ハイスクールD×D~獄龍を宿すもの~ (白魔の巫女)
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第1章接触と協力
第1話真田神真
一人の幼い子供がいた。歳は五歳だろう。そこには父親らしき男と母親らしき女が一人づつ倒れていた。上空には黒い翼を持った男がいた。
「ふん、子供か?まぁいい。障害にならんだろう」
そう言って飛び去っていった。子供は呟くように言った。
「僕が弱いから、お父さんとお母さんが死んだ、もっと強くならくなる!誰にも負けないくらいに!」
その子供の眼は最強最悪と呼ばれた戦闘民族夜兎族の眼だった。そして右手には赤と薄い水色の一本の剣があった。
とある廃工場にサーモンピンクの髪をした少年がいた。左手に日傘を持っていた。その横には真っ二つになっているはぐれ悪魔がいた。
「うーん、弱いな~」
「……貴方、そこで何しているの?」
「何って、コイツと殺しあったってだけだよ」
後ろから声がしたので少年は答えた。紅髪の美少女が彼を睨み付けていた。紅髪の美少女の後ろには白い髪の小さい美少女が一人、黒髪のポニーテールの美少女が一人、金髪のイケメンが一人、茶髪の少年が一人いた。
紅髪の美少女はリアス・グレモリーで後ろにいる者達の主で純粋な悪魔だ。転生悪魔はそれぞれ白い髪の美少女は
転生悪魔はそれぞれ特徴がある。転生悪魔は
リアスに睨まれている日傘を持ったサーモンピンクの髪の少年の名前は
(この声、どこかで聞いたような気がする)
「止めといた方がいいよ?君達じゃ、僕の相手にすらならないから」
神真はニコニコしながらいった。敵意が全く感じられない。振り返ると彼はその表情を崩すことはなかった。イッセーと朱乃と小猫は驚いた。
「神真(先輩)!」
「貴方は!」
「また明日ね。強くなったら相手してあげるよ」
そう言って魔方陣を出して消えていった。
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第2話朱乃の初恋
姫島朱乃は幼い時にサーモンピンクの子供に助けてもらった事がある。あれは朱乃が七歳の時であった。朱乃の母はとある神社の巫女だった。しかし、父は『
「
「その子供は穢れた墮天使の子供だ!」
「嫌です!この子はあの人と私の子です!」
「朱璃、邪魔をするならお前も殺すぞ!」
数人の男たちが朱璃。つまり朱乃の母姫島朱璃を睨んでいた。朱璃は朱乃を守るようにしていた。朱乃は恐怖して母の朱璃にくっついていた。一人の男が
「仕方ない、貴様も一緒に殺す」
「いやー、面白いことになってるね♪」
『!?』
男達の背後から声がした。全員が驚き振り返ると雨も降っていないのに傘をさしたサーモンピンクの髪をした朱乃より一歳年下だろう。サーモンピンクの子供は笑っていた。まるでオモチャを見つけた子供のように
「な、なんだこどもか」
「だが、子供とはいえ、見られたからには殺させて貰う!」
「悪く思わない事だな」
一人が切りかかった。誰もが子供が死んだと思った。しかし、サーモンピンクの子供はニヤリっと笑い傘を閉じて切りかかって来た男の腹に刺した。
「ぐは」
『!?』
「思ったより弱いな~。まぁいいか?」
驚いている男たちに向かってさらに突っ込んでいった。圧倒的だった。傘を武器にして戦っていた数分もかからずに男たちは全員が死んだ。
「やっぱり弱い。強くなりそうも無かったし殺しちゃったなぁ」
「あ、あの」
「ん?何、おねーさん?」
「助けて下さりありがとうございました。何かお礼を」
朱璃が声をかけるとサーモンピンクの子供は首をかしげてきいてきた。朱璃は子供相手に敬語どうかと思ったが、助けてくれた恩人なので敬語で接した。
「別に良いよ。僕は君たちを助けた覚えなんてないしね♪」
そう言って帰ろうとすると朱乃は声をかけるかどうか迷ったが声をかけた。
「ま、待って!」
「何?」
「な、名前はなんって言うの?あ、わ、私は朱乃よ」
朱乃は緊張しながらいった。
「神真だよ」
「神真君、私とお友だちに」
「悪いけどヤダよ。僕は弱いやつには興味がない。今日は君が弱かったから君のお母さんは死にそうになった。君が強ければ問題は無かったしはずだよ?もし、僕と友達になりたければ強くなって来なよ」
朱乃の言葉は神真の言葉によって遮られた。神真は変わらずに子供のような笑顔を浮かべながら朱乃に言うと朱乃は頷いて答えた。
「分かった!じゃあ、その時はお友だちになってね?」
「いいよ♪」
神真はそう言うと何処かに消えていってしまった。これは姫島朱乃の初恋である。朱乃は強くなるために修行等を始めた。初恋の人に認められたいからだ。
朱乃は真田神真を見てその事を思い出した。そして同時に接触して友達になりたいと思った。頬を赤らめながらそんなことを思っていた。
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第3話神真について
神真去った後朱乃はしばらくぼうっとしていた。小猫とイッセーは驚いていた。リアスはそんなイッセーと小猫に聞いた
「イッセー、小猫。貴方達彼を知っているようだったけどどうしてかしら?」
「あ、はい。神真は同じクラスメイトです。友達です。少なくとも俺はそう思っています」
イッセーは頷きすぐに答えた。小猫も少し遅れて話し始めた。
「はい。神真先輩を知っていたのは、スイーツを食べに行くときにたまあに一緒にいくからです」
「ああ、神真は甘いものがすきだったな!」
イッセーは頷きながら言った。朱乃は密かにメモをとっていた。リアスと裕斗は驚いていた。
「そ、そう。貴方達他に彼について知っている情報はない?何か彼の正体の手がかりなるようなものがありかもしれないわ」
しかし有力の手がかりはなかった。
神真はファミレスで食事をしていた。ガツガツっと音がしていた。十数皿も重ねていて店員が引いていた。神真の反対の席に黒髪のロングヘアの少女がいた。
「神真さん、グレモリー眷属と接触したの?」
「うん、でもみんな弱そうだったよ。あのはぐれ悪魔も弱かったし、折角先読していったのに無駄だっだよ」
ガツガツ食べながら残念そうに言った。その少女はそれを見てため息をついた。
「はぁ、リアス・グレモリー。現四大魔王の一人サーゼクス・ルシファーの妹なんですけどね」
それを聞くと神真の手が止まった。その少女は気がついていない。
「というと、ソーナ・シトリーも同じですかね?彼女も現四大魔王の一人セラフォルー・レヴィアタンの妹ですけど期待できそうにないですし」
「ねぇ、レリア。それ本当?」
「そうですけど・・・あ!アリサさんから言うなって言われてたの忘れてました!今の忘れてください~」
「レリサ・・・無理♪」
そういうと最後にチョコレートパフェを食べて外に向かった。
「後レリサ。お会計よろしく」
「酷いですよ~隊長~!私怒られちゃいます!いい加減帰ってきてください!オーフィスさんとアリサさんに殺されちゃいます!」
「え?なにそれ面白そう」
「ふざけないでください!この戦闘狂!」
「あはは」
レリサと呼ばれた少女は神真のあとについて行った。神真の裏の顔は
「仕方ないな~、帰ってあげるよ。じゃあ、さっさといこう」
「良かった~」
そう言って魔方陣を出現させて安堵していた。
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第4話一時帰宅
レリサと一緒に帰って来た神真はオーフィスとアリサのところに向かっていた。《神真チーム》の隊長は勿論神真。副隊長がアリサだ。アリサは神真チームのなかでは一番最初に仲間になった少女だ。オーフィスが本当の意味で最初に仲間になった相手で、神真が2千敗している相手だ。オーフィスは不動の存在でとあるドラゴンを抜けば世界最強だ。
「神真」
呼ばれて振り向くとそこには黒髪の短髪で赤い瞳をした少女がいた。肌の色は白い。彼女も《神真チーム》の一員だ。彼女の名前はミリア・クレリア。彼女はハイエルフと夜兎族の間に生まれたハーフだ。ミリアは好戦的ではあるが神真程ではない。
「どうかした?まさか、僕と戦っててくれるのかな?」
「違うわよ」
「ふ~ん、ざんねんだなぁ。まぁいいか、で、何?」
「神真戦いたくなるような相手がいたのかしら?」
神真の質問に答えた。ちなみに服装はチャイナ服である。神真に質問をすると神真は変わらず笑い顔で答えた。
「う~ん、居たけど。まだ戦いたくないね。まだ弱いし。だけど、強くなりそうだけどね♪イッセーは、赤龍帝らしいから興味が湧いたよ」
「イッセー?ああ、赤龍帝の所有者の名前ね?そう言えば、新しくこの
そう口にするとレリサは慌てた様子でミリアに言った。
「そ、其れは言わないでくださいよ~。言ったら隊長が戦いに言ってしまいますよ~。アリサさんに怒られるのは私なんですよ!?」
「アリサさんって、何でそんな呼び方してるのかしら?貴方の実の姉でしょ?」
「そ、そうですけど。立場的にダメだと思うので」
そう、アリサはレリサの実の姉。この《神真チーム》のなかでは二番目に仲間になった少女である。
「それに、貴方、私以上の実力者よ?このチームで四番目に強いのよ?自覚あるのかしら?」
「そ、そんなことないですよ~!?」
謙遜な態度をとっているが彼女は結構強い。レリサの強さはそこらの上級悪魔を普通に倒せてしまう程だ。
「おーい、先いってるよ」
そんな話しをしていると神真は先にっていた。レリサは慌ててついていった。
「待ってください~」
オーフィスのもとについた。そこにはアリサもいた。アリサは銀髪の腰まであるロングヘアに黄金色の瞳をしていた。オーフィスはコズロリの服を着ていた。見た目はロリであった。
「やっと、連れてきたの?」
「遅れちゃってごめんなさい!」
アリサは少し睨みながら言った。アリサの方が身長も高く、巨乳だが、レリサの方は結構体型はロリのような感じだった。ちなみに貧乳である。
「やっと、来た。早く、座る」
オーフィスは神真を見て言った。神真が座るとその上にオーフィスが座った。オーフィスは若干幸せそうだった。あまり感情の変化がないオーフィスだから、よく分からないない人もいるかもしれない。
「オーフィス、また後で戦いたいけどいいかな?」
「我、構わない」
そうしてしばらくオーフィスはそこに座っていた。
(彼が夜兎族の生き残りか?)
銀髪の女が神真のところを見ていた。彼女の名前はヴァーリ。現白龍皇である。
(彼とはいつか戦ってみたいな)
そう思いそこから離れていった。歴代最強の白龍皇である彼はその時を楽しみにしていた。戦闘狂と戦闘狂。そして、夜兎族の本能か?それとも彼の本質がそうなのか?神真も同じことを考えていた。
修正
ヴァーリは女設定にしました
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第5話レリサ転校する
あれからオーフィスやアリサに付き合っていたら数日がたっていた。ミリアの水晶で神真はイッセーが堕天使レイナーレを倒すところを見た。
神真はそれを見て嬉しそうにしていた。別にシスターがどうなろうと知ったことではないが、イッセーが強くなっていくことに喜んでいた。
「欲望、怒り、志の3つが人を強くするようだね。少し接触してみようかな。って言うことで行くよーレリサ」
「え?」
「だから、君も駒王学園に通うんだよ」
「えぇ~!?」
レリサ・バアルだと流石にまずいのでレリサ・フェアルバと名乗って駒王学園に転校した。学年は二年である。
「レ、レリサ・フェアルバです。よろしくお願いします」
そう頭を下げると男から喜びの声を上がって質問攻めされていた。するとレリサは神真を見つけると
「あ、神真さ~ん。助けてください~」
「え?レリサさんって真田君の知り合い?」
「はい、知り合いですよ。というか友達です。ね、神真さん」
「え?そうだっけ?」
神真がとぼけたように言うとレリサは
「ひ、酷いですよ!私だって無理して来てるのに~」
「冗談だよ。レリサと僕は友達だね」
そのやり取りを見ていたイッセーは神真についての事を忘れ言った。
「恋人かよ!?この、イケメンが!?」
少し涙を流しながら言うイッセーに神真は笑いながら答えた。
「あはは、面白いな、イッセーは」
と答えた。
そして放課後にイッセーはアーシアと一緒に神真に話しかけた。
「神真、少し良いか?」
「神真さんになんのようです?」
『!?』
イッセーとアーシアの後ろにいつの間にかレリサがいた。二人は驚いて振り返った。レリサは朝あった時から変わらない表情だったが雰囲気が変わっていた。まるでイッセー達を威圧しているかのような。
「レリサ、やめなよ。イッセー、何かな?」
「あ、ああ、今からオカルト研究部に来てくれないか?」
「いいよ、僕もレリサと一緒にいくつもりだったしねー」
レリサは威圧がなくなり神真の近くに来ていた。神真が立ち上がるとそう答えた。
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第6話グレモリー眷属に協力を申し出る
神真達はイッセーの後を付いていった。アーシアは不思議そうにイッセーに聞いてきた。
「イッセーさん、真田さんに何かあるんですか?」
「あ、そうか、アーシアはまだ部長の眷属に入っていなかったもんな」
イッセーは思い出しかのように言うとアーシアに小声で教えた。
「どうだったんですか、でも、レリサさんはなにか関係あるんでしょうか?」
「それは俺にもわからない」
アーシアは頷いてから聞くとイッセーは苦笑しながら答えた。旧校舎に入り部室まで行った。ちなみにレリサと神真はそれまで雑談をしていた。
「部長、神真を呼んできました!」
イッセーが部室をノックしてから言うとリアスの声が聞こえた。
「入って良いわよ」
リアスは警戒しながら言った。イッセーがドアを開けて入りその後ろからアーシアが入った。神真とレリサが入るとリアスが聞いてきた。
「貴方は?」
「レリサ・フェアルバ。神真の
雰囲気が変わっているのがわかった。イッセーとアーシアが驚いていると神真が言った。
「こっちの方が素だよ。レリサがあの口調で言うのは基本的に敵意のない相手だけだよ。敵意のある相手には使う訳がないよ」
付け加えるように神真が言った。レリサは本気で怒ったり、敵対そして真面目な時以外では基本的にあの口調で話す。
(剣、ね。アリサがいれば続けて『盾』とかいってただろうね)
神真は密かにそう思っていた。アリサとレリサの二人がそう言うのには理由があるがそれはまた別のお話。
「取り敢えず座って頂戴」
「わかったよ」
神真はためらいなくソファーに座った。レリサはその後ろにたった。
「で、何かな?」
「貴方は一体何者?」
リアスは単刀直入に言うと神真は変わらずに子供のような笑顔のまま言った。
「夜兎だよ」
「へ?」
リアスは間抜けな声をあげた。イッセーとアーシアは首をかしげた。神真は続けて言った。
「元最強最悪戦闘傭兵民族『夜兎族』。夜兎と呼ばれることが多いよ」
「だ、だけど、夜兎族は滅んだんじゃないの!?」
「生き残りってやつは結構いたらしいよ。まぁ、そのなかでも僕は最も多く夜兎の血を引いているからね」
そう言って愉快そうに笑っていった。リアスは驚いてかたまっていた。
「部長、すみません夜兎族って何ですか」
「さっき彼が言った通り、最強最悪の戦闘傭兵民族『夜兎族』好戦的な性格をしている種族よ」
続けて説明をしようよすると神真はイッセーにこういった。
「簡単に言えばイッセーが好きなドラクソボールのヤサイ人だよ」
「あー成る程!」
「え?イッセー今のでわかったの!?」
リアスは納得したイッセーを見て思わず突っ込みをいれてしまった。
「まぁとにかくそう言うことだよ。で、僕が君たちにようがあるんだけどどうかな?」
「何かしら?」
「うん、なに簡単な事だよ。僕と協力関係を結ばないかい?」
『なっ!?』
「ちょっと聞いていないよ!?こんな奴らと手を組んで何になるって言うんだ!」
レリサ素のままそう言った。神真は答えた。
「君たちの手助けをしてあげようっていってるんだよ?そのかわりの対価は強いやつと戦わせてくれればいい。協力関係をやめたければお互いに好きなときにやめればいい」
「はぁ、聞きはしないですよね~」
レリサはあきらめて元の口調に戻った。リアスは突然の提案に驚いていた。神真はこう付け答えた。
「協力関係になれば、僕に付く監視はある程度まで我慢してあげるよ?まぁ、協力関係にならなければわからないよ?」
「わかったわ・・・協力しましょう」
「部長!」
「こちらにもメリットはあるわ。もし危険だと思ったらすぐに断つわよ」
リアスが協力関係になることを裕斗は危険だと思い声をあげるがリアスが言った言葉でしぶしぶ引き下がった。
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第7話生徒会との顔合わせ
神真はイッセー達と一緒にオカルト研究部の部室に向かっていた。レリサは今日はアリサに呼ばれていていない。イッセーは神真に聞いていた。
「そう言えば何でお前いつも日傘持ち歩いてんだ?」
「あ、私も気になります」
アーシアも同意して聞いてきた。神真は相変わらず子供のように笑いながら言った。
「アレ?まだ言ってなかったけ?」
「ああ、聞いてないぜ」
首をかしげて言うとイッセーは頷きながら答えた。アーシアの方を見るとアーシアも頷いていた。
「夜兎は日の光が苦手なんだよ。長時間浴びてると日射病になるからね」
「そうだったんですか?夜兎の人は大変なんですね」
アーシアが同情しているかのように言うと神真は付け加えるように言った。
「後、これは余談だけど、何年も日の光に浴びてないと日の光を浴びると皮膚が焼けたり、最悪死ぬよ」
そう言ってはははっと笑っていた。アーシアとイッセーは驚いていた。
「マジかよ!」
「真田さんは大丈夫何ですか?」
「ん?僕?僕は大丈夫だよ。日中にも強いやつがいれば戦うしね」
そう言って子供のように笑いながら進んでいった。アーシアとイッセー少し安心していた。
神真達が部室にいくと生徒会のメンバーが来ていた。神真も少し驚いていたが言った。
「へぇ、生徒会も悪魔だったんだね?まぁ、
生徒会メンバーをみて神真が言うと一人の少年が突っかかってきた。
「何だと!会長が弱いだと!お前みたいな人間は俺一人」
そう言った直後少年は日傘で突き飛ばされた。窓ガラスが割れて外にまで飛んで行った。神真は落胆したように言った。
「はぁ~、意気込んだわりに弱いね」
興味を失ったようにしていると外から
「てめぇ、話してる途中に攻撃して来やがって卑怯だぞ!」
「卑怯?戦いに卑怯もなにもないでしょ?」
少年に向かってそういうと少年は怒って急いで上がってきた。
「てめぇ!」
「やめなさい!すみません。貴方は確か真田神真君であってるかしら?」
黒髪の短髪の美少女が謝ってきた。
「問題なくあってるよ。それに謝る必要はないよ。
「おい、神真。挑発するのはやめろ!すみません!」
イッセーが神真の代わりに謝った。短髪の美少女は生徒会長の
「私はソーナ・シトリーです」
「え?だって生徒会長は支取蒼那じゃ」
「それは偽名です。本名はこちらです」
「俺は会長の『
「君が強者だったらよりよかったんだけど・・・相手になるよ!」
嬉しそうに神真はは受けてたとうとしているとソーナが元士郎を止めた。
「やめなさい。貴方では彼を倒せないわ。いえ、少し違うわね。リアスと私を含めて全員、彼には勝てない。相手の力量ぐらい分かるようにならないとダメよ、匙」
「なっ!?こいつがそんなの強いのか!」
ソーナは匙を注意して匙はその現実に驚いていた。
ソーナ達生徒会は表側としては生徒会として仕事をこなし、裏側では学園の平和を守るための仕事をこなしているそうだった。そのあと少ししてからかえった。
(まさか、夜兎族の生き残りがあんなに強い何って、警戒しなければなりませんね)
ソーナは少し冷や汗をかきながらそう感じていた。
次回は使い魔です
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第8話龍王ティアマト
神真はデカイドラゴンと対峙していた。龍王
「お主は一体何者じゃ?」
「ただの
何故対峙したかと言うと少し前に遡る。
「・・・は?使い魔?部長使い魔ってなんですか?」
リアスに使い魔と契約しに行くと言われイッセーは質問した。アーシアも首をかしげていた。それをみてリアスは思い出したかのように言った。
「ああ、そうだったわね、イッセーとアーシアは知らなかったわね」
そう言うとリアスは答えた。神真とレリサはその事を知っていた。悪魔や魔法使い、魔術師が契約を行う物だ。レリサも一応使い魔がいる。
いつの間にか話が進んでいた。リアスが自分の使い魔を見せた。
「ちなみに私はこの蝙蝠よ」
そう言うと小さな蝙蝠が現れた。小猫は猫、朱乃は小鬼だった。裕斗が見せようとするとイッセーが
「あ、お前のはいいや」
「つれないな、イッセー君は」
「それは、僕が行ってもいいかな?」
イッセーが裕斗の使い魔を見せるのを拒否した。神真は興味を現した。リアスは頷いていった
「構わないわ」
「レリサ行こう」
神真達は使い魔の森に魔方陣で移動した。神真は日傘を持ってとある方向へ攻撃した。すると驚いた声が聞こえた。
「あ、あぶねぇ」
木が一つ折れた。神真は純粋な笑顔のまま日傘をくるくる回していた。神真は声を出したおっさんに対していった。
「君誰?もしかして君、見かけによらず強いのかな?それとも殺されに来た?」
「ちょ、ちょっと待って!お、俺はそこの嬢ちゃんに頼まれただけだぜぃ」
おっさんはリアスの方に指を指した。リアス達も驚いた顔をしていた。おっさんは冷や汗をかいていた。
「ええ、そうよ」
すると神真は殺気じみたものをしまった。おっさんは改めて言った。
「俺はマザラタウンのサドゥージだぜぃ。使い魔マスターだぜぃ」
「サドゥージさん。先程はすみません。よろしくお願いいたします」
リアスは申し訳なさそうに言った。サドゥージも苦笑していた。すると神真はサドゥージに聞いた。
「ここで一番強い奴って誰?」
「は?ここで一番強い奴か?それはアイツしかいねぇ!龍王唯一のメスの龍王
「何処に居るの?」
「さてな、ソイツは俺にも分からん」
「グァアアア」
するとデカイ声が響いた。神真はその方向に向けて歩いていった。レリサはまさかと思い聞いた。
「ま、まさか、龍王と戦いにいこうとしてます?」
「そうだよ」
「ちょ、冗談だよね!?いくらなんでもあれは不味いよ!?」
思わず素で答えた。ここからでもわかる。圧倒的な力が神真は笑って言った。
「ああいうやつと戦ってみたい」
そう言って再び歩いていった。レリサはしょうがなくついって言った。全員固まっていた。
「君が龍王唯一のメスの龍王ティアマト?」
「そうじゃが?儂にようかのう?」
「君と殺し合いに来た!」
純粋な笑顔でそう言うと流石の龍王ティアマトも驚いたが笑って言った。
「はははは!面白い!良いだろう!儂が相手になろう」
そして冒頭に戻る
神真は
「むっ!」
「戦いはこうでなくちゃね!」
ティアマトは驚いていた。少しは手加減した。だからと言ってもあれほどにまで簡単にブレスを凍らせられるとは思ってもいなかった。するとティアマトの間近まで来て長い刀を振るった。ティアマトは吹き飛ばされた。
(あり得ぬ!なんだこの小僧は!夜兎か!いや流石に夜兎もこれほどはできぬはずだ!)
ティアマトも確かに手加減した。しかし、魔王クラスの力を出したはずだなのに彼は付いてきている。
「隊長~、もうそろそろ止めましょう~」
「いくら、レリサでも僕の楽しい時間を邪魔すると許さないよ?」
殺気を出してレリサに言うとレリサは慌てて言った。
「ち、違いますよ~彼女を私たちのチームに誘いましょうってことですよ~」
「それは、面白そうだね。うん、いいよ。君の策に乗って上げる」
レリサと神真はティアマトのところに行った。要するに同じチームで高めあっている神真チームに入れればもっと楽しめると言うことだ。
そう思いティアマトのところへ向かった。
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第9話誘い
ティアマトは神真が敵意無しに歩いてきて驚いていた。
「どうしたんじゃ?もう降参か?」
「ん~、僕はもうちょっと戦ってもよかったんだけど···レリサの策に乗ってやろうかな~ってね」
「レリサ?そこの小娘か?」
軽い調子で言うとティアマトは首をかしげて聞いた。神真は頷いて言った。
「うん、そうだよ」
「で、その策とは何じゃ?」
「僕の仲間になってよ」
「は?」
驚いて間抜けな声が出た。ティアマトは理解できずにいるが神真は続けて言った。
「とはいってもテロリストみたいな組織になってるね
「待て!何故その様な結論になるのじゃ?」
ティアマトは困惑しているなか言うとレリサが神真の代わりに答えた。
「私達のグループはお互いに戦い合ってより高みへ行こうとしています。貴方が加われば神真さんはいつでも戦えるからこの策に乗りました。もし入って下さるのでしたら神真さんについて話してあげますよ。気になるのでしょう?神真の強さの秘密が」
「ククク、面白い!良かろう!して、神真とか言ったな?貴様の使い魔になってやる。そうすれば何時でも戦えるだろう?」
レリサの交渉モードだ。これは余り使われない。使う機会がないからだ。ティアマトも今さっきとは違う口調になっていた。
イッセー達も衝撃波がいくつも飛んできたり、大きな音がいくつも聞こえた。アーシアは心配そうにしていた。
「神真さん無事でしょうか?」
「ああきっと大丈夫だ!」
因みにアーシアは
「神真が戻ってきたら帰りましょう」
「そうですわね」
「····無事だよいいのですが」
小猫は少し心配そうであった。朱乃は無事だと信じきっている様子だった。しばらくすると神真が歩いてきた。レリサともう一人美女がいた。蒼い髪のロングヘアー。
「そちらは?」
リアスが聞くと美女が答えた。
「私か?私は
『は?』
全員が固まった。擬人化出来るのはリアス達も知っていたがまさか、龍王ティアマトを使い魔にしてくるとは思っても見なかった。イッセーは結構驚いてかなりショックを受けて
「何でお前ばっかり····」
と言っていた。
ティアマトは約束通りに神真の
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