バカとテストと青春謳歌♪ (まーぴん)
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第0話

いつもバカみたいにはしゃぐ明久達
当たり前のような日常だった

だが

吉井明久に突然の悲劇が訪れます

そんな話?(笑)

まあ、他の作品があるので
忙しいっす!



 

 

 

 

悲劇

 

それは、突然やってくる

 

孤独

 

この怖さがわかるだろうか

 

生きる

 

疑問を抱いた

なぜ、自分は生きているのか

なぜ、人は死ぬのか

なぜ、人には心があるのか

なぜなんだ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ

なぜ....

 

 

 

 

わからない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中は残酷である

 

時は一ヶ月前に遡る

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ~眠いよ...........」

 

.........もう...朝か

 

「おはよう!!」

 

って、誰もいないんだけどね

 

僕の名前は吉井明久

風月学園に通う高校二年生

その高校では『観察処分者』という

僕のもうひとつの名がある

学校一の問題児につけられる

バカの代名詞だ

 

 

今日は振り分け試験の日

 

A~F

クラスが決まる大事な試験だ

 

出来ればこの日くらい飯...

栄養価の高いものを摂取したいのだが

親の仕送りが来ないのだ

 

「最近、妙に来ないんだよね.....」

 

何かあったのかな?連絡も繋がらないし

 

 

 

ギュルギュルギュル

 

「く、お腹が....」

 

仕方がないよね

今日は大事な日だし少しぐらい....

 

「よし、今日は奮発するぞ!!」

 

と、いい、栄養価の高いものをとる

 

 

 

メニュー

 

昨日の残りのパンの耳

 

雄二からもらったイチゴジャム(使いかけ)

 

水道水

 

 

 

 

 

「うん、今日は豪華だね」ムシャムシャ

 

よし、腹はふくれたし(言い聞かせてる)

 

「行ってきまーす!!」ガチャン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久「おっはよ!!」

 

雄二「お、明久か!!」

 

こいつの名前は坂本雄二

 

僕とは悪友だ

 

悪友っていってもそんなに悪いものでもない

僕自信、親友だと思っているし

そっちは、相棒だと思っている

 

そんな仲だ

 

 

 

 

 

雄二「ふぁー眠いな......」

 

明久「うん、すごいわかるよ......」

 

なんせ、昨日、僕は

夜遅くまでモンハン(ゲーム)をしていた

 

いや、勉強だってしたんだよ?

ただ、モンハンの時間の方がおおいいかな?

 

 

雄二「ところで明久.....試験の方はどうだ?」

 

明久「....まあまあかな、っていっても受けてみなきゃわからないや」

 

うーん....多分....Dクラス...いや....Eクラスかな

 

 

ここの学校は

成績が優秀な生徒を基準として

クラス分けを行っている

 

Aクラスは成績が上位な生徒しか入れないクラスであり

それだけあって、よい設備を持ち合わせているそうだ

 

B、C、D、E、Fと

下のクラスになるごとに

成績が下の生徒が所属することになり

また、設備も低下している

 

いわば、社会の掟みたいなものだ

 

 

明久「そういう雄二はどうなの?」

 

 

 

坂本雄二

 

こいつは小学生ぐらいの時

神童という名を持っていたそうだ

 

僕のような観察処分者とは全く異なる

成績優秀の頂点のような存在のことだ

 

と....なると...やはりAクラスなのかな....

 

 

雄二「.....................」

 

明久「........聞いてる?」

 

雄二「...........俺は..」

 

明久「おーい!」

 

雄二「.............」

 

明久「.............」

 

まだ、寝惚けてるのか??

 

明久「雄二!!!」

 

雄二「うおっっ、な、なんだ!?」

 

明久「だから、雄二は試験の方は大丈夫なの?」

 

雄二「ま、まあな....」

 

なんか、自信情けだな

 

明久「雄二のことだし、Aクラスには入れるんじゃないの? 」

 

雄二「........あ...ああ...そうだな..」

 

な、なんか、雄二らしくない

こ、この雄二は少々気持ち悪い!!

 

明久「言いたいこととかあるなら言えば!?」

 

雄二「...いや、そんなことはないぞ....」

 

明久「そう、ならいいけど....」

 

怪しい

いつもの強気の雄二はどこにいっんだ?

 

もしかして、思ったより勉強をしてなく

BクラスやCクラスになるとかか?

 

でも、雄二に限ってそれは.....

 

雄二「俺はFクラスに行く」

 

明久「あ、うん!やっぱりFクラスだよね」

 

うん、雄二はFクラス.......って、うぇぇぇぇええ!?

 

明久「ちょっ、なにいってんの!?」

 

気がおかしくなったのか!?

頭が良すぎて一回転してバカになったのか!?

 

あ、これはもしかして

僕に対する挑戦状か!?

 

僕みたいなバカに対する

嫌味か、嫌味なのか!?

 

よーし、わかったぞ

覚悟しろ雄二!!

 

雄二「....何をやってるんだお前は?」

 

明久「な、なにって....こっちの台詞だよ!!」

 

雄二「そんな体制しているお前に言われてもな...」

 

え、体制?

だって雄二が挑戦状を送るから

攻撃の体制に....

 

 

雄二「言葉の意味通りだ....俺はFクラスに行く」

 

明久「だから、それがおかしいって....雄二ならAクラスには確実に行けるのに、なんでFクラスなんかに....」

 

雄二「目的があるんだよ」

 

目的?

 

 

 

 

明久「でも、霧島さんは絶対にAクラスだよ!?」

 

雄二「ブハッッ、な、しょ、翔子は関係ねえ!!!」

 

 

む、これは?

この反応は

 

 

 

明久「もしかしてさ、Fクラスに行こうとしているのって、霧島が.....?」

 

雄二「か、関係ねえって言ってるだろ!!」

 

図星か

う~ん、理由はわからないけど

何かしら関わってそうだね

 

 

明久「なんか、よくわからないけど....頑張れ?」ニヤ

 

雄二「に、ニヤニヤしてんじゃねえ!!」

 

でも、雄二ほどの人間がFクラスって...

皆、驚くよね

 

 

雄二「なあ、明久、そこで頼みがあるんだが....」

 

明久「ん、なに?」

 

雄二「.....いや、こんなこと頼むのはどうかと思うんだが...」

 

明久「なんだよ」

 

雄二「いや、断っていいからな?」

 

明久「あーもう、さっきから、はっきりしてよ!!」

 

こんな雄二、気持ち悪いって!!

 

 

雄二「俺と一緒にFクラスに来てくれないか........?」

 

明久「え、???」

 

雄二「後生の頼みだ!!」

 

雄二は床にへばりつき

土下座を

 

明久「な、こんなところで!?」

 

雄二「頼む、俺と一緒にFクラスに来てくれ!!」

 

明久「わ、わかったからさ、ほ、ほら、土下座なんて!?」

 

雄二「......いいのか?」

 

 

 

明久「まあ、所詮、僕は元々頭も悪いし、下手すればFクラスになってたかもしれないしね.......それに....」

 

雄二「それに?」

 

 

明久「雄二とまた、一年間バカ出来るってのも楽しそうだしね、雄二の目的ってのも気になるし」

 

Aクラス行きの切符を捨ててまでする目的.....

とてつもなく気になるや

 

それに、秀吉やムッツリーニもいると思うしね

 

明久「うん、じゃあ、またよろしく頼むね」

 

雄二「相棒............へへ、こちらこそ頼むぜ!!」

 

じゃあ、テストの点数をいじらなきゃね

このさえ、無回答、無名でもいいや!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ.......はぁ.....」

 

ふぁー案外、テストの間に何もしないってのは暇だな

雄二はどういう風に点数をいじってるかな

 

「はぁ....はぁ....はぁ..はぁ」

 

帰ったらモンハンでアオアシラ(敵のモンスター)でも刈るか!!

 

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ」ドサッ

 

ん、だ、誰か倒れた!?

 

明久「て、あれって.....大丈夫?姫路さん!」

 

姫路「はぁ....はぁ....よ、吉井君?」

 

ね、熱がある....どうしたらいいんだ?

 

「君達、どうしたんだ?」

 

明久「ひ、姫路さんが熱で....」

 

「なるほど....途中退席は0点扱いだが....するか?」

 

明久「な、そんなの酷いじゃないですか!!」

 

(...あんのバカはテスト中になんて声を...)

 

 

「私は彼女に途中退席をするかしないかを尋ねているだけだ........するかね?」

 

姫路「はい、迷惑になるので......」

 

「では、保険室が上の階にあるので....」

 

明久「..................」

 

「一人でいってください」

 

明久「..........な...」

 

一人でだと?

 

........くそ..

 

 

明久「わかりました、僕が保険室まで連れていきます...」

 

「はぁ?そうしたら君も無得点扱いになりますが?」

 

明久「構いません」

 

姫路「.....よ...吉井君...」

 

明久「行こっか、姫路さん」

 

 

 

 

 

 

(はぁ~....なんていうかお人好しっていうか、バカっていうか...ま、体調管理も試験のうちだしな....こればかりは...)

 

「ちっ、」

 

 

(誰も悪くないだろう、悪いとしたらそういう決まりがあることが....)

 

 

「うちのクラスから無得点が二人もでるとは......屑共め!!」

 

 

(これに関してはそうとは言わんが....)ガバッ

 

 

「な、そこの君!なに席を立ち歩いてる」

 

 

雄二「あ?それはな.........!!!」バコン

 

「グハッ」

 

 

雄二「相棒を屑呼ばわりしたテメーの制裁のためだよ....」

 

(一撃かよ、ショボいな.........まあ、無得点になるが、神童(元)の俺がここの学園長にでも頼めばFクラスの代表にでもなれるだろう)

 

雄二「俺も退席しまーすっと!!........おーい、待ってくれ明久~....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




秀吉「うむ、ここの作者がアイディアが浮かばないことを理由に違う作品を投稿しておるのじゃ」
康太「............だが、始まり方といい....会話といい...新しい始まり方だったと思うぞ」
秀吉「そうじゃな、作者の自信作のようじゃ」
康太「.............それにしても、俺達は今回、出てきていないぞ?」
秀吉「そうじゃな、今回は明久と雄二視点の会話ばかりじゃったからのう」
康太「.............主人公と準主人公みたいな感じか...」

秀吉「まあ、こまめに投稿するそうじゃぞ」
康太「...........よろしく頼む」

秀吉「あ、最後に、この作品はオリジナルストーリがたくさんあるのじゃ」
康太「............例えば、運動会とか、後はこれから考える」


秀&康「さらばじゃ(だ)!!」


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第1話

(>_<)こんにちは
さようなら


 

「流石はバカ久......お人好し過ぎんぞ」

 

「まあまあ、過ぎたことだしね?」

 

「全く、お前は別の意味で観察処分者がお似合いだぜ」

 

「イヤーそれほどでもあるよ」

 

「誉めてねえよ!......たく、姫路は保険室に運んだことだし俺達の役目はもうねえだろ......さっさと帰ろうぜ」

 

「そうだね....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の俺を見てるみたいだ

 

あいつを救いたくて身を投げ出した

あのときの俺を........

いや、明久と俺は違う

俺は結局、何も出来なかった

 

むしろ、あいつの自由を

.........これからの幸せを奪っちまった

 

俺は一体......

 

 

 

 

 

 

 

雄二said

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久「ふぁー眠い眠い.......」

 

頭がボ~としてるよ

また、モンハンやり過ぎたよ

ダメだなこんな日常....

 

 

ギュルギュル

 

明久「う....ヤバい...」

 

仕送りもこないし

腹が......

 

お母さん、僕の仕送り忘れてないかな?

 

 

「遅いぞ、吉井!!」

 

お、朝から大きな声...

 

 

明久「おはようございます西m..鉄人!」

 

西村「なぜ今言いかえた、西村先生と呼べ!!」

 

明久「はい、鉄人先生!」

 

西村「たく、もういい.....それよりホラッ!」

 

明久「封筒...なんですか、これ?」

 

西村「これにお前のクラスが書いてある」

 

明久「あ、なるほど、だからここにいるんですか」

 

西村「ああ、お前で最後だ...それと吉井、お前がした行為は人として素晴らしおこないだ..色々とすまなかったな...」

 

明久「鉄人先生が謝ることじゃありませんよ!それに僕は気にしてないですし」

 

西村「そうか......ところで中を確認しないのか?」

 

明久「まあ、わかっていることなので」

 

西村「うむ.....取りあえずそろそろ遅刻になるからな...早く教室に入るんだぞ」

 

明久「了解っす!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉井明久 Fクラス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁーここはどこの高級ホテルだろ」

 

Fクラスに向かう途中、Aクラスを通ったのだが

 

これはあれだ

格差問題だ

 

高級、高級、高級、高級

全てにおいて高級の品を使用しており

その、教室の広さといったら.......

 

「吉井君?」

 

ん、この声は

 

明久「こんにちは、木下さん」

 

優子「ええ、こんにちは吉井君」

 

彼女の名前は木下優子

 

木下秀吉の双子の姉である

 

双子だけあって、秀吉とかなり似ていてる

もう、ほとんど顔や背丈も同じだ

 

でも、彼女のほうが可愛くて美しくて

大人の女性っぽい

 

まあ、秀吉は男だから当たり前のことだけど

 

 

優子「こんなところで何をやってるの?」

 

明久「自分の教室に向かってるところだよ」

 

優子「そう.....ところで吉井君はどこのクラス?」

 

明久「Fクラスだよ」

 

優子「あれ?....吉井君ってそんなに頭が悪かったかしら」

 

明久「まあ、色々と事情がね...」

 

優子「そ、そう....」

 

明久「木下さんは?」

 

優子「私はここのクラスよ」

 

やっぱりAクラスか

木下さんは勉強が凄いできるもんね

 

 

優子「あ、そろそろホームルームが始まるわよ」

 

明久「あ、うん、ありがとね!」

 

さてと、急がなきゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




(^3^)/こんばんは
おやすみなさい


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第2話

ふふふ


「僕、教室間違っちゃったかな....」

 

なんか、廃墟化してる教室があるよ

 

おかしいな

確かにここがFクラスのはずなんだけど...

 

「....お!明久じゃねえか、早く入れよ!」

 

何も聞こえない!

ここの教室から僕の友達の声が聞こえるわけがないじゃないか

ふぅー早くFクラスを探さないと...

 

雄二「おい!どこに行くんだよ明久?」

 

明久「..........なにやってんの雄二?」

 

雄二「それは俺の台詞だ」

明久「廃墟化されてる教室から出てきた雄二には言われたくないよ!」

 

雄二「廃墟化?...なにいってんだ明久、ここは俺達の教s..『いやだ!何も聞きたくない!』....仕方がねえだろ..最下位クラスなんだからよ」

 

明久「いや!何も仕方がなくないって!!」

 

机ではなく、卓袱台

 

そして、座布団

 

床は腐った畳

 

壁には穴があいている

 

そして、何か嫌な臭いも...

 

明久「こんな教室で青春を謳歌できるか!!」

 

雄二「なんだそりゃ?」

 

明久「この作品のタイトルだよ!」

 

たく、タイトル間違ってんじゃないの!?

『苦痛から始まる僕の青春』とかが相応しいぐらいだよ

 

雄二「まあ、認めなくないのもわかるが、とりあえず入れよ」

 

くそ、僕の青春がぁぁぁ!!

 

 

 

 

 

 

明久「そういえば....なんで雄二が教壇の上にいるわけ?」

 

雄二「それは、俺がこのクラスの代表だからだ」

 

明久「代表?.......それは雄二のいう目的と関係しているの?」

 

雄二「ああ!代表にならなきゃ目的が果たせないんでな」

 

 

 

 

 

 

代表とは...

 

各クラスの中で最も点数の高い者一人がなれる特権である

 

最も点数が高いといっても

上のクラスの代表を除く生徒達にも、点数が負けている

 

 

簡単にいうと

 

Dクラス代表は

 

D~Fクラスの中で最も点数が高い者のことである

 

ただ、その上のクラスABCに

振り分け試験で全ての生徒に点数は負けている

 

うちのFクラスの代表さん

雄二は少し、違うようだけど

 

 

 

 

 

 

雄二「長い説明ご苦労さん」

 

明久「いや、声に出してないんだけど...」

 

貴様はエスパータイプか!

 

雄二「俺は学園長にお願いして、ここの代表になったんだ」

 

明久「お願いして代表になるのはセコいと思うけど...」

 

雄二「元々、点数をいじって代表になるつもりだったのに、お前が途中退席しちまうから計画が狂ったんだろ!!」

 

明久「あ、あはは...ごめんごめん、悪かったよ」

 

あれ?

そういえば

姫路さんってどうなったんだろう

 

 

 

 

 

 

 

「吉井君、坂本君、席についてください...」

 

あ、先生だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福原「~........では、皆さん、何か質問はありますか?」

 

「俺の座布団に綿が入っていません」

 

福原「我慢してください」

 

 

「壁から隙間風が吹いて寒いです」

 

福原「我慢してください」

 

「俺の卓袱台の足が折れてます」

 

福原「我慢してください」

 

ちょっ、さっきから酷いって!

こんなの横暴だよ!

 

福原「はっはっは、冗談です」

 

なんだ、冗談か...

 

福原「至急品ようにボンドがあるので使ってください」

 

はぁ!?

 

そういう問題かよ!!

 

 

ガシャン!!

 

な、教卓が壊れた!?

 

福原「.....先生はかえをってくるので自己紹介をしていてください...」

 

突っ込みどころ満載だよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......で、演劇部に所属しておる」

 

お、この声は

 

「.....一応言っとくが、ワシは男じゃぞ?」

 

「「なに!!!!」」

 

Fクラスの生徒が急に驚き始める

やはり、女として面識されてるのか

 

 

 

 

 

 

「.........失礼するのじゃ」

 

う~ん

こればかりはドンマイだよ....

 

 

 

彼女の名m....彼の名前は

木下秀吉

 

前に言った木下優子さんの妹とで....弟である

 

ああ!さっきのせいでややこしくなったよ!!

 

 

 

第3の性別、秀吉だとかいう人もいるが

とりあえず、現実を見てほしいところだ

 

僕とは高校一年の頃からの付き合いであり

親友である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.........土屋康太...特技は.....盗s.....なんでもない」

 

.....彼の名前は

土屋康太

性別は男であり.....って

いちいち言わなくてもわかるか....

僕や皆は彼のことをムッツリーニと呼ぶ

むっつりすけべなのでそう呼ぶ

 

特技は盗撮

まあ、この頃は許可をとって撮ることが多いいそうだ

 

彼も秀吉と同じで高校一年の頃からの付き合いであり

親友である

 

普段は

僕、雄二、秀吉、ムッツリーニ、この四人でいることが多いい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..............海外育ちで....あ、でも日本語も喋れます」

 

え、えーと、彼女は...

 

「.......~で、趣味は..」

 

同じく高校一年の頃からの...

 

「.....吉井を殴ることです」

 

 

 

....島田美波...壁のように平らだが、女である

 

ある出来事があり、彼女を助けたことがあるのだが

それ以来、妙に暴力を振られるようになってしまった

何かしたかな?

....ま、まあ、このことは後ほど....

 

取りあえず、苦手な存在である

好きか嫌いかといわれたら

まあ、選んでしまう的な感じだ....

 

 

 

島田「って、なに無視してんのよ吉井!!」

 

 

なんだよ

せっかく、自己紹介しててやったのに...

されてない他の皆と同じ扱いにするよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

(あいつ、また俺の相棒にあんな態度を...)

 

ゴゴゴォォォォオオ

 

 

な、なんか

雄二が殺気だててるよ...

 

 

 

 

(また島田は.....こりないやつじゃのう)

 

(........目障り...)

 

 

まあ、顔ぶれはこんな感じかな?

 

 

 

 

 

残りは雄二の自己紹介だけだね『すいません』

 

ん、あれは...

 

 

「保健室に行ってて遅れました」

 

 

また、紹介が必要だね

 

 

 

彼女の名前は

姫路瑞希

 

小学生の頃、同じ学校で

同じクラスの時もあった

 

一緒に二人っきりで遊んだりしたこともある

 

でも、卒業してから会話はしたことがない

そういった意味で

また、同じクラスになれたのは嬉しいことだ

 

 

 

 

って、僕の紹介になってるや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けど、そんな期待も裏切られることは

まだ僕は知らなかった

 

Fの環境のせいだろうか

彼女は....

いや、いずれ...早いうちにわかるだろう

 

 

 

 

 

 

 

姫路「吉井君!!」

 

おおっと

急に叫ぶから驚いたよ...

 

 

雄二「悪いな姫路.....こいつの顔があまりにもぶさいくで...」

 

な、それで急に叫んだのかよ!!

って、んなわけあるか!!

 

 

明久「雄二.....言ってはいいことと悪いことがあるよ?」

 

自分には幼なじみの霧島さんがいるからって

酷いよ!!

 

 

雄二「....ふはは、冗談に決まってるだろ?」

 

明久「....どうだか?」

 

慰めなんていらないよ...

 

 

雄二「だって、お前はたしか、学校の五本指に入ってたしな..」

 

明久「五本指.....なにそれ?」

 

雄二「....いや...なんか俺も入ってたし、恥ずかしくて言えねえや」

 

明久「そ、そこまでいったら言おうよ...」

 

う~ん、五本指?

 

僕と雄二が入ってて

そして、自分が入ってて恥ずかしい

 

 

....それって、ぶさいくとかきもいとか

そういう感じのこと?

 

 

 

 

明久「........雄二....お互い辛いね....」

 

雄二「な、なんか勘違いしてねえか?」

 

(自分もカッコいい男子部門の五本指に入ってるってのに、言うと恥ずいだろ)

 

雄二「つーか、俺のは絶対誤解だろ...」

 

明久「なにが?」

 

雄二「なんでもねぇー....」

 

(ちなみに、ムッツリーニも入ってたな

基本、無口でクールだし、顔も悪くないもんな...俺とは違うってか!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あはは


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第3話

「吉井明久です。趣味は料理をすること、特技も料理をすることかな?」

 

今、僕の自己紹介中

 

こんな感じでいいよね?

 

 

 

 

 

「たしかに吉井の料理はうまいぞ」

 

「た、食べたことがあるのか?」

 

「ああ、この前の家庭自習で少しな...それに吉井はこの学校の天才料理人だとかいう変な噂が流れているらしいぞ」

 

「それって、超高校級の料理人だとか呼ばれているあれでしょ!」

 

「じゃ、じゃあ、なんで吉井みたいな人が観察処分者なんて呼ばれてるんだ?」

 

 

ざわざわざわ

 

 

な、なんか騒がしくなってきたな

 

 

 

 

雄二「あーそのことなんだが....」

 

雄二が急に首を出してきた

 

 

雄二「明久が観察処分者である理由は別に頭が悪いとか変なやつだとか、そういったことではないからな」

 

 

「じゃ、じゃあ、なおさらどうして?...」

 

 

雄二「.................(ジーー)」

 

言っていいのか的な感じで視線を僕に向けてきた

 

明久「別に隠してることとかでもないし、気にしなくていいよ...あ、でも、名前は出さないでね」

 

 

雄二「わかった....

明久と俺がこの学校の1年の時、登校中に車にひかれそうになっていた人を偶然見つけしまってな。

....言わなくてもわかると思うが、このバカは命を投げ出して助けようとしたんだ。

なんとか助けられたが自分が車にひかれてしまったんだ...

何とか命に別状はなかったが記憶を失ってな

アホはまあ、色々あってしばらく学校に来れなくなってしまって

結果、出席回数が足りなくなってしまったわけだ

これが観察処分者になってしまった理由だ」

 

 

さりげなく

バカとかアホとか言われてたよね

 

 

 

明久「と、とりあえずよろしくね!」

 

 

 

「おう、身体に気を付けろよ!」

 

「俺に料理を食わせてくれ!」

 

「一年間よろしくな!」

 

 

うん、なんだか皆、なごみやすそうだね!

 

Fクラスも考え方を変えたらまあ、いいもんだね

 

 

 

 

雄二「さーてと、最後は俺の自己紹介だな」

 

お、やっと雄二か

 

 

雄二「ここのFクラス代表の坂本雄二だ...坂本でも代表でも好きな風に呼んでくれ

....早速皆に聞きたいんだが....カビ臭い 教室、古く汚れた座布団、薄汚れた卓袱台

それに対してAクラスは冷暖房完備の上に、座席はリクライニング シートらしいが…

...不満はないか?」

 

 

「「「大有りじゃぁぁぁぁあああ!!」」」

 

 

「同じ学費を払ってんのにここまでの差は納得できないよな!」

 

「それにここは男だらけで夢がねえぇぇぇ!!」

 

「設備の交換を要求させてくれ!」

 

 

 

 

そこから雄二は皆の不満をあおり、自分の進ませたい方向へ扇動した… そこで雄二はAクラスへの試召戦争を宣言し、それに勝つための秘策を伝えている… 説得力のある言葉で、クラスメイトもだんだんその気になってきているようだ。

うん!さすがは元神童だね!

 

 

 

 

 

雄二「それでうちの戦力はだな.....たく、いつまで姫路のスカートを覗いているんだ?」

 

康太「....................(ブンブン)」

 

「つ、土屋君!?」

 

 

 

雄二「さっきも自己紹介はしたが、改めて言っておく!こいつは寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ」

 

 

 

 

 

「や、やつが、ムッツリーニだと!?」

 

「やつがそうだったのか!?」

 

「お、おい、普通に考えて明らかな覗きの証拠を未だ隠そうとしているぞ.....」

 

「あぁ、ムッツリの名に恥じない行動だな...」

 

康太「..............(ブンブン!)」

 

この辺は男子ならではの世界だね

姫路さんなんて頭に?が出てるもん

 

 

 

 

雄二「そして、木下秀吉もいるぞ!」

 

秀吉「わ、ワシもか?」

 

 

秀吉は演劇なのが優れているぶん

召喚獣同士の闘いの時に有利になれるはずだ

 

それに、古典の点数は中々高いらしい

 

 

 

 

 

雄二「勿論、姫路だっている!」

 

姫路「わ、私もですか!?」

 

 

 

姫路さんはAクラスレベルの人だし

いるだけですごい戦力になるもんね

 

 

 

 

 

「Fクラスに二人しかいない女性の姫路さんと木下さんがいるなら大丈夫だ!」

 

「ああ、二人が戦力になったら最強だ!」

 

 

 

ま、まてまて秀吉のことが女で通ってるし

島田さんのこと忘れてるよ

一応女性なんだし、失礼だよ

 

 

 

 

雄二「そして、俺も本気を出す!」

 

 

 

雄二が本気を出したら、学年トップは当たり前なもんだし

チートレベルに強いのかな

 

 

「そ、そうだ、うちの代表はたしか『神童』だったらしいぞ」

 

「ってことは、めちゃくちゃ強いんじゃ!?」

 

「これは絶対に勝てんじゃねえの!?」

 

 

 

さすがは雄二

皆を簡単にのせちゃったね

 

 

「ちょっと!ウチは!?」

 

良い感じなムードを壊す人がいた

つまり、KYね

 

 

多分、このクラスの女子で自分だけが呼ばれていないことが不満....

....いや、恥ずかしいのだろう

 

 

 

雄二「逆に聞くが、どうして自分が呼ばれると思った?」

 

 

島田「ウチは数学の点なr『ああ、一応先に言っておくが、Aクラスに勝てる戦力を紹介しているのにBクラスやCクラスぐらいの戦力で呼ばれないことを不満に思って発言しているのなら口は出すなよ?まあ、さすがにそれはないとは思うが?』....ウチは数学ならBクラス並の点数があるんだからね!」

 

ダメだこりゃ...

 

 

雄二「.....お前、話聞いてたか?」

 

 

島田「どう!凄いでしょ!」

 

全く聞く耳を持ってないや

 

 

 

「な、なんか期待できなさそうだな」

 

「つーか、自意識過剰だよな」

 

「Aクラスに勝つための話をしているのにBクラスって....そりゃないだろ」

 

 

 

まあ、君たちは人のことは言えないけど

ごもっともだよね

 

 

島田「な、なによ、吉井よりは凄いわよ!」

 

なんでそこで僕と比べるのさ...

 

 

 

雄二「それはあり得ないぞ.....明久は召喚獣の操作がこの学校トップだ。

それに日本史や世界史はAクラストップクラス

家庭科なんて800点をこえるぞ!

結果、お前の何百倍も使えるが?

.....わかったらこれ以上アホな発言はやめろよ」

 

 

明久「ゆ、雄二、さすがに言い過ぎだよ」

 

 

あんなやつ知るか!という感じな素振りを雄二にされる

 

なんか、雄二は島田さんに恨みでもあるのかな?

 

 

 

 

「そうだ!そうだ!吉井さんをバカにすんな!」

 

「っていうか、800点って凄すぎるぞ!?」

 

「Fクラスは無敵だな!」

 

こんな状況で僕をべた褒めしたら島田さんがただのでしゃばりだったと思われちゃうよ

 

 

 

 

 

 

 

島田「こんな恥ずかしい思いするのは全部吉井のせいよ(ボソ)」

 

 

ま、また僕のせいにするか...

 

 

 

 

雄二「邪魔が入って言ってしまったが、明久もうちの戦力だ!『な、なんでよ!?』.....まだなんか邪魔すんのか?」

 

 

島田「じゃ、邪魔ってなによ!?

だって、吉井が戦力っておかしいじゃない!!」

 

さすがに聞いてて腹が立ってくるよね

 

 

雄二「さっきの話聞いてたか?こいつは召喚獣の操作は学年トップ!

他にも日本史や世界史はAクラスに匹敵する点数!

家庭科においては800点もとれるんだぞ?

これのどこがおかしい?」

 

 

島田「おかしいもなにもカンニングに決まってるじゃない!!」

 

 

「「「はぁ!?」」」

 

 

島田「吉井がそんな点数とれるわけないでしょうが!それにウチより凄いわけないじゃない!全部でたらめに決まってるわ!」

 

 

雄二「テメーいい加減に...『ちょっと待って』明久....」

 

 

明久「なんでそこまで僕を敵対するのさ?」

 

島田「ホントのことを言っただけじゃない!?」

 

明久「僕は君より点数をはるかにとっている..これは事実だよ?」

 

島田「嘘よ!あんたがウチより凄いわけないじゃない!!」

 

明久「『島田さんがこうだから僕はこう』何ていう風に比べないでくれよ....

別に努力をしていない人を上回ることなんて当たり前のことなんだから」

 

島田「うるさい!うるさい!吉井のくせに生意気よ!!」

 

明久「だから僕がどうだとか勝手に決めつけないでよ....不愉快だよ」

 

 

ホントに不愉快だよ

 

『ウチより凄いわけない』

『吉井のくせに生意気よ』

 

君が僕の何をわかるのさ

そもそも僕は君のなにさ?

勝手に決めつけないでよ

勝手に比べないでよ

勝手に変な意識しないでよ

 

なーんて考えていたら急に関節を締め付けてきた

 

明久「いた、痛い痛い痛い痛い痛い!」

 

島田「吉井のくせにウチに口答えなんて生意気なのよ!!」

 

明久「だから僕のくせにとかそういう決めつけはやめてよ!」

 

痛い、足が曲がりそうだ!

 

島田「うるさい!あんたはウチの物なんだから黙って『.....いい加減にしろ』(プシュー)」

 

 

 

む、ムッツリーニ...

 

 

 

 

 

康太「.......大丈夫か?」

 

明久「うん!少し足が痛いだけだよ」

 

 

なんとかムッツリーニがスタンガンで助けてくれたよ

 

 

 

 

明久「ありがとうムッツリーニ」

 

康太「.......俺も名前で呼べ」

 

え!?

 

明久「あれ?気にしてたの?」

 

康太「.......いや、気にしてはいない.....ただ、雄二や秀吉は名前なのに俺だけあだ名なのは気にする」

 

明久「あ、うん!わかったよ康太」

 

康太「.......それでいい」

 

 



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第4話

おめめクリクリ!クリスマス!!

イェーイ(^3^)/

みなさん明けましておめでとうございます

作者まーぴんです

桜が咲いていて綺麗ですね

気がついたら雪も降っていて素敵ですよね



なーんてボケて始まります




 

 

 

 

雄二「よし、Dクラスへ試召戦争の宣告に行ってきてくれ...島d...」

 

(あちゃー島田はスタンガンで気絶してたな....)

 

 

 

明久「う~ん、お困りなら僕が行ってくるよ」

 

 

雄二「だ、だがな、下のクラスが宣告に行ったら普通...」

 

 

明久「わかってるよ。ただでは帰されないんでしょ。

だったら尚更僕が適任だよ」

 

 

雄二「くっ、わかったよ...じゃあ俺もついてくぜ」

 

 

 

康太「........暇だから俺も行く」

 

 

秀吉「ワシもお供されてほしいのじゃ」

 

 

 

こうして、僕達はDクラスへと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

明久「失礼するよ.....」

 

 

「「「!!?」」」

 

 

雄二「ここのクラスの代表はいるか?」

 

 

 

平賀「ああ、僕がここのDクラス代表だけど?」

 

 

 

「よ、吉井さん!?」

 

「それにあれは坂本さんに土屋さん!?」

 

「木下さんもいるぜ....一体どうしたんだ!?」

 

 

 

ざわざわざわざわ

 

 

平賀「はは....なんだか騒がしくなっちゃったけど用件は何かな?」

 

 

 

雄二「あ、ああ、そのことなんだが実は...」

 

 

明久「僕達FクラスはDクラス相手に試召戦争を申し込む.....いいかな平賀君?」

 

 

平賀「ああ、わかった。どちらにしろ下のクラスからの宣告は断れないしね。」

 

 

随分とあっさりしてて少し助かる

 

優しい代表だとクラスも安心するだろうね

 

 

 

 

明久「じゃあ、開始は放課後でいいかな?」

 

 

 

平賀「ああ、大丈夫だよ。

.....それにしてもまさか、吉井君や坂本君がFクラスだったとは....予想外だよ」

 

 

明久「まあ、雄二なら普通はAクラスだもんね」

 

 

平賀「いや、君もてっきりAクラスかBクラスかと思ってたんだけどね」

 

 

明久「それは考え過ぎだよ」

 

 

雄二といい平賀君といい

皆、僕のことを無駄に評価しているような気がする

 

 

 

 

 

明久「じゃあ、とりあえず僕達はこれで...『ちょっと待って!』...」

 

 

やっぱりただでは帰れないか

 

 

 

 

「その...えーと...よ...吉井さん...」

 

 

明久「う、うん。なにかな?」

 

 

「こ...これ..貰ってください!」

 

 

明久「あ、あれ?....うん。ありがとね(ニコ)」

 

 

「/////////」

 

 

あ、あれ?あれ?あれーー!?

 

なんか違うような

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの....土屋君?」

 

 

康太「.........なんだ?」

 

 

「い、一枚!私と一緒に撮ってください!」

 

 

康太「...........構わないが?...(パシャ)」

 

 

「キャーーーーありがとうございます/////」

 

 

康太「............あ、ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺、木下さんのことがす、好きなんです!」

 

 

秀吉「わ、ワシは男じゃぞ!?」

 

 

「付き合ってください!」

 

 

秀吉「お主、聞いておるのか!?」

 

 

 

 

 

 

ざわざわざわざわ

 

「わ、私とその今度!!」

 

「ダメ!吉井さんとは私が!!」

 

「吉井さんは私がいいですよね!!」

 

 

 

明久「な、なんでこんなことになってるの!?」

 

 

 

「あの、私とも一緒に撮ってください!!」

 

 

康太「........か、構わないが...(パシャ)」

 

 

 

「木下さん!俺と!!.....」

 

 

秀吉「だ、だからワシは男だと!?...」

 

 

 

なんか違う意味で帰れなくなっちゃったよ!?

 

 

 

 

 

雄二「ハハ...オメーら人気だな『坂本君!』...ん、なんだ?」

 

 

 

 

「じ、実は私、坂本君のことが....『よし!オメーらさっさと帰るぞ!!!』え、そんな...」

 

 

ダダダダダ!!(翔子に殺される)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fクラスにて

 

 

 

 

明久「はぁ~......なんか、疲れたよ」

 

 

 

ただでは帰されないとは思ってたけど

まさか、こういう風に帰されなくなるとは思ってもなかったよ

 

暴力による攻撃もあれだけど

こういう攻撃は苦手だよ....

 

 

秀吉「ワシは男なのに(....グスン)」

 

 

特に秀吉が大変だったようだけど...

 

 

 

 

 

雄二「と、とりあえずお前ら、試召戦争が始まる前に回復試験を受けんぞ」

 

 

「「「了解!(したのじゃ)」」」

 

 

 

 

 

色々とハプニングがあったが

何とか回復試験を受け....

 

今、Dクラスとの試召戦争を始まろうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第5話

元気いっぱい笑いましょう


 

 

雄二「さーてお前ら!しっかり逝ってこい!!」

 

 

「「「おっしゃぁぁああ!!」」」

 

 

 

雄二、行ってこいの字がちがうよ

 

 

 

 

雄二「よし!お前らも頼んだぞ」

 

 

明久「うん。なんとかするよ」

 

秀吉「任されたのじゃ」

 

康太「.........俺は待機」

 

 

明久「康太は秘密兵器なんだし仕方がないよ」

 

康太「.........暇だ」

 

 

Fクラス全員が前線で闘い

島田が指揮をとっている

 

 

 

 

明久「よし!行こうか」

 

 

僕と秀吉は急いで前線へ向かった

 

そしてたら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「うぉぉおおお!!」」

 

 

 

み、みんな頑張ってるね

 

Fクラスは全員が前線で戦闘をおこなっているせいか

Dクラスを押している

 

 

 

 

 

古典

 

 

Fクラス 須川亮 138点

 

Fクラス 近藤吉宗 72点

 

VS

 

Dクラス 中村俊哉 82点

 

 

 

 

Fクラス 横沢謙次 65点

 

Fクラス 中川義彦 89点

 

VS

 

Dクラス 伊藤 舞 93点

 

 

 

何人かヤられちゃったようだけど

 

FクラスはDクラスに負けてないよ

点数がほとんど同じだ

 

でも、どうして!?

 

 

 

須川「まあ、単に古典が得意なんだけどな」

 

横沢「それと、テスト中サボってたし」

 

 

まあ、努力はしなかったわけじゃないんだね

感心感心っと!

 

 

 

 

 

「ちょっと吉井!早くウチを助けなさい!!」

 

 

 

ハァーこの声は

 

 

 

 

Fクラス 島田美波 6点

 

VS

 

Dクラス 清水美春 128点

 

 

 

 

島田さん

君って人は....

 

 

明久「6点ってなにさ!?」

 

島田「うるさいわよ!古典は苦手なの!」

 

 

よく、指揮官を任されたね

Fクラスの中で一番頭が悪いんじゃないの?

 

 

 

島田「いいから早くウチを助けなさい」

 

清水「ダメですよ!お姉様は私と一緒に大人の階段を!!」

 

島田「いやーー!!来ないで!!」

 

 

な、なんか、カオスだね

 

 

 

 

 

明久「んじゃあ、ここはよろしくね」

 

島田「ちょっ、待ちなさいよ吉井!早くウチを」

 

だって、島田さんを助けたら

なんだかんだいって殺されそうだし

それに、後ろにいる清水さんにも殺されそうだし

 

 

秀吉「明久よ...島田は指揮官を任されておったのじゃから、一応助けないと」

 

明久「わ、わかったよ...サモン!!」

 

 

古典

 

 

 

吉井明久 65点

 

 

 

明久「清水さん、ちょっと失礼するね」

 

清水「あ!?」

 

 

清水美春 戦死

 

 

 

 

清水「な、なんてことをするんですかこの豚野郎!!(ブン)」

 

清水さんが親の敵のような目を僕に向けて殴ろうとしてきた

 

 

「清水、貴様は補習室だ!!」

 

て、鉄人!?

 

 

 

清水「い、嫌ですわ!私はお姉様と!!」

 

西村「みっちり絞ってやるからな(ズルズル)」

 

 

引きずられてっちゃったよ

ヤられたらああなるのか....(グイッ)

 

明久「うがっっ!!」

 

く、苦しい、首が!?

 

 

 

 

島田「なんで早く助けないのよ!あのままだったら何をされたか!(ギュゥゥ)」

 

明久「そ、そんなの僕は知らないよ」

 

首が締まる!?

く、苦しいよ、助けて

 

 

 

「サモン!(シュッ)」

 

 

島田美波 戦死

 

 

島田「な、なにするのよ木下!!」

 

秀吉「お主は黙ってろ(キッ)」

 

ひ、秀吉が怒ってる

 

 

 

西村「島田、お前は何をやってるか.....」

 

鉄人はすぐに現れて呆れたような顔で島田を見る

 

 

 

西村「来い!貴様も補習だ!!」

 

島田「いやーーー!!!」

 

な、何とか

た、助かったよ

 

 

秀吉「大丈夫か明久?」

 

明久「う、うん。助かったよ秀吉」

 

秀吉「うむ。それにしても島田は.....(ハァー)」

 

秀吉も雄二と同じで随分と島田に対して嫌悪みたいのを抱いてるようだ

 

 

 

 

 

 

「Fクラスを討ち取れ!!!」

 

お、敵さんのお出ましだね.....

 

 

 

 

明久「さてと、戦場に戻ろっか!」

 

秀吉「了解じゃ!」

 

 

 

よし!

 

明久「福原先生!日本史でお願いします」

 

 

福原「了解しました」

 

 

 

明&秀「「サモン(じゃ)」」

 

 

 

 

 

日本史

 

 

 

 

吉井明久 475点

 

木下秀吉 137点

 

 

 

「な、なんだあの点数は!?」

 

「400点オーバーだと!?」

 

「さすがは吉井だ!!」

 

「木下も強いぞ!!」

 

 

 

 

明久「来ないならこちらから行くぞ!!(シュッッ)」

 

 

 

 

鈴木美浦 戦死

 

藤崎千尋 戦死

 

中田圭介 戦死

 

大原正人 戦死

 

 

 

 

「な、なに!?」

 

「み、みんな、油断するな!!!」

 

「敵は操作学年トップの吉井と演劇の秀吉だぞ!」

 

「戦力をここに重視しろ!!」

 

須川「まてまて!俺達もいるぜ!」

 

「くそ!!」

 

「これはヤバイぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fクラスにて

 

 

雄二「今の状況はどんな感じだ?」

 

俺と康太はここで待機しており

姫路の投入を待っている

 

 

 

 

康太「.......FクラスはDクラスを教室前まで追い込んでいる」

 

雄二「な、なに!?もうそこまでいったか!」

 

(あ、あまりにも早すぎるぞ)

 

 

康太「.......明久が12人、秀吉が7人もDクラスの生徒を補習送りにしている」

 

雄二「予想以上だな」

 

 

まさか、ここまで二人が強いとは.....

召喚獣の操作が勝負の鍵だな.....

 

 

 

 

康太「........それと」

 

雄二「ん、なんだ?」

 

 

康太「.......須川をメインとするFクラスの皆が中々活躍してるぞ」

 

雄二「マジでか!?....こりゃ大きな誤算だったな」

 

 

あいつらは俺が思ってたより点数をとっているようだな...

 

だったら須川達の誰かを指揮官にしたほうがこちらの戦死者は減っただろう....

 

 

雄二「よし!そろそろいいか...姫路!とどめをさしてこい!!」

 

 

姫路「は、はい!わかりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dクラス戦は幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第6話

深呼吸しましょう


 

 

 

 

「じゃあ、クラスは明け渡さなくていいんだね」

 

 

「ああ。俺達の目標はAクラスだからな」

 

 

 

 

「だ、代表がそういうなら....」

 

「し、仕方がねえよな」

 

 

 

「ウ、ウチはそんなの納得しないわよ」

 

 

「なんだ?お前の意見なんて聞いてねえぞ?」

 

 

「ウチの戦争での頑張りはなんだったのよ!無駄になるじゃない!」

 

 

「ハァ?何いってんだよお前....

指揮官としての役割は何一つ果たさないわ

仲間に危害を加え、さらには戦死した

これのどこでお前は頑張ったって言うんだ?

無駄どころか、俺達のクラスの危害しか加えてない

 

ハッキリ言ってお前が俺に意見できる理由なんて一つもないからな」

 

 

「そ、そんなの勝手よ!」

 

 

「そう思うなら、意見できるぐらいのことはしやがれ」

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐぅぅうううう

 

は....腹が減って...し....死ぬ...

 

 

明久「僕に食べ物を.....」

 

 

僕はこの頃、まともなものを食べていない

その理由は母から送られてくるはずの仕送りがこないからだ

おかげで昨日、食料は完全に尽きてしまい

生き地獄になっている

 

 

明久「誰でもいいから....助けて...」

 

 

 

 

と、そこに

 

 

「大丈夫、吉井君?」

 

 

学校にて倒れている僕を誰かが見つけてくれたようだ

 

 

 

「あの、意識はあるのかな?」

 

 

明久「............さ....い」

 

 

頼む....助けてくれ

 

 

「よ、よく聞こえないんだけど?」

 

 

 

明久「.............た...べ...」

 

 

誰だかわかないけどお願い

 

 

「た...べ?」

 

 

 

 

僕は残っている力を全て振り絞った

 

 

 

 

明久「食べ物を分けてください!!(パタ)」

 

 

 

そして、ここで意識が跳んでしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の仕送り、完全に忘れてるよ

連絡もとれないしさすがにこれは変だよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久「......ん(パチ)」

 

 

僕は目覚めた

 

 

明久「ここはいったい?....」

 

 

.......どうやら、保健室にいるようだ

 

でも、ここへ来た覚えがない...

では、どうして?

 

あ、そうか!

僕はさっきお腹が減って倒れたんだった

 

ってことは、誰かが運んでくれたのかな?

 

 

 

 

 

そこへ

 

「あ、やっと起きたんだ!」

 

 

保健室に誰か来たようだ

 

言葉からすると、僕を保健室に連れてきてくれた人かな?

 

 

 

「あ、う~ん、君が僕を運んでくれたのかな?ありがとぅ.....って木下さん!!?」

 

 

 

あわわわわわわわわわ

 

 

な、なぜ木下さんがここに!?

 

 

 

 

優子「運んでくれたのは私じゃなくて西村先生だけどね...」

 

 

て、鉄人が僕のことを!?

 

とりあえず感謝しとくか....

 

 

優子「それで、もう大丈夫なの?」

 

 

明久「あ、うん。全然大丈ぶぅ...(ぐぅぅうう)」

 

 

き、木下さんに聞かれちまった!!!

 

腹のバカ野郎!!

 

 

 

 

 

 

優子「ふふふ....まさかお腹が減って倒れてしまうなんて思ってなかったわよ(バッ)」

 

 

なにか、おかしな人を見るような笑みを浮かべて笑ってる

 

か、可愛すぎる!!

 

 

 

 

明久「って!?それは?......」

 

 

優子「お弁当よ。お腹すいてるんでしょ」

 

 

明久「で、でもいいの!?」

 

 

優子「大丈夫よ。私のクラスには食べるものなんてたくさんあるしね」

 

 

な、なるほど

さすがはAクラス...

 

 

明久「で、でも、悪いような...」

 

 

優子「なによ。私が作った弁当がそんなに嫌なのかしら?」

 

 

明久「ち、違うよ!その逆だよ!木下さんの手作りの弁当が食べれるなんてとても幸せだよ!」

 

 

優子「そう?.....だったらまた、作ってきてあげてもいいけど...」

 

 

明久「ほ、ホントに!?」

 

 

優子「ええ....何か困ってるなら助けないわけにもいかないしね...」

 

 

明久「ありがとう!!絶対に何かお返しするから!!」

 

 

優子「お、お返しね...」

 

 

明久「なにかあるならいいよ?」

 

 

優子「そうね....考えとくわ....それより食べないの?」

 

 

明久「あ、うん。いただくね!」

 

 

木下さんのお弁当!!

どんなのだろう!!

 

 

 

 

 

明久「わぁ!美味しそう!!(パカ)」

 

優子「そ、そうかしら////」

 

 

お味は....

 

 

明久「うん。とても美味しいや!!」

 

 

うん!

 

木下さんの弁当が食べれるなんて夢みたいだ

 

まさか木下さんの弁当が食べれるとは......

 

 

 

 

........あれ?木下さんの弁当?

 

 

木下さんの弁当......

 

僕が食べてる弁当って木下さんの....

 

 

 

 

 

 

 

優子「ど、どうかしたの?」

 

 

明久「...............(ブーーー!)」

 

な、なんてことだ!

 

 

 

 

優子「ちょっ、大丈夫、吉井君!?」

 

 

そうか、僕は木下さんの手作りのお弁当を食べていたんだな

 

言葉では発していたけど、考えてみたら....

 

 

 

 

雄二「オッス!大丈夫か明ひぃ........」

 

 

康太「........無事k........」

 

 

秀吉「心配したんだz......」

 

 

 

(絶賛鼻血出し中)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久「はは.....どうしたの?」

 

 

 

鼻血が止まらないや

 

 

 

あれ?皆が呆然としてるけど....

 

なんか変なもんでも見たのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え~と

 

僕と木下さんとベットにいて

僕が鼻血をめっちゃ出してる.....

 

 

 

 

明久「....................」

 

 

 

こ、これは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二「スマン。邪魔して悪かったぜ....」

 

 

康太「..............」

 

 

秀吉「悪かったのじゃ姉上......」

 

 

見てはダメなものを見てしまったかように帰ろうとしていく

 

 

 

 

 

明久「み、みんなこれは誤解だよ!!?」

 

 

雄二「逆に聞くが何が誤解なんだ!!」

 

 

 

明久「色々とあったんだってば!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二「なるほどなるほど、そういうことか」

 

 

康太「..........妬ましい奴」

 

 

なんとか、雄二達の誤解が解けた

 

 

明久「色々と大変だったんだって!」

 

 

雄二「わかった!わかったって!」

 

 

 

秀吉「うむ。それにしても姉上がのう.....」

 

 

優子「なによ秀吉?」

 

 

秀吉「いや、なんでもないのじゃが(ニヤ)」

 

 

優子「ちょっ、なんなのよその笑みは!(グリグリ)」

 

 

秀吉「な、なにm...い、痛いのじゃ!」

 

 

明久「あ、あははは」

 

 

 

 

 

雄二「それより明久。何で仕送りがこねーんだよ?」

 

 

明久「それは僕にもさっぱりなんだよ」

 

 

雄二「忘れてるってことはまずないだろうし、連絡も繋がらなんて......」

 

 

(なにか、あったんじゃねえのか!?......いや、さすがに考え過ぎか...)

 

 

明久「どうしたのそんなに難しい顔して」

 

 

雄二「いや、なんでもないぞ」

 

 

秀吉「とりあえずどうするのじゃ?仕送りも来ないとなると生活ができないじゃろ」

 

 

明久「そうなんだよね....」

 

 

家賃だって払わなくちゃならないし

食べていくお金もないしね

 

 

康太「...........とりあえず...作者が眠たがってるからここまでにするぞ」

 

 

明久「え、マジで?」

 

 

雄二「つーか、そういうこと言うなよ....いや、書くなよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




だって、眠いんだもん


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第7話

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二「よし。ダルいからBクラスとの戦争は終わったことにすんぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕達はDクラス戦の次、Bクラスと闘った

 

Aクラスの一つ下のクラスだけあって中々手強く

一筋縄ではいかなかった

 

なんといっても相手の代表はあの根本君だ

策略にかけてるだけではなく卑怯な手まで使ってきた

 

 

だが、そんな卑劣な行動を力に変え

根本君討ち取った

 

 

 

そして、次の闘いが迫ろうとしてきていた...

 

ゴゴゴゴゴォォォ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久「.....っておかしいだろ!なんで省略すんだよ!大事な場面でしょ」

 

おかしい!あまりにもおかしいよ!

 

雄二「まあまあ、落ち着けって」

 

明久「これで落ち着いていられるわけがないでしょ!」

 

なんなんだよ

Bクラスと僕達に何があったんだよ

根本君はどうなったんだよ!

設備は交換しないのかよ!

 

雄二「ここの場面はよ、大体本編で見てるからわかるだろ」

 

明久「本編ってなんだよ!これが本編だよ!」

 

雄二「いや、だからさ、ライトノベル小説の『バカとテストと召喚獣』で見てるはずだからわざわざやらんでもいいだろ」

 

明久「な、なにいってんだよ!これとあれは同じであって違うんだからね!内容変わってるからね!」

 

雄二「んなもん、想像でいいんだよ想像で」

 

うわーなんかもう脱力しすぎだろ!

わかんない人いたらどうすんだよ!

 

つーか、あの雄二は雄二じゃないだろ!

作者自身だったろ!

 

あーもう意味わかんねーー!!

 

人気落ちたらどうしてくれるんだーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二「今からAクラスに戦争を申し込みにいくぞ」

 

明久「切り替え早ッッ!?」

 

ちょっ、ホントにBクラス戦流しちゃうの!?

 

雄二「何時までも引きずってんなよ!流しちゃったもんは仕方がねえんだよ!

トイレに流しちゃったもんは帰ってこないだろ!?それと同じだよ!」

 

明久「例えがわけわかんないよ!」

 

あーもういいよ!

ホントにこのままでいっちゃうからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二「失礼する。(ガラララ)」

 

とりあえず色々あってAクラスにきた

 

 

「あら。坂本君に....吉井君!それに秀吉達もいるのね......」

 

随分と警戒されているようだ.....って!?

 

明久「木下さんじゃないか!」

 

なんでここに!?

 

優子「私はAクラスの生徒なんだし、いても当たり前なんだけど」

 

そ、それもそうだったね

 

優子「.....で、なんのようかしら...」

 

雄二「ああ。俺達はAクラスに5対5の一騎討ちを申し込みたい」

 

優子「一騎討ち?....ダメだわ.....坂本君の頼みでもそれは聞き入れられないわよ」

 

雄二「どうしてだ?」

 

優子「どういう形で一騎討ちをやるかはわからないけど、私達、Aクラスにはメリットが大きすぎるわ」

 

たしかに、一騎討ちとなるとFクラスがあまりにも有利になる

 

こっちには一つの科目の点数がずばぬけている康太や秀吉がいる

そして、どの科目でも点数がとれる雄二や姫路さん

 

それに対してAクラスはどの科目も均等に点数をとっている

それなのに一騎討ちとなると

科目が一つに絞られてしまうから

こっちの得意科目だけで攻められてしまう

 

その点、Fクラスはかなり有利になる

 

 

 

 

 

 

雄二「心配はしなくていい。俺達が勝っても設備の交換や三ヶ月間の試召戦争の禁止などはしなくていい」

 

優子「え!?それって戦争の意味がないじゃない!」

 

 

雄二「ああ。わかっている」

 

 

雄二...君は..

 

 

優子「.......一体何を企んでるのよ?」

 

雄二「それは今は言えない....で、いいのか?」

 

優子「.......で、でも..『受けていい』だ、代表!?」

 

 

 

 

Aクラス代表

 

そう、彼女こそが雄二の目的なのだろう

美しく優しく、なんでできるこのクラスの代表

 

霧島翔子さん!

 

 

 

 

翔子「.....ただし条件がある。負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞く」

 

なんでもか....

すごい条件だね

 

 

雄二「ああ。構わない」

 

明久「ゆ、雄二!?」

 

雄二「その代わり5対5の一騎討ちのうち3つは俺達のクラスが科目の選択をする」

 

翔子「.......わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aクラスとの一騎討ちは

明日の昼休みに開戦となった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(翔子、待ってろ。必ずお前に........)

 

そして、一人の男の決意を....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(雄二....どうしてそんなに....)

 

それに対して彼女は....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はこの闘いを....

雄二の答えを見届けるんだ。だから....明日は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本気でいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第8話

 

 

 

「雄二は僕に闘わせる気だろうな...」

 

 

明日はAクラスとの一騎討ち

正直いってあまり自信がない

 

最上位クラスと最下位クラスの差なんて目に見えている

 

そりゃ、雄二や姫路さん達はAクラスにだってひけをとらないし

康太や秀吉だって得意科目でカバー出来るかもしれない

 

 

でも、相手はAクラス

 

一対一となると頭脳戦になる場合が多いい

 

技術、知識、能力

遥かに僕達を上回っているだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも勝つしかない

 

「気持ちだけは負けられないんだ」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝一に学校に行き

 

雄二達と試験を受けた

 

 

 

 

 

 

西村「そこまでだ!ペンを置け」

 

 

家庭科、日本史、世界史はいつも通りだろう

今回は他の科目をより勉強したのだから

 

 

明久「雄二は満足いく結果だったの?」

 

雄二「ああ。神童としての力は出しきったと思うぞ!.......お前はどうだったんだ?」

 

明久「そうだね。やれることはやった!ってところかな?」

 

雄二「そうか」

 

 

多分、総合科目は2000後半ぐらいだろう

っとなると、Aクラス下位レベルかな?

 

康太「........俺は2000はいったぞ」

 

明久「へぇ~そうなんだ......って心読むな!」

 

 

秀吉「ワシもなんとか2000点は越えたはずじゃ」

 

明久「秀吉まで読まないの!」

 

 

 

みんなしてなんで心のなかを読めるかな

と、呆れた顔をしていると

 

西村「うむ....吉井は途中退席したからFクラスなのはわかるのだが....

なぜ木下や土屋はそこまで点数を取っておいてFクラスなのだ!」

 

 

全くもってその通りだ

 

2000を越えるのであればBクラスは勿論

Aクラスだっていけるかもしれないのだ

 

 

康太「.......モンハンで忙しかった」

 

君もか! !

あと、盗撮という言葉も少し聞こえたような

 

 

秀吉「ワシは演劇で忙しくてのう」

 

う~ん、こればかりは仕方がないのかな?

っていうか、試験日近くなったら部活停止しないの!?

 

 

 

雄二「おい。そろそろミーティングしたいから戻るぞ」

 

明久「うん。了解!」

 

 

雄二「....っあ、わりーな....ちょっと待て」

 

秀吉「なんじゃ?」

 

雄二「その前に話したいことがある。」

 

秀吉「話したいこと?」

 

 

 

 

 

雄二はなにか深刻そうな顔をして僕達を見ている

 

雄二「........すまなかったな」

 

っと、言葉を放ったと同時に雄二の顔は覚悟を決めた顔になった

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はうすうす気づいていた

 

 

 

でも、それは僕の予想を遥かに上回っていた

 

 

 

 

 

 

 

僕達は死んでも負けれなくなったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカにて

 

 

 

 

事件が起きていた

 

 

 

 

それは人類史上絶望的最悪事件に繋がるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉井の家族はアメリカにて滞在中

 

 

この意味がわかるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第9話

 

 

 

 

 

 

「たまたまだったんだ」

 

俺はあいつを救いたいと思った。

それは恋愛感情でも友人としての態度。

けしてそんなものではない。

俺があいつにしたことは『罪滅ぼし』だ。

そして今だって変わらない。

 

あいつにはあいつの人生を歩んでもらう。

 

そろそろ呪縛から解放されてもいいはずだ。

 

俺とあいつは違う。

 

生きる世界も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺はお前が嫌いだ。」

 

「奇遇だね?僕も君のことは大嫌いだよ?」

 

「はっ。俺の方がお前のことが大嫌いだが。」

 

「なにいってんの?この大嫌いな気持ちはたとえ誰だろうと負ける気がしないよ?」

 

「ぬかせバカが!!」

 

俺はアイツを殴った

 

見てて許せなかった

 

俺とは正反対のようで似ているあいつが

 

「な、なにすんだよ!!」

 

こいつならあいつを導ける

 

幸せにできるのだと

 

「そんな攻撃あたるかよっ!」

 

「こ、この.....っていうか!どうして急に殴ってきたのさ!」

 

「知るか!!」

 

バカ

 

バカだ。あいつは

 

大バカで世界でも叶う奴がいない

 

超人的なバカだ

 

 

 

 

 

お人好しですぐにバカなことをいう

 

でもあいつの言うことは正しい

 

だから嫌だ

 

 

なにかあると決まって駆けつける

 

.....返り討ちにされる

 

ホント!バカだ!

 

 

1人はみんなのために

みんなはひとりのために

 

こんな言葉があるとしたら

 

あいつにこれは当てはまらない

 

バカはみんなのためになんでもするだろう

 

だが、みんなは違う

 

みんなはあいつを利用しているだけだ

 

 

 

 

だけどあのバカはそれに気づいていた

 

「き...きみがぁ...グハ...何を...いって..グハ」

 

「ホント!タフな野郎だな!」

 

「い...いい加減喰らえ!」

 

「だから当たらねえって!」

 

「い...いてぇ!...コンチクショ」

 

「ハハ......テメーみたいな奴がいたらあいつも救われただろうな!!」

 

「は..はぁ..なにいってんだよ?」

 

「テメーが俺だったらあいつは!!」

 

さすがに自分も疲れた

 

あいつももうぼろぼろに

 

「はぁ...はぁ...なんだかわからないけど...それ...翔子ちゃんのこと?」

 

「はぁ...はぁ...ああ...そうだよ!って、マジでタフだな!おい!」

 

「はぁ...こんなになって悩むなんて...よっぽど好きなんだね」

 

「はぁ!?ちげーよ!?」

 

「グハッ」

 

「テメーに何がわかる!?あいつがどうしておれに!!なんで俺ばっかに!!」

 

「...........」

 

「はぁ....テメーには絶対わかんねーだろうな...女の子見ると真っ先に突っ走るお前だもんな」

 

「........それは違うよ...」

 

「あ?何が違うって言うんだよ!女好きバカがぁ!!」

 

「いい加減にしやがれ!!」

 

「テメーだけはぶっ飛ばす『明久』」

 

「もう、目を冷ませよ!『雄二』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがバカと本気でしたケンカ

 

このケンカが俺を導いてくれた

 

 

 

俺の始まりはここからだった

 

 

 

 

 

雄二said of memory

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二「さて!一騎討ちの選手だが...まず1人目は...『俺だ!!』ちげーよ...」

 

 

教室....いや、廃墟されたFクラスの教室にて最後の会議をおこなっている

 

 

雄二「秀吉!お前だ!」

 

秀吉「む?ワシか!ウム。任されたぞ!」

 

 

木下秀吉。高校からの付き合いで雄二の戦争の思惑を知っている1人だ

 

 

秀吉「絶対に負けんぞ!」

 

雄二「ああ。お前の力を見せてやれ!」

 

「頼むぞ木下!」

 

「あの古典の点数ならいける!」

 

「結婚してくれぇぇぇぇええ!」

 

明久「須川君?(ニコ)」

 

須川「じ、冗談だ。」

 

明久「そう?ならいいんだよ?」

 

須川「ほぉ.....」

 

明久「秀吉と結婚するのは僕だぁぁぁああ!」

 

「「そっちか!!?」」

 

須川「ひ、独り占めはずるいっすよ!」

 

明久「うるさい!秀吉は!『ワシは男じゃ!』....誰のものでもないよね....」

 

 

あ....あはははは....冗談だよ冗談!

 

 

雄二「....次はだな.....康太!お前が二番目だ!」

 

康太「.......了解した」

 

 

ムッツリーニのこと土屋康太。秀吉と同じで雄二の戦争の思惑を知っている1人だ

 

 

康太「.......この勝負だけは負けない」

 

雄二「ああ。頼むぞ!」

 

「ムッツリーニ!!」

 

「ああ。ムッツリーニの保健体育なら!!」

 

「売ってくれ!!秘蔵コレクション!!」

 

雄二「よし!三人目だが....明久頼んだぞ!」

 

明久「うん。任せてよ!」

 

僕もこの日のために頑張ったんだ!無駄にはしない!

 

「頼んだぞ吉井!」

 

「吉井なら任せられる!」

 

「応援するからな!」

 

「なんで吉井なのよ!?」

 

「「「え?」」」

 

1人、1人だけいた。

 

僕が女性の態度として示さない人が

 

島田「ぁぁぁあああきぃいぃいぃい!!なんでアキが呼ばれるのよ!!」

 

なに?その呼び方!?ぁぁぁあああきぃって、よく呼べるね

 

島田「どう考えてもおかしいじゃない!なんでこのバカが!」

 

雄二「.....島田。どうしてお前は明久になるといつも、どうしてそんなに敵対する?」

 

島田「て、敵対って!?そんなことしてないわよ!だってあり得ないじゃない!なんでアキが!」

 

雄二「......康太....こいつの本音を言ってみろ」

 

康太「.........明久は呼ばれて自分が呼ばれないことが気にくわない....」

 

雄二「だそうだが?正解か?」

 

島田「正解もなにも!アキが呼ばれてウチが呼ばれないなんてあり得ないじゃない!」

 

雄二「はぁ~…島田。その、明久はお前中心でまわっているという考え方...今すぐやめろ。不愉快だ...じゃあ、お前の得意科目の点数言ってみろ」

 

島田「得意科目?数学に決まってるじゃない!173点よ!どうアキ!凄いでしょ!」

 

いや、僕じゃなくて雄二に言ってよ....

 

雄二「ふーん。あれから全く勉強してないようだな?」

 

島田「な、なにをいって!?『明久!』」

 

明久「なに?雄二?」

 

雄二「召喚獣を召喚してくれ?科目は数学だ」

 

明久「え?なんで?」

 

雄二「お前の点数だけいっても信じてくれないだろ?」

 

明久「わ、わかったよ。『サモン』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉井明久 183点

 

島田「な、!?」

 

雄二「どうだ島田?明久が選ばれる理由....もう認めろや?」

 

あ~....だから雄二は僕に『数学はめいいっぱい勉強しとけ』

なんていったのか!

 

島田「で、でも他の科目だってあるじゃない!アキはそんなに点数!」

 

雄二「お?島田!よく気づいたじゃないか!その通りだ!明久は日本史と世界史と家庭科と数学以外、点数があまりとれていないんだ!」

 

島田「え、?ほ、ほらいったじゃない!アキなんかを出すよりウチを!」

 

雄二「だが、島田の科目の点数、全てを上回っているそうだろ?明久?」

 

明久「え?それはわからないけど、他の科目の点数はほとんど90点あたりかな?」

 

雄二「だそうだ?もし、違うのならここで召喚獣を召喚してくれ島田。まあ、恥をかきたくなかったらな??(ニヤ)」

 

あらら、黒い雄二出てるね

 

島田「そ、そんなの.......ふん。アキ!負けたら殺すからね!」

 

殺す!?殺されるの!?えーー!?

 

雄二「......まあいい。」

 

よくないよ!

 

雄二「話がずれちまったが四番目は....姫路?頼めるか?」

 

姫路「は、はい。私でよかったら頑張ります!」

 

 

姫路瑞希さん。小学校の頃の付き合いでとても頭のいい子

 

 

「よっしゃぁぁあああ!」

 

「姫路さん。頑張ってください!」

 

「応援してます!」

 

 

うん。彼女なら!

 

 

雄二「そして!最後は俺が出る!相手は翔子だ!俺に任せとけ!」

 

「翔子って、あの霧島さんのことか!?」

 

「大丈夫か?たしか....学年の主席だろ!?」

 

「勝てるのか!?」

 

雄二「心配すんな。あいつのことは俺がよく知っている。神童の俺に任せとけ!」

 

「そ、そうだ!俺達のクラスの代表なら!」

 

「ああ。頼むぜ代表!」

 

「勝ってくれ!代表!」

 

うん。ここは絶対に雄二に任せなきゃね

 

明久「雄二。翔子ちゃん!いや、霧島さんは任せたよ!」

 

雄二「おう。お前も勝てよな!」

 

姫路「あ、あの~口をさすようで悪いんですけど....霧島さんとはどういう関係なんですか」

 

雄二「幼なじみだ」

 

「幼なじみってあの幼なじみか?」

 

「ああ。あの幼なじみだ」

 

「幼なじみ。」

 

明久「........雄二...なんかこっちを憎いような目でみてくるよ」

 

雄二「き、気にするな。」

 

 

よ、よし、後は時間を待つだけだ!『吉井くん?』

 

 

明久「ん、何かな姫路さん?」

 

姫路「よ、吉井くんは霧島さんのことどう思いますか」

 

明久「どうってどういうこと?」

 

姫路「あの...それは...女性として...」

 

明久「もろ好みだよ!そりゃ霧島さんは可愛いし美しいし優しいし妖艶だしスタイル抜群だし性格上、凄い一緒にいたいタイプだしね!もうたまらないよね!」

 

 

うん。それに髪とか時々みせるしぐさとかもいいかな

 

 

明久「って、どうして島田さんは黒板を持ち上げて姫路さんは戦闘体制になるの!?」

 

 

ぼ、僕、なんか不味いこといったかな

 

 

雄二「ん、いいんじゃないか?ボコしても?」

 

明久「なんでこういうときは冷たいのさ!?」

 

 

ひどい!あんまりだよ!

 

 

康太「.......時間だ」

 

雄二「ああ。わかった。いくぞお前ら!!」

 

「「「おう!」」」

 

 

ついにこのときが来たんだ

 

僕は....『アキ待ちなさい!』

 

僕は....『吉井くん?どうして逃げるんですか?』

 

と、とりあえずAクラスへ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第10話

 

 

 

明久「青春とは嘘であり、悪である。青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き自らを取り巻く環境を肯定的にとらえる。彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げてみせる。 彼らにかかれば嘘も秘密も罪科も失敗さえも、青春のスパイスでしかないのだ。仮に失敗することが青春の証であるのなら彼女作りに失敗した人間もまた青春のド真ん中でなければおかしいではないか。しかし、彼らはそれを認めないだろう。すべては彼らのご都合主義でしかない。結論を言おう。青春を楽しむ愚か者ども........砕け散れ。」

 

 

雄二「なげぇ....くそ長いわ!」

 

康太「........ひねくれすぎ」

 

 

明久「僕は思う。彼女がいるかいないかだけで人としての存在価値....いや、高校生としての常識が試されるなんて可笑しすぎる。彼女がいる。付き合ったことがある。たったそれだけのことで勝ち組になれるはずがない。いや、認められるわけがない。そもそもあの単語...『リア充』とはなんなのだ?彼女がいればリア充。モテていればリア充。その考えはあまりにも可笑しいし言葉の意味が変わっている。『リアルで充実している』これが本来のリア充の意味なのだろうに彼らはただ彼女がいること、それだけのことで自分はリア充だと言いふらし自慢をする。女=リア充なのではない。自分がこの世界、この現実で充実した生活を送れていること。そう、これこそが真のリア充と呼べ....『もうやめろ明久!!』...」

 

 

雄二「変な世界にのみこまれるな!現実を見ろ!」

 

明久「何をいってるんだよ?僕ほど世界を!現実を!.....見ている人間などいないと思うけど?....」

 

 

なぜこうなっているかって??

それは遥か十分前に遡ることになるだろう。

 

でも、思い出したくないので簡単に言おう。

 

 

 

ここはAクラス

勝ち組共が青春を謳歌している。

 

例えば男女の交際

クラスの設備

クラスの人材

 

そう、環境

 

ここは真のリア充を理解しない者共の環境などが全て備わっている。現に今、イチャホラなどしているのである。

 

 

明久「貴様ら!さっさと俺様と一騎討ちじゃぁぁぁぁぁああああ!」

 

殺す!

ぶっ殺してやる!

ついでに駆逐してやる!てへ♪

 

 

「えーもう来たの?今いいところなのに」

 

やかましい!目障りじゃ!

 

「はい。アーンして?」

「あーん♪」

「美味しい?」

「うん。美味しいよ!」

 

食べさせてもらったところで同じ味だろうがぁぁぁあ!

 

「○○君...」

「○○ちゃん...」

 

「「ンーーーー」」

明久「もういい加減にやめい!!!!!!」

 

 

クソ!人類は巨人(Aクラス)には勝てないのか!?

 

 

明久「高橋先生!とっとと始めてください!マジで!!」

 

高橋「はい。わかりました。」

 

秀吉「雄二よ...明久がギラギラと巨人駆逐するような目で.....」

 

康太「.....今にも襲い掛かりそう」

 

雄二「たく、このバカは...」

 

 

だれから食べてやろうか?だれから殺して殺ろうか?

 

 

雄二「いい加減目を覚ませ!(バキ)」

 

明久「い、いぃてぇ!?」

 

雄二「駆逐すんのは一騎討ちが終わってからにしろ!」

 

明久「わ、わかったよ....」

 

秀吉「駆逐するのはいいんじゃな!?」

 

 

さすがは我が同士(雄二)貴様もさりげなく怒りで満ちているだろう?ふふふ...どう血祭りに....

 

 

高橋「では、5対5の一騎討ちを始めます。科目の選択はAクラスが2回、Fクラスが3回となっています。」

 

 

雄二「おい、明久!今は一騎討ちに集中しろ」

 

明久「うん。わかってるよ」

 

遂に始まるんだ。

少しモヤモヤはあるけど...翔子ちゃんのためだし仕方がないか.....

 

 

高橋「では、一回戦を開始します。両者前へ。」

 

 

 

雄二「よし!秀吉......頼んだぞ?」

 

秀吉「うむ。大将に恥をかかせるわけにはいかんしのう....絶対に勝つのじゃ」

 

 

秀吉だったらAクラスにだって負けないはず...

 

 

「あら?奇遇ね秀吉。相手は私よ」

 

秀吉「あ、姉上!?」

 

 

木下さんか....

 

 

雄二「Aクラストップ10には入る奴だ。それに姉妹となると....『姉妹ではないのじゃ!』」

 

康太「......お互いに相手のことを理解している」

 

明久「一筋縄じゃいかないね....」

 

 

初戦から勝負の行方は掴めないね

まあ、相手はAクラスだし当たり前か

 

 

優子「ふーん。あんたが相手なんて面白い展開だわね。」

 

秀吉「その、余裕そうな表情もすぐに崩れると思うのじゃが?」

 

優子「言ってくれるじゃない?まあ、考えてることぐらいお見通しだけどね」

 

秀吉「どうじゃろうな。........高橋先生、科目は『待って!』む?な、何じゃ、あ、姉上?」

 

 

まさか....

 

 

優子「科目は物理でお願いしたいのだけど...いいかしら秀吉?」

 

 

やっぱりバレてる....

 

 

秀吉「いや、ワシは古典を頼もうと....」

 

優子「そうなの?じゃあこの場合はどうなるのかしら高橋先生?」

 

高橋「この場合は....そうですね....挑戦者であるFクラスのほうに...『ジャンケンでもして決めな』が、学園長!?」

 

 

で、出やがった

 

 

雄二「老体妖怪ババァめ....」

 

 

そう、妖怪の中の妖怪....クソババァ...

 

 

学園長「うるさいさね。砂利共の意見はイチイチ受け付けないよ」

 

高橋「そ、そんなことよりなぜここへ!?」

 

学園長「ん?そういやどうしてここに来たんだったけね...」

 

雄二「とりあえずとっとと去りやが『思い出したさね』けっ...」

 

学園長「ここにいる砂利の代表に一つお願いされてね。どうせだし砂利共の決着でも拝もうとね

 

高橋「はあ......」

 

学園長「まあそんなことよりさっさと勝負を始めな。ホラ、とっとと!」

 

優子「だ、そうよ秀吉?」

 

秀吉「むむ、色々と計画が崩れそうじゃが問題はないのじゃ。ようは勝てばいいのじゃからな」

 

優子「ふふ。その通りね....じゃあいくわよ?ジャンケン......!!!」

 

「「ポン!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優子「はい。じゃあ物理でお願いするわ」

 

秀吉「やってしまったのじゃ.....」

 

 

ジャンケンで勝ったのは木下さん

この勝負、最初からだめ押しされそうだよ

 

 

秀吉「く、これでは...」

 

雄二「秀吉!」

 

秀吉「な、なんじゃ?」

 

雄二「まだ何も決まってねえぞ?

いいじゃねえか。この方が断然燃える...そうだろ秀吉。全力でかっ飛ばせよ!」

 

 

雄二.....

 

 

秀吉「........了解したのじゃ。康太...安心して待っておるのじゃぞ?次に安心して託せるようにするからのう」

 

康太「............ああ」

 

 

うん。秀吉なら大丈夫だ。

どんな状況でも死ぬまでやる

それが僕達Fクラスだ!

 

 

秀吉「うむ。いざ勝負じゃ姉上」

 

優子「ええ。最初から全力で行くわよ」

 

 

 

 

 

 




つーぎーにつづきまーす!


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第11話

「僕の恋は叶わないだろう」

 

それは偶然や天然がうんだものでもない。

わかっていたことだった。でも、自分の気持ちには嘘は着けなかった。初めて....本当に好きになった人。自分が幸せにしてあげたいと思えた人。

 

 

 

もし、自分の友達が同じ人をずっと前から好きでいて、好きな人もその友達のことをずっと前から好きだったとしたらどうだろうか。それもとても重い運命という愛で結ばれているような恋だったとしたら僕はどうすればいいのだろうか?

 

 

勿論、諦めきれなかった。今でもそうだ。

でも、本当に好きだった。本当に大切にしたかったから僕は....

 

 

その場から身を引くことにした。

 

 

二人の背中を複雑な思いで見守りながらこの戦争に、親友と彼女の一番の幸せを運ぶために僕は闘う

 

 

例え、それが僕の描きたかった彼女との幸せを永遠に手放すことになっても.....

 

 

 

 

 

 

 

バカsaid☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「サモン」(じゃ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aクラス上位木下優子

 

言わなくてもわかる彼女のレベルは

 

 

 

 

 

 

物理

 

 

 

木下優子

 

 

389点

 

 

 

 

 

 

雄二「Aクラスの表の支持者だけはあるな」

 

 

木下優子は外見や性格、才能や態度といった人間の能力において、天才的な女性である。

 

だが、素質や実績、全てにおいて天才である彼女が天才でいることには理由があった。

 

努力である。

 

ただ、産まれたときから才能や異質があったわけではない。なぜ、そうとしてまで変わろうとしたのはわからないが、彼女は誰よりも努力をしている。

努力の天才なのである。

 

 

 

 

 

 

秀吉「相変わらずじゃの、姉上」

 

 

 

 

物理

 

 

 

木下秀吉

 

 

118点

 

 

 

弟である木下秀吉

 

 

彼にとって姉は何でもできる自慢の姉!といった誇らしい存在であるように見えるがそうであるわけではない。

 

羨ましくて、憎くくて、手をどんなに伸ばしても届かない架空の存在でもあるのだ。

 

 

 

 

木下秀吉にとって、この勝負は負けれない、自分のプライドをかけた勝負なのであった。

 

 

 

 

だが、現実は....

 

 

 

 

秀吉「な、なぜじゃ?なぜ攻撃が当たらないのじゃ?」

 

 

秀吉の攻撃は簡単に防がれてしまい、反撃をされている

 

 

優子「簡単な話よ。貴方の点数が低いせいで召喚獣の攻撃は弱化し、動作さえ鈍くなっているのよ。確かに貴方の召喚獣の操作のレベルは学園上位だろうし、演劇のせいか、観察にも優れているはずよ。でも、点数のせいで全く貴方の能力がいかしきれていないわ。」

 

 

秀吉「......こんなの....あんまりじゃ」

 

 

優子「これが勝負よ。勝負に価値なんて求めない方がいいわ。」

 

 

 

 

木下秀吉 死亡

 

 

 

 

優子「....私の勝ちよ」

 

 

木下優子 250点

 

 

 

勝負は幕をおろした

 

 

 

 

 

高橋「勝者Aクラス!」

 

A「「よっしゃぁぁぁあああ!!」」

 

 

秀吉「ワシの...考えが甘かったようじゃ...姉上」

 

優子「ええ。そうね。....でも、どうしても勝たなきゃいけない理由があってあれだけ勉強したんでしょ?....」

 

秀吉「......うむ」

 

優子「貴方の総合科目からしたらAクラスには入れるかもしれないし、古典だけだったら学年トップかもしれない。....たくさん努力したんでしょ?」

 

秀吉「......うむ」

 

優子「だったらよし。次は私に勝ちなさいね」

 

秀吉「うむ。どの科目でも姉上に勝てるようにしとくのじゃ」

 

優子「.....ええ。楽しみにしとくわ」

 

 

 

木下優子は弟に嫉妬していた。

外見、性格、才能、異質

小さい頃から弟には敵わなかった。

 

だから木下優子は努力した。

全てにおいて弟に勝とうとした。

だが、

自分が長年必死に努力した勉強にもすぐに追い付かれてしまった。

外見や性格は未だに弟に劣るだろう。

 

 

だから、こんな自分が有利な条件で勝ってしまったことが悔しかった。恥ずかしかった。

 

弟には永遠に勝てないのだろうか?

彼女は誰にも気付かれない中、独りで複雑な気持ちを抱えていた。

 

 

 

 

 

 

久保「おめでとう。木下さん」

 

優子「ええ。ありがとう」

 

工藤「楽勝って感じだったね♪」

 

優子「....楽勝?そんなことないわ」

 

工藤「え?そうかな」

 

優子「私は弟の召喚獣より点数が高かったにも関わらず、弟より下がった点数が多かったわ。流石は私の弟よね....」

 

 

彼女は笑いながらそういうと、どこかへ独り消えてしまった。

 

久保「木下さん....」

 

あの顔には明らかに無理があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秀吉「すまぬ....お主ら...」

 

雄二「仕方がねえよ。古典じゃないにしろ一番点数が取れていなかった物理を選ばれたんだ。お前はよくやったさ」

 

秀吉「....じゃが...」

 

雄二「俺の目標のためにお前が苦しむことはない。お前は俺のために頑張ってくれた!そうだろ?」

 

明久「そうだよ秀吉!後は僕達に任せてよ!

 

康太「......お前の努力は無駄にはしない....必ず....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一回戦終了

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第12話

「.....相談って何かな?ていうか、僕なんかでよかったの?」

 

「そんなことはない...それに吉井にしか話せないことだから」

 

「ぼ、僕にしか話せないこと....」

 

「..........」

 

 

僕はこの時、とても嬉しかった。

 

誰にも話せないことを僕に打ち明けてくれる彼女。

 

理由がなんなのかはわからないけど、好きな人の相談である以上、期待してしまうのは仕方がないことだろう。

 

 

 

とてもドキドキした。

 

彼女の口が一刻も早く開くことを...言葉を発することが待ち遠しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄二のことで.....」

 

 

僕は一瞬で次に来る状況を理解した。

 

彼女が僕に打ち明けること。

 

これからの僕。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心臓の鼓動

 

物音

 

すきま風

 

いつもは感じない何かが大きな音をたてて聞こえる。

 

 

 

 

 

「.....私は...ゆうz『待って!』...吉井?(ビクッ)」

 

 

口を開き、彼女が発する現実を受けいれたくなかった。

 

 

 

 

ここにいたくない。

 

 

一秒でもこの場から立ち去りたい

 

 

幸せが絶望に....

 

 

 

 

 

 

 

 

「私....何か...」

 

「う....ううん。何でも...ない...よ.....続けて」

 

「....うん、わかった。雄二は過去にずっと捕らわれている。私のせいで....私があの時に...」

 

「うん。知ってるよ...」

 

「....雄二は私のことを遠ざけている。また、あの時みたいってなるからって...辛い思いをさせたくないからって...」

 

「うん」

 

「こんなことになるなら....このまま生涯関わらず、過去を...お互いを忘れればいいのかもしれない....」

 

「うん」

 

「.....でも....私...どうしても....どうして...も..」

 

「........」

 

「ずっと...雄二を....雄二を!」

 

「........」

 

「好きでいたいから」

 

 

 

時が止まった

 

 

 

 

 

もう、僕の描いていた未来は帰ってこない

 

 

 

 

もう、僕の想いは....重りになるだけ

 

 

 

 

 

僕はいったい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相談に乗ってくれて....ありがとう」

 

「うん、全然気にしてないから...」

 

「その....」

 

「わかってる。お願いでしょ?....必ず叶えて見せるからさ!」

 

「......ありがとう...本当に...」

 

「....うん...も、もう暗いからさ!帰った方がいいよ!」

 

「うん、ありがとう」

 

「もういいって!」

 

「.....じゃあね、吉井...」

 

「.........」

 

 

彼女は振り返ることなく、まっすぐと消えていった。

 

 

お願い.....このお願いを叶えたら僕は永遠に...

 

 

「終わった.....ハハ...ハハハ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼と彼女の時はこの戦争によって委ねられる

 

 

 

 

 

 

 

「う......うう.....うぉ...うぉぉぉぉぉぉおおおおお!!チクショォォォォォォォォオオオオ!!!」

 

 

 

 

 

僕の時はあの頃から動くことはない

 

 

 

 

 

 

過去

∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕の相手は君がしてくれるのかな?ムッツリーニ君♪」

 

「........工藤愛子」

 

 

一騎討ち二回戦目!

 

相手は工藤愛子さんだ。

 

 

テレレレッレレ~♪

説明しよう!

 

工藤愛子とは性別♀

緑の髪

妖艶な身体

動物のような瞳

 

Aクラス上位の凛々しい女性なのである!

 

 

性格はちょっっっとエロくて....

経験が豊富だとか?(ブフィィィィィィイイイ)

 

 

秀吉「明久よ..鼻血が出ておるぞ?」

 

 

相変わらずじゃの、と言わんばかりにため息をつき、華麗に紙ティッシュをくれた

 

 

明久「ありがとう秀吉(女子力が高いね!)」

 

秀吉「む?なんか性別を勘違いしてるような顔じゃな....」

 

明久「そんなことな~いよ!」

 

秀吉「そうかの?」

 

 

全く!秀吉は可愛いなぁ~

 

 

雄二「おい!バカ久、ヘンテコな顔して鼻血出してねえで真面目に観戦しろ!」

 

明久「りょ、了解!がんばれ康太!」

 

 

 

高橋「教科はなににします?」

 

康太「.......保健体育」

 

高橋「そちらは?」

 

工藤「問題ないよ♪」

 

 

 

明久「よし!康太が教科を選べたよ!」

 

秀吉「うむ、これは勝てそうじゃな....じゃが、簡単にいけるかのう...」

 

明久「え?あの康太保健体育だよ!負けるわけ...ないよね?」

 

秀吉「.......」

 

 

 

工藤「ふ~ん?君、保健体育が得意なんだね♪でも、僕もかなり得意なんだよ。それも君と違って....実技でね」

 

康太「........実技......(ブハッッッッッッ)」

 

 

空にぶちまく大量の鼻血。多分、一般人がこの量を出したら間違いなく死ぬだろう。

 

 

明久「ムッツリーニ!!き、貴様!ムッツリーニになんてことをぉぉ!!」

 

工藤「ふ~ん?じゃあ、君が代わりに戦う?でも、君、勉強出来そうにないな。僕でよかったら教えてあげようか?勿論....実技でね」

 

明久「.....(ブハッッッッッッ)」

 

 

ぜ、ぜひ、お願いしま....す

 

 

島田「失礼ね!アキには永遠にそんな機会ないから!」

 

姫路「そうです!吉井君には今後一切必要ありません!」

 

 

何でそんな悲しいこというの...

 

 

秀吉「な、泣くな明久よ」

 

明久「な、泣いてないよ、これは汗だもん」

 

 

明らかに無理な嘘をつき、この場を後にする

 

 

康太「....このくらい...大丈夫」

 

明久「ムッツリーニ!!」

 

康太「.....ムッツリーニじゃなくて康太だ..」

 

明久「あ、うん!」

 

 

久しぶりに康太のムッツリを見てしまい、つい。

 

 

工藤「じゃあ!さっさと終わらせようか!サモン!」

 

康太「.........サモン」

 

 

 

 

保健体育

 

 

 

工藤愛子

 

 

520点

 

 

 

 

 

秀吉「な、500超えとは...」

 

明久「さすがに凄いね...」

 

 

でも、康太は

 

 

 

 

 

 

 

工藤「バイバイ!ムッツリーニ君!」

 

康太「..........加速」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工藤「嘘!?」

 

 

 

 

 

 

保健体育

 

 

 

工藤愛子 死亡

 

 

 

 

 

工藤「な、なんで!?」

 

康太「.........加速終了」

 

 

 

 

保健体育

 

 

 

土屋康太

 

 

800点

 

 

 

 

 

 

 

 

高橋「勝者Fクラス」

 

 

F「「うぉぉぉぉぉぉおおおおお!!」」

 

 

工藤「そ、そんな、この僕が...」

 

彼女にとって全く予想してはいない展開を迎えてしまったのだろう、目が死んでいる

 

 

康太「.........(ざっ)」

 

 

勝負がなかったかのようにその場を立ち去る康太であった。

 

 

雄二「いいのか?なんも声を掛けなくて?」

 

康太「..........敗者に掛ける言葉なんてない」

 

 

この場においてとても重く、深い意味があるのだろう

 

 

 

 

こうして、二回戦目は幕を下ろした

 

 

 

 



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