護りたいもの (ZENGI)
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第1話

私は後悔なんてしていない。(`・ω・´)
私は書きたいものを書いただけだ!(`・ω・´)


「最近つまらないな…」

 

今年大学4年生の俺、神田大輝は空を見上げる

 

「あともう少しで社会人かよ…やだなぁ…」

 

俺はそう呟いて歩き出す

最近俺は世界がつまらなく感じるようになってきた。要するに飽きてきたのだ。この世界に

 

「どうすっかな〜」

 

と腕を組んで歩く

 

 

 

 

 

 

そしてここから運命の歯車は狂う

 

 

 

 

 

 

 

プーププー

 

 

 

 

 

 

 

 

トラックがクラクションを鳴らした

理由は小さい女の子が飛び出していたからだ

俺は反射的に駆け、今までにないスピードを出した。

間に合え…と心の中で願う

 

 

 

 

トラックが少女まであと15m…間に合え…

 

少女まであと10m…あともう少しだ…

 

あと5m…手が届く

 

俺はフッと笑って少女を包み込んだ

 

瞬間、衝撃が体中をかけ巡った

 

俺は何m、いや何十mも飛んだ。少女も一緒に

 

そして地面が近づいてくる。少女を死なせないためにグッと腕に力を込め抱きしめる。

背中から地面に落ちた

言いようのない痛みが俺に襲いかかる

そして意識が薄れていく

 

少女はと薄れゆく意識の中で安否を確認しようとのぞき込む。どうやら生きているようだ。良かった…

 

救急車だ!と言う人の声がする。だがもう無理だ。手遅れだ。俺にはわかる。

腕の力を緩め少女を解放する

 

徐々にブラックアウトしていく俺の意識に最期に「お兄ちゃん…」という少女の声が聞こえた。見えないながらも腕を必死に上げて少女の頭を撫でる

 

「君を助けられて良かった」

 

笑って言ったあとに意識は途絶えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…んでここはどこだ」

 

あのあとここで目覚めた俺

俺はあの時死んだはずだと思い周りを見渡すと1面真っ白。何も無い…

 

「ここは転生の間。お主にもう一回転生のチャンスを与えようと思っての」

 

なんか変なじーさんが出てきた

 

「変なじーさんは失礼じゃろうが。わしは神じゃぞ神」

 

「Paperの?」

 

「Godの方だバカもの」

 

( ´・ω・`)となりつつじーさんを見る

 

「まぁ、お主を転生させる理由はただ一つ。自分の命を犠牲にして一つの命を救ったことじゃ。お主が救った少女は将来物凄い功績を残すのじゃ」

 

ほっ、と俺が安堵していると

 

「さて、転生場所と特典を決めねばな。お主の名前はそのまま使い回しじゃけど」

 

転生場所か…だったら

 

「転生場所はソードアートオンライン、そして朝田詩乃の家の近所にしてください」

 

俺はソードアートオンラインの5、6巻を読んで思ったのは、朝田詩乃という人物がとんでもなく不遇な人物であるということだ

読んだ日からずっと思ってたから心の中で や っ た ぜ となりながら言った

 

「うむ、良かろう。特典はこの箱から選んでもらおう」

 

とじーさんが持ってきたのは【The 特典Box】と書かれた箱だった

 

「この箱に手を突っ込んで特典の内容が書かれた紙をひいてもらう。2回までひいて良いぞ」

 

 

一言

だっせぇ箱

いやまぁ、ここで文句言ってもしゃーない

 

俺は箱に手を突っ込み紙をひく

 

1枚目は【体術、剣術スキルMAX】という特典だった

 

これ明らかに俺にキリトになれって言ってるよな

 

2枚目【ワールドトリガー 迅悠一の未来を見るサイドエフェクト(条件を満たせば使えるようになる】

 

チート付きありがとうございます

っていうかこれチートやん。俺チーターやん

 

「よしこれで全部ひいたな。転生場所に送るぞ」

 

というGod(笑)の声が聞こえたあと足場が無くなった

 

Why?

 

「ふざけんなこのクソGodぉぉぉぉぉぉおぉおおおお!そして二つ目の特典の説明をしろやぁぁぉぁあぁぁ!」

 

「このわしをバカにした罰じゃ。心の中全部聞こえてるわい」

 

 

俺は後このクソGodを泣かすことに決めたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜俺が生まれて数年後〜

 

 

 

おっす!俺神田大輝!

生まれてから早9年!

その間にサイドエフェクトに目覚めたり詩乃と出会ってあっちいったりこっちいったり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

してないです

条件を満たせばってなんだよ

そして一応俺、詩乃の家の近くに生まれたはずなんだかなぁ

くまなく探してはいるがいかんせん見つからない

隠蔽(ハイディング)スキル高すぎてワロエナイ

 

 

 

 

 

 

 

 

もうやだ僕お家帰る

みたいなメンタルになりかけた時ついに発見!

なんと同じクラスにいたのだ!

おうふ…同じクラスだったのに気づかないなんてな…

そして放課後に話しかけようと決意する。…が、帰りの会終了後光の速さで教室を出ていった

うそん…

 

 

ふと詩乃の机の上を見てみると何故か筆箱が。確認すると朝田詩乃と書いてあった。ちゃんも御丁寧に漢字フルネームで

 

届けてあげようと思い、先生に言ってから校門を出る

小学校から家までは10分もかからない

詩乃の家の前に着く

 

インターホンを押して待つ。すると無理して大人の声を作った声がした。

そして、玄関のドアを開けて出てきたのは母親ではなく詩乃だった

 

「えっと…筆箱忘れてたから届けに来たよ」

 

固まっている詩乃に向かって言う

はっとしたのか小さな声で「ありがとう」と眩いたのは聞こえた

俺はニコリと笑って「どういたしまして」と言った

 

用事も終わったのでこれ以上いても仕方が無いし俺は背を向けて帰ろうとしたら「ちょ…ちょっと待って」と声がした

 

後ろを振り向くと緊張しているような顔で立っている詩乃がいた。

 

「お、お礼がしたいから上がってってよ」

 

小さな声だが、はっきりと聞こえた

 

俺は詩乃の家に上がり、ランドセルを下ろして椅子に座った

詩乃はお茶とお菓子を出してくれた

途中でモゴモゴと「こんなのしかないけど…」と聞こえた

 

「ねぇ、朝田さん」

 

俺は詩乃に話しかける。さすがに初対面で下の名前で呼ぶのは気が引けるので最初は苗字で呼んだ

 

ビクっと体を震わせてこちらに顔を向ける詩乃

 

「俺って怖いか?」

 

ちょっと聞いてみた

 

そしたら詩乃が頷いた

 

ヤダオレモウシニタイ

 

心の中で思っていると

 

「…いつも1人だし、話しかけるなオーラが全開だったから…」

 

\(^o^)/

 

「えっ、マジで?」

 

「うん」

 

「そっかぁ」

 

俺もう死にたいよ\(^o^)/

 

「…君の名前は?」

 

詩乃が聞いてきた

 

「神田大輝だよ、近所に住んでる」

 

ここで崩れないのが俺のメンタル、さすが俺だと褒めてやりたいところだ

詩乃はびっくりしていた

 

「君の名前は?」

 

俺が詩乃に問う

まぁ、もう既に知ってるんだけど(てか言ってたし)

 

「あ、朝田詩乃…」

 

「詩乃ちゃんか、よろしくな」

 

自己紹介されたので、笑って答える

 

「なぁ、詩乃ちゃん」

 

俺はさらに畳み掛ける

 

「?何?」

 

満面の笑みで

 

「俺と友達になってくれませんか?」

 

と言った

 

 

詩乃はえっ、という顔をした

 

 

 

 

 

 

 

 

少しの沈黙の後、小さな声で「よろしくお願いします」という声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詩乃side

 

 

 

私はいつもひとりだ。でもそれでいい

いつも通りに学校から帰ってきて、勉強しようとしたら筆箱が無かった。学校に忘れてきたのかな

 

ピンポーン

 

インターホンがなった

応答して玄関に向かう

ドアを開けると、一人の少年が立っていた

私はびっくりして固まった

 

「えっと…筆箱忘れてたから届けに来たよ」

 

男の子が言うと

私ははっとして、「ありがとう」と言った

男の子は笑って「どういたしまして」と答えてくれた

 

男の子は「じゃ、俺は帰るね」と言って帰ろうと私に背を向けた時、何故か引き止めた。引き止めて私の家に上がるように言った

なんでだろう…

 

その後、お茶とお菓子を出して私は男の子の向かい合う形で椅子に座った

そしたら、男の子が話しかけてきた。

 

「俺って怖いか?」

 

私はそれに頷いた

 

「…いつも1人だし、話しかけるなオーラが全開だったから…」

 

と私は答える

男の子は下を向いてネガティブオーラを発していた

 

「…君の名前は?」

 

それとなく私は男の子の名前を聞いた

 

「神田大輝だよ、近所に住んでる」

 

私は驚いた

今度は神田くんが聞いてきた

 

「あ、朝田詩乃…」

 

自己紹介したら

 

「詩乃ちゃんか、よろしくな」

 

と笑顔で言われた

 

そして満面の笑みで「友達になってくれませんか?」

 

初めてだった

少しの沈黙の後私は「よろしくお願いします」と言った

 

そこから私の人生は変わっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詩乃sideEND

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、学校に行こうと玄関を出ると外に詩乃がちょこんといた

 

「おはよう」

 

声をかけると

 

「おはよう」と言い返してきた

 

 

「待っててくれたんだな、ありがとう」

 

お礼を言った

 

そしたら何故か詩乃は顔が赤くなった

 

なぜに?

 

その後俺は、学校でも詩乃に話しかけるようになり家で遊ぶようになった

そこから月日は流れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、『あの日』がやってくるのだ

俺は今までずっと武道をやってきた。あの日のために

未来を見るサイドエフェクトが開花しなかったのはちょっとあれだが

でも、それでも詩乃は俺が護る



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第2話

 

 

 

 

小学5年生になって早二学期の土曜日、俺はぐうすか寝ていた

 

「まったく…ほら起きなさい」

 

誰かが起こしに来る。もっと寝かせろください

 

目を細く開け、誰かを見る

 

「ん…おはよう詩乃」

 

起こしていた人物は詩乃だった

 

「やっと起きたか…」

 

詩乃はため息を付きながらいう

 

時間を確認すると9時だった

 

「もうちょっと寝かせてくれてもいいんじゃないか?」

 

「ダメよ、起こさなかったら休みは延々と寝るんだから」

 

( ´・ω・`)

 

さて、詩乃が何故家にいるか説明しよう

 

そう、友達になったあの日から詩乃は学校に行く時は俺の家の前で待っていた。そして1度俺が寝坊して2人とも遅刻になりかけた事があった。そこから詩乃は平日、休日関わらず起こしに来るようになった。

 

何故、俺の家に入れるかだって?

そりゃ親が詩乃に合鍵を渡したからだよ

 

その時の両親の目はイチャイチャカップルを見るような目だった

 

俺が大人だっら容赦なく蹴飛ばしてたな

 

まぁ、いいや

 

そして詩乃が何故か帰る支度をしていた

 

「もう帰るのか?」

 

「えぇ、11時から用事があるし早めに帰って用意しないと」

 

「そっか、気をつけていけよ〜」

 

「言われなくてもわかってる」

 

詩乃が帰ったあと、俺はゲームを取り出した

まぁ、ポケ〇〇だが。これを見た時懐かしくなったので親に買ってもらったのだ。案の定やってみたら面白かったのでドハマりしている

 

「おっしゃー!リーグクリアした!」

 

そして、時計を見てみた。いつの間にか11時を過ぎようとしていた

 

「ありゃ、時間が経つのって早いなぁ」

 

と言い、再びゲーム画面に目を落とした

ん?何か忘れている気が

今日は何曜日だ?

 

 

 

 

あっ

 

 

 

 

 

 

しまった

 

 

 

 

 

 

 

 

「やばい今日だ!あの事件が起こるのが今日だ!」

 

急いで身支度を整え、家から飛び出した

 

郵便局まで歩いても5分もかからないが、それでも俺は走った

畜生、なんで忘れていたんだ!

 

郵便局についた

 

急いで中に入った

 

「詩乃っ!」

 

「大輝!?なんで」

 

「いいから早く逃げろ!早く!!」

 

俺は焦った

失念していた

最悪の事態が起ころうとしていた

 

「この鞄に金を入れろ!」

 

「スイッチを押すなよ!押したらわかってるだろうなぁ!?」

 

男は拳銃を突きつけながら言う

 

「クソ…」

 

男性がスイッチを押そうとする

バーンと拳銃の音がした

 

「押すなって言ってるだろうがァ!」

 

押そうとした男性は撃たれ倒れた

 

まさにそこは阿鼻叫喚だった

 

「早くしろぉ!早くしないとこの女がどうなってもいいのか!?」

 

男は拳銃を詩乃の母親に向けた

 

「お母さんっ!」

 

詩乃が男に向かって駆け出そうとした

 

「待てっ!」

 

間一髪、腕を掴む

 

 

「どうしてっ!?早くしないとお母さんが!!」

 

「今お前が駆け出してどうする!?死ぬかもしれないんだぞ!」

 

普段出さない口調に詩乃はびくっとした

 

「で、でもお母さんが…」

 

詩乃は今にも泣き出しそうだった

 

「俺に任せろ」

 

そう言って俺は男に向かって駆け出す

この時のために体術だのなんだの鍛えてきたから、相当な瞬発力が付いているはずだ

 

俺は男と肉薄し、足を蹴る

足を蹴られた男は態勢を崩し倒れた。その拍子に拳銃が飛んでいった

 

「このっ、ガキィイイィィイィイイ!!」

 

男は馬乗りになって殴ろうとする俺を掴み押し倒した。立場が逆転した。やはり麻薬中毒者であっても、大人の力と子供の力とは差がある

 

「こ…のっ…!」

 

男の顎を蹴飛ばし、態勢を立て直そうとする。

立ち上がろうとした瞬間、男がどこかに隠し持っていたナイフで俺の顔を切った。

 

「ぐあああっ!?」

 

痛い、切られたところがとてつもなく痛い。痛いところに手を当ててみると血がべっとりと付いたそして、その場所は左目だった

 

男は笑いながら俺を掴み再び押し倒した。そしてナイフを俺の腹つき刺した

 

「うあああああっ!?」

 

男はまたナイフを俺に突き刺そうとする

 

ここで俺の人生は終わりか…

 

バン

 

拳銃の音が再び郵便局内で鳴り響いた

 

直後男の体から力が抜けていくのがわかった

 

助…かった…のか?

 

薄れていく意識の中で詩乃が拳銃を持ったまま震えているのが見えた

 

あぁ…俺は…助けられなかったんだな…

 

そこで意識はブラックアウトした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は水の中にいる。そして深く深く潜っていく

底にある光を目指して。

そしてやっと底についた

俺は光に触れた。それはとても暖かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…知らない天井だ。」

 

某名台詞?を言って目覚めた

起き上がると腹に包帯が巻いてあるのがわかった

顔の左側方面に違和感を感じた。触ってみるとガーゼの感触があった。

 

「そうだ…切られたんだ」

 

「目覚めたかね?」

 

前を向いたら医者がいた

左目を気にする俺に「君の左目は残念ながらもう二度と光を取り戻すことは無いだろう」と言った

 

「…すまない…辛いだろうが…」

 

「…詩乃は?」

 

「…朝田詩乃さんはあの後病院に運び込まれた。右肩を脱臼してたんでね」

 

「そっか、それ以外に何もないのか?」

 

「…何の異常も見つからなかったよ。だから昨日退院して既にお家へ帰ったよ」

 

それを聞いて安心した

詩乃を護れたんだ、悔いは無い

 

「君の方が重症なんだ。寝てなさい」

 

と言って医者は居なくなった

 

病院のベッドに寝転がった。そして目が重くなっできたので寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…?」

 

なんか体が重かった。横を見てみると詩乃がいた。スースーと寝息をたてて寝ていた。

詩乃の手をそっと握った

 

 

数分後

 

詩乃が起きた。それも顔を真っ赤にしながら

 

 

「やぁ、おはよう詩乃。」

 

「お、おはよう」

 

ぎこちなく挨拶をする詩乃。不思議に思ったので

 

「どうした詩乃、なんかあったのか?」

 

「…」

 

何も答えない…が

 

涙を流して何度も「ごめんなさい」を繰り返していた

 

「はぁ?いやなんで詩乃が謝んだよ」

 

「だって…私のせいで大輝の左目が…お腹がナイフで…」

 

「別にこれぐらいどうってことないさ。すぐに日常に戻れる。逆にこっちがお前に謝りたいぐらいだ」

 

?と顔をする詩乃

 

「拳銃撃たせてごめんな、怖かったろ。」

 

詩乃を抱きしめて言う

 

「ずっと俺はお前を護るから。だから泣くな」

 

「大輝…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺達はこってりとしぼられた

当然俺が酷かったが

 

そしてあの時の行動をみんなしてニヤニヤしながら見てたらしい

 

ふざけんなと親に蹴りをいれた

入院中、ずっと遠近感を掴むリハビリを続けていたおかげでどうにか遠近感に慣れていった俺である

 

また、俺の身に不思議なことが一つ起こった

 

俺の頭の中に浮かんだ物が現実となったことだ。それは一パターンだけでなく何パターンも見るようになった

 

要するにこれは、二つ目の特典が開花した事だ

 

その事は親とかにも詩乃にも言ってないけどな☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は退院し、学校に再び通うことになった

当然左目にガーゼを付けている

若干厨二見たくなってるが気にしない。(決してカネキクゥゥンじゃない)

 

やはりひそひそと噂が立っているようだ。

酷いやつなんか、アイツの左目には邪気眼が宿ってるんだとか厨二くさいことをぬかしてたし

俺に邪気眼なんてないです

 

俺の机にランドセルを置くと何やら声が

 

声のした方に言ってみると、男子の目の前で詩乃が突き飛ばされ尻餅を付いていた。

 

「何やってんだ!」

 

割って入る

 

「人殺しが俺の荷物に触れようとしたから突き飛ばしただけだ。あーあこいつのせいで俺の手が汚れちまったよ」

 

俺の中で何かが切れた

 

「てめぇ今詩乃のことをなんつった?」

 

「だから人g「違う!!」」

 

男子の胸ぐらを掴む

 

「詩乃は人殺しなんかじゃねぇ!」

 

男子を壁まで追い詰めた

 

「お前、まさか人殺しの見方になる気かよ。ダッセー」

 

「ふざけんな!!」

 

怒りが大爆発し、殴った

 

「やんのかコラァ!」

 

取っ組み合いまで発展し、誰かが先生を呼ぶまで終わることは無かった

 

その後、応接室でまたまた親にしかられた

 

 

 

 

 

 

 

 

応接室から出ると詩乃がいた

 

詩乃に向かって俺は笑顔を向けた

 

だが詩乃はどこか悲しい目をしていた

 

「大輝、話があるの」

 

詩乃から話があるのは珍しかった

 

「どうした?」

 

笑顔で答える

 

「もう…私と関わらないで」

 

その言葉を聞いた瞬間、凍りついた

 

「は…?なんでだよ…」

 

理由を聞く

 

「だって…私と居ると大輝に迷惑がかかっちゃう。だから」

 

「迷惑じゃない!言ったろ!護るって!!」

 

「私は…人殺しなんだよ?その人殺しの手を握ってくれるの?背負ってくれるの?」

 

「あぁ!握ってやるし、背負ってやる!!」

 

「ありがとう…ありがとう…」

 

詩乃は泣いていた。

俺はそっと抱きしめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またその時の場面を親達がニヤニヤして後で俺にチョップされたのは別の話




なんか恋愛みたくになってしまった


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第3話

ALO編です
今回はシノンさん出てきません(白目)
そして投稿が遅れてしまい申し訳ございませんm(_ _)m
ではごゆっくりどうぞ!


あれから数年が立ち、俺はALOの世界にいた

アミュスフィア?うん高かったよあれ

お陰様で小遣いが吹っ飛びましたよ…orz

 

 

 

「うっひゃ〜やっぱり空を飛ぶのって楽しいね〜」

 

随意飛行を行いつつ空に漂っていた

 

飛行制限ありだけど、これが楽しいのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背後に気配を感じた

 

俺は未来視(サイドエフェクト)を使い誰が来るかを見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キンと甲高い金属音が響く

 

 

「まったく…君らは正々堂々と来ることが出来ないのかな?なぁ、サラマンダーさんよ」

 

背後に感じた気配はサラマンダーである。名前は知らないが

 

「へん!運悪く俺の近くにいた事を後悔するんだな!!これも上からの命令だ、悪く思うなよ!!」

 

空中戦闘が始まった

 

サラマンダーは俺に攻撃をしかけてくる。時折魔法も混ぜて

だがそれは俺には当たらない。理由は俺が未来を見ているからである。

まぁ、いいや。とっとと倒すか

 

俺は剣を抜くとサラマンダーの攻撃を避けながら、間合いを詰めバーチカルスクエアを放つ

案の定サラマンダーは攻撃をした後の硬直によって俺が放ったバーチカルスクエアを受けた

そしてリメンリライトを残してサラマンダーは消滅する

 

「ったく、俺を襲うならもっと鍛えてこいっての…」

 

片手剣を鞘にしまった

まぁ、鍛えても未来が見えちゃうから関係ないんだけど

あ、ちなみに種族はスプリガンである

そりゃ黒ってカッコイイ(ry

 

「さて、飛行制限もあるからそろそろ降りるk「ぅぁぁああああああああああ」ほげぶっ!?」

 

情けない声をあげて落ちる

 

 

ドガァン!

 

きっとその時の俺の顔は\(^o^)/だっただろう

 

 

 

 

起き上がって前を見てみるとツンツンヘアーのスプリガンの少年だった

 

地面に刺さってたので抜く

 

「ぷはっ!ありがとう」

 

「いいさ。んで、なんでこんなところに同種族がいるんだ?」

 

スプリガンの少年に聞く

 

「いやぁ、ALO(ここに)来るのが初めてでさ。まさか空から落ちるなんて思いもよらないだろ?」

 

まぁ、確かに

 

「君、名前は?」

 

名前を問う

 

「ん?あぁ、俺はキリトだ。よろしくな」

 

「俺はDeino(ディーノ)だ。同じスプリガン同士、何かの縁だ。よろしく」

 

軽く握手を交わす俺たち

 

というかこの少年キリトだったのかよ…

このハーレム野郎が(嫉妬)

早くアスナとくっつけ

 

とまぁ、俺が思ってるとなにやらキリトが操作している。さすがに覗き見るのはマナー違反だから見ないが

操作がし終わったと思うと女の子が出てきた

 

ユイだな絶対

 

「パパ!お久しぶりです!!」

 

案の定キリトのことをパパって呼んでたよorz

 

まぁ、いいや

 

ユイがなんか妖精に変わった

 

「へぇ、それプライベートピクシーってやつか?運が良いんだな〜」

 

キリトがなにやら戸惑っているが、大丈夫だ俺はもう知ってるから安心しろ

 

で、その後はユイの紹介やらなんやらで長話をしていた

っていうか時間軸、いつの間にそこまで進んでたのか

 

 

 

 

 

ということはそろそr「パパ!プレイヤーがこの近くに4人います!」

やっぱりなぁ…

 

さてどうすっかな〜

このままハーレム野郎と別れてもいいんだが、面白くない

 

…やるか

 

「行くのか?キリト」

 

「そりゃ行くさ、行かないと人には会えないし。もしかしたら道を教えてもらえるかもしれない」

 

「そんじゃ、俺も同行させてもらうわ。よろしくな」

 

「え、あ、あぁ。よろしく」

 

内心ため息を付きつつキリトに同行にすることにした

何故かって?

俺も原作に関わりたいんだよぉぉぉおおぉおお!

GGOでのシノンの下着をキリトに見られてしまう事故をなんとしても阻止するのだ!!(死銃?適当に相手してアボンしてもらいましょう)

 

「さて、行くか」

 

俺は翅を出して飛ぼうとすると

 

「それってどうやってやるんだ?」

 

キリトが聞いてきた。そうだった始めたばかりだったんだっけな

 

「ん〜俺は感覚でやったからなんとも言えね」

 

キリトが( ´・ω・`)という顔をした。そしたらユイがなんやかんやとキリトに説明して翅を出させた

 

空を飛び、その4人がいる地点を目指す

 

「あそこです!」

 

ユイが言った

見てみると確かに4人

 

「あれは…サラマンダーとシルフか?相変わらずだな〜サラマンダーは。うん?あいつは確か…」

 

呆れ混じりに言葉をこぼし、シルフを見る。あ、あいつだ

サラマンダーにも1人見知ってる奴いるし

 

 

「なんか策はあるのか?」

 

ぎこちなく空を飛んでいるキリトに聞かれた

 

「とりあえず、あの赤い3人に突撃するぞ」

 

ある訳がなかろう

突撃あるのみ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???said

 

 

 

本当に今日は最悪だ

ダンジョンに行って、金やアイテムを入手したあとにサラマンダーのパーティに遭遇してしまうとは。

油断大敵とはまさにこの事である

 

2度の空中戦闘で人数を減らしたが、やはり人数はあっちの方が多い。

レコンは逃がしたから良いものの…

 

 

私は樹海に逃げ込み、隠行魔法の詠唱を開始した

システムに認識される最低限の音量と早さで詠唱する

そして薄緑色の大気の流れが足元から湧き上がり、私の周りを覆う

これで索敵スキルが高いプレイヤーか看破魔法を使われなければ見つかることは無い

息を潜め、身をかがめる

 

やがてサラマンダー特有の飛翔音が複数聞こえてきた

 

 

ガチャガチャと鳴る鎧と共に低い話し声が聞こえた

 

「この辺にいるはずだ!探せ!」

 

「いや、シルフは隠れるのが上手いからな。魔法を使おう」

 

これはもう運に任せるしかないと覚悟を決める私

数秒後、数十匹のサーチャーのトカゲが放たれる

あっち行けと願うが、それは叶わなかった

 

1匹が魔法の膜に触れ、居場所を伝える

 

「いたぞ!追え!!」

 

クソッと心の中で毒づき、木の陰から飛び出して抜剣して構える

 

「手こずらせてくれるじゃねーの」

 

サラマンダーの1人が言う

 

「悪いがこれも任務なんでな。金とアイテムを置いていくなら見逃してやる」

 

リーダー格の男が落ち着いた声で言う

 

「なんだよ殺そうぜ!女相手なんて久しぶりだし!」

 

私は剣を大上段に構える

 

「あと1人は道連れにする。デスペナルティが惜しくない奴はかかってきなさい」

 

サラマンダーを睨みつけて言う

 

「諦めろ。もう翅が限界だろう」

 

確かにそうだ。だが私は命乞いはしない

ましてや1対3だ、絶対にしたくない

そんな私の意志を悟ったのか、リーダー格の男が「気の強い子だな」と言い、ランスを構えて翅を使い飛翔した

他の2人も飛翔した

 

敵は私を三方から取り囲んだ

ランスに突き刺されようとも最初の敵に一太刀を浴びせるつもりで構える

 

 

 

その時、黒い閃光が2つサラマンダー()に突っ込んだ

 

 

 

 

リーダー格の男は驚いた表情だった。多分私も同じ顔だろう

一瞬のうちにサラマンダーが2人消えてしまったのだから

そして、人影が2つ立ち上がった

1人が「よう、久しぶりだな。リーファ」と言った

それは良く知っている人だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーノ&キリトsaid

 

俺達は物凄いスピードでサラマンダーに突っ込んだ

突っ込んだ拍子に斬ってしまったが、別に良いだろう

まずはリーファに挨拶しなければな

 

「よう、久しぶりだな。リーファ」

 

驚いた顔のリーファに言う

 

数秒固まっていたリーファだが、ようやく我に返ったように「久しぶりねディーノ」と返してくれた

 

 

「そして久しぶりだな、カゲムネ」

 

残っているサラマンダーにも挨拶をする

 

「…なぜ君がここにいる」

 

 

カゲムネが言う

 

「偶然さ、先程空を漂ってたら君達の種族の1人に襲われたもんでね。んで降りようとしたら横にいるツンツンヘアーの黒づくめハーレム野rゲフン!に空から突撃されたのさ」

 

「黒づくめで悪かったな。それを言うならディーノのもだろう」

 

キリトが軽い調子で言う

 

「さて、これで形勢逆転だな。どうする?このまま俺達と戦ってデスペナを食らうか、ここから立ち去るか。それとも…」

 

俺は笑って

 

「俺1人とデュエルで戦うか。3つに1つだ」

 

カゲムネは少し悩んだように

 

「いやここは立ち去らせてもらう。正直言って君達には勝てそうにない。特にディーノ、君とは1番やりたくないな。そこにいるお嬢さんとも一人ではお手合わせもデュエル以外ではしたくない。もう少しで魔法スキルが900行くんだ。デスペナは惜しい」

 

そう言って、リーダー格の男は飛翔し飛び去っていった

間際に「今度は違う所で逢おう【死神】」と言った

 

 

 

 

 

 

 

 

俺その名前嫌なんだよなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次の話と噛み合うようにするためにところどころ修正を入れました


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第4話

はい今回は早めに更新できました。
だけど今回もシノンさん出てきません(白目)。 申し訳ございませんm(_ _)m
次回からはシノンさんでます(白目)



 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、2人とも助けてくれてありがと。お礼に1杯奢るわ」

 

リーファが礼を言ってきた

 

「いいさ、俺はたまたま見かけただけだし」

 

 

「まぁ、俺は色々とここの世界のことを色々教えてくれる人を探してたからな」

 

キリトが言う

 

「「色々って?」」

 

 

俺とリーファの声が重なる

oh!ハモったね!

 

「世界樹のこととか、あと…」

 

「「あと?」」

 

またもやハモった

 

「さっき、リーダー格の男が言ってた【死神】っていう異名?のこととか」

 

「あはは…」

 

 

苦笑いしかできん

 

「あ〜、うーん…」

 

教えても良い?って顔を向けてくるリーファ。まぁ、ハーr…ゲフン!主人公だし原作に関わる上では必要なことだからな〜

こくりと俺は頷いた

 

「【死神】って言うのはそこにいるディーノのことよ。その異名が付いた理由は、攻撃が見えない。そして当たらない、誰にも倒せない。おまけに本来はマントとかで顔を隠してるからそれで」

 

 

 

「じゃあ、なんでさっきのサラマンダーは知ってたんだ?」

 

というかなんでリーファも知ってるのか?と付け加えたキリト

まぁ…それはですね

 

「御本人直々に教えてくれたのよ、あのサラマンダーが知ってたのは予想外だったけど。多分、正体を知ってるのは君を含めて10人もいないと思うわ」

 

カゲムネに関しては完全に気まぐれで教えました(・ω<) テヘペロ

 

え?どういう時に教えたかって?

それは、定期的にどこかでデュエル大会が行われてるからそこに乱入しまくった時です

教えた時はとても驚かれました まる(あれ?作文?)

多分その時にその異名が付いたんだよなぁ、マジ勘弁

 

「ディーノ〜、スイルベーンまで飛んでいくことになったけど行く?」

 

思案していると、リーファが聞いてきた

いつの間に進んだ

 

「ん?あぁ、行くよ」

 

俺は翅を出して飛ぶ準備を完了させる。

キリトがリーファに飛ぶ方法をレクチャーしてもらい、いざ!スイルベーンへ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてお二人さんスピード速いです

キリト、君初心者だよね?(現実逃避)

まぁ、いいや

 

俺はスピードを上げ、2人を追い抜かす

ドヤ顔を2人に向けたら2人ともスピードを上げてきた

わーい追いかけっこだ〜(幼児化)

 

気がつくと森を抜けていた

その向こうに色とりどりの明かりが見える

あれ?スイルベーンってシルフ領じゃなかったっけ?

\(^o^)/

 

とりあえず着陸しようと翅を広げてスピードを減速させる

ん?あれ?キリトが建物に突っ込んでったな。まさか…

リーファの方を見ると苦笑いをした

合掌(-人-)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ、酷いよ2人とも。俺飛行恐怖症になるよ」

 

花壇に座り込んだキリトが恨みがましい顔で言った。

苦笑いしか出来んわ

 

 

「目がまわりました!」

 

と文句を言うプライベートピクシー(笑)のユイ

 

 

「にしてもよく生きてたね〜。絶対死んだと思った」

 

「確かに、あのスピードで突っ込んだら大概のやつらはアボンだろうな」

 

リーファに同調する

 

「まぁまぁ、回復してあげるから」

 

呪文を唱え、回復スペルを発動する

 

「へぇ、これが呪文かぁ」

 

「高位の回復呪文になってくると、ウンディーネじゃないと使えないものもあるからね。けど回復は便利だから君も覚えといた方が良いよ」

 

「種族によって呪文の得手不得手があるんだ。スプリガンはと言うと、トレジャーハント関連や幻惑呪文が得意だな。戦闘に不向きだからスプリガンは人気が無いんだ」

 

「うっへぇ、下調べは大切なんだなぁ」

 

体をすくめながら立ち上がるキリト、ぐるっと周りを見渡す

 

「ここがシルフの街かぁ。綺麗なところだなぁ」

 

「でしょ?」

 

得意気になるリーファ

 

 

周りの建物や人達に魅入ってると、不意に声が聞こえてきた

 

 

「リーファちゃん!無事だったの!?」

 

「あ、レコン。どうにかね」

 

どうやらレコンと言うらしい(覚えてなかった)

 

「凄いや、あれだけの人数から逃げ延びるなんてさすがリーファちゃん………って」

 

どうやら俺達に気付いたようだ。遅いな

 

「なんで、スプリガンが2人も居るんだ!?」

 

 

「いいの、この人達は助けてくれたの。1名は知り合いだけどね」

 

「へっ…?」

 

「こいつはレコン。君達と会う少し前にやられちゃったんだ」

 

「それはすまなかったな。宜しく。俺はキリトだ」

 

「俺はディーノだ。宜しくな」

 

自己紹介をする俺達

 

 

「あっ、どもども…じゃなくて!」

 

ノリツッコミ(・∀・)イイネ!!

 

「この人達大丈夫なの!?スパイとかだったらどうするの!?」

 

ありゃ、疑われてるな

 

「大丈夫だよ。さっき言った通り1名は知り合いだし」

 

(*゜▽゜)*。_。)*゜▽゜)*。_。)

 

 

「はぁ…まぁいいや。リーファちゃん、シグルド達が先に水仙館で席とってるからそこで分配やろうって」

 

「あ〜…今回はいいや。ディーノとキリト君に1杯奢る約束してるし」

 

警戒心をむき出しにして俺達を見るレコン。そんなに見るな…

 

「ちょっと、変な勘繰りしないでよね。次の狩りの日時とかが決まったらメールしておいてね!行けたら行くから!おつかれ」

 

 

照れくさいのか、俺達の腕を掴み歩き始めた

 

 

 

 

移動中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある店に入る俺達。リーファが「ここは私が受け持つからなんでも好きなものを頼んでね」と言ってきた

 

 

 

俺はブルーベリーケーキを頼み、キリトは木の実タルトを頼んだ。

やがて頼んだものが来た

 

「それじゃあ改めて、助けてくれてありがとう」

 

飲み物を注いだコップでカチンと乾杯する

 

 

 

「いやぁ、えらく好戦的な連中だったな。あぁいう集団PKって良くあるのか?」

 

今日会ったサラマンダー達のことだろう

 

「昔はあそこまで好戦的じゃ無かったんだけどな。俺も今日空飛んでたら襲われたし。フルボッコにしたけど」

 

「うーん…元々シルフとサラマンダーは領地が近いから仲が悪いんだ。けど、あんな風な集団PKが出るようになったのは最近のことだよ。近々世界樹攻略を狙ってるんじゃないかな」

 

世界樹なぁ、あれ何気にめんどくさいだよなぁ

 

「そうだ、世界樹のこと教えてもらえないかな?」

 

「そういやそんなこと言ってたね。でもどうして?」

 

「世界樹の上に行きたいんだ」

 

 

キリトが真剣そうに言った。いや真剣だろう

 

「多分殆どのプレイヤーがそう思ってるだろうな。それがこのALOのグランドクエストだしな。クリアして妖精王オベイロンに謁見した種族はアルフっていう種族に生まれ変わって滞空制限が無くなって自由に飛べるらしいし」

 

まぁ、俺はこのままでもいいんだけどな

 

「なるほど、それは魅力的な話だな。世界樹の上に行く方法はわかってるのか?」

 

「世界樹の根元にあるドームが結構な大きさなのよ。その頂上に入口があってそこから内部を登るんだけど、そこを守るガーディアンがめちゃくちゃ強いのよ。今まで色んな種族が挑んだけど全滅。サラマンダーとかは装備とかお金とかなりふり構わず集めて、次こそはってなってるんじゃないかな」

 

 

「そんなにそのガーディアンは強いのか…」

 

「俺も一度あそこに潜ったことあるけど、やるなら最初から全力でやるべきだな。じゃないとあそこは突破は難しい」

 

「まさかそれって一人で潜ったの?」

 

「おう、あっという間にやられちまった☆」

 

リーファは呆れ半分と驚き半分の顔をしていた

 

「う〜ん…そこまでクリアが難しいのか…」

 

「なんでそこまで世界樹の上に行きたがるの?」

 

「人を…探してるから」

 

「どういう事だ?」

 

「うまくは説明出来ない。」

 

 

キリトは俺達に向かって微笑んだ。でもその瞳はどこかで見たことのあるような色をしていた

 

「ありがとうリーファ、ご馳走様。ディーノもありがとう世話になった」

 

立ち上がりかけたキリトの腕を掴む

 

「まさか一人で世界樹に挑む気か?」

 

「あぁ、この眼で確かめないとな」

 

「無茶だよ、途中で強いモンスターがいっぱい出るんだし。そりゃキリト君も強いけどさ…」

 

「わかった、俺も付いていく」

 

このまま押し問答してもキリトは曲げないだろう。なら俺も付いていくべきだな。

 

「リーファはどうする?俺達と一緒に世界樹に向かうか?」

 

少し悩んだあとに

 

「…私も行く。二人だけじゃ心配だし」

 

俺は笑って

 

「決まりだな」

 

「いや、でも会ったばかりの人にそこまで世話になる訳には…」

 

「はいはい、もう決まったんだから」

 

「でも…」

 

めんどくさいなぁ

 

「それじゃあ何かな?俺とリーファじゃ戦力不足か?」

 

ちょっと黒い笑みでキリトに言う

 

「俺はともかく、リーファはかなりの猛者だぞ。シルフの中で5本の指に入る程の腕がある」

 

「戦力不足なんて滅相もございません」

 

やっと了承してくれた

 

「それじゃあ、明日は入れる?」

 

リーファが聞いてくる

俺達は頷く。

 

「じゃあ、明日の午後3時にここでね。あたし、もう落ちなきゃいけないし。あ、ログアウトはここの上の宿を使ってね」

 

 

そう言ってリーファはログアウトした

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はカウンターでチェックインを済まし、2階に上がる

別々の部屋に入り、俺はログアウトした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の世界樹攻略に()()使うか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。前書きにも書いた通り、次回はシノンさん出ます。
ALO編になるとシノンの出番が…(白目)
GGO編に早くなってほしいと願う今日この頃(白目)
(白目)ばっかですね(´・ω・`)


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