えー、かなりぶっ壊れてます。
怒らず呆れず、生暖かい目で読んでやってください。
……読んだ時間を返せとか言わないで。
12巻はいつ発売なの。アニメ二期、いつ始まるの。
お願い、は、早く……。
「それで……お前はその人間に肩を抱かせたのか」
執務椅子に座り、じっと耳を傾けていたアインズ様は私の報告が終わるとしばらく沈黙した後、そう呟いた。
そのお声はあまりに平坦で、何の感情も込められていないようで……その逆だった。
「あ、アインズ……様?」
凄まじい怒りが凝縮された短い言葉が、まるで超位魔法のように私にダメージを与えた。
私はあまりの恐怖に足の力が抜け、その場にへたりこみそうになるのを必死で耐える。
至高の、そして愛する御方の前でそのような無礼で無様な姿を見せる訳にはいかない。
ああ、けれど、けれど、膝がガクガクと震え、歯がカタカタと小刻みに鳴るのを止める事が出来ない。
忠誠の儀でお見せになった力など、この御方にとっては児戯に等しかったと思い知らされる。
シャルティアの精神支配を
アインズ様の本気の怒り。それがこれほどとは。これほど……とは。
『あっ……』
アインズ様がゆっくりと立ち上がった。
その玉体の背後に漆黒のオーラが炎のように揺らめき立つ。
私は目を見開き、わずかに後ずさる。怖い。怖い。怖い。アインズ様が怖い。
そのお怒りが私に向けられているのが怖い。
その視線を浴びるだけで、この身が灰になってしまいそう。
どのような時でも、アインズ様が私に関心を持ってくださり、御自ら近づいてきてくださるのは至上の喜び。
ああ、そうであるはずなのに。そのはずなのに。怖い。怖い。怖い。
その真っ白な両腕がゆっくりと伸びてくる。私は思わず身をすくめるが、逃げる事など出来ようはずがない。
「はうっ!?」
「抱かれたのは……どちらの肩だ」
「み、右です。」
「ほう……その時、左肩はどうしていた?」
「……お、男の……む、胸板に……当たっていました……ああっ!?」
アインズ様の指骨が、肩にメリメリと食い込んでいく。
痛い。痛い。痛い。全身に激痛が走る。
いいえもちろん、アインズ様に痛みを与えられるのは本望。
けれどそこに私への怒りが込められている事が、たまらない苦痛。
「あ、アインズ様、痛うございます。か、肩をそんなに強く……。」
「下衆な人間の手が! 私のものであるお前に! 欲情を持って触れただと! それを許しただと!」
「お、お許し下さいアインズ様! え、演技を続けなければ……あの時は……そうしなければ……やむを得ず……」
「……ああ……分かっているとも。分かっている。分かっている……さ。だが……」
アインズ様の眼窩の赤い炎が一層輝き燃え立つ。
「理性は耐えよと言う! 王たる者の振る舞いでは無いとな! だがこの耐え難い憤り! この怒りの行き場はどこだ! ええい、くそ、なぜ精神抑制が働かん! それほどまでに私は我を失っているのか! この私が! ナザリック地下大墳墓の支配者、魔導王たるこの私が!」
「あ、アインズ様、お許しを。お許しを。あ、あ、アインズ様……。愚かなアルベドをお許し下さい。愛する方の御心にそれほどの苦痛を与えてしまうなど……死を賜って当然の愚。なれど……せめて死の前に、ただ一言許すと仰ってくださいまし」
「許さぬ」
「あ、アインズ……様……」
地の底に沈んでいくような絶望が身を苛む。
アインズ様は肩から離した左手で、俯いている私の顎を掴み、グイッと無理やり目線を合わせる。
怒りに満ちた真紅の双眸に射抜かれ、再び
「答えよ、アルベド。お前は誰のものだ?」
「あ、アインズ様のものです。身も心もすべて余すところなくアインズ様のものです」
「ほほう、その自覚があり、なおかつ男に肩を抱かせたと。とんだ毒婦だな」
「ああっ……アインズ様、アインズ様、そのような事を仰らないでくださいませ、私は、私は……」
私はこらえきれなくなり、大粒のナミダをポロポロとこぼす。
物理的な痛みなど物の数ではない、心の痛みに身が砕かれそうになる。
「アインズ様、どうか、どうかお怒りをお鎮めになってくださいませ。アインズ様、アインズさ……ああっ!?」
また、肩に鋭い痛みが走る。けれど、今度は指ではなかった。
アインズ様がその真珠の如き真っ白な歯を私の左肩に突き立てたのだ。
「い、痛いですアインズ様! そんなに激しく噛みつくなど!」
「……男の感触など、我が与える痛みで跡形もなく消し去ってやる」
「あ、アインズ様……?」
「許さぬぞアルベド。私以外の男の感触をその身に覚えさせるなど。決して許さん。決してだ」
「あっ、ああ……」
みるみる、自分の頬が紅潮していくのが分かる。そしてこの身の震えは、恐怖によるものではない。
「ああああああ、アインズ様、アインズ様、アインズ様!!」
「なんだその恍惚としただらしない顔は。それほど痛みが好きか。この淫乱なマゾ奴隷めが。ならばさらなる痛みを与えてやろう」
アインズ様は肩に噛み付いたまま、私の身体を乱暴に床に押し倒した。
「はうっ!?」
激しく背中を打ち付け、口から息が漏れる。
思わず瞑ってしまった目を恐る恐る開けると、そこには真剣な眼差しで私を見つめる愛しき方の
──時が止まる。
見つめ合う二人。
アインズ様の怒りのオーラが収まり、代わって身を焦がすような欲情のオーラが燃えたぎる。
「お前は私のものなのだ、アルベドよ。ただ一人、我を愛せと勅命を下した女よ。その意味をこの痛みと共に、再びその身に刻むが良い」
神託が下った。シモベにとって、そして愛される女にとって絶対の神託が。
私の身も心も、例えようもない歓喜に包まれていく。
先程までの絶望感が跡形もなく消え去り、天にも昇る恍惚感に身が蕩けそう。
「あ、あ……は、はい! はい! アインズ様……私はあなた様のものでございます! 」
──ああ、これほどまでに。私が下賤な人間に肩を抱かせた事が、これほどまでにアインズ様の怒りと独占欲を引き出すなんて。──
これほど…愛されているなんて。
「いくぞ、アルベド」
「はいっアインズ様! 来て下さいませ! 私のこの身に、消えない印を、アインズ様! アインズ様あああっ!」
「ふん!」
「あっ!? あっ! アインズ様、アインズ様、あ、あああああああ、モモンガ様ああああああああああああああっ!!」
ハラリ
──その日私は、愛する御方と真に結ばれた……。
なんつってええええっ! なんつって! なんつって! なんつってええええっ! うひょおおおうおほほほうっ!
…………はっ!?
……はあ、はあ、はああ……いけないいけない、つい妄想に浸ってしまったわ。
じゅるり…嫌だ、よだれが…。コホン、だ、誰にも聞かれて無いわよね……。
……ああしまった! 作りかけのアインズ様編みぐるみのおつむに私のヨダレが! 拭かな……。
……これはこれでいいかしら。くふふ、私の体液がアインズ様の中に。中に。くふふふっ。
……ヨダレじゃなくてもいけるわよね。でも人形とはいえこすりつけるのは流石に不敬過ぎだし……そ、そうだわ、指ですくって……!
……………………。コホン! いけないいけない、今考えるのはそういう事じゃないわ。
頭をリセットして……と。
ど、どうしようかしら。お話するべきなのかしら。いえ分かってるわよ!
アインズ様がそんなにお怒りになるはずないって。分かってるわよ!
わ・か・っ・て・ま・す!
……誰に言い訳してるのよ、私ったら。
で、でもでも、ちょっとは動揺してくださらないかしら。アインズ様だって男ですもの。
それに私に、自分を愛せって勅命をくださったのよ? 私だけに! 少しぐらい嫉妬してくださるんじゃないかしら。
『ふ、ふ~ん、なるほどなるほど。……で、アルベド、お前はそ、その……どう……感じたのだ?』とか、探りを入れてこないかしら?
それで私は『あの……それはどういう意味でございましょう?』って素知らぬふりで問い返すの。
そしたらアインズ様は『あ、いや、その、あの……い、いやあれだ、あのな……えっと……』ってドギマギなされるの。
あーもう、アインズ様ったら、なんてお可愛い! お怒りバージョンも良いけど、こっちも捨てがたいわ!
……でもでも、でもでも、『ふーん……で?』ってお顔をなされたら私はどうすれば良いの? 惨めすぎない?
でもでも、でもでも、でもでも、アインズ様は私にキスをしてくださった。
あんなにお優しく、オズオズと、その象牙のような白い歯で私の頬にキスしてくださった!
喜びの涙を止められなくてみっともない顔になっちゃった私を優しく抱きしめ、背中をポンポンと叩いてくださった!
いいえ、そればかりでは無いわ! 私の事を心配してくださって、あんなに、あんなに長く注意事項をお話になって!
我に返った時のバツの悪そうな、あのお顔! 愛されてなかったら、あれほど心配されるはずが無いわ!
それに……なんといってもこの地に来てすぐに、私の……む、む、むむむむむむ胸……を……あんなにも情熱的に揉みしだいてくださったんだもの!
触る前にあれほどドギマギなさって、でも一旦お触りになったら夢中になって、とても長い間愛撫してくださった!
決して私に何も感じてないはずは無いわ!
そう、なにか、なにかきっかけさえあれば、私への愛と欲情を迸らせる超雄としての一面を……ゴクリ。
……なら、嫉妬を抱かせるというのは悪い手ではないはずよ。独占欲というのは強烈なエネルギーになるのですもの。
ああああああああっ! でもでも、でもでも、でもでも、でもでも! ええっ! もちろん!
いくら恋の手管とは言え、仮初めにも他の男にわずかでも関心を持ったなどと偽りを言える訳が無いわ!
ましてや下等な人間の、さらにその中でも下劣下品、最低最悪の無能者に爪の先ほどでも惹かれる真似をするなど!
ああ嫌だ、考えたくもない! うわっ! 思い出したら鳥肌が! ああクソ! また腹が立ってきた!
下衆め! 下等生物め! ゴミムシめ! 虫酸が走る!
髪の毛一筋すら、いいえ、吐息すらアインズ様のものであるこの私に、よくもあのような厚かましい真似を!
万死に! 万死に値する! 用済みになったら、ニューロニストでもドン引きするような拷問を与えてやる!
ああ、申し訳ありませんアインズ様。いかに必要な事とは言え、あんな演技をしてしまうとは。
御身の所有物である私をあのような下衆に触れさせるなど、アルベドは悪い子です。悪い子です。
お叱りください。この愚かな奴隷に罰をお与えください。ピシパシ思い切り鞭打って下さいませ。
……お尻ペンペンとかしてくださらないかしら?
お尻……ペンペン……。
ペンペン…
ほわわわ~ん
「……アルベドよ、そこに四つん這いになれ。」
「は、はい、アインズ様。……あっ!」
アインズ様が、冷たく硬い床に両手の平と膝をついて四つん這いになった私の背中に、どっかりと腰を下ろした。
その完璧な形の腰骨が背中に当たる感触、そして偉大なる御方の重みを感じて、私は思わず吐息を吐き出す。
得も言われぬ快感が背骨から脳髄と尾骨に伝わり、ブルッと震える。股間から何かが滴り落ちそうで、つい……。
「こら、尻をモジモジ動かすな。お前は椅子なのだぞ?」
「はっ、はい。申し訳ございません」
アインズ様の叱責に私は慌ててピシッと身を引き締める。
ああ今、私は全身でアインズ様のお体を支えている! なんという栄光、なんという至福!
けれど……その喜びにはわずかに曇りがある事を、自分に偽れはしない。
私は小さく息を吐くと、恐る恐るアインズ様に尋ねる。
「……あ、アインズ様……私の背中の座り心地はいかがでしょうか?」
「ん?」
「あ、あの、そ、その……シ、シャルティアと比べて……」
「シャルティア…? ふふっ、なんだアルベド、お前はシャルティアと張り合っているのか……ほう、それはそれは……失望だな」
「……!?」
思わずゴクリ、と喉が鳴ってしまう。その振動が伝わったのだろうか。背中で、アインズ様が腰骨の位置を軽く変えたのが分かる。
そして……突然私の左の角が掴まれ、グイッと後ろに引っ張られる。
「あうっ!?」
私の首が可動ギリギリまで曲げられ、首筋が攣りそうになる。
苦痛に思わず目を閉じ、そして再び恐る恐る開くと、愛しい御方の麗しい
痛みも忘れ紅潮する私の耳元でアインズ様がいたぶるように楽しげに囁く。
「私は、お前にはもっと正妃としての矜持があるのかと思っていたよ。シャルティア……ふむ、シャルティアと較べて……か。お前の誇りとはその程度のものだったのだな……残念だ」
「そ、そんなにイジメないでくださいませ。わ、私は、その、ただアインズ様に気持ちよくお座りになっていただきた……」
バシッ!
「ひゃうっ!?」
私は思わず悲鳴を上げてしまう。アインズ様が私の……お、お尻を、思い切り平手打ちなさったからだ。
「はて、この椅子はえらくおしゃべりなようだ」
「……!」
私は慌てて口をつぐむ。椅子である事を命じられながら、あまりに無礼であったと気づく。
そう、私は椅子。私はアインズ様の椅子。私は椅子。私は……。
ペシッ!
「!!」
ペシッ! ペシッ! ペシッ!
「……! ……! ……!」
熱い。熱い。熱い。
際限無く打擲され、私のお尻に熱が溜まっていく。ジンジンとした痛みは、しかし辛さではなく蕩けるような快感。
「あふっ……! あっ! ひん……! くぅう~ん!」
「ほほう、面白い。この椅子は哭くようだ。」
「……!」
耐えきれない悦楽に我知らず喘ぎ声を漏らしていた事に気づき、私の顔は羞恥に染まる。
アインズ様は興が乗ったのか、構わず私のお尻という楽器を叩き鳴らす。
ペシッ! ペシッ! ペシッ!
「……! ……! ……! ……くっ! ひっ! ……っ!」
ああ、はい、はい!
私はアインズ様の椅子です! 私はアインズ様の楽器です!
いかようにも我が身をお使いくださいませ!
アインズ様! アインズ様 アインズ……様あぁぁ!
ペシッ! ペシッ! ペシッ!
「あふっ……! くぅんっ! ひゃっ! ……あっ! ふんっ……」
──私とアインズ様の秘められた倒錯的な愛の営み。
それはいつ果てるともなく続けられた……。──
うふぁおおうぅ ひゅうううううう ひょっひょおおううううううっ! ふううううっ!
あああ~アインズ様! もっとペンペン! もっとペンペンしてくださいませ!
ペンペン! ペンペン! ペンペン~!
あっはあああ~ん! ヒン! ヒン! あっ! あひんずさまぁああ~!
…………はっ!
いけないいけない! 何を考えているのよ!
ダメよ私、妄想にかまけすぎて、
……愛しい方が遠出をなされていようとも、いつお帰りになられても良いようにしておくのが妻のつ・と・め♪
それに……ぐふふ、アインズ様ったら私の髪の毛をお嗅ぎになって……良い匂いって仰ってくださった。
良い匂い……私が良い匂い……くふふふふふっ! ああっ、たまらない!
そうよ、匂いはもっとも原始的な脳を刺激する、本能の根幹!
私の匂いを好ましいと感じてくだされば、それはもう私自身が好ましいという事!
すでに心を掴んだのとお・な・じ♪
んふふ、今日はこの
さあアインズ様、二人の愛・の・巣に旅立ちましょう!
おっへや~ おっへや~ アインズ様のおっへや~♪
ベッド~ ベッド~ アインズ様のベッド~~♪
ふふふんふ~ん♪
ガチャリ
くふふっ、そーれえええダイビーーング!
ふわさああ! ゴロゴロゴロゴロ!
はああああ、幸せええええええ!
スリスリスリスリ……。
ああ~っ、アインズ様! アインズ様! アインズ様~っ!
もっと! もっとです! もっとアルベドを苛めてくださいまし!
あっ、やん、そんなところ、あふん! ふああああ~っ!
アインズ様ああああ~っ!
……はっ!?
……そ、そうだわ。
……ゴクリ。
……いいえ。いいえ、いいえ、いいえ! これは決して不敬などでは無いわ!
愛する男女なら当たり前の行為なのですもの。
むしろ本番の時に戸惑ってアインズ様をご不快にさせないために、ありとあらゆるシチュエーションのシミュレーションをしておくのは妻としての当然の務め!
ましてこれは愛の営みとしてデフォ中のデフォ! ならば……ふん!
太ももでホールド! ガシッ! 位置よし! 角度よし! はーっ……妄・想・ダイブ!
…………ああーアインズ様! 6と9! 6と9! 私が6でアインズ様が9!
腰骨ゴリゴリ! 腰骨ゴリゴリ! あ、顎の尖った部分が、私の大事な……!
あっ、そんな、アインズ様! そんなに激しく! 激しく! こ、壊れてしまいますううう~っ!
いいえ、壊して下さい、アインズ様! アルベドを壊して下さい! アインズ様、アインズ様!
6と9! 6と9! 私が6でアインズ様が9! アインズ様、アインズ様、アインズ様あああああっ!!
『──アルベド』
「ああっ、アインズ様! アインズ様! あい……」
『アルベド?』
「………………。ひっ!?」
『……あ、アルベド? どうしたのだ? 大丈夫か? な、何かあったのか?』
「あ、アインズ様?」
『そ、そうだ、私だ。……コホン。えーっと、少し用事があったのだが急ぎでも無いし、今都合が悪いのなら……』
「いえ、とんでもございません! 私、いえ全ナザリックの存在にとって、アインズ様のご用事以上に大切な事など何一つありはいたしません!」
『う、うむ、そうか……ゴホン、では指示を伝える。』
「はっ!」
『……その件、よろしく頼むぞ』
「はい、承知いたしました。デミウルゴスと相談の上、最善手を模索いたします」
『うむ。では私はこちらでの要件があるので、何か必要とあらばメッセージで伝えるが良い』
「はい! あの……」
『ん? どうした?』
「……いいえ、お帰りお待ちしております」
『うむ』
……ふう、いけないわ、やはりアインズ様のお心を試すような真似をするなど。
それはあまりにシモベとして……いいえ、妻としてしてはならぬ事。
ああ、それにしても……いくら妄想しても、本物のアインズ様のお声の前には霞んでしまうわね……。
……いやね、私ったら。何を当たり前の事を。
でも、でも、こうやってイメージトレーニングを重ねる事で、きっとそれは真実になっていくんだわ!
だって……信じれば夢は必ず叶うんですもの!
うひょおおおっ おほほほほっ うふぁおおうううっ! ア・イ・ン・ズ様あああぁ~!
………ええ、ですからアインズ様……私の行動の全てはアインズ様のためなのです。
例えご理解頂けなくとも、すべては貴方様のためなのです。
そのためならこのアルベド、いかようにもこの身も心も穢しましょう。
ええ、どのような事でもいたします。どのような事でも。
どのような……事でも。
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