ロクでなし魔術講師と禁忌教典:ただ正義の魔法使いになりたかった2人 (ないすぅ〜〜)
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原作1巻
再会とロクでなし


まず最初に、遅くなってしまいすみません。
先週末は忙しくて、原作の第一巻すら読めなくて投稿が遅れました。


あと大幅に設定やヒロインを変えたので読みながら
どこが変わったのか見つけてみてください。
あと設定集を消します。

それではどうぞ!


少し小高い丘の上に建っている屋敷の早朝の一風景、

 

「なんつーかさ、俺、働いたら負けだって思うんだよね

お前のおかげで俺は生きている。お前がいてくれて本当によかった」と金髪赤眼の女性、セリカ・アルフォネアに言った。

 

そしてセリカは「ふ、そうか。死ねよ、穀潰し」と毒を吐くが、顔は微笑んでいた。

「セリカは厳しいなぁ~! ・・・あ、おかわり」と空になったスープの皿をセリカの鼻先へ突きつけた。

 

「清々しいな、お前は」

「普通、働きもしない居候って、もうちょっと謙虚になるもんな」

「あー、今日のメシは少し塩味がきつかったぞ?俺はもっと薄味の方がいいね」とグレンは言った。

 

「その上、ダメ出しとは恐れ入る」としばらくセリカは笑い

「《まあ、とにかく、爆ぜろ》」と奇妙な呪文の三節詠唱をすると

爆発でグレンが吹き飛び転がっていくのが見える。

 

「ば、馬鹿野郎!お前、俺を殺す気か!?」

 

「殺す?違うぞ、ゴミをかたす行為は掃除と言うんだぞ、グレン」

 

そんなことを言っていると、不意に屋敷の扉が開いた。

 

「帰ってきたよ~母さん」とセリカに瓜二つの顔をした青年が入ってきた。

 

途端にセリカは「おお~来たか~、相変わらず可愛いやつだな~、ヒロ~」と息子(・・)を抱き寄せていた。

 

「母さん、苦しいよ」と言うがセリカの立派な双丘に頬擦りして満足そうな顔をしている。

「なんだ、1年前から一人暮らし始めて、母さんは寂しいんだぞ~。

お前は週末にしか顔を見せないんだから、少しはイチャつかせろ~」と歳不相応なことを言っているのは愛嬌だ。

 

 

そこへ「・・・あの~、俺いるんだけど~」と空気なグレンは言った。

 

もはや空気なグレンへ向け『いたんだ(まだいたのか)?』とゴミのように2人から見られ

「せめて、人間の扱いしてください」っと泣きそうに言った。

 

「それはそうと、グレン、いい加減仕事探さないか?」

「そうだぞ、グレン、俺でも一人で生活するぐらいの稼ぎはしてるんだぞ」

「うんうん、さすがは私の息子だ~」とセリカは頭を撫でていた

 

「それはそうと、お前と言うやつは・・・昔のよしみでお前の面倒を見てやっている

私に少しは申し訳ないと思わないのか?」

 

「ふん、何を水臭い。俺とお前の仲だろう」と言うとセリカはキレた

 

「《()摂理(せつり)円環(えんかん)へと帰還(きかん)せよ・五素(ごそ)五素(ごそ)に・(しょう)(ことわり)を・・・・」

 

「ちょ!それ、《イクスティンクション・レイ》の呪文じゃねぇか!待て、粉々になっちゃう!嫌ァアア~~」

と高速で後退りし、悲鳴をあげた。

 

そこへ「母さん、そんなゴキブリに魔術は勿体ないよ」とグレンへジト目を向けながら言った。

「うむ、そうだな。ゴキブリに伝説の剣を向けるようなものだな」と詠唱をやめた。

 

「ひどくね、それ。ゴキブリに失礼だろ」

 

『そっちかよ!?タチ悪いなお前」とまたもやシンクロした、さすが親子である。

 

「まあ、グレンもそろそろ俺みたいに前を見ろよ」

 

「つってもなぁー、俺なにやればいいんだ?」

 

「魔術講師として働いてもらおうと思ってな、お前の能力なら問題ないはずだ」

 

それから少々いざこざがあり、グレンは2人をキレさせ

『《其は摂理の円環へと帰還せよ・五素は五素に・象は理を(つむ)(えん)乖離(かいり)せよ》』と早口で2人は呪文を紡ぎ、放った。

 

グレンのかたわらを特大の波動が駆け抜けていき、2人は『ち・・・・狙いが甘かったか」と言い

グレンは口をパクパクさせ硬直していた。

 

「次は外さん・・・・《其は摂理の円環へと帰還せよ・五素は五素に・象と理を・・・》」

 

「ま、ママぁあああああああああーー!?」

 

 

こうして半ば強引にグレンの再就職先が決まったのであった。

そして「ヒロ、お前もついでにグレンの補佐を頼んだぞ」とセリカは笑みを浮かべた。

ヒロは絶望した顔で「俺の楽して、キャッキャ、ウフフ、生活がぁああああああーー」と言って気絶した。

 

 

 

 

それからしばらく後、

 

 

「ルミアーー、遅くなってごめん」

「もうルミアったら律儀なんだから、先に行っててよかったのに」

 

「うっ、そんな・・・お嬢様を置いていったら、しがない居候に過ぎない私は、旦那様と奥様にお叱りを受けてしまいます」

「馬鹿、冗談でもやめてよね、私たちは家族なんだから」

「あはは、ごめん、システィ」と可愛く舌をぺろっと出しておどけた。

 

 

 

その一方ある家では

 

「お姉ちゃん、行ってくるね」

「うん、いってらっしゃい、ユウナ。忘れ物しないでね」

 

「もう、お姉ちゃん心配しすぎ」

「そう言えば、今日からユウナのクラスに新しい講師が来るのよね?」

「うん、そうだけど?どうして?」

「うんうん、なんでもないよ。・・・・いいこと起きるかもよ?」と微笑んで言った。

そして(2人とも立ち直ったのかな?だとしたら私はうれしいかな)と女性は妹の後姿を見ながら呟いていた。

 

 

 

 

システィたちへ戻り

 

 

2人で談笑しながら通学路を歩いていると

 

「うおぉおおおおおおおおおおおおおーー、どけどけぇーーー」と目を血走らせながら走っている男と

「待ちやがれ、グレン、人に朝食代払わせやがって。今日こそ許さんぞ。

()(ことわり)よ・(すべ)てを拒絶(きょぜつ)し・森羅万象(しんらばんしょう)()せ》」

「ば、馬鹿野郎、それお前の固有魔術(オリジナル)の《悪魔(ディアボロス)魔術(アルケミー)》じゃねないか。俺をこの世から消す気か!?

パパぁあああああーー」

「パパって呼ぶんじゃない、キモイぞ。あと俺はお前と同い年だぁああああーー」

と朝から街中でバカ騒ぎをしていると、グレンの目の前に女子生徒二人があたふたとしていた。

 

「な、何ィいいいいいっ!?ちょ、そこ退けガキ共ぉおおおおおーー」

 

「お、《大いなる風よ》」とシスティは黒魔《ゲイル・ブロウ》を唱えた

 

そして男は宙を舞い噴水へと見事着水した。

 

そして「お嬢さんたち、ありがとうこのグレン(馬鹿)を止めてくれて」と頭を下げて礼をいい、女性たちを確認すると

 

システィが「・・・・あっ!?あんた、ヒロじゃない」

「・・・・・違います、人違いです」とスルーを決め込んだ。

「私が間違えるわけないじゃない、この四年間何してたのよー」顔を真っ赤にし怒っていた。

そんなことも気にせずヒロはルミアの方へ行き、

 

 

ルミアが「あの、私に何か付いてますか?」と聞くと

「いや・・・・お前・・・・どこかで」と言いながら体中を舐め回すように見ながら体を触り、最後に後ろへ回り胸を1揉みすると

ルミアから「キャン」と可愛い声が聞けて満足していると。

 

「ちょ、ちょっと、あんた何どさくさに紛れて胸揉んでんのよ、この変態」と言いシスティはヒロを蹴り飛ばし

壁へ顔をめり込ませた。

 

 

そしてずぶ濡れのグレンは立ち上がり「ありがとうお嬢さん、ヒロ(悪魔)を倒してくれて。

あと今何時か教えてもらえませんか?」

 

まだ時間があるのを確認するとグレンは逃げていった。

 

一方ヒロは「いってぇ~、誰だよ、こんな紳士でイタイケのお兄さんを蹴り飛ばす奴わ」

「誰が紳士でイタイケよ、この変態!」とシスティはジト目を向けながら言った。

 

「・・・ん?シス・・・まな板じゃないか!久しぶりだな。相変わらず胸はch『うるさい、この変態』」と言い

システィはまた蹴り飛ばした。

胸を腕で隠しながら「いま絶対わざと名前間違えたじゃない。あと人の気にしてること言って」と怒っていた。

 

それからブツブツと文句を言っていると、

ルミアが「・・・システィ、あの男の人・・・逃げていったよ?」と苦笑いしながら逃げた方へ指をさしていた。

 

 

 

 

それから学院の教室へと場所は移り、

 

 

 

 

「・・・・・遅い」とシスティは怒っていた。

「確かに、ちょっと変だね・・・」とルミアも首をかしげる。

 

 

それからしばらくすると

 

「・・・あ~、わりぃ~、遅れたわ」と呑気に教室へと入ってきたのだ。

 

「やっと来たわね!ちょっと貴方、一体どういうことなの!?貴方にはこの学院の講師としての自覚は・・・」

 

システィーナは男を確認すると

「あ、あ、あああ、貴方は!?」と朝あった男であることに驚いていると。

 

「・・・・違います、人違いです」とスルーの態勢へ入った。

 

「・・・う、嘘、グレンお兄ちゃん?」とセニカが言うと

「・・・っげ、ユウナか?・・・久しぶり・・・だな」と顔を引きつっていた。

 

 

「ていうか、貴方、あの状況からどうやったら遅刻できるというの?」

 

「そんなの時間にまだ余裕があったから、公園で居眠りしてたからじゃん?」と言うと

「なんか想像以上に、ダメな理由だった!?」とクラス中からジト目を向けられるグレンであった。

 

 

それからまたしばらくすると、

 

ドアを蹴破り「悪い悪い、遅れたわ。間に合うはずはずだったのに、途中であの女に出くわして説教されてたら遅れたわ」

 

「・・・っえ!?ヒロお兄ちゃんまで!?」

お兄ちゃんと呼ばれ、呼ばれた方を見ると

「・・・っげ、ユウナか。久しぶりだな。さっきお前の姉ちゃんに説教されてたとこだぞ」

 

 

システィーナは入ってきたもう一人の男を見ると驚いた。

「・・・・なんでヒロがここにいるのよ!」

ヒロはシスティーナを見ると「・・・・違います、人違いです」と答えスルーの態勢へと入った。

 

「また同じこと言われた!?それよりも貴方みたいな人がそういてたまるものですか。

あと、貴方も、遅刻した理由が、予想以上にダメじゃない」

 

「えー、グレン=レーダスです。本日から一ヶ月間、生徒諸君の勉学の手助けをさせていただきます。

短い間ですが、これから一生懸命頑張っていきます」と挨拶し

 

「えー、ヒロ=アルフォネアです。こいつの助手です。・・・・以上です」と言うと生徒が全員ずっこけた。

 

 

システィーナが「早く授業始めてください」と言い、授業が始まるのかと思いきや

 

グレンとヒロが何やら小声で打ち合わせし、グレンが

「よし、早速始めるぞ・・・・一限目は魔術基礎理論Ⅱだったな」

 

 

そして助手のヒロがとても綺麗な字で黒板に自習と書いて2人は居眠りの態勢を取ったのであった。




まあ何ともくだらない駄文でした。

え?こんな駄文を書いたのはお前だろうって?


「・・・・違います、人違いです」





はい、怒りを覚えたみなさん、本当に申し訳ありません。


出来たら今日中に次の話を投稿します。

それでは次回「やる気のない非常勤講師と子猫と子犬」


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やる気のない非常勤講師と、子猫と子犬

祖父の稲刈りの手伝いや仕事で忙しく
遅れてしまいすみません!

オリキャラの名前を変えました。
理由はセリカと被って言いずらいからです。

今回は少し長いです。

それでは第2話です。


グレンとヒロが非常勤講師として来てから数日が経ったが

毎日、毎時間自習が続いていた。

 

そして今日も「今日も自習なぁ~」とグレンが言うと

クラスの生徒全員に静寂が訪れ、もうたっぷり数十秒経つと

 

「ちょっと待てぇえええええー」とシスティがキレ、教科書をグレンへ投げ飛ばした。

 

その一方学院長室では

 

「どうかお考え直しください、学院長!」とハーゲイ・・・もとい、ハーレイ先生が言うと

 

「彼らの採用は、セリカ君たっての要望だからのぉ~」とリック学院長が返すと

 

「あの魔女の進言を了承されたのですか?」

 

「グレンとやらは、魔力容量(キャパシティ)意識容量(メモリ)も普通、

系統適正もすべて平凡、良くも悪くも普通の魔術師・・・・いや、基礎能力だけでは中の下かの。

ヒロはさすがセリカ君の息子じゃの、基礎能力だけでは上の中・・・上の上かの~」と言うと

 

「グレンは第三階梯(トレデ)、ヒロは第六階梯(セーデ)ではありますが

あのやる気のなさでは生徒たちがかわいそうです」

 

学院長が再び経歴を見ると「ふむ、彼らは魔術学院(ここの)卒業生なのか」

 

ハーレイが「なぜ学院長は二つ返事で採用を決めたのですか?」

 

「そりゃあ、だって、ほら、セリカ君が推薦してくれたんじゃろ、なんか面白い事、やってくれるような気がせんか?」

 

「しません。あの魔女を過大評価しすぎです、あの魔女は過去の栄光にしがみつき

守るべき秩序を破壊する旧時代の老害です」

 

すると「言ってくれるじゃないか、ハーレイ」

 

突然響き渡った何気ない声にハーレイは凍り付いた

 

 

「あの鼻たれ小僧がまあ、随分と偉くなったもんだ。私は嬉しいぞ?」

 

「・・・いつからいた、セリカ=アルフォネア・・・・」

 

「さ、いつからだろうな?先生からデキの悪~い生徒に問題だ、当ててみな」

 

「転移の術、時間操作、・・・そんなバカな・・・魔力の波動も、世界変則の変動も感じなかった」

 

「はい、不正解。お前三流だよ、精進しな」

 

「ごきげんよう、学院長」と優雅にセリカが挨拶した。

 

「おお、セリカ君。相変わらず美しいの」

 

「ふふふ、学院長もまだまだ若くて素敵だぞ」

 

「そうか、ならば今晩の相手をしてくれぬか」とリックが笑いながら言うと

 

「あはは、お断りだ。てか相変わらずお盛んだな。そろそろ枯れろよ」とセリカが返すと

 

「ふははは!わしは生涯現役よ!」と笑いながら返した

 

そんな温い空気をハーレイが机を叩き吹き飛ばす

 

「私は認めん、セリカ=アルフォネア。あのような愚物を講師にするのは絶対認めん」

 

「・・・取り消せ」とセリカがキレてしまい

「別にお前が私のことを悪く言おうが勝手だが、私の前で彼奴らを悪く言うのは許さん。取り消せ」

 

「な、にを・・・・グレンとヒロという男が・・・・取るに足らない三流魔術師である・・・のは事実であろう」

と脂汗を流しながら声を絞り出した。

 

「お前にこれが受けられるか?」とセリカが自身の左手に嵌めていた手袋を取ろうとすると

 

「わ、わかった・・・取り消す・・・・私が・・・・悪かった・・・」と言い部屋から出て行った

 

それを学院長が見て

「やれやれ、相変わらずおてんばじゃのぉ、部屋が吹き飛ぶか冷や冷やしたわい」と言い、続けて

「だが、セリカ君、今回のことは君の差し金であっても無茶だよ」

 

「・・・・わかっている。本当にすまない」と言い

「あいつらの責任は私が取るさ。あいつらには、ただ、生き生きしていて欲しいだけなのさ」

 

 

 

 

その頃、教室では

 

「うわー、見ろよ、ロッド、あの講師を」

 

「あぁ、スゲェな・・・・目が死んでる・・・・」

 

「あんなに生き生きとしていない人を見るのは初めてだ・・・・」と教室の至る所から響く声

 

「で〜〜多分、こうだから〜〜きっと、こんな感じで〜〜で〜〜大体、こうで〜〜」となんともやる気のないグレン

 

そして「おお〜この人ナイスボディーじゃん。一目だけでもいいから拝みたいもんだぜ」

と教室の端で座ってエロ本を読むヒロ

 

 

「あぁ、ヒューイ先生は良かったなぁ〜」

 

「ヒューイ先生なんで辞めちゃったんだろ・・・・」と言われグレンたちの授業は最悪なものであった。

 

それからはグレンの書く字が汚すぎて板書できず、理解できる者はいなかった。

 

 

それでもごくわずかに、最低な授業からも何か得ようとする生徒もいた。

 

「あの、先生・・・・質問があるんですけど・・・・」と小柄で小動物のような女生徒が言った。

 

「なんだ?言ってみな」と言われ先ほど分からなかった語訳を教えて欲しいと言ったが

 

「ふっ、俺も知らん」

 

 

「待ってください、先生。生徒の質問に答えてあげるのが先生じゃないんですか?」とイライラしながらシスティが言うと

 

「分からない物をどうやっておしえればいいんだよ?」

 

「生徒の質問に答えられらいのであれば後日調べて、答えてあげればいいじゃないですか」とまた言い合いが始まった。

 

 

流石にこれ以上はマズいと思ったのかヒロが

 

「よし、リン、どこが分からないんだ。俺でよければ答えてやるよ」と言いその場は収まった。

 

 

それからグレンの初授業終了後、女子更衣室にて

 

 

「まったくもう、なんなのあいつ」とシスティがぼやく、更に

 

「ねぇ、ユウナ、あなた先生達のこと知っていそうだったけど、何か知っているの?」

 

 

ユウナは尋ねられたが言おうか迷っていると、他の女性陣が

 

 

「テレサ、あなたいつの間に!」とウェンディが言い

 

「うふふ、成長期ですから」と勝ち誇ったように返すと。

 

周りを見れば同じような光景が広がっていた。

 

 

しばらくすると「あーめんどくせぇ、別に着替える必要なんかねえだろ・・・セリカのやつ」

とグレンが言いながら更衣室に入ってきて、システィ、ルミア、ユウナ3人と目が合った。

 

しばらく沈黙の後「・・・・あー」とグレンが周りを見渡し外のプレートを見ると

 

「昔と違うんだな、ここは男子更衣室だったのに」と言い

「これが最近、帝都で流行っている青少年向け小説のラッキースケベってやつか。

あー待て。お前ら落ち着け。俺は常日頃、こんなお約束展開について物申したかったんだ」

 

「俺、思うんだが・・・・女性の裸をチラッと一目見るのとボコられるのが等価交換だなんて割りに合わねえだろ?。

だから、俺は・・・・・・この光景を目に焼き付け。・・・・そうだろ・・・・ヒロ?」

 

 

すると天井から不気味な笑い声が聞こえ

 

 

「そうだとも、我が同志よ。・・・・俺もこの光景を目に焼き付ける!!」と2人で凝視すると

 

 

「「「この・・・・ヘンタイ」」」とクラスの女子にボコられる情けない先生であった。

 

その後、2年2組の女子生徒による、とある魔術講師達への悲惨な暴力事件が発生したのであった。

 

その後、2人で食堂へ歩いていると

 

「痛ってぇー、普通あそこまでやるか?」

 

「本当だぜ。あーあ、頭にコブまで出来て、目も開かなくて見えないし」とボコボコにされた2人が話していた。

 

「しっかし、最近のガキは発育が良いな。何食ったらあんなに育つんだ?」とグレンが言い

 

「さあな。しかし、ユウナは発育が良好で良かったじゃないか、グレン?」とニヤニヤしながら言うと

 

「うっせーよ。あいつだって良い体してるじゃねーか」とグレンが返すと

 

「バカ野郎、・・・あいつをそんな目で見たことねえよ」とヒロが返す

 

「別に隠さなくたって、普段のお前を見てれば分かるよ。・・・・好きなんだろ?」と言われ

 

照れを誤魔化しながら「そんなんじゃねえよ」とグレンの頭を叩いた。

 

 

そして2人で「「ルミア、・・・・良い体してたなぁー」」と言った。

 

 

 

食堂でそれぞれ大盛りを注文し席を探していると、ちょうど良いところが開いていたので

 

「「よっ!邪魔するぞ」」とシスティ達がいる席へ座った。

 

 

すると「あ、貴方たちは」

 

 

「「・・・・・違います、人違いです」」華麗にスルーされるシスティであった。

 

 

それから皿のカチャカチャ言う音だけが聞こえてくのであったが、ルミアがこの沈黙を破り

 

「あの、・・・・先生方は随分とたくさん食べられるのですね」

 

「まあ、食事は数少ない娯楽の1つだからな」

 

するとユウナが「グレン先生の炒め物美味しそうですね」と言うと

 

ルミアも「ヒロ先生の野菜も美味しそうですね」笑顔で言い

 

グレンが「わかるか?ちょうどこの時期にキルア豆の新豆が入荷するんだ」

 

ユウナが「そうなの?じゃあ今度、私も食べてみようかな?」と言ったが

 

「一口食ってみるか?」とグレンが言い

 

先程からヒロの野菜を食べたそうに見ているルミアを見てヒロも

 

「・・・・ルミアも一口食べてみるか?」と聞くと、ニパァとルミアは笑顔を浮かべ

 

「・・・いいんですか?・・・でも間接キスになっちゃいますよ?」

 

「・・・・ふん、・・・ルミアなら喜んで!」とヒロが言ったが、それを面白くないシスティが

 

「・・・ふーんだ、ルミアにデレデレしちゃって」と言い、ユウナも

 

「・・・・お姉ちゃんに報告しなきゃ」と悪魔の笑顔を浮かべていた。

 

「・・・・ユウナさん、ごめんなさい。それだけは勘弁してください」と謝るヒロであった。

 

 

それから物々交換し食べているとグレンが

 

「・・・・そこのお前、そんだけで足りるのか?」と聞き、ヒロも

 

「そうだぞ、成長期なんだから食わないと育たないぞ」とシスティの胸を見ながら言うと殴られた。

 

「余計なお世話です。午後の授業が眠くなるから食べないだけです。

まあ、先生には関係ないことですが」と言うと

 

「・・・・・回りくどいな。言いたいことがあるなら、はっきり言ったらどうだ?」

 

「・・・・分かりました。この際はっきりと言わせてもらいます、私は」と言おうとした瞬間

 

「「お前も食いたいんだろ?・・・・まったく、このいやしんぼめ」」と口に食い物を2つ突っ込まれた。

 

 

「・・・ち、違います。私が言いたいのはそんなことじゃなくて」

 

 

「代わりにそっちも少しよこせ」とグレンにスコーンを取られ、ヒロにもシスティが一口食べた方を取られ

 

「ああー⁉︎何、勝手に取ってるのよ」怒ったが

 

「等価交換だ!」と言われ

 

「ど・こ・が、等価交換なのよー。ちょっとそこに直りなさい」とシスティを怒らせ

 

「うわっ!ちょ、ちょっと、食事中はお静かに願いますぅー」とチャンバラが始まった。

 

 

 

 

それから数日後

 

 

「いい加減にしてください」とシスティが言うと

 

 

「だからいい加減にやってるだろ?あんま怒ると白髪増えるぞ?」と呑気に返すとグレンに

 

「誰が怒らせていると思っているんですか⁉︎」

 

「ほら、そんな怒るからその歳で白髪だらけじゃないか・・・可哀想に」

 

「これは白髪じゃなくて銀髪です。・・・先生方が授業に対する態度を改めないなら

こっちにも考えがあります!」

 

「・・・・えっ⁉︎マジで⁉︎」

 

「私は、この学院に多少なり影響力を持つフィーベル家の娘です。

お父様に進言すれば貴方たちの進退を決することもできます」

 

「よかったな、グレン。これで俺たち1ヶ月待たずに辞められるぞ!システィ、・・・ありがとう」

「・・・本当にありがと、白髪のお嬢さん」と涙ながらに抱き合って喜ぶ2人を見て

 

 

システィは「あ、貴方たちと言う人は」とキレて手袋を投げた。

 

 

「「痛ってぇー」」

 

「貴方たちにそれが受けられますか?」

 

グレンが「・・・お前、マジか?」

 

「私は本気です本気です」とシスティが返す

 

するとルミアが「シ、システィ!ダメ!早く先生たちに謝って、手袋を拾って」と言うが、システィは動かず

 

グレンが「・・・お前、何が望みだ?」

 

「授業態度を改め、真面目に授業してください」

 

ヒロが「お前が要求するってことは、俺もお前に何でも要求していいってこと、失念してないか?」

 

「承知の上です」

 

「お前、馬鹿だろ。嫁入り前の生娘が何言ってんだよ、両親が泣くぞ?」とヒロに言われ

 

「それでも、私は魔術の名門フィーベル家次期当主として、貴方たちを見逃すわけにはいきません」

 

グレンが「いいぜ、その決闘受けてやる。

ただし、この決闘は【ショック・ボルト】のみだ。ケガさせたら悪いしな」

 

そこでヒロが「ちょっと待った!俺に受けさせてくれよ、グレン。早く辞めたいんだから」

 

「ダメだ。俺がやる」とシスティの手袋を取り合い、俺だ、俺だと喧嘩が始まった。

最終的にはじゃんけんでグレンが勝ったため、グレンが戦うことになったが、

負けた場合はヒロが引き継ぐ形で終止符が打たれた。

 

「ほら、決闘やるんだろ?中庭行くぞ」とクラス全員で決闘の行く末を見守るため移動することになった。

 

 

 

 

 

 

移動後、グレンとシスティが対峙する形で向かい合い、その他は離れて見守っている。

しかし、ヒロはどっちが勝つか分かっているかのように、1人笑いを堪えていた。

 

 

「いいぜ、いつでも来な」とかっこよく決めたが外野から

 

「負けたら、セリカが泣くぞー」と水を差され

 

「ちょっと、やめてよね、人がせっかくかっこよく決めてるのに」と言い返した。

 

 

ショック・ボルトの撃ち合いの決闘は、いかにして相手より早く発動できるかが、勝負のカギとなる。

 

 

システィーナは覚悟を決め「《雷精(らいせい)紫電(しでん)よ」とショック・ボルトを指先から放った。

 

クラスのみんなは、グレンの余裕そうな顔を見てどうするのか、固唾を飲んで見守っていた。・・・が

 

「ぎゃやややややーー」とまともに受け、システィは自分がルールを間違えたのかと思い、

他のクラスメイトは、唖然としており、ヒロに至っては、腹を抱えて大爆笑していた。

 

 

グレンは痙攣しているのかしばらく動かず、やっと回復したと思った第一声に

「ひ、卑怯な・・・・・」と言い

 

復活したグレンを見て「あ、先生」とシスティが言うと

 

「準備できてないのに、不意打ちとは、それでも誇り高き魔術師か!?」とグレンが負け惜しみ言うが

その後、何本も勝負するがグレンは三節詠唱、システィは一節詠唱が出来るため、勝負は明らかであった。

そしてクラスの生徒はあの結論に至った。

 

「「「(先生、一節詠唱出来ないんだ!!)」」」と

 

挙句の果てにはそんな約束は知らないと言い走って逃げていった。

 

それを見てヒロは「・・・ユウナ、治療を頼む」と言ってグレンのもとへ向かわせた。

 

それから「よし第二ラウンドだ。使う魔術はなんでもOKでいいか?」と聞くと

 

システィは「・・・なんでもって所はちょっと癪だけど、いいわ」と言いヒロとシスティの決闘が始まった。・・・が

勝負は一方的だった。

 

「雷精の『吠えよ炎獅子』・・・」とシスティより早く呪文を唱えると、グレンと戦った時とは別次元の威力の呪文が発動した。

システィは、間一髪で避けたが何が起こったのかシスティも含めクラスメイトの誰もが分からなかった。

 

しかし、この呪文が軍用攻撃魔術《ブレイズ・バースト》であることはわかった。

 

それからも一方的に軍用魔術を使いシスティを消し炭にしようとしていた。

 

そこでみんなが思った「「(こいつは、鬼畜だ!!)」」と。

 

「ちょっと、ヒロ、軍用魔術を使うなんて卑怯よ」とシスティは言うが

 

「何でもありっ了承したのはお前だろ。あと、決闘は全力でってママから教えられているんだよ」と言い

逃げ回るシスティに止めの一撃、《ライトニング・ピアス》を撃ち込んだ。とても威力を落として。

 

システィはなんとか避けたが、勝ち目がないので降参した。

ヒロはガッツポーズを決め喜んでいたが、周りの生徒は、こいつには決闘を挑まないと心に誓ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それからまたやる気のない授業が始まったが、ここで問題が起きた。

リンがグレンに質問したが、この前のように適当に返しシスティを怒らせた。

 

「無駄よ、リン。その男は魔術の崇高さを全く理解していないわ」と言うとグレンが

 

「ふーん。魔術ってそんなに偉大で崇高なもんかねー?」と返した

 

それから言い合いが続き、ついにグレンが言ってしまった。

 

「あぁ、魔術はすげぇ役に立つよ・・・・・人殺しにな」と

 

 

「お前らの好きな魔術が、二百年前の『魔導大戦』、四十年前の『奉神戦争』で一体何をやらかした?」と言い

さすがにこれ以上はヤバいと思ったヒロは「お、おい、グレン」と続きを言おうとしたがグレンは止まらず

 

「まったく俺はお前らの気が知れねえよ。こんな人殺し以外、なんの役にも立たない術を勉強するなんてな。

こんな下らんこと人生費やすなら他にもっとマシな・・・・」と言いかけたところでシスティがグレンを叩いた。

 

「いっ・・・てめぇ!?」

 

「違う・・・もの・・・魔術は・・・そんなんじゃ・・・ない・・・もの」と泣きながらシスティが言い

 

「なんで・・・そんな・・・ひどいことばっかり言うの?・・・大嫌い、貴方なんか」と言い教室から飛び出していった。

 

「・・・・っち」と苦虫を噛み潰したような顔をし、ヒロはやってしまったという顔をしていた。

 

 

ヒロが「すまない、みんな、今日は自習にするから」と言い、グレンが出ていきヒロが後を追おうとしたが

ユウナが私が行きますと言い、ルミアからはシスティをお願いしますと言われたのであった。

ヒロは頭を掻きながら、考え、了承して、システィを追いかけた。

 

 

 

 

 

この後、システィたちはどうなるのか?

 

To be continued




少し長かったと思いますが読んでいただきありがとうございます。

書いていておもうのですが、作者自身、語彙力、要約が下手くそ
だなと思いました。
それも踏まえてこれからもよろしくお願いします。

作者「システィ、次回の題は?」

システィ「あ、はい。次回は『ほんの少しの、やる気』です。
みなさんお楽しみに」



それでは感想、評価お願いします。


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ほんの少しのやる気

感想お気に入りありがとうございます!


エタった思ったみなさん、安心してください!エタってませんよ。


これからは原作ではグレンが言った事をオリ主が言ったり、展開がオリジナルな部分がありますがどうかよろしくお願いします。



あれから、ヒロはシスティを、ユウナはグレンを探していたが見つからず、夕方になっていたが、

 

 

ユウナはバルコニーにいるグレンを見つけ近付こうとしていたが、

 

「・・・・やっぱり俺、ここにいるべきじゃないな。セリカにゃ悪いが、

帰ったら土下座の練習だな」とグレンが呟いていた。

 

 

「・・・・グレン先生、ちょっといいですか?」とユウナがシスティの魔術に対する思いを語ることを決心し話しかけた。

 

システィは祖父との約束で、メルガリウスの天空城の謎を解くと祖父と約束したこと。

祖父から教えてもらった魔術が祖父との絆を感じられること、

そして今は、ユウナやセリカ、ヒロしか知らない、グレンは本当は魔術が好きである事を言った。

 

そして「ちゃんと明日、謝ってあげてくださいね⁉︎システィ泣いてたから」

 

グレンは何も反応しなかったが、顔は笑っていた。

 

 

一方、ヒロはまだ校舎内を探していると、反対側の校舎の教室に人の影が見えたので

遠見の呪文【アキュレイト・スコープ】を発動させ見た。

 

「あの金髪は、・・・ルミアか?」と何をやっているのか見てみると

ルーン文字を五芒星の内外に書き連ね、方陣を構築しようとしていたが、上手くいっていなかった。

 

ヒロは息抜きも兼ねて「・・・・よしっ!」と言って冷やかしついでにレクチャーしに行った。

 

 

 

ルミアは出来ずに思い悩んでいるといきなり扉がバンッと開けられ驚いた。

 

「ヒ、ヒロ先生⁉︎どうしてここに?」

 

「ばーか。それはこっちのセリフだ。生徒による実験室の個人使用は原則禁止だろ?」

 

「ご、ごめんなさい!私、法陣が苦手で授業についていけなくて・・・、

いつも教えてくれるシスティがいなくて、1人でやっていたんです」

 

「ごめんなさい!今すぐ片付けますね」と言い片付けようとしたが

 

「いや、いい。もう少しで完成じゃないか。崩すのはもったいないだろ?」と笑顔で返し

 

「で、でも・・・・上手くいかなくて、どの道諦めるつもりだったんです。どうしてだろ?前は上手くいっていたのに」

 

「ばーか、水銀が足りてないんだよ」

 

ルミアは「えっ!」と驚いていたが、ヒロは何の躊躇いもなく水銀が入っている壺を取り

ルミアが構築した法陣をなぞった。ルミアは普段はあんなにやる気のないヒロが

ここまでの手際で出来ることに驚いていた。

 

 

「よし!もう一回起動してみな。教科書通り五節でな。省略するなよ?」

 

「《廻れ・廻れ・原初の命よ・理の円環にて・道を為せ》」と呪文を唱えると

7つの光と銀が織り成す幻想的な景色にルミアは思わず

 

「うわぁ〜、綺麗・・・」呟いていた。

 

「そんな感激するものか?コレ」

 

「だって・・・今まで見た誰よりも魔力の光が鮮やかで、繊細で力強くて・・・先生って凄い・・・」

 

「馬鹿言え。こんなの誰にでも出来る。それに、これを組んだのはほとんどルミアだ。

ルミアが精製した素材や触媒が良かったんだよ、きっと」と言い、ルミアの頭を撫でた。

 

ルミアは昔を思い出し、悪い気にはならず、むしろ気持ち良さそうに目を細めていたが、その幸福な時も終わった。

 

「じゃ、俺帰るわ」

 

「あ・・・ちょ、ちょっと待ってください」

 

「どうしたんだ?」

 

「ええと・・・そうだ、先生、今から帰るんですよね?・・・途中まで一緒に帰りませんか?」と笑顔で言ったが

 

「・・・・・やだ」と言われルミアは少し拗ねたが、すぐに

 

「・・・ぷっ。・・・冗談だよ。一緒に帰ろう。なんなら手も繋ぐか?」

 

「もうっ!・・・茶化さないでください!急いで片付けるの待っててくださいね?」と涙目になりながら言った。

 

それから2人は学院を出て、ルミアの昔話を聞き、ある人物に助けてもらった事を感謝している事と

なかなかハードな人生を送って来たことを知ったヒロであった。そしてヒロは何か重要な事を忘れているような気がした。

 

 

 

 

 

 

それから夜になり、システィはメルガリウスの天空城の見える丘に来ており、思い悩んでいた。

 

 

しばらくすると、システィの後ろから犬の鳴き声が聞こえて振り返ると白い犬がシスティの足元で戯れていた。

 

システィは飼い主がいないか辺りを見回すと、

 

「よっ!」と後ろから声をかけられ声をかけられ、驚いて転んだ。

 

「・・・・も〜、誰よ!」と見上げると、手を差し伸べているヒロがいた。

 

「大丈夫か?」と言われながら起きあげてもらい、システィは顔を赤くしていた。

 

「この子、ヒロの犬?」

 

「そうだよ。散歩中にどっか行っちまったから、探してたんだよ。捕まえてくれてサンキュな」

 

 

それからたわいもない話をしていると、ヒロがあの事を話し始めた。

 

「システィ・・・・グレンのことなんだが・・・」と言いかけると

 

「・・・・何よ、あんたもあいつの味方するの?人の気持ちも知らないで!」

 

「落ち着けシスティ、別に味方するんじゃなくて、なんであいつがあんな事言ったか説明しようと思って

あの後、お前のこと探していたんだぞ?」と言われシスティは心配してくれて探してくれていたことが

嬉しくて、頬を朱に染めていて、ヒロのことをまともに見ることが出来なかった。

 

 

「今から、ある人物たちの昔話をするから、よく聞くんだぞ?」と言われシスティは首を縦に振った。

 

「そいつらは、物心つく頃には既に魔術が大好きで勉強熱心で、出来なければ出来るまで練習して、

出来るようになったら魔術の先生に見せて、褒めてもらって、それが嬉しくて・・・」と話していると

 

 

「・・・それってあな『いいから、聞く』・・・はい」と制されしまった。

 

 

「それで、飛び級で魔術学院に入学して、幼い頃読んでいた、

正義の魔法使いの本のような魔術師になりたくて、一生懸命で、卒業して、

帝国のある魔術団に入って、仕事しているうちに、本当にこれがやりたかった事なのか?

これが本当に正義の魔法使いになれるのかと疑うようになった。

・・・そして1年前、とある事件が起きて・・・1人はそれで魔術が嫌いになり、

1人は大事な人を守るために体を張って傷つき・・・・そうやって魔術の闇の部分をたくさん見て来た。

だから、そいつらは魔術が大嫌いになった」と言い、ヒロは気を暗くしていた。

 

システィはこの話を聞き、自分の知らない魔術の裏の顔をその人たちは見て来たのだと気付き

自分の言動が浅はかであった事を悔いたのであった。

 

それからヒロは「だから、もし、あいつが謝って来たら許してやってほしい。

お前の叔父さんの事は知らなかったんだし、あいつも言いすぎたと悔いているよ」と言い、ヒロは頭を下げた。

 

 

「よし、暗い話はこれくらいにして帰るぞ。夜更かしは女の敵だぞ。

あとない物が余計に育たないぞ〜」と、余計な一言を言ってしまい、良い雰囲気だったのをぶち壊し、

 

「・・・・あんたは・・いつも・・いつも・・・一言余計・・・よっ!」

「ワンッ、ワンッ」とシスティと自分の愛犬に殴られては噛み付かれ、何とも酷い顔をしていたが、

 

システィは「・・・・でも・・・ありがと!いろいろ心配かけて。もう大丈夫よ」と言い小走りで駆けて行った。

 

 

その後、ヒロは更にある人物にボコボコにされ、次の朝、ルミアに治してもらうのであった。

 

 

 

 

次の朝、教室にて、

 

 

システィとグレンは対峙しており、クラスのみんなは、また昨日のようの喧嘩が始まるのかと思っていたが

グレンが頭を下げて謝った事と、システィがすんなりと許したことに、クラスメイトは面食らっていたが、

ルミアとユウナは笑顔で、無事解決した事をよろこんでいた。

 

 

そして次の一言で、システィ含め生徒全員驚くのであった。

 

「よし、お前ら・・・授業始めるぞ」と言いクラス中騒めいていた。

 

「さて・・・と、これが教科書・・・だっけ?・・・・いらんな」と言い外へ投げ捨てた。

 

それから、手始めに【ショック・ボルト】についての講義が始まった。

 

 

「【ショック・ボルト】の詠唱は、《雷精よ・紫電の衝撃以て・撃ち倒せ》だよな」と言い、

実際にグレンが三節詠唱で発動して見せた。

 

「これが、魔力を操るのに長けたやつなら・・・・そうだな、俺の助手にやってもらおう」

 

はいはいと言いながらグレンの方へ手を向け、「《雷精の紫電よ》」とヒロは呪文は発動した。

 

もちろんグレンはショック・ボルトを受け止めて、

 

「・・・テメェー、やりやがったな。《雷精よ・紫電の衝撃『雷精の紫電よ』」と喧嘩が始まったがどちらが勝つかは明白である。

 

 

しばらく経った後、

 

ボロボロになったグレンは「・・・と、まぁー、詠唱を四節にするとどうなる?」

 

聞かれた生徒たちは誰も答えられず、講師2人は床で笑い転げていた。

最終的にウェンディがランダムと答えたが

 

「答えは・・・・右に曲がる・・・だ」と言い、的中した。

 

それから、五節や詠唱の文字を一部消して唱えるなど、グレンが言った事は全て的中した。

 

「何?たかが言葉ごときが人の深層意識を変えられるわけがないって?・・・よし、ヒロ、あれやるぞ『りょーかい』」と言い

それぞれ、ユウナ、システィの前へ移動し、

 

「ユウナ・・・愛している、実は一目見た時からお前に惚れていた」

『システィ・・・昔からずっと好きだったんだ・・・結婚してくれ』と2人揃って告白やプロポーズする次第で

クラスの女子は、きゃーや顔を赤らめる者、1人は目のハイライトが消えヒロを睨みつけている者、

男子に至っては、死ねこのクズ講師やリア充爆ぜろなど様々な意見である。

 

 

ネタバレすると「はい、注目!2人の顔が真っ赤になりましたねぇー。

見事言葉ごときが意識に何らかの影響を与えましたねー」と言って、2人は満足げに回れ右して

戻っていくと、「・・・・『こんのぉ、ばかぁぁぁぁあああああー』・・・」と言って教科書を投げた。

 

 

それからしばらくは賑やかな授業になり、グレンは講義をし、ヒロは理解できない者の所へ行き説明すると言う構図が出来ていた。

瞬く間に、2人の授業の評判は他のクラスへ拡がり、クラスへは入りきれないほどの生徒で溢れていた。

 

 

例えば、「時間だな、じゃ、これまで・・・はぁー疲れた」と言い黒板を消し始めると

 

「あ、先生待って!まだ消さないでください。私、板書取ってないんです」とシスティは手をあげるが

ヒロがニヤリと笑い、グレンとアイコンタクトを取り

 

 

「ふはははははははは・・・・・もう半分くらい消えたぞ⁉︎ざまぁシスティ」とヒロはシスティへ言い

 

「あんたは、子供か!」と教科書を投げなれ見事、顔にめり込んだ。

 

ある日は、授業が終わりグレンとヒロが沢山の本を抱えて出て行こうとすると

 

ルミアとユウナが『あ!先生、手伝います』と言って駆け寄ってきた。

 

グレンとヒロはそれぞれに2、3冊ずつ渡して運ぼうとすると、遅れてシスティが「私も手伝うわ」と言ったところで

またもやニヤリ顔をし、『じゃ、よろしく!』と2人に全部の本を押し付けられ前が見えないでいた。

 

「な、なによ、あんたたち!ルミアとユウナとじゃ扱いが違うじゃない!」と怒っていると

 

グレンが「ユウナは可愛い、ルミアは癒し、お前は生意気」と言い

ヒロは「ユウナは優しい、ルミアは女神で巨乳、お前は生意気で貧乳」と言い

 

システィが「・・・・・・ヒロは殺すわ」と言い本を落とし、リアル鬼ごっこが始まった。

 

 

それからとある放課後、2人で黄昏ていると

 

「おー、おー、夕日に向かって黄昏ちゃって、青春してるねぇ〜」茶化すようにセリカが言ってきた。

 

「・・・何しにきたんだよ、セリカ」

 

「おいおい、母親が愛息子を見にきたらダメなのか?」と言いながら自分の谷間へヒロを埋めていた。

 

「私は明日から学会で帝都オルランドへ行く。留守の間ここを頼むぞ・・・2人とも。

それとヒロ、・・・しばらく会えないんだ、今晩・・・待っているぞ」と意味深な事を言うセリカであったが

 

「・・・よし、溜まりに溜まった物を今晩はぶち撒けるぞ」と意気込むヒロであり、セリカは「ほどほどに頼むぞ」と雌の顔をしていた。

 

 

すると、

 

「あ!やっぱりここにいた、先生!」と3人が手を振って寄ってきた。

 

 

グレンが「どうしたお前ら?帰ったんじゃないのか」と言うと

 

ルミアが「図書館で板書の写し合いをしていたんですけど、先生たちに聞きたい事があるって・・・ユウナとシスティが」と答え

 

 

『それは言わないって約束でしょ〜、裏切り者!」と吠えていた

 

「ヒロ先生、私も聞いてもいいですか?」と聞いてきたので「もちろん」と答えると

つかさずシスティも「あ、わたs『やだ!」・・・まだ何も言ってないでしょ。何なのよこの扱いの差は!」

 

「ユウナは優しい、ルミアは女神、お前は・・・愛してる」と言うと

いつもと返ってくる返事が違い、システィは毛先をくるくると指でまわしながら、

 

「あ、あんた・・・・何言ってるのよ!」と照れていたが

 

「・・・・嘘に決まってんじゃん、ふはははは」と笑っていると鳩尾にシスティの拳がめり込んでいた。

 

 

その後、なんだかんだ言いながらも仲良く帰っていき、セリカはその後ろ姿を見て安心していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、魔術学院に魔の手が迫っていることには誰も知る由もなかったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その晩、しっかりとセリカの屋敷に帰ってきたヒロはそのまま一緒に風呂へ入り、上がった後は

セリカをお姫様抱っこして寝室へ行き、親子の絆を深めたのであった。

 

その晩、セリカの屋敷から男女の卑猥な声が聞こえたとか聞こえなかったとか。

 

 

 

 

To be continued




読んでいただきありがとうございます。

この後は、あと1話で原作1巻を終わらせて2巻の方へ入って行こうと思います。
その間にヒロとヒロインとのオリジナルストーリーを入れるかもしれません。


感想、お気に入り、評価お願いします。

活動報告の方でヒロインを募集していますので、皆さんの意見を聞かせてください!


次回「愚者と世界と黒い死神」

次はヒロインの都合上、オリ敵が出てきますが他作品とは全く関係のない雑魚です。


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愚者と世界と黒い死神

感想、お気に入り、感想ありがとうございます。
みなさんのコメントを見て笑っています。

オリ敵が出てきますが、かませ犬で新たなヒロインを作る
過程にすぎません。



次の朝、2年2組は授業が遅れていることもあり授業がある。

 

 

「うぉおおおおお、遅刻遅刻ー」とグレンは寝坊して急いでいた。

 

そして、ヒロもまた「やべぇえええー、遅刻だぁああああー、システィに殺されるーー」と言いながら全速力ダッシュしていた。

 

それもそのはず、前夜は、セリカの誘いもあり夜遅くまで激しい運動をしていたのである。(ベットが壊れたらしい)

そして、広場では待ち合わせをしたわけではないが、2人は合流したが、ここで異変に気付く。

 

「・・・おい、休日なのに静かすぎないか?」とグレンは言い、

 

ヒロも「・・・確かに、いつもは人が溢れて賑やかなのにな」と警戒を強めた。

 

 

2人は物陰に誰かいるのに気づき、グレンが

「・・・・・出てきな、そこにいるのは分かっている」と言うと、物陰から一人の青年が出てきた。

 

「ほぅ、わかりましたか?たかが第三階梯(トレデ)と侮っていましたが、なかなか鋭いですね」

 

ヒロが「・・・どなたですか?用がないのならどいてくれません?俺たち急いでいるので」

 

すると突然、男が、「《穢れよ・爛れよ―》」と不意に呪文を唱えた。

 

2人は、『・・・や、やべぇ!?」と言って方陣の光で消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、教室では

 

「・・・・遅い、遅すぎるわ。あいつら、今日、授業なの忘れてんじゃないでしょうね?」とシスティは痺れを切らしていた。

 

その後しばらくすると、不意に扉が開かれ、2人が来たと思ったシスティは

 

「・・・遅いわよ、貴方たち!」と言ったが、入ってきた男たちは知らない男たちだった。

 

 

それから、男たちは、ルミアを探していた。

手始めにリンにジンはお前がルミアかと聞いたが、リンは答えず、システィが食って掛かると、ジンを怒らせ

《ライトニング・ピアス》が放たれようとした瞬間、ついにルミアは我慢ならず、自分がルミアと名乗り出た。

 

そしてルミアが「私は大丈夫・・・グレン先生・・・ヒロ先生が必ず助けに来てくれるわ」と言い連れていかれた。

 

 

 

 

 

その頃、町では、人々が、「あれはひどいな」や「あいつ、生きているのか」などと声が上がっていた。

人だかりの中心には、全身をボコボコに殴られた挙句、素っ裸にひん剥かれているいる男性がいた。

身体には縛りプレイのように縛られており、顔面にはドブス、股間には極小と紙が貼られていた。

 

 

一方、ルミアはヒロの名前を呼び胸元で手を握っていた。

 

システィはと言うと、ジンに連れられ使われていない教室へと連れてこられていた。

両手は背中で《マジック・ロープ》で縛られており、身動きが取れないでいた。

 

ユウナも、タンに連れ去られており強姦されそうになっていた。

 

システィは、ジンに辱められ、犯されそうになっていると、

 

ジンが「あーやべぇー、勃tってきたわ」と言うと、

 

真横から、「・・・あー俺も勃ってきたわー」と言うとジンが

 

「・・・誰だ・・・お前?」と聞いてきたが

 

「・・・システィ・・・お前結構エロい下着つけてんだな」と言いシスティは我に返り

 

「こっち見るなぁああああ」と蹴り倒した。夫婦漫才である。が、ハブられていらついていたジンは

キレて、ヒロに向けライトニング・ピアスを放った。

 

「ズドン」

 

が発動することがなかった。なぜなら

 

「《何それおいしいの?》」と訳の分からない言葉を言うとライトニング・ピアスは霧散していた。

 

ジンは舐められていることにイラつき

「ズドン」「ズドン」「ズドン」と三回唱えたが、ヒロもまた

「システィ」「愛してる」「結婚してくれ」とふざけて言ったが、発動し、当たることはなかった。

 

 

ジンは拳を握り殴りかかってきた。

しかし、ヒロは帝国式格闘術を極めており、相手にならなかった。

そして止めの、

「行くぞ・・・必殺・・・・・マジカル~・・・・☆キック~」と言いパンチし気絶させた。

最後にジンが「パンチじゃねぇか」と言っていたが気にしない。

 

 

その頃、グレンも「俺の必殺、魔法の鉄拳マジカル☆パンチをお見舞いしてやるぜ」と言い・・・蹴り倒した。

 

 

 

システィの方へ戻り、

 

ヒロが「・・・やべぇ、また勃ってきた。システィ・・・エロすぎ」と言い、システィは恥ずかしそうにヒロの股間を注視していた。

 

「ちょ、ちょっと、変態・・・こっち来ないでぇえええー」と縛られたままのシスティは逃げていた。

しかし、システィは嬉しそうであった。何故なら、他の人に比べ発育が遅れている自分の身体でも、好きな人が欲情してくれたから。

 

 

ジンを素っ裸にし、縛り、股間に短小と紙が貼られていた。

 

すると突然、空間が揺らぎ、ボーン・ゴーレムが召喚された。

 

が、ルミアが攫われたことをを知りヒロは焦っていた。

 

「・・・俺の将来の嫁がぁああああー」と言うと、システィがつかさず

「何が・・・将来の嫁がぁああー・・・よ、裏切り者ぉおおお」とヒロを蹴り、ゴーレムごとぶっ飛ばした。

 

「おい・・・やめろ。変なものに目覚めそうになるから」とシスティに謝っていた。

 

 

それからは、イクスティンクション・レイを使い道を開けグレンと合流したが、ユウナからテレサも攫われたことを聞かされると

ヒロは転移魔方陣のある塔へと急いでいった。

グレンはユウナ、システィと協力してレイクを撃破したのであった。

 

 

 

 

塔に着き、扉を開けるとテレサがショウに犯されそうになっていた。が

 

「お前ら・・・ロクでなしなうえに、人でなしだな。懲りずに、あっちでもこっちでも強姦かよ・・・・羨ましいぞぉおおー」と言うと

テレサは軽蔑した眼差しを向けていた。

 

「・・・やめて、テレサ・・・そんな目でこっち見ないで・・・先生死にたくなっちゃう」と涙目になっていた。

 

その後無事に、ショウを倒したが、魔力を酷使した影響でヒロはマナ欠乏症になっていた。

テレサは駆け寄りヒロに向け、白魔術《ライフ・アップ》を唱えていたが、その頃にはヒロは気を失っていた。

 

しばらくしてヒロは目を覚ますと、頭の下に柔らかくて暖かい感触を感じていた。

よく見るとテレサが膝枕してくれており、下から見ればテレサの双丘が見え非常に眼福である。

 

「・・・ありがとう、テレサ。おかげでまた勃って来たよ」と言うとテレサに思いっきり殴られました。

 

テレサには他のクラスメイトと合流するよう伝え、ヒロは転移方陣のある部屋へ向かったのであった。

 

 

「だぁあああああー、開けごまぁああー」と言ってドアを突き破ってくるバカが一名来たのである。

 

「・・・先生、無事だったんですね。・・・よかった」と涙ぐんでいる、ルミアだった。

 

周りを見ると、イケメンの青年がおり

 

「お前が黒幕か?ただでさえイケメンなだけで罪なのに、これ以上罪重ねちゃったらだめだろ」と言うと

遅れてグレンも転移塔へとやって来たのである。

 

それからグレンが、愚者の世界を発動すると、サクリファイスが発動してしまった。

ルミアを救うには五層からなる方陣を解除していかなくてはならない。

 

ヒロは自分の手首を噛みちぎり、血を流し、黒魔《ブラッド・キャタライズ》を発動し

血で第一層目にルーン文字を書き始めた。

 

書き終えると、「《終えよ天鎖・静寂の基底・理の頸木は此処に解放すべし》」と黒魔儀イレイズを発動し解除していった。

 

だがしかし、最後の1つの所でヒロは力尽きてしまい、グレンも助けたいが

自分も体力の限界である事を分かっているため動けないでいた。

 

 

そして、「やっぱ・・・俺じゃ・・・無理だわな。ごめん、な・・・ルミア」と言いながらも

這い寄ってくるヒロを見てルミアも

 

「・・・先生・・・・受け取ってください」とヒロの額に触れると、ルミアの身体が発光し、触れている場所が暖かかった。

 

そして、ヒロの体内には莫大な魔力が溢れていた。

 

 

「うぉおおおー、ルミアの処女は頂いたぁあああー・・・・・・じゃなくて、

いそがねぇーと、やべぇ、・・・・間に合えぇええー」とすんでのところで解除に成功した。

 

事が終わった後に、ユウナとシスティが来たが、ヒロが倒れているのを心配していたが、

ルミアが膝枕をして介抱していたので、事欠かずの済んだのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、2人の非常勤講師の活躍により学院へ、また平和が訪れたのであった。

 

この事件でヒロはしばらく動けないでいたが、放課後にはルミアやテレサにたっっっっっぷりと奉仕してもらい、

夜には、セリカがたっっっっっっぷり奉仕してくれるので、そこまで苦ではなかった。

 

 

 

「うん・・・・・・システィの下着はエロかったぞ。お兄ちゃんは嬉しいぞ!」

 

物陰で見ていたシスティは

「・・・・・うるさいっっっっ・・・・このぉ・・・・変態ーーーー」と怪我を悪化させていた。




これでやっと原作の1巻が終わりました。
まあ途中からだいぶ省きながらやったので手抜きですが。


この後は、後日談でも書いてから2巻へ入って行こうと思います。(書くかはわからない)


それでは、評価、感想、お気に入り登録お願いします!

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後日談

今回は後日談です。
そんなに長くないのですぐ読めると思います。


お気に入りや感想をたくさん寄せて頂きありがとうござい。
感想では書いて頂いた皆さんに返すように心掛けています!




学院襲撃事件から数日経ったある日、グレン、ヒロ共に魔力の酷使で体に相当なダメージを受けていた。

 

グレンはすぐに治ると言われていたが、ヒロに至っては全身の骨折(3割はヒロインズの所為)で

包帯が全身に巻かれており、首から下が動かせないでいた。

 

 

しばらくは2組の生徒が、テロの調査のため学院が休みの間は毎日のように

グレンやヒロのもとへお見舞いに来ていた。

中でもグレンにはユウナが、ヒロにはルミアやテレサ、システィとセリカが毎日来ていた。

 

 

グレンはセリカの屋敷に居候しているが、セリカがヒロの自宅で看病しており、

グレン以外誰もいないじょうたいであったがユウナが、ほぼ住み込みで看病していた。

 

「先生ご飯ですよ。アルフォネア教授が好きなだけ食材を使っていいと

おっしゃったので、先生の好きな物を作ってみました」

 

グレンは一口食べると「・・・・うまい、ユウナ・・・お前・・いい嫁さんになれるな」と言うと

ユウナは耳まで真っ赤にし俯いていた。

 

グレンもまともな飯を食べるのは久々であり、あっという間に食べ終わってしまった。

ユウナはグレンの食べっぷりをみて、また惚れ直したのであった。

 

グレンの1日は、昼ぐらいまで眠っているので、昼に起き、ユウナがご飯を作ってくれ

その後は、リハビリも兼ねてユウナや見舞いの来てくれた生徒たちと散歩や会話をして

夜になれば、ユウナとご飯を食べて、風呂に入りまた睡眠と言うサイクルである。

 

事件から2週間ほどでグレンは怪我が治り、職場へと復帰した。

 

 

 

 

 

一方ヒロは、全身打撲や骨折でしばらく職場に復帰できず、自宅療養していた。

学校が休みの間は、システィとルミアが朝早くから身の周りを世話をしてくれており

不自由なく過ごすことが出来ていたが、テレサが見舞いに来たりやセリカが帰ってくると

地獄の始まりであった。

 

 

ある時は、

システィがご飯を作ってくれたので食べようとすると、テレサが

 

「先生・・・今日・・・私お弁当作って来たのですが・・・」と上目遣いでこちらを見て来た。

弁当の中身は、肉や和え物、野菜など日によって違うメニューではあるが、バランスの良い食事であった。

テレサは貿易商の娘であり、料理などした事が無かったが、あの事件以来

ヒロに好意を持つようになり、花嫁修行と言って母親から料理を習い始めたのだ。

 

 

 

「・・・せっかくテレサが作ってくれたから、今日はそっちを食べるよ」と言った。

 

手が動かせないので、いつもはルミアが食べさせてくれたが、それならばとテレサが食べさせてくれた。

その前にテレサとルミアで一悶着あったが、事なきを得た。

 

「・・・先生・・・どうですか・・・?」と聞かれ

 

「・・・・お、美味しいよ?・・・うん・・・美味しい」と言った。

別に決して不味いわけではなく、習い始めたてとはとても美味しのである。

しかし、普段システィが作ってくれる味はヒロの好みの薄味で味付けしてくれるため

システィがまずは、料理でリードしていた。

 

 

それから何気ない時にも、女の争いが勃発した。

 

まずは、テレサが飲み物を取りに行き、戻ってくる時にわざと躓き

ヒロの上へ覆い被さったのであった。

すると、ヒロの顔にテレサの豊満な双丘がめり込んでおり、ヒロは禁欲生活を余儀なくされており

溜まりの溜まっているのですぐに身体が反応してしまう。

 

 

「・・・先生、大丈夫ですか?」

 

 

「・・・ふぁいひょうぶ」と話すと、テレサの胸にヒロの息が当たり、テレサが卑猥な声をあげると

ヒロの相棒が反応し、それを見たシスティとルミアが急いで剥がしに行った。

 

 

ある時は、学校が終わった後にルミアが来てくれ、

お風呂に入れてくれたが、いつもはセリカが入れてくれるのだが、今日は何故かルミアに強制的に入れられた。

 

「・・・ルミア、その格好わ?」

 

「・・・その・・・変?・・・ですか?」と言われたが、ナイスバディなルミアなので

 

「全然、変じゃないぞ。むしろ最高だ!」と言ったが、ルミアに笑いながら変態と言われてしまった。

 

それから、頭を洗ってくれ、体を洗ってくれいる時に事件が起きた。

背中を洗い終わり、次は前を(ヒロはタオルで隠しているのでギリセーフ)と言う時に

ルミアが、床の泡で足を滑らせ、タオルが取れてしまい、生まれたままの姿でヒロに覆い被さっていた。

ラッキースケベである。この男、爆ぜるべきである。

 

ヒロは瞬時にある感触を感じとっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(・・・ルミアの・・・・コリっとしたものが・・・当たっている!!」

 

そしてルミアも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(・・・・先生の・・・固いのが・・・・お尻に当たってる?)

 

 

「す、すまないルミア。大丈夫か?」

 

「は、はい先生。・・・・あの・・先生?お尻に先生の・・・・固いのが・・・当たってます///」

 

「がぁああー、すまない。今すぐ鎮めるから。煩悩退散、煩悩退散!」

 

その時、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あぁああああああーーーーーーーーーーー・・・・・この変態、裏切り者ぉおおー」と声がしたので、

ブリキのようの振り返ると、涙目でこちらを見ているシスティとテレサがいた。

 

 

なぜこの2人が遅れて来たかと言うと、

システィはグレンに仕事を押し付けられ遅れてしまい、テレサは一度、自宅へ帰り着替えて来てから来ると

ヒロの家の前で偶然・・・・そう偶然バッタリと出会ったのであった。

家へ入ると、ベットにヒロがおらず、ルミアもいないので探していると、

風呂の方から声が聞こえたので何事かと急いで駆け付けると今の状況である。

 

 

ヒロの上にルミアが跨っている・・・・つまり2人は誤解しているのである。

 

「・・・ご、誤解だぞ!お前ら。・・・なっ!ルミア!」

 

さらにルミアが火に油を注いだ。

 

頬を赤らめ「・・・・先生・・・・激しかったですよ⁈」など言うもので、

システィとテレサの《ゲイル・ブロウ》で彼方へと飛ばされたのであった。

 

 

ここでは、システィは素直になれず、テレサとルミアに遅れを取り、リードされていた。

 

 

 

ある日には、セリカ以外が帰った後にはセリカに風呂に入れてもらい、

上がった後には、セリカの色香の当てられ、反応してしまい、それを見たセリカに良いように扱かれたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪我がだいぶ治って来たある時、夜景が綺麗に見える丘で黄昏ていると、

 

「・・・・・・ヒロ!」と言われたので振り向こうとしたが、叶わなかった。

何故なら、後ろからガッチリとホールドされているからだ。

 

 

「・・・・よっ!・・・元気か?」と笑いながら言うと

 

「それはこっちのセリフよ?」と返されてしまった。

 

「もう!あれだけ無茶しないでって言ったのに、またこんなになって

・・・・・・・もう心配させないで!」と鳴かせてしまった。

 

 

「・・・・・・すまない、○○」と言い向かい合い抱き返した。

しばらくヒロの胸で泣いた後、

 

「ねぇヒロ?・・・・・任務から帰って来て妹から聞いたけど

昔馴染みの子と教え子2人とセリカさんと、ナニしてたの?」と顔は笑っているがハイライトが消えた目で言われ

ヒロは冷や汗をかいて、(ユウナの野郎、チクりやがったな)

 

「・・・ナ、ナニモシテマセンヨ⁉︎・・・ウン・・・ナニモ」と動揺を隠せないでいた。

 

ふーんと見透かされたようにされたが、その後は特に追求してこなかった。

 

それからは何気ない日常の話に花を咲かせていたが、急に肩に頭が乗りかかって来たので

どうそたのかと見てみると、静かな寝息をたてて眠っていた。

 

 

 

 

 

 

 

そしてヒロは「・・・・お前だけは・・・・絶対・・・・死んでも守るよ」と言って、頭を撫でた。

すると、嬉しそうに一瞬だが笑顔が見えた。

 

 

 

 

 

 

そして時は流れ、魔術競技祭へと移り変わるのであった。




今回はオリジナルの後日談でした。

次からは原作2巻の魔術競技祭へ入っていきます。


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