気が付いたら女サイヤ人に転生していた件 (銅英雄)
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~原作前~
プロローグ 生まれはエイジ733


ドラゴンボールの小説になります。

…どこかで見たようなタイトルのような気がするけど気のせいだと思いたいです。

よろしくお願いします。


う~ん。………あれ?私確かベッドで寝てたはずだよね!?なんで保育器っぽいところでしかも赤ん坊になってるの?どうしてこうなった…。

 

よし、振り返ってみよう。

 

私、大宮鈴音(おおみやすずね)は今日すごく疲れたから学校から帰ってゆっくり寝ようと思ってベッドに倒れるように、泥のように熟睡した。……以上。

 

…………いや、以上じゃないよ!なにがどうなったらこんなことになるの!?どうやら夢じゃないみたいだし…

 

…とりあえず辺りを見てみよう。……保育器のある部分にエイジ733と書いてあった。

 

………………ここドラゴンボールの世界じゃん。しかも私に類人猿の尻尾みたいなの生えてるし…。じゃあ何?私もしかしてサイヤ人!?戦闘民族!?

 

…どうしよう。私、原作知識曖昧なんだよね。

 

思い出してみよう。……確かベジータがエイジ732生まれだったような気がする。友達が言ってた。

 

私の友達で無類のドラゴンボール好き(最早あれはマニアだろう)の子がいて、最近『復活のF』を一緒に見た記憶がある。

 

……それはおいといて、その子にドラゴンボールの漫画全42巻を少しずつ借りて読んだ他に、劇場版のDVDを一緒に見たりして私もドラゴンボールが好きになったっけ…。特にサイヤ人が好きだったなぁ。バーダックとか格好いいとか思ってた時代があった。

 

悪役だとターレスとかね。

 

あとは、無印だけど桃白白が面白くて好きだった。柱を折ってそれを投げて『ぴょっ』とか言って飛び乗ったりしたところとかは無印で1番面白かった。笑いすぎて疲れたと思ったのはあれが初めてだったのがいい思い出だったりする。

 

さて、そろそろ現実を受け入れよう。

 

とりあえずこれからのプランを考えていこう。と思った矢先に私の両親らしきサイヤ人達が私の方に近づいてくる。

 

「こいつが俺達の娘か」

 

「そうよ、名前はベルっていうの」

 

どうやら私はベルというらしい。サイヤ人の名前は確か野菜が由来になっているはずだからベルという名前にも何らかの野菜が元になってるだろう。

 

私の前世(多分死んでないはず…死んでないよね?元の世界に帰れるよね?)の名前は鈴音だったから、それに近いのはなんだか嬉しい。

 

しかし私の両親すごいイケメンと美人さんじゃん。私も将来こうなるのかな?グヘヘ……おっといけない。

「ほう、戦闘力は333…。中々高いじゃないか」

 

「流石私達の子供といったところかしら」

 

「そうだな」

 

333って…なんでゾロ目?…まぁでも無印時代だとトップクラスの強さなんだよね。

 

生まれたときの戦闘力が2の人参……もとい悟空だって様々な戦いを経て今やサイヤ人トップの実力(多分)を誇っているから、私も修行次第でそれ以上の強さになれるはず。多分…きっと…メイビー…。

 

 

……とりあえず死なないために修行頑張ろう。

 




とりあえず1話目終了です。

オリ主のプロフィールをのせます。


大宮 鈴音(現実世界の名前) 16歳 女

趣味 機械弄り、アニメ観賞、読書



ベル(この作品の名前) 0歳(現時点で) 女

現時点での戦闘力 333



以上になります。名前の元ネタはbell pepper 。英語でピーマンのことです。……既に他の小説と被っていたらどうしよう……。…その時は開き直ろう(ヤケクソ)。

では。



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第1話 とりあえず修行しよう。目標はナッパ

話が思い付いたのでとりあえず投稿なう。

※サブタイに名前が挙がってますが、ナッパは出てきません。


3年の月日が経ち、3歳になった私は早速あるサイヤ人にお願いし、修行に明け暮れている。とりあえず第1目標はナッパくらいの戦闘力を目指すために……。

 

そのサイヤ人というのが…

 

???「オラッ!動きが甘いぞ!!」

 

ベル「くっ!」

 

なんとターレスである。…自分から頼みに行っておいてなんだけどよくOK出したなぁ。

 

私がターレスにお願いした理由は2つある。

 

1つ目は私が好きなキャラの1人だからである。

 

悟空にそっくりな人ってどこか格好いい感じがするんだよね。雰囲気とか。

 

2つ目。これが本命だったりするが、神精樹の実を入手すること。

 

本命とはいえ簡単には手に入らないだろう。最悪盗んででも手に入れるつもりである。

 

ターレス「少し休憩するか」

 

ベル「はい!」

 

そういえば気になったからこの機会に聞いてみよう。

 

ベル「ターレスさんはどうして私に修行をつけてくれるんですか?」

 

ターレス「女のサイヤ人が力をつけることによって強力な子供が作れそうだからな。…ただでさえ女サイヤ人は珍しいんだ。それにオマエの目が本気のそれだったしな」

 

…ターレスってこんな人だったっけ?子供を作るとか平気で言うような人だったっけ?いや、他意はないと思うけど…。

 

それにしてもすごいなぁ。どんどん強くなっていく感じがする。現実では考えられないよ。私インドアだし。……これが戦闘民族サイヤ人か。

 

ターレス「休憩は終わりだ。続きをやるぞ」

 

ベル「はい!」

 

それからも私はターレスとの修行(一方的にボコボコにされている)を続けた。

 

 

~そして~

 

ターレス「今日はここまでだ」

 

ベル「ありがとうございます!」

 

私はターレスとの修行以外には独学で気のコントロールを練習している。この技術は後々のためにかなり必要だと判断して早めにできるように心掛けている。

 

これに関しては早い段階で習得した。両親にスカウターでチェックしてもらって完全に農家のオッサンレベルにまで抑えることができた。

 

両親はこんなことになんの意味があるんだと聞いてきたけど、これからきっと役に立つと言っておいた。

 

ちなみに今の私の最大戦闘力は12000だそうだ。

 

……いつの間にかナッパの3倍になってるよ。ベジータでもまだ10000いってるか怪しいだろうに。……ターレス様々である。

 

 

それから半年が過ぎ、ターレスが突然こんなことを言ってきた。

 

ターレス「悪いがそろそろ俺は他の星に行くことにする」

 

ベル「……えらく急ですね。なんでですか?」

 

ターレス「理由は教えんが俺達サイヤ人にとって必要なことだと言っておく」

 

その他の星に行くことが後に劇場版に繋がるのかな?

 

ベル「わかりました。もう聞きません」

 

ターレス「これはプレゼントだ。俺の修行に耐えた褒美だ」

 

ベル「これは……?」

 

ターレス「神精樹の実だ。こいつはいい環境で育ったヤツだから食べると戦闘力は20倍まではね上がるぞ」

 

これがそうなんだ……。

 

ベル「もらっちゃっていいんですか?しかも3つも…」

 

ターレス「いいってことよ。それでもっと強くなれ」

 

1つもらったらラッキー程度にしか思ってなかったからこれは儲けものだね。…今食べると24万か……。この時点でギニューの2倍じゃないか。

 

……まぁ食べるのはもう少し後でもいいかな。親に見つからないようにしよっと。

 

ターレス「あとこれも持ってけ」

 

ベル「わっ…と……」

 

そう言って私に投げ付けてきたのはスカウターだった。

 

ターレス「ソイツは最新型だから数十万までは計れるはずだぜ」

 

何?この綺麗なターレス……。ほんとにこの人悪人?

 

ベル「ありがとうございます!大切にします!」

 

ターレス「そうしてくれ。じゃあな」

 

ターレスは他の星に仲間と一緒に行った。

 

 

 

~半年後~

 

エイジ737のある日、この日悟空が生まれた。私の記憶が正しかったら惑星ベジータの消滅のカウントダウンが始まったはず……。神精樹の実を持っていって他の星に行こう。両親?私の親は現実世界の両親だけです(真顔)。

 

ターレスのいるところでもいいが、折角だから色々な技を覚えたい。……しばらく考えてヤードラット星に行くことにした。瞬間移動ほしいしね。

 

宇宙船(サイヤ人御用達の丸いの)に乗ろうとしたときにベジータ、ナッパ、ラディッツの3人を見かけた。……関わるのは面倒だからスルーしておいた。幸いまだこちらには気付いていないし、さっさと行こう。

 

私はヤードラット星を目指して宇宙船を動かした。

 




今回はここまでです。……ターレスのキャラがわからない件……。

こちらの作品は思い付く限りどんどんあげていきます。

最後に主人公のプロフィール?を乗せます。


ベル 4歳 戦闘力 5~15500(気のコントロールができるため)

手持ち 神精樹の実×3


以上になります。次回もよろしくお願いします。


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第2話 惑星ベジータ?瞬間移動を教わってる間に消滅しましたが何か?

どんどんいきます。


ヤードラット星に着いた私は、早速瞬間移動を教えてもらうようにお願いしに行く。

 

ベル「お願いします。私に瞬間移動を教えてください」

 

ヤードラット星人「……君はサイヤ人だね。かなりの力を持っているようだが、どうして瞬間移動を覚えたいのかね?」

 

ベル「私はこの力を戦いの役立てたいからです。それに仲間がピンチの時にすぐに助けに行けますから」

 

ヤードラット星人「……わかった。ただし、簡単には覚えられんぞ」

 

そういえば悟空ってどれくらいで覚えたっけ?

 

ベル「ありがとうございます!」

 

まぁ教えてくれるみたいだし、細かいことは気にしなくてもいいか。特に急いでないし。

 

 

 

ヤードラット星人「よし、最後に誰かの力を思い浮かべ、やってみせよ!」

 

最後にどこかへ瞬間移動して、ここに戻ってくることをやってみせる。

 

ベル「はい!」

 

誰にしようかな。…フリーザ軍の誰かを思い浮かべた。…よし!

 

シュン

 

ヤードラット星人「ほう」

 

シュン

 

ベル「ただいま戻りました」

 

ヤードラット星人「今行ったところはどこかね?」

 

ベル「惑星フリーザです」

 

フリーザ軍の人はビックリしてたけど、もう行く機会もないし問題ないよね。

 

ヤードラット星人「星々を移動できるようになるとは…正直驚いた。惑星フリーザはここからかなりの距離があるのに」

 

ベル「頑張りました!」

 

ほんとに頑張ったよ…。まさか1年半もかかるなんて…でもこれで1度行ったところで、知っている人の気を頼りに瞬間移動できる。

 

ヤードラット星人「もう行くのかね?」

 

ベル「ここで少しゆっくりしてから行きます」

 

ヤードラット星人「…そうか。ならゆっくりしていってくれ」

 

ベル「はい!」

 

次はどこに行こうかな?休みながら考えよう。

 

 

 

~翌日~

 

1日休んですっきりしたので、私はヤードラット星を出ることにした。

 

ベル「お世話になりました」

 

ヤードラット星人「達者でな。精進せよ」

 

ベル「はい!」

 

私はヤードラット星人に挨拶をして宇宙船で飛び立った。

 

次はナメック星にしよう。ナメック語を覚えたり、デンデのようにベホマを使えるようになりたい。

 

あとできれば最長老様に潜在能力を開放してもらいたいな。ナメック星に着く前に神精樹の実を食べておこう…

 

~ナメック星~

 

ふぅ、ここがナメック星か。自然豊かなところで空気がおいしい。

 

とりあえず人里に向かおうかな。

 

 

~そして~

 

ベル「すいません」

 

???「見たことない顔だが…、どういった用件かね?」

 

この人…というよりはこのナメクジは確かベジータに殺されたというだけで生き返り損なったナメック星人だ。……名前はツーノさんだっけ?

 

ベル「惑星ベジータ出身のベルというものです。ナメック語を教えてもらいに来ました」

 

ツーノ「ほう…なんのためにナメック語を覚えるのかね?」

 

このやりとりヤードラット星でもやったような…

 

ベル「これからのために色々な言葉を覚えたいと思いまして…」

 

ツーノさんはしばらく考えた後。

 

ツーノ「わかった。教えよう」

 

ベル「ありがとうございます」

 

それから私はナメック語を3年かけてすべての言葉を会話し、書けるようになった。…何で3年もかかったって?…そこまで私の学力は高くないんだよ!(半ギレ)

 

ナメック語をマスターした私に最長老様がドラゴンボールを使わせてくれるとのことで早速私はポルンガを呼ぶことにした。……まさかドラゴンボールまで使わせてもらえるとは……。

 

最長老「それでは、呼び出してください」

 

ベル「はい、タッカラプト、ポッポルンガ、プピリットパロ!」

 

確かこんな感じだったよね?デンデが言ってたのは。

 

あっ出てきた…

 

ポルンガ「どんな願いも3つまで叶えてやろう」

 

そういえば願いを考えてなかったな…。よし、決めた!

……その前に

 

ベル「ほんとに私が願いを全部叶えていいんですか?」

 

最長老「構いませんよ。自由に使ってください」

 

最長老様を始めとする他のナメック聖人も頷いた。ナメック星人は聖人君子の集まりなの?

 

ベル「ありがとうございます。では」

 

ベル《あそこにある私の宇宙船を大きくしてください。そこの民家と同じくらいの大きさでお願いします》

 

※《》はナメック語です。

 

ベル(ん?何か変な電波を受信したような…)

 

ポルンガ「容易いことだ」

 

ポルンガはそう言うと宇宙船を大きくした。…これで色々なものが設置できる。重力室とか作ろう。

 

とはいえ特に願いがないのでポルンガには帰ってもらった。

 

最長老「いいのですか?願いは3つまで叶えられますが」

 

ベル「はい、ドラゴンボールを使わせてもらっただけでもありがたいですし、特に叶えることもありませんから」

 

最長老「そうですか…。ところであなたはかなりの潜在能力をお持ちですね。よろしければ私が引き出してあげましょう」

 

最長老様はそう言って私の頭に手を乗せ、潜在能力の開放を行った。

 

……すごい。どんどん力が溢れてくる。今ならフリーザの最終形体と互角に戦えそう!

 

最長老「はい、終わりましたよ」

 

ベル「ありがとうございます。力がみなぎってきます」

 

心なしか頭も冴えてきた。

 

最長老様から潜在能力を開放してもらった後、私は早速宇宙船を改良した。

 

 

~そして~

 

よし、出来た!生活スペースに重力室、それからお風呂に洗面台。そしてベッド。…あとは食料さえあれば生活には困らない。ナメック星の食べ物とかいっぱいもらったし、生物は冷蔵庫に入れておこう。

 

ナメック星人はいい人ばかりだったな…。ベホマも教えてくれたし。…この人達が困ってたら助けに行こう。

 

そう私は心に決めた。…そろそろ超サイヤ人になれるように訓練しよう。

 




はい、次回に続きます。


ベル 9歳 戦闘力 5~1億1500万(神聖樹の実を食べ、潜在能力を開放したため)

手持ち 神精樹の実×2

以上になります。


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第3話 家族が増えました。っていうか同胞が増えました

さあ、あげるぜ!(ハイテンション)

今回オリキャラが出ます。


私は超サイヤ人になるための修行をしている。

 

…300Gの重力で。

 

悟空は100Gだったけど、ベジータはこの重力でやっていたから問題ないよね?…私まだ9歳だけど。

 

私は今ナメック星のすぐ近くにある星で修行をするためにしばらくここで停船している。

 

……ん?何か大勢の気が減ってるような…。何かあったのかな?

 

私は外に出ると、そこには原住民を攻撃している宇宙人の方々の姿が!!……ってそんなこと言ってる場合じゃない!早く助けないと!っていうか何で気付かなかったんだよ私!修行に夢中になりすぎて死にかけたからか!(意味不明)

 

ベル「ねぇ、何してるの?」

 

……いや、私呑気すぎない?まぁいいや。

 

宇宙人「ナンダオマエハ」

 

…うわぁ。この世界にリアルグレイっているんだなぁ。しかも30ぐらいいるし。なんというかキモい。

 

ベル「ここから出ていって」

 

宇宙人(以下グレイ)「ナニヲイイダストオモエバ…。オマエラ、ヤッテシマエ」

 

何で片言なんだ?…そのせいかやってしまえが別の意味に聞こえる。…言っておくけど私はむっつりじゃないよ?誰に言い訳してるんだ私は…。

 

グレイ達が5匹くらいこちらに向かってくるので、とりあえず上に飛んでかわす。

 

どれ、戦闘力はと…。どれも250くらいか…。修行の成果も兼ねてこいつらを殲滅しますか。

 

っていうかグレイすごいな。ピッコロ大魔王とほぼ互角じゃん。無印時代にこんなのが地球に攻めてきたら1匹で地球滅ぶよ。……まぁそうさせないためにも塵も残さず消そう。そうしよう。

 

ベル「ハァーーッ!!」

 

グレイ達「グワーッ!!」

 

私はゴテンクスの連続死ね死ね光線よろしくグレイ達を跡形もなく消し去るために気弾を上に放った。もちろん1匹ずつ上に蹴り跳ばしてから気弾を撃ちましたとも。下にやるとこの星が傷付くからね。

 

ベル「もう大丈夫だよ」

 

私は踞って泣いている原住民の女の子に声をかける。

 

???「ヒック…ヒック…おじちゃんとおばちゃんが…」

 

ベル「おじちゃんとおばちゃんがどうかしたの」

 

女の子の頭を撫でながら、尋ねる。お父さんとお母さんじゃないのか?

 

???「あの宇宙人に消されちゃった…」

 

消されたァッ!?あのグレイそんなこと出来るのかよ!何もさせずに消して良かったよ。下手したら私が消されるところだったよ…。

 

ベル「そっか……。ねぇ、よかったら私と一緒に来ない?」

 

???「………え?」

 

ベル「君さえよかったら私が君の家族になるよ」

 

???「…ほんとに?……お姉ちゃんが…?」

 

ベル「うん。あっ、名前まだ言ってなかったね。私はベルっていうんだ。9歳、ベルでいいよ」

 

???「…わたしは…、ロータスっていうの…5歳」

 

ベル「うん、よろしくねロータ…ス?」

 

ロータス「?どうしたのベル?」シッポフリフリ

 

ロータスのお尻によく知っているいわゆるサイヤ人の尻尾があった。この子サイヤ人だったのか…。

 

ベル「ロータス…お父さんとお母さんはどうしたの?」

 

聞いてはいけないような気がするけど、聞かないと気になりすぎて夜眠れないよ!

 

ロータス「わたし、親に捨てられたみたいで…おじちゃんがそう言ってた。私はロータスの本当の親じゃないって…」

 

おい、おじちゃんとやら。小さい子にそんな残酷なこと言うなよ!サイヤ人だからか!!(意味不明)

 

ベル「ロータスは辛くなかった?おじちゃんが本当の親じゃないって知って」

 

ロータス「聞いたときは辛かったよ…。でも私にとってのお父さんとお母さんはおじちゃんとおばちゃんだから…。…まぁおじちゃん達は本当の親じゃないからってお父さんと呼ばれる資格はないって言ってたけど…」

 

強いなこの子…。これもサイヤ人故にかな…※関係ありません。

 

ベル「これからよろしくね、ロータス」

 

ロータス「うん!!」

 

ロータスが仲間になった(〇ラクエ風)。

 

さて…、これからロータスを鍛えなくては…サイヤ人だし、これからのことを考えたら戦力がほしいからね。

 

とりあえずロータスの戦闘力を見てみるか…。

 

どれ…、10か。原作開始時の悟空と一緒くらいだね。

鍛え方次第でかなり強くなるだろうね。1年で戦闘力5000を目標にしよう。

 

無理があるんじゃないかって?そこはスパルタで鍛えあげます。ピッコロさんが4歳の悟飯をイジ…修行させたみたいに、重力室を使います。

 

ベル「今からロータスを鍛えます。これからのためにも自分を守る力を身に付けてほしいからね」

 

ロータス「自分を守る力?」

 

ベル「うん、何が起こってもそれに対応できる力だよ。まずは10倍の重力で私やロータスの生まれた星の環境に慣れます」

 

ロータス「ベルもサイヤ人なの?」

 

ベル「うん。ほら、ロータスと同じ尻尾もあるよ」

 

ロータス「ほんとだ」

 

ベル「さぁやるよ!」

 

ロータス「はい!」

 

それから私はロータスと一緒に修行をした。

 

10倍の重力に慣れたら、20、30とどんどん重力を上げていき、1年経った頃にはなんと100倍の重力を克服していった。…この子もしかしたら私よりも強くなるかもしれない…。

 

私も超サイヤ人になることができたし、ロータスも気のコントロールを完璧に覚えた。

 

ロータスに神精樹の実をあげるのはもう少し後でもいいかな。

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。オリキャラのプロフィールを更新します。


ベル 10歳 戦闘力 5~10億5000万(超サイヤ人になれるため)


ロータス 6歳 女 戦闘力 5~500万(100倍の重力による修行の成果のため)

手持ち 神精樹の実×2

以上になります。ロータスの元ネタはlotus root 英語でレンコンのことです。…名前が被ってたら開き直ります。


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第4話 わたくし達、ベル一行は地球に永住します。~ロータスが逞しく育ちました~

今回は短いです。


あれから5年の月日が流れた。ロータスもすっかりと300倍の重力をものにして、今では私と組手をするのが日課となっていった。

 

私達は様々な星に行ってはその星に着くまでに修行に明け暮れていた。

 

ベル「ロータス、星を転々とするのもいいが、そろそろ私達の住むところを確保しようと思うんだけど…どうかな?」

 

ロータス「わたしはいいけど…、どこの星に住むの?」

 

ベル「そうだね…地球にしようかな」

 

ロータス「地球?」

 

ベル「そ、戦闘には不向きの星だけど、食と娯楽は全宇宙の中でもトップクラスだから楽しめるよ。戦いもいいけどそれ以外の楽しみも見つけるべきだと思うからね」

 

ロータス「なるほど、地球…。行ってみたい!」

 

ベル「決まりだね。じゃあ早速向かおうか」

 

ロータス「うん!」

 

ベル「ここからだと半年程で着くと思うからそれまでゆっくり休もうか」

 

ロータス「わたしはもっと鍛えたい!」

 

流石サイヤ人、戦闘狂だなぁ。……っていうかこの子初めて会ったときの面影がないんだけど…。あの頃のビクビクしていたロータスは何処へ?

 

ベル「休むのも修行のうち、しっかり体を休めることで無理をさせないことを覚えないと強くなれないよ?」

 

私がそうだったからね。適度に鍛えて、適度に休憩。これは修行をするにあたってとても大切なことだと思う。

 

ロータス「わかった。ベルがそう言うなら」

 

ベル「うん、素直な子は私も好きだよ」ナデナデ

 

私はそう言ってロータスの頭を撫でた。

 

ロータス「えへへ…。じゃあ早速寝るね!おやすみ!」

 

ベル「おやすみ、ロータス」

 

ロータスは寝るために部屋に戻った。

 

さてと、地球に着いたらどうするか考えてみるか。

 

まずは悟空達とコンタクトをとるためにドラゴンボールを1つは確保しておきたい。…けどドラゴンレーダーがないから見つけるのに骨が折れそうだ。できることなら早めに会っておきたいからね。

 

悟空とロータスは同じサイヤ人で年齢も一緒だから仲良くできると思うし、ロータスに同い年の友達ができたら私としても嬉しい。

 

私は……確かブルマと同い年のはず。彼女の技術やカプセルコーポレーションともコネを作っておきたい。後々役に立つ可能性が高いから。

 

 

……とりあえずはこんなところかな。私も寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

~半年後~

 

んん…、よく寝た。もうそろそろ地球につく頃か。

 

私は顔を洗い、ロータスを起こしに行く。

 

ベル「起きてロータス、もうすぐ地球に着くよ」

 

ロータス「う~ん…あと10年…」

 

そんなに待てないよ!10年も待ったらラディッツが地球に来ちゃうよ!

 

ロータスは寝付きはいいが、寝起きが悪い(というよりは起きるまでの間だけで起きたらかなり元気になる)。

 

ベル「はいはい、さっさと顔を洗って、準備して」

 

ロータス「は~い…」

 

全く…。まぁ、ああいうところもロータスの可愛いところなんだけどね。

 

ロータス「体が軽い!」

 

ベル「まぁ私達の生まれた惑星ベジータより重力がないからね。それよりも気を最小限まで抑えておいて」

 

ロータス「どうして?」

 

ベル「今気を剥き出しにすると面倒なことになりそうだからね。無益な殺生をしたくないから、これからはしばらく気を抑えながら戦うように」

 

ロータス「わかったよ」

 

ロータスがそう言うと私達は農家のオッサンと同じくらいまで気を落とした。

 

さて、いよいよ原作に関わっていくことになるんだね。

 

…少し楽しみだな。

 

 

 

 

 

 

 




はい、ここでいったんきります。


ベル 16歳 戦闘力 5~15億


ロータス 12歳 戦闘力 5~7000万(300倍の重力を克服したため)

※ここからしばらく2人の戦闘力に変化はありません。

手持ち 神精樹の実×2

以上になります。次回から原作に入っていきます。


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~原作開始~
第5話 出会いはいつ、どこで、どのように起こるかわからない。突然の『オッス!オラ悟空!』


原作開始です!


地球に着いて半年、私は日雇いのアルバイトでゼニーを稼いで、ロータスには家事をしてもらっている。

 

……ロータスの女子力の高さに驚愕している女がいた。ていうか私だった。

 

作るご飯は美味いし、お洒落も今時女子って感じだし、仕草もいちいち可愛い(戦闘のときは別)し、…あれ?私って結構ヤバくない?…今度ロータスに料理を教えてもらおう(提案)。

 

それはさておき、バイト帰りに偶然ドラゴンボールを見つけるという嬉しい誤算があったし、これで原作キャラと関わるフラグが建ったと思うから安心してこれからのプランを考えることができる。

 

…と思った矢先に肩を叩かれたので、振り返ってみると

 

???「オッス!」

 

……悟空がいた。

 

ベル「お、オッス…」

 

私はとりあえず挨拶?をかえした。

 

???「ちょっと孫くん、なんで走って行くのよー!」

 

悟空を大声で呼んだのはブルマだった。

 

ベル「え~と…、どういう状況?」

 

 

それから私は悟空とブルマに話を聞いたところ、私の持っているドラゴンボールが欲しいそうでそれを譲ってくれないかということだった。

 

…フラグ回収速いよ!今さっき建てたばっかりじゃん!

 

ベル「なるほど、話はわかった。いいよ、条件次第で譲ってあげる」

 

悟空「ホントか!?」

 

ブルマ「その条件って何?」

 

ベル「このドラゴンボールを見つけるのには相当な労力がいるはず、こんなに小さいものだもん。それを簡単に見つけるレーダーみたいなのがあるはずだよね」

 

ブルマ「…ドラゴンレーダーのこと?」

 

ベル「そんな名前なんだ。とりあえず1日それを貸してくれないかな?それが条件」

 

まぁ名前に関しては知ってるけどね。

 

ブルマ「私としてはそれでいいけど…、どうするつもりなの?」

 

ベル「もしかしたらこの先ドラゴンボールが必要になるかもしれないからね。その時にすぐ見つけられるようにドラゴンレーダーを作っておきたいのさ」

 

ブルマ「簡単に作れるものじゃないわよ?」

 

ベル「問題ないよ、私は君程じゃないけど機械弄りは得意なんだよ。カプセルコーポレーションのお嬢様」

 

ブルマ「あたしのこと知ってるんだ…」

 

ベル「世界的に有名な企業だし、君のところの商品にはお世話になってるからね。…とりあえず私の住んでるところに案内するから、ついておいでよ。さっきから悟空が暇そうにしてるよ?」

 

悟空「………」ボー

 

ブルマ「そうね、案内お願い」

 

ベル「かしこまっ☆」

 

とネタを入れて返事をする。…ブルマには受けなかったようで少し引いている。

 

 

ベル「ここが私の住んでるところだよ」

 

今私とロータスが住んでいる家は前に福引きで当てたホイポイカプセルの中身である。

 

…っていうか家のカプセル景品に出すなんてすごいなカプセルコーポレーション。

 

悟空「ひゃーー。でっけーなー!」

 

ブルマ「ホント、かなり大きな家じゃない」

 

ベル「偶然この家のカプセルが手に入ってね…。ただいま」

 

ロータス「おかえり、ベル」

 

私がそう言うとロータスが迎えてくれる。

 

ロータス「アルバイトお疲れ様。…そちらの人達は?」

 

ベル「ああ、この人達は私の知人でね。ブルマと悟空っていうんだ。ブルマ、悟空、こちらは私と一緒に住んでる子でロータス」

 

ロータス「ロータスです。よろしくお願いします」

 

ブルマ「へぇ、孫くんと年が変わらなそうなのに礼儀正しいのね」

 

ロータス「ベルに教えてもらいましたから」

 

ベル「多分、悟空と同い年くらいだと思うから仲良くなれると思うよ」

 

確かこの時点では悟空って自分の年を14歳だと思っているはずだから、年齢の話はしないほうがいいだろう。

 

ベル「一応道中で名乗ったけど改めて自己紹介しようかな。私はベル、16歳だよ」

 

ブルマ「あたしと同い年なんだ?」

 

ベル「そうなんだ。ブルマとも仲良くしていきたいな」

 

まぁブルマの年も知ってたけどね。

 

ブルマ「もちろん、これからもよろしく!」

 

ベル「うん、よろしく」

 

ロータス「ご飯ができたよベル。ブルマさん達もよかったら夕飯食べていきませんか?」

 

悟空「ホントか!?オラもう腹減ってしょうがなかったんだよ!」

 

ベル「フフ、まぁ食べ盛りだと思うからね」

 

ブルマ「本当にいいの?孫くん、すごく食べるけど」

 

ベル「問題ないよ。私もロータスも結構食べるほうだしね」

 

ブルマ「でもいっぱい食べて大丈夫?太ったりしないの?」

 

……ブルマってこんなにデリカシーない奴だっけ?

 

ロータス「私達は食後に運動してますのでカロリーの心配はありません」

 

ベル「じゃあ食べようか。いただきます」

 

ベル以外『いただきます!』

 

 

~そして~

 

悟空「食った食った~。腹いっぱいで力も満タンだ!」

 

ブルマ「ごちそうさま。それにしてもロータスって料理上手なのね」

 

ロータス「はい、小さい頃に教えてもらいましたので」

 

ブルマ「ロータスの親ってどんな人なの?こんなにしっかりしてるから親も相当いい人だと思うし」

 

ブルマが親のことを聞いた瞬間ロータスの表情が強ばるのが伝わったので、私はすぐさま話を終わらせる。

 

ベル「ロータスの家庭は結構複雑でね、あんまり掘り返さないでもらえると助かるんだけど」

 

ブルマ「あっ!ごめんね、無神経なこと聞いちゃって」

 

ロータス「いえ、別に気にしてません」

 

ベル「ロータス、今日は私が片付けをしておくから、悟空と組手でもしておいで」

 

ロータス「うん、わかった。悟空、よかったらわたしと手合わせしてもらえない?」

 

悟空「ああ、いいぞ!ロータスも戦えるんか?」

 

ロータス「ベルに鍛えてもらってるからね」

 

そう言って2人は外に出た。

 

ブルマ「いいの?孫くんかなり強いからロータスが怪我でもしたら…」

 

ベル「心配ないよ。ロータスも悟空と一緒だからね」

 

ブルマ「えっ、どういうこと?」

 

ベル「まぁいずれわかるよ」

 

 

~30分後~

 

悟空「いや~、やるなロータス!」

 

ロータス「まだまだ悟空には負けないよ」

 

ロータスが悟空に肩を貸して歩いて戻ってきた。

 

ブルマ「うそ…」

 

ベル「大分お疲れのようだね、悟空」

 

悟空「へへっ…、ロータスに全く攻撃が当たんなかった……」ドサッ

 

と悟空はその場で倒れた。

 

ブルマ「孫くん!?」

 

ベル「気絶したみたいだね。そのまま休ませてあげよう。ブルマ、悟空を奥のソファーで寝かせてあげて。あとついでにお風呂にも入っていいよ。そちらさえよかったら泊まってってよ」

 

ブルマ「わかったわ。ありがとう」

 

ブルマは悟空を持ち上げて奥にあるソファーまで運んで行った。

 

ベル「…ロータス、どれくらいの力でやった?」

 

ロータス「悟空の戦闘力は10だったから、30くらいまで気を上げてやったよ」

 

う~ん、まぁそんなもんかな?

 

ベル「さて、早速ドラゴンレーダーの制作に入ろうかな?」

 

私はドラゴンレーダーの仕組みを調べるために1度分解して構造を調べた。…フム、これなら3時間くらいあればできそうかな?ほとんど同じ部品を他の星で手に入れたから、すぐにとりかかれそうだ。

 

 

~3時間後~

 

ベル「よし、完成!とりあえず分解したレーダーを元に戻そう」

 

私はドラゴンレーダーを元に戻すと、お風呂に入って、そのままベッドINした。

 

 

~翌日~

 

ベル「ありがとうブルマ、レーダーは返すよ。あと約束のドラゴンボール」

 

ブルマ「ありがとう。…それにしても本当に作っちゃうなんて…」

 

ベル「まぁ、必要な部品を持ってたから簡単にできたよ」

 

ブルマ「早速次のドラゴンボールを探しに行くわ!よかったら2人も来ない?」

 

ベル「魅力的な誘いだけどやめとくよ。私はアルバイトで忙しいからね」

 

ロータス「ベルが行かないのならわたしも行きません」

 

ブルマ「そっか…」

 

ベル「生きてる限りまたどこかで会うと思うよ」

 

ブルマ「そういうものかしら…。まあいいわ!じゃあね2人共!!」

 

悟空「オラもっと強くなるからそのときはまた戦いてぇな」

 

ロータス「わたしはいつでも…とはいかないけど再戦待ってるよ」

 

悟空「ああ!」

 

ベル「達者でね」

 

悟空とブルマは次のドラゴンボールを求めて走って行った。

 

ロータスと悟空も仲良くなったみたいだしよかったよかった。

 

次会うときが楽しみだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

時系列的にはウーロンが出る前になります。またブルマは悟空が食欲旺盛なのをこの時点で知っています。

…少年悟空とブルマの台詞ってこんな感じでいいのかな?

では、また次回もよろしくお願いします。


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第6話 噛ませ犬代表。その名はヤムチャ

こんなサブタイを使ってますが、作者は別にヤムチャが嫌いなわけではありません。

ですがヤムチャファンの方々申し訳ありません。念のため謝罪します。

それでは、今回もよろしくです。


悟空達と出会って数日後

 

今日はバイトが休みだから久々にゆっくりできる。

 

ロータス「ねぇベル、今日ご飯食べに行かない?」

 

ロータスが今日は外食にしようと提案する。…たまにはいいかな。

 

ベル「いいよ。どこに行く?」

 

ロータス「ここ!!」

 

そう言ってロータスはチラシを私に見せてきた。焼肉屋か…。

 

ベル「確か最近できたところだよね。しかもこの店は食べ放題みたいだね」

 

ロータス「うん!1度行ってみたいと思ってたんだ!」

 

ベル「わかった、すぐに支度するから待ってて。あ、そうだ。今日は満月の日だから尻尾は念入りに隠しておいてね」

 

ロータス「うん、大猿はあんまり好きじゃないからね」

 

私達は普段から尻尾をズボンの中にしまっているが、今日みたいに満月の日は特に尻尾を隠しているかのチェックを怠らない。…よし、OK。

 

ベル「お待たせ、ロータスは尻尾大丈夫?」

 

ロータス「うん、バッチリ!」

 

ベル「じゃあ行こうか」

 

食欲旺盛のサイヤ人の特性?を活かして食べ放題のもとをとるつもりでいっぱい食べよう。

 

 

~そして~

 

ロータス「う~ん、食べた食べた。お腹いっぱい!」

 

ベル「そうだね」

 

店員さん顔が青ざめてたしね。…あの店には多分2度と行けないだろう。肉が無くなるまで頼んだし、あれだけたくさん食べて5000ゼニーくらいだもんね。

 

こりゃ今日の組手はいつもより激しく…ん?

 

ロータス「ベル、この気って…」

 

ベル「悟空の気だね。この上がりかたは大猿になってる」

 

ロータス「どうする?」

 

ベル「わりと近くにいるみたいだし、そっと行こう」

 

ロータス「うん!」

 

私達は悟空達のところに急ぎつつ、そっと向かった。

 

 

~そして~

 

大猿になってる悟空を見つけた。あっ、建物の1部をジェット機に向かって投げた。それが当たってジェット機が墜落した。…多分あれがピラフ一味かな?

 

そんなことよりも私達はブルマ達に近付いた。

 

ベル「やっほーブルマ」

 

ブルマ「ベル!?どうしてここに?逃げないと危ないわよ!」

 

ベル「心配ないよ。ロータス!」

 

ロータス「うん、わかった!」

 

ベル(今の悟空の戦闘力は100くらいだと思うから、300くらいの戦闘力で迎え撃って)

 

ロータス(了解)

 

ロータス「さぁ、こっちだよ!」

 

ブルマ「ちょ、ちょっと!」

 

ベル「ロータスなら問題ないよ。軽く片付けるだろう」

 

???「だ、大丈夫なんだよな?」

 

豚のウーロンがそう言う。

 

ベル「大丈夫、もうすぐ終わるよ」

 

ロータス「ベルーー!わたしが抑えてるから今のうちに尻尾切っちゃってー!」

 

ベル「了解。さて、誰が切るか…」

 

???「ぼ、ボクがやる!」

 

尻尾を切る役目を引き受けたのは猫のプーアル。

 

ベル「じゃあお願いするね」

 

その後原作通りにプーアルが鋏に変化して、悟空の尻尾を切った。

 

すると悟空は元に戻り、コテンと倒れた。

 

ベル「一件落着だね」

 

ロータス「少し動き足りなかったかな?」

 

ブルマ「あんた達って何者なのよ?」

 

ベル「少し特殊な女の子ってところかな。それよりも初めましての人もいるみたいだし、自己紹介といこうか。私はベル。よろしく」

 

ロータス「わたしはロータス!よろしく!」

 

ベル「次は長髪のお兄さんだよ」

 

???「あ、ああ」

 

これがヤムチャか…。ブルマにびびって逃げ出したことから始まってそれから亀仙人に涼しい風をプレゼントされたり、ミイラ君に悪魔の便所に落とされかけたり、天津飯に足の骨を折られたり、神様には股間を蹴られてその上足元お留守になってると言われたり、栽培マンと心中したり、セルジュニアに腕の骨を折られたり、それ以降は戦力外通告を受けてブウにチョコにされた(これに限っては他の人も同じ)あの噛ませ犬代表のヤムチャか…。

 

ヤムチャはこの時少しどもっていた。まだ女性が苦手なんだっけ?

 

ヤムチャ「ヤムチャだ。よろしく」

 

少しぶっきらぼうに言った。

 

プーアル「ボクはプーアル。よろしくね」

 

ウーロン「ウーロンだ。よろしく」

 

ヤムチャと自己紹介被っちゃってるよ、ウーロン。

 

しばらくして悟空が目覚めた。

 

悟空「う~ん…あれ?ベルにロータスじゃねぇか。オッス!」

 

悟空は相変わらずのようだ。

 

~そして~

 

悟空「オラは亀仙人のじっちゃんのところへ修行しに行く!」

 

ブルマ「あたしとヤムチャは西の都に帰るわ。あとウーロンとプーアルも」

 

ベル「そっか…このパーティーもバラバラになるんだね」

 

ロータス「わたし達は参加してないけどね」

 

次にこのメンツが揃うのは天下一武道会になるかな?

 

ベル「私達はそろそろ帰るよ。じゃあね」

 

ロータス「バイバイ悟空、ブルマさんとヤムチャさんもまた会いましょう」

 

ブルマ「ええ、また会いましょう!」

 

ヤムチャ「ああ、またな!」

 

ヤムチャがいつの間にか女性が苦手じゃなくなっていた。…もうブルマと仲良くなったのか…。……浮気癖さえなくせばベジータにブルマを寝取られないですんだのに。

 

 

 

~そして~

 

ベル「さて、今日はいつもより激しくいくよ」

 

ロータス「はい!」

 

私達は食べ放題でたくさん食べた分カロリー消費も兼ねていつもより長時間組手をした。

 




今回はここまでです。

次は天下一武道会かな?その前にもう1話やるかもだけど……。



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第7話 クリリン登場。目指せ、天下一武道会!前編 クリリンって本当に鼻がないんだな…

さて、思い付く限りであげていきます。


ロータス「釣れないね…」

 

ベル「そうだね…」

 

悟空達と別れてから数日、私達はゴムボートに乗って釣りをしている。

 

ロータスが釣りをしてみたいと言ったのが事の発端だ。その気になれば海に潜って魚を捕まえることもできるが釣りには釣りの楽しみがあるんだとロータスは言っていた。…私にはわからない感覚だね。

 

ベル「とりあえず今日はここまでにしようか」

 

ロータス「そうだね、多分これ以上やっても釣れないと思うし。またの機会にするよ」

 

ベル「じゃあ帰ろうか……ん?」

 

帰ろうかなと思ったところに誰かが船を漕いでるのが見えた。もしかしてあれがクリリンなのかな?

 

ベル「予定変更。ロータス、あの船を追うよ」

 

ロータス「どうして?」

 

ベル「その方が面白いからね。それにあの船が向かってる方向に悟空の気を感じる」

 

ロータス「う、うん」

 

私達はクリリンの乗ってる船を追いかけることにした。

 

 

~そして~

 

私達が船に追い付くと砂浜で犬神家をやっている子供がいた。っていうかクリリンだった。

 

???「…悟空、助けてやれ」

 

あの人が亀仙人かな?生で見るのは初めてだけど、ほんとに亀みたいな人だね。

 

亀仙人「それで、お主達は何の用じゃ?」

 

ベル「私達は先程まで釣りをしていまして、休憩がてらボートを進ませていたら、ここに辿り着きました。知り合いもいるみたいですし。数日ぶりだね、悟空」

 

悟空「ベルにロータスじゃねぇか!オッス!」

 

ロータス「こんにちは、悟空」

 

私達が悟空と亀仙人に挨拶をしているとクリリンが亀仙人の元にむかって

 

クリリン「あなたが武天老師様ですね?」

 

とクリリンが亀仙人に自己紹介をしていた。

 

 

~そして~

 

悟空とクリリンは亀仙人のもとで修行するためにピチピチギャルを探しに行った。

 

亀仙人「お主達はどうするつもりじゃ?」

 

ベル「私は悟空の行く末を見てみたいと思いまして、しばらく行動をともにします」

 

亀仙人「なるほどの…」

 

ロータス「わたしはベルの付き添いです」

 

ベル「私達も亀仙人さん達とご一緒しても大丈夫ですか?」

 

亀仙人「もちろんじゃ!なんなら一生いても大丈夫じゃ!」

 

ベル「慎んでご遠慮させていただきます」

 

私はキメ顔でそう言った。

 

その後悟空達がランチを連れてきて、そのランチがくしゃみをして、変身し、悟空達に銃を乱射していたが、再びくしゃみをして元に戻った。

 

………色々突っ込み所はあるけど気にしたら負けな気がするから触れないでおいた。

 

 

~そして~

 

私達は人口300人ほどの島に引っ越し、早速悟空達が修行を始めるようだ。

 

悟空達の実力を見るために100メートルを何秒で走れるかをはかるみたいだ。ここは原作通りだね。…ていうかクリリンって5歳から武術の心得があったんだね。何気にすごいと思う。

 

ちなみにロータスはランチと一緒に夕食の準備をしている。フグにあたりたくないからね。

 

クリリン「では、ボクが先に走りましょう。オリンピックにも出場できるほどの足をお見せしましょう」

 

……この世界にもオリンピックってあるもんだね。

 

ベル「じゃあ私がタイムをはかろうかな。いくよ?ようい…ドン!」

 

クリリン「はっ!」ダッ

 

ダダダッ

 

クリリン「はーーっ!!」

 

ベル「記録は10秒4」

 

亀仙人「こりゃたいしたもんじゃ!」

 

クリリン「いやー、自己ベストは10秒1なんですけどね、まあこんなもんでしょう」

 

悟空「おーいベルーー!オラ、もう走ってもいいかー!?」

 

ベル「いいよー。ようい、ドン!」

 

悟空「ほっ」ダッ

 

ダダダッ

 

クリリン(ほぅ、悟空もまあまあ速いじゃないか)

 

悟空「」ダダダッ

 

ベル「記録は11秒ちょうどだね」

 

亀仙人「これまた速いが、クリリンにはおよばんのぅ」

 

クリリン「いやいや、悟空も中々やりますよ!」

 

亀仙人「うむ、おまえたち足は鍛えてあるようじゃ」

 

悟空「なあ、くつを変えてもう1回走っていいか?」

 

クリリン「なんだ?くつが悪いからボクに負けたとでも?ボクだって陸上用のくつではないんだぞ!」

 

ベル「悟空、もしかして靴が壊れてるのかい?」

 

悟空「ああ、ほれ」パカパカ

 

亀仙人「ほえ!?」

 

クリリン「へ!?」

 

それで今までよく困らなかったな悟空…。

 

悟空「へへ、よし!ベルー、もういいぞー!」

 

ベル「OK。ようい、ドン!」

 

悟空「」ドンッ

 

ズドドーッ

 

悟空「」ヒュン

 

亀仙人「…………」

 

クリリン「…………」

 

ベル「記録は8秒5だよ」

 

悟空「それ、速いのかっ!?」

 

クリリン「おまえ…どういう鍛え方してるんだ…?」

 

まぁ悟空はサイヤ人だからね。しょうがないね。

 

亀仙人「うむ、おまえたち2人共たいしたもんじゃ!しかしあくまでそれは人間のレベルじゃ。完成された武道家になるにはその人間の壁というものを乗り越えねばならぬ。ここが厳しくて中々できないのじゃ」

 

亀仙人が背負っていた甲羅をおろした。

 

亀仙人「ベル、わしも走るからタイムをはかれ」

 

ベル「わかりました」

 

クリリン「え、武天老師様も走られるんですか?」

 

亀仙人「いつでもよいぞ~」

 

ベル「いきますよ。ようい、ドン!」

 

亀仙人「」カッ

 

ギャン

 

ベル「記録は5秒6です」

 

悟空「はええ…!」

 

亀仙人「まぁそんなもんじゃろ…。人間を越えるとはこういうことじゃ。おまえたちの若さなら修行次第で5秒をきることもできるぞ」

 

ベル「私もついでに走ろうかな…。亀仙人さん、タイムはかってもらっていいですか?」

 

亀仙人「ほぅ、お主も走るのか?わかった、はかろう」

 

ベル「ありがとうございます」

 

私は走る準備を整えた。亀仙人より少し速めに走れるように…

 

ベル「いつでもいいですよー」

 

亀仙人「では、いくぞ。ようい、ほいっ!」

 

ベル「」ブオッ

 

ギュン

 

亀仙人「さ、3秒7…」

 

悟空「す、すげぇ…」

 

クリリン「」ポカーン

 

3秒か…。まぁこんなもんかな?

 

亀仙人「お主…一体何者じゃ…?」

 

なんかブルマにも同じことを聞かれたような…。

 

ベル「まぁ、私も鍛えてますからね。悟空もクリリンもいずれこれくらいできるようになるよ。…当然かなりの修行が必要だけどね」

 

悟空「ホントか!?」

 

ベル「もちろん」

 

というか悟空の場合はインフレを起こしているきっかけを作ってるからね……。

 

その後クリリンが亀仙人にビールを持っていこうとするが、ランチがくしゃみをしたため、変身したランチに追い回されていた。…ロータスは席を外していたのかな?

 

亀仙人「陽も暮れかかってきたのう…。家ではおいしいおいしい晩ごはんがまっておる…」

 

ベル「ロータスが作ったご飯は美味しいからね、楽しみにしててよ」

 

悟空「」ゴクリ

 

亀仙人「本格的な修行は明日からみっちりとやる。晩ごはんまでの間はおまえたちの実力を知るためもう1回だけテストをしよう」

 

悟空「また走るのか?」

 

亀仙人「それもあるがそれだけではない。ベル、そこにある石を拾ってくれ」

 

ベル「わかりました。…よっこいしょういちっと」

 

亀仙人「ありがとの。さて…」

 

私が石を拾って渡すと亀仙人はマジックペンで亀の字を書いた。

 

亀仙人「この石をよう見ろ」

 

亀仙人は悟空とクリリンに石を見せる。2人はなんのことだかわかってない様子だ。

 

悟空「その石をどうするんだ?」

 

亀仙人「こうするんじゃ!ほいっ!!」

 

亀仙人が石を投げる。

 

亀仙人「随分飛んだのう」

 

クリリン「石を遠くに投げるテストですか?」

 

悟空「じいちゃんの考えることはよくわからん…」

 

ベル「多分今投げた石を探すんじゃないかな?」

 

亀仙人「その通りじゃ」

 

悟空「え?」

 

クリリン「い、今投げた石をですか?」

 

亀仙人「そうじゃ。物を探すということは中々の精神力と集中力を必要とする」

 

ベル「この場合は体力もいるだろうね」

 

亀仙人「先に石を見つけてここへ持ってきた方が勝ち!負けた方は晩ごはん抜きじゃ!」

 

悟空&クリリン「けげっ!!」

 

亀仙人「ただし、30分経ってどちらも石を探せられなかった時は2人共晩ごはん抜きとする」

 

うわ……中々きついな…。

 

亀仙人「さあ、どっちが見つけるかのう…」

 

悟空&クリリン「うおおおーーーっ!!!」

 

悟空とクリリンは猛ダッシュで石を探しに行った。

 

 

 

 

~そして~

 

勝負は原作通りクリリンが勝ち、悟空は晩ごはん抜きになった。……可哀想だけど勝負だからね。

 

ロータスのおかげでフグが原因で病気になるということはなく、悟空達は明日から早速修行をすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

天下一武道会までもう1話やることになりました。

では、次回もよろしくです。


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第8話 クリリン登場。目指せ、天下一武道会!後編 …悟空達の修行を見てるとなんとなくロッキーを思い出す

後編になります。


ジリリリリ!

 

亀仙人「やれやれ…もう朝か…。こりゃクリリン、悟空、起きろ!修行じゃぞ!」

 

悟空「…う~ん」

 

クリリン「…武天老師様?まだ4時半じゃありませんか…」

 

亀仙人「つべこべ言わんでさっさと支度せいっ!!」

 

悟空「いよいよ修行するのか?」

 

亀仙人「そうじゃ。悟空も支度せい」

 

悟空「わかった!」

 

ベル「おはようございます。早いですね」

 

亀仙人「お主達も早いの…」

 

ロータス「わたし達はいつもこれくらいに起きてますので」

 

寝起きが悪いロータスが言っても説得力が感じられないよ…。

 

ベル「今日からロータスも付き添いますがいいですか?」

 

亀仙人「わしは構わんが…わしの修行は厳しいぞ?」

 

ベル「その点はご心配なく。ロータスも私と同じくらい体力には自信がありますので」

 

まぁ実際は私の方が強いはず…だよね?

 

 

 

~そして~

 

亀仙人「さて、とりあえず修行を始めるか!まずは軽くランニングじゃ。ついてこい」

 

クリリン「はいっ!!」

 

クリリンは張り切ってるね~。

 

しばらくランニングして到着したのが………牛乳屋さんかな?

 

亀仙人「よし、おまえたちこの箱を1つずつもつんじゃ。牛乳配達をするぞい!」

 

クリリン「え!?牛乳配達ですか?」

 

亀仙人「ええ運動になるぞ。まずは1番目の家までの約2㎞はスキップでレッツゴー!」

 

ロータス(ねぇベル、スキップで行く意味あるの?)

 

ベル(足腰を鍛えるためじゃないかな)

 

亀仙人「それっ!スキップスキップランラララン♪」

 

 

亀仙人「よし、空き瓶を回収したな!次の1㎞はこの並木道をジグザグに走るぞ!」

 

私達は並木道をジグザグに走る。

 

亀仙人「ジグザグジグザグ!よいやさよいやさ」

 

良い朝良い朝ってね。

 

亀仙人「遅いぞクリリン、のんびりしておると牛乳が腐ってしまうぞ」

 

クリリンは既にバテている。今日は陽射しが強いからね。早くしないとおいしい牛乳が飲めなくなるよ。

 

亀仙人「さて、次はこの階段をのぼる。まあここは別に走らんでもよい」

 

クリリン「ほっ…」

 

ロータス「でも結構ありますよ。この階段」

 

クリリン「ぎえええ~っ!!」

 

悟空「ひいっ、ひいっ」

 

ベル「流石に悟空もバテてきたね…」

 

ロータス「まぁのぼりはきついだろうね」

 

亀仙人「お主達は大丈夫のようじゃの」

 

ベル「はい、まだまだ余裕ですよ」

 

悟空「じいちゃん…これ、筋斗雲使って配ったらダメなのか?」

 

ベル「それじゃあ修行にならないよ…」

 

亀仙人「懐かしいのう…。孫悟飯や牛魔王もその昔ここでこうやって牛乳配達をしておったな…」

 

悟空「えっ!オラのじいちゃんもやってたのか!?」

 

ロータス(悟空のおじいさんってサイヤ人なの?)

 

ベル(いや、悟空は生まれたばかりの頃に地球に送られたから、そのおじいさんが悟空を拾って育てたんじゃないかな)

 

ロータス(じゃあわたしと一緒なんだ…)

 

ベル(悟空の場合おじいさんは大猿化した自分に踏み潰されて死んだみたいだよ)

 

ロータス(ふぅん。…それって悟空は知ってるの?)

 

ベル(いや、悟空は自分が大猿になって踏み潰したことは覚えてないから大猿の化物が自分のおじいさんを殺したってことになってる。まぁいずれ知ることになるだろうね)

 

クリリン「はひーーっ、はひーーーっ」

 

亀仙人「やっときたか」

 

クリリンが牛乳を入れると住職さん?がこちらにきて挨拶をした。悟空は相変わらずで「オッス!」と言ったら亀仙人に杖で頭を叩かれて注意されていた。……悟空はそういうの苦手だからね。

 

住職「修行ですか武天老師様?それにしてもお久し振りですな」

 

亀仙人「いやいや、こりゃしばらくじゃのう」

 

住職「お元気そうで何よりです。どうですか?修行ぶりは」

 

亀仙人「まだ始めたばかりじゃからのう…。しかし中々見所はあると思っておる」

 

亀仙人がそう言うと2人は嬉しそうだ。

 

亀仙人「ちゃんと修行さえすれば8ヶ月後の天下一武道会に出場できるようになるじゃろ」

 

住職「ほぅ!天下一武道会ですかな!」

 

クリリン「てっ、天下一武道会!?」

 

悟空「なんだ?それ」

 

ベル「世界中から武術の達人を集めてその中から天下一を決める大会だよ」

 

悟空「へえ!天下一か!!」

 

クリリン「ぼ、ボク達も出場できるようになるんですか!?」

 

ベル「それは君達の修行次第だよ。それに参加するのもいい修行になると思うよ」

 

亀仙人「ただし、おまえたちは天下一をとることが目的ではないし、世の中そんなに甘くない。天下一武道会に出場するという目標があればいっそう修行に身が入ると思ったまでじゃ」

 

クリリン「出場できたらいいなーっ!」

 

悟空「強い奴いっぱいくるんだろっ!?」

 

2人共すごくやる気だね。

 

ロータス(ねぇ、わたしも出たい!)

 

ベル(君が出たら勝負にならないと思うけど…)

 

ロータス(ちゃんと周りに合わせるようにするから!)

 

ベル(わかったよ、頑張ってね)

 

ロータス(うん!!)

 

亀仙人「では、牛乳配達の続きがあるんで」

 

住職「頑張ってくだされ」

 

 

~そして~

 

亀仙人「ほいほい、バランスバランス」

 

クリリン「うわわっ!」

 

 

亀仙人「ほれほれ、のんびり歩いておると砂にのまれるぞ!」

 

悟空「はあっはあっ」

 

クリリン「ひーっひーっ」

 

ロータス(随分深いね)

 

ベル(そうだね)

 

 

亀仙人「流されるなよ~。滝に落ちるぞ~」

 

悟空「いいーーっ!?」

 

ロータス(これもバランスかな?)

 

ベル(だと思うよ)

 

 

亀仙人「ほりゃ!!ここは全力で走らんと食われるぞっ」

 

悟空&クリリン「わわーーっ!!」

 

ロータス(最悪わたし達が食べるけどね♪)

 

ベル(ダメだよ。空気読んで)

 

ていうか修行のためとはいえよくこんなコース見つけるよね。恐竜とか普通にいるし、一体今は何時代なんだ?

 

 

 

~そして~

 

 

悟空「や、やっと終わった………」ハァハァ

 

亀仙人「この牛乳配達を8ヶ月間毎日すること!これが早朝の修行じゃ。では、続いて朝の修行…」

 

クリリン「ガ~ン……」

 

ロータス(クリリンさんが死にそうな顔してるよ)

 

ベル(まぁ大丈夫だと思うよ)

 

ガーンとか口に出してる人を初めて見たよ。

 

 

亀仙人「朝の修行は畑の耕しをお手伝いするのじゃ」

 

悟空「畑を?」

 

クリリン「うへぇ…!」

 

ベル「かなり大きい畑だね」

 

亀仙人「さあ始めろ!はやくせんといつまでたっても朝メシが食えんぞ」

 

クリリン「牛乳配達といい野良仕事といい、こんな修行多林寺じゃなかったな」

 

ベル「きっとこれが亀仙流の修行なんだろうね」

 

亀仙人「こりゃ、まてまて。くわを使っちゃいかん!」

 

悟空&クリリン「へ!?」

 

亀仙人「素手で耕すのじゃ!この修行は足腰や腕はもちろんのこと、手を鍛えるためじゃからの!」

 

クリリン「この広い畑を手でですかっ!?」

 

ベル「ロータス、私達は向こうに行って瞑想でもしようか」

 

ロータス「うん、わかった」

 

悟空「ベル達はやんねぇのか?」

 

ベル「私達はあくまで付き添いだからね。これは悟空とクリリンの修行だよ」

 

 

 

~そして~

 

悟空「お、終わったぞ……」

 

クリリン「手が、手が痛い…!」

 

ベル「お疲れ様、2人共」

 

亀仙人「えらい時間がかかったのう、朝メシがおそうなったじゃないか。明日からはどんどんと耕す畑が大きくなる!もっとはようせにゃいかんぞ」

 

ロータス(今日とはまた別の畑なのかな?)

 

ベル(そうだろうね。2人にとってはこれからが大変だと思うよ)

 

 

 

 

~そして~

 

亀仙人「さて、これから昼メシまではお勉強タイムじゃ!体だけを鍛えても一人前の武道家にはなれん。頭も修行せんとな」

 

悟空「げ~、オラ嫌いだな~」

 

クリリン「ふっふっふっ、これは完全にボクの勝ちだな」

 

ベル「頭を鍛えることはとても大事なことだよ。戦略の幅も広がるしね」

 

亀仙人「では、まずは国語からいく。悟空、12ページから読んで見ろ」

 

悟空「え~と…『うふん、くすぐったい。だめよ、もうすぐままがかえってくるんだから。とまーがれっとはいったのだがぼぶはごういんに…』」

 

……これ、本当に国語なの?

 

※『』は亀仙人が持ってきた国語の教材の内容です。

 

ベル(ん?また変な電波を受信したような…)

 

 

~そして~

 

亀仙人「これから1時間は昼寝をするぞい。よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む、これが亀仙流の修行じゃ」

 

クリリン「はい!」

 

先生、悟空君とロータスさんが話を聞いていません。既に寝ています。

 

 

~そして~

 

亀仙人「次の修行は工事を手伝う。汗をかき、筋肉を鍛え、おまけにアルバイト料までもらえてしまう修行じゃ」

 

アルバイト料!?くっ…私もやりたい…。……けどこれは悟空とクリリンの修行だから私は手出ししないことにしてる。

 

…12歳と13歳ってアルバイトできるの?

 

 

亀仙人「さて、たっぷりと汗をかいたところで次は水泳じゃ」

 

クリリン「え!?ま、まだやるんですか!?」

 

亀仙人「当たり前じゃ!まだまだあるわい!!」

 

クリリン「そ、そんな…」

 

悟空「じいちゃん、こんなのより拳法教えてくれよ!」

 

亀仙人「ひよっこのくせになぁーーーに生意気言っとるか!体力作りもできとらんで武術が教えられるわけねえじゃろっ!!」

 

ベル「今はあくまで基礎の段階だからね」

 

亀仙人「その通りじゃ!それに武術を教えられるのはおまえたちにこれくらいの岩を動かせるほどの体力ができたときじゃ!!」

 

クリリン「そ、そんなばかでかい岩誰だって動かせっこありませんよっ!!」

 

ばかでかい岩「(*´∀`)ノ」

 

ベル「そうでもないよ。私とロータスは軽く動かせるよ」

 

亀仙人「ほほう、ではやってみせよ」

 

ベル「わかりました。ロータス、先にやっていいよ」

 

ロータス「わかった…よっ!」

 

ばかでかい岩「ズズズズズ…」

 

ロータス「これくらいでいい?」

 

ベル「うん、上出来。じゃあ次は私だね…よっ!」

 

ばかでかい岩「ズズズズズズズズ…」

 

悟空「ふ、2人共すげぇ……」

 

ベル「これくらいなら近いうちにできるようになるよ。…もちろんちゃんと亀仙人さんが言ったことに従ったらの話だけどね」

 

悟空「よーし、オラだって…」

 

亀仙人「こりゃ!ベルの話を聞いてなかったのか?修行しなければ無理じゃと言うのに…」

 

悟空「ぐおおお…!!」

 

ばかでかい岩「ズゾゾゾ…!!」

 

悟空「やった!動いたぞじいちゃん!!」

 

亀仙人「い、いや~わしとしたことが岩の大きさを間違えたわい!実はこの岩でしたー!」

 

さらにばかでかい岩「(*´∀`)ノ」

 

クリリン「げげっ!」

 

悟空「うぎぎぎぎ~っ!!!」

 

さらにばかでかい岩「( ̄q ̄)zzz」

 

ロータス「びくともしてないね…」

 

亀仙人「当然じゃ!全然修行が足りんからな」

 

ベル「とりあえず修行に戻った方がいいと思いますよ」

 

亀仙人「そうじゃな。のんびりしとる場合じゃないぞ!向こう岸まで泳いで帰ってくる!それを10往復するだけじゃ!」

 

クリリン「そ、それくらいならなんとか…」

 

亀仙人「ただし、この湖には何故かサメがおるから気を付けろよ」

 

悟空&クリリン「ほぎゃーーーーっ!!!」

 

ロータス(私達はやらなくていいの?)

 

ベル(水着持ってないしね。まぁ彼らなら早く終わると思うよ)

 

 

それから反射神経を鍛える修行で悟空とクリリンを縄で縛り、蜂をかわす修行をして、終わる頃には2人の顔はボコボコになっていた。

 

 

 

~そして~

 

亀仙人「よし、今日の修行はここまで!」

 

悟空「ふぅ~」

 

クリリン「きょ、今日のようなものすごい修行が毎日続くんですか……?」

 

亀仙人「今日のはまだ楽なほうじゃ!明日からの数ヶ月間は今日と同じ修行をすべて……この20㎏の甲羅を背負ってやるんじゃ!」

 

ベル「甲羅を背負って修行するから亀仙人って言うんですね……」

 

亀仙人「そうじゃ!」

 

あ、クリリンが倒れた。

 

ベル「まぁ私達も付き添うから頑張ってね」

 

それから数ヶ月が過ぎ、悟空とクリリンはあの岩を動かせるようになったが、亀仙人は既に教えることはほとんどない段階まで力がついてるそうなので、天下一武道会までの間は40㎏の重さの甲羅を背負って修行することになったようだ。

 

 

そして遂に天下一武道会当日を迎える……。

 

 

 

 

 

 

 




はい、ここで1度きります。

次回は天下一武道会編になります。

ロータスも出場することになった天下一武道会。果たして武道会の行方はどうなるのか?


では、次回もよろしくです。


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第9話 まさかの組み合わせ!?第21回天下一武道会開幕。ロータスがやりすぎませんように……

いつの間にかお気に入りが100を越えてる件…。お気に入りに入れてくださった皆さん、ありがとうございます。

それでは、今回もよろしくです。


ベル「ロータス、起きて。朝だよ」

 

ロータス「う~ん…」

 

ベル「早く顔洗って、支度して」

 

ロータス「…は~い」

 

ロータスは顔を洗いに洗面台に向かった。

 

 

~そして~

 

ベル「準備できた?当日は満月の日だから尻尾隠して、月を見ないようにね」

 

ロータス「うん、わかったよ」

 

もちろん私も尻尾を隠す。

 

ベル「そろそろ亀仙人さん達も起きる頃だし下に降りるよ」

 

ロータス「うん!」

 

 

 

~そして~

 

亀仙人「よし、明日は天下一武道会じゃ!会場のある南の都に出発するぞ!」

 

ベル「いよいよだね、私は出ないけど応援してるよ」

 

ロータス「わたしは出るよ!もし当たったら悟空やクリリンさんが相手でも負けないよ!」

 

悟空「ロータスも出るんか!?オラワクワクしてきたぞ!」

 

クリリン「お、お手柔らかに…」

 

亀仙人「おまえたち、もうその甲羅ををとってもよいぞ」

 

クリリン「よかった。このままじゃ恥ずかしいもんな」

 

悟空「体が軽くなった!まるで重さを感じねえ!」

 

亀仙人「おもいっきりジャンプしてみろ」

 

悟空「え?」

 

クリリン「は、はい…」

 

悟空とクリリンがジャンプすると自分で飛んだのが嬉しかったのか、かなり興奮している。

 

ベル「早く支度しないと飛行機間に合わないよー」

 

ランチ「みんな頑張ってね!」

 

悟空「ああ!」

 

亀仙人「ランチさん、留守を頼みます」

 

私達は車、飛行機、タクシーと乗り換えて天下一武道会の会場に到着した。

 

亀仙人「付き添いはここまでじゃ」

 

ベル「観客席で応援してるよ。3人共頑張ってね」

 

ロータス「うん!」

 

悟空「おう!」

 

クリリン「はい!」

 

 

 

~そして~

 

ブルマ「あら!?」

 

亀仙人「ん!?」

 

ベル「おや?」

 

観客席に向かう途中でブルマ達に会った。

 

亀仙人「ありゃま~!久しぶりじゃのう!」

 

ブルマ「亀仙人さん、一体どこに住んでるのよ!孫くんに会おうと思って島を訪ねたのに何もなかったわよ!」

 

亀仙人「悟空達の修行をするには狭いんで引っ越ししたんじゃよ」

 

ベル「久しぶりだねブルマ、元気だった?」

 

ブルマ「久しぶりベル!もちろん元気だったわよ!ロータスは一緒じゃないの?」

 

ベル「ロータスは選手として悟空と一緒に参加してるよ。そっちはもしかしてヤムチャが選手だったりするのかい?」

 

ブルマ「そうよ!それにしても意外ね、ロータスが選手だったなんて…ベルは出ないの?」

 

ベル「今回は出ないかな。機会があったら出ようと思ってるけどね」

 

具体的にはブウ編にある天下一武道会までは出るつもりはないけど、もしかしたら次のには出るかもしれない。

 

悟空「ウーロン!!」

 

ウーロン「へ!?悟空!!久しぶりだぜ!」

 

悟空「ほんとだなーっ!ブルマもプーアルも元気だったかっ!?」

 

プーアル「うん!」

 

ブルマ「孫くん、久しぶり!!」

 

ロータス「おーい、ベルー!」

 

ベル「ロータス、お疲れ様」

 

ロータス「ブルマさん達もお久しぶりです」

 

ブルマ「ロータスもね!」

 

悟空「こいつは一緒に修行したクリリンだ!」

 

クリリン「はじめまして!」

 

亀仙人「ところでどうじゃった?出場できるのか?」

 

亀仙人が悟空に尋ねるとにたーっと笑って

 

ブルマ「決まったのね!」

 

悟空「ああっ!オラもクリリンもロータスもヤムチャもだ!!」

 

プーアル「バンザーーーイ!!」

 

ブルマ「みんなすごいじゃない!!」

 

ウーロン「相変わらずやるなー!」

 

亀仙人「うむ!ようやった、えらいぞ!」

 

ベル「ひとまずおめでとうってところかな」

 

『まもなく天下一武道会を始めます!出場者8名は本館に集合してください』

 

ベル「どうやら集合みたいだよ」

 

悟空「じゃあまた後でなー!」

 

ベル「頑張ってね」

 

亀仙人「さてと…」

 

ブルマ「孫くんは相変わらずだったわね」

 

ベル「悟空らしくていいと思うよ」

 

ウーロン「あれ?あのじいさんどこに行ったんだ?」

 

ベル「さてね。何か用事でもあるんじゃないかな?」

 

ジャッキー・チュンになって悟空達の様子を見に行くという用事がね。

 

 

 

~そして~

 

天下一武道会の対戦表が発表された。

 

 

第1試合 クリリンVSバクテリアン

 

第2試合 ロータスVSジャッキー・チュン

 

第3試合 ランファンVSナム

 

第4試合 ヤムチャVS孫悟空

 

となった。

 

 

 

………まさかの組み合わせである。

 

1つずつ突っ込み所を処理していこう。

 

まずはロータスが亀仙人の相手をするのか…。亀仙人出場した意味なくない?ロータスがあんたのやりたいこと全部やると思うし。

 

2つ目、悟空とヤムチャが戦うことになってる件。……やはりヤムチャは1回戦落ちのようです。そりゃ勝てる可能性0ではないと思うけど絶望的だよ。

 

最後は、…ギランの霊圧が消えた…!?グルグルガムとか結構好きだったのにな…。残念だよ。

 

まぁとりあえず悟空達を応援しよう。

 

 

さて、天下一武道会…。一体どうなることやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。

まさかの組み合わせでしたね。ギランは犠牲になったのだ…。多分ロータスにやられたんじゃないですかね?(すっとぼけ)

次回はロータスVSジャッキー・チュンになります。よろしくお願いします。


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第10話 ロータスVSジャッキー・チュン。ロータス(手加減するのを)頑張る!

天下一武道会はロータスの試合を中心に書きます。

では、今回もよろしくです。


ロータスside

 

ロータスです!いよいよ天下一武道会が始まるよ!楽しみだな~。わたしの試合は2回戦目で、相手はジャッキー・チュンって名前のお爺さんなんだけど、あの人からは亀仙人さんと同じ気を感じるんだよね。変装して悟空とクリリンさんの様子を見に来たのかな?

 

…まぁわたしが決勝戦までいけば2人とあたるし、どこまで強くなったか確かめるのも楽しみ♪

 

ベルは戦闘力を150くらいまであげてもいいけど、力加減を間違えるなと釘を刺されたからね。やり過ぎないようにしなきゃ。

 

悟空「がんばれよクリリン!絶対勝てるからなっ!」

 

クリリン「あ、ああ…」

 

とりあえず今はクリリンさんの試合を見よう。

 

…それにしてもあの対戦相手の人はとにかく臭い。よく苦情が来なかったなぁ。

 

 

 

~そして~

 

第1試合は無事にクリリンさんが勝った。臭さに自身がある人でも他人のオナラは敏感に感じるんだね。

 

さて、いよいよわたしの番だ。ベル以外の人とちゃんと戦うのは初めてだから、緊張するね。

 

アナウンサー「第2試合はジャッキー・チュン選手とロータス選手の対決です!では、ご登場ください!!」

 

悟空「がんばれよロータス!」

 

ロータス「うん、絶対勝つよ!」

 

クリリン「応援してるぜ!」

 

ロータス「はい!頑張ります!」

 

クリリン「………」

 

悟空「どうしたクリリン?」

 

クリリン「いや、あのジャッキー・チュンって人、どこかであったような…」

 

アナウンサー「まずはロータス選手です!」

 

プーアル「ロータスだ!」

 

ブルマ「ジャッキー・チュン様ってどんなおかたなのかしら…」

 

ウーロン「おまえ、ロータスを応援しろよ…」

 

ブルマ「いいじゃない別に、憧れるくらい勝手でしょ!」

 

アナウンサー「そしてジャッキー・チュン選手です!」

 

ジャッキー・チュン「ぴーすぴーす」

 

ブルマ「なによ!ただの小汚いじいさんじゃない!頑張れロータスーー!」

 

ベル「なんという厚い掌返し…」

 

アナウンサー「第2試合始め!!」

 

ロータス「よろしくお願いします」

 

ジャッキー・チュン「ほっほっ、こちらこそよろしくお嬢ちゃん」

 

……………。

 

アナウンサー「どっ、どうしたのでしょう!2人共まだ動きません!」

 

ブルマ「何やってんのロータス!さっさとやっちゃいなさいよ!!」

 

ベル「今は様子伺ってるんじゃないかな?相手もかなりできるみたいだしね」

 

ウーロン「そんなにすげぇのか、あのじいさん?」

 

ベル「多分亀仙人さんと同じくらいの強さじゃないかな?」

 

ベルはあの人が亀仙人さんって気付いてるのかな?

 

ロータス「…いつでもいいですよ?」

 

ジャッキー・チュン「いやいや、レディファーストじゃ。お嬢ちゃんからおいで」

 

ロータス「では、遠慮なくいきますよ…」

 

ドンッ

 

ジャッキー・チュン「なにっ!?」

 

ロータス「はっ!!」ドゴッ

 

ジャッキー・チュン「ぐおっ…!」

 

ロータス「ていっ!」バキッ

 

アナウンサー「な、なんとロータス選手、ジャッキー・チュン選手にすさまじいスピードで肘打ちをかまし、そのままダウンさせました!カウントをとります。1、2、3…」

 

ジャッキー・チュン「いちちち…。やるのうお嬢ちゃん。今のは効いたわい!」

 

ロータス「本気でやらないと勝てませんよ?」

 

ジャッキー・チュン(悟空と同い年じゃというのにすごい殺気じゃ!こりゃ全力でやらんとこっちがやられてしまうわい)

 

ジャッキー・チュン「仕方がない…。とっておきを見せるしかあるまい…」

 

ロータス「…?」

 

ジャッキー・チュン「か~め~………」

 

亀仙人さんの腕から気が集中しているのが伝わる。……今から出すのはあの人にとって相当な大技みたいだね。

 

ジャッキー・チュン「は~め~………」

 

悟空「かめはめ波だっ!あのじいちゃんかめはめ波が使えるのかっ!?」

 

悟空がかめはめ波と言った瞬間、観客席からすごい盛り上がりを見せる。成程…かめはめ波という技はそれほどすごいんだね。

 

ジャッキー・チュン「波ーーーーーっ!!」

 

これは気功波の応用だね。戦闘力150もいかないくらいであれほどの威力だから、ベルが同じことをやったら地球が消滅しちゃうんじゃないかな……。

 

くらったところでたいしたダメージにはならないけど、特に受ける必要もないので足蹴りで弾くことにした。

 

ロータス「えいっ!」バチィッ

 

わたしが弾くとかめはめ波は空の彼方に飛んでいった。すると悟空や周りの観客が驚いていた。…そんなにすごいことはやってないと思うんだけど……。

 

ジャッキー・チュン「わ、わしのかめはめ波が…。お主とんでもないのう…」

 

ロータス「わたしを殺すつもりでかかってこないとダメージすら与えられませんよ?本来殺しはいけないことですが、戦いとはそういうものです」

 

わたしやベルはサイヤ人だからそう感じるのかもってベルは言ってたけど。

 

ジャッキー・チュン「……参った。嬢ちゃんにそんなことはできんわい…」

 

降参…。理由はともかく、勝てない試合を無理してする必要はないと判断したのかな?

 

アナウンサー「な、なんとジャッキー・チュン選手、降参です!勝者はロータス選手!!」

 

ロータス「ありがとうございました」ペコリ

 

ジャッキー・チュン「…こちらこその。嬢ちゃんは悟空達よりも強いじゃろう?」

 

ロータス「わたしはそのつもりですよ。まだ全然力を出していませんし」

 

ロータス(それにベルはわたしとは比べものにならないくらい強いからね。わたしはベルに追い付いて、そしてさらに強くなりたい…。………これもサイヤ人の本能なのかな?)

 

ジャッキー・チュン「なんと…、それほどとは…。嬢ちゃんは底が知れんのう」

 

ロータス「悟空やクリリンさんのことはわたしに任せてください。…亀仙人さん」

 

ジャッキー・チュン「!?」

 

ロータス「弟子である悟空とクリリンさんの様子を見るためにわざわざ変装して来たんですよね?……心配しないでください。ばらすようなことはしません」

 

ジャッキー・チュン「…嬢ちゃんにはやられっぱなしじゃわい」

 

第2試合はわたしの勝利で幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

第21回天下一武道会編はロータスsideで書くことが多くなります。

次回は悟空VSヤムチャを書く予定です。

では。


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第11話 宿命の対決!?悟空VSヤムチャ。ヤムチャは噛ませの汚名を返上できるか?

今回はベルsideで書きます。


第2試合はロータスが勝ったけど、私は元祖かめはめ波が見れて満足だ。

 

ブルマ「ロータスってあんなに強かったのね…」

 

ベル「まあね。まだまだ彼女の実力はあんなものじゃないよ」

 

多分現時点でフリーザの半分より少し強いくらいだと私は感じてる。

 

 

 

~そして~

 

第3試合は原作通りナムが勝った。ランファンは実はとんでもないビッチではないだろうか…?男性の観客…特に亀仙人はすごく反応してたし……。そう考えるとナムはとても紳士だよね。とてもウブな反応だったけど…。

 

ベル「次はいよいよ悟空とヤムチャの試合だね」

 

ブルマ「どっちを応援しようかしら…」

 

プーアル「ボクはヤムチャ様を応援するよ!」

 

ウーロン「俺は悟空を応援するぜ!」

 

ベル「ま、どちらも強いからいい試合になりそうだよね」

 

とはいえ多分この時点から悟空とヤムチャに明確な差がつき始めてるんだろうな。

 

アナウンサー「それでは第4試合、孫選手とヤムチャ選手の入場です!」

 

ヤムチャ「悟空、よろしくな。手加減しないぜ!」

 

悟空「オラだってまけねぇぞ!」

 

アナウンサー「それでは、第4試合始め!!」

 

さて、どんな戦いになるかな?

 

ヤムチャ「いくぞ!狼牙風風拳!!」ドンッ

 

いきなり狼牙風風拳か。

 

悟空「やっ!」

 

これを悟空は難なくかわす。

 

ヤムチャ「流石だな。武天老師様のところで鍛えた実力は本物というわけか…」

 

悟空「ヤムチャこそ。前より速くなったな!」

 

悟空がパワーならヤムチャはスピードといったところかな?

 

ヤムチャ「勝負はこれからだっ!!」

 

 

 

 

~そして~

 

アナウンサー「勝者、孫選手!!」

 

試合は悟空の勝ちで終わった。

 

結構白熱した試合だったな…。周りはすごい盛り上がってる。

 

プーアル「ああ…。ヤムチャ樣~」

 

ブルマ「惜しかったわね~」

 

ウーロン「流石悟空だぜ!」

 

周りには接戦に見えたけど、悟空はまだ余裕があった。やっぱり差がついてきてるね。

 

ヤムチャ「やっぱり強いな!次の試合も頑張れよ!!」

 

悟空「ああ!!」

 

2人は握手をする。たくさんの拍手がおこり、第4試合は幕を閉じた。

 

次はロータスとクリリンか…。本来なら亀仙人とクリリンだったからね。どんな試合になるのやら……。

 

原作ではこの後悟空とクリリンにインタビューなんだけど…。ロータスも一緒にインタビューを受けるようだ。

 

悟空とクリリンは原作通りの漫才?をして、観客を笑わせていた。

 

……っていうかいつの間にか悟空の尻尾が再生してる。ヤムチャと戦ってた時は生えてなかったのに…。こりゃ最悪私かロータスが月を消すことになるかもね。……十中八九私の役割になると思うけど…。

 

ブルマ「孫くんってまだ12歳だったのね…。どうりでチビだと思ったわ」

 

ブルマが悟空の年齢に対してそう言う。世の中には私やブルマよりも年上で、悟空よりも背が低い人間だっているんだよ。

 

アナウンサー「ロータス選手は孫選手と同い年で今大会の最年少選手です!ロータス選手、準決勝まできましたがお2人のように武天老師樣の元で修行を?」

 

ロータス「確かにわたしは悟空選手やクリリン選手の修行の付き添いをしていましたが、わたしには他に戦いを教えてくれた師匠がいます。わたしはその師匠を越えることを目標にしています。そのために日々訓練中です」

 

アナウンサー「ありがとうございます。これからの試合に期待ですね!」

 

ロータス…。あんなに成長したんだな……。ベルさん嬉しいよ。

 

アナウンサー「次は第5試合!ロータス選手VSクリリン選手です!!」

 

 

 




短いですがここまでです。

次回はロータスとクリリンの試合を書きますので再びロータスsideになります。

では。


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第12話 準決勝!ロータスVSクリリン。クリリンって鼻がないのにどうやって原作で鼻くそを出したのだろう……?

あと2話で第21回天下一武道会編は終了予定です。

どうぞ。


ロータスside

 

今から準決勝だよ。クリリンさんは亀仙人さんより気が弱めだから、さらにパワーを下げて戦う必要があるね。

 

ベルが、格下と戦う時は相手の気に合わせた方がいいって言ってたけど、後で考えてみたらわたしはその戦い方がむいてることがわかったよ。……その方が面白いし♪

 

ロータス「クリリンさん、よろしくお願いします」

 

クリリン「あ、ああ。こちらこそよろしく…」

 

アナウンサー「では、準決勝第1試合始め!!」

 

ロータス「いつでもいいですよ」

 

クリリン「いくぞ!はぁーーーっ!!」

 

クリリンさんは気をためている。何かあるのかな…?

 

クリリン「ばっばっ!」

 

気功波をこっちにうってきた。わたしは後ろにさがるが気弾がこちらに追尾してくるので、上に跳んだ。

 

クリリン「はっ!」

 

気弾がこっちに!?…成程、そういう技なんだ。

 

ロータス「えいっ!」バチィッ

 

わたしは気弾を弾き返す。

 

ロータス「!?」

 

クリリン「てぇーいっ!!」

 

気功波でわたしの意識を逸らして一撃をいれにくる…いい作戦だけど、相手が悪かったね。

 

ロータス「ほっ!」バキッ

 

クリリン「がはっ!」

 

しまった…。力を入れすぎたかな……?

 

アナウンサー「クリリン選手ダウン!!カウントをとります!1、2、3…」

 

クリリン「よっと!」

 

アナウンサー「クリリン選手、立ち上がりました!」

 

ジャッキー・チュン「クリリンの奴いつの間にあんな芸当を…」

 

悟空「すげぇーぞ!クリリン!!」

 

亀仙人さんが気功波をうったクリリンさんに驚いてるみたいだけど、これにはちゃんと理由があるんだよね。

 

 

~1ヶ月前~

 

ロータス「ん~っ!海風が気持ちいい~!」

 

わたしは寝る前に夕涼みをしていた。……おや?誰か来るみたい。

 

ロータス「あれ?クリリンさん、どうしたんですか?」

 

クリリン「ロータスか…。ボク、このままで天下一武道会に出場できるか不安になってきたんだ…」

 

ロータス「どうしてそう思うんですか?」

 

クリリン「武天老師樣はこれまでの牛乳配達や野良仕事で基礎はもうできているって言ってたけど、本当にこれでいいのかって考えると…。悟空は既にボクより強いから」

 

ロータス「クリリンさんはクリリンの強さがありますよ」

 

クリリン「えっ?」

 

ロータス「悟空は頭を使うのを苦手としていますからクリリンさんはそれを利用して戦うことを得意とすればいいんですよ」

 

クリリン「弱点をつくってことか…」

 

ロータス「悟空の場合はパワーがありますので、技を増やして戦ってみてはどうでしょう。わたしでよかったら特訓に付き合いますよ」

 

クリリン「いいのか…?でも…」

 

ベル「私はいいと思うよ」

 

ロータス「ベル!?いつの間に!?」

 

全く気が感じられなかったよ…。

 

ベル「天下一武道会は悟空と同じくらいかそれ以上の選手がきっと出てくるから、その相手にあたったときのためにとっておきの技を持っていた方がいい。クリリンは技の多さを活かした方がいいしね。私とロータスで特訓に付き合うよ」

 

クリリン「ベルさん…ありがとうございます。ロータスもありがとう…」

 

ベル「いいよ。悟空もライバルが強い方がいいと思うしね」

 

ロータス「そうですね、わたしも相手が強い方がワクワクしてきます」

 

ベル「まぁロータスはそうだろうね。……とりあえずクリリンに教えるのは気功波だよ」

 

クリリン「き、気功波ですか…?」

 

ベル「そう、気功波は気っていう体にあるエネルギーを放出させること。亀仙人さんのかめはめ波がいい例だよ」

 

クリリン「む、武天老師樣の!?じゃあボクにもあんな風にかめはめ波がうてたりするんですか!?」

 

かめはめ波?どんな技なんだろ…?

 

ベル「もちろん。クリリンにも気はあるからね。じゃあ改めて気功波がどういうものか実際に見せるよ。ロータス、空に向かって気功波をうってみて」

 

ロータス「うん、……はっ!」ボッ

 

クリリン「す、すごい……」

 

ベル「これが気功波だよ。…流石に今から1ヶ月だと付け焼き刃になるかもだから、あまり多用しない方がいいと思う。じゃあ、やってみようか」

 

クリリン「はいっ!!」

 

それから1ヶ月、亀仙人さんの修行をしたうえでわたしとベルで交代して教えてクリリンさんは気功波をコントロールしてうつところまでできるようになったんだよね。……もう数ヵ月あれば悟空や亀仙人さんを超えることもできたんだけどね……。

 

 

 

~そして現在~

 

…まさかあそこまでできるとは完全に予想外だったよ。ベルが言ってた人は予想を越えてくるとはこのことだね。

 

クリリン「このままではやっぱり勝てない…。……しょうがない!とっておきを見せるしかないか……」

 

とっておき?ベルが教えたのかな?

 

クリリン「か~め~………」

 

ジャッキー・チュン「なっ!かめはめ波じゃと!?」

 

悟空「クリリンもうてるのか!?」

 

第2試合でわたしがかめはめ波を弾いたのを知ったうえでなおもうと撃としてるようだね。

 

クリリン「は~め~………波ーーーーーっ!!!!」

 

亀仙人さんのときよりも大きい……。…本当に驚いた。クリリンさんはもしかしたら悟空よりも強いかもしれない。パワーは負けてるだろうけど、技の応用は完全に悟空を追い抜いてるよ!

 

ロータス「はぁーーーっ!!」バチィッ

 

わたしは1回戦と同じようにかめはめ波を上に弾き飛ばした。

 

クリリン「こ、渾身の一撃だった…のに…な…」ドサッ

 

悟空「クリリンっ!!」

 

ロータス「……気絶してるみたいですね」

 

アナウンサー「く、クリリン選手気絶!!勝者はロータス選手です!!!」

 

ロータス「わたしが運びます。ジャッキーさん、クリリンさんのことをよろしくお願いします。数時間あれば目を覚まします」

 

ジャッキー・チュン「わかった!任せておれ!!」

 

わたしはクリリンさんを亀仙人さんに預けた。

 

クリリンさんの頑張りにわたしは応えられたかな?……気を取り直して決勝に挑もう。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。

クリリンが早くも気功波を修得!

やったねクリリン!悟空を(一時的に)越えたよ!!亀仙人も驚きのかめはめ波を放ったしね!

では、次回もよろしくです。



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第13話 決勝戦!ロータスVS孫悟空。悟空は大猿にはならない。絶対にならない

今回で天下一武道会編はラストです。最後だけベルsideです。


ロータスside

 

準決勝2回戦は悟空がナムさんに勝った。天空×字拳…色々な意味ですごい技だったな……。

 

悟空「ロータス!クリリンの仇はをとってやるからな!」

 

ロータス「いやいや、クリリンさん死んでないし」

 

恰もわたしが殺したみたいになってるけど気絶しただけだからね。

 

アナウンサー「それでは決勝戦、始め!!」

 

悟空「てやーっ!」ブォッ

 

悟空が蹴りを仕掛けてくるがわたしは難なくかわす。

 

ロータス「よっ」ヒョイ

 

悟空「おりゃーっ」ブンッ

 

今度はパンチか…。

 

ロータス「ほいっ」ヒョイ

 

その後も悟空は攻撃を繰り返すが、全てかわした。

 

悟空「ぜ、全然あたんねぇ…!」

 

ロータス「どうしたの?もう終わり?」

 

悟空「まだまだっ!」

 

ロータス「そうこなくっちゃ!」

 

それからもわたしと悟空の激しい攻防は続いた。…とはいってもわたしは悟空と同じくらいの気まで抑えているけどね♪

 

ロータス「やぁっ!」ドガッ

 

悟空「ぐっ!」

 

だけどわたしが少しずつ押し始め、遂に悟空に押し勝った。

 

アナウンサー「孫選手ダウン!!カウントをとります!1、2…」

 

悟空「いよっと!」

 

ロータス「まだ立つんだ?」

 

わたしはクスリと笑い、挑発するように言う。

 

悟空「当たりめぇだっ!!」

 

ロータス「その闘争心、わたしは好きだよ」

 

悟空「今度はこっちの番だ!か~め………」

 

まさかかめはめ波?いつの間に悟空も使えるようになったんだろう……?

 

悟空「は~め~………!」クルッ

 

ん?後ろを向いた?何をする気だろう……。

 

悟空「波ーーーーーっ!!」ブォッ

 

かめはめ波を使ってこっちに飛び込んで来た!?面白いことをするね。

 

悟空「くらえっ!」

 

ロータス「そうはいかないよっ!」

 

わたしは向かってくる悟空の胴体を掴み……

 

ロータス「バニシング……ドロップ!!」

 

地面に投げつけた。

 

悟空「ぐえっ!!」ビタンッ

 

…なんか蛙みたいな声がでたけど大丈夫だよね?

 

悟空「いてててて…。おーいてぇ…!」

 

あっ、生きてた。攻撃したわたしが言うのもなんだけどすごく痛そうだね。

 

ロータス「まだまだいくよ。わたし、前の2試合では余り戦ってないからね」

 

悟空「こいっ!!」

 

元気があるのはいいことだね。ここからはわたしもたっぷりと攻撃するからね♪

 

ロータス「超、龍撃拳!!」ブォッ

 

悟空「ぐわっ!!」

 

わたしは悟空にすさまじいラッシュ(もちろん手加減してるよ♪)をぶつけた。

 

悟空「ぐっ…!ならこっちもジャン拳…!」

 

ジャンケン?

 

悟空「グー!」ブンッ

 

顔面パンチか…。

 

ロータス「ほっ!」パシッ

 

悟空「チョキッ!」ビュッ

 

今度は目潰し!?そんなのくらいたくないよ!

 

ロータス「ほいっ!」パシッ

 

悟空「パーッ!!」

 

最後は張り手……。顔面パンチ、目潰しときて止めは張り手で相手を攻撃する戦法…、これでジャンケンが成立するわけだ。ユニークだね。

 

ロータス「よいやさっ!」パシッ

 

悟空「お、オラのジャン拳が……」

 

ロータス「ふっふっふっ、残念だったね」

 

悟空「よーし…、なら!ジャン、拳…パーッ!!」

 

張り手?…いや、これは…フェイント!?

 

ロータス「よっ」パシッ

 

悟空「あちゃー…!引っ掛からなかったか」

 

ロータス「パーとか言いながらグーで攻撃しようとするなんて中々強かだね」

 

危うく釣られるところだったよ。

 

 

 

 

 

~そして~

 

 

…そろそろ月が出る時間か…。早目に決着をつけた方がよさそうだね。もう少し遊びたかったけど、今日は満月だからもし大猿に変身したら大騒ぎだもんね。

 

ロータス「そろそろ決着をつけるよ、悟空」

 

悟空「へへっ、そううまくはいかねぇぞ!」

 

わたしと悟空は互いに跳びあい、それぞれ蹴りをくらわせた。

 

わたしは空中で受け身をとり、悟空はダウンした。

 

アナウンサー「ダウンです!1、2、3…」

 

月が出る前に終わらせておきたいけど…。

 

アナウンサー「9、10!孫選手、10カウントでダウン!勝者はロータス選手!!優勝です!!!ロータス選手の優勝です!!!!」

 

なんとか間に合ったようだね。よかったよかった♪

 

 

 

ロータスsideout

 

 

 

ふぅ、なんとか月が出る前に決着がついたみたいだね。

 

それにしてもロータス、楽しそうだったな…。わたしも次の天下一武道会に出ようかな?…まぁもしロータスが次も出るんだったら、パワーバランスが崩壊するから出ないけどね。

 

 

さて、次はレッドリボンか……。どうなることやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。

賞金はロータスとベルがこれからのために貯金します。決して悟空の食欲を満たすためのお金ではありません。

次回のレッドリボン編ですが…。あんまり詳しく覚えてないので、覚えてる範囲で書きます。

では。


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第14話 とあるサイヤ人のブレイクタイム。~そうだ、カリン搭に行こう~

とあるサイヤ人とはもちろん主人公ことベルちゃんのことです。

では、どーぞ。


天下一武道会から数日が経ったある日、私はとても暇していた。

 

私とロータスは家に帰り、悟空はドラゴンボール(というか四星球)探しに、ブルマ達は西の都に戻った。

 

ベル「はぁ、ここまで暇になるなら悟空についていけばよかった…」

 

ロータスは学校に行ってるから、家には私1人なんだよね…。

 

何故ロータスが学校に行ってるかと疑問を持ってる読者の方に説明すると天下一武道会の賞金を使ってロータスを学校に行かせることにしたのだ。

 

ロータスは勉強が好きな方だし、学校にも興味があるから行ってみたい!とのことである。…将来は偉い学者さんになりたいのかな?(すっとぼけ)

 

さて、どうしようかな…?

 

ベル「そうだ…京都に行こう…」

 

なんてギャグをかましてみる。……あっ!

 

ベル「そうだ!カリン搭に行こう!!」

 

なんで思い付かなかったんだろう。そうだよ!仙豆もらいにカリン搭に行けばいいんだよ!!こういうのはなるべく早い方がいいし、仙豆はこれからのことを考えると必須アイテムだからね。そうと決まったら早速舞空術でカリン搭に行こう。

 

 

 

~カリン搭~

 

ふぅ、ついたついた。まだウパもボラもいないみたいだね。さて、早速登ろうかな。

 

 

~そして~

 

到着!あえて飛ばずに登ったよ。その方が鍛えられるからね。

 

私は中にいるカリン様に挨拶した。

 

ベル「こんにちは、カリン様」

 

カリン様「お主、一体どれくらいで登ったんじゃ?」

 

ベル「そうですね…、大体5、6分くらいですかね」

 

カリン様「すさまじい速さじゃの…。何者なんじゃ?」

 

ベル「少し強い女の子ですよ」

 

カリン様「少しって…」

 

まぁ多分現時点では1番強いはずだよ。

 

カリン様「まぁよい、お主は何しに来たんじゃ?」

 

ベル「はい、仙豆をもらいに来ました。これから先必要になると判断したので」

 

カリン様「わかった…、この壺の中に入っておる。好きなだけ持ってってよいぞ」

 

ベル「ありがとうございます」

 

カリン様は気前がいいな~。ありがたくいただこう♪

 

っていうかこの時点ではたくさんあるんだね。ヤジロベーがたくさん食べたせいで数が少なくなったみたいなことを聞いたことがある気がするけど、そんなに食べたんだね……。

 

とりあえず50粒でいいかな。袋に入れてっと。うちでも仙豆を作ろうかな?畑を耕して。

 

 

……そういえば悟空は今頃マッスルタワーあたりだろうか?

 

 

~その頃の悟空~

 

ムラサキ「た、畳の数が足りなかったか…。やはり4畳半では…、6畳間にすればよかった…」

 

悟空「…おっちゃんも結構丈夫いね…」

 

 

 

 

~再びベルside~

 

さて、帰って早速仙豆の栽培プランを考えようかな。

 

ベル「ありがとうございました、カリン様」

 

カリン様「うむ」

 

私はカリン様に別れを告げてカリン搭を降りた。帰りは歩いて帰ろうかな。

 

 

 

 

~その頃の悟空~

 

ムラサキ「ハアッハアッ……!」

 

悟空「へへへ~ん♪」

 

ムラサキ「お、おのれ。貴様絶対に許さんぞ…!」

 

ホワイト「…あいつ、実力はあるんだが、頭が…」




はい、かなり短いですがここで1度きります。

次回もよろしくお願いします。


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第15話 ブルー将軍死す!世界一の殺し屋桃白白。あの柱は一体どういう原理で空を飛んでるのだろう…?

では、今回もよろしくです。


私は今バイトをしている。…………レッドリボン軍の本拠地で。

 

いや、高収入の日雇いアルバイトだからやってるけど、なんで悪の組織がアルバイト募集してるんだよ!?

 

…まぁいいや。きっと細かいことは気にしたらいけないんだろう。

 

ブルー「ただいま戻りました」

 

おや、あれはブルー将軍だったかな?

 

ブルー将軍…。オカマで超能力が使えて極度の潔癖症で鼻をほじっただけで人1人を平気で殺させるようなある意味残酷な人間。

 

ブルー「そ、そんな…!」

 

レッド「言ったはずだ。ワシはドラゴンボールを持ってこいと。……だが寛大なワシはおまえにチャンスをやろう。入ってこい、桃白白!」

 

おっ、遂に世界一の殺し屋と名高いあの桃白白が来るのか!?なんかワクワクしてきたぞぉっ!!

 

桃白白「ど~も~、桃白白で~す」

 

ほ、本物だ…。あとでサインもらおう。

 

レッド「この桃白白と戦って、もしも勝つことができれば今回の件は不問にしてやろう」

 

これって実質処刑と変わらないよね?負けたら死ぬわけだし…。寛大……寛大ってなんだ?(哲学)

 

ブルー「……ありがとうございます」

 

どうやらブルーは自信があるようだ。どこからその自信がでてくるのか。

 

ブルー「おまえが世界一の殺し屋、桃白白ね」

 

桃白白「そうだ」

 

ブルー「ホッホッホッ、おまえが世界一ならワタシは宇宙一の殺し屋だわ!!」

 

それはない。(キートン風)大体ブルーが宇宙一の殺し屋になれるんなら、この世界はもっと平和なはずだよ。

 

ブルー「ひょっ!」ブンッ

 

桃白白「ひょい」

 

ブルー「なっ!?」

 

桃白白「べー」ズンッ

 

ブルー「な……」ドサッ

 

うわ…。本当に原作通りベロだけでブルーを殺しちゃたよ。桃白白の舌技は世界一ィィィィィッ!!……なんでこの人はドラゴンボールのインフレについていけないんだろう…。地球人だから?

 

桃白白「こんな相手で儲かっちゃったわい」

 

人1人殺すだけで5000万ゼニーか…。そんなに高収入なら私もやりたいよ。……ただし、相手は極悪人に限るけど。

 

レッド「早速だが、おまえに殺してほしい奴がいる。……コイツだ」

 

桃白白「まだ小僧ではないですか」

 

レッド「だがコイツは我が軍の人間を次々に倒している。油断はできん!」

 

桃白白「…なるほど、わかりました」

 

ブラック「では、早速ジェット機を…」

 

桃白白「いや、必要ない」

 

ブラック「えっ……?」

 

お?くるかくるか?遂にあのシーンがくるか?

 

桃白白「柱を1本もらいますぞ」

 

レッド「ど、どうぞ…」

 

桃白白は柱を壊し、ぶん投げて…

 

桃白白「ぴょっ!!」

 

それに飛び乗った。……すげぇ…。このシーンを生で見られるとは!私は今、猛烈に感動している!!

 

桃白白「では、行ってきますぞ」ゴーッ

 

レッド「こ、これは頼もしいわい!!」

 

でもサイボーグになってからの桃白白はあんまり面白くないんだよね…。ギャグ要素がなくなったというかなんというか……。

 

ブラック「おい、今日はもうあがっていいぞ」

 

ベル「わかりました。お疲れ様です」

 

レッド「次は3日後だ。よろしく頼むぞ」

 

ベル「はい、お先に失礼します」

 

次は3日後か~。よし、お金のために頑張るぞいっと。

 

 

 

~3日後~

 

レッドリボン軍が壊滅していた。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。今回も短くて申し訳ない…

たったの2話でレッドリボン軍がなくなりました。(笑)

次回は占いババに最後のドラゴンボールの場所を占ってもらうのですが、どんなオリジナル要素をつけようか…

では、次回もよろしくです。


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第16話 占いババと愉快な戦士達。悪魔の便所というよりあれは死神の便所といった方が適切な気がする

さあ、どんどん投稿しますよ。


レッドリボン軍が壊滅してる…。割のいいバイトだっただけに少し残念……。……ん?

 

プーアル「あれ、ベル?」

 

ベル「やあプーアル、こんなところで奇遇だね。何をしてるの?」

 

プーアル「悟空がレッドリボン軍を全員倒したって言うからヤムチャ様に様子を見てくるように頼まれたんだ」

 

ベル「へぇ、悟空が」

 

もうそんな次期だったのか…。桃白白の曲芸を見れて感動してたからすっかり忘れてたよ。

 

ベル「ねぇ、ヤムチャのところに戻るんだよね?私も一緒に行ってもいいかな?」

 

プーアル「うん!もちろん!」

 

ベル「ありがとう。じゃあ行こうか」

 

 

 

 

~そして~

 

本当に悟空がいる。ブルマもヤムチャもクリリンも亀仙人もいるみたいだ。

 

プーアル「ヤムチャ様~。本当に全滅しちゃってます~!!」

 

ヤムチャ「ま、まさか本当に1人全滅させるとは……」

 

悟空「へへっ!」

 

ベル「悟空、みんなも天下一武道会ぶりだね。元気だった?」

 

悟空「ベル!ああ、オラはもちろん元気だぞ!!」

 

ブルマ「ベルじゃない!!こんなところでなにやってるの?」

 

ベル「ちょっとね…。それより悟空は形見のドラゴンボールを見つけることが出来たのかい?」

 

悟空「うん、でもウパってやつの父ちゃんを生き返らせるために7つ集めることにしたんだ」

 

ベル「へぇ、それで全部集まりそう?」

 

悟空「それがレーダーが壊れちまったんだ…。だからブルマになおしてもらおうとしてんだ」

 

ベル「なるほどね…。ドラコンレーダーなら今持ってるよ」

 

悟空「ほんとか!?」

 

ベル「うん、はい」

 

悟空「サンキュー!ベル!!」

 

ブルマ「なんでドラコンレーダーを持ってきてるのよ?」

 

ベル「いつでもドラゴンボールを集められるように携帯してるんだよ」

 

ボラを生き返らせた翌年に集めておこうと思ってたからね。

 

悟空「あれ…?ベルのも壊れてるぞ」

 

ベル「壊れるほど使った覚えはないと思うけどね。もしかしたら残りの1つはレーダーにでないようにボールに細工をしてるのかもね」

 

ブルマ「細工って?」

 

ベル「詳しくは知らないけど、そういったものがあってもおかしくないってこと。もしかしたら動物とかが誤って食べたのかもしれないし、地球外にいってしまったのかもしれない」

 

悟空「じゃあどうすんだよ、全部集まらないじゃねぇかよ」

 

亀仙人「占いババのところに行って占ってもらってはどうじゃ?」

 

ブルマ「占いババ?」

 

ベル「聞いたことがあるね。どんな頼みも占いで解決するということで有名な人だ」

 

悟空「そうなんか?じゃあオラ早速行ってくる!!」

 

ベル「私も行こうかな。ボール集めはちょっとした修行にもなるしね」

 

クリリン「修行ですか?」

 

ベル「ヤムチャやブルマは知ってるかもだけど、集める道中で様々な出会いがあって、そのなかには強い敵がいたりするからいい修行になると思う。悟空もドラゴンボールを集める過程でレッドリボン軍と戦ったんだろう?」

 

悟空「うん!!」

 

ベル「それに占いババのところには腕利きの戦士がいるって噂もあるよ」

 

クリリン「ぼ、僕も行こうかな……」

 

ヤムチャ「修行になるってんなら俺も行くぜ!」

 

ベル「どうやらクリリンとヤムチャとプーアルは行くみたいだね。他に行く人はいない?」

 

ブルマ「あたしはやめとくわ」

 

亀仙人「わしも帰るとするかのう」

 

ブルマと亀仙人は後からまた来そうな気がするけど…。私が阻止すればいいのかな?

 

 

 

 

~そして~

 

途中で悟空が服を買ったりご飯を食べたりして、私達は占いババがいる宮殿に到着した。

 

占いババ「おや、随分と若いのばかりじゃのう」

 

この人実は亀仙人の姉らしいけど、あんまり似てないな…。

 

悟空「おめぇがうれないババか?」

 

占いババ「占いババじゃっ!!」

 

売れないババ…。3流のお笑い芸人みたいだね。

 

悟空「変な名前だなぁ」

 

占いババ「本名ではない!渾名じゃっ!!」

 

ベル「私達、ちょっと占ってほしいことがあるんですけど」

 

占いババ「それなら1000万ゼニー出しな」

 

クリリン「たかっ!!」

 

ベル「私達が持ってるように見えますか?」

 

占いババ「見えん」

 

ベル「ですよね」

 

占いババ「占ってほしけりゃワシが出す5人の戦士に勝てたらただで占ってやろう」

 

クリリン「ふっふっふ、おばあさん。僕達のうちの3人は天下一武道会でかなりいい線までいったんですよ」

 

占いババ「ほう、それは楽しみじゃわい。ではついておいで」

 

 

 

~そして~

 

占いババ「ルールはギブアップするか湖に落ちたら負けじゃ」

 

ベル「誰がいく?」

 

クリリン「僕からいきましょう!」

 

占いババ「ドラキュラマン、出でよ!」

 

蝙蝠が降りてきて人間になった。まるでサイヤ人のようなツンツン頭だった。

 

占いババ「試合開始!!」

 

クリリン「はあっ!」ブンッ

 

クリリンが飛び蹴りをしようとするが、ドラキュラマンはかわす。

 

クリリン「くそ~。チョロチョロと!」

 

流石、蝙蝠なだけあって素早いようだね。…あ、噛まれた。

 

ヤムチャ「落ち着けクリリン!興奮すると帰って血が出るぞ!!」

 

クリリン「ふぅ。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」

 

悟空「ははっ!クリリン、髪の毛が生えたみたいだぞ!」

 

クリリン「うるさいっ!!」

 

確かに…ぷっ!

 

クリリン「あっ…あっ…」クラクラ

 

ドラキュラマン「キキッ!」ドカッ

 

あ~あ、池に落ちちゃった。

 

悟空「なに負けてるんだよ」

 

クリリン「おまえがいらんこと言うからだよっ!!」

 

占いババ「次は誰が出るんじゃ?」

 

ベル「私が出ようか?」

 

ヤムチャ「いや、俺がいく」

                  

まぁこの中だと1番適任かもね。お昼にあれを食べたしね。

 

ベル「ヤムチャ、相手は吸血鬼だから弱点をついていこう」

 

ヤムチャ「弱点…?……なるほどそういうことか」

 

占いババ「試合開始!!」

 

ドラキュラマン「キキーッ!!」ビュンッ

 

ヤムチャ「ハアーーーーッ!!」

 

ドラキュラマン「こ、この匂いは!?貴様、吸血鬼が苦手なにんにくを食べたな!?」

 

ヤムチャが息を吐く。そう、ヤムチャはお昼ににんにくが入っている餃子(チャオズではない)を食べたのだ。だからドラキュラマンの弱点をつくことができる。

 

ヤムチャ「たっ!!」

 

その隙にヤムチャが1発でドラキュラマンを池に落とした。

 

占いババ「やるのう。では、2人目の選手の登場じゃ」

 

ヤムチャ「…誰もいないぞ?」

 

いや、気を感じる。これは……。

 

ベル「ヤムチャ!相手はもうすでにこっちに来てる!」

 

ヤムチャ「えっ?」

 

占いババ「その通りじゃ。透明人間のスケさんじゃっ!試合開始!!」

 

ヤムチャ「くっ…!」

 

スケさん「ふっふっふ…行くぜ!」

 

ヤムチャ「なにっ!?」

 

ズドドドドッ

 

ヤムチャ「がっ!」

 

ヤムチャは攻撃を受け、倒れる。

 

ヤムチャ「く、くそっ…!」キョロキョロ

 

ベル「落ち着いて!見えないなら気配を感じるんだ!!姿は消せても気配までは消せてないから!」

 

ヤムチャ「そ、そうかっ!よ、よし…そこだっ!!」チッ

 

スケさん「くっ!」

 

ヤムチャ(よし、これならいけそうだ…!)

 

占いババ「わっわっわたしは占いババ♪キュートなキュートな占いババ♪」

 

ヤムチャ「なっ!?」

 

占いババ「知りたいことは何かしら~♪ちょっぴりセンチな願い事~♪」

 

ヤムチャ「くっ!」

 

占いババが急に歌い始めたと思ったら歌によってまたヤムチャが劣勢になった。

 

ベル「惑わされては駄目!集中すれば勝てない相手じゃないよ!」

 

ヤムチャ(集中…集中…)

 

スケさん「」ブンッ

 

ヤムチャ「そこだっ!」バキッ

 

占いババ「なにっ!」

 

スケさん「ぐわっ!!」

 

スケさんはヤムチャの一撃により池に落ちた。

 

占いババ「うむむ…。思ったよりやるわい」

 

占いババ(それにしてもこの嬢ちゃんは何者じゃ?スケさんの気配を察知するとは…)

 

悟空「すげぇーぞ!ヤムチャ!!」

 

クリリン「これであと3人!」

 

ベル「でもここからが正念場だよ」

 

占いババ「次の対戦相手から場所を変える。ついておいで」

 

確か悪魔の便所だったっけ?

 

 

 

 

 

~そして~

 

うわぁ………。いかにも落ちたら終わりですよ感が半端じゃない。

 

占いババ「闘う干物、ミイラ君じゃ!!」

 

闘う干物妹?(難聴)うまるちゃんかな?彼女の場合だとゲームのなかで闘う干物妹になるけど…。

 

ミイラ君「ぐっふっふっふ…」

 

でかいな…。2メートルはあるんじゃないの?

 

占いババ「それでは試合開始!!」

 

ヤムチャ(パワーで押すタイプっぽいから狭い足場を利用してスピードで攻める!)

 

ミイラ君「」ブンッ

 

ヤムチャ「なっ!速い!!」

 

ミイラ君「オラッ」ドガッ

 

ヤムチャ「ぐっ………」

 

ミイラ君「おいおい、このまま終わりじゃないだろうな?」

 

ヤムチャ「はぁっ!!」ブンッ

 

ミイラ君「」バシィッ

 

ヤムチャのパンチを受け止めたミイラ君。ヤムチャも相当強いと思うんだけど、相手はそれを上回るようだね。

 

その後ヤムチャは突き落とされそうになりギブアップした。

 

ヤムチャ「ぐっ!ゴホッゴホッ!」

 

プーアル「や、ヤムチャ様、大丈夫ですか!?」

 

ヤムチャ「ああ、なんとかな…」

 

占いババ「次は誰が出るんじゃ?」

 

ベル「私がいこうかな」

 

悟空「がんばれよ!ベル!!」

 

ベル「もちろん。ヤムチャ、これを持ってて」

 

ヤムチャ「これは…腕時計か?」

 

ベル「私が作った発明品だよ。まぁどういうものかはそのうちわかるから」

 

占いババ「試合開始!!」

 

ミイラ君「なんだぁ?女が相手か!?」

 

ベル「女だからって油断しない方がいいよ。後悔することになるからね」

 

ミイラ君「面白ぇ…。行くぞ!」

 

ベル「……龍翔撃!!」ブオンッ

 

私はラッシュを決め、悪魔の便所の舌の部分に落とした。当然だけど手加減した。

 

ベル「…気絶してるみたいだけど、私の勝ちでいいですよね?」

 

占いババ「あ、ああ。お主の勝ちじゃ…」

 

悟空「やるなーベル!!」

 

クリリン「ま、全く見えなかった…」

 

ヤムチャ「ああ、とんでもないな…」

 

ベル「さて、次の選手は誰ですか?」

 

占いババ「…アックマン!出でよっ!!」

 

アックマンか…。確か天下一武道会で2回優勝したほどの実力者で、アクマイト光線を使うんだっけ?

 

ベル「よろしく」

 

アックマン「ふん、こんな小娘にミイラの奴はやられたのか?」

 

ベル「ただの小娘だと思ってたら痛い目見るよ?先程の相手もそれで油断してたしね」

 

占いババ「試合開始じゃっ!!」

 

アックマン「行くぜっ!!」

 

アックマンは飛び上がり、こちらに攻撃しようとする。

 

ベル「……衝撃の…ファーストブリッドッ!」ドゴッ

 

アックマン「がっ………」

 

ベル「どうしたの?もう終わり?」

 

私はアックマンを挑発する。

 

アックマン「なめるなよ…。ならばくらえっ!アクマイト光線!!」

 

これがアクマイト光線か…。渦巻いた光線がこっちにくる。

 

アックマン「ふふふ、どんなにいい子ちゃんでも少しは悪の心が必ずある…。その心が膨らんでいき、やがて爆発する。膨らめ膨らめ!悪の心よっ!!」

 

ベル「光がどんどん大きくなってく……」

 

アックマン「それっ!爆発だっ!!」

 

ドオンッ!と爆発音が響きわたる。……仮にこれが破裂だったら私、死んでたね。

 

悟空「ベルーーーーッ!!!」

 

クリリン「そ、そんな…」

 

ヤムチャ「いや、まてっ!よく見ろっ!!」

 

ベル「…いや、できれば余り見ないでほしいんだけど」

 

ダメージはないけど、服が破れちゃったよ…。

 

ヤムチャ「わ、悪いっ!!」サッ

 

ヤムチャとクリリンが顔を背ける。悟空?興味ないのはわかったからヤムチャ達を見習おうね。……この場に亀仙人がいなくてよかったよ。

 

…アックマン?なんか呆然としてるからノーカン。

 

ベル「ヤムチャ、さっき預けた物をこっちに投げてくれる?」

 

ヤムチャ「あ、ああこれか…」ブンッ

 

ベル「ありがと」パシッ

 

ヤムチャから預けた物を受けとると私はピッとボタンを押した。

 

ベル「よし、これで着替え完了。もうこっち向いてもいいよ」ブゥン

 

悟空「すげぇ!!いきなり服が出てきた!」

 

クリリン「ベルさん、それは一体…?」

 

ベル「私が作ったコスチューム変身ボタンだよ。主に戦闘用のコスチュームに着替えられることができるんだ」

 

悟飯がグレートサイヤマンになるためのあれね。

 

アックマン「ば、バカな…。アクマイト光線をくらってピンピンしてるだと…!?」

 

ベル「鍛えたからね」

 

まぁ私も想像となんか違ったと思ったし。

 

ベル「今度はこっちの番だよ。……撃滅の…セカンドブリッドッ!!」ドゴッ

 

アックマン「ぐ…お……!」

 

ベル「抹殺の…ラストブリッドッ!!!」ドゴッ

 

アックマン「」

 

あ、壁に突き刺さった。

 

ベル「ふぅ」

 

悟空「ベルってメチャクチャ強いんだなっ!!」

 

ベル「悟空も修行したらもっと強くなるよ」

 

なんたってサイヤ人だからね。

 

占いババ「ま、まさかアックマンまでやられるとは…。じゃが今度の達人には勝てるかな?出番じゃぞっ!!」

 

???「はいはいっと…」

 

出てきたのは狐のお面をした人だった。

 

……まさかこの人って…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




1度ここできります。5人1辺にやると思ったより長くなってしまったので。アクマイト光線は実際こんな感じかな?と思いながら書きました作者のオリジナルです。

あと1話で終わらせるのもどうかなと思ったのと、悟飯じいちゃんのところは別に書きたかったからです。

では、次回もよろしくお願いします。


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第17話 感動の再会!悟空と悟飯おじいさん。そういえば今頃私の世界は私がいなくなって家族や友達は心配してくれているだろうか?

今回もよろしくです。


あのお面の人…私の原作知識(ニワカ)が正しければ、悟空のおじいさんだろう。

 

……だとするとこの人は私よりも相応しい相手に任せよう。

 

ベル「すみません、私降参します」

 

私の降参発言に占いババを含めたみんなが驚いていた。悟空ですら困惑していた。

 

ベル「あとは任せたよ。悟空」

 

悟空「あ、ああ」

 

悟飯さんの要望により再び池のステージで戦うことになった。

 

占いババ「ルールはどちらかが参ったと言ったら負けじゃ。それでは試合開始!!」

 

悟空「よーし、行くぞ!」

 

悟飯「こりゃ!試合前は礼をせんかい!」

 

悟空「えっ?ああ…」ペコリ

 

悟飯「」ペコリ

 

悟空「今度こそ行くぞっ!」

 

悟飯「こいっ!」

 

悟空「だーーーっ!」

 

悟空と悟飯さんの攻防が始まった。

 

ヤムチャ「なあベル、なんで降参したんだ」

 

クリリン「そうですよ。そのまま5人目もやってしまえばよかったのに」

 

亀仙人がいないから私があの人の正体を教えるべきだろう。

 

ベル「私が今から言うことは悟空には内緒だよ。あと大声を出さないようにね」

 

と私はヤムチャ達にあのお面の人が孫悟飯だということを教えておいた。

 

ヤムチャ「なるほどな…。だから悟空に任せたのか」

 

ベル「うん、その方がいいと思うからね」

 

クリリン「でもその…悟飯さんって死んでいるのにどうしてここにいるんですか?」

 

ベル「おそらくあの人の頭上に浮かんでいる天使の輪っかが関係してるんじゃないかな」

 

私達が話していると悟飯さんが悟空の尻尾を握った。すると悟空は脱力した。

 

ヤムチャ「いかん!!悟空は尻尾が弱点なんだ!」

 

クリリン「えっ、そうなんですか!?」

 

ヤムチャ「ああ、流石孫悟飯といったところか。悟空の弱点を知っていたわけだ」

 

ベル「なんたって悟空のおじいさんだからね」

 

悟飯さんは宛らガンガンスマッシュのようにビタンビタンと悟空の尻尾を握りながら床に叩きつけた。

 

悟飯「ほれほれ、さっさと降参せんともっとやってしまうぞ」

 

ブチッ!

 

悟飯「へ?」

 

悟空「痛ってぇぇぇっ!!!」

 

ヤムチャ「尻尾が…」

 

クリリン「千切れた…」

 

ベル「これで弱点がなくなったわけだ」

 

悟空は尻尾を千切られたことでもう怒ったといわんばかりに悟飯さんに向かう。だが悟飯さんは降参した。そしてお面を外し、正体を明かした。

 

悟空「じ、じいちゃ~んっ!!」

 

悟空は悟飯さんに抱きつき、そして泣いてしまった。感動の再会だね。

 

クリリン「悟空の奴泣いてるな…」

 

ベル「無理もないよ。まだ子供だしね。…それに死んでしまった自分の家族に会ったんだから」

 

ヤムチャ「そうだな」

 

ブルマや亀仙人にもこのシーンをみせたかったな…。

 

ん?悟飯さんがこっちに来た。

 

悟飯「悟空と戦う機会を作ってくださってありがとうございます」

 

ベル「いえ、気にしないでください。いい戦いが見れましたので」

 

他のみんなにも挨拶をして、あの世に帰る時間になったようだ。

 

悟飯「それでは皆さん、あの世でまた会いましょう」

 

悟飯さんがあの世に帰っていった。……この人しれっと縁起でもないでもないこと言ったよ。

 

……そういえば私が死んだらどうなるんだろう…。元の世界に帰ることになるのかな?それとも現実の私も死んだことになるのか…。………それなんてSAO?これも茅場晶彦の陰謀か……なんてね。

 

…ともかくもし私が死んでもドラゴンボールで生き返ることができないと考えた方が良さそうだね。

 

悟空「オラ、もっともっと強くなるからなっ!!尻尾が生えたら尻尾もちゃんと鍛えるぞっ!!」

 

悟空は悟飯さんにそう宣言した。私?もちろん尻尾は鍛えました。

 

占いババ「さて、その球の7個目の場所を占うぞい。ほいほいほいのさほいさっさー」

 

…なんて間抜けな呪文なんだ。

 

占いババ「ふむ、こちらに向かっておるな。ここから200㎞先を走っている車の中にあるぞい」

 

ヤムチャ「…そんなことでレーダーに写らなくなるのか?」

 

ベル「ボールを特殊なケースにしまっているとかじゃないかな?」

 

確か原作でもそうだったと思うけど。

 

ベル「それじゃあ私が行こうかな。みんなはここで待っててよ。すぐに終わらせてくるから」

 

私は車の方角に向かった。飛んでいけばすぐだしね。

 

 

 

 

 

 

 

~そして~

 

車の近くに着いたので、私は車の前に立つ。

 

ピラフ「バカヤロー!死にたいのかっ!?」

 

まぁ車じゃ私は死なないけどね。

 

ベル「あなた達が持ってるドラゴンボールがほしいんだけど」

 

ピラフ「何故それを!?レーダーには写らないはずなのに!」

 

シュウ「ピラフ様!こいつ衛星映像であの小僧といた奴ですよ!!」

 

ピラフと一緒にいた犬が言う。名前は…シュウだったっけ…。あれ?ソバだったような。

 

ピラフ「なんで貴様にドラゴンボールをやらんといけないのだっ!!」

 

ベル「じゃあ私とあなた達で戦って私に勝ったら残り6つのドラゴンボールをあげるというのでどう?」

 

ピラフ「本当だな!?いいだろう。嘘ついたらハリセンボン飲ませるぞっ!!」

 

ベル「交渉成立だね。じゃあやろうか」

 

ピラフ達はホイポイカプセルを投げると中からバトルマシンが出てそれに乗った。

 

ピラフ「がはははっ!このピラフマシンはとても強力だぞ!降参するなら今のうちだ!!」

 

ベル「御託はいいからきてよ。……それとも私からいこうか?」

 

ピラフ「よし、マイ!このマシンのすごさを見せてやれ!」

 

マイ「私がですか!?」

 

…なんかもたついてるから私は攻撃することにした。

 

ベル「……バスターキャノン!」ボウッ

 

ドカンッ!!!

 

ピラフ「……へ?」

 

マイ「ピラフ様!3号機は故障で動きません!」

 

ピラフ「ならば3号機は捨て、『タイプダチョウ』に変形せよ!」

 

ピラフがそう言うとマシンは駝鳥の形になった。

 

ピラフ「それっ!撤退っ!!」

 

ベル「逃がさないよ」

 

私はわざとゆっくり追いかける。ピラフ達からはかなり速いスピードに見えると思うけど。

 

シュウ「ピラフ様!あいつ追いかけて来ますよ!」

 

ピラフ「なにっ!?ならばこれでもくらえっ!!」

 

駝鳥の尻尾?からミサイルが飛んできた。

 

ベル「ほっ!」パシッ

 

ピラフ「げっ!あいつ受け止めたぞ!!」

 

ベル「これは返すよ」ポイッ

 

私はミサイルをピラフ達に向かって投げた。

 

ピラフ「わーーーっ!!」

 

ドカーンッ!!

 

ベル「おーい、生きてる?ドラゴンボール頂戴」

 

ピラフ「はい……」

 

ベル「ありがとう」

 

 

 

~そして~

 

ベル「戻ったよ。はい悟空」

 

悟空「サンキューベル!!じゃあ早速ウパのところに行ってくる!!!」

 

その後ドラゴンボールでボラが生き返り、悟空がこちらに戻ってくると次の天下一武道会にむけてそれぞれ修行することになった。

 

悟空「ベルは今度の天下一武道会に出るのか!?」

 

ベル「場合によるかな。もしかしたら出ないかも」

 

ピッコロ大魔王のこともあるしね。できれば犠牲は少ない方がいいしね。

 

それから悟空は世界を巡って修行に行き、ヤムチャはクリリンと一緒に亀仙人のところで修行するようだ。

 

……さて、私はどうしようかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は第22回天下一武道会です。



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第18話 第22回天下一武道会開幕!こちら天津飯餃子セットになります

星10の評価をつけてくれた影山明さん。ありがとうございます。

では、今回もよろしくです。


3年の月日が流れて、第22回天下一武道会の日がきた。

 

ロータスは学校があるためこれないので今回は私が天下一武道会に参加してみようかな?

 

ブルマ達と現地で集合とのことで私は武空術で飛んできたのだが……。

 

ブルマ「ベルーーっ!こっちこっち!!」

 

ベル「やあブルマ。悟空以外は全員いるみたいだね」

 

ヤムチャ「ロータスは一緒じゃないのか?」

 

ベル「ロータスは学校があるからこれないよ」

 

クリリン「そっか…。リベンジしたかったな」

 

ベル「まぁそのかわりといってはなんだけど私が出場するよ」

 

亀仙人「お主も立派に成長したのう」

 

何故に私の体を見るのか。

 

ベル「亀仙人さんも相変わらずですね」

 

私達はエントリーを済ませてまだ来ない悟空を待っている。ちなみに亀仙人は今回もジャッキー・チュンとして参加するようだ…。

 

???「よう、亀仙人じゃないか」

 

亀仙人「ん?」クルッ

 

亀仙人に声をかけたのは鶴仙人だった。天津飯と餃子もいるようだ。

 

鶴仙人「まだ生きておったのか?」

 

会っていきなり生きているかとか中々だね。

 

亀仙人「なんじゃ、鶴仙人か。何の用じゃ?」

 

鶴仙人「いや、おまえの弟子とやらがいいところまで進んだと聞いて天下一武道会のレベルも落ちたもんじゃと思って今回はわしの弟子を参加させて格の違いを見せつけてやろうということじゃよ」

 

鶴仙人って余程亀仙人のことが嫌いなんだね。

 

それからも鶴と亀の口喧嘩が続いていた。

 

 

~そして~

 

私達は予選を苦もなく勝ち上がり本選に進んだ。もちろん悟空は来ましたよ?……ギリギリだけど。

 

私が出ることによって今回は男狼がいなかった。…まぁ月を破壊してないから出てくる理由がないもんね。

 

クリリン「全員勝ち上がってよかったですね!」

 

ヤムチャ「ああ、もし当たっても手加減なしだぜ!!」

 

天津飯「ほぅ。貴様らドンガメチームが勝ち上がってくるとはな。余程予選のレベルが低かったと見える」

 

クリリン「な、なんだとっ!?」

 

ベル「落ち着いてクリリン」

 

クリリン「ベルさん…?」

 

ベル「天津飯っていったね。余り甘く見ると足元を掬われるよ」

 

天津飯「おまえもドンガメチームの一員か?」

 

ベル「まぁ直接の弟子ではないけどね」

 

天津飯「女が勝てるほどとは天下一武道会のレベルも本当に甘くなったもんだな!!」

 

ベル「私が弱いかどうかは戦ってみたらわかるよ」

 

天津飯「楽しみにしてるぜ。せいぜい失望させるなよ」

 

ベル「君にとっては悪い意味で失望するかもね」

 

餃子「タコ」

 

餃子はクリリンを指差して言った。

 

クリリン「おまえも変わらんじゃないかっ!!」

 

餃子「違う」ピョコ

 

クリリン「アホか!1本だけあっても意味ないだろ!」

 

確かに……。

 

 

その後抽選(餃子が超能力を使って番号操作した。)で組み合わせは以下の通りになった。

 

 

第1試合 天津飯VSヤムチャ

 

第2試合 ジャッキー・チュンVSベル

 

第3試合 クリリンVS餃子

 

第4試合 孫悟空VSパンプット

 

となった。……私といい、ロータスといい、原作にいないキャラは亀仙人と何らかの縁があるなぁ。

 

 

 

 

 

 




今回は短めです。

次回はベルVSジャッキー・チュンを書きます。

では。


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第19話 ベルVSジャッキー・チュン。武天老師(ジャッキー・チュン)よ永遠に

今回もジャッキー・チュンは噛ませになります。

では、どうぞ。


第1試合、原作通りヤムチャは天津飯に足を折られた。

 

悟空「おい!ヤムチャはもう戦えなかったんだぞっ!」

 

天津飯「俺は優しいからな。殺されなかっただけありがたく思え」

 

悟空「おまえなんかオラがやっつけてやるっ!!」

 

それは私が天津飯に負けろと言ってるようなものなんですがそれは…。

 

天津飯「おまえがか?まぁ精々楽しませてくれよ」

 

天津飯は高笑いしながら去っていった。

 

 

 

~そして~

 

ベル「さて、次は私の番だね」

 

悟空「がんばれよっ!ベルっ!!」

 

ベル「もちろん」

 

アナウンサー「それでは第2試合を始めます!ベル選手VSジャッキー・チュン選手です!!」

 

ジャッキー・チュン「ほっほっ。よろしくたのむぞい」

 

ベル「こちらこそ、お手柔らかにお願いします」

 

アナウンサー「第2試合、始めっ!!!」

 

ベル「いつでもどうぞ」

 

ジャッキー・チュン「前回のこともあるからの。最所から全力でいかせてもらうぞ」

 

ロータスの時は負けちゃったもんね。

 

ジャッキー・チュン「けーーーーっ!!」ダッ

 

ベル「よっ」ヒョイ

 

亀仙人が攻撃を仕掛けるが私はそれをかわす。

 

ベル「今度はこちらからいきますよ」

 

気功波系統は舞台を壊しかねないし余りやらない方がいいな…。なら…!

 

ベル「龍翔撃っ!」

 

ミイラ君にやったラッシュを亀仙人にくらわせる。

 

ジャッキー・チュン「ぐっ!!」

 

アナウンサー「ベル選手!すさまじいラッシュによりジャッキー選手ダウン!!カウントをとります!1、2、3、4…」

 

ジャッキー・チュン「今のはきいたわい。もうちょっと年寄りを労ってはくれんのか!?」

 

ベル「あなたはそんなやわじゃないでしょう?」

 

ジャッキー・チュン「…それもそうか」

 

納得しちゃったよ……。

 

ジャッキー・チュン「嬢ちゃんと戦うと前回の天下一武道会を思い出すわい」

 

ベル「ロータスに戦いを教えたのは私ですからね」

 

ジャッキー・チュン「…どうりで強いわけじゃ」

 

ベル「ありがとうございます。…それでは戦いを続けましょうか」

 

ジャッキー・チュン「今度はわしからいくぞ!」

 

亀仙人はかめはめ波の構えをとる。

 

ジャッキー・チュン「か…め……は…め……」

 

ロータスとやったときよりも気が大きくなってるのがわかるね。

 

ジャッキー・チュン「波ァァァァァァッ!!!!」グオッ

 

アナウンサー「出ました!ジャッキー選手のかめはめ波ですっ!!」

 

さて……どうやって処理しようかな?…決めた!

 

ベル「爆風障壁!!」ブワッ

 

私は自分の周りに風を出してかめはめ波を上に受け流した。

 

ジャッキー・チュン「なんと…、かめはめ波を受け流しおった。……やはりこれからは若者の時代…というわけか」

 

ベル「若者の時代…ですか?」

 

ジャッキー・チュン「これでわしはのんびりと暮らせるわい」ピョン

 

亀仙人はそう言うと舞台から飛び降りた。

 

アナウンサー「な、なんとジャッキー選手、自ら場外に落ちました!!勝者ベル選手です!!」

 

ジャッキー・チュン「さ~てこれからどんな時代がやってくるかの」

 

アナウンサー「そ、それではこれから第3試合を始めます!」

 

私は亀仙人のもとに行った。

 

ベル「お疲れ様です」

 

ジャッキー・チュン「おお、嬢ちゃんか。」

 

ベル「先程の若者の時代とはどういう意味か聞いてもいいですか?」

 

何となく察しはつくけどこれは聞いておきたかった。

 

ジャッキー・チュン「お主はもちろんのこと悟空やクリリンも前回よりかなり強くなった。……老いぼれの出る幕はもうないと言う意味じゃよ」

 

ベル「成程、これからの彼等には期待した方がいいですよ?…亀仙人さん」

 

ジャッキー・チュン「…やはりお主も気付いておったか」

 

ベル「ロータスも同じことを言ってたかもしれませんが気が亀仙人さんの気そのものですからね」

 

ジャッキー・チュン「そうか……」

 

ベル「まもなくクリリンの試合が始まりますよ。一緒に行きましょう」

 

ジャッキー・チュン「ちょっといいか?」

 

ベル「なんでしょうか?」

 

ジャッキー・チュン「その豊満な胸をつつかせてくれんかの?」

 

……さっきまでシリアスな空気だったのに台無しだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。亀仙人は最後まで亀仙人でしたね(笑)。次回以降亀仙人の出番は大幅に減ると思います。ちなみにベルちゃんの胸はブルマと同じくらいです。

星10の評価をつけてくれたリリスケさん、オアトさんどうもありがとうございました。

次回はベルVS天津飯です。お楽しみに!!


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第20話 準決勝!ベルVS天津飯。目が3つあったり腕を4本に増やしたりと天津飯って人間をやめてるよね

今回もよろしくです。


いよいよ準決勝か…。緊張してきたな。ロータスもこんな気持ちだったのだろうか……。

 

クリリン「ベルさん、ヤムチャさんの仇をとってくださいっ!!」

 

ベル「別にヤムチャは死んでないけどね…。まぁ自分なりに精一杯(手加減できるように)頑張るよ」

 

アナウンサー「それでは第5試合、天津飯選手VSベル選手です!!」

 

天津飯「まさか女がここまで勝ち上がるとはな」

 

ベル「予想外だった?でもこれからもっと予想外なことが起きるかもね」

 

天津飯「面白い」

 

アナウンサー「準決勝第1試合、始め!!」

 

ベル「いつでもいいよ。かかっておいで」

 

天津飯「なら望み通りいかせてもらう!」

 

天津飯は私にラッシュをしているが、私はそれを全て受け流す。

 

ベル「はっ!」ドガッ

 

天津飯「ぐあっ…!」

 

天津飯に蹴りを入れる。

 

天津飯「お…のれ……」

 

ベル「どうしたの?もしかしてもう終わりかな?だとしたらとんだ期待外れだよ。あれだけ自信過剰だったのに」

 

サイヤ人の王子と同じ台詞を言って、挑発してみる。

 

天津飯「なんだと…!?ならこれをくらえっ!新鶴仙流太陽拳っ!!」

 

天津飯が両手を頭にやると急に頭が光り始めた。

 

うおっ…!眩しっ!もとがハゲ(というよりはスキンヘッド)であるせいか余計に眩しく感じる。ぐわぁーっ!目が…目がぁぁーーーーっ!!!

 

天津飯「これで貴様の目は眩んだぞっ!」

 

ベル「確かに眩しくて目がよく見えないね…。でも」

 

私は天津飯の腹にパンチした。

 

天津飯「あが…がが…な、なんでやねん…!」

 

…なんかキャラが明後日の方向にいっちゃったよ?そんなに反撃されたのがショックなの?

 

ベル「私は目じゃなくて気配で君を察知して攻撃してるからね。だから目が眩んでもこうして攻撃できるわけ」

 

天津飯「バカな……」ドサリ

 

アナウンサー「天津飯選手ダウン!カウントをとります!1、2、3…」

 

天津飯「く、くそっ…!」

 

天津飯が立ち上がる。おっ…、やっと視界が戻ってきたよ。大体30秒くらいが太陽拳の目眩ましの期間だね。

 

天津飯「ならこれならどうだっ!ぐぬぬぬぬ……!!」

 

ベル「今度は何を見せてくれるのかな?」

 

天津飯の左右の肩甲骨から腕が生えてきた。おめでとう、天津飯はカイリキーに進化した。

 

…確か四妖拳だったかな…?第23回の天下一武道会では4人になったりするし、天津飯って実は宇宙人なんじゃないの?目も3つあるし……。

 

天津飯「さあっ!いくぞっ!!」

 

カイリキーもとい天津飯が4本の腕で攻撃するが、

 

天津飯「はあっ!!」

 

ベル「おっと」パシッ

 

天津飯「ていっ!!」

 

ベル「よっと」パシッ

 

天津飯「貴様の両手は封じた!」

 

ベル「それはどうかな?ダイナマイトキック!」ドガッ

 

天津飯「がはっ…!」

 

ベル「数の力に頼りすぎはよくないよ」

 

天津飯「くそっ!!」

 

ベル「今度はこちらからいくよ。超龍撃拳!!」

 

前の天下一武道会でロータスが悟空にやった技を使った。

 

…ロータスといえば…最近ロータスに彼氏ができたらしい。いつの間にそんなリア充になったのさ!?「そのうちベルにも紹介するね♪」とか言われた。

 

なんか悔しいからこの悔しさを天津飯にぶつける。……けして八つ当たりではない。手加減してるし。

 

天津飯「ぐ…あ…」

 

ベル「限界そうだね。ギブアップする?」

 

天津飯「ふざ…けるな…!」

 

ベル「そう?なら戦いを続けようか」

 

……ん?この邪悪な気は…。

 

ベル「……と言いたいところだけど急用ができてしまったよ」

 

そう言って私は場外に足を踏み入れた。

 

アナウンサー「な、なんとベル選手、自ら場外に行きました!しょ、勝者天津飯選手です!!」

 

ベル「決勝戦、頑張ってね」

 

天津飯「何のつもりだ!?」

 

ベル「言ったでしょ。急用ができたって」

 

私は舞台を離れる。

 

クリリン「べ、ベルさん…。どうかしたんですか…?」

 

ベル「ちょっと急用ができてね…。悟空にクリリン、あとは任せたよ。あと悟空はこの大会が終わったら、次の天下一武道会に備えてカリン搭に行って、カリン様に修行のために神様の宮殿に行きたいって頼んでおいて。如意棒があればカリン搭から行けるようになってるから」

 

悟空「お、おい!どういうことだベル!?それに神様ってなんだよ!?」

 

ベル「いいからそうカリン様に伝えて。じゃあ私は行くね。亀仙人さんによろしく言っといて」

 

悟空達別れを告げてに私は悟空のドラゴンボールがある場所に歩を進めた。

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次はピッコロ大魔王編に入ります。ここから急ピッチでZまで進めようと思います。

では。


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第21話 ピッコロ大魔王復活!世界征服を止めろ!そんなことよりロータスが羨ましい

ピッコロ大魔王編です。

サブタイの通りベルはロータスを羨ましく思っているようです。そして今回はオリキャラが出ます。

では、今回もよろしくです。


天津飯と戦ってるときに感じた気…。多分ピッコロ大魔王が復活したんだろう。だから四星球があるところに行って見張っておいた方がいいと判断した。

 

目的地に着き、中に入るとなんか緑色の生き物がいた。確かタ…タン……タンバリンだったっけ?原作より早い登場だね。既にドラゴンボールと天下一武道会の名簿を持ってるし……。

 

ベル「今持ってるそれは君の物じゃないよ。返してくれないかな?」

 

タンバリン「なんだ貴様は?返すわけないだろう。死にたくなければおとなしくしてるんだな」

 

へぇ…、返すつもりはないと…。

 

ベル「なら…死ぬ覚悟はできてるようだね……」

 

次の瞬間、私はタンバリンの体に風穴をあけた。タンバリンはバカな…とか言って死んだみたい。……久々に殺しをしたよ。

 

さて、とりあえずこれを処分しようかな…。あと悟空には申し訳ないけど、ドラゴンボールはもらっていこう。1年後また頑張って集めてください。

 

タンバリンの死体を処分し、ドラゴンレーダーを起動させると私が持ってる四星球以外は既に6つドラゴンボールが揃っていた。……早いな。とにかくボールのところに行こう。

 

 

 

 

~そして~

 

ピッコロの乗ってる飛行船のところにたどり着いた。 『ピッコロ大魔王様目的地の上空に着きました』

 

飛行船からピラフ一味のマイの声が聞こえた。さて、いよいよピッコロ大魔王とのご対面というわけだ。

 

ピラフ「おまえはあのときのっ!?」

 

ピッコロ「何者だ?」

 

ピラフ「以前我々のドラゴンボール集めを邪魔したものです!」

 

ピッコロ「タンバリンを倒したのはおまえか?」

 

ベル「だったらどうする?ピッコロ大魔王」

 

ピッコロ「ほぅ。わしのことを知ってるようだな」

 

ベル「まぁ、有名な話だったらしいからね。それで、目的はこのドラゴンボールかな?」

 

私は四星球をピッコロに見せる。

 

ピッコロ「そうだ。命が惜しくばそいつを寄越せ」

 

ベル「君がドラゴンボールを集める目的はなに?何を叶えてもらうつもりなの?」

 

ピッコロ「まあいい教えてやろう。わしはもっともパワーがみなぎっていた頃の若さを取り戻すためだ」

 

そうそう、確かそんな感じだったね。Zに入るまでは本当にうろ覚えだったからね。天下一武道会ぐらいなんじゃないかな。鮮明に覚えてるのって。

 

ベル「ふぅん、まぁいいや。これがほしいんでしょ。ほら、受け取りなよ」

 

私はピッコロにドラゴンボールを投げ渡す。

 

ピッコロ「懸命な判断だ。わしの部下を殺したことは不問にしてやろう」

 

ベル「いいから神龍を呼び出せば?」

 

ピッコロ「そうさせてもらう。……さあドラゴンよ!!我が願い叶えたまえっ!!」

 

空が暗くなり、神龍が出てきた。生で見るのはこれが初めてだけど、ポルンガよりスリム(笑)だよね。

 

神龍「どんな願いも1つだけ叶えてやろう」

 

サイヤ人編から『どんな願いも叶える』っていうのが詐欺になりつつあるんだよね。仮に悟空とかが神様になったら神龍の力は悟空と同じくらいになって、願いの範囲が広がるのかな?……まぁ今のところはたかが知れてるけど…。

 

ピッコロ「このわたしを若返らせてくれ!もっともパワーが溢れていたときの若さに!!」

 

神龍「容易いことだ」

 

神龍の目が赤く光ると、ピッコロのしわがなくなり、肌にハリが出てきて、若々しくなった。

 

神龍「願いは叶えてやった。ではさらばだ」

 

ピッコロ「くっくっくっ…。残念だがそうはいかん」

 

ピッコロが神龍に怪光線を放った。私はそれを阻止して神龍が消えるのを確認して安堵した。

 

ピッコロ「貴様…。何のつもりだ?」

 

ベル「余計なことはしないでもらえるかな。ドラゴンボールはこれから先必要になってくるからね」

 

ピッコロ「折角命拾いしたものを…」

 

ベル「どうする?私を殺すかい?」

 

ロータス「あれ、ベル。こんなところで何やってるの?」

 

私がピッコロと対峙してるとロータスがこっちにきた。……何で?しかも誰かといるみたいだし…。しかし誰かに似てるような……。

 

ベル「ロータス…何でここに?それに一緒にいるのは…」

 

ロータス「今学校が終わったの。それでこっちは彼氏の…」

 

レム「レムです。よろしくお願いします」

 

レム…?リゼロの?確かにどこか似てる。メイド服とカチューシャつけたら完全にリゼロのそれじゃん!しかも髪も青いし…。唯一の違いは性別ぐらいだよ。

 

ちくしょう、リア充爆発しろ!

 

ベル「そうなんだ。まぁ挨拶はまたの機会にしようか」

 

ピッコロ「いつまでやっている!早くしないと殺してしまうぞっ!!」

 

待ってたのかよ…。変なところで紳士な……。

 

ロータス「もしかして取り込み中だった?」

 

レム「あれってピッコロ大魔王だよ!封印したって聞いてたのに…」

 

ピッコロ「復活したのだ。2度とこんな失態を起こさぬようわしを封印した武道家を皆殺しにするのだっ!!」

 

ベル「そうはさせないよ。私が君の野望を止めてみせる」

 

ロータス「わたしもやるよ!あんな奴の好きにはさせない!!」

 

レム「僕もやります!ロータスやベルさんには遠く及びませんが、役に立ちたいです!!」

 

いい男じゃん。気もそれなりにあるし多分天津飯より強いと思うよ。

 

ピッコロ「ふん、威勢だけはいいようだな。だがわしが相手をするまでもないわっ!!」

 

そう言ってピッコロが卵を吐き出した。

 

ピッコロ「おまえの名はドラムだ。あいつらを叩きのめせ」

 

レム「僕がいきます!」

 

レムが戦うようだ。気は大体同じくらいだから、体力勝負になりそうだね。

 

ドラム「ケケケ…」

 

レム「はっ!」

 

レムがドラムに一撃をいれる。それに対してドラムも応戦する。

 

それからも互角の攻防を繰り広げてたのだが……。

 

レム「はあ…はあ……」

 

やっぱり体力に差が出始めていて、レムが押され気味になっていた。

 

ドラム「そりゃっ!」

 

レム「うあっ…」

 

ロータス「レムっ!!」

 

レムはドラムの攻撃を受ける。

 

ベル「ロータス、レムを見てて。あとは私がやるから」

 

ロータス「うん!わかった!!」

 

ベル「選手交代だよ。今度は私が相手だ」

 

ドラム「次はオマエか…。楽しませてくれよ」

 

ベル「君が楽しむ暇はないよ。一瞬で終わらせるから」

 

そう言って私はドラムの体を吹き飛ばした。

 

ベル「いつまでそうしてるのピッコロ?早くかかっておいでよ」

 

ピッコロ「後悔するなよ…。しゃあっ!!」

 

ピッコロが私の首に手刀を仕掛けてくる。私はそれを受け止めて、ピッコロを投げ飛ばす。

 

ピッコロ「くっ…!」

 

ピッコロは武空術で受け身をとり、体勢を立て直した。

 

その間に私はピッコロのどてっ腹に狙いを定めて、気を集中させている。

 

ベル「はっ!!」ボウッ

 

気功波をどてっ腹に放ち、貫通させた。

 

ピッコロ「バカな…!このピッコロ大魔王が…!」

 

ピッコロが口から卵を出したのを確認した。多分あれがマジュニアになるのだろう。…とりあえずドラゴンボールはなくならずにすんだみたい。あっ…爆発した。

 

レム「す、すごい…」

 

ロータス「流石ベルだね♪」

 

 

ピッコロ大魔王の恐怖は周りに伝わる前に倒したので、これが原作にどう影響するか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、ここまでです。星10評価をくださったマシュキリエライトさん、ありがとうございました。

ピッコロ大魔王は1話で退場していただきました。ファンの方々は申し訳ありません。うろ覚えなもので…。

あと1話で無印は終了予定です。

最後に今回登場したオリキャラのプロフィールをのせます。



レム 15歳 男 戦闘力 165

見た目はリゼロのレムそのものです。性別が男の娘(誤字ではありません)になった感じですね。


では、次回もよろしくお願いします。


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第22話 第23回天下一武道会!そして物語は新たな展開へ……。

今回で無印終了です!よろしくです。


ピッコロ大魔王を倒して3年の月日が流れた。

 

今日は第23回天下一武道会である。私はロータスとレムと一緒に会場の前に来ている。

 

悟空達とは前の天下一武道会から会ってないので、会ったときの反応が気になるところだね。

 

ロータス「今回は私達観戦なの?」

 

ベル「そうだね。客席から悟空達を応援しよう」

 

レム「僕も出てみたかったな…」

 

レムは出たそうにしていたが、今回私達は介入せずに悟空がピッコロを倒してもらおう。…決して面倒くさいからではないよ?

 

ブルマ「あれ、ベル?」

 

ベル「おや、ブルマじゃないか。3年ぶりだね」

 

ブルマ「3年ぶりだねじゃないわよ!どこで何してたのよ!?」

 

ベル「野暮用があったものでね。ヤムチャ達はまだ来てないみたいだね」

 

ブルマ「ヤムチャとは別行動よ。カリン塔に登ると言ったきり会ってないわよ」

 

ロータス「お久しぶりです。ブルマさん」

 

ブルマ「もしかしてロータス!?すごく美人になってるし、すっかり大人じゃない!!」

 

ロータス「ありがとうございます。最近18歳になりました」

 

ブルマ「それでその子は?」

 

レム「レムといいます。よろしくお願いします」

 

ブルマ「私はブルマ。よろしくね」

 

ベル「ちなみにロータスの彼氏だよ」

 

ブルマ「ロータスの!?うう…、ロータスに先を越された……」

 

その気持ちよくわかるよブルマ……。

 

ブルマと話していると、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子の4人と合流した。うん、天津飯は改心してるようでよかった。

 

天津飯「ベル、今回は出場しないのか?」

 

ベル「そうだね、今回は見学させてもらうよ」

 

ピッコロのことも気になるしね。

 

天津飯「そうか…。前のリベンジをしたかったから残念だぜ」

 

ヤムチャ「ロータスは出ないのか?」

 

ロータス「はい、わたしも見学させてもらいます」

 

悟空「オッス!みんな」

 

ベル「やあ悟空、ひさしぶり」

 

ブルマ「えっ!孫くんなの!?」

 

悟空「何言ってんだ?当たり前じゃねぇか」

 

ベル「頭に巻いてるやつのせいでみんなわかってないんじゃないかな?」

 

悟空「ああ、ほれ間違いねぇだろ?」

 

その後改めてみんなにレムを紹介し、会場に向かった。

 

 

 

 

~そして~

 

予選の方は私達がいないので、原作通りの結果になった。ロータス達には先に行ってもらって私は本選会場から少し離れたところに行く。

 

ベル「そろそろ出てきたら?」

 

ピッコロ「貴様、なぜ大会に出ない?」

 

ベル「私が出たら優勝するのがわかりきってるからね」

 

ピッコロ「貴様を殺すためにこんなくだらん茶番に参加したんだぞ」

 

ベル「私と戦いたかったら悟空を倒すことだね」

 

ピッコロ「ならその悟空とやらを殺して貴様も殺してやる」

 

ベル「できたらね」

 

 

 

 

~そして~

 

本選が始まった。

 

 

第1試合 天津飯VS桃白白(サイボーグ)

 

原作通り、天津飯が桃白白を圧倒し、桃白白がナイフを出して反則。スーパーどどん波なるものを撃つが、天津飯が気合いで消し飛ばして桃白白に腹パンして天津飯の勝ち。

 

レム「サイボーグに改造って一体いくらかかったんだろう…?」

 

ベル「詳しくは知らないけど、数億ゼニーは確実にするだろうね」

 

ロータス「わたし達には必要のないことだよね」

 

ちなみに私達3人はブルマ達とは離れたところに座って試合観戦をして、考察をしている。これも強くなるための経験だと思ってる。

 

 

第2試合 孫悟空VS匿名希望(チチ)

 

チチが悟空に結婚の約束をしているという発言にみんながすごく驚いていた。

 

試合のあとに悟空とチチが結婚することになった。っていうか悟空って結婚の意味がわからなかったんだね。

 

ロータス「わたし達もいつか結婚したいね♪」

 

レム「そうだね」

 

…なにしれっと結婚の約束をしてるんですかねこの2人は。くそぅ…、羨ましい…!

 

 

第3試合 クリリンVSマジュニア(ピッコロ)

 

さて、今からピッコロの試合が始まるわけだが…。

 

ロータス「ねぇベル、あれって……」

 

レム「ピッコロ大魔王…ですよね?」

 

ベル「そう、あれはピッコロだよ。でも心配いらないよ。悟空が必ず倒すからね」

 

この試合はピッコロが圧勝すると思っていたけど、クリリンが思いの外善戦していた。…もちろんピッコロは手加減してたけど……。…そういえばこのへんからみんな舞空術を使い出し始めたんだよね。鶴仙流の技大人気である。これからの敵はみんな使うしね。

 

ベル「今のレムが大体ピッコロより少し下くらいだね」

 

レム「もっと強くなりたいです!」

 

ロータス「レムならできるよ」

 

具体的にいえば今のピッコロと神様の間くらいかな?

 

 

第4試合 ヤムチャVSシェン(神様)

 

ヤムチャとシェン…確か神様が乗り移っているんだよね。これが本当の神様憑依ってやつかな?

 

原作通り神様の攻撃(周りはラッキーパンチだと思っている)によってヤムチャは股間を頭突きされた。すると観客はみんな大爆笑していた。

 

レム「う…わ…あれは痛いよ…」

 

ベル「まぁ…色々な意味で痛いよね」

 

ロータス「でもあれってわざとやってるよね?」

 

レム「うん、失態を装って確実にダメージが入るように攻撃してる」

 

よく見てるな…。レムは戦いのセンスあるかも……。

 

その後は原作通りヤムチャは足元お留守になったりして豹変した神様にみんな驚いていた。ヤムチャが操気弾を神様にぶつけるも神様の反撃によって場外に落ちた。

 

ロータス「周りの人達みんな驚いてたね」

 

ベル「ここにいるほとんどの人が予想できてなかっただろうね!」

 

レム「悟空くんはなんとなく察していたような表情をしてたけどね」

 

原作だとヤジロベーとかね。

 

 

第5試合 孫悟空VS天津飯

 

前の天下一武道会決勝の再現だね。天津飯が4人になったりしたけど、重りを外した悟空が圧勝してたね。

 

レム「うう…まだ目がチカチカするよ……」

 

ロータス「レムも目がいい方だからね。それにしても天津飯さんって人間なの?目が3つあるけど…」

 

ベル「本人は人間だと思ってるんだよ…」

 

邪眼の力が目覚めたんだよきっと…。

 

 

第6試合 マジュニア(ピッコロ)VSシェン(神様)

 

原作通りピッコロと神様がナメック語を話してるのだが……。

 

ロータス「あれってもしかしてナメック語!?ピッコロの方はともかく何であの人もしゃべってるの!?」

 

ロータスにはナメック語をある程度教えている。

 

レム「ナメック語って?」

 

ベル「ナメック星という星特有の言語だよ。ピッコロはナメック星人なんだ」

 

ロータス「じゃああの人は?」

 

ベル「あの人自体は普通の人だけどナメック星人が憑依してるんだ。乗り移ってるのは地球の神様で神様もナメック星人なんだよ」

 

その後神様はピッコロの魔封波跳ね返しによって瓶に封印され、ピッコロの勝利で終わった。っていうか瓶を丸飲みしちゃっよ。……噛み砕いてないよね?

 

ロータス「ねぇ、悟空達には事情を話した方がいいんじゃない?」

 

ベル「そうだね。レム、悟空達のところに行くよ。ロータスはブルマ達を連れてきて」

 

レム「は、はい!」

 

ロータス「わかったよ!」

 

 

 

~そして~

 

私はみんなに事情を話した。

 

悟空「そんなことがあったんか……」

 

亀仙人「それにしてもピッコロ大魔王とは…」

 

クリリン「武天老師様は知ってるんですか?」

 

天津飯「俺も聞いたことがある……」

 

それから亀仙人と天津飯がピッコロについて話した。

 

ヤムチャ「ベルはそんな化物を倒したのか…」

 

ベル「まぁあいつの目的は私だろうけどね」

 

ピッコロ「その通りだ」

 

悟空「おめぇがピッコロか…」

 

ピッコロ「そうだ。貴様は神よりはできるようだが、関係ない!貴様を殺してベルも殺す!!」

 

ベル「それは無理さ。私に挑む前に君は悟空に負けるからね」

 

ピッコロ「言ってろ。すぐに終わらせてやるから首を洗って待っているんだな」

 

 

 

決勝戦 孫悟空VSマジュニア(ピッコロ)

 

悟空とピッコロは互角の攻防を見せていたのだが、ピッコロのエネルギー波によって辺りは更地みたいになってしまい、観客のほとんどが逃げてしまった。まぁみんな死にたくないからね。しょうがないね。

 

ベル「大分静かになったね」

 

ロータス「私達とアナウンサーの人以外みんな逃げちゃったからね」

 

レム「それでも仕事だからって実況を続けるなんてあの人もすごいね…」

 

クリリン「ベルさん達なんか余裕ですね……」

 

ベル「私は悟空が勝つと信じてるからね。それにもし負けても私がピッコロを潰せばいいだけの話だし」

 

ロータス「わたしも悟空を信じてる」

 

レム「僕も…2人が信じる人だから」

 

ピッコロは巨大化して悟空に攻撃したあと、悟空の挑発によってさらに巨大化し、悟空がピッコロの体に入り、神様が入ってる瓶を取り出し、亀仙人に投げつけた。

 

神様「わたしは確か魔封波を跳ね返されて…」

 

ベル「悟空があなたを助けたんですよ。神様」

 

その後悟空は息を切らし始めるも、ピッコロをリードしてダウンまで持ち込んだ。アナウンサーが死んでいるんじゃないかと言っていたが、神様が生きてるのでピッコロは死んでいないからカウントをとり始めた。

 

アナウンサー「1、2、3…」

 

みんなもアナウンサーに続いてカウントする。

 

アナウンサー「7、8、9!!」

 

悟空は勝利を確信し、サムズアップしていた。…油断してるね。その油断によって危機的状況に陥ったことが何度もあるからその辺はなんとかした方がいいだろうね。

 

ピッコロが起き上がり、悟空に怪光線を口から出し、悟空の左胸を貫いた。

 

悟空「ぐわぁーーーっ!!!」

 

クリリン「悟空ーーーーっ!!!」

 

ピッコロ「ちっ!しぶとい奴め。…まだ生きてやがる」

 

悟空「ぎゃうっ!!」

 

ピッコロは悟空を踏みつけ、クリリン達がピッコロに向かうが、ピッコロの攻撃によって阻まれた。

 

ロータス「まだあんな余力が残ってるんだね…」

 

ベル「そうだね。でも悟空は勝つよ、絶対にね」

 

ピッコロは悟空の両腕と両足をへし折った。

 

神様「天津飯とやら!わたしを殺せ!!さすれば奴も死ぬっ!!!」

 

ベル「そんな必要ありません。悟空は絶対勝ちます」

 

まぁもし悟空が負けるようなことがあったら私がなんとかするけど。

 

悟空「………ベルのいう通りだ……オラは絶対に勝つ!」

 

ピッコロ「くらえっ!!」

 

その間にピッコロは気功波を悟空に放った。

 

ピッコロ「粉々になりおったぞ…!いくら神龍でもこれでは復活させられまい…。勝ったぞーーっ!!孫悟空は死んだーーーー!!!」

 

ピッコロは叫びながら言う。そういえばポルンガは死んで跡形もなくなった人も生き返らせることができるみたいだけど、神龍はどうなんだろう…?

 

ピッコロ「次は貴様の番だ!ベルっ!!」

 

ベル「そんな君に1つお知らせ。悟空はまだ死んでないよ」

 

私の発言でクリリンは気付いたようだ。

 

クリリン「悟空っ!やっぱり悟空だーーーっ!!」

 

ピッコロ「なっ!?」

 

悟空「お前の…負けだーーっ!!」

 

悟空の舞空術による攻撃でピッコロは場外に落ち、悟空が優勝した瞬間だった。

 

クリリン「やったな悟空!」

 

悟空「へへっ…!オラ優勝したぞ……!」

 

ベル「おめでとう悟空」

 

悟空「ベルもありがとな…。気を回してもらって……」

 

ベル「気にしないで。それより傷を治すよ」

 

私は悟空の傷を治した。ベルはベホマを唱えた。悟空のHPは回復した。……なんてね。

 

ブルマ「あんた…、そんなこともできるのね」

 

ベル「まぁね」

 

悟空「へへっ!ありがとなベル!!」

 

その後神様がピッコロを殺そうとしたが、悟空がそれを止める。ピッコロが死んだらドラゴンボールがなくなるからだ。これからのためにドラゴンボールは必要になるだろう……。

 

それにドラゴンボールによって悟空は様々な出会いがあったから。……私達も含めてね。

 

悟空は私にピッコロを治すように言われた。みんなは何を考えてるんだと言われたが私は気にせずピッコロを治す。

 

ピッコロ「…今回は俺の負けだが、いずれ貴様らを殺しに行くからな!!」

 

そう言ってピッコロは飛んでいった。

 

チチ「悟空さーーっ!!」

 

チチが悟空に駆け寄って抱き付く。…忘れかけてたけど悟空って結婚したんだよね…。原作でわかってたことだけど、悟空に先を越されるとなんかプラチナムカつく!

 

そして神様が悟空に神にならないかと言ってたが、悟空はそれを拒否してチチと筋斗雲に乗って行ってしまった。

 

ロータス「ベル、わたし達も帰ろ!」

 

ベル「そうだね」

 

レム「ベルさん!またそのうちそちらに伺います!!」

 

ベル「うん、楽しみにしてるよ」

 

レムはブルマ達と同じ西の都に住んでいるらしく、ブルマと一緒に帰った。……というかロータスにレムはこのまま結婚までまっしぐらなんだろうか…。ロータスが結婚するとなると色々準備が必要になりそうだ。

 

次は5年後…いよいよZに突入か…。そろそろ本格的に修行を再開しようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。今回はここまでです。

次回からいよいよZに突入します!

ベルとロータスの容姿が知りたいとのご要望がありましたので、執筆します。まぁ、作者は絵が書けませんので文章に書き上げていますからそこから妄…想像してくださると助かります。


ベルの容姿 髪型はワールドトリガーに出ている三上歌歩と大体同じ感じ。(ワールドトリガーという作品を知らない人は是非原作を調べて見てください)身長は165㎝。スリーサイズは上から84、51、80。性格は穏やかで冷静な性格だが、心(現実世界の大宮鈴音)は冷静とは真逆。心の声が顔に出ないようにしている。

ロータスの容姿 髪型はラブライブ!サンシャイン!!に出てくる渡辺曜の髪の色を黒くした感じ(ラブライブ!サンシャイン!!という作品を知らない人は是非原作を調べて見てください)。身長は160㎝。スリーサイズは上から79、48、78。性格は無邪気で天真爛漫だが、年上の人(ベルと敵を除く)にはしっかりとした話し方になる。

2人とも超サイヤ人の状態は髪が逆立たない。(要するに髪型はそのままで金髪になる)


では、最後にレムの戦闘力を更新します。

レム 18歳 戦闘力 285



以上になります。では、次回もよろしくお願いします。


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~Z編突入~
第23話 ラディッツ襲来!命懸けの兄弟喧嘩。~ナメック星人を添えて~


今回からZ編突入です!




第23回天下一武道会から5年の月日が経過した。

 

この5年間の間は色々なことがあったが大きな出来事は2つあった。

 

1つ目は原作でもあるように結婚してから1年で悟空とチチに子供が出来た。孫悟飯のことである。何故か私が出産の手伝いをしたんだよね…。チチが「ベルさんなら安心だ」と言っていた。その信頼ってどこからきたの?面識ほとんどないのに……。

 

2つ目はロータスがレムと結婚した。

 

この出来事は3年前…つまり天下一武道会から2年後にレムがプロポーズをしたらしい。

 

ロータスと結婚するためにレムは私にお願いしたんだよね。

 

レムにはロータスを守るとはいかなくても強くなってほしいと思い、結婚する条件として10倍の重力で私とトレーニングをすることを提示した。

 

レムは始めこそきつそうだったが、やはり戦いのセンスがあるのか1ヶ月で10倍の重力を克服してみせたのだ。

 

それでもレムはもっと修行に付き合ってほしいと言ってたので、さらに重力を上げて訓練した。今では30倍の重力まで耐えられるようになった。

 

戦闘力も10000を越えたしね。本当に地球人か疑ったのは内緒の話である。だってナッパくらいなら軽く捻れるもの。

 

…でそのあとにロータスにプロポーズにしたところOKをもらったそうだ。ちなみに私以外はこの事を知らない。サプライズの方がいいと思ったからね。

 

そして私はロータスとレムに家のホイポイカプセルをプレゼントした。これからのことを考えるとマイホームくらいは持っていた方がいいと思ったからだ。…決してあの2人のイチャイチャっぷりを見たくないからではない。

 

ロータスはまた修行しにくるからと言っていた。そして今までお世話になりましたと頭を下げられた。……思わず目頭があつくなった。

 

 

そんなことがあって今私は1人で暮らしている。ロータスとは20年近く一緒に過ごしていたから、なんだか寂しくなる。…まぁたまに訓練しにくるのだが。

 

ベル「ん~…。もうこんな時間か」

 

時刻は昼の1時になっていた。…昨日は寝る時間が遅かったからなぁ。

 

顔を洗い、着替えて私は外に出る。

 

……ん?この気はもしかして…とにかく気がある方向に向かってみよう。

 

舞空術で気のある方へ飛んで行くことにした。

 

 

 

~そして~

 

なんか途中で気が2つ増えたと思ったら悟空とピッコロだった。…ということはラディッツは既に悟飯を誘拐したあとだね。

 

私は近くまでくると気を抑えて悟空達の戦いを見ることにした。悟空やピッコロが死にそうになったら乱入するとしよう。

 

 

 

 

 

悟空side

 

オラは今ピッコロと一緒にラディッツっちゅうオラの兄ちゃんと戦うことにしたんだけど2人がかりでもまったく歯が立たねぇ…。

 

悟空「ピッコロ…」

 

ピッコロ「…なんだ」

 

悟空「あいつの弱点は尻尾だ。尻尾を握ると力が抜けるはずだ」

 

ピッコロ「何…?それは本当か…」

 

悟空「ああ…、オラがあいつの尻尾を握るからピッコロは時間を稼いでくれ」

 

ピッコロはすげぇ新技があるらしいからそれに期待することにしたぞ!!

 

それからあいつの尻尾を握ったのはいいけどあいつがもう悪さをしないと言っていたので、尻尾をはなすとオラに攻撃してきた。きたねぇ…。騙したんか…!

 

 

悟空sideout

 

 

 

 

あ~あ、何やってんの悟空変に甘いからそういった目にあうんだよ。

 

あっ…。宇宙船から悟飯が出てきた。

 

悟飯「お父さんをいじめるなーーっ!!」

 

孫悟飯の突進!ラディッツはダメージを受けた!

 

この一撃によってラディッツの気がかなり落ちたみたいだ。悟空がラディッツを押さえ、ピッコロが魔貫光殺砲をうつ準備が完了していた。…ふむ、そろそろ介入するか。

 

ベル「やあ、悟空にピッコロ」

 

悟空「べ、ベル!?なんでここに!?」

 

ピッコロ「貴様…なんの用だ?」

 

ベル「いやいや、たいしたことじゃないんだけどさ…」

 

私はラディッツのもとに歩き

 

ベル「…そぉいっ!!」ドゴッ

 

ラディッツ「ごふっ!!」

 

ラディッツに腹パンした。

 

ベル「これはもらってくよ。今後の役に立ちそうだからね」

 

ピッコロ「貴様…どういうつもりだ!?」

 

ベル「言っただろう?今後の役に立つって」

 

私はラディッツの持っているスカウターの通信機能を使ってベジータとナッパに通話する。

 

ベル「もしもーし。聞こえる?」

 

ベジータ『貴様…誰だ!?』

 

※『』はスカウターから聞こえる向こうの声です。なおこの作品のスカウターは電話機能がついています。

 

ベル(なんか久しぶりに変な電波受診したな…)

 

ベル「その声はベジータだね?私の他に生き残ったサイヤ人って(ロータスを除いて)てんで弱いんだね」

 

ベジータ『貴様…まさかベルか!?』

 

ベル「ご名答。20年以上会ってないのによくわかったね」

 

私?原作知識(ニワカ)っていう便利なものがあるからね。ベジータのことは知ってるのさ!

 

ベジータ『てっきり野垂れ死んだものだと思っていたが…、俺達が弱いだと?』

 

ベル「違うと言うなら地球においでよ。ボコボコにしてあげるから」

 

ベジータ『その言葉…後悔するなよ?』

 

ベル「そっちこそ、逃げるなら今のうちだよ?」

 

ベジータ『ふん、精々首を洗って待ってるんだな!行くぞナッパ!』

 

ナッパ『お、おいベジータ…』

 

どうやら通信が切れたみたいだ…。

 

ベル「さて、悟空。君はまだまだ弱いことを痛感しただろう?」

 

悟空「あ、ああ…世の中強ぇ奴がまだまだいるんだな」

 

ベル「それに次来るサイヤ人はさっきの奴より数段強い。だからそれに備えて修行の必要がある」

 

ピッコロ「なんのつもりだ?こんなことをしてなんの意味がある?」

 

ベル「実は私もサイヤ人でね…あいつらとはちょっとした因縁があってね。この機会にそれを終わらせようということさ」

 

嘘はついてないけど、本当というわけでもないから微妙なとこだけどね。

 

ピッコロ「なにっ!?」

 

悟空「そうなんか!?オラ知らなかったぞ!」

 

ベル「証拠に尻尾もあるしね…。ほら」

 

私は悟空とピッコロに尻尾を見せた。

 

ベル「そうだ悟空、今からあるところで修行してもらうから私についてきてもらうよ」

 

悟空「わかった」

 

おっと、忘れるところだった。

 

ベル「それと悟飯はピッコロに修行をつけてもらうから」

 

ピッコロ「この俺にか?」

 

ベル「うん、ピッコロならその子のいい師匠になれると思うよ」

 

ピッコロ「ふん、孫悟空はいいのか?息子を俺に預けて」

 

悟空「ベルならなんかいい考えがあんだろ?」

 

ベル「まぁね」

 

悟空「ならオラは賛成だ」

 

ベル「ピッコロはどうする?」

 

ピッコロ「…いいだろう引き受けてやる。ただしどうなっても知らんぞ」

 

ベル「ありがとう」

 

悟空「でもチチにどう説明すっかな…」

 

ベル「そのへんは私がやっておくから心配しなくていいよ。じゃあ行こうか」

 

悟空「ああ!」

 

ベル「じゃあピッコロ、あとは頼んだよ」

 

 

 

 

~そして~

 

私は今悟空と一緒に界王星に来ている。

 

どうして私が界王星に来れるかというと半年ほど前に神様に界王星に行けるようにお願いし、蛇の道まで連れて行ってもらった。ちなみに蛇の道から1時間でついた。

 

界王様に挨拶したあとにそう遠くないうちに界王様のもとで武術の修行させてほしい人がいることを伝えた。…駄洒落のセンスがあったらなと言っていたけど。

 

ベル「こんにちは、界王様」

 

界王様「おおベルか。一体なんの用じゃ?」

 

ベル「前に話した人を連れて来たんです。悟空、自己紹介」

 

悟空「オッス、オラ悟空!」

 

界王様「…変な奴が来たのう。じゃあテストじゃ。駄洒落でワシを笑わせてみろ!!」

 

その後悟空は原作と同じ洒落を言って界王様が笑ったので修行をつけてもらうことになった。

 

 

~そして~

 

ふぅ、チチの説得に疲れたな…。まさか説得に3時間もかかるとは…。教育ママを甘く見てたよ。幸い私が引きずってるラディッツはまだ目を覚ましていなかったけど。

 

ベジータ達が来るまでの1年でラディッツをどこまで強くできるかな?センス次第でベジータを越えることも不可能じゃないからね。頑張りどころだね。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。

次回はベルがラディッツをいたぶ…いじ…訓練をつけます。

では。


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第24話 期限は1年!戦士達の修行。私はその間ラディッツを調きょ…強くする

新たに星10評価をくださった寒い大王と嘔吐物博士さん、ありがとうございます。

では、今回もよろしくです。


ラディッツside

 

ラディッツ「ここは……?」

 

俺は確かカカロットとナメック星人と戦っていたはず…。

 

ベル「目が覚めたようだね」

 

そうだ!この女に殴られ気絶していたんだ!!なんと情けない…。

 

ベル「私はベル、君と同じサイヤ人だよ」

 

ラディッツ「サイヤ人だと…!?」

 

バカな!サイヤ人は俺とベジータとナッパの3人だけのはずだ!!ましてや女のサイヤ人など……。

 

ベル「いるわけがない…と思っているなら大間違いだよ。その証拠に尻尾もあるしね。…面識もあるはずだけど、まぁ20年以上会ってないから覚えてなくても無理はないけどね」

 

こいつ…!俺の心を読んだだと!?奴は尻尾を見せる。…確かにサイヤ人の尻尾だった。俺達の他にもいたとはな…。……いや待てよ…?

 

ラディッツ「思い出したぜ…。あのときの生意気な女サイヤ人だ!」

 

ベル「その覚え方は如何なものかと…。それに私と一緒に過ごしていたサイヤ人がもう1人。…まぁ3年前から別行動だけどね。その子も同じように尻尾が生えてるよ。あとは君も知ってると思うけど悟空…つまりカカロットとその息子……。君達の他にこれだけのサイヤ人がこの星で生活してるんだ」

 

ラディッツ「……それで俺をどうするつもりだ…?」

 

ベル「約1年後にベジータとナッパがこの星に来るからそれに備えて君をサンドバッ…鍛えようと思ってね」

 

ラディッツ「おい、今サンドバッグって言わなかったか!?」

 

ベル「気のせいだよ♪」

 

それにベジータとナッパがこの星に来る……。ならあいつらに助けてもらって……

 

ベル「助けてもらおうなんて考えてるようだけど…本当にそれでいいの?」

 

ラディッツ「どういう意味だ…?」

 

ベル「君はナッパやベジータから弱虫ラディッツなどと呼ばれてるようだけど、その汚名を返上しようとは思わないの?」

 

ラディッツ「!!」

 

ベル「ベジータとナッパを見返してやろうとは思わないの?それとも一生2人に勝てなくて馬鹿にされ続けて生きていく?そんな選択したら君は永久に弱虫ラディッツだよ」

 

くそ!こいつまで馬鹿にしやがって!!

 

ラディッツ「やってやる…!」

 

ベル「うん?」

 

ラディッツ「俺はあいつらを見返してやる!!もう弱虫なんて呼ばれるのはごめんだっ!!!」

 

ベル「…その言葉を待ってたよ。私が君を2人より強くしてあげる」

 

ラディッツ「ああ、よろしく頼む!!」

 

見てろよ!ベジータにナッパ!!俺は必ずおまえらを越えてやる!!

 

 

 

 

ラディッツsideout

 

 

ラディッツ「ああ、よろしく頼む!!」

 

はい、ラディッツ陥落完了。彼にもサイヤ人としてのプライドはあるようだね。

 

ベル「じゃあ始めようか」

 

 

 

~そして~

 

ラディッツ「はあっ…はあっ……!」

 

流石サイヤ人、いい感じに私のサンドバ…訓練の相手になるよ。

 

今頃は他のみんなも修行してるかな?サイヤ人が1年後に来ることも話したし、悟空、悟飯、ピッコロを除く人達はみんな神様のところで修行することになったみたいだし。

 

サイヤ人が来るまであと300日

 

 

 




短いですが今回はここまでです。

ベジータ達が来る前にもう1話書こうと思います。

では、次回もよろしくお願いします。


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第25話 修行はさらに激しく!ラディッツとロータス。ラディッツが段々某テニスプレイヤーになってきてる件

修行パートその2です!


ラディッツと修行をして数ヶ月が経ったある日。今日はロータスが訓練のために家に来る日だ。ロータスにはラディッツのことを事前に言ってあるので、まぁ大丈夫だと思う。

 

ロータス「ベル!」

 

ベル「しばらくぶりだねロータス」

 

ラディッツ「この女がおまえが言ってた…」

 

ロータス「ラディッツさんですね?ベルから話は聞いています。今日からわたしも修行に加わりますので、同じサイヤ人同士頑張りましょう!!」

 

ラディッツ「ああ!ありがとな!!」

 

ベル「いいのかいロータス?」

 

ロータス「うん、レムはしばらく忙しいって言ってたから連絡がくるまで付き合うよ。…それにわたしもそろそろ本格的に修行しないといけないって思ってたから」

 

ベル「そっか…」

 

確かにロータスにはそろそろ超サイヤ人になるための修行をさせようかなと思ってたところだ。それに神聖樹の実も食べさせようと考えてたし…。

 

ベル「じゃあ今日の修行を始めようか!」

 

ロータス「うん!!」

 

ラディッツ「おう!!」

 

ベル「今日はロータスとラディッツで組み手をしてもらうよ」

 

ラディッツ「わかった」

 

ロータス「よろしくお願いします。ラディッツさん」

 

うんうん。ラディッツもいい感じに私のどれ…言うことを聞いてくれるようになったね。

 

ベル(ロータス、今のラディッツの力に合わせてね)

 

ロータス(うん、わかった!)

 

 

 

~そして~

 

ラディッツ「サタデークラッシュ!!」ボウッ

 

ロータス「パワーブリッツ!!」ボウッ

 

ドオンッ!!!

 

ロータス「超龍撃拳!!」

 

ラディッツ「メテオブレイク!!」

 

ガガガガガッ!!!

 

それからロータスとラディッツは技と技をぶつけあった。

 

 

 

~そして~

 

ベル「今日はここまでね」

 

ラディッツ「俺はまだやれるぞ!!」

 

ベル「やる気があるのは結構なことだけど、オーバーワークは禁物。休むことも修行のうちだよ。よく休んでね」

 

ラディッツ「…ああ、わかった」

 

私も人のこと言えないけど、どうしてサイヤ人って戦闘狂ばかりなんだろうか…。

 

 

~そして~

 

ラディッツは余程疲れたのか、グースカ眠っている。

 

ベル「ロータス、ラディッツはどんな感じ」

 

ロータス「かなりセンスがあるよ。流石サイヤ人って感じだね!このペースならもうすぐ戦闘力20000はいけるんじゃないかな」

 

ロータスが言っているのはもちろん重力による修行をしてないときの結果だ。

 

私がやったように格上と戦って戦闘力を上げるのも悪くないけど、ロータスやラディッツと修行するときみたいに気を相手に合わせてギリギリの戦いを繰り返した方がより強くなれるんじゃないかと私の持論である。

 

…ならベジータ達はラディッツや悟空達に任せて私は一足先にナメック星に行くのも1つの手段かな。ラディッツに神聖樹の実を渡して……。それでもしやばくなったら、私が乱入するといった形で。それにロータスも鍛えなくちゃいけないしね。

 

ベル「ロータス、ナメック星に行かない?」

 

ロータス「わたしはいいけど…。いつ行くの?」

 

ベル「それなんだけど、ロータスはいつまでこっちに残れる?」

 

ロータス「そうだね…最大4、5ヶ月くらいかな」

 

いや、レムさんどんだけ忙しいんですか!?カプセルコーポレーションで働いてるって聞いたけどそんなにブラック企業なの!?

 

ロータス「まぁレムは物作りが好きだから、熱中するとしばらく周りが見えなくなるんだよ。戦闘のときもそんな感じなんだよね…」

 

それって結構危ないような…。

 

ベル「ならサイヤ人達が来る前日に行くことにしよう」

 

ロータス「いつ来るの?そのサイヤ人達は。具体的な日にちとか知らないんだよね」

 

ベル「そうだね…。ちょっと待ってて」

 

私はスカウターを出して調べる。

 

私が持ってるスカウターはターレスからもらったのを改良して、追加機能をつけたやつだ。戦闘力も10億くらいまではかれるようになった。

 

それで今使ってる機能はベジータとナッパの戦闘力をはかりながら、その戦闘力があとどれくらいでこっちに来るのかがわかる。例え他の星にいようとも1度はかったことのある人物ならはかれるようにしてある。

 

…インチキ効果だと我ながら思ってるけど、できてしまうものは仕方ないのだ!

 

ベル「…あと45日だね」

 

ロータス「大体1ヶ月半くらいだね。じゃあ前日までラディッツさんと修行するね!」

 

ベル「明日からは私も入って三つ巴のバトル形式で修行することにしよう」

 

それから私とロータスはラディッツを精一杯鍛えることにした。

 

 

~そして~

 

ベル「じゃあ私達はナメック星に用事があるからもう行くね。ピッコロ達には事情を話しているし、悟空もこっちに向かっている。最悪の場合は私が瞬間移動で駆けつけるけど、今のラディッツなら助力は必要ないと私は信じてる」

 

ラディッツ「わかった…。今まで世話になったな。ベル!ロータス!」

 

ロータス「頑張ってください!ラディッツさん!!」

 

ラディッツ「もちろんだ!!」

 

ベル「気合いがあっていいことだね。ラディッツ、君にこれを渡しておく」

 

私はラディッツに神精樹の実を渡す。

 

ラディッツ「これは…?」

 

ベル「ピンチになったときに食べると君を助けてくれる木の実だよ。今日は満月の日だからもしかしたらやばくなるかもしれない。そんなときにそれを食べてね」

 

ラディッツ「何から何までありがとな!」

 

ベル「気にしないで。じゃあ行くよロータス」

 

ロータス「うん!」

 

私とロータスはナメック星に向かった。

 

ラディッツの戦闘力も20000を越えたし、他の人と力を合わせれば苦戦はしないと思うし、やばくなるとしたらベジータ達が大猿になったときくらいだろうからそのときに備えてラディッツに神精樹の実を渡したのだ。

 

ナメック星につく前にロータスにも神聖樹の実を渡さないとね。

 




はい、今回はここまでです。

ベル、ロータスとともに一足先にナメック星へ…。

次回はラディッツsideでベジータ、ナッパ戦を書こうかなと思っています。


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第26話 激戦!ラディッツ率いるZ戦士(っていうか悟空とラディッツ)VSサイヤ人(主にベジータ)。主人公はその間ナメック星へフェードアウトします

なんと!日間ランキング(加点式)で39位にランクインしてました!!評価してくださった皆さん、ありがとうございます!これからもベルの物語の応援を見守ってください!!

では、今回もよろしくです。


ロータス「ベル、ナメック星までどれくらいで着くの?」

 

ベル「大体2、3ヶ月ってところかな。その間にロータス、君を超サイヤ人にするつもりだよ」

 

この宇宙船…かなりエンジンが古いから飛ぶには飛ぶんだけど、かなり遅いんだよね……。下手したらブルマ達の方が早く着くんじゃないかと思っている。…まぁ、そのぶん修行に費やせると思えば+っていったら+だけどね。

 

ロータス「超サイヤ人…」

 

ベル「今度戦うかもしれない敵はそれくらい強くならなきゃ勝てない可能性が高いからね」

 

ロータス「そうなんだ。わかった!」

 

できればナメック星につく前にロータスが超サイヤ人になれるようにしたいところだね。それに潜在能力を開放してもらうとフリーザは倒せるだろう。

 

…そういえばそろそろ悟空やラディッツ達がベジータ達と戦ってる頃かな?

 

 

 

ラディッツside

 

ナッパ「よう、弱虫ラディッツじゃねぇか。地球人の雑魚共の仲間になったのか?弱虫のおまえにぴったりだぜ」

 

ラディッツ「………」

 

ナッパは俺を馬鹿にするように言ってくる。相変わらずムカつく野郎だが、挑発には乗らん。俺はベルに言われたことを思い出す。

 

 

 

~2日前~

 

ベル「私とロータスは明日他の星に用ができたからそっちに行くことになったんだ」

 

ラディッツ「なっ!一緒に戦ってくれるんじゃないのか!?」

 

ロータス「すみません。その星はナメック星って言うんですけど、行くのにかなり時間がかかるんです。だから早めに行かないと間に合わないかもしれないんです」

 

ベル「私は瞬間移動ができるからもしやばくなったらすぐさま駆けつけて君達を援護するつもりだよ。でも今の君ならベジータを倒せるかもしれない」

 

ラディッツ「ほ、本当か!?」

 

ベル「かも、だけどね。ベジータは私の予想より少し強くなってるけど、今の君とほぼ互角…気持ち君の方が強いくらいだね。工夫次第でベジータに勝てるかなって感じかな」

 

弱虫と言われた俺がベジータを倒せるかもというところまで強くなったことに喜びを感じる。

 

ベル「そこで1つ。君は感情的になりやすい…。それは悪いことではないけど、なりすぎるのは余りいいことじゃない。だから挑発には絶対に乗らないこと」

 

ラディッツ「挑発に…?」

 

ベル「そう、2人…特にナッパは君を必ずといっていいほど挑発するだろうね」

 

確かに…特にあいつは弱虫弱虫とうるさかったからな。

 

ベル「それに挑発に乗りやすいのは多分むこうも同じはず…。いっそのこと挑発しかえすのも悪くないかもね」

 

ナッパも頭に血がのぼりやすいからな…。

 

ベル「ベジータに関してだけど、悟空と共闘するのがベストだね。」

 

カカロットと共闘だと!?

 

ベル「悟空も君に負けないくらい強くなってると思うから、2人がかりでやれば必ず優位に立てるだろう」

 

ラディッツ「あのカカロットが…」

 

ベル「そして警戒しなきゃいけないのが明後日…ベジータ達が来る日が満月の日であることなんだけど…」

 

ラディッツ「大猿になるからか?だが大猿になるのは俺も同じだぞ」

 

ベル「ベジータのことだからそのあたりは考えているんじゃないかな。例えば君の尻尾を切るとかね」

 

なるほど…。

 

ベル「まぁそのあたりは君に任せるよ」

 

 

 

 

 

~そして現在~

 

ベジータ「おいナッパ、確か栽培マンがあと6粒ほどあっただろ出してやれ」

 

ナッパ「お遊びが好きだなベジータは」

 

おっと、思い出してる間に話が進んでいたようだ。ふふん、ここで1つ言ってやるかな。

 

ラディッツ「そんなことをしてる暇があるのか?」

 

ナッパ「なに……?」

 

ラディッツ「俺は強くなった。少なくともナッパ、あんたよりはな!」

 

ナッパ「なにぃ!?ベジータ!ラディッツの戦闘力はいくつなんだ!?」

 

ナッパがそう言うとベジータがスカウターで俺の戦闘力をはかる。そういえばこの星に来てからスカウターを使うことがなくなったな…。

 

ベジータ「…信じられん。戦闘力5000以上だ」

 

ナッパ「ご、5000以上だと!?」

 

5000か…。しかし戦闘力のコントロールを覚えたから最低ラインが5000ということだ。

 

…ベルとロータスは戦闘力をもっと下げることができるらしい。そうすることで警戒心を薄れさせることができるとか言ってたからな。

 

ラディッツ「俺が出せる力はまだまだこんなもんじゃないぞ!この星に来てから俺は戦闘力のコントロールを覚えたからな!!」

 

ナッパ「な、なんだとぉっ!?」

 

ラディッツ「それにカカロットも俺と同じくらい強くなってるだろうな!どうだナッパさんよぉ!下級戦士だと、格下だと思ってた奴に追い抜かれるってのは!!」

 

ベジータ「…ナッパ、お遊びはやめだ。ラディッツの戦闘力は5000を越えてるが、冷静になれば捉えられん相手ではないはずだ」

 

ナッパ「わかった…。おいラディッツ!!今から貴様をギタギタにしてやるから覚悟しておけ!!」

 

ナッパはそう言う。ふん、戦闘力5000じゃやはりその程度の認識か…。ならもっと戦闘力を上げて圧倒してやるぜ!

 

ベルとロータスとやった修行の成果を見せるときだぜ!

 

 

ラディッツsideout

 

 

 

~宇宙船の中~

 

ベル「じゃあ少し休憩しようか」

 

ロータス「うん!」

 

さて、ラディッツの方はどうなってるかな?気を探ってみよう……。

 

……おっ!どうやらもうナッパを退けたみたいだ。ナッパの気が消えたのは多分ベジータがやったのだろう。そしてこのタイミングで悟空到着…。そして悟空とラディッツ以外はその場を離れるみたいだ。

 

…っていうか誰も死んでないじゃん。栽培マン出なかったのかな?ヤ、ムチャしやがって…な展開にもなってないみたいで安心。

 

 

 




今回はここまでです。

色々考えましたが、ラディッツ以外はみんな空気な展開になりました。その結果誰も死なないという優しい世界の完成です。ピッコロは死亡確定(そうしないと悟飯やクリリンがナメック星に行くフラグがなくなるから)にしようと思いましたが、こんな展開もありかなと思いそうさせていただきました。もしかしたらベルとロータスでフリーザ達をお掃除することになるかも…。

次回は宇宙船でのベルとロータスの修行がメインになります。

ちなみに

ラディッツの戦闘力 5000~20000強(戦闘力のコントロールができるため)

ベジータの戦闘力 21000

になります。原作よりベジータが強くなっていますが、ラディッツと悟空が共闘しますので大丈夫でしょう。

では、次回もよろしくお願いします。


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第27話 準備万端!ベル&ロータス、ナメック星に到着。とりあえずドラゴンボールを1つ確保を目標にしよう

今回もよろしくです。


ベル「じゃあ改めて超サイヤ人になるための条件を言うよ。」

 

ロータス「はい!」

 

ベル「まずは穏やかで純粋な心の持ち主であること、この条件はロータスは既にクリアしているね。そしてそんな心を持ちながらも激しい怒りによって目覚めるんだ」

 

ロータス「激しい怒り?」

 

ベル「そう、例えばロータスにとって大切な人…レムが殺されたところを想像してみようか」

 

ロータス「それはわかったけど…、ベルはどうやって超サイヤ人になったの?」

 

ベル「私の場合は私を育ててくれた父さんと母さん(現実世界の)が殺されたのをイメージしたよ。……決していいものではなかったけどね」

 

もちろんロータスも…とはなんか照れくさくて言えないけどね…。そういえば悟天やトランクスはどうやって超サイヤ人になれたんだろうか…?

 

ベル「早速やってみようか」

 

ロータス「はい!」

 

さて、私は私で超サイヤ人を越えることを視野に入れておこうかな。今のままだとセルを相手にするのは無理だろうからね。

 

 

 

 

ラディッツside

 

ベジータ「はっはっはっ!どうした、カカロットにラディッツ!!おじけついたか!隠れてないで出てこい!」

 

俺は今カカロットと岩陰に隠れている。ベジータが大猿になったからだ。俺は尻尾をベジータに斬られてしまったから大猿になれなかった。

 

カカロットの奴が元気玉という技を使うために集中する時間がほしいという理由もあるがな…。

 

悟空「くっ…!これじゃあ集中できねぇ…!」

 

ラディッツ「…カカロット、俺が時間を稼ぐ…!だからおまえは元気玉を作るんだ!!」

 

悟空「に、兄ちゃん…!でもよ…!!」

 

ラディッツ「心配するな。俺にはとっておきがある!いいから俺に任せておけ!!」

 

悟空「……わかった。けど無茶すんなよ!」

 

ラディッツ「ふん、言われなくてもわかってる!!!」

 

ベルにはあんまり使わない方がいいと言われたが、ここで使わなかったら俺もカカロットも大猿になったベジータに殺されるだろう…。なら使うしかあるまい!

 

俺はベルにもらった懐から木の実を取り出し口にいれた。

 

ラディッツ「ぐっ…!」

 

なんだ…!この力が暴走する感じは…!?…だがこれなら数分の時間ならベジータと互角に戦える!!

 

ラディッツ「おいベジータ!俺はここにいるぞ!!さっさっと来やがれっ!!!」

 

ベジータ「そこにいたか!いいだろう、貴様から殺してくれる!!」

 

カカロット、今のうちに元気玉を完成させるんだ…!

 

 

ラディッツsideout

 

 

 

……ん!?この気の上がり方は…、ベジータは大猿になったからだけどラディッツは神精樹の実を食べたみたいだね。やはり使わざるをえないところまで追い込まれたみたいだね。……できることならもう少しあとがよかったけど、こればっかりは仕方ないかな……。

 

ロータス「ベル?どうかしたの?」

 

ベル「いや、なんでもないよ。さあ修行を続けるよ!」

 

ロータス「はい!」

 

まぁ気にしてる余裕はないか。時間はまだあるし、ナメック星につくまで精一杯鍛えることにしよう……。

 

 

 

~そして~

 

2ヶ月が経ち、もうすぐナメック星に到着するので、私もロータスも仮眠をとることにした。

 

1ヶ月前にブルマから連絡があり、ブルマを始め、悟空、ラディッツ、悟飯、ピッコロの5人がナメック星に行くことになった。なんでもラディッツが私の手伝いをしたいと頭を下げてお願いしたそうだ。……もうラディッツの面影がないんだけど、私ラディッツにそこまで恩を感じさせるようなことしたっけな?(又は『ラディッツがそこまで恩を感じるようなことしたっけな?』)悟空はラディッツが行くなら自分も行きたいとのこと。悟空はいつの間にブラコンを患ったのか…。ピッコロは自分がナメック星人だと知り、故郷がどんなところか見てみたいそうだ。悟飯は悟空とピッコロが行くなら行きたいと言っていた。…とりあえずチチの説得はどうするんだろうと思ったけど、その辺はなんとかするだろう。

 

 

ベル「ロータス、もうすぐ着くよ。起きて準備を済ませて」

 

ロータス「うう~ん…。あと3年……」

 

…前にもこんなことがあったような…。そんなに待ったら人造人間とセルがセットで来ちゃうから!

 

ベル「いいから起きてね。私はもう準備できてるから」

 

ロータス「はぁ~い…」

 

ロータスは目を擦りながら洗面台に向かう。

 

 

さて、いよいよフリーザ戦か…。ロータスは超サイヤ人になれるようになったから、悟空とラディッツもなれるようにしたいけど…。どうしようかな……?

 




今回はここまでです。

リアルの時間が忙しいのと、ネタのストックが尽き始めたので投稿ペースが落ちます。…できれば1日1話投稿を目標にしています。

最後にベル、ロータス、ラディッツの戦闘力を乗せます。




ベル 戦闘力 5~20億


ロータス 戦闘力 5~12億3000万(神精樹の実を食べ、超サイヤ人になれるようになったため)


ラディッツ 戦闘力 5000~25万(神精樹の実を食べたため)


以上になります。神聖樹の実の効果はベルとロータス、ラディッツで違うという設定にしたので、このようになりました。

では、次回もよろしくお願いします。


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第28話 みんなと合流!サイヤ人集結というカオスな展開。~ナメック星に打ち上がる汚い花火~

今回もよろしくです。


ロータス「ここがナメック星…」

 

ベル「ブルマ達もじきに到着するみたいだよ」

 

ここに着くまであと2、3時間くらいか…。先にロータスの潜在能力を開放してもらいに最長老様のところに行くとしようか。フリーザ達も既にドラゴンボールを集め始めてるみたいだしね。

 

ベル「ロータス、先にこの星の最長老様に会いに行くよ」

 

ロータス「1番偉い人だよね?わかった。飛んでいくの?」

 

ベル「いや、私の瞬間移動で行く。最長老様はもう寿命が余り長くないからなるべく早いうちに行っておきたいんだ」

 

それに飛んでいくとフリーザ達にばれかねないしね。

 

ベル「じゃあ私に捕まって」

 

ロータス「うん!」

 

最長老様の気は………あった!

 

シュン。

 

 

~最長老の家~

 

着いた着いた。お、1人のナメック星人がこっちを見て驚いてる。確かネイルだっけ?

 

ネイル「貴様達…何者だ…?」

 

ベル「私達は別に怪しい者じゃないよ。最長老様に少し用事があってね…。お久しぶりです、最長老様」

 

最長老「おお…。あなたは前にナメック語を習いに来たサイヤ人の子供ですね…」

 

ベル「覚えていただいて光栄です」

 

最後に来たのも20年以上前だからね。

 

最長老「それで…どのようなご用ですかな?」

 

ベル「用件は2つありまして、1つは私の隣にいるロータスの潜在能力を開放してあげてほしいんです」

 

最長老「構いませんよ…。そこのあなたはこちらに来てもらいますか…?」

 

ロータス「はい」

 

ロータスが最長老様のところに行く。

 

最長老「…あなたはかなりの力が隠されてますね。その力を引き出しましょう…」

 

最長老様がロータスの頭に手を置く。するとロータスの気がはね上がった。…とんでもないな。下手したら私より強いよこれ!

 

ロータス「すごい…力が湧いてくる…。最長老様、ありがとうございました」

 

最長老「いいんですよ。…それで…もう1つの用件を聞かせてもらえますか…?」

 

ベル「はい、そちらにあるドラゴンボールをいただいてもよろしいでしょうか」

 

ネイル「貴様…!なんのつもりだ」

 

最長老「理由を聞いても…?」

 

ベル「近々こちらに凶悪な者がこちらに来ます。その者はドラゴンボールを目的としています。そんな人物(人じゃないけど)にボールが渡ると大変なことになりますから私はそれを阻止するために持っておこうと考え、こちらに伺いました」

 

最長老「なるほど…。よろしいですよ。持って行ってください」

 

ネイル「な、最長老様!?」

 

 

最長老「ネイル…。この方達は信用できます。…それにこの星に邪悪な気が複数存在しています。彼女が言ってることが真実になるでしょう」

 

流石最長老様といったところだね。この星の脅威は把握していてもおかしくないということか。

 

ベル「ありがとうございます。必ずこのドラゴンボールは守ってみせます」

 

私達はドラゴンボールをもらい、宇宙船に戻った。

 

 

 

~そして~

 

とりあえず1つ確保できた…。この時点でフリーザ達は3、4個持ってるはずだから、実質あと2つだね。まずはツーノさんのところに行くとしよう。

 

…ん?あれは……。

 

宇宙船がこちらに着陸した。多分あれにブルマ達が乗ってるんだろうね。

 

ブルマ「ベル、ロータス、来たわよ!」

 

悟空「オッス!ベルにロータス!!」

 

悟飯「こんにちは。ベルさん、ロータスさん」

 

ラディッツ「俺もおまえを手伝いに来たぞ!」

 

ピッコロ「…ふん」

 

ロータス「みなさんこんにちは。お久しぶりですね」

 

ブルマ達が順番に挨拶して、ロータスも挨拶をかえす。

 

ベル「来てくれてありがとう。今回の目的はこのドラゴンボールを死守することだよ」

 

ブルマ「ナメック星のドラゴンボールって大きいのね」

 

悟飯「でも死守って一体どういうことなんですか?」

 

ベル「いい質問だね。これをある奴に渡さないために私達はドラゴンボールを集めてるんだ」

 

ピッコロ「ある奴とは誰だ?」

 

ベル「そいつはフリーザっていうんだ。ラディッツなら知ってるんじゃないかな?」

 

ラディッツ「ふ、フリーザ…だと…。本気なのか!?」

 

ベル「私はいつだって本気さ。ボール集めは私とロータスでやっておくから、悟空達は私の宇宙船にある重力室で修行してもらうよ」

 

悟空「オラもそのフリーザっちゅう奴と戦ってみたかったぞ…!」

 

ベル「やる気があるのはいいことだけど、今の悟空じゃ足元にも及ばない…。だからそのための修行でもあるんだ」

 

悟飯「そんなに強いんですか…?」

 

ベル「悟空達が束になってかかっても勝てないだろうね。それにこの先フリーザとはくらべものにならない敵がたくさん出てくる。そのために悟空達も強くならないといけない」

 

ラディッツ「あのフリーザより強い奴が…」

 

ベル「とにかく…ん?」

 

この気はフリーザ軍の…。

 

フリーザ軍1「おい、誰かいるぞ!」

 

フリーザ軍2「なんだこいつら。観光客か?」

 

確かこの2人に宇宙船を壊されるような…。だとすると断固阻止するべきかな?

 

ベル「悟空、悟飯、修行前のウォーミングアップといこうか。あの2人を倒して」

 

悟空「よく…わかんねぇけど、いっちょやっか!!」

 

悟飯「は、はい!」

 

悟空と悟飯はフリーザ軍の2人をあっという間に倒した。

 

悟空「終わったぞ!」

 

ベル「今のはフリーザの部下でもかなり弱い方だよ。悟飯、修行はできそう?」

 

悟飯「は、はい!やってみます!!」

 

ベル「いい返事だね。じゃあ悟飯はピッコロと、悟空はラディッツとともに修行してね。重力室は300倍まで調整できるから、自分のペースで頑張ってね!」

 

悟空「ああっ!!」

 

悟飯「はいっ!!」

 

ラディッツ「おうっ!」

 

ピッコロ「…わかった」

 

ベル「ブルマもよかったら私の宇宙船においでよ。生活スペースも完備してるからゆっくりできるよ」

 

ブルマ「ほんとに!?ありがとう!!」

 

ベル「じゃあ私達はいこうか」

 

ロータス「うん!」

 

私達はツーノさんのところへ向かった。

 

そういえばベジータが既にこの星に来ているようだ。ツーノさんの気を探っているとベジータの気とベジータのライバル?のキュイが戦っているのを気で感じた。

 

 

…あ、汚い花火。

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

悟空達は重力室に放り込みました。…まぁ人造人間編に対応できるようになると思いたい…です。

超サイヤ人にさせる方法?気がついたらなってるんじゃないかな?(すっとぼけ)その辺はまた考えます。

最後にロータスの戦闘力を乗せます。


ロータス 戦闘力 5~19億8500万(潜在能力を開放してもらったため)


では、次回もよろしくお願いします。


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第29話 宇宙の帝王と遭遇。しばらく悟空達は空気です

星10の評価をくださった室伏周平さん、ありがとうございます!

では、今回もよろしくです。


私達はツーノさんのところに行き、ドラゴンボールをもらうために早速挨拶をした。

 

ベル「こんにちは、ツーノさん」

 

ツーノ「おお、お主は…あのときナメック語を教わりに来た者か」

 

ベル「はい」

 

ツーノ「それで今回はどんな用件かな?」

 

ベル「近々こちらに邪悪な存在が来ます。その者はドラゴンボールを目的としていて、願いを悪用します。それを阻止するために私がドラゴンボールを預かろうと思い、ここへ来ました」

 

ツーノ「なるほど…。話はわかった。よかろう、持っていってくれ」

 

ツーノさんが私にドラゴンボールを差し出す。

 

ベル「ありがとうございます。…もし邪悪な者が来てドラゴンボールのことを聞かれたらベルに渡したと言っておいてください」

 

ツーノ「わかった」

 

ベル「では失礼します」

 

私達はツーノさんのところを出て次のドラゴンボールを探すんだけど…。私達のドラゴンボールは宇宙船のを会わせて2つ…。フリーザ達が4つ…多分5つ目のドラゴンボールを見つけていてもおかしくないな……。私はドラゴンレーダーを起動すると4つあるドラゴンボールが1つあるところへ向かっている。多分ムーリさんのところだろうね。

 

ベル「ロータス、私達も飛んでいくよ」

 

ロータス「でも気でフリーザってのにバレるんじゃないの?」

 

ベル「フリーザ達はスカウターでこちらの気を探れるからね。気を消しながら飛ぶよ」

 

ロータス「わかった!」

 

ムーリさんのところまではそう遠くないから、30分もかからないだろう。

 

 

 

 

~そして~

 

ムーリさんのところに着いたんだけど…。

 

ムーリ「ナメック星人の誇りを見せてくれるっ!!」

 

既にお若い3人は死んでしまってるようだ…。ん?ということは…やっぱりフリーザがデスビームを放ち、ナメック星人の子供カルゴに当たって死んでしまった。このままだとムーリさんとデンデがドドリアに殺されてしまうから助けに行こう。

 

ベル「ロータス、あの2人を助けるよ」

 

ロータス「了解!」

 

私とロータスはフリーザ達の前に降り立った。

 

ベル「こんにちは」

 

ドドリア「なんだてめぇは…?何が目的だ?」

 

ベル「そこにいるナメック星人の2人を助けに来た…と言えばいいかな?」

 

ロータス「それでいいと思うよ」

 

ベル「ついでに君達が持っているドラゴンボールを私達に渡してくれたりしないかな?」

 

フリーザ「あなたもドラゴンボールが目的でしたか」

 

ベル「まぁ手元に1つあるしね。それで、どうする?ドラゴンボールくれる?」

 

フリーザ「ほっほっほっ、面白いジョークですね。もちろんわたし達があなたの持っているドラゴンボールを奪うということになります」

 

ベル「だよね。じゃあここは撤退かな」

 

フリーザ「逃がすとでも?」

 

ベル「別にここで君達と一戦交えるのもいいけど、今戦う意味がないからね。私達はあくまでこの星の最長老様が寿命でもうすぐ死んでしまうからドラゴンボールの死守が目的だからね。そのあとならいくらでも相手をしてあげるよ、フリーザ」

 

フリーザ「わたしのことを知ってるようですが、このわたしに勝てるとでもいうんですか?」

 

ベル「もちろん、本気出したら君程度なら瞬殺だろうね。なにせ宇宙は広いから君はもちろん私よりも強いなんて者はいっぱいいるよ」

 

実際どれくらいいるかはわからないけどね。

 

ベル「長く喋りすぎたね。じゃあそろそろ行くよ。ロータス、あと2人も私に捕まって」

 

ロータス「うん!」

 

ムーリ「わ、わかった」

 

デンデ「は、はい!」

 

私は3人が私に捕まったのを確認して、悟空達の気を探り、見つけた。

 

ベル「じゃあね。バイバイ」

 

シュン!

 

ドドリア「き、消えた!?」

 

フリーザ「探しなさい、ドドリアさん!絶対に捕まえるのですよ!!」

 

なんて今頃やりとりしてそうだけど、スカウターは既に壊れてるみたいだからまだこちらに気付かないだろう。

 

ベル「さて、ここまで来たらもう安心ですよ」

 

ムーリ「ありがとうございます。おかげで助かりました」

 

デンデ「ありがとうございます!!」

 

ベル「先程のフリーザとのやりとりがあった通り最長老様の寿命が尽きかけています。最長老様のところへ連れて行きますので、そばにいてほしいんです」

 

ムーリ「最長老様が…わかりました…」

 

ベル「じゃあ2人共捕まってください」

 

私はムーリさんとデンデを最長老様のところへ送り、ロータス達のところへ戻ろうかなと思ったら1つの気がこちらに近付いてくる。この気は…。

 

ベジータ「よう」

 

やっぱりベジータか……。ということはドドリアを倒して、ツーノさんのところへ行ったのかな?ドドリアの気が消えてるし、ツーノさん達は生きてるみたいだし。

 

ベル「なんの用かな?ベジータ」

 

ベジータ「とぼけるなっ!貴様が持っているドラゴンボールのことだっ!!」

 

ベル「元気いいなぁ…。何かいいことでもあったのかい?」

 

ベジータ「ムカつく奴だぜ…!なら吐かせてやる!」

 

ベル「実力行使か…。まぁいいよ、そこへ降りようか」

 

私は近くに降りてベジータと戦うことになった。…一応主要キャラだし強引に味方にしようかな?今の時点でおそらく悟空達とかなり差がついてると思うし…。

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。ベジータの運命は如何に!?

次回もよろしくお願いします。



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第30話 増援!ギニュー特戦隊参上!!ベル氏ベジータと共闘(戦うのはベジータ)する。新しい玩…仲間ができました

今回もよろしくです。


ベル「いつでもいいよ。かかっておいで」

 

ベジータ「へっ!その余裕を消してやるぜ!!」

 

ベル「それは楽しみ」

 

ベジータ「はあぁぁぁぁぁっ!!」ゴゴゴゴゴ

 

ベジータは気を溜める。戦闘力でいえば現時点で24000といったところだね。

 

ベル「なるほどね…。それでフリーザの部下を1人倒したわけだ」

 

ベジータ「何故貴様が知ってるのかはしらんが、答えてやろう!俺はこのパワーでドドリアを倒したんだ!!」

 

ベル「まぁドドリアは倒せてもザーボンは無理だろうね。彼、変身するし」

 

ベジータ「くだらないデマを言いやがって…!」

 

別にデマじゃないんだけどね。そんなにつまらないかな?

 

ベジータ「でやぁーーーっ!!」

 

ベジータがこちらにむかって攻撃してきた。

 

ベル「よっ!」ヒョイ

 

ベジータ「だっ!!」

 

ベル「ほいっ」ヒョイ

 

ベジータ「死にやがれっ!!!」

 

ベル「いやだね」ヒョイ

 

こんな感じで私はベジータの攻撃を避け続ける。

 

ベル「そろそろこっちも攻撃するよ」

 

ベジータ「ふん、やれるもんならやってみろ!」

 

どこからそんな余裕が出てくるのさ。まだ1度もそっちの攻撃が当たってないのに…。

 

ベル「はっ!」ドガッ

 

ベジータ「ぐふっ…!」

 

私はベジータのどてっ腹にキックをかました。

 

ベジータ「ぐおおおおっ……!」

 

ベル「もう終わり?所詮口だけのサイヤ人ってわけ?同胞として恥ずかしいよ」

 

ベジータ「こ、この……!」

 

ベル「へぇ…。まだ立つんだ」

 

ベジータ「当たり前だ…!フリーザを倒すまでは死んでも死にきれん!!」

 

まぁ実際ベジータはフリーザに殺されるんだけどね…。

 

ベル「プライドだけは1人前だね。流石はサイヤ人の王子といったところか…」

 

ベジータ「そうだ…!俺は…サイヤ人の王子ベジータ様だ!このままなめられてたまるか!!」

 

変にプライドが高いよねベジータって…。もうラディッツと同じように腹パンして悟空達のところに放り込もうかな?………ん?この気は…。

 

ベル「じゃあサイヤ人の王子の意地を見せてもらおうかな。ちょうど6つの気がこっちに向かってきてる。1人はザーボンだろうね。残りの5つは…」

 

ベジータ「ま、まさか…!ギニュー特戦隊!?」

 

ベル「多分そうだろうね」

 

原作より来るのが早い気がするけど、私のせいだろうね。……修行がてらベジータに全員戦わせるか。

 

ザーボン「見つけたぞ!ベルっ!!」

 

ベル「やあザーボン。それにギニュー特戦隊の皆さんもご一緒で一体なんの用かな?」

 

ギニュー「我々のことを知ってるとは光栄だな。貴様が今持っているドラゴンボールとやらを頂戴しに来たのだ」

 

あっ…。そういえばドラゴンボール持ちっぱだった。なんでさっきロータスに渡さなかったんだろ…。私ってホントバカ!

 

ベル「いやだと言ったら?」

 

ギニュー「当然死んでもらうことになる」

 

ベル「やっぱり?ベジータ、早速その意地を見せるときだよ。ギニュー特戦隊とザーボンを倒してみせて」

 

ベジータ「なに!?なんでこの俺がそんなことをしなければならない!!」

 

まぁ正論だよね。でも……。

 

ザーボン「はっはっはっ!ベジータごときがわたし達を倒すだと?寝言は寝てから言うんだな!!」

 

ベル「ほら、あんなこと言われてるよ?いいの?このままだとサイヤ人の王子(笑)になっちゃうよ?フリーザを倒すんじゃなかったの?ザーボンやギニュー特戦隊を倒せないようじゃ到底無理だよ?」

 

ベジータ「こっ、こいつ…!!……いいだろう!全員ぶっ殺してやるっ!!」

 

ベル「その意気だよベジータ」

 

ザーボン「ベジータごときが大きくでたな…。わたしが息の根を止めてやろう」

 

ベル「折角だから試合形式にしよう。こっちは2人(ベジータしか戦わせるつもりはない)、そっちは6人だけど、1対1の勝負といこう」

 

ギニュー「面白そうだな。しかしいいのか?こっちが有利すぎて」

 

ベル「心配ないよ。こっちは死ぬまで(ベジータが)戦うつもりだし、私は君達をまとめて相手できるから、最悪ベジータが死んでしまってもなんの問題もないよ」

 

いざとなったらドラゴンボールがあるしね。

 

ギニュー「そ、そうか…」

 

何故かギニューに引かれた…。解せぬ…!

 

ベジータ「ぐはっ!」

 

いつの間にかベジータがザーボンにボコボコにされていた。よく見るとザーボン変身してるし。

 

ベル「はぁ…。しょうがないな…」

 

ザーボン「さぁベル!次はおまえの番だ!!」

 

ザーボンはベジータを投げ捨ててそう言う。…まだ死んでないね。

 

ベル「まだ終わってないよ」パァァァ

 

ベジータ「か、体が…!」

 

ザーボン「なっ!?…貴様!一体どうやった!?少なくともベジータは死にかけていたはずだ!!」

 

ベル「さてね、さあ第2ラウンドだよ。もうザーボンには負けないだろう」

 

ベジータ「何をやったかはしらんが助かったぜ…!いくぞザーボン!」

 

ベジータはザーボンを蹂躙し、倒した。

 

ベル「さて、そっちは誰が出るの?」

 

ギニュー「ふっふっふっ…!ベジータもやるようになったな。次はグルドが出るんだが、その前にやることがある」

 

ベル「やること…?」

 

ギニュー「スペシャルファインティングポーズだ!!」

 

ベル「…それは君達にとって重要なこと?」

 

ギニュー「もちろんだ…!これで我々は戦いの前に気合を入れるんだ」

 

ベル「ならいいよ。待っててあげる」

 

ギニュー「感謝する…。ギニュー特戦隊、ギニュー!!」バッ

 

ジース「ジース!!」バッ

 

グルド「グルド!!」バッ

 

バータ「バータ!!」バッ

 

リクーム「リクーム!!」バッ

 

ギニュー「5人揃って!」

 

ギニュー特戦隊「ギニュー特戦隊参上!!!」

 

そう言ってスペシャルファインティングポーズとやらを決める。……うん、なんというか反応に困る。…これ、笑うとこ?

 

 




はい、今回はここまでです。

次回はベジータとギニュー特戦隊のバトルです。どんな展開になるか…。そして次回も悟空達は空気です!

では。


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第31話 サイヤ人(主にベジータ)VSギニュー特戦隊。私は後のためにナメック星の蛙を手懐けています

今回もよろしくです。


さて、向こうはグルドが戦うことになるんだけど…。どうするかな…?

 

ロータス「おーい、ベルーっ!」

 

ベル「ロータス。待たせたみたいでごめんね」

 

ロータス「気にしなくていいよ!……ところでこれどういう状況?何故あの5人はあんなうすら寒いポーズをとってるの?」

 

言ったよ!言っちゃったよ!!流石ロータス!私じゃ言えないことを平気で言ってのける!!そこに痺れる憧れるぅ!!

 

ギニュー「きっ、貴様!我々が必死で考えたスペシャルファインティングポーズをうすら寒いだと!?」

 

ロータス「うん、いい年して恥ずかしくないの?」

 

ジース「大事なのは童心にかえることだ!!」

 

ロータス「童心?」

 

バータ「童心にかえり子供達の気持ちになることで、このポーズをとることで力が湧くのだ!」

 

ロータス「そういうものなの?」

 

リクーム「そうそう、それでいつも気合をいれてるんだよ」

 

ロータス「必ずそのポーズをとらないといけないの?」

 

グルド「戦う前はいつもやってるぞ!」

 

そういえばグレートサイヤマンとかもこんな気持ちだったのかな?

 

ベル「そろそろいいかな?それで…そっちはグルドが戦うってことでいいんだよね?」

 

ギニュー「そうだ!それでそっちは誰が出るんだ?」

 

とは言ってもこっちはベジータしか戦わせるつもりはないけど…。

 

ロータス「わたしが戦う!!」

 

ベル「ロータス?」

 

ロータス「あれ?ダメだった?」

 

う~ん、グルドくらいならいいかな?

 

ベル「いいよ、行っておいで」

 

ロータス「うん!!」

 

ベジータ「おい!」

 

ロータス「なんですか?」

 

ベジータに敬悟を使ってるってことはベジータを悪人認定してないみたいだね。まぁ改心するしね。だからなのかな?

 

ベジータ「グルドは戦闘力は低いが、超能力を使う。気を付けろ」

 

ロータス「わかりました!ありがとうございます!!」

 

グルド「あ~あ、こんな女だとすぐに終わっちまいそうだ」

 

ロータス「女だからってなめてると痛い目みるよ。そもそもあなたじゃわたしには勝てない」

 

グルド「言うじゃないか。このグルドをみくびるなよ」

 

ブーメランって言葉をあのビフィズス菌は知ってるのかな?

 

ロータス「もちろん油断はしないよ。一瞬で終わらせるから」

 

グルド「え…?」

 

その瞬間ロータスはグルドを首ちょんぱした。

 

ギニュー「ほう、やるじゃないか…!」

 

ベル「さて、次は誰が出るの?」

 

リクーム「隊長!俺があいつらをギタギタにしてやりますぜ!!」

 

ギニュー「その意気だリクーム!行ってこい!!」

 

ベル「じゃあベジータ、あと3人くらいやってきていいよ」

 

ベジータ「この俺様に指図するな!!」

 

ベル「へぇー。逃げるんだ?」

 

ベジータ「ぬかせ!」

 

そう言ってベジータはリクームのところへ行った。

 

リクーム「次はベジータちゃんか。女2人もどんどん邪魔しちゃっていいからね!」

 

ベル「ご心配なく。私達はナメック星の蛙と戯れてるから、」

 

ロータス「これ、地球の蛙と余り変わらないような…」

 

ベジータ「ちっ!自由な奴らめ…!」

 

それからベジータは原作通りリクームを攻撃するが、リクームのタフさや戦闘力の差によりボロ雑巾のようになっていた。

 

ベジータ「ぐっ…!」

 

リクーム「おいおい、どうしたベジータちゃん!もっともっと楽しませてくれよ!!」

 

バータ「くっくっくっ…!」

 

ジース「あいつ嫌な性格してるよな」

 

私から言わせればただの変態だけどね。

 

ベル「ベジータ!もう限界?代わろうか?」

 

ベジータ「くっ!馬鹿にしやがって…!」

 

ベル「はいはい、治してあげるから睨まないの」パァァァ

 

ギニュー「ベジータの傷が治っていく…。貴様は回復技を使うのか」

 

ベル「まぁね。そんなことより自分の仲間を心配したら?ベジータの戦闘力がさらに上がったから君はともかくあとの3人じゃもう勝てないよ?」

 

ギニュー「なに!?」

 

私がそう言うとベジータはリクームを倒し、バータ、ジースと特に苦戦もなく倒していった。

 

ギニュー「くっ!リクーム…!ジース…!バータ…!」

 

ベル「どうする?あとは君だけだよ?」

 

ギニュー「……仕方ない。このギニューが直接手を下してくれる!おい、ベルとかいったな…。俺と戦え!!」

 

ギニュー直々のご指名か…。一応蛙を懐に隠しておこう。…蛙がもぞもぞと気持ち悪いな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

ファインティングポーズの誕生秘話については作者が考えたオリジナルです。

では、次回もよろしくお願いします。


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第32話 ギニュー退場!フリーザとのご対面。フリーザ様は大変ご機嫌斜めです

今回もよろしくです。


ベル「さて、そっちからでいいよ。いつでもどうぞ」

 

ギニュー「それでは遠慮なくいかせてもらおう…」

 

ギニューがそう言うとこちらに攻撃を仕掛けた。

 

ギニュー「はぁっ!!」

 

ベル「おっと」ヒョイ

 

私はそれをかわす。

 

ベル「今度はこっちからいくよ。超龍撃拳!」

 

そしてそのままギニューにラッシュを決める。

 

ギニュー「くっ…!ミルキーキャノン!!」ボウッ

 

ベル「バスターキャノン!」ボウッ

 

ギニュー「なにっ!?」

 

私が放った気効波によりギニューの気効波が打ち消され、私の攻撃を受けた。

 

ギニュー「やるようだな…。ならこのギニュー様の真の力を見るがいい!」

 

まだボディチェンジの構えはとっていない…か。

 

ギニュー「はぁぁぁぁっ…!」ゴゴゴゴゴ

 

ギニューの気がどんどん上がっている。

 

ベジータ「くっ…!ギニューの野郎、これほどの戦闘力とは…」

 

ロータス「心配いりませんよ。あの程度ならベルが負けるわけがありませんから」

 

ロータスの信頼がすごいな…。まぁ負けないけど、ボディチェンジは要注意だね。

 

ギニュー「貴様も実力を隠してるのはわかってるぞ。フリーザ様と戦うために力を温存しているつもりだろうが、珍しくワクワクしてるんだ。お互い力を出しあって戦おうではないか!」

 

…ギニューってこんなキャラだったかしら?

 

ベル「…じゃあ少し本気を出そうかな?」

 

ギニュー「ふっ…!俺の見立てだと戦闘力90000まで上がるだろう」

 

戦闘力90000って…。7歳くらいの頃にもう既に100000越えたんだけど。

 

ベル「はぁぁ…!」ゴゴゴゴゴ

 

ギニュー「じゅ、100000!?110000…120000…バカな!まだ上がるだと!?」

 

私はさらに気を溜める。

 

ギニュー「そんな…!160000…」

 

もうちょっと…。200000くらいまで上げておくか。

 

ベル「ふぅぅ…!」

 

ギニュー「に、220000…!?」

 

あっ…。いきすぎた。ベジータもバカな!とか言ってるし…。やっぱりロータスほど気のコントロールはうまくないからな…。そのあたりも今後の課題にしようかな?

 

ベル「言っておくけど出せる力はまだまだこんなものじゃないよ」

 

ギニュー「貴様…!一体何者なんだ!?」

 

ベル「地球育ちのサイヤ人(16歳から)だよ」

 

ギニュー「サイヤ人だと…!ま、まさか超サイヤ人なのか…!?」

 

ここで肯定するとベジータがうるさいから言わないでおこう。

 

ベル「さて…どうだろうね」

 

私がはぐらかすとギニューが突然笑いだした。

 

ギニュー「くく…くくく…!」

 

ベル「笑ってるようだけど、なにか面白いことでもあった?」

 

ギニュー「貴様が強いからだ!このギニュー様より圧倒的に強いからだ!!」

 

ベル「そう…。それでどうするの?降参?」

 

ギニュー「するわけがなかろう…!」

 

ギニューは自分に攻撃した。いよいよボディチェンジをするみたいだね。

 

ロータス「自分に攻撃した?…何をするつもりなのかな?」

 

ロータスは何でギニューがあんな行動をとったのかが理解できないようだ。……まぁ普通は理解できないよね。私もナメック星に行くまで忘れてたくらいだし。

 

 

 

ギニュー「いただくぞ…!その体を!!」

 

……言い回しがなんかやだなぁ…。

 

ギニュー「ボディ…チェーーンジ!!」

 

ベル「君にはこいつがお似合いだよ。ほらっ!」

 

私は懐からナメック星の蛙を出してそれを私の前に放り投げた。…それにしても攻撃速度ゆっくりだなぁ。

 

ギニュー「なっ!?」

 

ギニューと蛙のボディチェンジが終了すると、ギニューの体に入った蛙はどこかピョンピョンと走っていった。

 

ベジータ「今のはなんだ…!?ギニューの野郎はどうなった!!」

 

ロータス「変な光線を放ったと思ったらいきなりああなったけど、ベルが蛙を放り投げたのと関係あるの?」

 

ベル「さっきのはギニューが得意とする技で互いの体を入れ替えるというものなんだ。私も噂で聞いたことがあって対面したときはもしやと思ったけど、ギニューのあの行動で確信したよ。それでギニューの体には今蛙が入っていて、蛙の方にギニューが入ってるんだ」

 

ロータス「そうなんだ…。」

 

ギニュー蛙「ケロッ!ケロッ!」

 

なんかケロケロ言ってるけど、蛙の言葉はわからないから無視してよう。

 

ベジータ「ふん…。踏み潰してやる…!」

 

ベル「放っておいたら?ああなっては何もできないだろうし」

 

ロータス「わたしが飼おうかな?なんか可愛いし♪」

 

ベル「…まぁ任せるよ」

 

ギニュー蛙をロータスが飼うことになった。ロータスならもしものことがあっても大丈夫だろう。…多分。

 

ベル「とりあえず悟空達のところに戻ろうか。修行の方も気になるしね」

 

ベジータ「カカロットの奴もきてるのか!?」

 

ベル「あとはラディッツとかもいるよ。いい修行相手になると思うよ」

 

ベジータがなんかキャンキャン言ってるけど無視して瞬間移動で私達は悟空達のいる宇宙船に戻った。

 

 

 

 

~そして~

 

ベル「やあ悟空、調子はどう?」

 

悟空「ああ、みんな200倍の重力を克服したぞ!」

 

200倍…。かなり早いな。流石主要キャラといったところか。

 

ベル「ベジータはとりあえず重力室に入って修行しといて。このままだとフリーザには勝てないからね」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

ベジータは渋々と重力室へ入っていった。

 

ラディッツ「おお、ベル!ドラゴンボール集めの方はどんな感じだ!?」

 

ベル「こちらが2個、フリーザが5個だね。もうじきここにフリーザが来ると思うから…。ロータス」

 

ロータス「どうしたの?」

 

ベル「悟空とラディッツに超サイヤ人になるための修行を手伝って」

 

ラディッツ「超サイヤ人だと!?」

 

ベル「そう、君と悟空はもうその段階まできてると私は確信してるからあとはきっかけだけど…それはロータスに教えてもらって。こういったことは私より得意だからね」

 

ロータス「わかった!ラディッツさん、悟空、私と一緒に修行しましょう!」

 

ラディッツ「ああ!!」

 

悟空「おう!」

 

ロータスは悟空とラディッツを連れて重力室の隣にあるトレーニングルームに行った。ちなみにトレーニングルームはこのときのために作っておいたものだ。

 

ベル「さて…」

 

こちらにフリーザが向かっているのがわかる。かなりのスピードで来てるから、数分のうちにここに着くだろう。ドラゴンレーダーを見ると5個のドラゴンボールと一緒に来てるし…。

 

悟空達には修行に専念してほしいし、フリーザは私が相手をしようかな?そう思い外に出た。

 

フリーザ「………」

 

外に出るとフリーザがいた。……もうあからさまに怒ってるのが伝わってくる。

 

フリーザ「ギニュー特戦隊の反応がありませんが、あなたが倒したので?」

 

ベル「私はギニューの相手をしただけで、大半はベジータが倒してくれたよ。そっちはなんの用?ドラゴンボールを持って…」

 

フリーザ「あなた達をここで殺してドラゴンボールは奪い、不老不死の願いを叶えてもらおうと思いましてね」

 

ベル「ドラゴンボールはナメック語じゃないと願いを叶えられないよ。この中でも私ともう1人しか喋れないからね。殺すのはおすすめしないよ」

 

フリーザ「ではあなたを痛めつけて願いを叶えるとしましょう」

 

ベル「できるとでも?」

 

フリーザ「ほっほっほっ。猿風情が面白い冗談を言いますね。このフリーザに勝てるなどと…」

 

ベル「御託はいい。……ケンカしようよ」

 

フリーザ「いいでしょう…。余程死にたいようですね」

 

さあ…!決闘の始まりだ!!

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次はVSフリーザです!

どういう風に書こうかな…?



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第33話 激闘!ベルVSフリーザ。宇宙の帝王(笑)の三変化

今回もよろしくです。


私は場所を変えて戦うことにした。もちろん5個のドラゴンボールはフリーザの乗り物?の中にある。

 

フリーザ「いつでもどうぞ」

 

ベル「じゃあ…遠慮なく!」

 

私はフリーザの懐に入り込み、パンチをくらわせる。

 

フリーザ「ぐっ…!」

 

ベル「その程度で限界だとしたらとんだ期待外れだよ」

 

フリーザ「…どうやら本気でいかねばならないようですね」

 

ベル「変身でもするのかい?」

 

フリーザ「ほう…、よくわかりましたね。…では、今からお見せしましょう…。このフリーザの力を!!」

 

フリーザは鎧を破壊して、変身を始める。

 

フリーザ「ほああ…ああ…!」

 

体が大きくなり、変身が完了した。

 

フリーザ「さあ…いくぞ!」

 

ベル「いいよ。かかっておいで」

 

フリーザ「はあっ!!」

 

フリーザは攻撃するが、私はそれを受け止める。

 

フリーザ「なにっ!?」

 

ベル「はっ!」ドゴッ

 

フリーザ「がはっ…!」

 

空中に飛ばしてさらに攻撃を続ける。

 

ベル「…気円斬!」

 

私は気円斬をフリーザの腕にぶつけ、フリーザの片腕がなくなった。

 

フリーザ「がああああ…っ!!」

 

ベル「さて…もう片方の腕も斬ってしまおうかな…」

 

私はもう1度気円斬でフリーザの腕を斬った。

 

フリーザ「くっ…!くそっ!!」

 

ベル「無様だね。このまま両足も斬って達磨みたいにしてあげるよ」

 

フリーザ「こ、こうなったら…!はああああっ…!」

 

ん?フリーザの気が上がっていく…。どうやら変身するみたいだね。

 

フリーザ「この変身まで見せるのはあなたが初めてです。今度は先程のようにはいきませんよ」

 

両腕が再生してる。変身の度にダメージが回復するのか…。

 

ベル「そうだといいね」

 

フリーザ「ひゃあっ!」

 

ベル「おっと」バチィッ

 

フリーザが指先から気効波放つが、私はそれを弾く。さらに連続でフリーザは攻撃する。

 

フリーザ「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ…!!」

 

ベル「よっ!ほっ!ほいっ!」ヒョイヒョイヒョイ

 

フリーザは続けて気効波で攻撃をして私はそれをすべてかわしつつフリーザに接近する。

 

ベル「ジャスティスパンチ!」バキッ

 

フリーザ「ぐあっ…!!」

 

フリーザは私の攻撃を受けてズザザと倒れこむ。

 

ベル「もう終わり?」

 

フリーザ「…こうなったらわたしの真の姿を見せることにしましょう」

 

ベル「真の姿…ね」

 

フリーザ「はぁぁぁぁ……!!」

 

フリーザが最後の変身を始める。…まだ30分も経ってないのにポンポンと変身しすぎじゃない?…まぁ私がそういう風に気をコントロールしてるからね。

 

…おっ、変身が完了したようだ。

 

フリーザ「お待たせしました。ここからが本番ですよ」

 

ベル「それは楽しみ」

 

でも流石に超サイヤ人にならないと勝つのは難しいかな?このままでどこまで戦えるか…。とりあえずやってみますかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は短いですがここまでです。

次回でフリーザとの戦いに決着がつくと思います。

では。


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第34話 決着!宇宙の帝王(爆)の最後。手伝いのつもりが修行ばかりになってしまった悟空達

今回もよろしくです。


フリーザが最後の変身を終え、なんかツルツルになった。

 

フリーザ「しゃあっ!!」

 

ベル「おっと!」

 

私とフリーザは攻防を続けるが、流石に少し押され始めてるな…。…もう少しギアを上げるか!

 

ベル「はあっ!!」ドガッ

 

フリーザ「ぐっ!」

 

フリーザに蹴りをいれる。

 

ベル「超龍撃拳!!」

 

その勢いでラッシュを決め、吹き飛ばす。

 

フリーザ「やるね、今度はこちらからいくよ。デスウェーブ!!」バシュッ

 

ベル「…ダブルバスター!!」ボウッ

 

2つの技がぶつかり相殺する。

 

フリーザ「本当にやるね。僕の下で働く気はないかい?」

 

ベル「サイヤ人は誰かの下につくことは好まない、それは私も同じだからね。なのでそのお誘いは断らせてもらうよ」

 

フリーザ「ならキミは死ぬしかない。とはいえキミはかなりの力を残しているだろう?」

 

ベル「そうだね」

 

フリーザ「そいつを計算に入れても…70%の力でキミを宇宙の塵にすることができるんだ」

 

70%…。超サイヤ人にならないとそんなものなのかな?

 

ベル「それがハッタリであることを願うよ」

 

スパイロボはいないと思うけど、セルが出てくるまでは極力力を温存しておきたいからね。

 

フリーザ「ここまで戦いを楽しめたのは初めてだ。本当に楽しかった…」

 

静寂が続く…。

 

フリーザ「はあっ!」バキッ

 

ベル「ぐっ…!」

 

私はフリーザの一撃をくらう。痛た…。ダメージを受けるのも久々だよ。

 

それからも応戦するが、こちらが押され気味になる。本当に70%くらいしか力を出してないみたいだし。……ちくせう、こっちはろくに攻撃できないよ…。

 

ベル「ふぅ…」

 

フリーザ「僕を相手にして死なないだけでもすごいことだよ」

 

ベル「…………」

 

フリーザ「おや、声をあげることすらできないのかい?」

 

ベル「…やっぱりこのままだと勝てないみたいだね。少し本気を出すことにしたよ」

 

フリーザ「面白いジョークだね。なら見せてもらいましょうか」

 

ベル「いいよ…。はぁぁぁぁっ…!」ゴゴゴゴゴ

 

私は気を溜めて超サイヤ人になる。なるのはロータスとの修行以来かな。

 

フリーザ「な、なんだあの変化は…!サイヤ人は大猿にしか変化しないはず…!」

 

フリーザの余裕な表情が消えてるね。

 

ベル「これは穏やかで純粋なサイヤ人が激しい怒りによって新たな覚醒をしたもの…超サイヤ人だよ」

 

フリーザ「馬鹿な…!あれはただの言い伝えのはず…」

 

ベル「さて、第2ラウンドといこうじゃないか」

 

戦いはこれからだよ。

 

フリーザ「きえええっ!!」ブンッ

 

ベル「おっと!」パシッ

 

フリーザ「なっ!?」

 

ベル「そぉいっ!」

 

私はフリーザの攻撃を受けとめ、そのまま投げ飛ばした。

 

ベル「まだまだいくよ。超龍撃拳!!」

 

フリーザ「がはっ…!」

 

ラッシュをくらいフリーザは既にボロボロになっていた。

 

ベル「少し本気を出せばこんなものなんだね。……もうやめにしない?」

 

フリーザ「どういうつもりだ!?」

 

ベル「無駄な殺生は余り好きじゃないんだよね。だから今回は降参してくれないかな」

 

フリーザ「ふざけるなっ!!オレは宇宙一なんだ!こんなところで負けてたまるか!!」

 

なんでこんなにプライド高いかなぁ…。ゴールデンフリーザっていう成長フラグがあるんだから真面目に修行すればいいのに。

 

フリーザ「このフリーザの100%…フルパワーを見せてやる!!」

 

ベル「やめといた方がいい。今の君じゃ負担が大きすぎる」

 

私はフリーザが100%の力を出させないように行動するが、

 

フリーザ「ばっ!!」

 

ベル「ちっ…!」

 

フリーザの気効波によって阻止された。

 

フリーザ「今のはまだ100%ではない!80%ぐらいだ!!」

 

原作読んで思ったけど、何故フリーザはリスクを考えないのか?死んでしまったらそれで終わりなのに…。追い詰められてなりふりかまってられないから?

 

フリーザ「…そしてこれが100%だ…!」

 

ベル「…なら私もギアを上げるよ」

 

私はさらに気を溜め、フリーザを迎え撃つ。

 

ベル「はっ!」ドガッ

 

フリーザ「あぐっ…!」

 

ベル「…これでとどめだよ。……バスターキャノン!」

 

私は気効波を放ち、フリーザを消し飛ばす。

 

フリーザ「ちっ…!くしょーーっ!!」

 

原作で悟空がやった通りに攻撃したから多分メカフリーザになって復活するはず。その時は未来クス或いは悟空がなんとかするだろう…。

 

ベル「ふぅ…」

 

私は超サイヤ人を解き、元の状態に戻った。

 

ベル「さて、ドラゴンボールを持ってロータス達のところに戻ろうかな」

 

フリーザが乗っていたやつからドラゴンボールを取りだし…やっぱりこれごと持っていくことにして瞬間移動でロータスのところへ戻った。

 

 

 

 

 

~そして~

 

ベル「ただいま」

 

ロータス「おかえり、ベル!」

 

ベル「悟空達はどうなった?」

 

ロータス「うん、悟空もラディッツさんも超サイヤ人になれるようになったよ。それで悟飯とベジータさんも超サイヤ人になれるように今修行してるところだよ」

 

成程ね…。もしかしたら悟飯とベジータは原作より早く超サイヤ人になるかも。そうしたら早い段階で人造人間より強くなるだろう。

 

ロータス「あっ!そういえばレムから電話があったよ!後で連絡がほしいって言ってたよ」

 

レムから…?なんの用だろう。

 

ラディッツ「おおっ!ベル!!ドラゴンボールは、フリーザはどうなったんだ!?」

 

ラディッツがトレーニングルームから出てきた。悟空も一緒のようだ。

 

ベル「ドラゴンボールは7個揃ったよ。フリーザは…うん…まぁ…」

 

悟空「どうしたんだベル。なんか言いにくそうにしてっけど…」

 

ベル「一応宇宙空間まで消し飛ばしたと思うんだけど、もしかしたらまだ生きてるかもね」

 

ラディッツ「なっ!」

 

ベル「もし生きていたら地球に来るかもね…。そうなった場合悟空かラディッツが倒してほしいんだ」

 

ラディッツ「……わかった。理由は聞かん方がいいんだろう?」

 

ベル「ありがとうラディッツ…。じゃあ私はレムに連絡するよう言われてるからこれで失礼するよ。2人はまだ修行するつもり?」

 

ラディッツ「ああ!さらなる敵が来たときに備えてやるつもりだ!」

 

悟空「オラもやるぞ!兄ちゃん達には負けねえぞ!!」

 

ベル「そう…。頑張ってね」

 

私はそう言いレムに連絡をするために電話のあるところへ向かった。

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回でフリーザ編は終わり、新展開に移ります。


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第35話 新天地へ移動!さらばナメック星。ピッコロは私とフリーザが戦ってる間にこっそり故郷を散策してたようです

時間に余裕ができたので、もう1話投稿!

今回もよろしくです!


ベル「ごめんレム、連絡が遅れて」

 

レム『大丈夫です。ロータスから聞いてますので』

 

ベル「それで…私に何か用でもあるの?」

 

レム『はい、実は…僕の住んでいた星に来てほしいんです』

 

…ん?なんて言った?僕の住んでいた…星?

 

ベル「え~と、…いくつか質問させて。レムは地球人じゃなかったり?」

 

レム『はい、僕達の住んでる星は惑星オーガといいます。僕はそこで生まれました』

 

惑星オーガ…。原作にないから全然知らない。オリジナル要素がこんなところででたか…。レムはいわゆる宇宙人であると…。オーガ人…鬼人…まぁ呼び方はどうでもいいか。

 

ベル「ロータスはこのことを知ってる?」

 

ある意味これが1番重要な質問だったりするけど…。

 

レム『はい、付き合うときに話しました。…それでロータスも自分のことについて話してくれました』

 

成程…互いに宇宙人であることは話してあるってわけね。

 

ベル「惑星オーガの住民はどんな特性を持ってるかわかる?」

 

レム『感情が爆発…主に怒りや憎しみ、妬みなどの悪感情がきっかけで鬼になって力が暴走します。大人の人達は自分の意思で鬼になることができます』

 

感情がトリガーで力が制御できなくなるってことかな?…もしロータスとの子供ができたらどうなるんだろ…?サイヤ人の血を持ちながらオーガ人の特性を引き継ぐとしたら満月に(尻尾があったら)大猿になって、悪感情の爆発によって鬼になるってことになるよね?……余り深く考えないようにしよう。修行次第で力をコントロールできるみたいだし。

 

それにしてもオーガ人…か。戦闘力の上昇が早いのも納得だね。

 

ベル「レムは力を制御できるの?」

 

レム『はい、ロータスと一緒に修行するうちに制御できるようになりました』

 

いつの間にロータスとそんなことしてたのか…。もしかしたら会う前から修行してたのかもしれないね。

 

ベル「質問に答えてくれてありがとう。…話を戻そう。惑星オーガに来てほしいって言ってたけど、私はそこで何をすればいいの?」

 

レム『はい…。実は惑星オーガに侵略者が出たんです…。それを阻止しようと大人達が戦ったのですが、侵略者は恐ろしく強く、全員やられてしまいました』

 

ベル「それで私に侵略者を追い払ってほしい…というわけだね?」

 

レム『はい…。お願いします!僕達の星を助けてください!!』

 

ベル「話はわかった。いいよ、惑星オーガに行って侵略者を追い払うよ」

 

レム『あ、ありがとうございます!!』

 

ベル「それでレムはまだ地球にいる?」

 

レム『はい、僕も今日連絡を受けたのでまだ地球です』

 

ベル「じゃあ瞬間移動で迎えにいくから準備して、準備が終わったらまた連絡ちょうだい」

 

レム『はい!わかりました!!』

 

そう言ってレムとの通話を終了した。

 

ベル「さて、このイベントは私にどんな刺激を与えるのか…」

 

なんだか楽しみになってきたよ。

 

 

レムから連絡が来るまでの間私は悟空に瞬間移動を教えることにした。ヤードラット星に行く手間を省かなきゃね。

 

ちょっとコツを教えただけですぐにできるようになった。サイヤ人なんでもありか!?…まぁ私もサイヤ人だけど…。

 

 

 

 

~そして~

 

レムの準備が完了し、私とロータスとレムの3人で惑星オーガに行くことになった。ちなみに悟空達には地球に帰ってドラゴンボールを集めてもらうようにお願いした。フリーザ達に殺されたナメック星人を生き返らせるためだ。もちろんベジータも一緒についていきました。

 

ベル「2人とも準備は大丈夫?」

 

レムには前以て準備してもらっているが、確認のためにもう1度聞く。

 

ロータス「大丈夫だよ!」

 

レム「僕も大丈夫です!何度も確認しましたから!」

 

ベル「よし、じゃあ惑星オーガへ出発!」

 

ロータス&レム「オオーーッ!!」

 

さて、どんな敵が待っているか…。

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回から数話、短いですがオリジナルストーリーに入ります。時系列的には人造人間が来るまでの間を予定のつもりです。

では。


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~惑星オーガ編~
第36話 惑星オーガに到着!原住民とのご対面。ついでに侵略者ともご対面


今回もよろしくです。


ベル「ここから惑星オーガまではどれくらいかかりそう?」

 

レム「大体3日くらいですね」

 

3日…。近いのか遠いのか…。やっぱりちゃんとした最新のエンジンに換えるべきかな?

 

ベル「じゃあその間は修行しようか。ロータス、レム、早速トレーニングルームにいくよ」

 

ロータス「うん!」

 

レム「はい!」

 

 

 

~そして~

 

ベル「まずはレムの修行を優先しよう。前回の修行で50倍の重力を克服したから次は80倍の重力で修行するよ」

 

レム「はい!」

 

ベル「今日はロータスとの組手をメインにするよ」

 

ロータス「わかった!!」

 

レム「よろしくね。ロータス」

 

私はスカウターを取り出し、レムの戦闘力をはかる。……へぇ、忙しいのに修行は欠かしてないみたいだね。戦闘力50000以上ある…。つく頃にどれくらい強くなれるか楽しみだね。

 

 

 

~翌日~

 

ベル「今日は私も組手に参加するよ。ロータスと交代でやっていくつもりだから」

 

レム「はい!!」

 

 

 

~そして~

 

ベル「よし、レムは少し休憩してて。ロータス、次は私とやるよ。……本気でね」

 

ロータス「!!…わかった!」

 

私とロータスは超サイヤ人になってガチのバトルを始めた。実戦ほどいい修行はないと私は思っている。

 

この修行でレムはもちろん私もロータスもかなり強くなるだろう…。

 

 

 

~翌日~

 

ベル「今日は鬼の力を使って修行するよ」

 

レム「鬼の力を…ですか?」

 

ベル「力をコントロールできるとはいえ、もしものことがあったら困るからね」

 

それに鬼の力がどんなものか見てみたいってのもあるしね。

 

レム「わかりました。……はぁぁぁぁっ…!」

 

レムが気を溜めると頭から角が生え、手が鬼の手になっていた。…これが鬼の力か…。戦闘力は…通常時の約10倍…。サイヤ人の大猿化と同じ原理…いや、不必要に大きくならない分こっちの方がすごいかもしれない。

 

レム「いきますよ!!」

 

ベル「いつでもどうぞ」

 

 

~そして~

 

ベル「今日はここまでにしようか。続きは帰りの宇宙船でやるよ」

 

レム「はい!ありがとうございました!!」

 

ロータス「2人ともお疲れ様」

 

ベル「ありがとう、ロータス」

 

レム「それにしてもベルさんはやっぱりすごいですね。鬼の力を使っても手も足も出ませんでした。ロータスも同じくらい強いんですよね?」

 

ベル「まぁ工夫次第で私より強いかもね。それにしても超サイヤ人にならなきゃこっちがやられてたし、鬼の力はすごいね。ロータスはいつもレムと修行してるんだよね?」

 

ロータス「鬼の力を制御するために修行してたけど、鬼の力で戦ったのはこれが初めてだよ。超サイヤ人になるための修行をしてなかったら少しきつかったかもね」

 

この修行を始める前のレムが鬼の力を使ったらフリーザの第1形態といい勝負ができそうなくらいだったからね。これからのストーリーでメイン戦力として戦えそうだね。急激なインフレが始まるのはたしか人造人間編からだったはずだからレムがそれについていけるのはとてもすごいことだろう。ピッコロですらセル編以降のインフレについていけなくなるくらいだからね。

 

ベル「さて、惑星オーガに着くまであと1日、残りの時間は自由にしてていいよ。休むのもよし、修行するのもよし、ただし無理な修行は駄目だよ」

 

ロータス「わかった!」

 

レム「はい!」

 

 

 

~そして~

 

レム「見えてきましたよ!あれが惑星オーガです!!」

 

あれが…。なんか鬼の顔みたいな形をしてることに関しては突っ込まない方がいいのかな…?

 

ベル「よし、着陸するよ。準備は済ませた?」

 

ロータス「もちろん!!」

 

レム「大丈夫です!!」

 

私達は惑星オーガに到着した。

 

 

 

~そして~

 

ベル「まずは大人達に挨拶しようか。レム、案内お願い」

 

レム「はい!」

 

レムの案内のもと、私達はこの星の長みたいな人のところに来た。

 

???「惑星オーガへようこそ。レムからあなた達のことは聞いています」

 

この人…というかこの鬼はデモンさんというらしい。

 

ベル「この星に侵略者が現れた…とお聞きしました。私達はそいつを退治するために来ました」

 

デモン「それは…ありがとうございます。何せ奴は強い。私を含め、ここにいる大人達も奴にやられてしまいかろうじて生き延びたのですが、奴に何人も殺されてしまいました」

 

デモンさんはそう言っていた。ここにいる大人達、鬼の力を使えばフリーザと互角…もしくはそれ以上の戦闘力はあるのに…。やられてしまったということは間違いなくその数倍は強いとみていいだろう。……修行はしたけど多分超サイヤ人にならないと勝てないだろうね。

 

ベル「話はわかりました。この星の平和のために早速その侵略者を倒しに行きます。侵略者はどこにいますか?」

 

デモン「奴はここから数㎞行ったところにある鬼ヶ島というところにいます」

 

…島の名前については突っ込まないことにしよう。

 

ベル「では行ってきます。ロータス、レム、君達はどうする?」

 

ロータス「わたしはもちろん行くよ!」

 

レム「僕も行きます!」

 

ベル「わかった…。レム、鬼ヶ島までの案内をお願い」

 

レム「はい!!」

 

デモン「この星の平和を…頼みます」

 

ベル「任せてください!」

 

 

 

~そして~

 

ロータス「ここが鬼ヶ島…」

 

レム「僕も実際に行くのはかなり久しぶりだよ…」

 

ベル「気を引き締めて行くよ2人とも。かなり強い気を感じる…」

 

鬼ヶ島に着くと私とロータスは超サイヤ人になり、レムは鬼の力を発動させて中に入った。

 

 

 

~そして~

 

私達は侵略者と対峙しているのだけど…。

 

???「フッフッフッ…。このワタシに挑む奴がまだいるとはね」

 

…なんかフリーザにそっくりな奴がいた。




今回はここまでです。

惑星オーガ編はかなり短く、5話前後の予定です。

フリーザにそっくりな奴とは…!?次回侵略者との戦いになります。

最後にベル、ロータス、レムの3人と惑星オーガの住民の戦闘力を載せます。



ベル 戦闘力 5~100億5000万

ロータス 戦闘力 5~100億2000万

レム 戦闘力 1億5000万(最大値)

デモン 戦闘力 2億(最大値)

惑星オーガの大人達 戦闘力 1億2000万~1億8000万(最大値)


以上になります。では、次回もよろしくお願いします。



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第37話 侵略者の退場。偽者には見せ場をあげません!そしてまさかの人物登場

今回もよろしくです。


ブリーザ「フッフッフッ…。まさかこのブリーザ様と戦うつもりかな?」

 

このフリーザっぽい奴はブリーザと名乗っていた。

 

……いや、何このパチもん臭いのは!?

 

フリーザとは比べ物にならないくらい強い戦闘力を持ってるのにフリーザに失礼なこの偽者が惑星オーガを制圧している侵略者の正体だった。せめてクウラがよかったよ…。色んな意味で。

 

ベル「違う…。君を殺すつもりだよ」

 

ブリーザ「このブリーザ様を殺す…ね。その無謀さだけは評価しましょう」

 

ベル「それはどうも」

 

ブリーザ「しかしこのワタシのフルパワーを目の前にしてもそんな態度がとれるでしょうか…」

 

ベル「是非見せてほしいね。君のフルパワーとやらを」

 

ブリーザ「では見せてさしあげましょう。このワタシのフルパワーを!」

 

偽者はそう言うと気を溜める。

 

ブリーザ「フッフッフッ…。どうですか?…恐怖に声もあげられないようですね」

 

恐怖してるかは置いといて、この偽者…この星を制圧してるだけあってかなりできるみたいだ。少なくともデモンさんの数倍は強い。

 

ブリーザ「覚悟はよろしいですね?…では、いきますよっ!!」

 

…まぁ。

 

ブリーザ「はぁっ!!」

 

ベル「…スピリットソード…!」

 

ズバッ!

 

ブリーザ「ぐわぁぁぁっ!!」

 

偽者に見せ場はあげないけどね。

 

レム「す、すごい…!相手はかなり強いのに…」

 

ロータス「流石ベルだね♪」

 

ブリーザ「こ、このブリーザ様がこんなエテ公にやられるとは…!貴様…伝説の…」

 

フリーザの偽者なだけあって超サイヤ人のことは流石に知ってるようだね。

 

ブリーザ「超地球人…!」

 

ベル「違う、私はサイヤ人。超サイヤ人だからね?」

 

何だよ超地球人って!!クリリンのことかーっ!?

 

ブリーザ「まさか…!貴様あのときたった1人でワタシに挑んできた地球人の娘!?」

 

ベル「だから私はサイヤ人。誰その地球人は?」

 

ブリーザ「この宇宙の帝王であるワタシを…」

 

ベル「」ボウッ

 

これ以上この偽者の話を聞いても時間の無駄なので、気功波を放ち消し去った。

 

レム「い、いいんですか…?何か言おうとしてましたけど…」

 

ベル「気にしない気にしない。さあ、デモンさんのところへ戻ろうか2人とも」

 

ロータス「う、うん…」

 

私達はデモンさんに侵略者を倒したことを報告に行った。

 

???「今の見た?」

 

???「見た見た~。面白かった~」

 

???「だよね~。あとを追いかけよう」

 

???「そうだね~」

 

このとき私は自分達のあとをつけてる人物がいることに気付いてなかった。…あの偽者に対してストレスがたまってたのかな?

 

 

 

~そして~

 

デモン「ありがとうございます!この星はまた平和な日々を過ごすことができます…!」

 

ベル「いえ、たいしたことはしてませんよ」

 

実際たいしたことはしてない。偽者をぶった斬って気功波を放っただけだしね。

 

デモン「それでも…ありがとうございます。お礼として是非おもてなしをさせてください。お連れの方もご一緒にどうぞ」

 

ベル「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて……」

 

???「あっ、いたよ~」

 

???「いたね~」

 

突然後ろから声が聞こえたので振り返ると…。

 

???「さっきは面白いものを見せてくれてありがとう~」

 

???「ありがとう~」

 

……こおろぎさとみさん(の声をしたお方)がいた。

 

よし、サインもらわなきゃ(現実逃避)。

 

 

 




今回はここまでです。

侵略者の元ネタがわかった人は私と友達になれそうですねは

こおろぎさとみvoiceのあのお方は一体誰なんだ!?


次回へ続く!


最後にブリーザの戦闘力を載せます。


ブリーザ 戦闘力 12億


以上になります!

では、次回もよろしくお願いします。


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第38話 地獄の修行。ベル頑張る!私はここで死ぬかもしれない…

今回もよろしくです。


ベル「あの…どちら様ですか…?」

 

とりあえず現実逃避をやめよう。この2人…。確か全王だったかな?超は友達から聞いて少しだけ見た程度のものだけど、あの破壊神ビルスが敬語で喋っているのがかなり印象的だったのを覚えている。

 

全王1「僕達は」

 

全王2「全王だよ~」

 

やっぱり全王か…。

 

ロータス(ベルこの2人…力が底知れない…!)

 

ベル(私達じゃどう足掻いてもダメージ1つ与えられないだろうね)

 

ベル「それで全王様が私に何か御用でしょうか?」

 

全王1「さっきは面白いものを見せてもらったよ~」

 

全王2「とても面白かったよ~」

 

全王1「だからそのお礼に君に修行をつけようと思ってね~」

 

全王2「君を強くするよ~」

 

ベル「私を…ですか?」

 

嬉しい申し出だけど本当にいいのかな?

 

全王1「それに君のことも気になるしね~」

 

全王2「そうだね~」

 

こ、これが俗にいうモテ期というやつか!?…なんてね。

 

ベル「わかりました。お願いします」

 

全王に修行をつけてもらうなんて悟空でもないと思うしね。

 

レム「僕達はどうしよう…?」

 

ロータス「わたしはレムの実家に行ってみたい!」

 

レム「じゃあ案内するね!」

 

ロータス「うん!ありがとう!!」

 

レムの実家…少し気になるけど、今は全王との修行を優先しよう。こんな機会は2度とないと思うし。

 

 

ロータスとレムが行った後、私と全王も場所を変えて修行することにした。場所はさっきまで偽者がいた鬼ヶ島である。

 

全王1「さあ、始めるよ~」

 

全王2「やるよ~」

 

ベル「お願いします」

 

全王の修行…一体どんな修行だろうか…。

 

全王1「実戦で鍛えるよ~」

 

ベル「実戦ですか?」

 

全王2「実戦が1番成果が出るからね~」

 

やっぱり実戦が1番の修行なんだよね…。それは全王も同じなんだろうか?

 

全王1「じゃあ死なないように頑張ってね~」

 

………ゑ?

 

ベル「し、死ぬんですか…?」

 

全王2「それは君次第だよ~」

 

マジっすか…。こ、こうなったらやってやるです!!

 

 

 

 

~そして~

 

全王1「それ~」ドガッ

 

ベル「うっ…!」

 

ヤバイヤバイヤバイ!マジで死ぬ!!ベルのぼうけんはここでおわってしまった!になってしまう!

 

全王2「じゃあ今度はこっちが相手をするよ~」

 

もうやめて!もうベルのライフは0よ!…なんて思ってるうちはまだ余裕があるな…。

 

ベル「お、お願い…し…ます…!」

 

全王2「いくよ~」

 

それからも私は全王との修行で何度も死にそうになる度になんで持ってるのか仙豆を私に食べさせて再び戦うの繰り返しだった。

 

サイヤ人の特性である死の淵から這い上がる度に戦闘力が上がるというのも合わせて数ヵ月でこれまでの私とは比べ物にならない程強くなった。

 

ベル「バスターキャノン!!」

 

全王1「えいっ」バチィッ

 

まぁ…。

 

ベル「ぐっ…!」

 

全王1「それ~」ドガッ

 

ベル「ぐあっ…!」

 

今でも手も足も出ないけどね…。

 

そもそも戦闘力無限の全王なのに太刀打ちできるようだったらビルスも軽く倒せるよ!

 

全王1「大分強くなったね~」

 

全王2「そうだね~」

 

全王1「少し休憩にしよう~」

 

全王2「休もうか~」

 

ベル「はい!」

 

 

 

 

 

~そして~

 

全王2「ベルもこの数ヵ月でかなり強くなったよ~」

 

ベル「ありがとうございます」

 

全王1「じゃあ今度はこの修行で新しく身に付けた力も使ってみようか~」

 

ベル「はい!」

 

全王のスパルタ修行で超サイヤ人を越えた力を手に入れることができた。しかしまだまだ暴走気味なので、コントロールも兼ねてやってみよう。

 

全王1「いつでもいいよ~」

 

ベル「はい!…はぁぁぁっ…!」ボウッ

 

この力が全王と修行してるうちにいつの間にかなっていた超サイヤ人ブルーである。というか数ヵ月でブルーになれるってなんか悟空に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

 

ベル「やあっ…ととと…!」

 

全王1「えいっ」バキッ

 

ベル「あぐっ…!」

 

やっぱりまだ慣れないね…。

 

 

 

~そして~

 

全王2「今日はここまでだよ~」

 

全王1「お疲れ~」

 

ベル「ありがとうございました!」

 

超サイヤ人ブルーの力をコントロールできるように1人で修行しておこう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

早くもベルが超サイヤ人ブルーになれるようになりました。全王様の力ってすごいよね!!オリ主チートのタグをつけてるとはいえ急激なインフレである。

…全王様のしゃべり方ってこんな感じでよかったっけ?あと全王様が2人いることがアニメ見てわかったからそれぞれ1、2と分けさせてもらいました。

戦闘力を載せるのは次回にしようと思います!

では、次回もよろしくお願いします。


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第39話 お腹が鳴くから帰ろう!まっすぐ(帰り道で修行はするけど)お家(地球)へ帰ろう!今頃は人造人間やセルは動いてるのだろうか。気が付いたら3年の月日が流れてる件

今回もよろしくです。


全王との修行を始めて3年が経った。全王は私をサンドバッグにしてるようにしか思えなくなってきたけど、私も確実に強くなってるのがわかるからこれでいいと思ってる私がいる。超サイヤ人ブルーのコントロールも完璧にできるようになったしね。

 

あとロータスとレムに子供ができた。名前はラムと言って2人に似て可愛い女の子だ。ラムという名前はレムの双子の姉と同じなんだそうだ。サイヤ人の尻尾が生えており、鬼の力も使えるそうだ。レムの姉は鬼の力が暴走してしまい、それが抑えられなくなって惑星オーガのみんなが総出で止めたのだが、完全に鬼となってしまいその時点で生きてはいなかったとのこと。

 

……レムの姉の話は聞いていて可哀想な話ではあるけど、私が死にそうな思いをしてる裏で何で2人は子作りしてるんですかね?ちなみにラムは2歳である。

 

ベル「…全王様、私達はそろそろ地球に帰ろうと思います」

 

全王1「そっか~」

 

全王2「もうそんな時期なんだね~」

 

全王1「また修行したくなったら言ってね~」

 

全王2「あと数年はここにいるから~」

 

ベル「ありがとうございました!」

 

私は全王のもとを離れ、ロータス達と合流しに行く。

 

 

 

~そして~

 

ベル「ロータス、レム、そろそろ地球に帰るよ」

 

ロータス「わかった!……それにしてもベルは随分強くなったよね。わたしじゃもう太刀打ちできないよ。雰囲気も変わったし…。今までよりも更に冷静になったよね」

 

ベル「まぁ全王様との修行で生まれ変わったような感じかな?…大丈夫、ロータスもまだまだ強くなる。私が保障するよ」

 

レム「ベルさん、準備の方は大丈夫です」

 

ベル「そう…。じゃあ帰ろうか、地球へ」

 

ロータス「うん!」

 

レム「はい!」

 

 

 

~そして~

 

惑星オーガの人達と別れを済まし、私達は宇宙船に乗って惑星オーガを離れた。

 

ベル「それにしてもラムは元気だね」

 

レム「そうですね」

 

さっきまで寝ていたはずなのに起きてすぐにロータスと遊んで(というか戦闘ごっこ?をして)いる。

 

ラムの戦闘力は生まれたときには既に10000を越えていた。あれ?この子はいつからブロリーにジョブチェンジしたのかな?……将来敵にならないよね?

 

そしてロータスやレムと遊んでいる(戦闘ごっこをしている)うちに戦闘力が億に届こうとしていた。……この子本当に2歳なの?ロータスとレムが人を鍛えるのがとても上手だということにしておこう。まぁラムはサイヤ人の血を持っていて、鬼の力もあるからそれも原因の1つだろう。

 

しかし何か忘れてるような…。

 

ロータス「ふぅ」

 

ロータスが戻ってきた。背中にラムを背負っている。

 

ベル「お疲れ様、ロータス」

 

レム「ラムは?」

 

ロータス「寝てるよ。疲れたのかな?」

 

よく寝ますねラムちゃん…。母親似かな?

 

ロータス「そういえば悟空達は今頃何してるんだろ?」

 

レム「3年以上も会ってないと気になるよね」

 

…ん?3年以上会ってない…?

 

…………………………し、しまったぁぁぁぁぁぁっ!!ドラゴンボールの分岐点であろう瞬間である未来クスが来てるかどうかの確認をするのを忘れてたぁぁぁっ!!急いでブルマに連絡しないと!

 

ベル「そうだね。私は近況報告も兼ねてブルマに電話してくるよ」

 

ロータス「いってらっしゃ~い」

 

 

 

 

 

~そして~

 

ブルマ『ってのが今の地球の現状よ。それにしても今まで何してたの?全く連絡がなかったけど』

 

ベル「それについてはごめん。ロータスとレムに子供ができたから色々忙しくてね」

 

全王と修行してそれ以外はロータスの出産の手伝いをしたり、ラムの面倒を見たりと本当に忙しい。気分はブラック企業に就職したみたいな感じ。そのおかげかラムにかなりなつかれている。

 

ブルマ『そうなの!?大ニュースじゃない!!』

 

ベル「今2歳だよ。サイヤ人でもあるからかなり強いよ。うかうかしてると悟空達もすぐに追い抜くだろうね」

 

実際にかなり強い。もしかしたらレムより強くなるのも本当に時間の問題だろうね。

 

ベル「じゃあ切るね。情報ありがとう」

 

ブルマ『ううん、これくらい大丈夫よ』

 

ブルマとの電話を終えて地球の現状を整理してみる。

 

まず未来クスは来ていて、原作通りフリーザとその父親をあっさりと片付けた。そして悟空に心臓病を治す薬を渡した。……よかった、これで絶望の未来は回避したようだ。正直それが1番気掛かりだったからね。

 

それで緑の化物…もといセルが完全体になり、セルゲームが10日後に開かれることになった。←今ここ!

 

 

……それにしても惑星オーガで最新のエンジンをもらってよかった。これならあと3日で地球に着くから丁度1週間の猶予がある。

 

地球に着いたらまずロータスと修行。精神と時の部屋を使わせてくれるように頼んでおこう…。もちろん今も修行は欠かさない。ラムはレムが見ています。

 

ベル「はっ!」ドガッ

 

ロータス「くっ…!パワーブリッツ!!」ボウッ

 

ベル「ほっ!」バチィッ

 

ロータス「はぁ…はぁ…!」

 

ベル「少し休憩するよ」

 

ロータス「はい!」

 

私達は休憩がてらレムがところへラムの様子を見に行く。

 

レム「お疲れ様、調子はどう?」

 

ロータス「どんどん強くなってるのがわかるよ。流石ベルって感じ」

 

ベル「私はただ実戦で鍛えてるだけでロータスにバトルセンスがあるからだよ」

 

実際ロータスの潜在能力は悟飯と同じくらいかそれ以上はあるからね。

 

ラム「おかあさん、おつかれさま!」

 

ロータス「ありがとうラム、お母さん頑張ってるよ」

 

ラム「わたしもおかあさんみたいにつよくなる!!」

 

レム「もう僕よりも強いかもね」

 

そういえばラムは尻尾を斬って鬼の力を使うことにするらしい。たまに遊びで鬼の力を使ってるようだ。まだ2歳なのに完璧に鬼の力をコントロールしていた。これにはレムを始め惑星オーガの人達みんなびっくりしていたな…。ラムの場合は遊びのつもりでやっていたみたいだし。

 

ちなみにラムは今ギニュー蛙で遊んでいる。

 

さて、地球に着くまであと3日…。とりあえず修行してセルゲームに備えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

色々無理矢理詰め込み過ぎた感はありますが、後悔はしてないです!

最後にベル、ロータス、ラムの戦闘力を載せます。



ベル 戦闘力 5~3京4500兆(全王との修ぎょ…ベル「違う、あれは修行じゃなくて拷問」によって超サイヤ人ブルーの力を完全にコントロールしたため)

ロータス 戦闘力 5~50兆5000億(ベルとの修行の成果によるもの)

ラム 戦闘力 9億8000万(最大値)

以上になります。少しインフレ過ぎたかな…。ラムに至ってはまだ2歳だというのに…。超サイヤ人ブルーの戦闘力はサイトを見て参考にしようと思いましたが結構バラバラだったので、京の数値を使ってるところを参考しました。


では、次回もよろしくお願いします。


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~セル編~
第40話 セルゲームまであと1週間!戦力増強の時間。セルの相手は孫親子に任せる予定(予定は未定)


今回もよろしくです。


あれから3日…。私達は無事地球に到着した。

 

ベル「とりあえず私は悟空達に挨拶してくるから2人はラムを連れて先に帰ってて」

 

ロータス「わかった!」

 

レム「悟空君達によろしくって言っておいてください」

 

ベル「わかった、言っておく」

 

私は悟空の気を探り、瞬間移動した。

 

 

 

 

~そして~

 

私は悟空達のところへ到着した。悟空に悟飯、ラディッツにベジータに未来クスにピッコロと勢揃いだね。

 

ベル「やあ、久しぶりみんな」

 

悟空「ベル!久しぶりだなぁ~!」

 

ラディッツ「ベ、ベルなのか!?しばらく見ないうちに随分雰囲気が変わったな…」

 

ベル「…そう?」

 

ロータスにも言われたけどそこまでかな?

 

ベル「事情はブルマから大体聞いてるけど、武道大会があるんだって?私とロータスも参加するかもだからよろしくね」

 

ラディッツ「セルには勝てそうなのか?カカロットでもまず勝てないだろうと言ってたが…」

 

ふむ、この中では現時点では悟空が1番強いのか…。

 

ベル「はっきりセルはかなり強いね。それでも断言するよ。私とロータスはまずセルに負けることはない…とね」

 

ベジータ「な、なんだと!?」

 

ベル「随分驚いてるね。修行したのは君達だけじゃない、私達も死に物狂いでやってるんだ。それに新たな力も身に付けたしね」

 

トランクス「あ、新たな力…ですか?」

 

ベル「君はそういえば初めましてだったね。私はベル、サイヤ人の1人だよ。ブルマから聞いてるよ。未来から来たんだって?」

 

トランクス「は、はい…。トランクスです」

 

ベル「話を戻すよ。私はある方と修行して超サイヤ人の遥か彼方の次元に到達した」

 

悟空「超サイヤ人の…」

 

ラディッツ「遥か彼方の次元…だと!?」

 

ベル「そう、訳ありでその力は見せられないけど超サイヤ人になってみるからそれでわかる人にはわかると思うよ。私も力を身に付けたということを」

 

悟飯「」ゴクリ

 

ベル「…はぁぁぁぁっ…!」ボウッ

 

私は超サイヤ人になってブルーになる手前まで気を溜め続けた。

 

ベル「…ふぅ、こんな感じかな?」

 

悟空「す、すげぇ…!」

 

ラディッツ「これならセルなんか瞬殺だろうな…」

 

ベジータ「くっ…!」

 

ベル「まぁ流石にいきなりこんな全開では戦わないよ。それだと痛ぶりがいがないからね」

 

悟空「うわぁ…」

 

悟空にうわぁとか言われた。なんか屈辱である。

 

ベル「それに悟空もセルと戦いたいでしょ?」

 

悟空「まぁな!」

 

ベル「まぁ危なくなったら私がセルを倒すから、それまでは存分に修行の成果を発揮してみたらどうかな?」

 

悟空「オラと悟飯はそうするつもりだぞ!!」

 

悟飯「は、はい!」

 

孫親子はやる気満々って感じか…。

 

ベジータ「セルの野郎は殺さんと気がすまんからな」

 

ああ…。セルに笑えよベジータをされてしまったんだろうね。

 

ベル「それで…これからどうするの?精神と時の部屋で修行でもするつもり?」

 

ピッコロ「ああ…。今ラディッツが終わったから次は俺が入る」

 

ベジータ「好きにしろ…!残りの6日間は全部俺がもらうぞ!!」

 

ピッコロ「残念だが精神と時の部屋は生涯で48時間しか入っていられないのだ」

 

生涯って言ってたけど、1度死んでまた生き返ったら入れる時間はリセットされるのかな?

 

ベジータ「なんだと!?48時間を越えてしまったらどうなるんだ!?」

 

ピッコロ「出口が消えて2度と出てこれなくなる」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

トランクス「でも俺達まだ20時間以上は使えますよ」

 

ピッコロ「とりあえずこの後は俺が入り、次はベジータが1人で入るらしい…。その後はトランクスとラディッツが入ってそれからまた悟空達にするつもりだ」

 

ラディッツとトランクスが一緒に…。このペアは誰が予想しただろうか…?

 

悟空「いや、オラと悟飯は外界で修行することにした。7日間もあればなんとかなるさ」

 

ピッコロ「なに…!?精神と時の部屋にはもう入らないということか!?」

 

悟空「ああ、そうだ」

 

ベル「悟空達がそれでいいならいいんじゃないかな?」

 

悟空「じゃあお互い頑張ろうな!武道大会でまた会おう!行こう悟飯」

 

悟飯「は、はい!」

 

そう言って悟空達は神殿を降りていった。

 

ベル「そういえばブルマから聞いたけど、ピッコロは神様と合体したんだよね?」

 

ピッコロ「ああ。それがどうした?」

 

ベル「神様とピッコロが合体したことによってドラゴンボールが消えてしまったからなんとか復活させたいけどピッコロは前みたいに2人に戻れない?」

 

ピッコロ「そいつは無理だ…。1度合体してしまうともう2人には戻れんのだ」

 

ベル「成程ね…。やっぱりナメック星に行く必要があるみたいだね」

 

ピッコロ「ナメック星に…!?」

 

ベル「そう、ナメック星の誰かがずっと地球にいてもいいってことになれば新しい神様もできるし、ドラゴンボールも復活する」

 

ピッコロ「成程な…。しかしどうやって行くつもりだ?」

 

ベル「ピッコロは知らなかったっけ?私は悟空と同じ瞬間移動ができるからそれで行くつもりだよ」

 

ラディッツ「今から行くのか?」

 

ベル「善は急げというからね。なるべく早い方がいいだろうし」

 

さて、ナメック星人の気は……あった。

 

ベル「じゃあ早速行ってくるよ」

 

シュン。

 

~ナメック星~

 

ふぅ…。到着っと。

 

ベル「こんにちは」

 

ムーリ「おおっ!ベルさん!本日はどのようなご用で?」

 

ベル「お久しぶりです、ムーリさん。実は…」

 

私はナメック星に来た理由をムーリさん達に話した。

 

ベル「…ということで誰か地球に来て神様になってもらおうとお願いに来ました」

 

ムーリ「そういうことならうってつけの人物がおりますぞ」

 

ベル「いいんですか?」

 

ムーリ「はい、その人物もあなた様にお世話になりましたから是非会いたいと言っておられました」

 

ベル「ありがとうございます」

 

ムーリ「デンデ、こっちへきなさい」

 

デンデ「は、はい」

 

どうやら原作通りデンデが神様になるようだ。

 

ベル「久しぶりだねデンデ」

 

デンデ「ベルさんもお久しぶりです!もう1度会いたいと思ってました!」

 

そこまで言われると少し照れるね…。

 

ムーリ「デンデはとても優秀な龍族できっといい神様になれるでしょう」

 

やっぱりデンデってすごいんだね。

 

ベル「これからもよろしくね、デンデ」

 

デンデ「はい!よろしくお願いします!」

 

ベル「デンデのことは私達に任せてください」

 

ムーリ「地球の平和を祈ってますぞ」

 

ベル「では、みなさんまた機会がありましたらお会いしましょう」

 

私はデンデを連れて神殿に戻った。

 

それから石になっているドラゴンボールをあっという間に元の状態へ復活させた。本当に優秀な力を持ってるな…。

 

ベル「じゃあ私はドラゴンボールを集めてくるよ。悟空達によろしくって言っといて」

 

ピッコロ「わかった」

 

さて、セルゲームまでに全部集めますか。

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

展開が強引な気がしますが、この作品のオリジナルということで1つ…。

また次回もよろしくお願いします。


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第41話 セルゲーム開始直前!ベル達の準備。そして世界チャンピオンの登場

星10の評価をくださったチン・パンジーさん、ありがとうございます!

それでは今回もよろしくです。


セルゲームまであと2日になった。

 

ベル「あった」

 

これでドラゴンボールが7つ揃ったね。とりあえずこれらを神殿に預けておこう。

 

 

 

~そして~

 

さて、ちょっと気分転換に辺りをぶらぶらするかな。私はそう思いながらセルゲームの会場まで来た。そしてセルを見かけたので、声をかけることにした。

 

ベル「やあ、君がセルだね」

 

セル「貴様は…確かベルといったかな?」

 

ベル「私のことを知ってるようで」

 

セル「貴様の細胞も含まれているのでね。それでなんの用かな?」

 

ベル「ちょっと気分転換に立ち寄っただけさ。それより武道大会を開くんだって?私も参加するかもだからよろしくね」

 

セル「わざわざそれを言いに来たのか。ご苦労なことだ。わたしに勝てると思っているのかね?」

 

自信過剰だね。フリーザといいセルといい…。

 

ベル「負けるつもりはないよ。…少なくとも私はね」

 

セル「まぁ楽しみにしているぞ」

 

ベル「余程自分に自信があるようだね。…そうだ!私と1つ賭けをしない?」

 

セル「賭けだと?」

 

ベル「そ、内容はね…」

 

~ベルさん説明中~

 

セル「…本気で言っているのかね?」

 

ベル「もちろん。君が負けないのならなんの問題もないだろう?ならいいじゃない」

 

セル「ふぅん…。いいだろう」

 

ベル「交渉成立だね」

 

セル「だが本当にそんな時がくるのかね?」

 

ベル「絶対…とは言い切れないけどくるだろうね」

 

多分くるとしたらあのタイミングだろうけどね。

 

セル「ほぅ…。それは面白い」

 

ベル「じゃあセルゲーム当日にね」

 

私はそう言ってセルと別れた。

 

 

 

~翌日~

 

私はラムを連れてブルマのところへ遊びに来た。何故かって?ラムが私にすごいなつかれてるからだよ。それもロータスやレムよりも…。

 

ベル「やあ、ブルマ」

 

ブルマ「久しぶりベル!」

 

ベル「ナメック星以来会ってなかったからね」

 

ブルマ「それでその子は…?」

 

ベル「ロータスとレムの娘でラムっていうんだ。ラム、挨拶を」

 

ラム「ラムといいます!2歳です。よろしくおねがいします!!」

 

ブルマ「すごく礼儀正しいのね!ロータスの子って感じがするわ!!」

 

ベル「レムもかなり礼儀正しいしね。それにかなり強いよ。悟空達にも負けないくらいになるかも…」

 

ブルマ「それはすごいわね!ベジータもうかうかしてられないかもね!」

 

ベル「もちろん私も負けてられない」

 

それからも私達は他愛のない話をしていた。

 

ベル「じゃあ私達はそろそろ行くね」

 

ラム「さようならブルマさん!」

 

ブルマ「ええ!ラムちゃんまたね!ベルも気を付けてね!武道大会、明日なんでしょ?」

 

ベル「そうだね。まぁ程々に頑張るさ」

 

 

 

 

~そして~

 

ベル「戻ったよ」

 

ロータス「お帰りベル!」

 

レム「ラムの面倒を見ていただいてありがとうございます」

 

ベル「気にしなくていいよ。ラムもいい子にしてたしね」

 

ラム「おとうさん、おかあさん、ただいま!!」

 

レム「お帰り、ラム」

 

ロータス「お帰り~」

 

ベル「ロータス、早速明日に向けて修行するよ」

 

ロータス「うん!」

 

私とロータスは明日のために修行をすることにした。

 

 

 

 

~そしてセルゲーム当日~

 

ベル「ロータス、起きて」

 

ロータス「う~ん…。あと7年…」

 

デシャヴを感じること山の如し…。ブウが復活しちゃうから!

 

ベル「早く起きる。もう11時だよ。準備済ませて会場に向かうよ」

 

ロータス「は~い…」

 

レム「すいません、ベルさん…。わざわざロータスを迎えに来てもらって…」

 

ベル「あの子とは長い付き合いだからね。こういったことにも慣れたよ」

 

ラム「おはよう、おかあさん!」

 

ロータス「おはよ~…ラム…」

 

レム「ラムは早起きなんだけどね…」

 

ベル「…まぁいい反面教師になってると思うよ」

 

 

 

 

 

~そして~

 

ベル「ロータス、準備できた?」

 

ロータス「うん!バッチリ!!」

 

時刻は11時30分…。ここから会場まで飛んでいって15分くらいか…。15分前行動は社会人としての基本だよ!……まぁフリーターなんだけどね。

 

ベル「じゃあ行ってくるよ」

 

ロータス「行ってくる!」

 

レム「2人共気を付けてくださいね!」

 

ラム「おかあさんもベルさんもがんばってください!」

 

ロータス「うん!!」

 

ベル「もちろん」

 

 

 

~そして~

 

ミスター・サタンを心酔してるアナウンサー(以下アナウンサー)「さあ、いよいよセルゲーム開始まであと20分です!セルVSサタン!!私個人の予想ではわずかにサタンがセルをリードか!?」

 

アナウンサー「いかがでしょうか、ミスター・サタン。今の心境は?」

 

ミスター・サタン「計算の狂ってしまったセルに同情するぜ。あいつもまさか世の中にオレ程強い者が存在するとは思ってなかっただろう…。あいつもでかい口を叩いてしまっていまさらごめんなさいと言えんだろうからな!聞け!セルとやら!!オレにはとっくにバレてるんだぞ!中の都や軍隊を破壊したのは爆弾を使ったトリックだろう!!だがこのオレにはそんな手通用しないぞ!!」

 

セル「………」

 

アナウンサー「…聞こえないふりをしてますよ」

 

ミスター・サタン「ふん、痛いところを突かれてビビっているのだ」

 

アナウンサー「はっはっ、アカンベーでもしてやりましょうか!」

 

ミスター・サタン「わーっはっは!じゃあオレはおしりペンペンだ!!」

 

アナウンサー「え!?あ、あれは…?」

 

ミスター・サタン「ん?どうかしたのか?」

 

アナウンサー「あれは一体…」

 

セル「ベルか…」

 

ベル「あれ?私達が1番乗り?」

 

ロータス「他はまだ来てないね…」

 

セル「ベル、貴様との賭け…楽しみにしているぞ」

 

ベル「ふふ…まぁ少なくとも君を退屈させないよセル」

 

アナウンサー「じ、女性2人のようですが…そ、空を飛んできたような…」

 

ミスター・サタン「トリックだな…」

 

アナウンサー「セルと何やら話しかけていましたが知り合いでしょうか…?」

 

ミスター・サタン「さ、さあな…」

 

アナウンサー「彼女達もセルゲームに出場するつもりなのでしょうか?ち、ちょっと聞いてみましょう…。あの…君達は何者かね?見物だったらこんな近くにいたら危ないぞ」

 

ベル「あっ、私達ですか?一応出場者ですよ。まだ何人か来ます」

 

アナウンサー「……へ?」

 

そんなに驚くことかな?向こうからしたらミスター・サタン以外の奴が出場するのがありえないんだろうか。

 

カメラマン「ね、ねぇ…あそこ…」

 

アナウンサー「え?」

 

セル「来たようだな。待っていたぞ孫悟空」

 

セルがそう言うと悟空に悟飯、ラディッツ、ベジータにトランクスに人造人間16号、クリリンにヤムチャに天津飯と勢揃いで来た。

 

セル「お揃いでようこそ」

 

ベル「みんな勢揃いだね」

 

悟空「オッス!ベルにロータス」

 

ロータス「久しぶりだね悟空」

 

ベル「修行の方はどうだった?」

 

悟空「オラとしては精一杯頑張ったつもりだ!」

 

ベル「おお、やる気満々のようだね」

 

悟空「ああ!早速オラから戦わせてもらおうかな!」

 

トランクス「い、いきなり悟空さんから始めるんですか?」

 

悟空「いいだろ?ベルにベジータ!」

 

ベジータ「どっちにしてもフィニッシュを決めるのはこの俺だ!」

 

ベル「悟空の好きにしたらいいよ」

 

アナウンサー「………」

 

ミスター・サタン「か、勝手に順番を決めるんじゃないっ!!」

 

アナウンサー「もしかして君達もセルゲームに出場するつもりなのか?」

 

悟空「そうだ。全員じゃねぇけどな」

 

アナウンサー「悪ふざけはいい加減にしたまえ!これはお遊びじゃないんだぞ!!」

 

ミスター・サタン「こいつは驚いた…。この世界ナンバーワンであるミスター・サタンのことを知らない無知な田舎者がまだいたとはね…」

 

アナウンサー「彼は世界格闘技選手権のチャンピオンなんだよ!この世で1番強い男なんだよ!!」

 

ベル「ふぅん…世界格闘技選手権のチャンピオンですか。じゃあ聞き返しますけど、もしかしてセルゲームに出場するんですか?」

 

ミスター・サタン「当たり前だろう!!」

 

ベル「アナウンサーさんが言った通りこれはゲームであっても遊びじゃない…。格闘技程度の次元じゃこのセルゲームはついていけない。あなた方の常識の遥か外にいることをわかった方がいいですよ」

 

アナウンサー「き、君は何を言ってるんだ?」

 

ベル「そのままの意味ですよ。出場するならそのことを頭に入れた方がいい…ということです。あなたはセルを殺すつもりなんでしょう?」

 

ミスター・サタン「当然だ!!」

 

ベル「…まぁ出場は自由ですから、…ただ死んでも自己責任ですよ」

 

この時点のミスター・サタンって正直嫌いなんだよね。ブウと出会うことで変わっていくからそれに期待したいけど……。まぁその時がくるまでわからないか。

 

セル「時間だ。セルゲームを始める」

 

そんなことより今はセルゲームに集中しようかな。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はミスター・サタンの戦い(茶番ともいう)になります。

次回もよろしくお願いします。


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第42話 セルゲーム開幕?セルVSミスター・サタン。頑張れサタン!おまえが(ある意味)ナンバーワンだ

新たに星10の評価を付けてくださった煉崎さん、ありがとうございます!

では、今回もよろしくです。


セル「どいつからでもいい…。さっさと出ろ」

 

ミスター・サタン「当然オレだ。オレに決まっている」

 

…ということはこの茶番を見ることになるのか…。

 

悟空「おめぇ殺されっぞ。わりぃこと言わねぇからやめとけって」

 

アナウンサー「ふぅっ…」

 

ミスター・サタン「やれやれ…」

 

アナウンサー「おいカメラ、ちょっとあのドアホを写してくれ」

 

カメラマン「はい」

 

アナウンサー「わたくしの耳には全世界の国民のやれやれという声が聞こえてくるようです。この男は今ミスター・サタンにむかってなんと言ったかおわかりでしょうか?なんと言うことにかいて「おまえ殺されるぞ。悪いことは言わないからやめておけ」こう申したのです!」

 

うわぁ…。今頃悟空に対するヘイトがとんでもないことになってそう。

 

アナウンサー「それに先程この女もミスター・サタンに対して「このセルゲームについていけない」などと寝惚けた発言をしていたのです!」

 

……予想はしてたけど、やっぱりこっちにもヘイトがきたか。まぁ別にいいけどただうざいだけである。どんだけサタン信者がいるんだよこの星は!もしかしたらここにいる私達とレムにラム、ブルマ、チチに亀仙人と餃子にウーロンとプーアル…神殿にいるデンデとミスター・ポポにカリン塔のカリン様にあとは天下一武道会のアナウンサーか…。それ以外はみんなサタン信者なんだろうな。

 

クリリン「まぁいいからあの馬鹿の好きにやらせておけよ」

 

ベル「そうだね。彼が死んでも自己責任だしいいんじゃない?」

 

悟空「やれやれ…。しょうがねぇな…」

 

アナウンサー「やっと納得したようです!とはいっても当たり前のことです!彼は気付いてるのでしょうか?命拾いしたことに」

 

まぁサタンはなんだかんだ最終的に1度も殺されてないからね。死ぬことはないでしょ。

 

アナウンサー「訳のわからない連中に迷惑顔のミスター・サタン!気を取り直してやっと試合開始です!!」

 

どちらかというと迷惑を被ってるのはこっちなんだけど。

 

アナウンサー「ミスター・サタンがマントを脱いでそして…栄光のチャンピオンベルトをはずしました!さあ!いよいよです!いよいよセルゲームが始まるのです!!地球の運命が決まるこの試合ですが、ミスター・サタンはとても楽しみにこの日を待っていたと試合前に頼もしいコメントを語ってくれました!!」

 

ロータス(ねぇ、ベル。お世辞にもあの人が勝てるとは到底思えないけどいいの?)

 

ベル(いいんじゃない?多分彼の生命力は地球人の中で1番あるから死なないと思うよ)

 

アナウンサー「おや、ミスター・サタン胸元からカプセルを取り出して、そのカプセルからカバンが出てきました!その中には瓦が入っています!ミスター・サタン、その瓦を丁寧に積んでいます!!」

 

クリリン「あちゃ~…」

 

ヤムチャ「おいおい…もしかして」

 

私達は全員呆れている。…まぁこれがサタン信者には受けるんでしょう。

 

アナウンサー「積みあがりました!その数は15枚です!高く高く瓦が積みあがっております!!」

 

ミスター・サタン「ふっふっふっ…」

 

アナウンサー「ミスター・サタンが精神統一をして力を集中させております!ここは少し静かにしていましょう…」

 

ミスター・サタン「ずおりゃああああ……!!」

 

サタンはそう叫んでバガガガと瓦を割っていった。

 

アナウンサー「あーっと!1枚残った!だがすごい!すさまじいまでの破壊力です!!」

 

ミスター・サタン「ふぅっ」

 

サタン信者の人達はみんなすごいと思ってるんだろうな…。私からしたら初期の悟空の方が全然すごいよ。そしてセルですらこう思ってそうだよね。

 

ベル&セル(………………本物の馬鹿だ…)

 

ミスター・サタン「セル!!この粉々に砕け散った瓦を見るがいい!!これが1分後の……貴様の姿だ…」

 

アナウンサー「しびれました!流石世界のサタン!!わたくしは今激しく感動しております!!」

 

…仮に1分後にセルがああなったとしても再生しそうだけどね。

 

アナウンサー「ビビっております!!でかいことを言っていたセルも流石に今のミスター・サタンの破壊力を見てしまってはビビるしかありません!!しかし今さら謝ってももう遅い!世界の人々はセルの犯罪を許しはしません!!」

 

…セルも「お、おう…せ、せやな…」としか思えないくらいの茶番だなぁ。

 

ミスター・サタン「よし、来ーーーい!!」

 

アナウンサー「いよいよ地球の運命を賭けたセルゲームが始まりました!ルールは簡単、このリングから落ちたら負け、降参しても負け、そしてもちろん死んでも負けです!ミスター・サタン!できればセルを殺して勝ってほしい!!」

 

ミスター・サタン「はあーーーっ!!」

 

アナウンサー「あーーっといきなり大技です!サタン選手のダイナマイトキックがセルに炸裂!!早くも勝負が決まってしまったか!?」

 

これでセルを倒せるならセルゲームなんて開いてないでしょ。

 

アナウンサー「サタン選手、攻撃の手を休めません!滅多打ちです!!セルは手も足も出ません!!強すぎます!流石チャンピオンサタンです!!」

 

セルも呆れてるんだろうなぁ…。

 

ミスター・サタン「だはははははーーーっ!!」

 

セル「うるさい!」パンッ

 

それな。

 

アナウンサー「あれ?」

 

クリリン「ふぅ…。正直いってオレ、ちょっとセルを応援しちゃったぜ…」

 

クリリンが悟飯に耳打ちするように言っている。気持ちはわかるけど、心の中で留めておくのがマナーってものだよね。

 

ミスター・サタン「痛っ、いだだだだ……!」

 

ピッコロ「ちっ…!生きていたか…。流石のセルもあんなのを殺すのはイヤだったようだな…」

 

それってある意味すごくない?流石世界チャンピオン(笑)ってことかな。

 

アナウンサー「サタン選手……ま、負けてしまいました…」

 

セル「さあ、早くセルゲームを始めるぞ」

 

あっ、なかったことにした。準備運動にすらならなかったのか…。

 

セル「どいつからやるんだ?孫悟空からか、それともベルがやるのか?」

 

ベル「私はまだいいから悟空に譲るよ」

 

悟空「サンキューベル!じゃあ行ってくっぞ!」

 

アナウンサー「も、もしかして…これで地球はおしまいなのでは……?」

 

ミスター・サタン「あだだだ…!」

 

アナウンサー「ミ、ミスター・サタン…。な、なんで負けてしまったのですか?」

 

ミスター・サタン「ちょ、ちょっと足を踏み外したのだ…。心配せんでもいいぞ…。ちょっと休憩したら今度は本気でやってやる…!」

 

本気出しても0から1にもならないだろうね。

 

ベジータ「あ、あいつ…まだレベルの違いに気付いていないのか…」

 

言ってやるなベジータ。

 

ラディッツ「ば、馬鹿の世界チャンピオンだ……!」

 

上手い!ラディッツに座布団1枚!!




今回はここまでです。

ちょっとサタンの扱いが悪いような…。サタンファンのみなさん申し訳ない…!作者は別にサタンが嫌いというわけではございませんので、誤解なさらずよう。

次回は悟空VSセルになります。

では、次回もよろしくお願いします


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第43話 セルゲーム開幕!セルVS孫悟空。地球の命運を賭けた戦い

いい感じにふざけたサブタイが浮かばなかったぜ!(某王様風)

そして新たに星10の評価をくださったG8001さん、ありがとうございます!

ではでは、今回もよろしくです。


さて、いよいよ悟空とセルの試合か…。

 

セル「いきなり貴様からか…。楽しみは後の方にとっておきたかったんだがね」

 

悟空「ああ、よろしくな」

 

アナウンサー「ぜ、全国のみなさん!ご安心ください!!ミスター・サタンは先程足を滑らせましたが、少し休憩した後にまた戦ってくださるそうです!!サタン選手が休憩の間我々の忠告を全く聞こうとしない連中の1人がセルと戦おうとしています!ミスター・サタン、あの無名の選手をどう思いますか?」

 

ミスター・サタン「ふっふっふっ…。体つきや構えが全くなっちゃいないね。ド素人そのものだ。あんな男オレが相手なら2秒で倒されるだろうな」

 

アナウンサー「ははは」

 

ミスター・サタン「セルが相手でも5秒ももたないだろう!やれやれ…。これではオレも休憩にならんな」

 

……さっきから好き勝手言ってるね。本当に悟空が5秒以内に倒されるならこの星はおしまいだよ。まぁあの人達の発言は完全スルーしておこう。

 

セル「来い!」

 

悟空「ああ…!」

 

………。

 

悟空「だっ!」ブンッ

 

セル「」バシィッ

 

悟空がセルにパンチを放ち、セルがそれを受け止める。それからも攻防は続き悟空がセルを上空へ飛ばす。

 

悟空「か…め…は…め……波っ!!」ボウッ

 

セル「はっ!」バチィッ

 

悟空「」ギュンッ

 

セル「」バキッ

 

悟空がセルに叩きつけられて地面に着地する。それに合わせてセルも着地した。

 

セル「準備運動はこんなものでいいだろう…」

 

悟空「そうだな…」

 

サタンとアナウンサーのお口があんぐりしてる。あの2人はリアクションが一々大袈裟だと思う。

 

クリリン「い、いよいよ本格的に死闘が始まるぞ…!」

 

ヤムチャ「ああ…」

 

ベジータ「見せてもらうぞカカロット…!」

 

アナウンサー「あ、あの無名の選手はもしかしてすごかったんでしょうか…。ミ、ミスター・サタンはどう思いますか…?」

 

ミスター・サタン「え…あっ、ああ…思ったよりできるようだが、そ、相当無理してるからあれが限界だな!」

 

悟空「………よし!」

 

ロータス「悟空の目付きが変わった…!」

 

ベル「いきなりフルパワーでいくつもりだね」

 

悟空「はあっ!」グアッ

 

悟空が気を全開まで溜めると、私とロータス、悟飯を除くみんなは驚いていた。

 

ラディッツ「こ、これがカカロットの真の力か…!」

 

トランクス「や、やはり悟空さんはとてつもなくすごい…!」

 

悟飯「…………」

 

ベル「どうしたの悟飯?」

 

悟飯「あ、ベルさん…。みんながお父さんがすごいって言うけど、僕にはそこまですごいとは思えなくて…」

 

ベル「成程ね…。多分それは悟飯が悟空よりも強くなったからじゃないかな?」

 

悟飯「ぼ、僕が…?」

 

ベル「まぁその答えは後でわかると思うよ。…それに悟空はセルに勝てない…」

 

悟飯「えっ…」

 

ロータス「うん、悟空もそれをわかってて戦ってると思うよ」

 

悟飯「ロータスさん…」

 

ベル「ロータスの言う通りだけどそれに加えて悟空はセルの力をはかってるんだろうね。悟空が悟飯にセルを倒せるかどうかを」

 

悟飯「ぼ、僕がセルを…?」

 

原作通りにいくなら悟飯がセルを倒すんだけど、私の細胞が入ってるのならロータスとレムの細胞が入ってるかもしれない。

 

ロータスはともかくレムの細胞が入ってるとしたら鬼の力を使うかも…。そうなると悟飯じゃ倒せなくなる。今のところその心配はないけど、もしものときに備えて私も準備するべきかな。セルとの賭けもあるしね。

 

セル「場外負けというのはルールから外そう……」

 

悟空「み、みんな!リングから離れろっ!!」

 

悟飯と話しているとセルがリングを消し飛ばそうとしていた。

 

ベル「ロータス」

 

ロータス「うん!みんなこっちに集まってください!!…エネルギーフィールド…オープン!!」ブアッ

 

ロータスがエネルギーのバリアで私達を守った。

 

クリリン「ひゅう…。助かった…!」

 

トランクス「ロータスさん、ありがとうございます」

 

ミスター・サタン「ひ、ひぇぇ…!」

 

ロータス「あなた達は急いで帰った方がいいですよ。先程もベルが言いましたが、格闘技とは次元が違います」

 

アナウンサー「そ、そういうわけにはいきませんよ!このあとはミスター・サタンが戦うんですから。ですよね!?」

 

ミスター・サタン「あ、当たり前じゃないか!だ、だけど危ないからもう少し離れて見てようか!」

 

ロータスがサタン達に帰るよう促したが、どうやら帰らないようだ。まぁセルがやられる瞬間を見ていたいのだろうね。

 

 

セルと悟空の激しい攻防は続くが、やっぱりセルにはまだ余裕があるね…。

 

悟空「はあっ…!はあっ…!」

 

ロータス「悟空…相当体力が低下してるね」

 

ベル「そうだね……ん…?」

 

悟空が気を緩めた。原作通り降参するのかな?

 

悟空「参った。降参だ」

 

クリリン「なっ!」

 

セル「…本気で言ってるのか孫悟空…!」

 

悟空「ああ、おめぇの実力はよくわかった。オラはもうやめとく」

 

セル「ならベル、貴様が戦うのか?」

 

ベル「う~ん、まだ私が戦うべきではないかな?」

 

まだそのときではないからね。

 

ベル「悟空、次のセルの相手はもう決まってるんだよね?」

 

悟空「ああ!…おめぇの出番だぞ!悟飯!!」

 

悟空は私でもロータスでもない悟空が見つけたセルを倒せる可能性…。孫悟飯を指名した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。前の話を少し変えました。

次回は悟飯VSセルになります!


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第44話 孫悟飯VSセル。怒らなきゃ地球は終わり!?怒れ悟飯!地球の命運は君にかかっている

新たに星10の評価をくださったソルDさん、ラビリンス・ペンギンさん、カルボさん、ありがとうございます!

それでは今回もよろしくです。


悟空「おめぇの出番だぞ!悟飯!!」

 

悟空が悟飯を指名すると私とロータスを除くみんなが驚愕していた。ピッコロとラディッツに至っては自分の息子を殺す気なのかと悟空を責めてるし。

 

ベル「悟飯、さっき言ってたよね?悟空とセルが戦ってるときにみんながすごいと思っていても自分はそこまですごいとは思えないって」

 

悟飯「は、はい…」

 

ピッコロ「そ、それは本当か!?」

 

ベジータ「あのガキ…!いつの間にあんな力を…」

 

ベル「次は悟空に聞くよ。悟飯ならセルを倒せると思ったんだよね?」

 

悟空「ああ…!悟飯ならきっとセルを倒せるって一緒に修行してて思ったんだ」

 

ベル「ならいいんじゃない?やらせてあげれば」

 

ピッコロ「なっ!?ベル!何を言ってるのかわかってるのか!?」

 

ベル「もちろん。悟飯、いつか自身がこの星を守らなくちゃいけないときがきっとくる」

 

悟飯「ぼ、僕が地球を…?」

 

ベル「この戦いもそのうちの1つだよ。君ならきっとセルを倒せる…。私と悟空はそう信じてる」

 

今のセルなら悟飯が倒すけど、もしセルがレムの細胞を採集していて、鬼の力を使うようになったら私が倒すことになるだろうね。

 

悟飯「わ、わかりました…!やってみます!」

 

ラディッツ「悟飯……」

 

ベル「1つアドバイス。セルに勝つためにはさらに超サイヤ人を越える必要がある」

 

悟飯「超サイヤ人を…越える…」

 

ベル「そのために超サイヤ人になったときを思い出して」

 

悟飯「でも…難しいです…!」

 

ベル「大丈夫。学者になりたいんだよね?そのためにもセルを倒さないとね」

 

悟飯「ベルさん…」

 

ベル「行っておいで。責任は私がとるから」

 

悟飯「はい!!」

 

その後悟空がセルに仙豆をあげたときはみんな何やってんだとか大ブーイングしてたね。…味方からも文句言われて…。悟空のそういうところが危険に繋がるんだよね。

 

悟飯「はあっ!」グアッ

 

ベジータ「なっ…!」

 

ラディッツ「悟飯…いつの間にあんな力を…」

 

悟飯が気を開放するとみんながとても驚いていた。私やロータスも悟飯の年でここまで強くなっていただろうか…。ロータスも感心してるし。

 

セル「ほぅ…。どうやらハッタリではないみたいだな。だがこのわたしに勝てるというのは言いすぎだったようだな…。孫悟空、ベル!貴様らの検討違いで孫悟飯は死ぬのだ!!」

 

セルはそう言って悟飯を攻撃するが、悟飯はそれをかわすのでスピードだけ本気で悟飯に迫り吹っ飛ばした。

 

セル「さあ、孫悟空!仙豆を食べてもう1度戦え!!それともベル!貴様が戦うのか!?」

 

悟空「そう慌てんなよ!」

 

ベル「まだ悟飯の気は全然減ってないからね。戦いはこれからだよ」

 

セル「なに…!?」

 

悟飯「………」

 

セル「こいつは驚いた…!思いの外タフじゃないか」

 

悟飯「もうやめようよ…。こんな戦い…」

 

セル「……なんだと…!?」

 

悟飯「僕は…本当は戦いたくないんだよ…!おまえみたいな悪い奴相手でも…!」

 

悟飯がセルになんか言っている。戦いたくない、働きたくない!みたいなことでも言ってるんだろうか?…なんか違う?少し作者の気持ちが入ってるかもしれないね。

 

とやりとりを見ているとセルがこっちにきた。

 

セル「この袋に仙豆が入っているのか…。うっとおしいからもらっておくぞ…!」

 

悟飯「やめろ…!やめてくれ!」

 

ピッコロ「何をするつもりなんだ!?」

 

悟空「くっ…!早いとこ仙豆を食っときゃよかった」

 

あっ…、そういえば悟空を回復させるの忘れてた。

 

セル「さあ孫悟飯!怒れるなら怒ってみろ!!」

 

セルがそう言うと人造人間16号がセルにしがみついた。

 

16号「俺はセルともに自爆する!おまえ達を巻き込んでしまうことを許してくれ!!」

 

ロータス「エネルギーフィールド…!」

 

ロータスがバリアを張ろうと準備をする。1、2、3…

 

16号「だーーーーーっ!!」

 

16号が自爆しようとするも不発。無惨にもセルに吹き飛ばされてしまった。…はて、何故私はカウントを数えていたのだろうか…?どうやら変な電波を受信してしまったようだ。

 

セル「さて、次は貴様達だ…!……全部で10人か…」

 

セルは私達の人数を確認するとセルJr.を生み出した。

 

セル「いけ、セルJr.よ!あそこにいる10人を痛め付けろ!!」

 

セルJr.「キキーーーッ!!」

 

こっちに向かってくるね。

 

ベル「行くよロータス」

 

ロータス「うん!」

 

私とロータスはセルJr.の前に立ち塞がる。

 

ベル「君達の相手は…」

 

ロータス「わたし達2人だよ!」

 

ベル「悟空!こいつらの相手は私達に任せておいて!」

 

悟空「す、済まねぇ…!」

 

セル「ちっ…!」

 

私達がセルJr.の相手をしていると16号(の頭部)がセルのところにきた。

 

16号「た、正しいことのために戦うのは罪ではない…。だ、だが話し合いも通じない…相手もいる…。せ、精神を怒りのままに…自由に開放…してやれ…!…き、気持ちはわかるがもう…我慢することはない…!俺の…好きな自然や…動物達を…ま、守ってやってくれ………!!」

 

16号がそう言う。この台詞…実際に聞くと結構ウルッとくるな…。……あっ、セルがグシャッと16号の頭部を踏みつけた。すると悟飯から気の上昇を感じた。

 

悟飯「うぉあああーーーーっ!!」

 

セル「!?」

 

悟飯が覚醒した瞬間だった。

 

ピッコロ「あ、あれが…あのおとなしい悟飯なのか!?」

 

トランクス「す、すごい…!」

 

みんなすごく驚いてるね。…こう思ったのも何回目だろうね。悟飯には驚かされてばっかりだよ。

 

悟飯「もう許さないぞ…!セル!!」

 

ここから悟飯の反撃開始ってね。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

ネタ要素をさりげなく混ぜました。やっちゃったぜ!!(某王様風)

次回は悟飯の反撃、そして…セルの自爆まで書きます!

では、次回もよろしくお願いします。


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第45話 悟飯の怒りが爆発!怒涛の反撃。セルは普通に爆発(物理)する

今回もよろしくです。


悟飯「もう許さないぞ…!セル!!」

 

セル「か、変わった…」

 

ピッコロ「あ、あれが…悟飯…なのか!?」

 

クリリン「す、すげぇ…!」

 

悟空「流石悟飯…!オラの思った通りだ!」

 

ロータス「……見違えたね。あれが悟飯…?」

 

ベル「みたいだね。さて、悟飯の勇姿を見るためにこいつらをさっさと片付けるよ」

 

ロータス「うん!」

 

セルJr.「キキーーッ!」バッ

 

ロータス「はっ!」

 

ロータスが手刀でセルJr.5匹を一掃する。

 

セルJr.「キッ!!」

 

ベル「ライオットジャベリン!!」ボウッ

 

私は気功波で残りのセルJr.5匹を消し飛ばした。

 

ベル「悟飯!こっちは終わったから思いっきりやって!」

 

悟飯「はい!ありがとうございます!!」

 

悟飯は返事をするとセルから仙豆を奪い取り、トランクスに投げ渡した。

 

ベジータ「し、信じられん…!こ、こんなことが…!」

 

ラディッツ「カカロットはこれがわかってたのか!?」

 

悟空「ああ。けど、悟飯はオラが予想してたよりもさらにすげぇ力を持ってた!」

 

ロータス「これならセルを倒せるってことだね」

 

悟空「ああ…!」

 

ベル「じゃあ私達は悟飯を見守ろうか」

 

さて、これからどうなるかな?

 

セル「いい気になるなよ小僧…!まさか本気でこのわたしを倒せると思ってるんじゃないだろうな…!?」

 

悟飯「倒せるさ…!」

 

セル「…なら見せてやろう。このわたしのフルパワーを!!」

 

セルはそう言って気を溜める。

 

悟空「いよいよセルがフルパワーを見せる…!」

 

ラディッツ「す、すごいパワーだ…!」

 

セル「これが本気になったわたしだ…!」

 

悟飯「それがどうした…」

 

ふむ、セルのフルパワーからは鬼の力を使ってるように思えない…。使い方がわからない?…まぁとりあえずこの気だったら悟飯に任せてもよさそうだけど、原作通りに進むのなら…もしかしたら自爆した後に…いや、考えるのは後にしよう。

 

それから悟飯はセルに2発のパンチをあびせる。

 

セル「な、何故だ…!何故たった2発のパンチでこのわたしがこれ程のダメージを…!?」

 

悟飯「………」

 

悟飯はゆっくりとセルに近づく。

 

セル「ぐぬぬ…!だあっ!」

 

セルはそんな悟飯に蹴りを連発するが…。

 

悟飯「…はあっ!」

 

それを悟飯はすべて受け止め、セルを蹴り飛ばす。

 

セル「くそ…!くらえっ!」

 

それからセルは気円斬に魔貫光殺砲、デスビームなどを使うが、全部悟飯にあしらわれていた。

 

セル「こ、こんなことがあってたまるか…!このわたしのパワーが…完全に負けている…!……だが勝敗は別だぞ…!」

 

セルはニヤリと笑い上空へ上がる。

 

セル「か……!め……!は……!め………!」

 

悟空「あの野郎…!」

 

セル「くらえ…!全力のかめはめ波だ!避ければ地球が吹っ飛ぶ…!受けざるを得んぞ!!」

 

クリリン「よ、よしやがれ!!」

 

ヤムチャ「じょ、冗談じゃねぇぞっ!!」

 

ベル(ロータス、多分大丈夫だと思うけど念のためにバリアの準備を)

 

ロータス(わかった)

 

セル「波ぁぁぁぁぁーーーっ!!」ボウッ

 

ラディッツ「なっ…!」

 

ベジータ「お、終わった…!」

 

ベジータが諦めたように言う。諦めんなよぉぉぉっ!まだ地球は終わってないよぉぉ!

 

ロータス「………」

 

流石にロータスもバリアを張ろうとしている。

 

悟飯「…か…め…は…め……!」

 

悟飯が静かにかめはめ波の準備をする。

 

悟飯「波ぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!」ボウッ

 

セルよりさらにでかいかめはめ波を悟飯が放ち、セルのかめはめ波を押し返す。

 

セル「なっ、なにっ!?」

 

悟飯「…………」

 

セル「押されっ…!ぐわぁぁぁーーーっ!!」

 

悟飯のかめはめ波によってセルは叫び大ダメージを受けた。

 

ピッコロ「セ、セルの気を感じる…!」

 

トランクス「セルはまだ生きている!」

 

ラディッツ「バカな!あれをくらってまだ生きてるのか!?」

 

セル「ぐっ…!ぐぬぬぬぬっ!」

 

悟飯「」ニッ

 

セル「何故あれほどのパワーが奴に…!」

 

悟飯を侮りすぎたねセル。

 

セル「ぐぐぐっ…!」

 

ピッコロ「いかんっ!セルにはこの俺の細胞が含まれてる!あの程度のダメージだと再生するぞっ!!」

 

悟空「悟飯っ!!とどめだ!早くセルにとどめをさすんだっ!!」

 

悟飯「…もうとどめを……?」

 

悟空「悟飯…?」

 

悟飯「まだ早いよ…お父さん!あんな奴はもっと苦しめてやらなきゃ!!」

 

悟空「なっ…!」

 

ラディッツ「カカロット…悟飯は何を言ってるんだ…」

 

セル「ぐぬぬぬっ…!」

 

悟空「悟飯っ!とどめをさせっ!これ以上奴を追い詰めると何をするかわからないぞ!!」

 

ベル「好きにさせてあげれば?」

 

悟空「ベ、ベル…!でもよ…!!」

 

ベル「責任は全部私がもつから大丈夫」

 

悟空「ベル……」

 

悟空とやりとりをしているとセルはいつの間にか再生を終わらせていた。

 

セル「ちくしょうーーーーっ!!き、貴様なんかに…!この完全体の俺が負けるわけないんだっ!!」

 

セルの一人称変わってるし…。よっぽど焦ってるみたいだね。セルといいフリーザといいボスキャラは追い詰められると口調が変わる決まりでもあるの?まぁフリーザの場合は変身する度に口調変えてるけど。

 

セル「はあっ!」

 

セルは完全にパワーを気にして戦ってるため悟飯のスピードにはついていけてない。

 

ロータス「もう勝負ついたんじゃない?悟飯の勝ちで」

 

ベル「まぁ最後まで油断はできないけどね」

 

悟空も悟飯も相手を追い詰めすぎるところがあるからちょっと危ないと思ってたことがあったんだよね。アニメ見てて。私はそうならないように気をつけているつもりではあるけど…。

 

悟飯「だりゃーーーっ!!」ドガッ

 

セル「ごあっ!!」

 

悟飯がセルの腹に一撃を入れる。

 

セル「が…あ…あ……!」

 

ロータス「セルの気が落ちてきてる…」

 

ベル「だね。もうセルは完全体ではいられなくなる」

 

トランクス「ど、どういうことですか!?」

 

セル「ご……が…あ…が…」

 

セルが吐こうとしている…。

 

セル「があっ…!おえっ……!」

 

ベジータ「あ、あれは…!」

 

クリリン「じゅ、18号だ…!18号を吐き出した!」

 

ピッコロ「…これまでだな」

 

ラディッツ「ああ…。もうセルに勝ち目はない」

 

セル「がっ…!あああああっ…!」

 

セルの完全体は崩れてたらこ唇形体になった。

 

セル「ぐっ…!ぐぬぬ…!」

 

悟飯「ちぇっ!つまらない…!これじゃあおまえも終わりだな…」

 

セル「ぐぬぬ…!ぐぬぬぬぬ…!ゆ、許さん…!」

 

悟飯「なに…!?」

 

セル「許さなーーーいっ!!」

 

セルはそう言って膨らみ始めた。

 

セル「ぐぬぬ…!ぬいいいいっ…!」

 

ヤムチャ「な、なんだ!?何をするつもりだ!?」

 

悟空「ま、まずいっ!」

 

セル「ぐひひひひ…!き、貴様らはもう終わりだ…!おれはあと1分で自爆する!」

 

悟飯「な、なんだと!?」

 

セル「おれも死ぬがき、貴様らも死ぬ!地球ごと…!」

 

遂にこのイベントがきたか…。

 

セル「攻撃したらその瞬間に爆発する…!つまり貴様らにはどうしようもないのだ!」

 

悟飯「くっ…!」

 

セル「ぐはははは…!あと30秒…!」

 

ロータス「…どうするのベル?」

 

どうするって?私の答えは決まっている。悟空と同じように瞬間移動で地球を守るつもりだ。

 

ベル「…………」

 

セル「あと20秒…」

 

悟飯「くそっ…!僕が早くとどめをさしておけば…!」

 

悟飯は後悔してるようだ。さて、ここからは私の役目だね。

 

ロータス「ベル…?」

 

悟空「ど、どこに行くんだ?」

 

ベル「悟飯のところ」

 

私は悟飯のところへ歩く。

 

悟飯「ベ、ベルさん…?」

 

ベル「自分のしたことがわかった?君は自分の選択で周りを巻き込んでしまったんだよ」

 

悟飯「す、すみません…!」

 

ベル「その失敗を悔い改めてこれから精進すればいい」

 

悟飯「で、でも…」

 

ベル「言ったでしょ?責任は全部私がもつって。私が瞬間移動でセルを他の星にとばしてくる」

 

悟飯「え…?」

 

悟飯が何か言おうとしてるが私はそれを無視してセルの目の前に行く。

 

セル「あと5秒…!勝負は引き分けに終わったが貴様らが苦しんでるのを見て満足だ…!」

 

ベル「させないよ」

 

セル「き、貴様…!何をするつもりだ…!?」

 

ベル「君をある星へ招待するよ。そこで爆発してね」

 

私はセルと一緒にある星へ瞬間移動した。その星は…。

 

 

 

~惑星フリーザ~

 

ふぅ着いた着いた。

 

フリーザ軍の残党「な、なんだ貴様は!?」

 

ベル「ちょっとこの星の土木工事に付き合ってね」

 

セル「く、くっそぉぉぉっ!!!」

 

ベル「あばよ、とっつぁん」シュン

 

私はセルにそう言い残して地球へ戻った。今頃惑星フリーザはセルの自爆によって崩壊してるだろう。ついでに『復活のF』のフラグも消しておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はセルがパワーアップして帰還するところです!


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第46話 驚愕のパワーアップ!鬼の力を身に付けたセル。まさに超若も…セル

今回もよろしくです。


ベル「ただいま」

 

ロータス「おかえりベル」

 

悟飯「ベルさん!セルは…?」

 

ベル「セルにはある星の土木工事に協力してもらったよ」

 

ラディッツ「とりあえずセルは死んだのだな!?」

 

ベル「……いや、セルの気を感じた。まだ生きてるよ」

 

ベジータ「な、なんだと!?」

 

しかもこれは…。

 

ベル「いつここに来るかわからないから気を付けて」

 

クリリン「そ、そんな…」

 

ヤムチャ「嘘だろ……!」

 

ゴウッ!

 

悟空「こ、この気は…!」

 

悟飯「セル…!」

 

未来クスの方にデスビームがきていた。

 

ロータス「トランクス、危ない!」

 

トランクス「え…?」

 

ロータス「はっ!」バチィッ

 

いち早くロータスがそれに気付き、弾き飛ばした。

 

セル「ほぅ…。中々やるではないか…」

 

ロータス「それはどうも…」

 

ベル「自爆して死んだと思っていたのにどうやって助かったの?」

 

原作だと確か再生するのに必要な核が傷がつかずに残っていたからだったような…。

 

セル「いいだろう…教えてやる。わたしの頭の中に小さな塊があってそれを核という…。それがあるかぎりわたしの体は再生し続けるのだ。幸運なことに核が無傷で残り、無事再生した。それも18号抜きでも完全体で再生しそれに加え孫悟飯のように大きくパワーアップしてな。さらに…はあっ!!」ゴッ

 

セルは気を溜めると赤いオーラも混ざり、さらにパワーアップしていた。…当たってほしくない予想が当たってしまったか…。

 

セル「新しい力も手にはいった…。これで孫悟飯にも負けん!そして瞬間移動も学習し、より完璧になって帰ってくることができた。ベルはわたしに色々プレゼントしてしまったようだな!」

 

ロータス「ベル、あれって…」

 

ベル「鬼の力…だね」

 

やっぱりレムの細胞も入っていたか…。

 

ピッコロ「お、鬼の力だと…!?」

 

悟空「なぁベル、鬼の力ってなんだ?」

 

ベル「レムが持っている力で力を使うと気が10倍になるんだ」

 

ラディッツ「じゅ、10倍だとっ!?」

 

ロータス「ただし力をコントロールする必要があるんですが…」

 

ベル「セルは問題なくコントロールできてるね」

 

トランクス「そ、そんな…!」

 

みんなが絶望してる…。まぁ私はこの事態も想定はしていたけど、できればこの事態はこない方がよかったよ。

 

ベル「じゃあ今度こそ私が出ようかな」

 

セル「ふぅん…。今のわたしは力が充実している…!貴様が勝てるかな…?」

 

ベル「問題ないよ。それに…前にした賭けのこともあるしね」

 

セル「……成程…。貴様はこれを想定していたということか」

 

ベル「まぁもしかしたらって思ってただけだしね」

 

ロータス「賭けって何を賭けたの?」

 

みんなが思ってたことをロータスが代表で私に聞いた。

 

ベル「それは終わってからのお楽しみということで」

 

セル「そろそろいいか?わたしは早くこの力を試したいんだ…!」

 

ベル「待たせたみたいだね。……セルゲームの最終ラウンドといこうか…!」

 

地球の危機だっていうのに何でだろう…?ワクワクしている自分がいる。これもサイヤ人の血だというのだろうか…。それに賭けのこともあるし、楽しみだね!

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はベルVSセルになります。

次回もよろしくお願いします!


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第47話ベルVSセル。地球上最大の大決戦!そして予想外な結末が………

今回もよろしくです。


辺りを見渡すといつの間にかサタン達がいなくなっていた。これで思いっきり戦えるって感じだね。

 

ベル「いつでもいいよ。……かかっておいで」

 

セル「わたしもなめられたものだ…。超サイヤ人にすらならないとはな」

 

やっぱり私がサイヤ人ってことは知ってるみたいだね。

 

ベル「まぁウォーミングアップってことで」

 

クリリン「な、なぁ…ロータス、ベルさんは大丈夫なんだよな…!?」

 

ロータス「心配ありませんよ。確かにセルはとてつもなく強くなりましたが、それでもベルの敵じゃありません。本気を出せばあっという間に倒せるでしょう…。それでもベルは簡単には倒さないでしょうね」

 

ヤムチャ「な、何でだ!?」

 

ロータス「ベルにも考えがあるんでしょう…。わたしはそれを信じるだけです。ベルは決して間違ったことはしないと…」

 

ロータスがなんか嬉しいことを言ってくれている…。なんかやる気が出てくるね…!

 

セル「ふん、そのまま死ぬことを後悔するなよ…!しゃあっ!!」ブンッ

 

ベル「ほっ!」ヒョイ

 

私が攻撃を避けるとセルは上空に上がった。

 

セル「一気にいかせてもらうぞ…!か…め…は…め……波っ!!」ボウッ

 

ピッコロ「で、でかいっ!!」

 

ラディッツ「セルめ!この星を壊す気か!?」

 

ロータス(大丈夫…。ベルがそんなことをさせない…!きっと対抗してくる)

 

ベル「……ライオット……ジャベリン!!」ボウッ

 

セル「ぐぐぐ…!」

 

ベル「はあっ!」

 

セル「しまっ……!ごあっ!!」

 

セルは私の攻撃で体が吹き飛んだ。

 

ベル「どうしたの…?まだウォーミングアップだよ。これで終わりとは言わないよね?」

 

セル「ぐぬぬ…!はあっ!」

 

セルは失った手足を再生し、私を見て何か納得したようだ。

 

セル「………成程、どうやら貴様はこの中で1番強いようだな…!」

 

ベル「少なくとも今はそうだろうね」

 

セルは冷静のようだ。…これは思ったより戦いを楽しめそうだね。

 

セル「わたしもフルパワーでいかねばならないようだ」

 

トランクス「なっ!あれでまだ本気じゃないのか!?」

 

悟飯「みたいですね…!」

 

セル「かぁぁぁぁぁっ…!」ゴゴゴゴゴ

 

セルが気を最大まで溜めると鬼の力を表す赤の気と超サイヤ人が出すであろう黄色の気が入り雑じった。

 

セル「ふぅ…」シュゥゥゥ

 

ベル「じゃあ私も少し本気でいこうかな…。はぁぁぁぁ…!」ゴゴゴゴゴ

 

私も気を溜め、超サイヤ人になった。

 

ベル「お待たせ」シュゥゥゥ

 

セル「……これは…更に面白くなりそうだ…!」

 

ベル「面白く…?」

 

セル「わたしの中のサイヤ人の細胞がそうさせてるのだろうか…。純粋にこの戦いを楽しみたいと思っているのだ」

 

ベル「成程ね、私ももっともっとこの戦いを楽しみたい。だからやろう…!」

 

セル「もちろんだ」

 

ベル「今度はこっちからいくよ」

 

セル「来い!」

 

ベル「はあっ!」ドガッ

 

セル「ぐっ……!だっ!!」ブンッ

 

セルは攻撃をくらい反撃をしようとするが…。

 

ベル「よっ!」バシィッ

 

セル「なにっ!?」

 

ベル「そりゃっ!」

 

私はそれを受け止め、セルを投げ飛ばす。

 

セル「くっ!」

 

ベル「ほらほら!もっとギアを上げるよ!この程度で参ってたら私に勝つのは到底無理だよっ!!」

 

セル「ちぃっ!!」

 

悟飯「な、なんだか…」

 

ラディッツ「ああ…。ベルもセルの野郎も」

 

ベジータ「楽しそうに戦ってやがる…!」

 

悟空「だな。オラもあの中に混ざって戦いてぇくらいだ…!」

 

ロータス「悟空もそう思うんだね…。わたしもそう思ってるよ」

 

ヤムチャ「おいおい…。地球が危ないってのに何を考えてるんだよ」

 

ピッコロ「ふん!サイヤ人だからこそわかるのかもな……!」

 

天津飯「そうだな…。俺にはそんなこと感じる余裕がない」

 

……何か私が戦ってるときにみんな(というかサイヤ人達)が戦いたそうにウズウズしてる。ベジータまでもがそんな態度丸出しになってるし…。

 

まぁ楽しいのは否定しないけどね。だからこそ私はセルと賭けをしたのかもね…!

 

セル「ふんっ!」ブンッ

 

ベル「おっと!」バシィッ

 

いつの間にかセルが瞬間移動を使って攻撃してくるようになった。戦いながら成長してるよこの緑の蝉擬き。

 

セル「はぁぁっ!」

 

しかも右手が鬼の手になってるし…!

 

悟空「なぁロータス、セルの右手がなんか変形してっけど、あれも鬼の力っちゅうやつなんか!?」

 

ロータス「うん、あれはレムが使う技だね」

 

クリリン「レ、レムは地球人じゃないってのか…?」

 

ロータス「はい、レムは惑星オーガという星の住民です。あそこに住んでる大人の人(鬼)達はみんな強いですよ。悟空達が超サイヤ人にならないと勝てないかもしれないくらいに…」

 

悟飯「そ、そんなにですか!?」

 

ラディッツ「そいつはすごいな…!」

 

悟空「ああ!オラその惑星オーガっちゅうところに行ってみたくなったぞ!!それにレムとも戦いたくなってきた!」

 

ロータス「まぁそれも含めてこの戦いが終わってからだね」

 

私が戦ってる横で楽しそうに話をしてるな…。悟空なんか惑星オーガに行ってみたいとかレムと戦いたいとか言ってるし、私も話に交ぜろぉっ!!

 

セル「だあっ!!」ブンッ

 

ベル「はっ!」ブンッドガッ

 

セル「がっ…!」

 

セルのパンチに対して私はカウンターでパンチをセルの腹にくらわせた。

 

ベル「せいっ!」バキッ

 

私はそのままセルを地面に突き落とした。

 

セル「ぐっ…!はあっ…!はあっ…!はあっ…!」

 

大分セルの気が落ちてきたね。………そういえば鬼の力はかなり力を消耗するってレムが言ってたね。パワーはセルが上だけど力の使い方はやっぱりレムを始めとする惑星オーガの人達の方が扱い方に長けてるってことか。

 

…そう考えるとレム達って本当にすごいと思う。ラムも鬼の力を段々使えてきてるし。……まだ2歳だというのに。セルはまだ力を手に入れたばかりっぽいからなんだろうけど…。

 

セル「」スゥッ

 

……ん?セルが気を収めた。

 

セル「……降参だ…」

 

そうセルは弱々しく言った。

 

 

 




今回はここまでです。

まさかの展開に誰が予想できたでしょうか?作者も書いていてビックリなのです!そしてなんか矛盾が生じてるやうな…。

次回はベルがセルとの賭けでセル何を言うのかさせるのか?

では次回もよろしくお願いします。


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第48話 セルゲーム終幕!そしてセルの運命は…。いつの間にかいなくなっていたサタン達は結局何しに来たのだろうか

今回もよろしくです。


セル「……降参だ…」

 

セルは弱々しく降参…そう言ったのだ。

 

トランクス「なっ!?」

 

ベジータ「こ、降参…だとっ!?」

 

やっぱりみんなセルの降参発言に驚いてるようだ。私もかなり驚いている。

 

ベル「…降参ってことは私の勝ちでいいんだよね?勝負もそして賭けも…」

 

セル「…ああ、わたしは貴様には勝てない…。それを悟ってしまったのだ…。それに貴様はまだまだ力を温存してるだろう」

 

ベル「まぁね」

 

私の細胞が関係しているのかな?私はリスクリターンの計算は早いと自負してるけど、それがセルにもあったってこと?細胞云々の細かいことはよく覚えてないから、何が正しいのかわからない…。

 

まぁなんにせよ賭けは私の勝ち…ということでいいよね?

 

ベル「じゃあ賭けのとおり今日、この場から君は私達の仲間だ」

 

私の発言でみんなは何をいってるんだ?と言っているように感じた。ロータスだけはどこか納得したような表情をしていた。……流石ロータス!心の友よ!!

 

ピッコロ「ベル…貴様、本気で言ってるのか!?」

 

ベル「私は虚言は吐かないよ。セルは今から私達の仲間。異論反論口答えは受け付けないよ」

 

ラディッツ「でもどうするんだ!?地球人はみんなセルに恐怖してるんだぞ!!」

 

ベル「そのためのドラゴンボールだよ。セルに関する記憶を消してくれってお願いすればいい」

 

幸いサタンと愉快な仲間達はいないみたいだしね。

 

ベル「それにこれからはセルよりも強い敵がきっと出てくる。そのためにも戦力は多い方がいいからね。悟空達のいい修行相手になるよ。悟飯にも言ったけど、全ての責任は私がとる…。これでどう?」

 

悟空「…オラはベルに賛成だ」

 

クリリン「悟空…!」

 

悟空「兄ちゃんのときもそうだったようにベルはこれからのことを考えてるんだと思う。オラはベルに助けられたしな…!」

 

助けた記憶がないんだけど…悟空が言ってるしまぁいいか。みんなも悟空に賛成してるし、悟空の人望がそうさせてるんだろう。ベジータですらツンデレながら賛成してるし。

 

悟飯「でもドラゴンボールはどうするんですか?セルに殺された人達を生き返らせないと…」

 

デンデは確か大勢の人を生き返らせることによって叶える願いが2つになるって言ってたな…。原作通りクリリンが18号の爆弾を取り除くだろうから…。

 

ベル「ナメック星のドラゴンボールを使うことにするよ」

 

ロータス「成程…。それでセルに関する記憶を消してもらうんだね」

 

ベル「その通り。じゃあ早速行ってくるよ」

 

私は早速瞬間移動でナメック星に行き、ナメック星人達に事情を話した。そしてナメック星人は快く協力してくれ、用意してくれたドラゴンボールによって私達以外のセルに関する記憶を消してもらった。……この人達いつの間に全部集めたんだろう……?

 

そして私は悟空達のところへ戻ってきた。

 

ベル「ただいま」

 

ロータス「もう終わったの?早かったね」

 

ベル「ナメック星人達が既にドラゴンボールを揃えててくれたからね。すぐ終わったよ。それでセルのことなんだけど……私の家に住んでもらうよ」

 

セル「……ああ…。わたしはベルに従うつもりだ…」

 

ベル「そ、じゃあこれからよろしくね」

 

セル「こちらこそよろしく」

 

こうしてセルゲームは終わった。セルという仲間が増えたという誰もが予想していなかっただろう結果になったのである。私にとっては新しい奴れ…玩…サンドバッ…いい修行相手になってくれるしね。いつの間にかラディッツが結婚してるからといって八つ当たりの矛先をセルに向けてるわけでは決してない。

 

セルは私の家に住んでいる。主に私との修行がメインでたまに家事を手伝ってくれている。そして時々ロータス、レム、ラムがセルと修行することが最早日課となっていた。……何故かラムがセルにすごくなついている。

 

 

……まぁ何はともあれ次はいよいよブウ編である。どんな困難が待っているのかはわからないけど、私は最善を尽くすつもりだ。

 

 

 

 




今回はここまでです。

セル編はここで終わりです。ここから数話はブウ編に入るまでの7年間を書きます。なおこの数話の区分は一応セル編に入ります。

それにしてもセルを生存させるように書くのは難しかった…。セルにはブウ編で活躍させねば(使命感)。

最後にセルの戦闘力を載せます。


セル 戦闘力 0(気を無にできるため)~2兆5000億(鬼の力による最大値)


では、次回もよろしくお願いします。


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第49話 空白の7年間① ベルとラムの修行。最近の子供はとても元気だと思う

今回から3話程はブウ編に入るまでの間の出来事…短編集になります。なので短めです。

では、今回もよろしくです。


セルゲームから3年の月日が流れた。

 

…とはいってもセルに関する記憶そのものが私達以外…つまりサタン信者の連中になる人達の記憶がなくなり、セルの存在自体がなかったことになっている。

 

まぁそんなことはおいといて私は今ラムに修行をつけてほしいとロータスとレムに言われてラムと修行をしている。

 

ベル「じゃあ少し休憩にしようか」

 

ラム「はい!」

 

 

 

~そして~

 

ベル「ラムもかなり強くなったよね。もうレムを遥かに越えてるよ」

 

ラム「ありがとうございます!……そういえばベルさんは誰に修行をつけてもらったんですか?」

 

ラムは私にそう尋ねる。ふむ…。

 

ベル「3歳の頃に半年だけだけど私はターレスっていう人が修行をつけてくれたんだ」

 

ラム「そのターレスさんはどんな人だったんですか?」

 

ベル「たったの半年だし幼い子供だったからよくわからないっていうのが正直な感想だけど、厳しくて、不器用でも私に優しくしてくれた…。私にとってはその時の両親よりも親みたいな存在……って感じかな。今は何をしてるかわからないけどね」

 

私はターレスがどんな人かラムに話した。……少し恥ずかしいかも…。

 

今ターレスは何をしてるんだろうか…?というか生きてるのかな?私の知らないところで死んでるかもしれない。もし既に死んでいたら私はどう思うのだろうか…。それに生きていたとして悟空達の敵として現れたら私はどうするんだろう…?悟空達と敵対?……考えても仕方がないか。

 

ベル「半年後、他の星に行くって言って私にプレゼントをくれたんだ。……それからまだ会ってないけどね」

 

ラム「私もターレスさんって人に会ってみたいです!」

 

ベル「まぁ私も30年以上会ってないからね…」

 

会えるなら私も会いたいかな。…会えるかわからないけど……。

 

ベル「さて、修行を再開するよ」

 

ラム「わかりました!」

 

 

 

~そして~

 

ラム「ブラスターシェル!」ボウッ

 

ベル「ライオットジャベリン!」ボウッ

 

ドオンッ!

 

ベル「大分技の威力も上がってきたね」

 

これならブウ編の主戦力の1人としても戦えるだろう…。ブウは相手を吸収するから1人でもブウに対抗できる者が多い方がいい。フリーザやセルのように私が戦えるかわからないからね。ロータスやレムにセル、悟空達はもちろん、悟飯も最近は勉強の合間に修行をするようになった。……チチは反対してたけど…。

 

ラム「ありがとうございます!」

 

ベル「続けようか。今度は物理も鍛えるよ」

 

ラム「はいっ!」

 

それからも私はラムとの修行を続けた。

 

ロータス「ベル、ラムの調子はどんな感じ?」

 

ベル「いい感じだよ。うかうかしてると私達もいずれ追い抜かれるかもね」

 

鬼の力も使いこなしてるし、それに時々セルも修行に付き合ってくれるしね。セルは自分の鬼の力を慣らしておくためでもあると言っていた。セルはどうやら鬼の力メインに戦うことにするそうだ。

 

ロータス「そうなんだ!わたしも負けてられないね!」

 

ベル「そういえばレムは?」

 

ロータス「仕事が終わるのが遅くなりそうだってさっき連絡があったよ。だからわたしが様子を見に来たの」

 

ラム「お母さん!一緒に修行しよっ!!」

 

ロータス「うん!お母さんも負けないよっ!!」

 

ベル「じゃあ私が代わるよ」

 

セル編から3年。ラムが5歳になってからはこんな毎日を私は過ごしている。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回もよろしくお願いします。


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第50話 空白の7年間② セルが過ごした3年間。そして惑星オーガへ…!改心?した彼は今こんな風に過ごしています

前半はセルsideになります。

では、今回もよろしくです。


セルside

 

わたしはセル。宇宙一の究極生命体であり、宇宙一の戦士……だと思っていた…。わたしが提案したセルゲームによって宇宙一ではなくなってしまったのだ。

 

孫悟飯に1度敗れ復活したときもう誰にも負けない力を手に入れたと思ったのだが、ベルという女に負けてしまった。それも降参といった形でだ…!屈辱ではあるが、わたしでは奴に敵わないと本能で感じてしまったのだろう。たとえ不意討ちをしようとも奴は難なく対処してしまうこともわかってしまいわたしは降参した。

 

それからはベルのところで過ごしている。奴はどんな修行をしてきたのかわたしの遥か上をいっている。わたしは奴を越えることを目標に日々修行に明け暮れている。

 

始めは1人でやっていたのだが、ベルが「1人より2人でやる方がいいよ」と言っていたが、貴様が目標である以上は極力貴様の力は借りたくないとわたしが言ったら一緒にいたロータスがわたしに付き合ってくれることになった。……まぁ最終的にはベルとも修行することになったのだが。

 

そしてロータスの娘であるラムの修行にも付き合ってほしいと言っていて、わたしの鬼の力の参考になるかもとも言われたのでわたしは自分が持っている鬼の力を上手く使えるようラムの面倒を見つつ、ラムの父親であるレムと鬼の力について考察することがわたしのここ3年の出来事である。当時は消耗と激しかったこの力も今は大分余裕ができるようになっていた。鬼の力も超サイヤ人のように上があるのではないかとレムと話し合って最近は鬼の力を越えるように試行錯誤の日々である。……こんな毎日も悪くないと思っている自分がいた。

 

あと何故かラムがわたしに非常になついていた。ベルとロータスが微笑ましい目で見ていたのは生涯忘れることはなかろう…。

 

そしてまた今日という1日が始まる。それに今日は惑星オーガに行き、修行と鬼の力に上があるのか確かめるのだ…!

 

 

セルsideout

 

 

 

セルを家に住むようになってから3年。最初はセルに蟠りがあったみたいだけど、私……というよりロータスやレム、ラムのおかげで…。

 

ベル「おや…早いねセル、おはよう」

 

セル「おはよう、ベル。今日も清々しい朝だ…!」

 

こんな風に浄化した綺麗なセルの完成である。……まぁ悪役が言うことがないだろう(偏見)台詞を言うくらいだからね。

 

ベル「そういえば今日行くんだっけ?」

 

セル「ああ…。孫悟空達と惑星オーガへ修行に行く日だ」

 

ちなみに惑星オーガに行くのはセル、悟空、ベジータ、ラディッツ、あと案内役にレムの5人である。悟飯も行きたがってたが、チチに駄目だと言われたそうだ。

 

ベル「そっか…。頑張ってね」

 

セル「ああ…!必ず強くなって帰ってくるさ」

それにしても綺麗なセル……未だに違和感あるなぁ…。ラディッツのときより慣れないよ…。ブウ編に入る頃には私もすっかり慣れてるのだろうか……。

 

セル「じゃあ行ってくる……!」

 

ベル「うん、行ってらっしゃい」

 

セルは瞬間移動でレムのところへ行った。…さて、私もこれからのために頑張るとしようか。

 




今回はここまでです。

次回もよろしくお願いします。


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第51話 空白の7年間③ ベルは現状に対して自分がやってきたことをどう思うのか…。ブウ編にむけて何をするのか

今回もよろしくです。


悟空達が惑星オーガに行ってから2年が経った。

 

私は今ロータスとラムと一緒に修行中。サイヤ人でもあるラムが超サイヤ人になれるようにとロータスと2人で指導している。今では……。

 

ラム「はぁっ!」ゴッ

 

ロータス「ラムも強くなったね!すっかり超サイヤ人も自由になれるようになったし」

 

ロータスが言ったようにラムは本当に強くなった。超サイヤ人に難なくなれたしここからはレムや他の惑星オーガの人達、そして私達サイヤ人にはない領域…セルよりも上の次元の超サイヤ人の壁を越えつつ鬼の力で更なる強さをラムに身に付けてもらおう。……いずれくるブウ編に備えて…。

 

ベル「そうだね。じゃあ…ラム」

 

ラム「はい?」

 

ベル「ここからは超サイヤ人の状態で鬼の力を使ってみようか」

 

ラム「わかりました!……はぁぁぁぁっ…!」ゴッ

 

そう言ってラムはさらに鬼の力を発動させようとする。これは……!?

 

ロータス「え…。髪の色が…」

 

ベル「元に戻った…?いや、でも気は増えてるから…成功…?」

 

つまりこれは悟飯が後になる老界王神の潜在能力開放みたいなもの……ってことになるの?とにかく実戦で試してみよう。

 

ベル「ラム、私と戦ってその力を見せてごらん」

 

ラム「はいっ!」

 

さて、どれほど戦えるのか…。

 

ラム「」ドンッ

 

ベル「!!」

 

速い!かなりのスピードだ。

 

ラム「やっ!」ブンッ

 

ベル「おっと…!」バシィッ

 

私は攻撃を受け止め、そのままラムを投げる。

 

ラム「くっ…!はぁぁっ…!」ブァァァッ

 

受け身をとったラムはたくさんの残像を作りこちらに向かってくる。……Zで残像拳を使ってるの初めて見たけど…。

 

ベル「…そこっ!」バキッ

 

現状私には通用しないよ。

 

ラム「うあっ…!」

 

ダメージを受けたラムは鬼の力が解けて、超サイヤ人に戻った。……やはりアルティメット悟飯と同じ感じ……か…。だとしたら最大戦力になるかもしれない。

 

ベル「今日はここまでにしよう。これ以上はやらない方がいいかもしれないから」

 

ラム「はい!ありがとうございました!!」

 

ロータス「2人共お疲れ様。はい、これ飲んでゆっくり休んで」

 

ラム「ありがとうお母さん!」

 

ベル「ありがとねロータス」

 

ロータスが運動部のマネージャーみたいになってる。

 

 

 

~そして~

 

ロータス「強くなったねラム。このままだとわたしも追い抜かれちゃうかも」

 

ラム「えへへ…。そうかな」

 

ベル「そうならないようにロータスも修行しないとね」

 

ロータス「もちろん!わたしの目標はベルなんだから!!」

 

ベル「ふふ…。まだまだ私も負けないよ」

 

ロータス「……そういえば…」

 

私の方を見てロータスは言った。

 

ロータス「ベルは結婚とかしないの?」

 

…………この子は的確に人の心を抉ってくるね…。まぁ悪気はないんだろうけど。

 

しかし結婚か…。そういったことは余り考えないようにしていた。

 

理由…になるかわからないけど、私の体にある違和感を感じている。具体的には物語の節目に違和感を感じるようになった。これまでに3回…。まずは第23回天下一武道会、2回目はフリーザを倒した後、3回目はセルゲームが終わった後だ。

 

この違和感の正体は私が消えてしまうのではないか…そう思っている。私はイレギュラーな存在であり、そして私によって本来死ぬはずだったラディッツにセル、あとはギニュー…はまぁいいか。彼らを生かしている…。こういった未来を私が変えてしまったから私は消えるんじゃないか。そして全王はそれを察知して私に近付いたのだろうか…というのは考えすぎかな……?まぁそれが理由……なのかな?だから決してロータスやラディッツを羨ましいとか考えてないから。

 

ロータス「……ベル?……ベルってば!」

 

そう考えているとロータスに声をかけられた。

 

ロータス「大丈夫?随分考え込んでいたけど……」

 

ベル「……ああごめん。相手にとって私が魅力的とは思えないから…」

 

なんて自虐的になってみる。

 

ロータス「そんなことないよ!!ベルはずっと……ずっとわたしにとっては魅力的な人だよ!その人はベルを知らないだけだよ!!」

 

ベル「……ありがとね、ロータス。……少し外に出てくるよ。なんか1人になりたい気分だから…」

 

ロータス「……うん」

 

ラム「?」

 

ベル「ラムにもいずれわかるようになるよ」

 

ラム「はぁ…」

 

そうラムに言って私は外に出る。

 

外は既に夜だった。上を見上げると星がたくさん出ていた。これが流星群というやつだろうか……?

 

空を見ながら再びさっきのことを考えてみる。

 

ブウ編が終わったら私はどうなるのだろう?超やGTに関わることができるのかその前に消えるのか…。

 

……とにかく今は考えるよりブウと渡り合える戦力が1人でも多くなるように頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

空白の7年間はこれで終わり、次回からはブウ編に入ります。物語もいよいよ最終章になると思います!

では、次回もよろしくお願いします。


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~魔人ブウ編~
第52話 天下一武道会にむけて修行!ベルと悟飯とビーデル。時々ラムと悟天。悟飯は女心というものを学んだ方がいいと思う


今回からブウ編になります。

では、今回もよろしくです。


セルゲームから7年が過ぎ、私ももうすぐ40歳というもうすっかりおばさんになったなぁと感慨深くなっている。

 

……まぁそれはおいといて今私はラムと修行している。…何故ロータスもレムも娘の修行を私に頼むのやら…。ラム自身も私に頼むことが多いので今回も私にお願いしたのだろう。ともあれ私も頼られるのはとても嬉しいものだ。

 

ベル「今日は空中戦の練習をするよ」

 

ラム「わかりました!」

 

ベル「とりあえずここから離れようか」

 

ラム「はい!」

 

私達は家から離れ、数㎞飛んで悟空の家の近くまで来た。

 

ベル「じゃあ始めようか。……いつでもいいよ」

 

ラム「わかりました…!いきます!」ドンッ

 

こうして私とラムの修行が始まる…。

 

 

 

~そして~

 

ラム「やあっ」バキッ

 

ベル「うあっ…!」

 

私はラムの一撃を受ける。……本当に強くなったなぁ。もう悟空達といい勝負ができそうだ。セルともたまに特訓してるようだし。

 

ドンッ

 

私は地面に叩きつけられた。

 

悟飯「だ、大丈夫ですかっ!?」

 

こちらに悟飯が駆け寄ってくる。……弟の悟天もいる。

 

ベル「大丈夫だよ悟飯。君も修行かい?」

 

悟飯「はい…。次の天下一武道会に出るために」

 

悟天「ボクも出るんだ!」

 

ベル「1ヶ月後にあるやつだね。私とロータスとレムも出ようかなと思ってたんだ」

 

悟飯「ベルさん達も出るんですか!?」

 

ベル「セルは出ないみたいだけどね…。今回は観る側に徹するそうだ。そっちは誰が出るの?」

 

私の予想では悟空にベジータ、ラディッツ、ピッコロに18号とクリリンもかな?

 

悟飯「え~と…。お父さんにラディッツおじさんにベジータさん、ピッコロさん…18号にクリリンさんです」

 

まぁそんなものだよね。…何気に私とロータスが揃って出るのは初めてだったよ。なんとなく楽しみではある。……もしかしたら途中退出するかもだけど。

 

ベル「今回はすごい顔ぶれだね。もちろん君も出るんだろ?」

 

悟飯「でもなんだか自身がないです…」

 

悟天「ベルさんってそんなに強いの?」

 

疑問に思ったのか悟天が聞いてくる。そういえば悟天とトランクスには私の力を見せたことがないような…。

 

悟飯「ああ、ベルさんは兄ちゃんやお父さんよりもずっとずっと強い…!」

 

悟天「ほぇ~」

 

悟天が信じられないような表情をしている。

 

ラム「ベルさーーんっ!大丈夫ですかーっ!?」

 

あっ、ラムのことすっかり忘れてた。

 

ベル「問題ないよ。ごめんね」

 

ラム「こんにちは、悟飯さん。悟天も元気?」

 

悟飯「こんにちはラムちゃん」

 

悟天「元気だよ!ねぇ!ラムちゃんも天下一武道会に出るの!?」

 

ラム「う~ん…今回は見学かな。セルさんも私に付き添ってくれるんだ」

 

悟天「そうなんだ……」

 

残念そうに悟天が言う。まぁ少年の部なんてものがあるからね。ラムは私やロータスと戦えないからだって言ってたけど。レムは前に出られなかったから今回は出たいとのことだそうだ。

 

ベル「じゃあみんな超サイヤ人にならないって条件で戦わない?それならいい勝負ができるからね」

 

悟飯「それでもベルさんには勝てる気がしないですよ……」

 

ベル「戦う前から弱気はいけないよ。ちゃんと修行しなきゃ。それに今のままだとラムにも勝てなくなるかもね」

 

悟飯「あはは…」

 

私は冗談っぽく言うが実際ラムは既に今の悟飯よりも強い。

 

ラム「あれ?ジェット機がこっちに向かってくる…」

 

悟飯「あ、あれは…!」

 

ベル「何か心当たりが?」

 

悟飯「はい…。学校の友達です。天下一武道会のことも彼女から聞きました」

 

ここでビーデルの登場…。まぁとりあえず…。

 

ベル「へぇ…。いつの間にガールフレンドができたのかな?」

 

悟飯をいじらなきゃ♪(使命感)

 

悟飯「そ、そんなんじゃないですよっ!」

 

顔を赤くして否定する。初々しいな……。ロータスにはなかった反応だ。

 

ベル「でも友達なんでしょ?ならなんの間違いはない。ガールのフレンドなんだから」

 

悟飯「そ、そうかもですけど…」

 

ベル「まぁそれはともかく君の家に向かおうか。ラムも行くよ」

 

ラム「はいっ!」

 

悟飯「僕達も戻ろうか悟天」

 

悟天「うんっ!」

 

 

 

 

 

 

~そして~

 

家の前に着くとチチとビーデルが何やら話しているみたいだ。

 

ビーデル「あっ!」

 

悟飯「や、やあ…。よくここがわかったね」

 

ビーデル「名簿を見ればすぐわかるわよ!そんなことよりいきなり休学届けなんか出して!空の飛び方を教えてくれる約束でしょ!!」

 

あっちで話している悟飯とビーデルは後で関わるとしてとりあえずチチに挨拶しよう。

 

ベル「こんにちは、久しぶりだねチチ」

 

チチ「ベルさん!久しぶりだなぁ!」

 

ベル「まぁ半年以上は会ってないからね」

 

ラム「こんにちは、チチさん!」

 

チチ「ラムちゃんも久しぶりだべ!それで今日は何しに?」

 

ベル「私とラムも悟飯達と修行しようと思ってね」

 

それから軽く会話して修行の段取りに入る。ちなみにこのタイミングでビーデルに私とラムは自己紹介をした。

 

 

 

~そして~

 

悟飯「え~と、それではビーデルさんと悟天に空の飛び方を教えます。これは気のコントロールだけなのでそれほど難しくありません」

 

ビーデル「気のコントロール?ねぇ、気って何?」

 

悟飯「えっと…。何て言えばいいのかな…」

 

ベル「簡単に言うと体に秘めているエネルギーだね。これに関しては私達はもちろんすべての生き物が持ってるよ。気の使い方次第では今から教えるように空も飛べるし、こんなこともできる。ラム、ちょっと気功波をうってみて」

 

ラム「はい、…はっ!」ボウッ

 

ラムが気功波を放つとビーデルはすごく驚いている。

 

ベル「今のは気功波と言って気を溜めてうつエネルギー弾で気の応用の1つだね。これは結構難しいものだからひとまずおいておこう」

 

ビーデル「は、はぁ…」

 

ベル「ビーデルは気のことをよく知らないみたいだからまずは私と悟飯で気のコントロールを教えていこうか」

 

悟飯「そうですね」

 

ベル「それまでラムは悟天と修行するなり遊ぶなりしてていいよ」

 

ラム「はい!行こう悟天」

 

悟天「うん!」

 

 

 

~そして~

 

悟飯「そうそう、それが気だよ。武道をやってるだけあって飲み込みが早いよビーデルさん!」

 

ベル「そういえばミスター・サタンが父親なんだっけ」

 

ビーデル「はいそうです。あの!もう空を飛べたりしますか?」

 

ベル「今はまだ無理かな。次は気を自由自在にコントロールをしなきゃね。ビーデルは(地球人にしては)センスがあるから数日あれば完璧に飛べるようになるよ」

 

まぁ早く飛ぶにはさらに時間がいるけどね。

 

ベル「さて、じゃあ実際にやってみようか」

 

ビーデル「はいっ!」

 

ベル「悟飯も協力してね」

 

悟飯「もちろんですよ」

 

 

 

 

~そして~

 

悟飯「やった!浮いてる!ちょっと浮いてるよビーデルさん!!」

 

ビーデル「静かにしてて…!集中できないからっ…!」

 

ベル「よし、今日はここまで」パンッ

 

私が手を叩くとビーデルはふぅと足を地面につける。

 

悟飯「すごいじゃないか!1日で浮けるようになるなんて!!」

 

ビーデル「そうかしら…」

 

既に自由に飛べるようになった悟天を見てそう言う。

 

ベル「まぁ悟天は気のコントロールが完璧だったからすぐにできただけ。普通はかなり時間がかかるものだよ」

 

私も気のコントロールには1週間はかかったなぁ…。ベジータなんかはすぐにできたけど。

 

ビーデル「そんなものなんですか?」

 

ベル「そうそう、そんなもの」

 

ビーデル「そろそろ帰ります。じゃあ悟飯くん、また明日も来るから」

 

悟飯「あ、明日も……!?」

 

ビーデル「何?わたしが来たら迷惑?」

 

悟飯「そ、そんなことはないけど…」

 

ベル「私も付き合うから頑張ろ?」

 

ラム「私も来ます!」

 

悟飯「ありがとうございます。ベルさん、ラムちゃん」

 

まぁ私達が来たら原作よりもかなり早い段階でビーデルが飛べるようになるだろう。

 

悟飯「あっ、そうだ。ビーデルさん、髪だけどもっと短くした方がいいと思うよ」

 

ビーデル「え……!?えっと…ショートヘアの方が悟飯くんの好み……?」

 

おや?なんだかラブコメの匂いが……。

 

悟飯「いや、好みとかじゃなくて短い方が試合するのに有利だからさ。それに目にかかったり、相手に掴まれたりするし…」

 

悟飯がそれを見事にぶち壊す。…デリカシーないなぁ。

 

ビーデル「う、うるさいわねっ!そんなのわたしの勝手でしょっ!!」

 

そう言ってビーデルは帰って行った。

 

ベル「悟飯…それはないよ」

 

悟飯「えっ!?僕何か変なこと言いましたかっ!?」

 

ベル「ビーデルが可哀想だよ…」

 

ラム「ですね……」

 

悟飯「ええっ!?」

 

悟天「???」

 

ラムもわかってるのにわかってあげなよ悟飯…。まぁ男女でそのへんの違いはあるかもだけどさ……。

 

翌日、ビーデルは髪を切ってきた。……彼女は彼女で負けず嫌いなところがあるなぁ。

 

それからもビーデルに舞空術を教える特訓は続き、さらに3日後には自由に飛べるようになった。悟飯はようやく本格的に修行を始められるとホッとしていた。

 

……とりあえず悟飯はもう少し女心を学べ。私はそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は第25回天下一武道会に入る予定です。予選はどういう風に書こうか…。

次回もよろしくお願いします。


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第53話 第25回天下一武道会開幕!新ルール(私達にとっては)の予選で巻き起こる混沌。パンチングマシンは今大会も過労死のもよう

今回もよろしくです。


天下一武道会当日になり、私達は選手登録に行く途中にミスター・サタンとビーデルを見かけた。

 

テレビのアナウンサー「ミスター・サタン、今回の勝算はどうでしょうか?」

 

ミスター・サタン「はっはっはっ!ハッキリ言って勝率は120%くらいかな!」

 

いやいや…100%越えてるし…。しかもブウの復活阻止に介入しないと思われるレムとかがいるのにどこからそんな自信が出るのか…。まぁレムは無名だからしょうがないけど……。

 

テレビカメラマン「今回はお嬢様出場なさるそうですね!髪を切られたのは意気込みのあらわれでしょうか!?」

 

ビーデル「うるさいわね。ほっといてよ…!」

 

まぁ余り勘繰られたくないもんね…。なんか同情してしまう…。

 

ピッコロ「おい、早く受付をすませるぞ」

 

ベル「そうだね。早めに終わらせた方がいいよ」

 

私達は受付へ選手登録に向かった。

 

 

 

~そして~

 

次々と選手登録を終わらせて次は悟天とトランクスの番だ。

 

トランクス「えっ?少年の部?」

 

受付のおじさん「もちろんそうですよ」

 

ブルマ「今はそんなのがあるの?」

 

ロータス「最近できたそうですよ。多分前回からだと思いますけど…」

 

トランクス「おい悟天、15歳以下は大人と一緒にやらないんだってよ!」

 

悟天「え~…」

 

ラム「悟天もトランクスも知らなかったの?」

 

トランクス「うん…。ラムちゃんは知ってたのかよ」

 

ラム「私はベルさんからそう聞いたよ。もし出られるなら私だって出場してお母さんやベルさん達と戦いたいしね」

 

悟天「そんな~…」

 

ラム「まぁ頑張ってね、2人共」

 

トランクス「ちぇっ…」

 

ラムもすっかり2人のお姉さんだね。トランクスも悟天もラムの言うことは素直に聞いてるし、チビッ子達の仲は良好のようだ。

 

 

~そして~

 

パンチングマシンのおじさん(以下おじさん)「今回も例によってパンチングマシンを使用してもらいます。マシンの得点が高い15名が出場者になります」

 

場面変わって予選会場まで来た私達はパンチングマシンに並んでいる。昔のように戦って決めるわけではないから予選で身内が潰し合うことは今回ないようだ。

 

おじさん「では、見本のためにミスター・サタンにマシンを叩いてもらい、その数値を見せてもらいましょう。ミスター・サタン、お願いします」

 

ミスター・サタン「うおーーっ!わたしを越えるのは誰だーーーっ!!」

 

クリリン「やれやれ…おまえを越える奴はここにたくさんいらぁ…」

 

それは言わないであげてほしい…。彼の名誉のために。

 

悟飯「僕、ちょっと友達を探して来ます!」

 

悟空「え?ああ…」

 

悟飯はビーデルを探しに行ったのかな?そして今からサタンがパンチングマシンを叩くようだ。

 

ミスター・サタン「ひゅう~……ひゅう~……ひゅう~……」

 

おじさん「」ゴクッ

 

ミスター・サタン「せいやーーーーーっ!!!」ドカッ

 

マシン「137」ピピピッ

 

おじさん「で、出ました!137点です!!」

 

サタンが記録を出すと周りはかなり騒がしくなった。……もし私がなんの力もない地球人だったとしたらあんな風に盛り上がってたのかな…?

 

次々とパンチングマシンを叩き、私達のグループの1番最初にやる18号の番になった。

 

おじさん「次、84番」

 

クリリン「おい、あんまり力を入れすぎるな。マシンが壊れるぞ」

 

18号「わかってる」

 

おじさん「ではどうぞ」

 

18号「」ダンッ

 

マシン「774」ビビビッ

 

おじさん「な、なな…774!?」

 

惜しい、あとちょっとでスリーセブンだったのに…。

 

おじさん「すみません…機械が故障したようです…」

 

クリリン「だからやり過ぎるなって言ったのに…」

 

18号「うるさいなぁ…加減が難しいんだよ!」

 

おじさん「な、治ったようですのでもう1度お願いします」

 

18号「」タンッ

 

マシン「203」ピピピッ

 

おじさん「…203点…!?」

 

これからこの数値の前後は出るからいいリアクション期待してるよ。

 

クリリン「」ドンッ…チョン

 

マシン「192」ピピピッ

 

おじさん「……85番…192点…!?」

 

悟空「」ボスッ

 

マシン「186」ピピピッ

 

おじさん「86番…ひゃ、186点…!?」

 

ピッコロ「」ビンッ

 

マシン「210」ピピピッ

 

おじさん「…87番…に、210点……!?」

 

ラディッツ「」トンッ

 

マシン「205」ピピピッ

 

おじさん「……88番…205点…」

 

レム「」タンッ

 

マシン「198」ピピピッ

 

おじさん「………89番…198…点…」

 

ロータス「」トンッ

 

マシン「215」ピピピッ

 

おじさん「…………90番…215…点…」

 

次は私の番だけど…おじさん既に放心状態なんだけど大丈夫かな…?まぁいいや、さっさとやろう。

 

ベル「」トンッ

 

マシン「213」ピピピッ

 

おじさん「………………91番…213……点…」

 

う~ん、ロータスに点数で負けたか…。このへんのコントロールもロータスの方が上ってことか。

 

その後機械の故障だとおじさんが言って直後にベジータが原作通りにマシンをぶち壊した。

 

 

~そして~

 

くじによる抽選結果は次の通りになった。

 

第1試合 クリリンVSレム

 

第2試合 シン(界王神)VSマジュニア(ピッコロ)

 

第3試合 ロータスVSビーデル

 

第4試合 ベルVSマイティマスク(後に悟天とトランクスになると思われる)

 

第5試合 孫悟飯VSスポポビッチ

 

第6試合 ラディッツVSベジータ

 

第7試合 キビトVS孫悟空

 

第8試合 18号VSミスター・サタン

 

 

 

…………うん…まぁ…言いたいことはいっぱいあるけどとりあえず今は1つだけ…。

 

私の相手は多分あの2人になるだろうマイティマスクかよ…。…まぁこの後に行われる少年の部だけだと物足りないだろうと思うから少しだけ戦ってあげるけど、早めに正体をばらしておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

パンチングマシンの数値はこちらが考えたオリジナルです。オリキャラやラディッツのために数人は犠牲になりました……。南無南無。

では、次回もよろしくお願いします。


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第54話 クリリンVSレム。鬼が勝つか人が勝つか…。少年の部は茶番でした

今回もよろしくです。


少年の部が終わり、いよいよ大人の方も試合開始間近である。

 

少年の部に関しては原作通りとだけ言っておこう…。ベジータの親バカっぷりが少し面白かった。

 

さて、第1試合がもうすぐ始まる。クリリンとレムか…。レムも一応鬼の力を使わないように心掛けているから実際どちらが勝つかは見物だと思う。

 

レム「クリリンさん、よろしくお願いします」

 

クリリン「こっちこそよろしく」

 

アナウンサー「それでは第1試合、開始!」

 

クリリン「はっ!」ドンッ

 

レム「!!」

 

クリリン「でやっ!」ブンッ

 

レム「くっ…!」

 

先手はクリリンか…。

 

ロータス「ベルはどっちが勝つと思う?」

 

ベル「そうだね…。単純な力だとレムが勝るけど、クリリンは小技を多く使う。そしてレムは鬼の力を使わないようにしている…。それをどう対応するかによって勝敗が決まるかな」

 

実際レムは細かい対応がうまくできないところがあるからクリリンもそこをついて攻撃してるのだろう。

 

クリリン「か…め…は…め……!」

 

おっ、かめはめ波か。レムはどうするかな?

 

クリリン「波っ!!」ボウッ

 

レム「」タンッ

 

上に跳んだ…。何をするのだろう…?

 

クリリン「」クイッ

 

当然クリリンはかめはめ波をレムの方に曲げてくる。

 

レム「やあっ!」バチィッ

 

クリリンの方に弾き返した。成程…。下だと観客に被害が及ばないから上に跳んだわけだ。観客はみんな唖然としてるね。アナウンサーの人はいい戦いが見れて感動してるようだ。……どんだけ前回のレベルが低かったのやら…。

 

レム「ヘイトダンシング!!」

 

レムはクリリンの後ろに回り込みラッシュを決めた。

 

クリリン「ぐっ…!」

 

レム「エビルブラスト!」ボウッ

 

クリリン「かめはめ波っ!!」ボウッ

 

2人の技は相殺され、レムはその隙にクリリンの懐に詰め寄った。

 

レム「たっ!」バキッ

 

クリリン「ぐわっ!」

 

レムの一撃によりクリリンは場外に落ちた。

 

アナウンサー「そこまで!勝者レム選手!!」

 

クリリン「負けたよ…。流石ベルさんやロータスと鍛えてるだけあるよ。それに加えて悟空達とも修行したんだろ?」

 

レム「そうですね…。でも悟空くん達と比べるとまだまだですよ……。ロータスやベルさんはさらに上ですし、娘のラムも僕より強いですから……」

 

クリリン「マジかよ…。サイヤ人と鬼って改めてすげぇんだな。しかもセルもそこに入ってるんだろ?」

 

レム「はい……」

 

クリリン「まぁ次の試合も頑張れよ!」

 

レム「はい!」

 

試合が終わり、互いに握手をして観客席から2人に拍手が鳴り響いた。……なんだ、サタン信者なのに彼らを認めてるじゃないか。やっぱりこれだけ胸が熱くなる試合を見せられると興奮するよね。

 

ロータス「おめでとうレム!!」

 

レム「うん、ありがとうロータス」

 

2人は抱擁を交わす。……2人共?まだ天下一武道会は終わってませんよ?

 

ベル「お疲れ様クリリン」

 

クリリン「ベルさん…。やっぱり鬼ってすごいんですね。鬼の力なしであそこまで差があるとは思いませんでしたよ……」

 

ベル「まぁ惑星オーガの人達って戦闘タイプのナメック星人と同じくらいの力があるからね。それに加えて鬼の力……ポテンシャルはサイヤ人と同等だと思うよ」

 

クリリン「すごいっすね……本当に…」

 

ベル「まぁクリリンにはクリリンの強みがあるさ。これからもこの星を守れる人間になってね」

 

クリリン「もちろんですよ…!これでも地球人最強ですから!」

 

まぁ天津飯の方が実力は上だけど、あれは人間をやめちゃってるからやっぱりクリリンが地球人最強だと思う。

 

ベル「その意気だよ。さぁ、試合を見よう」

 

クリリン「はいっ!」

 

続く第2試合だが、原作通りピッコロが棄権して界王神が勝利した。……登場時は不気味なキャラを演出してたのにいつの間にかギャグキャラになりつつあるのがこの東の界王神である。

 

それはさておき次はロータスとビーデルの試合か……。これもある意味楽しみだね。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はロータスVSビーデルになります。お楽しみに!


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第55話 ロータスVSビーデル。彼女は何を思うのか…。あとついでに第4試合、そして……

今回もよろしくです。


ビーデルside

 

今回の天下一武道会は前よりレベルが全然違う…!ベルさんと一緒にいた人達はパンチングマシンで200前後の数値ばかりとっていたし何者なのかしら…。

 

ベルさんはみんな私の友達(しかも1人は悟飯くんのお父さんだって言うじゃない)だって言ってたけど…。

 

アナウンサー「それでは第3試合、ロータス選手VSビーデル選手です!」

 

ロータス「よろしくね」

 

ビーデル「よ、よろしくお願いします…!」

 

そしてこの人がベルさんの言ってた…。

 

 

 

 

~3週間前~

 

ビーデル「あ、あのっ!」

 

ベル「どうしたの?」

 

ビーデル「ベルさんは誰に戦いを教わってたんですか?」

 

ベル「私はほとんど自己流だよ。3歳の頃に半年だけ基礎だけ教わって後は自分でね」

 

ビーデル「さ、3歳からですか…!?」

 

ベル「別に驚くことじゃないよ。……それにその頃はそれくらいしか楽しみがなかったしね…」

 

ビーデル「?あと…弟子とかいるんですか?」

 

ベル「弟子…ねぇ…。まぁ私のことを師匠みたいに慕ってくれる子はいるよ。ラムもその1人だしね。それがどうかした?」

 

ビーデル「ベルさんすっごく教えるのが上手だと…そう思って…」

 

ベル「そうかな?…そういえば私が最初に戦いを教えたロータスっていう子もそんなこと言ってたなぁ…」

 

ビーデル「そうなんですね」

 

ベル「うん。ロータスも私も天下一武道会に出るからそのときはよろしくね」

 

ビーデル「は、はい!」

 

ベル「特にロータスは過去の天下一武道会で優勝しているからもし当たったら君にとってはいい刺激になると思うよ」

 

 

 

~そして現在~

 

こんな綺麗な人が天下一武道会の優勝者…っていうのもすごい話よね。でもはっきりわかる…!ベルさんに色々教わったから…。

 

……この人は強い…!わたしじゃあ足元にも及ばないってことがはっきりとわかる。それにベルさんと一緒にいた人達もパパよりも強いってことも…。でもわたしだってこの3週間ベルさんにトレーニングをつけてもらったから簡単には負けられない…!

 

 

ビーデルsideout

 

 

ロータスside

 

この子がベルの言ってた子だね。3週間前まではミスター・サタンさんより少し劣るって感じだったけど、すごく強くなってる。もしかしたらクリリンさんやヤムチャさんといい勝負ができるかも…。

 

ロータス「あなたがベルとラムの言ってた子?」

 

ビーデル「はい…!ロータスさんは天下一武道会で優勝したんですよね?」

 

ロータス「随分懐かしい話だね…。まぁ一応ね」

 

ラム「お母さんもビーデルさんも頑張れーっ!」

 

ビーデル「ラムちゃんのお母さんなんですね」

 

ロータス「うん、あの子もとても強いよ。少年の部には出なかったけど」

 

アナウンサー「それでは試合開始!」

 

ビーデル「こちらからいきます!はあっ!」ドンッ

 

速い…!流石ベル…3週間でこの仕上がりは地球人で1番だよ。

 

ロータス「たあっ!」ガッ

 

わたしは彼女の攻撃を足で止めてそのまま弾き飛ばす。

 

ビーデル「ぐっ…!まだまだっ!」

 

すごい闘争心…。でもわたしだって負けるわけにはいかないんだよね。超サイヤ人縛りとはいえベルと戦うためにも…!

 

ロータスsideout

 

 

悟飯「ビ、ビーデルさん無茶苦茶強くなってませんか?」

 

ベル「私が彼女を鍛えたけどこれは想像以上だね…。彼女、もしかしたら地球人で1番になるかもよ?」

 

クリリン「ま、マジですか…!?」

 

ベル「今の発言は少し大袈裟だけどクリリンもうかうかしてると地球人最強の称号が彼女にわたっちゃうよ?」

 

実際ビーデルの成長速度はすさまじい。下手したらヤムチャよりも強いかもしれないね。

 

ベル「でも…」

 

ロータス「はっ!」ドガッ

 

ビーデル「うあっ…!」

 

ベル「それで勝てるほどロータスは甘くない」

 

悟飯「えっ…?」

 

ベル「ロータスは相手の力に会わせて戦ってるけどその制約のうえで決して手加減はしない。悟空と戦ったときもそうだったようにね。」

 

特に今回の大会のロータスはどこか本気を感じる。私も出るからなんだろうか…?

 

ビーデル「はあっ…!はあっ…!」

 

ロータス「あなたとの戦い、とても楽しかった…。でもそろそろ終わりにするよ」

 

ビーデル「くっ…!」

 

決着…かな?でもビーデルは頑張った。彼女はまだ若いからどんどん強くなるだろう。…ん?これは…

 

ビーデル「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

悟飯「ビーデルさんが気を溜めてる…!?」

 

クリリン「何かするみたいたぞ…!」

 

そういえば1つだけ気を使った技をビーデルに教えたっけ。でもまだあれは実戦には程遠いはずだけど…。

 

ビーデル「……気合砲っ!!」ブアッ

 

……すごい…!実戦でもちゃんと使えるレベルだ。自分で仕上げたのか。

 

今のビーデルの技はウーブが天下一武道会で悟空に使った技である。私が教えたときはあれの半分の威力もなかったはずなのにね…。

 

ロータス「………はあっ…!」ブアッ

 

それでもロータスはその技を使うこと自体を読んでいたかの如く同じ技で、それでいてそれ以上の威力で跳ね返した。

 

ビーデル「ぐうっ…!」

 

ビーデルはそれによって場外まで吹き飛ばされる。

 

アナウンサー「ビーデル選手場外に落ちた!よって勝者ロータス選手!!」

 

ロータス「お疲れ様、ナイスファイトだったよ!」

 

ビーデル「はい…!ありがとうございました!」

 

2人は握手をしてお互いを称えあった。

 

ベル「ロータスもビーデルもお疲れ」

 

ロータス「ありがとう、ベル!」

 

ビーデル「ロータスさんとても強かったです。全く歯が立ちませんでした」

 

ベル「それにしても最後のあれはよかったよ。まさか1人であれ程のものに仕上げるとはね」

 

ビーデル「でもロータスさんに跳ね返されました…」

 

ロータス「ベルが教えたっていう子だからね。ああいった技も使ってくるって思ったんだ」

 

ロータスが強いと思ったところは状況や相手の実力、性格などからどんな風に戦うかを読んで戦うことだ。だから例え同じ条件で仮に実力が同じでも悟空やベジータよりも強い。

 

ロータス「次はベルの試合だよね?頑張ってね!」

 

ベル「もちろん」

 

アナウンサー「それでは第4試合、ベルVSマイティマスク選手です!」

 

さて、じゃあ行ってきますかね。

 

ベル「よろしく」

 

マイティマスク?「………」

 

まぁ読者のお察しの通り胴長のキメラみたいだった。悟天とトランクスの気を感じるし……。くじびきのときはちゃんとマイティマスクだったのになぁ…。いや、ちゃんとマイティマスクって言葉はなんかおかしいけど。

 

アナウンサー「試合開始!」

 

マイティマスク?「いくぞっ!」ドンッ

 

マイティマスク…もといトランクスと悟天…ええい面倒くさい!もうトラン天でいいや。トラン天がこっちに突撃してくる。とりあえず気功波をうってみよう。

 

ベル「」ボウッ

 

マイティマスク?「わっ!」ヒョイッ

 

まぁ流石に避けるよね…。肩車で動きにくそうなのによくやるよ全く…。

 

ベル「なら…これならどうかな?」ボボボッ

 

トラン天の周りに気功波を撒き散らす。確かピッコロが17号にやった技だったかな?…名前忘れたけど…。

 

マイティマスク?「!?」

 

ベル「さて、これで君の逃げ場はなくなった…」

 

マイティマスク?「や、やばい…!」

 

ベル「はっ!」グアッ

 

私は気功波をトラン天のいるところに集約させて攻撃した。もしもこれが本物のマイティマスクだったらこれで死んでもおかしくないけどね。

 

マイティマスク?「くっそー…!こうなったら…!」

 

ベル「?」

 

マイティマスク?「はぁぁぁっ…!」ゴッ

 

遂に超サイヤ人になっちゃったよ…。この2人制約を破りすぎではないだろうか…。少年の部のときといい…。

 

……もう彼らには退場してもらおうかな?

 

ベル「さて、そろそろ決着をつけようか」

 

マイティマスク?「そうはいくか!まだまだこれからさっ!!」

 

ベル「いや、勝たせてもらうよ。トランクス、悟天」

 

マイティマスク?「げっ…!バレてる…!」

 

寧ろなんでバレないと思ったし。

 

マイティマスク?「くっそー!簡単にはいかないぞ!」

 

ベル「」ドンッ

 

マイティマスク?「!?しまった…!」

 

ベル「」ドスッドスッ

 

マイティマスク?「うっ…!」

 

私はトラン天の懐にボディーブローを1発ずつ決めてそのまま場外に落とした。

 

アナウンサー「じ、場外!ベル選手の勝利です!」

 

ロータス「お疲れ様、ベル!」

 

ベル「ありがとう。悟空、ベジータ」

 

悟空「なんだベル?」

 

ベジータ「どうした?」

 

ベル「この中?に悟天とトランクスがいるから観客席まで運んであげて」

 

ベジータ「なんだと!?なんでトランクスはそんなことを…」

 

ベル「多分少年の部だけだとつまらなかったんだろうね。大人と戦いたいって言ってたし」

 

悟空「オラが2人を連れてく」

 

ベル「じゃあ悟空、任せたよ」

 

悟空「ああ…!」

 

そう返事をして悟空は観客席まで飛んでいった。

 

さて、次は悟飯の………

 

どくんっ…!

 

ベル「っ!!」

 

ロータス「ベル?どうしたの?」

 

ベル「…ごめん…。ちょっと御手洗いに行ってくるよ」

 

ロータス「悟飯の試合始まるよ…?」

 

ベル「悟飯なら大丈夫でしょ。まぁとにかく行ってくる」

 

ロータス「うん……」

 

私は急いでトイレの方に向かった。

 

 

~そして~

 

ベル「……ふぅ…」

 

私は壁にもたれかかる。なんかブウ編に入ってから体の調子が悪い…。今まではこんなことなかったのに…。体の違和感が段々大きくなってくるし…。もしかしてこのまま消えてしまうの…?

 

そんな…嫌だ…!嫌だよ…。せめて…せめてブウ編の…完結まで…消えるわけには…いかない……!

 

ベル「………よし…!」

 

少し落ち着いたので会場の方に戻ろう。ロータスも心配してるだろうしね。

 

 

~そして~

 

会場に戻ると悟空達とスポポビッチ(と多分ヤムーも)がいなくなってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は残った面子で武道会の方を進めます。


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第56話 行ってしまった悟空達。残された者の武道会!主人公が席をはずしてる間に話進みすぎぃ!!

今回もよろしくです。


戻ってきたら悟空達がいなくなってた。えっ?私がいない間に何があったし。

 

ロータス「あっ!ベル!!もう大丈夫なの?」

 

やっぱりロータスには私が具合悪そうにしてたことに気付いていたようだ。長年一緒にいたからわかるものなのかね……?

 

ベル「うん、心配かけてごめんね。もう大丈夫だから。……それで何があったの?」

 

ロータス「それが……」

 

私はロータスから事情を聞いた。どうやら原作通りの展開になっているようだ。違うことといえば悟飯の相手がゴリマッチョことスポポビッチであること、細マッチョことヤムーが観客席にいたこと、ビーデルが普通に悟飯についていったことである。3つ目は余り変わらないって?ほら、ビーデルは仙豆食べてないし…。

 

そして悟飯が超サイヤ人にならずにスポポビッチとヤムーにキリだったっけ?を回収されたそうだ…。……この悟飯…原作よりも強くなってやがる…!多分悟空が生きているからだろうな。

 

……で、今に至るというわけだ。とりあえず残ってる私とロータス、レムに18号とミスター・サタンの5人でバトルロワイヤルをやるのかと思ったらサタンはシードだったので、サタン以外の4人で戦って最後の1人になった選手がサタンと戦うそうだ。サタン楽しすぎ!世界チャンピオンだからって胡座かいてるんじゃないよ!!戦え!!あとセルは観客席でラムと一緒にいる。…正直セルが行かなくてよかったよ。もし行ったら多分バビディに洗脳されると私の勘がそう言ってる。

 

それで組み合わせは…。

 

第6試合 ロータスVS18号

 

第7試合 ベルVSレム

 

となったらしい。なおくじびきで決めたようだ。

 

ロータス「じゃあわたし試合だから行くね!」

 

ベル「頑張ってね」

 

ロータス「もちろん!」

 

アナウンサー「それでは第6試合!ロータス選手VS18号選手です!」

 

18号「全力でいかせてもらうよ。ロータス」

 

ロータス「はい、よろしくお願いします」

 

そういえばロータスは18号には敬語なんだよね。なんでだろう…?多分ロータスの方が年上だと思うけど…。

 

アナウンサー「それでは、試合開始!」

 

18号「こっちからいくよ!気円斬!!」ブウン

 

ロータス「フィニッシュバスター!!」ボウッ

 

2つの技は相殺となった。気円斬に真っ向勝負でいこうとするロータスの肝っ玉には正直尊敬に値する。私はどうしても避けようとするからね。

 

ロータス「今度はこっちからいきます!超龍撃拳!!」

 

今度はロータスが18号にラッシュを浴びせる。

 

18号「ぐっ…!」

 

ロータス「はあっ!」ボウッ

 

18号「うあっ…!」

 

レム「まともに受けましたね」

 

ベル「18号がどうするか気になるところだね」

 

18号「まだまだっ…!」ドンッ

 

ロータス「」ドンッ

 

互いに上に飛んだ。空中戦をするようだね。

 

18号「はぁぁぁっ…!」

 

18号は連続でキックをするが、ロータスはそれを軽く捌く。

 

ロータス「やっ!!」ドガッ

 

18号「がはっ…!」

 

これもまともに受けたね。

 

アナウンサー「18号選手ダウン!カウントをとります!1、2、3…!」

 

18号はぴくりともしない。気絶はしても死ぬような一撃ではないような気がするけど…。気がないからわからないね。

 

ロータス「…………」

 

ロータスは18号を睨み付けている。……この子は戦いになると目が鋭くなるんだよね。ビーデルと戦ったときもそうだったし…。ビーデルも少し怖かったと言ってたそうだ。

 

アナウンサー「…9、10!そこまで!勝者ロータス選手!!」

 

試合が終わるとロータスは18号を運びこちらにきた。

 

ベル「お疲れ。…念のため聞くけど…生きてるよね?」

 

ロータス「当たり前だよ!気絶してるだけだよ!!」

 

いや、だって君…敵を殺すが如く鋭い目をしてるからね?ビーデルからも苦情きてたからね?

 

ロータス「そんなことより次はベルとレムの試合だよね!2人共頑張ってね!!」

 

なんか露骨に話をそらされたような…。

 

ベル「もちろん」

 

レム「うん!」

 

アナウンサー「次は第7試合、ベル選手VSレム選手です!」

 

さて、レムとの試合も楽しめそう。ちゃんと戦うのは初めてだからね。

 

 

 

 




今回はここまでです。

原作だと悟空達が離脱するとバトルロワイヤルですが、この作品では優勝者がサタンと戦う仕様になっています(サタンとの戦闘を書くとはいってない)。

ベルやロータスは会場に残りましたが、もしかしたらifで悟空達ついていく話を書くかもしれません。その場合どういう展開にするか原作を読んでいいアイディアが浮かんだら投稿していきます!

では、次回もよろしくお願いします。


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第57話 ベルVSレム。強くなった自分(レム)を見せつけろ!そして乱入者の登場

今回もよろしくです。


レム「ベルさん…本気でいかせてもらいますね。惑星オーガのレムではなくて地球の人間として戦います!」

 

ベル「ふふっ…。私もこの大会では地球人として出てるようなものだからね。私も地球の人間としてその本気に応えるよ」

 

地球に来てからはサイヤ人であり、地球人として生きることを決意したんだよね。もう20年以上前の話だけどね…。

 

ラム「お父さーんっ!ベルさんもっ!頑張ってーっ!」

 

ベル「あの娘の期待にも応えてあげないと…ね?」

 

レム「はいっ!!」

 

アナウンサー「試合開始!」

 

レム「はあっ!」ドンッ

 

試合開始の合図とともにレムがこっちに突っ込んできた。

 

レム「ヘルブリッツ!」ボウッ

 

そして至近距離から攻撃してきた。この距離だと避けきれないな…。なら…!

 

ベル「ライオットジャベリン!」ボウッ

 

こちらも気功波で相殺する。

 

レム「まだまだいきます!ヘイトダンシング!」

 

今度はラッシュか…。こっちもラッシュで応戦するか。

 

ベル「超龍撃拳!」

 

互いのラッシュがぶつかりあう。

 

レム「くっ…!」

 

ベル「はあっ!」ドガッ

 

レム「うあっ…!」

 

よし、このまま一気に攻める!

 

ベル「ライオットジャベリン!」ボウッ

 

レム「ぐっ…!やあっ!」バチィッ

 

おお…。あの体制で弾き返すとは…。でも……。

 

ベル「やっ!」バキッ

 

レム「あぐっ…!」

 

流石に後ろまで気がまわらないみたいだね。

 

アナウンサー「レム選手ダウン!カウントをとります。1、2、3…!」

 

レム「くっ!」

 

ベル「かなり強くなったね」

 

レム「まだまだベルさんには及びませんけどね…!」

 

すごい闘志だ。実力差がわかっていて尚もむかってくる気迫はこういった武道大会では重宝されそうだね。

 

ベル「さあ、まだまだこれからだよ。かかっておいで」

 

レム「はいっ!」

 

 

~そして~

 

レム「はあっ…!はあっ…!」

 

既にレムは大きく息をしている。そろそろ決着をつけようかな?

 

ベル「」ドンッ

 

レム「!!」

 

ベル「はっ!」バキッ

 

レム「あうっ…!」

 

ベル「たっ!」ドガッ

 

レム「う…ぐ…!」

 

レムはドサリと倒れこんだ。

 

アナウンサー「レム選手、ダウン!」

 

それから10カウントでレムは立つことができなかったので、試合が終わった。

 

アナウンサー「勝者、ベル選手!!」

 

決着がつき、観客席から大きな盛り上がりを見せる。

 

ロータス「流石ベルだね!あれほど力をつけてたなんて」

 

ベル「まぁ私なりに修行したからね」

 

なんせ戦闘力が倍以上になったからね。全王のスパルタの修行によって…。というか2年前に全王が私のところに来たときはすごくビックリしたよ。幸い他に誰もいなくて本当によかった。

 

ロータス「レムもお疲れ様!」

 

レム「うん…。全く歯がたたなかったよ。やっぱりベルさんはすごい」

 

アナウンサー「さあ!次の試合はベルVSロータス選手です!!」

 

レム「2人共頑張ってくださいね!!」

 

ロータス「もちろんだよ!」

 

ベル「ありがとう、レム」

 

いよいよロータスとのバトルだ。超サイヤ人にならないことが条件とはいえフルパワーでロータスと戦うのは初めてだからとても楽しみだよ。

 

ロータス「超サイヤ人にならずとも本気で戦おうよ!」

 

ベル「……当然」

 

アナウンサー「それでは!」

 

私とロータスの試合開始…とはならなかった。何故なら……。

 

パッ

 

悟空「こ、ここは…!」

 

悟飯「武道会場…!?」

 

悟空と悟飯、ラディッツ…そしてバビディの魔術を受けたベジータが乱入してきたからだ。

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は悟空VSベジータ、そして……。


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第58話 破壊王子降臨!洗脳を受けたベジータ。M字ハゲの額にさらにMの字

悟空VSベジータの予定でしたが、ベジータの相手を変えることにします。

では、今回もよろしくです。


悟空達が会場に乱入してきた。

 

ロータス「ご、悟空!?それに悟飯にベジータさんにラディッツさんも…どうしてここに…?」

 

悟飯「それが…」

 

悟飯が事情を話した。原作通りの展開になってるね。ラディッツが寝返らないだけまだマシだと考えるべきなのか…。

 

バビディ『ベジータといったかな?早速そいつらからエネルギーを奪うんだよ!殺してもいいからね』

 

ベジータ「黙れ!オレの目的は貴様だベル!!」

 

私と戦うって…。戦ったことあったっけ?

 

ベジータ「貴様がどうしても戦わないと言うなら…はっ!!」ボッ

 

ロータス「危ないっ!!」バチィッ

 

ベジータが気功波を観客席にうつが、ロータスがそれを弾き返す。

 

ベジータ「さぁ…オレと勝負しろ…!ベルっ!!」

 

ベル「……わかったよ。どうせ聞いてるんでしょバビディ。私達を誰もいないところに変えて」

 

界王神「お待ちなさい!!どうしても戦うというならこのわたしを倒してからにしなさい!」

 

界王神が私とベジータの間に入ってそう言う。

 

ベル「…界王神様、引いてください。私はあなたを殺したくない」

 

ロータス「ベル……」

 

界王神「わ、わかりました…。好きにしてください…」

 

ベル「すいません…。こうでもしないとベジータが観客を殺しかねないので……」

 

バビディ『仲間割れが始まったぞ!!ざまぁみろ界王神!!望み通り場所を変えてやるよ。パッパラパーーーー!!!」

 

バビディの魔術に寄って私達は誰もいない荒野に送り込まれた。ん……?

 

ベル「ロータス…。ついてきたんだ」

 

ロータス「うん…。今のベルは放っておけないから…。さっきも具合悪そうにしてたし…」

 

ベル「私のために…。ごめんね」

 

ロータス「気にしないで!それよりベジータさんと戦うんでしょ?頑張ってね!」

 

ベル「……もちろん…!」

 

界王神「あなた達は心置きなく対決してください。わたしと孫悟飯さんとラディッツさんはこの入口を壊してバビディやダーブラ達と戦ってきます」

 

ベル「ありがとうございます。界王神様」

 

界王神「いいんですよ。それに運がよければ魔人ブウの復活を食い止めることができるかもしれませんしね」

 

バビディ『なんだと~~。そうはさせるもんか……!ベジータ!やめさせるんだよ。邪魔者は殺せ!」

 

ベジータ「断る…!界王神が何をしようとオレには関係ない……!!」

 

バビディがもう1度命令するが、私や悟空と戦いたいと言ってバビディの命令を拒否している。そこまでして戦いというのはサイヤ人の王子としてのプライドだろう。

 

それからバビディの宇宙船に悟飯、ラディッツ、界王神が中に入る。

 

ベル「悟空は行かないの?」

 

悟空「ああ…。オラもベルの戦いを見守りてぇからな」

 

ベル「そう…。流れ弾に気を付けてね。ロータスと離れてて」

 

ロータス「うん!行こう、悟空」

 

悟空「わかった。今のベジータは強ぇ…!オラよりも…」

 

ベル「問題ないよ。私は負けないから」

 

ベジータ「気に入らん…!貴様のその余裕っぷりが、そしてこのオレを圧倒的に上回るその実力が…!だからバビディの魔術にかかり手に入れた力で貴様を殺す!!」

 

ベル「……私が受けたダメージがエネルギーとなって魔人ブウの玉にパワーが送られるらしいからね。だから少し本気でいくよ」

 

ベジータ「面白い…!見せてみろ!!」

 

ベル「……はぁぁぁっ…!」ゴッ

 

私は気をベジータより少し強いところまで溜めた。

 

ベジータ「流石だな!7年前のセル以上の強さだ!!」

 

ベル「ダメージを受けたくないからね。……じゃあやろうか」

 

さぁ…。バトルを始めよう…!

 

 

~某所~

 

ラムside

 

もう!折角お母さんとベルさんの試合を見ようと思ったのに悟天とトランクスはどこに行ったの?しょうがない…後でセルさんが試合を録画してるらしいから見せてもらおう…。生で見たかったなぁ…。あっ!いた!

 

トランクス「どうなってるんだよ。気があっちこっちに行ってるから何がなんだかわからないぞ」

 

ラム「ここにいたの2人共!」

 

悟天「ラムちゃんだ!」

 

ラム「ラムちゃんだじゃない!勝手に離れたら駄目でしょ!チチさんとブルマさんが心配してたよ!」

 

トランクス「ごめん…」

 

ラム「それで?2人はどこに行こうとしてるの?」

 

悟天「あのね……」

 

~悟天説明中~

 

ラム「成程ね…」

 

トランクス「オレ達魔人ブウってのを見てみたいんだよ!」

 

悟天「そうそう!だから兄ちゃん達のところへ行こうとしてるんだけど…」

 

ラム「あっちこっちに気が移動してる…と言うことね」

 

そういえばベジータさんの気が大きくなったと同時にベルさんとお母さんと悟空さんの気がそこに現れていたような…。

 

ラム「とりあえずベジータさんのところへ行くよ2人共」

 

トランクス「パパの?」

 

ラム「幸いここからそんなに遠くないから早く着くと思うよ」

 

トランクス「わかった。悟天!ラムちゃんについていこうぜ!」

 

悟天「うん!」

 

私達はお母さん達のところへ行くことにした。……それにしてもベルさんとベジータさんが戦うことになるなんて…。どちらも無事でいてください…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はベルとベジータの戦いになります。


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第59話 ベルVSベジータ。魔人ブウの復活に繋がるエネルギーを溜めさせるな!強さの理由は…なんのために修行するのか?

今回もよろしくです。


ダメージを受けたくないと言ったものの…それだと物語が進まない気がする…。

 

まぁそのときはそのときかな。さっき悟飯を見たとき服がボロボロだったからダーブラも原作より強くなってるっぽいし、いい具合にダメージを受けてくれるでしょ。

 

ベジータ「でやぁっ!」ブンッ

 

おっと…。そうこう考えてるうちにベジータが攻撃をしかけてきた。……しょうがない、やるか。

 

ベル「」バシィッ

 

ベジータ「なっ!?」

 

ベル「ふんっ…!」

 

私はベジータの攻撃を受け止めてそのまま投げつけた。

 

ベル「せいっ!」ドゴッ

 

そしてそのまま腹に一撃をくらわせる。

 

ベジータ「がはっ…!」

 

ベル「はあっ!」ドガッ

 

そしてそのままベジータを蹴り飛ばした。

 

ベジータ「ちぃっ…!」

 

ベル「どんどんいくよ。言っておくけどこれでもまだまだ手加減してるからね?」

 

ベジータ「なんだと……!?」

 

ベル「フルパワーでやったら一瞬で終わっちゃうからね。私は戦いを楽しみたい…。サイヤ人として…。だから簡単には終わらせない。さぁ…かかっておいでよ。そして私を楽しませてよ」

 

ベジータ「コイツ…いかれてやがる…!」

 

ベル「バビディに洗脳されてる奴には言われたくないね」

 

そもそもサイヤ人ってのはバトルジャンキーだからこれくらいは普通だと思うけどな。ベジータだってそうだったと思うの。

 

ベル「来ないならこっちからいくよ…!」ドンッ

 

ベジータ「!?」

 

ベル「はっ!」ドガッ

 

ベジータ「ぐっ…!ギャリック砲!」ボウッ

 

ベル「ライオットジャベリン!」ボウッ

 

ベジータ「くっ…!技が押されて…!ぐわぁぁーーーっ!!!」

 

私が放った気功波によってベジータは吹き飛んでいった。…そのまま帰ってこなくてもいいんだけどなぁ…。

 

あっ…。戻ってきた。

 

ベジータ「貴様は……貴様はなんなんだ…!このオレがどんなに修行をしても貴様との差は縮まらない…!それどころかどんどん広がるだけ…。もう貴様に追い付くのは無理だというのか…!」

 

……成程。ベジータがどうして私に執着するのかわかった気がする。

 

ベル「君が修行してるぶん私も修行してるからね。……もう私は強くなるしかないんだよ。だから残りの人生を修行に費やしてる。でも君は違う。君には家族がいる。君は家族に時間を作れるんだよ」

 

ベジータ「オレは……強くなるためなら家族なんて…」

 

トランクス「パパっ!」

 

ベジータ「トランクス…?」

 

ラム「私が連れてきたんですよベジータさん」

 

ロータス「ラム…わたし達を探してたの?」

 

ラム「うん、お母さん達の方から気と気のぶつかり合いを感じてきたの。ベジータさん…強くなるためなら家族なんてって言わないでください!ベジータさんを想っているトランクスとブルマさんが悲しみます!…それにベルさんも…ベルさんを慕っている人はたくさんいます…!だから…修行しかないなんて悲しいこと…言わないでください!!」

 

ラムが泣きながらそう言う。

 

ベル「ごめんね、ラム…。私は血の繋がった家族がいないからわからなかったよ…」

 

ラム「でも!私はベルさんのことを家族だと思ってます!お母さんもお父さんもベルさんのことは家族だと思ってます!!」

 

ベル「ありがとね…。ラム」

 

私はラムの頭を撫でながらこれからどうするかを考えた。

 

ベル「ベジータ、戦いはこれで終わり。ベジータと悟空はこれから悟飯達のところへ行って」

 

悟空「ああ」

 

ベジータ「わかった」

 

ラム「ベルさん!私達はどうすれば…?」

 

ベル「ラム達は1度会場に戻ってみんなと神様の宮殿に避難しておいて」

 

ラム「避難…ですか?」

 

ベル「もしかしたらこの辺りが大変なことになるかもしれない…。だから1番安全な宮殿にいれば余程のことがない限り危険な目にあうことはない」

 

ラム「わかりました…!悟天、トランクス、会場に戻るよ!」

 

悟天「えっ!でも…」

 

ラム「いいから言う通りにして!」

 

トランクス「わかったよ…。パパ、頑張れ!」

 

ベジータ「もちろんだ」

 

ベル「ロータスは私について来てほしい」

 

ロータス「わかった!」

 

ベル「あと悟空」

 

悟空「なんだ?」

 

ベル「もし魔人ブウが復活して魔人ブウに勝てそうにないと思ったらみんなを連れて瞬間移動で宮殿に戻って」

 

悟空「……わかった」

 

ベル「それじゃあ各自行動して!目標は魔人ブウ復活の阻止だよ!」

 

『了解!』

 

とはいえ魔人ブウの復活は避けられないだろう。ラム達にはそのときのためにみんなを避難させるわけだし、私とロータスも魔人ブウを倒すために行動に移す。

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回いよいよ魔人ブウの復活!?

お楽しみに!


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第60話 復活してしまった魔人ブウ。さらなる修行で敵を越えろ!キングクリムゾン(作者の都合)によって退場したベジータとラディッツ

今回もよろしくです。


私は今ロータスと一緒に重力室にいる。自身の修行も兼ねてロータスの力を底上げするためである。

 

原作より強い悟飯(とはいっても少し鈍っているが)が戦ってもダーブラだと思われる気が減っていないからダーブラも原作より強くなってるだろう。そしてもしかしたらブウも…。

 

それにブウが復活したら誰が戦うのか…。正直悟空達が勝てる可能性はかなり薄い。だからフュージョンなんて方法があるし、悟飯の老界王神潜在能力開放もある。最も悟飯が老界王神に会えるかは現時点ではわからないから私やロータスも戦いに備えて修行しなくてはならない。

 

ベル「はあっ!」ドゴッ

 

ロータス「ぐっ…!パワーブリッツ!!」ボウッ

 

ベル「ライオットジャベリン!」ボウッ

 

ロータスの放った気功波が私の放った気功波によって押し返された。

 

ロータス「わあっ!」

 

そしてそれによりロータスはかなりのダメージを受けた。

 

ロータス「はあっ…!はあっ…!」

 

ベル「今回復させるからね」パァァァァ

 

ロータスが大ダメージを受ける度に私がベホマを使って回復させる。現状これの繰り返しである。

 

本当は全王に、或いは2年前に知り合った大神官に頼み込んでロータスを鍛えるのが1番なんだけど、今どこにいるかわからないうえに何故か全王と大神官の気を探れないから瞬間移動もできない。なのでこれよりいい方法がないのである。

 

ベル「さぁ、続けようか」

 

ロータス「はいっ!」

 

それに…。

 

どくんっ…!

 

もう時間もないしね…。

 

 

 

~そして~

 

ベル「!!」

 

ロータス「ベル、この気は…」

 

ベル「…多分魔人ブウが復活したんだろうね」

 

まずいな…。魔人ブウの強さが予想(原作)より遥かに上回っている。これだと本格的にフュージョン頼みになりそうかも…。私もブルーにならないと勝てないかもしれないね。

 

ドラゴンボールは幸い7つ揃ってるから地球が亡くならない限り問題ではないけど、魔人ブウによって地球を破壊されてしまっては意味がない。そのためには…。

 

ロータス「どうするの?」

 

ベル「……とりあえず修行を続けるよ。魔人ブウに勝てる人間は1人でも多い方がいい」

 

ロータス「…うん、わかった」

 

今のロータスの力だと魔人ブウ(悪)になったときに勝てるかどうかわからないし、それに加えて吸収のことも考えないといけない。

 

 

~そして~

 

ベジータとラディッツの気が消えた…!?もしかして死んだの?まずい…。これは本格的にまずい。悟飯と界王神も死にかけているし…。こんなところまで原作に忠実にしなくていいんだよ!

 

幸い悟空は瞬間移動で宮殿に戻ったようだ…。それだけでもまだマシと考えるべきなのか。

 

ロータス「ベル、ベジータさんとラディッツさんの気が消えてしまったよ…。魔人ブウの強さはとんでもないのかも…」

 

ベル「うん、これはまずいね。1度悟空達と合流しよう」

 

ロータス「わかった!」

 

そう言って外に出ると空が暗くなってるのがわかる。神龍を呼んだの?ベジータ達を生き返らせるために?

 

……だとすると急いで合流しないと。

 

ベル「ロータス行くよ」

 

ロータス「うん!」

 

私とロータスは瞬間移動で悟空達のいる宮殿に向かった。

 

 

~宮殿~

 

神龍「さぁ、願いを言え。どんな願いも可能な限り3つ叶えてやろう」

 

ブルマ「えっと…」

 

ベル「よかった。間に合った」

 

ブルマ「ベル!?」

 

願いをまだ叶えてないみたいでよかった。ベジータ達を生き返らせるかどうか…。ここは………。

 

ベル「いや、願いはない。また次の機会にお願いするよ」

 

神龍「ではさらばだ」

 

神龍は消え、ドラゴンボールは散っていった。

 

ブルマ「ベル…どうして!?」

 

ベル「ベジータ達を生き返らせるんだよね。……余り言いたくないけど今生き返ってもまた魔人ブウに殺されるだけ。折角生き返ったのにまた死んでしまっては意味がないからね」

 

ブルマ「でも…!!」

 

ベル「幸い願いを叶えてないからドラゴンボールはすぐに使える。生き返らせるのは魔人ブウを倒した後だよ」

 

悟空「じゃあこれからどうすんだよベル?」

 

ベル「…私は行くところがあるからそこへ行くよ」

 

ロータス「ベル!わたしも…」

 

ベル「ロータスは悟空と一緒にトランクスと悟天、あと一応ラムにもフュージョンを教えてほしい」

 

悟空「ベルとロータスもフュージョンを知ってんのか?」

 

ベル「形だけでやったことはないけどね。じゃあロータス、悟空、あとはお願い。地球を守ってね」

 

ロータス「うん!」

 

悟空「ああ!」

 

私は瞬間移動で界王神のいるところへ行った。

 

 

~そして~

 

ベル「界王神様、大丈夫ですか?今治しますね」パァァァァ

 

私は界王神の傷を治す。

 

界王神「はっ!」

 

ベル「気が付きましたか?」

 

界王神「ベルさんでしたか」

 

ベル「大分やられたみたいですね…」

 

界王神「それより悟飯さんのところへ急ぎましょう!死なせてはなりません!」

 

ベル「わかりました。行きましょう」

 

界王神を連れて悟飯のいるところへ急ぐ。

 

 

~そして~

 

ベル「よし、早速…」

 

界王神「悟飯さんの治療は界王神界に行ってからにしましょう」

 

ベル「界王神界ですか?」

 

2年前に大神官に連れていってもらったところで、東の界王神にもそのときに出会った。

 

界王神「はい、場所は覚えていますか?」

 

ベル「大丈夫です」

 

界王神「では、行きましょう!」

 

私達は界王神界に行ってから悟飯を治療することにした。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

ベルは界王神やキビトと2年前には会っている設定にしました。そして大神官に界王神界を教えてもらったという設定にしています。

そして相変わらずの強引な展開…。

では、次回もよろしくお願いします。


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第61話 界王神界に到着!伝説のゼットソード物語。伝説の剣という存在が中二の心を擽られる

今回もよろしくです。


~界王神界~

 

界王神「ではベルさん、早速悟飯さんをお願いします!」

 

ベル「はい」パァァァァ

 

悟飯「う……ぐ………はっ!」

 

ベル「気が付いた?」

 

悟飯「ベルさん…それに界王神様も……ここはどこなんです?やっぱり僕死んじゃったんですか?」

 

ベル「死ぬ1歩手前だったところをなんとか治療したんだ。あとここは界王神界といって界王神様達が住んでいる星だよ」

 

悟飯「は、はぁ…」

 

ベル「それより界王神様、これからどうしましょう」

 

ブウ編ともなるとある程度は覚えてるけど、私が知らないことが起きてもおかしくないからね。

 

界王神「悟飯さんにはゼットソードを使って魔人ブウを倒してほしいのです。悟飯さんならきっとあの剣を使いこなせるでしょう」

 

悟飯「ゼットソード……?」

 

ベル「私も詳しくは知らないけどこの界王神界では伝説の剣だと聞いてるよ」

 

界王神「とにかくためしに行ってみましょう」

 

悟飯「は、はいっ!」

 

 

 

~そして~

 

界王神「この剣がゼットソードです」

 

悟飯「はぁ…」

 

界王神「引き抜いてください。わたしの知る限りこの剣を抜くことのできた者は誰もいません」

 

悟飯「引き抜くんですか……。…なんかこういうの昔話であったなぁ……」

 

伝説の剣を抜いて魔王と戦う勇者の物語……って奴だね。

 

悟飯「この……ゼットソード?を抜くことができたらどうなるんですか?」

 

界王神「言い伝えによりますとすさまじいパワーを得ると伝えられています。あの魔人ブウをも凌ぐ程の……」

 

悟飯「え~~~!?本当ですか?よく切れるってことですかね?なんだかおっかなそう……」

 

ベル「まぁとりあえず抜いてみないことには始まらないんじゃない?」

 

界王神「そうですね。悟飯さん、早速抜いてみてください」

 

悟飯「わかりました…。よし、ふん…っ!」

 

掛け声とともに悟飯がゼットソードを抜き始める。

 

悟飯「ぬぬぬぬ……ぐぎ…ぎぎ………がああああああおお………!!!」

 

悟飯がものすごい顔をしてる…。余程抜くのが大変なんだろうね……。

 

悟飯「はあっ…!はあっ…!駄目だ、ビクともしない…!」

 

ベル「大丈夫?代わろうか?」

 

悟飯「いえ!大丈夫です!……よーし…!」

 

大丈夫と言って悟飯は超サイヤ人になった。

 

悟飯「いくぞ…!ぐおおおお………!!うぎぎ…!」

 

ベル「頑張って!もっと力を込めて!」

 

とりあえず応援しておく。原作でのキビトのかわりに私はここにいるのだから…。

 

ズズッ…!

 

ベル「お……?」

 

悟飯「がああああ……っ!」ズボッ

 

界王神「やった!!」

 

悟飯「ふぅ…」

 

ベル「お疲れ様」

 

 

 

~そして~

 

界王神「いかがですか悟飯さん!伝説のゼットソードは…!」

 

悟飯「は、はい…。やたら重いですね…。今のところそんなにすごい力があるとは思えませんけど…」

 

界王神「そうですか…?」

 

悟飯「ほ、ほんとにこんなので魔人ブウに勝てるのかな…?」

 

ベル「ただ重いだけじゃないと思うけどね。どちらにせよ自由自在に扱えるようになる必要があるよ」

 

悟飯「ほんとにすごく重いんですよ。ベルさんも持ってみてくださいよ」

 

悟飯は私にゼットソードを渡して私はそれを受けとる。

 

ベル「……確かに中々の重さだ。……ふっ!はあっ!」

 

私はゼットソードをリンクみたいに振り回した。

 

界王神「…………」

 

悟飯「…………」

 

ベル「ふぅ…伝説の剣なだけあってロマンが溢れるね。……どうしたの?」

 

界王神「い、いえ……」

 

悟飯「もうベルさんが魔人ブウを倒せばいいんじゃないですか……?」

 

ベル「若者がそんな弱気じゃいけないよ。君が魔人ブウを倒すつもりでいかないと。はい、返すよ」

 

私は悟飯に返した。

 

ベル「さて、私は1度地球の様子を見てくるから悟飯はゼットソードを使いこなせるようになっててよ」

 

悟飯「わ、わかりました…」

 

ベル「界王神様、悟飯のことよろしくお願いします」

 

界王神「わかりました」

 

私はロータス達の気を見つけて瞬間移動で向かった。

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はベルが魔人ブウと対峙!?

では、次回もよろしくお願いします。


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第62話 魔人ブウと対峙。足止めを成功させろ!べ、別にそのまま魔人ブウを封印してしまってもよかったんだからねっ!

今回もよろしくです。


ベル「やあ」

 

ロータス「ベル!」

 

ベル「調子はどう?」

 

ロータス「それが…」

 

ロータスは事情を話した。悟空とピッコロがバビディに狙われていること、出てこなかったら地球人が次々に犠牲になること、そしてバビディと魔人ブウの次の狙いは西の都にあることを……。

 

ベル「成程ね…。それで?」

 

悟空「トランクスにドラゴンレーダーを取りに行かせようと思ってる」

 

ロータス「それで…その間はわたしがバビディ達を足止めしようと思うんだけど……」

 

一応私もドラゴンレーダーを持ってるけど、1つでも多く持っていた方がいいだろう。あとトランクスと悟天には1秒でもはやくフュージョンを覚えてほしい。そのためには……。

 

ベル「ふむ、……足止めの役は私がやるよ」

 

ロータス「ベル…でも……」

 

ベル「それとドラゴンレーダーはラムに取ってきてもらう。ロータスと悟空は悟天とトランクスのフュージョンをメインに教えておいて。ラムは西の都にあるブルマの家はわかるね?」

 

ラム「はい!何度も行きましたので大丈夫です!」

 

ベル「多分研究所の方にあると思うからわからなかったらブルマのお父さんかお母さんに聞いたらいいよ」

 

ラム「わかりました!」

 

ベル「よし、じゃあ行ってくるよ」

 

ロータス「ベル!」

 

ベル「ロータス…?」

 

ロータス「絶対に……絶対に死なないでね?」

 

ベル「もちろん。私は死なないようにできてるからね」

 

というか私の場合は死んだらドラゴンボールで生き返れない可能性が高いから死ぬわけにはいかないんだよね。

 

じゃあ行きますか!

 

 

~そして~

 

ベル「やあ」

 

バビディ「おまえは…ベジータに殺されたと思ってたがまだ生きてたのか」

 

ベル「残念だけどベジータに私は殺せないよ。確かに強くなってたけど、私だって死に物狂いで強さを得たからね」

 

バビディ「ふん、実力に自信があるようだけど魔人ブウには勝てっこないよ。それともあの2人の居場所を教えにきてくれたのかな?」

 

ベル「冗談を。仲間を売るような真似はしないさ。それにあの2人は君達を倒す特訓をしてるからね」

 

まぁ嘘は吐いてない。実際原作で魔人ブウを倒すのは悟空だし、ピッコロはチビッ子達に付き添ってるからね。

 

バビディ「ボク達を倒す特訓だって…?あっはっはっ…!そんなのは無理さ。何千年特訓したってね」

 

ブウ「カカカ…!」

 

ベル「そうかな?数日あれば確実に倒せると思うけどね。だからそれまで待っててくれると助かるんだけど」

 

多分ブウ編自体そんなに年月経ってないと思うんだけど……。それこそ数日くらいのような気がする。

 

バビディ「そんなの待ってやるもんか。すぐにここに連れてくるんだね」

 

ベル「やっぱり無理か…。しょうがない、私も少し抵抗するとしますか」

 

バビディ「おもしろい!おまえの恐ろしさを見せてやるんだ魔人ブウ!ベジータのように殺してやれ!!」

 

ブウ「ピ~ピピピ~ピ~♪」

 

バビディ「おい!魔人ブウ!なにやってるんだ!さっさと殺してしまえ!!」

 

魔人ブウはバビディの命令を聞いていない。バッジが足りないんじゃないの?バビディさんよぅ。

 

ブウ「わかったわかった」

 

ベル「君はどうしてバビディなんかの言いなりになってるの?」

 

バビディ「こらっ!余計なことを言うんじゃない!!魔人ブウはボクの家来なんだから言うことを聞いて当たり前なんだよ!!」

 

余計もなにも事実を聞いただけだからね。本来なら復活した瞬間にバビディを殺してもおかしくないと思ってるからね。もう2度と封印されないために…。

 

ブウ「…………」

 

バビディ「な、なんだよ…!再び呪文によって封じ込められたいのか……!?」

 

ブウ「オレを封じ込めたらオマエ、あいつに殺されるぞ」

 

まぁもし魔人ブウを封印してくれるんなら封印後にバビディを殺して魔人ブウ編終了ってなるけどね。

 

ブウ「でもあいつ殺してやる。よい子みたいでキライだもーん」

 

バビディ「ほっ…」

 

まぁそうなるよね…。というかよい子みたいって……。おまえの名前魔人ブウ(善)だから完全にブーメランになってるからね?

 

ブウ「どうやって殺そっかなー」

 

バビディ「よく見ておけよ地球人共!ボク達に逆らったらどうなるのかを…!」

 

さて、いっちょやりますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はベルVS魔人ブウ!……といってもただの足止めですが…。

では、次回もよろしくお願いします。



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第63話 足止めの行方は…?そして魔人ブウの謀反。さらバビディ…君のことは30秒くらいは忘れない

今回もよろしくです。


さて、とりあえず超サイヤ人にならないでどこまで戦えるか確かめてみますか。

 

ベル「いつでもいいよ。かかっておいで」

 

バビディ「余裕なのも今のうちだぞ!やっちゃえ魔人ブウ!!」

 

ブウ「ブウーーーっ!!!」ドンッ

 

速い…!けど対応できない程じゃない。

 

ベル「よっ!」ヒョイ

 

ブウ「!!」

 

ベル「はっ!」バキッ

 

ブウ「……」

 

効いてるのか効いてないのかいまいちわからないけどこのまま畳み掛けるか…。

 

ベル「超龍撃拳!」

 

その勢いでラッシュを続ける。そして…。

 

ベル「キルドライバー!」ボウッ

 

私は魔人ブウのどてっ腹を狙って気功波を放った。ちゃんと狙い通りに腹に風穴をあけたが、すぐに再生する。………思ったけど魔人ブウってナメック星人の細胞でも持ってるの?完全上位互換だけど…。

 

ブウ「ちょっと…痛かったぞ。へへへ…!」

 

なんでちょっと痛いですむんですかね?普通の人間だったら即死のはずよ?

 

ブウ「おまえなんか…」ゴゴゴゴゴ

 

バビディ「お、おい魔人ブウ……?」

 

あれは…大技の構え?原作でベジータにやってた技だ。確かアングリーなんとか……。っていうかこんな街中で放ったら更地になってしまう!

 

ブウ「きら……」

 

ベル「させないよ」

 

ブウ「!?」

 

ベル「そぉいっ!」ドスッ

 

私は町の崩壊を阻止するために魔人ブウに腹パンした。割と力を込めて。

 

ブウ「あ……がが…!」

 

ベル「とりあえず地上戦にしようか。もうちょっと人がいないところで……ねっ!」バキッ

 

そしてベジータ達が戦っていたであろう場所まで魔人ブウを蹴飛ばした。これも時間稼ぎのためになるしね。

 

バビディ「ま、魔人ブウーーーっ!!」

 

バビディもあとを追ってくる。

 

 

~そして~

 

ブウ「今のは効いたぞ……!」

 

ベル「まぁそれなりに強く攻撃したからね」

 

それでもこのままだと魔人ブウには勝てないだろう。だけど今は足止めだけでいい。宮殿からブルマの家までは全力で飛んで行けば往復で15分もかからないだろうしあと7、8分くらい足止めしておけば大丈夫かな?……ドラゴンレーダーを探す時間も合わせて15分くらい足止めしておこう。

 

ベル「今度はこっちからいくよ。…はっ!」ドンッ

 

私は魔人ブウの懐に入り…。

 

ベル「せいっ!」ドムッ

 

再び腹パンを魔人ブウにかました。

 

ブウ「ぐっ……!」

 

ベル「はあっ!」ドガッ

 

そしてそこの岩山に蹴飛ばした。私はパンチよりもキックの方が好きなのです!

 

バビディ「ま、魔人ブウ……?どうしたんだよ。オマエの実力はそんなもんじゃないはずだろ…」

 

ベル「心配しないでもあの程度じゃ死なないよ」

 

バビディ「え……?」

 

そもそもあれで死ぬようだったらベジータがとっくに殺してる。超サイヤ人になってない私は破壊王子(笑)のベジータよりも弱いはずだからね。え?その割にはダメージを受けていないって?いつぞやのセルみたいにスピードだけは本気になってやるというやつだよ!

 

……さて、ラムが戻ってくるまであと10分くらいと計算して…もう6、7分くらい時間を稼いでおこうかな?

 

ブウ「…………」

 

ベル「これは驚いた…。思ったよりタフだね」

 

これもいつぞやのセルが悟飯に言っていた言葉である。

 

ブウ「おまえと戦うのおもしろい。だからもっとやるぞ」

 

ベル「私もそんなに暇じゃないからあとちょっとだけね」

 

魔人ブウって実はサイヤ人の細胞も入ってたりして…。ナメック星人とサイヤ人の細胞って……セルの親戚か何か?魔人ブウってなにでできてるの?

 

 

~そして~

 

ブウ「えいっ!」ブンッ

 

ベル「おっと…!」ヒョイ

 

ブウ「たあっ」ブンッ

 

ベル「よっ!」ヒョイ

 

こんな風にさっきから魔人ブウの攻撃を避けてばかりの女性がいた。というか私だった。……そろそろ宮殿に戻ろうかな?

 

ベル「さて、私は急用ができたからそろそろ行かなくちゃならない」

 

ブウ「どうしてだ。おまえと戦うのおもしろいからもっとやるぞ」

 

ベル「いやいや、私暇じゃないって言ったよね?人の話はちゃんと聞こうよ。それにあと2日程待ってくれたら必ず君を楽しませてくれる相手が現れるから、それまではむやみに人を殺しちゃ駄目だよ」

 

バビディ「何を言ってるんだオマエは!ボク達がそんな命令聞くわけないだろ!逃がすな魔人ブウ!あいつを殺しちゃえ!!」

 

ベル「残念だけど逃げさせてもらうよ。戦略的撤退ってやつだ。BYE-BYE」シュン

 

私は何故か発音よくバイバイを言って瞬間移動で神殿に戻った。

 

 

 

~神殿~

 

ベル「戻ったよ」

 

ロータス「ベル!大丈夫だった!?」

 

ベル「もちろん。この通りピンピンしてるよ」

 

まぁでも…。

 

どくんっ…!どくんっ…!

 

いつ私が消えるかわからないけどね……。

 

ベル「それよりラムの方は?」

 

ラム「戻りました!」

 

ベル「ナイスタイミングだったようだね」

 

ラム「ドラゴンレーダー持ってきました!」

 

ベル「ありがとう。…私はそろそろ悟飯のところへ戻ろうかな」

 

悟空「えっ…?悟飯は魔人ブウに殺されたんじゃ……」

 

ベル「まだ生きてるよ。悟空も来る?」

 

悟空「いいのか?でもフュージョンの方は……」

 

ベル「そういえばフュージョンの仕上がりはどんな感じなの?」

 

ロータス「悟天もトランクスもいい感じにできるようになったよ。次はいよいよ合体させようかと思ってるんだけど…」

 

ベル「成程ね…。じゃああとはロータスとラムにトランクス達をお願いしようかな。私は悟空と悟飯のいるところは行ってくるよ」

 

ロータス「わかった!悟飯によろしくね!」

 

ベル「うん、言っとく。じゃあ行こうか悟空」

 

悟空「ああ!」

 

私は悟空と瞬間移動で界王神界に向かった。

 

あといつの間にかバビディが魔人ブウに謀反されてた。このまま魔人ブウが改心してくれるのを待つだけかな?その役目は原作通りミスター・サタンに任せよう。頼んだよ世界チャンピオン…!地球の行方は君にかかっている!……なんてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はロータスsideでトランクスと悟天のフュージョンを書こうかな…と思います。


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第64話 フュージョン完成?ゴテンクスの誕生。子供って育て方次第で全然違うんだねbyロータス

今回もよろしくです。


ロータスside

 

今から悟天とトランクスのフュージョンをいよいよ合体できるようにするんだけど…。全員避難させたと思ったのに1人足りないからその足りない人についてラムに聞いてみる。

 

ロータス「ねぇ…。セルはどこに行ったの?」

 

確かベルが悟飯のところに行くまではいたと思うんだけど……。

 

ラム「セルさんなら『ナメック星がわたしを呼んでいる!行かなくては!それにドラゴンボールも集めた方がよかろう。ベルからドラゴンレーダーをひったくっておいたからドラゴンボール集めにも何の支障はでない。だからここはみんなに任せてわたしはナメック星に行く』って言ってたよ」

 

……とりあえずこれはベルに報告してわたしじゃ手に負えないからベルに任せておこう。突っ込みどころ満載だけどわたしはどちらかというとボケだしね。まぁそれはおいといて。

 

ロータス「トランクス、悟天、準備の方は大丈夫?」

 

悟天&トランクス「はいっ!」

 

ロータス「じゃあ始めるよ。まずは気を同じくらいまでためて」

 

悟天&トランクス「はぁぁぁっ…!」

 

ロータス「よし!2人共位置について…ラムは2人を見ておいて」

 

ラム「うん!」

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

ロータス「」ピクッ

 

ラム「ん?」

 

2人に1つの光が現れる。わたしも実際に合体するところを見るのは始めてだ。でも…。

 

???「…………」バーン

 

お世辞でも成功には見えないなぁ…。気は上がってるけど…。

 

クリリン「こ、これがベルさんが言ってたフュージョンっていう技で合体した戦士なのか……?」

 

ヤムチャ「目には目を、デブにはデブをってやつじゃないか?きっととてつもないパワーを持ってるんだよ!」

 

クリリンさん、これ、失敗なんですよね…。ヤムチャさん、確かに気は上がってるけどこれで魔人ブウを倒せるならとっくにこの星は平和になってますよ……。

 

???「ほっほっほっ…!」

 

クリリン「あっ、走り始めた」

 

???「はあっ…!はあっ…!はあっ…!」ゼェゼェ

 

ヤムチャ「なんか一瞬で疲れ始めたぞ…」

 

ラム「まぁ失敗ですよね……」

 

ラムも苦笑いだよ…。とりあえず失敗を指摘しなくちゃ。

 

ロータス「さっきのだけど「ジョン!」のときにもうトランクスの指が出ていたよ。この時点ではまだ手をグーにしなくちゃいけないんだ。とりあえず戻ったらやり直しだよ」

 

???「…………」

 

ん?どうしたのかな?

 

ラム「ねぇお母さん、そういえばどうやって戻るの?」

 

あっ、そういえば戻る方法について言ってなかったね。

 

ロータス「30分経つまで待とう。それまではこのままだよ」

 

ピッコロ「こんなペースで大丈夫なのか?」

 

ピッコロが呆れたようにわたしに尋ねる。そのへんは突っ込まない方向でいこう。そのあたりはベルの役目だよ。

 

クリリン「そういえばおまえ、名前とかあるのか?」

 

クリリンさんがこのぽっちゃり戦士に尋ねる。名前もフュージョン…もとい合体するみたいなことをベルから聞いたような…。

 

ゴテンクス「ゴテンクス…」

 

どうやらゴテンクスというらしい。

 

~30分後~

 

ゴテンクスに再び1つの光が出て悟天とトランクスに別れる。

 

ロータス「もう1度やるよ。さっきの失敗には気をつけてね!」

 

悟天&トランクス「はいっ!」

 

ロータス「じゃあ始めて!」

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

ロータス「」ピクッ

 

ラム「う~ん…」

 

ゴテンクス「…………」

 

クリリン「これはもう…」

 

ラム「見るまでもなく失敗ですね……」

 

ゴテンクス「ゴホッ…!ゴホッ…!」

 

ラム「まださっきの方がマシだったかも…」

 

ロータス「最後の「はっ!!」のところで指がずれてたからまた30分後にやり直しね」

 

ゴテンクス「ゴホッ…!ゴホッ…!」

 

~30分後~

 

ロータス「じゃあもう1度!」

 

悟天&トランクス「はいっ!」

 

3度目の正直で今度こそ成功してほしいなぁ…。

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

さっきまでの失敗はない…。成功していればいいんだけど…。

 

ゴテンクス「…………」ズオッ

 

クリリン「こ、これはっ…!?」

 

ヤムチャ「すげぇ気だ!」

 

やっと成功したよ…。それにしても………。

 

ラム「すごい…!これなら魔人ブウも倒せるかもしれない」

 

ロータス「じゃあ次は超サイヤ人になった状態でフュージョンするよ」

 

ゴテンクス「何言ってんだよ!魔人ブウなんかこのままでも倒せるぜ!」

 

………生意気さが2倍になってるよ。こんなところまでフュージョンしなくていいのに…。

 

ロータス「確かにかなり強くなったけど、それで勝てるほど魔人ブウは弱くないよ。だから………」

 

ラム「お母さん、もうゴテンクスは魔人ブウのところに行ったよ」

 

ロータス「…………」

 

悟空とベジータさんは子供をどういう風に育ててるのかな?自由にさせすぎだと思うんだよね…。チチさんとブルマさんの苦労している姿が目に浮かぶよ……。

 

 

~そして~

 

ゴテンクス「ボコボコにやられちゃったぜ……」

 

だろうね。人の話は最後まで聞いてほしいよ…。

 

 

~30分後~

 

ロータス「気を取り直して…次は超サイヤ人でフュージョンしてもらうよ。じゃあ早速超サイヤ人になってみようか」

 

悟天&トランクス「はぁぁぁぁ…!」ゴゴゴゴゴ

 

ロータス「よし、それくらいかな。その状態でやってみよう!」

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

よし、問題ない。成功だよ!

 

ゴテンクス「ジャジャーン!超サイヤ人のゴテンクス様だぜ!」

 

ロータス「うん、いい感じだね。じゃあ……」

 

ゴテンクス「早速魔人ブウを倒してくるぜ!」ドヒュン

 

相変わらず人の話を聞かない…。とりあえずあとを追うかな。

 

 

 

~そして~

 

ロータス「やっと追い付いた。駄目でしょ!勝手に行ったら!人の話を聞いてよ!」

 

ゴテンクス「オレ様の実力を疑ってるな?なら超スピードで飛んでオレ様のすごさを見せてやるぜ!!」

 

そう言ってゴテンクスは地球を1周する勢いで飛んでいった。……ここでじっとしてれば戻ってくるかな?

 

 

~そして~

 

ゴテンクス「ひゅう…。思わず地球を何周もしちまったぜ!これでロータスさんもわかっただろ?オレに任せておけば魔人ブウなんかあっという間にやっつけちまうんだから!それじゃ行ってくるぜ!」ドヒュン

 

また人の話を聞かない…。もう合体の時間、1分もないんだけど…。とりあえず回収しに行こう。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!魔人ブウ!!オレだ!面出しな!!!」

 

ボンッ!

 

悟天&トランクス「…………」

 

追い付いた。案の定戻ってるし…。

 

トランクス「ヤバ……」

 

悟天「逃げよう!」

 

ロータス「2人共、とりあえず神殿に戻るよ。幸いまだ魔人ブウはこっちに気付いてないから」

 

わたし達は神殿に戻った。前途多難だなぁ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はゼットソードに異変が……!?


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第65話 折れてしまったゼットソード!修行はどうなってしまうのか…?竹(剣)から出てきたかぐや姫(老界王神)

今回もよろしくです。


私は悟空と界王神界に戻ってきた。

 

悟飯「はあっ!」ブンッブンッ

 

ベル「戻ったよ。悟飯、調子はどう?」

 

悟飯「おかえりなさいベルさん。なんとか扱えるようになりましたよ」

 

悟空「本当に悟飯だ!死んだんかと思ったぞ…!」

 

悟飯「お父さん…。心配かけてすみません……」

 

ベル「まぁここは地球からだと気を感じないからね」

 

界王神「悟空さんもいらっしゃいましたか」

 

ベル「とりあえず休憩しようか。食事を作ってくるよ」

 

悟空「本当か!?オラもう腹減ってしょうがなかったんだよ!」

 

ベル「ふふ…。ロータス程じゃないけど私もある程度は作れるようになったから楽しみにしててよ」

 

悟空「ああ!」

 

嬉しそうだなぁ…。サイヤ人は戦うことと食べることしかないのだろうか。地球の娯楽は楽しいことがいっぱいなのにもったいないな…。

 

 

~そして~

 

悟飯「それにしても魔人ブウはどうするつもりなんでしょうか……」

 

ベル「バビディを殺してしまったから魔人ブウの暴走を止める方法は実力行使だけだろうね。ロータスも勝てるかわからないって言ってたよ」

 

実際今のロータスは魔人ブウ(悪)と互角以上でもおかしくないはず…。それに悟飯と同じかそれ以上の潜在能力を秘めているからもしかしたら魔人ブウを凌駕するかもしれない。

 

悟空「………で、魔人ブウを倒すためのゼットソードっちゅうのを使うんか?」

 

ベル「まぁ事情としてはそんな感じだね」

 

悟空「こりゃ確かにすっげぇ重いぞ…!悟飯はこれを使いこなせるようになったわけか……」

 

悟飯「まぁ…一応」

 

ベル「今まで振り回してばかりだったから次は実際に何か斬ってみようか」

 

悟飯「そうですね」

 

悟空「よし!じゃあまずはこの岩を……」

 

界王神「待ってください。どうせならもっと堅いものを使いましょう」

 

ベル「何を使うんですか?」

 

確かこのくだりで宇宙一堅い金属か何かでゼットソードの切れ味を確かめるんだったっけ…。名前は確か……。

 

界王神「この宇宙一堅いと言われるカッチン鋼という金属です。どうせならそれで試し切りをしてみてください」

 

そうそう。そんな感じの名前だったね。

 

悟空「ひゃー…。堅ぇ~~」キンッキンッ

 

あの金属欲しいな…。もしこの世界に残れるならあれを使って色々作ってみたいものだね。

 

悟空「じゃあいくぞ悟飯!!」

 

悟飯「はいっ!」

 

悟空「それっ!」ブンッ

 

宇宙一の堅さをもつカッチン鋼と伝説の剣と言われているゼットソード…。この組み合わせは矛盾の元となる最強の矛と最強の盾の説とどこか似ている気がするんだよね。

 

悟飯「てぇぇぇぇいっ!!」

 

まぁ…でもこの場合勝負は…。

 

ガキンッ!!

 

最強の盾……もといカッチン鋼が勝つんだけどね…。

 

そして折れたゼットソードの剣先が地面に落ちた。

 

悟飯「うそ…。お、折れちゃった……」

 

ベル「折れたね。それも見事に」

 

悟空「界王神様があんな堅いので試せって言うから…」

 

界王神「だってこの聖域に伝わる伝説の剣なんですよ!?」

 

悟飯「ちょっと…大袈裟な伝説だったみたいですね…」

 

ベル「お伽噺ってそんなものだと思うよ」

 

悟飯「でも、腕力はかなり上がりましたよ。あの剣すごく重かったから…そういう意味では世界一の力が手に入ったのかもしれません」

 

界王神「そ、そうですよ!普段であれだけ使いこなせるんですから超サイヤ人になればさらにパワーアップしています!それがきっと世界一の力……!」

 

ベル「その理屈だと私にも世界一の力が入っていてもおかしくないんだけどね」

 

だって正直悟飯より使いこなせる自信あったし。

 

悟飯「……………」

 

界王神「………………」

 

悟空「???」

 

何故みんな黙る?

 

???「お~い…。もうそろそろいいかのぅ……」

 

界王神「!!」ビクッ

 

悟空「なんだあのじいちゃん…?」

 

老界王神の登場。この人、神出鬼没である。

 

ベル「あなたは…もしかして今の界王神様よりも前の界王神様……?」

 

15代前の界王神だったような気がするけど…。

 

老界王神「わしはそこにいる界王神の15代前の界王神なんじゃよ」

 

界王神「じゅ、15代前の!?」

 

老界王神「そうじゃ。ある奴がわしの恐ろしさにひびってよ…わしをそこの剣に封じ込めてしまったのじゃ。やっと出られたわい」

 

ある奴っていうのは多分破壊神ビルスのことかな?確か超でそんな話があったような…。超は余り知らないんだよね。私の友達(もちろん現実の友達)は毎週欠かさずに見てるらしいけど…。

 

悟空「そんなにすげぇのかな?あのじいちゃん…。そうは見えねぇけど」

 

老界王神の力が気になるのか悟空が私のところにきて耳打ちする。

 

ベル「どうだろう。人は見かけにはよらないからもしかしたらとてつもない力を持ってたりするかもね」

 

悟空「ちょっと試してみる」ボウッ

 

老界王神「ぎゃっ!」

 

悟空が気功波を放つと老界王神は吹っ飛んでいった。

 

界王神「ご先祖様!大丈夫ですか!?」

 

老界王神「何すんじゃい!うんこたれのしょんべんたれ!!」

 

今時そんな罵倒ってあるんだなぁ…。

 

悟空「やっぱただのホラ吹きジジイだ…」

 

老界王神「敵がびびったのはわしの力ではなく能力じゃ!」

 

悟空「その能力ってどんなんなんだ?」

 

老界王神「ふ~ん。教えてやらんもんね~!」

 

悟空「エッチな本あげるからさ…。教えてくれよ~」

 

界王神「悟空さん!何てことを…!」

 

老界王神「ふんっ!そんなもん見んでも神眼で入浴シーンとか着替えとか見えるもんね~~」

 

何を罰当たりなことをしてるのやら…。すると悟空がこんな提案をしてきた。

 

悟空「じゃあそのうち本物の女のおっぱいや尻を触らせてやっから…」

 

老界王神「ほ、本当か!?本当だな!?」

 

悟空「ああ!もちろん!(やっぱ亀仙人のじっちゃんと同じタイプだ)」

 

ベル「そんな約束して…。宛はあるの?」

 

私は呆れながら悟空に尋ねる。

 

悟空「えっと…。そうだ!悟飯!」

 

悟飯「な、なんですか…?」

 

悟空「おめぇ彼女いたろ。ビーデルって娘。今度触らせてやってくれ」

 

悟飯「じょ、冗談じゃないですよ!何言ってるんですか!!」

 

悟飯激怒だなぁ。セルと戦ったとき以来じゃない?

 

悟空「参ったな…。どうすっかな…ん?」ジー

 

…ん?なんか悟空がこっちを見てるんだけど…。

 

悟空「じいちゃん、ベルはどうだ?」

 

悟空ゥゥゥゥゥッ!私を売りやがったなァァァァァッ!

 

老界王神「う~ん……」ジー

 

舐め回すように老界王神は私を見ている。これは視姦で訴えたら裁判で勝てるのではないだろうか。

 

老界王神「よかろう!!」

 

悟空「よっしゃ!!」

 

よくなーい!私が全然よくないよ!!……とりあえず、とりあえずだけど悟飯のパワーアップを優先しよう。

 

ベル「それで…その能力とはどんなものですか?」

 

老界王神「わしは超能力でどんな達人でも力を限界以上に引き出す力を持っているんじゃ!!」

 

悟空「なんかよくある能力のような…」

 

老界王神「何を言うか!限界以上じゃぞ!…まぁよい。剣を抜いたのはおまえじゃったな?ちょっとこい!」

 

悟飯「は、はい…!」

 

老界王神「わしの封印を解いてくれるのは界王神の誰かじゃと思っとったがまさか他の奴とは世も末じゃ」

 

界王神「も、申し訳ございません…」

 

老界王神「まぁよい。始めるぞ」

 

いよいよ儀式が始まるのか…。そうだ!

 

ベル「すいません界王神様(老)」

 

老界王神「なんじゃ?」

 

ベル「あと1人その能力で強くしてほしい人がいるんですが…」

 

老界王神「しょうがないのぅ…。連れてこい!この際1人も2人も変わらん!」

 

ベル「ありがとうございます」

 

私は瞬間移動でロータスのところへ向かった。

 

 

~神殿~

 

ベル「ロータス、いる?」

 

ロータス「どうしたのベル?」

 

ベル「私と一緒にきてほしい」

 

ロータス「…理由を聞いてもいい?」

 

ベル「実は……」

 

私はロータスに事情を話した。あとセルがナメック星にフェードアウトしたこともロータスから聞いた。とりあえずセルにはPPキャンディをプレゼントしておこう。

 

ロータス「わたしは強くなれるなら行きたいけど…」

 

ラム「お母さん、トランクスと悟天なら私が見るよ!」

 

ロータス「ラム…」

 

ラム「私は2人のお姉ちゃんだからね!下の面倒を見るのが上の役目だから…ここは私に任せて!」

 

ロータス「うん…。じゃあお願い!」

 

ラム「うん!」

 

ベル「あと何人かはナメック星に行ってドラゴンボールを集めている(と思う)セルと合流してほしい。そうだね……ピッコロとブルマを中心にお願いしてもいい?」

 

ピッコロ「わかった」

 

ブルマ「任せて!急いで宇宙船のところへ行くわ!」

 

ベル「じゃあ私とロータスは行くね」

 

ロータス「みなさん…。地球をよろしくお願いします!ラム、頼んだよ!」

 

私とロータスは界王神界へ戻った。

 

ベル「連れてきました」

 

老界王神「そこの嬢ちゃんじゃな?」

 

ロータス「ロータスです。よろしくお願いします」ペコッ

 

老界王神にロータスは礼儀よく挨拶をする。どんな人間でも目上の人であれば敬語を使い、礼儀正しいのはロータスのいいところだと思う。

 

娘のラムも9歳とは思えないくらいに礼儀正しいし。まぁ父親であるレムも真面目な性格だから自然とそんな風に育ったのかもね。

 

老界王神「じゃあ2人共そこで立て。余り動くなよ」

 

ロータス「はい」

 

悟飯「はい…」

 

老界王神「ではいくぞ!魔人ブウを倒してこい!」

 

悟空&界王神「」ゴクリ

 

老界王神「フンフンフーン♪フフーンフーン♪」

 

老界王神が何やらフンフン言いながら踊り始めた。これが儀式なのかな?

 

悟飯「あの…」

 

ロータス「これは一体……?」

 

老界王神「大切な儀式じゃ!静かにせい!!」

 

どうやらちゃんとした儀式のようだ。端から見たらふざけてるようにしか見えないけどね…。

 

悟空「なぁ…。それってどれくらいかかるんだ…?」

 

老界王神「儀式に5時間!パワーアップに20時間じゃ!!」

 

うわぁ…。丸1日以上かかるのか……。私だったら耐えられないよ…。

 

悟飯「そ、そんな……」

 

ロータス「なんだかよくわからないけど、強くなるためだよ。頑張ろ?」

 

悟飯「ロータスさん…。はい…!」

 

ロータスが悟飯を励まし悟飯も長い儀式とパワーアップを受けることにしたようだ。

 

ロータスは耐え忍ぶことが得意みたいだし釣りとかむいてるかもね。そういえば昔から釣りを趣味にしてたっけ…?今でもたまにラムと一緒に釣りに行ってるらしいし、ラムも釣りが楽しいって言ってたからもしかしたら老界王神の儀式に耐えられるだろう。

 

悟飯の方は……まぁ頑張れ!

 

あと無事に終わったらウーロンにDO☆GE☆ZAをして私の身代わりになってもらおう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

原作とは時系列が少し違います。ミスター・サタンが魔人ブウと出会い、超サイヤ人のゴテンクスが魔人ブウに喧嘩を売りに行った後に老界王神による儀式とパワーアップを行います。

次回もよろしくお願いします!


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第66話 魔人ブウとミスター・サタン。そして魔人ブウの分裂!魔人ブウを倒す者は現れるのか

話の展開が一気に進みます!

では、今回もよろしくです。


ラムside

 

ベルさんとお母さんが悟飯さんのいるところに行った後にピッコロさんとブルマさんを始めにクリリンさん、ヤムチャさん、18号さん、亀仙人さん、ウーロンさん、プーアルさんマーロンちゃんのメンバーでナメック星にセルさんを追っていった。残ったのは私と悟天、トランクス、ビーデルさん、チチさん、そしてデンデさんとミスター・ポポさんです。

 

ちなみにお父さんは用事があるからと言ってどこかに行ってしまいました。どこに行ったんだろう…?

 

今は悟天とトランクスがフュージョンの修行をしてるなか私はデンデさんと下界の様子を見ている。

 

ラム「魔人ブウと一緒にいるのはミスター・サタンさん…でしたっけ?」

 

確かセルさんが主催した武道大会に出ていて一瞬でセルさんに負けていた人だ。あとビーデルさんのお父さん。

 

デンデ「はい。どういうわけか魔人ブウと仲良くしています。もしかしたら戦わずにすむのかも……!」

 

ラム「……だといいんですけど…」

 

デンデ「どうしたんですか?」

 

ラム「何だか嫌な予感がするんです……」

 

デンデ「嫌な予感…ですか…?」

 

ラム「はい…。気のせいだといいんですが…」

 

なんにせよミスター・サタンさんにこの星の命運がかかっていることにはかわりない。この予感は外れてほしい……!

 

ラムsideout

 

 

 

今悟飯とロータスの潜在能力を開放してもらうために老界王神が儀式とパワーアップをしていてそのうちの儀式が終わり、パワーアップに入っているらしいのだが…。

 

老界王神「Zzz・・Zzz・・」

 

私の目がおかしくなってなければ寝てるよね?原作でも実際にこんな感じで悟飯をパワーアップさせてたし方法は間違ってないと思うけど…。

 

悟飯「…………」

 

ロータス「…………」

 

老界王神「Zzz・・Zzz・・」

 

悟飯「あの…界王神様…?界王神様!」

 

老界王神「へっ……!?な、なんじゃ!?」

 

悟飯「今寝てましたよね……?」

 

老界王神「馬鹿言うな!起きてたわい!」

 

悟飯「本当ですか…?」

 

老界王神「絶対に起きてました!」

 

本人曰く起きていたらしい。でももしかしたら寝ながらでもパワーアップさせることができるかもしれない。

 

少しずつだけどロータスと悟飯の気が増えてるからちゃんと強くしてくれてることは間違ってはない。

 

悟飯「そうは思えませんけど…」

 

老界王神「素人にはそう見えたんじゃろうな…!心配せんでもちゃんとパワーアップさせておる!集中せんかい!隣の嬢ちゃんを見てみぃ!すごく集中してるのが伝わってるわい……!」

 

老界王神も感じてたようだ。このパワーアップの間のロータスの集中力…。悟飯より強くなるのは間違いないと思う。

 

悟飯(駄目かもしれない……)

 

ロータス(少しずつ…少しずつ力が湧いてくる…!わたしと悟飯の気がどんどん上がってくるのが伝わってくる!この人の能力は本物だよ。悟飯はまだ気付いてないみたいだけど……。わたしはわたしで集中しよう)

 

2人のパワーアップが楽しみだね。

 

 

 

ラムside

 

な、何!?この不気味な気は!?下で何が起こってるの?魔人ブウから噴出した煙みたいなものから魔人ブウみたいなのが出てきた…!?

 

ラム「何なんですか…!?あの2人は何であんなことを……!魔人ブウが改心しそうだったのに…」

 

2人の人間が1匹の犬を…そしてミスター・サタンさんを銃で撃って…それが引き金になって魔人ブウから…もう1人魔人ブウが……。

 

デンデ「ま、魔人ブウが…痩せてる方の魔人ブウが太ってる方の魔人ブウをチョコレートにして…食べた…?」

 

デンデさんがそう言う。

 

!?魔人ブウの気が跳ね上がった……!?さらに強くなるの?

 

この瞬間魔人ブウは完全なる悪になり、より戦闘向きの体になった。地球はこれからどうなるの!?

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はラムと魔人ブウ、そして………。


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第67話 魔人ブウ、神殿に立つ!そして精神と時の部屋へ…。原作で魔人ブウが目を治した少年は本当に死んでしまったのだろうか

今回もよろしくです。


ラムside

 

魔人ブウがより戦闘向きに変化した。このままだと地球がなくなってしまう…!

 

ビーデル「ラムちゃん?どうかしたの…?」

 

ラム「ビーデルさん…。魔人ブウが変化してしまったんです…。あなたのお父さんが頑張って魔人ブウを改心させていたのに…!馬鹿な2人が余計なことをしたせいでっ!!」

 

ビーデル「落ち着いてラムちゃん!」

 

声を荒げている私をビーデルさんが宥める。怒りの感情が段々なくなり私は落ち着いた。……危うく怒りで鬼の力が暴走するところだったよ。

 

ラム「っ!……すいません…。ビーデルさん、急いで悟天とトランクスを起こしてください」

 

ビーデル「わかったわ…!」

 

とりあえずビーデルさんに悟天とトランクスを起こしてもらいに行かせた。その間にこれからのことを……!?

 

デンデ「こ、これは!?」

 

魔人ブウがこっちに向かってくる!?まさか今の魔人ブウは私達の気を探ることができるの!?

 

魔人ブウ「はぁ~~…!」

 

ラム「くっ…!」

 

ビーデル「悟天くん達を起こしてきたわ…!」

 

ラム「……ありがとうございます」

 

魔人ブウに聞こえないようにビーデルさんと会話した。そして魔人ブウは私に向かって発言した。

 

魔人ブウ「おまえ、この中で1番強いな。オレと戦え」

 

ラム「……その期待には応えられないね。あんたと戦う相手は他にいる…!」

 

魔人ブウ「ならそいつを早く出せ。戦うぞ」

 

ラム「今準備をしてるところだよ。もう1時間程待っててくれないかな……?」

 

魔人ブウの性格を考えると待ってくれるとは思えないけど…。

 

魔人ブウ「オレ、待つのきらいだ…!早くおれと戦え!」

 

やっぱり…。こうなったら余り使いたくない方法だけど…。

 

ラム「あんたは地球人を皆殺しにするって言ってたよね?まだ地球にはかなり人が残ってるよ?そっちを先にやればいいじゃない」

 

地球のみなさんごめんなさい…!必ずドラゴンボールを使って生き返らせますので魔人ブウを倒すために犠牲になってください…!

 

魔人ブウ「…………」ニヤリ

 

私がそう言うと魔人ブウは不敵な笑みを浮かべ、神殿の周りを歩き始めた。

 

魔人ブウ「………」

 

ぐるりと1周神殿を回り、私の前に立った。

 

魔人ブウ「……」スッ

 

手を挙げた?何をするつもりなの?

 

魔人ブウ「」ボウッ

 

無数の気弾を放ち始めた。そんな……。どんどん地球人のみなさんの気がなくなっていく…!

 

魔人ブウ「」ボボボボボッ

 

そして魔人ブウが気弾を収めると同時に地球人のほとんどが死んでしまった…。

 

地上side

 

~某所~

 

餃子「あ、危なかった…」

 

天津飯「な、何が起こってるんだ上で…!」

 

 

~別の某所~

 

レム「なんとか避けることができたけど…。今の攻撃は魔人ブウなの?神殿にいるラム達は大丈夫かな…?」

 

 

~さらに別の某所~

 

ミスター・サタン「不謹慎な…。こんなときに花火か…?」

 

 

 

魔人ブウ「地球人みんな殺した。さあ戦うぞ」

 

ラム「お願い…!30分でいいから待ってほしい」

 

私は懇願するように魔人ブウに頼み込んだ。

 

魔人ブウ「30分……?それはどれくらいだ…?」

 

ラム「この時計が鳴ったら30分だよ」

 

私は神殿から小型の時計を持ってきて魔人ブウの前にそれを出して言った。

 

魔人ブウ「………イヤだ!」

 

魔人ブウはイライラしながら否定する。

 

ラム「ミスター・サタンさんの子供が待ってほしいって言ってるよ?」

 

私は後ろにいるビーデルさんを指した。

 

ビーデル「え……!?」

 

魔人ブウ「ほんとだ…。サタンと匂い似ている」

 

ふぅ…。とりあえず一安心だよ。

 

魔人ブウ「よし、待ってやる。でも時間になったらサタンの子供でも殺す」

 

魔人ブウは時計とにらめっこを始めた。とにかく2人を精神と時の部屋に入れてフュージョンの修行をさせよう!

 

 

 

ラムsideout

 

 

これは…!地球人の気がたくさん消えた……?魔人ブウの変化といい地球では原作通りの展開が起こっているのかな?

 

悟飯「まだですか?もうとっくに終わってもいいころでしょう!?」

 

老界王神「まだ終わらんっちゅうことはおまえさんの潜在能力が余程すごいんじゃろう。あと嬢ちゃんはそれ以上の潜在能力を持っておる」

 

悟飯「いい加減にしてください…!」

 

もう我慢できないのか悟飯が怒りで気を開放させる。まだ完成してないのにかなりの気だ。ロータスは間違いなくそれ以上あるだろう。

 

悟飯「こんなことで魔人ブウに勝てるはずが……!な、なんだ…?この湧いてくるパワーは……?これが僕か?」

 

ロータス「悟飯、座って。今この時間が勿体ないよ」

 

ロータスが悟飯に座るように促す。ロータスもかなり変わってる。今までにない冷静さを持ってる。

 

老界王神「嬢ちゃんの言う通りじゃ。余計なことをしてる分時間の無駄じゃ」

 

悟飯「す、すみませんでした……」

 

悟空「せ、潜在能力って元々持っている隠された力だよな……?」

 

界王神「そ、そうだと思いますけど…」

 

悟空「そりゃねぇだろ…。悟飯の奴どんだけ力を隠してるんだよ…!」

 

ベル「悟飯は大きくなる度に潜在能力が蓄えられる。そしてロータスはそれ以上に潜在能力を秘めているからね」

 

この2人はどれだけ強くなるのかな?

 

 

 

ラムside

 

トランクス「あれが魔人ブウ……?」

 

悟天「すごく強そう…」

 

ラム「強いなんてものじゃない…!30分時間を稼いでいるから2人は精神と時の部屋で修行してもらうよ。ピッコロさんがあそこは1分で6時間分の修行ができるって言ってたからね。魔人ブウを倒すのは2人だよ!」

 

トランクス「行こうぜ悟天!俺達の手で魔人ブウをぶっ殺してやろうぜ!!」

 

悟天「うん!トランクスくん!!」

 

そう言って2人は精神と時の部屋に入っていった。あとはどれくらい時間を稼げるか…。

 

ビーデル「ラムちゃん、ちょっといい?」

 

ラム「ビーデルさん…。どうしたんですか?」

 

ビーデル「魔人ブウはパパを知ってるみたいだけど何でかわかる?さっきもパパが魔人ブウを改心させていたって言ってたけど…」

 

ラム「私もデンデさんに聞いた話ですけど…ミスター・サタンさんはただ1人、魔人ブウが気を許したんです」

 

ビーデル「えっ?」

 

ラム「ベルさん達が力で何とかしようとしたところを動機はわかりませんが、魔人ブウと仲良くなることを選びました。その証拠に魔人ブウはミスター・サタンさんを

殺していません。ビーデルさんのお父さんは力では勝てなくても立派な世界チャンピオンですよ!」

 

ビーデル「パパが…?」

 

ビーデルさんは信じられないといった表情をしているけど、実際私なんかよりよっぽどすごいと思う。

 

魔人ブウ「待てない…」

 

ラム「えっ?」

 

魔人ブウ「もう待てないぞーーーっ!!」

 

そう言って魔人ブウが時計を壊した。もう!もう少し待てないの!?

 

ラム「まだ15分も経ってないよ!せめてもう少し…」

 

魔人ブウ「イヤだ!もう待てない!早く出せ……!」

 

ラム「……わかったよ。ついてきて」

 

私は前に精神と時の部屋を利用するかもしれないと思いピッコロさんから部屋の行き方を聞いた。そして今回はその中でも1番遠回りのルートを通って精神と時の部屋に向かうことにした。これで数分間は時間を稼げるから向こうでは丸1日以上は時間があるはず……。

 

 

~そして~

 

ラム「着いたよ」

 

魔人ブウ「ここか……?」

 

ラム「そう。この扉を開けたところにあんたの相手がいるよ」

 

地球の命運がかかったバトルが始まろうとしている…。そう思いながら私は扉を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回こそゴテンクスの登場!お楽しみに!


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第68話 ゴテンクスVS魔人ブウ。今こそ子供の底力を見せるとき!地球の命運がかかっているのに何故か真面目になれない戦い

今回もよろしくです。


ラムside

 

私は扉を開けて精神と時の部屋に魔人ブウを入れた。

 

魔人ブウ「変なところだ……」

 

魔人ブウがそう言うと悟天とトランクスが揃って腕を組み、立っていた。……なんだか不安だけど大丈夫だよね…?

 

トランクス「ジャジャジャ」

 

悟天「ジャーン」

 

トランクス「待っていたぜ!」

 

悟天「魔人ブウ!!」

 

魔人ブウ「…………アレか?」

 

ラム「そうだよ…」

 

魔人ブウがガッカリしたような顔をして私に尋ねる。余計不安になるからそんなに呆れないでほしい…。

 

トランクス「おい…。見物客はラムちゃん1人だぜ…。ちょっとガッカリだよな…」

 

みんなを巻き込めるわけないでしょ!巻き添えで魔人ブウの攻撃をくらったらどうするの!?

 

魔人ブウ「チッ…!アレか…」

 

トランクス「まぁいいや…。予定通りやろうぜ」

 

悟天「うん……」

 

トランクス「これで終わりだぜ!」

 

悟天「魔人ブウ!!」

 

さっきから悟天は魔人ブウとしか言ってないような…。これは突っ込まない方がいいのかな?

 

魔人ブウ「待って損した…!」

 

まぁ確かに…。自惚れではないけどあの2人だけなら私と戦った方がまだ強いと思うからね…。

 

トランクス「いくぞ!」

 

悟天「オッケー!」

 

2人がフュージョンをしようとすると…。

 

魔人ブウ「」ビッ!ドカッ

 

トランクス「ギャッ!」

 

悟天「あっ!」

 

魔人ブウがトランクスに攻撃した。

 

トランクス「いってーー…!ちょっと待てよ!この~~っ!いきなりだもんな!信じられねぇよ!!バッカじゃないの!?ちょっとは考えろよ!これからすごいことしそうだったろ!?待つの!わかった!?いい!?」

 

魔人ブウ「………」

 

魔人ブウを黙らせちゃったよ…。私もその勢いで30分待ってもらったらよかったよ。ベルさんだったら話術とかで魔人ブウを待たせられたのかな…?

 

トランクス「まったく…。やり直しだよ…!動くなよ!それでなくても神経使うんだから…」

 

魔人ブウ「………」

 

トランクス「もう1度いくぞ悟天!」

 

悟天「うん!せーの…!」

 

悟天&トランクス「フュー…………」

 

超サイヤ人で始めない…?何か考えてるのかな?

 

悟天&トランクス「ジョン!!ほいっ!!!!」

 

2人から1つの光が現れる。よし!とりあえず合体は完璧だね。

 

魔人ブウ「!?」

 

ゴテンクス「パンパカパーン!ゴテンクスだーー!!」

 

魔人ブウ「おまえか…。覚えているぞ。前にオレにボコボコにやられた奴だ」

 

そういえばそうだったね…。あのときとは気が段違いだけどそれでも魔人ブウには勝てない。ゴテンクスはどうするのかな?

 

ゴテンクス「バッカ野郎!前のオレとは大違いだぜ!時間が限られてるんだ!早速前とは違うオレを見せてやる!!」

 

そう言ってゴテンクスは魔人ブウに攻撃し始めた。

 

ゴテンクス「うりゃりゃりゃりゃひゃーーーっ!!!」

 

魔人ブウ「もうオレ攻撃してもいいか?」

 

………もしかしたら駄目かもしれない。完全になめられてるよ…。

 

ゴテンクス「ふ、ふん!もちろん本気じゃなかったさ!

オレが本気になったらどうなるかおもいしらせてやるぜ!!」

 

それからゴテンクスは攻撃を続けるが、魔人ブウには大したダメージを与えられず反撃されてしまう。

 

ゴテンクス「い、いってーー…!」

 

魔人ブウ「もうたくさん。おまえ弱い。面白くないから殺す」

 

ゴテンクス「なんだと!?でかい口ききやがって!全然わかってねえなこのオレの恐ろしさを!」

 

そんなこと言ってるけど実際ふざけてるようにしか見えないからね?

 

ゴテンクス「後悔しやがれ!このオレを怒らせてしまったことを!超サイヤ人!!」ゴッ

 

魔人ブウ「!!」

 

やっと超サイヤ人になったよ…。なんで最初からならなかったのかな?

 

ゴテンクス「もう終わりにしてやるぜ…!お遊びはな!」

 

ラム「最初から真面目にやってよね!地球の命運がかかっているんだよ!?」

 

ゴテンクス「ごめんごめん」

 

本当にわかってるの…?

 

ゴテンクス「さて、どの技から使おうかな?色々考えたからな…」

 

ラム「大丈夫だよね?頼むよ!」

 

ゴテンクス「もちろん!…よし!決めた!1発で死んじゃうかもだけど…まぁいっか。いくぞ!くらえ!ギャラクティカドーナツだ!!」

 

ラム「ギャラクティカドーナツ…?」

 

どんな技だろう…?するとゴテンクスは気で円上のリングを作る。

 

ゴテンクス「」スッ

 

リングが大きくなって魔人ブウを覆う。

 

ゴテンクス「でやっ!!」ガッ

 

魔人ブウ「!!」ギュム!

 

捕まえた…!?捕縛系の技だね。ここからどうするのだろう…?

 

ゴテンクス「にぎぎぎぎぎ…!」

 

魔人ブウ「お!?おおおお…!?」

 

ラム「ねえ!ここからどうするの!?」

 

ゴテンクス「もうちょっと縛っておいてから気功波をうつぜ!」

 

魔人ブウ「ぎゃあああ!」

 

ゴテンクス「よし!」

 

魔人ブウ「うそ」

 

ゴテンクス「へ……!?」

 

そして魔人ブウは拘束を破った。

 

ゴテンクス「ま、まぁそうくると思ってたぜ…!」

 

ラム「ゴテンクス!くるよ!!」

 

ゴテンクス「へ!?」

 

魔人ブウ「ちぇい!!」ドガッ

 

ゴテンクス「がっ…!」

 

私がゴテンクスに注意するも魔人ブウの攻撃をくらった。

 

ゴテンクス「ぐふっ…!」

 

魔人ブウ「」バキッ

 

ゴテンクス「ギャッ!」

 

魔人ブウ「ヒャホホーーー!!」

 

ゴテンクス「くっそー…!くらえ!!」

 

魔人ブウ「!!」

 

ガンッ!!

 

ゴテンクスと魔人ブウが頭突きをする。これは痛そうだよ…。まぁどっちも石頭だから特に心配してないけどね。

 

ゴテンクス「へ、へへーん…!ザマーみやがれ!」

 

魔人ブウ「ガウ…!」

 

見た感じの実力的にはほぼ五分五分だけど魔人ブウはまだ余裕がある…。これからどうなるのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はゴテンクスのさらなる本気を…!?


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第69話 ゴテンクスの必殺技!そして残された手段。何だかんだラムもノリがいい

今回もよろしくです。


ラムside

 

ゴテンクス「ふ、ふん!もっと色々見せてやろうかなと思ったけど、とっておきの技で終わりにしてやるぜ!」

 

とっておき…?どんな技なんだろう?

 

ゴテンクス「くらえ!そしてこの世から消えちまえ!!苦労して考えた大技だ!スーパーゴーストカミカゼアターーーック!!!!」

 

魔人ブウ「へ……?」

 

ゴテンクス「んんんんんんん……!」

 

気を溜めながら顔が頬張っていた。すると…。

 

ゴテンクス「」ポウ

 

ゴテンクスは口から気でできた何かを出した。

 

オバケ「オバケだぞ~。怖いぞ~!」

 

オ、オバケ!?今までにない技だけど果たして魔人ブウに通じるのかな…?私は気になって聞いてみた。

 

ゴテンクス「くっくっくっ…!死んだな…」

 

ラム「勝ちを確信してるみたいだけど一体どんな技なの?」

 

ゴテンクス「ふっふーん!気になるなら見せてやるぜ!スーパーゴーストカミカゼアタックの恐ろしさを!さあ、行けオバケ!!」

 

ゴテンクスが指揮するとオバケが魔人ブウに突撃する。

 

魔人ブウ「ふんっ!!!」ガッ

 

魔人ブウがオバケを弾き返すように攻撃したらオバケから光が出て爆発した。

 

ラム「す、すごい…!」

 

こんな発想私にはできない…!

 

魔人ブウ「ぐ、おごごごご…!」

 

ゴテンクス「いえーい!!バカめ!!少しでもオバケに触れると大爆発を起こすのだ!!!」

 

魔人ブウ「ぐおおおお…!」

 

ラム「まずい…!魔人ブウが元に戻っちゃう!」

 

ゴテンクス「任せてよ!スーパーゴーストカミカゼアタック!オバケ10人まとめてフィニーーッシュ!!」

 

オバケが10人出てきた。何だかシュールな光景だね…。

 

ゴテンクス「よーーーし!整列!!」

 

オバケ「」ビシッ

 

ゴテンクス「気をつけ!前ならえ!!」

 

オバケ「」ビビビッ

 

…早く止めをさしてほしいんだけど……。

 

オバケ6「バカ野郎!気を付けろ!うっかり触って爆発したらどうするんだよ!!」

 

オバケ5「おまえが前に出過ぎなんだよ!!」

 

ゴテンクス「こらそこ!私語はつつしむ!!」

 

はぁ…と頭をかかえていると魔人ブウが私に声をかけてきた。何故かゴテンクスは気付いてないみたいだけど。

 

魔人ブウ「おい、オレあっちでくつろいでいるから終わったら呼んでくれ」

 

ラム「えっ…?あっ…はい…」

 

思わず肯定してしまったけどこの間に攻撃したらよかったかな…?でも私じゃ魔人ブウには勝てないし…。魔人ブウはどこから出したのかクリームソーダを飲んでるし。っていうかいつまでやってるんだろう……。………じゃなくて早くゴテンクスに魔人ブウが元に戻ってるって伝えないと!

 

ゴテンクス「よーし!」

 

ラム「何やってるの?魔人ブウはとっくに元に戻ってるよ!」

 

ゴテンクス「え!?」

 

魔人ブウ「」雑誌を読みながらクリームソーダを飲んでいる

 

ゴテンクス「なめやがって…!クリームソーダ飲んでいられるのは今のうちだぞ!!」

 

そもそも整列とか必要だったのかな?わからない…。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!魔人ブウ!!」

 

魔人ブウ「ん?もういいか?」

 

ゴテンクス「それーー!1番2番!突撃ーー!!」

 

オバケ1&オバケ2「オーーーッ!」ギュン

 

魔人ブウ「」ヒョイ

 

ゴテンクス「!!」

 

クリームソーダを飲み終わった魔人ブウがオバケの突撃をかわす。

 

魔人ブウ「バーカ!同じ手はもうくわないびょーん!」

 

ゴテンクス「おいっ!集合!」

 

オバケ「」ササッ

 

ゴテンクス「見たか?あいつの頭悪そうな顔!」

 

まぁ流石に何度もくらわないよね。確かに頭悪そうな顔をしてたけど…。

 

ゴテンクス「そこで…」

 

ラム「ねぇ。こんなのはどうかな?」

 

ゴテンクス「え?」

 

折角だから私も作戦会議に参加することにした。見てるだけだとつまらないからね。これもサイヤ人の性なのかな?

 

ゴテンクス「なるほど…。よし!それでいくぜ!ありがとうラムちゃん!!」

 

ラム「役に立てたなら光栄だよ」

 

ゴテンクス「ファイト!オーーーッ!!!」

 

オバケ3「やってやろうぜ!」

 

オバケ4「ザマーみやがれ!」

 

2人?のオバケが握手する。いや、何やってるの!?

 

オバケ3&オバケ4「あ…」

 

危ない!爆発しちゃう!!

 

ラム「爆風障壁!!」ゴウッ

 

私は爆発を防ぐ。ふぅ…。危なかった…。

 

ゴテンクス「危ねぇ…。助かったぜラムちゃん!」

 

ラム「私は問題ないけどさっきみたいなことにはならないでよね?」

 

ゴテンクス「わかってる!2人のバカオバケがいなくなってしまったので10番を残して作戦通りに行け!」

 

オバケ「オーーーッ!!」ギュン

 

魔人ブウ「またか!!」サッ

 

オバケ5「あっ!これなんだ?」

 

オバケ6「さあ?なんだろう?」

 

私もオバケ達の間に入って作戦に参加する。

 

ラム「ここにもあるよ!これはお菓子かな?」

 

私は持っていたお菓子をオバケのところへ投げた。

 

オバケ7「ほんとだ!これはチョコレートだ!!」

 

魔人ブウ「なにっ!チョコだと!?」

 

魔人ブウがこっちに来る。よし、作戦通りだね。

 

ラム「今だよみんな!」

 

オバケ5~9「いえーい!」ギュン

 

魔人ブウ「!!」

 

ドオンッ!

 

魔人ブウ「あががが…!おごご…!」

 

ゴテンクス「よし!10番!止めだ!!魔人ブウの口の中に入れ!そして跡形もなく吹き飛ばせ!!」

 

オバケ10「イエッサー!」

 

魔人ブウの口の中にオバケが入り込み吹き飛ばした。

 

 

 

ラムsideout

 

 

悟空「なぁ…界王神様…。さっきから魔人ブウの気が消えてるんだけど何か知らねぇのか?」

 

界王神「あっ!そ、そういえば!!どういうことでしょうか?」

 

老界王神「なに、時の異次元世界で戦ってるんじゃよ」

 

悟空「時の…?」

 

ベル「もしかして精神と時の部屋で戦ってるんじゃないかな?ほら、あそこは気が遮断されるから」

 

悟空「でもなんで…?ブウに乗り込まれたのか…?」

 

老界王神「鬼とサイヤ人の子供がわざわざ魔人ブウを中に入れたようじゃな。何故かはわからんが…」

 

悟空「ラムが!?」

 

ベル「もしかしたらラムは魔人ブウを精神と時の部屋に閉じ込めるために中に入れたのかもね。最悪殺されそうになっても1つしかない出入口を壊せば魔人ブウは出られないしね」

 

悟空「へ~…」

 

でも魔人ブウは大声によって次元の穴を開けることができるうえにゴテンクスは超サイヤ人3にならないと次元の穴は開けられない。ラムも魔人ブウに劣るからゴテンクスと協力しないと出られないかも。そこだけが心配かな?

 

 

 

ラムside

 

ゴテンクス「オレとしたことがちょっとガキっぽかったかな?マジになっちまったぜ…!」

 

ラム「魔人ブウは再生するらしいよ!私も一緒にやるからバラバラになった肉片を焼き尽くして!!」

 

ピッコロさんから聞いた話だと気さえあれば再生するらしいから完全に焼却しなきゃ…!

 

ゴテンクス「しかしあっけなかったな」

 

ラム「でもすごいよ!魔人ブウを倒すなんて!」

 

と話しながら魔人ブウの肉片を焼き尽くしていると突風が吹いた。

 

ゴテンクス「なんだ?この風は…!?」

 

煙が集まっていく…。そしてそこから感じる魔人ブウの気が…。そんな…!

 

ゴテンクス「もしかして元に戻っちゃう感じ…?」

 

そして魔人ブウは完全に再生した。

 

ゴテンクス「やっぱり…。ねぇ…どうすんの?」

 

ラム「くっ…!」

 

魔人ブウ「ぬひひひひ…!」

 

ゴテンクス「しかも完全にキレてるし…」

 

ラム「どうしよう…。もう1度スーパーゴーストカミカゼアタックだったっけ…できそう?それとも別の大技があるの?」

 

それによっては最終手段を使わざるを得ない。できればそれだけは避けないと…!

 

ゴテンクス(実はあるんだよな~。でもちょっとラムちゃんをびびらせるか…。その方が盛り上がるしね!)

 

ゴテンクス「どうしよう!もう大技を出せるパワーがもう残ってないよ!おしまいだ~~!」

 

ラム「そんな…!」

 

こうなったら最終手段を使うしか…!

 

ゴテンクス(くっくっくっ…。ラムちゃんびびってる。ここでもう少しだけびびらせるかな?そしてあれになって……)

 

魔人ブウ「ふんっ!」シャッ

 

魔人ブウが触角?を伸ばしてゴテンクスを捕まえる。

 

ゴテンクス「わっ!」

 

そしてそのままガンガンと痛め付ける。

 

ゴテンクス「こんにゃろ~!あったまきた!こうなったらとっておきを見せて……」

 

ドオンッ!!

 

ゴテンクス「へ!?ラムちゃん…それって………」

 

ラム「あんたもこれまでだよ。魔人ブウ…!」

 

魔人ブウ「なに…!?」

 

ラム「ここから出られる唯一の出入口を破壊した…。確かにあんたは強かった。私はもちろんゴテンクスもあんたを倒すことができなかった……。でもいくら強くてもここから出られないなら意味がない…!」

 

ゴテンクス「えっ!?」

 

魔人ブウ「なっ!!お、オレの…好きな…お菓子は?」

 

ラム「そんなものはここにはない。さ、私達を殺してこの何もない世界で過ごせばいいよ」

 

それにさっき用意したお菓子は焼き尽くしちゃったからね…。そして魔人ブウをここに閉じ込めるという最終手段……。私達はここで死んじゃうけど結果は相討ち…。これで宇宙が救われるなら安いものだよね………。

 

ゴテンクス「もうっ!なんでそういうことするの!とっておきのがあったのに!!」

 

ラム「は?いやいや、さっきそんなパワー残ってないって言ってたじゃん!」

 

ゴテンクス「それは軽いジョークだよ!かわいい嘘ってやつだよ!!」

 

ラム「何がかわいい嘘なの!?全然かわいくないよ!!バカ!バカ!バカ!」

 

ゴテンクス「バカはそっちだよ!バカバカバカバカーーーーッ!!あの家元に戻してよ!!」

 

ラム「2度と戻せるわけないでしょ!!バカバカバカバカバカーーーーーッ!!!」

 

魔人ブウ「そ、そんなの…!」

 

ラム「そもそもそういうことは早く言ってよね!そうすれば……」

 

魔人ブウ「そんなのいやだーーーーーっ!!!!」

 

ゴテンクス「!!」

 

ラム「うっ…!」

 

何て気と声量なの!?うるさくてしょうがない…!

 

魔人ブウ「あれ…!?」

 

ゴテンクス「ねぇ…あれって…」

 

ラム「信じられない…。すさまじい気で次元に穴を開けた…?」

 

魔人ブウ「ぎっ!!」

 

ラム「し、しまった!」

 

ゴテンクス「穴が消えちゃった…」

 

まずい!外にはビーデルさん達が…!

 

ラム「私達も同じように次元に穴を開けるよ!」

 

ゴテンクス「う、うん!」

 

早くしないと外にいるみんなが…!危険に晒される!

 

 

 

ラムsideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はゴテンクスのとっておきが…そして…?


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第70話 正義の死神、超ゴテンクスに大変身!そしてまさかの大ピンチ!!実際時間通りに悟飯のパワーアップを終わらせて行かせていたらフュージョンが解ける前に間に合ってたと思う

今回もよろしくです。


これは……魔人ブウの気…?精神と時の部屋から出たのかな?だとすると外にいるみんなが危ない!何人かはナメック星に行ってるはずだけど……。

 

悟空「魔人ブウの気だ…!精神と時の部屋から出たんか!?」

 

ベル「そのようだね」

 

悟空「チビ達の気は感じられねぇし…。ちくしょう…どうなってるのか見てぇぞ!」

 

老界王神「なら見るか?」

 

悟空「え?」

 

ベル「地上の様子を見られるんですか?」

 

老界王神「ほれ」

 

老界王神の手元から水晶のような球体が出てきてそれをこちらに投げた。これで地上の様子を見るのかな?

 

悟空「すげぇ!見えるぞ!」

 

私も気になるし見ようかな。

 

 

~ラムside~

 

ラム&ゴテンクス「わああああーーーっ!!!!」

 

魔人ブウが外に出てからすぐに次元の穴を開けるべく私は超サイヤ人になり、鬼の力を使ってゴテンクスと一緒に同じ方法で穴を開けようとしてるんだけど……。

 

ラム「駄目…全然穴が開かない…!」

 

ゴテンクス「………」

 

こっちでこうしてる間、向こうではほんの一瞬の時間だけど早く出ないと外にいるみんなが…!

 

ゴテンクス「しょうがねぇな…。あれを使うか…!もうちょっとカッコいい場面でなりたかったのによ…!」

 

ラム「何をするっていうの?」

 

ゴテンクス「へっへーん!まぁ見ててよ!……はぁぁぁぁ!!」ゴゴゴゴゴ

 

ゴテンクスは気を溜め始めた。その気は今の私よりも遥かに大きくなっていく。

 

ゴテンクス「いえーい!!」

 

ラム「これは…!」

 

ゴテンクス「ひびったでしょ!これ、めちゃくちゃ強いんだぜ!!」

 

確かにこれなら魔人ブウを倒せるかも…!でもそれだけのすごい気を維持する時間は限られているはず……。

 

ゴテンクス「でもちょっと顔が悪役っぽいのが気になるんだよな。まぁ正義の死神ってことでいいか」

 

ラム「それより早く外に……」

 

ゴテンクス「そうだった。これになっていられる時間、すっげぇ短いんだよな…。……よし!」

 

ゴテンクスは大きく息を吸う。

 

ゴテンクス「だああああーーーーっ!!!!」

 

うっ!これ…近くにいたら鼓膜が破れそうになるよ。でもこれなら…!

 

ゴテンクス「やった!でかい穴を開けてやったぜ!!」

 

ラム「よし!早く出よう!」

 

私達は穴に入って外に出た。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!魔人ブウ!!オレ達も出てきてやったぜ!!」

 

魔人ブウ「ほう…よく出てこれたな…。あれ?おまえちょっと変わったか?」

 

ゴテンクス「ちょっとどころじゃないぜ!すっごくすっごく強くなってしまったのだ!!」

 

ラム「宮殿が酷く荒れてる…。魔人ブウ…!ここにいたみんなはどうしたの!?」

 

魔人ブウ「へっへっへ…ここだ」ポンポン

 

魔人ブウはおなかを軽く叩いてそう言った。そんな……。

 

ゴテンクス「た、食べちまったのか!?」

 

魔人ブウ「チョコにしてな」

 

そんな…ビーデルさんやデンデさんまで魔人ブウに食べられたっていうの…?ここにいるみんなが…あれ?この気はデンデさん…?だとすると最悪の事態は免れたみたい。それだけでも一安心かも。

 

ゴテンクス「完全にキレちまったぜ!!!」

 

魔人ブウ「ひひひ…」

 

ゴテンクス「」ドンッ

 

ゴテンクスが魔人ブウに突進する。でもその勢いで神殿が滅茶苦茶に……!

 

ゴテンクス「だっ!!」ドガッ

 

魔人ブウ「ぐっ!はあっ!」ガンッ

 

ゴテンクスが攻撃した後に魔人ブウが反撃してゴテンクスを吹き飛ばす。

 

ラム「神殿がボロボロに…。なんて戦いをしてるの!」

 

魔人ブウ「うう…!うがぁぁぁっ!!」

 

ゴテンクス「へっへー!怒ってる怒ってる!」

 

確かに…。誰がどう見ても怒ってる。ここまでわかりやすい怒りっていうのも中々ないよね……。

 

魔人ブウ「」グググ

 

ゴテンクス「なんだ…?丸くなったぞ?」

 

ラム「仕掛けてくるよ!気を付けて!!」

 

魔人ブウ「」ギュン

 

丸まった魔人ブウがこっちに突進してきた。

 

ゴテンクス「わっ!」ヒョイ

 

魔人ブウ「」ドガッ

 

私達は攻撃をかわすがそのかわりに足場がどんどんなくなっていく。

 

ラム「早くなんとかしないと!」

 

ゴテンクス「おまかせ!!連続スーパー…」バッ!ピロピロピロ

 

魔人ブウ「」ドガッ

 

ゴテンクス「うわっ!」ヒョイ

 

ラム「そ、そのポーズをしないと技は出せないの!?」

 

ゴテンクス「出せるけどさぁ…。まぁいいか…。カッコいいのに」

 

ラム「そんなこと気にしてる場合じゃないでしょ!」

 

ゴテンクス「連続スーパードーナツ!!」ボボボッ

 

魔人ブウ「!!」

 

ゴテンクス「えいっ!」

 

魔人ブウ「ぎっ!」ギュッ

 

ゴテンクス「へーい!」スポッ

 

ラム「よし、魔人ブウを閉じ込めたよ!」

 

ゴテンクス「ダメダメ!これだとすぐに出ちゃうからうんとダメージを与えてやるんだ!!」

 

とは言ってもどうやって…?

 

ゴテンクス「えっと……激突ウルトラブウブウバレーボールだ!!」

 

ラム「え…?激突ウルトラ……?」

 

ゴテンクス「ほら!ラムちゃんも手伝ってよ!!」

 

ラム「う、うん……」

 

ゴテンクス「いくわよ!!」

 

ラム「う、うん………?」

 

何故急に女言葉……?

 

ゴテンクス「違うよ!「いくわよ」って謂ったら「はあ~い」ってかえさなきゃ!!」

 

ラム「え……ええ…?」

 

ゴテンクス「早くしないと魔人ブウが出てきちゃうよ!オレだってこの姿になれるのは少しだけなんだから焦ってるの!!早くしてよ!!」

 

だったら言ってる間にさっさと攻撃してよ!このやりとり自体が時間の無駄以外のなんでもないよ!!

 

ゴテンクス「じゃあ……いくわよ!!」

 

えっ!?や、やるの……?

 

ラム「は、はあ~い…///」カァァァ

 

ゴテンクス「それっパースッ!」

 

ラム「ト、トース……///」

 

ゴテンクス「アターーーーーック!!!!!」バキッ

 

ラム「これ…私が手伝う必要あったのかな…?」

 

無駄に恥ずかしい思いをしただけのような……。うう…恥ずかしいよ……。

 

ゴテンクス「ヒャッホーーーッ!!!」ギュン

 

…とりあえずゴテンクスのあとを追おう…。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!出てこい魔人ブウ!!これくらいじゃくたばらないことくらいしってんだよ!!」

 

魔人ブウ「………」

 

ゴテンクス「早くしろよ!このめちゃくちゃ強い姿になれるのもあと少しだけなんだぞ!それからこうなるのにさらに1時間かかるんだぜ!!」

 

魔人ブウ「……!」

 

ゴテンクス「それとも死んじゃった?だっはッはッ!どうやらオレが強すぎたみたいだな!!」

 

カッ!!

 

ゴテンクス「ん?うわっ!!」

 

魔人ブウが特大のエネルギー弾を放つ。あんなの……下手したら地球がなくなっちゃうよ…。

 

ゴテンクス「やりやがったな…!くらえ!連続死ね死ねミサイル!!」ボボボボボッ

 

ゴテンクスは魔人ブウにエネルギー弾を連続して返す。

 

ラム「やめて!地球を吹き飛ばすつもりなの!?」

 

ゴテンクス「いいじゃん!地球にはもう誰も残ってないんだからさ!!」

 

ラム「そうじゃなくて!地球には散らばったドラゴンボールがあるんだから1つでも壊してしまったら地球は2度と元には戻らないよ!!」

 

ゴテンクス「あっ、そっか…」

 

ふぅ……。ドラゴンボールは無事かな?一応私がドラゴンレーダーを持ってるから後で起動させてちゃんとあるかどうかを確認しないと…!

 

ゴテンクス「まっ!ずいぶん攻撃したからかなり弱ってるはずだよ!」

 

ゴテンクスがそう言うと魔人ブウが下から出てきた。

 

魔人ブウ「ううう…!うがが…!」

 

ゴテンクス「弱ってない……。どうなってんだよ…!」

 

ラム「いや、少なくともダメージは受けているはず…。それに精神的にはかなり弱ってる。魔人ブウにとって互角以上の相手はいないと思っていたから焦りが出てるよ!あそこまで追い込まれたのは初めてだと思うから」

 

多分現状あそこまで追い込めるのは他にベルさんくらいだと思う。でもそのベルさんは天下一武道会のときから顔色がよくない……。大丈夫だといいんだけど…。

 

ゴテンクス「へっへっへッ!まぁオレの強さは宇宙一と言っても過言じゃないからな!!」

 

ラム「魔人ブウは死に物狂いできてるから油断しちゃ駄目だよ!!」

 

ゴテンクス「わかってるわかってる!望むところさ!なんてったってオレは地球を守るヒーローだからね!!」

 

魔人ブウ「」ギュン

 

ゴテンクス「え!?」」

 

魔人ブウ「」バキッ

 

ゴテンクス「痛ぇーーーっ!」

 

ラム「もう!言ったそばから!なんて隙だらけのヒーローなの!!」

 

とりあえずゴテンクスについていかなくちゃ!

 

ゴテンクス「こんにゃろーー!!」バキッ

 

魔人ブウ「ガハッ!!」

 

ゴテンクス「くらえーーっ!」

 

魔人ブウ「」グボッ

 

口からエネルギー弾を出した!?そういえばベルさんやお母さんがそういう技を使う敵がいるって言ってたっけ。2人もできるらしいけど普通はやらないよね……?

 

ゴテンクス「や、やりやがったな…!おかえしだっ!!」グボッ

 

そっちも口から出すんだ……。

 

魔人ブウ「ノーーーッ!!!」

 

ゴテンクス「まだまだ!!」

 

魔人ブウ「!!」

 

ゴテンクス「ちぇい!!」バキッ

 

魔人ブウ「あぐっ…!」

 

ゴテンクス「おりゃーーっ!!」ドゴッ

 

それからもゴテンクスの猛攻は続く。お願い…!このまま押しきって……!!

 

 

ラムsideout

 

 

悟空「すげぇぞ!!オラが何年もかけて苦労してやっとなれた超サイヤ人3にあっさりなってるしこりゃ悟飯の出番はねぇぞ!!」

 

ベル「だといいんだけどね……」

 

界王神「どういうことですか…?」

 

ベル「恐らく超サイヤ人3でいられる時間はかなり短いと思います。悟空もそんなに長くは維持できないよね?」

 

悟空「ああ……まさか!?」

 

ベル「察したようだね……。だから早くしないと超サイヤ人から戻ってしまう」

 

原作と同じ時間に儀式を始めたのなら既に悟飯のパワーアップは終わってても良いはずなんだけど…。

 

 

 

 

ラムside

 

ゴテンクス「止めだ!!今度はもう戻れないぞ!バラバラになったのを気で完全に消してしまうからな!!」

 

いける…いけるよ!このまま止めをさしてゴテンクスの勝ちだよ!!

 

ゴテンクス「死ね……あれ?」パッ

 

そ、そんな……超サイヤ人が解けた…。

 

ゴテンクス「げげげ…!」

 

魔人ブウ「…………」ニヤリ

 

ゴテンクス「あっはっはっはっ!いや~参った参った!愉快愉快!」

 

全然愉快じゃないよ!このままだと私達殺されるよ!

 

 

 

ラムsideout

 

 

不味いね…。ゴテンクスがパワーダウンしてしまった。悟飯の方はまだかかるのかな?

 

悟空「じっちゃんの界王神様!早くしてくれっ!!チビ達のフュージョンがパワーダウンしちまった!!」

 

悟飯「ほ、本当ですか!?お父さん!」

 

悟空「ああ!あれじゃあ殺されちまう!!」

 

老界王神「よし、じゃあ行ってええぞ。もうとっくに完成しとるから」

 

悟空&界王神「か、完成してる!?」

 

やっぱり完成してるのか……。

 

ベル「それってどれくらい前から完成していたんですか?」

 

老界王神「3分くらい前じゃな」

 

3分…。原作だと5分前だったと思うからこれは悟飯が原作よりも強くなってる証拠だよね。

 

悟飯「た、大変だ…!早く急がなきゃ!ちなみにどうやってその…最強の戦士になれるんですか!?」

 

老界王神「なに…おまえさん達がよくなってる超サイヤ人っちゅうのになるのと同じ要領じゃよ」

 

悟飯「超サイヤ人ですね……はあっ!!」ゴウッ

 

老界王神「わっ!!」

 

悟飯が気を開放すると老界王神は吹き飛び、悟空と界王神は驚いていた。私とロータスも少なからず驚いている。これは想像以上だね……。ロータスの方はこれ以上だと思うととても頼もしいよ。

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

それに……もしも私が途中で消えてしまってもロータスや悟空達さえいればなんとかなりそうだしね…。

 

悟飯「す、すごい…!すごいですよお父さん!!」

 

悟空「本当にすげぇや…!見たところたいした変化はしてねぇのに」

 

ベル「変化すればいいわけでもないからね。現に悟飯からすさまじい気を感じるよ」

 

老界王神「その通りじゃ。変身すればいいってもんじゃない。わしからしてみれば超サイヤ人なんぞ邪道じゃ」

 

ベル「それで……ロータスの方はまだかかりそうですか?」

 

老界王神「そうじゃのう……。あと1時間と少し…ってところじゃな……」

 

まだそんなにかかるのか……。

 

ベル「とりあえず悟飯は私が送るよ。念のために魔人ブウから離れた場所でね」

 

これに関しては最近相手の気の数㎞遠くまで瞬間移動できるようになったけど、まだやったことがないから試運転も兼ねている。……決して魔人ブウに日和ってるわけじゃないよ?そう!体に感じる違和感のせいで体調不良なだけだから!

 

悟飯「はい!ベルさんありがとうございます!!」

 

そして私は悟飯を瞬間移動で地上に送った。ちなみに界王神と同じ服装だとなんか恥ずかしいとのことで行く前に界王神に悟空と同じ道着に変えてもらったそうだ。それにしてもよく似合ってるな……。

 

 

ラムside

 

トランクス「参ったな…。フュージョンも終わっちゃったよ…!」

 

悟天「これってさあ…殺されちゃうよね……間違いなく……」

 

トランクス「ちくしょう…!オレ達まだ若いのによ…!」

 

悟天「ひ~ん!」

 

このままだと2人が殺される…!私が少しでも時間を稼がなくちゃ!

 

ラム「私が時間を稼ぐから2人は隠れてて!」

 

悟天「そんな…!」

 

トランクス「無茶だ!殺されるよ!!」

 

ラム「大丈夫…!ただでは死なないよ」ゴッ

 

私は戦闘体勢として超サイヤ人からの鬼の力を使った状態になった。

 

魔人ブウ「次はおまえが相手か…」

 

ラム「できれば戦いたくなかったけどね…。こうなったら私1人じゃ死なない……。あんたも道連れにさせてもらうよ…!」

 

せめて2人が再びフュージョンができるように時間を稼ぎたいけど……。

 

魔人ブウ「!!」

 

トランクス「な、なんだ?」

 

悟天「なにかが近づいてくる…!」

 

ラム「これは……!?」

 

かなり強い気だけど邪悪な気ではないから敵……というわけではないと思う…。でも誰が来るの!?

 

悟飯「」ブアアアッ

 

ラム「あれは…悟空さん!?」

 

悟天「違うよ…!兄ちゃん…兄ちゃんだ!!」

 

トランクス「悟飯さん!!」

 

悟飯さん!?じゃあこの気がベルさんの言ってた新しい力……?これなら……魔人ブウに勝てる…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。思ってたより長くなったぜ…!

次回はアルティメット悟飯VS魔人ブウです!


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第71話 孫悟飯VS魔人ブウ。その力を開放しろ!そして魔人ブウは1時間の暇潰しに行く

今回もよろしくです。


ラムside

 

悟飯「よかった。間に合って……」

 

あれが悟飯さん…。ベルさん達のどんなことをしたんだろう?雰囲気や気の種類が最早別人だから最初わからなかったよ。

 

悟天「兄ちゃん!」

 

トランクス「よかった…。死んだんじゃなかったんだね!」

 

悟飯「ああ…。危ないところをベルさんと界王神様に助けられたんだ。そして今まで界王神様のところにいた」

 

ラム「悟飯さん、助かりました。ありがとうございます」

 

悟飯「それで他のみんなは?」

 

トランクス「魔人ブウに殺されちゃったよ…!」

 

悟天「僕達以外みんなが……」

 

悟飯「なに!?母さんやデンデ達もか!?」

 

ラム「いえ、デンデさんは生きています。多分ですがミスター・ポポさんが機転を利かせてくれたんだと思います」

 

悟飯「そうか…。よかった」

 

そう言って悟飯さんは魔人ブウのところへ歩きだした。

 

魔人ブウ「ヒヒヒ…。おいまさか…オレと戦うつもりか?」

 

悟飯「違う。貴様を殺すつもりだ…!」

 

前までの悟飯さんだったら絶対に言わないような言葉に私は額から冷や汗が流れる。本当に見違えたと思う。お母さんもこんな感じに強くなるのかな?

 

魔人ブウ「ほうほう!思い出したぞ!おまえ前オレにぶっとばされた奴だ!!」

 

悟天「トランクスくん!僕達もフュージョンで援護しようよ!!」

 

トランクス「そんなすぐにはできねぇよ!」

 

ラム「心配いらないよ。悟飯さんは負けないから」

 

悟天&トランクス「え!?」

 

悟飯「」ボウッ

 

魔人ブウ「!?」

 

悟飯「」ビシィッ

 

魔人ブウ「が……!!」

 

すごい…!さっきまでのゴテンクスを凌駕している。これなら勝てる!

 

魔人ブウ「ぐぎ…!!」

 

悟飯「」バキッ

 

魔人ブウ「があっ!!」ブンッ

 

悟飯「うおりゃーーーっ!!!」バキィッ

 

魔人ブウ「あぐっ!!」

 

魔人ブウの反撃も悟飯さんは完璧なカウンターで返した。

 

魔人「ぐっ!」キッ

 

悟飯「こっちだ…。ウスノロ……」

 

トランクス「す、すげぇ…!」

 

悟天「すごいや兄ちゃん!」

 

確かに…。魔人ブウを圧倒しているよ。地球の平和はすぐそこにあると思うと私は安堵してくる。

 

悟飯「勝てんぜ…。おまえは……」

 

魔人ブウ「……やっぱりおまえだったか…!」

 

悟飯「なに…?」

 

?……どういうこと?魔人ブウは悟飯さんが自分を上回ることがわかってたの?

 

魔人ブウ「ずっと遠いところから強い力を感じてた…!オレはオレよりも強い奴を許さない!!」

 

悟飯「そうか…。念のために力を試したら本当に自分より力が上だった。そいつは残念だったな魔人ブウ」

 

魔人ブウ「よく聞け…!オレは…おまえだけは絶対に許さない!絶対絶対絶対ぜーーーったいだ!!ぶち殺してやる!!!!」

 

悟飯「それが無理なことは貴様が1番知ってるはずだ」

 

魔人ブウ「楽しみだなぁ…!」ニヤリ

 

悟飯「……!?」サッ

 

魔人ブウ「」プルプル

 

なんか魔人ブウがぷるぷる遠い震えている…?

 

魔人ブウ「」ゴゴゴ

 

っ!これは!?

 

ラム「みんな急いでここから離れてっ!!」

 

悟飯「チッ!みんな捕まれ!!」

 

ズオッ!!!

 

魔人ブウが爆発した…。何が目的なの?

 

トランクス「ひゅう…!危なかった…」

 

悟天「ありがとう兄ちゃん!」

 

悟飯「ああ…!」

 

ラム「それにしても…魔人ブウはどうなったんでしょうか?自爆したとは思えませんし…」

 

悟飯「だな…。本当に自爆したんなら地球がなくなるくらい跡形もなく吹き飛ばしてるだろう…」

 

どうやら悟飯さんも私と同じ疑問を持っているみたい。

 

トランクス「じゃあ逃げたの?」

 

ラム「だとしたらさっきの台詞はおかしいと思うよ。悟飯さんを許さないって言ってたし」

 

魔人ブウのあの顔は何かを企んでる顔だった。気を消してまで隠れて何を考えてるの…?

 

悟天「隠れてチャンスを狙ってるのかも!」

 

ラム「その可能性は捨てきれないかもね。何か狙ってるのは間違いないと思うよ」

 

トランクス「でも生きていたってへっちゃらさ!あの野郎悟飯さんに手も足も出なかったからな!!オレ達の超ゴテンクスくらい強かったよな!」

 

悟天「もっと強かったよ!」

 

トランクス「そうか…?まぁちょっとだけな…」

 

ラム「悟飯さん、あの力がベルさんが言ってた隠された潜在能力の開放ってやつですか?」

 

悟飯「うん、おじいさんの界王神様が潜在能力を引き出してくれたんだ」

 

ベルさんがお母さんと悟飯さんはすごい潜在能力を秘めているって言ってたけど改めてそれがわかった気がする。

 

悟飯「それよりドラゴンレーダーは誰が?」

 

トランクス「ラムちゃんに渡したよ!」

 

そういえばトランクスから渡されたっけ…。あっ…。

 

ラム「それで思い出しました。デンデさんと合流しましょう」

 

悟飯「そうだな。デンデの安全を確保しよう」

 

私達はデンデさんのいるところへ向かった。

 

トランクス「それにしてもあの野郎…本当に皆殺しにしやがって…。人が1人もいねぇ」

 

悟天「あれ?誰かいるよ?」

 

あそこにいるのは……。

 

ミスター・サタン「はぁ…はぁ…ビールが飲みたい…。水でもいい……!」

 

トランクス「あっ!ミスター・サタン!なんであいつだけ生き残ってんの?ほっとこほっとこ!」

 

ラム「いや、一緒に連れていくよ。あの人はあの人なりに地球を救おうとしてるからね。根は善人だから…」

 

私はサタンさんを素直にすごいと思っている。戦わずして地球の平和を守ろうとする姿勢に尊敬している。私自身戦闘民族サイヤ人ではあるけどああいう風に敵の戦意を失わせることを覚えたい。これはベルさんも得意としている。

 

ミスター・サタン「ど、どうも…。あれ…おまえは…」

 

悟飯「こんにちは」

 

そして私達はデンデさんと合流した。そして……。

 

ミスター・サタン「そ、そんな…!ビーデルが殺された!?ビーデル…!」

 

ラム「すいません…。私達の力及ばずで……。でも必ず生き返らせてみせます!」

 

ミスター・サタン「ほ、本当だな!?嘘吐いたらハリセンボン飲ませるぞ!!」

 

ラム「任せてください!」

 

悟飯「しっ!」

 

この気は…魔人ブウ!?1時間くらいしかたってないけど何か変わったのかな?

 

悟飯「今度こそ止めをさす…!みんなは巻き添えをくらわないように気を付けて」

 

ラム「悟飯さんも気を付けてください。魔人ブウは何かを企んでいます」

 

悟飯「ああ…。わかってる…!」

 

魔人ブウ「」キーン

 

悟飯「さあ見せてみろ。何が変わったのか…」

 

見たところ何も変わっているようには見えない…。どうやって悟飯さんと戦うの…?

 

 

 

このとき私達は魔人ブウがあんな行動に出るとは思いもしなかった。

 

 

ラムsideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は魔人ブウがゴテンクスと……?


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第72話 魔人ブウの吸収!取り込まれた子供達。魔人ブウはもしかしたら子供が好き(意味深)なのかもしれない

今回もよろしくです。


老界王神「それにしても魔人ブウは何を考えてるんかのぅ…。勝てっこないのに…」

 

界王神「わかりません…」

 

悟空「ベルは魔人ブウが何を考えてるかわかるか?」

 

ベル「さてね…。このまま悟飯が魔人ブウを押しきればいいんだけど……」

 

原作通りだとするとゴテンクスは魔人ブウに吸収される。でもピッコロはナメック星に行ってるからピッコロが吸収されることはない…。一体どうなるのかな?

 

 

 

悟飯side

 

魔人ブウが突如爆発してから1時間……。再び魔人ブウがこっちに飛んできた。

 

魔人ブウ「へっへっへっ…!」

 

妙だな。なにひとつ変わってるようには見えない……。

 

トランクス「ハッタリだよあんなの!どうせまたすぐに逃げ出すさ」

 

トランクスくんが挑発するように言うと魔人ブウが向こうを見た。

 

魔人ブウ「おいチビ達!出てこい!!オレはおまえ達と戦いたい!!」

 

トランクス「え!?」

 

悟天「僕達と!?」

 

悟飯「勘違いするな!貴様の相手はこのオレだ!!」

 

魔人ブウ「まずはチビ達との決着をつけるんだ。その後におまえと戦ってやる」

 

どうしてそんな回りくどいことを…?何を考えてる!?

 

ラム「魔人ブウ…!あんたは悟飯さんを倒したいんじゃなかったの?」

 

悟飯「そうだ!貴様はオレを倒したいんだろう!?」

 

魔人ブウ「どうしたチビ達!オレと戦うのが怖いのか?」

 

トランクス「全然わかってないようだな!さっきだって元に戻ってなかったら完全に勝ってた勝負なんだぜ!」

 

魔人ブウ「そうだったか?そのわりにはびびってるみたいだけど」

 

悟天「びびってるだって…?」

 

ラム「魔人ブウの挑発に乗っちゃ駄目!何を企んでるかわからないんだから!!」

 

トランクス「考えすぎだよラムちゃん!あんな馬鹿な奴に何の作戦があるっていうんだよ!!」

 

悟天「そうだよ!今度こそやってやろうよトランクスくん!!」

 

トランクス「よし!時間もバッチリだ!フュージョンできるぜ!!」

 

悟天「うん!今度はいきなり超ゴテンクスでいこうよ!!」

 

ラム「ちょっと…!」

 

悟天&トランクス「フュー……ジョン!ほいっ!!」

 

悟飯「ほぅ…」

 

あれがフュージョンか…。確かにすごい戦士になってるな。

 

魔人ブウ「」ニヤリ

 

ゴテンクス「イエーイ!正義の死神、超ゴテンクスの登場だぜ!!」

 

魔人ブウ(あのチビのパワーともう1人のチビの頭さえ足せば…!)

 

ラム「ちょっと待って…!もう!人の話はちゃんと聞いてよ!!」

 

ラムちゃんも中々苦労してそうだな…。2人のお姉ちゃんだってベルさんは言ってたっけ。あの2人と違ってラムちゃんは9歳にしてはかなり大人びてるから面倒をみることになったらしい。母さんやブルマさんも大助かりしてるとのことだ。

 

魔人ブウ「」ドロリ

 

ゴテンクス「まあまあ!ここはオレにやらせてよ。まっ!オレが止めをさすんだけどさ!!」

 

どうやらやる気満々のようだ。しょうがない、ここは任せるか。

 

悟飯「わかった。…けど油断はするなよ」

 

ゴテンクス「わかってるわかってる!!」

 

魔人ブウ「さあこい!!!」

 

ゴテンクス「覚悟しろよ!今度こそフィニッシュまで決めてやるからな!!」

 

ブアッ!!

 

ゴテンクス「え!?」

 

突如ピンク色の何かがゴテンクスの背後を襲う。

 

ゴテンクス「!!」

 

悟飯「なっ!?」

 

ゴテンクス「んぐ…!む……!!」

 

悟飯「なんだ……!?」

 

一体何が起こっている!?何かがゴテンクスを包み込んでる……?

 

ラム「きゃあっ!!」

 

デンデ「ラ、ラムさん!!」

 

ラム「むぐ…!!ん……っ!!」

 

今度はラムちゃんにも同じことが起こってる。どういうことだ!?

 

悟飯「貴様!一体何をした!?」

 

魔人ブウ「」クイッ

 

2人を包み込んでいる何かが魔人ブウのところへ飛んでいった。

 

魔人ブウ「いただきーーーーっ!!!」

 

べちゃべちゃっとそれが魔人ブウを覆った。

 

魔人ブウ「ご…!ぐおおお…!!」

 

悟飯「ちくしょう…!!」

 

2人が取り込まれてる様子をみることしかできなかった。なんて情けないんだ…!ちくしょう!

 

 

悟飯sideout

 

 

悟空「なんだ!?ゴテンクスとラムが魔人ブウに取り込まれたぞ!!」

 

界王神「そんな……!?」

 

嘘でしょ!?ラムがピッコロのポジションになったっていうの!?だとしたら原作で精神と時の部屋でピッコロとやったあのやりとりをやったっていうこと?なにそれ見たかった。あとブウブウバレーボールをしてるラムはとても可愛かったです。

 

……じゃなくて!まさかラムが吸収されることになるなんて…!ラムが魔人ブウを精神と時の部屋に入れたという時点で気付くべきだったよ!だとすると魔人ブウが鬼の力を使えるようになるかもしれない…!私も何か準備をした方がいいみたいだ。

 

 

 

悟飯side

 

2人を取り込んだ魔人ブウの変化がまもなく終わろうとしていた。

 

魔人ブウ「お…おお…!……はあ……!どうかな?作戦成功だ!見たまえ悟飯くん、最強の魔人の誕生だ!!」

 

悟飯「きたねぇぞ…!2人を自分に取り込むなんてよ!」

 

魔人ブウ「おまえが悪いんだ。おまえが絶対最強である私よりも強かった…」

 

悟飯「なんだと…!?」

 

魔人ブウ「遥か遠くにおまえの存在を感じたときからこの作戦は始まっていたのだよ。もしかしたら私より強い人間がいるかもしれん…とな。そこで私は考えた。そのときに戦っていた超ゴテンクスとかいうチビを我が身に吸収すればそんな存在にも負けない最強の魔人になることができる…だがしかしそのチビには変身時間が限られていると言っていた…。吸収するときに元に戻られては困るからそれまで姿を消していたんだよ。何しろ再び超ゴテンクスとやらになるまでに1時間もかかるらしいからな」

 

そして1時間後2人を吸収したってことか…。だが

 

悟飯「ふん、ペラペラ喋っていたわりには頭の悪さは変わってないようだな。どうせ最強になりたかったのならこのオレを吸収すればよかったのによ…!」

 

魔人ブウ「馬鹿め…敵もいないのに最強になってどうするんだ?」

 

悟飯「なに……?」

 

魔人ブウ「前の魔人ブウが言っていただろう?絶対におまえを殺してやると。それが最大の目的だ…!」

 

悟飯「なるほどね…納得……」

 

どうやら魔人ブウはオレを殺すためにゴテンクスとラムちゃんを吸収したようだ。鬼の力を使うラムちゃんを吸収したということは実際には見たことがないけどベルさんの言っていた鬼の力が魔人ブウにも使えるようになっているかもしれないから気を付けないと…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は魔人ブウの逆襲!そして新たな合体方法が…?


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第73話 魔人ブウの逆襲!一方的に蹂躙される悟飯。そして新たな助っ人が…?

今回もよろしくです。


悟飯side

 

魔人ブウ「さて、勝負を急がせてもらうぞ。超ゴテンクスとやらは変身時間が限られているらしいからな」

 

ゴテンクスとラムちゃんを吸収した魔人ブウがそう言う。前までの魔人ブウだと考えられないくらいの冷静さだ…。それはラムちゃんの性格と思われるものだ。彼女はベルさんやピッコロさんのように冷静で戦術や作戦を閃くのがかなり早い。

 

それにラムちゃんは鬼の力を使う。魔人ブウが鬼の力を使うようになるととてもじゃないが太刀打ちできない。魔人ブウがそのことを知っているかはわからないが…。

 

悟飯「はあっ!」ブンッ

 

魔人ブウ「」バシィッ

 

悟飯「くっ…!だっ!!」シュッ

 

魔人ブウ「」バシィッ

 

くっ!両足を封じられた…!なら気功波で!!

 

悟飯「」ボウッ

 

魔人ブウ「おっと」ヒョイ

 

魔人ブウは攻撃を避けると同時に長くなった触手をオレの首を巻き付けた。

 

悟飯「ぐっ…!!」

 

魔人ブウ「はあーーーっ!!!」バキィッ

 

悟飯「がっ…!あぐっ……!!」

 

デンデ「悟飯さん!後ろ!!」

 

悟飯「しまっ…!!」

 

デンデに言われて振り向いたときには既に魔人ブウがこっちの方に気功波を放っていた。

 

悟飯「くそっ…!」

 

オレは咄嗟に岩影に隠れてギリギリのところで攻撃をかわした。奴の不意をつけるように気を消して反撃の機会をうかがう。

 

魔人ブウ「どうした?そんなところで気を消して隠れて…。時間稼ぎのつもりか?」

 

悟飯「ちぃっ!」

 

時間稼ぎ…。確かに吸収されたゴテンクスのフュージョンが解ければかなりパワーダウンする。

 

そして界王神様によってパワーアップしたロータスさんと2人でかかれば魔人ブウを確実に倒せるだろう。そういった意味では時間稼ぎかもしれない。

 

魔人ブウ「なんだ図星か?だとすると悟ってしまったようだな。このままだととても敵わないと」

 

悟飯「黙れ…!!」ドンッ

 

オレは激昂して魔人ブウに向かった。わかってるんだよ…!オレじゃあとても魔人ブウには勝てないことくらい!なら…!オレにできることは魔人ブウのパワーダウンさせること…!

 

魔人ブウ「ふん…!」ボボボッ

 

悟飯「!?」

 

魔人ブウ「」グッ

 

悟飯「がっ…!」ギュッ

 

魔人ブウ「そいつはゴテンクスとやらの技だ。どうだ?仲間の技にやられる気分は?」

 

くそっ!身動きがとれない…!なんとかこの束縛から解放しないと!

 

 

悟飯sideout

 

 

私達は悟飯が魔人ブウに蹂躙されている様子を老界王神が出した玉によって見ていた。

 

悟空「ちくしょう!このままじゃやられちまう…!」

 

老界王神「こりゃあ計算違いじゃ…。悟空、手伝いに行ってやれ」

 

悟空「オラが…!?」

 

ベル「私も手伝いに行こうかな?界王神様(老)、ロータスのパワーアップはどんな感じですか?」

 

老界王神「今終わったところじゃ」

 

ナイスタイミング!なら…!

 

ベル「ロータスにも来てほしい。悟飯と一緒に魔人ブウを倒してもらうよ」

 

ロータス「わかった!」

 

魔人ブウが吸収したゴテンクスのフュージョンが解けることによってパワーダウンしたとしても悟飯かロータスの片方だけだと鬼の力を魔人ブウが使えるとしたら1人では勝てないだろう…。ロータスと悟飯で確実に魔人ブウを倒せるようにしたい。

 

老界王神「まぁ待て。そのまま行っても魔人ブウに勝てるとはとても思えん…」

 

悟空「じゃあどうすれば……そうだ!フュージョン!オラと悟飯でフュージョンすれば魔人ブウに勝てる!!」

 

ベル「でも魔人ブウがフュージョンのモーションを黙って見てるとは思えないけどね…」

 

老界王神「その通りじゃ。そこで…」

 

老界王神は耳につけていたものを外して悟空に渡した。

 

悟空「これは…?」

 

ベル「それはポタラだね。片方を自分の耳に、もう片方を自分とは逆の耳に自分以外の相手につける。そうすることで合体ができるよ」

 

界王神「えっ!?」

 

悟空「が、合体!?」

 

老界王神「そこの嬢ちゃんは知っとるようじゃな…。その通り。合体の効果はフュージョン以上。これは界王神の昔からのお宝じゃ。とっておきのな」

 

界王神「し、知りませんでした……」

 

なんで界王神はそのことを知らなかったのやら…。

 

老界王神「わしは嬢ちゃんがポタラを知ってることに驚きじゃ。そこの若い界王神は知らなかったというのに……」

 

界王神「うっ……」

 

ベル「私も持っていますからね。仲良くなったある人にもらいました」

 

私は2年前に大神官からもらったポタラをポケットから出して悟空達に見せて再びそれをしまった。

 

悟空「ところでポタラの合体時間はどれくらいなんだ?」

 

老界王神「ポタラにそんな弱点はないわい!永遠じゃ!永遠に戻ることはない!!」

 

悟空「えっ!?」

 

ベル「まぁそれが弱点といえば弱点かもね…それに合体も1度限りだし」

 

悟空「じゃあ悟飯と合体したらずっとそのままか…。地球が平和になったら悟飯の学校に行かなくちゃ行けねぇのかな…」

 

ベル「とにかく今は悟飯のところに行かなくちゃね。2人共行くよ。魔人ブウが地球ごと悟飯達に攻撃しようとしているから」

 

ロータス「うん!」

 

悟空「ああ!」

 

私達は悟飯のいるところへ瞬間移動した。

 

 

 

時は少し遡り悟飯side

 

魔人ブウ「くっくっくっ…!もう飽きてきたな。そろそろフィニッシュを決めるとするか」

 

悟飯「くそっ!」

 

魔人ブウ「ついでにあのダメージを回復させるうっとおしいチビにも消えてもらうとするか…」ボウッ

 

悟飯「デンデ!逃げろっ!!」

 

デンデに魔人ブウが気功波を放つ。間に合わないと思った矢先に別の気功波によって相殺された。

 

魔人ブウ「誰だ…?」

 

気功波を放った方向を見ると……。

 

天津飯「やはり孫悟飯か……」

 

レム「天下一武道会で見たときとは随分と見違えたね」

 

悟飯「天津飯さん!レムさんも!」

 

レム「用事でこの辺りを彷徨いていたら天津飯さんに会ってね。一緒に行動していたところを魔人ブウと戦ってる悟飯くんの気を見つけたんだ」

 

魔人ブウ「ちっ…!うっとおしい雑魚が増えたか…。だが所詮雑魚は雑魚だ」

 

悔しいけどその通りだ…。このままだと全滅してしまう……!

 

魔人ブウ「雑魚もろとも地球ごと消してやる!防げるものならやってみるがいい!!」

 

悟飯「くっ…!」

 

天津飯「くそ…!次元が違いすぎる!」

 

レム「これは…まずいね…」

 

魔人ブウ「消えろ……!!」

 

くっ!ここまでなのか!?

 

ロータス「気円斬!!」ブアッ

 

ザンッ!!

 

魔人ブウ「!?」

 

悟飯「えっ…?」

 

魔人ブウの攻撃がロータスさんの気円斬によって止められていた。

 

 

悟飯sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

ベルは大神宮にポタラをもらったという設定にしました。矛盾があるかもしれませんがこの小説の設定としてくだされば幸いです!

次回は悟空が悟飯と合体しようとするが……。


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第74話 ポタラ成功なるか!?合体大作戦!魔人ブウは吸収し知恵をつけた(主に悪知恵)ことによりリスクリターンをより考えるようになった

今回もよろしくです。


ロータスの気円斬によって魔人ブウは真っ二つになったけどまたすぐに再生するだろう。

 

ベル「間に合ったようだね」

 

ロータス「レム!他のみんなも大丈夫ですか!?」

 

さて、とりあえず……。

 

ベル「ロータスはレムと天津飯、デンデのところに行ってみんなを守って」

 

ロータス「わかった!」

 

これでレム達の保護はできた。

 

魔人ブウ「貴様…確か前に会ったな」

 

ベル「覚えてたんだ…」

 

忘れてくれてもよかったのよ?

 

魔人ブウ「ふん、あのときは翻弄されたが今度はそうはいかんぞ。あの魔人ブウとは何もかもが違うんだ!」

 

ベル「確かに…このままだと分が悪いね」

 

一応超サイヤ人ブルーになったら勝てるけど、なった反動で消えてしまわないかと考えてしまうからブルーはもちろん普通の超サイヤ人になるのも体に負荷がかかるからまずいだろう……。

 

悟空「それにこっちはすげぇパワーアップアイテムを持ってきたんだ!!」

 

魔人ブウ「なに…!?」

 

悟空「悟飯!これを!!」ヒュッ

 

悟飯「えっ……?」

 

悟空がポタラを投げ渡そうとするも悟飯からしたらなんのことだかわからない。よって投げられたポタラはそのまま地面に落ちていった。

 

悟空「い!?」

 

ベル「何やってるのやら……」

 

悟空「悟飯!早く拾え!!そいつを右の耳につけるんだよ!それだけでオラ達は合体できる!!」

 

ちなみに悟空はいつでも合体できるように左の耳にポタラをつけている。っていうか魔人ブウに合体のことを悟られないでよ……。そんなこと言ったら…。

 

魔人ブウ「なんだと…?合体?そういうことか…」

 

悟空「あ……」

 

あ……じゃねーし!界王神界に来てから悟空余計なことしかしてないよ!戦犯もいいところだよ!

 

魔人ブウ「そんなことをしても無駄だと思うが一応邪魔させてもらおう」

 

悟空「ちょ、ちょっとタンマ……!!待ってくれよ!」

 

ベル「とりあえず悟空は悟飯と一緒にポタラを探して!私がその間時間を稼ぐから!!」

 

悟空「す、すまねぇ…!」

 

本当にそう思うなら魔人ブウが純粋悪になったときに悟空に戦ってもらおうかな…?

 

魔人ブウ「貴様…邪魔をするのか?」

 

ベル「そう見えるならそうだろうね」

 

そろそろ吸収されたゴテンクスのフュージョンが解けてもいい頃だけど…。

 

魔人ブウ「なら貴様から殺してやる!」

 

悟飯「ない!ない!!」

 

悟空「どこだ!?」

 

ベル「悟空!悟飯!まだ見つからないの!?」

 

魔人ブウ「ふはははは!死ね!!」グアッ

 

ベル「くっ…!」

 

しょうがない…。やるしか…!と思った矢先に……。

 

魔人ブウ「うっ…!」

 

魔人ブウの動きが止まった!これで勝つる!!

 

魔人ブウ「ぐおおお……!しまっ…!!あうっ!」パッ

 

ゴテンクスのフュージョンが終わり、ラムの着ている道着が強く主張している。

 

ベル「大きくパワーダウンしたみたいだね。これならなんとかなりそうだ…」

 

これで魔人ブウが鬼の力を使うとしても私か悟空がポタラを使って確実に倒すことができる。

 

悟空「残念だったな魔人ブウ!これなら悟飯かロータスのどちらか1人でも勝てるぜ…!」

 

ベル「悟空、ポタラの方は見つけたの?」

 

悟空「ああ!悟飯が見つけてくれた」

 

魔人ブウ「くっ!……しかしもしものときの保険をかけていてよかったよ」

 

悟空「保険…?なんのことだ?」

 

まさか…!

 

魔人ブウ「さっき切られた部分を何故元に戻さなかったかわかるか?」

 

ベル「悟飯!急いでそこから離れて!!」

 

魔人ブウ「もう遅い!!」

 

悟飯「えっ…?わあ!」

 

悟空「し、しまったぁ!!!」

 

悟飯「むぐぐ…!うぐっ…!」

 

ベル「レム!天津飯!デンデ達を連れて早くここから逃げて!!」

 

レム「わ、わかりました!」

 

天津飯「くっ!手伝えなくて申し訳ない…!」

 

レムと天津飯はデンデと一緒にいたミスター・サタンと犬を連れてここから離れていった。

 

悟空「悟飯…くそっ!そりゃねぇだろ!もう!!」

 

魔人ブウ「ふははは!さらにパワーアップしてしまったぞ!!しかも今度は時間制限なしだ!!!」

 

ロータス「不味いよ…。折角パワーアップしてもらったのにこれじゃあ魔人ブウに勝てないよ…。どうするのベル?」

 

確かに今のロータスでも魔人ブウには勝てない。どうするか……。ん…?この気は…。

 

ベル「………一応考えはある」

 

悟空「悟飯との合体が……」

 

ベル「悟空」

 

悟空「な、なんだよベル…」

 

ベル「今現れた2つの気の方へ行って」

 

悟空「今現れた……この気は?まさかベジータ!それに兄ちゃん!!」

 

ベル「合体の方はこっちに任せて悟空はベジータとラディッツ、それにデンデ達と一緒に界王神界に避難しておいて」

 

悟空「わ、わかった!」

 

ベル「ロータスは私と魔人ブウを食い止めるよ」

 

ロータス「任せて!!」

 

悟空「2人共頼んだぞ!!」

 

魔人ブウ「逃がすわけがなかろう!」

 

ロータス「させない!」ドガッ

 

悟空の離脱を阻止しようとする魔人ブウにロータスが攻撃した。その間に悟空はベジータ達のところへ向かったようだ。

 

魔人ブウ「ちっ…!まあいい。まずは貴様達から片付けてやる!!」

 

ベル「ロータス…渡しておいたポタラを左耳につけて。私は右耳につけるから」

 

ロータス「了解!!」

 

私達はポタラをそれぞれの耳につけた。元に戻らないとわかったうえでロータスは躊躇いもなくポタラをつけたんだ。もうポタラによる合体以外の方法はないとロータスもわかっているんだね。申し訳ない…。もう少し原作を鮮明に覚えていたらちゃんとした対処でブウ編をスムーズに終わらせていたのに……。

 

ロータス「わっ!」グンッ

 

ベル「っ!」グンッ

 

その瞬間私とロータスの体がぶつかる勢いでくっつく。……実際に体験すると急で危ないねこれ。

 

カッ!!

 

魔人ブウ「!?」

 

???「ふぅ……」

 

魔人ブウ「なんだ?貴様は…?」

 

???「私…?私はベルとロータスが合体した戦士……」

 

魔人ブウ「合体だと…?」

 

ベルタス「名はベルタスってところかな…?」

 

……控えめにいってダサい名前だった。でもこれならいける!吸収されたみんなの…そしてチョコにされて食われたみんなの敵討ちをさせてもらうよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。というわけでオリ主とオリキャラによる合体になりました!

ポタラで合体したベルとロータスですが、地の文はベルになりますのでご了承ください。

次回はベルタスが魔人ブウをいじ…圧倒します。


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第75話 天下無敵の合体戦士!その名はベルタス。そして魔人ブウは手も足も出ず!合体したときの名前をアナグラム風にしたらもう少しマシなネーミングセンスになるのかな?

ベルの容姿…というか髪型を変えました。詳しくは第22話(実質23話)の後書きを見てください(興味がなければ見なくてもよい)。理由はと言いますと作者的にはこっちの方がいいかなと思ったからです!

では今回もよろしくです。


名前のダサさはおいといてポタラの力ってすごい。超サイヤ人になっていないのに今の魔人ブウよりも遥かに気は大きい。まぁ……。

 

ベルタス「」ゴッ

 

念のために超サイヤ人になっておこうかな。

 

ベルタス「これが超ベルタスだよ」

 

頭に超をつけるとさらに名前がダサくなるよ!不思議だね!!

 

魔人ブウ「それが……どうしたーーっ!!」ボウッ

 

確かにだからなんだって話だよね。

 

ベルタス「」バチィッ

 

魔人ブウ「!!」

 

魔人ブウは頭を引っ込めて弾いた気功波をかわす。亀みたいだね……。

 

魔人ブウ「今のを防いだくらいでいい気になっているのか?」

 

ベルタス「ならもっと君の実力を見せてよ」

 

魔人ブウ「生意気な…。貴様なんぞに……!」

 

ベルタス「」バキッ

 

魔人ブウが何かを言いながらこっちに攻撃してきたけど話の途中でカウンターをくらわせた。

 

魔人ブウ「がっ…!」

 

ベルタス「ごめん。なんだって?」

 

魔人ブウ「………」

 

ベルタス「鼻血が出てるよ。前みたいに鼻がないほうがよかったんじゃない?」

 

界王神2人を吸収しても鼻がなかったのにラム達を吸収したとたんに鼻が生えるってすごい仕組みだよね。どんな構造になっているのかな?

 

魔人ブウ「ふん、オレを怒らせれば怒らせるほど貴様は苦しんで死ぬことになるんだぞ。わかってやっているのか?」

 

ベルタス「ふぅん…。ならもっとマシな動きをすることだね」

 

魔人ブウ「だっ!!」ブンッ

 

ベルタス「」バシィッ

 

魔人ブウ「なっ!?」

 

ベルタス「はあっ!」

 

魔人ブウの攻撃を受け止めた私はそのまま下に投げつけた。

 

魔人ブウ「くそっ!」

 

ベルタス「その程度なの?これじゃあつまんないよ。もっと私に本気を出させてほしいね」

 

魔人ブウ「」プシューッ

 

なんか魔人ブウの穴から煙が出てきた。機関車か何か?多芸だね。

 

魔人ブウ「ふはははは!見えるかな?このオレの姿が!!」

 

私もロータスも視力には自信があるんだよね。しかも合体してるからさらに視力がはね上がるしね。

 

バキッ!ドガッ!グシャッ!ズドドドドッ!!

 

魔人ブウ「な、なに…!?」

 

ベルタス「どう思ってるか知らないけど私、目には自信があるんだよね。それに重要なのは目で動きを追うんじゃなくて気で相手を感じることなんだよ。だから君は私の動きについてこれない」

 

魔人ブウ「ぐっ!」

 

ベルタス「はっ!」ボウッ

 

私は千切った魔人ブウの触手?に気功波を放った。

 

ベルタス「これを本体にくらわせれば君は間違いなく消滅するよ。跡形も…気まるごと消せばさすがに再生できないでしょ?」

 

 

~界王神界~

 

老界王神「何をしておる!これはゲームじゃないんじゃぞ!!今すぐ消してしまえ!!」

 

悟空「すげぇな…。これがポタラの力なんか!?」

 

ラディッツ「それもあるだろうがあの2人だからこそこれ程強くなったんだろうな。あの魔人ブウがまるで赤子のようだ」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

 

 

~地上~

 

魔人ブウ「ちくしょう…!ちくしょう!こんな…」

 

ベルタス「こんなはずじゃなかったって?まぁ私もまさかここまで君との実力差、あるとは思わなかったよ。少し本気を出すだけで君をコケにできるなんてね」

 

魔人ブウ「こうなったら…!んんんんん…!!!」

 

ベルタス「ん?」

 

魔人ブウ「」ポウ

 

これは確か…。

 

魔人ブウ「」ポウポウポウポウポウポウポウ

 

スーパーゴーストカミカゼアタックか……。漢字にすると超幽霊神風攻撃ってところかな?漢字の方が格好いいな……。

 

魔人ブウ「くらえっ!スーパーゴーストカミカゼアタッーーク!!」

 

ベルタス「成程ね…。吸収したゴテンクスの技か……」

 

魔人ブウ「知っていたのか。ならこいつの恐ろしさも知っているだろう!少しでも触れれば爆発するぞ!いけーーーーーっ!!」

 

さて、どうしようかな?よし!

 

ベルタス「よっ…!」

 

オバケ「!」ピタッ

 

魔人ブウ「!?」

 

ベルタス「さぁ!ご主人様のところへおかえり!!」

 

私がそういうとオバケ達は魔人ブウのところに突撃していった。

 

魔人ブウ「なにっ!?」

 

ドオンッ!!

 

そして魔人ブウに触って爆発した。

 

魔人ブウ「き、貴様……何をした…!」

 

ベルタス「オバケを君のところへ返しただけさ。確かにスーパーゴーストカミカゼアタックはよくできた技だけど所詮は子供の考えた技……。少し考えれば対処方法はいくらでもあるよ。今のは気をコントロールして跳ね返す…まぁ簡単に言えば気功波に対するカウンターみたいなものだね。あのオバケ達は気でできたものだからコントロールできるってこと」

 

この技はセル編が終わり、ブウ編の間に取得したものでかなり便利な技だと思っているけど使いどころが難しいんだよね。さっきのに対してはかなり有効だけど…。

 

魔人ブウ「くっそーーーっ!!!!」

 

 

 

~界王神界~

 

老界王神「早く止めをささんかい!くそ…!強くなりすぎてしまったようじゃ!力に溺れるとろくなことにならんぞ…!」

 

界王神「彼女達はどういうつもりなんでしょう?」

 

悟空「ベル達にはきっと考えがあるんじゃねぇかな」

 

ベジータ「だな。あいつらは馬鹿じゃない」

 

 

 

~地上~

 

ベルタス「もう少し強いのかと思ったよ。私に出させてよ。本気をさ……」

 

魔人ブウ「き、汚いぞ貴様!合体なんてしやがって!!」

 

魔人ブウがそんなことを言ってこっちに攻撃してくる。

 

ベルタス「よくいうよ。私はたった1度しか合体してないのに対して君は何回合体した?しかも相手はそれを望んでいないのにさ。ほらほら、私は足しか使ってないよ!もっと頑張って」

 

私は足で魔人ブウの攻撃をあしらいながら魔人ブウのブーメラン発言を指摘する。

 

ベルタス「」ドガッ

 

魔人ブウ「ぐ…お…!」

 

ベルタス「私に勝とうなんて無駄でしかないね。もう諦めたら?」

 

私は挑発するように魔人ブウに言いながらこれから魔人ブウがこれから仕掛けてきそうなことを考えている。恐らく向こうに残された手段はあと2つ程だろう。

 

それらに対してどう対応しようかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回、追い詰められた魔人ブウがベルタスを吸収!?


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第76話 地球は終わり!?ブウに吸収されたベルタス。←もちろんそんなことはさせません

今回もよろしくです。


ドラゴンボールZの中で最も鮮明に覚えているのがブウ編で、特にゴテンクスのくだり以降はかなり覚えている。残された魔人ブウの手段はあと2つ…。次の一手は……。

 

魔人ブウ「おい、コーヒーキャンディは好きか…?」

 

やっぱり私を飴玉に変えるつもりのようだ。

 

ベルタス「え?まぁ…好きか嫌いかで言えば……」

 

魔人ブウ「」ビビビッ

 

ベルタス「!!」

 

人の話を最後まで聞けよ!親に習わなかったの?吸収して知識をつけたんだったら話を聞けよ!!

 

なんて私の言葉を聞かずに飴玉に変えられてしまった。

 

魔人ブウ「はっはっーーー!!ざまぁみろーー!!!ヘイヘイヘーーーイッ!!!不用意に近付くからだくそったれーーーっ!!!!」

 

うるさいな……。なんでそんなに元気がいいの?何かいいことでもあったの?

 

魔人ブウ「情けないな!飴玉ではまさに手も足も出ないだろう!!…まぁそう悲観するな。すぐにでも食ってやるさ!!!」

 

ベルタス「そぉいっ!!」ガンッ

 

魔人ブウ「おぐっ…!」

 

あ…。動けた。人間諦めなければ何でもできるもんだね。今私飴玉だけど……。

 

ベルタス「どうやら飴玉でも強さは変わらないようだね。どうするの?君の相手は宇宙一強い(と思われる)飴玉だよ。それにこんなに小さいんじゃ今まで以上に攻撃が当たらないよ」

 

魔人ブウ「ぐっ…!」

 

ベルタス「それっ!!」ドスッ

 

魔人ブウ「がっ…!」

 

ベルタス「ほいっ!」ガッ

 

魔人ブウ「ちぃっ!」ブンッ

 

ベルタス「おっと!」ヒョイッ

 

魔人ブウ「チョロチョロと……!いい加減食べられろ!!」

 

えぇ……。しょうがないなぁ…。1回だけだよ?

 

ベルタス「あらよっと…!」ズボッ

 

魔人ブウ「がはっ…!」

 

ベルタス「おやおや、食べさせてあげようと思ってたけど突き抜けてしまったよ。勢いが強すぎたかな……?」

 

魔人ブウ「うぐぐっ…!」

 

今の私の攻撃で魔人ブウの触角を千切ったので向こうの次の…もとい最後の手は恐らく……。

 

ベルタス「さて、どうする?もっとやってもいいけど?」

 

魔人ブウ「くっ…!も、元に…戻れ…!!」ビビビッ

 

おっ…戻った戻った。

 

ベルタス「飴玉はおしまいのようだね。ここまでやったけどやっぱり無駄だったね」

 

魔人ブウ「ぐっ…!」

 

ベルタス「ふぅ…。もう飽きてきたしそろそろ終わりにしようかな?10秒数える間に次の手を考えるんだね。10秒経っても何も浮かばないようなら……そのまま殺す…!死にたくなければ命乞いでもすれば?それで私が許すかどうかは君次第だけどね」

 

さぁ、最後の悪足掻きを見せてみなよ!

 

ベルタス「1、2、3……」

 

魔人ブウ(こうなったらあいつを吸収するしかない…!だがどうやって……そうだ…!さっきあいつに千切られた………あった!これで……)

 

ベルタス「4、5、6、7……」

 

ベルタス(気が付いたようだね。そのために態々触手を千切ったんだよ)

 

追い詰められた魔人ブウの最後の手は私を吸収すること。

 

魔人ブウ(よし!奴は油断している…!)

 

ベルタス「8、9………10!!」

 

カウントを終えると同時にピンクの何かが私を覆った。

 

ベルタス(ほい、バリアっと……)

 

魔人ブウ「はあっ!」

 

そして魔人ブウは私を吸収?した。

 

魔人ブウ「やった…やったぞ…!やってやったぞ!調子に乗るからそうなるんだバーーカ!!これでもう終わりだくそったれーーーっ!!!!」

 

 

~界王神界~

 

界王神「な、なんてことだ…吸収されてしまった…」

 

悟空「ベル…ロータス…!」

 

ラディッツ「…ちょっと変じゃないか?」

 

界王神「え…?」

 

ラディッツ「魔人ブウは吸収されて姿を変えるのだろう?なのに今回は変化なしだ…」

 

ベジータ「成程な…」

 

悟空「ベジータは何かわかったんか?」

 

ベジータ「まぁ黙って見てろ」

 

 

~地上~

 

魔人ブウ「変化がない…何故だ…?……まぁいい。どのみちあいつはオレに吸収され、間違いなくオレは最強の魔人になったのだ。これからは生きているものの死と苦しみを思う存分楽しんでやる!はっーーーはっはっはっ!!!」

 

 

 

 

~魔人ブウの体内~

 

『はっーーーはっはっはっ!!!』

 

ベルタス「うるさいな…。もう少し声のボリュームを落とせないの?」

 

それにしてもバリアがうまくいって何より。さて、バリアを解いてラム達を探すとしよう。

 

 

 

~界王神界~

 

老界王神「なるほどのぅ…。あやつはわざとブウに吸収されたんじゃ」

 

界王神「それでいつでもブウを倒せるように挑発したんですね!」

 

悟空「すげぇ…!」

 

ベジータ「ふん、だから言っただろう。あいつらは馬鹿じゃないってな」

 

 

~魔人ブウの体内~

 

バリアを解いた瞬間私とロータスは分裂した。

 

ロータス「えっ…?どういうこと?ポタラって2度と戻れないんじゃなかったの?」

 

ベル「どうやらこの空間がポタラの合体を拒否してるようだね」

 

魔人ブウの体内ってどんなメカニズムなんだろう。フュージョンの合体はよくてポタラが駄目って……。

 

ベル「まぁでもこれでよかったと思うよ」

 

ロータス「どういうこと?」

 

ベル「これから魔人ブウに吸収されたみんなを助けるためには1人より2人の方が効率いいし、そもそも私達サイヤ人にはこういう合体ってむいてないと思うんだよね」

 

ロータス「何となくわかる気がする。確かにポタラによる合体はとても強いけど、やっぱり個人で戦った方が楽しいから……」

 

ベル「まぁそういうことだね」

 

それに…もしこのままだったら私が消える(かもしれない)ときにロータスを巻き込んでしまうかもだからね……。

 

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

 

あとどれくらい私はこの世界に留まることができるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は吸収された者達の救出に向かうベルとロータス。そこで……?


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第77話 魔人ブウの体内に侵入!人類救出大作戦!そこで見たものとは…?そして魔人ブウは……。気分はテレビに出ている調査隊

今回もよろしくです。


さて、吸収されたみんなはどこにいるのかな?

 

ロータス「ベル!こっち!!」

 

ベル「これは……」

 

ロータス「悟飯だよ!…、よかった、死んでないよ…」

 

ベル「こっちにはトランクスに悟天、ラム…みんないるようだね」

 

ロータス「ラム……よかった…よかったよ…!」

 

泣きそうになりながらロータスはそう呟いた。やっぱり親として子供の心配はするものなんだよね。

 

~地上~

 

魔人ブウ「無敵となった記念に消してやる…この星を!」

 

 

 

 

~魔人ブウの体内~

 

ベル「さてと…じゃあ早速みんなを剥がそうか」

 

ロータス「うん!!」

 

私達は吸収されたみんなを次々と引っ剥がしていった。

 

 

~そして~

 

ロータス「終わったよ!」

 

ベル「これで魔人ブウの気はかなり落ちた…。これなら何とかなりそうだね」

 

ロータス「そうだね!早くここから…あれ?」

 

ベル「どうしたの?」

 

ロータス「ベル、あれってもしかして……」

 

私はロータスが指差した方を見るとデブの魔人ブウがいた。

 

ロータス「やっぱり魔人ブウ…だよね?どういうことなの?魔人ブウが魔人ブウを吸収したってこと?」

 

ベル「デンデから聞いた話だと今繭に覆われている魔人ブウが生み出したもう1人の魔人ブウによって食べていたよ。チョコにしてね」

 

実際はデンデに聞いていない。原作が確かそんな感じだったはずだからそれを説明しただけだ。

 

ロータス「チョコに…?だったらチョコにされた他の人達も探せば見つかるかも!探してみよう!!」

 

魔人ブウ「他の奴はいない…。特別扱いはそいつだけだ……」

 

ロータス「!!」

 

いつの間に中に入ってきたんだよ……。全然わからなかったよ。

 

魔人ブウ「おかしいと思ったらおまえ達の仕業か…!」

 

ロータス「どうなってるの?何で魔人ブウの体の中に魔人ブウが…?」

 

本当にどんなメカニズムなの?

 

魔人ブウ「どうやったか知らないがおまえ達は吸収されなかったようだな……」

 

ベル「ちょっとした裏技で君の吸収をかわさせてもらったよ。そしてこの通り吸収されたみんなを剥がした」

 

魔人ブウ「折角吸収した奴らをよくも剥がしたな!!」

 

ベル「私達は当たり前のことをしただけさ。元々仲間の救出が目的だったんだから」

 

魔人ブウ「こうなったらここでおまえ達をぶち殺してやる!!」

 

激おこぷんぷん丸の魔人ブウは腰のあたりまでしか入ってなかった体を足まで体内に入れて完全に戦闘態勢のようだ。

 

ロータス「これ以上近付いたらこの体に風穴をあけるよ!!」

 

魔人ブウ「無理だ…」

 

ロータス「舐めないでよ……はっ!!」ボウッ

 

ロータスが気功波を放つが傷1つついていなかった。

 

ロータス「そんな……効いてない…」

 

魔人ブウ「頭がちょっとチクッとしただけだ。今のおまえ達はノミよりもずっとずっと小さいんだぞ」

 

ロータス「こうなったらあんたを倒してから出口を探した方がよさそうだね…!」

 

魔人ブウ「今のおまえ達では倒せない。死ぬのはそっちだ」

 

いや、正直ロータスだけで今の魔人ブウは倒せるけどね。……そういえば魔人ブウはまだロータスの力を知らなかったっけ?なら……!

 

ベル「それはどうかな…?この魔人ブウを剥がしたら一気に形勢逆転するかもね」

 

魔人ブウ「やめろ!そいつに触るな!手をはなせ!!」

 

ロータス「すごく狼狽えてる…。何で…?」

 

魔人ブウ「そいつだけは無理に剥がすな!オレがオレじゃなくなる!!」

 

ロータス「オレがオレじゃなくなる…?」

 

なんか哲学みたいな発言だよね…。

 

ベル「ふふ…。私が君の言うことを聞くと思う?」

 

魔人ブウ「があっ!!」

 

ベル「よっ!」ブチィッ

 

魔人ブウ「!!」

 

私がデブの方の魔人ブウを剥がすと魔人ブウはこの場から沈んでいった。

 

ロータス「な、何が起こったの…?」

 

ベル「説明は後だよ。早くみんなを連れてここから出よう!」

 

私とロータスは吸収されたみんなと念のためにデブの魔人ブウを抱えて出口を目指した。

 

 

 

~地上~

 

魔人ブウ「お…おああああ…ぐがあああ…あお…!!」

 

 

 

~魔人ブウの体内~

 

ロータス「な、なんかグニョグニョ動いてるよ!」

 

ベル「恐らくだけど魔人ブウが変身を始めたんだろう」

 

ロータス「変身?」

 

ベル「さっきの魔人ブウを剥がしたからあの魔人ブウは自分の体、人格を維持できなくなったんだ。さっき魔人ブウが言ってたデブの魔人ブウが特別扱いっていうのは要するにあの魔人ブウでいられるように体内に取り込んだ所謂核みたいな感じだと思うよ。だから変身を始めたってこと」

 

これは原作を読んだ私の持論みたいなものである。実際のところはどうなのかわからないけどね。

 

ロータス「出口…出口はどこ!?」

 

ベル「こっちだよロータス!少し明るいところがある。あれが多分出口じゃないかな?」

 

ロータス「本当だ!…でも閉じてる…。もう1回開け!!」

 

開け胡麻塩!ってね…。

 

ロータス「開いたよ!」

 

ベル「よし、早く出よう!」

 

そして私達は脱出に成功した。

 

ロータス「やった!出られたよ!!」

 

ベル「とりあえずみんなを魔人ブウの見えないところへ隠しておこう。まだこっちに気付いてないから」

 

ロータス「わかった!」

 

私とロータスでみんなを近くに隠しておいた。

 

ロータス「…?魔人ブウの気が増えてる…?」

 

ベル「どうやら思っていたのと違うようだね」

 

一応原作で魔人ブウがどういう変身をするかわかっているけどあえて知らないふりをすることにした。

 

魔人ブウ「ごっ…こおおお…!あがっ…あががが…!」

 

 

 

~界王神界~

 

界王神「こ、これは…」

 

悟空「なんか知ってんのか界王神様!?」

 

 

 

~地上~

 

魔人ブウ「はあっ…はあっ…!」

 

ベル「変身が終わったようだね」

 

ロータス「随分縮んだね…。でもさっきよりも強くなってるのがわかるよ……!」

 

いよいよ最終決戦…。無事に終わらせる!

 

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

 

だから……もっともってよね…私の体…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は地球消滅!?いよいよ魔人ブウ編もラストスパートに入ります!


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第78話 地球消滅!界王神界にお引っ越し。主人公は休みたい

本日2話目になります!そしてブウ編もあと僅かになります!では今回もよろしくです。


~界王神界~

 

界王神「そ、そんな…まさか……も、戻ってる…!」

 

老界王神「戻ってる……?」

 

界王神「やはり…」

 

老界王神「どういうことじゃ?何故戻ってるなどと」

 

界王神「わたしの時代には5人の界王神がいました。ですが魔人ブウの手によって北と西の界王神が殺されてしまい、南の界王神は魔人ブウに吸収されてしまったのです……」

 

老界王神「それでさっきのでかい魔人ブウになったのじゃな…?」

 

界王神「はい…。そして大界王神様ですが太っていてとても温和でした。その方が魔人ブウに吸収されて力は落ちましたがそれによって魔導士ビビディでもコントロールできなかった魔人ブウをやっとビビディが抑えることができたんです…」

 

老界王神「それでやっと魔人ブウが完成したわけじゃな……。それであの小さい魔人ブウが1番最初で厄介な奴じゃと…」

 

界王神「はい……。吸収してパワーを落としてまで手に入れた心がまた元の自制心のない悪そのものに……戻ってしまった……」

 

老界王神「どっちにしろ今は嬢ちゃん達に任せるしかないわけじゃ」

 

界王神「そうですね…」

 

 

 

~地上~

 

魔人ブウ「……」スゥ

 

ん?魔人ブウが深呼吸した…?

 

魔人ブウ「ウギャギャギャギャオーーーッ!!!」

 

ロータス「な、何なの…?」

 

耳を塞ぎながらロータスが言う。それにしてもうるせぇ……。

 

魔人ブウ「」スッ

 

ロータス「な、何をするつもり…?」

 

魔人ブウ「」ボウッ

 

問答無用で地球破壊しに来やがったよ!破壊神かおまえは!!

 

ロータス「はあっ!」バチィッ

 

魔人ブウ「!!」

 

ロータスが魔人ブウの気功波を弾く。ナイス!

 

ベル「ありがとうロータス」

 

ロータス「ううん、気にしないで…。魔人ブウ!あんたが地球を破壊するのは勝手だけどわたし達と戦って勝ってからにしてもらえるかな!」

 

魔人ブウ「…………」

 

ロータス「わかってもらえたのかな…?」

 

魔人ブウ「……ギ…!」ニヤリ

 

わかってもらえてない!あのニヤリはわかってないニヤリだよ!

 

魔人ブウ「」スッ

 

ベル「さっきの気功波よりも大きい……。どうやら地球を完全に消滅させるつもりだね」

 

ロータス「そんな…!」

 

ベル「もちろんそんなことは………」

 

『界王神界に行きなさい。そこで魔人ブウと決着をつけるのよ』

 

っ!……今の声は一体?…とにかく界王神界に行く…つまり原作通り地球が消滅するということだけど……。

 

ロータス「ベル…?どうしたの?」

 

どうやらロータスには聞こえていなかったようだ。何が目的かはわからないけど従っていた方がいいような気がする。

 

ベル「ロータス、みんなを連れて界王神界に行くよ」

 

ロータス「………ベルには何か考えがあるんだよね?」

 

ベル「まぁ…ね」

 

正確には私の考えじゃないけどね……。

 

ロータス「わかった…!急いでみんなを連れてくるよ」

 

ベル「ごめんね…。私も一緒に行くよ」

 

ロータスに謝罪してみんなを連れて私達は界王神界に行くことにした。

 

魔人ブウ「」ボウッ

 

ベル「魔人ブウが攻撃してきた。早く行くよロータス!」

 

ロータス「うん!」

 

私とロータスは瞬間移動で界王神界に向かった。そして地球は魔人ブウの攻撃によって消滅した。

 

 

………それにしてもあの声…どこかで聞いたことがあるような…それもとても大切な……まさかね……。

 

 

~某所~

 

???side

 

 

???「ベルが界王神に行ったのを確認しました。大神宮様」

 

大神宮「わかりました。では、ベルさんのことはあなたに任せますよ」

 

???「はい」

 

大神宮様がどこかに行ったのを確認して私も界王神界に行くことにした。

 

???「はぁ…限りなく原作に近付けるのは難しいわね」

 

私の大好きなドラゴンボールの原作とは大幅に変わり、死亡していたはずのキャラが生きていたりするからびっくりしたわ……。まぁベルの仕業なんでしょうけど。

 

あの子はかなり優しいのよね……。まぁそこが彼女のいいところなんだけどね。

 

???「私もすぐに行くから待っててね。……鈴音」

 

私はこの世界にいる大親友の名前を呟き界王神に向かった。

 

 

???sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

さて、謎の人物…もとい鈴音の友人もこの世界にいるようです。彼女の正体、目的はまた数話後になります。

次回、魔人ブウと戦うのは…!?


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第79話 魔人ブウと戦うのは誰だ!?全宇宙を賭けた大決戦!サイヤ人による命懸けのジャンケン大会

今回もよろしくです。


界王神界に着いた私達はラム達を安全なところに寝かせておいた。

 

界王神「ち、地球は……」

 

ベル「…なくなってしまいました」

 

ベジータ「貴様…その気になれば地球がなくならずに済んだんじゃないか…?」

 

痛いところを突くなぁ…。しかもよりによってベジータに……。

 

ベル「それについては返す言葉もない…。本当に申し訳ないと思っているよ」

 

ベジータ「ふん、どうだかな…」

 

ラディッツ「ベジータ…!」

 

悟空「ま、まあまあ…悟飯達も無事だったんだしいいじゃねぇか!」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

ラディッツ「ところでそこにいるのは魔人ブウみたいだがどうなってるんだ…?」

 

ベル「ああ…それは……」

 

私はみんなに事情を話した。……っていうか玉で見ていて既に知ってるのかと思ったよ…。

 

ベジータ「甘いな。今すぐそいつを消すべきだろう」

 

ベル「この魔人ブウ自体はそこまで悪い奴じゃないと思うよ。だから私は敢えて連れてきたんだ。君達のいい修業相手になるだろうしね」

 

ロータス「これからどうするの?地球がなくなっちゃったから頼みの綱のドラゴンボールもないし…」

 

老界王神「ド、ドラゴンボールじゃと!?何で地球にドラゴンボールがあるんじゃ!?あれは真面目なナメック星人にだけに許された謂わば反則技みたいなもんじゃぞ!!」

 

老界王神が概ね原作通りの発言をしていたが私はそれを無視して……。

 

ベル「それについては問題ない。セル達が今頃ナメック星でドラゴンボールを集めているはずだからね。それで死んだ人達もなくなった地球も元通りになるよ」

 

悟空「でもどうやってナメック星に行くんだ?オラの瞬間移動じゃナメック星は遠すぎて無理だ……」

 

ベル「それも問題ないよ。私は星々の瞬間移動も問題なくできるし、界王神様もできるからね」

 

界王神「はい、この界王神界と下界の星々の間なら瞬間移動できます」

 

ベル「これで移動手段は解決…。ナメック語に関しても私やデンデがいるし、ナメック星人もいるから何の心配もない」

 

あとは誰が行くかだけど……。

 

老界王神「待て!ドラゴンボールを使ってはいかん!あれは大自然の混乱を招くものじゃ!!大昔にナメック星でしか使うなと注意したことがあるんじゃ!!事実ナメック星人は異星のことには使わなかったはず…!」

 

確かに……。こういった出来事がGTの超一神龍編に繋がりそれが原因で大変なことになっていたような…。

 

ベル「界王神様(老)、ドラゴンボールを使うことを許してください。これが魔人ブウを倒す手段に繋がると思いますから」

 

あくまで手段の1つだけど…。

 

老界王神「む、むぅ…!」

 

ベル「それに……」

 

私は老界王神にしか聞こえない声で…。

 

ベル「じゃないと例の件はなしにしますよ?」

 

老界王神「そ、そりゃないじゃろ…!……わかったわい、勝手にせい!どうなっても知らんぞ!!」

 

ベル「ありがとうございます」

 

なんて話していると……。

 

界王神「見てください!粉々になった魔人ブウが元に戻りますよ!!」

 

悟空「え!?」

 

魔人ブウ「ハアーーーッ!!」

 

老界王神「おい、おまえのポタラを渡すんじゃ!合体さえすれば今度こそ魔人ブウなんて楽勝じゃ!!」

 

界王神「はいっ!」

 

ベル「すいませんが私達はもう合体をしません」

 

老界王神「な、なんじゃと!?」

 

ベル「これはサイヤ人の性みたいなものですが、こういった合体などは私達にはむいていません。なので合体せずに魔人ブウと戦いたいです」

 

悟空「……だな。オラ達は自分の力だけで戦いてぇんだ」

 

ベジータ「オレ達サイヤ人はそういったことは嫌いなんでね」

 

ラディッツ「それに2度と戻れないっていうのも御免だしな……」

 

ロータス「わたしもみんなと同じ意見です」

 

やっぱり私達は合体なんてむいてないよね。フュージョンみたいに時間制ならともかく2度とっていうのは嫌だし、まぁフュージョンのポーズも余りやりたくないけどね……。

 

ベル「さて、魔人ブウが来るまでに作戦を考えるよ」

 

悟空「そうだな。あいつもすぐにはここに来れねぇし」

 

ロータス「でもその間に犠牲になった宇宙人は……」

 

ベル「それもドラゴンボールでなんとかなるよ」

 

本当に困ったときのドラゴンボールだよね!安心と信頼のって感じである。

 

魔人ブウ「……」ニヤリ

 

シュン

 

ベル「!?……これは…」

 

ロータス「嘘……」

 

ラディッツ「ま、魔人ブウ……!」

 

さっきの私が使った瞬間移動を学習したのか……。本当に厄介だな……。

 

ベル「界王神様達はみんなを連れて他の星に避難してください。魔人ブウはここで私達(複数で戦うとは言ってない)が倒します」

 

老界王神「ええい!この界王神界は滅多なことでは壊れん!思いっきりやれぃ!!」

 

そう言って界王神達は瞬間移動で私達5人以外を連れて瞬間移動をした。……おい、ミスター・サタンとデブの魔人ブウを忘れているぞ。……まぁいいや。

 

ベル「じゃあ早速魔人ブウと戦うんだけど……」

 

ロータス「誰が戦いますか?」

 

ラディッツ「俺は見ているよ。情けないが魔人ブウを倒せるとは思えんからな……」

 

ベジータ「ふん、弱虫ラディッツめ」

 

ラディッツ「くっ…!」

 

ベル「はいはい、煽らない煽らない。じゃあ残った4人でジャンケンでもする?」

 

悟空「そうだな」

 

4人『ジャンケンポンッ!!あいこでしょっ!あいこでしょっ!あいこでしょっ!』

 

それから数回あいこが続き……。

 

悟空「ヨッシャーッ!!イエーイ!!」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

ロータス「あ~あ…負けちゃった………」

 

ベル「じゃあ悟空、よろしくね」

 

悟空「ああ!!」

 

原作通り悟空が戦うことになった。今頃老界王神が文句を言ってそうだね……。

 

さて、いよいよブウ編ラストの戦い。原作とは違う要素てんこ盛りだけどそれがどんな結果になるのか……。私も最後まで見届けたい。

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

私をこの世界に送りつけたのが誰かは知らないけど空気を読んでくれるよね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は悟空VS魔人ブウです。このあたりは大体原作通りなのである程度はしょりますが……。


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第80話 孫悟空VS魔人ブウ(純粋)。全力全開(悟空は)の戦い!やっぱり最後は原作の主人公が戦うべきだよね

新たに星10の評価をくださった菊澪さんありがとうございます!では今回もよろしくです。


悟空「さて…最初から全力でいかねぇとな……!」

 

ロータス「悟空、頑張ってね!」

 

悟空「ああ…!」

 

そう言って悟空は魔人ブウのところへ向かった。

 

ベル「そういえばベジータとラディッツは悟空と一緒に修業してたんだよね?悟空は魔人ブウに勝てそう?」

 

原作より悟空達はもちろん魔人ブウも強くなっているから実力は未知数なんだよね……。

 

ラディッツ「わからん……としか言いようがないな。カカロットは俺達の中では1番強いが、魔人ブウの強さは底がしれん……。だから…」

 

ロータス「勝てるかは悟空次第……というわけですね」

 

ラディッツ「そういうことだ」

 

悟空「はあっ!」ゴッ

 

悟空の方を見ると超サイヤ人3になっていた。そして戦いが始まった。

 

 

 

~そして~

 

魔人ブウとの戦いは一見互角に見えるが魔人ブウにはどこか余裕が見える。

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

ベル「っ!!」

 

ぐっ…!こんなときに……。

 

ロータス「ベル…?大丈夫……?」

 

ベル「問題…ない…よ……。少し…休めば…」

 

ロータス「嘘!全然そうは見えないよ!天下一武道会のときから様子がおかしいよ!!何があったの…?」

 

ヤバイな……。ついに顔に出してしまうレベルになってしまったか………。

 

ベル「何でも……ない…!」

 

私はそう言い張ってその場を離れた。

 

ロータス「ベル!待って…!」

 

ベジータ「おい、あいつに何があったんだ…!?」

 

ロータス「それが………」

 

~ロータス説明中~

 

ベジータ「成程な…。前から様子が変だとは思っていたが……」

 

ラディッツ「戦闘に支障ができるレベルだったとはな……」

 

ロータス「2人はいつからベルの様子がおかしいと思っていたんですか?」

 

ベジータ「セルゲームが終わってからだな」

 

ラディッツ「俺もそのあたりからだ。あいつは何でもないの一点張りだったけどな…」

 

ロータス「そうですか……」

 

ベジータ「気になるならあいつについていってやれ」

 

ロータス「……でも魔人ブウは…」

 

ラディッツ「俺達がなんとかするさ。ベルやロータスには遠く及ばないがカカロットの手伝いくらいはできる」

 

ロータス「わかりました…。あとはお願いします」ドンッ

 

 

 

ふぅ…ここまで……かな…。できれば最後まで見届けたかったけど…神様って残酷だよね。……デンデに頼めばなんとかしてくれるかな?

 

 

悟空の気がかなり落ちているのを察すると超サイヤ人から元に戻ってしまったのか……。

 

ここから原作通りに元気玉で魔人ブウを倒すのかな?そういえばナメック星に行ったみんなはどうしているのかな?

 

あれこれ考えているけど、私はこれからどうなるのかな?このまま消えて元の世界に帰れるの?それとも無になって新たな命に生まれ変わるの?なんて考えていたら………。

 

ロータス「ベル!!」

 

どうやらロータスに見つかったようだ。

 

 

 

 

 

 




超絶短いですが今回はここまでです。

次回魔人ブウ編終了。そしてベルの運命は…。


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第81話 魔人ブウ撃破!そして友人との再開……。これから私はどうなるのか

今回もよろしくです。


ロータス「ベル!!」

 

ベル「ロー…タス……」フラッ

 

ロータス「危ないっ!!」ガシッ

 

立ち上がり倒れそうになった私をロータスが受け止めてくれた。

 

ベル「ありが……とう…」

 

ロータス「どうして辛そうにしているのを黙っているの!?もう喋るのも辛そうなのに何で言ってくれないの!?」

 

そんなの言えるわけがない…!もうすぐ私は消えてしまう…なんて言えるわけがないじゃない!!

 

ベル「…………」

 

ロータス「……ごめん、ベルも言えないことってあるもんね……。わたし…無神経だったよ……」

 

ベル「ロータスは…悪くない……。こんな状態になったのは私の自己責任…だから……」

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

ベル「ぐうっ…!」

 

不味いな…。どんどん鼓動が多く、速く、大きくなっていく……。このまま消えるの…?よりによってロータスの…この世界で1番大切な家族の前で……?

 

ロータス「ベルっ!早く休んで!動いちゃダメ!!」

 

ベル「そう…させてもらう…よ……」

 

ロータスに言われて私は少し休むことにした。

 

 

……目を瞑ると瞼の裏に今までのことがまるで走馬灯のように見えてくる。

 

 

『オラッ!動きが甘いぞ!!』

 

『達者でな。精進せよ』

 

『ロータスっていうの…5歳』

 

『う~ん…あと10年…』

 

『オッス!』

 

『その豊満な胸をつつかせてくれんかの?』

 

『うう~ん…あと3年……』

 

『こ、このブリーザ様がこんなエテ公にやられるとは…!貴様…伝説の…超地球人…!』

 

『じゃあ死なないように頑張ってね~』

 

『う~ん…あと7年…』

 

『ベルは結婚とかしないの?』

 

『じいちゃん、ベルはどうだ?』

 

『よかろう!!』

 

『よっしゃ!!』

 

 

………あれ?途中から碌でもないことしか見えてこないんだけど……。

 

……ん?魔人ブウの気が完全に消えた?悟空が勝ったのかな?

 

ロータス「ベル…。悟空が魔人ブウを倒したよ。それもすごい威力の元気玉で……」

 

ベル「そう…」

 

じゃあ私もここでこの世界とはお別れかな…?

 

ロータス「ベル…?何か体が透けてきてるよ?」

 

鼓動がしなくなったと思ったらいよいよ消えてしまうのか……。

 

ベル「どうやらここでお別れのようだね……」

 

ロータス「お別れ……?どういうこと!?」

 

ベル「詳しくは言えない…。でも私はここで消えることになる……」

 

ロータス「そんな…!嫌だよ!何でベルが消える必要があるの!?」

 

ベル「これも本当は言えないんだけど……私はここにいてはいけない人間だから……」

 

ロータス「そんなの誰が決めたの!?ベルがいたらいけないわけがない!ベルがいないとわたしが嫌なの!!」ポロポロ

 

ロータスが泣きじゃくりながらそう言う。私はこんなにも好かれていたんだな……。

 

ベル「その気持ちはとても嬉しいよ…。だけどこれが私の運命なんだよね……」

 

ロータス「何とかならないの…!?ベルとお別れなんてわたしは絶対に認めない!!」

 

ベル「こればかりは…どうにもならないよ……」

 

???「いえ、何とかなるわよ」

 

この声は……あのとき頭の中で響いていた声と同じ…。

 

ロータス「誰…?」

 

???「私はその子の運命を導く者よ…」

 

声のする方を見てみると仮面を着けている女性がいた。導く?どういうことだろう…。

 

???「間に合ってよかった。あと少し遅かったら手遅れだったわ」

 

仮面の女性は私の元に近付き…。

 

???「はあっ!」ドスッ

 

いきなり腹パンをしてきた。……何でやねん。

 

ベル「うっ…!」フラッ

 

???「よっ…と」ガシッ

 

女性は私の体を抱えこの場を去ろうとする。

 

ロータス「ベルをどうするつもり!?」

 

???「この子がどうなるかはこの子次第よ。それにどうにかなってしまうのならあなた達はこの子のことを覚えてはいない…いえ、はじめからいなかったことになるから」

 

ロータス「どういうこと…?」

 

私次第…?どういうこと……?それに私次第でロータス達が私のことを…?そう考えてるうちに私の意識は遠くなった。

 

???「じゃあね♪」シュン

 

ロータス「待って…!」

 

 

 

 

~某所~

 

ベル「う…ん……」

 

???「気が付いたようね」

 

ベル「ここはどこ?あなたは誰?」

 

記憶喪失っぽく言ってみる。…なんか何か違うような。

 

???「ここはとある空間…とだけいっておくわ。それと私は……」

 

女性は仮面を外して素顔を見せた。嘘…何で……?

 

ベル「何でここにいるの………?」

 

黒髪をセミロングにして後頭部に白いリボンをした私にドラゴンボールを教えてくれた友達……。

 

ベル「未来……」

 

未来「久しぶりね……鈴音」

 

響未来(ひびきみらい)がこのドラゴンボールの世界にいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はいよいよベルの末路。選ばなくちゃいけない…。元の世界に帰るかそれとも…。ベルの…鈴音の選択は如何に!?



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第82話 ベルの末路はどうなる?友人からの選択肢。私は今窮地に立たされている

ブウ編もラストです!新たに星10の評価をくださった黒狼天狗さんありがとうございます!では今回もよろしくです。


私の友人響未来がこの世界に来ていたということに驚きを隠せない。

 

未来「動揺してるようね」

 

ベル「そりゃそうでしょ。何でここにいるの?いつからこの世界にいるの?私を導くってどういうこと?これから私はどうなるの?」

 

捲し立てるように私は未来に質問する。

 

未来「順番に答えていきましょうか。何故ここにいるかだけど……それはあなたと同じで気が付いたらここにいたわ。2つ目、今から40年前…つまりエイジ733年からよ」

 

未来も私と同じ時間に、知らない間にこの世界に飛ばされたってこと?

 

未来「3つ目と4つ目は纏めて答えましょうか。私はこの世界に来て大神宮様に拾われて育ってきたわ。そしてこの世界に飛ばされているあなたを見た瞬間にあなたに会いたかったから大神宮様に事情を話してあなたのこれからを……つまり今の状況のあなたに選択肢が与えられるの。それが私の仕事よ」

 

ベル「選択肢…?」

 

未来「そう、あなたの選択肢は3つ…。まず1つ目はこの世界で得たもの全てを失い元の世界に帰ること」

 

ベル「それってつまり……」

 

未来「強さも知識も仲間も全てなかったことになるわ」

 

きっつ……。でも元の世界に帰るために今まで頑張ってきたんだよね…。

 

未来「2つ目は元の世界の記憶を全て失いこの世界に留まること」

 

ベル「その場合は私が持っている原作知識とかもなくなるの?」

 

未来「この世界にとって必要な知識はなくならないわ。鈴音のニワカな知識はそのまま残るってことよ」

 

ニワカって言うなよ!……ニワカだけど…。でも1つ目と同じ感じで元の世界の家族が失われるってことだよね。それも辛いなぁ……。

 

未来「3つ目はこの世界で得たものをそのまま引き継いで他の世界に行くこと」

 

ベル「他の世界って……?」

 

未来「ざっくり言うと他の漫画やアニメの世界に行くってことよ。まぁ行く世界によってはドラゴンボールで手に入れたものはほとんど無意味になるけどね。その場合は元の世界とこの世界の記憶は失われずに済むわ」

 

これは他の2つに比べるとリスクは低いけど、そうするといつ元の世界に帰れるかわからないって考えるとやっぱりきついなぁ……。

 

未来「ああそうそう。4つ目……といっていいのか微妙なところだけど、どれも選ばずにこのまま消えてしまうっていうのもあるわよ。30分以内に何れか3つを選ばないと消えてこの世界はもちろん元の世界でもあなたの存在はなかったことになるわ」

 

何それ怖い。それだけは絶対嫌だ!……となるとさっき挙がった3つからの選択……。私はどうしたいんだ?

 

元の世界に帰りたい。でもそうしたらロータス達を失ってしまう。

 

だったらこのままこの世界に残る?その場合は元の世界のお父さん、お母さんに友達がいなかったことになる。

 

じゃあいっそのこと他の世界に行く?それじゃあいつ元の世界に帰れるかわからない。

 

未来「心配しないで……」

 

私が悩んでいると未来が私の手を握ってきた。

 

未来「鈴音がどの選択をしようと私は鈴音と一緒にその道を歩むわ」

 

ベル「未来……」

 

未来のためにも早く選ばないと……!……よし!

 

未来「その顔は…決まったようね。聞かせてもらおうかしら?あなたの選択を」

 

ベル「私は……」

 

私の選択は…………。

 

 




今回はここまでです。

次回は鈴音の選択によって結末が変わります。ちなみに3つ目の選択肢は前に活動報告で書いたアンケートが関係しています!

作中にあげた選択肢は分岐点として書いていきます!



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~ベル=大宮鈴音の運命~
エピローグ 大宮鈴音の結末 ~帰還END~


最終章です!ここからは鈴音の分岐点になります。

星10の評価をつけてくださった原くんさん、ありがとうございます!

この作品も残り僅か……。では今回もよろしくです。


ベル「私は……やっぱり元の世界に帰ることにするよ」

 

元の世界に帰る…これが私の選択。

 

未来「そう……。それでいいのね?後悔はしない?」

 

ベル「そりゃするよ……。それでも私は本来この世界にいてはいけない存在だから………」

 

未来「わかったわ」

 

ベル「そうだ。最後に1つ聞いていいかな?」

 

未来「何かしら?」

 

これだけは絶対に聞いておきたいことだ。

 

ベル「私はこの世界からいなくなるけど私が関わってきた原作にはいないキャラはどうなるの?」

 

未来「そのまま残るわよ。ただ…出会いが違うけどその子達はちゃんと原作キャラに出会ったことになるわ」

 

ベル「そっか……よかった……」

 

未来(この子は本当に優しいわね。そんな子が何故悲しい思いをしなくちゃいけないのかしら……。運命って残酷よね)

 

未来「じゃあ早速やるわよ」

 

ベル「うん……」

 

未来「………」ブツブツ

 

何やら未来がブツブツと呪文みたいなのを口にしている。何を言っているのかさっぱりわからない。

 

未来「お待たせ」

 

ベル「何これ…魔法陣?」

 

未来「まぁそうね。ここに入って最後に私が呪文を唱えることでこの世界ともお別れ…今回の出来事は長い夢になるわ。現実の時間も数時間くらいしか進んではいない」

 

それはすごい。ここに来てから40年経ってるのに…。

 

未来「バシルーラ!!」ブゥン

 

いや……何でドラクエ?しかもバシルーラってそんな呪文じゃないような……。そんな突っ込みどころを胸に抱えながら私と未来はこの世界から消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

~鈴音の部屋~

 

鈴音「う……ん…」

 

私は目を擦りながら寝てしまったことを認識する。

 

あれ…?何か夢を見ていた気がするんだけど……。何の夢を見ていたんだっけ……?とても楽しくてときには辛い…そんな夢だったんだけど……思い出せない……。

 

鈴音「今は……夜中の1時……8時間も寝てしまったのか………」

 

とにかくもう1度寝よう。その前にお風呂に入らなきゃ。

 

 

~翌日~

 

未来「おはよう鈴音」

 

鈴音「うん、おはよう未来」

 

今日も大宮鈴音の1日が始まる。

 

クラスメイト1「大宮さん、おはよう!」

 

鈴音「おはよう、クラスメイト1君」

 

クラスメイト2「おっは~大宮ちゃん!」

 

鈴音「クラスメイト2さんもおはよう」

 

友達の未来を始め今日もクラスメイトに囲まれる日々だけどどこか物足りない……。昨日の晩に見た夢のせいだろうか……。内容さっぱり覚えてないけど……。

 

未来「鈴音……?どうしたの?そんな浮かない顔をして」

 

鈴音「何でもないよ未来。心配かけてごめんね」

 

未来「そう…?じゃあそんな鈴音に耳寄りの情報があるわ」

 

鈴音「えっ何々?」

 

その覚えてない夢の内容がとても大切で、とても……あれ?何だっけ?何だかモヤモヤする……。思い出そうとするけど何もわからない……。これの正体は一体何なの……?

 

そう思いながら私は残りの人生を過ごすことになった。

 

 

 

 

                      ~完~

 

 




帰還ENDでした。残るは滞在ENDと異世界移動ENDですね。次はどっちを書こうか……。


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エピローグ 大宮鈴音の結末 ~滞在END~

2つ目の滞在ENDになります!新たに星10の評価をつけてくださった赤拓もさんありがとうございます!

では今回もよろしくです。


ベル「私は……この世界に残ることにするよ」

 

この世界に残って残りの人生を過ごす…これが私の選択。

 

未来「そう……。それでいいのね?後悔はしない?」

 

ベル「そりゃするよ……。それでも私はこの世界がとても大切だから……」

 

未来「わかったわ」

 

ベル「そうだ。最後に1つ聞いていいかな?」

 

未来「何かしら?」

 

これだけは絶対に聞いておきたいことだ。

 

ベル「私がこの世界に残ることによって元の世界で私と関わってきた人達の人生が大きく変わったりしないかな?」

 

未来「さぁね。あなたも私もここに残るんだから余り気にしちゃ駄目よ」

 

細かいことは気にするなって奴だね。

 

未来「じゃあ元の世界の記憶を消させてもらうわ」

 

そう言って未来は私の頭に手を置いてきた。

 

ベル「記憶を消させてもらうって無茶苦茶物騒だよね」

 

未来「心配しないで。あなたのそのニワカ知識や他のアニメなどの知識もちゃんと残してあげるから」

 

ニワカ言うなし!確かに未来に比べたら私のドラゴンボールの知識はニワカだけども!!

 

未来「………」ブツブツ

 

そして未来は何やら呪文のような言葉をブツブツ言っていた。これが記憶消去の手順なんだろうか……。

 

未来「エクスペクトパトローナ!!」ブゥン

 

何でハリポタ!?しかも記憶消去関係ないし!!

 

そう突っ込みながら元の世界の記憶がどんどん薄れていってるのがわかる。

 

 

~そして~

 

未来「終わったわ。これであなたは完全にドラゴンボールのオリキャラよ」

 

ベル「うん……ありがとう未来」

 

未来「これからあなたが超やGTに関わってくるとか余り想像できないけどね」

 

ベル「私超はほとんど知らないしGTはもっと知らないんだよね」

 

未来「まぁ何とかなるでしょ。今までもそれで乗り切ってきたわけだし」

 

それを言われると言い返せない……。ラディッツも生存してるしセルにいたっては体に17号を飲み込んだままだしね。PPキャンディを食べさせて吐かせてやろうかな?それで17号が出るかは知らんけど。

 

未来「それにもう半透明じゃないんだしみんなに会いにいってあげたら?特にあのロータスって子はかなりあなたを心配していたわよ?」

 

ベル「そうだね……。未来はどうするの?」

 

未来「私は大神宮様のところへ戻るわ。ときどき遊びに来るから」

 

ベル「大神宮様のところにいたってことはもしかしてどこかで会ってた…?」

 

未来「何度かは見かけたわよ。それでも私は忙しくて余り声をかけられなかったの」

 

ベル「じゃあ私のことわかってたの?」

 

未来「もちろん、親友を忘れるわけないじゃない。まぁ私は仮面をつけていたけどね」

 

ベル「ああ……あのトビがつけていた奴…」

 

未来「個人的にゼノでバーダックがつけていたのよりこっちの方がいいと思ったのよね」

 

まぁ趣味は人それぞれだよね!

 

ベル「じゃあ私はそろそろ行くよ」

 

未来「ええ…頑張ってね」

 

ベル「未来こそね」

 

未来「ああそうそう、2人のときはそう呼んでもいいけどこの世界での私はライって名前で通してるからそっちで呼んでね」

 

ベル「わかった…。じゃあねライ」

 

ライ「また会いましょうベル」

 

私はライとまた会う約束をして別れた。

 

 

~そして~

 

私は瞬間移動でロータスのもとへ戻ってきた。

 

ロータス「ベル!!」ダキッ

 

おぅふ…抱擁を交わしてくれるのは嬉しいけど勢いが強すぎて一瞬倒れそうになったぜ…。

 

ロータス「大丈夫だったの!?」

 

ベル「うん、心配かけてごめんね」

 

ロータス「顔色もよくなってるし半透明じゃないしよかったよ…。ベルとお別れなんて嫌だったからね!」

 

ベル「そうだね……ありがとうロータス」

 

ロータス「何でお礼を言ったの?」

 

ベル「私がここにいられるのは間違いなくロータスのおかげだから……」

 

あとはライもだけど彼女の場合はこれも仕事だって言いそうだよね……。

 

ロータス「悟空達も待ってるし早く戻ろう!!」

 

ベル「はいはい」

 

こうして私はこの世界にとどまることにした。大宮鈴音としてではなくベルとして残りの人生を謳歌するのだ。

 

一応ライがこの大宮鈴音という名前は残していると言ってたけど多分ライ以外はこの名前を呼ぶことは多分ないだろう。

 

まぁ何らかの事情があって使うかもしれないからその名前はとっておけとのことらしい。私もライと同じことを考えていたからこれでいいと思う。

 

さて、地球に戻ったらやることがいっぱいあるな。だけどこれも私が選んだ選択の1つなのだから……!

 

 

 

                      ~完~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで滞在ENDでした。呪文の名前に関しては突っ込まない方向でおなしゃす!

あとは異世界移動ENDかな……?


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エピローグ 大宮鈴音の結末 ~異世界移動END~

鈴音の選択その3です!では今回もよろしくです。


ベル「私は……別の世界に行くことにするよ」

 

元の世界のみんなもこの世界のみんなも失うくらいなら異世界行く…これが私の選択。

 

未来「そう……。それでいいのね?後悔はしない?」

 

ベル「そりゃするよ……。私はどちらも大切だから失うなんてしたくない。だから……」

 

未来「わかったわ」

 

ベル「そうだ。最後に1つ聞いていいかな?」

 

未来「何かしら?」

 

これは絶対に聞いておきたいことだ。

 

ベル「またこの世界に遊びに来ることってできる…?」

 

未来「そうね…私を通してくれれば可能よ。それを視野に入れるならあの子達には一時的にお別れってことにしておくわ。その辺も私がやるわよ」

 

そこまで気を利かせてくれるのか……。ありがたい。

 

ベル「何でそこまでやってくれるの?」

 

未来「私はあなたの親友よ。親友が困っていたら助けるのなんて当たり前のことじゃない」

 

ベル「ありがとう未来」

 

未来「ふふっ…どういたしまして。じゃあ早速行きましょうか」

 

ベル「行くって……どこに?」

 

未来「別世界に行くための手続きよ。あなたと私をこの世界に転生させた人に言って別の世界に行くの。こういうことがあるかもと思って頼んでおいてよかったわ」

 

用意周到だなこの友人……。

 

 

~そして~

 

未来は私を何もない暗いところに連れてきた。

 

ベル「真っ暗で辺りがわからない……」

 

未来「私達もドラゴンボールの世界に行く前にここにいたらしいわ」

 

そうなのか……。私は気が付いたらこの世界にいたから全然わからなかったよ。

 

ベル「それで……私達を別の世界に連れていってくれる人は?」

 

未来「もうそろそろ来るんじゃないかしら。あなたも知ってる人だから安心していいわよ」

 

私が知ってる人……?それって………。

 

全王2「久しぶりだねベル~」

 

ベル「全王様!?」

 

この人だったのか……。あれ?確かあと1人いなかったっけ?

 

未来「鈴音……あなた全王様が元から2人いるものだと思っていない?」

 

ベル「え……違うの?」

 

てっきりそうだと思ってたぜ!

 

未来「あなた超を途中からしか見てないでしょ?だからニワカなのよ」

 

ニワカ言うなし!……ニワカだけど。

 

未来「この人は私達をこの世界に飛ばして今まで私達の成長を見守っていたのよ。というか全王様が2人になるのは超に入ってからだし……」

 

呆れた目で未来が見てくる。やめて!そんな目で見ないで!!

 

全王2「まぁそういうわけで僕が君達をこの世界に飛ばしたんだよ~」

 

ベル「そ、そうだったんですか……」

 

全王2「それでベルに修行をした後に未来がやって来てこのことを教えてくれたんだ~」

 

未来「あなたが消えそうになったときに備えてね」

 

マジっすか……。本当に用意周到だな……。

 

全王2「じゃあ早速君達を新しい世界に送れるようにするよ~」

 

ベル「あなたが送るのではないのですか?」

 

全王2「そこは未来に任せるよ~。めんど…その方がいいと思ってね~」

 

今めんどくさいって言おうとしたぞこの人。

 

未来「心の準備はできた?」

 

私は深呼吸をする……。……うん、どんな世界でもやってやるです!どんとこいです!!

 

ベル「うん…大丈夫だよ」

 

未来「じゃああなたと私が行く次の世界はーーー」

 

 

さて、どんな世界が待っているのかな?

 

                      ~完~

 

 

 




異世界移動ENDでした!


























最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。



ですが次で最後になりそうですね…。4つ目の選択肢でになります!

……もちろんこのままベルが消えるわけじゃないですよ?まぁこの話を読んでくださった読者の方々はもしかしたら展開がわかってるかもしれませんが……。


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エピローグ 大宮鈴音の結末 ~TRUEEND~

最終回になります!よろしくです。


ベル「………ねぇ未来」

 

未来「何かしら?」

 

ベル「全部じゃ駄目なの?元の世界に帰れてこの世界にも残れて別の世界に行けたりはしないの?」

 

未来「あなた…自分で何を言ってるかわかってるの?」

 

ベル「もちろん。自覚はしてるよ」

 

未来の言うことは尤もだ。私はとても図々しいことを言っている。でも私は元の世界も大切だしこの世界にも思い入れがあるし異世界にも行ってみたい。これが私の選択だ!!……最後のは何か違うような…。

 

未来「…………」

 

ベル「やっぱり駄目……?」

 

未来「あなたらしいわね…。でもそれは私にはできないわ」

 

ベル「そんな……」

 

未来「私にはできないけれど……あの御方ならできるかもしれないわ」

 

ベル「あの御方って?」

 

未来「私とあなたをこの世界に送った人よ。その人に頼めばもしかしたら……」

 

全王2「僕はやってもいいよ~」

 

未来がそう話していると後ろから声が聞こえた。っていうか……。

 

ベル「全王様!?どうしてここに!?それにやってもいいって…?」

 

未来「この人は全王様ではないわ。見た目だけ真似て私とあなたの様子を伺っていた私達をこの世界に飛ばした張本人よ」

 

ベル「え?つまりどういうこと…?」

 

未来「全王様は現時点では1人しかいないのよ。全王様は何故かこの人を面白いって言って受け入れていたけどね……」

 

未来は頭を抱えながらそう言う。未来も色々苦労してるんだね……。

 

全王2「まぁそんなわけでさっきの話だけど僕を納得させてほしいんだ~」

 

ベル「納得って……何をすればいいんですか?」

 

全王2「そこにいる未来と戦って僕を満足させてくれれば君の頼みを受け入れるよ~」

 

ベル「え……?未来と…?」

 

未来「私は構いませんが……」

 

いや…無理じゃね…?未来って大神宮のところにずっといたんでしょ?戦闘力も大神宮クラスはあっても可笑しくないってことでしょ?私は全力でもビルスに勝てるか怪しいくらいなのに……。

 

多分私と未来だと実力に100倍以上の差がありそうなんだけど……。下手すればワンパンで私死ぬよ?

 

全王2「じゃあ僕は見てるからね~」

 

どうやらやらなければならないようだ……。まさか友達の手によって殺されることになろうとは………。

 

未来「さて、私の方はいつでもいいわよ。そっちは大丈夫かしら?」

 

ベル「正直大丈夫じゃないんだけど……。まぁやれるだけやってみることにするよ」

 

どうせ負けるなら思いっきりやってやるです!!

 

未来「とりあえずその半透明な状態を治してあげるわ。そのままだと全力が出せないかもだし」パァァァ

 

未来が私の体を元に戻した。よかった……。このままだと全力を出すと消えないか不安だったからね。

 

ベル「早速全力全開でいかせてもらうよ」ゴッ

 

私は超サイヤ人ブルーになって戦闘体勢を整える。

 

未来「魔人ブウ編まででそこまで強くなったのね。破壊神ビルスと互角以上なんじゃないかしら」

 

ベル「そいつは光栄だね。あの破壊神と同等の強さを得た……というのは喜ばしいことだ。それでも未来に勝てるとは思えないけどね……」

 

未来「そうね……。自惚れるつもりはないけれど私の強さは大神宮様の次くらいの力があると大神宮様自身も言っていたわ」

 

マジかよ……。じゃあ未来はドラゴンボールの世界で3番目に強いってことじゃん…。

 

ベル「それでも……一矢報いるくらいはしないと全王様は満足してくれないから精一杯抗うよ…!」

 

未来「その闘志…そしてその目付き……やっぱりあなたもサイヤ人ね。これならもしかしたらあの人も満足してくれるかも……」

 

とりあえず私は余裕たっぷりの未来の顔を崩すことを目標に戦うことにしようそうしよう!!

 

未来「私は両手を使わないで戦ってあげるわ。それなら少しは戦えるんじゃないかしら?」

 

それなんて宇宙の帝王?確かにそれくらいの差はあるかもだけどさ……。

 

ベル「じゃあ私はそのハンデを崩してみせる!」ドンッ

 

そう言って私は未来に向かって攻撃を仕掛けた。

 

ベル「はあっ!」ブンッ

 

未来「よっ…!」ドカッ

 

私の攻撃を未来は左足であしらいそのままその足で私蹴りあげた。

 

ベル「うぐっ…!まだまだ!!」

 

未来「あなたならこのハンデでも実力に差があることは今ので明確にわかっていると思うのだけれど?」

 

ベル「そんなの戦う前からわかっているさ…。でも……ここでやらなきゃなんの意味もない!このまま野垂れ死ぬくらいなら限界まで抵抗してみせる!キルドライバーッ!!!」ボウッ

 

未来「これはターレスが使っていた技ね。でも私には通用しないわ…」キッ

 

未来がキッと睨むと私の放った気功波が破裂した。今の結構全力でやったんだけどな……。まぁ計算してなかったわけじゃないけどさ…。

 

ベル「せぇいっ!!」ブンッ

 

未来「っ!!成程……気功波を放つと同時にこっちに突っ込んで来たわけね。でも……」ドゴッ

 

ベル「が…は…!」

 

未来「私には効かないわ。少しビックリしたけれどね」

 

ベル「驚いては…くれるんだ……」

 

未来「そりゃいきなり人の顔が目の前にきたら驚くでしょう?オバケ屋敷と同じ原理よ。まぁ大神宮様にもそのあたりの指摘はされているけれど……」

 

ベル「はは…参ったなぁ……」

 

いや本当に参った。まだ未来は腕を組んだ状態なのに攻撃を当てることすらできていない。やっぱり私じゃ駄目だったのかな……?私が欲張ったら駄目だったの?さっさと諦めてこのまま消えたらいいのかな…。

 

『諦めちゃ駄目!!』

 

っ!今の声は…ロータス……?でもここにはいない…。幻聴?

 

『わたし達が力を貸すよ!だから諦めないでっ!!』

 

力を貸すってどうやって……?ここには私と未来と全王?しかいないのに……っていうかどうやって私に声を送っているの?

 

『ベルさん!ベルさんのおかげで強くなれました!だから僕達の力を受け取ってください!!』

 

『私にとってのベルさんは第2のお母さんです!そしてお父さんやお母さんにとってもベルさんは家族だと言ってました!家族や友達が困っていたり悩んでいたら手をさしのべるようにとベルさんにも教わりました!今ベルさんが悩んで苦しんでいますので……私達の力を受け取ってください!!』

 

この声はレムとラムだ。力を貸してくれるのはありがたいけどどうやってもらえばいいのやら……。

 

『さあ、手を天に挙げて!!わたし達もそれに応えるよ!!』

 

手を……?悟空の元気玉みたいに…?

 

ベル「…………」スッ

 

未来(手を挙げた…?元気玉でもするつもりかしら?)

 

未来「元気玉でも作るのかしら?」

 

ベル「さあ…どうだろうね……」

 

私は言われた通りに手を挙げた。これでいいの?

 

『受け取って!!わたし達の力を!!!』

 

その言葉の後に私にエネルギーが入るのが伝わる。本当に元気玉の要領で力が手に入ったよ。劇場版のドラゴンボールでもこんなことがあったような…なんだっけ?

 

未来「気が増えた…?本当に元気玉…いや、龍拳だっていうの?」

 

龍拳…確か悟空がヒルデガーンに放った技だったっけ……。でもこれなら……この超サイヤ人ブルーよりもさらに上の高みに到達する気がする…!

 

ベル「はぁぁぁぁっ…!」ゴゴゴゴゴ

 

これが…私達の…全力だ!!

 

ベル「はあっ!!」カッ

 

ロータス達からもらった気を開放すると1つの光が私を包む。

 

ベル「………ふぅ」

 

未来「……驚いたわ。まさかさらに変化するなんてね」

 

今の私は鋼の髪色に鋼の気を纏っている。名付けて超サイヤ人スチール!!……なんかロボットみたいな名前になった。

 

未来「私が知る限りでもそんな超サイヤ人はなかったわ。ゴクウブラックがなっていた超サイヤ人ロゼでもない……ましてや鋼の超サイヤ人なんて聞いたことがないわよ」

 

ベル「でも原理はそれと同じだと思うよ。さあ、反撃開始っ!!」ドンッ

 

未来「速い…!?」

 

ベル「そいっ!」ブンッ

 

未来「くっ…!」バシイッ

 

これでも足で止められるか……。

 

未来「今の一撃で足が痺れてきたわ……。ハンデはここまでよ」

 

そう言うと未来は拳で私に攻撃した。

 

ベル「痛っ……くない…。全然痛くない」

 

未来「私の攻撃が聞いてない…?一応かなり思いっきりやったのだけれど……」

 

ベル「どうやらこの状態の1番すごいところは防御力がさっきとは比べ物にならないくらいに上がったことみたいだね!!」

 

未来「そんな出鱈目な……!」

 

正直私も驚いている。鋼の超サイヤ人は今までにないタフな身体になっているようだ。

 

未来「なら…!これならどうかしら!波導滅裂砲っ!!」ボウッ

 

未来が気功波を放つ。……って速…避けきれない!

 

ベル「くっ…!」

 

ドオンッ!!!

 

未来「……本当に規格外ね。これも全く効いてないなんて……」

 

ベル「どうやら気功波系統に対する耐久力も同じく上がっているようだね。今受けたダメージを回復してっと……」パァァァ

 

未来「それに加えて回復魔法で受けたダメージを完全に回復するってわけね……」

 

ベル「これなら食らい付けばいつかは…!」

 

勝てるはず……。勝てるよね?

 

未来「………降参よ。今まで戦ってきた誰よりも硬い相手でしかも回復もできるなんてジリ貧もいいところだわ」

 

ベル「じゃあ……」

 

未来「ええ、あなたの勝ちよ。鈴音」

 

ベル「勝った…のかな……?」

 

全王2「とっても面白かったよ~」

 

ベル「ありがとうございます……。ということは…」

 

全王2「うん!元の世界に帰れてこの世界にも残れて異世界にも行けるようにするよ~」

 

未来「よかったわね、鈴音」

 

ベル「うん…」

 

本当によかった……。これで誰も傷付かない。

 

全王2「じゃあ早速次行く世界について説明と手続きをするよ~」

 

ベル「はい…!」

 

全王2「未来もついてきてね~」

 

未来「わかりました」

 

 

~そして~

 

全王2「これで準備はできたよ~。じゃあ次に君が行く世界はーーーーだよ~」

 

ベル「はい……。これでいつでもその世界に行けるんですか?」

 

全王2「うん。あと未来とロータスとレムとラムも一緒に行けるからね~」

 

ベル「え……?」

 

未来「要するに本来このドラゴンボールの世界にいないオリキャラがその世界に行くことができるってことよ」

 

ベル「成程……」

 

全王2「じゃあ後は未来にお願いするね~」

 

未来「わかりました」

 

全王2「僕はこれで帰らせてもらうね~。楽しかったよ~。これからはベルの…大宮鈴音の活躍を楽しみにしてるね~」

 

ベル「はい。ありがとうございました!」

 

全王2「じゃあね~」

 

そう言って全王?は帰っていった。

 

未来「じゃあ私達も行きましょうか」

 

ベル「そうだね」

 

 

 

~そして~

 

ロータス「あっ!ベル!!大丈夫だったの!?」

 

ベル「うん……ありがとねロータス」

 

ロータス「何が……?」

 

どうやらロータスはあの事をわかっていなかったらしい。じゃああれはなんだったのだろうか……。

 

ロータス「それで………」キッ

 

ロータスは未来の方を睨み付ける。いつの間にか未来は仮面を着けてるし……。

 

ベル「この人は敵じゃないよ。だから睨まないであげて」

 

ロータス「でも…!」

 

ベル「私は大丈夫だから……ね?」ナデナデ

 

私はロータスの頭を撫でながらお願いする。ロータスを撫でるのも久しぶりだな……。

 

ロータス「うん…ベルがそう言うなら……」

 

ベル「ありがとう」

 

ロータス「敵意を向けてすみませんでした」ペコッ

 

ロータスは未来に頭を下げる。本当にいい子だなぁ~。この世界で1番いい子なんじゃない?

 

未来「謝るのはこちらの方よ。あなたの大切な人に手を出してごめんなさい」

 

未来もロータスに謝罪する。私からしたら未来も優しくていい子なんだよね……。

 

ベル「2人は悪くないよ。1番悪いのは私なんだから……」

 

未来&ロータス「それはないよ(わ)!」

 

ベル「そ、そう………」

 

未来「ええ…あなたは何も悪くないわ」

 

ロータス「そうそう!ベルは被害者なんだから!」

 

君達仲いいね……。さっきの敵は今の友ってわけなの?

 

ベル「……じゃあ帰ろうか。みんなのところに」

 

未来「ええ」

 

ロータス「うん!!」

 

こうして私の結末は俗にいうハッピーエンドというものになった。悟空達の方は概ね原作通りに魔人ブウをデンデが治療してミスター・サタンがブウの面倒を見るようだ。

 

ナメック星に行ったみんなも無事に帰ってきたようだ。というのもナメック星でクウラ、ボージャック、ブロリーなどの劇場版の敵が揃いも揃ってナメック星に破壊の限りを尽くしていたそうだ。まぁほとんどセルが倒していたらしいけど……。

 

もちろんセルには後日PPキャンディを食べさせてピーピー言っといた。腹痛のセルなんて私は見ていない。勝手にドラゴンレーダーを私からパクってナメック星にトンズラしたから自業自得である。

 

老界王神の例の件に関してはこれまた後日にウーロンにDO☆GE☆ZAをして身代わりになってもらった。マジで済まぬ……。その光景を見て爆笑していたセルに関してはピーピー言っといたらお腹をかかえて大人しくなった。

 

 

~そして~

 

ベル「ここが私の部屋だけど……」

 

未来「かなりいいところに住んでるわね。じゃあ早速やるわよ」

 

未来はそう言って私の部屋の壁に次元の穴(魔人ブウが精神と時の部屋で作ったあれのこと)を開けた。

 

未来「これで元の世界に帰れるようになるわ。ーーーの世界に行くときもその世界のことに行くと念じればそこに繋がるようになるから」

 

ベル「ありがとう未来……」

 

未来「一応私もこの世界に残るんだからこの世界の名前……ライって名前があるのよ」

 

ベル「そっか……。じゃあこれからもよろしくねライ」

 

ライ「ええ…じゃあ私は行くわね」

 

ベル「うん…大神宮様にもよろしくって言っといて」

 

ライ「もちろんよ」

 

そう言ってライは私と別れた。

 

ベル「さて、私も帰ろうかな」

 

私は次元の穴に入ってこの世界を出た。

 

 

 

~現実世界~

 

戻ってきた私は早速時間を確認した。どうやら向こうの40年はこっちでは数時間しか経ってないようだ。

 

次に鏡を見た。すると向こうの私ではなくこっちの私としての若い顔と体になっていた。でもちゃんと超サイヤ人ブルーにもさっきの鋼の超サイヤ人になれるみたいである。どうやら私はあの全王?に魔改造されたようだ。……まぁいいんだけどね。

 

とりあえず私はお風呂に入り、再び眠りについた。

 

 

~翌日~

 

未来「おはよう鈴音」

 

鈴音「おはよう未来」

 

私と未来は何気ない挨拶をかわした。

 

未来「そういえば今日学校が終わったら向こうに行くのよね?」

 

鈴音「うん。未来はどうするの?」

 

未来「もちろん行くわよ。私向こうでは無茶苦茶忙しいのよ」

 

鈴音「大神宮様と一緒にいるんだっけ…。大変だね」

 

未来「まぁ30年は一緒にいるからもう慣れたわ」

 

今日も向こうのことについての話で盛り上がっている。

 

未来「よかったわね鈴音。あなたの望んだ通りの結果になって」

 

鈴音「そうだね……」

 

 

 

これが私達のHAPPYENDだよ!!

 

                      ~完~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけでこの作品も今回で最終回となりました!感想を書いてくださった方や評価をつけてくださった方へ…………応援ありがとうございました!!

では最後に敵味方の上位10人(合体も含むけど全王と大神宮は含まない)の戦闘力とオリ主とオリキャラのイメージCVを書いてこの作品を締めさせていただきます!!






ライ(未来) 戦闘力 2000京(大神宮の戦闘力を5000京と(勝手に)推測)

ベルタス 戦闘力 1800京(超サイヤ人2のベルタスの戦闘力。これがブルーになると大神宮と(多分)渡り合えるかも)

ベル(鈴音) 戦闘力 1500京(鋼の超サイヤ人状態の戦闘力。急に強くなりすぎという突っ込みはなしの方向で)


この次からはかなり戦闘力が下がります。下がるって次元じゃないくらい下がります。



魔人ブウ 戦闘力 159兆(悟飯吸収時の戦闘力。鬼の力を使えばさらに10倍。ベルタスとは10000倍以上差があるけど気にしない方向で)

ロータス 戦闘力 100兆5000億(潜在能力開放時。ベルと双璧を成す強さの予定なので話が続けばまだまだ伸びる)

孫悟飯 戦闘力 80兆(潜在能力開放時。原作より大幅なパワーアップを果たす)

魔人ブウ 戦闘力 78兆(こちらは純粋形態の戦闘力。この作品ではここまで成長。悟空がどうやってこいつを倒したのかという突っ込みはなしの方向で)

ゴテンクス 戦闘力 75兆(超サイヤ人3時。こちらも原作より大幅なパワーアップ。ロータスやラムのおかげでここまでの強さを果たしたといっても過言ではないかもしれない)

セル 戦闘力 50兆(諸々の力を使ったときの戦闘力の最大値。原作で死ぬはずだったがベルによって生還して大幅なパワーアップを果たす。しかし最後にお腹を壊すことにより17号を(尻から)吐き出しこの数値からさらに戦闘力が下がる)

ラム 戦闘力 10兆5000億(鬼の力と超サイヤ人を混合させた数値。こちらも話が続けばさらなる強さを得る模様)

ちなみに魔人ブウ(悪)の戦闘力は68兆5000億、魔人ブウ(善)の戦闘力は20兆とさせていただきます。(善)から(悪)に変身すると戦闘力がなんと3倍以上という結果に……。作者はラムの戦闘力を先に載せたかったのです!まぁもしも原作でこの強さだったらフュージョンやポタラ等の合体をしなきゃ勝てないところまでいっていたんだなぁ魔人ブウは…。ベルしか勝てる人がいない件。


オリキャラのCV

ベル(鈴音) 南條 愛乃

ライ(未来) 井口 裕香

ロータス  東山 奈央

レム    水瀬 いのり

ラム    花澤 香菜




以上でこの作品を終わらせていただきます!連載開始から2ヶ月の間でしたがここまで書けてよかったと思います!!

ご要望があれば超の話も書いていこうかな……と思います!どこまで書けるかわかりませんが……。

そして活動報告で書いたアンケートの方も結果次第でこの話の異世界移動ENDやTRUEENDの後に続く話を書いていくことになります!そこはゆっくりと考えてその作品の話を実際に漫画とかで見て参考にします。アンケートは10月末までのを参考にベルの次の世界に行く話を書かせていただきます!

また10月からはポケモンの作品を書きます(もちろん俺ガイルの方を忘れてるわけではないですよ?ほんとですよ?)のでそちらの応援もよろしくお願いします!!

他のドラゴンボールの作品を見てコラボをしてみたいと思っている自分がいます!まぁコラボなしでもこの作品とドラゴンボール原作とのコラボなんかも視野に入れて考えています!


長くなりましたがこれでお別れです!では次の作品でお会いしましょう!!








~予告~

ベル「ビルス様、この星を破壊するのは勘弁願います」

ビルス「だったら僕を満足させるような戦い、実力を見せてくれるよね?」

ー突如訪れる地球の危機ー

トランクス「お願いします…!ゴクウブラックを倒して未来の世界を…助けてください!」

ベル「トランクスの想いは受け取った。あとは私達に任せてよ」

ゴクウブラック「なんだおまえは……」

ベル「私は君を倒す者さ」

ー未来世界の運命を委ねられたベル一同ー

ベル「武道大会?」

ライ「そうよ。是非あなた達に出てほしくてね」

ーさらには全宇宙の運命を賭けた大会ー

悟空「……まさかこんな形で戦うことになるとはな」

ベル「勝った方の宇宙が残り負けた方は宇宙ごと消滅……どっちが消えても恨みっこなしだよ」

ラディッツ「おまえらが敵になるとは思わなかったぜ…!」

ロータス「わたしもですよ……。こんなことになってしまいましたが正々堂々戦いましょう!」

ベジータ「ちっ…くそったれが…!」

ラム「どうしたんですか?あなたの実力はこんなものじゃないでしょう!?」

悟飯「くっ…!これが鬼の力……」

レム「この力も超サイヤ人のように上の次元があるんだよ。それを見せてあげる」

ーそして敵対するかつての仲間達ー

悟空「いくぞベル!!」

ベル「きなよ。悟空の全力に応えてあげるから…!」

ー気が付いたら女サイヤ人に転生していた件~超始めました~ー近日公開!?




※これは嘘予告です。実際に投稿する予定は今のところはありません。もしかしたら実際に採用するかも……。


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~番外編 もしもの話~
もしもベルとロータスがベジータ達の襲来時に地球に残っていたら 前編


本編は完結しましたがこれから何話か番外編を挙げます。第1弾はサイヤ人編です!どうぞ!!


ベル「いよいよ明日ベジータ達がこの地球に来るよ」

 

ラディッツ「遂にか…!」

 

私はロータスと一緒にラディッツを鍛えている。ちなみに今は休憩中である。

 

ロータス「そのサイヤ人ってどれくらい強いの?」

 

ベル「そうだね……今のラディッツと同じくらいの力を持つのが1人。もう1人はそれよりもかなり劣るかな」

 

ロータス「そうなんだ……」

 

どこかがっかりした様子のロータス。まぁ数百万戦闘力を持ってるロータスからしたらつまらないかもしれないね。

 

ベル「それより明日は満月だからロータスは尻尾を隠しておいてね」

 

ラディッツ「大猿にはならんのか?」

 

ベル「私もロータスも余り大猿になるのは好ましくないんだよね。動きにくいし……」

 

ロータス「わたしはあの見た目がちょっと……」

 

ラディッツ「そうか……」

 

ベル「さ、休憩はおしまい。修行を続けるよ」

 

ロータス「うん!」

 

ラディッツ「ああ!」

 

こうして私達は修行を続けていった……。

 

 

 

 

~翌日~

 

さて、今日ベジータとナッパが地球に来るんだけどピッコロ達のところに着いてから行くかそれともピッコロ達のところに先に行くか……。

 

ロータス「ベル、どうするの?」

 

ベル「とりあえずピッコロ達のところへ行こう」

 

ラディッツ「わかった」

 

私達はピッコロ達のところへ向かった。

 

 

~そして~

 

着いた着いた。……どうやらまだベジータ達は来てないようだ。

 

ベル「やあ、ピッコロに悟飯」

 

ピッコロ「ベル…!ロータスと……」

 

ラディッツ「よう。あのときはすまなかったな」

 

ベル「新戦力のラディッツだよ。悟空の兄で悟飯の叔父にあたる」

 

悟飯「そうなんですね。ラディッツおじさん、よろしくお願いします!」

 

ラディッツ「ああ!悟飯もすまなかったな!」

 

うんうん、仲良きことは美しきかな。

 

ベル「ちょうど悟空もこっちに向かってる。大体3時間~4時間くらいでこっちに着くよ」

 

ピッコロ「くっ…!そんなにかかるのか……」

 

ベル「その間は私達で戦うよ」

 

まぁ場合によっては悟空が来る前に終わりそうだけどね。

 

ピッコロ「誰か来るぞ!!」

 

悟飯「サ、サイヤ人って2人じゃなかったの!?」

 

私達含めたらサイヤ人5人になるんだけどね……。確かこのタイミングで来るのはクリリンだったっけ?……うん、クリリンの気だ。

 

クリリン「よう、ピッコロ」

 

ピッコロ「ふん、貴様か……。何しに来たんだ」

 

クリリン「そう言うなよ。俺だって神様のところで修行してきたんだから」

 

ベル「やる気満々のようだねクリリン」

 

クリリン「ベルさん……本当にあのサイヤ人を味方につけたんすね」

 

ベル「まぁね。もう彼も立派な戦力さ」

 

私はクリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子にラディッツを味方につけたと事前に報告している。天津飯なんかは半信半疑だったけど……。

 

ピッコロ「お喋りはそこまでだ!……来るぞ…!」

 

おっと…。遂に来たか。

 

ベジータ「くっくっく…!お強そうなのが増えてるな」

 

ナッパ「しかも弱虫ラディッツまでいやがるぞ!」

 

ラディッツ「なんだと…!?」

 

ベル「ラディッツ落ち着いて。……随分久しぶりだねベジータ」

 

ベジータ「ふん、ベルか…。この星に来てからえらく鈍ってしまったようだな。塵みたいな戦闘力だぜ」

 

ベル「今は力を抑えてるだけさ。本気を出したら君なんて一瞬だからね」

 

ベジータ「はっはっはっ!面白いジョークだ!」

 

そんなに面白いかね…?大猿にならなかったら多分ラディッツでも倒せると思うんだけど……。

 

ベジータ「ちょっと遊んでやるか。おいナッパ、確か栽培マンがあと6粒程あっただろう?出してやれ」

 

ナッパ「お遊びが好きだなベジータも」

 

ピッコロ「何だと!?何故そんな回りくどいことをする!?」

 

クリリン「ま、まぁいいじゃん。悟空もまだ来てないしさ……」

 

ロータス「わたし達完全に舐められてるね」

 

ベル「いいんじゃない?それで後悔するのは向こうなんだし」

 

それからナッパは栽培マンの種を植えて6匹の栽培マンが出現させた。

 

そういえば土によって栽培マンの育ちが違うようだ。もしも全王とかがいる星に植えたらどれくらい強くなるんだろ……?

 

栽培マンが出現した後に天津飯、餃子、ヤムチャの3人が合流した。

 

ベジータ「これはこれは随分とたくさん来たな。折角だからゲーム形式にしてこっちの栽培マンとそっちの戦士とで1対1のバトルにするか」

 

とベジータが原作通りこっちと栽培マンのタイマン勝負を提案してきた。こっちの方が人数多いよ?向こうベジータとナッパを含めてもこっちが1人多いよ?

 

ピッコロ「ふざけた野郎だ…!」

 

本当それには同感。まぁベジータはビルス編で華麗(笑)なビンゴダンスを踊ったりするくらいにはふざけるようになってるからね。しょうがないね。

 

まぁそんなこんなで栽培マンとゲームをするようになった。

 

天津飯「まずは俺がいく」

 

餃子「天さん頑張って!!」

 

まずは天津飯が戦う。結果は原作通りなので割愛。次はヤムチャが戦うようだ。

 

ヤムチャ「いい加減お遊びはなしだって教えてやらないとな」

 

などと死亡フラグを建てていたけど……。この辺りからヤムチャがモブに成り下がるんだよなぁ……。

 

これも原作通りなので割愛。するとヤムチャが……。

 

ヤムチャ「残りもこの俺が片付けてやる」

 

とこれまた死亡フラグを建てていた。

 

ベジータ「馬鹿め。油断したのはそちらのようだな」

 

ヤムチャ「なに…!?」

 

栽培マンがヤムチャの懐に飛び込もうとしていたので。

 

ベル「」ピッ

 

栽培マン「グエッ!!」

 

私はベジータがやったように栽培マンを粉々にした。

 

ナッパ「な、何だと…!?」

 

ベル「油断は駄目だよヤムチャ。栽培マンは追い込まれると相手を巻き込んで自爆するからやるなら徹底的にやらないと」

 

ヤムチャ「す、済まない……!」

 

ベジータ「少しはやるようだな…!」

 

ベル「私達を甘く見ると痛い目にあうよ。だから……」

 

残りの栽培マンをさっきと同じように粉々にして私は言った。

 

ベル「次は君達がかかってきなよ…!」

 

私は挑発するようにベジータとナッパに言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。この話は前後編に分けることにしました。

ところで一応完結タグを入れた方がいいのかな…?


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もしもベルとロータスがベジータ達の襲来時に地球に残っていたら 中編

前後編にすると言ったな。あれは嘘だ。では、今回もよろしくです。


ベジータ「ナッパ、あの雑魚達を片付けろ」

 

ナッパ「ああ。ひっひっひっ…楽しませてくれよ」ゴッ

 

今のを見てまだ私を雑魚扱いするか……。まぁ別にいいけどね。さっき私が言ったことをもう忘れているのかと不安になるよ。

 

ピッコロ「くっ…!」

 

天津飯「な、なんて気だ!」

 

餃子「天さん!ボクの超能力が効かない!!」

 

などとピッコロ達が言ってるけど私、ロータス、ラディッツからしたら大したことはない。

 

ベル「ラディッツ、修行の成果をこの戦いで見せてもらうよ」

 

だからここはラディッツに任せよう。

 

ラディッツ「任せろ!!」

 

ロータス「ラディッツさん!頑張ってください!!」

 

ラディッツ「ああ!!」

 

ナッパ「なんだぁ?弱虫ラディッツが出てくるのか!?貴様ら全員で来てもいいんだぜ?」

 

どこからそんな自信が出るのか……。まぁ確かにラディッツは今気を抑えてるけどさ。

 

ベル「さて……」

 

ロータス「スカウターつけてどうするの?」

 

ベル「ラディッツがどこまで強くなったかを改めて数値で見ようと思ってね。」

 

私はスカウターをつけてラディッツの戦いを見ることにした。

 

ラディッツ「さて、悪いがさっさと片付けさせてもらうぞ」

 

ナッパ「ラディッツごときが随分言うようになったじゃねぇか…!」

 

ラディッツ「まぁ少なくともあんたには負けねぇよ」

 

ナッパ「何だと!?ベジータ!ラディッツの戦闘力はいくつだ!?」

 

ベジータはラディッツの方を見て戦闘力をはかった。

 

ベジータ「……信じられん。5000以上だ」

 

ナッパ「ご、5000だと!?」

 

ラディッツ「狼狽えているようだな……。だが俺が出せる力はまだまだこんなものじゃないぞ!!」

 

そう言ってラディッツは気を溜め始めた。

 

ナッパ「ベ、ベジータ!!ラディッツの戦闘力はいくつになった!?」

 

ベジータ「8000以上だ…!」グシャ

 

スカウターを握り潰してベジータは言った。勿体ないな……。

 

ナッパ「8000だと!?そりゃあ間違いだぜ!機械の故障だ!!」

 

ベル「故障じゃないよ。私の使っているスカウターは最新型だから旧式みたいな数値の故障は絶対に起こさない。だからラディッツのその数値は本物さ」

 

ラディッツ「言っておくがこれでもまだ戦闘力を抑えている方だぞ」

 

ナッパ「ラディッツのくせに生意気だ!ギタギタにしてやるぜ!!」ドンッ

 

ラディッツに攻撃しようとナッパは動くがそれをラディッツは軽くあしらった。

 

ナッパ「ちくしょう…!」

 

ラディッツ「くっくっく…!その程度か?ナッパさんよぉ!!」

 

ナッパ「この野郎!!」

 

なんかジャイアンとドラえもんの道具を得たのび太みたいな構図だな……。まぁ今の時点でラディッツはナッパの倍以上の実力差があるからこうなるのは予想できるけどさ。

 

それからもラディッツはナッパを圧倒して倒れたナッパはベジータに助けを要求した。

 

ナッパ「ベジータ…!た、助けてくれ……」

 

ベジータ「………」スタスタ

 

ベジータはナッパのところへ行ってナッパの手をとった。

 

ナッパ「す、済まねぇ…」

 

ベジータ「なぁに…」ニヤリ

 

するとベジータはナッパを上に投げた。

 

ナッパ「な、何を…!?」

 

ベジータ「動けないサイヤ人など必要ない!ましてやラディッツにやられるようではな!!」

 

ベジータは気を溜めてナッパを原作通りに消そうとしていた。

 

ベジータ「死ね…!」ボウッ

 

ナッパ「ベ、ベジータ!?」

 

まぁ私が見ている以上同胞は殺させないけどね。それがどんな悪人だろうと……。

 

ベル「はあっ!」ボウッ

 

私はベジータの攻撃を自分の気功波で相殺した。

 

ベジータ「貴様……なんのつもりだ…!」

 

ベル「私は自分の目の前で同胞が死ぬのを見たくなくてね。これからのためにもサイヤ人の戦力は必要なのさ。それに怪我は治せるから動けない…などという心配もすることもない」

 

これからのこと……。具体的にはフリーザとかセルとか魔人ブウとか破壊神ビルスとか……。劇場版とかもあるだろうから挙げていったらキリがない。

 

ベル「ベジータもラディッツにやらせようと思ったけど予定変更だ。私が相手をしよう。ロータスとラディッツは動けないナッパさんの面倒を見てて。それ以外は巻き添えにならないように離れていて」

 

ラディッツ「わかった!」

 

ロータス「任せておいて!」

 

私はロータスとラディッツ以外をここから避難させた。

 

ベル「さて、遊んであげよう」

 

ベジータ「ふん、今のでいい気になってるんじゃないだろうな?オレ様はエリートなんだぞ。貴様ごとき下級戦士に負けるはずがなかろう!」

 

ベル「生まれはそうでも修行次第でそんなものはどうにでもなるさ」

 

ベジータ「戯れ言を……!いいだろう。このエリートが直々に叩き潰してくれる!!」

 

エリートエリートうるさいな…。ボコボコにしてあげるよ。“下級戦士”の私がね…!

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。前後編にすると言ったな?あれは嘘だ(2回目)。キリがいいからこれで終わっただけですすいません。

今度こそ次回でサイヤ人編は終わりの予定(予定は未定)です!


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もしもベルとロータスがベジータ達の襲来時に地球に残っていたら 後編

今度こそ完結するはず……。今回もよろしくです。


とある荒野。私とベジータは向かい合い、ロータスとラディッツは横たわってるナッパと一緒に私達の戦いを見ている。他?避難させたよ。攻撃の巻き添えをくらったら困るからね。

 

ベジータ「光栄に思うんだな。このエリートが貴様ごとき下級戦士と遊んでやるんだからな」

 

ベル「君じゃあ私には勝てないよ。ましてやフリーザにビクビク怯えてるようではね」

 

ベジータ「!!……貴様、余程死にたいらしいな…!」

 

ベル「御託はいいからかかっておいでよ。それともこっちからいこうか?」

 

ベジータ「ふん、さっさときやがれ!!」

 

ベル「……では遠慮なく…!」ドンッ

 

私は今のベジータがギリギリ捉えられない程度のスピードで向かった。

 

ベジータ「何っ!?」

 

ベル「はっ!」バキッ

 

ベジータ「が…は…!」

 

ベル「せぇいっ!」ドガッ

 

私はキックでベジータを遠くに飛ばした。

 

ラディッツ「す、すさまじい一撃だ…!」

 

ロータス「ですがベルの本気はまだまだこんなものじゃありませんよ」

 

ラディッツ「だな…。戦闘力を抑えているのが俺でもわかる」

 

なんかロータスとラディッツが言ってるけどよく聞こえないな……。ピッコロだったら聞こえてたかな?まぁそれはさておき……。

 

ベル「大口叩いてこの程度?それがエリート(笑)の実力なんだね」

 

私はベジータの元に行って挑発した。

 

ベジータ「ほざけっ!!」ドンッ

 

挑発に乗ったベジータが怒りをあらわにして私に向かってくる。けど……。

 

ベル「遅い」

 

ベジータ「なっ!?」

 

ベル「たっ!」ドゴッ

 

ベジータ「がはっ…!」

 

ベル「さっきも言ったけど生まれに差はあれど修行次第でどうにでもなるんだよね」

 

実際原作でも悟空や悟飯だってベジータを追い越していたしね。

 

ベル「君は自分がサイヤ人の王子なのをいいことに胡座をかいているんだよ。だから私に勝つことはできない」

 

これはあくまで私の持論だけどベジータはサイヤ人の王子という肩書きに酔いしれて他者を見下している。だから悟空達を相手に死にかけるんだと私は思っている。まぁ死にかけた経験があったからこそ修行し続けて原作でもトップクラスの実力まで成長したのだろう。

 

ベジータ「黙れ……!!」

 

ベル「図星のようだね」

 

ベジータ「黙れーーーっ!!!!」ドンッ

 

怒りに身を任せてベジータが私に攻撃を仕掛ける。

 

ベル「君にも思うところがあるんじゃないの?」

 

ベジータ「くそったれが!!」ブンッ

 

ベル「おっ…と」バシィッ

 

ベジータ「でやあーーーっ!!!!」ブンッ

 

ベル「やあっ!!」バキッ

 

ベジータの攻撃にカウンターを入れる。

 

ナッパ「し、信じられねぇ…。あのベジータが手も足も出ないとは……」

 

あっ、そういえばナッパの存在をすっかり忘れてたよ。ちなみに今ラディッツに肩を貸してもらってる状態のようだ。屈辱でしょうねぇ。

 

ベジータ「こ、このオレ様が…!」

 

ベル「言っておくけど私はこれでもかなり手加減してるからね?余り本気でやるとうっかり殺しかねないから」

 

ベジータ「何…だと……!?」

 

ベル「その証拠に見せてあげるよ。サイヤ人の可能性をね」

 

私はそう言って超サイヤ人になった。

 

ラディッツ「髪の色が変わった……?何だあれは!?」

 

ベル「ラディッツは初めて見るんだっけ?これはサイヤ人が穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって変化する超サイヤ人だよ」

 

ナッパ「す、超サイヤ人だと!?」

 

ベジータ「あれは都市伝説のはずだ!!」

 

今都市伝説って言ったけどここって何市なのさ?

 

ベル「認めたくないなら認めなければいい。けど私はこの状態になったときにかなり戦闘力が上昇したんだよね。だからこれを超サイヤ人なんだということがわかったんだよ」

 

まぁ原作で悟空が言ってたからね。鳥山先生がこの現象を超サイヤ人と名付けたという事実が生まれた瞬間でもある。

 

ベル「さて、これでわかったよね?君達じゃあ私に勝てないことがさ。だからここは引いてくれないかな?無益な戦いはしたくないんだよね」

 

私はベジータに殺気をぶつけてそう言う。

 

ベル「じゃなきゃ………殺すよ?」

 

もう私は1度殺気をぶつける。

 

ベジータ「くっ…!………帰るぞナッパ」

 

ナッパ「あ、ああ……」

 

ベジータとナッパは乗っていた宇宙船に向かって歩いていった。

 

ベジータ「覚えていろ…!いずれ貴様達をぶっ殺してやる!」

 

ベル「期待せずに待ってるよ」

 

ベジータとナッパは地球から離れていった。

 

ベル「私達も帰ろうか」

 

ロータス「うん!早く帰って修行したいからね!」

 

ラディッツ「そうだな。俺も負けてられん!」

 

本当にラディッツって変わったよね……。元の面影が皆無なんだけど………。

 

 

こうしてベジータとナッパの襲来事件(私命名)が終わった。悟空にはサイヤ人達は帰ったことを伝えるととてもつまらなさそうにしていたが私達と一緒に修行することを言ったら機嫌がなおった。単純すぎる………。

 

 

色々とフリーザ編のフラグをへし折ってしまったけど、ナメック星人達に被害が及ばないならそれでもいいと私は思っている。セルがフリーザ親子の細胞を手に入れなくて済むからね。これでセルは弱体化するだろう。

 

これからは自分の修行をしながらロータス、悟空、ラディッツの修行をメインに頑張っていこう。いずれ来る強敵に備えて……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、というわけでサイヤ人編でした。次はどんなifストーリーを書こうかな?


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もしもベルとロータスが魔人ブウ復活阻止に同行していたら ①

今回は魔人ブウ編です。セル編は思い付かないのとベルの覚醒フラグを無くしてしまうのはいかんでしょ!と思い書きませんでした。期待していた方々にはとても申し訳なく思っております……。

さて、この話は何話書くことになるかな………?


武道会場に戻ってみると悟空、悟飯、ベジータ、ラディッツ、ピッコロ、クリリン、界王神、キビトの8人と敵であるスポポビッチと多分会場内にいるであろうヤムーがいなくなっていた。

 

ロータスに聞いた話によれば悟飯が超サイヤ人になったところにスポポビッチとヤムーに襲われキリを奪われたそうだ。それで界王神とキビトに魔人ブウ復活阻止をお願いして悟空達がそれについていき、悟飯とビーデルがキビトと一緒に一歩遅れてついていっているというのが今の状況である。

 

ロータス「ベルはどうするの……?」

 

心配そうにロータスは私に聞いてくる。

 

ベル「私は……悟空の後を追おうと思っている。話を聞く限り放っておくわけにはいかないからね。………それに何だか胸騒ぎがする」

 

ロータス「そっか……。ならわたしも一緒に行く!!」

 

ベル「ロータス……。いいの?私が言うのもなんだけど大会はどうするの?」

 

ロータス「わたしも悟空達が気になって大会に集中できないからね。それにわたしの楽しみはベルと戦うことだから!」

 

成程………。ロータスが今回の天下一武道会に出場した理由はそれだったか……。なんか申し訳ないな。

 

ベル「わかった……。この騒動が終わったら1度ガチで戦ってみようか」

 

ロータス「!!うん!もちろん!!」

 

私がそう言うとロータスが嬉しそうに返事をした。そこまで嬉しいものなのかね?サイヤ人の性というのはすごいものである。

 

ベル「……っと、話してる場合じゃなかったね。急いで悟空達のところに行こうか」

 

ロータス「うん!!」

 

私達は悟空達のところへ飛んでいった。

 

 

~そして~

 

うん?あれは……。

 

ビーデル「あれ?ベルさん、ロータスさんも」

 

ベル「やあビーデル、悟飯達と一緒じゃなかったの?」

 

ビーデル「はい……。悟飯くん達のスピードについていけなくて途中で引き返すことにしたんです」

 

そういえば原作と同じでビーデルは舞空術はできるけど速く飛ぶのはまだ無理らしい。

 

ベル「そのあたりもまた今度教えてあげるよ」

 

ビーデル「ありがとうございます」

 

ベル「それともボーイフレンドの悟飯に教えてもらいたい?」

 

私は弄るようにビーデルに尋ねる。するとビーデルは顔を真っ赤にして……。

 

ビーデル「か、からかわないでくださいっ///」

 

ベル「ふふ、ごめんごめん。………じゃあ私達はそろそろ悟飯達のところへ行くね」

 

ビーデル「は、はい!頑張ってください!!」

 

ベル「もちろん」

 

ロータス「じゃあねビーデル!よかったらまた戦おうよ!!」

 

ビーデル「はい!!」

 

私達はビーデルと別れて悟空達のもとへ急いだ。

 

 

~そして~

 

悟空達に追い付いた。状況を見てみると原作通りピッコロとクリリンが石になっていてキビトは殺されているようだ。それで今バビディの宇宙船に乗り込もうとしているようだ。

 

ベル「悟空」

 

悟空「ベル、ロータス!おめぇ達もついてきたんか!?」

 

ベル「まぁね。私達も一緒に行かせてもらうよ」

 

界王神「いけません!これはバビディの罠です!ついていったら向こうの思うつぼです!!」

 

ベル「ですが放っておいたら人々を殺しかねない……。だからそれを阻止するためにもあっちの挑発に乗らなければならないんです」

 

実際放っておいたらどうなるかは知らないけど、多分地球人達のエネルギーを殺してでも奪っているだろう。

 

界王神「そうですね…わかりました。ベルさんがついてきてくれると助かります」

 

悟空「ベルは界王神様と知り合いなんか?」

 

ベル「2年前にちょっとね……」

 

ロータス「早く行かなくていいの?」

 

ベル「そうだね。じゃあ早速行こうか」

 

悟空「ああ!」

 

ロータス「うん!」

 

ラディッツ「そうだな!」

 

ベジータ「ふん……!」

 

私はみんなに確認してバビディの宇宙船に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

果たして誰が誰と戦うのか……。3人ほど暇になりますが気にしない方向でいきます。


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もしもベルとロータスが魔人ブウ復活阻止に同行していたら ②

続きになります!では、今回もよろしくです。


悟空「なんだここは……?」キョロキョロ

 

ロータス「何もない部屋だね……」キョロキョロ

 

宇宙船に入るなりロータスと悟空が辺りを見渡している。

 

界王神「この船は1度中に入ってしまうともう出られません。……バビディを倒さない限り」

 

ベジータ「ふん、いざとなればこの船ごとぶっ壊してでも出てやるさ」

 

界王神「いけません!!強いショックを与えてしまうと魔人ブウが目覚めてしまいます!」

 

ベル「いずれにせよバビディ達を倒すことにはかわりはありませんよ」

 

などと会話をしていると扉が開いた。

 

???「バビディ様がおられるのはこの1番下のフロアだ」

 

こいつは確か……プイプイだったっけか?

 

プイプイ「ただし……残念ながらこのオレを倒さなければ下には行けない仕掛けになっている」

 

ロータス「ゲームとかでよくある展開だね……」

 

プイプイ「そう…つまりおまえ達はここでおしまいということだ」

 

悟空「そんなことはねぇだろ?」

 

ベル「そうだね、じゃあ誰が戦うか決めようか。ジャンケンでいいよね」

 

ロータス「わたしはそれでいいと思うよ。みんなはどうですか?」

 

ラディッツ「俺もそれでいい」

 

悟飯「僕も構いませんよ」

 

ベジータ「何でもいい…さっさと決めるぞ」

 

悟空「だな」

 

界王神「ひ、1人で戦うつもりですか!?」

 

ベル「あの程度の相手なら1人で十分でしょう」

 

むしろハンデをあげてもいいくらいだよ。

 

私達はジャンケンで誰が戦うか…十数回のあいこの末に最初に戦うのは……。

 

ベジータ「まずはオレからだ」

 

原作通りベジータに決まった。

 

プイプイ「ひっひっひ…バビディ様が強いエネルギーをもった奴だから気を付けろとおっしゃったがどうやらただの馬鹿らしいな……」

 

ベジータ「馬鹿はバビディの方じゃないのか?よく調べないから後悔をすることになるんだ」

 

確かに戦いを始め生きること全てにおいて情報が大事だと思う。私自身も原作の知識を頼りにこの世界を生きているからね。

 

結果は原作通りなので割愛。

 

ベジータ「ふん、バビディの野郎…つまらない相手を寄越しやがって」

 

悟空「おっ!下に行く穴が開いたぞ!」

 

悟飯「早く行きましょう」

 

ロータス「本当にゲームみたい……」

 

ラディッツ「だとしたらくだらないな」

 

界王神「こ、これほどまでとは……」

 

ベル「私達も行きましょうか」

 

界王神「そ、そうですね……」

 

 

~そして~

 

ラディッツ「さっきと同じような部屋だな」

 

ロータス「ですがもしかしたらさっきのように魔法で場所を変えてくるかもしれませんよ」

 

ベル「だね、じゃあ今のうちに次に誰が戦うか決めておこう」

 

まだ相手が来ていないのでジャンケンで誰がいくかを決めることにした。

 

 

~そして~

 

おっ?やっと扉が開いた。出てきたのは原作通りヤコンのようだ。

 

ヤコン「ゴホホホ……どいつから食ってやろうかな」

 

そういえばダーブラとかはバビディの洗脳を受けると額にMの字が浮かぶけど、ヤコンは腹に出るんだな……。

 

ベル「君の相手は私だよ」

 

界王神「あ、あれは魔獣ヤコンでは!?」

 

ヤコン「しゃあっ!」シュッ

 

ベル「よっ!」ヒョイ

 

ヤコン「ひゃあっ!」シュッ

 

ベル「ほっ!」ヒョイ

 

ラディッツ「見た目のわりには素早いな」

 

ロータス「そうですね」

 

界王神「みんなで戦いましょう!!」

 

ラディッツ「いや、ベル1人で十分だろう」

 

ロータス「むしろハンデつけてもいいくらいですよね」

 

えっ?何?なんかハンデをつけた方がいい流れ?などと私が思っていると辺りが暗くなった。

 

悟空「ひゃあ~暗くなったぞ!」

 

ラディッツ「これでは何も見えん」

 

ロータス「そうですか?わたしは見えますよ。もちろんベルも」

 

悟飯「本当ですか!?」

 

ロータス「うん、わたしもベルも暗いところで何度も修行したことがあるから真っ暗なところでも辺りが見えるようになったんだよね」

 

ロータスの言う通り私とロータスは暗いところで修行したことがあって、それによって暗視スキルが身に付いたんだよね。だからこの暗闇でもはっきりと見える。

 

ベル「はっ!」バキィッ

 

ヤコン「がっ…!」

 

ベル「じゃあね」ボウッ

 

私はさっさと気功波でヤコンを始末した。これ以上は時間の無駄だし超サイヤ人になる必要もないしね。

 

悟空「すげぇぞベル!あんな真っ暗なところでもあんなに戦えるなんてよ!」

 

ベル「ふふ、悟空もやってみる?真っ暗な場所での修行」

 

悟空「ああ!やってみてぇ!!」

 

後に暗視スキルを身に付ける修行を悟空を始めとするみんなで修行することになるのはまた別の話。よゐこ……じゃなくてよい子は真似しないでね!!

 

 




今回はここまでです。次回に続く!


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もしもベルとロータスが魔人ブウ復活阻止に同行していたら ③

今回もよろしくです。


ロータス達が次に誰が戦うのかを決めるジャンケンをしていると……。

 

界王神「ダ、ダーブラ……!」

 

ダーブラが出てきた。……原作通りだけどこれステージ4に誰が出るんだよ。バビディ本人が出るの?

 

ダーブラ「ヤコンを倒しステージ3までこられたとは人間にしてはたいしたものだ。褒めてやるぞ……」

 

人間にしてはって言ってるけど界王神を除いた私達全員サイヤ人なんだよね……。あと上から目線なのがプラチナムカつく!!

 

ダーブラ「だがここまでだ。このわたしが相手をすることになったからな」

 

ベジータ「ナンバー1の貴様がもうご登場ってことは相当焦っているらしいなバビディは……」

 

ダーブラ「ふん、無駄口を叩くのはそれくらいにしてさっさとかかってこい。貴様らまとめてな」

 

ロータス「そうはいかないよ。あんたを倒すのはわたしだからね」

 

あっ、次はロータスの番なんだ……。

 

ダーブラ「なんだと……!なめるのもいい加減にしろよ……」

 

ロータス「その台詞をそのまま返させてもらうよ。あんた達こそわたし達をなめないで……!」

 

ロータスとダーブラは互いを睨み合っている。それにしてもロータスの睨みこっわ!

 

まぁダーブラの気は7年前のセルよりも弱い。しかも鬼の力を使わないセルよりもだ。私達6人はあのときのセルを上回っている。修行を余りしていない悟飯ですらだ。それにセル自身も7年前よりさらに強くなっているしロータスはそのセルをも遥かに凌駕している。

 

ロータス自身ダメージは受けないだろうけどダーブラの力に合わせて戦うだろうから結構な長期戦になりそうだ。

 

ダーブラ「さっさとかかってこい……!」

 

既にロータスは超サイヤ人になり戦闘体勢である。

 

ロータス「じゃあ遠慮なく……!」ドンッ

 

ダーブラ「!!」

 

ロータス「はあっ!」バキィッ

 

ダーブラ「ぐっ…!ヘルブリッツ!!」ボウッ

 

ロータス「パワーブリッツ!」ボウッ

 

ロータスの放った気功波はダーブラの気功波を押し退けた。

 

ダーブラ「なにっ!?ぐわぁっ!!」

 

自分の攻撃が押し返されるとは思ってなかったのかダーブラはまともにロータスの攻撃を受けた。それにしても……。

 

ラディッツ「珍しいな。ロータスが相手を圧倒してるとは……」

 

ベル「そうだね。もしかしたらダーブラになめられるのが余程嫌だったのかも……」

 

実際にロータスが何を思って戦ってるのかはわからないけどあそこまで圧倒してるのはラディッツの言う通り珍しい。

 

まぁロータスの本気はまだまだあんなものじゃないけどね。あれくらいなら私達6人の中で1番弱い悟飯でもできる。っていうか原作よりもかなり悟飯が強くなってるんだよねぇ……。悟空がセル編で死なずにすんだのとセル自身が悟飯のいい修行相手になっているのが原因だろう。

 

ダーブラ「ぺっ!!」

 

ロータス「!!……何を……!?」

 

界王神「いけない!ダーブラの唾に触れると……!」

 

ロータス「な、何これ!?体が段々石に……!」

 

……そういえばそんなのあったね。すっかり忘れてたよ。あ~あ……ロータスが石になっちゃったよ。とりあえず早いとこダーブラを倒さないとね。

 

ロータスの石像「」

 

ダーブラ「はあっ…!はあっ…!……随分てこずったがあいつもここまでだ……!次は誰がやるんだ?まぁ誰が出ても結果は同じだろうがな…!」

 

何で既に満身創痍なのにあんな偉そうなの?…ん?これは……。

 

ベル「……どうやらその心配は必要ないみたいだね」

 

ダーブラ「なんだと……!?」

 

ロータスの石像「」ピシッピシッ

 

石になってしまったロータスから気が上昇してるのを感じる。

 

ロータス「はぁぁぁぁっ!!」ゴゥッ

 

成程……気を開放して石化を解いたか……。なんかジャンプでこんな風に石化が解ける感じの漫画があったような……。

 

ダーブラ「ば、馬鹿な!自力で石化を解いただと!?」

 

ロータス「今のは生きた心地がしなかったけど何とか石化を解くことができたよ。……随分汚い真似をしてくれたね」キッ

 

ロータスが睨みながら言う。まぁ唾を吐かれたからね……。女性としてキレるのは当然だよね。

 

ダーブラ「くっ…!」ドンッ

 

ロータス「はあっ!」ドガッ

 

ダーブラが反撃を試みるもロータスが返り討ちにする。そしてロータスが上空に飛び上がり……。

 

ロータス「バーニングアタック!!」ボウッ

 

ダーブラに向かって気功波を放った。

 

ダーブラ「くっ!」サッ

 

これをダーブラは上に避ける。

 

ロータス「出現せよ…!次元刀!!」ブゥン

 

ダーブラ「!!」

 

気でできた剣を使ってダーブラに接近して……。

 

ロータス「はっ!」ザンッ

 

ダーブラ「がっ……!」

 

ダーブラを切った。ご丁寧に上半身と下半身を分けて切っている。

 

ロータス「はぁぁぁっ!!」

 

ロータスはダーブラを微塵切りにしている。これは未来クスがフリーザにやった技だ。

 

ロータス「これで……とどめっ!!」ボウッ

 

ちなみにこの技をバーニングスラッシュというらしい。

 

バビディ『そ、そんな…ダ、ダーブラが……』

 

なんかバビディが放心してるように伺えるけどとりあえずほっとこう。

 

ベル「お疲れロータス」

 

ロータス「ありがとう!……体が石になったときはどうなるかと思ったよ」

 

界王神「ま、まさか石化を強引に解くとは……」

 

悟空「すげぇぞロータス!!」

 

ベル「さあ、早く次のステージに行こうか」

 

ベジータ「だな。こんなこと、さっさと終わらせてやる」

 

私達は下に降りていった。

 

 

~そして~

 

下に降りるとそこにはバビディがいた。

 

バビディ「まさかダーブラが倒されるとは思わなかったよ……」

 

ベル「次はいよいよ君が戦うのかい?」

 

バビディ「ふん、違うよ!こんなときのために最近仲間にした奴が相手だよ!出てこい!!」

 

バビディの呼び掛けで出てきたのは……。

 

???「ふん、貴様の部下共も大したことがないなバビディ!!」

 

バビディ「うるさいな!さっさとあいつらをやっつけちゃってよ!!」

 

???「俺に指図するな!!」

 

そこにいたのはフリーザの兄であるクウラだった。マジかよ……!しかもMの字まで額に浮かべてるし……。

 

クウラ「弟を倒したサイヤ人はどいつだ?仇をとるわけじゃないがサイヤ人は気に入らんからな。この俺が直々に叩き潰してくれる……!」

 

これは面倒なことになったなぁ…。しかもダーブラよりも確実に強いし……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。最後に劇場版のキャラを出させていただきました!

クウラのキャラってこんな感じでいいのかな?っていうかクウラって劇場版のキャラだっけ?


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もしもベルとロータスが魔人ブウ復活阻止に同行していたら ④

今回もよろしくです。


ダーブラを倒した私達の次の相手はなんとフリーザの兄であるクウラだった。

 

ベジータ「クウラ……!」

 

ラディッツ「何故こんなところに……!」

 

悟空「知り合いなんか?」

 

おや?悟空が知らないってことは劇場版の出来事はなく普通にクウラが生存したことになっているようだ。っていうかフリーザが死んでから10年は経ってるのによく今までおとなしくしてたなぁ……。

 

クウラ「俺はフリーザの兄でね……。それで…弟を倒したのはどいつだ?」

 

倒したのは私だけどとどめをさしたのは未来クスだから対応に困るところだけど……。

 

ベル「フリーザを倒したのは私だよ。だったらどうするの?」

 

クウラ「ふん、ならば話は早い。俺の相手をしてもらうぞ!」

 

ベル「どうやらむこうは私に用事があるようだ。申し訳ないけどもう1度私にいかせてもらうよ」

 

悟空「ああ、頑張れよ!」

 

ロータス「無理はしないでね!」

 

ベジータ「ふん、さっさと終わらせろ」

 

悟飯「ベルさんなら勝てますよ!」

 

ラディッツ「クウラの野郎に一泡ふかせてやれ!」

 

ベル「まぁ程々に頑張るよ」

 

流石にこのままだと多分クウラに勝つことはできないので超サイヤ人になる。

 

どくんっ…!

 

さっさと終わらせないと色々な意味でヤバイからね…。

 

クウラ「いくぞ……!はあっ!」ドンッ

 

速い……けどこの程度なら何とかなるかな。

 

ベル「はっ!」ドガッ

 

クウラ「くっ!」

 

ベル「せいっ」バキィッ

 

私はクウラの攻撃をカウンターしてさらに一撃を入れた。

 

クウラ「成程…あの愚弟が勝てないわけだ……。やはりこのままだと駄目だな……!」

 

ベル「何か見せてくれるの?」

 

クウラ「見せてやる…!これが俺の本気だっ!!」ゴッ

 

そう言ってクウラは第4形体から最終形体に変身した。

 

クウラ「さあ、第2ラウンドといこうじゃないか!」

 

これ…下手したら魔人ブウよりも強いんだけど……。どれだけ頑張ったのやら。

 

クウラ「貴様もまだ力を隠しているだろう……。見せてみろ!」

 

ベル「……いいよ。少し本気を見せる」

 

ここまで力を出すのは恐らく全王と修行したとき以来だろう……。

 

ベル「はぁぁぁっ……!」ゴッ

 

ラディッツ「こ、これは……!」

 

悟飯「超サイヤ人……ですよね?」

 

ベジータ「いや、それにしては髪が赤い。何だというんだ……!」

 

ロータス「あれは……」

 

悟空「ロータスは知ってんのか……!?」

 

ロータス「うん、ベルがこの宇宙のどこかにいるといわれている破壊神と呼ばれる存在に対抗するために身に付けた力で超サイヤ人ゴッドっていうらしいよ」

 

界王神「破壊神……破壊神ビルス様のことですね…!」

 

ロータス「ビルス様…確かベルがそう言ってました。そのビルス様に勝つための力が……」

 

ラディッツ「その超サイヤ人ゴッド…というわけだな」

 

ロータス「はい…」

 

なんか外野が色々話しているけど私自身はクウラを倒すことに集中するだけだ。

 

ベル「さて、じゃあ今度はこっちからいくよ…!」ドンッ

 

クウラ「なっ!?」

 

ベル「はあっ!」ドゴッ

 

クウラ「が…は……!」

 

ベル「超龍撃拳……!」

 

続けざまに私はクウラにラッシュを決める。

 

ベル「少し本気を出せばこんなものなんだね。非常につまらないよ」

 

クウラ「ちくしょう……!」

 

ベル「じゃあそろそろとどめをささせてもらうよ」ボウッ

 

私は気功波を放ちクウラを完全に消し去った。……できればもう少し楽しみたかったなぁ……。

 

ベル「ふぅ……」スッ

 

ロータス「お疲れ様!」

 

ベル「ありがとう。……さて、残るは君だけだよバビディ」

 

バビディ「ぐっ……!」

 

追い詰められたバビディは私達の中で1番邪悪な心を持っているベジータを魔術で洗脳しようとしたけど私がベジータに腹パンをして気絶させたことによりそれを阻止した。

 

そしてバビディを倒し、私達は魔人ブウの復活の阻止に成功したのだった。

 

その後ロータス達は超サイヤ人ゴッドになるための修行を各々ですることになった。ゴッドになる条件として数人が協力して超サイヤ人ゴッドになるんだということを言っておいたので、ゴッドになれる人間がどんどん増えていった。これでビルスが地球に来ても安心して撃退できるようになるだろう。

 

そして魔人ブウ編が終わり、その後私がどうなったのかはみなさんの想像にお任せすることにしよう。

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

これで魔人ブウ編は終了です。ちょっと短すぎましたかね……。

さて、次はどんな話を書こうか……。


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その壹

今回からは影山明先生の『ひだまりスケッチZ』とのコラボになります!今回のコラボではキャラが多数出ますのでかなり見辛くなるかもですがよろしくです。

ちなみに時系列は『ひだまりスケッチZ』の方はギャラクシーバトルアリーナ編で、当作品は魔人ブウ編の後になります。


魔人ブウを倒し平和になってから1ヶ月が過ぎたある日、ライがこちらに遊びに来ておりロータス、レム、ラムと一緒にお茶を飲んでいる。

 

ベル「ギャラクシーバトルアリーナ?」

 

ライ「そう、是非ベル達に出てほしいの」

 

そうライが口にする。全く聞いたことない名前なんだけど……。

 

ラム「一体どんなことをするんですか?」

 

私が……というより私達が気になっていることをラムが聞いてきた。

 

ライ「東西南北の銀河からの代表選手を数人集めて武道大会を行うらしいわ」

 

ベル「それってどこでやるの?」

 

ライ「異世界よ」

 

へぇ、異世界で……ってはいぃ?

 

ベル「異世界?異世界って言った?」

 

ライ「そうよ。異世界に行って大会に出てもらうわ」

 

ベル「何でわざわざ異世界に行ってまで……」

 

ライ「あの御方がベル達に出てほしいって言っていたわ。なんでも悟空や他のサイヤ人の遺伝子を持っている人間達がいるらしいの」

 

ああ…あの全王?のことか……。っていうか……。

 

ロータス「悟空達の遺伝子を持っているってどういうことですか?」

 

ライ「私も詳しくはわからないわ。だからその理由を調べてほしいそうよ」

 

ライ(まぁあの御方は全てわかってるんでしょうけど…)

 

ベル「まぁ何にせよそのギャラクシーバトルアリーナっていうのに行けばその理由がわかるってわけだね」

 

ライ「そういうことよ。……で、ここに大会の推薦状が4枚あるのだけれど」

 

レム「すみません……。僕は仕事が忙しくて出られません」

 

ロータス「わたしもレムのお手伝いをしなくてはいけませんので……」

 

レムとロータスは出場できないようだ。

 

ライ「それは残念ね。ラムはどう?」

 

ラム「私は出られるなら出てみたいです!」

 

ライ「それじゃあ大会の主催者であるレビテさんには2人出場するって伝えておくわ」

 

あれ……?何で私には聞かないのん?私が忙しかったらどうするのさ!とライに顔で訴えていると……。

 

ライ「あなたどうせ暇でしょう?」

 

ベル「失礼な。暇に決まってるじゃないか」

 

ライ「でしょうね」

 

ロータス「暇なんだね……」

 

何故かロータスが苦笑いをしている。だって暇なんだもん!私はフリーターだからね!……40歳だけど。

 

ライ「その人間達は北の銀河代表で出るらしいからあなた達は西の銀河代表として出てもらうわよ」

 

ベル「私達が北じゃないということはその人達はもしかしてその世界の地球出身ってこと?」

 

悟空達の遺伝子を持ってる人間ならその可能性は大いにあるだろう。

 

ライ「多分ね。じゃあ明日また迎えに来るから2人は準備しておいてね」

 

ラム「わかりました!」

 

ベル「了解」

 

私とラムは明日のために軽く組み手をして準備を整えてぐっすりと眠った。

 

 

~翌日~

 

ライ「お待たせ。じゃあ早速行くわよ」

 

ラム「はい!」

 

ベル「行くのはいいけどどうやって行くの?」

 

ライ「あら、あなたの部屋に異世界に行くためのゲートがあるじゃない」

 

ベル「あれだね。わかったよ」

 

 

~そして~

 

ロータス「ベルもラムも頑張ってね!」

 

ラム「うん!!」

 

ベル「ありがとうロータス」

 

レム「応援してます!」

 

ベル「レムもありがとね」

 

ライ「じゃあ2人共行くわよ」

 

私達はゲートを潜りギャラクシーバトルアリーナのある世界に足を入れた。

 

 

~そして~

 

ラム「ここが西の銀河……」

 

ライ「あとは迎えのロケットを待つだけよ。会場のギャラクシードームは地球にあるからね」

 

ロケットで行くのか……。現実では絶対にできない体験だよね。宇宙船に乗ったことがある時点で余り珍しく感じないけどそれがドラコンボールだからね。しょうがないね。っていうか開催場所地球にあるんだ……。

 

私達はロケットに乗ってギャラクシードームのある地球に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

これから数話はこのコラボ回を続けます。この話を読んでくださった方々には是非とも影山明先生の『ひだまりスケッチZ』を読んでみてください!!そうすると次の話に出てくるコイツら誰だよ?……という心配はありませんので。

次回は『ひだまりスケッチZ』の人達の登場です!


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その弐

コラボの2話目です!


私とラムは今ギャラクシードームの前に来ている。

 

ちなみにライはこの世界の情報を集めてくるとのことでどこかへ歩いていった。

 

ラム「大きい建物ですね……」

 

ベル「とりあえず中に入ろうか」

 

ラム「そうですね」

 

~そして~

 

ラムと歩いていると6人組の男女の前に人だかりができていた。

 

観客「パスターズ、今年も頼むぜーっ!」

 

ラム「パスターズ?」

 

観客「ああ、毎年このギャラクシーバトルアリーナの開催中にこのドームの治安を守っている6人組だよ」

 

ほぅ、警察みたいな感じかな?

 

観客「常に2人1組で行動してるんだ。ほら、これがパスターズのチーム表さ」

 

観客の人にパスターズのチーム表をもらう。どれどれ……。

 

 

『パスターズのチーム一覧表』

 

チーム1 ペペロン チーノ

 

チーム2 カルボ ナーラ

 

チーム3 ナポ リタン

 

 

………これはあれだね。このコンビでしかチームが機能しなさそうだね。

 

ラム「男女3人ずつみたいですけど、どっちが男性でどっちが女性なんですか?」

 

観客「男がペペロン、カルボ、ナポでチーノ、ナーラ、リタンが女さ」

 

ラムがパスターズについて尋ね終わった後にパスターズの方を見た。

 

ペペロン「ほら、通してくれ。これじゃあ仕事にならないぜ」

 

チーノ「そうそう、サインは後にしてね」

 

カルボ「ふん、仕事ができようができまいが俺には関係ない」

 

ナポ「カルボは堅いんだよ。もっと気楽にいこうよ」

 

リタン「気楽なカルボってなんだか想像できないな…」

 

ナーラ「っていうかファンをどうにかしないとまずくない?」

 

カルボ「ちっ、貴様らどけ!邪魔だ!貴様らの相手をしている暇はない!!」

 

ナポ「ま~たそんなこと言って。ファンが減っても知らないよ?」

 

カルボ「くだらん」

 

ペペロン「まぁそう言うなよ。済まないみんな、また後でな!」

 

なんてやりとりの後6人組は去っていった。なんかギニュー特戦隊を連想させる人達だったな………。

 

ラム「なんというか個性的な人達ですね……」

 

ベル「そうだね。早く受付を終わらせて食事にしようか。ギャラクシーバトルアリーナの参加者のためのレストランがある。そこは食べ放題の飲み放題らしいよ」

 

ラム「本当ですか!?私もうお腹ペコペコだったんですよ!」

 

ベル「ふふ、じゃあ行こうか」

 

私達は受付をすませてレストランへと向かった。

 

~そして~

 

ラム「わぁ…!これ全部食べ放題なんですか!?」

 

目を輝かせながらラムが言う。確かにすごいな……。

 

ベル「そうみたいだね。じゃあ早速食べようか。バイキング形式のようだし食べられるだけお皿に乗せてね」

 

ラム「はいっ!」

 

 

~そして~

 

食事をしているとさっきの6人組の内の1人である男がこちらにやって来た。

 

ペペロン「おや、君達は……」

 

ラム「あ、どうも…。確かパスターズの……」

 

ペペロン「ペペロンだ、よろしく。君達も参加者だよね?」

 

ベル「私達は西の銀河として出場することになってるよ」

 

ペペロン「そうなのか。見たところ地球人のようだが……」

 

ベル「ちょっと訳ありなんだよね」

 

ペペロン「そうか……。事情を聞かないようにするよ」

 

ベル「そうしてもらえると助かるかな」

 

ペペロン「……じゃあ俺はこれで失礼するよ。大会、頑張ってくれ」

 

ラム「ありがとうございます」

 

そう言ってペペロンは向こうに行った。

 

ラム「いい人ですね……」

 

ベル「そうだね。でも彼らパスターズからは『例の気』を感じなかったし必要以上に関わることもないかもね」

 

ラム「そうですね」

 

ベル「そろそろ行こう。準備運動もしたいし」

 

ラム「はい」

 

???「ゆのっち、早く早く!」

 

???「宮ちゃん、そんなに急がなくても大丈夫だよ」

 

???「宮子は本当に元気だね。余程この大会が楽しみだったのかな?」

 

???「そう言う沙英も楽しみなんでしょ?」

 

???「まぁ否定はしないよヒロ」

 

私達が会場に向かう最中4人の女の子とすれ違った。……これは。

 

ラム「ベルさん、あの人達……」

 

ベル「うん、あの子達から『例の気』を感じる」

 

ラム「どうします?」

 

ベル「とりあえず今は会場に向かうよ。多分彼女達もこのギャラクシーバトルアリーナの出場者だと思うし大会が始まったらそのときにわかるだろう」

 

ラム「わかりました」

 

私はラムと一緒に会場に戻り大会までの準備を整えることにした。

 

……それにしてもどうして悟空の気が2人分感じたのだろうか。しかもそのうち1人は悟空の気に加えてクリリンの気も感じるし……。

 

まぁ実際に彼女達と関わることになったらわかることだろう。

 

 

 




今回はここまでです。

次回はいよいよあの4人とベルと交流!?


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その參

コラボ3話目になります!


実況「さあ、まもなくギャラクシーバトルアリーナの開幕です!」

 

おっ、いよいよ始まるのか。

 

実況「全参加者32名によるトーナメントバトルになります!それでは参加者の皆さんはくじを引いてください!!」

 

ラム「やってることは天下一武道会みたいですね」

 

ベル「そうだね。違うところといえば1列に並んでくじを引くみたいだから私達も早く並ぼうか」

 

ラム「はい」

 

私達が列に並ぼうとすると……。

 

ドンッ!!

 

ラム「きゃっ!」

 

???「わっ!」

 

ラムと誰かがぶつかったようだ。この子達は例の……。

 

???「いたた……」

 

ラム「す、すみません!大丈夫ですか!?」

 

???「大丈夫大丈夫。ゴメンね」

 

???「宮ちゃん、余所見しちゃ駄目だよ」

 

???「ゴメンね。大丈夫?」

 

ラム「はい、そちらこそ大丈夫ですか?私の不注意でぶつかってしまってすみません」

 

???「随分礼儀正しい子ね」

 

ベル「ラム、大丈夫?」

 

ラム「私は大丈夫です」

 

ベル「ところで君達はこのギャラクシーバトルアリーナの参加者……でいいんだよね?私はベルっていうんだ」

 

ラム「ラムと言います。よろしくお願いします」

 

ゆの「はい、私はゆのです」

 

宮子「宮子だよ。よろしくね~」

 

沙英「沙英です。よろしくお願いします」

 

ヒロ「ヒロと言います」

 

私達はそれぞれ自己紹介をした。ゆのからは悟空の、宮子からは悟空とクリリンの、沙英からはベジータの、ヒロからはトランクスの気をそれぞれ感じる。宮子から感じる悟空の気はゆのほど大きく感じないのはクリリンの気が混じっているからだろう。

 

ゆの「君達もってことはベルさんとラムちゃんも参加者なんですか?」

 

ベル「うん、もし当たったらよろしくね」

 

ゆの「はい!こちらこそ!」

 

宮子「これは楽しみが増えましたな~」

 

ヒロ「フフッ、そうね」

 

沙英「あっ、私達の番になったよ」

 

沙英がそう言うと私達は順番にくじを引いた。

 

 

~そして~

 

この結果は誰が予想したのだろうか……。なんで私以外みんな左に固まってるの?

 

ベル「それにしても君達はあれだね。私を除け者にしたいのかな?」

 

ラム「そ、そんなことはありませんよ!」

 

沙英「見事にベルさんだけ右側にいったね……」

 

ヒロ「2回戦でゆのさんと宮ちゃんが」

 

宮子「これまた2回戦で沙英さんとヒロさんが当たるね」

 

ゆの「ラムちゃんとは準決勝で私達の内の1人と当たるみたいだね」

 

ベル「まぁ別にいいけどね。君達の戦いを見せてもらうよ」

 

悟空達の遺伝子を持つこの子達の力をね。……それにしても聞いていた話によると悟飯と悟天の気を持った人間がいるらしいけど、恐らく彼女達の仲間とみてもいいだろう。

 

 

ペペロンside

 

俺達は今ロビーにあるテレビでギャラクシーバトルアリーナの開幕を見ていた。

 

チーノ「いよいよ始まるね。今年は一体どの銀河が勝つのかしら」

 

ナポ「ボクは北の銀河かな?」

 

ナーラ「そうね。ペペロンはどう思う?」

 

ペペロン「………」

 

リタン「ペペロン……?どうしたの?」

 

ペペロン「ん?いや、なんでもない。俺はそうだな…西の銀河かな」

 

カルボ「そんなに強いのか?そいつらは」

 

ペペロン「実際のところ見てみないことにはわからないけどね」

 

そう。わからないはずだけどあの女性と女の子の2人…特に女性の方は実力の底が全然見えてこない。それに女の子の方もかなり強い……。何者なんだあの2人は…?

 

 

ペペロンsideout

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。次回はいよいよ試合開始!


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その肆

コラボ4話目になります!


試合が始まり、1回戦はゆの、宮子、沙英、ヒロ、そしてラムと予想通りのメンツが勝ち残った。

 

アナウンサー「さあ!次の試合はベル選手VSエレキー選手です!!」

 

いよいよ私の番か……。対戦相手の名前から察するに電撃使い(エレクトロマスター)と考えていいだろう。………超電滋砲(レールガン)とか見れるかな?

 

エレキー「よろしく。君を痺れさせるよ」

 

ベル「それは怖い。お手柔らかに」

 

ゆの「遂にベルさんの試合だね」

 

沙英「そうだね。どう戦うのかな?」

 

ヒロ「ラムちゃんは何か知ってる?」

 

ラム「ベルさんは強いですよ。私はあの人に戦いを教えてもらいましたから」

 

宮子「そうなんだ~」

 

沙英「ラムちゃんがあれだけ強かったからね…」

 

アナウンサー「それでは試合開始!!」

 

エレキー「サンダーキャノン!」ビーッ

 

アナウンサー「おっと!これはエレキー選手の得意技、サンダーキャノンです!!ベル選手!どう対抗する!?」

 

う~ん…超電滋砲に見えなくもないけど……。まぁいいか。

 

ベル「よっ…!」サッ

 

エレキー「なっ!?」

 

ベル「ゴメンね」バキィッ

 

エレキー「がはっ…!」

 

私はエレキーの攻撃を避けて背後に回り、場外に落とした。

 

アナウンサー「な、なんと!一撃です!!一撃でエレキー選手を場外に落としました!!勝者ベル選手です!!」

 

ワァーーーッ!!

 

沙英「す、すごい…!」

 

ヒロ「これがベルさんの力……」

 

ラム「ベルさんの実力はまだまだあんなものじゃありませんよ」

 

宮子「すごいね~」

 

ゆの「あんな戦い見せられたらワクワクしてきたよ……!」

 

ラム「私達も負けてられませんね!!」

 

ゆの「そうだね…」

 

ベル「ふぅ…」

 

ラム「ベルさん!お疲れ様です!!」

 

ベル「まぁほとんど何もしてないけどね。それより2回戦はゆのと宮子が戦うんだよね?楽しみにしてるよ」

 

悟空の遺伝子を持つ者同士の戦い……見物だね。

 

アナウンサー「それでは30分間の休憩の後2回戦を行います!」

 

ベル「ラム、試合前に腹拵えに行こうか」

 

ラム「はいっ!!」

 

私達はレストランへと歩いていった。

 

 

 

ゆのside

 

私達はベルさんの試合を見て驚愕した。それにラムちゃんも……。2人共できるなんてものじゃなかったっていうのが私の感想だ。

 

沙英「ベルさんの試合もすごかったけどラムちゃんもすごかったね」

 

ゆの「そうですね。ラムちゃんは無駄な動きが一切なかったし、ベルさんは一撃で相手を場外に落としましたし」

 

宮子「これは私達も負けられないですな~」

 

ヒロ「もしも2人と当たったら超サイヤ人にならないといけないわね……」

 

そう、ヒロさんの言う通り超サイヤ人にならないと2人に勝つことはできないだろう。

 

宮子「ゆのっち何だか嬉しそうだね」

 

ゆの「そ、そうかな……?」

 

私は2人の戦いを見てとてもワクワクしていた。宮ちゃんの言った通りかも……。

 

沙英「ゆのもサイヤ人の血が流れてるからね。あんなにすごい戦いを見せられたらそうなるのも無理はないよ。私だってウズウズしてるし……」

 

ヒロ「私だってそうよ。沙英、私は最初から全力でいくわよ!」

 

沙英「ヒロも感化されたみたいだね。もちろん私も全力でいくよ!」

 

宮子「ゆのっち!私達も全力で戦おうよ!!」

 

ゆの「うん!負けないよ宮ちゃん!!」

 

私達4人の闘志に火がついた。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

天下一武道会と同じようなルールにしました!


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その伍

コラボ5話目になります!


沙英side

 

 

アナウンサー「おまたせいたしました!ギャラクシーバトルアリーナの2回戦を行います!ゆの選手VS宮子選手の入場です!!」

 

宮子「ゆのっち、負けないよ」

 

ゆの「私だって負けない…!」

 

沙英「遂にゆのと宮子の戦いだね」

 

ヒロ「どこまで強くなったのか楽しみね」

 

本当、見物だよね。……そういえばベルさんとラムちゃんはどこに行ったんだろう?

 

アナウンサー「それでは試合開始!!」

 

おっと、今はゆのと宮子の試合を見なくちゃね。

 

宮子「はあっ!」

 

ゆの「やあっ!」

 

2人の拳がぶつかり合う。

 

ヒロ「出だしは互角ね」

 

沙英「少し前までゆのは戦いたくないって言ってたのにすっかり吹っ切れたみたいだ」

 

ヒロ「そうね。ゆのさんはあの孫悟空の遺伝子を持ってるもの。本来は戦いたくてしょうがないのよ」

 

沙英「そうかもね。ヒロはどっちが勝つと思う?」

 

ヒロ「いつもなら宮ちゃんって言いたいところだけどゆのさんも相当修行したからわからないわ」

 

沙英「実は私もわからない。……けどこの戦いは見逃せないね」

 

ヒロ「もしかしたら2度と見られない戦いかもね」

 

私とヒロはそう言いながら舞台に目を移す。

 

 

沙英sideout

 

 

 

いや~、まさか2回戦の開始に間に合わないとは思わなかった。私もラムもお腹空いてたからね。しょうがないね。

 

ラム「すみません!きちんと時間を見ていればこんなことには……」

 

ベル「いやいや、私も同罪だよ」

 

ラム「もうゆのさんと宮子さんの試合が始まってますよ!」

 

ベル「そうだね。今どうなってるのかな?」

 

試合が終わってないといいけど……。

 

 

~そして~

 

ゆの「はああああっ!」ゴッ

 

おっ、丁度ゆのが超サイヤ人になった場面だ。ナイスタイミングだったかも。

 

ラム「ゆのさんが超サイヤ人になってますね。私達も沙英さんのところへ行きましょう!」

 

ベル「……ちょっと待って」

 

あれは……パスターズの6人だ。沙英達に何かようなのかな?

 

カルボ「説明してもらうぞ。何故貴様らが超サイヤ人になれるのかを」

 

どうやら彼女達が悟空達の遺伝子を持っている理由が聞けそうだ。

 

ヒロ「実は……」

 

ヒロと沙英が何故ゆの達がサイヤ人の遺伝子持っているかをパスターズに説明した。

 

ペペロン「サイヤ人の遺伝子…か」

 

沙英「ゆのが孫悟空で宮子が孫悟空とクリリンの2つが半分ずつ」

 

ヒロ「沙英がベジータで私がトランクスであと2人いるんです」

 

やっぱりあと2人いたのか……。

 

沙英「乃莉となずなっていう私達の友達もそうで、乃莉が孫悟天の、なずなが孫悟飯の遺伝子をそれぞれ持ってるよ」

 

カルボ「そいつらはどこにいるんだ?」

 

沙英「2人は招待されなかったんだ」

 

ヒロ「それになずなちゃんは戦いが苦手だしね」

 

沙英「もしあの2人が参加者だったらもっとすごい試合が見れたかもね」

 

カルボ「その2人も超サイヤ人になれるのか?」

 

沙英「もちろんなれるよ」

 

ふむ、そろそろ沙英達と合流しよう。悟空達の遺伝子を彼女達が持っている理由も聞けたし。

 

ベル「やあ、遅れてごめん」

 

ヒロ「ベルさん、ラムちゃんも」

 

ラム「食事をしていたら時間を忘れてました……」

 

ベル「どうやらとても面白い展開になってるみたいだね」

 

ラム「ですね。ゆのさんも宮子さんも超サイヤ人になってますし」

 

ペペロン「2人も超サイヤ人を知ってるのか?」

 

ベル「まぁね。それより今は2人の試合を見よう」

 

ヒロ「そうですね」

 

2人の戦いは今のところは互角のようだ。

 

ペペロン「2人共実力が互角のようだね」

 

沙英「でもそろそろかな?」

 

ペペロン「え?」

 

沙英「実力に差が出始める頃だね」

 

ラム「そうですね」

 

沙英とラムの言う通りゆのが宮子を押し始めた。

 

ゆの「そろそろ決着をつけるよ宮ちゃん」

 

宮子「そうだねゆのっち」

 

ゆのと宮子が構えをとる。

 

沙英「あの構えは!」

 

ヒロ「かめはめ波の構えよ!」

 

ペペロン「かめはめ波ってまさかあのかめはめ波か!?」

 

カルボ「まさかこの目で見られるとはな」

 

ラム「ゆのさんと宮子さんは亀仙流なんですか?」

 

敢えて惚けてラムは沙英とヒロに尋ねる。

 

ヒロ「えっと……」

 

沙英「どう説明したらいいのかな……」

 

…………しょうがない。

 

ベル「それは多分ゆのから感じる悟空の、宮子から感じる悟空とクリリンの気が関係してるんじゃないかな」

 

沙英「!!」

 

ヒロ「!!」

 

ペペロン「2人はあの孫悟空達を知ってると言うのか?」

 

ベル「それについては後で話すよ」

 

ラム「いいんですか?ベルさん」

 

ベル「いいんじゃないかな。遅かれ早かれこうなると思ったからね」

 

ペペロン「それであなた達は何者なんだ?」

 

ベル「それは私達の試合になったときのお楽しみね」

 

ゆの「か……め……」

 

宮子「は……め……」

 

沙英「っていうか超サイヤ人の状態でかめはめ波なんて撃ったら……」

 

ヒロ「会場の方は大丈夫かしら……?」

 

ベル「大丈夫だと思うよ。それくらいのコントロールは彼女達もわかってるだろう」

 

ゆの&宮子「波ーーーーーっ!!!!」ボウッ

 

2人のかめはめ波の押し合いが始まった。

 

ゆの「ぐぐぐぐ……!」

 

宮子「ぬぬぬぬ……!」

 

一見互角の押し合いに見えるがゆのが少しずつ宮子のかめはめ波を押し始めている。

 

宮子「おおお!?段々後ろに下がる……!」

 

ゆの「はあーーーっ!!!」

 

宮子「うわーーっ!!」

 

ゆののかめはめ波によって宮子が場外に落ちた。

 

アナウンサー「宮子選手場外!勝者ゆの選手!!」

 

そしてゆの勝利で2回戦第1試合は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その陸

コラボ6話目になります!そして気が付いたら100話目になっていました。本編完結してるのに……。


アナウンサー「それでは2回戦第2試合!沙英選手VSヒロ選手になります!!!」

 

ヒロ「沙英、手加減はなしよ!」

 

沙英「ヒロこそね」

 

さてさて、お次はベジータとトランクスの遺伝子の対決か。どんな戦いになるかな?

 

ゆの「沙英さん、ヒロさん、頑張ってくださいね!!」

 

宮子「ファイト!!」

 

ゆのと宮子が2人を応援している。……ん?この気は……。

 

???「沙英さん!ヒロさん!」

 

???「が、頑張ってください……」

 

ヒロ「乃莉ちゃん!なずなちゃんも!!」

 

沙英「もしかして応援に来てくれたの?」

 

乃莉「はい!それにゆのさんと宮子さんの試合を見てたらじっとしてられませんでした!!」

 

なずな「あ、あの…それでそちらの2人は……?」

 

ベル「ん?私はベルっていうんだ」

 

ラム「ラムと言います。よろしくお願いします」ペコッ

 

乃莉「乃莉です。よろしくお願いします」

 

なずな「な、なずなです…。よ、よろしくお願いします……!」

 

元気そうな子が乃莉で大人しそうな子がなずなと名乗り私達は軽い自己紹介をした。

 

ゆの「ベルさんとラムちゃんは私達がサイヤ人の遺伝子を持っていることを見抜いたんだ」

 

なずな「そ、そうなんですか!?」

 

乃莉「じゃあ私達も……」

 

ベル「乃莉は孫悟天、なずなは孫悟飯の遺伝子を持っているね」

 

乃莉「な、何者……?」

 

ベル「それは私達と戦うことになったときのお楽しみってことで。まぁ私は決勝まで誰とも当たらないけどね……」

 

ラム「私は準決勝にゆのさんか沙英さんかヒロさんの誰かと当たると思います」

 

ベル「ということでラムは準決勝になったら実力を発揮するかもね」

 

私の言葉にゆの達とパスターズはゴクリと息を呑んだ。

 

ベル「さ、今は沙英とヒロの試合を見ることに集中しよう」

 

ゆの「そ、そうですね!」

 

アナウンサー「それでは試合開始!!」

 

沙英「じゃあこっちからいくよ!」ドンッ

 

ほう、中々早いな……。

 

沙英「はあっ!」ドガッ

 

ヒロ「くっ……!えーい!!」バキッ

 

沙英「うっ…!やるね、ヒロ」

 

ヒロ「沙英こそね。私達もゆのさん達みたいにスピード勝負しない?」

 

沙英「いいね。じゃあ早速……」ヒュン

 

ヒロ「……っ!」ヒュン

 

乃莉「き、消えた!?」

 

なずな「ど、どこに……?」

 

ベル「2人共上に跳んだよ」

 

宮子「ベルさんはあれが見えるんですか?」

 

ベル「まぁね」

 

ヒロ「いつの間にそんなスピード身に付けたのかしら?」

 

沙英「そう言うヒロこそ。さあ、まだまだいくよ!」

 

2人は再び姿が消えたように高速移動をした。

 

乃莉「ま、また!?」

 

宮子「これは私達より早いね。ねえゆのっち?」

 

ゆの「…………」

 

宮子「まさかゆのっちはあれが見えてるの?」

 

ゆの「うん、……でも気を抜くと音だけになっちゃうんだ」

 

ペペロン「すごいな。俺には全く見えない」

 

カルボ「ふん、見えなくとも決着がつけば嫌でも見えるようになる!」

 

ナポ「そんなこと言って~。見えないからって意地を張ってもしょうがないよ~」

 

カルボ「黙れガキが」

 

ナポ「ガキだよ。12歳のね」

 

宮子「おや、ナポ氏は12歳でしたか」

 

ナポ「そうだよ~。ちなみにカルボは36歳」

 

ペペロン「あ、俺は25歳」

 

次々とパスターズの面子が年齢を言っている。あれ?私も年齢を言わないといけない流れ?

 

乃莉「ちなみにベルさんとラムちゃんは何歳ですか?」

 

ラム「私は9歳です」

 

ナポ「ボクよりも年下なんだ」

 

ベル「私は40歳だよ」

 

なずな「えっ……?」

 

乃莉「ぜ、全然見えない……」

 

ゆの「20代かと思ってた……」

 

ま、まぁ?アンチエイジングもバッチリしてるし?そもそも私サイヤ人だし?

 

宮子「じゃあこの中では最年長ですな」

 

ベル「そうなるかな。そんなことより2人を見なくていいの?」

 

乃莉「とは言っても全然見えないし。……気は感じ取れるのに」

 

ラム「乃莉さん、ただ気を感じ取るんじゃなくて動きを読めばいいんですよ」

 

なずな「ラムちゃんもあれが見えるの……?」

 

ラム「はい」

 

宮子「ふむ~どれどれ~。おおっ!見える!」

 

乃莉「宮子さん見えるんですか!?」

 

宮子「やっと『音声だけお楽しみください』じゃなくなったよ!」

 

なにその表現の仕方……。

 

なずな「あっ…できた……」

 

乃莉「ええっ!なずな~私にも教えてよ~!」

 

なずな「え、えっと……」ヒソヒソ

 

乃莉「ふんふん、……なるほど」

 

何やらなずなが乃莉に耳打ちをしている。大方気を感じ取るためのコツを聞いてるのだろう。

 

乃莉「あっ、できた!できたよ!!」

 

どうやら乃莉にも沙英とヒロの動きが見えるようになったようだ。流石サイヤ人の遺伝子を持つだけあるね。すさまじい戦いのセンスだ。

 

沙英「やるね。まさかヒロがここまで強くなってたとは」

 

ヒロ「沙英は私を甘く見すぎよ」

 

沙英「でもそろそろ終わりにしようか。はあっ!」ゴッ

 

ヒロ「なら私も……はあっ!」ゴッ

 

沙英とヒロは超サイヤ人になった。

 

ペペロン「沙英もヒロも超サイヤ人になったか……」

 

チーノ「驚きの連続ね……」

 

ペペロン「それにあと2人」

 

乃莉「……?何ですか?」

 

ペペロン「君達も超サイヤ人になれるんだよな?」

 

乃莉「はい、でもこの試合が終わってからにしましょう」

 

リタン「それは楽しみ♪」

 

ナポ「ボクもだよ!」

 

ラム「沙英さんとヒロさんが動いた……!」

 

ベル「恐らくこれで試合に決着がつくね」

 

ヒロ「えーい!」

 

沙英「でやぁ!」

 

2人の拳が2人に対してまともに入り片方が場外に落ちた。

 

アナウンサー「ヒロ選手場外です!勝者沙英選手!!」

 

2回戦第2試合は沙英の勝利で終了した。……んだけど。

 

ゆの「沙英さん!ヒロさん!」

 

ヒロは沙英の一撃で気を失い、沙英も力を出しきったのかバタリと倒れこれまた気を失ってしまった。

 

なずな「は、早く医務室へ……!」

 

ベル「その心配はないよ」パァァァ

 

私は沙英とヒロをベホマで治療した。

 

沙英「う、ううん……」

 

ヒロ「あれ…私沙英と戦ってて…」

 

ベル「互いに力を出しきって気を失ってたんだよ。それに最後の一撃はかなり重いものだったからね」

 

ヒロ「そうですか……。それにしても負けたわ沙英」

 

沙英「いや、あれはギリギリだったよ」

 

ベル「まぁ2人の実力は拮抗してたからね。どちらが勝ってもおかしくはなかったよ」

 

ゆの「ベルさんの言う通りですよ!」

 

アナウンサー「それでは次の試合を始めます!」

 

なんて話していると次の試合が始まるようだ。

 

 

 

 

~そして~

 

アナウンサー「ウォータ選手場外!勝者ベル選手!!またもや一撃で倒してしまいました!!」

 

なずな「す、すごい……!」

 

乃莉「まさに圧巻って感じだね……。ラムちゃんもすごかったし」

 

沙英「これは2人と当たったとき全力でいかないとまずいかもね」

 

ペペロン(またも一撃……。1回戦のときもエレキー相手に一撃で倒してた。ラムちゃんもあっさりと試合を決めていた……。本当に2人は何者なんだ……!?)

 

こうして2回戦が終わり、まもなく3回戦が始まる。

 

 

ベル「どうでもいいけど私の試合描写短くしすぎじゃない?」

 

ラム「メタ発言は駄目ですよベルさん。それを言ってしまったら私なんてまだ試合描写が全く書かれていませんから」

 

ラムもメタ発言してるじゃん。……まぁそれは置いといて3回戦はゆのと沙英の試合、遺伝子で言えば悟空とベジータの試合になるから2回戦よりも楽しみだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その漆

コラボ7話目になります!


アナウンサー「さあ!3回戦第1試合、ゆの選手VS沙英選手です!!」

 

3回戦、ゆのと沙英の試合である。2人の遺伝子が悟空とベジータだからなんか宿命の対決っぽく見えるね。

 

ゆの「沙英さん、負けませんよ!」

 

沙英「こっちこそ負けないよゆの!」

 

やばい…マジで2人が悟空とベジータに見えてきた…。何?実は2人は宿命のライバルなの?

 

アナウンサー「それでは試合開始!!」

 

ゆの「…………」

 

沙英「…………」

 

乃莉「ふ、2人共動きませんね……!」

 

ベル「タイミングを探っているんだろうね。恐らくだけど気を抜いたらすぐにやられるから一瞬の油断もできないんじゃないかな」

 

ラム「そうですね……2人の緊張感がすごいです」

 

宮子「こっちまでドキドキしちゃうね」

 

ヒロ「そうね。目が離せないわ」

 

そしてしばらくの静寂のあとに…………。

 

ゆの「はっ!」ドンッ

 

沙英「だっ!」ドンッ

 

ヒロ「同時に動き出した!?」

 

2人が同時に攻撃した。……出だしは互角か。

 

ゆの「か…め…は…め……!」

 

乃莉「ゆのさんいきなりかめはめ波ですか!?」

 

沙英「ならこっちも……!」

 

ゆのがかめはめ波を放とうとすると沙英も似たような構えをする。ベジータの遺伝子を持ってるからギャリック砲を撃つのかな?

 

沙英「ギャリック……!」

 

ゆの「波ーーーーーっ!!!!」ボウッ

 

沙英「砲ーーーーーっ!!!!」ボウッ

 

ドオンッ!!!!

 

なずな「相殺した……」

 

ラム「すごい戦いですね…!」

 

ゆの「やっ!」バンッ

 

気功波を撃ち終わると同時にゆのは上に跳んだ。

 

沙英「!!」バンッ

 

それを追うように沙英も跳ぶ。

 

そして2人は激しい攻防を続ける。

 

なずな「す、すごい戦いですね……!」

 

宮子「なんか見てるとワクワクドキドキするね~」

 

ベル「それにゆのも沙英も戦いを楽しんでいるように見える。サイヤ人の遺伝子がそうさせてるのかな?」

 

乃莉「じ、じゃあ沙英さんもゆのさんも勝つことはどうでもいいってことですか!?」

 

ヒロ「そうね。それが戦闘民族サイヤ人ってものじゃないかしら」

 

彼女達がサイヤ人の遺伝子を持っている理由は悟空達の子孫であることを聞いて平行世界ということだけではなく私達の世界よりも未来の世界らしい。

 

つまりこのここはドラゴンボールの世界で未来クスが過ごしている未来とはまた別の未来ということがわかった。

 

なずな「あっ、ゆの先輩も沙英先輩も超サイヤ人になった……」

 

ふと舞台を見てみるとゆのと沙英が超サイヤ人になってさらに激しい攻防を繰り広げていた。

 

ペペロン「すごいな…彼女達は……」

 

ナポ「そうだね。今まで見たことのない戦いだよ」

 

ペペロン「…………」

 

カルボ「なんだペペロン、あいつらのことを考えてるのか?」

 

ペペロン「カルボにはお見通しってわけか……」

 

あいつら……?ペペロン達の知り合いかな?もしかして今こっちに近付いてくる気と何か関係あるのかな?

 

ヒロ「ゆのさんと沙英の戦いも気になるけどさっきからこっちに近付いてくる気はなんなのかしら?」

 

乃莉「しかもかなりの数ですよこれ……」

 

宮子「それにそのうちの4つはかなり大きいですぞ」

 

ヒロ達も近付いてくる大量の気に気が付いているようだ。なんかこのギャラクシーバトルアリーナが中止になりそうな……そんな予感がする。

 

ラム「ベルさん……どうします?」

 

ベル「気の正体がわからない以上近付かない方がいい。来て向こうの動き次第でこっちも迎え撃つことにするよ」

 

ラム「……わかりました」

 

 

 

 

 

~某所~

 

???side

 

???「ここだな?あいつらがいるところは……」

 

???「そうだ。さて、行くか……」

 

???「はいっ!」

 

???「……」コクッ

 

???の部下達「はっ!!」

 

そしてギャラクシードームへと向かった。全ては我々の計画のために……!

 

 

 

???sideout

 

 

 

ライside

 

ライ「今の連中は…確かあの御方が言っていた奴らね」

 

私はこの世界の情報収集をしている途中でベル達には伝えていない私のもう1つの仕事である人物を捕らえるという指令をあの御方から受けていた。

 

今は連中の目的を探るために動いている最中だ。

 

ライ「……本来ならその場で捕らえるつもりだったけれど連中の目的を知るためにももう少し情報を集める必要があるようね」

 

私は再び情報収集に向かった。

 

 

 

ライsideout

 

 

 

激しい攻防の末ゆのが沙英を場外に落として決着がついた。

 

アナウンサー「沙英選手場外!勝者ゆの選手!!」

 

宮子「やったねゆのっち!」

 

ゆの「ありがとう宮ちゃん!」

 

沙英「負けたよゆの…。準決勝も頑張ってね」

 

ゆの「はい!!」

 

元気よくゆのが返事をすると同時にドアが勢いよく開かれた。そこには先程私達が感じた4つの気の持ち主とその後ろにいる大量の集団がいた。

 

???「よう、ペペロン」

 

???「それにカルボにナポ、チーノにリタンにナーラ」

 

???「久しぶりですね」

 

???「……」

 

ペペロン「おまえ達は……!」

 

カルボ「何しにきた……馬鹿共が……!」

 

ヒロ「あの4人、さっき私達が感じた気よ!」

 

乃莉「やけに大きい気4つと複数の気です!」

 

ゆの「何者なんだろう……?」

 

ベル「多分だけど彼ら4人はパスターズの一員だったんじゃないかな?ペペロンとカルボの反応から察するに」

 

ゆの「そ、そうなんですか!?」

 

ペペロン「ああ……。あいつらはパスターズの一員だったボン、ゴレ、そしてアマトリ、チャーナだ」

 

ペペロンが4人の名前を言った。……それにしてもこの4人も限定の組み合わせでしか機能しなさそうな名前である。

 

カルボ「それで……今さら何をしに来た!?」

 

ボン「俺達はサイヤ人の遺伝子を持つものを全て消し去るためにここに来た」

 

ペペロン「な、何だって!?」

 

ゴレ「噂に聞いて我々の邪魔になりそうだからな」

 

アマトリ「まぁそれは目的を果たすための一部にすぎませんけどね」

 

カルボ「そいつらを消してどうするつもりだ!?」

 

チャーナ「…………私達の天下を知らしめるため」

 

ペペロン「何をするかは知らないけど仲間だった者としておまえ達は俺達が止める!!」

 

ボン「ふん、面白い」

 

ゴレ「貴様らにできるかな?あまっちょろい貴様らごときが……!」

 

……なんかめんどくさいことになったなぁ。あとそれって私達は含まれないよね?私達がサイヤ人ってことはまだ言ってないわけだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。影山明先生の作品にはいなかったアマトリとチャーナを元パスターズの一員とさせていただきました。ちなみにアマトリとチャーナは18歳の女性です。



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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その捌

コラボの8話目になります!ここからは私のオリジナル……もといアレンジ展開です。


ボン「さぁて……」

 

ゴレ「早速やるか……!」

 

アマトリ「みなさんは他の方々をやってください」

 

部下達「はっ!」

 

チャーナ「…………」

 

ボン達の部下は客席の方へ向かう。……これは大会どころじゃなくなったな。

 

ベル「ラム、私達も客席に向かうよ。彼らの好きにはさせるわけにはいかないからね」

 

ラム「はいっ!」

 

ペペロン「2人で大丈夫なのか!?」

 

ベル「問題ないよ。連中の目的はどうやらゆの達みたいだからペペロン達は彼女達についでサポートしてあげてほしい」

 

ペペロン「………わかった」

 

ゆの「気を付けてくださいね!」

 

ベル「もちろん」

 

私とラムは観客席に行った連中の後を追っていった。

 

 

 

~そして~

 

観客「うわーーーっ!!」

 

観客「きゃーーっ!!」

 

部下達「」ボウッ

 

ラム「はっ!」バチィッ

 

ベル「さて、君達の相手は私達2人だ」

 

部下達「たった2人で何ができる!?」

 

ベル「そうだね……君達を銀河パトロールに突き出すことかな」

 

ラム「大人しくお縄についてください!」

 

それなんか違うような……。まぁいいか。

 

ベル「じゃあいこうか……。少しは楽しませてくれるよね……?」

 

部下達「」ゾクッ

 

準備運動の始まり始まり……ってね。

 

 

~そして~

 

ベル「ふぅ……」パンッパンッ

 

ラム「なんとか全員捕まえることができましたね……」

 

部下達「」

 

ベル「うん。じゃあ急いでゆの達のところへ行こうか」

 

ラム「そうですね。その前に彼らを銀河パトロールに引き渡しましょうか」

 

ラムがそう言ってこの連中を銀河パトロールに突き出した。後4人……。

 

 

~そして~

 

ゆの「うっ……!」

 

宮子「うぐっ……!」

 

沙英「くっ……!」

 

ヒロ「そんな……!」

 

なずな「ううっ……!」

 

乃莉「まるで歯が立たない……!」

 

ゆの「向こうは4人で私達は6人もいるのに……」

 

ボン「はっはっはっ!超サイヤ人といえども所詮はこの程度か!?」

 

アマトリ「流石ですね。これで我々の天下の第1歩となりました」

 

チャーナ「……次はペペロンさん達の始末」

 

ゴレ「これで終わりだペペロン!」

 

ペペロン「くそっ……!」

 

カルボ「これまでか……!!」

 

……なんか物語が急に進みすぎな気がするのは私の気のせいかな?

 

ラム「ゆのさん!みなさんもご無事ですか!?」

 

ゆの「うん……!」

 

沙英「なんとかね……!」

 

しかし超サイヤ人6人を相手に圧倒している……。内の4人は試合した後で体力を消耗しているとはいえ大したものだと思う。

 

ボン「なんだ?次はおまえが相手か?」

 

ベル「そうだね。君1人でもいいし君達全員でもいいよ」

 

ゴレ「俺達がコンビで戦うことを得意だとわかって言っているのか……?」

 

ベル「もちろん。君達じゃあ私に勝つことはできないよ」

 

アマトリ「私達も舐められたものですね」

 

チャーナ「……侮辱行為」

 

ラム「ベルさん、2人もらっていいですか?」

 

ベル「いいよ。さっきまでの大会の相手や客席で倒した連中じゃ大した運動にならなかっただろうしね」

 

ボン「!!……部下達を倒したと言うのか。たった2人で」

 

ベル「そうだよ。あの連中は銀河パトロールに突き出した……。君達も檻に入ってもらおうか」

 

ゴレ「えらく自信満々のようだが超サイヤ人をも倒した我々を相手にたったの2人でやるつもりか?」

 

アマトリ「ペペロンさん達ですら私達の相手にならないというのに」

 

ラム「関係ありませんよ」

 

ベル「確かに君達はかなり強い。でも私達だって死線を潜り抜けて来たんだ。そんな私からはっきりと言わせてもらうとラム1人でも君達の相手は楽に務まる」

 

ボン「何だと!?」

 

ゴレ「面白い!見せてみろ貴様らの力を!!」

 

ベル「……いいよ、少しだけね。ラム!」

 

ラム「……いいんですか?」

 

ベル「いずれは正体を明かす予定だったからね。なってもいいよ」

 

ラム「わかりました。……はあっ!」ゴッ

 

ゆの「嘘……!」

 

宮子「おお……!」

 

沙英「私達以外にもいたんだ……」

 

ヒロ「超サイヤ人……」

 

なずな「す、すごい……!」

 

乃莉「これならあの人達に勝てるかも……!」

 

ペペロン「まさかサイヤ人だったとはね……!」

 

カルボ「まだいたとはな……!」

 

ゆの達やパスターズの人達の反応はそれぞれだった。私とラムが超サイヤ人になったときの反応は……。

 

ボン「……成程、まだ超サイヤ人がいたとはな」

 

ゴレ「貴様らは誰の遺伝子を持っている。吐かせてもらうぞ」

 

ベル「さてね。その前に君達は銀河パトロールに突き出す予定だから言うことはないよ」

 

ボン「……ゴレ、2人でいくぞ。恐らく1人では返り討ちだ」

 

ゴレ「どうやらそのようだな」

 

アマトリ「私達も加勢します!」

 

ラム「あなた達の相手は私ですよ」

 

アマトリ「……いいでしょう。私達のコンビネーションを見せてあげます。いきますよチャーナ!」

 

チャーナ「…………了解」

 

さあ、戦い(ゲーム)を始めよう……!

 

 

 

 




今回はここまでです。


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その玖

コラボ9話目になります!


ベル「いつでもいいよ。かかっておいで」

 

ボン「舐められたもんだな」

 

ゴレ「それじゃあ望み通りいかせてもらうぞ……!」

 

ボンとゴレがこちらに突っ込んできた。さて、どんなコンビネーションを見せてくれるのかな?

 

ゴレ「はあっ!!」ボウッ

 

仕掛けてきた……!とりあえず…………。

 

ベル「ふっ…!」バチィッ

 

私は気功波を弾く。

 

ボン「だあっ!」ブンッ

 

片方の攻撃を防いだところをもう片方が攻撃を仕掛ける。……成程、王道で悪くない……だけど。

 

ベル「甘いね」バキッ

 

ボン「がっ…!」

 

ゴレ「ぐおっ…!」

 

私には通用しないよ。これならレム1人(鬼の力抜き)の方が全然手強いからね。

 

ベル「さあ、もっと私を楽しませてよ」

 

ボン「くっ!」

 

ゴレ「まだまだ!」

 

再び私に向かってボンとゴレが攻撃を仕掛ける。

 

ボン「パスターキャノン!!」ボウッ

 

ベル「おっと」サッ

 

ゴレ「パスターラッシュ!!」ブァァァッ

 

ベル「よっ!ほっ!」ヒョイヒョイヒョイ

 

2人が気功波やラッシュを仕掛けてくるが私はそれを全てかわす。

 

ベル「せいっ!」バキッ

 

ゴレ「がはっ……!」

 

ベル「ふんっ!」ドスッ

 

ボン「ぐ……お……っ!」

 

ベル「はっ!」ボウッ

 

そして2人にむかって気功波を放った。

 

ボン「なっ……!」

 

ゴレ「ぐわぁぁぁっ!!」

 

一応手加減して攻撃したけど死んでないよね……?

 

ボン「くそっ!」ドンッ

 

ゴレ「ちぃっ!」ドンッ

 

あ、生きてた。よかったよかった。無駄な殺生は好きじゃないからね。

 

ベル「どうしたの?その程度で終わりだとしたらがっかりだよ」

 

私は挑発するようにボンとゴレを煽る。

 

ゴレ「何だと……?これが俺達の全力なわけがないだろうが!……ボン!……こうなったら例のやつを使うしかないぞ!」

 

ボン「……そうだな。あいつを相手に出し惜しみはしていられん」ガサゴソ

 

……?何をするつもりかな?

 

ボン「ゴレ!受け取れ!!」

 

ゴレ「おう!」パシッ

 

ボン「見せてやるぜ!」

 

ゴレ「俺達のとっておきをな!!」

 

ボンとゴレが片方ずつにリストバンドをつけた。と同時に2人が磁石の用に引き寄せられて1つの光が現れた。……あれ?なんかどっかで見たことあるような光景のような……。

 

???「はっはっはっ!これで貴様に勝ち目はないぞ!」

 

ペペロン「ボンとゴレが合体した……!?」

 

カルボ「なにかリストバンドをしていたが……」

 

???「俺はボンとゴレが合体した戦士……その名はボンゴレだ!!」

 

完全にパスタ料理になっちゃったよ……。……っていうかそのリストバンドってポタラと完全に同意互換じゃないか!!

 

ボンゴレ「殺してやるぞ……!」

 

まぁ確かにかなり強くなってるようだ。これで少しは楽しめそうだね。

 




今回はここまでです。短くて申し訳ないです……。


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その拾

コラボ10話目になります!


とりあえず突っ込みどころが幾つかあるけど目の前の問題から片付けるとしますか……。

 

ボンゴレ「いくぞ!しゃあっ!!」ブンッ

 

ベル「よっ…」バシィッ

 

ボンゴレ「何っ…!?」

 

ベル「せいっ!」ドガッ

 

ボンゴレ「あぐっ……!」

 

ベル「たっ!」バキィッ

 

ボンゴレ「うぐぁっ!」

 

私が蹴飛ばすとボンゴレは客席近くまで飛んでいった。

 

ゆの「す、すごい……」

 

沙英「私達が手も足も出なかった相手がまるで赤子扱いだ……!」

 

宮子「まさに圧巻ですな」

 

乃莉「私達もあんな風になれますかね?」

 

ヒロ「どうかしら……?」

 

ベル「なれるよ、君達なら。まぁもちろんかなりの修行が必要だけどね。それでも君達はサイヤ人なんだから普通の人間よりは強さを得れる可能性があるよ」

 

なずな「ほ、本当ですか……!?」

 

ベル「うん、持っている遺伝子が理由かもしれないけど君達にはかなり素質があるからいずれ私よりも強くなれる」

 

ゆの「私達が……ベルさんよりも……!」

 

ベル「それに君達は自分を高められる最高のライバルがいるから多分私よりも成長スピードが早いと思うよ。だからこれからも精進してほしい。遠い未来、今の敵よりも強い相手が現れたときのためにね」

 

ゆの&宮子&沙英&ヒロ&乃莉&なずな『はいっ!!』

 

というやりとりをゆの達としていたら飛んでいったボンゴレがこちらに戻ってきた。

 

ボンゴレ「ちくしょう……!」

 

ベル「まだやる気?はっきり言って無駄でしかないんだよね。君じゃあ私には勝てない」

 

ボンゴレ「アマトリ!チャーナ!何をやってる!!早くこっちを手伝え!!」

 

ラム「それってそこに横たわってるこの2人のことですか?」

 

アマトリ「う……ぐ……!」

 

チャーナ「……不覚……!」

 

ボンゴレ「なっ……!」

 

ラム「まぁ通常の状態なら恐らく負けていましたけど超サイヤ人になっていればどうってことのない相手でしたよ」

 

ボンゴレ「そ、そんな……」

 

どうやらラムの方も決着がついたようだ。

 

ベル「さて、あとは君だけだね」

 

ボンゴレ「くっそーーーっ!!!!」ドンッ

 

ベル「ふっ…!」ドスッ

 

ボンゴレ「ぐ……ふ……!!」ドサッ

 

ふぅ、あとは銀河パトロールに突き出せば終わりかな。やれやれ……大会が滅茶苦茶だよ。

 

ペペロン「まさかボン達をここまで圧倒するとはな…。あなた達は本当にすごいよ」

 

ベル「そんなことはないさ。とりあえず銀河パトロールが来るのを待つだけだ」

 

ライ「その必要はないわよ」

 

私がそう言うとライが突然現れた。

 

ラム「ライさん!?」

 

ベル「今までどこに行ってたの?」

 

ライ「情報収集よ」

 

ゆの「この人は……?」

 

ベル「彼女はライといって私達の友人だよ。それよりも情報収集って一体どんな情報を集めていたの?」

 

ライ「ベルとラムには言ってなかったけど私はあの御方にある人物を捕らえてほしいと指令があったから今まで情報を集めていたのよ」

 

だから今までいなかったのか……。それにしてもある人物……?

 

ベル「じゃあ私とラムに言っていたことは関係なかったってこと?」

 

ライ「全くの無関係ってわけではないわ。役割分担ってやつよ。ベルとラムにはその役割を、私はそこに横たわってる……アマトリとチャーナっていったかしら?その2人を捕らえてあの御方に突き出すためにね」

 

ペペロン「なっ!?」

 

カルボ「アマトリとチャーナを!?」

 

チーノ「どういうこと!?」

 

ライはアマトリとチャーナを捕らえることをメインにこの世界に来たようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。次回で多分完結かな……?


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もしもひだまりの戦士達と出会ったら その拾壱

コラボ11話目になります!


ライはアマトリとチャーナを捕らえるためにこの世界に来たらしいけど……。

 

ペペロン「待ってくれ!確かにこの2人は俺達パスターズを裏切ったが何故銀河パトロールじゃないんだ!?」

 

そうなんだよね。そこが気になるところだ。

 

ライ「そうね…質問を質問で返すのは良くないけれど、パスターズだったわね……じゃあアマトリとチャーナがいつあなた達の仲間になったのか覚えているかしら?」

 

ペペロン「それは……」

 

カルボ「……いつの間にか2人はパスターズに入っていたな」

 

チーノ「私達が入ったときには既にいたわね」

 

ナポ「思い出せない……?どうなってるの?」

 

ライ「要するにその2人はパスターズに最初からいたことにあなた達の記憶を操作したのよ。恐らくアマトリとチャーナという名前も偽名でしょうね」

 

ラム「じゃあこの2人は一体何者なんですか?」

 

ライ「あの御方曰く時間犯罪者だそうよ。この時代よりも未来の世界から来て過去を変えるつもりだったってこと」

 

何だかスケールが大きくなってるんだけど……。私やゆの達が空気になってるよ?おいてけぼりはよくない!よくないよ!!

 

ライ「そして……」

 

ライは気絶しているボンゴレの方へ歩いていきリストバンドをはずした。すると合体が解かれ元の2人に戻った。

 

ライ「もちろんこの2人もグルだけどね。このリストバンドは界王神界で開発している合体アイテムよ。それをこの2人は盗み、ボンとゴレを利用しようと企んだんでしょうね」

 

ライは言っていなかったけどその言葉に付け加えてこの世界の界王神界ってことだろうね。

 

ベル「でもそれだけの力があるならラムはもちろん私でもその2人は倒せないと思うんだけど……」

 

ライ「彼女達はあくまで別の時間を移動できる手段を知っていてそれを実行できるだけで腕っぷし自体は余り大したことはないわ。パスターズに入ってそれなりに力をつけていたみたいだけれど」

 

ベル「そもそも目的はなんだったの?」

 

ライ「あの御方曰く間違っている未来を変えたいがためにこの時代にやってきて彼女達にとって良い未来に上書きしたかったらしいわ」

 

なんか昔にやったゲームの話に類似しているような気がする……。

 

ライ「さてと……」ブゥン

 

ベル「それは?」

 

ライ「この2人をこの次元の穴に入れるわ。あの御方のところに繋がっているの」

 

そう言ってライはアマトリとチャーナを次元の穴とやらに押し込み、そして穴が消えた。

 

ライ「ふぅ…。これで私達の仕事は終わったしもうここにいる理由もないし帰るわよ」

 

ベル「えっと……サイヤ人の遺伝子については……?」

 

一応私とラムはそれが目的で来たんどけど……。

 

ライ「それについてはもう私の方で調べているわ」

 

ベル「じゃあ私達って何しに来たんだろうか……」

 

ライ「でもいい息抜きになったでしょ?」

 

息抜きに……なってないような……。気のせい?

 

ライ「……というわけで私達はここでお別れよ」

 

ゆの「……なんか色々と急ですね……」

 

私もそう思う。急展開の連続で未だに脳の処理が追い付いていないからね。

 

ベル「まぁそういうわけだから私達はこれで帰るよ」

 

宮子「折角仲良くなれたのになんたか寂しいよ」

 

ベル「出会いあれば別れがあるのは当たり前だよ。それよりもこれから先何が起こるかわからないよ。この世界を守るのは君達だ。もちろんパスターズのみんなもね」

 

ペペロン「ああ!この世界の平和を守って見せる!!」

 

ベル「それにゆの達はサイヤ人だからまだまだ強くなるからこれから先もきっと大丈夫だよ」

 

ゆの「はい!私達もベルさんに負けないくらい強くなります!!」

 

ベル「じゃあね」

 

ラム「さようなら!また会うことがあったら会いましょう!!」

 

私達はゆの達に別れを告げてこの世界から姿を消した。

 

 

 

こうして私達の異世界の冒険?はこれで幕を閉じた。

 

不思議な出会い、衝撃の事実の数々、どれも本来ならあってはいけないものだっただろう。でも確かにあったのだ。

 

この出会いは私達にとって大きな経験となることに違いない。……早く帰ってロータス達に土産話をすることにしよう。

 

あっ、そういえば私達が違う世界の人間って言ってなかったような……。

 

 




はい、今回でコラボ企画は完結しました。かなり無理矢理でしたが作者の書きたいことを書けたので後悔はしていません。

さて、あと番外編のストックも2、3個といった感じになってきました。これが終わると暫くは書き手をやめて読み専になるかと思いますが11月には『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件』の超編を書こうと思います!もちろん他の作品も書いていきます!

では、次回でお会いしましょう!!


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もしも100億パワーの戦いにベル達が参戦したら 上

今回は劇場版の話になります。


~惑星オーガ~

 

ベル「はあっ!」ボウッ

 

レム「すごい……!」

 

ロータス「それも超サイヤ人なの?」

 

ベル「うん、超サイヤ人の限界を越えた姿の1つだよ。超サイヤ人ブルーっていうんだ」

 

ロータス「1つ……ってことは他にもあるの?」

 

ベル「そうだね。人によってはこれ以外の色の超サイヤ人になれたりするよ」

 

例えば超サイヤ人ロゼとかね。

 

ここ、惑星オーガで私は全王にしごかれた結果超サイヤ人ブルーになれるようになった。……が最初は力がうまくコントロールができなかったのだが練習の末に日常的になれるようになることができた。

 

ロータス「わたしにもなれるかな?」

 

なんかキラキラした目でロータスがこちらを見ている。

 

ベル「もちろんだよ。かなりきつい修行が必要だけど…ね」

 

思い出すだけで何故かゾッとするよ……。

 

ロータス「じゃあ早速修行しようよ!」

 

ベル「うん、全王様には帰ることは伝えてあるし……っとその前にナメック星に寄ってムーリさん達に挨拶しないとね」

 

ロータス「そういえば何も言わずに行ったからね……」

 

レム「すみません……。僕が急な連絡をしてしまったせいで……」

 

ベル「まぁちゃんと言わなかった私の責任だよ。というわけでナメック星に行こうか。3日程で着くけどその間に修行するとしよう」

 

ロータス「うん!」

 

レム「僕も参加してもいいですか?」

 

ベル「もちろんだよ。早速宇宙船に乗って修行するよ」

 

私達は宇宙船に乗り修行を開始した。

 

 

 

~3日後~

 

……ん?ナメック星ってあんな感じだったっけ?他の星と今にもフュージョンしそうな星だったっけ?

 

ロータス「なんだか変じゃない?」

 

レム「うん、……それに胸騒ぎがするよ」

 

ベル「とにかく行ってみよう」

 

私達はナメック星に降り立った。

 

 

~そして~

 

なんじゃこりゃ……。着いたのはいいけどなんかロボットみたいなのがたくさんいるんだけど……。

 

ロータス「なんだろうあれ……」

 

レム「ロボット……かな?どういうできなのか解析してみたいかも」

 

ベル「……どうやらそのロボット達は私達に向かって攻撃しようとしているみたいだよ」

 

ロボット達「」ザッザッザッ

 

ロータス「ならこっちもやるしかないよね」

 

そう言ってロータスがロボットに拳をぶつけると……。

 

ロータス「痛い……」

 

涙目で拳を痛そうにおさえていた。なんだよ可愛い顔しやがって!

 

ベル「どうやら物理攻撃は駄目みたいだ。ここは気功波で倒すよ」

 

ロータス「よ~し!パワーブリッツ!!」ボウッ

 

レム「エビルブラスト!!」ボウッ

 

ベル「ライオットジャベリン!!」ボウッ

 

私達は気功波でロボット達を倒すことに成功した。

 

ロータス「あっちの方にもたくさんいるよ!」

 

うへぇ……まだいるのかよ……。

 

ベル「よし、行ってみよう」

 

ロータス「ロータス了解!」

 

レム「レム了解!」

 

 

~そして~

 

悟飯「うわーーーっ!!」

 

ピッコロ「悟飯っ!!」

 

……なんか悟飯が捕まっていた。とりあえず助けにいかなくちゃ!

 

ベル「ライオットジャベリン!!」ボウッ

 

気功波をロボットに放ち悟飯を解放した。

 

悟飯「ベルさん!ありがとうございます!!……でもなんでここに?」

 

ベル「ロータスとレムも一緒にいるよ。……話は後にしよう。とりあえず今はあのロボット達を倒すことに専念した方がいいよ」

 

ピッコロ「気を付けろ!奴らは普通の攻撃が効かんぞ!!」

 

ベル「私達もさっき何体か倒した。物理攻撃にかなりの耐性があるみたいだから気功波で倒す。みんなも同じように倒して」

 

クリリン「わかりました!やるぞ悟飯!!」

 

悟飯「はい!魔閃光!!」ボウッ

 

クリリン「かめはめ波!!」ボウッ

 

ピッコロ「激烈光弾!!」ボウッ

 

レム「エビルブラスト!!」ボウッ

 

ロータス「パワーブリッツ!!」ボウッ

 

ベル「ライオットジャベリン!!」ボウッ

 

私達は続けざまにロボット達を攻撃した。

 

ロボット達「」ザッザッザッ

 

クリリン「まだいるのか!?これじゃあキリがない!」

 

確かに……。こうなったら大元を叩くしかない。

 

レム「あっ!!」

 

ベル「どうしたの?」

 

レムが何かに気が付いたようだ。

 

レム「どこかで見たことあると思ったらビッグゲテスターが作ったロボットですよ!!」

 

ロータス「ビッグゲテスター?」

 

レム「かなりの科学力を持った星だよ。ナメック星を侵略しに来たのかな……?」

 

ベル「とりあえずそのビッグゲテスターのところへ行くよ。準備は大丈夫?」

 

ロータス「もちろん!!」

 

レム「僕も大丈夫です!」

 

よし、目標はビッグゲテスターだ!!

 

悟飯「僕達も行きます!!」

 

どうやら悟飯、クリリン、ピッコロもついてきてくれるようだ。数は多い方がいいからね。

 

ベル「じゃあ飛んでいくよ。誰か場所わかる?」

 

ピッコロ「あっちの方にビッグゲテスターが見えたぞ」

 

ベル「ならピッコロを先頭にしてあとからついてきて。ピッコロ、お願い」

 

ピッコロ「わかった」

 

私達はビッグゲテスターまで飛んでいくことにした。

 

……ところでこの事態、どこかで見たことあるような気がするんだけどどこで見たんだっけ?

 

 




今回はここまでです。今回は劇場版、100億パワーの戦士達にベル達が参戦したら……という話です。

劇場版の仕様を一部変えています。時系列はセル編の前にさせていただきました。……というか実際の劇場版はもしかしてセル編の後なのかな……?いまいちわからないけど……。


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もしも100億パワーの戦いにベル達が参戦したら 下

今回もよろしくです。


私達はビッグゲテスターに浸入したんだけど……。

 

ロボット「静かにしてください。これからあなた達をすりつぶします」

 

表現がなんか怖いよ!穏やかじゃないよ!!

 

ロータス「どういうこと……?」

 

ロボット「全ての生命エネルギーはこのビッグゲテスターの一部にさせていただきます」

 

レム「そんなことは絶対にさせない!」

 

ロボット「威勢がいいですね。ではみなさんを捕らえてください」

 

ロボットが指揮して出てきたのは……。

 

メタルクウラ「」ザッザッザッ

 

メタルと化したクウラだった。…すごい数なんだけど。50はいるんだけど……。

 

ピッコロ「な、なんて数だ……!」

 

クリリン「ひぇぇ……!」

 

悟飯「ど、どうしましょう……?」

 

ベル「あっちは私達を捕まえる気だから応戦しないといけないね。やるしかないよ」

 

私がそう言うとみんなは戦う準備を整える。

 

メタルクウラ「」ザッザッザッ

 

ベル「来るよみんな!」

 

私達はメタルクウラ達の相手をするためにそれぞれ散らばった。

 

 

 

~そして~

 

ベル「はあっ!」ボウッ

 

メタルクウラ「」ドサッ

 

ふぅ……。大分倒した。メタルクウラは再生するってことをすっかり忘れていたからすごくてこずったよ。他のみんなはどうかな?

 

ロータス「気円斬!」ズバッ

 

メタルクウラ「」

 

ロータス「はっ!」ボウッ

 

クリリン「気円斬!」ズバッ

 

メタルクウラ「」

 

クリリン「はあっ!」ボウッ

 

ロータスとクリリンは気円斬で2分割に割ってから気功波でメタルクウラを消すという方法を使ってる。さて、他はどうなってるのかな?

 

ドオンッ!!

 

……ん?なんの音?

 

悟空「みんな!ここはオラとベジータに任せてここを脱出するんだ!!」

 

クウラ「フハハ……そのザマでよくそんなことが言えるな!」

 

悟空とベジータいたんだ……。じゃあここは任せようかな?

 

ベル「みんな、ここを脱出するよ。悟空!ベジータ!任せたよ!!」

 

私はみんなを連れてここから離れた。

 

 

~そして~

 

ロータス「悟空とベジータさん、大丈夫かな……?」

 

悟飯「お父さん……」

 

ベル「心配ないよ。2人共生きてる」

 

クリリン「本当ですかっ!?」

 

ベル「もちろん。気を感じるからね」

 

私が言うと上から悟空とベジータが降ってきた。落下系主人公ってなんだか新しいな……。

 

悟飯「お父さん!!」

 

悟空「」ドサッ

 

悟飯「…………」

 

ベジータ「」ドサッ

 

うん、とりあえず2人を治療しようかな。

 

 

~そして~

 

悟空「いやぁ、助かったぞベル!」

 

ベジータ「ふん」

 

ベル「大変だったみたいだね」

 

悟空「ああ……。ベル達が行った後にクウラ達が攻めて来たんだ」

 

地球に帰ってすぐに攻めて来たのか……。

 

悟空「クウラはフリーザっちゅうのを倒したベルに用があったんだけどオラ達だけで倒そうって思ったんだ」

 

ベル「それは申し訳なかったね」

 

本当にね……。

 

ベル「そういえばラディッツは来てないの?」

 

悟空「兄ちゃんは仕事が忙しいって言ってたぞ」

 

ラディッツェ……。いつのまに社畜の仲間になったの?

 

ベル「じゃあ地球に帰ろうか」

 

悟空「ああ!」

 

早く帰って人造人間編を消化しないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。短くてすみません……。


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もしも再びターレスと再会したら 再会編

恐らく最後の番外編になると思います。

サブタイからわかると思いますが今回は『劇場版地球まるごと超決戦』からの番外編です。


???side

 

???「???様、地球に生命反応があります」

 

???「地球といえば確かカカロットが送り込まれた星だったな。それにしては綺麗な状態だな……」

 

???「お喜びください???様!地球は神精樹を育てるのに適した土をしています!」

 

???「よし、地球に降り立つぞ」

 

???「はっ!」

 

 

 

???sideout

 

 

 

ん?遠くから新しい気が現れたな。数は5、6といったところか……。まぁ害を及ぼさない限りはこっちから動く必要はないか。

 

ロータス「ベル、どうしたの?」

 

ベル「ん、何でもないよ。それよりも修行を続けよう。ロータスにも早いところ超サイヤ人になってもらわないとね」

 

ロータス「うん!頑張るよ!!」

 

できることならロータスには神精樹の実を食べさせることなく超サイヤ人になってほしいものだ。あれは所謂麻薬みたいなものだと思っているし、ラディッツに渡したときもあくまで緊急時だけだったからね。

 

……それにしてもどこかで感じたことのある気だったけどどこだったっけ?随分と懐かしい感じがしたな…と考えていたら後方から声が聞こえた。

 

ヤムチャ「ベル!ロータス!大変だ!!」

 

ロータス「どうかしたんですか?ヤムチャさん」

 

声の正体はヤムチャだった。なんか久しぶりに会った気がする……。

 

ヤムチャ「実は……」

 

私とロータスはヤムチャから話を聞いた。神精樹……そして地球に現れた複数の気……まさかね。

 

ヤムチャ「……ということなんだ」

 

ロータス「それは一大事ですね……。わかりました。すぐに向かいます!!」

 

ヤムチャ「助かるぜ!」

 

ロータス「行こうベル!……ベル?」

 

ベル「……何でもないよ。ヤムチャ、案内をお願い」

 

ヤムチャ「ああ、こっちだ!!」

 

 

~そして~

 

ヤムチャ「み、みんな!」

 

案内された場所に到着するとクリリン、天津飯、餃子が倒れていた。

 

ロータス「酷い…!誰が……こんな……!」

 

ベル「これは地球がヤバいかもね。この惨状はドラゴンボールにお願いするとして……ロータスとヤムチャはみんなを連れて安全な場所まで避難しておいて」

 

ヤムチャ「わかった!」

 

ロータス「ベルはどうするの……?」

 

ベル「……神精樹の実を育てようとしてる連中を倒さないことには地球がゴーストタウンになることは確実だからね。私はそいつらを倒しにいくよ」

 

ロータス「無理は……しないでね?」

 

ベル「もちろん。……ロータス」

 

ロータス「なに?」

 

ベル「もしも私がこれから先に間違った選択をしてしまったらそのときは……お願い」

 

ロータス「それってどういう……?」

 

ベル「急がないとヤバいから私はいくよ。ロータス、ヤムチャ、あとはお願い」

 

私は連中のところへ飛んでいった。

 

 

悟飯side

 

突然背後から声が聞こえたので振り返ってみるとお父さんにそっくりな人がいた。

 

???「そうか、おまえがカカロットの息子か……!」

 

悟飯「お父さんじゃない……?誰だおまえは!!」

 

ターレス「俺はターレスだ。なあ小僧、俺と一緒に来る気はないか?全宇宙を思い通りにするんだ」

 

なんだって……?そんなことをさせるわけには……。

 

悟飯「誰がおまえなんかと……!」

 

僕はターレスに攻撃するがあっさりと受け止められてしまった。

 

ターレス「そう邪険にするなよ。生き残ったサイヤ人同士で仲良くしようや!」

 

ベル「そう思うなら今すぐこの星から手を引いてほしいですね」

 

攻撃を受け止められてやられてしまいそうになったところにベルさんの声が聞こえた。

 

ベル「20年……もっとですかね?久しぶりですね。ターレスさん」

 

ターレス「ああ、久しぶりだなベル」

 

ベルさんはターレスと知り合いだったの!?

 

ターレス「まさかおまえも生き残っていたとはな……。それでこの星から手を引けってのはどういうことだ?」

 

ベル「ここは私の故郷なんですよ。だからこの星が傷付くのは見過ごせないんです」

 

ターレス「この星は神精樹を育てるのにもってこいの星だからな。そういうわけにはいかないさ」

 

ベル「まぁそう言うと思いましたよ」

 

ターレス「……にしても随分と雰囲気が変わったじゃねえか」

 

ベル「20年も経てば雰囲気くらい変わりますよ。そっちこそどうしたんですか?悪人面に変わってしまったみたいですが」

 

ターレス「口の方も達者になってるな。どうだ?俺と来ないか?おまえがいればフリーザだって倒せるはずだ」

 

ベル「…………」

 

悟飯「ベルさん!そんな奴の声を聞く必要なんかありません!!」

 

ターレス「ふっ、ベルに戦いを教えたのは俺だ。つまりこいつは俺と仲間なんだよ!」

 

悟飯「本当なんですか?ベルさん……」

 

ベル「…………そうだよ。私はターレスさんに戦いを教えてもらい、色々よくしてもらったんだ」

 

そんな……!じゃあベルさんはターレスの仲間になるってことなの!?

 

 

悟飯sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

時系列はサイヤ人編後でフリーザ編の前になります。……というか実際そうですよね?


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もしも再びターレスと再会したら 選択編

今回もよろしくです。


さて、驚愕(悟飯にとっては)の信実が明かされたんだけど……はてさてどうしたものかな?ターレスは既に私が自分の仲間だと思ってるみたいだし、悟飯は心配そうにこちらを見ている。

 

ターレス「さあ!俺と一緒に来るんだ!!」

 

悟飯「ベルさん!耳を貸しちゃ駄目です!!」

 

そしてターレスと悟飯が何やら私に訴えているけど私はどうする?どうすればいい?とりあえず悟空達がターレスを倒すとして……私はそれに対してどう思うのか。

 

ターレス達が私達の敵であることは確かだし、ターレスにはお世話になったのも事実。

 

ターレス「俺と来るなら今日のところは引き返す。どうだ?悪い話じゃないだろう?」

 

今日のところはって……また地球を侵略する気満々ってことだよね?でも…それでも……その間だけでも悟空やロータス達がこの状況を打破してくれるのなら……!

 

ベル「…………わかりました。行きましょうターレスさん」

 

悟飯「そんな……!」

 

ターレス「よく言った!それでこそ俺の弟子だ!!」

 

私のことを弟子だと言ってくれたのは何気に初めてのような……。口先だけでもなんか嬉しいな。

 

ターレス「ついてこい!」

 

ベル「先に行っててください。すぐに追い付きますので」

 

ターレス「わかった」

 

私が言うとターレスは宇宙船があるところに飛んでいった。さてと……。

 

ベル「悟飯」

 

悟飯「ベルさん……」

 

ベル「私は悟飯達を信じてる。だから絶対に地球を救ってね」

 

悟飯「……はい」

 

ベル「じゃあ私は行くよ。あとはお願い」

 

私はターレスのところへ向かった。今の私にできることはみんなを信じることだけだ。

 

 

~そして~

 

ターレス「こっちだ!」

 

ベル「すみません。ちょっと遅れました」

 

ターレス「もうすぐ俺の仲間達が戻って来るはずだ」

 

ああ……ターレス軍団とかいう奴らのことか……。

 

???「ターレス様!」

 

???「ただいま戻りました!」

 

ターレス「戻ってきたか。アモンド、カカオ」

 

あれ?近辺にそれっぽい気を感じないな。ということ残りの連中は悟空達にやられたのかな?

 

カカオ「それで……こちらの方は?」

 

ターレス「新しい仲間であり俺の弟子だ。ダイーズ達はやられちまったからな」

 

アモンド「仲間……ですか」

 

ベル「ベルと言います。ターレスさんと同じサイヤ人です。よろしくお願いします」

 

アモンド「なんと!サイヤ人の生き残りだったか!」

 

カカオ「自分達はターレス様の部下ですからターレス様の弟子ならば私達にとっては主みたいなものです」

 

アモンド「これからよろしくお願いしますぜベル様!」

 

様って呼ばれるのは初めてだからなんか新鮮だな……。

 

その後私達は食事をしてそれぞれ寝室に別れた。私はターレスと同じ扱いらしく広い個室を与えてくれた。

 

 

~そして~

 

ふぅ、何だか眠れないな……。気分転換に体を動かすかな?

 

アモンド「それでターレス様、これからどうするんですか?」

 

ターレス「ああ、明日には再び地球に向かい地球を侵略する!」

 

……まぁこんなことだろうと思ったけどよりによって明日かよ!もう少し待ってくれてもいいじゃないか!!

 

カカオ「しかしいいのですか?ベル様にはまだ言ってないのでは?」

 

そうだよ!せめて私にも言えよ!!

 

ターレス「……いいんだよ。俺達がやることにあいつを巻き込みたくはないからな……!もしも俺達がやられてしまったときにあとを任せられるのはベルしかいないんだよ」

 

ターレス……。

 

ターレス「だからあいつ抜きでやってやる……!そしていつかはフリーザをもきっと倒してやるぜ!」

 

まさかターレスがそんな考えを持っていたとはね……。

 

私は……どうすればいいの?悟空達か、ターレスと共に行くのか……。

 

 




今回はここまでです。


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もしも再びターレスと再会したら 解答編

今回もよろしくです。


ロータスside

 

悟飯「……というわけでベルさんはターレスについていってしまいました」

 

クリリン「そんな……!」

 

ヤムチャ「何故あんな奴のところに!」

 

悟飯が事情を話すとヤムチャさんやクリリンさんは絶望したような……なんであんな奴についていったんだという怒りなんかが出ていた。天津飯さんや餃子さんも同じような反応を見せているけど……。

 

ロータス「…………」

 

悟空「どうしたんだロータス?」

 

ロータス「わたしは……ベルに何か考えがあるんだと思ってる。それに……」

 

悟空「それに?」

 

ロータス「ターレスっていう人がいなければ今のベルはいなかったんじゃないかな」

 

ピッコロ「どういうことだ……!?」

 

ロータス「ベルが戦える程の実力を身に付けたのはターレスさんのおかげだって言ってたんだ。そのターレスさんにベルは恩を感じている。だからベルからしたら今の状況はとても複雑なんだよ」

 

ヤムチャ「だからといってあのままターレス達を放っておくわけにはいかないだろう!!」

 

ロータス「そうですね……。ねぇ悟飯、ベルはターレスについていく前に何か悟飯に言ってなかった?」

 

悟飯「はい……。ベルさんは僕達を信じてる、だから地球をお願いって言ってました」

 

悟空「……なんにせよオラ達はターレスの野望を阻止するだけだ!」

 

クリリン「ああ!」

 

ヤムチャ「そうだな!」

 

ピッコロ「当然だ」

 

悟空の発言にみんなは賛同している。もちろんわたしも同じ気持ちだ。でもわたしはベルについていくべきじゃないだろうか……。

 

ロータス(そういえばあのときベルは……)

 

ベル『もしもこの先に私が間違った選択をしてしまったらそのときは……お願い』

 

ロータス(って言ってた。だから……!)

 

わたしはもしもベルが考えて考えて考え抜いた結果、間違っていたと判断したらそのときはベルを全力で止めてみせる!!……まぁわたし全然ベルに勝てないけどね。

 

とにかく!!わたしはベルが間違っていたら止めるって決めたんだ!!!

 

こうして夜が更けていった。

 

 

ロータスsideout

 

 

 

…………はっ!あのまま寝てしまったのか。早くターレス達のところへ行かないと!!まだ考えは纏まってないけどそんなことはターレス達と合流してからでも遅くないはずだ!

 

~そして~

 

はい、ターレス達いませんでした。私はおいていかれました!

 

ちくせう……!ん……?これは……置き手紙?ターレスが書いていったのかな?とにかく読んでみよう!!

 

 

ターレス『おまえがこれを読んでいるということは俺達はもうここにはいないだろう。

 

俺達は地球を侵略しにいくことにした。おまえが育ってきた星に手を出すのは正直余りいい感情が出なかった。

 

……なんでだろうな。でもこれからのサイヤ人の天下のために俺達は神精樹を地球で栽培していつかはあのフリーザをもぶっ倒してやるんだ!

 

もしも俺達がカカロット達にやられるようなことがあったらベル、おまえに俺の意志を継いでもらう!

 

フリーザは徒党を組んだサイヤ人に脅威を持っている。だからいずれ超サイヤ人になったサイヤ人達でフリーザの野郎を殺してほしい。

 

俺が生きて帰ることができたら再びベルと一緒に世界を思うがままにしたいもんだ……。もしかしたらもう会えないかもだけど絶対にこっちに来るんじゃないぞ!おまえにこんな汚い俺を見せたくないからな』

 

……私は手紙を読み終わると目の前が涙で見えなくなっていた。私ってこんなに涙脆かったんだなぁ……。こんなの読んでしまったら放って置けるわけないじゃないか!!

 

決めた……!私は悟空達もターレスも捨てることはできない!!絶対にみんなを救ってみせる……!!

 

それが私の選択なんだ!

 

 

 




今回はここまでです。

多分次回が最後になる……かな?


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もしも再びターレスと再会したら 決着編

これでこの作品も本当に完結です!では、今回もよろしくです。


早く…早くターレスのところへ急がないと!悟空のところにいるはず!!

 

 

悟空side

 

折角作った元気玉が……!ちくしょう…このままじゃターレスにやられちまう……!

 

ターレス「終わりだカカロット!そのまま俺の手で殺してやる!!」

 

悟空「ターレス!!!」

 

ターレス「カカロット……貴様…まだ……!」

 

悟空「おめぇだけは許さねぇ!!」

 

オラの力全てをターレスにぶつける!!

 

悟空「はーーーっ!!!」ボウッ

 

ターレス「はーーーっ!!!」ボウッ

 

オラの気功波とターレスの気功波がぶつかりあう。負けねぇぞ!みんなのために……!

 

悟空「だーーーっ!!!」

 

ターレス「な、なにっ!?」

 

悟空「いけーーーーーっ」

 

ボシュッ!!

 

な、なんだ!?オラの攻撃がかき消された!!一体誰がこんなことを……?

 

ベル「…………」

 

振り向いてみるとそこにはなんか悲しそうな表情をしているベルがいた。何がどうなってんだ!?

 

 

 

悟空side

 

 

 

よかった……。何とか間に合ったよ。

 

ターレス「なんでこっちにきた……!」

 

ベル「あなたを放って置けなかったからです。私はまだあなたに恩を返せていない……」

 

悟空「ベル……」

 

何やら悟空が心配そうにこちらを見ている。とりあえずここは……。

 

ベル「ここは私に任せてくれないかな?」

 

悟空「……わかった。オラはベルを信じる」

 

そう言って悟空は飛んでいった。そして悟空がいなくなったタイミングでターレスが口を開く。

 

ターレス「恩なんてそんなもんいらねぇよ。おまえが生きてサイヤ人の天下を知らしめてくれればそれで……」

 

ベル「そこにターレスさんはいないんですか?」

 

ターレス「……俺とおまえとでは生きている世界が違うんでね」

 

ベル「だから私達は一緒にいるべきではない…と言うんですか?」

 

ターレス「ああ……!」

 

ベル「私はそうは思えませんね」

 

ターレス「何だと……!?」

 

ベル「私はこれからもターレスさんと一緒に戦いたいと思っています。だけど悟空……カカロット達とも離れるつもりはありません。……だからこれからは私達とともに戦いませんか?私達ならきっとフリーザを倒せます。もちろん神精樹なんてものにたよる必要もありません」

 

ターレス「ベル……」

 

ベル「今ここにある神精樹はこっちで全て回収して今後の役に立てようと思います。それっきりで神精樹を作るのをやめましょう」

 

ターレス「だがそれだと……」

 

ベル「私達サイヤ人は戦いを繰り返すことによって強くなっていきます。今のカカロットがいい証拠です。彼は戦い続けることで今もまだ強くなっていき……そして超サイヤ人にもなることができるでしょう」

 

ターレス「超サイヤ人に……?」

 

ベル「はい、私も1人のサイヤ人と共にその高みに辿り着こうとしています」

 

まぁ私は既に超サイヤ人になることができるけど今それは置いておこう。

 

ターレス「そうか……。なぁ、今サイヤ人の生き残りはどれくらいいるんだ?」

 

ベル「私達とカカロット、そしてその息子に私が戦いを教えている子とあとはラディッツとベジータ王子ですね」

 

ターレス「それだけいれば充分だ。……俺は1度この星を離れる。次に会うときはきっとおまえ達をも越えてみせる……!」

 

ベル「……そうですか。私達だって負けませんよ。ターレスさんの弟子として」

 

ターレス「はっ!免許皆伝だ。もうおまえは既に俺よりも強いしな」

 

ベル「ターレスさん……」

 

ターレス「他の星に行ってベルやカカロット達みたいに真面目に修行して俺は俺なりに超サイヤ人に辿り着いてみせるさ」

 

どちらも救うつもりでいたけど本当にターレスを改心できるとは思わなかったな……。

 

ベル「わかりました。では超サイヤ人になれるきっかけだけ教えておきます」

 

ターレス「そんなものがあるのか……」

 

ベル「はい、穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって超サイヤ人へと辿り着きます。……もちろんそれ以前にかなりの実力を身に付ける必要がありますけどターレスさんならそんな心配はないでしょう」

 

何て言ったって私の師匠だからね!

 

ターレス「へっ!皮肉を言いやがって!まぁ穏やかな心ってのが1番の難関だな……」

 

ベル「お互いに頑張りましょう!」

 

ターレス「ふん、てめぇにそんな心配はいらねぇだろ。……それに本当は超サイヤ人になれるんだろ?ベルは」

 

ベル「……バレてしまいましたか」

 

ターレス「実力はあってもまだまだ甘いな。……なぁ、ちょっと見せてくれないか?」

 

ベル「わかりました……。はっ!」ゴッ

 

私はターレスの目の前で超サイヤ人になってみせる。

 

ターレス「コイツが超サイヤ人……!確かに雰囲気が違うな……」

 

ベル「これでもまだ序の口ですよ。超サイヤ人にも更に上の次元があるらしいですから」

 

2とか3とか4とかゴッドとかブルーとか挙げればキリがないからね。

 

ターレス「成程な……。それにしてもおまえは何でも知ってるんだな」

 

ベル「何でもは知りませんよ。知ってることだけです」

 

私は某猫の少女の台詞を言ってみる。1度言ってみたかったんだよね!

 

ターレス「とにかく俺はもう行く。……達者でな!」

 

ベル「はい!」

 

ターレスは宇宙船に乗り地球を去った。また会えるといいな。

 

 

こうして地球は救われた。劇場版だとターレスを倒して救われるのだが私はターレスを……私の師匠を倒すことなく悟空達とターレスの両方を救うことができたのだ。

 

所謂原作改変というものをし続けている私だけどこれからの物語にどう影響するのかわからないので持っている知識と平行して何が起きても対応できるように頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、これで『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件』は本編全87話と番外編全24話で終了しました!

そして!この作品は超に続きます!!

タイトルは『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件~超始めました~』になります!

こちらの作品は早くて11月、遅くなれば年始になるかと思います。他の作品もありますし、超のネタも考えなくてはいけませんからね……。


では、超でのベルの活躍?をお楽しみに!!


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サイヤ人ベルの強くてニューゲーム? フリーザ編まで
プロローグ サイヤ人ベルの2周目!?どうしてこうなった……。


この作品を知っている人はこんにちは。知らない人は初めまして。銅英雄と申します。

1度は完結したこの作品ですが、こんな話が見たかった等という感想を見つつ、この作品を読み返してふと思い付いたのがこのお話です。興味のある方は是非読んでいってください!


気が付いたら保育器で寝ていた。なんかデジャブだった。

 

???「こいつが俺達の娘か」

 

???「そうよ、名前はベルっていうの」

 

会話もデジャブ。あの人達確かこの世界での私の両親だよね?そう思いふと自分を見つめていると、そこには赤ん坊の私がいた。

 

……いや待って?私確か魔人ブウ編が終わって皆とパーリィしてたはずなんだけど。

 

???『気が付いたようね』

 

こ、この声は……!?未来……もといライじゃないか!

 

ライ『貴女は……いえ、私を含める貴女達は何者かの手によって時間を巻き戻されたのよ。リゼロでいうところの死に戻りね』

 

え?じゃあ何?私死んだの?

 

ライ『そういうわけではないと思うのだけれど……。これは私達にとっても誤算なの。今あの御方に原因を調べてもらってるわ』

 

じゃあその間に私はどうすればいいの?

 

ライ『そうね……。折角だからそのまま貴女の2周目を始めてみてはどうかしら?』

 

に、2周目!?

 

ライ『幸い貴女が1周目で得た物はこの2周目でも引き継がれているわ。勿論戦闘力もね』

 

その割には両親達偉く普通の反応なんだけど……。

 

ライ『そこは私の力を使って初期の貴女の戦闘力に合わせてあるわ』

 

えっと……。つまりどういうことだってばよ?

 

ライ『今の貴女には破壊神や天使達、私に大神官様と全王様と同じ『気を認知できないスキル』があるのよ』

 

それは有難いけど、どうして……?

 

ライ『私達の不手際で貴女達を巻き込んでしまったからよ。大神官様からには私に貴女の今後を任されたわ』

 

じゃあライは私の仲間ってことでいいの……?

 

ライ『そう捉えてもらって構わないわ。私は貴女がこれからしようとしていることのサポートに回るつもりよ』

 

ふむ……。じゃあ私が3歳になるまでは手助けをもらおうかな?

 

ライ『それは構わないけれど、それだけでいいのかしら?』

 

うん、さっきライが言っていたように私は2周目を始めることにする。1周目でも3歳までは両親にお世話してもらってたし。

 

ライ『そう……。貴女が言うなら私は何も言わないわ』

 

ありがとう。

 

ライ『何か質問はあるかしら?』

 

そうだな……。巻き戻しってどれくらいの規模で起こっているの?

 

ライ『とてつもなく大きい規模よ。私と全王様、大神官様以外は全員この巻き戻しの影響を受けているわね。けれど貴女を含めた何人かは1周目の記憶と得た物を引き継いでいるのを確認しているわ』

 

それが誰かわかる?

 

ライ『幸いそれは全員貴女が関わってきた人達ね。近しい人からラム、レム……』

 

ちょっと待って。ロータスは?あの子は1周目の記憶がないの!?

 

ライ『そうね……。ロータスは引き継がれていないみたいよ』

 

そっか、ラムとレムがいるならロータスもいていいと思うけどいないのか……。

 

ライ『あとはラディッツとセルね』

 

ちょまま。なんでロータスがいなくてあの2人なのさ!?

 

ライ『私に聞かないで頂戴。巻き戻しの犯人がどういう意図を持ってその人選にしているのかは知らないわ』

 

ぐぬぬ……!あれ?まだ生まれてないレムとかラムってどういう状態で過ごしているの?

 

ライ『……私も詳しくはわからないわ。ただ記憶と能力を引き継いでいるってだけだから』

 

成程ね。じゃあ最後の質問なんだけど……。

 

ライ『何かしら?』

 

どうやって私はライとこの会話擬きをしているの?こっちからはライの姿が見えないんだけど……。

 

ライ『随分と今更な質問ね……。テレパシーの要領で貴女に話しかけているのよ。そもそも今の貴女は喋れないでしょう』

 

それもそうか……。

 

ライ『ちなみに私は貴女のサポートをしつつこの件について独自で調べているわ』

 

なにそれ超ブラックじゃん。

 

ライ『という訳で何かあったらまた呼んで頂戴』

 

そう言ってライからの会話が途切れた。

 

とりあえず3歳まではライの援助を受けつつ、これからのことをゆっくりと考えよ。




プロローグ終了!

……超の方がエタり始めている作者です。話が色々あるから(言い訳)なぁ……。展開を考えるのが難しいわけです。

投稿頻度は割と気紛れです。好評なら投稿頻度を上げます。


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第1話 10歳まで振り返り。いや、君の登場早すぎるから

前回のあらすじ ちょまま。


今私は10歳です。それまでに起こったことをダイジェストで振り返ります。

 

まずは3歳の頃に起こった出来事。

 

これは1周目と変わらずターレスに鍛えてもらった(表向きには)。2周目に関してはなんと向こうから関わってきたのだ。

 

まぁ断る理由もないので、ターレスとのパイプを作っておいた。これが後にどう影響するのかは知らないけど。

 

そしてターレスが別の惑星に移動した直後に私はある人物と出会った。とりあえず会話を振り返る。

 

???「やあ、ベルじゃないか」

 

突然名前を呼ばれて誰かと思い振り向くと……。

 

ベル「……なんでセルがここにいるの?」

 

君の出番30年先でしょ。

 

セル「ふはは、チビになってもベルは変わらないようだな」

 

チビとか五月蝿いよ!余計なお世話だよ!大体今の私は3歳なんだからチビなのは当たり前だよね?

 

私に話しかけてきたということはライの言っていた通りセルにも1周目の記憶があるということだけど、なんか違和感を感じる……。

 

セル「私はある異変を察知してタイムマシンに乗ったのだが、それをかわしきることができず、気が付けばこの惑星ベジータの隅の方に飛ばされ、序でにタイムマシンも何故か粉々になってしまったのだ」

 

ベル「よく誰にも気付かれなかったね」

 

セル「気を消すくらいなど朝飯前だ。あとは保護色の要領で惑星ベジータの土色に紛れて、ターレスとやらがここを去るのを見計らい今に至る」

 

ベル「……でなんで色と声が変わっているの?」

 

今私の目の前にいるセルは体が青色で、声は若本ボイスじゃなくて杉田ボイスになっている。

 

セル「恐らく異変を受けた影響かもしれんな。まぁ若返ったと考えれば良かろう」

 

そういうものかね……?

 

ベル「ところで私に何か用があるの?」

 

セル「ああ、そちらさえ迷惑でなければだが、私も共についていってもいいだろうか?」

 

何この綺麗なセル?樵の泉にでも落ちたの?だから青色で杉田ボイスなの?

 

まぁ今の私には1人でも勢力が多くほしいし、断る理由がないので……。

 

ベル「いいよ。じゃあこれからもよろしくね」

 

セル「ああ……。あとこれを機会に私も改名しようと思う」

 

ベル「改名?」

 

セル「折角だから何か名前をつけてくれ」

 

私がつけるんだ……。

 

ベル「じゃあこれから君はラースだ。改めてよろしくラース」

 

ラース「ああ、よろしく」

 

というのが3歳の頃にあった大きな出来事である。

 

そして半年後。悟空が生まれた。この日に惑星ベジータが消滅するのだが、特に変わったことはない。強いて言うならラディッツとラースのような会話をしたくらいかな?

 

そういえば1周目でラディッツには惑星ベジータのこととか全く言ってなかったけど、まぁいいか。

 

ちなみにラースは惑星ベジータが消滅したと同時に宇宙空間で旅をするらしい。なんでも新しいコミュニティを作るとのことだ。時々突然私の背後に出てくるけど……。

 

 

 

それから6年の月日が流れて9歳になり、いよいよロータスに会いに確かリアルグレイが大量発生したあの星に来たんだけど……。

 

ベル「あれ……?」

 

既に更地で誰もいないんだけど!ロータスは!?そう思っていると私の特製スカウターからライのテレパシー擬きが届いた。

 

ライ『ベル、聞こえるかしら?』

 

聞こえるけど、どうしたのライ?

 

ライ『今貴女は何処にいるの?』

 

ロータスと初めて出会った某惑星だけど……。そうだ、ライはロータスが何処に行ったかわかる?

 

ライ『丁度貴女と入れ違いでこの星を離れたみたいね』

 

マジで!?ロータスの気を感じないから死んだのかと思ったよ。

 

ライ『どういう仕組みか知らないけれど、ロータスの気を感じないみたいね。彼女の行方は私の方で探しておくわ』

 

ありがとう。任せるよ。

 

ライ『じゃあね』プツン

 

 

さて、ロータスの行方はライの方に頼むとして私は私で頑張らなきゃ!

 

でも心配だな……。元気だといいんだけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……というのが9歳で起こった出来事である。

 

そして今10歳の私が何をしているのかというと……。

 

フリーザ「ではベルさん、この星の制圧をお願いします」

 

ベル「お任せ下さい、フリーザ様」

 

 

フリーザ軍の犬になっていた。

 

……今に見てろよばいきんまん!




1話目終了!

基本的に1周目に起こっていない出来事を書きますので、1周目で既に起こっていることや、そんなに変化しない出来事はダイジェストでお送りします。

そしてこの作品が完結した10月17日以降に10評価をくださった夢乙さん、紘騎さん、雨流本三郎さん、アンパンえもんさん、ありがとうございます!

最後に軽くキャラ紹介


ベル……現在10(50)歳。この10年間30年フライングしたラース(2周目のセル)に出会ったり、ロータスに出会えなかったりで最終的にフリーザ軍の犬になり、社畜人生を謳歌?している。

ラース(2周目のセル)……若本ボイスから杉田ボイスになり、体も青色になる。改名したことにより強くなった気がする。惑星ベジータの消滅後に宇宙空間を旅している。

ライ……ベルのお助けキャラ。分かりやすくいうとロトム図鑑。現状は声だけの登場で、事の原因を探っている。


では次回でお会いしましょう!


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第2話 姉を救え!惑星オーガ騒動!前編。ドラゴンボールの原作開始の時系列になったけど今回はノータッチ

前回のあらすじ 君の出番30年先でしょ。


フリーザ軍の犬に成り果てて早6年の月日が流れた。エイジ749年、つまり私が16歳になるこの年は『ドラゴンボール』の原作がスタートする年である。

 

そんな中私は地球に行かず、ある星へと足を運ぶわけだが……。

 

フリーザ「おや、何処に行かれるのですかベルさん?」

 

ばいき……ゲフンゲフン!フリーザに捕まってしまった。まぁ隠す必要もないし、正直に言っておくかな。後で面倒にならないように……。

 

ベル「はい、惑星オーガへ行こうと思いまして……」

 

フリーザ「惑星オーガですか……。あの星に立ち寄ったが最後で生きては帰れないと噂がありましたね」

 

えっ?そんな噂流れてるの?確かに彼処の人達全員フリーザよりは強いけど……。

 

ベル「心配には及びません。あの星には私の友人がいますので」

 

まぁ嘘ではないけど、この2周目では惑星オーガに行くのは初めてでその友人であるレムとも初対面(向こうは1周目の記憶があるから一応覚えているはず)なんだよね……。

 

フリーザ「貴女にはまだまだ働いてもらわなければなりませんので、本来なら止めるべきなのですが……。ベルさんならその必要もないでしょう」

 

ベル「ありがとうございます」ニコッ

 

フリーザ「ほっほっほっ、この私がここまで言うのは貴女だけだということを覚えておきなさい」

 

このフリーザなんなの?ツンデレとかこの世界線マジでどうなってるの?

 

とりあえず私はフリーザから離れて惑星オーガへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリーザside

 

ベルさんが惑星オーガへと向かった直後にザーボンさんが此方へ帰って来た。

 

ザーボン「フリーザ様、何故ベルを惑星オーガ等と危険な星に行かせたのですか?」

 

フリーザ「おや、ザーボンさんはベルさんが惑星オーガに行かれることに何か不満でもあるのですか?」

 

ザーボン「惑星オーガはその……言いにくいのですが、フリーザ様やコルド大王様をも凌駕する化物の集まりだと聞いております」

 

やはりザーボンさんも惑星オーガの話を耳にしていましたか。数年前にパパが惑星オーガで瀕死の重症を負ったと聞いてからあの星が私達の大きな障害になると睨んでいました。

 

そこにベルさんが行くのですから、ザーボンさんが反対意見を出すのも無理もありません。

 

フリーザ「……そうですね。ですが、私は特に心配してませんよ」

 

ザーボン「な、何故です!?」

 

フリーザ「ベルさんがもしもそこで死んでしまったらそれまでの話です。ベルさんもサイヤ人の1人……。もしかしたら大きな反乱分子になるのですから、死んでしまった方が私としても都合がいいです」

 

フリーザ(尤も彼女がそんなヘマをするとは思えませんがね……)

 

私はそう思いながらベルさんが出ていった方角を見つめた。

 

 

 

 

 

 

フリーザsideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、私が惑星オーガに行くのは理由が2つある。

 

まずはレムに会いに行くこと。レムは1周目の記憶があるため、この2周目で起こっている出来事を説明する必要があるのだ。

 

もう1つ。レムの双子の姉であるラムについてだ。

 

レムから聞いた話だと姉が鬼族としてとても優秀な存在ではあるが、身体が弱いのと、力が暴走しやすい体質でよく力を漏らしていたのだとか。

 

そしてこの年に力の暴走により鬼になってしまい、その姉の命日が来てしまうので、可能ならば助けたいという私のエゴなのだ。

 

ベル(さて、レムの気は……っと)

 

1周目の能力が使えるということは瞬間移動が使えるわけだが、それをするのではなく、レムの気と姉であるラムの気を探っている最中だ。

 

ベル(レムの気は見つけた。惑星オーガ内でも現時点で1番大きい気だからすぐにわかったよ。その近くで大きくなったり、小さくなったりしているのが恐らく姉のラムの気かな?)

 

だとすると急ぐ必要があるね。

 

 

 

 

 

~そして~

 

見えた。鬼の顔の形した星こと惑星オーガが!早く着陸しなきゃ!!

 

着いた先に2人の子供が此方に近付く。

 

レム「ようこそ、惑星オーガへ」

 

片方は水色の髪をしており、1周目の記憶を引き継いでいるリゼロのレムに瓜二つで見た目少女な少年のレム。後でレムとも話をしておこうかな。

 

ラム「申し訳ございません。只今大人の方達は席をはずされておりまして、私達2人がお客様のご案内をしております」コホッ

 

もう片方の桃色の髪をしている少女はレムの双子の姉であるラム。此方もリゼロのラムと瓜二つである。咳き込んでいるのは身体が弱いからかな?

 

しかし12歳の子供2人にお客の案内をさせるとは……。それほどこの2人がしっかりしているということなんだろうか。

 

というか惑星オーガって観光地なの?1周目では修行の観光地みたいにはなってたけど……。

 

レム「姉様、お客様のご案内は此方でやっておきますので、休んでいてください」

 

レムはラムのことを姉様と呼んでいるようだ。ここもリゼロ再現なんだね。

 

ラム「……そうさせてもらうわ。ごめんなさい」コホッ

 

レム「ではお客様、『客の間』へとご案内致します」

 

『客の間』って1周目では聞かなかった名称だな……。

 

確かコルド大王はこの星でボコボコにされたってフリーザが言ってたね。

 

そういえばレムが惑星オーガの住人は敵意を感じ取ることを得意としているという話をしていたような……。もしかして敵意を感じないお客にはそこへと案内するのかな?

 

私はレムの案内に従いついていくことにした。

 

 

 

~そして~

 

レム「ベルさん、会えてとても嬉しいです!」

 

ベル「うん、私も会えて嬉しいよ」

 

『客の間』に着いたと同時にレムは1周目の記憶があることを私にわかるように伝えた。この会えて嬉しい発言が証拠ね。

 

レム「少し前にセ……ラース君が此処に来ました」

 

ベル「そうなの?」

 

ラースのことは改名含めてレムには伝わっているようだ。あの蝉擬きは一体何をしているのだろうか……。まぁいいや。

 

ラースが話したことに付け加えて私はロータスのことも話しておいた。

 

レム「そうですか……。ロータスにも会いたかったので、とても残念です」

 

ベル「……でもロータスの気は感じるし、あの子はきっと元気でやっている。私達にできるのはロータスを信じることだけだよ」

 

レム「そう……ですね」

 

早いとこレムとロータスを会わせて安心させたいところである。

 

ベル「それで私は1周目でレムから姉の話を聞いて今日はこの星に来たわけだけど……」

 

レム「それなら丁度良かったです。……姉様に宿ってる鬼の力が暴走が酷くなっています。そう遠くない内に鬼となってしまうでしょう。今デモン様達が出払っているのはその鬼と化した姉様を討伐するための準備をするためなんです」

 

ベル「……思った以上に不味い状況みたいだね」

 

レム「はい。……お願いします。姉様を……助けてください!」

 

ベル「……私にできることは全部やるよ。必ず君の姉を助けるのに力を貸すさ」ナデナデ

 

泣きそうになっているレムの頭を撫で、忍野節を呟きながら私は決意する。

 

2度と仲間の悲しい顔を見たくないからね。




2話目終了だぜ!

新たに星10の評価をつけてくださったアシュトさん、ありがとうございます!

ではまた次回でお会いしましょう!


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第3話 姉を救え!惑星オーガ騒動!後編。新たな仲間GETだぜ!

前回のあらすじ このフリーザなんなの?


ラムを救うべく私とレムは現在作戦会議をしている。

 

ベル「それで具体的なプランについては……」

 

レム「それなんですけど、僕が1周目で得た力で姉様の暴走した鬼の力を抑え込もうと思います」

 

ベル「ふむ」

 

レム「ですが、それができるのは一時的なものなんです……」

 

ベル「理由を聞いてもいい?」

 

レム「姉様はとても優秀な方で、更には1周目よりも大きな力をつけています。鬼となればその実力は今の僕を上回ります。抑え込めてもまたすぐに再発することになります……」

 

マジか……。今の……つまり1周目のレムは人造人間編のセルよりも遥かに強いはずなのに、鬼化したラムはそれよりも上をいくのか……。

 

レム「本当は姉様が暴走して鬼化するのを防げれば1番なんですけど……」

 

ベル「今のラムを見る限りだとそれも難しい……か」

 

レム「はい……」

 

ベル「わかった。レム、今大丈夫?」

 

レム「問題ありませんが……」

 

ベル「なら少し組み手をお願いしてもいい?2周目に入ってから余り修行できてないから身体が鈍っている気がするし、レムの話を聞く限りだと鈍ったままだと鬼化したラムに返り討ちにされかねないからね」

 

レム「そういうことであればわかりました」

 

ベル「ありがとう。……じゃあ早速」ゴッ

 

私は超サイヤ人2になり、レムの方も鬼の力を解放した。

 

 

 

 

~そして~

 

うん、大分超サイヤ人での戦い方や動きの勘が戻ってきた。本当は超サイヤ人ブルーとか鋼の超サイヤ人とかも試したかったんだけど……。

 

レム「はあっ……はあっ……!」ボロッ

 

もう既にレムが満身創痍なのでやめとこう。ライか最悪ラースに会えたらその時にお願いしよう。

 

ベル「ゴメンねレム」

 

レム「いえ、気にしてません。……でもベルさんはすごいですね。今の僕ではこれが精一杯です」

 

ベル「レムもまだまだ強くなれるよ。傷の方治すね」パァァ

 

私はベホマを使ってレムを治療した。

 

ベル「さて、例の瞬間までどれくらいの猶予が残ってるかはわからないけど、時間がある限り協力するよ」

 

レム「はい、ありがとうござい……っ!?」ピクッ

 

ベル「レム、これはまさか……」

 

レム「そんな……。1周目よりも早い……!姉様っ!!」ドンッ

 

ラムの急激な気の上昇を感じてレムはラムのいる方角へ飛んでいった。私も行かなくちゃ!

 

 

 

~そして~

 

ラム「はっ…!はっ……!ぐうっ!」ドクンッ

 

レム「姉様っ!しっかりしてくださいっ!!」

 

ラム「レ…ム……っ!急い……で、私から離れ……なさい!」

 

レム「嫌です!姉様が……家族が苦しんでいるのに、弟の僕が支えなくてどうするの!?」

 

ようやくレムに追い付いたけど……。中々な状況になっているね。既にラムの身体の右側は鬼と化しているし……。

 

ラム「ふふっ、あり…がと…うっ!?」ドクンッ ドクンッ

 

レム「姉様!?」

 

ラム「うぐ……!が、ガァァァァァッ!!」バキッ!

 

レム「ぐあっ……!」

 

ベル「レムっ!大丈夫!?」

 

レム「は、はい……。問題ありません」

 

よかった無事で……。それにしても恐ろしいパワーだ。そう思いラムの方を見てみるとラムは完全に鬼となっていた。

 

ラム「グォォォォッ!」

 

大きさはサイヤ人が満月を見て変身する大猿くらいである。つまり滅茶苦茶大きい。

 

ベル「レム、作戦通りでいくよ。準備の方は大丈夫?」

 

レム「……はい、術式の完成に5分程かかります。ですので……」

 

ベル「その間の足止めは任せておいてよ」

 

レム「お願いします……!」

 

さて、鬼になったラムから逃げて……もとい引き付ける必要があるわけだが……。

 

ベル(これが本当のリアル鬼ごっこというやつだね……)

 

ラム「グルルルル……!」

 

ベル「こっちだ、ついてきなよ!」ドンッ

 

ラム「グォォォォッ!」ドンッ

 

速っ!このままだと私がボロ雑巾になりそう。もっとスピードを上げるか。

 

 

 

~そして~

 

そろそろ5分経つ頃かな?そう思っていると……。

 

レム「ベルさん、準備ができました!此方に姉様を!」

 

ベル「了解。ほら、こっちだよ!」ドンッ

 

鬼さん此方、手の鳴る方へ。

 

ラム「グォォォォッ!」ドンッ

 

レムの方へ引き付けてっ……と。

 

ラム「グォォォォッ!」

 

レム「術式発動!」ブゥン

 

ラム「!?」

 

レムが発動した術式とやらによってラムの動きが止まった。

 

レム「……鬼流禁術第7奥義!鬼呪封印(きじゅふういん)!!」カッ

 

ラム「ガァァァァァッ!」

 

術式の発動でラムの身体が自身を包むように光った。そして……。

 

ラム「……」ガクンッ ドサッ

 

鬼から元の姿に戻った。

 

ベル「とりあえずこれで一安心かな?」

 

レム「……そうですね。今のところは大丈夫です」

 

ベル「とにかくラムを『客の間』へと運ぼう。デモンさん達はどれくらいで此処へ戻ってくるかわかる?」

 

レム「確か1周目では出ていった翌日に戻ってくると思います」

 

成程……。

 

レム「急ぎましょうベルさん。デモン様達は姉様を殺してしまうかもしれません」

 

ベル「わかった」

 

私達は『客の間』へと急いだ。

 

 

 

~そして~

 

ラム「うっ……!こ、ここは……?」

 

気を失っていたラムが意識を取り戻した。

 

レム「『客の間』です。姉様」

 

ラム「そう……。レムにもお客様にも迷惑をかけたわね」コホッ

 

レム「姉様……」

 

ラムは鬼になった時のことを覚えているようだ。だとすると……。

 

ラム「それにしてもレム、貴方は何時の間に惑星オーガに代々伝わる禁術を使えるようになったのかしら?」コホッ

 

レム「それは……」

 

やっぱり禁術の事の質問になるよね。

 

ラム「あれを使えるのはデモン様を始めとする長と呼ばれるようになってようやく取得資格がある奥義よ」コホッ

 

レム「……」

 

ラム「特に貴方が使った第7奥義はまだデモン様しか使えない技の筈……」コホッ

 

レム(ベルさん、どうしましょう……?)

 

ベル(……ラムには話して方がいいかもね。ラム(娘)のこともあるしね)

 

レム(そういえばラース君が言ってましたね。ラム(娘)にも1周目の記憶があるって……)

 

ラースはラムにも1周目の記憶があることをレムに伝えていたようだ。

 

ベル(まぁとりあえずラムの身体を完全に治してからね。レムから話した方がいいかも)

 

レム(……わかりました)

 

ラム「レム……?」

 

ベル「はいはい、色々聞きたいことがあるかもだけど、まずは身体を完治してからね」

 

ラム「お客様……」

 

ベル「とりあえず自己紹介。私はベル。サイヤ人だよ」

 

ラム「サイヤ人……。確か惑星ベジータの消滅と共に殆どのサイヤ人はいなくなったと聞きましたが……」コホッ

 

なんでそんなことを知っているのだろうか……。しかも私のような生き残りがいることも。

 

ベル「うん、私はその生き残りだね。それで何故レムが惑星オーガの禁術を使えるかの説明は後。まずは……」

 

ラム「まずは……?」

 

ベル「レムからラムのことは聞いてるよ。身体が弱いんだって?それに関しては私がなんとかしよう」

 

ラム「そ、そんなことができるのですか……」コホッ

 

ベル「まぁね。ラムは身体が弱いせいで鬼の力をコントロールするのも儘ならないって話だからね。それさえなくなれば一族最強だってレムも言ってたし」

 

1周目だって鬼化したラムを抑えるのに惑星オーガの人間全員が動かなきゃ止められなかったって話だし、今回のことだってラムを誘き寄せるのもかなりギリギリだったし……。

 

ラム「そ、そんな大袈裟なものでは……」コホッ

 

ベル「とにかくゆっくりと寝ててよ。起きたときには完全回復の健康体だから」

 

ラム「わ、わかりました……」

 

そう言ってラムは眠りについた。さて、やりますか……。

 

約1日の時間をかけて治療した。まぁ私医療に関してはド素人だしね。何故順調にできているのかはご都合だと言っておこう。

 

あといつの間にかデモンさん達が戻ってきてたが、レムが事の詳細を説明してくれたので、ラムを殺そうなんてことはないだろう。

 

 

 

~そして~

 

ベル「ふぅ……」

 

レム「……終わったんですか?」

 

ベル「うん、もう大丈夫な筈だよ。もう咳き込むこともないと思う」

 

レム「そうですか。よかった……」

 

それにしても疲れた。時間を見てみると丸1日経ってるし……。そもそも私ベホマが使えるだけで病気を治すスキルはないんだけど……。

 

でもベホマの応用で病気を完全回復させることができた。やったことなかったけど、案外できるものだね。この気持ちは私の胸に仕舞っておこう。

 

ラム「う……ん」

 

レム「姉様!」

 

ラム「レム……?あれ?咳が……出ない」

 

ベル「うん、上手くいったね。よかった」

 

レム「姉様はもう病弱なんかじゃありません。一族最強の鬼神ですよ!」

 

鬼神って……。いや、鬼の力をコントロールできない病弱な時ですらあの気の量だ。健康体になった今では決して大袈裟ではないのだろう。

 

ラム「本当に……?本当にまたレムと遊んだり、修行したりできるの……?」ポロポロ

 

レム「はい、また姉弟で元気に過ごせます!」ポロポロ

 

2人は涙を流しながら互いを抱き締めた。

 

美しい姉弟愛だね。ここは2人きりにしておこう。1周目ではなかった時間だから……。

 

 

 

~そして~

 

さて、レムとも会えたし、そろそろ惑星フリーザに戻りますかね。私が死んだとか言われても困るしね。

 

ラム「待ってください!」

 

ベル「どうしたの?」

 

ラム「今回は本当にありがとうございました。ベル様がいなかったら私は此処にはいませんでした……」

 

あの後レムはラムに全てを話した。1周目のことや、今回何故私が惑星オーガに来たのかを。

 

ベル「お礼ならレムに言ってあげて。あの子が1番頑張ってくれたんだし」

 

レムが1番ラムを救いたいという気持ちが強かったし。

 

ラム「ですが、私が健康体になれたのは間違いなくベル様のおかげです!」

 

まぁそうなるよね……。私としてはそれだけ強いのに、病弱なせいでこれ以上成長できないのは勿体ないと思ったからだし、ラムが健康体になったらまだまだ強くなれると確信してるからね。

 

ラム「……ですのでこれから私はベル様の御側にいてベル様の右腕として、ベル様に忠義を尽くします」

 

ベル「へ……?」

 

ラム「マイマスター、マイロード。惑星オーガのラムは生涯ベル様の従者として過ごさせていただきます」

 

ベル「えっ……?あっ、うん……」

 

なんか従者ができました。これからどうしよう……。特にラム(娘)が産まれた時とか。




3話目終わり。

新たに星10評価をつけてくださった咲原郁さん、闇の王子さん、ありがとうございます!

では最後に軽く紹介

ベル……現在16(56)歳。レムから双子の姉の話を思い出して今回の騒動をお手伝い。

レム(リゼロではない)……ベルのおかげで最愛の姉を失わずにすむ。ロータスに会えなくて残念。

ラム(姉。そしてリゼロではない)……ベルとレムの尽力のおかげで生存。ベルに忠義を尽くす。1周目で言うところのロータスポジションになる。


あと1つエピソードを書いたらZに突入になります。

ではまた次回でお会いしましょう!


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第4話 遂に再会!彼女の運命を掴み取れ!!①更に6年の月日が経過して……

前回のあらすじ 鬼さん此方、手の鳴る方へ。


ラム(姉)が仲間になってから更に6年の月日が経過した。今頃地球では第23回天下一武道会が開催されているだろう。

 

そんな中私は変わらずフリーザ軍の犬である。とりあえずこの6年間であった出来事をダイジェストでお送りしよう。

 

この6年間は私は愚か自分よりも弱いフリーザが私に対してでかい面してるのが気にくわないラムが何度もフリーザを殺そうとして、その度に私がラムを宥めるという作業を繰り返していた。フリーザの高圧的な態度を見る度に一触即発の空気が流れるので、マジで心臓に悪い。

 

しかしある日を境にラムはフリーザへの攻撃未遂をやめるようになった。理由としては意外なことにラディッツが役に立った。

 

ラムの生き甲斐と言っても過言じゃないくらいの彼女とラディッツとのやりとりは今日もやっているようです。

 

ラム「あら、弱虫大根じゃない。相変わらずヘタレオーラが出ているわね」

 

ラディッツ「弱虫大根って言うんじゃない!俺は誇り高き戦闘民族であるサイヤ人だぞ!!」

 

ラム「ならその実力を見せてみなさい。最低でも超サイヤ人2になった時のベル様くらいの実力をね。それくらいはしなくちゃ貴方は永遠に弱虫大根よ」

 

ラディッツ「うぐっ……!」

 

……とまぁ2人はこのやりとりを6年間ほぼ毎日やっており、最早日課レベルである。

 

ラディッツの弱虫大根という渾名の由来は読者のみんなは知っているだろうけど、ラディッツの名前の元である『ラディッシュ』という二十日大根と上記の会話のようにラディッツがヘタれるので、それらが合わさって弱虫大根という渾名が誕生した。

 

ちなみに今……1周目の能力を引き継いでいるラディッツの強さは人造人間編の悟飯をも上回っているのだ。大体レムと同じか少し劣るくらいかな?勿論気を抑えているけど……。そしてラムはそれを凌駕する。

 

ラムはさっき言っていた超サイヤ人2の時の私の力をこの6年で大きく上回った。

 

ラディッツ「い、今に見てろよ!俺だってベルのように強くなってやるからな!!」

 

ラム「期待してないわ」

 

ラディッツ「というかおまえは俺よりも年下だろうが!もっと敬え!!」

 

ラム「弱虫大根が私よりも上なのは年齢だけよ」

 

ラディッツ「このアマ……!」プルプル

 

というのがこの2人のやりとりである。まぁフリーザに対する怒りの矛先をラディッツに向けただけだけど……。

 

私から見たら痴話喧嘩にしか見えないけどね。ラディッツを揶揄っているラムは実にイキイキとしていた。

 

そんなやりとりを見ているとライからの通信がきた。

 

ライ『今大丈夫かしら?』

 

問題ないよ。どうしたの?

 

ライ『ロータスの居所を掴んだわ』

 

本当!?どこ、何処にいるの!?

 

ライ『惑星ドラッガという星にいるみたいね。ただ……』

 

ただ……?

 

ライ『いえ、それは行けばわかるでしょう』

 

なんだよ焦らすなぁ……。

 

ライ『それともう1つわかったことよ。ロータスは1周目の記憶がない訳じゃないわ』

 

えっ……?

 

ライ『理由まではわからないけれど、記憶がロックされているみたいで1周目の記憶を思い出すための切欠が必要ということね。それを与えることができるのは貴女だけよ』

 

私だけ……。そうだ、私がやらなきゃ誰がやる?

 

ライ『要件はそれだけよ』

 

ありがとう、ライ。

 

ライ『……例え貴女がどんなことをしても、私は貴女の味方よ。それだけは覚えておいて』プツン

 

そう言ってライとの通信は途絶えた。

 

ラム「ベル様、どうされましたか?」

 

ベル「ラム……。ラディッツとの話はもういいの?」

 

ラム「あんなのは会話ではありません。何時も通り弱虫大根が負け大根の遠吠えをしているだけです」

 

その割には2人共楽しそうに見えたような……。ラムとラディッツって相性良いよね。この2周目ではこの2人が結婚したりして……。でもそれはないか。ラディッツは1周目では結婚してたし。

 

ベル「そのラディッツは?」

 

ラム「弱虫大根なら何時ものように『覚えてろよ!』等と三下の台詞を吐いて逃げていきました」

 

ベル「あっそう……」

 

ラディッツって案外Mなのかな?ラムと初めて会った時からずっと同じようなやりとりしてるし……。まぁそれは置いといて。

 

ベル「ラム、今すぐ惑星オーガにいるレムに連絡して」

 

ラム「畏まりました」

 

行こう……。ロータスのいる惑星ドラッガへ!




4話終わり!

新たに星10の評価をつけてくださったごどおさん、ありがとうございます!

では次回でお会いしましょう!


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第5話 遂に再会!彼女の運命を掴み取れ!!②惑星ドラッガの話聞いた私は……

前回のあらすじ ラディッツって案外Mなのかな?


レムと合流して私達3人は惑星ドラッガに行く。再びロータスに会うために!

 

ちなみにレムはというと……。

 

レム「ろ、ロータスに……あ、会える……!」

 

ラム「レム、落ち着きなさい」

 

ロータスに会えるという話で興奮のあまり震えていた。

 

ラム「しかし惑星ドラッガですか……」

 

ベル「惑星ドラッガには何かあるの?」

 

ラム「……あの星はここ数十年良い話を聞きません。他の星の者を奴隷にして優越感に浸っているなんてことも耳にします」

 

ど、奴隷って……。ま、まさかロータスがその奴隷なわけないよね!?

 

レム「ま、まさかロータスが誰かの奴隷だなんてことはないですよね!?」

 

どうやらレムも私と同じことを考えていたようだ。流石ロータスの旦那さんだね。それにしても……。

 

ベル「ラムは色々なことを知っているね」

 

ラム「私は元々惑星オーガでは情報収集を担当していました。情報網の多さは惑星オーガで1番ですよ。まぁ惑星ドラッガの悪評は新聞に乗るくらいの有名さですけど……」

 

情報源は新聞を中心にしているのかな?ラムってもしかしてあの年から記者だったとでも!?

 

ベル「例えばどんな情報があるのかな?」

 

ラム「そうですね……。大きな情報は惑星ベジータの消滅についてでしょうか。巨大隕石の衝突が原因だと言われてますが、それは嘘で実は誰かが意図的に惑星ベジータを消したと私はある筋から聞いています。犯人の名前まではわかりませんでしたが」

 

鋭いなぁ……。でも誰かまではわかってないっぽい?

 

ラム「ですが、おおよその見当はつきますよ。私の予想が正しければ、惑星ベジータを消したのは……」

 

これ以上は不味い。何かこう……色々と!そう思った私は他の話題を出すことにした。

 

ベル「とりあえずその話は置いといて、今は惑星ドラッガの情報がほしいかな。他に何か知っていることは?なんで奴隷を持つ人がいるのかとか……」

 

ラム「……元々惑星ドラッガは他の星との貿易を中心に活動をしていたのですが、1人の貴族と奴隷商人の出会いから始まりました。その奴隷商人は口達者で奴隷の価値観を説明して、貴族が奴隷商人から奴隷を買って……。それが当然だということが貴族仲間に広まり、やがてドラッガの貴族連中の間では奴隷を持つのが当たり前になっていきました。そして今では惑星ドラッガの住民ですら貴族連中の奴隷と化しています。……私が惑星ドラッガについて知っているのはこれくらいですね」

 

……なんか聞いている限りだと惑星ドラッガって碌でもないね。

 

そんな星なんか私がホロボシテヤル……!

 

レム「ベ、ベルさん?なんか恐ろしい顔してますけど……」

 

ベル「……なんでもないよ。なんでも」

 

駄目だ駄目だ。そんな考えだと惑星ドラッガの貴族連中達と変わらないじゃないか。

 

でも奴隷となってしまった人達は助けたいね。

 

ラム「ベル様、惑星ドラッガに行く準備が整いました。あとは宇宙船に乗って出発するだけです」

 

ベル「ありがとうラム。レムも準備できてる?」

 

レム「はい、姉様から連絡がきた時から準備万端です!」

 

ベル「じゃあ行こうか。惑星ドラッガへ……!」

 

ロータスを救う旅の始まりだ!




5話目終了です!

次回でお会いしましょう!


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