ジャンヌ好きがジャンヌを召喚した件について (ガブリアスオルタ)
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俺の物覚えが悪いのはどう考えても俺が悪い

どうも初めまして!ガブリアスオルタです。
この作品は私の妄想です。苦手なかたはブラウザバックして下さい!ではどうぞ!


「えーと…これでいける!はず!」

 

 やあ皆。俺は佐藤 正義。高校2年の男子高校生だ。特に目立ったところはない。只のジャンヌ好きだ。

 それで、そんな俺が何をしているかと言うと、fateでお馴染みの英霊召喚だ。別に頭が痛い訳では無いからな。それは置いといて。何故そんなことをしているのかと言うと、最近ネットで本当に英霊が召喚できると言うことを見たので試してみようと思ったわけだ。本当に召喚出来るとは思ってないが暇なのでやっている訳だ。今ようやく魔法陣を書き終わったところだ。最後は英霊召喚の詠唱だな。

 取り敢えず言い終わったんだけど何もおきないな。やっぱ嘘情報か。

 そして帰ろうとして後ろを向いた瞬間…小さな爆発が起きた。

 

「ルーラー、ジャンヌ・ダルクです。貴方が私のマスターですか?」

 

 取り敢えず一言言わせて貰おう。

 

「腰抜けた。肩貸して。」

 

「え!?大丈夫ですか!?」

 

 召喚出来ちゃったよ…

 

 ▽▽▽

 

「もう大丈夫ですね。では改めて私はクラス、ルーラーのジャンヌ・ダルクです。貴方が私のマスターですか?」

 

「あ、ああ…俺は佐藤 正義だ。よろしくな。」

 

「はい!」

 

 今は自己紹介をしている。まさか本当に出来るとは思わなかったな。こんなのやりそうなのいっぱいいるだろうに。

 

「すまないが、これは聖杯戦争ではなく、俺が遊びで呼び出してしまったんだ。」

 

「そうなんですか?でも戻ろうにも戻れませんし…」

 

「俺が呼んだんだ。衣食住は、問題ないと思ってくれ。」

 

「え?で、でも…」

 

 流石ジャンヌ。でもそんなことさせるわけにはいかない。させてしまうと、ジルさんに殺られる。

 

「大丈夫だ。これでも料理は出来る…と思いたいな。」

 

 そう。俺の料理は自分では美味しいと思うのに人に食べさせると不味いと言われるのだ。

 

「じゃあ料理は任せて下さい!」

 

 マジかそれは助かる。

 

「じゃあ頼む。すまんな。」

 

「いえいえこちらも住ませて貰うのです。当たり前の事ですよ。」

 

 ええ子や(泣)

 

  ▽▽▽

 「さて、じゃあジャンヌの服を買いに行くか。」

 

 うむ。服は大事だ。流石に鎧姿で歩くわけには行かないからな。

 

 「え?」

 

 「え?じゃないだろ。まさかその姿で出歩くのか?」

 

 何言ってるんだこの子は。可愛い。(確信)

 

 「それもそうですが…私は手持ちがなくて…」

 

 「さっきも言ったが俺が呼び出したんだ。服くらい俺が買う。それが礼儀ってもんだろ。」

 

 「マスター…ありがとうございます!」

 

 やっば。超照れる。やめろそんな純粋な目で俺を見るなぁ!

 

 「まぁ俺が買うわけにもいかないしAmaz〇nだな。」

 

 流石に下着とかもあるしな。

 

 「Amazo〇ですか?」

 

 「知らないか?パソコンとかで注文して届けてもらうんだ。ここから好きな服を欲しいだけ選んでくれ。」

 

 金に関してはあまり使わないから結構残ってるし親からの仕送りもあるからな。

 

 「このパソコンというのはどう使うのですか?」

 

 「ああこれは…」

 

 ▽▽▽

 

 さて早めに届けて貰うようにしたからもうすぐ届くと思うんだが…

 

 ピンポーン

 

 お、いいタイミングだな。

 

 「俺がとってくるからジャンヌは待っといてくれ。」

 

 「はい。分かりました。」

 

 えーと、ハンコ押してと…よし!

 

 「ほい。今から着替えるか?だったら部屋から出るが。」

 

 「そうですね。流石にこのままは疲れるのでお願いします。…覗きはしない出くださいね?」

 

 「当たり前だ。覗くなら堂々と覗く。」

 

 「それもそれでどうかと思うのですが…」

 

 「着替えれたら呼んでくれ。そろそろ飯を作ってくる。」

 

 と言って部屋を出る。しかし俺は物覚えが悪い。三秒前に言われたことは忘れるレベルだ。つまり何が言いたいかと言うと、

 

 「あ、ジャンヌに何が食べたいか聞くの忘れてた。おーいジャンヌー何が食べた…い…?」

 

 「え?」

 

 そこに居たのは下着姿となった女神であった。

 

 「…ごめん!」

 

 「な、ななななんで入るんですかぁ!?」

 

 「着替えてるの忘れてた!」

 

 「マスターのばかぁ!とにかく早く出ていってください!」

 

 と言って旗を投げられた。ちなみにその日の飯は気まずい空気の中食べていた。

 

 

 

 




どうだったでしょうか?面白く読めたなら幸いです!
感想、評価宜しくお願いします!


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君は白が好きかい?それとも黒か?俺は両方だ!

どうも!ガブリアスオルタです!一話の時点でお気に入りが凄くあって嬉しいです!ありがとうございます!
感想、評価も貰って一人発狂してましたw
これからもこの作品を宜しくお願いします!
では、本編どうぞ!


 世の中の学生は今夏休みに入っているだろう。俺もそうだ。さて、ここでみんなに質問だ。夏休みといえばなんだろうか?海?プール?水着?いいやちがう。たいていの人はサブタイトル(メタいからやめて)で分かるだろう。そう。宿題だ!別に頭のいい人はすぐに終わるだろうがしかし!だがしかし!別に頭が良くない人はどうだろうか!

 俺がここまでして熱く語ったのには訳がある。みんなは俺の設定(メタいから(ry)を覚えているだろか?

 そう。平凡だ。別に頭が良くないんだよ!

 

 「くそっ!もう何時間お前と向かい合ってると思ってる数学よ!」

 

 「マスター。早く終わらせて海に行きましょう!私もお手伝いしますので!」

 

 「はい…」

 

 てかジャンヌ今の数学とか分かるのか?

 

 「はい。勉学はできる方ですよ!」

 

 「何故に心が読める!?」

 

 ▽▽▽

 

 「ジャンヌ。ここ教えてくれ。」

 

 「はい。任せてください!えーと…ここはこうしてここに代入して…」

 

 ジャンヌの顔が真横に!!これはやばい!ああ主よこの身を捧げます。

 

 「マスター?…マスター!ちゃんと聞いてますか!?」

 

 「ん?お、おう!聞いてる聞いてる!」

 

 「もうっ!そんなんじゃ終わりませんよ!」

 

 そんな事言ったってなー分からないものは分からないし…そうだ!

 

 「ジャンヌ!」

 

 「は、はい!?」

 

 「海に行くんだったら水着がいるじゃないか!こんなものしてられない!水着買いに行こう!」

 

 そう言って俺は無意識のうちに数学の宿題をゴミ箱に捨てた。そう"ゴミ箱"に捨てた。俺が先生に呼び出されるまであと1ヶ月。

 

 ▽▽▽

 

 さて、水着売り場に来たが…

 

 「ジャンヌはどんな水着がいい?」

 

 これだ。正直ジャンヌなら何を着ても似合うと思うんだ。しかし!あまりにも似合いすぎているのを着せてしまうとほかの男が寄ってきてしまう!まぁそのとき用に木刀を持ってきているがな…

 

 「えーと私はマスターに選んで欲しいです。」

 

 と、少し照れながら言ってきた。男なら後はわかるな?女でもわかれ。

 

 「任せろ!」

 

 ▽▽▽

 

 「ジャンヌ!これはどうだ!」

 

 まず俺が選んだのは、上下白の少しフリルのついたビキニだ。やはりジャンヌといえば清潔。白といえば清潔。つまり!ジャンヌ=白の方程式だ!

 

 「着てみたのですが…恥ずかしいですぅ!」

 

 そこから出てきたのは文字通りの神。もはや神。まさしく神。

 だが、他のも見てみたいのでそれは一旦置いといて。

 

 「ジャンヌ!これはどうだ!」

 

 次に俺が渡したのはさっきの逆、黒のビキニだ。ちなみにフリルはない。何故黒にしたかと言うと、清潔なジャンヌを逆に黒で染めるというギャップ萌を狙ってみた。

 

 「ど、どうでしょうか…?」

 

 またもや照れながら出てくるジャンヌ。そしてその姿は俺の狙い通り黒によるギャップが生み出されていた。もはや俺にジャンヌの水着を選ばせるのは無理なのでは無いのだろうか?

 

 「あのマスター…もうこの際どちらでもいいので早く決めてくださいぃ。」

 

 くそっ!どうする!?白ジャンヌもいい。しかし!黒ジャンヌもいい。くそっ!どうする!

 ………あ。そうだそうだ。この手があったか!

 

 ▽▽▽

 

 「マスター!一緒に泳ぎましょう!」

 

 「ふ…いい。やはり俺は天才か。」

 

 俺が考えた策。それは…両方だ!上が白下が黒による完璧な水着。

 

 「とか考えてるんでしょう。もうっ!早く行きましょう。」

 

 「お、おう!」

 

 それから俺達は日が暮れるまで遊んでいた。

 それから2日後あんな事が起きるなんて俺達は思ってもいなかった…

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!
思いっきり私の妄想でしたねw
感想、評価宜しくお願いします!では、また次回でお会いしましょう!


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俺の宝具は男の味方で女の敵

更新遅れましたガブリアスオルタです!すいません!次回から戻せるように頑張ります!ではどうぞ!


 「楽しかったですね!マスター!」

 

 「そうだな。また行こうな。」

 

 「はい!」

 

 ジャンヌは楽しかったかもしれないが俺は辛かった…

 周りの男からの嫉妬の目がやばかった。そりゃ、こんな美少女と海に行ったらこうなるのだろうが…

 

 「あ!マスター!着きましたよ!」

 

 「え?あ、ああ…」

 

 どうやら家に着いたようだ。でもなんか嫌な予感がするんだよな…

 なんか嬉しいんだけど嫌みたいな…

 

 「あら、おそかったじゃない。まさかマスターは私を置いて聖女様とイチャイチャしていたのかしら?」

 

 まさかまさかのオルタが出迎えてくれました。可愛い。

 

 「え?なんでオルタいるの?呼んでないよね?」

 

 「フンッ私レベルのサーヴァントになると自分からこっちに来ることも可能なのよ。」

 

 ドヤ顔可愛い。

 

 「いつぐらいに来たんですか?」

 

 「3時間前。」

 

 「はぁ!?帰ってくるまで何してたんだ!?」

 

 「マスターの部屋を物色していたのよ…」

 

 しまった!薄い本を重ねて厚くした俺の宝が見つかってしまったかもしれない!

 いやもう見つかってるわ。オルタ汚らわしそうにこっち見てるわ。

 

 「…まあ今回は私に似ている本があったので不問にします…」

 

 おお!神よ!私を見捨てなかったのか!

 

 「でも、次見たら燃やすわよ!」

 

 「アッハイ」

 

 「?何のことでしょうか?」

 

 ヤヴァイジャンヌに知られたら殺られる!!

 

 「貴方は知らなくていいのよ。」

 

 ナァイス邪ンヌ!愛してるぜ!

 

 「??」

 

 ▽▽▽

 

 「しかしどうするかな…」

 

 「何をよ。」

 

 ジャンヌと邪ンヌの服を一緒にする訳には行かないからな…

 

 「服だよ服。…よし!ジャンヌの時と同じにしよう!ネットだネット。」

 

 「はっ!何を言ってるのかしら?わたし達は魔力で服を作っているから自由に変えれるのよ?」

 

 え?

 

 「え?でもジャンヌは…」

 

 ジャンヌは目をそらしていた。

 

 「ジャンヌ?おーい…ジャンヌぅ!?」

 

 「仕方ないじゃないですか!忘れてたんですよ!」

 

 「まあ金は余っていたからいいけど。」

 

 いやーなんせ金は使わないからな!

 

 「…ふんっ!」

 

 「でも魔力で構成するのもだるいだろうから邪ンヌのも買うか!」

 

 「!!し、仕方ないわね!買わせてあげるわ!」

 

 そして邪ンヌが買った服はジャンヌの服の黒いやつでした。流石同一人物。

 

 

 ▽▽▽

 

 しかし邪ンヌもくるとはな…もしかしたらリリィも来るかもしれないな…それはないか!(フラグ)

 なんかやけにジャンヌが俺の部屋に入りたがってるから宝具(薄い本)片付けなきゃな。

 

 コンコン

 「マスター。入りますね?」

 

 え?

 

 「ちょ待て…!」

 

 「マスター…あ…マスターこれは何ですか…?」

 

 「あ、いやそのですね「なるほどオルタが言っていたのはこの事だったのですか。へえーオルタに似ているやつはあって私に似ているのは無いのですか…へえー」いやあるからあるから!」

 

 「あるんだったら先に言ってください!」

 

 あっぶねえ!もう少しで取られるとこだっt「でもこれは没収ですね!」…何でや!

 

 「ではマスターおやすみなさい!」

 

 後に俺は語った。その部屋に残ったのは中身の抜けた男だけだったと。

 




最後まで読んでいただきありがとうございます!
最近リアルが忙しくて小説が書けない…
評価、感想、誤字脱字の指摘お願いします!ではありがとうございました!


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久々の投稿で歓迎会とかいう薄いのを投稿していくぅ!

もはや何も言うまい…(遅れてすいません!受験やらモンハンやらで忙しかったんです。)

さて!今回はタイトル通り歓迎会です。最後にはあの子の予感?


 あぁ俺だ…イーサ〇待って!小説間違えてないから!てか今更イーサ〇覚えてる人いるのかよ作者!(やかましいメタいからやめろ)

 えー気を取り直して…俺だ。正義だ。最早投稿が遅すぎて俺の名前を覚えてる人はいないかもしれないな!事実作者も覚えてなかったし!それでだ。邪ンヌが来てから1日しか経ってないわけだが…そう!歓迎会をしていない!ジャンヌにもしていない!これは一大事。妖怪のせいではないよ!なので2人の歓迎会をしようと思う!

 では早速2人を誘おう!

 

 「え?歓迎会ですか?」

 

 「あぁ。今思えばしてないだろ?邪ンヌも来たし丁度いいからしようと思ってな!夜の7時くらいからの予定だ。」

 

 「そうなのですか!では夜に待ってますね!」

 

 「あぁ!」

 

 とまぁ、ジャンヌはいけたんだが…問題は邪ンヌだよなぁ…絶対

『はぁ?歓迎会?はっ!何故私がそんなものに出なければならないのですか!2人で寂しくしていなさい!』

 とか言われるよ…とりあえず行ってみるか。

 

 「…歓迎会?」

 

 「あぁ。出てくれるか?」

 

 「本来なら出たくないんだけど…せっかく誘ってくれたんだし出るわよ。」

 

 「まじでか!?」

 

 「なんで驚いてるのよ!貴方が誘ったんでしょ!?」

 

 「いやーまさか出てくれるとは思わなくてな!じゃあ

 夜の7時くらいに来てくれよー!」

 

 いやーまさか出てくれるとはな!テンション上がるぜ!いや待て!何も用意をしていないではないか‼今が五時半だからあと少ししかないな…急ぐか。

 

  ここからはダイジェストでお送りします

 

「飾り付け…よし!友達に聞こう!」

 

「プレゼントはどんなのがいいか…よし!友達に聞こう!」

 

「料理…豪華なのがいいよな…よし!出前取るか!」

 

「さてと今の時間は…やっべ!もう7時じゃねえか!ダイジェスト終了!」

 

 さてさて用意もできたしそろそろ来るかな?

 

 

「おお!凄いですよマスター!一人で用意したのですか?」

 

 友達に意見聞いたりしたけどな。

 

「おう。ジャンヌ達の歓迎会なのに手伝わせるわけにはいかないしな。」

 

「マスター。この料理は何?」

 

「それは出前。作る時間なかったんだよ。すまん。」

 

「べ、別に謝って欲しいわけではありません!」

 

「おう。ありがとう邪ンヌ。

 じゃあ飯食べるか!」

 

 それから俺たちは出前を食べた。どうやらジャンヌは寿司で邪ンヌはピザが好きなようだ。

 それでプレゼント渡す訳なんだけど…あいつ(友達)ふざけてるだろ。まぁ当たって砕けるか。

 

「実は二人にプレゼントがあるんだけど。」

 

「「プレゼント?」」

 

「ああ。嫌かもしれないけど俺と二人でお揃いのやつにした。」

 

 そうここまではいいんだよ。ただなぁ…内容がな…

 

「「……!!?」」

 

 指輪なんだよなぁ…別に貯金は結構あったから金に関してはモーマンタイなんだけども…

 

「まぁあれだけど…プロポーズとかじゃないから気にしないでくれ。適当にそこら辺に置いといてくれてもいいし、どこかの指に入れてもいいし好きにしてくれ。」

 

 「は、はい…」

 

 どうやら二人とも薬指に入れたようだ。男よけかな?

 

 「ちょっと!私を召喚せずになにいい雰囲気出してるんですか!」

 

 こ、この声は!!

 

 




今回も見てくださりありがとうございました!
かなり遅くなった上にこんな文を載せてしまい正直皆さんに合わせる顔がないです。次回からは早くできるように頑張りますので応援や感想、評価お願いします!

因みに私のメイン武器は太刀です。見切り切りがやめられない止まらない。


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リリィの話し方が分からなくてどうしようもない

どうも早めに投稿できたガブリアスオルタです。
今回はリリィメインで書いていますが、サブタイトルにもある通り口調がおかしくなりまくってると思いますのでドラえも〇のように生暖かい目で見守ってやってください。


 「ちょっと!私を召喚せずになにいい雰囲気出してるんですか!」

 

 そこに現れたのは皆の予想通りジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。うん長いな。リリィでいいな。

 

 「そこのトナカイさん!ちゃんと聞いてるんですか!」

 

 「ああ、 聞いてる聞いてる。リリィも一緒に飯食べたかったんだろ?」

 

 「そうだけどちょっと違います!」

 

 ふむ。違うのか。

 

 「じゃあ飯はいらないな?」

 

 「それとこれとは話が違います!」

 

 「じゃあ何しに来たんだ?」

 

 確かにジャンヌ・ダルク全般好きな俺にとってはリリィも来てくれて嬉しいんだけどな。

 

 「さっきも言った通り、私だけ喚ばないのはどうかと思います。」

 

 「あとから喚ぶつもりだったし、邪ンヌも自分から来たぞ?」

 

 「え?そうなんですか?大人の私。」

 

 「まぁそうね。」

 

 「だとしても喚ぶのが遅すぎです!ジャンヌ、邪ンヌと来たらあと一人いるでしょう!」

 

 ああなるほど!

 

 「ジル・ド・レェか!」

 

 「ちがいます!私です!」

 

 「冗談だ。まぁいいや。ちょうどよくリリィも来たし3人の歓迎会にするか。」

 

 「え!?あの…いいんですか?勝手に来てお邪魔しても…」

 

 「さっきも言った通り、邪ンヌも勝手に来て寛いでるんだ。子供のリリィが寛がなくてどうする。あとはいこれプレゼント。」

 

 因みにプレゼントは、もうすぐ喚ぶ予定だったのでジャンヌとかのと色違いのを買ってきました。

 

 「あ、ありがとうございます!」

 

 そこからはさっきよりももっと楽しくなった。

 少しだけ酒に強いジャンヌが邪ンヌに酒を飲ませて酔わせたり、酔った邪ンヌがリリィに飲ませて酔わせたりとカオスな状況になったりした。

 で、今はもう3人ともが酔って寝てしまったのでそれぞれの寝室に連れて行ってベッドに入れてきて俺も寝るかなというところ。ただ問題がひとつ。リリィの部屋どうしよ。俺は別に金持ちでもないからいい家に住んでる訳でもない。つまり、部屋なんて3つあれば充分だったわけだ。そこに3人も追加して部屋が1つ足りなくなるのは当たり前なんだよなー。リリィもこの年頃だから自分の部屋とか欲しいだろうからジャンヌとかに任せる訳にもいかないし。取り敢えず今日は俺のベッドで寝てもらうか。俺はリビングで寝ればいいしな。

 

 

 「ん〜…ふわぁ…」

 

 ここは…どこなんでしょうか。いや。正確には誰の部屋なんでしょうか。部屋を見てみるとパソコンや本などがあります。多分この部屋はトナカイさんの部屋なんでしょう。ということはこのベッドは…あ、あわわわ!どどど、どうしましょう!トナカイさんのベッドで寝るなんて!でも、トナカイさんに包まれてるようで気持ちよかったり…この話はもうなしです!

 そういえばなぜ私はトナカイさんの部屋で寝てたのでしょうか?…あ。そういえば昨日、大人の私にお酒を飲まさせられて…それでいつの間にか寝てしまって運んで貰ったのですね。トナカイさんはどこにいるんでしょうか?先ずはリビングを目指しますか!

 

 ダイジェストタイム起動!!

 

 「ここですかね?ここは大人の私の部屋のようですね。…ちょっと!大人の私!なんて格好して寝てるんですか!」

 

 「ここでしょうか?ここは白い方の大人の私の部屋のようですね。…こっちはちゃんと寝てますね。…ちょっとトナカイさんの写真多くありませんか?」

 

 「ここでしょうか?あ、トイレだったようですね。」

 

 ダイジェストタイム終了!!スタッフの皆さんお疲れ様でしたー

 

「あ、ここみたいですね。」

 

何部屋か回ってやっとリビングに着きました。そういえば、昨日のお皿とかも片付けられていますね。トナカイさんが1人で片付けたのでしょうか?

 

「ん?あぁ、起きたのか。おはよう。」

 

「お、おはようございます。」

 

予想通りトナカイさんはリビングにいたようですね。でもどこで寝てたのでしょうか?

 

「どこで寝たのですか?」

 

「ここだけど。」

 

どうやら私がベッドを取ってしまったせいで、トナカイさんはリビングのソファーで寝たようですね。

 

「すいません。」

 

「いやいや。謝らなくてもいいよ。俺がベッドに運んだんだし。」

 

そう言ってもらえると少しは気が楽になりますね。

 

「あ、そうそう。リリィは部屋どうする?」

 

どうやら私の部屋のことまで考えてくれていたようですね。でも、さっき見たところ私の分はないように思ったのですが。

 

「どう…とは?」

 

「実は、リリィの部屋が足りなくてさ。だから誰かと相部屋にするか俺が今日みたいにリビングで寝て俺の部屋を使うかなんだけど。」

 

「後者は却下です!」

 

こんな所で寝てると風邪ひきますよ!?

 

「んー。じゃあジャンヌか邪ンヌか俺の誰かと相部屋になるわけだが誰がいい?」

 

そう言われると迷ってしまいますね…白い方の大人の私は部屋に入れるのを躊躇うと思いますし、大人の私はあの寝相だと私に何か起こりそうなので嫌ですし。かといってトナカイさんと寝るのは恥ずかしすぎますし…どうしましょう。

 

「決められないなら1日ずつ変わってみて全員の部屋回ってみてから決めるのはどうだ?」

 

なるほど!論理的ですね!

 

「そうします!」

 

「一応2人が起きてきて話してからだけどな。」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

どうやら今回のトナカイさんは当たりのようですね!

 

 




今回も見てくださりありがとうございました!
個人的にはかなり早く投稿ができて舞い上がっております。これからもこのくらいでいけたらいいなと思っています!(できるとは言っていない。)
感想や評価、お気に入り、誤字脱字の報告よろしくお願いします!


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部屋と呼び方と買い物と

皆さんお久しぶりです。ガブリアスオルタです。
お待たせ致しました!第6話になります!ここまで遅れた理由は活動報告を見て貰えたら分かると思います。
では、大変お待たせしました!第6話どうぞ!


 

 おかしい。話的にはつい先程のことなのに何故か1年くらい間が空いている気分だ。

 あ、忘れている人のために自己紹介を。俺は佐藤 正義。詳しいことは作者も覚えていないので前話を読んでみてくれ。

 

 

「それでマスター。この子が今日寝る部屋はどうするんですか?」

 

 

 あー確かそんな話してたわ。どうしようか…最初急に男の俺と寝るのは流石に嫌だろうし、かといってあの邪ンヌと寝るのもなぁ…

 

 

「やっぱり最初はジャンヌじゃないか?この中では男の俺は嫌だろうし。」

 

 

「ちょっと待ちなさいよ!なんで私が選択肢にないのよ!」

 

 

 いやだって…

 

 

「だって邪ンヌは寝相的に問題があるというか」

 

 

 見てみろあのリリィの顔を。こんな大人になりたくないっていう顔してるぞ。

 

 

「ぐぬぬ…!」

 

 

「まあ安心しろよ。どうせ順番は回ってくるし。」

 

 

「分かったわよ…」

 

 

 じゃあ今回はジャンヌの部屋でいいな。

 

 

「じゃあ今日はよろしくなジャンヌ。」

 

 

 ジャンヌならしっかりしてるし大丈夫だろ。

 

 

「はい!お任せ下さい!」

 

 

 よーしじゃあ今日は1日することないな。あ、ひとつ思ってた事があったんだった。

 

 

「ジャンヌと邪ンヌって似てるよな。」

 

 

「?」

 

 

「ああいや容姿の話じゃなくてだな。呼び方が似てるなって。」

 

 

 そもそも似てるとかじゃなくて呼び方はまんま一緒だしな。よく今まで判別できたよな。

 

 

「そう言えばそうですね…」

 

 

「確かにこいつと同じ呼ばれ方は気に食わないわね。」

 

 

 うーむどうするか…

 

 

「適当に白と黒でいいんじゃね?」

 

 

「いや適当すぎるでしょう!?」

 

 

 じゃあリリィはどうしたらいいと思うんだよ。

 

 

「普通にオルタとジャンヌでいいのでは?」

 

 

 こいつは天才だったか!

 

 

「じゃあこれから邪ンヌのことはオルタと呼ぶ。おk?」

 

 

「まあ同じじゃないだけいいわ。」

 

 

 これで分かりやすくなったな。問題がひとつ減って良かった良かった。

 さて、思い出したがリリィの服がない。実を言うとサイズなどが分からないし、自分で選びたいだろうということもあって事前に買っていなかったのである。

 

 

「リリィ。ちょっと買い物に行こう。」

 

 

「へ?私ですか?何買いに行くんですか?」

 

 

 どうやら結構興味あるらしいな。

 

 

「ちょっとな。」

 

 

「?」

 

 

 ここで服買いに行くなんて言ったら絶対遠慮するだろうし。

 

 

 それから服を買っておやつを買ってあげた。服よりもおやつの方が喜んでた気がするのは黙っておこう…

 因みに買った服は可愛いフリフリとか白のワンピースだったり基本俺の好みであった。

 

 

「どこ行ってたんですか!」

 

 

 あ、そういやジャンヌ達にリリィの服買いに行くって言ってなかったな。

 

 

「リリィの服買いに行ってたんだよ。ずっとあのままもあれだろ?」

 

 

「それはそうですけど…せめて一言かけてください!」

 

 

 まあそれは悪かったと思ってるけど…

 

 

「悪かったって。また2人で出かけようぜ。それで許してくれ。」

 

 

「え!ほんとですか?言質とりましたよ!やった!」

 

 

 何がそれだけ嬉しいんだか。まあ許してくれたしいいか。

 リリィは服を着て楽しそうにしてるな。

 

 

 

 

 

 

 




第6話お読みいただきありがとうございます!
今回は約1年もおまたせしまして本当にすいません。
次回からはちょくちょく投稿出来たらなと思っています。
よければ誤字、脱字やコメントお気に入りなどお願いします!


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ドキドキ☆温泉旅行編 前編

どうもガブリアスオルタです!これから更新速度を上げようと頑張っております。
今回は皆で温泉旅行に行くお話ですね。前編、中編、後編の3つに分けようと思います。
では、本編どうぞ!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「旅行に行きたい?」

 

 

「はい!」

 

 

 リリィの服を買いに行った日から数日たったある日、ジャンヌに旅行に行きたいと言われた。まあたまには悪くないんじゃないか?

 因みに、リリィが寝るのはなんとオルタに決まった。理由は、ジャンヌだと危うく窒息死しそうになったらしい。その点オルタは意外と気遣うように寝ていたらしく、腕枕までしてくれたらしい。是非俺もして欲しいのだが!

 

 

「マスター!聞いてますか?」

 

 

 そんなことを考えてるとジャンヌが話しかけていた。

 

 

「ん?あぁごめん。なんだっけ?昔ジルに惚れかけたって話だっけ?」

 

 

「なんですかそれは!惚れかけてないです!そもそも私には想い人は他にいます!……あ。」

 

 

 は!?待てそんなの聞いてねえぞ!

 

 

「え、ちょ、おま、誰、え、おま、え?」

 

 

「流石に取り乱しすぎでしょう!?私も年相応の恋くらいします!相手は言いませんが!」

 

 

 それもそうだ。ジャンヌ・ダルクは確か19歳で処刑されたんだしな。そう考えれば年頃の女の子だもんな。

 

 

「だが!お父さん許しませんよ!相手を連れてこい!ボコボコにされてやる!」

 

 

「される側なんですか!?」

 

 

 まあそれは当たり前だろ。俺が喧嘩出来るわけない。出来ても指スマくらいだしな。

 

 

「まあ相手はそのうち言いますよ。」

 

 

 その笑顔は卑怯だろ…!

 

 

「分かった。とりあえず話を戻すけど、旅行だよな?どこ行きたい?」

 

 

 話を戻さねば何も始まらないしな。(話を変えたのが俺なのは何も言うまい。)

 

 

「そうですね…温泉とかどうでしょう?マスターも3人も相手するのは疲れるでしょう。所謂リフレッシュ休暇です!」

 

 

 確かに疲れるな。最近は、ジャンヌも気を使わなくなってきたし。いい事なんだけどな。オルタは前に比べて態度がでかくなったし。ツンデレ可愛いけど。リリィは、とにかく可愛い。ジャンヌとオルタが妹ならリリィは娘みたいなもんだな。

 

 

「いいんじゃね?じゃあ温泉旅行行くか。オルタとリリィにも声掛けといてくれ。俺も用意してくる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、今回泊まる旅館に着いた訳だが…なんというか…うん。The・温泉宿的な感じだな。本当に変わったところもなくコメントしづらい旅館に着いた。でも、それは日本人の俺からしたらなわけであってフランス生まれのちゃんとした生活を出来ていなかったジャンヌ達からしたらまた観点が変わってくるようだ。

 

 

「ほわぁ〜!これが旅館ですか!知識としてはありますが直で見るとやはり迫力が違いますね!」

 

 

「だろ。なかなかでかいだろ?ここは結構有名だから温泉も気持ちいいと思うぞ。」

 

 ジャンヌは旅館の大きさに驚いてるようだ。

 

 

「ちょっと!早く部屋に案内しなさい!」

 

 

「ちょっと待ってくれ。まだ受付があるんだ。」

 

 

 オルタは早く部屋に行きたいらしい。多分畳の部屋が落ち着くのだろう。

 

 

「トナカイさん。この度はどうもありがとうございます。」

 

 

「子供がそんな畏まるんじゃない。子供は子供らしく楽しんでこい。」

 

 

 1番小さいリリィが1番大人しいな。まあ多分喜びとか色んなのが積み重なって逆に冷静になってるんだろうな。

 そうこうしている間に受付も終わって部屋に着いた。中は入ってすぐにでかい和室。その横にちょっと小さめの和室(多分寝室)となっていた。でかい和室からは庭の竹とかよくわからんけどそんな感じのが見えた。

 移動に時間を取られたせいで今はもう日が沈んできている。さっき女将さんがご飯を作るまでに時間があると言っていたから先に風呂にでも入るか。

 

 

「さて、飯が来るまでにまだ時間があるから先に風呂に行くか。」

 

 

 するとジャンヌが目をキラキラさせながら、

 

 

「温泉ですね!私温泉は初めてなのでかなり楽しみです!」

 

 

「あんまりはしゃぎすぎてのぼせないようにな。」

 

 

 ジャンヌは、かなりはしゃいでるな。オルタとリリィも落ち着いてるように見えて内心楽しみなんだろう。ずっとうずうずしてるし。

 

 

「じゃあオルタとリリィも行ってこいよ。ゆっくり浸かってこいよ。」

 

 

 と言うと、我慢が解けたのか急いでジャンヌの後を追って行った。その後ろ姿は仲のいい姉妹に見えた。

 

 

「さて、俺も行くかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふぅ〜いいお湯ですね〜。私のわがままを聞いて連れてきてもらったマスターには感謝ですね。

 あら?オルタが何か言いたそうにこっちを見てますね。どうしたんでしょう?

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「いや…なんというか…あんたってあいつのこと好きよね。」

 

 

 ふむ。私がマスターのことを好きと……へ!?

 

 

「な、なんでその事を!?」

 

 

「いや、見ればわかるわよ!分かりやすいのよ!」

 

 

 なんと。バレていたのですか。流石は私。でも…

 

 

「オルタもマスターのこと好きでしょう?」

 

 

「な…!?なんで私があいつの事を!」

 

 

 オルタも充分分かりやすいと思うのですが…

 

 

「そもそも、他人からの愛に飢えていた私達があの人に惹かれないわけが無いのですよ。」

 

 

「…」

 

 

 そう。私は…いやジャンヌ・ダルクはまだ小さい時から指揮官として戦いに身を投じた。それ故に、他人から受けるのは指揮官としての尊敬や期待であり、愛情ではなかった。戦争中ですから当たり前なのですけどね。だからこそマスターから受ける純粋な愛情にすごく胸を打たれた。そもそも私達をあそこまで愛してくれるのはマスターが初めてではないでしょうか?

 

 

「1ついいですか?」

 

 

 リリィが話に入ってきましたね。何か言いたいことでもあるのでしょうか?

 

 

「貴方達2人だけで先程から話していますが、私もジャンヌ・ダルクということを忘れないでください。」

 

 

「……それは何に対しての言葉ですか?」

 

 

「簡単な話です。貴方達がジャンヌ・ダルクだからこそトナカイさんに惹かれている。でもそれは、同じジャンヌ・ダルクである私にも当てはまる。」

 

 

 つまり…

 

 

「少し口が悪くなりますが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ノロノロしていると私が貰っちゃいますよということです。」

 

 

 そう言って、温泉から上がるリリィと呆気に取られる私達は滑稽に見えたでしょう。まさか子供に勇気づけられるとは…

 

 

「まさかリリィにあんなことを言われるとはね…」

 

 

 愛情をちゃんと受けたことがない…だからそれに対する行動がわからない。それをリリィに気付かされるとは…

 

 

「私達の方が余程子供でしたね。」

 

 

「そうね。でも、もう分かったわ。」

 

 

 ええ…私もです。

 

 

「…負けないわよ?“ジャンヌ”」

 

 

「私も負けませんよ?“ジャンヌ”」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第7話も見ていただきありがとうございます!
お気に入りやUAがすごく増えてきてやる気に満ち満ちています!本当にありがとうございます!
では、誤字、脱字の報告やコメント、お気に入りお待ちしております!
ありがとうございました!


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ドキドキ☆温泉旅行編 中編

どうもガブリアスオルタです!
今回は中編です!と言ってもあまり話は進まないのですが…
では本編どうぞ!


 なんか温泉を出てからジャンヌ達がすごく近づいてきてる。思春期半ばのジャンヌ好きにはきついからやめて頂きたいのだが…

 

 

「マスター!ご飯が来ましたよ!」

 

 

 お、どうやらご飯が届いたようだな。

 

 

「お〜!すごく豪勢です!」

 

 

 リリィも楽しそうでなによりだ。

 

 

「ちょっと!まだなの!?」

 

 

 オルタはどうやら待ちきれないらしい。まあ美味しそうだもんな。…じゃあ全員分揃ったし、

 

 

「いただきます。」

 

 

 と俺が言ったと同時にオルタが俺の海老を取っていく。

 

 

「いやなんでだよ!?自分の海老食えよ!」

 

 

「ちょっとくらいいいじゃない!」

 

 

 なんも良くねえよ!めちゃくちゃメインみたいな感じで置いてた海老だぞ!?かなり楽しみにしてたのに…

 

 

「トナカイさん。私の海老を半分こしましょう。私は子供なのであまり食べられないのですよ!」

 

 

「サーヴァントにそれは関係あるのか?」

 

 

「あるんです!はいどうぞ!」

 

 

 半ばキレ気味に口に放り込まれた海老の風味が口の中にじわじわ広がっていく。うん。美味い。…あれまてよ?今のもしかしてよく考えたらあ〜んってやつじゃないか?

 

 

「あ、あわわ…!」

 

 

 どうやらリリィも同じことを考えていたらしい。まあ嬉しかったよ。ジャンヌとオルタからの視線が痛い…

 

 

「む…マスター!」

 

 

「ん?どした?」

 

 

「私もあ〜んします!」

 

 

 思わず飲んでいた緑茶を噴いてしまった。何を言ってるんだこの子は…!

 

 

「わざわざする必要ないぞ。」

 

 

「じゃあ私にあ〜んしてください!それで許します!」

 

 

 それこそなんでだよ!そもそも許すって俺悪いことしてねえだろ!…してないよな?

 

 

「はい!心の準備OKです!いつでもばっちこーいです!」

 

 

「心の準備必要なら最初からするなよ!…あーもう分かったよ!何がいいんだ。」

 

 

「魚がいいです!」

 

 

 魚ね。

 

 

「ほいあ〜ん。」

 

 

「あ〜ん…ん〜!美味しい!流石はマスターですね!」

 

 

 いやそこで俺を褒めるのは間違ってるだろ。作ったの板前さんなんだからそっち褒めろよ。

 するとオルタも何か言いたげにこっちを見ている。

 

 

「…オルタも何か欲しいのか?」

 

 

「は!?べ、別にそんなんじゃないわよ!ただ、私だけなにかしてくれないのは嫌なだけよ!」

 

 

 欲しいんじゃねえか。でもなーもう残ってるの食べかけしかないんだよな…

 

 

「食いかけでもいいなら上げるけど…」

 

 

「…!?いる!欲しい!」

 

 

 そんなに!?そんな欲しいのかよ!ジャンヌとリリィの顔が怖いんだけどぉ!?

 

 

「ふっ…」

 

 

 お前何ドヤ顔してんだ。ほらもう二人とも顔やばいから。主の声聞く前に阿修羅の声聞いちゃってるから。

 

 

「はいはい。普通に飯食うぞ。正直もう眠いんだ。」

 

 

 何とか2人を鎮めることに成功。オルタは少し怒っておいた。

 だが、俺は考えが甘かった。オルタがこの程度で反省する訳なかったんだ。

 

 

 

 




第8話も見ていただきありがとうございました!
次回で温泉旅行編も終わりにする予定ですが、もしかしたら裏話を出すかもです。
では、誤字、脱字の報告やコメント、評価やお気に入りお願いします!


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ドキドキ☆温泉旅館編 後編

約1年もお待たせしてすいませんでした!
中々モチベーションが上がらず小説を書く気分になれませんでした…
これからは頑張って投稿したいと思います。

今回もゆっくり見ていってください!


 かなりの量があった飯を平らげ、これからどうしようかを考える。というのも、どうせ温泉来たならこのまま寝てしまうというのは勿体ない。

 

 ……というわけで、

 

 

「ふぅー。2回目といえどやっぱり温泉はいいよな」

 

 

 やはり温泉。来てすぐと、寝る前、朝の3回は風呂入らなきゃ損するよな。

 

 

「この時間にもなるとほぼ貸切状態だな」

 

 

 今の時刻は9時54分。普通ならそろそろ寝付く頃だろう。俺もかなり眠たい。でも温泉。何やら、寝る前に入ると睡眠の質が良くなるとか何とか。知らんけど。

 ちなみに、ジャンヌ達は今回は入っていない。さっき入った時に少しのぼせたらしい。だから部屋で布団敷いて寝てるはず。

 

 

「それにしても、複雑なものだよなぁ」

 

 

 いかんせん部屋が同じ部屋なんだよな。まじで年頃の男よ? 俺。ジャンヌ好きで浴衣の色気プンプンで同部屋! 寝れないに決まってるだろ! 

 

 

「そろそろ出よう」

 

 

 風呂に入りながらこんな事考えてたら倒れてしまう。落ち着け俺。そう冷静になるんだ。

 てか、さっきのジャンヌ達はまじでどうしたんだろうか。明らかにいつもと様子が違ったし……まあよくわかんないけど別に問題ないだろ! 

 

 

「帰る前に飲み物買って帰るか」

 

 

 何にしようかな……水でいいか。

 それにしてもいい湯だった。個人的には薬草湯って言うの? あれが身体にきた。

 

 部屋に着いたな。ジャンヌ達は……寝てるな。俺の布団はオルタとリリィの間か。リリィはまだ子供だから大丈夫だけど、オルタはやばいな。どことは言わないけど。出るとこ出てるけど。

 

 

「思春期真っ盛りの男子高校生にはちょーっと厳しいのでは無いですかね……」

 

 

 起こさないようにそーっと布団に入る。それと同時にぐっと伸びもする。風呂の後に布団に入ると伸びをしてしまうのわかる人いるだろうか? 

 とりあえず、俺も眠たいから寝るとしようか。両脇どころか部屋中にいい匂いが〜とか考えてたらいつまでも寝れないからね。何も考えずに無心で寝るべし。おやすみ。

 

 

 

 

 お は よ う。

 短い就寝時間だったね。多分20分くらい。ミジカイ。

 それで、なんで起きたかと言うと、オルタが抱きしめてくる! 寝相が悪いんだよな。いやこの場合は良いと言うべきか。なんて言ってる場合じゃないんだよ! 背中に当たってるから! ナニとは言わないけど! 

 さすがにちょっとまずいかなこれは。ちょっと動きますねオルタさん。

 

 

「んっ……」

 

 

 声出さないでもらってもいいですか!? 

 これどうすんのこれ! 動いたら声出されるし動かないと当たるし! どうすることも出来ないじゃん! 

 落ち着け正義。1回落ち着こう。落ち着け。そのまま落ち着け。無理だねこれ! キャラ崩壊とかそんなものじゃないよねこれ! 大きなイチモツになってるからね愚息が! 

 ダメだこれ本当にやばい。いっそ冷静になったわ。ていうか冷静になったから気づいたけど、足も絡めてるねオルタさん。それされるとどうしようもないね。もうあれだわ。

 おっp──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます! マスター!」

 

 

「うん……おはよう……」

 

 

「おはよう。マスター」

 

 

「オウ。オハヨウ」

 

 

「おはようございます! トナカイさん!」

 

 

「はい……おはよう……」

 

 

 

 もう当分は旅館はいいかな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっとくらいは反応してくれてもいいじゃない……」

 

 




今回も読んでいただきありがとうございました!
次回からはもう少し早めに出したいなと思うのでよろしくお願いします!
誤字、脱字や感想、評価もお願いします!


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異性の幼馴染いたらカップルになるアニメとかあるけど実際にいたら基本はならないよね

どうもガブリアスオルタです!

今回は早めに投稿できて安心してます。
これからもこの調子で頑張っていきます!

今回もゆっくり見ていってください!






 どうも。前話にほとんど登場していなかった佐藤です。

 突然だが、今家がかなりカオスなことになっている。と言うのも今家に遊びに来ている、清水 優莉の手によってである。

 優莉とは、小学校の時からの友人で所謂幼馴染と言うやつだ。昔から誰に対しても上から目線でよく大人に俺まで怒られていた。

 そんな優莉も高校生になり落ち着くかと思いきや……

 

 

「ちょっと正義! なんでもっと早く言ってくれないの!」

 

 

 ジャンヌ達を着せ替え道具にして遊んでいる幼児が1人。落ち着くのおの字もない。さっきから現物ジャンヌかわゆすとテンションを上げている状況。

 今のセリフからもわかる通り、優莉もFateシリーズが大好きである。因みに推しはエミヤ。エミヤが好きすぎて一時本気で無限の剣製の詠唱をしていたほど。発動には至らなかったそう。そりゃそうだ。

 

 

「どーして正義がこんなかわいこちゃんを召喚できて私は固有結界のひとつも発動できないのかしら」

 

 

「いや、そもそも俺がジャンヌ達を召喚できたのも何か手違いみたいなのがあったからだろ? 普通に考えれば無理な話だろ」

 

 

 あと、ジャンヌにそんなセーターを着せるでない。オルタはノリノリになるな。リリィは……うん。子供だな。可愛い可愛い。

 

 

「あの……優莉さん? そろそろ離して欲しいのですが……」

 

 

「あら。ごめんね? 流石に本物の鯖に会うのは初めてだから興奮しちゃった」

 

 

 どうやらジャンヌは少し恥ずかしかったようで、そそくさと着替えに戻ってしまった。勿体ない。

 

 

「てか、正義。本当になんでもっと早く言ってくれなかったのよ」

 

 

「言えないだろ。そもそも言っても信じないだろ。サーヴァント召喚しましたなんて」

 

 

「いや……私ができると信じてずっと無限の剣製の詠唱してるの知ってるわよね?」

 

 

 こいつが馬鹿なのを忘れていた。

 

 

「言ってくれたら服とかもどうにかしてあげるのに」

 

 

 それは確かに。いやでも、バストサイズを見て話してるのかこいつ。だとしたらかなりのアホだぞ。

 

 

「おいこら。何見てんだ。私とジャンヌ見比べてんじゃねえぞこら」

 

 

「いや……うん。なんでもない。これからは優莉に頼んで買いに行ってもらうわ」

 

 

 てか、それは置いといて。

 

 

「今日お前何しに来たんだよ」

 

 

 基本的に家に来ることなんて課金用の金を盗りに来る時くらいなのに。

 

 

「あー。最近正義の家が騒がしいからおかしいなと思って来てみたのよ。あと金」

 

 

 なるほどな。確かに最近ジャンヌ達が来てからはかなり騒がしくなったなこの家。家が横だからそりゃ思うか。あと金は無理だ。

 

 

「それで来てみたらジャンヌいるしオルタいるし挙句の果てにはリリィまでいるし……どゆことよこれ」

 

 

「どういうことと言われても。正直自分でも分からないんだよな。ノリで陣書いて詠唱したらジャンヌ来て遊んでたらオルタ来てパーティーしてたらリリィ来たとしか言いようがない」

 

 

 こう聞くとかなりおかしな話だよな。




今回も読んでいただきありがとうございました!

次回もこのくらいで投稿したいと思ってますので、お願いします!

誤字、脱字や感想、評価もお願いします!


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闇鍋してみたんだけど思ったより楽しいからまたしようと思う

どうも!ガブリアスオルタです!
今回はみんなで闇鍋という回になってます。
ゆっくり見ていってください!


「えーでは、只今から佐藤家ガチンコ闇鍋で人は本当に倒れるのか大会したいと思いまーす」

 

 

「いぇーい!」

 

 

 どうも皆さん。正義です。これから家で闇鍋パーティーをしたいと思います。参加者はなんと4人! 俺、ジャンヌ、オルタ、優莉さんです。元はジャンヌはするつもり無かったんだけどオルタがなんか言ってたらやる気になって戻ってきた。ちなみに子供だから部屋で寝ている。午前二時からお送りします。眠たい。

 

 

「それでは用意の方はもうできてるので各々食べていきましょうか!」

 

 

「頂きまーす!」

 

 

 ……誰も箸を持とうとしないじゃねえか! 分かるけどね? 怖いもんね! 誰か絶対変なの入れてるじゃん! ちなみに俺が入れたのは、習字とかで使う半紙である。ほら。紙って作るのサトウキビからだから食えるかなと思って。ちゃんと毒味はしてるので身体的影響とかは問題なし。

 

 

「じゃあ私から取るわね……!」

 

 

 オルタが覚悟を決めたようで、勢いよく箸を鍋に突っ込んだ。

 

 

「……なにこれ」

 

 

 出てきたのは布状のなにか。本当になにこれ状態。

 

 

「あ。それ多分私が入れたヤツだわ」

 

 

 どうやら優莉が入れたもののようだ。ちなみにこれ何なの? 

 

 

「とりあえず、オルタ食べてみてよ。その後に言うから」

 

 

「いや怖すぎでしょ!」

 

 

 ジャンヌは何か分かってそうだけど。ゴミを見るような目でオルタが掴んでいるものを見ている。

 

 

「と、とりあえず食べてみるわね……」

 

 

 意を決したようで、その物体を口に入れた瞬間……

 

 

「ちなみにそれ。カーテンの切れ端だから」

 

 

 血反吐でも吐いたのかと言うほどの勢いでカーテンの切れ端を吐き出したオルタ。可哀想に……

 

 

「あんたなんでもの入れてんのよ!」

 

 

 まあこれで俺らには来ないから安心だな! 

 

 

「あと5個くらいは入れてるからね」

 

 

 ふざけんなよ! 鍋に入れるものじゃないだろ! 見てみろジャンヌを! あの目を見てみろ! お前多分人として見られてないぞ! 

 

 

「あはは! いやぁ面白い面白い。じゃあ次は私が行こうわね」

 

 

 半紙来い! 半紙来い! 

 

 

「紙よね、これ」

 

 

 よし! 来た半紙! 

 

 

「まあ食べてみるわね」

 

 

 なんか……思ったよりも罪悪感が来るもんだな。

 

 

「あれ?」

 

 

「ん? どうしたんだ?」

 

 

「思ったよりも美味しいじゃない!」

 

 

 いや。味覚音痴にも程があるだろ! 逆にどうやったら半紙が上手くなるのか気になるわ! 

 

 

「でも、後味の残り方がクソね。これ誰が入れたのよ?」

 

 

「俺。サトウキビからだから食えるかなと思った」

 

 

「なるほどね。あんたがかなりのアホってことは分かったわ」

 

 

 失礼な。中学まで犬と猫の違いがわからなかったお前ほどじゃないと思うけどな! 

 てか、次は俺か。残ってるのはオルタが入れたやつとジャンヌが入れたやつだけか。ちなみに、優莉の入れたカーテンの切れ端は自分で食べさせました。

 とりあえず、ここでビビってても何も始まらないので、ぱっと行きますか! 

 

 

「これは……?」

 

 

 俺が取ったのは、さっきのカーテンの切れ端に似たもの。

 

 

「おい優莉。ちゃんと全部食べろよ」

 

 

「いや食べたわよ。それは違うやつよ」

 

 

 え? じゃあこれなんだよ。これ入れたの誰? 

 

 

「あー。それ入れたの私よ」

 

 

 オルタが入れたやつか。てことは、絶対碌でもないやつだなこれ。

 

 

「優莉のとちょっと被るけど、私が入れたのはビニール傘のビニール部分よ。ちゃんとそれひとつしか入れてないわよ?」

 

 

 おーい? お前ら食べ物わかってる? 入れる量の問題じゃないからね? 

 

 

「いいから早く食べなさいよ」

 

 

 この悪魔2匹が……! にやにやしながら見てきやがって! ジャンヌだけだぞ! 心配そうに見てくれるの! ジャンヌはあとでなでなでしてやろう。

 

 

「はい。では、食べまーす!」

 

 

 早く食べよう。とにかく早く食べて早く終わらせよう。

 

 

「頂きます」

 

 

 まっず!? なにこれ! 噛めないし、味しないし、口の中に引っ付くし。これ下手したら死人出るぞ! 当たったのが俺でよかったな。これはどうやって飲み込むのが正解なのか……どうにかして噛み切ろう。

 

 

「次。ジャンヌいこうか」

 

 

「はい……と言っても、入れた本人が食べることになりましたが……」

 

 

 それもそうだ。変なものでも入れたのかな? 

 お、噛み切れた。

 

 

「私が入れたのはお肉ですね。皆さんが変なのを入れてくるのはもう分かっていたので、私はちゃんとした食材です」

 

 

 か、賢い……いいなお肉……

 

 

「では、頂きます。……うぇ。なんか半紙とかの変な出汁があって美味しくないですね」

 

 

 それはごめんなさい。

 しかし……闇鍋ってものは割と楽しいものなんだな。実を言うと、闇鍋ってするの初めてなんだよな。今まではする友達いなかったからなー。思ったよりも楽しかったからまたやろう! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみにこの後、トイレに起きたリリィにめちゃくちゃ怒られました。




今回も読んでいただきありがとうございました!
次回は正義をみんなとデートさせてみようと思います!

もし良かったら次回も見ていってください!

誤字、脱字や感想、評価もお願いします!


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ジャンヌとデート 前編

どうも!ガブリアスオルタです!

今回はジャンヌとのデート回になっています。前編後編で分けるので後編の方もお願いします!

では、ゆっくり見ていってください!


「マスター! 遊びに行きましょう!」

 

 

「ええで」

 

 

 的な感じのノリでジャンヌと遊びに行くことになった正義だ。

 どうやら今回は、オルタとリリィはお留守番らしく2人で遊びに行くらしい。もしやこれはデートでは? と思い、ウキウキ気分です。

 そりゃまあこんな美少女と遊びに行くわけだから、ウキウキしてもしょうがない。ドキドキもしてる。一応俺もいつもはめんどくてしてない髪のセットもした。

 

 

「マスター用意できましたか?」

 

 

「うん。できたぞ。じゃあ行くか」

 

 

 今回はジャンヌの要望から、買い物を少ししてから動物園に行こうと思う。どうやら動物園に小動物と触れ合えるところがあるらしく、そこに行きたいらしい。

 ちなみにお決まりのセリフである、服の褒め合いは致しません。だって家で見てるからねお互い。

 

 

「先ずは、ショッピングですね! 服を見に行きましょう!」

 

 

「どんな服を買うんだ?」

 

 

「可愛いのがいいですね。優莉さんから似合うものを聞いてきたので、それに似たものにしようと思います」

 

 

 優莉から聞いたのか。あいつは結構ファッションセンスあるからかなり可愛い仕上がりになると思う。俺はファッションセンス全くないけど。

 

 

「楽しみにしとくよ」

 

 

「楽しみにされても困ります! ちなみに……マスターは何か買わないんですか?」

 

 

「んー。俺はいいかな。服選びとかはよく分からんし」

 

 

「むぅ。じゃあ私が選ぶので買いましょう!」

 

 

「いいけど、めんどくさくないか? 自分の選んで俺のも選ぶの」

 

 

 俺ならめんどいけどな。

 

 

「めんどくさくないですよ。どうせならオシャレしましょう」

 

 

「まあそう言うなら分かった。よろしく頼む」

 

 

「はい! 任せてください!」

 

 

 まあとりあえずは先にジャンヌの服を見に行くか。

 

 

「先にレディースの方行くか」

 

 

「私は後でいいですよ。先にマスターの見に行きましょう」

 

 

「別に先でいいぞ?」

 

 

「後でいいですよ。そっちの方がゆっくり選べますしね」

 

 

 なるほどな。そう言われると確かにそうだ。じゃあ先にメンズに行くか。

 

 

「分かった」

 

 

「メンズは向こうですね。行きましょう!」

 

 

「急いで転けないようにな」

 

 

「転けません! わっ!」

 

 

 言ったそばから! 

 

 

「よっこらせっ!」

 

 

 まだ近かったから良かった。ちょっとドジ要素あるんだから気をつけろよ。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「はい……大丈夫です。ありがとうございます……」

 

 

「別に時間はまだまだあるんだから急がず行こうぜ」

 

 

「はい!」

 

 

 

 

 

「これとかどうですか?」

 

 

「いや……分からん」

 

 

 本当に服とかは分からないんだよ。いつも親に選んでもらってたし。パーカー最強だしな。

 

 

「うーん……あ! これとかどうでしょう! 1回試着してきてください!」

 

 

「おっけー。ちょっと待っててな」

 

 

「はい! ゆっくり着替えてください!」

 

 

「おう」

 

 

 と言っても、着替えるのにそこまでの時間はかからないけどな。

 

 

「ジャンヌ? 着替えたけど大丈夫か?」

 

 

「はい! いけますよー!」

 

 

 なんかこういうのってちょっと緊張するもんなんだな。ちょっと照れる。

 

 

「どうだろうか。似合ってるか?」

 

 

「え……あ、あの……」

 

 

 え。そんなに似合わなかったのかな。悲しみに打ちひしがれるわ。

 

 

「すごい似合ってます!」

 

 

 似合ってたのか。なら良かった。いやー似合ってなかったのかと思った。

 じゃあこれ買って次はジャンヌだな。

 

 

「じゃあレディース行くか」

 

 

「はい! あ、その前に飲み物だけ買ってもいいですか?」

 

 

「あいわかった。そこの自販機でいいか?」

 

 

「はい。ありがとうございます」

 

 

 俺も喉乾いたしなんか買うか。何にしよう……あまり炭酸は好きじゃないから……綾鷹でいいか。

 綾鷹というか緑茶って美味しいよな。寿司屋で飲む緑茶が最高に好きなんだよな。

 

 

「マスター? どうしたんですか?」

 

 

「ん? ああ、なんでもないよ。行こうか」

 

 

「はい! 私のも選んでくださいね?」

 

 

 えー。あんまり人の選ぶの嫌なんだがな。特に女の子は自分で選んだ方が楽しいのでは? 

 

 

「2択くらいまでは絞るのでそこでマスターに選んで欲しいんですよ」

 

 

 なるほどな。それなら俺も気にする必要はないな。

 

 

「それならいいぞ」

 

 

「じゃあ行きましょう!」

 

 

 

 

 

「とりあえずこの2つのどちらかを選んでください!」

 

 

「任せろ。ジャンヌに似合うやつを選んでやる」

 

 

 まあジャンヌが選んだ2つからだけど。とりあえずその2つを見てみるか。

 1つ目がセーターか。色はベージュで、縦に模様の入った可愛いやつだな。着たら似合いそうてか似合うの間違いなしだろうな。

 2つ目がワンピースっぽいやつかな? 多分上になにか羽織るんだろうな。でないとこの時期はまだ寒いし。色は薄いピンクで無地か。これも似合うだろうな。

 これは困った。正直、俺は1つ目のセーターがいいと思ってる。ジャンヌが着たら可愛いのと少し大人っぽさも出て絶妙なバランスを持つと思う。でもワンピースの方も捨て難い。ただ純粋に可愛いジャンヌってのも見てみたい。いつも可愛いけどな? 

 

 

「うーん。どっちも可愛いと思うけど……1回2つとも試着してみるか! そっちの方がわかりやすいし」

 

 

「分かりました! 覗かないでくださいね?」

 

 

 誰が覗くか。覗きたいけど。

 

 

「ふふっ。冗談です。じゃあ少しだけ待っててください」

 

 

 来た時に比べたら大分落ち着いたというかお茶目になったよなジャンヌ。いい事だけどな。

 

 

「マスター? 大丈夫ですか?」

 

 

「おーう。ばっちこい」

 

 

「ふふっ。なんですかそれ。では」

 

 

 おかしい。俺はジャンヌと居たはずなんだが。目の前にいるのは紛れもなく天使だ。

 冗談は置いといて。実際天使のように可愛い。今ジャンヌが来てるのは1つ目のセーターなんだが思ったよりも大人っぽさが、全面に出てきてていいと思う。後、割とボディラインが出ててエロい。

 いやもうこっちで良くね? これ以外ないだろ逆に。

 

 

「あの……そんなに黙って見られると恥ずかしいです」

 

 

「ん? あ、ああごめん。見とれてた。綺麗だよ」

 

 

「そ、そうですか? えへへ。ちょっと照れちゃいますね」

 

 

 可愛い。とりあえずそれ買いますか。ちょうど昼時だしな。

 

 

「それ買って飯食うか。飯は何がいい?」

 

 

「なんでもいいですよ。マスターに任せます」

 

 

「それが一番困るんだけどな……適当でいいか」

 

 

 じゃあ早いとこ食べて動物園に行きますか。

 

 

 

 

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございました!

オルタやリリィとのデートも間を空けて書こうと思っています。そちらもお楽しみにしていてください。

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ジャンヌとデート 後編

どうも!ガブリアスオルタです!

今回は後編となっております。前編を読んでない方はそちらからお願いします。

ゆっくり見ていってください!


「じゃあ次は動物園ですね!」

 

 

「そうだな」

 

 

 ジャンヌは動物が好きなのか、かなり楽しみにしている。ちなみに俺は、動物全般なんでも好きだ。犬や猫も好きだし、マイナーな奴だと蛇やトカゲとかの爬虫類も好きだ。あのくりくりした目がたまらん。

 

 

「触れ合いもできるんですよね! 楽しみです!」

 

 

「あと数分で着くからそれまで我慢だな」

 

 

「む。いくら私でも我慢はできますー!」

 

 

 楽しみにしてる姿が子供みたいだったからと言って、流石に馬鹿にしすぎたか。

 

 

「悪い悪い。流石に馬鹿にしてたわ」

 

 

 そんなこと話してたら着いたな。

 近場にあるのに割と大きい動物園だよなここ。

 

 

「遠目からはいつも見ていましたが、近くで見るとすごい大きいですね……」

 

 

「そうだな。俺もここに来たのは小学校以来だ」

 

 

 でもあの時から大分作りも変わってるようだし俺もかなり楽しみだ。

 

 

「とりあえずチケット買ってくるから待っててな」

 

 

「分かりました! じゃあゲートのところで待ってますね!」

 

 

 ゲートのところ……チケット売り場の向かい側か。

 

 

「分かった。じゃあチケット買ってくる」

 

 ちなみにチケット代調べてないけどいけるか? いけるか。よしいける。多分。

 

 そんなに並んでなかったからすんなり買えたな。

 よし。ジャンヌのとこ行くか。……お? ジャンヌチャラ男に絡まれてね? やばいよなこれ。急ぐか! 

 

 

「なぁー俺らと回ろうよ。全部奢ってあげるからさ」

 

 

「しつこいです。人を待ってるので行けませんって何回も言ってるはずですが?」

 

 

「君みたいな子待たせるようなやつよりか俺らの方が楽しいと思うけどねー」

 

 

「はい? すいませんが聞き取れませんでした」

 

 

「いやだから、そんなやつよりも俺らの方が楽しくできるって言ってるんだけど」

 

 

「はぁ。あなた達の方が私を楽しませることが出来ると? 頭おかしいと思ってましたがここまでとは思いませんでした。まず、あの人よりもあなた達と回った方が楽しいわけないんですよ。そもそもの話ですが、急に話しかけてきて一緒に回ろうなんて無理な話なのは考えれば分かるはずですが? チケット買いに行くのだって本当は一緒に行きたかったのに我慢してここで待ってたらこんなのに話しかけられるなんて本当に最悪です。そもそもあの人の何を知って話してるのか……」

 

 

「おーい? ジャンヌさん?」

 

 

「本当にしつこいです。なんで名前まで知ってるんですか? ……あれ? マスター!?」

 

 

「どうもマスターの正義です」

 

 

「さっきの人達はどこへ?」

 

 

「なんか絡まれてるようだから急いできたんだけどその必要もなかったみたいで、ジャンヌがなんか話してる時にスっといなくなったぞ」

 

 

 あの去り方は凄かった。気配遮断EXだわ。

 

 

「マスターもしかして話聞いてました……?」

 

 

「いや聞いてない」

 

 

「よ、よかった……あ、チケットは買えましたか?」

 

 

 今露骨に話変えたよな。話変えるようなこと1人で話してたのかこの子。

 

 

「無事買えました。じゃあ色々あったようだけど、行くか!」

 

 

「はい! 私ライオンが見てみたいです!」

 

 

 ライオン……こっちのルートだな。まあどうせ最終的には全部回るからいいんだけど。

 

 

「じゃあこっちから行こうか。……うおっ! 中に入ったら人が多いな……」

 

 

 チケット売り場はカラッカラだったのに……

 ジャンヌちょっと抜けてるからはぐれそうだな。現に今もいなくなってるし……ん? あれ? どこいったジャンヌ!? 

 

 

「マスター! あわわわ……マースーター!」

 

 

「いたいた。あんなところまで流されてるのかよ」

 

 

 とりあえず捕まえに行かないと。あ、すいません。ちょっと横通ります。痛っ! 足踏んでますよ! 

 

 

「よっこいしょ……!」

 

 

「マスター……!」

 

 

「大丈夫か? ジャンヌ」

 

 

「はいぃ。ご迷惑をかけてすいません……」

 

 

「大丈夫なら良かった。手貸して」

 

 

「え? どうしたんですか?」

 

 

 ちょっと恥ずかしいけどはぐれるよりかはマシだろ。

 

 

「はぐれたら嫌だからな。手を繋いどこうと思って」

 

 

「え!? いや……あの……」

 

 

「嫌ならいいけど……」

 

 

「嫌では無いです! むしろ……」

 

 

 ん? むしろってどういうことだ? 

 

 

「なんでも無いです! ほら。行きますよ!」

 

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

 あれから3時間くらい遊んで今歩いて帰ってるところだ。ちっさい馬とかと遊んでるジャンヌは可愛かったぞ。俺が馬になりたいくらいだったわ。

 

 

「今日は楽しかったですね!」

 

 

「そうだな。たまにはこういうのもいいもんだな」

 

 

「はい! また二人で来ましょうね!」

 

 

「おう」

 

 

 2人の必要はあるか? と思ったけどまあいいか。

 今日は疲れたし家に帰ったらゆっくりするか! 

 

 ちなみに家に帰ったらオルタに遅いと怒られました。

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございました!

誤字報告ありがとうございます!気をつけてはいるのですが、やはりミスは所々あるので指摘していただけると幸いです。

では、誤字、脱字報告や感想、評価もお願いします!


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余韻に浸るのはいい事だけど浸りすぎは良くないことがやっとわかった

どうも!ガブリアスオルタです!

モンハンライダーズが楽しすぎて、今回急いで書きました。

文字数が少ないのですが、次回頑張るので許してください!

では、ゆっくり見ていってください!





レウス上級強すぎない?


「なんでテストなんてあるんだと思う?」

 

 

「ごちゃごちゃ言ってないでさっさとやりなさい」

 

 

 絶賛叱られ中の男佐藤です。

 ジャンヌと遊んだ後の余韻に浸りまくってたらいつの間にか3日が過ぎて、2日後には学校のテストがあるらしい。さては先生俺にはテストの日時を伝えてなかったな。

 

 

 

「正義。この問題教えて」

 

 

「それとありますがここで言うそれとはなんのことでしょう……なるほどな。こういうのは大抵その文の少し前にあるやつになってるから3文前位から探したら出てくる」

 

 

「なるほどね。ありがとう」

 

 

 俺は国語が得意分野で、今教えた優莉は数学が得意分野である。

 ちなみにジャンヌ達は出かけている。なので珍しく俺ら2人で勉強タイムである。

 

 

「あの先生提出課題多すぎだろ」

 

 

「あんたがぼけーっとしてやってないから溜まってるだけでしょ」

 

 

 それを言われたらぐうの音も出ない。

 

 

「もう飽きたんだが。ちょっとゲームしてくるわ」

 

 

「いや待ちなさい。ジャンヌ達にちゃんと見張っててと言われてるから」

 

 

 おいおい。人理救済のために動いてる世界線まであるのに人1人救済してくれねえのかうちの子は。

 

 

「さっきから全然進んでないじゃない。どこか分からないとこでもあるの?」

 

 

「何お前。今日は気持ち悪いくらい優しいな」

 

 

「たまには教えてやろうと思ってんのにその言い方はないんじゃないかしら?」

 

 

 いやだってほんとに気持ち悪いし。いつもなら、教えて欲しいなら課金用の金BOXを持ってくるはずなのに。

 

 

「流石にあんた1人ならしてるけど、今はジャンヌ達もいる訳だしあの子達の生活に支障が出たらこっちが嫌よ」

 

 

「お前……とか言って本当は?」

 

 

「後で財布よこしなさい」

 

 

 ほらな! こういうところだよ! 

 

 

「嘘よ嘘。ちゃんと教えてあげるわよ」

 

 

「なら良かった。ここがちょっとよく分からなくてさ」

 

 

「ここはこの式を代入して、この方式使ったらできるわよ」

 

 

「なるほどな。つまりフレミングの法則ってことだな」

 

 

 ちなみに今やってるのは数学です。

 

 

「あんたそれ使ってこの世の全ての問題解けると思ってるでしょ」

 

 

 当たり前だ。フレミングの法則だぞ。親指と人差し指と中指で説明できるんだぞ。

 

 

「とりあえずさっさと進めなさいよ。でないと私があの子達に怒られるから」

 

 

「任せておけ。こんな問題1時間あればできるわ!」

 

 

「あんた1問だけにどれだけ時間かけてるのよ」

 

 

 やってやるぜぇ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなでテストが終わり返却された訳ですが。

 

 

「正義。点数どうだった? 私は割と良かったけど」

 

 

 ほら。と言って見せてきた優莉のテストには83と書かれていた。視線を落とし俺の手の中にある紙の赤で書かれた数字を見つめてみる。

 

 

「そうだな。俺もなかなかだったぜ」

 

 

「あら良かったじゃない。見せてみなさいよ」

 

 

 さあ見てみるがいい。俺のテストを! 

 

 

「まあいつも通りの赤点なんですけどね!」

 

 

 そこには28と大きく書かれていた。下には小さくもう少し頑張りましょうの文字が。

 

 

「正義……このことはジャンヌ達に言っておくからね」

 

 

 今度から頑張ります。

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございました!

次回は余裕を持って書きたいと思います!

誤字、脱字報告や感想、評価もお願いします!


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最近ジャンヌ怒りっぽくない?

どうもガブリアスオルタです!

今回は懐かしのゲームが出てきます!

では、ゆっくり見ていってください!


 最近あまりにも部屋が汚すぎる。主にオルタの食べ散らかしたお菓子等の袋によって。ジャンヌどころかリリィにまで怒られてるのに一向に片付けようとしないのは何故なのか。そろそろ片付けないとやばいから片付けさせなくては……

 

 

「とか言いつつ片付けるのは俺なんだよなぁ」

 

 

 実際俺も一緒に食べたりしたやつだから共犯だしな。バレたら殺されそうだけど。

 

 

「ん? 何だこのダンボール」

 

 

 片付けしてると見覚えのないダンボールとかよく出てくるよね。中何が入ってるんだろうか。

 

 

「お!? 懐かしいな!」

 

 

 なんと中に入ってたのはファミコンとソフト。Wiiとかならまだしもファミコンとは……ソフトは、マリカーとSFだな。どちらも今もシリーズが続いてる人気作品だ。

 

 

「ちょっとマスター。片付け終わったかしら? お腹すいたんだけど。何それ」

 

 

 おいおい。お前も散らかしたんだからな? 

 

 

「これはファミコンと言ってだな。簡単に言うとかなり昔のテレビゲーム機だな」

 

 

「へえ。面白そうじゃない。ちょっとやるわよ」

 

 

「いいよ。俺も久々にやりたくなったし」

 

 

 俺のコマンド入力を見せてやる! 

 

 

「これどうやってつけるの?」

 

 

「確か……ソフトを入れて左のスイッチを入れるはず」

 

 

「やったけどつかないわよ。壊れてるんじゃないのこれ!」

 

 

 かなり古いからな。何回もやらなきゃつかないと思う。

 

 とまぁ7回くらいで着いたので、

 

 

「2つある訳だがどっちからする?」

 

 

「こっちはレースゲームかしら?」

 

 

「そうそう。所々でアイテムを拾って相手にぶつけたりして1位を目指すゲームだな」

 

 

 懐かしいな。この時はまだドリフトアクションがなかったんだよな。

 

 

「じゃあこっちは?」

 

 

「こっちは大手格闘ゲームだな。世界大会もあるかなり人気のあるゲームだ。ゲームの内容としては相手を倒すだけ」

 

 

「それだけ? 簡単じゃない」

 

 

「と思うだろ? これが全く簡単じゃない。普通の攻撃に加えてコマンド入力と言って、ボタンを素早く順序よく押してできる攻撃もあるからな」

 

 

「ふーん」

 

 

 お? その顔はあまり信じてない顔だな? よろしい。ならばこのゲームからやろうか。

 

 

「へえ。キャラも割といるのね」

 

 

「ああ。このリュウってやつが初心者向けだな」

 

 

「じゃあとりあえず最初はリュウってやつでいいわ」

 

 

 俺もリュウにしよう。一時はリュウに憧れすぎて友達に竜巻旋風脚をしてたくらいだからな。そのせいで友達なくしたけど。

 

 

「なるほどね。こうやったら攻撃できるのね」

 

 

 オルタも操作方法の確認が終わったらしいしやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ結論から言うと俺の圧勝な訳です。コマンドを使うまでもなかったな。そりゃ初心者相手だしな。

 

 

「何このクソゲー! もういいわ。こっちのレースゲームにしましょう」

 

 

 次はマリカーか。実を言うとおれはマリカーがものすごく苦手だ。なんでかわからんけど苦手だ。

 

 

「キャラはどうする? 俺はこのノコノコってやつにするけど」

 

 

「キャラによって何か変わったりするの?」

 

 

 確か操作自体に影響は無いはずだけど。

 

 

「確かなんもないはず」

 

 

「なら私はこのキノコにするわ。可愛らしい見た目だし」

 

 

 最初はまずキノコカップでいいか。

 

 

「ちょっと何ジャンプしてんのよ!」

 

 

「このゲームはジャンプして曲がるんだぜえ!」

 

 

「ちょっとなんかクルクル回ったんだけど!」

 

 

「曲がる時にジャンプしないからだな。まておい! その赤い甲羅は投げるなよ!」

 

 

「そう言われたら投げるに決まってるわよ!」

 

 

「おいい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい勝負だったわ」

 

 

「ああ。このノコノコ使いの正義に食いついてくるとはな……」

 

 

 勝負の後は握手これ鉄則ね。

 

 さて、後ろに般若が2人いる事だし、片付けしますか! 

 

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございました!

ファミコン懐かしいですよね。この話を書きながら操作を思い出したりもしてました。父親に春麗でボコボコにされたのもいい思い出です。

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番外編
バレンタイン特別編


皆さんどうも!ガブリアスオルタです!

今回はバレンタイン特別編です。ジャンヌメインで書いてますが、後書きに他ヒロインも書いてますのでそちらも良かったらお願いします。


 皆さんどうも! ジャンヌ・ダルクです! 

 今私は、オルタとリリィと共にショッピングモールに来ています。その理由は、3日後に迫ってるバレンタインのチョコ等を買うためです! 私たち自身があまりバレンタインという行事を知らないのですが、つまるところ異性にチョコを渡して想いを伝える日とオルタが言ってました! しかも、好きな異性には手作りが効果的だとか……と言ってもこの世に知り合いの異性がその好きな人なんですがね……

 チョコと言っても色んな形がありますね。やっぱり安直に四角のとかがいいのでしょうか。ですが想いを伝える訳ですからやっぱりハートとかの方が……? う〜ん……

 

「オルタはどういったチョコにするのですか?」

 

 

「在り来りなのでいいでしょ。長方形とかの」

 

 

 なるほど。オルタは恥ずかしいから安直なものにするんですね。では私はやはりハートで攻めた方が良さそうですね! 

 形は決まりましたが、大きさも大事ですね。手のひらサイズの少し大きめにするか、1口サイズを3個ほど作るかどっちがいいのでしょう……これは1口サイズを3個ほど作る方がいいですね。大きめは食べにくそうですし。

 次は入れ物ですね! これは先程オルタが言ってた長方形の入れ物にしますか。丁度よさそうなのがありますし。

 そういえばリリィはどうするのでしょうか? 

 

 

「リリィはどうするのですか?」

 

 

「2人が甘めのものを作ると思うので、私はあえて苦めにしてみます」

 

 

 なるほど! 確かにそれもいいですね! オルタもかなり考え込んでいるようですし、2人ともかなり力を入れるようですね! 私も頑張らないと……

 

 

「ジャンヌは私がチョコです! ……みたいにやればいいのではないですか?」

 

 

「そんなこと出来るわけないでしょう!?」

 

 

「冗談です。そもそも、それだけ大胆なことが出来たら苦労しませんもんね」

 

 

 本当にその通りですね……

 では、家に帰って試作の方してみますか! 

 

 

 

 

 

 と言って数時間経つのですが……思ったよりチョコを作るのって難しいのですね……オルタはこういったものを作るのは得意みたいで、試作を終わらせてるのですが……

 

 

「オルタはどういったチョコを作ったのですか?」

 

 

「生チョコってやつよ。どうやら、男の心を掴むのに持ってこいらしいわよ」

 

 

 オルタがここまで考えてるのは予想外でした……

 私はどんなのがいいのでしょうか……雑誌などを読んでもよく分かりませんし……

 

 

「……はぁ。見てらんないわね。これとかどうなの? 割と簡単そうだし、あんたでもできるでしょ」

 

 

「オルタ……ありがとうございます! これは……ケーキですか?」

 

 

「そうよ。と言ってもそんなに大きなものじゃなくって、今あんたが持ってる位の大きさにしたらいいんじゃない? フォークを使うとても汚れないし食べやすさとかも考えなくていいでしょ」

 

 

 その考えはありませんでしたね。オルタは凄いですね。

 

 

「本当にありがとうございます」

 

 

「別に。てか、これも1つの例ってだけでこれ以外もあるんだから、結局決めるのはあんたよ」

 

 

「そうですね。でも、ありがとうございます。実を言うと少し諦めかけてましたが、もう少し頑張ってみます! 当日はライバルですよ!」

 

 

「はっ! せいぜい頑張って作りなさい」

 

 

 本当に何から何まで至れり尽くせりですね。

 オルタにも言ってしまいましたしもう少し頑張りますか! ……その前にチョコを買い足しに行かなくては足りなくなってしまいましたね……

 

 

 

 

 

 

 

 ついにバレンタイン当日ですね……! オルタ達はもう渡してるみたいなので、あとは私だけですね。

 割と緊張するものですね。でも、オルタが 緊張したらこの紙を見ながら言えば大丈夫 と言ってましたし勇気を振り絞って行きましょう! 

 

 

「あ、あの! マスター!」

 

 

「ん? どうした?」

 

 

「これ、チョコです! 後で食べてください!」

 

 

「ジャンヌもくれるのか。ありがとう。美味しく食べるよ」

 

 

 よし! 渡すのは出来ましたね。あとはこの紙に書いてることを言うだけ……

 

 

「それと、えーっと……私も一緒に、食べてくださ……!? オルタ! これどういうことですか!」

 

 

「アッハハハ! この私が素直に手伝うわけないでしょ!」

 

 

 す、素直に嬉しく思った私が馬鹿でした……! 

 

 

「すいませんマスター。とりあえずそれ、後で食べてください」

 

 

「お、おう。ありがとうな。……程々にしてやれよ?」

 

 

 任せてください。乙女の純情を弄んだ罪の重さ……分からせてあげますよ! 

 




オルタの場合


「はいこれ。バレンタインチョコ。言っとくけど、本命じゃないからね!」

「ありがとう。美味しく食べるよ。」

「ふんっ!それなら良かったわ!」


リリィの場合


「トナカイさん。今日はバレンタインらしいので、チョコレートをどうぞ。」

「ありがとうリリィ。美味しく頂くよ。」

「感想もお願いしますね。」


優莉の場合

「私は毎年のことだけど、はいこれ。義理チョコ。」

「いつも通りのチロルチョコだな。ありがとう。」

「当たり前よ。特に今年は手作りとかでも渡した時には…命がないわよ。」











というわけで!今回も読んでいただきありがとうございました!


今回ジャンヌをメインにした理由は特にありません!オルタ達を楽しみにしてもらっている方がもしいたなら、後書きで少しだけという形になってしまい申し訳ないです。オルタやリリィメインの回も書きたいと思っていますので、そちらもお楽しみにしててください!

誤字、脱字や感想、評価もお願いします!


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