかける

 

 

途中しんのすけに階段から飛びかかるがしんのすけが避けたため地面に叩きつけられた

 

 

ゆの:あいて!

 

 

しんのすけ:ワハハハハ!

 

 

ゆの:………こンのぉ~!ふざけやがってぇ~

 

 

ゆのはグググっと立ち上がる

 

 

しんのすけ:うおお~!

 

 

ゆの:もう絶対許さないぞ!かぁくごぉぉ!!

 

 

ゆのはしんのすけをさらに追いかける

 

 

しかし、しんのすけは寝室に逃げ、押し入れを開けたため布団がゆのに落ちてきた

 

 

ゆの:ぐふぇ!!

 

 

ゆのは倒れた

 

 

しんのすけ:あー助かった!じゃっ!そーゆーことでぇ~

 

 

しんのすけはピョンと布団の上から脱出し去って行った

 

 

ゆの:ちくしょう!覚えてろよ!クソガキめぇ~!!

 

 

ゆのは地面をバンバン叩いて悔しがる

 

 

沙英:ゆの、もしかして『あの日』なの?

 

ヒロ:ああ、あの日ね

 

宮子:なるほど~

 

ゆの:勝手に決めつけてくれるなよお前ら!

 

 

 

結局、ゆのが何故あんなに機嫌が悪かったのかは謎であった




ゆのがご機嫌ななめの話

どういう経歴で思い付いたのかは不明


ゆの、あの日だったのか(笑)


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ゆのさんと沙英さんのケンカだゾ

沙英は小説を書いていた

 

 

ゆのはちょっと離れたところで本を読んでいた

 

 

執筆は難航を極めていた

 

 

沙英:うーん、ダメだぁ……こんなんじゃ…ボツ

 

 

沙英は原稿を丸めて投げ捨てる

 

 

ゆのはそんな沙英を心配そうに眺める

 

 

沙英:うーん、どうしようかなぁ

 

 

腕を組み、唸る沙英

 

 

ゆの:大丈夫ですか?もし辛いなら一休みしたらどうですか?

 

 

沙英:そうしたいんだけどさぁ、締め切りが4日も過ぎてるからなぁ

 

 

ゆの:でも辛そうですよ?やっぱり休んだ方が……

 

 

沙英:うっさいな、締め切りが過ぎてんだって言ってるでしょ、いいからほっといて

 

 

ゆの:このままじゃ沙英さん体壊しちゃいますよ!?

 

 

 

沙英はイラッとしたのか立ち上がりゆのの前に来て

 

 

沙英:ほっといてって言ってんでしょ!!

 

 

ゆのを両手で突き飛ばした

 

 

ゆのは後ろの本棚に頭をぶつけた

 

 

ゆの:痛っ!

 

 

沙英:あ……

 

 

ゆの:いったぁ~

 

 

ゆのは頭を摩りながら立ち上がる

 

 

沙英:ゆ、ゆの……大丈……

 

 

沙英がそう言いかけた時

 

 

ゆの:いきなり何するんですか!痛いじゃないですか!

 

 

沙英:ほっといてって言ってんのにアンタが余計な事をごちゃごちゃと抜かすからだよ!

 

 

ゆの:私は沙英さんのことを心配して言ってるんです!何でそれがわからないんですか!

 

 

沙英:うるさいな!心配なんかいらないっての!余計な事をするんじゃないよこのバッテンチビ!

 

 

ゆの:なっ!バッテンチビだとぉ!

 

 

沙英:そうだ!ホントのことでしょうが

 

 

ゆの:うるさい!このメガネノッポ!

 

 

沙英:何だって!

 

 

ゆの:だってそうじゃないですか、やーいメガネノッポ!

 

 

沙英:言ったなこのぉ!

 

 

沙英はゆのをパチンと叩いた

 

 

ゆの:何するんだよ!

 

 

ゆのは叩き返した

 

 

そこから叩き合いに発展してしまった

 

 

沙英:前からアンタのお節介は気に入らなかったんだよ!

 

 

ゆの:私だってお前の見栄っ張りなとこが気にくわないんだよ!

 

 

沙英:ホントは強いくせにか弱いフリなんかしてんじゃねぇ!

 

 

ゆの:好きで強いんじゃねぇよ!

 

 

沙英:さっきから痛いんだよ!

 

 

 

ゆの:そりゃこっちも同じだボケ!!

 

 

ヒロ:ちょっと!何してるの!やめなさい沙英!

 

 

 

宮子:ゆのっちも落ち着いて!

 

 

声を聞きつけたヒロと宮子に羽交い締めにされる2人

 

 

ゆの:フンッ!沙英さんの顔なんかもう見たくないですよ

 

 

沙英:あー結構だね!私もゆのの顔なんか見たくないもんね!

 

 

ゆの:ッチ、ムカつくなぁ……もう!

 

 

ゆのは舌打ちをして宮子の腹に肘打ちをする

 

 

ゆの:放せよ!

 

 

宮子:うっ!

 

 

ゆの:ちょっと出かけてきます

 

 

沙英:あーいいよ、2度と帰ってこなくて良いからね

 

 

ゆの:フンッ、言ってろバーカ!

 

 

ゆのはドアを思いっきり閉めて出て行った

 

 

ヒロ:もう、何やってるの、ダメじゃない喧嘩しちゃ

 

 

沙英:ゆのが悪いんだよ、私の気も知らないで休め休めって

 

 

宮子:うーむ、ゆのっちはやっぱり強いですなぁ、うう

 

 

ヒロ:宮ちゃん、お腹大丈夫?

 

 

宮子:えへへ、ゆのっちに思いっきりやられちゃったぁ

 

 

 

そして、出かけたゆのは川原にいた

 

 

 

ゆの:フン、何だい、人がせっかく心配してるのに……沙英さんめ

 

 

ゆのはゴロンと寝転がる

 

 

目を閉じると沙英の顔がたくさん浮かんだ

 

 

ゆの:あーーーっ!もう!何なんだよ!!

 

 

ゆのは近くの石を川に投げつけた

 

 

ゆの:顔見たくないって言っただろうが!!出てくるなよ!このぉ!!

 

 

石はボチャンと落ちた

 

 

ゆの:はぁ、はぁ…ッチ…ふざけやがって

 

 

 

ゆのはしばらくいたが暗くなってきたので帰る

 

 

沙英:あれ~?帰ってきたんだ~旅にでも出りゃよかったのにねぇ

 

 

ゆの:そんなの私の勝手だろバーカ

 

 

沙英:フンッ、可愛くないね

 

 

ゆの:ああ!可愛くないね!

 

 

顔を合わせれば憎まれ口を言い合う2人

 

 

夕食時も視線が合うとそっぽを向くか舌を出す

 

 

ゆの:べーっ

 

 

沙英:フンッ

 

 

 

ひろし:おいおい、喧嘩してるのか?

 

 

みさえ:珍しいわねぇ、何が原因なの?

 

 

ゆの:別にぃ?そこのメガネノッポにでも聞いて下さいよ

 

 

沙英:バッテンチビの方が色々知ってると思いますがね

 

 

しんのすけ(やっぱり女同士は怖いゾ)

 

 

 

そして、寝るとき

 

 

ゆのは自分の布団を持って下に行こうとする

 

 

宮子:あれ?ゆのっち、下で寝るの?

 

 

ゆの:うん、誰かさんと寝たら悪夢見そうなんでね

 

 

沙英:そりゃこっちのセリフだよ

 

 

ゆの:べーっだ、うなされちまえ!

 

 

沙英:アンタは金縛りにでもあえばいいさ!

 

 

ヒロ:あぁ、ダメねこれは

 

 

宮子:ううう~ゆのっちと寝たいよ~

 

 

そして、翌日も変わらなかった

 

 

ゆのは本屋である本を見つけた

 

 

 

『恋愛小説の書き方入門』

 

 

 

ゆの:…………

 

 

 

ゆのは本を買った

 

 

家に帰るが沙英の顔を見るとムカムカするので2階には行かず、寝室で足の爪を切る

 

 

そこへ沙英がひまわりをあやしにやってきた

 

 

沙英:ほーら、ひまちゃん……美味しいミルクでちゅよ~

 

 

ゆの:フンッ、甘えた声出してんじゃねぇよ

 

 

沙英:うるさいよ、黙ってな

 

 

ゆの:あれ~?聞こえましたぁ?ひとり言で~す

 

 

沙英:わざと言ったのが見え見えなんだよ!

 

 

ゆの:うるさいな!ひとり言だって言ってんだろうが!

 

 

沙英:そうは聞こえなかったんだよ!

 

 

ゆの:あーもう!イライラする!さっきから私に喧嘩売ってんのか!だったら買ってやるよ!どうなんだよ!

 

 

ひまわりが声に驚き泣き出す

 

 

 

ひまわり:びえええ~!

 

 

沙英:あーはいはい、ごめんね~、全く怖いお姉さんですね~

 

 

沙英は茶の間に去って行った

 

 

ゆの:はぁ、ダメだなぁ

 

 

ゆのはため息を吐いた

 

 

ゆの(ホントは仲直りしたいのにいざとなると憎まれ口を言っちゃう……素直になれないよぅ)

 

 

 

沙英も茶の間でため息を吐いた

 

 

沙英(ダメだなあ、私って……意地っぱりで……ヒロとの喧嘩で思い知ってるはずなのになぁ)

 

 

 

ゆのは紙にサラサラと何かを書いて2階に行き

 

 

買った本と置いた

 

 

そして下に行くと沙英とはち合わせる

 

 

無言で見つめ合ってスーッとすれ違う

 

 

 

沙英:さて、やるかな……ん?

 

 

沙英は茶色の紙袋と折りたたまれた紙を見つけた

 

 

 

開くとそれはゆのからの手紙だった

 

 

 

『沙英さんへ、面と向かってだと素直になれないのでお手紙にしました、昨日はごめんなさい……私、何もわかってませんでした……小説を書く大変さ、締め切りを過ぎたプレッシャー、それを理解せず休めなどと……ホントにどうお詫びすればいいのかわかりません、一緒に置いた物は私からのプレゼントです、お役に立てるかわかりませんが是非1度呼んでみては如何でしょうか、ではこの辺で

木村 ゆのより

 

 

沙英:………バカ、あの子はほんっとにバカ

 

 

沙英はメガネを上に上げて目をこする

 

 

沙英:まったく、目から汗が出るよ

 

 

沙英は立ち上がりゆののいる部屋へ向かう

 

 

沙英ゆの

 

 

ゆの:………あ、沙英さん

 

 

ゆのが振り向くと沙英はカバッと抱きしめる

 

 

沙英:バカだね、悪いのは私の方なのにあんな手紙なんか書いて

 

 

ゆの:だって、ああするしかなかったから……素直になれなかったから

 

 

沙英:もういいよ、ゆのの気持ち、わかったよ……一休みするよ、どうせ過ぎてるから同じだもんね……それに、無理して書いたっていい物書けないしね

 

 

2人はニッコリ笑って和解した

 

 

その後沙英は、見事書き上げた

 

 

しかし、2人はまた巻き起こした

 

 

 

沙英:だからほっといてって言ってんでしょうが!

 

 

ゆの:ちゃんと寝なきゃダメだっつってんですよ!6日も徹夜なんてあなたバカですか!

 

 

沙英:アンタよりは利口だよ!

 

 

ゆの:こンのぉ~!やるんですかコラ!

 

 

沙英:ゆのがその気ならね!

 

 

 

今日もまた、野原家の1日が始まる




沙英とゆののケンカネタ

ところどころ変えました

ゆのが宮子の足を踏むところを肘打ちへ

宮子とヒロの会話をそれに伴い変更

寝室でのゆののケンカ売ってるかの言葉を敬語からタメ口へ

これも意外とお気に入り


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親友同士でケンカだゾ

ある日、ゆのは風呂から出た後、服を身につける前に胸を触っていた

 

 

ゆの:………はぁ、小さい……多少膨らんではいるものの……相変わらずペッタンコ

 

 

ゆのは服を着て2階へ戻る

 

 

宮子:お!ゆのっち!じゃあ私入ってくるね

 

 

宮子は下に行った

 

 

すれ違い様にゆのは宮子の胸を見る

 

 

ゆの(おっきいなぁ……羨ましい)

 

 

宮子の豊満な胸を見たゆのはさらに落ち込んだ

 

 

翌日

 

 

宮子:ゆのっち、元気ないね……どうしたの

 

 

しんのすけ:そうだゾ!オラ達に話してみたまえ!

 

 

 

ゆの:………唐突だね、まあいいけどさ……実は

 

 

 

ゆのは昨日のことを話した

 

 

宮子:ふむふむなるほど

 

 

しんのすけ:ほうほう

 

 

ゆの:はぁ、気になるんだよね……やっぱり

 

 

宮子:元気だしなってゆのっち!そんなこと気にしてたって仕方ないよ

 

 

カチン

 

 

ゆの:………そんなこと……だって?

 

 

 

宮子:そうですぞ、ゆのっちはそのままでいいんだよ、だから気にしなくていいんだよ

 

 

ゆの:ふ、ふふふふふ………そっかぁ、そんなことかぁ

 

 

宮子:あ、ゆのっち……?どったの?

 

 

 

ゆのはスクッと立ち上がると宮子をキッと睨む

 

 

宮子:やだなぁゆのっち~気に障っちゃった?ゴメンね~

 

 

ゆの:…………

 

 

ゆのは宮子に近づきグイッと胸ぐらを掴んだ

 

 

ゆの:そんなことって何だよ、私は気にしてるんだよ……元々デカいやつに何がわかるんだよ

 

 

宮子:ゆ、ゆのっち……ふ、服が伸びる!

 

 

ゆの:フンッ、ほら

 

 

ゆのは宮子を少し乱暴に放した

 

 

宮子:も~!ゆのっちのアホ~!

 

 

 

ゆのの仕打ちに宮子は珍しく怒った

 

 

 

宮子:私はゆのっちを元気づけようとしてるのに!なんでそんな態度取るかな、少しは私の気持ちもわかってよ!

 

 

 

宮子は訴えるが今のゆのにとってはそれはキレるきっかけにすぎなかった

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:言いたいこと言ってくれるねぇ~、じゃあ私も言わせてもらうよ

 

 

 

宮子:いいよ、言ってみな

 

 

ゆの:前からね、宮ちゃんのそののらりくらりとした性格や態度が気に入らなかったんだよ!!こっちが何も言わないからって調子に乗ってんじゃねぇよ!

 

 

宮子:私だってゆのっちのナヨナヨした性格が前から気に入らなかったよ!何だい、かわいこぶっちゃってさぁ~

 

 

しんのすけ:け、ケンカはダメだゾ!仲良くしないと

 

 

ゆの:うるさい!子供は引っ込んでろ!

 

 

宮子:しんのすけ殿に八つ当たりをするんじゃないよゆのっち!幼稚園児相手に大人気ない

 

 

 

ゆの:わかったよ、ケンカ売ってるんだね……だったら………買うよ!!

 

 

ゆのは宮子を殴った

 

 

宮子:あたたた!

 

 

ゆの:フンッ、いい気味だね

 

 

 

宮子:お返しの宮子パンチ!

 

 

ゆの:ぐふっ!

 

 

 

宮子:今のゆのっちは嫌いだ!大っ嫌いだ!

 

 

ゆの:やったなぁ!

 

 

宮子:ああ!やったよ!

 

 

ゆの:もう許すモンか!手加減無しでぶっ飛ばしてやる!

 

 

宮子:いいよ!かかってこい!

 

 

ゆの:中学時代負け無しだった私に勝てると思うなよ!

 

 

 

宮子:しんのすけ殿、寝室に行ってて下され、ちょいとゆのっちと闘わねばならないのでね、向こうへ行ったら戸を閉めてひまわり殿と待ってて下され

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

 

宮子はしんのすけを寝室へと行かせた

 

 

しんのすけは言われたとおり戸を閉めてひまわりと待つ

 

 

宮子は茶の間のテーブルをよかした

 

 

 

ゆの:さあ、覚悟はいい?

 

 

指をパキパキと鳴らすゆの

 

 

 

宮子:ゆのっち、本気だね……やめるなら今だよ

 

 

ゆの:ああ、本気だよ……すっごいイライラしてるからね……宮ちゃん、パンチと蹴りと両方やってあげるからね

 

 

 

宮子:ゴクッ

 

 

ゆの:はああっ!

 

 

宮子:くっ!

 

 

 

宮子はゆのの蹴りをガードする

 

 

 

宮子:宮子パンチ!

 

 

もう片方の手でゆのにパンチを放つ

 

 

ゆの:痛っ!

 

 

宮子:へっへ~

 

 

ゆの:なかやかやるじゃん、ならこれはどうかな!

 

 

ゆのは跳んで宮子に空中から回し蹴りを放つ

 

 

宮子:危なっ!

 

 

ヒョイと避ける

 

 

ゆのは地面に激突した

 

 

ゆの:あいた!って~

 

 

ゆのは足をさする

 

 

宮子:ゆのっち!

 

 

ゆの:お待たせ、さ、続きやろうか

 

 

宮子はガバッとゆのを抱きしめた

 

 

ゆの:なっ!ちょっ!何を!

 

 

宮子:ゴメンね……私が悪かったよ

 

 

ゆの:フンッ何を今更

 

 

宮子:聞いてゆのっち!私がそんなことって言ったのはね、ゆのっちにそのままでいて欲しかったんだ

 

 

ゆの:………そのままで?

 

 

宮子:うん、ゆのっちはその小さな胸を人のために痛めることが出来る……人の悩みを受け止める事が出来て、その小さな胸で人を優しく包み込む、小さくたってゆのっちの胸は立派だよ

 

 

ゆの:………宮ちゃん

 

 

宮子:それに、大きかったら悩みも跳ね返ってどっか行っちゃうよ?私はそんなの嫌だなぁ

 

 

ゆの:………

 

 

宮子:受け止めて欲しいんだ、全部……その小さな胸で……そして、私を優しく包んで欲しいんだ

 

 

 

ゆの:宮ちゃん……いいよ、おいで

 

 

宮子はゆのに体を預けた

 

 

ゆのはそれを抱きしめて胸に宮子の顔を当てる

 

 

宮子:気持ちいいね、この少しだけ膨らんだゆのっちの胸は

 

ゆの:ふふ、ありがと

 

 

いつの間にか2人は仲直りをしていた

 

 

宮子:ゆのっち、前にさ……ケンカってしたことないねって言ってたよね

 

 

ゆの:うん

 

 

宮子:ケンカって嫌だね

 

 

ゆの:うん

 

 

しんのすけ:うむうむ、2人はこうでなくてはいけませんな

 

 

ひまわり:たいやい

 

 

シロ:アン!

 

 

シロはいつの間にか入っていた

 

 

2人はしばらくこのままでいた

 

 

そしてまたいつも通りの2人に戻るのだった

 

 

ゆの:もー!宮ちゃんてばー!

 

 

宮子:わははは!




ひだまり本編でケンカしたことないよねと言ってたのでさせた(笑)

まあ実際はしないと思うけど(笑)

書いてて楽しかった


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最強のネネちゃんには勝てないゾ

以前、大家とひろしが作ったバーチャルエッグを体験したしんのすけとゆの

 

 

今回はかすかべ防衛隊もそのテストに参加する

 

 

以前よりはバージョンアップしているのでキャラクターバリエーションは増えている

 

 

 

【プレイヤー1】

木村 ゆの

┗アバター:孫悟空

 

【プレイヤー2】

野原しんのすけ

┗アバター:ベジータ

 

【プレイヤー3】

風間ト オル

┗アバター:ザーボン

 

【プレイヤー4】

佐藤 マサオ

┗アバター:ナッパ

 

【プレイヤー5】

井川 棒太郎

┗アバター:ピッコロ

 

【プレイヤー6】

桜田 ネネ

┗アバター:フリーザ

 

 

ステージ

┗ナメック星

 

 

 

なお、名前、ロルはアバター名で表記する(セリフ内の呼び名は現実世界の名前)

 

 

 

 

悟空:あれ?またバラバラか……皆はどこかな

 

 

悟空はキョロキョロと辺りを見回してみる

 

 

悟空:いないなぁ、ちょっと進んでみようか

 

 

 

悟空は辺りを見ながら歩いてみる

 

 

 

???:あ、ゆのさん!僕だよ!マサオだよ!

 

 

悟空:え!?マサオくん!?随分大きくなったね

 

 

悟空はナッパを見つけた

 

 

ナッパ:うん、なんだか景色が変わった気がするよ……しんちゃん達はどこかな

 

 

悟空:うーん、多分どこかにいると思うよ……っとそうだ!気だ!気を探ればいいんだ

 

 

悟空は気を探ってみる

 

 

そしてその方向に行ってみると

 

 

 

ピッコロがいた

 

 

ピッコロ:ボアー

 

 

悟空:ボーちゃんみっけ!

 

 

ピッコロ:見つかった、ここ、珍しい石、たくさん

 

 

悟空:うん、そうだね……っていうかその声と姿で聞くと笑えるよ、ってしんちゃんは相変わらずか

 

 

 

そこにはベジータとザーボンがいた

 

 

ベジータ:ブリブリー!

 

 

ザーボン:やめろよ!その姿でそんなことするのは!

 

 

ベジータ:んもーわがままだな~ズボン履いてるのに~

 

 

ザーボン:そういう問題じゃないんだよ!

 

 

悟空:皆揃ったね!あれ?ネネちゃんは?

 

 

ザーボン:あれ、さっきまでいたんだけど

 

 

 

『うわ~ん!もう勘弁してよ~!』

 

 

『さあ!早く離婚届に判を押しなさい!』

 

 

悟空:こ、このセリフはまさか……ていうかネネちゃんの気が凄い勢いで上がっている!!ハッタリじゃない!

 

 

ベジータ:ほーほー、大変ですなマサオくん

 

 

 

皆は行ってみる

 

 

そこにはリアルおままごとをするフリーザ(何故か最終形態)とナッパがいた

 

 

ナッパは半泣きだった

 

 

フリーザ:早く押しなさいよ!この巨大焼きおにぎり!!

 

 

ナッパ:うわ~ん!もうやめてよ~!

 

 

 

悟空:うわぁ、悲惨だ

 

 

ザーボン:ネ、ネネ様……

 

 

ピッコロ:太刀打ち、出来ない

 

 

ベジータ:マサオくん何笑ってんの?

 

 

ナッパ:違うよ~!泣いてるんだよ~!

 

 

 

フリーザ:あ!ちょうどよかったわ!皆も参加してね!しなかったらジワジワとなぶり殺しよ!

 

 

悟空:ひえ~!!

 

 

ザーボン:だ、ダメだ!恐怖で動けない!

 

 

ピッコロ:やるしか、ない、さすが、宇宙の帝王

 

 

ベジータ:イロハオエーイロハオエー

 

 

 

そして、悟空達もフリーザのリアルおままごとに参加されられた

 

 

現実世界では

 

 

ひろしと大家がモニターを見ながら爆笑していた




バーチャルエッグネタ二弾

名前、ロルをアバター名にしてるのはギャップを持たせて爆笑させるため(笑)

もちろん声はそのキャラのまま(笑)


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ゆのさんの正義の怒りだゾ

ある日のこと、ゆのはしんのすけとかすかべ防衛隊を連れてデパートへ来ていた

 

 

 

理由は屋上にてアクション仮面のショーがあるからである

 

 

ゆの:じゃあ終わったらここで待ち合わせね

 

 

ゆのは案内板を使って待ち合わせ場所を決める

 

 

場所は公衆電話のあるインフォメーションセンターの近く

 

 

 

風間に10円玉と、ゆのの携帯番号を書いたメモを持たせる

 

 

 

風間はそれをポーチにしまう

 

 

 

しんのすけ:風間くん、それ食べちゃダメだゾ

 

 

風間:お前なぁ、それはヤギだろ!

 

 

しんのすけ:あれま~フリマ~

 

 

 

ゆの:………どーでもいいけど、早く行かないと始まっちゃうんじゃない?

 

 

 

風間:よし!行こう!皆!

 

 

 

マサオ:うん!

 

 

ボー:ボアー

 

 

しんのすけ:ほーい!

 

 

 

4人はエレベーターで屋上へ

 

 

 

ちなみにネネちゃんは家族でピクニックらしい

 

 

━━━━桜田家ご一行

 

ネネママ:野原家に会わない事がこんなに嬉しいとは!うふふふふ

 

 

 

ネネ:いつものママじゃない

 

 

ネネパパ:いつもの萌子じゃない

 

 

 

━━━━━ゆの一行

 

 

 

ゆのは一人ウィンドウショッピング

 

 

 

ゆの:へーこんな服あるんだ~

 

 

 

いつものワイシャツジーパンスタイルであちこちと見て回る

 

 

 

ゆの:ホントは皆と見るべきなんだろうけど、ああ言うのよくわかんないし、まあ風間くんいれば問題ないよね、あ!これカッコいいなぁ~似合うかな?

 

 

 

ワイシャツとジーパンをマジマジと見る

 

 

 

しばらくして、携帯が鳴る

 

 

 

ゆの:おっと、終わったかな……もしもし?

 

 

 

『ゆのっちー!私だよ~宮子だよ~』

 

 

 

ゆの:なんだ、宮ちゃんか……

 

 

 

『今ねー公衆電話ミュージアムに来てるんだ~』

 

 

 

ゆの:はあ

 

 

『世界の公衆電話から日本の今までの公衆電話や電話ボックスを展示してあるんだよ~、あ、今使ってるのは展示品じゃないよ』

 

 

 

ゆの:はいはい、すごいね……もう切るよ、しんちゃん達から連絡くるといけないから

 

 

 

『えー!次のバスまで暇だから話相手になってよ~!』

 

 

 

ゆの:………あ?何だって?暇だから?

 

 

 

『そうなんだよ~あと一時間後なんだよ~』

 

 

 

ゆの:………スゥ

 

 

 

 

宮子にイライラしてきたゆのは息を吸い込む

 

 

 

ゆの:一時間も相手できるか!それにさっきから連絡あるといけないから切るっつってんだろ!!暇だったらもういっぺん展示品見てこい!ドアホ!

 

 

 

多少乱暴に切るゆの

 

 

 

ゆの:はぁ、はぁ……くっそ、宮ちゃんめ……おっと、きたきた

 

 

 

再び電話が鳴る

 

 

 

ゆの:はい、木村です

 

 

 

『ゆのさ~ん、オラのラブコールだゾ!嬉しい?』

 

 

ゆの:あーはいはい、嬉しいよ、風間くんに代わって

 

 

 

『えー!オラとは遊びだったの!?』

 

 

 

ゆの:いいから代われっつってんの!!早くしろ!!

 

 

 

『ほ、ほい』

 

 

 

ゆの:はー全くもう……イライラするなぁ

 

 

 

『すみません、代わりました!僕たち今、インフォメーションセンターの前にいます』

 

 

ゆの:うん、わかった……じゃあ私も今すぐそっち行くから動かないでね

 

 

 

『はい』

 

 

 

そして、ゆのが皆の元へ来たときは、既にトラブルが発生していた

 

 

 

 

 

マサオが泣いていた

 

 

 

 

 

マサオ:うわ~ん!

 

 

ボー:マサオくん、しっかり

 

 

 

風間:もう!危ないじゃないか!

 

 

 

悪ガキ:へん!お前らが邪魔だからだよ

 

 

 

ゆのとの電話が終わった直後、ローラーシューズで走り回っていた悪ガキに防衛隊は目をつけられ、何度も往復し仕舞にはマサオにわざとぶつかったのだ

 

 

 

そして今に至る

 

 

 

ゆの:ダメだよ、そんなもので走り回っちゃ……ほら、この子に謝って

 

 

 

ゆのは事情を聞いて厳しくも優しく謝罪を促す

 

 

悪ガキ:へん!やだね

 

 

 

ゆの:あ、そ……じゃあいいよ……シッシッ

 

 

 

ゆのは呆れた表情で追いやろうとした

 

 

 

そこへ

 

 

 

男:ケンジ!どうした

 

 

 

悪ガキの父親らしい男が来た

 

 

 

ケンジ:パパ、あの人が僕を悪者扱いするんだよ、とっちめてやってよ

 

 

父親:なに!?よーし!パパに任せろ

 

 

 

ゆの:はい、これでよし……もう大丈夫だからね

 

 

 

父親:ちょっと、そこのアンタ

 

 

 

ゆの:はい?

 

 

父親:家のケンジが何をしたんですかな?悪者扱いされたと聞きましたがね

 

 

 

ゆの:何をしたかって?そのケンジくんがですね、このマサオくんにローラーシューズで走り回っていてぶつかったんですよ、んで私は謝れと言ったんですが嫌だと言ったんですよ

 

 

 

父親:証拠はあるのですかな?

 

 

 

ゆの:はあ?証拠?何をバカなことを、この子ケガしたんですよ?この絆創膏が何よりの証拠ですよ

 

 

 

父親:転んだんじゃないですか?その子相当ドジそうだし、なあケンジ

 

 

ケンジ:へっへっへ、そうだねパパ

 

 

 

ゆの:全く、この親にしてこの子ありか……ふーやれやれ

 

 

 

ゆのはため息を吐いた

 

 

父親:何だその言いぐさは!失礼だろうが!

 

 

 

ゆの:よく言うよ!子供の躾すらロクに出来ないバカの癖して!あんまりふざけるとキレるよ!

 

 

 

父親:バカだと!お前は目上の人に向かって何という口を!

 

 

 

ゆの:うるさい!目上も目下もあるか!いいからこの子に謝れっつってんの!!謝れないのならさっさと失せろ!!不愉快だ!

 

 

 

父親:フン!行くぞケンジ!

 

 

 

ケンジ:うん!べーっ!

 

 

 

ケンジはあかんべーをして父親と去って行った

 

 

 

ゆの:あーイライラする、ああいう人はほんっとに大っ嫌い!次会ったらぶっ飛ばしてやる

 

 

 

マサオ:あ、ありがとうゆのさん……ボクのために怒ってくれて

 

 

ゆの:ん?ああ、気にしなくていいよ、私だってムカついてたし

 

 

 

ゆのはニコッと笑う

 

 

 

ゆの:よし!じゃあアイスでも食べよっか、好きなの選んでいいよ!

 

 

 

風間:ありがとうございます!

 

 

ボー:アイス、食べたい

 

 

マサオ:えへへ、何にしようかなぁ

 

 

しんのすけ:オラは~いちごちゃ~ん!

 

 

 

ゆの(こんな時は美味しい物食べて嫌なこと忘れちゃおっと♪)




ケンジ親子の初登場話

一度ゆのとの言い合いを書いてみたかった(笑)


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壮絶な口喧嘩だゾ

ある日、ゆのは一人で川原を散歩していた

 

 

すると、土手の下からマサオの泣き声が聞こえた

 

 

ゆの(あれ、どうしたんだろ、転んだのかな)

 

 

ゆのは急いで下りてマサオに駆け寄る

 

 

ゆの:マサオくん!どうしたの?転んだの?

 

 

マサオ:ううん、この前の子がね、ボクが生意気だからって手や足に石をぶつけてくるの

 

 

ゆの:どれどれ、見せてごらん?

 

 

ゆのはマサオに手や足を見せるように言った

 

 

そこには痣や出血などがあった

 

 

ゆの:うわぁ、ひどい……全く、なんてことを……家においで、手当てしなきゃ

 

 

 

ゆのはマサオをおぶって連れていき消毒や絆創膏を貼り手当をする

 

 

 

そして帰り道にケンジと出くわすと1人じゃ危ないのでゆのが送っていくことになった

 

 

案の定、ケンジが来た

 

 

ケンジ:よう、弱虫オニギリ

 

 

マサオ:ヒィッ!

 

 

ゆの:君ねぇ、何でそういうことするかな……石とか人に投げちゃいけないんだよ?それくらいわからない?

 

 

ケンジ:へん!知らねぇよ!

 

 

 

ゆの:はぁ、君じゃキリがない……お父さんを呼んできなよ、話つけてやるから

 

 

ケンジ:やなこった!べー!

 

 

ゆの:全く、可愛げのない……いいから呼んでこい!

 

 

ケンジ:わ、わかったよ!

 

 

ゆのの大声に圧倒されたかケンジは父親を呼びに行った

 

 

マサオ:ゆ、ゆのさん

 

 

ゆの:大丈夫、ちゃんと言ってやるから……それに私だって言っておきたいし

 

 

父親:何の用ですかな、私は忙しいのでね、手短にお願いできますか

 

 

ゆの:あーそうですか、じゃあこの子に謝って下さい、お宅のケンジくんがこの子に川原で石をぶつけたそうで足や手から血が出てたり痣が出来てたりしてましたよ

 

 

父親:ケンジ?お前やったのか?

 

 

ケンジ:ううん?やってないよ?こいつ勝手に転んでたよ

 

 

父親:聞きましたか?息子はやってないと言ってますがね

 

 

 

ゆの:アンタみたいな人にはほんっとにイライラする……チッ

 

 

ゆのは舌打ちをする

 

 

ゆの:こっちが下手に出てりゃ調子に乗りやがって、ふざけんじゃないよ!こっちゃケガさせられてるんだよ!!わかってんのか!?

 

 

父親:うるさいぞ!ヒステリックに喚くなガキが!一体何が望みだ!言ってみろ!

 

 

ゆの:だーかーら!ケガさせてんだから謝れっつってんの!!この前も言っただろうが!!

 

 

父親:ケンジがやってないと言った以上謝れんわ!

 

 

ゆの:あぁ~!もう!ムカつくなぁ!一言謝りゃ済むことだろうが!何でそれが出来ないんだよ!

 

 

父親:わかった!謝りゃいいんだろう!?すみませんでした!ほら、謝ったぞ!

 

 

ゆの:心がこもってない!やり直し!

 

 

父親:なにぃ!

 

 

ゆの:心がこもってないっつってんの!!ほんっとにお前みたいな奴は大っ嫌いだよ!!もう失せろ!!謝りたくないんだろ!?じゃあ行けよ!

 

 

父親:なら最初から呼ぶなクソガキが!行くぞケンジ

 

 

ケンジ:うん!

 

 

2人は去って行った

 

 

ゆの:あームカつく、何だよあの態度は……ったくもう

 

 

マサオ:ゆのさん、大丈夫?

 

 

 

ゆの:うん、平気平気!ゴメンねマサオくん、怖かったね

 

 

マサオ:ううん、またボクのために怒ってくれて嬉しいよ、ありがとう

 

 

ゆの:いえいえ、また何かあったらいつでも言ってね

 

 

 

マサオ:うん!

 

 

そして、マサオはゆのと手をつないで家まで送ってもらうのであった




ケンジ親子第二弾

こういうのは書いてて楽しいからいいですね

またいずれ登場させたいと思っている


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サーキットで運転するゾ

ある日

 

 

ゆの、みさえ、ヒロ、しんのすけはテレビで昼間やっている洋画を見ていた

 

 

それはスピード・レッドゾーンというカーレース映画

 

 

 

しばらく見て、終わった

 

 

ゆの:カッコいいなぁ

 

 

しんのすけ:うむ

 

 

みさえ:見ててハラハラしちゃった

 

 

ヒロ:ホントですね~

 

 

 

その日から、ゆのは車系の雑誌を読むようになった

 

 

 

ゆの:あ、これもいいなぁ……でもこっちも捨てがたい

 

 

 

沙英:………ゆのがあんな雑誌を読むなんて

 

 

宮子:どうやらあの映画が原因らしいですぜ

 

 

ヒロ:ゆのさん、単純ね

 

 

 

それだけではなく、台所の椅子に座りハンドルを握る様に両手を前に出し、時折左手をシフトレバーを掴むように空中に置く

 

 

ひろし:何やってんだ?あれ

 

 

みさえ:なんか車に興味持ったらしいわ

 

 

ひろし:へぇ~女子高生がねぇ~

 

 

ひまわり:たや?

 

 

ひろし:そういや、新しくできた春日部サーキットってのがあるけど、行ってみるか?

 

 

 

みさえ:サーキットねぇ

 

 

ひろし:色々な会社の車に乗れるぜ、しかも無免許でもOKだ

 

 

その事を聞いたゆのはいつの間にかひろしの傍にきた

 

 

ゆの:それホントですか!?

 

 

ひろし:お、おう!ホントだよ……明日にでもいくかい?

 

 

ゆの:い、行きます!行きたいです!!

 

 

ひろし:おし!行くか!

 

 

ゆの:やった!

 

 

そして、翌日

 

 

野原一家とひだまり荘の4人で向かう

 

 

 

徒歩で30分歩いたところにそれはあった

 

 

 

中に入り受付をする

 

 

ひだまり荘の4人は無免許なのでひろしが免許を提示して4人の責任者になる(万一事故などがあった場合)

 

 

受付:それではあちらで会社と車種を言って鍵をもらって下さい

 

 

 

ひろし:じゃあ、オレはペンツ!

 

 

みさえ:私はセレラ!

 

 

宮子:うーむ、私はゆのっちと一緒に乗るよ

 

 

ゆの:え?それでいいの?

 

 

ヒロ:じゃあ、私は沙英と乗るわ

 

 

沙英:………えーっとじゃあ……フーゴ

 

 

ゆの:私、テアナ!

 

 

それぞれ鍵をもらいその車のあるガレージへ向かう

 

 

そして各々出発してコースに出る

 

 

ひろしは1人

 

 

みさえはひまわりと(チャイルドシートはレンタル)

 

 

沙英はヒロと

 

 

ゆのはしんのすけ(後部座席でチャイルドシート/もちレンタル)と宮子と

 

 

 

ゆの:宮ちゃん、シートベルトはしてね

 

 

宮子:うむ

 

 

2人はシートベルトをカチッとはめる

 

 

ゆの:じゃ、行くよ

 

 

ゆのはエンジンをかけてギアをドライブにしてサイドブレーキペダルを解除

 

 

そしてゆっくりとガレージから出る

 

 

 

 

ゆの:よし、いい感じ……

 

 

 

ゆのはコースに出て順調に走る

 

 

 

ゆの:よっ……と

 

 

しんのすけ:おおー!上手いゾ~!

 

 

宮子:さすがゆのっち!ミッドナイトドライブが得意なだけあるね!

 

 

 

沙英:ゆの意外と上手いじゃん

 

 

ヒロ:ホントね、将来ドライブに出かけるのが好きになってそうね

 

 

 

ひろし:ゆのちゃん、さすがだな……ブレーキングもハンドルさばきもいい腕だ……もうテアナを自分の手足のように操っている

 

 

 

みさえ:わ、私より上手いかも……テアナと相性いいのかも

 

 

 

ゆの:た、楽しい……楽しいよ宮ちゃん、しんちゃん

 

 

 

宮子:ゆのっちすごーい!ただのチビバッテンじゃなかったんだね

 

 

しんのすけ:ただの胸板女じゃなかったんだね

 

 

 

ゆの:あのねぇ~2人とも……運転中にイライラさせないでほしいなぁ~

 

 

 

宮子:ごめんゆのっち!もう言わないよチビバッテンなんて

 

 

しんのすけ:オラも胸板女なんて言わないゾ

 

 

 

ゆの:ふう~ん、そっかぁ……キレてほしいんだね?私に……いいよ、キレてやるよ……お望み通りにな!!

 

 

ゆのは隅に停車してハザードをつけて2人を降ろす

 

 

 

ゆの:お前ら2人とも……絶対許さああぁぁぁん!!!オリャァァァァァ!!

 

 

 

ゆのはしんのすけと宮子の頭を擦りつけるようにダブルグリグリをキメた!

 

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

宮子:ひょえ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから8年後、ゆのはテアナに乗り、出勤したりドライブにしたりするのだが

 

 

それはまた別の話




何となく書きたかった話

ちなみに車の元ネタは

テアナ→ティアナ(日産)
セレラ→セレナ(日産)
フーゴ→フーガ(日産)
ペンツ→ベンツ(メルセデス)

日産車の多さ(笑)


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お勉強中は静かに!だゾ

ある日、ゆのは2階で勉強に励んでいた

 

 

やまぶきの制服に身を包み、気合いを入れる

 

 

 

ゆの(よし、次)

 

 

問題を次々解いていく

 

 

そこへしんのすけが入ってきた

 

 

 

手に持っていたラジカセを置き、再生する

 

 

しんのすけ:イロハオエー、イロハオエー

 

 

 

ゆの(ううう………うるさい)

 

 

 

しんのすけ:アミーゴー!!

 

 

 

フラダンスからメキシカンになった

 

 

ゆの:しんちゃ~ん?少し静かにしてもらえる?今お勉強してるからさ

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

 

しんのすけは黙ってフラダンスやケツだけ星人などをやり続ける

 

 

まるで、某番組のサイレントのように

 

 

ゆの:…………あのね、静かにしろっていうのは、喋るな動くなってことだよ

 

 

しんのすけ:んもー、わがままだなぁ……

 

 

 

ゆの:いいから黙ってて!静かにそこに座ってて!

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

しんのすけはジッとしていた

 

 

しんのすけ(ヒマだゾ……うーん)

 

 

 

しんのすけは何か暇つぶしを考えるが思いつかない

 

 

 

しばらく沈黙が続いた

 

 

 

ゆの(うん、静かにしてるね……ありがたい)

 

 

 

ゆのはチラッとしんのすけを見てニコッと笑って勉強に集中する

 

 

 

しかし、その沈黙は破られた

 

 

突然、プーとしんのすけの屁の音が響いた

 

 

 

ゆの:…………くっさ!ゴホッ!ゲホッ!

 

 

しんのすけ:いやーさっきニンニクチップス食べたもんで~

 

 

 

ゆの:………くっそぉ!!もう我慢できない!!

 

 

ガタッと立ち上がったゆのはしんのすけを抱き上げて外へ出す

 

 

ゆの:出てって!勉強が終わるまでぜーったい入らないでよね!!フンッ!

 

 

ゆのはドアをバタンと強めに閉めた

 

 

 

しんのすけ:やれやれ~短気ですなぁ

 

 

 

しんのすけは1階に下りた

 

 

 

ゆの:全くもう……ロクな事しないんだから……はぁ

 

 

 

ゆのはベランダに続く冊子を開けて換気する

 

 

ゆの:んーいい風、気持ちいい~

 

 

風を浴びて靡く髪に手を当てる

 

 

ゆの:よし!頑張るぞ!

 

 

ゆのは再び勉強に集中する

 

 

 

しばらくして終わった

 

 

ゆの:ふーやれやれ、やっと終わったぁ~

 

 

ゆのは軽く伸びて立ち上がる

 

 

ゆの(さて、謝らなきゃ……ちょっとキツく言い過ぎたからね)

 

 

 

そういって1階に下りてしんのすけを探しに行く

 

 

そして、茶の間に行くと

 

 

ゆの(ん?これは……)

 

 

テーブルの上に小皿に乗せられた数個のチョコビと

コップに注がれた牛乳が置いてあった

 

 

ゆの:あ……

 

 

その近くには手紙が置いてあった

 

 

『ゆのさん、おべんきょーおつかれだぞ、ちょこびたべて、ぎゅうにゅーのんで、でらっくすするんだぞ』

 

 

 

ゆの:………フフッ、リラックスだよバカ、でも……ありがとね

 

 

 

ニッコリ笑ってチョコビと牛乳を食べて飲んだ

 

 

寝室へ行くと

 

 

 

しんのすけが寝ていた

 

 

 

ゆの:……さっきはごめんね…ありがとう、大好き

 

 

 

ゆのはしんのすけの頬に軽くキスをした

 

 

ゆの:んふふ、私からのお礼だよ

 

 

ニコッと笑ってしんのすけにタオルを掛けてやる

 

 

ゆの:どんな夢、見てるのかな

 

 

 

しんのすけ:う~ん、ゆのさんはペちゃパイだゾ~

 

 

 

ゆのの笑顔は即座に怒りに変わった

 

 

 

ゆの:こンのぉ~!ふざけた夢見やがってぇ~!!

 

 

 

しんのすけ:お?

 

 

しんのすけは目を覚ました

 

 

ゆの:………ま、いっか……寝言だし

 

 

 

しんのすけ:どしたの

 

 

 

ゆの:なんでもなーい、それよりさ、今からおやつ買いに行こっか

 

 

 

しんのすけ:おお~!おつや~!

 

 

ゆの:今日は特別に好きな物買ってあげるよ

 

 

しんのすけ:じゃあオラ、パッチンプリン!

 

 

ゆの:うん!オッケー!じゃあ行こっ

 

 

ゆのはしんのすけの手を取りプリンを買いに出かけた

 

 

2人は笑顔で笑いながら買い物に行くのだった




お勉強ネタ二弾

ちなみに最後の夢のところ

本来はゆのが夢にキレてしんのすけにお仕置きをするというオチだったけど

いい雰囲気がもったいなかったので感度路線にしました


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手をつないで帰るゾ

ある日、ゆのはしんのすけを起こしていた

 

 

ゆの:ほらほら、起きて、幼稚園に遅れるよ

 

 

しんのすけ:あぅ~ん、オラ今日は行く気分じゃないんだよね~

 

 

ゆの:気分じゃないって……何言ってんの?そう言うモンじゃないから

 

 

しんのすけ:んもーお・け・ち

 

 

ゆの:いいから起きろ!バスが来ちゃうだろうが!

 

 

しんのすけ:ゴホッ、オラお風邪みたい

 

 

 

しんのすけはわざとらしい咳をしてみる

 

 

 

ゆの:あーそう、じゃあ寝てなよ……

 

 

しんのすけ(やったゾ)

 

 

ゆの:そ・の・か・わ・り

 

 

しんのすけ:………?

 

 

 

ゆの:この超苦い漢方薬を飲めたらの話だけどね

 

 

 

ゆのはニヤリと笑った

 

 

 

しんのすけ:………行きます

 

 

ゆの:よろしい

 

 

 

薬を飲みたくないしんのすけは観念し、身支度を始めた

 

 

 

そしてバスに乗り幼稚園に行った

 

 

 

ゆの:ふー全くもう……世話が焼けるんだから……さて、洗濯でもするか

 

 

ゆのは洗濯機に洗濯物を放り込んでスイッチを入れる

 

 

ゆの:ゲホッ、くっそ、ひろしさんの靴下って何であんなに臭いんだよ……臭いをかぐだけでイライラしてくるよ、ほんっとに

 

 

ゆのはその後、皿洗い、風呂掃除などをこなして休んでいた

 

 

ゆの:はー疲れたぁ……少し休も

 

 

 

少し昼寝をするゆの

 

 

 

起きたのは午後2時

 

 

ゆの:う、ううん……もう二時か……そろそろ帰ってくる頃かな

 

 

 

テレビをつけ天気予報を見てみる

 

 

 

予報士:えーっと、今日の天気ですが、雨が降るとか降らないとか……止むとか止まないとか

 

 

 

ゆの:そんなんでわかるわけねーだろ!予報士なんかやめちまえ!!

 

 

 

ブツッとテレビを切った

 

 

外を見ると曇っていた

 

 

 

ゆの:………それにしても、遅いなぁ

 

 

 

午後3時になっても帰ってこない

 

 

 

その時、電話が鳴った

 

 

ゆの:はい!野原です!

 

 

 

『あ、どうも、ひまわり組のよしながです』

 

 

『今は石坂です!』

 

 

『コラ!何を言うの!』

 

 

『え、離婚したの?』

 

 

『してないわよ!ラブラブよ!って何言わせるの!』

 

 

ゆの:さっさと用件を言って下さい

 

 

『あ、すみません!園長先生が体調を崩してしまって、帰りのバスが出せなくなりまして』

 

 

ゆの:はあ

 

 

『それで家の方にお迎えに来てもらえないかと今、電話してるんです』

 

 

ゆの:わかりました、じゃあ今から向かいます

 

 

 

『おー胸板ゆのさん来てくれるのー』

 

 

ゆの:あとで覚えとけよこのクソガキが!

 

 

ゆのはガシャンと切った

 

 

ゆの:全く、口だけは達者なんだからもう

 

 

怒りながらもしんのすけを迎えに行くゆの

 

 

 

雨が降ったときのため雨ガッパと傘を持っていく

 

 

 

案の定、降り出した

 

 

傘を差して幼稚園に向かう

 

 

 

そして

 

 

ゆの:ほら、これ着て……帰るよ

 

 

ゆのはしんのすけにカッパを着せてボタンを留めてやる

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆの:じゃあありがとうございました

 

 

しんのすけ:みどり!梅!メガネ!じゃっ!

 

 

よしなが:コラ!

 

 

まつざか:梅って言うな!

 

 

上尾:メガネって、うううう

 

 

 

ゆの:先生に向かって何を言うの!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

しんのすけ:ほ、ほい

 

 

ゆの:はい、やり直し!

 

 

しんのすけ:よしなが先生、まつざか先生、上尾先生、さようなら

 

 

よしなが:はい、さようなら

 

 

まつざか:また明日ね

 

 

上尾:お、お気をつけて

 

 

そして、2人は帰って行く

 

 

手をつないで

 

 

 

よしなが:あらあら

 

 

まつざか:まるで姉と弟ね

 

 

上尾:………可愛い

 

 

 

2人はおしゃべりしながら帰路につくのであった




雨の日のお迎えを参考に書いたネタ

ラストの2人は絵になりますねぇ

いいですよ~


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街中でてんやわんやだゾ

バーチャルエッグに新作ソフトが作られた

 

 

しんのすけとゆのはまたテストプレイヤーに選ばれた

 

 

今度は宮子たち3人も誘って行く

 

 

【プレイヤー1:木村 ゆの】

┗アバター:サンジ

 

【プレイヤー2:野原しんのすけ】

┗アバター:ロロノア・ゾロ

 

【プレイヤー3:斎藤 宮子】

┗アバター:モンキーDルフィ

 

【プレイヤー4:遠藤 ヒロ】

┗アバター:金棒のアルビダ

 

【プレイヤー5:金本 沙英】

┗アバター:ポートガスDエース

 

 

ステージ:ローグダウン(通称:始まりと終わりの街)

 

 

 

なお今回もアバター名で表記する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンジ:ん、今回はこの姿か……何で私これなんだろ、あ……足技得意だからか、納得

 

 

 

サンジはとりあえず街をうろうろと歩いてみる

 

 

そこでバッタリとエースに出会う

 

 

エース:よ!ゆの!

 

 

サンジ:あ、沙英さん!寒くないんですか?裸で

 

 

エース:それは言わないで、私だって嫌なんだから

 

 

サンジ:あ、すみません……ところで、宮ちゃん達はどこにいるんですかね

 

 

エース:さあ、どこだろうね……あ、そうだ!私逃げてたんだった!じゃあね!

 

 

エースは逃げ出した

 

 

そのあと、後ろからドスドスと歩いてくる太ったアルビダが来た

 

 

アルビダ:あ!ゆのさん!沙英見なかった!?

 

 

サンジ:え!?あ、あっちに行きましたよ

 

 

サンジはエースのいない方を指さした

 

 

アルビダ:ありがとう!さぁ~えぇ~

 

 

アルビダはエースを探しにまたドスドスと歩いていく

 

 

そして、ついに二人が姿を現した

 

 

サンジ:あ!見つけた!

 

 

 

ルフィ:お!ゆのっち!ゴムゴムのぉ~!ロケットォ~!

 

 

ルフィはサンジに飛びついた

 

 

サンジ:ぐふぇ!

 

 

ルフィ:あ、ごめんねゆのっち、つい

 

 

 

サンジ:いいよ、別に……で、しんちゃんは?

 

 

 

ゾロ:ぞぉ~さん、ぞぉ~さん

 

 

 

サンジ:コラァ!クソマリモ!その姿でそんなことするな!

 

 

ゾロ:ブリブリー!ブリブリー!

 

 

ルフィ:わははは!素晴らしいですぞ!

 

 

 

サンジ:やめんかー!宮ちゃんも煽らない!

 

 

ゾロ:んもー我が儘だなぁ、だからお胸が育たないんだゾ

 

 

ルフィ:うむ!その通り!

 

 

サンジ:よしわかった、今から順番にお仕置きしてやる…まずは……宮ちゃん!

 

 

ルフィ:え!?ゆのっち!タンマ!

 

 

サンジ:コリエ!エポール!コートレット!セル!ポワトリーヌ!ジゴー!

 

 

ルフィ:も、もうひないかは

 

 

サンジ:ムートンショットォォォォ!!

 

 

サンジはルフィをぶっ飛ばした

 

 

サンジ:さあ、次はしんちゃんだよ、覚悟はいい?

 

 

ゾロ:オ、オラ……あのぉ~

 

 

サンジ:問答無用!ロンジュ!タンドロン!フランシェ!カジ!クー!キュイソー!ジャレ!

 

 

ゾロ:なな子……オラは……星になるゾ

 

 

サンジ:ヴォーショットォォォォ!!

 

 

しんのすけもぶっ飛ばした

 

 

サンジ:デザートはいらないかな

 

 

 

決めゼリフを言うゆのにアルビダが迫る

 

 

アルビダ:ゆのさん?嘘を教えたわね?何とか沙英は見つかってお仕置きしたわ、体型をからからった罰でね……次はゆのさんにお仕置きね、嘘を教えた罰でね

 

 

アルビダは金棒を振り上げる

 

 

サンジ:ちょっ!ヒロさん!落ち着いて!

 

 

しかし、金棒は振り下ろされた

 

 

サンジ:ぎゃああああ!!!メロリンラーブ!!!




バーチャルエッグネタ三弾

今回はワンピース

実ははじめの一歩かワンピースか迷ったんですがわかりやすくワンピースになりました(笑)


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ソフトクリームが食べたいゾ

ある日、ゆのは宮子としんのすけを連れてみさえに頼まれたお遣いをしていた

 

 

カートを押し、メモを見ながら商品をカゴに入れていく

 

 

ゆの:よし、次はっと

 

 

宮子:お菓子ですな

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

宮子:ジャンボチョコビでしたかな

 

 

しんのすけ:正しいゾ

 

 

ゆの:正しくないし、お菓子は頼まれてないよ!勝手にリストに加えない!

 

 

しんのすけ:ブーブー!

 

 

宮子:プープー!

 

 

ゆの:ブーブー言おうがプープー言おうが駄目な物はダメなの!

 

 

しんのすけ:おけちー!

 

 

宮子:おせちー!

 

 

ゆの:それ正月に食べるやつ!

 

 

しんのすけ:宮子ちゃん、今日のおつやはなしですな

 

 

宮子:うむ、悲しいですなぁ

 

 

 

しゃがみ込み指で地面をなぞる二人

 

 

 

ゆの:もう!わかった!じゃあ買い物終わったらソフトクリーム奢るから!

 

 

いじける二人にイラついたゆのは買い物がすんだらソフトクリームを奢ると約束して立たせる

 

 

しんのすけ:おおー!ゆのさん太ももー!

 

 

宮子:もも肉~!

 

 

ゆの:それを言うなら太っ腹!

 

 

ソフトクリームが食べたい二人はがぜん元気を取り戻し、テキパキと商品を持ってくる

 

 

ゆの(あ、これなら早く終わりそうだね)

 

 

 

みるみるうちに必要なものが全てかごに入った

 

 

ゆの:じゃあ会計済ましてくるからね……ほら、これ持ってって買って食べてて

 

 

ゆのは自分の財布を宮子に手渡して買いに行かせる

 

 

みさえからもらったお金はゆののジーパンのポケットに入れている

 

 

しんのすけ:何にする~?

 

 

宮子:そうですなぁ~

 

 

しんのすけ:デラックスなんか美味しそうですなぁ

 

 

宮子:フフフ~しんのすけ殿もお目が高いですなぁ~

 

 

宮子としんのすけは、デラックスサイズを注文

 

 

 

会計を済ませたゆのは2人のところへ行き財布を回収

 

 

ゆの:さて、と……私も買おっと……ん、財布がやけに軽い

 

 

しんのすけ:美味かったですなぁ

 

 

宮子:絶品でしたなぁ

 

 

ゆのが恐る恐る財布を開けると

 

 

カラッポだった

 

 

 

ゆの:…………ねぇ、2人とも……ここに入ってた千円で買ったおつりは?

 

 

宮子:ごめ~んゆのっち!デラックスの値段が500円したんで2人分買ったら終わっちゃった

 

 

ゆの:………何だとぉ~

 

 

しんのすけ:まあまあ、マイドンマイドン

 

 

宮子:はっはっは、ゆのっち!次があるさ!

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:誰が全額使っていいと言ったぁぁぁ~!!しかもデラックスだとぉ!ふざけるな~!!

 

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

宮子:ひょえ~

 

 

 

ゆののグリグリが二人を襲う

 

 

 

ゆの:今日という今日はぜーったい許さないからな!!!私の気の済むまで徹底的にお仕置きしてやるからな!!

 

 

一旦グリグリを止めて指を鳴らし、げんこつを数発したあと再びグリグリ攻撃をする

 

 

 

しんのすけ:おおおお~

 

 

 

宮子:ゆのっち~ごめんよ~

 

 

 

ゆの:このこのこのこの!!私だってなぁ!食べたかったんだぞォォォォ~!!

 

 

ゆのは半泣きだった




久しぶりのしんのすけ宮子のお仕置きオチ

デラックスソフトって気になりますなぁ

美味しそう(笑)


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とばっちりを受けた沙英さんだゾ

ある日、沙英は新作を書くため部屋を使っていた

 

 

今回の小説は格闘バトル物

 

 

橘文初にとってはバトル物である

 

 

もちろん、部屋のドアは塞いでいる

 

 

 

『くっ!何という強さだ』

 

 

『くっくっく、アクション仮面……どうだ、手も足も出まい』

 

 

『くそっ、納豆怪人ネバネーバ……手強い』

 

 

『覚悟しろ!たれビームとからしビームで味付けして食べてやる!』

 

 

 

宮子:おお!ピンチですな!

 

 

しんのすけ:食べられちゃうゾ!

 

 

ヒロやみさえは買い物でいない

 

 

ゆのはひまわりにミルクを飲ませている(沙英に代わりにやるように頼まれた)

 

 

 

ゆの:ほら、ひまちゃん……ミルクだよ~

 

 

ひまわり:たっ!たっ!

 

 

ゆのの胸を叩いてひまわりは何かを訴えた

 

 

ゆの:えーっと、ごめんね……私、出ないんだよ

 

 

ひまわり:ヘッ

 

 

ひまわりは顔を横に向けてニヤリと笑った

 

 

そして逃げた

 

 

ゆの:………チッ、可愛くない

 

 

ゆのは舌打ちをしてそう漏らした

 

 

そこへ沙英が来た

 

 

ゆの:あ、沙英さん……調子はどうですか?

 

 

沙英:うん、まあまあかな……主人公の必殺技がまだ思いつかなくてさぁ、何かない?

 

 

ゆの:えーっと、ゴムゴム……

 

 

沙英:いやいや、いくら何でもゴム人間じゃないから!

 

 

ゆの:………かめ……

 

 

沙英:いやいやいや!違う違う

 

 

宮子:お、沙英さん!必殺技ですかな

 

 

しんのすけ:そうですなぁ、アクションビームとか~

 

 

 

沙英:だからそういうのじゃなくて!格闘技なの!今回は!

 

 

宮子:主人公は男ですかな?

 

 

沙英:ん、まあね

 

 

しんのすけ:ふむふむ、さぞかし胸板凄いんでしょうなぁ

 

 

チラッ

 

 

宮子:むふふふ、そうですなぁ、しんのすけ殿

 

 

チラッチラッ

 

 

 

ゆの(わかってるよ、君たち……何を言いたいのかを)

 

 

 

沙英:うん、多分凄いんじゃないかなぁ

 

 

チラッ

 

 

ゆの(ほほ~今回は沙英さんもご希望ですか……だったら望み通りやってやろうじゃないですか!)

 

 

 

ゆのはスクッと立ち上がりポキポキと指を鳴らした

 

 

ゆの:今日はな~んかいつもの数倍の力が出せそうだよ、さあ~て、誰からやってやろうかぁ~、しんちゃんかな?

 

 

しんのすけ:うっ

 

 

ゆの:宮ちゃんかな?

 

 

宮子:い、いえ

 

 

ゆの:それとも、沙英さんかなぁ?

 

 

 

沙英:いや、何で私まで!

 

 

 

宮子:ゆのっち落ち着いて!胸板は胸板でも男のですから!ゆのっちの胸板とは違うんだよ!

 

 

 

ゆの:………何だってぇ~?

 

 

宮子:あ、いや、その~

 

 

ゆの:あーもうまどろっこしい!3人まとめてやってやる!!

 

 

 

ゆのは宮子と沙英は両手で2人の頭を擦りつけるようにグリグリ攻撃をしてしんのすけは何と両足でグリグリ攻撃を仕掛ける

 

 

ゆの:ほれほれほれ!思い知ったかぁ~!

 

 

 

宮子:ひょえ~

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

沙英:何で私まで~

 

 

 

ちなみに沙英は必殺技が思いつかなかったため、バトル物は辞退したようだ




沙英もお仕置きされた珍しく話

必殺技の名前、難しいですね

オレも悩みます


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優しくなりたいゆのさんだゾ

ある日、野原家ではゆのがある決意を固めていた

 

 

ゆの(もうキレないようにしよう、うん……今度こそ可愛くて優しい女の子になるんだ!)

 

 

 

ゆのは入学式の日、因幡 礼子との喧嘩のあと保健室でヒロ達に誓った可愛くて優しい女の子なるため、キレることをやめようと決めたのだ

 

 

 

ゆの:さて、と……トイレ行こっと

 

 

ゆのはトイレに向かった

 

 

しんのすけ:お、ゆのさん……

 

 

ゆの:あ、しんちゃん……

 

 

しんのすけ:いやー今日もお胸が薄いですなぁ

 

 

ゆの:…………ねーそうだよねー早く膨らまないかなぁ

 

 

 

しんのすけ:………!?

 

 

しんのすけは衝撃を受けた

 

 

ゆの:ちょっと通してね

 

 

ゆのはしんのすけを少しよかしてトイレに入る

 

 

 

しんのすけは唖然としていた

 

 

そこへ用を済ませたゆのが出てきた

 

 

 

ゆの:どうしたの?

 

 

しんのすけ:な、何でもないゾ

 

 

ゆの:ふーん

 

 

ゆのは茶の間で本を読み始めた

 

 

 

しんのすけ:な、なんか変だゾ………

 

 

宮子:どうしましたかな?しんのすけ殿

 

 

しんのすけ:ゆのさんが怒らないんだゾ……お胸が薄いですなぁって言っても

 

 

 

宮子:………!?

 

 

宮子もしんのすけと同じ衝撃を受けた

 

 

宮子:そりゃあ変ですなぁ、よし!怒らせましょうぜ!

 

 

しんのすけ:おお!

 

 

ヒロ(やめた方がいいと思うけど敢えて止めないわ……)

 

 

沙英(さてさて、ゆのがどこまで耐えられるか、楽しみだね)

 

 

 

そして、しんのすけと宮子によりゆのを怒らせる作戦が開始された

 

 

宮子:よ!バッテンチビ!

 

 

ゆの:そうなんだよね、もう少し大きくならないかなぁ

 

 

しんのすけ:妖怪胸板女!

 

 

ゆの:あははは、会ってみたいね、その妖怪

 

 

 

宮子(ち、違う!明らかに違う)

 

 

しんのすけ(ここまでして怒らないゆのさん)

 

 

 

しんのすけ・宮子(いつものゆのさん/っちじゃない!)

 

 

 

 

ゆの(我慢……我慢……うん)

 

 

 

ゆのはしんのすけと宮子が何回悪口を言ってもゆのは怒らない

 

 

しんのすけ:うーむ、ダメですなぁ

 

 

宮子:ゆのっち

 

 

そして、しばらくして

 

 

宮子:やい!バッテン胸無しチビ!

 

 

 

しんのすけ:やい!妖怪胸板チビ女!

 

 

 

2人はゆのに最後の悪口を言った

 

 

 

ゆの:………あー!もうやめだやめだ!!

 

 

ゆのはついにキレた

 

 

 

ゆの:人が下手に出てりゃ調子に乗ってごちゃごちゃと!!もう怒ったぞ!!

 

 

 

ゆのはしんのすけと宮子にグリグリをかました

 

 

 

2人が散々悪口を言ったのでゆのは元に戻ったのだ

 

 

ゆの:ほれほれほれ!何とか言ってみな

 

 

宮子:うひぃ~

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

 

ゆのにはやはり怒らない事など不可能であった

 

 

ゆの:やっぱりキレたほうがスッキリするなぁ

 

 

しんのすけ:お、おお

 

 

宮子:よ、よく言った、ゆのっち




ゆのが珍しくキレない(オチではキレる)話

しかしゆのにはキレないことなど不可能でしたとさ(笑)


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お料理の事でケンカだゾ

ある日、ゆのはヒロに料理を教わっていた

 

 

ゆの:……えっと、ここでお醤油っと……わわっ!入れ過ぎちゃった

 

 

ヒロ:あらあら大変、でも大丈夫よ……お砂糖をもう少し足せば

 

 

ゆの:あはは、ごめんなさい

 

 

ヒロ:いいのよ、あ……お味噌汁もういいんじゃない?

 

 

ゆの:あ、そうですね

 

 

ゆのは味噌汁を味見してみる

 

 

ゆの:うん、いい感じ

 

 

ヒロ:うん、ホントね

 

 

ゆの:あ!里芋が!

 

 

ゆのは里芋を煮すぎてしまった

 

 

ヒロ(…………)

 

 

ゆの:ああ、失敗しちゃった……ごめんなさいヒロさん!

 

 

ゆのはヒロに頭を下げるがヒロは黙っている

 

 

ゆの:どうしました?

 

 

しんのすけ:さーて、おつやおつや

 

 

 

宮子:おお、今日は何ですかな

 

 

 

ヒロ:ふふふ、ゆのさんってお味噌汁以外はてんでだめね

 

 

ゆの:…………はあ

 

 

ヒロ:私が甘やかしすぎたかしら?ひだまり荘にいた頃にいつもいつも私が作ってあげてたから上達しないのかもね

 

 

ゆの:………ちょっと、そこまで言うこと無いじゃないですか

 

 

沙英:ん、どうしたん?

 

 

ヒロ:ああ、沙英……いえね、ゆのさんの料理のダメさを話してたのよ

 

 

ゆの:わかってますよ、ダメなことくらい……だからこうしてヒロさんに教わってるんじゃないですか

 

 

段々と険悪ムードになる2人

 

 

宮子達は隣の部屋へ逃げて少しだけ開けて様子をうかがう

 

 

シロもしんのすけが入れた

 

 

ひまわりは沙英が抱く

 

 

 

ヒロ:ああ、ごめんなさい……そうよね、ダメだから私が教えて『あげてる』のよね

 

 

ゆの:なんっかムカつきますねその言い方

 

 

ヒロ:あら、事実でしょ?

 

 

ゆの:………確かに事実ですけど、もっと言い方ってモンがあるでしょうよ

 

 

ヒロ:教えて『差し上げてる』とか、教えて『やってる』とか、ホントねたくさんあるわね、ふっふっふ

 

 

ヒロはクスクスと笑う

 

 

ゆの:………いい加減にして下さいよ、それ以上バカにするとキレますよ

 

 

ヒロ:あらあら怖いわねーそれが教えてもらってる人に対しての態度なの?そっちこそいい加減にしなさいよ

 

 

 

ゆの:くっ!言わせておけば~!もう怒ったぞぉ~

 

 

 

ヒロ:あらあら、どう怒ったの?またスタンガンお見舞いしてあげましょうか?

 

 

 

ゆの:あれねぇ、フンッ……あれは許してませんからね

 

 

 

ヒロ:まだ根に持ってんの?全くネチネチとしつこいわね、忘れなさいよ

 

 

ゆの:忘れられるわけないだろうが!いきなり有無も言わさずスタンガンでやられれば

 

 

ヒロ:あれは貴女がバカなことやめないから仕方なくやったのよ!そこんとこわかってんの!?この凶暴バッテン女!

 

 

ゆの:言ったなぁ!そっちこそスタンガンブタ野郎!

 

 

ヒロ:ブ、ブタ野郎!?

 

 

ゆの:そうだ!そのうちホントにブタになるんじゃないですかぁ~?

 

 

ヒロ:こ、この!失礼なことをよく平気で言えるわね!

 

 

ヒロは立ち上がり平手打ちをゆのにする

 

 

ゆの:痛っ!

 

 

ヒロ:ゆ、ゆのさんが悪いのよ……

 

 

 

ゆの:………このぉ~、もうキレたぞ~

 

 

ゆのはキッとヒロを睨んで平手打ちを返す

 

 

ゆの:痛いんだよこのブタ!

 

 

ヒロ:ブタブタ言わないでよ!気にしてるのよ!

 

 

ゆの:だったら少しはダイエットしろよ!

 

 

ヒロ:してるわよ!

 

 

ヒロは叩きながら涙を流す

 

 

ゆの:……うっ……な、何だよ

 

 

 

ゆのはそれを見て振りかぶってた手をピタッと止める

 

 

 

ゆの:フンッ、拍子抜けだよ……あーあ、つまんないの

 

 

ゆのは2階へと去って行く

 

 

 

ヒロはぺたんと座り込んだ

 

 

沙英:大丈夫?ヒロ

 

 

ヒロ:沙英……私、ゆのさんに酷いことを……ダメね、私

 

 

沙英:大丈夫だよ、ゆのだって同じだよ……今は頭を冷やそう、きっと仲直りできるよ

 

 

2階のゆのは

 

 

ゆの:はぁ、言い過ぎちゃった……なんでこうなるかな、全く、たまに中学生の頃に戻っちゃうから困る

 

 

ゆのは立ち上がると机に向かい紙にサラサラと何かを書き始める

 

 

 

そしてヒロのそばに行きわざと紙切れを落とす

 

 

 

ヒロ:あら、何か落ちたわ

 

 

ヒロは拾い上げて開く

 

 

 

ヒロさんへ

沙英さんの時みたいに面と向かってだと素直になれないので手紙をします

ブタ野郎なんて言ってすみません

ダイエットの辛さ、私にはあまりわかりませんが

ヒロさんが大変なのは知ってますよ

でも私から見るとヒロさんは全然太ってなんかいませんし、ずっとスマートです

これからもお料理たくさん教えてくださいね

そして、ダイエットも無理せず頑張って下さい

 

木村ゆの

 

 

ヒロ:もう、あの子ったら……ツンデレなんだから

 

 

ヒロはゆののいる2階へ行き後ろからそっと抱き締める

 

 

ヒロ:ゆのさん、私こそごめんなさいね、ゆのさんのことダメだなんて言って

 

 

ゆの:いえいえ、別に気にしてませんよ……私こそごめんなさい、またお料理教えてくれますか?

 

 

ヒロ:もちろん!頑張りましょうね!

 

 

ゆの:はい!

 

 

しかし

 

 

ヒロ:だからここはお醤油を小さじで!

 

 

ゆの:わかってますよ!

 

 

ヒロ:入れすぎよ!バカね!

 

 

ゆの:ああ!バカだよ!牛!

 

 

ヒロ:何ですってぇ~!

 

 

ゆの:フンッ!

 

 

ヒロ:何よバッテン猿!

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:言ったなぁ~!もう怒ったぞ!

 

 

ヒロ:私も同じよ!

 

 

 

やっぱり言い合いになってしまう2人であった

 

しんのすけ:やれやれ~

 

 

宮子:わっはっは、見物ですなぁ

 

 

沙英:まあ、やりたいだけやらせとけばいいよ




ヒロとのケンカ

これで全員とケンカしましたかね

また、ケンカ書きたいな、楽しいから(笑)


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3rdシーズン
ゆのさんの葛藤だゾ


ある日の野原家

 

 

ひだまり荘の皆はテスト勉強をしていた

 

 

翌日に期末試験があるからである

 

 

沙英、ヒロ、そして何故か宮子が先に終わり、茶の間を後にする

 

 

ヒロは買い物へ、沙英はそれに付いていく

 

 

宮子も面白そうだからと付いていった

 

 

家にはゆのとしんのすけだけになった

 

 

ゆのは頭を掻きつつ勉強をする

 

 

しんのすけは退屈だった

 

 

しんのすけ:うーむ、ヒマですなぁ……

 

 

ゆの:そんなにヒマならどっか遊びにでも行ってきたら?

 

 

振り向きはせずにそう提案するゆの

 

 

しんのすけ:おお!そうしますか!ゆのさんナスアイチヤ!

 

 

ゆの:それを言うならナイスアイディア、いいから行ってきなよ

 

しんのすけ:あう~ん、冷たいゾ~

 

 

ゆのの背中にぴたっと張り付き指でスリスリする

 

 

ゆの:ええい!鬱陶しい!さっさと行ってこい!さもないとぶっ飛ばすぞこのクソガキが!

 

 

背中に違和感を感じたゆのはイライラして立ち上がりそう言った

 

 

しんのすけ:ほ、ほ~い

 

 

しんのすけはしずしずと出て行った

 

 

ゆの:まったくもう、あーイライラする

 

 

ゆのはペンをクルクル回して考え、書いていく

 

 

しかし、イライラしてるため集中力が続かない

 

 

ビキビキと青筋が出てくる

 

 

ゆの(くそぉ!イライラして集中できない!)

 

 

しばらく頑張っていたが限界が来てペンをテーブルに叩きつける

 

 

ゆの:んあぁ~!ちくしょう!やめだやめだ!

 

 

大声でそういうと立ち上がりコップ一杯の水をグイッと飲み干す

 

 

ゆの:ふぅ~!あーあ、やる気なくしちゃったぁ、もうやーめたっと、トイレ行こ

 

 

トイレに行き用を済ますが

 

 

ゆの(げ!ゲゲゲ!か、紙が……トイレットペーパーが!ない!)

 

 

ゆのは座ったまま動けなくなった

 

 

ゆの:な、なんたる仕打ち……どうしよう……探しに行くにしてもどうやって出る……このまま出たら確実に私は変態だ!そんなことをするのは吉野屋先生だけで十分だ!

 

 

ゆのは現在便座に腰掛けている状態

 

 

ジーパンと下着は下ろしているため下はほぼ裸

である

 

ゆの:……くっ、どうする……いっそのことこのまま2つとも上げて出るか……それとも誰かの助けを待つか……弱ったなぁ

 

 

ゆのは腕を組み考える

 

 

かれこれ一時間経った

 

 

ゆの:は……は……っくしゅん!くそぉ、寒くなってきた……下がスースーして気持ち悪い……しかし、出られない……出るには拭かなければ……そうだ、いっそのことこの手で!

 

 

ゴクリッ

 

 

ゆの:拭くのは片手でだ、そして逆の手でカギとドアを開けて素早く手を洗う!それしかない!!

 

 

ゆのは足を開き股に手を入れようと近付ける

 

 

ゆの:もうこれしかないんだ、覚悟を決めろ木村ゆの!いざ!

 

 

 

【しばらくお待ちください】

 

 

 

そして逆の手でカギとドアを開けて手を洗いタオルで拭き洗面所から出るゆの

 

 

ヒロ:ただいまーゆのさん

 

 

ゆの:あ、ヒロさん!お帰りなさい!

 

 

沙英:よっ!ゆの!

 

 

ゆの:沙英さん!

 

 

宮子:ゆのっちー!はいこれ

 

 

ゆの:ん?

 

 

ヒロ:トイレットペーパーよ、予備なかったから買ってきたのよ

 

 

ゆの:はあ!?

 

 

ゆのは膝から崩れ落ちた

 

 

ゆの:わ、私のバカ……待っていれば……もう少し……待っていれば……あんなバカなマネはぁ!しなかったのに!

 

 

ヒロ:ゆ、ゆのさん!?

 

 

沙英:どうしたん?

 

 

宮子(何したんだろー)

 

 

 

ゆの:ち、ちくしょォォォォォォ!!!




ちょ~ギリッギリなお話!

でも書いてて楽しかった(笑)

そりゃあ覚悟しますよね(笑)


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しりとりで大ピンチ!だゾ

ある日の野原家

 

 

みさえ:というわけで、私とヒロちゃんはバーゲンに行ってくるわ

 

 

宮子:私と沙英さんは荷物持ちゆえ!

 

 

沙英:だから今回も2人で留守番よろしく

 

 

しんのすけとゆのにそういって出て行く4人と赤ん坊

 

 

ゆの:………う、ううう……2人で、留守番か

 

 

 

しんのすけ:なに笑ってんの?

 

 

 

ゆの:笑ってねぇよ!泣いてんだよ!

 

 

しんのすけ:やれやれ~こいつの面倒見るのかぁ、やだなぁ

 

 

ビキッ

 

 

ゆの:そりゃあこっちのセリフだ

 

 

ゆのは青筋を立ててそう言った

 

 

ゆの:やれやれ、しょうがないか……とりあえずトイレ行くか

 

 

しんのすけ:お股は紙で拭くのよ~!

 

 

 

ゆの:ぐへっ!

 

 

しんのすけ:宮子ちゃんから聞いたゾ

 

 

ゆの(あのお喋り金髪クソ野郎が!)

 

 

しんのすけ:んもーばっちいゾ

 

 

ゆの:あの時はしょうがなかったの!!私だって紙で拭きたかったよ!手で拭くなんて初めてだし、数滴でもつけば気持ち悪いし……って何言ってんだ私ゃ

 

 

しんのすけ:とりあえず行けば~?

 

 

ゆの:うん、そうさせてもらおう

 

 

ゆのはトイレに入り、チェック

 

 

ゆの:トイレットペーパーよし、予備良し

 

 

ジーパンと下着を下ろして用を済ます

 

 

ゆの:ふ~さて、何して暇潰そっかなぁ

 

 

しんのすけ:死体ごっこ

 

 

ゆの:嫌だね、面白さのかけらもない

 

 

しんのすけ:んもーおケチなんだからぁ

 

 

ゆの:じゃあ、しりとりでもする?

 

 

しんのすけ:お尻は取れないゾ?

 

 

ビキッ

 

 

ゆの:取れるわけねーだろ!

 

 

しんのすけ:軽いジョークだゾ

 

 

ゆの:じゃあ私からいくね、ガム

 

 

しんのすけ:胸板!

 

 

ゆの:……チッ、た……た……誕生日!

 

 

しんのすけ:貧乳!

 

 

ゆの:くっ!う……う……馬!

 

 

しんのすけ:股を手で拭く女!

 

 

ゆの:ぐぐっ!嘆き!

 

 

しんのすけ:キレてばっかり!

 

 

ゆの:………り……り……理科室!

 

 

しんのすけ:土筆(つくし)!

 

 

ゆの:醤油!

 

 

しんのすけ:ゆのさんはキレてばっかりで股を手で拭いて胸板で貧乳な女!

 

 

ブチッ

 

 

ゆの:このクソガキ~しりとりだと思って好き放題言いやがってぇ~!しかもいつまでもあのネタ引っ張りやがってぇ!

 

 

ゆのはパキパキと指を鳴らした

 

 

しんのすけ:お、おお~

 

 

ゆの:今日はなんかムシャクシャするからいつもの数倍の力が出せそうだよ、よかったねぇ力のスペシャル大サービスだよ

 

 

ニヤニヤ笑いながら近づくゆの

 

 

ゆの:さぁ~て、覚悟はいいかぁ?

 

 

しんのすけ:優しくしてね

 

 

ゆの:ふっふっふ~ヤダね!オリャアアァァァァ!!!

 

 

ゆのはいつもの数倍の力を込めてゲンコツとグリグリ攻撃をお見舞いする

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

ゆの:まだまだ!こんなモンじゃこの怒りは収まらないんだァァァァァァ!!




以前より過激になっております(笑)

序盤の2人のやり取りは書きたかったネタ(笑)

スペシャルコラボ編に投稿してしまったので1度消して投稿し直しました(笑)


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大家さんのお姉さんだゾ

ある日、野原家にあるお客が来た

 

 

声はひだまり荘の大家にそっくりである

 

 

『誰かいない?いたら返事して!』

 

 

沙英:あれ?大家さん?

 

 

 

ヒロ:あら、珍しいわね

 

 

ゆの:またバーチャルエッグの新作出来たんでしょうか

 

 

 

宮子:おお~!楽しみ~!

 

 

 

ゆの:私でますね

 

 

 

ゆのは玄関に行き出る

 

 

 

ゆの:は~い

 

 

 

???:ああ、アンタ木村ゆのね、なんかトロそうな子ね

 

 

 

ゆの(ムカッ):初対面で失礼な人ですね、何の用ですか

 

 

 

???:私は大家イノ、シノの姉よ

 

 

 

ゆの:はい?

 

 

 

宮子:バッテン付けたゆの山ぁ~

 

 

 

どこぞの刑事の物まねをしながら宮子が来た

 

 

ゆのはキッと宮子を睨む

 

 

宮子:どーどー!シャレですよシャレ

 

 

 

イノ:アンタは斎藤宮子、シノが自分でリフォームした部屋に住んでる子ね

 

 

 

宮子:およ?大家さん何言ってんの?

 

 

ゆの:姉だそうだよ?信じられないけど

 

 

イノ:アンタは頭が悪いだけよ

 

 

ゆの(イラッ)

 

 

本人より口の悪いまるで有○のような毒舌のイノ

 

 

 

沙英:どうしたん?あれ?大家さん

 

 

ゆの:姉だそうでーす

 

 

ぶっきらぼうに言うゆの

 

 

沙英(イラついている……そろそろ切れるかも)

 

 

ヒロ:あら、大家さん……いらっしゃい

 

 

 

イノ:アンタ達、シノのつもりで言ってるでしょ、私はイノ!大家シノの姉!覚えておきなさいよ、特にそこのトロバッテン!

 

 

 

ゆの:くぅ~!ムカつく~!!

 

 

宮子:まあまあ!ゆのっち!抑えて抑えて!

 

 

しんのすけ:お?シーノちゃん!お久しブリブリー!

 

 

しんのすけは尻を出して振る

 

 

イノ:何よ汚らわしい、早くその薄汚い尻をしまいなさい

 

 

 

しんのすけ:!?

 

 

しんのすけはムンクの叫びのような顔をした

 

 

 

ゆの:フンッ、小さい子に大人げない

 

 

 

三人(ゆの/さん/っち/がそれを言うか?)

 

 

そう、散々しんのすけにキレてお仕置きをしてきたゆのに言う権利はないのだが棚に上げていうゆの

 

 

イノ:アンタに言われる筋合いはないけど

 

 

ゆの:チッ、私部屋行きますね

 

 

 

ゆのは舌打ちをして2階に行った

 

 

 

イノを茶の間に通してしばらくすると

 

 

 

シノ:おーなんだイノじゃ~ん!久しぶり~!

 

 

イノ:アンタ、ひだまり荘壊れたんだって?どうせ酒に酔って暴れて壊したんでしょ

 

 

シノ:違うのよ~これには深~い事情があんのよ~

 

 

沙英:1度目はガス爆発、2度目は宮子がノコギリで骨組みの柱をちょん切って倒壊

 

 

ヒロ:次はどうなるのかしらね

 

 

シノ:ま、今は双葉商事で働いてっからその給料を貯めてからだな

 

 

 

イノ:私も大家してるけど、アパート壊れたのアンタだけよ

 

 

宮子(大家一族……すげえ)

 

 

そしてイノは帰るため玄関へ

 

 

イノ:シノ、いい加減タバコかお酒どっちかやめなさいよ?

 

 

シノ:努力はしてんだけどねぇ~

 

 

そして出て行くイノ

 

 

ゆの:べーっだ!

 

 

ゆのはイノと折り合いが悪いらしい

 

 

犬猿の仲になりそうな予感だ




何とか一本仕上げました!

大家さんのお姉さん、実はアナザーにも出そうとしてました

ゆののアパートの大家がお姉さんで妹の知り合いということで特別に家賃半額にしてくれている設定

書いているウチに毒舌になりました(笑)

ちなみにイノの由来はNARUTOのいのではなく

越後屋先生が付けたシノのシを四として1番目、つまり長女のつもりでイノのイを一としてつけました

最初はニノにしようとしましたがボツに

みさえの姉妹も頭文字が1つずつずれてますしね(笑)


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暑い日は水着がいいゾ

ある日の野原家

 

 

その日はすごく暑い日だった

 

 

ゆの:あっつ~、死にそう~

 

 

しんのすけ:うおぉ~

 

 

ゆの:汗だくだく~イライラする~

 

 

しんのすけ:オラもイライラ棒~

 

 

ゆの:懐かしいな、おい

 

 

2人ともクールビズだが今回ばかりは意味がない

 

 

ゆの:う~仕方ない~こうなったら奥の手だ

 

 

しんのすけ:ん~?

 

 

ゆの:水着で過ごそう!こんな暑い日に来客なんかないでしょう!

 

 

 

しんのすけ:おっしゃー!

 

 

ゆの:じゃ、そうと決まれば早速着替えよっか

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

そして着替えに行く2人

 

 

ゆの:アンタはあっち!

 

 

しんのすけの頭を鷲づかみにして寝室から追い出す

 

 

しんのすけ:んもーわがままだなぁ

 

 

ゆの:着替えを見せられるかっての!

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

お互い水着を着てそれで過ごす

 

 

 

ゆの:ふぅ~これはいいね~

 

 

しんのすけ:ですなぁ~

 

 

ゆの:さて、と……お昼ごはんにしよっか、冷やし中華がいいかな

 

 

しんのすけ:冷やしっちゅうか?

 

 

ゆの:おい、わかっててボケてるだろ

 

 

しんのすけ:おわっ、バレましたか

 

 

ゆの:バレバレなんだよ、もう……くだらないしさ

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもぉ

 

 

ゆの:褒めてないわ!

 

 

しんのすけ:んもー怒りんぼなんだから~そんなんだからお胸が育た……

 

 

ゆの:言ってくれるねぇ~只でさえ暑くてイライラしてんのにバカなこと言うんじゃないよ!!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

ゆの:バカなこと言ってないで大人しくしてろ

 

 

 

しんのすけ:ほ、ほ~い

 

 

ゆの:ホントにもう、口だけは達者なんだから

 

 

ブツブツ言いながらゆのは仕度をする

 

 

ゆの:はい、お待たせ

 

 

しんのすけ:おお~!

 

 

ゆの:いただきます

 

 

しんのすけ:いただきマス寿司~

 

 

ゆの:うん、美味しいね

 

 

しんのすけ:うむ、そうですな

 

 

そして、あっという間に完食した2人は

 

 

ゆの:ビニールプール入ろう!

 

 

しんのすけ:おお~!

 

 

 

ビニールプールに空気を入れ、水を溜めて入る

 

 

ゆの:はわ~気持ちいい~

 

 

しんのすけ:極楽極楽~

 

 

ゆの:あはは、温泉だよそれ

 

 

浸かっているうち、ゆのは眠くなって寝てしまう

 

 

しんのすけ:…………ほうほう

 

 

シロ:クゥ~ン

 

 

しんのすけは以前、ゆのの水着の上を取り、胸を露出させたことがあった

 

 

しんのすけ:フッ、今度はこっちだゾ

 

 

シロ:アンッ!?

 

 

なんと!今度は下をスルスルと脱がした

 

 

しんのすけ:まあまあだなぁ、さてと~プスライトプスライト~

 

 

 

しんのすけはゆのを放置した

 

 

脱がしたまま

 

 

沙英:ゆ、ゆの?

 

 

帰省から帰ってきた沙英はゆのを見て恐る恐る声をかける

 

 

ゆの:……は、は……っくしゅん!あれ、沙英さんお帰りなさい

 

 

沙英:う、うんただいま……でさぁ、ゆの……トイレはここじゃないよ?

 

 

ゆの:はい?

 

 

沙英はクイクイッと指を指す

 

 

ゆの:え?

 

 

ゆのは指さす方を見るとカァ~ッと顔を赤くした

 

 

ゆの:……ちょっ、やっ、な、何で脱げて……

 

 

ゆのは慌てて履いた

 

 

沙英は目を背けた

 

 

沙英(も、モロに見ちゃった……まあまあかな)

 

 

ゆの(こんな事を平気でするヤツは……あンのクソガキィ~!!)

 

 

 

ゆのはプールから上がると服を着替えていつものワイシャツジーパンスタイルになる

 

 

ゆの:しんちゃ~ん?ちょ~っといいかなぁ?

 

 

しんのすけ:ん~?

 

 

ゆの:私の水着の下、脱がしてくれたよね~

 

 

しんのすけ:うっ

 

 

ゆの:お礼にた~っぷりお返ししてやるから……覚悟しろよ~?このクソガキがぁ~!!

 

 

ゆのはしんのすけにゲンコツやグリグリ、さらには関節のお仕置きフルコースをお見舞いする

 

 

ゆの:今日という今日はぜーったいに許さないぞ!ウオリャアアアア~!!!

 

 

 

しんのすけ:あひぃ~




久しぶりの本編


何の影響か知らないがかなりギリギリの話(笑)

オラ誘拐で燃えつきたか面白味がないかも知れませんが大目に見て下され!


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幻の売り場に行くゾ①

ある夏の日、野原家にかすかべ防衛隊が集まった

 

 

風間:知ってる?サトーココノカドーに幻の売り場があるんだって

 

 

マサオ:幻の売り場?

 

 

風間:うん、何でも『ケルベロス』とか『ガーゴイル』とかを売ってるんだって

 

 

しんのすけ:蹴るベロ酢?

 

 

沙英:違うよ、ケルベロス……地獄の番犬と言われる怪物、神話に出てくるやつだね

 

 

ゆの:沙英さん、よく知ってますね

 

 

ネネ:でもどうやって行くのよ、その売り場

 

 

ボー:エレベーターで、隠しコマンドを入れると、いける、らしい

 

 

しんのすけ:上上下下左右左右

 

 

ゆの:それコ○ミコマンドだよ

 

 

風間:確か……えっと……1414315だったかな

 

 

ゆの:直訳すると“いよいよ最後”だね

 

 

ネネ:動物と関係ないじゃない!

 

 

風間:いや単なる噂だし

 

 

沙英:面白そうだね、やってみようよ

 

 

ゆの:うーん、まあやることもないですしね

 

 

沙英:決まり!

 

 

そして七人はサトーココノカドーに向かいエレベーターに乗る

 

 

全員乗り込んでドアを閉める

 

 

沙英:ゆの、コマンド

 

 

ゆの:はいはいっと……えっとぉ……1・4・1・4・3・1・5……っと

 

 

するとエレベーターは1階にいるはずなのに降りていく

 

 

沙英:き、きた!

 

 

マサオ:ひいぃ~!

 

 

ネネ:うるさい!覚悟を決めなさいオニギリ!

 

 

しんのすけ:ゆのさぁ~ん、怖~い

 

 

しんのすけはゆののジーパンに飛びついて下に引っ張る

 

 

ゆの:ちょっ!ちょっと!ジーパンにしがみつかないで!あと引っ張るな!落ちる!パンツ見えちゃうから!

 

 

 

しんのすけを引き剝がそうと引っ張るゆの

 

 

ゆの:ふぐぐぐ!離せってば!もう!

 

 

ゆのは何とかしんのすけを剥がして地面に置く

 

 

ゆの:全くもう、次やったら許さないから

 

 

ゆのが少し降りたジーパンを上げたその直後、ゴゴンと音がしてドアが開く

 

 

階のマークは光ってない

 

 

沙英:い、いよいよか……行くよ!

 

 

ゆの:はい!皆、私達から離れないでね

 

 

『はーい』

 

 

そのフロアは薄暗く、黄色の電球が今にも切れそうな勢いでジジジッと音を立てていた

 

 

 

『グルルルル』

 

 

 

ゆの:はっ!

 

 

ゆのは声のした方を振り向くと檻に入った犬を見つける

 

 

ゆの:コイツがケルベロス……頭が3つ……襲われたらひとたまりもない

 

 

しんのすけ:おお~!何で頭が3つあるの~

 

 

しんのすけはケルベロスに近づこうとする

 

 

ゆの:コラ!危ないよ!勝手に離れないで!

 

 

ゆのはしんのすけをがしっと捕まえる

 

 

 

沙英:ゆ、ゆの!来てごらん!

 

 

ゆの:沙英さん!何ですか?

 

 

 

ゆのは沙英の方に行くと

 

 

ゆの:ひ、火の鳥!?まさか不死鳥フェニックス!?

 

 

沙英:あっちにはミノタウロスとか……ギガースとかいたよ……

 

 

マサオ:帰りたいよ~!!わ~ん!

 

 

ネネ:泣くんじゃない!オニギリ!

 

 

風間:と、とりあえず帰りましょうか、噂も解明できましたし

 

 

ゆの:そうだね、よし……帰ろう

 

 

 

しかし、エレベーターは消えていた

 

 

ゆの:う、嘘ォ!

 

 

沙英:来たときはあったのに!

 

 

その時、突然ブザーが鳴り辺りが赤く点滅した

 

 

『侵入者発見、侵入者発見、排除のため怪物を放ちます』

 

 

そしてガシャンと音がした

 

 

檻が開いたのだ

 

 

ゆの:くっ!出てきたか……!沙英さん!皆を連れて逃げて下さい!

 

 

 

沙英:うええ!?あんた一人であの怪物達と闘うの!?無茶だよ!

 

 

ゆの:そんなの、やってみなきゃわからないですよ……いいから!行って下さい!

 

 

沙英:い、いやでも

 

 

 

ゆの:チッ、聞こえないんですか……行けえぇぇぇ~!!

 

 

 

沙英:わ、わかった!ほら皆!行くよ!

 

 

沙英は皆を連れて走る

 

 

 

ゆの:すみません、沙英さん……よろしくお願いしますね

 

 

そして迫り来る怪物達の方を向いたゆのは表情をキッとさせる

 

 

ゆの:さあ、かかってこい怪物共……私の蹴りを思う存分浴びせてやる!!絶対皆のとこへは行かせない、どうしても行きたきゃこの木村ゆのを倒してから行んだなぁ!!

 

 

 

皆のため、怪物達の相手を引き受けたゆの

 

 

果たして、一体どうなる!?

 

 

次回へ続く!!




都市伝説編!

影山オリジナルの都市伝説です

既存のやつを書こうとしてたんですがどうせなら作っちまえと、思い付いたのがケルベロスなどの怪物を売ってるフロアネタ

コマンドは適当(笑)

さてさて次回はどうなる!

こうご期待!


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幻の売り場に行くゾ②

ゆの(とは言ったものの……怪物に足技って効くのかな……とりあえず、十八番いくか)

 

 

ゆのは跳び上がり得意のかかと落としをケルベロスに放つ

 

 

ゆの:はああああ!!

 

 

ケルベロス:ギャン!

 

 

ゆの:よっし!効いたか!

 

 

ケルベロス:グルルル

 

 

ゆの:………あっ、あっはっは~効いてらっしゃらない……よね

 

 

 

フェニックス:グギャーー!

 

 

フェニックスはゆのに炎を吐く

 

 

ゆの:うわっち!

 

 

ゆのは炎を何とか避けたが飛び火が手にくっついた

 

 

ゆの:にょわーーー!!

 

 

 

ゆのは逃げ出した

 

 

 

ケルベロス:ガウ!ガウ!

 

 

 

ゆの:ひょええええ!!

 

 

 

ゆのは逃げに逃げる

 

 

途中、白髪の女の子にか細い声で呼び止められた

 

 

白髪:あ、あの、足をくじいてしまって……連れてってもらえませんか、出口まで

 

 

 

ゆの:で、出口までって……エレベーターが消えて……ひょええええ!来たぁ~っ!!

 

 

ケルベロスとフェニックスがゆのを見つけ近づいてきた

 

 

ゆの:あー!もう!わかったよ!!よいっしょっと!

 

 

ゆのは女の子をお姫様抱っこをして逃げる

 

 

白髪:あ、あの!

 

 

ゆの:今は黙ってろ!気が散る!

 

 

ゆのは一心不乱に走り回る

 

 

ゆの:うひいいい~!いつまで逃げりゃあいいんだ~!!

 

 

そこへ棍棒が振り下ろされた

 

 

ギーガ:ぐへへへへ

 

 

ゆの:……あ、ども……お疲れさんで~す

 

 

 

ギーガ:グアオ~!

 

 

ゆの:ぬああああ~!!

 

 

 

ギーガは棍棒を振り上げたまま追いかけてくる

 

 

ゆの:わーっ!バカバカバカバカー!そんなモン振り下ろされたら死ぬわー!!

 

 

白髪:あ、あの~

 

 

 

ゆの:だから黙ってろって

 

 

白髪:前からガーゴイル!

 

 

ゆの:だあああ~!

 

 

 

ゆのは方向を変えた

 

 

 

ゆの:あ、あれ?これ……もしかして……

 

 

ゆのはあることに気づいた

 

 

ゆの:そうだ、これ……部屋も消えてただの赤い空間だ……ね?そうだよねって……いない!?

 

 

先程まで抱いていた女の子がいない

 

 

ゆの:ん?何か近づいてくる

 

 

ゆのは恐る恐る気配のする方を見ると

 

 

ゆの:な、何じゃこりゃああああ!!

 

 

巨大なライオンの体に生物全部がくっついてさらに沙英やかすかべ防衛隊の顔が鏤められている合成生物が来た

 

 

 

ゆの:そ、そんなの反則だぞぉ~!

 

 

合成生物はゆのに火を吐く

 

 

ゆの:あ、あちちちち!!

 

 

ゆのは炎を浴びてしまった

 

 

ゆの:うわああああ!!燃える~!燃えつきちゃうよ~!!誰かー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………の……』

 

 

 

『……きて……の』

 

 

 

『起きてゆの!』

 

 

 

ゆの:はっ!

 

 

沙英:どうしたん?ゆの……随分うなされてたみたいだけど

 

 

ゆの:え?は~夢かぁ~あー怖かった~

 

 

沙英:そうだ、今子供達が来ててね、サトーココノカドーでね

 

 

 

ゆの(!?)

 

 

 

 

沙英:ケルベロスとかフェニックスとかの怪物の剥製の展示会をやってるから見に連れてってくれないかって、私、行くけどゆのはどうする?

 

 

 

ゆの:…………い、行きます

 

 

 

ゆのはワイシャツジーパンで沙英達と出かける

 

 

 

そして、剥製一つ一つ見るたび

 

 

 

ついつい身構えたりしたらしい




都市伝説編

早いけど終わり(笑)

逃げてるゆのがちょっとルパンっぽいかな

ちなみに途中出てきた白髪の女の子

誰かは敢えて言いません

ご想像にお任せします(笑)


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ゆのさんとケンカだゾ

ある日の野原家

 

 

ゆのは復学した時のための勉強をする

 

 

沙英は2階で執筆

 

 

宮子はシロと遊ぶ

 

 

ヒロは流しで洗い物

 

 

 

しんのすけはアクション仮面

 

 

『覚悟しろ!アクション仮面!今日こそ貴様の息の根を止めてやる』

 

 

『そうはいかないぞ!パズル怪人キュービック』

 

 

『このパズルを解いてみろ!』

 

 

『望むところだ』

 

 

 

ゆの:あの~しんちゃ~ん?もう少し音下げてもらっていい?

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆの:ありがとう

 

 

ゆのは問題を解いていく

 

 

しんのすけは小さくてセリフがあまり聞こえなないため少し上げる

 

 

ゆの:…………

 

 

 

ゆのはビキッと青筋が出るが堪える

 

 

しんのすけはリモコンを下に置きアクション仮面を見る

 

 

しんのすけ:面白かったゾ~さーておつやおつや~

 

 

おやつを取りに行こうとしたとき

 

 

しんのすけの足が音量アップボタンを踏み一気に音量が上がる

 

 

 

『ニュースの時間です!!!今日午前8時頃〇〇市のコンビニに強盗が入りました!!!』

 

 

 

しんのすけは急いで下げる

 

 

しんのすけ:やれやれ~んも~お兄さん声がデカいゾ~ん?

 

 

しんのすけがゆのの方を見るとゆのはワナワナと震える

 

 

 

ゆの:………ねえ、しんちゃん……私はなんて言った?

 

 

 

しんのすけ:んっと~テレビの音量を下げて~って言ったゾ

 

 

ゆの:うん、そうだよ……そう言った……なのに

 

 

 

ゆのは立ち上がりしんのすけの方に行く

 

 

 

ゆの:音量上げたよね!?私は下げてって言ったのに!1度目は100歩譲って許すとしても2度目の大音量は許せないよ!!

 

 

しんのすけ:に、2度目はわざとじゃないゾ!うっかりだもん!

 

 

ゆの:フンッ、どうだかね、最近私に怒られるからわざと踏みやすいところに置いたんじゃないの?

 

 

しんのすけ:ち、違うゾ!何言ってんの!オラは無実だゾ!

 

 

沙英:ん~?どしたん?

 

 

ゆの:信用ならないね!

 

 

しんのすけ:そんなに音が嫌なら家から出ていって外でやればいいんだゾ!!

 

 

沙英:ちょっ!それ言い過ぎ!

 

 

ヒロ:2人とも落ち着いて!

 

 

 

ゆの:ああわかったよ!出てくよ!出てってやるよ!!お前なんか大っ嫌いだバーーーーカ!!

 

 

しんのすけ:お、オラも嫌いだゾ!んべー!

 

 

しんのすけは顔を伸ばして舌を出す

 

 

ゆの:………チッ、クソガキめ!

 

 

ゆのは舌打ちをして玄関のドアを強く閉めて出て行く

 

 

 

宮子:お!ゆのっちどちらへ?

 

 

ゆの:うるさい!私に構うな!!

 

 

 

イライラしてるため宮子に八つ当たり

 

 

 

ゆのはしばらくしても帰ってこない

 

 

 

しんのすけ:ひま、お兄ちゃんと散歩行くか?

 

 

ひまわり:たい!

 

 

しんのすけはひまわりを背中に背負い、紐で固定

 

 

そして出かける

 

 

 

沙英:………おやおや、散歩なんて誤魔化して

 

 

宮子:うむ、素直じゃないですな

 

 

ヒロ:似たもの同士かしらね

 

 

 

そう、しんのすけはゆのを探しに行ったのだ

 

 

 

【その頃のゆの】

 

 

 

ゆの:あーあ、やっちゃった……はあ、子供相手になにやってんだろ

 

 

 

公園のブランコに座り俯く

 

 

ゆの:お腹空いたなぁ……帰ろ……後のことは後で考えよ

 

 

 

ゆのは立ち上がり帰ろうと歩き出す

 

 

 

途中、赤ん坊の泣き声みたいなのが聞こえてきたゆのは少し早歩きになる

 

 

そこには

 

 

不良:うるせーんだよ!ガキ!

 

 

ひまわり:びえええ~!!

 

 

しんのすけ:お兄さん達!どいてよ!

 

 

道を塞いでいた不良に注意したところ絡んできてひまわりにさえ絡んだ

 

 

不良:おい!そのガキ黙らせろ!

 

 

しんのすけ:ひまわりが泣いたのはお兄さん達のせいだゾ!黙らせたかったらあやしてみろ!

 

 

不良:なにー!?よし!黙らせてやる!

 

 

不良はしんのすけ達に殴りかかろうとする

 

 

 

そこに

 

 

ゆの:やめなよ、やるなら私が相手になってやるよ

 

 

 

不良:なんだお前、コイツを助けるつもりか?コイツのナイトってか?

 

 

ゆの:べ~つに?イタズラするし、イラつかせてくれるし、勉強の邪魔はするし……あげくの果てに水着を剥ぎ取るし

 

 

不良:…………

 

 

不良達は突然二へ~ッとなる

 

 

ゆの:何想像してんだよスケベ!

 

 

不良:おう、なんでもねえよ

 

 

ゆの:だけどね、そんなこの子でも……家族なんだよ、困ってる時に見過ごすなんて出来ないんだよ、例えケンカしてたとしてもね

 

 

 

ゆのは指を鳴らす

 

 

ゆの:来いよ、足だけで全員倒してやる

 

 

 

不良:舐めんなよオラァ!

 

 

 

不良達はゆのに飛びかかる

 

 

ゆの:フンッ、動きが丸見えだよ!

 

 

 

ゆのはあっという間に返り討ちにする

 

 

ゆの:お帰りはあちらで~す、さっさと失せてくださーい

 

 

ゆのは逆方向を指さして言った

 

 

不良達はその方へ逃げていく

 

 

しんのすけ:ゆのさん

 

 

ゆの:………

 

 

しんのすけ:オラを助けてくれたの?

 

 

ゆの:………ああ、そうだよ

 

 

しんのすけ:何で?オラ、ゆのさんに酷いことを

 

 

ゆの:……バカだね……家族を助けるのに理由なんかいらないよ、困ってるから助ける、それだけだよ

 

 

しんのすけ:…………

 

 

ゆの:………さっきは言い過ぎた、ゴメン……嫌いだなんて嘘だよ、ホントは大好き

 

 

しんのすけ:……オラも好きだゾ!

 

 

ゆの:じゃあお互い好きだってわかったところで帰ろっか……よいしょっと

 

 

しんのすけ:おお!

 

 

ゆのはしんのすけを抱き上げて肩車をする

 

 

ゆの:重っ!そうかひまちゃんもいるのか、ふふふ……しっかり掴まっててねしんちゃん

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆのは歩き出す

 

 

ゆの:夕日が綺麗だね

 

 

しんのすけ:きっとお日様もお家に帰るんだゾ

 

 

ひまわり:たや?

 

 

ゆの:そうだね、そしたらお月様と交代だね

 

 

しんのすけ:その前に帰りたいゾ

 

 

ゆの:よぉ~し!じゃあスピードアップだ~!

 

 

しんのすけ:おおー!いけ~!

 

 

ひまわり:キャッキャッ!

 

 

ゆのは家に向かって走り出した

 

 

ゆのとしんのすけは無事に仲直りをした

 

 

しかし、またいつものようにイタズラをしお仕置きを受けるしんのすけと

 

 

イタズラをされて、キレてお仕置きをするゆのであった




なんとゆのとしんのすけの言い合いがついに勃発!

1度書いてみたかったネタ

ノリ過ぎて長くなってます

ちなみにゆのの服装はワイシャツジーパン

ゆのとしんのすけばっかで飽きられてないかな

ゆのの服も

気になるところ(笑)

でも着せる(笑)


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またまたゆのさんの両親が来たゾ

ある日の野原家

 

 

 

ゆの:もう!君はいつもいつも!!

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでも~

 

 

ゆの:褒めてない!!

 

 

しんのすけがイタズラしため、ゆのは怒っていた

 

 

この日、ゆのの両親の悟と和澄が来ることになっていた

 

 

ゆの:いい?!ぜ~ったい!お行儀よくしてなよ!

 

 

しんのすけ:ほーい

 

 

ゆの:約束破ったら許さないから!

 

 

しんのすけ:んもーわかってるゾ

 

 

ゆの:はいはい、頼むよホントに

 

 

そして、両親が来た

 

 

ゆの:いらっしゃい、お父さんお母さん

 

 

悟:おお、ゆの

 

 

和澄:ありがとうゆの、上がらせてもらうわね

 

 

しんのすけ:おお~!

 

 

悟:しんのすけくん!元気か!

 

 

しんのすけ:お元気だゾ!おじさんは?

 

 

悟:おお!元気だぞ!

 

 

和澄:しんちゃん、久しぶり

 

 

しんのすけ:おお!おばさん!お元気だった~?

 

 

和澄:ええ、元気よ

 

 

 

ゆの:はい、お茶とお饅頭……つまんで

 

 

悟:そんなに気を遣わなくてもいいんだぞ?ゆの

 

 

和澄:そうよ

 

 

ゆの:え、うん

 

 

悟はゆのの服装に目をつける

 

 

悟:ゆの、随分カッコいい格好してるな

 

 

ゆの:え?あっ、これ?最近気に入ってるんだ、動きやすいしいいよ

 

 

和澄:ゆのもそんな服を着る年になったのね

 

 

ゆの:ちょっと何言ってんの!たかがワイシャツとジーパンに

 

 

 

和澄:あらあらごめんなさい

 

 

悟:しかし、ゆのも変わったな

 

 

ゆの:ん?

 

 

色々思い出話に花を咲かせるゆの達

 

 

しんのすけ:面白くないゾ、うーん

 

 

 

しんのすけはイタズラを考える

 

 

しんのすけ:うーむ、何がいいかなぁ~

 

 

ゆの:あははは、そんなこともあったね~

 

 

しんのすけはゆのの脇腹をコチョコチョくすぐる

 

 

ゆの:あ、あははははははは!!!

 

 

 

悟:ゆの!どうしたんだ!

 

 

ゆの:やっ、やめ!やめてってば!

 

 

ゆのはしんのすけの手を掴んでやめさせる

 

 

 

ゆの:あ、ごめんね……で、何の話だっけ

 

 

しんのすけ:ほうほう

 

 

 

しんのすけはさらに思いつく

 

 

 

ゆの:あーあの時かぁ、うんうん

 

 

 

こそこそ近寄るしんのすけ

 

 

 

ゆの:あ、ちょっとトイレ行ってくるね

 

 

 

ゆのはトイレに向かった

 

 

そして、用を済まして戻ってきた

 

 

 

座ろうとした瞬間

 

 

しんのすけは後ろから飛びつき、ジーパンを下にグイッと引っ張る

 

 

すると

 

 

 

パサッ

 

 

 

 

ジーパンが完全におりて、ゆののパンツが両親の元に晒された

 

 

 

ゆの:………あ……あ………

 

 

 

ゆのはカァ~ッと顔を赤くした

 

 

ゆの:い、い……いやああああ~!!

 

 

叫び声を上げて慌ててジーパンを上げるゆの

 

 

悟:ピンクか、可愛いな

 

 

ゆの:………っ!!

 

 

ゆのはキッと悟を睨みつけ

 

 

ゆの:この変態オヤジ!!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

和澄:ゆの、今日は帰るわね、じゃあ

 

 

ゆの:………うん

 

 

 

両親は帰っていった

 

 

 

ゆのはテーブルに突っ伏してボーッとしている

 

 

しんのすけ:お元気だしなよ~次があるって~

 

 

ゆの:………よくもお父さんの前でジーパン下ろしてくれたな、おかげでパンツモロに見られたよ

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでも~

 

 

ゆの:褒めてない!言ったよね、約束破ったら許さないって

 

 

しんのすけ:う、ごめんなさい

 

 

ゆの:もう遅いんだよ……もう私の怒りはとっくに………限・界!!

 

 

斬○刀を解放するようにそう叫んだゆの

 

 

ゆの:覚悟しなよ~徹底的にお仕置きしてあげるからさ~

 

 

指をパキパキ鳴らすゆの

 

 

 

ゆの:今日という今日はぜ~ったい許さないから!!オリャアアア~!!

 

 

ゆのはゲンコツとグリグリを徹底的に行った

 

 

 

新幹線

 

 

悟:ゆのは……ピンクパンツ

 

 

 

寝言を言う悟

 

 

和澄(エロジジイ)

 

 

和澄は悟の足を踏みグリグリとする

 

 

悟:ぐあああ~!

 

 

何で踏まれたかわからない悟だった




またゆのの両親ネタ

限・界!がやりたかっただけ(笑)

元ネタはBLEACHの卍解

『卍・解!』


最初はパンツまで下りる予定だったけどボツ(笑)


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大乱闘で大騒ぎだゾ

ある日の野原家

 

 

大家シノから電話がありひだまり荘としんのすけは双葉商事へ

 

 

 

バーチャルエッグの新作

 

 

大乱闘スマッシュバトラーズのテストプレイをするのだ

 

 

 

大家:色んなキャラがてんこ盛りだ、好きなの選べよ~

 

 

ひろし:ステージもな

 

 

 

そして皆それぞれ好きなアバターを選んだ

 

 

【プレイヤー1】ゆの

┗アバター:孫悟空

 

【プレイヤー2】宮子

┗アバター:モンキーDルフィ

 

【プレイヤー3】沙英

┗アバター:黒崎一護

 

【プレイヤー4】ヒロ

┗アバター:魔人ブウ(善)

↑試しにランダムにしたらこうなった

 

【プレイヤー5】しんのすけ

┗アバター:ベジータ

 

 

ステージ:天下一武道会場

 

 

 

Now Loading

 

 

 

 

なお、今回も名前はアバター名で表記する

 

 

 

 

一護:月牙天衝!

 

 

ブウ:ビスケットになっちゃえー!

 

 

ベジータ:ぞぉ~さん!ぞぉ~さん!

 

 

悟空:かめはめ波~!!

 

 

ルフィ:ゴムゴムのぉ~!ガトリング!

 

 

 

4人が闘ってる間、ベジータはぞーさんダンス

 

 

 

悟空:界王拳20倍~!!

 

 

ルフィ:ギア・セカンド!

 

 

 

 

悟空:うぉ~りゃー!!

 

 

ルフィ:JETピストル!

 

 

 

ベジータ:ブリブリー!

 

 

一護:おおおおお!!

 

 

ブウ:消えちゃえー!

 

 

悟空:ていうかさっきから君は何してんの!

 

 

ベジータ:お?

 

 

一護:『お』じゃない、誰かに奇襲するとかさ、なんかないの?

 

 

ブウ:そうよ?何か技くらい出したら?

 

 

ルフィ:うむ、そうですぞ

 

 

 

ベジータ:おっしゃー!

 

 

ベジータは尻を突き出して

 

 

ベジータ:ギャリック放屁!

 

 

 

ブオっと強烈な屁をかますベジータ

 

 

 

悟空:うわ!くっさ!誰がオナラしろって言ったああぁぁぁぁ~!!

 

 

悟空はスーパーサイヤ人になる

 

 

一護:卍・解!!

 

 

一護も卍解

 

 

もちろん、ベジータへの怒りである

 

 

 

ブウ:私達どうしようかしら

 

 

ルフィ:JETスタンプ!

 

 

ルフィはブウに攻撃する

 

 

しかし腹の肉で聞かない

 

 

ルフィ:うむむむ、そのブヨブヨボディには聞きませんな

 

 

ブウ:何ですって!!

 

 

 

悟空:オナラの恨み!晴らしてくれるわー!

 

 

 

悟空はかめはめ波のポーズ

 

 

悟空:か~め~は~め~

 

 

一護:月牙……

 

 

 

ベジータ:うおお~!ヤバいゾ!

 

 

ベジータはまた尻を突き出す

 

 

 

悟空:波~!!!

 

 

 

一護:天衝!

 

 

 

ベジータ:屁イナルフラーッシュ!!

 

 

 

ギャリック放屁より強烈な屁を放ち、かめはめ波、月牙天衝をかき消した

 

 

 

悟空:うわああああ~!

 

 

一護:ぐあああ!

 

 

ルフィ:うひゃあああ~!

 

 

ブウ:おっ!おおおお~っ!

 

 

全員、戦闘不能

 

 

ベジータwin!

 

 

ひろし:おお~!やるな!しんのすけ!

 

 

大家:やるねぇ~坊主

 

 

ゆの:このぉ~ふざけたまねしやがってぇ~

 

 

しんのすけ:うっ!

 

 

ゆの:オナラの恨みここでも晴らしてくれるわー!!オリャアアア~!!

 

 

グリグリ攻撃発動

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

バーチャルエッグを満喫した5人であった




久々のバーチャルエッグネタ

元ネタは大乱闘スマッシュブラザーズ

リンクが好きですね(初代の愛用です)

さて、ヒロはブウですが太っちょの方です(笑)

また思いついたらバーチャルエッグ書きたいですね

バーチャルエッグネタ好きですか?


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特戦隊同士の出会いだゾ

越後屋先生の『トリオ大集合だゾ』を見て書いた話

※越後屋先生へ

感想欄、メッセージでの無礼をこの場を借りてお詫びいたしますm(_ _)m


ある日、しんのすけはひだまり荘の4人と散歩している

 

 

ゆの:公園に誰かいる気がする

 

 

沙英:誰かって?

 

 

ゆの:うーん、なんか声がするんですけど

 

 

ヒロ:誰かしら

 

 

宮子:行ってみましょうぜ

 

 

 

5人は公園に入っていく

 

 

???:いいかおめぇら!もう一回いくぞ!

 

 

???:へい!

 

 

『ふかづめ竜子!』

 

 

『ふきでものマリー!』

 

 

『魚の目お銀!』

 

 

しんのすけ:皆揃って!

 

 

『ベニュー特戦隊!』

 

 

竜子:こら!何やらすんじゃジャガイモ小僧!

 

 

ゆの:ノリノリでしたけどね

 

 

竜子:やかましい!チビは引っ込んでろ!

 

 

ゆの:ああん!?何だとぉ!自慢の足技くらってみるかコラァ!

 

 

マリー:こ、こえぇ~

 

 

お銀:リーダー

 

 

竜子:ま、まあなんだ……今回はこの辺で許してやる

 

 

ゆの:何もしてないってば

 

 

竜子:ところでおめぇらは何モンだ?名乗ってみな

 

 

ゆの:足技ファイターゆの!

 

 

宮子:腹ペコブラックホール宮子!

 

 

沙英:ノベルクリエイター沙英!

 

 

ヒロ:クッキングマスターヒロ!

 

 

しんのすけ:皆揃って!

 

 

『ヒニュー特戦隊!』

 

 

ゆの:って!私らもノッちゃった~!!しかも何!ヒニューって!ねえ!何!

 

 

沙英:貧乳か頻尿では

 

 

ゆの:明らかに貧乳だろーね!ああ!貧乳だよ悪いか!

 

 

ヒロ:どこの天パ侍?

 

 

ゆの:私達はひだまり荘の住人、訳あって今は野原家に居候中

 

 

竜子:あたしらは埼玉紅さそり隊ってんだ

 

 

マリー:おう!

 

 

お銀:あたいらは不良は不良でもいい不良なのさ

 

 

ゆの:いい不猟?

 

 

竜子:ああ、最近イノシシ獲れなくてよ~って違ーう!

 

 

沙英:じゃあ不漁?

 

 

竜子:おう、マグロもタイも海から消えて……って!違ーう!

 

 

ゆの:あははははは!!

 

 

竜子:笑うな!このジーパンチビ!

 

 

ゆの:キサマ!1度ならず2度までも!!

 

 

マリー:リーダーこんなチビに……あ

 

 

ゆの:キサマもか!この魔人ブウ!

 

 

マリー:んだとコラァ!

 

 

お銀:おいおいマリーまでなにやってんだよ

 

 

ゆの:おい!そこの卍マスク!お前の口は見せられないほど酷いのか!?

 

 

お銀:おいコラァ!

 

 

ゆの:よーし!全員かかってこい!まとめて片付けてやるよ!!

 

 

竜子:面白ぇー!やっちまうぞおめえら!

 

 

マリー:へい!

 

 

お銀:合点!

 

 

ゆのと紅さそり隊は煙の中でボカスカと殴り合いを始めた

 

 

しんのすけ:うおおお

 

 

宮子:ヒニュー隊長

 

 

しんのすけ:ベニュー隊長

 

 

ゆの:コラー!誰がヒニュー隊長か!

 

 

竜子:コラ!ジャガイモ小僧!ベニュー隊長じゃねぇよ!

 

 

竜子はしんのすけ

 

 

ゆのは宮子にお互いグリグリ攻撃を行う

 

 

お銀、マリーはノックアウトされていた

 

 

頬にはゆのの靴の跡が付いていたそうだ




ベニュー特戦隊とヒニュー特戦隊

元ネタはギニュー特戦隊

ひだ3でオレがギニュー特戦隊に似てると言ってそこから書いた

うーむ、竜子達イマイチかな?

そう言えば感想欄で名前の横に話数が出るのってどうやるんだろうか


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お宝争奪大作戦だゾ

ある日、しんのすけ達は再び大家シノに呼ばれた

 

 

新作ソフトが出来たからである

 

 

 

沙英:また作れたんだね、新作

 

 

ゆの:凄いですよね、でもユーザーとしてはあまりに新作ソフトがバンバン出ると戸惑いません?

 

 

ヒロ:そうね、社が違うならともかく同じ会社がバンバン新作出すと確かに戸惑うわね

 

 

宮子:どれ買えばいいか迷うしね~

 

 

沙英:まあ欲しいモン買えばいいんだよ

 

 

しんのすけ:父ちゃんも相当暇人ですな

 

 

ゆの:まあゲーム作りも仕事のウチってね

 

 

そして、双葉商事

 

 

ひろし:今回は怪盗のゲームなんだ、4人が怪盗、1人が警察となって、争うんだ

 

 

大家:怪盗側は4人でチーム、誰か1人が宝を盗み、それをゴールまで守れば怪盗側の勝利、系側は警官達を率いて怪盗側を全員捕まえれば勝ち、ルールはわかったか?

 

 

ゆの:はい!

 

 

沙英:うん!

 

 

そして、全員装置に入る

 

 

 

Virtual The third~お屋敷のダイヤを盗み出せ~

 

 

 

【プレイヤー1】

木村 ゆの

┗アバター:ルパン三世

 

【プレイヤー2】

金本 沙英

┗アバター:次元大介

 

【プレイヤー3】

斎藤 宮子

┗アバター:石川五ェ門

 

【プレイヤー4】

遠藤 ヒロ

┗アバター:峰不二子

 

【プレイヤー5】

野原しんのすけ

┗アバター:銭形幸一

 

 

 

 

 

ここからはアバター名で表記する

 

 

 

 

 

ルパン:庭からスタートか……うーん、どうしようかな……とりあえず回り込んでみよう

 

 

 

ルパンは屋敷の裏側へと回る

 

 

 

ルパン:うん、ここなら誰にも見られないね……ほいっ!

 

 

ルパンはかぎ爪ロープを放り、屋根に引っかけ登る

 

 

ルパン:窓から入れるかな

 

 

???:よ!ルパン!

 

 

ルパン:………!?あ、えっと……次元さん

 

 

次元:よく見つからなかったね……

 

 

ルパン:ええ、とりあえず中に入って変装しないと

 

 

次元:うん、そうだね

 

 

ルパンと次元はバルコニーの窓から屋敷に侵入しお互い警備兵に変装して情報を聞き出す

 

 

ルパン:どうやら庭のどこかに隠し扉があるみたいですね

 

 

その頃

 

 

銭形:ぞぉ~さん!ぞぉ~さん!

 

 

五ェ門:おお~とっつぁん殿、ここでもやりますか

 

 

銭形:ふん!ワシには姿は関係ないゾ

 

 

五ェ門:拙者もやりますぞ!

 

 

銭形:よし!ワシのマネをするんだぞ!

 

 

五ェ門:ラジャ!

 

 

ルパン:不二子さんがいてよかったです、次元さんとオレじゃ謎が解けなかったですよ

 

 

不二子:ええ、私も助かったわ……ルパンさんが警官達を眠らせてくれたおかげで推理できたんですもの

 

 

次元:よし!ルパン!不二子!ダイヤを取ってクリアしよう!

 

 

銭形・五ェ門:ぞぉ~さん!ぞぉ~さん!

 

 

 

ルパン:ぐへっ!

 

 

ルパンはずっこけた

 

 

ルパン:ちょっと五ェ門ちゃん!何してんの!とっつぁんも!

 

 

 

 

銭形:お?

 

 

 

五ェ門:ふ、またつまらん踊りを踊ってしまった

 

 

 

次元:ルパン、この状況、マズくない?

 

 

ルパン:あ

 

 

銭形:飛んで火に入る夏の蒸しパンだゾ!逮捕だゾ!

 

 

その声を合図に警官隊が飛びかかり全員逮捕された

 

 

 

police win

 

 

 

ひろし:そりゃあ全員1カ所に集まりゃこうなるよな

 

 

大家:だいぶ売り上げも増えたな……そろそろひだまり荘、建てるか

 

 

 

果たしてひだまり荘は建つのか!?

 

 

ひだまり荘の4人の居場所やいかに!

 

 

その様子はいずれ語られるであろう




越後屋先生のひだ3の感想欄に書いたとおりルパン三世ネタ

しかし、ドラゴンボールネタに比べるとちょっとイマイチかな?

ちなみにゆの達はスペシャル編の探偵一家野原だゾにてルパン三世のコスチュームを着てバッテン三世一味として登場してます


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爆発物にご用心だゾ

ひだまり荘骨組み倒壊より数カ月

 

 

ひだまり組に大家シノから連絡が来た

 

 

ゆの:もしもし木村……コホン、野原ですが

 

 

大家:よ~!ゆのちゃーん!実はさ~

 

 

ゆの:え!?ひだまり荘完成!?

 

 

大家:そうなんよ~だから皆連れておいでよ!

 

 

ゆの:はい!わかりました!

 

 

大家:待ってるよ~

 

 

ゆの:皆さん!ひだまり荘が!

 

 

 

そしてゆの達はひだまり荘へ向かった

 

 

 

宮子:おおお~!

 

 

沙英:出来てる……凄い……まんまだ

 

 

しんのすけ:犬や猫が食べるお味噌汁をかけたやつ?

 

 

沙英:そりゃ『ねこまんま』!!

 

 

宮子:某髭男が絵から放り出されたときの声?

 

 

 

沙英:そりゃ『マンマミーア』!!

 

 

ゆの:久しぶりの沙英さんのツッコミ、懐かしいなぁ

 

 

ヒロ:そうね、いつもゆのさんがキレてたものね

 

 

 

ゆの達はそれぞれの部屋に入ってみる

 

 

 

家具はまだ運ばれてなかった

 

 

ゆの:もう、ホントに今度こそお別れかな

 

 

しんのすけ:うーむ

 

 

ゆの:今までありがとねしんちゃん、皆にもよろしくね

 

 

しんのすけ:うん

 

 

沙英:ゆの!前祝いに大家さんが食事行こうってさ!

 

 

ゆの:はーい!しんちゃん、行こっ

 

 

しんのすけ:オラ肩車がいいゾ

 

 

ゆの:ふふふ、甘えん坊さんっ、いいよ、最後だし……よいっ……しょっと

 

 

ゆのはしんのすけを肩車する

 

 

ゆの:落ちないでね

 

 

しんのすけ:ブ・ラジャー!

 

 

沙英:おやおやしんちゃん、肩車かい

 

 

ゆの:えへへ、最後だし特別に

 

 

宮子:よ~し!食べるぞ~

 

 

ヒロ:元取らなきゃね!

 

 

そして、皆はレストランで食事をする

 

 

帰ってきてそれぞれの部屋に入る

 

 

大家は姉のイノを電話で呼ぶ

 

 

 

 

ゆの:ふー、落ち着くなぁ……ひだまり荘は、これでようやく優しくて可愛い女の子に戻れる!!

 

 

ゆのはベランダで風を浴びる

 

 

ゆの:気持ちいい~

 

 

宮子・しんのすけ:いやぁ~ん!

 

 

ゆの:なにやってんだ?あんたら

 

 

 

しんのすけ:強風でスカートが捲れそうな女子ごっこ

 

 

宮子:しんのすけ殿!もう一回やりましょうぜ!

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

ゆの:………チッ、見てるとイライラする

 

 

 

その時、ゆのの部屋に来客

 

 

???:すみません、これ預かってもらえませんか?

 

 

 

ゆの:え?構いませんけど

 

 

ゆのは紙袋を受け取って部屋に入れる

 

 

ゆの:そういえば、何だろうこれ……

 

 

 

中をチラリと見てみるゆの

 

 

 

ゆの:げげげっ!ダイナマイト!

 

ゆのはヒロの部屋へ行く

 

 

入れ違いで宮子としんのすけがゆのの部屋に入る

 

 

 

宮子:お!何これ!しんのすけ殿パス!

 

 

しんのすけ:宮子ちゃん!パス!

 

 

何と二人はダイナマイトだと気づかず、投げっこをする(本物のダイナマイトなんかここにあるわけないと思っている)

 

 

 

ゆの:と、とにかく来て下さい!

 

 

ゆのはヒロと沙英を連れて部屋へ

 

 

そこにはダイナマイトを投げっこする2人の姿が

 

 

ゆの:わー!!!バカバカバカ!!なにやってんのあんたら!!ストーップ

 

 

 

しんのすけ:お?

 

 

宮子:お、ゆのっち!

 

 

ゆの:あ!バカ!

 

 

2人はゆのに気を取られたためダイナマイトをキャッチしなかった

 

 

 

ガンッ!

 

 

コロコロ

 

 

イノ:ホントに完成したの?ひだまり荘

 

 

大家:おう!ホントだってばイノ姉、ほら見ろよ、あれを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴオォォォォォン!!!

 

 

 

 

 

ゆの:ケホッ

 

 

沙英:あ、あはははは……うひひひひひ!!

 

 

ヒロ:コケ~!!コッコッコッ!

 

 

しんのすけ:いやー全員焦げましたな

 

 

宮子:うむ、全員ガングロ!

 

 

ゆの:バカヤロー!!何てことしてくれたんだ!!全部何もかも吹っ飛んで沙英さんとヒロさんに関しては精神崩壊してるわ!!

 

 

大家:…………

 

 

イノ:ないけど……ひだまり荘

 

 

しんのすけ:宮子ちゃん、また一緒ですな

 

 

宮子:うむ!嬉しいですぞ!

 

 

 

 

ゆの:なわけねーだろ!!まったくあんたらはいつもいつもいつも!!今日は本気で怒ったぞ~!!

 

 

 

ゆのはしんのすけと宮子にグリグリをかます

 

 

 

ゆの:どうしていつもいつも碌な事しないんだお前らは~!!!ウリャアアアア!!!

 

 

 

 

宮子:うひぃ~

 

 

しんのすけ:あひぃ~

 

 

 

沙英:あひゃひゃひゃひゃ!

 

 

 

ヒロ:ど、どすこい!!コケー!!

 

 

ひだまりカルテットと野原一家の生活はまだまだ終わらないのであった




久々ひだまり荘ネタ


ひだまり荘の4人組の名前がひだまりカルテットに!

でもひだまり荘の4人というのに戻るかも(笑)

ちなみに、某髭男が絵から放り出されたときの声の元ネタはスーパーマリオ64でマリオがミスしたとき絵の中から出たときたまに『マンマミーア』という声(初めてマリオに声がついた作品である/海外ではその前に既にあった)


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ムナイターズとプールへ行くゾ

ある日の野原家

 

 

しんのすけはプールに行きたがった

 

 

しかしみさえもひろしも用事があり行けない

 

 

そこでひだまりカルテットに白羽の矢が立てられる

 

 

が!

 

 

運悪くヒロと宮子は帰省せねばならなくなり、ゆのと沙英で連れてくことになった

 

 

 

翌日

 

 

プールに行き、水着に着替える

 

 

ゆのはスクール水着である

 

 

ゆの:さ、泳ごっかしんちゃん、準備体操してからだけだどね

 

 

しんのすけ:うーむ、ムナイターズですな

 

 

沙英:ええい!やかましい!!その内しんちゃんが見とれるくらいに大きくなるわ!

 

 

ゆの:うんうん!その通り!

 

 

しんのすけ:怪しいですな~

 

 

ゆの:いいからほら、準備体操するよ

 

 

 

3人は準備体操を始める

 

 

ゆの:いちにっさんっし

 

 

しんのすけ:1に算出!

 

沙英:ごーろくっしちはちっ

 

 

しんのすけ:耄碌!平八!

 

 

沙英:いや意味分からんし

 

 

ゆの:しかもそんな体操無いし

 

 

沙英:よし!行くよ!まずは流れるプールに行くか

 

 

ゆの:いいですね~

 

 

しんのすけ:オラ、流れるおねいさんがいいゾ

 

 

『きゃあん』

 

 

『しんちゃ~ん』

 

 

『いやぁ~ん』

 

 

 

しんのすけ:あはぁ~

 

 

ゆの:私達じゃ不満かい

 

 

しんのすけ:ちょっとね

 

 

沙英:と、とりあえず突撃!

 

 

ゆのとしんのすけは浮き輪

 

 

沙英は何もなし

 

 

しんのすけ:いい年して浮き輪してるの~?

 

 

ゆの:うるさいな!ノコギリなの!

 

 

沙英:カナヅチ、ね

 

 

しんのすけ:何かの実を食べたの?

 

 

ゆの:いやいや食べてないし

 

 

沙英(そうだとしたら、ムカムカの実……かな)

 

 

一人で考えてクスクス笑う沙英

 

 

 

ゆの:どうしました?

 

 

沙英:いや、別に

 

 

 

しんのすけ:次はあれだゾ!

 

 

【ウォータースライダー】

 

 

 

沙英:よし!行こう!

 

 

 

まずは沙英が滑る

 

 

沙英:プハッ!ふー気持ちいいな~

 

 

ゆの:君は私と一緒、ほら乗って

 

 

しんのすけはゆのに乗る

 

 

ゆのはそんなしんのすけをぎゅっと抱く

 

 

ゆの:じゃあ行くよ?

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

しんのすけはゆのの胸におっかかる

 

 

ゆの:ちょっと!何してんの!

 

 

しんのすけ:うーん、ゴツゴツして堅いゾ

 

 

ビキッ!

 

 

ゆの:おのれクソガキ!よくも言ったな!

 

 

ゆのは抱いてた手を放し、グリグリをかます

 

 

そして滑り出す

 

 

 

沙英:おお、凄い水しぶき……大丈夫かな

 

 

昼になり、買ってきた唐揚げなどを食べる

 

 

しんのすけ:ん~美味しいゾ!

 

 

ゆの:うん、美味しいね

 

 

沙英:外で食べるとまた格別だね……ほら、焼きそばもあるよ

 

 

よほど腹ペコだったのか3人はペロリと完食し再びプールへ

 

 

思う存分遊んで夕方

 

 

3人はバスに乗り家に向かう

 

 

 

ゆの:ただいま~

 

 

沙英:ただいま

 

 

しんのすけ:おかえりー

 

 

沙英:ただいまだよ、ふふ

 

 

ゆの:は~楽しかった~!

 

 

3人は寝室で疲れからか眠ってしまう

 

 

帰ってきたひろしとみさえとひまわりはそれを見つめる

 

 

ひろし:見ろよしんのすけの顔

 

 

みさえ:よほど楽しかったのね

 

 

ひまわり:たい

 

 

シロも:それを見つめる

 

 

シロ:アン

 

 

ひろし:ありがとよ、2人とも

 

 

みさえ:ホントにありがとう

 

 

ひろしとみさえはゆのと沙英の頭を軽く撫でた

 

 

すると2人は同時に拳を掲げた

 

 

ひろし:今度は沙英ちゃんまで狸寝入りか

 

 

みさえ:ふふふ、そうかもね

 

 

みさえは毛布を3人に掛け、ひろしと共に寝室をあとにする

 

 

3人は、夕食までスヤスヤ仲良く眠るのであった




夏なのでプールネタ

多分書くの久しぶりな気がする

あの時はかすかべ防衛隊と行ってたな

ムナイターズ→2人が貧乳だから

何かの実、ムカムカの実→悪魔の実(食べると能力と引き替えにカナヅチになるため)


スラスラ書けましたね

ラストはほっこりします


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賑やか縁日は楽しいゾ

ある日、春日部で縁日が開催された

 

 

ひだまりカルテットは野原家と共にやって来た

 

 

ヒロ:たまにはいいかもしれないわね、私服で来るのも

 

 

沙英:新鮮だよね、何事も経験ってことだ

 

 

ひろし:浴衣を着なきゃなんねぇって決まりはねぇし、楽しめりゃいいのさ

 

 

宮子:うむ!ひろし殿よく言いました!

 

 

ゆの:ですね、私としてはこの服動きやすいからいいですけどね

 

 

しんのすけ:おお~妖怪ジーパン女ですな

 

 

しんのすけはゆののジーパンに飛びついて下へ引っ張る

 

 

ゆの:ちょっ!ちょっと!コラ!パンツも巻き込んでる!離して!

 

 

しんのすけ:あはぁ~

 

 

ニヤニヤして尚も降ろそうとするしんのすけ

 

 

ビキッ

 

 

ゆの:離せって言ってるのが聞こえない?いい加減にしてくれる?キレるよ

 

 

しんのすけ:ほい

 

 

真顔でそういったゆのにしんのすけは威圧感を感じて降りた

 

 

みさえ:さー!食べるわよ!遊ぶわよ!

 

 

ひろし:お前が張り切るのかよ

 

 

その時、後ろから声がする

 

 

『ひろし!オラ達も来ちまっただ』

 

 

ひろしの両親でしんのすけの父方の祖父母、銀の助とつるである

 

 

ひろし:親父、お袋!

 

 

『ふん!アンタも来たんか、気分ば最悪たい』

 

 

みさえの両親でしんのすけの母方の祖父母、よし冶とひさえである

 

 

みさえ:お父さん、お母さん

 

 

ゆの(バカそうなのと堅物そうなのが来たな)

 

 

ひろし:急に来るなよ、連絡くらいしろよ

 

 

銀の助:したべしたべ、でも出なかったべ

 

 

ひろし:いつしたんだよ

 

 

銀の助:昨日の深夜3時だべ

 

 

ゆの:寝てるよ!その時間!

 

 

銀の助:おんや?ひろし、そこの可愛ぇ子さどうしたんだ?

 

 

ひろし:ああ、ひだまり荘ってアパートが諸事情で住めなくなったんでウチで預かってんだ

 

 

このままここで話していてもしょうがないので、皆はそれぞれ好きなところを見て回る

 

 

 

ゆの:あ、金魚すくい………私はできないなぁ

 

 

銀の助:なしてだべ

 

 

ゆの:うわっ!いつの間に!小さい頃金魚が死んじゃって、それ以来ですね

 

 

銀の助:そりゃしょうがねぇべな

 

 

ゆの:ちなみに、名前は悟空……名字は孫

 

 

銀の助:お、西遊記だな、若ぇのに渋いべ

 

 

ゆの(多分噛み合ってないんだろうな)

 

 

沙英:お、型抜きか……どれどれ

 

 

沙英は型抜きをやってみる

 

 

沙英:うーん、ダメだな、上手くできない

 

 

 

よし冶:全く見ちゃおれんばい、どれ貸してみんしゃい

 

 

沙英:おお~凄い

 

 

よし冶:型抜きのコツは焦らんことたい、ゆっくり時間ばかけてやるとよかよ

 

 

ヒロ:あら、このたこ焼き美味しいわ

 

 

つる:ほほほ、焼き加減もちょうどいいし、ソースも適量で言う事なしですわ

 

 

ヒロ:そうですね

 

 

宮子:それ!ほい!やっ!

 

 

宮子は輪投げをする

 

 

ひさえ:へぇ~なかなかやるモンやね

 

 

宮子:おお!おばさん!

 

 

ひさえ:私も子供の時はようやったモンたい

 

 

ひろし:ははは、楽しいな

 

 

みさえ:そうね、人数が多い方がいいものね

 

 

しんのすけ:うむ!じいちゃんもばあちゃんも楽しそうだゾ

 

 

みさえ:また皆で来ましょうね

 

 

ひろし:だな!

 

 

ひまわり:たい!

 

 

こうして、野原家とひだまりカルテット、そして両家のジジババは心行くまで縁日を楽しむのであった




プールに続いて縁日ネタ

ひだしんでは初となる両家のジジババ登場!

方言が不安だが思い切って出した

ちなみにこれ一回ネーム執筆中に全文ミスで消滅して書き直してます(あと少し書いてさあ投稿しようと言うところで)

ちなみにゆのが飼ってた金魚は原作では遠山の金さん
(名前は金ちゃん)だがひだしん版ではドラゴンボールの孫悟空である

いいよね?


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ゆのさんと紅さそり隊だゾ

ある日、ゆのは散歩していた

 

 

ゆの:んー!いい天気~!こんな日は原っぱでお昼寝しよっと

 

 

ゆのは川原の原っぱでに豪快にドカッと横になりスヤスヤ眠る

 

 

━━━━━━

 

 

ゆの:何だよ、またアンタか……懲りないなぁ

 

 

因幡:当たり前よ、アンタを倒すまで何度でも挑むわ!

 

 

ゆの:ったく、うるっさいなぁ……それにお前いけ好かないんだよ!わかったよ、じゃあ2度と挑めないように完膚なきまでに叩きのめしてやるよ!!

 

 

 

ゆの:はっ!なんだ夢か……はー嫌だ嫌だ、あいつの夢なんか

 

 

ゆのは中学時代、因幡礼子と何回目かのケンカの夢を見て目覚めたため不機嫌である

 

 

ゆの:チェッ、目覚めは最悪だ……久しぶりに誰かと闘いたいなぁ……このままじゃ身体が鈍ってしょうがない……フンッ!

 

 

ゆのは蹴りの素振りを何度かやる

 

 

ゆの:よし!フィニッシュ!

 

 

 

ゆのは空き缶を拾ってきて地面に置いて跳び上がる

 

 

ゆの:はああああ!!

 

 

 

 

かかと落としをくらい、空き缶は縦に潰れた

 

 

ゆの:って~!

 

 

ゆのにもダメージが入った

 

 

『おめぇ、なかなかやるじゃないか……』

 

 

ゆの:そ、その声は!

 

 

???:ふかづめ竜子!

 

 

???:魚の目お銀!

 

 

???:ふきでものマリー!

 

 

ゆの:皆揃って?

 

 

『ベニュー特戦隊!』

 

 

ゆの:あはははは!!ノッた!ノッた!バーカ!

 

 

竜子:こ、この野郎……あたいらをバカにしてやがる

 

 

マリー:どうします?リーダー

 

 

お銀:3人でやりますか?

 

 

竜子:バカ言ってんじゃねぇ、タイマンに決まってんだろ

 

 

ゆの:ほほう、私とやる気か……いいよ、ちょうど相手が欲しかったんだ

 

 

竜子:ところでお前、そのジーパンの下、どうなってんだ?

 

 

ゆの:………パンツだバカ!!何言わすんだよ!

何なら見せてやろうか!?

 

 

そういってゆのはグッとジーパンに手をかける

 

 

 

竜子:やめろ!ありゃ冗談で言ったんだよ!

 

 

ゆの:………何だとぉ~!このぉ!よくも騙したな!

 

 

竜子:おめぇが勝手に引っかかったんだよ!

 

 

 

マリー:リーダー!大変です!この間シメた山園女学院の連中が!

 

 

 

竜子:なに!?

 

 

すると、ぞろぞろと鎖や鞄(恐らく鉄板入り)を持った不良女子達が現れた

 

 

ゆの:へぇ、面白そうじゃん……少し獲物分けなよ

 

 

ゆのはパキパキと指を鳴らし、準備する

 

 

竜子:いいぜ、おめぇの実力、見せてみろよ

 

 

ゆの:ハッ、言うね……なら望み通り見せてやるよ!はああああ!!

 

 

 

ゆのは不良女子達を次々と蹴散らしていく

 

 

マリー:す、すげえ……

 

 

お銀:あたしらが時間かけてやっと倒したのに

 

 

ゆの:よし!とどめだ!いくぞ!

 

 

ゆのはバンッと勢いよく跳び上がる

 

 

ゆの:手加減はしてやるよ!はああああ!!

 

 

ゆのは最後の1人にかかと落としを放つ

 

 

竜子:やるじゃないか、それがあの空き缶を潰したかかと落としってわけか

 

 

ゆの:まあね、私はこの足技で中学時代勝ってきたんだ

 

 

竜子:ま、今日のところは礼を言うぜ、ゆの……ありがとよ

 

 

ゆの:フンッ、今度はアンタと闘いたいよ、竜子

 

 

2人はガッチリ握手する

 

 

マリー:ううう、感動的だ

 

 

お銀:友情ってやつだね~

 

 

ここに、竜子とゆのに友情が生まれたのだった




ゆのと紅さそり隊

元々はミッドナイトドライブで闘う予定だったがどうしてこうなった(笑)

ちなみにゆのの夢で出てきた因幡礼子に関しては『ゆののハチャメチャな高校生活』をご覧ください


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120円セールは痛いゾ

宮子:しんのすけ殿!

 

 

しんのすけ:んも~お昼寝してるのに~

 

 

宮子:それは失礼!でもビッグニュースですぞ!

 

 

しんのすけ:んー何?

 

 

宮子:アクションスーパーでチョコビが120円セールですぞ!

 

 

しんのすけ:おおお~!

 

 

宮子:早速ゆのっちの奢りで買いに行きましょうぜ!

 

 

【二階】

 

 

ゆのはテスト勉強中

 

 

ゆの:は?ふざけんな……人を財布にするんじゃない

 

 

 

宮子:ゆのっち~貧しい私らにお恵みを~

 

 

ゆの:べー!

 

 

宮子:しんのすけ殿、ゆのっちのピーはどうでしたかな?ビニールプールで見たんでしょ?

 

 

ゆの:わっ!ちょっ!何を!

 

 

 

しんのすけ:んーとねぇ~

 

 

ゆの:わー!わー!わかった!わかったよ!もう!買っていい買っていい!

 

 

 

宮子:おおお~!

 

 

しんのすけ:太もも~!

 

 

ゆの:ただし!!

 

 

宮子:ん?

 

 

ゆの:1人1つとする!

 

 

しんのすけ:おケチー!

 

 

ゆの:うるさい!あんたらみたいなやつはな!条件付けなきゃ好き勝手するからルール決めないとダメなの!

 

 

 

宮子:ちぇ~

 

 

しんのすけ:んも~妖怪胸無し股拭き女

 

 

ゆの:(ムカッ)さっさと行け!勉強の邪魔だ!2人揃ってゲンコツして欲しいか!?

 

 

 

2人は猛ダッシュで逃げた

 

 

ゆの:ったく、ムカつくなぁあいつらはもう……あー!やだやだ

 

 

 

頭をガシガシ掻きむしるゆの

 

 

 

ゆの:さてっと、勉強勉強っと……

 

 

【アクションスーパー】

 

 

沙英:あれ?しんちゃんと宮子じゃん

 

 

宮子:おう!熱々夫婦!

 

 

ヒロ:コケッ!うるさいわよ宮ちゃん!

 

 

宮子:いやいや、申し訳ないです

 

 

しんのすけ:宮子ちゃんあったゾ!チョコビ120円!

 

 

沙英:なるほど、それが狙いか

 

 

ヒロ:わかりやすいわね

 

 

宮子:しんのすけ殿!買いませんと!

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

沙英:あれ?その財布

 

 

ヒロ:ゆのさんのね

 

 

 

しんのすけと宮子は興奮のため、約束を忘れ買いまくってしまう

 

 

 

【野原家】

 

 

ゆの:ふー、さてと、トイレトイレ~ッと

 

 

 

ゆのは用を済ます

 

 

ゆの:ペーパーはあるよね、うん……股拭き女になっちゃうからね

 

 

ゆのはトイレを出る

 

 

ゆの:んー!疲れた~!さて、どうしようかなぁ

 

 

 

『おかえりー』

 

 

ゆの:お、来た来た

 

 

宮子:やーやーゆのっち~

 

 

ゆの:ん?その袋いっぱいのチョコビは何かな?

 

 

しんのすけ:いやー買わなきゃそんな気がしましてな

 

 

ゆの:あ?私は何つったんだよ、言ってみろよ

 

 

宮子:えっと~買えるだけ買え

 

 

ゆの:ざぁ~んねぇ~ん、ふせいかぁ~い

 

 

 

ビキビキと青筋を立てそういうゆの

 

 

 

沙英:さ、ひまちゃんの様子見なきゃ

 

 

ヒロ:じゃあ私はお台所で買った物を冷蔵庫に

 

 

2人はそそくさと家の奥へ

 

 

 

ゆの:1人1つだっつったろうがこのぉ!!何で守れないんだこのおバカ共がああぁぁぁぁ!!

 

 

 

宮子:ごふぇ!

 

 

しんのすけ:ぐふっ!

 

 

 

げ ん

こ つ

×30

 

 

2人はゆのにゲンコツをされましたとさ




引退中だが書いたら書けたので上げときますね

まあ、これで120なのでキリがいいかな(笑)

ちなみにゆのがさっさと行け!勉強の邪魔だ!2人揃ってゲンコツして欲しいか!?と言ったのは

悟空の『さ、さっさと行け!邪魔だ!皆揃って死にてぇか!』というセリフのオマージュ

ついでに言うと

120円にしたのは120話達成だから(笑)


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4thシーズン
宮子ちゃんと不審者探しだゾ


ある日、しんのすけはかすかべ防衛隊の会議のため、公園の滑り台の中へ来ていた

 

 

風間:さて、今日は何をしようか

 

 

ボー:街の、見回り

 

 

マサオ:えーっと、あいちゃんちのボディーガード

 

 

ネネ:そりゃアンタが会いたいだけだろうが!オニギリ!!

 

マサオ:わーん!ネネちゃんが怖いよ~

 

 

宮子:はっはっは~ネネ殿迫力満点ですな~ゆのっちみたいだよ

 

 

しんのすけ:うんうん、ゆのさんも怖いですからなぁ~

 

 

『オラオラ~お前ら~!私の気が済むまでボコボコにしてやるわ~』

 

 

しんのすけと宮子はホワ~ンと同じイメージを沸かせた

 

 

風間:ていうか、何でいるんですか?

 

 

宮子:ん?それはね、今日はこの斎藤宮子が君たちかすかべ防衛隊の一日隊長だからなのだ~

 

 

しんのすけ:おお!一日大将!

 

 

宮子:へい!お待ち!

 

 

風間:違う!

 

 

しんのすけ:一日対象?

 

 

宮子:くっ、誰かがオレを狙っている

 

 

風間:それもちが~う!!

 

 

宮子:はっはっは、面白いな~では隊長として命じる!今日の我々の任務は不審者を見つけよう!

 

 

マサオ:ふ、不審者!?

 

 

ネネ:でもそんなに簡単に見つかるのかしら

 

 

ボー:わから、ない……でも、探せば、いる、かも

 

 

風間:まあ、いいけどさ……とりあえずしゅっぱ~つ!

 

 

風間達はさっさと行ってしまった

 

 

 

宮子:さて、しんのすけ殿、行きますかね

 

 

しんのすけ:ブ、ラジャ~

 

 

しんのすけと宮子はコンビを組み、出動する

 

 

 

宮子:お、あそこの本屋に不審者発見

 

 

しんのすけ:お?

 

 

 

宮子:あんなにコソコソして、挙動不審で、怪しいですなぁ

 

 

しんのすけ:うむ!

 

 

???:いや、何やってんの

 

 

宮子:あ、沙英さんでしたか

 

 

沙英:いやいや、後ろ姿でわからんのかい、ちなみにコソコソしてたり挙動不審だったのは月刊きららを買うのがちょっと恥ずかしかったの!わかったらほら、シッシッ

 

 

宮子:ブーブー

 

 

しんのすけ:プープー

 

 

しんのすけはホントにプーッと屁をこいた

 

 

沙英:臭っ

 

 

宮子:朝ご飯がレバニラ炒めだっただけに強烈ですな

 

 

しんのすけ:いやーそれほどでもぉ~

 

 

沙英:褒めてない

 

 

沙英の元を後にした宮子たちはスーパーへ

 

 

宮子:お、あのお団子さんは怪しいですぞ

 

 

しんのすけ:ほうほう、確かにお菓子を手にとって見比べてますなぁ

 

 

宮子:あれは盗る品を見定めてますな

 

 

 

???:そこの2人、聞こえてるわよ

 

 

しんのすけ:今度はヒロさんでしたか

 

 

ヒロ:ちなみにお菓子を見比べてたのはカロリーを見てたのよ、最近食べ過ぎちゃって困ってるのよ

 

 

宮子:だったら買わなければいいのでは?

 

 

ヒロ:で、でも!お菓子は皆食べるし

 

 

宮子:まあ私らは次行きますのでヒロさん、ごゆっくり

 

 

しんのすけ:じゃ!

 

 

ヒロ(……今日は…やめとこうかしら)

 

 

そして、しんのすけ達は

 

 

しんのすけ:お、あのバッテンさんは怪しいですな

 

 

宮子:お、ホントですな……キョロキョロしながら歩いてるし、まさか誰かを狩って財布を……

 

 

???:いや帰りが遅いあんたらを探してたんだよ

 

 

 

宮子:あ、ゆのっちでしか

 

 

しんのすけ:んもーはじめっからそう言ってよ~

 

 

ゆの:言えんわ!それにこの髪留め見りゃわかるでしょうが!

 

 

宮子:あーあ、今日は不審者は見つかんなかったなぁ

 

 

しんのすけ:そうですなぁ

 

 

宮子:帰りますか

 

 

しんのすけ:うむ

 

 

しんのすけと宮子はゆのを置いて帰って行く

 

 

ゆの:…………何なんだよ、ていうかスルーすんなよ

 

 

 

ぽつーんと残されたゆのはそう呟いて2人を追うのであった

 




大分久しぶりの投稿

大丈夫かな、面白さ損なわれてないかな?

ゆのが珍しくキレない(笑)


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スペシャル編
対決!スケッチタワーだゾ①


【カスカベ・ストリート】

 

 

俺の名はヒロシ・アシクサー

 

 

このカスカベ・ストリートの平和を守る正義の味方

 

 

オレの所属する秘密組織、クツシタ・クサーは日夜このカスカベストリートの平和を守るため、活動をしている

 

 

 

メンバー紹介といこう

 

 

我が組織の会計士

 

 

ミサエ・ケツデカー

 

 

我が組織の情報収集要員

 

 

シンノスケ・ゾーサン

 

 

我が組織の癒し系

 

 

ヒマワリ・タイヤー

 

 

我が組織の捜索犬

 

 

シロ・カイカイ

 

 

そして、今回我々が挑む、犯罪組織の名は

 

 

【ヒダマリ・ソウ】

 

 

リーダーであるユノ・バッテン率いる窃盗団である

 

 

こちらもメンバー紹介といこう

 

 

 

リーダー

 

 

ユノ・バッテン

 

 

食料ばかり狙う

 

 

ミヤコ・ハラッペコ

 

 

盗むのはダイエット食品

 

 

ヒロ・タイジュー

 

 

盗むのは原稿用紙

 

 

サエ・ブンショー

 

 

どいつも盗みのスピードは街一番と言われている

 

 

警察さえも奴らには手も足も出ないらしい

 

 

ヌパン四世も顔負けだそうだ

 

 

 

【クツシタ・クサー秘密基地】

 

 

ヒロシ:なに!?デパートで食品が盗まれた!?

 

 

ミサエ:ええ、多分ハラッペコの仕業よ、しかも盗んだのが松阪牛、神戸牛などの高級牛肉ばかり

 

 

ヒロシ:ヤローすき焼きでもやる気か

 

 

ヒマワリ:たっ!

 

 

ヒロシ:なに!?文房具店で原稿用紙!?

 

 

シンノスケ:アシクサー隊長!ダイエット食品が消えました!

 

 

ヒロシ:くっ!ブンショーとタイジューだな、あの2人はいつも2人一組で行動するって話だ……っていうかシンノスケ隊員、その、ファミリーネームで呼ばないでくれ

 

 

シンノスケ:ほーい、ケツデカー、おつやは?

 

 

ミサエ:私も呼ぶな!!

 

 

シロ:アン!アン!

 

 

ヒロシ:お!カイカイ隊員からのコールだ!モニターを確認!

 

 

ヒロシがリモコンを操作するとどこかのビルらしきところの目の前にいるカイカイが映し出された

 

 

シロ:アン!アン!アン!

 

 

ヒロシ:そうか!あそこを本拠地に活動をしていたのか!ヒダマリ・ソウは

 

 

ミサエ:どうするの!?

 

 

ヒロシ:このチャンスを逃すわけねぇだろ、乗り込んで奴らをとっ捕まえる!そうすりゃ俺たちはかなりの有名人になるぜ!

 

 

ザザ……ザザザ

 

 

ミサエ:隊長!あれを!

 

 

ヒロシ:なに!?画面にノイズ!?カイカイ隊員に何かあったのか!?

 

 

『はっはっは、聞こえるかい?クツシタの諸君』

 

 

ヒロシ:バッテン!

 

 

ユノ:この犬は我がヒダマリ・ソウが預かった、返してほしくばこのスケッチタワーまで来ることだ、まあ精々頑張ってくれたまえ、はーっはっはっはっ!

 

 

ブツン

 

 

ヒロシ:くっそー!バッテンの奴め!

 

 

ミサエ:これは行くしかないわね!

 

 

シンノスケ:おう!カイカイ隊員をお助けするぞ!

 

 

ヒマワリ:たいや!

 

 

ヒロシ:おーし!行くぞ!クツシタ・クサーファイヤー!

 

 

4人:ファイヤー!

 

 

 

こうして俺たちは、ヒダマリ・ソウの待つ、スケッチタワーへと向かうのであった

 

 

②へ続く



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対決!スケッチタワーだゾ②

ヒロシ:よし!ここだ!いいか皆!気を抜くなよ!相手はあのヒダマリ・ソウだ、奴ら、盗みのスピードも速いが、戦闘能力もかなり高いらしい

 

 

シンノスケ:ブ・ラジャー!

 

 

ミサエ:ラジャ!

 

 

ヒマワリ:たや!

 

 

俺たちは中へ入った

 

 

警備員や構成員などは俺たちの敵ではなかった

 

 

そして、10階

 

 

ミヤコ:ふははは!よく来たなクツシタ!だがここで終わりだ、私のオハシ拳法受けてみよ!

 

 

ハラッペコは箸を一本一本左右に持ちそれぞれ突き出す

 

 

ミヤコ:アチョー!アーチョアチョチョー!

 

 

ヒロシ:は、速え!何てスピードだ!

 

 

ミサエ:見て!壁に穴が!

 

 

ヒロシ:まるでマシンガンだぜ、このままじゃ俺たち皆蜂の巣だぜ

 

 

ミサエ:どうしましょう

 

 

ヒロシ:そうだな、何かいい考えはないか、シンノスケ隊員……あれ?

 

 

シンノスケ:モグモグモグモグ、うーん、やっぱりすき焼きは溶き卵に限りますな~

 

 

ヒロシ・ミサエ:だああ~!

 

 

シンノスケ:お、どうしたの、アシクサー隊長、ケツデカー隊員

 

 

ヒロシ:こんな時に何メシ食ってんだよ!

 

 

 

ミサエ:しかも肉ばかり食べて!お野菜も食べなさい!

 

 

ヒロシ:そーじゃねーよ!!

 

 

ミヤコ:ああ~!私のすき焼き~!やめろー!

 

 

シンノスケ:ぶはー!食ったー食ったー!

 

 

ミヤコ:ううっ……あとしらたきとエノキしかない……ご飯食べないと力でない……降参します

 

 

 

ヒロシ・ミサエ:だああ~!

 

 

 

ミヤコ・ハラッペコ……降伏

 

 

 

【最上階】

 

 

ユノ:フン、大飯ぐらいの役立たずめ、まあいい……次の2人に勝てるかな?クツシタ諸君

 

 

シロ:アン!アン!

 

 

ユノ:まあ、そう騒ぐな……すぐに会わせてやるよ、あの世でなぁ、はーっはっはっはっ!

 

 

俺たちはエレベーターに乗り、20階へやってきた

 

 

 

『オーッホッホッホ!サエ、カモがネギしょってやってきたわよ』

 

 

『あーっはっはっはっは!ホントだねぇ、さて、1つ相手してやるとしますか』

 

 

 

ヒロシ:出やがったな!タイジューとブンショー!

 

 

 

ヒロ:なっ!よくもその名を言ったわね!サエ!

 

 

サエ:はいはいっと……ヒロシは突然踊りを踊るっと

 

 

 

ヒロシ:イロハオエーイロハオエー!ってなんだこりゃ!身体が勝手に動きやがる!

 

 

サエ:あーっはっはっはっは!私のノートはただのノートじゃないんだ『やるノート』って言ってね、これに名前とやることを書くとその名前を書かれた人は書かれたことをやらずにはいられないのさ!そこへ!

 

 

ヒロ:はあああ~!ヒップドロップー!

 

 

 

ヒロシ:ぐあああ!

 

 

ミサエ:アシクサー隊長!

 

 

シンノスケ:ぬー!くそー!うおおおー!!

 

 

シンノスケはサエに向かって走り出す

 

 

サエ:やる気か坊主!面白い!シンノスケは突然暗くなーる

 

 

シンノスケ:はあ~オラって何年間五歳なんだろ

 

 

ミサエ:コラー!何を訳の分からないこといっとるかー!

 

 

サエ:よーし、次は……ミサエは腕立て伏せをやりたくなーる

 

 

ミサエ:1!2!3!4!

 

 

ヒロ:ヒップドロップー!

 

 

 

ミサエ:ぐええー!

 

 

 

ヒロ:さあ、あとはあのジャガイモ小僧だけね、フッ、容易いわね

 

 

サエ:そうだね、ユノ様から褒美が出るよ……ん?

 

 

 

ヒマワリ:パイパイ……

 

 

ヒロ:ちょっ!やだっ、何この赤ん坊は!私によじ登ってくるわ!

 

 

サエ:くそ!ヒロから離れろ!ヒマワリはえーっと……泣きたくなーる!

 

 

ヒマワリ:たや?

 

 

サエ:ダメだー!自由気ままな赤ん坊には聞かない!

 

 

 

ヒマワリ:てててて!!たっ!たっ!

 

 

ビリッ!ビリッ!

 

 

サエ:ああー!!やるノートを破いてらっしゃるーー!!こ、コラ!やめろ!!

 

 

ヒマワリ:ひっ!びええええ~!!

 

 

サエ:ああ!しまった!泣かせてしまった

 

 

ミサエ:何赤ちゃん泣かせてんのよー!!

 

 

サエ:ぐへらぁ!

 

 

サエにミサエの強烈な跳び蹴りがHIT!

 

 

ヒロ:サエ!よし!もう一度ヒップドロップを

 

 

ミサエ:オリャアー!

 

 

ヒロ:ぐはぁ!これが……本場の……ヒップドロップ……か

 

 

 

ヒロ・タイジュー&サエ・ブンショー……戦闘不能

 

 

ユノ:チッ……役立たず共が、仕方ない、この私の真の恐ろしさ、見せてやるとしよう……来るがいい、愚かな者共よ!

 

 

果たしてユノ・バッテンの実力とは!?

 

 

クツシタ・クサーはユノ・バッテンに勝てるのだろうか!?

 

 

③へ続く



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対決!スケッチタワーだゾ③

そして、俺たちは最上階である30階へたどり着いた

 

 

ヒロシ:やい!バッテン!もう逃げ場はねぇぞ!早くカイカイ隊員を返して観念しやがれ!

 

 

ユノ:ハッ!嫌だね!観念するのはお前らの方じゃないのかい?見せてやろう!私の能力、フォームチェンジをな!

 

 

ユノは目を閉じ精神集中を始める

 

 

すると髪がみるみる金色に染まった

 

 

ユノ:スーパーフォーム!さあ、かかってこい!

 

 

ヒロシ:ちきしょー!どっかのバトル漫画みてぇなことしやがって!うおおおー!!

 

 

ヒロシはユノにパンチやキックを繰り出すもユノは華麗に避ける

 

 

 

ヒロシ:な、なにぃ!?俺の攻撃が避けられる!

 

 

ユノ:どうした?ヒロシくん、それで終わりか?ならこっちの番だな、フンッ!

 

 

ユノが手をバッと突き出すとヒロシの動きが止まりユノの手が動く方へヒロシも動く

 

 

ユノ:そぉりゃぁ!!

 

 

ヒロシは窓に叩きつけられ真っ逆さまに落下した

 

 

ミサエ:隊長!よくも隊長を!オリャアー!ヒップドロップー!

 

 

ユノ:ムダだ!

 

 

ミサエもヒロシと同様に落とされた

 

 

ユノ:さあ、残るはお前と赤ん坊だな、どうだ?私の仲間になるのなら助けてやらないこともないぞ?

 

 

シンノスケ:ヤダ!おねいさんお胸ないし、性格悪いゾ、だからオラヤダ!

 

 

ユノ:くっ!よくも気にしてること言ったな!お前だけは絶対に許さないぞ!

 

 

ユノはさらに精神集中をする

 

 

今度は髪が赤く染まった

 

 

 

ユノ:このゴッドフォームで始末してやる!来い!

 

 

シンノスケ:よーし!いくゾ!ケツだけ歩き!

 

 

ユノ:くっ!ちょこまかと!この!

 

 

ユノはちょこまかと動くシンノスケに手も足も出ない

 

 

シンノスケ:とう!

 

 

シンノスケはユノの顔に飛びついた

 

 

ユノは飛びつかれバランスを崩して倒れてしまう

 

 

シンノスケ:くらえー!

 

 

 

シンノスケはユノの顔にプーッと屁をこいた

 

 

ユノ:ぐへ!くっさ!この!どけ!

 

 

ユノはシンノスケの頭を鷲掴みにして放り投げる

 

 

 

ユノ:そこの犬は好きにしろ、今度会ったら覚えてろよ貴様ら、ゴホッ!ゴホッ!

 

 

ユノはポケットから鍵を投げ捨て咳をしながら去って行く

 

 

シンノスケ:おお!カギだゾ!カイカイ隊員!今助けるゾ!

 

 

シンノスケはカイカイ隊員の檻を開けて出してやる

 

 

 

そこへ何故か無事だったヒロシとミサエがやってきた

 

 

ヒロシ:シンノスケ!あいつは!

 

 

ミサエ:あ!隊長!あの音!

 

 

 

ヒロシ:ヤロー!ヘリコプターで逃げる気か!

 

 

 

4人と一匹はヘリポートへ向かう

 

 

 

シンノスケ:2人とも何で生きてたの

 

 

ヒロシ:下が何故かトランポリンだったんだ!

 

 

ミサエ:多分ハラッペコの物ね、確か名前が書いてあったわ

 

 

 

そしてヘリポートへ着くとユノがフラフラになりながら乗ろうとしているところだった

 

 

ヒロシ:やい!もう逃げ場はねぇ!観念しろ!

 

 

 

ユノ:ふっ、勝負はお預けだ、またいつか会える日を楽しみにしているよ

 

 

ヒロシ:ふざけんな!こうなりゃあの技でお前を気絶させて警察につきだしてやるぜ!

 

 

ミサエ:私達にもダメージあるけど仕方ないわね

 

 

シンノスケ:おう!

 

 

ユノ:ふっふっふ、面白い、見せてみろ

 

 

ヒロシ:いくぞ!かけ声!ク!

 

 

ミサエ:ツ!

 

 

シンノスケ:シ!

 

 

ヒマワリ:タ!

 

 

シロ:アン!

 

 

そして4人は手をユノの方へ突き出す

 

 

3人:プーンクサクサパワー!!

 

 

ヒマワリ:たーっ!!

 

 

シロ:アオーン!

 

 

 

すると4人の手のひらから臭気が放たれる

 

 

ちなみにカイカイ隊員は口から放たれる

 

 

 

ユノ:ぐへー!くっさ!何だこれは!ぐっ!も、もう……ダメ……だ、お、覚え…てろ……よっ、うっ!

 

 

ユノは気絶した

 

 

ヒロシ:ぐあ!くっせー!だからこれはあんまり使いたくねぇんだ

 

 

ミサエ:ゴホッ!ゴホッ!確かに強力だけどリスクが大きすぎるわよ

 

 

シンノスケ:ホントホント、アシクサー隊長の足より臭いゾ

 

 

ヒマワリ:あうぅ~

 

 

シロ:クゥ~ン

 

 

 

ユノ・バッテン……臭くて気絶

 

 

 

こうしてヒダマリ・ソウは壊滅した

 

 

メンバー全員、警察に逮捕され、留置所送りになった

 

 

そして俺たちはカスカベストリートの闇へ姿を消した

 

 

いつか再び、俺たちが必要になる日が来るだろう

 

 

 

俺たちに休息はない

 

 

カスカベストリートの平和のため、俺たちは戦い続けるのだ

 

 

 

クツシタ・クサーの戦いはまだ始まったばかりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるホテルの風呂

 

 

 

 

ブタ:ニューヨークで入浴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対決!スケッチタワーだゾ

 

 

━おわり━

 

 

 

 

ブタ:終わるなぁーっ!!!




初めて書いたスペシャル編

プーンクサクサパワーはムーンプリズムパワーのパロディ(笑)

合言葉のク!ツ!シ!タ!はお気に入り

ゆののフォームはスーパーサイヤ人とゴッドから


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ノッハラ・ウエスタンだゾ①

ここは、西部の街、カスッカベ

 

 

そこには、日夜街の平和のため、戦い続ける保安官がいた

 

 

その名は、ヒーロシ

 

 

銃の腕前は街一番と言われ

 

 

凶悪犯も次々と取り締まっている

 

 

 

そんなヒーロシには愛すべき家族がいる

 

 

妻のミッサエ

 

 

息子のシンノー

 

 

娘のヒマー

 

 

愛犬、シロー

 

 

その家族のため、ヒーロシは戦い続ける

 

 

 

そんな、ある日、ヒーロシに2人の女の子が助けを求めてきた

 

 

ヒーロシ:じゃあ、君たちの街をその集団が?

 

 

ノリッペー:はい、もう1週間もです、ね?ナズーナ

 

 

ナズーナ:はい、リーダーのユノーを筆頭に、ミヤッコ、ヒロー、サーエの4人に街はめちゃくちゃにされてしまい、金品や食料も巻き上げられてしまいました

 

 

 

ヒーロシ:ひでぇ、よし!わかった!すぐ仕度して馬を飛ばして行く!君たちは先に帰って街の人達に保安官が行くと伝えてくれ!

 

 

ノリッペー:はい!わかりました!行くよナズーナ

 

 

ナズーナ:う、うん!

 

 

2人は帰っていった

 

 

ヒーロシ:ミッサエ!シンノー!仕度しろ!隣町のヤマッブキにいくぞ!

 

 

ミッサエ:わかったわ!ほらシンノー!急いでおトイレ行って!

 

 

 

ヒーロシ:おし!出来たら馬車に乗れ!

 

 

 

シンノー:シンノー!準備カンチョー!

 

 

ヒーロシ:それを言うなら完了だ!

 

 

 

ミッサエ、シンノー、シローは馬車に乗り込む、ヒマーはミッサエに抱かれている

 

 

 

ヒーロシ:よし!いくぞ!ハイヤー!

 

 

シンノー:アイヤー!

 

 

ミッサエ:こら!大人しくしてなさい!

 

 

そして、ノッハラ一家はカスッカベの隣町のヤマッブキへと向かった

 

 

隣町へ着くと既に銃声が鳴り響いていた

 

 

老人:ひいいい!

 

 

サーエ:さっきのは外したが、今度はお前の脳天貫くぞ、死にたくなかったらそのリンゴ、樽ごとよこせ

 

 

ヒロー:そうよ、ユノー親分はリンゴジュースが好きでいらっしゃるのよ

 

 

ミヤッコ:1日10回は飲まないとご機嫌が悪いのだー!

 

 

ヒーロシ:ちきしょー!なんて理由だ!

 

 

ミッサエ:たかがリンゴジュースの為だけにって、親分は相当のお子様ね

 

 

シンノー:父ちゃん父ちゃん、あのピンクのおねいさん、お胸がプルンプルン揺れてるぞ

 

 

ヒーロシ:おう、涎が止まんねぇな~ちきしょー!

 

 

ミッサエ:何くだらないこと言ってんのよオラァ!

 

 

ヒマー:ケッ!

 

 

その直後、後ろから銃を突きつけられた

 

 

 

『あらあら~盗み見ですか~?感心しませんよ~?』

 

 

ヒーロシ:なにっ!?

 

 

 

『私はヨシーノヤ、ユノー親分の右腕よ~』

 

 

 

シンノー:おお~!ピンクのおねいさんよりボイン!オラを捕まえて~ん

 

 

ヨシーノヤ:はぁ~い

 

 

 

ヒーロシ:あ!俺も俺も!

 

 

 

ヨシーノヤ:全員まとめていらっしゃ~い

 

 

そして全員、牢にぶち込まれた

 

 

どーなるノッハラ一家!!

 

 

②に続く



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ノッハラ・ウエスタンだゾ②

ヒーロシ:捕まったな

 

 

シンノー:うん

 

 

ミッサエ:ったく!誰のせいよ!誰の!

 

 

ヒマー:たいやい

 

 

そこへカツカツと足音を立て親分がやってきた

 

 

 

ユノー:おやおや、随分とおバカそうな一家だな

 

 

シンノー:フン!お胸がなくてリンゴジュースが好きなお子様に言われたくないゾ!

 

 

ユノー:やかましい!誰がお子様じゃクラァ!ええ!?坊主!

 

 

ヒーロシ:こ、こら!あまり挑発すんな!

 

 

 

ユノー:ふん、まあいい、お前らはそのままそこにいろ、後でゆっくり料理してやるよ、おいヨシーノヤ!見張ってろ、いいか!一瞬たりとも目を離すなよ!

 

 

ヨシーノヤ:はぁ~い!

 

 

ユノー:それ気持ち悪いからやめろよ

 

 

 

ヨシーノヤ:うっふん、親分ったらぁ~ん

 

 

ユノー:付き合ってらんね、行こ

 

 

 

ユノーは階段をあがって行ってしまった

 

 

 

【最上階】

 

 

ヒロー:親分、リンゴジュースお持ちしました

 

 

ユノー:ご苦労、ほうこいつはなかなか上等なリンゴだな

 

 

ミヤッコ:親分はお子様だな~、これからはオレンジジュースの時代ですぜ

 

 

ユノー:うっさいうっさい!そんな高価なモン買えねぇってば!だからこうやって稼いでんの!わかるか?

 

 

サーエ:ウチはビンボーだからなぁ

 

 

ヒロー:この基地だけは警察署を乗っ取ったから立派だけどねー

 

 

ユノー:それ言うなよ

 

 

そして、夜になった

 

 

 

ヨシーノヤ:スピー

 

 

ヒーロシ:寝ちまってるぜ、目離すなって言われてんのに

 

 

『助けにきましたよ、皆さん』

 

 

ミッサエ:あ、貴方達

 

 

ノリッペー:しっ!静かに!ナズーナ、鍵

 

 

ナズーナ:あった、はい

 

 

ノリッペー:よし!今開けますね

 

 

ノリッペーは鍵で牢を開けた

 

 

ヒーロシ:よし、出れた!後はあいつらをふん捕まえるだけだ

 

 

シンノー:父ちゃん、ヨシーノヤちゃんのお胸、揉んでこうよ

 

 

ヒーロシ:ぐふふふ!そうだな

 

 

 

ミッサエ:おバカ!そんなことしたら目ェ覚ますだろが!

 

 

げ ん

こ つ

 

 

ヒーロシ:す、すまん

 

 

シンノー:メンボメンボ

 

 

ミッサエ:それを言うならメンゴメンゴ!って古いわ!

 

 

ノッハラ一家は上へと駆け上がり敵の部屋を目指す

 

 

 

ミヤッコ:ふぅースッキリー!およ?

 

 

ヒーロシ:いかん!隠れろ!

 

 

用を済ましたミヤッコはノッハラ一家を見た気がして隠れた方に近づいてくる

 

 

その時

 

 

プスー

 

 

シンノーがすかしっ屁をこいた

 

 

ミヤッコ:くさっ

 

 

ミヤッコは倒れた

 

 

ヒーロシ:ちきしょー!くせー!シンノーやめろよすかしっ屁は

 

 

シンノー:でも敵を1人やっつけたぞ

 

 

 

ヒーロシ:まあ、それもそうだな

 

 

 

『おい!そこで何をしている!』

 

 

ヒーロシ:しまった!眼鏡の奴だ!

 

 

サーエ:動くな!動くと撃つ!

 

 

ヒーロシ:くっ!

 

 

サーエ:よーし、それでいい、手を上げてこっちに来い

 

 

ヒーロシ達は両手を挙げサーエに近づく

 

 

しかし1人足りない

 

 

ヒマー:たいやい

 

 

ヒマーはいつの間にかサーエの頭によじ登り眼鏡を取る

 

 

サーエ:ぐあ!くそっ!眼鏡を!あれがないと何も見えん!

 

 

ヒーロシ:今だ!くらえ!3日の靴下キーック!

 

 

サーエ:ぐへぇ~!くっさー!

 

 

 

ヒーロシ:よし!コイツを盾にいくぞ!

 

 

 

サーエの背中に銃を突きつけしばらく進む

 

 

ヒロー:あ!サーエ!貴方達!サーエを離しなさい!

 

 

 

ヒーロシ:やだね!どうしても離して欲しけりゃ武器を捨ててボスの居場所を吐きやがれ!

 

 

ヒロー:くっ!卑怯な

 

 

ノリッペー:卑怯はそっちだ!この豚野郎!

 

 

ヒロー:んな!ぶ、豚野郎!?

 

 

ナズーナ:と、とんかつにして食っちまうぞ~

 

 

『やい!こら!誰が豚野郎だ!』

 

 

 

声のした方を見ると小さな豚が二足歩行で立っていた

 

 

シンノー:おおー!ぶりぶりざえもん!

 

 

豚:違う!私はこの街の保安官、ブヒスタンだ!決して豚ではない!

 

 

ヒーロシ:まんまな名前だな

 

 

 

ブヒスタン:やかましい!貴様らと同じ牢にいたのに気がつくどころかそこのケツのでかい女の尻に敷かれ、危うく窒息するところだったぞ!

 

 

ミッサエはサーエに突きつけていた銃をすかさずブヒスタンに向け足下を撃った

 

 

ミッサエ:今度言ったら脳天貫いてホントにとんかつにして晩のおかずにするわよ

 

 

ブヒスタン:失礼、お嬢様

 

 

ヒロー:こらー!シカトするなー!!

 

 

ヒーロシ:おっと、忘れてたぜ、お前はこの靴の匂いを嗅げ!

 

 

ヒーロシは靴を片方脱ぎ、ヒローの鼻に当てた

 

 

ヒロー:うぐぐぐ!く、くさー!

 

 

 

ヒーロシ:どうする、ボスの居場所を吐くのなら離してやるぜ

 

 

ヒロー:そ、そこの階段をあがって突き当たりを左に行ったところの部屋が我々の部屋、ボスもそこに……うっ

 

 

ヒーロシ:やりすぎちまったな、気絶しちまった

 

 

ミッサエ:あなた!

 

 

ヒーロシ:おう!いくぞ!

 

 

ノッハラ一家とノリッペーとナズーナ、そしてブヒスタンは階段をあがって突き当たりを左に行き、ついにユノーの元へ行く

 

 

果たしてユノーを倒せるのか!?

 

 

③に続く



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ノッハラ・ウエスタンだゾ③

ヒーロシ:おい!ユノー!もう逃げられねぇぞ!観念しやがれ!

 

 

ユノー:まあ、落ち着けよ、リンゴジュースくらいゆっくり飲ませてくれ……しかしよくここまで来れたモンだ、おバカそうだと言ったのは取り消すよ

 

 

シンノー:おねいさん、それ美味しい?

 

 

 

ユノー:ん、美味いけど?それが何か?

 

 

シンノー:ううん、お?そろそろ無くなるんじゃない?オラがついであげるゾ

 

 

ユノ:お、すまないね……じゃあ頼むよ

 

 

シンノー:ほーい

 

 

ヒーロシ:あのバカ、何敵と親しくしてんだよ!

 

 

シンノーはビンを持つがあまりにも重いためバランスを崩し、中身をすべてこぼしてしまった

 

 

 

ユノー:こ、こぉのジャガイモヤロー!よくも私の楽しみのリンゴジュースをこぼしたな~!!蜂の巣にしてくれるわー!!

 

 

 

ユノーは立ち上がり、マシンガンをぶっ放す

 

 

ヒーロシ:あぶねっ!伏せろ!

 

 

しばらく撃ちつづけ弾切れになる

 

 

ユノー:チッ!弾切れか

 

 

ユノーは銃を投げ捨てた

 

 

そこにシンノーが仁王立ちをする

 

 

シンノー:おねいさん、オラと早撃ちで勝負だゾ

 

 

ユノー:ほっほ~う、いいだろう……受けて立つ

 

 

 

2人とも足を開き両手を広げ、右手の指をピクピクと動かして撃つスキをうかがう

 

 

Ready

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

fire!!

 

 

 

ユノー:もらった!あ、あれ?

 

 

ユノーが引き金を引いても弾は出ない

 

 

 

ユノー:あー!!弾込めるの忘れてたー!!

 

 

シンノー:スキありー!

 

 

シンノーのは実は水鉄砲だった

 

 

水鉄砲からは白い液体が飛び出しユノーの右目に入ってしまった

 

 

シンノーはさらに左目にも撃つ

 

 

ユノー:いたたたた!目!目が!目が痛いよー!!!

 

 

シンノー:フッ、中身は母ちゃんのシャンプーだゾ

 

 

ミッサエ:でええええ!?私の高級シャンプー!?あれ高かったのよー!!

 

 

ヒーロシ:お前また買ったのか、先月も買っただろ

 

 

ユノー:わあああん!!痛いよー!!ごめんなさーい!!もうしないから許してー!!

 

 

ヒーロシ:こいつ、やっぱりお子様じゃねぇか

 

 

 

ブヒスタン:フッ、仕方の無いボスだ、許してやろう

 

 

 

ヒーロシ・ミッサエ:おめぇは何もしてねぇだろ!!

 

 

 

こうして、ユノー率いる軍団は逮捕された

 

 

ヤマッブキには平和が戻った

 

 

 

ノリッペー:ありがとうございます!何とお礼を言っていいやら

 

 

ナズーナ:感謝します!

 

 

シンノー:いやーそれほどでもー

 

 

ヒーロシ:また、何かあったらカスッカベにきな

 

 

ミッサエ:私達が解決してあげるわよ

 

 

ヒマー:たや!

 

 

そして馬車に戻るヒーロシ達

 

 

シロー:クゥ~ン

 

 

 

3人:あ、降ろすの忘れてた

 

 

 

 

ノッハラ・ウエスタンだゾ

 

━おわり━




何故か思いついた西部劇

といっても西部劇らしいことはしてないが(笑)

ちなみにユノーが使ってる銃はワルサーP38(笑)

そして役立たずのブヒスタン

なぜか憎めない(笑)


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探偵一家野原だゾ

カスカベ・シティにある1つのBAR

 

 

そこに、ある男が1人

 

 

野原ひろし、彼は泣く子も黙る名探偵

 

 

今宵も、彼は事件へと巻き込まれる

 

 

カランカランとベルが鳴る

 

 

『すみません、こちらにどんなに臭い靴下の匂いがあっても事件の匂いを逃がさない探偵の野原ひろしさんはいらっしゃいますでしょうか』

 

 

ひろし:ああ、そいつぁオレだ……何のようだい?お嬢さん

 

 

『申し遅れました、私は吉野屋と申します、今回はあなたにご依頼をしたく、はるばるヒダマリシティより参りました』

 

 

ひろし:ほう、それはそれは……マスター、彼女にクツシタ・ジャスミンを……オレの奢りで

 

 

 

マスター:はい、かしこまりました

 

 

マスターはシャカシャカとシェイカーをし、カクテルを作る

 

 

マスター:おまたせしました、クツシタジャスミンです

 

 

吉野屋:………臭そうな名前なのに美味しい……こんなカクテルがあるなんて

 

 

ひろし:ところでお嬢さん、ご依頼とは

 

 

吉野屋:私のお屋敷にある、金のゾーサンを、怪盗バッテン三世が狙っているのです、是非ひろしさんのお力でバッテン三世の手から守っていただきたいのです

 

 

ひろし:なるほど、それでは行きましょうかお嬢さん

 

 

 

ひろしは吉野屋を車に乗せ、お屋敷へと向かう

 

 

ひろし:ここだね

 

 

吉野屋:はい

 

 

屋敷に入るひろし

 

 

果たしてバッテン三世とは!?

 

 

ひろし:奴が来るのは12時か……今11時半、まだ少し時間があるな……

 

 

しんのすけ:よっ!父ちゃん!

 

 

 

ひろし:おう!しんのすけ!ってなにぃ!?

 

 

みさえ:やっぱりね、夜中にこそこそ出てくからつけてみりゃやーっぱり依頼を受けてたのね、美人から!

 

 

ひろし:お、お前ら!どうやって!

 

 

みさえ:タクシーにあなたの車を追ってもらったのよ

 

 

 

ひろし:い、いや……その……内緒にする気は無かったんだ……信じてくれみさえ

 

 

みさえ:じゃ明日のバーゲン荷物持ちね

 

 

しんのすけ:オラ!ジャンボスペシャルチョコレートパフェ!

 

 

ひろし:わかったよ、わかったよ、荷物持ちゃーいいんだろ!パフェ奢りゃいいんだろ!ちきしょー!!!

 

 

『君たち!静かにしたまえ』

 

 

『そうだ、怪盗バッテン三世が来るんだぞ』

 

 

『フ、本来ならば私1人でいいのだかね』

 

 

しんのすけ:おおー!アクション仮面にカンタムロボ!それにぶりぶりざえもん!

 

 

アクション:私はアクション仮面ではない、アクション刑事(デカ)だ

 

 

カンタム:私はカンタムロボではなく、カンタム刑事だ

 

 

ぶりぶり:私はぶりぶり刑事だ

 

 

ひろし:汚ねぇ名前

 

 

ぶりぶり:なんだと!私を怒らせるとインターポールが黙ってねぇぞ!

 

 

しんのすけ:インスタントポーク?

 

 

ぶりぶり:おいコラ!何を聞き間違えとんじゃ!

 

 

その直後、謎の煙がモクモクと屋敷中を包んだ

 

 

 

ひろし:な、なんだぁ!?

 

 

『ぬふふふふ!ごーくろーさん……ゴホッゴホッ……宮ちゃ……煙はもう、いい、よ』

 

 

宮ちゃんと呼ばれた金髪の女性、何故か着物を着て刀を下げサンマをパタパタと七輪で焼いていた

 

 

 

『だあああ~!』

 

 

『ふふふふ、こんな大勢でいるとはね……まあ、私らの敵ではないけどね』

 

 

眼鏡をかけて黒いコートと帽子を被った女、沙英

 

 

リボルバー片手にクルクルと華麗なガンプレイを見せる

 

 

『うふふふ、もらうわよ、金のゾーサン』

 

 

赤いセクシーな衣装に身を包み、胸の谷間から一万円札を出し口づけをするヒロ

 

 

 

そして

 

 

赤いジャケットに青いシャツ、黄色のネクタイに鼠色のズボン

 

 

 

デデン!デデン!

 

 

デデン!デデン!

 

 

宮子:バテンバテーン!

 

 

ゆの:それ聞き間違いだよ!バッテン・ザ・サードだよ!

 

 

ひろし:あいつらのあの格好……昔の怪盗アニメに似てるなぁ

 

 

みさえ:あのアニメ好きなのかしら

 

 

しんのすけ:コスプレーヤーって奴ですな

 

 

ゆの:………ち、違う……よ……じゃなかった、違うってーの!

 

 

沙英:私たちは金のゾーサンをもらってずらかるぜ!

 

 

ヒロ:うっふーん、もらうわよ~ん

 

 

 

ゆの:えっと、ぐふふ~ヒ~ロさぁ~ん

 

 

ヒロ:ゆのぉぉん

 

 

宮子:でやー!またつまらん豚を斬ってしまった

 

 

 

ぶりぶり:あ、手、斬られてる……て!そんな木刀で切れるわきゃねーだろ!このボケェ!

 

 

 

アクション:カンタム刑事!

 

 

カンタム:おう!

 

 

2人はゆの達に突っ込む

 

 

 

ゆの:てや!

 

 

ゆのは煙玉を投げる

 

 

瞬く間に煙が立ちこめる

 

 

ゆの:今のうちっと……あった!金のゾーサン!あれ?これ、伸びる

 

 

しんのすけ:あ、いやーん!

 

 

ゆの:ゲゲゲっ!

 

 

しんのすけ:んもーオラのゾーサン引っ張んないでよー

 

ゆの:な、なななな!何で脱いでらっしゃるの?

 

 

 

しんのすけ:おトイレ行きたかったから脱ぎながら行こうと思ってー

 

 

ゆの:うげげ~!!後で手洗わなきゃ、とりあえず……あばよー

 

 

アクション:アクションビーム!!

 

 

 

3人:あべべべべ!!

 

 

 

宮子:ゆのっち、ヒロさん、沙英さん、御免!!

 

 

みやこは にげだした!!

 

 

 

カンタム:逃がすか!カンタムパーンチ!!

 

 

 

宮子:ごふぇ!!

 

 

しかし パンチが あたってしまった!!

 

 

 

当然、一味は逮捕された

 

 

 

ぶりぶり:フッ、終わったな……これで私も昇進……

 

 

アクション:んなわけねーだろ!アクションビーム!!

 

 

カンタム:お前が何をした!カンタムパーンチ!!

 

 

 

ぶりぶり:うげげ~!!ぐぎゃぎゃ~!!

 

 

ひろし:何だったんだ?あいつらは

 

 

みさえ:さあ?じゃあ報酬もらったらさっさと帰って明日のバーゲンにそなえましょ

 

 

吉野屋:あの~申し上げにくいのですが、報酬はなかったことに

 

 

みさえ:ええ!?なんで!?

 

 

吉野屋:あなた方は何もしてなかったので全てあのお二方に差し上げました

 

 

 

ひろし:なにぃ!?

 

 

 

震えている執事:あの方々のおかげであの一味は逮捕されたので、これは至極当然ですな

 

 

みさえ:じゃああなたの自腹ね、たっぷり買わせてもらうわ

 

 

しんのすけ:オラ、ステーキも食べたいなぁ

 

 

 

ひろし:勘弁してくれ~!!!

 

 

 

今宵、探偵は

 

 

絶望の涙を流すのだった

 

 

 

探偵一家野原だゾ

━おわり━

 




これは1話だけ(笑)

何でかは自分ですらわからない(笑)

ちなみにバッテン三世の割り振りは

ゆの→ルパン三世
沙英→次元大介
宮子→石川五右衛門
ヒロ→峰不二子

でも、ヒロの『ゆのぉぉん』はちょっとキモい(笑)


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リベンジ!逆襲のYだゾ①

カスカベ・ストリートの平和のため日夜戦い続ける秘密組織、クツシタ・クサー

 

 

以前、彼らの活躍により犯罪組織【ヒダマリ・ソウ】は壊滅した

 

 

 

と思われたが

 

 

 

ユノ:よく助けに来てくれたな、ノリ、ナズナ

 

 

 

警察に忍び込み、リーダーのユノ・バッテンを救い出したのはヒダマリ・ソウのメンバーであり、最近まで海外に身を隠していた2人

 

 

ノリ・パッソコン

 

 

ナズナ・シック

 

 

である

 

 

ノリ:いえいえ、しかし驚きました……まさかユノ様が捕まるとは

 

 

ユノ:フン、油断してただけだ……あの小僧、子供だからって侮っていた……今度は確実に息の根を止めてやる……ここで身につけた新たなフォームでな……くっくっく……見てろよクツシタのバカ共

 

 

 

ニヤリと邪悪な笑いをするユノ

 

 

 

そして、他のメンバーも救い出し、ヒダマリ・ソウはクツシタ・クサーへの復讐に動き出したのだった

 

 

 

【クツシタ・クサー本部】

 

 

ヒロシ:なにぃ!?脱獄した!?

 

 

ミサエ:ええ、シンノスケ隊員からの情報によるとね

 

 

ヒロシ:一体どうやって……あいつら全員留置場にいるはずだ

 

 

ミサエ:他に仲間がいたみたいね、つい最近まで海外に逃亡していたらしいわ

 

 

シンノスケ:アシクサー隊長!

 

 

ヒロシ:なんだ

 

 

シンノスケ:おつやはまだですか!

 

 

ヒロシ:んなもん勝手に食えよ!!

 

 

シロ:アン!アン!

 

 

ヒロシ:どうした!カイカイ隊員

 

 

シンノスケ:基地に通信が入ったって言ってるゾ

 

 

 

ヒロシ:よし!出せ

 

 

ミサエ:ラジャ!

 

 

ユノ:やあ、クツシタの諸君お久しぶり

 

 

ヒロシ:バッテン!

 

 

 

シンノスケ:おお、お胸がなくて性格が悪いいつかのおねいさん、お久しぶりぶりー

 

 

ユノ:フン、君か……君には借りがあったな、よくもあの時は私の顔に屁をこいてくれたな……今度は確実に君を始末してやるから楽しみにしてな

 

 

ヒロシ:ところで何の用だお前!まさか雑談しようって訳じゃないだろう

 

 

ユノ:おっと、そうだ……ミヤコ!連れてこい

 

 

ミヤコ:サー!

 

 

すると、タイヤー隊員がミヤコに抱かれて現れた

 

 

ヒマワリ:よっ!

 

 

ユノ:ず、ずいぶん余裕だね君は……捕まってるって自覚あるのかい?

 

 

ヒマワリ:たや?

 

 

ユノ:……もういい、連れて行け……力が抜ける

 

 

ミヤコ:シー

 

 

ユノ:さ行で返事すんなよ、いいから行け

 

 

ミヤコ:スー

 

 

ミヤコは引っ込んだ

 

 

ユノ:まったく、あいつめ……どんだけバカなんだ……おっと、本題に戻ろうか……あの通りヒマワリ隊員は預かっている、返してほしければここまで来い、場所はヒダマリヒルズだ、それでは

 

 

ミヤコ:セー!

 

 

ユノ:黙れ!!

 

 

ブツン

 

 

ヒロシ:漫才見てたみたいだ

 

 

ミサエ:とりあえず行きましょう、ヒマワリ隊員を助けなきゃ!

 

 

こうしてクツシタ・クサーはヒダマリヒルズへと向かった

 

 

果たしてヒマワリ隊員を助け出せるのか!?

 

 

②に続く



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リベンジ!逆襲のYだゾ②

ヒロシ:前よりでけぇな、でも油断すんなよ!奴ら前より強くなってるかもしれねぇからな

 

 

シンノスケ:ほーい

 

 

ミサエ:ラジャ!

 

 

ヒロシ:いくぞ!

 

 

ヒロシ達はヒダマリヒルズへ乗り込んだ

 

 

下の数階は軽々と進んだ

 

 

そして20階

 

 

ミヤコ:はっはっはー!よく来たなぁ!ショッキ拳法を受けてみよ!まずは皿手裏剣!

 

 

シュッ!シュッ!と皿をフリスビーのように投げるミヤコ

 

 

ヒロシ:あぶね!それ拳法じゃねぇだろ!

 

 

ミサエ:きゃっ!

 

 

シンノスケ:食器をそういう風に使っちゃダメなんだゾー!!

 

 

ミヤコ:すき焼きの恨みー!!

 

 

シンノスケに皿を投げつける

 

 

シンノスケ:ケツだけ歩きー!!

 

 

ミヤコ:おのれちょこざいな!!こうなったらこのフォークソードとスプーンソードで!

 

 

シンノスケ:ふっ!ふっ!

 

 

ミヤコが突き出したスプーンやフォークを華麗にかわし、足のあるところを蹴る

 

 

 

それは

 

 

 

ミヤコ:うぎゃああああ!!痛いよー!!

 

 

 

そう、弁慶の泣き所である

 

 

 

あの武蔵坊弁慶でさえ痛がった場所である

 

 

 

ミヤコ:すみませーん!降参しまーす!

 

 

 

ミヤコ・ハラッペコ……降伏(2回目)

 

 

【最上階】

 

 

ユノ:あいつはダメだな……リストラかな

 

 

ヒマワリ:たいや!

 

 

ユノ:……あーごめん、理解できないよ、せめて私が理解できる言葉で……って赤ん坊じゃムリか……さて、次はっと……サエとヒロか

 

 

30階

 

 

ヒロシ:よし!次は誰だ!

 

 

 

ヒロ:私達よ、サエ!

 

 

サエ:合点!やるノートよりさらに強力な物を持ってきたよ!その名も!『やれ本』!

 

 

シンノスケ:天才やれボン?

 

 

サエ:ちがーう!!この本はなぁ!名前をいった後この本に書いてある命令の1つを言うと必ずそれをやらないといけないという本だ!

 

 

ヒロシ:ただ書かなくていいだけでやるノートと同じじゃねぇか

 

 

サエ:ぐっ!言われれば確かに!でも使うぞ!ヒロシ!自分で永遠にジャンケンをやれ!!

 

 

ヒロシ:ジャンケンポイ!あいこでしょ!ジャンケンポイ!あいこでしょ!

 

 

ミサエ:アシクサー隊長!何やってんのよ!

 

 

サエ:ミサエ!お前はニワトリの鳴き真似をやれ!!

 

 

 

ミサエ:コケコッコー!コッコッコッコ!

 

 

シンノスケ:んもー何やってんのケツデカー

 

 

 

サエ:よし、次はお前だな坊主、何がやりたい?

 

 

シンノスケ:アクション仮面!

 

 

サエ:……え?そんなのあったかなぁ

 

 

サエは1ページ1ページめくって探してみる

 

 

シンノスケ:とう!

 

 

シンノスケはサエの弁慶の泣き所を蹴った

 

 

サエ:いってー!!いててて!!!

 

 

シンノスケ:さあ!ケツデカー隊員達を元に戻せー!

 

 

サエ:………ううう、わかった……今の命令やめろー!

 

 

ヒロシ:お!戻ったぜ

 

 

 

ミサエ:ホントだわ!

 

 

 

ヒロ:ま、待ちなさい!次は私が相手よ!

 

 

 

ヒロはそういうと四股を踏む

 

 

シンノスケ:おおー!お相撲さんだぞ!

 

 

ヒロ:あまりこれやりたくないのよ

 

 

 

ヒロシ:じゃやるなよ

 

 

ミサエ:その相撲!私が引き受けた!2人はバッテンの元へ!

 

 

ヒロシ:しかし!

 

 

ミサエ:いいから!ヒマワリ隊員を助けるのよ!

 

 

シンノスケ:嫌だゾ!ミサエ隊員も一緒がいいゾ!

 

 

 

ヒロ:……行きなさい、感動したわ……仲間を思うその気持ち……うううう

 

 

 

そして3人はバッテンの元へと走る

 

 

 

サエ・ブンショー……痛みで悶絶

 

 

ヒロ・タイジュー……感動して戦意喪失

 

 

 

【最上階】

 

 

ユノ:バカばっか……はぁ、なーにやってんだか

 

 

ヒマワリ:たや?

 

 

ユノ:君は落ち着いているねぇ、たいした根性だよまったく

 

 

ノリ:いよいよ、我々の出番ですな、行くよナズナ

 

 

ナズナ:うん、ノリちゃん

 

 

 

そして40階

 

 

ノリとナズナを相手にしたクツシタ・クサー

 

 

ノリのパソコンから出る電波により苦戦を強いられるも何とか倒した

 

 

ナズナはノリがやられたショックで戦意喪失し道を譲った

 

 

そして、いよいよバッテンの元へと走るクツシタ・クサー

 

 

果たしてバッテンはどのように強くなってるのか!

 

 

③に続く



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リベンジ!逆襲のYだゾ③

【50階】

 

ユノ:よく来たな、クツシタ・クサーの諸君

 

 

ヒロシ:てめーバッテン!また警察に突き出してやるぜ!

 

 

ミサエ:ヒマワリ隊員を檻から出しなさい!

 

 

ユノ:ハッ、やなこった、警察に突き出してやるだって?面白い!やってみろ!

 

 

ヒロシ:おう!やってやるぜ!

 

 

ユノ:見せてやる!お前らに復讐するために身につけた新たなフォームを!いくぞ!

 

 

ユノが精神集中をすると髪が金から赤になりしばらく靡く

 

 

 

そして、だんだん水色に染まっていく

 

 

 

ユノ:こいつが究極のブルーフォームだ!!

 

 

 

ヒロシ:お前絶対あのバトル漫画のファンだろ

 

 

ユノ:フン、そんなこと言ってる余裕があるのかい、はっ!

 

 

ユノが気合いを入れて手を突き出すとヒロシは動けなくなった

 

 

シンノスケ:隊長!!

 

 

ユノ:フッフッフ、てぇりゃ!

 

 

 

ユノはヒロシを天井に蹴り上げた

 

 

ヒロシは天井に激突しそのまま止まっている

 

 

ユノ:はっはっは!無様だなぁ!さぁて次は……アンタだ!!

 

 

ミサエにヒロシと同様に動きを止め天井に蹴り上げる

 

 

シンノスケ:お、鍵だゾ

 

 

ユノが蹴り上げる時にポケットから落とした鍵を見つけたシンノスケはヒマワリ隊員の捕まってる檻を開ける

 

 

ユノ:はっはっはー!どうした!動いてみろ!

 

 

シンノスケ:スキありー!

 

 

ユノ:あいて!くっそー!このガキめ!また私をコケにしやがってぇ!

 

 

その時、ヒマワリ隊員はカッと目を見開いた!

 

 

そして

 

 

ヒマワリ:たいやーーー!!

 

 

ヒマワリは弁慶の泣き所を蹴られ屈むユノに向かって高速ハイハイで近づきよじ登り顔に張り付く

 

 

ユノ:うわ!くっさ!!こいつまさか!!

 

 

シンノスケ:あーあー、ヒマワリ隊員、やっちゃったの~?あっちを

 

 

ヒマワリ:たいやい

 

 

ユノ:おえ!くっさ!ちょっと!離れろってば!ふぬー!!は!な!れ!ろ!

 

 

 

ユノは力を入れてヒマワリを引っぺがそうとするもヒマワリは離れない

 

 

ユノ:も、もう……ダメ…臭くて…意識が……うっ!

 

 

ユノはあまりの臭さに気絶した

 

 

それと同時にヒロシとミサエが天井から降ってきた

 

 

ヒロシ:いててて、おい!奴は

 

シンノスケ:ヒマワリ隊員が倒したゾ

 

 

ミサエ:え!?ホント!?

 

 

ヒマワリ:たや!

 

 

ミサエ:あーあー、しちゃったのね、早く基地に帰ってオムツ取り替えましょうねー

 

 

ユノ・バッテン……オムツの臭いで気絶

 

 

そして、再びユノ達、ヒダマリ・ソウは逮捕された

 

 

ノリとナズナが捕まった今

 

 

もう2度と彼女たちが出てくる事はないだろう

 

 

 

しかし、彼らの戦いは終わらない

 

 

 

カスカベ・ストリートの平和のため

 

 

彼らは再び、戦いの中へと身を投じるのだった

 

 

 

リベンジ!逆襲のYだゾ

━おわり━

 




ゆののブルーフォームを出したくて書いた話(笑)

ここで全員の名前と由来を明かそう

シンノスケ・ゾーサン→しんのすけのゾーサンから
ヒロシ・アシクサー→ひろしの足が臭い事から
ミサエ・ケツデカー→みさえのデカいケツから
ヒマワリ・タイヤー→ひまわりのセリフの『たいや』から
シロ・カイカイ→チンチンカイカイから

ユノ・バッテン→ゆのの髪留めから
ミヤコ・ハラッペコ→宮子は常に腹ペコな事から
ヒロ・タイジュー→ヒロは体重を気にしてる事から
サエ・ブンショー→沙英は小説家で文書を書く事から
ノリ・パッソコン→乃莉はパソコンが使える事から
ナズナ・シック→なずなが一度ホームシックになった事から


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スペシャルコラボ編
限定キャットフードが欲しいゾ


春日部駅

 

 

金髪の関西人、草場春河と

 

 

黒髪の一本結び、葉山秋穂は

 

 

秋穂の飼い猫、もかのエサを求めてやってきたのだった

 

 

春河:んで、秋穂……1つ聞いてええか?

 

 

秋穂:何、春河

 

 

春河:確か、ウチら……部長とここで待ち合わせでええねんな

 

 

秋穂:うん、そのはず

 

 

春河:おらへんやん……暁や夕さんすらも

 

 

秋穂:ていうかその2人来てないし

 

 

春河:いや、案外おるかもしれへんで?

 

 

秋穂:………とにかく、部長捜しに行こうよ

 

 

2人は青い髪でショートカットの帆風水夏を捜して、あちこち歩き回る

 

 

しんのすけ:シロ!わたあめ!

 

 

シロ:アン!

 

 

??:うひゃー!可愛い~!!丸まったー

 

 

春河:あれやんな

 

 

秋穂:あれだね

 

 

??:あ、草場に秋穂!見てみてこの犬!

 

 

春河:ぶちょ~困りますよ、勝手に動き回るんは

 

 

水夏:ごめんごめん、ところで見つけたの?春日部限定のキャットフード

 

 

秋穂:まだですよ、だって部長と買いに行くって言ったじゃないですか

 

 

そんなやり取りをしている時

 

 

沙英:あれ?あの面々どこかで

 

 

ゆの:あれ確か桜庭女子高校の弓道部じゃないですか?ほら、あの青い髪の人、帆風水夏さんですよ

 

 

沙英:あ、そうか!帆風さんか

 

 

しんのすけ:おお!ゆのさんと沙英さん!奇遇ですなぁ~

 

 

春河:やまぶき高校の生徒さんや、なんや1人ちっこいのおるやん

 

 

ゆの:!?

 

 

沙英:まあまあ、気にしない気にしない

 

 

しんのすけ:うんうん、お?ヘイ彼女~!牛乳には砂糖入れる方?

 

 

しんのすけは見かけた女性に声をかけた

 

 

??:おいコラ!ゆー姉に馴れ馴れしくすんなよ!

 

 

夕:あーちゃん、ダメだよ、子供相手にそんな

 

 

暁:だって、ゆー姉……こんな子供いるか?ナンパしてくるんだぞ

 

 

春河:何やねん、結局勢揃いかい

 

 

??:コラーッ!私もいるよ!春河ちゃん

 

 

春河:真冬ちゃんもおるんかい!

 

 

しんのすけ:オラ、もう帰ろーっと、行くゾシロ

 

 

シロ:アン!

 

 

水夏:ああん、わたあめ~!

 

 

秋穂:部長!今はキャットフード探さないと!

 

 

ゆの:私より小さい人いたんですね

 

 

沙英:あれって、顧問の真冬先生だったよね、あれで大人なんだね

 

 

真冬:コラそこ!どーせわたしゃ子供体系だよ!

 

 

沙英:そこまで言ってないよ!?

 

 

日も暮れだし、ゆのと沙英も帰っていく

 

 

弓道部は、何とか店を見つけ

 

 

春日部限定のキャットフードを買って帰って行った

 

 

 

もかには好評だったらしい

 

 

秋穂:また欲しいそうだよ、もか

 

 

春河:もう行かへんぞ、ウチは

 

 

水夏:うはー!またシロに会える~!

 

 

真冬:今度会ったらあのバッテン女に目に物見せてやる!

 

 

暁:ゆー姉、また春日部行くか?

 

 

夕:あーちゃんが行きたいならいいよ?

 




真田一輝先生の落花流水から弓道部一同

MAXに10年連載して未だにアニメ化してない(笑)

早く、しろ(笑)


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生徒会とひらがなだゾ

引退してるが書きたかったネタがあったので書いた

ちなみに組み合わせだけで内容は即席

地図ネタは構想通り(笑)


【埼玉県・春日部市】

 

 

 

???:やっと着いたわね、たまには鉄道を使うというのも悪くはないわね

 

 

???:いや、それはいいとして……何で急にここに来たかったの?

 

 

 

薄紫色の長い髪をした神宮司 奏とオレンジ色をしたショートヘアの金城奈々穂は春日部に来ていた

 

 

 

奏:ん?何となく庶民の生活という物を見て見たかったの

 

 

語尾に音符マークを付けてにこやかにそう言う奏

 

 

奈々穂:まあ、奏らしいっちゃらしいけどね……ていうかどうやって見るつもりなの?

 

 

奏:どこかに頼んで見せてもらいましょう

 

 

2人は適当にブラブラと歩いていく

 

 

途中、買い物途中の隣のおばさん、北本に声をかけられた

 

 

奏が目的を言ったところ

 

 

北本:ああ、それだったら野原さんとこがいいわよ、あそこ結構な変わり者でね……最近は女子高生達が4人増えて毎日賑やかよ

 

 

それを聞いた奏は野原家へ急ぐ

 

 

奈々穂も後を追う

 

 

そして

 

 

奏:ここね、野原……確かに野原ね……行ってみましょ

 

 

 

奈々穂:ちょっと!奏!?勝手に入ったら!

 

 

奏は何と庭に入っていった

 

 

 

 

そして物干し竿に干されたしんのすけのおねしょ布団を見るのだった

 

 

奏:あらあら、立派な地図だ事

 

 

 

しんのすけ:エッヘン!作者はオラだゾ

 

 

 

奏:ボクは将来測量士かしら?

 

 

 

しんのすけ:んーオラはアクション仮面かなぁ~おねいさんは?

 

 

 

奏:そうね~まだ決めてないわ

 

 

 

奈々穂(何これ、打ち解けてるし)

 

 

 

奏:ところでボク、サラボナはどこ?

 

 

 

しんのすけ:ここですな

 

 

奏:サンタローズは?

 

 

 

宮子:ここですぞ!エルヘブンがここ!アルカパがここ!

 

 

 

ゆの:ないよ!それはド○クエ5だよ!

 

 

奏:あらツッコミ!奈々穂のよりキレがいいわ!

 

 

奈々穂(大きなお世話だよ!)

 

 

沙英:あ!神宮司 奏だ!宮神学園の理事長でもあり、その中にある組織、極大権限保有最上級生徒会、略して極上生徒会を立ち上げその生徒会長を務める神宮司財閥のご令嬢!

 

 

ヒロ:長いわねぇ、しかも漢字だらけ、読める人いるのかしら

 

 

沙英:いや、読者バカにしたらダメだろ……

 

 

宮子:そんな人のためにファミ○ン時代バージョンをお送りしましょう

 

 

 

あ!じんぐうじ かなでだ!みやがみがくえんのりじちょうでもあり、そのなかにあるそしき、きょくだいけんげんほゆうさいじょうきゅうせいとかい、りゃくしてごくじょうせいとかいをたちあげそのせいとかいちょうをつとめるじんぐうじざいばつのごれいじょう!

 

 

 

ゆの:いや、たしかにそうだけど!わざわざやるか!?ふつう

 

 

みやこ:いやぁ、ついちょうしにのってしまいました

 

 

さえ:あれ!?なんかせりふがおかしいよ?

 

 

ひろ:ひらがなしかないわ!かんじとかたかたがないのよ

 

 

かなで:ふふふ、これがむかしのげーむなのね

 

 

ななほ:ていうか、めたねたがおおすぎるとおもうけど

 

 

しんのすけ:かげやまさんがめいそうしてますな

 

 

ゆの:もうなにがなんだかわからねぇよ!

 

 

かなで:じゃあそろそろおひらきにしましょ

 

 

ななほ:こんなのはこんかいだけにしてほしい

 

 

ゆの:ていうか、あんただれ

 

 

ななほ:しまった!じこしょうかいできなかった!わたしはきんじょう ななほ!またでたらよろしく!

 

 

ゆの:わたしは、きむら ゆの

 

 

みやこ:わたしは さいとう みやこですぞ

 

 

さえ:わたしはかねもと さえ、こんどはかんじでなのりたい

 

 

ひろ:わたしはえんどう ひろ、もういや

 

 

しんのすけ:おらはのはらしんのすけ、じゃっ、そーゆうことでー

 

 

ゆの:ぜったいこんかいはへんだ、かんそうにまではかんせんしないよね?

 

 

じえんど




極上生徒会より生徒会長神宮司 奏と金城奈々穂が登場


元ネタ解説

サラボナ…ドラクエ5でプレイヤーに重大な選択が迫られる街

サンタローズ…主人公が父と暮らしていた街

アルカパ…幼なじみの経営する宿屋がある街

エルヘブン…魔法の絨毯がある


ちなみにおねしょを地図というのは藤原カムイ先生のドラゴンクエスト列伝ロトの紋章でキラとサーバインの母が言ったことから

『立派な地図だ事、誰なの作者は!』

このあと感動シーン入ります


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