静かな恋の物語・18号編 (ゼロ・リミット)
しおりを挟む

第1話 物語のスタート

初めての投稿・作品で自分の世界(ワールド)を広げていきたいと思います。面白いと思っていただければ嬉しいです。


ーーーーー全世界を恐怖で支配したセルゲームが終わり、ドラゴンボールで願いを叶えている途中にクリリンが発した一言によって起きた物語である。

 

クリリン「人造人間の17号と18号を元の人間に戻してやってくれないか!!」

 

 

18号「!!」

 

 

神龍「それはできない ふたりの人造人間はわたしの力を大きく超えている。そういう者のカラダに関してはわたしは手出しできないのだ。

 

18号「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

クリリン「や・・・やっぱりダメか・・・・」

 

 

ヤムチャ「な・・・なんで17号まで・・・ど、どっちにしたって、あいつは死んだんじゃねえのか?・・・」

 

 

ピッコロ「・・・・いや・・・・ひとつめの願いはセルに殺された者すべてを生き返らせる・・・・・・・・・・ということだから17号も生きかえっていてふしぎではない・・・」

 

 

クリリン「じゃあ・・・・・この願いはどうかな せめて、あのふたりのカラダの中にとりつけられている爆破装置を取りのぞいてやってくれないか!?」

 

 

神龍「それならば可能だ・・・・・力の差とは無関係だからな・・・・・よし、ふたりの爆破装置はたったいま取りのぞいたぞ では さらばだ」

 

 

トランクス「・・・・ク・・・・クリリンさん・・どうして今のような願いを・・・・・」

 

 

クリリン「だ・・・だってよかわいそうじゃねえか・・・・カラダん中に爆弾があるなんてさ・・・・」

 

 

悟飯「やさしいんですね」

 

 

18号「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

天津飯「それにしてもクリリン・・・・・なぜ17号の爆弾まで取ってやったんだ?」

 

 

クリリン「あ・・・うん・・・・た・・たしかにオレ・・・・・18号のことスキだったけど18号にはやっぱ17号がさあ、お・・・おにあいだろ・・?そ・・それで・・・」

 

 

その時、物陰で見ていた18号が飛び出してきた!

 

18号「バーーーカ!17号とわたしはふたごの姉弟だ!だからってその気になるなよ!!爆弾のことだって感謝なんてしてないからな!!タコ!!」

 

 

18号「またな」

 

そう言うと、18号は神殿を去って行った。

それから、2ヶ月後・・・クリリンが町から離れた荒野で修業をしていると

 

クリリン「・・・!強い気がこっちに向かってきている!・・・この気は・・・・」

 

そこに飛んできたのは18号であった。

 

18号「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

クリリン「や・・やあ18号どうしたんだこんな所に・・・」

 

 

18号「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

クリリン「あの・・・18号?」

 

 

18号「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

クリリン「・・・・・18号さん?」

 

 

18号「・・・何故だ」

 

 

クリリン「え?」

 

 

18号「・・・何故あの時爆弾を解除したのか聞いている。・・」

 

 

クリリン「何故って・・・それは・・前にも言ったと思うけど俺は君がスk・・・」

 

 

18号「わたしは人造人間だぞ・・・」

 

18号は少し悲しげな表情で言った。

 

クリリン「そんなの関係ないよ・・君は女の子で人造人間なのかもしれないけど、そんなの関係ないよ!」

 

 

18号「・・・わたしには理解できないね・・でも、助けてもらったままじゃこっちの気が収まらないからね。だから・・・何かわたしにやってほしいことはないかい?」

 

18号はクリリンに背を向けてそう言った。その時はすごく嬉しかったと後になって話してくれたらしいbyクリリン

 

クリリン「えっ・・・じ・・じゃあ修行の相手してくれないか?」

 

 

18号「・・・そんなことでいいのかい?」

 

 

クリリン「相手してくれるのか?」

 

 

18号「わたしにやってほしいことがそれなんだろ?だったら、やってあげるよ。」

 

 

クリリン「あ・・ありがとう!18号!」

 

 

18号「ただし、わたしが相手するんだから死んでも文句言うんじゃないよ!」

 

 

クリリン「そ・・それは無茶苦茶だよ・・・」

 

クリリンが落ち込んでいると、18号がからかうようなニヤッとした笑みを浮かべた。

 

18号「つべこべ言わずかかってくるんだね。そうだ、わたしに一撃でも入れられたらデートしてあげるよ。」

 

その言葉を聞いた途端クリリンが笑顔になった。

 

クリリン「ホントに!?よーし、全力で行くぞ〜!」

 

 

18号「かかってきな、このタコ!!」

 

さあ、クリリンは18号に一撃入れてデートに行くことは出来るのだろうか?




この小説を閲覧して頂いている方々へ、初めましてゼロ・リミットです。第1話楽しんでいただけましたか?この作品は私がハーメルンに投稿する初めての作品になります。始めたばかりなのでまだまだ慣れていませんが、投稿頑張っていきたいと思います。次回第2話も是非ご覧下さいm(_ _)m


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話ドキドキ!?地獄の強化修行!

クリリンと18号のデートをかけて始まった2人の戦闘がどういった結末になるのか想像しながらご覧下さい



ーーーーー

前回・クリリンは18号の爆弾を取り除き、18号はそのお礼としてクリリンの修行相手をすることになった。

そして18号はクリリンと組手をして一撃でも当てられたら、デートに行くことになった・・・

果たして、クリリンは18号とデートが出来るのだろうか!?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

クリリン「よーし、全力でいくぞ〜!」

 

 

18号「かかってきな、このタコ!」

 

 

この時クリリンは相当なショックを負ったという・・・

 

 

クリリン「タ・・タコはないよ・・・た・・確かに言われたことはあるけど・・」

 

 

クリリンが落ち込んでいると真上からいきなり18号が攻撃を仕掛けてきた!

 

 

クリリン「な、なにするんだよ!?危なかったじゃないか!」

 

 

 

18号「危なくなかったら修行にならないじゃないか・・・それに、なにボーっとしてんだい?次いくよ!」

 

 

18号は猛スピードでクリリンに攻撃してきた

 

 

クリリン「え・・・・って、うわぁぁぁ!あ・・・危なかった・・」

 

 

 

18号「どんどんいくよ!パワーブリッツ!」

 

 

18号は片手にエネルギーを集中させ、それを放った!

 

 

クリリン「危ない!・・・今当たったら完璧死んでるって!」

 

 

クリリンは思い切り大きな声で怒鳴った

 

 

18号「最初に死んでも文句言うんじゃないよって言ったじゃないか・・」

 

 

クリリン「た、確かに言ったけど・・・・」

 

 

18号「まあ・・わたしのパワーブリッツを避けたのは褒めてやるよ・・じゃあ、これならどうだい!」

 

 

18号はさっきの倍以上のエネルギーを貯め始めた。それは荒野の半分が消し飛ぶ程の・・・

 

 

クリリン「じゅ・・18号!その威力はマズイ!」

 

 

18号「だったら止めればいいじゃないか・・・まあ、あんたは止められないだろうけどね」

 

 

クリリン「く・・・やるしかない・・くらえ!太陽拳!!」

 

 

その時、クリリンを中心として辺り一帯が光に包まれた。

 

 

18号「っ!!ま・・眩しい!!」

 

 

18号はクリリンの太陽拳に耐えられず、エネルギーを貯めるのを中止してしまった・・・

 

 

クリリン「いまだ!」

 

 

その機を逃さずクリリンは18号に急接近した。

 

 

クリリン「おりゃーーーーー・・・が、がはっ・・」

 

 

クリリンはその瞬間何が起きたのか理解出来なかった・・18号がクリリンの腹にパンチを打ち込んでいたのである・・・

 

 

18号「不用心に近づき過ぎだ・・・腹がガラ空きだよ・・」

 

クリリンは気絶しそうになっていたが、思い切り力を振り絞った。

 

クリリン「ぐ・・とぉりゃーーー!」

 

 

クリリンは思い切り顔にパンチを喰らわせようとした。

 

 

18号「はっ!し・・しまった!」

 

 

18号は急いでガードしたが、間に合いそうにない

 

 

18号「ゆ・・油断した・・・・?」

 

 

しかし、18号は顔にではなく、足に痛みを感じていた・・それもそのはず、何故ならクリリンは顔を殴ると見せかけて足に一撃を入れていたからだ。

 

 

18号「な、なぜ顔を攻撃しなかったんだ・・?」

 

 

クリリン「そ、そりゃあ、す・・好きな人の顔を殴れるはずないだろ?」

 

 

18号「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

クリリン「え・・・なんかまずいこと言ったかな?」

 

 

18号「・・・ば・・バカなこと言ってるんじゃないよ!」

 

 

18号は恥ずかしそうだったが、クリリンに見られているのを思い出すと・・

 

 

18号「こ・・こっち見るんじゃない!」

 

18号は照れ隠しなのか、クリリンに向けてエネルギー弾を撃ち込んでいた。

 

クリリン「ぐはっ・・・・な・・何するんだよ!」

 

 

18号「う・・・うるさい・・!元はと言えばお前が余計なこと言うからいけないんじゃないか・・この・・・タコ!!」

 

18号は頬を赤く染めながら、髪の毛をくるくると回していた。しかし、クリリンは18号の言っていることを照れ隠しと分からないでいた。

 

クリリン「何を言っているんだ・・?大体・・・エネルギー弾撃ってくるのはいくらなんでも、やりすぎだって・・・」

 

 

18号「死んだらそこまでの男だってことだよ・・・とにかく・・また明日もやるからね、覚悟しな!」

 

その言葉を聞いてクリリンは、

 

クリリン「あ・・明日も来てくれるのか・・?」

 

 

18号「約束・・・したからね・・」

 

それから、18号は毎日クリリンの修行場に来るようになった。しかし、ある日・・・いつものように18号がクリリンの修行場に行くと、

 

18号「・・・く・・クリリンがいない?」

 

 

18号は驚いていた・・この3ヶ月間毎日欠かさず修行場に来ていたのに今日は来ていないのだ・・・

 

 

はたして、クリリンはどこにいるのだろうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも、こんにちはゼロです。第2話いかがだったでしょうか?小説投稿にも少しずつ慣れて来ているので本文の量をもう少し上げれたらなと思います。評価やコメントもお願いします。次回第3話も是非ご覧下さい。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話 クリリンはどこへ?

毎日毎日、修行の日々が続いていたが突然クリリンが修行場に来なくなった・・・なぜ来ないのか、そして18号はどうするのか?!


前回・組手の結果は引き分けとなり、それから毎日クリリンの修行場に来るようになった18号。しかし、毎日のように修行しに来ていたクリリンがその日は来ていなかった・・・

 

 

18号「・・・・・・・・・遅い・・・。」

 

18号は夕方までクリリンを待ち続けていた。

 

18号「流石に遅すぎやしないかい?あいつが修行に来なかった日なんて一度も無いのに・・・」

 

18号は今まで感じたことのない感情を胸に抱いていた

 

18号「一体なんなんだい!?この感情は・・・・今日はもう帰ろう」

 

18号は待つのに飽きたのか帰っていった

 

翌日・18号はいつもの時間に修行場に来たが、そこにクリリンの姿はなかった。

 

 

18号「今日も来てないのかい?・・・・あいつの家に行ってみるか」

 

しかし、クリリンの家など分からない18号はクリリンの家を知ってそうな人物に聞きに行くことにした。

 

ーーーーパオズ山・孫悟空の家

 

18号「孫悟空の息子なら何か知ってるかもしれない・・・」

 

18号は扉をノックした、しかし中から出てきたのは牛魔王だった

 

牛魔王「どちらさんだ?こっちは今娘が妊娠してて世話が大変なんだが・・・」

 

18号「孫悟空の息子はいるか?」

 

牛魔王「いるけども・・・おまえさん、悟飯の知り合いだべか?」

 

18号「知り合いといえば、知り合いだ。少し聞きたいことがあってな」

 

すると、家の奥から人が近づいてきた。

 

悟飯「おじいちゃん、お母さんが呼んでるよ?お客さんでもいるの・・・!?」

 

悟飯は一瞬驚いたが、すぐに冷静になり

 

牛魔王「あ・・あぁ・・悟飯に用があるって来たらしいんだ。知り合いか?」

 

悟飯「知り合いだよ・・・・おじいちゃんはお母さんのところに行ってあげて・・僕は少しお話してくるから」

 

牛魔王「おぉ、分かった・・あまり長く話すんじゃねーだよ。長いとチチのやつ怒っちまうだよ」

 

悟飯「大丈夫、すぐに終わると思うから」

 

それを聞くと牛魔王は家の奥に入っていった

 

悟飯「さて、18号さん。僕に用ってなんですか?」

 

18号「あのタコの家を知らないか?」

 

悟飯「タコ?・・・クリリンさんのことですか・・知ってるけど聞いてどうするつもりなんですか?」

 

悟飯「まさか、クリリンさんに何かするつもりなんですか?」

 

そう言うやいなや、悟飯は両足で踏ん張り戦闘態勢に入った。

 

18号「いや・・ただあいつが昨日から修行場に来ないからおかしいと思ったんだ。」

 

その言葉を聞いて悟飯は少し驚いた

 

悟飯「修行場?もしかしてクリリンさんと修行してるんですか?」

 

18号は今までのことを全て話した(デートのことは話してない)

 

悟飯「なるほど・・・わかりました、クリリンさんはカメハウスという海にある小さな島の家で暮らしてます。」

 

18号「ありがとう、感謝する」

 

そういうと18号はカメハウスに向かって飛んでいった

 

ーーーーカメハウス

 

18号「あれがそうかい・・・確かにあいつの気を感じる」

 

18号は島に降りるとカメハウスのドアをノックした

 

?「はーい、すぐに出ます」

 

中からは鼻声の人の声が聞こえた。ドアが開くとそこにはマスクを付けたクリリンが立っていた

 

クリリン「じゅ・・18号!?な・・なんでこの家がわかったんだ?」

 

クリリンがとても驚いた表情で18号に尋ねた

 

18号「孫悟空の息子に聞いてね・・・あんた、風邪ひいたのかい?」

 

18号が家の中に敷いてある布団などを覗きながら言うと、

 

クリリン「あ・・ごめん!連絡するのすっかり忘れてた・・・」

 

クリリンが後悔していると18号が

 

18号「バカだね・・・風邪ひいてるのにどうやって連絡するんだい?第一あんたは私の連絡先知らないだろう・・」

 

18号が呆れたように言うと、クリリンが思い出したように

 

クリリン「た・・確かにそうだね、あは・・あはははは」

 

クリリンは笑いで逸らしたが実際心の中では、

 

クリリン(でも、黙って修行いかなかったから絶対嫌われた・・・)

 

しかし、クリリンが思っているのとは別に18号は

 

18号(あの変な感情はこのタコに会った瞬間なぜか無くなっている・・本当になんなんだい?!この感情は・・・)

 

2人が玄関で考え込んでいるとウミガメがやって来て、

 

ウミガメ「クリリンさん、そんなとこにいると余計に悪くなりますよ。早く家に入って寝ていて下さい」

 

クリリンがその言葉に気づいたのが、言われた少し後だった・・

 

クリリン「た・・確かにそうだね、18号・・・よ・・良かったら上がらないか?」

 

18号「あ・・あぁ・・・邪魔するよ。」

 

18号は家の中に入るとある写真が気になった

 

18号「おい、タコ・・この写真のハゲはお前か?」

 

クリリンは18号に言われてその写真を見ると

 

クリリン「ああ・・それは俺と悟空が武天老師様のところで修行してた頃の写真だよ。」

 

 

18号「武天老師?そいつは今どこにいるんだい・・」

 

 

クリリン「この家に住んでるんだけど、今は都に遊びに出かけたよ・・・あと、1週間後くらいかな・・帰ってくるの」

 

18号はその言葉を聞くと、あることを思い付いた

 

18号「じゃあ、それまで私があんたの看病してやるよ」

 

 

クリリン「・・・・・・え?・・・もう一回言ってくれないか?」

 

クリリンは驚いて18号に聞き直すと

 

18号「だから、あんたの風邪が治るまで私が面倒みてやるって言ってんだよ。」

 

クリリンは驚きすぎて言葉を失ってしまった

 

18号「その方が治りも早いし、風邪が治ったらすぐ修行にも行けるしな」

 

 

クリリン「じ・・じゃあ、それまでこの家に住むの?」

 

 

18号「当たり前じゃないか・・・何か文句でもあるのかい?」

 

クリリンは何も言い返せず、そのまま首だけ横に振っていた

 

18号「じゃあ、決まりだね」

 

この時、18号は別の考えがあった

 

18号(コイツの近くにいると起こるこの謎の感情の正体を絶対に見つけてやる・・・)

 

そう考えていると、クリリンが声をかけてきて

 

クリリン「あ・・あのー」

 

 

18号「なんだい?」

 

 

クリリン「その・・・俺のことはタコじゃなくて普通にクリリンって呼んでほしいんだけど・・ダメかな?」

 

 

18号「そっちの方がいいのかい?・・・」

 

 

クリリン「まあ、タコとかハゲって言われるよりは・・・」

 

 

18号「・・・わかった。クリリン」

 

クリリンは18号に初めて名前で呼ばれてとても嬉しかったのか、その後はずっとニヤけていたという

 

 

これから、18号とクリリンのカメハウス生活が始まる。はたしてどんな生活になっていくのやら・・・・

 

 

 




どうも皆さん、ゼロ・リミットでございます。第3話いかがだったでしょうか?この物語は他のキャラでもやりたいと考えていますので、希望のキャラがいれば是非コメントお願いします。次回第4話もご覧下さい、ゼロ・リミットでした。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話 18号の気持ちとは


クリリンが風邪をひいてしまい、その看病のために一緒に生活すると言い出した18号。18号には、なにやら思惑があるようだが・・・


 

前回、クリリンが風邪をひいてしまいその看病のため18号がカメハウスで一緒に生活すると言い出した。クリリンは不安と喜び、18号は自分の感情の正体を見つけるべくカメハウスでの同棲が始まった・・・

 

 

 

 

クリリン「今家の中を案内するから付いてきてくれないか?」

 

クリリンが咳き込みながらそう言うと

 

18号「風邪ひいてる奴が何言ってんだい・・あんたは寝てな・・・家の中は私が勝手に見てくるよ・・・」

 

18号はクリリンを半ば強制的に布団に寝かせ家の中を探索し始めた。

18号が衣服を置いてあるところを見ていると

 

18号「・・これはッ!・・・」

 

それはクリリンが今まで18号との修行で着ていた道着である。18号はそれを手に取ると

 

18号「バカだね・・こんなになるまで使い続けて、新しいのにすればいいのに・・・」

 

軽くホコリをはたくようにパンパンと手で払うと、何故かその道着がとても綺麗に見えた

 

18号「なんで・・なんでこのボロ道着がこんなにも綺麗に見えるんだい・・?」

 

それは18号が3ヶ月もの間クリリンの頑張る姿をずっと見ていたために、18号のクリリンに対する評価が変わってきたとも言える・・

 

18号「けど・・・やっぱり変だ・・」

 

18号はクリリンに何か特別な感情を抱いてるつもりはない。だが、

 

18号「普通のボロ道着のはずなのに・・何故こんなにも胸が締め付けられるんだ・・・?」

 

18号が初めてこの痛みを感じたのはセルゲーム後の神殿だった・・・

 

〜〜〜〜〜セルゲーム後、神の神殿

 

クリリン「人造人間の17号と18号を元の人間に戻してやってくれないか?」

 

18号「・・・・!!」

 

この時、18号の心に謎の痛みを感じた・・最初はメカの故障かと思ったらしいが、18号の体は自爆装置と永久エネルギー炉以外は人間の為とても不思議に思っていた。

 

〜〜〜〜〜現在、カメハウス

 

18号はクリリンの道着をじっと見つめていたが、何か思いついたのかクリリンの道着を自分の顔に近づけて

 

18号「す・・少しくらいなら・・・いいよな?」

 

18号は道着のにおいを吸い込んでみた。すると

 

18号「なんでだろう・・・落ち着くにおいだ・・」

 

18号はその道着に染み付いたクリリンのにおいを頭に焼き付けていた。

 

18号「・・( ゚д゚)ハッ!何をやっているんだ。わたしは、」

 

しかし、すぐ我に戻ると道着を元の場所に戻しクリリンのいる場所へ戻っていった。

 

クリリン「大体、家の形は掴めたかな?」

 

 

18号「あ・・あぁ、問題ない。それより、お腹すいてないかい?」

 

 

クリリン「あ・・そういえば、まだ朝ごはんも食べてなかったな・・」

 

クリリンは18号が来るまで布団で寝ていた為にお昼過ぎまで何も食べていなかった・・

 

18号「病人は栄養つけなきゃいけないのに、何やってんだい・・全く・・・。」

 

そう言うと18号は台所に行って冷蔵庫を開いた。すると、

 

18号「これしかないのかい!?・・・これじゃお粥くらいしか作れないじゃないか・・」

 

冷蔵庫に入っていたのは卵が2、3個と野菜が少し。後はお米しか無かった

 

クリリン「病人は・・お粥を食べると思うんだけど・・・」

 

クリリンが布団から体を半分乗り出した状態で話していた。クリリンの顔は熱で赤くなり、茹でダコのようになっていた。

 

18号「そんな顔赤くして動き回ってるんじゃないよ・・」

 

18号は呆れたようにクリリンを見ると

 

18号「わたしがお粥作ってやるから、あんたは寝てな!」

 

そう言うと18号は台所でお粥を作り始めた

 

ーーーー数分後

 

18号「ほら、お粥だ。ありがたく食べな・・」

 

18号がクリリンのいる布団まで持ってくるとクリリンは

 

クリリン「あ・・あぁ、いいよ。俺がテーブルまで行くから・・」

 

クリリンが布団から出てこようとすると18号は少し怒り気味で

 

18号「病人は寝てろって言ってるのが分かんないのかい?!」

 

クリリンはその言葉を聞くと黙って布団に戻った

 

18号「ほら、早く食べて寝てな・・」

 

しかし、反応が気になるのかクリリンが食べるのを見つめる18号

 

クリリン「そ・・それじゃあ、いただきます!」

 

 

18号「め・・召し上がれ・・」

 

 

クリリン「・・・・・美味しい・・・」

 

18号は聞こえなかったのかクリリンの方をじっと見て

 

18号「ど・・どうだい?味は・・・」

 

クリリンは18号の視線に気づくと、18号の方を向いて

 

クリリン「美味しいよ!ありがとう、18号さん」

 

そう言われて18号は顔を赤くして

 

18号「そ・・・そうかい、ま・・まぁ、美味しいなら良かったよ」

 

18号のその言葉を聞いて、クリリンは茹でダコの様な顔をさらに赤くした。

 

クリリン「か・・可愛すぎるよ、18号さん。」

 

クリリンはそう言うやいなや、布団に倒れ込んでそのまま寝てしまった。

 

18号「バカだね・・後片付けくらい自分でしないかい・・・」

 

そう言いながら、クリリンが食べ途中の皿を台所まで持ってきて片付けようとしたが、

 

18号「そういえば、わたしは料理したことないんだが・・そんなにうまいのか?わたしの料理・・」

 

18号はクリリンの残したおかゆを食べてみると、

 

18号「な・・・なんだい!?これは・・・こんなの食べたことない」

 

18号はお粥と言えるようなものを作れていなかった。それに塩と砂糖を間違えて入れたために、味がさらにおかしくなっていた・・

 

18号「あいつ・・ホントはまずいのに、なんで美味しいなんて言ったんだ?訳が分からない・・・」

 

今の18号は恋愛などの感情は全くわからずクリリンのしたことが到底理解出来なかった

 

18号「バカだね・・・早く治しなよ。」

 

その時、また18号の心にモヤモヤしたものが現れた。

 

18号(またこの感情だよ・・・なんで、こんな気持ちになるんだ?胸が締め付けられてるように痛い・・)

 

18号はその感情の正体を知るためにはどうすればいいのか考えた・・そして、その日はクリリンの横で静かに眠った。

 

 

次回、18号は謎の感情の正体を知ることができるのだろうか。そして、それを知るためにある人のところへ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも皆さん、ゼロ・リミットでございます。第4話いかがだったでしょうか?着実に一歩一歩近づいていく二人の関係はこれからどうなるのでしょうか。次回、第5話是非ご覧下さい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話 謎の感情・・その正体

クリリンの看病をする18号。料理をしたことがなかったが、クリリンのためにお粥をつくり必死に看病を続けた・・・


前回、クリリンを看病する18号。クリリンの身の回りの世話をしながら、謎の感情の正体を探していたが自分では分からず、ある人のところへ行くと考えたらしいが・・・

 

 

 

18号「食材が無くなったから、買いに行ってくるよ」

 

18号はクリリンにそういってカメハウスを離れた。18号の目的は買い出しもあるがある人に会いに行くことだった。

 

18号「確か・・こっちのほうだったな」

 

18号は進路を確認すると飛ぶスピードを上げた。

 

ーーーー数十分後

 

18号「この街か・・・大きめの家に住んでるとか言ってたな」

 

18号が探していた街は西の都・・その大きな家とはカプセルコーポレーションのロゴが入った家のだった

 

18号「ここにいるはずだ・・わたしの爆破装置の解除ボタンを作ったやつ・・・」

 

18号は謎の感情について知るため、また自分の体をメンテナンスしてもらおうとブルマのところへ来ていた。

 

ピンポーン、18号がベルを鳴らすと出てきたのは小さな男の子だった。

 

トランクス「・・・おねーさん、だーれ?」

 

トランクスが首を傾げながら尋ねると

 

18号「このガキ・・・たしかベジータの・・」

 

18号がそう思っていると奥から女の人が出てきた。

 

使用人「坊っちゃま、勝手に外に出てはいけませんよ!・・あら?お客様でしたか、気付かず申し訳ございません。」

 

使用人が18号の存在に気づくと深々と頭を下げ18号を出迎えた。

 

18号「あ・・あぁ・・・ベジータの妻はいるか?」

 

18号が使用人に尋ねると

 

使用人「妻・・・・ブルマ様のことでしょうか?・・失礼ですがお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

使用人が怪しむ素振りを見せ名前を聞いてきたため、18号は使用人の足元に向けてエネルギー弾を放った。

 

18号「早く呼べって言ってるんだよ。呼ばないと痛い目みるよ・・・」

 

18号がそう言うと、使用人はポケットに入れていたリモコンでカプセルコーポレーション全体に聞こえるような大きな音でベルを鳴らした。

 

それは、非常事態が起こった時に鳴らすよう言われたベルである。

 

18号「な・・・何してんだい!?・・どうやら痛い目みたいらしいね」

 

18号が使用人に向けてエネルギー弾を打とうとすると家の中から人が出てきた。

 

ブルマ「何が起こったのよ?!」

 

ブルマがカプセルコーポレーションから出てくると驚いた表情で出てきた。しかし、すぐに表情を戻しいつものブルマになった。

 

ブルマ「あら、18号!どうしたの急に?連絡くれればよかったのに」

 

ブルマが機転を利かせアドリブで対応しようとしていた。18号は最初ブルマが何を言っているのか分からなかったが、それに便乗しようと考えた。

 

18号「あ、あぁ・・・連絡するのを忘れててな。」

 

使用人「ブルマ様。こちらの方はお知り合いでございますか?」

 

使用人がブルマに尋ねると、ブルマは使用人に笑顔を向け

 

ブルマ「えぇ、そうよ。この人は私の知り合いだから今度来た時はすぐに入れてあげて」

 

使用人はそう言われると18号の方を向き、

 

使用人「申し訳ございません。先程の無礼、どうかお許しくださいませ・・・」

 

使用人が18号に対して深々と頭を下げると18号は戸惑う様子もなく、逆に強気な態度で

 

18号「フン!今回は許してやるけど次こんなことしたら、ただじゃおかないからね!」

 

そう言うと使用人の横を通り過ぎて、ブルマの方へ近づいていった。

 

ブルマ「さあ、付いてきてちょうだい!」

 

ブルマが18号をカプセルコーポレーションの中へと案内した。

 

ーーーーカプセルコーポレーション内・応接室

 

ブルマ「で、今日はどうしたのよ。私を殺しに来たわけでもないわよね?」

 

ブルマが冗談まじりに言うと18号の方を見たが18号がブルマの目をまっすぐ見つめてきたの気づき、ブルマは真剣な顔つきになった。

 

ブルマ「...冗談を言っている場合ではないのかしらね?.....はぁ、また厄介なことにならないといいけど」

 

ブルマがひとり悩みこんでいると、18号は黙って聞いていたが口を開き、

 

18号「何を勘違いしてるんだい?...私はただ聞きたいことがあってきたんだ。...」

 

ブルマ「え...そうなの?それならそうと言ってよ〜w」

 

ブルマが安心したように笑いながら声をかけると18号は今の自分の状況を少しずつ説明して言った。

今、クリリンを看病していて一緒に住んでいるということ、クリリンの看病をしていると謎の感情が出てくるという事。全てをブルマに伝えるとブルマは驚いたような表情で18号を見つめていた。

 

ブルマ「まさか...ね、ホントにそういう方向に行くなんて...」

 

ブルマが驚きを隠せない状態でその言葉を発すると、18号は

 

18号「分かったのかい!?私には何が何だかわかんないんだよ、どこか体が可笑しいのかい?」

 

18号が真剣そうにブルマを見つめると、ブルマは18号に笑いかけ

 

ブルマ「いいえ、体の方には異常はなさそうよ。だけど、心がね...」

 

18号「やはり、何か可笑しいところがあるのかい?!」

 

18号がブルマに問いかけるとブルマは18号の近くにより耳元で囁いた。

 

ブルマ「それはね、あなたが恋をしているということよ。」

 

18号がそのことを聞くと、顔を赤くしてブルマに尋ねた

 

18号「そ、そそ、そんなことある訳ないじゃないか!なにを言っているんだい?!」

 

18号は混乱したようにブルマに言うと、ブルマは冷静に答えた。

 

ブルマ「私には相手は分からないけど、恐らく最近ずっと一緒に過ごしている人だと思うけどな...」

 

ブルマは18号にそう言うと、ドアの近くに向かい

 

ブルマ「でも、あんたがしっかりしないとその感情も分からないわよ!」

 

ブルマはドアを出ていき、その後18号もカプセルコーポレーションを後にした。

 

18号はブルマに言われたことをカメハウスに戻る途中考えてみた。

 

18号「最近ずっと一緒に過ごした人...でも、ありえない!」

 

18号の頭の中にはクリリンのことしか浮かばなかったのである。

 

18号は首をブンブンと音が鳴るくらい横に振り、頭の中をリセットした。

 

18号「ありえる訳ないじゃないか!なんで、私があんなタコのこと好きにならなきゃいけないんだい!?」

 

18号はブルマに言われたことが納得しなかったが、食材を買いカメハウスに戻ると

 

クリリン「あ、おかえりなさい。18号!結構遅かったね」

 

18号が声の方を見るとクリリンが掃除機で家の中を掃除していた。

18号はクリリンに対して、今まで出したことのないような・そして、ブルマに言われたことのイラつきに対して大きな声で怒鳴った。

 

18号「なんで掃除なんかしてるんだい!!?あんたは病人なんだから寝てなきゃダメじゃないかい!?」

 

18号はすぐ、我に帰ってクリリンの方を見るとクリリンはとても驚いたような表情をして固まっていた。18号が後悔していると、クリリンが優しい声で18号にこう言った

 

クリリン「ありがとう、そんなに心配してくれてるとは思わなかったな・・・ごめんね。心配かけちゃって」

 

クリリンが18号に向かって言うと、18号は自分の胸が高鳴っているのに気づいた。しかし、怒鳴ったことを怒らない態度に少し不満があった。「なんで、怒らないんだ?どうして、そんなに優しいんだ。」18号が心の中で思っていると、クリリンが

 

クリリン「じゅ、18号。なんで泣いているの?」

 

18号はクリリンに言われるまで全く気づかなかった。そして、ブルマに言われたことがようやく理解出来た。

 

18号「な、何でもないよ!ご飯作るからさっさと寝てな、このハゲ!!」

 

18号がクリリンに対して言うと、クリリンは

 

クリリン「そ、そうだよね。じゃあお言葉に甘えて寝ておくよ。」

 

そう言うとクリリンは布団の方に歩いていった。その後ろ姿を見て18号は謎の感情の正体について理解出来た。

 

 

 

 

 

18号「私は、あんたが好きなんだね。クリリン」

 

 

 

 

 

18号はこの時、カメハウスに看病に来てから初めて笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも皆さん、ゼロ・リミットでございます。第5話いかがだったでしょうか?18号がクリリンに対する感情をようやく知ることができました。これからの2人の関係を想像しながら読んでいただけると嬉しいです。そして、投稿が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。ストーリーの構想を練るのに時間をかけすぎました…不定期ではありますが少しずつ投稿していこうと思いますので気長に待っていただけると大変ありがたいです。第6話是非ご覧ください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6話 初めてのデレ

前回、ブルマのいるカプセルコーポレーションに向かい、謎の感情の正体について知ることが出来た。そして少しずつ18号がクリリンに心を開いていく・・・


 18号がカプセルコーポレーションを訪れている同時刻・・・・カメハウスに一人残っていたクリリンのところにある来客が来ていた。

 

クリリン「悟飯じゃないか!来るなら連絡してくれればよかったのに・・まぁ、はいれよ」

 

 

悟飯「すいません、お邪魔します」

 

 

クリリン「それにしてもどうしたんだよ?また何かあったのか?」

 

 

悟飯「いえ、そうではないんですけど・・・」

 

 

クリリン「そうか?ゆっくりしていけよ」

 

 

悟飯(18号さんがクリリンさんの家に来ているのは確かなんだけど気配も感じないな・・)

 

 

クリリン「どうしたんだよ、そんなソワソワして」

 

 

悟飯「い、いえ、それよりもう風邪は大丈夫なんですか?」

 

 

クリリン「ん?ああ、18号さんが看病してくれたおかげで大分よくなったかな」

 

 

悟飯「そういえば、18号さんは?」

 

 

クリリン「今は食材の買い出しに行ってるよ。ホントは寝とけって言われたんだけどな・・」

 

 

悟飯(18号さんは普通に看病してるみたいだ、お母さんに黙って出てきたしそろそろ帰ろうかな・・)

 

 

悟飯「クリリンさん、僕そろそろ帰りますね」

 

 

クリリン「なんだ悟飯、もう帰るのか?」

 

 

悟飯「はい、家でお母さんが待っているので・・・」

 

 

クリリン「そうか・・チチさんによろしく言っといてくれ」

 

 

悟飯「はい、お邪魔しました」

 

 

悟飯はカメハウスを飛び立つとパオズ山に帰っていった。

 

 

パオズ山・悟飯の家

 

 

悟飯「ただいま〜、今帰ったよお母さん」

 

 

チチ「ただいまじゃねぇだよ!どこ行ってただ!行く所も教えねぇで・・・」

 

 

悟飯「ご、ごめんなさぁーい!」

 

 

その頃、カメハウスでは

 

 

18号「今帰ったよ、どこにいるんだい?」

 

 

クリリン「おかえり、18号さん」

 

 

18号「う・・た、ただいま・・・」

 

 

18号(だ、ダメだ・・・ブルマに言われてからどうしてもあいつのこと意識してしまう・・・)

 

 

クリリン「どうしたの18号さん?どこか具合でも悪い?」

 

 

クリリンは熱がないか確認しようと18号のおでこに自分の手を当てた。

 

 

18号「・・・・・」

 

 

クリリン「・・・・18号さん?」

 

 

18号「さ、触るなぁ〜〜!」

 

 

クリリン「グハァ・・・・」

 

 

18号がクリリンの頬を思いきりビンタするとクリリンはその場で気絶してしまった。

 

 

18号「は!だ、大丈夫かい?おい!」

 

 

クリリン「・・・・・・」

 

 

18号「気絶してるみたいだね・・・」

 

 

18号(触られただけでドキドキしてしまった・・・ブルマに言われて急に意識しちまったじゃないか・・)

 

 

18号(それにしても、寝てると意外とかっこいいもんだな・・・)

 

 

18号「ふふ、早く治しなよクリリン・・・」

 

 

18号はクリリンの頭を撫でると優しそうに微笑んでクリリンの顔を見つめていた。

 

 

そして、3日後・・・

 

 

 

 




どうも、ゼロ・リミットです。投稿が遅れてしまい申し訳ありません。ネタを探しに様々なところに行ってました
今回から書き方も変えてみたので何かご感想があれば遠慮なくコメントください。
次の投稿からは最低でも二週間に一回は投稿するのでよろしくお願いします。次回第7話、ぜひご覧ください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話 クリリンの挑戦

クリリンのことが心配になりカメハウスまでお見舞いに来た悟飯。18号はクリリンに対する自分の気持ちを隠して日々を過ごしていく・・・


 そして、3日後・・・

 

クリリンは18号の看病のおかげで全快し、二人は修行を再開することにした。

 

 

クリリン「18号さんのおかげですっかり元気になったよ!ありがとう、18号さん」

 

 

18号「そうかい、元気になったなら良かったよ・・・そういえば、修行はどうするんだい?」

 

 

クリリン「そうか!俺が風邪ひいたから中止したままだった。どうしようかな・・・まだ治りたてだし、無理するわけにもなぁ・・・」

 

 

18号「それならここら辺の海でやればいいだろ。今は同じとこにいるんだから」

 

 

クリリン「それもそうだな・・よし!じゃあ、やりますか18号さん」

 

 

18号「ふふ、いいよ、かかってきな!」

 

 

------------------

 

 

クリリン「はぁはぁ、やっぱり強いな18号さんは」

 

 

18号「あんたがなまってるだけだろ、風邪ひく前だったらもう少し戦えたんだけどね・・」

 

 

クリリン「それでも少しなんですね・・・」

 

 

18号「そりゃそうだろ、あんたと私じゃレベルが違うよ・・」

 

 

クリリン「そうか・・・でもいつか追い越せるように鍛えないと!」

 

 

クリリンが照れくさそうに笑うと18号も優しく微笑んだ。

 

 

18号「そうだね、頑張んな。ま、あんたが私を超えるのは100年後くらいかな」

 

 

クリリン「それは、凄い道のりになりそうだ・・・」

 

 

他愛もない話をしながらカメハウスに帰るとそこには亀仙人が帰ってきていた。

 

 

クリリン「武天老師様!帰ってたんですね」

 

 

亀仙人「おお、クリリンか!お前今までどこ行ってたんじゃ?」

 

 

クリリン「いや、体がなまってたので修行を・・・」

 

 

亀仙人「そうか・・・?後ろに誰かいるようじゃが・・」

 

 

亀仙人が尋ねるとクリリンが答える前に18号が前に出てきた。

 

 

18号「邪魔してるよ、爺さん」

 

 

亀仙人「お、お前さんは18号!なんでこんなところに?!」

 

 

クリリン「話せば長くなるのですが・・・」

 

 

亀仙人「ふむ・・なるほどのう。それならば無粋な真似はできんのう」

 

 

クリリン「武天老師様?」

 

 

亀仙人「よし、ではワシはまた旅に出るとするかの」

 

 

クリリン「なんでまた?」

 

 

亀仙人はクリリンの耳元に小さい声で話した。

 

 

亀仙人「クリリンよ、お前は18号と二人で生活するのじゃ。お前からグイグイ行かんと誰かに取られてしまうぞい」

 

 

クリリン「大きなお世話です!」

 

 

18号「まだ終わらないのかい?なら、私は外に出るけど・・・」

 

 

亀仙人「いや、今ちょうど終わったところじゃ。ではクリリン、行ってくるぞい」

 

 

クリリン「お気をつけて」

 

 

亀仙人はカプセルから水陸両用の車を出すとカメハウスから離れていった。

 

 

18号「あの爺さん、またどっか行ったのかい?」

 

 

クリリン「また旅に出るってさ。今回の旅は長くなりそうだって言ってた」

 

 

18号「そうか、腹減ってないかい?ご飯にしよう」

 

 

クリリン「18号さん、なんか優しくなりましたね」

 

 

18号「バ、バカ言うんじゃないよ!飯抜きにしたっていいんだからな!」

 

 

クリリン「そ、それは勘弁してよ18号さん!」

 

 

クリリンが頼むように言うと18号はしてやったりという笑みを浮かべていた。

 

 

18号「そういえば、気になってたんだがお前は孫悟空と一緒に修行してたんだよな?」

 

 

クリリン「ん?・・あぁ、牛乳配達とか畑作業とかね」

 

 

18号「それは修行と言えるのか?ただの仕事じゃないか・・・」

 

 

クリリン「まあな、でも悟空は俺より強くなったからな。もう追いつけないくらいに・・・」

 

 

18号「何言ってんだい、これから修行して強くなればいいだろ」

 

 

クリリン「いや、もう追いつけないさ・・・あいつはサイヤ人だから・・・」

 

 

18号「なんでそうやって諦めるのさ!」

 

 

クリリン「あ、諦めてるわけじゃない!でも、無理なものは無理なんだ・・・」

 

 

18号「・・・そうかい。なら、こうしようじゃないか」

 

 

クリリン「?」

 

 

18号「もし、あんたが私との組手で勝てたらデートに行ってやるよ。期限はこれから1週間後、それまでに倒せなかったらあんたの負けだ」

 

 

クリリン「ちょ、ちょっと待ってよ。俺が18号さんと組手?!勝てるわけないよ・・・」

 

 

18号「嫌ならいいんだよ・・・あんたが私とデートしたくないって言うならね」

 

 

クリリン「!?・・・やる!やるよ18号さん!」

 

 

18号「そうかい、少しは根性出したか・・・頑張んな」

 

 

18号はからかうように笑うとクリリンの頬にキスをした。

 

 

クリリン「え・・・じゅ、18号さん!?」

 

 

クリリンが照れながら戸惑っていると18号は何も言わずに外に出ていった。

 

 

クリリン(どうしよう!?キスされちゃった!でも修行を頑張って組手に勝てたら18号さんとデート・・・)

 

 

クリリン(絶対に強くならないと!18号さんとデートに行くんだ!)

 

 

その頃、カメハウスを出た18号は気分転換に空を飛んでいた。

 

 

18号「何だってんだい?・・・今までキスしたってこんなにドキドキすることなかったのに・・・」

 

 

18号「それに、組手で勝ったらデートって・・・勢いに任せて言っちゃったけど何てことを言ってしまったんだ・・」

 

 

18号「でも、あんなに落ち込んでるあいつなんて初めて見たよ・・・」

 

 

18号「あいつの面倒は私が見ないと駄目になりそうだね・・・」

 

 

18号は空を飛び回って気分転換するとカメハウスに戻った。

 

 

クリリン「じゅ、18号さん!」

 

 

18号が家に帰るとクリリンが寄ってきて大きな声で話しかけてきた。

 

 

18号「!・・どうしたんだい?」

 

 

クリリン「あ、あの・・・デートの話って本当に?」

 

 

18号「しつこいなぁ、行ってやるって言ってんだろ!」

 

 

クリリン「そ、そうだよね・・・分かった。頑張るよ!」

 

 

18号「そうそう、その意気だよ。今日はもう夕方だから明日から組手するからね」

 

 

クリリン「わかったよ、18号さん」

 

 

こうしてクリリンのデートを懸けた挑戦が始まった。クリリンは18号との組手に勝ちデートに行くことは出来るのだろうか?

 

 




皆さんご機嫌いかがでしょうか?ゼロ・リミットです。
第7話いかがでしたか?投稿を再開してから二本目の投稿ですが感覚を取り戻しつつあります。
次回からは恋の物語が少しずつ動き出します。
第8話ぜひご覧ください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話 18号の悩み

風邪が回復し、久しぶりの修行に行くことになったクリリンと18号。
18号の提案により、クリリンが勝利すると18号とデートに行けることに!
クリリンは見事18号に勝利し、デートに行くことは出来るのだろうか?
そして、18号は悩み思いがけない相手に相談することに・・・


その日の夜、クリリンが寝たところを見計らい18号は砂浜に出ていた。

 

 

18号「はぁ・・・なんでこんな感情抱いちまったのかね?」

 

 

18号はため息をつくと空を見上げた。

 

 

18号「それに、組手で勝てたらデートするとも言ったし・・・」

 

 

18号「・・・!誰だい?」

 

 

18号が気配を感じて振り返るとそこに居たのはウミガメだった。

 

 

ウミガメ「何かお困りですか?」

 

 

18号「あんた、喋れるのかい?」

 

 

ウミガメ「ええ、一応・・・それで何故ため息などついておられるのですか?」

 

 

18号「あんたには関係ないだろ・・・どっか行きな」

 

 

ウミガメ「まぁまぁ、話してみれば楽になることもあるかもしれませんよ?」

 

 

18号「・・・・・あんたは恋ってことをしたことがあるかい?」

 

 

ウミガメ「恋?ですか・・・・」

 

 

18号「ある訳ないよね、亀のあんたが・・・」

 

 

ウミガメ「ありますよ?」

 

 

18号「は?」

 

 

ウミガメ「一度だけ、長い間生きてきて一度だけならあります・・・」

 

 

18号「それでその恋は実ったのかい?」

 

 

ウミガメ「いいえ、そのカメは人間に殺されました・・・」

 

 

18号「殺された?何のために・・・」

 

 

ウミガメ「人間はカメの甲羅を取ろうとしていたのです。カメは高く売れるらしく、たくさんの人間がやって来ました」

 

 

ウミガメ「わたしは二人で逃げようとしましたが、海で人間の設置した罠で捕まり連れていかれました」

 

 

18号「・・・・・・」

 

 

ウミガメ「それから、四十年間・・・そのカメの姿は見ていません」

 

 

18号「あんたはその時どう思ったんだい?」

 

 

ウミガメ「どう、とは?」

 

 

18号「好きだった相手が殺されたんだろ?憎しみとかそういうものはなかったのかい?」

 

 

ウミガメ「人間に対して憎しみなどは湧きませんでした。私は人間とはこういうものなのだと知っていましたから・・・」

 

 

ウミガメ「でも、自分に対する怒りと後悔は感じました」

 

 

ウミガメ「あの時助けられる力があれば、あの時私が変わりになっていれば、と・・・」

 

 

18号「それは仕方の無いことじゃないか・・・」

 

 

ウミガメ「私もそれは知っています。しかし、考えてしまうんです・・・」

 

 

ウミガメ「あれは本当に助けられなかったのか?と・・・」

 

 

18号「・・・・・・・」

 

 

ウミガメ「クリリンさんはいい人です。誰にでも優しく接してくれます。もちろん、私にも・・・」

 

 

ウミガメ「あなたには私のような思いはしてもらいたくありません・・・」

 

 

ウミガメ「今そこに、チャンスがあるじゃないですか・・・」

 

 

ウミガメ「やらないで後悔するよりは、やって後悔した方がいいとは思いませんか?」

 

 

18号「!・・・・」

 

 

ウミガメ「長々とすいません、それでは良い夢を・・・」

 

 

ウミガメはそう言うと18号といたところから離れていった。

 

 

18号「やらないで後悔するより、やって後悔・・・か」

 

 

18号はウミガメに言われてたことを考えながら眠りについた。

 

 

翌日、クリリンが目を覚ますと横から寝息が聞こえてきた。

 

 

クリリン「ん?・・・・うわっ!」

 

 

クリリンが横を見ると18号がすぐ横に眠っていた。

 

 

18号「ん、んーーーー」

 

 

クリリン「じゅ、18号さん?なんで俺の横で寝てるんですか?」

 

 

18号「ん、クリリンか・・・おはよう」

 

 

18号は寝ぼけているのか、いつものきつい眼差しが柔らかくなり優しい目になっていた。

 

 

18号「・・・・・・」

 

 

18号は起きると黙ってクリリンの顔を見つめていた。18号の視線に気づくとクリリンは首を傾げた。

 

 

クリリン「18号さん?なんで俺の顔を見つめてるんですか?もしかして何かついてます?」

 

 

クリリンが照れながら尋ねると18号は微笑みながら答えた。

 

 

18号「いや、クリリンがかっこいいなぁって・・・」

 

 

18号が答えると完全に顔を赤くしてクリリンは照れてしまった。

 

 

クリリン「お、俺・・・着替えてきます!」

 

 

クリリンが急いで服をクローゼットから出すと寝室から出ていった。

 

 

18号「なんて逃げるんだ・・・い・・・!!」

 

 

完全に目が覚めると自分の言ったことを確認し始めた。

 

 

少しすると18号の頭から煙が出てきたという・・・

 

 

クリリンはリビングに逃げるとソファーに座り込み、自分の胸に手を当てた。

 

 

クリリン「まさか18号さんがあんなこと言うなんて・・・それに寝起きだからか目や表情が優しくなってた」

 

 

クリリン「それに俺のこと、か、かっこいいって・・・」

 

 

クリリンは18号に言われたことを忘れまいと何度も脳内リピートしていた。

 

 

クリリンが着替え終わりソファーでくつろいでいると、18号が寝室から出てきた。

 

 

クリリン「お、おはよう18号さん」

 

 

18号「あ、あぁ」

 

 

クリリンと18号は今朝のことが忘れられないのか、まともに顔を合わせることも出来ず気まずい雰囲気になっていた。

 

 

クリリン「き、今日から組手やるんだよね?」

 

 

18号「そうさ、怪我しないように気をつけなよ・・・」

 

 

こうしてぎこちない会話を続けていたが、クリリンは覚悟を決めて18号に話しかけた。

 

 

クリリン「18号さん・・・」

 

 

18号「ん?なんだい?」

 

 

クリリン「俺やっぱり、18号さんのことが好きです」

 

 

18号「!!」

 

 

クリリン「俺の気持ちはずっと変わりません。俺はこの気持ちが18号さんに届くまで言い続けますよ!」

 

 

そう言うとクリリンは右手でグッドポーズを18号にしてみせた。

 

 

18号はクリリンの行動に驚いたがニヤッと笑うといつもの調子で話した。

 

 

18号「全く、そんなのはた迷惑な話だね・・・でも、嫌いじゃないよ」

 

 

18号(本当に・・・ここぞという時に限って男らしいんだから・・・気まずい空気をいつもの調子に戻そうとするんだから)

 

 

18号「さあ、修行を始めるよ!私から1本取ってみな!」

 

 

クリリン「いくよ!18号さん!」

 

 

こうして18号とクリリンのデートをかけた組手が始まった。

これから先、どうなることやら・・・・・




皆さんご機嫌よう、ゼロ・リミットです。
第8話の投稿が遅れてしまい申し訳ありません。ちょっとした休みに入り休息を取っていました。
第8話いかがだったでしょうか?
最近では物語のアイデアが湧き出てくるので執筆には困らないと思います。
次回、第9話是非お楽しみに・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第9話 クリリンの作戦

クリリンに対する感情は日に日に増えていく18号。どうすれ良いのか迷っているとそこに現れたのはウミガメだった。

ウミガメの話を聞き、自分はこれからどうするのかを決めた18号

一方、18号の様子がおかしいことに気付いたクリリンは18号に改めて好きだということを伝える。

それを聞いた18号は照れながら、自分の答えを探す・・・


18号「ほらほら、どうしたクリリン?そんなんじゃ一本取れないよ!」

 

 

クリリン「わかってます。いきますよ!」

 

 

30分後・・・

 

 

クリリン「はぁはぁ・・・」

 

 

18号「これくらいでダウンなんて情けない・・・そんなんじゃ一本取れないよ」

 

 

クリリン「わかってます。でも、思ったより体が動かないんですよ・・」

 

 

18号「ふーん・・・じゃあ、こうするか」

 

 

クリリン「・・・・?」

 

 

18号「これから当分修業は禁止だ」

 

 

クリリン「え、えぇーーーーーー?!」

 

 

18号「勘違いするんじゃないよ、アンタ一人で練習しろって言ってるんだ」

 

 

クリリン「それってどういう?」

 

 

18号「あたしとアンタじゃ実力の差が違いすぎるからね、あたしはアンタが修業している間は自由に過ごすから頑張って差を縮めなよ?」

 

 

 

クリリン「いや、そんな急に言われても・・・」

 

 

18号(なんだい・・・デートできるチャンスがあるっていうのに最初から諦めてるみたいじゃないか)

 

 

クリリンが落ち込んだ様子でうなだれていると、18号はクリリンに近づくと頬にキスをした。

 

 

クリリン「じゅ、18号さん!?」

 

 

18号「キスしてやったんだ、頑張ればお前の言うことを聞いてやるんだろ?」

 

 

クリリン「・・・うん!俺、頑張るよ!」

 

 

18号(すごいドキドキした・・・今までこんなこと無かったのに・・あたしも大分ちょろくなったみたいだね)

 

 

翌朝、クリリンはカメハウスを出てデンデのいる神殿に向かった。

 

 

神の神殿

 

 

クリリン「デンデ!久しぶりだな」

 

 

デンデ「クリリンさん、お久しぶりです。今日はどうしたんですか?」

 

 

クリリン「あぁ、最近身体が鈍ってきたからミスター・ポポに修業をつけてもらおうと思ってさ」

 

 

デンデ「なるほど、ミスター・ポポは神殿の奥にいます。直接言えば相手をしてくれるでしょう」

 

 

クリリン「ありがとう、デンデ」

 

 

神殿・奥

 

 

クリリン「ミスター・ポポ~、どこにいるんですか?」

 

 

ミスター・ポポ「ここにいる」

 

 

クリリン「ミスター・ポポ!」

 

 

ミスター・ポポ「神様から聞いた、クリリンが鈍ってるから鍛えてほしいって」

 

 

クリリン「はい!お願いしてもいいかな?」

 

 

ミスター・ポポ「問題ない、それでは早速修業に入る」

 

 

クリリン「い、今から?」

 

 

ミスター・ポポ「何かまずいことでもあるのか?」

 

 

クリリン「いや、そういうわけじゃないんだけど・・・」

 

 

ミスター・ポポ「それなら大丈夫、ついてこい」

 

 

ミスター・ポポに連れられ神殿の奥に行くとサイヤ人が襲来した時に使った修行の場があった。

 

 

クリリン「ミスター・ポポ、ここって・・・」

 

 

ミスター・ポポ「そう、クリリン達ここで修行した。昔の感覚を取り戻してもらう」

 

 

クリリン「はい!お願いします」

 

 

こうしてミスター・ポポとの修業が始まった。身体がなまっていたせいか修業を始めたころはすぐにダウンしてしまったが、重ねていくにつれて昔の勘が戻り昔以上の力を手に入れつつあった。

 

 

そして、一か月後・・・

 

 

ミスター・ポポ「クリリン、大分強さを取り戻した」

 

 

クリリン「ミスター・ポポのおかげさ、ありがとう」

 

 

ミスター・ポポ「クリリン、頑張った。このまま修行続けること・・・分かったか?」

 

 

クリリン「分かった、じゃあ行くよ」

 

 

クリリンはデンデとミスター・ポポに挨拶をすると、カメハウスに向けて飛んで行った。

 

 

ーーーーーカメハウス

 

 

クリリン「ただいま~」

 

 

18号「ん、帰ってきたのかい。あと半年ぐらい帰ってこなくてもよかったのに・・・」

 

 

クリリン「18号さん、ひどいよ・・・」

 

 

18号「まぁ、どれだけ強くなったのか明日にでも見せてもらうからね」

 

 

クリリン「もちろん!18号さんに勝ってみせるから」

 

 

18号「ふふ、期待しておくよ」

 

 

翌朝いつもの修行場に行くと二人の組手が始まった。

 

 

18号「なかなかやるじゃないか、一か月前とは違うみたいだね」

 

 

クリリン「もちろん、今日こそは一本取って見せますよ」

 

 

18号「さぁ、それを取らせるほど私は甘くないからね!」

 

 

言葉を終えると18号はスピードを上げて一気に間合いに踏み込んだ

 

 

クリリン「いまだ!太陽拳!!!」

 

 

18号が間合いに入ってきたタイミングを見計らって太陽拳を使った。

 

 

18号「こ、これは・・・眩しい!ックソ!」

 

 

18号は目の前で食らったため悔しがっていたが、もう遅い。18号の腕をつかむと思い切り振りまわして海にたたき落とした。

 

 

しかし、18号は海に落とされないようにギリギリで耐えた。そして目が慣れてきてちゃんと目を見開くとクリリンの拳が顔の前で止まっていた。

 

 

クリリン「これで俺の勝ちですね、18号さん!」

 

 

18号「・・・・甘いね」

 

 

18号は目の前に止められていたクリリンの拳をつかむとそのまま海に突き落とした。

 

 

クリリン「なにするんですか?!」

 

 

18号「一本取る約束だっただろ?ちゃんととどめまで刺しな」

 

 

クリリン「そ、それはないですよー・・・」

 

 

18号「それはあんたが悪いんだろ?」

 

 

クリリン「で、でも・・・・」

 

 

18号「あーーーもう!分かったよ、デートには行ってやるから」

 

 

クリリン「ほんとに?!」

 

 

18号「ああ、それでいいよ」

 

 

クリリン「やったーーーーーー」

 

 

18号「ったく、喜びすぎだよホントに・・・」

 

 

遂に18号から一本を取ることができたクリリン。18号のツンデレによってデートに行くことが決まった。クリリンは初めてのデートを成功させることができるのか?




どうも皆さん、ゼロ・リミットです。第9話いかがでしたか?
待ってくださった皆さんありがとうございます。
第10話是非ご覧ください


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。