ドラえもん&東方 のび太の幻想郷伝説  (ジャックス)
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第1話 謎の時空乱流

こんにちは。十六夜さとしです。今回からこの小説を書いていこうと思います。


1980年代の8月のある晴れた日の水曜日、のび太はいつも通りに朝を迎えた。今は夏休み、普通の子供にとっても嬉しい季節だが、のび太は特に嬉しかった。何故なら、寝坊しても大丈夫だからである。

 しかし、今日はいつもとはかなり違った。まさかの6時30分に起きたのだから。

のび「今何時なんだ……?」

ドラ「あれ、のび太くん?なんでこんな朝早くに起きたんだい?」

 とドラえもんも不思議そうに聞いた。

のび「あ、ドラえもん。おはよう。今何時くらい?」

ドラ「いや、今6時30分ぐらいだけど?」

のび「はあ、そんな早くに起きたのか…」

 とのび太はため息をついた。

ドラ「どうしたんだい?こんな朝早くに起きるなんて…。まさか熱でもあるのか?それとも大地震とかの巨大災害の前兆かい?」

のび「いや、自然災害はわからないけど、熱はたぶんないよ。」

ドラ「本当だね?もしあるんなら今日の全員での未来デパート行きは中止に…」

 全て言い終わらないうちに

 のび「だから大丈夫だよ。それに今日の未来デパート行きは皆が楽しみにしているんだ。中止にはできない。」

 そう、夏休みが始まってしばらくした後に普段のドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫とたまたま説明中に来た出木杉で未来デパートに行く約束を昨日したのだ。約束は今日の10時である。だから時間は少しはあるので、のんびり準備をすることにした。

 朝食後、少しのんびりしているとどこかから微かにクスクスと笑う女性の声が聞こえたような気がした。

 のび太は頭に「?」を思い浮かべ、ドラえもんに聞くことにした。

のび「ねえ、ドラえもん?」

ドラ「なんだい?」

のび「さっきクスクス笑う女性の声が聞こえたような気がしたんだけれど、聞こえた?」

ドラ「いや、ごめん。少しウトウトしてて、気付かなかったよ。聞き間違えじゃないのかい?」

のび「いや、確かにきこえたんだけど………あっまてよ」

のび「思いだした。昨日の夜もなにか聞こえたんだ。そして誰かから覗かれているような感じもした。」

ドラ「うーん、それで朝早く起きてしまったのかな?」

のび「そうかもしれない。」

ドラ「まあ、そのことは今日帰ってからすることにしようよ。」

で会話は終わった。

 しばらくして昨日誘った5人がやって来た。

ジャイ「おう、きたぜ。」

スネ「とりあえずこれで全員揃ったね。」

のび「あとは誘ってないからね。」

出来「のび太くん、今日は誘ってくれてありがとう。」

ドラ「よし、それでは早速出発しょう。」

ジャイ「おい、ドラえもん。また変なところにでも着いたらどうなるかわかるな?」

出来「前にタイムマシンで何かあったのかい?」

ジャイ「前に何回も事故があってな、1回恐竜の時代の黒亜紀でエンストしたこともある。」

スネ「ジャイアン、それを言うなら白亜紀。」

ジャイ「とにかくだ!今回とんでもないことが起きたらただじゃおかないからな!」

ドラ「分かったよ…。よし、皆タイムマシンに乗って。」

のび「オッケー」

 こうして皆が次々と乗り込むのをスキマから覗いている女性がいた。

?「うふふ。面白くなってきたわね…」

??「紫さま。そろそろこちらにお戻りください。」

紫「えー、待ってよ藍。もうすぐ終えるからさー」

藍「分かりました…。もう少しですよ…。一体何を見ていらっしゃるんですか?」

紫「外の世界の面白い子供たちよ。とても純粋な子供たち。幻想郷につれていこうかしら?…おっと、危ない危ない。あと少しでタイムなんとかが出発するところだったわ」

と紫のスキマもタイムマシンに乗った。

 そんなことは少しも気付かず、紫のスキマも乗せたタイムマシンが出発した。

タイムマシンの機械音声が「ユキサキヲ22世紀ノミライでぱーとニ設定シマシタ。」と言うと、時空移動が始まった。

 しばらくは普通に移動して、6人(いや、7人か)は快適な旅をしていた。しかしある時間を境に時空間が不安定になり、揺れが激しくなってきた。

ジャイ「おいおい、これ大丈夫か?」

ドラ「うーん、どうだろう?タイムパトロールから何の報告も来てないんだけどなぁ」

ジャイ「おい、ドラえもん。のび太の部屋にいた時に言ったことを…」

ドラ「分かってるよ。たぶん大丈夫だと思うんだけど…。」

 その時、急にタイムマシンからブザーが鳴り、機械音声が「警告、警告!たいむぱとろーるガ確認シテイナイ時空乱流ガ発生シテイマス!ミナサン、シッカリツカマッテクダサイ!」

出来「時空乱流?」

ドラ「説明はあとだ!皆、しっかり掴まるんだよ!前に説明した通り、落ちたら一生あの中をさまようことになるから!」

 轟音が響く時空乱流の中を無理矢理突っ込むタイムマシン。それにしっかり掴まるドラえもんたち。その中でのび太がふと人の気配を感じ横を向くと、そこには見覚えのある姿があり、のび太は青ざめた。

のび「お、お前は……」

?「フッフッフ、君たち、ひさしぶりだな。今日はもう1人いるのか。」

 その言葉で全員振り向き、出木杉を除く全員が顔を青ざめた。

ドラ「な、なんで?」

しずか「うそ…。」

スネ「ママー!」

ジャイ「お、お前は」

出木杉を除く全員が一斉な

「恐竜ハンター!」

と叫んだ。

出木杉は一人分からずに

出来「えっえっ誰?」

と言っていたが、誰も答えなかった。

恐竜ハンター「フッフッフ。今日はこの前の借りを返しに来たんだ。」

ドラ「なんだと!…っま…まさか」

恐竜ハンター「おや、君は気付いたか。そうだ、この時空乱流は我々が起こしたのだ。」

のび「なんだと!」

恐竜ハンター「そこの君には恨みはないが、彼らと一緒についてきてもらおうか」

ドラ「どこにつれて行くつもりだ!…うわっ!」

 突然タイムマシンが激しく揺れ始め、時空乱流の中へ落ち始めた。

恐竜ハンター「君たちには我々の世界から隔離された妖怪が多くいるとある場所に落ちてもらう。」

ドラ&のび「なんだと!」

しず「いやぁぁぁぁ!」

出来「僕たちを開放しろ!」

ジャイ「お前をギッタギタにしてやる!」

スネ「ママーー!」

 

 

その頃、スキマでは……

紫「大変よ!藍、ちょっと来て!」

藍「紫さま!どうされました?」

紫「大変なことが起きたのよ。藍、幻想郷に6人つれていくわ。博麗神社に行って霊夢に『面倒事に巻き込む』と伝えて!」

藍「承知しました。すぐ行きます!」

紫「頼んだわよ!」

紫「さて、まず彼らをスキマに入れないと。」

 また戻ってタイムマシン。徐々に中央部へ吸い込まれていく。ドラえもんは必死に抵抗しているが、その抵抗も虚しく、むしろスピードを上げて中央部に吸い込まれている。

ドラ「くっここまでか…」

恐竜ハンター「ふはは!もう諦めるんだな!」

のび·しず·出来「そ、そんな…」

ジャイ「クッソォォォ!」

スネ「ママー!」

ドラ「ん、あれは何だ?」

そうドラえもんが言った先には時空間とは違い、時空乱流の景色とも違う別の異様な空間ができていた。どう異様なのかというと、その中は時空間の時計のようなマークと同じように目が大量に存在しているという点だ。

恐竜ハンター「な、なんだ、あの空間は?……うわっ」

その空間の中から謎の力が働き、恐竜ハンターはみるみる遠ざかっていく。

恐竜ハンター「お、おのれ…。あの世界の管理者か」

この言葉はドラえもんたちには届かなかった。何故なら、その異様な空間がドラえもんたちを吸い込み始めたからだ。

ドラえもん「くっ、恐竜ハンターが遠ざかったのはいいけど、操縦が全く効かない」

のび「みんな…!」

ジャイ&スネ「どうした?」

しず「どうしたの?」

出来「何か考えがあるんだね?」

のび「うん……いっそのこと、あの空間に吸い込まれてみない?」

全員「ええー!」

ドラ「正気かい?」

のび「うん、だって他に手はないだろ?」

ドラ「ま、まあ確かに」

のび「この先どんな冒険が待っているか分からないけど、僕たちならきっと乗り越えられる!」

しず「……ええ!」

ジャイ「よし、行こう!な、スネ夫!」

スネ「う、うん」

ドラ「………分かった、行こう!」

こうして6人にとっては謎の空間、紫にとってはスキマに入っていった……。

 

 

同じころの別のスキマ

紫「ふう、なんとか幻想郷に飛ばすことには成功はしたけども……」

藍「紫さま。」

紫「あ、藍。霊夢にさっきの伝言を伝えたかしら?」

藍「はい、それで彼らはどこに?」

紫「わからない。」

藍「はい?」

紫「幻想郷にはいらせはしたんだけど、急いでいて彼らにとって安全な場所としか想像できず、その結果幻想郷にいることだけは確かなんだけど、どこにいるのか具体的な場所までは…」

藍「それを霊夢が聞いたら退治されますよ…」

紫「だけど場所がわからない以上、しばらく待つしかないわ。幻想郷と言っても広いのよ。探すだけで3日はかかると思うわよ」

藍「森に落ちていないことを祈るのみですね」

紫「……念のため、危ない場所は見回ってくれるかしら?」

藍「わかりました。でも紫さまも…」

紫「分かってる。2人で手分けしましょう。」

こうして紫が見ていたスキマも消え、辺りには時空乱流のみが残された。

 しかし、その時空乱流も数分後には消え、謎の巨大タイムマシンが現れた。そしてふきとばされていた恐竜ハンターを拾い、何処かに姿をけした。

 

 

巨大タイムマシン内部

恐竜ハンター「くそっ!まさか例の場所の管理者が現れるとは!お前ちゃんと別のところへ誘導したのだろうな?」

?「もちろんだ!我が化学力をなめてかかると痛い目にあうぞよ!」

??「じゃが、先ほどの場所にいたのもまた事実……」

?「ギガー!黙れ、たかが犬の分際で我にはむかうとは!」

???「まあ、皆落ち着こう。我々はあの忌まわしき奴らに復讐をするのだろう?いがみあっているとせっかくのチャンスが台無しだ。」

恐竜ハンター「どういうことだ?」

???「先ほど私、Mrキャッシュの幻想郷レーダーにタイムマシンと1台のロボット、5人の人間が落ちるのを確認した。」

??「ということはいまあの場所には…」

Mrキャッシュ「その通り、あいつ等がいる!このまま我々はあの場所を侵攻、占領して別世界を征服するつもりなのだから、良いとは思わんかね?」

??「ふむ、この間仲間に引き入れた正邪を使う時がきたようじゃな。」

恐竜ハンター「ほう?ダブランダーは向こうの世界のやつを仲間に入れたのか………で種族は?」

ダブランダー「妖怪じゃ。おい、正邪」

正邪「呼んだか?」

ダブランダー「仕事じゃ。この前話した例の5人組に一人加わったグループを見つけてこい」

正邪「了解した」

 そして、正邪は巨大タイムマシンを降り、幻想郷の人里に向かった。




今回はここまでとなります。いかがでしたか?時間をあまり持ってないため、書くのが遅くなるかもしれません。次回の予告ですが、カリスマ性を持つ吸血鬼が登場する予定です。ではまた次の小説で。


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第2話 紅魔館と幻想郷

お待たせしました。ドラえもん&東方 のび太の幻想郷伝説の第2話です。どうぞお楽しみください。


のび「う……ん………うん?」

のび太は目を覚めした。どうやら今は夕方らしい。

のび「あっ、そうだ!おいドラえもん起きろ」

ドラ「う……ん……あ、のび太くん」

横で寝ていたドラえもんを起こし、他の4人も起こした。

のび「一体ここは何処なんだ?」

出来「どうやら森の前みたいだね。で、反対側は湖かな?」

しず「もう夕方なのね。」

スネ「これからどうする?まわりは霧で見えないし。」

ドラ「あれ?タイムマシンがなくなっているな。しかたない。とりあえず、道の奥までタイムマシンを探して行ってみよう。」

というわけでとりあえず道を行くことにした。

 

 

 

    少年たち移動中

 

 

 

 

 

 道を歩き始めること15分、森を出てから5分後、最初に気付いたのはしずかだった。

しず「ねえ、目の前……」

のび「あれって……」

ドラ「なにあの建物?」

スネ「僕ちゃんの家よりも大きい…」

ジャイ「すげえ……」

そう、目の前に大きな門があり、その奥には大きな家……いや、館があった。

出来「うん、じゃあ門の前に中国の服装をしている女性にここは何処かを聞こうよ。」

ドラ「あ、じゃあ待って……翻訳こんにゃくー」

ドラ「よし、皆食べて」

出来「これを食べるとどうなるの?」

ドラ「異国の言葉でも通じるようになるんだ。」

出来「すごいね」

ドラ「さて、話しかけよう」

ドラ「すみません。」

女性「…………」

ドラ「あのー?」

女性「…………」

ドラ「あの、無視しないでくれませんか?」

女性「…………」

のび「ねえ、ドラえもん」

ドラ「なんだい、のび太くん?」

のび「この人、寝ていると思う」

のび太を除く全員「ええー!」

出来「ちょっとまって………たしかに、そうかもしれない」

ジャイ「おいおい、出木杉。のび太でもそんな芸当できないぜ!なあ、スネ夫」

スネ「ちょっと待って。……うん、呼吸が寝ている時の状態。のび太の言う通りだと思う。」

ジャイ「マジかよ…」

女性「……むにゃ……咲夜さん…」

ドラ「さくやさん?誰のことなんだろう?」

 なにはともあれ、この女性が起きないと、何も分からない。6人は途方にくれた。

 しかし、次の瞬間、いきなり目の前にメイド服を着た、やや胸の小さい女子が現れた。

メイド「ふーん………」

いきなりそのメイドは中国の服装をしている女性の頭にナイフを突き刺した。

女性「うわっ!…あ、咲夜さん、おはようございます。」

咲夜「おはようございますじゃないでしょ!なんでまた居眠りしてるのよ美鈴…」

美鈴「いやー、こう平和だと、退屈でつい…」

咲夜「つい、じゃないでしょ!敵が来たらどうするのよ」

このやりとりを呆気にとられて見ていた6人だが、ふいに咲夜と呼ばれたメイドの女子がこっちを向いた

咲夜「ほら、誰か来てるじゃないの!……あの、ここは基本的にお嬢様とパチュリー様のご友人以外、立ち入り禁止なんです。どうかお引き取りいただけませんか?」

ドラ「すいません、ここが何処だか分からず、そちらの人にここが何処なのか聞こうとしてまして…」

咲夜「……今、美鈴のことを人と呼んだ?それにここが何処だとも?」

ドラ「え、はい。」

咲夜「……」

美鈴「咲夜さん、この人たちひょっとして…」

咲夜「分かってるわ。ちょっとお嬢様に話をしてくるから、とりあえずここにいさせて」

美鈴「わかりました。咲夜さん」

6人「?」

 こうして、しばらくの間、外で待たされていて、だんだん6人が苛々してきた頃、ようやく咲夜がまた目の前に現れた。

咲夜「お待たせしました。こちらへどうぞ。」

ドラ「え、えっと、あの…」

咲夜「この世界のことについてお嬢様とパチュリー様がご説明してくださいます。」

ドラ「この世界?」

出来「どういう意味ですか?」

咲夜「その辺も全てお嬢様たちが説明いたします」

 こうして6人は、館の中に入り、咲夜の案内でお嬢様とやらが待つ部屋へと進んでいった。

 

 

 

    少年たち移動中 

 

 

 

咲夜「ここがその部屋です。どうぞ中へ」

ドラ「あ、はい。ありがとうございます」

のび「ねえ、ドラえもん」

ドラ「なんだい、のび太くん?」

のび「怪しくない?」

ドラ「いざとなったら戦うから、準備はしておいて」

5人「分かった」

部屋の中に入ると、背中からコウモリの羽が生えてる小さい子供と10代前半の少女がいた。

 子供「ようこそ、紅魔館へ。私はこの館の主人のレミリア・スカーレットよ」

ドラ「え、貴女がこの館の主人?」

レミリア「そうよ。何か問題でも?」

スネ「こういっちゃ失礼なんですけど、なんで幼稚園児がここの主人なんですか?」

少女「やっぱり外来人ね」

のび「あの、そこの……ええと」

少女「パチェリーよ。」

のび「あの、パチェリーさん、外来人とは?」

レミリア「まあ、立ち話もなんだからそこにお座りなさい。」

とレミリアが示した先には椅子が6脚とテーブルの上に紅茶とケーキが置いてあった。

 とりあえず

6人はそこに座り、レミリアとパチェリーの話を聞くことにした。

レミリア「さてと、まずはここの世界のことね」

パチェ「ここは幻想郷、忘れ去られたもの……例えば妖怪とか妖精とかが住む場所の1つよ」

ドラ「……いきなりそのような話をされても、その話を誰が信じるんですか?」

レミリア「証拠?じゃあ見ててね」

そう言うとレミリアは背中の翼を使って、空中に少し浮かんで見せた。

6人「………」

パチェ「どう?これで信じてくれたかしら?」

出来「信じられないけども…」

ジャイ「タケコプターなしで空を飛ぶなんて…」

のび「夢でも見てるのかな…」

ドラ「信じるしかないよね」

パチェ「ここは外の世界とは博麗大結界というもので隔絶されているわ」

のび「隔絶?」

ドラ「つまり離されているんだよ」

パチェ「ええ。そしてさっきも言った通り、ここには外の世界で忘れられた物がはいっているわ」

出来「あの、パチェさん。質問なのですが、先ほど、妖怪や妖精とかとおっしゃいましたが、ここに人間はいないということですか?」

パチェ「いえ。私と外にいた門番、美鈴とレミリアは人間ではないけど、咲夜はある特別な力を持つだけで、人間よ。他にも人里という場所にもたくさんいるし、森にも僅かながら住んでいるわ」

のび「ドラえもん」

ドラ「どうしたんだい?」

のび「時空乱流で恐竜ハンターが言っていたこと覚えてない?」

ドラ「……あ、君たちには我々の世界から隔離された妖怪が多くいるとある場所に落ちてもらう、と言っていたね」

のび「ここがその場所なんじゃない?」

ジャイ「なんだと!やいのび太!お前のせいでこの幻覚郷とやらに落ちたんだ!責任をとれ!」

スネ「ジャイアン、それを言うなら幻想郷、ですよね?パチェリーさん?」

パチェ「ええ、そうよ。それに君も落ち着いて。帰る方法がないわけじゃないから」

しず「本当ですか?」

パチェ「ええ。でもある場所に行かなくてはいけないの。今日はもう遅いから、明日にしましょう。」

レミリア「ええ、そうね。あなたたちもここに泊まりなさい。咲夜!」

咲夜「お呼びでしょうか?お嬢様」

レミリア「この子たちの部屋を用意してちょうだい」

咲夜「かしこまりました。貴方たち、個室でいいかしら?」

ドラ「はい、よろしくお願いします。」

ドラ「そういえば、まだこちらの自己紹介してなかったね、皆でしよう」

のび「よし僕から。僕はのびのび太」

しず「私は源静香」

スネ「僕ちゃんは骨川スネ夫」

ジャイ「俺様は剛田たけし。ジャイアンと呼んでくれ」

出来「ぼくは出木杉英才です。」

レミリア「へえ、皆よろしくね。そういえばパチェリーと咲夜も自己紹介してないわよね。ほら、するする」

パチェ「はいはい。私はパチュリー・ノーレッジ。何故か動かない大図書館と言われているわ」

咲夜「私は十六夜咲夜。紅魔館のメイド長をつとめています。」

とここで、

?「お姉様、何してるの?」

とレミリアによく似ているが、髪が金髪の幼女が部屋に入ってきた。

レミリア「ああ、ごめんフラン。呼ぶのを忘れていたわ」

フラン「もう、お姉様ったら!」

のび「えっと、この子は?」

レミリア「フラン、とりあえず自己紹介を」

フラン「分かったわ。初めまして。レミリア・スカーレットの妹のフランドール・スカーレットです。よろしく。」

レミリア「フラン、こちらはドラえもん、のびのび太、源しずか、骨川スネ夫、剛田たけし、出木杉英才よ。たけしさんはジャイアンと呼んでほしいらしいわ。」

6人「よろしく!」

フラン「ドラえもんは……青い……たぬき?」

5人「あ…」

ドラ「ぼっ僕はたぬきじゃない!ネコ型ロボットです!」

レミリア「あら、そうだったの」

ドラ「レミリアさんまで……。ひどい」

レミリア「本当にごめんなさい。ドラえもん」

と、ちょうどその時にいつの間にか部屋を出ていた咲夜が戻ってきた。

咲夜「皆さん、お部屋の準備ができました。それから食事はどうしますか?」

ジャイ「あ、そういや腹減ったな」

レミリア「よし、咲夜。悪いんだけれど全員の夕食の用意をしてくれないかしら?」

咲夜「わかりましたお嬢様。用意が出来たらすぐにお呼びします」

ドラ「ご馳走になります」

レミリア「いいのよ。咲夜の料理、すごく美味しいわよ」

しばらくして咲夜がやって来た。

咲夜「皆さん、そろそろ準備が終わりますので食堂にいらしてください。」

レミリア「よし、皆行くわよ」

ということで、皆で食堂に行くことになった。

 

 

 

   少年&少女たち移動中

 

 

  

 食堂に到着したら、頭から小さい黒い翼、背中からは頭よりは大きい黒い翼、それに尻尾もはえている赤髪の女子が皿を置いたりしていた。

咲夜「ああこあ、やってくれたのね。別にわざわざやらなくてもよかったのよ」

こあ「いえいえ。私も紅魔館の一員ですから」

のび太「あの、この人は?」

パチェ「ああ、この子はこあと言う者で、私の使い魔よ」

こあ「皆さん、よろしくお願いします」

6人「よろしくお願いします」

咲夜「こあがやってくれたおかげで全て準備が整いました。皆さん、席にお座りください。お嬢様はこちらへ」

ジャイ「わお、旨そうだぜ!いただきます!」

とジャイアンはいつものように豪快に食べ始めた。

のび「あ、僕もいただきます」

スネ「僕ちゃんも」

しず「いただきます」

出来「いただきます」

ドラ「皆、自分勝手だなぁ…」

咲夜「ふふ。美味しそうに食べていただけると私も作ったかいがあるわドラえもんもどうぞ」

ドラ「あ、ではいただきます」

と皆が食べ始めた。

 

 

 

    少女&少年たち食事中 

 

 

しばらくすると6人は腹いっぱいになった。

ジャイ「ふう。食ったぜ」

咲夜「お食事は終わりましたか?終わったのでしたらお部屋にご案内いたしますが?」

ドラ「じゃあ、お願いします」

咲夜「かしこまりました。それではこちらへ」

 

 

    少年たち移動中

 

 

 咲夜の案内を受け、6人はそれぞれの部屋の前に着いた。

咲夜「トイレはあっちの廊下の突き当りにございます。」

ドラえもん「いろいろありがとうございます」

咲夜「では、明日の朝までごゆっくり」

こうして咲夜は廊下を歩いてどこかに行った。

のび「ふう。今日はいろいろあってびっくりしたなあ」

ドラ「恐竜ハンターが再び僕達の前に現れ、この世界に飛ばされて、今日は帰れないと…」

出来「まあ、まだ帰れる方法があるだけよしとしようよ」

ジャイ「そうだぜ。じゃあ俺はもう寝るぜ。いい夢見ろよ」

のび「おやすみジャイアン」

しず「私ももう寝るわ。おやすみなさい」

スネ「僕も。おやすみ」

ドラ「僕達も寝るか」

のび「うん。おやすみドラえもん」

ドラ「おやすみのび太君」




中途半端かもしれませんが、今回はここで終わります。次回はようやく幻想郷の主人公である霊夢と魔理沙を登場させる予定です。次回もお楽しみに


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第3話 博麗神社と博麗霊夢前編

お待たせしました。第3話の公開です。前回よりも文字数がまた少し多くなっています。


翌日の朝。のび太たちは咲夜に起こされた。

咲夜「皆さん、朝ですので、起きてください。」

のび「う…ん、ふあー」

とのび太は大きくのびをして、眠そうにしながらも起きた。

咲夜「皆さん、朝ご飯の支度ができていますので、昨日の食堂にいらしてください。」

そう咲夜は言うと、部屋から出て行った。のび太は眠いが、なんとか部屋から出た。と、ドアの前でドラえもんに会った。

のび「おはよう、ドラえもん」

ドラ「おはよう、のび太くん」

しず「おはよう、2人とも」

のび&ドラ「おはよう、しずかちゃん」

出来&ジャイ&スネ「おはよう」

3人「おはよう」

と6人が揃った。

ドラ「皆昨日はよく眠れた?僕は全然寝れなかったんだけど…」

出来「僕もあまり」

しず「私も」

スネ「僕ちゃんも」

ジャイ「そうか?俺はよく眠れたと思うぜ。のび太はどうだ?」

のび「うん、僕もよく寝れたね」

ドラ「……まあ、いいか。それじゃ、昨日の食堂に行こうか」

 

 

   少年&少女たち移動中

 

 

昨日夕食を食べた食堂へ行くと、すでにレミリア、フラン、パチュリーは待っていた。

レミリア「おはよう、昨日はよく寝れた?」

ドラ「おはようございます、レミリアさん。それが、今後のことを考えるとよく寝れなくて…」

パチェ「まあ、普通はそうよね。」

レミリア「さて、まずは食事にしましょうか。元の世界に戻る方法を知ってる人がいる場所は少し遠い所にあるからね。」

のび「ええー!それじゃ、そこまで行くのは…」

レミリア「歩きしかないわね。あなたたちが空を飛べるのだったら話はまた別だけども」

パチェ「レミィ、そんな無茶なことを言うんじゃないわよ」

ドラ「え?空を飛べればいいんですか?」

パチェ「ええ、そうね。ただし、外来人にはまず無理なはな…」

ドラ「ちょっと待ってください。空なら飛べます。」

レミリア「え、本当に?」

咲夜「あ、あのお嬢様。早く食べないと食事が冷めてしまいますわ」

とここで咲夜がそう言った。

レミリア「あ、そうね。その話はまた食後にしましょう。」

 

 

   少女&少年たち食事中 

 

 

レミリア「さて、食事も終わったことだし、さっき空を飛べると言ったわよね。説明して」

ドラ「わかりました。でも説明するなら外でした方がわかりやすいと思うので、まずは外にでます」

レミリア「分かったわ」

 

 

    少年&少女たち移動中 

 

 

ドラえもんたちは紅魔館の外にでた。

ドラ「では今から空を飛びます。」

レミリア「やってみなさい」

ドラ「タケコプター!」

レミリア「その竹とんぼみたいなものはなに?」

ドラ「これを頭につけます。そしてこのボタンを押すと…」

そう言うと、ドラえもんは頭につけたタケコプターを起動させ、空を飛び始めた。

ドラ「どうですか?」

レミリア「すごい、としか言いようがないわね」

ドラ「タケコプターがあれば誰でも空を飛ぶことができます」

パチェ「まあ、これで謎は解決したから、ちょっとはやいかもしれないけども出発しましょうか。ちゃんと博麗神社に霊夢はいるかしら?」

のび「博麗神社?霊夢?」

レミリア「向こうに着いたら説明するわ。さあ、行くわよ」

とレミリアは博麗神社と言う場所へ行くと思われる方向へ飛び始めた。

パチェ「私はここに残るわ。皆、霊夢をよろしくね」

ドラ「わかりました。皆、タケコプターを取って。…………皆取ったね?」

のび「よし、皆行こう!」

とのび太が言うと、一斉に飛び始めた。

パチェ「行ってしまったわね。」

こあ「あの、パチュリー様」

パチェ「ん、こあ、どうしたの?」

こあ「私、彼らから何か分からないものを感じていたのですが…」

パチェ「それは予感ね。実は昨日、彼らが来る前に今後の幻想郷を占ってみたの」

こあ「で、結果はどうでした?」

パチェ「何かが幻想郷を乗っ取ろうとしているわ」

こあ「えっ……その何かとは?」

パチェ「分からない。でも外の世界から来るものだということは分かった。これは過去最大級の異変よ。そんなときに彼らが来たから私はびっくりしたわ」

こあ「彼らが先程おっしゃいました<外の世界から来るもの>なのでしょうか?」

パチェ「いいえ。昨日、ずっと観察してたけど、彼らに悪意や害意は全くと言っていいほどないわ。それに本当にここのことを知らなそうだったし」

こあ「では、また別の者どもが来る可能性があると」

パチェ「ええ。ほぼ確定事項だと思うわ。今回レミィが霊夢のもとに行くのはその理由もあるのよ。実は昨日、彼らがここに来た時、ドラえもんが『……あ、君たちには我々の世界から隔離された妖怪が多くいるとある場所に落ちてもらう、と言っていたね』と言っていたわ」

こあ「ということは外の世界にここのことを知る者どもがいると」

パチェ「ええ、事態はかなり深刻だと思うわ。で、話を最初に戻すけど、彼らから感じたもの、それは純粋すぎす正義感だと思うわ。なんでかまではわからないから今夜また占いをしないと」

 

 

一方のレミリア&ドラえもんたち、彼らは博麗神社の方向に進んでいた。

 ふと近くから声が聞こえた。

?「おーい、レミリア。そこでなにをしているんだ?あとその人たちは誰なんだぜ?」

レミリア「ああ、魔理沙。貴女の方こそどこへ向かっているの?」

魔理沙「え、あ、ああ。ちょっと散歩だぜ、決してまた本を借りになんて行こうとしてないのだぜ」

レミリア「………行こうとしていたのね。」

魔理沙「なんでそう解釈するんだか………ん?その6人たちは誰なんだぜ?」

 魔理沙は自分を見つめる6人たちに気付いた。

レミリア「ああ、彼らは外来人で今、博麗神社に向かっているの。貴方たち、彼女は霧雨魔理沙。人間の魔法使いよ。」

ドラ「はじめまして、僕ドラえもんです。あの、さっき言っていた借りるというのは?」

魔理沙「ああ、紅魔館の大図書館の本を“死ぬまで”借りているだけだぜ」

ドラ「……それは世間一般で言うと泥棒だと思いますけど…」

レミリア「ええ、そうよ………。まあ今はいいわ。とりあえず博麗神社に行きましょう」

魔理沙「おっ、じゃあ私も一緒に行くのだぜ。ところでお前らは、魔法でも使ってるのか?外来人が空を飛ぶなんてほとんど聞かないからなあ」

ドラ「ああ、これは……」

 

 

   少年&少女たち説明中 

 

ドラ「…というわけなんです」

魔理沙「へえ、すごいんだぜ」

ドラ「使ってみますか?」

魔理沙「え、いいのか?じゃあ死ぬま…」

ドラ「てを借りるのは辞めて目的地に着いたら返してください!」

魔理沙「……分かったぜ」

レミリア「よし、じゃあ行きましょう。博麗神社へ」

 

 

    少年&少女移動中

 

 

博麗神社では霊夢が神社の掃除をしていた。ふと空から声がかかった

?「おーい、霊夢!」

空を見ると魔理沙が手を振っていた

霊夢「あら、魔理沙。箒無しで空を飛べるようになったの?」

魔理沙「いや、外来人からこれを借りたんだぜ」

そう言って頭につけていたタケコプターを取った。

霊夢「これは?竹とんぼに見えるけど

?」

魔理沙「タケコプターといって頭につけると空を飛べるんだぜ」

霊夢「へえ、すごいわね」

?「おーい、待ってー!」

と今度はレミリアと6人の子供がやってきた。

霊夢「あら、レミリア。わざわざこっちまで来るなんて珍しいわね」

レミリア「この外来人たちを連れてきたのよ。皆、この人が博麗霊夢よ」

霊夢「はじめまして。博麗霊夢というわ。楽園の素敵な巫女よあなたたちは?」

ドラ「あ、僕ドラえもんです」

霊夢「………あら、青いタヌキね」

ドラ「ぼっ僕はタヌキじゃない!ネコ型ロボットです!」

霊夢「あらそうなの。ロボットって何かわからないけど謝るわ。ごめんなさいね」

のび太「僕はのびのび太です。あの、ドラえもんに驚かないんですね」

霊夢「よろしくねのび太。幻想郷じゃあこのくらいのものは日常茶飯事なのよ」

しず「私は源しずか」

スネ「僕は骨川スネ夫」

ジャイ「俺様は剛田たけし。ジャイアンと呼んでもいいぜ」

出来「僕は出木杉英才です」

霊夢「よろしくね、しずかさん、スネ夫さん、たけしさん、英才さん。でレミリア、今日はこの子たちを引き渡しに来たの?」

レミリア「いや、それもあるけど、もう一つ相談があるのよ」

霊夢「相談?」

レミリア「ええ」

魔理沙「私も聞かせてもらっていいか?」

レミリア「ええ、是非聞いてちょうだい」

霊夢「まあ悪いけどまずはこの子たちね。いるのは分かっているのだから出てきなさい。この前、藍を使いに出してまで面倒事にまきこむという伝言を伝えた理由を聞かせてもらうわよ」

?「あらばれていたのね、なるべく気配は消していたのに。流石は霊夢ね」

霊夢「それぐらいわかるわよ。長い付き合いでしょ紫。」

紫「ふふ、それもそうね」

と近くで空間が裂け目が大量にある別の空間から女性が出てきた。

のび「ドラえもん、あれってここに来る前に吸い込まれた…」

ドラ「うん、間違いない」

霊夢「……この子たちの話を聞く限り、あなたがここに落としたとしか思えないのだけど?」

紫「訳あってここに落としたわ」

霊夢「いくらあなただとしても、その内容次第ではあなたをここから追放するわよ」

紫「分かってるわよ。それじゃあ聞いてもらいましょうね。さあその辺に座って」

で皆は神社の床に座ったり、地面の上に座ったりした

紫「よし、じゃあ話すわよ……」

 

紫「あら、スキマがなにか変な感じがするわね。藍、ちょっと来て」

藍「紫さま、どうなさいました?」

紫「スキマの調子がおかしいの。一緒に調べてくれない?」

藍「わかりました」

ということで2人は手分けして調子がおかしい理由をさぐることにした。(チェンはお留守番である)

 

 

    少女たち捜索中 

 

 

藍「紫さま、見つけましたか?……紫様?」

と藍はスキマで紫を探し始めた。

紫「うふふ。面白くなってきたわね…」

藍「紫さま。そろそろこちらにお戻りください。」

紫「えー、待ってよ藍。もうすぐ終えるからさー」

藍「分かりました…。もう少しですよ…。一体何を見ていらっしゃるんですか?」

紫「外の世界の面白い子供たちよ。とても純粋な子供たち。幻想郷につれていこうかしら?…おっと、危ない危ない。あと少しでタイムなんとかが出発するところだったわ」

藍(もういいや、紫さまの好きにさせよう)

紫「大変よ!藍、ちょっと来て!」

藍「(はあーっ)紫さま!どうされました?」

紫「大変なことが起きたのよ。藍、幻想郷に6人つれていくわ。博麗神社に行って霊夢に『面倒事に巻き込む』と伝えて!」

藍「承知しました。すぐ行きます!」

紫「頼んだわよ!」

紫「さて、まず彼らをスキマに入れないと。」

 

紫「……で霊夢に伝えたのよ」

霊夢「はあーっ。で藍がこっちに来たというわけね。その後は?」

紫「分かってるわ……」

 

 

紫「ふう、なんとか幻想郷に飛ばすことには成功はしたけども……」

藍「紫さま。」

紫「あ、藍。霊夢にさっきの伝言を伝えたかしら?」

藍「はい、それで彼らはどこに?」

紫「わからない。」

藍「はい?」

紫「幻想郷にはいらせはしたんだけど、急いでいて彼らにとって安全な場所としか想像できず、その結果幻想郷にいることだけは確かなんだけど、どこにいるのか具体的な場所までは…」藍「それを霊夢が聞いたら退治されますよ…」

紫「だけど場所がわからない以上、しばらく待つしかないわ。幻想郷と言っても広いのよ。探すだけで3日はかかると思うわよ」

藍「森に落ちていないことを祈るのみですね」

紫「……念のため、危ない場所は見回ってくれるかしら?」

藍「わかりました。でも紫さまも…」紫「分かってる。2人で手分けしましょう。」

 

 

少女たち捜索中 

 

紫(良かった、こっちでは危険な場所には落ちてないわね)

藍「紫さま、こちらでは危険な場所へは落ちていませんでした」

紫「こっちでも危険な場所には落ちてなかったわ。良かった。でもいつでてくるかなぁ…」

藍「とりあえず博麗神社で待機していてはいかがでしょうか?」

紫「そうね、そうするわ。留守を頼んだわよ藍」

藍「はい、行ってらっしゃいませ」

 

紫「……というわけなのよ」

霊夢「……大変なこととは?」

ドラ「あ、それはある人がここに僕達を落とすと言っていました」

霊夢「……ここのことを知ってるですって?外の世界の人はここを訪れない限りここのことを知る術はないのに。最近、ここに来た外来人はあなたたち以外いないのにどうして…」

のび「なんでそんなことがわかるのですか?ここはただの神社と巫女ですよね?」

霊夢「その様子だとレミリアからここのことは聞いてないのね。分かった、この神社のことを教えるわ」




セリフがおおくてすみません、次回もこんな感じになるとおもいます。


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第4話 博麗神社と博麗霊夢後編

えー、かなり間をあけてしまい本当に申し訳ありません…
では公開させて頂きます


霊夢が博麗神社の説明を始めた。

霊夢「この神社はね、外の世界とここ幻想郷の世界、どちらにも存在しているの。この神社外の世界と唯一繋がってるわ。ここが外の世界と隔絶されてるのは聞いたかしら?ここ博麗神社が外の世界と幻想郷を隔てる結界の中心と言えるわ。そしてここの神社の巫女、つまり私はこの神社で結界を守る仕事をしているわ」

魔理沙「まあ普段はゴロゴロ寝転んでいるだけだけどな」

と魔理沙がつっこみをいれる。

霊夢「ちょっと、なに言ってるのよ」

魔理沙「だって本当のことだろう?」

霊夢「うっ……言い返せない…」

この状況を見たドラえもん。

ドラ「えっとレミリアさん」

レミリア「なに、ドラえもん?」

ドラ「あれ止めなくていいんですか?」

レミリア「ああ、大丈夫よ。喧嘩はいつものことだし」

紫「それに喧嘩するほど仲がいいと言うしね」

ドラ「まあ、そう言うなら…」

霊夢「はあはあ、まあいいわ。じゃあ次はレミリアの話を聞きましょう。」

レミリア「あ、できればあなたたちには席を外していただきたいのだけどいいかしら?」

とレミリアはドラえもんに聞いた。

ドラ「あ、はい。わかりました。ほら皆、石段の途中まで行くよ。」

ジャイ「ええー!そんなのありかよ!」

ドラ「レミリアさんには考えがあるんだからね」

となんやかんや言いながらドラえもんたちは一旦この場を離れた。

紫「さてと、じゃあレミリア、話してくれない?」

レミリア「分かったわ。じゃあちゃんと聞いてね」

 

 

     少女説明中 

 

 

レミリア「〜というわけよ」

霊夢「そんなことが……」

紫「さっきも言ったけど外の世界にここのことを知っている人がいるなんて…」

霊夢「いや、たしかに外来人は来ているけど、ちゃんと口止めはしているから…」

と霊夢と紫は話し合いを始めた。

レミリア「あの、この話を持ち込んだのは私だけど、悪いけどこの話合いの前にあの子たちをなんとかしないといけないと思うわ」

とレミリアは意見を述べた。

紫「おっと、そうね。ちなみになんであの子らにこの話を聞かせなかったの?」

と紫は聞いた。

レミリア「いや、あの子らの気付かないうちに利用されている可能性があるからね」

とレミリアは答えた

霊夢「なるほどね。まああの子たちも早くもとの世界に戻りたいのよね?」

レミリア「まあ、あの感じをみればね。じゃああの子たちを呼んでくるわね」

 

 

 

ジャイ「くっそぉー!俺たちをのけもの扱いかよ!」

とジャイアンは苛ついていた。

スネ「仕方ないよ。ジャイアン。彼女たちにとって僕たちは外来人だと言うことを忘れてはいけないよ」

とそれをなだめるスネ夫。

のび「でもいったい何の相談なんだろう?」

と珍しくのび太がまともな疑問をだした。

出来「まあ、僕たちをはずさせたから、僕たちには関係ない話だとは思うよ」

と出木杉。

ドラ「僕もそう思う。だから僕たちは知らなくていいんだよ」

とドラえもんが結論をだしたところにレミリアが来た。

レミリア「ごめんね、席をはずさせて。貴方たちの議題になったから来てちょうだい」

ドラえもん「わかりました。皆、戻るよ」

ジャイ「はあ……幻覚郷の住人は随分自分勝手なんだな」

とまた幻想郷の名前を間違えるジャイアン(でも、自分勝手という言葉を知っていることはジャイアンにしてはすごい)。

出来「ジャイアン君、その言い方はないんじゃないかな?彼女らにも事情があるのだろうしね」

と出木杉が正論を言った。

レミリア「ジャイアン、本当にごめんね。さあ、戻りましょう」

と言うレミリアにはなにかしらの魅力が感じとれた。

ドラ(ああ、これがカリスマというものなんだろうか?)

とドラえもんが思っていたうちに再び博麗神社の霊夢たちの元に戻った一行。

霊夢「お待たせ。さて、まずは結論をいうわね実は…」

と言っているときにふいに声がした。

?「霊夢さーん!何やってるんですか?」

霊夢「……あんたねえ、なんで都合が悪い時に限って来るのかしら?文」

文「いやあ、たまたま通り掛かったら何やら見慣れない顔があったのですから?で、そちらはどなたでしょうか?」

霊夢「はあ……隠しても無駄だと思うから言うけど、外来人で、名前はドラえもん、のび太、しずか、スネ夫、本人はジャイアンと呼ばれたいらしいたけし、英才の6人よ。皆、このカラスは射命丸文と言って、ここの新聞記者の一人よ」

文「あやややー!これは皆さんがた初めまして。清く正しい射命丸文です。文文。新聞を発行してます。よろしくお願いします。」

と文が自己紹介した。

魔理沙「まあ、清く正しいは本人の自称だがな。それにこの見た目で本当は1000歳を超えているんだぜ」

と突っ込むのはお馴染み魔理沙。

文「ちょっと魔理沙さーん、趣味がキノコの人が何を言ってるんですか?」

魔理沙「あっ、それを言うなし!」

ドラ「えっ、そうなんですか?」

文「ええ、そうですよー…」

と謎の言い合い合戦が始まってしまった。

しずか「もうっ、いい加減にして!」

とまさかのしずかが怒鳴った。そして皆が静かになった。

しずか「で、実はなんなんですか?霊夢さん」

霊夢「あ、うん。あのね、何故かわからないんだけども今、外の世界と何故か繋がらないのよ。」

紫「うん、私のほうでも試したんだけども繋がらなくなってるわね。」

と2人はさらりと衝撃発言をした。

レミリア「え?紫のスキマでもダメなの?」

紫「ええ、貴方たちをここに落としたあとは全く外の世界に繋がらなくなったわ…」

文「あ、あややややややや!こ、これは記事にしなくて…」

霊夢「ちょっ、やめてよ!そんなことしたら幻想郷中が大混乱になるじゃない!」

と文が新聞記事にしようとするのを寸前で止める霊夢。

のび「ということは僕達は…」

出来「……帰れないということになるね」

とのび太の言葉を引き継いで出木杉が閉めた。

スネ「そ、そんな。…うわーん、ママー!」

ジャイ「こ、この野郎、帰れないのかよ!」

とジャイアン、スネ夫はいつも通り。

霊夢「ちょっと待って、今は帰れないだけだから、原因を探せば帰れるはずよ!」

その言葉が皆を慰めた。

のび「本当ですよね、霊夢さん?」

霊夢「ええ、本当よ。だけども少しだけここに滞在してもらうしかないわね。紫、いいわよね?」

と紫に聞いた。

紫「ええ、もちろんよ。あなたたちはとりあえず人里に空き家があるからそこに住みなさい。内装を変えてもしてもいいわよ」

ドラ「あの、昨日も聞いた人里とはどのような場所ですか?」

とドラえもんが質問をした。

紫「簡単に言うと、ここで人が住んでいる数少ない場所ね。そこなら安全よ」

霊夢「原因がわかって、外の世界にでられるようになったら教えるわね」

ということで話はまとまり、ドラえもんたちは人里に住むことになった。

霊夢「私、このあと買い物の予定だったからその時にみんなを連れて行くわね。」

ドラ「ありがとうございます」

こうして6人は人里に一時的に住むことになった。

レミリア「よし、じゃあ私は紅魔館に帰るわね。みんな、じゃあね」

ドラ「レミリアさん、ありがとうございました」

レミリアは紅魔館に帰っていった。

霊夢「さて、まだ買い物に行くには早いから、休憩しましょう。あなたたち、中に入りなさい。あと文と魔理沙は帰りなさい」

と霊夢は行った。

魔理沙「わかったぜ。じゃあなガキども」

文「お邪魔しました。それではみなさん、またどこかで」

こうして魔理沙と文は帰り、6人は博麗神社の中へとはいっていった。 

6人「お邪魔しまーす」

 

 

    少女&少年たち休憩中 

 

 

霊夢「よし、じゃあ出発しましょう。あなたたちも空を飛べるから飛んでいくわよ」

ドラ「分かりました。ほら皆、タケコプター」

でドラえもんは5人にタケコプターを渡し、自分もタケコプターをつけて飛び始めた

霊夢「本当に空を飛べるのねえ…」

と関心した感じで言った。

のび太「うん、慣れれば曲芸飛行なんかもできるよ」

というとのび太は曲芸飛行飛行を初めて

のび太「こんなふうにさ!」

と言った。しかし、のび太は目を回し、墜落し始めた

ドラえもんは

ドラ「のび太くん…」

と言いつつものび太を受け止めた。

ここで霊夢が

霊夢「ふふ、曲芸飛行なら私もできるわよ。えーい」

と空を飛ぶ程度の能力を使って曲芸飛行を始めた。

ジャイ「すげえ…のび太より全然上手いぜ!」

のび太「そんなぁ…」

とのび太はガックリしてしまった。

とここでまさかのジャイアンが

ジャイ「よーし、それなら俺も自慢の歌を…」

ととんでもないことを言い始めた

出来杉(やばい、ここでジャイアンに歌わすと最悪、この幻想郷が滅びる!)

と出来杉は思い、ほぼ同じことを5人も思っていた。

出来「ま、まあジャイアン君、ここではあまり多くの人には君の素晴らしい歌声が聞こえないからまた今度にしよう!」

と出来杉が言い、スネ夫も

スネ「ほ、ほら、できるだけ多くのここの人達に聞かせた方がいいだろ?な?ここじゃあ霊夢さんしか聞けないぜ」

ジャイ「お、おう。それもそうだな…じゃあまた今度に…」

ドラえもん一同(ほっ)

霊夢「あら残念だわ、歌は聞いてみたかったけど…まあいいわ、早く人里に向かいましょう」

ドラえもん一同「はーい」

でなんとかジャイアンが歌を歌う危機は回避した…そう、ここでは…

さて、人里に向かい飛ぶドラえもんたちだったが、なんと途中で先程別れたはずの魔理沙と衝突しかけた。

のび太「うわっ」

魔理沙「おおっと!」

とのび太と魔理沙が衝突しかけたのだ。

魔理沙「おい、大丈夫か?怪我してないか?…とさっきの…」

のび太「あ、魔理沙さん。」

?「ちょっと魔理沙、気をつけなさい!」

と魔理沙の後ろから声がした。その方を見ると、魔理沙の箒の後ろにもう一人乗っているのがわかる。見た目はそう、金髪の人形みたいな人だ。

?「いくら急いでいると言っても事故は駄目よ!」

霊夢「あら?アリスじゃない。一体どうしたの?」

アリス「あら、こんばんは霊夢。いやねさっき、慧音から救援を求められたのよ。何でも、黒マスクに黒い服を来た人間を引き連れて正邪が人里で暴れてるって。たまたま居た鈴仙を人質にとって人里の学校に立て籠もっているらしいわ。で、一人では対処不能と慧音の使いが言っていたから、救援に行こうとね」

とここで魔理沙が説明を引き継いだ

魔理沙「で、アリスが家まで来て、箒で人里まで連れて行ってくれと言われて、今行く途中なんだぜ」

で説明を締めくくった。

霊夢「人里でそんなことが起こっていたの…」

アリス「しかもどうやら黒服の連中が外でまだ暴れてるって。対処しているんだけど、数が多くて全部倒せない、人だから殺す訳にもいかないって…」

とアリスが言った。

霊夢「うーん、わかった、私も急行するわ。ねえ六人とも、悪いんだけどしばらくこの辺で降りて待ってて貰ってもいいかしら?この辺には妖怪もいないしね」

とドラえもん達は言われた。だが普段から彼らは様々な冒険をしてきている(出来杉を除いて)。

ドラ「いえ、僕たちも行きます!僕らは様々な冒険をしてきたので何かの役にはたてるはずです!ねえ、みんな?」

出来杉「僕は何もしてきてないけど、できる限り協力するよ!」

のび「僕は大丈夫!」

しず「私も!」

スネ「ぼ、僕はちょっと…危険そうだし…ねえ、ジャイアン?」

ジャイ「何を言ってんだスネ夫?ここで行かなきゃ男じゃないぜ!」

スネ「うう…わかったよ!行けばいいんでしょ!」

と結局みんなは霊夢たちに付いていくことに決めた。

霊夢「わかったわ、じゃあ付いてきなさい。ただし、自分達の身は自分で守って欲しいわ。向こうがどんな状態かわからないからね」

と霊夢は条件付きで言った。

アリス「?魔理沙、この子たちは?」

とアリスは魔理沙に初対面のドラえもんたちのことを聞いた。

魔理沙「ああ、なんでも外来人なんだが、今、何故か外の世界とのルートが繋がらないからこっちにいるんだぜ、名前は青いのがドラえもん、黄色い服と眼鏡のやつがのび太、女の子がしずか、口が尖ってるのがスネ夫、あのちょっと肥満な子がたけし…本人はジャイアンと呼んで欲しいらしいが…で、最後の頭が良さそうな子が英才だぜ…」

アリス「へえ…」

と魔理沙がドラえもんたちの説明を終了させたとき、

のび「えと、霊夢さん、魔理沙さん、その、箒の後ろに乗っている方はどなたですか?」

とタイミング良く聞いた。

アリス「あ、私のことね。私はアリス。人形使いの魔法使いよ。よろしくね」

とアリスが自己紹介をした。

霊夢「さあさあ、そろそろ急いで人里に向かいましょ、さっきのを聞いた限り、大変そうだしね」

魔理沙「おう、そうだな」

ドラえもん「わかりました!」

そして、一同は人里に向かった。

その頃、人里では…

慧音「な、なんじゃありゃ…」

と慧音が素っ頓狂な声をあげた。その視線の先には…

慧音「うおっ、危ね!いきなり火を吹いてきやがった!一体何なんだ、この犬の顔っぽいものをしたものは!」




かなり遅くなり本当に申し訳ございません!誤字等がありましたらお知らせください。では次の話でお会いしましょう!


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第5話 人里にて

かなり長くするか考えましたが、途中で分割することにしました。誤字脱字等ありましたらお知らせしてくれると嬉しいです。


霊夢、魔理沙、アリス、ドラえもん達が人里に到着したとき、人々は黒服に追っかけ回されて逃げていた。ふとドラえもん達が黒服をよく見てみるととんでもないことに気づいた

のび「ど、ドラえもん…あの人達ってもしかして…」

ドラえもん「うん…たぶん同じだ…」

そう、ドラえもん達はあの黒服が恐竜ハンターの手下だということを覚えていた

里の人「うわー!き、来たぞ、火を吹いてくるぞー!」

ドラ一同「火?」

とそっちを向くとそこにもまた、とんでもないものが動いていた

しずか「あ、あれって…ペコのときに犬さん達が動かしていた…」

ドラ「火を吹く車!」

出来「何?あれらのことをしっているのかい?」

霊夢「え、それほんと?教えて!」

ドラ「はい…あれらは…」

    ドラえもん説明中

ドラ「…と言う訳です」

出来「なるほど…単純に考えると、あの恐竜ハンターの手下ということかな?でも、その…火を吹く車が何故あるんだ?」

アリス「それを考えてる時間は今はないわね…もうかなりの死者がでてる…早くなんとかしないと…」

ドラ「霊夢さんと魔理沙さんとアリスさんはあの火を吹く車をなんとかしてください、あの黒服達は僕達がなんとかします」

霊夢「わかったわ、任せたわよ!行くわよ!霊夢、アリス!」

魔理沙「おう!」

アリス「オッケー!」

と、霊夢達は火を吹く車の方に向かった。

 

火の吹く車が通った後は無数の家屋の焼失後と無数の焼死体が散乱してて、とても酷い状況だった。そして、その向こうに火を吹く車が10台程行進を続けているのが見えた。

霊夢「よし、まずは通り道の人達を比較的安全な場所へ移動させましょ」

ということを霊夢がいい、火を吹く車の前にきた。そこでは慧音が勇敢にもたった一人で戦っていた。

魔理沙「これはまずいな…慧音、そこをどけ!」

魔理沙は警告をだした。こっちを見た慧音が一旦離れると魔理沙が

魔理沙「マスタースパーク!」

と必殺技のマスタースパークを発動させた。これにより二台が木っ端微塵となった。

アリス「慧音、大丈夫?」

慧音「霊夢と魔理沙も来てくれたのか…本当に助かる…もうずっと一人で戦ってたんだが、私の力では進行を少し遅らせるのがやっとだった…」

霊夢「お礼わ言うのは後よ。さて、どうやって倒そうかしら…魔理沙、あと何発マスパ撃てる?」

 魔理沙「あと2、3発だな…」

慧音「こういうのはどうだ?あの謎のものの素材は木だ、横からマスタースパークをぶつければ…」

霊夢「それしかないわね…アリスは戦えるわよね…慧音、あと少しだけ頑張れる?」

慧音「私は大丈夫だ、よし、この少し先、そこで進行を食い止めよう!」

と話はまとまり、魔理沙は横でマスタースパークの発動準備、3人は火を吹く車の前で車を食い止める囮となった。

 真ん前まで火を吹く車が来た時点で三人はそれぞれ必殺技を発動させた!霊夢「夢想封印!」

アリス「グランギョニル座の怪人!」

慧音「邪馬台の国!」

これにより、3台が破壊されたが、まだ5台残っていた。そこに魔理沙が再びマスタースパークを当てた。どうやら火を吹く車は横からの衝撃にも弱かったらしく、その一撃で木っ端微塵となった。

霊夢「あんたらが今回の犯人たちね、後で覚えておきなさいよ…」

と霊夢は火を吹く車の中からでてきた黒服らをとっ捕まえてそう言っていた。

魔理沙「まあこれで、こっち側はおわったな」

アリス「ドラえもん達はどうかしら…」

とそこにとある里の人が駆け寄ってきた。

里の人「あ、博麗の巫女もきていましたか!大変なんです!なんと…」

その里の人の話を聞いた霊夢たちは絶句した…。

 

同刻、人里のもう一方のドラえもん達はいつも通りの秘密道具の空気砲とショックガンで黒服たちを倒していた。

ジャイ「くそ、撃っても撃ってもキリがねえ!どうすりゃいいんだ!」

とジャイアンが半分ヤケで叫んだ。それもそのはず、半分以上倒したはずなのにざっと見たところまだ100人以上はいるのだから。

しず「ドラちゃん、これ空気砲とショックガンのエネルギー持つの?」

としずかはドラえもんに質問した。

ドラ「これは…正直持たない…何か策があればいいんだけど…」

もうドラえもんにもどうしようもないくらい敵の数が多いのである。

出来「そうだ武君、君は足がはやいかい?」

と出来杉はジャイアンに聞いた。

ジャイ「おう、それがどうかしたか?」

出来「よし、それを使おう!」

と出来杉が言ったがドラえもん以外その意味を理解できなかった。そこでドラえもんが説明した。

ドラ「そうか、囮にして一気に叩くんだな!でもジャイアンが危な」

ここでジャイアンが遮った

ジャイ「要は逃げまくってあいつらを引きつければいいんだな?任されよー」

そう言うと走って行き敵の方までくると

ジャイ「やい黒服ども、このジャイアン様が相手だ!ついてこい!」

と言った。流石にこれには引っかからないだろう…と皆思っていたが…

黒服A「何を!こんのガキが!調子にのりやがって!あ、こら待ちやがれー!」

見事に釣れたのである。

ドラ「よしみんな!集中砲撃だ撃て

!ドッカーン!」

とドラえもん達が撃って、黒服共は全滅してしまった。

ドラ「よし、霊夢さん達のところに向かおう!」

 

 

 

    少年たち移動中

 

 

 

ドラえもん達が移動して霊夢達のところに着くとそこでは里の人が真っ青で霊夢と魔理沙と青い服を着た女性(アリスではない)が怒っていて、アリスは深刻そうな顔をしていた。

霊夢「あのやろう!今度という今度はただじゃおかないんだから!」

魔理沙「ああ、本当だぜ!この騒ぎが終わった後にぶっ殺してやる!」

慧音「すまない魔理沙。ここは私にまかせてくれ。あいつ殺すだけでは済まさない。産まれてきたことを後悔させてやる!」

とまあこんな感じで3人にはとても話を聞ける状態じゃなかった。

 とまあここでアリスがドラえもん達に気付いた。

アリス「あら、貴方達の方は終わったの?」

とアリスが聞いてきた。

のび「はい。そちらはどうですか?」

アリス「あの火を吹く車は全部倒したわ。でも大変なことが起こったの…」

とアリスは答えた。しかしドラえもん達は大変なことを思いつけなかった。

しず「あの、大変なことって一体何なんですか?」

アリス「うん、あそこにさ、霊夢と魔理沙ともう一人怒っている人がいるでしょ?あの人は慧音というの。で、あの人は寺子屋をやっているんだけど…」

のび太(ねえドラえもん、寺子屋って何?)

ドラえもん(寺子屋っていうのは学校のことだよ)

とドラえもん達がひそひそ話をしている間もアリスの説明は続く。

アリス「その寺子屋の建物を私達の知り合いが占拠、子供たちを人質にしてるの…」

のび「なんだって!ドラえもん、すぐ助けに行こう!」

ドラ「うん!すいません、霊夢さん、慧音さん、すぐに寺子屋のところまで案内してください!」

慧音「まずは角を引きちぎって…ん?なんだ君たちは?」

ここで怒りに我を忘れていた慧音がようやくドラえもん達に気付いた。

アリス「外来人よ。私達の手伝いをしてくれてるの」

とアリスは説明した。

慧音「そうかアリス…だが外来人ならあまり手を借りる訳には…」

と慧音が口籠る。

ドラ「では、僕たちはただ勝手に付いていって勝手に一緒に闘ったということでいいんじゃないですか?」

とドラえもんが提案した。

 しばらく慧音は考えこもうとしたが、

アリス「慧音、時間がないわ。ここはこの子達の提案にのりましょうよ。」

とアリスが言った。

 これで慧音は腹が決まったらしい。

慧音「よし、申し訳ないが君が言ったということにしとこう。霊夢、魔理沙、いくぞ!」

と慧音が言った。これで霊夢と魔理沙も目が覚めたらしく、

魔理沙「うぬぬ…おっ、お前ら終わったのか?ならいますぐ寺子屋のほうに…」

霊夢「え、ええ。そうね。私としたことが完全に頭に血が登ってたわ。」

とここでようやく寺子屋に向かって出発することができた。

 

 

    少女&少年達移動中

 

 

 

寺子屋の近くまで来ると次々と人が向かっている方向に走っていってるのが見えてくる。そして寺子屋まで来たドラえもん達はその光景に言葉を失った。

ドラ「なんてことを…」

霊夢「正邪のやつ…」

 そこでは先程倒した黒服連中と同じ奴らが銃を持って厳重に警備しており、その中には頭から角を生やした女の子が一人いた。どうもその子が司令官らしい。だがそれよりもみんなの注目を集めたのは地面に横たわる子供の死体の数々とそれに怯えている子供たちだった。

?「お前らー!俺、正邪様のやることを今からよーく見ておけ!俺こそが幻想郷の新しい記事支配者となるのだー!博霊の巫女も紅魔館のカリスマも守谷の神も月の民共も全て俺様が支配するのだー!この正邪様は新たなる後ろ盾とテクノロジーを手に入れたのだーー!」

と頭から角が生えている女子が何処からか持ってきていた台の上で演説していた。その前では黒服達が彼女を護衛していた。寺子屋の周りに集まっている野次馬達はその演説を神妙に聞いていた。そしてその中に霊夢やドラえもん達もいた。

霊夢「あいつ…とんでもないことをしやがって…!事が済んだらさとりに頼んで地下で蒸し焼きにしてやる!」

と霊夢はまた怒りがこみあげてきたらしくカッカしていた。そしてアリスと慧音はもはや声も出ないのかわなわな震えていてそして殺されている子供達の事を思い涙を流していた。

魔理沙「だがあいつの言ってることは一体どういうことだ?新たなる後ろ盾とテクノロジーって?たしかにあいつは今回謎の軍団と自動で動く手押し車…そう火を吐く車とかを使っているが…」

と魔理沙は不思議がっていたそのとき

ドラえもん「まってください、またあの人が何か言おうとしてます!」

と叫んだ。そしてまた正邪の演説が始まった。

正邪「いいか、これから俺たちは外の世界に行き、そこに生息している怪獣を捕まえに行くのだ!貴様らは奴隷として働いてもらうぞ!我らの役に立つことを光栄に思うがいい!」

これで演説は終わった。

のび太「な、なんだよ怪獣って…」

とのび太は正邪の言っていたことに困惑していたが

出来杉「それを考えるのは後にしよう」

スネ夫「うん。まずは人質の子供を救出しよう!」

と出来杉とスネ夫が言ったのでのび太はとりあえず頭から怪獣のことを放り出した。

魔理沙「で、どうする?マスパ撃ったり夢想封印かますのは子供に当たるかもしれないから駄目として…」

と魔理沙は突入方法を考え始めた。みんながしばらく考えた後霊夢が

霊夢「ここは私が小さい結界をはってそれを盾としつつ前進しましょう。そして周りの黒服を倒した後で正邪をひっ捕らえましょ。貴方たち、準備は大丈夫かしら?」

と言った。

魔理沙「おう」

慧音「ああ!」

ドラえもん「僕たちも大丈夫です!」

とみんなの準備ができているのを確認した霊夢は

霊夢「よし、突撃するわよー」

と突撃を宣言した。




次話投稿はなるべくはやくします


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第6話 突撃…そして

この話からちょっとややこしくなってきます。


正邪達はたかを括っていた。理由として正邪側の戦力を存分に見せたからである。たしかに相手も強いが(特に霊夢と魔理沙)正直そうなればタイムマシンを使って逃げればいいと思っていた。

 そして黒服達は勝手に子供を殺したように見せかけたのだ。手段としてコピー人形を使い、本物は寺子屋校舎内、コピー人形の方を脅迫してそこら中に転がしたのである。

 さて、彼らはすっかり油断してるときに霊夢たち側は突撃準備を完全に整えた。

霊夢「えっと…結界用の御札はよし、ドラえもん達も武器は大丈夫ね。魔理沙、八卦炉持ってるわよね?」

と魔理沙に確認を求めた。

魔理沙「おいおい、なんで私だけ…」

と魔理沙はツッコむ。

霊夢「なんとなくよ」

魔理沙「おいおい、なんとなくって…」

と魔理沙と霊夢は喧嘩を始めた。

ジャイ「おいおい、喧嘩は後にしようぜ!」

とジャイアンが仲裁にはいろうとした。

のび「すごい…ジャイアンがまともなことを言ってる…」

とここでのび太は思わず本音をだしてしまった…

ジャイ「おいのび太…まずお前からギタギタにしてやる!」

のび「え、ちょ、待ったぁぁぁー!」

と今度はジャイアンがのび太をぶん殴る為に追いかけ回そうとした。

出来「まったくもう、喧嘩を辞めよう言ったのは何処の誰だい?そう言った本人が喧嘩をしてどうするのさ?」

ドラ「いや…これはのび太が悪いよ…バカだねぇ…本当にバカだねぇ…」

とまとも(?)な2人が頭を悩ませていたときにしずかは何とか二組の仲裁にはいれた。

しず「はいはい、霊夢さんも魔理沙さんも喧嘩は後にして。たけしさんも自分が喧嘩をやめようと言ったのにのび太さんを追っかけるとかみっともないわよ」

と言って、何とか二組の喧嘩は治まった。

慧音「よし、喧嘩は終わったな!じゃあ突撃用意!」

として霊夢を中央に置き、前方に魔理沙とジャイアンとスネ夫(ジャイアンはスーパー手袋もち、スネ夫はひらりマントもち)、左にドラえもんとのび太(両方とも空気砲もち)、右にアリスとしずか(ショックガンもち)、後ろに慧音と出来杉(ショックガンもち)という陣形を組んだ。

ドラえもん「みんな準備オーケーです!何時でも突撃できます!」

とドラえもんが叫び

魔理沙「よし、あいさつ代わりにぶっ放すぜ!マスタースパークー!」

と魔理沙があいさつ代わりにマスパを敵にぶっ放した。

 敵の黒服達は呆気にとられてしまい半分以上がこのマスパで吹っ飛んだ。

 そしてそのすきに霊夢が結界を前面と寺子屋付近の全面に貼り、敵の射撃を防ぐことができるようになり、敵の逃亡を防ぐことも同時に達せした。

 しかし、残った黒服の一部が左右に分かれて突っ込んできた。

 しかし、右に行った黒服はアリスの上海人形や他の人形達にぶん殴られたり魔法で攻撃されたり、しずかのショックガンで撃たれて気絶という散々な結果となってしまった。

 しかし、右に行った者は半分程が空気砲で片付けられたが、残った半分はドラえもん達に掴みかかろうとした。しかしそこに、スーパー手袋をはめたジャイアンが前方から現れて、黒服たちとぶん殴った。そして殴られた哀れな黒服達は数メートル程ぶっ飛ぶ羽目になった。

のび「ねえドラえもん…」

ドラ「なんだいのび太くん?」

とのび太とドラえもんが会話し始めた。

のび「ジャイアンにスーパー手袋を使わせると危ないね…」

ドラ「確かにそうだね…もう持たせないようにしよう…」

という恐ろしい会話?の中でもまだかなりの数の敵はのび太や霊夢達を狙っていた。

 とここで霊夢がある人を発見した。

霊夢「みんな!アリスとしずかの方向に正邪を見つけたわ!行くわよ」

と霊夢は叫んだ。

アリス「了解!上海達、言って頂戴!」

とのアリスの言葉に大量の人形が正邪の方向に突撃を始めた。

しず「わたしも!ショックガン!」

としずかもショックガンを敵に向かって打ち始めた。

 これで右の方向に敵が少なくなり進行可能となった。

霊夢「よし!みんな行くわよ!」

とこの号令に合わせてみんなが正邪のいる方向に進行開始した。

 とそれを見た黒服達は正邪を置いて正邪の後ろにあったタイムマシンに逃げ込み始めた。それを見た正邪もタイムマシンに乗り込もうとした。

魔理沙「あ、こら!正邪の野郎待ちやがれ!マスタースパーク!」

と魔理沙がマスパを正邪に向けて発射した。マスパは正邪に当たらなくて、タイムマシンの方に光線が続いた。しかし、マスパはタイムマシンには当たらず跳ね返された。

霊夢「危ない!」

と霊夢がバリアを貼ったおかげでみんなは助かった。

ドラ「霊夢さん…ありがとうございます」

のび「あんなのに当たったら木っ端微塵だよ…」

出来「ま、まあ助かったんだし…うわー!」

と急に出来杉が悲鳴をあげた。

 みんなが後ろを向くと残っていた黒服が出来杉を捕まえていた。

アリス「逃しはしないわ!上海!蓬莱!」

とアリスが人形を出来杉を捕まえている黒服にむけて突進させようとしたがそれをみた黒服は持っていた拳銃を出来杉に向けた。

黒服「動くな!動いたらこいつの命は無いぞ!」

とその言葉で全員が固まった。

ドラ「お、落ち着け!」

と言ったが…

黒服「落ち着いてるぞ!いいか、このガキの命が惜しいならお前ら全員動くな!」

と黒服は返した。

霊夢「ぐ…卑怯よ!」

と霊夢は黒服に対してこう吐いた。

黒服「ふん、何とでも言え!さあガキも一緒に来い!」

と黒服は出来杉を引っ張っていった。

 その先には入り口が開いた巨大なタイムマシンが置いてあり、残った黒服が一斉に乗り込んでいた。そして今正邪が乗り込もうとしていた。

正邪「よしお前ら、さっさと逃げるっ…」

とここで黒服がショックガンを出して正邪を撃った。正邪は一瞬驚いたような顔をした後にドサっと倒れた。

 これに動けないドラえもん達は驚いた。

しず「まさか…仲間を撃つなんて…」

と霊夢達が言葉を失っている間に出来杉を人質にとった黒服がタイムマシンの入り口に到着。出来杉を連れたままタイムマシンに乗り込んでいった。

ジャイ「やべえ!待ちやがれ!」

とジャイアンがタイムマシンに走り始めたが時はすでに遅く、タイムマシンは起動を始めた。そして出来杉を連れたまま超空間に入ってしまった。

しず「そ…そんな…」

ドラ「出来杉君が…連れ去られた……うわぁぁぁ!僕の責任だぁぁぁぁ!」

とドラえもんが泣き叫び始めた。

ドラ「壊れてお詫びしますー!」

のび「ちょ、ドラえもん!それはダメだよ!」

ドラ「止めないでくれ!僕は壊れたいんだー!」

とドラえもんとのび太がこんな掛け合いをしてる間に、正邪が目を覚ました。

正邪「うーん…はっ、タイムマシンは!?……置き去りにされたのか…裏切られた…のか…」

と正邪が目覚めたのを見つけた慧音が

慧音「おやおや、正邪君?お目覚めのところ悪いが私の話に付き合ってくれよ。よくもまあここまでしてくれたねー?私の愛する生徒まで殺すとはいい度胸をしてるねぇ?」

と正邪に近づいていた。

魔理沙「そうそう。どーせここにあの謎の黒マスクを送り込んだのも君だろう?」

と魔理沙も近づいてきた。

霊夢「あ、そうそう。私や早苗やレミリアも支配するとか言ってたよね♪…で、この落とし前はどうつけるのかしら…?」

と霊夢も絶好の笑顔で近づいてきた。

正邪「ま、まってくれ!子供は誰も死んでは…」

と正邪が言いかけたところで慧音が

慧音「問答無用!今ここで落とし前をつけてやる!覚悟しろ!」

と般若の顔で正邪に頭突きをしかけた。

それで吹っ飛び、倒れた正邪に間髪を入れずに霊夢と魔理沙が殴り始め、慧音もそれに加わった。

ジャイ「お、楽しそうだな。じゃあ俺も殴りに行くとするか」

とジャイアンも正邪のほうに行き、正邪を殴るのに参加した。

ドラ「止めるなー!僕は壊れる!壊れたいんだー!」

のび「やめてくれよドラえもん!」

魔理沙「オラオラ!さっきのお前の威勢はどうした!」

慧音「よくも生徒を!よくも生徒をー!」

霊夢「まさかたけし君も手伝ってくれるとは思わなかったから、これでかなりダメージを与えられるわっ!」

ジャイ「へへっ、何かわからんけどありがとうございまーす!おいこの野郎!出来杉を何処に連れて行った!答えろ!」

正邪「や、やめてくれ…頼…グフッ」

とかなりカオスな状況になってきていた。

スネ「ね、ねえしずかちゃん…」

とスネ夫はしずかに喋りかけた。

しず「な、なにスネ夫さん…?」

スネ「これ…どうやって止めたらいいんだろう?」

とスネ夫は2つの修羅場を指さした。

しず「とりあえず…しばらく待ちましょう…」

スネ「う…うん。そうだね」

と二人は静観を決めた。

ちなみにアリスは

アリス(うーん…私も正邪を殴りたかったけど、これじゃあ無理ね…)

とスネ夫としずかの横で思っていたのだった。

 

 

    少年&少女修羅場中

 

 

 ドラえもんが何とか自殺しようとするのをやめて、正邪をボコボコにするのをなんとかしずかとスネ夫の二人でやめさせた後(ちなみにアリスはどちらも静観していた)、正邪に対する尋問が始まった。

慧音「お前は何故、罪のない子供達を殺したんだ!」

正邪「いや…殺してな…」

慧音「何寝言を言っている!周りには死体が転がっているだろ!この!」

と慧音は正邪を殴った。

そして正邪が気絶したらスネ夫が今度は水をぶっ掛けて無理矢理正邪を目覚めさせた。

ジャイ「おい、お前だったら出来杉をどこに連れて行ったかぐらいわかるだろ?答えろよ!」

とジャイアンがいつもよりも更に怖い顔で正邪に聞いた。

正邪「み、見ての通り俺は見捨てられたんだ!知らねえよ!」

スネ「知らなくても大体のところぐらいはわからないのか?」

とここでスネ夫も参戦する。

正邪「心当たりはあるが、お前達だけでははいることも難しいだろうな!」

と正邪が答えたところで再び慧音が

慧音「それは後で聞くとして…なんで!なんでなんでなんで!子供達を殺したんだよ!」

と慧音は再び正邪を殴り始めた。とそこへ

男子生徒「先生!辞めて!」

慧音「うるさいぞ……え!?生きてたのか!」

と慧音は驚いた。

男子生徒「うん先生!全員生きてるよ」

慧音「よかった…よかったぁぁ…」

と慧音は言いながら気絶してしまった。

アリス「と…とりあえず…一件落着のようね。さて、正邪はどうしようからしら?とりあえず束縛するとしてもできるものが無いのよね…」

ドラ「それならいいものがあります!」

テッテレー

ドラ「ただのロープ!」

のび太「よりによってただのロープかよ!」

ドラ「まあまあまあ…とりあえずこれで縛ろうよ」

とドラえもんは正邪を縛り始めた。

 

 

タイムマシン内

黒服A「まったく、酷い目にあったな」

と言うと周りの黒服がそれぞれ同意した。

黒服B「次は上からあの怪獣とかいうやつを借りて行こうぜ」

黒服A「全くだ。そろそろ母船だから降りる準備をしろ」

と言うと周りの黒服達は降りる準備を始めた。

 

時は流れて巨大なタイムマシン内(ここからは仮に母船と名付けておく)

恐竜ハンター「結局あの鬼もどきは何の役にもたたなかったらしい。現地にいた者共はあいつらの仲間を一人捕まえたらしい。ただし、あの5人とは別人らしいが。そして次の作戦からは幻想郷の外側にあるところから捕まえた怪獣を一匹いれてほしいとのことだ。」

Mrキャッシュ「お望みとあらば次の作戦からは捕まえた怪獣を一匹用意するがどうする?」

ギガゾンビ「いれたほうがいい。あいつらも想像上の生物を作れるくらいのレベルは持っている」

Mrキャッシュ「ではいれるとして…ダブランダー、君の部下はどうやら無能だったみたいだな。どう責任をとってくれる?」

ダブランダー「黙れ…」

Mrキャッシュ「ふん、まあいい。では次の作戦を考えようではないか…」

と作戦会議が始まった…




また遅くなりまして申し訳ございません。一週間に一話を目安に投稿していこうと考えております


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