炎絶唱シンフォギア (形無刀)
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プロローグ

初めまして。
処女作ですがどうぞお付き合いください


うーん・・・ここは・・・?

 

?「目が覚めたか」

え・・・誰・・・?

 

それにここは・・・?

見たところゼ○ダの伝説○のオカリナの闇の○殿の入り口のような所だ

 

?「わしは神じゃ。そしてここは神の間じゃ」

 

男「!?」

 

・・・なるほど。

だから白い翼が生えていて黄色いわっかがあるのか。

 

神「ずいぶんと反応が軽るいのう」

 

男「だって心を読めたらねぇ・・・」

 

神「ああ、なるほどのう」

 

神は納得した。

あらためてみると優しそうな顔に立派な白いひげ優しそうなオーラといいなんか田舎にいる優しいおじいちゃんを彷彿とさせる人(?)物だ。

 

男「俺は死んだってことでいい?」

 

神「すまん。ワシが間違えて君を殺してしまったのだ」

 

といい申し訳無さそうな顔をする。

 

男「ちなみに死因は?」

 

神「てんぷれ?とやらじゃ」

 

男「なるほどわかった」

 

神「で、おぬしは許してくれるのか?」

 

男「ええよええよこんぐらい」

 

神「やさしいのう・・・。ちなみに聞きたいのだがてんぷれ?とはなんじゃ?」

 

男「簡単に言えばこう来たらこうなるだろうと言うやつだね」

 

神「じゃあこの場合は?」

 

男「神様が何らかの形でこちらの世界に干渉して誰か・・・この場合、俺が死ぬ事だよ」

 

神「ふむ教えてくれてありがとう。よし、お詫びにどうしたいのかをおぬしに決めてもらおう。願い事はあるていどええよ」

 

男「じゃあ、転生は?」

 

神「はて、転生とはなんじゃ?」

 

男「言ってしまえば前世の記憶・・・この場合、俺が今の記憶をもっても元いた世界とは違う世界で生きる事だよ」

 

神「ふーむ・・・まあいいじゃろ。それなら何とかなるわい。ただおぬしの肉体ごと持っていくとなると容量をとても使うので赤ん坊からやり直してもらう事になるがの」

 

男「了解、じゃあ・・・まずシンフォギアの世界に転生したい。」

 

神「ああ、あの作品か。構わんよ」

 

男「しっているのか」

 

神「時折の娯楽として人間の作るあにめやげえむとやらは丁度いいからのう」

 

男「なるほど。じゃあ次、聖遺物としてファイアーエンブレムIFに登場した夜刀神(やとうがみ)を融合症例で」

 

神「サービスで暴走や命の危険は取り払っておくぞ」

 

男「ありがとう。じゃあ次、アクセルワールドの心意(インカーネイト)システムを俺の能力で欲しい」

 

神「周りからの違和感がなくなるようにフォニックゲイン操作の延長線上のものとしておくぞ」

 

男「ありがとうございます。最後に神様の力で2つの特典をパワーアップさせておいてください」

 

神「ではパワーアップとして龍の変身は水龍(FEの龍)マクムートへの自由な変身を与えておくとしよう。また心意は全体的なパワーアップをしておくぞ」

 

男「本当にありがとうございます」

 

神「後2つ話がある、その世界はかなり原作ブレイクが起きてるから気をつけること・・・具体的には、フィーネの魂はないようじゃ、また、その世界ではフォニックゲインがHUNTER×HUNTERの念のような特性を持って居ると言う事じゃ」

 

男「わかった」

 

神「この門をくぐれば次の世界じゃ」

 

といい闇の○殿の入り口門を指差した

 

男「ありがとうございます、いってきます」

 

神「うむ」

 

俺は闇の○殿の入り口に入っていった。

 

神「初めて転生させたがいい子じゃったのう・・・そうじゃサービスとして金運をあげておいてやるのと、優しい両親の下に生まれるようにしようかのう」

 

神様のそんな独り言は入っていく俺には聞こえなかった。

 



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1話

知らない天井だ・・・

多分ここが転生先なんだろうな。

となるとここは我が家か綺麗な家でよかった。

 

?「あら、神無(かんな)、起きたのね」

 

この人は俺の母親・・・母さんなのか・・・ちょっと待てこの顔ファイアーエムブレムのミコトじゃないか?

・・・てことは父親の顔はスメラギかなあ。

 

母「神無、ご飯の時間よ。」

 

・・・へ?ごはん?まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、ま・さ・か

 

母「はいたくさん飲むのよ」

 

読者の皆さん少しの間賢者タイムとなるので失礼します

 

 

 

 

賢者タイム中・・・

 

 

 

 

やあみんなこんにちは神無だよ。ん?賢者タイムって何って?言わせんな恥ずかしい。

そもそも賢者タイムってのh・・・あれ・・・急に眠気が・・・

 

 

 

 

赤ちゃん睡眠中

 

 

 

 

んん、ここはどこd・・・って俺ん家じゃねえか転生したの忘れてたよ。そういやぁなにかどっかの誰かに一言文句をつけようとしたような・・・ま、いっか。

それよりも神様が言ってた事が気になるな。たしか、

 

『その世界ではフォニックゲインがHUNTER×HUNTERの念のような特性を持って居る』

 

だったっけ。じゃあ俺にもバン○―ガムとかスキルハン○ターとか使えるのかなッ!!

あんまり知らないけどマンガをチラッと見てカッコいいなとおもったんだよなー。まぁスキルハン○ターはあんまりこの世界では使えんだろうな・・・ハァ

 

まぁいいや。それよりもさっさと修行しようこんなたっぷり修行の時間が取れるときなんてそうそうないからな。

 

だがここで問題がある・・・修行って何すればいいんだー!!

 

「あうあうあー!!」

 

でもやるっきゃない。まず手始めに瞑想してみよう。もしかしたらなにか分かるかもしれん。というわけで、瞑想ターイム

・・・

・・・

・・・

・・

・・

・・・?

何かあるな、これがフォニックゲインか。よし引っ張り出そう。

よいしょ。よいしょ。(イメージ)

・・・だめか引っ張り出せる量がすくないな。まあ明日もある少しづつやっていこう。

というわけでおやすみー。

 

 

 

 

一週間後

 

 

 

 

やあみんな神無だよ。今俺はいつもどうり修行中だよ。ここ一週間で思った神様の強化ってスゲーもう結構引き出せるようになったよ。

 

さてここいらでここまでで確実に(証拠的ないみで)わかっていることについて振り返ってみようか。

まず家族構成、俺の名は神威(かむい) 神無(かんな)0歳

母は神威 (みこと) 23歳

父は神威 (すめらぎ) 23歳

また、神威家はかなり大きな家であること(最近知った事だが)

それが分かったわけは父さんが事あるごとに

 

「将来、神威本家の大黒柱として立派になれ」

 

と言ったからである(本家なんていったらやっぱり大きい家柄でしょ)

けどその割には使用人を見かけないんだけどなあ。

 

後、関係ないけど原作でのこの世界について振り返ってみよう。

この世界は戦姫絶唱シンフォギアの平行世界である事。

戦姫絶唱シンフォギアとはとある理由で特別な災害・・・特異災害と呼ばれるノイズと言う化け物(災害?)が存在している。そしてとある事件をきっかけに主人公たちが様々な事件に巻き込まれていく。

と言うお話だ。

 

さてここから先は不確定要素を含んだお話だ。

まず夜刀神との融合症例であること。これはまだ歌が歌えないためにあるかどうか分からない。

つぎにこの世界のフォニックゲインがHUNTER×HUNTERの念と似ていると言う事。

だがこれはある仮説が立てられる。それは風鳴翼のアームドギアで説明しよう。

まず、あのアメノハバキリブレード自体は具現化系の能力で出来ていて、全体的な強化を強化系の能力を無意識に使い、蒼ノ一閃では具現化系の能力で大剣にして変化系の能力でフォニックゲインを斬撃にかえて放出系で飛ばすと考えると仮説は成り立つ。また、操作系は月読調のノコギリアームの操作と考えられる。

とまあ仮説を披露したが何も証拠が無いのもまた事実。だから修行して、確かめるよ。

 

 

・・・修行中・・

 

 

・・・時は流れて・・・

 

 

やあみんな久しぶり。君達からすれば違うかもでも俺にとっては久しぶりだ。

だってあれから1年たっているからな。まあその1年でたっぷり修行したおかげでずいぶんパワーアップしたぜ。

具体的にはキルアのように電気を操れるようになったぜ。

また心意を鍛えたお陰で学園都市の第1位のマネができるようになったぜ。

 

・・・さいきん父さんの様子がおかしいから調べていたら不味い事を知っちまった。

具体的には父さんの弟の龍我(りゅうが)が神威本家の資産を狙っているそうだ。

「まぁ、頭のいい父さんのことだどうにかするだろう。」

俺は心のどこかでそう傲慢な考えを持っていた。万が一に備えることを怠っていたのだ。

そのツケを1年後、自分で払わさせられるとは知らずに。

 

 

 

1年後、家族旅行で事故にあった。龍我の策ではない不慮の事故に。



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2話

2話連続投稿です


事故から2日たった。

事故があってからというものとても忙しかった。警察に事情聴取されたり、家のことなどだ。何よりもあの龍我がなにかしてくるかもしれないと最大限警戒したりとだ。

 

?「若様、龍我の方は裁判に遺産の一件を持って行き、後見人として上手く内部の金を持っていこうとしているとのことです」

そういいながら俺の前に現れたのは陰動(いんどう) (おぼろ)さんだ。

この人は我が神威家最強の忍者であり暗部の統括者なのだなのだ。(容姿はFE IFのオボロがスーツを着ていると思ってくれ。てなみにFEとは、ファイアーエムブレムのことだ。一応言っておいたのと、父の皇も母の命もFE IFのスメラギとミコトだ。)

・・・もう一人最強の忍者がいるのだが、もう一人は単独任務に特化しているため二人最強の忍者がいるのだ。

話が逸れたな、それで今この情報が飛び込んできて困っている最中なのだ。

俺としては、せっかく転生してギアを持っているはず(?)なので原作介入して、色々とやってみたいんだが、そのためには当主の座は邪魔だ。だがそのわがままで使用人たちや朧さんに迷惑は掛けたくは無い。

 

「だから俺は・・・」

 

当主になって原作までに対策を考えようと思う。なのでまずは、龍我の後ろ暗い所を集めようと思う。

 

神無「朧さん、龍我の後ろ暗い所を集めて置いて欲しいんだ」

 

朧「わかりましたが、若様はどうするのです?」

 

神無「俺は、弁護士を探して弁護を依頼してくる」

 

朧「ハッ」

 

そう言って朧さんはいなくなったので、俺も外出の用意をしてくるとさっさと家を出て行った。

 

 

 

 

・・・移動中

 

 

 

 

神無「何でこの世界にこの法律事務所があるの?」

 

そうつぶやいた俺は悪くない。だってその看板には、

 

成歩堂法律事務所(なるほどうほうりつじむしょ)

 

とかいてあったからだ。だが、悪くない。なぜならこの事務所は、『逆転裁判(ぎゃくてんさいばん)』で有名な事務所だからだ。ここならきっと何とかなるだろう。

そう思い中に入っていった。

そして扉の前に立った

そして扉を叩いた。

 

とんとん

 

「ハーイ」

 

ガチャッと扉が開いて出てきたのは、どことなく明治時代っぽい服装(作者はよく知らない)にへn・・・特徴的な結び方(作者はre)をした少女・・・綾里真宵(あやさとまよい)が出てきた。

 

 

真宵「えっと、ぼくは、迷子かな?」

 

神無「すいませんここが成歩堂法律事務所でしょうか」

 

真宵「え?あ、はいそうだけど」

 

?「真宵ちゃん?どうしたんだい?」

 

と言いながら奥から出てきたのは、青いスーツに赤っぽいネクタイをしておかs・・・こちらも特徴的な髪型をした青年、成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)が出てきた。

そして、成歩堂さんがこちらをみて。

 

龍一「真宵ちゃん、そのこは迷子かな」

 

真宵「なるほどくん(成歩堂のこと)、この子ここに用があるみたいだよ?

 

龍一「そうなのかい?でも今は仕事は何も無いよ?君、ここで親御さんと待ち合わせかい?」

 

神無「いいえ。違います。今日は、弁護士成歩堂龍一さんに弁護の依頼に来ました。」

 

真宵 龍一「「ゑ」」

 

龍一「こんな子供が!?」

 

神無「こんな子供が来るほどの事態とお考え下さい」

 

真宵「それって緊急事態ってことだよね。」

 

神無「はい、正式な依頼料も前払いいたします。」

 

龍一「ま、まあ、そこにかけて。話はそれからだよ」

 

神無「わかりました」

 

といって話をする準備としてお茶を貰った。

 

龍一「それで詳しい内容とは何かな?」

 

神無「はいそれは・・・」

 

俺は全て話した。両親を事故でなくしたこと、その遺産を父親の弟が裁判でぶんどろうとしている事等を丁寧に話して言った。

そして話し終わったら、成歩堂さんは、

 

龍一「わかりました。依頼を引き受けましょう。・・・どこまで出来るか自信ないけど」

 

神無「お願いします。それで、これが依頼料です。」

 

といって、俺は、100万円の依頼料が入ったアタッシュケースを机に置いた。

それを見た二人は傑作だったと言っておこう。またこの裁判で、龍我は幾多もの犯罪をしながら、それを隠蔽していたことがばれ、そのまま警察のご厄介になったことを付け足しておこう。

 



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3話

裁判から数日がたった。

裁判が終わった次の日からと言うもの俺の生活は恐ろしい速度で変化していった。わかりやすい変化は当主となったことで、使用人や部下たちの呼称が、『若様』から『当主様』、『神無様』と呼ばれるようになり、仕事をしながら覚えていく毎日になったことだろうか。執務室に入って引き出しの一番上に父さんが万が一に備えて作ってあった仕事のガイドブックが無かったらどうなっていた事か。

俺はあの日から万が一に備えるようになった。そのため、3歳の頃からやっていた(やらさせられていた)剣術も自分から取り組み、これまで以上に修行に熱が入り、仕事もやるようになった。

ああ、そうそう使用人はみんなやめることなくみんな残ってくれるそうだ。聞いた話では、龍我を退けた話が残る要因になったらしい。

そして今、俺は大変困っている。それは・・・朝のランニングのランニングコースで、捨て子を見つけてしまったからだ。T字路の電柱のした、捨て猫の入っていそうなダンボールの箱に入っているというベッタベタなテンプレで赤ん坊が捨ててあったからだ。

それを見て俺は今の自分と重ねてしまい助けたかったが、神威家に迎え入れればどんな危険に巻きこめれるか分からないがこの子を助けてくれる人があらわれるとは限らないからどうしても二の足をふんでしまうのだ。

そしてふとこんなことを思った。

 

「後で『自分の気持ち』が軽くなる道を選ぼう」

 

だから俺はこの子を助けることにした。

だからまず、朧さんに電話で連絡を入れた。2、3回コール音がなった後、

 

朧「はい、朧です。神無様どうなさいましたか。」

 

神無「朧さん、ランニング中に捨て子がいた。この子を助けたいから、車をよこしてくれる?」

 

朧「捨て子でございますか。分かりました5分ほどお待ち下さい」

 

 5分かその間手持ち無沙汰だなじゃあその間にこれからのことを考えよう。まずは、2年後、つまり原作10年前に起こる事件、雪音(ゆきね)クリスが紛争に巻き込まれる事件。これに介入して雪音 クリスを保護する。

そしてその5年後、原作5年前のネフィリムが暴走する事件に介入、マリア・カデンツヴァナ・イブとセレナ・カデンツヴァナ・イブ、暁切歌(あかつき きりか)月読調(つくよみ しらべ)の4人を助ける。

これが当面の目標d・・・ブロロロロ・・っと来たか。

じゃあこの赤ん坊をだいてっと。

 

朧「神無様、その子が」

 

神無「ああ、話していた子だこの子のことが分かるものがあるといいんだが」

 

朧「名前も無かったら悲惨でしょうね」

 

神無「その時は俺たちがつければいいさ」

 

朧「はい、そうでございますね」

 

そう話しながら家(屋敷)へと帰った。

 

 

 

 

・・・移動中・・・

 

 

 

 

館について、この子のことを調べたが名前がなかった。

だからみんなで名付けようとしたがみんながみんな『この名前がいい』『いやこの名前が』『いやいやこの名前こそ』といってきまらなかったため

『なら当主様に決めてもらおうか』

と言う事になった。正直ネーミングセンスに自信は無かったが決めざるをえなかった。どうしようかと外を見たら庭の桜が満開で綺麗だったので、そのまま

(さくら)

となずけた。

そして俺はこの子を当主代理まで勉強を教えれば自由になれるんじゃないかとき気付いたのはまた別の話。

 



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第4話

石を投げられる覚悟はできている。・・・さあ来い


桜を拾ってから1年たった。

ここ最近になってキルアの能力の弱点(電気を纏うときにはスタンガンなどで、電気を溜めておく必要がある)を克服する為の能力開発をした。開発した能力名は電響(エレキエコー)だ。効果は、

『体内の電気を増幅でき、また、その貯蔵量に限りは無く、無限に増幅できる』

と言うキルアに真正面からけんかを売っている能力だ。

みんな疑問に思ってるだろうから先に説明しておくと、この世界のフォニックゲインは念に似た(・・)ものであって厳密には念ではないので本家では条件をつけることで発動可能な能力は無く、フォニックゲインが持てばなんだって出来てしまうのだ。(本家では制約をつけることで消費するオーラ(この世界のフォニックゲイン)を減らしてやっと使えるのに対して、この世界の人間はアホみたいにフォニックゲインの限界量が多くまた成長限界が無い為に出来る力技のようなものだ)

察しのいい人はは分かっただろうが、この世界には魔力切れ(フォニックゲイン切れ?)のようなものは存在するが、多くの人が認知してないから最近分かった分かった事実だ。

最近分かったのはそれだけじゃなくて念の性質、強化・操作・放出・変化・具現化は適正は最低100%づつあって、そこから250%が割り振られている為、ハンター×ハンターの世界よりも念が強いことが分かった。ちなみに俺は、

強150・操150・放150・変150・具150

とバランス型だった。

・・・仕事?ああ、ちゃんとやってるよ。凄く大変だから朧さんに手伝ってもらってね。

 

 

・・・1年後・・・

 

 

5歳になりました。

それじゃあ、ちょっくら紛争地帯に行ってきます。なぜって?そろそろ雪音クリスを助けに行こうかなと思ってな。え?なんで助けるかだって?一方的とは言え知っている人が苦しんでいてはいそうですかって言えるほど俺は薄情になれないからだ。そして何より

「後で『自分の気持ち』が軽くなる道を選ぼう」

って決めたからな。

と、その前に、

 

神無「朧さん、準備できた?」

 

朧「はい、いつでも」

 

それじゃあちょっくらいってきます。

Side out

 

 

 

・・・移動中・・・ 注意・外国語は【 】で表します

 

 

?Side

ダダダダダン

ダダダダダダダダダダダン

 

 

米国兵A【な、なんだあいつは】

 

米国兵B【銃を撃ってもきかないだと!?】

 

?「なにがおきてやがるんだ?」

 

冷たい建物の床をボロい雑巾で拭いていると突然大嫌いな大人たちの(・・・・・・・・・)そんな怒号が聞こえた。まあ、アタシにはカンケイ無いんだとそう思っていた。だがこのあとの出会いがアタシの・・・雪音クリス(・・・・・)の人生を大きく変えるものだと知ったのはそう遠くは無かった。

Side out

 

 

 

神無Side

撃ち出される弾。一瞬だけ止まって、元来た方向に帰っていく。その繰り返しが15分ほど続くと銃撃が止んだ。兵士を皆殺しにし終わったからだ。

そういえば言ってなかったが、ベクトル操作は操作系の能力で出来ている。だが、これはフォニックゲイン操作の天才にしてもらった俺がたまたまコツを掴んだから使えるようになったもので、そのたまたまがなかったら今も使えない代物であると考えると相当凄いものである。

とまあ考え事して戦っているうちに敵は全員倒したわけだから、今回の目的を果たすとしよう。

まず、色んな建物に入って中を確認していく。そのなかで、紛争に巻き込まれた子供を助けていく。朧さんの準備とは、子供を保護するための準備なのだ。

途中でイチイバルのシンフォギアを見つけたので回収しておいた。

そして目的の場所に辿り着いた。何故分かるのかと言うと、(エン)(いわゆる気配を察知しているからだ)で確認したら多くの子供のフォニックゲインを確認したからだ。

中に入っていくと、恐れや恐怖の目を向けられた。同じ子供とは言え、さっきの大人たちの怒号を聞いたせいだ。そこで俺は子供達の前に立ってこういった。

 

 

 

 

「俺はお前たちを助けに来たわけじゃないを前達をさらいに来た」

 

 

 

 

と言った。子供達は何を入っているのかわからないという顔をしていたが、大人しく付いてきた。抵抗しても無駄だと思ったんだろうな。

そして、雪音クリスを見つけると、朧さんに頼んで、俺の乗る車に乗せるように頼ん

そして車に乗ると、車を発進させた。

車内では雪音クリスが怯えるように睨んできた。多分どうされるのか分からないから怯えて、反骨心から睨んでいるのだろう。

そして、我が家に着くと(会話も無かったし何も無かったので割愛)、子供たちだけの家を建てた(あんまり触れてないから忘れやすいだろうけど家はかなり金持ちなのだ。)。

そしてこの子達の勉強を教える講師を呼んで勉強を教えた。

こうする事で、我が家の将来の安泰を狙っているのだ。この子達も言葉はあれだったが結果的に助けてくれたと感じたのか満更ではないようだ。

だが雪音クリスだけは違った。どうしても大人に従うのを嫌がっているのだ。ちゃんと勉強はしているらしいのだがかたくなに人のいうことを聞かないため、みんなからかなり浮いている。そのため雪音クリスと話をするために今、俺は雪音クリスの部屋の前にいる。

そしてノックをしてから部屋に入る。すると、雪音クリスは部屋の隅でうずくまって、苦しそうなうめき声を上げていた。いそいで駆け寄ると、高い熱を出していることが分かった。そして、急いでベットに横にした。

そして、自分の手で看病をした。看病のお陰か2日もするとすっかり元気になった。

それからというものかたくなに閉じていた口を俺限定で開いてくれるようになった。

 



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5話

神無Side

 

クリス(本人からそう呼べといわれた)が回復してから2年がたった。今では、

 

「オイ神無、メシをくれ」

 

と、名前で俺を呼ぶようになった。それまでは、『おまえ』呼ばわりされていた。

また、俺の言う事限定で、言う事はきくようになっていった。

また桜においては、

 

「かんなにぃしゃま~。くりすねぇしゃま~」

 

といって、アヒルの子供のように常に俺かクリスにべったりだ。可愛いとは思うけどシスコンになるほど可愛いとは思えないんだよなぁ。(主人公は可愛いのは理解できるが、そこで終わる人)

 

(おぼろ)「神無様、大きい仕事が入りました至急おいで下さいませ」

 

神無「嗚呼、分かった」

 

という訳で失礼する。

Side out

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

?Side

 

?「いよいよか・・・」

 

?「そうね、ついに私たちの夢の結晶(・・・・・・・・)ができあがるのね」

 

赤いシャツにピンクのネクタイをした赤髪の男・・・風鳴(かざなり) 弦十朗(げんじゅうろう)がつぶやくと、ピンク色の服に白衣を纏った女性・・・桜井(さくらい)  了子(りょうこ)が答えた。二人が見ている先では髪の一部をサイドテールにした女の子・・・風鳴(かざなり) (つばさ)が緊張した面持ちで自分の胸元を見ていた。そこにあるのは第一号聖遺物、『アメノハバキリ』の破片を使った待機状態のシンフォギアのペンダントがあった。そして、とある研究員が、声を出した。

 

「実験準備完了です。」

 

その声を聞いた、桜井 了子が指示を出す。

 

「聖詠、開始」

 

「聖詠、開始します」

 

と声を出し、風鳴 翼が聖詠を歌いだす。

すると、ペンダントが光り輝き歌を歌う少女の姿がパワードスーツのような服を着た姿になっていた。それは、彼らの実験の成功を意味していた。

 

 

 

 

あれから、3年がたった。

今、俺は10歳になり、最近鏡を見て気付いた事があった。それは、俺の顔がファイアーエムブレムIF(イフ)に出てくる、カンナ(女主人公)の顔であったことだ。

・・・急いで下半身を確認したのは、仕方がないだろう。

そして十歳になった。それはつまり、原作5年前と言う事だ。となれば、1つ事件が起きようとしているのだろう。それは、ネフィリム暴走事件だろう。だがそれが起きるには、まだ早いだろう。だからそれまで、シンフォギアの訓練をしようと思う。

・・・二課に俺の存在がばれないようにする結界を張る訓練に時間がかかって今までできなかったのは、ここだけの話だ。っと、そんな話をしてないでさっさと訓練を始めよう。まずは結界を張って、聖詠を歌う。そして俺が纏っていたのは、ダークプリンセスの甲冑を近未来風にした鎧とマントだった(頭はガングニールのようになっていた)。

そしてアームドギアは何故か二種類あった。一つ目はこのギアの元となった武器、夜刀神だ。もう一つは夜刀神が砂鉄になって、電気で操るアームドギアだった。

そして俺は時間いっぱいまで、シンフォギアを使った修行に明け暮れた。

 

 

そして今日、ネフィリムが暴走する日だ。なので今回も介入する。

例の如く朧さんに搬送の準備をしてもらい、早速出かけた。クリス達には仕事だと言って。

 

 

 

・・・移動中・・・

 

 

 

?【くそ、実験は失敗だ】

 

?【早く脱出を】

 

・・・そうか、こいつらに容赦はいらないな。

俺が付いた時に感じた感想だった。こいつらはネフィリムを起動するだけ起動しておいて、制御できないからそのままにして逃げる。何て考えていやがる。

だから俺はそいつらを皆殺しにした。できるだけ、大量の血が出るように。

そして俺は今、

 

「お姉ちゃん達は助けて見せる」

 

「やめなさいセレナ。そんな事したって私たちは全く嬉しくないわ」

 

と、ネフィリムに絶唱を仕掛けようとしている少女とそれをやめさせようと説得する少女に近ずくと、

 

神無「そんな事をしなくていい」

 

と声を掛けた。すると少女達ビクッッとなって振り向いた。そして、少女達は何か言おうとしていたがそれをさえぎって、こういった。

 

「大丈夫、俺が何とかするから」

 

といって、俺は聖詠を歌った。そしてギアを纏い砂鉄モードでネフィリムをズタズタに切り裂いた。

 



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6話

神無Side

 

ネフィリムを切り裂いてからと言うもの、俺は困っていた。原因は目の前にいる少女二人だ。この二人、警戒心がMAXなのだ。妹も姉も恐がりながらも、涙目でお互いを守ろうとしているのだ。

なので嘘の事情(ここに来る経緯とか)を交えながら話したら警戒を緩めてくれた(全くは解いてない)。

そしたら奥のほうから二つの影が飛び出してきた。その二つの影は俺と、マリア・カデンツヴァナ・イブとセレナ・カデンツヴァナ・イブとの間に立ち、

 

?「マリアとセレナは、渡さないデス!!」

 

?「マリアとセレナは私たちが守る」

 

と言ってきた。二つの影とはそう(あかつき) 切歌(きりか)月読(つくよみ) 調(しらべ)である。なので二人にも事情を説明すると、片方は嫌そうな顔に、もう反対はすこし警戒を緩めた。だが警戒心があっても緩んでいたからか比較的はなしやすかった(一名のぞいて)。そして、

 

神無「君達を家に迎えたいんだがどうする?」

 

ときいた。

そうしたらいくつかの質問が来た。どこに住んでいるのか、遠回りに危なくないかとか聞いてきたので懇切丁寧に説明したら四人とも付いてくることになった(一人渋々と言った感じだったが)。ちゃんとシンフォギアは回収したよ?原作に無い(・・・・・)ギアが有ったけど、セレナが生きてる分多くないとね。

 

 

 

 

そして我が家について部屋割りをして荷解き(という量もないきがするが名誉の為に言っておこう)が終わるであろうタイミングで月読 調の部屋へと向かった。そしてドアをノックすると、

 

調「・・・どうぞ」

 

と聞こえたので入っていった。

すると、俺を見るなりとても不機嫌そうな顔になった。俺何もしてないよね?

そして部屋に入り月読と話を始めた。

 

調「どうして私たちを助けたの?」

 

神無「その質問に対していくつか質問するよ。それに全部答えれたら答えよう。とうだ?」

 

調「分かった」

 

神無「じゃあ一つ目、目の前に重い荷物に苦労しているおばあさんがいました。その時、君はどうする?」

 

調「・・・そんなの決まってる。助ける。」

 

神無「どうして?見てみぬ振りもできるよ?」

 

調「そんなの、後味が悪すぎる」

 

神無「そう、後味が悪すぎる。だから助けたんだ」

 

調「!!。・・・ありがとうございました。」

 

神無「そうかい?」

 

調「・・・調」

 

神無「ん?」

 

調「調と呼んでください」

 

神無「わかった。俺もなら好きなように呼ぶと言い」

 

調「分かりました」

 

と言ったのでそのまま少し話して、調の部屋を後にする。また切歌・マリア・セレナ(三人にそう呼べといわれた)とも話(雑談はバラバラだったが始めはみんなどうして助けたのかを聞いてきた)をしてみんなと仲良くなっていった。

 

そしてあの日から半年が過ぎてからと言うもの、俺・桜・マリア・セレナ・クリス・切歌・調の仲がいい。どれくらいかというと、

 

切歌「お兄ちゃんにダーイブデース♪」

 

調「ダイブ♪」

 

クリス「こら、二人とも神無は仕事の後なんだからやめてやれよ」

 

マリア「そうよ。神無も疲れているだろうからやめておきなさい」

 

セレナ「大丈夫だと思うよ。姉さん。神無は優しいから」

 

マリア「でも」

 

神無「大丈夫だよ。クリス、マリア可愛い妹ができたみたいで嬉しいよ」

 

切歌・調「・・・//////」

 

桜「かんなにいさま、べんきょうがおわりました・・・ってどなさったのですか?」

 

という感じである。俺より年下の切歌と調は俺のことを『お兄ちゃん』と呼ぶ。もう分かって入るだろうが桜は素で『兄様』と呼んでくる。ちなみにさっきの台詞を吐くと切歌も調もどうしてか、顔を赤くしてからこちらを睨んでくる。何故睨まれる。解せぬ。

 

 

この日、何だか嫌な予感がした。今となってはほとんど忘れた原作知識による予感だ。

これまで、五人の事を助けることばかり考えていた為残りの原作知識がほとんど残っていない。だが、感覚として、原作に起こった出来事が分かることがたまにあるのだが今回はそれで分かったが、もう当てにならないだろう。多分最後の勘になるだろう。だから、最後かもしれない原作介入(意識的なのは)だから気合を入れていこう。

もしかしたら、二課と会って協力者になるかもしれないからみんなに声を掛けていこう。

 

神無「みんな、聞いてくれ」

 

というと、マリア・セレナ・クリス・切歌・調がどうしたとばかりにこっちを向いてくるなのでこう切り出した。

 

神無「俺はこれから用事で出かけるけど、もしかしたらこれから昼夜問わず出かけることになりそうだからそのときかよろしく頼む・・・手伝いたいと思ってるんだろうけど、そのもしかしたらがあたったらみんなの大嫌いな大人たち(・・・・・・・・)が関わってくるからやめておいたほうがいい」

 

といった。そしたら、

 

マリア「・・・神無がそういうんだもの。そうなるかもしれないって考えておくわ。あと神無の仕事も大体覚えたし仕事もやっておくわ」

 

セレナ「・・・あんまり無茶はしないでね」

 

クリス「・・・そういうことだったらしゃーねーなあんま心配かけるなよ?」

 

調「・・・がんばって」

 

切歌「・・・早く帰ってくるデスよ?」

 

神無「・・・ああ、分かった」

 

ああ、みんなの優しさがしみるなぁ。じゃあ頑張りますか。

 



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7話

神無Side

家を出てから3時間半電車でゆられてやってきたのは長野県、皆神山町だった。ここのどこかで原作の事件が起きるはずだ・・・といっても分からない事だらけだから手当たり次第、行き当たりばったりでどうにかしようと思う。

 

 

・・・行き当たりばったりに移動中・・・

 

 

ドカーン!!

うぉッッとなんか爆発があったみたいだな。行って見るか。

Side out

 

 

 

???side

?「指令!長野県の皆神山の遺跡でノイズが出現しました!!」

 

弦十郎「ノイズだとぉッッッ!?」

 

了子「翼ちゃんいける?」

 

翼「ハイッッ」

 

弦十朗「翼そんな緊張しなくてもいい」

 

翼「おじ様・・・はい」

Side out

 

神無side

まずいな・・・ノイズに囲まれている。そして後ろにはあの天羽(あもう) (かなで)がいる。状況としては、天羽 奏の悲鳴を聞きつけ、飛び込んできたと言うのが今の状況だ。また天羽 奏はというと、

奏「パパ・・・ママ・・・」と言った風に茫然自失な状態だ。だから仕方がないので俺は切り札を切った。

 

神無「Fight to yatougami tron」

Side out

 

 

 

 

?Side

?「し、指令!?」

 

弦十朗「どうした!、藤尭!!」

 

叫んだのは、キーボードが大量に並んだ台の前に座る男・・・藤尭(ふじたか) 朔夜(さくや)だった。その声にどうしたのかと問う弦十朗。

 

?「こ、これは、見たことの無いアウフヴァッヘン波形です」

 

そう叫んだのは、大量に並んだ台の前に座る女性・・・友里(ともさと) あおいだった。

 

了子「見たこと無いアウフヴァッヘン波形と言う事は」

 

弦十朗「正体不明のシンフォギアだとぉッ」

 

翼「おじ様用意ができました・・・って、どうしたのですか?」

 

了子「それがね・・・」

 

といって翼に状況を説明した。

Side out

 

 

 

神無Side

神無「これであと少しだなっと」

 

なんてつぶやきながら、ノイズを切り伏せていく俺。

そして何十体目かのノイズを倒すとノイズは全ていなくなった。

そして一息つこうとした瞬間、体が急に動かなくなった。

 

?「動かないで下さい・・・っといっても動けないでしょうけど」

 

と言いながら物陰から出てきたのは茶髪にスーツをピシッと着た男性だった。

 

?「申し訳ありませんがこのまま付いてきてもらえませんか?代わりに手錠はなしにしますので」

 

と礼儀正しく言ってきたので、

 

神無「わかりました」

 

といって、影縫い(後から名前は聞いた)を解除してもらって付いていった。

天羽奏は正気に戻ったのか暴れていた為取り押さえられながら連れて行かれた。

 

 

 

・・・移動中・・・

 

 

 

そして連れてきられたのは、家の近くの有名な学校である私立リディアン音楽院高等科の中央棟だった。

そして中に入り、エレベーターに乗り込むとさっきの礼儀正しい男性が携帯をかざしていた。すると、壁から取っ手のような物が飛び出してきた。

どういうことかと首をひねっていると。

 

?「取っ手に掴まって置いてください。これからとても速い速度で下にくだって行きますから」

 

と言われたので大人しく掴まっておいた。

そして、エレベーターは地下へ急降下していった。

 



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8話

活動報告でリクエストを受け付けています。
詳しくは活動報告で。


神無Side

とても高い位置からの急降下がおわった。

そして扉が開くと、いきなりクラッカーのパンッという音が神無を出迎えた。そのうえ、上を見上げると『歓迎、神威(かむい) 神無(かんな)様』と、書いてあった。

そして、赤いシャツにピンクのネクタイをした大男が、

 

弦十朗「ようこそ、神威神無君、ここは、特異災害対策起動部第二課、そして俺は、ここの指令をしている風鳴(かざなり) 弦十郎《げんじゅうろう》だ」

 

神無「どうも、俺は・・・ってもう知っているんでしたね」

 

弦十朗「まあな」

 

了子「ハイハイ、私はできる女こと桜井(さくらい) 了子(りょうこ)よん♪」

 

神無「はい、よろしくお願いします」

 

といった和やかな雰囲気から一転、

 

神無「それで俺に何のよう・・・って待てよ、あのノイズを倒せる鎧の事か?」

 

弦十朗「そうだ・・・君にはいくつか聞きたい」

 

神無「いいですよ」

 

1つ目、どういった経緯を持って手に入れたか。

 

2つ目、その力のことをどこまで知っているか

 

3つ目、その力をどう使うのか、また願望として自分たちにその力を貸してくれないか

 

といってきた、なので少し嘘を混ぜて、

 

1つ目、よく分かっていないが記憶のある頃からもうあった

 

2つ目、運動能力が上がること、原理は分からないけどノイズを倒せること

 

3つ目、具体的には思いついていないが、協力する事には肯定的である

 

と伝えた。すると弦さん(弦十朗)は、

 

弦十朗「こんな小さな女の子(・・・)にこんなことさせるなんてな申し訳ないとしかいえんな」

 

とつぶやくと、それに俺は待ったを掛けた。

 

神無「あの・・・」

 

了子「どうしたの?」

 

神無「俺、男です」

 

その瞬間空気が凍った。

 

弦十朗「な、なにぃ!?」

 

了子「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

オペレーター二人「エッ」

 

っと、みんなに驚かれた。女顔だと思っていたけど流石にへこんだ(グスン)

 

 

 

弦十朗「ゴホン、ま、まあ色々とあったが聖遺物が体のどこにあるかを調べなければならんな」

 

了子「りょうかーい♪」

 

神無「分かりました」

 

 

 

・・・検査中・・・

 

 

 

まず、結論だけいうと心臓にあった。ただ、心臓の真ん中にででん、とあったが。

そういえばあの女の子のことを聞いてなかったと思い、聞いてみた。

 

神無「あの、俺とはバラバラで来た女の子はどうなりました?」

 

弦十朗「嗚呼、あの子か・・・あの子は今、とてもじゃないが話せるような状態じゃないぞ」

 

神無「それでも構いません」

 

弦十朗「・・・分かった」

 

 

 

・・・移動中・・・

 

 

 

奏「フザケルナッ!!どうして父さんと母さんが死んだんだ!!」

 

といって赤髪の女の子が椅子に縛られながら暴れていた。そして、両親の死を受け入れてなかった。

 

弦十朗「あの子は天羽 奏、君がいた遺跡の唯一の生き残りだ」

 

奏「お前等ッ!!あのバケモンと戦う力を持ってんだろッ!!ソイツをアタシによこせッ!!」

 

神無「すみません、弦十朗さん。あの子と一対一で話がしたいです」

 

弦十朗「ううむ・・・。わかった。何とかしよう」

 

といって一対一の場を作ってもらった。

そして俺はすぐさま、椅子の拘束を外した。するといきなり獅子のように赤髪を荒らぶらして、飛び掛ってきて俺を押し倒して馬乗りになった。

そしてそのまま全力で殴ってきた。

 

奏「オマエの所為だッ!!オマエがもっと早く助けにこれば父さんや母さんは死ななかったんだッ!!フザケルナッ!フザケルナッ!!!フザケルナァァァァァァァァッッッ!!!!!」

 

といって泣きながら全力で殴っていたがだんだんと勢いはなくなっていき、最後は俺に馬乗りのまま泣きだした。

 

奏「どうしてだよ・・・どうして殴り返さないんだよぅ・・・」

 

と、聞いてきたので俺は

 

神無「本心で殴りかかってきてない優しい子を殴れるかよ」

 

といったら、驚いた顔をしてから抱きつきながら泣き出した。

 

そして、五分くらいすると弦十朗さんが入ってきて状況を見て、

 

弦十朗「あんな風に女の子を泣かせるのはどうかと思うぞ」

 

と、いわれた。

しかし、それでも復讐だけはやめることができないといったのでどうにかしようという研究が始まった。

 



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9話

リクエスト待ってます


神無Side

研究が始まって一ヶ月なんともう適合指数を引き上げる薬・・・LiNKERが開発された。

その間に、翼(当人からそう呼べといわれた)や奏(当人からry)と友好を深めていた。

初めて会ったときは凄く警戒されていたけど、今では仲良くやっている。が、翼があまり緊張していた為か、仲良くなる事に時間を取られていた為、まともな戦闘訓練ができていない。

そのため今、ノイズが現れたらまともな連携ができずに、どちらかが多大な負荷をになったり、被害が広がる事が懸念されている。

だが、今は実験に集中する時である。

何度も、LiNKERを打ち込まれてボロボロの奏に注射が打ち込まれた。すると、奏が酷い悲鳴を上げ始めた。

すると、俺の横にいた翼は「ヒッ」という声を上げ俺の後ろに隠れて様子を伺い始めた。

 

朔夜「適合指数、上昇。しかし、ギアを纏うほどの指数になりません」

 

了子「やっぱりあの子じゃ無理なのかしら」

 

といい終わるかどうかというタイミングで悲鳴が終わった。

 

了子「実験は終了よ。今回も失敗ってとことね」

 

といっていると、

 

奏「何勝手に終わらせようとしてんだよ。こっからが大事なとこなんだろうが」

 

了子「なッまさか!」

 

というと、奏は予備のLiNKERを取り出し自分の首に注射した。

すると、奏はまた悲鳴を上げたが今度は、これまでとは違った結果が出てきた。

 

朔夜「適合指数上昇。こんどは纏えそうです」

 

というと、奏が

 

奏「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

と、歌うと奏はギアを纏っていた。そして奏は、

 

奏「これがあいつらに復讐する力か」

 

といいながら高笑いしていた。

 

 

 

なんてことがあってから2年と8ヶ月たった夏、原作開始のコンサート事件が起きる年の6月。連携や仲の良さは自分的にはまぁまぁあるほうだと思う。

そして、なんと弦さんと了子さんが数年前に結婚していた事が分かった。最初は何故フィーネがと思ったがここにはフィーネの魂がないのを思い出して納得した。

なんて考えていると警報がなった為現場に向かっていった。

そしてギアを纏いノイズを殲滅していった。

奏は防御を捨てた圧倒的な攻めでノイズを近ずかせなかった。

アームドギアの槍を右に振るったらその勢いのまま右足の後ろ回し蹴りが入り、そして右足を地面につけたら突きや縦振りをかましていた。

翼は刀のアームドギアを縦横無尽に振って一体一体を確実に減らしていった。

俺はというと、まず砂鉄モードにしたアームドギアを振るい、大雑把にノイズを片ずけて刀モードにして切り裂いていった。

そしてノイズを片ずけた。

Side out

 

 

 

奏Side

アタシは今、埋まったりした自衛隊隊員を助けていた。すると若く、まだあどけなさの抜けない隊員がこう言ってきた。

 

若い隊員「ありがとう。埋まってもうだめかと思ったけれど、歌が聞こえたんだ。その歌に、勇気をもらったよ。本当にありがとう」

 

奏「あ、ああ。どういたしまして」

 

お礼言われて驚いたアタシだけど何とか返事をしておいた。

すると、若い隊員は満面の笑みで仲間とともに戻っていった。

それを見た、アタシはとても嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちになった。

Side out

 

 

 

神無Side

俺達はいま、海を一望できる道路でランニングをしていた。

すると奏が話しを振ってきた

 

奏「なあ、神無、翼」

 

神無「ん?どうした?」

 

翼「どうしたの奏?」

 

奏「誰かに歌を聞いてもらうって、いいモンだな」

 

翼「ああ、そうだな奏」

 

神無「全く、そんなことも知らなかったのか」

 

奏「なんだよ神無、その言い方。お前は誰かに聞いてもらったことあるのかよ」

 

神無「ま、俺の家は孤児院もやってるから、その子供達に聞いてもらったことがあるからな」

 

翼「そうだったのか」

 

奏「マジかよ」

 

 

 

といった風にランニングを終わらせて休憩室で休憩していると、弦さん(弦十朗のこと)が入ってきて雑談をしていると少し真面目にそれでもって優しいOTONAの顔をしてこう切り出してきた

 

弦十朗「君達には夢はあるか?」

 

翼「夢・・・ですか」

 

奏「夢か・・・」

 

神無「夢ねぇ・・・」

 

三人ともおかしな顔になった。

翼は、夢を持ちたそうな顔をしているが何かに葛藤している顔に、

俺と奏は、自分の夢がよく分からないという顔になった。

それを見て弦さんは少し悲しそうな顔をした。

 

弦十朗「お前たちくらいになれば夢の一つや二つは持ちそうな物なのだが」

 

神無「翼はなんつーか持っているようだがな」

 

翼「なッ」

 

奏「なあ、翼の夢ってなんだ?聞かせてくれよ?」

 

翼「だが私は・・・剣でなくては・・・」

 

神無「そんなの如何でもいい。心のそこから如何でもいい。それよりも翼、俺はお前の夢が聞きたい。どんな夢でもいい、弦さんや奏、俺なら笑わずに聞いてやるから。な?」

 

翼「ッ!!」

 

神無「どうした・・・って、うわぁ!?」

 

翼がうつむいたかと思うといきなり抱きついて泣きはじめた。

すると奏から鋭い視線が飛んできた。

どうしたものかと悩んでいると

 

翼「神無、奏、おじ様。私の夢を聞いていただけますか?」

 

翼は決心した顔になった。

 

弦十朗「おう!」

 

奏「ああ」

 

神無「うん」

 

翼「私の夢は、もっとみんなに私の歌を・・・ううん私だけじゃない神無と奏の歌をもっとたくさんの人に聞いて欲しい」

 



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10話

連続投稿です。


神無Side

翼「私の夢は、もっとみんなに私の歌を・・・ううん私だけじゃない神無と奏の歌をもっとたくさんの人に聞いて欲しい」

 

奏「そうか、ならその願い叶えないとな」

 

と言い合っていたが俺は『いそいそ』とそして『こそこそ』と部屋を脱出しようとしていたが、

 

弦十朗「どこに行くんだ神無君」

 

 

と言われて「ギギギ・・・」と言わんばかりにぎこちなく振り返った。

すると、いたずらっ子がしそうな満面の笑みを浮かべる奏と泣きそうな翼がいた。

 

翼「神無は私たちと一緒に歌うのはいやなのか?・・・」

 

と、今にも泣きそうな、そして消えそうな声音で問いかけて、

 

奏「まさかこーんな美少女たちの願い事を叶えてやれないなんていわないよなあ。神無」

 

と、とてつもなく俺にとっては恐怖の笑みで問いかけてきた。

だが俺は諦めなかった。

 

神無「けど、どうやって聞いてもらうんだよ。具体的な方法は?」

 

奏「ンなモン『アイドル』やるに決まってんだろ」

 

神無「だが俺は男だ」

 

?「そんな物、初めから公表しておけばいいんですよ」

 

と言って、入ってきたのは、救いの神のような顔をして逃げ道を塞いできた男性、緒川慎次だった。

 

神無「ちょっと緒川さん、何で貴方はそっち側なんですか」

 

慎次「まあ、いいじゃないですかやってみたら意外と楽しそうですよ」

 

神無「まあ、百歩譲ってアイドルやるのはいいですけど女物の衣装は着たくないなあ」

 

弦十朗「まあ、そこは諦めてくれ」

 

・・・神は死んだ(イヤ、死んでないよ!?)

と言いながら、みんなの長い長い説得によって俺は負けてしまった。(つまり、女物の衣装でアイドルを行う男の娘アイドルになることが決まった)

だがここで問題が起こった。いってしまえばユニット名の案がないのだった。

原作どおりなら奏と翼しかいないからツヴァイウィングという名前が使えたが今は使えない。なぜならツヴァイとは、どっかの国の言葉で2を現す言葉だからだ。

なら次のドライを入れてドライウィングにしようかとなると何故だか、乾くほうのdryをイメージしてしまうなどの事があり取りやめた。

また、スリーウィングなどの案もあったが、奏の「ダサい」と言う一言に沈んでいった。

そしてあーだ、こーだと進んで行く中で俺はユニットの名前を黙って考え、そして、

 

神無「種族を現す『トライブ』と3を現す『ドライ』、何処かへ行く意味の『ドライブ』で歌と言う翼を持つ種族・・・人間の中の三人・・・俺たちがどこまでも飛んで往くと言う意味をこめてドライブウィングってのは如何だ。」

 

と言うと、周りは一瞬ときが止まったように静まり返り、

 

奏「いいじゃねえかドライブウィング」

 

翼「神無と奏とどこまでも飛んでゆく・・・うん」

 

弦十朗「一人ではなく三人で・・・か、お前たちにぴったりだな」

 

奏「じゃあドライブウィング頑張ってやるぞ!!」

 

神無 翼「おお!!(うん!!)」

 

そして俺たちは訓練や出撃の合間に3ヶ月間みっちりアイドルになる為の練習をした。

基本の発声練習からダンスまでやった。

そして俺達は男1人、女2人のアイドルユニット『ドライブウィング』としてデビューして、たった1ヶ月で『東京ネオ国技館』(実際にはないよ)でライブを行う事になった。

また、大人の事情でネフシュタンの鎧の起動実験が裏で行われるようになってました。

・・・アイドル活動が楽しい自分としては複雑な気分だった。

 



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11話

?Side

?「未来(みく)、どこにいるの?もう会場着いちゃったよ?」

 

と、茶髪のショートカットの女の子・・・立花(たちばな) (ひびき)が道の端に寄って、電話していた。

 

未来『ゴメン響。今日、お婆ちゃんが腰を痛めちゃったらしくて・・・たいしたことはないらしいんだけどこれからお見舞いに行かないといけないんだ』

 

響「そんなー。じゃあライブはどうするの?未来が誘ってくれたのに」

 

未来『悪いんだけど響一人でライブに行って欲しいんだ今度帰ったら感想聞かせてね』

 

響「うん、わかった。帰ったら「もういいよ」って言うくらい聞かせてあげる」

 

未来『うん、じゃあね』

 

響「うん」

 

と言って電話を切り、人ごみの中を歩いていった。

Side out

 

 

 

翼Side

翼「はあ」

 

奏「どうした?翼、緊張しているのか?」

 

神無「ああ、緊張しているようだな」

 

などと茶化しているが緊張している私には逆効果だった

 

翼「緊張するに決まってるじゃない。ここでもし失敗したら・・・」

 

神無「しょうがねえなあ。・・・奏、翼ちょっとこっちにこい」

 

奏 翼「どうした(んだ)の?」

 

といって寄って来た所を二人とも抱きしめた。

 

奏 翼「なッ」

 

神無「ほら、こうしたら何にも恐くないだろ」

 

翼「ああ」

 

奏「それだけじゃないさ。私たちには勇気が出てくる合言葉があるだろ?」

 

と、奏が言うと俺達は真剣な顔になって。

 

奏「アタシと神無、そして翼、三翼揃ったドライブウィングなら」

 

神無「どんな空も越えて、どこまでも高く」

 

翼「そして、どこまでだって飛んでいける」

 

と、いうと三人で笑いあった。

 

神無「それじゃあ頑張っていこう」

 

奏 翼「(おう!)うん!」

 

Side out

 

 

 

響Side

響「うわぁ凄い込んでる・・・」

 

と言って響が目にしたのは人で出来た絨毯だった。

前のほうは込んでいるだろうと予想して後ろから来たことで見えた景色だった。

何とか席を取るとライブ開始を待った。

そして5分もするかしないかの時照明が消えていき、響きは驚いた顔をしてあたりを見回した。

するとどこからとも無く前奏部分と思われるメロディが聞こえてきた。

そして、

 

神無「きこえますか・・・?♪」

 

翼「激情 奏でる♪」

 

奏「ムジーク♪」

 

神無「天に♪」

 

翼 奏「解き放て♪」

 

奏「聞こえますか・・・?♪」

 

神無「イノチ始まる♪」

 

翼「脈動♪」

 

奏「愛を♪」

 

神無 翼「突き上げて♪」

・・・

・・

 

 

 

響(すごい・・・かっこいい・・・これがライブなんだ・・・ドキドキして目が離せない)

 

と響が思っていると、一曲目が終わった。

すると、ここで一言ずつなにかを言う場面になった。

 

奏「みんなライブを楽しんでるかー!!」

 

翼「私たちの歌を聴きに来てくれてありがとう」

 

神無「テメーら騒ぐ準備は出来てるか?出来たヤツから声上げろー!!」

 

観客「ウォォォォォォォッ!!!」

 

と、きて観客が声を張り上げる。つられて響も

 

響「ウォー!」

 

と声を上げた。

 

・・・そして中盤に差し掛かった頃それは起こった

Side out

 

 

 

二課side

朔夜「ネフシュタンの鎧、順調に起動中」

 

あおい「このまま行けば、あと1曲で起動します」

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!

と警報が二課の全体に鳴り響いた。

 

弦十朗「何事だ!」

 

朔夜「ノイズの出現パターンを検知!」

 

あおい「場所特定・・・東京ネオ国技館・・・ライブ会場です!」

 

弦十朗「なんだと!?」

Side out

 

 

 

神無Side

ドガァァァァァンッッ!!

突如として襲い掛かった爆発によってライブ会場が凍りついた。

なぜならこのタイミングでしかも観客ギリギリの所に火薬を爆発させる予定も無く、置いても無かった。

それなのに起こった爆発。

ライブ会場が凍ってしまうのも仕方ないと言えただろう。

そして俺は・・・いや、一部の観客を含んだ俺達は見つけてしまった。この爆発を起こした犯人・・・ノイズを。

となればどうなるかは一目瞭然だった。

 

観客A「ノ、ノイズだぁぁぁぁぁァァァァッ!?」

 

観客たち「う、うわぁぁぁぁァァァァァァッ!?」

 

当然のように観客たちは大パニックになった。

なぜならざっくり言ってしまえばこちらはどんな攻撃をしても効かず、なのに向こうは触っただけで相手を殺せる化け物集団と言うのが世間一般の認識だからだ。

だからこそ俺は原作にいた終わりの名を名乗った少女のように、

 

神無「うろたえるなッッッ!!!」

 

と、叫んだ。

 

神無「ノイズは下手な刺激を与えなければ、ゆっくりと動くはすだ!!・・・だからこそ落ち着き、迅速にこの場を離れるんだ!!」

 

その声が引き金となりほとんどの観客は、わずかな被害で静かにそして迅速にライブ会場をあとにした。

そのお陰で、シンフォギアを纏っても問題ないくらいには人が減った。

だからい俺は二人に、

 

神無「今ならシンフォギアを纏ってもいいだろう・・・何かあっても弦さんには怒られんだろうしな」

 

翼「神無がそういうなら」

 

奏「ま、この状況ならだんなも強くは言えねぇだろ」

 

神無「Fight to yatougami tron」

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

奏「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

そして、ギアを纏いノイズと対峙したのだった。

 



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12話

神無Side

ノイズと相対して、武器を構えて突撃した。

奏は、ステージから観客席を見る向きから左側のノイズを翼は右側を、そして俺は、中央のノイズを倒していった。

だが10分もしてノイズを倒し続けていると

 

奏「次から次へととんでもない数いるなあ」

 

翼「まったくそのとおりね」

 

神無「つっても調子いいし、イレギュラーさえなけりゃどうにかなるだろ」

 

と、のんきに会話し始めていた。

だが、俺たちは気づいてなかった。この場の状況を最悪の展開にしてしまう、イレギュラーがいたことに・・・。

 

 

 

Side響

すごい・・・。

ノイズがすぐ近くにいるだけでも驚きなのに、あの、ドライブウィングの三人が聞いたことのない歌をうたったかと思ったら、戦闘服のようなものに変わってノイズを倒している。

一般人の私にはとても遠いおとぎ話のような出来事が目の前で起こっていた。

 

ガクンッ

 

いきなり足元が揺れた。

気がついたら私は宙を舞っていた。

Side out

 

 

 

神無Side

ガラァァァァァァッッッッ

とてつもない音がした。

振り向いたら観客席の一部が崩壊していた。

近くにいた奏が叫んだ。

 

奏「二人ともッ!逃げ遅れがいたぞッ!」

 

翼「え!!??」

 

神無「なッ!!??」

 

三人は動揺した。

守るべき存在がいるというのはとても厳しい状況であると言わざるをえない。

なぜなら、その存在の安全を確保しながら戦わなければならないからだ。

 

神無「奏ッ、全力で逃げ遅れを守れ!!

残りは俺たちでやる」

 

奏「大丈夫なのか」

 

神無「お前も、もうそろそろ時間だろ(・・・・)

 

奏「ッ!!」

 

時間と言うのは、奏は薬(LiNKER)の効力が切れて、一気にパワーダウンしてしまう時間だ。

そうなってしまえば、奏には悪いが足手まといになってしまう。

それを理解したのか、奏は歯噛みしながら頷いた。

それを見た俺は、翼のほうをむいて、

 

神無「いけるか?翼」

 

翼「うん」

 

と返され俺達はノイズに挑みかかった。

Side out

 

 

 

響Side

何がおきたのか分からなかった。

突然足元が揺れたと思ったら、大きな音とともに宙を舞っていた。

そして、落ちた痛みか何かで意識を取り戻した。

今の状況が分からない私は、怯えながら周りを見渡した。

すると、ステージのほうから、

 

奏「ボーッとするな!急いで逃げろ!」

 

と言う声が聞こえ、ノイズが近くにいることを理解し、急いで逃げようとした(・・・・・・・・・・)

・・・が立てなかった。

落下した時に足をくじいたのか、足から痛みが走って立ち上がる事ができなかった。

そのため、がれきを支えにして歩き出した。

がその速さはとてもゆっくりだった。

露払いをしていた奏さんが、その様子に気がついた。

一瞬気がこっちに向いた時にノイズたちが、襲い掛かってきた。

それを奏さんは、槍を自分の前で回して、盾のようにして私を守ろうとしていました。

しかし何十というノイズの攻撃を受けて、槍や鎧?が砕けてきました。

 

 

 

・・・あれ・・・

・・・・声が聞こえる・・・?

 

奏「生きるのを諦めるなッ!!」

 

ッ!!

何故だか倒れていたけど、その言葉で意識を取り戻した。

Side out

 

 

 

神無Side

逃げ遅れた女の子(後で知った)が倒れて、奏が駆け寄ったのを見た。

すると、奏が何か女の子を呼びかけた後、立ち上がってこう言った。

 

奏「いつか心を空っぽにして歌ってみたかったんだよな」

 

といった。

俺や翼はそれだけで奏のやらんとしている事が分かった。

だがもう遅かった。

 

奏「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine zizzl」

 

その直後、恐ろしいエネルギーの流れを感じた。

そして、ノイズはいなくなった。

だが奏は歌ってしまった。命をくらい尽くす歌を。

倒れる奏、涙を流しながら駆け寄る翼。

それを見て俺は絶望していた。

また父と母のように大切な人を失ってしまうのかと。

 

 

 

・・・フザケルナ・・・

 

 

 

そんな結末、世界が・・・全人類が認めても、俺は絶対認めない。

 

神無「絶対認めるものかァァァァァァァ!!」

 

そう叫んだとき、体は勝手に動いていた。

全身から黒い光がほとばしり、その光を右手に集めてそれを奏にぶつけた。

すると、奏の傷が治っていった。

それを見届けた後俺は意識を失った。

 



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13話

神無Side

目を覚ましたら、翼と奏が、心配そうな顔で俺の顔を覗き込んでいた。

 

安心したかと思ったらいきなり二人は眉を吊り上げて説教してきた。

・・・1時間くらい説教されていたが途中からは同じ事ばっかり言っていた。内容としては、心配をかけるなと言う事だった。

そして二人が安心した顔で出て行くと、入れ替わりで、弦さん(おぼえているかもしれないが風鳴 弦十朗さんだ)が入ってきて、ひとしきり様子を見て、大丈夫そうだと分かると、話しかけてきた。

 

弦十朗「大丈夫そうだな」

 

と、言ってきたので肯定しておいた。

すると、数秒してから弦さんは、こう切り出してきた。

 

弦十朗「昨日の事件(コンサート事件)の事だが最後何があった?

俺たちでも把握できない何かがあったのは分かったが」

 

神無「よく覚えてません得に最後なんて必死でしたから」

 

弦十朗「だろうな」

 

・・・嘘だ、俺はよく覚えている。

最後、俺はあの瞬間、心意(インカーネイトシステムとも言う)を使った。

心意とはその人のトラウマが引き起こす一種の超能力だ。

その人の「イヤだ」、「信じたくない」「消えてしまえ」などの暗い感情や、「出来る」「信じる」などといった。明るい感情が、現実すら捻じ曲げる力と言ってもいい。

・・・ぶっちゃけONEPIECEの覇気や新世紀エヴァンゲリオンのATフィールドの汎用性をあげたものみたいな物だと思ってくれればいい。

横暴な言い方をすれば気合の延長線上にあるものだと思えばいい。

そして、今回の心意は、俺の家族を失ったトラウマのあの出来事さえなければと言う俺の暗い感情が起こしたものだった。

簡単に言えばBLEACHの盾舜六花の双天帰盾のようなものだが形が違うので俺はこの心意を、記録消去(ログパニッシュ)と呼ぶ事にした。

そして仕事(アイドル)の事を話してお開きになった。

 

 

 

俺が起きて次の日、信じられない光景が目の前に映っていた。

奏が元気にLiNKERなしにギアを纏って(・・・・・・)戦闘訓練をしていた。

事情を聞くと、なんとあのコンサート事件からというもの、LiNKER無しでギアを纏えるほどの、適合値になったそうだ。

だがそんな事出来るのかと思っていると、感覚的に事情が把握できた。

多分だが、ログ・パニッシュで消した事象は細かく選べるらしく、今回消したのは絶唱を使った事実と、LiNKERを使って適合値を上げた(・・・・・・・・・・・・・・・・・)と言う事実の中で、LiNKERの部分だけを消した為、なにかの事情で適合値が上がっていると言う結果になり、結果、LiNKER無しでギアを纏えるほどの、適合値になったようだ。

そして戦闘訓練が終わってからは、俺も合流してドライブウィングの歌や踊りの練習を始めた。

そして、家に帰ったら桜が全ての仕事を終わらせていて、

桜「お兄様はお兄様のしたいことをなさってください」

と言われて涙が出そうになったり、マリアたちが今度無茶をするなら、自分たちにも考えがあると言ってきた。

次の日からは俺は龍の変身とアーツ(翼の蒼の一閃みたいなの)の練習を始めた。

 

 

 

そして、あれから一年たって、俺は、龍への変身と、かの有名なスマッシュでブラザーズなゲームの俺の苗字と同じ名前を持つ王子の必殺技を取得して使いやすくした。

スマッシュでブラザーズなゲームの必殺技について改造も一緒に俺風に詳しく説明すると、

・龍穿射・・・俺が持っているエネルギーを球状にしてとばし、当たったものを痺れさせて動きを止めさせるというもので、チャージすればある程度大きく、長く痺れさせる事が出来る。

・跳龍穿・・・武器を持っていない手や足を槍状に変化させて突き刺す技で、地面や壁などに刺して、方向転換も出来る。

・飛龍翼・・・背中から翼を出して高くジャンプする物だったが、改造によってそのまま空を飛べるようになった。

・反龍穿・・・いわゆるカウンター技で相手が攻撃してきた時に、その攻撃を無効化して、その攻撃力を倍にして返す。

と言う感じにおさまった。

と何も大きな事件が無いまま1年が過ぎこの物語の主人公、神威 神無・・・そして、原作の主人公、立花 響がリディアン音楽院に入学する年、原作が始まった。

 

 

 

*この世界のリディアンは元女子高で神無の入学した年から共学になったと設定とします。

早めに言わす申し訳ありません。

 

 

 

裏話

神無「さーて、高校決めないとなー」

 

弦十朗「何を言ってるんだ神無。神無の高校は、リディアン音楽院だぞ」

 

神無「ゑ・・・でもあそこって女子高じゃ・・・」

 

弦十朗「そんなものどうとでもなるさ。入る相手はあのドライブウィングの人気No.1神威 神無なんだからな」

 

緒川「その上、今からでも共学にするくらいなら問題ないですしね」

 

神無「他の男子は・・・?」

 

弦十朗 緒川「・・・(フイッ)」メソラシ

 

神無「ハァ・・・」

 

と言った会話がありましたマル。

 



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