ティガレックスGATEを通じて異世界へ (冬黒兎)
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プロローグ

ん、あ、ここは?

おれ?声が出ない…?あー、あー、ー……あれ?

スーハー

「______GYEEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAYEEEEAAAAaaaaa!!!」

 

揺れた、地面が揺れた、草木が揺れた、空間が揺れた

 

は、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!?

 

「GYEEEAAAAAAAaaaaaaa!?」

 

え、なにこれ、あれ?手が?ぇぇぇええええ!?ゴツい!?

 

すぐ近くの泉に目が行く、________ティガレックスになっていた。しかも希少種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんながあって、ティガレックス希少種になってから10年がたった

体の使い方に完全に慣れ安全に暮らしています。幸いにモンハンの知識があったから良かったよ

今は塔の頂っぽい所で寝てます

 

まぁ、10年間でハンターに襲われたりハンターに襲われたりリオレウス希少種と縄張り争いしたりと色々あったが、そのお陰で更に身体が頑丈になりました。

 

 

閑話休題

 

 

 

はー、やれやれ麒麟が塔の頂に来たようです

どうやって来てんだよ、ここ塔だぞ、我?よじ登りました

うーん、さっきから雷やらで攻撃してくる麒麟がうざい、ここは久しぶりに咆哮するかな

 

スーーーー

「GYEEEEEEEEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaa'!!!!!!!!」

 

衝撃波が出るほどの咆哮

咆哮と同時に爆破粉塵が麒麟の方に流れて行く

 

そこに飛び込み爪撃、火花が散り粉塵に着火する

 

ーーー粉塵爆発、咆哮で飛ばされた麒麟に粉塵爆発が直撃

 

ふぅ、一件落着、ん?塔の頂にあんな門あったっけ?

 

門の向こうに果てしない草原が見えている

 

新エリア的な?おっとそんなゲーム思考じゃダメだここは現実だぞ

でも、一様ゲームの世界だし、そういうこともあり得るかな?

まぁ行ってみなきゃ分からないだろ…

 

我は門を通ろうとするが、……

身体がデカすぎて通らない!?太った!?いや問題ないはずだ、身体能力が化物のハンターと戦っているのだ!太った筈がない!

 

ここは一旦下がって、突進!

 

ズゴォォォオオオン、轟音が響いた、でも我の咆哮程ではないかな、

まぁ、門の向こうの草原についたって事は大丈夫だろう、……?……轟音?

 

我は首をゆっくり後ろへ振り返る、

 

そこには崩れて原型を保ってない門であったであろう、瓦礫の山

 

…………………帰れなくなった!?

 

草原の中で爆破粉塵を漂わせながら歩く我、

 

ん?A☆RE☆WA!自衛隊の車!!

え?なんで?自衛隊に詳しくないし、様子見でもしとくか

 

 



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炎龍 対 大轟竜

はい、こんにちはキティです

只今自衛隊を少し離れた所から地味に見守ってたんですけど、岩が主体の場所でリオレウスもどきが空から降って来て自衛隊襲ってます。

多分リオレウスもどきじゃなくて、自衛隊の話を盗み聞きで炎龍という事が分かった

 

って!なんで冷静に解説してる場合じゃなかった!

助けに行かないと!……あれ?なんで関係ない人間の事助けなきゃいけないんだ?まぁいいか!

 

 

猛スピードで地面に爪痕と焦げた跡をを残しながら炎竜に迫る

炎龍に近づいた所で咆哮をする

 

その膨大な力の咆哮によって自衛隊の車体が一回転して吹っ飛び炎龍は怯んだ、

そこに更に爆爪を地面に擦り付けながら一回転、おびただしい量の火花が我の身体包み込み炎竜は数歩後退した

 

炎龍が敵意をはっきりこちらに向けた瞬間、ブレスが炎龍の口に集まっている

我は飛びつきで首に噛みつき炎竜のブレスを中断させようとするが、炎龍は噛みつきを耐えブレスを我に近距離で放つ

近距離でブレスをくらった我は地面に叩き落される

 

 

 

……ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクドクドクドクドクドクドク

 

ティガレックスの心臓、爆心が普通の生き物ではありえない鼓動を繰り返す

筋肉が膨張し、筋肉を押さえつけられなくなった鱗はヒビ割れる、完全に興奮状態に達した我は

本能に任せ渾身の咆哮を放つ

 

「GUYEEEEEEEEEEEEEEYAAAAAAAaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!」

 

地面が削れ、咆哮の振動波によって周りの岩が砕ける

炎竜が身を小さくさせ怯んでいるのをお構いなしに足元の他の地面より削れた岩に前足を突っ込み前へ突き出す

すると巨大な岩の塊数個が炎竜の方へ飛んでいき翼膜、胸に当たり炎竜の巨大が後ろへ倒れる

 

そこへ覆い被さるように跳躍し炎龍の胴体へ爆爪をつきたてようとするが

炎龍は翼を羽ばたき重心をそらし間一髪で避けそのまま逃げていこうと…

 

「後方の安全確認」

 

自衛隊の男が何かを発したと思うと手にはロケランが握られており

ロケランと弾が炎龍の腕へ当たり炎龍の腕が吹っ飛ぶ

 

「ギュエエエエェェェ!!」

 

苦痛の声をあげながら炎龍は逃げていく

 

我は爆心を落ち着かせ辺りを見渡す

辺りを見渡して思った事…………あ、やりすぎた

岩石などが所々に転がっており道などほぼ皆無に等しい

 

首だけを自衛隊の方に向けると妙に嫌な感じがする

一流ハンターと相対した時の明確な死の匂い、ゴグマジオスでもこんな無性に嫌な感じはしない

なんだ…?これは

 

そんな思考をしていたら

 

「あっ!君!危ないから!…」

 

大斧を肩にかけ、こちらに歩いてくるゴスロリ少女……とそのゴスロリ少女を追いかける自衛隊員

いや自衛隊員はこの際ほっといて、この少女だ、ここまで明確な死の匂いを漂わせているのは…

 

ゴスロリ少女はゆるやかな足取りで一歩

 

くるな…

 

「グルルルゥ…」

 

まるで近場へ行くように

 

くるな…

 

 

「グルガァアアア!」

 

くるな…

 

くるな!!

「GYEEEEEEEEEEEYAAAAAAAaaaaaaaaaaa!!!!!!!」

 

渾身の咆哮をお見舞いする

少女はまだ我より離れたところに居たため、耳を抑えるくらいで済んだようだ

 

はっはっ〜!逃げるが勝ち!

 

我はあまり使わない翼で飛翔して、逃げることにした




ちなみに私はモンハンシリーズはG,3G,4,4G,X,XXをやっています
4Gに一番のめり込みました


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拠点

更新遅れてすみません


データ吹っ飛んで鬱になりそうだぜ☆


薄気味悪いゴスロリ少女から逃げて

行くあてもなく、彷徨っていたら廃村に着いた

 

廃村は民家は焼け落ちて地面と区別がつかなくなりつつものもある

森の木々は焼け枯れている、一面灰色の世界だった

廃村の地面には薄れかかっているが自分の足跡の他にもう一つの足跡があった、炎龍のだ

 

人間なんて喰って美味しいのだろうか

アプノトスをこんがりさせて食べた方が数倍美味い気がする

 

行くあてもないしなぁ、これからどうしようか

ここ拠点にしてみようかな、ちょっと改造してみようかな、あ、意外といいかも

鼻のきく動物だったらまだ死臭が漂っているから食べ物には困らないだろう

 

そうと決まれば早速行動、

まず辺りに散らばっている瓦礫を吹っ飛ばす為に

廃村の中心に行き、咆哮をする

 

「GYEEEEEEEEEEEEEEeeeeee!!!!」

 

凄まじい風圧は衝撃と化し周囲にあるありとあらゆる物を吹っ飛ばして行く

しかしそれでも重量のある瓦礫は少ししか動かず燃やす事にする爆爪を地面にこすり爆発粉塵に火花で着火し大爆破を起こす、煙が晴れる頃には瓦礫は跡形もなくなっていた

 

地面剥き出しの平らな地面になってしまったがこれでいいのだ

ティガレックスは塔の頂しかり地底火山しかりゴツゴツした所が好きなのだ

 

 

拠点も完成した事だし周囲の探索をするかなぁ

やっぱり自分が住んでいるところの周囲は知っておきたいよね

んでもって探索してたわけだけど、標高が高い所から見渡すと色々見れるもんだな

氷山の近くにある丘のような場所に拠点を構える自衛隊、その後ろに我がこの世界に入ってきた時にある門、…門!?

でも考えるにあれきっと日本に通じてるよな、帰りたい気もするけど、我はゴアマガラじゃあるまいし

 

他にも色々ある

煙が出ている都市のような場所、面白そうだし後で行ってみる事にしようと思う

 

標高が高いこともあって空気が汚れていない

今日も咆哮日和だ

 

「Gyeeeeeeeeeeeeeee!!!」

 

ふぅ、スッキリした

暇だしあの炎上している都市にでも行ってみるかぁ

 

ティガレックスの速さじゃ、すぐ着くかも知れないしね

 

 

 

ーーーーーー帝国ーーーーーーー

 

「おい!なんだあれは!」

盗賊の1人が声を上げる

 

その盗賊の視線の先には

土煙を上げながら物凄いスピードでこちらに向かってくる紅い鱗に覆われた

紅蓮の龍、炎龍と似ても似つかない巨大な龍がこちらに向かってきていた

 

1人の盗賊の声に他の盗賊が反応し

他の盗賊らが紅蓮の龍の方をみる

 

盗賊らが唖然と固まっているところで1人大声を出し

逃げ出す、それがきっかけで連鎖の様に他の盗賊が逃げて行く

 

 

 



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帝国

お久しぶりでございますm(_ _)m


おっおっおっ(^ω^)

なんか我が来た瞬間から外に居た盗賊がみんな門の中に逃げたり、あらぬ方向に行ったりしたんだげど…

スゲー気持ちいい!

ここで喜びの咆哮をば。

 

「GYEEEEEEEEEEeeeeeeeeeaaaaaaaaa!!!!」

 

紅蓮の竜の咆哮、轟竜の本質は逃げ遅れた盗賊を吹っ飛ばし、門上に居る盗賊は頭から落下し首かろひしゃげて死亡する。

 

その竜の咆哮はイタリカの中心まで轟音を響かせた。

 

今まで怒号や阿鼻叫喚が響き渡っていた戦場はただこの咆哮一回でその全てを黙らせた。しかしその直ぐ後には再び騒音が辺りを支配しはじめたのだったが先程の騒音と違うのが盗賊も住民もその全てが自分より圧倒的な力の差を前に我先にと逃げようとする姿だった。

 

 

ーーーー自衛隊ーーーーー

 

「隊長、あの竜って炎龍との遭遇する時にも居ましたよね」

「あ、あぁ、それよりもどうすんのこれ!?流石にこんな豆鉄砲じゃあれには勝てないよ!?」

隊長の伊丹は頭を抱える。

 

「確か炎龍って戦闘機の機銃とかミサイルも効かないぐらい装甲厚いんだった様な気が…あはははは…」

「そうですね、炎龍と同等の鱗もとい装甲の厚さで考えたとして戦闘ヘリでのミサイルや機関銃じゃダメージも碌に与えられないでしょう」

「と、とにかく!今は帝国の中心に逃げ込んだ盗賊をどうにかするよ!とうやらあの竜、中には入ってこないみたいだし!」

「「了解」」

隊員の栗林と富田は返事をする。

 

「あ、そうだった」

そう言い伊丹は通信機で本部と連絡を取る。

 

『竜がイタリカ外門に出没、なおイタリカ内には入ってこない様子、外に居た盗賊は件の竜が一掃した。よってただいまから帝国内部に居る盗賊の捕縛を図る。戦闘ヘリの支援は必要無い、繰り返す、戦闘ヘリの支援は必要無い』

『了解!物資、又は人員の支援に切り替える』

『支援感謝する』

 

「よし、行くぞ」

「まってぇ伊丹ぃ、私あの竜とすこーしお話してきてもいいかしらぁ」

ロゥリィが伊丹に妖艶に話しかける。

 

「い、いや危険でしょ」

「私は不老不死よぉ?簡単には死なないわぁ、それにあの竜からとっても死の感じがするんですものぉ、エムロイの神官としての立場に立つものこれはほっとけないわぁ?」

「う…わかった、危険になったら逃げろよ?」

「わかったわ」

 

そう簡単に返事した後ロゥリィは帝国の街を颯爽と翔けながら帝国の外門まで進む。

 

「はえぇ!、と感心してる場合じゃない!栗林ちゃん富田さん!中にいる盗賊を捕縛しにいくよ!」

「隊長が無駄話してたんじゃないてすかぁ」




短めですがお許しくださいまし


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