ダブルクロス ー 老練の気骨を鋼に乗せて ー (ククルス)
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PCハンドアウト・設定

 

▼PC①:黒耀 鼎 (PL:kukursu)

シナリオロイス:PC③

覚醒/衝動:渇望/吸血

 

《http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYl46zZww》

 

君はかつてUGNエージェントの白兵隊を率いていたエージェントだ。

今は一線を退き、サポートや教導に当っている。

当時はまだオーヴァードとしての戦術よりも昔ながらの白兵戦術が主だったこともあり

君個人の武術の腕が高く評価されていたのも理由である。

 

敵はオーヴァードとしての力を封じるため

オーヴァードの力に頼らない君の力が再び求められている

君が再び戦場の最前線に呼ばれる時がきたということだ。

 

PC①を選択した君はGMから公開された武術エフェクトの

いずれかの系統のエフェクトを習得する。

 

 

=====================================

■設定

 

UGNの始まりを知る者。

その創立に全力を尽くした父。

同じ力に覚醒し、父だった男を殺めた女。

 

永らく続く戸田流武甲流薙刀術を源流

とする薙刀術を派生させたものを修める。

 

対オーヴァードを前提に、

鼎は我流として二槍を手繰る様になり

正当な伝承者とは言えない。

 

 

 

▼PC②:ヴォルト・テイル (PL:カゴン)

シナリオロイス:襲撃を受けた仲間NPC

覚醒/衝動:命令/憎悪

 

《http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYtuKFZgw》

 

君はオーヴァードを無力化する冒頭の事件で

唯一無事に帰ってきたエージェントである。

君を除く他のメンバーは全員療養中で面会謝絶の重症。

しかし敵の顔を覚える間もなくやられたため、

事件に関する情報は他の者と持つのは変わらない。

 

だが、敵は君を覚えている。

敵は君を狙っている。

だからこそ君はメンバーに参加したのだ。

仲間の仇のため

必要な時に自らを囮にして犯人を捕まえるために。

この仲間から託された獲物に報いるためにも。

 

PC②を選択した君はDロイス「遺産継承者」で取得可能なアイテム、

もしくは購入判定で入手可能なアイテムを無条件で1つ獲得する。

ただしFH限定など、条件を満たさなければ購入できないものは同様に購入不可能である。

 

 

=====================================

■設定

 

オーヴァードとしての覚醒は12歳

孤児院…児童養護施設で生活をしていた。親の顔や素性は知らない。

施設を抜け、近くの城で遊んでいた際、遺産である聖剣の王者を発見。

引き寄せられるように抜く。

 

剣を抜き、オーヴァードに覚醒するも暴走。

一緒に施設を抜け出し遊んでいた少年たちを剣を使って殺害し周囲にも被害を及ぼす。

UGNがこれを発見し、沈静化させると共に保護に当たった現在ヴォルトが所属するチームの隊長の所に預けられる。

この覚醒がきっかけで、常に自分には何ができるか。

また殺してしまった彼らのためにも死ぬわけにはいかないという思いがある。

それが自己満足であったとしても。

 

 

 

▼PC③:風野 剛 (PL:West)

シナリオロイス:PC①

覚醒/衝動:忘却/嫌悪

 

《http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYlY6zZww》

 

君はかつてUGNエージェントの先陣を切ったPC①の無二の相棒である。

PC①同様武術の腕を評価されていた君は

それだけでなく、PC①のサポートにおいても無二の活躍をした。

 

今回の事件においてもその活躍を期待されている。

敵のオーヴァードに、オーヴァードの力を用いずに向かうのは一人だけでは荷が重い。

だからこそ、君に。いや、君達に声がかかったのだから。

 

PC③を選択した君はGMから公開された武術エフェクトの

いずれかの系統のエフェクトを習得する。

 

 

=====================================

■設定

 

UGN日本支部においてその創設期、「護人会」時代から

所属している古くからのエージェント。

武道家であった轟木源十郎のかつての友人であり、

当時は共に人の為に戦う同志でもあった。

 しかし「表」で活躍する彼らとは違い、彼の役割は「裏」。

ジャームや、またレネゲイドを酷使し続けた結果ジャーム化した

UGNのエージェントを排除する役割を負う事になった。

単にそれは自身の役割を全うする…「陽の当るものは陽を当てさせ、

そうでないものは闇に隠れるべき」と考えていたからだという。

これは太平洋戦争での敗戦後責任を糾弾され辞職、

一家離散に追い込まれた過去から起因する思想のようだ。

 

 

 

▼PC④:神崎 哲夫 (PL:笑)

シナリオロイス:PC⑤

覚醒/衝動:???/???

 

《http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYg5LuZgw》

 

君はかつてのUGN支部長を陰ながら支えた人物だ。

当時は射撃の名手として評価され、内外共に一目置かれる人物であった。

ただ時代の波か、個人の射撃の腕だけではレネゲイドを活用した射撃手と比べ前線では力不足になっていき

若手の成長を確認すると同時に前線から姿を消した。

 

だが、今回においてはその射撃の腕が最も必要とされている

もし表舞台で腕を奮っていれば、世界中に名前が知れ渡っていても不思議ではないほどのその腕を

かつての仲間達と、後輩たちのために存分に発揮する時がきたのである。

 

PC④を選択した君は「感覚」もしくは「精神」を+3し、

「技能:射撃」を+15する。

 

 

=====================================

■設定

 

元UGNエージェント

UGN随一の射撃の名手であったが、本人の戦闘スタイルは

「使えるものは何でも使う」である。

銃を極めているのは限定的状況でない限り銃を使うのが一番勝算が高いから、である。

使えるものは何でも使う、のとおり白兵戦から射撃、

挙句の果てには戦車だろうが戦闘機だろうがなんでも使う。

生きてりゃあいいんだよ。生きてればいつかいいことある

現在はトラックの運ちゃん

 

オーヴァードとしての力は非常に弱く、実のところ射撃に関してすら装備に頼りきっているが、複雑な装備を複数同時に使いこなすのも実力ともいえる

 

妻と子供がいるが、どちらも一般人である

 

 

 

▼PC⑤:ジェフ (PL:ウェスト)

シナリオロイス:霧谷支部長

覚醒/衝動:渇望/飢餓

 

《http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYmdzTZQw》

 

君は前任のUGN支部長である。

独自のコネクションを持ち、特殊な伝手を持つが

だからこそ不要な風評被害を避けるために目立つ椅子から離れることになった。

 

今回の事件は戦闘だけでなく

調査においても不必要なオーヴァードの力の発揮は避けるべきだ。

ゆえに、オーヴァード以外の調査能力において逸脱している君の力が必要になっている。

 

PC⑤を選択した君は財産点を+50し、

任意のコネクションアイテムを購入してもよい。

 

 

=====================================

■設定

 

前任のUGN支部長

 

本人の気質としてはチャラけていることが多いが、いたって真面目である。

生きてきた時間ゆえの巧みな話術や、古代種としてのコネクションを有しており

情報収集能力が非常に高い

反面、戦闘に関しては無能

これは長い年月で戦闘行為に疲れ無駄と切り捨ててしまったためである。

 

彼の目的は毎日を楽しく生きる事であり、

様々な仕事や地位についたことがあり

UGNの支部長もその一環であった。

 

現在は昼はランチ、夜はバーとして経営する店で店長をしながら情報屋の真似事を嗜み

今の世界情勢を楽しんでいる。

 

 

 

 

 

 



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1話

connect -B-

 

 

その部屋にはありとあらゆる本や紙が大量に存在していた。

書類が乱雑に積み重なって本に埋もれるようにして背の低い少女の姿もあった。

少女が小さな手の平をかざすと、その手の下から写真がゆっくりと見えてくる。

 

写真は大海原、おそらく崖から撮ったのか海を一望しているものだ。

それをまるで眩しいものを見るかの様に見つめ、静かに懐に仕舞い込む。

 

 

我々は時代の波に取り残されつつある存在だ

何時だって時代を切り開くのは若い芽と相場が決まっている

故に我等はこのまま静かに座し

ゆっくりと老い、枯れていくのもまた必然

 

もし、我等が再び先陣を切る状況があるならば

それはきっと

        

『今この瞬間』のことを言うのであろうよ

 

 

 

ダブルクロス ~老練の気骨を鋼に乗せて~

 

 

 

オープニング①

 

 

そこはビル街の一角。

時刻は深夜、そこには倒れ伏した少年少女たちがいた。

一方的に叩かれたのか、ひと目でわかるほどの殴打痕が目立つ。

遠くから、この騒動の鎮圧にきたのだろう。

様々な人々の足音が聞こえてくる。

 

今に思えば、ここから始まっていた、そう言える事件の幕開けがこれだった。

 

 

 

オープニング②

 

 

UGNの支部長室にUGNのエージェントが集められている。

いや、正確にはエージェント”だった”者たちというべきだろうか。

壮年ともいえる顔ぶれを、UGN日本支部の長たる霧谷雄吾は見回して口を開いた。

 

「今日皆さんに集まってもらったのは極めて深刻な事件が起こっているからです」

 

「現在のUGNエージェント達では手に余る状況である、

 と判断したため急遽招集させていただきました」

 

 

鼎は眉を不快そうに歪めながら辛辣言い放つ。

 

黒耀 鼎:「ふん、慢心してるんじゃないのか?」

 

風野 剛:「…鼎、私達が呼ばれるとは余程の事態と見る。

    ひとまず、まずは話を聞こうじゃあないか」

 

ヴォルト:「…(少し下を向き歯噛みしている」

 

神埼 哲夫:「おいおいおい、おっさんしかいねーじゃねぇかむさくるしいにもほどがあるぞ」

 

黒耀 鼎:「・・・・・・ちっ」

 

ジェフ:「うーん、僕なんて呼んでも意味ないんじゃない?」

 

 

わざとらしく咳き込みながら霧谷が続ける。

 

「まずは詳しい説明から失礼します」

 

「今回の事件はどういった手段かまだ不明ですが、”オーヴァードの力を無効化する”という犯人の暴行事件です」

 

「狙われたのは若いUGNエージェントのグループ、そこのヴォルト君もその一人です」

 

 

風野 剛:「…ふむ。」

      

     「君、失敗は誰にでもある。まずは、起きた事をそのまま話しては貰えないか?現場の話というものは貴重なものだからね」

 

ヴォルト:「…わからない…不意打ちを食らい、いつもなら対処可能なはずだった」

 

黒耀 鼎:「・・・・・・結局何も分からないってことなんだろ?」

 

ヴォルト:「しかし、いつものようにエフェクトを使用することができなかった。」

 

 

「えぇなので、オーヴァードの力に頼らずともある程度以上の力を持つ貴方がたに声がかかる次第となりました」

 

 

ジェフ:「まぁ、悩むことぁないさ そのための僕達だろう」

 

風野 剛:「違いない。して、敵はエフェクトを使ってきたのか?」

 

ヴォルト:「あぁ、相手は問題なく使っていた。」

 

風野 剛:「つまりこちらを一方的に無力化する装置、或いは能力か。確かに厄介極まりない」

 

 

「はい、なので若手には荷が重い事件となっています」

 

 

黒耀 鼎:「うん?たかだか無力化する程度なら他にも方法はあったんじゃないのか」

 

神埼 哲夫:「いや普通に無理だろ光より早く動く奴らにどうやって弾当てろってんだよ」

 

黒耀 鼎:「はっ、避けれないだけ撃てば良いんじゃないのか?」

 

風野 剛:「それを出来るのは君くらいだろう」

 

神埼 哲夫:「エフェクト使わないでどうやってその量連射すんだよ…」

 

ジェフ:「手でも増やせばいいんじゃないか?」

 

黒耀 鼎:「何も自分でやる必要ねぇだろ。」

 

神埼 哲夫:「エグザイルのエフェクトなんだよなぁ…」

 

風野 剛:「それこそレネゲイド抜きでどうやって増やすのだね。」

 

「失礼、話を戻してもよろしいでしょうか・・・?」

 

ヴォルト:(癖が強そうな人たちだ)

 

風野 剛:「あぁ失礼。続けたまえ」

 

黒耀 鼎:「ん、すまねぇ」

 

神埼 哲夫:「おうわりいな進めてくれ」

 

ジェフ:「ごめんねぇ」

 

 

「ありがとうございます」

 

「事件の内容はそうなっていますが、逆にわかることを整理すると極めて危険です」

 

「レネゲイドを封じてきたということは、襲う相手がオーヴァードだとわかった上であること」

 

「そして、それがUGNエージェントをピンポイントで狙ってきたこと」

 

「つまりこの事件は”UGNエージェントを狙った闇討ち”ということを意味します」

 

 

黒耀 鼎:「下手人は決まりだな、爺さん」

 

風野 剛:「しかしそれほど大規模な装置を開発したというのに、逆にそれだけの事しかしないのが解せないね」

 

     「装置?いや、これは個人の能力かもしれないね。」

 

 

「はい、そこも含めて迅速な調査をお願いしたいです」

 

 

黒耀 鼎:「迅速、ね」

 

ジェフ:「あい、わかったよ」

 

ジェフ:「腐った木船に乗ったつもりで期待してくれたまえよ」

 

風野 剛:「私はUGNに50年以上給料を貰ってきた。今更、知らぬ顔を決め込むわけにはいくまいさ」

     

     「この老骨、役に立つなら使いたまえ」

 

黒耀 鼎:「あのよ、それ沈むんじゃねぇの」

 

ジェフ:「HAHAHAHA!」

 

 

「ありがとうございます。ですが、肝心の調査方法の打つ手が現状極めて限られています」

 

「相手の情報もなく、わかるのが襲撃場所と時刻くらい」

 

 

風野 剛:「時刻が限られているのかね」

 

黒耀 鼎:「そんだけ分かれば十分だろ?」

 

 

「いえ、それも不明です。前回襲われたのが深夜であったことがわかるくらいです」

 

 

黒耀 鼎:「そこの若造を歩かせればいいだけじゃねぇか、な?」

 

風野 剛:「待ち伏せて敵を組み伏せるくらいしないと進まないだろうねぇ」

 

 

「……はい、囮捜査が現状の打つ手になります」

 

 

ヴォルト:「任せろ、奴らを捕まえるためなら囮にもなる」

 

黒耀 鼎:「ほぉ・・・」

 

ジェフ:「勇敢だねぇ、少年」

 

ヴォルト:「あいつらを…仲間たちのためにも一矢報わなければならないんだ」

 

風野 剛:「ほう」

 

ヴォルト:「やつらの顔を確認することはできなかったが、相手はそうじゃない」

 

     「逃したならまた狙ってくるとも考えられる」

 

黒耀 鼎:「頭もそこそこ回ると・・・ふーん」

 

神埼 哲夫:「まぁ、お前らが狙いだったのかもしれねーしな」

 

風野 剛:「ふむ。」

 

     「気骨はある。…いいだろう、君に任せるとしよう」

 

神埼 哲夫:「一矢報いてお前が死んじまったら元も子もねーからな、自分の身くらいは自分で守れよ」

 

ヴォルト:「…わかっている、死ぬつもりなんてない」

     

     「また仲間のところで動かなきゃならないんだからな」

 

黒耀 鼎:「・・・・・・。」

 

神埼 哲夫:「んじゃまぁ襲撃場所にでもさっさと行きますか」

 

風野 剛:「仲間の事を大事に思うのは分かるが、気負う必要はない。いつも通り、と思うがいいさ」

 

神埼 哲夫:「エフェクト使えないと役に立たなくなっちゃう奴らは武器くらい持ってけよ」

 

 

「はい、そのことですが皆様に一点」

 

 

ジェフ:「現場を見ないと始まらないからネ」

 

風野 剛:「心配ない。『葬送の刃』はもう振るえんがこいつがあるさ」

 

ジェフ:「む?」

 

 

「今回、極めて迅速な対応が必要とのことで、資材調達部の方に話を通しておきました」

 

「もし、ご入り用でしたらご利用ください」

 

 

ヴォルト:「根回し感謝するよ、霧谷支部長」

 

神埼 哲夫:「っつってもろくなもんなさそうだよなぁ」

 

ジェフ:「ならいくつか拝借していくかねぇ」

 

    「戦うのは嫌いなんだがね」

 

 

GM:霧谷からの根回しとして、今回の購入判定の達成値+10されます

 

 

黒耀 鼎:「あー、そうかい・・・血も駄目なんだな」

 

風野 剛:「ふむ。医療用のトランクでも拝借するかね。なにぶん、この足でな」

     3dx+10

     (3R10+10[10]) → 10[5,8,10]+10[10]+5[5]+10 → 35

 

ヴォルト:アームドスーツとろうかな

     難易度15

     1dx+13

     (1R10+13[10]) → 6[6]+13 → 19

 

ヴォルト:よし、装着

 

 

黒耀 鼎:難易度15 大鎚

     4dx+10

     (4R10+10[10]) → 8[1,3,4,8]+10 → 18

※大振りの槍、と云う名の大鎚

 

 

神埼 哲夫:1dx10+10

      (1R10+10[10]) → 6[6]+10 → 16

      多機能ヘルメット

 

 

 

GM:ではそれぞれ装備を整え、事件の調査に乗り出します。

 

 

 

 



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2話

金剛 仁:NPC参加。前回セッション《Last plan》のPC①
     黒耀の道場に通っていた弟子。ゼノスと関係のあるFHエージェント

レオ君:NPC参加。見た目はFGOのフォウくん。
    ゼノスも巻き込まれたよ~って知らせたいだけの
    フレーバーだとこの時の私は思っていました。


※レネゲイド能力を封じられる代わりに追加された自作EFが武術EFです。
 剣術・槍術・柔術がありました。
 黒耀が槍術、風間が剣術です。


 

ミドル① 遭遇

 

 

GM:PC1~5

  登場侵食をお願いします

 

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 7

ヴォルト:1d10

DoubleCross : (1D10) → 4

風野 剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 2

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 6

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 6

 

GM:時刻は夜の10時。各々が調査のため、ビル街の一角に向かいます

  

 

黒耀 鼎:「・・・ん、この槍にも慣れてきたな。」

と口にしながら支給された大振りの槍を軽く振る。

 

 

風野 剛:「得物にしてはずいぶん大きいね。」

 

神埼 哲夫:ビルの上で待機します

 

ヴォルト:ビル街の一角へ向けて先頭を歩いていく

 

黒耀 鼎:「そうか?まぁ槍一本ってのは収まりが悪いな」

 

風野 剛:「手持ち無沙汰といったところかな?」

     《地獄耳》で周囲を警戒しつつ、待機

 

神埼 哲夫:ぺろぺろキャンディーなめて屋上で待機してる

 

黒耀 鼎:「はっ、所詮我が道は邪道ってな」

     《熱感知知覚》で歩く

 

ジェフ:なら対抗してハイチュウでも

 

ヴォルト:「なんでもいいが、もう少しで襲撃現場だ」

 

 

GM:そうして一行が事件の襲撃場所に着きますが

  昨日事件があったことを感じさせる様子は一切ありません。

  今はもうキレイにその痕跡が消されています。

  

  UGNのものではなく、警察の手によるものと思われます。

 

 

風野 剛:「君達は光だ。君達は君達の役目を果たせばいい。」

 

黒耀 鼎:「現場保全ってのは何だったのかね」

 

風野 剛:「ここまで綺麗にされると最早なにもわからんね」

 

神埼 哲夫:「オーヴァード関係のもんだから消しとかなきゃいけねーんだろ」

 

ヴォルト:「僕らオーヴァードが関わってるなら存在は隠さないといけないですからね」

 

ジェフ:「直接聞きに行ってみるかい?」

 

黒耀 鼎:「それもいいな」

 

神埼 哲夫:「後でいいんじゃねーの?」

 

風野 剛:「警察にか。ふむ」

     「必要なら、霧谷に話をつけてみよう。無論今でなくてもよいが」

 

 

GM:場所はビルとビルに挟まれた隙間道

  オフィス街のビル郡の一角であるため、深夜はほとんど人通りがありません

  せいぜい残業帰りの会社員がちらほらいるくらいでしょう

  そして、調べることが見当たらないので

  引き上げようとした君達に静かな敵意が向けられます。

 

 

黒耀 鼎:「ん」

 

神埼 哲夫:「おん?」

 

風野剛:「…」

 

ジェフ:「嫌になるねぇ」

 

???:「こんな夜更けに、探しものか?」

 

ジェフ:「そうなんだよ」

 

???:男が立っていた、その男はオフィス街には似ても似つかぬ男だった

   服だ、服が異様なのだ。

 

ジェフ:「ちょっと困ったことになっててね」

 

???:和装だ

 

黒耀 鼎:「なんだ、珍しい格好してるな」

 

???:「ふむ、どうした?」

 

黒耀 鼎:「気が合いそうじゃないか」

 

風野剛:「あぁ、少し探しものでね」

 

ジェフ:「なんだ僕だってすごい服だろ?」

 

???:オフィス街で和装を着ている人物が立っていた

 

神埼 哲夫:「祭りなんかあったっけな今日」

 

ヴォルト:「…(何も答えず、すぐに駆けることができるように体勢を整える」

 

金剛 仁:「ほう、こんな夜更けにか」

 

黒耀 鼎:「良い刀」

 

風野 剛:「ふむ。」

 

ジェフ:「ならこんな夜更けに君は何をしてるのかね?」

 

ジェフ:「散歩かい?」

 

黒耀 鼎:「・・・のような漢だな」

 

金剛 仁:「貴方にそう言われるとはな」

 

黒耀 鼎:「久しいな、仁」

 

金剛 仁:「何年ぶりか、変わっていないな」

 

神埼 哲夫:「お?知り合いか?」

 

ヴォルト:「…知り合いですか」

 

風野 剛:「知り合いだったのか」

 

ジェフ:(クッチャクッチャ

 

黒耀 鼎:「ほら、親父の頃にわんぱくな餓鬼居ただろ。アイツだよ」

 

神埼 哲夫:メインローターを回し始める

 

風野 剛:「あぁ、彼か」

 

黒耀 鼎:「待て、サングサス」

 

黒耀 鼎:「敵とは、限らねぇだろ。まだ」

 

ヴォルト:(知り合いというなら、なぜこんな敵意が…?違うのか?)

 

風野 剛:「しかし、こんな所によもや偶然来たというわけではあるまい。」

 

金剛 仁:「あぁ」

 

金剛 仁:「御礼参りのつもりでな、捜し物をしていた」

 

黒耀 鼎:「一応、聞くぜ」

 

黒耀 鼎:「何をだ」

 

金剛 仁:「俺達を襲った連中を」

 

風野 剛:「ほう?」

 

黒耀 鼎:「ほー」

 

ヴォルト:「襲われた…?」

 

黒耀 鼎:「じゃあ、目的は同じだな。」

 

金剛 仁:「FHもオーヴァードの力を封じられた襲撃にあっている」

 

ジェフ:「ほーん...そっちもねぇ」

 

金剛 仁:「仲間も随分と手酷くやられた、であれば返礼すべきだろう」

 

風野 剛:「確かに。」

 

レオ君:「ふぉーう」

    と 猫?のような動物がとてとてと歩いて来た

 

黒耀 鼎:「・・・情に深すぎるのは相変わらずかい、仁」

 

ジェフ:「おや、君はなんだい?お菓子食べるかい」

 

風野 剛:「『探している』という事はまだそちらでも実態をつかめていない、

      という事でいいのかな?」

 

レオ君:「ふぉーう♪」

 

レオ君:お菓子を受け取る

 

ジェフ:(ヨーシヨシヨシヨシと撫でる)

 

金剛 仁:「深すぎるか……そうだな」

 

金剛 仁:「そうだろうよ」

 

レオ君:とても毛並みがよい

 

レオ君:極上のさわり心地だ

 

金剛 仁:「あぁ、此方も手がかりが全く掴めていない」

 

黒耀 鼎:「お前さんもかい」

 

風野 剛:「なるほど。まぁ見ての通り、こちらもなんだ」

 

ジェフ:(懐からピーピーラムネを取り出してそっと謎生物の口元へ持って行く)

 

金剛 仁:「そうか……ならば」

 

金剛 仁:「手を組まないか?」

 

レオ君:「ふぉーう♪ふぉーう♪」

 

黒耀 鼎:「おう、いいぜ」

 

黒耀 鼎:「・・・と、いいよな?」

     振り返り仲間に聞く。

 

ジェフ:(音が鳴らなくてショックを受けている)

 

神埼 哲夫:屋上にいる

 

風野 剛:「鼎が言うのなら、私は問題はないさ。

      彼はまだ獣に堕ちちゃいなさそうだからねぇ」

 

ヴォルト:「…構わない、です…。今は争って敵を増やしている場合じゃない。」

 

黒耀 鼎:「獣ね・・・コイツは今も昔も狼みたいな野郎だけどな」

 

レオ君:ふわああああ

 

ジェフ:「男の子は皆狼さ」

 

風野 剛:「それでも、『獣』じゃあないさ。」

 

金剛 仁:「あれから随分と経った、昔とは随分変わったさ」

 

レオ君:毛づくろいしてる

 

黒耀 鼎:「おっし、こっちは良いみたいだぜ。あの二人の爺さんは知らねぇ」

 

金剛 仁:「そうか、ところで……その獣は?」

 

風野剛:「…ん?」

 

ジェフ:「ん?(なでりなでり)」

 

風野 剛:「ん、じゃあないよ。どこで連れてきたのかね」

 

ヴォルト:「…?」

 

風野 剛:「早く帰してきなさい」

 

黒耀 鼎:「おい、お前のペットじゃないのか・・・」

 

ジェフ:「そこで拾ったのだ」

 

レオ君:「ファルツハーツシスべし。ふぉーう」

 

レオ君:「ふぉーう」

 

ジェフ:「だ、そうだよ」

 

ヴォルト:《ショート》をフォウくんに飛ばしていい?

 

黒耀 鼎:「今、喋ったよな」

 

風野 剛:「しゃべったね」

 

     「君、今のペットというのは、みんなあんなのなのかね」

 

金剛 仁:「……喋ったな」

 

黒耀 鼎:槍を構える。

 

ジェフ:(ハイチュウをクッチャクッチャしている)

 

ヴォルト:「…ペットなら今も昔も変わりませんよ」

 

ヴォルト:「ただ」

 

風野 剛:杖をつきつつ、ペット?の方に向き直る

 

ヴォルト:「アニマルオーヴァードというのなら別ですが」

 

神埼 哲夫:(屋上でキャンディを舐めている)

 

風野剛:「………」

 

レオ君:「ふぉーう」

 

金剛 仁:膝をゆっくりと落とし手を開き腰の前に構える

 

レオ君:あるき回る

 

風野 剛:「ここに偶然、人が来るような事もない。

      彼もまた目的を持って来ていた。」

 

風野 剛:「さて、これの目的はなんだろうねぇ」

 

レオ君:ふと足元を見ると ゼノス っと爪で引っ掻いてあいた

 

ジェフ:(お菓子を取り出す)

 

金剛 仁:「……そうか彼女の」

 

ヴォルト:「…ゼノスのレネゲイドビーイング?」

 

黒耀 鼎:「ゼノス・・・?」

 

風野 剛:「ぜのす。あぁ、最近の」

 

レオ君:「ふぉーう・・・」

 

レオ君:倒れるポーズ

 

黒耀 鼎:「あぁ、わぁったよ。敵じゃねぇって言いたいんだろ」

 

神埼 哲夫:要するに同じようなことがあったっていいたいんだろうな

 

ヴォルト:「なるほど、レネゲイドの能力が使えなくなる装置があるとするならそれは      ゼノスにとっても都合が悪い」

 

風野 剛:「そのままの意味で捉えるのなら、

      君達もまた被害に遭っているということでいいのかな?」

 

レオ君:「ふぉーう!」

 

ヴォルト:「そして似たようなことがゼノスでも起きたのか」

 

レオ君:うれしそうに走り回る

 

金剛 仁:「……随分と広く手をだしているようだな」

 

ジェフ:「手当たり次第見境無し...かね

 

ジェフ:「獣か...あるいは...」

 

風野 剛:「小競り合いをしている場合じゃあなさそうだねぇ、これは」

 

黒耀 鼎:「どうでもいいさ、暇じゃなければな。」

 

ヴォルト:「UGN,FH,ゼノス…3つの組織を敵に回せることができる相手、か。」

 

金剛 仁:「俺よりも貴方のが狼のようだ、まるで餓えたような」

 

レオ君:「テキコロス」

 

レオ君:「ふぉーう」

 

風野 剛:「見境なしに襲い掛かるとは、まさに獣だねぇ」

 

     「君、さっきから物騒じゃないか?」

 

レオ君:「ふぉーう?」

 

金剛 仁:「(これをよこしたのは彼女か?)」

 

黒耀 鼎:「・・・暇は人を殺すのよ、分かるだろ」

 

風野 剛:「まぁいいさ。ただ坐して死を待つよりはいい」

 

神埼 哲夫:「分かる分かるホント今暇」

 

金剛 仁:「そうだな…」

 

ジェフ:「暇は悪だよ」

 

ヴォルト:「そう思える間はいいことだと思いますよ」

 

 

GM:そうして各々が簡単に情報を交換しているとUGNのエージェントに連絡が届きます

  内容は以下の通り。

 

 

黒耀 鼎:「はっ、聞いたかよ。若いってのはいいね。」

 

金剛 仁:「そうだな、歳をとるとそれを実感する」

 

風野剛:「私からすればまだ君達も若いさ」

 

ヴォルト:「若いってあなたもそうかわらな…?」

 

 

GM:『都内で運行しているバスがオーヴァードにカージャックされた。

   付近のオーヴァードはただちに急行してください』

 

 

ジェフ:「僕からしたらみーんな若造さ」

 

黒耀 鼎:「爺さんはまだ耄碌するなよ」

 

神埼 哲夫:「よーし仕事の時間だいくぞお前ら」

 

ヴォルト:あれ、見た目変わんないけど霧谷さんに高圧的に話してたし…?

 

黒耀 鼎:「おっし、行くか」

 

神埼 哲夫:「こちとら暇すぎんだよ」

 

レオ君:「ふぉーう?」

 

風野剛:「あぁ。放置しておくわけにもいくまい」

 

レオ君:その場で毛づくろいして寝だす

 

金剛 仁:じゃぁレオくん抱えて

 

ヴォルト:「オーヴァードにバスジャックされたと情報が入りました

      …FHとゼノスの方はどうしますか」

 

ジェフ:じゃぁヘリに乗ってく

 

金剛 仁:「あぁではご同伴させて頂こう」

 

神埼 哲夫:「う~し行くぞ」

 

ヴォルト:「了解、こちらVT現場へ向かう」

 

ヴォルト:ヘリに乗ろう

 

金剛 仁:レオくんも抱えていくけどいいんか?

 

レオ君:金剛に噛み付く

 

風野 剛:同じくヘリに乗ろう 杖つきながら

 

黒耀 鼎:「これがヘリか。」

 

ジェフ:(こっちへおいでする)

 

レオ君:「ふぉーう♪」

 

ジェフ:(そっと取り出すビーフジャーキー)

 

黒耀 鼎:「触らせてくれよ、おっさん」

 

神埼 哲夫:というわけでヘリで現場へ

 

レオ君:「ヨコセ」

 

風野剛:「どこからそんなに菓子類出してるのかね…」

 

神埼 哲夫:「暴れると振り落とすぞ」

 

ジェフ:(一緒にジャーキー噛んどくわ)

 

金剛 仁:「ビルから堕ちたことはあるが、似たようなことをまたするとはな」

 

 

GM:じきに眼下に話に聞いていた特徴が一致するバスが見えます。

  ※背景でワルキューレの騎行が流れてました。

 

 

黒耀 鼎:「なんか、曲流れてねぇか」

 

レオ君:「ふぉふぉふぉーふぉ♪」

 

神埼 哲夫:「自衛隊と警察に連絡して一般人の避難だけさせろ」

 

風野 剛:「はっはっは、さすがにこれはやった事がない。長生きはするものだな」

 

神埼 哲夫:「突っ込むぞ」

 

黒耀 鼎:「めんどくせぇ、若造頼む」

 

ジェフ:「もしもし、そうそう僕僕 ...カクカクシカジカ」(各所に連絡)

 

風野 剛:「…しかしこれは何だ、私達がここにいるって宣伝しているようなものじゃないか」

 

金剛 仁:「貴方も見た目は若いだろうに……いや若いというかなんというか」

 

 

GM:空からいった場合のルート的に2つ今回の戦闘では行うことが出来ます。

  1=空中からそのまま攻撃エフェクトを使用することで

    一足でバスの屋根を破壊し中に突入する

  2=一度バスの屋根に着地し、改めて窓から中に侵入する

 

  情報として、中の乗客は2名

  乗客の位置までは外部から見ただけではわかりません

 

 

ヴォルト:1ですね

 

黒耀 鼎:「俺は飛び降りる、あばよ」

 

風野 剛:「はっはっは。では、行くとしよう」同じく飛び降りる

 

ヴォルト:「任務、開始!」飛び降りる

 

黒耀 鼎:バスの天井に着地する。

 

レオ君:「ふぉっふぉっふぉ(いってらっしゃーい」

 

金剛 仁:「お手並み拝見」

 

ジェフ:(そっと笛をとりだして手で弄りだす)

 

 

GM:では戦闘を開始します

 

 

黒耀 鼎:「爺さんは左な、我は右よ。」

 

風野 剛:「いいだろう。しかし…この覆いは少し邪魔だねぇ」

 

 

GM:セットアップ

 

 

風野 剛:抜刀術

 

黒耀 鼎:セット無し。

 

ヴォルト:なし

 

風野 剛:対象は天井

 

風野 剛:2dx+13

     (2R10+13[10]) → 9[6,9]+13 → 22

 

 

GM:対象天井、達成値8で天井のみをキレイにスライスします。

 

 

風野 剛:では杖を逆手に持ったかと思うと、一瞬だけ銀色の光が風野の前を横切る。

 

風野 剛:直後、バスの天井は綺麗に真っ二つになり中身が露になる。

 

神埼 哲夫:「あーあーお前バスだってたけぇのに」

 

風野 剛:「…あぁ、これでいい。これで見やすくなった」

 

金剛 仁:「結構な手前で」

 

風野 剛:「これでも、耄碌はしていないつもりさ。」

 

 

犯人:「天井が?!」

 

 

ヴォルト:空いた天井からバス内部へ着地、聖剣の王者をバスから地面に突き刺す

 

ジェフ:~♪(ピーヒョリー)

 

黒耀 鼎:「おっし、流石だな」

 

ヴォルト:「なかなかやりますね…!」

 

 

GM:バスの後方には二名の乗客が固まっています

 

女?:一人はビクビクと震えています

 

女?:ワーディングが貼られているのに意識を持っています

 

 

神埼 哲夫:「おん?オーヴァードか」

 

神埼 哲夫:「じゃあこいつが敵だな?」

 

ヴォルト:(…AWFでも持ってるのか?)

 

風野 剛:「ほう。珍しい。この事件で覚醒したか?」

 

黒耀 鼎:「ん、まずはアイツだろ?」

 

ヴォルト:「…そうですね」

 

 

男?:もう一人の乗客は男です、女性客とほぼおなじ位置にいます

 

男?:こちらも同様に意識を保っています。

 

ヴォルト:「抵抗をやめ、投降してください。

      今ならまだ手荒には扱いませんよ。」と犯人に

 

黒耀 鼎:「ヘリサングラス、見ててくれよ。我はあっちやるわ。」

 

犯人:「……あぁ、なるほど。これが話に聞いていた連中か」

 

ジェフ:「諦めた方がいいよ~ん」

 

風野 剛:「あぁよかった、バスの方は無事みたいだねぇ。まだ走っている」

 

風野 剛:「さて、大人しくしてもらえないかな?」

 

ジェフ:飛び降りて運転席へ

 

犯人:「そうはいかないさ、むしろ待っていたんだ」

 

ジェフ:運転席に座って運転しだす

 

犯人:そうして懐から何かの結晶体を取り出し

 

ジェフ:イージー:構造看破

 

犯人:「さぁ、仕事を始めようか」

 

ジェフ:対象:バス

 

犯人:戦闘中なのでダメです

 

ヴォルト:結晶体に究極鑑定は今は無理か?

 

犯人:鑑定も今は無理です。

 

犯人:犯人が結晶体をパキン砕きます。

 

犯人:そうするとふわりと黒いモヤが瞬間あたりに一瞬だけ散り、

   君達の体が唐突に重くなります。

 

犯人:レネゲイドの力が急激に出力が落ちるのを感じます

 

黒耀 鼎:「あ・・・ん?」

 

ジェフ:ならパピコをパキンと真っ二つにする

 

神埼 哲夫:「うるせぇもともとエフェクトなんざ使えねぇよ」

 

風野 剛:「これが話に聞いていた封印手段かね」

 

犯人:「は、強がりを!レネゲイドが使えないオーヴァードなんざ

    俺一人で十分なんだよ!」

 

ヴォルト:「なるほど…調査する必要がありますね!」

 

 

GM:ラウンドの進行を再開します

  イニシアチブ

  1マス2m想定で距離調節、どうぞ

  バスの運転手はいませんが、おそらく犯人のエフェクトによるものです

 

 

ジェフ:ハンドルに足をかけてパピコ吸ってるわ

 

 

GM:風野、ジェフ、黒耀のイニシアチブです。

 

風野 剛:マイナー:居合い『甲の型』

     犯人のエンゲージ

 

風野 剛:抜刀術:「雷切」

 

 

GM:どうぞ

 

風野 剛:2dx+13

     (2R10+13[10]) → 7[7,7]+13 → 20

 

 

犯人:「んなっ?!レネゲイドは使えないはずじゃ?!」

 

風野 剛:「私がそんなものでこの屋根を斬ったと思っていたのかね」

 

犯人:回避

 

犯人:2dx+1

   (2R10+1[10]) → 9[8,9]+1 → 10

 

犯人:ダメージどうぞ

 

風野 剛:3d10+17

     (3D10+17) → 10[4,4,2]+17 → 27

 

風野 剛:アイテムの効果って無力化されてますか?

     あと犯人にEロイスはありますか?

 

 

GM:いいえ、アイテムの無力化はありません。Eロイスもありません。

 

 

犯人:「うごっ…おまえ、どうして」

 

犯人:犯人に27のダメージ、ふらついていますがまだ立っています。

 

レオ君:ふらふらとヘリの上を歩いてる

 

 

GM:イニシアチブ、次はジェフか黒耀

 

 

レオ君:ふと風にとばせれて 飛んでった

 

風野 剛:特にロールは必要ない。次どうぞ

 

レオ君:離脱

 

ジェフ:「早く諦めたほうが楽だ~ん」(パピコを吸ってる)

 

風野 剛:「この足だとやはり上手く踏み込めんね。」

 

神埼 哲夫:「暇だな」

 

風野 剛:「さて、この後に私より強いのがまだ控えているが、それでもやるかね?」

 

ジェフ:行動放棄

 

黒耀 鼎:「おっし、この槍の手慣らしっと」

 

 

GM:では黒耀

 

 

黒耀 鼎:《巻き上げ》+《神速三段突き》

 

 

GM:先に巻き上げの判定です

 

 

黒耀 鼎:4d10+10

     (4D10+10) → 22[3,10,8,1]+10 → 32

 

犯人:2dx+1

   (2R10+1[10]) → 8[5,8]+1 → 9

 

犯人:(ムリ

 

黒耀 鼎:犯人→槍エンゲージ生成

 

黒耀 鼎:4D10+1D10+7

     (4D10+1D10+7) → 24[8,5,3,8]+2[2]+7 → 33

 

犯人:「なんでお前らそんなに強いんだよ?!」

 

ジェフ:「ふっ、僕は弱いぞぉ」(誇らしげ

 

神埼 哲夫:「なんもやってないぞぉ」

 

黒耀 鼎:三段突きダメージ判定↓

 

黒耀 鼎:4D10-2

     (4D10-2) → 23[2,6,9,6]-2 → 21

 

黒耀 鼎:4D10-2

     (4D10-2) → 23[4,4,7,8]-2 → 21

 

黒耀 鼎:4D10-2

     (4D10-2) → 28[9,9,8,2]-2 → 26

 

 

GM:演出どうぞ

 

 

黒耀 鼎:「おらっ、おらっ、おらっ!」

 

犯人:「ぶっ、べっ、あべしっ!」

 

黒耀 鼎:脱力した構えから巻き上げ、空中で遅く三回突く。

 

 

GM:戦闘終了です

 

 

風野 剛:「この中で変わらぬ動きなのは何よりだ。1本だけとはいえ、流石だね」

 

 

GM:では犯人が倒れ一同が武器をしまいます

 

 

ヴォルト:(エフェクトを行使しないであの動き…すごい)

 

風野 剛:納刀状態にはする

 

黒耀 鼎:「冗談だろ?爺さんだって本気じゃねぇだろ」

 

ヴォルト:ウェポンケースにしまう

 

風野 剛:「はっはっは、お見通しか」

 

 

GM:そしてここでバス内のPC達に感覚知覚の判定です

  達成値8

 

 

ジェフ:(パピコ二本目)

 

黒耀 鼎:槍を肩に担いで、緩く構えている。

 

ヴォルト:1dx

     (1R10[10]) → 8[8] → 8

 

ジェフ:1R10+1

    (1R10+1[10]) → 2[2]+1 → 3

 

風野 剛:刃をしまい、杖としてつく。

 

ジェフ:(パピコ吸ってるわ)

 

風野 剛:《地獄耳》を行使

 

黒耀 鼎:《熱感知知覚》発動

 

 

GM:達成8、熱感知、地獄見耳はあることに気が付きます。

  バスがグンッと加速し始めています。

 

 

黒耀 鼎:「おい、なんか」

 

風野 剛:「…む?おいジェフや。何か速くなってないかね」

 

ヴォルト:「…加速していないか?」

 

風野 剛:「減速したまえ」

 

 

GM:イージー組はエンジンの回転数が露骨に早く成ったことに気が付きます。

 

 

ジェフ:(ブレーキを踏んでみる)

 

 

GM:ヘリに乗っている人たちもそれに気が付きます。

 

 

風野 剛:「道路交通法で捕まるのはその、なんだ…とても締りが悪い」

 

 

GM:ブレーキを踏んでも聞きません

 

 

ジェフ:「大変だ、剛クン。止まらない」

 

黒耀 鼎:「は?」

 

神埼 哲夫:「壊すか」

 

風野 剛:「笑えない冗談だな。しかし、そうなるとどうするか」

 

神埼 哲夫:「いや、シャフトを切れ」

 

黒耀 鼎:「壊すのに賛成だわ」

 

風野 剛:「しゃふと?ってどの部分だね」

 

風野 剛:「斬ればいいのか」

 

黒耀 鼎:「此処だよ!」

     そう言って槍でシャフトのカムを突き刺す。

 

神埼 哲夫:「所詮SUS製だ」

 

ヴォルト:乗客2人の安全確保しに向かう

 

 

GM:シャフトを破壊する場合、達成12、バスに詳しい神崎の場合達成8です

 

 

黒耀 鼎:4dx10+10

     (4R10+10[10]) → 6[1,1,6,6]+10 → 16

 

ジェフ:(ガッチャガッチャ色々弄ってる)

 

風野 剛:「ほぅ…そこなのか。まだまだ学ぶ事は多いな」

 

 

GM:では黒耀がバス内部からバスのシャフトを破壊し

  甲高い音を立てながらバスのスピードがゆっくりと減速していきます。

 

 

黒耀 鼎:「おっし、これで・・・ん」

 

 

GM:そして、最後には道脇のガードレールにゴリゴリとこすりつけながら停止。

  完全に動きが止まった状態になったのを確認したのか、

  乗客の二人がほっと安心した様子が一同に感じられます。

 

 

男?:「あ…ありがとうございました」

 

 

黒耀 鼎:「・・・。」

 

ヴォルト:「…収まったか…怪我はないですか?」

 

風野 剛:「無事かね?」

 

女?:「はい…大丈夫です。ありがとうございます」

 

黒耀 鼎:「随分と若いな。」

 

ジェフ:「大丈夫だったかい、飴ちゃんをあげよう」

 

風野 剛:同じく近寄る

 

風野 剛:ジャームですかね

 

 

GM:懐の刀は特に反応を示しません

 

風野 剛:「ひとまず獣ではないね」

 

黒耀 鼎:「別に我はどっちでもいいさ」

     と興味無さそうに言って鼎はそっぽを向く。

 

 

 

GM:そうしてバスの後始末にきたUGNの処理班が到着してきます。

  「任務ご苦労様です!後処理に入らせてもらいますがよろしいでしょうか!」

  とUGNの職員が君達に確認してきます。

 

 

風野 剛:「ん?あぁ、もう来たのかね」

 

風野 剛:《真偽感知》 念のため確認をしよう

 

 

GM:真偽感知どうぞ

 

 

風野 剛:「ああ、君。念のため所属を教えてもらえないかね。」

 

風野 剛:「部隊と、所属支部でいい」

 

 

GM:UGNの職員は何も怪しいところなく所属と支部、名前を話していきます

  UGNの正式な職員であることがわかります

 

 

風野 剛:「ふむふむ。どうもありがとう。」

 

風野 剛:「さて、君達。これから君たちを保護するのだが、

      少しその前に聞きたい事がある」

 

風野 剛:男と女に

 

風野 剛:「事件が起きる前に、君達はどうしていたのかね?」

 

風野 剛:もちろん《真偽感知》

 

男?:「俺は仕事の帰りでした…」

 

男?:「都内のゲーセンで働いてて、そのまま家にかえる予定でした」

 

女?:「えっと私はその…」

 

黒耀 鼎:「私は?」

 

女?:「ちょっと、家出中で…して……」

 

ジェフ:「それは災難だったねぇ...ハリボーをあげよう」

 

女?:「え…どうも」

 

風野 剛:「ふむ。」

 

 

GM:二人共嘘をついている様子はありません

 

ヴォルト:「ちょっと、質問はそこまでにしましょう。彼らは被害者です」

 

風野 剛:「あぁ。十分だ」

 

風野 剛:「ひとまず嘘は言っていないからね。」

 

黒耀 鼎:「疑り深いな、爺さんは」

 

風野 剛:「獣は得てして人中に潜むもの。

      これくらいは用心しないとならないからね」

 

ヴォルト:「…ここはクリア、事後処理を頼む。」

 

 

GM:ではUGNの職員が二人を保護し、

  それぞれ記憶処理のためにUGNへと案内していきます。

  

  最後に君達をチラリと見て、二人は姿をゆっくりと去っていきます。

 

ヴォルト:割れた結晶体の確認だけはしたいけど

 

風野 剛:「さて、寧ろ本命はこの叩きのめされた方なのだが」

 

風野 剛:「いい情報をくれるといいねぇ」

 

 

GM:犯人がわった水晶体について、周囲を探してみる場合精神RCです

  達成値13

 

 

ヴォルト:5dx+1

     (5R10+1[10]) → 10[2,4,4,6,10]+9[9]+1 → 20

 

ジェフ:4dx

    (4R10[10]) → 10[5,6,7,10]+2[2] → 12

 

 

GM:ではヴォルトはあることに気が付きます。

 

 

黒耀 鼎:「何も知らない方に賭けるね。」

 

 

GM:先程の水晶体、そこから連想するものがあります。

  シンプルなレネゲイドとは異なり

  まるで何人ものレネゲイドを混ぜ合わせたかのような

  複雑なレネゲイドを感じます。

 

GM:以上です。

 

ヴォルト:了解

 

黒耀 鼎:槍の石突に床をコツコツ叩いている。

 

風野 剛:「そうじゃなくてもこれをどこで入手したかくらい知っているだろう。」

 

 

GM:実際もう水晶体はすでにほとんど霧散しており、

  その残滓からわかった情報がそれです。

 

 

ヴォルト:「…この結晶…普通のものじゃないな…」

 

風野 剛:「ほう?」

 

ヴォルト:「感じ取れるレネゲイドが1つじゃない、いくつも混ぜたようなものだ」

 

黒耀 鼎:「ふーん」

 

ヴォルト:「まだ割れる前の結晶があれば違うことがわかりそうだが…

      "これ"からじゃそんなところが限界だ」

 

風野 剛:「この残滓だけでそれだけ分かれば上出来だ」

 

黒耀 鼎:「どれ、どんな味かね」

 

 

GM:その犯人の事情聴取のため、UGNの職員が移送したいがよろしいですか?

  と聞いてきます。

 

GM:水晶体は無味無臭です。

 

 

風野 剛:「まぁ待ちたまえ」

 

黒耀 鼎:「ぺっ」

 

 

GM:ですが、意識して取り込むと自身のレネゲイドの調子が乱されるのを感じます。

 

 

風野 剛:「犯人はレネゲイドを無力化する結晶体を持っていた。

      それについての入手経路を調べてくれたまえ」

 

黒耀 鼎:「あぁ、これはクるな・・・。」

 

風野 剛:「偶然手にしたにしても、

      どこかから生えてくるようなものじゃないからね」

 

風野 剛:「あまり得体の知れないものは口にしない方がいいんじゃないか?」

 

 

GM:「わかりました!」と元気な返事をしてUGNの職員が移送していきます。

 

 

黒耀 鼎:「こういうのは身体で感じたほうが分かる。」

 

風野 剛:同じように体に取り込んでみよう。それでシーンアウト

 

 

GM:お前らムリしすぎだろ

 

GM:風野も同様にレネゲイドが不調になるのを感じます。

  そして一行は事件の後始末を任せこの夜は操作を切り上げます

 

 

黒耀 鼎:「な、クるだろ?」

 

ジェフ:(シゲキックスを食べてる)

 

神埼 哲夫:(キャンディを舐めてる)

 

風野 剛:「…む、確かにクラクラするねぇ。

      これは私のような老いぼれにはキツいものだ」

 

 

GM:そうして都内の騒がしい夜は更けていく

  この一連の流れを静かに見守る瞳が静かにそれを見ていた。

 

 

 




・使われた武術EFについて

・居合『甲の型』 最大Lv:1
 タイミング:マイナー 難易度:自動成功 浸食値:2
片方の足を半歩前に出し、そこに重心を置く構え。
その構えがすでに攻撃に必要な全ての前モーションであり、
同時に摺り足での移動において最も優れる構えでもある。
このエフェクトを使用時に『納刀状態』になり、戦闘移動を行う。


・抜刀術『雷切』 最大Lv:5
 タイミング:メジャー/リアクション 難易度:対決 浸食値:3
雷切というものがある。これは刀の名であり、またその技を指す。
"雷を切る"言葉にすればそれだけだが、故にその威力を万人に物語る。
この剣に勝る速度の攻撃は人知において存在しない。
攻撃の達成値を+[Lv*2]し、攻撃力を+[5+Lv]する。
リアクションに使用時、相手の命中判定の終了直後に
こちらの命中判定とダメージ判定を行う。
相手のダメージ判定はこの雷切の攻撃処理を終了後、
通常の処理と同様に処理し、使用者は行動済みとなる。
このエフェクトはリアクション時に使用しても、
メジャーアクションのエフェクトと組み合わせてよい。
また、このエフェクトは使用者が『納刀状態』でなければ使用できず、
エフェクト使用時に『抜刀状態』になる。
このエフェクトを使用したアクションの終了時、Lv*2のダメージを受ける。


・巻き上げ 最大Lv:3
 種別:― タイミング:メジャー 難易度:対決 浸食値:3
"握り"の位置で武器を受け止め、そのまま滑らせるように接点を
武器の先端に勢いよく移し跳ね上げる。
生半可な相手であれば武器を握ってはおれずに武器が天を舞う隠し手であり、
それを防ぐためには勢いのまま下がるしか手立てはない。
このエフェクトの攻撃が命中した瞬間に以下の判定を行う。
使用者と攻撃対象はそれぞれ『肉体D+白兵』で達成値を出し、
使用者が対決に成功した際に攻撃対象のエンゲージを"槍エンゲージ"へ移動させる。
この追加の判定には『肉体』『白兵』を増加させる以外のあらゆるエフェクトの効果は適応されない。
またこのエフェクトは1シーンにLv回使用できる。


・神速三段突き 最大Lv:5
 種別:突き タイミング:メジャー 難易度:対決 浸食:5
槍術とは足、腰、肩でそれぞれ突きを放つ。
三位一体としたものが最強の突きであるならば、
三位独立させたものが最大の連続攻撃である。
このエフェクトを組み合わせた攻撃の判定ダイスを+Lvし、
攻撃力を-[15-Lv]する。
攻撃の命中判定を3回連続で行う。
それぞれ別の攻撃として扱い、攻撃対象を分けることも可能とする。
攻撃対象が"槍エンゲージ"にいる場合、対象のガード値を無視する。
このエフェクトはシーン中に3回まで使用できる。


※槍エンゲージは使用者とは必ず別エンゲージとなり、使用者が移動した場合追従する


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3話

ミドル② エイジア

 

 

GM:PC1~5

  登場侵食をお願いします

 

 

ヴォルト:1d10

DoubleCross : (1D10) → 2

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 9

風野 剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 10

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 7

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 7

 

 

GM:翌日、UGNから情報が一同に届きます。

  先日起こったバスジャック事件の犯人から聴取を行った結果、

  以下についての情報を得ることが出来ました。

 

  ①その犯人に例の水晶体を渡した人物 

  ②水晶体についてのUGNの鑑識班からの調査報告

  ③2より判明したエイジアレネゲイドについての情報共有

 

GM:まず1、水晶体を渡した人物

  犯人は男からの供述はこうです

 

犯人:「ま、待ってくれ!俺はこれがあったらオーヴァードの連中を

    一方的にいたぶれるって聞いただけなんだ!ホントだ!嘘じゃない!」

 

犯人:「そいつは荒北と名乗っていた!

    怪しすぎるから調べたがわからなかったから名前はたぶん偽名で、

    詳しくは俺も知らないんだ!」

 

犯人:「そいつもオーヴァードだから外見の特徴はアテにならないかもしれないが      ・・・まるで軍人みたいないかつい顔つきと体だった」

 

GM:続いて2、水晶体についての調査報告

 

  水晶体は複数のレネゲイドウイルスを圧縮したものでした。

  それも周囲に散っている微弱なものばかりで、

  オーヴァード以外には無害そのものです

  ですが、それが使用されるとそのウイルスで混乱した周囲500mほどで

  レネゲイドが不活化、エフェクトの機能不全が起こることが確認されています

  これと似たものが過去にないかデータベースを探したところ、

  「エイジアレネゲイド実験」に関するものが見つかりました。

 

GM:3、エイアレネゲイドについて

 

  10年前、当時FHリーダーだった都築京香が

  行ったレネゲイド実験の際に命名された特殊な状態のレネゲイドです。

  レネゲイドの感応性を活かし、付近のレネゲイドを次々と

  励起していくことで通常以上のレネゲイドからの情報を収拾する実験でした。

 

  ですが、実験は失敗した、とデータベースに残っています。

  今回、この水晶体による周囲の不活化が動きが似ています。

  レネゲイドを活性化させることで伝播させていくのが

  エイジアレネゲイドであれば今回の水晶体はその逆、

  不活化を伝播させていくものであることがわかりました。

 

GM:以上です。

 

 

黒耀 鼎:「つまり、あれは商品のおまけってことか」

 

神埼 哲夫:「さて、んでどうするかね」

 

ヴォルト:「あの結晶を量産し、それを流通させている者がいるのか」

 

風野 剛:「荒北って男ねぇ」

 

黒耀 鼎:「近付いてるようで、まるで近付いてねぇな」

 

ジェフ:「うーん、どうしたもんかなぁ」

 

風野 剛:「実態がまるで掴めないねぇ。」

 

 

GM:そして情報を整理している君達の横を見慣れない男が横をスッと通っていきます。

  その男は受付で二、三会話をすると霧谷支部長の部屋に向かっていきます

 

 

ヴォルト:どんな姿?

 

 

GM:誠実そうなスーツ姿の男です

 

 

風野 剛:なんだこいつ

 

ヴォルト・テイル:気にするほどではないかなぁ

 

黒耀 鼎:着いていきます。

 

風野 剛:では同じくついていこう。

 

ヴォルト:「お二人ともどこへ?」

 

黒耀 鼎:「なんか面白そうだろ?坊主も来い」

 

レオ君:そのスーツ姿の足元に見慣れた生き物がいた

 

ジェフ:(その辺りのイスに座って休憩中)

 

黒耀 鼎:ヴォルトの襟を掴んで、引っ張っていく。

 

ヴォルト:「坊主って見た目そんなにかわらな、

      あだっ、襟引っ張らないでください!」

 

風野 剛:なにぃ

 

レオ君:しれっとついていくよ

 

レオ君:僕はただの猫

 

風野剛:「あの生き物もいるようだしな。無関係ではなかろう」

 

神埼 哲夫:「しゃーねえいくか」

 

 

GM:スーツ姿の男性はそのまま霧谷の部屋の前にいくと

  軽く何度かノックしてそのまま支部長室に入っていきます。

 

 

レオ君:ドアの隙間から入りこむ

 

黒耀 鼎:一緒に入室します。

 

風野 剛:同じく入室

 

黒耀 鼎:「入るぜ」

 

ヴォルト:「ちょっと!?」

 

風野 剛:「あぁ、私達は影のようなものだ。気にしないでくれたまえ」

 

神埼 哲夫:「おいおいおい常識ってもんは母ちゃんの腹の中においてきちまったか」

 

レオ君:「にゃー」

 

黒耀 鼎:「生憎と母上の面は知らねぇな」

 

 

霧谷:「どうぞ…って、えっえっ」

 

 

風野 剛:「前と鳴き声が違うのだな」

 

風野 剛:「前はふぉーうとか言ってたはずじゃが」

 

 

霧谷:「えっと、僕はそこの六条さんだけがくると聞いていたんだが・・・」

 

霧谷:「知り合いですか」

 

 

レオ君:「ボクハタダノネコダヨ」

 

黒耀 鼎:ヴォルトの襟を離して「何かわかったんだろ?」

 

風野 剛:「……」

 

 

六条:「いえ、私は・・・」

 

 

風野 剛:「いいや、特にそうじゃないが」

 

風野 剛:「私達がいて不都合な話でもするつもりだったのかね?」

     と六条を顎で指す。

 

レオ君:「ふぉーう、ふぉーう」

 

 

霧谷:「えーっと……」

 

 

レオ君:適当にソファーに乗っかり毛づくろいを始める

 

 

霧谷:「彼らは、先日のレネゲイド無効化事件の調査を

    してもらっているUGNエージェント達です」

    といって君達の紹介を軽くしていく霧谷

 

 

黒耀 鼎:「よいしょっと」

 

黒耀 鼎:レオの隣に座って首をさわさわする。

 

 

六条:「……驚きましたが、むしろ同席していただいたほうが都合がいい」

 

 

風野 剛:杖をついたまま鼎の後ろに立っている

 

ヴォルト:「すいません、霧谷支部長…止めることはできませんでした…」

 

レオ君:ビックっとするけど撫でられるままにしてる

 

風野 剛:あ、そうだ

 

レオ君:最高の手触りだ

 

風野 剛:レオ君ってジャームなのかな

 

黒耀 鼎:(お・・・かわいいな、こいつ)

 

 

六条:「失礼、先に自己紹介を失礼します」

 

 

黒耀 鼎:思いの外のさわり心地に嬉しそう。

 

風野 剛:「(獣ではない、か)」

 

 

六条:「六条 正和、二等陸曹。階級は曹長であります」

 

 

黒耀 鼎:「防衛隊か」

 

風野 剛:「防衛隊とはまた珍客だねぇ」

 

 

六条:「はい、今回の事件についてご相談に着ました」

 

六条:「貴方がたが担当されている事件ですが、

    どうやら我々が掴んだ情報によりますと」

 

六条:「お恥ずかしいことに、我々国軍側に怪しい動きがあることを掴んでおります」

 

 

風野 剛:「続けたまえ」

 

 

六条:「ハッ、ついてはその情報共有」

 

六条:「可能であれば、その調査・解決の協力の申請に参りました」

 

 

レオ君:「ハヨ」

 

黒耀 鼎:「いいぜ」

 

黒耀 鼎:「と、いいよな?」

     霧谷に一応伺いを立てる様に。

 

風野 剛:「まぁ、それもこれも六条くんの話を全部聞いてからだな」

 

風野 剛:「国軍…即ち、わが国の軍隊で間違いないかね?」

 

 

六条:「はい、ですがまだ確定ではありません…ですのであまり口外もできないので」

 

六条:「丁寧かつ迅速な対応をお願いしたく存じます」

 

 

風野 剛:「とは言っても、流石に目星くらいはついているのだろう?」

 

風野 剛:「どの方面の部隊なのか、指揮官は誰なのか」

 

 

六条:「はい、私は伝令役でございます」

 

 

レオ君:「ふぉーう? ふぉうふぉふぉ ふぉうぅ~?」

 

ヴォルト:ショートで全身の毛を静電気まみれにしたろかこのけもの

 

黒耀 鼎:「様はパシリだろ?」

 

風野 剛:やめとけ噛み付かれるぞ

 

レオ君:完全獣化で殴る

 

 

六条:「私の直属の上長、緒方准尉が掴んだ情報によりますと…」

 

 

GM:そういってツラツラと六条が話した内容は以下のようなものだ

 

  ・六条の上司、緒方は陸軍の補給・補充・流通を主な職務としており、

   帳簿に明るい

  

  その帳簿の動きで不自然な資金流用があり、

  それを追ったところ今回の事件に当たったという

 

 

黒耀 鼎:「確かに、表には出せないだろうな」

 

レオ君:座ってるの飽きたのか歩きまわって餌を探している

 

 

GM:陸軍の何者かが、今回の事件、おそらく水晶体の流通に

  関するサポートをしていると予想されます。

 

 

風野 剛:「防衛隊と防衛隊のぶつかり合いとなると、

      事と次第じゃ二・二六事件だからねぇ」

 

レオ君:ジェフの方にふらふら行くよ

 

黒耀 鼎:「あんたら全部が無能って思われるのも癪ってか」

 

 

六条:「むしろ身内の問題にお手を借りるなど恥ではありますが」

 

 

黒耀 鼎:「あっ・・・」

     ちょっと惜しそうな表情。

 

 

六条:「こと問題は市民の安全に関わりますため、早期解決のため参りました」

 

 

風野 剛:「ふむ。」

 

 

六条:「どうか、手を貸してはいただけないでしょうか」

 

 

ジェフ:(サラミしかねぇ)

 

風野 剛:「霧谷くん」

 

レオ君:「サラミヨコセ」

 

 

GM:「はい」

 

 

ジェフ:(サラミをあげる)

 

風野 剛:「私は鼎が手を貸すと言ったからには手を貸すが、

      これはUGNとしては簡単に首を縦に振れまい」

 

レオ君:「ふぉーう♪」

    よろこんで走り回る

 

風野 剛:「なにせこれが成功したら国の軍隊はどことも分からない

     一勢力の組織によって内部的には壊される、ということになるだろう」

 

風野 剛:「そういう場合、私達は最悪国家に弓引く逆賊になるかもしれないからね」

 

黒耀 鼎:「はっ・・・正直に言えよ。爺さん、好人物だから助けたいってな」

 

風野 剛:「はっはっは。君には、そう見えるのかね」

 

黒耀 鼎:「難しい事を考え、口で動かすのは雄吾みたいな奴らだけで十分。だろ?」

 

 

霧谷:「私からは何も言う必要がないようですね」

 

 

風野 剛:「…これは一本取られたね」

 

レオ君:まだ走り回っている

 

 

霧谷:「皆さん、この件についてお任せ致します」

 

 

黒耀 鼎:「おう」

 

風野 剛:「あぁ。だがもし難しい状況になったら私達を斬り捨ててくれ。」

 

神埼 哲夫:「いや切り捨てられても困るんだけどよ」

 

黒耀 鼎:「ただで首はやらねぇけどな」

 

風野 剛:「もちろん、私達もただではやられんがな。はっはっはっはっ!」

 

 

霧谷:「そこについては私の仕事です」

 

 

風野 剛:鼎に一本取られたので破顔一笑してる。

 

ヴォルト:「すごいな…この人たちは…」

 

レオ君:まだ走り回っている

 

ジェフ:「少年も歳を重ねればこうなるよん」

 

 

霧谷:「皆さんの立場は守りますよ、ご安心ください」

 

 

ヴォルト:「…なれる気がしませんが」

 

 

六条:「……ありがとうございます」

 

 

黒耀 鼎:「じゃあ、そういうことで頼む。えっと六条?」

 

風野 剛:「君には君にしか果たせない役割があるさ。ヴォルトくんよ」

 

ヴォルト:「役割、か。」

 

 

六条:「いえ、少々お待ち下さい」

 

六条:「貴方がたに話を聞いていただけるのでしたら、

    こちらから出せる情報があともう一つあります」

 

六条:「知っての通り、陸軍も一枚岩ではありません」

 

六条:「オーヴァードに対して、冷遇な対応をする上長がいるのも事実です」

 

 

風野 剛:「対オーヴァード部隊を頼っていないのも、その辺りになるのかね?」

 

 

六条:「はい、その通りです」

 

六条:「身内はあくまで対オーヴァードに関する部隊、

    内部に関してはむしろ誰が味方なのかわからないため話をすることが非常に厳しい」

 

六条:「しかも怪しいだけで、上長の調査は非常に行いづらい。縦社会としての構造がここで足を引っ張っております」

 

六条:「ですが、そのぶん粗は出やすい」

 

六条:「荒北一等陸曹、オーヴァードを下に見ることで知られている方なのですが」

 

六条:「彼が今回の事件に関与している可能性が高い、と思われます」

 

 

レオ君:走り疲れたのかとぼとぼ歩いてる

 

黒耀 鼎:捕まえる。

 

 

六条:「私から出せる情報は以上であります」

 

 

神埼 哲夫:「なんかこのあいだ名前聞いたなそれ」

 

黒耀 鼎:「んー、そうか?」

 

ヴォルト:「荒北…犯人が言ってた名前と一致しますね」

 

風野剛:「その名前なら聞き覚えがあるな」

 

レオ君:身を寄せてにげる

 

黒耀 鼎:「あっ・・・」

 

風野 剛:「確かあの黒ずくめの犯人が言っていた人物と同じだったような…」

 

レオ君:そのまま窓枠に飛び乗り少し開いた窓から飛び降りた。

 

 

霧谷:「ありがとうございます。六条さん」

 

 

神埼 哲夫:「で、とりあえずそのあらきたって奴を調べればいいのか」

 

ジェフ:(手を振って見送る)

 

 

霧谷:「かと思います。ですが少し、気になることが」

 

 

神埼 哲夫:「おん?」

 

 

霧谷:「どうやら、類似の事件と思われるものが頻発している」

 

霧谷:「時期的にも無関係とは思えない、何が狙いなのか読めないのが不気味だ」

 

 

黒耀 鼎:「そうなのか?ふーん」

 

ヴォルト:(FH,ゼノスの襲撃のことかな)

 

 

霧谷:「軽く気に留める程度で構わないが、

    引き続き慎重に調査を進めて欲しい。よろしく頼む」

 

 

風野 剛:「ふむ。」

 

黒耀 鼎:「おう!」

 

ヴォルト:「了解、引き続き任務にあたります。」

 

風野 剛:「いいだろう」

 

神埼 哲夫:「んじゃいくか」

 

ジェフ:「終わりかい?僕お腹減っちゃったよ」

 

黒耀 鼎:「おっし、じゃあヘリ頼むわ」

 

神埼 哲夫:「はいよ」

 

風野 剛:「ああ、そっちの方が楽だろう」

 

神埼 哲夫:「いつから俺はタクシーになったんだ?」

 

 

GM:では一行が調査に動き出す。

 

 

 



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4話

ミドル③ オーヴァードへの目

 

 

GM:PC1~5

  登場侵食をお願いします

 

 

風野 剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 6

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 9

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 5

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 9

ヴォルト:1d10

DoubleCross : (1D10) → 1

 

 

GM:一行は先程から聞いた六条の話を元に、荒北について調査を行います。

  今回この調査は3方向からのアタッチが可能です。

 

  ①直接荒北本人に個人的に接触を行う

  ②UGNのデータベースを使い、情報方面で荒北について調べる

  ③陸軍に問い合わせ、国軍データベースで調査を行う

 

1:自動成功、ただしオーヴァードに対して蔑視しているため

  何らかの要素がなければまともに会話にならないと思われます

2:UGNのデータベースについて、達成値8

3:陸軍のデータベース、達成値10

 

GM:技能は2はUGN、3は噂話

 

GM:以上です

 

 

ヴォルト:2いこうかなぁ

 

黒耀 鼎:1:で

 

ジェフ:じゃ情報屋筋の情報網であたってもいいか

 

神埼 哲夫:出なかったとこやる

 

ヴォルト・テイル:情報UGN:難易度8

 

ヴォルト・テイル:1dx+1

         (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル

 

 

GM:ではUGNのデータベースを調べようとしたヴォルトですが

  うっかり、操作を間違ってしまいUGNのクラウドデータを削除

  UGNの膨大なデータベースが全て削除されてしまいました。

  即時復旧対応が入りますが量が膨大すぎるため、

  バックアップの復旧見込みが36時間後です

  一時的にUGNのデータベースが使用不可能になります。

 

GM:以上です

 

 

ヴォルト:とんでもないことになったね

 

 

GM:先に3の陸軍データベースの調査から

 

 

ジェフ:6dx+8

    (6R10+8[10]) → 9[1,2,4,5,5,9]+8 → 17

 

 

GM:では陸軍のデータベースを使用し、荒北についての情報を送ってもらったジェフ

  荒北 誠一、陸軍所属、階級は一等准尉

  オーヴァードを蔑視することで知られており、

  必要にならない限りオーヴァードとの関わりを避けているほどです。

  六条の言っていた通り、普段とは異なる動きをしていることが確認されており

  見慣れない赤黒い水晶の塊を調べていることが噂になっています。

 

GM:以上です。

 

 

ジェフ:「真っ黒かな?」

 

神埼 哲夫:「さて、どっかのアホがデータ全部吹き飛ばしたからとりあえず直接会いに行くか」

 

黒耀 鼎:「ふっ」

 

神埼 哲夫:「ジェフ、精神操作よろしく」

 

風野 剛:「さて、そろそろ出番かね」

 

ジェフ:「えぇ~」

 

 

GM:ひどすぎてわろた

 

GM:では個人的に接触しにいく一行ですが、時刻は昼。

  荒北は昼食休憩でよく外出をすることを調べていた君達は

  荒北の職場の前に行きます。

 

 

ジェフ:(お菓子買いにその辺りの駄菓子屋を探しに消えるね)

 

神埼 哲夫:ヘリで連れ去ろうぜ

 

風野剛:バババババババババ

 

神埼 哲夫:【BGM:ワルキューレの騎行】

 

黒耀 鼎:「さすがの我でも、それはないわー」

 

 

GM:では荒北が職場のビルから出てくるのを君達は確認します

 

風野 剛:「いいのかねこれ。いや」

 

神埼 哲夫:「いやだって俺達で会話したってなにもでなくね?」

 

 

GM:ヘリで連れ去りますか?

 

 

黒耀 鼎:「もういいよ、サングラスに任せるわ」

 

神埼 哲夫:「コミュニケーション能力とか持ってきてからいえよ」

 

神埼 哲夫:「GOGOGO」

 

風野 剛:「はっはっは。それは誰に向けていっているのだね」

 

風野 剛:じゃあこのシーンついでに医療トランク使うわ

 

風野剛:2d10

    (2D10) → 13[6,7] → 13

 

黒耀 鼎:ヘリから飛び降りる。

 

神埼 哲夫:低空でホバリングする

 

風野 剛:「さて、今度は斬る必要はないだろうからねぇ。」

      同じく飛び降りる

 

黒耀 鼎:荒北の前に降り立つ。

 

風野剛:荒北の後ろに降り立つ

 

黒耀 鼎:「よぉ」

 

神埼 哲夫:「容疑者確保お」

 

風野 剛:「おっと、逃げるような真似はしないでくれたまえ」

 

 

荒北:「な、なんだね君達は?!」

 

 

黒耀 鼎:当身。

 

風野剛:倒れた所で担ぐ

 

 

GM:肉体D白兵 達成8

 

 

黒耀 鼎:4DX10+10

DoubleCross : (4D10+10) → 10[10,4,4,4]+2[2]+10 → 22

 

 

GM:荒北、昏倒

 

 

風野 剛:じゃあ担いでそのままヘリに乗せる

 

黒耀 鼎:ヘリに飛び乗る。

 

神埼 哲夫:「よっし後始末は霧谷に任せて逃げんぞ」

 

風野 剛:「確保。さぁ、行こうか」

 

 

GM:なお、この間はワーディングは

 

 

神埼 哲夫:「全速前進!」

 

風野 剛:「面倒事は霧谷に任せればいいだろう」

 

黒耀 鼎:(・・・雄吾、すまねぇ)

 

 

GM:穏便にっていったのに・・・

 

 

黒耀 鼎:一瞬の出来事だから(ワルキューレ流れながら)

 

 

GM:ではヘリで荒北を拉致し一行は立ち去ります

  そのままUGN支部にまっすぐ移動した一行、そこで待ち構えていた残りの仲間達

  現在、荒北は意識を喪失しており

  話を聞ける状態ではありません。

 

 

神埼 哲夫:「拘束してから目覚まさせるか」

 

黒耀 鼎:「ジェフのおっさん、あとは頼むわ」

 

風野 剛:「ひとまずどんな抵抗されるか分からないからねぇ。後は頼むよジェフ」

 

ヴォルト:壁に手をついて「……穏便にって言われたのに…」とズズゥーンとしてる

 

神埼 哲夫:「穏便だろうが誰も死傷者はでてねーよ」

 

ジェフ:「うんうん、じゃぁ任せて」

 

黒耀 鼎:「ほら、男子が下を向くなって。な?」ガシガシ

 

 

GM:ではUGNの地下の一室を借り、そこに荒北を連れ込んだ一行

 

 

ジェフ:ならイスに縛り付けるわ

 

ヴォルト:「やってしまったものはしょうがないです…はぁ…霧谷支部長の仕事が…」

 

風野 剛:「何か悩みでもあるのかね?少年。話を聞く事なら出来るぞ」

 

 

GM:荒北を椅子に縛り付けている最中

 

 

ヴォルト:「いえ、大丈夫です…言ってもどうにもならないですから…」

 

ジェフ:「さて準備がいるね」

 

 

GM:ギリギリと縄が手に食い込んでいる痛みで荒北が目を覚まします

 

 

風野 剛:「おや、目を覚ましたようだ」

 

ジェフ:「やぁ、おはよう」

 

 

荒北:「ぐ…む、…?」

 

 

黒耀 鼎:「お、ハロー」

 

ヴォルト:「…」憐憫の眼差し

 

風野 剛:「快適な空の旅はいかがだったかね?」

 

ジェフ:(怪しげな粉末をボウルの中で混ぜてる)

 

 

荒北:「……すまないが、私は独り身だ」

 

 

神埼 哲夫:浮遊砲台を周囲に展開する

 

 

荒北:「身代金ならば期待はできないぞ」

 

 

黒耀 鼎:「は?身代金?」

 

風野 剛:「私達をテロリストか何かと勘違いしているみたいだね」

 

ジェフ:(怪しげなな粉末がバチバチ放電している)

 

ヴォルト:「…当然の認識では?」

 

 

荒北:「……誘拐犯ではない…のか?」

 

 

黒耀 鼎:「我はお前(の情報)が欲しいんだけだ」

 

 

荒北:「…は?」

 

 

風野 剛:「ジェフくん。まだその粉末は終わらないのかね」

 

風野 剛:「もう目覚めちゃったのだけど」

 

神埼 哲夫:「早いとこ終わらせようぜ」

 

ジェフ:「もう、そろそろダネ」

 

 

荒北:じんわりと冷や汗をかき始める

 

 

ジェフ:「さぁ、君の知ってることを話してもらおうか」

 

黒耀 鼎:「なんじゃ、そりゃ・・・」粉を見て

 

風野 剛:「これはその…何だね?」

 

ジェフ:(ボウルの中にはこの世のものとは思えない色をした怪しげな粉末が放電や気泡を放っている)

 

 

荒北:ダラダラダラと油汗を垂らす

 

 

ジェフ:「話さなければ...わかるね?」

 

風野 剛:「まぁ、その、なんだね」

 

 

荒北:「なんだ!なんの情報が望みだ!?」

 

 

ヴォルト・テイル:(あぁかわいそうに…)

 

黒耀 鼎:「坊主、ほら・・・あーん」

 

黒耀 鼎:甘い声

 

風野 剛:「一気にいってしまえ」

 

ヴォルト:「いえ、遠慮しておきます」

 

風野 剛:そりゃヴォルトに

 

神埼 哲夫:「お前は何も話さなくていい。お前が話したくなったら話してくれ」

 

黒耀 鼎:「なんで・・・?」

 

黒耀 鼎:甘い声

 

神埼 哲夫:「ほらいくぞ、口あけろおら」

 

 

荒北:「だから何を言えばいいというのだ?!それを教えてくれ!頼む!!頼む!!!!!!」

 

ジェフ:「君の心に聞いてみなよ~」

 

風野 剛:「だから洗いざらい全部か、この粉末を全部一気に行くか」

 

黒耀 鼎:「色気が、やっぱ足りねぇかな・・・」

      悲しそうな表情を浮かべ上目遣いでヴォルトを見る。

 

風野 剛:「好きに選びにたまえ」

 

ヴォルト:「…そんな声を出されてもさすがにそれを呑む気には…」

 

 

荒北:「銀行口座の名義は××××××だ!暗証番号は△△△△△△!!!あとは何を知りたい!!!」

 

 

ヴォルト:怖いもの知りたさで粉末に究極鑑定しましょう

 

黒耀 鼎:ヴォルトがたじろぐ間に、肉体で口に放り込む。

 

ヴォルト:あっ

 

風野 剛:じゃあ【肉体】で援護する

 

風野 剛:鼎のやる事だから

 

ヴォルト:対抗!!!!!

 

黒耀 鼎:4dx10+10

     (4R10+10[10]) → 6[3,3,4,6]+10 → 16

 

風野 剛:4dx+10

     (4R10+10[10]) → 7[2,4,6,7]+10 → 17

 

ヴォルト・テイル:2dx+5

         (2R10+5[10]) → 9[4,9]+5 → 14

 

黒耀 鼎:「えいっ」

 

風野 剛:「おっと、口はあけたままにしておきたまえ」

 

神埼 哲夫:「まぁあいつらは置いといてだ」

 

ヴォルト:「うおおおおっ!?やっぱアンタらの力ありえねェだろ!?」

 

神埼 哲夫:「赤っぽい結晶についてなんかしらねぇか?」

 

ヴォルト:ごばばばばと口に入れられる

 

黒耀 鼎:《テ・・・・リリ》

 

黒耀 鼎:《テェケ・・・リ》

 

 

荒北:「それはエイジアクリスタルのことか?」

 

 

ジェフ:(ヴォルトくんの口からバチンバチンと大きな音がする)

 

黒耀 鼎:おや、ヴォルトの口から声が聞こえる。

 

神埼 哲夫:「エイジアクリスタル?」

 

ヴォルト:代謝制御で口の劇薬を摂取しないように耐えよう

 

ジェフ:「そうそれそれ」

 

 

荒北:「そうだ、オーヴァードの力を抑制する結晶体だと聞いている」

 

荒北:「我々、非オーヴァードがオーヴァードと対等に渡り合うために必要なものだ」

 

 

ジェフ:「1、どこで。2、誰から。3、何のために。君は手に入れたのかね?」

 

風野 剛:「そうだね。君は少なくとも『聞いている』ということは走狗である事はわかるのだが」

 

ジェフ:(バチンバチン)

 

風野 剛:「さぁ、知っている事を話したまえ」

 

黒耀 鼎:「おーい、坊主・・・だいじょうぶか?」

 

 

荒北:「…どこからかはわからん、もらった相手が何者なのか調べたがわからなかった」

 

風野 剛:(彼はどうなったのだろう、様子を見る)

 

ヴォルト:ティッシュ出してそこに全力で劇薬はいてる

 

黒耀 鼎:「ほら、水」

 

 

荒北:「もらった相手は人の手を介さずに、メールで無人のコインロッカーに送られていた。」

 

 

ヴォルト・テイル:手で制す、今はそっとしておいてくれ

 

風野 剛:「彼大丈夫なのあれ。何入ってたの?」

 

荒北:「メールの差出人はToreita、となっていた」

 

ジェフ:「Toreitaねー」

 

黒耀 鼎:「なんだ、そんなに不味いのか」

 

 

荒北:「理由は先程も述べた通りだ、我々のような非オーヴァードでもオーヴァードに対抗するために作っていると聞いてだ」

 

 

神埼 哲夫:「はぁ」

 

荒北:「だからこそ援助した、効果も発揮している。それが一体どうしたのだ・・・?」

 

ヴォルト・テイル:ティッシュをゴミ箱に投げ捨てて話しかけようか

 

ジェフ:「援助...援助ね」

 

ジェフ:「それはどのような形でかな?」

 

神埼 哲夫:「とりあえず資金の不正利用で逮捕だな」

 

ヴォルト:「ぺっぺっ…んんっ、先日、そのエイジアクリスタルを利用したと思われるオーヴァードのバスハイジャック事件がありまrした」

 

 

荒北:「…そこまで調べがついていたのか」

 

 

ヴォルト:「そのハイジャック犯が荒北という人物から結晶体をもらったと。」

 

神埼 哲夫:「まだ喋れることあるじゃねーか殺すぞ」

 

 

荒北:「は?なんだそれは」

 

 

風野 剛:「おーい。あの粉末」

 

ジェフ:(スッ)

 

風野 剛:おっと真偽感知もしよう

 

 

荒北:「私は確かにエイジアクリスタルについての配備、

    開発について水面下で動いてはいたが」

 

荒北:「これを不用意に誰かに譲渡はしてはいない。」

 

 

風野 剛:これ本当?

 

 

GM:嘘はついていいないことがわかります。

 

 

風野 剛:「君を名乗る人物からその結晶体を貰ったという話を自供した人間がいるのだが」

 

風野 剛:「本当に、誰かに譲渡していないのかね?」

 

 

荒北:「当たり前だ」

 

荒北:「このエイジアクリスタルはオーヴァードの力を無効化する」

 

 

ジェフ:「ふむ...となるとだ」

 

風野 剛:「…嘘は言っていないな。」

 

 

荒北:「一歩間違って悪用する者の手に渡れば混乱が起きる。そんなことはできない」

 

 

風野 剛:「…曲がりなりにも正義感はあるようだね」

 

ジェフ:「狐か狸に化かされたかね、これは」

 

黒耀 鼎:「で、国賊じゃないのか?」

 

神埼 哲夫:「ていうか開発どこでしてんだよ」

 

 

荒北:「……すまないが話を聞かせてもらえないか」

 

 

黒耀 鼎:「協力してくれるのか?」

 

ジェフ:(メールからでも辿ってみるか?いや、どうだろうか)

 

 

荒北:「どうやらそちらの話を聞いていると、

    このエイジアクリスタルが悪用されているのではないか?」

 

 

黒耀 鼎:「あぁ、まぁな」

 

黒耀 鼎:カクカクシカジカ

 

風野 剛:「それを利用した連続襲撃事件が起きている。といったところかね」

 

 

荒北:「……わかった、では協力しよう」

 

 

風野 剛:「ほう?」

 

 

荒北:「君達オーヴァードは知っての通り、私は快くは思ってはいない」

 

 

黒耀 鼎:「別に、そんなの関係ないだろ?」

 

黒耀 鼎:「差別なんて、オーヴァードとかそういうのに限った話じゃない。」

 

 

荒北:「そのとおりだ。そして国民に害が出ている時点でそんなものなど二の次だ」

 

 

黒耀 鼎:「わかってる奴は嫌いじゃない。」

 

風野 剛:「なるほど。」

 

風野 剛:「君自身も、君の名前を騙られると何かと不愉快だろう。」

 

ジェフ:「ふむ、一歩前進という所か」

 

 

荒北:「あぁ、その点も含めて落とし前をつけてやるべきだ」

 

 

黒耀 鼎:「じゃあ、今だけは協力しようぜ。ほら」

 

ジェフ:「ふむ、ならグイッといくかい」(ボウルを目の前に置きながら)

 

黒耀 鼎:槍を振って縄を切り落とす。

 

 

荒北:「あぁ、おそらくこれまでの話をまとめると…」

 

風野 剛:「味方にそれは必要ないだろう」

 

 

荒北:ボウルはスルーしながら

 

 

風野 剛:「鼎がそう言うのなら、私も協力するとしよう」

 

ジェフ:「むぅ...せっかく作ったののにもったいないね」

 

ヴォルト:「…(味方だと思ってたけど飲まされたんだが…」

 

神埼 哲夫:「てめーで食っとけ」

 

ジェフ:(もったいから食べる)

 

 

荒北:「バスジャックの犯人にクリスタルを渡した人物と、

    私にメールを送ってきた人物」

 

 

ジェフ:(バチンバチン)

 

 

荒北:「この両名、もしくは同一人物かもしれんが、ここが不透明だ」

 

 

黒耀 鼎:「そこは、敢えて流そう。」

 

 

荒北:コクリ、と頷いて同意する

 

荒北:「少し待ち給え、私の端末にメールが届いていたはずだ」

   そういって懐から携帯を取り出し、そちらのメールボックスを見せる

 

荒北:「失礼、差出人の名前が違っていたようだ”traitor」

 

風野 剛:「反逆者、ねぇ」

 

風野 剛:「物騒な名前じゃないか。」

 

黒耀 鼎:「はーん、英語はさっぱりなんだ。」

 

 

荒北:「すまないが私が知っていることはこれで全てだ」

 

 

風野 剛:「私も一時期イギリスのヤーナムという場所に行っただけで大抵はさっぱりだよ」

 

ジェフ:「協力感謝するよん」

 

風野 剛:「まぁ、一先ず単語は出てきたねぇ」

 

 

GM:そうして情報を交換した君達

  このままだと荒北が帰りますが何かしますか?

 

 

黒耀 鼎:「なぁ、荒北さんよ」

 

 

荒北:「む?なんだね」

 

 

黒耀 鼎:「あんたら防衛隊が纏まってない様に、UGNも政府も一枚岩じゃない。」

 

黒耀 鼎:「ちょっと、我らと一緒に行動しねぇか?」

 

 

荒北:「すまないが私も職務がある」

 

 

風野 剛:「ふむ、ならせめて護衛くらいつけたらどうだね」

 

 

荒北:「む?どういうことだね」

 

 

風野 剛:「率直に言うが君の立場はきわめて危うい。」

 

 

黒耀 鼎:「あぁ、考え過ぎかも知れねぇ・・・でも爺さんの言葉通りだ」

 

風野 剛:「traitorにもいつ造反が発覚するか分からないだろう」

 

 

荒北:「なるほど・・・そうか、私も襲撃に合うかもしれないというわけか」

 

 

黒耀 鼎:「少なくとも、今日は襲撃されただろ?」

 

ジェフ:「違いないネ」

 

 

荒北:「…ひどい皮肉だ」

 

 

ヴォルト:「相手は荒北の名を騙っているということは素性も行動もある程度バレている可能性があります」

 

ヴォルト:「その線から見れば、可能性は低くはないでしょう」

 

風野 剛:「ヴォルト少年の言うとおりだ。」

 

 

荒北:「わかった。護衛の数を増やそう」

 

風野 剛:「人生、たまには石橋を叩いて渡る必要がある。」

 

風野 剛:「あぁ、そうしたまえ」

 

黒耀 鼎:「知っての通り、オーヴァードってのは化物だ。

      用心し過ぎては困ることはない。」

 

 

GM:そうして、話の通りUGNの護衛を数人横につけ荒北が支部を去っていきました。

 

 

黒耀 鼎:「じゃあ、そういうことだから。坊主・・・報告頼むわ!」

 

ジェフ:(´~`)モグモグ

 

黒耀 鼎:「ヘリとか、ヘリとか、荒北のおっさんとか・・・な?」

 

風野 剛:「これもまた人生経験というものだね」

 

ヴォルト:「…えぇわかってましたよきっとここらへんは僕がやらされるんだろうなって」

 

 

GM:辛い報告を押し付けられたヴォルトを置いて一行はそれぞれ去っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 




ヘリで誘拐するシーンでは全員で爆笑していました。


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5話

ミドル④ 深く静かに

 

 

 

黒耀 鼎:ヴォルトくん=ロイス P:庇護 N:偏愛 表:P

 

ジェフ:ヴォルト P:おもちゃ N:無関心

 

風野剛:ヴォルト君に同じくロイス P:懐旧 N:憐憫 P表

 

 

GM:PC1

  登場侵食をお願いします

 

 

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 3

 

 

GM:そして荒北の騒動の報告、及びその後始末のためその日は解散した一行

  そうして各々が散っていった夜

 

  君が夜にフラッと外を軽く歩いていたときのことだ

  そこに君がよくしる人物が表れる。

 

 

黒耀 鼎:「ん・・・」

 

金剛 仁:「黒耀さん、俺だ」

 

黒耀 鼎:「応、仁か」

 

金剛 仁:「先日の事件何か進展があれば教えてほしいんだが」

 

黒耀 鼎:少し考える様に、悪戯をっぽい表情を浮かべながら

     「昨日は居なかったもんな、お前。どうしようかねぇ?」

 

金剛 仁:「無いならそれでいい、別の方向から探るだけだ」

 

黒耀 鼎:「っち・・・お前も昔は可愛かったのなぁ。」

 

黒耀 鼎:「いいぜ、安くはないぞ?」

 

金剛 仁:「…昔の話を持ち出さないでくれ」

 

黒耀 鼎:わかった情報を伝える。

     FHやゼノスも襲われた事、水面下での協力は伝えていないと知らせて。

 

 

GM:ビルに風が吹く

 

 

黒耀 鼎:「っ!」

 

 

GM:その風上のほうにいつから立っていたのか、一人の老人が姿を見せる

 

 

一ノ瀬:「失礼、このような夜更けに」

 

 

黒耀 鼎:「今日は面会謝絶だぜ、我は」

 

金剛 仁:「知り合いか?」

 

黒耀 鼎:肩を竦めて、知らないと身振りする。

 

 

一ノ瀬:「初対面さ、少なくても君達から見たらな」

 

 

金剛 仁:「何用だ」

 

 

一ノ瀬:「私は一ノ瀬、しがないオーヴァードだ」

 

一ノ瀬:「用か、単刀直入に頼もう」

 

一ノ瀬:「君達が追う事件、それの犯人を追っているのではないかね」

 

一ノ瀬:「その犯人に会いたくはないか」

 

 

黒耀 鼎:「ふん、で?」

 

 

一ノ瀬:「もし会いたいのであればすぐにでも会わせてやれる、という話だ」

 

 

金剛 仁:「知っているのか?」

 

 

一ノ瀬:「あぁ、なにせその犯人」

 

一ノ瀬:「私だからな」

     そう静かにいい放ちながら抜剣。

 

 

黒耀 鼎:「知ってたぜ。」

 

 

GM:戦闘を開始します。

 

 

黒耀 鼎:「悪役ってのは、こうじゃなくちゃなぁ!」

 

黒耀 鼎:「仁ッ!!」槍を構える

 

金剛 仁:「致し方なしかッ!」膝をゆっくりと落とし手を開く

 

 

GM:ではラウンドを進行します

  ラウンド1

 

GM:セットアップ

 

 

一ノ瀬:「君達に対して恨みがあるのでな」

 

 

金剛 仁:ターゲットロック 攻勢変色

 

黒耀 鼎:セットなし

 

 

一ノ瀬:「必要はないが、少しだけ付き合ってもらおう」

 

 

GM:イニシアチブ

 

GM:一ノ瀬

GM:マイナー:戦闘移動

 

一ノ瀬:「君に問おう。黒耀」

 

 

黒耀 鼎:「質問に依っては応えてやる。なんだ」

 

 

一ノ瀬:「この世界のため、友のため、その力を奮う覚悟があるのかを」

 

一ノ瀬:「参る!」

 

 

黒耀 鼎:「応よ!」

 

 

一ノ瀬:腰溜めに構えた二刀を引き絞り片方を上段、次いで片方を横薙ぎに切り払う

 

一ノ瀬:9dx8+6

    (9R10+6[8]) → 10[2,3,5,5,6,7,8,8,9]+10[6,8,8]+10[1,10]+6[6]+6 → 42

 

 

レオ君:魔獣の咆哮 ダイス-6

 

 

一ノ瀬:振り直し 3dx8+6

    (3R10+6[8]) → 10[2,4,10]+10[10]+10[9]+10[8]+6[6]+6 → 52

 

 

レオ君:何処からともなくビルの彼方から声が響く

 

レオ君:「ふぉーう」

 

 

黒耀 鼎:ガード

 

 

一ノ瀬:OK

 

一ノ瀬:ダメージ判定

 

一ノ瀬:6d10+10

    (6D10+10) → 36[2,7,5,9,10,3]+10 → 46

    46点のダメージ

 

黒耀 鼎:ガード:2

     死亡+リザ

 

黒耀 鼎:1d10

    (1D10) → 8

 

 

一ノ瀬:「さぁ、次は君の番だ」

 

一ノ瀬:「私は不自由でな、剣でしか語れないが」

 

 

黒耀 鼎:大鎚(槍)→放棄

 

 

一ノ瀬:「この剣で相手の覚悟くらいは読み取る自信はあるつもりだ」

 

一ノ瀬:行動終了

 

 

GM:イニシアチブ、黒耀

 

 

黒耀 鼎:マイナー:《赫き剣》+《破壊の血》 →消費HP2

     マイナー:《氷炎の剣》+《地獄の氷炎》

 

黒耀 鼎:侵蝕:10%

 

黒耀 鼎:氷炎:攻撃選択

     マイナー終了。

 

黒耀 鼎:メジャー:《C:ノイマン》+《マルチウェポン》+《巻き上げ》+《神速三段突き》

 

黒耀 鼎:侵蝕:13%

 

 

一ノ瀬:「かかってこい」

 

 

GM:まずは巻き上げの判定を

 

 

黒耀 鼎:6dx+10

     (6R10+10[10]) → 7[1,2,2,3,6,7]+10 → 17

 

一ノ瀬:6dx+6

    (6R10+6[10]) → 9[3,6,7,8,8,9]+6 → 15

 

 

黒耀 鼎:一ノ瀬→槍Eへ

 

 

GM:命中判定、どうぞ

 

 

黒耀 鼎:7DX8+10-8

    (7R10+10-8[8]) → 10[2,3,3,3,3,4,8]+6[6]+2 → 18

 

黒耀 鼎:7DX8+10-8

     (7R10+10-8[8]) → 7[1,1,3,4,5,5,7]+2 → 9

 

黒耀 鼎:7DX8+10-8

     (7R10+10-8[8]) → 10[3,4,5,6,7,8,10]+6[5,6]+2 → 18

 

 

一ノ瀬:それぞれ回避

 

一ノ瀬:6dx+3

    (6R10+3[10]) → 8[1,2,5,7,7,8]+3 → 11

 

一ノ瀬:6dx+3

    (6R10+3[10]) → 10[1,2,5,9,9,10]+8[8]+3 → 21

 

一ノ瀬:6dx+3

     (6R10+3[10]) → 10[2,3,4,5,8,10]+3[3]+3 → 16

 

 

黒耀 鼎:対抗種載せます。

 

 

GM:2回命中です、ダメージ判定2回ください

 

 

黒耀 鼎:3d10+35+2D10

     (3D10+35+2D10) → 14[5,4,5]+35+6[1,5] → 55

 

黒耀 鼎:3d10+35+2D10

     (3D10+35+2D10) → 21[5,10,6]+35+8[4,4] → 64

 

黒耀 鼎:HP消費:6

 

黒耀 鼎:リザ 1d10

    (1D10) → 10

 

 

一ノ瀬:一ノ瀬に119のダメージ

 

一ノ瀬:膝を付きそうになるほどの被弾をもらうが、スッと起き上がる

 

一ノ瀬:「力量、申し分なし。聞いていた通りだな」

 

 

黒耀 鼎:「喝っ!」

 

 

一ノ瀬:「感謝する。黒耀、良いものをお持ちだ」

 

 

GM:イニシアチブ、金剛

 

 

金剛 仁:コンセ、フレイムタン

 

金剛 仁:12dx7+4

     (12R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,5,5,8,10,10]+10[2,5,9]+6[6]+4 → 30

 

 

一ノ瀬:ガード

 

 

金剛 仁:4d10+44

     (4D10+44) → 21[9,3,7,2]+44 → 65

 

 

一ノ瀬:ガード値6、ダメージ59

 

一ノ瀬:「……うむ、よし。非常によし」

 

 

黒耀 鼎:「はっ・・・冴えは落ちてないな、仁!」

 

金剛 仁:「得物がなくてもこの程度ならやれるさ」

 

黒耀 鼎:「その意気、良し!」

 

金剛 仁:柔術『土蜘蛛』

 

金剛 仁:攻撃ダイスマイナス1

     腕関節を決めつつ、コンクリートの床へと叩きつける

 

 

GM:イニシアチブ、レオ君

 

 

レオ君:完全獣化+知性ある獣

 

レオ君:コンセ フレイムタン

レオ君:14dx7

    (14R10[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,4,4,6,6,7,8,9,10]+10[2,3,4,8]+10[9]+3[3] → 33

 

レオ君:4d10+203

    (4D10+203) → 16[1,9,4,2]+203 → 219

 

 

一ノ瀬:「これは?!」

 

一ノ瀬:ガード6 213のダメージ

 

 

レオ君:空間を割くように爪が飛んでくる

 

レオ君:命を削ぐような強力な一撃だ

 

 

一ノ瀬:「ぐ・・・アァァァァ!!」

 

黒耀 鼎:「あん!?」

 

 

一ノ瀬:体が千切れそうになるほどの一撃を受け、剣を地面に突き刺し、体を支えます

 

 

黒耀 鼎:余波に驚嘆しつつ巻き込まれない様に距離を取る。

 

 

一ノ瀬:「ふ、ハハ…!」

 

 

レオ君:「ふぉーーーーーーおおおおおう!!!」

 

 

一ノ瀬:「予想以上に収穫があるかもしれません、頭目」

 

 

GM:戦闘終了

 

GM:膝を笑わせながらも、一ノ瀬は気丈に立ち上がります

 

 

黒耀 鼎:「お、おい・・・おっさん大丈夫か」

 

金剛 仁:「終わりだ」

 

 

一ノ瀬:「えぇ、敵に情けをかけられれてていては休んでもいられません」

 

 

黒耀 鼎:「待て、仁!」

 

金剛 仁:「…殺しはしない、聞くことも在る」

 

黒耀 鼎:「あの獣が死合を汚したのは気に食わねぇが・・・おっさん、あんたにゃ聞きたいこともある。」

 

 

一ノ瀬:「あぁ、こちらも話がある」

 

一ノ瀬:「だが、今は少し場所を変えてもいいだろうか」

 

 

黒耀 鼎:「ああ、それでいいぜ。仁もいいな?」

 

 

一ノ瀬:「この騒ぎを聞きつけて、余計な横槍を入れられたくはない」

 

 

金剛 仁:「……あぁ」

 

金剛 仁:構えを解く

 

 

一ノ瀬:そうして場所を軽く移し、人気がないことを丁寧に確認する。

 

一ノ瀬:「私は貴方がたが追っている事件の犯人だ、それをわかったからこそこうして接触した」

 

 

黒耀 鼎:レオくんにロイス P:好奇心 N:憤懣 表:N

 

一ノ瀬:「私から出向かなくても君達はじきに私にたどり着いたことだろう、だがそれではダメなのだ」

 

 

金剛 仁:腕を組んで黙って聞いている

 

 

一ノ瀬:「今から話すことは他言無用でお願いしたい」

 

一ノ瀬:「無論、君もだ。仁」

 

 

黒耀 鼎:「ん、我は誓おう」

 

金剛 仁:「了承した」

 

 

一ノ瀬:「感謝する」

 

一ノ瀬:「この話を何者かに聞かれていては困ることだ」

 

レオ君:・・・・・

 

一ノ瀬:「古典的だが、その手のものにはこれが効く」

 

一ノ瀬:そういって懐から赤黒い水晶体を取り出し、握りつぶして砕いた。

    風に乗って舞っていき、君達のレネゲイドの力が発揮できなくなるのを感じる

 

 

金剛 仁:「成程、それが件の」

 

黒耀 鼎:「ん」

 

一ノ瀬:「私が話すべき内容はこのメモにまとめておいた」

 

一ノ瀬:「読んだら答えを考えておいてくれ、そして読み終わったら処分しておいてくれ」

 

 

黒耀 鼎:「応、判った」

 

金剛 仁:無言で頷き受け取ります

 

 

一ノ瀬:「では、私は失礼する。次に会った時に、答えを聞かせてくれ」

 

 

黒耀 鼎:「・・・待った」

 

 

一ノ瀬:「なんだろうか」

 

 

黒耀 鼎:「邪魔は入っちまったが、久々にあんたみたいな武辺者とヤれて良かったよ・・・そんだけだ」

 

黒耀 鼎:「またな」

 

 

一ノ瀬:「それはこちらのセリフだ」

 

一ノ瀬:「感謝を」

 

 

黒耀 鼎:手をふらふらと振りそっぽを向く。

 

 

 




・柔術『土蜘蛛』 最大Lv:5
 タイミング:オート 難易度:自動成功 浸食値:3
一度食らいついた獲物は手放さない、蜘蛛の糸のように絡み付き、
敵手の肉体に喰らいつく
崩し投げた敵の隙を逃さず、即座に寝技へと移行し足の腕の関節を破壊する
自身の白兵攻撃が命中した時、追撃として発動でき
そのシーンの間、対象の攻撃の判定ダイスor回避判定のダイスを-lv個し、
Lv×2のダメージを与える
この攻撃はダメージ減少の効果を受けない


正直、獣ゆるさないと思いました。


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6話

ミドル⑥ プラン進行

 

 

GM:時刻は深夜、人影が見当たらないとある一室

  ただし、そこには猫がいた。

 

レオ君:ねこです、よろしくおねがいします

 

GM:といってもただの猫にしては、漂わせる気配やら諸々がおかしかった。

  その猫に一人の少女がゆっくりと近寄っていった

  その少女は、その猫がよく知る人物

 

GM:その猫が所属する組織の代表ともいえる少女だ

  彼女は君にまっすぐ歩み寄ると、かがみこんでこう言った

 

GM:”これをUGNの偉い人に渡してもらってもいいかい?中身は読んでも大丈夫だよ”

 

GM:渡したのは一枚のメモだった。

 

レオ君:ぱっと前足で器用に紙を受け取る

 

レオ君:更に少女の指を舐める

 

レオ君:ペロペロ

 

レオ君:ついでにお腹とか撫でてもらってる

 

レオ君:メモに目を通して驚愕する

 

GM:一通りレオ君の毛並みを堪能した少女はニッコリと微笑む

 

GM:”あとは任せたよ”と言うと影に溶け込むようにして気配を消していった。

 

レオ君:受け取った手紙を獣とは思えない手際で丁寧に折りたたむ

 

レオ君:そして首輪の中にしまい込み

 

レオ君:夜の町を駆けていった

 

レオ君:(行動値3)

 

 

ミドル⑦ UGNにて

 

 

GM:PC1~5

  登場侵食をお願いします

 

 

風野剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 5

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 8

ヴォルト・テイル:1d10

DoubleCross : (1D10) → 7

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 6

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 10

 

 

GM:UGNの支部長室に座る霧谷

 

GM:その目の前には一匹の猫がいた。

 

レオ君:ねこです

 

霧谷:「……ふむ、僕に何か?」

 

 

風野 剛:「ふむ。ではいつもの霧谷くんのところに…おや」

 

風野 剛:「鼎、大分負傷しているようじゃあないか。何かあったのかね」

 

黒耀 鼎:「・・・あぁ、爺さんか。ちょっとな」

 

風野 剛:「理由は後で聞こう。まずは手当てだ」

風野 剛:医療トランクを使用します。

風野 剛:2d10

     (2D10) → 8[4,4] → 8

 

風野 剛:対象は鼎

 

風野 剛:「ひとまずはこれで応急処置にはなるかねぇ」

 

 

霧谷:「皆もいらっしゃい」

 

黒耀 鼎:手を握り、開きしながら入室する。

 

黒耀 鼎:「邪魔するぜ、”支部長”」

 

風野 剛:特に何もいわずに、ハットを外して同じく入室。

 

ヴォルト:「失礼します」

 

 

霧谷:「…?」

 

 

ジェフ:のっそり入っていくよ

 

 

霧谷:黒耀の言い方に含みを感じながらもまずは目の前の珍客に目を向けます。

 

霧谷:見た目は猫だが、ただの猫ではないことはわかっている。

 

レオ君:黙って近付く 

 

 

黒耀 鼎:「・・・」

 

レオ君:UGN支部長の観察力なら 手紙の存在に気がつくはずだ()

 

風野 剛:「おや、また君かね。」

 

 

霧谷:「む…?」

 

霧谷:レオ君が一枚の手紙を持っているのに霧谷が気づきます

 

霧谷:「これを届けにきたのかい?」

 

 

レオ君:頷く

 

ヴォルト:「支部長、内容はなんと?」

 

 

霧谷:「……ちょっと待ってくれ」

 

霧谷:手紙をうけとり、それに軽く目を通した霧谷は静かに手紙を閉じ懐にしまいこんだ

 

霧谷:「一応確認させて欲しい、君は手紙の届け人であって差出人ではないのだよね?」

 

 

レオ君:「ふぉう!」

 

 

霧谷:「わかった。ありがとう」

 

 

風野 剛:「何か、トラブルかね」

 

黒耀 鼎:「・・・それは、お前に関することか?それとも組織に関することか?」

 

 

霧谷:「……後者ですね」

 

 

レオ君:一瞬うなずいてよろこんだように走る

 

 

霧谷:「皆さんにお話しておきましょう、今もらった手紙ですが」

 

霧谷:「”プランナー”都築京香からのものでした」

 

 

レオ君:そして窓から飛び降りる

 

風野 剛:「……して、その内容は」

 

ジェフ:「ふむ...」

 

 

霧谷:といって君達に手紙を見せます。

 

GM:共有メモ、都築京香からの手紙が追加されました

 

 

黒耀 鼎:「・・・ふん」

 

風野剛:「三組織による会合、ねぇ」

 

ヴォルト:「…協力戦線…」

 

 

霧谷:「私は正直これが何かの罠に思えて仕方ありません」

 

 

レオ君:わかる

 

ジェフ:「ッククク...面白いじゃないか...」

 

風野 剛:「ファルスハーツとゼノスの罠だけならよいが」

 

レオ君:もしくは囮

 

黒耀 鼎:「雄吾、お前はどうする気なんだ」

 

風野 剛:「私はむしろ、頭を潰されるよい機会を敵に与えてしまうようにしか見えんよ」

 

 

霧谷:「乗るしかありません」

 

霧谷:「いえ、最初から回避する術がないというべきでしょうか」

 

ジェフ:「だろうねぇ...」

 

 

霧谷:「この手紙ですが、会合と言いながら日時の指定が記載されていません」

 

霧谷:「ですからこれは打診ではなく、

    ”これから行くから準備しておけ”ということなのでしょう」

 

黒耀 鼎:「なら、誰の目にも明らかな形で分かるだろ。」

 

黒耀 鼎:「それが、罠でも囮でも。」

 

風野 剛:「…ふむ。」

 

風野 剛:「では会合が万全に終了するよう、私達は備えねばなるまい」

 

ジェフ:「まぁ、罠なら罠でいいじゃないか」

 

ジェフ:「やっこさんが向こうから来るならサ」

 

 

霧谷:「えぇ、その通りです。」

 

 

風野 剛:「敢えて火中の栗を…ジェフや、そういうことだろう?」

 

黒耀 鼎:「そう簡単なら、いいんだけどな・・・」

 

 

霧谷:「そしていつくるかわからないこの会合に意識を割きすぎるのもよくないと思っています」

 

霧谷:「貴方がたにはまずは事件の解決を」

 

霧谷:「まずは目先のことから対応していきましょう」

 

 

ジェフ:「そうだね...まずは目先からだネ」

 

ヴォルト:「しかし、支部長、組織のトップの会合ともなればあなたも危険です。

     事件解決は優先すべきですが…」

 

黒耀 鼎:「若造、あまり雄吾を舐めてやるな。」

 

風野 剛:「彼とて、やる時はやるさ」

 

 

霧谷:「あぁ、そうだね。私は普段事務のおじさんと変わらないけども」

 

 

神埼 哲夫:「ピュアソラリスでかぁ?」

 

 

霧谷:「なに、問題ないですよ。少なくともただで連れ去られたりもしませんよ」

 

 

 

ヴォルト:「………了解です。自分の任務を優先します。」

 

風野 剛:「そうだろうとも。彼は無抵抗でヘリに拉致されたりはしないよ」

 

 

霧谷:「その件については話を聞いているが、

    荒北さんが不問としなかったらまた胃薬が浪費されているところでしたよ…」

 

 

黒耀 鼎:「一応言っておくが、我は悪くないぞ」

 

風野 剛:「はっはっは。人生、何事も塞翁が馬というだろう」

 

 

霧谷:もう諦めたかのように一行を見回すと、ふぅと一息をついてこう切り出した

 

霧谷:「……そして、手紙はもう一つ届いています」

 

霧谷:「差出人は”一ノ瀬”」

 

 

黒耀 鼎:「・・・で」

 

風野 剛:「……ほう?」

 

風野 剛:「聞き覚えがないな」

 

 

霧谷:「予告状、なのだと思いますが貴方がたに見ていただいた方がいいでしょう」

 

 

ジェフ:「どれどれ...」

 

 

GM:一ノ瀬からの手紙、が追加されました。

 

 

ヴォルト:「自分が犯人だって?」

 

 

霧谷:「えぇ、本当かどうかはわかりませんが」

 

 

ジェフ:「...」

 

 

霧谷:「なにやら、覚悟のような何かを感じます」

 

 

風野 剛:「我々の末路を以って」

 

風野 剛:「まるで、初めから勝算が無い事を知った上で挑んでいるようにも見えるね」

 

 

霧谷:「えぇ、そこも疑問に思っています」

 

 

黒耀 鼎:「何処が可笑しい」

 

黒耀 鼎:「なんで違和感を抱く必要があるんだ?」

 

風野 剛:「どういう意味だね」

 

 

霧谷:「黒耀さん…?」

 

黒耀 鼎:「戦いに絶対はない、ヤるなら死を覚悟して事を為す・・・そうだろ?」

 

神埼 哲夫:「いやだよ死にたくねぇもん」

 

風野 剛:「ふむ。いずれにせよ、調べなければならない事が増えた訳だねぇ」

 

 

霧谷:「はい、ですが時刻はそれほど余裕がありません」

 

霧谷:「この手紙に記載された日時ですが、今日の夜24時」

 

ジェフ:「いそいで準備しないとだね」

 

黒耀 鼎:「猶予はないな・・・。」

 

風野 剛:「対応が受動的になりつつあるのはよくないね。

      狩りの場だろうと、ここだろうと」

 

 

霧谷:「はい、ですのでここがおそらく分岐点になるのでしょう」

 

 

黒耀 鼎:小さく頷く。

 

 

霧谷:「日中が勝負です、皆さん各々調査を進めてください」

 

霧谷:「そして、夜にまたここに集合しましょう」

 

ヴォルト:「今日の夜…か」

 

黒耀 鼎:場を包む空気が部屋を、そこに居る皆に感じる程に重く纏わり付くような錯覚を得る。

 

黒耀 鼎:「奴は・・・いや奴らは総てを敵に回した。それがどうなるか、

     どういう結果を生み出すか知らねぇ分からねぇで狂えるかよ・・・」

 

     そう鼎は皆に聞こえない位の声で呟いた。

 

 

 




得られた別途の情報やメモは最後にまとめます。


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7話

ミドル⑧

 

 

GM:PC1、3

  登場侵食をお願いします

 

 

風野剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 7

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 5

 

 

風野 剛:では部屋から出た直後、鼎を呼び出して談話室に連れてゆく。

 

風野 剛:「ひとまず治癒がまだ終わってないからねぇ、

      もう少し包帯を巻いておくとしよう」

 

風野 剛:トランクを使います。

風野 剛:2d10

    (2D10) → 12[6,6] → 12

 

黒耀 鼎:「・・・おう」

 

風野 剛:「これでよし、と」

 

黒耀 鼎:「で、これだけじゃねぇんだろ?」

 

風野 剛:「あぁ。治療したんだ、怪我の理由くらいは教えてほしいねぇ」

 

風野 剛:「並みの相手にはここまでの深手を負う事はあるまい」

 

黒耀 鼎:少し沈黙する。

 

黒耀 鼎:「あぁ、まぁそれくらいは良いか。」

 

黒耀 鼎:「ヤったぜ、そこそこの・・・いやイケる奴だったな。」

 

風野 剛:「事件と直列繋ぎで考えたくはないが…

      つまり、襲われたということでいいんだね?」

 

黒耀 鼎:「おう、丁度・・・昨夜な」

 

風野 剛:「相手の特徴は?手合いは?数は?」

 

黒耀 鼎:「驚くなよ、爺さん。・・・相手はな、一人のおっさんだった。」

 

風野 剛:「私は彼に代わって君の身を見る事になってるんだ。心配にもなるさ」

 

風野 剛:「しかし一人、しかも君にそれだけ手傷を負わせるレベルのオーヴァード

      …いや君のその言い方からして何かしらの武芸を心得ている者、か」

 

風野 剛:「厄介だねぇ。寿命が縮むよ」

 

黒耀 鼎:「・・・昨今、こうした業を、武を磨く輩を我は見た記憶がない。

      きっとそれは時代の流れだ。それが悪いって訳じゃねぇけどよ」

 

黒耀 鼎:「だからかな、酷く迷うんだ。」

 

黒耀 鼎:「時代に取り残され、武の発展に命を掛けた父上の生き様を・・・。」

      後悔するように拳をぎゅっと握り締める。

 

黒耀 鼎:「我は何か出来ているのか、と。」

 

黒耀 鼎:「悪ぃな、爺さん。面倒掛けるかもしれねぇ」

     背を見せて、暗にもう話すことはないと身振りで伝える。

 

風野 剛:「私には私の役割があるように、君には君の役割がある」

 

風野 剛:「迷うようならば、振り返りたまえ。君が確かに遺し、育んだものがあるさ。そして」

 

風野 剛:「言っただろう?私は君を見守り続けると。

     今更面倒の一つや二つ、どうということはないさ」

 

風野 剛:それだけ言ってこちらも踵を返し、歩き去ろう。

 

 

黒耀 鼎:「はっ・・・育んだものか、我も父上の道を目指す時が来たかね」

 

 

 

 

ミドル⑨

 

 

GM:PC5

  登場侵食をお願いします

 

 

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 6

 

 

GM:UGN支部の内部をフラッと歩く一人の壮年の男性がいた

 

 

ジェフ:PCを見つけて歩いていく

 

ジェフ:「さて....」

 

ジェフ:「どうしたものかな...急に来られるのは困るんだよねぇ」

 

ジェフ:「ネットスーパーは間に合わないから...寿司にしておくか」

 

ジェフ:手馴れた手つきで寿司の出前を注文

 

ジェフ:もちろん支払いは霧谷

 

ジェフ:「しかっりと歓迎してあげないとネ」

 

霧谷:「………なぜだ、胃が」

 

ジェフ:「さて、あとは酒かな」

 

ジェフ:そうして近くの酒屋に電話をかけながら時間は過ぎていく...

 

レオ君:龍泉がいいな

 

ジェフ:アンチマテリアルライフル

 

ジェフ:購入判定

 

 

GM:どうぞ

 

 

ジェフ:6Dx10+3

    (6R10+3[10]) → 10[1,2,5,6,8,10]+5[5]+3 → 18

 

ジェフ:財産点17点消費

 

ジェフ:財産点残り 50→33

 

 

GM:ジェフ→購入:アンチマテリアルライフル

 

GM:では霧谷の胃が若干ダメージを負いながらも、

   着実にきたるべきときに備えるジェフ

 

GM:普段と同じ揚々とした笑みを浮かべながら

 

 

 

 

ミドル⑩

 

 

GM:PC1~5

  登場侵食をお願いします

 

 

ヴォルト・テイル:1d10

DoubleCross : (1D10) → 8

風野剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 8

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 7

黒耀 鼎 -> GM:1d10

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 6

 

 

GM:ではここで調査フェーズです。

   

  現在調査できる項目は多岐に渡るので箇条書きにします。

  ①一ノ瀬について

  ②プランナーの手紙について

  ③プランナーが約束したというコードウェル博士について

  ④レオ君について

  ⑤金剛について

 

GM:そして以下の各勢力の情報が日を置いたため更新されています

  ・UGN

  ・FH

  ・ゼノス

  ・国防陸軍

 

GM:情報 技能は各種関連のもの(微妙なものは相談) 達成値8です

 

GM:以上です。

 

 

風野 剛:キャラロールで一ノ瀬になるなぁこれ

 

ヴォルト:ワイも一ノ瀬いきてぇよなぁ

 

ヴォルト:知識:レネゲイドかRCがあればそっちやってもいいような感

 

風野 剛:国防軍かなぁ。

 

ヴォルト:一ノ瀬いこう

 

ジェフ:レオ君で

 

ヴォルト:情報一ノ瀬 難易度

 

 

GM:達成8 情報裏社会もしくはUGN

 

 

ヴォルト:UGNいきまっしょ

 

ヴォルト:1dx+1

    (1R10+1[10]) → 4[4]+1 → 5

 

 

GM:一ノ瀬という人物について調べたヴォルト

  UGNのデータベースを調べたところ、同名と思われる人物が見つかります。

  かつてUGNエージェントとしてUGNに在籍していた人物ですが、

  特に目立った経歴のないままUGNを去っています。

 

GM:その経歴書に記載されている一ノ瀬のコメントで君の目が止まります。

  文字ではなく、一人の少女が笑顔で映っています。

  何かの写真のようです、黒い髪の少女がそのコメントにありました。

 

GM:以上です。

 

 

ヴォルト:「…?」

 

風野 剛:国防軍で

 

風野 剛:5dx

     (5R10[10]) → 10[1,4,8,9,10]+6[6] → 16

 

 

GM:国防陸軍について

  昨日、荒北が戻ったあと件のメールの差出人について調査を行っていたようです

  調べた結果、そのメールの差出人や組織は追えなかったのですが

  このメールの差出人を知るのが自分だけではない、

  ということが判明したようです。

 

GM:国防陸軍内において、そのメールの差出人を知るのは荒北以外に

  上層部だけでも数名

 

GM:一般隊員まで含めると相当数の人に水面下で接触していたようです。

 

GM:以上です。

 

 

風野 剛:「…氷山の一角、か」

 

風野 剛:「これは彼だけでなく相当の人数があの結晶を持っていたかもしれないねぇ」

 

 

GM:ジェフ→レオ君の調査

  情報 ゼノス、もしくはUGN、知識動物で

 

 

ジェフ:UGNで

ジェフ:6Dx+13

    (6R10+13[10]) → 7[1,2,2,3,5,7]+13 → 20

 

 

GM:レオくんについて

 

レオ君:ねこです

 

GM:ゼノスのエージェント、アニマルオーヴァードであるレオ君

  今回、ゼノスのとあるオーヴァードから今回の事件の解決を

  依頼されていることがわかります。

  ゼノスでもUGNと同様のレネゲイドを封じた襲撃事件が起きており

  ゼノス側での調査を進めているエージェントのようです。

  貴方達に関わってきたのも、同様の事件を追っていることがわかったためでしょう

 

GM:以上です

 

 

レオ君:ねこです、よろしくおねがいします 。

 

ジェフ:「ふむ、これだけか...」

    ちなみに好物は?

 

レオ君:肉的なもの

 

レオ君:獣だからね

 

神埼 哲夫:2dx10+5

     (2R10+5[10]) → 9[8,9]+5 → 14

 

 

GM:コードウェル博士について

  調べを進めると、コードウェル博士を見つけ接触していた

  都築京香の情報が見つかります。

 

GM:どうやらコードウェル博士も今回の事件を把握しているらしく

  都築京香の会談の約束に応じ、それに備えての準備を進めている

  そこを最後に情報が途絶えていますが、

  近いうちに三組織の会合が行われるのはもはや確定的といえるでしょう

 

GM:以上です

 

 

GM:では情報を集めていくが、時刻は刻一刻と夜はやってくる

 

 

 

 

 




自分の秘密会話

金剛 仁 -> 黒耀 鼎:そういえば、鼎はどっちにつくの
黒耀 鼎 -> 金剛 仁:私は、現状では一ノ瀬に着いて行こうと思ってる。
黒耀 鼎 -> 金剛 仁:でも、他のPCのロールか一ノ瀬の覚悟で考えよう。
黒耀 鼎 -> 金剛 仁:仁はどうする?
金剛 仁 -> 黒耀 鼎:ずっと昔から決まってる、仲間のために生きる
黒耀 鼎 -> 金剛 仁:まぁ、そうなるな・・・願わくば悔いのないロール足らん。



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8話

ミドル⑨ 夜が来る

 

 

GM:PC1~5

  登場侵食をお願いします

 

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 10

黒耀 鼎:侵蝕125

 

ヴォルト:1d10

DoubleCross : (1D10) → 5

ヴォルト:侵食63

 

風野 剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 10

風野剛:侵食104

 

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 3

神埼 哲夫:69

 

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 7

ジェフ:侵食87

 

 

GM:時刻は24時、UGNの前

  そこに約束通り、壮年の男が現れていた。

 

 

一ノ瀬:「夜分遅くに失礼する」

 

黒耀 鼎:「おう」

 

ジェフ:「あぁ、よく来たね」

 

ジェフ:「君が一之瀬くんかい?」

 

ヴォルト:「…」

 

風野 剛:「君が、あの予告状の。」

 

 

一ノ瀬:「その通りだ、一ノ瀬。今回君達が追っている事件の犯人でもある」

 

ジェフ:「まぁ、座りたまえよ」

 

風野 剛:「…なるほど。『聞いたとおり』、潔いね」

 

ジェフ:「少しお話をしようじゃないか」

 

神埼 哲夫:屋上待機

 

 

一ノ瀬:「あぁ、少しだけなら構わない」

 

一ノ瀬:「私も少し話をするためにあんなものを送ったのでな」

 

一ノ瀬:「”時間までなら”な」

 

黒耀 鼎:「まぁ、好きにしてくれていいぜ。」

 

風野 剛:「ではまず、その時間とやらを教えてもらおうか」

 

ジェフ:UGNの職員に飲み物と寿司を持ってこさせる

 

風野 剛:「思えば、君たちの行動はどうにも切羽詰っている。

      何をそんなに急いで成そうとしているのかね」

 

 

一ノ瀬:「切羽詰まっているか、確かにその通りだ」

 

風野 剛:「君ももういい歳だ。この歳までになれば、

     君もそろそろ忍耐や堪忍、流れ行く時間の大切さは理解してるはずだ」

 

 

一ノ瀬:「ふむ、ならばその問いにはこう答えよう」

 

一ノ瀬:「”成らばこそ”だ。私はその大切さを尊重しているからこそ急いでいる」

 

風野 剛:「その一連の単語は主語が欠如している。

      君は、何を成そうとしているのだね?」

 

ジェフ:「私もソレを聞きたいね」

 

ジェフ:(寿司を食べている)

 

ジェフ:「君は何を焦っているんだい?」

 

 

一ノ瀬:「すまないな、それには答えられない」

 

ジェフ:「それは残念だネ」

 

 

一ノ瀬:「それに答えてしまっては、私がこうしてここに

     立っている意味すら失ってしまうのでな」

 

風野 剛:「…いいだろう。質問を変えよう」

 

風野 剛:「君が仮に君の最終目的を達成したとしよう、

      当然、それには私達UGNはおろか、ゼノス、

      ファルスハーツという我々に匹敵する難敵を

      排除したという仮定の上での話だが」

 

風野 剛:「そうした場合、どうなる?何が起きる?」

 

黒耀 鼎:「それも答えられない、だろ?」

 

 

一ノ瀬:「………あぁ、その通りだ」

 

一ノ瀬:「そして黒耀」

 

一ノ瀬:「あの手紙は”UGNだけに送ったメッセージではない”」

 

一ノ瀬:「私から言うことは、すまないがそれだけだよ」

 

黒耀 鼎:「はっ、苦労性だぜ。あんた」嗤うように嘯く。

 

風野 剛:「よろしい。何故鼎が知っているかは、

      ひとまず置いておくとしよう。

      いずれしっかり説明されると信じているがね」

 

風野 剛:「では私から最後の質問だ」

 

神埼 哲夫:「(撃っていいかなこいつ…)」

 

ジェフ:「(もう少し待ちたまえ)」

 

風野 剛:「君たちの戦いの意義を教えてもらいたい。

      戦いの理由、とも言うべきかな」

 

風野 剛:「人間誰しも成すのには理由があるものだ。

      私にも、そこのジェフくんにも、鼎にも行動には理由がある」

 

風野 剛:「君のはどうなのだね」

 

 

一ノ瀬:「すまないがそれも答えられない。が、敢えて言うならば」

 

一ノ瀬:「孫のため、になる私の始まりはそこだったからな」

 

黒耀 鼎:「・・・」

 

風野 剛:「いいね。やっと少しは君の事が理解できた。」

 

風野 剛:「私からはこれ以上としよう。私だけが話したいわけではあるまい」

 

ヴォルト:「…俺を…俺たちの部隊を襲ったのはお前か」静かに問いかける

 

レオ君:少し離れたビルの上から彼らを眺めてる一人と一匹の存在がいる

 

金剛 仁:「…」

 

神埼 哲夫:「…」

 

レオ君:「ふぉーう」

 

 

一ノ瀬:「あぁ、私だ。正確には私の部下になる」

 

ジェフ:(寿司を食べている)

 

ジェフ:「部下ね...」

 

レオ君:獣の匂いで操られた猫が寿司をを運んできた

 

レオ君:「ふぉーう?」(食うか?)

 

レオ君:仁に尋ねる

 

金剛 仁:「……頂こう」とゆっくりと受け取り撫でる

 

レオ君:「ふぉう」

 

ヴォルト:「そうか、なら迷いはない」

 

ヴォルト:「俺と仲間のために今あなたをここで倒す。」

 

レオ君:追加で酒もくすねてきた

 

ジェフ:「まぁ、待ちたまえよ」手で押さえながら

 

金剛 仁:「肴にするには……血生臭くなりそうだ」

 

ヴォルト:「なぜ止めるんです!?」

 

ジェフ:「最後に一つだけいいかね」

 

一ノ瀬:「構わない、なんだい」

 

ジェフ:「君は後悔しているかい?」

 

 

一ノ瀬:「いいや、後悔はしていないが」

 

ジェフ:「ンフフフ....ならいいさ」

 

 

一ノ瀬:「”これから後悔をしにいく”のだろうとは、薄々感じてはいる」

 

ジェフ:「それは...いけないね...」

 

風野 剛:「それでも孫の為、か。孫の顔は見た事ないからわからないが、

     気持ちはわかるねぇ」

 

ジェフ:「”する”と決めたのなら迷わず後悔しないことだ」

 

 

一ノ瀬:「それだけは難しいかもしれんな…」

 

一ノ瀬:「失礼、貴方のお名前を伺っても」

 

ジェフ:「ジェフ...ただのジェフさ。まぁ、ただの老人の戯言さ」

 

黒耀 鼎:「おっさん・・・いや一ノ瀬、そろそろいいか?」

 

 

一ノ瀬:「ありがとう。ジェフ老、その言葉は抱えて逝かせてもらおう」

 

一ノ瀬:「あぁ、そろそろいい”頃合い”だ」

 

ヴォルト:「何の話を…!」

 

 

一ノ瀬:「だから最後にこれだけは済ませておこう」

 

神埼 哲夫:上からバラバラ音を立てて降りてくる

 

ジェフ:(寿司を食べ、酒で流しこむ)

 

 

一ノ瀬:チラと遠くのビルを見据えます

 

風野 剛:ついていた杖を正面に構え、逆手に持つ

 

黒耀 鼎:「構えな、若造・・・。」

 

黒耀 鼎:「ここからは――――。」

 

風野 剛:「あぁ、狩りの時間だ。」

 

ヴォルト:「言われなくても…!」剣を構える

 

ヴォルト:「スパークカリバー、我が敵を穿て!」

 

 

一ノ瀬:「では始めよう」

 

一ノ瀬:因果なものだ、そうつぶやきながら男は静かに剣を抜き放った。

 

 

ミドル9 end




自分の秘密会話

金剛 仁 -> 黒耀 鼎:このまま戦いになったら、どちらにつく
黒耀 鼎 -> 金剛 仁:いや、誘われてないし特に今は大丈夫だと思う
金剛 仁 -> 黒耀 鼎:仁的にはこの戦いでどうするかで鼎が
           どっちについたか判断するかも
黒耀 鼎 -> 金剛 仁:一ノ瀬のロールが琴線に触れるか否かだね。


黒耀 鼎 -> GM:ねぇねぇ
GM -> 黒耀 鼎:はい
黒耀 鼎 -> GM:これ、誘いは掛けられてないけど一ノ瀬的にはまだってこと?
GM -> 黒耀 鼎:そうです。むしろメッセージ的に
GM -> 黒耀 鼎:一ノ瀬が敵になった場合の代償を見せようとしているので
黒耀 鼎 -> GM:あー
GM -> 黒耀 鼎:今すぐ敵になっても、後で敵になっても、
        どちらでも問題はありません
黒耀 鼎 -> GM:こうなるよ、でもきてくれるか?ってこと
GM -> 黒耀 鼎:その通りです。
黒耀 鼎 -> GM:その生き様で、いや死に様ロールで選択するか・・・。





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9話 クライマックス

クライマックス① 生き様

 

 

GM:各自登場侵食をお願いします

 

黒耀 鼎:1d10

DoubleCross : (1D10) → 3

黒耀 鼎:侵蝕128

 

ヴォルト:1d10

DoubleCross : (1D10) → 4

ヴォルト:侵食67

 

風野 剛:1d10

DoubleCross : (1D10) → 7

風野剛:侵食111

 

神埼 哲夫:1d10

DoubleCross : (1D10) → 4

神埼 哲夫:73

 

ジェフ:1D10

DoubleCross : (1D10) → 10

ジェフ:侵食97

 

 

一ノ瀬:「これの本来の使い方をお見せしよう」

    

    一ノ瀬はそう言うと懐から赤い結晶体を取り出し

    ガリッ、と歯で噛み締めた。

    そのまま一気にガギンッと噛み砕き、それを嚥下する。

 

    それと同時に一ノ瀬のレネゲイドが急激に増大し、

    君達のレネゲイドは否応なく高揚されるのを感じた。

 

 

GM:衝動判定です、達成値11

  精神意思でお願いします。

 

 

黒耀 鼎:5dx+1

     (5R10+1[10]) → 9[3,4,6,8,9]+1 → 10

ヴォルト:6dx+4

    (6R10+4[10]) → 9[1,1,1,4,6,9]+4 → 13

風野 剛:4dx+3

     (4R10+3[10]) → 10[1,5,10,10]+10[2,10]+9[9]+3 → 32

神埼 哲夫:2dx10+4

      (2R10+4[10]) → 5[1,5]+4 → 9

ジェフ:4DX+5

    (4R10+5[10]) → 9[3,3,5,9]+5 → 14

 

 

GM:神崎、黒耀のみ暴走です。

GM:成功組は1d10、衝動失敗組は2d10の侵食ダイスをお願いします

 

黒耀 鼎:2d10

    (2D10) → 11[10,1] → 11 

    =139

神埼 哲夫:2d10

     (2D10) → 15[8,7] → 15 

    =88

 

ヴォルト:1d10

    (1D10) → 1 

    =68

ジェフ:1d10

    (1D10) → 9

    =106

風野 剛:1d10

    (1D10) → 2

    =113

 

 

 

金剛 仁:「……そうか、黒耀さん貴方はそうするか」

 

金剛 仁:「せめて見届けよう……敬意を表して」

 

 

ジェフ:「神埼く~ん、これ頼まれてたモノだよ、渡しとくね」

    (アンチマテリアルライフル)

ジェフ:足元からケースを手に取り上空のヘリに飛び乗る。

 

神埼 哲夫:「おう」

 

神埼 哲夫:「わるいが他がマズイから前に出るぞ」

 

風野 剛:「ジェフくんはまたどこから買ってきたのかね」

 

ジェフ:「秘密♥」

 

風野 剛:「相変わらずわけがわからんね…」

 

黒耀 鼎:「・・・ふっ」

 

神埼 哲夫:「おらさっさと終わらせるぞ。α1、コンタクトぉ!」

 

黒耀 鼎:「はははっ!!」

 

 

GM:戦闘開始です。

 

  ラウンド1

 

GM:一ノ瀬のレネゲイドの波長ですが、

  先程目の前にしていた静かなレネゲイドとは別物になっています。

  荒々しくもあり、静謐でもあり、広大でもあり、

  矮小でもあり、様々なレネゲイドの波長が

  ごちゃ混ぜになっている状態でただひたすらに不安定です。

 

GM:セットアップ

 

風野 剛:抜刀術

神埼 哲夫:ターゲットロック

レオ君:爆 裂 重 力 Lv10 

ヴォルト:オート:聖剣の王者装備

黒耀 鼎:なし。

ジェフ:傍観

 

一ノ瀬:セットアップなし

 

レオ君:レオの周りの空間が歪む

レオ君:力をためている

 

 

GM:では抜刀術、瞬の処理を行います。

 

風野 剛:では老人が構える前に一閃。

 

風野 剛:「まずは小手調べ」

 

 

GM:命中判定、そのままダメージどうぞ

 

風野 剛:5dx+14

    (5R10+14[10]) → 10[3,5,8,8,10]+10[10]+10[10]+9[9]+14 → 53

 

風野剛:6d10+4+10

    (6D10+4+10) → 40[4,4,10,9,3,10]+4+10 → 54

 

風野剛:Eロイスの効果があるなら1つ打ち消したいところ

 

 

GM:Eロイスは2つです

 ・孤高の超人

 ・尽きせぬ力

 

風野剛:孤高の超人を打ち消し

 

 

GM:OKです

 

風野 剛:「まずは君の獣性を奪うとしよう。」

     仕込み杖を一回転させた後にそう一言だけ

 

一ノ瀬:「ぬっ…!」

 

一ノ瀬:一ノ瀬が帯びた覇気が何割か霧散します。

 

GM:ではイニシアチブ、一ノ瀬から

 

一ノ瀬:マイナー、コンボ『独歩瞬踏』

 

一ノ瀬:メジャー:コンボ『抜刀術:白虎一閃』

    対象:黒耀、ジェフ

    移動距離は1マス2m、君達の6m後方に移動

 

一ノ瀬:8dx7+12

   (8R10+12[7]) → 10[1,1,3,4,7,7,10,10]+6[1,4,5,6]+12 → 28

 

 

黒耀 鼎:(ガード)ないです。

 

ジェフ:ガードで

 

 

一ノ瀬:3d10+13

    (3D10+13) → 16[6,8,2]+13 → 29

 

一ノ瀬:黒耀に29のダメージ

 

ジェフ:18+12+1

 

黒耀 鼎:死亡→ロイスリザ"レオくん"

 

一ノ瀬:ジェフは装甲及びガード値でノーダメージ

 

神埼 哲夫:「アパッチにそんなもん効くかよぉ」

 

ジェフ:「おっと、危ないなぁ」

 

一ノ瀬:「甘いな」

 

一ノ瀬:「白虎は”二度駆ける”」

    ユラっと一ノ瀬の姿が陽炎の様に霞む

 

レオ君:魔獣の咆哮

 

一ノ瀬:ダイスマイナス6

 

一ノ瀬:マイナー、先程と同様

 

一ノ瀬:メジャー:コンボ『抜刀術:白虎二閃』

 

一ノ瀬:6dx7+19

   (6R10+19[7]) → 10[3,5,5,6,6,7]+10[8]+10[10]+10[8]+10[8]+10[10]+1[1]+19 → 80

 

一ノ瀬:対象、ヴォルト

 

ヴォルト:ガード

 

一ノ瀬:9d+18

    (9D6+18) → 29[3,1,6,2,6,3,1,3,4]+18 → 47

 

ヴォルト:アームドスーツ+聖剣の王者=装甲13+ガード7

 

ヴォルト:27点ダメージ

 

一ノ瀬:9d10+18

    (9D10+18) → 43[10,3,5,3,10,2,6,1,3]+18 → 61

 

 

ヴォルト:41点 残りHP13

 

一ノ瀬:「防がれたか、仕損じたな」

 

一ノ瀬:行動終了

 

 

ヴォルト:「甘く見ないでください…!」

 

 

GM:次、黒曜、風野、ジェフ

 

 

風野 剛:マイナー:居合い「甲の型」

 

風野 剛:オート縮地で任意の場所に移動

 

風野 剛:+怒涛の旋風

     HP5点消費

 

風野 剛:電光石火+かまいたち+C:ハヌマーン+抜刀術:雷切

 

風野 剛:対象はもちろん一ノ瀬

 

風野 剛:8dx7+14

     (8R10+14[7]) → 10[2,4,5,5,7,9,9,9]+4[1,2,3,4]+14 → 28

 

一ノ瀬:ガード

 

風野 剛:3d10+8-5+25+10+15

    (3D10+8-5+25+10+15) → 7[1,1,5]+8-5+25+10+15 → 60

 

風野 剛:残ったEロイスを打ち消し

 

一ノ瀬:ガード値、装甲値で11点軽減

 

一ノ瀬:Eロイス2つ目も消失

 

一ノ瀬:49のダメージ

 

 

GM:次、ジェフ

 

 

風野 剛:「二段斬りとは中々いいものを見せて貰った。

     タイミングが少々別だが、私にも使わせてもらおう」

 

風野 剛:瞬間的に一ノ瀬の視界から消え、後には銀と紅の軌跡だけが残される。

 

風野 剛:もちろん、紅とは血である。誰のものか?

     それは一ノ瀬だけのものではない。

     彼自身の肉体も、加速についていけていないのだ。

 

風野 剛:1d10

    (1D10) → 4

 

風野 剛:8点ダメージ

 

ジェフ:(酒呑みながら観戦してる)

 

ジェフ:待機

 

 

GM:では次は黒耀

 

 

黒耀 鼎:「抜き放て、《岩融》!」

     マイナー:《氷炎の剣》+《地獄の氷炎》

     ※武器作成B

 

黒耀 鼎:《クイックモーション》→移動

     マイナー終了=侵蝕7

 

黒耀 鼎:「払えッ!《一槍・夜叉》」

     メジャー:《C:ノイマン》+《波濤火車》+《巻き上げ》

 

一ノ瀬:「応ッ!!」

 

一ノ瀬:8dx+12

   (8R10+12[10]) → 10[1,2,4,5,6,6,8,10]+6[6]+12 → 28

黒耀 鼎:8DX+10

   (8R10+10[10]) → 9[2,2,5,5,5,5,6,9]+10 → 19

 

黒耀 鼎:「チッ」(巻き上げ失敗)

 

黒耀 鼎:命中判定

 

一ノ瀬:「間合いの測り方が甘い」

 

黒耀 鼎:8dx7+10

    (8R10+10[7]) → 10[2,3,3,3,4,5,7,9]+10[9,9]+2[2,2]+10 → 32

 

一ノ瀬:ガード

 

一ノ瀬:ダメージ判定どうぞ

 

黒耀 鼎:4D10+23+3+2D10

    (4D10+23+3+2D10) → 25[3,3,10,9]+23+3+8[4,4] → 59

 

一ノ瀬:ガード、装甲で11軽減

 

一ノ瀬:48のダメージ

    一ノ瀬HP -49 → -97

 

黒耀 鼎:メイン侵蝕:10 消費HP3

 

一ノ瀬:「……”そろそろ”カ」

 

黒耀 鼎:「ははっ!浅いなっ、おい」

 

一ノ瀬:「なに、だからこそ安心できる」

 

 

GM:次、ヴォルト

 

 

ヴォルト:イニシアチブ

 

ヴォルト:マイナー戦闘移動 一ノ瀬のエンゲージへ

 

ヴォルト:メジャー:ライトニングカリバーからバリクラ抜き

 

ヴォルト:アームズリンクLv3+ライトニングリンクLv4+コンソ白兵+CノイLv2

 

一ノ瀬:ガード

 

ヴォルト:9dx8+5

    (9R10+5[8]) → 10[1,3,4,5,6,8,9,9,10]+7[3,5,6,7]+5 → 22

 

ヴォルト:3d10+31

    (3D10+31) → 21[10,6,5]+31 → 52

 

ヴォルト:装甲ガード適用できるよ

 

一ノ瀬:OK、ガード、装甲で11点軽減

 

一ノ瀬:41ダメージ

    一ノ瀬HP -97 → -138

 

一ノ瀬:眩しそうにヴォルトを見据えながら攻撃を受ける一ノ瀬

 

ヴォルト:「あなたを…倒す、穿てライトニングカリバー!」

 

ヴォルト:雷の光と共に剣が走る

 

一ノ瀬:一瞬だけ、目を閉じ。顔を引き締める

 

一ノ瀬:「そうだ、それでいい!」

 

ヴォルト:HP-5

 

 

GM:では、神崎

 

 

神埼 哲夫:マイナーで暴走解除

 

神埼 哲夫:メインで攻撃

 

神埼 哲夫:7dx8+22

     (7R10+22[8]) → 10[1,3,4,4,9,10,10]+10[2,6,10]+3[3]+22 → 45

 

一ノ瀬:ガード

 

神埼 哲夫:5d10+24

     (5D10+24) → 24[3,7,1,10,3]+24 → 48

 

一ノ瀬:ガード、装甲で11点軽減37のダメージ

    一ノ瀬HP -138 → -182

 

神埼 哲夫:「オラ自慢の剣術で全部弾いてみろよ!」

 

一ノ瀬:「グッ!」

 

神埼 哲夫:(分間625発)

 

一ノ瀬:銃弾を浴び、膝をつきそうになるところをすんでのところで刀を突き立て耐える

 

一ノ瀬:「まだだ、まだ…!」

 

一ノ瀬:「”彼奴”も最後まで戦ったのだ…」

 

 

GM:次、金剛

 

 

金剛 仁:待機

 

 

GM:では次、レオ君

 

 

レオ君:推定で部隊の敵なので攻撃するよ

 

レオ君:マイナー 完全獣化

 

神埼 哲夫:これが攻撃力特化型のオイラ

 

レオ君:ついでに+知性ある獣

 

風野 剛:やはり獣か

 

レオ君:メジャー コンセ+フレイムタン

 

レオ君:15dx7

    (15R10[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,3,5,5,5,5,7,8,8,9]+10[1,1,4,9]+10[8]+10[7]+10[9]+6[6] → 56

 

一ノ瀬:「これは…ッ!」

 

一ノ瀬:回避

 

一ノ瀬:8dx+7

    (8R10+7[10]) → 10[2,9,9,9,9,10,10,10]+10[8,9,10]+8[8]+7 → 35

 

一ノ瀬:ダメージ、どうぞ

 

レオ君:6d10+203

    (6D10+203) → 42[5,10,7,10,8,2]+203 → 245

 

一ノ瀬:演出、どうぞ

 

レオ君:巨大な獣の姿がビル上に現れる

 

レオ君:強烈なプレッシャーをまとい強靭かつ無慈悲な一撃が

 

レオ君:一ノ瀬の頭上に降り注いだ

 

一ノ瀬:「かわせんか…ッオォ!」

 

レオ君:「ふぉう」

 

一ノ瀬:一ノ瀬HP -138 → -383

 

一ノ瀬:そして大地に倒れ伏す一ノ瀬

 

一ノ瀬:だが、その体から放たれるレネゲイドはむしろ増大し続ける

 

一ノ瀬:まるで何かの”関”を切ったかのように

    周囲にレネゲイドの奔流が溢れ、君達の景色に別の景色を映し出す

 

金剛 仁:「懐かしい……な」

 

黒耀 鼎:「なんだ、これは・・・」

 

ジェフ:「おや、珍しいね」

 

ヴォルト:「なにっ!?」

 

風野 剛:「む、これは…?」

 

一ノ瀬:どこか薄ら寒い、闇の深い海のようなものだ

 

神埼 哲夫:「これどうやって飛んでんだ?」

 

金剛 仁:「これは人類悪」

 

黒耀 鼎:「人類・・・悪、か」

 

レオ君:「ボクじゃないよ」

 

ヴォルト:「…なんですかそれ?」

 

風野 剛:この光景になった瞬間刀の反応は?

 

一ノ瀬:まるで壊れたかのように共鳴したり、鳴り止んだり安定しません

    時折反応し、逆にまったく無反応になったりしています

 

金剛 仁:「昔ある実験があった」

 

風野 剛:「獣のような、そうでないような。…さすがにこれは初めてだね」

 

金剛 仁:「レネゲイドには記憶があり、レネゲイドとは対話ができる、であれば———」

 

金剛 仁:「ありとあらゆる情報をそこから拾えるのだと」

 

金剛 仁:「だが、其処にあったのは負の感情の塊だった」

 

金剛 仁:「オーヴァードへの覚醒、其処に在るのは何時も悲劇だ」

 

金剛 仁:「レネゲイドが持つ記憶は、レネゲイドの連綿たる歴史と等しい、即ち、感情を持つ"人"が築いた歴史全ての記憶を持っている」

 

金剛 仁:「故の人類悪、全人類が体験した全ての負だ」

 

黒耀 鼎:「まるで、悪夢だな。おい」

 

神埼 哲夫:「で、殺せんのかこれ」

 

ヴォルト:「…なんでそんなものがこの一ノ瀬から!?」

 

風野 剛:「これはちょっと負いきれないねぇ」

 

ジェフ:「バカなことするよねぇ...」

 

金剛 仁:「可能だ、ここは手を貸そう、昔殺し相手だ」

 

一ノ瀬:倒れ伏したはずの一ノ瀬ですが、いつまにか再び立ち上がっています

 

一ノ瀬:ですが、様子は先程とは一変しており、その顔は怨嗟で染まり

    もはや理性が残っている節はありません

    口から出る言葉も、まるで興奮している熊のような荒い吐息のような荒い声のみ

 

一ノ瀬:その敵意は、君達に剥いています。

 

黒耀 鼎:「なら、言葉は不要だろ?」

 

黒耀 鼎:「おい・・・おいおい」

 

 

GM:黒耀はその時に脳裏にふとあの手紙の一文を思い出します

   ”我々の末路の1つを、この体でもって”

 

風野 剛:「…なるほど。君は飲まれてしまったか。

      いや、この状況を作り出すのが目的だとすると、

      『飲まれる』事が目的かね」

 

ヴォルト:「これが…これがお前の孫の何になるって言うんだ!」剣を構えなおす

 

風野 剛:「ならば、私は成すべき事をするとしよう。」

 

金剛 仁:「……鏡を見ている気分だ、これも縁か彼女の考えた内か」ボソッ

 

黒耀 鼎:「てめぇ、一ノ瀬・・・それが応えか」

 

ジェフ:「見届けよう...君の答えを...」

 

風野 剛:「一ノ瀬。君とは分り合えると思ったが…せめて安らかに眠りたまえ」

 

 

GM:ラウンド進行を再開します

  ラウンド2

 

GM:セットアップ

 

 

一ノ瀬:異形への変貌を使用

 

風野剛:なし

 

神埼 哲夫:タゲロ

 

レオ君:爆裂

 

金剛 仁:ターゲットロック、攻勢変色、螺旋の悪魔

 

黒耀 鼎:なし

 

神埼 哲夫:無しで

 

 

GM:OK

 

GM:イニシアチブ

 

 

一ノ瀬:「オ”…アアァ…」

 

一ノ瀬:一ノ瀬は呻くのみでまるで武器を振ろうとする腕を押しとどめるかのようにブルブルと震えたまま動きません

 

 

GM:次のイニシアチブへ

  黒耀、風野、ジェフ

 

 

黒耀 鼎:「・・・チッ」

 

風野 剛:ではこっちから動くか

 

風野 剛:かまいたちぬいて一ノ瀬のエンゲージに移動するか

 

風野剛:8dx7+14

    (8R10+14[7]) → 10[2,3,5,6,7,7,7,9]+10[1,1,3,7]+10[7]+4[4]+14 → 48

 

一ノ瀬:リアクション放棄

 

風野 剛:5d10+10+25+15+8

     (5D10+10+25+15+8) → 21[6,1,5,4,5]+10+25+15+8 → 79

 

一ノ瀬:一ノ瀬に79点のダメージ

 

風野 剛:一ノ瀬のもとに駆け寄り、加速を維持したまま一ノ瀬を一突き

 

風野剛:1d+4+5

    (1D6+4+5) → 5[5]+4+5 → 14

 

風野剛:1d10+4+5

    (1D10+4+5) → 9[9]+4+5 → 18

 

風野 剛:「がふっ…君、血を畏れたまえよ」

 

一ノ瀬:「ガアァ"アッ!」

 

風野 剛:神埼のロイスを昇華

 

一ノ瀬:イニシアチブ、割り込み

 

一ノ瀬:マイナーコンボ『切羽疾走』

 

一ノ瀬:メジャーコンボ、一閃”世界”

 

一ノ瀬:対象、風野

一ノ瀬:16dx7+21

    (16R10+21[7]) → 10[1,1,3,4,4,4,4,5,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[2,3,7,8,8,9]+10[1,4,5,9]+3[3]+21 → 54

 

風野 剛:6dx+1

DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,2,5,8,8,10]+10[10]+6[6]+1 → 27

 

一ノ瀬:6d10+21

DoubleCross : (6D10+21) → 44[8,3,8,10,10,5]+21 → 65

 

一ノ瀬:65+放心

 

一ノ瀬:刀を振り絞るようにして一閃

    風野は切り裂かれた際にその銀閃の向こうに幻を見る

    無限の怨嗟、無数の屍、数多の憎しみが積もったその景色を

 

風野 剛:「ぐぅっ…!」

 

風野 剛:切り裂かれた先に無限の光景を見、あわば飲み込まれるが

     その時彼の脳裏にかすめるのは、あの剛毅だった男。

     UGN日本支部を作り、築き上げた男。

 

風野 剛:武人である「彼」ならば、この程度でへこたれるだろうか?

 

風野 剛:「…まだまだ!」

 

風野 剛:轟木厳十郎のロイスを昇華

 

 

GM:次、黒耀、ジェフ

 

 

ジェフ:何もせず見届けよう

 

黒耀 鼎:「はっ・・・何がしてぇんだよ、何をさせてぇんだ。おっさん」

 

黒耀 鼎:マイナー:《人間無骨》

     《赫き剣》+《破壊の血》 消費HP:4+2/選択→攻撃

 

黒耀 鼎:メイン:《複面・夜叉》

     《C:ノイマン》+《マルチウェポン》+《巻き上げ》+《波濤火車》

 

一ノ瀬:16dx+13

   (16R10+13[10]) → 10[1,2,2,4,5,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[8,10]+6[6]+13 → 39

 

黒耀 鼎:8dx+10

     (8R10+10[10]) → 8[2,3,3,4,6,7,7,8]+10 → 18

 

一ノ瀬:巻き上げ失敗

 

黒耀 鼎:8dx7+10

     (8R10+10[7]) → 10[2,4,4,4,6,8,10,10]+10[2,8,10]+2[1,2]+10 → 32

 

一ノ瀬:リアクション放棄、ダメージどうぞ

 

黒耀 鼎:5D10+3+44+2D10

     (5D10+3+44+2D10) → 35[5,9,7,7,7]+3+44+11[4,7] → 93

 

黒耀 鼎:鼎の構え、その動きは先の焼き増し。

     違いが在るとすればその手数。

     両手で添える様に振るっていた槍は片手で二槍を手繰り

     なぞる巻き上げは初めから囮であったかの様に攻撃へ繋がれた。

 

     右の十字槍で跳ね上げ右足を軸に空中に踊り出る。

     左の薙刀槍で右へ大きく薙ぎ払うと、そのまま動きを止めず回転し

     二度三度と一ノ瀬を切り刻む。

 

黒耀 鼎:「シッ!らぁぁあ・・・ッ!!」

 

黒耀 鼎:侵蝕:23

 

一ノ瀬:黒曜の攻撃を受け止め、その口が歪に笑みをつくる

 

黒耀 鼎:消費HP:6+3=9

 

一ノ瀬:装甲で4軽減、89ダメージ

 

一ノ瀬:「ア”…ガ、トゥ」

 

一ノ瀬:一ノ瀬、イニシアチブ割り込み

 

黒耀 鼎:「・・・糞、先に逝ってろ」

     何をしようとしているのかを理解して、顔を歪めずにはいられない。

 

一ノ瀬:マイナー、なし

 

一ノ瀬:メジャー、終刀”無明”

 

一ノ瀬:6dx5+19

    (6R10+19[5]) → 10[2,6,7,7,9,10]+10[1,5,6,9,9]+10[2,6,9,10]+10[5,7,9]+10[2,7,8]+10[3,10]+10[6]+10[7]+10[9]+4[4]+19 → 113

 

一ノ瀬:対象、一ノ瀬

 

一ノ瀬:12d10+26

    (12D10+26) → 61[7,4,7,6,5,8,6,1,7,2,4,4]+26 → 87

 

一ノ瀬:刀を握る手を回転、自らの腹に刃を突き立てた

    一ノ瀬の口に、さきほどまで君達の前にいた老人の

    引き絞った口が、わずかに戻ったように見えた

 

 

GM:戦闘終了です。

 

 

GM:先程まで君達の目の前に広がっていた夜の海は一ノ瀬が倒れるとともに消え去っていました。

 

 

黒耀 鼎:「満足できたかよ、一ノ瀬」

 

GM:一ノ瀬は完全に事切れており、腹に刃を突き立てたまま身動きひとつとりません

 

ヴォルト:「…これは…今回の事件は…結局、なんだったんだ」

 

ヴォルト:「アンタは…いったい何がしたかったんだ…」

 

風野 剛:「…さらばだ、優秀な狩人よ。

      人生とは泡沫の夢、縁があればいずれ合間見えることもあろう」

 

黒耀 鼎:朱き狂槍たる自らの得物に滴る血を払うように槍を振るい、

     片方の槍を地面に突き刺すと空いた手で一ノ瀬の見開いた目を閉じさせる。

 

神埼 哲夫:「っは、わっかんねーなー」

 

神埼 哲夫:「子が親の死に目に会えないなんてよ」

 

神埼 哲夫:「残される側の気持ちにもなれってんだよ」

 

金剛 仁:「……そうだな、きっとこれを仕組んだものは悪鬼だろうよ」

 

黒耀 鼎:一ノ瀬の表情はどうですか?

 

 

GM:表情は憎悪に満ちたその時のままです

 

 

黒耀 鼎:祈るように沈黙しながら、両方の槍を血に戻して還すと

     その血を凍らせて花びらの様にさせて添えながら。

 

黒耀 鼎:「せめてもの手向けだ、アンタは満足したみたいだしな。」

 

ヴォルト:「…事件の暫定の首謀者である一ノ瀬は沈黙…あとはあの結晶の処理か」

 

黒耀 鼎:「ちょっと失礼するぜ、おっさん」

 

ジェフ:「...これが示したかった末路かね」

 

黒耀 鼎:手を合わせ、懐を探る。

 

風野 剛:「…いや。これは寧ろ始まりだろう」

 

 

GM:一ノ瀬の持ち物だろうか

  黒曜は簡単に錠がかけられた手のひらサイズの小箱を見つけます。

 

 

風野 剛:「しかし彼の示したかったものは理解できた。

      彼は、彼の役割を十全に果たしたのだ」

 

ヴォルト:鼎と一ノ瀬によって確認しよう

 

風野 剛:同じく寄って確認

 

 

GM:その小箱を開くと、中には先程噛み砕いたものと同じように見える、

  赤い水晶が入っています。

 

GM:それ以外は何も入っていないようです。

 

GM:まるで、倒れたあとに君達に渡すために閉じていたかのように。

 

 

ヴォルト:「…彼が戦闘の前に砕いたものと同じもののようですね」

 

ジェフ:「解析にまわしておこうか」

 

黒耀 鼎:懐にしまいます。

 

風野 剛:「鼎、それをどうするつもりだね」

 

黒耀 鼎:「どうもしねぇ、が。悪いな、先約がある。」

 

ジェフ:「ふむ、まぁ...それもいいだろうね」

 

金剛 仁:「……黒曜さん、貴方はどちらに付くつもりだ」

 

黒耀 鼎:「持って回った言葉を使うんじゃねぇ、仁」

 

金剛 仁:人類悪の説明してる時に降りてきてるということで

 

金剛 仁:「……そうか、そうだな」

 

黒耀 鼎:「我は、約束を守る。それだけだ」

 

ヴォルト:「約束って…それは今解析に回して対策するために必要です!」

 

金剛 仁:黒曜のそれを聞いて黙ります

 

ヴォルト:「そんな一個人の事情で!」

 

黒耀 鼎:「・・・若造。もういいか・・・ヴォルト、そんなことに意味はない」

 

黒耀 鼎:「これをどうしたところで、悪夢は覆らない。わかるか?」

 

ヴォルト:「そんなことだって?この事件が始まってからあなたは招集されたはず、いったいどんな約束を誰と結んだのですか!?」

 

風野 剛:「鼎。そろそろ、説明してはくれないかね。君の知るすべてを」

 

黒耀 鼎:「それは出来ねぇ。」

 

ジェフ:「女性の秘密を暴くものではないよ風野君」

 

黒耀 鼎:「ジェフ、あんた変わらねぇな・・・ふっ。いいぜ」

 

黒耀 鼎:「我は一ノ瀬と約束した。そこには義が有った」

 

黒耀 鼎:「内容は明かさん、それこそが約束だ。」

 

黒耀 鼎:一ノ瀬を指差し、「ヴォルト、仁・・・お前たちにこの男を殺すだけの理由は有ったか?」

 

ヴォルト・テイル:「…僕は……仲間を倒され…事件の解決と復讐を胸に事件にあたった」

 

黒耀 鼎:「そいつらは、死んだか?違うだろ」

 

ヴォルト:「だが、目の前にいた…この男は仲間と自分を倒した悪人だが、ここまで…殺す必要があるとは面と会って違うとは思ったんだ」

 

ヴォルト:「結局、何がしたかったのかもわからない」

 

黒耀 鼎:「ああ、こいつはな。」

 

黒耀 鼎:「初めから死ぬつもりだったんだよ。」

 

ヴォルト:「…なぜ?……わからない」

 

黒耀 鼎:「誰一人、殺さず。未来を託すために。」

 

黒耀 鼎:「そして、私に道を託す為に・・・。」

 

ヴォルト:「……未来を?それはどういう…と言っても、

      あなたは話してはくれないでしょうが」

 

ヴォルト:「…はぁ、何を言っても無駄そうです。

      首謀者の一ノ瀬を死亡を確認、

      しかし結晶は持ち物から見つけられませんでした。」

 

ヴォルト:「鼎さんがどうするかは任せますよ」

 

風野 剛:「私は、君のやり方を見届けるとしよう。以前からそうしてきたように」

 

神埼 哲夫:「う~しんじゃ帰るか」

 

黒耀 鼎:その言葉にバツの悪そうな表情を浮かべ。

 

ジェフ:「あぁ、そうだ鼎くん」

 

黒耀 鼎:「ん?」

 

ジェフ:そう言って懐から取り出した袋を投げ渡す

 

黒耀 鼎:空中に飛んだそれを片手で受け取ると、紐を開く。

 

ジェフ:「これから歩く道は険しい道になるだろうね...」

 

ジェフ:「これは少しのおせっかいだ...」

 

ジェフ:袋の中にはお金

 

ジェフ:「路銀の足しにでもしたまえ」

 

ジェフ:「じゃ、僕も帰るよ」

 

黒耀 鼎:ポカンとした表情を浮かべ。

 

黒耀 鼎:「はっ・・・はは」

 

黒耀 鼎:純粋に笑顔を浮かべて一言礼を云う。

 

黒耀 鼎:「ごめんなさい、ありがとう。」

 

黒耀 鼎:「また、面倒を掛ける。」

 

黒耀 鼎:そう言葉を残して去る。

 

 

GM:そうして事件はひとまず解決をした。

  そして新しい事件の始まりでもあった。

 

 

クライマックス1 end

 




自分の秘密会話

黒耀 鼎 -> 一ノ瀬:クライマックスでロイス取っていいです?
黒耀 鼎 -> 一ノ瀬:一ノ瀬退散したら。
一ノ瀬 -> 黒耀 鼎:OKです。
黒耀 鼎 -> 一ノ瀬:っはーい

一ノ瀬変貌後↓
黒耀 鼎 -> 一ノ瀬:一ノ瀬の目から何か感じ取れませんか?
一ノ瀬 -> 黒耀 鼎:まるで、貴方がたへの気遣いのようなものがあります
黒耀 鼎 -> 一ノ瀬:メモのアレですかね。。

一ノ瀬死亡後↓
黒耀 鼎 -> GM:口元はどうですか?
GM -> 黒耀 鼎:かろうじて、口元だけ元の表情に戻ったように見えなくもありません
黒耀 鼎 -> GM:持ち物探っていいですか?
GM -> 黒耀 鼎:OKです
GM -> 黒耀 鼎:一ノ瀬の腰の裏のポーチに
GM -> 黒耀 鼎:大事に錠がかけられた箱があります
GM -> 黒耀 鼎:手のひらサイズの小さな箱です。
        開けようと思えば簡単に開けられます
黒耀 鼎 -> GM:開ける。
GM -> 黒耀 鼎:OKです、全体で演出します
(ヴォルトとか風間が寄って来て)
黒耀 鼎 -> GM:寄るな寄るなw
黒耀 鼎 -> GM:この結晶の使い道、三合会のやつかな。
GM -> 黒耀 鼎:Yes
黒耀 鼎 -> GM:人類悪と励起は関係あるの?
GM -> 黒耀 鼎:ある意味関係あります
GM -> 黒耀 鼎:人類悪はあくまで、エイジアレネゲイドが纏う雰囲気のことで
GM -> 黒耀 鼎:エイジアレネゲイドは、通常のレネゲイドを励起させ連鎖反応させたもののことです




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エンディング

GM:バックトラック

 

GM:Eロイスは8

 

 

神埼 哲夫:振りません

 

ヴォルト:ふりません

 

神埼 哲夫:3d10 ロイス振り

DoubleCross : (3D10) → 8[3,3,2] → 8

=最終侵蝕83

 

ヴォルト・テイル:6d10 ロイス

DoubleCross : (6D10) → 37[4,2,8,5,9,9] → 37

=最終侵食41

 

風野 剛:8d10

DoubleCross : (8D10) → 48[8,9,6,2,5,2,7,9] → 48

風野剛:3d10 通常振り

DoubleCross : (3D10) → 13[6,1,6] → 13

=最終侵食87

 

ジェフ:Eロイス振らない

 

ジェフ:4D10

DoubleCross : (4D10) → 15[8,2,2,3] → 15

=最終侵食91

 

 

GM:黒曜は一ノ瀬からのメモを受け取ったことにより、最終侵食にボーナスです。

GM:追加で2d10降ってください

 

黒耀 鼎:8d10

DoubleCross : (8D10) → 42[4,10,7,3,2,8,1,7] → 42

黒耀 鼎:5d10

DoubleCross : (5D10) → 37[9,2,9,10,7] → 37

 

黒耀 鼎:2d10

DoubleCross : (2D10) → 4[1,3] → 4

=最終侵蝕96

 

 

 

エンディング

 

 

GM:場所はUGN支部、そこに君達は霧谷に集められていた

 

ヴォルト:いるよ

風野剛:いるよ

神埼 哲夫:いるよ

ジェフ:いる

黒耀 鼎:いない。

 

霧谷:「ありがとう、貴方達にお越しいただいたのはいち早く情報を共有しようと考えたためです」

 

ヴォルト:「何か、ありましたか?」

 

霧谷:「先程、全世界へこのような”布告”が行われた」

 

風野 剛:「あの結晶についてかな?」

 

霧谷:そういって霧谷は君達に映像を見せる

 

 

???:「世界の皆様、はじめまして」

 

???:「我々は全世界のオーヴァードに対して宣戦布告する者です」

 

???:「我々は”エイジア”」

 

???:「オーヴァードの力を無力化する力を持ったオーヴァードです」

 

黒耀 鼎:「・・・」

     後ろに半笑いで映る女の姿。いや少女というべきか。

 

???:そう男がいうとその周囲には大勢のオーヴァード達が立ち並んでいます。

 

金剛 仁:その映像の後1人の男が支部長室に入ってくる

 

金剛 仁:「無作法失礼する」

 

風野 剛:「君か」

 

金剛 仁:「今の映像を見たな?」

 

風野 剛:「あぁ。」

 

神埼 哲夫:「おうそれがどうした」

 

ヴォルト:「…エイジア…どういう…」と若干の放心状態 

      入ってきたことに気づきません

 

金剛 仁:「……不義理になるが居ても立ってもいられなくてな」

 

金剛 仁:懐から1枚のメモを取り出し読み上げる

     ※公開された設定にて参照して下さい

 

風野 剛:「余程火急の用事と見える。いいだろう」

 

金剛 仁:「以上だ」

 

金剛 仁:「其処で1つ提案がある、俺と手を組まないか?」

 

金剛 仁:「FHエージェントである俺を信用しろとは言わん、

     ただあの組織に対して共に利用しあうことはできるだろう」

 

風野 剛:「君は、どうするつもりだね」

 

金剛 仁:「俺がやることは1つだけだ」

 

金剛 仁:「仲間のために生きる」

 

ヴォルト:「…にわかには信じられません、はっきりと言うのなら妄言とでも思ってしまいます」

 

神埼 哲夫:「プランナーとコードウェルが協力するとはおもえねーしな」

 

風野 剛:「…さて、これはまたあの大鎌を使わなければならないか」

 

金剛 仁:「そうだな、だが……何が起こるかわからんぞ」

 

金剛 仁:「連絡先を残しておく、何かあれば連絡先をくれ……あまり俺がここに長くいるのもよくないだろう」

 

ヴォルト:「支部長のところには、このような情報はあるんですか」

 

風野 剛:「いいだろう、狩人よ。君の言葉を信じよう」

 

ジェフ:「金剛くん...」

 

霧谷:「……あぁ、そうだね。これ以上は黙っているのはダメだろう」

 

霧谷:「私も少しだが、情報を持っている」

 

金剛 仁:「感謝を」

 

霧谷:「今金剛君が言った内容は事実だ、

    レネゲイドラグナロクについては、少なくとも」

 

霧谷:「だが、この情報は一般公開してはいない。

    してもいけない。必ず暴動が起きる」

 

風野 剛:「そうだろうねぇ」

 

ヴォルト:「…妄言なら、まだ良かったのに…」

 

ヴォルト:「そうですね、これが真実なら公開はできないでしょう」

 

霧谷:「……世界の敵、それを作るのが彼の目的であったのか」

 

霧谷:「ならば”乗る”しかないか。僕も覚悟を決めよう」

 

霧谷:「UGNのエージェント諸君、そしてFHエージェントの金剛君」

 

霧谷:「UGN日本支部、支部長霧谷として君達に依頼したい」

 

霧谷:「UGN、FH、ゼノス」

 

霧谷:「この三組織の共同戦線の成立、維持を味方して欲しい」

 

霧谷:「受けてもらえるだろうか?」

 

ヴォルト:「問題ありません、むしろ止めなければなりません」

 

ヴォルト:「……彼女をあの時止めるべきだった、その責任感もあります」

 

風野 剛:「私のやることは変わらないさ。

     それに老いに身を任せていた私にも、やる事が出来てしまった」

 

ジェフ:「ま、それもまた面白そうだ」

 

金剛 仁:ニィ、と笑い

金剛 仁:「あぁ、共に世界の敵を打ち倒そう」

 

神埼 哲夫:「めんどくせぇけどなぁ…どこにいても関係なさそうだもんなぁこれ」

 

ジェフ:「世界の敵ね...本当の敵はいったい誰なんだろうねぇ」(聞こえない声で

 

霧谷:「ありがとうございます。皆さん」

 

霧谷:「先程見せた映像は、現段階では情報規制をしいていますが長くは持たないでしょう」

 

霧谷:「翌日、遅くても一月もすれば周知のこととなると思われます」

 

霧谷:「そして、レネゲイドラグナロクについての情報を大至急進めていきます」

 

霧谷:「改めた任務の発令については後日にしましょう」

 

霧谷:「改めて、依頼を受けてくださりありがとうございました」

 

霧谷:「今日は解散しましょう」

 

ジェフ:「そうするとしようか」

 

ジェフ:「あぁ、仁くん」

 

金剛 仁:「なんだ?」

 

ジェフ:そう言って名刺を渡す

 

金剛 仁:受け取りますが

 

ジェフ:「普段はBARをしてるんだけどね、情報屋の真似事や中継もしててね」

 

ジェフ:「僕個人ならいくらでも力になるよ、いつでも店に来てくれたまえ」

 

金剛 仁:「…そうか、世話になるだろうよろしく頼む」と言い残して瞬間退場

 

風野 剛:「あぁ。ジェフや」

 

ジェフ:「なんだい?」

 

風野 剛:「ひとつ、頼まれごとをしてはもらえんかね」

 

ジェフ:「報酬しだいダネ」(そういって舌をだす)

 

風野 剛:「あぁ、金なら払うさ。その代わり」

 

風野 剛:「ひとついい義足を仕立ててはくれんかね。これじゃ踏み込めなくてね」

 

ジェフ:「ンフフフ...それくらいなら任せておくれよ、トビキリのを用意してあげるサ」

 

風野 剛:「はっはっは、変な機能はつけなくていいからね」

 

ジェフ:「ハハハハ...」

 

風野 剛:「はっはっはっ。それじゃあ頼んだよ、友よ」

 

ヴォルト:「…」エイジアと名乗る組織の宣戦布告が映ったモニターを睨み付け…いや、そのモニターに映った少女のことを考える

 

ヴォルト:(あの…バツの悪そうな顔は…こういうことだったのか…?

     僕は…あの時彼女を止めるべきだったのか…?)

 

黒耀 鼎:槍に刀を腰に吊るし、画面を見る。

     その眼は不思議とヴォルトを見ている様な錯覚させられた。

 

黒耀 鼎:何かを期待するように。

 

黒耀 鼎:一瞬だけ、微笑むように。

 

ヴォルト:(………振り返ってもしょうがない……止めるべきなのか、それとも望むように"世界の敵"として討つべきなのか)

 

ヴォルト:(これから定めなければ…)

 

 

GM:そうして一行は各々の思いを胸に抱えたまま解散していった。

  一ノ瀬が残したものを、様々な形にして受け取りながら

 

 

エンディング1 end

 

 

 

エンディング 風野

 

 

GM:霧谷支部長が話したとおり、まわりのオーヴァード達も件の放送を知るところとなった。

 

GM:だが、君の日常に変化はない。

  事件と関わる前の平和な日常が、一見戻っているように見えた。

  来るべき、その時を待ちながら。

 

風野 剛:彼は老人からもらった義足を新しくつける事になった。

 

風野 剛:そして武器を杖から、背丈ほどもあろうかと思われる巨大な鎌だった。

 

風野剛:「葬送の刃」。獣と化した哀れな命を刈り取るための得物だ。

 

風野剛:「…さて一度握れなくなった身、どこまで彼女に互するかどうか…」

 

風野剛:「しかし、やらねばなるまい。…言うなれば、あれも彼との『約束』だからねぇ」

 

風野剛:近いうちに風野老人は何事も告げず姿を消すことになるが、それはまた別の話。

 

 

 

エンディング ジェフ

 

 

GM:君の日常も変化はない

  あえていうならば、情報屋としての依頼に”エイジア”に

  関するものが増えたことがあるがそれも含めていつものことだろう

 

GM:だが君はわかっている

  近いうちにこの日常と離れなければならない夜がくることを

 

ジェフ:「世界の敵...世界の敵ねぇ...」

 

ジェフ:「本当の敵を見失わないといいけどねぇ」

 

ジェフ:グラスをみがきながら想いをはせる、決意をいだいた者達に...

 

ジェフ:そうしてるうちに店の扉が開いた音が聞こえてくる...

 

ジェフ:「ようこそ、BARーサーカスーへ」

 

 

 

エンディング 神崎 

 

 

GM:君は変わらずトラックを運転している

  その日常に変化はない。

 

GM:だが、君は少しだけ先日に起こった事件の記憶がよぎる

 

GM:最後に一ノ瀬にかけた言葉を

 

GM:だが、それも仕事の忙しさですぐに流れていった。

 

神埼 哲夫:「死んじまったらよお、それで終わりなんだ」

 

神埼 哲夫:「生きてりゃいい、いつか笑い話になる」

 

神埼 哲夫:そういいながらトラックを走らせる

 

神埼 哲夫:「おい、てめぇ追い越しとはいい度胸じゃねえかぶっ殺すぞ!」

 

神埼 哲夫:それが変わらないいつもの日常

 

 

 

エンディング とある日の一室

 

 

GM:その部屋はまるで何人かの家族が住んでいたような家の一室

   だが、まるで住んでいる人はもういないかのような静かな様子がある

 

GM:生活感もまるで一人分でしか感じられない

 

GM:その一室に一ノ瀬がいた。

 

GM:その手には黒髪の少女が、家族とその家で笑っているものだった。

 

GM:"私の戦う意味は…もう" そう言って彼は静かに立ち上がった

  静かに身支度を整え部屋を後にする

 

GM:その部屋の机には、濡れて滲み

  誰かが握りしめたのかぐしゃぐしゃになった新聞があった

 

GM:内容はとある交通事故の一面

 

GM:犠牲者の名前はその家に住む人々の名前がにじんだ文字からうっすらと見えていた

 

 

 

エンディング 黒耀

 

 

GM:エイジアの隠れ家としてあてられた部屋の一室、

  君が一人のタイミングを狙って来客が訪れていた

 

???:「お疲れ様でした。黒耀さん」

 

黒耀 鼎:「・・・おう」

 

黒耀 鼎:気怠そうに手を軽く上げて、ひらひらと振る。

 

???:「貴方に1つ、渡してほしいと預かっているものがございます」

 

???:そう言って懐から取り出したものは一枚の写真

 

黒耀 鼎:「あん?それは・・・」

 

???:「私はあなたに渡して欲しい、と頼まれただけですのでこれにて」

 

黒耀 鼎:「待て、まだアンタに聞いてなかったな。」

 

???:「はい、なんでございましょうか」

 

黒耀 鼎:「一ノ瀬の事をどう想ってるんだ、アンタは」

 

???:「私にそれを応える権利がございませぬ」

 

???:「ですが、その写真が私の意思でございます」

 

???:黒耀がその写真を見るとその写真はまるで崖から撮影したのか、

    一面に広がる大海原でした。

 

???:「私はあくまで歯車の1つ」

 

???:「ですが、気持ちは皆と同じつもりでございます」

 

???:そう言って男は静かに立ち去って行った

 

黒耀 鼎:「はっ、そうかい・・・仁義とはいえおっさん。

      アンタも噛まされたかもしれねぇな・・・。」

 

黒耀 鼎:受け取った写真を眺めながら、悪態をつく。

 

黒耀 鼎:「写真の、気持ちね・・・。」

 

黒耀 鼎:写真を暫し眺めると、懐にしまうと目蓋を閉じる。

 

 

黒耀 鼎:

翁が去ったはず部屋には鼎以外の姿がある。

しかしそれは他者には見えぬ、云わば想いと呼ばれる像。

 

私には心残りがあった。

この選択が正しかったのか。

 

もっと云えば・・・・・・時代に取り残された父が抱いた夢を託されて、

信頼に土を掛け、仁義と割り切り杯を傾けて。

その対価に比例するだけの何かを私は残せているのか。

 

眼を開くと男が嗤う。

血塗れの男が私を見て嗤うのだ。

 

(お前は、何のために其処に立つのか)

 

この力に目覚めてから、今なお父の幻影は私を苛む。

誰に話したこともない。

 

残された義理の肉親にすら。

 

「────く、ははは、まだ迷っておられるか。父上」

 

歳を重ね、人に教え導き武道の路を連綿と連ねるのが正しいと信じ

無駄を悟り、爺さんらにも内緒で道場を畳んだ。

 

停滞することに慣れた者が、再び足を踏み出すのは難しい。

 

私も組織も、そして世界も。

三者三様に当初の目的を覚えているかすら怪しいものだ。

 

「ふっ・・・!」

 

一ノ瀬の翁が振るっていた刀を振り払い父の影を斬り落とす。

 

 

それでも見出した光が有った。

 

それでも見出した光が有った。

父が託したものを、武という形でなくとも未来へと託せるならば。

 

今度こそ、越え難き壁を越えてやろう。

若き少年に武の道魅せて果てるのも良い。

 

────武を尽くし、・・・・・・武に尽くす。

 

黒耀 鼎:「それが"私"の生きる道」

 

 

 

エンディング ヴォルト

 

 

GM:ヴォルトの仲間たちも順調に快方に向かっており

  治りが早いものはもう立って歩けるほどになっている

 

GM:だが、君はまだ彼らに話していないことがある

  エイジアと、先日の事件の顛末についてだ

 

GM:ひとまず日常はゆっくりと戻りつつある。

  君の仲間たちと、そして新しく絆を結んだ彼らとの日常が

 

ヴォルト:エイジアを知ったことにより、霧谷支部長の周りで動くことも多くなった

 

ヴォルト:快方に向かっているとはいえ、まだ隊長の調子は本調子には遠い

 

ヴォルト:「エイジア」その単語を聞く度にあの、剛毅な少女の事を思い出す

 

ヴォルト:あの組織に入り、世界の敵として動くことを決めた彼女は一体何を思ってあの場所へと向かったのか

 

ヴォルト:…バツの悪そうな顔、見送るのではなく止めるべきだったのか。

 

ヴォルト:その答えは未だに出ない。

ヴォルト:……答えのない問いはいつも頭をもたげる。

     過去は戻らない、前にしか道はない。

 

ヴォルト:こう考えていることすら無駄であり、

     これからをどうするかが残るだけだ。

 

ヴォルト:………僕はいつかエイジアと彼女に対して答えをもって対峙しなければならない。仲間に話せるかどうかはわからないが、僕のケジメだ。

 

ヴォルト:今日も一日が始まる。太陽が昇り、いつもの一日が始まる。

ヴォルト:身支度を整え、部屋の扉に一瞬目を閉じる。

 

ヴォルト:あの騒がしくも愉快な一時の日々が確かにそこにあったんだ、

     そこに嘘も偽りもない。

 

ヴォルト:「…よし」

 

ヴォルト:やらなければならないことは多くある、

     まだ立ち止まるわけには行かない。

 

ヴォルト:ドアノブに手をかける。次の一歩を踏み出すために。

 

 

 

connect -A-

 

 

GM:そこの部屋は本や資料で埋め尽くされていた

  そのなかには一人の小さな人影

 

GM:人影はスッと、一つの写真を手に取る

  そこには白髪で染まった老人が、黒髪の少女を笑顔で撫でているものだった

 

GM:「貴方のことは抱えていく」

  そう言って一言呟いてその写真を上から指でなぞっていった

 

GM:チリチリと写真が端から変わっていく

  その指の下には大海原の写真

 

GM:そして写真が全て大海原に変え終わり、少女は静かに立ち去って行った

  その脳裏にはとある男との会話がよみがえる

 

GM:「一之瀬、なぜこの写真を私に預けたのですか」

 

GM:そう問いかけた男はこう答えた

 

GM:「私にはもう不要なものです。ですが、捨てることもできないのです」

 

GM:「ですから、一つだけワガママを言わせてください」

 

GM:「せめて、私が生きた証をどのような形であれ残したいのです」

 

GM:「それが相手に伝わらなくても構いません、

   ですのでそれを渡し役をお願いします」

 

GM:そのままの形で渡すことはできない。

  だが、せめて彼が認め彼の意志を継いだ者へと

 

 

 

ダブルクロス ~老練の気骨を鋼に乗せて~

 

 

 

GM:経験点の配布は以下の通りです

 

GM:セッション参加1点全員

 

GM:シナリオの目的を達成した、10点

 

GM:浸食値、各自

 

GM:よいロールプレイをした 黒耀

 

GM:他のプレイヤーを助けた ジェフ ヴォルト

 

GM:セッションの進行を助けた 風野 ヴォルト

 

GM:スケジュールその他 全員

 

GM:裏ハンドを受理した 黒耀

 

GM:今回のEロイスは8です

 

 

 

「「「「「おつかれさまでしたー」」」」」

 

 

 




※公開された設定

レネゲイドラグナロク 一ノ瀬のメモ


レネゲイドの本流、その流れがここ近代において
異常に活性化していることが確認されており
近いうちに世界的規模のレネゲイドの天災が
それこそ世界を、地球どころか下手をすれば
もっと広範囲の全てを巻き込むほどのレネゲイドの"異常励起"が起きると思われる。
これをレネゲイドの世界的崩壊、レネゲイドラグナロクと仮称する。


これは避けようがない事実だ
UGNやFH、ゼノスのトップ層など一部だけは認識して準備を進めている
だが、それでは足りない。
世界全ての力を合わせても足りるか怪しいほどなのだ。
世界中に一斉に、ジャームで溢れることなど、
どの組織でも対応などできるはずがない。


対応するためには最低限世界中全ての力を合わせなければいけない。
ならば世界中の力をどうすれば合わせられるか。
どういう状況ならば結束するか。
それは『世界の敵』が現れた時だ。


もう時間がない。
私はそう平和的な方法で結束させることは諦めた。
立場、文化、組織体制、人間関係、様々なしがらみが多すぎた。
だから私は成ると決めたのだ。
『世界の敵』に。
来るべき時に、世界が手を結ぶために。

だが私一人の力では足りない。
それが私がこれを書き、渡したその意味だ。


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黒曜 鼎の場合

自キャラでぽつぽつ。


真夜中の川辺。

耳を澄ませば川の流ゆく水の音。

眼に写るは光を放つ蛍の煌めき。

 

川の辺には一本の刀と、長柄の薙刀が無造作に突き刺さり周囲を蛍らが照らし出す。

 

人の気配のない自然に包まれ、

景色、この場所を見てすぐさま理解した。

 

これは夢だ。

 

父の獲物は鼎がその命を奪った際に折れているし、そもそも前後の記憶で鼎はこの様な場所に来た記憶はない。

 

つまり自分の未熟さが、迷いや悔いがこの夢を見せているのだと。

少なくとも鼎はそう考えた。

 

鼎は過去を想い。

未来を憂いて、今を悲しんでいる。

 

憂う、といっても鼎は悲観主義者ではない。

もっと云えば、遠くない未来に起きる大災厄にしても知った事ではなかった。

ましてや、共通の敵が生まれねば立場や感情が邪魔をするという下らぬ理由ならば、尚の事。

 

それでも考えてしまうのは、後見人として付き纏う一人の翁と青さの抜けない弟弟子、それにまだまだ若い少年の未来だった。

 

思考に耽りながらふと、鼎が視線を一対の得物に向けると弱々しくも明滅を繰り返しながら懸命に舞う蛍が目についた。

 

その姿は亡き父や、一ノ瀬に自然に重なって見えた。

 

身も蓋もない言い方をしてしまえば、あの二人は生きる事を諦めた。

勝手に絶望し、身勝手に他者に想いを押し付け満足して自殺したのだ。

 

だが。

こうして未だに夢見に迷うのは。

 

「下らねぇ…見下げるよな。私は未だに迷ってるみてぇだ、なぁ…爺さん」

 

小さな口からぽつぽつと自嘲が漏れてゆく。

誰に言うでもない。

聞く者も存在しない夢の中で。

ただ、表情は微笑んでいた。

 

今も昔も、鼎の根本に在るのは”どう生きて、どの様に死ぬのか”だ。

その一点に於いて鼎は魅せられた。

 

もともと実戦的な流派の跡取りだった事が。

レネゲイドという超常の力、明確な命の奪い合いが珍しくもない現代が。

その歪な価値観を形成していた。

 

二人は実に満足そうではなかったか?

 

羨ましいと感じたのは間違いない。

 

誰かの為、それが正でも負でも

返り帰って自分の為なのだ。

英雄も悪鬼も結果的に誰かを救い、

誰かを殺す。

最期はその咎を支払い、次へと託しながら。

 

鼎は思った。

 

人は自分勝手だからこそ、

死に際にあれほど美しいのだと。

 

鼎は一歩踏み出し、刀を握る。

すると薙刀は砂となり崩れ去った。

 

「幾ら迷おうが、既に引き返す道はない…今一度、アンタに託されたアルカナに誓う」

 

その刀は呼応する様に光を放ち、

気が付くと蛍は煌めきを一層強くした。

 

「この命、”世界”を必ず成功に導こう」

 

刀は軽く力を入れると簡単に地から抜け、舞う様に軽く振い詞を紡ぐ。

 

 

「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ…」

 

 

夢の世界は泡沫の様に消えて、閉じた。

 

 

 

 

 

 

 



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