ジョジョの奇妙なGrand Order 〜ダイヤモンドは砕けない〜 (黄昏ロック)
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プロローグ

fgoの水着イベでジョジョネタを見て突発的に書いてしまいました!今回はプロローグです!駄文ですがどうぞ楽しんでください!


ーーーこれはとある夏。未来を救う事になるある1人の男のーー。数奇な運命を巡るーー。奇妙な冒険譚である。

 

 

「12円ンんあああ〜〜〜〜〜〜んああああああ〜〜〜〜〜ッ!意思が弱かった!2度とこんな惨めな気分は味わいたくなかったのにィ〜〜!」

 

夏も盛りの日。杜王町に叫びが響いた。その叫びの真ん中に彼がいた。その男は今時時代錯誤と疑いたくなるような髪型をしていた。彼の名前は東方仗助。高校二年生である。

 

「そうだッ!じじい(・・・)のせいだ!じじいからくすねた財布にべらぼうな額が入っていたからだ!お陰でいくら使っても大丈夫と思っちまったんだ〜!」

 

「仗助よォ〜。そいつはいくらなんでもジョースターさんのせいじゃあないだろぉよ〜。」

 

彼の言葉に対して柄の悪そう男がそれに答えた。彼は虹村億泰と言った。

 

「それはよォー。分かってるぜ億泰。でもそう思わなくちゃやってらんなくてよ〜。露伴から騙し取るのはこりごりだしよぉー。いよいよ俺もバイトしなくっちゃあなぁ〜。」

 

「そいつは良いぜ!仗助!バイトすりゃあ少しは金銭感覚も戻るって奴だぜ〜!」

 

億泰は朗らかに答えた。時は2000年の8月。去年の夏に彼らが直面した殺人鬼の一件ももう既に一年が経とうとしていた。殺人鬼につけられた杜王町の傷は徐々に癒えてきた所だ。

 

「しかしよ、仗助。いきなりバイトとは驚いたぜ!」

 

「あぁ、実はよー。中々良さげなバイトって奴を見つけたんだよ。確かに期間はくっちまうが確実に大金が手に入りそうなんだよ。」

 

「ほぉ、そいつはスゲェな!何の仕事だよ!」

 

「そこよ!肝はよぉ〜。そこなんだよ!億泰!」

 

億泰の疑問に対して仗助は声を張り上げて答えた。その見た目にそぐわず朗らかな声色は初見の人は大変に驚くものだ。お陰で女の子にも良くモテている。一方の億泰は真逆で不良然とした顔と重低音は彼の意に反して女の子に離れられてしまう。

 

「俺もバイト内容は信じられないんだがよ。何でも''48人目のマスター募集中!”なる文が書かれてるんだよなぁ〜。」

 

仗助がそれを話すと億泰は完全にツボにはまったのだろう。億泰は声を荒げて笑い立てた。無理もない話だ。マスターなどという聞き慣れないワードは勿論、それで高給だと言うのだから怪しさは満点である。47人は集まってんのかよ!という億泰のツッコミ混じりの笑い声は止まる事はなく仗助が笑い終わる前に先に話を再開した。

 

「確かに怪しさはプンプンするがよぉ〜。この文句のお陰で俺以外受ける奴はいねぇと思うし、万一何があっても俺には”クレイジー・ダイヤモンド”がいるからよ。」

クレイジー・ダイヤモンド…。それはそばに現れ立つ所からスタンドと名付けられるものだ。このスタンドを操るものは様々な事をする事が出来る。このクレイジー・ダイヤモンドは物を治すの能力を持ち尚且つ破壊力の高い二面性を持つスタンドである。これは彼の精神を反映してるから二面性を持つスタンドになったかもしれない。

 

「と、とにかくよぉ〜。俺はパスさせて貰うぜ!この夏はトニオさんに料理を学ぶからよぉ〜。」

 

「な、テメェー億泰!トニオん所のバイトとか良いバイトじゃねぇか!何で俺を誘わねぇんだ!」

 

「そもそもバイトじゃなくて俺が教えてもらうだけで金は貰わねぇよ!それに仗助は料理なんぞ出来ねぇだろ!」

 

「良いぜ億泰!俺はこの48人目?のマスターになってテメェーを見返してやっからよ〜!」

 

「ぶっ、やめろ仗助!吹き出しそうになっただろう!とにかく頑張れよマスターさん。ぶっうう!じゃあな!仗助!」

 

そうやって歩いてる内に既に家に着いてるようだった。億泰は仗助に別れを告げて家に入った。

 

 

「結局俺1人か…。億泰の野郎笑いやがって〜。康一の野郎はUSZに行くらしいしよ〜。露伴のクソ野郎め…。」

 

1人になり家ではなく駅に向かいながら独り言を言う仗助であるが、もう1人の親友、広瀬康一は先日USZのアトラクションになった”ピンクダークの少年”を見に行く予定を立てていた。高校生の彼が東北から大阪に行くのは無理があるかもしれないがそれは彼の人徳。このピンクダークの少年の作者岸辺露伴とは(一方的ではあるが)親友なのである。なんでも露伴が直接リアリティを追求出来てるか見に行くつもりらしい。それに露伴も招待したという所であろう。ちなみに分かるだろうが仗助と露伴は特に仲が悪い。

 

「確かあのポスターは杜王駅の方に…。おっ、あった!」

 

そうこうしてる内に杜王駅に到着した。杜王駅は夏という事もあるのか観光客やらなんやらで溢れていた。そんな人混みを掻き分け遂にその柱に到達した。

 

「グレート!まじに誰も目に暮れてやがらねぇ…。こんな変なのを見てるやつは居そうなもんだがよぉ。」

 

「ん?仗助じゃあないか。」

 

「裕也じゃあねぇか!いつもの連れはどうした?」

 

「今日は俺の野暮用で隣町に行ってたからよぉ。あいつらは杜王町でツーリング中だろ。今から待ち合わせなんだ。」

 

そこに現れた男は噴上裕也。かつて仗助達と敵対する男だったがある時仗助の”黄金の精神”に打たれ、仗助達と共に戦った仲間でもある。

 

「裕也!おめぇーも一緒にこのバイトやんないか?胡散臭いのは分かるが高給だしやってみる価値はあんじゃねぇか?」

 

「…?は?仗助お前何言ってんだ?」

 

「え?何って…。このポスターに決まってるだろ!」

 

「そこにポスターなんか…貼ってないぞ(・・・・・・)?」

 

「何…だと?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

そう。見えていなかった。こんなポスターなど怪しい以前の問題だったーーーーーーー。これを見えていたのはーーーー。

 

「俺だけしか見えていないッ!まさか…!このポスターッ!俺はスタンド攻撃を受けているのかッ!」

 

次の瞬間だった。正に一瞬だった。かつて時を止める能力を持つ男がいたと言うが…。次の瞬間東方仗助は消えていた(・・・・・・・・・・)

 

 

これが始まりだった。東方仗助が巡る旅の始まりだ。彼がーーーー。彼こそ。死と断絶の物語をーー。愛と希望の物語に変える…。

 

 




見て頂きありがとうございました!…はい!すみません!他の連載ほっぽいていきなり書いてしまいまして。そちらも書くのでよろしくお願いします!次からやってカルデアinします!どうぞ次回もよろしくお願いします!高評価、お気に入り、そして、感想!よろしくお願いします!


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カルデアにて

はい!何とか書けました!今回はカルデアて話すメインです!駄文ですがどうぞ!


ーーー塩基配列 ヒトゲノムと確認。

ーーー霊基属性 善性・中立…否…混沌。

 

ようこそ、人類の未来を語る資料館へ。

ここは人理継続保障機関 カルデア。

 

指紋認証 声帯認証 遺伝子認証 クリア。

魔術回路の測定……完了しました。

 

登録名と一致します。

貴方を霊長類の一員である事を認めます。

 

はじめまして。

貴方は本日 最後の来館者です。

 

どうぞ善き時間をお過ごしください。

 

 

ーーーフォウ……?キュウ……キュウ?フォウ?フー、フォーウ!

何かの鳴き声が聞こえる。…確か俺は…。スタンド攻撃にあって…。ん…何か舐められてるのかーーー?頭がくすぐったい…。って…。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉ!テメェー!今年一番に決めた俺の髪型がぁ〜!」

 

「…………!先輩⁉︎いきなりどうしました?」

 

自慢の髪型をぐちゃぐちゃにされ焦る仗助だったが、次の瞬間。再び冷静にならざるを得なかった。突然目の前に現れたのはとても白い肌をしていた少女を見たからだ。ここで仗助が思い至る事は一つだった。仗助はスタンドを使い少女から距離を取り少女に叫んだ。

 

「テメェー!”スタンド使い”か?ここは一体何処だ?こいつもスタンドの仕業か!」

 

「すた…んど?一体何ですかそれは?それより何故いきなり緊急回避を?」

 

見えていない様であった。スタンドを前に出し今にも臨戦態勢に入っている”クレイジー・ダイヤモンド”が見えてない様であった。仗助にはこの少女の目に嘘をついてる風には見えなかった。しかし、油断はならない。(かつ)て墓場を霧の能力で町に仕立て上げたというスタンド使いがいた事を知っていた。

 

「ドラぁ!」

 

「………………?」

 

試しにスタンドで少女の顔に攻撃を加える振りをして顔の前で止めた。しかし、彼女に動揺はなかった。それどころか何かあるんですか?という風に言って見せた。

 

「…。何でもねぇ…。ところでよぉ〜。お前何モンだ?俺の事を先輩先輩呼ぶけどよぉ〜。俺はお前の名前も知らないんだぜ?」

 

「それは難しい質問ですね…。名乗る程の物じゃないと言っておきましょうか。」

 

「答えになってねぇじゃあねぇか…。ってうぉ!野郎!まだ俺の髪に乗ってやがったのか!」

 

仗助の質問に対して謎の答えを返す少女に業を煮やしているとさっきまで緊張状態にいたためか。髪の上に乗ってる生物に気付けなかった。仗助は必死に振り払った。

 

「失念してました…。あなたの紹介がまだでしたね、フォウさん。こちらのリスっぽい方はフォウ。カルデアを自由に散歩する特権生物です。」

 

「そいつの自己紹介が出来て自分の名前はなんで名乗れねぇんだよ…。」

 

「す、すみません。あ、またフォウさんが何処かに行ってしまいました。」

 

”フォウ”と呼ばれる生物は仗助の髪をひとしきり漁った後また何処かへ行ってしまった。

 

 

「カルデア?聞いた事もねぇぞ…。」

 

あの後仗助は少女…結局マシュと名乗った彼女にひとしきり説明を受けた。ここがカルデアという施設と言われたが皆目検討がつかなかった。それもその筈だ。マシュはその後人理継続保障機関だの何だの言ったものだから更にごっちゃになった。てっきりマジにキチってる女とも思ったがやはりその目は真実を物語っている様だった。髪を整えながらこれからどうするか考えてたその時だった。

 

「あぁ、そこにいたのかマシュ。駄目だぞ断りもなしで移動するのは良くないと…。おっと先客がいたんだな。君hドラァ!』グハぁ!」

 

謎の男が来た瞬間取り敢えずクレイジー・ダイヤモンドで殴った。仗助の直感が怪しいと思ったからだ。もし、スタンド使いに無いにしろ何か知ってそうなので聞き出す事にしたのだ。

 

「レフ教授⁉︎どうしましたか⁉︎」

 

「マシュ。俺はちょいと手品が使えるんだよ。」

 

仗助はすっと”レフ教授”と呼ばれる男に近づいた。血を吐いてとても苦しそうな男に小声で尋ねた。

 

「テメェー。何か知ってるのか?知ってんなら”治してやる”。」

 

それを聞いたレフはピクピクしながら頷いて見せた。それを見た仗助は自らの”クレイジー・ダイヤモンド”で優しくふれた。”クレイジー・ダイヤモンド”が近づいてもレフは怪しい挙動を見せないので恐らくレフも見えてない様だ。…まぁ。痛みでブルブル震えているが…。

 

 

「やれやれ…。何故だが分からないが酷い目にあった…。君。ありがとう。私はレフ・ライノール。ここで働かせて貰ってる技師だ。君名前は何というんだい?」

 

「…東方仗助っス。それより俺はなんで此処にいる?まず、此処はなんだ?」

 

「東方くんか…。まぁ、焦るのも仕方が無い。君は数合わせの一般人枠だったね。魔術的な事やカルデアの事はわからないか。しかし、君はチラシ(・・・)を見たんだろ?」

 

「あぁ。確かに見た。それがどうしたんだ?」

 

「やはりね。君は良く見なかったね?あれには特殊な魔術がかかっててね。一般人の中でも優秀な適正(・・)を持っている人に見える。あのチラシには「これが見える人でカルデアに行きたい人は再度このチラシを見て下さい」と書いてあった筈だ。」

 

仗助はぼんやりと思い返す。確かに良く思い出してみると書いてあった事を思い出した。しかし、あの時はふざけた文面と高給に目を取られてしまっていた。「見る」のではなく「観る」。とは良く言った物だと頭を抱えた。

 

「…グレート。マジにやばいぜ…。ちゃんと見りゃあ良かった…。だがよぉ〜?何故見た瞬間俺はここに来ていたんだ?」

 

「それは二回見たと認識すればカルデアまでワープする様になっているんだ。」

 

「そういえば先輩はここの廊下で熟睡してましたが?」

 

「熟睡…していた?東方くんが、ここで?成る程このカルデアにワープする最中入館の手続きで霊子ダイブした所為だね。あれは慣れてないと脳に来る。」

 

「あのよぉ〜。さっきからあんたらは何を言ってるんだ?俺にはさっぱり分からないぜ。」

 

次から次へとワープだの霊子ダイブだの仗助にはさっぱり頭に入れる事は出来なかった。まぁ、ワープはスタンド使いを利用してるのかもしれないが…。こんな大掛かりな事を出来るのはSPW財団くらいの物だと思うが…。

 

「それはすまないね。魔術というのは秘匿されてるものだから今は分からなくてもいい。何れ説明をするさ。まぁ、君が見た通り今回の一件が片付いたら給料は出るからね。後君には聞きたい事があるが…。そろそろ所長の説明会が始まる。君も急いで出席しないと。」

 

「まぁ、金貰えるんなら良いけどよ…。所長ってバイトリーダーか?」

 

「いや、違うよ。まぁ、君が知ってようが知らなくても今回の仕事に問題はないし。大丈夫か。まぁ、所長は一番トップと思っていて構わない。ただ、ちょっとした事で目を付けられるのも良くない。今後、君が平穏な職場を望むなら急ぎたまえ。」

 

「そんなにその所長って奴は面倒くさいのか?」

 

「ま、面倒くさいというか所長は些細なミスも許さないタイプだからね、ここで遅刻でもしたら目を付けられるぞ。5分後に中央管制室で始まる。この道をまっすぐ行けばいい。マシュ、道中で少しだけ説明してあげなさい。」

 

「はい。分かりました。」

 

「さて、私はもう行くが何か質問でもあるかい?」

 

「まぁ、ある意味では質問だらけだけどよぉ〜。取り敢えずは何もないぜ。」

 

「それなら良かった。ではしっかり来る様にね。」

 

レフ・ライノールはそういい、その場を離れた。彼らと離れ思ったふと彼は呟いた。

 

「あの男の能力…。魔術ではない…?…どちらにせよ確実にやれば問題はない…。」

 

 

仗助はマシュに簡単に今回の事について簡単に聞いた。魔術の事、レイシフトとやらの適正を集めたマスター達。そして自分がその1人だという事。何故自分の事を先輩と呼ぶのか。それらを聞きやはりまた頭を一層抱える事になった。そうこうしてる内に中央管制室に到達した。

 

「ここが中央管制室です。先輩の番号は…一桁台、最前列ですね。一番前の空いてるところにどうぞ。」

 

「ありがとよ。マシュ。…しかし、でっけぇ地球儀だな…。USZか?」

 

目の前にある巨大な物体に呆気を取られつつも空いてる席に何とか座った。

 

「時間通りとは行きませんがでしたが、全員揃ったようですね。」

 

どうやら少し時間が過ぎた様であった。ちょうど最前列の仗助だとかなり近くこれまた凛とした少女が第一声を放った。しかし、この時仗助は別の事を考えていた。そう。眠かったのだ。さっき仗助は寝起きですぐに戦闘体制に入り、その後も新しい情報の連続でとても睡魔に襲われていたのだ。しかも、この手の校長先生さながらのお言葉は仗助には更に睡魔を増長させてしまった。

 

「特務ーーーーこそ。私はーーオルガーーマリー。あなた達は各国からーーーあるいはーー稀有なーー。いい加減にしなさい!」

 

その瞬間所長の平手打ちが仗助の頬にジャストミートした。その衝撃で仗助は完全に目を覚ました。

 

「あ、寝てたか…。すんませんス。さっきまで寝てたもので。」

 

仗助はオルガマリー所長に深々と頭を下げた。

 

「遅刻しただけではなく私の話をしている最中に寝るとは…。全く!あなたみたいなものがマスター候補だなんて…。第一!そのふざけた髪は何!この私にそんな下品な髪型で臨む自体間違ってるわ!」

 

ーーーオルガマリー所長は踏んでしまった。彼の絶対領域…。或いは彼の在り方…。東方仗助唯一のーーー地雷(・・・)にーー。

 

プッツーン

 

「おい…。テメェー…。今…。俺のこの()の事なんつった!」

 




今回はいつもより長くなりました…。しかし、こんな駄文に1700UAなどありがとうございます!これからも頑張っていくので、高評価、お気に入り、そして感想!どんどんよろしくお願いします!


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カルデアにて その2

お待たせしました!最近康一君と誕生日が一緒とわかってとても嬉しかったです!という訳で今回も長めですが、良かったら駄文にお付き合い下さい!


「おい…。テメェー…。今…。俺のこの()の事なんつった!」

 

ーーー彼の髪型。それは彼の生き様そのものであり…。信じるものすべてだという。かつてその髪型についてある男はこう評した。彼にとってそれは原理であり言葉、そして法律であり、倫理観と…。つまり、これを侮辱されると仗助は…。

 

ーーープッツンする。

 

「…………!」

 

オルガマリーは身震いをした。それは凄まじい殺気だったからだ。今まで向けられた事のない剥き出しの殺気。しかし、オルガマリー所長は結局の所負けず嫌い(・・・・・)だった。

 

「…何度でも行ってあげるわ。その汚らしい髪型でこの私の前に出る事がおこがましいのよ!」

 

「ドラァ!」

 

そういった瞬間所長は何かを感じ咄嗟に身体を強化して回避を行った。するとついさっきまで自らが立っていた所の地面が…破壊されていた。所長が考える暇もーー動く暇も無かった。

 

「誰であろうとこの髪型(・・)をけなす奴は許さねぇ…!」

 

「…くっ、しまった!」

 

「ドラララララララララララァ!」

 

 

「大丈夫ですか?先輩?」

 

その声で仗助は目覚めた。仗助はさっきまで自分が中央管制室にいた筈だ…。確かその後は…。

 

「マシュ…。俺はクビか?」

 

仗助はあの女…。所長に自分の髪型を貶されて我を忘れて激怒した…。という所まで覚えていた。しかし、その後が思い出せなかった。ただ、ここに居る以上追い出されたのは確実だ。きっとクビにでもなったのだろう。

 

「いや、クビではありません。あの時先輩が所長に攻撃しようとした所でレフ教授が魔術で先輩にヘッドショット…つまり後ろから気絶させました。その後レフ教授が所長を説得してクビにはなりませんでした。」

 

仗助はクビにはならなかった。不意打ちをくらった仗助は気絶した。その後今すぐカルデアの外に放り出そうとした所長を止めレフが諭したらしい。

 

『オルガ。確かに寝ていた彼も悪いが更に煽った君も悪い。人には触れて欲しくない物の一つや二つあるだろう。』

 

「レフ…だったか?ありがとうって伝えといてくれ。」

 

仗助の中ではあの女にはイライラしているが、これからの高校生活をエンジョイする為と我慢する事に決めた。

 

「はい。でも代わりに先輩はファーストオーダーからは外れてしまいました。なのでセカンドオーダーからですね。それと…先輩。何で所長にあそこまで怒っていたのですか?その…髪型を貶されてましたが。」

 

「…この髪型にちょいとした思い出があってな…。今度時間があったら話してやるよ。」

 

「それは嬉しいです。それで先輩の個室に案内してたんですが…。たった今着きました。」

 

どうやらもう個室に着いた様であった。個室何かあったのか…と驚嘆させられた。そこで、一つマシュに聞いた。

 

「マシュ?お前の個室は?」

 

「いや、私は先程も言ったファーストオーダーのAチームですのですぐ戻らなくては。」

 

仗助はそれを聞いてあの女と一悶着あって良かったな…。と思った。いきなり仕事はゴメンだしまずは先にやったマシュとかに聞いた方がこのバイトについても分かっていくだろう。

 

「…ってうぉ!またこのリス野郎が俺の頭に乗ってやがるッ!」

 

「フォウさんが先輩を見てくれる様です。これなら安心です。それでは、私はこれでまたお会いしましょう。」

 

そう言うと名残惜しそうにしかし足早にその場を去って行った。

 

 

「はーい、入ってまーーーーって、うぇええええええ⁉︎誰だ君は⁉︎ここは空き部屋だぞ、ボクのさぼり場だぞ⁉︎誰のことわりがあって入ってくるんだい⁉︎」

 

案内された個室の中を見るとそこには明らかに人がいた。その男はその部屋のベッドでお菓子をたべながら驚嘆の顔でこちらを見つめていた。…いやもう既に驚嘆しているか…。

 

「…確かにここって案内されたスけど…。マシュが間違えたのか?」

 

そこにいる男の余りののびのびっぷりを見てる限り自分の部屋とはまるで思う事が出来なかったが、その考えをその男は即座に否定した。

 

「案内された?ここに?あー…そっか、ついに最後の子が来ちゃったかぁ…。いやぁ、はじめまして東方君。予期せぬ出会いだったけど、改めて自己紹介をしよう。僕は医療部門のトップ、ロマニ・アーキマン。みんなからはDr.ロマンと呼ばれてるから君も気楽に呼んでくれ。」

 

その男は唖然としている仗助を他所に淡々と自己紹介を済ました。仗助もそれに応えて挨拶する。

 

「じゃあ、ロマンって呼び捨てでも良いのか?一々ロマニとか言いにくいしDr.ってのも堅苦しいしな。」

 

「あぁ、別に構わないよ。」

 

「じゃあ、よろしく頼むぜ。ロマン。」

 

「うん。今後ともよろしく。」

 

「まぁ、それは良いとして君はマスター候補だろ?何でファーストオーダーに向かわないんだい?」

 

「あぁ、ちょいとあの頑固女(・・・)と一悶着してな。」

 

「あぁ、成る程ね。君は今日来たばかりの新人で、所長のカミナリを受けたって所だろ?」

 

「ご名答。」

 

「やっぱり!ならボクと同類だ。何を隠そう、ボクも所長に叱られて待機中だったんだ。」

 

「まぁ、こんな所で菓子食ってる様な奴だしなぁ。」

 

仗助はそうゆうとベッドに広げられているお菓子をひとつまみしながら口に放り込んだ。次のセカンド・オーダーとやら迄に時間を潰すにはちょうど良い話し相手と思った。

 

「でも、お前医療部門のトップって言ってたじゃあないか。いくら、あの女の逆鱗に触れたとしても流石に残してくれたんじゃあねぇのか?」

 

「いやぁ、ボクはみんなの健康管理が仕事でね。バイタルチェックって奴もボクより機械の方が確実だし。所長に”ロマニが現場にいると空気が緩むのよ!”って追い出されてね。仕方なくここで拗ねていたんだ。」

 

「グレート!別にロマンは何にもやってねぇじゃあねぇか!」

 

「その通りだよ!東方君!でもそんな時にキミが来てくれた。正に地獄に仏さ!」

 

「それはこっちのセリフだぜ!ちょうど喋り相手が欲しかった所だしな〜。折角だからここの施設でも教えてくれよ。」

 

「良いよ!喜んで!新しい友達が出来たぞぅ!」

 

Dr.ロマンはそう言いまるで子供の様に喜んでいた。…本当に友達が少なかったのだろうか。ここからロマンによる怒涛の会話ラッシュであった。

 

 

「…な具合にサボってたらそこに所長とばったり顔合わせちゃってさぁ〜。」

 

「グレート!そいつはマジにヤバイ奴だぜ!」

 

会話も盛り上がりを迎える辺りであった。突然通信が入ってきたのだった。

 

『ロマニ、後少しでレイシフト開始だ。万が一に備えてこちらに来てくれないか?Aチームの状態は万全だが、Bチーム以下、慣れてない者に弱冠の変調が見られる。これは不安から来るものだろうな。コフィンの中はコクピット同然だから。』

 

「やぁ、レフ。それは気の毒だ。ちょっと麻酔をかけに行こうか。」

 

『あぁ、急いでくれ。いま、医務室だろ?そこからなら2分で到着する筈だ。』

 

それを言うと通信が切れた。するとロマンはプルプルしながら慌てている。

 

「やっちまったなぁ。ロマン!こんな所でサボってるからだぜ〜。」

 

「あわわ…。それは言わないで欲しいな…。ここからじゃいくら頑張っても5分はかかる…。まぁ、少しの遅刻なら許されるよね。Aチームは問題ない様だし。」

 

「そんなもんだぜぇ。俺も学校の授業を良くサボるしよぉ〜。」

 

「ま、でも出来るだけ急ぐよ。流石にお呼びとあらば行かないとね。お喋りに付き合ってくれてありがとう、仗助(・・)君。落ち着いたら医務室に来てくれ。今度美味しいケーキでも食べながら話そう。」

 

そう言い、部屋から去ろうとしたが部屋全体を異変が襲った。そう。突然暗闇が覆ったのだ。明かりが消えたのだ。ロマンが明かりが消えるなんて…と言っていたそのときだった。

 

『緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました。』

 

『中央区画の障壁は90秒後に閉鎖されます。職員は速やかに第二ゲートから退避してください。』

 

突然の衝動に加えこのアナウンスであった。ロマンは慌てながらも急いでモニターをつけた。しかし、そこに広がっていたのは…。正に地獄絵図と言っても差し支えないレベルであろう。そして、仗助はある事を思い出す。確か管制室にはーーー。

 

「仗助君。もうじき隔壁が閉鎖する!その前にキミだけでも外に出るんだ!」

 

「すまねぇがよぉ。そいつは出来ない約束だぜ!ロマン!」

 

「あっ、仗助君!」

 

仗助は思わず火の海ーー管制室へ駆け出した。それを制止しようとロマンも仗助を追って駆け出した。

 

(マシュ…!死なないで居てくれよ…!)

 

緊急事態の火事場の馬鹿力というべきか本来は5分かかる道を1分程でロマンと仗助は管制室に辿り着く事が出来た。そして、彼らの前に広がっていたのはモニターと何一つ変わらない地獄絵図だった。

 

「…生存者はいない。無事なのはカルデアスだけだ…。ここが爆発の起点だろう。これは人為的な破壊工作だ。」

 

『動力部の停止を確認。発電量が不足しています。』

 

『予備電源への切り替えに異常 が あります。職員は 手動で 切り替えてください。』

 

「…ボクは地下の発電所に行く。君は急いで来た道を引き返すんだ!まだ、間に合う!そして外に出て救助を待つんだ!」

 

そうゆうとロマンは地下の発電所へと駆け抜けていった。

 

「すまねぇな…。ロマン。俺はマシュを見捨てて迄生き延びようとは思わないぜ!」

 

そう言うと仗助は丸っ切り逆の方向…。炎の中を駆け抜ける。途中で何度も瓦礫や石が降ってきたがそれを回避していく。

 

「くッ!マシュ!或いは生きてる奴ッ!返事をしろーっ!」

 

『システム レイシフト最終段階に移行します。座標 西暦2004年 1月30日 日本 冬木。ラプラスによる転移保護 成立。特異点への因子追加枠 確保』

 

尚もアナウンスが流れた。今はそのアナウンスは生存者の声を遮ってしまうだけだった。仗助は尚も声を出すのを辞めなかった。今度こそはーーー守る為に…!

 

「…………、あ。」

 

仗助はそのか細く風前の灯火の声を聞き逃さなかった。仗助はマシュを見つけた。マシュは巨大な瓦礫が乗っていたのだ。

 

「今助けるぜ!クレイジー・D(ダイヤモンド)ッ!」

 

仗助が力強く叫ぶと彼の隣に中世の戦士を連想する様なビジョンが現れた。その戦士はマシュの上に乗る石を凄まじいパワーで粉砕した。

 

「瓦礫…が…一…しゅんで」

 

そして、クレイジー・D(ダイヤモンド)は今度は優しく包む様に彼女に拳を触れた。すると彼女の致命傷は無くなり傷は全快した。

 

「細かい話は後だ!傷は直せるが”血は戻せねぇ”!俺がおぶって行く!しっかり掴まってろ!」

 

仗助はそう言うと彼女をおんぶしながら障壁に向けて走り出す。立ち塞がる障害…。炎は能力を応用して石を使って壁を作り突破した。そして落ちてくる瓦礫や道を塞ぐ瓦礫はクレイジー・D(ダイヤモンド)でマシュに当たらない様に粉砕していく。

 

『観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました。』

 

『シバによる近未来観測データを書き換えます。』

 

『近未来百年までの地球において人類の痕跡は 発見 出来ません。』

 

『人類の生存は 確認 できません。』

 

『人類の未来は 保証 できません。』

 

「カルデアスが真っ赤に…!いえ、そんな事より!先輩私を下ろしてください!私をおぶったままでは間に合いません!」

 

「守れる命があるのによぉ。それを見捨てるなんて出来ねぇぜ…!」

 

仗助は走る。走る。尚も走り続ける。ーーだが。

 

『中央隔壁 封鎖します。館内洗浄まで あと 180秒です。』

 

「後もう少ししたら着いたのに…!もう、外には…!」

 

「いや、まだだ…!クレイジーッ…。ダイヤモンドォッ!」

 

当に声など枯れ果てた筈なのにーーー。彼はもう1度自らを奮い立たせるように…。その名を叫んだ。そして…障壁に向かって最後の抵抗…ラッシュを叩きこむ。

 

「ドラァ!ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!ドラァ!」

 

仗助の手から血が溢れ出す。しかし、仗助は壁に向かってラッシュを辞めない。障壁は徐々に凹んでいったが…。既に仗助達は炎に囲まれた。ラッシュで障壁を砕くより炎が彼らを包む方が早いだろう。

 

『コフィン内マスターのバイタル基準値に 達していません。』

 

『レイシフト 定員に 達していません。該当マスターを検索中・・・発見しました。』

 

『適応番号48 東方仗助 をマスターとして 再設定 します。』

 

『アンサモンプログラム スタート霊子変換を開始 します。』

 

「あの…。先輩。手を握って貰って良いですか?」

 

「…あぁ。」

 

『レイシフト開始まで あと3』

『2』

『1』

『全行程 完了(クリア)。ファーストオーダー 実証を 開始 します。』

 




見て頂きありがとうございます!いやぁ、書いてる途中で保存し忘れたりして時間をロスしてしまいました…。本当にすみません!そして本編は次から遂に特異点へ!今回も見て頂きありがとうございます!お気に入りは勿論気軽にで良いので感想や評価をしてくれたらとても励みになります!


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特異点F 炎上汚染都市 冬木 燃える街

何か凄く評価して頂きありがとうございました!これからも頑張って行きたいです!それと今回はかなり短めですが、是非読んでってください!


「キュウ…キュウ。フォウ…フー、フォーウ…。」

 

その鳴き声が頭から響いてくる。いや、文字通り響いて来るのだ…。ガサガサと言う音が…。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉ!折角セットし直した髪型がぁ!リス野郎!」

 

「毎度の事ながらいきなり目が覚めましたね。良かった。無事でなによりです。」

 

頭を弄られて仗助は目を覚ました。すると目の前から呼びかけて来た少女は以前と余りにも変わっていて…。地味な印象も持った彼女だった筈だが…。

 

「…オメー…。マシュか?無事だったのか!しかしよぉ〜!その格好はなんだ?」

 

「………それについては後ほど説明します。その前に、今は周りをご覧下さい。」

 

「GiーーGAAAAAAAAAAAAAAA!」

 

マシュに言われて周りをざっと見回した。先程までいた筈の場所とは似ても似つかない燃え続ける町。そしてもう一つ。マシュと仗助の周りを骸骨が取り囲んでいたのだ。

 

「マシュ!俺の後ろに下がってろ!」

 

とは言ったが数が多い。マシュを庇いながらこの骸骨を倒せるか…。しかし、ここはやるしかない。仗助は自らのスタンドのビジョンを表した。その時だった。

 

「先輩…!その霊の様な物は…?」

 

「マシュ…!スタンドが…見えるのか(・・・・・)?」

 

「はい。スタンドと言うものが何か分かりませんが。そして私も戦えます。」

 

「…本当か?」

 

「はい!」

 

マシュが言った瞬間骸骨達は一斉に仗助とマシュに襲いかかる。剣を振りかざし仗助に向かって一斉に攻撃が始まったがクレイジー・D(ダイヤモンド)で防御し弾き返す。そして…

 

「ドラララララララララァ!」

 

弾き返され怯んだ隙に凄まじいラッシュが叩き込む!骸骨達はなす術も無く粉砕され消滅した。その背後にまた別の骸骨が不意打ちを試みるが

 

「はぁぁぁぁ!」

 

後ろから仗助に近づく骸骨を持ち主であるマシュの2倍はあろう盾で思いっ切り殴打した。そしてその巨大な盾を軽々振り回し残りの骸骨達をも撃破した。

 

「ーーーふぅ。不安でしたが何とかなりました…。お怪我はありませんか?先輩。」

 

「別に大丈夫だがよぉ〜…。何だあの骸骨は?それにマシュ。こんな大きな盾を…。」

 

「私が今の様に闘えたのには理由があります。しかし、先輩。あの守護霊の様な物は?」

 

骸骨達との戦いを終えてお互いが疑問をぶつける。当然この状況で落ち着いて話すのは難しいだろう。だが、ここで通信が入って来たのだった。

 

『あぁ、やっと繋がった!もしもし、こちらカルデア管制室だ、聞こえるかい!?』

 

「こちらAチームメンバー、マシュ・キリエライトです。現在特異点Fにシフト完了しました。同伴者は東方仗助一名。心身共に問題ありません。レイシフト適応、マスター適応、ともに良好。東方仗助を正式な調査員として登録してください」

 

『…やっぱり仗助君もレイシフトに巻きこまれたのか…。』

 

「ロマン…。約束。破ってすまなかったぜ。」

 

『いや、良いんだ。君が無事ならそれで良いし、マシュも救ってくれたんだ…。ってマシュ⁉︎その格好はどうゆう事何だい⁉︎ハレンチ過ぎる!ボクはそんな子に育てた覚えは無いぞ⁉︎』

 

ロマンはマシュの格好を見て思わず叫んでしまった。その様子を見ていた仗助は誰でもそう言うぜ〜。と言いながら頷いていた。その後慌てふためくロマンに黙って。と一言言い。こう続けた。

 

「ドクター、わたしの状態をチェックしてください。それで状況は理解していただけると思います」

 

『君の身体状況を?お……おお、おおおぉぉおおお!?身体能力、魔力回路、すべてが向上している!これじゃ人間というより――』

 

「はい。サーヴァントそのものです。」

 

「経緯は覚えていませんが、私はサーヴァントと融合した様です。恐らく先程の爆発でマスターを失い消滅する運命にあった。ですが、その直前彼は契約を持ちかけたのです。」

 

『英霊と人間の融合…デミ・サーヴァント。カルデア6つ目の実験だ。そうか。ようやく成功したのか。それで、君は一命を取り留めたのか?』

 

やはり、この会話は仗助にとってはまるで分からない会話であった。デミ・サーヴァント?サーヴァント?英霊?もう疑問点だらけであった。

 

「いえ、私は先輩の不思議な能力で傷が全快しました。」

 

『え?仗助君は一般枠だから魔術なんか使えない筈。』

 

「先輩は確か”スタンド”と呼んでいました。」

 

『…!スタンド(・・・・)だって⁉︎仗助君が⁉︎それは本当なのかい?仗助君!』

 

「あぁ。スタンドを知ってるのか?」

 

『あぁ、少しばかりね。』

 

「それは一体何ですか?」

 

『ともかく!後少しで通信が切れてしまうからサーヴァントの説明とかスタンドの事は後で話す。2人ともそこから2キロ程移動した先に霊脈の強いポイントがある。そこに着けば通信も安定する筈だ。こちらも出来るだけ早く電力をーーー』

 

そう言って通信が切れてしまった。肝心のサーヴァントの事などは言えず消えてしまった。改めて仗助は周りを見渡してグレート…。と一言だけ呟いた。

 

「ここに居ても仕方ねぇ。その霊脈とやらが強い場所に行ってみるしかなさそうだなぁ。」

 

「はい。頼もしいです、先輩。」

 

「しかし、この街並みは昔TVでチコっと見た事があるがよぉ〜。冬木市だよなぁ〜。確か数年前に大災害にあったとか…。」

 

「そうなのですか?ここは2004(・・・・)年の…」

 

この時仗助は違和感を感じた。確か自分のいた時代は…。2000年の筈だ。今マシュは2004年だと言った。

 

「マシュよ〜。おめー。4年も間違えてるぜ〜。今は2000年だろ?」

 

「え?いや、確かに2004年ですよ?」

 

「え?」

 

「あぁ、先輩はレイシフトも知りませんでしたか。レイシフトは簡単に言うと過去に行くと言うことですから。私達は2015(・・・・)年からここに来ました。」

 

ドドドドドドドドドドドドドド

 

「時代が…違う?」

 




見て頂きありがとうございます!これから出来るだけ早く投稿をしたいですが、僕も明日から学校が始まるので早くても週1が限界だと思います。今回も見てると頂きありがとうございます!お気に入りは勿論評価、感想は励みになります!


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燃える町②

こんなに投稿が遅れてしまいすみませんでした!リアルが大変ですこーし疲れてて投稿が…。本当に申し訳ありませんでしたぁー!という訳で色々な説明回です。


『まぁ、どこから話そうかな…。』

 

仗助達は2キロ先の地点に到着してロマンとの通信を再開していた。

 

『まず、君が2000年から来たという話だね?すまないがそれは僕にも分からない。』

 

「まじかよぉ…。」

 

『タイムスリップ何てレイシフトでもない限り最早魔法の領域だからね…。僕も色々調べてみる。』

 

仗助は目に見えてうなだれていた。良くわからない状況に加えて時代すら違うとは…。それを見たマシュが今度は疑問を投げかける。

 

「ではスタンドというものは何でしょうか?」

 

「というか何でロマンはスタンドを知ってるんだよ?」

 

『落ち着いて。話は一つずつ聞くからね?僕はかの聖徳太子の様に何人も話を聞ける訳じゃないし。』

 

と、ロマンは質問をする2人をなだめゴホン。と咳払いをすると2人の疑問に答え始めた。

 

『まず、スタンドだけど…。これは僕も聞いた話で実際には見た事はない。いや、見れない(・・・・)か。スタンドは精神エネルギーが作り出すヴィジョン。このスタンドは一般人に見える事はない。そしてこのスタンドには沢山種類があるけど…。そこは割愛しようか。まぁ、魔術とは違う超能力と思えば良いさ。』

 

「成る程…。」

 

『そして、僕がスタンドを知っている訳だけどね…。仗助くん。君は弓と矢(・・・)そしてSPW財団を知っているかな?』

 

「なっ、ロマン…!弓と矢を何で知ってやがる…?しかもSPW財団まで…!」

 

『やはりそうか…。東方という苗字。それに加えてスタンド使い、弓と矢を知りSPW財団を知っている…。噂に聞いた事があるけど君Mr.ジョースターの実の息子さんだね?』

 

「…ッ!」

 

驚愕を隠せないのが事実だった。この土地に飛ばされてその名前をここで聞くことになるとは思わなかったからだ。

 

「なんで、じじいの名前を…?」

 

『君は知らないかもだけど彼はかなり有名な人物だよ。』

 

「確か不動産王とか言ってたなぁ。」

 

『それもあるけどね。彼には…。いや、SPW財団には引っ掻き回されてるよ。』

 

「SPW財団が…?」

 

『簡単に言うとね。僕ら魔術師が属する魔術協会。そして、神秘を管理する教会。そしてもう一つの勢力…。SPW財団だ。つまり今三つ巴の状況なんだよ。』

 

「な、財団が…?マジに言ってんのか?ロマン!」

 

『まぁ、君も魔術なりには分かって貰ってると思うけど…。』

 

「…細かい事は置いとくがそれがおめぇーがスタンドを知ってる訳になるんだよ。」

 

『彼らはある日魔術教会と教会の間に入って来た。彼らが言うに魔術についてどうやら知りたいようだった。秘匿している筈の魔術をどこから知ったのかは定かではないけどね。そして彼らはスタンドという存在を話す事を交換条件に魔術を知ろうとした訳だ。』

 

「しかし、その財団というのは協会などの歴史は無いのでは?」

 

話すロマンに対してマシュは疑問を投げかけた。仗助も魔術協会とやらは知らないが教会という奴は知っている。歴史も長そうだしSPW財団が入れる枠があるのだろうか?

 

『まぁ、普通は無理だね。ただSPW財団は単純にお金や資源が豊富だったんだよね…。』

 

「予算ですか?そんなに予算が?」

 

『SPW財団は沢山部門があるんだけどね。魔術協会や教会の資源はSPW財団の1部門と同じかそれ以下なんだ。』

 

「…!1部門で?」

 

『あぁ。彼らの存在は協会にも教会にも得だったんだよ。協会はスタンドを魔術に応用すればさらなる発展の可能性がある。教会は弓と矢やそれに加えてアンデットを作り出す仮面の存在を知れてね。しかも、魔術の秘匿の為の予算にも困らないしね。』

 

「その話聞いてる限りじゃあ三つ巴って奴にはならねぇじゃあ無いか。」

 

『それがね…。関係はあっさり破綻したよ。』

 

「は?」

 

『協会はスタンドの力を手に入れようとしたんだ。スタンドには時間にすら干渉する魔法の様な能力を知ったからね。弓と矢を手に入れようとしたんだ。一方財団は弓と矢を渡す気は無かった。そして教会も神秘の管理の為弓と矢を取ろうした訳だ。』

 

「成る程な…。だからロマンはスタンドのことを知っていたのか。」

 

『僕も聞いた程度だけどね。本物のスタンド使いを見た事がある人なんて少ないけどね。』

 

だからあの所長はスタンドの事を認知出来なかったのか。しかし、まさかスタンドがここまで有名とは思わなかった…。というかまだ夢を見ている様に感じてしまった。

 

「スタンド使いの事を知ってんのは分かったけどさ。マシュのこれは一体どうゆう事だぁ?まさか特撮のヒーローみてぇに着替えただけじゃあ無いよな?」

 

『それはね。サーヴァントを知ってもらう必要があるよ。まぁ、サーヴァントは簡単に言うと英霊なんだよ。』

 

「英霊か。」

 

『…やけにすんなりだね?もっと驚くかと思ったよ。』

 

「あぁ。まぁ、今までの話を聞いてりゃ慣れるし…。幽霊だろ?ようは。まぁ、知ってるしなぁ〜。」

 

かつて仗助の町には幽霊がいた。自由に動き回る幽霊では無かったが町を長年見守り護り続けた町の守護聖霊を知っていたからだ。そうゆうわけで我ながら仗助はびっくりしていなかった。

 

『…?まぁ、良いや。その英霊の巨大な力を使う為に英霊と人間を融合させる…。つまりデミサーヴァント化だね。今のマシュはそのデミサーヴァント何だよ。』

 

「つまり、マシュは英霊と合体して凄い力を身に付けたって事か?」

 

『そうゆう事になるね。』

 

「か、か」

 

『か?』

 

「かっびょいい〜!」

 

『は?』

 

仗助はロマンの予想外の発現をしてみせた。普通こんな反応は仗助もしないが若干仗助も混乱し考えるのをやめ始めていたのであった。




見て頂きありがとうございます!遅れてしまい本当にすみません!夏休み明けから慣れなくて…。更新速度をもっと上げれる様に頑張ります!あっ(唐突)。単発でネロ・ブライド出ました。


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