デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~ (行方不明)
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プロローグ
期末テストの逃避として妄想した事を書きました。
中編です。相変わらずの下手くそです。
キャラがブレます。
8月中には終わります。
以上のことが許せる方はどうぞ。
許せない方はブラウザバックでお戻りください。
ではどうぞ。
プロローグ
「おう!毎度、バードラ運送だ!それじゃ、どこへ行く?」
人の丈程ありそうな、オレンジの炎のような翼をはためかせる鳥――バードラモン――に目的地を言う。
「バイナリキャッスルまで。お願いできる?」
1500Bitという金欠であるタイガにとって貴重なお金を払い、歩いて行ったほうが、お金がかからないのに……と割とくだらない事を考える。その場合、非常事態である現在にとって数日という貴重な時間が失われるのだが。
「オーケー!それじゃ連れて行ってやるよ!」
バードラモンに引っ張られて始まりの街を出る。
高速で過ぎ去る景色を見ながら目的地への到着を待った。
デジモン……正式名称デジタルモンスター。とある理由からデジモンが生息するデジタルワールド、ファイル島と呼ばれる島に
「まさかジジモンからお願いされるなんてな~」
滅多に頼み事をしないジジモンからのお願いを受けたのがデジタワーを降りてすぐのことだった。――滅多に頼み事をしない。その代わりに、その希な頼みごとは大事であることのほうが多いのだが――ジジモンにはファイル島で何かと世話になった。頼み事を断る、なんてことを滅多にしない、お人好しの称号を持つタイガ。もちろん断る判断はせず、二つ返事でその頼みごとを受けたのだった。
バイナリキャッスルに降り立ったタイガはメモリアルステラを目指す。どこか厳かな雰囲気の廊下を歩きながら、タイガはこれまでの経緯を思い出す。ジジモンはバイナリキャッスルのメモリアルステラに異常が見られたと言っていたのだ。ファイル島の全データが集まるバイナリキャッスル。そのデータの集合体たるメモリアルステラに異常があったのでは大変だろう。誰か見てきてくれ。というわけでタイガに白羽の矢が立ったのだ。何か変な適性があると言われたり、ヴィティウムとの決着をつけたり。大好きなデジモンについて関われるので嬉しいのだが、変なふうに頼られている気がする……なんて益もないことを考えながら、自らのパートナーデジモン――アグモン――と共にメモリアルステラを目指した。
「なんで……次元の歪みが……」
メモリアルステラにたどり着いたタイガとアグモンが見たのは、次元の歪みが発生した、メモリアルステラだった。
「タイガ~なんかおかしいよ~。変な匂いがする……」
「変な匂いってヴィティウム?」
そう問うタイガだが、自らのパートナーの答えは芳しくなかった。
「ヴィティウムじゃなくて~。第一、ビィティウムは僕たちが倒したでしょ?そうじゃなくて……なんか嗅いだことのない……嫌な臭い……」
相棒の答えに不安を感じながら考える。そう、ヴィティウムは倒したのだ。自分たちが。この手で。しかし、あの次元の歪みを使ったのはヴィティウム以外知らない。ジジモンやペトロフ博士もあれを使えるデジモンのことは話していなかった。一体何が起こっているのか。これもバルバモンの策略なのか?とりあえず、今後のために、一度戻ることにし、歪みに近づいていたアグモンを呼び戻す。
「おーい!アグモーン。一度帰るよ!」
緊張感の欠片もなくしげしげと見つめていた、アグモンは何もないとわかったのか、頷いて
「わかったよ~」
なんて呑気に言う。呑気だなぁ。と思っているが、呑気なことはお互い様である。似たもの主従というやつである。繰り返し言うが緊張感がない。
帰るためにオートパイロットを取り出し使う。二人ともいつもながら、便利だなぁ~と考えていた。ここで最後まで警戒していなかったのは二人らしいが、それがアダになる。
「行くよ~アグモっ!」
言いかけた言葉は最後まで言うことができなかった。
掴まれたのだ。
次元の歪みから出てきた腕に。
アグモンが引き剥がそうとするが、剥がれない。間違いなく相手は究極体クラスの力がある。タイガはどうすることもできずそのまま次元の歪みに引き込まれる。
「タイガ!待って!」
アグモンも後を追い、徐々に小さくなる次元の歪みに飛び込む。
やがて次元の歪みは完全に消滅した。
後に残ったのは使い手がいなくなったオートパイロットと静寂だけであった。
02のファイル島とかサーバ大陸って結局どうなったんですかね?
誰か知っている方おりませんか?
感想、批評、批判、誤字脱字、お待ちしております。
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第一話 ~遭難!異世界のデジタルワールド!~
とりあえず上げときます。
一応見直ししましたが、誤字脱字があったら教えてください。
感想、批評、批判もお待ちしています。
夢を見る。家だ。どこにでもある団地のマンションの一角の部屋。その中の……台所だろうか?見知ったはずの家のはずなのに……どこか懐かしく感じる。誰かが帰ってきた。父と母だ。自分に向かって何か言っている。聞き飽きたハズの声なのにどこか懐かしく感じる。最近はゲームのやりすぎで怒られたから、それが原因かもしれない。アレ?何のゲームをやっていたっけ?また誰か入ってきた……気がした。
「……ガ!」
ああ、眠くなってきた……。そのまま寝てしまおうか。などと考えていると父と母がまた何か言っている。ひどく心配そうな顔で。
「……イガ!」
どこからか、懐かしい声がする。最近聞いた声がする。これは……誰の声だっけ?また父と母が声をかけてくる。さっきよりも心配そうな顔で。どこにも行くな。と言う。ああ、大丈夫、どこにもいかないよ。
「タイガ!タイガ!」
どこかで声がした。それを皮切りに目の前が白くなっていく。父と母の声が遠くなる。代わりにどこかの……見知った誰かの声が強く聞こえる。
「タイガ!待ってよ~!」
最後に見たのは心配そうな……いや、悲しそうな、絶望したような顔の父と母だった。
「やっと起きた!大丈夫~?」
近くでアグモンの顔のアップが見える。ビビった。うわっと声を上げるとアグモンは不服そうな心配そうな顔をする。
「君大丈夫?いきなり倒れているから、心配したよ~」
「あぁ。大丈夫だよ。アグモン。それよりここは……どこ?」
遠くに黒い塔が見える。が、こんな景色は見たことがない。ヴィティウムとの戦いの時にファイル島を全部回ったタイガでさえ知らない。もしかしたら、海の向こうにあるという大陸に来てしまったのか。そんな馬鹿な。などと考えているが、わかるはずもなくアグモンに聞くことにする。今まで色々な戦いをくぐり抜けた相棒だ。何か知っているかもしれない。
「ここ?始まりの街の近くだよ?ほら!あそこが始まりの街!」
アグモンは自信満々で街のようなものを指す。ただし、先頭におもちゃ……というか、ぬいぐるみのような。が付くが。
「え?いやあんなやつじゃなくて。ファイル島の始まりの街だよ。」
「え?君、ファイル島を知っているの?3年前のデジタルワールドならともかく、今のデジタルワールドにファイル島は無いけど……。」
「「え?」」
ここでようやくお互いの話がズレていることに気づいたらしい。二人(正確には一人と一匹)はお互いの情報を交換し合う。
「君はタイガっていう名前で、君のパートナーはアグモンなんだね!」
「アグモンだったからって、ずっと一緒に戦ってきたアグモンと間違えるって……。」
アグモンが頷いている横でタイガはうなだれている。ずっと共に戦ってきた相棒を間違えたのだから、当然といえば当然かもしれないが。アクセサリをつけているなら別だが、残念ながらタイガはアクセサリを付けるタイプではなかった。無事会えたらなんか目立つ目印でも付けよう。そう決意したタイガだったが、急にさっきのアグモンの言葉が蘇る。
「え?まって、まって!ファイル島が……無い?」
「ん?そうだよ?そういえば君はどうしてファイル島を知っているの?」
「え?だって……デジタルワールドといえば、ファイル島しか知らないから……。」
ここは未来のデジタルワールドなのか?と疑問を感じ始める、タイガだったがアグモンが詳しい話をしてくれるというのでおとなしく話を聞くことにした。
「数日前にデジモンカイザーが倒されてね!それで今は復興作業中なんだ!」
まあ、分かったことは、デジモンカイザーと呼ばれる悪者らしき者が退治されたこと3年前の事件でファイル島がなくなったことぐらいだった。聞いているうちに未来ってこんなふうになっているのか……。と感慨深く感じている。自分が過ごした世界が変化しているのは少し悲しかったが、ここがどれくらい未来かわからない以上しょうがないかとも考えていた。これからどうしようか……と考えているとデジヴァイスにメールが来る。
タイガ!今どこにいるの!
byアグモン
そこまで読んでアグモンもこの未来に来ていたんだという安堵とともにタイガは急にアグモンに会いたくなった。見知らぬ場所で一人きりという状態ではない。ということが嬉しかったのだ。アグモンを探すために目の前のアグモンに別れを告げ走り出す。
「ごめん!オレ……アグモンを探しに行かないといけないから!いろいろありがとう!じゃあね!」
「あ!まって!もうすぐ僕のパートナーの太一が来るから!今ここら辺には凶暴でおかしいデジモンが出るらしいんだ!って……行っちゃった……。どうしよう……。」
「どうかしたのか?アグモン!」
「太一!」
そこへ来たのは緑色の制服を着た中学生ぐらいの少年。太一と呼ばれた少年は焦った様子のアグモンから事情を聞く。アグモンをパートナーとする人間がいたこと。別にパートナーデジモンがいる人間は珍しいことではない。3年前の事件以降少数ではあるが、だんだんと数を増やしていっているのだ。問題はファイル島を知っているということである。3年前にアポカリモンとの決着の時に新しく作られたデジタルワールドではファイル島は存在しない。ファイル島のことを知るのは、太一の仲間達とその前に居たとされる四人の子供たちだけなのだ。そのファイル島を知る謎の人間がパートナーもつれず危険な地帯へ行ったというのだ。
「行くぞ!アグモン!」
そのことを聞き、彼は仲間に連絡。その人間の後を追うことにした。
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第二話 ~戦闘開始!~
誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
感想、批評、批判お待ちしております。
太一とアグモンが会っている頃タイガは黒い塔の近くにいた。あれからアグモンとのメールのやりとりでアグモンは黒い塔の近くにいることがわかったのだ。
「おーい!アグモーン!」
声を上げながら探すが、返事がない。この辺にいることは確かなのに……。嫌な感じがする黒い塔があることも相まって気持ちが焦る。その時、上空に影が降りた。ハッとなって見上げると黒いモヤで包まれたクワガーモンが居た。黒いモヤはヴィティウムのそれと似ていたが別物らしい。アレは自然現象のような感じがしたが、こちらは嫌な感じ……全身が警告を鳴らす感じがする。
「っぐ」
向かってきたところを紙一重で避けて黒い塔の後ろに回る。武器も持たない人間が真正面からでは勝てないのだ。――コロシアムで会ったある奴は除くが――羽音が聞こえなくなった。行ったのか?と思い息をつくと……掴まれた。腕に。クワガーモンは
「ベビーブレス!」
放たれた炎がクワガーモンの目に当たる。ショックで離され落ちた。そこにはついさっきまで共にいたパートナーの姿があった!
「タイガ!大丈夫?またぼーっとしてたんでしょ?ダメだよ?ぼーっとしちゃ!」
「別にぼーっとしてたわけじゃないよ!気を抜いていたんだよ!」
「同じだよ!」
いつもの掛け合いをしながら笑い合う。二人揃ったなら怖いものはないのだ。負けない。そう思いながら、魔法のコマンドをする。パートナーを強くする魔法のコマンドを。
「アグモン!進化だ!」
「うん!アグモン!進化――……あれ?」
「アグモン?」
進化しないパートナーに困惑の視線を向ける。だが、困惑していたのは同じようで……
「あははー。進化できないみたい……。」
「えー!?」
笑って誤魔化すパートナーに驚愕を示すタイガ。それをアグモンが不服そうに
「いや、できないんじゃなくて邪魔されている?なんかそんな感じがする……。」
「いや、そんなことじゃなくて……。」
もちろんそんなこと言っても敵は待ってくれない。仕事は早くやる!そんな勢いで襲ってくる。結局タイガ達は……逃げるのである。
「なんでこうなるの~!」
「タイガ~!待って~!」
二人で逃げている……がはっきり言って遅い。いや、火事場の馬鹿力のせいか、いつもよりは速い。でもデジモンよりは遅いのだ。
「ベビーブレス!」
轟音がする。誰かが黒い塔を倒したのだ。土埃で前が見えなくなり、思わず足を止めてしまう。二人は土埃が晴れたとき驚愕の光景を目にする。
「「グレイモン!」」
タイガは思わず、隣のパートナーを見るがちゃんといる。アグモンの姿で。二匹が戦っているのを見ていると一人の――どこかで見たことのある――同じくらいの歳の少年がやって来ていう。
「大丈夫か?タイガ!アグモン!」
「あぁ。大丈夫だけど……どうしてオレの名前を?」
自身の名前を知っていることに驚きながら聞くと
「ああ、アグモン……今はグレイモンだけど。あいつに聞いたんだ。さっき会ったんだろ?」
「あぁ、会ったけど……。あいつがあのアグモン?進化できるの!?」
自分達ができない進化ができる……そのことに驚いていると答えは近くにあった。
「ああ。ダークタワーが近くにあると進化できないんだ。すぐに助けに行きたかったけど、オレ達はアレが近くにあると進化できないから……破壊のためにいろいろ動いてた。」
「ダークタワー?さっきの黒い塔のこと?ともかく今なら進化できるんだよね?」
確認の意味で問いかけると頷かれた。
「分かった!アグモン!」
「うん!アグモン!進化――!グレイモン!」
今度はちゃんと進化できた。グレイモンと頷くと共にグレイモンに助太刀に行く……が、
「あの……君のグレイモン……デカくない?」
「あの……オマエのグレイモン……小さくない?」
残された人間二人が同時に言う。成長期の時は同じくらいだったのに、どうして成熟期になると大きさが違うのか……。もしかしたら完全体や究極体もそうなのか。そういえばムゲンマウンテンで大きくなるキノコがあったが、もしかして未来の究極体はあれくらいがデフォルトなのか。などと考えているそばで二匹の火炎弾によってクワガーモンは倒された。どうやら大きさが違っても強さは同じくらいらしい。
「お疲……っ!」
戦ったパートナーに労いの言葉をかけようとした。かけようとしたのだ。クワガーモンが消滅するところを見るまでは。消滅。そう消滅だ。殺したのと大差無い。そんな現象を、自分の指示でしてしまった。とても恐ろしいことをしたような……取り返しのつかないことをしたような……そんな気がした。
「タイガ?」
「自己紹介がまだだったな。オレは八神太一……タイガ?」
一人と二匹が見ている前で……タイガは意識を……失った。
リデジ・デコードで思ったこと。
「なぜにカンスト値を一桁増やした……。」
ですね。アレのせいでカンストデジモンが作れなくなった……。
チクショウ。
そういえば、成長期でダークタワーが破壊できるのか?という質問については皆さんの胸にしまってください。まあ、太一達がいろいろやったということで。
あとリデジ、02双方の他の主要キャラの出番は未定です。中編なので。
まあ、それはともかく。
いつもどおり誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
感想、批評、批判お待ちしております。
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第三話 ~選ばれし子供!八神太一!~
レポートはまだ一つ残っているがな!
まあともかく更新再開します。
これまでが序盤としてここからが中盤です。
ではどうぞ。
暗い。ここは……どこだ……?わからない……?どうして……?なぜ?どこ?記憶さえも不確かな中、暗い世界を歩く。前に向かっているのか。後ろに進んでいるのか。それとも落ちているのか?昇っているのかもしれない。なんて考え、しかし考えたことすら闇に消える。そしていつもの疑問が戻ってくる。オレハ……ダレダ?
そのうちに声が聞こえた。誰のものかわからない声が聞こえた。どうやら声の主は自分に近づいているらしい。だが、いくら待っても声の主はやって来ない。そのうちに声が聞こえることすら忘れる……気がした。声が掠れる。声が……聞こえなくなる。だが、聞こえなくなることを許さないとばかりに……闇が変化した。クワガーモンだ。闇の中で、見えないはずなのにはっきり見える……気がした。まるで……声の主はオレだと。殺したくせに、忘れることなど許さないと。そう言っている気がした。
……殺した?誰が?オレが?オレが殺した?唐突なフラッシュバック。今までのことが閃光のように駆け巡った。そうだ……オレが!殺すように■■■■■に言ったんだ!今まで殺したことなどない。なんて言わない。ヴィティウムや彼女の部下は殺した。でも、それは……世界のためで、デジモンのためで。殺したという認識より倒したという思いが強かった。いつの間にか、クワガーモンだけではなく、彼女の部下たちも周りにいた。殺してやる。そう言っている気がした。誰か!助けてくれ!という声さえ出せずに……このまま死ぬのか。そう考えたとき……光が差した。暗闇の中に一条の光が。その光に押し出され、救われたと思い至った瞬間、声が……聞こえた。さっきまでとは違う。どこか優しい……声が。
「――――――」
「タイガ!起きた?大丈夫?あの後すぐ倒れたんだよ?うなされていたんだよ?」
起きてすぐにアグモンの顔が映る。前みたいに驚かない。辺りは……夜だろうか?暗い。上空には月がある。自分の体は寝汗でベトベトだった。さっきの夢を考えるに当然だったが。とりあえず、アグモンに話を聞こうとするが……
「ん?起きたのか?タイガ」
さっき助けに来てくれた少年がいた。よく見ると彼はコロシアムで会った少年に似ている。ここは未来らしいから、彼の子孫だろうか?割とどうでもいい思考で現実逃避しながら、これからのことのために話を聞く。
「聞いていなかっただろうからもう一度言うよ。オレの名前は八神太一。中学二年生。パートナーはアグモン。今はちょっと周りを見に行ってもらっている。タイガのことはタイガのパートナーのアグモンから聞いた。タイガが寝ている間に。」
「そっか。太一ね。それで……あれからどうなったの?」
軽く聞いたのだが二人は想像以上に深刻な顔で唸っている。
「ええっと。タイガが倒れたあと太一の仲間と合流してこれからのことを話そうとしたんだよ。」
「いいよ。俺が話す。あのダークタワーの破壊工作を頼んだ組からの連絡がなくなった。そして人間界へのゲートも閉じちまって連絡できない。少し待てば……異変に気がついて他の皆が行動を起こすと思う。」
そういった太一の顔には心配の二文字が浮かんでいた。おそらく連絡が取れない彼の仲間を心配しているだろうことが伺える。だが……気になることを言っていた。
「人間界へのゲート?すごいな!未来はそんなモノまであるんだ!」
「いや、ゲートって言っても誰もが使えるわけじゃなくて・・・・・・って未来?」
言い返されてから気づく。マズったと。普通こういうことは言わない方がいいのではと思う。SF的に。どう誤魔化すか……と考えていると……
「ええっと。僕たちがいたデジタルワールドはファイル島があったんだよ。でもここはファイル島が数年前になくなったって言うから……。未来なんじゃないかって。」
「アグモーン!」
タイガの苦悩を差し置いてパートナーが盛大にバラしてくれました。そこでまあいいか。と考えるあたりこの二人のポジティブさが伺える。
「ここが未来ってことは……タイガ達は過去から来たのか!?」
「えーっと……うん、まあ。」
どう話したらいいか分からず、曖昧に頷く。基本人間はどうしたらいいかわからない時は曖昧にするのだ。だが、逆に太一のテンションは上がっている。SFのような話が目の前にあるのだ。年頃の男の子なら興奮しないほうが少数派であろう。
「スッゲー!ええっとこういうのって、なんていうんだっけ?タイムトラ……トラベムーだっけ?」
「いや、タイムトラベラーね。そういえば未来ってどうなっているの?すごい進歩してそうなんだけど。」
呆れてツッコムが、タイガにとっても未来の話は気になったらしく、それぞれの世界の話を聞くことにする。ちなみにお互いの時代の話が始まった辺りから話についていけなくなった、アグモンはふてくされて寝ている。
「こっちではGIGOカンパニーができて数年して、オンラインゲーム「デジモン」が流行し始めたぐらいかな~。」
「こっちは21世紀になって……ダメだ……社会のこととかあんまわかんね~。」
「「ん?」」
そこでまで話していて二人は違和感に気がついたらしい。
「オンラインゲーム?」
「21世紀?」
「「え?」」
話していて二人はズレに気がついた。
軽い会話で現実逃避していたタイガにとって現実を直視せざるを得ない事実に行き当たった瞬間だった。
テストのために二週間ぐらいデコードやってなかったら、上級トレーニング失敗続きになった。
トレーニングってうまくいかないとイラッときますよね?
まあともかく。
いつもどおり誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
感想、批評、批判お待ちしております。
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第四話 ~行動開始!異世界の冒険!~
まとめたほうがいいのかなぁ。
あ、レポートは終わりました。
まあ、そんなこんなで第四話どうぞ。
壮大な話し合いの末、ようやくお互いの状況を正しく認識した二人。まあ、未来から異世界へ変わった程度で帰る方法という意味で大した違いはないかもしれないのだが。
そうなると、コロシアムで会った少年は別の世界の太一かもしれない。そう思うとなんだか不思議な感じがした。話し合いが終わり、ひとまずの休憩をしていたところに太一のアグモンが帰ってきた。
「ダメだったよ~。他のエリアを守っていたみんなもいなかった。」
「いなかった?」
「うん。みんなに連絡を取ってみたけどダメだった。」
話の内容から、どうやら太一の仲間の仲間達と本当に連絡が取れなくなっていることが伺えた。太一は厳しい表情で唸っている。いつまでもこうしては居られない。帰る方法が分からない以上、何かしら動くべきだ。その旨を太一へ伝えることにする。アグモンたちはお互いに話し合っている。アグモン同士通じることがあるのかもしれない。
「太一。いつまでもここには居られないし、そこら辺を探してみない?なんか手がかりあるかも!」
「分かっている。今回のことはここ数日のデジタルワールドの異変と関係あるかもしれない。悪いけど……手伝ってくれるか?」
「「「オッケー!」」」
最後の確認は本当に確認にしかならなかったらしく、全員が声を上げた。元の世界に帰るために、世界は違えどデジタルワールドの平和のために。タイガとアグモンは太一達に協力することにしたのだ。
「え?メールできないの?」
バラバラに行動して、情報が手に入ったら、お互いにメールしよう。そう言ったとこで躓いた。太一のデジヴァイスにメールする機能はなかったのだ。
「へー。異世界のデジヴァイスにはメールする機能が付いているのか!」
便利だなぁと。その事実に驚く太一だったが、そもそも機械音痴の太一では自身のデジヴァイスに付いていても使いこなせる訳が無いのである。周りが進歩した技術を使っていると、使っていない少数が迷惑をかけてしまう。アナログ人間の辛いところである。結局、合流できる見込みがないので、一緒に行動することになった。
「うーん?こっちに居ることは確かなんだけどな~」
デジヴァイスの赤い反応を見ながら進む。先程、太一のデジヴァイスに仲間のデジヴァイスの反応があったのだ。ちなみにそれを知ったタイガは便利だなぁと考えている。自身のデジヴァイスには、マップ機能という数倍進んだモノがついているくせに。ちなみに異世界のせいなのか、マップはエラー表示で使うことができなかった。
「と言っても森の中だしよく見えないんだけどホントに合っている?」
「多分……大丈夫なはず!」
自信なさげだね~。と軽口を叩きながら進んでいるとアグモンがごね始めた。
「タイガ~!お腹減った~」
「太一~!僕も~」
ダブルアグモンズの口撃に自身の空腹を意図的に感じないようにしていた太一は困っている。どこかに食べ物はないか……そう探している傍でタイガがデジヴァイスを操作し、大きな肉を取り出してアグモンズに食べさせたのだ。食べさせている傍らで自身も食べ始めていた。もちろん太一にも渡されたのだが、見るからに生肉!と言うことしかできないものをいきなり食べられるはずもない。思わず太一の顔が引き攣る。
「それ?なんだ?」
「「「肉!」」」
何故か初見の太一のアグモンまで答えた。見りゃわかる!そうつっこみたいのを抑えて、原初的な質問を返すことにした。
「どっから出したんだ?それ?」
「ん?デジヴァイスからだよ?どんな原理かは……わからないんだけどね。」
異世界のデジヴァイスって……そう思った太一だったが、これ以上空腹を無視するわけにもいかず、渡された肉を食べ始める。食べながらこんな機能があったなら、三年前の初めの冒険の時も苦労しなかったんじゃ……。なんて異世界のデジヴァイスへの理不尽さを感じながら。
「食べた、食べた~」
全員が満腹感に浸りながら、歩き出す。普段ならこのままひと眠りしたいところだが、今は一つでも多く情報が欲しいのだ。あまり休んでいる暇はない。すぐにでも出発しようと言う前に目の前の木が吹き飛んだ。全員が臨戦態勢を取る。
「デビモン!?なんでデビモンが次元の歪みから!?」
黒いモヤに包まれたデビモンが次元の歪みから出てきていたのだ。故に接近に気付けなかった。しょうがないことではあるが、それを言っても始まらない。太一はすぐにアグモンをグレイモンに進化させると応戦させる。
「よし!アグモン!僕らも!」
「おう!」
サイズは小さいが、強さは変化がないことはクワガーモン戦で分かっていた。二対一に持ち込むため、進化のコマンドをしようとして……。突然、消滅するクワガーモンの姿が頭に過ぎった。また、殺すのか。今度こそ、あの夢の世界から帰れなくなるのではないか。そんな不安が頭に過ぎる。
「タイガ!危ない!」
太一の叫びで顔を上げるとグレイモンがこっちに飛ばされてきていた。アグモンがタイガを押し倒しどうにか避けるがどう見てもグレイモンが押されている。アグモンに指示を飛ばして支援するが、進化させないタイガに不満そうな視線を送る。それでも何かを察してちゃんと指示に従ってくれるあたり感謝してもしきれない。
「ベビーバーナー!」
すれ違い狭間にベビーバーナーをデビモンの目の前に放る。デビモンはよける必要がないと踏んだのか、回避動作をしなかった。もちろんタイガもそんなものが効くとは思ってもない。本命はこの後。ベビーバーナーに隠れたグレイモンの一撃!
「メガフレイム!」
メガフレイムがデビモンに直撃する。流石に成熟期の直撃はまずかったのか、後退したデビモンはそのまま……次元の歪みに消えた。
いつも通り誤字脱字は御手数ですが、ご連絡ください。
また感想、批評、批判お待ちしております。
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第五話 ~未来への決意!新たなる一歩!~
これでとりあえず中盤は終了。
ここから終盤に向かっていきます。
ではどうぞ。
あの後少し休んだ一行はすぐさま行動し、森を抜けた砂漠を前に一晩明かす。明日こそ何か手がかりがあるといいなと思いながら、同時に眠るとあの夢を見るかもしれないという恐怖から、見張りを買って出る。昼間は軽い話題で思い出さないようにしていたが、一人になると考え込んでしまう。アグモンはパートナーである。オンラインゲーム時代から、ずっと一緒の。そのパートナーに殺すことを指示していいのか。殺すことの罪を自分の指示で負わせていいのか。そんなことばかり考えて、仕方ないんだという諦めと、殺さなくちゃいけなかったという使命感が同時に襲ってくる。進化できないままでは、自分を信頼してくれるパートナーに申し訳が立たない。どうすれば?思考が堂々巡りになりかけたとき、となりに太一が来て座った。
「っよ!となりいいか?」
いいかと言いながら拒否を許さないばかりに仕方ないなぁという諦めも出てくる。はっきり言って、今は一人になりたいのだが……。黙っていたのを肯定ととったのか隣に座り夜空を見る。
「進化出来なくなったんだってな。」
「っ!」
いきなり確信を付いた言葉に思わず反応をしてしまう。どうして……というのは愚問だろう。あれからのタイガの様子はおかしかったし、さっきアグモンズと何か話していた。その時にいろいろと聞いたのであろう。
「すごい悩んでいそうな顔しているし。なあ?なんかあるなら話してくれないか?」
「……」
「別に強制はしないけどさ。自分にのせいでパートナーが進化できなくなるってのはけっこうくるからな。」
一人で考えても埒があかないし、自分より長くデジタルワールドと関わっているらしい人に意見を聞いてみるのもいい感じがして話し始める。
自分の冒険を。その過程を。
「要するにタイガ達はデジモンを倒したことはあっても殺したことはなくて。んで、目の前で消滅したところを見てしまったから悩んでて。その結果、また殺してしまうんじゃないかって思ったら、進化させられなくなっちゃったと。」
「まあ、端的に言うとそうなるんだけど……。」
一時間近い説明を一息でまとめられたのが気になるのだろう。誰だって一生懸命した説明を簡単にされたらいい気はしないのだ。それがいいことかはともかく。避難の視線を投げたら、太一はそれに気づいたのか謝った。太一は基本馬鹿ではあるが、空気は読めないわけではないのだ。
「ゴメンゴメン。でもそうなんだろ?」
「太一はさっき進化できなくなった、みたいに言っていたけどどういう?」
気になったことを聞いてみる。するとやはり聞かれると思ったのか、苦笑しながら話し始めた。
「昔、ちょっと勇気の紋章……ああ、完全体以降に進化させる道具な?それを手に入れたときにちょっと焦った時があってね。自分一人で戦っているつもりになっていた時があったんだ。おかげでアグモンを暗黒進化させてしまうし、その後成熟期にも進化できなくなったし、で大変だったんだよ。」
「それって……。どうやって直したんだ?」
成熟期にも進化できない。それは自身の今の状況と似ている。もしかしたら、解決の糸口が見つかるかもしれない。そう考えたのだが……。
「思い出したんだよ。」
「思い出す?」
何を?そう問う前に太一は当時のことを思い出しているのか、遠くを見ながら話し始めた。
「諦めちゃダメだってこと。一度失敗したからって諦めたらダメってことをね。」
「諦めちゃダメ……。」
それだけ?と求めていたことと違うことにガッカリしたのだ。進化できないという問題の前段階の問題の解決の糸口も期待していたのだ。はっきり言って期待しすぎなのだが。
「まあ、その問題だけじゃなくて、あの冒険自体、オレ一人じゃ諦めていたかもしれないけどさ。でも、オレは一人じゃなかったからな。アグモンに、ヤマトに丈に光四郎。タケルにミミちゃんに空にヒカリ。皆がいたから諦めずにやって来れたんだよ。」
その言葉に、一人じゃなかったという言葉にハッとする。そうだ、いつの間にか自分は一人で悩んでいた。これはアグモンとの問題でもあったのに……。
「まあ、いろいろあるとは思うけどさ。一人で抱えてないで、皆で頑張ろうって話。とりあえずは俺達もいるし。明日からまた頑張ろうな~。」
太一はおやすみ~!と言って眠り始めた。太一に言われたこと。今の現状。あの暗闇の夢の中、最後に光の中で聞いた言葉……。ここに来てからあったことが一気に駆け巡った。
よし。と一通りの答えを出したところで後ろに気配を感じた。アグモンだ。自分の背にもたれるように座ってきた。
「なあ、アグモン。お前……ここに来てから悩んだ?」
「え?僕?何も悩むことなんてなかったよ~?」
「ぷっ。あははっ」
いきなり笑い始めたタイガにアグモンは不服そうだ。背中合わせなので表情はわからないが、これくらいなら付き合いでわかる。
「なんだよ!オレの一人相撲だったわけか~。アレ?ケンカしていたわけじゃないから、一人相撲ってのも違うのか?まあいいか。」
「えー。何がいいの?」
「ん?アグモンは呑気でいいなって話。」
「なんだよ~。それ。」
呑気な会話をしながら考える。自分は独りじゃない。未だにデジモンを殺したことを吹っ切れたわけでもない。でも……と、いつも一緒に戦ってくれるこのパートナーがいる限り。ニコやユウヤ、アキホにミレイ。皆がいる限り、きっと自分は独りじゃない。ならば。あの暗闇の中でも。どんな苦しみの中でも。きっと進んでいける。そんな気がした。
「――――――」
「「ん?」」
太一のアグモンに見張りを代わってもらって眠りにつく。夢の最後に聞こえた声が。あの全ての始まりの声が。独りじゃないからと。そう言っている気がした。
いつも通り、誤字脱字があれば御手数ですがご報告ください。
また感想、批評、批判お待ちしております。
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第六話 ~黒幕!メフィスモン!~
ではどうぞ。
朝、日が昇り始める時間帯にタイガは起きた。昨日のことで随分心配かけていたのだろう。太一と太一のアグモンが声をかけてくる。
「おはよう!よく眠れたか?」
「おはよう~?」
二人に応えるように挨拶を返す。
「おはよう。ぐっすり眠れたよ。寝すぎたぐらいだよ。」
「そっか。それじゃあ行くか。無理はすんなよ?」
「無理しないでね~。」
自分の心境の変化を感じ取ったのだろう。二人は心配そうな顔から、どこか安心したような表情に変わり、今日の行動のための準備に戻った。ちなみにタイガのアグモンはこの後、出発の時間ギリギリまでずっと夢の国から帰ってこなかった。
「「暑い~。」」
砂漠を行く一行だったが、同じタイミングで同じようにごねるタイガとアグモン。基本砂漠は、暑いは、体力が奪われるは、で大変なのだ。
「もうちょっとでオアシスがあったと思うから、そこまで我慢してね。」
「ほんとっ?」
オアシス……ということだけで元気が出るタイガ。昨日までのことなどなんのその。平常運転である。基本開き直った人間はいい意味でも、悪い意味でも強いのだ。そんなタイガを苦笑しながら一行は進む。
……がここで次元の歪みからデビモンが現れた。だが、現れるだけで攻撃してこない。ただ、雰囲気が違う。まるでここから先には行かせない。とばかりの雰囲気だった。その雰囲気に何かあると確信するタイガと太一。二人は頷きあって行動を起こす。
「ここから先に何かあるみたいだぜ?どうする?」
「どうもこうも……。行くしかないでしょ。アグモン!」
「だな。アグモン!」
テイマー二人の呼びかけにそのパートナー二匹が答える。それと同時に・・・・・・デジヴァイスから奇跡の光が力を放つ。
「「進化だ!」」
「「おう!」」
「「アグモン進化―!グレイモン!」」
二匹のアグモンがグレイモンに進化し、それぞれ挟み撃ちをするようにデビモンを追い詰めていく。デビモンの攻撃を片方のグレイモンが火炎弾で相殺する。お互いの技が相殺される瞬間にもう一体が攻撃する。二対一では流石にかなわないのか、デビモンは瞬く間に追い詰められていった。
「やれやれ、門番の仕事もできないとは……。やはり雑魚はどれだけ苦心しても雑魚ということですか。」
次元の歪みから新しいデジモンが現れる。だが、その雰囲気は今までのデジモンから感じたことのないほど、嫌な雰囲気だった。
「私はメフィスモン。アポカリモンのデータの残骸より生まれ、この世界に破滅をもたらすものだ。」
「アポカリモンだとっ!」
太一が声を荒げる。タイガはアポカリモンという名に聞き覚えこそあれ、それが太一とどういう関係だったのかわからない。しかし、雰囲気から良い関係ではなかったのだろうと推測する。そしてメフィスモンもその目的からして許してはいけない存在だとも……。
「ふん。選ばれし子供のリーダーにデコード能力者。どれほどのものかと思ったら……こんなものか。バルバモンもなぜこんな奴を殺して欲しいと願ったのか……」
「バルバモンだって!?」
元の世界での自分の敵の名前に思わず声を上げる。メフィスモンはそれがおかしくて堪らないような声で説明し出す。
「その通り。奴が向こうの世界を手に入れる上で邪魔になるであろう貴様をこちらに連れてきて排除する。奴は向こうの世界を手に入れたあと、この世界の破滅に力を貸す。そう言う契約なのだよ。まあ、奴が素直に力を貸すとは思えないがね。まあそれでもいいがね。こちらは君の、デジモンの力を引き出す力を手に入れ、さらに邪魔な選ばれし子供を始末する。たとえ奴が契約を裏切っても、こちらにも得がある。そう言う計画なのだよ。」
「現実世界に帰れなくなったのも!皆と連絡がつかないのもお前が原因か!」
メフィスモンが黒幕と分かり、ずっと気になっていたのだろう質問を太一がする。
「そうだ。皆今は私の力として使わせてもらっている。私を倒せば解放されるがね。だが、それも無駄なことだ。君達はここで終わるのだから。君達にとってもここで終わりにしてあげた方が、後腐れがなくていいだろう。」
メフィスモンが戦闘態勢に移る。それとともに、メフィスモンから発せられた攻撃が、デビモンに当たる。仲間に攻撃をするという事態を前にその場の全員が動けない。しかし……
「グウゥ……アアアアアアア!」
「「うわっ。」」
突如として奇声をあげ変貌したデビモンにグレイモン達は吹き飛ばされる。デビモンの変貌は止まらずに、マスクのようなものをつけたデジモンに変わった。
「進化した……?」
「進化を君たちの特権だとでも思っていたのかね?進化した完全体のネオデビモンだ。私共々お相手しよう!」
完全体二体を前に、出し惜しみしている暇はないと考えたタイガ。すぐさま、グレイモンに指示をする。
「グレイモン!究極体だ!」
「グレイモン!ワープ進化―!ウォーグレイモン!」
この世界での最後の戦いが始まろうとしていた。
メタルグレイモンファンの皆さんスミマセン。
話の都合でメタルグレイモンは出ません。
太一のアグモンも含めて。
ついでに成熟期から究極体ですが、ワープ進化です。二段階進化だとカッコつかないので。
いつも通り誤字脱字がありましたら、御手数ですがご報告ください。
また感想、批評、批判お待ちしております。
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第七話 ~決戦!勇気再臨!~
ではどうぞ。
「うぉぉおおおお!」
ウォーグレイモンが空を駆ける。いかに完全体二体とはいえ究極体であるウォーグレイモンに敵うわけがない……。
「ふん。甘いんですよ!」
「グヲォォォ!」
「うわぁっ!」
わけではなかった。総合スペックなら――如何に完全体二体であろうと――ウォーグレイモンの方がまず間違いなく上である。だが、メフィスモン達はタイガや太一、次元が違い、さらに空での戦いに手を出せないグレイモンを狙う。結果、ウォーグレイモンは二体を相手にしながら、タイガ達を気にしないといけなくなり、それが隙につながっている。
「ウォーグレイモン!!」
そうなると残りのメンバーは何もできず、かえって足でまといになる現状に歯噛みするしかない。そして、この状態で一番の無力感を感じているのは太一達である。かつての自分達の敵の生き残りとも言えるような存在に手を出すことができず、自分達の世界とは関係ない世界のタイガが、戦っている。タイガの方を見れば、一生懸命指示を出しているが、状況はあまり変化がない。タイガは状況を好転させる何かを考えるが、いいアイディアが出ない。どうする……と考えたとき……。
「くそっ!俺達も進化できれば……!」
「太一……。」
「進化……?」
太一達の苦悶の声に……ふと、思い出す。太一が昨日言っていた、進化させるためのアイテム。勇気の紋章。それをどこかで見た気がする。記憶を辿る。そう、アレはジジモンにお願いされる前、街に出稼ぎに来ていたテントモンにカードセットを見せて、もらった景品の中に……。急いでそのアイテムを見る。ジジモンのお願いということで急いで出発したため、倉庫に入れてこなかったそのアイテム。間違いない。勇気の紋章の力を込めたと書いてある。賭けに近いがもしかしたら太一たちもこれで進化できるかもしれない……。そう考え、急いでソレを太一に手渡す。
「太一コレッ!」
「ん?これは……!」
太一は急に手渡されたモノに戸惑うが、すぐに驚愕する。渡されたものは三年前にこの世界のために使った、自分の紋章と――自分の後輩が持つあるデジメンタルと――同じ、懐かしい雰囲気を感じたのだ。
「それをッ!グレイモンにッ!」
タイガの言葉ですぐに正気に戻る。今は、考えている場合じゃない。とにかく今戦える力を……!先程から隙を見て火炎弾で援護射撃していたグレイモンにソレをおもいっきり投げる。
「グレイモンー!受け取れー!」
ソレ――勇気のチップ――はグレイモンに直撃し、その力を……発揮した。
「グレイモン!ワープ進化―!ウォーグレイモン!!」
「究極体に……ウォーグレイモンに進化した!」
「ウォォォオオオオォォォォォォ!」
咆哮をあげ、ウォーグレイモンが飛ぶ。急上昇したウォーグレイモンはタイガのウォーグレイモンに必殺技を喰らわせようとしていた、ネオデビモンを殴り飛ばした。
「何っ?!」
そうなると驚いたのはメフィスモンである。選ばれし子供が完全体以降に進化しにくいことは知っていた。だが、現に完全体どころか究極体として自分の目の前にいる。完全体二体と究極体二体どちらが有利か。一目瞭然である。
「まさか……こんなことが……。」
「「これで終わりだっ!ガイアフォース!!」」
ウォーグレイモン達は互いに必殺技を放つ。メフィスモンは逃げようとするが間に合わない。
「っく。デスクラウド!」
自身も必殺技であるデスクラウドを放つ。全てを腐食させる暗黒の雲が広がる。しかし、メフィスモンが放った暗黒の雲は、太陽の如き光球の前に押しつぶされ……メフィスモンを飲み込んだ。
灼熱に焼かれながら、メフィスモンは思う。憎い……殺してやる……。憎悪と殺意は際限なく膨れ上がっていく。やがて憎悪の如き闇がメフィスモンを包んで……灼熱を吹き飛ばした。
「ガァァァァアアアアア!」
「「「「なっ!」」」」
その場にいた全員が驚く。究極体二体の必殺技を受けてなお生き残り、進化したしたのだ。
その姿は――獣のような下半身に、山のような巨体――見るものを圧倒させる姿だった。
「ウゥ……ワレ……ガルフモン……メシ……クワセロ……。」
地の底から響くような低い声が発せられたかと思うと、次の瞬間に、気絶していたネオデビモンが下半身の口に喰われた。それだけでなく、地面、木など、辺り構わず喰い始めたのだ。
「「ウォーグレイモンッ!」」
2人はすぐさま自らのパートナーに指示を飛ばす。パートナー達は、自らの主の指示を忠実に聞き取り、攻撃を開始する。
「「ガイアフォース!!」」
ガルフモンは2匹の必殺技を受けてなおも喰らい続ける。2匹の攻撃などまるで痛くないとばかりに。2匹はなおも攻撃するが、効いていない。やがて鬱陶しく思ったのか、喰うのをやめたガルフモンは、地の底から響くような声で言う。圧倒的で絶対的な、死刑宣告を。
「ウルサイ。ワレ、コワス。クラウ。スベテ。キエロ……キサマラ。デッドスクリーム。」
下半身の口から声が出る。ゾッとする……生きている者は出せないであろう声が。瞼が下がる。体から力が抜ける。ドサリ……と閉じそうな瞼で見ればウォーグレイモン達が地面に落ちていた。ここで終わるのか……。終わって……たまるかと。思いながら……瞼は……閉じた。
これを書いたとき思ったこと、
勇気のチップを投げて失った力を取り戻す。
アレ?アン○ンマン?
まあともかく。
いつも通り誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
また、感想、批評、批判はお待ちしております。
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第八話 ~最後の戦い!新たなる可能性!~
ではどうぞ。
暗い。際限ない暗闇の中を落ちていく……。いや、落ちているように見えて昇っているのかもしれない。前に歩いているのかもしれないし、後ろに下がっているのかもしれない。ただ一つ分かっているのは、空間認識能力が働かないほど、ここは何もない空間だということだけだ。なぜここにいるのか。と考えたところで首を振った。――実際、自身の姿も見えないので首が振れているかどうかも分からないのだが――考えるまでもないことだったと。自分達は負けたのだ。完膚なきまでに。何もできずに。あの滅びの声相手に、抗うことすらできずに、負けたのだ。諦めるしかない。きっとここは死後の世界なのだろう。ともすれば、アグモンや太一達もいるかもしれない。まあ、声も出ず、姿も見えず、ではいたとしても意味がないのだが。
どれくらいここにいたのか。数秒かもしれないし、数年かもしれない。時間経過も曖昧なのでどれくらい過ごしたか分からない。いい加減狂ったのなら楽にもなれようが、自身が狂う気配はない。いつまでこうしていればいいのか。いい加減にしてくれ!と思ったところで……声が聞こえた。どこかで……聞いたような声が。
「もう全て終わったのだ……諦めろ。」
幻聴だ。この世界では声など聞こえるはずがない。声の言う通り、諦めようとして。でも……と。思う。もし、デジモンと出会わなかったら。デジタルワールドに来なかったら。皆と出会わなかったら。自分は……どうなっていただろう。
「諦めるのではなかったのか。」
声が聞こえる。諦める。ここで。全部。
「そうだ。諦めるしかできない。今この場で。何ができる。」
……できるわけがない。何もできない。確かにそうだ。でも……諦めることは……もっとできない。終わりにする事なんかできない。皆と出会って。太一達と出会って。いろんな冒険をして。あのパートナーはずっと一緒にいた。ずっと信じてくれた。信じられているのだ。信じられているのなら……頑張らないと。
「ならば、どうするのだ?」
何ができるのかは分からない。でも、ここで諦められるわけがない!
「オマエはまだ、終わった訳ではない。オマエがココにいるのだ。お前のパートナーもオマエの行く先にいるのだろうよ。きっとな。」
声が聞こえなくなる。だんだんと遠ざかる声に変わり、暗闇に光が差す。
「では、また。何時か、何処かのセカイで会おう。」
真っ白に染まる視界の中、そんな声が聞こえた。ひどく悲しそうな、暖かな声が。
「やっ!」
白い。ひたすら真っ白な世界にアグモンはいた。呑気に片腕を上げて挨拶するので、タイガも同じようにして返す。
「負けちゃったな。」
「負けちゃったね。」
お互いが今の状況を確認する。絶望的な話をしているのに、その雰囲気はどこか軽い。
「でも……諦めないんでしょ?」
「もちろん。だって……。」
思い返す。元の世界の仲間。両親。いろいろなものが元の世界にはある。だったら……と。
「ここで終わりになんか……出来ないだろ?」
「もちろん!」
タイガの言葉に勢いよくアグモンが返す。
「話は決まったな。二人とも無事でよかったよ。」
真っ白な世界に太一達が現れた。二人とも無事だったらしい。自分達はこの状況下でも諦めないつもりだが、それは太一達も同じだったらしい。不退転の意思を感じる。
「じゃあ行くか。俺たちの。」
「デジタルワールドの」
その場にいる全員が声を上げる。自分がすべき事を。したい事を。何のためにするのかを。
「「「「明日のために!」」」」
その言葉と同時に、
「これはっ!?」
太一の胸にオレンジの光が灯る。そこには勇気の紋章が光り輝いていた。同時にタイガと太一のデジヴァイスが震える。まるで共鳴しているかのように。
「あの時と同じだな……。」
太一の呟きになんの事か分からない、タイガとアグモンは首をかしげる。同時に当時のことを思い出しているのだろう、太一のアグモンはどこか遠くを見つめている。
「タイガの勇気が俺に勇気をくれたって事だよ。」
太一の言葉と共に、デジヴァイスの震えが大きくなる。タイガが画面を見ると、そこには、
New Evolution
の文字があった。その文字を見て、不思議と行ける!という気持ちが湧いてきたタイガ。こちらを見つめる太一と共に頷くと、静かに、されど力強く、その言葉を発した。
「「アグモン。進化だ!」」
アグモン達はそれに応える。新しい可能性の先へと行くために。
「「おう!」」
「「アグモン!ポシビリティー進化―!」」
進化した姿はウォーグレイモンではなかった。
太一のアグモンが進化した姿は尻尾が生え、なおかつ全てを破壊してしまうような、巨大な剣を持っていた。
タイガのアグモンが進化したのは、ウォーグレイモンだ。しかし、背中のブレイブシールドは外れ、代わりにブースターが付いている。そして、全体の雰囲気が、シャープなものへと変化していた。
「ビクトリーグレイモン!」
「ウォーグレイモンX抗体!」
「「これが……アグモンの……新しい進化!」」
進化と同時に世界が鼓動する。白い世界がさらに白く染まっていった……。
「ナンダト……?」
目を開けるとどこか呆然とした――ように見える――ガルフモンがいた。戻ってきた。それを確認するとともに二人は自らのパートナーに指示を出す。
「グウ……。ナンドキテモオナジコトダ……。キエロ……デッドスクリーム!」
ガルフモンはまたあの技を放とうとする。それをさせまいと、ウォーグレイモンXは即座に接近。下から口を蹴り飛ばし、口を閉じさせた。同時に接近したビクトリーグレイモンは、巨大な剣を巧みに使い、振ってくる腕を避け、ガルフモンの目を切りつけた。
「グォオオオオ!」
目を潰され、手当たり次第に暴れることしかできないガルフモン。タイガと太一は全てを終わりにすべく、己のパートナーに指示を飛ばす。
「ウォーグレイモンX!」
「ビクトリーグレイモン!」
ビクトリーグレイモンとウォーグレイモンXはお互いに頷き合うと、お互いがすべきことをし始めた。ビクトリーグレイモンは己の剣を分離させ、両腕に装着。力を溜め始める。その隙にウォーグレイモンXはガルフモンの攻撃を避けながら、接近。両腕に貯めた力をゼロ距離で解放する。
「ガイアフォースZERO!」
胸に当たったことで崩れ落ちそうになるガルフモン。満身創痍ながらも気丈に立ち上がり、近くにいるであろうウォーグレイモンXを攻撃しようとする。……が、既にウォーグレイモンXはその場を離れており、ビクトリーグレイモンの必殺技が満身創痍のガルフモンに炸裂した。
「トライデントガイア!」
大気中のエネルギーを集中した攻撃がガルフモンに直撃した。
「ワレハ……スベテヲ……コワ……ス」
その言葉を最後に、ガルフモンはその体を崩壊させた。アポカリモンより生まれた世界の破滅を望む者は、二人の子供とそのパートナーによってその命の幕を閉じた。
というわけで、決着回でした。
ポシビリティー進化の名前がダサい件については触れないでください。ネーミングセンスないんです。
後、何故タイガがウォーグレイモンXかと言うと、デコード能力者はデジモンの能力を引き出す。X抗体はデジコアからデジモンの潜在能力を引き出す。ということで似てね?ということからきました。
残りはエピローグです。もうしばらくお付き合いください。
いつも通り誤字脱字は御手数ですが、ご報告ください。
また、感想、批評、批判お待ちしております。
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エピローグ
ガルフモンの体が崩壊した後、肩の荷が下りたような感じがしたタイガと太一は、その場に座り込んでいた。
「太一~!」
「タイガ~!」
おーいと。手を振りながら、アグモンに戻ったパートナー達が駆けてくる。戻ったパートナー達に労いの言葉をかけながらも、これからのことを考える。まあ、すぐに持ち前のポジティブさで、どうにかなるか。という結論に達したのだが。
「太一!ガルフモンの体から、皆出てきたよ!気を失っているけど、皆無事だったよ!」
「本当か!?アグモン!」
太一の仲間は無事だ。というアグモンの報告に安心する。これで、懸念していたことはすべて解決したのだ。そう考えていると……。
「あっ!タイガ!アレ!」
アグモンの声に振り返ると、ガルフモンのいたあたりに、次元の歪みができていた。近づいて行って見るとかなり大きい。しかし、どんどん小さくなっていく。このままでは、五分持たないぐらいだろう。黒幕は倒した。ということは、これを逃したらもう帰れないかもしれない。そう考えた時に、タイガとアグモンは次元の歪みに飛び込むことにした。
「行くのか?」
声に振り返ると太一達がいた。別れが近いのを悟っているのだろう。どこか、残念そうな声色だった。
「うん。まだ、僕達の世界でやることがあるし、皆待っているだろうしね。」
タイガの返事に、そっか。とだけ返した太一は、しばらく考えていたが、不意に顔を上げて、
「今回の相手は、俺達だけじゃ勝てなかった。タイガ達がいたから勝てたんだ。ありがとな。」
「こっちこそ。太一には相談に乗ってもらったし、太一達がいなかったらここまで来れなかった。ありがとう。それじゃあね!」
そろそろ時間だよ~。と若干焦った感じの声のアグモンに引かれて、次元の歪みに飛び込む。最後に見たのは、手を振り上げてまたな~と言っている、太一達の姿だった。
「太一センパーイ!」
気を失った皆が起きた時、今回の事情をどう説明しようかと考えていると、太一の後輩である大輔がいの一番に起きてきた。大輔だけじゃなくて他のメンバーも起きていることを考えると、ほぼ同時に起き始めたらしい。何があったんですか?と聞いてくる光子郎に、疲れたから、一度帰って、今度話す。と伝える。忘れがちだが、一日家を開けているのだ。両親がかなり心配しているだろう。その旨に納得した全員はゲートを目指して歩き出す。随分と機嫌が良さそうな太一とアグモンに不思議に思ったメンバー。代表して、親友と言える、ヤマトがどうかしたのか聞く。今度話すと言ったが、これくらいならいいか、と考えて、太一とアグモンは揃えて口を開く。
目を開けると、バイナリキャッスルのメモリアルステラの前にいた。帰ってきた。そう考えると同時に、
「タイガー!」
と少し猪突猛進の気がある親友のニコが駆けてきた。ニコだけじゃなく、アキホに、ミレイ、ユウヤまで。どうやら随分心配をかけたらしい。聞くと、メールは繋がらない、デジヴァイスの反応はない、ということで慌てて探し始めたらしい。と言っても新しいデジモンの進化探しの片手間にだが。信頼されているのか、どうでもいいと思われているのか、判断に迷うところである。何があったんです。と聞いてくるユウヤに今度話す。と言いながらはじまりの街に戻る。とりあえず、ここからもう一度探し直し、ということで話がまとまった直後、やけに機嫌がいいタイガを不審に思ったのか、アキホが、何があったのかを聞いてくる。引きそうにない気配を見せるアキホにまあこれくらいはいいか、とアグモンと顔を見合わせ、揃って口を開く。
「「新しい友達が出来たんだよ。なっ!」」
「「新しい友達が出来たんだよ。ねっ!」」
デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~ 完
本当はもっと話数を少なくするつもりだったのですが、キリが良さそうなとこで切っていたら、文字数が少なくなり、話数が増えました。予定していた話数の倍ですね。スミマセン。
本当は、最後の次元の歪みに飛び込んだ後帰れなくて、テイマーズやフロンティア、セイバーズとか、クロスウォーズとかに行く話も考えたのですが、まあ、それは機会があればまた。
それでは、デジモン×デジモン~リ:デジタイズ・アドベンチャー~はこれにて完結です。短い間でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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