【凍結】学園生活部でカイザ無双 (proto)
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第1話 神様 転生行(逝)ってみようか!

初めてオリ主ものを書きます。
よろしくお願いします。

よくよく考えたらIS物でもなかった!


俺は高端(たかはし) 駿祐 (しゅんすけ)。ただの高校生だ。ヲタクって事以外は。

で、俺の専門はアニメと特撮。意外だと思うがヲタバレとかしても、付き合ってた彼女には振られなかった。むしろ、彼女をこっちに引きずり込んでしまった。まぁ、俺の今見てるのはや○り俺の〇〇ラブコメは〇〇がっている。なんだが、これを見終わったらがっこうぐらし!を見ようと企んでいる。

 

さて、アニメに関する報告をしたところで特撮の話をしよう。俺は光の戦士と仮面ライダー。あ、あとアイアンマンが好きだな。え?戦隊はどうしたって?戦隊はマジレンで終わったよ。で、特撮の仮面ライダーをピンポイントで話をしよう。ライダーといえばベルト。しかし、高校生にもなると腹回りがキツくなる人もいる。俺もその口だ。だからCSMと言う大人の為のベルトを買う。その為にバイトをしてるのだが、今回買うのはCSM カイザギアという、仮面ライダーカイザのベルト。価格が約5万!!高い!だから給料が溜まって確実に支払いできる状態にしてから予約したかった。そして、今日!給料日なのだよ!だから、スキップしながら銀行に向かっていた。残高確認をするためだ。すると、6万溜まってた。銀行を出るとすぐにプレバンのサイトに入り、二次予約にはなってしまったが、予約完了した。

 

 

 

カイザギアを予約して、浮き足立っていた俺は周りの注意を怠っていた。まぁ、信号なんかはしっかり止まってますよ。でも、赤信号で止まってた俺に、暴走トラックが突っ込んできた。

普段なら避けられただろうに。え?だって遠目からこっちくるのわかるじゃん。完全に注意力散漫だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、俺は眼が覚めると見知らぬ天井………と言うわけではなく、真っ白な空間にいた。体を確認するが、確認する体が………な……い?え?俺氏一体どうなっちゃってるの?

「来たな、少年。」

なんだろう、黒髪ストレートでちっぱいで、頼れる先輩みたいな人来ちゃったよ。

「ちっぱいで悪かったな。さて、それはともかく本題に入ろう。」

よく聞くと声も三澤紗千香さんの声だわ。

「どうした?君も座りたまえ。」

と、言い先程までなかったはずの椅子に座り、テーブルにはティーカップが二つある。

「あ、はい。うわぁ!体ねぇのに声出た!」

ビクったぁ、声出るんだな。

「高端駿佑君だな。」

「はい、知ってるんですね俺のこと。」

「あぁ、こちらの不手際で間違って君を殺してしまったからな。」

「え?間違って?もしかして、これあれです?誰に間違われて寿命無くなって、強制的にトラックに轢かれた感じだったりします?」

「その通りだ。今回の事は大変申し訳なく思っている、すまない。担当した者を確認したらまだ入って間もない新人だったものでな。そこで、提案なのだが。」

「もしや、あれですか?自分よくネット小説とか読みますけど、異世界に生き返らせてくれるとか?」

「ほぅ、素晴らしい予想だ。その通りだ。君がいく世界は都合のいい事にがっこうぐらし!の世界だ。君には原作知識がないからな。記憶を消す手間が省ける。」

「あ、なるほど。」

「じゃあ、転生させよう。あぁ、忘れてしまったな。お決まりだとは思うが、転生特典は何がいい?まぁ、こちらの不手際で死なせてしまったのでな、3個くらいなら大丈夫だろう。」

「じゃあ、本当に変身できちゃうカイザギア!死んだからCSMは入手できないし。あ、ベルトは俺以外が使うと灰になる仕様で、で、肉体強化。カイザは強いからね。ある程度頑丈な体にしないと。」

「ベルト一式に、肉体強化か。最後は?」

俺は喉から手が出るほど、欲しかった物、しかも本当に変身できるやつときた。それを手に入れたとなると………あ!ライダーといえば!

「じゃあ、サイドバッシャーとジェットスライガー!カイザの乗り物って枠でやってもらえたら多分2個ともいけるはず!」

「ふむ、確かににそういう申請方法なら問題ないはずだ。了解した。カイザギアとやらは、君が転生したら足元にでも置いてあるだろう。肉体強化は向こうに着いたら完了してるはずだ。乗り物に関しては、数日してから呼び出して見てくれたまえ。目安は3日くらいかな。」

「はい、ありがとうございます。」

「それでは、頑張ってきたまえ。」

俺は途轍もない重力を感じながら落ちていく様な感覚に襲われた。

 

 

目を開けると、見知らぬ天井とピンク色の髪の女性がいた。




初めての方は初めまして。
前作(現在連載中)、前々作からの方
こんにちはprotoです。

えーと、カイザギアを買えそうになくて、
オリ主無双でスッキリしようと思って書きました。

毎週日曜にでもあげようかなとか思ってます、


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第2話 記憶とめぐねえ

投稿設定ミスってました。
ごめんなさい。


俺の背中に柔らかい感触がある。おそらくベットに寝ているのだろう。そして、目の前には見知らぬ女性が居る。初対面でよろしくないとは思うが、めっちゃかわいい。そしてめっちゃタイプ、ドストライク!とりあえず体を起こす。

「高端君、突然倒れたけど大丈夫?」

「え?あ、はい。くっ、うぅぅ!」

「え?え?だ、大丈夫?」

頭が割れるように痛い。表現するなら頭に負荷がかかるような感じだ。

「はい、大丈夫です。佐倉先生。」

記憶がある。ここが巡ヶ丘高校である事、目の前の女性がウチのクラスの担任の佐倉恵先生である事。俺が2年生である事。入学してからの記憶が完璧にある。すると、ベット下から音が鳴る。先生はベット下からアタッシュケースを取り出す。

「これは、高端君のかな?」

「えぇ、ちょっとすみません。」

俺は先生からアタッシュケースを受け取り、開ける。そして、カイザフォンを取り出しコールボタンを押す。

《もしもし、私だ。》

「佐倉先生、すみません。」

「えぇ、わかったわ。」

と、行って気を使ってもらえました。ごめんない先生。

「もしもし、神様……であってますよね?」

《あぁ、そちらには無事に着いたみたいだな。》

「えぇ、それで…。」

《君が聞きたいことはわかっている。何故、この世界での記憶があるのか、だな?》

「あ、はい。全くその通りです。」

《先程君の脳に負荷を掛けて、こちら側で作った記憶をインプットした。ある程度生活しやすいはずだ。》

「わかりました。あ、これの充電とかって?」

《それなら問題ない。神にも色々いてな、私は疎かったので、知神に詳しい奴がいるのを思い出してな、そいつに頼んだら「充電シーンなんてなかったし、おそらくフォトンブラットが内蔵されているのだろう。故に充電なんてしなくていい!」と、熱弁されてな。しなくて大丈夫なようにしておいた。》

「わぁ、ありがとうございます!」

《最後に、これからパンデミックが起こる。》

「え?ちょ、神様!サイドバッシャーは?ジェットスライガーは?」

《すまない。明日には使えるようにしておく。》

「とりあえずパンデミックを乗り越えろと。」

《そうだ。そして君は恐らくだが……。まぁ、放課後は屋上にいる事を推奨するよ。それでは健闘を祈る。》

通信は切れた。パンデミックと言うのが気になるが、とりあえず屋上にいよう。

「あの、高端君?」

「あ、すみません。俺ならもう大丈夫です。」

「そう?なら、私は行くわね。」

「えっと、………先生 !」

「は、はい!どうしたの?」

「お話があります。放課後屋上に来てもらえませんか?」

「放課後、屋上ね。わかったわ。」

これで佐倉先生の安全は確保できるだろう。




はい、毎週日曜に更新できるように努力していく所存であります
うp主のprotoです。
次回高端君は変身できるのでしょうか。
お楽しみに。


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第3話 変身!愛する者を守るために

放課後、俺は屋上に来ていた。屋上には園芸部の畑がある。今居るのは同じ学年に所属してる若狭(わかさ)悠里(ゆうり)さんだけだ。園芸部って彼女だけなの?ま、俺にはさして関係ない……か。

 

しばらく待っていると佐倉先生が来た。もう1人連れてきたようだ。確か……同じクラスの……丈槍(たけや) 由紀(ゆき)さんだったかな。これでとりあえず3人の命は救われるのか?

「高端君、それで話っていうのは?」

「見て欲しい物があります。言葉で説明するのは多分、難しいので。」

俺はアタッシュケースを上げ、ドライバーを出す。カイザブレイガン、カイザポインターにカイザショットをドライバーに取り付け、腰に巻きつけ、カイザフォンのセット位置を草加の角度にする。最後にポケットからカイザフォンを取り出しコードを入力する。

《9 1 3 ENTER》

『Standing By』

カイザフォンを回して閉じ、ベルトの角度に合わせて、右腕を左上斜めに調整する。これで、失敗せずにしっかりと入る……はずだ。

「変身!」

カイザフォンがベルトに一直線に向かうように腕を下ろし、カイザフォンをセットして左に倒す!

『Complete』

体に黄色いラインが走り、カイザへと変身する。うん、いい出来だ。

「おぉ!一瞬でコスプレした!」

と、ゆきちゃんが言うと俺とめぐねえ、そして悠里さんまでもがズッコケそうになった。

「えぇと、先生。これが俺に与えられた力です。これの名前はカイザ。仮面ライダーカイザです。」

と、言った瞬間にグラウンドから悲鳴が聞こえた。そして、誰かが誰かを襲うとまた次の誰かを襲いに行く。しばらくすると、屋上に二人組の男女が入ってくる。

「はぁ…はぁ…。今すぐドアを塞いで!ゾンビが、ここにも来る!」

すると、めぐねえとゆきは屋上にあったロッカーなどのドアを抑えられそうな物で開かないよう抑える。俺は万が一に備えて、カイザフォンを取り外しコードを入力しておく。

《1 0 3 ENTER 》

『Single mode』

光弾を単発発射するシングルモードにし、カイザフォンを縦の状態からさらに回して銃形態にして待機しておく。すると、後ろの方からうめき声が聞こえた。

「え?せ、先輩?」

後方を確認してみると、不味い!そっちが先にゾンビになったか。俺は急いで照準を定め、正確に光弾を発射する。顔の位置がずれていたおかげで、ゾンビだけを殺すことに成功した。しかし、そろそろバリゲードがもちそうにないと、感じた俺は行動に移る。

「先生、変わってください。」

「え?う、うん。」

「ゆきさんも、後ろに下がって。」

「わかった!」

俺はカイザフォンをドライバーにセットし直し、カイザブレイガンにミッションメモリを挿し込む。

『Ready』

そして徐々にバリゲードを解いた。俺は足でまだ扉を押さえつけている。俺はカイザフォンのENTER KEYを押す。

『Exceed charge』

ベルトから腕のフォトンストリームに向かってフォトンブラッドが流れ、ブレイガンへと充填される。ゾンビが屋上に入りそうになった瞬間に、カイザブレイガンのコッキングレバーを引き、ゾンビに発射する。すると、ゾンビが拘束される。俺はゾンビの目の前に現れた円錐型のフォトンエネルギーに向かって突っ込み廊下にいたゾンビを一気に灰に帰す。ここで、1日が終わり、絶望の明日が始まろうてしていた。




重苦しい感じで終わりました。
protoです。いやー、主人公君強いね?
ゾンビ相手だから当たり前か。

さて、次回はまた来週。
それでは!


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第4話 告白と計画

俺は高端 駿佑。みんなは俺のこと好きかな?まぁ、俺のことを好きにならない奴は邪魔なんだけどね?なんて、草加先生の名台詞を口走ったところで、現状を説明しよう。

現在、カイザポインターの双眼鏡モードで屋上から町を見渡すと、人の姿……否、生存者の姿を確認することは出来なかった。

「先生、ダメでした。町はゾンビで溢れかえってます。」

「そう、つまり……。」

「えぇ、生存者は僕らだけって事になります。」

「これから、どうすれば……。」

「僕に考えがあります。割と現実的な話です。」

「高端君、それは何?」

「ここで生き抜く為に……まず、この菜園は最大限活かしましょう。ここで採れた食料があれば、ある程度食料には困らなはずです。」

「なるほどね。でも、それだけじゃとても。」

「確か購買に、長く持ちそうな物があったはずです。それらを回収できれば。」

「でも、外はゾンビだらけ……。」

「そこは、僕がカイザになって排除します。」

「……それはあなた1人に、危険なことを押し付けることになってしまう。教師として、そ!は見逃せない。」

「………あなたを守る為なら、たとえ火の中水の中、ゾンビの群れの中にでも、喜んでこの身を捧げよう。」

「え?それはどうい……。」

「先生、あなたが好きです。一目惚れでした。それが本当に話したかった事です。」

先生は口がポカンと開いたままだ。脳内処理が追いついてないのだろう。

 

 

 

私は佐倉 恵…………だよね?うん。何が何だかもうわからない。えっと、私は巡ヶ丘学院高等学校の現代国文の教師で?で……何?うん、生徒からプロポーズ?……じゃなくて、告白されて?グラウンドにゾンビがいて?ここへ巡ヶ丘学院高等学校で?え?え?えぇ?

「…い、…せ………い。佐倉 恵先生!」

「は、ひゃい!」

停止しかけていた思考を呼び戻すように、大きな声で名前を呼ばれた。

「よかった、戻ってきた。これで戻ってこなかったらキスしてましたよ?」

彼はじょうだんをいっているような笑みを浮かべている。

「それで、その後の計画ですが。がっこ「ちょっと待って!」?どうかしました?」

「えっと、高端君は私が………好きなの?」

「はい!あなたのそばで一生支えて、守りたいくらい。先生のことが大好きです♡」

彼はすごく嬉しいそうな、幸せそうな笑顔を見せてくれた。

「それで、今後まずは学校内のゾンビを排除して、外の様子を見る必要があります。ただ彼女達3人の精神状態が安定しないと難しいでしょうね。」

彼は冷静さを保った口調で話し続けるのであった。




はい、週一投稿の割に文字数少ないかな?
と思っているprotoです。

いやはや、原作に到達してなくてごめんなさい。
そして、カイザに変身してなくて申し訳ない。



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第5話 じこしょうかい

俺は高端 駿佑。仮面ライダーカイザ。巡ヶ丘学院高校の2年。えーとゾンビが発生したのでとりあえず、俺は一番近い教室とその付近の安全を確保した。

「佐倉先生、とりあえず近い教室周辺の安全確保をしたので、そこに移動しましょう。」

「えぇ、わかったわ。ゆきさん、くるみさん。それとゆうりさんもこちらに。」

全員が着席すると俺は起立し、

「えーと、こんにちは。2年の高端 駿佑と申します。何卒よろしくお願いします。」

と、唐突に自己紹介を始めた俺氏。

「高端君?これは一体?」

「こんな状況ですからね。まずは、お互いの信頼関係を築いていかないと。その為に必要なのは…自己紹介だ!って言うじゃないですか。」

某『 』のお兄さんのセリフをお借りして、場を和ませようとする。すると、それに対してみんなが、笑ってくれた。

「それじゃあ、2年の若狭悠里です。園芸部所属でした。よろしくお願いします。」

「同じく2年、恵比寿沢 胡桃だ。陸上部だった。」

「次はわたしだねぇ。私は丈槍 由紀。よろしくねぇ。」

「えーと、これで全員かな?」

「私…忘れられてる。」

「佐倉先生は全員知ってますからね。それに、ここにいるメンバーは変身の事も知ってるはず………ですよね?」

「ええ。」「うん!」「あぁ。」

「それは良かった。あ、そうそう。あのベルトは僕以外が使うと使用者が灰化しますので。くれぐれも、気をつけてください。」

と、ベルトの注意勧告をする。

「それと、みなさんには話しておきたい事があります。それは、とても現実的じゃなく信じてもらえないかもしれない。でも、こんなオーバーテクノロジーの塊であるベルトがある理由は知りたいはずです。」

みんなが頷く。それもそうだ。そもそも何故このようなゾンビが出現する事態に陥ったのか、それに合わせるように現れた救世主(あ!自分で言っちゃった)の存在。気になるだろう。

「俺は実は、一度死んでるんです。」

「「「「え?」」」」

全員が白目剥いてるよ。

そんなわけで、狙いは先生!俺は某固体な蛇のように静かに近づいて、先生の柔らかいほっぺたを突く。ツンツン、ツンツンと何度も突くが意識が戻らない。

「目が覚めないお姫様を起こすのは、…………キスでしょ?」

そんなわけで、佐倉先生にファーストあげちゃいます。俺は目を閉じて、そっと近く。そしてゆっくり、ふんわり柔らかい先生の唇に己が唇を合わせる。そしたら、……目が覚めてなかった。訳ではなく、シューと煙が出て、顔も赤くなっていた。目が覚めたようだ。それに続き他のメンバーも気がつく。

「皆さんお気付きになられましたので、ここから僕の自己紹介ならぬ、事故紹介をさせていただきます。」

僕は優しい微笑みを浮かべた。

 




データが消えたので書き直してました。

さて、皆さん。今回の話にはとあるキャラのネタが
入っております。当てられますかなぁ?


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第6話 因果とはすなわち、ゾンビの群れなのかな?

がっこうぐらし!実写化とか……ぜってぇ許さねぇ!


こんにちは、ここ最近アニメの実写化が多くて萎えるわぁ〜、っていう連絡をカイザフォンから受けて後悔してる高端 駿祐です。

 

えーと、俺は前世……まぁ転生までの経緯(トラックから神まで)を話した。

「ってことです。ご静聴ありがとうございました。それでは、そろそろゾンビが集まってしまうかもしれないので少々駆除してきます。」

と言って、俺は部屋を退出した。

 

 

「ふぅ、やっぱり自分が死んだこと言うのは、中々堪えるな。」

いくらカイザになれるといっても、流石に彼も死んだ事は辛いようだ。

「ま、今俺がやるべきは佐倉先生を守ることだ。」

《9 1 3 Enter》

『Standing by』

「変身」

『Complete』

全身にフォトンブラッドのラインが走り、カイザへと変身する。 俺は教室から離れた所に居るゾンビから片付ける。基本はブレイガンを左手で、右手にはカイザフォンを銃モードにして、二丁拳銃?のようにゾンビの頭を打ち抜き続ける。それはさながら、ゲームセンターにあるシューティングゲームで連続コンボボーナスを出すかのような感じだった。1、2、3と次々と狙い撃っている。スコープもつけていないものでよく正確に頭だけ撃ち抜けるものだ。しばらくすると……

「お?団体様ご案内。行き先は天国か地獄!」

カイザフォンを戻し、ミッションメモリを腰にあるカイザポインターにセットし、ポインターを右足に付けてキーを押す。

《Enter》

『Exceed charge』

フォトンブラッドがフォトンストリームを通り、右足のポインター目掛けて流れ行く。助走をつけるためある程度駆け出し、ゾンビの群れに両足で蹴りを放つ。大群を一気に駆除し終えると、元いた教室へと戻った。

 

元いた教室は、よく見ると生徒会室だった。その前にちょっと近くにあった職員室はへと足を向けた。音を立てないようにドアを開け中に入ると、佐倉先生が青ざめたような顔をして、何やら小冊子を持っていた。

「佐倉先生?それは……。」

声をかけるとビクッ!となり、すぐさま小冊子をしまった……いや、隠した。

「た、高端君。どうしたの?」

「いえ、何か使えるものが無いか見てから戻ろうかと。」

「そ、そう。ここは何も無いから早く戻りましょ?」

そう言って早々と戻ろうとする、何か隠蔽しようとしているのを感じたので。悪いこと(きっと隠し事)したので罰ゲームです!」

「え?ちょっと、高端君!?」

僕は唐突に後ろから抱きつくと、こう言う。

「僕は、そんなに信用ならないですか?」

なんとなく先生の鼓動が早くなるのを感じた。

 




ノーコメント、
読んでくださりありがとうございました。


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