ヤギ転生者は、東方に向かう (霊夢)
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1話 いざ幻想の地へ

こんにちは、とりあえず面白いものを書きたくなったのでとあるスマホゲームとのコラボ小説を作ってみました

それではどうぞ


「ヤギがいい、それでお願いします」

 

 

最初の一言が“ヤギになりたい”始まったこと、深く申し訳ない。

神様もまさかの一言で目が点になっている

 

 

「………お主、変わっとるのぅ…………本当にそれでよいのか?後悔はないのかの?」

「構いません、僕は笑いと笑いのために笑いによる笑いだけの世界を作り上げたいので。それと後悔なんてしてません」

「全部笑いじゃないか!ふぅ………まぁよい、他はどうするのじゃ?」

 

 

ひとつめは決まっている、先程言ったヤギだ。

だが真に笑いを求めるのならやっぱりこれはかかせないだろう

 

 

「二つ目は不死身でお願いします」

「だいたい予想はついとった………お前さんあれを目指しとるのじゃろ?わしもダウンロードをしとるが」

「面白いですよねあれ、爆発に巻き込まれても無キズ、高いところから落ちてもぐにゃぐにゃになる程度で済むし…………」

「………お前さん、わしと気が合うな」

「光栄です」

 

 

なんだかよくわかんないが神様と仲良くなってしまった

 

 

「うむ、お前さんのお陰で元気になれた、お詫びなんじゃがあと三つくらいは願いを叶えてやっても構わんぞ」

「え、いいんですか?」

 

 

そう聞くと神様は頷く。

そうだな…………よし…最初はこれだな

 

 

「転生場所の指定はできますか?」

「ん?出来ることはできるが……願いのひとつとして叶えられるがそれでいいかの?」

「構いません、三つ目は東方projectの世界でお願いします」

「三つ目は“東方project”と」

 

 

なぜ最初に場所を指定したかと言うと、必ずしも自分の望んだ世界に行けるとは限らないからだ。

で、今ので残りの願いは二つ………あれとこれにするか

 

 

「四つ目は古明地さとりのペットで地上で生活出来るように、五つ目は“あらゆるものを武器として扱うことが出来る程度の能力”でお願いします」

「フフフッ………お前さんは今までに見たことがないくらい面白い者じゃな、それじゃあっちでも楽しく生きてけよ」

 

 

僕の体を青白い光が包み込む。

さて………まずはどんないたずらをしてやろうか……。

あ、そうだこれは聞いておかないと

 

 

「東方projectの世界って僕以外転生者は居ますか?」

「そうじゃな…………三人ほどじゃがいるぞ?」

 

 

三人か…………多くもないし、少なくもない……いや少し多い程度か

 

 

「なら能力はどんな感じですか?」

「三人ともニコポナデポじゃ」

「バカですかその三人は……」

「言ってやるな………わしもちゃんと伝えたんじゃぞ?なのに聞く耳を持たんかったあやつらが悪いんじゃ」

 

 

用はただのバカ集団か………ハーレムなんて何が楽しいんだか。

お、そろそろ出発しそうだ

 

 

「それじゃ行ってきます」

 

 

よし、あのギャグ要素の多い世界を本当の意味でギャグだらけの世界にしてやる




今回はプロローグなので、次回から東方projectの世界を書いていきたいと思っています


それではまた


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2話 さて、いたずらの時間だ

今日はなんだか調子がいい

ということで2話目投稿じゃい!

ちなみにシミュレーターの方です、シミュレーター面白いですよね

それではどうぞ


いきなりだが言わせてもらおう、どうしてこうなった

 

 

「はむはむ」

「腕食っても美味しくないと思うよ?てかその体制で噛みついてて辛くないの?」

 

 

僕の腕……あ、違った、僕の前足は金髪の赤いリボンを着けた女の子、ルーミアによって口の中に消えている。

消えていると言うよりはみ出している、説明が下手でごめんよ、何しろ目覚めていきなりルーミアに前足を噛まれてたものだから僕もどう言っていいのか分からないんだ

 

 

「それより君、僕の前足は本当に美味しくないから噛まない方がいいよ?」

「はむ………ん~、確かに味がない……うぅ~、お腹減った~」

 

 

それは失礼ではないだろうか?まぁ確かに味はないだろうけど。

でもいきなり噛みついてきたの君の方じゃね?

 

 

「お腹減った~………」

「朝なにも食べてないの?」

「うん……」

 

 

なんで食べてないんだよ、親は何してるんだ………………そういえばルーミアに親いたっけ?

 

 

「仕方ない、僕が餌を持ってくるからここで待ってな」

「うぅ~、わかった~……」

 

 

よし、いたず………少女を満足させるために極上の餌を持ってきてやろうじゃないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─人里─

 

「な、なんだこのヤギ!?」

「キャァァ!?今日の晩飯がぁぁ!」

 

 

ヤバイヤバイ、ついついいたずらをしてしまった 。

く、それにしてもなんで僕がこんな目に

 

1・人里の子供が近寄ってくる

2・勝手に角をわしづかみにして来たのでとりあえずど

  つく

3・逃げてる最中に店のものや買い物客の持ち物を強奪

 

………あれ?これ僕のせいじゃね?

 

 

「そこのヤギ!止まれ!」

 

 

目の前に突然銀髪のけしからんボディをもつ女性が立ちはだかる、上白沢慧音だ。

だがアメェ、砂糖のたくさん乗ったショートケーキよりアメェよ……それに僕の辞書に止まると言う言葉なんて存在しないんだから。

それに……女性がそんないい体をしてるのに走っちゃダメだよ

 

 

「お姉さん」

「さぁ……おとなしくして───」

「そんなに走ると揺れるよ?」

「揺れる?何を言っ………」

 

 

周りを見てみると男性人の10割が顔を赤くして慧音のある一部の部分を凝視する。

それに気づいたのか慧音が両手で隠す

 

 

「な、ななな!?///」

「それじゃサヨナラ~」

 

 

ふぅ、やっぱりいたずらはスリルを感じないとね!

その後無事ルーミアにご馳走を届けることができました。しかしまだまだ暴れ足りないのでとりあえず適当にぶらぶらしてみようと思っている。

…………そうだな、次はあのやたらと目に悪い赤をした建物、紅魔館によってみようか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─霧の湖─

 

「そこのしたベロだした生きもの!アタイと勝負しろ!」

「チ、チルノちゃんやめようよ」

 

 

なんだあの⑨は。

えっと………誰だっけあいつ

 

チルタリス……は違う、チルット?……もなんか違う、確か名前が『チ』で始まっていたはず…………いかん、思い出せない

 

 

「お前は誰だ、名を名乗れ」

「アタイか?アタイはこの世界の最強、湖の氷精チルノ様だ!」

「………土星?」

「ひょ、氷精です……えと、あなたは?」

「僕の名は…………世界一最強の無敵生命体、ヤギ之助だ」

「せ、世界一だと!?それに最強!?最強はアタイ一人だけだ!」

「よし、なら勝負だ。隣の妖精、審判頼むよ」

「え?は、はい!」

 

 

唐突に始まった決闘、お互い離れている

 

 

「それじゃこっちの番だ!」

 

 

チルノが突っ込んでくる、普通はかわすだろうけどあいにく僕は普通ではないんだ。

少し横にそれて自慢のしたベロでチルノを引っ張る。

すごいでしょこのベロ、頑張ると車も引っ張れるんだよ?

脱出しようともがくチルノを湖に向かってぶん投げる。

しかしただ投げるだけだと面白くないからジャイアントスイングで投げる。

少し勢いをつけすぎたのか紅魔館の窓ガラスにぶつかってしまう、これは僕のせいじゃない、変に軽いからチルノが悪いんだ。

その後チルノの横にいた妖精がペコペコと頭を下げてチルノのもとへ行った。

まぁついでだし、連れ戻しに行くか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─紅魔館・門前─

 

「……Zz…」

「初めてみた………鼻提灯出して寝てるやつ」

 

 

こいつの名前…………中国美鈴だっけ?いや、違うな………じゃあ何て言うんだったっけ……とりあえず挨拶するか

 

 

「どうもこんにちは」ガスッ

「わぁぁぁぁ!?」ヒュゥゥゥゥ………メリッ

 

 

しまった………このヤギの特徴的に頭下げる=頭突きになるんだった。

あ、さっきの女性がすごい早さで戻ってくる

 

 

「いきなりなんですか!寝てる相手に頭突きをするな……ん?ヤギ!?」

「先程は失礼しました、僕の名前は世界一の無敵生命体、ヤギ之助です」

「あ、どうもこれはご丁寧に………ハッ!?いやそれよりもなんでいきなり攻撃したんですか!」

「え?何でって……そりゃ」

「そりゃ……なんですか?」

「頭突きは挨拶でしょ?」

「違いますよ!?」

「それとここに氷精が降ってきませんでしたか?」

「氷精………湖の妖精チルノですね、先程窓ガラスが割れるような音がしたんですが」

「それ僕です」

「あなたですか!?」

 

 

この人リアクション面白いな、これは将来完璧なツッコミ役になるだろう。

それと今思い出したけど、この人紅美鈴だった

 

 

「て今はそれはどうでもいいんです、普通あそこまで吹っ飛びませんよね?いったい何者なんですか、場合によっては容赦しませんよ?」

「鼻提灯出して寝ていた奴に言われたかねえや」

「ファっ!?あ、いや、それは「また寝ていたのね」さ、咲夜さん!?」

「全く………こっちは忙しいと言うのに…………それで、その生き物は?」

「この生き物はヤギという草食動物です、なんでここにいるかはわかりませんが」

「こちらに頭⑨が降ってきたと思うんですが」

「降ってきたって………えぇ、降ってきたわ。今はお嬢様が罰ゲームでかき氷を作らせているけど」

 

 

かき氷か………そういえば腹へったな

 

 

「そのかき氷製造機なんだけど返してくれない?まだ勝負がついてないから」

「え、かき氷製造機!?」

 

 

さすが未来のツッコミ役、的確なツッコミありがとう

 

 

「それはできないわ」

「チッ、つまんねえの」

「………そういえばヤギって喋れましたっけ?」

「え、喋れないの?」

「普通はしゃべりませんよ!?」

「普通か、なら僕はそのカテゴリーには当てはまらない。僕自身が普通じゃないから」

「どこからどう見ても普通のヤギには見えませんから!あと、普通は頭突きしたくらいであそこまで飛ばせませんよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後美鈴さんは寝ていたことに関して咲夜さんからこっぴどく叱られていた。

僕?なんかこの屋敷の主人が会いたいんだって、それで特別に入る許可を貰ったんだけど

 

 

「………」

「………」

 

 

迷った。

しかも目の前に頭と背中に悪魔の羽を生やした人と目があってしまった、その悪魔らしき人はさっきからチラチラとこっちを見るが近寄ってこない、僕が近寄ると離れる。

何がしたいんだろうね

 

 

(な、なんですかこの生き物は!?というかそこ退いてくださいよ!パチュリー様のところにいけないじゃないですか~!)

 

 

……?もしやここって………大図書館か!?

よし入ろう

 

 

「え、なんで扉開けてるんですか?ちょっと待って、待ってくださいお願いします!」

 

 

後ろから悪魔らしき人の声が聞こえる、だが断る!目の前に扉があったら迷わず入る!これRPGの基本だよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁーいわぁーい!」

 

 

なんかいろいろすっ飛ばした気がする、背中にはフランちゃんが乗っている。

何故乗せたかって?理由は簡単、そこにこの子がいたから。

一応言っておくが僕のせいではない、まぁ一番の理由は撫で方がうまいからだね、危うく寝てきそうになったよ。

それに可愛らしいじゃん、だけど角を弄るのはやめてもらいたい。

そして今は鬼ごっこ中である

 

 

「フラン!待ちなさい!!」

「やだ!」

「ついでに僕もやだ」

「誰もあんたに聞いてないわよ!!フラン、その得たいの知れない生き物から降りなさい!」

「やだったらやだ!ヤギさん、もっと早く!」

「よし、しっかり捕まっててくれ」

 

ガシャァァァン!

 

「っ!?フラァァァン!!」

 

 

ヤギシミュレーターの常識……それは

 

ストン

 

「へ?」

「………いやだからなんであんな高さから落ちなのに平気なんですか!?」

 

 

“そもそも常識にとらわれてはいけない”である

 

 

「去らば紅魔館、恐らくまた遊び………もとい荒らしに戻ってくるであろう」

「あまり変わってませんからね!?」

「だから待ちなさいよ!?咲夜!日傘持ってきて!」

「了解です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして捕縛された、フランちゃんは最後までわめいていたがまた遊びに来るからと伝えると泣き止んだ。

そして数週間後

 

 

「わぁーいわぁーい!」

「またあんたか!待ちなさい!!」

「僕の辞書に止まると待つと言う言葉は存在しない」

「すごくはた迷惑なやつね!フラン、いい加減にしないと怒るわよ!?」

「もう怒ってるじゃないか」

「うっさい!!」

「逃げるよヤギさん!」

「メェ~」

 

 

今日も幻想郷は平和である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ………アタイはいつまでこんなことをしなきゃいけないの!?」

 

 

あ、チルノ忘れてた




楽しんでいただけたでしょうか?

次回は東方projectの主人公と勘違い転生者と会わせます、面白おかしく書くつもりなのでよろしくお願いします


ではまた次回もお楽しみに


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3話 ヤギ転生者は他転生者と出会う

続けて3話じゃあ!


と言うわけでお楽しみください


どうもこんにちは、幻想郷ってほんと不思議なところだよね。

今さらだけど。

みんなはヤギシミュレーターといえばどんないたずらを思い付くだろう、人の持ち物を盗んだり、盗み食いをしたり。

とりあえず作業の邪魔をしたりするのが思い付くだろう。

てなわけで

 

 

「………」

「………」

 

 

神社にやって来たよ。

そしたら腋の開いた巫女さんと目があったんだ、確か博麗霊夢だったよね?東方主人公だからちゃんと覚えてるよ、金にがめついってところはハッキリと

 

 

「………」

 

 

にしても本当にくそ長い階段だよね、エスカレーターとか無いのかな?

………無いか、幻想郷だし。てかエスカレーター忘れられたらショッピングモール等々いろいろ不便になっちゃうよね。

賽銭客が来ない一番の理由ってあの階段じゃないかな?

 

 

「………」

 

 

ところで先程からこちらを睨んでくる男がいるんだけどもなんなんだ?僕はまだなにもしてないぞ?これからするけど。

そもそも東方キャラにあんなのいたっけ?もしかして神様に聞いたニコポナデポが無いと女一人惚れさせることすら出来ない例のダメ転生者か?

あ、霊夢が近づいてきた

 

 

「なにかしらこの生き物……てか一気にかけ上がってきたような感じだったけどなんで息切れしてないの?」

「霊夢!その生き物は危険だ!」

「誰もあんたに聞いてないわよ、それにあんたがいると迷惑なのよ。と言うわけで帰りなさい」

「また照れやがって」ニコッ

「ウザッ……「よう!霊……ゲッ!?」魔理沙こいつ引き取ってくれない?少ないけどご飯奢るから」

「ぐっ、飯が食えるのはうれしいけど………でもあいつだからな~………ところでなんなんだぜこの生き物」

 

 

おいこら無断で角をつかむな、そして引っ張るな。

壊れたらどう責任とるんだこの白黒は、別にいいけどね痛くもないしただ違和感が残るだけで。

それにしても……あ~なんだろうあの男を見てると無性にどつきたくなる…………

 

 

「て、あんたはなに人の頭無断で撫でようとしてくるのよ!」

「いいじゃないか、少しくらい」

「離れなさいったら!」

 

カツンカツンカツン

 

 

必殺変態撃破キック!相手は死ぬ!(気絶する)

 

 

「がふっ!?テメェいきなり何しやがる!このダメヤギ!!」

「誰がダメヤギだ、この変態やろう」

「俺は変態じゃねえ!」

「自覚してないの?うわ、可哀想……かな?」

「このやろう……………ぶっ殺してやる!!」ジャキッ

「バカ!あんた何やろうとして」

「安心してくれ霊夢、俺があのやろうを消すからさ!」

「っ!!本当にいい加減にし───」

 

 

瞬間変態やろうが目の前から消えた………ように見えるだろう。

ヤギシミュレーターのヤギ様舐めんなよ?ただ可愛いだけのヤギに見せてえげつない武器を持ってるんだからな。

そして今使ったのはミサイルである、あれは面白い………人間が大空に向かって羽ばたいていくんだから

 

 

‐こ、このオリ主の俺がぁぁぁぁぁ!?[パァン]ギャァァァァァ!!‐

 

 

いやーゆかいだゆかいだ、そして突進したときに盗んだお金を賽銭箱に入れる。

手癖悪いでしょ?いたずらをするためにメチャクチャ練習したんだからな。

何回里の人間が宙を舞ったことか、その度に寺古屋の美人な先生とおいかけっこしたけど

 

 

「ご、5000円?…………いいやつじゃない!さ、上がってきなさい。特別にご飯あげるから」

「な!?霊夢~、私も入れてくれ~」

「魔理沙は手伝わなかったでしょ?あのバカの駆除、だから入れてやんない」

「チクショー!」

 

 

なんか歓迎されたからありがたく上がらせてもらおう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……それにしてもあんた変わった生き物ね………妖怪、ではなさそうだし………そういえばあのバカ……ヤギとか言ってたわね、種族名かしら?」

 

 

霊夢の一言で判明、幻想郷にヤギは存在してなかった。

そりゃそうか

 

 

「こんにちは、霊夢」

「あんたに出す菓子はないわよ」

「別にお菓子を食べに来た訳じゃないわ」

 

 

胡散臭さ100倍の八雲紫が現れた、何しに来たんだろ

 

 

「あなたね?幻想入りしてきた動物って」

「あ、こいつ外から来たのね。どおりで見たこと無いと思った」

「この子の種族名はヤギ、生まれた当初はうまく立てないけど親のキツイ特訓を受けて立てるようになったとか」

 

 

おいちょっと待て、僕はそんな情報知らないぞ?誰だそんなデマ流したやつ。

そしてあれは特訓ではない、親について行くために必死でプルプル震える足を立たせようとしてるだけだ。

それにしてもこのせんべいうメェ~、癖になる味だ

 

 

「いろいろ見させてもらったけどすごいわね………あの勘違い君を一撃で沈めるなんて……いったい何者かしら?」

「・・メェ~」

「さっきまで喋ってたじゃない………」

 

 

困ったときの鳴き声、攻撃は下がらないよ?

それはさておき先程の紫さんの発言、どうやらあのアホたわけはこの人にも手を出したらしい。

まことにとんでもないアホだ

 

 

「それはそうとあんなバカを一撃で仕止めるなんて、私や魔理沙でもてこずるのに………ほんとヤギってすごいわね」

「別にすごくないよ?ただ他の動物より丈夫なだけだったり、高いところから落ちても少し足がしびれるだけでなんともないよ」

「あんた絶対妖怪でしょ」

「失礼な、さっき言った通り僕はただ丈夫なだけですごくもなんともないヤギだ」

「普通のヤギは人を見るなり蹴飛ばそうとしないはずだけど」

「仕方無いじゃないか、僕自身が普通じゃないんだから」

「自分でそれを言うの?」

 

 

でももしかしたら妖怪なのかもしれない、それはそれで楽しめるからいいけど。

そういえば地霊殿行ってないな……明日にでも行ってみようかな?

 

 

「ところで霊夢、あの男はいつまでこの神社に泊めるつもりなの?」

「好きで泊めてる訳じゃないわよ、あのバカが勝手に上がってくるのよ。魔理沙にでもあげようかしら」

「あげたところで何も変わらないと思うのだけど」

「う……それはそうね……………」

 

 

………いきなり静かになったと思ったら霊夢が僕の顔をジーッと見ている。

僕なんかした?

 

 

「紫、こいつ飼っていいかしら」

「え………霊夢が……動物を……!?」

「ま、まさか…………焼きヤギに」

「違うわバカ!あの変態からの魔除けよ」

「そ、そういうこと……ハァー、ビックリしたわ」

 

 

僕飼われるの!?くっ……なんとしてでもこの場から脱出しなければ僕のいたずら大作戦が失敗に終わってしまう!

 

 

「あ!逃げた!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─人里─

 

「も、もう逃がさないぞ!」

「誰かと思って振り向けばボッキュンボンの女性だった件について」

「だからそういうのはやめろ!///」

 

 

上白沢さんだ、なんでそんなに顔を赤くしてるんだろ

 

 

「ごほん……さて、なんで店のものを盗んだり人の持ち物を盗んだりしたんだ?」

「そこに人がいたから」

「………頼む……もっとましな理由を言ってくれ」

 

 

理由を言うと、上白沢さんはどう言葉を返せばいいのか困っている。

ましな理由って言ってもね~………

 

 

「寝場所」

「……何?」

「寝場所が無いんだ、だからどこか住める場所ってない?」

「家を探してたのか…………いやまて、なら里の人間に危害を加えたのとは説明がつかないんだが」

「そりゃそうだよ、なんか面白そうだったから手を出したんだもん」

 

 

あ、これは怒ってるな。

だってニコニコしてるけど口が全く笑ってないんだもん。

それと寝場所についてなんだけど別に霊夢のところでも構わないんだよ?ただいつもあのバカやろうの相手をするのかと思うとね……

 

 

「まぁまぁ慧音先生、取られたものは昨日帰ってきてますから」

「お、奥さん……帰ってきている?」

「あ~、あれ?美味しかったよ。サンキューヤジ之助」

「メェ~」

 

 

僕はただいたずらしてた訳じゃないんだよ?

それはそうとあの変態勘違い野郎どこ行った、僕ここだぞ?

 

 

「いいじゃないか、な?」

「大ちゃんに触るな!」

「チ、チルノちゃん危ないよ!」

 

 

あのバカどスケベ野郎幼女にまで手を出してやがる。

あ、よく見たらあれチルノじゃん。人里にでも遊びに来たのかな?

まぁそれはどうでもいい

 

 

「あの男はまたちょっかいを………お前は何をしようとしてるんだ?」

 

 

何をしようとしてるのかって?決まってるじゃないか

 

 

 

ヤギ 走る距離  変態野郎

↓   ↓     ↓

●→→→→→→→→→●

   チルノ・大妖精→●

 

 

 

さぁここまで書いたらわかると思うけど、やるよ?

 

 

「突撃だ!メェ~」ダッ

「なんゴフッ!?」ガスッ

 

 

ヤギのずつき!

変態は怯んだ!

 

 

「続いて………みなさんお待ちかね、外界のアトラクションをやらせてもらいまーす」

 

 

あまりの痛みに起き上がれないのか睨み付ける攻撃を仕掛けてくる変態。

でも残念、僕普通の生き物だけど普通じゃないところがあるんだ

 

 

 

 

特徴その1

・したがよく伸びる

 

特徴その2

・何回も試したがダメージは入らないところ

 

特徴その3

・武器を使うことができる

 

 

ちなみにしたが伸びる範囲は永久的なんだよね。

試してみたけどすごかったよ?………いろいろな意味で

 

 

「お、おい………ヤギ野郎…………何をする気だ!?」

「何って…………ジェットなコースターって言えばわかる?」

「ジェットなコースター……?……………………やめろ、俺が悪かった。だから下ろしてくれてか離そうとしないでくれ!!」

「あ、手が滑った」

「おわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

間違えた舌が滑っただった……またあそこか、まぁ最近暇だったしフランちゃんにでも会いに行くか。

ついでに門番もからかいに行こう




ヤベェ更新遅れた……

でもそれでもめげない!

というわけで次回もお楽しみに


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4話 ヤギと人形魔法使い

お久しぶりです

何だかいろいろあってこの小説を書くのを忘れていた作者さんです


………てなわけで4話!

それではごゆっくりと


「ほれ、持ってきたよ」

「ありがとう、はぁ~……アンタはほんとに素直でいい子ね~………どこかのバカと違って」

 

 

みなさんお忘れかもしれませんがヤギです、この幻想世界にやって来ましたヤギです。

何か最近やることが無さすぎて暇なんだよね。

だったらまたイタズラすればいいじゃねえかって思うかもしれないけど、あの動くと揺れる陰陽玉を持ってる人がすごい警戒しててさ、出会い頭に頭突きをかましてくるわけよ、当然避けるけども。

それとあの勘違い君、今はフランちゃんに遊んでもらってる(いじめてもらってる)んだって。

たしか的当てだったかな?その的役をあの勘違い君がやってるんだ

 

 

「霊夢~、弾幕ごっこしようぜ~」

「めんどくさいからいや」

「500円」

「魔理沙、なにグズグズしてんの?早くやるわよ!」

「お前……この短期間で霊夢の性格を理解したな」

 

 

嫌でも理解しちゃうよ?金見たら異変放っておいてそっちに集中するんだもん。

特に昨日のはひどかった、永遠に続くかもしれない夜の異変が起こったから多分永夜抄の開始だと思う。

僕が店で譲ってもらった(かっぱらった)大金見たら

 

 

『はぁ~///幸せ……ハッ!?いっそのこと異変の方は魔理沙にでも押し付けて私は金の海で────』

 

 

てなって、直後に紫さんが来て

 

 

『い~や~!!せめて今回だけは!今回だけは金の中で眠らせて~!!』

『ダメに決まってるでしょ!?ほら、貴女は博麗の巫女なのよ?異変が起きたら───』

『紫、妖怪やめて代わりに巫女やらない?』

『やりません!』

 

 

なんて会話が数分ほど続いて、ようやく霊夢が動いたんだ。

何て言うか…………見てるといろいろ辛いものがあるよね、てか金が無いのってここの宴会で集まってるのが大半が妖怪だからじゃね?だから賽銭客があまり来ないんじゃね?

そういえば結局僕は妖怪なのか、それとも普通に不死身なだけのヤギなのか、この世界ではどっちになるんだろうね。まぁどっちでもいいけど。

数分くらい次のいたずらを考えていたら両サイドに人形を浮かせた子が現れた。

たしか………アリス・マーガトロイドだっけ?あの自立人形完成を目指してる子

 

 

「ようアリス」

「全く、ここにいたのね魔理沙……」

「何だかお疲れね……どうしたのよ」

「いつもあなた達に絡みに来てる男と言えばお分かりかしら」

『あ~……』

「それとここに来た目的だけど………魔理沙、あなたの荷物を届けるためよ」

「わざわざ届けに来てくれたのか?」

「別に取りに来るのを待ってても良かったのよ?あのままにしておいたら絶対中身を漁ってたと思うけど……」

「…………サンキュー、アリス」

 

 

会話の内容だけでわかる自分が怖い。

どうやらこの人も絡まれていたようだ、全くもってけしからん変態さんだ。

にしてもほんとにどうやって人形浮かしてるんだろうね?

 

 

「シャンハーイ」

 

 

なんてことを考えていたら上海人形に挨拶された。

……相手に先に挨拶させるとは、少し失礼だったな。というわけで僕も挨拶しよう

 

 

「メェ~」

「シャンハーイ?」

「メェ~…」

「シャンハーイ……」

「………メェ~」

「あの生き物…………上海と話せるの!?」

「アリス以外にも上海の言葉がわかるやつがいたなんてな………」

「……て、アンタは普通に話せるでしょうが!」

 

 

ちゃんと挨拶したのにツッコムのはよくないと思うんだよね。

でも何で話せるかは僕もわからないんだよね。

そうこう考えてる内にいつのまにかもう1体の人形が目の前に浮かんでいた。

なんだまた挨拶か?仕方がないなぁ

 

 

「よう!みんゴフッ!?」

『あ』

 

 

挨拶に移ろうとしたら変態が突っ込んできた。

言っておくけど僕のせいじゃないよ?いきなり部屋に押し入ってくるこの変態が悪いんだ。

というかなんでスケベ大魔王がここにいるんだよ、フランちゃんはどうした、そもそも的当ての的になってたじゃん。

的が逃げちゃダメだって

 

 

「……どうする?捨ててくる?」

「なんで捨てる前提で言ってるのかわからないけど賛成」

「私も賛成だぜ、アリスは?」

「……なら私も。正直言って迷惑だししつこいし」

 

 

オリ主君の救いの道は女神(悪魔)によって閉ざされた、オリ主君カワイソス(笑)。

にしても諦め悪いな………てか特典使えば僕なんてアッというまだろ?てかギル君のなんでも出せちゃうドラえもん宝具はどうした、神の元に置いてきたのか?まぁ当たっても死なないけど。

さて……………このゴミを捨ててくるか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里に到着。

隣にはアリスがいるよ、なんでも自分以外に上海と話せるのが不思議でたまらないとのことだけど………。

探せば居んじゃね?そこら辺にいる野良妖精とか妖精とか妖精とか……………やめよう、この話はなかったことにしよう。

おや?あれは………

 

 

「お前か?最近人里で有名のヤギってのは」

「そうだよ」

「慧音は一緒じゃないの?」

「アリスもいたのか。いや……実はだな」

 

 

どうやら熱で倒れてるらしい、そして寝言なのかどうか知らないけど“ヤ”で始まって“ギ”で終わる二つの角を生やした動物の名前を呟きながら寝込んでるんだって。

…………これ僕じゃね? 間違いなく僕じゃね?

 

 

「あんまり騒ぎを起こすなよ?慧音が可哀想だ」

「仕方ないじゃん、いじると面白いんだもん」

「………お前反省してないだろ」

「反省はしている、だが後悔はしていない」

「妹紅ぅ…………さっきから騒がしいん……だ………が?」

 

 

眼が合ってしまった、しかし僕は見つめ返すだけ。

危ないボディの持主の慧音さんはスゴい量の汗を流している。

やったね、全世界新記録だ

 

 

「ア、アハハ……………夢だ、夢に違いない…………」

「お、おい慧音!?」

 

 

プルプルボディさんが倒れた、今回はなにもしてないよ?そう……今回はね。

妹紅さんはプルプルさんを背負って竹林に入っていった。

多分マッドサイエンティストなお医者さん(八意永琳のこと)に見てもらうんだろう

 

 

「……とりあえず買い物でもしましょうか…………にしても慧音が倒れるなんて」

「誰のせいだろうね」

「あなたよ」

 

 

む、この子のツッコミは他のとは少し違うな……………なんだろう

 

 

「てかなに買いに来たの?」

「食材。昨日魔理沙に迷惑かけちゃったからそのお詫びよ」

 

 

昨日………永夜異変で何かあったのかな?

 

 

「あなたも見たでしょ?あの勘違いの激しい男よ」

「あいつなにやったの?」

「帰るときに足首を捻挫しちゃって………飛べれば良かったんだけど何故か出来なかったのよ」

 

 

それって一種のホラー的な展開なんじゃない?動けないのをいいことに後ろから二つの膨らみをゲフン、ゲフン……………失礼。

にしても突然飛べなくなったか……………怪しいのはあの自称オリ主君だね

 

 

「それで拓巳(たくみ)が……あぁ、あの男のことよ。で、彼が私の手を掴んでどこかにつれてこうとしたのよ、そのときに魔理沙が庇ってくれたんだけど……私が無理をしたせいで…………」

「…………なるほど、そして冷たくなった身体を暖めるために共同作業を…………」

「ブフゥ!?」

 

 

なにかおかしな事を言っただろうか?スゴい勢いで吹き出したんだけど

 

 

「な、なななななに言って///!?」

「ヒューヒュー」

「からかわないでちょうだい///!!」

「誓いますか?」

「そ、それはもちろん……………ハッ!?ち、ちがっ!そうじゃなくて…………うぅ///」

 

 

なるほど、アリスは魔理沙と一緒になりたいのか~………いやこれじゃガールズラブじゃん、タグ着けお願いしまーす

 

※メタイのでやめてください

 

 

「と、とにかく!必要なもの買って家に帰らなきゃ」

「魔理沙へのお礼は?」

「え、宴会のときに上げるからいいの!!」

 

 

顔を赤らめたまま家に帰るアリス、変態(拓巳)に気を付けて帰ってね。

さて、僕も帰るか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、地霊殿行ってない




車校の勉強がわからん、なんか似たような問題が出てきたりして頭がパンクする

そういったことがあったので更新が遅れたりしたんですよ

それではまた次回もお楽しみに


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5話 二人目発見

5話目投稿!!なんだか今日は本当に調子がいい、しかしなにか忘れてる気がする今日この頃………


てなわけでゆっくりしてってください


「霊夢、温泉に行かないか?」

 

 

突然魔理沙に温泉に誘われた。

温泉か………行きたいな……

 

 

「動くのめんどくさい、だからパス」

「そっか~……お前は?」

「みかん剥くのに忙しいから無理」

「十分暇だろ?みかんなら後で食べれるんだし」

「……メェ~」

「ヤギ之助……とりあえず困ったら鳴き声上げるのやめろ」

 

 

魔理沙に冷静にツッコミを入れられた、けど確かに…………このネタは飽きたな。

………………よし

 

 

「なら早速」

 

ガラッ

 

「俺も一緒に────」

 

 

言わせねえよ、このやろうヤギの言葉遮りやがって。

でもこいつの相手してるとほんと疲れるよ、誰か替わってよ、礼ははずむよ?みかんだけど

 

 

グパァッ

 

─うわぁぁぁぁぁ……─

 

 

目の前にスキマが現れアホが落ちていった。

次に再びスキマが現れたと思ったら今度は紫さんが現れた

 

 

「紫さんおはよう、突然だけど夜食はダメだよ?太る原因になるから」

「……なんでそれを知ってるのか気になるけども………いいわ。それより霊夢、温泉に行かない?」

「行かない、前みたいなことがあると嫌だし」

 

 

前に何かあったのかな?てか紫さん無断で角掴まないでくれない?これけっこうデリケートなんだよ?

 

 

「彼のことなら大丈夫よ」

「安心できる保証がないわ、現に紫のスキマを抜け出して覗きまでしようとしたんだから」

 

 

よしあいつ潰そう、疲れを取るための温泉なのに疲れがたまってしまったら意味ないじゃないか

 

 

「というわけで行かない」

「ならこの子を連れていけばいいじゃない、あの男の天敵よ?」

「……………」

 

 

なぜそこで僕を巻き込むのかな?まぁ嫌じゃないけど。でも裸なんかよりいたずらしたいんだよ、そういえば紅魔館行ってないな、明日行ってフランちゃんと遊ぼうかな?

 

 

「ヤギ之助、来てくれる?」

 

 

これは絶対参加なのか?参加しなきゃいけないのか?そして白黒、後ろでニヤニヤしてるのバレてるからな?あ、霊夢に殴られた。

特に断ることはなかったから行くことにしたらよほど嬉しかったのか抱きついてきた。

……仕方ない、ぼちぼち頑張りますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てなわけで護衛を任されてるんだ」

「あやや、あなた方も大変ですね~」

 

 

皆が温泉に入って少し経ってから鳥天が来た。

取材がしたいと言ってたからとりあえず答えられることを言って満足させた。

その後鳥天は、「また後程」と言って羽ばたいていった。

それはそうと……今温泉に入ってる人たちは埋め合わせでもしてたのか?

 

 

・博麗霊夢

・霧雨魔理沙

・八雲紫

・八雲藍

・アリス・マーガトロイド

・上白沢慧音

・藤原妹紅

・十六夜咲夜

・紅美鈴

・パチュリー・ノーレッジ

・レミリア・スカーレット

・フランドール・スカーレット

 

 

後は鬼と半人半霊の子と暴食姫、そして八意永琳と蓬莱山輝夜、秋の神様に山の神様………偶然とは言えない巡り合わせ方だ、しかもお互いがお互いを誘おうとしてたなんて。

それと化け猫の橙ちゃんは狐の藍さんの服の上で丸まっている、なんでも落ち着くとかなんとか

 

 

「おい、おまえはなんだ?」

 

 

なんかカエルに絡まれた。

てかこいつ…………カエルシミュレーターのカエル君じゃね?

 

 

「おまえこそなんだ、そんなみすぼらしい格好しやがって」

「俺か?俺様はオリ主様だ!ヌワッハハハハ!!」

 

 

ハッキリ言おう、こいつバカか?そんな姿して…………まさか18禁プレイをするのか!?

………無理だな、よく考えたら分かることじゃないか。

……あとこいつみすぼらしいって言ったところスルーしたぞ

 

 

「フッ、ニコポとナデポがあるかぎり………俺様は女にフラれはしない!」

「可愛いカエルでも手に入れるのか?」

「違う!人間の方の女だ!てか俺が答えたんだ、おまえも名前を言え!」

 

 

答えたっていうか名前言ってなくね?別に構わんけども

 

 

「仕方がない、おまえにだけは特別に教えてやる…………世界一最強の無敵生命体、ヤギ之助様だ」

 

 

普通に自己紹介したのにメチャクチャ睨まれてるよ僕。おかしいな………怒らせるようなことは今回してないはず

 

 

「それより、なぜカエルに転生?」

「ほんとはもっとかっこいい姿になるはずだったんだ!なのにあのバカ神め………」

 

 

ようは自業自得か、ザマァww

 

 

「まぁそれはいい…………おまえもハーレム狙いか?」

「え?いや僕は「なら俺の敵だ!早急に消えてもらう!」話聞けよ」

 

 

「オリ主は俺だけだ!」と言いながらフックショット片手に体当たりを仕掛けてくる、いやいや僕動物じゃん、どうやってハーレム作らせる気だよ。

そもそもハーレムなんてのには興味の一欠片もないんだぞ?そしておまえはカエルだ、諦めて可愛いカエルでも探すんだな。

そしてフックショットは飾りか?ちゃんと使えよ、フックショット可哀想だろ

 

 

「食らえ~!!」

「あらよっと」ヒョイッ

 

ドカァァァン!

↑爆弾の音(なんでここにある)

 

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

グサッ

↑近くに置いてあった植木鉢にケツが刺さった音

(だからなんでここにある)

 

「ぎゃぁぁぁぁ!!」

 

 

あのカエル、一匹だけなのにも関わらずやかましい。

と、どうやらみんないつのまにか温泉から出ていたようだ。何事かとこっちの様子を見てくる。

………面白いから少しだけ遊んであげよう

 

 

「く、まさかこの俺様の攻撃を避けるとは……ガフッ!?」

 

 

ヤギの体当たり!

急所に当たった!

 

 

「やりやがったなモブヤギめ~!」

「危ない危ない」

 

 

カエルのつつく攻撃!

攻撃は外れた!

 

プーン

 

「メェ~」

「ンギャ!?」

 

 

ヤギの踏みつけ!

カエルは怯んだ!

 

 

「………何やってんのアレ」

「まるでポ〇モン見たいですね」

「?なんだそれ」

「手持ちのモンスターを戦わせるゲームなんですけど……あ、そろそろ決着着きそうですよ?」

 

 

「♪」

「ッ!?」

 

 

ヤギのロケット花火、こうかは抜群だ!

カエルは倒れた!

 

デデデデーデーデーデッデデー

 

1の経験値を得た!

 

レベルが上がった!

 

おもに笑いのセンスが上がった!

(意味などありません)

 

笑いの技術が上がった!

(さっきと変わらん)

 

角が少しだけ延びた!

(いらねえ)

 

 

0円手にいれた!

(持ってないじゃん)

 

 

「ねぇあれはなに?」

「ん、あれ?あれはね……………世界一寂しくひもじい生活をしているカエル君だよ、さっき喧嘩売られたから僕が遊んであげたんだ」

「ふ~ん」

「あなたが霊夢さんの神社に住み着いてるヤギですね?私は東風谷早苗です…………ところで家に来ませんか?」

 

 

勧誘されたけど断る、そしたらあからさまに落ち込み出す2Pカラー。

いや、別に行ってもいいんだけどこっちの神社と同じであのバカやろうが来そうな気がするんだよね。

だったら行っても意味ないと思って断らせてもらった………なんかこの説明にテジャブを感じる

 

 

「キェェェェ!」

 

 

カエルがすごい勢いで突進してきた………あ、転んだ………………へ?

 

 

カエル→→→→→ヤギ

 

 

おいまて、これ僕に当たるのか?それだけは避けなくて……しまった、バナナ踏んでスリップしちゃった!(なんで置いてあんだよ)

 

 

エンダー ィアーイ ウィル オールウェズ──

 

ブチュッ

 

 

「発射ァァァァ!!」

「不可抗力だぁぁぁぁ!?」

 

 

あのカエル野郎、世界で一番しちゃいけないことしやがった………それは

 

 

(ヤギ)のファーストキス奪いやがって…………いたずらできなくなったらどう責任とるつもりだ」

「いたずらは止めないのか!?」

 

 

舌ベロ、カエルにドッキング。そのままブンブン振り回しどこか遠い所に投げ飛ば……あ、やべぇ起動ずれた

 

 

ビタッ

 

 

「ひゃん!?」

『あ』

 

 

手違いで霊夢の胸元に飛ばしてしまう、いきなり飛んできたからか変な声を出してしまう、瞬間霊夢からカエルに向けてすごい殺意が向けられているのが分かる。

一匹のカエルに霊力のこもった拳が迫る、それだけじゃなくいつのまにやら辺り一面に色とりどりの弾幕が展開されている…………終わったなカエル野郎、しかしカエルは

 

 

「お、お胸様だ!やはり俺はついて───」

 

 

さらに怒りの原因を作り上げ、地面に投げ捨てられ……たくさんの弾幕のプレゼントが送られた

 

 

「さ、帰りましょ♪」

『…………』

 

 

すごいね霊夢、皆顔が真っ青になってるよ。

紫さんもよく我慢してるね、足プルプル震えてるけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つぎの日、いつも通り乱入してきた勘違い君を霊夢と共にいじめた。

その現場の一部始終を見ていた本泥棒さんはこう語る

 

 

『共同殺人の現場………初めてみたぜ』

 

 

鳥天さんはこう語る

 

 

『いまの霊夢さんをちゃかしたら確実に殺られますね…………』

 

 

とか言いながら文々新聞には。

“博麗の巫女、まさかの初めてが両生類だった!?”という新聞を霊夢が見ていい笑顔で「ちょっと文と遊んでくるわ」と言って出ていった。

文も文でそれやると死ぬ確率上がるからやめとけばいいのに………。

翌日、妖怪の山からたくさんの哨戒天狗の死骸が出た(死んではいない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         ☆オマケ☆

 

 

「あのぅ…………霊夢、さん?」

「なぁに?文」

 

 

霊夢は普通の態度で接したのだろうが、文の後ろにいる五、六人程の哨戒天狗は皆抱き合ってガタガタッと震えている。

ちなみに季節は春、ポカポカと太陽が幻想郷を照らしている……だが文含め哨戒天狗のものはなぜか今だけは気温が低く冬のように感じるのだ

 

 

「あ、文さん……今度は何やらかしたんですか……!?ここまで怒ってる霊夢さんは見たことありませんよ………」

「え、えーと…実は昨日現場で面白いものを見てしまって…………あ、あはは」

 

 

哨戒天狗の一人、犬走椛は小声で文に聞く、それに対し文はとりあえず笑って誤魔化す

 

 

「………椛」

「な、なんですか」

「………さらば!」

「え、ちょ!?文さん!?」

 

 

そして逃げる。

霊夢はすぐさま文を追いかけ弾幕を撃ちまくる、幻想郷最速とも呼ばれる彼女は数時間後、霊夢に捕まりボコボコにされていた。

道中には巻き添えを食らった哨戒天狗が気絶していた




ふぅ疲れた………車校の勉強も疲れる。

今日行ったらまさかの56点だった………これは酷すぎる。でもさ、誰も予想できないと思うよ?てか問題文ムズいって、路面電車ですげぇ頭使ったんだからな?その結果思った以上に時間とられて他の問題が分からなくなったし

あと、お気に入り登録。こちらこそありがとうございます!次こそは地霊殿出すつもりなので気長に待っていてください


それではまた次回まで……


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6話 リアル鬼ごっこ……?

ご感想ありがとうございます。

これとは別の小説なんですが、前書きと後書き………主に前書きかな?を少し書きすぎたかな?と思いましたがまさか本当に書きすぎていたとは思いませんでした…………本編入るまでが長いというのにそれを読んだ上で教えてくださりありがとうございます

これからは気を付けます。

それではまた長くなってきたと感じたら教えてください

ではどうぞ


やぁやぁこんにちは、毎度お馴染みのヤギさんだよ。

今日は本当にいい───

 

 

「ヤギめ!覚悟~!」

 

ガスッ

 

目が、目がぁぁ!

 

 

初っぱなから(ヤギ)の挨拶邪魔するなよ、ていうかなんでここにいるのさ、可愛いカエルを探しに旅立ったんじゃなかったのか。

それはともかく

 

 

「なかなか着かないね」

「今は安全なルートを通ってるからね、そんなすぐには着かないよ」

 

 

博麗神社かと思った?残念、今地底にいるんだ。

いや~行こうと思ってもなかなかスケジュール通りには行かないね、まさかここまで時間が掛かるとは。

慧音さんも酷いね、授業に必要な教科書とか盗んだだけなのにあそこまで怒るなんて、そのあと例の追いかけっこが始まったけどあの人強くなってない?この間なんか撒いたと思ったらいつの間にか後ろにいたし………それでも逃げ切るけどね。

でもあのプルプル揺れるマシュマロはどうにかした方がいいよ?走れば走るほど人里の一部が赤くなるんだから

(それを見て幸せそうな顔で気絶した店の店主は奥さんに家の裏に引きずられていった)

 

 

「ヤッホー、パルパル元気?」

「ヤマメ……いつになく機嫌がいいじゃない、妬ましい」

 

 

なんだこの子は………あ、思い出した、橋姫のパルスィだ。

パッちゃんがここにいるってことは旧都が近いかな?

 

 

「今の旧都には近づかない方がいいわよ、変なやつがいたし」

「変なやつ?…………あ、あの男か……う~ん……どうしよっか」

 

 

変なやつとは昨日のカエルか?それとも毎日神社に来ては霊夢にコテンパンにされている勘違い君か?

まずカエルはあり得ないな、今さっきまで目の前にいたし。

勘違い君は…………あぁ、何でだろう……酒の入った器片手に勘違い君をボコボコにしている一本角の鬼さんの姿が見える。(勇義のことです)

てことは地霊殿行けないの?なんてことだ……よし、この鬱憤は人里で晴らそう

 

 

「で、なんで地霊殿に向かってたのよ」

「気分的に行きたいなと思ってこの人に道案内してもらってた」

「………その能天気さが妬ましいわ」

「……そういえば自己紹介やってなかったね、僕は……………普通のヤギさんだよ?」

「ねぇねぇ今の間はなに?」

 

 

ヤマメさんが聞いてくる。

今まで通りにやってもいいんだけどさ……………挨拶のしかた改めて考えようかな~って思うんだよね。

ほら、飽きてくる人とか居たら困るじゃないか……こうなったらまた紅魔館行って美鈴さんからかってくるか、きっとそのうちに新しい挨拶のしかたが思い浮かぶはずだし

 

 

「ほーら、パルパルも挨拶しないと」

「はぁ……水橋パルスィよ」

「ならパッちゃんだな」

「パ、パッちゃん!?」

「おや?いきなり愛称呼びかな?私は嫌いじゃないよ~。良かったね♪パルパル」

「恥ずかしがらずに言い切るあんたが妬ましいわ!」

 

 

キィィ~!とどこから取り出したのかハンカチを噛むパッちゃん。

〇〇ルデン〇〇バーの歌でもハンカチを噛むシーン有ったな

 

 

「道案内ありがとうヤマメさん、そしてまた会おうじゃないかパッちゃん」

「バイバーイ、パッちゃんをよろしくね~」

「キィィ~!早く帰りなさい!そしてパッちゃん言うな妬ましい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………」ゴゴゴゴゴッ

 

 

おいみんな、明日は季節外れの異変が起こるかもしれないぞ!?あのどこぞの居眠り常習犯の美鈴が目をぱっちり開けてるんだから!

あ、フランちゃんが出てきた

 

 

「美鈴どうかしたの?なんかいつもと違うように見えるけど………」

「妹様?いや実は、ちょっとやつが来そうな予感がして………だから今日だけは起きていないとダメなんです」

 

 

やつと言うのは僕のことではなかろうか。

でもそれはそれでいいことしたなぁと思うな、なら次は悪いことでもしようか。

そして人里に寄ったらプルンな人に襲われた、まだ探してたのかあのマシュマロ先生。

…………ん、あれは……カエル君だ。

お前どうやってここまで来たんだよ、あの後野良妖怪に食われかけてなかったっけ?

 

 

「はぁ……はぁ………ようやくついたぞ!……………うぇ~い!フランたん!抱っこさグギェ!?」

 

 

ほわぁぁぁぁぁ!?と美鈴に蹴り飛ばされ叫びながら天に向かって飛んで行くカエル君。なにがしたかったんだろう

 

 

「強いね美鈴」

「あ、ヤギさん!ねぇ鬼ごっこしよう?」

「鬼ごっこか………ならついでにあの人も巻き込もう」

 

 

そう言って美鈴の耳元で「鼻提灯さんおはようございます、今日も鼻は元気ですか?」と言うと「いつからいたんですか!?」と返されたから「ついさっきだよ?」と返す

 

 

「とにかく今日は───」

「鬼ごっこする?」

「美鈴~、鬼ごっこしようよ~」

「お帰りくださ………へ?鬼ごっこ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁやぁこんにちは、前にもあったね」

「あははは!次お姉さまが鬼ね!」

「美鈴!何休んでるの!?早く追いかけるわよ!」

「そ、そんなこと言われても…はぁ…はぁ………てか咲夜さんどこ行ったんですか!?」

「レミィが休暇を出したの、だから紅魔館にはいないわよ?あと静かにしてくれないかしら?落ち着いて本も読めないわ」

「あなたも手伝いなさいよ!パチェ!」

「嫌よめんどくさい」

 

 

ヤギin図書館。

さっき言ったように図書館では静かにしないと。

あと落ち着いて本も読めないといってるけど、顔めっちゃにやけてるからね?まるで新しいおもちゃを見つけた子供みたいな顔だし

 

 

「フランちゃん、図書館だから静かに逃げよう」

「う~ん……どうするの?」

「飛べばいいんじゃない?」

「あ、そっか」

「あのパチュリー様?そろそろ止めた方が………」

「そうね………こぁよろしく」

「こぁぁぁぁ!?」

「パチェさん、この本面白かったからまた借りていい?」

「良いわよ。あと遊ぶなら外にしなさい、日傘を持ってね」

「わかった!それじゃ外にレッツゴー!」

「レディゴー!」

 

 

本ゲット、鬼ごっこが終わったらゆっくり読もう。

…………にしてもあの二人トロイ………トロすぎる……図書館だからか?なら外に連れ出してやろう

 

 

ガシッ

 

「ちょ!?何するの!?」

「あ、あの~?妹様?何で私を捕まえてらっしゃるので?」

「え?何でって」

「外だと飛び回れるし楽しいからだよメーさん」

「なんですかメーさんて」

「適当に考えた愛称、それほど重要な意味はない」

「適当に考えた!?てか今さらですけど私に対する扱いひどすぎじゃないですか!?」

「………レッツラゴー」

「スルーですかそうですか、私はそんな扱いですかこんちくしょー……」

 

 

さて、そろそろ人里へ行こうか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まてぇぇぇぇ!!」

「何で追いかけてくるのよ!?」

「忘れてた、あの人最近僕を見るたびに血相変えて襲いかかってくるんだよなぁ……」

「ヤギさん悪いことしたの?」

「いや、やってないよ…………………多分。あと危険度上昇してるから捕まらないでね?軽く骨の二三本は折るかもしれないから」

「何ですか最後の多分て!!そして危険度が上がるほどのことしたんですか!?」

「とにかく捕まっちゃダメよ!?なにされるか解らないわ!」

 

 

そんなことは…してない……断じて違う…。

おかしいな~……僕はただ授業のお手伝い(妨害)をしただけなのに。

教科書を漫画本にすり替えたり、風呂に入ってる隙に着替え盗んで高額で売りさばいたり、写真を改造して面白画像を作って鳥天に渡したり…………あ、これ全部僕が原因だ

 

 

「今日という今日は許さん!覚悟しろぉぉぉ!」

「さぁ鬼から逃げよう」

「これがリアル鬼ごっこ!?」

「あれ?何でそれ知ってるの?」

「緑髪の巫女服を着たお姉さんから借りた」

 

 

出所はP2カラーか、あの人いったい何が目的なんだろうか。

まぁそれはおいといて………

 

 

「早く荷物……荷物か……それを置いてかないと」

「今あなた私の顔見て言ったわよね?そうよね!?」

「…………違うよ?」

「とぼけるな!」

「お、お嬢様、妹様!いつまで逃げ続ければいいんですかね!?」

「…………ん?ちょっとフラン?黙ってないでなんとか、て居ない~!?」

「…次神社だメェ~」

「あはははっ!!」

「こら~!置いてくな~!」

「死ぬ!捕まったら死ぬ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うことがあったのさ」

『なにそれ怖い』

「それで?霊夢の持ってるそれ、なーに?」

「あ、これ?ピクロスって言うゲームよ」

「早苗が持ってたやつか。アリスはなにして………レミリア似の人形?」

「ええ、フランに頼まれてたからね………はい、出来たわよ?あなたのお姉さんそっくりの」

「ありがとう!」

 

 

それも幻想入りしてたんだマリピク、だが僕はピクロスよりパーティー派だ。ミニゲームでジャンプして障害物避けたりするやつ、あれ好きなんだよね……主に仲間の邪魔したりするの。

ちなみに今いるメンバーは霊夢、魔理沙、アリス、フランの四人である。

そしてアリスが作った新作のレミリア人形もって上海人形と蓬来人形とで遊んでいる、仲良く放り投げたりそこら辺の岩に向かって投げたり弾幕の的にしながら

 

 

「……で?なんでこいつらは気絶してるわけ?」

『きゅ~………』

「里の守り胸に襲われた、その途中多大な被害が…………」

「それ、ある意味異変じゃないか?」

「守り胸………慧音のことかしら……」

「それだけでよくわかるなお前!?その前にそれで通じたのか!」

「は?なに言ってんのよ、わかるのは当たり前じゃない」

「……これ私がおかしいのか?………いやそんな、はずは…………うぅーん」

 

 

何やら考え始めた魔理沙、大丈夫大丈夫、どこもおかしくないよ。

だから角をつかむのはやめてくれないかな?これデリケートなんだからさ

 

 

「なぁ、後で早苗んとこに行かないか?昨日のリベンジしたいし」

「あーあれの?やめときなさいよ、絶対ひどい目に遭うわよ?……………神奈子が」

「確かに……あれは悲惨だったわね………………神奈子が」

「暇だからついてってもいいかな?」

「別にいいわよ、アリスとフランは?」

「私はお姉様と美鈴が起きるまでいるよ?」

「私は帰るわ、まだ作り終えてない人形もあるし」

「作り終えてない人形…………藁人形か」

「誰かを恨むほどに人形を貶されたのね」

「そんなの作ってないし貶されてもないから!」

「アリス……そんなことしたら霊夢に殺…………叩きのめされるんだぜ」

「魔理沙、それはどう言うことかしら?」

「………じゃ!」ビュン!

「待ちなさい魔理沙~!」ビュン!

 

 

今日はよく人が追いかけられる日だ、そして……

 

 

「やぁ遊びにグホァ!?」

「「あ」」

「ふぅ……汚ねぇ花火だった」

「勝手に殺すな!おのれ……第二ラウンド、ヤギ覚───」

 

 

ロケット最高~♪だけど最近暇だな~……。

なんか物足りないんだよな………なんだろうか

 

 

「は~いご機嫌いか、てちょ!?」

 

 

目の前に神出鬼没の紫さんが現れた、てかなにしに来たよこの人、また勘違い君が来たかと思ってロケットぶっぱなしちゃったじゃんか

 

 

「生まれてはじめてよ?出会い頭にロケットを飛ばしてくる子を見るのは、弾幕が飛んできたことはあったけど…………でもそれはそれで────」

 

 

な、なんか別に構わないと言いたげな目でこちらを見てるんだけど………まさか……!?

 

 

「ドM!?」

「違うわよ!」

「あ、そうなんだ…………なら超ドMか!?」

「いったんそっちから離れなさいな!!」

 

 

仕方ないじゃん、そんな思わせ振りな反応を見せるBBAさんがわるいんだよ!

しかし、どうやらこの会話が聞こえてたらしく

 

 

「ねぇねぇアリス~、ドMってなに?」

「え?あ、えーと、ドMって言うのはね?やられて快感を覚えたりする人のことを言うのよ」

「え………そ、そうなの?」

「い、いやだから違───」

「フランちゃん!こんなダメ人間になってはいけません!」

「………わかった!」

「そこ!わかっちゃダメ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤギinスキマ空間

 

 

「さ、さて………話を戻しましょうか」

「現在僕は紫さんに襲われてあられもない姿にされている……しかもあちらこちらから視線を感じる…………そして目の前の人の手が僕の(毛皮)を────」

「誤解を招く発言はやめなさい!まるで私があなたを襲ってるみたいじゃない!だいたい動物でしょ!?」

「あ、そうだった……………まさかそれを理由に!?」

「まだそのネタ引っ張るわけ!?」

 

 

なんなんだこの人…………いじればいじるほど面白いぞ!

 

 

「で、その話なんだけど」

「了解、霊夢と仲を深めたいんだね?それで■■■■して■■■■して■■■■しまくって」

「ちがーう///!!」

 

 

ふっ、幻想郷の賢者の面剥がしてやったぜ!

それと紫さん、顔赤らめながら否定しても説得力ないでっせ?

 

 

「あーもうこれじゃ話が終わらないわ!」

「誰のせいだろうね」

「あなたよ!わかってて言ってるでしょ!?」

「そうだよ?」

「……ッ~!」

 

 

…………やっぱり違う、これはあれか?この人はツッコミよりボケ担当なのか?………なら仕方ないか

 

 

「はぁー…………」

「何をそんな残念そうにしてるのかはこの際置いておきましょうか………そ・れ・で!その話なんだけど!………異変を起こしてみないかしら?」

「………そして隠れて隙を見せたところでまた─────」

「そこから先は言わせないわ!言わせたらまたさっきと同じ状況に持ち込まれるし」

 

 

チッ( ・ε・)感のいいやつメェ~

 

 

「なら交換条件だ」

(……ようやくしっぽを見せたわね?)

「空飛びたいな~」

(………へ?)

「あ、あと餌がほしい、それと家も。いつまでも野宿なんてやだし。ついでに冥界への行き方教えてくれない?少し興味あるんだよね。今朝はなんか変なのがいるのが理由で地霊殿行けなかったし」

(え、ちょ、え?)

「んでもって……」

「ちょ、ちょっとまって…………それだけ?……目的は?」

「目的?なんのこと?てかそれ以外無いんだけど…………もしかして冥界はダメかな?」

「………ちょっと前の自分を殴りたい気分だわ」

 

 

なんかいきなり頭抱え始めたぞこの人、いったいどうしたんだろうね。

それよりもさっきから視線を感じる…………あれは

 

 

「にゃ~」

 

 

猫の佐武次郎がいた、旨そうに魚くわえやがって。

ここで僕の友達について説明しよう。

 

名前:佐武次郎 愛称:サブちゃん

 

実は温泉に行った日の帰りに道を曲がったところでばったり会い、なんだかいろいろと意気投合したので友達になった猫。

次の日、彼女連れできたのでいじりまくったのはまた別の話。

それはそうとどうやってこのスキマの中に来たんだ?同じ能力とかない限り無理だと思うけど

 

 

「にゃ」

 

 

根性できたらしい、なんてたくましい猫なんだ!

てかこの猫僕と同じ転生者じゃ………ないな

 

 

「にゃ、にゃにゃぁ?」

「なんでここにいるかって?それは僕が聞きたいな」

「にゃ~?」

「……よくわかったな。そう………ここの主が…………………なんか、そう、なんかなんだよ」

「にゃ、にゃぁ~……」

「何が言いたいか解らないって?なら分かりやすくいってやろう……………どうやら子供を────」

「で?異変を起こすの?それとも起こさないの?」

 

 

まだ台詞終わってなかったのに!

まぁいいや、んで異変?

 

 

「起こしてもいいんだけどさ~…………」

「あら?なにか物足りないかしら」

「…………………襲わないでよ?僕から貞操を奪わないでよ?いくら彼氏ができないからって」

「……あなた私で遊んでるでしょ?そうなんでしょ!?」

「にゃぁ~」

「へ!?サブちゃん!?」

「ま、まさか………サブちゃんが彼氏!?」

「違うわ!!」

「いや、でも、まぁ…………お幸せに!」

「だから違うって言ってるじゃないの!もぅ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新鮮な空気が美味しい………やっぱり自然はいいよね。

それと紫さんはあのあとちゃんとあの空間から出してくれたよ。

それで、ん~………異変か~………そういえば

 

 

「異変てどうやって起こすんだろう……」

 

 

しばらく悩みながらその辺をうろついていた。

そして人里に寄ったら守り胸(慧音)に襲われた、いい加減諦めてくれないかな?

それはさておき明日は異変の起こし方でも調べてみよう。

それと紅魔館の門前でなぜかレミリアと美鈴が燃え尽きていた件について咲夜さんが慌てて処置をしていた




投稿遅れて申し訳ございません!
一応話は出来上がってはいたんですがいろいろとやることが盛りだくさんでして。
結果

・グーグルの画面がなんか……よく解らないけど少し変わっていたことに関しての混乱
・出来上がってて後は投稿するだけだった小説の話の消失
・パスワードのド忘れ

以下のことが原因でまた話を書くことになりました。
これからも今日みたいに遅くなったりしますがなるべく改善していきたいとおもいます。
人によってはグーグル画面がそうなってる人とそうじゃない人がいるようで………説明下手でごめんなさい。
あと、かなり急いで仕上げたので間違いがあるかもしれません!とにかく本当に申し訳ございませんでした!

それでは、次回もお楽しみに


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7話 いざ習得、そらをとぶ

7話目投稿です

今さらですけど皆さん大晦日は何をしてましたか?
私はひたすら寝るのを我慢してました。
しかし5時19分辺りからうとうとしはじめまして、いつのまにか寝てしまい新記録達成できませんでした……

前の大晦日の時は6時まで起きてられたんですがねw

それではどうぞ


「言っとくけど着けないわよ?」

「なんで?」

「な、なんでって………これ着けて人里歩けるわけないわ!」

 

 

こんにちは、そしていきなりすみませんヤギでーす。

以前異変を起こしてみないかってゆっかさんに言われたじゃん?あ、ゆっかさんてのは紫さんのことね。

んで、異変について教えてもらったんだけど単純に言うと問題を起こせばいいらしい。

それでこの会話なんだけど、頭に着けるだけなのに何をいやがる必要性があるんだろうね?まぁ見た目的に嫌かもしれないけど………仕方ないじゃん、問題起こさなきゃいけないんだもん。

で、なんでゆっかさんがいやがってるかと言うと

 

 

「なんでこんなマスク着けなきゃいけないの!?」

「大丈夫大丈夫、これ着けたらすぐ人気者になれるよ」

「そりゃヤギマスク着けてる変な奴が村の中歩いてたらすぐ人気者になれるわ!けど着けないから!」

「橙は着けてるけど?」

「橙!?」

「紫しゃま~、なんかこれ着けてたらすごく気分よくなっちゃいました~。わははは~!」

「そういう性格だったっけ!?いやちょっと待ちなさい…………藍は?」

「藍さんなら………ほれ」

「藍、あなた何寝転んで────」

「紫様…………私は……必死で戦いました…………ゴフッ……」

「いや何と戦ったの!?」

「なんかね、うん………橙を見た瞬間鼻血ロケットが噴射したんだ。ある意味ホラー的なものを見ちゃったよ」

 

 

だって藍さん明らかにそれ以上の量鼻血だしてるんだよ?にもかかわらず倒れずに「おぉ………!?」っていいながら危ない目で橙見てるんだよ?いろんな意味で恐怖を感じたよ。

これは何か?妖怪だからと言う理由だからか?

 

 

「仕方ない…………そこまで嫌なら人里の連中にでも着けるか。ゆっかさんは大妖怪で美人だからそれぐらい恥ずかしがらずに着けてくれると思ってたのに」

(あら?そんな簡単に諦めるの?……………なぜかしら、へんな罪悪感が……)

「んじゃサヨナラ~、寝てるときを見計らって着けるからよろしくね~」

「結局着けることにはかわりないのね……………わかったわ、着ければいいんでしょ?着ければ」

「さすが紫さんだ、そんじゃこれ着けてね」

(ま、まぁ………すぐ異変も終わるだろうし……………お遊び程度で着けてもいいわね)

 

 

しかしスキマ妖怪、八雲紫はこの選択を後ですごく後悔するのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てなわけで

 

 

「協力してください」

「ふん、誰がそんなのに協力するのよ」

「逃げんのかよ~」

「なんでそうなるのよ!」

 

 

紅魔館に来たよ、協力者目的で。

それとフランちゃんは一発OKしてくれたよ?なんでもここにいても暇だとかそんな理由らしい。

ちなみに小悪魔さんにヤギマスク着けてみたけど……………やめておこう、いろいろと危ない表現…………てか安全な表現の仕様がないよあれは

 

 

「お姉様、やらないの?」

「フラン………レミィはただ恥ずかしいだけなのよ。…………私も着けるのは嫌だけどね………でもこれだけ頼んでるのに断るのって……はぁ」

「待って、私が悪い方向で話を済ませるのはやめてくれないかしら?」

「今なら十億円」

「ひどいぼったくりね!?」

 

 

そうだ、弾幕の代わりどうしよう。

……………ロケットでいいか

 

 

「そういえば咲夜さんは?」

「レミィの調子が悪かったから永遠亭に薬を貰いにいってるわ」

 

 

なるほど、残りの休憩時間削ってお医者さん(マッドサイエンティスト)に薬貰いに言ってるのか。

……すごく調子良さそうに見えるけど……どう言うことだろうか。

どう言うことか考えてたらフランちゃんが教えてくれた。どうやらちょっとした疲労程度で倒れるのは吸血鬼として問題があると思って我慢して起きていたらしい………何て言うか

 

 

「おとなしく寝てやがれ病人、そしてこれを着けない限り僕はここを立ち去らない」

「着けないわよ!そして帰れ!」

「え………お姉様やらないの?」

「……やらないの?レミィ」

 

 

魔女と妹に空気読んでよと目で訴えられている。

「フラン、パチェ………あなたたちにいったい何があったって言うのよ…………」とレミリア。

妹には遊んでくれない姉として見られ、魔女からはせっかく面白くなりそうだったのにとでも言いたそうな意味も含めて見られている

 

 

「ダメですよ!?やっちゃダメですよ!?」

↑とか言いながら羽ですごく喜んでるのを表している小悪魔

「お嬢様~………なかなかいいものですよ~」

↑なんかいろいろ諦め主人を巻き込もうとしている門番

 

 

スゲェ変な意味で地獄絵図だ………。

この日、僕はスキップしながら人里へ走っていった。

そして人里へ着くなり襲われた、ホラーゲームの追跡者かあんたは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………なぁ、どうしてもこれ被らないとダメなのか?」

「できれば被ってほしいのが9割、やめた方がいいのは1割」

「つまりこれ着けなきゃダメってことじゃないか…………」

 

 

しばらく逃げ回っていたら、撒くついでに燃える人を発見した。そういやこの間寺古屋の前にいたっけ?藤原妹紅だったかな?

……にしてもあのプリンめ、日に日に素早さに磨きがかかってるな。逃げ切りずらくなってきたじゃないか

 

 

「で、お前はなにかまた追われるようなことでもしたのか?」

「う~ん………………心当たりがありすぎてわからない」

「おいおい………」

 

 

さて、異変を起こしても気づかないかもしれないしな……よしこうしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………なぁ、妹紅」

「……なんだよ慧音」

「1つ聞いていいか?私にとって大切なことなんだ」

「………言ってみろよ」

「わかった」

 

 

息を吸い込む、それはもう溢れんばかりに………そしてためた息を慧音は妹紅や里の人を見て聞きたいことを、むしろ心の叫びみたいな声で言う

 

 

 

 

 

「その頭はなんだその頭は~!?」

「いや、これにはだな?……いろいろ深いわけが……」

 

 

慧音は妹紅の頭と人々の頭を指差して妹紅に叫ぶ。恐らく全員向けての叫びだったのだろうが

 

 

「慧音さん、今日も元気ですな」

「……そういえばおじさん、なんでその……ヤギマスク着けてんだ?私も人のことは言えないけど」

「あ、これですか?いや~実は家の前にこのマスクが置いてありましてな?息子がこれを被った途端元気になりまして……」

(それはもはや呪いの領域じゃないか?)

「警戒心!お願いしますから警戒心を持ってくださいご老人!」

 

 

慧音は叫ぶ、頭を抱えながら。

そして里全体を見たらヤギマスクを着けているたくさんの人。

次の瞬間慧音は倒れた。

そして何度お世話になったであろう永遠亭のお医者さん(マッドサイエンティスト)に薬を貰いに妹紅は向かった。

途中メイド長がいたので訳を話したら被害者が増えたか見たいな顔をしていた。

お互いが大変な思いしてるんだなと常々思った二人だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「準備完了、ゆっかさん頼むよ」

「1ついいかしら」

「ん、いいよ」

 

 

 

 

 

 

 

「これはずしちゃダメなの?」

「え、はずすの?」

「え、いや、だって…………まさか異変が終わるまではずしちゃダメっていうんじゃ」

「うん」

「…………」

 

 

僕がはずしちゃダメって言うとゆっかさんは両手を地面に着けて落ち込み始める。

そこまで嫌だったのかな?

 

 

「で、弾幕だけど僕ロケットしか飛ばせないんだよね」

「いやロケットで大丈夫よ?うん」

 

 

なんか一人頷き始めるゆっかさん、ほんとに何があった………。

その後ゆっかさんは博麗神社にスキマを開きこの場から消える。

人里についたら、チ〇〇チ〇〇ト〇〇ン踊ってる妖精が数匹いた。

それも幻想入りしてたんかい




不思議の幻想郷TODRの攻撃的なスキマが作れない……。
それで調べてみた結果不思議な亜空間クリアでレシピが手にはいることがわかりました、挑戦して8階でボコボコにされましたけど


それではまた次回まで……


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8話 息抜きの1日

遅れてしまい申し訳ございません。

リアルの方でいろいろ大変なことになっておりまして、結局車の運転免許がとれなかったんですよ………。
てなわけで今年も免許センターのお世話になろうと考えております

それではどうぞ後ゆっくり


こんにちは、お久しぶりのヤギさんだよ。

いや~あれから大変だったよ?異変かどうかわからない異変が人里と人里の外で起こってたりしたわけだから………………え?結局異変はどうなったのかって?

あのあと霊夢と魔理沙がやって来て弾幕やって追加でやって来たスケベガエルを霊夢がいい笑顔でボコったりして…………いや、回想シーンを見てもらったらわかるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side(^o^)

 

 

ここからは私こと博麗霊夢がこの異変について語ろうと思う。

いや……異変というか異変のような何かよこれは。

このとき私はいつものように神社の縁側で昼寝をしていた。

あと少しで寝れると思ってた矢先にいつものように騒がしい自称普通の魔法使い、霧雨魔理沙が異変が起こったことを知らせに来た

 

 

「おーい霊夢~!異変だ、人里で異変が起こってるんだぜ!」

「人里で?今までとなんか違うわね…………」

「まぁ異変て言うか………………人里の連中の頭が異変になってるって言うか」

 

 

人里の連中の頭が異変になってる………どういう意味かわからなかった私は、その現状を見に人里へ魔理沙と共に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、奥さん今日も疲れましたメェー?」

「そうだね、もう肩が偉いこっちゃになってるメェー」

「ねえ、偉いこっちゃメェー」

「偉いこっちゃメェー」

「「わっはっはっ!」」

「………」

「……さっきより増えてる」

 

 

人里に着き、村の人間に何が原因で異変が起こったのか聞いてみようと思った私は今すぐ神社に帰って昼寝の続きをしたいと思った。

そしてそう思い行動に写そうとした私は悪くないはずだ。

直後に目の前にスキマが現れそれは叶わぬ願いとなったが

 

 

「霊夢、異変よ。すぐに解決に行きなさい」

「…………念のため聞くけど………………紫よね?」

「そうよ、妖怪の賢者……八雲紫は私よ?」

「……無駄かもしれないけど聞くわよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……その頭はどうした妖怪の賢者」

「そこには触れないでほしかったわ……」

 

 

目の前には人里の人間同様頭にヤギの被り物をしている八雲紫が立っている。

声色で真面目な話をしていることぐらいはわかるけどその頭のせいで話に集中できない。

てか集中させる気無いでしょ?

 

 

「だから霊夢、一刻も早くこの異変を終わらせてちょうだい(そしてこの苦行を終わらせて私を自由にしなさい)」

「………どうでもいいと思うけどさ、その頭重かったり暑苦しくなかったりしないか?」

「別にそんなことはないわよ?暑苦しくもなければ重くもないし」

「紫…………あんたこの異変楽しんでるでしょ」

「さぁ霊夢、異変の黒幕退治に出発よ!」

 

 

露骨に話をそらす目の前のスキマ妖怪(BBA)

けど確かにそうだ、こんなところで油を売るわけには行かない。

紫からの情報によると、異変の元凶は───

 

 

「はーい普通の魔法使いさんに博麗の巫女さん、こっちで疲れをとりませんか?」

 

 

いきなり現れた謎の女性。

しかもどこから現れたのか老人二人が私と魔理沙の二人を捕まえる。

あのスキマ妖怪はいつの間にか姿を消している

 

 

「ちょ、ちょっと!別に疲れてないんだけど!?」

「私も疲れてなんか───」

「すみませんがお客様のお声は全く届いておりません」

「届けよ!?」

「それではこちらへ………」

 

 

そのまま私達は突然現れた謎の女性に店内に連れられていった。

同時に変な意味で恐怖を植え付ける存在も知ってしまった瞬間でもあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼェ、ハァ、ゼェ、ハァ……………魔、魔理沙………生きてる?」

「ケホッ、ケホッ…………おぅ……一応生きてるぜ……八卦炉も無事だ……………結局あの連中はなんだったんだ?」

「知らないわよ………私、しばらく人里には近づかないから。……失っちゃいけないなにかを失いかけたし……」

 

 

あれは今までの異変とは違う意味で身の危険を感じた。

あのあと私達2人は待合室で待たされていたのだが………突然複数人ほどのお面を付けた男性が現れて、一斉に飛びかかってきたかと思いきやいきなり服を脱がそうとして来たので咄嗟に夢想封印を使って魔理沙を連れ店から脱出させてもらった。

その際隣の部屋から女性と男性の喘ぎ声が聞こえたが無視した。

何故か男性の方がヤバかったが、むしろどこかで聞いたような声だったが……

 

 

「あれも…………異変が原因…………て捉えていいのか……」

「んなことどうでもいいわ、さっさと終わらせて帰るわよ」

「む!来たな~?博麗の巫女!」

「チルノ?やれやれ………期待してないけど案内人……に…」

 

 

目の前にチルノは居た。

ヤギマスクを着けてだが………。

しかしただのヤギマスクではない………そのヤギマスクには色が塗られていた。

その後ろには大妖精、ルーミア、リグル、ミスティアときれいな陣形でポーズまでとっている。

大妖精はすごく恥ずかしそうだが……。

最近早苗のところに行ってるかと思ったらこの陣形にそのポーズを覚えるためだったのか

 

 

「ヤギレッド、チルノ!」

「ヤギレッド、ルーミア!」

「ヤギレッド、リグル!」

「ヤギレッド、ミスティア!」

「ヤ、ヤギグリーン大妖精………です///」

「五人揃ってヤギれんじゃー!」

 

 

オイコラ誰だこいつらに変なこと教えたの。

てか色が大妖精除いて同じじゃない、毎回思うけど何でまともなの大妖精だけなのよ

 

 

「レッド多すぎじゃないか?」

「私だってレッドやりたいもん!」

「ちょっと待って!何で色が被ってるの!?」

「く……ミスチー!色を変えろ!」

「いや!この色だけは譲れないわ!」

「むぅ~………霊夢、お前の意見を聞きたい!」

 

 

いやそこで私に振るなし。

でもこいつら放っておいたらうるさいだろうし……

 

 

「て言うかミスティア、あんた屋台どうしたのよ」

「今日は休みよ」

 

 

あの店に休みなんてあったっけ?

 

 

「……次、リグル」

「花の種を買いに来ただけだよ?」

 

 

花の種とそのヤギマスクはなんの関係性があんのよ………

 

 

「ルーミア───」

「お腹すいた」

 

 

知らんがな

 

 

「………チルノは?」

「面白そうだから」

 

 

そうだった……こいつ⑨だったんだ……

 

 

「はぁ~…………大妖精」

「そ、その……みんなが心配で着いてきたら成り行きで………ごめんなさい」

 

 

だからなんでまともなのが大妖精だけなの?そしてなんでバカルテットが揃ってんのよ、こいつら四人揃えたらダメでしょうが

 

 

「……もうこいつら放っておいていいんじゃないか?この様子だと元凶は妖怪の山にいそうだし」

「そうね………大妖精、この辺で白い毛の四足歩行の2本角生やした生き物見てなかった?」

「早苗さんのところにいきました」

 

 

早苗のとこか…………。

正直行きたくない、行ったら自分の中のなにかが壊れる気がする

 

ポンッ

 

「霊夢……多分早苗だけは………………まともだと思うんだぜ?」

「その間はなに」

 

 

せめて言い切ってよ余計行きたくなくなったんだけど?

しかしそうも言ってられるわけもなく、嫌がる体を無理矢理動かして2Pカラーの元に飛んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(・ω・)ノ」←ヤギ

「ヽ(・ω・)」←早苗

「「(´・ω・`)(´・ω・`)」」←ヤギ&早苗

「一発殴らせろ」

「ちょ!?れ、霊夢!落ち着け!」

 

 

目の前にはヤギと早苗。

同じ顔をして「なにか問題でも?」とでも言いたげな顔でこちらを見てくる。

ハッキリ言ってウザい……………ところで

 

 

「井戸の近くで倒れてんのは何?」

「( ; ゜Д゜)」

「(゜д゜)」

「顔文字で会話するのやめなさい!」

 

 

この一人と一匹はさっきから顔文字だけで会話ばかり……もうほんとやだ!

 

 

「霊夢~、早苗とヤギの相手してあげられないかな?」

「私達ではもう手に終えなくてだな……ほら………掃除も?しなくちゃいけないじゃない?」

 

 

諏訪子に神奈子、あんた達はただ遊びたいだけでしょ?あと後ろにコントローラー隠してるのばれてるからね?

 

 

「悪いけど私は、そこにいるヤギとやらなくちゃいけないのよ」

「そ、そんな趣味が…………霊夢、恐ろしい子!」

「待てヤギ、私は一言もそんなこと言ってないんだけど?」

「………あたしら、忘れられてるな」

「……ひ、必死でアピールしたのに」

 

 

離れたところで魔理沙と早苗が弾幕ごっこを始める。

こちらも弾幕ごっこを始める準備をする。

私は陰陽玉を、ヤギは井戸の近くに倒れていたいつの間にか姿を表さなくなった変態を弾幕の代わりに……………………………はぁ!?

 

 

「弾幕使いなさいよ!それ一応人でしょ!?」

「幻想郷では常識にとらわれてはならない!( ・`д・´)」キリッ

「あ!?それ私の台詞なのに!(|| ゜Д゜)」

「だから顔文字で会話するな!」

 

 

思わずツッコミを入れてしまう。

だけどこのままツッコミ続けてもなにも変わらないので、夢符【封魔陣】のスペルを使う。

しかしヤギはくわえていた変態を盾として扱い事なきを得る。

もうこれ直接殴った方が早いような気がしてきた………

 

 

「ハァッ!」

「【変態ガード】!」

 

 

どこからともなくスペルカードを出して宣言するヤギ。

私の攻撃が当たるかと思いきやヤギによって目の前に召喚された変態に攻撃が当たってしまった。

その後も蹴りをいれたり封魔針を投げたりするがすべて召喚された盾によって防がれる

 

 

「真面目に戦え!」

「魔理沙さん………とりあえず、甘いものでも食べてください。疲れてるときは甘いものが一番です!」

「いやお前もその疲れの原因のひとつだからな!?」

「Σ(゜Д゜)」

「まだやるか!?」

「(´・ω・`)」

「ぬぁぁぁぁぁ!」

 

 

またもや顔文字で喋り出す早苗とヤギ、ツッコミ切れずにとうとう叫び出す魔理沙。

しかし私はツッコミはいれない。

第一ツッコミは魔理沙の特権だ

 

 

「霊符【夢想封印】!夢符【退魔符乱舞】!光霊【神霊宝珠】!」

「【変態 ガード】!【変態がーど】!【ヘンタイガード】!」

 

 

私のスペルカードによる攻撃を同じスペルで………………て、ちょっと待て

 

 

「全部同じじゃない」

「何を言っているのかね?レイムクン」

 

 

このヤギ腹立つわ~………

 

 

「これよく見てみなよ」

 

 

そう言って私の目の前に先程使ってきたスペルカードを見せる。

しかしすべて絵柄が同じである………名称を除いて

 

 

「何よ………やっぱり全部同じじゃな───」

「最初に使ったのと間が抜けてたりひらがな混じってたり全部カタカナだったり全然違うよ!?」

「んなもん私が知るか!」

「(゜.゜)」

「その顔やめろ!」

「霊夢~会いに来てやった───」

 

ビュンッ

 

ガスッ

 

 

不快な声がしたので陰陽玉を後ろに向け飛ばす。

少しするとなにかが潰れたような音がしたのでそれを確認しに行く。

音のした場所にはいつかのスケベガエルが潰れていた

 

 

 

 

スッ

↑封魔針を取り出す音

 

ヒュッ

↑封魔針を投げる音

 

グサッ

↑カエルに刺さった音

 

アッーーーーーーー!

↑意味がわからん

 

 

 

 

沈黙が走る…………とりあえず

 

 

「もう……異変解決ってことでいい?」

「「「「あ、はいお疲れ様でした」」」」

「霊夢…………今日はゆっくり休めよ?」

 

 

私にはこの時だけ魔理沙が神様のように見えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side修了(笑)

 

 

「と、まぁこんな感じで結局異変擬きで収まったわ」

「いや収まってないでしょ?人里が」

「今も賑やかだしな」

「て言うか…………あの店まだ存在してたんですか」

 

 

今僕たちがいるのは博麗神社。

異変擬きの解決祝いで宴会をしている。

今のメンバーは霊夢と魔理沙は当然いて、アリス、門番そしてその他もろもろが来ている。

途中までカリチュマ吸血鬼もいたけど退室していった。

なんでもフランちゃんが暴れてるらしい。

てか今回はどちらかと言うと面白味が少ない。

イタズラしようにも最近はあの怪人爆乳ハクタクがどんどん強くなってきてて撒くのが大変だ。

つまり…………暇だ

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから門番一発芸決めろ」

「その無茶ぶりやめてくれませんかね!?」

「一発!一発!一発!」

「ここぞと言わんばかりに攻めないでください!」

「ほら、これやっからさ」

「え?なんで、すか……………あの、ひとついいですか?」

「どったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これロケットですよね?」

「何か問題ある?」

「大有りですよ!?」

 

 

なに言ってんのかね?この門番さん

 

 

「おかしな人見るような目で見るのやめてください!」

「え?違ったの?……………まぁいいや、てなわけでよろしく」

「嫌ですよ!?ろくなこと起きないじゃないですか!」

「それがいいんじゃないですか~」

「鬼~!悪魔~!外道~!」

 

 

門番さんはわめいている。

何か問題あったかな?

 

 

「ところでヤギ之助…………何で異変なんて起こしたのよ?」

「気になる?」

「いいから話なさい」

「わかった話そうじゃないか」

「…………」

 

 

先程から騒いでいた人たちが静かになってこちらの話を聞こうとする。

僕は息を吸い込む。

周りから息を飲む音が聞こえる。

だから僕は期待に応えようとみんなに聞こえるほどの声で話す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気分で」

「やっぱあんたは潰した方が良さそうね」

 

 

霊夢が足元に弾幕をぶつける。

僕はそれを避ける。

そしておいかけっこが始まる。

それと共に再び宴会らしい騒がしさが出てくる。

あれー?おかしいな、いつの間にかハンターが増えてるぞ?

そして人里に行ったら怪人爆乳ハクタク(慧音)とタッグで襲いかかってきた。

いつからそんな仲良くなったあんたら




幻想郷版逃走中!なんちゃって(笑)

ちなみにハンターはこんな感じです

ハンター1慧音
ハンター2霊夢
ハンター3紫


理由は言わずもがなです。
今回の話は霊夢sideの内容にさせていただきました。
そして例の勘違い転生者は消えたわけではありません、出すのを忘れていただけなんです。
次の話でカエルじゃない方の転生者が何がどうなって早苗のいる神社で気絶していたか書くことにしました。
決してネタが思い付かないとかじゃありませんよ?
んで今度はプリンから怪人爆乳ハクタクに変化……。
慧音先生が引きこもらないか心配です。
それと今回の話の方で霊夢が変な意味で恐怖を植え付ける存在も知ってしまったと書きましたね?
次回に書く小説でその存在を出そうと思います(ついでにそのオリ主の黒歴史も作ろうかと)

それでは次回もまた


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