人々の視線の見る先は・・・ (シデンカイ)
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第1話

今回の新作です。それではどうぞ


俺の名前は森宮優(もりみや・ゆう)小学6年生で12歳です。鹿児島県で、お父さんとお母さんの3人で暮らしています。だけどある日の夜に俺は小学校1年生の時に交通事故で両親を亡くして今は1人暮らしをしているけど当時は両親が亡くなった事に対して良くわからなかったし何故大人の人達が泣いているのかも良くわからなかった。御葬式などの全てが終わった後に近所に住んでいる人で俺を引き取りたいと名乗り出てくれた人達がいた。その人達の名前は神代(じんだい)と名乗る人達だった。この人達が話すには俺の両親と良く話をしていたらしく仲も良かったと聞いていた。そして神代と名乗った女の人が俺に

 

 

「もし優君が良ければ家に来ない?」

 

 

っと言ってくれた。けど俺は、その意味が良くわからなくて首を傾げていた。それを見ていた神代の女性が

 

 

「ちょっと難しかったかな?つまりね・・・・・私達の息子にならない?って話なんだけど」

 

 

俺は、ようやく意味がわかって首を横に振った。神代の女性が

 

 

「どうして?」

 

 

っと聞いてくるが俺は

 

 

「お父さんとお母さんが住んでいた家から離れたくないから」

 

 

っと言って俺は断った。それを聞いた神代の女性が

 

 

「そっか・・・・・困った事あったらいつでも言いなさいね。」

 

 

っと言ってくれた。御葬式などが終わって俺は1人でいる時お父さんとお母さんを探した。探して探して探したけど何処にもいなくて俺は1人で泣いてしまった。毎日毎日お父さんとお母さんを探したけど見つからなくて泣いていた。それを見ていた神代さんが自分達の子供で俺より1つ上で名前は神代小蒔(こまき)っと言っていた。俺は小蒔と一緒に良く話をしていた。数日も経つと俺は小蒔と話すようになって気づけば友達になっていたけど寂しさはあった。今は良くても家に帰れば泣いてしまうからだ。だけど小蒔の近くには4人の巫女がいてその巫女さん達も俺の事を聞かされていたのか知っていると言っていた。俺は小蒔の他に4人の巫女さん達と話すようになってそれから5年が経って今は小学6年生になったけど1年生の時と違って多少わかるようになってきたからか自分の気持ちも落ち着いてきた。俺は夜になったので買い物に行かなきゃと思って家に鍵を閉めて何回か確認をして家を出た瞬間に誰かに押し倒された。俺は相手の顔を見ると全く知らない女性達だった。人数は4人で見た目は制服を着ていたので中学生か高校生だった。俺は抵抗したけど全く動かなかった。俺を押し倒した相手は俺の服をハサミで切って左手で俺の口を塞いだ。後ろにいた3人は1人が俺の後ろに来て両手を押さえこみ、もう1人は俺の両足を押さえてきた。最後の1人は俺のズボンのチャックを外して脱がそうとしていた。俺は必死に抵抗したけど相手は4人で押さえられている為に俺は何も出来ないでいた。ハサミで服は完全に切られズボンも完全に脱がされたそんな時に警察官が走ってきた。

 

 

「そこで何をしている!」

 

 

「ちっ!」

 

 

「ヤバイ!」

 

 

「見つかった!」

 

 

「逃げろ!」

 

 

その後に俺は立とうとしたがさっきの恐怖で怖くて立てなかった。

 

 

「大丈夫か!優君」

 

 

俺が顔を上げて前を見ると神代の男性で小蒔のお父さんだった。

 

 

 




いきなり嫌な話で始まりましたが頑張ります。


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第2話

今回も暗いです


あの後の話だが俺は小蒔のお父さんに保護されて今の俺は小蒔の両親の部屋にいた。

 

 

「いったい何があったの?」

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

「大丈夫だ。今はオジサン達2人しかいないから話しても大丈夫だぞ」

 

 

「・・・・・買い物に行こうと思ったんです」

 

 

「買い物?」

 

 

「冷蔵庫に食べる物が無かったので」

 

 

「それなら確かに買い物に行かないとダメだな」

 

 

「でも何で夜に行こうとしたの?」

 

 

「・・・・・夜なら値引きされて安くなりますから」

 

 

「あー・・・・・わからなくは無いな」

 

 

「けどあんな事が、あった以上やっぱり心配だわ」

 

 

「やはり家の子にならないか?」

 

 

「そう言ってくれてありがとうございます。ですが・・・・・」

 

 

「君の事だから断るのだろうな?」

 

 

「・・・・・はい」

 

 

 

「優君は今度中学生になるんだったな?」

 

 

「はい」

 

 

「じゃあ行きたい中学校あるのか?」

 

 

「ないです」

 

 

「ないか・・・・・ならオジサンが優君に1つオススメの学校を紹介しよう」

 

 

「紹介ですか?」

 

 

「その場所は・・・・永水中学校だ」

 

 

「・・・・・永水中は女子校だったはずですが?」

 

 

「永水中と永水女子・・・まあ永水女子の方は高校なんだが中学校の方は来年から共学になるみたいでな」

 

 

「そこに行かないか?って話ですか?」

 

 

「そうだ」

 

 

「・・・・・でも」

 

 

「永水中には俺達の娘の小蒔も通っていてな」

 

 

「えっ?」

 

 

「他にも小蒔の周りに4人の巫女達がいるのは知っているな?」

 

 

「知っています」

 

 

「その4人も中学校にいるんだ。優君が永水中学に行けば少なくとも今いる5人と一緒にいられるぞ」

 

 

「・・・・・」

 

 

「だけどこれは強制じゃないし他の学校に行きたいって言うのであれば何も言わないし男子校も確かにあるからそっちに行きたいのなら男子校に行っても構わないぞ」

 

 

「・・・・・いつまでに決めればいいですか?」

 

 

「1週間後・・・・・つまり次の日曜日までだ」

 

 

「わかりました」

 

 

「私の方からは今の世の中について教えるわね」

 

 

小蒔のお母さんが言うには、この世界は女性が99%で男性が1%の割合で産まれてくる子は、ほとんどが女の子で男の子が産まれた場合は特に嬉しいらしく大事に育てられるらしい・・・・・つまり100人中99人は女性で100人中1人は男性なんだそうだ。学校にもよるが1クラスが20人だった場合は19人が女子で最後の1人が男子になる。普通に見ればハーレムって思うかも知れないが、ほとんどが女子なので逆に怖がってしまうと言う事らしい、何よりも最近は女性が男性に性的犯罪や誘拐・拉致監禁をする事件が多発している為に周りに注意しなければならないのだ。特に電車通学の人は電車に乗った後に俺みたいに性的犯罪をされる事が多い・・・・・小学生から中学生・・・・・中学生から高校生と少しずつ体が大きくなってくるほどそういった犯罪が多くなってきたみたいで俺は、される1歩手前だったが男性が複数の女性に襲われてレイプされて女性が妊娠するっていう話も存在するので男性が女性を怖がるようになった。俺の場合は警察官とオジサンが来てくれたから助かったが来てくれなかったら確実にされていたので本当に良かった。

 

 

 

「今日は、あんな事あった以上さすがに返す訳には行かないから泊まっていきなさい」

 

 

「はい」

 

 

俺は小蒔の両親がいる場所から離れると近くに小蒔がいたので俺が泊まる部屋に案内されて今日は1泊した。




次回からは明るい話を書こうかと思います。


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第3話

1話と2話だけでUAが1000になるとは思わなかったんで驚きました。


次の日の朝になって、俺は神代さん達と一緒に朝ごはんを食べた後に話があると言われて昨日の場所に来るように言われたので、俺は移動していた。部屋の中に入るとオジサン達がいたので俺は座ってオジサン達の方に向いた。

 

 

「話があると聞いて来たのですが・・・・・」

 

 

「ちょっと聞きたい事が、あってな」

 

 

「何でしょうか?」

 

 

「もうすぐで夏休みだけどどこに行くか決まってる?」

 

 

「実は・・・・・決まっています」

 

 

「どこに行くって言うんだ?」

 

 

「いろんな場所に行こうと思います。」

 

 

「例えば?」

 

 

「長野、東京、大阪、奈良岩手などですね」

 

 

「目的は?」

 

 

「観光です。気分を・・・・・変えたいんです」

 

 

「誰かと一緒に行くの?」

 

 

「いいえ」

 

 

「1人で?」

 

 

「はい」

 

 

「俺は反対だ」

 

 

「私も反対ね」

 

 

「何でですか?」

 

 

「昨日の夜あんな事あったにも関わらず1人で、観光なんて認められないからだ」

 

 

 

「まだ私達のような大人の人と一緒に行くって言うのであれば何も言わなかったけど・・・・・」

 

 

 

「心配してくれてありがとうございます。おじさん、おばさん」

 

 

 

「どうしても行きたいのか?」

 

 

「はい」

 

 

「・・・・・・・・・条件付きで良ければ許可する」

 

 

「えっ!」

 

 

「あなた!」

 

 

「1日1回ちゃんと俺達に連絡をする事だ。電話でもいいしメールでもいい」

 

 

「・・・・・」

 

 

「この条件を守れれば許可しよう」

 

 

「わかりました。けど1つだけ聞かせてください」

 

 

「なんだい?」

 

 

「どうして、そこまで俺に気にかけてくれるんですか?」

 

 

「それは・・・・・」

 

 

「君の両親に頼まれたからよ」

 

 

「お父さん達に?」

 

 

「自分達の身に何かあった場合は引き取ってくれても構わないからその時は育ててくれないか?っと言われたんだ」

 

 

「そうなんですか!」

 

 

「知らなくて当然だよ」

 

 

「何せ優君が産まれたばかりの時に言ってた言葉だからね」

 

 

 

「昔と違い医療が良くなってきても病気とかで死んでしまうかも知れないだろ?」

 

 

「だから念の為に優君の両親が私達に頼んでくれたのよ」

 

 

「・・・・・そうですか」

 

 

「まずどこに行く気だい?」

 

 

「東京に行こうと思います。」

 

 

「東京?」

 

 

「なぜ東京なんだ?」

 

 

「後でわかった事なんですが俺のお父さんが東京に何回か行ってるんですよ」

 

 

「そうなの?」

 

 

そう言った俺は、リュックから手帳を出しておじさん達の目の前に置いた。

 

 

「コレは?」

 

 

「俺のお父さんの日記です」

 

 

「見てもいいのか?」

 

 

「はい」

 

 

「・・・・・・なるほど」

 

 

「確かに何回か東京に行ってるわね」

 

 

「その他にも長野、大阪、奈良、岩手などにも行ってるな」

 

 

「だから気になるんです。何故?そういった違う県に行っていたのか」

 

 

「確かにな」

 

 

「コレは・・・・・気になるわね」

 

 

「どうしても気になるんで夏休みの終わるまでには、帰ってくるので、行かせてください」

 

 

「理由が理由だしな」

 

 

「わかったわ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「いつ行くんだ?」

 

 

「夏休みが始まったらすぐに行こうと思います」

 

 

「ならば行く前の日は家に来なさい」

 

 

「わかりました」

 

 

それから2週間後・・・・・

 

 

「今から行くのか?」

 

 

「はい」

 

 

「体には気を付けてね」

 

 

「はい」

 

 

「何かあったら、いつでも連絡しなさい」

 

 

「わかりました。それでは行ってきます」

 

 

俺が歩こうとした時だった

 

 

「優様」

 

 

「小蒔・・・それにみんな」

 

 

「私達にもちゃんと言ってほしかったわ」

 

 

「ごめんなさい」

 

 

「でも行くんだよね」

 

 

「行きます」

 

 

「気を付けるのですよ」

 

 

「はい」

 

 

「優様どうか気を付けてください」

 

 

「それじゃあ行ってきます」

 

 

「いってらっしゃい」

 

 

そうして俺は、まず東京に向かう事にした。




たくさんの人達に見てもらえて嬉しいです。ありがとうございます。


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第4話

主人公の東京編です。


東京に着いた俺は観光しながらお父さんの事を調べる事にした。そんな訳で俺は左手に本を持ちながら東京のページを見ていた。何せ来たのはいいが、どこに何があるのか、わからないのでとりあえず歩くことにしてみた。

 

 

「へぇ・・・・・人が沢山いて電車とかバスも数分で来るんだ」

 

 

俺がそう思いながらもバス乗り場の近くに行こうとしていた時

 

 

「そこのお前」

 

 

俺は誰かの声に反応して、後ろに振り替えると制服を来ていた人がいた。

 

 

「見かけない顔だな」

 

 

「こんにちは、実は今日から夏休みなんですけど俺のお父さんが良く東京に来ていたらしいんですけど俺は東京に来た事ないんで何処に行けば何があるのか??何処に行けば何の場所に、着くのか気になっていたんですよ。っでわからなくて本を見ながら調べてたんですよ。俺の目的は観光なんで」

 

 

 

「地元では無いのか確かにそれなら知らないのも仕方ないだろう・・・・・私は辻垣内智葉だ。中2だ」

 

 

 

(さすがに観光以外の目的もあると言えないし言ったら言ったらでどうせ聞かれるだろうし、この人は赤の他人だ・・・・・神代さん達と違って親しい人って、訳じゃないし・・・・本名も名乗りたくないな・・・・・・ここは偽名を使うとするか)

 

 

 

「俺の名前は式条友也(しきじょう・ともや)小6です」

 

 

「小6・・・・・私の2つ下か」

 

 

「はいそうです」

 

 

 

「観光って言ってたが何故観光しようと思ったんだ?」

 

 

「今から2週間前の話ですが嫌な事があったんです。それで気分を変えたくて」

 

 

「親は、どうした?」

 

 

「・・・・・・・・・親はいません」

 

 

 

「そうか・・・・・どこの県に住んでいるんだ?」

 

 

 

「俺は岩手県です」

 

 

 

「何処かに行く予定あるのか?」

 

 

「観光が目的ですから色々と見て回りたいなと思ってたんで特に決めてないですね。旅館とかホテルとか、まずは食べ物屋さんとかを知ってれば教えてほしいのですが・・・・・」

 

 

 

「これも何かの縁だ。私が案内しながら教えよう」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

俺は辻垣内智葉さんの案内で一緒に行動していろんな場所などを教えてもらった。

 

 

 

「・・・・・などの場所や物がある。聞いているのか?」

 

 

「聞いていますよ。ちょっと聞きながらメモしていたものでしてね。」

 

 

俺がそれを言いながら見せると辻垣内智葉さんは確認しながら頷いた。

 

 

「確かに私が言った事を書いていたな」

 

 

「学校の授業の時みたいに先生の話を聞きながら書いているようにしただけですから」

 

 

「なるほど」

 

 

「誰がいつ、何の話をしたか?誰がいつ、何をしていたのか?そう言った話を誰かに聞いたりしません?」

 

 

「・・・・・するな」

 

 

「つまりそういう事ですよ」

 

 

「辻垣内さんは俺に対して案内しながら教えると同時に俺は聞きながら書いていたのですよ」

 

 

 




まさかの人物が出てきましたね


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第5話

UAが2000になっていました。みなさん見てくれてありがとうございます


「これで全部だな」

 

 

「色々と教えてくれてありがとうございます」

 

 

「東京に来た事が無いと言ってたな」

 

 

「言いましたね」

 

 

「観光が目的だと言ってたな」

 

 

「言いましたね」

 

 

「実は他にも目的があるんじゃないのか?」

 

 

(この人・・・・・鋭いな)

 

 

「最初にも言いましたが俺は夏休みを利用して観光に来たんですよ?」

 

 

「観光と言ってたが、それは本当の目的じゃなくて実は別の理由が、あって東京に来たんじゃないのか?」

 

 

(侮れないな・・・・警戒しておかなければな)

 

 

「無いですよ?確かに観光とは言いましたよ。まあ観光については事実なんで何も言わないですが」

 

 

 

「それならば何故」

 

 

「それは・・・・・」

 

 

俺が話そうとした瞬間だった

 

 

「アレ?電話?すいませんが出てもいいですか?」

 

 

「いいぞ」

 

 

「それでは」

 

 

 

 

俺は辻垣内さんから離れてから電話に出た。

 

 

「もしもし」

 

 

「俺だ」

 

 

「おじさん」

 

 

「東京に着いたか?」

 

 

「着きました」

 

 

「行ってどう思った?」

 

 

「人が多いですね」

 

 

「他には?」

 

 

「バスとかの乗り物が数分で来るのに驚きましたね」

 

 

「何日ぐらい東京いるんだ?」

 

 

「明日か明後日ぐらいかと思います。」

 

 

「次に行く場所は?」

 

 

「今日の夜までには考えておきます」

 

 

「そうか・・・・それじゃあここまでにするとしようか」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

俺は電話を切って振り替えると辻垣内さんが目の前にいた。

 

 

「うわぁ!」

 

 

あまりにも驚いてしまい俺は倒れそうになってしまう

 

 

「危ない!」

 

 

そんな時に辻垣内さんが手を伸ばし支えてくれたので俺は何とか倒れなかった。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「はい」

 

 

俺は、その間に急いで自分で立ち上がってから辻垣内さんに話しかけた。

 

 

「助けてくれてありがとうございます」

 

 

「驚かせてしまったのは私の方なんでな」

 

 

「けど振り替えったら目の前にいるとは思わなかったので」

 

 

「そうだろうな」

 

 

「辻垣内さんは、どうして振り替えったら目の前にいたんですか?」

 

 

「連絡先を交換してなかったのを思い出してな」

 

 

「そう言われてみるとそうでしたね。」

 

 

俺と辻垣内さんは連絡先を交換した後に別れた。それから自分で歩きながら数時間もすると夜になったので俺は今から泊まる旅館に移動して今日の事を振り返っていた。

 

 

(最初は声かけられて相手の顔を見た時なんだか怖い雰囲気の人だなって思っていたけれど話してみるとそうでは無かったな・・・・・だけど、あの鋭い感じには、これからも注意しないとな)

 

 

「明日どこに行こうかな?それか、もう他の県に行こうかな?」

 

 

そんな感じで俺は考えながら食事をして風呂に入ってから寝る事にした。

 

 

次の日になり天気は雨だった。せっかくの観光気分が無くなってしまった。もう1日ぐらい東京にいようかな?っとも思ったが時間に限りが、あるので次は何処行こうかと思ったその瞬間だった。俺の頭にはJRのあの曲が流れて来たので、すぐに決めてしまった。

 

 

「そうだ!京都、行こう」




ちなみに作者は中学校の時の修学旅行が京都・奈良でした。


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第6話

今回ちょっと短いです。


やって来ました京都です。京都に来た俺は周りを見ていたが春だったら桜でキレイだったろうなって思っていた場所が、いくつかあったけど次に移動した。俺は本とかテレビで京都には金閣寺が、あるのは知ってたけれど俺は自分で見た事が無かったので興味があった。近くで見ると色が金だからか目立つなっと思っていた。後は銀閣寺も本とかテレビで見た事あるけれど銀閣寺は色が銀じゃなく黒に見えるのは俺だけだろうか?そう思いながらも俺は次の場所に移動した。次に来た所は

 

 

松実館

 

 

に着いた。この場所は結構人気あって予約しないと1年待ちなんて話も何回か知り合いの人が言ってたのを聞いた事あった。俺が今日泊まるこの松実館は外から見た感じは古そうに見えるが中に入ると和風で落ち着いた雰囲気で過ごせる所が良かった。夜になって夕飯の時間になったので夕飯の料理を食べると美味しかった。お風呂に入ったので後は寝るだけになったけどその前に、おばさんにメールで連絡した。何回かメールで、やりとりした後に俺は布団で寝る事にした。次の日の朝になって俺は起きると着替えて朝ごはんを食べた。その時だった。

 

 

「ねぇ・・・君1人?」

 

 

誰かが俺に話かけてきたので振り替えると髪の長い人がいた。

 

 

「私の名前は松実玄って言うの」

 

 

 

「・・・・・俺は森宮優」

 

 

「優君か・・・・・1人で来たの?」

 

 

「そうだけど?」

 

 

「親は?」

 

 

「いない」

 

 

「何処から来たの?」

 

 

「鹿児島から」

 

 

「いつまでここにいるの?」

 

 

「今日までだけど?」

 

 

「そうなんだ?」

 

 

「次の場所に向かわないといけないから」

 

 

「次の場所?どこに行くの?」

 

 

「秘密」

 

 

「どうしてここに泊まったの?」

 

 

 

「観光するのに泊まれる場所の中で1番良かったから2週間前に予約したんだ。そしたら俺が最後の予約客だって言ってたから危なかった。」

 

 

 

「優君は麻雀するの?」

 

 

「しないけど知ってるよ。テレビで見てるから」

 

 

「じゃあ私達と一緒に麻雀やらない?楽しいよ」

 

 

「やらない」

 

 

「そっか」

 

 

「それに・・・・・いいや止めとく」

 

 

「また来てくれるよね?」

 

 

「松実さんが麻雀を続けてたらまた会えると思うよ」

 

 

「それじゃあね」

 

 

「また来ます。それと料理おいしかったです。」

 

 

俺は松実館を出ると次の場所を携帯で見ながら確認していた。

 

 

「東京と奈良には行ったから後は岩手と大阪と長野か」

 

 

俺は歩きながら考えて5分後に次の場所を決定した。

 

 

「よし!次の目的地は長野にしよう」

 

 

次の目的地を決めた俺は長野に行く為に移動した。次に行く長野は何があるのかどんな人と会うのか?俺は知らないけど気になっていた。




次回は長野です。


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第7話

今回のは見ててキツイです。


奈良から長野にやってきました。長野は、善光寺とか松本城などがあるけれど、何処も行った事が無いから行ってみようっと思い俺は歩こうとしていた。

 

 

「少しよろしいかしら?」

 

 

俺は誰かに呼ばれたので、後ろを振り返ってみた。最近このパターンが多くなってきてるような・・・・・

 

 

「はい?何ですか」

 

 

「私は龍門渕透華と言います。実は貴方に・・・・・森宮優さんにお話があるのですが」

 

 

「アンタには、あっても俺には無いんでな・・・・・」

 

 

「そうですか・・・・なら2週間前の話について聞かせて貰えませんか?」

 

 

「断ると言ったら?」

 

 

「貴方が世話になってる人達に調べ上げ話します」

 

 

「外道が!さっさと連れて行きな」

 

 

さすがに俺はおじさん達に迷惑は、かけたくないので話をする事にした。車で連れて行かれて15分後に大きな家に着いたので中に入ると俺に話しかけた龍門渕の他に4人の人達が俺を見ていた。俺はソファーに座るように言われたので座った。

 

 

「ようこそ龍門渕の屋敷へ」

 

 

「俺は来たくて来た訳じゃねぇよ」

 

 

「ハギヨシに調べさせましたが私は貴方と話をしてみたかったのです」

 

 

「アンタはプライバシーって言葉を知らないらしいな」

 

 

「知っていますわ」

 

 

「知っててこんな事をしたのか?ふざけたヤツだな」

 

 

「確かに私は執事のハギヨシに伝えて貴方の事を調べ上げた事に関しては悪いと思っていますわ」

 

 

 

「どうやらアンタ達、長野県民は興味のある人物に対してその人もしくは、その人達のプライバシーに関係なく調べ上げる外道県民らしいな」

 

 

「そんな事は・・・・・」

 

 

「あるじゃねぇかよ!俺は俺自身の意思でアンタに、自己紹介でもしたのか?」

 

「・・・・・」

 

 

「してねぇよ!話かけられたから俺は振り返っただけだ。なのに実際は俺の事を調べ上げてここまで連れて来て話をしたいだと?本当ふざけた連中だな」

 

 

 

「おいテメェ!」

 

 

「なんだよイケメンさん?」

 

 

「俺は言い過ぎじゃないのかと言ってんだ」

 

 

「言い過ぎ?何を言ってるんですが?俺が自己紹介をした訳じゃないのに俺の事を知ってたんですよ?俺は知らなくてもこの人は俺を知ってる・・・・・それはそれで怖い事なんですよ?イケメンさん」

 

 

「それは・・・」

 

 

「テレビで毎日見ています。それならば、まあわかるよ。顔と名前も写ってるしな・・・・・テレビだから他の人に見られても仕方ないし顔と名前を知られてもおかしくは無いさ・・・・・けどそういった訳じゃないんですよ??まあ今回ので、長野県民が腐った県民ってのはアンタを見て思い知りましたからね。今度は裁判所で会いましょう」

 

 

「お待ちくださいまし」

 

 

「何だよ」

 

 

「貴方の目的は観光なのは知ってますわ。そして何故貴方が観光する理由も」

 

 

「そこまで知ってるとはな・・・・・やはり長野県民は腐ってるな」

 

 

 

「そこで何ですが私は貴方に話がありますわ」

 

 

「いい加減に本題に入れよ」

 

 

「ここに1000万あります。コレを渡しますので、私がハギヨシに頼み貴方のプライバシーの事を含め今回の事を調べ上げた事に対して他の人達に話さないで貰えませんか?」

 

 

「今度は金で口封じか??本当に救えないな・・・・・」

 

 

「不満なら金額を上げてもよろしくてよ?貴方の目的は観光をする事・・・・・何をするにしてもお金が、無ければ人は何も出来ませんので」

 

 

「ここまで腐ってるヤツを俺は今まで見た事が無いな・・・・・本当にふざけるのも、いい加減にしろよ!結局は何?困った事あったら相手を金で握らせて口封じ???それが、アンタのやり方か!ふざけた事しやがって」

 

 

俺はムカついたので立ち上がると出入り口の所まで歩き始めた。

 

 

「お待ちくださいまし!」

 

 

「待たねぇよ!クズが!」

 

 

本当に行くとわかった途端にまた龍門渕は俺に話しかけた。

 

 

「よろしいのですか?黙ってくれればお金を渡しますのに」

 

 

「そんな腐った金いらねぇよ!」

 

 

 

「貴方の事を話しますよ?」

 

 

「話したければ話せばいい・・・・・今度は裁判所で会えるのを楽しみにしているよ。お金持ちの外道国民さん」

 

 

俺は本当に龍門渕の屋敷を出て行った。本当は長野で観光したかったが長野で観光って気分では無くなったので次の場所に行く事にした。

 

 

「今度は岩手にするか・・・・・」

 

 

 

俺は次の目的地を岩手に決めて移動した。




そりゃあ自分(主人公)からしたら相手(龍門渕)の事を全く知らないのに相手(龍門渕)が自分(主人公)の事を一方的に知ってたら相手(主人公)からしたら怖い事ですからね。何でそんな事まで知ってるの?みたいな感じでね


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第8話

今回は岩手です。


今度は岩手県にやって来ました。岩手と言えば

 

 

「銀河鉄道の夜」とか「アメニモマケズ゙」などの作品で知られる、宮沢賢治のふるさとで花巻市。ここも、おすすめ観光地の1つです。

 

 

胡四王山(こしおうざん)には「アメニモマケズ」が記された手帳のレプリカなどが展示されている宮沢賢治記念館や、宮沢賢治童話村があります。宮沢賢治は俺も銀河鉄道の夜で知っていたので名前は知っていた。

 

 

「ここが岩手か・・・・・って雨かよ!」

 

 

岩手に着いたのは良かったが今日は雨が降っていたので今日は観光は出来ないなっと思い泊まれる場所を探そうとしていたけど近くに人が、いなかったので傘を使って少し歩くと人がいたので俺は近づいて話してみた。

 

 

 

「すいません、ちょっといいですか?」

 

 

「はい?」

 

 

「この近くで泊まれる場所ありますか?」

 

 

「泊まれる場所?」

 

 

「観光目的で来たのはいいんですが岩手に来た事なかったので」

 

 

「そういうことね」

 

 

「もし知っていれば教えてほしいなっと思いまして」

 

 

「知ってるは知ってるけど今は夏休みだからか泊まり客が多いから泊まれる場所かなり少ないけど大丈夫?」

 

 

「大丈夫ですよ」

 

 

「じゃあ一緒に探して上げるね」

 

 

 

「俺の名前は森宮優で小6です。よろしくお願いします」

 

 

 

「私は中2で臼沢塞よろしくね」

 

 

 

それから30分後・・・・・2人で一緒に電話して、探してみたけど何処も無理だったので雨宿り出来そうな場所を見つけたので中に入った。

 

 

「ここまで見つからないなんてね」

 

 

「ごめんなさい、俺が聞いたばかりに」

 

 

「謝る必要は無いよ。けどここまで来て無いとなると奥の手を使うしかないね」

 

 

「奥の手」

 

 

「君が良ければだけど・・・・・私の家に来ない?」

 

 

「えっ!」

 

 

「他に行く所も無いでしょ?」

 

 

「それは確かに、そうですけど見ず知らずの俺を家に泊めていいんですか?」

 

 

「大丈夫だよ。それに今日は私の親いないから私1人だけなんだ。」

 

 

「余計に不安なんですが?それに1人って言いましたよね?」

 

 

「言ったね」

 

 

「臼沢さんが俺を家に来ないか??って誘った理由は俺が泊まる場所が無いから言ったってのは、わかりますが他にもあるんじゃないんですか?例えば俺の・・・・・・」

 

 

 

「それは無いよ。確かに今の世の中が男性が産まれにくいって話は知ってるし、男性の数が女性よりも圧倒的に少ないのも知ってるよ?だけど私は君の体目当て訳じゃないから」

 

 

「それを聞いて俺は安心しましたよ。」

 

 

 

「もしかして私そう思われてたの?」

 

 

「正直に言うと思ってました。何せ俺は今から2週間前に複数の女性に、レイプされそうになりましたから」

 

 

 

「えっ!」

 

 

 

「実際の話ですが俺は買い物に行こうとしたんです。」

 

 

「それで?」

 

 

 

「家を出る時カギを使って玄関を閉めたのを確認してさあ行こうと思って振り向いて歩こうとしたら押し倒されました。」

 

 

「・・・・・」

 

 

「俺を押し倒した相手は俺の服をハサミで切って左手で俺の口を塞いだ。後ろにいた3人は1人が俺の後ろに来て両手を押さえこみ、もう1人は俺の両足を押さえてきました。最後の1人は俺のズボンのチャックを下げて脱がそうとしていたんです。俺は必死に抵抗したけど相手は4人で押さえられている為に俺は何も出来ないでいた。ハサミで服は完全に切られズボンも完全に脱がされました」

 

 

 

「・・・・・」

 

 

「だから俺は思ったんです。この人も体目当てなんかなって」

 

 

「そうだったんだ」

 

 

 

「だから俺は気分を変えたくて観光に来たんです」




岩手で誰を出すか迷いましたが、この人にしました。


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第9話

大阪は、この人を出してみました。


「じゃあ君は男の子だけど女の子と一緒にいたくないの?」

 

 

「そんな事ないですよ。地元で家の近くに住んでいる知ってるおじさんの子供と一緒に話したりしましたからね」

 

 

「地元って何処なの?」

 

 

「鹿児島です」

 

 

「鹿児島か・・・私は行ったこと無いな」

 

 

「そうですか」

 

 

「さてとじゃあ一緒に夕飯を食べようか?」

 

 

「はい」

 

 

俺は2人で夕飯を作って一緒に食べる事にした。夕飯を食べ終わったらお風呂に入って後は寝るだけになった。

 

 

「岩手にいつまでいるの?」

 

 

「明日の朝までですね。昼には次の場所に向かう予定なんで」

 

 

「何処に行く予定なの?」

 

 

「次は大阪にしようと思います。」

 

 

「それじゃあ、そろそろ寝よっか?」

 

 

「そうですね」

 

 

「おやすみ」

 

 

「おやすみなさい」

 

 

そう言った後に俺は寝る事にした。

 

 

次の日の朝は晴れになったので俺達は一緒に朝ごはんを食べた後に俺は行ける準備をしていた。必要な物を入れて荷物の確認を2〜3回してから臼沢さんに話かけた。

 

 

「俺そろそろ行きますね」

 

 

「寂しくなるね」

 

 

「たった1日だけですよ?」

 

 

「優君は小6だったよね?」

 

 

「そうですけど?」

 

 

「中学校はコッチにしない?」

 

 

「ごめんなさい」

 

 

「そっか」

 

 

「けれど見ず知らずの俺を泊めてくれてありがとうございました。」

 

 

「また岩手に来たら教えてね」

 

 

「その時は連絡しますよ」

 

 

「それじゃあ気を付けてね」

 

 

「さよなら」

 

 

「さよなら」

 

 

俺は今度の目的地の大阪を目指す事にした。それから数時間後に大阪に着いた。大阪には大阪城などあるからそこから最初は行ってみようかなっと思い歩き出す。けど俺は歩きながら反対側から来る人達の会話とかを聞いてて思ったけど正直に言うと、ついていけないなっと思ってしまうくらいに大阪の人ってテンションが高いなっと思っていた。

 

 

「そこの君」

 

 

ようやく慣れてきたこのパターンに俺は振り返ってみると何故かナースの服を来ている人が目の前にいた。

 

 

「はい?」

 

 

「何処から来たの?」

 

 

「鹿児島です。目的は観光なんですが大阪に来るのは初めてなんですよ」

 

 

「なら私のわかる範囲で、案内しよか?」

 

 

「いいんですか?」

 

 

「いいよ」

 

 

「それじゃあお願いします。それと俺の名前は森宮優です」

 

 

「私の名前は荒川憩(あらかわ けい)って言うんよ。泊まる場所って決まってるん?」

 

 

 

「決まってます。けど予約したんですがどの辺に行けばこの場所に着くのか、わからなくて」

 

 

「ここやな・・・・・この道を真っ直ぐ行って右に行くとあったで」

 

 

「ありがとうございました荒川さん」

 

 

「優君は麻雀してるん?」

 

 

「いいえ・・・・してないですね」

 

 

 

「麻雀してるのなら一緒にやりたかたんやけどな」

 

 

「麻雀はテレビで見てるので知っていますが俺は麻雀していませんよ」

 

 

 

「なら仕方ないよね」

 

 

「俺は1人で観光に来たんですが大阪城にまず行こうかな?って思ってたんで」

 

 

「でも行ってないよね?」

 

 

「その前に俺が話しかけられましたからね」

 

 

「そうやね」

 

 

 




咲のキャラクターで荒川憩ってキルミーベイベーの折部やすなに似ているって思うのは俺だけだろうか?


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第10話

今回は短いです


その後の俺は荒川さんと一緒に荒川さんの案内で観光していた。ナースの服を着ているからか最初は病院の関係者なんだろうか?って思っていた。けど俺が大阪に着いて思ったのは大阪の人はテンション高いなって思った事だ。どうも近づきにくい雰囲気があるからか俺が大阪の人に話したくても話しかけられないし・・・

 

 

「どうかしたん?」

 

 

「えっ?あっいや」

 

 

「体調でも悪いんか?」

 

 

「体調は大丈夫です。ただ・・・俺は考えてたんですよ」

 

 

「何を?」

 

 

「俺は初めて大阪に来ました。その時に反対側から歩いていた人達を見て俺が思ったのは何で大阪の人達ってテンション高いのかな?っと思ったんで」

 

 

「あー・・・」

 

 

「その時って周りの視線が一気に俺の方に来ました」

 

 

「それで?」

 

 

「俺が1人なのをいい事に話しかけようとする人とか中には、いましたからね」

 

 

「わかるんやね」

 

 

「わかりますよ。そういった視線を俺は見てきましたからね」

 

 

「私も女の子やけど男の子ってめずらしいから」

 

 

「俺としては家以外の場所が危なくって不安なんですけどね」

 

 

「例えば?」

 

 

「学校ですね。学校は兄弟とか姉妹とか実際いても残りほとんどは知らない人ばかりじゃないですか」

 

 

「そうやね」

 

 

 

「それで仲良くなって友達になったとしても友達になるまでに時間かかるじゃないですか」

 

 

「確かに」

 

 

「俺の家族は、お父さんとお母さんを除けば兄弟とか姉妹とかいないから俺1人だけなんです」

 

 

「そうなんや?」

 

 

「家は家族しかいないから安全だけれど家を出て外に行くと体目当ての知らない人達ばかりですから」

 

 

「それは・・・・・」

 

 

「医者なら仕方ないですよ。病気とかを治さないといけないから人の体を触ったり見たりしますからね。コレばかりは仕方ないですよ。けど医者でも何でもない人に見られたくないし触られたくないし嫌なんですよ」

 

 

「確かに医者だったらね」

 

 

「俺は好きな人だったら別にいいけど好きじゃない人とは、したくないですから」

 

 

「優君は好きな人いるの?」

 

 

「ノーコメントで」

 

 

(この感じ・・・・・さては好きな人いるね)

 

 

 

「私の両親は医者なんやけど忙しくって一緒に出掛けたりとか出来へんの」

 

 

「そうなんだ」

 

 

「大阪いつまでいるの?」

 

 

「明日の朝までだね。明日には地元の鹿児島に戻りたいから」

 

 

「そっか・・・・・じゃあ連絡先を聞いてもいい?」

 

 

「いいですよ」

 

 

俺は荒川さんと連絡先を交換した後に荒川さんと別れて泊まる場所に移動して、着いたら明日になったら俺は帰るので帰る準備をしてから1泊する事にした。

 

 




次回は鹿児島に帰ります


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第11話

主人公が帰ってきました。


朝になったので朝ごはんを食べた後に泊まった場所を出て鹿児島に戻る為に移動していた。数時間後に地元の鹿児島に帰ってきた。そして俺は、おじさん達がいる神代家に向かって歩き始めた。しばらく俺が歩いていると小蒔が俺に気付いたので俺が今いる所まで歩いてきたけど俺も小蒔に会いたかったから俺も歩いていた。

 

 

「ひさしぶりだな」

 

 

「おひさしぶりですね」

 

 

「元気だった?」

 

 

「元気でした。優様もお変わりなかく」

 

 

「小蒔が元気そうで良かった。他のみんなも元気?」

 

 

「はい、みんな元気です。」

 

 

「おじさんとおばさんは今いる?」

 

 

「今は家で一緒に話をしてる最中だけど大丈夫です。このまま行きますか?」

 

 

「あー・・・・今から家に帰って片付けたらまた来るよ」

 

 

「みんなと一緒に、それじゃあ待ってますね」

 

 

「ああ・・・・1回だけ家に帰ってからまた来るからそう言っといて貰っていい?」

 

 

「わかりました。」

 

 

俺は家に帰ろうと振り返って前に進んで歩いていた。信号が赤になったのでしばらく待っていると俺は今回の観光した時の事を考えていた。

 

 

(俺は今回の観光の中で、いろんな人達と、会ったけど奈良には、もう1回だけ行ってみたいな)

 

 

そんな事を考えていると目の前の信号が青になったので俺は歩き始めてそれから数分後に俺は家に帰ってきた。カギを使って家の中に入ってから荷物の整理を始めた。片付けてから時間を見ると12時過ぎだった。時計の時間を確認した俺は家の戸締まりをしてから各県のお土産と家のカギとサイフと携帯を持って家を出る時に玄関にカギをしてから確認してから家を出た。それからまた小蒔達に会う為に歩いて行くと着いたので俺は中に入っていった。中に入ると小蒔だけしかいなかったので俺は小蒔に話かけた。

 

 

「あれ?他の人達は?」

 

 

「そろそろ戻ってきます」

 

 

「そうか・・・・・ならば俺は待たせて貰っていいか?」

 

 

「大丈夫ですよ。でも観光の話をしてくれませんか?」

 

 

「ああ、いいぜ」

 

 

俺は小蒔に何処に行って何処で何を見たりしたのかを言いながら話をしていた。そうしている内に他の人達が集まってきたので俺は話を始めた。

20分ぐらい経ってから俺の話が終わると、それぞれの場所に戻って行った。

 

 

「それで??優君は観光に行ったけど正直どうだった?」

 

 

「長野以外は大丈夫でしたよ」

 

 

「なぜ長野だけ?」

 

 

「実は・・・・・」

 

 

俺は長野に行った時の話をした。俺は忘れない内におじさんとおばさんに全てを言った。

 

 

「嫌な人がいたもんだな」

 

 

「プライバシーを知らないのかしら?」

 

 

「本当に俺もそう思いますよ」

 

 

「おじさんの場合は妻と小蒔がいるから幸せだが優君は厳しいな」

 

 

「霧島神境の人達を見た後に他の県の人達を見ると不思議な感じに見えますよ」

 

 

「例えばどんな?」

 

 

「そうですね・・・・・人によりますが綺麗な水に血を入れると水が汚されるようなそんな感覚ですかね?」

 

 

「あー・・・・・なるほど」

 

 

「大阪はテンション高いからか付いていけませんし」

 

 

「それで?」

 

 

「岩手は静かでした。東京は人が沢山いたからか賑やかな感じで奈良は落ち着いた感じでしたね。」

 

 

「東京は、そんなに人がいたのか?」

 

 

「いましたね?まるで今日は祭りなのか?って言うぐらい人いましたから驚きましたよ」

 

 

「そうだったの?」

 

 

「進みたくても進めないのも多少ありましたから進めれば良かったんですけどね」

 

 

「そんな時はアレを言いなさい」

 

 

「なんですか?おじさん」

 

 

「見ろ!人がゴミのようだ!」

 

 

「それは別のアニメだから止めましょう」

 

 

「そうよ、あなた」

 

 

「待つのが大変な時だったらこう言うんだ」

 

 

「何ですか?」

 

 

「3分間、待ってやる!」

 

 

「同じアニメのセリフじゃないですか」

 

 

「眩しい時こう言うんだ」

 

 

「何ですか?」

 

 

「目がぁ〜目がぁ〜!!って言うんだぞ」

 

 

「おじさんは、あのアニメ好きなんですか?」

 

 

「セリフに印象が残ったんだ。」

 

 

「あのシリーズならば何が好きですか?」

 

 

「ト○ロ、宅○便、ラ○ュタだな」

 

 

「話が変わっているわよ」

 

 

「・・・・・っとそうだったな」

 

 

「帰って来たがコレからはどうするんだい?」

 

 

「小蒔達と一緒にいる事にしますよ」

 

 

「そうか・・・・なら今日は泊まるかい?」

 

 

「そうですね。なら今日は泊まってもいいでしょうか?」

 

 

「おじさんは別にいいが・・・・・」

 

 

「私も優君なら構わないわよ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「それでは今日はここまでにして明日からまた一緒に話をしましょう」

 

 

「はい、わかりました」

 




多分みなさんも1回ぐらいは、あの人の、あのシリーズを見た事あるんじゃないかな?


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第12話

今の所は永水の人達以外ほとんど出ません。


小蒔の家に泊まった俺は朝になったので起きて着替えた後は、おばさん達と朝ごはんを食べてしばらく話をした後に歩いていると小蒔と会った。

 

 

「おはようございます」

 

 

「おはよう小蒔」

 

 

「優様は今日は、どうするのですか?」

 

 

「1回家に戻って荷物を置いてくるよ」

 

 

「わかりました」

 

 

「それじゃあまた後でな」

 

 

俺は少し歩くと前から霞さんが見えたので俺は霞さんがいる所まで歩いていた。

 

 

「おはようございます」

 

 

「おはよう優君」

 

 

「霞さんは、どこかに出掛けて・・・・・」

 

 

「お姉ちゃんと言って欲しいわ」

 

 

「・・・お姉ちゃんは何処かに行ってたのですか?」

 

 

「行ってないけどこれから小蒔ちゃんの所に行く所よ」

 

 

「そうでしたか」

 

 

「優君は何処かに行くのかしら?」

 

 

「1回家に帰ろうと思っています。昨日は小蒔の家に泊まったので」

 

 

「また来るのかしら?」

 

 

「はい、しばらくしたらまた来ます」

 

 

「それじゃあ待ってるわね」

 

 

「はい、それでは失礼します」

 

 

 

今の話の内容で、わかったように俺は霞さんの事をお姉ちゃんと呼ぶようになった。俺から見たら2つ年上の人だから確かに姉のような人だけれど血の繋がりは無いから姉と呼んでいいのか俺にはわからなかったが霞さんに呼ぶように言われたので呼ぶようになった。きっかけは観光前に起きた性的事件後の後に霞さんに相談してから言うようになった。その前に言って欲しかったみたいだけど俺に言う勇気が無かったので言えなかったってのが本当の気持ちなんだけどな・・・・・それともう1つ大切な事に俺は気づいたんだけれど本当に最近の話だが俺には好きな人が出来た事でその人の名前は小蒔だ。俺から見たら小蒔は1つ年上の人になるけれど恋愛では1つ2つ3つ年上とか年下とかは良くある話だから不思議じゃないからな

 

 

「さてとそろそろ歩いて家に帰らないとな」

 

 

そう決めた俺は家に行く為に歩き始めてしばらく経つと家が見えたので玄関まで行ってカギを使って中に入った。着替えた物を洗濯機に入れて洗濯した後に掃除機で掃除して洗濯が終わると今度は干して外に出した。

 

 

「やる事は終わったし小蒔達の所に戻らなきゃな」

 

 

やる事が終わった俺は戸締まりをしてから玄関に行ってカギをして確認した後に家を出た。それから歩いて行くと小蒔達のいる場所に着いたので俺は小蒔と霞姉さんに話しかけた。

 

 

 

「ただいま戻りました」

 

 

「おかえりなさい」

 

 

「おかえりなさいませ」

 

 

「お母様が話があるから優様が来たら来るようにと伝えて欲しいって言ってましたよ」

 

 

「おばさんが?」

 

 

「はい」

 

 

「わかった。それじゃあ今から行くからまた夜にな」

 

 

俺は、そう言うとおばさん達がいる場所まで歩いていった。

 




次回は呼ばれた主人公が何を言われるのでしょうか?


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第13話

最近はPS3で曲を聞きながら小説を書いてます


「小蒔に頼んだ事だけど優君を呼んで悪いわね」

 

 

「そんな事ないですよ」

 

 

俺は、そう言いながら部屋全体を見ると、おじさんがいなかった。

 

 

「あれ?おじさんは、いないのですか?」

 

 

「あの人なら仕事中だから今は無理なのよ」

 

 

「そうなんですか?ならば仕方ないですね」

 

 

「優君を呼んだのは他でも無いけど今からするのは、大切な話なの」

 

 

「何でしょうか?」

 

 

「優君は今回の事があったから観光に行ってたわよね?」

 

 

「・・・はい」

 

 

「今回優君を呼んだのは優君には永水中に行って貰いたいのよ」

 

 

「でも、あの学校は女子校ですよね?」

 

 

「来年の春から共学になるらしいのよ」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「私が優君に言いたいのは永水中に入ったら麻雀部に入って欲しいのよ」

 

 

「でも俺は麻雀やった事が無いですし出来ませんよ」

 

 

「そうね。けど私は考えたのよ」

 

 

「何をですか」

 

 

「優君に、あの子達のサポートをして貰いたいのよ」

 

「サポートですか?」

 

 

「あの子達は麻雀に専念できるようにして貰いたいのよ」

 

 

「っと言うと?」

 

 

「執事・・・・・って言えばわかるかしら?」

 

 

「テレビや本で見たので、わかります」

 

 

「男の人なら執事で女の人ならメイドなんだけれど、そういった後ろから支える人になってほしいのよ」

 

 

「なるほど」

 

 

「基本的には飲み物を出してあげたり食事を作ったりとかそういった事を頼みたいのよ」

 

 

「あー・・・・・なるほどわかりました。そういうのでしたらやりますよ」

 

 

 

「それじゃあ中学校に入ったら麻雀部に入ってもらうけどいいかしら?」

 

 

「はい、構いませんよ」

 

 

「確か優君は料理って作れたわよね?」

 

 

「作れるは作れますが作れる数は少ないって話ですけどね」

 

 

 

「さすがにそこまでは求めないわ」

 

 

「それじゃあ確認をしますが俺が行く中学校は永水中って事でいいんですよね?」

 

 

「そうそう」

 

 

「2つ目ですが麻雀部に入ってサポートでいいんですよね?」

 

 

「そうそう」

 

 

「3つ目ですが永水中は、来年に共学になるって事でいいんですよね?」

 

 

「そうそう」

 

 

「なるほど」

 

 

「他に何か聞きたい事あるかしら?今だったらわかる範囲で教えるけど?」

 

 

「クラスについては、どうなるのですか?回りは女子しかいないですよね?」

 

 

「それについては、優君が思っているように無理だったわ」

 

 

「そうですか・・・・行きと帰りは俺どうすれば?」

 

 

「小蒔達が優君の周りいるから大丈夫よ。少なくとも5人の内1人は誰かしらが優君の近くにいさせる予定よ」

 

 

「じゃあ次ですが麻雀部には小蒔達5人の他に部員はいるのですか?」

 

 

「去年までだったら他の人達もいたけど今年から小蒔達だけよ」

 

 

「じゃあ今の永水中は小蒔達だけだと言う事ですか?」

 

 

「そうよ」

 

 

「なるほど」

 

 

「クラスについては確かに無理だったけど他に関しては大丈夫だったから優君も多少は大丈夫だと思うけどね」

 

 

「そうですね」

 

 

「他に聞きたい事あるかしら?」

 

 

「学校が終わったらどうすれば?放課後は?」

 

 

 

「それについては小蒔達と一緒に動いていれば大丈夫よ。小蒔達が帰るなら優君も帰るでいいし小蒔達が、部室で麻雀をするのならば優君は小蒔達のサポートをお願いするから」

 

 

「わかりました」

 

 

「他に聞く事あるかしら?」

 

 

「いいえ、無いです」

 

 

「また何かわからない事があったら聞きに来ていいからね」

 

 

「何から何までありがとうございます」




話には出ましたが主人公は麻雀しません


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第14話

今回は、いつもと違いますが、ちょっと物足りないかな?っと思わせるかも知れません


夏休みが始まったと思ったらもう終わってしまっていた。

 

 

秋が来て冬が来てお正月が来て何だかんだで時間の流れは早いもんで俺は小学校を卒業してそれから1ヶ月後の4月の春に俺は永水中に入学しました。

 

 

この学校は、どんな人でも絶対に部活に入らなくてはならないらしくて新入生は何部に入るのか迷ってる人が結構いるみたいだが俺は迷わずに麻雀部に入部した。

 

 

おばさんが言っていたように麻雀部は小蒔達5人しかいなかったが俺としては、本当に良かったなっと安心している自分がいた。けどそれとは別の問題が実際に発生してしまった。それは今の永水中に俺の他に男子が1人もいないって事だった。

 

 

人によっては羨ましいとかハーレムとか言って来るかも知れないけどハッキリと言ってきつかった。どのくらいか?って言うと俺達のような人が動物園の中に、いる生き物達をずっと見ているような、あんな視線を常に感じるからだ。

 

 

だけど今は、まだいい方だ。何故なら小蒔達5人がいるから何とか我慢が出来るが小蒔達が卒業したら残りは、俺だけになり地獄の1年間を過ごす事になるのはわかりきっているから気を付けないといけないだろうな・・・・・それと他にも嫌な事あった。

 

 

それは俺が更衣室で1人で着替えている時の話だけど更衣室には俺の他に誰も、いないのにも関わらず視線を感じたからだった。俺は怖くなったので急いで着替えた後に更衣室を出る事にした。そうすると今度は、更衣室を出た瞬間に視線を感じた。本当に嫌だなって俺は感じていた。

 

 

途中で小蒔達と会うとその視線は無くなった。どういう訳か俺が小蒔達と一緒にいる時は視線を感じないが小蒔達がいない時は視線を感じるので小蒔達がいない時は不安で仕方ないから俺は授業が終わったら小蒔達と会う事にしている。

 

 

じゃあ小蒔達が、いなくて小蒔だけしかいない場合はどうなんだ??って話だがコレも視線を感じなかった。つまり俺の隣に5人の内1人でもいれば視線を感じないとわかったのでコレがわかったのは俺としては気付けて良かったと思った。

 

 

中学に入って俺は先生が俺達に自己紹介をするようにと言ったのでクラスメイト達に自己紹介をした俺は特に視線を感じた。

 

 

今回ので特に、わかったが視線を感じるって意味が、動物園の生き物の気持ちが少しだけわかったような気がした。

 

 

何故寝てる動物がいるのか?何故出てこないのか?の理由が良くわかった。それは見られたくないし見られる事でストレスを感じてしまうからだと俺はそう考えた。

 

 

人から見れば見たいのに、見れなくて残念に思うかも知れないが見られる側としたら、たまったもんじゃないからな・・・・・

 




主人公が思っている事を今回は書いてみました。


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第15話

今回の主人公は話をします


「誰かに見られている?」

 

 

「はい」

 

 

俺は気になった事を小蒔のおじさんとおばさんに話していた。

 

 

「どういう事だ?」

 

 

「更衣室で着替えてた時と俺が1人の時に視線を感じるんです」

 

 

「それって優君が制服に、着替える時って事かい?」

 

 

 

「そうです。後は体育の授業ある時に着替えるじゃないですか?あの時もです」

 

 

「なるほど」

 

 

「私も昔は永水にいたけどそんな事が無かったから何だか母校が汚されていくようで悲しいわ」

 

 

「おばさんの時は男子いなかったんですか?」

 

 

「いなかったわよ?まだ私の時は今みたいに共学じゃなかったし永水の近くに男子は、いなかったけど永水から結構離れた別の高校だったら男子が、いたからそこで文化祭があった時ぐらいしか当時は出会いが無かったのよ」

 

 

「永水に文化祭は無かったんですか?」

 

 

「永水は巫女のイメージって事もあってか、そういうのは無かったのよ。そういった賑やかな事しないで、勉強がほとんどだったわ」

 

 

「そうだったんですか?」

 

 

「この人に会ったのも永水から結構離れた高校に通っていた人だったけれど会える時間は限られていたから・・・・・」

 

 

「どうしてですか?」

 

 

「私は巫女で小蒔の親だから特にそうなんだけど永水の巫女は卒業後は巫女と、しての使命を果たさなければならないからよ」

 

 

「使命ですか?」

 

 

 

「霧島神境の巫女って次の世代の子が産まれた時に、自分の後継者に、昔からの歴史とかを引き継がせないといけないのよ」

 

 

「・・・・・」

 

 

「そして霧島神境の巫女は女性は多いけど男性は圧倒的に少ないからか世間では男性が産まれたら大事に、育てるんだけど私達みたいな巫女は結婚したい場合は男性を優先的に出会わせてくれるのよ」

 

 

「そうなんですか!」

 

 

「歴史ある巫女の血を絶やさない為ってのもあるけど後は気に入った人がいれば指名する事も出来るのよ」

 

 

「そんな事が出来るんですか!」

 

 

「伝統とか言い伝えとか何かしらの歴史を遺すためにって理由でね。」

 

 

「なるほど」

 

 

「日本人だったら知ってると思うけど日本で1番有名な偉人は?」

 

 

「織田信長ですね」

 

 

「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、真田幸村、伊達政宗、武田信玄、上杉謙信、石田三成、毛利元就、長宗我部元親とか色々な人いるけど、そういった歴史の中で徳川家康って人いるわよね?」

 

 

「いますね?」

 

 

「その徳川家も徳川300年って言うほど何代も何代も続いてきたじゃない?」

 

 

「そうですね」

 

 

「私達の時代は昔の偉人達みたいに、争っている時代じゃないけどやっぱり生きている内に何かを遺したり伝えたいって想いがあるのも、また事実なのよ」

 

 

「・・・・・」

 

 

 

「だから私が優君に伝えたい事は私達の娘の小蒔と、結婚してくれないかしら?」

 

 

「えっ!」

 

 

「突然そんな事を言われて驚くと思うけど私は出来れば優君には小蒔と結婚して次の巫女を育ててほしいのよ」

 

 

「つまり・・・俺が小蒔との間に子供を作って欲しいって事ですか?」

 

 

「わかりやすく言うとそういう事よ」

 

 

「でも・・・・・俺達まだ学生ですし」

 

 

「そこで何だけど優君は、高校に行くのかな?」

 

 

「行きたいと思います」

 

 

「なら高校卒業までは待ってあげるからその時に返事をしてくれるかしら?」

 

 

「・・・・・わかりました」

 

 

「ちなみにだけど、この話は小蒔も知ってるけど小蒔の周りにいる4人と4人の家族も知っているからね」

 

 

「そうなんですか!」

 

 

「それと優君が小蒔と結婚して子供がいるにも関わらず他の巫女と交わっても誰も何も言わないわよ」

 

 

「けどそれって浮気なんじゃ?」

 

 

「本来なら確かに浮気だけど次の世代の巫女の為にも子孫を遺さないといけないから霧島の巫女は浮気されても何も言わないのよ」

 

 

「まさかの衝撃発言!」

 

 

「優君は小蒔の他に好きな人いるのかな?」

 

 

「俺が小蒔の他に好きな人・・・・・」

 

 

そう言われた俺は霞お姉ちゃんの顔を思い浮かべた。

 

 

「そう・・・・・霞ちゃんなんだね」

 

 

「なっ!何で、わかったんですか!」

 

 

「女のカンよ」

 




最終的に、どうするかは決めていません


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第16話

主人公って5人の巫女の内いつも小蒔と一緒にいるイメージあるな


あの後の話だけど俺はおばさんに学校にいる時も1人では絶対に行動しないようにっと言われた。授業中は仕方ないが基本は5人の誰かの隣にいる事にした。登校とか休み時間とか下校とか放課後は5人と一緒に行動するように言われたので・・・・・俺はおばさん達の話が終わったので家に帰ろうとするとおばさんが俺に話しかけてきた。

 

 

「優君は今日どうするの??」

 

 

「家に帰ろうと思います」

 

 

「もう夜だし今日は泊まっていきなさい」

 

 

「いいんですか?」

 

 

「私達は優君が泊まる事に反対なんてしないわよ」

 

 

「では泊まらせてもらってもいいですか?」

 

 

「いいわよ」

 

 

「俺も構わないぞ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

泊まる事になった俺は以前使わせて貰った部屋に移動して泊まる事にした。朝になったので俺は布団から出て普段着に着替えて部屋を出る事にしてその後は少し歩くとおばさんとおじさんが来たので挨拶をした。

 

 

「おはようございます」

 

 

「おはよう」

 

 

「おはよう」

 

 

「また泊まらせてくれて、ありがとうございます」

 

 

「気にする必要は無いわよ」

 

 

「もしかしたら優君が住む事になるかも知れないんだからな」

 

 

「それでも挨拶は、ちゃんとしないといけませんから」

 

 

「さてと私達はコレから仕事の時間だから離れるが優君は、どうするのかな?」

 

 

「家に帰って荷物を置きに行こうと思います」

 

 

「そうなの??なら家に帰って荷物を置いた後で、いいんだけど優君に頼みたい事あるのよ」

 

 

「頼みたい事ですか?」

 

 

「実は優君が泊まった部屋の奥にもう1つ部屋が、あるんだけどそこの片付けを頼みたいの」

 

 

「片付けですか?」

 

 

「あそこには小蒔が産まれてから今現在の思い出がある物が沢山あるんだが量が量だけに中々片付けられないんだ」

 

 

「大切な思い出のある物だからこそ残してきた物なのよ」

 

 

「それを片付けるんですか?」

 

 

「片付けると言っても捨てる訳じゃないからな?」

 

 

「私達も気付いたらこんなにあるとは思わなくてね」

 

 

「おじさん達も小蒔達みたいに体は元気でも、もう若くないからか、すぐに疲れてくるんでな」

 

 

「わかりました。それじゃあ荷物を置いてきたらお手伝いしますね」

 

 

「悪いわね」

 

 

「泊まらせてくれたお礼ですよ」

 

 

「戻ってきたら私達の部屋の近くに来てくれるかしら?そしたら私達の2人のどちらかがいると思うから話しかけてね」

 

 

「わかりました。それでは失礼します」

 

 

俺は、おばさん達の話が終わったので家に帰ろうと昨日の夜に俺が泊まっていた部屋に戻り荷物を持ったら小蒔の家を出て少し歩いた所で小蒔が、いたので俺は話しかけた。

 

 

「おはよう小蒔」

 

 

「優様おはようございます」

 

 

「小蒔は外に出て何をしてたんだ?」

 

 

「霞ちゃん達と話をしていました。優様は、どちらに?」

 

 

「今から家に帰って荷物を置きに帰るけど今度は早めに戻ってくるから」

 

 

「わかりました」

 

 

「また来るからな」

 

 

俺は再び歩き出してから家に向かっていたが家に着いたのでカギを使って家の中に入って少し歩くと洗濯機が近くにあったので俺は、自分が着ていた服を置いた後は玄関を出てカギを使って閉めてちゃんと閉まっているか確認して俺は小蒔の家に戻って行った。小蒔の家に着いたのでおばさん達の部屋の近くに行くとおじさんがいたので俺は話しかけた。

 

 

「おじさん」

 

 

「以外と早かったな」

 

 

「置いてくるだけでしたからね」

 

 

「それじゃあ一緒に来てくれ」

 

 

俺は、おじさんと一緒に歩くと目的の場所に着いたので中に入った。

 

 

「ここがおばさん達が言っていた・・・・・」

 

 

「そうなんだ」

 

 

俺は中に入って全体を見て確認すると広かった。

 

 

「さて今から優君にここの片付けを手伝って貰いたいんだが・・・・・」

 

 

「大丈夫ですよ。今日は特に出掛ける用も無いですから出来る範囲で手伝いますよ」

 

 

「ありがとう」

 

 

「それじゃあ始めますか」

 

 

「わからない物あったら、ドンドンおじさんに聞いても構わないからな」

 

 

「わかりました」

 

 

「優君は右の方を頼むよ」

 

 

「おじさんが左側をするんですか?」

 

 

「そうした方が、お互いに負担が少ないからね」

 

 

「なるほど、わかりました」

 

 

俺とおじさんの2人で一緒に片付けを始めてから3時間後・・・・・

 

 

「おっ・・・・・終わった」

 

 

「終わりましたね」

 

 

「優様」

 

 

「どうしたんだ?小蒔」

 

 

「お昼ご飯を、作っていますけれど一緒に食べませんか?」

 

 

「もうそんな時間か?」

 

 

「どうしましょうか?」

 

 

「じゃあ一緒に食べるとしようか」

 

 

「はい」

 

 

「それじゃあ一緒に食べる事を伝えてきますね」

 

 

「それじゃあ行こうか」

 

 

「はい」

 

 

小蒔が離れたのを確認してから、おじさんが立ち上がり進もうとして俺も立ち上がろうとした瞬間だった。後ろの方から何かが落ちたのか大きな音が聞こえたので俺とおじさんは振り返った

 

 

「・・・・・」

 

 

「・・・・・」

 

 

今の音が聞こえたか?

 

 

おじさんの目は、そういう感じで俺を見ていた。俺は頷くと音が出た方に近付いた。おじさんも気づいたのか俺の隣にいた。俺が恐る恐る音がした場所に近づいてみるとダンボール箱が落ちていた。しかもダンボール箱は開いていて中を見てみると黒い日記帳があった。

 

 

「おじさん・・・・コレは?」

 

 

「コレは優君のお父さんの手帳だよ・・・・・」

 

 

「俺のお父さんの・・・・・」

 

 

「本来ならば優君の家に、あるはずの物なんだが、その時の優君は当時小学1年生でまだ小さかったからまだ良く理解が出来ないだろうから優君のお父さんに、頼まれておじさん達の家に預かっていたんだよ」

 

 

「そうなんですか」

 

 

「しかし今の優君は中学生だ。小学生では無いからそろそろ読んでも大丈夫だろうし理解も出来るだろう・・・・・読んでみなさい」

 

 

「いいんですか?」

 

 

「もちろんだ」

 

 

「それでは・・・・・読ませて貰います」

 

 

俺は、俺のお父さんが書いていた黒い日記帳を開いて見る事にした。




親の手帳を見つけた主人公ですがその中には何が書いてあるのでしょうか?


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第17話

今回は過去の話です


俺の名前は水野隆(みずの・たかし)で高校3年生だ

 

 

「おーい」

 

 

「なんだよ高橋」

 

 

コイツの名前は高橋直人(たかはし・なおと)俺の、友達で高校3年間同じクラスメイトのヤツだ。

 

 

「水野は進路どうすんだ??」

 

 

 

「俺は就職するよ」

 

 

「俺も就職にするんだが、一緒に働かないか?」

 

 

「ちなみに・・・・・どこに働くんだ」

 

 

「○○屋なんだが」

 

 

「あそこは、うどんと蕎麦が旨い店だったな」

 

 

「そこの店長が俺のお母さんの妹なんだよ」

 

 

「お前から見たらオバサンだな」

 

 

「っで、そん時に友達とかで誘いたい人いたら連れてきて欲しいって言われてな」

 

 

「なるほど」

 

 

「そう思って言ってみたんだが・・・・・どうだ?」

 

 

「高校を卒業まで時間あるけど決まってないし別にいいよ」

 

 

「本当か!」

 

 

「ただし高校を卒業したらで頼む」

 

 

「まあ確かに卒業したいよな」

 

 

「卒業した後でもいいんなら別にいいよ」

 

 

「オバサンに聞いてみるよ」

 

 

「じゃあ俺は家に帰るけどお前は、どうする?」

 

 

「俺はスーパーで買い物しなくちゃならないから」

 

 

「じゃあまた明日な」

 

 

「また明日な」

 

 

そう言いながら俺達は別れて移動していて目的地に着いたので俺は中に入ろうとしたら入り口に今日の安い物の値段が書かれていたので俺は見ていた。

 

 

「今日はタマゴが100円!買わないと損だな」

 

 

俺は急いで移動してタマゴがある場所に行ってタマゴを見たら最後の1パックしか無かったので俺は最後のタマゴを取ろうと思い手を出そうとしたら横からまた違う人の手が出てきたので俺は横を向いた。

 

 

「そちらもタマゴを?」

 

 

「安かったので買おうと思いまして」

 

 

「考えている事は同じでしたか・・・・・どうぞ」

 

 

「よろしいのですか?」

 

 

「俺はタマゴが安かったから買おうとしたけど家にまだ多少ありますから」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「他にも作りたい料理ありますから大丈夫ですよ」

 

 

「料理されているんですか?」

 

 

「してますよ」

 

 

「男性で料理されているのって何だか珍しいですね」

 

 

「っと思われがちですが実は最近になって男性が料理を作る人が少しずつではありますが増えて来ているんですよ」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「料理は出来て困る事は無いですからね」

 

 

「そうですね」

 

 

「俺は○○高校の水野隆(みずの・たかし)です」

 

 

 

「私は永水女子の森宮小夜子(もりみや・さよこ)と申します」

 

 

「永水女子・・・・・学校の名前だけなら聞いた事があるから知っているけど結構離れてますね」

 

 

「ここまで来るのに片道で30分でしたね」

 

 

「往復で1時間ですか??ちなみに何でこのスーパーに?永水女子なら5分か10分ぐらいの場所にもありましたよね?」

 

 

「そこのスーパーは昨日ですが行きましたよ」

 

 

「そうでしたか」

 

 

「しかも牛肉とかにも野菜が安かったので助かりましたから」

 

 

「そうなんですか!ならば昨日の放課後に行けば良かったな」

 

 

「残念でしたね」

 

 

俺は話ながら歩いて食材を取っていたので気付いたら全部揃っていた。

 

 

「じゃあ俺はコレで買って帰りますね」

 

 

「またどこかで会えるといいですね」

 

 

「その時は今日みたいに俺と話をしませんか?」

 

 

「そうですね。なら何処かでまた会ったらそうしましょう」

 

 

「さよなら」

 

 

「さよなら」

 

 

俺は森宮さんと別れた後に自分が住んでる家に帰って行った。その後は夕飯を作って食べてお風呂に入って寝る事にした。

 

 

次の日は生憎の雨だったが制服に着替えて朝ごはんを食べてから靴下と傘とタオルを2〜3枚を持って家を出た。

 

 

「おはよう」

 

 

「おはよう」

 

 

「今日は雨だな」

 

 

「そうだな」

 

 

「来週は文化祭だが大丈夫だろうか?」

 

 

「大丈夫だろ?晴れだってテレビで見たしな」

 

 

「今日から文化祭の準備が始まるんだったな」

 

 

「まあ楽しみっちゃ楽しみだけどな」

 

 

そんな事を言いながら俺達は歩いていた。来週の文化祭の準備をしたりなんだりで時間が過ぎて行き気付いたら文化祭の当日になった。

 

 

「今日は文化祭だがどれだけ人が来るかな」

 

 

「1年に1回だけといっても毎年あるしな」

 

 

「水野さん」

 

 

誰かが俺に話しかけて来たので俺は後ろを振り返ると森宮さんがいた。

 

 

「こんにちは」

 

 

「こんにちは水野さん」

 

 

「今日は文化祭あるの知ってたんですか?」

 

 

「私のクラスメイトが今日○○学校で文化祭あると話を聞いたもので」

 

 

「3時に文化祭は終わりますからそれまで楽しんで行ってください」

 

 

「はい、それでは」

 

 

森宮さんが離れると直人が話しかけてきた。

 

 

「今の人は誰だよ!」

 

 

「先週のスーパーであった永水女子の人だよ」

 

 

「俺も一緒にスーパー行けば良かったな」

 

 

「買う物なんか無いだろ?俺と違って」

 

 

「そうだけどさ」

 

 

「特に無いならクラスに戻って手伝いに行くぞ」

 

 

「そうだな」

 

 

森宮さんに会うとは思わなかったから驚いたが、その後は迷子の案内をしたり食べ物関係の手伝いとかをしていて気がつけば文化祭が終わった。俺達は3年で、今年の文化祭が最後だけど俺達は俺達で楽しめたと、思っている

 

 

「文化祭が終わっちまったな」

 

 

「終わったな」

 

 

「コレからどうする?」

 

 

「俺は・・・・・」

 

 

どうしようかな?っと考えていた時だった。

 

 

「水野さん」

 

 

「どうしました?」

 

 

「お話をしたいのですが、よろしいでしょうか?」

 

 

「えっと・・・・・」

 

 

「じゃあ俺は先に帰ってるからまたな」

 

 

直人が離れると森宮さんが俺に話しかけた

 

 

「気を使わせてしまったみたいですね」

 

 

「あの・・・・・話とは何ですか?」

 

 

「私と結婚を前提にお付き合いしてください」

 

 

「えっ・・・ええええええええええええ!」

 

 

「嫌でしたか?」

 

 

「そんな事は無いですよ?ただ驚きましたが」

 

 

「そうでしたか」

 

 

「なぜ結婚を前提に?っと言うか会ってから時間もそんなに経っていませんよ」

 

 

「スーパーで初めて会った時に私と話をした事を覚えていますか?」

 

 

「覚えてますよ」

 

 

「その時に思ったんです。話をしてて優しい人なんだと思いました」

 

 

「そうでした?」

 

 

「そして今日の文化祭では楽しかったです。○○高校って言ってた時は会えるかわかりませんでしたけど」

 

 

「確かに言いましたが会えるかどうかって言われるとわかりませんからね」

 

 

「お互いに知らないのは、当然ですけど私は水野さんが好きになったので言ってみたんです」

 

 

「じゃあ俺も返事を出さなければ失礼になりますから言いますね」

 

 

「はい」

 

 

「突然言われて驚いたけどこちらこそよろしくお願いします」




今回は主人公の親の話でした。


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第18話

今回も昔の話です


「今日で俺達も高校卒業だな」

 

 

「そうだな」

 

 

「中学でも思ったが3年間って、すぐに終わっちまうな」

 

 

「3年って言うよりも1年が終わるのが早いよ」

 

 

「まだまだ先の話だから・・・・・って言ってたのにな」

 

 

「幼稚園か保育園に行ってから小学校と中学校に、行く事になるが小学校と中学校だけなら最低でも9年間は学校に行かなければならないだろ」

 

 

「確かにな」

 

 

「だけど高校と大学って別に行かないと行けないって訳じゃないだろ?」

 

 

「そりゃそうだ」

 

 

「高校には行ったが大学は行かなかったって言うAさんと高校と大学は行かなかったって言うBさんだっているぐらいだ」

 

 

「まあな」

 

 

「俺達は前者だが人によっては後者って人もいるからな」

 

 

「学校もタダじゃないからな」

 

 

 

「卒業式も終わったしどっか行かないか?」

 

 

「ならカラオケでも行くか」

 

 

「卒業式の後にカラオケ・・・・・それいいな」

 

 

「けどお前が歌える曲あんの?」

 

 

「あるよ」

 

 

「例えば?」

 

 

 

「シ○ガー○ングとビ○ー○○ップ」

 

 

「知ってるは知ってるけど難しい曲だ!」

 

 

「それじゃあカ○ンデ○ラレ○イ○ム」

 

 

「サビの部分は良いな」

 

 

 

「secret base〜○が○れた○の〜」

 

 

「あの曲は好きだな」

 

 

 

「ならFut○ri○tic ○layerか?」

 

 

「それは千里山女子の先鋒の曲だからな?」

 

 

「ダメだ!メタな部分を言っては、いけない」

 

 

「もう言ってしまった後だがな!」

 

 

「けどまあいいか」

 

 

「最後ぐらいに先生に挨拶していくか?」

 

 

「教室に戻って来る時に俺達は言ったから大丈夫だろ?」

 

 

 

「じゃあ行こうか?」

 

 

「ああ」

 

 

何だかんだと言いながらも俺は・・・・いいや俺達は歩き続けた。学生としての時間は終わったがコレから先の話だが何が始まるのか実は楽しみでもあった。高校を卒業してから2ヶ月後に俺は、森宮さんと結婚したけど俺が婿入りした事で俺が妻の名を名乗るようになった。俺が水野から森宮に変わってから1年後・・・・・

 

 

「貴方やっと産まれましたよ」

 

 

「おお・・・・・この子が俺達の子か!」

 

 

「名前は何てしましょうか?」

 

 

「実は決まってんだよ」

 

 

「どんな名前なのかしら」

 

 

「優って名前だ」

 

 

「優・・・・・優・・・・・いい名前ね」

 

 

「この子の名前は今日から森宮優だ!」

 

 

優が産まれてから6年の月日が経って・・・・・

 

 

「来月から優も小学生か・・・・・」

 

 

「時間の流れは早いものですね」

 

 

「俺からしたら昨日産まれたような感覚がするよ」

 

 

「産んだのは私ですけどね?」

 

 

「早くこの子の成人式を、見てみたいな」

 

 

「まだ10年以上ありますよ」

 

 

 

「1年1年の成長していく姿が楽しみで仕方ないんだ。それでさ・・・・・一緒に酒でも飲んで話をしてみたいな」

 

 

「そいつは良いな」

 

 

「直人か・・・・・いつからいたんだ?」

 

 

「高橋さん、こんにちは」

 

 

「こんにちは、ついさっきですが今の俺は高橋では、無く神代です」

 

 

「そうでしたね」

 

 

「隆も婿入りしたんだっけか?」

 

 

「ああ・・・・・神代さんと一緒に話をしていく内に他の人に目が行かなくなってな」

 

 

「今は子供いるんだろ?」

 

 

「いるには、いるが寝ているんだよ」

 

 

「名前は何て言うんだ」

 

 

「小蒔って言うんだ」

 

 

「神代小蒔か・・・・いい名前だな」

 

 

「そうだろう?けど俺は婿入りだからか、あまり口出しは、しないんだがな」

 

 

「そっか」

 

 

「けど俺個人としては別に不満は無いからいいんだけど」

 

 

「俺も不満は無いな」

 

 

「じゃあ良かったじゃないか」

 

 

「さてと・・・・・あっ!それと来月の4月の後半に3人で○○遊園地に、行ってくるよ」

 

 

「そうなのか??せっかく一緒に飲みに行かないか?っと誘おうとしたんだが」

 

 

「今回ばかりは妻と優と、一緒に過ごしたいから、譲ってくれ」

 

 

「わかったよ」

 

 

「帰ってきたら一緒に飲もう」

 

 

「ああ・・・・・約束な」しかし俺は直人と話をするのがコレで最後になるとはこの時は思っていなかった。そして妻も・・・

 

 

それからまた時間が流れて

 

 

「じゃあ行ってくるな」

 

 

「気を付けて行ってこいよ」

 

 

直人の姿が見えなくなって車で1時間が経つと、遊園地に着いた。

 

 

「やっと着いた」

 

 

「そうですね」

 

 

「おとうさん、はやくあそびたい」

 

 

「わかったわかった」

 

 

優は楽しみで仕方なかったのか、はしゃいでいたけど優が楽しんでくれているから来て良かったなって思っていた。

 

 

「貴方」

 

 

「っと悪いな」

 

 

「考えている事わかっていますから」

 

 

楽しい時間は過ぎていって気付いたら帰る時間になってしまったので俺は優に話しかけた。

 

 

「優そろそろ帰るぞ」

 

 

「もっとあそびたい、もっとあそびたい」

 

 

「ワガママを言っては、いけませんよ?」

 

 

「でも・・・・・」

 

 

「じゃあ来週また来ようか」

 

 

「ほんとうに?」

 

 

「ああ」

 

 

「やったーー」

 

 

「良かったわね」

 

 

そうして3人で車に乗って1時間が経つと神代家に、着いたので俺は直人に連絡した。

 

 

「今やっと神代の家に着いたぞ」

 

 

「わかった。今から外に、出る」

 

 

 

それから2〜3分してから直人が出てきた。

 

 

「おかえり」

 

 

「ただいまっと、さっそくで悪いが車を置きに行くから優を預かってくれないか?」

 

 

「俺としては別にいいが・・・・・いいのか?」

 

 

「ああ」

 

 

「じゃあ待ってるからな」

 

 

俺は直人と1度別れると家に行って車を置きに家に帰った。家に着いたので俺達2人は車を止めてから降りてカギをしてたかどうか確認した後に家から離れた。信号が赤から青になり少し歩くと神代の家が見えたので歩いていると信号が赤にも、関わらず信号を無視した車が俺達に向かって走ってきた。俺は妻を守るように突き飛ばそうとしたが間に合わず跳ねられてしまった。

 

 

「小夜子・・・・・大丈夫か?」

 

 

俺は小夜子に話しかけたが返事は無かった。何故なら息をしてなかったからだ。そして俺も意識がやばくなったので携帯電話で直人を呼び出した。

 

 

「・・・・・直人」

 

 

「どうした?」

 

 

「急いで下に降りてきてくれ」

 

 

「わかった」

 

 

俺は隆から電話があったので妻に小蒔と優君を頼むと外に出て下に降りると人が集まっていた。

 

 

「何があったんですか?」

 

 

「信号を無視した車が歩いていた2人を跳ねたんだよ」

 

 

それを聞いた俺は近づいてみたら倒れていたのは・・・・・

 

 

「隆!それに奥さん!」

 

 

「直人か?」

 

 

「隆!コレは、いったい!」

 

 

「妻は死んじまった・・・即死だった。」

 

 

「バカな!」

 

 

「俺も時間が無いから大切な事を伝えるから忘れないでくれ」

 

 

「なんだ?」

 

 

「優を・・・・・俺達の子を育ててくれないか??神代の人間として」

 

 

「何を言ってやがる!お前は優君と酒が飲みたいって言ってたろ」

 

 

「どうやら無理になっちまったみたいでな」

 

 

「そうだ!救急車を呼ばないと」

 

 

「もう遅い」

 

 

「まだわからないだろ!」

 

 

「わかるさ・・・・・あとはコレをお前に託す」

 

 

「コレは、お前の携帯電話と黒い手帳じゃないか?」

 

 

「この携帯の中には、車のナンバーと色が書かれている。手帳は優が大きくなったら渡してくれ」

 

 

「わかった」

 

 

「出来れば小蒔ちゃんと、結婚させてくれ」

 

 

「ああ、わかった・・・・・約束しよう」

 

 

「言いたい事は伝えた・・・・・ああ小夜子・・・・・俺も今からすぐに・・・・・」

 

 

そう言った後に隆は息を引きとった。

 

 

「隆・・・隆!」

 

 

「ああああ・・・・ああああああああああああああ!」

 

 

俺は周りに沢山の人達が いたにも関わらず叫んだ




次回で過去の話は終わりです


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第19話

今回で過去編は終了です


俺は隆が死亡した事を優君にどう伝えればいいのかを考えていた。あの子は小学1年生で親の愛情が必要な時にどう話せばいいのかわからないからだ。

 

 

「貴方」

 

 

「・・・・・」

 

 

「何かあったんですか?」

 

 

「大切な話があるんだ・・・すまないが4家を私達の部屋に来るように呼んでくれ」

 

 

「どうしてもですか?」

 

 

「どうしてもだ。今回ばかりは譲れん」

 

 

「・・・・・わかりました」

 

 

俺は妻が離れるのを確認 すると先に部屋に戻って行った。呼ぶように頼んでから1時間後に全員が揃った。

 

 

「全員集まったか」

 

 

「今から何の話をするんですか?」

 

 

「優君の・・・・・今後についてだ」

 

 

「どういう意味ですか?」

 

 

「優君達が今日の朝だが、○○遊園地に行ったのは知っているか?」

 

 

「知っています」

 

 

「俺は今から1時間前に外に出て下に行ったら事故があったんだ。」

 

 

「事故ですか?」

 

 

「それが今回私達を呼んだ理由ですか?」

 

 

「それもあるが・・・・・話を続けるぞ?その事故が発生した理由が歩いていた2人が信号を無視した車に跳ねられて女性は即死で男性は、しばらくして死亡した。その時に死亡した男性から俺はコレを受け取った」

 

 

俺は隆から受け取った黒い手帳と携帯電話を全員に見えるように置くと妻が気付いた。

 

 

「貴方!この手帳は・・・・・それに血が!」

 

 

「気付いたか?コレは隆の・・・優君のお父さんの手帳と携帯電話だ」

 

 

「まっまさか!」

 

 

「優君の両親は!」

 

 

「その事故で・・・・・」

 

 

「・・・・・ああ」

 

 

「貴方!嘘ですよね!」

 

 

「・・・・・」

 

 

俺は何も言わずにテレビのリモコンを使ってテレビを見ていた。その時さきほどの事故についてのニュースが放送されていた。

 

 

 

「こちらは今から1時間前に起きた事故現場です。事件が発生したこの場所で青信号だったので歩いている男女が信号を無視した車に跳ねられて死亡しました。女性の森宮小夜子さんは即死で男性の森宮隆さんは、しばらくして息を引き取ったそうです。それを目撃した人が救急車と警察を呼びましたが2人とも間に合わずに死亡が確認されました。ちなみに、信号を無視した車は検問で発見され逮捕されました。車に乗っていた人は女性1人で無期懲役に決まりました。」

 

 

俺がテレビを消すと妻を含めた全員が何も言わずに俺を見ていた。聞きたい事があるのに聞けないのだろうなっと俺は思いながらも俺は話しかけた。

 

 

「つまり何が言いたいのかと言うとだな・・・・・優君を神代の人間として迎え入れたいと俺は思っている」

 

 

「それは・・・・・何故ですか?」

 

 

「隆に・・・・・優君のお父さんに頼まれたってのもあるが今の優君は両親がいなくなってしまった。しかも優君は小学1年生でだ。君達と1つ2つしか変わらない歳の子が両親を失ってコレからはどうやって生きていけばいい?」

 

 

「・・・・・」

 

 

「そこで俺は考えた。いつかは話さなければならない時が・・・・・優君に教えなければならない時が来るだろうが、その時まで俺は俺達は話しては、ならない」

 

 

「・・・・・」

 

 

「けれど優君の意見を聞きながら尊重する」

 

 

「・・・・・」

 

 

「そこで全員に聞きたい事がある・・・優君を神代に受け入れたいのだが賛成か?反対か?」

 

 

「私は・・・・・賛成です」

 

 

「このままでは1人で生きていく事になりますからね」

 

 

「そうね」

 

 

「そうですね」

 

 

「では反対意見は無かったので俺達が優君に聞いた後に、もし優君が神代の人間になる方を選ぶ時は受け入れる事にする」

 

 

「けど優様はコレから大丈夫なんでしょうか?」

 

 

「・・・・・」

 

 

「少なくても今は無理だなちなみに他言無用で頼む」

 

 

「わかりました」

 

 

「わかりました」

 

 

「わかりました」

 

 

「わかりました」

 

 

「優君に聞くだけ聞いてみましょう」

 

 

「そうだな」

 

 

そこから後の行動は早かった。お葬式をして何日か、経った後に車で跳ねた人の名前を探していた。

 

 

「1つ聞いてもいいですか?」

 

 

「なんだ?」

 

 

「跳ねた人の名前わかるのですか?」

 

 

「下の名前は、わからなかったが龍門渕って名前だそうだ」




次回から主人公を出します。


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第20話

今回も暗いです。人によっては嫌な風に思うかも知れません


「・・・・・」

 

 

「そこの手帳に書いてあるのは全て真実だ」

 

 

「・・・・おじさんに聞きたい事あるんですけれどいいですか?」

 

 

「なんだい?」

 

 

「1つ目は俺の両親を殺した犯人は今も生きてるんですか?2つ目は、この後ってどうなったんですか?」

 

 

「1つ目については生きているって答えておくよ。2つ目に関しては警察や裁判所に行ったりしていた。そしてお葬式などもしていた。」

 

 

「3つ目は何故お父さんが俺を小蒔の婿にと言われたんですか?」

 

 

「3つ目の答えについてだが前におじさん達が今の世の中についての話をした事あるのを覚えているかな?」

 

 

「はい」

 

 

「男性が少なくて女性が、多いって話ですよね?」

 

 

「優君は、小蒔達の5人を見てどう思った?」

 

 

「冷静に考えていて落ち着いているなって思いました」

 

 

「じゃあ観光した際に何人かの人達に会ったと思うがどう思った?」

 

 

 

「長野以外は、良かったと思いますね」

 

 

「そうか」

 

 

「どうしてそれを聞いたんですか?」

 

 

「小蒔達の5人は知ってるから良いだろうけど他の人のほとんどは今回の様に身体目当てで近づいてくるからな」

 

 

「まあ・・・・・そうですね」

 

 

「優君は複数の女性に襲われて服も破かれて脱がされてと嫌な思いをしたはずだろう?」

 

 

「確かに」

 

 

「相手がそこまでした場合の次の行動なんて言わなくてもわかるし予想も出来るしな」

 

 

「・・・・・」

 

 

「けど小蒔達5人は優君を知っているが身体目当てで近づいてきていたか?」

 

 

「いいえ」

 

 

「それは何故か?そんな事をすれば嫌われるのは目に見えているからなんだ。」

 

 

「小蒔達が優君に話しかけてくる事は当然あるだろうが話をする事ってさ何も、おかしい事じゃないよな?」

 

 

「そうですね」

 

 

「他の人達は信用は出来なくても身近にいる小蒔達は信用してあげなさい」

 

 

「わかりました」

 

 

「それと犯人については今刑務所って場所にいるんだが知っているか?」

 

 

「はい」

 

 

「テレビのニュースとかで一部の場所が見れたりするから知っているかも、知れないがそこにいる」

 

 

「・・・・・」

 

 

「もし優君が望むのなら会わせてあげるが・・・」

 

 

「俺は・・・会いたくないです」

 

 

「そうだろうな」

 

 

「もし俺が会ったら錯乱をするかも知れません」

 

 

「理由が理由だけに仕方ないと思うぞ」

 

 

「それでも俺にとっては、許せませんから」

 

 

「ちなみに犯人が優君の、両親を跳ねた理由なんだがその時は仕事で鹿児島に、来ていたらしくてな」

 

 

「えっ!」

 

 

「その時の犯人は急いで、いたみたいで早く行きたかったらしかったので車側の信号が赤で歩行者とか自転車側の信号が青だったにも関わらず跳ねて逃げたからな」

 

 

「それってつまり・・・・・」

 

 

「簡単に言うと轢き逃げだよ。しかも信号無視って、言うのを付けてな」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「そして死亡した両親で、隆・・・優君のお父さんがいたからな、人数がタダでさえ少ない男性を殺したんだからさらに罪は重いんだよ」

 

 

「そうなんですか」

 

 

「どのみちもう一生刑務所行きは確実だ。2度と出てこられない」

 

 

「出て来なくていいですよ」

 

 

「隆は優君が20歳になったら一緒に酒を飲んでみたいと言ってたんだが・・・・・無理になってしまったからな」

 

 

 

「・・・・・」

 

 

「それとなコレを言わなければならないが隆は優君が小蒔と結婚する時の姿を、見たかったらしいんだ」

 

 

「お父さんが・・・・・」

 

 

「俺は小蒔を隆は優君だったがお互いに子持ちで母親2人は永水女子だったから話も良くしてたんだよ」

 

 

 

「けど相手は揉み消したりしてこなかったんですか?」

 

 

「揉み消しなら警察にしていたそうだ。」

 

 

「腐ってやがる!」

 

 

「犯人は会社の社長で長野では金持ちだから相手を金で握らせて黙らせたり脅したりとか良くしていたらしい」

 

 

「そんなヤツに俺の両親が殺されたなんて!」

 

 

「今は刑務所に入っているが実際は刑務所に入る前にも脅したり揉み消したりの行動をしていたらしいんだ」

 

 

「・・・・・」

 

 

「しかしおじさんが隆から受け取った証拠2つを出したら、さすがに諦めたようだ」

 

 

「その証拠2つっていうのは・・・」

 

 

「隆の黒い手帳と携帯電話だよ。君に見せたが裁判では証拠が必要だからな」

 

 

「確かにそうですね」

 

 

「しかし俺には少なからず隆本人から直接受け取った証拠を出したら裁判に勝ったけどな」

 

 

「まあ裁判が終わった後に長野の龍門渕を調べてみたら脅迫とか揉み消しとかを平気で良くする一族みたいでな」

 

 

「・・・・・」

 

 

「けど全国ニュースに取り上げられて放送されたからどうしようも出来んよ」




次回からは明るい話をしたいですね


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第21話

次回で最終回です


おじさんから話を聞いた後に俺は小蒔達と一緒にごはんを食べて家に帰った。だけど夏休みがしてて結局は夏休みが終わっててしまった。最近は1日の時間が短いように感じるのは気のせいだろうか?そんな事を考えている時に俺の携帯が鳴ったので相手の名前を確認すると小蒔のおばさんから電話だったのですぐに話した。

 

 

「もしもし」

 

 

「もしもし優君?」

 

 

「はい、そうですが?」

 

 

 

「黒い手帳と携帯電話の話を聞いて大丈夫だった?」

 

 

「正直に言うと驚いています」

 

 

 

「けどあれから数年が経ったけど1年って本当に、すぐ終わってしまうものなのよ」

 

 

「そんなものでしょうか?」

 

 

「優君もいつか気付く時がくるわよ」

 

 

「だといいのですが・・・・・」

 

 

「そうそう、それと明日から私達の手伝いをしてくれないかな?」

 

 

「手伝いですか?まあ俺としては構いませんが」

 

 

「ありがとう、それじゃあ明日からお願いね」

 

 

「わかりました。それでは失礼します」

 

 

俺は通話が終わるとお父さん達の話で、まだ気持ちの整理が出来ていないからか俺は何もする気力が無くて1日が終わった。次の日の朝になって外を見ると晴れだったので俺は昨日おばさんに頼まれたのを思い出して外に出て歩き出した。

 

 

「おはよう優君」

 

 

「おばさん、おはようございます」

 

 

「じゃあ今から来てくれるかな?」

 

 

「はい、今日は何の手伝いをするんですか?」

 

 

「今日は昨日とは別の手伝いをしてほしいの」

 

 

「わかりました」

 

 

「俺は何だろうと思いつつもおばさんと一緒に歩きながら考えていた」

 

 

「ここよ」

 

 

「ここは・・・・・昨日の場所の近くですね」

 

 

「中に入ってみて」

 

 

中に入ると部屋が暗かったからか何も見えなかった。

 

 

「電気を付けるからちょっと待ってね」

 

 

おばさんが電気を付けると俺の目の前に広い感じの部屋だった。

 

 

「学校の体育館のコートの半分ぐらいの広さですね」

 

 

「この場所は集まって大切な話をする時とかに集まる何だけど中に入って右奥の扉に入ってみて」

 

 

俺は、おばさんに言われたので中に入ってみると綺麗な場所だった。

 

 

「優君には今日ここで整理して貰いたいの」

 

 

「整理ですか?」

 

 

「左右を見るとわかるのだけど種類、バラバラでどこに何があるか、わからないわよね?」

 

 

「そうですね」

 

 

「そこで優君には白白白、青青青みたいに同じ色は、同じ色にして、その場所に入れてほしいのよ」

 

 

「そういう事ですか・・・・・わかりました」

 

 

「大丈夫?やれるかな?」

 

 

「大丈夫だとは思いますがいつまでに終わればいいんですか?」

 

 

「来週の日曜日までに終わらせられれば嬉しいのだけど」

 

 

「来週の日曜日ですね」

 

 

「もし何かわからないのがあったらテーブルの上に置いといて」

 

 

「はい」




ちなみに次の新作は出来ています。


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第22話

今回で最終回です


「けど結構な量あるな」

 

 

昔からある場所だからか古い物が沢山あったが俺では判断が出来ないのでテーブルの上に置いた。

 

 

「こりゃあ大変だが引き受けた以上やりとげなきゃな」

 

 

俺は中断してたが気合を入れて再び整理を始めたけど外を見たら暗かったので時計を見ると気付いたら夜の6時だった。

 

 

「おばさん」

 

 

「あら優君どうしたの?」

 

 

「今日は帰っていいですか?」

 

 

「時間も時間だしね。いいわよ」

 

 

「それじゃあ俺は今から家に帰りますね」

 

 

「今日は泊まらないの?」

 

 

「はい、このまま帰ります」

 

 

「じゃあ明日また来て続きをしてくれるかしら?」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

「優様」

 

 

「小蒔」

 

 

「優様は帰るのですか?」

 

 

「今日は今から帰るけれど明日からまた来るから」

 

 

「そうですか」

 

 

「それじゃあ明日の朝また会おうな」

 

 

「はい」

 

 

「さよなら」

 

 

「さよなら」

 

 

 

こうして俺は家に着いたので夕飯を食べてお風呂に入ってから寝る事にした。朝になって外を見ると今日の天気は曇りだったけど小蒔の家に向かって歩いていた。小蒔の家に着くと小蒔とおばさんとおじさんに挨拶した。

 

 

 

「おはようございます」

 

 

「おはよう」

 

 

「おはよう」

 

 

「おはようございます」

 

 

「おばさん昨日の続きを、やりに来たのですが」

 

 

「それじゃあまた案内するから一緒に来てね」

 

 

「優様」

 

 

「小蒔」

 

 

「今日は一緒に話をしましょう」

 

 

「ああ、わかった。それじゃあ後でな」

 

 

「はい」

 

 

俺は、おばさんと一緒に歩くと昨日の場所に連れて来てくれた。

 

 

「どうもありがとうございます」

 

 

「あの後に優君が帰った後確認したけど見やすくなって良かったわ」

 

 

「それなら良かったです」

 

 

「じゃあ電気を付けたから今からお願いね」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

俺は、おばさんが離れるのを確認すると昨日の続きを始めた。

 

 

「さて!やるか」

 

 

昨日の続きを始めてから5時間後・・・・・

 

 

 

「やっと終わった」

 

 

今の時間を見たら3時だった。終わったので俺はおばさんに伝えなければと思って部屋を出る事にした。すこし歩くとおばさんが、いたので俺は話しかけた。

 

 

「おばさん」

 

 

「あら優君」

 

 

「やっと終わりました」

 

 

「どうもありがとうね」

 

 

「コレをお礼に、あげるね」

 

 

「クッキーか、いただきます。」

 

 

「どう?味は?」

 

 

「美味しいです」

 

 

 

「それは小蒔が作った物なのよ」

 

 

「そうなんですか?美味しいですよ」

 

 

「それなら良かった。小蒔良かったわね。喜んで、貰えて」

 

 

「えっ!」

 

 

俺は後ろを振り替えって見ると小蒔が、いたので驚いてしまった。しかも後ろにいるっていう気配が無かったのでそれにも驚いていた。もしかして神様の力か?っとも思っていた。

 

 

「優様が何も食べていませんでしたので今から、お昼ごはんを作るにも時間が遅いかなっと思いましてお菓子にしてみました。」

 

 

「ありがとう小蒔」

 

 

「さてと後は若い者同士で話していいわよ」

 

 

「おっおばさん!」

 

 

「それは嬉しいです。」

 

 

「優君だって小蒔の事は、嫌いじゃないでしょ?」

 

 

「嫌いじゃないですよ??どっちかって言うと好きですね」

 

 

「良かったわね。小蒔コレで次の神主は決まったわね」

 

 

「はい」

 

 

「今ので決まったんですか!」

 

 

「もちろん決まったわよ」

 

 

「俺まだ中学生ですが!」

 

 

「高校を卒業するまでは、待つつもりだから」

 

 

「小蒔と優君は1つ違いだけどそんなに離れてる訳じゃないし」

 

 

「それは・・・・・そうですね」

 

 

「っと言う訳で小蒔の事をお願いね」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

「優様」

 

 

「小蒔」

 

 

「これからも」

 

 

「これからも」

 

 

「よろしくお願いします」

 

 

「よろしくお願いします」




次回の新作は、もう完成してますけど明日に出します。


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