我がカルデアのゆるやかな日常 (100¥ライター)
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星4サーヴァント配布だと!?

皆さんは1体貰える星4のサーヴァントは誰にしましたか?
未だ悩んでいる方もいるとは思いますが交換期間は4日(木)の12時59分までです!
まだ交換していないという方は急いで決めてください!
ちなみに作者は交換可能になった瞬間いち早く交換しに行きましたw


追記

意外と読まれているようなので…補足します。余程の例外でない限りは1話で完結してますので昔を懐かしんで最初の部分を呼んでも良いですし、繋がりはあってないような物なので最新話から呼んでも全然大丈夫です。


〜星4鯖配布前日

 

 

「うむ、やっぱり悩むな…」

 

 

星4サーヴァント多すぎないか…?ちょっとこれから1人を選ぶのはキツすぎる。

 

 

「先輩?どうかしましたか?」

 

 

「おっ、マシュか。ちょっとどのサーヴァントを選ぶか迷っていてさ…飯、食いに行かないか?」

 

 

マシュに意見を聞くのも悪くないな。これから飯だから久々に一緒に食べよう。

 

 

「はい、エミヤさん達の料理でも食べながら考えてみましょうか」

 

 

 

〜食堂

 

 

『いただきます』

 

 

ウチの食堂にはエミヤ、ブーディカ、タマモキャットと料理上手なサーヴァントが沢山いるため料理はとても美味い。これなら何かインスピレーションを得られるかもしれない。

 

 

「では、まず我がカルデアにいる星4サーヴァントをまとめてみましょう」

 

※配布サーヴァントは除外してます。

 

剣 0人 一体何がいけなかったのでしょうかね

 

弓 エミヤ

 

槍 水着頼光(限定)

 

騎 サモさん(限定)

 

術 ニトクリス、エジソン

 

殺 ステンノ

 

狂 フラン、タマモキャット

 

讐 ゴルゴーン

 

 

「やっぱり新戦力を迎えたいからとりあえず既存のメンバーは無しだな」

 

 

宝具重ねて更に強くするのも悪くはないが、今は既存の戦力より新戦力が先だ。

 

 

「それではセイバーを迎えるのはどうですか?」

 

 

「セイバーか…」

 

 

そうなると候補は…セイバーオルタ、ガウェイン、ジークフリート、デオン、ネロ、鈴鹿御前、ラーマ…

 

 

「あっ、ここは性能重視でランスー」

 

 

「ダメです」

 

 

「ん?あいつ強いし、ウチはアーツが強いからヴラド三世に並ぶアーツアタッカーになり得るだろ。ランー」

 

 

「ダメです」

 

 

うーん…確かにあまり好きなサーヴァントとは言えないけどかなり強いんだけどな…

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

「ラ」

 

 

「ダメです」

 

 

『ラ』しか言ってないのにこの反応ぶり。やはりあいつが絡むといつものマシュじゃなくなるな。

 

 

「マスター、どうかしましたか?」

 

 

「あっ、ジャンヌ。いいところに」

 

 

「ジャンヌさん、こんにちは」

 

 

ジャンヌ・ダルク 絆7

 

我がカルデアの守護神。聖杯MAX

高難易度攻略において常連。何が来るか分からなければとりあえず連れていく。霊装次第では体力は2万を超える。

 

 

「いや、この中だったら誰が良いと思う?」

 

 

「この中…よ、42人もいませんか!?」

 

 

「あぁ、持っているサーヴァントを減らしても35人だ」

 

 

「35人…」

 

 

「…」

 

 

静寂が辺りを襲った。周りのサーヴァント達も時が止まったかのように無言だった。

 

 

「少し考えさせていただきます」

 

 

「あっ、いやいや!そこまで重く捉えなくてもいいって!」

 

 

ジャンヌは少し真面目すぎるような気がするなぁ。そこが良いところでもあるんだけど。

 

 

「旦那はん、何しとるん?」

 

 

酒呑童子 絆 8

 

人理修復にも大きく貢献しており、初の星5サーヴァントなため付き合いも結局長い。

 

 

「おっ、酒呑。今新しく迎えるやつは誰にするかって考えていてだな…」

 

 

「それが中々決まらなくて…」

 

 

いや、マシュが頑なに拒否するあいつを許してくれればすぐなんだが。

 

 

「なら茨木はどうや?きっと旦那はんの役に立ってくれるはずやわぁ」

 

 

茨木か。ウチのバーサーカーはヴラド三世が単体でフランとタマモキャットは全体だしな…それに火力はある。CVはあの東山さん。確かにありかもしれない。

 

 

「おう、考えとく。サンキュな」

 

 

 

 

結局決まらない…選択肢は全然減らない。強いて言えば今のカルデアでは三騎士と四騎士の格差問題があるのでそれを打開するために三騎士から選ぶことになるか。

 

 

「どうしようかな、新しいサーヴァント…」

 

 

「あれは…」

 

 

「ん?マシュ、どうしー」

 

 

「あら、マスターじゃない!そんなに唸ってて…何か考え事?」

 

 

女王メイヴ 絆6

 

人理修復後に来たサーヴァント。亜種特異点では持ち前の高火力で大活躍をしてくれた。特効鯖は相手が対象なら強い。

 

彼女が来た時、とてもテンションが上がったのはいい思い出。

 

 

「実はだな…」

 

 

 

 

「そんなの好きな娘迎えれば良くない?」

 

 

「あっさりしてんなー、お前は」

 

 

そういうところ嫌いじゃないけど。むしろ好きだけども。

 

 

「好きな子ですか…」

 

 

「そう。マスターが反応したサーヴァント。つまりはマスターのちん…」

 

 

「やめろ!」

 

 

マシュの情操教育上に悪い事を言っちゃいけません!

 

 

「…分かったわよ、マスターの言う通り自重するってば」

 

 

「ならいいんだが…」

 

 

こいつもこいつで目が離せないサーヴァントなんだよな…色々と。

 

 

 

 

これ以上変な話をされても困るのでマシュには一旦退場してもらい、改めて話し合うことにした。

 

 

「でももし私の要求が通るなら…やっぱり素敵な勇士が良いわね…いい男、強い男…」

 

 

「強い男…ねぇ」

 

 

円卓は間違いなく強い。あとは槍ヴラドとか?他にも新殺もありか。

 

 

「でも…いいわ。今回はあんたが好きなサーヴァントを選びなさい。それに対して文句を言うやつなんてここにはいないわよ」

 

 

「そうか、ありがとな。メイヴ」

 

 

よし、これで決まった。俺の取るサーヴァントが!

 

 

〜星4サーヴァント配布当日

 

 

「いよいよですね、先輩」

 

 

「どのサーヴァントか決まったかい?」

 

 

「えぇ、何とか決まりました」

 

 

俺が呼ぶサーヴァントは…

 

 

「貴様が私のマスターというやつか?」

 

 

セイバーオルタ。俺の新しい剣となる(予定の)サーヴァントだ。

やっと星3しかいないセイバーにも星4が来た。

彼女にはこれから沢山お世話になるだろう。

 

 

「あぁ、よろしく頼むな」




ある作品を書いていた時、中々ネタが思いつかなくてせっかくだから俺のFGOをネタにしよう!という話からこの作品は完成しました

まだ語ってはいませんが、玉藻の前やホームズなどの星5サーヴァント達もいます!

しばらくは日常を書いていきます!それでは!


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ブレイブガール・アンコール!攻略!

ハロウィンイベントもあと少しで終了しますね
それなのに礼装ドロップがしょっぱすぎる…
あとパールヴァティーが欲しいなぁ…

ちなみに作者は福袋以外は課金してません。


 

さて、相手はエリちゃん、茨木、ニトクリス、ロビンフッド…

編成を考えなければ…

 

 

ネロ祭を制覇したからといって、甘く見たらきっと痛い目を見るはずだ。しっかり準備をしなくては…

 

〜作戦会議

 

 

「では、作戦を考えよう。どうやって勝つか」

 

 

「まずはジャンヌ・ダルク。彼女は決定しても良いのではないか?」

 

 

諸葛孔明 絆5

 

最近カルデアに来たばかりだが、その実力は折り紙つき。強いて言えば玉藻に秘石を使った矢先に来たので秘石不足でスキルレベルが上がってないのが気がかり。

 

あと心臓もジャンヌと食い合うため、深刻な心臓不足は我がカルデアが抱える問題の1つである。

 

なお、沖田さんを狙っていたらすり抜けてきた。

 

 

※なお、我がカルデアでは基本的にエルメロイII世とさせていただきます。

 

 

「それだと耐久する気満々って感じにならないか?ニトクリスが即死入れてくるのも考えれば少し攻撃的にしてもいいと思うんだ」

 

 

「ふむ、ではホームズ。彼を入れてみるか」

 

 

シャーロック・ホームズ 絆5

 

ネロ祭のダヴィンチちゃんを倒したMVP。他でもただし、高難易度しか連れて行かないために絆は上がらない。

 

 

メイヴちゃんピックアップでメイヴちゃんを迎えようとした時、彼女ではなく、ホームズが手に入ったのでその時の負の遺産。

とも言えなくはない。でも別に嬉しくなかったわけではなく、むしろとても嬉しかった。

 

 

「呼んだかい?」

 

 

「あぁ、今回の高難易度にぜひ来て欲しくて」

 

 

「そろそろそういった話が来ると思っていたよ。高難易度の事を完全に忘れていた様子だったからね」

 

 

「うっ…」

 

 

「まず一人目はこれで決まり…」

 

 

「いいや?二人目も決まった。たった今」

 

 

「二人目…まさかとは思うが…」

 

 

「孔明。お前も行くぞ」

 

 

「…仕方ないか。私も同行するとしよう。だが、メインのあと一人はサポートだとして…残り三人は誰にするつもりなんだ?」

 

 

「うーん、そこが悩みどころかな」

 

 

耐久意識ならジャンヌや玉藻辺りでも入れる。攻撃的にするならヴラド三世やメイヴ、サモさん辺りになるが…今回は相手に男が少ないのでメイヴはお留守番確定。

 

 

「エミヤを入れてみるのはどうだ?」

 

 

「エミヤ…!?」

 

 

エミヤ 絆8

 

我がカルデアの最古参で最初に出てきた星4。

 

かつて程出番は多くないものの、アーチャーが必要になれば必ず採用され、他の高難易度でも防御が崩された後のフィニッシャーとして活躍している。

 

 

エリちゃんは槍、術、剣。この順番だ。ならエミヤは最後のエリちゃんに刺さる!!

 

 

「おぉ、いいな。じゃあ早速一番後ろで採用するか」

 

 

そしたらあとは必然的に決まっていく…よし、ならこうしよう。

 

 

〜決戦前

 

 

「よし、編成は決まった。期待しているよ、みんな」

 

 

 

マスター礼装 カルデア戦闘服 Lv.3

 

 

スタメン

 

シャーロック・ホームズ

 

礼装 月の湯治(限凸)

 

 

クリティカル威力の底上げと星を増やすために採用。

 

 

諸葛孔明

 

礼装 2030年

 

 

説明するまでもない最強礼装の1つ。欲張ると2枚目が欲しい。

 

 

マーリン(support)

 

礼装 2030年

 

 

かなり強いが、理由なく採用しているわけではない。詳しくは後ほど。

 

 

サブメンバー

 

 

ジャンヌ・ダルク

 

礼装 ホワイト・クルージング

 

 

水着ジャンヌ礼装。水着ジャンヌ実装されて欲しかった…

 

 

マシュ

 

礼装 春風遊歩道(限凸)

 

 

かつてビギナーズラックで沖田さんを当てようとした時の負の遺産。だが、今では基本的にマシュに付けている。

 

 

エミヤ

 

礼装 宝石剣ゼルレッチ

 

 

困ったらゼルレッチ入れとけ説…あると思います。あと一つで限凸なのに何故か手に入らない。そんなに欲しいわけじゃないけど。

 

 

「あの…このパーティのコンセプトは…」

 

 

「ん?言ってなかったか。このパーティのコンセプトは…星を大量に出してホームズがクリティカル連打する!」

 

 

ホームズの宝具と礼装、孔明とマーリンのスキルでクリティカル威力の強化。そして全員の礼装で合計20個の星が確定。

マーリンの宝具も合わせれば確定する星の数は更に増える。

 

 

これでホームズがスキルを使えば必然的に星がホームズに集まり、バリツでガンガン殴る。まだ試したことはないが、結構強いかもしれない。

 

 

「今回は中々攻撃的ですね、先輩」

 

 

「あぁ、ニトクリスに即死入れられたら耐久パーティは半壊するからな」

 

 

「だが、耐久面を強化してこそ今までは安定性があった。くれぐれも油断だけはしないでくれよ。マスター」

 

 

「分かっているさ、エミヤ。高難易度は何があるか分からない。気を引きしめていくぞ!」

 

 

 

 

「来たわね、子イヌ!覚悟しなさい!」

 

 

最初はエリザベート(槍)、茨木、ニトクリスか。まず落とすとしたら茨木だろう。全員のクリティカル威力が上がっているこの状況で放置するのはまずい。

 

 

「おう、俺達も本気でいかせてもらうぞ!」

 

 

「ホームズにバフを集めろ!」

 

 

「ふん!」

 

 

よし、茨木撃破!エリちゃんも1ゲージ持っていった!

 

 

「それじゃあ、俺も出るとしますかね…」

 

 

「甘いわね、子イヌ!私はあと変身を2回も残しているのよ!!」

 

 

ロビンフッドにキャスターのエリちゃん…!!

 

 

だが、俺達の敵ではない!

 

 

「ホームズ!ロビンフッドに宝具封印を入れろ!」

 

 

「構わないよ。それでは…」

 

 

「っ…攻め込むチャンスだったんだがな…こっちの手は読まれてるらしいな」

 

 

「なら私が攻めるまでよ!」

 

 

「いいや、お前にはお休み願おう!」

 

 

ガンド!エリちゃんにスタンがかかった!これでチャージ管理は完了!

 

 

「マーリン、任せたぞ!」

 

 

「あぁ、任されようじゃないか」

 

 

全員無敵で二人の宝具は防いだ!あともう少し!

 

 

 

 

「ぐっ…」

 

 

「私は最後まで諦めないわよ!」

 

 

こっちの残りはジャンヌ、孔明、マシュ、エミヤ。ジャンヌや孔明はNP溜まってないし、満身創痍…結構追い込まれたな…エリちゃんの快進撃は侮れない。

 

 

「どうする…どうすれば…」

 

 

「落ちつけ…今のカードはジャンヌが3枚…この意味が分かるな…?」

 

 

「…そうか、そう言うこったな!」

 

 

「オーダーチェンジ!出てこい、エミヤ!!」

 

 

ジャンヌを下げればエミヤのカードが3枚になる!こっから攻める!

 

 

「全体強化!孔明!エミヤ!ラストスパートだ!」

 

 

「ここが攻めどころだぞ。エミヤ」

 

 

孔明のバフとマスタースキルのバフ、そしてエミヤ自身のバフをかければ…

 

 

「…ここまでお膳立てされたのなら決めるしかあるまい。行くぞ、マスター!」

 

 

「あんたを倒せば子イヌに勝てる!これで終わりよ!!」

 

 

 

〜戦闘終了

 

 

経過ターン 21ターン

令呪 未使用

 

 

「お疲れ様…ありがとな、エミヤ」

 

 

「これくらいどうってことないさ」

 

 

「そして…みんなもとてもよく頑張ってくれたな。茨木やニトクリスを早い段階で倒せたのは大きかった」

 

 

「先輩もお疲れ様です」

 

 

「サンキュ。さて、これでイベントも終わー」

 

 

「あの…何か…とても大切な何かを忘れていませんか?」

 

 

大切な何か?何かあったかな…

 

 

「ホームズ、何か心当たりはないか?」

 

 

ホームズの推理力なら必ず答えが分かっているはず…

 

 

「言わずとも私は分かっているよ」

 

 

「さすがミスター・ホームズです!それは一体…」

 

 

さぁ、答えてくれ、ホームズ!俺は一体何を忘れて…

 

 

「君が喉から手が出る程欲しがっている蛮人の心臓…それはもう全て交換したのかい?」

 

 

…はっ!しまった!まだ全ては交換してない!イベントはあと少しで終わる!!

 

 

「よし、みんな!残りわずか!袋を集めに走るぞ!!」

 

 

イベント周回は計画的に!




イベントは基本的に後半追い詰められるのが常な作者です。
今回のイベントは後半に出るピラミッドなどが解放されてから〜というのが定石と聞き、それが前半のサボりに拍車をかけて今は追い詰められています。

これを書いている時も必死に周回中ですw
次回は新章攻略かマリーを手に入れた時の話を軽くしていきたいと思います!それでは!


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宝物庫を回ろう(遠い目)・玉藻がやって来た日・ネロ祭だ!ブーディカさん!の三本で〜す!

とりあえずタイトルの時点でふざけ倒してますが、お気になさらず。
剣豪は三騎士の星5サーヴァントがおらず、その上アーツの耐久パ殺しの場所が多くてメイン火力にイマイチ欠ける我がカルデアにとってはキツかったです。

今回も我がカルデアの日常をゆる〜く書いていきます。
最後まで見てくださると嬉しいです。


「zzz…」

 

 

新章攻略に疲れたし、もう少し寝ていようか。何もない日くらい休んでもバチ当たらないよね。

 

 

「先輩、今日は宝物庫周回をする日ですよ」

 

 

来たな、俺の一番の後輩マシュ。だが、今日は絶対こんな早くから行かないぞ

 

 

「足りないのはあとお金だけのはずです、先輩。エルメロイさんのスキルはいつになったら上げるんですか」

 

 

ゆするな、マシュ。動くと眠れないだろぉ!?

 

 

いつって?まぁ、後でもいいんじゃね?計算したらメイヴに使ったこともあって羽がまだ足りないし…あ、あと秘石も10個ほど足りないな。つかどうせ孔明とか持ってる人結構いそうだから急いでスキルマにする必要はないだろ。それに今の孔明のスキルレベルは6・6・7だから玉藻置いといた方が寧ろサポートの需要ありそ…

 

 

「あっ、そうだ。インフェルノちゃんが来たら起きるわ」

 

 

唐突に思い出した。俺のカルデアにインフェルノちゃんはよ、このままでは弓枠のエミヤが過労死してしまう

 

 

「行きますよ、先輩!」

 

 

「じゃけん夜行きましょうね〜」

 

 

頼むから少しくらい休ませて…

 

 

「よっ、マスター!宝物庫周回に行こうぜ!」

 

 

くれないらしい。やべぇよやべぇよ…サモさん来るとかマジか。これかなりキツいやつだろ。二度寝しよ。

 

 

サモさん 絆 6

 

俺が唯一持っているガチャ限水着サーヴァント。つまり今年の新しい水着イベでは何の成果も得られてない。

 

主に宝物庫周回担当。かつてはフレンドに嫁ネロを連れていたが、孔明を手に入れたことで我がカルデアのサモさんシステムは劇的に進化した。最終進化まであと少し。

 

今年の夏に手に入れたはずなのにまだ絆が6なのは宝物庫周回を怠っている証拠である。

 

 

「行くぞー!マスター!!」

 

 

寝たふり寝たふり…これ以上は身体が持たない。たとえベットから落とされようと断固行かないぞ。

 

 

 

「…行かないのか?マスター…」

 

 

「…行く」

 

 

そんなにがっかりとした顔をしないでくれ。つい誘惑に負けちゃうだろ。

 

 

 

 

「じゃっ、準備はいいか?」

 

 

マスター礼装 カルデア戦闘服

 

 

サモさん

 

礼装 ダイブ・トゥ・ブルー(限凸)

 

 

諸葛孔明

 

礼装 EXPなどが増加する礼装をテキトーに

 

 

オジマンディアス(サポート)

 

礼装 モナリザ(限凸)

 

 

 

サブメンバー

 

玉藻の前(術)

 

礼装 孔明と同じ

 

 

その他2名は絆上げでお好み

今回はセイバーオルタとメディア

 

礼装は可能な限り孔明達に付けているのと同じ系統のやつを

 

 

「それじゃあ、行くか」

 

 

とは言ってもやる事は孔明でバフを全てサモさんに盛る。そうしたらオーダーチェンジで玉藻に交代。狐の嫁入りEXでアーツバフをかけたら周回開始。

 

 

あとはサモさんが宝具を放つだけ。嫁ネロがいないので100%にはならないものの、残り2ターンでサモさんの自スキルかオジマンディアスでNPを増やせば問題なく毎ターン宝具を撃てる。つまり…

 

 

「ひやぁぁぁぁぁぁぁっほぉぉぉぉぉう!」

 

 

ノルマ達成。実家のような安心感。親の顔より見た光景。

 

 

「なぁ、孔明。俺寝ててもいいかな…?」

 

 

「見届けていろ。あとで怒られるぞ」

 

 

「そうね。マスターが見ていないと…彼女、怒るのでしょう?」

 

 

「それに…彼がいても眠れますか?」

 

 

「ふふふ…ははははは!まさか余の妹とこんな所で会うとはな!わずかな興味に引かれて来てはみたが、これなら来た甲斐があったというものだな!!」

 

 

「おい、玉藻。1回だけでいいから兄上と呼んでやれよ。それなら少しは静かになんだろ」

 

 

「いや、どちらでも変わらないどころかむしろうるさくなるかと…」

 

 

ちなみに厳密には兄妹ではない。そもそも国も時代も違うし、当たり前だけどな。オジマンディアスが太陽神であり、玉藻が太陽の化身なのでオジマンディアスが勝手に呼んでいるだけである。

 

 

「おーい!マスター!!見てるか!?俺の活躍!!」

 

 

「見てる、しっかり見てるよ〜!」

 

 

サモさんが宝具を撃っていれば終わる簡単な仕事だからこそ眠くなる。だから絆も深まるし、大抵雑談の時間になる。

 

 

「ふっ、貴様の周回を見届けるのは初めてだが、まだまだだな。モードレッド」

 

 

「ち、父上!?」

 

 

アルトリアオルタ 絆 5

 

あと少しで絆6になるので連れ回している。我がカルデア唯一の高レアの剣(エリちゃんブレイブは除外)。

我がカルデアでは数少ないスキルレベル10のスキルがあるサーヴァント。

剣枠はセイバーオルタ、弓はエミヤ、槍は頼光となっているので基本的に三騎士枠は代わりが効かない。

そして種火を孔明に回したこともあり、種火が行き届いていない。

だがそんな今でも十分実用に足る実力を持っている。

 

 

ちなみにヴラド三世(EX槍)は後々、育成予定ではある。

 

 

別に可愛い娘じゃないからってモチベが上がらないからでは断じてなー

 

 

『あ』

 

 

「自分のスキルチャージ使わないで素殴りしやがったな」

 

 

「指摘しなかった私達にも責任はありますが…」

 

 

「雑談しすぎちゃいましたね」

 

 

「まぁ、なんか…その…すまん」

 

 

いや、3ターン目だから別にいいけどさ。2ターン目とかだとバフが消えるからサモさんシステムが崩れて面倒なことになるんだよな。

 

 

「じゃっ、早いとこ今日のノルマを終わらせるぞ」

 

 

「おっしゃあ!!あと5周だな!任せとけ!」

 

 

我がカルデアの稼ぎ頭は今日も元気です。

 

 

〜玉藻がやって来た日

 

※ちょうど鬼ヶ島イベントの時となっています。

 

 

「よし、頼光を狙おう」

 

 

「やめときぃや、旦那はん。あんな隠居寸前のおばはん…呼んだとこでなぁ〜んにも役に立ちはせんよ?どうせ引くならこっちの金髪の小僧にしとき」

 

 

そういや、ウチには頼光と仲が悪い酒呑がいることをすっかり忘れていた。これはまずい。

 

 

「やっぱ頼光が来るのは反対か?」

 

 

「あんたはんがどうしてもーゆぅなら止めはせぇへんけど…覚悟しとった方がえぇやさかい。きぃつけや」

 

 

「…肝に命じておこう」

 

 

「それじゃあ…召喚!!」

 

 

我がカルデアには決定的な弱点がある。それは火力のなさ。酒呑がサポート的な役回りなこともあるが、それでも我がカルデアにはアタッカーが少なすぎる。ならこの限定バーサーカーが2体もピックアップされているという神的な今に引くしかないよなぁ!?

 

 

「頼むよ〜!」

 

 

術の金!?もしかしてもしかするか!?エレナママとか来ちゃう!?マジで!?

 

 

「ご用とあらば即参上!貴方の頼れる巫女狐、キャスター降臨っ!です!」

 

 

玉藻の前!?2体目の星5サーヴァント!やったぜ!!

 

 

「玉藻の前…あんたはん、ウチら妖怪に好かれとるんやない?」

 

 

「いや、これから人間のサーヴァントは出ませんみたいな言い方やめい」

 

 

これが後に吸血鬼やライオンヘッドが出て来る予兆であるとこの時の俺は思ってもみなかった。

 

 

「玉藻張り切っちゃいますぅ〜!よろしくお願いしますね、マスター」

 

 

「あぁ、期待している。こちらこそよろしく頼むよ」

 

 

 

〜ネロ祭だ!ブーディカさん!

 

※これはネロ祭当時の我がカルデアとなってます。

 

 

厨房にて

 

 

「あいつの祭り…ねぇ」

 

 

「あぁ、今日もマスターは高難易度クエストに頭を悩ませているな」

 

 

マスターは高難易度の攻略にいつも悩んでいた。あのスパルタクスをメイヴを使って一瞬で倒してしまった際は驚きを隠せなかった。

次はどんな面白い作戦で攻略するのだろうか。

 

 

「懐かしいなぁ…エミヤやマシュ達と一緒に特異点で戦ってた日々」

 

 

ブーディカ 絆 6 宝具レベル5

 

初期でサーヴァントがあまり揃っていなかった時によく使っていたサーヴァントであり、エミヤに次ぐ古参サーヴァント。

キャメロットの時までずっと戦ってきた。

ただし、それ以降は充実してきた高レアサーヴァント達に出番を取られがち

 

 

「私の戦いはもう終わりかな…エミヤ、あの子を頼むよ」

 

 

ライダーの枠にはもうメイヴやモードレッドがいるし、マスターを守る盾にはマシュやあのジャンヌ・ダルクがいる。私が出る幕なんてない。

 

 

「そんな事を言うものではないぞ、ブーディカ。マスターには君が必要だ。それにサーヴァントは適材適所…必ず出番はあるさ」

 

 

「それアタシにも同じ事が言えるのかワン!?」

 

 

タマモキャット 絆 あっ、ふーん…

 

水着ピックアップ中にすり抜けてきた。

全体宝具バーサーカーのポジションには既にフランちゃんがおり、全体宝具2体目を作ろうとした矢先に育てやすいバニヤンが来てしまったために育成があまり行き届いてない。

タマモポジションもオリジナル(絆7)がいる。

でもタマモキャットの作る飯は美味い。

 

 

「いつか…こんな日が来る事は分かっていたよ」

 

 

「なら私にできることは…これからを担うみんなを全力でサポートすること…それができれば私は…」

 

 

「ブーディカ!!ブーディカはいるか!?」

 

 

「ご主人様!?厨房に入る時は石鹸で手をー」

 

 

「理由はあとで話す!とにかく今すぐ来てくれ!!」

 

 

「えっ…?う、うん…」

 

 

私はただ言われるがまま、マスターが手を引く先に行くしかなかった。

 

 

〜会議室

 

 

「今日行く高難易度はアーラシュだ」

 

 

『宝具の流星一条(ステラ)による無敵貫通する超大ダメージ。よって俺達は死ぬ。

常套手段である死霊魔術…所謂獅子GO礼装やアイリスフィールなし

 

アーラシュを倒す手段はなく、ステラを最初の3発、フルチャージする1発、最期の1発。計5発撃たせ、耐えきらなければならない。』

 

 

ホワイトボードに書かれている大量のデータ。恐らく何度も試行錯誤してきたのだろう。だが、何故私が必要なのかはさっぱり分からない。

 

 

「…で、どうして私が必要なの?」

 

 

「ん、つまりだな…」

 

 

 

アーラシュに宝具撃たれたら高難易度攻略終わるナリ…

 

↓みこーん!

 

そうだ!防御バフを大量に重ねてダメージをかき消すナリ!

 

 

 

「要するにこういうこと。頼む、ブーディカ。お前にしか出来ないことだ」

 

 

彼は私を必要としてくれている。なら私がやる事は一つだけ。

 

 

「…分かった。キミは絶対私が守ってみせる」

 

 

〜アーラシュ戦

 

 

「よぉ、また来たか。マスター!対策は考えてきたか?」

 

 

「見てな。お前が万物を穿つ最強の矢を放つのなら…」

 

 

「俺達は万物を守る最強の盾を用意するまでだ!マシュ!ブーディカ!!」

 

 

 

「はい!マスター!!」

 

 

「任せて!私が必ず守ってみせるから!!」

 

 

 

かかったターン

22ターン

 

令呪

未使用

 

 

私はマスターの期待に応え、見事アーラシュに勝った。

 

 

「完敗だ、マスター。あんたには負けたよ…」

 

 

「ブーディカ、ありがとう!お前のおかげだよ!!」

 

 

戦いが終わった後、マスターが私の元へ駆け寄ってくるとかつての特異点修復の戦いを思い出してなんだか懐かしい気分になる。

 

 

「こちらこそ…君の力になれて嬉しいよ…」

 

 

「お疲れ様。今日はゆっくり休んでくれ」

 

 

「…ねぇ、ちょっといいかな?」

 

 

「ん?」

 

 

「私のこと…たまにでいいからまた呼んで欲しいな」

 

 

「…あぁ、約束する。お前が必要になったら必ず呼ぶ。その時は頼むよ」

 

 

「うん、いつでもお姉さんに任せなさい♪」

 

よし、決めた。今日は私が腕によりをかけて君が大好きな料理を振る舞おう。




最後まで見てくださり、ありがとうございます

ブーディカさんは星3サーヴァントの中で一番のお気に入りです。なんならアベンジャーブーディカさん実装してもいいんですよ?

ブーディカさんとエミヤ、酒呑。あとはいつものマシュ、そしてゴルゴーンなんかを連れて特異点を攻略していたのが本当に懐かしく感じます。

ポケモンで言う旅パみたいな…皆さんは特異点の攻略の時、誰を連れてましたか?

そして大半の方は察しているとは思いますが我がカルデアには酒呑ちゃんが敵視している水着頼光さん(槍)がたまたま来てしまいまして…

おまけに槍の水着頼光さんは風紀委員長なんであんな格好している酒呑ちゃんはWの意味で粛清されちゃいそうな予感がしてますw

次回辺りその辺を書いてみようかなと考えてます。それでは!


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今まで目を背けてきたことがあるのではないか?

完全に自己満足と趣味で書くと意外と早く完成する事が判明。
今回は孔明を始めとしたある二人のサーヴァントに焦点が当てられます。
孔明がいるといなくなった時を考えられません。あれはヤバい。

ミスがあったので修正入れました


「ふふ…この盤面は返せまい!やれるならやってみろ!」

 

「そうか、ならこうしよう。アレキサンダー!!」

 

「アレキサンダー…だと?俺の完璧な布陣がたった一人に…」

 

「マスター、現実を見てください」

 

「どうした?急に…」

 

俺がマイルームで孔明と本格スマホカードゲーム()で遊んでいたら俺の後輩マシュ・キリエライトがやってきた。

 

 

現実を見ろ…?一体俺の後輩は何の事を言ってるんだ?

 

 

いつまで経っても是正されない我がカルデアの三騎士枯渇問題か?だからと言ってよし、じゃあ(魔法のカードを)武蔵にぶち込んでやるぜ!という気にはならない。もしぶち込むなら年初めの福袋かジャンヌ・オルタが復刻した時くらいか。

 

 

それとも孔明のスキルレベルがall10になっていない問題か?

だが、孔明のスキルがもしall10になっており、2030年があれば高難易度御用達サーヴァントと化してしまう。こうなっては孔明が過労で倒れかねない。よってスキルレベルを上げてないのは俺の良心だ。

決して素材と金が足りないからだけではない。

 

 

いや、それとも星5なのに大して使ってないあいつの事を…

 

 

「悪いが私はマスターとゲーム中だ。すまないがまたあとで…」

 

 

「単刀直入に言います…エルメロイさん、これ以上マスターを甘やかすのはやめてください」

 

 

はい?お前は一体何を言っているんだ?俺はお前の先輩だが、先ほどの発言は少々理解に苦しむ。

 

 

「マスターはエルメロイさんが来てからエルメロイさんに甘えすぎだと思います」

 

 

いや、だって…孔明ってどこへ連れても、そして誰と組ませても強いじゃん?アタッカーをサポートしてもよし、サポーターをサポートして無敵の要塞を築いてもよし。特別な理由がなければ入れない理由が思いつかないのだ。

 

 

「それによってレベルマにならないサーヴァントが増えています。早くなんとかしなければいずれ大変な事になるかと…」

 

 

確かに今は不満など出てはいないが、これはしっかり解決せねばならない問題だろう。

 

 

「任せろ。久々に種火周回といこうじゃないか」

 

 

孔明が来たことで種火周回もかつてと比べ、レベルが上がった。孔明に不可能はない。

 

マスター礼装 カルデア戦闘服 Lv.3

 

メイン

 

フランちゃん

礼装 カレスコ

 

孔明

礼装 テキトー

 

バニヤン

礼装 ゴールデン相撲(限凸)

 

 

サブ

 

源頼光(狂) サポ枠

礼装 カレスコ(限凸)

 

他2人はフリー

 

 

これが我がカルデアのあらゆる種火に対応出来る無敵の周回パだ!

 

サポ枠の頼光ママは状況に応じてカレスコモーさんや菩薩イシュタルとチェンジしてる

 

 

ちなみに少し前、いつもお世話になっている方のモーさんを呼んだのだが何やら疲れた様子だった。何かあったのだろうか。

 

 

「よし、ぶっ飛ばすぞ!フラン!」

 

 

「…ウゥ!」

 

 

「マスター、マシュにあれだけ言われても相変わらず私を呼ぶのだな…」

 

 

「こればっかりはお前がいなきゃ宝具が回らんし、絆上げも兼ねてるからまぁ、多少はね?」

 

 

孔明の絆はあとほんの少しで6に上がる。更に育成しなくては…

 

 

「じゃっ、次はあそこを更地にするぞ!バニヤン!」

 

 

「うん!行くよ!」

 

 

フランが電撃で焼き払い、バニヤンが踏み潰し、最後はオーダーチェンジで出したサポートの頼光が有象無象をぶっ飛ばす。これで1セット。これを何回か。まぁ、やっても金林檎2個ぐらいにしとくか。

 

 

 

 

「お疲れ様」

 

 

種火が集まればみんなが強化される。問題は誰にあげるか。

 

 

フランはレベルマでもないけど自バフのみで種火を倒せる基準まで達してるし、これ以上あげる必要は…

 

「ウゥー!!」

 

 

「…分かった。バーサーカーの種火はお前にやるから」

 

 

フラン 絆 5

 

種火周回担当その1

 

孔明が来たことにより、価値が更に上昇。超火力宝具を容赦なくぶっぱする。

聖者の依代を持たせてのデメリット打ち消しなどの使われ方もしてきた。

 

 

バニヤン 絆3

 

種火周回担当その2

 

同じく孔明が来たことで3ターン周回が成立したため、価値が急上昇。

つい最近種火を一気に頂き、周回の最前線に立った。

相撲を持たせることで火力の低さを補っている。

将来性大いにあり。

 

 

 

「アサシンの種火が沢山手に入ったね、マスター」

 

 

「そうだな…槍ヴラドにぶち込んでも良いが…」

 

 

静謐ちゃんにでも回すか?いや…でも…

 

 

「パライソや段蔵ちゃん…未知なるアサシンが来た時のために宝物庫に入れとくか」

 

 

新しいサーヴァントが来た時を想定して種火を確保するのは大事。

最近新規サーヴァントでアサシンが増えつつあるし、いつ新鯖が来てもおかしくない。星5アサシンもこの調子で増えて欲しいところだ。

 

 

新規ハロウィンイベントで何者かに城を乗っ取られたからそいつを闇討ちする殺し屋エリちゃんなるサーヴァントが来てもなんらおかしくはない。

 

 

「マスター、新イベントの情報が来ていますよ」

 

「おっ、ジャンヌ。気が利くな…どれどれ…」

 

 

特攻鯖

 

剣 ブレイブエリちゃん

 

弓 なし

 

槍 玉藻ランサー

エリちゃん

槍きよひー

 

術 玉藻の前

ハロウィンエリちゃん

 

殺 クレオパトラ

カーミラ

新宿のアサシン

不夜城のアサシン

 

狂 エルバサちゃん

タマモキャット

清姫

 

 

「あれぇ?タマモキャット…?」

 

 

タマモキャット…俺の見間違いでなければタマモキャットの名前がある…

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!フランちゃんに狂種火全部あげちゃったよ!!」

 

 

「お前ら!今すぐタマモキャットの種火を確保しに行くぞ!!」

 

 

「ウゥ…」

 

 

「はぁ…全く…このような事態も想定しておくべきだな」

 

 

「運営の頭ん中なんか想定出来るかぁぁ!!どうせ誰が来ようと3ターン確定だ!!跡形もなく蹴散らすぞ!」

 

 

本来なら彼女達を休ませるべきだが、長期休暇を与えてた分、普段より少し多めに働いてもらうか。




書いている途中で新イベントの特攻を知りました。

作者

よし、じゃあ(フランに狂種火を)ぶち込んでやるぜ

それをネタにしよう。

タマモキャットが特攻

デデーン!!←いまこ↑こ↓

ちなみに前回タマモキャットがアタシの出番云々言っていましたが、別に予言していた訳ではないですw

久々にリンゴを食べながら周回するとします。
宝物庫に次いで種火が作業と化した周回になったので寝落ちと押しミスに十分気をつけるとします。それでは!


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ハロウィンイベント開始!

ハロウィンイベントが遂に始まりましたね!
これからがもう楽しみすぎます!
そして久々に…復刻ハロウィンイベント以来の新サーヴァントが来てくれました!

最後まで見てくださると嬉しいです

イベントがある都合上少し控えめです


〜開始前のサポート欄

 

「さて、タマモキャットを育て…ん?」

 

特効鯖なら需要あるはず!さて、あとは再臨させ…

 

 

「バーサーカーピースがないな…どうしよ」

 

 

バーサーカー種火も余るし…どうすっかなぁ…

 

 

「ねぇ、バーサーカーの枠でしょ?それってヴラドおじさまじゃ駄目なの?」

 

 

チラッと通りすがったブレイブエリちゃんが圧倒的正論で俺の悩みを吹き飛ばした。

 

 

「…あっ、そうするか。周回してるみんなを休ませたいし」

 

 

「ふん…此度も余に任せよ、マスター」

 

 

こうしてタマモキャットの出番はまた遠のいたのだった。

 

 

〜ハロウィン開始!

 

 

ここは会議室。その名の通り我がカルデアの精鋭サーヴァントとマスターがイベントの時に方針を決めたり、高難易度攻略のパーティーメンバーなどを決める場所である。

 

 

「さて、イベントの概要は大体理解した。そこで言いたい」

 

 

「…刑部姫が欲しい!!」

 

 

『…』

 

 

「あれ?聞こえてない?」

 

 

もしかして聞き取れなかったのだろうか。まぁ、大事な事だし2回目も…いや、何度でも言おう。

 

 

「刑部姫が欲しい!好き!」

 

 

『…はい?』

 

 

「先輩。何故刑部姫が欲しいか…理由を聞かせてもらってもよろしいでしょうか」

 

 

「なんだ、マシュ。お前は反対か?」

 

 

「いえ…確かに今のガチャを引けば効率が上がる礼装も手に入りますし、反対…という訳ではないのですが…さすがにそこまでやるのは意図を理解しかねます」

 

 

「アサシンならウチがおるやろうに…」

 

 

「刑部姫は宝具でサポートするアサシン。酒呑とは十分差別化出来ている。それに三体目を狙っているわけじゃないんだからそこは大目に見てくれ」

 

 

まぁ、酒呑は周りにデバフを盛ってこちらを優位にするから酒呑もサポートしていると言えるのかもしれないが。

 

 

「だが、三騎士の枯渇問題。お前も分かっているだろう?」

 

 

うっ…孔明め。痛い所を突いてくるなぁ…

 

 

セイバーの戦力はアルトリアオルタ。アーチャーはエミヤやエウリュアレ。ランサーは頼光とあと少しでなんとか戦力入り可能なEXヴラド。

 

 

はっきり言ってこれくらいしかいない。星5サーヴァントは三騎士全部合わせても1人もいないのだ。だから正直今更四騎士を増やす必要があるかと言われればない。

 

 

「でもさ…可愛いじゃん!刑部姫!!欲しくならないか!?」

 

 

「ふーん…私はもういいわけ?」

 

 

「何でそうなるんだ、メイヴ。お前は野郎相手に死ぬほど活躍してくれてるだろう」

 

 

高難易度で刺さる時入れていれば必ず勝利に導いてくれる。そんなやつを要らない子呼ばわりなんてするものか。それにメイヴの可愛さと刑部姫の可愛さは別次元なので比べようがない。

 

 

「よって!今から剣豪のフリクエを回って石を回収してガチャにぶち込む!刑部姫を当てる!出なきゃ課金も辞さないぞ!」

 

 

『…』

 

 

(こうして…我々はイベントの真っ只中なのにマスターの提案により、フリクエの石回収に回るのでした…)

 

 

〜周回後

 

 

星5のドスケベ婦長礼装は当たった…あとは刑部姫!お前が当たるなら悔いはないさ!

 

 

「あと石が3個しかない。へへ…当ててやるぜ、刑部姫!!」

 

 

「召喚!」

 

 

「…お願いしますお願いします!」

 

 

マイルームは孔明を当てた実績のあるアルトリアオルタ!さぁ、来てくれ!

 

 

「…ん?金のアサシン!?」

 

 

駄目だ…まだ笑うな…こらえるんだ。カーミラ、ステンノ、ジャックの可能性もある…笑うのは確定してからだ。

 

 

あれ?これは…今まで見たことのない…これ

 

 

「刑部姫!?」

 

 

「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!」

 

 

カルデア中にマスターの奇声が響いた。

 

 

「先輩!どうし…」

 

 

「あー……あ?はいはい、アサシンの刑部姫でーす。ね、もう帰っていいかな?ダメ?あ、そう」

 

 

(ふーん、この子が私のマスターちゃん…なんだか気が合いそう…)

 

 

「刑部姫が来たぞ」

 

 

「先輩!いくら注ぎ込んだのですか!?」

 

 

「違うわ!単発だよ!!メイヴの時も同じ事聞いてさ!」

 

 

俺は出なかったら出なかったで縁がなかったと割り切れるマスターなんだ。お金を使ってまで強引に呼んだりなんかしないよ。

 

 

「さぁ、こっちこっち!お前には今から可能な限りの英才教育を施す。酒呑の育成で一部素材が足りないのは申し訳ないがハロウィンイベント中に必ずお前を最前線で戦えるようにしてあげるからな!約束する!」

 

 

「やめて、マスターちゃん!(わたし)は引きこもりたいのに!」

 

 

「大丈夫だ。育つまでの辛抱だから!俺はお前の力の全てを開放させたいだけなんだ!」

 

 

「そんな必要はなー」

 

 

「さぁ、行くぞ!最終再臨まで真っしぐらだ!!」

 

 

「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

我がカルデアにゲーム仲間が増えました。

 

 

それからマスター、孔明、刑部姫が後にカルデアゲーマー三人衆と呼ばれるようになることにそう時間はかからなかった。




新サーヴァントは刑部姫ちゃんです!
可愛い。素晴らしく可愛い。
他のサーヴァントとはまた違った可愛いさが堪らないです
しばらくアサシンの枠に置くことにします。

刑部姫ちゃんが育ったらまたちょっと書きます!それでは!


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ゲーマーズ!inカルデア

イベントのメカエリちゃんはII号機を選ぶ予定の作者です

孔明、イスカンダル、黒髭、刑部姫、インフェルノちゃん…
よくよく探すとゲームが好きなサーヴァントって結構いますね
インフェルノちゃんを早く迎えたい…
インフェルノちゃんはきっとマリカーをやったらカーブに合わせて自分も曲がるタイプだろうし、絶対可愛い。
インフェルノちゃん単独ピックアップの時に課金しなかった事を若干後悔していたり…

そんなこんなで今回はハロウィンと全く関係ないゲーム回をどうぞ


「ふふっ、早くしなければもうゴールしてしまうぞ?」

 

孔明はバナナの皮をスタンバイしている以上後ろからでは甲羅を当てられない。ならば…

 

 

緑甲羅を反射させて真横に当てるだけだ!

 

 

「くらえ孔明!俺の計算上必ずお前の土手っ腹に命中する!お前は死ぬ!」

 

最後のストレートなら今更計算なんて出来まい。お前は終わりだ!

 

 

「そうか。では、こうしよう。私が左側に寄っていた理由…今教えてやろう」

 

 

「え?」

 

 

ストレートの所でドリフトして…え?そっからターボで加速した?

 

 

「まだまだ甘いな、マスター」

 

 

「くっそ!孔明め…」

 

 

「マーちゃんも中々強いね」

 

 

「いやぁ…全然勝てないな…」

 

 

孔明1位、俺が2位からの刑部姫は3位。さっきから俺と刑部姫はちょいちょい順位が入れ替わるが、孔明は相変わらず1位をキープしている。

 

 

「ねぇ、マーちゃん。次はいたストやらない?」

 

 

「あぁ〜いいね。PS4でいいか?」

 

 

PS4ならドラクエとFF。マリオシリーズのキャラはいなくなるが、それはそれで面白い。そしていたストは数少ない孔明に勝ったことのあるゲームだ。

 

 

「よし。俺はライトニング使うわ」

 

 

「だったら(わたし)はテリーで」

 

 

「…では、私はセフィロスにしよう」

 

 

「俺は今回も孔明に勝つ!」

 

 

「あれはコンピューターがお前の陣地で勝手に破産しただけだろう!」

 

 

「だが、勝ちは勝ちだ!なんならこれから黒髭かアレキサンダー辺りでも呼んでプレイヤーだけにするか?孔明!」

 

 

「余計なお世話だ!一度の勝利で図に乗らない方がいいぞ」

 

 

「あらら…もしかして姫は邪魔?」

 

 

「あ…いや、そんな事はないよ。勝手に盛り上がって悪かった。姫ちゃん、一緒に孔明を倒すぞ!」

 

 

刑部姫といたストをやるのは初めてだな。マリカーで負け続けてる鬱憤を晴らしてやるぜ。

 

 

「先輩、何しているんですか!」

 

 

「ゲームだけど」

 

「引き籠ってゲームしてる」

 

「心配しなくてもノルマは達成している。現段階で解放可能なステージは全て解放している上にクリア済み。そしてAPは0時に最大AP近くに達するように残してある」

 

 

そう、孔明の言う通り俺達にぬかりはない。28日になった瞬間にガチる。だから今はその間の休憩時間だ。このメンバーだとやたら本気の戦いになってしまうので楽しく遊んでくれそうなインフェルノちゃんが来てくれる事を願う。

 

 

でも今までは一緒に遊んでくれるやつすらいなかったから遊び相手がいるってだけでも贅沢な話なんだけどね。

 

 

「今はイベント中ですよ!?周回しなくていいんですか?」

 

 

やはりそう言うよなぁ…だが、甘い。俺はお前を完璧に論破できる。

 

 

「マシュ、俺達が消化出来ていないミッションの大半は何か。言ってみてくれ」

 

 

「に…28日から始まるミッションです」

 

 

「マシュ、今までのクエストをクリアしたら何が貰えた?」

 

 

「銀の林檎です」

 

 

「そこで一ついいだろうか?」

 

 

「はい」

 

 

「…だったら28日になれば金林檎が貰えるような効率の良いクエストが出るんじゃないか?」

 

 

「…」

 

 

「そ、それでも刑部姫さんのレベル上げが…」

 

 

刑部姫 絆 3 Lv85

 

 

最終再臨はさせたが、その段階で引き籠りたいと駄々をこね始めたのでグミで交換可能な限りの種火をあげて中断。

フォウ君は体力、攻撃力。共に1000あげている。

他にスキルレベルを上げようとしたが、輝石やQPが不足し始めたので一旦保留。

 

今ではお互い「姫ちゃん」、「マーちゃん」呼びするぐらいの仲ではある。

 

 

「それに姫ちゃんや孔明。マイルームにはいないが、バーサーカーのヴラドはかなり働き詰めだ。休ませる時間も必要だろう?」

 

 

「それは…そうですね」

 

 

「そうだ。マシュもいたストやるか?」

 

 

「いたスト…ですか?」

 

 

「いたストってのはいかに金を稼ぐかが問われるゲームだ。物件や株を買ったりして金を稼ぎ、いち早く目的の総資産を稼いで一番早くスタート地点に戻ったやつか一定数の相手を破産させた時点で総資産が一番多いやつが勝ち」

 

 

「マーちゃんの説明はあながち間違ってないけど少し生々しくない…?」

 

 

いたストはそういうもんだろ。いかに他人を蹴落とすかだ。

 

 

「とりあえず今回は一人破産したら終了でやってみるか」

 

 

「ステージはトロデーン城にするべきだろう」

 

 

「これといったトラップもないし、目的資産も低めの10000Gだしね」

 

 

「なんなら私はイージーモードでも構わないが」

 

 

「いや、それじゃあ株が無くなって面白さ半減だろ。エリアルールもなくなるわけだし…そこは普通にやろうぜ」

 

 

「あの…言っていることがよく分からなー」

 

 

「ものは試しだぞ、マシュ。一緒にやらないか?」

 

 

「は、はい…やります」

 

 

結局マシュも付き合わせていたら1日中ゲームをしていた事にジャンヌ・ダルクが怒ったのでいたスト初心者のマシュには申し訳なかったが、3人がかりでマシュを破産させてゲームを終わらせた後、軽く周回に行きました。

 

 

〜おまけ!

 

 

刑部姫が始めてゲーム会に来た日

 

 

「マスター。今日はモンハンでもどうだ?」

 

 

「待ってたぞ、マスター。拙者達はとうに準備完了でござる」

 

 

今日はモンハン確定か。俺のスラッシュアックスが火を噴く…前に…

 

 

「改めてゲーム仲間として紹介したいやつがいる。新しく来たサーヴァント。刑部姫だ」

 

 

「よろしくねっ!」

 

 

おい、待て。俺にやたらくっつくな。誰にアピールしてんだ。

 

 

「…マスター!!拙者を裏切ったでござるかぁぁぁぁ!!」

 

 

「違うわ!!会って2日と経たずにここまで仲良くなる奴がいるかっての!」

 

 

「えぇー?wwほんとにござるかぁ?www」

 

 

「本当だけど!?」

 

 

「きゃー!マーちゃんこわーい!」

 

 

「…」

 

 

刑部姫…頼むから自重してくれ。まさかサークルクラッシュしに来た訳じゃねーだろうなぁ?

 

 

「あ、あはは…」

 

 

「よし、アマツマガツチの前にマスターを狩ることに決めた!今ここで!!」

 

 

「誤解だっての!!」

 

 

「問答無用!リア充爆発しろ!!マスターは拙者と同類だと信じていたのに!!」

 

 

「勝手に同類とくくるのやめてもらえませんかね!?否定出来ないけど!」

 

 

刑部姫襲来によってしばらく俺と黒髭の仲が険悪になったとかならなかったとか。

 

 

そしてこの後嗜好は違えど刑部姫と黒髭はゲーム仲間としてマスターや孔明を交えて一緒に遊ぶ程度には仲良くなりました。




我がカルデアのゲーマーを集めたところ…
ガチ勢しかいなくてヤバい

純粋に楽しくゲームするようなエンジョイ勢がいない件について

ゲームが好きなサーヴァントが増えることに関しては嬉しい限りですが、このままだとゲーム中殺伐とした風景になることしか想像出来ません

次回からはまたハロウィンイベントの話でもやりたいなと考えてます
それでは!


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ハロウィン高難易度攻略2017!+新たな暗殺者!

今年のハロウィン高難易度イベントはクリアしましたか?
作者は初見クリアです
後ほど公開する編成を見れば納得するかと…
正直剣豪のセイバーの方が手こずりましたw
一部高難易度のデータが書いてあるので初見で挑みたいという方は挑んでから読んでください

それでは、今回も見てくださると嬉しいです


会議室。我がカルデアで高難易度を攻略する際は必ず作戦会議が開かれる。今日は11月1日0時に開かれた高難易度を攻略するのだった。

 

 

「全員揃っていますか?」

 

 

基本的には俺が取り仕切るが、マシュは主にそのサポートをしてくれている。メンバー確認もその一つ。

 

 

「全員いるぞ」

 

 

「…はい?」

 

 

ん?何故疑問を抱くんだ?メンバーはいるだろ

 

 

「アルトリアオルタさん、エミヤさん、メイヴさん、孔明さん、玉藻さん、酒呑童子さん、ジャンヌ・ダルクさん、ミスターホームズ…」

 

 

「刑部姫…さん?」

 

 

ほら、刑部姫もいるだろ。ここに。

 

 

『はーい。(わたし)はここだよー』

 

 

預かったタブレット端末から挙手する刑部姫。そう、刑部姫は高難易度で必要とされたなら行ってもいいけど直接会議には出たくないと聞かなかったので妥協してこの形となった。

 

 

「マスターはこいつのお世話係じゃないの?」

 

 

「いや、妥協させただけでも十分の戦果じゃないか?」

 

 

メイヴに痛いところを突かれたが、こいつの引きこもり癖は未だ治らない。クエストに行く程度ならなんとか同行してくれるが、それ以外ではほぼ絶対に出てこない。

 

 

何でもマリーやメイヴが少し怖いのだとか。

 

 

「致し方ありません。時間も押していますし、良しとします…」

 

 

「では、編成を決めましょう。今回は誰を連れて行きますか?」

 

 

さて、相手のクラスは…ん?クラス不明だと…?

 

 

「クラス不明って何が出てくるんだ?」

 

 

「クラス不明だから分からない?…なら、君は今回誰が出てくるかを考えたまえ。そうすれば自ずと答えは…」

 

 

「よし!ジャンヌ、孔明、玉藻!今回はお前らで行く!」

 

 

サブはマシュ、エミヤ。フレンドは…緊急時用としてオルタニキでも呼ぶか。

 

 

〜編成

 

 

メイン

 

ジャンヌ

礼装 狐の夜の夢

 

 

孔明

礼装 2030年の欠片

 

 

玉藻の前

礼装 凸春風遊歩道

 

 

サブ

 

マシュ

礼装 鋼の鍛錬

 

エミヤ

礼装 凸ゼルレッチ

 

オルタニキ(サポート)

礼装 凸エアリアル・ドライブ

 

 

「…君のそういった思い切りの良さは嫌いではないが…地下工場に高難易度があるということは確実に…」

 

 

「ん?」

 

 

「ははっ、何でもないよ。頑張ってくれ」

 

 

「もし負けたらそのデータから分析してパーティを組み直すんでちょっと待っていてくれ」

 

 

特にメイヴみたいな刺さるを選ぶやつは刺さる場所ではかなり強い。もしかしたら使うかもしれないしな。

 

 

〜高難易度開始

 

 

「ふふっ、待っていたぞ。マスター」

 

 

「お前はm…じゃなかった…新宿のアーチャーじゃないか!」

 

 

ホームズめ…分かっていたなら言ってくれよ。

 

 

「私も察してはいたが、ホームズから真実は告げるなと口止めされていてな」

 

 

「…いや、いいや。この耐久パで耐久し倒せば勝てる」

 

 

「ふっふ…君はこの無数のクラスに対して耐久なんて出来るのかな?」

 

 

「無数のクラス?いや…俺が相手すんのは…」

 

既に後ろにアサシンはいる。もし前にいるメカエリちゃんを倒し続けていれば…

 

 

「ほら来た!アサシン!!」

 

 

たまたまだが、キャスターでまとめたのが功を奏した!

 

 

「ちょっと!来るの早すぎないかネ!?いや、順番を決めたのは私か…だが、この量産型メカエリちゃんが必殺技を撃つタイミングはバラバラ!いくら君達でも耐え切れるものでは…」

 

 

「玉藻!」

 

 

「はい、この玉藻にお任せくださいまし」

 

チャージを減らして三人のゲージを調整。ジャンヌの無敵で全てシャットアウト。そして危なくなれば自分のスキルで回復。NPが溜まればすかさず宝具で回復する。孔明が早い段階で玉藻の宝具を打てるようにスキルを使えばそれ以降は孔明のNP供給が必要無くなるほどの回転率を誇る。これはいけるな。

 

 

「マスター、呪いのダメージで後ろのメカが倒れそうだが」

 

 

「致し方ない。やつのゲージはもう2つブレイクしている。こっからは玉藻をメインで攻めに行くぞ!」

 

 

「久々ですねぇ…こうやって私が攻めに行くのは」

 

 

「行ってこい、玉藻。今回の主役はお前だ」

 

 

玉藻か刑部姫。最初の段階でどちらかを主役にする事は決めていた。

 

 

そして考えた結果、玉藻となった。玉藻なら決めてくれるはず。

 

 

「よくも私のメル友に余計な事を吹き込んでくれましたね…」

 

 

「い、いやぁ…あれは…確かに流出させたのは私だとはいえ、悪用したのは紛れもなく刑部姫であってサ…」

 

 

「覚悟…してもらいますよ?」

 

 

かかったターン 37ターン

使った令呪 0画

ノーコンテニュー

倒れたサーヴァント 0

 

 

 

 

「高難易度攻略お疲れ様。ありがとな」

 

 

「いえいえ…友達のため、マスターのために戦うのは当然のことです」

 

 

「そっか。だが、それでも言わせてくれ。俺と俺の友達…刑部姫のために戦ってくれてありがとな」

 

 

「…夜食、一緒に食べませんか?」

 

 

「あぁ、ぜひ。そして…今回のMVPは間違いなくお前だ。今日ぐらいは俺がお前を労う…いや、労わせてくれよ」

 

 

今思えば玉藻は鬼ヶ島の時に来て人理修復で大いに活躍してくれたなぁ… 俺はあの時から少しはマスターとして成長出来てるのだろうか。

 

 

「さぁ、エミヤさんにバレると怒られちゃいますよ」

 

 

「あぁ、すぐ行くよ」

 

 

 

おまけ!

 

 

〜高難易度攻略後 深夜1時前

 

 

「あと少しで深夜1時…月初め呼符チャレンジの準備は出来た」

 

 

刑部姫によってかつてとある聖杯戦争で戦ったマスターの服をイメージしたパーカーが手に入った。

 

 

本来はハロウィンのコスプレ用に用意したんだが、何故かエミヤからハロウィン以外で着るのはやめてくれと言われたので来年のハロウィンまで着ることはないと思う。

 

 

これを着て、かつて彼女がやった召喚方法を試せば必ずいいサーヴァントが手に入るはず!

 

 

〜呪文は省略いたします。

 

 

「来い!」

 

 

むっ、金回転?

 

 

「勝った!インフェルノちゃん来ちゃう!?もしかして武蔵ちゃん!?」

 

 

選ばれたのはアサシンクラスでした。

 

 

「何でだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

我がカルデアの三騎士と四騎士の格差問題が解決されるのは当分先か…。いや、ひとまずは星4以上のサーヴァントが来ただけでもプラスに取るべきだな。

 

 

「アサシン…?今回ピックアップされたアサシンって言ったら…」

 

 

「アサシン・パライソ!?」

 

 

「────アサシン・パライソ、馳せ参じました。新たなお館様に忠誠を。真名ならざる忌名にて、失礼。いかなる罰をも受ける覚悟にてござる」

 

 

ん?今いかなる罰をも受けるって言ったよね?いや、そうじゃなくて…

 

 

「よろしくな、パライソ」

 

 

「はっ、いつでも御傍に…お館様」

 

 

俺のカルデアにまた一人。アサシンが増えた。




はい、アサシンパライソが我がカルデアにやってきました!
作者はもちろん剣豪をクリア済みなのでパライソのボイスは真名判明しているバージョンです。
我がカルデアに今まで新章サーヴァントはいませんでしたが、出てきた以上真名は必ず伏せようと考えています。

そして高難易度攻略の方ですが、むしろこっちがおまけになってるとか言わないでくださいw
今回はネロ祭の山の翁に比べたら全然楽勝でした。

次回はパライソのアサシンをメインの話を書いていく予定です!
それでは!


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パライソちゃんのゆるやかな日常

ネタを書くなら真名絡めたい。だけど剣豪未クリアのマスターに配慮すると真名関係は伏せたいというもどかしさを感じている作者です。

今回は前回当てたパライソちゃんをメインに書いていきます。


アサシン・パライソ。月初めの呼符によって我がカルデアに新しく来たサーヴァントである。

 

 

「…ん、朝か」

 

 

「お目覚めでございますか。お館様」

 

 

「お、おはよう」

 

 

絆で言えば4。だが、サーヴァントによってはあまり心を開いてくれない事が多い絆2の時でもパライソちゃんは俺に尽くしてくれていた。

 

 

尽くしてくれ…

 

 

「え?」

 

落ち着け…何故パライソちゃんがここにいるんだ…?朝、俺の布団に。

 

 

「お館様は寝起きが悪いと聞きまして…お館様の快眠のため御傍におりました」

 

 

「おう…ありがと」

 

 

正直静謐ちゃんや清姫辺りを疑っていたが…いや、疑って悪かった。あとでさり気なく何か奢ー

 

 

「お館様の寝込みを狙う輩は私が追い払ったでござる」

 

 

前言撤回。やっぱり夜這いしてたんじゃないか(憤怒)

 

 

「さぁ、朝食を食べに行きましょう。お館様」

 

 

 

 

昨日はライバルズのランクをゴールドまで上げたり刑部姫と対戦していたらアサシンの修練場をうっかり周回し忘れてしまった。

 

 

「刑部姫は気にしていないとは言っていたが…次は気をつけないとな」

 

魔石なら大量にあるのに輝石が致命的に足りない。

どうしてこうなったのだろうか。

 

 

「お館様?」

 

 

「あっ、いや…昨日は悪かった。俺が至らないばかりにお前のスキル上げが遠のいちゃって…」

 

 

「いえ、お気になさらず…拙者はお館様使っていただけるだけでもとても光栄でざる」

 

 

「それよりも…本日はいかがなさいますか?」

 

 

「そうだな…」

 

 

今日は日曜日だから種火はランダム。周回出来なくもないが、育てるサーヴァントがまばらになるから面倒だ。

そして修練場はセイバー。我がカルデアで戦力になるセイバーはセイバーオルタしかいないので特に周回する必要性は感じない。

 

 

「だったら今日はいつものメンバーで宝物庫周回に行くぞ」

 

 

いつものサモさんが宝具をぶっぱするだけの簡単な周回。ただし、刑部姫がやって来てからはNP供給係で連れていたフレンドのオジマンディアスが必要ではなくなったのでより楽になった。

 

 

金!金!金!って感じで集めなければ後々面倒な事になるから暇な時は集めないと…

 

 

「それでは、参りましょうぞ、お館様!」

 

 

〜いやっふぅぅぅぅぅ!!byサモさん

 

 

「今日も大量だな!マスター!!」

 

 

「あぁ、お疲れ様」

 

 

「じゃあ、俺は一足先にシャワー浴びてくるからな!」

 

 

今日もサモさんは元気だな…。これから冬が近づいてくるがあの調子なら問題はなさそうだ。

 

 

「そしたら俺は…風呂でも入ろうか」

 

 

 

 

「ふぅ…今日は頑張ったな…これで昨日ライバルズやりすぎた穴を少しは埋められたはず…さて、身体でも洗ー」

 

 

「お背中をお流しするでござる。お館様」

 

 

「なっ!?お、おい!急にどうした!?」

 

 

落ち着け落ち着け。ウェイトウェイト…冷静に考えを整理しろ。

 

 

ひとまず咄嗟の機転で腰にタオルを巻けたのは大きい。俺は数多の高難易度をクリアへ導いた男だ。この程度の高難易度に屈する俺ではない。

 

 

「誰かに吹き込まれたか?それか俺もやったんだからさぁとか同調圧力に押し負けたとかか?」

 

 

「拙者はお館様の僕でございます。それ故、お背中をお流しする事は不自然ではないと思うのですが…」

 

 

あっ、そうか…奉仕的な意味では別に当然っちゃ当然…?いやいや…ここは否定するべきでは…

 

 

「…拙者では嫌でしたか?」

 

 

パライソちゃんに背中を流されるのが嫌なわけ…

 

 

「ないです。お願いします」

 

 

「はっ、はい。それでは」

 

 

背中ならパライソちゃんが見えないから別に大したことないと思っていたが、甘かった。

その小さな手が背中のどこに触れるかが見えない。

それが神経をより敏感にさせる。

 

 

「っ!」

 

 

「お館様?いかがした」

 

 

「いや、何でもない。続けてくれ」

 

 

「はい」

 

 

願わくばこのまま何事もなく、終わっていただきたい。

パライソちゃんは俺の命令なら何でも聞きそうだから怖いなぁ…

 

 

「マスター、シャワー借りるわよ」

 

 

「あ」

 

 

世界が凍った。何故メイヴはこんなタイミングが悪い時に入ってくるのだろうか。俺の風呂に乱入してくるサーヴァントなんて今回くらいだってのに!

 

 

『…』

 

 

「まぁ、いいわ。背中流したらちょっと風呂入ってて」

 

 

「はい…」

 

 

 

 

俺とパライソを風呂に入れさせた後はメイヴが一人シャワーを堪能していた。

 

 

「やっぱマスター用の浴室は良いわよね。必ずシャワー浴びれるし」

 

 

俺のバスルームを勝手に使うのはいかがなものだと思うんだがなぁ…

とりあえずメイヴやパライソを見ないように…って!

 

 

「何でパライソちゃんまで!?」

 

 

「拙者もお供いたします」

 

 

いや、せっかくの厚意は嬉しいが、ここは本来一人用であってだな…

 

 

「あんた、真名は確か…」

 

 

「ダメ!言っちゃダメ!」

 

 

「え?マスターも普通に知ってるでしょ?この子の真名。何で隠す必要が…」

 

 

「とにかくダメ!」

 

 

新章サーヴァント達は何が何でも真名は隠さなきゃいけないんだ。まぁ、新宿のアーチャーとかはほぼあいつの関係者の方々による影響で隠せてないも同然だが。

 

 

「わ、分かったわ。マスター…」

 

 

「にしても…あんた…あんたを見てると何か私と似たようなものを感じるわ」

 

 

「拙者も同感でござる。本来関わりなどないはずなのに他人とは思えない何かがあるような…」

 

 

まぁ、なんとも不思議なことがあるもんだな。俺は武蔵ちゃんもこの二人と何か通じてそうな気がする。

 

 

…はっ!忘れていた。今はこれをどう切り抜けるか考えなくては…

 

 

「ねぇ、マスター」

 

 

「何だ?」

 

 

「貴方、今もそうだけど戦闘中とか私のおっぱいチラチラ見てない?」

 

 

…はい? いやいやいや!!なんつー話を今ここで話してんだよ、こいつは!!

 

 

「いや、見てないし。何で見る必要なんかあるんですか」

 

 

「貴方、私が見る限り性欲の発散…してないわよね?」

 

 

何でそんなところを見ようとするんだと返したくなったが、話が進まなくなるのでひとまず堪えて話を聞くとしよう。

 

 

「…それが?」

 

 

「私がしてあげても…いいわよ?」

 

 

「待て待て待て、それはおかしい。やめろ」

 

 

「夜伽でござるか!?それなら拙者にお申し付けてくだされば…」

 

 

「違う!違うって言ってるだろ!」

 

 

パライソちゃん…やっぱりその手の事でも俺が言えばOKしちゃうのか…

 

 

「ふーん、他に好きなサーヴァントがいるとか?それでも私は気にしないけど」

 

 

「いや、それでもなくて…」

 

 

「そう…なら言い方を変えるわ。マスター、私はマスターからの魔力供給を要求するわ」

 

 

「…?」

 

 

「魔力供給なら私は魔力を供給できるし、マスターは性欲を発散できる。それに行為自体私も嫌じゃないし」

 

やりやがった…こいつめ。こちらにデメリットが一切ない取引。断る口実を作れない。くそ、どうやったらこの状況を打破出来るんだ…

 

 

そうだ!パライソちゃんに頼めば…

 

 

「ぜひ拙者もお供します」

 

 

パライソ貴様ぁぁぁぁ!いや、俺を思っての行動なんだろうけども!それでも自分のサーヴァントに手を出すのはありえないでしょ!

 

あくまでサーヴァントだからっていうのもある。マスターとサーヴァントの関係は弁えているはずだ。

それにその事抜きでも手を出したら清姫とかに殺されるし、他のサーヴァントと気まずくなるし、マシュからランスロットを見るような目をされるようになるし…他にも…

 

 

「さぁ、いきましょう?一緒に…」

 

 

まずい…どうにかしてこの場を…

 

 

「粛清対象です!」

 

 

「むぅ…出たわね」

 

 

来たのか!風紀委員の頼光が!!

 

 

「そのような破廉恥な行為は私が許しません!」

 

 

「何よ!私達はただマスターと混浴をしていただけじゃない!」

 

 

白々しいぞ、メイヴ。ヤバい魔力供給を迫ったのはどこのどいつだ。

 

 

「混浴…!?な、なんて破廉恥な!ただちに貴方方を粛清します!」

 

 

その後、俺のバスルームはカルデアの風紀委員頼光の提案により、今まで以上に厳重なセキュリティで俺の入浴は守られるようになりました。

 

 

〜おまけ

 

 

単独ピックアップ

 

 

「マスター!今日が何の日か分かりますか?」

 

 

あっ、ニトクリスだ。こうやってマイルームに来てまで俺に話しかけてくるとは珍しい。

 

 

11月6日だろ?記念日か何かじゃないし…

かと言ってToLOVEるの美柑の誕生日は3日前だし、メアは5日前…

 

 

あっ!

 

 

「幸平創真の誕生日!」

 

 

 

「誰ですか!そのソーマなる者は!全然違います!この日が分からないとは不敬ですよ!」

 

 

…分かった。本当は知っていた。だけどあえて黙っていた。現実を見るか。

 

 

「オジマンディアス単独ピックアップの日」

 

 

「正解です!さすがです、マスター!それでは、早速…」

 

 

ガシッ? あっ、やべ。捕まった。

 

 

「何故逃げるのですか!」

 

 

「いや、だって!絶対この流れからしてオジマンディアス引こうぜって流れになんだろ?やだよ!三蔵ちゃんならまだしも何でライダーの星5サーヴァント3体目を狙わなきゃならんのだ!」

 

 

「偉大なるファラオであるオジマンディアス様を他のサーヴァントと同列視するとは!不敬ですよ!」

 

 

「つーかそもそも出すための石がないだろ!」

 

 

「ならば今日の朝配布される石で引きましょう!そういえばマスターは近いうちにボーナスで石20個が貰えますよね。次の単独ピックアップの際にそれも使えば…」

 

 

「だからそれも嫌だって言ってるだろ!スカサハ師匠やジャンヌオルタ用にとっておきたいの!」

 

 

「あっ、待ちなさい!マスター!」

 

 

 

しばらくニトクリスから逃げきらなくては…オジマンディアスピックアップが終わる日までは…




おまけはちょっと思いついた感じです。この手のネタを考えると頼光がいるのに酒呑ピックアップ引く人とか頼光さんにめっちゃ睨まれそうですねw

まぁ、そんな事を言い出したら新しい女サーヴァントを引く度に清姫がこちらを見てきそうですがw


次回は未だ未定ですが、新イベまで全然時間あるので適当な日常ネタでも書きます。それでは!


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きよひーはじめてのげぇむ!

刑部姫とゲームネタを考えていたら清姫がそこに割り込んでくるネタを思いついたのでそれをちょっと書いてみます


「ますたぁと『てれびげぇむ』なるものがしたいです」

 

 

話がよく分からない。私のメル友清姫の悩みを聞こうとしたら一言目がこれである。

 

 

「これはまた藪から棒ですね…どうかしました?」

 

 

「刑部姫…彼女のついったぁなるものをご存知ですか?」

 

 

「え、えぇ…確か刑部姫ちゃんのツイートにはマスターとゲームをやっている写真がいくつかありましたね…」

 

 

『今日はまーちゃんとドラクエライバルズで対戦したよ!まーちゃんつよーい!』

 

 

『まーちゃんとマリカー8DX!久々に互角の楽しい勝負が出来たかな〜』

 

 

『まーちゃんとモンハン!やっぱりまーちゃんとの狩りはすごく捗る!』

 

 

最近刑部姫は普段のツイートの中にこの手のネタを入れ始めた。だが、マスターの顔は絶対に載せない辺り刑部姫はネット関係となればしっかりしている。

 

 

「もう我慢出来ません!てれびげぇむが出来ない私に対するあてつけですか!?」

 

 

「いや、清姫さん。それと似たような事をかつて貴方も…」

 

 

「私達二人で行けばますたぁも遊んでくれるはずです!行きましょう!」

 

 

「あの!ちょっと、清姫さん!?」

 

こうなってしまえばもう彼女を止める事は出来ない。やれることがあるとしたらこれ以上悪化せずに刑部姫と揉めたりしない事を願うくらいだ。

 

〜マイルーム

 

 

あの刑部姫の魔改造により、第二の刑部姫の部屋と化したマスターの部屋。いい加減刑部姫の私物は全て撤去するべきかもしれない。

 

 

「ますたぁ!てれびげぇむをしましょう!」

 

 

「ん?玉藻も一緒か?」

 

 

やっぱり私もやらなければいけない雰囲気らしい。

 

 

「え、えぇ…私もぜひ」

 

 

「きよひーやタマモッチも一緒か。だったら…この辺じゃない?前一緒にやった桃鉄」

 

 

「あぁ、妥当な判断。無難だな」

 

 

二人の言っている事はさっぱりだけどとりあえず言う通りに任せれば問題はないはず。マスターと刑部姫ちゃんを信じるしかない。

 

 

「よし、準備はできた。やるぞ」

 

 

 

 

俺としては清姫がいきなりゲームをしたいと言い始めたのは意外だったが、桃鉄は割とシンプルなだけあってゲーム初心者の玉藻や清姫もちょっとしたら話しながらでも遊べるようになっていた。

 

 

「思ってもみなかったなー、まさかこうやってメル友二人と顔突き合わせてゲームする日が来るとか」

 

 

「私だってマスターが清姫さんや貴方を呼んでくるだなんて思いもしませんでした。カグヤちゃんやウズメちゃんが来るのもそう遠くないかもしれませんねぇ…」

 

 

「確かに。根っからの引きこもりである(わたし)すら呼んだくらいだし、他もいけるんじゃない?」

 

 

「ウズメちゃん?」

 

 

「ウズメちゃんは私に料理を教えてくれた方です。料理教室に通った日々。今思えば懐かしいですね…」

 

 

「料理を教えた?料理がすげー上手いお前にか?」

 

 

「あっ、いえ…当時の私は料理は得意ではありませんでしたし、今の私でもウズメちゃんに比べたらまだまだです」

 

 

「お前がまだまだって言うレベルの凄いやつなのか…」

 

 

「えぇ、もし来たらその時は…」

 

 

「ますたぁ!遂に完成しました!ますたぁと私の愛の巣です!」

 

 

愛の巣?あっ、清姫が買ったのホテルじゃねぇか!

 

 

リゾートホテルのはずなのに清姫の言い方が悪いせいで別のホテルが頭をよぎる。

 

 

「ますたぁ!次は結婚をしましょう!」

 

 

「いやいや!人生ゲームじゃあるまいし、桃鉄に結婚なんてないよ!?」

 

 

「そうですか…それは残念です」

 

 

割と本気だったんですね、清姫さん。

 

 

「清姫さんもやたら攻めにきましたね…私もそろそろ本気で攻めに行きますよ!」

 

 

 

 

「よし!俺の勝ち!」

 

 

「ひどーい!姫を最下位にして!」

 

 

結果はもちろん俺が1位。清姫が2位。玉藻が3位。刑部姫が最下位となった。

 

 

「いや、お前がキングボンビーを俺になすりつけようとしたからその前に俺がぶっ飛びで逃げただけだ。運が悪かったな」

 

 

「っ〜〜!!」

 

 

「まっ、今日は楽しかったよ。お前達の仲の良さを再認識できたし。玉藻、清姫。俺は常に姫ちゃんの傍にいれるわけじゃないからさ。もし姫ちゃんに何かあったらよろしく頼むよ」

 

 

「そんなこと。当たり前ですよ、マスター」

 

「当然です。ますたぁ!愛してます!」

 

 

清姫が突然脈絡のない告白をした気がするが…まぁ、いいか。

 

 

「じゃあ、今日はこの辺でお開きにでもー」

 

 

「ますたぁ!私からもお願いがあります!」

 

 

清姫が嘘をつかないで欲しいという事以外でここまでお願いするとは珍しいかもしれない。一体何だろうか。

 

 

「何だ?清姫」

 

 

「また…一緒にげぇむをしてくれますか?」

 

 

「…もちろん、いつでも大歓迎だ!また遊びに来いよ」

 

 

「…はい!」

 

 

かつては孔明や刑部姫、黒髭+マスターなどガチゲーマーの集いしかなかったが、この日を境に玉藻とそのメル友2人、そしてマスターの4人も楽しく遊ぶようになった。

 




皆さんにはこの手のサーヴァントとは縁があると感じたことはありませんか?

作者は人間じゃないサーヴァントや日本のサーヴァント、料理人達と縁があるのではと考えてますw

次こそはインフェルノちゃんを必ず…!!

次回もまた誰かしらに焦点を当てて書いていきます!それでは!


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エミヤくんの災難

ネットショッピングは極力使わず、基本的に自分の足で買い物に行く作者です

アマゾネスCEOって今後も出てくるんですかね…?亜種特異点とかのシリアスなムードで来られたらシリアスブレイカーみたいになりそうですがw

もし今後沢山出るならエルバサちゃん持っている人は勝ち組に…?

アマゾネスCEOは最初ちょっとだけ出ますw


最近エルドラドのバーサーカー…ではなく、アマゾネスCEOをよく見かける。

 

 

「また会ったな。刑部姫のマスター」

 

 

「あっ、この度は姫ちゃ…じゃなく…刑部姫がいつもお世話になっております」

 

 

「刑部姫が注文したピザとゲームだ。印鑑かサインをくれ」

 

 

ん?待て、何かおかしいような… 俺が知る限り刑部姫はこれからピザを貰うって時に席を外したことは一度もない。そしてそのピザが入っているダンボールはクール便。他にも大きさからしてかなりの量を頼んでいる。買い溜めている可能性もあるが、明らかに刑部姫が食べる量じゃない。

 

 

「刑部姫が頼んだのは本当にその冷凍ピザなのか?」

 

 

俺の記憶が正しければ刑部姫ならエミヤのピザの方を注文するはずだ。何故あえて冷凍を?

 

 

「いや、注文には確かに冷凍ピザだった。今回に限った話ではなく、過去に何度か注文を受けている。その事は本人に確認を取れば分かるはずだ。アマゾネスCEOなら注文を間違えたりしないからな」

 

 

「そ、そうなのか?」

 

 

「そうだ。スピーディーかつアキュレイト!そしてチープこそがアマゾネス・ドットコムのモットーだ」

 

 

あれ?お前らのモットーってフレキシブルな対応じゃなかったか?いや、もうこの際そこはいいとしよう… 問題はそこではない。

 

 

一番の問題は…チープなのは値段だけなんだよな?

頭良い人アピールのはずが頭悪い人アピールになってんぞ。

 

 

「ちょっと指摘させてくれ。安いという意味でチープは普通に通じるんだけど良くない意味とも取られやすいから日常会話とかならいいけど広告に書くべきではないかと」

 

 

「そ、そうなのか!?」

 

 

「そうだよ。はい、印鑑」

 

 

ちょっと気がかりな点はいくつかあるが、刑部姫が頼んだというし、いつも来ているアマゾネスCEOを無下に返すわけにもいかない。

とりあえず受け取って後から本人に話を聞くとしよう

 

 

「それでは、刑部姫によろしく言っておいてくれ」

 

 

「そしてさ…お前、ウチに来る気はないか?」

 

 

ふと思い出したが、やつはバスター強化においては中々の逸材だ。今のカルデアはアーツパ関係のサーヴァントが多いので手に入るならぜひ欲しい。

 

 

「あぁ、考えておこうではないか」

 

 

あっ、これ絶対来ないやつだ。俺知ってる。

 

 

「それじゃあな」

 

 

すっかり刑部姫はお得意様だな…。でももしかしたら今後俺もお世話になるかもしれないし、仲良くなっておくに越した事はないな。

 

 

「…エアライド…勝手に開けたら怒るかな?」

 

 

ヤバい、懐かしすぎてまたやりたくなってきた。早くやりたい。

 

 

…いや、抑えろ。抑えるんだ。

 

 

「人様のものを勝手に開けるべきではない。大人しくバーサーカーの修練場に行こう」

 

 

「今から修練場に行くメンバーに募集をかける!敵はバーサーカーばかりだからクラスは問わない!来れるやつは来てくれ!」

 

 

「はっ!お館様!!」

 

 

「早っ!まずパライソちゃんは確定。他は…」

 

 

今回の目的は素材確保兼ちょっとした絆上げ。最近幕間消化に回っているためピースの枯渇が特に問題となっている。中級を何回か回ってみるか。

 

 

 

 

朝のノルマ達成。一定量を確保したからとりあえず今日の修練場は終わり。一旦休憩を挟んでから残りは宝物庫だな。

 

 

「…あれは…アルトリアオルタ?」

 

 

「もっきゅもっきゅ…」

 

 

いつもエミヤが作る彼女専用のジャンクフードしか食わない事で有名なアルトリアオルタさんじゃないか。今食べているのは…

 

 

「ふむ、この冷凍ピザとやら…相変わらず美味だ。私はアマゾネス・ドットコムとやらはさっぱりでな、感謝するぞ。刑部姫」

 

 

「ははっ!お褒めに預かり光栄です!!」

 

 

何だこの光景。あのアルトリアオルタさんが冷凍ピザを食べている。

エミヤのピザではなかった理由はそもそも注文したのがアルトリアオルタだったからか。

 

 

何かあると思っていたが、どうやら俺の杞憂だったみたいだ。

 

 

「さて、昼飯でも食べるか」

 

 

「さて、どうしたものか…」

 

 

「エミヤ?」

 

 

エミヤは非常識なサーヴァントが数多くいる中、恐らく最も常識人に近いサーヴァントである。それ故彼が頭を悩ませることもしばしば。

 

 

「ん?マスターか」

 

 

「どうした?何か悩んでるように見えたけど…今回は何があったんだ?」

 

 

「それがだな…最近あの騎士王が私のご飯を食べなくなったんだ。何か心当たりはないか?マスター」

 

 

あっ、それ絶対あの冷凍ピザじゃないか。早くも弊害が出始めたか…

 

 

確かにエミヤはアルトリアオルタに彼女専用のジャンクフードを作ってはいるが、栄養面も極力偏りすぎないように配慮している。

 

 

それができなくなるのはやっぱ色々と困るよなぁ…

 

 

「アルトリアオルタは最近アマゾネス・ドットコムから来ている冷凍ピザをもっきゅもっきゅしてる。恐らくそれかと」

 

 

「冷凍ピザ…だと?私なら石窯を使った本格的なピザが作れるのに…」

 

 

石窯を使ったピザ…夏の無人島でピザ窯を作ったのが懐かしいな。

つかエミヤのレパトリーは底なしか。

 

 

「でもさ、流石に何度も食べていればいずれは飽きて…」

 

 

そこまで言いかけて俺は思い出した。新宿でのアルトリアオルタは常にハンバーガーを食べていた事を。そしてそれは決して嫌々ではなかった事を。

 

 

「…すまん、楽観視しすぎていた」

 

 

「いいや、マスターが謝ることではないさ」

 

 

何かないだろうか。アルトリアオルタにまたエミヤのご飯を食べさせる方法…

 

 

「あっ、そうだ。アルトリアのためにピザを作らないか?俺も可能な限り手伝うしさ」

 

 

「待て、マスターまで手伝う必要は…」

 

 

「この件は俺の責任でもある。それにサーヴァントの悩みを解決するために動くこともマスターの務めだと俺は思うな」

 

 

「…分かった。頼むぞ、マスター」

 

 

「そうと決まれば…」

 

 

「我々もお手伝いするワン!」

 

 

タマモキャットにブーティカさん!これは勝ったな!

 

 

「材料の貯蔵は充分か?エミヤ」

 

 

「あ、あぁ…もちろんあるさ」

 

 

一瞬エミヤが微妙な顔をしていたが…俺が何か変な事を言ってしまったのかもしれない。

 

 

「それでは、始めようか。マスター!」

 

 

 

 

「今日はピザがあるみたい!ピザを食べるなんて久々だわ!」

 

 

みんなやたら美味しそうに食べてくれているな。マリーも美味しそうに食べてくれているし、何よりだ。

 

 

その近くでピザが似合いそうな某セイバーがピザをむしゃむしゃ食べていたが、その光景があまりにも似合いすぎたので見なかったことにしておいた。

 

 

「何だ。このピザは」

 

 

「何か不満でもあったか?」

 

 

「いや、実に美味だ」

 

 

「そうか。ならば我々と…マスターが努力した甲斐があったな」

 

 

「む、マスターがか?…なるほど。通りで美味いわけだ。あとで礼を言わなければな」

 

 

「おや…反転した君がそんな事を言うとは珍しい日もあるものだな」

 

 

「私がマスターに感謝の言葉を送るのはおかしいか?」

 

 

「…いいや、素直な君も良いものだと思っただけさ」

 

 

 

後々話を聞いたところ大成功だったらしい。上手くいったみたいで本当に良かった。

 

 

さて、刑部姫とエアライドでも…

 

 

「おせち!おせち!おせちを予約〜!まーちゃんと二人前〜!」

 

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

俺はおせちを連呼しながらアマゾネスCEOでおせちの予約を取るという奇行に走ろうとした刑部姫をすぐさま止めた。

 

 

「どうしたの?まーちゃん。姫はただおせちの予約を取っていただけだよ?おせち!おせち!」

 

 

「姫ちゃん、まずはおせちを連呼するのをやめてくれ。知ってるネタを思い出すから」

 

 

「分かった。で、おせちを予約する事の何がいけないの?まーちゃんおせち嫌い?」

 

 

もちろんおせちは好きだ。ただ悲劇を繰り返してはならないだけだ。

かつての俺はおせちの事を何も理解していなかった。

 

 

「おせちは嫌いではない。むしろ好きだ。でもな…おせちは我がカルデアで作ってくれるんだ。前はタマモキャットが作ってくれたし。今年はエミヤやブーティカさんも一緒に作るかもしれない。だからおせちを予約なんてしたらいけないんだ」

 

 

「うん、分かったよ。それならクリスマスケーキの予約取るね」

 

 

「それもだめぇぇぇぇ!!」




おせちの予約ってもうやってるんですね…某デパートにあったチラシを見てびっくりしました…

正月には福袋で来た星5サーヴァントとおせちを食べる話なんてのを書きたいと考えてます

次回も…というよりはイベントがない内は我がカルデアの中から誰かをピックアップして話を書いていく予定です!それでは!!


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開幕!聖杯争奪戦!!

皆さんは聖杯は誰にあげましたか?

作者はジャンヌにしかあげていません。

我がカルデアでは聖杯が貴重なものである事やサポート寄りサーヴァントが多いこともあり、使用を渋っています…

今回はそんな聖杯を求めるサーヴァント達の物語です


「待て〜!マスター!!」

 

 

「ウゥ…ウゥゥゥ!」

 

 

「そうかそうか。なら一緒にマスターを捕まえようぜ!」

 

 

「ウゥ!」

 

 

今俺は我がカルデアで頑張ってくれている精鋭達から逃げ続けている。

 

 

「一体何でこうなっちゃったのかな!?」

 

 

 

 

「いつもありがとな。飯作ってくれて」

 

 

「君のためならこれくらいお安い御用だよ」

 

 

事件が起きたのは…術の修練場をサモさんやメイヴと周回に行った帰りにいつも通りブーティカ達が作ってくれる夕食をみんなで食べていた時だった。

 

 

「そういえばさ、そろそろまた誰かに聖杯あげてもいいんじゃないの?」

 

 

確かにブーティカの意見はもっともだ。俺はまだジャンヌにしか聖杯をあげておらず、現在14個の聖杯がある。

 

 

これを使えばちょうど星4鯖の90、星5鯖の100を2人ずつ作れる。

 

 

「あぁ、そろそろ聖杯を誰かにあげちゃおうかな。な〜んてちょっとは考えてるよ」

 

 

『!?』

 

 

俺の一言でカルデア全体の雰囲気が変わった。一体何故こんな軽率にも程がある発言ができたのか今思えば謎である。

 

 

「なぁ、マスター!!その聖杯はもちろん俺にくれるんだよな!?なぁ!!」

 

 

「私に…でしょう?マスター」

 

 

「サ、サモさん?エウリュアレ?」

 

 

「聖杯?そんなの私に決まっているじゃない。でしょ?マスター」

 

 

「メイヴ!近い近いから!!とにかくみんな、一旦落ち着け」

 

 

聖杯に食いつく輩がこんなにも…さすがにこれは手に負えない。

 

 

「そうだぞ、くだらん。無駄な事で争うのはやめろ」

 

 

アルトリアオルタ!!よく言ってくれた!さぁ、もっと言ってやれ!

 

 

「聖杯を貰うのは私だ。そうだろう?マスター」

 

 

お前ら…揃いも揃って…聖杯をあげるサーヴァントはまだ未定だっての!

 

 

「あっ、マスターが逃げたぞ!」

 

 

ダメだ、こいつら…ほとぼりが冷めるまで逃げきらなくては…!

 

 

〜バスルーム

 

 

先日セキュリティが強化されたバスルーム。これが突破されてはおしまー

 

 

「マスター、どうか聖杯をいただけませんか?」

 

 

「頼光!?何でこのセキュリティを突破しー」

 

 

「風紀委員ですもの。緊急時に備えるために私はここを開ける事が出来ます」

 

 

「早くもセキュリティに問題ありじゃねぇか!」

 

 

百歩譲ってそんなシステムを作るにしても開けられるのはダヴィンチちゃんだけとかにしとけよ。

 

 

「マスター」

 

 

「ら、頼光?」

 

 

「いけずやわぁ…旦那はん。ウチにくれるんとちゃうん?」

 

 

「酒呑ちゃん!?」

 

 

「これはこれは…五月蝿い羽虫が出ましたね」

 

 

「旦那はん、あんな乳牛に誑かされてはあかんよ。聖杯は一時の感情で渡してええもんやない…」

 

 

あれ?もしかして酒呑は助けてくれるのか?さすが一番最初に出た星5サーヴァン…

 

 

「つまりは…ウチやろ?」

 

 

ト…?やっぱりお前も聖杯欲しい勢じゃないか(憤怒)

 

 

「黙りなさい。マスター、この邪魔な鬼は私が必ず始末しますので」

 

 

「すぐ頭に血ぃのぼって…これだから年増は怖いわぁ」

 

 

ヤバい、ただでさえ仲が悪い二人が聖杯の取り合いによって更に酷い事態に…!!

 

 

「さらば!!」

 

 

だが、もうちょいこのまま二人が引きつけ合っていればここは突破だ!

 

 

〜レクリエーションルーム

 

 

「ぜぇぜぇ…」

 

 

「おやおや、これはまた珍しいお客様ですな」

 

 

「マスター、どうしたんだ?息を切らして」

 

 

「時計塔の魔術師、シェイクスピア、そしてヴラド公とトランプやダーツをするため、ここに足を運んだが…これは来た甲斐があったものだ」

 

 

「今日の聖杯騒ぎ…知ってんだろ…?今、それで逃げてんの!」

 

 

「ふむ、聖杯か。それならば余に捧げるのが最もふさわしい。貴様は余と共に永遠を生きるのだろう?マスター」

 

 

しまった!孔明とホームズはとめかく、ヴラド三世は聖杯欲しい勢か!

 

 

「し、失礼しました!!」

 

 

〜廊下

 

 

そして現在に至っている。今はフランとサモさんから逃げているがそろそろ追いつかれそうだ。

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

 

「マスター、こっちよ」

 

 

「どこ行きやがったんだ…?マスター」

 

 

「ゥ…?」

 

 

突如聞こえた声の主に手を引かれ、俺はこの場を凌ぐ事が出来た。

 

 

「ありがとな、マタ・ハリ。助けてくれて」

 

 

マタ・ハリ…お前も人理修復で役立ってくれたなぁ…ちなみに星1サーヴァントで最も早くレベルマになったのはこいつ。

 

 

「マスター、お願いがあるの…いい?」

 

 

「お、おう…どうした?」

 

 

助けてくれたし、俺で可能な範囲なら…

 

 

「聖杯、私も欲しいわ」

 

 

ちょっと期待したが、マタ・ハリも敵だった。

 

 

「いや、あの…それは…っ!」

 

 

マタ・ハリさん、俺を壁際に追い込んでから胸を押し付け始めるのはやめてくれませんかね?

 

 

「聖杯をくれたら…もっといいことしてあげ…」

 

 

マタ・ハリが俺に迫った瞬間、地面に落とし穴のようなものが突如発生し、俺はそこに引きずり込まれた。

 

 

 

 

やったのはやはり刑部姫か。俺の危機を察して助けてくれたのならありがたい。

 

 

「いたた…ここは俺の部屋か?」

 

 

「姫の部屋だよ、まーちゃん。そしてもうドアはロックしたよ」

 

 

刑部姫の部屋?俺の部屋に入り浸るから彼女の部屋はあまり見たことがないが、細かいグッズなどの差はあれど俺の部屋と大差ないのが怖い。

 

 

「おう、ありがとう。姫ちゃん、気が利いてるな」

 

 

「ほら、疲れたでしょ?こたつにでも入って休んで」

 

 

「あっ、それじゃあ遠慮な…く…」

 

 

俺がこたつに足を入れようとした瞬間、ものすごく見覚えがある何かが見えた。

 

 

「姫ちゃん、この…二本の角は何だ?」

 

 

この白い角。やはりどう見てもあれにしか見えない

 

 

「…ク、クワガタじゃないかな?あ、あはははは…」

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

「クワガタは黒いぞ」

 

 

「あ〜、アルビノ個体!アルビノ個体のクワガタじゃないかな!?」

 

 

アルビノ個体。稀に起きる身体がすっげぇ白くなるあれか。だが…

 

 

「クワガタのアルビノ個体でも全身白にはならんぞ。お前だって暗殺教室で見ただろ」

 

 

「…」

 

 

怪しい。怪しすぎる。今の内に逃げ…

 

 

「とっ、突撃!」

 

 

「ますたぁ!」

 

 

それは既に読んでいた!これくらいなら!

 

 

「第二部隊突撃!」

 

 

「マスター、拘束させていただきますよ!」

 

 

「何ぃぃぃぃ!?」

 

 

玉藻までいやがったか!これは…ダメなやつだわ。

 

 

「や、やめろぉ!何をする!!」

 

 

刑部姫にも抱きつかれ、俺は為すすべなく、ずるずるとこたつに引きずりこまれた。

 

 

「聖杯はあと1つで15個。そうなれば私達で分けても5つは貰えますねぇ…」

 

 

確かに玉藻と刑部姫は100になる。清姫は仮に余る4つをあげたら90になる。

 

 

玉藻と刑部姫はサポーターなのでジャンヌのような聖杯を入れたら礼装や星4フォウ君次第で体力が2万を超え、弱点を突かれなければ実質体力4万などのような明らかに強い恩恵が受けられる確信がないと聖杯を入れにくい。

 

 

しかし、清姫ならありかもしれない。宝具の時間も短いのでバーサーカーの周回要員でフランと入れ替え候補になり得る。そしてこういうのはいかがなものだとは思うが、個人的にはバニヤンより聖杯を入れる抵抗はないし、星3以下のサーヴァントを金色表示にしたい願望もある。

 

 

「3人から逃げられると思いますか?」

 

 

「はっ、甘く見るなよ玉藻…俺は絶対逃げるぞ」

 

 

「ますたぁは私がいる前では嘘をつけない。…違いますね、失礼しました。嘘をつきません。もし、何か作戦があるならあると言うはずですよね?」

 

 

「くっ…」

 

 

左側に清姫、右側には刑部姫。そして俺の上にのしかかっている玉藻の前。正直言ってこれは既に詰んでいる。逃走用に使える変わり身の術だって拘束されているので使えない。

 

 

そしてさっきから聞こえる三人の吐息や胸の鼓動、当たっている胸が俺の思考回路を鈍らせる。

 

 

「まーちゃん、ここは姫の宝具で外からの侵入をシャットアウトしているの」

 

 

「姫達が労ってあげようか?」

 

 

止めてくれ、刑部姫。耳元で囁くな。その作戦は俺に効く。

 

 

旦那様(ますたぁ)

「マスター」

「まーちゃん」

 

 

今更聖杯はダヴィンチちゃんが持っているから俺はありかを知らないと言っても俺を懐柔させればいい話だから意味はない。

 

 

「先輩!今助けに来ました!!」

 

 

「マシュ!?どうやってここに!?」

 

 

「私の破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を甘く見ないことね」

 

 

流石ルールブレイカー!普通なら到底不可能なことを平然とやってのける!宝具無効化なんて中々出来ることじゃないよ。

 

 

「あとはダヴィンチちゃんがロックを解除してくれました」

 

 

「ほら、清姫はともかく…貴方達2人はサポートがメインでしょう?アタッカーが強化されればパーティ全体が強くなることで貴方達も間接的に強化される。無理に聖杯を求める必要はないのではなくて?」

 

 

メディアも大人っぽくてやっぱいざって時は頼りになるな。

 

 

「そ、それは…そうだね…」

 

 

「さぁ、先輩を解放し…」

 

 

「先輩、これはどういうことでしょうか」

 

 

「はい?」

 

 

今の現状を改めて見つめ直してみる。こたつという狭い空間に4人がすし詰めになっている。刑部姫のこたつは多人数での使用が想定されていないものなのでかなり狭い。おまけにスイッチも入れていたので全員かなり汗をかいている。

 

 

マシュの発想力がどれほど豊かかは知らないが、人によっては誤解を招くレベルだと思う。

 

 

「せ、先輩も…そういう年頃ですよね…えぇ、分かりますとも…失礼しました」

 

 

こうしてメディアの活躍とマシュの尊い犠牲によって聖杯事件は幕を閉じた。

 

 

〜後日談

 

 

「なぁ、ジャンヌ。聖杯って色々大変だな」

 

 

「えぇ、そうですね。先日のような事件が起きたくらいですし…ですが、あの時皆さんが聖杯を求めたのはマスターのお役に立ちたいという気持ちの裏返しなのです。それを覚えておいてください」

 

 

「分かった。覚えておくよ」

 

聖杯をあげるサーヴァント…今はまだ決めかねているけどひとまずはクリスマスに1人、10レベル分は上げたいな。




メディアさん大活躍!ルールブレイカーには皆さんも一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか

例えばハサンの群れがやって来るネロ祭の高難易度とか…作者もルルブレを玉藻の宝具で素早く回してグサグサしてましたw


ハロウィンも無事終わったし、来週くらいに新しいイベント期待しています!それでは!


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やる事ないと思っていた時期が俺にもありました

復刻のクリスマスイベント!?

女神ピックアップ以来のイシュタルがピックアップされましたね…


それと前回聖杯を入れたサーヴァントを教えていただき、ありがとうございます。


皆さんの愛が伝わってきて、見させていただいたこちらもなんだか嬉しくなりました。


今回は暇を持て余していたらクリスマスイベントが来た時のお話です


「やる事ないねぇ…」

 

 

「やる事ねぇなぁ…」

 

 

「どうする?暇だね〜」

 

 

「暇だな〜」

 

 

こんな何も生産性のない会話をしながらゲームを数時間。次のイベント!早く来てくれ!そしてジャンヌオルタもピックアップしてくれ!

 

 

 

 

 

「先輩!新イベントの告知ですよ!」

 

 

「よっしゃぁぁ!新イベント来た!!行くぞ!」

 

 

「ぎゃぁぁぁぁ!新イベントの告知だぁぁぁ!!」

 

 

片や新イベントに狂喜乱舞し、歓喜の声を上げ、片や新イベントに意気消沈し、悲鳴をあげる。

 

 

同じオタク同士なのに何故このような差が出たのだろうか。

 

 

「…はい。分かったよ、行くってば」

 

 

〜イベント前会議

 

 

「さて、主要メンバーのみんな。来てくれて感謝する。今日は今回のイベントを改めて確認する」

 

 

『今回のイベントは前回のクリスマスイベントの復刻。ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィが手に入るイベントだね』

 

 

『このイベントは回数制限はあれどボックスガチャを引ける。交換で使えるアイテムは対象のサーヴァントやイベント礼装を上手く使えばアイテムも増やせる』

 

 

『今回の目標はとりあえずサンタ・リリィ宝具マ作成。次にボックスガチャ完走。そしてイベントで貰える礼装【聖夜の晩餐】を凸らせる。くらいかな?』

 

 

※作者は去年のこのイベントに参加しておりません。

 

 

相変わらずのタブレット越しだが、要点とやるべき事のみをスマートに伝えるのは評価が高い。だが…

 

 

「刑部姫、いい加減部屋から出る気はないか?」

 

 

『ダメです』

 

 

そっか…だが、ゆっくり時間かけて俺の部屋に来る以外の目的で外に出れるようにさせていかなくてはな。

 

 

「ウチの特攻はエミヤとジャンヌの二人がメインとなる。ガチャはあまり引く予定がないから少しばかり出撃回数が増える。申し訳ないが、よろしく頼む」

 

 

「えぇ、任せてください」

 

 

「あとはいつも通りやっていく。高難易度はこれから情報を得られ次第、高難易度攻略会議で対策を練っていこう。何か質問あるやつはいないか?」

 

 

さて、これで短時間ながら会議は終わー

 

 

「ん?メイヴ。どうした?」

 

 

「今回のピックアップ。イシュタルでしょ?星5だし、三騎士。おまけに少し前、ボーナスで石20個貰ったじゃない?ガチャしないって正気?」

 

 

なるほど。イシュタルが言わんとしている事は伝わる。だが…

 

 

「メイヴ。お前は俺が女の子のピックアップが来たと分かり次第、頭の悪いやつのごとく単発連打で引きに行くマンだと勘違いしていないか?」

 

 

『そうじゃないの?』

 

 

誰だ、被せたやつ。…だが、あまり否定出来ないからこれ以上反論するのはやめとこう。刑部姫やメイヴはそれで当てたし。

 

 

「…天草PUはまだ終わっていない。だからピックアップ後に何かヤバいやつを引き連れて来る可能性が高い。イシュタルはあくまで予兆に過ぎないのではないか…と、俺は思う。だが、10連可能圏内を確保してから余った石が出たら引いてもいいかな。程度には考えているよ」

 

 

『…』

 

 

「先輩、熱はありませんか!?ごめんなさい!先輩が苦しんでいた事にも気づけず!」

 

 

「マシュ、俺の健康状態は間違いなく良好なんだが」

 

 

「いいえ、私は明日と明後日のイベント開始前まで先輩の出撃回数を減らす事を提案しー」

 

 

「大丈夫!大丈夫だから!つかあんなので健康を害していたら人理修復の時はもっとおかしくなってたから!」

 

 

俺が人理修復のため各特異点で旅を続けるという過酷な環境に置かれながらも俺が今、何事もなくいられるのも俺のメンタルケアをしてくれたマシュやサーヴァントみんなのおかげだと思う。

本当にありがとう。

 

 

「そ、そうですか…?本当にそうであれば私からは特に言いませんが…もし、辛いと感じたのなら無茶をせずにすぐ言ってください」

 

 

「あぁ、ありがと。じゃっ、今回はこれで解散!イベント頑張ろう!」

 

 

この時の俺は知らなかった。イベント前にあんな事が起きるなんて。

 

 

 

 

「まーちゃんがそんな人だなんて思わなかった!もう知らない!!」

 

 

「あっ、おい!待てって!」

 

 

俺の制止も聞かず、刑部姫は自分の部屋へと引き篭もってしまった。

 

 

 

「はぁ…やっちまちったな…」

 

 

「マスター、あの刑部姫ちゃんがあんなに感情的に怒る様…私は見たことがありません。マスター、何をしたんですか?」

 

 

俺に声をかけたのは玉藻の前だ。言葉だけを見れば怒っている風にも感じ取れるが、声色を聞く限りは怒りの色を感じない。玉藻はただ真実を知りたいだけらしい。だが、真実…ねぇ…

 

 

「いやぁ、まさかあの会話からこうなるとは思ってなかったかな…」

 

 

『ただ今ボイコット中!入ってくんな!特にまーちゃん!!』

 

 

これからイベント前で凄く忙しくなるっていうのに俺は自分のサーヴァントにボイコットされた。




復刻クリスマスイベント!…なのにフルーツケーキを増やすにはイベント礼装とジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ以外のサーヴァントを使うとしたらイシュタルか天草しかないって鬼畜ですかね…

あとショートケーキを増やすはずなのにジャンヌ・オルタは復刻しませんし…


まぁ、それでも作者は頑張ります!ボックスガチャ制覇します!
それでは!!


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何が始まるんです?第三次刑部姫立てこもり事件だ

初めて1話完結ではないものを書いたので前回のあらすじを…

復刻クリスマスイベントの会議は刑部姫によって円滑に終わった。だが、その数時間後に刑部姫はボイコットしてしまった。

一体何があったのか…


※今回はFGOのゲームとはほぼ関係ないストーリーになります。ご了承ください。




刑部姫がボイコットを始めてから数十分、真っ先に俺のもとへ来たのは玉藻の前だった。

 

 

「それでどうしてああなったのか原因を聞かせて欲しいのですが…」

 

 

「あぁ、話さねばならないな。お前には」

 

 

〜数時間前

 

 

先程までの会議が終わったので俺は今までちょいちょい進めていたドラクエVをやる事にした。

 

 

「ドラクエV。久々にやろうと聞いた時は驚いたが…やっぱり楽しいな。お前はどこまで行った?」

 

 

「結婚式前夜」

 

 

「奇遇だな、姫ちゃん。こっちもちょうどビアンカとフローラ、そしてデボラが出てきた」

 

 

「誰と結婚するの?」

 

 

「まずデボラではない。そして念を押しておくが、ルドマンでもない」

 

 

ちなみにノゲノラの空は初回プレイの時はルドマンだったらしい。

 

 

「だね…この二択を体験している人なら意識して選ぼうとしてもつい本命を選んじゃうよね〜」

 

 

「あぁ、つい右手が動いちまう」

 

 

「ビアンカだよね〜」

 

「フローラだよな〜」

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『は?』

 

 

 

え?ビアンカ選ぶの?刑部姫は俺と同じだと思ったのに…

 

 

「あれはフローラ選ぶやつだろ」

 

 

「あんな可愛い幼馴染を切り捨てるの!?まーちゃんの薄情者!人でなし!」

 

 

まさか妖怪(無論、差別的な意味はない)の刑部姫から人でなしと言われる日が来るとは思ってなかった…。いや、そうではなくて。

 

 

「フローラなら金や水の羽衣、しんぴのよろいを貰えるし、ルドマン邸でならただで宿泊可能。そしてフローラはイオナズンやベホイミ覚えるし…いや、そもそもビアンカが覚える呪文は大抵フローラも覚えるな。ここまで来たらフローラを選ぶ方が良いのは確定的に明らかだろ」

 

 

あとこれは最も重要なんだが、俺はフローラの方が可愛いと思っている。他にも理由を挙げるなら最初の段階では天空の盾を貰うにはフローラとの結婚しかないと言われていたので俺はそれらにも後押しされ、初回はフローラと結婚した。

 

 

「フローラにはアンディがいるでしょ!フローラはあいつにくれてやりなよ!ビアンカを独りにさせるつもり!?」

 

 

「そのアンディもどっかの元踊り子と結婚する!ビアンカが独身なのは彼女の落ち度だね!!」

 

 

「苦しい時や悲しい時、そして楽しい時…ビアンカとは数えきれないくらい沢山の思い出があるでしょ!」

 

 

「お前、ビアンカが結婚前夜主人公の所行って何すんのか知ってんのか?」

 

 

「あいつフローラと結婚しろって言ってたろ」

 

 

「その後すごく寂しそうにしてたでしょうが!」

 

 

「つかビアンカを選ぶよな?って風潮が嫌い。何故ビアンカは至高。フローラを選ぶやつはクズみたいに言われなきゃならないんだ?フローラを選んで何が悪い。あとフローラ選ぶやつは愛がないとか言うけど俺はフローラを愛してるからな」

 

 

あとゲームでもほとんどのやつが間接的に言うビアンカと結婚しろみたいな圧力やめろ。腹が立つ。結婚は本人の好きにさせろってそれ一番言われてるから。

 

 

俺は確かに能力面でもフローラを推しているが、それを抜きでもフローラが好きだ。それなのにどうせ天空の盾目的だろとかパパスが成仏出来ないだのほざく連中が我慢ならない。俺は結婚詐欺師じゃねーんだぞ。

 

 

「だったら勝負といこう!勝負はお互いビアンカ、フローラと結婚してからがスタート!!今からクリアまでノンストップで攻略してより早くミルドラースを倒した方が勝ち!」

 

 

ほぉう…俺に対決を挑むと…良い度胸だ。

 

 

「なら追加ルールを提案する!嫁は可能である限り必ずパーティに入れる!いいな!?」

 

 

どちらの嫁が優れているかの対決なのに嫁を外されてはたまらないからな。

 

 

「そんなの縛りにもならない!行くよ、まーちゃん!」

 

 

「よし、来いや!今に見てろよ、姫ちゃん!!」

 

 

「いくらまーちゃんでもここだけは譲れない!絶対に勝つ!」

 

 

〜数時間後

 

 

結婚式を始めたまでは良かった。お互いビアンカ愛してるよ〜!とかフローラ大好きぃぃぃぃなどお互いに煽りながら結婚式までは楽しく進んだ。

 

 

だが、結婚式後からは地獄だった。

 

 

自らの嫁こそが至高だと証明するため、睡魔と戦いながらお互い本気の攻略に入ったことで俺のマイルームはゲームの音とボタンを押す音のみが聞こえる絶対不可侵の空間と化した。

 

 

お互い言葉は一切発さず、敵に睨みをきかすのみ。二人が考えているのは思考速度が落ち始めている中でいかに早く相手よりクリアするか。

 

 

先にその静寂を破ったのは…

 

 

「よし、私の見立てならあともう一息で…」

 

 

「よっしゃぁぁぁぁ!ミルドラース撃破!!フローラが王道を征くビアンカを下した。やはりフローラを見込んだ俺は正しかった。よってフローラは正しかった。フローラ万歳。フローラ愛している。証明終了 Q.E.D. 」

 

 

やはりフローラが一歩先を行ったな。確かに装備品はビアンカが勝るが、基本的に攻撃を息子に任せ、フローラは回復。天空装備の息子の回復数を極力減らせば圧倒的にダメージレースで打ち勝てる。

 

 

「くっ…」

 

 

「おーい、ビアンカ派代表?ねぇ、どんな気持ち!?ねぇねぇ、今どんな気持ち!?」

 

 

ふっ、これ程素晴らしい勝利は他にないな。フローラの強さを証明できた。あまりの嬉しさに眠気も全て吹っ飛んだ。今日は良く眠れそうだ。

 

 

「…」

 

 

「おっ、どうした?反論出来ないか?なぁなぁなぁ!」

 

 

「…バカ」

 

 

「まーちゃんのバカ!もう知らないぃぃぃぃ!!」

 

 

〜回想終わり

 

 

「要約すると俺はフローラ派代表としてビアンカ派代表の姫ちゃんに抵抗し、見事勝ったって話だ」

 

 

「マスター、私は『どらくえふぁいぶ』も『びあんか』と『ふろーら』も全く分かりません。ですが、一つ苦言を呈してもよろしいでしょうか」

 

 

「おう、何でも言ってくれ」

 

 

「マスターは子供ですか!?話を聞く限り完全に売り言葉に買い言葉じゃないですか!」

 

 

「いや、戦いを吹っかけたのはあっち!そして負けて拗ねたのもあっち!」

 

 

 

「普通にどっちも良いではダメなのですか?」

 

 

「いや、何か食い下がっちまった。ここで食い下がらなかったら何か大切なものを失う気がしたんだ」

 

 

フローラ派として俺は主張したい。ビアンカと結婚しろという周りの重圧に負けず、好きな子と結婚して良いのだと。

 

 

「マスター、説得に行かれるのでしたら…あの子にかける言葉だけは間違えないでください」

 

 

説得か。だが、ビアンカフローラ…途中からデボラまで入ったこの戦争自体を終わらせるのは誰にも不可能だ。

 

 

「…何かアドバイスは?」

 

 

「私も刑部姫ちゃんの全てを知っているわけではありませんからねぇ…」

 

 

「ですが、マスターの気持ちをしっかり伝えればそれに応えない彼女ではないと思いますよ」

 

 

「ありがとう。それじゃっ、行ってくる」

 

 

〜刑部姫の部屋

 

 

「ひ〜〜め〜〜!開けてくれ!!」

 

 

「分かってたよ。うん、分かってた。ビアンカじゃフローラに敵わないかもしれないって。フローラこそが至高。胸張って良いと思うよ」

 

 

ヤバい、ちょっと前ならビアンカの素晴らしさを説明していたはずなのに今ではすっかり負け犬ムードが漂っている。

 

 

「悪かった!俺が言いすぎた!すまん!」

 

 

「…こっちこそ、ごめん。私もあの時はついカッとなっちゃって、そのまま意地張ってたら出る機会失っちゃって…」

 

 

「…ねぇ、聞いていい?」

 

 

「何だ?」

 

 

「もし、次があったら…今度はどっちを選ぶ?」

 

 

「ん?そんなの…答えは決まっているじゃないか。悪かったな。お前の気持ちも知らずに…」

 

 

「ま、まーちゃー」

 

「フローラ」

 

 

「…?」

 

「フローラ」

 

 

 

「…え?」

 

「フローラです!!」

 

 

俺はやった。自分の気持ちに正直に答えた。悔いはない。

それに人間はそう簡単に生き方を変えられないからまぁ、多少はね?

 

 

「…出てけぇぇぇぇ!!」

 

 

この後数時間の説得によってやっと出てきてもらいました。




初手でフローラを選んだら友人だけではなく、父親からも批判された作者です。(ちなみにPS2)

作者は別にビアンカが嫌いなわけではありません。そこだけはご理解していただけると幸いです。


今後FGOがどちらか一体しか取れない配布鯖で喧嘩の火種を運んで来たりしないか心配でなりません。


相変わらずガチャ率渋いけど運営にまだ最低限の良心が残っていることを願います。


次回辺りにクリスマス攻略なんかもサラッと書くと思います!それでは!


追記

証明完了になっていたので証明終了に直しましたw お恥ずかしいww


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復刻クリスマスイベント開始!姫ちゃんの本気

クリスマスイベント始まりましたね…
作者は星3礼装2つだけと心許ないのですが、頑張ります!

まだイベントがあまり解放されてないので、前回ラストの姫ちゃんを少しだけ掘り下げたいと思います。


「ついに来たか、復刻クリスマスイベント!!ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ(以下省略)が手に入るイベント!!」

 

 

「そこまで言ったのなら最後のリリィぐらい言ってあげてください。先輩」

 

 

あっ、あとリリィしかなかったか。だけど、めんどくさいし、これからは分かりやすく邪ンタと呼ぶことにしよう。

 

 

「エミヤ、ジャンヌ、マタ・ハリ、マシュ…あとは牛若丸と期間限定加入の邪ンタ…実用的なレベルにいるのはこの辺りか」

 

 

牛若丸は最初の頃ちょっとだけ使っていた。だが、ブーディカと同じライダーだったのでキャスターだけが相手の時ぐらいしか使っていなかった。

 

だが、今回のイベントなどのために少し前、自バフのみでも宝具で約8万弱を出せる程度には育てた。

 

 

「よし、行こう!まーちゃん!!イベント頑張るよ!」

 

 

「先輩、刑部姫さんがやたらやる気に満ちているのですが…」

 

 

「やっぱ昨日のあれが原因じゃないか?」

 

 

「昨日のあれ…とは?」

 

 

「ほら、昨日のボイコットしてた時…」

 

 

〜回想(刑部姫side)

 

 

「ふっふ〜、アサシン星5の姫がいなくなってはまーちゃんも困るはず〜!せっかくだし、まーちゃんに付けてた小型カメラと盗聴器で様子を見てやろう!」

 

 

姫がいなくて困るまーちゃんの姿…今でも眼に浮かぶ…

 

 

〜カメラ

 

 

『先輩、今日は宝物庫の日ですよ』

 

 

『げ、宝物庫か。姫ちゃんいないんだよな…俺が酷いこと言ったばかりに…』

 

 

よしっ!姫が必要な周回!これでまーちゃんは私に泣きつくのが目に浮かぶ!

 

 

一番最初はカレスコサモさん、タマモッチ、フレンドの嫁ネロを使った周回をしていたらしい。

 

 

次に孔明が来てからはダイブトゥーブルーサモさんにタマモッチ、孔明。そしてフレンドのオジマンディアスを使って周回だったとか。

 

 

そして姫が来てからはフレンドのオジマンディアスと入れ替えで採用。凸モナリザさえ積んでいればフレンドは自由になった。これを上回る周回は出来ないはず!

 

 

『そうですか…それではフレンドでオジマンディアス王を呼ぶのはどうですか?』

 

 

ぁぁぁぁ!しまった…やっぱり代わりは…

 

 

『マルタやサンタアルトリアオルタ…?みんな明日のイベ仕様じゃねーか!気が早ぇんだよ!』

 

 

よし!代わりはいなかった!フレンドさんナイス!

 

 

『それでは多少非効率的になりますが…かつて使っていたネロさんを使うのはどうですか?』

 

 

※マシュも刑部姫も…数日前まではマスターすらNPを供給するだけなら魔術協会制服を使えば刑部姫がいなくても代わりが務まることに気づいておりません。

 

 

『いや、その必要はない。ちょっとだけ待っていてくれ。俺の不始末でみんなに迷惑かけるわけにはいかないからな。なんとかしてくるよ』

 

 

ふふふ…やっぱり姫が必要になったんだね。いいよ。反省しているみたいだし、そろそろまーちゃんを許してあげよう。それと引き換えに新たなフィギュアを…新しいヘッドホンもありかも。いや、液タブを新調するのも捨てがたい…

 

 

あれ?まーちゃん、私の部屋はそっちじゃないよ?どこに行くの?

 

 

『牛若丸。ちょっと来てくれないか?お前に任せたい仕事があるんだ』

 

 

『はい!お任せください、主殿!!』

 

 

え?牛若丸?何で?

 

 

『よし、今からスキルレベルを沢山上げよう。いやー残しておいて助かったわ』

 

 

そしてスキルレベル上げ?これが一体何の解決に…

 

 

『よし、宝物庫へ行くぞ!』

 

 

嘘でしょ?フレンドでオジマンディアスは呼べない。フレンドは凸モナリザがあれば誰でもいい。それなのにNP供給が必要ないとでも?

 

 

※二度目になりますが、魔術協会制服で問題なく解決できることに気づいておりません。

 

 

『おまたせ。悪いな、ちょっと遅くなっちまって』

 

 

『おっ、新しい宝物庫周回担当か?』

 

 

『あぁ、ちょっと刑部姫が今出られなくてな』

 

 

いや、出れるよ!?まーちゃんが来てくれたら私いつでも出るのに!

 

 

『この牛若丸、必ずや主殿の命を果たします!』

 

 

『おぉ!気合い入ってんじゃねぇか!よし、行くぞ!』

 

 

行っちゃった!?…ふふ、でも今日のノルマ分の消化は確実に遅くなる!これでやっぱり姫が必要だとまーちゃんが泣いて謝る姿が目に浮かぶね!

 

 

〜数十分後

 

 

嘘だ…嘘に決まっている…

 

 

『お疲れ様〜!牛若丸!ありがとう!お前がいてくれて助かったよ!』

 

 

姫がいる時より効率上がってるなんて!!まーちゃん、満面の笑みを浮かべて牛若丸をなでなでしてるし!

 

 

『主殿…』

 

 

そんなはずは…牛若丸がいたところで…

 

 

天狗の兵法A

 

味方全体のNP獲得量をアップ(3T)

 

 

これかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!おまけにカリスマも持ってるし!私より適任じゃん!逆に何で今まで気づかなかったの!?

 

 

『お前が良かったらこれからも一緒に来てくれないか?』

 

 

『はっ、主殿のお役に立てるのであれば…この牛若をいつでもお呼びください』

 

 

こ、これはもしかして… このまま姫の出番がどんどんなくなって…

 

 

 

 

『強化解除が必要?いやいや、姫ちゃんよりフレンドでジャックちゃんか天草連れていこうぜ?なんなら自前でメディア出せるし』

 

 

『そうね。行くわよ、マスター』

 

 

 

 

『Qパのサポート?ホームズの方が良いだろ。あっちの方が宝具が攻撃的だし、スキルも実用性が非常に高い。刑部姫のはなんか中途半端じゃね?』

 

 

『普段であれば一概にそうとは言えないが…今回の戦いでは彼女より私の方が適任なのは明確な事実だ』

 

 

 

 

『アサシンが必要?なら単体宝具のパライソか全体宝具の酒呑を呼ぼうぜ?あいつらの方がウチのパーティと相性が良い。あいつのサポート宝具じゃ泥仕合になっちまうよ。せっかく回転率高いんだからそこを生かそうぜ? まっ、今回はパライソちゃんが最適かな』

 

 

『お任せください、お館様。期待に添えるよう、全力を尽くす所存でござる』

 

 

 

 

『まーちゃん!姫とゲームやらな…い…?』

 

 

『え?』

 

 

『だ、誰!?その子!』

 

 

『あの…あちらのお方は一体…』

 

 

『すまんな、俺もよく分からなくて…さっ、それよりゲームの続きをやろうぜ。インフェルノちゃん』

 

 

『そうですね!ぜひ昨日やったマリカーをしましょう!私、これでもかなり特訓してきたんです!次は勝ちますよ!』

 

 

※作者はまだインフェルノを持っておりません。姫の妄想です。

 

 

『ここで右カーブです!』

 

 

『あっ…』

 

 

『す、すみません!マスター。つい夢中になってしまい…身体が…』

 

 

『ははっ、そういうところも可愛いよ。やっぱりインフェルノちゃんと遊ぶゲームは楽しいよ』

 

 

『私もマスターとゲームができて楽しいです!』

 

 

『インフェルノ。これから毎日ゲームしようぜ?一緒にさ』

 

 

『…はい、これからは私と一緒ですよ。マスター』

 

 

〜妄想終わり

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

姫はお払い箱となってしまい、ただの黒字掘削機となってしまう。いずれ限定や配布を除いた全星4鯖から1体配布が来るからアーチャーインフェルノが来るのも時間の問題。そして久々に出番が来たと思ったらまーちゃんに薄い本みたいな酷いことをされて…

 

 

『主殿!今日は私と夕食を食べませんか?』

 

 

『あぁ、もちろんいいよ。一緒に食べよ』

 

 

…よし、来た。まーちゃんにやる事はただ一つ。

 

 

〜マスターside

 

 

さて、今日は牛若丸の新しい可能性に気づけたし…。刑部姫の仕事も少しは減らせそ…

 

 

「まーちゃん!!私に仕事ちょうだいぃぃぃぃ!!」

 

 

「ひ、姫ちゃん!?ど、どうしたんだ!?いきなり大声で泣きだして…」

 

 

「私の存在意義!まだ無くなってないよね!?ねぇ!」

 

 

え?存在意義?話が全然見えてこない。だが、確実に言えることが一つある。

 

 

「お、おう。…というか姫の出番が完全に無くなるだなんて思っていたのか?」

 

 

「…え?」

 

 

「ここまで育てておいて使えなくなったらポイだなんて真似…俺はしないよ。まだ亜種特異点は残っているし、マシュやダヴィンチちゃんが見つけ次第戦いに行かなきゃならない。お前はそのための大事な戦力…いいや、違うな。俺の大事な仲間だよ」

 

 

もちろん姫ちゃんだけじゃなく、カルデアにいるメンバーみんながそうだけどね。

 

 

「…ありがと。明日のイベントは頑張るから」

 

 

〜回想終わり

 

 

「ボックスガチャが来ようと姫ちゃん、張り切って開けちゃうよ!」

 

 

この後1ボックス半開けたらいつもの姫ちゃんに戻りました。




作者が牛若丸の育成が滞った理由としてはマリーに種火を割いたことや孔明のスキル上げで金が減りまくったせいですw
牛若丸が十分なスキルレベルを上げられたのでやっと嫁ネロ抜きで三連宝具が打てます!
牛若丸は宝具威力が高いので宝具レベルとレベルを上げたら大抵のキャスターやバーサーカーは沈めてくれます。

作者はジャンヌ、エミヤ、邪ンタ、牛若丸の4人を主力として必ずや完走します!それでは!


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周回中で疲れた所にトドメの一撃

ウルトラサンを楽しみながらFGOをやる作者です。
名前は作者が好きなキャラから取って『システィーナ』にしてます。
やっとフルーツケーキ最効率が出ましたが、作者は星5礼装を一切所持しておりません。
増やすサーヴァントも邪ンタのみです。
靴下最高効率が出たら今以上に周回しなければならない…考えただけでもキツいですw


「フルーツケーキ最高効率を周回じゃコラァ!」

 

 

あぁ、逃れられない(周回)。早速今日0時解放された場所を今すぐに周回しなければならない。行かなくては…

 

 

「ついでにショートケーキが集まるからジャンヌとエミヤはそのまま…フルーツケーキを増やす邪ンタ。デバフ要因のマタ・ハリ…そして男性特攻が刺さるメイヴで行く。ジャンヌ達は少し出番が多くなるが、我慢してくれ」

 

 

「分かりました。くれぐれも体調には気をつけてください、マスター」

 

 

「ふふっ、フルーツケーキを集めるために私を呼ぶ!論理的です!」

 

 

「フレンドは邪ンタを使う。フルーツケーキ礼装限凸済み。実に論理的だろ?」

 

 

「…ちょっと成長した私!?」

 

 

「スタメンはジャンヌ・メイヴ。そしてフレの邪ンタだ。メイヴと邪ンタのNPが3戦目までに溜まるように立ち回る。こっちの邪ンタはベンチでも温めていてくれ」

 

 

「…!!」

 

 

いまだ第三再臨すらしてないからまぁ、多少はね?(19日午前0時時点)それに宝具レベルとか戦力にするには足りないものが多すぎる。

 

 

「それじゃあ、行くとしよう…」

 

 

 

まずはジャンヌの星生産スキルなどを使い、序盤を極力早く突破。出来るだけ星を増やしておき、可能であれば2戦目の何処かでメイヴのブレイブチェインを組んでキャンドルファイヤーを倒す。上手くクリティカルが絡めばそいつは1ターンで死ぬ。

 

 

ボスの場所に着いたらオーダーチェンジでジャンヌを下げて、マタ・ハリに変えるだけ。もしみんなの体力が怪しくなれば必要に応じてガンドを撃つ。

 

 

「マタ・ハリ!デバフは任せた!二重デバフをかけるのは子ギル!」

 

 

「えぇ、任せて。マスター」

 

 

マタ・ハリは防御デバフが2種類あり、ダブルでかければかなり防御力を削ってくれる。これは人理修復の最終決戦でも役に立ってくれた。

 

 

「残り二人は宝具解放!!」

 

 

 

「しゃんしゃんしゃーん!しゃんしゃんしゃーん!しゃんしゃんしゃーんしゃしゃーん!」

 

 

「『愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラヴ)』!!」

 

 

よし!二撃必殺!!これが分かっただけで儲けものだ。あとはこれを繰り返すだけ…

 

 

 

 

 

「あぁ、いいなぁ。メイヴちゃんのモフモフコートめっちゃ暖かそう…俺は一体何が悲しくて全身タイツみたいな格好でこんなところを周回しているんだろう…」

 

 

何度二人の宝具を見ただろうか…。何度トナカイみたいなやつが虐さー倒される姿を見たのだろう。そろそろ正気を保てなくなりそう。

 

 

「マ、マスター!?大丈夫ですか!?今日はそろそろ眠ー」

 

 

「ほら、ちょっとこっち来なさい」

 

 

「お、おう…」

 

 

バサッ

 

 

「貸してあげるわ」

 

 

メイヴに言われるがままに近寄るとメイヴは自分が羽織っていたコートを俺に渡した。

 

 

「もうちょっと周回するんでしょ?着てもいいから私のために頑張んなさい。私のスキルレベル…上げてくれるんでしょ?」

 

 

暖かい… メイヴってこんないい匂いすんの?思わずメイヴに抱きつかれているかのように錯覚して…

 

 

しまった。危うく絆されてまともな判断が出来ないところだった。絆されかけたのは俺の自業自得だが。

 

 

だが、これでいける気がする。確信がある。

 

 

「マスター、私の出番が来るまで暖めてあげるわ」

 

 

「はうっ!?」

 

 

う、後ろから急に抱きつかれた!?…もしかして敵か…!?

 

 

いや、それはないか。少し拗ねているとはいえ、後ろにいる我がカルデアの邪ンタが敵をみすみす見逃すとは思えないし、エミヤだって控えている。つまりは…

 

 

「マタ・ハリか。一瞬心臓止まりかけたわ…」

 

 

「マスター、手を」

 

 

「あ、ありがと…」

 

 

マタ・ハリの手の温もり…暖かいな。二人のおかげで吹雪いているはずなのになんだか身体中が暖かくなって…

 

 

「マスター、指示を!!」

 

 

ジャンヌ・ダルクか。もう数えるのをやめたくらい周回したとは思うが…

 

 

「メイヴのカードが少ないからここを突破した時、メイヴはブレイブチェインを組めるはず!星生産のスキル使って突破!初手Qで星生産を優先してくれ!」

 

 

「了解です!」

 

 

『先輩…何で周回なのにメイヴさんのコートを羽織りながら、マタ・ハリさんとくっついてイチャイチャする必要があるんですか?』

 

 

「…」

 

 

あれ?もしかしてこれ全部筒抜け?…やっちゃった?

 

 

『…』

 

 

「…」

 

 

俺とマシュの間にここよりも遥かに冷たい空気が広がる。さて、どうしたものか…

 

 

『先輩、朗報です。探していた最後の亜種特異点がまもなく見つかります』

 

 

 

 

「はー!?」

 

 

つい現実を受け入れられなくて素っ頓狂な声が出てしまった。何だって…?

 

 

「マスター!3waveになりました」

 

 

はいはい、オダチェンオダチェン。マタ・ハリいってら。

 

 

「頑張るわね、マスター」

 

 

「あとは可能な限りバフ・デバフを盛って、宝具解放!任せたぞ」

 

 

もう何周もしたからは最後くらいは指示しなくてもいけるな。気がかりなのは先程言っていた亜種特異点だ。冗談だと言ってくれ。

 

 

「…で、詳細は?新手の嫌がらせか?精神攻撃か?」

 

 

マシュを信用していないわけではない。だが、タイミングが悪すぎる。何故今なんだ。

 

 

『いえ、誓ってそのようなものではありません』

 

 

『しかし、詳細はまだ不確定な情報が多いので今は控えさせていただきます。それでも最後の亜種特異点への手がかりを掴んだということは事実です。すぐさま詳細な位置などを解析します』

 

 

「…なぁ、マシュも少しぐらい休んでもいいんだぞ?今、午前1時を回ってんだし」

 

 

俺のクリスマスが亜種特異点修復になってたまるか。クリスマスぐらいみんなでゆっくりクリパさせろ。

 

 

『お気遣いありがとうございます、先輩。…ですが、私がやれる事はこれくらいですので…』

 

 

「…そうか、無茶はすんなよ」

 

 

はぁ…亜種特異点の解明早すぎないかね?今年のクリスマスイベントまで多少は休めそうな気がしてたのに…

 

 

「無事終わったわよ」

 

 

「お疲れ様、メイヴ。あとはボックスガチャして終わりだな」

 

 

「トナカイさん!再臨素材、絶対当ててくださいね!」

 

 

「無茶言うな、当たるよう努力はしてやるが」

 

 

「幸運EXの私がいれば余裕よ」

 

 

「あっ、外した」

 

 

「トナカイさん!!」

 

 

やれやれ。今回の復刻イベ周回パーティの中では一番手に余るやつらが多いが…とりあえず必要になりそうなフルーツケーキが集まるまでは星5礼装の晩餐を狙いながら周回するか。




0時になったからわた雪級の周回に切り替えようとした矢先にセイレムの情報をくらった作者です。


ちなみに前にも少し触れましたが、マタ・ハリは低レアサーヴァントの中では作者一番のお気に入りサーヴァントです。

最初は低レアの中では一番可愛いし、声優が種ちゃんだから育てようかな〜と軽い気持ちで育ててましたが、幕間クリア後のプロフィールを見て好きになりました。

そこからとある場所でマタ・ハリさんの絆礼装バレをくらい、その意味を知ったことでより好きになりました。


作者のマタ・ハリはまだ絆6ですが、コスト節約も兼ねて隙あれば連れています。


靴下最効率は100%あり得ないだろうけどサモさんシステムがあれば楽に周回出来るような場所にしてくれると嬉しいですwそれでは!


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2016クリスマス 高難易度攻略開始!

2016年クリスマスイベント…我がカルデアにもやっと正式に邪ンタさんが来た作者です。靴下しか落ちない一番下のぼたん雪級を周回しながら書いてます。

最後のサーヴァント達…もうちょい体力下げてくれませんかね…?


今回はぼたん雪級とは全く関係ない今回の高難易度を攻略します!どうせなら呼符くれても良かったんですけどねぇ…


「さて、全員メンバーは集まっているな?」

 

いつもの高難易度攻略に欠かせないメンバー達が集まる作戦会議室。ここに集まるメンバーこそが我がカルデアの最高戦力。

 

 

「先輩、刑部姫さんは…」

 

 

「あ?あいつなら…」

 

 

prrrr…

 

 

「全く…会議中だぞ?電源ぐらい切ったらどうだ?」

 

 

やべ、電源付いたままだったか。いや、待て…俺が非通知にしてないってことは…

 

 

「すまん、アルトリア。そしてみんな。会議中に失礼する」

 

 

「もしもし」

 

 

『姫はこれからライブ配信があるので攻略休みまーす!まぁ、姫がいなくてもまーちゃんは上手いことやるよねっ!それにあの超絶耐久パが崩されるなんて正直ありえないし。じゃあね〜』

 

 

「ちょっと待て!欠席するならもっと早く報告しー」

 

 

…おい、コラ。ドタキャンすんな。あと盛大なフラグを建築してんじゃねーよ。

 

 

「ほぉう、刑部姫。いい度胸だな。今から突撃しに行くか?マスター」

 

 

「いや、別に大丈夫なんじゃないか?刑部姫がいなくたって攻略してやるさ」

 

 

「…先輩は少し刑部姫さんを甘やかしすぎていると思います」

 

 

「そない些細なこと気にせんでも…アサシンならウチがおる。安心せや」

 

 

「そうだな」

 

 

さぁ、今回はどんな高難易度かな

 

 

「セイバー、キャスター、アサシン、ライダー?ジャック、ナーサリー…ん、それだとセイバーやライダーは?」

 

 

「考え方が違うよ。こういう時は今回のイベントで敵対した人物を考えるんだ…君は彼女達の他に誰と戦ったかな?」

 

 

誰と戦ったか?んなもん覚えているさ。

 

 

「天ーサンタアイランド仮面、呪腕先生、エミヤ、レオニダァス、風魔小太郎、トータ、マルタ、牛若丸、荊軻…ぐらいか?」

 

 

俺が今まで戦ったサーヴァントを列挙してみた。だが、ホームズの表情は変わらない。何か間違えたか?

 

 

「灯台下暗しとはまさにこの事だろうね。君は肝心なところを洗い忘れているよ」

 

 

「…肝心なところ?」

 

 

他に戦ったサーヴァント?サーヴァント…

 

 

「サンタオルタ!?」

 

 

「そう考えるのが妥当だろうね。セイバー候補がいない以上、他は恐らくモブ。しかし油断は禁物だ。この少ない情報では判断材料が少ない。だが、考えうる可能性は大きく分けて2つに絞ることができる。モブを無視しようとただボスを倒せば勝利かほぼ勝利確定になるか。もしくはボスを先に狙えばそれによってモブが強化され、手がつけられなくなるか。それらを加味して編成を考えたまえ」

 

 

前者は最近あった2017ハロウィンの黒幕アーチャーやある程度バフを剥がせばあとは本体を狙うだけだったネロ祭のメイヴ。後者は同じくネロ祭のダヴィンチちゃんとかかな。

 

 

「サンタの私か。私と同じく全体宝具を使う相手である以上…無敵や回避は必ず全員に付与する必要があるな」

 

 

編成か…アサシン。どうすっかなぁ…まず耐久するのは確定。サンタオルタが出てきたらアサシンで倒しにかかる。これが基本プラン。

 

 

モブを避けてボスを先に狙う場合かボスを避ける場合。いずれにせよ、全体宝具の酒呑は不向きだ。

 

 

「ちょっと欲しい人材を連れてくるからちょいと待ってて」

 

 

今回の戦い…きっとあいつは役に立つはず!

 

 

〜編成完了!

 

 

「よし、これでどうだ!」

 

 

ジャンヌ・ダルク

礼装 2030年

 

 

玉藻の前

礼装 柔らかな慈愛

 

六導玲霞の礼装。HP回復量を上げる効果があり、玉藻はスキルと宝具の2つで回復を行えるので相性は中々。

 

 

諸葛孔明

 

 

サブ

 

 

ヴラド三世

 

 

アサシン・パライソ

礼装 凸ゼルレッチ

 

 

源頼光 (フレンド)

礼装 凸カレスコ

 

 

マスター礼装はカルデア戦闘服。

 

 

序盤は耐久して、後半一気に蹴散らす。これでいけば最強。さぁ、行くぞ!!

 

 

 

 

初見で立てた作戦だが、上手くいく。そう思った時期が私にもありました。

 

 

「どうした?それでも貴様は人理修復という偉業を為したマスターか?」

 

 

「くっ…」

 

 

4体編成となっていたので雑魚を全員同じタイミングで倒さなければならないと考え、ある程度削ってからはアドリブでオダチェンを使い、頼光を呼び出して宝具を撃って蹴散らすまでは上手くいった。

 

 

トナカイの強化スキルみたいなものを使ったので恐らく正しい判断だったのだろう。だが…

 

 

「お館…様…」

 

 

何故俺はここまで追い詰められている…!? 答えはシンプルだ。アルトリアの攻撃力が想像より高かった。あのジャンヌ・ダルクすらクリティカル連打によってあっけなく沈められてしまった。

 

 

おまけに最初はB耐性。ゲージを1つブレイクさせたら次にA耐性がついた。2ゲージ目をブレイクさせたら恐らくQにも耐性が付くと考えるのが妥当か。 しかし、解除しなきゃ永続はキツいなぁ…

 

 

そんな最悪な状況なのに敵のゲージはまだ1つ残っている。だが、こちらはパライソ1人で満身創痍。ガンドも既に使用済み。

 

 

「最後はそこにいるアサシンだけか。多少時間はかかるが…次の宝具で終わりだ」

 

 

「スキル発動!呪術(巫)C!!」

 

 

「承知!」

 

 

宝具封印!これで1ターン凌げる!

 

 

「ちっ、小癪な真似を…」

 

 

「甲賀流A!そしておろちの呪B!!」

 

 

「はぁぁっ!」

 

 

「ふん…よく足掻くな。日本の忍とやら」

 

 

おろちの呪にはアーツ強化だけではなく、呪い状態を付与できる。宝具は含まれないが、今回は宝具を入れてないから計3回!合計1500ダメージが貴様の体力を徐々に蝕む!

 

 

「いくぞ、宝具解放!」

 

 

「来たれ、大蛇!!」

 

 

宝具からのQ Q!! Qならまだ耐性はないし、EXで更にダメージを稼げる!さすがに削りきれるはず!

 

 

「くっ…」

 

 

よしっ!これで二度目のゲージブレイク!そしてやはりQに耐性か。

 

 

 

「私のゲージを2つも削るとは…よくやったな。褒めてやろう。だが…」

 

 

 

 

「まだ足りない」

 

 

はっ!?クリティカル…だと…?

 

 

「お館…様…申し訳…ございま…せぬ…しかし、情報は確保しました…役立ていただければ…」

 

 

最後のパライソまでやられるのかよ…どんだけ強いんだよ。やつは…

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

『さすがに初見クリアは難しかったですね…対策も完璧に出来ましたし、一度出直しー』

 

 

「全令呪を以って命ずる。サンタオルタを…倒せ」

 

 

 

 

かかったターン 56ターン

令呪 三画使用

(令呪コンテニュー)

 

 

 

「お疲れ様です、先輩」

 

 

「今回のMVPは…パライソだな!最後一人になりながらもよくやったよ!」

 

 

「お館様…」

 

 

「いやぁ〜!本当に素晴らしい活躍だったよ、パライソ…っ…ぐすっ…ひっく…」

 

 

「お館…様…?泣いて…」

 

 

「あんなボロボロになってまで…ごめんな、俺が不甲斐ないばかりに…」

 

 

あと少し俺が丁寧に編成を組めば…パライソちゃんにここまで負担はかからなかったのではないか。あと少し、俺が的確に判断をすれば…

 

 

あと少し…俺が動揺しなければ…

 

 

「お館様が謝ることはありませぬ。先刻の戦は拙者が至らなかっただけでござる」

 

 

「パライソ…」

 

 

「いかがなされた?お館様」

 

 

「俺はこんな…ダメなマスターだけどさ…これからも一緒に戦ってくれるか?」

 

 

「愚問でござるよ、お館様。拙者は初めてお会いしたあの日からずっと…お館様に忠誠を誓った身でござる。いつまでも…どこまでもお供いたします」

 

 

「ありがとう。本当にありがとう…」

 

 

「ん、お館様…苦しいでござるよ」

 

 

パライソちゃん…やっぱりお前はいいサーヴァントだよ。最初引いた時、インフェルノちゃんじゃないんかい!とか思って本当にごめんなさ…い…?

 

 

はっ、この刺すような視線は!まさか…

 

 

「先輩、いつまでパライソさんと抱き合っているのですか?」

 

 

「はっ、マシュ!?いつの間に!お前いつから瞬間移動を…」

 

 

「最初からここにいましたが…というか皆さんが見ていますよ」

 

 

あっ、そっか。俺が見逃していただけか。

 

 

「可能性は薄いですが…あの戦いのデータがいつか必要になるかもしれませんね。それでは、今回の高難易度のデータをまとめたファイルは我がカルデアの各高難易度攻略の記録をまとめた部屋に写真も添えて保存しておきますね」

 

 

「え?ちょっと待て!それにさっきのやつは入ってないよな!?なぁ!!」

 

 

 

持っていくな持っていくな!みんな閲覧可能にしないで!!

 

 

「入っているか…分かりかねますね。なにせ沢山写真を撮ったので…」

 

 

この後必至に頼みこんで消してもらったのでデータは流出せずに済みました。

 

 

〜翌日

 

 

「なぁ、マスター。私はあの時…マスターが無理にでもコンテニューした事には理由があると思うのだが…実のところどうなんだ?」

 

 

相変わらず鋭いな、エミヤは。あんま言いたくはなかったが…

 

 

「エミヤに隠し事は出来ないな。あの時は少しばかり感情的になったのも確かにあったが…それよりもパライソちゃんを入れた高難易度攻略は初めてだったんだ。だからさ、最初は華々しいデビューにしたいと思って」

 

 

「ふふっ、そうか」

 

 

「ん、今笑ったか?割と真剣だったのに」

 

 

「いいや、君らしいと思っただけだ」

 

 

エミヤの絆もそろそろ9か…一番最初の絆10は多分エミヤだな。

 

 

 

「おや、君にお客さんが来ているぞ」

 

 

「お客さん?」

 

 

「マスター!こんな寒い日は一緒にランニングでもしませんか!?」

 

 

レオニダァス!!ランニングか…シミュレーターを借りに行けばいけるな。だが…あっ。

 

 

「それいいな、行くぞ!!レオニダァス!だけどさ…」

 

 

「行く前に誘いたいやつがいるんだが…いいか?」

 

 

「もちろんいいですとも!トレーニングはみんなでやれば更に効率よく筋肉を鍛えられますからなぁ!…しかし、誰を誘うのですか?」

 

 

「気になるか?まぁ、今すぐ連れていくさ」

 

 

 

 

「え?これどういう状況?もしかして昨日ライブ配信で大事な会議すっぽかしたの怒ってる?あの高難易度もしかして姫の強化解除とか必要だった?ねぇ、ねぇ!!」

 

 

「そういや、お前。最近ちょっと体重増えたって言ってたよな?」

 

 

「あっ、それは気のせいだったというか…そもそもサーヴァントっていうのは体型が変わらないものであって…」

 

 

「それに引きこもりすぎるのは身体に毒だよなぁ?たまには身体を動かすのもいいと思うんだ」

 

 

「サ、サーヴァントは風邪なんてひかないし…そもそもまーちゃんみたいな行動派オタクとは対極の位置にいるのが姫だし…」

 

 

「三人四脚!これなら私とマスターが走り続ければ刑部姫殿は何もしなくても必然的に走り続けることができる!名案ですな、マスター!」

 

 

「あぁ、名案だろ?とりあえずこの辺を25周ぐらい行っちゃうか!」

 

 

「25周!?1周で何m!?」

 

 

「これが本当に陸上競技のトラックを再現しているなら…1周が400m…つまり10kmかな?まっ、頑張ろうぜ」

 

 

「問題ありませんぞ、私の計算通りが正しければたったの50分もかからず…そしてどんな不足の事態があろうとも1時間あれば必ず完走出来ます。さぁ、行きましょう!」

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

今日も我がカルデアのみんなは元気です。

 

 

「ちゃん♪ちゃん♪」




真面目に攻略情報を載せます

トナカイは殺トナカイ、術トナカイ、剣トナカイの三体です。
たまにムキムキになってHPアップ、クリティカルダメアップのドーピングしてきますが、3ターン後にスタンがかかります。
チャージ管理する方は気をつけてください。
偽りの肉体。ダメ絶対。

サンタオルタはトナカイを強化するので極力トナカイを全員一度に倒すべきです。頼光ママやアーラシュを強く勧めます。

ここまで来たらあとはサンタオルタのBAQ耐性だけです。
ジャックちゃん、天草四郎時貞、メルトリリス、あとは刑部姫とか刑部姫とか刑部姫の強化解除を駆使して、倒しましょう。


それでは!


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最近休んでいたやつがいるらしい

やっと今日完走しきった作者です

フレンド申請が沢山きて嬉しい限りです。
術は玉藻、殺は酒呑、EXはホームズと入れ替えることが出来るので意見などがあれば感想やメッセージをどうぞ。


「さて、靴下オンリーのぼたん雪級周回じゃぁぁぁぁ!」

 

 

「今回は時間効率を最優先!敵を確認したが、運が良ければ4ターンあればクリア出来る!そのメンバーを紹介だ!」

 

 

「1wave目はバニヤンが突破!」

 

 

「うん、頑張るよ!」

 

 

2wave目のドラゴンはパライソちゃんが突破!」

 

 

「はっ、お任せを」

 

 

「3wave目のサンタオルタ・アステリオス・カエサルを突破するのはフレンドの頼光!凸カレスコで開幕ぶっぱ!バニヤンのバフ・デバフも合わせればかなりのダメージになるはずだ」

 

 

ここまでやれば2〜3waveこそ多少カードの運が絡むが、首尾よく行けば1〜2waveは1ターン。3waveは2ターンで終わる。つまり計算上4ターンで周回可能!俺の所持キャラの中では一番早い周回だと思う。

 

 

「そしてこの周回を成立させるためにはある人材が必要不可欠…ふふふ…」

 

 

 

 

そいつがいるのはこの部屋。少し前まではかなりの頻度で出撃していたくせに今は溜まった積みゲーを黙々と崩している。この体たらく…スキル上げてやってんのは誰だと思ってんだ。

 

※我がカルデアにいるそいつのスキルレベルは11月22日現在で8・8・9。今回の復刻イベはスキル上げを大いに捗らせてくれました。

 

 

「なぁ、どうして俺が今まで周回を抑えていたか…知ってっか?」

 

 

「お前をこれからバリバリ働かせるためだよ、孔明!!」

 

 

「なっ、マスター!?イベント特攻ではなく、敵もライダークラスが多いということで私はしばらく休みではなかったのか!?」

 

 

「貴様のような周回必須要員をそう何日も休ませるわけあるか!!お前も道連れだ!!」

 

 

靴下オンリーだから今ではジャンヌやエミヤですら休暇を貰ってるのにこちとら常に周回参加だぞ。巻き込まなきゃやってらんねぇ。

 

 

「分かった。だが、少し待て!せめてセーブさせろ!!」

 

 

 

 

「くっ…今回は高難易度以外休みだと考えていたんだが…」

 

 

「お前はまだNP供給役だからまだマシだろ。常に宝具ぶっぱのバニヤンやパライソちゃんの身にもなれ」

 

 

「さぁ、NP供給はしっかりしろよ、孔明」

 

 

「あぁ、言わずとも分かるさ、マスター」

 

 

カレスコバニヤンと相撲パライソ。孔明のスキルをフル活用すれば全員100%にすることが可能。パライソちゃんの第三スキルを10まで上げればNPが30%増やせる。

 

 

これがあれば今やってる孔明の第一スキルの供給も必要なくなるから早いとこ上げておきたいな。

 

 

「よし、準備完了!まずはバニヤン!やっちまえ!」

 

 

「これが開拓者魂だぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

さて、そろそろ8ボックス目が終わる…そろそろ、出てこないか?

 

 

「はぁぁぁっ!」

 

 

よし、これでもう何セットかも分からないが終わー

 

 

「お館様!宝箱…光っていましたよ!」

 

 

はいはい、金宝箱…どうせモニュメント…

 

 

「来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

礼装来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!やっとだ!やっとドロップしたよ…

 

 

これでやっと晩餐を凸れる…

 

 

「やったよ、パライソちゃん!孔明!バニヤン!」

 

 

「お疲れ様でござる。あとは全ボックスの開封だけでござるな」

 

 

「終わりも見えてきたし、最後まで頑張るよ」

 

 

「これで最後のボックスを開けきれば素材を取り尽くす予定のないマスターは無事終わりだな」

 

 

「さて、ラストラン!全力で行くぞ!」

 

 

 

 

「ふぅ〜、終わった…」

 

 

「お疲れ様です、先輩」

 

 

「お怪我はありませんか?主殿」

「ますたぁ、お待ちしておりました!」

「お疲れ!マスター」

 

 

マシュの他にも牛若、清姫、ブーティカさんが迎えに来てくれたらしい。亜種特異点でもあるまいし、多少大げさっぽく思うところはあるが…そんなのは贅沢な悩みだな。帰りを待ってくれる人がいるってのはやっぱり素直に嬉しい。

 

 

「あぁ、ただ今。みんな…」

 

 

〜クリスマスイベ完走!

 

 

「さぁ、クリスマスイベント!ひとまずは復刻イベの目標オールクリアを祝って…」

 

 

『かんぱ〜い!!』

 

 

そこからは我がカルデアの料理担当サーヴァント達による沢山の料理が振る舞われた。

 

 

「おっ、今日はランサー頼光も厨房入りか」

 

 

「えぇ、人数が多いので…私も腕によりをかけますよ!」

 

 

相変わらずウチのカルデア料理に長けた連中多すぎないか…?

正直これより上が想像出来ないが…まぁ、いつかそんな日が来るかもしれないし、期待はしておこう。

 

 

「先輩、隣いいですか?」

 

 

「…あぁ、いいよ」

 

 

マシュと夕食か。そういや久々かもしれないな。最近のマシュは亜種特異点の捜索とかで忙しそうにしていたから一緒にいられなかったし…

 

 

「まーちゃん、隣座るね」

 

 

「ん?いいけ…ど…?んん!?姫ちゃん!?」

 

 

なっ、俺が言わなきゃほぼ絶対に部屋から出て来ない刑部姫が何故ここに!?

 

 

「いや、可能ならみんなが出るパーティだからさ、それに姫だけ出ないのも野暮かなって…」

 

 

 

 

「お前の口からそんな言葉がでてくるとは思ってなかった」

 

 

「ちょっと!それどういう意味?」

 

 

「あっ、悪い悪い。言い方が悪かった…成長したな、お前。こんな短期間でさ」

 

 

刑部姫と会ったのは10月26日のハロウィンイベントだったから約1ヶ月前か…それなのになんだか随分と前に感じるな。

 

 

「そ、それは…まーちゃんはこんな姫なんかでも見捨てないで色々と面倒見てくれたし…だから、ちょっとぐらい期待応えなきゃって…」

 

 

「マスター!」

「ますたぁ!」

 

 

『あ〜ん!』

 

 

ん?箸が2組…それぞれかぼちゃの煮物と海老の天ぷらを持ってきている。

 

 

「はむっ」

 

 

もちろん誰であれ突き返すことは俺にはできないので両方とも美味しくいただきました。やっぱウチの料理担当達はさすがだな。

 

 

「むっ、タマモッチにきよひー!」

 

 

「刑部姫さん、いくら貴方でもますたぁに手を出すことは許しませんよ」

 

 

「わ、分かってるってば…」

 

 

清姫の目が怖い。普通のメル友に向ける目ではない。

 

 

「マスター、一緒に食べませんか?」

 

 

「ますたぁ、一緒に食べましょう!」

 

 

今日はやたら多くのサーヴァントが来るな…。俺としてはみんなで食べる分には一向に構わないが…清姫。お前は何故一緒に食べないかと聞いてこないんだ?あっ、俺が基本的に拒否しないことを知っているからか。

 

 

「あぁ、一緒に食べるか」

 

 

 

 

楽しいパーティも時間が過ぎ、後片付けをしていた時…やつは突然来た。

 

 

「1100万ダウンロード記念山の翁ピックアップ…だと…?おまけに石が30個もボックスにねじ込まれてたし…ちょっと気づくのが遅かったな…」

 

 

「それに新しくウィークリーミッションが追加されています」

 

 

山の翁か…単騎性能が高く、宝具威力も中々のサーヴァント。だが…

 

 

「ウチのカルデアにはアサシン星5が2体もいるし、単体宝具にはアーツパと調和性が高いパライソちゃんがいるし…今回は別にいいんじゃね?」

 

 

「それでは、ミッション消化に行きますか?」

 

 

「なぁ、マシュ。この惨状を見てもそれが言えるか?」

 

 

パーティ後の有様を見てみると酒をやたら飲んでその場で酔い潰れているやつやそのまま疲れて部屋に戻ったサーヴァントなど…正直言って今行く気にはなれないな。

 

 

 

「…明日にしましょう」




1100万ダウンロード…ピックアップが山の翁じゃなく、スカサハ辺りだったらノータイムで貰った石30個を突っ込んでいた自信がありますw

今回は使わなかったので作者はセイレムの新サーヴァントに備える予定です

貰えてない方も11月29日までに人理修復をすれば30個の石が貰えますので頑張ってくださいね!それでは!


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静謐ちゃんのゆるやかな日常

復刻クリスマスイベントお疲れ様です。
イベントがなくなるともう誰をネタにして考えればいいか分からなくなり始めた作者です。

出して欲しいサーヴァント(作者の所持鯖限定)とか他にもこの鯖達の掛け合いが見たいなぁなどという声があれば活動報告でリクエストを募集することも考えてます

今回はせっかく山の翁ピックアップがあるので静謐ちゃんをピックアップです!


マスターは現在新しく出てきたフィールドクエストへお金を稼ぐため出撃中… チャンスは今しかない!

 

 

「待っていてくださいね、マスター」

 

 

「ふぅ…疲れた…早くマイルームに…」

 

 

「誰か助けてくださ〜い」

 

 

妙に棒読みだな…だが、この声は静謐ちゃんか。何かあっー

 

 

「…何があった。静謐ちゃん」

 

 

俺は疲れているのではないかと悟った。うん、きっと疲れてる。もし今運転なんかしたら開幕数秒で黒塗りの高級車に追突する自信がある。免許ないけど。

 

 

「後ろ姿だけで分かるとは…さすがマスターですね!」

 

 

「ち、違う!声だ声!…で、現状をお前の口から説明してくれ。俺は疲れからかまともな判断が出来ん。これは何だ?」

 

 

正直現実が受け入れられない。お前の口からも言ってくれたら多分納得できるはず。

 

 

「実は…身に覚えのない穴が開いてありまして…覗こうと入ってみたら抜けなくなったんです!」

 

 

…やはりそうだよなぁ。そうにしか見えないし。

 

 

つーかこっち側だと後ろ側しか見えないからよく分からないけど、向こう側でドヤ顔してそうだな。

 

 

「…そうしてお前に唯一触れられる俺を待っていたと」

 

 

「はい、そうです」

 

 

これを言った後でアーラシュやこの耐毒スキルを与えたマシュもいけるし、壁を壊してもいいなら他にも助けられるやつはいると思ったけど、ここはあえて黙っておこう。

 

 

「じゃっ、早速助けるから待ってろ」

 

 

しっかし、何でこんな穴なんてあるんだ?…いや、静謐ちゃんをまず助けなければ。

 

 

「し、失礼する」

 

 

脚を掴んで…

 

 

「…せーのっ!」

 

 

「あぁっ…!!」

 

 

「あとちょっとで…」

 

 

「っ…はぁ…んん…」

 

 

「最初掴んだ時のは許容範囲内だけどさ、さっきから妙に艶かしい声出すの…素じゃないならマジでやめてくれ。頼むから」

 

 

静謐ちゃんの両脚を掴み、引っ張っているという状況なので絵面こそ後ろから見ればえげつないものになるが、断じてやましい行為はしていない。

 

 

「こんなもんマシュや清姫が見てたら…」

 

 

「あっ、あんなところにマシュさんが…」

 

 

「何ぃ!?」

 

 

慌てて後ろを振り返る。だが、その後落ち着いてすぐ静謐ちゃんは俺の後ろを見れないことに気づく。

 

 

「お前…焦らせんなよ。だが、これであと少し…」

 

 

「おっと!」

 

 

最後勢いがつきすぎたことで穴から抜けた静謐ちゃんが… 静謐ちゃんのお尻が…すぐ目の前に…

 

 

「す、すまない!今どけ…」

 

 

「お静かに…本当にマシュさんが近くまで来ています」

 

 

耳元で囁かれた彼女の声。どうやらすぐさま体制を切り替え、俺と共に壁に身を潜めているらしい。

 

 

「先輩、どこですかー?」

 

 

え?待ってくれ、これ見えないの?すぐ見える位置にいそうなんだが…

 

 

「…通り過ぎたようです」

 

 

「さすが、気配遮断A+は伊達じゃないな」

 

 

「お褒めに預かり光栄です」

 

 

とりあえず俺の立場が危うくなる最悪の事態は免れた。だが、気になるのは…

 

 

「それでは、先程の行動の動機を聞かせてもらおうか」

 

 

「それは…その…最初に言ったとおり…」

 

 

「あまり気乗りはしないが、清姫を連れてくるぞ」

 

 

「…昨日、マスターの部屋に潜入した時、妙に薄い1冊の本を見つけました。それでマスターはこういうのがお好きなんだと思いまして…」

 

 

…おい、昨日も潜入してたのか。…いやいやいや、そうじゃなくて!百歩譲って俺の部屋に入ってくるのはいい。もう諦めた。

 

 

だが、俺の部屋をたまに掃除してくれるマシュに対して見せられない物が俺の部屋にあるわけないジャマイカ。あはは…

 

 

「犯人はあいつか奴だな。ちょっとマイルームに来い」

 

 

「はい、喜んで!マスターから誘ってくれるだなんて…」

 

 

いや、そういう意味は一切ないんで。

 

 

〜マイルーム

 

 

こうして犯人探しが始まった。まずは証拠を抑えなくては。

 

 

「こちらになります」

 

 

さて、一体どんなのが…

 

 

『壁にハメー』

 

 

バシィン!!

 

 

俺は静謐ちゃんの行動からある程度内容を察していたが、すぐさま俺は別の雑誌を重ねて見なかったことにした。これ以上こんな禁忌教典を人様に晒す訳にはいかない。

 

 

だが、人のものである以上いきなり処分もできない上、仮に処分するにせよ、下手な場所で処分すればすぐさま足がつく。ひとまずは最も連絡がつきやすいやつに連絡しよう。

 

 

『はい、もしもし〜』

 

 

「おう、姫ちゃんか?」

 

 

『はいはーい、まーちゃんの姫だけど何か?』

 

 

「お前、俺の部屋に薄い本置いていかなかったか?」

 

 

『…どうしたの?新手のセクハラ?』

 

 

「いや、ただ聞いているだけで他意はないんだが」

 

 

『ふーん、じゃあ…その本のタイトル言ってみて』

 

 

タ、タ、タイトル!?

 

 

『本の名は?』

 

 

「か、か、か…」

 

 

『カカロット?』

 

 

ドラゴンボールじゃねぇよ。

 

 

「違う!か、か、壁にハ…」

 

 

『壁にかめはめ波撃ってみた?』

 

 

そんな某動画サイトでありそうなタイトルやめろや。

 

 

「いい加減ドラゴンボールから離れろ!か、壁にハ、メ…」

 

 

『声が小さいんだけど?』

 

 

くっ、やはり言わなきゃいけないのか…あれを…あれを!

 

 

「か、か、壁にハメハーって、言えるかぁ!ボケェ!!」

 

 

『ま、まーちゃん!?落ち着いて!落ち着いて写真を送って?ね?ねぇ!お願いだから落ち着いて〜!』

 

 

 

 

よし、やっと落ち着いてきた。とりあえずDMで写真を送るか。

 

 

『ほい、俺はこの写真と送信履歴をすぐに消す。くれぐれもお前の方も履歴は残すなよ』

 

 

『はいよー、了解。でもいいんじゃないの?こんな趣味の1つや2つ…この程度でまーちゃんの側を離れる英霊はいないと思うけど…』

 

 

『さも俺にその手の趣味があるみたいな言い方はやめろ。つか早く心当たりの有無をはっきりさせてくれ』

 

 

『あっ、これってこの前まーちゃんの部屋でスマブラやった時、くろひーが置いてった本だ』

 

 

…よし、決まった。謎は全て解けた!

 

 

『ほぉう…ありがとう。じゃあ、俺は行ってくるわ』

 

 

さて、あとは尋問だけだ。

 

 

〜くろひーの部屋

 

 

「黒ひげ!!」

 

 

「な、何でござるか!?せっかく拙者がポケ森でブーケ氏を口説き落とそうとしているところだったのに!」

 

 

どう森の住人に対して口説き落とすって言い方やめろ。そんな目であいつらを見るな。

 

 

「この本に心当たりは?」

 

 

「そ、それは拙者がこの前、通販で取り寄せた…一体どこにあったでござるか!?」

 

 

「俺の部屋だよ!!」

 

 

俺はそうして今回の経緯を一部始終話した。

 

 

「なるほど、それは羨ましー災難でござったな」

 

 

羨ましい?もし、俺と代わってたら死ぬぞ?

 

 

「しかし、話を聞く限り…おかしくはないか?」

 

 

「こんなハードプレイの本を置いていくお前の神経がか?」

 

 

「いやはや、この程度がハードプレイだなんて…マスターって結構ウー」

 

 

「そういやさぁ…語尾にござるがつくってことを考えたら…パライソちゃんとキャラ被りしてるよなぁ…?」

 

 

玉藻と狐ポジションが被るってことで刑部姫は蝙蝠になったわけだし…ねぇ…

 

 

「さ、先程の話は冗談でござる!そうではなく…」

 

 

「そもそも誰があんな場所に穴を開けたかって話にはならないか?」

 

 

「んっ…」

 

 

超久々に見るシリアスな黒ひげ…もう少しこっちサイドでいてもいいんじゃないかな…?

 

 

「誰が穴を開けたか?んなもん静謐ちゃんだろ?」

 

 

「優れた三騎士達やあのBBAならともかく…アサシン、それも静謐殿が真っ当な手段で壁に穴を開けられるとは考えにくい。共犯者がいてしかるべきでは?」

 

 

「共犯者…ねぇ…」

 

 

首をふるふると横に振る静謐ちゃん。

 

 

「じぃ…」

 

 

見つめ続けても相変わらず首をふるふると振るばかり。なんか可愛いな、でも…

 

 

「正直に…俺の目を見て話してくれないか?」

 

 

「パ…」

 

 

「パ?」

 

 

「パラケルススさんです」

 

 

やっぱりパラケルススじゃないか(憤怒)

 

 

「あいつめ…ちょっと文句言ってくるわ」

 

 

 

 

「…ところで黒ひげさん。前々から思うのですが…マスターに好かれたければ普段からそうしているべきなのでは?」

 

 

「誰が好き好んで野郎とフラグ建てるかってんだ。というかあれはあれで素の拙者でござるが…」

 

 

「え?もしかして拙者フラグ建っちゃった?」

 

 

「建ってません。そんなものがあれば全力でへし折ります」

 

 

「…」

 

 

「極力マスターには血生臭いもんを見せるべきじゃねぇ。それにこの人理修復も本来であれば大人の仕事。あんな子供一人に背負わせて良いものではないだろう。だからこそ…ここぐらいは楽しくやらねぇと…って思うのは俺のお節介か?」

 

 

「いえ、それはカルデアのサーヴァントの方々の総意だと思ー」

 

 

「へぇ〜、アンタ。マスターに対してそんなこと思ってたんだねぇ…まっ、それに関しちゃアタシも同意見だけどな」

 

 

ドレイクさん。よく酒呑さん達とお酒を飲んでいるのを見かけます。

黒ひげさんとは海賊同士思うところがあるのか顔を合わすと喧嘩が絶えません。

 

 

「う、うっせぇBBA!!俺が言ってたのはただの一般論ですぅ〜!みんなの総意ですぅ〜!!」

 

 

「だからこそ…ここぐらいは楽しくやらねぇと…って思うのは俺のお節介か?」

 

 

黒ひげさんの子供のような言い訳にドレイクさんがトドメを刺すと…

 

 

「くっ…!!よし、決めた!今からテメェにたらふく酒飲ませて忘れさせてやろうじゃねぇか!!」

 

 

「あっ、酒っていやぁ…最近マスターがレアな酒を手に入れたって聞いたな。そいつでどうだ?もしアタシがアンタより先に酔い潰れたら黙っててやるよ」

 

 

「おぉ、あれか!そうと決まれば…行くぞ、BBA!!」

 

 

後日ドロップしたはずの奇奇神酒が無くなったと大騒ぎになり、その事件は名探偵であるシャーロック・ホームズが出てくるまで発展しましたが、それはまた別のお話です。




今まで絡めにくさからあまり言っていませんでしたが、実はドレイク船長も所持している作者です。

いつのまにか二人がメインになっていましたw

ドレイク船長は第三スキルのスキルレベルが10ではなく、そしてモナリザも持っていない内はある程度サポート系のサーヴァントがいることで他のカルデアでも割と実現可能なサモさんシステムの方が需要があると思っているので作者はカレスコサモさんを置いてます。

システムが使えなくてもカレスコサモさんなら第三スキルを使えば普通に即撃ちも出来ますからね。


次回もまたセイレム以外で何か別のネタ考えてきます。それでは!!


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刑部姫達とゆるやかにゲームしよう!

セイレムは自分の名前をいじって遊んでいる作者です。


オケアノスのキャスター来ない…今後ピックアップされるであろうあいつも欲しいから単発で来てくださいw


前に刑部姫が拗ねた時、彼女が部屋に戻したはずの物は再び俺の部屋を侵食し、こたつなども再び俺の部屋に来た。そしてどうやら今日の刑部姫は俺の部屋で引きこもる予定らしい。

 

 

だが、今日は孔明との因縁の対決!気にするわけにはいかないし、孔明に負けるわけにはいかない。

 

 

「よし、孔明!今日こそは俺のゼロスーツサムスでお前を倒す!」

 

 

「そうか。なら今日はロゼッタ&チコで相手をしてやろう」

 

 

「いざ、尋常に!覚悟しろよ!」

 

 

 

 

 

孔明とよくやるスマブラ対決。戦績は現在0勝299敗だが、今はかなり優勢!!これで終わりだ!初勝利いただきます!

 

 

 

「くらえ、孔明!!」

 

 

 

「っ…」

 

 

 

横スマが綺麗に決まった!勝ったな、ガハハ!!

 

 

 

「…そうか。では、こうしよう」

 

 

 

…チコがスマッシュだと!?いや、基本的にチコがスマッシュするから当たり前か。どうやら吹っ飛ばし損ねたらしい。

 

 

 

「だが、この程度の距離なら復帰ぐらいどうってこと…」

 

 

 

「お前が吹っ飛んだその先に私はいるぞ」

 

 

 

え?しまった!さっき飛ばしたのが逆にまずー

 

 

 

ドォォォォン!

 

 

 

「キーボーウーノーハナー」

 

 

 

「フリージアやめろ!」

 

 

 

「これでまーちゃんはスマブラ300連敗か…」

 

 

 

「みんなに負けてるみたいな言い方やめてくれない?お前には普通に勝ってるからな!?あいつが頭おかしいぐらい強いんだよ!」

 

 

刑部姫には今のところはギリギリ勝ち越してる。あんまやらないけど黒髭となら互角。邪ンタはたまに来るけどいつもボコボコにしてる。

 

 

「やっほ〜、マスター!ゲームしようぜ!」

 

 

あっ、サモさんを忘れてたな。サモさんの場合は…

 

 

 

 

無論、勝率は10割。孔明に300連敗もした俺が中級者ごときに負けるわけない。

 

 

「くっそ!ルキナのカウンターは反則だろ!?」

 

 

「いや、割とやってんだから前に教えた掴みぐらい覚えろよ!」

 

 

勝因の1つとしてさっきからカウンターの成功率が8割を超えている。孔明に仕掛けようものなら半分以上は掴んで投げ飛ばされたり、その隙でスマッシュを溜められて殺された。しかし、サモさん相手ならスマッシュだろうと余裕で合わせられる。

 

 

「トナカイさん!武者修行してきた私と勝負してください!」

 

 

「お、おう…いいけどさ。昨日ボコボコにしたばかりだぞ?」

 

 

「り、量は関係ありません!大事なのは質です!いかに効率良くやるかです!」

 

 

「おっ、そうだな」

 

 

だが、俺が邪ンタに負けるはずはないんだよなぁ…

 

 

「あっ、そうだ!チビジャンヌ!オレと一緒に戦ってマスターを倒そうぜ?」

 

 

「チビって言わな…はっ!なるほど。1人では倒せない相手に2人で立ち向かう…論理的です!」

 

 

いや、それただのリンチだからな?普通に友達の家での遊びとかだったらいじめだからな?

 

 

「姫ちゃん、一緒にタッグ組まないか?」

 

 

「…まぁ、まーちゃんがどうしても!って言うならいいけど」

 

 

「仕方ないですね。私達が二人で勝ってもフェアじゃないと文句を言われそうですし…いいですよ。私がチームを組めば無敵なんですから!」

 

 

お前はこの試合が勝てると思っているのだろうか。いや、今それを言うのはダメだな。

 

 

「あぁ、任せたぜ。相棒!」

 

 

なんだか元気そうにやっているが、本当に気づいていないのだろうか。俺はこの時点で勝ち確定なのに。

 

 

「姫ちゃん。あの作戦でいこう」

 

「…はいよ」

 

サモさん アイク

 

邪ンタ ゼルダ

 

VS

 

マスター ネス

 

刑部姫 ロイ

 

 

ルールは1人ストック2個ずつ

 

ステージは終点化

 

アイテムなし

 

 

「覚悟はできてますか!?トナカイさん!」

 

 

〜数十分後

 

 

「今だよ、まーちゃん!」

 

 

「フラッシュ!!」

 

 

二人同時にPKフラッシュが炸裂!!気分爽快!!

 

 

ゲームセット!!

 

 

「はぁ!?5戦やって全部負けるか!?フツー!!」

 

 

「3戦目以降は二人からストック1個ずつハンデを貰ったはずなのに…」

 

 

「…そんな稚拙なチームワークで勝てるとでも?」

 

 

「まっ、こんなもんかな」

 

 

「ち、稚拙…?私達が?幼稚で未熟な様を指す…あの?」

 

 

「それ以外何があるんだ?俺達は姫が囮になった隙に横からPKサンダーなどをブチ込むことを初め、他にも多種多様で明確な作戦を立てていたが、お前らにそんなチームプレイがあったか?」

 

 

「うぅ…ぐすっ…ひっぐ…こ、この前宝具レベルが上がった正しく成長した私に言いつけてきます〜!!」

 

 

「あ、おい!待てって!」

 

 

邪ンタ泣いちゃったか。つーか邪ンタをボコボコに倒すとジャンヌが怒るんだよなぁ…

 

 

「…大人げないな。お前達は」

 

 

『あんたに言われたくない!!』

 

 

おいおい、俺ら2人がかりでも手玉に取り、俺達以上に手加減が出来ないお前がそれを言うのか?

 

 

「そういや俺達…お前に勝ったことないよなぁ?」

 

 

「うん、まーちゃんとなら勝てる気がする。勝負するよ!」

 

 

「…ふん、そうか。かかって来い」

 

 

今回はあくまで公平を期すため、俺と姫のストックは1個。孔明のストックは2個で勝負した。しかし、それでも勝てなかったのは言うまでもないだろう。




孔明とテレビゲーム対決してまともに戦えるサーヴァントっているのだろうか

イスカンダル?インフェルノちゃんはガチ勢っぽくないし…


ポーカーとかならホームズとか互角に渡り合えそうだけどテレビゲームは孔明最強なんじゃないかなと勝手に思ってますw


それでは!


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女王メイヴ襲来

この前のスマブラ回がやけに伸びていて驚きを隠せなかった作者です。

かなり間が空いた投稿でしたが、応援してくださりありがとうございます。


セイレムはとっくに終わらせたのでこちらも数を増やしていきます!


「よし、ウィークリーミッション達成!」

 

 

「先輩、この時期になるとこたつ戦争が起きると聞いてます。くれぐれも気をつけてください」

 

 

「いやいやいや…こたつ戦争なんて都市伝説だろ?じゃっ、俺は早速ダヴィンチちゃんのところで交換行ってくるわ」

 

 

俺はアビゲイルがピックアップされたら必ず手に入れるんだ。我がカルデアには尊い幼女が足りないんだ。見ているだけで微笑ましい気分になれる幼女は必須なんだ!!

 

 

 

 

「なぁ、姫ちゃん。ゲームしない?」

 

 

「いいよー、何やる?」

 

 

「スマブラ」

 

 

「ふーん、いいんじゃないー?」

 

 

「つーか、心なしかやる気なさそうな気がする。疲れてんのか?」

 

 

「うん、セイレムの最後とか姫大活躍だったじゃん」

 

 

一番活躍したのはフレのメルトリリスだったんだが、更にやる気を削がれたら困るから黙っておこう。

 

 

「よし、それじゃあ始めー」

 

 

「お館様、こたつに入らせていただいてもよろしいでござるか?」

 

 

あっ、その声はパライソか。大歓迎です。

 

 

「いいよ、ロック解除するから勝手に入ってきて。こっちこいよ。」

 

 

「有り難き幸せでございまする。マスター」

 

 

むっ、何か違和感があるような…いや、気にするまでもー

 

 

「かかったわね!!」

 

 

「お、お前はメイヴ !?」

 

 

メイヴが声真似だと!?だけど何の意味がー

 

 

「ほらほら!こっち来なさいよ」

 

 

「っ…!!」

 

 

「ぎゃっ!」

 

 

なっ、こいつ!刑部姫をどけたと思いきや俺をこたつの中側に引きずり込んで…

 

 

「待て待て待て!ライダー助けて!」

 

 

「ふふっ、ライダーは私よ?」

 

 

「マスター、最近寒そうにしているし…せっかくだもの。人肌で暖めてあげるわ」

 

 

「待て、メイヴ。わざわざそこまでしなくても…」

 

 

「ひ、姫のまーちゃんに何するの!?まーちゃんも惚けてないで早く追い出して!」

 

 

ひ、姫ちゃん!お前の所有物になった覚えはないが…いや、待て。姫ちゃんは現状を理解していないのか?

 

 

「姫ちゃん、俺が何故助けてくれと言ったか分からないか?」

 

 

「うん、さっぱり。抵抗するなら早く出てきてよ」

 

 

それが出来ないからこもっているんですが。やっぱ説明が必要か。

 

 

「メイヴは俺に※ゲッシュをかけた。つまり俺はメイヴにハメられたんだ。俺は今全身こたつの中に入っているが、こたつからほんのちょっとすら顔を出せない」

 

 

※ゲッシュとはH×Hで言う制約と誓約みたいなものです。

ケルト神話の人間はこれを与えたり、自らに課することによって大きな力を得ますが、破れば災いが降りかかります。

メイヴはクー・フーリンのゲッシュを利用して死に追いやりました。

 

 

発動させたのは恐らく最初。一緒にこたつに入っていいか?と言った時に言質を取った。そこでやられたと思われる。

 

 

「とりあえずこの部屋の暖房を全て切れ!長期戦で奴を出させる!」

 

 

「わ、分かった!」

 

 

「ハメただなんて心外ね。別にセイレムも終わったし…ちょっと労ってあげようかなぁ〜って話だけど」

 

 

フツー強制力をわざわざ発動させてまで労いに来るか?

 

 

「嘘つけ。つまり俺は自分から今こたつから出られない。こいつをどうにかしない限りはな。令呪すら無意味だ」

 

 

「そもそもマスターは前のリベンジ以降、私の誘いを受けることで作動するゲッシュは今まで全て防いできたわよね?なのに今更やられるだなんて…マスターの落ち度でしょ?パライソだと思ったからって信用しすぎ」

 

 

「否定はしない。…そんで、要求は?」

 

 

「ちょっと肌重ねるだけ」

 

 

「も、もっと具体的に!」

 

 

姫ちゃん、中々踏み込むなぁ…

 

 

「セッ○ス」

 

 

 

今までの空気をたった一言だけであっさりぶち壊した。こいつはこの手の言葉を躊躇わないから恐ろしい。

 

 

 

「…は、はい?セ、セッ○ス?金、暴力の次に来るアレ?」

 

 

「お前がその手のネタを知っていることを知りたくはなかったが、そうだよ!今されそうなんだけど!?」

 

 

元はホモビですからね…。腐も範囲内にある刑部姫が知っていてもおかしくはない。…じゃなくて!あまりの動揺で刑部姫がやられた以上、こちらがなんとかするしかないな。

 

 

「いや、待って?許して?何でもするから!!」

 

 

よし、このまま謝罪して許しを乞おう。それしかない。

 

 

「じゃあ、これは別にゲッシュじゃないけれどこれからする私の要求を断るの禁止」

 

 

「えっ、それは…さすがにまずいだろ!」

 

 

抵抗しなきゃ何されるか…

 

 

「暴れないで」

 

 

暴れてもいけないのか。よし、ここは落ち着いて考えて…とりあえず遅延するか。

 

 

「なぁ、今までお前どれくらいの男とヤってんの?」

 

 

「…え?そんなの一々数える?…色々厳選はするけれど…3桁は確実じゃない?」

 

 

「マジですかい…」

 

 

やっぱすげぇな…ケルトの辺りではかなり有名なのも頷ける。

 

 

「あっ、そうだ。もし俺に何かあったら清姫に殺されるんだ!」

 

 

「そ、そうだー!きよひーが許さないよ!」

 

 

「何でそんな強気なのよ…でも、あの子。生前のようなことをまたしでかすような事はないと思うわよ?」

 

 

「いやいや!お前がやる事は必ず清姫に…」

 

 

「あの子の気がかりはマスターが身を固めるかどうかって話でしょ?特定の誰かとだけ肉体関係を持つのがダメならみんなとセッ○スすればいいじゃない。私、マスターがハーレムを作ろうと気にしないし」

 

 

は?お前どんな頭してたらそんな超理論に行き着くんだ、おい!

 

 

「もう埓が開かない!待ってて、まーちゃん!今すぐ風紀委員長を呼んでくる!必ず助けに行くから!!」

 

 

いや、もうダメだって!つーかアサシンのお前がいなくなったら今の俺が危ないだろ!

 

 

「安心しなさい?私、このカルデアのサーヴァントの中で一番セッ○スが上手いと断言するわ。マスターの初めては必ず失敗させない」

 

 

「いや、問題はそこじゃねぇよ!」

 

 

 

 

「…え?マスターって処○ちゅー」

 

 

「謂れのない風評被害撒き散らすのやめてくれませんかね!?つか無駄に間を空けるな!」

 

 

もし今度邪ンタとかが『あっ、処○厨トナカイさん!』とか言ってきたら問答無用でお前のせいにするぞ。

 

 

「あっ、もしかしてカルデアの職員からマスターは恋愛禁止とか言われてる?アイドル的な感じで。誰かと付き合ったら別れろ〜って脅されるとか!」

 

 

「いや、別にそうでは…」

 

 

「仮にそうなら私とマスターはセフレってことにすれば良くない?」

 

 

「それ付き合うより罪重いだろ!!」

 

 

「むぅ…ずっと気になっていたのだけれど…どうしてそこまでして私を拒むの?貴方、本当は私のこと好きでたまらないのでしょう?私に対して必死に抗うマスターをどうやって完璧に屈服させて傅かせてやろうかと考える今もそんなに悪くないけれど」

 

 

自分のことが好きだという確信まで持っているとは…そこまで来るといっそ清々しいな。

 

 

「…そうだよ。俺はメイヴが大好きだ。だから福袋でライダーまで確定しておきながら来なかった時は悲しかったし、ピックアップされた時は必死になって引いたし、お前が来てくれた時は…とても嬉しかった」

 

 

「…それなら、我慢しなくてもいいでしょう?私もマスターは好きよ?マスターは私が好きな条件を十分満たしているし…セッ○スぐらい良くない?」

 

 

確かに。俺はメイヴが好き。そのことは変わらない。だけれど…

 

 

「良くない。誰かしらと肉体関係持ったら次から誰かと肉体関係を持つのに抵抗がなくなりそうな気がしてな。お前は俺が誰と関係持とうと然程気にしたりしないんだろうけど…俺には大事にしたいやつもいてさ」

 

 

例えるなら一度課金したら二度目以降は一度課金したんだからと課金に対しての抵抗が大幅にダウンするようなもの。…だと思う。

 

 

「ふぅーん、あの子。相当大切にされてるのね」

 

 

「そうか。分かってくれ…」

 

 

「理解はしたけど納得はいかない」

 

 

「…じゃあ、どうすー」

 

 

ればいいんだ。と言い切る前にメイヴによって阻止された。

 

 

彼女の唇で。

 

 

「お、お前…!!」

 

 

「っ…はぁ…今回はこれで良しとするわ。ゲッシュはもう解除した。マスターが順序を気にするならその通りにしてあげる。…でも、一番最後はマスター、貴方の身体をいただくわ」

 

 

「そ、そうか。まっ、俺もお前にペース握られっぱなしってわけにはいかないな」

 

 

「何?私から主導権を奪うつもり?」

 

 

「覚悟しとけよ?」

 

 

「…じゃっ、それなりに期待しておくわ。そういえばさっきキスした時、反応薄かったわね。そっちはもう経験済み?」

 

 

「い、一応…事故だったが、人理修復中に…」

 

 

「ならやっぱ舌入れるべきだったかしら」

 

 

「強がりました。すみません。これ以上は理性が保てなくなるのでやめてください」

 

 

「ねぇ、今寒くない?」

 

 

「そりゃ、全て暖房切ったし、こたつもスイッチ切ったからな」

 

 

「ちょっと抱きつかせて」

 

 

「え?急に何をする!?」

 

 

「ふふっ、そろそろかしら…」

 

 

メイヴが何か小声で呟いたが、全く聞こえなかった。まさか、何か企んでー

 

 

「こ、こたつ警察です!こたつ戦争は直ちに止めー」

 

 

何も知らないマシュがこたつの中を覗き、薄着で抱き合っていた俺とメイヴの姿を目撃した。

 

 

しまった。計画通りってか?メイヴめ…

 

 

「ま、ま、まさか…メ、メイヴさんとそ、そのような関係になっていたとは…」

 

 

「いや、マシュ。話し合おう。俺には弁護士を呼ぶ権利があるはずだ。もちろん俺は全力で無罪を主張し、抵抗するで。しっかり段取りを立てて話そう!な?なぁ?」

 

 

こんな時、我がカルデアにいて良かったよ、訴訟王。あいつがいたら負ける気がしない。さぁ、勝ち取ろう!無罪を!!

 

 

「先輩最低です!!」

 

 

逆転裁判編に続く…?




源 頼光(槍)

我がカルデアの風紀委員。彼女がいるからカルデア風紀は守られる。一切粛正。粛清対象が多すぎるので気苦労が絶えない。

女王メイヴ

我がカルデアのケルトビッチ。彼女がいるからカルデアの風紀は乱れる。一切放蕩。ビッチは褒め言葉


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頼む、一週間だけ待ってくれ!!

前回のあらすじ

こたつ警察とは

こたつ戦争をする者。こたつでダラダラする者。あるいはその両方を取り締まる機関。 我がカルデアではマシュが取り締まっている。
そもそもこの役職を与えたのはダヴィンチちゃん。そして命名したのは黒ひげである。


裁判までは場所や時間を逆転裁判風にする予定ですw


【12月6日 午前8時43分 マスターの部屋(仮)】

 

 

「本当に裁判起こされたんだが…一週間後に裁判ってマジかよ」

 

 

マシュとの交渉でなんとか一週間猶予を貰えたが、下手したらどうなるか分かったものではない。

 

 

本来の俺の部屋は現状保持のため、すぐに立ち入り禁止に。今は空き部屋をマイルームとして借りている。

 

 

無論、法的な手続きなどは一切ないので来週に始まるのは簡易裁判ですらない。裁判官はカルデアの職員。あるいはサーヴァントの中からランダム。今回は特殊な事例のため全裁判官がサーヴァントらしい。

 

 

「安心したまえ、私がついている。裁判沙汰になった以上、我々の勝ちは確定したようなものだ!なぁに、この程度の裁判。よくあるものだぞ。いかなる手段を使ってでも無罪にしてみせよう、マスター!」

 

 

エジソン!なんだか今日はお前がとても輝いて見え…あ、物理的にも輝いてる。最近はクエストの出番無かったから久々の出番で生き生きしているのかもしれない。

 

 

…あれ?ちょっと待って?お前話には聞いていたが、裁判がよくあるとかどんだけ訴訟してんだよ。さすが訴訟大国アメリカ出身。

 

 

「まぁ、そんな簡単な話じゃねぇかもしれないが…メイヴ絡みとなれば俺も弁護ぐらいしてやるよ」

 

 

クー・フーリン!やっぱり生前からよく知っているやつは頼りになるな。

 

 

「まっ、今回も災難だったな。色々と」

 

 

「ありがと。だが、これは俺自身が起こした問題でもあるし…一概に被害者とは言えないよ」

 

 

「ふふっ、マスター。そんなに心配しなくても…私が貴方を必ず無罪にしてあげるわ」

 

 

「あぁ、期待しとくよ。メイヴ…じゃなくて!お前一応加害者だろ!?」

 

 

何で加害者のメイヴがしれっと弁護側についているんですかねぇ…

 

 

「マシュは被告として貴方のみを選んだわけだし。それにマスターを守ってあげないとね」

 

 

メイヴ…こいつ来て間もない頃と比べてかなり態度柔らかくなってないか?

 

 

「この裁判。私に任せてくれ、マスター!!訴訟の数は日本の5倍を軽く超え、弁護士の数ならなんと日本の30倍以上!!そして訴訟大国アメリカの大統領達の集大成がこの私だ!!」

 

 

「お、おう…そ、そうなのか…期待してるわ」

 

 

具体的にどこが凄いかは全くわからんが、何か凄そう。

 

 

「そもそもマスターだっておかしいだろう!?いくら他に適任者がいないからといって、一人のマスターに人理修復を任せてここまで重荷を背負わせるなど…ボロボロになって帰って来たケースも少なくないはずだ!これがアメリカならマスターが何かしらの訴訟を起こしているレベルだ!言いたいことがあれば正直に言ったほうがいー」

 

 

わー!!わー!!わー!!不満とかないですよー!!ないですって!現状にとても満足してますよ!!

 

 

【12月6日 午後6時00分 ガチャルーム】

 

 

エジソンが「私に任せれば全て安泰だ!だからマスターは気にせずいつも通りの日常を過ごしてくれ」とまで言ってくれているので心強い。当面の目標は…

 

 

「俺はアビゲイルを引くぞ」

 

 

「ふーん、それで私に白羽の矢が立ったってこと?」

 

 

「あぁ、期待しているぞ。メイヴ、幸運EXの力を遺憾なく発揮してくれるととても助かる」

 

 

んー、やっぱこんなことのために呼び出したらさすがに怒るか?

 

 

「…いいわよ、貴方が望むなら。私が力になるわ」

 

 

「ありがとうメイヴ!感謝する!」

 

 

「ふふっ、その言葉は当ててから言いなさい?」

 

 

「改めて確認するぞ。石は60個。全財産ブチまけてくれて構わない。アビゲイルを引くぞ」

 

 

エレシュキガル?実装されるかも分からんサーヴァントに残す石はない!よし。じゃあ、全てをぶち込んでやるぜ!

 

 

「そういえばその沢山の本は?」

 

 

「ん?触媒だよ。這いよれ!ニャル子さん全12巻。クトゥルフ神話を題材にしてるから多分いける」

 

 

ニャル子さんの方ではクトゥルー神話だけどな。ちなみにこれを見たらクトゥルー神話より仮面ライダーネタに詳しくなりました。

 

 

「そう…まぁ、触媒があるなら勝利は更に確実になったわね」

 

 

「それじゃあ、行くぞ!20連ガチャ!!」

 

 

 

 

「ほら、刮目しなさい!これが私の力よ!!」

 

 

「こんにちは!私、アビゲイル!アビーって呼んでください」

 

「ハァイ。出ました〜おや?お嬢様も一緒なのですね…」

 

 

「来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「アビゲイル!ミドラーシュのキャスター!夢じゃないよな!?ありがとうメイヴ!!愛してるよ!」

 

 

あまりの嬉しさに思わずメイヴを抱きしめに行った。嬉しい!嬉しすぎる!!普通アビーだけじゃなくティテュバまで引くか!?

これも全てメイヴのおかげだ!ありがとう!!

 

 

「マスターの期待に応えるのはサーヴァントとして当然の務めよ」

 

 

ぎゅ〜!好き好き。もう大好き。すげぇよ、メイヴは!

 

 

「大好き。ありがとう」

 

 

「えぇ、私も大好きよ。マスター」

 

 

「あ、あの〜。乳繰り合うのはそこらでおしまいにしてもらいませんか?」

 

 

「…こほん、すまない。なんともお恥ずかしい光景を」

 

 

いけないいけない。突然星5サーヴァントを当てると取り乱す病。いい加減治さなきゃいけないな。

 

 

「ようこそ、カルデアへ。俺がマスターだ。そして俺の隣にいんのが…」

 

 

「女王メイヴ。よろしく」

 

 

「ところで…カルデアは様々な英霊が集まる場所とお聞きしましたが…彼女はどのような英霊なのですか?」

 

 

「え?メイヴか?」

 

 

「えぇ。彼女の話、聞かせてくださいますか?」

 

 

「いいわね、私も聞きたいわ!」

 

 

「メ、メイヴの紹介?あ、あぁ。こいつはケルト神話のアルスター伝説に登場する女王様だ。今で言えばアイルランドの辺りにいたんだぜ?」

 

 

「女王様!?すてきね、もっと聞かせて!」

 

 

「えぇ、貴方は彼女ととても仲が良いみたいですし…私も続きが気になります」

 

 

もっとだと!?そういや俺はメイヴをどうやって説明すればいいんだ!?

 

 

あらゆる男を虜にして墜とした?いや、ダメだ。アウト。

 

 

自分の思い通りにならない男がいたからそいつを屈服させようとして結果的に殺した?ダメダメ、アウト。

 

 

そうだ。アルスター全土っつう当時めちゃくちゃ強かった軍勢相手に大戦争を起こし、兵士達を導いた英雄。ならどうだろうか。

…いやいやいや!あいつ戦争起こした理由が金目当てだろ!?ダメダメ!絶対ダメじゃん!

 

スリーアウトチェンジじゃねぇか!!

 

もしかしてあいつこそ金!暴力!S○X!の化身だった!?

くぅぅ…なんで俺、こいつの事どうしようもないくらい好きなんだろ… まぁ、それでも大好きだけどさぁ。

 

 

(素直に話せば?反英雄の話なんてそんなもんよ)

(お前の話は生々しいんだよ、アビゲイルには刺激が強すぎる)

 

 

「どうしたのですか?マスター」

 

 

「ここは私が直々に説明するわ」

 

 

「あっ、ちょっと待ー」

 

 

「ここにいるマスターの彼女よ」

 

 

「…え?」

 

 

「あらあら…」

 

 

…え?あ、あぁ。俺に気を遣ってくれたのか、ありがと。

 

 

「ふ、二人は付き合っていたのね」

 

 

「改めてよろしくね。アビー、ミドラーシュのキャスター」

 

 

「私のことはティテュバで構いませんよ?マスターもそう呼んでください。真名を名乗ってはいけない空気なのは分かっていますが、それでは少し呼びにくいでしょう?」

 

 

「そう。じゃあ、ティテュバ。私、後で貴方と話がしたいわ」

 

 

「奇遇ですね、実は私も貴方と少しお話を…」

 

 

 

「二人とも。今はカルデアの案内が先だぞ。ここは広いから慣れてないと迷うし」

 

 

刑部姫は俺の案内を拒んだため、今でも慣れてない部屋に行こうとするとたまに迷子になるらしい。近々やつも案内する必要があるな。無理にでも呼ぶか。

 

 

「そうだったわね、私は部屋に戻るわ。あとは手慣れてるマスターに任せるわね。よろしく、マスター」

 

 

「あいよ」

 

 

まさかあのメイヴが俺のために気を遣う時が来るとは…呼んだ当時は思ってもみなかったな。

 

 

(ありがと)

 

(礼なんて要らないわ。強ち間違いでもないし)

 

 

「ふふっ…」

 

 

「どうした?ティテュバ」

 

 

「いえ、ただ…貴方は子供の情操教育などに関しては少し神経質なまでに気を配るのですね」

 

 

「…さて、何のことやら」

 

 

「?」

 

 

ですよねー、アビーはポカーンとしているけどティテュバにはやはりバレてますか。

 

 

こいついつかこっちのQPの管理とかもしてきそうで怖いなぁ…

 

 

【12月6日 午後6時14分 食堂】

 

 

「まずはここがカルデアの食堂!」

 

 

「とても広いですねぇ…」

 

 

「ティテュバ!あちらからいい匂いがするわよ!」

 

 

「ホントだな。それじゃあ、厨房の方に行ってみるか」

 

 

 

 

「おや、新しい顔ぶれだな。また新しく呼んだのか?マスター」

 

 

「あぁ、そんなとこ」

 

 

「ご主人様が新しい女引っかけてきたワン!」

 

 

おい、タマモキャット。言い方ってもんがあるだろ。言い方!

 

 

「やべっ、自己紹介がまだだったな。この子がアビゲイル。そしてこっちはミドラーシュのキャスターだ」

 

 

「アビーって呼んでください!」

 

 

「ミドラーシュのキャスターです。ティテュバで構いませんよ?」

 

 

「そう、私はブーディカ。こっちはタマモキャット。そしてこのお兄さんがエミヤ。よろしくね。ティテュバ、アビーちゃん!」

 

 

「でさ、今日は何を作ってんの?」

 

 

「…最近は寒さが増しているからな。寄せ鍋でもいかがかな?〆に雑炊も用意しているぞ」

 

 

「寄せ鍋!?いいなぁ、今日も楽しみに待っているよ」

 

 

「…でも少し時間がかかるから良ければお近づきの印に…食べる?」

 

 

「これは…?」

 

 

「エミヤ特製のクッキーだよ」

 

 

「ありがとう!もぐもぐ…美味しいわ!!」

 

 

そりゃ、エミヤが作ったんだから当然っちゃ当然か。逆にもう何が作れないのかが気になる。

 

 

「どれどれ、私も…あら、とても美味しいですね!」

 

 

「ねぇ、マスター!カルデアではいつもこんなに美味しいものが食べられるの?」

 

 

「あぁ、そうだよ。これからは…アビーも一緒にな」

 

 

「本当に!?それは楽しみね、ティテュバ!」

 

 

「そうですね、お嬢様」

 

 

「エミヤ、夕食はいつになったら完成する?」

 

 

「そうだな…7時半。あと1時間ちょっとで準備は整うはずだ」

 

 

「じゃっ、夕食までに主要な場所は全部紹介するよ。行くぞ、アビー!ティテュバ!!」

 

 

「うん、私を案内してね。マスター!」




石60個を生贄にアビーとティテュバを呼んできた作者です。

多分エレシュキガルは来ません。これ当てたら確実にヤバいですw

最近これも含めて三十連しましたが、星4サーヴァントが1体。星5サーヴァントが2体は大勝利すぎるのでは…

ですが、相変わらず三騎士と四騎士の格差問題は相変わらずどうにもならないですw

今はまだ実用的範囲内にはいませんが、フレンドにアビー出しておきます。これから速やかに育てますのでご期待してくださると嬉しいです。

次回はアビーとティテュバのゆるやかな日常でも書きたいと思っています!それでは!


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アビーちゃんの素材が足りない!?

アビーちゃんとティテュバがついに来ました!!
石60個を生贄にしたのに目ぼしい副産物は2030年だけ…ですが引きました!

何の成果も得られなかったら即裁判編に突入しましたが、とりあえずは二人まとめて来たので二人をメインにちょっとだけ書いていきます!


【12月7日 午前0時00分 ダヴィンチちゃんの強化ラボ】

 

裁判まであと6日。

 

 

「さすがに驚きを隠せなかったよ。まさか課金もしないで二人を引き当てるとは…」

 

 

「お褒めに預かり光栄です。ですが、この勝利は俺だけの力じゃないですよ」

 

 

ニャル子さん全巻という触媒。そして女王メイヴの幸運がなければ引けなかっただろう。

 

 

「でも…再臨素材が足りないよ?混沌の爪が3つほど」

 

 

「そうです…そうなんだよなぁぁぁぁぁ!?」

 

 

何?アビーはクラスのピースを複数集めときゃ再臨可能なお手軽サーヴァントじゃないの?なんで混沌の爪なんか要るの?これじゃあ種火周回どころじゃないよ。さっきバーサーカーの修練場は終わっちゃったし…

 

 

「ごめんなさい。私が貴重な素材を沢山使うから…マスターに迷惑を…スキル上げで使うホムンクルスベビーも貴重なものなのに」

 

 

「いや、違うんだ。アビー、お前は何も悪くないよ」

 

 

これは俺が素材をしっかり蓄えておかなかった俺の怠慢だ。アビーのせいではない。

 

 

「そうね、それにもう子供はとっくに寝る時間よ。あまり夜更かしするのは良くないわ」

 

 

「ありがとう。マスター、メイヴさん。それでは」

 

 

やっぱりメイヴのやつ、最近丸くなったか?(無論性格的な意味で)

こんな優しい言葉をかけるようになったとは…いや、俺があまりよく知らないだけかもしれない。

 

 

「ねぇ、マスター。いつになったら私に心臓をくれるの?」

 

 

「あ、新手の殺害予告か!?」

 

 

「違うわよ!蛮神の心臓のこと!ついでに鳳凰の羽も!」

 

 

「そ、それがどうした?」

 

 

「とぼけないで。蛮神の心臓と鳳凰の羽。どっかの誰かさんのオールスキルマにいくつ必要になったか…忘れたのかしら?」

 

 

あ、あぁ。あれねぇ…。あはは…

 

 

「こ、孔明に心臓を33個…鳳凰の羽はスキル上げだけでも60個あげました」

 

 

再臨も合わせれば羽は70個使ったっけなぁ…アビーはそんな沢山食べないよね?ねぇ!頼むよ〜!

 

 

「おかしいわねぇ…それがあれば私は今頃オールスキルマだったのだけれど?」

 

 

「いや、どっちにしろゴーストランタンがねぇから無理だぞ」

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

「どうして私のためのゴーストランタンを集めてないの!?」

 

 

「そんなホイホイ集まってたまるか!!つーか、言ったろ!?基本は戦略増強のために再臨を優先させるって!あとお前ゴーストランタン合計72個とか素材食い過ぎなんだよ!7〜8で6個は分かるよ?でも8〜9で18個も必要とか正気か!?」

 

 

お前はゴーストランタンや蛇の宝玉がいかに貴重か知ってるか!?我がカルデアでは特に必要なキャラが多いんだぞ!?それで俺がいかに頭を抱えたか…お前に分かるのか!?

 

 

「どこぞの心臓が60個も必要な聖処女に比べたらマシでしょ!?金素材なのに60個も必要とか贅沢すぎるのよ!それに比べれば私の素材集めぐらい…」

 

 

「なぁ…痴話喧嘩をするなら余所でやってくれ。いくら私でもそんなものを見せつけられるのは…」

 

 

ち、ち、痴話喧嘩!?今のやりとりを痴話喧嘩だって!?

 

 

「いや、痴話喧嘩ではないだろ。素材の使い方の問題だ」

 

 

「私にはそう見えたが…ひとまず君が求めているのは混沌の爪だろう?私が君のパーティなら楽に周回可能な場所を教えるから明日にでも行ってきたまえ」

 

 

【12月7日 午後2時26分】

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…朝と合わせて今何周したっけ?」

 

種火周回パの応用編。フランとバニヤンの礼装をカレスコにして、孔明は50%チャージ礼装。フレンドには凸カレスコ持ちの頼光を呼んだ。

 

場所は3ターン目に孔明と頼光の宝具を同時解放で見事3ターン周回が可能であり、キメラが3体いるバビロニアのウルでドロップを狙った。

(凸カレスコでない場合でも頼光のカード次第で3ターン周回は十分可能)

 

だが、ドロップ頻度は決しておいしくなく、スタミナ回復を待ちながら周回していたので今に至る。

 

 

「おい、キメラ。爪を出せ…てめぇの生爪を寄越せ…」

 

 

『ぐぉぉぉ!!』

 

 

石兵八陣(かえらずのじん)!」

「塵芥になるがいい!!」

 

 

『うぐ、ぐぉぉぉ…』

 

 

「よぉーし、それじゃあ!素材を剥ぎ取ろうね、マスター!」

 

 

「あぁ、任せたぞ」

 

 

さぁ、バニヤン。奴から爪を剥ぎ取るんだ…混沌の爪を…剥ぎ取れ…

 

 

「よいしょ、よいしょ…」

 

 

「ねぇ、マスター。バニヤンは何をやって…」

 

 

「何でもない、何でもないよー。あはは…」

 

 

さすがにバニヤンが生爪を剥がしに行くところをアビーには見せられないな。目を隠して見せないようにしなければ。

 

 

「あっ!混沌の爪だよ!」

 

 

「おぉ!でかしたぞ、バニヤン!!」

 

 

いい素材や、これは…これでやっと滞った第二再臨が出来る。

 

 

 

 

「よし、第二再臨だ!!」

 

 

「ありがとう、マスター!私、頑張るわ!!」

 

※我がカルデアのアビーは基本的に第一再臨の姿で過ごしてます。

 

 

「おう、期待してるよ」

 

 

「あっ、トナカイさん!彼女が新しく来たサーヴァントですね!」

 

 

「マスター、あの子はどんなサーヴァントなの?」

 

 

「そうだな…まずあの子の名前は…ジャンヌ・スパム・ダルク・スパム・オルタ・スパム・サンタ・スパム・リリィ・スパムだ」

 

 

噛まずに言えたぜ!完璧…

 

 

「ジャンヌ・スパム・オルタ・スパム・スパル…タク…ス?もう1回言ってもらえる?」

 

 

確かに。あいつの名前は覚えにくいからな。覚えてもらうまでしっかり教えとかないと。

 

 

「いいぞ。よーく聞いてくれ。ジャンヌ・スパム・ダルク・スパー」

 

 

「嘘を言わないでください!!」

 

 

あらら…悪ふざけがすぎたな。ごめんごめん。

 

 

「ははっ、悪い悪い。本当の名前はジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィだ」

 

 

「サンタ!貴方、サンタさんなの!?」

 

 

「そ、そうです!私がサンタさんなのです!!かつてのクリスマスでは私もプレゼントを配ったのですよ?」

 

 

どうやらアビーはサンタさんにとても興味を持ったらしい。その様子を見た邪ンタは得意げな顔をして、アビーにクリスマスイベントの話を語った。

 

 

「それは凄いわ。私はアビー!よろしくね、サンタさん!」

 

 

「ウチのカルデアにはアビーと同年代の子があんまいないから仲良くしてくれると嬉しい。カルデアの先輩として、頼りにしてるよ。お姉さん」

 

 

アビー達と歳が近いジャックちゃん、ナーサリーが欲しい!!

もしかして今年もピックアップされるのだろうか。

是非してくれ。特にジャックは欲しい。

 

 

「お姉さん…はい!任せてください、トナカイさん!さぁ、アビー!お姉さんの私がカルデアのことをより詳しく教えてあげます!」

 

 

あっ、こいつチョロいな。(確信)

だが、同年代の子で仲の良い友達を作って欲しいというのは紛れもなく俺の本音だし、しばらく任せてみようか。俺にはこれからやる事もあるし。

 

 

「よし、次は種火周回!早くアビーを再臨させてあげようじゃないか!」

 

 

アビーの次の素材は揃っていた。あとは種火だけ!早く実戦で使えるレベルにできるよう頑張らないとな。

 

 

【12月7日 午後11時12分 マイルーム(仮)】

 

 

突如来た幕間半減によって種火周回は中断。すぐに余っていた幕間クエストの消化になった。

 

 

そろそろあいつらの使い道を考えておこう。アビゲイルの次になるが、ティテュバも育てるし…改めて二人のスペックを確認だな。

 

 

まずはアビゲイル。こいつのカード構成はA3枚のB・Qが1枚。

典型的なキャスターのカード構成。

 

 

宝具はバスターで事前に強化解除してからの攻撃。相手のクリティカル率を下げる。これで火力を出すならフレンドのマーリンと組ませて英雄作成でもかけるのが一番だろうか。

 

 

あとはスキル。3ターン全員にかければNP90%分のアドが取れ、宝具威力を上げる第一スキルやチャージと攻撃力をダウンさせる第三スキル。

 

 

問題の第二スキルの恐怖状態のスタンは狙ってかけるのは難しいからとりあえず使って使用回数を増やす。という運用が一番か。玉藻と組ませて使用頻度を上げるのもありだな。

 

 

 

結論から言えば単騎性能はそこまで高くないが、強いシナジーを発揮するサーヴァントがいるならかなり強くなると思う。NP効率は…少しあれだが、アーツチェインや礼装、クリティカルなど。こちら側の工夫で十分補える範囲内だと思う。

 

 

 

「だが、本格的な運用は未だできていないからとりあえず近いうちにどこかで試したいな」

 

 

次はティテュバ。こいつは星4キャスターの単体宝具というオケキャスに続いて2人目。さて、こいつの性能は…ん?

 

 

「あらぁ〜?やっぱりまだ起きていましたかぁ…精が出ますねぇ」

 

 

「おっ、サンキュ」

 

 

エミヤに言われたのかやたら角砂糖多めのコーヒーを持ってきてくれた。

 

 

「ちょっと恥ずかしいが、苦いのは苦手でな。コーヒーもこれぐらい甘くしないと飲めないんだ」

 

 

「そうみたいですねぇ…マスターは甘いものがかなりお好きだとエミヤさんも言ってました。それで…どうかしましたか?やたら目を見開いて…」

 

 

「お前強くね?」

 

 

資料は一通り目を通したが、Aが2枚である代わりに良好なNP効率と使いやすいスキル。

 

特に第三スキルである『魔神の叡智A』は味方全体のバスターとアーツを強化しておまけにスターも10個出す。攻撃力を上げ、更に宝具回転率も上げられるこのスキルが弱いわけない。

 

 

この事からホームズまでとはいかないが、宝具回転率は高め。そして宝具の効果は相手の攻撃力と防御力、回復量ダウンのデバフ。

 

 

攻撃力と防御力のデバフの強さは言わずもがな。そして強い高難易度の相手なら回復手段を持っているケースも少なくない。それを阻害可能な点はかなり評価が高い。

 

 

「あら。気付いちゃいました?」

 

 

「いや、こんなの否が応でも分かるわ。お前すげぇよ。単体宝具ってだけでもいいのにこのスペックなら高レアキャスター達とも十分差別化できるな」

 

 

「ふふ、これから私が貴方の勝利に貢献する姿が目に浮かびますねぇ…」

 

 

「…お前まさか俺から金をせしめる気じゃないだろうな?」

 

 

「…まさか。流石に普段使いでそのようなことはしませんが…私、お金には結構敏感なのです。良ければマスターのQPも私が管理してあげましょうか?」

 

 

「…いえ、結構です」

 

 

「あっ、すげーいい事思いついたんだが」

 

 

「何ですか?」

 

 

「ガチャ引く前にお前が未来視で結果を視て、そこで目当てのサーヴァントなんかが引ける時に引けば最強じゃね?」

 

 

「…それはお高いですよ?1回1回。マスターであろうとお金は必ず請求しますし…外れの日が長く続けば大人しく課金した方がマシな金額になりますよ?」

 

 

さすがにそれはいただけないですよね。やっぱそんな都合の良い話はないか。

 

 

「分かった。それは諦めよう」

 

 

「そういえば…貴方、マシュさんに訴訟を起こされたと小耳に挟みましたが…」

 

 

「ははは。俺にはサパーリ…」

 

 

「あちら側は優秀な検事を雇ったと聞きましたよ」

 

 

「何…だと…」

 

 

あんな内容の裁判に検事を雇うのか…そこまでマジだとさすがにちょっと困惑する。

 

 

「今なら私を育てておけば…私の力を出血大サービス。タダ同然で使ってあげますよ?」

 

 

もしかして未来視に基づいた完璧なバックアップをしてくれると?なら助かる!

 

 

「…分かった、取引に応じよう。まずは契約内容の擦り合わせ。本題に入るのはそこを決めてからだ」

 

 

「えぇ、それでは早速。商談を始めましょうか」

 

 

【12月7日 同刻 マシュの部屋】

 

 

「貴方がこちら側に協力してくださるというのは本当ですか?おまけに何の対価もなしに」

 

 

「あぁ、こちらにも事情があってな」

 

 

「…そちらの話はよく分かりませんが、お力添え助かります」

 

 

「世界の抑止力として必ずマスターは止める必要がある。それだけだ」

 

 

裁判編に続く…




アビーの素材にピースやモニュメントを一切使わないことは驚きましたww
予定では土曜日にちょっと多めに周回してティテュバと一緒に育てる予定です!
今年のクリスマスイベントの高難易度なんかでしっかり使えるよう、最低でもクリスマスイベントの最中には90にします!

それでは!


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逆転痴女裁判開始直前!

裁判へ進もうとしましたが…


予め書いておきたいことなどがあったので少し書かせていただきます。

自分の持っているサーヴァントのみを出す都合上、新サーヴァントを育てたらネタが沢山見つかるからね。しょうがないね

ってことで大目に見ていただければ幸いです。

※多少修正を入れました。


【12月 8日 午前11時24分 マイルーム(仮)】

 

裁判まであと5日

 

 

ティテュバから受けた最初のアドバイスは裁判を極力早くやれ…か。

それを聞いた俺は弁護側の準備が既に終わっているかを確認し、終わっていたので指示通り早くするよう交渉に行った。そうしてなんとか明日にしてもらえるように成功した。

 

 

すんなり通ったことには驚いたが、検察側の準備はもう終わっていたらしい。

 

 

「…で、未来はちょっと変化あったか?」

 

 

「うーん…とりあえずこれで確実に負ける未来は避けましたねぇ」

 

 

なんか曖昧だなぁ…だが、今回だけは基本タダで使わせてくれるのだから文句は言えない。未来視や精霊の目はかなり使える。

 

 

そして今回行った契約内容は

 

・ティテュバには俺達弁護側につき、味方をしてもらう。

 

 

・マシュや検察側サーヴァントとの商談は一切行わず、基本的にはアビーと一緒にいること。

 

 

・裁判の時は精霊の目で相手の言動や挙動をしっかり観察し、不審なものがあれば指摘すること。

 

 

・以下の条件を達成したのであれば報酬として、後日以降手に入ったキャスターの星4種火を必ずティテュバに捧げ、アビゲイルの次でも構わないので必ずすぐにでも育成に取り掛かる。

 

 

ティテュバとの絆はまだ浅く、彼女が守銭奴であることからより良い商談であちら側が釣ってくる可能性がある。だから予め布石を打った。

 

 

アビーといない間はマタ・ハリやパライソに監視を依頼している。直接的に関わりに行くマタ・ハリと影で潜伏するパライソ。これでティテュバは完全にこちら側だ。

 

 

「多少警戒していますが…私は貴方を裏切りませんよ?」

 

 

…彼女の言う通り。これはほぼほぼやらなくていいことだ。

 

 

そもそも俺がティテュバの未来視なんかにお金を払うとする。だが、未来視などは具体的な物ではないため、価値が測りにくい。

 

 

恐らく予め未来視で具体的で多大な恩恵を与えることで未来視の凄さを俺に教える。そうして再び利用しに来た俺を沼に落とし込む。

 

 

これなら目先の利益を度外視しても十分におつりは来る。

そもそも未来視は原価0円なのでマスターが未来視に依存しなかろうが、恩を売ったという実績を手に入れられるならばこれくらい安いとも考えているのかもしれない。

 

 

FGOで例えるなら課金をすることで星5サーヴァントが確実に手に入るという福袋を実施し、課金することの旨味を教え込むみたいなものだ。

 

 

だからメリットを与えなければならない。…それでも最悪のケースが低確率でもあるなら極力排除したいと思うのは至極当然だと俺は思う。だから今回は多少警戒を強めた。

 

 

「そうであってくれよ。信じているぞ」

 

 

【12月8日 正午 食堂】

 

 

裁判まであと1日

 

 

まるで明日裁判をやるとは思えないくらいいつもと変わりがない。買収防止の為、サイバンチョであるダヴィンチちゃんには弁護側のサーヴァントと検察側のサーヴァントを事前に俺とマシュがそれぞれ教えてある。

それ以外からランダムで中立のサーヴァントを裁判官を選ぶというが…

 

 

「浮かない顔してるわね。私がいるんだからもっと堂々と胸張ってなさい?」

 

 

「いや、なんかちょっと気になっちまってさ…」

 

 

「裁判を明日に踏み倒すって聞いた時は少し驚いたけど…あの訴訟王エジソンも準備完了しているみたいだし…余裕よ」

 

 

余裕…?本当にそうなのか?俺は一筋縄でいけるとはどうも思えない。ティテュバは出来るだけ早く…最低でも予定通りの日程でやれば俺の負けが確定すると言っていた。それだけの理由がどこかにある気がしてならない。

 

 

「デザートのイチゴパフェだぞ、ご主人様!」

 

 

来た!俺の大好きなスイーツ!!やっぱこれだよね。感謝するよ、タマモキャット。

 

 

「マスター。ほら、あーん」

 

 

「おっ、メイヴ。ありがとな」

 

 

はむっ。全く…昔の俺だったら好きだけど警戒心MAXだったから絶対こんなことしなかっただろうに。俺、メイヴに凄く甘くなっちまったな…

 

 

「やっぱイチゴパフェはサイコーだな。ほら、メイヴも。食べさせてやるよ」

 

 

「あーん」

 

 

パン!!

 

 

「!?」

 

 

ど、どうした!?もしかして他のサーヴァント達が何か揉めたり…

 

 

「ごちそうさまです」

 

 

何だ…マシュが思い切り合掌をしたせいか。マジ焦ったわ…。じゃなくてだな…

 

 

「メイヴ。もしかして図ったか?」

 

 

「あははっ、失礼。マスターが何を言っているか…まーったく分からないわ」

 

 

【12月8日 午後7時18分 ダヴィンチちゃん強化ラボ】

 

 

「ほら、アビー。第三再臨だぞ」

 

 

種火を沢山食べさせて再臨の準備は完了!あとはアビーに素材をあげるだけだ。だけだが…

 

 

「アビー、どうした?震えているが…」

 

 

「マスター、私…怖いの。この再臨で私は恐らくセイレムの魔女の力の大半を取り戻すわ。もし、力が戻ったら…私が悪い子になってしまったり…再びマスターに牙を向けるかもしれないと思って…」

 

 

「…お前が多少悪い子になるぐらいじゃ俺はお前を嫌わないよ。それに…もし俺達に牙を向けたらだって?安心しろよ。その時はお前の友達第一号である俺が必ず止めてやる。約束する」

 

 

悪い子の道に片足突っ込み始めた俺としては悪いことをしたら怒ってやるだなんて偉そうなことは言えないが…せめて友達として。アビー、俺はお前の側で手を握っているとしよう。

 

 

「…私、貴方がマスターで良かったわ。この力…マスターに預けるわ」

 

 

アビーが光に包まれて…遂にお披露目か。セイレムの一番最後に立ちはだかった魔女アビゲイル・ウィリアムズが…

 

 

「ふふふ…これで世界を救うも壊すもマスター次第ね。マスター、私はマスターの鍵として…マスターを支えるわ」

 

 

「あぁ、その力。期待しているよ、アビー」

 

 

だが、俺的には第一再臨の方が好みだし、とりあえず普段は最初のままにしておこ。

 

 

※前回も言いましたが、この我がカルデアのゆるやかな日常のアビーは基本的には第一再臨です。

 

 

「マスター、一ついいかしら?」

 

 

「何だ?」

 

 

「私、明日の朝に午後の紅茶が飲みたいわ」

 

 

!?何…だと…?午前に…午後の紅茶…だと?

 

 

「や、やめるんだ!あれは午前に飲んじゃいけないんだぞ!」

 

 

そんなことしたらエミヤが怒るぞ!?正気か、アビー!

 

 

「だからこそ…惹かれないかしら?午前に飲む午後の紅茶…一体どんな味なのでしょうね」

 

 

「待て、早まるな!落ち着けぇぇぇ!!」

 

 

「…なーんて、嘘よ」

 

 

あら…?第一再臨に戻ってる。良かった…あれは冗談だったんだな。

 

 

「本当に悪い子でもいいのね?」

 

 

「あぁ。このカルデアにはな、俺の部屋に無断で侵入してくるやつ。ただひたすらに、清楚に淫蕩を好み、無垢に悪辣を成すやつ。たまに俺のクレジットカードから勝手にお金使ってアマゾネスCEOで買い物するやつ。色々なやつがいる。そんなのに比べちゃお前なんて子供のいたずら。可愛いもんだよ」

 

 

「無垢に悪辣を成す…?誰のことかしら?」

 

 

「え?誰かって?女王メイヴ。俺の大好きなあいつだよ」

 

 

「あら。悪い人なのに大好きな人なの?」

 

 

「ふっ、おかしいか?つまりあいつだってただ悪いだけじゃないってことだよ。そんなのはやつのちょっとした一面。個性に過ぎないんだよ」

 

 

ここまで言っちゃうとは。俺結構メイヴに絆されてんなぁ…

誰かを好きでいる状態はこうも恐ろしいのか。

 

 

「そう…。それじゃあ改めて!私、たまに悪い子になっちゃうこともあるけれど…これからもよろしくね!マスター!」

 

 

【12月9日 午前9時48分 被告人控え室】

 

 

俺の無罪を晴らす準備は出来た。あとは法廷に立つだけ。

 

 

「準備はいい?マスター」

 

 

「あぁ。今回弁護側の人間は精鋭を選んだ結果。エジソン・メイヴ・そしてティテュバだ。俺達は既に劣勢!!だが、まだ負けていない!こっから逆転するぞ!!」




アビーちゃん可愛いすぎでは?

第一再臨以降からはアビーちゃんがお酒に興味を持ち始めるなど悪いことをしたくなっていくのが可愛くてつい書いてみたくなって書いちゃいましたw

とりあえず書いてある通り第三再臨までは済ませました。あとはティテュバを育てながら最終再臨させ、新クリスマス辺りでレベルマにする予定です!それでは!


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逆転痴女裁判! 前編!!

今までのあらすじ

メイヴがやってきた際、マスターはマシュからメイヴと肉体関係を持っていると疑われ、まさかの展開に!

マスターは自分の無罪を晴らすため、メイヴ・エジソン・ティテュバに助けを求めた。

今こそ無罪を勝ち取らなくては!!


総合評価200超えありがとうございます。これからも皆様により面白い作品を提供できるよう頑張ります!


【12月9日 午前10時 カルデア裁判所 法廷】

 

ざわざわ…

 

 

無論、ここは正式な裁判所ではない。サーヴァント達の間で揉め事があった場合に使われる場であり、決してこんなことに使っていいことではないと思う。

 

 

カンカン!

 

 

「さぁ、これより…我がカルデアのマスターの法廷を開廷しようではないか!」

 

 

ダヴィンチちゃん…もしかして意外と楽しんでないか?

 

 

「検察側、準備できています」

 

 

「弁護側、我々も準備できているぞ!」

 

 

「先輩は…ティ、ティテュバさんも味方に…?」

 

 

ふん、驚いたか?さぁ、マシュ。どっからでもかかってこい。

 

 

「では、まず今回の論点を明らかにしようではないか」

 

 

『異議あり!』

 

 

「い、いきなり誰だい?」

 

 

「裁判と聞き、やって来ました!これだけは一度だけ言ってみたくて…」

 

 

なぁ、邪ンタ。ここはいつから子連れで遊びに来れるテーマパークと化したんだ?逆転裁判は確かに好きだが、扱う内容的にも退場してくれ。

 

 

 

 

「はい。それでは私から。お願いします。せ、先生…」

 

 

「ふっ、任せな。世界の抑止力として…マスターは許しておけねぇ。行くぞ、助手君」

 

 

「全く…助手呼びわりはやめてよ。いつからそんな身分になったの?まぁ、マスターを止めようって気持ちは一緒だけどさぁ」

 

 

黒いスーツにサングラスとマフィアを思わせるような格好で登場したサーヴァント。しかし、どっかで見たことあるようなガッチリとした体型のサーヴァントだ。もう一人はそいつと比べると随分華奢だな。髪はポニテに縛ってあって…そしてお前もスーツにサングラスか。

 

 

「さぁ、マスター!!そろそろてめぇの横暴が許されるのもそこまでだぞ!!」

 

 

「黒ひげじゃねぇかぁぁぁぁ!!何が抑止力だよ!カッコつけた言葉並べてるけどそれ結局ただのリア充爆殺隊だろ!?リア充と少子化改善の抑止力ってか!?ふざけんなよ!」

 

 

「ふざけんな?それは拙者のセリフでござる!!メイヴ氏にも屈しないこっち側の人間だと思っていた拙者が愚かだったでござるよ!!

結局メイヴ氏とできてんじゃねーか!コラァ!!」

 

 

「そして隣にいんのは刑部姫か!?何お前そっち側なんだよ!」

 

 

「ふふっ、姫はバッチリ分かってんだからね!まーちゃんがメイヴちゃんの影響かは知らないけど、カルデアの女の子達でハーレムを作ろうと目論んでいることがね!アビーちゃんはその布石でしょ!?」

 

 

「いや、待って!?待って待って!アビーはさすがに範囲外だろ!百歩譲って仮にハーレムを作るとしてもだな!そこに幼女を入れる常識がないマスターがいるかっての!!それでロリコン扱いとか名誉毀損だ、今からお前を訴えてやる!!」

 

 

幼女は触れられざる光輝であり、神聖な存在だ。そんなやつに手を出していいわけがない。

 

 

「アビーはともかく…こっちにはハーレム作りを目論んでいる明確な証拠があるんだから!土方歳三ピックアップ!天草ピックアップ!!山の翁ピックアップ!!!男のピックアップは全部ガン無視だったでしょ!!」

 

 

「アサシンはお前と酒呑でこと足りてるし、土方は沖田単独ピックアップを狙うから外したんだよ!天草はその後が怖かったし!」

 

 

それに土方はともかく、山の翁ピックアップは特に保険が美味くなかったからね。しょうがないね。

 

 

「どーせ強欲に石を貯めてエレちゃんも狙ってるんでしょ!?あの子多分チョロインだからちょこっとちょろまかしてハーレムに加えるために!!」

 

 

「普通にお友達になりたいからってのと!いい加減三騎士・四騎士の格差問題を是正したいって理由でカルデアに呼んじゃいけないのか!?」

 

 

星5ランサー。そして全体バスター宝具。これだけで水着頼光とも差別化されている。性能だけで引いても十分だろう。なのに何故ボロクソ言われなきゃいけないんだ。

 

 

 

「それじゃあ、この前キャスターが十分足りているくせに我がカルデアへオケアノスのキャスターを呼ぶため、十連回したのはどこの誰だっけ!?」

 

 

カンカンカン!!

 

 

「静粛に!静粛にしたまえ」

 

 

いけないいけない。ついテンション上がりすぎた。売り言葉に買い言葉だな。

 

 

「被告も検事も!口を慎むように」

 

 

「はい…すみません」

 

 

「だが、図らずして今回の論点が明らかになった。こんな事で裁判だなんて本当にいいのかと思うけれど…」

 

 

そうだよ。全く…俺が誰とイチャイチャしようと…っていうか仮に肉体関係持ったとしても別に関係なー

 

 

「ありですよ。ダヴィンチちゃん」

 

 

「いや、しかし…」

 

 

「ありです」

 

 

ゴリ押ししやがった…もしかしてこいつは今までの後輩ではない…?

 

 

「…そ、そうかい。では、話を続けよう」

 

 

「女王メイヴと肉体関係を持った。それは本当かい?」

 

 

「噂を鵜呑みにされては困ります。そのような事は一切ありません」

 

 

全く…今回の事件はお互い核心を突く証拠は一切ないはずだ。結局何を以って終わらせるんだ?

 

 

「みなさん、裁判なんかやめませんかぁ?」

 

 

あっ、裁判なんかやめようってもしかして…いや、この状況なら普通に出てくるか。俺の考えすぎだな。過激派語録警察になって普通の言葉すら語録に変換して狩り始めてはいけないな。

 

 

「裁判長、私は被告人の無罪を晴らす証人として、清姫さんを呼び出してもらうことを希望しま〜す」

 

 

ん?一体何故清姫を?ただ俺に肉体関係を持たせることの賛成派としてか?

 

 

「…いいだろう。今すぐ呼び出しをかけよう」

 

 

 

 

「まずは名前と職ぎょーいや、職業はいい。名前は?」

 

 

「まぁすたぁが濡れ衣を着せられたと聞き、やってきました。ますたぁの妻。清姫です」

 

 

あっ、そういや清姫は嘘を見抜けるからな。つーか、こいつがいりゃおしまいじゃねぇか。あと結婚した覚えないけど。

 

 

「俺はメイヴと肉体関係は一切持っていない。清姫に誓おう」

 

 

よし、これで俺はとりあえず即刻無罪が確定!いやぁ〜あっけなかったな。

 

 

「嘘…ではありませんね。ますたぁは私に嘘をつきませんから当たり前ですけれど。ついでに私との愛も誓ー」

 

 

「さぁ、終わり!閉廷!以上!!みんな解散!!」

 

 

『待った!!』

 

 

「く、黒ひげ?どうしたんだ?いきなり…」

 

 

「実は拙者!マスターがメイヴ氏とキスをしたシーンを撮っていたでござる!!」

 

 

『!?やべぇよやべぇよ…』

 

 

おい、コラ。何ハッタリ抜かしてやがる。あの場はこたつの中だから絶対撮れるわけないだろ。これは俺達の反応で釣るのと周りを味方につける古典的な手だ。引っかかりはしないよ。

 

 

「その証拠が!これでござる!!」

 

 

『結婚したのか 俺以外のヤツと…』

 

 

『結婚して1年…大好きだった彼と再会してしまったあなた』

 

 

『お前と結婚するのは、俺だと思っていた…』

 

 

『今夜は帰したくない…』

 

 

「ちょっと待つでござる!!何じゃこれはぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

ふふ…ふふふふ!!これか!こういうことか!エジソンのやつめ…黒ひげが何をしたかは知らないが、証拠を握られたからそれを偽物にすり替えたな!!

 

 

ナイス!さすがだよエジソン!!さすが訴訟王は汚い。まぁ、強いて言うならすり替えるにしても中身を選んで欲しかったが。

 

 

「何だこれ?ははっ、お前が持ってきたんだろ?それのどこに証拠があるかは知らんが!」

 

 

「えっ、そんなはずは…おっきーが撮ったデータがあったもん。あそこには撮ったデータがあるはずなのに…」

 

 

「言いがかりはよしてください。仮にも裁判なのにそんな証拠もないのにブラフを使うだなどと…」

 

 

『待った!!』

 

 

「…今度はマシュか」

 

 

「それなら…清姫さんの前でもそれを言えますよね?メイヴさんとキスをしていないと」

 

 

「!?それは本当ですか?ますたぁ…」

 

 

くそ!俺は完全にやつにハメられた…!さすが俺の後輩だと褒めてやりたいところだ…清姫というこちらが出した最強の手札を逆手に取ってくるとは…

 

 

何か対抗策は…

 

 

「どうかしましたか?ますたぁ…」

 

 

ん?メイヴが何かサインを出している?あれは…

 

 

腕で丸を作って…潰す? …あ、つまり抱き寄せるってことか。あとは… 右手をゆっくり上げる? そうして顔を前に出して… 口パク…了解。要するに清姫を堕として発言不可能にしちまえと。こんなやり方でいけるとは思わないが…やるだけやるか。

 

 

「清姫!俺、言いたいことがあるんだ」

 

 

「ま、ますたぁ!?どうしましたか?真剣な面持ちで…」

 

 

まずは清姫の両肩を掴んだ。次は抱き寄せて…

 

 

「あ、あの…!ひ、ひ、人前でするだなんて…!ま、ますたぁもな、中々大胆なお方でー」

 

そこからは右手をゆっくりと上げていた…つまりは…

 

 

顎クイというやつではなかろうか。あのクソイケメン野郎でなければ通報待った無しの少女漫画ぐらいにしかない都市伝説的なあれをやれと!?…だが、メイヴがサインしているなら仕方ない。よし、決めた。失敗したらメイヴをとっちめてやる。お前用に昨日集めたランタンや羽を全部他のやつにあげる。

 

 

「あ、あの!ますたぁ…?どうしたのですか?な、何か言ってくれませんか?」

 

 

あとは耳元で囁く!

 

 

「清姫…今は人の目なんて気にすんな。俺だけを見ていてくれ…」

 

 

「えぇ、私は…旦那様だけの清姫です。ます、たぁ…」

 

 

バタッ…

 

 

これで本当に落ちるのかよ。メイヴが少し前言っていたが、清姫は案外受けに回ると弱いタイプなのかもしれない。今回は刑部姫がやってた乙女ゲーであったセリフだが、あんな歯が浮くようなセリフ二度と言いたくないし、顎クイみたいなイケメンの特権技使うのももう嫌だ。

 

 

「すみません。清姫が急に気絶したので真偽が確かめられません」

 

 

勝ったな。いやぁ〜サイコーだわ。メイヴは。すげぇいいよ。本当にサイコーすぎる。

 

 

「くっ…普段の先輩らしくないやり口。恐らくメイヴさんから入れ知恵を…?」

 

 

「だが…そもそも何故そこまでこの案件を気にするんだ?サーヴァントとイチャイチャする行為の何がいけないんだ?」

 

 

とりあえずあとは争いの火種を断ち切っておかないとな。今後またあっても面倒だし

 

 

「そ、それは…先輩の任務に支障が…」

 

 

「もしその行為で任務に支障云々言うならもう少しマイルームでプライバシーが守られるようにしてくれ。アポなし訪問ってレベルじゃないぞ」

 

 

もし劣情を抱いた時やって来た女サーヴァントを襲いたくなるんだよ、勘弁してくれよ。今はある程度割り切れているが。

 

 

「そ、それは善処します…」

 

 

改善されるとは言ってないな。だが、まぁ面倒だからそろそろ妥協点引き出して終わらせようか。ティテュバ、任せたぞ。

 

 

「はぁい、それでは。今回の件はマスターの油断から起きた事件です。ですので…マスターに厳重注意をする。ということで矛を収めていただいてよろしいでしょうか?」

 

 

厳重注意か。無罪ではないが、罰則はほぼないに等しい。十分妥協範囲内だ。

 

 

「わ、分かりました。それならこちらも…」

 

 

「何で気持ちいいことを我慢させなきゃいけないわけ?」

 

 

「…は?」

 

 

我がカルデアの中でも特に手に余る反英雄。そいつの発言がこの戦いを更に泥沼化させた。




エレシュキガルの実装は聞いてないですって!

まさかクリスマスで本当に来るとは…それにバビロニア関連のサーヴァントに特攻!?俺はてっきりアビーも含めた幼女達が楽しくワイワイパーティを楽しむものだと信じて疑わなかったのですが…

おまけにティテュバ再臨だけで杭を沢山使うことも聞いてないのです。

昨日は本当に面食らうことが立て続けに起こりましたw


次回は早くあげられるよう努力します!それでは!


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逆転痴女裁判!後編!!

前回のあらすじ

円満に終わるはずが、メイヴによって泥沼と化した裁判!一体どうなる!?



…それはさておき、エレちゃん欲しいよ…
十連とそれ以降に手に入る石だけで手に入れられるか…

今年ラストかもしれない大掛かりなピックアップに必ず勝利します!!

…でも、勝てなくても深追いする気はないですw 礼装をちょいちょい手に入れることが出来れば効率良い周回が出来ますし、お正月に来る可能性もワンチャンありますし…


今は林檎をむしゃむしゃしなくてもいい期間内でこの話を終わらせます!



先程修正入れときました。


【12月9日 午前10時47分 カルデア裁判所 法廷】

 

 

『…ざわざわ』

 

 

「は?」

 

 

全く。いい感じで妥協点を引き出してやったところなのに!

 

 

「…だって、そうじゃない?マスターだって人間。人並みの性欲はあるでしょ?」

 

 

「…」

 

 

「それなのに!溜めさせるだけ溜めておいて、マスターに我慢を強いるってのが今のカルデアの現状。はっきり言って異常よ」

 

 

『い、異議あり!』

 

 

「何?」

 

 

「それなら拙者にだってそういう権利があってもー」

 

 

「発言を却下する」

 

 

ダヴィンチちゃんナイス。ファインプレーいいぞ。さすがだ。

 

 

「とにかく!マスターなら頼めば嫌な顔しないで引き受けてくれるサーヴァントはいるわ。それでも…それらを一様に悪と見なすのかしら?」

 

 

おいおいおい!なんか変な展開に持っていこうとしていないか?

 

 

「くっ…」

 

 

『異議あり!』

 

 

マシュがぐうの音も出ない程押し黙っていた時、駆けつけてたサーヴァントは…

 

 

「ジャンヌダルク!?」

 

 

我がカルデアで混沌・悪代表をメイヴとするならジャンヌ・ダルクは秩序・正義代表。まさにメイヴとは対を成す存在だ。

 

 

「女王メイヴ。流石にそれ以上は見過ごせませんよ」

 

 

「あら、聖女ジャンヌじゃない。元を正せばマスターがああなったのは貴女の影響が強いようね。まっ、結果的に私好みの勇士になっていたけれど」

 

 

「己を律し、正しく生きようとすることは…そこまでいけないことでしょうか」

 

 

「くだらないわ。貴女がマスターを縛りつけるからこうなったのでしょう?あとは…そこにいる刑部姫」

 

 

「わ、私!?」

 

 

「もし貴女の教育が正しい。と、マスターが思っているのなら来た瞬間、即更生されていたんじゃない?」

 

 

「っ…」

 

 

「何で人を見て、『くっ、痛い所を突いてきましたか…』みたいな顔してるの!?」

 

 

「待て、メイヴ。今の俺がここまで感情豊かでいられるのはジャンヌのおかげでもあるんだ。あんまり攻めないでくれ」

 

 

それに何事も無理矢理強いるのは俺のやり方に反する。そこはあくまで個人を尊重したい。例えそれが決してマイナスの要素を含んでいようとも。

 

 

「…それでもマスターが性に対して閉鎖的…というか消極的になっているのはジャンヌ・ダルクのせいでしょ?」

 

 

「否定は出来ないけどさぁ…」

 

 

あれ?これ最早裁判じゃなくてただの討論会じゃねぇか?

 

 

「そ、その手のことは結婚してからー」

 

 

「そんな考え方は古いわ。マスターは今まで自分の欲求に抗い続けてきた。もうこれ以上苦しませることは酷だとは思わない?」

 

 

全く…メイヴのやつ。何を考えているんだ?

 

 

「だから…これに協力してくれるサーヴァントを用意してきたわ」

 

 

は?待て、流石にそこまでやるか!?フツー!正気かよ、メイヴ。

 

 

「申し訳ございません、お館様。お館様がそこまで悩んでいたとは知らずに…ですが、それであれば拙者に一言申し付けてくだされば拙者は…お館様の慰みー」

 

 

「パライソ!?それ以上言うなよ!ダメだからな!」

 

 

他にもマタ・ハリ・玉藻の前・牛若丸・静謐ちゃんを連れてきた。おいおい、これってやっぱり…

 

 

「あとは倒れている清姫。彼女も協力者の1人。これだけ協力者がいるのよ?これで実現出来るかの問題は解決した。どこがいけないの?」

 

 

「おい、メイヴ。やりすぎだぞ。俺は弁護をしろと言ったんだ。誰が俺のハーレム作ってこいって言った」

 

 

「ヤりすぎ?」

 

 

「そんな冗談言っている場合じゃないって。ほら、マシュを見ろよ」

 

 

マシュは顔を赤面させながら口をパクパクさせて何か言いたげな様子が伝わってくるが、あまりの突発的な事態によって何も言葉にできていない。

 

 

 

「ですよねー。えぇ、分かってましたよ。私が勝る要素なんてなに一つないって。姫ポジションはとっくにそこにいるメイヴちゃんの他にもマリーちゃんが既にいるし、セッ○スは明らかにメイヴちゃんの方が格上。そしてまーちゃんは近いうちに必ずインフェルノちゃんを迎える。そうすれば完全に私はいらない子扱いのお払い箱…いや、そもそもマスターは私を呼んだ手前、アビー欲しいだのエレちゃん欲しいだの言ってるし…」

 

 

黒ひげは退場されかけ一歩手前まで来てるし、刑部姫は負け犬ムードを漂わせ、いじけ始めた。こんな光景見たくはなかった。

 

 

「お前後々の禍根とか考えたか!?」

 

 

無論、こんなもんを大々的に行えば必ず不満を覚えるサーヴァントが出てくる。

 

 

「だからそれを断ち切ろうとしたでしょう?そもそもマスターのやり方はヌルすぎるわ。あんなのじゃ結局はその場しのぎにしかならない。これはハッキリしておくべき問題よ」

 

 

「…そうだ、ティテュバ!こっから円満に解決させるにはどうすれば…」

 

 

「あは、あははー」

 

 

苦笑いで誤魔化すな。俺がヤバい未来が視えたんだろ!?そうなんだな!?

 

 

『異議あり!』

 

 

よし、マシュ!言ったれ!お前が最後の砦だ!円満に解決しろ!

 

 

「それなら…わ、私が先輩の面倒を見ます!全て!」

 

 

…はい?どうしてこうなってしまったのだろうか。マシュが錯乱して、おかしな事を言い始めたぞ。

 

 

「ん〜、何やらどんどんこじれていくねぇ。どうするんだい?マスター」

 

 

「裁判長!そんなんで良いのかよ!!」

 

 

「そうだねぇ…それじゃあ、賛成派と反対派で戦ってみる!っていうのはどうかな?賛成派はキミがリーダー。反対派はマシュがリーダーで」

 

 

なるほどねぇ…それで戦うと。

 

 

「マシュはそれでいいのか?」

 

 

「先輩!?わ、私は…」

 

 

 

「いいでしょう。受けて立ちます」

 

 

「えぇ、いいわよ」

 

 

ジャンヌ、メイヴ…お前らやる気満々じゃねぇか。まっ、新たなサーヴァントの可能性なんかを見つけられるかもしれないし、マシュが指揮を担当ってのも新鮮でいいな。それに…

 

 

「まっ、戦いと聞いたら負けるわけにはいかないよな!さぁ、サーヴァント同士の全面戦争だな!」

 

 

「…キミは世界を壊せるサーヴァントすら所持しているのにその中で全面戦争をさせるのかい?それじゃあ、世界がいくつあっても足りないと思うよ?」

 

 

あっ、確かに。それはキツいな。

 

 

「だから…それぞれ20人!戦う代表を集めてシュミレーターで雪合戦勝負といこうじゃないか!!」

 

 

…え?




後編でもメイヴ達の話はまだまだ続きます!

次回からはこの季節らしく雪合戦勝負です!それでは!


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雪合戦開始!…の前に!

前回のあらすじ

ジャンヌ・ダルクの乱入やメイヴ の行動により、裁判はマスターがハーレムを作るのはありかなしかの討論会になってしまった!

見かねたダヴィンチちゃんは雪合戦で戦うことを提案したのだった。


【12月15日 午後18時00分 召喚ルーム前】

 

ダヴィンチちゃんが雪合戦をしようと実施した時、我がカルデアは3つの派閥に分かれた。

 

俺がおおっぴらにハーレムを作ることに賛成、もしくはそれにより今以上に仕事効率が上がるのなら別に構わない『賛成派』

 

ハーレムに反対している。あるいは作ることで風紀が乱れたり、仕事を放棄することを危惧する『反対派』

 

 

そうしてどうでもいい、関わりたくない、第三者視点で眺めていたい『傍観勢』

 

 

そして今回は裏工作対策や確認のため、予め投票でどの勢力に入るかを決めておくらしい。傍観勢はどちらかに移動可能だが、賛成派か反対派。一度どちらかに決めてしまえば鞍替えは不可能なんだとか。

 

 

今回のカギは極力賛成派に雪合戦で強そうなやつを取り込むことだ。エジソンもさすがにそこまでは根回し出来ないらしく、俺の手腕にかかっている。

 

 

そしてその雪合戦は今日の19時から行われる。

 

 

「あっ、ダヴィンチちゃん」

 

 

「やぁ、奇遇だね」

 

 

「そういやどの勢力に入るかの投票は終わった?」

 

 

「あぁ、85人。全て終わったよ」

 

 

85人?ははっ、それは間違いだ。

 

 

「85人じゃないですよ」

 

 

「あぁ、サンタアルテラがいるかな?」

 

 

※イベントとこの話の日数を都合よく無視していますが、ご容赦ください。

 

 

「いいえ、87人ですよ!行くぞ、メイヴ!!」

 

 

「えぇ、任せて。マスター」

 

 

【12月15日午後18時6分 召喚ルーム】

 

 

「さて、あとは召喚するだけだ。今回は石が30個しかない。それでも…やってくれるか?」

 

 

「…マスターは自分の相棒兼恋人が信じられないのかしら?」

 

 

「すまん、お前を貶める発言だったな。撤回する」

 

 

疑って悪かったな。だが、ビジョンはとっくに見えている。あとは引くだけだ。

 

 

「そして…触媒は?見る限り何も持ってないけれど」

 

 

触媒か…今回は!!

 

 

「そう!触媒とは!!」

 

 

カルデアの礼装を脱げば!そこには!!

 

 

「この俺自身が…触媒となることだ!!!」

 

 

前にパライソ召喚にも使った某聖杯戦争に参加したとある少女が着ていたパーカー。エミヤ曰くイシュタルはそいつにそっくりらしい。

 

 

ならばこの服でエレシュキガルも引けるはずだ!

 

 

 

「やるぞ、メイヴ!」

 

 

「えぇ!決めるわよ、マスター!!」

 

 

十連開始!

 

 

さて、最初は…

 

 

「うわぁぁぁ!!原始呪術かよぉぉぉぉぉ!!」

 

 

最初から随分悪い滑り出しだな、おい。

 

 

イマイチ使い道が見出せない礼装。よほど凶悪ギミックがない場合はサーヴァントの攻撃力を強化する礼装の方が良いからほぼ使わないかもな。

 

 

「次の高レアは…」

 

 

2枚、3枚、4枚、5枚…1枚毎に狭められていくエレちゃんへの可能性。だが、まだ半分ある!!

 

 

「6枚目!!」

 

 

「あら?これはクリスマスの礼装ね」

 

 

アタランテやダビデの星4礼装だな。だが、これじゃないんだよ!

 

 

8枚目!!

 

 

「サーヴァントの反応?これは…」

 

 

「ランサーだ!金のランサーだ!!」

 

 

いや、落ち着け。勝ちを確信するのはまだ早い。常時ピックアップのアナちゃんやフィンがすり抜ける可能性が…

 

 

「フィン?あんなやつすり抜けて来ないわよ。何故なら…」

 

 

「マスターにはこの私がついているのだから!!」

 

 

え?嘘でしょ?もしかして本当に!?

 

 

「サーヴァント・ランサー。冥界の女主人、エレシュキガル。召喚に応じ参上したわ。呼ばれた以上は助けてあげー」

 

 

「エレシュキガルだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

「ちょ、ちょっと!?待ちなさいよ!!いきなり抱きつかなー」

 

 

「俺はお前をずっと待っていたよ。エレシュキガル。会えて良かった」

 

 

バビロニアで会ってからカルデアで召喚可能になるまでかなり時間がかかったな…

 

 

「そ、そんな甘い言葉なんかに…わ、わ、私はだ、騙されないのだわ!」

 

 

「先輩!今エレシュキガルと聞こえましたが…」

 

 

「あっ、エレシュキガル来ちゃいました」

 

 

メイヴと触媒になったこの服に感謝だな。

 

 

「…先輩、何故先輩はこうもあっさりとピックアップされた女性サーヴァントを当てるのですか?先輩には女性を垂らし込む才能でもあるのですか?」

 

 

おい、人にそんな不名誉なレッテルを張るのはやめていただきたい。

 

 

それにメルトリリス、武蔵ちゃん、沖田さん。インフェルノちゃんやオケキャスは当たってないし。オケキャスには気が多い男は嫌いだと言われたから来る可能性は薄いかなぁ。

 

 

「今回ばかりはエレちゃんが来たいと望み、俺とメイヴの力で呼んだ。ってとこかな」

 

 

「わ、私は別に会いたいだなんて…」

 

 

「え?お前が確実に来れるようにこっちは万全の準備をして、迎えを待っていたのに…そこまで言うだなんて悲しいなぁ」

 

 

「う、嘘よ!嘘!私も会いたかったのだわ!」

 

 

「そうか!これでやっと槍枠も埋められる!やったぜ!!お前はスタメン確定。しっかり育てて強くしてやるからな!お前の力、俺に貸してくれよな」

 

 

ふふっ、なんだかいい事がありそうだ。そしてせっかくなら今日の雪合戦も一緒に手伝ってくれるとありがたいかな。

 

 

【12月7日午後19時 シュミレーター】

 

 

「賛成派。反対派。それぞれ20人。チームは決まったかい?」

 

 

「あぁ」

 

 

「ちょっと待つのだわ!これはどういう事!?」

 

 

「あっ、エレちゃん。ちょうどいいところに」

 

 

「今はカルデアで雪合戦勝負が行われていてだな…」

 

 

「エレシュキガルさん。どうか協力していただけませんか?このままではマスター側が勝つと堕落してしまう可能性が…」

 

 

「ふぅーん、よく分からないけれど私は反対派で参加するのだわ!」

 

 

エレシュキガル貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

 

…まぁ、いいか。切り替え切り替え!

 

 

「そういう事なら私はマスター側につくわ」

 

 

「イシュタル!?お前が来てくれるのか!?」

 

 

「人間同士の争いなら干渉する気なかったけど…あいつがいるなら別問題。マスター、勝つわよ」

 

 

「あぁ!」

 

 

 

賛成派

 

リーダー マスター

 

女王メイヴ

玉藻の前

酒呑童子

ヴラド三世(狂)

アビゲイル

アルトリア・オルタ

水着イシュタル

ミドキャス(ティテュバ)

エジソン

パライソ

タマモキャット

フェルグス

子ギル

クー・フーリン(槍)

クー・フーリン(プロト)

牛若丸

静謐のハサン

清姫

弁慶

マタ・ハリ

 

 

 

 

反対派

 

リーダー マシュ

 

ジャンヌ・ダルク

エレシュキガル

ドレイク船長

刑部姫

ブレイブエリちゃん

エミヤ

水着頼光

邪ンタ

サモさん

金時ライダー

フランケン・シュタイン

メカエリちゃん

エウリュアレ

ロビンフッド

メデューサ

クー・フーリン(術)

レオニダス

黒ひげ

アステリオス

バニヤン

 

 

「さぁ、やって参りました!第一回カルデア雪合戦大会!実況はこのダヴィンチちゃん!解説はシャーロック・ホームズと諸葛孔明だ」

 

 

おい、これは遊びか?ゲームなのか!?

 

 

「みんな、よろしく頼むよ」

 

 

「全く…あんなくだらんことで揉めるとはな…」

 

 

「それではルール説明だ」

 

 

・20人で雪合戦をして、相手側の全サーヴァントかリーダーを倒せば勝ち。

 

 

・相手側が投げてきた雪玉が当たれば失格。速やかにステージから退場すること。

 

 

・失格になろうと失格になる前に雪玉を投げているならそれは有効とする。

 

 

・雪玉を壊して防ぐ場合、原型が保たれない程壊せば当たっても失格にはならない。(粉々に粉砕する、蒸発させるなど)

 

 

・雪玉を燃やす分には構わない。ただし、雪を1つも残さず焼き払うことや蒸発させることは禁ずる。

 

 

・雪玉に石などを入れて投げてはいけない。雪玉はあくまで雪のみで作ること。

 

 

・雪玉を投げたり、当てようとする過程で宝具やスキルを使っても構わない。ただし、宝具で直接相手を攻撃したり、周りに著しく危険が及ぶ宝具を使用してはならない。

 

 

・マスターは公平を期すために令呪とマスタースキルを使用してはいけない。

 

 

・その他この戦いにそぐわない行為を禁ずる

 

 

「ひとまずこれぐらい分かっていれば問題ないだろう!さぁ、始めよう!」

 

 

ダヴィンチちゃん、最後やたらテキトーにまとめやがって…

だが、やってやるぜ雪合戦!!ここまで来たら勝つしかないっしょ!




エレちゃん来ちゃいました。


さすがに驚きましたよ…つい大声出しちゃいましたw


スキル上げ素材が勾玉72個や杭216個などかなり鬼畜みたいですが、めげずに頑張ります!それでは!


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カルデア雪合戦大会! 前編!

前回のあらすじ

雪合戦のチームが決定!
これから雪合戦が始まります!
恐らく中編と後編で3話使うかと




〜マスターside

 

 

・女王メイヴ ・玉藻の前

・酒呑童子 ・ヴラド三世(狂)

・アビゲイル ・アルトリアオルタ

・水着イシュタル ・ミドキャス(ティテュバ)

・エジソン ・パライソ

・タマモキャット ・フェルグス

・子ギル ・ クーフーリン(槍)

・クーフーリン(プロト)・牛若丸

・静謐のハサン ・清姫

・弁慶 ・マタハリ

 

 

 

ステージは半径500m。両チームはそれぞれ拠点が設けられており、拠点にあった地図を見る限りではちょうど真っ直ぐ1km進めば相手の拠点に到着するらしい。

 

 

「雪合戦…サーヴァントの宝具とかは基本来ないから大丈夫だろ?」

 

 

 

「そうとも限らんぞ。例えばライダー金時の宝具を移動手段のみで使うのであれば直接害することはないだろう?それにスキルにも細心の注意を払う必要がある。マスターは拠点に籠って雪玉と作戦でも作っていろ。私が勝利を勝ち取ってやろう」

 

 

そうは言うが…せやかて、アルトリアオルタ。ルールを確認した時、俺自身も参加していいことが判明したから俺も攻めに行くべきじゃないか?それに上手く行けば敵サーヴァントを反則退場させられるかも。

 

 

「フェルグス。ちょっと投げてみて」

 

 

メイヴが突然雪玉を作り、フェルグスにパスした。とりあえず威力確認ってことか。

 

 

「おう!」

 

 

さぁ、お手並み拝見といこー

 

 

ブォォン!

 

 

「…は?」

 

 

音速を超えた?いやいやいや!!明らかに人間が投げる速度じゃないって!雪玉投げただけなのに思いっきり風切ってたし!筋力Aってあんなアホみたいな速度出せるのか!?

 

 

「ちなみに私レベル(筋力E)でマスターと互角よ。下手したらマスターは私以下」

 

 

「い、いや…マスターがサーヴァントと互角に渡り合っているのをどっかで見たことが…」

 

 

「え?そんなの魔力でブーストかけまくったマスターが非力なキャスターを圧倒するとかでしょ、どうせ。黒いのの言う通りマスターは玉作りながら私達に指示出してればいいのよ」

 

 

マジか。カルデア戦闘服まで着て、準備万端で来たのに…

 

 

いや、俺は諦めないぞ。

 

 

「アビー、ちょっとこれ投げてみて」

 

 

とりあえず雪玉を作ってアビーに渡した。さすがにアビーよりは力あるはー

 

 

「分かったわ、マスター!」

 

 

ヒュン!

 

 

あれぇ…こんな可愛い幼女にあれだけのパワー?フェルグスレベルとまではいかないが、十分やべぇよ。この雪合戦は雪玉で風を切らなきゃやってらんないんですか?

 

 

「こ、こんな子供にまで負けているなんて…」

 

 

「アビーも筋力はBあるし、魔力を放出すれば素は非力でもかなりの威力を出せるサーヴァントは大勢いるわよ。例えばそこの黒い騎士王とか。マスターと言えど被弾すればただでは済まないわ」

 

 

…ですねー、俺の居場所ないっすねー

 

 

馬鹿じゃん、俺何やってんだか。あほくさ。

 

 

「だーかーら!貴方はこの戦いに勝つ策を考えなさい!」

 

 

この戦いに勝てる策?まぁ、作戦の候補自体は色々と考えてきたけど…。

 

 

「半分くらいダメになって、5つほど残った。どれでやる?」

 

 

「ふーん…相変わらず作戦考えるのは結構上手いわね。…あっ、この4つ目の作戦。なんだか面白そうね」

 

 

〜マシュside

 

チームメンバー

 

・ジャンヌダルク・エレシュキガル

・ドレイク船長・刑部姫

・ブレイブエリちゃん・エミヤ

・水着頼光・邪ンタ

・サモさん・金時ライダー

・フランちゃん・メカエリちゃん

・エウリュアレ・ロビンフッド

・メデューサ・クーフーリン(術)

・レオニダス・黒ひげ

・アステリオス・バニヤン

 

 

「先輩はじっくり確実に相手を倒していくスタイルに出ると思われます。攻撃はサーヴァントに任せ、先輩は拠点で籠城…に見せかけて途中から前線に出ることで我々の油断を誘い、一気に崩す。というのがスタンダードかと」

 

 

高難易度でもマスターはしっかりと負け筋を全て潰しながら耐え、勝てる範囲内まで持ってきたら一気に攻めに転じる戦い方が特に多かったです。それは雪合戦でも同じだと思われます。

 

 

「あぁ?さっぱり分からん。つまりどういう作戦なんだ?」

 

 

あっ、サモさんの他にもドレイクさん達も首をかしげてますね…

 

 

「要するにですね…」

 

〜説明

 

 

『くっ、拮抗状態が続いてますね…さすが先ぱー』

 

 

『ははははは!!刮目せよ!マシュ陣営共!貴様らのターゲットであり、リーダーであるお前らのマスター様はここにいるぞ!!さぁ、俺に当ててみな!』

 

 

『マ、マスター!?何故そこに!?』

 

 

『まさか先輩が直々に来るなー』

 

 

ボスッ!

 

 

『ふっ、大したことないわね』

 

 

試合終了!

 

 

『流石メイヴだ。いつもマイルームに置いたら星5サーヴァント呼んでくれるし、すり抜けを全力で阻止してくれる。お前が来てからは星5が来ない月はない。本当に頼もしいよ』

 

 

『ふふ、当然よ。それより、次の高難易度はどうするの?』

 

 

『そうだな。よし、今回はアビー、玉藻、パライソ!お前達メインで行くぞ!』

 

 

『マスター、一緒に頑張ろうね』

 

 

『玉藻、張り切っちゃいますよ!』

 

 

『お館様のため。全力を尽くします』

 

 

『せ、先ぱー』

 

 

『あっ、すまん。今高難易度攻略で忙しいから特に用がないなら後にしてくれないか?』

 

 

〜終わり

 

 

あぁ、先輩…先輩…先輩があんなに遠くへ…

 

 

「…」

 

 

「あぁ?どうしたんだ?マシュ、そんなにヘコんで…まぁ、説明は分かったけどさ」

 

 

「あっ、あの…すみません。す、少し睡眠不足ですかね。はは…」

 

 

「つまりはマスターが撹乱のために自らを囮にするということですね」

 

 

「はい、その通りです。ジャンヌさん」

 

 

「ふむ、人理修復で数多の無茶をしてきたマスターならあの程度。いともたやすくやってのけるだろう」

 

 

エミヤさんも納得していますし、今回の作戦はこちら側で構えて…

 

 

「その作戦は多分使わないよ。まーちゃんは」

 

 

刑部姫さん?

 

 

「その対策で待機させるサーヴァントを増やせばまーちゃんは必ず多方向からの攻撃を狙う。この拠点の背後はフィールド外になるから背後には回れないけど、天井を壊してからの入口から入ってきたサーヴァントとの一斉攻撃で沈む。ひとまずは何人か送って様子見する作戦が一番濃厚だと思う」

 

 

「そこまで断言するのであれば、根拠を言いなさい。刑部姫」

 

 

 

「根拠なんてないよ。ただ私はまーちゃんの素の姿をよく知ってるだけ。エジソンみたいに発明に長けているわけでもないのに筋力のステータスが低いメイヴやマタ・ハリをメンバーに加えているのは必ず理由があると思う」

 

 

「ただ賛成派に取り込めるメンバーが少なかったから入れただけでは?」

 

 

確かに賛成派の方はマスターに従うサーヴァントであったり、マスターを好きであっても独占欲が比較的薄いサーヴァントが多かったようです。そしてそのサーヴァント達の大半は雪合戦には向かない人が多かったような…

 

 

「そう思うならそれがメカエリちゃん、貴方の限界。まーちゃんは必ず私達の考えを超えてくるよ」

 

 

「先輩がどれだけ私の考えを超えてこようが、私達は必ず先輩を倒します!」

 

 

「よく言いました!カルデアの風紀、一緒に守りますよ!」

 

 

〜マスターside

 

 

『それじゃあ!試合開始!!』

 

 

『早速我がマスターの攻げーこれは反則負けに出来ないのが悔しいな』

 

 

『だが、これにより序盤に隙のない雪玉確保や防壁を築くことが可能だな』

 

 

『悪くない作戦だ。さすが天才発明家と言ったところだろうか』

 

 

俺が何故エジソン達を選んだか…それは!

 

 

大量生産可能なロボット兵とメイヴが生産した兵士達!!

そもそも第五特異点はこいつらの戦いがまず最初にあったんだ。その二人による人海戦術。破ってみせるがいい。

 

 

「さぁ、今こそ我々の力を見せてやろう!撃てい!!」

 

 

そしてロボットやケルト兵が持っているのはエジソン作の雪を入れるだけで勝手に雪玉を作り、撃ってくれる銃。これが本当に種類が多くて拳銃などの一般的なものだけならまだしもショットガン、アサルトライフル、挙句はスナイパーライフルまで持ってきたんだからもう訳が分からない。

 

 

いつから雪合戦からFPSになってしまったのか。しかし、ここまでしなければ…いや、ここまでやってもサーヴァント達の前では足止めにすらならないだろう。

 

 

「さて、エジソン。そっちは任せたぞ」

 

 

〜マシュside

 

 

一度にサーヴァントを送り込みすぎると危険と判断し、まずは6人のサーヴァントを様子見も兼ねて送りましたが…

 

 

『おい、マシュ!こっちは敵がかなりの数いる!ロボットやモブっぽい兵士が大量に出てきているぞ』

 

 

なっ…あっという間に100を超える大量の兵が!?

 

 

「モードレッドさん!こ、この場合は…」

 

 

やはり先輩はこちらが考えもしなかった手をいきなり…今送ったサーヴァントで対抗可能な人は…

 

 

「落ち着いて。あれは敵チームのサーヴァントじゃない。言ってしまえば武器扱い。あれになら宝具を打っても何も問題はないよ」

 

 

「それなら…エミヤさん、ドレイク船長、フランさん。ロボットや兵士は任せます」

 

 

『了解した!決めに行くぞ!!』

 

 

いくら相手が大量のロボットや兵士で攻撃してこようとエミヤさんの宝具には敵いません!!

 

 

「くれぐれもサーヴァントを巻き込まないように気をつけてくださいね」

 

 

『しかし、マシュ氏。奇妙なことにここら一帯にサーヴァント反応は一つもないようでござる』

 

 

一つも?もし宝具や武器を出されることの対策をするなら必ずサーヴァントを近くへ行かせるはずだ。それだけで全体宝具の抑止力となるはずなのに先輩は…

 

 

「第二波がそろそろくるはずです。その前に拠点を抑えましょう。先輩はあえて中央で銃を乱射させることで我々の戦力の分散を狙っているのかもしれません。まとまって行動してください」

 

 

『了解した』

 

 

 

それからは怖いほど円滑に進んでいきました。都合が良すぎるくらいに。

 

 

『…ったく!ロボと兵士ばっかじゃねえか!やる気あんのか!?マスター…ん?』

 

 

「モードレッドさん?どうしましたか?」

 

 

『マスター!マスターがいるぞ!アトラス院の服着てるし、間違いないな!悠長に雪玉作ってるみたいだ』

 

 

アトラス院の服?確か先輩は…

 

 

『隙だらけだぜ、マスター!』

 

 

バタッ

 

 

通信機越しに先輩(?)が倒れる音が聞こえましたが…

 

 

『よっし!俺達の勝ー』

 

ボスッ

 

 

『やりました。マスター』

 

 

デデーン!

 

 

『サモさん、アウト!脱落だよ』

 

 

『くそっ!あれは身代わりだったのか!』

 

 

その声は静謐さん!?まさかずっと潜伏して…

 

 

「黒ひげさん!ここは一旦撤退しー」

 

 

『皆さん、どこへ行くつもりですか?』

 

 

血塗れ王鬼(カズィクル・ベイ)!!』

 

 

『大量のロボット兵の残骸やゲートオブバビロンに入っている宝具

、そして杭で退路を塞いできたか…』

 

 

大量のロボットの残骸はバラバラでも杭で突き刺せばある程度固定され、そして杭を入り組ませて出現させるだけでも充分突破は難しくなる…

 

 

『僕たちは最初から準備していたんですよ。攻めはあらかたロボットやメイヴさんの兵士に頼り、守りはほぼ全員。大量に用意したのに一人も落とせなかったことはマスターにとっても少々誤算だったようですが…攻めるのにこれだけのサーヴァントを落とせる量は送らない。これは想定通りだったようですね』

 

 

『この即席バリケードを破壊することはサーヴァントなら容易でしょうが…はたして僕達の攻撃を回避しながらそれができますかね?』

 

 

『マシュ氏!マスターはほぼ全てのサーヴァントを拠点の防衛に使ったでござる!それなのにメイヴ氏などがいないことからマスターは別の場所に潜伏しているはずでござー』

 

 

『ゲート・オブ・バビロン!』

 

 

デデーン!

 

 

『黒ひげ、アウト!速やかに退場したまえ。被弾後の情報提供はルール違反だ』

 

 

ゲート・オブ・バビロン…もしかして私達がロボットの撃破で足止めされている間に大量の雪玉をあの中に? 先輩は…一体どこで何を企んでいるのでしょうか。

 

 

〜マスターside

 

 

『我がマスターの最初の攻めはちょっと控えめだね…これをどう見る?孔明、ホームズ』

 

 

『相手に上手くいっている風を感じさせたかったのだろうが…あれではまだ甘いな。思い通りにさせたいという魂胆が隠しきれていない』

 

 

『身代わり作戦も距離が離れていた上、相手が警戒を怠ったからこそ成功したが…当たり前のように身代わりに動きはなかった。多少やり方が拙かったと思うな』

 

 

『それじゃあ、これからのマスターの動向に期待かな』

 

 

「エジソン。制圧具合はどうだ?」

 

 

『エミヤ、ドレイク、エリザベートは逃してしまった。しかし、黒ひげ、水着モードレッド、フランケンシュタインを撃破したぞ』

 

 

「了解…」

 

 

『マスター、私がモードレッドとフランを倒しました』

 

 

「静謐ちゃん、よくやった。あいつらが俺達のルートに向かってくるとなると多少面倒だ。上手く誘導させられるか?」

 

 

『はい、お任せください』

 

 

よし、今は順調に進んでいる。多少予定外だが、想定内ではある。

 

 

「まずは真ん中に注目を集めるためにロボットや私の兵士で奇をてらう。そうして警戒が薄まったステージ端から私の宝具『愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラブ)』に乗って、ゆっくり攻めに行く。中々面白いわね」

 

 

「そうだろう?メイー」

 

 

「ただし!私以外の女の子を何人も乗せているのは減点よ」

 

 

お前と二人きりになったら色々ヤバいんだよ、察しろよ。俺はマシュと真剣に戦いに来たんだ。

 

 

「あら?この戦いに勝てば私もますたぁの恋人…いえ、旦那様も当然です。一緒にいてはいけない理由がありますか?」

 

 

清姫、玉藻、マタ・ハリ、水着イシュタル。バランス良く編成して、結構厳選したはずなんだがなぁ…

 

 

「というか、イシュタル。本来ならお前を連れて行く予定は無かったんだが」

 

 

「いいでしょ?エレシュキガルは拠点でマシュを守っているに決まっているわ。彼女とは私が決着を付ける」

 

 

「それは女神の勘ってやつか?」

 

 

「いいえ、確信があるわ。私のことだもの、よく分かるわ。嫌ってほどにね」

 

 

イシュタルとエレシュキガルはお互い対となる存在だし、やっぱそういうのはあんのか。なるほど。だが、今はその話よりも…

 

 

「俺を匿っていたことにしていた方が都合が良いし、大量に待機させたサーヴァントも活かせる。そこにあった魔術協会礼装で身代わりを作ってくれないか?」

 

 

『…魔術協会礼装ですか?』

 

 

「ほら!覚えてないか?人理修復の時に愛用してたあれだよ、牛若丸!分かるか?」

 

 

『いえ、礼装どころか何もありませんが』

 

 

「え?」

 

 

それじゃあ、もしかして?

 

 

「玉藻知ってる?」

 

 

「いえ、見てません」

 

 

「だったらメイヴか?」

 

 

「マスターの服なんて勝手に取らないわよ」

 

 

「あ、待て…まさか…」

 

 

何故彼女を犯人の第一候補に挙げなかったのか。もしかしたら無意識で彼女が犯人でないと信じたかったのかもしれない。

 

 

「あぁっ!ますたぁ!ますたぁの温もりが…」

 

 

清姫!やっぱりお前かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

 

続く…



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高難易度攻略!クリスマス2017!

雪合戦バトルの途中ですが…高難易度が解放されたのでその攻略の様子をちょいちょい書いていきます!

全ての場所が解放されたのでこれからもうちょいペース上げて周回していきます!

少し前は勾玉難民なのでアサシンを周回していましたが、これからは砂最高率ばっかやろうと考えてますw


※もちろんこの話には高難易度のネタバレを含みますので嫌な方は攻略を終えてから読んでいただけると幸いです。


修正しました。「その愛は焔のごとく!」のはずなのに「その愛は」で止まっていました。誤字脱字が多くて申し訳ないです


さて、今回も高難易度攻略!いつものメンバーにアビゲイル、エレシュキガルも入れてどう戦うか考えていこう!

 

 

「なるほど。高難易度となればこうやって、精鋭達を集めて話し合いをするのね…」

 

 

「あぁ、我がカルデアでは基本的にそうやっているよ」

 

 

「まずは敵クラスだが…相手のクラスはキャスターとランサーか。どうする?マスター」

 

 

「どうするかって?とりあえずメイヴは確実に連れて行こうと考えてる」

 

 

「当然ね。私の力でいとも容易く蹴散らしてあげるわ」

 

 

とりあえず初見はメイヴを連れていこう。男キャスターなら魅了で足止め可能だし、宝具が死ぬほど刺さる。女だろうと黒の聖杯ドーピングがあるしな。両方男ならかなり刺さる。ランサーにすら相当な火力をぶっ放せるだろう。

 

 

「次はアルトリア・オルタ。ランサーの相手は任せた」

 

 

「了解した」

 

 

「残りの編成は…」

 

 

メイン

 

ジャンヌ

 

礼装 狐の夜の夢

 

 

メイヴ

 

礼装 黒の聖杯

 

 

孔明 (自前)【エルメロイ】

 

礼装 2030年

 

 

控え

 

マタ・ハリ

 

礼装 凸カムランの丘

 

アルトリア・オルタ

 

礼装 凸ゼルレッチ

 

孔明(フレンド)【ウェイバー】

 

礼装 凸2030年

 

 

 

「よし!攻略開始だ!行くぞ!!」

 

 

 

 

「ははっ、驚いたかな?この度はみんなから大人気の花の魔術師マーリンが相手をするとしよう」

 

 

「ほう、花の魔術師マーリンと槍のアルトリアオルタが今回の相手か。さて、どうする?今回のプラー」

 

 

「マーリンシスベシフォーーーーウ!」

 

 

我がカルデアの孔明が何か言いかけたが、知ったことか!マーリン許すまじ。こいつを生かしておけば後々えげつないバフをかけるに違いない!さぁ、ぶっ潰せ!

 

 

W孔明の全バフをかけた!!黒の聖杯メイヴの火力を見せてやる!!

 

 

愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラブ)!!」

 

 

よし!このまま2ターンキル!マーリンに慈悲はない。

 

 

「あとは任せたよ。アーサー王…」

 

 

あれ?こいつ今どんだけ槍トリアオルタに永続バフをかけた?もしかしてこれ…ヤバい?

 

 

「くっ…ここまでか…」

 

 

「まさか…こんなに強いなんて…」

 

 

ちっ、撤退…するっきゃないか…

 

 

「撤退だ!今のパーティじゃ奴らには勝てない!」

 

 

〜反省会

 

 

「マーリンを先に潰すのがプレミになるとは…」

 

生かしておけば害悪バフを死ぬほどかけてくると読んでの判断だったが、まさかそれがいけなかったとは。

 

 

「メイヴは確かに強いが、後回しだ。最後に配置する」

 

 

「了解よ。先に槍の騎士王を倒さなきゃ話にならないからね」

 

 

「セイバーの単体宝具持ちをフレンドで呼ぶか。あとはいつもので」

 

 

 

メイン

 

 

ジャンヌ

 

礼装 プリコス

 

 

孔明

 

礼装 アフターヌン・パーティー

 

 

嫁ネロ フレンド

 

礼装 ダイブ・トゥ・ブルー

 

 

サブ

 

 

マシュ

 

礼装 なし

 

 

玉藻の前

 

礼装 2030年

 

 

メイヴ

 

礼装 聖夜の晩餐

 

 

 

よし!耐久しながら嫁ネロで殴るスタイルで行こう!これなら勝てる!!

 

 

〜2回目

 

 

「嫁ネロにバフを集中!孔明は全バフをかけたらオーダーチェンジ!玉藻のアーツバフも嫁ネロに!宝具で決めろ!」

 

 

「その愛は焔のごとく!!」

 

 

まずは1ゲージ!!

 

 

「くっ…ゲージブレイクしたら次は呪いダメUPのデバフを盛ってきたか」

 

 

宝具を受け続けたら呪いダメが首を絞めるって寸法か。耐久殺しみたいなやり口考えやがって…

 

 

「更にペースアップだ!今はバスターが固まったからバスターチェインで!アーツがある時は優先的に回転力をアップだ!」

 

 

〜数ターン後

 

 

「はぁ…はぁ…槍トリアを撃破完了…さっきオダチェンでメイヴを持ってきた。あとはこれで撃破するだけ!!」

 

 

「おめでとう、君の勝ちだよ。彼女なら宝具だけで12万なんて余裕で超えるだろうし…だからさ、考え直す気はないかい?さっきから女王メイヴが怖い目を向けてきているんだが」

 

 

「そうか。そういうことは…」

 

 

「俺のカルデアに来てから言え!!やれ、メイヴ!」

 

 

「さっきの屈辱!晴らさせてもらうわよ!愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラブ)!!」

 

 

「乱暴だな、全く…でも、そうだよね。いつか気が向いたら君のところへお邪魔するとしよう。これから限定PUが来たら諦めずに引いてくれたまえ」

 

 

ふぅ…無敵とかはちょっとばかし厄介だったが、マーリン単体にすればメイヴのおかげでそこまで苦戦しなかったな。

 

 

かかったターン 16ターン

試行回数 2回目

令呪未使用

ノーコンテニュー

 

 

 

「お疲れ様、メイヴ。今回はお前がNo. 1だ」

 

 

「当然よ、男のキャスターやバーサーカーは私に任せとけば楽勝に決まっているじゃない」

 

 

そういやメイヴはネロ祭でも二神三脚なしでヘラクレスを圧倒したからな。活躍する時は本当に頼もしい。

 

 

「メイヴ、12月24日の夜になったらマイルームに1人で来てくれ。話したいことがある」




今回の高難易度は我がカルデアのセイバー不足が目立ちましたw
クラスが選べたら福袋はセイバーを選びます。
沖田さん!武蔵ちゃん!モードレッド!頼むから我がカルデアに来てくれ!!出来れば沖田さんでお願いします。


12月24日!何かが起こりますのでお楽しみに!それでは!!


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メリークリスマス!!

雪合戦云々のネタを書いていて思ったこと

《長編中は好きな時に好きなネタ書けないから作者向きではない!》

それでも書いた以上は雪合戦編はしっかり完結させますのでw

そしてマスターがメイヴに話したいこととは!?


「すっかりクリスマス一色だねぇ…」

 

 

あぁ。最近子供のサーヴァントが一気に増えた影響もあり、我がカルデアは今クリスマスムードだ。いつもの何倍もテンションが高い。

 

 

「今周回行くとか言ったら文句言いそうだし、今日はスタミナ分だけ消費でいいか」

 

 

さすがにみんなで楽しむって時に面倒な周回に行かせる程俺も空気が読めない男ではない。今日は俺も全力で楽しむか。

 

 

「いいのかい?君の某フレンドさんは70箱開けたらしいよ?」

 

 

どこ情報だよそれは!

 

 

「そっか。俺は50箱前後あるし、これでいいよ。ダヴィンチちゃん。それよりも…アレの手配は?」

 

 

「あ、あぁ。出来ているが…本当にいいのかい?」

 

 

本当にいいかって?そんなの…決まっているさ。

 

 

「誰に何を言われても揺るがない。それだけ決心がついているならそれは俺の本心なんだろうさ。まっ、最初の頃じゃ想像もしてなかったけどな」

 

 

「マスター!ダヴィンチちゃん!クリスマスパーティーが始まっちゃうよ!」

 

 

「トナカイさん、早くしてください!」

 

 

「あぁ、行くか。アビー、邪ンタ」

 

 

クリスマスパーティー兼アナちゃん、アルテラサンタ。そしてエレちゃん歓迎会!楽しくやらないと!!

 

 

 

 

『メリークリスマス!!』

 

 

「かんぱーい!」

 

 

今回はクリスマスということでローストチキンやフライドチキン、ケーキなどクリスマスにピッタリな料理が存分に振る舞われた。

 

 

「先輩!カルデアを救ってもらい、本当にありがとうございます」

 

 

「いいや、マシュ。礼を言うならアルテラに言ってくれ。アルテラがいなきゃすぐにやられてたよ」

 

 

エレシュキガル…最初はこいつが元凶だと思っていたが、利用されていただけだったんだよな。疑ってすまない。

 

 

「あの時はマスターやみんなに多大な迷惑をかけて…本当に申し訳ないのだわ」

 

 

「ごめんごめん!そんな落ち込むな!最後はお前のおかげで助かったし、お前は悪くないのを俺は知ってる!」

 

 

「それでももし、自分を許せないのなら…俺のために力を貸してくれ。そして一緒にカルデアにいてくれ。それだけが俺の望みだ」

 

 

「ありがとう、マスター。貴方は優しいわね…こんな根暗な私にまで…分かったわ。冥界の女主人の力!来年はいっぱい見せてあげるのだわ!」

 

 

「…そうこなくっちゃな!やっぱ笑っているエレちゃんの方が俺は好きだよ。ほら、一緒に食べようか」

 

 

楽しい時間というのはあっという間で…みんなとの時間はすぐに過ぎていった…

 

 

そこから酔っ払い集団が騒ぎ始め、牛若や荊軻、ドレイク辺りはもう見苦しい様子になっていた。

 

 

そいつらをエミヤ達が別の部屋に連行するとアビーが俺に近寄ってきて問いかけてきた。

 

 

「ねぇ、マスター。マスターはお酒って飲んだことある?」

 

 

ブフッ!!

 

 

「子供がいきなり酒酒言うもんじゃありません!俺含め、未成年は我慢しなさい!」

 

 

前に酒呑に乗せられて飲んだ時、凄く酷い事になったらしいからな。酔っ払った勢いで騒動を起こされてはたまったもんじゃない。

 

 

俺もアビーに酒飲まされて大変なことになりそー!?いつのまにかアビーが悪い子になってる!これは抑えなくては!

 

 

「見て見て!アビーにはこのプリキュアシャンメリーあげるから!!」

 

 

グレープ味のシャンメリー!おいしいよ?ほらほら!

 

 

「ありがとう。マスター」

 

 

ふぅ…ひとまずはなんとかなったな。

 

 

「まーちゃんってプリキュアまで守備範囲?」

 

 

「グレープがたまたまプリキュアだから持ってきただけだ」

 

 

仮面ライダーは詳しい友人がツイッターでいたから多少なら対応可能だが、そこまでは…ねぇ…

 

 

「そいやミニオンのシャンメリーもグー」

 

 

「グレープはプリキュアしかなかった。いいね?」

 

 

「いや、別に好きだからってどうこう言いたいわけでもないよ?姫も見てるし」

 

 

お前の守備範囲は底なしかよ…すげーな。

 

 

「ありがとう。シャンメリーも中々美味しいわ。…でもお酒。一度飲んでみたいわ」

 

 

「そならウチが晩酌しても構へんよ?せっかくの祭りやし…大盤振る舞いせぇへんとー」

 

 

「酒呑!?俺にならまだしも子供のサーヴァントに酒を勧めるのはやめてくれないか!?ほら!もっと飲むならあっちで飲んでくれ!」

 

 

さすがに子供の教育に悪いからやめて欲しい。いや、サーヴァントだから成長するとかはないけども。

 

 

「それにさ、そろそろ寝ないと我がカルデアのサンタさんがプレゼントくれないぞ?」

 

 

「…分かったわ。私もそろそろ寝る準備をするわね。おやすみ!マスター!」

 

 

サンタさんのクリスマスプレゼントを話すと若干不満に思いつつも納得して、床に着いてくれた。あとは…

 

 

〜マイルームにて

 

 

「…メイヴ。入れるぞ」

 

 

「えぇ、準備は出来ているわ。ほら、早く…」

 

 

「やっぱこういうのって緊張するよなぁ…思いきろうとしても決心鈍るし」

 

 

「マスターが躊躇するなら私が無理矢理貰うけど?」

 

 

「待て待て!やるから!あんまがっつくな!そんなに求めるならくれてやるよ!!」

 

 

「遂に…私のものになるのね」

 

 

「あぁ」

 

 

 

 

 

メイヴと会ったのは今年の8月末だったっけ…約4ヶ月。ついにこの時が来た。

 

 

 

 

 

「聖杯!本当に私にくれるのね!」

 

 

 

「もちろんだ。あとで聖杯転臨させに行こうぜ?これからもよろしく頼むよ。メイヴ」

 

 

 

「ありがとう、マスター。ついでに…セッ○スしない?」

 

 

…は?

 

 

「待て、ついでにじゃねーだろ!ふざけんな空気読め!」

 

 

「空気読んだらセッ○スでしょ!?この雰囲気!クリスマスの夜って恋人同士ならそういうことするんでしょ!?ホワイトクリスマスっていうのもあるらしいし!逆にしない方がおかしくない!?」

 

 

「お前今からジャンヌに土下座して謝れよ!失礼だぞ!」

 

 

主は言っている。ホワイトクリスマスにえっちぃ意味は一切ないと。

 

 

「…それなら聖杯をくれたお礼にセッ○スさせてあげるわ」

 

 

「遠慮します」

 

 

「えっ!?」

 

 

「お礼でもダメ!カルデアには子供達もいるんだぞ!?そんな生々しい所見せられるか!」

 

 

というかさっきのと何も変わってないからな!?

 

 

 

「それならお仕置きよ。今から貴方を犯すわ」

 

 

 

 

「これ以上言ったら聖杯あげるのエレちゃんに予定変更すっからな!なんならこの聖杯をアビーのクリスマスプレゼントにしてやろうか!?」

 

 

「マスター!?悪かったわよ!性の6時間ってのがあるっていうことも聞いて、それなら流れに乗ろうって考えただけ!というかそれはもうそれは私の物でしょ!?」

 

 

やれやれ…何で俺はこんなちょっと残念なやつに聖杯あげたいだなんて思うようになったんだか。 いや、残念って思っているのは俺が頑なに肉体関係を拒んでいるせいかもしれないが。

 

 

「俺に少しでも悪いと思ってんなら…ちょっとだけ。手伝ってもらえるか?」

 

 

「それは構わないけど…」

 

 

 

 

「ふぅーん、サンタさんねぇ…」

 

 

メイヴちゃんはあの霊衣解放が何となく似てるだろうし。ちょっとアレンジすればいい感じになるはず。

 

 

「ふぉっふぉっふぉっ。サンタも人数が少なくて困っておるのじゃ。正直人手が増えるのはとても助かる。感謝する、マスター」

 

 

 

「邪ンタも寝ちまったからなぁ…」

 

 

あいつは年相応にはしゃいだからかもしれないな。初めて来た時我がカルデアにはナーサリーやジャックみたいな歳が近い女の子はバニヤンくらいしかいなかったし。

 

 

「それでは、任せるぞ」

 

 

 

 

ここは邪ンタの部屋。俺はメイヴと一緒に来ている。先程アナちゃんの分は配ったのであとはこいつだけだ。

 

 

「私とマスターで分かれた方が効率良くない?」

 

 

「俺はお前が心配だから同行してんだよ」

 

 

「ねぇ、私に聖杯あげたんでしょ?それなのに信用されてないわけ?」

 

 

答えはNOだ。信用してるかだって?んなもんは言わずもがなだろ。マスターが自分のサーヴァントを信用しないで他に誰が信用するんだよ。でも信用しているからこそ俺はお前の側にいるんだ。そこんとこ理解してくれ。

 

 

「さてさて、邪ンタのプレゼントは…」

 

 

「これ?」

 

 

ブフッ!!メイヴがまさかそんなものを手に持つ日が来るとは…ふふふ…

 

 

(ちょっと!あの子に聞こえるでしょ!?)

 

 

(すまん、だけど鼻メガネ出すのは反則だって!何でんなもんを取り入れてんだよ!)

 

 

(文句ならあのポンコツサンタに言いなさいよ!)

 

 

(待て待て…他に何かあるだろ?良さげなやつ!そもそもあいつは何を欲しがって…)

 

 

そういやアルテラからリストは貰った。さて、一体何かな…

 

 

『成長した私 私がそのまま成長した方です!』

 

 

 

 

 

 

無理だよ!金で解決しないもん!どうにもならないやつを頼むな!

 

 

 

あはは…つまりは福袋頑張れってか?こういうのは事前に言ってくれないかなぁ?つーか、俺アルテラに無理難題押し付けたりされてないよな?

 

 

(まぁ、福袋が来たら私は協力するけれど…今は諦めて何かしら妥協案を探しましょう)

 

 

(妥協案?例えば?)

 

 

(子供)

 

 

俺は気づけばメイヴをはたいていた。

 

 

(作れってか!?ここで!?今!?)

 

 

(冗談よ、冗談…何かしら袋に入ってないわけ?)

 

 

そう聞いて中身を必死に漁ったが、どこにもそれらしきものはない。ドラえもんがピンチの時、必死でお目当てのひみつ道具を探す気分ってまさにこういうことかもしれない。

 

 

(これが最後のプレゼントよ…もし、ロクでもないものだったらあんたの部屋の中のグッズから何かあげれば?)

 

 

(やだよ。あのコレクションいくらかかったと思って…)

 

 

あっ、これならいけるな。

 

 

(ほら。プレゼントぬいぐるみだけれど…成長した貴方のよ)

 

 

これでサンタのお仕事は終了!やっと肩の荷が下りた。

 

 

(おやすみ、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。メリークリスマス)

 

 

じゃあな。いつか、必ず成長したお前に会わせてあげよう。だからそれまで待っていてくれ。

 

 

「ふふ、トナカイさん。メリークリスマス」




メイヴに聖杯をあげた作者です!

やっぱり聖杯は好きな子にあげるもの!少し前皆様に聞いた時、そうだったように作者も好きならと遂に決断しました!

年末福袋は三騎士を引くので作者が凄まじい運を発揮すればもしかしたら邪ンヌオルタが来るかもしれません!


年末は更新が多少空くかもしれませんが、1月1日には福袋で来た星5サーヴァントとおせちを食べる!なんてのを企画してます!

それでは!


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90人目のサーヴァント

注意

この回は人理修復後のネタバレをわずかながら含みます。
まだ見てないからバラさないでね!という方は今すぐバックしてください。 それではどうぞ!


ここはいつもの召喚場所だ。俺はいつも通りメイヴと一緒にガチャを引く。

 

 

「確か福袋で引いたやつとおせちを食べるって約束したな」

 

 

「へぇ〜、そうなの?」

 

 

「あぁ。ちょっと企画でそういうのが出てきて」

 

 

「なら!私に任せなさい。新年早々神引きを見せてあげるわ!」

 

 

「さぁ、来い!記念すべき90体目のサーヴァント!!」

 

 

 

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

おせちを食べる箸は進む。されど会話が全く進まない。それもそのはず。

 

 

「何故お前が来た?」

 

 

「何故来た…とはご挨拶だなぁ。奴がいるならそこに私がいてもおかしくはないだろう?」

 

 

「新宿のアーチャー。夏に来たホームズにでもつられて来ちまったか?」

 

 

「マスター。可愛い美少女とイチャイチャしながらおせちを食べられると思った?残念!君の相手はこの私だったのさ!…だが、ここまで心底ガッカリされるのは想定外だったナァー…なんて」

 

 

それは若干違う。別にお前自体は欲しかったし、普通に来てくれるなら一向に構わない。だが、タイミングを間違えないでくれ。何故新宿のピックアップの時に来なかったんだ。

 

 

「つーか、再び人理がやべーって時にお前が一番最初に駆けつけるとかどんな皮肉だ?」

 

 

こいつは悪のカリスマであり、正義のために立ち上がるようなやつではないことは既に知っている。なら何故来たのだろうか。俺を悪の道へ引きずりこむつもりか?

 

 

「私が何故来たか…気になるかね?」

 

 

「そりゃあ気になるさ。教えてくれないか?」

 

 

咄嗟の退去により、万が一のことも想定してアニメグッズの大半は刑部姫に預かってもらったからなぁ…。まともな触媒を用いて召喚出来なかったことが原因か。

 

 

「キミが触媒に使ったのは何か…思い出したまえ」

 

 

「ジャンヌ・オルタのキーホルダーだが…それがどうかしたのか?」

 

 

一般的でアニメ関係のものを扱う店なら大抵売っているキーホルダー。額に換算したらエレちゃんやアビー召喚時の10分の1にすら満たないし、それが原因か?

 

 

※エレシュキガル召喚に使った凛ちゃんのパーカーは約7000円。アビー召喚時に使ったニャル子さん全巻は約7800円かかっている。

 

 

「キーホルダー!…弱い!触媒としてはかなり弱いぞ!マスター!」

 

 

「…やはり値段か?」

 

 

本来ならジャンヌのフィギュアを触媒にする予定だったが…やはり1つでは弱い?

 

 

「いいや、額の問題ではないさ。マスター、君はアルゴー船の一部を触媒にすれば誰が来るか…分かるかい?」

 

 

 

「アルゴー船?あのギリシャ神話のあれだろ?それなら旅で同行したヘラクレスやメディア、アタランテ…あとFGOにはいないが船長のイアソンとかアルゴー船にゆかりのあるサーヴァントが来るな」

 

 

「正解だ。さすがあのホームズも一目置いているだけはあるみたいだネ…それならその触媒では力不足ということも分かったのではないか?」

 

 

「力不足…そうか。触媒の力が弱くて対象のサーヴァントを絞りきれなかったのか」

 

 

本来の聖杯戦争自体決まったサーヴァントを呼ぶなら触媒は限定的なものにするからな。今回は触媒パワーが小さかったと。だから新宿で縁があった新茶が来てしまったと。そういうわけだろうか。

 

 

「まっ、色々文句言っちまったけどもちろん歓迎しているよ。ようこそ、カルデアへ…って言っても今は奪われちまったからかなりこじんまりとしてるけど」

 

 

「あとで俺が案内するからちょっと待っててくれ」

 

 

俺はまずあいつの元へ行かなくてはならないな。

 

 

 

 

「メイヴ。何か言うことは?」

 

 

呼符でマルタ・新アベ・2018年の星5礼装を当てたなど北斎は来なかったが、福袋以外ならかなり良い結果を残している。しかし流石にあれはいただけない。

 

 

「し、仕方ないでしょ!?マスターが触媒を用意して、私がサーヴァントを召喚する!この方法が失敗したことなんてほとんどなかったはずなのに!」

 

 

そう。俺が欲しいと願い、触媒を用意する。あとはメイヴを連れてきて召喚する。刑部姫以降の快進撃は間違いなくメイヴのおかげだ。失敗した時は沖田さんぐらいだから本当に珍しい。おまけにその時ですら孔明という副産物を引っ張り上げてきたし。

 

 

「1月6日。これが何の日か…分かるな?」

 

 

「メルトリリスのピックアップね」

 

 

「そうだ。俺は必ずメルトリリスを引く。アビーを引いた時以上の石と呼符を既に用意してある。これを更に増やしていく予定だ。俺はメルトリリスを迎えたい。その時に全力を尽くしてくれるか?」

 

 

「…分かったわ」

 

 

「俺もピックアップまでに触媒をしっかり用意しとくから…期待してるぞ。メイヴ」

 

 

「任せなさい。マスターの右腕として必ず当ててみせるわ」




福袋の中身は新宿のアーチャーでリーチがかかりました!これであとはセイバーが来たら作者のカルデアのサポ欄は星5で埋められます

でもメルトリリスが欲しい!!というかメルトリリスでネタを書きたいので頑張ります

もし当たらなかったらEX枠を取られたくないというアビーの陰謀だったり…しませんかねぇ?w


当たったら勝利報告。負けたら爆死報告でもやる予定です。俺は全力を尽くします!俺が止まらねぇ限りメルトリリスはその先にいることを信じて!


それでは!


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俺達が止まらねえ限り…その先にメルトリリスはいるぞ…

前回も書きましたが、2部で色々あったけどこの小説ではカルデアにいるってことで書かせていただきます。ネタ作りにくいですしw
大目に見てくださいね


※色々あったため誤字多めです。勢いで書いたからですねwごめんなさい。反省します


我がカルデアでは異様な空気が漂っていた。何故なら…

 

 

『すまん、今具合悪いから誰も入らないでくれ』

 

 

「先輩…今までこんな事はなかったはずなのに…」

 

 

今朝、我がカルデアのマスター兼私の先輩がいきなり体調を崩してしまったのだ。それからお腹が痛い。目眩がする。吐き気がするなど言って部屋にこもり始めた。

 

 

「そうなの?マシュ」

 

 

「えぇ…マスターは刑部姫さんや孔明さん達同様、ゲーム好きでありながらトレーニングは欠かさず行い、最も動きやすいカルデア戦闘服が常に着れるように体型を維持し続けていました。それにより、先輩の身体は常に健康体。ドクターの診察に引っかかったこともありません」

 

 

 

「人理修復におけるストレスは?」

 

 

「一切ありませんでした。玉藻さんやブーディカさんが精神面をケアしてくれたことが大きいと思われます」

 

 

マスターは精神的にも強いマスターであり、強敵にも臆しませんでした。マスターのそんな一面は敬意を評します。

ただちょっと気が多いですが…

 

 

「精神面のケア?エッチなサービスのこと?」

 

 

「ち、違います!玉藻さんをモフったり、ブーディカさんに抱きついたり…ただそれだけなんですから!」

 

 

「ふーん、それはまぁ、いいけど。マスターが体調を崩すなんて…これからある事で何かしら関係がありそうね」

 

 

メイヴさん!?マスターが入るなと言ったはずの扉を…!止めなー

 

 

「任せなさい。私はマスターの相棒よ。私ならマスターも入れてくれるはずよ」

 

 

「…わ、分かりました。先輩のことを…よろしくお願いします」

 

 

先輩。私では…ダメですか? 私では先輩の力になれないのですか?

 

 

 

 

「マスター!入らせてもら…」

 

 

『メルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリスメルトリリス…』

 

 

「怖っ…なんてしょぼくれた顔してんのよ。マスター」

 

 

「メルトリリス?」

 

 

「メイヴよ」

 

 

「あぁ、すまん。メイヴ」

 

 

「やっぱりこれからのメルトリリスピックアップが気がかりなのね」

 

 

「いや、だってこれ逃したらもう一生メルトリリスピックアップされないかもしれないじゃん!でも引けないかもしれないと思うと…」

 

 

バシン!!

 

 

「…メイヴ?」

 

 

唐突に平手打ちされたことで思考がリセットされ、そこから間髪入れずにメイヴは俺をベッドに押し倒してきた。

 

 

「私が好きなマスターはいつどんな時でも恐れを知らず、果敢に戦う雄志。腑抜けたマスターに興味はないわ。だから…マスターは堂々と構えてなさい。あとは私が…いえ、私達が勝利を勝ち取るだけなのだから」

 

 

思い出した。まさかこうやってメイヴに励まされるとはな…

 

 

俺はなんて当たり前なことを忘れていたのか。

 

 

「…ふふ、そうだったな。任せるぞ」

 

 

〜1月5日23時50分

 

 

「遂に…引くのね」

 

 

「あぁ。そして更に!俺は自分ルールを課する!」

 

 

「自分ルール?」

 

 

自分ルールとは。某アニメの俺の好きなキャラがやっていたことであり、自らを限界まで追い込むことで力を極限にまで高め、失敗してもそれが次への糧になるという素晴らしいものだ。

 

 

今回に関しちゃ次はないけどな。

 

 

「パライソ。いるんだろ?ほら、これを見ておいてくれ」

 

 

「はっ!」

 

 

『私はもし今ある聖晶石150個と呼符10枚でメルトリリスを引けなければ刑部姫と黒ひげに普段使ってる某SNSでRT数稼ぎをしてもらい、その分だけ上体起こしと腕立て伏せを行います。

 

次にマスターネームを1ヶ月間『メルト爆死した哀れなゴミ』に変える。

 

そして私はそれから24時間女王メイヴの言うことには必ず従う犬になることをここに誓います』

 

 

「しょ、正気でござるか!?」

 

 

「あぁ。なんたって…引くんだからな。パライソには召喚ルームには俺とメイヴ以外誰も入れないようお願いしたい。いいか?」

 

 

引くのであれば…いかなる自分ルールであろうと自らの力を高めるだけ。問題ない。

 

 

「承知」

 

 

〜召喚ルーム メルトリリスピックアップ開始!

 

 

 

「さぁ、行くぞ!40連!!」

 

 

「俺は気づいたんだ。メルトリリスの触媒。それは…」

 

 

「まずは薄い本!このために用意した全年齢メルト本2冊にR18!メルトの薄い本!それもこの前のコミケで出た新作!」

 

 

「次にフィギュア!オルガマリーを始め…」

 

 

「御託はいいからさっさと引くわよ」

 

 

「あいよ!」

 

 

〜40連結果

(目ぼしいもののみピックアップ)

 

ギル礼装3枚

月の海の生徒会3枚

優雅たれおじさん2枚

 

新アベ 1人(?)(ダブりなのでレアプリ候補)

哪吒 1人

 

 

「はぁ…はぁ…何だよ、星4サーヴァント。結構当たるじゃねーか…」

 

 

「俺はただ進み続けるだけでいい…俺とお前が止まらねえ限り…その先にメルトリリスはいるぞ…だからよぉ、止まるんじゃねぇぞ…」

 

 

 

「全裸で倒れないで。私が見る分には一向に構わないのだけれど…哪吒が変な顔してるし、一旦起きて?」

 

 

「この人 主人?」

 

 

「えぇ、そこにいる全裸の男。メルトリリスのエロい方の薄い本でち○こ隠すとか訳わからないことして爆死しかけのこいつ。それが私達のマスターよ」

 

 

「我が主人 起きて」

 

 

「ん?メルトリリス?」

 

 

「メルト?違う 私 サーヴァント ランサー 哪吒。それだけ」

 

 

「そう…か…」

 

 

最早何かしらの抑止力すら感じた。俺…やっぱ引けないかもしれないよ…

 

 

〜数分後

 

とりあえず触媒を取っ払い、服を着た。一旦朝に持ち越すか?

 

 

「マジか…あとは呼符と30個の石…」

 

 

「マスター、呼符を先に引くわよ。ここで、今!」

 

 

「呼符?」

 

 

「マスター。貴方は最近10連で結果を出していたから忘れているのかもしれないけど…我がカルデアの大半…そして一番最初に引いた星5サーヴァントである酒呑童子はどうやって引いた?」

 

 

酒呑ちゃんだろ?そんなもんは簡たーあっ!

 

 

「呼符だ!」

 

 

「そう、呼符よ!」

 

 

「なら触媒を…」

 

 

片付けてしまったから急いで戻さなきゃ…

 

 

「神頼み?今は神なんか必要ないわ!何故なら…マスターにはこの私が着いているのだから!!」

 

 

おっ!金回転だ!来い来い来い!アルターエゴ来い!!

 

 

「快楽のアルターエゴ・メルトリリス 心底イヤだけど貴方と契約してあげる。光栄に思いなさい?」

 

 

メルトリリス!やっと来てくれた!!

 

 

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ありがとう!メルトリリス!!本当にありがとう!!」

 

 

俺は気づいたらメルトリリスを抱きしめていた。俺は今この瞬間がとても嬉しい。

 

 

「い、いきなり何をするの!?離れなさいって!」

 

 

12月6日。約半年の時を経て、メルトリリスが我がカルデアに来た。それは我がカルデアを大いに騒がせたのだが、それはまた別のお話。




作者とフレンズの方は既に感づいたり、知っていた方もいたかもしれませんが遂にメルトリリスを当てました!

メルトリリスは素材を確保次第、すぐさま育てます!それでは!


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メルトリリスのゆるやかな日常

今回はニューイヤーピックアップの本命であるメルトリリスをピックアップです。

絆は低い状態で書いているのでちょっと冷たいところがあります。




かつて狙っていたメルトリリスが遂に我がカルデアにやってきた。

 

 

「さて、そろそろ朝ごはんでも…」

 

 

「マスター。食事に行くわよ」

 

 

まさか。メルトから来るとは思っていなかったな。親しくなるまでは飯に誘うつもりはなかったが…メルトが望むなら。

 

 

「あぁ、すぐ準備するよ」

 

 

 

 

「はい、あーん」

 

 

あ、こういうことですね。はい。メルトは触覚ー特に手の感覚がほとんどないから食べにくいんだったな。

 

その中でも食べにくい焼き魚の骨を抜いてから一口サイズまで小さくして、メルトの口へ運んでいく。

 

 

「ん…どれも中々ね。この料理は一体誰が作っているのかしら?」

 

 

「誰が作っているかって? おーい、エミヤ!ちょっと来てくれ」

 

 

せっかくだから料理長を呼んできた。エミヤだって直接褒めてもらった方が嬉しいだろうし。

 

 

「どうかしたか?マスー」

 

 

「メルト!?」

 

 

何故エミヤが現れた瞬間おもむろにお腹に膝をしたんだ!?

 

 

「やれやれ…キミは相変わらず一癖も二癖もある女性サーヴァントばかり呼んでくるな…」

 

 

おい、俺がおかしな女しか呼んでこないみたいな言い方やめろや。

 

 

「忘れたとは言わせないわ!私はアンタに一発ぶち込んでやらないと気が済まないのよ!」

 

 

ん?メルトとエミヤってなんか関係あったのか?エミヤは覚えがないみたいだが…

 

 

あれかな?かつて別の聖杯戦争で戦った…みたいなやつ。だが、今はメルトを止めることが最優先!

 

 

「メルト!ストップ!ストップ!お前あいつとどんな関係だったかは知らんが落ち着けって!」

 

 

「あいつとどんな関係か?知りたいなら教えてあげるわ!あいつはねぇ…あいつは…」

 

 

「あいつは…何だ?」

 

 

「あいつは…あ、あ…」

 

 

「何だ?」

 

 

「知らないわよ、バカ!!」

 

 

「はぁっ!?」

 

 

うっかり地雷を踏んでしまったのかもしれない。この事にはあまり踏み込まないでおこう。

 

 

今ここでメルトに殺されなきゃな!

 

 

「だから止めろって!お腹に膝はマジ死んじゃうから!」

 

 

 

 

俺の過失でメルトを怒らせてしまった。万が一また何かしら怒らせてしまった場合被害が拡散したり、最悪犠牲者が出る可能性がある。それらを危惧した俺はメルトを一旦マイルームへと連れていった。

 

 

「ここが貴方の部屋?大したことない部ー」

 

 

「ん?そのフィギュア。やっぱ気になるか?」

 

 

「え、えぇ…かなり多いわね」

 

 

古今東西多彩なアニメのフィギュア。かつて集めていたものやカルデアに来てから集めたもの。今改めて見ると本当に沢山買ったな…

 

 

「趣味で集めててさ」

 

 

「フィギュアの素晴らしさを理解しているだなんて…中々良いセンスしてるじゃない。マスター」

 

 

「お褒めに預かり光栄です」

 

 

「でも!仮に万が一にもマスターとフィギュアを通じて分かり合えたとしても!思い上がらないで。これからする話とは別よ。分かってるかしら?」

 

 

「も、もちろん。それは分かっているつもりだ…」

 

 

やけに強調させてくるな、おい。

 

 

「無論、契約している以上は貴方の命令には基本従うわ。さっきみたいにカルデア内で暴れたり、サーヴァント間でトラブルを起こしたりするなと言うのなら可能な限り従う。その代わりに…私に沢山の経験値を捧げなさい。すぐに! そうすれば貴方の求めている力を振るうわ!」

 

 

「いや、その話なんだが…」

 

 

「何?」

 

 

ここは包み隠さず、素直に言った方がわだかまりも少なく済みそうだし…言うか。あんま言いたくないけど。

 

 

「ピース足りなくて再臨出来ねぇんだわ。この前あげたので一旦上限に差し掛かった」

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

 

「マスター?貴方は私を完璧に仕上げる準備もせずに私を呼んだのかしら?」

 

 

 

「いやいやいや!違いますって!…ほら!あれあれ!再臨素材とか準備しない方が引けるってやつ!つーか火曜日にちゃちゃっとピース集めちゃえばすぐだから!スキル上げ素材はクッキーと逆鱗。そして金をちょいちょい集めればALLスキルマなるし!」

 

 

とっさに思いついた神的な言い訳。福袋の時、ピンポイントで再臨に混沌の爪が必要な新茶が来たりしたように素材が枯渇している時に限ってそういうサーヴァントが来る現象!これなら十分説明がつく。

 

 

まぁ、元を正せば俺はとりあえず当てちまえばこっちのもんだからその後でゆっくり誰を育てるかじっくり考えるってスタンスでやっているからそのせいでもあるが。

 

 

いや、それに俺一気に育てるよりじっくり育てる方が好きだし。

 

 

「それに俺は別にお前の力だけを求めているわけじゃー」

 

 

「ふぅーん…そういう態度に出るのね。まっ、度胸くらいは褒めてあげるわ」

 

 

あ、これダメなやつだ。…メルトがここまで気難しいサーヴァントとはな。メイヴ、こうなるなら一度くらいお前に流されてヤッてもよかったかな…

 

 

「歯を食いしばりなさい!マスー」

 

 

「マスター。頼まれたフィギュアが完成したわよ」

 

 

あ、メディアさん。色々ナイスタイミングです。ありがとうございます。

 

 

 

 

「ふん!命拾いしたわね。マスター」

 

 

「この娘は誰なの?新しく呼んできたのかしら?」

 

 

「やべ、挨拶回りもまだだったか。こいつはメルトリリスだ。この前哪吒やエレナと一緒に引いた」

 

 

「相変わらず貴方は女サーヴァント…特に可愛い女の子を引き当てるのが得意なのね…こっちは創作意欲が湧いてくるから一向に構わないけれど。次はあの金髪で小柄でキリッとしたあのセイバーを呼んでくれるのでしょう?」

 

 

金髪で小柄でキリッとしたあのセイバー?アルトリアならオルタで足りてるし…あっ!きっとモードレッドのことだな。

 

 

※違います

 

 

「もちろんありますとも。俺とメイヴによる神引き。今後も期待していてくれ」

 

 

「そう…期待しているわ」

 

 

「んんっ。いいかしら?」

 

 

咳払いで俺達を急かしてきたな。メルトはやっぱりあれが気になるのか。

 

 

「メディア。例のアレがこれだな?」

 

 

「えぇ、本来ならこんな小娘のフィギュアを作るなんてお断りだけれど。マスターはお得意様だから特別よ」

 

 

メディアに頼んだのは普通に頼めば1万…いや、それ以上の額が吹っ飛ぶ7分の1スケールの本格フィギュアだ。

 

 

今回はかつてとある聖杯戦争ではエミヤのマスターだったらしいイシュタルの依り代となった少女を作ってもらった。

 

 

「すげぇな、おい。表情もしっかり作りこまれてるし…」

 

 

メルトがいる手間下から覗きたくなる衝動を抑え、細部に目をやる。

 

 

…いや、これ買ったフィギュアなんて比べ物にすらならないんじゃないか?メディアは魔術だけではなく、フィギュア作りにおいても現代人の遥か先を征くのか?

 

 

「…」

 

 

メルト?どうしたんだろうか。フィギュアを見るなり固まってしまったが…

 

 

「たまらないわ!この造形美!ケチの付けようがない完璧な美!これこそ私の求めていたフィギュアよ!」

 

 

お、おう…そうか。やはり見る人が見ると違うんだな。

 

 

「貴方、こういうのを他にも作っているのかしら?」

 

 

「えぇ、そうだけれど…」

 

 

「今度貴方の部屋へ行ってもいいかしら?」

 

 

「もちろん、構わないわ」

 

 

ふぅ…良かった。この調子なら刑部姫なんかとも気が合いそうだし、メルトもカルデアに馴染めそうだ。メディアに感謝しなきゃな。

 

 

「さて、こりゃもう俺が見てなくてもなんとかなるな。少々休けー」

 

 

「うわーーーーん!マスターー!」

 

 

ん!?このインフェルノとよく似た声はもしかして!?

 

 

「どうした!?エレナ!そんな泣きはらして…」

 

 

「ホームズがね?ホームズが酷いの!!」

 

 

エレナは割としっかりしている方だし、エジソンいるから大丈夫と思っていたが…

 

 

「主人。ボクの部屋 分からない 案内 して欲しい」

 

 

哪吒も来たか。やはり大量にサーヴァントが来るってのも考えものだな。




メルトリリスにランサーピースが必要だと気付いてなくて、当ててから気づきましたww

既にエレちゃんやアナちゃんに使っちゃってましたw
代わりにピースやモニュメントしか要求しないのはいい所ですけど…

次回も楽しみにしてくれると嬉しいです!それでは!


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あの女のピックアップがやってくるらしい

「よっしゃあ!!最終再臨完了!…そしてレベルマ!」

 

 

「ふん…やっぱり再臨さえしてしまえばレベルの問題はあっさり解決したわね」

 

 

遂にやったぜ。あとはクッキーやお金を大量に稼いでさっさとスキルレベルを上げるだけ!メルトウイルスはともかく、クライム・バレエと加虐体質はすぐに上げておきたい。

 

 

刑部姫達と組み合わせたQパの試運転も完璧。さて、あとは色々考えてみるか。

 

 

「うぅ…そろそろ休ませて。メルトリリスが来てから姫の出番増えたし…具体的にはちょっとだけサポ欄から外して」

 

 

まぁ、いいか。俺の知り合いに酒呑使いたいってやついたし。イベント近い時期なら高難易度のサポート役に向いてる刑部姫より酒呑の方が需要的には上かもしれんし。とりあえずイベント来たら休ませようか。

 

 

「次のイベントや更なる人理修復での活躍。期待してるからな、メルトリリス」

 

 

「任せなさい。貴方の期待に応えてあげるわ」

 

 

アルターエゴの汎用性は高いし、もし今後新たなフォーリナーが来てもこれで安心。さて、次は誰の育成を…

 

 

「トナカイさん!新イベントです!イベントの情報を持ってきました!」

 

 

「あら、早くも私の力を振るう時が来たわね。概要には必ず目を通しなさい、マスター」

 

 

「うぅ、また姫の出番が増えそうな予感が…」

 

 

「ふふっ、高難易度でライダーとか来たらまさにそうだな。さーて、メルトの言う通りイベントの確認は怠っちゃー」

 

 

あら?疲れてんのかな?ちょっとランサーピース落ちなさすぎてダルかったからだな…やれやれ。もう一度見れば…

 

 

『復刻:ダ・ヴィンチと七つの贋作英霊 ライト版』

 

 

マジかぁぁぁぁぁぁぁ!よりによって今くるか!?空気読めよ!

…知ってる。次こいつが何を言いだすかなんて…

 

 

「トナカイさん!いつもの必然力とやらで成長した私を当ててください!」

 

 

ほら、来た!来やがった!やれやれ…もうEXクラスは飽和状態だからあんま必要ねーんだがな。メルトリリスに聖杯あげる予定だからどう考えてもサポ欄に入れる枠がない。

 

 

※我がカルデアにはEXクラスの星5が既に4人もいます。(ジャンヌ・ホームズ・アビゲイル・メルトリリス)

 

 

俺とてこれから狙っているサーヴァントがいる身だ。えっちゃんオルタや沖田さんを引くという大事な使命がある以上、ここは大人の対応でクールに断ろう。

 

 

「あのな。俺は必然力を発揮したらある程度インターバルを設けて必然力をチャージしなきゃならないんだ。星5なんて本来あんなポンポン当てられないんだぞ?」

 

 

ぶっちゃけこれ以上短期間で狙ったサーヴァントを当てたら色々な方面から怒られそうだし。‪

 

 

「でも!アビーさんを当ててからたった1週間ちょっとでエレシュキガルさんを当てているじゃないですか!」

 

 

うっ、何でそういうことは覚えてんだか…

 

 

「それに姫の時はイベント当日に単発で当てなかったっけ?」

 

 

「あれは俺と相性が良かったからだろ?」

 

 

触媒なし召喚をすると自分とよく似たサーヴァントが来るんだとか。同族嫌悪という言葉があるように必ずしも上手くいくとも限らない上に事前に計画を立てにくいからあまり好まれないらしいが。

 

 

そう考えると俺と刑部姫は結構相性が良かったのかもしれない。

 

 

「…かなぁ?まぁ、ここまで上手くやれるとは思ってなかったけど」

 

 

「うぅ…トナカイさん。どうしてもダメですか?」

 

 

「うん、ダメ。諦めてくれ。福袋で来なかった時点で結果はお察しだったんだよ」

 

 

今は石がないんだ。察してくれ。俺はメルトリリスに全力投球したんだ。悔いはない。

 

 

「私が面倒見ますから!トナカイさんの手を煩わせたりしません!約束しますから!」

 

 

「ダメなものはダメだ!そう言ってお前はめんどくさくなったら無責任にもお姉ちゃんとかに世話係押し付けるんだろう?ウチではジャンヌ・オルタ禁止です!」

 

 

「…ねぇ、まーちゃん。さっきからジャンヌ・オルタをペットみたいな扱いしてない?」

 

 

あら、バレたか。面倒見ますからの辺りでついやりたくなっちゃってさ。あはは…

 

 

「それはともかく!呼符で引くってのは必然力をかなり消耗する行為だったんだ。分かるな?だからジャンヌ・オルタはかなり難しいぞ!おまけにメルト引いてからまだ4日しか経たない計算だし!」

 

 

「トナカイさん!メルトリリスさんの時、あらゆることをやってたじゃないですか!皆から無茶だとか言われても…ピックアップ2日前、メルトリリスさんへの愛を歌えば来てくれるとか言って熱唱してましたし!今回はこれを歌えばきっと成長した私が来てくれます!」

 

 

「ん?何だ?CDなんて持って来やがって…」

 

 

「この歌を成長した私に捧げてください!」

 

 

捧げるって…いや、メルトリリスの時は確かそう言ったな…

 

 

「歌詞は…君だけを愛してる…あ、これダメなやつ。これ歌ったら絶対来ないやつだ」

 

 

「何でですか!?メルトリリスさんの時はだって君のことが好きなの!とか愛してますぅぅぅ!とか散々歌っていたじゃないですか!」

 

 

「ちげーんだよ!歌詞で一途アピールすると途端に来なくなるんだよ!」

 

 

インフェルノちゃん、沖田さん、オケキャスなどで立証済み。全然当たらなかった。

 

 

「今回もあるんじゃないですか!?何かしらの秘策が!」

 

 

ねーよ!こんな唐突なピックアップじゃ何の準備もできないっつーの!大規模な触媒もない!本当に0の状態で当てなきゃならない。

 

 

俺とジャンヌ・オルタはそこまで相性が良いとは思わない。正直難易度が高すぎる。

 

 

「トナカイさん、本当に…ダメですか?私はただ成長した私に会いたいだけなんです…」

 

 

「…しょおがねえなあああああああああ!(カズマ)」

 

 

俺に幸運EXがあるんなら…俺は当てられるはずだ。メイヴの幸運EXとかけ合わせれば無敵。敵なしのはず…

 

 

「ただし、俺は課金には絶対に手を出さない。あれは爆死したらただ虚しくなるだけだからな。俺にジャンヌ・オルタを当てる必然力があるかないかだ。それでいいな?」

 

 

課金に手を出したら恐らく2〜3万で落とせるかすら怪しい。ついこの間俺にとって最高の女が無課金で来てくれたばかりなのにそこまで貢ぎたくはない。

 

 

「…はい!ありがとうございます!頑張ってください!!」

 

 

 

俺はしっかりNoと断れないばかりに石0個の状態から課金なしでジャンヌ・オルタを全力で狙うことになった。




前に当てたメルトリリスがレベルマになりました!

イベント直前で枠も少々余っていますので活動報告の方でフレンドを募集します!

特に条件を設けるつもりはありませんが、割と作者に絡んでくれる方だと嬉しいです。


イベント中にメルトリリスallスキルマ作れるよう頑張ります!それでは!


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メルトリリスは感じない

新イベは一度出撃させたサーヴァントはしばらく使えなくなり、サポートも呼べないと聞き、すぐさま我がカルデア全体の強化を図っている作者です。

リクエストありがとうございます。

メルトリリスのリクエストが来ていたので前々からやりたかったネタに色々織り交ぜて書かせていただきます。


※人理修復後のネタバレを微力ながら含みますのでしていない方はuターン推奨


〜ゆるやかな日常 ショートver.

 

12月25日…クリスマスプレゼントを配り終わった後…

 

 

「ありがとう、感謝する。マスター」

 

 

「いや、礼を言うのはこっちの方だ。アルテラ、お前が来てくれなかったら冥界下りは成功しなかった」

 

 

「マスター、お前にもプレゼントを…しまった。プレゼントがもうない…」

 

 

「そっか。ならいいよ。気持ちだけでも嬉しいからさ」

 

 

「待ってくれ、マスター。プレゼントなら…ある…」

 

 

「え?だってプレゼントはないって…」

 

 

「私が…プレゼントだ。私の全てをマスターに…好きにして欲しい」

 

 

「って、感じの薄い本を考えているんだけどどうかな?」

 

 

「アルテラサンタに今すぐ謝ってこい」

 

 

〜本編スタート!

 

 

最近メルトリリスと契約を結ぶことに成功したのだが…彼女について気になることがある。

 

 

「…そういやメルトの神経障害ってかなりのものなのか?」

 

 

神経障害。パッションリップの過敏感覚と対を成している体質。

 

 

食事もいつも俺が食べさせているが…果たしてそこまでのものだろうか。

 

 

「えぇ、感じないわ。特に手先が不便ね。ガレージキットを作るのにも一苦労よ」

 

 

「そこまでのものなのか。…実際に触ってみたいんだが、ちょっとだけいいか?」

 

 

「…全く、そんなサーヴァントと触れ合いたいだなんて…物好きなマスターね。いいわよ。変な場所触ったら承知しないけど」

 

 

まずは手に触れる。それだけで俺にはメルトの温かいぬくもりが感じられるが…

 

 

「えいえいっ! 感じた?」

 

 

「感じないわ」

 

 

じゃあ、ちょっと握手でもしてみよう。

 

 

「えいえいっ! 感じた?」

 

 

「感じないわ」

 

 

マジか…そりゃガレージキットとかにも影響出るわけだな。じゃあ、もうちょいランク上のやつをやるしかないな。

 

 

「…ハグしてもいいか?」

 

 

「…いいわ。来なさい」

 

 

え?いいの?

 

 

「あまりに急すぎやしないか?いくら俺とお前が密度濃い時間を過ごしたとしてもだな…」

 

 

「マスターが先に言ったくせに…ほら」

 

 

「え?嘘…待ー」

 

 

ボスッ

 

 

「痛っ…え?えぇっ!?」

 

 

メルトに押し倒されていた。メルトが吐息すら聞こえる距離まで接近してきている。

 

 

「快楽のアルターエゴを本気にさせたこと。後悔させてあげる」

 

 

「れ、令呪をー」

 

 

以って命ずる。と言い切る前に口に人差し指を当てられた。

 

 

「無粋な真似はさせないわ」

 

 

「っー!!」

 

 

「上着1枚すら邪魔ね…脱ぎなさい。直接肌で触れ合えば私も少しはマスターのことを感じることが出来るし」

 

 

誰がそんな濃厚な絡み合いを求めた!?諸々の過程飛ばしすぎだろ!いきなりすぎやしないか!?

 

 

「マスター!来たわよ」

 

 

その声はメイヴ!助かった!助けを求めるしかない!

 

 

ライダー助けー

 

 

「…ふふっ、お邪魔したわ」

 

 

おい、コラ!メイヴ!『あら、マスターもちょっとは成長したわね』とでも言いたげな顔で帰るんじゃねぇ!あとロックかけろ!!

 

 

「さぁ、私に身を委ねて…」

 

 

くっ、遂に上着まで…

 

 

「ははっ、女にマウントを取られ続けるってのはちょっと嫌かなぁ」

 

 

精一杯の虚勢も無意味だ。こうなったメルトリリスはもう誰にも止められない。わずかな期間だが、こいつのことは昔狙った時に沢山調べたこともあるからよく知っている。

 

 

「マスター、いっぱい感じさせて…」

 

 

…もう俺も覚悟決めるか。

 

 

「今回はお前の勝ー」

 

 

「メルトリリスさんがいないんですか?」

 

 

「あぁ!あいつは機嫌損ねたら何しでかすか分かったもんじゃねぇから様子を見ていたが…全く、何でマスターの周りにいるやつらは一癖も二癖もあるようなやつらばっかなんですかねぇ!?」

 

 

「メルトリリスさんの場所に心当たりはありますか?」

 

 

「メディアややつの部屋にはいなかった!ならいるとしたらマスターの部屋しか考えられねぇ!開けるぞ!」

 

 

ん?その声はロビン!助けー

 

 

『…』

 

 

マシュ、何でお前までここに?

 

 

「先、輩…?」

 

 

「いや、これは…その…」

 

 

「あら、マシュ。これはお互いを肌で感じ合っていただけよ」

 

 

メルトリリス!?それは齟齬を生むというか…

 

 

「やっぱり…そうですよね。先輩を好きなサーヴァントは沢山いますし…失礼しました…」

 

 

「マ、マシュ!?待てー」

 

 

 

 

「メルト。ちとやりすぎだったんじゃないか?」

 

 

「別に私だけのせいではないでしょう?」

 

 

「あぁ。焚きつけた俺も悪かったが…」

 

 

「あと…マスターは最近マシュに冷たいんじゃないか?」

 

 

え?俺がマシュに冷たい?

 

 

「オタク、昔はもっとよくマシュのことを頼っていなかったか?」

 

 

「いや、あん時のマシュはデミ・サーヴァントだったが、今は普通の女の子。そしてかつてはマシュに負担をかけすぎていたし…」

 

 

「デミ・サーヴァント?」

 

 

ん、そういや人理修復以降に来たサーヴァントはマシュが戦えることを知らないやつが大半だったな。

 

 

「説明すると長いが、要約するとマシュに戦えた時期があったんだ」

 

 

「ふーん、そうなのね」

 

 

「…で、マスター。アンタはマシュが戦えなくなってから…マシュと距離をとりすぎてないか?」

 

 

「距離をとりすぎている?」

 

 

「あぁ。前と比べて明らかにマシュと一緒にいる時間が減っている。そしてどこか他人行儀に見える」

 

 

一緒にいる時間…は確かに減ったな。昔は今ほど大量にサーヴァントが中々来なかったし。メイヴが来た辺りからかな。ガンガン高レアサーヴァントが当たるようになったのは。

 

 

「確かにマスターは新しく来たサーヴァント一人一人としっかりコミュニケーションを取って、大切にしている。そいつと仲良く出来そうなサーヴァントを探して、新参者がいち早くカルデアに馴染めるよう奮闘する。それはみんな良く思っている。だが…」

 

 

「頼れるサーヴァントやマスターと趣味を共有できるサーヴァントがかなり増えた。そしてマシュを頼る機会が減った。ショックだったんじゃないか?マシュにとって先輩であるマスターに頼られることは嬉しいことみたいだしな」

 

 

「頼れる上に趣味も共有できる。私はまさにその両方ね」

 

 

「あぁ、お前にはよく助けられているし、同じフィギュア好きとしてお前といると楽しいよ」

 

 

メルトの話は一旦置くとして…かつての俺はマシュに頼りすぎていた。だから今は…最初と比べてちょっとくらいは成長したからあいつに負担をかけすぎないように。マシュには俺のことは気にせず、普通の女の子として生活して欲しい。と、考えていたが…それが逆効果だったのか。

 

 

「まっ、大変だろうがマシュのことも気にかけてやってくれ。あいつのことだ。私情となるとマスターみたくストレートにあんま言えないだろうし」

 

 

「すまんな、ロビンフッド。助かるよ」

 

 

これからは…マシュのこと。もうちょっと見ておかないとな。

 

 

 

 

「マシュ!」

 

 

「先輩?どうしましたか?」

 

 

「なぁ、マシュ。俺と久々に夕食食べー」

 

 

「ますたぁ!夕食なら是非ご一緒させてください!」

「お館様。それなら拙者も」

「主人殿。牛若と食べませんか?」

「タマモ〜、久々にマスターとお食事がしたいなぁ…なーんて」

 

 

…しまった。そういやつい最近までずっとメルトリリスと一緒に食べていて、他のサーヴァントとの食事を疎かにしていたなぁ…

 

 

「いや、すまん!今日はちょっと席を外してくれなー」

 

 

「せ、先輩は…皆さんとお食事なさってはどうです?私はまだやる事がありますので…」

 

 

かつてのマシュなら私も一緒に行くだとか言って、とっかかってくることも考えられたのに…俺とマシュに出来てしまった溝は想像以上の深さだ。

 

 

「はぁ…一体どうするべきなんだろうなぁ」




すみません。メルトリリスでネタを書いていたらいつのまにかロビンフッドもメインに書いてました。

男サーヴァントの中では結構お気に入りですw


次回は…リクエストにあがった玉藻一族をネタに考えてみます!それでは!


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復刻版贋作英霊 ときめきオルタ倶楽部 攻略!

今回の高難易度…今回の答えに行き着くまでに何回もやられましたw

やっぱりルーラーを一撃で沈めてくるアベンジャーを高難易度で出すのは悪い文明…

今回も全力で攻略します!


「高難易度攻略の時間だ!」

 

 

さて、今回もやって来た高難易度作戦会議!サポ欄メンバーを全員集めての作戦会議!本気で考えていかないとな

 

 

「さぁて、クラスは…アベンジャー、バサカ、キャスター、アサシンか」

 

 

アベンジャーは…ジャンヌ・オルタ確定か。だが、バーサーカー、キャスター、アサシンはパッと思いつかんな。

 

 

「マスター、贋作英霊の事を忘れちゃいないかい?バーサーカーはあのブリュンヒルデではないかな?」

 

 

はっ、新茶からのアドバイスでやっと気づいた。つーことはアサシンがアルジュナでキャスターがアーラシュかな。

 

 

「よし、それではメンバーを発表する!ジャンヌ!アビゲイル !孔明!メルトリリス!メディア!」

 

 

「そしてフレンドはBB…」

 

 

「異議ありよ、マスター」

 

 

「メルト?」

 

 

「BBを入れるなんて…貴方、正気なわけ?」

 

 

いや、BBを入れることにそんな反対か?

 

 

「そんなに嫌か?とでも言いたげね。えぇ、嫌よ。私の力を借りたいならBBを入れるのはやめなさい」

 

 

「メルトさん、それはいくら何でも勝手すぎではー」

 

 

…そうか。ならしょうがないかな。

 

 

「いや、いい。代わりにティテュバを呼ぶ。攻略開始だ」

 

 

 

 

「止まるんじゃねぇぞ…」

 

 

死んだ。普通に強い。何でアルジュナ即死入れてくるわけ?お前そんな確率高かったか?意味が分からない。かつての復刻版ハロウィンのようなホームズのクリ連打作戦も考えたが、アベンジャー相手では無意味。これは詰んだわ。

 

 

「…」

 

 

「先輩!私も何か力になれませんか?」

 

※人理修復後のマシュは基本戦えないってのは一旦忘れてくださいw

 

 

マシュが?マシュ。使えるかな…

 

 

「今回のようなクラス混成ならシールダーは役に立つと思うぞ」

 

 

そうだろうか。クリティカル出されて一瞬で死ぬ未来が見えたが…

 

 

「マスター、耐久することばかり考えていないか?お前の悪い癖だ。単純に高火力で蹴散らすのもいいと思うぞ」

 

 

高火力で蹴散らす?

 

 

「いや、相手がランサーやアーチャーならまだしもあんな多種多様なサーヴァントをまとめて蹴散らす方法なんて…」

 

 

ん?多種多様なサーヴァント?そうだ!

 

 

「よし、決めた!メルトリリスを呼んでくるから待っていてくれ!」

 

 

 

 

 

「何度戦っても同じよ。我が憎悪に敵う者なんていない。あんたらとは格が違うのよ」

 

 

「ほぉう、格が違うと…そう言ったか?この我に!」

 

 

「ちっ、英雄王を連れてくるとは…」

 

 

ギルガメッシュ。これが今回の最適解だ!

 

 

編成

 

メイン

 

ギルガメッシュ(サポート)

凸カレスコ

 

諸葛孔明

2030年の欠片

 

アビゲイル

2030年の欠片

 

 

 

サブ

 

マタ・ハリ

凸カムランの丘

 

マシュ

プリコス

 

メルトリリス

イマジナリ・アラウンド

 

 

 

今回はほぼギルガメッシュのお膳立てパーティ。

ギルガメッシュが宝具連打。

 

アビーと孔明はNP供給と火力上昇のためのバフ要員

マタ・ハリは防御を下げたり、カムランでNP供給したり…

マシュは即席で20%供給可能な点と無敵付与が強いので採用

 

 

そしてメルトリリスは…

 

 

「蹴散らせ!ギルガメッシュ!」

 

 

「ふはははは!我の力、とくと見よ!贋作共!!」

 

 

 

孔明やギルガメッシュ、アビーのスキルを上手く使えば二連発は余裕だ!くたばれ!

 

 

「ぐっ…こんなやつらなんかに!」

 

 

これで耐久殺しの即死を入れてくるアルジュナと超大ダメージのステラを撃ってくるアーラシュは倒した。

 

 

「舐めんな!」

 

 

 

「ちっ、此度は引いてやろう…あとは貴様らに任せることにしよう」

 

 

 

 

10ターン目…ブリュンヒルデはしっかりと倒し、肝心な邪ンヌもゲージあと1つまで追い詰めたが…

 

 

「最後は一騎打ちってか?全く…少しは余裕でクリアとかさせてくれないかねぇ…」

 

 

戦いはわずかなミスが敗北を招くような接戦へ。予定では圧倒するつもりだったんだけどな…

 

 

「無駄口を叩いている暇があるなら冷静に的確な指示を私に出しなさい。まっ、私がいる以上貴方の勝利は揺るがないけれど。あとは蹂躙するだけ…ふふふ、あはははは!堪らないわ!」

 

 

お前も落ち着け。加虐体質も程々にしとけ。

 

 

メルトリリスは今回最後の砦。今はお前だけが頼りだ。頼んだぞ。

 

 

「ったく!あんた達を見ているとよく分からないけど無性に腹が立ってくるわ!」

 

 

あとはメルトリリスがブチ抜くだけ。それくらいやってくれるよなぁ?

 

 

「行くわよ、マスター!」

「決めるぞ、メルト!」

 

 

弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)!」

 

 

メルトリリス渾身の一撃が決まった!!よし、かなりいい感じで削っていくぅー!

 

 

「ふん…中々やるじゃない。こっから反撃してやー」

 

 

『何を勘違いしている(のかしら)?』

 

 

「え?」

 

 

「まだ俺達の攻撃の手は止まっていない!もう一撃だ!」

 

 

クリティカルのクイック2連とジャンヌオルタの攻撃でNPはとっくに100%。もう一発決めてやろうじゃねぇか!

 

 

「行くわよ、行くわよ行くわよ行くわよ!」

 

 

弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)!」

 

 

「そん…な…私が負けるはずは…」

 

 

11ターン

令呪未使用

試行回数4回

 

 

「メルト。ありがとう…お前と契約出来て本当に良かった」

 

 

「な、何よ!急に改まって!…んんっ、ここまで私の力を引き出してくれたのはマスターのおかげ…その事は感謝するわ。でも、私の真の力はまだまだこんなものではないわ。更なる高みを目指して、真の人理修復も達成するのでしょう?マスター」

 

 

あぁ、メルトにはまだまだ先がある。その先へと進ませるために俺も全力を尽くさなきゃな。

 

 

「あぁ、連れて行ってやるよ。だから…これからも一緒に行こうな。メルト」




ギルガメッシュの汎用性の高さを知り、また次の機会があればギルガメッシュを使おうかなぁ…と考えている作者です。


ギルガメッシュの鯖特効火力入りすぎでは…孔明やアビーでチェイン組んだ時にはもう信じられない火力が出てましたし…


次回こそは玉藻ネタやります!それでは!


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マシュと仲良くするには…

節分イベントの概要が遂に出てきましたね!

しかし、作者はあいも変わらず何度も邪ンヌチャレンジをして、何度も死んでますw

課金出来ない分、あらゆる場所から石を工面しなくては…


ところで、節分イベントでは再出撃時間を短縮可能な温泉ってのが出てくるらしいですが…それってマスターも入れるんですかねぇ…?



「先輩、新たな特異点に私も行かせてくだー」

 

 

さい。と、言いかけた瞬間マシュが今までに感じたこともないような冷たい刺すような視線が彼女に向けられる。

 

 

「先、輩…?」

 

 

「必要ない。まともに戦えないお前が同行するのは足手まといだ。ただでさえバックアップが人手不足なんだ。大人しく管制室でサポートでもしてろ。戦闘は俺達に任せておけ」

 

 

「…行くぞ。お前ら」

 

 

『了解。マスター』

 

 

そこにいるのはマスターが最も信頼を寄せている精鋭サーヴァント達。

 

 

100人近くいる我がカルデアのサーヴァント達から厳選された最高戦力。全員がその名に恥じない実力の持ち主であり、私ではたとえ力を取り戻したとしても決して届かない遥か高くに位置する英霊達。

 

 

恐らくAチームだろうと彼の前では歯が立たないはずだ。気がかりは何もない。なのに…

 

 

(何故…こんなにも心が苦しいのでしょうか)

 

 

酷く嫌な予感がする。よく分からないが、このまま行かせたら必ず良くないことが起こるような気がしてならない。止めなくては。

 

 

「先輩!行かないでくださー先輩…先輩!!」

 

 

 

 

「先輩!? はっ…夢、だったのでしょうか…」

 

 

いつも通り自分の部屋の天井。いつもと変わらない日常。部屋を出たらいつも通りみんながいる。

 

 

「今思えば先輩があんな風になるわけありませんね…」

 

 

あんな夢を見るだなんて私は少し疲れていたのかもしれない。願わくば先程の夢は夢であらんことを…

 

 

〜マスターside

 

 

マシュと関係を戻す方法ねぇ…中々思いつかない。どうするべきかな…

 

 

「お困りかな?マスター」

 

 

「むっ、新茶か」

 

 

福袋で俺の心を折りにきたサーヴァント。何故数多の女の子を掻い潜ってお前がきてしまったのか。

 

 

「そう警戒しないでくれ、マスター。マシュとかつてのような関係に戻りたいのだろう?」

 

 

何故お前がそれを知ってやがるんだ?ブラフか?盗み聞きか?

 

 

「…だとしたら?」

 

 

「私がお膳立てしてあげようじゃないか」

 

 

お膳立て?何故そんなことを?あるか?こいつの利益になること…

 

 

「何が目的だ」

 

 

「そこにある種火…それを私にくれないか?そうすれば協力しようじゃないか」

 

 

新茶め…また何か企んでんのか?だが、打つ手がないのも事実。低レアサーヴァント育成に充てるつもりだったが…今ある種火でどうにかなるなら…

 

 

賭けてみる価値はある!

 

 

「ほら、どうにか出来る自信があんならそれを貰って好きにしてくれ」

 

 

「…この私に任せたまえ、マスター。上手くやってみせようではないか」

 

 

「ところでさぁ…この種火全部あげるとお前は恐らくレベルマになるが…まさか狙ったか?」

 

 

「…ははは、アラフィフ分かんないナー」

 

 

 

 

新茶がいる以上は任せておけば良いか。あとは来たるべく節分イベントに備えて…

 

 

「お隣り…よろしいですか?マスター」

 

 

「おう、玉藻か。あぁ、いいよ」

 

 

あっ、そうだ。せっかくだし、ちょいと相談に乗ってもらうか。

 

 

「…その代わりってわけじゃないが、ちょっとだけ時間くれないか?」

 

 

「えぇ、構いませんとも」

 

 

「実は…」

 

 

俺は玉藻に一切合切全て吐き出すことにした。

 

 

 

 

「最近沢山サーヴァントが増えましたからねぇ…さぞかし寂しかったのでしょうね」

 

 

「あぁ。俺は新しいサーヴァントに構ってばっかでマシュのことちっとも構ってやれてなかった」

 

 

マシュとは人理修復の最初期から一緒にいたからな…。その時から何でも言うことは言うようなやつだったこともあって、対応がより疎かになったのかもしれない。

 

 

「マスター。ぶっちゃけマシュさんのこと…どう思います?」

 

 

ん?マシュをどう思うかって?

 

 

「言うまでもなく好きだよ。あんだけ旅しておいて嫌いな訳はないさ」

 

 

「えっと、そうではなくてですね…」

 

 

ピーンポーン!パーンポーン!

 

 

「何だ?このなんだかしまらないチャイム音は…」

 

 

『え〜、これから第一回『マスターを一番好きなサーヴァントは誰だ!?クイズオブマスター!』優勝者には賞金100万円!』

 

 

はい?今何て?

 

 

「やれやれ…なんだか騒々しいですねぇ。クイズ大会…ですか…」

 

 

新茶め。一体何のつもりだ?まぁ、クイズ番組自体は好きだからちょっとぐらいは見てもいいかなぁ…

 

 

『そして副賞では1日マスターを好きに出来る権利が貰えー』

 

 

「ふっ、これは行くっきゃねーみたいですね!マスターは渡しませんよ!」

 

 

 

 

「お前も行くんかい!!」




贋作イベントでは次いつ使うかも分からない低レアを育てるより、星4以上のサーヴァントの中からメインを張れるサーヴァントを増やしていました。

セイバーの層が薄い作者はランサーが増えると苦戦しそうな予感が…w

作者はこういった場所でバーサーカー、アルターエゴ、ルーラーみたいな汎用性高いサーヴァントをすぐには切れないタイプですw


次回は新茶企画のクイズ大会をやる予定です!それでは!


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高難易度攻略! 百重塔!!

皆さん、百重塔イベ頑張ってますか?

作者はちょっと前やっと100階へ到達したところです。

高難易度ということで毎回恒例の高難易度攻略をやっていきます!無論、今回の回は高難易度のネタバレを含みますので見たくないという方はUターンしてください。


〜作戦会議室

 

 

「これが今回の高難易度の資料か」

 

 

「突撃女を引けなかったショックでしばらく放心状態だったから心配したが…その様子なら問題ないな」

 

 

おい、サラッと傷口抉るな。

 

 

「…んんっ!まぁ、いい。今回はクラスがアーチャーだけか。ってことは…」

 

 

「遂に私の出番なのだわ!」

 

 

「あぁ、エレシュキガルはまず確定だな。あとは孔明。お前もな」

 

 

「…やれやれ、仕方あるまいか」

 

 

「おいおい、あんま乗り気じゃないのか?今回はたっぷり休ませてやったのに」

 

 

孔明の汎用性があまりにも高すぎたので百重塔ではほとんど採用していない。俺は切り札を中々切れない人間だから今回社畜のように働くはずの孔明がむしろホワイト企業も白目を剥く程出番が無かった。

 

 

「あぁ、おかげ様で積みゲーを消化出来た。有意義な休みだったよ」

 

 

よし、これからはまた何処へでも連れてってやろうか。

 

 

「あとは…哪吒、邪ンタ…あぁ、コストかなり食うな。これ」

 

 

「そ、それでしたら!是非私を…」

 

 

マシュ?いや、マシュは必要ない!

 

 

「マタ・ハリを連れて行く」

 

 

会議室がざわついた。確かに分かる。マタ・ハリを高難易度に連れていくのは一度や二度ではない。コストに困れば大抵入っている。だが、アーチャーのみである今回も抜擢されたとなれば何かあると思うのも無理はないだろう。

 

 

「確かに疑問はあるけれど…今回もマスターに考えがあるっていうなら私は別に構わないわ」

 

 

「…まーちゃんってさ、やけにマタ・ハリを推さない?何かあるの?」

 

 

やけにって…そりゃ…

 

 

「いいか?姫ちゃん。低コストで魅了という男性相手へのスタンを狙える上、スキル封印ってのは大きい。敵のギミックによっては大いに活躍出来る可能性を秘めている。それを抜きにしても防御デバフを盛れるし、Q3枚あるからQチェインをしたり、スキルで星出し役もいける」

 

 

あとは難しいけど宝具のデバフも中々。決して高確率ではないが、男女問わず魅力可能だし

 

 

「そして…?」

 

 

「可愛ーって、何言わすんだよ」

 

 

「いや、それまーちゃんの自滅でしょ」

 

 

「終わり!ひとまずはこの編成で行く!フレンズは槍トリア!気合い入れて行くぞ!」

 

 

 

メイン

 

エレシュキガル

礼装 鬼に衣

 

諸葛孔明

礼装 2030年

 

哪吒

礼装 鬼に衣

 

サブ

 

邪ンタ

礼装 カレスコ

 

マタ・ハリ

礼装 凸集中

 

槍トリア (サポート)

礼装 凸鬼に衣

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

 

 

「いざ、勝負です!」

 

 

「来いよ、Ms.ゲーマー!俺達が相手してやる」

 

 

「それでは、遠慮なく!」

 

 

は、速い!奴は一体何処に…

 

 

「ぐっ!」

 

孔明!?

 

「ばっくあたっく成功です!」

 

 

あいつ…孔明にスタンかけやがった。あとはクリティカル威力を下げられたか。

 

 

「そしてもう1つ!」

 

 

タゲ集中!?味方を囮にしてきやがった。敵は…新宿にいた死際に宝具火力を上げるガンナーか。

 

 

「初手はNPを稼ぐ!哪吒の分を供給だ!」

 

 

まだスキル2でNPを20%供給することが不可能な以上、多少なりともNPを稼いでおきたい。少なくともスキルと両方。可能であればスキル無しで100%いくようにしたい。

 

 

「任せるのだわ!」

 

 

「了承 直ちに遂行する」

 

 

多少予定が狂ったが、ちょいと軌道修正してやれば問題ない。

 

 

「次は孔明!いつものだ!」

 

 

「ふむ、任せておけ」

 

 

「オーダーチェンジだ!邪ンタを引っ張ってくる!」

 

 

邪ンタはスキルを上げなくても開幕宝具が発動可能な点は非常に優秀だ。宝具3連続で1ゲージ割る!

 

 

優雅に歌え、かの生誕を(ラ・グラスフィールノエル)!」

 

霊峰踏抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)!」

 

 

ありったけバフは盛った!トドメは任せたぞ、哪吒!

 

 

「宝具開封 桃園仙術式目 三魂飛んで七魄霧散! これ即ち火尖槍! 炎上!」

 

 

「くっ…」

 

 

「やはりこの程度では動じませんか。では、これならどうですか!!」

 

 

コツを掴む?クリティカル威力UPに発生率UPを同時にやってきたか。あとは…

 

 

前ターンチャージされた宝具…!!

 

 

しかし、これは狙いが邪ンタだったのでどうにかなった。

 

 

「さて、まだまだやってくれるよなぁ!?」

 

 

「えぇ、負けませんよ!」

 

 

こっからはお互いに消耗戦。あいつは雑魚を大量に呼んでくる上に1ターン放置すればタゲ集中付けてくるから長丁場にすればこちらが不利。全体宝具連打で早めにケリを付けようじゃないか。

 

 

 

 

「ふふっ、エレシュキガルさん。邪ンタさん撃破です!」

 

 

おいおい…中々手強いな。宝具火力結構簡単に跳ね上がるし、乱戦の心得でクリティカル威力もかなりのものだ。

 

 

 

「だが、お前もあと1ゲージ…回避5回が付けられたのは多少想定外だったけどもう俺が勝つ構図は見えている」

 

 

次に来たのは孔明とマタ・ハリねぇ…あっ、そうだ!

 

 

「マタ・ハリ!奴のスキルを封印しろ!!タゲ集中を遅延させるだけでも大きい!」

 

 

回避5回は早めに消しておきたい。タゲ集中を付けられると剥がす機会が失われかねない。それを遅延出来るだけでもいい戦果だろう。

 

 

「えぇ、分かったわ!」

 

 

スキル封印と防御デバフ!魅了は入らなかったが、これはいけ…

 

 

「くりありんぐ!!お願いします!」

 

 

シュイーン!

 

 

…タゲ集中は出来るんかい!

 

 

「はぁっ!」

 

 

「きゃっ!ごめん…なさいね…マスター。役に立てなくて」

 

 

「いや、お前は悪くない。今回は相手が悪かっただけだ。そして…お前の行動は無駄にはならない」

 

 

 

「だって、俺達が勝つんだからな!行くぞ、哪吒!!」

 

 

「了承 敵サーヴァント 撃破する」

 

 

 

そして…一番最後に来たのは槍トリア!

 

 

「無敵貫通の前には無意味!」

 

 

 

「さぁ、覚悟はいいか?」

 

 

「かかってきてください!ゲーマーの名に恥じぬよう常に全力で迎えうつのみです!」

 

 

 

 

「ぶい!」

 

 

「ははっ…ぶい!」

 

 

かかったターン

15ターン

使用した令呪

0画

 

 

哪吒がVサインしてきたのでこちらも残った力でVサインで返した。いやぁ〜、しっかし…

 

 

「疲れたわ…予想外のギミック多かったな」

 

 

危なかった。クリティカル事故とか平然と起こすし、中々の強敵だった。

 

 

「貴方とのげえむ…とても楽しかったですよ」

 

 

「そうか。喜んでくれたか。ついでに契約もしてくれると助かるかな…」

 

 

アーチャー・インフェルノ。お前が欲しい。欲しくて堪らないんだ。

 

 

「お誘いは本当に嬉しいです。ありがとうございます。ですが、それは出来ません。ですが、貴方とのげえむはとても楽しかったです。またいつか…今度は『えふぴいえす』や『まりかあ』も一緒にやりたいですね」

 

 

「…そうか。いつか、そんな日が来ることを楽しみにしているよ」




今回はギミックさえ分かればそこまで難しくはありませんでした。

特攻礼装はあるなしがクリアにかなり関わるので凸を用意するか多くのサーヴァントに付けた方がいいです。

インフェルノちゃんの戦い方…味方はほぼバフ・デバフに専念させ、エースであるインフェルノちゃんが殴る。今回の百重塔攻略方法の縮図を垣間見た気がしましたw


今回はいつもの高難易度クエスト攻略なので次回はまた普通のネタをやります。それでは!


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新たに来たサーヴァント!

新しいサーヴァントが来るとネタ書きたくなりますよねーってことで久々に更新です。

作者とフレンドの方なら既に誰か知っていると思いますが…w

あとサラっとバレンタインネタ混ぜてます。

※一部サーヴァントのチョコバレ含みます。



「…チョコ美味いなぁ。ありがとな、姫ちゃん」

 

 

「ねぇ、よくチョコをくれた女の子がいる手前で他の人のチョコ食べられるね…まーちゃんのそういうところ。尊敬するよ」

 

 

「…ありがと」

 

 

「いや、褒めてないからね!?生返事しないで!」

 

 

「あははー。んじゃ、ちょっと周回行ってくるわ」

 

 

さて、すぐにチョコ狩りをしなくては!

 

 

「はーい、気をつけてねー」

 

 

「でも、あんな幸せそうに食べていたら文句も言えないよね…姫のチョコ。他のみんなと違って、何の特別感も出せなかったけど…そんな普通のチョコをあんなにも美味しそうに食べてくれたし」

 

 

 

 

 

「おい、マスター。いい加減私に林檎を渡すのをやめろ。出ないものは出ないぞ」

 

 

むっ、孔明め。何か今日はあんまり気乗りしてないな。

 

 

「俺だって沢山チョコ食べて周回してるし、似たようなもんだろ」

 

 

「貴様はチョコが大好きだからいいだろう!だが、私はさして好きでもない林檎を渡され続けている!そもそも呼符1枚ごときでアッシリアの女帝が引けると本気で思っているのか!?」

 

 

あぁ、もちろん引けると思っていますとも。そして俺はチョコが好きだ。特に甘いチョコが大好きだ。みんなから気持ちが込められたチョコレートを貰えるのは本当に嬉しい。ホワイトデーのことを考えると多少頭が痛いが。

 

 

「つーかお前節分イベントの時に大量に休んでたから今くらい働けや!節分の時、全体宝具連中がいかに頑張ったかお前には分からないだろ!!」

 

 

「…仕方ない。だが、このイベント後にはしっかり休暇を貰うからな、マスター!」

 

 

「あぁ、頑張れよ。孔明!」

 

 

〜周回後

 

 

「呼符ゲット!メイヴやステンノは最近効果が薄まってきてるし、あいつでも呼ぶか」

 

 

〜姫side

 

 

「…で、呼ばれたのが姫ってわけね。いや、念のため聞くけど姫は幸運EXじゃないよ?まぁ、私の出番がうま〜く分散されるならそれに越したことはないけど」

 

 

まーちゃんは基本的には幸運EX教。ステンノか女王メイヴを呼んで召喚を行う。

 

 

本人によるとメイヴならしっかり触媒と石を用意した10連ガチャ。ステンノはむしろ何も用意がない場合の単発で高レアサーヴァントを引いてくることが多いんだとか。

 

 

でも今回は何故か姫に白羽の矢が立った。もしかしたらセミラミスに来て欲しいと思っているのをまーちゃんが察したのかもしれない。

 

 

「さぁ!来てよ、セミラミス!姫の引きこもりライフを確実なものにするために!」

 

 

ふっふっふ…これでセミラミスが引けたら私の出番は完璧にメルトリリスのバックアップぐらいになる!高難易度はちょっと辛いけど、修練場とかの雑魚狩りに呼ばれなくなるだけでも大きい!

 

 

「おっ、カードが金じゃねーか!」

 

 

よし!まずは第一関門突破!あとはアサシンであればグッジョブ!

 

 

「いや、ふーやちゃんだったらむしろ出番増えるか。嫌だなぁ…」

 

 

「ん?」

 

 

「あっ、何でもないよー。あはは…」

 

 

しまった。つい声が出てしまった。反省反省…

 

 

 

そして気になるクラスは…アーチャー!?

 

 

「あっ、節分大将ことインフェルノかな?ゲーム友達が増えるのは嬉しいかな」

 

 

「おい、まだとある可能性を忘れていないか?」

 

 

とある可能性?オリオンやアルジュナのすり抜けとか?

いや、別にまーちゃんにとっては嬉しくないわけじゃないね。まーちゃんは新しいサーヴァントなら基本誰でも歓迎するし、使い道を見出せるように奮闘する。もちろん女の子である方が嬉しいの度合いも研究に対する意欲も強ー

 

 

あっ、つまりは…

 

 

「さてはエミヤのすり抜けとか?まっ、新しい娘が来なかったらドンマ…イ?」

 

 

「汝がマスターか?」

 

 

「あぁ、俺がカルデアのマスターだ」

 

 

「サーヴァント・アーチャー、アタランテだ。よろしく頼む」

 

 

「こちらこそ…これからよろしく頼むよ」

 

 

…え?アタランテ?アルカディア越えのあの人?あのQの威力を50%も上げる…

 

 

「いやぁぁぁぁ!これ完璧に姫の出番増える案件じゃん!ただでさえまーちゃんがメルトリリスを引いて来てから姫の出番が増えたっていうのに!」

 

 

まーちゃんはまだQパは試行錯誤中…というか試せる人材がほとんどいなかったからこれから姫を色々なパーティーに加えて試すに違いない!はぁ…何でピンポイントで来ちゃうかなぁ…

 

 

「しょうがないだろ。ライダーに対しては耐久パが使えないからどうしても攻めるパーティーになる。そんな時、メインアタッカーをメルトリリスにすると必然的にシナジーが強いお前が必要になる」

 

 

「俺はお前の活躍を期待しているぞ」

 

 

はぁ…期待されるのは嬉しいけどさ。姫は少ない出番で大きな活躍を望んでいるわけであって…

 

 

「アタランテ。もし良ければ俺がカルデアを案内しようか?」

 

 

まーちゃんがよくやる案内中に自己紹介とかを一気にやるやつか。…にしても手馴れてるね。

 

 

「それでは任せよう。我がマスター」

 

 

〜マスターside

 

 

これで食堂やレクリエーションルームとか全員共通の場所は一通り案内はしたな。あとはこいつがみんなに自己紹介したら部屋まで案内するだけだ。

 

 

「ここがカルデアか」

 

 

「あぁ、じゃあ次はみんなに紹介しー」

 

 

「マスター!そこにいるのは新しいサーヴァントかしら?」

 

 

「おう、アビー。そうだぞ。この人はギリシャ神話で有名な女狩人。アタランテだ」

 

 

「アタランテさんね!私はアビゲイル。よければアビーって呼んでくださいな」

 

 

「そうか。よろしくな、アビー」

 

 

「はい、チョコレート!」

 

 

そういやアビーはチョコをみんなに渡していたな。だから多めに用意していても不思議ではない。

 

 

「これは…私にくれるのか?」

 

 

「えぇ、そうよ。今はバレンタインイベント真っ只中だもの!」

 

 

「バレン…タイン…?」

 

 

バレンタインを知らない?あぁ、十分にあり得る話だな。サモさんとか騙されて、一部嘘を教えられてたし。微妙に違う感じで覚えているやつもいたな。

 

 

「バレンタインっつーのは…友達だとか好きな人に感謝だとか愛を込めてチョコを贈るんだ。そして貰った人は1ヶ月後にそのお返しをするってイベントだ」

 

 

「ふふっ…そうか。愛を贈り合う…バレンタインとは実にいい風習だな」




リアルはチョコ0の作者です。


いいんです。FGOならチョコ44個も貰ったし…(今日来たアタランテからもちゃっかり貰ってます)


個人的には刑部姫のチョコレート大好きです。お前がNo.1です。


男のお返しは重いって言われていますが、アタランテのチョコも十分重くないですかね?


皆さんは誰のチョコ、お返しが一番でしたか?


次回は書きかけのネタを完成させて投稿する予定です。


クイズ大会と前イベントの節分ネタが来ますが、許してくださいw それでは!


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高難易度攻略!バレンタイン2018 おまけ入りチョコ祭

そういえばメイヴちゃんのモーション変わりましたね…
唐突すぎてビックリしましたが、結構いい感じでした。ナイス、運営

ただただ他に変えるサーヴァントがいなかったの?とも思いますがw

今日はツイッターで絡んでるとある人から今更高難易度やったの?遅くね?って感じで煽られたんで急いで投稿しときます

※無論高難易度のネタバレ含みます





「っ…いっち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち!にー、にっ、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち!」

 

 

準備体操は念入りに!急に動いたら身体壊すからな。

 

 

「何をしているんだ?マスター」

 

 

「あぁ、アタランテか。ちょうどトレーニング中でな。カルデアのみんなからチョコ貰ったから太らないように運動してるんだ。次は短距離ダッシュを10本3セットの予定だ」

 

 

常にトレーニングしておいて機敏に動けるようにしとかなきゃな。もし運動不足でカルデア戦闘服が着れなくなったら一大事だ。

 

 

軽めでもしっかり欠かさずやらなくてはな。

 

 

「その練習。私も付き合おうか?マスター」

 

 

おっ、アタランテが付き合ってくれるのか。なら受けない理由はないだろう。

 

 

「じゃあ、お願いします」

 

 

〜1時間後

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…アタランテ早すぎ…さすがギリシャ神話で最速だっただけあるよな」

 

 

ただでさえ速いのにアルカディア越えや追い込みの美学があるんだから普通の人間じゃ全く太刀打ち出来ない。胸を借りるぐらいの軽い気持ちで走ってみたが、ハンデを貰っても全然勝てなかった。

 

 

「いつか…私に勝てるぐらい速くなってみせろ。その時は…」

 

 

「その時は…?」

 

 

『先輩、そろそろ高難易度攻略会議が始まりますよ!すぐ来てください!』

 

 

あっ、もうそんな時間か。そろそろ攻略入るか。ネタバレくらわないように事前情報避け続けてるのもアレだし。

 

 

「じゃっ、高難易度攻略行ってくるわ」

 

 

「待て、マスター」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「高難易度攻略。汝を見定める良い機会だ。私も同行しよう」

 

 

「アタランテ。なら一緒に行くか」

 

 

見定める…か。今回は本気でやらなきゃな。いつも本気だけど。

 

 

〜作戦会議室

 

 

「さて、今回の敵クラスは…え?また不明かよ」

 

 

クラスが【?】の表記になってるっつーことはやはり色々なクラスが出るっつーことだろうか。

 

 

バーサーカーでゴリ押すことも考えたが、ヴラド三世はそんな頭の悪い攻略法で勝てるサーヴァントではないので却下。

 

 

「今回のイベント…どんなサーヴァントが主にストーリーに絡んだか…思い出したまえ」

 

 

今回出たキャラか。

 

 

開幕『好き!!(挨拶)』をかまし、セミラミスの空中庭園に忍び込んできた清姫。

 

農作業をしてたランサー達。素人は黙っとれ。

 

パラケル君。エジソン、テスラ。ネロ、エリちゃん。術ジル。作家陣。えっちゃん。イリヤちゃん。etc…

 

 

候補が多すぎて絞り切れないな。

 

 

「じゃっ、今回はあいつを使うか」

 

 

メイン

 

 

ジャンヌ・ダルク

礼装 2030年

 

玉藻の前

礼装 凸柔らかな慈愛

 

アビゲイル

礼装 凸春風遊歩道

 

 

サブ

 

マタ・ハリ

礼装 凸カムランの丘

 

アルトリア・オルタ

礼装 凸聖夜の晩餐

 

宮本武蔵

礼装 凸はじめてのバレンタイン

 

 

 

「ねぇ、だから何でしれっとマタ・ハリ入れてるの?」

 

 

姫ちゃんよ…何度も言っているじゃないか。

 

 

「低コストで魅力可能でスキルによる敵スキルの封殺。それに…」

 

 

「それは前に聞いた!」

 

 

「…アンデルセンとか万が一の時、玉藻の代わりになりそうなサーヴァントが育ってないからです」

 

※作者はマシュが力を取り戻すまでは極力マシュ縛りをしています。

 

 

「分かった。まぁ、なんだかんだいつも活躍しているのは認めるし…頑張って」

 

 

「よし、攻略開始!」

 

 

 

 

「ん、相手はチョコレート?」

 

 

チョコレートの体力が異常なまでに低い。中に本命がいるのだろう。なら今はしっかりNPを稼いでいこう。

 

 

「さぁ、中身は!?」

 

 

「好き!!(挨拶)」

 

 

 

知ってた。ノルマ達成。よし、今回のイベントの仕組みは理解出来た。これを一人ずつ倒せばいいんだな。

 

 

「玉藻は宝具でローテを回しながら危なくなったやつを回復をしてやってくれ!ジャンヌはしっかりゲージを溜めて相手の宝具に備えろ!アビーは強化解除しながら攻めろ!」

 

 

『了解!』

 

 

相手サーヴァントが倒せる圏内に入っていない限りは基本Aチェイン優先。しっかり管理していかなきゃな。

 

 

「さぁ、ますたぁ!私の愛を!受け取ってください!」

 

 

 

 

清姫。女王メイヴ。ネロ(剣)。パラケルスス。クレオパトラ。えっちゃん。

 

 

これで6人のサーヴァントを撃破した。3人とも体力にはしっかりとゆとりがあるベストコンディションだ。えっちゃんのチョコが来る前から来ていたが、ゲージ3つの不穏さからずっと無視して来たチョコ。開けるしかない!

 

 

パリィン!!

 

 

「ふっふっふ…一番最後はこの私だ!」

 

 

「…」

 

 

「ねぇ、リアクション薄くない?いや、私一応神様だからね?」

 

 

あっ、そういやこの人がこのイベントの発端だったな。

 

 

「甘く見てると吹っ飛ばすぜい?」

 

 

「うきゅっ!」

 

 

玉藻!?

 

 

「…すみません、マスター…油断しました」

 

 

いや、油断とかのレベルじゃねぇって…体力9割はあった玉藻があっという間にギリギリまで追い詰めやがった…防御バフがなきゃどうなってたか…

 

 

「お前に無敵を付与する!このターンを耐えれば回復で安全圏内までいける!耐えてくれ!」

 

 

「ふっふっふ…そんな悠長に構えている暇があるのかニャ?いくら耐久に優れたサーヴァントを連れてこようとこの数多の強化の前では最早無意味。悪あがきはよしな」

 

 

ちっ、同じスキル2回も掛け合わせやがった…CTって知ってんのか?

 

 

「いーや、無意味なのはお前だよ、ジャガーマン。アビー」

 

 

「えぇ、任せて」

 

 

この高難易度攻略において、パトラの皇帝特権や無敵。えっちゃんのQバフ。極めつけはネロの3回ガッツまで。ありとあらゆるバフを消し去って今回のMVP待ったなしの少女を知らないマンか!?

 

 

光殻湛えし虚樹(クリフォー・ライゾォム)…』

 

 

よし、全バフ解除完了!

 

 

「ぐぬぬ…ジャガーの戦士は諦めないニャ!こっから私の大逆転劇が…」

 

 

 

始まりませんでした。

 

 

「わ、私の初めての出番がこんな扱いとは…マスター、願わくば…もっと出番。…よこ、せ…ニャ」

 

 

かかったターン 51ターン

ノーコンテニュー

使った令呪 0画

倒れたサーヴァント 0

 

 

「よっしゃあ!勝ったぜ」

 

 

「マスター!私、初めて高難易度に貢献出来たわ!」

 

 

いや、初めてってわけでもないんじゃね?贋作英霊の時とかも…

 

 

「あの時はギルガメッシュさんのサポートだけだったから…私の力をここまで引き出してくれて…ありがとう、マスター」

 

 

「…どういたしまして。そこまで言ってもらえるとマスター冥利につきるな」

 

 

今回はアビーの可能性を感じた高難易度攻略だった。これからももっとこいつの実力を引き出せるよう頑張んなきゃな。

 

 

〜食堂

 

 

クリアして一息つこうと俺はエミヤのところでデザートを注文した。アタランテを呼んで。

 

 

「…で、俺はマスターとして合格か?」

 

 

アタランテは結構厳しそうだからな。お眼鏡に叶うかどうか…

 

 

「あぁ、申し分ない。あんなにも子供達に信頼され、好かれているマスターだ。そんなマスターが悪いマスターだと思うか?」

 

 

お前の判断基準はそこか。まぁ、いいけど。

 

 

「そうか。お前にそう言ってもらえると嬉しいよ」

 

 

「マスター、出来上がったぞ。だが、何故急にアップルパイを?」

 

 

「今日はアップルパイの気分でさ。アタランテも要るか?」

 

 

「…いただこう」

 

 

可愛いな。アタランテの好きなものは言うまでもなく、事前に調査済みだがこんなにも嬉しそうな顔をするとは。

 

 

早速切り分けて…

 

 

「マスター!アタランテさん!」

 

 

「おっ、アビーじゃないか」

 

 

「ちょうどいい所に来たな。アビー、ほら」

 

 

『あーん』

 

 

あれ?左を見ると俺と全く同じことをしている人が…

 

 

「ふふっ、ありがとう。マスター、アタランテさん」

 

 

そんな俺達二人から差し出されたアップルパイを頬張るアビー。やっぱり可愛いなぁ…見ていると癒されるというか…

 

 

アタランテも子供と接している時はなんだか笑顔いっぱいでいいな。もちろん普段のカッコいい所もいいけど。

 

 

「一人だけデザートなんてズルいです!私にもください!」

 

 

「…美味しそうなデザートですね。私にも一口ください」

 

 

邪ンタにアナちゃん!?どうしてここに…

 

 

「あっ、おい待て!勝手に食うな!ちゃんと俺の分残しとけよ!」




今回もちょっとアタランテメインでしたねw

実はApocryphaの時からアタランテが本当に好きで…しばらく引けなかったら次の配布まで待つかアタランテをネタに新しい小説でも書こうかと検討するぐらいに欲しかったんです。


あとApocrypha後半のアタランテが見ていて辛かったので明るいネタで書かせていただきました。


アタランテの好きな子供達…我がカルデアにはカルデア三代幼女が一人しかいないので残り二人も狙わなくては…! それでは!!


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クイズオブマスター!

クイズ大会…危うくやるやる詐欺になるところでした。

そんなわけでカルデアメンバーの中から選ばれし精鋭達が競うクイズ大会です。


「…あれ?ここどこ?何か見下ろしてる?」

 

見たところ正面はガラス張りで何処かかなり大きなホールを見下ろしているような感じだ。

 

 

いや、そうではなく!何故こんなとこにいるんだ!?

 

 

 

『それでは、第一回!クイズオブマスター本戦を開催しようじゃないか!』

 

 

予選は!?俺の知らないところで何があった!?

 

 

『まずは予選を勝ち抜いたメンバーを紹介しようじゃないか!』

 

 

『シールダー!マシュ・キリエライト!』

 

「全力を尽くします!」

 

 

『ランサー!エレシュキガル!』

 

「頑張るのだわ!」

 

『キャスター!玉藻の前!』

 

「マスターは渡しませんよ!」

 

 

「第二のキャスター!ミドラーシュのキャスター!」

 

 

ミドキャス?何故こんな所に?こいつ俺のことビジネス相手ぐらいにしか思ってないはずだが…まぁ、今はいいか。

 

 

『アサシン!刑部姫!』

 

 

「はーい!姫、頑張りまーす!」

 

 

『そしてこちらも第二のアサシン!静謐のハサン!』

 

 

「…よろしくお願いします」

 

 

『バーサーカー!清姫!』

 

 

「ますたぁ!この戦いで私が優勝したら結婚しましょうね!」

 

 

あ、これ絶対即落ちするやつだ。

 

 

『そして最後!彗星の如く現れた期待の新星!アルターエゴ!メルトリリス!!』

 

 

メルトリリスまで参加するとは…珍しいな。

 

 

『司会進行はこの私Mーゲフンゲフン…新宿のアーチャーが特別解説者女王メイヴとともにやっていくぞ!』

 

 

『えぇ、マスターのことが一番好きなサーヴァントは…一体誰なのでしょうね…楽しみだわ』

 

 

 

特別解説者!?今から何やる気なんだよ…

 

 

つーかメイヴも悪ノリしすぎだ。

 

 

『回答者は配られたタブレット端末で正解だと思う番号をタッチして回答。選んだら【ファイナルアンサー?】と出るので確定させるなら【ファイナルアンサー】を選択してくれたまえ』

 

 

『そして回答者にはマスターと電話をするテレフォン!50:50(フィフティ・フィフティ)!集まったサーヴァント達に投票してもらい、その見られるオーディエンス!この3つのライフラインが与えられる!これを駆使し、頂点を目指してくれたまえ!』

 

 

いや、もうそれただのミリオネー

 

 

「それでは、第1問!」

 

 

Q マスターはけものフレンズが大好きです。マスターが一番好きなフレンズは次のうちどれ?

 

1 コウテイペンギン

 

2 フンボルトペンギン

 

3 ロイヤルペンギン

 

4 ジェンツーペンギン

 

 

 

…最初から正解者出す気ないだろ。俺がけものフレンズを一緒に見たのって刑部姫ぐらいしかいないし、仮に見ていたにせよ誰がどのペンギンか分からないやつだって少なくないだろう。

 

 

せめて正解以外のペンギンを消して、ギンギツネとかツチノコ、アフリカオオコノハズクとか選択肢に入れてあげろよ。

 

 

終わったな。

 

 

「…これでファイナルアンサー」

 

 

姫!?いきなり即答しやがった…やはり正解をー

 

 

『…正解!最初の正解者は刑部姫!やっぱこの程度なら瞬殺だったネ!』

 

 

刑部姫…ただ者ではないな。やりますね…

 

 

『ちなみにメイヴ。君はどうかな?』

 

 

「正解は…これね」

 

 

メイヴもフリックボードに答えを…いや、お前答える意味ある?

 

 

『さすが最早殿堂入りレベルに達しているだけあるなぁ』

 

 

おまけに正解するんかい。お前とけもフレ見た記憶ないぞ

 

 

「オーディエンスを使います!」

 

 

おっ、マシュ。オーディエンスを使ったか。だが、あの中であれを把握しているやつが何人いるかなぁ…

 

 

1 コウテイペンギン 63%

 

2 フンボルトペンギン 18%

 

3 ロイヤルペンギン 8%

 

4 ジェーンペンギン 11%

 

 

よし、マシュは脱落か。まぁ、致し方ないよね。

 

 

 

「…テレフォン!使わせていただきまぁーす!」

 

 

ミドキャスか。まぁ、いい。優勝がこいつの手に渡るのは避けたいが、嘘をついてビジネス関係を悪くしたくもないな。

 

 

『テレフォン!それでは、あの電話ボックスに入ってくれたまえ』

 

 

『もしもし、マスター?マスターはPPPの中では誰が一番ですか?』

 

 

「そうですねぇ…やっぱり俺はー」

 

 

 

 

『さて、残ったメンバーも全員が回答した。この中に正解者は何人いるのか…』

 

 

…お願いします。可能な限り数減ってください。

 

 

『全員が正解!まずは第一関門突破だ!おめでとう』

 

 

え?俺が答えを教えたのは…

 

 

『やっぱり俺は…王道を征く…ロイヤルペンギン。プリンセスちゃんですかねぇ』

 

 

ミドキャスとエレシュキガルくらいだ。まさか素で突破したのか!?マシュもオーディエンスに騙されずに…

 

 

『次は第2問目だ!どんどんいこうじゃないか!』

 

 

 

 

こうして、クイズ大会は続いた

 

 

Q マスターが好きなネタ『止まるんじゃねぇぞ』はマスターが好きなアニメのとあるキャラが言ったセリフです。では、言ったキャラは?

 

1 オルガ・イツカ

 

2 オルガ・ナナギア

 

3 オルガマリー・アニムスフィア

 

4 ナルガクルガ

 

 

いや、後半変なの混ざってんじゃん。むしろ最初にそれ出せよ。

 

 

「オルガ・イツカでファイナルアンサー」

 

 

『正解!』

 

 

Q マスターがお風呂に入った時、一番最初に洗う場所は?

 

 

1 髪の毛

 

2 顔

 

3 首

 

4 腕

 

 

「髪の毛でファイナルアンサー」

 

 

『正解!』

 

 

Q マスターは何フェチ?

 

 

1 脚

 

2 声

 

3 鎖骨

 

4 胸

 

 

「脚でファイナルアンサーよ。言うまでもないわね」

 

 

『正解!メルトリリスが刑部姫の回答速度すら上回ったぞ!』

 

 

もうお前ら怖いよ!俺のことどんだけ知り尽くしてんだよ…

 

 

 

Q マスターが二番目に欲しい星4サーヴァントは?

 

1 アーチャー・インフェルノ

 

2 加藤段蔵

 

3 ランスロット(セイバー)

 

4 柳生但馬守宗矩

 

 

 

「ランスロットでファイナルアンサー…インフェルノは本命だし、ゲーム仲間欲しいって言ってたから一番確定。段蔵ちゃんは可愛いから欲しいだけ。ランスロットは確かにパーティーに加えたら強いけどとある理由から断念。りゅーたんは話せる自信がないって言ってた。とある理由さえなければランスロットが二番!ならこれで決まり」

 

 

『正解!強い!強すぎるぞ刑部姫!!』

 

 

全員完璧じゃねーか。ランスロは玉藻なんかと相性がすこぶる良いけれど大騎士勲章とかを沢山食うし…

俺はもう勲章難民にはなりたくないんだ。

 

 

 

 

 

『遂に…生き残ったメンバーは刑部姫!マシュ!メルトリリス!この3人となった!マシュ以外の二人はライフラインとして、テレフォンが残っているぞ!それでは、運命の第8問!』

 

 

Q マスターはC93に直接赴けず、委託された薄い本を買いました。その中で一番最初に買ったのは誰の本?

 

 

1 マシュ・キリエライト

 

2 謎のヒロインX・オルタ

 

3 刑部姫

 

4 メルトリリス

 

 

 

ふざけんな!座に返すぞ!いや、黒ひげとかだったらもう座に返してた。つーかなんつーもん知ってんだよ!!

 

 

こりゃ、あいつらも悩むだろ。

 

 

「テレフォン」

 

 

『おっと、あの刑部姫が遂にテレフォンを使うとは…さぁ、マスターに電話したまえ』

 

 

 

「もしもし」

 

 

『まーちゃん!姫、これから二人に勝っちゃうよ!だ〜か〜ら…姫が勝ったら欲しいものいっぱい買ってね!』

 

 

は?ちょい待て。

 

 

「ふざけんな!んなもん賞金で買えばいー」

 

 

ピッ!

 

 

…頼む、姫。負けてくれ。後生だから。

 

 

「テレフォンよ」

 

 

『メルトリリス。君もここで決めに来たか。さぁ、制限時間内ならお好きにどうぞ…』

 

 

「もしもし」

 

 

『薄い本。誰の本を最初に買ったの?』

 

 

「すまん、覚えてない」

 

 

『は?覚えてない?』

 

 

「いや、さすがに数キャラ分買ってたら順番なんて忘れるって!」

 

 

『はぁ…じゃあ、消去法でいいから教えて。マシュ。ヒロインX・オルタ。刑部姫。そして私。誰は有り得ない?』

 

 

『その4択か。少なくとも性的対象として見られないマシュは絶対に違ー』

 

 

「オッケー…マシュは選択肢に入らないのね」

 

 

『そこまでだ!さぁ、一斉に答えを!』

 

 

 

マシュ『マシュ』

 

刑部姫『刑部姫』

 

メルトリリス『メルトリリス』

 

 

『おぉっと!?皆自分自身を回答にするとは!その前に!女王メイヴの回答をどうぞ!』

 

 

『謎のヒロインX・オルタ』

 

 

『まさか全員の回答が割れてしまうとは。さぁて…正解は…』

 

 

ふぅ…良かった。財布のレシートを漁ってなんとか思い出した。答えはメイヴが出したえっちゃんだ。えっちゃんの純愛本を触媒用に用意したっけな。完璧。優勝者はいない。一番平和な終わり方だ。

 

 

 

『刑部姫!』

 

 

「えっ、姫勝っちゃー」

 

 

『残念!!5番目だ』

 

 

「嘘でしょ!?姫を引く前、あれだけ欲しい欲しい言ってたのに!」

 

 

いや、サーヴァントで欲しいのと薄い本買いたいってのは別だろ。その理屈だとマーリン孔明の薄い本の需要が大量に沸くぞ。

 

 

『マシュ。君はそもそも買われていない』

 

 

「そん…な…」

 

 

おい、せめてちょっとでいいから希望を持たせてやれ。落とすのが早すぎる。残酷すぎる…

 

 

「先輩…私は先輩の性欲の捌け口にすらなれないのですか?」

 

 

そして誰だ。マシュにこんな言葉教えたやつは。

 

 

だが、残ったのはやはりこの二人か。まっ、メイヴの勝ちで終わり!お疲れ様。

 

 

『メルトリリス…』

 

 

「んっ…」

 

 

 

 

…やべぇ、残念って言われるだけのはずなのに俺まで緊張してきた。

 

 

 

 

 

 

さぁ、早く言え!早く早く!遅いぞ!!さぁ、さぁ、さぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

『正解。優勝はメルトリリス!君のものだ!』

 

 

 

 

 

 

…え?何で?メルトリリスなはずがないんだ。俺が一番最初に買ったのは間違いなくえっちゃん本だったはず。

 

 

『もしもし、マスター君』

 

 

「なぁ、あの最後のクイズ。不正だろ。間違いなく俺が一番最初に買った薄い本はえっちゃんだった」

 

 

『あぁ、そうだっただろうね。君が一番最初に買った18禁の同人誌は』

 

 

…え?

 

 

『思い出したまえ。君が一番最初に手を取ったものが18禁なわけないだろう?ならカモフラージュのために一番最初に取った全年齢対象の薄い本は?』

 

 

あぁぁぁぁぁぁぁぁ!そっちかぁぁぁぁ!そっちはメルトリリスだった!俺は同人誌ではなく、薄い本と表現されていたことで薄い本=18禁と勘違いをしていた!やられた!!

 

 

『女王メイヴも同じ手に引っかかってしまったようだし…似たもの同士で面白いねえ』

 

 

 

 

「なぁ、新宿のアーチャー」

 

 

『何だい?マスター』

 

 

「これ。マシュとの仲が戻るのに役立ったか?」

 

 

確か新宿のアーチャーはマシュとよりを戻すとか言ってたな。これのどこがそれに繋がる?むしろマシュはかなり打ちのめされてるぞ

 

 

『…念密に建てた計画。それが全く上手くいかない…それもまた楽しくはないかい!?』

 

 

ほぉ…そういう態度取るのか。

 

 

「お前用の髄液を全部哪吒にぶっ込んでくるわ」

 

 

『あっ、それはちょっと待ってくれないか!?マスター!マスター?マスター!!』

 

 

『君にヴィランの力を授ける!これで君の好きなあの子が引けるはずだ』

 

 

おっ、言ったな?二言はないな?お?

 

 

〜召喚ルーム

 

 

「今回は私?」

 

 

「好きなやつと一緒にいれば引ける気がするんだ。期待しているぞ、メルトリリス」

 

 

「…その宗教。やるのはいいけれど失敗したらパートナーと気まずくなるからやめなさい」

 

 

やっぱそうだよな…。刑部姫は成功したが、メルトリリスが成功出来るかは分からないし。

 

 

「とりあえず触媒のあんまんも用意したし、引くか」

 

 

「結果を不安がる心配はないわ。何故なら…」

 

 

「はむっ」

 

 

はむっ?

 

 

「うぉっ!?お前、もしかして…」

 

 

「初対面のサーヴァントをいきなりお前呼ばわりとはご挨拶ですね、マスター。ですが今回はこのあんまんに免じて許してあげます」

 

 

え?え!?マジ!?

 

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「当然よ。私がいるのだもの」

 

 

おまけにドレイクの宝具が重なって周回しやすくなった!

 

 

「大好き、メルト…さすが俺が見込んだ女だ」

 

 

「えぇ、私も好きよ。マスター」

 

 

ウィーン!ウィーン!ウィーン!

 

 

サ、サイレン!?侵入者か!?

 

 

『大変だ!戸棚に置いてあったまんじゅうが1つ残らず無くなっている。全サーヴァントと職員に告ぐ。犯人を見つけ次第確保してくれ!!』

 

 

まんじゅうが無くなった?もしかしてアビーがつまみ食いを…?いや、アビーは食べてもせいぜい一つだろう。だったら…

 

 

「マスター、大変よ。謎のヒロインX・オルタがいないわ」

 

 

えっちゃん!!…あの野郎。さてはカルデア中の和菓子を食い尽くす気だな。

 

 

「急いで捕まえるぞ、メルト!」

 

 

「了解よ、マスター!」

 

 

えっちゃんのマスターにはなれましたが、やはりえっちゃんもバーサーカー。彼女が言うことを聞いてくれるようになるまではまだまだ時間がかかりそうです。




おまけ

清姫が間違えた問題

問6 我らがマスターは12歳の女の子を異性として見れる?

1 見れる

2 見れない

3 抱ける

4 結婚できる

50:50使用後

2 見れない

3 抱ける

清姫、3を選び脱落。(マスターは清姫が12歳であることを知りません。アビーを基準にしていました)


えっちゃんは実用的なレベルになったらサポ欄に置く予定です。


次回はカルデア食堂組のエミヤ達も一緒に交え、えっちゃんのゆるやかな日常を書く予定です。それでは!


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高難易度攻略 空の境界 revival

空の境界をついこの前全ミッションクリアした作者です

作者は宿題を最初に全てやるタイプか全て後回しにするタイプかと問われたらその中間のまず最初にある程度ザッとやって、最後にもガッとやるタイプであると答えますw

そんなギリギリの中、出した瞬間即ぶっ潰してきた高難易度空の境界の攻略てす!

もちろんネタバレありますんで注意してくださいね


「…では、ジョーカーだ」

 

訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)!』

黒竜双剋勝利剣(クロス・カリバー)!』

 

 

新宿のアーチャー、アタランテ、えっちゃんの3人の同時宝具。50万近くあったアルペンさんは一瞬で倒れた。

 

 

「敵セイバーの撃破を確認。これより帰還します」

 

 

 

 

「お疲れ様。…で、次の高難易度もセイバーだからちょっと悪いが引き続きよろしくなっ」

 

 

「ふん…!」

 

 

ん?勢いよく右手を振り下ろしてきた。つまり一体…

 

 

「え、どゆこと?」

 

 

「すっとぼけないでください。これ以上労働を強要するなら追加料金を請求します」

 

 

しまった。えっちゃんは一定のオルトリアクター供給がなければ意地でも動かないんだった。

 

 

「後払いは?」

 

 

「今ください。くれないなら部屋に戻らせていただきます」

 

 

えぇ!?困るよそれ。こちとらフレンズの力が借りられないからフレンズ無しでも完成形になっている対セイバー用Qパを使いたいのに!

 

 

 

つーかオルトリアクターって供給可能なもんが限られてくるから困る。

 

 

余談だが、俺は甘い物が大好物で日頃チョコや飴などの甘い物を携帯している。そしてたまーにそれをアビーや邪ンタなんかにやったりするんだが、えっちゃんはそれでは満足してくれない。

 

 

彼女が求めてくるものは和三盆(お茶込み)を筆頭に老舗にあるような精巧な和菓子。もちろん金額もお菓子とは思えない金額なことに加え、アルトリア系特有の大食いは彼女もなのでえっちゃんの要望を聞き続ければ俺の所持金など容易く吹き飛ぶ。言うまでもなくそんなものを持ち運ぶわけにはいかないので手軽に餌付ーゲフンゲフン…機嫌を取れないのも痛い。

 

 

もちろん俺の財布事情も大事だが、背に腹はかえられな…

 

 

「しゃーねーな、ちょっといい所の和菓子を姫ちゃんに注文するように頼ー」

 

 

「マスター、彼女の力を借りなくとも君は勝利出来るよ」

 

 

あら、えっちゃん。誰なんだ、こいつは。とでも言いたげな顔をしているが…お前がこいつとこうやって顔を合わせるのは初めてだったか?

 

 

「何故ならマスターには…私がいるのだからね。君がかなり前から完成させていたパーティがどんなものか。今一度思い出してみるといい」

 

 

「シャーロック・ホームズ」

 

 

〜空の境界 revival 高難易度編成

 

 

メイン

 

ジャンヌ・ダルク

礼装 2030年

 

アーラシュ

礼装 カレスコ

 

シャーロック・ホームズ

礼装 ニュー・ビギニング

 

 

サブ

 

諸葛孔明

礼装 2030年

 

エミヤ

礼装 なし

 

ふじのん(サポート固定枠)

礼装 なし

 

 

やっぱり安定感が違うな。ジャンヌとホームズがいるだけでどこでも勝てる気すらしてくる。無敵貫通とか来たらもれなく全滅だが。

 

 

まぁ、もしも無敵貫通があったら宝具重なったヴラドを主軸に玉藻、孔明、ホームズでゴリ押せばいいか。

 

 

というか剣豪でもあったなぁ…こういう縛り。ふじのんにはあまり期待しないでおくか。まぁ、ふじのんがいなくてもこいつらで余裕だろう。

 

 

〜勝負開始!

 

 

「マスター、この度は私がお相手させていたー」

 

 

 

流星一条(ステラ)ーーッ!!」

 

 

すまない、こんな役割を任せてすまない。どうしてもあの邪魔な後ろの雑魚敵を削らなきゃいけなかったんだ。

 

 

「まぁ、いいってことよ。そんじゃっ、あとは頼むぜ…」

 

 

「開始早々、特効を仕掛けるなんて…無粋な人ね」

 

 

「わりーな。せっかくの楽しい戦いに邪魔者が混ざってたらつい排除したくなっちまってな。それでもまだいるみてーだが」

 

 

体力30万が消せない永続ガッツ1回付きとか反則だろ。

 

 

「それでは、まずは肩慣らしの時間といこうかしら」

 

 

アーラシュの次に来る孔明で初速を上げる!あくまで孔明のスキルでのNP供給優先順位はジャンヌ>孔明>ホームズ。

 

 

ジャンヌは溜まれば即撃ち。ホームズの宝具でチェイン出来れば好ましい。

 

 

式の宝具は全体宝具で即死が入ってくるのでジャンヌの宝具で無理に防ごうとすれば即死で死ぬ。

 

 

一か八かのギャンブルは今する局面ではないのでパスしたい。おまけに試行回数を増やせば必ずどこかで綻んで死ぬし。

 

 

ゲージにゆとりがある内なら式は無視。後ろの邪魔なやつを削る。そして孔明の宝具が発動可能に入ればバスターで式を攻撃して2ゲージ減らす。

 

 

よし、ヴィジョンは見えている。

 

 

「じゃっ、まずはそいつを排除させていただく。そうしたらゆっくりお前の相手をしてやろう」

 

 

 

 

「どうだ、式!これで邪魔者は消えたぞ」

 

 

式は毎ターンバスターを1回回避とバスターを受けたらチャージ減のデメリットが付与されるのか。(両方効果は1ターン)

 

 

最初は少し驚いたが、慣れればどうということはない。

 

 

「ふふっ、戦いはまだまだこれからですよ」

 

 

 

こちらはありとあらゆる防御手段を用意してきた。ジャンヌの宝具を孔明達で高速回転。これで体力の問題は一通り解決。

 

 

1ゲージ割ってから起こる毎ターンゲージが増える問題もバスターを打ち続け、バスターがなければホームズの宝具封印、ジャンヌやガンドによるスタンで凌げる。

 

 

 

そんな一進一退の攻防の末、やっと見えてきた勝利の方程式は唐突に綻んだ。

 

 

 

 

「もう宝具を凌ぐ手段がねぇ…」

 

 

ジャンヌの宝具でも問答無用で即死は入る。ならやるしかない!

 

 

「オーダーチェンジ!カードが2枚ある孔明を入れ替えてふじのんを呼ぶ!」

 

 

この状況なら止むを得ない。ふじのんにはガッツがあるから即死入っても死にはしない。だが、可能であればバスター来い!

 

 

 

「…っしゃぁ!!」

 

 

バスター来たぜ。なんならここはふじのんにNP供給しながら宝具打たせれば…

 

 

「あれ?」

 

 

こいつ常に攻撃力、バスターのバフが入ってやがる。防御デバフが常にあるデメリットを除いてもこいつを守ってやれば…いける!

 

 

「こりゃあ、嬉しい誤算だったぜ。今思えばお前の回避は必中で攻撃可能だし、即死はガッツで耐えられるし、防御デバフを盛る時に付与される体力減少のデメリットはジャンヌが消せば実質ノーリスク!」

 

 

ここまで来ると最早こいつの接待試合なんじゃないかとつい疑いたくなるな。

 

 

「これで俺の負け筋は消えた。さぁ、終わりにしよう。両儀式」

 

 

 

 

「…最後の戦い、とても楽しかったわ。次があるとしたら…そうね、あれだけ堂々と勝ちを宣言しておきながら藤乃さん一人にまで追い詰められる。なんてならないくらいに貴方が強くなったら…またお会いしましょうね」

 

 

…悔しいが言い返せない。結局一度だけは宝具を防げず、即死でかなり落とされたからなぁ…最後の最後で直死の魔眼してくんのも想定外だったし。

 

 

「それでは、またね」

 

 

空の境界 revival クリア

 

かかったターン 30

ノーコン、ノー令呪

 

 

 

 

「…何ですか、いきなり私のところへ来て。全く…私がいたらもっと早くクリアしていましたよ」

 

 

「そうか。悪いな、お前が最適解だったのに出番奪うような真似しちまって」

 

 

「マスターは割り切ったり、受け入れたりが早すぎます。たまには…ワガママの一つや二つくらい聞いてあげますから。遠慮なく言ってください、マスターさん」

 

 

「だったら…一緒にのんびり休もうか。1200万DLは俺の勘が正しかったら恐らく水曜日。最終日だろうと月末は月末だと言い張ってくるに違いない。なら明日は休んでおかないか?正直俺は疲れた」

 

 

200体狩系が特に辛かった。途中で何回もやめたくなったよ…

 

 

「…随分な体たらくですね、マスターさん。ですが、いいでしょう。私も付き合いますよ。そしてこたつと言えば和菓子ですよね。用意…してきてくださいね?」

 

 

さてはバーサーカーだな、オメー。…やれやれ、最近まともな和菓子あげてなかったし、今回ぐらいは用意しておいてやるか。




ヴラド公がすり抜けてきました。

えっちゃん推しの私としてはえっちゃんを置きたいのに宝具が上がったせいで明らかに差が付けられてしまったのでヴラド公をそのままにするか趣味を貫いてえっちゃんを置くか迷っている作者です。

サポ欄は好きにしろと言う方もいますが、やはり需要は気になるわけでして…やっぱオルタニキや頼光みたいな特別なやつがいない限りは宝具レベルが高い方が需要多いですよね…


次回はよりえっちゃんの日常に寄せる予定です。それでは!


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そうだ…俺達が今まで積み上げてきた爆死は全て無駄じゃなかった〜100人目のサーヴァント〜

皆さんはカルデアボーイズコレクションは引いていますか?

作者は今日引きに行きました。オルタニキを狙った作者のガチャ!

いつものような茶番付きでお送りしますのでもしよろしければご覧ください。


2月13日火曜日 深夜0時

 

 

最近のカルデアは特に何も起きていないので平和そのものだ。最近もやったことがあるとすればメルトリリス強化で必死に強化クエをクリアしたくらいだし。

 

 

「何か静かだな、メイヴ。廊下にもサーヴァントはほとんどいないし…2月の時とはえらい違いだ」

 

 

「そうね。節分やバレンタイン、空の境界コラボの時に頑張ったみんなは軒並み一時の虚無期間で休んでいるのでしょう」

 

 

「まっ、そんなの関係ないけどな」

 

 

「上機嫌ね」

 

 

「そりゃそうだ!真の人理修復が達成されたらみんな助かるんだからな。マシュも頑張ってるし、俺も頑張らないと!」

 

 

「えぇ(そうね、私達が積み上げてきたものは全て無駄じゃなかったわ。これからも私達が止まらない限り道は続く…)」

 

 

キキィィィィ!!

 

 

車から来た謎の三人衆による銃撃だと…?

 

 

ドドドドドドドドドドドド…

 

 

「ぐぉっ!」

 

 

ジェロニモ!!…ここは一旦引くしかなー

 

 

「んぁっ! …メイヴ? 何やってんだよ!メイヴ!!」

 

 

「くっ…くらいなさい!!」

 

 

「うぉっ!」

 

 

バタン!キィィィィィィ!

 

 

メイヴが持っていた銃で反撃するも謎の三人衆からは逃げられてしまった。メイヴ…何でなんだよ!何でお前がこんな目に!

 

 

「何よ…結構当たるじゃないの…」

 

 

「あぁ…あぁ…」

 

 

「なんて声…出しているのよ、マスター!!」

 

 

「だって…だって!」

 

 

「私はコノートの女王…メイヴよ。これくらいなんてことはないわよ…」

 

 

「そんな…!俺なんかのために!」

 

 

「マスターを守るのはサーヴァントとして当然よ…」

 

 

「でも!」

 

 

「いいから行くわよ…みんなが…特にクーちゃんが待っているわ…」

 

 

「私は止まんないわ…貴方達が止まんないかぎり、その先に私はいるわ!だから、止まるんじゃないわよ…」

 

 

 

 

ピッ!

 

 

「…マスター?どうしたの?これは」

 

 

ん、アビーか。いつの間に。子供は寝る時間だぞ。まぁ、だからと言って無下には追い返せないが。

 

 

「オルガ教だけど」

 

 

メイヴが昨日、明日は何の日?と質問してきたことで思い出したが、今日はオルタニキピックアップの日だ。そんなわけでガチャを引くことになった。

 

 

「こっちも再現もしてみたけど弾はBB弾だしねぇ…まぁ、それでも痛くないわけじゃないけれど」

 

 

「メイヴさんを撃った謎の3人組はどこなの?」

 

 

「我々のことかな?」

「やれやれ…普通ならガチャの宗教なんざあてにならねー…って言いたいが、マスターの儀式は意外と当たるからな…まぁそんなこんなで俺達アメリカにいた奴らはこうして付き合わされたわけですよ」

「まぁまぁ、いいじゃない。たまにはこういうのもさ」

 

 

「エジソンさん、ロビンさん!それにビリーさんも!」

 

 

「えぇ、私も結構楽しかったわよ。最近は周回ばかりだったわけだし」

 

 

エレナにも裏方でお世話になりました。割といると思っていたけど思ったより北米神話大戦に登場したサーヴァントいなかったな…

 

 

というか肝心なインド神二人すらいないし。

 

 

「おっと、肝心なガチャの結果は?」

 

 

「あぁっ、クーちゃん!!」

 

 

「マジで!?呼符でいきなり来ちゃうのか!?」

 

 

「…の礼装ね」

 

 

何だよ、間際らしいな…

 

 

「あと6回引いて呼符使い切ったら撤退だからな?」

 

 

 

 

当たりませんでした。その内クーちゃん礼装は3枚

 

 

「そんな…こうなったら!!」

 

 

あっ、お前!それは俺の聖晶石だぞ!

 

 

「もうやめて!その石を使ったらこれから来るであろう北斎や沖田で10連回せなくなるんだぞ!?」

 

 

近々北斎のリアイベがあることを考えると北斎がピックアップされる可能性は十分にある。

 

そしてそろそろぐだぐだ系のイベントが来る時期だし、去年の沖田のリベンジも可能ならしたい。

 

 

優先順位は特に決めてないので先にピックアップされた方を引く予定なのだ。間違っても今ある石でオルタニキは回さない。

 

 

「ふっふっふ…これだけあればクーちゃんゲット…いや、3枚抜きで一気に宝具3よ!!」

 

 

水を差すようで悪いが、今の石じゃ10連すらできないから3枚抜きは無理だと思う。違う、今はそんなことを考えている場合じゃない!

 

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

「ふふふ…遂に会えるわね、クーちゃん!貴方が記念すべき100人目のサーヴァントよ!!」

 

 

メイヴが俺の石24個をぶちまけたガチャ…結果は?

 

 

「僕はセイバー。これからよろしく頼むよ、マスター」

 

 

プ、プ、プ…プロトアーサー!? 初のセイバー星5!

星5セイバー唯一の男サーヴァント!そいつが今、カルデアに来やがった!しかも100人目のサーヴァントとして!

 

 

「止まるんじゃ…ないわよ…」

 

 

メイヴがクーちゃん爆死のショックで倒れた…まぁ、爆死って言えるほど引いてはいないんだがな。

 

 

「あぁ、こちらこそよろしく。アーサー王」

 

 

「アーサー王?アーサー王は女の人ではなかった?」

 

 

アビーがそう思うのも分かる。俺だって最初は戸惑った。

 

 

「あのアーサー王は簡単に言えば別世界から来たアーサー王って感じなんだ。だから男なんだ」

 

 

厳密に言えば二人は同一人物ではなかった気がするけど今はそんな細かい話はいらないだろう。

 

 

「アーサー王ねぇ。そういえばマスター、明日そいつのタキシード姿が解放されるんじゃなかったか?」

 

 

はっ!すっかり忘れていた!

 

 

「みんな!急いで種火周回だ!アーサー王をすぐにレベルマにするぞ!」

 

 

「い、いいのかい?別にそこまで急を要することはないのだけれど…」

 

 

「タキシードは即解放!当たり前だよなぁ!?よし、行くぞ!!」

 

 

この後めちゃくちゃ大騎士勲章と竜の牙が足りなくなりました




記念すべき100人目のサーヴァントはプロトアーサーでした!

今は明日の霊衣解放に間に合うようにハイスピードで育成してます!最後にも書きましたが、大騎士勲章が足りなくなって再臨分を集めたのはいいのですが、再臨だけで手一杯だったので当分スキルレベルは大騎士勲章を使わない範囲で止まります。ご容赦ください。


次回はプロトアーサーで何かしら書けたらいいなぁと考えています。それでは!


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今更すぎるセイバーウォーズ 高難易度攻略!

高難易度を忘れていて、急いで攻略しに行った作者ですw

ギリギリ滑り込んで勝ってきました。時間もなくて多少内容がお粗末ですが、見ていただければ嬉しいです。


次回は新しく手に入れたサーヴァントの話を少々しますね。




今日も気持ちの良い朝だ。さて、早速朝ご飯でも食べに…

 

 

「すぅ…すぅ…」

 

 

あら?俺のベッドに誰かいるのか…?もしかして…新たな刺客!?

 

 

「…あら、おはよう。マスター」

 

 

急いで振り返ったが、一緒にいたのはマタ・ハリだったのか。何だ、驚かせるなよ…

 

 

「うん、おはよ」

 

 

「…あれ?何だか反応が薄くない?」

 

 

「いや、だって起きたら誰かが寝てるって状況はよくあったし」

 

 

まずぶっちぎりNo.1の清姫を始め、静謐ちゃん、牛若丸、酒呑ちゃん、アビー、刑部姫、etc…

 

 

布団に先回りされていたり、酔っ払って部屋間違えて来たり、ゲームしてたらそのまんま寝落ちしたとか理由は色々あるけどもう慣れてしまったのだ。今じゃ余程のことがない限りは驚かないと思う。

 

 

「マスターを労ってあげようと思って来てみたけれど…慣れって恐ろしいのね」

 

 

「ん、労う?」

 

 

「えぇ、マスターがアーサー王と柳生のお爺様を育成してからモチベーションがイマイチだって聞いたから添い寝でも…と思ってね」

 

 

さっきも言いましたが、清姫や静謐ちゃんで慣れてしまったんです。慣れてしまってごめんなさい。本当にごめんなさい。

 

 

「気持ちはすげー嬉しいよ、ありがとう。…そういや俺…何か忘れている気がするんだけど心当たりあったりするのか?」

 

 

「あら…?それはもっと先のことがしたい…って言いたいの?」

 

 

「えっ、あ、いや、その…別にそういう意味は…」

 

 

「忘れているのは高難易度攻略よ!いくらセイバーが少なくてやる気出ないからって腑抜けてんじゃないわよ。ほら、早く支度しなさい。マスター」

 

 

あぁ!襟を引っ張るな、メルトリリス!待って!今礼装着てないから!支度させろって!

 

 

〜高難易度作戦会議

 

 

今回の作戦会議からアーサー・ペンドラゴンが新たに入り、我がカルデア精鋭達による高難易度攻略法を探っていた

 

 

「セイバーウォーズの高難易度は敵クラス?か。いつもの耐久パ行くか?」

 

 

いつもの耐久パとは。ジャンヌ・孔明・玉藻。そしてお好みで孔明をホームズやアビーに変えることで完成するパーフェクトな布陣だ。

いやぁ、こうも緩い戦いが続くとどんどん楽な勝ち方を探しちまうからいけない。だが、どんな勝ちでも勝ちには変わらない。時間もないし、さっさと攻略しにー

 

 

「マスター、それだとライダーやバーサーカーがボスだった時の対処が難しくなるぞ」

 

 

「確かに…」

 

 

耐久パの要である玉藻の前は無論キャスターである。故にバーサーカーやライダーから集中砲火されたら死ぬ。アビーはどちらも平気だが、バーサーカーが強ければホームズやジャンヌは死ぬ。

 

 

「それじゃあ、ギルガメー」

 

 

『ダメ!そんなんじゃネタにならないよ!』

 

 

「なぁ、刑部姫。ネタになるならないってそんなに重要か?」

 

 

さっさと終わらせてハンティングしたり、本格スマホカードゲームしようぜ?

 

 

『いや、ネタになるならない以前にさ。カルデアの高難易度攻略なんかは全部ファイルでまとめられるんだよ?ファイル開いたら全部友人に頼んで来てもらった英雄王。報告書に書ける?』

 

 

「刑部姫…お前少しはまともな事言うじゃないか」

 

 

いつもだったら割と楽な方向に流されていくはずなのに…成長しー

 

 

『だって今回姫の出番ないわけでしょ?だからパーティ考えるのはマスターちゃんなわけだし、頑張って!』

 

 

「意地でもお前をパーティにねじ込んでやろうか?」

 

 

『ごめんなさい、姫もパーティ考えるからそれだけはやめてください』

 

 

〜数分後

 

 

「結果こうなりました!」

 

メイン

 

玉藻の前

礼装 2030年

 

シャーロック・ホームズ

礼装 凸腋

 

天草士郎時貞(フレンズ)

礼装 凸腋

 

 

サブ

 

諸葛孔明

礼装 アフターヌーン・パーティー

 

 

ヴラド三世

礼装 凸アルトリアの星

 

 

マシュ

礼装 なし

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

 

「なぁ、マシュを行かせて大丈夫なのか?孔明の礼装を凸カムランに変えてマタ・ハリ(絆7)に変えた方が…」

 

 

「問題ありません!ばっちり行けますよ、先輩!」

 

 

マタ・ハリの名前出すのはまずかったか?もしかしたらそれで無理に張り合おうとしているのかもしれない。ここはしっかり言ってやる必要が…

 

 

「マスター、君が彼女に対して過保護になるのは分からんでもない。しかし、そろそろ頃合いでは…とも思わないかね?」

 

 

「新宿のアーチャー…よし、分かった。でもこれはあくまで高難易度。無茶はするなよ」

 

 

「はい、先輩!誠心誠意努めます!」

 

 

 

 

双腕(ツインアーム)・零次集束《ビッグクランチ》!!」

 

 

みんなで考えた結果。天草四郎の宝具で厄介なバフを全消ししながら大ダメージを与える。これを玉藻達で何度も繰り返すというのが今回の計画だ。

 

 

「バリツ!!」

 

 

そしてホームズも加えたサブプラン付き。これはいける!勝てるぞ!

 

 

「ーーーッ!!!」

 

 

「不敬…不敬デアルゾ…」

 

 

「マスター…どうやらフラグというやつを立ててしまったみたいだね」

 

 

「すまん、本当にすまん」

 

 

一人はバーサーカー・呂布奉先…おまけに強化もされてんだけど!攻撃力、防御力が上がってチャージも増加。

 

 

そしてもう一人。アルトリウム侵食率120%…つまり今回の元凶であるやつがアサシンのニトクリス。呂布と同じく攻撃力・防御力が上がった。そして呂布と違うのがクリティカル威力増加か。

 

 

 

「いえいえ、構いませんよ。これくらいはマスターも想定内でしょう。マスター、そろそろ終わらせましょう」

 

 

 

「宝具を高速回転!天草に宝具を連打させろ!!」

 

 

 

双腕(ツインアーム)・零次集束《ビッグクランチ》!!」

 

 

かかったターン 16ターン

ノーコン、ノー令呪

試行回数1回

 

 

 

 

「お疲れ様。天草四郎」

 

 

「お疲れ様です。また近いうちにでも私がかつて参加した聖杯戦争…つまりFate/Apocryphaコラボでお会いすることでしょう。そちらでもよろしくお願いしますね」

 

 

「何か良からぬことを企んではいませんよね?」

 

 

かつて死闘を繰り広げたらしいジャンヌが天草をジト目で睨む。

一体どれだけの因縁があったのだろうか。彼女がここまで警戒しているなんて恐らく俺には想像も出来ない程のことなのだろう。

 

 

「…ははっ、どうでしょうね。今回登場する私は厳密に言うなれば今ここにいる私ではありませんし…それに種を明かしてしまってはせっかくのお楽しみが台無しですよ」

 

 

天草四郎。こいつも相変わらず何考えているか分からんな…

 

 

「ふん、関係あるまい。此奴が何を考えていようと我々がやる事は変わらん。…だろう?マスター」

 

 

「あぁ、そうだな。ヴラド」

 

 

もしジャンヌが想像しているような悪巧みをしていれば全力で止める。それだけだ。

 

 

「んー、せっかく君と組んで悪事を成すチャンスだと思っていたんだが…」

 

 

「おい、アポのコラボなのに出張るな。新茶」

 

 

「冗談さ、冗談…流石にそういう時は弁えるよ?ところでマスター。ヒロインXオルタは…今どこにいると思う?」

 

 

あれ?確かに少し前まで俺の側にいー

 

 

『食料庫に侵入者だ!侵入者がいるぞ!!』

 

 

「えっくすぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

 

 

あいつめ!あれだけ食料庫から勝手に取るなと言ったのに!!

 

 

「それでは…Fate/Apocryphaコラボでまたお会いしましょう。ゴールデンウィーク辺りに事を起こす予定ですのでその時はよろしくお願いしますね」



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久々の再開!
星4配布再び!!


諸事情で長らくお休みしていました。申し訳ないですw
これ待っていた方とかいるんですかね?

そんな前置きはともかく再開するということで記念すべき1話と同じ星4配布で誰を取るか考える回です!いつメンや空白の時間で手に入れたサーヴァントも紹介していければなぁと。

流石に全員は出せませんが、これがまた続くようでしたら改めて徐々に主要メンバーを紹介していくつもりです!

それでは、どうぞ!!


「今年もやってきたか…星4サーヴァント配布の時が…」

 

 

去年はセイバーが枯渇していて星4以上が全くいないという緊急自体だったが、今は違う。

 

 

「ねぇ、マスター。今回は誰を選ぶの?」

「もちろん…私に決まっているでしょう?」

 

 

後ろから同じ声、そして同じ顔で俺に接近してくっついてくるのはやはり俺の相棒か。

 

 

「限定星4サーヴァントは対象外だ。お前は来年の水着イベで宝具重ねてやるから。ひっつくなよ、メイヴ」

 

 

女王メイヴ【騎・剣】

 

マスターが2番目に聖杯マにした星5サーヴァント

男性殺すマンと化したエース。マスターも彼女を活躍させようと特効が入るところには頑張って入れていく。

この前の幕間強化にはにっこり。だが、宝具は重ならない。

 

水着の方もしっかり当てた。しかし、宝具は重ならない。

 

 

「メイヴさん、あまりマスターを困らせてはいけませんよ」

「えぇ、私はマスターの判断にお任せしますよ」

 

 

そしてまた今年水着がきたサーヴァント。そして一番最初に聖杯マにしたサーヴァント。

 

 

「あぁ〜あ、マスターお気に入りの二人は今年追加の水着もちゃんと呼んでもらえるとはね。マジ羨ましいわぁ…」

 

 

「オルタ、マスターが持っている石だって無限なわけじゃないのですよ。それにマスターは事あるごとに貴方を狙ってくれていますし、いつか必ずアベンジャーの貴方も呼んでくれますよ」

 

 

ジャンヌ・ダルク【裁・弓】

 

ルーラーの方には既に聖杯マかつフォウマ。

そして宝具も1回重ねている。

しかし、スキルマはまだ先(主に第二スキルを放置中)

人理修復に大きく貢献してくれたくらいには長い付き合い。

 

弓の方は結氷難民を発揮した故にスキル10すらまだない。

ルーラージャンヌが高難易度で大活躍するサーヴァントなら水着ジャンヌは周回で大活躍するサーヴァント。ギル祭りではお世話になりました。

 

 

ジャンヌ・ダルク・オルタ【狂】

 

アベンジャーの方は出ない。贋作英霊ピックアップガチャで術ジルや要らない星4ピックアップ礼装が大量に出てきて挫折したのは内緒。

実はあまり連れて行く機会がないのでたまに拗ねる。

 

 

「ピックアップや福袋でアベンジャーの方も呼んでやるからさ…ところで星4サーヴァント配布なんだが、誰がいいかな?」

 

 

「さぁ?誰でもあんたが好きに選べばいいじゃない。私にはあんま関係ないし」

 

 

「それもある。でもやっぱ全体に関わることだから俺の一存じゃ決められないかなって。去年だってランスロット(剣)かセイバーオルタか悩んだ末にマシュのアドバイスのもと…」

 

 

「え?それってマシュという名の外あー」

 

 

「やめろ、メイヴ。その表現は色々危ない」

 

 

にしてもあんだけ数がいたら迷うよな…

 

 

「ま、ありがと。とりあえず俺が今絞った候補の中からまた考えてみるよ」

 

 

 

 

「さて、とりあえず俺の部屋に配布される星4サーヴァント一覧と資料があるからそれを…」

 

 

「うむ、邪魔しているぞ。マスター」

 

あっ、俺が冷蔵庫に入れていたチョコミントアイスじゃねーか。

 

 

「まぁ、いつも通りスカサハ様だから別に構わないけど…」

 

 

スカサハ=スカディ

 

最近孔明以上に周回している人。スキルは言うまでもなくALL10。

パールヴァティー、アタランテのいずれかと共に周回ライフ。

高難易度ではメルトリリスを超絶強化してくれる。

マスターの部屋には常にアイス完備。お世話になっているので極力頼み事は聞くようにしてる。

 

 

「何をぼけっとしておるのだ。早く食べさせよ、マスター」

 

 

「あいよ」

 

 

スカディが来てからはいつも周回で世話になっている。スカディシステム様々だ。

 

 

「うむ、やはりアイスクリームは良いものだな」

 

 

「喜んでいただき、光栄です」

 

 

「ところで…先程お前の机にあった欲しい星4一覧とやらを見た。まさかこれ以上私の周回数を増やす気ではあるまいな。Qパ人権の座を奪われたと姫路城の姫が泣いておったぞ」

 

 

ぎくっ、そういや丸付けていたやつにいたよなぁ。スカディシステム用のやつ。バサスロとかワルキューレとか…

 

 

つーか言うほどおっきーはQパの人権だったか?人権言うなら絆礼装持ちふーやちゃんじゃーそんなことより今はこっちの弁明が先か。

 

 

「あの…それはだな」

 

 

「マスター、お邪魔するわ」

 

 

「お前は…」

 

 

「メルトか。どうかしたか?」

 

 

「マスターが星4サーヴァントで誰を選ぶか悩んでいるって聞いたから来てみたの」

 

 

メルトリリス

 

新年ガチャで速攻お迎えした聖杯マ候補サーヴァント。

ギル祭りではアタッカーとして大活躍。以蔵とドルセント撃破に大きく貢献。スカディと組むことでここ最近かなり勢いが増している。

 

 

「すみません、スカサハ様。ちょっと席外します」

 

 

 

 

「メルトの意見は?」

 

 

「マスターに任せるわ。あのラインナップじゃ話にならないわ。せめてリップが候補にいーんんっ!」

 

 

「リップ?やっぱ来て欲しかったか?」

 

 

「違うわよ!何でもないってば!忘れなさい!!」

 

 

メルトは何だかんだリップのこと気にかけてんだな。CCC復刻した時にでも狙ってみるか。メルトリリスの宝具も重ねたいし。

 

 

「そういやトリスタンは?」

 

 

「…何でそこでトリが出てくるわけ?」

 

 

「いや、トリスタンとも色々縁があったって聞いたもんで」

 

 

「要らないわ。というかマスターも特別欲しいわけではないでしょう?自分が一番欲しいサーヴァントを取らないと後悔するわよ?」

 

 

「そうか?だったらそうしようかな」

 

 

そう言うやつらが結構多かったし…今回も俺が決めて問題ないかな。

 

 

「あっ、センパーイ!こんなところで出会えるなんて奇遇ですね」

 

 

げ、BBがこのタイミングで来るか。

 

 

BB 【水着】

 

水着ガチャでメイヴを狙っていた時にやってきた。

メルトと一緒のパーティにするとメルトが怒るので必ず別々にしている。自己改造やNP50%チャージなど攻撃向きの強いスキルや唯一のカード固定スキルを持っていることから重宝される場面は多い。

ちなみに作者は第一再臨派。小麦肌よりたまご肌派。

 

 

「もう、センパイまでそんな顔しなくてもいいじゃないですか… センパイはBBちゃんのこと嫌いですか?」

 

 

「そんな訳ないだろ?こんな可愛い後輩のことを嫌いな先輩はいないよ」

 

 

BBがむすっとした顔でこちらを見てくる。別にBBのことが嫌いなわけじゃないんだよ。ただ…

 

 

「メルトに気を遣っているから…ですか?メルトは私がちょっとセンパイとお話しているところを見たら決まってご機嫌斜めになりますからね」

 

 

「えぇ、今とっても不愉快よ。言っておくけどこいつに何かしたら許さないから」

 

 

「いやん、こわーい!これ以上は本当に刺されかねないので今日はこの辺でおさらばします。また今度お邪魔しますね、センパイ」

 

BB…また何か良からぬことを企んでいなきゃいいが…

 

 

「…少し疲れたから私も部屋に戻るわ」

 

 

「あぁ、じゃあな。メルト」

 

 

「俺の中で候補は…」

 

 

アーチャーインフェルノ、ワルキューレ、不夜城のアサシン、バサランテ、バサスロ。今はこの5人だ。

 

 

だが、どうにも決めかねるというか俺はこういうの結構悩むタイプだからなぁ。一人に決めるとか難しすぎる。

 

 

「こういう時は!」

 

 

落ち着いて分析していこうじゃないか。

 

 

アーチャー・インフェルノ

 

未亡人・ゲーマーで趣味が合う・扱いやすいスキル・我がカルデアでは貴重な単体弓・可愛い

 

 

ワルキューレ

 

スカディ周回に使える・乗算で宝具火力も上げやすい・1人で3人分・オルトリンデ可愛い

 

 

不夜城のアサシン

 

絆礼装が強い・メルトなどクイックアタッカーのサポートにグッド・可愛い

 

 

バサランテ

 

完成された隙のないスキル構成・その気になればサポートも可能・姐さん可愛い

 

 

バサスロ

 

スカディがいれば圧倒的な周回性能・可愛い(?)

 

 

 

「よし…決断は済ませた。それに賭ける!!」

 

 

 

 

「Arrrthurrrrrr!!」

 

 

「いぇぇぇぇい!!」

 

 

「やっぱバサスロ周回って神だわ。スキルマのスカディ、凸カレスコ、断片…ここまで揃っていたのに俺は何を悩んでいたんだろうか…ZEROコラボで引けなかったし、次はいつ来るか分からん。ならこいつだよなぁ!?」

 

 

「おい、スカサハ様と呼べと言っておるだろう!」

 

 

先輩はバーサーカーのお父さんを選びました。その結果バサスロ周回の旨味を覚えた先輩は周回に精を出すようになりました。

 

 

ですが、私は先輩が何か大切な物を失ったような気がしてなりません…

 

 

「マシュ、どうかしたのか?何やら浮かない顔だが」

 

 

「これも全てお父さんのせいです!!」

 

 

「!?」




私はバサスロを選びましたw
周回が捗りまくって楽しいです

次回はそんな周回ライフに物申す方々のお話を書く予定です。

ではでは!


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清姫は自分をますたぁにオススメするようです

想像以上に見られていてびっくりしましたw

かつて感想くれた方もこんなに時間が経っていながらまた感想をくれるとは…ありがたい話です

今回はタイトルから分かるようにあれです。
知らない方は「オススメするシリーズ」とでも検索していただければサメ映画をオススメしているあれが見つかると思いますのでぜひ検索してみてください。それでは!


「バサスロ周回たーのしー!!」

 

 

「やっちゃえ、バーサーカー!!ふんふふ〜ん!」

 

 

さ〜て、これを貯めてエレちゃんを宝具2にしちゃおうかな〜

この前はアビーちゃん宝具2にしちゃったしね!

 

 

「…あっ、俺がさっき手に入れた石が!!」

 

 

せっかくクエストをこなして手に入れた聖晶石がベッドの下に!!1個だが、俺は石1つすら無駄に出来ん状況だ。とりあえずどこに落ちたかスマホのライトで…

 

 

「はぁい、ますたぁ」

 

 

うぉっ!?清姫!?ベッドの下から…急に驚かすなよ。

 

 

「朝から精が出ますね。周回に私…使いますか?」

 

 

いえいえ、もうバサスロ周回しかしたくないです。首を振って否定する。

 

 

「うぅ…正直なことは嬉しいのですが…」

 

 

「私だって周回性能…高いんですよ?」

 

 

…そうは言うけど…ねぇ。

 

 

「明日の復刻クリスマスのようなアホみたいに体力高い敵が出てくるクエストじゃ明らかに火力不足。かと言って種火周回だと天地人属性の相性が災いして、バフを重ねなきゃ乱数で落とせないケースが出てくるんだろ?知ってるんだぞ」

 

 

「確かにあのクリスマスイベントの敵を倒すのは少し厳しいかもしれません」

 

 

「しかし、ますたぁが先日作った凸カレイドスコープのレベルを上げたのなら種火周回では十分確定の範囲内に入ります。その上全体宝具を即撃ち可能なバーサーカーが増えるのは魅力的なはずです」

 

 

いや、それって凸カレスコがあるなら別にお前じゃなくても…と言いかけたが、これは黙っておこう。

 

 

「おまけに私の宝具タイムは約4.2秒です。最速周回適正なら他のサーヴァントにも負けません。どうです?」

 

 

「へぇ、すげぇじゃん。エイリーク使うわ」

 

 

※エイリークのタイムは清姫より約1秒は早い上に天地人相性も種火相手に有利が取れるぞ!

 

 

「待ってください!」

 

 

「これを…」

 

 

「俺の聖晶石!!」

 

 

さっき落としたやつだ!ありがと…う…?

 

 

「その通りでございます」

 

 

「返しますのでせめて種火周回にだけでも使ってください」

 

 

なんか必死だな。最近はギル祭りだの鬼ランドだので清姫の出番全然なかったからか?構ってあげられなくてごめん。

 

 

「必ずお役に立つと約束します」

 

 

「システムいける連中よりも?」

 

 

弊カルデアではバサスロの他にもスカディシステムで使えるアタランテ、パールヴァティー、水着牛若丸、アストルフォ。

 

アーツのシステムならサモさんやジーク君、水着ジャンヌなどがいる。ちょっといじわるな質問かもしれないが、返しが気になってつい聞いてしまった。

 

 

「えぇ、そうですとも。お役に立ちますよ、ますたぁ…お役に立ちますとも…」

 

 

「ですから種火周回で私の有能さに気づいたら…」

 

 

「全てのクエストに私を連れて行ってくださいね!」

 

 

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

…ゆ、夢か。記憶が曖昧だが、なんだかヤバい夢を見ていたことだけは覚えている。

 

 

うっ、なんだか身体が重いような…

 

 

「ますたぁ?どうしましたか、いきなり大声を出して…」

 

 

「何でもなーいや、なんだか変な夢を見ていたみたいでさ」

 

 

いや、違う。俺がまず言いたいのはそうじゃない。そうじゃないんだよ、清姫。

 

 

「なんでしれっと俺に抱きついて寝ているんだ?」

 

 

恐らく俺は清姫の夢でも見ていたのだろう。清姫が上に乗っかっているし、そう考えるのが妥当だ。というかおっぱいが当たっているこの状況はちょっと俺が耐えられなくなるからやめてほしい。

 

 

「ますたぁが寒そうにしていたのでますたぁのお布団になっていました」

 

 

いや、布団になるのがまずおかしいってことに気付こうぜ?

 

 

 

…そういや、最近清姫はクエストではご無沙汰だったかな。ギル祭りじゃメルトやエレシュキガル、ジャンヌみたいな高難易度に強いやつらやパールヴァティーや水着ジャンヌみたいなシステムが組めるやつ。そして孔明やパラケルスス、スカディみたいなそのシステムのサポートができるやつらの独壇場。

 

 

他のイベでも体力の高い敵を倒すため、同じバーサーカーでも宝具3の狂単体宝具であるヴラド公にばかり白羽の矢が立ったり…

清姫には寂しい思いをさせていたな。

 

 

「俺、今日種火周回に行くんだが、来るか?」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、清姫は満面の笑みで…

 

 

「はい、喜んで!!種火周回だけと言わずに本日全てのクエストにお供いたします!」

 

 

俺の頼みを聞いてくれた。やっぱり寂しかったんだな。これからはもっと連れていく頻度を増やそうか。凸カレスコを100にすれば清姫の火力向上にも繋がるわけだし、周回範囲も広がるな。

 

 

「そうか?だったら今日は本当に全部連れていくからな。覚悟しとけよ、清姫」




清姫のスキル上げがなぜ止まっているのかと改めて疑問に思い、素材を見たら凶骨20個だったので全てを察した作者です

初期からいた鯖の凶骨使用率の高さよ…ギル祭りの時、強化クエストのために再臨フィーバーをしていたのですが、凶骨という壁に阻まれて低レアの最終再臨までの道のりがことごとく頓挫していきましたw

今回は短めでしたが、次回はまだ紹介できていないキャラをもっと紹介していきます!

ではでは!


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高難易度攻略!クリスマス2017再び!

「これで終わりよ!愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラブ)!!」

 

 

「何だよ、ネルガルとか3キル余裕じゃないか」

 

 

「ふふっ、当然じゃない。去年私に聖杯を入れたのは正しい判断だったわよ、マスター」

 

 

去年はそこそこ手こずったが、孔明とスカディのサポートにより楽々突破。ネルガルのデバフもエースアタッカーであるメイヴには一切入らない。

 

 

「ぬかるなよ、マスター。本気を出さなければならないのはこれからだ」

 

 

「…高難易度攻略だな」

 

 

とは言っても去年クリアしているしな。

 

 

「マシュ、去年の資料ないか?たしか耐久パに嫁ネロを入れて殿がメイヴだった気がするんだが」

 

 

「ちょっと待っていてください…はい、確かにそのような編成でクリアしています」

 

 

「メイヴは確定として、あとは…」

 

 

「提案。今回のミッション、当方が最適解ではないだろうか」

 

 

おっ、そういや敵がランサーで竜特効も入る。だったら…

 

 

「よし、セイバー枠はシグルドにするか」

 

 

シグルド

我がカルデア二人目の星5セイバー

単体宝具クリアタッカーシグルド。全体宝具周回要員のプーサーと使い分けをしている。

竜特効がなくとも星を集めてクリティカルを出せば結構な火力が出るのだが、高難易度でよく使うアーツパの相性的にりゅうたんや水着メイヴなどに出番が回りがち

 

 

マーリンはメイヴが確実に倒すから他のライダー枠は必要ない。だったら…

 

 

「よし、こうしよう」

 

 

メイン

 

スカディ

礼装 2030年

 

孔明

礼装 絆礼装

 

ランスロット(剣)Lv.90《サポート》

礼装 凸ゴールデン捕鯉魚図

 

 

サブ

 

シグルド

礼装 凸カレイドスコープ

 

女王メイヴ

礼装 凸聖夜の晩餐

 

マシュ

礼装 なし

 

 

 

「先輩、何故ランスロット卿を呼んだのですか…?前回は嫁ネロさんだったじゃないですか」

 

 

「どうせスカディを使うならクリティカルアタッカーを呼ぶ方がいいだろ?ランスロットはクリティカルと宝具をバンバン撃てるから素早く決めるにはうってつけなんだ」

 

 

前回の資料を見たら16ターンもかかっていた。今回は更にターン数を縮めたい。

 

 

「…そういうことなら仕方ないですね。手早く終わらせてしまいましょう」

 

 

 

 

「やぁ、1年ぶりだね。マスター」

 

 

「おい、コラ!マーリン!てめぇなんで今年ピックアップ来てないんだよ!!」

 

 

「あはは…随分ご機嫌斜めだね…もしかして今回のピックアップで盛大に爆死でもしちゃったかな?」

 

 

…てめぇは俺を怒らせた。

 

 

「ランスロット。とりあえず後ろの王を吹っ飛ばそう。マーリンだけにしちまえば怖くない。そのあとはメイヴがボコボコにするから」

 

 

「えぇ、相手が我が王であれ容赦はしません。お覚悟を」

 

 

 

 

「突き立て、喰らえ! 十三の牙!

最果てにて輝ける槍 (ロンゴミニアド)』!」

 

 

「くっ…ここまでとは…我が王よ…」

 

 

「あれだけ言っておいて2ゲージしか削れないなんて情けないですね、お父さん!!」

 

 

「うっ…」

 

 

おい、やめてやれよ…ランスロットのライフはとっくに0だよ…

だが、こうなる事も想定していた。そのためのシグルドだ。

 

 

「迎撃開始、行くぞ。破滅の黎明、壊劫の天輪(ベルヴェルク・グラム)!」

 

 

そこから更に強化されたバスタークリティカル2連打だ!

 

 

「瞬殺させてもらう!」

 

 

「くっ、私を倒すか…」

 

 

よし、槍トリアオルタは撃破!あとはマーリンだ。

 

 

「やれ、メイヴ!」

 

 

「任せなさい!愛しき私の鉄戦車(チャリオット・マイ・ラブ)!!」

 

 

マーリンシスベシ!慈悲はない!!

 

 

「いやぁ、いつになく容赦ないね…来年こそは…来るんじゃないかな?うん、多分来る…来ると思うからその時は限定PUを引いてくれると嬉しいかなぁ…」

 

 

かかったターン 7ターン

試行回数 1回

令呪 未使用

ノーコン




NP効率が悪いからバーサーカーが相手だとむしろ周回パに困るシステム依存症マスターですw

FGO2部の3章が遂に来るみたいですね
可愛い女鯖が出たらクリスマス用の石なんて気にせずに引く気がするのであまり可愛すぎるキャラをピックアップしないでください…お願いします…ではでは!


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ないよ!石ないよぉ!!

「でね〜、その時ウチのダーリンがね!ふふふっ!」

 

 

「…」

 

夢にも思わなかったわ、私が尊敬している数少ない女神であるアルテミスがこんな惚気話ばかりする人だったなんて。

 

 

いえ、マスターから事前に話は聞いていたわ。でも心の奥底では…私がこの目で見るまでは信じたくはなかった…だからと言って私が女神アルテミスに向ける尊敬なんかが揺らいだりはしないけれど。

 

 

オリオン

 

水着ガチャの時にすり抜けてきた女神。主に高難易度やストーリー攻略で耐久パのダメージソースとして活躍している。

 

 

『うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

 

 

ガチャルームからいつもの叫び声。全く、マスターも懲りないわね。今度は誰を狙ったのやら。

 

 

「あら、マスターの声?」

 

 

「大方ガチャ爆死よ。放っておいて構わないわ。全く…石は私の宝具強化のためだけにとっておけばいいのに」

 

 

「ん〜、貴方はそれでいいの?」

 

 

「…?私は別にBB相手に石溶かしてなければ一向に構わないけれど」

 

 

「もしマスターが浮気性になりそうだったらその時はビシッと言ってやらなきゃ駄目よ?オリオンなんか隙あらば他の女神にデレデレデレデレ…」

 

 

女神アルテミス。何故貴方も隙あらば恋愛トークに持ち込むのかしら…このままだとドロドロのスイーツ脳になりそうだわ。

 

 

〜その頃ガチャルーム

 

 

「くっ…ランサー秦良玉…!何故来ないんだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

優雅たれおじさんの星5礼装は来たのに…

あれはあれで面白い効果しているからニトクリス辺りに試してみよ。

 

 

「なんだか最近よく外すわね。1500万DLのアビゲイル以来かしら。その上何故か星4の方が爆死率高いし」

 

 

もちろん隣にいるのはメイヴ。幸運EX教はいつものことだ。

 

 

「そうなんだよ!インフェルノとか狙った星4女の子サーヴァントをことごとく外してるんだよ!!」

 

 

他にもパッションリップ、バサランテ、水着マルタ、ヒロインXX、ふじのん、ワルキューレ、ふーやちゃん、etc…

 

「前々から思っていたけれど貴方、ちょっと狙いすぎじゃないかしら…」

 

 

お前の水着を当てるのにもどれだけ苦労したか…えっちゃんとドレイク。そしてカレスコ2枚をぶち当てたあの日の豪運を思い出してくれよ…

 

 

「というかインフェルノと秦良玉が欲しいってあんたそんなに未亡人が好きなわけ?」

 

 

は?俺が未亡人好き…?

 

 

「ち、ちげーし!好きなキャラがたまたま未亡人だったってだけで秦良玉は未亡人と知る前から欲しかったし!」

 

 

というか誤解のないよう一応弁明しておくが、俺は未亡人しか愛せないみたいな特殊性癖は一切ないからな?

 

 

はわわわわ…今恐ろしいことを聞いてしまったのだわ…!

 

「マスターが新しいランサーの女の子サーヴァントを狙っているのだわ!!しかも未亡人!」

 

 

エレシュキガル

 

我がカルデア唯一の星5ランサー

最近周回での出番をよくパールヴァティーやバサスロに取られていることを少し気にしている。

 

 

確かにマスターのカルデアにいる唯一の星5ランサーとして今も最前線で活躍しているし、高難易度では引っ張りだこだけど…

 

 

「まさか私、1年もしないでお払い箱!?」

 

 

〜 ほわんほわんほわんエレシュキ〜

 

 

『あぁっ、いけません。マスター…私は…』

 

 

「いいだろう?良(リャン)。俺とお前の仲じゃないか…それに今のお前はLv.100で絆も10。そして宝具レベルまで…全てにおいてエレシュキガルより上だ」

 

 

『ですが…』

 

 

「なぁ、良。…してもいいか…?」

 

 

『…分かりました。これだけマスターから求めていただけるのなら…』

 

 

 

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!もう!!い、一体私は何を考えているのかしら…まだ来たわけでもないのにこんなこと考えてー」

 

 

ん?まだ来ていない?

 

 

「そうだわ、マスターは爆死して今は石が全くないはず!!」

 

 

ということは私がさっきまで考えていたことが起こるなんて万が一にも…

 

 

「あるよ!石あるよぉ!!裏技を使えば20連分ポンと用意出来るんだな、これが!!」

 

 

へへへ…本来某アサシン用にとっておくつもりだったが、気が変わった。この石を使って確実にぶち当ててやる。

 

 

「なんかここまで来るといっそ清々しいわね…ほら、協力してあげるから呼びなさい」

 

 

「来い!秦・良・玉!!!」

 

 

 

まさか。たった20連でそう都合良く来るわけがないのだ…わ…?

 

 

「はじめまして。サーヴァント、ランサー。秦良玉です。先程マスターの召喚に応じ、参上しました。よろしくお願いしますね」

 

 

お、終わったのだわ…

 

 

バタッ

 

 

「おい、エレシュキガル!?どうかしたか!?おーい!」




秦良玉に50連くらい爆死したマスターですw
先程話にもあげたとおり、目ぼしい収穫は時臣礼装ぐらいです
ウェイバー君とか全く出てくる気配ないです

秦良玉は宝具レベルで攻撃力バフが上がるから欲を言えば宝具レベル結構欲しいところです
※宝具1から宝具5で20%の差が生じます

そして秦良玉が当たったからと言ってエレちゃんを使わなくなるなんてことはもちろんないですw 完全に役割違いますからね

今週の土曜日にある最後の単独ピックアップ時には再び可能な限り準備をして、クリスマスなどに響かない程度の特効を仕掛けていきます!それでは!!


補足

マスターの隣にいるのは女王メイヴです。ガチャの時は大抵一緒にいます


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マスターと未亡人ランサー!そして…?

未亡人ランサーに聖杯をあげるか悩んでいるマスターです
聖杯をあげたら必ず聖杯マにすると決めていますが、ボックスガチャでQPが溜まったら一旦90まで上げてみる予定です

今回は前回召喚した秦良玉の話です!

赤兎馬も当てましたが、そちらはクリスマスイベントの時にでもw


私は冥界の女主人エレシュキガル。我がマスターのサーヴァントにして、ランサー代表よ。高難易度や周回。用途を問わず、重宝されるエースなのだわ!

 

 

ある日私はガチャルームの側を通った時、マスターが新しい女の子ランサーを狙っていることに気づいてしまった。

 

 

最初は爆死したようで安心したのだけれど私はマスターが用意していたリンゴカードの存在に気づかなかったのだわ!

 

 

そして目が覚めたら…マスターはその子をばっちり当てていたのだわ!

 

 

 

 

秦良玉

 

可愛くて、忠義に厚い未亡人ランサー

彼女の希望もあり、あだ名呼び

単騎性能の高さは目を見張るものがあり、近いうちに活躍させたいと考えている。

試運転時に敵からクリティカルが出なかった場合の回復ソースが致命的だという課題を見つけたことから我がカルデア初のコマンドコード刻印まで視野に入っている優遇っぷり。

ほとんどのメンバーは知らないが、最後の単独ピックアップがあった土曜日にまた引いたので実は宝具2。

 

 

「じゃあ、俺が引き続きカルデアの案内をするよ。(リャン)

 

 

少し遅れちまったが、そろそろちゃんと案内してあげないと…

 

 

「いえ、マスターにそこまでしてもらわなくても…」

 

 

「俺がしたいんだよ。ほら、行くぞ」

 

 

 

 

ちらっ…ちらっ…

 

 

仲睦まじく歩いているのだわ…私が来た時はゴタゴタしていてそれどころじゃなかったのに…!!

 

 

「じぃ…」

 

 

「だ、誰なの!?」

 

 

「ごめんなさい、驚かせてしまいましたね。私です、マシュです」

 

 

なんだ、マシュだったのね。焦った…

 

 

「でもどうしてここに?」

 

 

「秦良玉さんのことがどうしても気になりまして…」

 

 

「貴方も?」

 

 

「はい、先輩が過去に星4サーヴァントを狙ったことはよくありましたが、そのために課金すると踏み切ったのは初めてでしたので…」

 

 

「マスターはああいう娘が好みなの!?」

 

 

「ま、まだそうと決まったわけでは…はっ、もしかしたら」

 

 

〜ギル祭り超高難易度全クリ後

 

やっと全部の超高難易度が終わったが、今回はかなり難しかったな…特にジャガーマンとえっちゃん。あれはギミックを理解していても所持キャラ次第ではクリア出来ないやつらが出てくるだろ…

 

 

「メンバーは揃っているな? じゃあ、今回の高難易度のまとめに入ろうか」

 

 

「ねぇ、最近の高難易度はなんだかクリティカル事故や宝具耐性が多くないかしら?」

 

 

「ん?あぁ、言われてみればな。ギル祭りは超高難易度用に用意されたギミックをどうにかしなきゃまともに攻撃出来ないケースが多かったが…あっ」

 

 

ホームズ、孔明がやれやれといった顔をしている。やっぱ今まで議題として挙がる機会が無かっただけなのかもな。

 

 

「今俺達に足りないのは単騎で戦えるサーヴァントか!」

 

 

「そう、今このカルデアには殿で長期戦が出来るサーヴァントが少なすぎるのよ!」

 

 

確かに…単騎で充分機能するキャラがいないわけじゃない。だが、場持ちが良くて長く戦えるサーヴァントはいないな。

 

 

「じゃあ、今度そういったサーヴァントが来たら狙ってみるかな」

 

 

まさかメイヴがこんな有意義な話を振ってくるとは。いやはや、珍しいこともあるんだな。

 

 

「つまり貴方が引くべきサーヴァントは!!」

 

 

おっ、もしかして候補が既にいるのか?ならとても助か…

 

 

「クーちゃんよ!」

 

 

…なるほど。ホームズと孔明がやれやれ顔をしていたのはこれが分かっていたからか。

 

 

「機会があれば狙ってんじゃん!」

 

 

「いくら引いても爆死しているじゃないの!!」

 

 

「うっせぇ!つーかフレンドに宝具5のオルタニキがいるだろ!?二人入れて使うなんてことは早々ないし、それを俺達が全力サポートする方が建設的じゃん!」

 

 

そしておまけにコマンドコードも完備である。まさに隙のないパーフェクトオルタニキだ。

 

 

「つーかお前がいるから当たらないんじゃないのか!?」

 

 

「あー!よくも言ったわね!!」

 

 

〜回想終了

 

 

「途中からマスターとメイヴさんが喧嘩し始めてうやむやになりましたが、あの時は確かにマスターは単騎性能が高いサーヴァントを欲していました」

 

 

「それがあの子だっていうの?考えすぎじゃない?」

 

 

「あの子の耐久性能について調べてみたらなんでも宝具の効果中がちょっと強くて、その間はちょっとクリティカルで攻撃したら相手の強化状態を全解除したり、ちょっと攻撃を受けたらクリティカルの威力を下げる効果があったり、その受けた攻撃がクリティカルだったらおまけで体力がちょっと回復したり…あとはちょっと自スキルで3ターン2回のガッツを持っているだけじゃないの。回復が任意のタイミングで出来なかったり、回避や無敵が無い以上、長期戦は難しいのだわ!」

 

 

「エレシュキガルさん。ちょっとを強調していますが、それ全然ちょっとじゃないです。あとマスターぐらいの方ならそれをカバーする策も考えているはずです」

 

 

「…いえ、問題はそれだけじゃないです…あれはルルハワにいた時…」

 

 

『なぁ、マシュ。星4に聖杯入れてサポ欄に置くのありだろうか』

 

 

「!?…それは本当なのかしら…?」

 

 

「本当です。たしかに聞きました。だとしたら…」

 

マスターは今星4で聖杯を使えそうなサーヴァントを見定めている可能性が高いわ!

 

 

 

 

「へくちっ!」

 

 

風邪か?最近体調を崩したことはあまりないはずだが…

 

 

「マスター、大丈夫ですか?最近私のために夜遅くまで周回なさっているようですが、連日寝不足ではお身体に障りますよ」

 

 

「気を遣わせちまってすまないな。だが、良が俺のために尽くしてくれるから俺は良が全力を出せるようにサポートしてやりたいんだ」

 

 

 

 

「お身体に触ります!?セクハラ発言なのだわ!!」

 

 

「しっ、静かにしてください。声が聞こえませんし、バレてしまいますよ」

 

 

〜食堂

 

 

「なぁ、エミヤ。用意してもらったあれは出来ているか?」

 

 

「あぁ、すぐに出すからそこで待っていてくれ」

 

 

「ん?あれとは何のことですか?マスター」

 

 

「それはな…」

 

 

「おまたせしました、ご注文の中華まんです。秦良玉さんが肉まんでマスターはあんまんですよね?」

 

 

「あぁ、ありがとう。パールヴァティー」

 

 

パールヴァティー

 

カルデアキッチン三銃士を揃え、料理は完璧だと思っていた最中実装された新しい料理人サーヴァント。本格的インドカリーなどを始めとしたインド料理。しかし、彼女はNP効率が良いことに加え、10%の範囲内なら自スキルで供給出来るというスカディシステムが比較的容易なことから割と高確率で周回へと駆り出される後輩力高い系女神

そしてしれっと宝具2だったりする。

 

 

「…」

 

 

「おーい、良。どうかしたか?…もしかしてあんま好きじゃー」

 

 

「あっ、いえいえ!違うんです。ただそこにいる彼女に何か親近感を覚えまして…」

 

 

パールヴァティーにか。同じランサークラスだからか?

 

 

「奇遇ですね。私も同じことを考えていました。ですが、今は他の方の食事を作らなければならないのでこの辺で…そのお話はまたの機会に」

 

 

まっ、あんま深く考えるのはやめよう。今はこのあんまんだ。

 

 

『いただきます!』

 

 

はむ…うん、やっぱりエミヤの飯は美味いな。

 

 

「マスター、そちらのあんまんも美味しそうですね。マスターさえ良ければ半分こしませんか?」

 

 

 

 

「半分こ!ははは半分こ!?カップルなの!?ねぇ、カップルなの!?」

 

 

「い、いえいえ…ままままあわわわわわ…慌てるところではありません。あれくらいならよくやってます!だから落ち着いてください!」

 

※やってません。

 

 

うん、肉まんの方も結構いけるね。

 

 

「はむっ…これは…とても美味しいですね」

 

 

「だろ?カルデアの食堂はレベルが高くてな。とても美味しい料理が…」

 

 

あれ?俺のあんまん…

 

 

「もぐもぐ…中々良い味じゃないですか。流石エミヤさんです」

 

 

「おい、えっちゃん。俺のあんまんを返してもらおうか。過去に何度お菓子を全滅させたか…忘れたとは言わせないぞ」

 

 

「残念ですが、もう私のお腹の中ですから諦めてください。それにマスターさん、貴方は今までに引いたガチャの回数を覚えているとでも?」

 

 

「…っ!!」

 

 

謎のヒロインXオルタ

 

バーサーカーなのに宝具3ヴラド公の影響で出撃機会が少し少なめ。甘いもの以外にも我がカルデアの竜の牙や大騎士勲章を食い荒らした。

スキル上げが途中だからまだ食べる予定あり。雑魚は別クラスだけどボスはセイバーという時は役に立つ。スカディとのシナジーがあって2連発は確実に保証されているのは大きい。

カルデア内では甘味ハンターと化しており、たまに子供サーヴァントと一緒に怒られている。

 

だが、あまり反省はしてない。流石ヴィラン。

マスターも諦め気味。

 

 

「そういやこっちに召喚した時、初めてあげたのもあんまんだったっけか」

 

 

たしかあの時はメルトリリスと一緒に召喚しに行ったんだっけな。カレスコとドレイク船長も一緒に出て、俺史上最強に上振れたガチャだったな。

 

 

「しょうがないな。ちょっとエミヤに言ってくるわ」

 

 

「あの…もしよろしければ私のを…」

 

 

え?待って。いいのか?これ食べていいやつなの?

良が食べてたやつだよな?これを食べるってことは…

いや、でも…

 

 

「先輩!破廉恥です!!」

「やらしいのだわ!!!」

 

 

「なっ!?マシュ!それにエレシュキガルまでいるのかよ!」

 

 

「ふふっ、隙ありです!」

 

ヤバい、えっちゃんが良の食べかけに手を…

 

「そうはさせるか!!」

 

お前に食われるぐらいならこのあとでいかなる誹りを受けようと俺が食べるぞ。

 

 

「がるるるる…」

 

 

獣の威嚇かよ。完全に敵意剥き出しだな。特別注意したり、令呪で縛ったりはしないけどおおよそマスターに向ける態度ではないぞ。

 

 

「なぁ…本当にダメか?」

 

 

『ダメです』

 

 

あらら…まぁ、いきなり来た子とこんなことするもんじゃないしな。絆もまだまだ5になったばかりだし、これから絆を上げていけば。

 

 

「…すまん。大変惜しいが、その気持ちだけで嬉しいよ。ありがと」

 

 

「ではそれは私がー」

「それは俺が許さん」

 

 

「むぅ…マスターさんも中々ケチな方ですね」

 

 

ケチって言うな。ケチと。

 

 

「マスター、立て込んでいるところ悪いけどこれを見てみなさい」

 

 

「メイヴ、どうしたんだ?」

 

 

「いいから早く」

 

 

なっ、何だ!?これは…

 

 

「さっきクリスマスイベントの新情報が来たわ!」

 

 

はぁっ!?ボックスガチャに凶骨と竜の牙!?どちらも枯渇しやすい素材じゃないか!ちょうど難民だったからこれは助かる。

何百箱開けても足りなくなりそうだが。

 

 

だが、交換素材に閑古鈴がないとはな。恐らくどこかしらでドロップするだろうからそこまで気になりはしないけど。

 

 

「あと…ガチャはあの時逃した水着マルタがいるわよ。そして新サーヴァントはランサー・ブラダマンテ。この子の宝具が…」

 

※その時に凸ナイツオブマーリンズというメルト用の副産物が出来ました。

 

おぉっ!?何だこの宝具!素晴らしいクオリティじゃないか(歓喜)おまけに今回の星5礼装強いな!もし凸したら良に使えそうだし、出来ればそっちも欲しいな。あと星4ワルキューレ礼装も完璧だ。

 

 

「よし、強化クエストを消化したり、6日後に控えたログボ石30個を使えばざっと20連分はすぐ出せる。行くぞ!早速水曜日18時のガチャに向けて準備するぞ!!あとに続け、お前ら!」

 

 

「ふふっ、しょうがないわね」

 

 

「はい。お供いたします、マスター!」

 

 

「…私は休んでいいですか?」

 

 

「いいから来い。ブツは用意してある」

 

 

「それを早く言ってください」

 

 

ふふふ…待っていろよ、ブラダマンテ!この時…いや、今は引けなくてもいつか必ず引いてやるからな!!

 

 

「ちょっと!待ちなさい!!これ以上ランサーは要らないと思うのだわ!!」

 

 

「全く…先輩はガチャになると相変わらずですね」

 

 

「これがメイヴさんが見せていたブラダマンテさんの動画ですか。何やら宝具みたいですが……!?」

 

 

 

「先輩!!どこですか!?お話があります!先輩!!」

 

 

この後、マシュに尋問されたことは言うまでもない。




ブラダマンテの宝具ヤバい(語彙力)

水着マルタさんが当たればフレンドから朕を借りて、ルーラーパが完成するから二人とも欲しい。

最後にエレちゃんがこれ以上ランサーは要らないと言ってましたが、実はランサーの星5は1人しかいないんです。
星4は割といますが、実は以外と少ないクラスなんです

ブラダマンテはあのシャルルマーニュ十二勇士みたいですが、そろそろまともなやつが来てくれると信じていますw それでは!


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高難易度攻略 クリスマス2018!!

礼装を早々凸したら礼装2個目が落ちないマスターです
ギル祭りは結構ドロップしたのに…
クリスマスは絆を上げながらガンガン周回しまくります!
今回は高難易度の様子を少々

それでは!


「今回強すぎやしないか…?」

 

 

混成サーヴァントの集団を抜けた先はありとあらゆる強化バフを盛られた水着クイーン・メイヴがそこにいた。

 

 

「くっ…まさかこれほどとは…」

 

 

「ふふ…大したことないわね、マスター」

 

 

「良、一時撤退だ」

 

 

俺の残りはもうガッツの切れた秦良玉だけ。いくらなんでも分が悪すぎる。

 

 

「はい、私が力不足なばかりに…申し訳ありません。マスター」

 

 

「違うよ。あの女…水着メイヴ。彼女が来ることを考えていなかった俺の誤算だ」

 

 

〜反省会

 

 

「良が粘ってくれたおかげで沢山のデータが取れた。ありがとう。お前の頑張りを無駄にはしないよ…だからさ、そう…あんま落ち込まないでくれ」

 

 

秦良玉のデビュー戦は華々しい勝利とはいかなかったものの大活躍だった。最後が水着メイヴとはな。登場時のバフを沢山受けてモリモリになったメイヴを相手にするのは流石に厳しかった。

 

 

ただマシュやマーリンのサポートを受けていた時の彼女の強さは目を見張るものがあった。いつか必ず活躍してくれるだろう。

 

 

「分かりました。マスターは優しいですね」

 

 

「いや、そんなことは…」

 

 

「んんっ!先輩、今は作戦会議中です」

 

 

「すまん、すまん。…で、まずはギミックの確認だ」

 

 

俺の報告を基に待機していたメンバーが書いてくれた資料に目をやる。

 

 

・アステリオスのデバフにより、攻撃宝具持ちを開幕出すと火力をごっそり持っていかれる

・新茶・及び茨木は撤退時にそれぞれクリティカルの威力と発生率を上げてくる。控えのメンバーにも入る。

・メフィストは3回の強化無効を付与してくる。この効果は3回強化しない限り永続する。

・呪腕のハサンは回避1回を全員に付与。新茶達と同じ仕様。

・ドレイク船長は開幕無敵貫通を付与してくるから耐久戦をやるなら強化バフを剥がす必要がある。他と同じく控えにも入るバフ

・水着メイヴは全員のチャージを1増やし、攻撃バフを盛る。無論他のメンバーがいなければ恩恵があるのは自分にのみ

 

 

「こんなもんか。そういや今回は全員ゲージはないな。宝具でパーっと突破出来たらなぁ」

 

 

「これを解くカギはバフやデバフにある。マスター、落ち着いて考えてみたまえ。」

 

 

「バフやデバフ…あっ、そうか」

 

 

今回のバフやデバフは永続じゃないから弱体無効化で防げるし、弱体解除や強化解除で厄介なものを剥がせる!いや、そもそも控えにいれば無意味だ!!

 

 

 

 

アストルフォ

礼装 凸首切りバニー

 

マルタ

礼装 凸教示

 

スカディ

礼装 2030年

 

控え

 

孔明

礼装 看板娘

 

マシュ(通常)

礼装 ゼルリッチ

 

スカディ(フレンド)

礼装 凸教示

 

 

「よし、これでいいな」

 

 

「うん、準備完了!任せてよ」

 

 

アストルフォ

 

今回はギミックの都合によって首切りバニー優先だが、凸カレオダチェン孔明をすれば一応スカディシステムが可能。

主にバーサーカー。たまにキャスターの周回も担当している。

NP効率はそこまで良くないのにただ50%チャージがあるだけでシステムが成り立ってしまった子。

竜の牙難民のため霊衣解放はしてなかったが、最近やっと解放した。

 

 

開幕の宝具デバフはマルタで引っぺがしてからのフレンドスカディ!

 

 

「異議ありだ、マスター!」

 

 

「どうした?俺のパーフェクトプランに問題でも?」

 

 

「周回地獄から解放されて以来の出番が何かと聞けば盾か!?盾ならレオニダスやゲオルギウスといったもっと向いているやつらが…」

 

 

そりゃアストルフォを守って、マルタまで繋げる役割があるわけだし。そもそもNPを配った上で強化無効分消す役割もある以上お前しかいないんだよ…

 

 

「すまん、許してくれ」

 

 

〜孔明さんは盾になりました

 

 

「やべぇ、順調!順調に行きすぎてやべぇわ!」

 

 

「先輩、気持ちは察しますが油断しすぎです」

 

 

「いや、大丈夫だ。今のところ致命的なミスはないし、怖いくらいに落ち着いている」

 

 

今場にいるのはアストルフォ・マルタ・スカディだ。スカディの第一スキルも掛け直した。これはいける。

 

 

「ふん、少しはマシな布陣になったんじゃない?」

 

 

「さぁ、こっからQでしまいだぁぁぁぁ!!」

 

アストルフォ3枚かQが2枚来たら確実にいける!さぁ、どうだ!?

 

シャッ

 

B B A A Q

 

左から順にマルタ アストルフォ スカディ マルタ マルタである。

 

 

 

 

「ふふ…あはははは!天に見放されたわね、マスター!!」

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

〜反省会その2

 

 

あと1手。あと1手だ。それさえあれば確実にいける。アストルフォの宝具レベル?いや、それは非現実的だ。

 

 

ブラダマンテを狙う?いや、今の運じゃアストルフォと同じようなもんだし、そもそも育成が間に合わない。

 

 

クリスマスケツ姐は…いや、クリ殴りはアストルフォの方が優秀な上にマルタは外せん。つーかまだ実用範囲内じゃないし

 

礼装か?いや、これを変えたらクリティカルが安定しなくなる。

 

 

ん?礼装を…入れ替えてみる!?

 

 

 

 

「おい、マスター。この礼装は先程盾となった孔明とやらが付けー」

 

 

ババババン!

 

 

「すみません許しください。あとで必ず埋め合わせしますんで」

 

 

俺も出来るならこんな手は取りたくなかった。だが、これしか思いつかなかったんだ。

 

 

 

「何度来ても同じよ。私の強さ…見せてあげるわ」

 

 

ふっ、それはどうかな。

 

 

「なっ…仲間が…いない?」

 

 

「もうお前のお仲間さんはみんな倒した。あとはお前だけだ」

 

 

「えへへ…僕が倒しちゃいました」

 

 

「あとはお前だけ!そしてスカディのスキルも再使用可能になった!覚悟しろやぁぁぁぁ!!」

 

 

かかったターン 9ターン

試行回数 5回

令呪未使用

 

 

 

 

「いぇーい!やったね、マスター!」

 

 

「あぁ、お前のおかげだ。アストルフォ!」

 

 

「何やら楽しそうですネ。是非飛び入り参加したいデース!!」

 

 

ん、クリスマスケツ姐か。まぁ種火あるし、せっかくだから試してみるか。

 

 

「おけおけ。まっ、気楽にやろうか」

 

 

 

「オーレ!!」

 

 

「な、なんなのよ…ポッと出サーヴァントのくせに…」

 

 

サンバに全く歯が立たず、地に伏せる水着メイヴ。俺達が苦戦した水着クイーンは見る影もなかった。

 

 

かかったターン 7ターン

試行回数1回

もちろん令呪未使用

 

 

「イェス!」

 

 

『…』

 

 

場が凍った。最初はアストルフォやマルタさんが必死になったり、スカディに盾になってもらいながら頑張ってクリアしたのにサンバした瞬間あっという間に終わってしまったのだ。

 

 

「お、おう…強いんだな」

 

 

「当然!サンタとサンバが融合した私に隙などありまセーン!さぁ、みんなでクリスマスパーティの準備を…」

 

 

「クリスマスクリスマス…何だったっけなぁ。あっ、そうだ!ねぇねぇ、マスター。今年のクリスマスも誰かに聖杯をあげるって噂は本当なの?」

 

 

『…』

 

 

アストルフォの爆弾発言により、再び世界は凍りついた。




ケツ姐サンバを早々と使っていればそこまで苦戦しなかったのではないかと。マスターですw

次回は聖杯を中々与えないマスターが1年ぶりに聖杯を与えるとなるとどんなことになるか…楽しみにしていただけると嬉しいです。

それでは!



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クリスマスの夜に

「クリスマスパーティーが終わったら部屋に来て欲しいだなんて…マスターも中々大胆なことを言うわね。まっ、大方聖杯のことだろうけど。マスターは私に聖杯を入れるに決まっているし」

 

 

メルトリリスはクリスマスパーティーの最中、マスターにそう誘われていた。時間ギリギリまで追い込みをかけてまで必要以上に溜め込んだ種火にQP。これはもう聖杯を入れる以外に選択肢はないだろうと確信していた。

 

 

「さぁ、マスター!来てあげた…わよ…?」

 

 

足取り軽やかにマスターの部屋に足を踏み入れた先にいたのは思いもしない先客だった。

 

 

「あぁ、マスター。メルトリリスさんも来ましたね」

 

 

それはマスターのお気に入りであり、最近一緒にいるのをよく見かけるチャイナ娘。秦良玉だった。

 

 

 

 

「な、何よ…どういうこと?も…?私はついで?ついでなの?説明を求めるわ。マスター!」

 

 

「いや、その…これには事情がだな…」

 

 

「そして…いつまでそこのチャイナに膝枕されてんのよ!」

 

 

何!?秦良玉…人をつい甘えたくさせるとは。末恐ろしいサーヴァントだ。

 

 

「あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!『俺はベッドに座っていたと思ったらいつの間にか膝枕されていた』な…何をー」

 

 

「そういうネタはいいから。くだらない理由で呼んだのならお腹に膝入れて帰るわよ」

 

 

しれっと恐ろしいこと言うなあ。それならすぐ本題に入るしかないな。俺は…

 

 

「俺はお前に聖杯をあげたいんだ!メルト!!」

 

 

「やっぱりそうだったのね。ここにある種火も全部私のために…あら?な、なんで聖杯が12個もあるのよ…私のは5個で充ぶー」

 

 

「ま、まさか貴方…」

 

 

「あぁ、良も聖杯をあげー」

 

 

「ふん!」

 

 

「ぐはっ!…うっ…あぁ…」

 

 

「マスター!大丈夫ですか!?」

 

 

こいつ…マジでお腹に膝してきやがった…

特殊な訓練を受けてなかったらヤバかった…

 

 

「あぁ、大丈夫だから。槍構えんな、良」

 

 

「私は約1年もかかったのに!そこの女は1カ月も経ってないじゃない!!」

 

具体的に言うと20日ちょっと。割りと早かったメイヴですら3カ月かかったので普通ならスピード聖杯も甚だしいところである。

 

 

「…すまん、俺のせいだ。エクストラクラスは既にジャンヌが聖杯マだから聖杯を入れるってことは必然的にALL枠を埋めちまうわけであって…だから少し聖杯を出し渋っちまってな。それでも決断してギル祭りの時にあげる予定だったんだが、シトナイの噂を聞いちまって…」

 

 

「へぇ…他の女。それも私と同じアルターエゴの娘に聖杯をあげようと考えていたわけね」

 

 

「違う。俺はシトナイを迎えた上で俺にとって最強のアルターエゴはメルト。お前だと証明してからあげたかったんだ。そしてアルターエゴ最強は揺らがなかった。だから今日ここでメルトに聖杯を捧げる」

 

 

「マスター…」

 

「メルト…」

 

「優柔不断だって話を体良く美化してない?」

 

「いやいやそんなことないよ」

 

「ふふっ…どうだか」

 

 

「んんっ、改めて…お願いします。これからも俺と一緒に戦ってください」

 

 

「…今更かしこまらなくてもいいわよ。私は貴方の剣であり、パートナー…でしょ?」

 

 

「ありがとう。メルト。ALL枠のサーヴァントがお前で本当に良かったよ」

 

 

「そして次は良だな」

 

 

「あの…本当によろしいのですか?マスターは星5のサーヴァントにしか聖杯を入れないと…」

 

 

「いや、そんなことはないよ。もうレアリティだとかを深く考えるのはやめる。期待しているからな、良」

 

 

「…はい!ご期待に添えるよう忠義を尽くします。マスター」

 

 

12月25日。我がカルデアに二人のLv100サーヴァントが誕生した。

 

 

 

 

「ねぇ、マスター。貴方は私とチャイナ。どっちと寝たー」

「秦良ぎょーぐふっ!」

 

メルトリリスが突然妙なことを聞いてきたので素直に答えたら膝を入れられた。…当たり前のことみたいに膝入れてくるけどこれ割りと痛いんだからな…?

 

 

「いや、どっちが好きか以前にお前の膝絶対危ないだろ」

 

 

俺はメルトが寝ている様を見たことがない。でも考えた結果一緒に寝たら確実に膝が当たりそうだから怖い。

 

 

「それでも食い気味に答えないで。私もクリスマスの時くらい好きな人と一緒に夜を過ごしたいと思うものなのよ」

 

 

「好きな人?」

 

 

「い、いいから!もう夜も遅いし、早く寝るわよ!!」

 

 

 

 

「…で、こうなると」

 

 

結局メルトが一番左側で膝は外に向け、俺が真ん中。そして良が右側で寝るといった感じになった。

 

 

だが、こうやって好きな人達と一緒に寝ているとなんか安心するな…

 

 

「すぅ…すぅ…」

 

 

「…せっかくだから私からもプレゼント。あげちゃおうかしら。マスターは最近私に慣れすぎているわけだし、そろそろ…より強い刺激が必要よね」

 

 

 

 

ん、何だか身体が重い…?いや、気のせいか。今だけはもうちょっとだけ二人と一緒に…

 

 

「先輩、先輩。朝です…よ…?」

 

 

「あぁ、おはよう。マシュ…マシュ?」

 

 

「…先輩。昨日の夜エッチなことしたんですね。ホワイトクリスマスだったんですね」

 

 

「は?何言ってんだよ」

 

 

突然意味不明なことを直球で聞いてくるマシュに戸惑いはしたが、あれか。隣にメルトと秦良玉がいるからか。だったらちょっとは疑うよな

 

 

「聖杯マのサーヴァント達と一緒に寝ているのはエッチなことしたからですね!」

 

 

「いやいやいや!もしそんなことするぐらいなら…」

 

 

「ジャンヌさんは誘ったら怒られそうだからとジャンヌさんだけは呼ばずに3人とエッチなことをしましたね!」

 

 

ちょっとは喋らせてくれよ…

 

 

「いや、その理屈だと良も怒りそうだし、もしする気があったなら去年メイヴと…」

 

 

え?3人?俺の聞き間違いか?この状況なら3人と。ではなく、3人で。だろ?だってこの部屋には3人しかいないはず。

 

 

「そのメイヴさんもいるから聞いているんです!みんな大好きで美人揃いだからってエッチなことしましたよね!?」

 

 

「だーかーら!しーてーまーせー…え?」

 

 

マシュがメイヴがいるだなんて言うものだから恐る恐る布団をめくると…

 

 

「あら、おはよう。マスター。昨日は素敵だったわよ」

 

 

「やっぱりエッチなことしたんですね!?」

 

 

「してないよ!無実だっつの!」

 

 

つーかさっきからエッチを連呼するのやめなさい。そんな子に育てた覚えはありません!

 

 

「メイヴさん。昨日エッチなことしましたね?」

 

 

「ほら、メイヴ。お前からも言ってや…」

 

 

「したわ」

 

 

…れ!?

 

 

「はぁ!?ふざけんな!お前何言って…」

 

 

ん?どうしたんだ?マシュ。手鏡なんか持ってきて…

 

 

「ほら、ここです。よく見てください!」

 

 

あれ?キス…マーク…だよな?何で首筋に…

 

 

「どうしてエッチなことをしたんですか!?答えてください、先輩!!」

 

 

「何度でも言うぞ!俺は無実だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

この後、秦良玉がしっかり説明してくれたことで疑いは晴れて事なきを得たのだった。




メリクリ…でしたね
うっかり寝落ちしたのでその朝まで書いてみましたw

今回聖杯をあげたのはメルトリリスと秦良玉です。
サポート欄に置いておきますので是非使ってみてください。
メルトリリスはコラボが来たらちゃんと宝具レベルを上げる予定です!秦良玉もどっかですり抜けてきたらいいなぁと考えてます


次回は未定ですが、間に何も無かったらお正月ネタを書こうと思ってます。それでは!


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2019年福袋!!

2019年福袋は限定サーヴァントだけと大盤振る舞いでしたね…
今回はそんな福袋ネタです!


 

「2019年福袋か」

 

 

「去年は新宿のアーチャーだったわね」

 

 

「あぁ、そういや新宿のアーチャーとおせちを食べてたっけな」

 

 

「安心してくれ、マスター。今年も我々が作ったおせちが用意してある。星5サーヴァントか星4サーヴァントのメンバーが来たら一緒に食べるといい」

 

 

なんか用意周到だな、エミヤよ。

 

 

エミヤ(アーチャー)

マスターが一番最初に引いた星4サーヴァント

人理修復前半あるあるの高レアサーヴァントが中々揃わない時にはランサー以外の相手にはほぼほぼ出していた主戦力。

戦力が充実した今でも殿として採用する時は多い。

 

 

「いや、俺が星5サーヴァントを3枚抜きとかしたらどうすんだ?」

 

 

「マスターのガチャは星5サーヴァントとカレイドスコープを同時に2枚抜きしたことが自己ベストだろう?3人分あれば充分だと思うが」

 

 

「くぅぅぅ…しょうがねぇ、待ってろよ!絶対それ以上ブチ抜いてやるからな!」

 

 

「さぁ、来い来い!星5サーヴァント!!」

 

 

 

今年のおせちは去年の倍はヤバい。いや、去年の新宿のアーチャーも相当あれだったが、悪属性でありながらあいつほどファンシーな一面を持つサーヴァントもいなかったのだろう。

今回はアラフィフとではなく、美男美女と一緒におせちを食べられるので一見神イベに見えるが、現実はそう甘くない。

 

 

美男子の方は忠義に厚いサーヴァントの鑑のようなやつだが…

 

 

「星5サーヴァントの方はまた悪女が一人増えたわね」

 

 

「ウチの悪女代表が何言ってやがる」

 

 

お前ほどの悪女はそうそういねーよ。だが、今回の悪女は危険すぎる。自分が召喚したサーヴァントに恐怖を感じたのはBB以来だ。

 

 

「じゃあ、あとはお三方でごゆっくり…」

 

 

おい待て、流石に今いるこいつはヤバいって!こら、帰るな!!

 

 

「…何かあったら必ず助けてあげるから」

 

 

「お、おう…ありがと」

 

 

新顔二人には聞こえない声量でメイヴが耳打ちしてくれた。

 

 

「ほぉう、召喚して早々に正月だから一緒におせちを食べよう…か。我に対してここまで不遜な態度を取る者を見るのは久しいな」

 

 

俺の召喚に応じたのはアッシリアの女帝セミラミス。俺は今まで100人以上のサーヴァントを召喚してきた。だがしかし、ここまで俺に敵意…より正確に言えば殺意を向けてくるサーヴァントはいなかった。

えっちゃんやアビーみたいな悪い子と呼べるほど生易しいサーヴァントではないし、俺を玩具にしてサディスティックに弄びたいBBとは次元が違う。 もしも俺が何か気にくわない事をすれば彼女は即刻俺を殺そうとするのだろう。

 

 

表情や行動には決して出せないが、俺の毒耐性の不完全性が証明されてしまったことも相まってかなり怖い。

 

 

「貴方は私が必ずお守りします故、ご安心を。マスター」

 

 

「ありがとうな、蘭陵王。流石元宝塚。かっけぇよ…お前」

 

 

そしてもう一人は蘭陵王。見ての通りイケメン仮面だ。

全てがイケメンすぎて困る。

 

 

とある場所で戦った際には最初男か女か分からず、メイヴの宝具を撃ってみたのはいい思い出。

 

あと性別判定のために朕にまで宝具を撃ったら特効がないせいでダメージが少な過ぎて焦ったことも今となっては笑い話。

 

 

「…タカラヅカなるものがどのようなものかは存じませんが、お褒めに預かり光栄です。マスター」

 

 

まぁ、ここまで忠義に厚いサーヴァントが一緒にいると安心だな。早速ちょっとしたお話しながらおせちを食べようか。

 

 

 

 

俺が必要以上な警戒をしていたからかどうやら彼女の地雷を踏み抜くことはなかったらしい。食事会は円滑に進んだし、上手く終わりを迎えられそうだ。

 

 

「日本の正月料理。実に美味でした」

 

 

「おぉ、そうか。だったらあとでこれを作ってくれた厨房のエミヤ達に一言言ってくれると嬉しい。きっと喜ぶと思うよ」

 

 

「…」

 

 

ん、セミラミスが無言でこちらを見ているが…どうしたんだ?

 

 

「汝は中々に面白いな。我を前に多少萎縮してはいるものの、我を疑わぬとは」

 

 

「いや、蘭陵王はともかく流石にセミラミスを100%疑っていないのかと言われたら嘘になる。でもわざわざこっちまで出向いてくれた上に何だかんだ言いながらも食事に付き合ってくれている。その厚意まで疑うのは失礼だ」

 

 

「そうか。では、汝がくだらん勘違いをしないよう言っておくとしよう。我が此度の召喚に応じたのはただの気まぐれに過ぎぬ。無論、今こうして汝等と食事を共にしていることもな」

 

 

もしかして夏の福袋で来た天草に釣られて…?と言いたくなったが、ここで水を差せる勇気は無かったので黙っておく。

 

 

「しかし、その愚直な信頼と素直さを評してしばし汝に付き合ってやろう。我を失望させてくれるなよ、我がマスター」

 

 

「ありがとう、セミラミス。俺達の世界のため…その力を貸してくれるととても嬉しい」

 

 

その後、セミラミスは改めて俺の顔を一瞥して部屋に戻るとだけ残して去っていった。

 

 

ふぅ…今までで一番緊張した食事だった。いくら蘭陵王がいても流石にセミラミスはキツい。

 

 

「まさか仲間内で命の危機を感じることになるとは…ははは…」

 

 

「お疲れ様です、マスター。お茶でも淹れてきましょうか?」

 

 

「…そうして貰えると嬉しい。緊張で喉がカラカラだ」

 

 

 

 

「おや、そこにいるのは…お久しぶりですね、セミラミス」

 

 

「馬鹿者、お前とは初めましてだ。天草四郎時貞」




今回はセミラミスが当たりました!あと星4の蘭陵王も一緒です!!

蘭陵王はともかくセミラミスもあまり見かけないからApo引っ張り出して読んでましたw

作中であんな焦らしておく意味なかったなぁ…早く書けば良かったとちょっと後悔…

これも毎日積み重ねなきゃいけない奉納ポイントのせーゲフンゲフン

早速フレンドのアサシン枠に置いてます。今はイベ周回しながら副産物として牙集めに勤しんでますw

セミラミスを中心としたものを書きたいとは考えているのですが、どうも絡ませにくいw FGOでも天草とばかり話している気がしますし…

次回はBBちゃんでも書く予定です。それでは!


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マスターはジャンヌオルタをぶち抜きたい!

『ぐだぐだ維新の頃にマスターとなり、隙あらばジャンヌオルタを狙うも星5を当てることもできず、何も得ず。しまいにゃ半端に課金するも星3礼装や産廃星4礼装という名の緑ゼリーの山を築いたのみ…実に空虚じゃありゃせんか?』

 

 

やめろ…

 

 

『所詮トナカイさんは成長した私を引けない敗北者じゃけえ』

 

 

はぁ…はぁ…敗北者…?

 

 

「取り消せよ…!!今の言葉…!!」

 

 

つーかどこでそんな言葉覚えてきたんだ!

 

 

「随分キャラ崩壊してますね、セ・ン・パ・イ」

 

 

はぁ、何だ夢か。…そしてふと目を開くとBBが俺の上に跨っていた。

 

 

寝てる時にお腹の上に何か乗っていると怖い夢を見るとは聞くが…まさか本当に起きるとはな。

 

 

「今度の狙いはジャンヌオルタですか…センパイはそんなに悪女がお好きなんですか?」

 

 

「待て待て、今回はあいつが欲しいって言ってたから…つーか上に乗ったまま喋んな。離れろっ!」

 

 

俺はかつてのクリスマスにジャンタと約束したんだ。必ずジャンヌオルタを引くって。

 

 

「いやん、好きなくせに〜」

 

 

「俺さ、前にピックアップ引いた時は副産物がマズすぎたから撤退したんだよ。だから今回はそれを言い訳にも出来ないし、今ある石でなんとか引かないとなぁって」

 

 

あの時はジャンヌオルタの他は星4のエミヤやジークフリート、スト限の術ジル。あとは恒常星4礼装3種類がピックアップとかいうお世辞にも良いピックアップとは到底言えないラインナップだった。

 

 

「ならこのBBちゃんに秘策がありますよ」

 

 

「分かった…今回はお前に任せ…っ!」

 

 

今…フラついたのか…?いや、ただ寝起きだからか…な…!?

 

 

ガタッ…

 

 

ひ、膝をついた…?これはまさか…

 

 

「BB。お前、俺に何をし…ゴホッ…ゴホッ…」

 

 

「BBちゃん特製仮病薬です。これは名前の通り風邪の症状を擬似的に再現します。今の時間は11時半。効果は約6時間ですから朝起きた時にはすっかり治っていると思います」

 

 

「おい、俺が寝る時の大半は良が守ってるはずだが」

 

 

「あぁ、秦良玉ですか…彼女なら多少手を焼きましたが、貴方の隣で寝ていますよ」

 

 

…マジか。たしかに隣で気持ち良さそうに寝息を立ててるな。我がカルデアでマスターの部屋を守る最強の防犯システムやマスターの母になってくれるかもしれない女性、おっぱいタイツ武将などと呼ばれている秦良玉がこうもあっさり…

 

 

「で、今回は何が目的なんだよ。俺はともかくあんま他のやつらには迷惑かけんな」

 

 

「センパイは戦闘以外では頭が回らないんですか?私はこのカルデアにおける過去のガチャ結果を洗い出したんです。するとセンパイは不思議なことに事前にガチャ以外で不運なことがあった際には高確率で狙ったサーヴァントを当てているといたのです」

 

 

…あぁ、あれね。運はプラマイ0に収束するって理論。俺はあれ半信半疑だが、あるもんなのか?つーか今頭を回せってのも無茶だろ。

 

 

…ダメだ。そろそろ身体が…まともに…

 

 

「では、ガチャルームには私が連れて行ってあげますから。行きましょう、センパイ」

 

 

おい、BB…お姫様抱っことかすんな。…って、もうまともに声もでねぇな。

 

 

 

 

「ほら、センパイ。早速引いてくださいね」

 

 

「分かったよ…はぁ…っ…」

 

 

多少は回復したとはいっても熱でぼぉっとして、頭が回らな—

 

 

「ワルキューレ—個体名、オルトリンデです」

 

 

え?マジで?俺が密かに欲しいって言っていたワルキューレを初手であっさり?

 

 

「ほらほら、もう10連してください!」

 

 

そらよっ!

 

 

「サーヴァント、アベンジャー。召喚に応じ参上しました。ほら、契約書です」

 

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!これがサインと拇印だぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「ダメですよ、センパイ!そんなに興奮したら…」

 

 

「うっ…」

 

 

バタッ

 

 

「ちょっと、何なのこいつ」

 

 

「貴方のためならと私の制止を振り切り、貴方を召喚するためだけにここまで来たんです」

 

 

おい、待て。美談みたいにしてるけど最初から全部お前のせいだし、こいつにそんなこと言ったら—

 

 

「うわぁ、ちょっと引くわ…」

 

 

ほら、やっぱ逆効果だ。最初の頃はそういうのダメなんだって。

 

 

「あっ、センパイ。一つ忘れてました」

 

 

「この借りはとっても大きいですからね。セ・ン・パ・イ」

 

 

悪魔のような後輩が耳元でそう囁いた。これはこのお礼はいつか必ず精神的にとか言ってもダメなやつだろうなぁ…

 

 

かと言って聖杯あげるのは気が乗らないし、メルトにも悪い。

 

 

「ではセンパイ。私、帰りますね」

 

 

「あっ、待ちなさい!ちょっと、このマスター持ち帰りなさいよ!」

 

 

「マスター、大丈夫ですか?今すぐ他の人を呼んできますから…今は無理せず休んでください」

 

 

オルトリンデの一言で安心したのか俺の意識はここで途絶えた。

 

 

〜翌朝

 

「マスター、申し訳ありません!私が見張っておきながら彼女の狼藉を許してしまうとは…」

 

 

今は朝の6時。BBの言う通り薬の効果はすっかり無くなり、ばっちり身体を動かせるようになったから早速種火集めに行こうとしたところに秦良玉がやって来た。やっぱり昨日のことは結構気にしていたらしい。

 

 

「落ち着いてくれ、今はもうなんともないんだから」

 

 

「ですが、私は…自分が許せません」

 

 

結果論で言えばかなり美味しい思いをしたからあんまりBBを攻められないし、秦良玉に罰を与えたりもしたくない。

 

 

「分かった。じゃあ、今日はちょっとだけ二度寝するから添い寝してくれ」

 

 

「はい、マスターがそうおっしゃるのであれば…」

 

 

 

 

あぁ、今凄くいい気分だ。このままあと2時間は余裕で熟睡できるわ。

 

 

「マスター!もう7時半ですよ、起きてください」

 

 

ん、ジャンヌか。お前がわざわざ起こしに来るとは珍しいが…

 

 

「すまん、今は久々にこうやって良と寝てているんだ。悪いが、邪魔するならこちら側に引きずり込むぞ」

 

 

「ダメです、何が何でも起こします。規則正しい生活は毎日繰り返さなければ意味が—」

 

 

「隙あり!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

よし、こちら側に引きずり込むことには成功した。あとは…

 

 

「マスター、昨日はまともに話せなかったから来てあげたわ…よ…」

 

 

『あっ』

 

 

やべぇよ、やべぇよ…これ傍から見ると昨日はお楽しみで今支度中みたいな状況だよな。

 

 

「マスター、辞世の句があるなら聞いてあげましょう」

 

 

「ま、待て待て。お前は今勘違いをしている」

 

 

「勘違い?朝っぱらからそこの忌々しい聖女との爛れた関係を見せつけてくるなんて…私に対する当てつけ以外考えられないと思うけど?」

 

 

「ですから!それが間違っているのです!どうかお姉ちゃんの事を信じてください!」

 

 

「信じるも何もあんたは聖杯マだし、絆もかなりあるからそういう関係でもおかしくは…」

 

 

「トナカイさん!!今何時だと思って…あっ、成長した私!遂に引いてくれたんですね」

 

 

あぁ、スパム…いや、ジャンタまで来たか。また話がこじれそうだなぁ

 

 

「あ?何なのこいつ」

 

 

「信じられないと思うが、そいつはお前の子供で…」

 

 

「は?」

 

 

だよな、やっぱなーに言ってんだ。お前って顔するよな。

 

 

「お願いします、マスターとその子にちゃんと向き合ってあげてください!」

 

 

「私は自分の子供を認知しない父親か!!」

 

 

おぉ、妙にツッコミ上手いな。って、感心してる場合じゃないな。とりあえずこいつを納得させて帰ってもらうか。

 

 

「全く、騒騒しいな。我がマスターよ」

 

 

「ん、セミラミスか。おはよ」

 

 

「その不遜な態度は相変わら…ず…?おい、マスター。そこにいる子供は誰の子供だ?」

 

 

「えっと…ジャンヌ…」

 

 

「母親の話ではないわ!こいつの父親は誰かと聞いておるのだ!」

 

 

えぇ…オルタのことだと言い切る前に切られたな。もう仕方ない。ここで下手に弁明しても怒られるからこのまま押すしかない。

 

 

「父親…?保護者のことならお師匠様です!」

 

 

「お師匠様…?そのお師匠様とやらは誰のことだ。マスターよ」

 

 

あー、そういうことね。セミラミスがどんな誤解をしているか完全に理解したけどこれ端的に事実を言わなきゃヤバいことになるやつだわ。まぁ、言ってもダメっぽいけど。

 

 

「…天草四郎時貞です」

 

 

「あ、天草四郎とそこにいる聖女との子供だと!?」

 

 

やっぱこうなるよね。知ってた!

 

 

「待ってください、セミラミス。貴方は重大な勘違いをしています!」

 

 

「やることまでやっておいて何が勘違いだ聖女よ!」

 

 

「もうお前ら全員帰れよ!!」




風邪の話は本当にあったのでネタにさせていただきました。
ああいう状態で引いた方が物欲センサーに引っかからないんですかね?w

あと最初のあれは再来した敗北者ブームに乗っかりたかっただけです。反省はしてます。(もうやらないとは言ってない)

そしてオチを探していたら段々変な方向へこじれまくりましたw
次回は未定ですが、まだ紹介してないサーヴァントを出せればいいかなと考えてます。それでは!


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高難易度攻略 2018年お正月でち!

今回はBBちゃんとメルト回をしながら高難易度攻略やってます

なんかやたら長くなってしまったので高難易度攻略だけ見たい方がいましたら『〜高難易度攻略 作戦会議!!』の辺りまで飛ばすことを推奨します


あとは今年から運営が真名を隠さなくなったのでこっちでも真名を晒していきます。ダメな方はバックしてください。


いいですか?それでは、どうぞ!


私は見てしまった。あれは私が寝ようと部屋に戻ろうとした時…

 

 

「…えっ」

 

 

BBがマスターをお姫様抱っこしている…?

 

 

BBのことなんて全然好きじゃないって言ってたじゃない。何でされるがままにお持ち帰りされてんのよっ!

 

 

「はぁ…はぁ…まぁ、どうせBBがあいつを罠にハメたんだろうけど」

 

 

あいつがBBのことを好きになる訳ないじゃない。もしかしたら幻覚って可能性もあるわね。夜遅くまで刑部姫達とガンプラトークに花を咲かせてしまったし…明日の朝確認してみるしかないわね。

 

 

 

 

「はい、センパイ。あーん」

 

 

「おい待て。付き合っているように見えるだろ」

 

 

「あれれ〜?センパイと私は付き合っているんじゃありませんか?ほらほら〜」

 

 

「あ、あーん…」

 

 

「ふふっ、美味しいですか?」

 

「あぁ、美味しいよ」

 

 

っ!?マスターとBBが楽しそうに話している…?

 

 

「何で…あれはどういうことなの…」

 

 

〜数時間前

 

 

「今から24時間私と付き合ってください」

 

 

「…何処に?」

 

 

「随分つれない反応ですね。交際の方ですよ」

 

 

「お断りします」

 

 

流石に怪しすぎる。BBちゃんはそもそも俺のことをさして好きではないはずだ。普通に考えて何か裏があるのだろう。

 

 

「そもそも俺に何の得がある」

 

 

「またまた〜BBちゃんと付き合えるってだけでもうメリットしかないのでは?」

 

 

「お前俺の人間関係分かってて言ってんだろ。ほんと性格悪いな」

 

 

んなもんメルトが見て納得するわけがない。百万歩譲ってBBが俺を本当に好きだったにしても彼女にはちゃんとお断りしなきゃいけない。

 

 

「そういうセンパイも中々折れませんね…では、こうしましょう。あの時の借りをチャラにしてあげます。これならどうです?」

 

 

「ほ、ほう…そういうことするか…でも」

 

 

俺はメルトのことを裏切れない。メルトは俺がBBと過度に仲良くする事も良しとしないだろう。だから俺はたとえ偽物でもお前の恋人になるつもりはない。

 

 

「分かりました。では断ったらセンパイの恥ずかしいエピソードを余すことなく晒します。センパイが何卒をなにそつって読んでいた話とか夜中にちょっとエッチな音声を聞き流して寝ていることとか…」

 

 

「とうとう脅迫にしやがったな!…だが、やるなら止めない。お前には屈しない」

 

 

大丈夫だ。俺はこんなものに屈したりはしない。絶対にだ。こいつの思い通りには絶対なってやるものか。

 

 

「ん…本当にセンパイは強情ですね。意地張っても何も良いことないですって。まぁ、先程のは冗談です。本命は…」

 

 

「特別にBBちゃんのおっぱいを揉—」

 

 

「結構です」

 

 

「即答ですか。センパイの好きな子達にも負けては…」

 

 

「おっぱいは等しくおっぱいだ。大きさは特別重要じゃない。分かってくれたか?あの時の借りは必ず別の形で…」

 

 

「センパイ、私にだって傷つく時ぐらいあるんですよ」

 

 

「このカルデアにいる多くのサーヴァントはセンパイに好かれ、信用されています。…なのに私は来たばかりでもないのにセンパイから露骨に警戒され、邪険にされて…BBちゃんはあのアラフィフ以下ですか?」

 

 

いや、あいつは今のところ特大級のヤバいことはしてないし、何だかんだ俺のために行動してくれるからな…

あいつは想像以上に頼もしいやつだった。

 

 

「ルルハワの時だって、センパイのために良かれと思っての行動でした…でもセンパイが辛く困難な現実に向き合うと決めた以上はその邪魔をするつもりはありませんし、そんな余裕はありません」

 

 

「BB…お前…」

 

 

そう思うなら日頃の行動をもうちょっとだけ改めようぜ?

 

 

「センパイ、1日だけでも…ダメですか?私だってセンパイに好かれたいんです」

 

 

いつもの嫌な感じがまだしなくもないが、もしも…

 

 

「分かった。付き合うよ。ただし、1日だけだからな?」

 

 

「はい、ありがとうございます。大好きです。センパイ」

 

 

何だろう。ここまで露骨にベタベタされるともうヤバい感じしかしない。

 

 

カチッ

 

 

「カチッ?」

 

 

ん?何を…く、首輪!?

 

 

「その首輪は装着者が私から15m以上離れたら装着者に電撃を浴びせる仕組みになっています」

 

 

「お前はべるぜバブのベル坊か!!」

 

 

やりやがったな、この野郎… それにその条件なら下手に他の条件を沢山付与するよりも確実に強制解除を防げる。なにせ自分自信が最強のセキュリティなのだから

 

 

「あとセンパイがこの首輪を外す。あるいはこのことを誰かに喋ったり、紙に書く、その他諸々の手段で伝えようとしたら1日豚さんになるようになってます。無駄な抵抗はやめた方が良いですよ?」

 

 

どうやらこいつの事をもうちょっとだけ信用しようと歩み寄った俺が馬鹿だったらしい。こうなったら正規の解除条件をバレないように探るしかない。

 

 

〜回想終了

 

 

「どういうつもり?朝から見せびらかしてくれちゃって…良いご身分ね」

 

 

今メルトの膝が股下の壁に刺さり、俺はいわゆる股ドンをされている。メルトにここまで恐怖を覚える日が来ようとは…

 

 

「いや、たまにはBBとも話したり…別にお前が邪推しているような仲じゃ…」

 

 

「ですね。私もメルトに睨まれて怖いですし、退散します」

 

 

「いや、俺達付き合っているよね!恥ずかしくて言い出せなかったんだ!ごめんな!!」

 

 

「いえいえ、センパイのそういうところも可愛くて好きですよ」

 

 

こういう事か。本当に性格がねじ曲がってるよな…

 

 

「…最低、マスターがそこまで節操無しだったとは思わなかったわ」

 

 

そしてメルトのゴミを見るような目を見る日が来るなんて思ってもみなかった。

 

 

「待て、メルト!」

 

 

せめて、これだけは。言わなくては…

 

 

(俺は何も出来ない。ただそれだけは忘れないでくれ)

 

 

「ふん、もうマスターに構ってあげないから!その女連れて早くあっち行きなさい!!」

 

 

よし、なんとかバレないよう耳打ちはした。布石を打ったらあとはこの悪魔のような後輩をどうにかするだけだ。

 

 

「あちゃー、振られちゃいましたね」

 

 

「誰のせいだと思ってやがる」

 

 

言ってたじゃない。BBには誓って手を出さないって。そんなに水着が良いわけ?性格的に好みじゃないって言っていたのは嘘だったわけ?所詮見た目が全てなの?

 

 

私も水着を着たら…いやいやいや、何であいつのこと考えてんのよ!

 

 

「あら、メルトリリスじゃない。どうかしたの?」

 

 

「貴女は…」

 

 

女王メイヴ。マスターのことを知り尽くしており、あらゆる男を堕とすことに長けた悪女。まさかここで会うとは。

 

 

「…お茶でもしていく?」

 

 

 

 

彼女に言われるがまま紅茶を出され、そのままお菓子を食べながらお茶会をすることになってしまった。そしてせっかくなので今日の事を打ち明けてみた。

 

 

「ふーん、それがどうかしたの?」

 

 

一蹴…?話は聞いていたけどまさか本当に微塵も気にしていないの…?

 

 

「…?あ、貴女は何か思うところがあったりしないわけ?」

 

 

「別に。マスターが私にそうしないように私も特別マスターの人間関係に口出ししたりしないわ。あんた嫉妬してるの?」

 

 

「ばっ、馬鹿ね!そんなわけ…」

 

 

『新たな高難易度クエストが出現しました。各クラスの代表者は会議室に来てください』

 

 

「あら、高難易度攻略の呼び出しね。来る?」

 

 

「…行かない。今回は休むって言っておいて」

 

 

ふん、せいぜい私がどれほど大切な存在か思い知るがいいわ。

 

 

〜高難易度攻略 作戦会議!!

 

 

「吶喊バトル!人理で一番強い猿!…か。ドラゴンボールみたいなタイトルしてんな」

 

 

高難易度攻略はいつもの会議室。基本的なスタイルは各クラス一人ずつの代表の他に戦術アドバイザーや相談役ポジである孔明、ホームズ、モリアーティの3人だ。

今回アベンジャーも無事埋まったからジャンヌダルク・オルタも初参戦だが…

 

 

「ふーん、あんたいつもこんなことしてるわけ?」

 

 

「一人で考えると作戦が偏るからな」

 

 

「あの聖女様が二人もいるのは嫌がらせか何かなの?」

 

 

「アーチャー代表のジャンヌはまだ暫定だから変わるかもしれないが、ルーラー代表の方はもう確定だから諦めてくれ」

 

 

「そうですか。まぁ、この場は我慢しますが」

 

 

「さて、今回の高難易度攻略は…あれ、メルトリリスがいないな…」

 

 

「あの娘は欠席みたいよ」

 

 

やっぱあいつには悪いことしちまったな…あとでちゃんと謝罪しないと。

 

 

「それよりも先輩!これはどういうことですか!?」

 

 

メルトのことはそれより扱いか。

 

 

「どうって…」

 

 

「可愛いBBちゃんがセンパイの膝の上に乗っているだけですよ?」

 

 

「離れてください、先輩が迷惑そうにしているじゃないですか!」

 

 

「いや、待て待て。別に嫌がってはいないから。このまま会議を続けようぜ」

 

 

「いいですよ。わざわざセンパイに気を遣わせるぐらいなら…」

 

 

「そんなことないよ!?むしろ乗ってて!」

 

 

そして今更ながら思ったんだが、BBを編成に入れなきゃ俺死ぬんじゃね?落ち着こう、よくよく考えたらBBは中々に使えるやつだ。彼女にしかないオンリーワンのスキルもあるし、編成にはそう困らない。

 

 

(先輩、流石に戦闘中まで15m以内にいろとはいいませんが、入れなかったら…分かってますね?)

 

 

やっぱりダメか。仕方ない。BBがいるならカード固定前提の短期決戦型にするか。あっ、そういえば相手はセイバー…そうだ!!

 

 

「えっちゃんで3キルしよう。今すぐ連れてくるからちょい待ってて」

 

 

〜編成

 

メイン

 

謎のヒロインXオルタ

礼装 凸聖夜の晩餐

 

スカサハ=スカディ

礼装 凸慈悲なき者

 

スカサハ=スカディ(サポーター)

礼装 凸聖女の教示

 

 

控え

 

水着BB

礼装 凸聖女の教示

 

マシュ(オルテナウス)

礼装 なし

 

エミヤ

礼装 凸リターンマッチ

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

「念のため保険でエミヤとか入れたけどぶっちゃけ勝確じゃないか。前回のイベ礼装を付けているだなんて奇特なやつもいるもんだな」

 

 

普通なら礼装更新しとけよとちょっとだけ悪態をついているところだが、今回に限っては感謝する!ありがとう。

 

 

「さぁ、3キルじゃあ!!」

 

そして初手のカード札にえっちゃんのQが2枚!スキルと礼装をフル活用すれば星は50個以上集まるし、BBがスキルを使えば3ターンずっと超火力のQで殴れる!!

 

 

「いける、行けるぞぉぉぉぉぉぉ!」

 

黒竜双剋勝利剣(クロス・カリバー)黒竜双剋勝利剣(クロス・カリバー)!!黒竜双剋勝利剣(クロス・カリバー)!!!」

 

 

よし、1ターン目に槍とセイバーの猿を倒して、2ターン目にはでち公のゲージをブレイク!さて、3ターン目にでち公とアサシンを倒してフィニッシュ…

 

 

「あれ…火力不足か…?」

 

 

俺は悟った。宝具レベルは火力に大きく依存するんやなって。

 

 

「短期決戦は悪くないでちが、その作戦をやるならもっと宝具レベルを上げるでち!」

 

 

「うるせぇぇぇ!宝具レベル5がそんなに偉いのか!?そしてそこのアサシン猿!さっきから俺らのことチラチラ見てくんじゃねぇぇ!!」

 

 

我がカルデアの星5で宝具レベルが一番高いヴラド公ですら宝具3だ。宝具5とか気が遠くなるなぁ…

 

 

〜反省会

 

 

「センパイ、作戦を変えましょう。やはりセンパイは耐久する方が性に合ってますよ」

 

 

「分かった。じゃあ、こうしよう」

 

 

メイン

 

水着BB

礼装 凸聖夜の晩餐

 

マーリン(フレンド)

礼装 絆礼装

 

孔明

礼装 2030年

 

 

控え

 

水着ジャンヌ

礼装 カレイドスコープ

 

マシュ(オルテナウス)

礼装 なし

 

ジャンヌ・ダルク

礼装 凸カレイドスコープ

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

 

「よし、我ながら完璧な編成だ」

 

 

基本はBBで全体的に削る。隙を見つけたら英雄作成と自己改造を合わせてターンの短縮も狙っていく。ここで重要なのはアサシンとランサーは必ず倒しておくこと。控えの水着ジャンヌが上手く活躍出来ないからな。そして非常事態になれば孔明を下げて、ルーラーのジャンヌを出せば即宝具で攻撃を防げる。

 

 

「今度こそ勝たせてもらうぜ、でち公!!」

 

 

 

 

「ボルケイノアッパー!!」

 

 

よし、順調にサルを倒しているな。ここまでは順調。メインアタッカーのBBをジャンヌとマーリンが完璧に援護している。問題はいかにでち公を上手く削るかだが…

 

 

「あんな盛ったお猿さんに負けるほどBBちゃんは弱くありませんよ!」

 

 

「あぁ、それは分かっている。だが、本命はあっちだ」

 

 

「先程も見まちたが、よくよく注意して見るとそちらの方からドス黒くて禍々しいオーラとこの世のものではない何かを感じるでち」

 

 

流石地獄の鬼と言ったところか。ほぼほぼBBの正体を見切ってしまうとは。

 

 

「えぇっ!?それってBBちゃんのことですか!?私はただのセンパイのことが大好きな人畜無害な高性能AIです!」

 

 

逆にお前以外に誰がいるんだ。よくそんな嘘を堂々と言えるよな…

 

 

「ですよね、セ・ン・パ・イ」

 

 

俺に振りやがった。…仕方ない。最後まで付き合ってやるか。

 

 

「あぁ、こう見えて良い後輩なんだぜ」

 

 

「…そうでちか。マスターが良いと言うのなら気にしまちぇん。それでは前置きはこれぐらいにして…あちきも本気で行くでち!」

 

 

 

 

「あっ、すみません。センパイ、クリ事故です」

 

 

マジか…でち公のゲージがブレイクしたってことは…

 

 

「数多のマスターを惑わせるおまえは許ちまちぇん!!」

 

 

「あっ、しまった!BBか!?」

 

 

っ…ガンドは最初の方で撃っちまったから対処出来ん。すまない。

 

 

「ごめん…悪いけどお先に失礼させてもらうよ…」

 

 

「マーリィィィィィィン!!」

 

 

まさかでち公の矛先がマーリンだとは思わなかったが…

 

 

「お姉ちゃんが来たからにはもう安心ですよ!」

 

 

しかし、概ね予定通りに事は進んでいる。

 

 

「こっからは水着ジャンヌを軸に攻める!BBもこっからはサポートに回れ!」

 

 

「仕方ないですね、これからはサポートタイムです!バッチリ決めてくださいね」

 

 

 

 

「イルカさんスナイプ!!」

 

 

「ひゃっ!」

 

 

よし、勝った…長かったが、これで終わりだ。

 

 

「流石人理修復を果たしたマスターの采配でちね…ただあちきから一言言わせてもらうとしたら…女性には充分気をつけるでち。そちらのカルデアの皆ちゃまは玉藻、清姫、刑部姫の他にも一癖も二癖もある女性ばかりでち。何か一つのミスで命を落とすかもしれないでち」

 

 

「あぁ、肝に銘じておくよ。また—」

 

 

「セ・ン・パ〜イ!」

 

 

「ふぉっ!?」

 

 

ザバァァァン!!

 

 

突然BBに突き飛ばされ、つい変な声が出てしまった。もちろんまともに踏ん張ることも出来ず、俺は湯に沈んだ。

 

 

「ナイス采配でした。やっぱりセンパイは頼りになりますね」

 

 

「ほう、自分のマスターを温泉へ突き飛ばしてから抱きつきにくるほど嬉しかったのか。それほどだったとはなぁ。思いもしてなかったな、この野郎」

 

 

今着てるカルデア戦闘服。もしくは水着以外だったら悲惨なことになってたぞ。

 

 

「センパイ、せっかく温泉に入ったんですからお身体を洗いますよ」

 

 

「温泉に入れたのはお前だろ…まぁ、その気持ちだけもらっておくとしよう」

 

 

え?何故って?今場にいるのは水着BBと水着ジャンヌ。あとは孔明だ。つまりは…

 

 

『先輩!?ちょっと、何してるんですか!?やめてください!今すぐ帰りますからね!!』

 

 

「ほら、退去命令出てるぞ」

 

 

「…センパイは無駄にガードが固くて困ります」

 

 

若干むくれているBBを引き連れ、温泉を後にした。

 

 

かかったターン 35ターン

試行回数3回

令呪未使用

ノーコン

 

 

 

 

ん…そういえば戦闘中は離れても構わないとか言ってたな。おかしくはないか?BBは首輪に特別触れてもいなかったし、何かしら妙な行動もとっていなかった。それにあの手のものは対象にかけた制約を変更はできないはずだ。いや、もしかしたら…

 

 

これはもしかして最初から全て嘘で付けた首輪も実はただのオシャレアイテムなんじゃ…

 

 

「センパイ、変な気は起こさない方が身のためです。それでは、早速私の部屋へ行きましょう!」

 

 

「おい、ちょっと待て!」

 

 

BBから離れるわけにもいかず、流されるがままにBBの部屋まで来てしまった。

 

 

「…で、話したいことって」

 

 

「えいっ!」

 

 

「っ!」

 

 

BBにベッドへ押し倒された。もちろんサーヴァント相手には何も抵抗は出来ない。令呪は三画あるが、俺の首輪が令呪の使用に反応する可能性を0%と断言することは出来ないので今はBBを見据えることしか出来ない。

 

 

「センパイ、どうですか?今日一日私と付き合ってみて」

 

 

「…別に、やっぱ自分が好きなやつじゃないとなって改めて再認識したわ」

 

 

「センパイは私の事好きじゃありませんか?」

 

 

「後輩としては好きだよ」

 

 

「では、女としては好きじゃありませんか?」

 

 

「…」

 

 

「…YESととります」

 

 

「どうしてですか。どうしてセンパイはそこまで私を拒むのですか?信頼出来ないからですか?」

 

 

「いや、ちょっと待てって」

 

 

「そうじゃないなら…メルトが私のことを好きじゃないからですか?」

 

 

「…」

 

 

「たったそれだけの理由でセンパイは私を好きになってくれないんですか?酷いです…BBちゃんどれだけ頑張っても最初から負けヒロイン確定じゃないですか…それなら何であの時…OKしたんですかぁ…」

 

 

あれは…もしも本当だった場合、あのまま断り続けていたらBBの何かが壊れてしまいそうな気がして…

 

 

「その気がないなら…最初から優しくしないでください…うぅっ…センパイのばかぁ…」

 

 

いや、ちょっと…泣くなって。お前こんなことするようなやつじゃないだろ…?

 

 

…でも、お前から何を言われてもこれだけは何度でも言わなければいけない。

 

 

「酷い先輩ですまない…俺はお前とは付き合えない。絶対に」

 

 

BBを突き放した瞬間に首輪が外れた。これは一体…

 

 

「15m以上離れたら電撃と24時間で強制解除のくだりは全部嘘です。この首輪の解除条件は私がセンパイの彼女になるかセンパイが私を完全に拒むかのどちらかだったんです」

 

 

「…あぁ、そういうことだったのか」

 

 

「えぇ、全てはセンパイを墜とすために綿密に計画した策略だったんですよ。見事に失敗してしまいましたが」

 

 

「何だよ…あれは全部嘘だったのか」

 

 

「ねぇ、センパイ」

 

 

(今日1日何が本当で何が嘘だったと思いますか?)

 

 

〜翌日

 

 

俺の意味深な言葉に疑問を持ったメルトリリスが清姫を呼んだことで事件は明るみに出た。しかし、BBも全てを答えようとはせず、俺に対する事や動機に関しては全て黙秘を貫いた。気になり、追求しようとしたサーヴァントもいたが、俺が必死に説得して、そこまでは追求させなかった。

 

 

「ふーん、そういうことだったのね。見直したわ。マスターが私のことをこんなにも尊重してくれているなんて…」

 

 

「あの時は…ごめんなさい。気が立っていて冷静じゃなかったわ」

 

 

「いや、気にすることはないよ。たしかにあの時の対応は俺も良かったとは言えなかったわけだし」

 

 

「ねぇ、BB。分かった?マスターは私のものなの。絶対に…貴方にだけは渡さないんだから」

 

 

お前、これでもかってほどドヤ顔してんな。めっちゃ可愛い。

 

 

「はい、痛いぐらい分かりました。どれだけ誘惑しても必ず一線だけは越えさせまいと死守してきますし、もうメルトへの好感度が振り切れててキモいです。聖杯ってこんなに人を盲目的にするものなんですね…」

 

 

誰がキモいだ。失礼な。

 

 

「ですから…これからは正々堂々とメルトからセンパイを寝取っちゃいますね」

 

 

あっ、コラ。やめろ!メルトを挑発するなって!

 

 

「はぁ!?何でそうなるのよ!BB!というかマスターもマスターよ!もっと本気で引っぺがしなさい!!」




メルト好きとBB好きって実際には両方はダメなんだろうなぁ…
BBはともかくメルトは絶対許さないだろうなと。
そんなことを考えて書きました。

自分で書いておいてあれですが書いててちょっと辛かったです。
次回はこの前来たリクエストを消化していきます!
それでは!


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高難易度攻略 プリズマ☆ライブ!からのバレンタイン

待っていた読者の方々がいたらありがとうございます

プリヤコラボの話が後日談となってしまい、すみません
ちょっと用事がありまして…w
すぐ報告しない辺り察しているかもしれませんが、もちろんイリヤも美遊も来てないです。

そろそろガチャで良い流れを作りたいところです!それでは、どうぞ!


プリヤコラボ終了5時間前

 

 

「やべぇ…もうこんな時間かよ…」

 

 

2日前から走り始めてクリアしてないミッション自体は少ないが、高難易度が残っている時点で普通にヤバい。

 

 

「おはようございまーす!イベントはまだ期間があるから大丈夫だと少し前まで完全に気を緩めていただらしのないセンパイじゃないですかー!」

 

 

BBよ…朝からそれはちょっと応えるなぁ…確かにイベントが少し猶予があったから少しダラダラしていたことは認めざるを得ないが。

 

 

「もしかして…最近メイヴさんやメルトさんに構ってもらえなくていじけちゃってるんですかぁ」

 

 

「…今は時間がない。急ぐから」

 

 

「ちょっと、無視するなんて酷いですよ!センパイ!!」

 

 

 

 

とりあえず俺は残ったミッションを素早く片付け、あとは高難易度。というところまで持ち込んだ。

 

 

「時間がない。雑にやるぞ。敵はあの3人だと決めつけて組む。そうじゃなきゃ1から練り直しだ」

 

 

メイン

 

 

アストルフォ

礼装 凸パラドクスエースキラー

 

スカディ

礼装 凸春風遊歩道

 

スカディ(サポート)

礼装 凸蒼玉の魔法少女

 

 

サポート

 

ゲオルギウス

礼装 凸慈悲無き者

 

諸葛孔明

礼装 凸聖女の教示

 

秦良玉

礼装 凸カレイドサファイア

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

 

 

 

「お兄さん、私達が相手だよ!」

 

 

「よし、やはり推測は当たった!アストルフォ!!」

 

 

まぁ、お前達じゃなかったら逆に誰が出てくるんだって話になるよな。予想が当たったのならあとは計画通りにやるだけだ。

 

 

「うん!いっけぇ、ピポグリフ!!」

 

 

高速で何度も駆け回るピポグリフ。その猛攻を受けた二人の魔法少女はあっという間に地に伏した。

 

 

「な、なんて…大人気ないの…」

「ごめん…あとは…任せる…ね」

 

 

「クラス相性って残酷ね。まさかあの二人が何もさせてもらえないなんて…でもこのまま終わるつもりはないから…覚悟してね、マスター」

 

 

やはりイリヤがダウンした瞬間、クロエが強化されたか…やはり確実にクリアするなら攻撃宝具ではない美遊を一番最後に残すべきだったよな。だが…不思議とあまり不安には思わない。

 

 

「…そうか。だが、こっちには対お前用の切り札がいる」

 

 

「数多のサーヴァントがいる中で私を選んでくださった事。光栄に思います」

 

 

「期待しているからな。秦良玉」

 

 

「はい!ご期待に添えるよう全力を尽くします!」

 

 

 

かかったターン 10ターン

令呪 未使用

初見クリア

 

 

 

「ふぅ…」

 

 

終わった。回収したいアイテムは軒並み回収完了。これで少しお休み…?

 

 

「バレンタインよ、マスター。はい、チョコレート」

 

 

おぉ、マタ・ハリか…。にしても終わった直後に即バレンタインとは…結構慌ただしくなりそうだな。

 

 

マタ・ハリ

 

ゲーティア戦を始め、数多の高難易度クエストのクリアに貢献してきたサポーターサーヴァント。

スキル封印と魅了。そしてそれらに付随していて比較的入りやすい防御デバフでエースのサポートを行い、場に残れば星を確保して次に繋げるのが主な役割。

 

どこでも必ず最低限の活躍はしてくれるとマスターからの信頼も厚い。

 

 

「ありがとな、マタ・ハリ」

 

 

「えぇ、どういたしまして…そして一言。伝えたいことがあるわ」

 

 

「ん?」

 

 

伝えたいこと…?もしかして…

 

 

「…」

 

 

お、おう…なるほど。そういうやつね。そうか、そうか。

雰囲気からもしやとも思ったが、やっぱ誤解だったか。

 

 

彼女は『今年のバレンタインはいつもと違う。』そんな意味深なことを耳元で囁いてきた。

マタ・ハリの観察眼や情報収集スキルはかなり高いし、俺も一目置いている。その推測は恐らく正しいのだろう。

 

 

「ありがとう。充分注意しておくよ」

 

 

 

 

 

「今年のバレンタインはいつもと違う…か」

 

 

一体何が起きるのだろうか。出来れば普通に終わってくれることを願うばかりだ。



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高難易度攻略 バレンタイン2019!

フルボイスバレンタインは良い文明…
ランダムで運試ししてたら本命サーヴァントばかりが残ってしまうという事態に…w

2019年から1.5部のサーヴァントを真名表記するとのことらしいので私も伏せるのをやめてます。ネタバレ注意です!


それではどうぞ!


何故だ。バレンタインだというのに何故か我先にと渡そうとする奴らがチョコを持ってこない…?

 

 

それどころか避けられている気がしてならない。

 

 

「チョコありがとうな、良。…ところで一部サーヴァントがやけに大人しいのだが、何か覚えはないか?」

 

 

「いえ、私も詳しい事は存じておりません…」

 

 

やっぱりそうか。秦良玉と同様に他の奴らも知らないって言うし、アンデルセンやシェイクスピア、ホームズにモリアーティみたいな絶対分かっているはずのやつらはニヤニヤして教えてこないし。

 

 

「去年はどうだったのですか?」

 

 

「去年か。あの時はもう…始まってすぐに本命チョコがバンバン来て、食べきるのが大変なレベルだったよ。残すことや許可なく他の誰かに渡すのはありないわけだし」

 

 

「でも楽しかったよ。みんな全力だったからチョコはとても美味しかった。一つ一つ味わって美味しく頂いたよ」

 

 

…まぁ、一部食べられないチョコもあったわけだが…

 

 

しかし、これはすぐ食べてしまうのがもったいない程のクオリティなので食べる前に写真を撮っておくか。

 

 

カシャッ

 

 

「マスター…?」

 

 

「あ、あぁ。すまない、失礼だったか?可愛かったからつい…」

 

 

パンダのチョコレートが4つ…マジですげぇ出来栄えだな。これ作るのも手間暇かけたんだろうなぁ。

 

 

「いえ、マスターに気に入っていただけてとても嬉しいです」

 

 

「良…」

 

 

本当にお前ほど忠義に厚いというか…マスター想いのサーヴァントは他にいないよなぁ…

 

 

『ただ今より高難易度攻略を始めます。攻略班の方々は会議室に来てください!』

 

 

おっ、もうそんな時間か。これはあとでゆっくりいただこう。

 

 

「すまない、ちょっと行ってくるわ」

 

 

「それならば私がお供いたします。マスター」

 

 

〜会議室

 

 

「では、高難易度の攻略ですね。 敵のクラスはキャスターのようです」

 

 

「キャスターか。そして敵の種類は3種類。俺の予想では紫式部と星2作家コンビってとこかな」

 

 

まぁ、それなら今回は…

 

 

「アストルフォに来てもらおうかな。またスカディとシステムして貰えば…」

 

 

さて、カメラでアストルフォの部屋の前まで…

 

 

『悪いけど急ぎの用事があって来られないんだ〜。あはは…ごめんね!』

 

 

律儀に張り紙張って出かけたか…アストルフォよ。事前に伝えてくるだけ成長したというか仲良くなったと言えるのかもしれない。

 

 

「しゃーない!今回はサモさんシステムで行こう!フレンドにはケツァルコアトルでも呼ぶか」

 

 

〜1回目

 

 

「…あらら、後ろは本か。早速予想を外しちまった。どれどれ効果は…」

 

 

ん?この効果は…

 

 

「ンなもんさっさとぶっ飛ばしちまえばいいだけだろ?マスター!ひゃっふぅぅぅぅ!!」

 

 

しまった!ダメだ!このままでは!!

 

 

「悪くはありませんが、発想が少々安直ですね。没案とさせていただきます」

 

 

「乗るな、モードレッド!戻れ!!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

「…くそっ、動けねぇ…」

 

 

作戦が浅くなりがちだし、脳筋で全体宝具とか愚の骨頂だったか。どうやら紫式部の周りにある本を倒すとデバフを盛ってくるらしい。

かと言って後ろの本はいるだけで紫式部の耐久を底上げして、前の本は

 

 

完全にペースを崩された俺達は宝具を防ごうにもその手のサーヴァントを入れておらず、最初のメンバーは全滅。フレンドのケツァルコアトルで善戦するも再び源氏物語が出てきたことで手詰まりに。

 

 

「…撤退するか」

 

 

〜作戦の練り直し

 

 

「強いライダーを使いたいところだが、素早く紫式部を叩くにはどうにかしてあの魅力を弾かなくてはいけない」

 

 

※マスターは男性なら確実に魅力を弾ける事にまだ気付いておりません。

 

 

「そのためのメイヴだ。来てくれ」

 

 

メイヴの黄金律(体)は多少の例外はあるが、大多数のデバフを弾ける。今回のデバフは全部弾けるもののはずだ。おまけに最近フォウマになったことでパーフェクトメイヴとなり、更なる強さを得た。

 

 

あっ、そういやメイヴのやつからもバレンタイン貰ってないな…

 

 

が、しかし今はそんなことを考えている場合じゃないか。

 

 

「えぇ、任せなさい。男はもちろん、女だろうと確実に仕留めてあげるわ」

 

 

「そして次にドレイク。全体宝具で敵を薙ぎ払ってくれ」

 

 

源氏物語が再出現することは事前に確認済み。宝具の回転率が高めであり、星を発生させることで火力アップに繋げられる。

 

 

「そして守りのマシュ。攻めと守り。どちらも可能な孔明。あとはいざって時に源氏物語の再出現を防ぐマタ・ハリ。フレンドにはオジマンディアスでも呼ぼうか」

 

 

メイン

 

女王メイヴ

礼装 凸カレスコ

 

ドレイク船長

礼装 凸晩餐

 

マシュ

礼装 凸牛魔王

 

 

控え

 

孔明

礼装 凸教示

 

マタ・ハリ

礼装 凸慈悲無き者

 

オジマンディアス

礼装 カレスコ

 

 

マスター礼装

カルデア戦闘服

 

 

 

 

「やってやろうぜ、メイヴ」

 

 

敵がキャスターであれば女であろうと負ける道理はない。無敵だ。

 

 

「えぇ、マスター。私が来たからにはもう勝利は目前よ」

 

 

「マスターの目つきが変わりましたね…そこにいる彼女が貴方の想い人…といったところですか?」

 

 

想い人…ねぇ。結論から言えば多分そういった仲ではないはずだ。お互い好き同士なはずだけどちょっと言葉にしにくいというか…。

 

 

「質問の答えが知りたいならこいつを倒してみな。勝ったらいくらでも取材に応じよう」

 

 

「…マスターにそこまで言わせるとは…ふふ、それでは私も全力でおお相手いたしますね」

 

 

今回のプランはスピード勝負!やりたい事をされる前に撃破するまでだ!

 

 

「まずはドレイク。任せた」

 

 

「あぁ、そんじゃ一発!派手に決めようじゃないか!!」

 

 

 

 

ゲージは割れたが、本がタイミング悪く出てくるせいで紫式部を削りきれない。

 

 

「相変わらず鬱陶しい本ね…」

 

 

「あぁ、ドレイクが再び宝具を使える状況でなければかなり手間だっただろう」

 

 

「ドレイク、上手く蹴散らしてくれ。お前が開いた突破口を決して無駄にはしない」

 

 

問題ない。ドレイクが本を倒し、星を発生させればあとはメイヴが攻撃を叩き込むだけだ。

 

 

「さて、体力的にもこれで最後だ!バッチリ決めてくれよ、マスター!」

 

 

「よし、今だ!全力を叩き込め!!」

 

 

「さぁ、私に傅きなさい!『愛しき私の鉄戦車《チャリオット・マイ・ラブ》!!』」

 

 

メイヴを使うぐらいならオジマンディアスかケツァルコアトルを使う方が強いぞ。なんて世間一般では言われるだろう。

 

 

確かにオジマンディアスもケツァルコアトルも強い。お前らの強さは俺も認めている。だが…

 

 

「勝ったわよ、マスター。まぁ、当然だけれど」

 

 

メイヴがお前らより下だと思ったことは一度もないよ。

 

 

「よくやったな。流石だ」

 

 

そうしてハイタッチを交わして…ん?メイヴが両手を広げてきて…

 

 

「あっ、ちょっ、待っ—」

 

 

待て待て待て!この状況で色々するのはまず—

 

 

「…好きよ、マスター」

 

 

 

 

 

「…俺も好きだよ、メイヴ」

 

 

 

 

 

 

 

「メイヴさん!抱きついていないで早く先輩から離れてください!!」

 

 

『へぇ…私で吹っ飛ばせば即終了の高難易度なのにわざわざメイヴを使ったのはこれを私に見せつけたかったのかしら?当てつけ?そんなにチョコを焦らされたのが我慢ならなかったわけ…?』

 

 

『マスターちゃん、メイヴちゃんに倫理観染められすぎ!!』

 

 

『全く、良いご身分ですこと。マスターちゃん』

 

 

…やべぇ、ちょっと思考が吹っ飛んだ内にヤバいことになってやがる。戻るまでに対策を講じておかなくては。

 

 

かかったターン 5ターン

試行回数 2回

ノーコン 令呪 未使用

 

 

 

 

「バレンタインよ…ほら」

 

 

「ありがとう、メルト。とても嬉しいよ…にしても何でチョコを渡すのを遅れさせたんだ?」

 

 

そういう作戦とかか?もしそうならここ最近そっけなかったメルトのことはかなり気にかけていたからお前の勝ちだが。

 

 

「どうせなら一番最後に渡す方が貴方の気を引くことも出来るし、印象にも残る…そう思っただけ。さっきのでちょっと馬鹿らしくなったから今渡したけど」

 

 

あぁ、そうか。そういうやつね。みんな最後に渡そうとか考えてんのか。

 

 

「…でも俺は順番なんて関係なく、いつ来ようと貰ったチョコは大切に食べるよ」

 

 

チョコにかけた想いだとかが順番なんてものの影響で弱くなる。なんてことは絶対にないと思う。

 

 

「貴方は気にしなくても渡した当人は気にするんじゃないかしら」

 

 

「そういうもんだろうか」

 

「そういうものかもね」

 

 

「…まぁ、今年はもう義理でチョコを渡すサーヴァントが軒並み渡し終わった後だからこれから来るサーヴァントは十中八九本命チョコを持ってくるはず…せいぜい覚悟しておいたら? あら、今も貴方お気に入りの女王メイヴがこっちに来ているわね」

 

 

うわぁ、早速ヤバいやつが来るか…さっき順番は関係ないと言ったばかりだが、こうも本命のチョコが続くと色々重いな…

どうか今年も無事に終わりますように!

 

 

「ほら、マスター!バレンタインよ!!」




今年のNo.1はメルトリリスでした。
最後に私のマスター。とフルボイスで言ってくれるのがとても…
今年に新たに追加されたサーヴァントで言うなら秦良玉も結構好きです。アナスタシアやXXも良いって話を聞いたから欲しかったのですが…アナスタシアは来ませんでしたw

ちなみにこの期間中に武則天が来ましたが、流石にいきなりバレンタインチョコをねだるネタとかはあれなんで別の機会で話を作れた時にでも…


リクエストを消化したいけどちょっと忙しくなりそうなので更新はいつも通りマイペースですw
思いついて可能であれば書いていきますw それでは!


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星見のティーポット

かなりの長期間失踪してましたが、仕事が安定したので久々に…

軽くリハビリ程度の物を不定期に書きたい時に書きます

あとは2部6章とかのネタバレ等は配慮してないので気にする方はUターン願います


我がカルデアはただいま準備中。かのコヤンスカヤとケリをつけるために入念な準備をしている。後悔しないように。やれる事は全てやる。

 

 

「すごいねー。応援してるよー。頑張れー」

 

 

オベロン

 

大嘘つきのオベロン。マスターお気に入りのためしょっちゅう周回に駆り出され、クリスマスイベントでW蘆屋道満と共に地獄の周回をさせられた。ここでのオベロンは作者の好みの都合で常に三臨のため真っ黒。

 

 

「まぁ、よくそんなに林檎齧れるよね…大騎士勲章だっけ?あといくつ要るわけ?」

 

 

「あと2個。それさえあればジャックドモレーをオール10に出来る」

 

 

何回ガウェインの幻や粛清騎士共を蜂の巣にしてきたかも分からない。今日回ったこのステージの周回数なんぞ20以上は数えてない。

 

 

砕けよ黄金の枷鎖、黄金の恥辱(オーセンティック・トライアンフ)!!」

 

 

流石宝具5で聖杯を100まで入れた甲斐があったな。ガウェインの幻を礼装スキル込みではあるものの、ワンパンで沈めるとは…

 

 

おっ、2個ドロップしてんじゃん!やったぜ。

 

 

「マスター。大騎士勲章はこれで終わったようだぞ」

 

 

「お疲れ様。ゼノビア」

 

 

ゼノビア Lv.100 宝具5

作者が失そ—仕事に従事している間に新たに聖杯100となった我がカルデアのアーチャー代表。道中の敵が3体編成かつランサー以外であるならキャストリアと組み合わせて色々周回出来る。最近は邪馬台国などの高難易度も絶賛活躍中。見た目こそ目のやり場に困るが、心は高潔。

 

 

「やっと終わりましたね…」

 

 

キャストリアは杖をつき、肩で息をしている。ゼノビアがあまりにも疲れを見せないものだからずっと一緒に周り続けていたが、流石に周回しすぎたか。

 

 

キャストリア

どうにか実装後すぐに確保した人権サーヴァント。我がカルデアにはかつては適性サーヴァントがあまり多くいなかったり、水着武蔵ちゃんの宝具が1であるため意外と出番が無かったが、マスターがゼノビアを周回で使い始めてからは馬車馬のように働かされている。

 

 

「じゃあ、一度休憩するか」

 

 

「は、はい…今日はしばらく休みをいただけると助かります」

 

 

 

ジャックドモレーはあとで呼んで周回のテストをしてみるとして…クリスマスで貯めていた金もすぐ底を尽きそうだな…どうしたものか。

 

 

「マスター。お茶が入りました!」

 

 

「あぁ、コルデーか。気が利くな」

 

 

シャルロット・コルデー〈アサシン〉 Lv.100

 

マスター大好き勢筆頭なアサシン代表。水着は宝具5にしたが、聖杯は検討中。だが、マスターが術の秘石難民であるため、一部スキルが未だに10になっていない悲しみを背負っている。

 

 

紅茶なんていつ淹れられるようになったのだろうか。まるでプロのような慣れた手つきで紅茶をティーカップに入れていく。

ん、何かあのティースプーンに見覚えがあるような…

 

 

「一緒に飲みませんか?」

 

 

「あぁ、少し休むとしよう」

 

 

コルデーの気遣いを邪険にすることは出来ずについ承諾してしまったが、ティータイムよりも次の戦いをどう乗り越えていくかといった事ばかりを考えてしまう。冷ましてしまわないように気をつけなければ。

 

「次の戦いはレイドバトルねぇ。おっ、ハベにゃんも特効対象か」

 

 

ハベトロット

 

周回適性が高いが、スキル3の性質上良心の呵責に苛まれるためあまり出番は控えめ。何故かウェディングドレスの依頼が絶えないらしい。

 

 

「あとは人類の脅威特効も効く可能性もある。今のうちにエルキドゥもスキルレベルを…ん?聞いてるか?」

 

 

「マスターは今日もカッコいいですね…えへへ…」

 

 

「お、おい。どうした?」

 

 

俺はたまたまお茶に口を付けていなかったが…このお茶が何かあるのか?てかこのお茶の色何処か見覚えが…

 

 

「なぁ、このお茶誰から貰った?」

 

 

「もう…無粋な事言わないでくださいよ〜マスター!」

 

 

 

距離が近い…近い近い近い!圧倒的に強いサーヴァント達を沢山見ていた事で忘れかけていたが、コルデーもサーヴァント。組み伏せられたら俺が逆転するのは困難を極める。

 

 

「え?ちょっと…ちょっと待ってくれ!」

 

 

「もう逃しませんよ…きゃっ!」

 

 

 

 

 

「やぁ、無事かい?マスター」

 

 

音すら置き去りにするほどの速さで俺を窮地から救ったのは一人のドラゴンであった。

 

 

メリュジーヌ

 

変速周回や高難易度攻略のエース。作者は第二再臨派。理由は分からないが、最近簡易霊衣で目隠しをし始めた。

 

 

 

「あ、あぁ。しかし、大変なんだ。コルデーが…」

 

 

 

「ねぇ、マスター。好きな人とは24時間ずっと一緒にいるべき。そうは思わないかい?」

 

 

手遅れだったか!!そういえば普段からそういう傾向あったなぁ、こいつも!

 

 

って、そんな事考えている暇など無い。ガッチリ捕まれていて逃げ出せない…これは詰んだか?

 

 

「マスター!捕まれ!こっちだ!」

 

 

いや、ウチのカルデアには割と最近になってやってきた韋駄天男がいたな。

 

 

「頼む、アキレウス!」

 

 

 

「マ、マスター!待って!」

 

 

 

アキレウス

 

英雄の証を貪った犯人その1。再臨だけでも割と食われた。その分活躍の幅は広い。首吊りスヤスヤ永眠システムの利便性により、休みを貰っていたスカサハスカディが再び働く原因になったサーヴァントの一人。

 

 

 

「…で、今カルデアでは何が起こっている?龍馬さん」

 

 

「何でも…マスターとより絆を深められるっていうお茶が出回っているらしいね。その名も…」

 

 

「星見のティーポット!だな。龍馬」

 

 

「う、うん。そうだね」

 

 

坂本龍馬〈ランサー〉

 

英雄の証紛失事件の犯人その2。やはり証は足りない。カルデアではまだ新入りなのでこれからの活躍を期待。

 

 

「ンンン!これは何者かの陰謀に違いありませんぞ!見つけ出して」

 

 

蘆屋道満

 

悪霊が跋扈する地獄のクリスマスを生み出した張本人。夏の福袋から参戦し、混沌・悪のサーヴァントが元々多いカルデアであったため、最近多用されるようになった。NPアップのアペンドスキルが中々開けられないのが最近の悩み。

 

どうあがいても良い子にはなれなかったのでクリスマス高難易度のスカディやハベにゃんは呪殺した。

 

 

「お前がそれを言うか」

 

 

「いやはや、マスター殿。落ち着いて考えるのです。拙僧がマスターの恋のキューピッドになる事に何の益があると?」

 

 

「あとで壊せるから…お前そういうの好きだろ?」

 

 

「嫌い…では、ありませんが!」

 

 

「…違う。的外れにもほどがある。真犯人はマーリンだよ」

 

 

気怠そうに話すオベロン。断言するからには確信があるのだろうか。

 

 

「マーリン?何で…」

 

 

〜ほわんほわん

 

 

『おっ、面白い物が出来たぞう!これを何もしないで置いておくのも勿体ないし…そうだ!マスター君にあげよう』

 

 

『マスターもそろそろ誰かと一線を超えても良いのでは…英雄色を好むというし…ね?』

 

 

 

 

「そんな感じであのお茶を作っていたわけ。アレをキメたらマスターが好きでたまらなくなる恐ろしい代物だ。まぁ、一部例外はあるらしいけど」

 

 

なるほど。実際問題嘘かどうかはともかくマーリンを問い詰める必要はありそうだ。

 

 

「おりょうさんは何ともなかったぞ」

 

 

「あはは…何でだろうね」

 

 

「じゃあ、とりあえずマーリンを締めれば万事解決なのか?」

 

 

「そういう事だろう。早速奴を仕留めて…」

 

 

「おーい、マスター!遊びに来てやったぜ」

 

 

「お前はトリ子…?」

 

 

トリ子

 

エレシュキガルにあげて余ったわずかな釘を根こそぎ食っていった犯人。呪殺が得意かつ属性も合うので最近蘆屋道満とコンビを組ませようかと思っている。第三再臨には意地でもしない。基本は第一再臨で歩き回ってます。

 

 

「誰がトリ子だ。ぶっ殺されてぇのか…ちゃんと名前で呼んでくれよ、お、お義父さ—」

 

 

「嘘つくんならもっと上手く隠しなよ、バーヴァンシー」

 

 

「は、羽虫!?」

 

 

オベロンがマントを翻すとそこから大量の虫がどこからともなく現れてバーヴァンシーを撹乱する。

 

 

「マスター!ここは逃げようぜ!女性サーヴァントのほぼ全てがあんたを狙っていると考えた方が良い!バーヴァンシーすら例外じゃなかった!」

 

 

「そうだな、普段から好き好き言わないやつもなったんだ。ちなみに掛かっているどうかを見破る手段は?」

 

 

「今のところ例外を見破る手段はない!女サーヴァントが近づいて来たら即撤退だ!」

 

 

疾風怒濤の不死戦車(トロイアス・トラゴーイディア)に乗ってどうにか逃げ切ったが…マーリンめ。許すまじ。

 

 

 

「…はぁ、はぁ…」

 

 

 

「そなた、困り事を抱えているようだな。朕が力を貸そう。何でも申してみるが良い」

 

 

始皇帝

 

聖杯戦線最強サーヴァント。宝具を連打しながら雑に殴りに行くだけで大半の戦いには勝てる。単騎最強。

 

 

「始皇帝…つまりはかくかくしかじかで…」

 

 

「ほう、中々面白い催しではないか。それこそ素直に其方が好きなサーヴァントと好きに愛し合えば良かろうに」

 

 

流石始皇帝。倫理観的な面では割と合わないなぁ。まぁ、立場も違いすぎるし、しゃーないか。なら問題点を変えよう。

 

 

「いや、あの…そうじゃなくてだな…俺達はこの事件の犯人を探しているわけで…」

 

 

「そうか。それもまた一興よな。では一体何から始めたものか…」

 

 

 

「その必要は無いぞ。マスター」

 

 

「その声は!」

 

 

「犯人はマーリンだ。余が捕まえてみせよう。さぁ、手を取るのだ。マスターよ」

 

 

ヴラド三世

 

単騎バーサーカーといえばヴラド三世。最近は度重なる強化とキャストリアとのシナジーにより場持ちが非常に良くなった。

 

 

 

「おぉ、ヴラド三世まで来てくれるなら百人力だ」

 

 

ヴラド三世の言うがままに手を握るが、何かがおかしい。待て、さっきまでは服で見えなかったが、ヴラドの手はこんなにも華奢だったか?

 

 

 

「…あっ?おい、何してんだよ馬鹿マスター!そいつ、嘘ついてるぞ!」

 

 

オベロンに指摘されるまで全く気がつかなかった…幻術?幻術なのか?いや、違う。

 

 

「ふっふっふ…かかったな、アホが!…なんてね」

 

 

刑部姫

 

実装直後からアサシン枠に君臨するも代表にはなれず、何も得ず。しまいにゃぽっと出のコルデーに代表を奪われたと嘆いていた。最近裏枠が増えた事でマスターが作っていた裏代表を虎視眈々と狙おうとしている。

 

 

「姫の変化A+をご存知ない?」

 

 

「籠城戦に持ち込めば姫に分がある!マーちゃんはいただいちゃうんだから!」

 

「お前達、これ以上下らん事はやめろ」

 

 

「我が夫よ。もう心配はありません。彼は私が捕まえましたから」

 

 

「あいたたた…乱暴だなぁ、君達は…」

 

 

セイバーオルタ

 

星4交換枠で貰ったセイバー。基本渋谷衣装。

全盛期より出番は少し減ったが、最近コヤンスカヤと色々な組み合わせを模索されている。

 

 

モルガン

 

いきなりマスターを夫認定してきたヤバいバーサーカー。コヤンスカヤと組み合わせた周回。あるいは種火や宝物庫の超級を水着ノッブ、エイリークの3人で周回中。他バーサーカーの全解雇は流石に即却下された。

 

 

マーリン

 

花のお兄さん。カルデア胡散臭い男三銃士の一人。周りをからかって遊んでいる。普段はマスター周りのサーヴァントをからかうのが趣味。

高難易度の時だけ参加してちょっと活躍して帰る。

 

 

 

「あ、あの…セイバーオルタさん?モルガン様?」

 

 

 

「貴方も妙な真似をするのはやめなさい」

 

 

「ひっ、すみませんでしたぁぁ!!」

 

 

「そしてマーリン。今回は寛容なマスターに免じて此度はお咎め無しとしてやるが、次はないぞ」

 

 

 

「は、はーい。気をつけまーす」

 

 

今回の星見のティーポット事件はこれにて解決…かと思いきや。

 

 

 

 

「うふふ…甘い、甘すぎますねぇ!ここのカルデアは!あんな嘘つきの言葉を信じて、真相を見逃すとは…それにしてもあの人から事前に買い占めを行ったのは正解でしたね…これからもこれを売り続ければ莫大な利益が…あら?何でこんなところに式神が…はっ!」

 

 

 

式神が爆散し、数多の茶葉は灰塵と化した。元凶は茶葉は滅んだのだ。

 

 

 

「いやはや、実に愉快愉快。自らの勝利を確信した者に圧倒的な敗北を叩きつけて踏み躙る。これ以上の娯楽は他にありませんなぁ!」

 

 

「あら、ド腐れ外道ひねくれ安倍晴明以下陰陽師である蘆屋道満様が私に一体どのようなご用があるのですか?」

 

 

「別に大した用事はありませんよ?用がおありなのは…あちらのお方です」

 

 

「ふむ、話は既に聞いておる。其方は己が利のために例の茶を花の魔術師から買い占めて他のサーヴァント達に売っていた。あろう事か花の魔術師はこのような展開になる事は知りつつ女狐に売った。違うか?」

 

 

「いえ、べ、別にそんな事は…安く仕入れて安く売—」

 

 

「言い訳はおしおき中にでも聞こう。しかしなぁ、感心しないぞ。買い占めた物を高値で売り捌くなど。そんな事が秦で起きれば民草の衣食住に影響が出かねないではないか。其方が得た不純な利益でどれだけの民を養えたか…少し反省してもらわねばな」

 

 

「え、あのちょっと—やめ—」

 

 

そして時を同じ頃にコロンブスが同じように転売をしていたため、コヤンスカヤと仲良く捕まりました。マーリンはもっと怒られました。



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ツングースカレイドバトル1! イヴァン雷帝

太公望2枚や星5礼装5枚をぶち抜きながらニキチッチを引けずに撤退した敗北者がいるらしい

私です。私なんです。何故当たらぬニキチッチ。


そんなわけで昨日のレイド戦。何の参考にもならないかもしれませんが、茶番をお楽しみください


ふむ、まず最初はイヴァン雷帝か。ワンパンするなら100%特効礼装を積んだ上で95万といった異次元火力を出せる者でなくてはならない。

 

 

そして更に一発目の宝具ダメージを減らす宝具耐性があるため、一発宝具を適当な誰かに打ってもらわなければならない。メイヴで試した時はかなり危なかった。

 

 

「さて、誰が適任か…」

 

 

「普通に考えたら単体宝具持ちアサシンでしょうけど…」

 

 

「チラッ…チラチラッ!」

 

 

シャルロット・コルデーか。確かに条件は満たしているが…あいつを落とせる火力は多分無いな。そしてもう一人の宝具アタッカーが噛み合わないし、多分やるなら別のサーヴァントにメインアタッカーやらせる方が強いだろう。

 

 

「悪いけど貴方は一撃火力はそこまでないでしょう?あとは貴方のスキルは不確定要素が多いから確実性に欠ける。別の所で頑張りなさい」

 

 

 

「ぉぁ、メイヴの言う通り。サーヴァントには個性にあった適材適所がある。それを活かすんだ。ごめんな」

 

 

女王メイヴ

 

ベリルを粉々に粉砕したエース。今回は一度レイド戦の視察に行ってもらったが、宝具耐性に阻まれて1キル攻略は断念。

意外にも面倒見がよく、女性サーヴァントの相談相手になる時もしばしば。Waltzコラボ最高でした。ありがとうございます。至高の領域に近い。

 

 

「しょんぼり…」

 

 

「私にやらせて。ストーリーで誰が雷帝を倒したか。覚えているわよね?」

 

 

メルトリリス〈アルターエゴ〉Lv.100

ユガ・クシェートラ辺りまでは雑に無双していたが、キャストリアやコヤンスカヤなどの出現、継続的に戦う力が求められた際出番が少し減っていた。しかし、その範囲の広さは侮れず、今でもクラスが変更される高難易度等で活躍をしている。

 

 

「もちろん忘れてはいない。そしてそうなるとスカディと…他にある助っ人を呼ぶか」

 

 

「助っ人?」

 

 

「やぁ、初めまして…ですね。メルトリリス殿。太公望です。あ、呂尚でも姜子牙でも姜太公でも、好きに呼んでくれて構いませんよ」

 

 

太公望

 

ドブルイニャニキチッチを当てるはずが全く当たらず、何故か代わりに宝具も重なった糸目のイケメンお兄さん。カルデアに入ってからはクーフーリンと釣りをしているらしい。時々クーフーリンが死んでいるが、気にしない事にした。

 

 

「Wスカディで強化してからオーダーチェンジを行い、更に太公望のバフやデバフを乗せる」

 

 

「太公望?どう使うわけ?」

 

 

「太公望のQバフと太公望の宝具によるQデバフでQuickの性能をガンガンブチ上げてぶっ飛ばす。太公望の宝具を先に打てば耐性が剥がれる。今回は星5特効礼装も用意した。好きなだけ暴れてこい」

 

 

「ふーん…やりたい事は分かったわ。ならあとは倒すだけよ」

 

 

「まっ、やれば分か…」

 

 

「ちょっと待ってください!私を差し置いてライダークラスと戦うと言うのですか?」

 

 

 

「お、お前は…!」

 

 

カーマ〈アサシン〉

 

一人で三人分美味しい再臨差分が異次元サーヴァント代表。地獄曼荼羅で道満キラーになったり、三連宝具があまりカード運に左右されにくかったりで使われている。アルターエゴへ有利を取れる唯一性は強い。

 

 

「ライダー相手。しかも女性でないなら私が適任…ではないですか?」

 

 

たしかに特効が乗らないからジャックじゃ突破不可能か。一応星4にも武則天とかがいるけども…

 

 

「アンタは一生アルターエゴでも狩ってなさい」

 

 

「むっ、ちょっと聖杯もらってちょっと2000フォウ君もらってちょっとコマンドコードをもらっているからって調子に乗らないでくれませんか?」

 

 

それ本当にちょっとか?

 

 

「つーか、喧嘩するな。両方試せば良いだろうに」

 

 

「じゃあ、はっきりさせてあげようじゃない。どっちがこのレイドに相応しいか。効率を悪くする訳にはいかないから3回だけよ」

 

 

『いざ!!』

 

 

 

 

「どうしてこんなに火力が違うんですか!?」

 

 

 

「ふん、これが私と貴方の差よ。理解できたかしら?」

 

 

3回ほど同じ条件で検証してみたが、カーマは5万前後体力が残ったため、カーマのカードが引けないとワンパン出来ないといった状態になっていた。一方メルトリリスはほぼワンパン。ごく稀に落とせなかった時もあったが、それはあまっても1万以下。スカディ5枚でも無ければ…いや、仮に来たとしてもそのスカディをオーダーチェンジで下げて太公望に変えれば良いのだから実質無事故。なんてことは無い。

 

 

 

「うぅ…トゥイッターには私が活躍してワンパンしているものがあるはずなのに!」

 

 

「マスター。トゥイッター開いて」

 

 

「あいよ。『イヴァン雷帝 カーマ』っと。あら、今時間無いからほとんど見ないけどさ、聖杯…は必須じゃないみたいだが…大半が宝具レベル2以上前提じゃね?」

 

 

「え…?」

 

 

すまない、カーマ。スキルは一通り上げたが、お前の宝具は1なんだ。

 

 

「悪いな、今回はメルトリリスで行く。許せカーマ。こうしている間にも…」

 

 

「マスター!恐ろしい勢いで狩られているわ!」

 

 

「この計算であれば…恐らくあと1時間半ほどで全滅するでしょう。僕としては急いだ方がよろしいかと」

 

 

「ったく、しょうがねぇなぁ!!急ぐぞ!メルト!太公望!!速攻で終わらせる!」

 

 

「おい、待たぬか!今アイスを…」

 

 

「こいつをぶっ飛ばして得たQPでいくらでも買ってやるから!今は急ぐぞ!スカディ!」

 

スカサハ=スカディ

 

バサスロの汎用性の高さ故に実装されてからしばらくの間かなりのブラック周回を味わった。ゼノビアや水着武蔵。術クーフーリン達によって久々の休暇を満喫出来ていたが、最近水着沖田さんやジャックドモレーにより、また働く回数が増えた。このレイドでは出ずっぱり。

 

 

 

「イヴァン雷帝!殺したいから死なないでくれぇぇぇ!!」

 

 

 

 

聖杯、2000フォウ、宝具レベル格差、コマンドカードの強化やコマンドコード。何でそんな物があるのだろうか。

 

 

 

宝具レベル…はともかく、それら一つ一つはどれもサーヴァントの性能を極端に強くする物ではない。しかし、それらが合わさると凄まじく強くなる。マスターは実利だけで聖杯や2000フォウは入れない。私が負けたのも愛故なのだろうか。何故私はあの場にいない。もしかしたらあそこにいるのは私であったはずなのに。全く、愛とか恋とか全部爆ぜれば良いのに。ぐちゃぐちゃにしてやりたいです。主にマスターの周りを。さぞかし面白いでしょうね…あはは…

 

 

「…ほら、いるかい?」

 

 

「え?オベロン…?その手に持っているのは…」

 

 

「メロンだよ。まるで君の水着みたいだろう?」

 

 

「一言余計ですが…いただきま—」

 

 

「あげないよ?」

 

 

「?」

 

 

「だって、俺が食べるんだから。じゃあね〜」

 

 

このあと、部屋の隅でいじけたカーマが発見されて事件が発覚。オベロンは酷く叱られた。



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ツングースカレイドバトル2! スルト!!

前回はコメントありがとうございます。
まだまだ至らぬばかりかつ今回も全く参考にならない茶番を楽しむだけのものとなりますが、良ければ是非ご覧下さい


「俺は絶対にお前とオフェリアを一緒にはさせない!」

 

 

「ほぉーら!ゴミになぁ〜れ!」

 

 

「…何?生きているだと?」

 

 

このあとQのクリティカルで倒す事は出来たが体力が20万以上も残ってしまったため、妖精騎士トリスタンの戦いは華々しい勝利とは言えなかった。

 

 

〜作戦会議

 

 

「マスターの馬鹿!全然1ターンキル出来てねぇじゃねぇか!!」

 

 

「おかしい…何かが引っかかる…」

 

 

「は?引っかかる?何が!?」

 

 

「それはあの者にはあらゆるデバフが効いていない…ではないですか?」

 

 

「それだ!太公望!打神鞭にデバフが全く入っていなかった…それが真相か」

 

 

「もし見直すのであればNP供給が過剰すぎる点でしょうか。彼女に200%与えても無駄ですし、僕の場合はそこまで到達が出来ません」

 

 

「NP供給過多?」

 

 

「えぇ、僕が見た限りNPを著しく無駄にしております。バーヴァン・シー殿へのNP供給は20%のバフがあれば充分なのです」

 

 

ほう、なら黒聖杯に変えたり、オベロンを呼ぶか?いや、オベロンは…

 

 

 

『オベロン』《呼ばないでください》

 

 

この前のメロン事件でキレてたっけ。忘れてた。まぁ、あれはオベロンが悪いわけだし…まぁ、あいつも少し時間をおけばあとで来るだろう。

 

 

「じゃあ、改めてデータをまとめよう」

 

 

バスターとアーツに関しては2回耐性がある。故にモルガンのような宝具でダメージを与えつつ、仲間を強化する宝具なら三連続で使うのも無しではないが…

 

 

「バスターとアーツに耐性ある時点でそれらの選択肢は捨てろよ。極限まで強化したQでぶん殴る。それが適解だ」

 

 

バーヴァン・シーの言い分は間違ってはいないだろうが…生憎バーヴァン・シーだけじゃ厳しいな…

 

 

Q強化しつつ、太公望みたいなサブアタッカーがもう一人いれば…ん?

 

 

「いた!早速編成は決まった!」

 

 

スカサハ=スカディ(フレンズ)

 

バーヴァン・シー

 

バサランテ

 

太公望

 

他絆上げメンバー2人

 

※礼装は全員星5イベ礼装です。

 

 

「まずはスカディの第一スキルをバーヴァン・シーに!第三スキルはアタランテ!そうしたら太公望とオダチェンで太公望の全てのスキルを解放!バサランテのアルカディア超えを使用!全員にバフが乗った!」

 

 

「からのバーヴァン・シー!!」

 

 

「分かってるっての!」

 

 

「よし、お前ら!全員でかかれぇぇぇ!!」

 

 

「打神鞭!!」

闇天蝕射(タウロポロス・スキア・セルモクラスィア)!」

痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)!!」

 

 

三人の全力宝具が襲いかかり、流石のスルトも粉微塵になって散った。これで安定した1ターンキルの成功だ!

 

 

「よっしゃあ!!やってやったぜ、お母様!!」

 

 

バーヴァン・シーが向かう先にはやはり母親のモルガンだろう。我先に駆けつけるバーヴァン・シーにモルガンは温かな瞳を向ける。

 

 

「ふふっ、よくやりましたね。バーヴァン・シー」

 

 

「この勢いであの北欧の巨人とやらを絶滅させてやるぜ!」

 

 

〜10戦

 

 

「ざーこざーこ!!」

 

 

〜20戦

 

 

「ゴミにな〜れっ!」

 

 

〜30戦

 

 

「ざ…ざーこ…ざーこ…」

 

 

 

はぁ…はぁ…おいおい…試行錯誤していた時間が多少ありはしたが、割と結構な時間殴ってんだぞ…?

 

 

「なぁ、マスター。休もうぜ?てかもう疲れた、休む、寝かせろ」

 

 

「おいおい、あと1時間ちょっとでレイドが…」

 

 

「やぁやぁ、君達。お困りかい?」

 

 

ダビデ

 

序盤の頃は全体回避でお世話になりました。

宝具は巨人特効持ちなのにバスターだという先入観から今回使われて無かった。

 

 

「あ?このレイド戦はあんたみたいな雑魚星3サーヴァントが入ってきていい領域じゃねぇんだよ。低コストは低コストらしく聖杯戦線の余り枠にでもなっとけよ!」

 

 

おい、トリ子。口が悪いぞ。

 

 

「まぁまぁ、そう言わず。今戦っているの巨人でしょ?僕もやってみていいかな?」

 

 

「やってみろっての!どうせHPを20万くらい残してあの女狐女に後処理させるのがオチなんだろうぜ!オーダーチェンジでもなんでも使ってみろよ。あっはっは!」

 

 

女狐女って…頭痛が痛いみたいな構文になってるぞ。そういうとこから直してけ

 

 

「オーダーチェンジ?そんなものは必要無いよ」

 

 

「その代わり…今引きこもっている彼…連れてきてもらってもいいかな?」

 

 

 

 

「あぁ、もう!呼ぶなって張り紙が見えなかったのかなぁ!?」

 

 

ダビデ

 

オベロン

 

コヤンスカヤ

 

※マスター礼装は極地。礼装は全て星5のイベ礼装です。

 

 

「1回だけだから付き合ってやれよって」

 

 

「ちっ、しょうがないなぁ…やる事はやるから頑張ってねー」

 

 

「そーれっ!」

 

 

五つの石を投げたらなんか死んだ。バーヴァン・シーにはそうとしか見えなかっただろう。俺にもそうにしか見えなかった。今まで俺達が3連続で宝具を打っていた労力はどこへやら。あっという間に終わらせてしまった。

 

 

「ひゃ、110万!?…う、嘘でしょ…イカサマしてるに違いな—」

 

 

「…あれが巨人特攻持ちの実力だ」

 

 

ダビデの巨人特攻は範囲が狭い代わりに200%というかなりえげつない倍率が出るんだ。ゼノビアの王特攻は範囲こそ広いが、150%。適材適所で使えばどちらに軍配が上がるかなんてのは言うまでもないだろうバスター0枚でない限りはどこでも周回可能。なんて恐ろしいんだ。

 

 

「ねぇ、マスター。こいつを狩り続けていればいいわけだね?」

 

 

「あぁ、その通りだ」

 

 

「おい、待てって!俺はまだ良いとは—」

 

 

「ラストスパートだから。頑張って〜」

 

 

「クソッ!馬鹿マスターめ!戻ってきたらただじゃおかないからな!覚えておけよぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

「な、何だったんだ…私の周回は一体なんのために…う、うわぁぁぁぁぁ!」

 

 

この後スルトくんはクリスマスを迎える事なく悲惨な死を遂げましたとさ。そしてクリスマスを迎えようというのに二人のサーヴァントの精神が崩壊してしまいました。次のレイドバトルに続く

 




今回はクイックしか効かないと思い込んでしまい、Qバフの倍率が同じかつクリティカルを一切狙わないならバサランテでも同じではないかといった発想から生まれた編成でしたが、後半はダビデでばかり回ってましたwww

特効は偉大ですねww

次のレイドバトルも敵が明らかになり次第特効サーヴァントを調べあげる必要がありますね…では!


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