REAL to SECOND! (おくやま_24)
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モノモノしいモノ
現れたモノ


頑張ります!

そして、初投稿!

語彙力?国語力?しりません!

誤字、脱字等十分注意しておりますが、もし、見つけた場合にはコメントして下さると嬉しいです。


例えばキミがゲームの世界に入ってしまったとしたら

 

キミはそこがゲームだと理解出来るかい?

 

恐らく不可能、または時間がかかるだろう。

 

しばらくはこう思うかもしれない。

 

 

 

「もう一つの現実リアルだと。」

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

カチカチと心地の良いマウスの音が部屋に響く。

 

まだそとは蒸し暑さが残る9月。

 

普通の人は学校に行ったり、会社にいる時間。

 

1人の少年がパソコンと何やら格闘をしている。

 

彼の名前は三日月紅夜みかづきくれや。

 

傍から見れば学校にも行かずに平日の真っ昼間からパソコンをしている14、5歳のニートに見える。

しかし、決してそんなことはない。

 

今日は彼にとって大事な【イベント】の開催初日である。

そう、彼がしているのはゲーム、PCゲームである。

 

 

【Storm Night Online(ストーム ナイト オンライン)】通称SNO。

 

今までのMMORPGの最高傑作として、最大の規模を誇るMMORPGである。

全世界のプレイヤーは約1000万人。

日本に至ってはその4割をしめる、約400万人がプレイしている。

広大なマップと豊富な職業、敵、ダンジョン。

職業+戦闘スタイル、という戦い方で、自らの戦闘スタイルでその後のスキルやパラメータまで変わるのだ。

特に、最近のMMORPGにしては珍しく、PKも容認、1部サーバーでは推奨までされていた。

 

日本のサーバーは全部で3つ。

最も登録者の多い【ヤマトサーバー】

 

歴戦の強者が集まる【ムサシサーバー】

 

何故かギルドが最も多い【シナノサーバー】

 

これはサーバー、という表記をしているが街のようなもので、実際には全ての場所に移動が可能である。

 

そんな壮大なゲームに、この少年もログインしている。

 

 

 

なんかものすごく見られて解説されたような気がするけどまぁいっか。

 

てゆうかダメだ。

さっきから全然ログインできない…

さすがイベント初日だな。

 

「チッ」と舌打ちをしてしまう。

 

まぁしょうがないだろう。このイベントの為に学校も休んだのだから。

 

はぁー。またエラーか…

 

 

 

「!?」

 

突如、パソコンの画面が猛烈に光り始める。

 

そしてそれと同時に、中から何かが飛び出して来る。

 

 

「あの…【akatsuki】さんですか?」

 

幼い、だが少し大人びた声に声をかけられたからか、それとも自分のSNO内のキャラ名で呼ばれたからか、ビクッと体が反応してしまう。

 

そんな紅夜のことを知ってか知らずか、目の前の少女は言葉を続ける。

 

「私を…助けて下さいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ…?」

 

 

 




次回は2日後、3日後ぐらいです!

あと1話1000文字程度なのでよろしくお願いします!


では、次回で会いましょう!


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消えたモノ

今回も一気に書き上げました。

誤字、脱字の工場になるかもです。
親切な方が感想で教えてくれることを願って。

では3話。どーぞ!


「私はSC-342型コマンドNPC。」

 

画面から女の子が現れるという危ないと言えばそうなる、どことなくカオスな状態が一段落し、紅夜は現在、中から出てきた女の子に事情聴取をしている所だった。

 

「えっNPC!?」

 

おいおい嘘だろ!これじゃあ本当に画面の中から出てきたって事じゃねーか!

取り敢えず、聞くことはまだまだある。

 

「えーっと。そのえすしー…」

 

「SC-342型コマンドNPCです。akatsukiさん。」

 

「えっー…じゃあコマンドちゃんで行こう。

コマンドちゃんははどこから来たの?」

 

やはり気になるのはこれだ。やっぱり画面の中から出てきたのか?

コマンドちゃんは何か思案する様子もなく、キッパリと答えた。

 

「SNOの中です。」

 

 

 

「えっ…えぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

マジかよ!確かに画面の中からかなー?とか思ってたけれどもよ!

まさかSNOの中からかよ!

てゆか顔かわいいなおい!めんこいじゃねーか!

 

紅夜の頭がまだ混乱してぐるぐるしている様子をコマンドNPCは不思議そうに見ていた。

 

 

―あれ?この人もしかして賢いアホなのかな…

 

 

 

それからは紅夜がコマンドNPCに根掘り葉掘り、聞きたいことをすべて聞いた。

 

それによると、彼女はSNO内だけどゲーム外の。つまり、システムにクエスト用NPCとして登録されたがサービス開始時には無かった。何らかの理由で運営がシステムを作っただけで、実装されなかったNPCだと言う。

 

 

「つまり、元の世界に帰りたいの?」

 

どうやら、どうしてこちらの世界に来てしまったのかは本人も分からない模様。

本人曰く、「弾き出された」らしい。

「うん。そうだけど…」

 

「まず運営に電話して見るか!」

 

「えっあっちょっと…」

 

何かコマンドちゃんが言いたそうだったけどまぁいいか!

電話して運営に聞けばいいか!

 

―――プルルルル。プルルルル。プルルルル…

 

――おかけになった電話番号は現在使われていない番号です。

おかけ直し下さい。

 

あれ?番号間違ったかな?

 

そう思いもう1度かけ直そうとする。

 

「多分…ダメだと思う。」

 

えっ?何でだろう。

 

「何で?」

 

「私も、あなたの所に来るまで、何もしなかった訳じゃない。最初に出た所から色々試した。」

 

えっ?ほかの所にも出てるの?

 

「けど、何故か運営にも繋がらなかった。

そして、始まったの。 ゲームの崩壊が。」

 

「えっ…?」

 

ゲームの崩壊?じゃあもうSNOは無いの?

 

紅夜は急いでパソコンの画面を見る。そこには、エラーの文字。

 

「その無くなる寸前。私はSNOの中に入って、誰か、プレイヤーの所に出るように願いながらもう1度弾き出された。そして、着いたの。akatsukiあなたに。」

 

彼女の言葉に、そしてパソコンに表示されている画面に。2つに目を向けて。

 

 

 

SNOが無い!

後書き

語彙力ていうの?

 

国語力っていうの?

 

いいえ。文章力です。

 

 

頑張って投稿は続けるつもりです!

 

では、次回にお会いしましょう!

 




語彙力ていうの?

国語力っていうの?

いいえ。文章力です。


頑張って投稿は続けるつもりです!

では、次回にお会いしましょう!


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造るモノ

今回はかなーり近未来的な事になります。

そして少女NPCにご注目。

さてさて、誤字、脱字のオンパレードになってたら誰か優しい方、教えて頂けると助かります。

では、3話、どーぞ!



「と、取り敢えず整理しよう!」

 

駄目だ。頭が追い付かん。

 

「えーっと。

まず、何故か分からないけどSNOが無くなった。」

 

「はい」

 

「そして何故か分からないけど君はゲームの世界から弾き出されてこっちの世界に来た。」

 

「はい」

 

「そして、SNOに帰りたいと。」

 

「あ、そこはちょっと違います。

帰りたいというか帰らなければいけないような気がするんです。」

 

「つまり、何故か分からないけど帰りたいと。」

 

「はい」

 

「駄目だこりゃ…」

 

全然分からん…

そうだ!

 

「SNOにいた、というかプログラムされてた記憶あるの?」

 

「えっと… 覚えてないですね。」 

 

マジか…

詰んだなこれ。

 

紅夜が頭を抱えている時、ふと、NPCが思い出したように言った。

 

「そう言えばこの世界に来る時、変な人の声がしてなんか言われました。」

 

「えっ?まじ?何て言われたの?」

 

紅夜が前のめりになってNPCに顔を近づける。

 

「わっ!近いです…」

 

「あっごめん」

 

ついつい…と頭をかきつつ、紅夜は体勢を元の正座にもどしつつもう1度尋ねる。

 

「で!どんな声?何て言われた?」

 

「すいませんどんな声かは覚えていません。

けど、こっちの世界に来たらマスターを見つけて、自分造り(キャラメイク)をしてもらえ。そうすると、能力ちからを使えるようになるだろう。さぁ、自分を探せ。 と言われました。意味不明です。」

 

「自分造り(キャラメイク)…能力ちから…」

 

まるでゲームの世界じゃないか。

ん…まてよ!

 

下を向いていた顔を急に前に向け、締め切っていたカーテンに手を伸ばし、勢いよく開ける。

 

「ふ、普通の世界だ…」

 

もしやと思ったが、ここがゲームの世界という訳では無さそうだ。

 

「わっ」

 

NPCの声が聞こえ、直ぐにそちらへと振り向く。

するとそこには、本当にゲームの中なんじゃないかと疑ってしまう光景が広がっていた。

 

先程まで座っていたNPCは半分宙に浮いた状態で目をつぶって立っているNPC。

そのNPCの前には何枚ものパネルが空中に浮かんでいた。

 

そして!紅夜の前、正面のパネルには文字が浮かんでいる。

 

「character making…キャラメイクか…」

 

先程、NPCが言っていたモノ。

 

「やらなきゃ…ダメだよな…」

 

そう呟くと、空中の謎技術タッチパネルに触れる。

 

初めてさわるもの。

キャラメイク、と言うと簡単そうだが、ある意味、命を吹き込むようなものである。

緊張する。

 

本当のゲームのようなキャラメイクだと思っていたが項目は3つ。

 

〇性格

 

〇体型

 

〇名前

 

驚く程に簡易的だった。

そして、全てに共通してある選択肢。

 

【Randomランダム】

 

紅夜は迷った。

 

自分の感覚で、無責任に命を吹き込んで良いものか。

しかし、ランダムはもっと無責任にならないか…

 

しばらく悩んだ末、選択肢はこうなった。

 

 

〇性格

Random

 

〇体型

Random

 

〇名前

Random

 

 

全ての入力を終えると同時に、まるで閃光のような眩しい光が放たれた。

 

『設定が完了しました』

 

機械的なアナウンスと共に、1人の少女が紅夜の前に出てくる。

 

 

「あ、紅夜。なに気持ち悪い顔してるんですか。気持ち悪いです。」

 

 

あ、俺ミスったわ…

 

 

 

〇性格

毒舌ツンデレ

〇体型

身長155cm

体重35kg

スリーサイズ

B63

W49

H61

〇名前

□□□




性格はかなり悩みました。

結果、作者の趣味です。

ロリコンではありません。

多分。




次回は27日の0時!

では次回で会いましょう!


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新しいモノ

紅夜「いつゲームの世界に行くんだよ!」

作者「先に学園で青春させて!」

紅夜&月夜「それ別小説!」


さてさて、誤字、脱字のオンパレードになってたら誰か優しい方、教えて頂けると助かります。

では、4話、どーぞ!


「で、聞きたいことがあるんでしょう?」

 

先程までの大人しい、可愛い少女はどこにいったのか。

紅夜がキャラメイクを終え、出てきたのは少女と言えば聞こえはいい、毒舌幼女だった。

 

「え、えーっと。君はえすしー」

 

「ただのNPC」

 

「あッはい。」

 

間髪入れずに言葉が帰ってくる。と言うか喋ってる途中だったんだけど。本当に同じ人かよ…

 

「じゃあさ、名前付けてよ。それとも顔だけでなくセンスまで気持ち悪いんですか?」

 

なんだこいつ…

てゆか顔はやめろ顔は!

 

長らく切るられていないのか肩近くまである髪に童顔ならぬ女顔。

昔の事故で右眼を失い、当時の最先端技術を使って作られた視覚情報が普通の目と同じという義眼。色々入れたせいで義眼が赤いから片目だけコスプレ風になっている。それを隠すため、片目に前髪を寄せたため、更に女顔になるという悪循環。

 

「な・ま・え!」

 

ええっ!うーん…

 

「じゃぁ…月夜るな!三日月月夜みかづきるな!」

 

「何で三日月付けるんですか気持ち悪い」

 

「あッはいスイマセン。」

 

やばい。怖い。名前、ダメだったか?

 

「月夜ですか…なんか紅夜見たいですね。」

 

「あっ…嫌だったか?」

 

まずい、無意識に俺の名前っぽくなってた。

くっ…どうなる?

 

「何で月夜なんですか?」

 

「えっ?えーっと。…髪が黒いから」

 

「えっそれだけ?」

 

あぁぁぁぁ!これは逆鱗に触れたか?!

 

「気に入らないよね!直す直す!」

 

「いや、これでいいです。

てゆかこれがいいです…」

 

ん?後半何言ってるか聞こえなかったけどいいって言ったよね!

わーい!

 

「じゃぁ…よろしく、月夜」

 

「よろしくお願いします。紅夜。」

 

そういやさっきから何で呼び捨てなんだよ。

…まぁ、月夜なら呼び捨てか。

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

「さて、これからどうする?」

 

「取り敢えず、しばらくこっちの世界で暮らしながら色々探ってみたいです。」

 

「なるほど、それがいいな。けど、こっちで生活するって言ってもどうやって?」

 

「紅夜の家でしばらく。」

 

「なるほど。俺の家…ってええええええええええええええええええええええええええええええ!」

 

「えが多いです。」

 

ちょっとまて?マジかよ!

いくら毒舌でも仮にも女の子ってか美少女。俺の理性が…ってそゆことじゃなくて、え?ホントに?

 

「ダメですか?」

 

アカン…毒舌少女が上目遣い+涙目はアカン。

 

「…取り敢えず、いけるか考える。」

 

 

 

よし。紅夜はチョロいですね。

しかし自分から言ったものの…ちょっと恥ずかしいですね。

 

「まぁ、両親はいないからいいとして…」

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 




紅夜の世界の医療は今よりちょっと進んでます。
なので技術全体進んでるとお考えください。

次回は9月27日!
では、5話で会いましょう!


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紅夜のモノ

作者「今日から前書きは登場人物のキャラ崩壊所になります。」

月夜「今日の前書きは私!
突然だけど作者。」

作者「あッはい」

月夜「これって異世界転生タグ付いてるよね。詐欺じゃない?」

作者「」

月夜「あっこら逃げるなー!!」



今回も誤字、脱字のオンパレードかも知れません。感想で柔らかく教えて頂けると助かります。

では5話、どーぞ!



何かとても申し訳ないことをしたような気がします。

紅夜…もしかして

 

「あ、言ってなかったっけ?俺、両親死んでんだよね。」

 

月夜が申し訳なさそうにこちらを見てくる。さっきから毒舌だから何か新鮮なものを感じる。

 

「義眼この目あるじゃん?これさ、昔、両親とドライブしててー高速道路走ってたんだわ。んじゃぁ、前から逆走してきた軽トラがバーンって。

運転席と助手席に座ってた両親は呆気なく死んじゃって、後ろにいた俺は骨折と破片が目にささるだけで済んだわけ。」

 

いやーあれはやばかった。だってあの時まだ小学生だぜ?6年生だけど。今が15だから…4年前くらい?

もう物心ついて、中学入る前、1番両親のお世話になる時に死んじゃったからなー。2週間は他人とろくに喋れなかったなー。

 

「なんか…ごめん。」

 

「いんや、いーことよ。慣れちまった。」

 

慣れた。本当にそうだ。事故で顔とか目立つ所に傷が出来た人は分かるだろう。

人に会うたび、どうしたの?って聞かれる。最初の方は丁寧に説明するけど、慣れてくると簡単な説明を思いつく。

 

俺もそうだ。特に片目が義眼あかい。いくらかっこいい!とかいって付けた目でも、今みたいに隠してない頃は本当によく聞かれた。そのたびに親が死んだことを思い出した。それも、中学入って、一気に人が増えて大人数に説明する時に慣れた。親が死んだって事が【悲しい思い出】から【過去の事実】に変わっていった。

 

「つまり紅夜は一人暮らしですか?」

 

切り替え早えぇなおい。さっきの申し訳なさそうな態度はどこいった。…まあいい。それも月夜か。

 

「そうだ」

 

そう言い紅夜は締め切っていたカーテンを一気に開ける。

もう夕方か。オレンジの太陽が眩しい。

さっきも1回カーテン開けたような気がするけど…ま、いっか。

 

カーテンを開けた先にはビル。下には道路。そう、ここはマンションだ。

 

「両親と住んでた頃は一軒家だったけど、今は1人でマンション。お金は親の遺産と同情した親戚がくれた。だからもう購入品。家賃は払わなくていーの。」

 

親戚はみんな遠かった。流石に1人になればどこかの親戚の家へ行くのが常識なんだろうが、生憎、俺が行きたがらなかった。代わりに、お金を出してくれたって事だ。

生活費は親の遺産の残りと前の家を売った金。無くなる予定はまだ無いけど、無くなったら、また親戚が助けてくれる。マジ親切。

 

「なるほど…寂しくないんですね。」

 

「さっきも言っただろ?慣れたんだよ。ほら、使ってない部屋があるからそこに案内するよ」

 

「あっ、二人暮らしオーケーなんですね。」

 

あっ…上手く誘導された…

 




明かされる紅夜の過去。

紅夜は小4から厨二病でした。

では!次回は多分10月3日!
次回会いましょう!


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悩むモノ

作者「紅夜サン…」

紅夜「あ?」

作者「今度、今度は冒険させます。タグ詐欺にはしません…」

紅夜「とか言いつつ、新編始まりそうなんだけど。」

作者「そこは…何とか…」

紅夜&月夜「死ね!」


今回も誤字、脱字のオンパレードかも知れません。感想で柔らかく教えて頂けると助かります。

では6話、どーぞ!


二人暮らしと決まったからは忙しかった。

 

幸い、金曜日の出来事だったので土日にホームセンターやら百均やらを回って月夜用の家具を揃えた。

 

「うーん…」

 

一人用の家具を丸々1セット購入である。値段も安くはない。

 

「まさかこのお金を使うことになるとはなぁ…」

 

いくら無くなる予定が無いとはいえ、この家具のために両親の遺産や貯金に手を付けることは出来ず、泣く泣く、紅夜がSNO課金用に貯めていた貯金を使ったのである。紅夜が近所の人の親切でバイトと言うかお手伝いのようなもので稼いだものである。

 

「おかげで良い家具を揃える事が出来ました。そこには感謝しましょう。」

 

「おいおい、買ってやったんだぞ?何でそんな上から目線なんだよ…」

 

「ふっ…紅夜は傲慢ですね。こんな美少女と二人暮らし出来るんですよ?もうそれだけで頭こすりつけて感謝されてもいいんですよ?」

 

ダメだコイツ…

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

さて、ここで1つの問題が浮上する。さて、何でしょう?

 

 

 

 

「この美少女を前に紅夜の理性が抑えられるかどうか分からないってことですか?」

 

バカちげぇよ。

 

 

こんなバカバカしいことではない。

 

学校だ。

 

紅夜の通う中学校はどこにでもある地元の公立中学校だ。

もちろん、転入の受け付けもやっている。

 

しかし。

 

もし月夜を学校に入れるとして。

 

どう学校に説明する?

 

ゲームの世界から来ました。とでも言うのか。無理だ。信じてくれない。

 

親戚?

無理だ。証明が出来ない。月夜の事はばらしたくないから保護者役も頼めない。

 

そもそも、学校側からしたら生徒二人暮らしである。

世間的に良くないだろう。

 

あぁぁぁぁ!どうする?どうする?紅夜!

 

「嫁ってことでいいんじゃないですか?」

 

「えっ?」

 

「何期待した顔になってるんですか気持ち悪い。

あくまで設定です。三日月家の紅夜とどっかの家の月夜が内縁の妻になりましたー。ってことで」

 

「えぇぇぇ?」

 

コイツ正気か?どこの正統な家系だよ全く。しかしこれなら二人暮らしの理由もできる…

もうこれしか…

 

「色んな噂たつと思うぞ?いいのか?」

 

いくら先生に秘密にするよう頼んでも無理だろう。どこからか自然に煙はたつ。(主にママ友辺りから)

 

「まぁ、そこら辺は無関心貫いとけばいいんじゃ無いですか?」

 

すっごい適当…

 

けど、これしか無いな。もう。

 

 

紅夜は覚悟を決めると、学校へ電話を掛けた。

 

「月夜、行くぞ。」

 

こうして、2人の奇妙な二人暮らしは始まった。

 




タグ詐欺にはしません!絶対に!

やっぱり短いよね?
長くした方がいいんだろうけど…
うーん...

次回は遅れるかも!と言うか、これから一週間程、投稿遅れます!ごめんなさい!


では、次回会いましょう!


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始まりのモノ

一週間程投稿が遅れる?

あれは嘘だ!

すいません。本当にすいません!
まさか20日も開くなんて…!

ごめんなさい!

言い訳ですがリアルの方が忙しく、なかなかこっちに手が回せませんでした。

次からもちょっと遅れると思います。が、20日も開くことはないようにしますのでよろしくお願いします!

では7話、どーぞ!


「はぁ…」

 

覚悟を決め学校に行ったはいいものの、先生達、特に生徒指導の先生にはものすごく怪しまれた。

だか結局、内縁の妻と言う設定は信じてもらえ(?)絶対に口外しないということ、何かあったら紅夜が面倒を見ることで決着した。

 

「でもなー、あれはちょっと…」

 

だが1つ、月夜がやらかした。

 

転校生の学力をはかる学力テスト。それで月夜は国語以外100点というとんでもない記録を出してしまった。

 

「あれは惜しかったですね」

 

数学等はもともとプログラムという事だけあって見事な100点満点。

問題は国語だ。これもプログラムという事だけあってか0点まではいかなかったが漢字以外のほぼ全てを間違え12点。

これがまた先生の疑問を招く結果となった。

 

「惜しかった…じゃなくて!ナンデ国語以外の4教科で100点トッチャウノ?!先生に怪しまれるジャン!」

 

「いい…問題でした」

 

「チガウンダヨー」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

キーボード、そして機械的な音が響く。何も無い、部屋。

 

『彼』は最終調整に入っていた。

 

今日も『彼女』の調子はいい。

このままいけば予定どうり、計画を始められるだろう。

 

『彼』は最後のエンターキーを押し、システムを起動する。

そしてそれと同時にパソコン画面に1%、2%と数字が増えていく。

 

これが100になった時、何が起きるのか。

この時は『彼』と『彼女』しか知らない。

 

しかしあの少年も直ぐに知るであろう。

これからの自らの宿命に――――――

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「月夜ー!準備できたかー?」

 

「もう終わります」

 

月曜の朝、紅夜と月夜はいつもよりも早めに学校に行く用意をしていた。

 

1時間目の全校集会で月夜が紹介される。その準備のためにいつもよりも早く出るのだ。

 

「しかし中学でもうブレザーですか。珍しいですね。田舎なのに」

 

部屋の扉を開けて出てきた月夜は学校指定のブレザーを綺麗に、しかしどことなくお洒落に着こなしていた。

 

―――可愛い。

 

この毒舌のせいでずっと気づかなかったがかなりの美少女だ。

黒い、サラサラの髪をうしろでキュッとゆえたポニーテール。残念なことに胸は皆無だが小さな身長に細い手足。

 

今どきの子役にもいないな。

 

そんな紅夜は月夜をまじまじと見たせいか直ぐに気持ち悪いですよ、と切り捨てられる。

 

「田舎は余計だよ」

 

こいつ心読めんのか!と驚きつつやっと出た言葉。

 

「ネットの中ではもっと大都会ですよ。」

 

「そりゃ東京と比べるとね…。ここは兵庫だし。」

 

紅夜が住んでいるのは兵庫県。

恐らく、東京の人に「兵庫と言えば?」と聞くと

「神戸」

「姫路城」

の2つしか出てこないであろう県である。

 

紅夜が住んでいるのは姫路城の目の前、姫路市本町である。

マンションから徒歩10分に姫路駅があり立地もよく、ビルもそこそこ立ってはいる。

 

「まぁいいでしょう」

 

あっさりとこの話題を捨てた月夜に紅夜は少し驚きつつも、自らの膝をポンと叩き、立ち上がる。

 

―――――――98%

 

「よし、じゃぁ行くか!」

 

「そうですね。」

 

―――――――99%

 

「靴、履いたな?」

 

「大丈夫です。」

 

 

 

 

 

ガチャ―――――――100%

 

 

 

ドアを開けた目の前には、紅夜に取って別の意味で見覚えのある街。マンションの前ではない。

 

SNOの街。ヤマトの街が広がっていた―――――




何故兵庫県姫路市にしたのか…

ンなモンダーツに決まってんダルォ?!

次から新章。タグ詐欺回収開始です。

では!次の話で会いましょう!


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新しいモノ

一週間程投稿が遅れる?

あれは嘘だ!

すいません。本当にすいません!
まさか20日も開くなんて…!

ごめんなさい!

言い訳ですがリアルの方が忙しく、なかなかこっちに手が回せませんでした。

次からもちょっと遅れると思います。が、20日も開くことはないようにしますのでよろしくお願いします!

では7話、どーぞ!


「はぁ…」

 

覚悟を決め学校に行ったはいいものの、先生達、特に生徒指導の先生にはものすごく怪しまれた。

だか結局、内縁の妻と言う設定は信じてもらえ(?)絶対に口外しないということ、何かあったら紅夜が面倒を見ることで決着した。

 

「でもなー、あれはちょっと…」

 

だが1つ、月夜がやらかした。

 

転校生の学力をはかる学力テスト。それで月夜は国語以外100点というとんでもない記録を出してしまった。

 

「あれは惜しかったですね」

 

数学等はもともとプログラムという事だけあって見事な100点満点。

問題は国語だ。これもプログラムという事だけあってか0点まではいかなかったが漢字以外のほぼ全てを間違え12点。

これがまた先生の疑問を招く結果となった。

 

「惜しかった…じゃなくて!ナンデ国語以外の4教科で100点トッチャウノ?!先生に怪しまれるジャン!」

 

「いい…問題でした」

 

「チガウンダヨー」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

キーボード、そして機械的な音が響く。何も無い、部屋。

 

『彼』は最終調整に入っていた。

 

今日も『彼女』の調子はいい。

このままいけば予定どうり、計画を始められるだろう。

 

『彼』は最後のエンターキーを押し、システムを起動する。

そしてそれと同時にパソコン画面に1%、2%と数字が増えていく。

 

これが100になった時、何が起きるのか。

この時は『彼』と『彼女』しか知らない。

 

しかしあの少年も直ぐに知るであろう。

これからの自らの宿命に――――――

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「月夜ー!準備できたかー?」

 

「もう終わります」

 

月曜の朝、紅夜と月夜はいつもよりも早めに学校に行く用意をしていた。

 

1時間目の全校集会で月夜が紹介される。その準備のためにいつもよりも早く出るのだ。

 

「しかし中学でもうブレザーですか。珍しいですね。田舎なのに」

 

部屋の扉を開けて出てきた月夜は学校指定のブレザーを綺麗に、しかしどことなくお洒落に着こなしていた。

 

―――可愛い。

 

この毒舌のせいでずっと気づかなかったがかなりの美少女だ。

黒い、サラサラの髪をうしろでキュッとゆえたポニーテール。残念なことに胸は皆無だが小さな身長に細い手足。

 

今どきの子役にもいないな。

 

そんな紅夜は月夜をまじまじと見たせいか直ぐに気持ち悪いですよ、と切り捨てられる。

 

「田舎は余計だよ」

 

こいつ心読めんのか!と驚きつつやっと出た言葉。

 

「ネットの中ではもっと大都会ですよ。」

 

「そりゃ東京と比べるとね…。ここは兵庫だし。」

 

紅夜が住んでいるのはH県。

恐らく、東京の人に「H県と言えば?」と聞くと

「おしゃれな街がある」

「世界遺産ある」

の2つしか出てこないであろう県である。

 

紅夜が住んでいるのは世界遺産の目の前、H市本町である。

マンションから徒歩10分に駅があり立地もよく、ビルもそこそこ立ってはいる。

 

「まぁいいでしょう」

 

あっさりとこの話題を捨てた月夜に紅夜は少し驚きつつも、自らの膝をポンと叩き、立ち上がる。

 

―――――――98%

 

「よし、じゃぁ行くか!」

 

「そうですね。」

 

―――――――99%

 

「靴、履いたな?」

 

「大丈夫です。」

 

 

 

 

 

ガチャ―――――――100%

 

 

 

ドアを開けた目の前には、紅夜に取って別の意味で見覚えのある街。マンションの前ではない。

 

SNOの街。ヤマトの街が広がっていた―――――




何故H県H市にしたのか…

ンなモンダーツに決まってんダルォ?!

次から新章。タグ詐欺回収開始です。

では!次の話で会いましょう!


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