とある木原のバイト少年 (綺羅キララ)
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とある木原のバイト少年
──月──日  バイト三昧


  ──月──日

 

 今日も今日とてバイト三昧。

 

 とうとう店長さんから心配されてしまったけども、これくらい働かないと生きていけないのだ。というか、もっと働かないと本格的にヤバイかもしれない。

 

 最近ではバイトの掛け持ちも視野に入れている。

 

 

 それにしても、居候が一人くらい増えたって大丈夫だろうと安直に考えていたけど、よくよく冷静に考えてみると、今の木原家には居候が四人もいるんだよなぁ。お金が足りなくなるのも、当然といえば当然だ。

 

 まぁ、別に居候達に対して文句がある訳じゃないんだけどね。そもそも居候になれって言い出したのは、オレだったし。

 

 それに足りないなら補充すればいいだけだ。

 

 

 バイトするならナウンワーク!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 ナウンワークを買うお金すら勿体無いので、バイト先の頼れる後輩さんに相談してみた。

 誤解されないように追記をしておくけど、バイト歴がオレの方が長いだけで年上のお姉さんです。年下にバイトを紹介させた訳ではないからね。

 

 うぐぐぐ、オレは絵の才能がないから文字で後輩さんを表そうと思ったけど、やっぱり無理だ。《大和撫子》としか書けない。

 

 あとは意外と武闘派ってことくらいか。

 

 この前、初対面の時に年齢が二十代半ばくらいだと思っていた(後輩さんはピッチピチの十八歳だ)ことが、休憩時間にバレて思いっきりぶん殴られたんだ。店長さん曰く、そのまま一時間くらい気絶してたらしい。 

 うむ、あれは世界を狙えるッ!!

 

 閑話休題。

 

 んで、頼れる年上後輩さん(最初からこう書いとけば良かった)に相談した結果なんだけど。

 

 

 なんと!!

 

 海の家でのバイトが決まりました。イェーイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 海の家でのバイトは二週間後から始まる。

 

 なので、木原家居候の皆さんを緊急収集して、海の家のバイトの間は木原家に帰らないことをお知らせした。

 

 おっと昨日は書き忘れていたんだけど、海の家でのバイトは一週間契約でその間は住み込みで働きまする。

 

 

 そんなお知らせにアーさんとゴルゴ二人組は申し訳なさそうに頷いた。しかし、何故かレイレイだけは首を傾げた。

 

 どうしたの、とレイレイに問いかける。

 

 

「金がないのなら、私が養ってやろうか?」

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はう!

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・オレは何も見なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 テーブルに札束を置こうとするレイレイに対し、札束が置かれないように見えない牽制をするオレ。

 

 この謎の時間はこの日も続いた。

 

 他の三人は呆れていたが、人の目なんて気にしてはいられない。これはお金持ち幼女とじゃれあっているのではなく、家主としてのプライドと戦っているのだ。

 

 

 絶対に負けられないっ!!

 

 

 

 今日の一句(多分、続かない)。

 

 居候より

 貧乏だとしても

 家主どす

 

 

 字余り御免ッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 いやー、今日は絶好のバイト日和だった。

 

 なんと店長さんに、今日で一ヶ月連続出勤だからもう休んでくれと言われたんだ。

 

 ふっふっふ、甘いぜ店長さん!

 

 オレは基本的に天邪鬼な男の子だから、休んでくれと言われたら働きたくなってしまうのだー。これはもう驚異の二ヶ月連続出勤を狙ってみようかな。

 

 そう意気込んでいると、

 

 

「それはもう驚異じゃなくて狂異です!」

 

 

 と。

 年上後輩さんからも休むように言われた。

 

 

 そりゃ、休んでも生きていけるのなら休むに決まってますよ。

 

 だけど、木原家の財力はオレのバイト代(あとレイレイの募金)で賄われているんですから、休める訳がないのですよー。

 

 

 

 でも、気遣いありがとうございました。素直に嬉しかったです。

 

 

 

 

 ただ一つ疑問が。

 

 

 

 年上後輩さん(の買い物)と付き合うだけで、木原家の財力がある程度潤うってのはどういうことですか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 バイトを休まされた。

 

 まぁ、そろそろ夏休みの宿題に手をつけないとヤバかったし、それほど気にしている。

 

 うぐぐぐ、レイレイの募金がどんどん増えていくよぉ!!このままだと、オレがレイレイの居候になる日もそう遠くないかもしれない。

 

 パワーバランス的にもレイレイの方が圧倒的に上だしね。あの子のS気を止めてくれる人はいないのだろうか。

 

 

 

 ・・・・・・ん?いや待て、S気だと?

 

 

 も、もしかしなくても、居候ではなく奴隷になってしまう可能性も微レ存?

 

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 一日振りにバイトへ行ってきました。

 

 店長さんと年上後輩さんからもっと休めって言われたけど、そんな悠長なことは言ってられない。

 

 幼女のヒモになる高校生という犯罪の臭いがプンプンする状況に陥ってしまうのも時間の問題だ。今は解決策が見つかるまで、がむしゃらに時間稼ぎをするしかないのである。

 

 

「何で休んだのにゲッソリしてるんですか!?」

 

 

 唖然とする年上後輩さん。

 

 それはオレに言うのではなくて、下克上疑惑のレイレイに言ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  八月二十二日

 

 うーんと、木原家が騒がしい件について。

 

 いや、別に騒がしいことを不満に思ってないけど、いつもは静かなのにどうして騒がしいの?

 

 レイレイは秘密結社にいそうな黒服の人達と一緒に外へ飛び出して行ったし、ゴルゴ二人組は珍しくコソコソと話し合いをしていたし、アーさんはなんかソワソワしていた。

 

 

 うぐぐぐ、何なのよこの急に訪れた悲しい仲間外れ感は!オレも仲間に入れなさいよ!

 

 

 余談だけど、店長さんと年上後輩さんも様子がおかしかった。あと同僚の弁当さんも何処か様子がおかしかったような気がする。

 

 

 今日って、何かあったかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 アイエエエ!?臨時休業!?

 

 嘘だと言ってよ店長さん。オレは臨時休業のお知らせを聞いてないんですが!?というか、臨時じゃねぇでしょ!?

 

 うぐぐぐ、不幸だ。

 

 まぁこんな日も偶にはあるよね?初めて経験した日だけど。

 

 

 今日は取り敢えず、独りで夏休みの宿題を全部終わらせました。

 

 掛かった時間は三時間半。素晴らしい。

 

 

 

 

 ・・・・・・ふぅ、いつまで続くんだろうか、このなんとも言えないこの疎外感は。

 

 




▽バイト少年

 本作の主人公。
 名前は木原何某。



▽店長さん

 バイト少年のバイト先の店長。
 変な日本語を喋るのが最大の特徴。



▽ナウンワーク

 何故か耳に残ってしまう謎のフレーズ。



▽木原家

 嫌な予感しかしない。



▽年上後輩さん

 大和撫子。
 プライベートで日本刀を持ち歩いているらしい。



▽海の家でのバイト

 八月二十六日からスタート!



▽イェーイ

 いぇーい。



▽アーさん

 木原家の居候一人目。
 名前が長すぎて本当に困ってる。



▽ゴルゴ二人組

 木原家の居候二人目と三人目。
 別名スナイパー二人組である。



▽レイレイ

 木原家の居候四人目のくせにお金持ち。
 とある結社のボスであるらしい。



▽家主としてのプライド

 えっ、あったの?



▽絶対に負けられないっ!!

 試合終了。



▽今日の一句(多分、続かない)

 当然、続かない。



▽字余り御免ッ!!

 許すッ!!



▽一ヶ月連続出勤

 ぱないの!



▽驚異(狂異)の二ヶ月連続出勤

 年上後輩さんの胸囲が気になる。



▽木原家の財力

 バイト少年は知らない。
 木原家の財力はゴルゴ二人組が四割、アーさんが三割、レイレイが二割、バイト少年が一割であることを(非情)。



▽年上後輩さんと付き合う以下省略

 本作品は勘違いものです(キリッ)。



▽バイトを休まされた

 良かったね(温かい目)。



▽幼女のヒモ

 正確には皆のヒモ。



▽オレがレイレイの居候に以下省略

 もう手遅れかもしれない。



▽居候ではなく奴隷に以下省略

 もう手遅れ以下同文。



▽一日振り

 そんな言葉はない(多分)。あって欲しくない。



▽何で休んだのにゲッソリしてイカ省略

 ゲッソリ・・・・・・、ゲッソー?
 イカ娘、かわいいよね!!



▽下克上疑惑のレイレイ

 こうして冤罪は生まれていく。



▽木原家が騒がしい

 嫌な予感しか以下同文。



▽同僚の弁当さん

 発音が違う、やり直し。



▽今日って、何かあったかしら?

 前日に下克上が起きました(敬礼)。



▽アイエエエ!?

 パクリは駄目、絶対。



▽不幸だ

 コラっ!!



▽ふぅ、いつまで続くんだろうか

 予定では、一週間で一旦終わる


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──月──日  迷惑かけご飯

前提として。

旧約第四巻を読んでいる方でないと理解できません。多分。


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  ──月──日

 

 緊急臨時休業事件の後日談的なナニカ。

 

 

 今日もまた臨時休業となっていたので、取り敢えず年上後輩さんに電話で聞いてみたんだけど、どうやら九月まで休業するらしい。

 

 んで、どうしてオレの元にその知らせが届かなかったのかというと、単に年上後輩さんの伝達ミスなんだとか。

 

 ふむ、年上後輩さんは機械音痴の可能性がある訳ですな!あの人、設定盛りすぎだよ。

 

 

 それにしても、休業かぁ。幾ら海の家での時給が良心的だとはいえ、バイトの掛け持ちが出来なくなったのは手痛い。

 

 うぐぐぐ、やっぱり世の中そんなに上手くいかないものですなー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 明日から海の家に住み込みで働く。

 

 それなのに、誰も悲しんでくれないのはどういう事というか、誰も居ないのはどういう事ですか!?もうちょい、優しくしてくれてもバチは当たりませんことよー!具体的に言うとレイレイさーん!

 

 だなんて、明日に備えて考えてみたりしたのだが、よくよく考えてみれば恐怖でしかないと早々に気付き項垂れる。

 

 ・・・・・・・・・やっぱり駄目なのだ。

 

 数人暮らしに慣れてしまったせいか、こうも急に元の一人暮らしに戻ってしまうと調子が狂う。この調子じゃあ、皆が家を出ていく時に笑顔でお見送りするという理想のシチュエーションを自分でぶっ壊してしまいそうだ。

 

 

 涙はいつか尽き果ててしまうものだと誰かさんは言っていたけど、そんなのはただの幻想でしか、あるいは嘘でしかない。

 

 

 ──だって、今も変わらず、涙が溢れ続けているのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 ちょっと詩人な気分だった昨日のオレには悪いんだけど、涙はいつか尽き果てるものだね。木原君はまた一つ学んだよ。

 

 もっとも、涙が尽き果てたというか、今日の場合、涙が引っ込んでしまったという方が正しいような気がするけど。

 

 

 年齢を当てられただけで激怒する高身長だけど気が短い赤髪神父に、無表情で変なゴーグルで毒舌で感情表現が荒い茶髪少女、店長さんみたいな古めかしい日本語を話す金髪サングラスのにゃーにゃーオーナー、ウニ頭で一見普通だがオレのことを「アクセラレータ」って呼ぶ不思議少年。

 

 本当にまともな人といえば、今挙げた人の中で、唯一のお客様であるウニ頭の不思議少年の家族だけ。それもまともなだけであって、まぁまぁ個性的なご家族である。

 

 そりゃあ、溢れ続けていた涙が引っ込んでしまうはずだ。

 

 

 うぐぐぐ、その個性を少しだけでいいから我が家のお姫様にあげてくれるとありがたいんだけどなぁ。そしたら、木原家のお姫様の影の薄さとオレのカオス過ぎるバイト先という二つの問題が解決するのに。

 

 

 まさに一石二鳥なのに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 レイレイが読んでいる雑誌でしか見たことがない拘束具を身につけた少女が現れた!

 

 木原君の攻撃!

 

 M少女に大ダメージ!

 

 M少女は吹っ飛んでいった。

 

 一の経験値と一万二千円を手に入れた。

 

 なんと!吹っ飛んでいったはずのM少女が走って戻ってきた!

 

 

「問一、貴方も同類ですよね?」

 

 

 仲間にしますか?

 

 

 はい! or イエス!

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 立て続けにカオスな出来事が起きてるってのに、バイトは順調に上手くいってるのだから困ったものだ。

 

 いや、良いことなんだろうけどね。

 

 

 だがしかし、こうも立て続けに起こってしまうと日記の落差が激しくなるというか、いきなりつまんなくなったように錯覚してしまうといいますかね。

 

 日記が書きづらくなるんです。誰かに見せる訳でもないのに。

 

 

 バイトで赤髪神父の先輩が苛めてくるとか、拘束具を身につけた少女が仲間になりたそうな目でオレを見てくるとか、年下先輩の茶髪娘が虐めてくるとか、グラサンオーナーがうぜぇとか、お客様のウニ頭がお連れの銀髪少女を埋めてたとか。とかとか。

 

 

 

 うぐぐぐ、こんなレベルじゃ満足出来ないってオレの中の天使が叫んでるよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 金髪グラサンオーナーに給料(四日分プラス違約金的なナニカ)を渡されて、バイトがクビになってしまったんですがどうしましょう。

 

 ってか、違約金ってこんなに貰えるものなの?明らかに百万円以上ありそうというか、数えてみたら三百万円あったんだけど。

 

 この問に金髪グラサンオーナーは、

 

 

「うぬう。精一杯の誠意を見せたりつもりなのだけど、足りぬと言ふのねにゃー」

 

 

 と、優雅に紅茶を飲みながら答えた。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふむぅ。

 

 

 

 違約金、三百万円。

 

 

 犯罪臭が半端がすっごい!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 いつものバイト先が復活!

 

 これでいつも通りの日常に戻れるかなって思っていたけど、そんなことはなかった。世の中はそんなに上手くいかないだけでなく、甘くもないようだ。

 

 

 

 ──アーさんが故郷に帰ってしまった。

 

 木原家がアーさんのホームではなく宿り木でしかない以上、こうなることは当然と言えば当然だった。故郷に帰るというのは、ちょっとだけ驚きだったけど。

 

 アーさんは元々教師みたいなことをやっていたらしく、これからはまた教師としてオレのような有望な若者を育てていくらしい。オレが有望なのかは置いといて、頑張ってほしいと心から思う。

 

 

 頑張れ、アーさん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 いつも通りバイトに励んだ後、ただの気紛れで遠回りの帰り道を歩いていたら、いつの間にか金髪シスターを拾っていたの巻。

 

 行く宛も無さそうだったので取り敢えずとして木原家にご招待したのだが、一人減った翌日に一人増やしてんじゃねぇよとレイレイに怒られた。

 

 

 違うそうじゃないんだよ!

 

 それは全くの心外なんですよ!!

 

 居候を作らないと気が済まないとか、訳ありを引き寄せる体質とか、金髪好きとか、年下好きとか。とかとか。

 

 そんな設定、オレにはございません!!

 

 

 

 その後もあーだこーだと小言をレイレイに言われたりしたけど、オレの健気な説得によって、ちゃんとお世話をするという条件込みでシスターちゃんの居候を認めてくれた。

 

 正直、道端で拾ってきた犬のようなシスターちゃんの扱いに苦言を申し立てしたかったが、後が怖いのでやめておいた。

 

 立場が逆転していても気にしないぜ!

 

 

 余談だけど、ゴルゴ二人組は最初から賛成だったみたいで、シスターちゃんは最初こそ断っていたけど、これもまたオレの健気な説得によって折れてくれた。

 

 迷惑を絶対にかけてしまうと最後にシスターちゃんから言われたけど、そんなことは気にしなくていいんだよ!

 

 そんなものご飯と一緒に食べてやるさ!!

 

 

 

 




▽年上後輩さんは機械音痴

 素晴らしい設定だと思うの。



▽世の中そんなに上手くはいかない

 何を今更。



▽優しいレイレイ

 世にも奇妙な世界の住人(適当)。



▽年齢を当てられただけで激怒の赤髪神父

 高身長なので分かりにくいが十四歳らしい。
 年上後輩さんの歳は分からなかったのにね。



▽無表情な茶髪少女

 彼女の悪口を言うと死ぬという噂がある。
 ミサカはーミサカはーとか言ってそう。



▽金髪グラサンオーナー

 見た目はヤンキー。中身は変人。



▽ウニ頭の不思議少年

 自他ともに認める不幸な少年。



▽アクセラレータ

 中二病心がくすぐられる名称。



▽木原家のお姫様

 ただ名前に《姫》という漢字があるだけ。
 噂によると木原家の王女様もいるらしい。



▽レイレイの読んでいる雑誌でしか以下省略

 レイレイのS化は止まらないッ!!



▽M少女

 自称バイト少年の同類。
 イニシャル的にいうと真逆のS少女。



▽一の経験値

 涙はいつか尽き果てること。



▽一万二千円

 昨日の分のお給料(税込み)。



▽とかとか

 本作品は深夜テンションで書かれてます。




▽オレの中の天使

 悪魔はいない模様。



▽違約金、三百万円

 やり過ぎた感が否めない・・・・・・。



▽言ふのねにゃー

 何言ってんだコイツ。



▽犯罪臭がすっごい

 犯罪臭は止まらないッ!!
 むしろ加速していく模様。



▽アーさんの脱居候

 出番はまだありますん。



▽金髪シスターを拾っていた

 普通に羨ましい。



▽シスターちゃん

 天然で優しいお姉さんキャラ。
 年上後輩さん並の巨乳だと私は思ってる。



▽居候を作らないと気が済まない

 一理あると思うの。



▽訳ありを引き寄せる体質

 その設定ですが何か?



▽金髪好き

 ちなみにレイレイは金髪らしい。



▽年下好き

 ちなみにレイレイは幼女(年下)らしい。



▽とかとか(二回目)

 深夜テンションです(二回目)。



▽ご飯と一緒に食べてやる

 伝わる人が居ないと思ってサブタイトルに書いておいたのは秘密。



▽迷惑かけご飯

 食べたい人は綺羅キララにご連絡を。


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──月──日  シスターちゃんの家出騒動

  ──月──日

 

 レイレイとシスターちゃんの仲が悪過ぎるように感じるのだけど、オレは家主として何をすればいいんだろうか。

 

 ゴルゴ二人組・・・・・・改めスナイパー二人組は完全無視を決め込んでいる。触らぬ神に祟りなしスタイルらしい。

 

 オレにはゴルゴ呼びをやめろって言ってくるくせに、金髪幼女(レイレイ)と金髪少女(シスターちゃん)には何も言えないとか情けないよ!

 

 そして、そんな情けない二人組に従っているオレはもっと情けないよ!!

 

 うぐぐぐ、木原家のカーストでオレが一番下なんじゃないのと思えて仕方がない。うーむ、オレが家主ってことを皆さんは知っていらっしゃるのだろうか。

 

 

 そもそもレイレイとシスターちゃんはどうして仲が悪いんだ?

 

 どうしてレイレイが一方的に怒っていて、シスターちゃんがそれを宥めているんだ?

 

 んー、レイレイがこれから大きくなると叫んでいたから身長のことかしれない。それならシスターちゃんよりも、スナイパー二人組の方が大きいと思うんだけど。

 

 

 ・・・・・・同じ金髪年下だから対抗しているのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 今日はちょっとほのぼのしたことがあった。

 

 

 それは珍しく重労働だったバイトを情けない根性で乗り切り、先にお風呂入っちゃおうとリビングを通った時だった。

 

 木原家のリビングには、座った者を深い眠りに誘う不思議なソファーがある。如何にカッチカチの堅物男だろうが、人間不信な王女様だろうが例外なく眠らせる不思議なソファーがある。

 

 どうしてそんなソファーが置いてあるのかについては後回しにして、単刀直入に言おう。

 

 眠りのソファーで眠っている者がいた。

 

 

 一人は金髪幼女の我らがレイレイ。

 

 もう一人は金髪少女の我らがシスターちゃん。

 

 二人は寄り添って、すやすやと遅めの昼寝をしていたんだ。とてもほのぼのした。

 

 

 思わず携帯を取り出して連写しまくってしまったけれど、マジで許してほしい。

 

 前から木原君は癒しを求めていたんだよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 レイレイとシスターちゃんの仲違いが解決してくれたようです。

 

 昨日の昼寝のおかげかな?仲違いの原因や解決した理由は全く分からないけど、まぁ、仲良くなってくれたようでなによりだ。

 

 

 共同作戦?シスターちゃんが誘惑して相手がその気になった瞬間、レイレイが捕獲する?

 

 ・・・・・・ゲームの話?もしかして、ゲームをする仲にまで発展したのです?

 

 というか、どんなゲームをやってんだろ。

 

 なんか二人の顔が悪に染まっているんだけど。ダークレイレイとダークシスターちゃんが誕生しているんだけど。

 

 まさかの闇堕ち!?

 

 

 ま、まぁ。仲良くならなかった方がマシだったかもと思わなくでもないけど、仲が良いに越したことはないよね。木原家の雰囲気が明るくなるし、なにより木原君が癒される。

 

 

 あっ、忘れかけてたけど、家主を置いてそそくさと避難していたスナイパー二人組は昼飯抜きだから覚悟しなさいよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 年上後輩さんが三日前からバイトを休んでいる件について。

 

 どうやら何の連絡もなしに休んでいるみたいで、あの脳天気な店長さんも真面目に心配していた・・・・・・と信じたい。

 

 んで、サバサバ系同僚の弁当さんはというと、全く気にしていなかった。さり気なく聞いてみた所、木原家のスナイパー二人組のように触らぬ神は祟りスタイルではなく、オレ達が何かをすれば年上後輩さんが帰ってくる訳じゃないんだから、だったら仕事に集中するべきとのこと。

 

 いやー、スナイパー二人組に弁当さんが言ったことを聞かせたいね。自分達がどれだけ恥ずかしいことをしたかよく分かるはずだ──オレも弁当さんの話を聞いてから、自分が情けなくて仕方がないよ。

 

 

 ・・・・・・明日から弁当さんを姉貴と呼ぼう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 ぎゃあああ!?シスターちゃんが家出しちゃいましたよおおお!?

 

 くそっ、油断してたぜ!よくよく考えてみれば、ここ数日のくだりってクロ君の時と同じじゃないか!もろパクじゃん!?違う所と言えば、喧嘩の規模と今現在も仲が悪いということだけじゃんか!?

 

 ・・・・・・うがー、シスターちゃんが戦う力を持っていないのと女の子ってことも違った!!最悪だぁぁ!!

 

 

 というか、レイレイにスナイパー二人組!寛いでないでシスターちゃん探しに行きなさいよ!?家族の一大事なんですがー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 090―□□□□―□□□□

 

 

 ・・・・・・誰が書いたの?そして誰の電話番号?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 090―□□□□―□□□□

 

 

 ちょっと怖かったけど、オレが日記を書いてることを知っているのは木原家居候の皆さんだけのはずなので、恐る恐る電話してみた。もしかしたら、シスターちゃんの電話番号かもしれないからね。

 

 

 プルルルルー、プルルルルー、ガチャ。

 

 

「どうして俺の最新の電話番号を知っているのかについては一先ず置いとくとして、次はどんな依頼だ木原先輩」

 

 

 声を聞いてビックリ仰天、まさかのクロ君ではありませんか。相変わらずの無愛想具合でちょっぴり安心した。

 

 しかし、クロ君の電話番号を日記に書いた人が分からなくなってしまった。筆跡がレイレイのものと酷似していたから、てっきりレイレイが書いたんだと思ってたんだけどなぁー。

 

 さっきも書いた通り、レイレイとクロ君はとても仲が悪い。犬と猿なんかよりも仲が悪い。そんなレイレイが憎きクロ君の電話番号を知っている可能性はゼロだろう。

 

 

「・・・・・・レイレイ、ねぇ。まだ厄介者を匿ったりしているのか。人類最強も見下げたものだ」

 

 

 と言っても電話越しだから見ることすら出来ないのだがな、とクロ君は笑った。当然、その言葉に含まれた愛想はゼロを通り越してマイナス。これがクロ君だということは分かっているんだけど、もうちょい愛想良くして欲しいなー。つくづく思う。

 

 

「小言を言うために連絡してきたのなら、とっとと切るがいいか?」

 

 

 じょ、冗談じゃない!?

 

 予想外でイレギュラーだけれども、この好奇を見逃すほど木原君は愚かじゃないのだー!といった感じで、クロ君にシスターちゃんの特徴を教えた。もちろん家出中であることは説明済みだ。

 

 

 家出人を探すのなら、同じ家出人であるクロ君が最適だってことを木原君はしっかりきっかり理解している。

 

 目には目を。家出人には家出人を。

 

 

 家出人同士のテレパシーかなんかで直ぐに見つけてくれるはず!!

 

 

 

 




▽木原家のカースト

 バイト少年がトップになる日は遠い。



▽これから大きくなる

 まだ幼女だからね。見込みはあると思うの。



▽不思議なソファー

 入手経路は不明らしい。



▽携帯を取り出して連写しまくってしまった

 と。
 被告人は供述している模様です。



▽木原君は癒しを求めていたんだよ

 まず死刑は間違いないでしょう。



▽共同作戦

 鈍感男を(物理的に)落とす作戦。



▽ダークレイレイ

 かわいい。



▽ダークシスターちゃん

 ふつくしい。



▽まさかの闇堕ち

 ・・・みこっちゃん(新約15巻ネタバレ御免)。



▽スナイパー二人組は昼飯抜き

 その内の一人が泣いて懺悔したらしい。



▽年上後輩さんがバイトを休んでいる

 外国の騎士達と戦っているとの噂が。



▽サバサバ系同僚の弁当さん

 結局、鯖弁当じゃないって訳よ!



▽シスターちゃんが家出

 闇堕ちしたからね。仕方ないよね。



▽クロ君

 君付けだけど、実は女の子だったり。
 イルカが好きな模様。



▽090―□□□□―□□□□

 クロ君の電話番号。
 月一で変更されるらしい。



▽レイレイとクロ君

 会う度に殺し合いをするのが恒例。



▽人類最強

 オリムラでもアイカワでもなく、木原です。



▽目には目を。家出人には家出人を。

 その理屈はおかしい。



▽家出人同士のテレパシー

 私(作者)的にはご都合主義とも言う。


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──月──日  ガムテープでぐるぐる巻き

 ちょっとミスりましたが、なんとか投稿。


 伏線は添える程度しかないので、頭を空っぽにして読んで頂ければ幸いです。



 お気に入り、感想。励みになります!


  ──月──日

 

 オレの横ですやすやと眠るシスターちゃんと、枕元で項垂れているガムテープでぐるぐる巻きにされたレイレイ。

 

 シスターちゃんの話を一番に聞きたかったのだけれど、仕方がない。あまりにも幸せそうに眠るものだから起こすのも忍びなかったし、取り敢えず枕元のレイレイを救出することを優先した。

 

 

 ベリベリとガムテープを剥がすこと一時間。

 

 剥がし終わって気がついたのだが、レイレイをぐるぐる巻きにしたガムテープ、市販で売られているものじゃないね。

 

 だって、市販のガムテープの数倍粘着力が強かったもの。おかげでレイレイが涙目じゃなくて、普通に泣いちゃってるよ。マジ泣きだよ。

 

 

 当然ながら誰がこんなことをしたんだ、とは聞いたりなんかしない。こんな粘着質な攻撃をするのはクロ君ぐらいだろう。

 

 普段は不器用なくせして、こういう時だけは器用になるんだよなぁ。粘着力が異常なこのガムテープも、クロ君のお手製だと思われる。

 

 

 

 ・・・・・・相変わらず、仲が悪いよなぁ。

 

 

 変わらないことを喜ぶべきか、二人がとても仲の悪いことを嘆くべきか。

 

 

 

 何はともあれ、シスターちゃんおかえり!

 

 

 クロ君もありがとうね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 シスターちゃんが家出した理由を聞き出そうと張り切っていたのだけど、なんだかんだではぐらかされて聞くことが出来なかった。

 

 うぐぐぐ、すごく気になるけど、はぐらかされたってことは聞いて欲しくないってことなんだろうし、渋々諦めることにした。

 

 帰ってきてくれただけで良しとしますかね。

 

 

 ハイ、シスターちゃんのお話はおしまい。

 

 

 

 此処からはバイトのお話。

 

 

 年上後輩さんがバイトに復活!やったね!!

 

 

 ただ身体の至るところに包帯が巻かれていて、無事とは言い難い感じだった。年上後輩さん曰く、大型トラックに跳ねられまくったとのこと。

 

 むむぅ、知らなかったとはいえ年上後輩さんが生死の境をさまよっている時に、呑気に平和に暮らしていたという事実がオレの心に突き刺さる。

 

 

 ・・・・・・これはもう切腹するしか────、

 

 

「早まらないでください!?というか、どうしてこの場に七天七刀が!?」

 

 

 そう思ったけど、店長さんから貰った日本刀を年上後輩さんに奪い取られ、切腹を絶対にしないことを約束させられた。年上後輩さんの優しさが染みるぜ。

 

 

 あと完全な蛇足だけれど、年上後輩さんが店長さんにアイアンクローをしていた。また店長さんが年上後輩さんの年齢について余計なことを言ったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 レイレイとシスターちゃんとでトランプのゲームをした。種目は王道のババ抜きだ。

 

 スナイパー二人組には、不正を見張る役とババ抜きをやったことのないシスターちゃんにルールを教える役をやって貰った。

 

 

 つまりレイレイとシスターちゃんとでババ抜きをしたと最初に書いたけど、実質はオレとレイレイの一騎打ちなんだよね。さすがにババ抜きを初めてやるような子が勝てるほど、ババ抜きは甘くないんだよ。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という訳で。

 

 

 

 さぁ、来いレイレイよ!

 

 ババ抜き王子の異名を持つオレに勝てるかな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一位 シスターちゃん

 

 二位 レイレイ

 

 三位 オレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 どうも昨日のババ抜きが大層気に入ったらしく、シスターちゃんからババ抜きをせがまれた。具体的には背中からのしかかってきたでござる。胸が胸なだけにやめていただきたいぜ。

 

 んで、その光景を見たレイレイが牛乳パックを片手に、シスターちゃんとババ抜きをしていた。気合いが尋常じゃないのは間違いなく昨日のババ抜きで負けたからだろう。

 

 

 大人びているとはいえ、所詮は幼女。感情に流されるとはまだまだよの、と達観した感じで眺めていたらスナイパー二人組の女性のほうに足を踏まれた。

 

 

 後から聞いた話によると、年下相手に鼻の下を延ばすなという警告だったらしい。

 

 

 以後、気をつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 学園都市にいるお姫様から可愛らしいピンクのお手紙が届いた。日記に全て書くのも面倒なので分かりやすく要約すると、学園都市が総力をあげて行われる文化祭みたいな奴に招待してくれるらしい。

 

 

「頑張って招待状を二枚もゲットしたから男友達と絶対に来て。あっ、居候メンバーを連れて来たら許さないからね。フラグとかじゃないから」

 

 

 とのこと。

 

 

 

 

 ・・・・・・文化祭かぁ。オレの通っている学校では、文化祭がないから何か新鮮だ。

 

 メイド喫茶とかあるのかな?店長さんによると、文化祭のメイド喫茶には世界一おいしいオムライスが存在するみたいなので、あるのなら是非とも行きたい。

 

 そういえば、店長さんが年上後輩さんに堕天使なんちゃら服を着るように説得してくれと言っていたけど、どういうことだったんだろう。今度、年上後輩さんに聞いてみるか。

 

 

 

 

 それにしても、学園都市って本当に閉鎖的な感じだよね。招待状がないと入れないとか、現代の鎖国じゃんか。

 

 せっかく招待状を二枚も送ってくれたのだから、最近仲良くなった転校生のカミやんでも誘いますかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 うがーー!カミやんにふんわりと断わられちまったよー!!

 

 うぐぐぐ、距離を詰めるにはまだ早過ぎたようで、一生の不覚だよ。義妹を残して行くわけにはいかないから、とか明らかに嘘じゃん。嘘をつくのなら、もっと分かりにくい高度な嘘をついてよ!!

 

 

 うぅ、今日は厄日だ。

 

 カミやんに断られたショックでか、その後のバイトでミスを繰り返して年上後輩さんに心配されちゃったし、サロメとかいう銀髪の見知らぬ女の子にも心配されてしまった。

 

 

 

 

 ・・・・・・・・・いや、サロメって誰だよ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ──月──日

 

 何故か勝ち誇ったような顔で文化祭への招待状を天に掲げるレイレイと、項垂れているガムテープでぐるぐる巻きにされたシスターちゃん。

 

 数日前にも同じような光景を見た気がするけれども、ただの気のせいだろう。トリップしているレイレイを余所に、無言でシスターちゃんの救出を開始した。

 

 

 

 ベリベリとガムテープを剥がすこと四十分。

 

 

 剥がし終わる前から薄々分かっていたが、シスターちゃんをぐるぐる巻きにしたガムテープ、クロ君お手製じゃないか!?

 

 おかげでシスターちゃんがマジ泣きじゃなくて、普通に号泣しちゃってるよ。大号泣だよ。

 

 

 当然ながら誰がこんなことをしたんだ、とは聞いたりなんかしない。この状況から察するに、明らかにレイレイの仕業だろう。

 

 動機は文化祭への招待状か。そこまでしてまで、学園都市へ行きたかったのかよ・・・・・・。

 

 

 

 ・・・・・・ごめんなさい、お姫様。

 

 レイレイを連れて行くことになりそうです。

 

 

 

 

 

 

 




▽ベリベリと剥がすこと一時間

 最大級の気まずさがバイト少年を襲う!



▽レイレイのマジ泣き

 幼女に優しくしないとは何事か!!



▽お手製のガムテープ

 作ってみたい方は綺羅キララへご連絡を。



▽年上後輩さんがバイトに復活

 ヤッタネ!!



▽店長さんから貰った日本刀

 その日、店長さんを見た者はいないらしい。



▽不正を見張る役

 信用の無さが浮き彫りに。



▽ババ抜きは甘くない

 ババ抜きに何を求めているんだ。



▽ババ抜き王子の異名

 異名ではなく、汚名なのは言うまでもない。



▽一位 シスターちゃん

 信仰心のおかげだと私は思うの。



▽胸が胸だけに

 大きいということですね。よく分かります。



▽レイレイが牛乳パックを片手に

 無駄な足掻きとか言うな!!



▽幼女相手に鼻の下を延ばす男子高校生

 健全な証拠。
 死刑は免れないですな。



▽頑張って招待状を二枚もゲット

 日本語訳 : だから絶対に来いよ!!



▽堕天使なんちゃら服

 堕天使エロメイド服が正式名称(多分)。



▽転校生のカミやん

 幻想ではなく、理想を追い求める男。
 木原家のお隣さん。



▽カミやんの義妹

 銀髪の褐色少女だとか。



▽サロメとかいう銀髪の見知らぬ女の子

 とある男子高校生の義妹らしい。



▽いや、サロメって誰だよ!?

 ナイスノリツッコミ。



▽ベリベリと剥がすこと四十分

 最大級の気まずさが以下同文。
 何気に剥がすのが上手くなっている。



▽シスターちゃんの大号泣

 痛かったからではなく、悔し泣きの模様。



▽ごめんなさい、お姫様

 少しは足掻きなさい。

 


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