のび太と切り札と人理修復 (のびえもん)
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1話

のびる「さあ、始まりました!!Fate/grand orderとのび太の切り札のクロス!!」

のび太「いや、本家書いてよ!!」

のびる「ふははははは!!!スランプ気味なんで無理」

のびる「マシュが可愛いから始めたこの企画!!」

のびる「完結に向けて頑張ろうじゃねえか!!」

のび太「まあ頑張ってー棒」

のびる「棒って自分で言わない」

のび太「とりあえず本編どうぞ」

のびる「えっ、あっ!!始まる!!」


のび太は何もない、真っ暗な世界に居た

 

のび太「こ、ここはどこ?」

 

のび太が疑問に思っていると、鳴滝が突然姿を現した

 

鳴滝「仮面ライダージョーカー!野比のび太くん!!」

 

のび太「うわっ!!びっくりした!!」

 

知らない人が話しかけてきたので、のび太はクエスチョンマークを頭に浮かべていた

 

鳴滝「すまない、私と君は初対面だったね。私の名前は鳴滝」

 

のび太「は、はあ・・・・・」

 

のび太「それで、その鳴滝さんがなんの用でしょうか?」

 

のび太は怪しみながら質問した

 

鳴滝「実は、君に頼みたい事があって来たのだ。夢の中までな」

 

のび太「え、ここって夢の中だったんですか?」

 

鳴滝「ああ。ここは君の夢の中。ちょっと『夢はしご』を私の知り合いから借りて来たのだ」

 

『夢はしご』とは、他人の夢の中に入れる道具なのだ。前にのび太は夢はしごを使ってスネ夫の夢に入ったのだ

 

鳴滝「君には悪いが、夢の内容を無に変える道具も借りてきた。だから、周りは真っ暗なのだ」

 

のび太『そんな道具あったっけ?』

 

鳴滝「まあ、ともかく」

 

鳴滝はそこで切った

 

なんの意味があるかはわからないが

 

鳴滝「君には『ある世界』を救いに行って貰いたい」

 

のび太「『ある世界』?」

 

鳴滝「そう。その世界は未曾有のピンチに立たされている」

 

のび太「あの、すみません。みぞうってなんですか?」

 

鳴滝「・・・・・・・・」

 

のび太はバカであった

 

未曾有の意味もわからんバカであった

 

未曾有とは、前例が無いこと、経験が無いことなどを言うのである

 

だが本来は違う意味で使われていたようだが、知らんのでググってくれ

 

のび太「へー。前例がない事を言うんだ」

 

のび太「それじゃあ、その世界を救ってくればいいんですね?」

 

鳴滝「あ、ああ。頼んだぞ」

 

のび太「あっ、ところでどうやってその世界に行くんですか?」

 

鳴滝「目が覚めたら、そこはその世界だ」

 

のび太「わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のび太は夢から覚めた

 

 

 

 

のび太「う、う〜ん」

 

「フォウ!!フォーウ!!」

 

のび太『なんだか頰を舐められたような』

 

ガバッ!!

 

のび太「こ、ここは・・・・・?」

 

のび太が目を開けると、そこは見知らぬ所だった

 

「起きましたか?」

 

のび太「き、君は・・・・・?」

 

「私、ですか?」

 

のび太は首を縦に振る

 

「私はマシュ。マシュ・キリエライトと言います」

 

のび太「マシュさんですか。僕は野比のび太と言います」

 

のび太「ところで、ここはどこですか?」

 

マシュ「ここの事を知らずに侵入したんですか?」

 

のび太「侵入?」

 

マシュ「そうです。この隣に居る・・・・すみません、紹介がまだでしたね。この隣に居る生物はフォウと言います」

 

フォウ「フォウ!!」

 

マシュ「ここ、カルデアを自由に散歩している不思議生物です」

 

のび太「カルデア?」

 

マシュ「あっ、すみません。質問は後でしてもらって良いですか?まずは先輩の状況を説明するので」

 

のび太「あっ、わかりました」

 

マシュはのび太の状況を語る

 

マシュ「先輩はここで倒れていたのです。先に見つけたのはフォウさんでした。それを追って私が来まして、倒れていた先輩を見つけたのです」

 

マシュ「こんな所で、しかもカルデアから支給された服を着用していないと言ったら侵入者と考えるのが妥当だと思いました」

 

マシュ「しかし、流石にここを先輩が突破できるはずがありません。ここ、カルデアは防犯能力も高いですから」

 

マシュ「なのでまだ報告はしていません」

 

のび太「そ、そうなんだ。ありがとう」

 

のび太は彼女、マシュの雰囲気からか敬語を使うのを忘れてしまった

 

それだけ後輩感が凄いと言う事である

 

マシュ「と、いう事で先輩の状況はわかりましたか?」

 

のび太は首を縦に振る

 

マシュ「それでは先輩が聞きたいと思っているカルデアの説明をしましょう」

 

 

 

 

 

FGOやっていればわかることなので略(自分がこんがらがっているから略)

 

シバってレンズだよな?

 

カルデアスは小さい地球よね?

 

じゃああの長い名前のやつはなんだっけ?

 

こういう状況である

 

 

 

 

マシュ「・・・・・・と、いうわけでカルデアはシバとカルデアスを使って100年先の未来を観測することをやっています」

 

のび太『何がなにやらさっぱりだ・・・・』

 

マシュ「目がぐるぐる回っている先輩にわかりやすく言うと、未来を観測するのがカルデアの基本的な仕事という事です」

 

のび太「わかりました」

 

マシュ「それでですが、そのみr」

 

「待ちたまえ!!」

 

のび太「えっ?誰?」

 

マシュ「レフ教授・・・・・」

 

レフ教授と呼ばれた帽子を被った人は、のび太の前に来た

 

レフ「マシュが言ったが、私はレフ、レフ・ライノールと言う。ここに勤めさせて貰っている技術師の1人だ。ところで、君が侵入者かい?」

 

のび太「えっ?ま、まあマシュさんが言うにはそういう事になってるみたいです」

 

レフ「なっている?どういう事だい?」

 

マシュ「先輩はカルデアを知らない様なんです」

 

レフ「つまりマシュは『侵入する理由が見当たらない』と言いたいのかい?」

 

マシュ「そうです。それに、先輩を脅威に感じません」

 

レフ「ふむ。まあ、立ち話もなんだから余っているマスター候補の部屋にでも案内してくれ。いくらマシュがそう言っても、侵入者な訳だからね。所長に報告してくるよ」

 

マシュ「わかりました。では先輩、私について来てください」

 

のび太「わ、わかりました」

 

 

 

 

 

のび太「ところで、どうしてマシュさんは僕の事を先輩って言うんですか?年下なのに・・・・」

 

のび太は聞いてみた

 

マシュ「さっきも言いましたが、脅威に感じませんし、私が出会った人間の中で1番人間らしいからです」

 

のび太「そうですか・・・・・・」

 

 

 

マシュ「着きました」

 

のび太「ありがとうございます」

 

マシュ「なんの。先輩の頼み事なら昼ごはんを奢る程度までなら承りますとも」

 

のび太『昼ごはんを奢ってくれるの!?凄いなあ・・・・』

 

のび太「ありがとうございました」

 

マシュ「では、運が良ければまた会いましょう」

 

のび太はその言葉に違和感を覚えた

 

のび太『運が良ければ?なんでそんな事を言うんだろう』

 

しかし、考えてもどうにもならないので思考を放棄した

 

プシュー

 

ドアの前に立つと、そんな音がして扉が開いた

 

「入ってまーーーって、誰だ君は!?子供!?ここは僕のザボリ部屋だぞ!!空き部屋だぞ!!誰の断りがあってここに来たんだ!!」

 

のび太『いや、なんで空き部屋でサボっているんだろう』

 

心の中で疑問に思いながらも、口に出さない

 

のび太「あなたは?」

 

「僕はMAZIMEに働く医者さ!!」

 

のび太『いや、サボっている時点で真面目ではないんじゃ』

 

「それで、君は誰だい?」

 

のび太「あの、レフっていう人から行けって言われてきました」

 

「ふーむ、しかし変だね?君の顔が候補者に載ってないよ?」

 

のび太「実は、侵入者扱いされてるんです」

 

「なんだって?侵入者扱い?扱いってことは、誰かに頼まれて来たのかな?」

 

のび太「ええ。だけど覚えてなくて。しかもどんな事を言われたかも忘れてしまって」

 

「まあ、忘れたものは仕方ないさ。とりあえずお茶でも飲むかい?」

 

のび太「え、いいんですか?」

 

「うん。どうせ侵入者扱いされた人の部屋はロックされるだろうし、なら親交を深めた方がいいだろう?」

 

のび太「そ、そうですね」

 

のび太『ロックされるんだ』

 

「自己紹介をしないとね。僕はロマニ・アーキマン。みんなからはロマンと呼ばれているよ。略称だろうね。だけどいいよね、ロマンって呼び方はさ」

 

ロマン「かっこいいし、どことなく甘くいい加減な感じがするし」

 

のび太『いい加減でいいのかなぁ』

 

のび太「ロマンさんよろしく。僕は野比のび太っていうんだ」

 

ロマン「のび太くんね。よろしく。でも、野比のび太ってさ、のびのびって続くよね。名前の通りのびのび育ってるかな?」

 

ある程度のびのび育ってるよな

 

ジャイアンの暴力やリサイタル、スネ夫の嫌味なんかを除けば

 

のび太「ええまあ」

 

ウーウー

 

そんな事を言っていると、地震か何か激しい揺れが発生して、警報が鳴る




のびる「さて、鳴滝が出て来たけど」

のびる「レム睡眠の時に見せろよな」

のび太「だから覚えてないわけだよ」

マシュ「こんにちは」

のび太「あれ、マシュさん」

のびる「俺が呼んだ。この呼符でな」

マシュ「まさか。私はストーリー上確定入手なので呼符を使う必要なんて無いんですよ?普通に出てくれって言われて出ただけです」

のび太「まあ、この3人でこのあとがきのコーナーやるんだね」

のびる「うん。とりあえず、次回予告担当マシュね。あと3人で本編の解説。俺は開幕の挨拶、のび太は閉幕の挨拶ね」

のびマシュ「了解です」

のびる「よし、終わろう」

のび太「次回から本編の解説なの?」

のびる「うん」

のび太「では、このあとがきを終わります」



マシュ「次回は、私が原作通りにデミ・サーヴァント化して、特異点Fの調査をします。先輩は・・・・・」

マシュ「とにかく、次回の話を待っていてください!」


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2話

のびる「第2話だー!!」

のびる「2人は今日は用事があって、あとがきにしか来られないらしいから、もう始めよう」

のびる「始まります!!」


アナウンス「緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、および中央管制室で火災が発生しました」

 

アナウンス「中央区画の隔壁は90秒後に閉鎖されます。職員は速やかに第二ゲートから退避してください」

 

アナウンス「繰り返します。中央発電所、およびーー」

 

のび太「何が起こったんですか!?」

 

ロマン「わからない!!モニター!管制室を映してくれ!!みんなは無事なのか!?」

 

火災が発生したという事で、かなり慌てている

 

のび太「ひどい・・・・・」

 

ロマン「これはーーー」

 

ロマン「のび太くん、僕は管制室に行く。君は避難するんだ」

 

のび太『あれって、マシュさん!!?』

 

モニターの隅に瓦礫に埋まったマシュを見つけた

 

ロマン「でも、扉がロックされてちゃーーー」

 

フォウ「フォウ!!」

 

のび太「フォウ!?って事は、ロックは解除されてる!?」

 

ロマン「よし、行ってくるよ!!のび太くんは避難するんだよ!!」

 

ロマンはそう言うと、部屋を出て行く

 

フォウ「・・・・・・」

 

のび太「わかってる!!マシュさんを助けに行こう!!」

 

フォウ「フォウ!!」

 

 

 

ロマン「いや、何してるんだ君!!方向が逆だ!!第二ゲートは向こうだよ!?」

 

のび太「でも、1人じゃ無理ですよ!!僕も手伝います!!」

 

ロマン「・・・・・・わかった。でも、隔壁が降りる前に逃げるんだよ!!」

 

 

 

 

管制室

 

 

 

ロマン「・・・・ダメだ、生存者は居ない。無事なのはカルデアスだけだ」

 

ロマン「・・・・・ここが爆発の基点だろう。これは事故じゃない。人為的な破壊工作だ」

 

のび太「そんな・・・・!!」

 

アナウンス「動力部の停止を確認。発電量が不足しています」

 

アナウンス「予備電源への切り替えに異常 が あります。職員は 手動で 切り替えてください」

 

アナウンス「隔壁閉鎖まであと40秒」

 

ロマン「僕は地下の発電所に行く。君は早く逃げるんだ」

 

 

 

ロマンは発電所へと向かった

 

 

のび太「よし、マシュさんを探さなきゃ!!」

 

 

アナウンス「システム レイシフト最終段階に移行します」

 

 

のび太『レイシフトってなんだろう・・・・』

 

ガラッ

 

のび太「あっ!!」

 

映像に映っていたのと同じように、マシュは瓦礫に埋まっていた

 

マシュ「・・・・・あ」

 

のび太「今、助けます!!」

 

マシュ「いい、です。どうせ、助かりません・・・から」

 

のび太「・・・・・助けるよ」

 

のび太はロストドライバーを装着した

 

マシュ「せん、ぱい・・・・?な、にをして・・・・いるんですか・・・?」

 

のび太「大切な、友達だもの」

 

ジョーカー!!

 

のび太「・・・・変身」

 

ジョーカー!!

 

マシュ「そ、の・・・・すがたは」

 

ジョーカー「とりあえず、瓦礫をどけるよ」

 

ガララッ!!

 

ドーン!!

 

マシュ「あり・・・・・がとう・・・・ございます」

 

ジョーカー「お礼はいいから、早く避難しよう!」

 

マシュ「足が、動きません」

 

ジョーカー「だったら、おぶっていく!!」

 

アナウンス「中央隔壁、閉鎖。館内洗浄開始まで 180秒」

 

マシュ「隔壁、しまっちゃい、ました。もう、外に、は」

 

ジョーカー「なんとかなるよ。いや、なんとかしてみせる」

 

マシュ「・・・・・・」

 

 

マシュ「・・・・・あの・・・・せん、ぱい」

 

マシュ「・・・・・強く、抱きしめてて、いい、ですか」

 

ジョーカーは無言で頷く

 

 

 

 

 

 

 

 

頷くしかできなかった

 

助けると言ったのに

 

助けられなかった

 

なんとかすると言ったのに

 

何もできなかった

 

悔しかった

 

なまじ力を持っているが故か

 

あるいは、その力を過信したが故か

 

『力を持つ事は、必ずしも+に傾く事ばかりではない』

 

光に包まれていくマシュを見て

 

のび太は、そう思った




のびる「よし、2話終わり!!」

のび太「なんだか訳のわからない内容になったような気がしなくもない」

マシュ「あと、嘘予告ですか!?」

のびる「ちょっと、区切りがよかったんで、切ってしまった」

マシュ「ええー」

のび太「こういう人だから・・・・」

のびる「あと最後の方だが、なんだか急に思いついたんで、それを入れる事にした」

のびる「ジョーカーのパワーなら隔壁ぶっ壊せると思ったけど、あのラストの方が面白そうだったからそれに変えた」

のびる「それに助かったら物語が始まらんと思って」

のび太「一応、真っ当な理由があるんだ」

マシュ「凄いですね。この人はバカだとばかり思っていました」

のびる「ひでぇ!!みんなして俺をイジメやがって!!」

のび太「もうそろそろ終わろうかな。次回予告、頼みます」




マシュ「次回、今度こそ特異点Fを探索します!!次回も見ていってください!!」


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3話

のびる「1日開いてすみませんでした」

マシュ「お気に入りしてくださった流星皇さん、ノリコさん、魔弾の奇跡さん、神紅さん、朔耶さん有難うございます」

のび太「では、始まります!」


キュウ・・・・・キュウ」

 

「フー、フォウ・・・・」

 

のび太『また、頬をなめられたような・・・・・・」

 

「先輩、起きてください。先輩」

 

「起きません。やはりここは、正式な敬称で呼ぶべきでしょうか」

 

「マスター。マスター、起きてください。起きないと殺しますよ」

 

のび太「はっ」

 

のび太は目を覚ました

 

マシュ「起きましたね、先輩。無事で何よりです」

 

のび太「今、殺しますよって言わなかった!?」

 

のび太は驚く

 

マシュ「言い間違えました。正しくは『殺されますよ』でした」

 

ちょっと頬を赤くしながら言うマシュ

 

マシュ「その、想定外のことばかりで混乱しています。落ち着きたい所ですが、今は周りをご覧ください」

 

のび太「?」

 

「GiーーーGAAAAAA!!!」

 

のび太「うわぁ!!」

 

のび太はおばけみたいなやつに一瞬ビビる

 

マシュ「言語による意思疎通は不可能。敵性生物と判断します」

 

のび太『一瞬びっくりしたけど、アノマロカリスの方がもっと気持ち悪かったな』

 

のび太はアノマロカリス・ドーパントを思い出しながら思う

 

マシュ「マスター、指示を。わたしと先輩の2人でこの事態を切り抜けます!!」

 

のび太「えっ!?」

 

マシュ「来ました!!」

 

ユーレイらしきものが、戸惑っているのび太に襲いかかる

 

マシュ「危ない!!」

 

間一髪、マシュが持っていた盾で防ぐ

 

マシュ「大丈夫ですか、先輩」

 

のび太「マシュさん、あんなに強かったんですか!?」

 

マシュ「その説明は後でしますから、とりあえず指示をください!!」

 

のび太「わっ、わかりました!!」

 

のび太は混乱したのか、ジョーカーに変身しない

 

のび太「マシュさん、敵を倒してください!!」

 

マシュ「わかりました。危ないですから、下がってください」

 

のび太は後ろに下がる

 

のび太『変身するタイミングを逃してしまったー!!』

 

のび太はがっかりする

 

 

 

マシュ「やあーーっ!!!」

 

マシュは盾を使い、ユーレイみたいなのを消滅させていく

 

マシュ「これで、倒れて・・・・!!」

 

最後のユーレイも消滅した

 

マシュ「先輩、戦闘終了です」

 

のび太「う、うん。ありがとうございました」

 

のび太は礼を言う

 

マシュ「ふう、不安でしたが、なんとかなりました」

 

マシュ「お怪我はありませんか先輩。お腹が痛かったり腹部が重かったりしませんか?」

 

のび太「いや、そんなことはありません」

 

マシュ「それと先輩。私の事はマシュと呼び捨てにしてもらって構いません」

 

マシュ「あと、敬語も無しでお願いします」

 

のび太「え、でも」

 

マシュ「敬語を使われるのは慣れていないので、お願いします」

 

のび太「わ、わかりまーーーいや、わかったよ、マシュ」

 

のび太「これでいい?」

 

マシュ「はい」

 

のび太『年上の人を呼び捨てにするのは慣れないなぁ』

 

のび太はちょっと汗をかいた

 

 

 

 

マシュ「ーーーところで、私がどうして戦えるのかをお話しましょう」

 

さっきの戦闘が終わって、4分くらい経ってからマシュは言った

 

マシュ「ですがその前に『サーヴァント』というものからお話しますね」

 

のび太「さーばんと?」

 

マシュ「はい。サーヴァントとは、現界した英雄の事を言います。ーーーー現界した英雄と言いましたが、触れる幽霊とでも考えて頂ければいいです」

 

のび太「触れるユーレイか・・・・」

 

マシュ「そうです。そのサーヴァント達は、見えなくなることができます。しかし、姿を現したりも、触れたりもできるので、触れる幽霊と言ったのです」

 

のび太「じゃあ、マシュもそんな事が出来るの?」

 

マシュ「いえ、私はデミ()・サーヴァントなのでできません」

 

のび太「そうなんだ」

 

マシュ「と、いう事でこれでサーヴァントの事は話しましたね」

 

マシュ「次は、私が戦える理由を話しますね」

 

のび太「デミ・サーヴァントなんだよね」

 

マシュ「そうです。では、どうしてデミ・サーヴァントになったかと言いますと、先輩の背中に乗っている時に、カルデアに居たサーヴァントが契約を持ちかけて来たのです」

 

マシュ「戦う力と、宝具を渡すからこの特異点の原因を排除して欲しい、と」

 

一応、マシュはのび太にもわかるようにかみ砕いて説明している

 

のび太「そんな声は聞こえなかったような」

 

マシュ「先輩は焦っていたのでは無いですか?」

 

のび太「うーん、確かに焦っていたかも」

 

マシュ「と、まあそういう経緯で私はデミ・サーヴァントとなりました」

 

のび太「そう・・・・」

 

のび太「・・・・・でも、助かって良かったね」

 

マシュ「そうですね。私、あの時、死を覚悟してましたから」

 

マシュ「血がかなり流れていましたし、医務室まで辿り着いても手遅れになる可能性しかありませんでしたから」

 

のび太「ごめん」

 

マシュ「え?」

 

のび太「助けるって言ったのに、助けられなくてごめん」

 

マシュ「いいえ、先輩。私は、その言葉を言ってくれただけでも救いになりました。だから、お礼を言うのはこっちの方です」

 

マシュ「ありがとうございます、先輩。死にかけだった私に『助ける』と言って頂いて」

 

のび太「・・・・・・ありがとう、マシュ」

 

マシュ「・・・・・行きましょうか」

 

のび太「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルガマリーは、燃え盛る町に居た

 

周りにはゴーストっぽい敵がいる

 

オルガマリー「なんでこんな事になるのよ・・・・っ!!」

 

オルガマリー「助けてよ、レフ!いつだって助けてくれたじゃない!!」

 

マシュ「オルガマリー所長・・・・?」

 

オルガマリー「マシュ!?一体何がどうなっているの!?」

 

マシュ「先輩、行きます!!」

 

のび太「いや、待って。僕がやるよ」

 

のび太はマシュをかばうように立つ

 

のび太「何かあった時に大変になるからね」

 

マシュ「わ、わかりました」

 

のび太はポケットからジョーカーメモリを取り出し、ロストドライバーを装着

 

カチッ

 

ジョーカー!!

 

のび太「変身」

 

ジョーカー!!

 

ジョーカー「行くよ!!」

 

ジョーカーは先制してパンチを繰り出す。ただ襲うだけのゴーストには避けるということができなかったようで、顔面にクリティカルヒットした

 

ジョーカー「これでっ!!」

 

2体目のゴーストがジョーカーの背後から襲いかかるが、それをわかっていたかの如く、後ろに向けてキックを繰り出す

 

ジョーカー「よし、これでかなりのダメージを負わせたかな。トドメだ!!」

 

ジョーカー!!マキシマムドライブ!!

 

ジョーカー「ライダーキック!!」

 

ジョーカーは跳ばず、回し蹴りで当てていく

 

ゴーストは消滅した

 

 

 

のび太「よし、これで終わり!!」

 

オルガマリー「あ、あなたが侵入者!?」

 

のび太「えっ、まっ、まあそうです」

 

オルガマリー「話には聞いていたけど、実際見てみると本当に侵入したのか疑わしくなるわね」

 

オルガマリー「ボーッとしてそうで、何もできなそうで、のんびりしてそうな感じだもの」

 

のび太「いつも言われます・・・・・」ぐすん

 

のび太は少し涙目になる

 

マシュ「先輩、泣きかけないでください。そんな風に見られても、私は先輩が凄い人だってわかってますから」

 

マシュが慰める

 

のび太「・・・・・・・そんなことを言ってくれるのはマシュと親友だけだよ」

 

ちょっとテンションが下がった気がする

 

スパロボで言うところの気力-10みたいな感じである

 

オルガマリー『えっ、何この空気・・・・・』

 

オルガマリーは困惑していた。まさかちょっと言っただけで少ししんみりした空気になるとは思わなかったからである

 

マシュ「と、とりあえずどうしましょうか」

 

オルガマリー「うぇ!?そ、そうね。あなたたちの状況を聞いておきましょうか」

 

 

 

 

 

マシュ「ーーーーと、いうことです」

 

オルガマリー「そう。道理でここにレイシフト出来たワケね」

 

マシュ「どういうことでしょう?」

 

オルガマリー「コフィンに入っていなかったからレイシフト出来たの。生身のままでのレイシフトは成功率が激減するけど、ゼロじゃない」

 

オルガマリー「でも、コフィンはシフト成功率が95%を下回ると電源が落ちるのよ」

 

オルガマリー「だから、私とあなたとこいつはレイシフト出来たというかしたの。でも、コフィンに入っていた候補生達は誰もシフトして来てない。理由はさっき言った通りよ」

 

マシュ「では、私達3人で冬木の調査をしなくてはいけないという事ですね」

 

オルガマリー「そういう事」

 

のび太『何の話かサッパリだ』

 

のび太は目を回していた。そもそも、レイシフトがどんなのかすらわかっていない

 

オルガマリー「ーーーーとりあえず、あなた、名前を教えてちょうだい。いつまでもこいつだと面倒だから」

 

のび太「野比のび太です」

 

オルガマリー「のび太ね。緊急事態なので、あなたとキリエライトの契約を認めます。ここから先は私の指示に従ってちょうだい」

 

オルガマリー「まずはベースキャンプの作成ね。いい?こういう時は魔力が収束する場所を探すのよ」

 

オルガマリー「そこならカルデアと連絡ができるわ」

 

オルガマリー「この町の場合は・・・・・」

 

オルガマリー「・・・・私の下がそうなってたわ」

 

オルガマリー「マシュ、あなたの盾を地面に置きなさい。宝具を触媒にして召喚サークルを設置するから」

 

マシュ「だ、そうです。構いませんか、先輩?」

 

のび太「うん、いいよ」

 

マシュ「了解しました。それでは始めます」

 

 

 

マシュ「これは・・・・カルデアにあった召喚実験場と同じ・・・・・」

 

ロマン「応答してくれー!!頼むよー!!」

 

のび太「うわっ!!!なんだ!?」

 

ロマン「驚かせてごめんね。いやー僕としたことが君のポケットに通信手段の機械を入れといたのを言うのを忘れてね」

 

のび太「なんでひっそり入れるんですか!!」

 

ロマン「いきなり僕が飛び出したら面白いかなって思って」

 

オルガマリー「はあ!?なんであなたが仕切っているのロマニ!?レフは?レフはどこ!?レフを出しなさい!!」

 

のび太「レフレフレフの3連続だ」ボソッ

 

マシュ「所長が一番信頼している人ですから」ボソッ

 

ロマン「ひょーーーっ!!」

 

ロマン「えっ、しょ、チョチョン!!あっ、噛んじゃったよ。所長!!生きてらしたんですか!?あの爆発の中で!?しかも無傷!?PS装甲でもつけてたんですか!?」

 

オルガマリー「PS装甲って何よ!いいからレフを出しなさい!!」

 

ロマン「そう言われても困る。僕だって作戦指揮なんか取る役目じゃないって事は自覚しているし」

 

ロマン「今、カルデアには僕を含めて20人弱の職員しか居ません」

 

ロマン「僕が作戦指揮なんていう役目をしているのは、僕より上の階級の人がいないからです」

 

ロマン「レフ教授は管制室でレイシフトの指揮を執っていた。爆発の中心にいた以上、生存は絶望的だ」

 

オルガマリー「そんなーーーレフ、が?ちょっと待ちなさい。待って、待ってよね」

 

オルガマリー「生き残ったのが20人に満たない?それじゃあマスター適正者は?コフィンはどうなったの?」

 

 

ここまで書いといてなんだけど、略

 

 

 

ロマン「・・・・報告は以上です」

 

オルガマリー「わかりました。引き続きレイシフトの修復を最優先で行いなさい」

 

オルガマリー「私たちは引き続き特異点Fの調査をします」

 

ロマン「うぇ!?チキンのくせに怖くないんですか!?」

 

オルガマリー「本当、一言多いわねあなたは」

 

のび太『なんだか怖い人なのに、チキンなんだ』

 

オルガマリー「いますぐ戻りたいけど、レイシフトの修理が終わるまで時間がかかるんでしょ」

 

オルガマリー「なら、修理している間に調査をすれば無駄がなくていいもの」

 

ロマン「わかりました。了解です」

 

プツッ

 

マシュ「では、行きましょうか」

 

オルガマリー「そうね」




のびる「気づいたら、4000いってた」

のび太「しかもご都合主義のオンパレード」

マシュ「どうしましょう。批判のコメントが来たら」

のびる「なんだか怖い・・・・」

のび太「それはそれとして、やっとジョーカーのまともな戦闘があったよ」

マシュ「それにしても、私の戦闘描写の薄さはなんなんでしょうか」

のびる「ごめん。厚みを持たせるように頑張るから許して」

マシュ「わかりました。今後の頑張りに期待しましょう」

のび太「よし、とりあえずここらで終わろうか」

のびる「そうだな。バッテリーが無くなりそうだからな」

のび太「では、終わります」



マシュ「次回は特異点Fの詳しい調査です。あと、あの人が出ます。では、次回も見て行ってください」


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