七回目の脇役 一時停止 (神風封印)
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零話

目を開ければ見慣れた景色
またか…と、彼は呆れる、そして親友に会えることに少しの楽しみもありはした、さてはて今回はどんな悪意を押し付けられるやら


宜しくお願いします


『また会ったね?、宝王 帝夜くんそう、また僕さ

また君に呪いをかけに来たよ、クハッ♪』

 

「またかい?神さんよ、はぁ、たく、今回はどんな特典(災い)なんだ?」

 

『んー?そうだねぇ、逆に聞くけどさ?何がいいんだい?君はだいぶ力を持っているからね、そうそう渡すものなんて思いつかないのさっ♪』

 

「おいおい…自分の欲しい能力を乞えってか?流石に久々すぎるぜ?、まぁどうせ神さんのいつもの『悪意』って奴でひん曲げるんだろ?変わりゃしねぇか」

 

『あらら…信用されてないねぇ、別にコレには介入なんてしようとしてないさ、コレは、ね』

 

「へいへい、神さんのコレはって一言で生きる気力が激削れだっつーのハァ、んじゃま、久方ぶりにまともに考えますかね……」

 

『ふむ、帝夜くんが考えてる間暇だねいや、飛ばそうか』

 

「相も変わらずめちゃくちゃだな」

 

『さて、あれから5分ほど飛ばしたわけだが決まったかい?』

 

「へーよ考えついたぞ名は蓄える者ってところだな

気力 体力 魔力 妖力 このような力とつくもの全て上限なく貯め続けることが出来る、その方向性を定めることにより個体化や武器化、なども出来るってのでどうよ?」

 

『地味だねぇでも非常に強い要は君明言してないけどそれ、運動エネルギーや重力まで貯める気だろ?』

 

「当たり前だろ?自分にかかるエネルギーまで蓄えときゃ放出も補充も思うがままだからな、」

 

『まぁ、そんな感じで今回も人生を楽しみなよクフッ♪』

 

「はぁ、んじゃな、どうせまた会うんだろ?その時まで、またな」

 

『あぁ、楽しみにしてるよ!親友よ!』

 

はぁ、たく憎めりゃ楽なのによあの神さんは

いや、まぁそれでもあいつは親友だ、とんでもねぇ邪神だけどな、行く先も教えやがらねぇ、どうせしりやしねぇ世界だ知らねぇほうが楽しめんだろ、まぁ自分からは関わらねぇように生きてくかねぇ、

そのための今回の能力だしな、まぁ単に気配やらは食えばいいだけだし漏れ出た魔力も貯めれば外に出ねぇってようにしたかっただけなんだけどな、

 

そんなことを考えつつ俺は黒鉄で作り上げられた無骨な扉を押し広げる、

次の世界へ行くために、この一方通行の扉を

扉の間から、いつもの光が差してくる

包み込むように俺を生まれ返す

身体は縮みみるみる視界は小さくなっていく、

意識もだんだん遠のいていく、

さてさて、どんなドタバタや、平穏が俺を包んでくれるのだろう、無口な俺でも大丈夫だろ……う…か

 

そろ……そろ……限界………か……次の意識は……いつ……ごろ……に…なる…かな……………

 

 




そんなこんなで書いてみます、今回は短めですが次は長くしたいなぁって思います、帝夜くんの過去は特に書くつもりなしです、あ、正確には今はないです、そのうち書くかも、


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一話

すいません言い忘れてというか書くタイミングがあれでしたのでここで書きます、
宝王くんは神などの長い付き合いでない人やモノには基本敬語です混乱されないようご注意を!!


おおよそ小学2、3年と言った頃の身長だろうか?

その当たりで俺の縮小は終わった、、?

そして、辺りを包んでいた神々しいまでの光は消え去り、俺は跪いていた、

顔を上げればそこには赤い空、荒涼とした大地、そして何より血の匂い、

「ふむ、血の匂いか、試運転も兼ねて使いますかね、たく、」

思考を口に出しつつ混乱しないように能力の発動を開始する、

まず自分にかかる重力をまだ走りやすい範囲レベルで貯める、

途端体が軽くなるのを感じる、そして己の扱える『重力』というものが溜まっているのも感じる、

ふむ、おや?ほぉ、ここまでしてくれるなんて求めてはいないんだがなぁ?、まぁいいか、溜めた力は相互変換できるのか、

ふむ……よし、使い勝手は良さそうだな、いい能力だ。

 

しかし解せんな、赤子まで縮み母胎の中にというのがいつもの流れなのだが……厄介事か?おのれぇ、あいつは憎めないがこうゆう所はやはり苛つくな!!

 

『あら?そういう事言うんだぁせっかく今の状況を教えてあげようと思ったのに』

 

「なんだ説明してくれるのか?神さんよ」

 

『そーそー!説明してあげるさ!あ!て言うか名前で呼んでよ!一つ前の世界で教えてやったろ?』

 

「ん?名前か?あー、分かったよんじゃ説明してくれ『ラーン』」

 

『へ?、あ…あ、あ す…素直に呼んでくれるんだ……その、嬉しいなフフ♪』

 

「呼べと言ったのはお前だろうが、はぁ、と言うかハリー情報プリーズ」

 

『せっかちだなぁ、よし血の匂いでわかると思うが戦場だよ!そこは』

 

「はぁ?戦場だァー?!??」

七面倒臭いところに送りやがって!!

介入すべきか?………いや、やめとくか、

………あ、他の能力の確認も必要か?ふむ、とりあえず今確認できる能力は……

 

そう思い立ち俺はある能力の確認のため足元に転がる石を拾い上げ、消した

いや、正確には収納したのだ、己の中へ

そして今度は両手を出し

先程しまった石【二つ】両の手に持った

……ふむ、問題なく使えるな、確認と同時に持った石を捨てる、

巻き込まれない限りは放置で行くかこの戦争……

 

『んー、放置でいいと思ってるみたいだけど僕的に介入をオススメするよ!』

 

「ラーンが介入を進めるとは珍しいな?」

 

『んー、まぁ今回はその方が面白そうだからね!君の【口】も使えるんじゃないかな♪』

 

「【口】か、それの機能も見なければならないな、ならば勧められもしたことだし行きたくはないが行くか、

ところで重要なことを一ついいか?何と何が戦っている?」

 

『流石に聞かずには行かないか、ちぇっ

まぁ教えてあげるよ、二天龍と呼ばれる龍共と三大勢力さ!』

 

「その三大勢力って言うのはなんだ?」

 

『そこは見てからのお楽しみさ!龍の方は君の能力的に吸う前に教えてあげただけさ!』

 

「分かったよ、にしても、なぜ龍だけを………あぁ、なるほどそうゆう事か、魂、だな」

 

『そうゆう事さ!気をつけておきなよ?まぁ、吸ってもいいなら起動しておけばー?』

 

「いや、起動はスゥームと、インベントリ、マジカ、体力、スタミナにしておこう……それ以外は今は停止だ」

 

『慎重だねぇ?』

 

「いや、そんだけ言ってりゃ慎重にもなるだろ?あとなんか嫌な予感がするんでな【口】は起動するが」

 

『警戒してるねぇ………あ、なんだぁー介入するまでもなく来たよ?アハハ♪』

 

「この姿で戦うのは、後で厄介なことになりそうだな、主に下手に見られるという意味でな…………」

 

[ここに示すは真なる我しかしてそれは真にあらず我は今ここに変わろう朧を現とし現を朧へ………変化!]

 

その一言ともに俺の姿形はみるみると変わる

先程までは120cmと言ったところだった身長は成人男性のそれとなり、おおよそ185cmと言ったところだろう、実に戦闘向きと言える身長の高さである

変化はそれにとどまらず、装着品さえも変わる、

おおよそ平民が着るであったろう麻服は

上質な金属によって作られた闇を思わせるフルプレートへと変わった、

 

「まぁ、こんなところだろうな」

 

『おぉーかっくいぃー!!』

 

「うっさい……」

さて、こちらに向かってくるのは、

黒い翼を生やした者共と、白い翼?ほかは、蝙蝠羽?

……予測はつくがまぁ、後で確認するとしよう

さて重要なのは、暴れながらこちらに向かってくる……龍か……ふむ、凄まじい龍気を感じるな

白と赤、あれが二天龍というやつか……

「さて、手を出してこない限りは基本的に無視していたいな……」

 

『無理だと思うなぁ……ハハッ

あ、空気読んで僕は黙ってるよ!』

 

さて、いよいよ持ってこちらに近づいてきたな………

 

「そ、そこのキミ!!何故こんなところに!!!」

 

「………私か?」

 

「あ、あぁ!君以外にはいないからね!」

 

「そうですね、あえて言うなら気がつけばでしょうか?」

 

「は、は?いやキミここがどこか分かっているのかい!?今ここは二天龍…………………

うわぁ!!!!!!」

 

紅髪の蝙蝠羽が龍の火炎球に当たりそうになる、

 

「仕方ない……」

 

俺はその火炎球に手を向け……

そしてその火炎球は………消えた……

 

「え?き、えた?」

 

『おのれ、人間貴様何をした』

 

「いいや?何も?強いて言うなら貴方の火炎を消しただけですよ、ハハハ」

 

『人間ごときが……俺の炎を消しただと!!!ふざけるな!消し飛ばしてくれる!』

 

龍は逆上したように連続でこちらに火を吐いてきた

 

「はぁ、、面倒臭い」

「きっ、キミ!!早く!!早く避けるんだ!!」

 

そしてその炎は………またしても、消えた………

 

 




すいません消化不良気味な終わりで今回はここで終わりです

次回は明日かまぁ、できれば今週中にという感じで


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二話

続きです、
今回はまぁ、三つ目になりますかね?の能力が一応出てます、さらに正確に言うと四つですが
まぁいいでしょう、あ、そう言えばですが現在の宝王くんの見た目ですがわかりやすく言うなら黒檀の戦士をいかり肩にした感じと言いましょうかそんな感じです


消える………消える

 

何をどうやっても、いくら飛ばそうがいくら火力をあげようがいくら倍加しようが、炎は消えていく、

 

『何故だ!何故なのだ!なぜ俺の炎が消える!!貴様何をしているのだ!!!』

 

「種明かしをするなんて三流以下な真似を私がするとでも?」

 

『クソ!!』

龍は悪態をつきながらもこちらに火球を飛ばしてくる …………ハハッ、喰うけどな?

 

『ドライグ!貴様何をしているのだ!!!人間ポッチに時間をかけているのではない!人間!貴様我らの戦いを邪魔しおって、許さぬぞ!』

 

白い龍が現れ、俺に対していや、俺含めた周りに対して『半減』させたようだ、がわざわざくらってやるほど俺は優しく………いや、喰らってやるよ

 

『ど、どういう事だ!貴様は今半減したはず!なのに何故いや、貴様なぜ、先程から、そうも気配が希薄なのだ!!おかしい………どうゆう事だ!?』

 

白い龍は俺の異質さに少し気がついたみたいだな、まぁ意味は無いが、さて、そろそろ面倒だなどうするか……

 

「君!!いま魔王様がこちらに来て二天龍を何とかしてくれるそうだ!撤退との指示も私たちに出ているし一緒に来てくれ!!!巻き込まれてしまうよ!!??」

 

………どうやら紅髪の彼は優しい人のようだね、

 

「気にせずあなたは行ってください、私はまぁ巻き込まれずにいなくなれると思うので、」

 

「いや、しかし!くっ時間が!……すまない!!君を信じるが……置いていくことを許してくれ!!!」

 

「お気になさらず、別に私も気にしませんので」

そうして赤髪の彼は去っていく、と同時に彼が逃げた方向から4人の蝙蝠羽の者達と、

神気とでも言うべき気配を持つ1人が飛んできている、

 

「面倒になってきましたね?貴方達の相手もそろそろ終わらせましょうか?二天龍さん?」

 

『『ふざけたことを抜かしおって!人間風情がァ!!!!』』

 

「その人間風情に手も足も出ていないことをお忘れなく、」

『おのれぇ!!!』

そう言って赤い龍はブレスを

白い龍は爪を振り下ろしてきた、

 

「ふむ……」俺は白い龍に【眼】を向けた

赤い龍には手をかざした……いや【口】を向けた

すると、

 

『な、何をした!体が!動かぬ!!!うぅ!』

と白い龍は唸り

赤い龍はどうやら渾身のブレスさえ消されて放心中らしいな、

 

「ふむ、【眼】も問題なく動くかならもうこの戦闘に意味は無いな、悪いが終わらさてもらうよあぁそうだせっかくだ、今まで赤い君に貰った分を返そう!」

 

そう言い俺はにやりと笑った自分でもわかるほどににやりと、そうして、今までは喰らっていただけの力を、吹き出すための【口】をすぼめ、半分づつに凝縮して、2人、いや2龍に解き放った

 

『こ、これはオレの?!?!ウワァ!!!!!!』

 

『ドライグのブレスだと!!だかこれはあやつ以上の……グワァー!!!!』

 

死んだな………死体は、一度だけ回収しておくか……

俺は死んだ二体の龍に触れ、消した、そして数瞬後にまた同じ場所に、現した、

 

そうしてこちらに向かってくる5人に背を向け全速力で逃げた………

二つの魂が残って漂っていたのは【視えていた】が放っておいた、面倒ごとになる気がしたからな

そうして彼らが追いかけてきているのを感じつつも

見えない遠くまで逃げに逃げた

 

さて、これからどうするかね?、まぁ落ち着けるところがあればあの死体を喰うんだが、

 




というわけで今回も駄文ではありましたが二話終了です、次回はまぁ、現代というか、原作開始より何………年か前あたりですねに、入ります!
では待て次回!


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三話

書きますよ~


龍を殺し、5人から逃げてまぁ、まぁ落ち着いた森の中へ逃げてきたわけだが……

 

「さて、落ち着いたわけだが『ラーン』!!!」

 

『ウェ!?』

 

「お前わざと戦場という場所に送りやがって面倒くさいだろうが!!コレにはという言葉にはこういう意味も含んでやがったな!!!」

 

『あぁ!そ、ソウダヨー!!

ワザトセンジョウニオクッタサー(わざと戦場に送ったのさー)

 

「あ、素で間違えたのな、いやなんか目的はあったけど別にやらなくていいやって言うのを考えながらしてたらここに飛んだってところか?の割には落ち着いてたが」

 

『あっ落ち着いてたのはねスキ………いや、ほらあれだ!アハハ』

 

「あぁ結構焦ってたのな、ハイハイ、わざとじゃないのねハイハイ、で落ち着ける場所に出たことだし【口】の機能の他の部分も確認しとこうかね」

 

『そうしたらいいんじゃないかい?【分解】とか【構成】とか【記憶】とか【解析】とかさ!』

 

「いやお前こうゆうところで暴露すなや、誰が聞いてるかわかんねぇんだからさ、どうやら今回はいねぇ見てぇだけどさ」

 

(そうゆう話をする時はこっちで喋れ)

念話を使い注意しておく、能力がバレれば俺はそいつを殺さざる負えない、

利用されるのも癪だしな

 

『(ハハッ♪気をつける♪)』

 

「そうしてくれ」

さてやるか、

そう思い直し俺は少し開けた場所に

【先程殺し、あの戦場に置いてきた】龍の死体達を現す

そして【喰らった】そう、俺の口ではなく【口】で

[【解析】開始構成素材【記憶】完了【概念摘出】開始

【概念解析】同時進行【摘出・解析】共に終了

【概念記憶】完了]

 

「ふむ、なるほどな、『ラーン』もしかしてとは思うんだがこれか?俺に渡したかったものは」

 

『いや、そのつもりは無かったんだけど、まぁ、うん考えながらやるのは良くないねやっぱり』

 

「あーまぁせっかくだから貰っておくよ、強そうだし、うん」

 

『そうしてくれると嬉しいや、うん、いや、いいや、』

 

「にしても困るわぁ……また厄介事の種かよ、まぁどちらにしてもこうなきゃ望まない形で俺の体に付く可能性もあるからやっとかねぇとな」

 

『よし!ある程度確認も終わったね!』

 

「あ、まて一つだけ一番確認しなきゃなんねぇのが残ってるんだよ!、まぁほぼほぼ確定してるというか効果発動してるのは分かってるんだが、しっかり確認しないとな?」

 

『え?何するの?』

『ラーン』の言葉を半ば無視し俺は右手を左肩に回し、【引きちぎった】

『あっ!?、ほぇ!?いきなりやらないでよ!!!!怖いんだよ!それ!!!!』

 

「あ、わりぃな、ぼぅっとしてたわ、にしてもやっぱ左肩もぐのは神経的な気持ち悪さがあるな、」

そう言っている間にも、いや瞬きをする間にも、俺の左肩から先はまるで変わりなく【再生】されきっていた

 

『キモいって!キモイキモイキモイ!!』

 

「ヒデェな、まぁいいや、」どうやらちゃんと

【創った】能力もちゃんと残っているみたいだな

 

『毎回やってるけどそろそろ止めないかい!?それ!!!!、見てて気色悪いよ!ソレだけは!!』

 

「まぁ許せや元から他から手に入れた能力だ使いはするけど、確認しねぇと不安で使えねぇんだよ俺はよ、」

 

『まぁ分かるけど君は他人に干渉されないように能力にプロテクトもかけてるだろ?普通なら身体に刻む能力なのに君の場合【魂】刻みつけてるし余程のことがないと奪われないし消えないよ?』

 

「まぁ、許せや小心者なんだ」

 

『ところでさそろそろ元から送ろうと思ってた所に行ってもらっていいかな?』

 

「あぁ、構わねぇよ?どこ行くんだよ?」

 

『えっとですね、ここより未来……と言うかだいたい今からだいたい1400年後と言いますか………アハハ♪』

 

「間違えにも程があるだろぉがよぉ!!!ボケ神さんよぉぉぉ!!!」

 

『ごめんよぉ!!じゃあ今送るから!スグ!!!』

 

そして俺はまたここに来た時のように光に包まれた、

そうして今度は体が縮むこともなく、光の道のようなものが目の前に現れその道を歩く、

 

そして光が開けるとそこには……




はい、現代編に突入です!( ᐛ )و
感想待ってます!はい!


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四話

現代編と言ったな………あれは。嘘だ

すいません進行表よく見たらひとつ読み飛ばしてました

このあとちょっと視点変更であの事件を追わなければいけませんでした


紅髪の青年side

 

私達は暴れる二天龍のおかげで戦争は一時休戦となり、三大勢力は手を取り二天龍討伐に向いていた、

 

「二天龍はやはり強大か、どのみちこのまま戦争を続ければ三大勢力は共倒れだった、一時とはいえ休戦できた、それだけは二天龍に感謝かな、けれど、彼らが奪った命は多くある、悪魔も、天使も、堕天使も三大勢力全てが彼らにより被害を被った、皮肉なものだ、強大な敵がいなければどちらにしろ滅んでいたなど、」

 

口に出しながら思考をする、

どうすればこの争いのない時は続くだろう、と

 

答えは見えない、

 

「サーゼクス、時間だ、そろそろ行くぞ、合同戦線だ、」

 

「あぁ、今行くよ、」

 

だが、いまは、1人でも同胞を、いや、肩を並べて戦う仲間を死なせないかを考えよう、

 

 

戦線にて――

 

「あっ!サーゼクスちゃん!宜しくね!今日も頼りにしてるよ!」

 

「セラフォルー、私も頼りにしているよ、お互い一人でも多く生き残らせられるように、頑張ろう!」

 

「そうだね!サーゼクスちゃん!」

 

悪魔、堕天使、天使、それぞれが入り混じるこの戦線

だが私は、悪い気はしなかった、それどころか、

少しの嬉しさすら感じた、確かに殺しあった中だけれど、もしかしたらこの後また殺し合うのかもしれないけれど、それでも、私は思うのだ、

こうして、皆が、種族関係なく肩を並べられればどれほどいいだろうと、

 

 

戦線が始まって、4時間ほど、

私達は追い詰められていた、二天龍は強大で、やはりそう簡単には行かない、死亡者こそ未だ出ていないとはいえ負傷者は大量に出ている、どう打破すれば……

 

「きゃぁー!!!!」

 

「セラフォルー!!!」

イケナイ!!助けなければ!!

 

「ぐぁっ!!」

私はセラフォルーに向かっていた火球に滅びを当て多少その威力を落とさせをその背中に受けた、だが、

流石二天龍と言うべきか、無傷では済まない

 

「サーゼクスちゃん!大丈夫!?、そんな!ごめんなさい、私のせいで!」

 

「気にしなくていい!早く!医務藩に行くんだ!!軽傷の私がここは押し止める!!」

 

「サーゼクスちゃん………」

 

「早くしろ!、刻一刻とあの火球が同士に向いているんだ!早く治して帰ってきてくれ!!」

 

「えぇ!!すぐに戻るわ!!」

 

私は今出来る最高の手を考える………考える、

そして、思い浮かんだ。

 

「二天龍、こちらに来い!、貴様らなぞ取るに足らん!私が殺してくれる!ついてこれるならば付いてこい!!」

そう言い残し、走り出す

『おのれ!!コウモリごときが俺達を愚弄するなど!赦さぬぞ!!!』

 

これでいい、これで私についてくる、あとは同法の以内場所へ急がねば………

 

『待てコウモリもどきがァー!!』

 

くっ、もっと早く早く飛ばねば!!追いつかれる……

………!?あ、あれは!人間!?何故こんなところに!?

 

「そ、そこのキミ!!何故こんなところに!!!」

 

「………私か?」

 

「あ、あぁ!君以外にはいないからね!」

 

「そうですね、あえて言うなら気がつけばでしょうか?」

 

この子は何を言ってるんだ!!

声からしてまだ幼い、いや、しかしこの体格は成人いやそんなことは関係ない!!

 

「は、は?いやキミここがどこか分かっているのかい!?今ここは二天龍…………………

うわぁ!!!!!!」

 

喋っている間に追いつかれていたのだろう、

私に赤龍帝の火炎が迫る、避けられはしないだろう

すると黒檀の鎧の彼は、右手をこちらに向け、

途端、私の背後に達しヒリヒリとした熱を発していた

火炎が、消えた

 

「え?き、えた?」

 

『おのれ、人間貴様何をした』

 

「いいや?何も?強いて言うなら貴方の火炎を消しただけですよ、ハハハ」

 

『人間ごときが……俺の炎を消しただと!!!ふざけるな!消し飛ばしてくれる!』

 

赤龍帝は逆上したように彼?にかえんを

 

「はぁ、、面倒臭い」

「きっ、キミ!!早く!!早く避けるんだ!!」

 

そしてその炎は………またしても、消えた………

 

そして幾度その光景が繰り返されただろう、

いや全く同じではなかった、赤龍帝は倍加ブレスそのものを強化していた。それでも消され続けているのだ

あまりの光景に私は少し放心していたらしい

 

『何故だ!何故なのだ!なぜ俺の炎が消える!!貴様何をしているのだ!!!』

 

「種明かしをするなんて三流以下な真似を私がするとでも?」

 

『クソ!!』

 

あの赤龍帝が手も足も出ていない、

一体どう消しているのかも全くわからない

けれど、不思議と不安や、疑惑の念は湧かなかった

 

『ドライグ!貴様何をしているのだ!!!人間ポッチに時間をかけているのではない!人間!貴様我らの戦いを邪魔しおって、許さぬぞ!』

 

ちまちましていたら白龍皇まで来てしまった!?

その白龍皇は彼に力を向け

『半減』するかに思えたが

 

『ど、どういう事だ!貴様は今半減したはず!なのに何故いや、貴様なぜ、先程から、そうも気配が希薄なのだ!!おかしい………どうゆう事だ!?』

 

半減の兆しは見えなかった、

見ている事しか出来なかった私の耳にはめた通信機から、魔王様が二天龍に対処するとの連絡が入った、

急ぎ彼にも伝える

 

「君!!いま魔王様がこちらに来て二天龍を何とかしてくれるそうだ!撤退との指示も私たちに出ているし一緒に来てくれ!!!巻き込まれてしまうよ!!??」

 

 

「気にせずあなたは行ってください、私はまぁ巻き込まれずにいなくなれると思うので、」

 

「いや、しかし!くっ時間が!……すまない!!君を信じるが……置いていくことを許してくれ!!!」

 

 

「お気になさらず、別に私も気にしませんので」

 

本当に行っていいのだろうか………だが……

このままここに居れば魔王様の邪魔に……くっ

 

私はその場を退く、

同胞たちのいるキャンプ地へ避難し、

そこで魔王様たちが起こしたであろう大爆発と、神が起こした聖光がこちらに届き肌がひりつくのを感じた、

そうして、

二天龍討伐の引き換えに、四大魔王と神は死んだのだ

 

あの黒き戦士の死体は見つからなかったらしい、

 

 

 

 

 




遅れて申し訳ありません、
これにて過去編というか三大勢力協力編とも言うべきところは終わりですではではまたお会いしましょう


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五話

現代?……現代編です

現代編なのです!!!


すいません遅れて
……………


道を抜けると、そこは、林であった、

そして少し目を凝らせば

古き懐かし、平屋や、武家屋敷といった建物が

並び立っていた

この町並みに、更にはよく見れば街ゆく人は全て、着流しや、麻布の服などを着ているし、

よく見れば着物の腰布に刀を差した姿も見て取れる。

現代日本ではない、と、まぁ、直感した

所で『ラーン』のバカは確かだいたい1400年後に送る

とか言ったか?本当にここが1400年後なのだろうか

前科があるため信用出来ない、と言うか今回はよく喋りかけてくるが付き纏う気だろうか……それともここからは一人でという事か?さっきのはイレギュラーゆえ、と言った感じで、………

 

「ふむ、考えていても仕方ない、服装だけ周りに………あ、鏡見とこうか……」

 

俺は懐から鏡を出し自分の姿を確認する、

有り体にいえば、美少年がそこにいた、いや自分なのだが、むしろこれは俗に言う男の娘というヤツではないだろうか、髪色は濡鴉というか、蒼みのかかった黒だ、

 

『(どうだい?気に入ってくれたかい?)』

 

ビビった、そう、先程までもう話しかけてこないだろうと思っていた相手が話しかけてくればそりゃ驚く、当たり前だ、

 

「(驚いたよ、あと気に入ったかどうかは、まぁ苦労しそうだが美形に産んでくれてありがとう?でいいかな)」

 

『(良かった良かった♪)』

 

「(ところで、今は何時代だ?と言うか間違えてないだろうな、また、)」

 

話しつつ俺は歩を進める、もちろん人気の多いところに、喧騒に耳を傾けつつ『ラーン』の言葉も聞く、

 

『(うっ……ごめんなさい間違えました、はい、1480年ぐらいじゃなくて1200年後くらいです、はい、)』

 

「(正直でよろしい、ここからスタートでいいのか?)」

 

『うーんまぁ、いいと思うよ?特に何もしないでしょ?君』

 

「(まぁ、よほど巻き込まれでもしなければ平穏に過ごすのが俺流だしな、巻き込まれりゃ別だが、)」

 

『(だよねぇ、あと!今回!!僕!!付き添うよ!ずっと!!たまにそっちに体も飛ばすよ!!)』

 

「(そうか………)」

 

どうやら今回はこちらに来るらしい、初めてではないか?うん、初めてだ、親友と過ごすのはまぁ、あまり経験はないが、楽しい、と思う、ゆえ、嬉しいと、言える、うむ、

だが、いかんせん住むところは………あるがあれは住むところというよりまぁ、

住めるし快適だが、

なんと言えばいいか能力の一つということもありコンパクトにすぎる上他人から見たらどこに住んでるかわからない浮浪者、という見た目になる

だと言うのに、身綺麗なのだから、不審すぎる

それはまずいので、分身でもして一人芝居をしつつ、

部屋の確保と言った感じになりそうだ、

 

『じゃあ今回は僕これまでにしておくね!また来ます!』

 

最後普通に喋っていきやがった、周りの者が奇異の目で周りを探っているじゃないか………

俺は近くを探り、どうやら繁盛してる茶屋に失礼する、

 

「茶と、そうだね、水まんじゅうをおくれ?」

 

「はい!水まんじゅうですね?ちょいとお待ちを!」

 

ふむ、金はまぁ【視て】【覚えた】から【作れる】だろうな、法を犯してる?そこはまぁ、いいだろ、バレなきゃ………、値段はまぁ、最低でも、16文と言ったところか、まぁ払えるな作るし、

 

コトリ、と座った長椅子の横に菓子と茶が置かれる、

 

「はい、水まんじゅうとお茶ですよお客さん、」

 

「ありがとう、頂くよ、」

 

「ではゆっくりどうぞ!」

ふむ、じゃあ、ここまでで周りに耳を傾けて手に入れた情報でも、整理するか、どうやらがやがや行ってる喧騒の中にあったうわさの中身を記憶と照らし合わせると、天明の大飢饉から、なんとか持ち直した後のようだ、まだ話をされるくらいには傷跡は残ってるようだ、

まぁつまりこの世界では違う可能性もあるが大体、1783よりあとの可能性が高いわけだな、うん、

 

そして、菓子とお茶がうまい、とてもうまい、

あっという間に食べきってしまった、まぁ勘定を済ませてどこか帰る場所でも作るかね

 

「ありがとう、美味しかったよ、勘定お願いしていいかな?」

 

「はい!えっと、水まんじゅうだから………10文です、」

 

「はいよ、」

俺は少し余計に20文ほど渡す

 

「ありがとうございます!またいらっしゃい!!」

 

そんな訳で、ある程度の情報は手に入れたし、

そこらの山にでも、家を作ろうか、ふぅ、

 

 

 




現代編という名の江戸からの開始、ここから彼は土台を作り、本編に繋がります

すごい遅れてごめんなさいほんとに、

あとなぜ二十文払っているかと言うとだいたいあの時代ですと水まんじゅうが10文、サービス料としてだいたい6文、で、見栄というかそうゆうので払うのが4文程度ということで二十文にしました、そこまで詳しく調べてるわけでもないのであやふやかもですがだいたいそんな感じです


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第六話

テストぉーテストォー
言い訳すいません亀亀更新です


茶屋を出たあと、俺は手頃な家など立てても文句は言われないだろう山奥を探した、もちろん数十分数時間では無い、数日数ヶ月だ、

 

手頃といえば手頃である、竹が青々しく生い茂った山を見つけた、

そこにある平らな土地を見つけ、また、そこに生えていた竹を石から作り上げた、石斧でもって、切り倒し、後に建物を建てるのに邪魔になる、地下茎を掘り起こし、取り除いた

 

こうするのに4時間ほどはかかったがなかなかに早かったと自分でも思う、理由にすればごく簡単だ、これは休憩など一度もとっていないということと、それを補うスタミナが有り余っているのだ、

 

さて、土台ができたため、俺は家造りに着手するわけだが、実は、中身はハリボテでよかったりする、

が!しかしだ、しかし諸君、わかって欲しい、

作るなら作るなら!!丹精込めたいのだ………そう

完璧に仕上げたいというのが男の性なのだ!!!!

……というわけで本格的に行かせてもらう

地下茎を掘り起こした際、出土した、大量の石、大きいものから小さいものまで、様々ある、今回はこれを土台に家を作ろうと思う、

 

大きい石の形を【構成】によって密度を高めた石斧で割り整えていく、こうして、ある程度は隙間は開くもののそれぞれが組み合うようにしてある大岩を大量に作る、そうして、ようやく、おおよそ、100平方メートル程分の石ができた、石の数が途中足りなくなり焦ったが、ふと思い立ち巨石を少し遠出して入手し、【しまい】そして【全く同じ無数の巨石】を【出し直した】考えてみれば何を真面目に掘り出したものだけを使っていたのだろう、こうすれば足りなくなることは無かったというのに、だが、まぁ。いいだろう、埋まっていた分は有用活用できた、

 

こうして土台の石が用意できたので、俺はこれを組み始める、もちろん考えて石を加工していたので順番がある、順番は忘れていないなぜなら順番は書いてあるし置く位置も予め印をつけておいた、あとは規則性通りに置くだけである、そうして一段目を組み、間に噛み合うように削った時に出来た石を噛ませる。

これを二、三度繰り返しようやく土台が完成したわけだ、真ん中だけは開けてある、柱を通すためだ、

 

下地ができたので、木材で、家づくり始める、

が、ただの木で作ったのでは面白くない

俺はこの数ヶ月、魔力、生命力、霊力、を貯めていた、そこで、【前の頃】から所有し内包空間に保管していた木材群に貯めた力を液状として放出させた、するとどうだろう、実にやばい代物が出来上がった、

その木材は、固く、一件加工に向かないようでいて、波動の合う生命力を当てると柔らかく加工できる、

そしてしなりにより振動を吸収することで、耐震性、対魔性に優れ、物理的にも強いという。建材にも武器の柄としても最高の素材に早変わりした、

 

これを使い、俺は、この時代に合わせつつ、

使いやすい家を作り上げた、調理場は、この時代に合わせ釜である、しかしただの釜ではない、火力は調節しやすくするため、ふいごを設置し足元のペダルで操作できるようにした、

風呂場は味を出すため檜である、若干ミーハーな気もするがまぁいいだろう、この檜風呂も腐られてもつまらないので、耐水の魔術印を刻み、保存の魔術印も刻んだ、

居間や寝室、客間や奥座敷、

床張りは薄く頑丈な柱と壁を作った魔木を使用しそれを何枚も重ね寒さを逃れる、

そして夏場は暑くないように各所に排熱孔を用意、冬場は締めることで暖かく過ごせる。

畳にもこだわった、魔木と同じ要領でイグサを加工し、畳を編み込んだ、そして調理場と特殊な場所以外は全て敷き詰めた。とても踏み心地、香り共々最高だ、

最後にトイレだ、

実はこれが一番重要だったりする、

精神的には残念ながら未来人なのだ、昔のボットンや溜めるだけの便器に耐えられるわけもない、

そんな訳で。ここも魔術に活躍していただく、

水洗部分は水を生み出す魔術で

あ、そうだ、この便器の素材だが、

便座のカバーとして木を、そして本体としては石である、

便器の見えないところに浄化、分解そして選別の魔術印が施してあるので排泄したものも全て浄化され

分解され原子まで分解された後空気中に流れ出す、

 

これらの魔術には動力として魔力が必要になるので

本来で言うとトイレのレバーのところに自分の魔力を24時間貯め続けたものを拳台の結晶にしはめ込む、

魔力の質と量のおかげでこれで何十年かは持ったりする。もちろん消費の少ない魔術印だからこそだが、

 

これにて我が家は完成である!!!

あ。布団忘れた………まぁ。持ってるからいいが、

拠点ができたら何をするか。決まっている、早速風呂じゃ、

 

風呂につかり檜の香りを楽しみつつ

考え事をする

 

ここまで拠点ができれば怪しまれることもない、本格的に外での活動に出られるわけだ、

とりあえずは細々とした修正として。

土蔵や庭創りくらいはしたいがその程度だろう、

後はいつまでも造貨するわけにも行かないので、働き口を見つけねば…………

 

 

 

 




申し訳ありませんでしたァ!!というわけでこんな感じで、主人公宅完成です、
イメージとして参考にしたのは
清浄光寺、というお寺ですが、
どちらかと言うと武家屋敷に近いですね、面構えは
清浄光寺さんに近いですが、はい


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第七話

はーいやっと落ち着いたので再度動きます


拠点が出来上がった、さて、

職につかねばならぬわけだが、

どうするかな、持っているアイテムやものは大体

オーパーツか先進技術か、魔法物、売れないな

どうやら基本的には魔法はない世界のようだし

まぁ、俺は思いっきり魔法と魔術と妖術と結界術と、

色々使ったが、使えないわけじゃないということは他にも使えるヤツはいるだろうな、表に出てこないだけで、ふむ、しかし、働くと言ってもどうするか、

この時代なら鍛冶仕事もいいだろうな、刀とかではなく包丁とか農具になるとは思うが、

 

まぁ刀とかは言うに及ばず芸術品だ

実用には本来耐えない、同田貫は確かに武器に使えるだろうが折れる可能性も多いしな、

 

まぁ、順当に農具かねぇ、って、何で鍛冶師決定してんだ、なんでもいいんだがなぁ、

作る系の仕事が楽なんだよなぁ、材料いくらでもあるし、て言うか尽きないし、

 

うん、鍛冶でいいとするか、後々変えるが、

さて、農具、農具なぁ、ただの農具じゃ売れがよくないな、重ね工法で間に保存と豊作の魔術印を刻むか

一応隠蔽の魔術印も混ぜる、これで行くか、

包丁はまぁ、切れ味をよく作る

何種類かの包丁を作ればいいとするかね、

 

では作り始めるとしよう、まずは炉からだが、

レンガは……ふむ、辞めておくか、さて、すると耐熱性の高い石で組むか?見た目は普通にしたい

耐熱性異常な炉………んー、なんか違う気がするんだよなぁ、………

あ、そうか、結界陣使うか、核として石の炉を使うと

これが良さそうだ、うん、楽だしね

耐熱性異常とかではなくて、耐熱とか関係なく壊れない炉だね、うん。

こっちの方が、なんというか、楽

整備とかの問題もあるし、よし、

構成はOKだ、

作るかねぇ、

 

まずは、【胃袋】から拠点作成時の余りというか

端材か、出して、と

意外と多いな……

大炉にすると温度管理がだるい、

小さくていいか、1人だし、

大きい石で枠組みを組んでいく

これは家の土台と違って軽い隙間も開けてはならないので気を使う………………気を………きをつ………

面倒なので外面だけしっかりとした炉にし

内面は液化させ結合させた、

力押しである、我ながらひどいやり方だ

 

鍛治台も似たようなやり方で組み上げ

金床を設置し、雑な鍛冶場の完成である

別に刀とか作る気は皆無であるため

対して気にせずとも良い、

炭素の調整ができぬほどではないし

耐熱性は結界陣でカバーである

無問題だ、万事OKである

 

試しとして、一挺打つことにする

鉄は既に鍛え上げたものを所持しているので

あとは形にするだけである

 

故に、

 

熱し、赤化させ

 

打つ、打つ、打つ

整え、整え

打ち、打ち、己を込める

 

己の魔を、術式を、

込め打つ、打ち付ける、

そして、隠すように、

包む、打ち包む

 

 

形となればそれはただの包丁

どれぐらいに仕上がったかは、製作者ゆえ

あたりが付く

そして気づく、

やりすぎであると

 




中途半端に終わりますが明日あたりにまた書きます


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第八話

今日も書きマース


普通の包丁である、

そう、普通、

まぁ、うん、この時点で俺には

あたりが付いてるんだけど、

研ごうか、とりあえず、

 

回転砥石で研いでいく、

仕上げに細い砥石で今度は回転砥石ではなく

普通の砥石で、慎重に研いでいく、

 

出来上がるものは、

………うん、普通だ、そう、【俺】にとっては普通だ

 

……………

……………………………

…………………………………つまり世に出せぬ

聖遺物(レリック)級の包丁である

しかもこの時点で俺は陣による切れ味強化

切った対象に対する回復促進の陣

そして陣の隠蔽の魔陣

…………やりすぎである、一応で言うと

まだエンチャントした訳では無い、

これは単純に俺が打ちながら魔術を使用し

その効果を包丁に焼き付けているだけである

これをエンチャントという人もいるが、

まぁ、これは、永久効果だ、正確には半永久効果

持ち主の何かを消費、とかでなく、

陣系の魔法全般に言えるが

この程度の性能の陣であれば

自然界に満ちる魔で十分まかないきれる

ではエンチャントとはなんぞやと、

補給は必要だが強力な魔法をその武器に後付けする行為である、

 

つまりこの包丁もうすこし面白いことが出来る………

やめよう、やめようこの包丁は世に出してはいけない……………

 

と言うか、まぁ、うん、

テキトーに作るか、

 

俺の先輩というか、

同じ竜の魂を持つ人というか正確には俺は少し違うが、まぁ竜の言葉を理解する人

と同じレベルのテキトーさ加減でこれ以降は打っていこうと思う、

 

打つ、打つ、打つ

 

音として表すなら、

 

『カカカカカカカカカカンッ』

である、

ヵッという音一つで一本の包丁ができている、

………………許せ鍛冶師、

こんなテキトーな鍛冶をしてすまない………

ドヴァキン琉鍛造術である………

研いだだけで、でんせつきゅうっ!になる

ドヴァキンくぉりてぃー……………

なのだ…………………

正直不安しかないが原理が未だ謎なんだ、

何故か鎚を振り抜くと出来上がっているんだ、

謎なんだ、神アカトシュのイタズラなのだろうか………むしろ狂気の大公の方がやらかしてる気がする…………まぁ、そんな訳で、

しょうがないので、

打ちながら魔陣を刻印するのはやめた、

柄の方に下拵えとして軽く刻印することにする

意味さえ込められればいいので、

何だったら工房のマーク的なやつを包丁や農具の柄に付けるだけで陣としては完成させられたりするが、

非効率なのである程度ルールに沿った陣を構成させる

別にその上に何かを被せても問題ない、

柄を軽く分割させて、中に陣を書き加えもう一度接合させる、これでいいと思う、

と言うかこれ以上思考したくない、

 

という訳で何本かクワ、クマデ、鎌、ナタ、

と言った農具系を作り続け、

クワなどの直接大地に働きかけるものには豊穣の陣を書き加えると、いった、

絵面的に物凄く地味な作業を終わらせる

 

これでいいと思うので、

銭足る、ゲフン、ゼニタールの首飾りだけつけてそのうち売りに行こうと思う、クラヴィカスの仮面はつけん、むしろ怪しまれる

 

やらねばいけないことなど

考えればいくらでも出てくる、

今のこの姿はいくらでも変えられるとはいえ

齢九つといった所およそ商業などできない

特に刃物を扱う商人など

この時代だと特にだ、

………まぁ、普通に見せかけて変な刀より切れる

農具作ってりゃ、しょうがないけど

まぁ、でも、いけるとは思う、

 

元金はまぁ、なんとか出来る、

あとは売っていけば問題ない、

ので無職事情はほぼ解決と言っていい

 

後は今後どう過ごすかだが

この後日本って色々ピンチになったりするんだよなぁ、目に見えるほどの協力はしないけど、

日本に結界張るくらいはいいか?

 

それで行こう、うん、

結界のベースも回復魔法と、変性魔法の合わせ技で

フィルターとしては日本人でいいか、

国内の日本人であれば、常にリジェネかかる的な感じで、……………日本の社畜化が進む、

なぜなら、術者、つまり俺が回復魔法使うと

スタミナまで回復するからだ…………

程々に効能落とすことは出来るけど、なくすことは出来ないからなぁ

あと考えるべきは、

俺の立ち位置か……

駆け込み寺的な立ち位置にいようかな、

うん、

とりあえずなんか、天使みたいのと悪魔みたいのはいたし、

人間が襲われるかもしれんしね、

他に種族いるかもしれないけどそれは後々考えよう、

 

あとはまぁ、とりあえずこの山には結界張ってるし

悪意がなくて誰かに助け求めてないと入れない、

これで完璧に困った時の駆け込み寺だ、

家の元のイメージも寺だしね丁度いい、

他はあんまりないかな?

したいことはあるけど、

 

一応ね、ニホンオオカミこの時代ならいるだろうし、

保護したいよね、番で、

この山を出ないことを条件に繁栄させてあげたい、

と言うかしっかりとした生命のピラミッドをこの山で作り上げたい、

そのために………俺は!

結界に!!元から!!繁栄!豊穣の!!

陣も!!書き加えていたんだ!!!

流石にこの規模だと自然界だけじゃ回収しきれないからエネルギー源は俺持ちなんだけどね、でもまぁ、

中にいる生物量によっては補いきれるようになるし

それも狙ってる、とりあえず元いた生物はこれでしばらくは増え続ける、あとは捕食者を用意してやるだけだけど、多分それもいるはずなんだよね、

それこそ狼くんとか、変に捕食者増やすと

生態系壊れるからあんまりやりたくないと言えばやりたくない

…………ん?……………サーチすれば良いのでは?

 

………………サーチしよ…………

 

とりあえず、虫、草食動物、鳥とか、居るみたいね

フクロウまでいるし……鷹………鷹!?

……割と生態系整ってるな………、狼くん、要る?コレ………正直欲望を吐き出すと飼いたい

 

………可愛いし、狼

…………………連れてこよ………………

あんだけ生態系どうのと言っておいてこれだよ……

いや分かってるよ?分かってるけどさぁ、

 

繁栄に流す魔力量増やしとこ………

うん

 

また、明日狼は探しに行くとして、

 

今日は家帰ってご飯食べて寝よ…………

 

 

 

 

 

 

 




こんな感じで割と心の中はラフ


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