「お兄ちゃん」って呼ばれたいだけの男 (干物王)
しおりを挟む

お兄ちゃんって呼ばれたい...わかるだろ? 戸山香澄の場合

後先考えずに書いた作品。続くかは読者の方々の反応によります...


「こんに...あっ、ただいまー!」

「あ、おかえり香澄ちゃん」

「友さん、いつもの1つ!」

「はいはい、アップルパイとカフェオレだよね。座って待っててね」

「はーい!」

 

―――僕は、とある街で店を営んでいる

ジャンク含めた軽食からガッツリのディナーまで提供し、カウンターで頼めば本や機械類など商品の取り寄せまでできるいわゆる「何でも屋」の一種だ。...といってもメインはカフェだったはずなのだが。いつの間にかキメラ式カフェへと変貌していた。

...というのも

 

「今日も呼んでくれないんだね香澄ちゃん...」

 

「んー、友さんは『お兄ちゃん』っていうより...お父さん?」

 

...そう、僕が「お兄ちゃん」もしくは「お兄様」と呼ばれたいからだ

 

「なんで?なんでそこ行っちゃった?というかこの歳(17)のお父さんなんて有り得ないよ?」

 

「えーっと、まずほとんどなんでもできて」

 

「うん、できるお兄ちゃんだよね」

 

「料理と言わず家事全般が得意で」

 

「ますますできるお兄ちゃんだよね」

 

「とっても優しくて」

 

「妹に甘い典型的なシスコンだよね」

 

「頼めばほとんど何でもしてくれて」

 

「重度のシスコンだね」

 

「そしてとっても父性を感じて」

 

「 ス ト ッ プ 」

 

「?」

 

「なんでさ!途中まで本当にお兄さんやってたよ!?というか最後のせいでそれまでの言葉が「娘を甘やかすお父さん」みたいに聞こえてくるよ?」

 

「ぱぱー」

 

「ああもう可愛いなぁ!!わかった今日もお代はいらない!お兄さん頑張る!」

 

バカ丸出しなこの会話である

ちなみに代金をロハにしていいのかという質問だが問題ない

というのも僕の親がそれなりに金持ちであることと僕自身この店が休みの時はバイトをいくつか掛け持ちしているためだ。それに彼女たち以外からは代金をとっているし。あ、不公平だとかそういうのはNG。割安で提供しているし、第一ここは僕の店。僕が法だ。というかぶっちゃけご都合主義。はっきりわかんだね!

いや、最初はとても戸惑った。突然親に「この店をやる。金は気にしなくていいから好きにやってみろ。ただしクレームが多発したり客を満足させられないような店だったら即刻取り押さえる」なんていわれたのだから。

必死だった。店の経営なんかやったこともなかった。必死に勉強した。寝る間を惜しみ授業を受けつつ休み時間は学校の教師に詰め寄り教えてもらったりした。

だが嬉しいことに僕は所謂『天才』だった。教えられたことは全部吸収した。時に親の知り合いだという税理士や不動産会社の社長、はては三ツ星レストランのシェフなどに教えを乞うた

全ては彼女たちの兄貴分になりたいという不純な動機のもとに...。

結果は大成功。彼女たちだけではなく近所のマダムやオジサマ方にも大人気の店となった

...店員はほぼ僕一人だ。バイトがいないわけではないが、いかんせん一人は気分屋、もう一人は他のバイトがありたまにしか来れないという超適当スタイルなのだ

おかげでランチタイムは大忙しだ。平日は学業云々でそうでもないが休日ともなると危うく死ぬレベルでやばい。

なのでしばらく前に店の広さを半分にしたくらいだ。もちろんカウンター席しかない。削った半分の面積はフリールーム兼待合室と化した。テレビ、雑誌、子供向け玩具も用意した。

「店は狭いが料理は逸品」と言われたらこの店だ。

店名は...『Cafe STAR』、名前を決める時に空を仰いだら偶然にも流れ星が流れたからこうなった。後悔はしていない。

ちなみに営業時間はAM7:00~12:00、PM6:00~10:00(10:00)だ。基本毎日営業していて祝日すら空いている。たまに気分や体調不良で休業したりするけど。あと僕が学校へ行ってる時間(平日等のAM7:00~12:00)はウチのお手伝いさん達(ネーチャン達)が代わりに経営してくれてる。お陰でお手伝い目当てに来る男性客もゲットだぜ!

そしてさっきの営業時間から分かる通り睡眠時間なんと3時間である。店を開いた最初の頃はこれは軽く死ねるんじゃないかとか思っていたが人の体は凄いものでこの睡眠時間でもやっていけるのだ。ぼくしゅごいの。

...ん?さらっと流したが学校の成績?

まぁ人に教えられる程度とは言っておく(高いとは言ってない)

 

「ぬっふふー...ほい、お待ちどーさん」

 

「やたっ!」

 

あーこの顔、アップルパイ食べてほくほく顔の香澄ちゃん好き...尊い..........

 

「んくっ...そういえば友さんってどこの学校行ってるんですか?」

 

「学校?どうしてまた」

 

「だってこの辺の学校で友さん見ないから」

 

「うーん...僕が通ってるのは隣町の正常高だよ」

 

「え!?正常高って秀才エリートが集うっていう!?」

 

「ん?秀才エリート...?そんなことないよ、オタク紛いの人やら野球バカやら居るし、僕でも上位に食い込めるぐらいには平均的な学校だよ」

 

「正常が平均って...」

 

「まぁなにかわからない問題とかあったら持っておいで、手伝ってあげるから」

 

「!マンツーマンですか?」

 

「りみちゃんやたえちゃん達を連れてきても僕は構わないけど?」

 

「1:1でお願いしますっ!」

 

「お、おう」

 

「やった!」

 

何が嬉しいのかはわからないがその場で手をパタパタさせる香澄ちゃん。こら危ないからやめなさい

 

「それとそれと...友さん、彼女さんとかは居るんですか?」

 

「カノジョ?...あー..........」

 

打って変わって暗めの雰囲気で言ってきたのは彼女の有無

 

「んーん?彼女?うーん...」

 

「いるんですか!?」

 

「いや、アレを彼女って言っていいのかなー、って…うぅん」

 

「ど、どんな人なんですか?」

 

「そうだねぇ...学校だと僕のそばに常にいて、僕の行動パターンを覚えて、僕の家を知ってて僕の部屋にたまに突撃してきて、僕に買い物の荷物持ちをさせたり休日に僕を連れ回したりするような傍若無人な人かな」

 

「..........!」

 

「でも...」

 

「でも...?」

 

「男、なんだよねぇ…」

 

「...へ?」

 

「いや、見てくれは完全に女子なんだよ、女顔だし線は細いし。...でも、男なんだよなぁ…」

 

「...良かった」

 

「へ?なんか言った?」

 

「いえなにも!ごちそうさまでしたっ!」

 

「え、うん。お粗末さまでした?」

 

「また明日来ますね、さよならー!」

 

「?

...なんだったんだろう。」

 

はしゃいだり喜んだり落ち込んだりと本当に感情豊かな子だなぁ…

 

「...あ、課題やってなかった」

 

ふと課題という悪魔を思い出した僕はソースを煮込んでいた火を止め、一旦控え部屋へ戻って鞄の中から課題を取り、カウンター席へ着いて課題を始めた

 

「...うーん、今日の課題はっと...大体3ページぐらいかな、予習は朝にしよう」

 

―――カリカリカリカリ

―――シャーッ

―――ゴシゴシ

―――カリカリ

 

〜十数分後〜

 

「フィニッシュ!」

 

ふっ、僕にかかればこれぐらいの課題なんでもn

 

「あ〜終わった〜?じゃあご飯ちょうだ〜い」

 

「ファッ!?」

 

さっと隣を見ればいつの間にか居たこの子

名を青葉モカ。美竹蘭が率いるガールズバンド、Afterglowのギターを務める子だ。この子の好物はやまぶきベーカリーのパンだったはずだけどなんでウチに来たのか...いや来てくれて嬉しいけど。ちなみにこの店のバイトの1人だったりする。気まぐれな方の。

 

「モカァ...お前バイトの1人だろ...働け」

 

「モカちゃん腹ペコでう〜ご〜け〜な〜い〜」

 

「」

 

「ご~は~ん~」

 

「対モカ手段の蘭ちゃんはっ...大天使つぐみんはどこだぁっ...!」

 

「ふっふっふー、そう言われると思って蘭たちをしっかり撒いてきたモカちゃんでした~」

 

「ちくしょう待ってろすぐ作るっ!」

 

「何だかんだ言っても最後はお願い聞いてくれる友さんすき~」

 

「はいはいそりゃどうも!」

 

モカが何か言っていたようだが今の彼にそれを聞いている暇はなかった。

なぜなら...

 

「今日は何人前だモカァ!」

 

「ん~、2か3?」

 

「よし2だな!」

 

...そう、このモカという少女、何を隠そう大食らいなのだ。めちゃめちゃ食べるのだ。その体のどこにそんなに入るのか不思議なほどに。

今日の2人前というのも比較的軽い部類に入る。

 

「ほいさっさ!」

 

どうせたくさん食うのだ、小分けにして出してやれ。そう考えたときもあった。すぐに量が少ないとバレたが...

 

「えへ~」

 

くそっほのぼのとしやがって...かわいいなぁこんちくしょう!

 

 

━━━モカが満足したのは...四人前をたいらげてからでした......




...うーん


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

市ヶ谷有咲&牛込りみの場合

遅れてすみません
わりかし反響が良かったので続きをぼちぼち書いていこうかと

短く楽しくをモットーに


朝起きたらりみちゃんが乗っかっていた

 乗 っ か っ て い た 

 

「アイエエ!?リミチャン!?リミチャンナンデ!?」

 

ぐーすかぐーすか気持ちよさげに寝ているりみちゃん、口の端からちょろっと涎がたれていてそれもまた可愛...じゃない!僕のシャツ!かぴかぴにぃぃぃぃぃ!!

...落ち着け僕。りみちゃんは美少女だ、その子のよだれなら別に悪く...いやだめだよドアホウ!

あっ、りみちゃん起きた?やったこれで...え?なんで顔赤らめてるの?それ恥ずかしがってるだけだよね?ね?いやまってなんで下腹部を抑えてるのりみちゃんねぇちょっと待って今の『昨日はすごかったですね』発言は何もしかして超えた?僕一線超えたの?????

 

##########

 

「えへ、冗談ですよ」

 

「あぁ、よかったあ...え?なんで胸元開けたのりみちゃん?」

 

「なんなら事実にしても...いいんですよ?おにーちゃん♪」

 

「えっいやちょっ「遅ーい!りみ、ただ起こすのにいつまでかか...って...」あっ(察し)」

 

「な、な...!」

 

「待って!wait!有咲ちゃん!これは━━━━」

 

「なにしてんだドアホーッ!」

 

「たわば!」

 

眼前に迫る有咲ちゃんの拳を最後に僕の意識は闇の中へと――――

 

「堕とすかぁ!」

 

「キモい○ね!」

 

「うわらば!」

 

――――ごめん無理

 

##########

 

「...で?起きたらりみが乗って寝てたと?」

 

「Exactly、僕、悪くない、OK?」

 

「じゃあなんでりみは半裸だった?お前が脱がせたんだろ!」

 

「待った待って違う!僕じゃない!」

 

「りみが自分から脱ぐわけないだろ!」

 

「異議ありッ!その認識はおかしい!りみちゃんは2人きりの時は割と...」

 

「なっ!?お前りみとあんなことをしょっちゅうしてるってのか!?」

 

「わーい誤解が誤解を招いてカオスになったー!」

 

 

 

「あ、あの、ありさちゃん?」

 

「...なんだよりみ、今この阿呆に説教してんの。ってかりみもりみじゃん!抵抗しろよ!」

 

「ち、違うの!あれは本当に私から...!」

 

「かわいそうに、無理やりそんなこと言わされてるんだろ?...許さねぇ」

 

「」

 

――――もう僕は終わりかもしれない

 

##########

 

「―――だからもうこんなことするんじゃねぇ、わかったな?」

 

「はい...すいません...ごめんなさい...」

 

有咲ちゃんによる約2時間のお説教...今日が休日で良かったお...

 

「」

 

「お、おい?大丈夫かよ?」

 

「」

 

「正座しながら気絶している...!?」\バァーン!/

 

「」

 

「...ったく、しょうがねぇ」

 

―――この後の記憶は朧気、何か大事な事を忘れている気が凄いするけど思い出せなかった

尚ぎりぎり覚えていることがあったので忘れる前に記しておく

1つは起きた時有咲ちゃんの声が頭の上から聞こえたこと

1つは頭の下がやわこくて安心できる温かみがあったこと

1つは僕の頭を優しく撫でてくる誰かの手が置かれていたこと

1つは―――

 

『起きてたなら言えよ馬鹿っ!』

 

―――眼前に迫る有咲ちゃんの拳であった...あれ?デジャ【この先は破かれており読み込むことが出来ない】




甘い。コーヒー飲みたい

1つ言いたい

お兄ちゃん要素はどこへ行った


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

「僕」の理由 「僕って」前編

まぁ、何となく感覚で読んでください
彼が何故強く『兄になりたい』と思ったのか
彼の感情心情を表します


ふと、感じた

僕は何をしているのだろうか

『彼女達の兄貴になりたい』、この思いは相変わらず僕の心に巣食っている

ただ、その思いを叶える為に僕は何かをしてきただろうか

 

店を経営した

彼女らは凄い凄いと手放しに褒めてくれたがそれだけじゃないか。料理はたしかに美味しく作れている自信はあるがそれがあの願いの為になんの役に立つのか

 

兄貴面をした。お願いがあれば叶えられる範囲で叶えた

彼女らは確かに喜んでくれる。だがそれだけじゃないか

それは『兄貴になりたい』ではなく彼女らを甘えさせるだけになった

 

他にもやりたい放題して生きてきた

彼女達が僕の家の鍵が欲しいと言ったので各バンドに1つづつ渡した

これは何だ。妹なら同じ家にいても大丈夫だとでも考えていたのか。むしろ未成年の子供を連れ込んでいるだけじゃないのか。それに不用意に渡しすぎではないのか。彼女達がそんな事はしないとわかっていても考えてしまう。彼女達の裏の顔を

それに彼女達が買い物したいと言ったので付き添った。

お金は勿論僕が出したし荷物持ちも請け負った

これも何なのだ。甘やかしているだけじゃないか

お金は全部僕が持った?馬鹿じゃないのか。いくら店の収入があるといっても現段階で火の車じゃないか。

 

...僕は何をしているのだろうか

僕の存在意義とは、僕の存在価値とは

何なのだろうか

僕は何であるのか

何が僕を造っているのか

何を負って生きてきたのか

何を求めて生きてきたのか

 

何かを感じ、何かに縋り、何かを信じ何かを盲信し...

 

━━━━ボクハ、イッタイダレナンダ

 

...あぁ、もう疲れたな

全部終わりにしよう。うん。それがいいや

店を閉じて

住み慣れた一軒家の管理は親に投げ

必要最低限のモノをもって

どこか、遠くへ行こう

何もかも忘れて生きてみよう

 

そこからの行動は速かった

まずは店の管理

随分...いやあんまり長くは使ってなかったが今となってはあまり執着もなく

親父に休みを取ると伝えると

『...そうか』

驚いた顔を一瞬みせたもののまたいつもの仏頂面にもどった

しっかりパスポートや移動手段、移動経費まで出してくれた親父には頭が上がらない

話に聞けばロシアに私有地があるとか。何であるのかは聞かないけど

行けばわかる。とよくわからないお言葉をもらいいざロシアへ

 

...店のみじゃなく学校への連絡その他もろもろの手回しはもう終わらせてくれたらしい。親父ハイスペックすぎないか?

 

##########

 

友さんが居なくなった

それは私達に大きなショックを与えた

もちろん私達はすぐ友さんを探したけど、どこにもいなかった

スペアキーをもらった友さんのお家に行ってみたけどがらんとしていてもとからそこには”何もなかった”ような印象を受けた

それを見たりみりんは泣き出しちゃうしおたえはハイライトの消えた目で何かをつぶやきだすし有咲はどこかへ走り出すし抑え役のさーやは何か考え込んで話聞いてくれないし...どうしたらいいのかな

...それでも、一番被害があったのはパスパレだと思う

最近TVにたくさん出てると思ったらぱったりと見なくなった

こころんに聞いてみたら日菜ちゃんは笑顔が作れなくなって引きこもっちゃって彩先輩は何事もないように振る舞っていたけど限界らしくて昨日倒れちゃったとか。イヴちゃんは突然「出かけます」と書置きを残し出かけて行ったとか

パスパレに限らずどこのバンドも大打撃を受けた

心なしかこの街も暗くなった気がして私の気も重くなる

友さんが居ないだけでこうも変わってしまうのか、ようやく気付けた気がした

そんなこんなで一日を終え、もう寝ようかと思った時だった。

 

━━━━ちりん

 

何だろう。鈴の音が聞こえた気がした

窓に駆け寄ってみるとそこには白い猫が一匹玄関前で座っていた

猫は私を見ると一鳴きし、ゆっくりと歩き出した

追わないと

何故かそう思った私はあわてて靴を履いて寝巻のまま家を飛び出した

リビングにいたお母さんは驚いていたけど今は答えていられない

幸いなことに暗い夜道に白い猫はよく映えた

すぐに猫を見つけた私は後を追いかける

...まるで『猫の恩返し』みたいだな

そう思っていたら突然猫が止まった

ここは?と右手を見たらこころんのお屋敷にも負けず劣らずの大きな家があった。表札は...■■■?これって、友さんと同じ...

ここに連れてきたかったの?と猫を見ようとしたけどそこにはなにもいなかった

狐につつまれたみたい、そうぼやくとまたもや突然に豪邸の門が開いた

...しまった

今の私は傍から見たら深夜徘徊ガールじゃないか。

逃げるか、と思い背を向けたとき、背中に衝撃がはしった!

だ、誰!?

バッ、と振り返るとそこにいたのは満面の笑顔のこころんがいて、よく目を凝らせば玄関の向こうにいつものみんながいた

引きこもっていたはずの日菜ちゃんは笑顔で立ってるし彩先輩も元気そう

...何が起こってるの?

 

みんなに話を聞けばみんな真っ白な猫に導かれて此処へ来たらしい

それとここはやっぱり友さんの実家らしい

友さんのお母さんとお父さんとあって話ができた

そして知った

...知って、しまった




前、中、後となります
...この作品はギャグを目指すと言ったな?
 あ れ は う そ だ

...嘘ですギャグ目指してます
ただただこういうのを挟まないと主人公がただの変態野郎に成り下がってしまうのです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

「僕って」中編

簡単なクロスオーバーです。おまたせしました。
亀更新すいません(´・_・`)

怒涛の急展開&急ぎ足ですが私的にもほんへに戻りたいので許してクレメンス


「старший брат...(※「兄さん」)」

 

 

――――妹ができました

ん?何言ってるのかって?僕にもわからないよHAHAHA☆

いやー、僕も驚いたさ。ロシアに来て空港出た途端抱きつかれたんだからね!役得とか全然思ってないよ!うん!

 

..........とまぁ茶番はさて置き

「妹」から離れるため外国にまで来たというのに本来の目的から逸れてしまうのはいただけない

駄菓子菓子

日本に居た頃の彼女達「妹」は血は繋がっておらずあくまでも“近所の付き合い”という意味の兄妹であった、だが!

目の前の銀髪碧眼の女の子はなんと!“血が繋がっている”妹なのだァ!

 

...ぶっちゃけ言えば父さんの愛人の子供らしい。

昔こっちに来た時に美人が居たんで即ナンパしてついヤっちまった、との事

この子のお母さんに聞きました。彼女曰く「甘えてくれていいのよ!」だそう

あ〜^

と、まぁそんなこんなで唐突に増えた二人の家族

父さんは母さんにこの事がバレて現在我が家でボッコボコにされてるとか。ざまぁw

 

それにこの妹ちゃんも近々東京へ行くとのこと

「北海道に居たらアイドルにスカウトされた」らしい

アイドルっていうとパスパレしか思い浮かばないので聞いてみたらまた違うプロダクションらしい。ミジロ?だったかなぁ...

妹ちゃんに「兄ちゃんパスパレのみんなと友達なんダゼ〜?」と言ったら興奮してた。可愛い。今度紹介するって約束をした。めちゃくちゃ喜んでくれた。可愛い。

 

妹ちゃんのお母さん(以下お義母さん)は妹ちゃんの上京について行きたいらしいが僕がここに居るから寂しくもない。ただ僕が帰国する時に着いていく、と言っていた

ただ妹ちゃんの話をする時寂しそうにしていたので離れるのはやっぱり辛いらしい。...なんかすみません。

 

その話をしていた時にまたもや妹ちゃんの襲撃

「一緒に東京へ行きませんか!?」と言ってきたので丁重に断った

妹ちゃんの発言を聞いて目をキラつかせたお義母さんもガックリ。いや僕今は日本に戻りたくないんです...

すると今度は「一緒にアイドルやりませんか!?」と

またもや丁重にお断りした

何でも僕の顔をこっそり盗撮してプロデューサーなる人に送ったらしい。許さん。...やっぱ可愛いから許す☆

すると妹ちゃんから電話を渡された...どうやら通話状態らしい

 

 

「もしもし?」

 

『...こんにちは、友さん...でよろしいでしょうか』

 

「ああ、はい。」

 

『私、○○○でプロデューサーを努めさせて頂いております武う...と申します』

 

...?タゲ打ち?ネトゲにありそうな用語だな

 

「はぁ...」

 

『この度、こちらで働いてくださるということで「待った」...はい』

 

「働く?僕が?」

 

『...はい、妹さんからの推薦で。一次審査も通り二次も通過しましたので...』

 

「..........少々お待ちください」

 

『...はい』

 

 

 

 

 

「妹ちゃん、来なさい」

 

不思議そうな顔をして近づいて来る妹ちゃん

 

「なんで勝手に応募したのさ」

 

すると照れたように「もっと兄さんと一緒に居たいから」と言う

尊すぎて鼻から愛が溢れそうになった。お義母さんも悶絶してた。やっぱり妹ちゃんは可愛い

 

 

 

「...すみません、お待たせしました」

 

『...いえ、大丈夫です』

 

「タゲ打ちさん、すいませんが応募の件は妹が勝手にやった事でして...」

 

『タゲ...?...いえ、何でも。

はぁ...』

 

「えぇ、はい。申し訳ありません」

 

『いえ、大丈夫です。...アイドルに興味が出たら、是非こちらへお越しください。お待ちしております』

 

「ありがとうございます、では失礼します」

 

『では』

 

 

 

プツッと言う音と共に電話は切られた。僕は電話を妹ちゃんに返す。妹ちゃんは不機嫌な顔をしてむくれていた。可愛い。

...え?「なんでですか」だって?

そりゃまぁ僕にも店があるし...向こうに残してきた義妹が...

 

 

 

「義妹」

そう言った瞬間に妹ちゃんの目が変わった

さっきまで僕を射殺さんとばかりの眼光を放っていた目がドロリとした闇を讃えた所謂「死んだ眼」になった

そのままの勢いで詰め寄ってくる妹ちゃん。僕はたじたじになって壁際まで押され、壁に押し付けられ...昔少し流行った「壁ドン」をされた。不覚にもときめいた

そして色々と尋問をされた。その子達との関係は、とかどこまで親しいのか、とか。

誤魔化してもロクなことにならない事を知っている(彩ちゃんで体験済み)僕は洗いざらい話した

最初の頃(店を運営し始めた辺り)は大人しく聞いていた妹ちゃんだったが最近の事(鍵を渡した事等)を話すとギリッと歯を食いしばっていた。...危ない予感。

 

 

洗いざらい話した後。妹ちゃんはしばらく僕に引っ付いて離れなかった(僕が妹ちゃんを背負った状態)

そんな僕達を見てお義母さんは微笑ましいものを見るような慈愛に満ちた目を向けてきて困った。マザコンになりそう。

 

 

##########

 

僕がロシアに来てから数日。妹ちゃんが日本へ行く日になった

妹ちゃんは「離れたくない」とわんわん泣いていたがお義母さんが耳元で何かを囁くといつもの元気な妹ちゃんに戻った

恐らくではあるがやっぱり実の母と離れるのは寂しいのだろう

それと僕が日本へ戻り暇ができたら東京で遊ぼうと約束した

パスパレに会わせると言う約束も忘れてはない

最後にぎゅっと妹ちゃんを抱きしめた

 

「頑張れ、応援してる。行ってらっしゃい」

 

多い言葉は必要ない。もう僕ら兄妹はアイコンタクトで日常生活を済ませられるぐらいには絆が深いのだ

妹ちゃんも「行ってきます、兄さん」と言い、飛行機へ乗りに行った

僕はお義母さんと展望デッキへ登り妹ちゃんの乗る飛行機が飛び立つのを見ていた

見えてるといいなぁ、と飛行機が見えなくなるまで手を振っていた

横ではお義母さんが目に涙を貯めており、小さく「頑張りなさい」と言っていた

 

 

...僕がロシアに来なければお義母さんは妹ちゃんと共に東京へ出ていたハズ

お義母さんを悲しませたのは僕なのだ

僕は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。お義母さんは「気にしなくていいのよ」と言うけど涙で赤くなった目と震える声は誤魔化せられない

 

 

...少しブルーな気持ちで帰路へついた

お義母さんは夕飯の材料を買って来るらしい。お手伝いしようかと申し出たがやんわりと断られた

 

「...はぁ」

 

思わずため息が出る

 

「あ!ユウさん!」

 

...とうとう幻聴まで聞こえてくるほど弱っているらしい。今は日本に居るはずのイヴちゃんの声が聞こえてきた

 

「ユウさん?」

 

...ああ、まったく

彼女達から離れるためにここまで来たというのに結局僕は彼女達を頭から話すことが出来ないのか。そこまで彼女達に依存してしまっている自分が嫌になってくる

 

「ユウさん!」

 

「バルスッ!?」

 

唐突に目突きをされた

 

「な、なんだぁ!?」

 

慌てて前を向くと銀髪の見たことある子が...って

 

「イヴちゃん!?」

 

「はい!」

 

..........イヴちゃんまで里帰りしてました、まる




いつになくローテンションな主人公ですがどうせはっちゃけるのでご心配なく^^*

ロシアのハーフの...アイドル?
いったいどこの何スタシアさんなんだ..........?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

「僕って」 後編

いやぁ遅くて済まない


「...どうしてイヴちゃんが、里帰りかな?」

 

━━━━最悪だ

どうしてこうも都合の悪いことばかり...

 

##########

 

それから少し時間が過ぎる

僕らは近くの公園のベンチに人1人座れる間を開けて座った

僕もイヴちゃんも話し出そうとはせず、ただただ時間だけが過ぎていった

僕にとってはこの静寂が心地よく、視界には気味の悪い物体を収めつつ、吹く風を聞いていた

そんな時、ふと、彼女は呟いた

 

「私はフィンランドとのハーフで、ロシアのハーフではありません、よ?」

 

...初耳だ

初めて彼女と会った時、銀の髪と見てロシアのハーフかと思い込んでいたが、違ったようだ

 

「ごめん」

 

「いえ、気にしてません

 

━━━━別に、なんで知っててくれないの、とか思ってませんよ?」

 

「...ごめん」

 

 

どうやらおかんむりのようであった。まぁそれも当然だろう。

今まで散々『兄だ』等と嘯いていた男。それが突然失踪し、追いついてみれば出身地を間違えて覚えられていたのだ。

僕だって『あれ、君は北朝鮮うまれだったか?』と言われれば怒る。日本人としての誇り(?)がある。

...こういうところでも、僕は『兄』になれていなかったわけだ。

つくづく、嫌になる。

 

 

「...嫌に、なりましたか?」

 

「!」

 

「私達の、兄は...イヤ、ですか?」

 

 

心を覗かれたかと思った。だが彼女が話したのは違うことだった

 

 

「...嫌なわけがない。僕が嫌なのは別のことさ」

 

「でも、私達はいつも、いつもユウさんに迷惑をかけてました」

 

「あのくらいなら可愛いものだよ。それに頼られてる!って感じれたし」

 

「...それなら、ナゼ?なんで私達の前から消えてしまったんですか?」

 

「...」

 

「答えられない、ですか?」

 

......答えられる訳がない。ただ自分が嫌になっただけ、だなんて。

 

「そう、だね。言えないかな」

 

 

そこからはただ静寂が続く

僕から話す事もなく話しかけられることもなく

...気づけば辺りはオレンジに染まりかけていた

 

 

「さて...僕はもう帰るよ、イヴちゃんは?

...ってその顔を見る限りアテは無いんだね...」

 

聞けば彼女はバツの悪そうな顔をしていた

 

「はは...僕が今居候させて貰ってるお家に頼めるか聞いてみるよ...ほら、帰ろう」

 

手を差し伸べれば嬉しそうに手を掴んでくる。...俗にいう恋人繋ぎなんだがそれは...?

少し焦ってその事を言うも、イヴちゃんはにっこり笑顔で「大丈夫」だと

 

―――ま、いいか

 

そのまま僕とイヴちゃんは手を繋いで帰った

家に入って鉢合わせしたお義母さんがこっちを一目みて倒れた。どうやら早速コッチで遊べる女を見つけたと思ったらしい、親父の件が頭をよぎったのだとか

...ごめんなさい

 

 

##########

 

 

僕は今自室(当てられた部屋)で一人寝転んでいた

イヴちゃんはお義母さんと一緒に話していた、どうやらお義母さんもイヴちゃんを気に入ったらしく「第2の娘ね!」と喜んでいた、イヴちゃんも「お義母様」と呼び始めた辺りでスゥッと背筋が冷えたが気の所為だろう。

 

...そして、考えた。日本に帰るか、帰らないか。

幸いな事にコッチに来てまだ数日間、観光とかしたいと思っているしまだ先にはなるだろう。でもそうのんびりしていられない理由もあった

それは親父からのメール。死力をふり絞って書き殴られたメールは以下の通りだった

 

 

『最愛の息子へ

 

もう限界だ、母さんを抑えるのもお前のハーレムメンバーを抑えるのも限界が近い、美竹さんの家からはお父さんが赴いて来たし弦巻家のご当主までもがウチに来ようとしている、早く帰ってこい。父を助けてくれ、頼む。たの

 

父より』

 

 

...どうやら向こうは向こうで大ピンチらしい。というかメールの内容で余計に帰りたくなくなってくる。蘭ちゃんのお父さんってめっちゃくちゃ怖いやん、弦巻家ご当主とか普通だったら僕が会えるような人じゃないよね。

..........うーん

 

 

 

 

そう悩んでいると、1通の電話が届いた

 

「...もしもし」

 

『あっ、ユウさん?美咲ですけど』

 

「久しぶりだね、みっちゃん」

 

『そうですね、時間で数えると4日と14時間26分43秒ですかね』

 

「なんでそこまで明確に把握してるのかは聞かないでおくけど...どうかした?急に電話をかけてくるなんて」

 

『...いやまぁ、久しぶりに声を聞きたいのもあったんですよ?ユウさんの番号知ってるの私ぐらいですし、それとは別にその...こころがヤバいというか』

 

「そういえば番号教えたのみっちゃんだけだったっけ、他の子にも教えとかな『教えなくていいですよ』...あ、そう?

んじゃぁこころちゃんがヤバいって...具体的に言うと?」

 

『何を勘違いしたのかユウさんが攫われたと思ってるらしいです。黒服まで使って探してるとか。こころのお父さんとお母さんもユウさんの事気に入ってましたし、弦巻家の周りがピリピリしてるんです』

 

「えぇ....(困惑)」

 

『この間なんか何か呟いてたんで、何言ってるのか聞こうとしたんですけどそしたらどうやって国を沈めるか呟いてて...何回か大御所の名前も出てたんで本格的にヤバいと思って連絡したんです』

 

「...弦巻家ヤバすぎるでしょ..........」

 

『...ってわけでなるべく早く帰ってきて欲しいんです、私も久しぶりに会いたいですし。

それにガルパの皆さんも心配してましたよ?ユウさんの置き手紙読んだ子はほとんど泣いちゃってみんな再起不能状態ですよ、かく言う私も二日は自我が戻りませんでした』

 

「あー、うん。それはゴメン...でもそうなると雰囲気的に帰りづらくない?」

 

『大丈夫だと思いますよ?皆さん数日したら元気になってましたし。それに考えてくださいよ、こころによる国家間戦争かひとつの街の気まずい数日か。どっちがいいと思います?』

 

「..........」

 

『まぁ、最終決定権はユウさんにあるんで私は何も言えませんけど...』

 

「わかった、帰ろう」

 

『...わかりました、皆さんには私から伝えておきます』

 

「助かるよみっちゃん、それでも荷造りとかあるし観光も少しだけしたいから、そうだな...二日、三日後には帰る。約束するよ」

 

『信じますよユウさん。...じゃあ』

 

「ん、またね」

 

『はい、また』

 

――――プツッ

 

 

 

 

「......はぁぁぁぁ」

 

国家間の戦争だってさ。笑えよ。笑えないけど。

こころちゃんならやりそうで怖い。僕の学友、温厚な仏と言われる友人Kが「クレイジーサイコ」とキャラを捨ててまでそう呼んだほどのこころちゃんだ。何があるかわからない

 

 

##########

 

 

「...というわけで数日後には日本へ戻ります、なのでお義母さんも身支度をよろむっ!?」

 

身支度をよろしく、と言い切る前にハグられた

胸がこう、僕の顔面に来るような体勢でハグられたためにめちゃくちゃ柔らか...じゃなくめっちゃいい匂...じゃなくああもうめちゃくちゃ母性を感じた。

若干目に涙をため、頭を撫で「ありがとう」と伝えてくるお義母さんを見て、「親父はいい人を捕まえたなぁ」と思った。マザコン度が上がった。あと2Lvぐらいでマザコン(重度)になる。危ない

それからしばらくお義母さんによる抱擁を受けていた、少し経つと眠くなってきたので腕をタップする。すると察してくれたのかソファへ移って膝枕をしてくれた。ついでに子守歌も歌ってくれているらしい。あ^~。

やわっこくていーにおいでもう...

 

 

「 ユ ウ さ ん ? 」

 

「ハッ!」

 

イヴちゃんの号令で直立し敬礼した

...なんで敬礼してるんだろ。

あ、お義母さん僕が離れたからって泣きそうな顔をしないでください、え?「母が嫌いなのですか?」そんなわけないじゃないですか!大好きですよお義母...え?イヴちゃんどうしたの?..........いや違うから、マザコンじゃないから、恋愛対象じゃないから。たしかにお義母さんは若いし美人だけど...待ってイヴちゃん、にじり寄って来ないで待って待ってその手は何ちょまっ、アッー!

笑ってないで助けてお義母さぁぁぁぁん!!!!




私の誕生日が今日なんですけど、主人公の誕生日同じにしていいですかね?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

帰国ときどきヤンデレラ 閑話 美咲の心情

たまには、ね?

追記
平均評価9.29とかなんですか嬉しすぎるんですけどなんですか泣かせたいんですか?
作者は自室で叫んでしまいました
日頃のご愛読ありがとうございます!!!


「...帰ってきた」

 

私は自分の部屋で呟いた

一瞬身体がピリつく感覚、私は彼が此処(日本)へ帰ってきた事を教えてくれた。

━━━━ヒトの身体は正直だ

こんな言葉があるが、本当にその通りだと思う。

実際に私の身体はある特定の一人に対してはとても素直だ

今こうして彼が帰ってきたことを教えてくれる。

それにもし、仮に彼が私に跪けと言ったのなら躊躇わず実行するだろう

彼がそんな事を言うわけがないのは知っている、これはただ私の欲望に過ぎない。

彼に仕えたい、彼のモノになりたい、彼に奉仕をしたい。できるのならば他の女性になんて目もくれず私だけを見てほしい。

...彼を甘やかせて私に溺れてもらう、というのもアリかもしれない。

そうするためには彼より家事も仕事も上手くならなければいけない。今度お母さんに料理を教えてもらおう。

正直彼の上を行くなんて無理だと思うけど。

それでも何も出来ないよりはマシ、かな

そんな事を考えていたら頭の中で膨れ上がる一方の欲望が溢れ出てくる

頭を撫でられたいとか普通な願い事や、他人に言えないようなことまで

一時期、彼に存分にあまえたいとか考えたこともあったが、今でも充分に甘えている。私は彼の周りにいつも纏わり付く彼女たちを見てわかっている

今回の件で彼も彼女たちの異常さに気づいた頃だろう

だから私は彼に対して軽い対応をしてきた

異常性を感じる女より、自分に素直に接してくれる人の方が彼だって心が楽だろう

 

彼のお店へ行った時も挨拶をして料理を食べて感想を言って帰るだけ

本当はもっと色んなことをしたい

彼の家だって行ってみたいし、彼を私の部屋へ招きたい

彼の料理をベタ褒めして照れた顔を見たいし逆に心にもないことを言って傷ついた顔だって見てみたい

我ながら歪んだ癖だとは思う

でもこれが本当の私だからしょうがない

...少し濡れてきた

はしたない話だが、私はいつもこう

彼のことを考えるとどうか愛しくて愛しくて愛しくて、想い過ぎて下腹部に来る

そぉっと下腹部に手を伸ばす

はしたないはしたない

そう思えば思うほど罪悪感と背徳感で触れる手が激しくなる

これから彼と会うというのに

彼とどんな顔をして会えばいいのだろう

火照った顔が彼にバレないだろうか

自信はないが私の色気に当てられないだろうか

もし赤い顔がバレて私の癖もバラされたら彼はどんな対応をするのだろうか

私から距離をとるのか、それとも彼も乗り気で...

 

..........っ!

...ふぅ

スッとした

私は後片付けをして身支度をする

この時間なら今から向かえば丁度駅に着く頃では無いだろうか

私が一番に出迎えてあげよう

自然な笑顔で一言言ってあげるのだ、おかえり、と

はにかみながら言えれば尚更良し、そのまま発展できれば...なんて

 

そんなありもしない妄想をしながら、なにを着るか悩む私だった

いつも通りでいいのかな、それともたまにはワンピースとか...うわ、やっぱり恥ずかしいしいつも通りでいいか

いつもの服を着ていつもの帽子をかぶって私は家を出た

 

 

 

...だと言うのに

 

「みっちゃん、これからホテル行かない?」

 

「いいで...へっ!?」

 

こんな私得なオイシイ展開になっていいのだろうか




私、バーチャルユーチューバーのシロさんが大大大好きなんですが同士はいませんかね
クレイジーサイコドルフィンとか言われてますけどそんな超音波声すら可愛く聞こえてくるんです。病気ですか?
シロさんに「この干物め!」と罵られたい干物王でした、まる


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

奥沢美咲の場合

日間ランキング6位...?ありがとうございます!
実は私、もともとランキングには乗らないよう設定していたのですが、昨日の平均評価を見て「物は試し」とランキングに載るようにしました(卑怯者)
しかし今見れば6位、なんということでしょうか
読んでくださった皆様に感謝を

活動報告にて次話に出すキャラを募集します
良ければご意見をください


「ククク...」

 

我は戻った、殺伐とし混沌と狂乱に飲まれたこの街に...

見よ、街随一の巨大な館からは黒々とした瘴気が立ち込め、広い大通りには活気がなく、街行く人々には生気がないではないか。

重い足取りで仕事へ向かう若人に聞けば「一週間前あたりからこんな感じ」だと。

何とも情けない

我は青年を止め、鞄からサンドウィッチを取り出す

本来なら我の昼餉になるはずだったが、青年を見捨てるのも忍びない。

 

「これは...?」

 

「いえ、あまりにひどい顔をしていらっしゃったので、おいしいものを食べて元気出してください」

 

ふっ、我の親切さに涙も出ないか?

少しすると青年は再起動し、礼を言って駅へ向かった

...我が引き留めたせいで電車には遅れたかもしれないがな

 

 

「フ、フフ...これぞ特級悪魔的行「何してるんですか」ふへっ!?」

 

シュバッと後ろを向いたらみっちゃんがいた。

 

「何です?特級悪魔て「なんでもないよ!うん!」...?」

 

あっぶない、僕の黒歴史再現シーンが見られるところだった...

え?なんでそんなことしてたのかって?

あれだよあれ。この街に帰ってくるのが精神的にキツくて背筋が冷えて震えが止まらなかったから、過去のいろんな意味で黒い僕になりきれば大丈夫かなって。

結果みっちゃんに一部聞かれるハメになったんだけどさ。

...あ、みっちゃんが誰か教えてなかったね

みっちゃんこと奥沢美咲ちゃん。僕の義妹(仮)の一人、中々デレてくれないけどツンツン系ってわけでもない。

僕との距離を測りかねているのか一歩引いた姿勢で接してくる。最初はこの距離をなんとか詰めようかと思っていたが今はそうでもない。

彼女にも彼女なりの距離感があるだろうし、みっちゃんと関わってしばらくするとこのぐらいの距離が心地よく感じてきたからだ。

いつもは香澄ちゃん達がそばにいるのだが、僕が荒れているときなど、たまにうるさく感じてしまう時がある

そんな時に何も聞かず何も話さず、ただ隣にいてくれる彼女は僕の中でかなり大きい存在になってきていた。

...ちなみに「みっちゃん」というあだ名がついたのは彼女と知り合ってそれなりに時間がたった時

ウチの店に定期的に来ていたみっちゃんのほかに珍しくかおちゃんとちーちゃんが来ていたのだ

その時に、ついでの感覚でふざけ半分でつけたあだ名なのだが、彼女はそれを気に入ったようで、それから僕は彼女をみっちゃん、と呼び始めたのだ

あぁ、かおちゃんとちーちゃんに関してはまた今度紹介する...多分。この作品がおわらなけrハッ!

 

「え~と、どうしたの、みっちゃん?」

 

「...何でもないです。ほら、早く皆さんのとこへ行きましょう」

 

...殺気を感じてみっちゃんを見たら背に修羅がいたナリ

えぇ...これ絶対怒ってるよね、どうしろと。

 

.....................................そうか!

思い出した、このあたりに新しくできたホテル、そこの料理が美味しいと評判なことを!

 

「みっちゃん、これからホテルいかない?」

 

「いいで...へっ!?」

 

ぐふふ、きっと美味しいものを食べれば機嫌も治るに違いない!

 

「さ、いこっか!」

 

「えっ、えっ!?」

 

なんだかみっちゃんの様子がおかしい気がするけど、これは多分料理が楽しみだからだよね!

...正直言うと僕の料理以外に美味しいなんて言ってほしくはないけど、みっちゃんに嫌われるほうがもっと嫌だから、しょうがないよね。

 

「美味しいもの食べさせてあげるよ!」

 

「おいしいもの...?」

 

おっ、好反応?

 

「もちろんさ」

 

「...わかりました、行きます」

 

「よっし、なら行こう。...手、繋ぐ?」

 

「...しょうがないですね」

 

みっちゃんと手を繋ぐのは久しぶりだ

手を繋いで歩いていると、どうしても彼女の息遣い、手の柔らかさ、どこか香る甘い香りにくらっとする...

だからだろうか

 

「...私も、がんばりますから。頂く以上は」

 

このあからさまに料理を食べに行くこととはかけ離れた発言をしていたのに気づけなかったのは

この後僕達は............



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

氷川日菜の場合

...てなわけでみっちゃんとホテルへ行って食事をした

みっちゃんはホテルに入る時はガッチガチに緊張していたけど、いざ入り席に着くと緊張も溶けたようで普段通りになった

食事中、こちらを見て何故か「おあずけだなんて」と言われたけど何のことだろう...料理をおあずけした覚えなんてないんだけどなぁ

そしてその後は僕の家へ向かう

久しぶりに帰ってきた家だが、出ていく際に家具その他もろもろは全部実家へ送ってしまったため何も残って無いので帰る意味が無いと思うのだが、みっちゃんは「大丈夫ですよ」としか言ってくれなかった

そして家へ向かう最中、僕達の反対側から見覚えのある水色の髪が見えた

 

あの髪色はおそらく氷川姉妹のどちらか...

みっちゃんにそれを伝えると慌てたように早く行こうと言ったが、僕はそうもいかない

この件でほとんどの義妹(仮)達がショックを受けたというし、アフターケアは大事だ

だから氷川姉妹とも会っておかないと

そう伝えると、みっちゃんは呆れたように「好きにしてください、私は先に家に行ってます」と言う

素直にありがとう、と伝えると帽子を深くかぶってしまった

...でも、横から見える耳は朱に染まっていたので照れてはいるのだろう、可愛い

 

...さて、件の少女は氷川姉妹のどちらなのか

先程まで遠くに見えていた水色もかなり近くまで来ていた

ここまでの運動神経があるのはおそらく氷川妹だろう

氷川日菜、氷川姉妹の妹の方であり、何をさせても出来てしまう所謂“天才”だ

彼女もそれを自覚しているがため、天然に相手へ棘を刺す行為をする時もある(大抵の被害者は彩ちゃんとか)

そして彼女の特徴というのは日本人離れした水色の髪だけでなく...

 

「ユウさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

 

遠くから駆けてくる彼女を見ていると、ふと犬を思うのだ

こう、飼い主に構ってもらえて嬉しくてしょうがない状態のわんちゃん

実際にかなり前のことだが、日菜ちゃんの頭を撫でている時に犬のしっぽを幻視した時があった

その時、僕は好奇心故に五歩下がって手を叩いてみたのだ。おいでおいで、と

そうしたら日菜ちゃんはなんと言ったかわかるだろうか…回想をご覧頂こう

 

##########

 

「も~、私は犬じゃないんだよ?...わんっ!」

 

尊さが鼻から溢れた。心配した氷川紗夜ちゃんが膝枕をしてくれた。今度は別の意味で鼻から血が出た。

なんでミニスカにしたの足の柔らかさとかいい匂いががががが

 

「ユウさん!?大丈夫ですか!?」

 

あっ動かないで身を乗り出さないであっあっあっ...

 

「おねえちゃんばっかりズルい!私も~!」

 

「えっ」

 

「きゃっ」

 

僕の頭はその時何が起こっているのか理解を拒んだ

そのときの惨状は...

 

「えへへ~」←僕にまたがり寝そべる日菜ちゃん

 

「ヴォェ...」←もう全身が幸せな僕

 

「くっ...日菜!どきなさい!」←僕に膝枕をしたままの紗夜ちゃん

 

あぁ...ここが天国か...

 

「おねえちゃんばっかりユウさんを独り占めしないで!」

 

「日菜はいっつも甘えているじゃない!」

 

「ヴォェ...ヴォェェ...」

 

姉妹仲良く喧嘩するのはいいがなぜ僕を挟むのか

後頭部はやわっこいしお腹もやわっこいのが載ってるし日菜ちゃんに至ってはそのまま寝そべってるからなんだろう、うん。胸がががががが

あっ日菜ちゃん動かないで刺激しないで僕の僕が...あっ

 

「..........!」

 

「...何?どうかしたの?」

 

「んーん、なんでもないよぉ?」

 

あかん...日菜ちゃんの目が据わってる...アカンで...アカンって...

 

「そういえばおねえちゃん、最近クローゼットをよく開くよね…なにか隠してる?」

 

「何も隠してないわ、クローゼットを開くぐらい普通じゃないの」

 

「へぇ~、じゃあこれは?昨日見つけちゃったんだけど」

 

「...ッ!日菜、それは!」

 

「昨日ね、おねえちゃんと寝よーと思って部屋に行ったんだけどおねえちゃん居なかったからしばらく待ってたの、そしたらクローゼットからこれが滑り落ちてきてね...?」

 

 

え、何!?何が出てきたの?僕、気になります!

そんな感じに日菜ちゃんを見たら日菜ちゃんも意図をわかってくれたらしい

 

 

「あっ、ユウさんも知りたいの?」

 

「知りた...くないかな」

 

「そう?」

 

そりゃあ日菜さんや、今は怖くて見れないけど今の紗夜ちゃんの顔わかる?鬼だよ鬼。鬼の形相だよ(ガクブル

 

「まぁ見せちゃうけどっ!これが落ちてきたんだよ!」

 

「...え、これ僕の写真?」

 

日菜ちゃんが見せてきたのは一枚の写真。そこには僕が学校でバスケットボールをしている所だった

 

「これ、この前の体育の時間だよね、なんで沙夜ちゃんがこの写真を...?」

 

見たら紗夜ちゃんが顔を真っ赤にしてぷるぷる震えていた

若干足の方にも振動が来てむずがゆい

 

「...んです」

 

「えっ?」

 

「貴方の!写真が!欲しかったんですっ!」

 

「えぇっ!?」

 

「悪いですか?貴方が悪いんです!いつもチャンスを狙ってたのに!ちっとも撮らせてくれなかったですし!そうなったらもうユウさんと同じ学校の人に頼むしかないじゃないですか!」

 

彼女が説明したのはつまりこういうことだ

 

『僕の写真が欲しかったが日常生活にスキがなく撮ることができない。なので他校である僕の学校の人間に依頼をして撮ってもらった』

 

えぇ....(困惑)

 

「ふ、ふふ...幻滅しましたか?私は自分で撮れないからと他人に頼んで盗撮させたんです…」

 

「...うん、ひとついい?」

 

「...はい」

 

「 馬 ッ 鹿 じ ゃ な い の ? 」

 

「えっ」

 

「そんなに写真が欲しかったなら一言言ってくれればいいじゃんか、なんでこんな遠回しなやり方でやったのさ。面と向かって言うのも恥ずかしいかもしれないけど、盗撮って犯罪だからね?」

 

「それは...はい、その通りです」

 

「それに...」

 

 

 

「僕が妹の...紗夜ちゃんのお願いを聞かないわけがないでしょ?」

 

「!」

 

##########

 

...かっこいいこと言ったつもりだけどあの時の僕って紗夜ちゃんに膝枕されてる状態なんだよね、カッコ悪いや()

この後に紗夜ちゃんが泣き始めちゃったりお風呂入ってるときに日菜ちゃんが突撃してきたり次の日から紗夜ちゃんが急に素直になったりといろんな事があったがこれらを話すのははまた今度...

 

というか回想に時間かけすぎて気づいたら日菜ちゃんがもう目前に迫ってきていた

やけに焦っているようだが何かあったのだろうか

 

「ユウさんッ!」

 

「やあ、久しぶりだね日菜ちゃん。そんなに焦って一体どうし「おねえちゃんが連れてかれた!」...何だって?」

 

「おねえちゃんが、誘拐されちゃったのッ!」




急展開ですが許して♡


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

氷川紗夜の場合

急展開ですよ急展開


 ...はぁ、何でこんなことに

 

 私は手首を後ろ手に縛られ、椅子に座らされていた

 

 猿轡をされているわけでもガムテープを貼られているわけでもなく、ただ手を縛って座っているだけ

 

 私の周りには15人前後の黒服にフェイスマスクを被った人が居る。きっと今頃日菜から話を聞いたユウさんが慌てて向かってきている頃だろう、私が誘拐されたと

 

 でも..........

 

 

 

「香澄!準備は?」

 

「バッチリだよこころん!」

 

 

 

 ...そう、周りの黒服達はガールズバンドの皆。ユウさんを呼びに行った日菜や2階で待機している人を除いたメンバーなんです

 

 元々今日は、ユウさんの帰国を祝って?というわけでおかえりパーティーをする予定だった、しかし弦巻さんや戸山さんが唐突に「サプライズがしたい!」と言い出した

 

 私を初めとして松原さんや奥沢さんに市ヶ谷さんがなんとか止めさせようとしたけれど、賛成派の勢いを抑えきれずそのままサプライズ決行へ

 

 そしてサプライズの内容を決めることになったのですが…

 

 

 

『誘拐サプライズはどう?普通攫われないような人が攫われたとか知ったら慌てふためくと思うんだけど』

 

 

 

 と山吹さんの提案により誘拐サプライズに。そして攫われる役が私になった。私以外にも奥沢さん等でもいいと思ったが、奥沢さんはその日は少し忙しいと断られ、仕方ないので私がやることになった

 

 

 

 そして、サプライズの段取り

 まず、日菜がユウさんに『おねえちゃんが攫われた』と伝える

 恐らくユウさんは慌ててこちらへ向かってくるだろう

 次にユウさんが家に入ってきたら、まず私が助けを訴える。

 そしてユウさんが1歩部屋へ入った瞬間に黒服を着たガールズバンドの皆さんが囲み、銃(クラッカー)を向ける

 そして発砲、ユウさんが驚いて止まった所へ私が【ドッキリ大成功!】の看板を見せる

 

 という手順だ

 

 ちなみに皆さんが使っている黒服やクラッカー、ドッキリ大成功看板は弦巻家の方が用意してくれたらしい、黒服は彼女達の体格にピッタリだしこの看板もなんだか豪勢だし、クラッカーに至っては使い捨てだが全てオーダーメイドらしい。...いくらかかっているのか気になるけど怖くて聞けない

 

 

 

 ..........さて、そろそろユウさんの到着かしら

 日菜は駅から少し歩いたところで教えると言っていたし、大体表通りの辺り...ならここまでユウさんの全力で7~8分。電車の到着した時間も考えるとそろそろだと思いますが

 

 

 

『紗夜ちゃあああああああん!!!』

 

 

 

 ...どうやら来たみたいですね、私の王子様が

 

 バンッと(実際はドガッと)ドアを開け(蹴破り)入ってきたユウさん、思いきり走ってきたようで息が切れていて汗が首を流れ、とても色っぽく...あぁ、そんなことを考える前に役を全うしなきゃ。黒服(白鷺さん)が後ろ手に合図を出している

 

 

 

「紗夜ちゃんッ!」

 

 

 

 えぇと、白鷺さんや丸山さんから教わったやり方で...

 

 若干俯いて、疲れた声で目を潤ませ...

 

 

 

「助けて...ユウさん...」

 

「...紗夜ォ!」

 

 

 

 ..........あら?

 

 突然視界がぐるんっと回った気がして、さっきまで黒服の人垣越しに見ていたユウさんの顔が近く...それに肩と腰を抱き寄せられ...お姫様抱っこ?

 でもさっきまでガールズバンドの皆さんが盾に...

 

 

 

 ぱっと後ろを見ると皆さんが唖然としていた

 ...皆さんの後に私が座っていた椅子がある

 

 あぁ、なるほど

 

 

「僕をなめるな...妹を守るためなら忍者にだって成れるんだぞッ!」

 

 

 どうやらユウさんは天井を蹴って移動し、私を抱えすぐ撤退したらしい。しかも皆さんの目が追いつかない速さで。

 ...つくづくユウさんは人を辞めているんじゃないかと思う、料理は努力の賜物としても学力や身体能力面で、彼は何でもないことのようにしているけど、あの日菜でさえユウさんには勝てないと言うぐらいだもの...ギフテッド、なんて言葉じゃ表せられないぐらい

 

 

 

「紗夜ちゃん、大丈夫?」

 

 こちらをのぞき込むユウさんの眼は優しげで私を気遣う心が見えた、だからだろうか

 

「ユウさん...」

 

 不思議と目から涙が流れ、彼の胸に顔を(手は縛られている為)うずめた

 

 

 

「...」

 

 するとユウさんは私をそっと下ろし、廊下に座らせる

 

「少し待ってて、全部僕が終わらせる」

 

 彼はそう言うと私に背を向け、黒服へと向いた

 

 

 

「紗夜ちゃんを誘拐したに飽き足らず、泣かせた罪...恨みはらさでおくべきかッ!」

 

 

 

 ...あっ

 

「ま、待ってユウさん、これは...!」

 

 

 彼がとんでもない勘違いをしていることに気づき止めようとしたけれど...

 

 

「...大丈夫さ、安心して」

 

 

 

 純度100%のスマイルに私の心はあっさりと堕ち、黙り込んでしまう

 ドッキリ大成功看板も椅子の影に置いてあった為に出すことも出来ず...

 ユウさんは慌てている黒服に立ち向かうとこう言った

 

 

「一人一人四肢を捥いで牢屋にブチ込んでやらァ!」

 

 

「いくら犯罪者でもそれはダメですユウさん!?」

 

 

 いくらなんでも酷すぎてついツッコミが入ってしまった

 

 

 

「なんだって!?なら四肢は捥がないけど脛骨逝かせるのは?」

 

「それもダメですユウさん!」

 

 

 

 なんだか彼がとてもバイオレンスな思想になっている

 ...それが私を思ってのことだと思うと嬉しくて仕方ない

 けどそれとこれとは別、私は決心して叫んだ

 

 

 

 

「これ、サプライズなんです!あの黒服はガールズバンドの皆さんなんです!!」

 

 

 

「..........えっ」

 

 

 

 私の叫びで静かになった室内に、ユウさんの抜けた声が響いた




ね?急展開だったでしょう?
30分で急遽書き上げたものなので誤字脱字が多いと思います。誤字報告、ご意見ご感想お待ちしております


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

白鷺千聖&松原花音の場合

書き上げて何だけど干物王も今回のはちょっとよくわかんない
頭からっぽにして読んでくだしい


前回のあらすじ

 

紗夜ちゃんが誘拐されたって聞いて駆けつけたらただのサプライズだったナリ。

僕結構痛いこと言った気がするのに...

件の紗夜ちゃんは「格好良かったですよ」と言ってくれるが精神的にクるものがある。

 

ちなみに今僕は久しぶりに帰ってきた我が家の自室のベットの上で花音ちゃんに押し倒されていた

 

なんでさ...

 

 

##########

 

ガールズバンドの面々によるサプライズパーティが終わった後、時間が時間だということで各自帰宅時間にめどを立てて帰って行った

少し家が遠かったり、一人で返すのが不安な子達、迎えが来られない一部の子は泊まっていくことになった

そのメンバーは市ヶ谷有咲、松原花音、白鷺千聖、北沢はぐみ、青葉モカ。この5人だ

5人は皆、パーティにでた弦巻家お抱えのシェフの料理に舌鼓をうってお腹はいっぱいらしいので早めにお風呂に浸からせた。

...あのシェフ腕がよかったなぁ...途中から競うように料理してたけどやっぱり本職のプロには勝てないか?

...いや、いつか超えて見せる。あの時のあのシェフの目は僕に何かを伝えようとしていた目だ。...そう、「ここまで来い」と。

こうしちゃいられない、僕も精進しなければ。

 

そう考え、キッチンから一冊のノートを持ってくる。表紙に『料理ノート28』と書かれたこれは、僕が店を担う前の研修期間時から使っているノート。

今まで僕が考えた料理のレシピや、義妹たちの味の好み、ソレに合う料理などが綴られたノート。ちなみにこのノートは表紙に書かれている通りに28代目だ。ガールズバンドのみんなのため一人一冊作っていたらこうなった。

 

そんなノートに、ああでもないこうでもない、と試行錯誤しレシピを書いていた時、リビングの扉が開く音がした。細々とした花音ちゃんの声が聞こえていたし恐らくお泊まり組のみんながお風呂から上がったのだろう。

僕は目を向けずに、2階の大部屋を使うように言った。あの部屋なら広いし5人くらい余裕だろう。布団も確か6組は置いてあったはずだ。

すると急にちーちゃんがこっちを向くように、と命令してきた。

めっっっっっっっっっちゃくちゃ嫌な予感がするが僕は彼女に逆らえない。おそるおそる入り口を見る。するとそこには...

 

「あ、あの、千聖ちゃん?やっぱりこの格好は恥ずかしいよぉ...」

 

「あら、花音。ユウさんを悩殺するんじゃなかったの?」

 

「ふぇぇ!?」

 

...いやに薄いネグリジェを着た二人が居た

驚きのあまり僕の脳内は混乱し、固まってしまった。それを見てちーちゃんは獲物を見つけた、と言わんばかりの眼光をし、花音ちゃんは恥ずかしそうに手で胸を抑えるようなしぐさをした。

 

端的に言おう。エロい。

 

ちーちゃんは元が女王気質がある(ようにに見える)ため、薄い衣装と鋭い視線がベストマッチ!あれで鞭でも持ってたらR18指定ですわ。最近、あの目で見られると背筋がぞくっとする。僕の性癖を歪めないでほしい。二人きりの時みたいにもっと優しい目をしてほしい。

次に花音ちゃん、彼女はいつも通りおどおどとしている。いつもなら、なんというか見てて微笑ましいというか、守らなきゃ!みたいに思う。しかし今は薄い恰好をしているためにこちらを誘っているかのように見えてしまう。...それに

花音ちゃんは割と胸部装甲が厚い。そんな彼女が自身を抱きすくめるような動作...胸を押し上げるようなしぐさをしたらどうなるか。

 

結論:僕は死ぬ

 

「...ぐふっ!?」

 

 

鼻からたれる愛/鼻血と共に僕の意識は途絶えた。...あれ、最近僕気を失いすぎじゃない?

 

 

##########

 

そして冒頭に戻るわけだが...

 

「えーと、花音ちゃん?一体全体これはどういう...」

 

「..........」

 

僕が問いかけても花音ちゃんは顔を俯けて答えてくれない

もしかしたら、何かしらの理由があるのかも...

 

そう考えた僕は顔を上げさせようと花音ちゃんの頬へ手を伸ばした

その時、花音ちゃんは頬へ触れる僕の手をガシッと掴み――――

 

「...っ!」

 

「なん…だと…!?」

 

――――自身の胸に押し付けた

 

「かっ、かかかか花音ちゃぁん!?」

 

「お、大人しくしてくださいっ!襲いますよっ!?」

 

「もう襲われてるよ手遅れだよ!」

 

「ユウさんに乱暴されたって泣きますよ!?」

 

「逆ギレ!?僕が悪いの!?」

 

「うるさい口はこうですっ」

 

「やっヤメォ!?」

 

僕の手を押さえつけた手とは逆の手を使って僕の口を塞いでくる

塞ぐと言っても掌で口を覆うのではなく、人差し指と中指を口に突っ込む形で。

 

「えおあんあえんあいー!?」(エロ漫画展開ー!?)

 

「っ...ふっ...」

 

「ああえ!あぁえぇぇぇぇ!!!」(離せ!離せえぇぇぇぇ!!!)

 

「大人っしく...してくだ...さいっ!」

 

「おいうえぇ!」(落ち着けぇ!)

 

「ひうっ!そ、そんな急に...」

 

「あああああああぉぅゃああああああああ!」(あああああああもうやだあああああああ!)

 

色々とカオスな状況の中、ドアを蹴破り救いが現れた

 

「どうしたユウさんっ!」

 

「あぃあぃぁん!」(有咲ちゃん!)

 

「...えぇ?(困惑)」

 

駆けつけた有咲ちゃんはこの現状を見て困惑していた。

 

「あうええ!」(助けて!)

 

「いやでも...えぇ?」

 

「ふっ...ふっ...ふっ」

 

「ああああああおぇうぅぅぅおぇぃゃうううう!!」(※溶ける!溶けちゃううううう(理性が))

 

「ちょっ松原さんユウさんがヤバい事になってるって」

 

「フーッ、フーッ」

 

「ダメだユウさん松原さん完全にキマってやがる!」

 

そんな時、花音ちゃんの手が一瞬緩んだ

僕はその隙を見逃さずすぐさま手を引き剥がし叫んだ

 

「助けてちーちゃん!」

 

“助けてちーちゃん”

この8文字は魔法の言葉

何かしらの重大なモノを生贄にしてある人を呼び出す魔法

そう、来るのは...

 

「あら、呼んだかしらユウさ...何をしているの?」

 

「ぢーぢゃんだすげで花音ちゃんがああああああ!!」

 

「花音が...あぁ、なるほど、そういう事ね」

 

何か心当たりがあるらしく手をぽんと打ち合わせるちーちゃん

ちなみにその間も僕の右手はガッチリと固定され胸には花音ちゃんが顔を埋め左手は口から離された手で押さえつけられていた

花音ちゃんが僕の胸に鼻を押し付けてすぅすぅと深呼吸をしているらしくむず痒い。恥ずかしい。ヤバい(語彙力)

 

「知ってるならどうにかしてよちーちゃんんん!」

 

「知っているというか私は花音にこう言ったのよ、ユウさんを落とすなら色仕掛けねって」

 

「それが原因じゃねーか!?」

 

「あら市ヶ谷さん、私は花音の後押しをしただけよ?」

 

市)「だからってアレはないだろ!完全にキマってるじゃんか!」

 

白)「失礼ね、恋する乙女は欲しいものを手に入れるなら何だってするのよ」

 

ユウ)「そんな...ッ、強引に手に入れたモンが本物なわけないだろ!?」

 

花)「ユウさん...ユウさん...ユウさん...ユウさんッ!」

 

ユウ)「ああああヤバいよ花音ちゃんががががが!!!」

 

花)「ユウさんユウさんユウさんユウさんユウさんユウさん」

 

ユウ)「...っ、花音、ごめんっ!」

 

 

僕は強引に拘束を振りほどき、窓に駆け寄った

 

「悪いけど頭が冷えたら呼んで――――さらばッ!」

 

言うだけ言って逃げました。はい。

だってしょうがないだろ!?あんな状態の花音ちゃんと一触即発の有咲千聖の空間にいて耐えられるわけがないだろ!!!

 

僕は涙を流しながら夜の街をパジャマ姿で駆け抜けた。

次の日に『疾走!?謎のUMA!』というタイトルで新聞の一面を飾られた(速く走りすぎて捕えられなかったらしい)

 

##########

 

「...あ、スマホ部屋の中だ」

 

...呼んで、とか言っておいて連絡手段がないことに気づいたのは全力疾走して隣町に着いた後のことだった




花音ちゃんに壁ドンして「ふぇぇ」ってなってるところに抱きついて頭撫でて「ふぇぇ!?」ってなるのを見ていたい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

白金燐子とパーフェクトコミュニケーション

低評価されるのは構いませんが、なぜ低評価なのか理由を教えていただきたいものです。あと低評価されてるのにお気に入り登録されてるとモヤッとしますね( ˇωˇ )


今日、僕は義妹(仮)の1人である白金燐子ちゃん...通称りんりんと一緒に話していた

僕らが見つめているのはひとつの機械。親戚のお兄さんから安く仕入れた素晴らしい機械だ

形状としてはPSvitaに近いだろうか...

 

「これはPCM、パーフェクトコミュニケーションマシーンの略だよ」

 

「パーフェクトコミュニケーションマシーン...?」

 

「そ、知り合いの伝手で...っていうかただの在庫処分らしいけどね。安かったからつい」

 

この機械の特徴として挙げられるのは2つ

1つは、この機械を通して見た相手の自分に対する好感度が数値化され見えるということ

もう1つは...

 

「なんと、この機械のカメラで対象を一定時間見て、対象の悩み事を聞くと3つの選択肢が表示されるんだ。

そしてその3つのうちの1つがその悩みの解決策、つまりグッドコミュニケーションってこと。残りのふたつはバッドかノーマルだね」

 

「まるで...ギャルゲーのような...」

 

「まぁ選択肢で選んでくあたり似たようなものかなぁ...ま、それはさておき今日はこの機械で遊ぼうかなって」

 

「なんで私と...?」

 

「いやぁ、他のみんなはそもそも機械通さなくてもわかっちゃうし1部に至っては悩みの欠片すら持ってなさそうだし...それにこーゆーゲームみたいなものなら燐子ちゃんも好きかなって。最近連絡取れてなかったしね」

 

 

理由(言い訳)を並べると燐子ちゃんも納得したのか頷いてくれた。そしてそのままPCMを持ってこちらを...

 

「...あー、僕からやるの?」

 

「...はい。悩みも多そうですし…」

 

「ん、じゃあお言葉に甘えようかなぁ…」

 

「準備もできたので...悩みを」

 

「悩み、悩み...うーん。あっ、じゃあ『最近みんながお兄ちゃんと呼んでくれない』で」

 

するとヴィーン...とPCMから振動音が聞こえてきた

しばらくしないうちに燐子ちゃんが画面を見つめ始めたのでおそらく選択肢が出たのだろう

トリセツには選択肢はあまり対象に見せない方が良い、と書かれていたので僕がその選択肢を見ることは出来ない

 

「どうだった?」

 

「えっと...」

 

ちなみにこの機械には制限時間というものがある

10秒以内に選択肢を選ばないと強制的にバッドコミュニケーションにされてしまうのだ!

 

「②の...『大丈夫?おっp「待て」...?」

 

「なんとなく先が読めたから止めたけど...なんでそれ選んだのさ!?僕、犯罪者にはなりたくないんだけど」

 

「大丈夫です...ユウさんがいつも、今井さんや松原さんの胸を見ていること、知ってますから...」

 

 

バレテーラ

 

 

「...とにかくこれはバッドコミュニケーション。次の選択肢に行こう、なるべくパーフェクトになるよう選んでね?」

 

「えぇと、③の...『本当に呼ばれると思っているんですか?現実を見なさい現実を』」

 

「...ガハッ..........」

 

 

クリティカル!燐子はユウに9999のダメージを与えた!

 

 

「それもバッド...いや、世間一般から言えばパーフェクト何だろうけどバッドォ!残りの1つは!?」

 

「①は...『私が呼ぶだけじゃ不満ですか?お兄ちゃん』でした」

 

「それだよ!パーフェクト絶対それだよ!?」

 

「...最初から、パーフェクトを選ぶのもどうかな、と...」

 

「燐子ちゃんのゲーマー気質が予期せぬ所で...いや、いいか。はい次は僕の番!」

 

「...はい」

 

僕は燐子ちゃんからPCMを受け取り燐子へ向ける

すると数秒で『CLEAR』と出た

 

「よし、いいよ。お悩みは?」

 

「...では、どうしたらユウさんとセッ「待て」...?」

 

「いやおかしい。花も恥じらう女子高生の悩みとは思えないものが聞こえた気がする」

 

「私、何か変なこと言いましたか...?」

 

「いや言ったよね僕が止めなきゃ最後まで言ってたよねこの作品が本当にR15になっちゃうよね!?」

 

「私は、それでも...」

 

「よくないよ!?...ん?」

 

手がブルブルと震えている

一体全体何だ...と思ったらPCMが震えていた

画面を見れば3つの選択肢が出ていた。つまり...

 

「さっきの悩みがマシーンに聞かれていた…だと...?」

 

「...//」

 

マズい、どこがマズいかと言うと色々マズい

仮にここでパーフェクトを取るとしよう

燐子ちゃんは喜ぶかもしれないが僕が(社会的に)死ぬ

バッドを選べば燐子ちゃんの機嫌は悪くなり、結果僕の理想(全義妹にお兄ちゃんと呼ばれること)が今以上に遠のいてしまう

 

...ならどうするか

 

「A、ノーマルコミュニケーションならなんの問題もないわけだ」

 

「?」

 

あ^〜首をかしげる燐子ちゃん可愛いんじゃ~^

それはさておき選択肢...

 

①『いつやるか?今でしょ!』の精神でその場に押し倒してヤる

 

②『据え膳食わぬは男の恥』なので男らしく強気にヤる

 

③このままだと女性に恥をかかせることになるので仕方なくヤる

 

 

「絶望しかない...!」

 

燐子ちゃんは今もまだかまだかと目を輝かせており、PCMは5...4...3と...あれ?そういえばこれ10秒以内に答えないと云々...

 

『Error』

 

「...あれ?」

 

トリセツには10秒以内に答えないと強制的にバッドコミュニケーションとか書いてあったが、今はErrorを吐き出すだけで何も起きない

 

「バッドコミュニケーションにならない...?」

 

ちらっと燐子ちゃんを見てもただ困惑しているようだ

うーむ?

2人揃って首をかしげていたその時

 

「なんだっ!?」

 

「!」

 

燐子ちゃんは気づかなかったようだが僕には聞こえた

本当に小さい音だが何かが砕ける音と誰かの悲鳴

 

「何かあったっぽい...燐子ちゃん、ここで待っててくれる?僕は様子を見てくるよ」

 

「お気をつけて」

 

目を合わせれば頷いてくれたので僕は走り出す

サンダルをつっかけて外へ出た時、こちらへ走ってくる人物と遭遇した

 

「沙綾ちゃん!」

 

「ユウさん!さっきの、聞こえましたか?」

 

「うん、小さい音だったけどしっかりと。

何があったか知ってる?」

 

「私もさっき連絡が来たんですけど、香澄が...」

 

「香澄ちゃんに何かあったの!?」

 

思わず沙綾ちゃんに詰め寄ってしまった

肩を掴んで揺さぶると顔を青くしながらも伝えてくれた

 

「ちっ、ちょこがばくはつぅ...」

 

...チョコが爆発?...はっ、まさか!

 

「チョコレートに爆弾でも仕掛けられてたの!?」

 

こうしちゃいられない。僕は香澄ちゃん家に向けて走り出す

沙綾ちゃんは顔色が悪かったので僕の家で休むよう言っておいたし大丈夫だろう

 

「待ってろよ香澄ちゃん...!」

 

この一連の騒動が終わったあと、あの時よく考えろよ僕の馬鹿。と思った

だってもしも香澄ちゃんに何かあったら連絡すら取れないはずだし

いくら沙綾ちゃんが焦っていたと言っても必死だったわけではない、大方キッチンがチョコまみれとかだったんだろう

...何が言いたいのか?

 

家に2人残した沙綾ちゃんと燐子ちゃんの機嫌がすこぶる悪くなった。

 

バッドコミュニケーションェ..........




え?どこのアイ〇スかって?
なんの事ですかね(棒)

次回、「PCM大暴走、好感度の闇。バレンタインとは」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

僕の貞操が危ない 黒鷺

いやぁ、お仕事が忙しくて全く手掛けれませんでした...
この四月からめでたく無事に新社会人となり、お仕事(研修)が始まりました
なので、今まで以上に更新が遅くなります...今も休憩時間に浮かんだネタをそのまま書き殴っているだけですので...申し訳ない

#5/13
「つぐみの心。モカの内心。」を新しい作品へ移動させました
これよりお話が終わってしまうようなBAD、Good、NORMALのENDは新しい作品の方で投稿します
よろしければそちらもご登録ください


___そして、燐子ちゃんとのPCM事件から少し時間が経った頃。

窓から差し込む光に起こされた僕は布団から這い出てそれをたたみ、着替えを済ませリビングへと降りた

このままソファに倒れこみ、目が覚めるまでじっとしているのが日常となっていた

そう、再びの安寧を求め、約束された地(ソファ)へと...

 

「старший брат(※「兄さん」)」

 

「!?」

 

突然聞こえた声に驚き、『粉バナナ!』の要領で振り向く。

そこには、天使が居た

 

「アー、おはよう、ゴザイマス」

 

陶磁器のような白い肌、流れるような銀の髪、こちらを見つめる青の瞳。

僕の実妹/天使が、そこにいた。

 

...あっ、よく見れば妹ちゃんのうしろにあるキッチンに義母さんがいた。手を振ってくれたので振り返しておこう

 

##########

 

そして、件の妹ちゃんだが、今日は観光で訪れた様なものらしい

レッスン等が忙しくなる前に親父とお袋に顔見せに来たんだと。

 

それでここまで来たはいいが、親父とお袋は今、県外まで仕事で出掛けている

だからウチに来たってことらしい。

...俺、ここ(家)の場所教えたっけ?

 

まぁそれはさておき...都合がいい事に今日は午後からパスパレのみんなが遊びに来る約束だ

妹ちゃんに「パスパレと会わせる」って約束していたし丁度いいな

 

(今の時間は10:44、あと1時間ちょっとか...

折角妹ちゃんと義母さんが来てくれてることだし、街の案内でも...)

 

と、思った時...

 

━━━━ピンポーン

『あれ、鍵開いてるよ千聖ちゃん』

『あら、今日は珍しく起きてるみたいね』

 

...どうやらもう到着したらしい、今の声は彩ちゃんとちーちゃんかな

午後からという約束は一体?というか君たち午前はレッスンじゃ?

 

そうこうしているうちに彼女らがリビングまでやってきた

 

「おはよ、みんな」

 

みんなは思い思いの挨拶をしてきた

レッスンは?と聞けば目をそらされた。こら

 

「そ、そんなことより!後ろの女の子は誰なんすか!?」

 

「露骨に話題を逸らしてきたな麻耶ちゃん...。それと、紹介するよ、僕の『実妹』のアナスタシアだ。仲良くしてあげてね」

 

「「「「「は?」」」」」

 

「えっ」

 

妹を紹介したら五人から睨まれたでござる...

そのままパスパレの面々が詰め寄ってきた

 

「ユウさん、本当のことを教えてっ!あの子は誰なんですか!?」

 

「あ、彩ちゃん?だから、この子は僕の妹で...」

 

「ちょ、ユウさん!いくら妹がほしいからって誘拐は...」

 

「麻耶ちゃん、落ち着いて!?さすがに犯罪はしないよ!?」

 

「よよよ...ユウさんってば私たちに飽きて...」

 

「さてはこの状況を思いっきり楽しんでるな日菜ァ!!!」

 

「ふふふっ」

 

「...あのー、ちーちゃん?」

 

##########

 

「ヴェア....」

 

その後、何やかんやあって、パスパレの面々はちーちゃんを残して買い物に出かけて行った。妹ちゃんを連れて...

イヴちゃんと妹ちゃんも意気投合していて、買い物ついでにモカちゃんに会いに行くとも言っていた。...同じギンイロだからかね...?

 

「あら、大丈夫?」

 

「元凶その5が何を言うか...」

 

「フフフ」

 

「笑ってればごまかせると思わないでね??」

 

そして、妹たちに囲まれていた僕は若干汗をかいていた。

だからシャワーでも浴びようかと思い、その旨をちーちゃんに伝えようと振り返った

だが、僕の口から言葉が発せられることはなかった

 

━━━━しゅるっ

 

目の前の彼女...千聖が、上着を脱ごうとしていた

元々薄手の服装であったのに、その上で脱ごうとしているのか

『千聖』の目はまっすぐに僕を見据えていた

上着のボタンを外し終えた千聖は、一歩、僕に近づいてきた。僕は思わず一歩下がった。

千聖がまた一歩、近づいてくる。僕もまた一歩、下がった。

 

それが数度続き...僕の背は、壁に接触した。

千聖は歩みを止めることをせず、一歩、また一歩と近づき...僕の目の前にやって来た。

 

━━━━ばさっ

 

とうとう上着が脱がれ、床に乱雑に落とされた

そのまま千聖は、僕の耳元まで顔を寄せ、小さく呟いた

 

「ねぇ...アナタは私をどう見ているのかしら。仲のいい女の子?それとも自分に懐いてくれる歳の近い娘かしら...

きっと、アナタは『大事な妹』と言うんでしょうけど...それは本心?

いいえ、ソレは本心なんかじゃない。アナタは私達を妹に見立てて、彼女達は妹だと無理やり思い込ませているだけ

ねぇ...気づいてるでしょう?

 

奥沢さんからの歪んだ愛も

 

花音からの一途な思いも

 

市ヶ谷さんの隠された本音も

 

香澄ちゃんの尊敬とも取れる思いも

 

日菜ちゃんの抱える大きな嫉妬心も

 

彩ちゃんが持つ強すぎる執着心も

 

麻耶ちゃんが向けてくる濁った視線にも

 

イヴちゃんの独占欲も

 

そして...実の妹からの、異常な依存度にも」

 

「全部全部、気づいているんでしょう?

その上で、アナタは私たちの事を視界から『外した』

彼女達は妹だー、家族に想われるのなんて普通だー...そう思って...」

 

「ねぇ、ユウさん。今、この家には二人きりよね?

...ふふふっ、これ、な~んだ

...そう、この家の鍵よ。各バンドに渡したもの、合鍵も含めてぜ~んぶ、ここにあるの。

大変だったのよ?勘ぐってくる彼女達を躱して鍵を集めるの。」

 

「今、この家の鍵を持っているのはアナタと私だけ。

アナタは窓を開ける癖がないからどの窓も閉まっているのは確認済み...そして」

 

━━━━ガチャン

 

「...お待たせ、聞こえた?

...そう、玄関のカギを占める音ね

あらあら、どうしたの?そんなに怯えて、顔も青白いわね」

 

「大丈夫、いまここの空間にいるのはアナタと私だけ...怖がることなんてなにもないのよ」

 

「ずっと、私が居てあげる」

 

「ずっと」

 

「ず~っと、ね」

 

 

「ねぇ、アナタ。さっきはどこへ行こうとしたの?

...シャワー?汗をかいたから...そう、なら丁度いいわね。

ねえ、アナタ。シャワーを浴びる前に...」

 

 

 

「私と、ウンドウしない?」




僕らがちーちゃん呼びするのを、「やめなさい!」って照れながら言ってくる千聖の言葉を真に受けて「千聖」呼びをしつつかおちゃんを「かおちゃん」呼びをして可愛がる
そして寂しそうにする千聖を見ていたい、そして稀にちーちゃんって呼んでハッとする千聖に「どうかした?」って声かけてなんでもないっ!って拗ねられたい

終わりだと思う諸君。本当に終わりだと思うかね?


...次に迫らせる子を誰にすればいいか迷ってます
活動報告にてアンケでもとりますかね


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

酷い、さすが弦巻ひどい

違うんです。仕事して寝て仕事してを繰り返していたんです。エタってないです。紗夜ちゃんの彼氏を日菜ちゃんが奪ったり奪い返されたりする修羅場とか指にチョコ乗せてりみちゃんに「あ~ん」する小説とかデレッデレになる有咲ちゃんの物語とか書いてたら止まらなかったんです。


干物「さよひな書いてるで!!」
リア友「(需要)ないです」
干物「あっ、はい」

こんな感じの流れだったので投稿は控えますが...残念です


あ ら す じ

 

黒鷺「お前のことが好きだったんだよ!」

 

ユウ「ちょっ千聖さん!?まずいですよ!」

 

天井<メキャッ

 

弦巻(NINJA)「ハイクを詠め、カイシャクしてやる」

 

黒鷺「ふぇっ!?」

 

――――――――――――

 

危ない所だった

あと少しで僕の貞操は奪われ、挙句監禁されるところだった...ヴッ!?

 

...一瞬、頭の中に嫌なビジョンが浮かんできた

声帯を潰され、目を抜かれ、手足を拘束されて部屋に座らされている僕とそれを見てご満悦のちーちゃんの姿が...?

いや、さすがにそんなことは無いよな、ちーちゃん常識人だもんネ...

 

それよりも途中で天井から落っこちてきたこころちゃんが何だったのか未だに理解ができない

落ちてきたこころちゃんはちーちゃんを引きづってそのまま家を出て行った

天井の穴をどうするかなぁ、と随分通気性の良くなった家を見ているとまたもや穴から人が...あっ、黒服の方でしたか

 

えっ、家を立て直す?いやいやそんな、穴が空いたぐらいで...また埋めれば…えぇ、それじゃお詫びにならない?

直してもらうだけでも充分嬉しかったりするんですが。

...待って待って、『直してもらう』って家ごとじゃないから!天井だけだから!

黒服さん黒服さん黒服さん!!!困ります!あーっ!!!困ります!!!家の解体は困ります!!!あーっ!!!あーっ!!!解体は!!!黒服さん!!!あーっ!!!黒服さぁん!!!

 

 

あっ(通気性だけじゃなく見通しが良くなった音ォ〜^)

 

――――――――――――

 

そんな訳で家が潰れた。いや潰されたと言っても過言ではない...ご飯とか寝るとこどーすんねん

いやまぁご飯ならコンビニとかでも済ませれるけどさぁ!ウチのカフェのキッチンも使えるし!

寝る時どうするの!カフェに一つある部屋はモカが独占してるし...うぅむ

 

「はぁ...ツラい」

 

「何がだい?」

 

「(立て直すからって)家から追い出されたんだ」

 

「家から追い出された?(離縁!?)」

 

「だからご飯とか寝る場所をどうしようかなって考えてて...ん?」

 

「なんだ、そんなことかい」

 

「あれ、かおちゃん?いつの間に」

 

「ついさっきさ、歩いていたらキミが見えてね」

 

「あーなるほど?」

 

「ところで、今困っているようだね?」

 

「エッ」

 

「なんでも寝る場所も無いとか、ご飯を食べるのすらままならないのだろう?」

 

「いやままならなくはないけど...まぁ、寝る場所には困ってるかなぁ」

 

「家に来ればいい」

 

「エッ」

 

「なに、キミ1人泊めるぐらい何の苦でもないさ!むしろ住み込んでくれても構わないよ」

 

「いやそこは構ってもらおうか!?男が女の家に!?ダメに決まって「宇田川あこ」ヴェ...!?」

 

「戸山香澄」

 

「うっ」

 

「若宮イヴ、氷川姉妹、美竹蘭、こころ...」

 

「...」

 

「ずいぶんと、プレイボーイじゃないか」

 

「...何が言いたいッ!」

 

「私の家に来ないというのならッ!あることないこと言いふらしてしまおうと言うわけさ!」

 

「なんとォ!?」

 

「と、まぁ茶番はこれぐらいにしよう。困っているのなら見過ごせない。ただそれだけなのだがね」

 

「あっハイ...ありがとう、気持ちは嬉しいけど...

ホントに危なくなったらお願いするよ」

 

「あぁ、連絡を心待ちにしているよ」

 

――――――――――――

 

「危ないっ!」

 

かおちゃんと別れて数分後、人気のない公園で頭を抱える男性が1人...まぁ僕なんですけど!

 

「うごご...なんで泊まりに行った家がバレてるんだ...?

御両親に押されまくって断りきれず泊まりました、とかどうせ信じてもらえないし...」

 

これはホント。ただ勉強を教えてくれと頼まれて家に行く、ここまではいいのだが...あの手この手で帰宅時間を伸ばされあっという間に8時を過ぎ。親御さんからはご飯を食べていきなさいと言われ食べていたら9時を過ぎ。お風呂へ入っていったら?と言われお言葉に甘えると10時を過ぎ。こんな時間だし泊まっていきなさいと言われ断りきれず宿泊。

 

次の日起きると必ず泊まった家の子達が腕にひっついていたりする

紗夜ちゃんと日菜ちゃんの時は危なかった...日菜ちゃんに耳を甘噛みされて吐息+ゾワゾワのダブルアタック。紗夜ちゃんからは頭を抱えられバストの暴力ががががが

 

...ふぅ、思い出したら落ち着いてきた。何故かは知らないけど落ち着いた。さすが氷川姉妹...ハッ!

 

「殺気...!」

 

慌てて木陰に潜る

この公園で1番でかい木の周りには背の低い木が多く生えていて隠れ場所にはもってこいなのだ!

あ、わかりやすく言うとアレ。学校とかのロータリー?にある木みたいな。丸っこくカットされてるアレ。

 

...おや?足音が..........

 

「~♪」

 

あれは...リサちゃんか、鼻歌歌いながら歩いてるとか可愛いなオイ

すると彼女はスマホをポチポチしだした、一体何を...?

 

「!」

 

...ん?何か彼女の目線がこっちを向いているような...?

危ない予感がするし少し離れよう...

 

「み~っけ!」

 

「ふぁっ!?」

 

完璧に隠れてたはずなのに見つかってワロタ

 

「そんなとこで何してるの?」

 

「い、いやぁ...ははは」

 

「何かあるの?」

 

「イヤ何も...ちょっ!押し入ってこないで!ここ狭いから!あぁっ!」

 

どちゃっ!

そんな感じに倒れこむ

もともとそう広くはない空間に押し込まれた形になった僕達、詳しく言うと倒れる僕にリサちゃんが馬乗りになる形だろうか、なのに彼女の肩から上が植え込みの上に出ていて見えない。

中々にシュールだなぁ...()

 

「んっ」

 

!?!?

どうも座り心地が悪いようで、リサちゃんが腰を動かす

それが直撃ィ!(どこにとは言わない)

 

「あっあっあっ」

 

「ん...」

 

まずい、このままでは僕のマイサンがマイサンしてマイサンしてしまう...!

 

「り、りさちゃ...あぁぁ!!」

 

ぐりっ、とねじられる

ま、まるでこの状況を楽しんでいるかのようだ!

彼女の顔が見えない分、リサちゃんがどんな表情を浮かべているのかわからない

表情が見えれば多少なりとも感情が読み取れるのに...!

 

「ん♪」

 

「や、ヤメロォ!!」

 

...それから30分、ナニをナニされてナニしかけたけど僕は耐えた。耐え抜いた...!

 

「ふっ、ふっ、ふっ!」

 

興奮冷めやらぬ中、リサちゃんを振り切り、別の公園に凸り、走り込みに鉄棒、腹筋と筋トレをする...煩悩退散煩悩退散煩悩退散!!!

...途中、犬の散歩に来たらしい少女に怪しい目で見られ、目つきのキツイ男性と女性の対応について語り合い、小動物のような少女と出会い一緒に四葉のクローバーを探したりした。

 

しかし、あの男性とは話が合ったなぁ...。なんか緑の事務員に困らされているみたいだけど大丈夫なのかな?

困ったら頼る、って言われたしある程度の対策は考えておこうかな...?

 

 

 

 

 

 

 

.....................................あっ、今日の宿どうしよう




ぶっちゃけ「黒鷺」からのつなぎ方がわからなかったので弦巻を出しました


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

こうして彼はオ〇禁をすることにした

家は直りました(弦巻家のおかげ)

心も持ち直しました(ひと騒動あって冷静になったため)

妹達に性的興奮を覚えるようになってしまいました(黒鷺のせい)

距 離 を 取 ら せ ろ (切実)


############

更新遅くなってすいません。エタってはないです。
仕事が思いのほか辛くて帰って寝て起きて仕事行って終わって帰って寝て...と繰り返していました。4ヶ月経ってやっと体が慣れてきた気がします…
今は午前3時44分、夜勤が終わり帰宅した後(午前3時14分)の疲れた頭で書きました(30分クオリティ)
なので、誤字脱字多いと思います。報告お願いします。あと感想あればください、それが干物にとってのモンスターエナジーです

それとこの間熱中症で倒れました。最近また暑くなってきたので皆さんも体には気をつけてくださいね、大事ですよ体は。体ないと働けませんから。


最近、妹(仮)達からのスキンシップが激しい

いや、いつも通りなのかもしれないが、ちーちゃんとの監禁未遂騒動以来、どうもその辺にビンカンになってしまっている

 

香澄ちゃんやこころちゃんが突進してきて褒めろ褒めろと言わんばかりに鳩尾を狙って頭を擦り付けてくるのに自分のミニ(隠語)が反応しそうになりダッシュで逃げたり

 

〇ックへ行けば必ずと言っていいほど彩ちゃんが店番をしており、お釣りを渡す時に手を握られドキリとしたり(釣り銭ナシピッタリで払ったらレシートを渡す時に握られた)

 

かおちゃんに壁ドンされてときめいたり(謎)

 

友希那ちゃんと並んで座れば猫みたいに少しづつ距離を詰めてきて最終的に腕に掴まられた事に鼻血を我慢したり

 

巴ちゃんに誘拐されて海を見に行った時、夕焼けで照らされた彼女の顔を見てドキドキしたり

 

たえちゃんといっしょにうさぎの世話をしていた時、指を切ってしまい絆創膏を貼ろうとしたら、「唾をつければ治る」と指を加えられてなんやかんやでユニバース(隠語)してしまいそうだったり

 

それはもう、色々と厳しくなってきた

なので、学校で「仏」と名高い彼に聞いてみた

 

―――――どうすればいい

 

『禁欲。欲を禁ずれば何事にも驚かぬ強靭な心が持てよう。欲を抑え、「欲」への欲求を別のものへ宛てがうのだ』

 

...なるほど

禁欲、そうか

 

僕は〇ナ禁すれば良かったんだな!?

 

確かにそうだ、オ〇禁して性欲を封じれば彼女たちに何をされても動揺もしないだろう!!ならさっそく今日から〇ナ禁をしようじゃないか!!!!!

 

 

 

#####次の日######

 

...想像以上に厳しい

いや、うん。厳しいわコレ

そりゃオナ〇する以上彼女たちとの接触はなるべく避けたつもりだけど、キツいわコレ

というか彼女たち僕の家の合鍵持ってるじゃんね、無理

あー帰るのだるいわ、もー無理耐えらんないよこんなの(白目)

 

〜帰宅〜

 

あーもうほんっと無理無理無理

なんで帰ったらリサちゃんがエプロン付けて料理してるの!?最初裸エプロンかと思ったけど何!?「水着だよ♪」じゃないよ!余計悪いわ!主に僕の僕に対して!!!!!あとモカはソファでくつろいでないでリサちゃんの手伝いをしろ。やめろ寝そべるなお前なんでミニスカなんだよ見えそうで見えないのほんっと好き!ありがとうございます!!!...じゃねぇ!!!!

 

危うく自分の性癖が曝け出される所でしたというかもうバレてそうですねHAHAHA...あー......... 部屋行こ...

 

 

...もうなんなのこのコ達()

なんで今日に限ってこんなことするの

なんで僕のベッドで日菜ちゃんが寝てるの()

それ僕のベッドよ?僕の枕よ?うん顔擦り付けて匂い嗅がないで?

...うん「えへへ」じゃないの、幸せそうに寝てるとこ悪いんだけど起きて?

...いやむしろ起きない方がいいのかもしれない。日菜ちゃんのカヲリが微かにでもついてたらヤバそう。寝れないね!

...うん、違う部屋行こうか。たしか2階は全部彼女たちの部屋になってるはずだし...というか家広過ぎない?弦巻家はただの一戸建てをどう改造したらこんなにでかくなるのよ。なんかお隣さんが引っ越しててそこが空き地になるから増築しますねとか言われたけどどう反応すればいいの

ありがとうございますって言えばいいのねありがとうございます!!

でもこころちゃんを押し付けないでください僕には荷が重すぎます!!!!!!!

あっ、ダメですか。え、面倒見ないとまた家取り壊す?(´・ω・`)そんなー

 

 

 

...とかなんとかあって3階に来たわけだけど(初めて3階に来た)

すっげぇゲーセンみたいになってるぅぁ!

え、なんで個人の家にゲーセンできてるの?ちょっとそこの店員さん(黒服)なんで?

............うん、彼女たちが暇しても大丈夫なように?防音もバッチリ?電気代は弦巻家負担?新台は順次入荷?

アッハイ(思考停止)

 

はい次4階〜

一般宅で4階とかヤバいんですけど何?屋根裏部屋か何かなの?

階段登るの怖いんだけど。...いやエレベーター付けますねじゃなくてよぉ!!

 

.........あれ、普通だ

3階を見て4階もアレなのかと思ったけど割と普通...じゃないね

なんで屋根開いてるの

...いつでも天体観測?開閉式屋根の上にはガラス張り?掃除は弦巻家がやる?望遠鏡も最新のものを完備?

アッハイ。

ちゃんと布団もあるから星を見ながら眠れると。そうですか。

ロマンチックですねありがとうございます!!(歓喜)

 

いやぁ空を見ながら眠るとかめっちゃいいじゃん、キャンプでもできるけどそういうのだと寒いし、虫がやばい。でもここだと暖房も冷房も付けれるしめちゃくちゃ快適!いいじゃんいいじゃん最っ高だねぇ!!

 

...そう思っていた時もありました

 

〜30分後〜

 

ガールスバンド全員集合してたよ(絶望)

どうやら僕が3階4階を見てる間に集まっていたらしい。しかも黒服さん達から4階のことを聞いて早速お泊まりだとか

...うちそんなに布団置いてな...ん?あるの?壁に収納スペースがあって布団が入ってる?27人分?えぇ....(困惑)

 

1番に自分が使いたかったんですけど...まぁ、いいか

妹に華を持たせるのも兄の務めだし、仮に僕が使うと張ってもみんな押しかけて結局雑魚寝になる。それだけは避けたい。特に花音ちゃんとかはぐみちゃん達天然系が寝る時に擦り寄ってくるからダメだ。夜中に独り起きてて(眠れないだけ)バースト(意味深)するのは避けたい。無理です死んでしまいます。

 

というわけで彼女たちに4階を譲ったわけだけど...

 

「うへへへ...」

 

そうだよ日菜ちゃんの事忘れてたよ

なんで起きないのこの子、さっきまでリビングでメンバーがあんなに騒いでたのに。

えぇ....(困惑)寝るところどうするのさちょっと

2階は空き部屋ないし3階はゲーセンになってるし4階はみんなが使ってるし…あー、リビングで寝ようか、毛布があればいいでしょ。もうだいぶ夜も暑くなってきてるし…はぁ.........

それじゃあ日菜ちゃん、おやすm




おや?主人公の様子が...


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。