マシュ・キリエライトはショタコンである (どらいばー)
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だいいちわ マシュ・キリエライトはショタコンである

カルデアラジオ聴いてたら書いてた。反省も後悔もしていない。短いです。


人類をより長く、より確かに、より強く繁栄させる為の理――人類の航海図。

これを魔術世界では『人理』と呼ぶ。

 

歴史の改竄によって人理は焼却され、人類は全滅した。唯一人理焼却の影響から逃れた、人理継続保証機関フィニス・カルデア、そこに残ったたった一人のマスター、藤丸立香。これは、彼女と頼れる後輩サーヴァント、マシュ・キリエライト、生き残った僅かなカルデアのスタッフたちの、未来を取り戻す戦い──ではなく、主に少し特殊な嗜好を持った少女たちの断片を綴る話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤丸立花の頼れる後輩、マシュ・キリエライトは、いつも通り藤丸立香を起こしに来ていた。

 

「先輩、朝ですよ。今日は戦闘訓練をする予定が入っています。早く起きて準備をしましょう。」

 

「…うーん、あと五分…」

 

「もう、先輩……あれ?これは…」

 

立香が寝返りを打ったとき、枕の下から何かがはみ出ているのに気づいた。そっと取り出してみると、それは一冊の薄い冊子だった。

 

「『智君の膝枕本』?これは…」

 

簡素にタイトルのみが書かれたその本を、マシュは開いた。開いてしまった。

 

─その日、マシュは割りとどうでもいい運命に出会う─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二特異点、古代ローマの戦場にて、当時の皇帝ネロ・クラウディウス(史実と違って少女)と共にまだ全貌の見えぬ敵と戦う立香とマシュ。彼女たちは、何者かの策によって敵の前に誘い出されてしまっていた。

何者が来ても対応できるように身構えていた彼女たちの前に現れたのは、赤髪をした、幼い見た目ながらも覇王の気質を感じさせる少年と、その横に付き添うように立つ現代のスーツを着た男だった。

 

「やあ、君が当代のローマ皇帝で合ってるかな?僕が君と話がしたくて来てもらったんだ。僕はアレキサンダー。どうして君たちは僕たちと……あれ?なんか君たち、ちょっと僕を見る目がおかしくない?」

 

ネロ、立香、マシュは、アレキサンダーが出てきたときからプルプルと震えているようにみえる。心なしか敵である筈のアレキサンダーを見る目つきが妖しく、ハアハアと荒い呼吸をしている。彼女たちは、突如として同時に叫んだ。

 

「「なんという美少年だ!!/めちゃくちゃ(ものすごい)最高のショタだ(です)!!」」

 

「え、ちょっ」「ま、待ちたまえ!」

 

いうが早いが、三人は物凄い勢いで一斉にアレキサンダーに近づいた。傍に居た男はその際三人の突進によって吹き飛ばされた。

 

「え、お姉さんたち、ちょっと、お、落ち着いてよ!」

「先輩、お姉さん呼びです!」「うっはあ、やばい、鼻血出る!半ズボンから出てるお膝がやばい!」「やはり、近くで見るといっそう美しいではないか!余の元に来るがいい!」

 

 

 

女三人にもみくちゃにされる美少年。完全に事案であった。それをモニター越しに見ていたカルデアスタッフたちは、この人理修復に凄まじい不安を覚えた。

そして、一部の女職員たちは少女たちを羨ましく思ってひっそりと血の涙を流した。

 




今日のショタ

・アレキサンダー
身長/151㎝ 体重/40㎏
アリストテレスなどの哲学者たちから教えを受け、叙事詩「イリヤス」を心から愛する、覇王の気質を持つ美少年。好奇心旺盛で、絵に描いたような最高レベルのショタ。
ゼウスの血をひいており、神性が高まる(ゼウスに由来する雷の宝具を使う)につれておっさん化する性質を持つらしい。「やめて!」
クラスで男女問わず仲良くなれる、皆を引っ張って行くタイプの小学生な感じ、とはマシュの中の人の言

お膝が出ていて、肌色が眩しい、お姉さんには危ないサーヴァント。マシュのお気に入りランキングトップ3には確実に入る。仮に爆死しても、アレキサンダーが当たっていれば結構嬉しがるレベル。


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だいにわ カルデアにて

感想でウェイバーの案もらったんで、勢いで書きました。今回も短いです。


第二特異点を修復した立香たちは、新たな戦力の補充のために英霊召喚を行おうとしていた。

 

ロマニとしては、できれば前衛としてセイバークラス、もしくは移動手段としてライダークラスのサーヴァント、あるいは搦め手に対応でき回復も可能なキャスターなどが欲しいところだったが、この際何が来ても万々歳であった。

ローマでは相手の数に対応できる手があまりなく、苦戦を強いられた。これまで何度か召喚は行っていたものの、サーヴァントはなぜか来ず、礼装ばかりが溜まっていた。なお、立香は召喚が終わるたびにショックで部屋に引きこもっていた。

 

しかし今回、立香もマシュも、スタッフたちもサーヴァントが引けると確信していた。なにせ、ローマにて出会ったライダーのサーヴァント、アレキサンダーのマントという強力な触媒を手に入れていたからだ。あの後いろいろあって戦ったアレキサンダーからマントを拝借していたのだった。仮にアレキサンダーが呼ばれずとも、彼に縁のある何らかのサーヴァントが呼ばれるであろうと思っていた。

 

 

「…半ズボン…ショタ…紅顔の美少年…」

 

「先輩…頑張って下さい!先輩なら引けます!理想のショタを!」

 

「うおおおおおおぉおぉォォオオオ!来い!最高のショタサーヴァントおおオオオ!」

 

欲望にまみれた叫びと共に、アレキサンダーのマントが中心に置かれた召喚サークルに特異点にて集めた魔力の結晶、聖晶石が投げ込まれる。

 

「こ、これは!セイントグラフ!サーヴァントです先輩!クラスは…キャスター?」

 

金色のセイントグラフが立香たちの手元に現れ、そこに描かれていたのは杖を持った老人の絵。キャスターのサーヴァントが召喚された証であった。

 

召喚サークルの光が収まったとき、そこにいたのはアレキサンダーのマントを羽織った、中性的な少年だった。

 

 

「…全く…なんたってこのときのボクが呼ばれるんだよ。まあ、呼ばれたものは仕方ないか。

 

ボクはキャスター、諸葛孔明。ボクが仕える主はもう一人に決まってるから、まあ同僚くらいにってうわあ!」

 

「うわっはあ!やった!ショタサーヴァント!ショタサーヴァントが来たよ!初めまして!私は藤丸立香!よろしく!」

「やりましたね先輩!あ、私は先輩のデミ・サーヴァント、マシュ・キリエライトです!よろしくお願いします!」

 

 

その姿を認めた瞬間に、立香とマシュは孔明目掛けて走り出しており、勢いよく孔明に近づいて力強く握手を求めた。立香もマシュも興奮が抑えきれず、頬が紅潮している。

 

 

「なにこれ、え、何なんだよ!「うわあ、髪の毛サラサラだあ!」「え、本当ですか!うわ、凄いです!」ちょっと!頭撫でるなって!ちょっと!そこの人たち助けてよ!っておい!そんな強く生きろよみたいな目で見るなよ!おーい!」

 

 

 

 

ちなみに、十回分まとめて行った召喚はまだ続いていて、ひっそりとライダーのメデューサ、ランサーのクーフーリンが召喚されていたが、立香とマシュは孔明に夢中で気づいていなかった。メデューサも何やら、もみくちゃにされる孔明をガン見していたことをここに記しておく。クーフーリンは見て見ぬふりをして、足早にカルデア内を案内してもらいに部屋を出ていた。

 

 

なぜかまだ少年であった頃の姿で呼ばれてしまった、孔明の霊基を得たウェイバー・ベルベット。彼の受難は、まだまだ始まったばかりだった。




今日のショタ

ウェイバー・ベルベット

身長/157㎝ 体重/50㎏
Fate/zeroにて、第四次聖杯戦争のライダーのマスター。きのこや武内、虚淵ら曰く、Fate/zeroの最萌えキャラクター。(イリヤは別枠だが、筆者もそう思う)
始めは自信過剰なところもありながら、どこかで劣等感を感じてもいた彼は、聖杯戦争をライダーと共に戦う中で成長していき、最後はライダーの臣下の一人として認められ、自身もそう生きるようになる。
物語が進むにつれ精神が成長する、主人公のようなタイプ。
中性的な顔立ち、中性的な髪型、細い体格など、なかなかにわかっているキャラデザ。その結果、ある年のエイプリルフール企画にて女性キャラとして登場したこともある。完全にヒロイン。



メデューサさんもショタコンのサーヴァント。このカルデアは彼にとって優しい職場にはならない。まあどのカルデアでも彼は過労死寸前までこき使われるから優しい職場なんてないけれども。ウェイバーカワイソ


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だいさんわ ロンドンにて

忘れた頃に投稿。なかなかショタ鯖が増えないッスネ…

この話に出てくるマシュたちのショタの基準は中の人を参考にしています。なので、皆さんの思うショタとは少しずれている可能性がありますが、ご了承ください。

相変わらず短いです。


新たに三体のサーヴァントを戦力に加え、第三特異点をなんとか乗り越えたカルデア。ショタが出たわけでもないので詳細は省くが、ヘラクレスは強敵でしたね…。

 

クーフーリンが頑張ってくれた気がしたが、あいにくとカルデア女子は孔明ばかり見ており、クーフーリンの勇姿はモニター越しにスタッフたちが確認していた。特異点修復後は彼に十分な休息を与えようという声も上がったが、彼自身が拒否した。曰く、強敵との戦いに重用されるのは信頼の証で戦士としても喜び、ということらしい。さすがのイケメンで、職員たちから「兄貴」の愛称で呼ばれることになったのは必然だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第四特異点は、産業革命期のイギリスであった。街は毒を含んだ霧に覆われており、あちこちにホムンクルスや機械人形など数多くの敵性体が跋扈し、人々は家を出ることができない状況だった。

 

現地情報を集めている最中、はぐれサーヴァントであるセイバー、モードレッドに出会い、そこから現地で協力関係にあるというジキル博士の家に案内された。そこでカルデアは作家サーヴァント二人と出会ったのだが…

 

「三流サーヴァント、アンデルセンだ。しがない物書きにすぎんから、俺を頼りにするのは止めて貰おうか。」

 

 

「…先輩…、ショタです。ショタですが…」

 

「うん、わかるよマシュ」

 

 

「おい、言いたいことがあるなら言え。まあどうせ、見た目が少年なのになんでこんなふっとい声なんだとか、なんか思ってたのと違うとか、そんなことを考えているのだろう。…全く、お前らのような倒錯的感情の対象になりたくて好きでこの姿なわけではないというのに。あの女もそうだったが、少しは男に夢を持たせるような乙女然とした少女はいないのか。まあ、童貞のくだらん妄想だというのはわかりきったことだがな。」

 

 

キャスター、ハンス・クリスチャン・アンデルセン。姿は少年でありながら、達観した考えと見た目と正反対な力強い男の声(cv:子安)を持つ、見た目詐欺なサーヴァントであった。

 

 

「…私の存在がほぼないに等しいですな。一応作家サーヴァント二人に会ったと地の文にあった筈ですが。」

 

「メタいな。そう思うなら派手に喧嘩でも売ってきたらどうだ、一流劇作家サマ?」

 

「いえいえ、私が喧嘩を売ったら一行にも満たない文章で「倒された」と書かれておしまいでしょう。触らぬ神に祟りなしというらしいではありませんか。」

 

「くそっ。なんでボクはこの姿なんだ。せめてお前みたいに声だけでも大人のときのだったら違ったのに…!」

 

 

 

哀れ孔明、新しい犠牲者は増えなかったようだ。微妙な感情を持て余した女達によって、孔明は立香がどこからか取り出したひらひらの服に着替えさせられたのだった。令呪の無駄遣いであったが、それを指摘できるものは居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

その後、絵本サーヴァントを餌付けして可愛がったり霧の中から出てきたマント幼女にちゃんとした服を着せたりしていたら敵の位置がわかり、なんかテンションおかしい雷おじさんと戦ったり、モードレッド曰く「本気で相手を潰すときの乳上」と戦ったりし、なんかラスボスっぽい顔芸と対面して、ショタを滅ぼしたことをキレた女達に呆れられている隙に逃げたりしたが、まあ蛇足である。




ソロバン「私がやった。反省も後悔もしていない。オマイラのやってることは無駄だし、とっとと諦めるが良いよ。」

ショタコンs「お前のせいで世界中の未来あるショタが…!オノレェ!ゆ゛る゛ざ ん゛」

ソロバン「ええ…」


今日のショタ?(もはや経歴とかの紹介じゃない)

ハンス・クリスチャン・アンデルセン

身長/146㎝ 体重/39㎏
見た目だけなら完全にショタ。しかし、cv子安という強烈な声により、マシュの中の人にはショタ認定されなかったようである。曰く、「愛でる対象というよりは罵られたい」。辛辣だが、私の中では完全にツンデレなイメージ。これはこれで萌える。


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番外編
ばんがいへん 男マスターの場合


もしマスターの方がショタだったら。


独自解釈というか、多分こういうことできるんじゃないかなーって。できなくても許してください。

FGOにまだ実装されてないサーヴァントが出てきます。知らない人は調べて見て下さい。私は実装待ってます。

キャラ崩壊注意!!


数多く存在する平行世界、それだけ数々のカルデアが存在している。マスターが一人だけではなく結構生き残っていたり、テンプレ転生者な心強い仲間がいたり、男サーヴァントしか引けなかったり、逆に女サーヴァントばかり引けたり、王様しか来ないために内部分裂しそうだったり、藤丸立香が淑女(腐)だったり、あらゆる女サーヴァントと関係を持っているフェルグスみたいな藤丸立香だったり…

 

 

これは、そんなもしものカルデアの一つの話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界最古の英雄、英雄王ギルガメッシュ。

世界の全てを見通し、世界の全てを集めたといわれるその王の蔵には、文字通り人類の叡智の全ての原典が入っている。

生前のギルガメッシュが集めた数々の宝物はもちろんのこと、ギルガメッシュ自身が集めたわけではないはずの、遙か未来に作られたものですらその蔵には入っており、現在進行形で中身が増え続けているのだ。

 

その中に、「若返りの霊薬」というものがある。文字通り、飲むと若返るというものだが、たいていの場合小学生ほどの子供にまで若返る。(サーヴァントは全盛期の姿で呼ばれるので、大抵は力に満ちた青年や少女の姿、あるいは威厳に満ちた男もしくは女としての最盛期である。そこから若返ると子供に近い年齢になるのかもしれない。)

 

 

さて、長々と前置きをしたわけだが端的に状況を述べれば、このカルデアに残った人類唯一のマスター藤丸立香

(男)は、愉悦を欲したギルガメッシュによって若返りの霊薬を盛られたのである。そのため現在の彼は小学校高学年程度の年齢であり、完璧にショタであった。(見た目は子供、頭脳は、うわなにするやめ)

 

そんな状態で、もちろんこのカルデアの女たちは黙っていなかった。

 

 

 

「うふふ、マスター?どこですかぁ?急に背丈が縮んでしまって、色々と不便もあるでしょう?母がしっかりとお世話して差し上げますからね~?」

 

「先輩~、怖くないですよ~。あなたの頼れる後輩が、あらゆる危険から先輩を守りますからね~。」

 

 

自分を呼ぶ声が聞こえる。

 

頼れる仲間である彼女たちのその声をきくと出て行ってしまいたい気持ちもする。

しかし、ショタを前にするとデンジャラスビースト、またはラフムになってしまうマシュや、息子認定した者にたいしてその狂化EXを全力発揮するキチ母である頼光などに見つかってしまえばどんなことになるか想像に難くない。

霊薬を騙されて飲んだ後、運悪く出くわした清姫は案の定ヤバい顔をして襲ってきたので、今手元の令呪は二画しかない。たった二画では、彼女たちから逃げられるかどうかわからない。

 

そもそもサーヴァントは何十といるのだから、三画程度では拘束力としては役者不足である。一斉に何体ものサーヴァントに襲われた場合、ほとんど機能しない。だからこれまでもダヴィンチちゃんに、令呪のストックをもっとできるように頼んでいたのだが、今となってはどうしようもない。

 

 

 

「マスター、かわいい」

 

ガシッ

 

気が付けば物陰に隠れる自分の横には静謐のハサンが立っており、自分の腕をしっかりと掴んで離さない。

 

「う、うわぁぁぁぁああ!令呪をもって命ずる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、自分は廊下を全力で走っている。ちょうど近くにいた金時のバイクを使ってなんとか逃げているが、なぜか彼女たちとの距離は縮まらない。(金時は一緒に乗って逃げてくれようとしたが、一瞬で頼光さんに打ち落とされた。ベアー号が自律走行できなければその時点でゲームオーバーなところであった。)

 

先程パラケルススがちらっと見え、それを頼光さんが吹き飛ばしたのを見た。その際なにやらよくわからない容器が割れ、そこから妖しい薬が散布されてしまったようだ。その直後から頼光さんもマシュも頬が紅潮し、凄まじく興奮している。多分ろくでもない薬だったのだろうが、自分もそれを吸ってしまった。何やら体が火照ってきて、少しフラフラする。

 

令呪を使って足止めを試みたものの、二画程度の令呪では彼女たちの足を止めることはできなかった。それどころか、騒ぎを聞きつけたニトクリス、メドゥーサ、玉藻の前、槍の方の清姫、酒呑童子など他のサーヴァントも加わり、もはや逃げ切る道は残されていなかった。

 

 

気が付けばバイクの後ろの車輪が破壊されており、薬のせいかまっすぐ立てない。もう駄目かと思われた。

 

 

そんなとき、廊下の曲がり角からケイローン先生の姿が見えた。彼はアーチャーとして最高レベルの技量を持っており、神授の智慧によってユニークスキル以外のほとんどのスキルを使用でき、それを他のサーヴァントにも教えることができ、しかも人格も優れているというまさにパーフェクトなサーヴァント。彼ならもしかしたら!咄嗟に声が出る。

 

「先生!助けて!」

 

こちらを見て、その後ろにいるサーヴァント達の顔を見てだいたい悟ったのか、すぐに自分を抱え、すぐ近くの

空き部屋に逃げ込んだ。するとなぜか彼女たちは部屋の前をそのまま通りすぎていってしまった。

 

「興奮している彼女らでは、簡単な暗示や目の前に見える幻覚などに対応できないでしょう。しばらくはここでどうにかなります。」

 

「ありがとう。助かった。」

 

やはり先生は頼りになるということを確認した。今のうちにどうにか対策を考えなければならない。

 

ふと、ケイローン先生がなかなか自分を離さないことが気になった。彼女たちからはなんとか逃げられたのだし、そろそろそこのベッドにでも降ろしてほしいと伝えた。

 

「…貴方は、少し軽率でしたね。今の貴方はかなり危うい。」

 

何やら雲行きが妖しい。なにやら今更危機感が募ってきた。

 

「賢者で通っている私ですが、これほどの、妖しい魅力を持つ美少年を前にしては…」

 

え、ちょ、やめ、あ、…

 

 

 

 

  アーーーッ

 

 




ギリシャかつ元々種族としてそういう感じなケンタウロスなら…いや、やっぱりFateのケイローン先生はそういうことしなさそう。でも都合良かったので…。ごめんなさい。


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