戦姫絶唱シンフォギアXDU 宇宙ー ソラ ーを貫く聖槍 (荒潮提督)
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旅立つ希望
未来さん誕生日おめでとぉぉぉぉぉぉぉぉ!
ー 逃げろ!雪夏! ー
ー 父さん達は心配するな!すぐに追いつく! ー
ー パパ!ママ! ー
ー おっさん!雪夏をギャラルホルンで平行世界に送れ! ー
ー 分かった!・・・必ず帰って来るんだぞ!2人共! ー
1人の男が壊れかけた扉を破壊し中に入る。
S.O.N.G.司令官、風鳴弦十郎その人である。
弦十郎は自分の身体にしがみ付いている少女に瓦礫が当たらないように気をつけながら慎重に部屋を進む。
そして目的の物を見つけると少女を巨大な貝のような物体の近くに降ろす。
その少女は雪音雪夏、雪音一夏と雪音クリスの娘である。
少女が目を覚ました。
「弦十郎さん・・・ここは?」
「半壊し座礁したS.O.N.G.の本部である潜水艦の聖遺物保管庫だ。こいつはギャラルホルン、君も見たことはあるだろう?」
「・・・そうだ!パパとママは!?来てないのか!?」
「・・・2人はまだだ。だがあの2人に君をギャラルホルンで平行世界に送れと頼まれたんだ。頼む、平行世界に行きこの世界を救ってくれる者たちを探して来てくれ。これは、唯一無事である装者である君にしか頼めないことなんだ」
「・・・分かった。行ってくるよ私。パパとママを助ける為に!」
彼女は旅立った。
自分が育ったこの世界を救う為に。
その右手に握る聖槍をきつく握りしめながら彼女は強く心に誓った。
彼女がギャラルホルンによって旅立った直後それを見守り続けた風鳴弦十郎の背後の瓦礫が吹き飛びその中を突っ切って吹き飛ばされて来た人影があった。
クリスだ、だがイチイバルは既にボロボロだ。
遅れてカルマノイズがやって来た
その背後には一夏が壁を背に倒れていた。
纏っているギアは既に半壊状態である。
弦十郎は強く拳を握りしめた。
人の身ではノイズは倒せなくとも時間稼ぎは出来る。
何故ならば彼は、風鳴弦十郎はOTONAなのだ。
その日、一夏とマドカときりしらコンビは最近また現れるようになったノイズを殲滅していた。
ギャラルホルンが起動してからたまにこっちでもアルカ・ノイズに混じってノイズが出てくるようになったが所詮はノイズ、もはや手馴れたものである。
因みに響は珍しく風邪で(未来は止めたがそのまま突っ切り雨の中走り込みした為風邪ひいた)ぶっ倒れており未来はその看病に、マリアは翼を連れて買い物、クリスはギアの調整でエルフナインの所に、千冬はIS学園で仕事中である。
「これで!」
<γ式・卍火車>
「終わりデース!」
<切・呪りeッTぉ>
切歌と調の呪りeッTぉと卍火車により残存ノイズは殲滅された。
やはりこの2人のコンビは最強である。
「今回もノイズか。またギャラルホルンから流れて来たのか?」
「そうみたいだ。直ぐに本部に戻れとの命令だ」
「じゃあ、急いで戻るか。丁度ヘリも来たしな」
S.O.N.G.保有のヘリに乗り急いで本部に戻る一夏達。
そこには既に他のメンバーが来ていた。
買い物途中だったであろうマリアと翼の足元には衣料品等が入った紙袋がいくつか置いてあった。
オペレーター席には装者とアイドルを引退し今はS.O.N.G.のオペレーター兼翼達のマネージャーをしている奏が座っている。
「よし、揃ったな?これよりブリーフィングを始める・・・前に紹介する人物がいる。入ってくれ」
「紹介する人物?」
「いったい誰だ?」
「気になるデース」
「・・・失礼します」
扉が開き装者達はそちらを向く。
そこにいたのは切歌や調、響達と同年代と思わしき少女であった。
何処と無くクリスに似ている。
その少女の首には赤い結晶のようなシンフォギアのペンダントが身につけられていた。
少女は自分達を見ている装者達を見てその中から一夏とクリスを見つけると目に涙を浮かべ2人に向かって走り出した。
そしてそのまま一夏とクリスに抱きついた。
「パパ!ママ!」
「「・・・は?」」
「「「「・・・え?」」」」
「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」
戦姫絶唱シンフォギアXDU
宇宙ー ソラ ーを貫く聖槍
その槍で未来を貫け
次回は設定になります。
更新は未定ですが待っていただければ幸いです。
ではまた。
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キャラ設定集
シンフォギアXDでまた地獄のチャレンジカップが始まると聞いて作者はガクブルしております。
雪音雪夏(ゆきね ゆきな)
年齢:14
使用ギア:ロンゴミニアド
聖詠:
アーティストの道に進んだ雪音クリスとリディアンの教師になった雪音一夏の娘であり母のツンデレな性格と父の受け継いじゃいけない朴念仁を受け継いでしまったツンデレ朴念仁長女であり主人公。
顔立ちと髪型は母親であるクリス譲りで髪の色と瞳の色は父親の一夏譲り。
パパとママが大好きで中学2年生までパパと結婚するとか本気で言っていた。
幼い頃に一夏とクリスに連れられてS.O.N.G.本部に遊びに来た際に迷子になってしまい聖遺物保管庫に迷い込んだ時に誤ってロンゴミニアドに触れてしまい正規適合者になってしまった。
カルマノイズにより崩壊寸前の世界を救う為ある意味未来である平行世界に旅立つ。
因みに料理の腕前は一夏を完全に受け継いでいる
織斑一夏
年齢:17
使用ギア:ベイオウルフ
聖詠:
作者の短編集作品の1つ。戦姫絶唱インフィニット・シンフォギアの主人公。
あちらとは少々設定が違うが根っこは同じ。
クリスとは相変わらずのラブラブカップル。
この作品の設定では、一部はインフィニット・シンフォギアと共通で
無印:記憶を失い倒れていた所を奏と翼が保護→奏の代わりに絶唱使用→1年間昏睡状態→ネフシュタンを纏ったクリスと再会し大ゲンカしたのちに和解→ルナアタック阻止
G編:マリアがノイズを出した時にバイクで乱入→仮面で素顔を隠し、叢雲を纏った千冬と戦闘、決着つかず→暴走した響を止めるために響の前に立ちはだかり響に触れた際自らも暴走しかけるがどうにか理性を取り戻し響を止める→フロンティアに突入、待ち構えていた千冬と再戦、お互いに絶唱をぶつけ合った時に記憶が戻り千冬と共に2課の仮設本部に帰還→響達と合流しネフィリムフルボッコ
GX編→冒頭のシャトル救出ではS.O.N.G.本部で響達を見守っていた→リディアンに特別入学→レイアと戦闘中だったクリスの救援に駆けつけるが突如乱入して来た束と当時錬金術師側についていたマドカに重傷を負わされ退却→改良型シンフォギアで千冬と共に束とマドカに再戦し勝利、マドカが生き別れた妹と知り本部に連れ帰る→IS学園に現れたレイアの妹とアルカノイズを1人で迎え撃つ、途中迷いを吹っ切った千冬とマドカと共にイグナイトを起動、ユニゾンしてレイアの妹を倒す→マリア、響達と合流しキャロルを倒す
こんな感じである。
後は大体インフィニット・シンフォギアと一緒。
雪音クリス
年齢:17
使用ギア:イチイバル
聖詠:
一夏の嫁(一夏談)でありツンデレであり後輩達の良き先輩。
一夏とマドカの小さい頃からの幼馴染でありよく遊んでいた。
無印本編でネフシュタンを纏って響を拉致しようとした時に一夏と再会、そこから大ゲンカに発展しイチイバルを使ってまでケンカの決着をつけようとしていた。
その後は一夏と共に生活している。
マドカの事も覚えていたらしく一夏と千冬が連れて帰って来た時は驚いていた。
最近一夏に影響されてギアの武器にパイルバンカーが増えた。
織斑千冬
年齢:データ消去
使用ギア:叢雲
聖詠:
一夏とマドカの姉でありクリスの義姉。
装者となったのはフロンティア事変の少し前で原因はウェル。
何気に正規適合者でありその実力は本物。
過去に一夏を、マドカを救えなかった事を悔やんでいた。
IS学園が襲われた際にシンフォギア装者である事をバレるのを恐れ迷ってしまった。
だがガングニールを纏い千冬の前に現れたマドカの言葉で迷いを振り切り周りに山田真耶及び他の生徒や教員がいるにも関わらず叢雲を纏い一夏のいたアリーナへと急行しイグナイトを起動した一夏、千冬、マドカの3人のユニゾンでケリをつけた。
現在はIS学園の教師をしながらS.O.N.G.で活動している。
なお家事は原作よりはマトモな模様。
織斑マドカ
年齢:16
使用ギア:ガングニール
聖詠:
一夏と千冬の生き別れた妹であり3人目のガングニール装者。
マドカが9歳の時に誘拐され魔法少女事変の時まで束の下にいた(後にこれは束の自作自演と判明。それが千冬の逆鱗に触れ一刀の元斬り捨てた)
LiNKERの投与による後天的な適合者であり戦闘中に時間切れで戦線離脱する事も。
ガングニールは束が盗んだ奏が使っていたものであるがそのガングニールの色は黒騎士そのものである。
だが細部が違っており一部黒騎士のパーツになっているところがある(主に頭部の白い角の部分)
後何故か黒騎士の大剣が使えるようになっている。
現在はリディアンに通いながら一夏と千冬と一緒に過ごしている。
オマケ
インフィニット・シンフォギアの各装者イメージで考えたガンプラ
天羽奏
ベース:ガンダムAGE2ダークハウンド&リ・ガズィ
機体名:ガンダムAGE2ガングニール
武装
ドッズランサーツヴァイ
ドッズガン×2
アンカーショット×2
ビームサーベル×2
ドッズキャノン×2
ミサイルランチャー×2
B.W.S.
風鳴翼
ベース機:アストレイレッドフレームレッドドラゴン&レッドフレーム改
機体名:アストレイレッドフレームサキモリ
武装
イーゲルシュテルン
ガーベラストレート
タイガーピアス
カレトヴルッフ×3
タクティカルアームズⅡL
立花響
ベース機:カミキバーニングガンダム
機体名:ヒビキガングニールガンダム
武装
腕部バンカー×2
脚部バンカー×2
雪音クリス
ベース機:ビギニングガンダムD
機体名:ビギニングガンダムデストロイヤー
武装
ビームガトリングガン×2
ビームピストル×2
ビームキャノン×2
ミサイルポッド×4
ビームスナイパーライフル
ハイパービームライフル
ジャイアントバズ改
ハイパーバズーカ
ビームサーベル×2
ビームバルカン
マリア・カデンツヴァナ・イヴ
ベース機:ダブルオーガンダムセブンソード/G&ダブルオーライザー
機体名:ダブルオーライザーセブンソード/G
武装
GNソードⅢ
GNカタール×2
GNソードⅡ×2
GNバスターソードⅡ
GNソードⅡブラスター
GNビームサーベル×2
GNマイクロミサイルランチャー
GNビームガン×2
暁切歌
ベース機:ガンダムデスサイズヘルカスタム
機体名:ガンダムデスサイズDeathカスタム
武装
ビームシザース
マシンキャノン
ショルダーアンカー×4
月読調
ベース機:ルナゲイザーガンダム
機体名:ムーンゲイザーガンダム
武装
ビームライフル
ビームショットガン
ビームリング×2
ビームサーベル×2
ヴォワチュール・リュミエール
織斑一夏
ベース機:ブルーディスティニー3号機
機体名:ブルーディスティニーリーゼ
武装
胸部バルカン
頭部バルカン
腹部有線式ミサイル
ビームサーベル×2
デュアルビームガン
連装式100mマシンガン
ハーフミサイルランチャー
背部180mキャノン
ビームライフル
作者の妄想ガンプラ
ベース機:ガンダムアストレア
機体名:ガンダムEXSER(イクスシア)
武装
GNバスターライフル
GNミサイルランチャー
NGNバズーカ
GNメガキャノン
GNガトリングガン
GNバルカン
GNバスターソード
GNビームサーベル×2
こんな感じです。
ではまた次回
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聖槍、抜錨
どうも荒潮提督です。
最近棒立ちでレザキャ構えてるACにヒュジキャを盛大に外したスカタン傭兵です。
ではどうぞ。
一夏とクリスに抱きついている少女、雪夏は2人から離れようとせずずっとぐずっていた。
2人はどう対処すれば良いのか分からずオロオロしている。
突然の事態に響(マスクとどてら装備)と未来は驚き翼は一夏とクリスと同じく対処が分からずオロオロしており奏は面白がってケラケラ笑っておりマリアは冷静にしてるように見えて動揺していることがバレバレであり切歌ははしゃいでおり調は一夏とクリスをじー・・・と見ており色々カオスであった。
数分後
「す、すみません・・・急に取り乱してしまって・・・」
「い、いや大丈夫だ・・・気にしないでくれ・・・」
「と、とにかく自己紹介してくれないか?いきなりあたしらの事をパパ、ママって呼ばれても訳が分からねぇからよ」
「は、はい・・・わ、私の名前は雪音雪夏と言います・・・私の世界を救う為に平行世界から来ました」
「ゆき・・・ね?あ、あたしと同じ名前だと・・・!?」
「平行世界・・・つまりギャラルホルンから来たのか?」
「はい・・・そして雪音クリス、雪音一夏、つまり貴方方の娘です」
「ま、マジかよ・・・」
「にわかには信じられないな・・・」
「「「「(じー・・・)」」」」
「な、何だよ皆急にこっちを見て・・・」
「じ、ジロジロ見んなよ・・・」
「いやぁ・・・この2人からこんな良い娘が生まれるなんてな」
「雪音の性格上確実に砕けた口調がデフォルトな子供になると予想していたのだが」
「「「「(うんうん)」」」」
「よしテメェら表に出やがれ」
「ちょっとO☆HA☆NA☆SI☆しようか」
「待て2人共。まずはこの子の話を聞いてかr(ヴィーヴィー!)どうした!」
「司令!ノイズが現れました!」
「この反応・・・カルマノイズもいます!」
「カルマノイズ・・・!」
「装者は直ぐに現場に行くんだ!すまんな雪夏くん、話はこの後に・・・おい、彼女は何処にいった!?」
「まさか1人で!?」
「無茶だ!ノイズだけならともかくカルマノイズまでいるんだぞ!?」
「彼女だけにやらせる訳にはいかん!現場に急げ!」
「「「「了解!」」」」
雪夏はカルマノイズがいると聞いた瞬間S.O.N.G.本部から抜け出し現場に1人で向かっていた。
両親が必死になって抑え込み自分を逃した存在。
雪夏はその顔を怒りで歪ませ自分の胸元にかかっているペンダントを握りしめる。
胸の唄を響かせ彼女は駆け抜ける。
「カルマノイズ・・・!私がやっつけてやる!
彼女が聖詠を歌うと彼女はシンフォギアを纏った。
インナーな青を基調とし金色のラインが入っている。
頭部には白銀の獅子を模したヘッドギアが、腕は白銀の籠手がつけられ腰にはインナーと同じ色とラインの布が、足も白銀の装甲がつけられ、背中に青いマントがつけられた。
右手に複数の細長い板が混じり合ったような槍 ー ロンゴミニアドのアームドギア。見た目は獅子王の第1、第2再臨の槍 ーが握られそれをノイズの集団に向けながら雪夏は突進した。
ノイズが形を変えて突進して来たが雪夏はマントを翻して防御した、
<戦闘曲 FGOオープニング曲「色彩」>
「ひとりになると聞こえるの 苦しいならやめて良いとぉ!」
雪夏は槍を縦横無尽に振るいながらノイズを蹴散らして行く。
向かってくるノイズをその聖槍で倒して行く。
右手に握る聖槍を回転させ巨大な光の竜巻でノイズを蹴散らす。
< Tempest Holly >
彼女がノイズと接敵した直後一夏は愛用のYAMAHAV-MAXの後ろにクリスを乗せ高速道路を使い全速力で現場へと突っ走っていた。
他のメンバーはヘリに乗り向かっている。
既にV-MAXのエンジンはフル回転しており時速は最高速の300kmを出している。
当然道路交通法違反だが今はそんな事を言ってられない。
「おい一夏!もっとスピード出せないのか!?」
「もう全開だよ!それより口閉じてろ!舌噛むぞ!」
「お、おい何を・・・」
「そら飛ぶぞ!」
「な、何言っtうひゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」
一夏はV-MAXのサイドに取り付けてあるホルスターからMG-PYTHONを抜き1km先で高速道路途中でノイズによる事故の所為で横転していたガソリン満載のタンク車のタンクを全弾撃ってぶち抜き爆破させ道路を破壊してうまい具合にジャンプ台を作った。
(※え?道路破壊の責任どうすんのかって?緊急時だから仕方ないね♂)
そのまま一夏の駆るV-MAXは空へと飛んだ。
そして2人は唄う、胸の唄を。
「
「
一夏とクリスはベイオウルフとイチイバルを纏い戦場に突撃する。
その頃司令室では。
「ベイオウルフとイチイバル現着!他の装者も2分後に到着予定です!」
「避難状況は!?」
「該当区域の避難は完了しました」
「分かった。しかし彼女・・・雪夏くんの戦い方、一夏くんそっくりだな」
「ええ、どんな障害も真正面から撃ち貫く、それが彼の戦闘スタイルですからね。娘である彼女にも受け継がれたのでしょう」
「大胆でありながら時に繊細なそのバンカー捌きは眼を見張るところがありますからね」
(※なおOTONAはバンカーを掴んで投げ飛ばす模様)
<クリス戦闘曲 GUN BULLET XXX>
「先に行くぜ一夏! 全身凶器でミサイルサーファーのターンだ 残弾ゼロになるまでバレットのKissを 昇天率100パーのヒットガール ハート撃ち抜かれたいチェリーは Where is? Bang☆×2イェェェェイ!」
クリスは両腕のアームドギアをガトリングにし撃ちまくる。
<BILLION MAIDEN>
「相変わらずクリスの攻撃は派手だな。なら俺も!」
一夏はバイクから降りそのままブースター全開で突っ込みながら両肩のコンテナから大量のミサイルをぶっ放す。
<メガデストロイ・クレイモア>
一夏はそのまま突進し右腕のアームドギアをブースター付きバンカーへと変形させそのまま大型ノイズに全弾撃ち込んだ。
<リボルビングバンカー>
その後ろからクリスがガトリングを撃ちまくりながら一夏と背中合わせになり腰からミサイルを発射する。
<MEGA DETH PARTY>
「バキュンと放った銃弾ー タマ ーが絶対曲がらないように!過去は変わらないと月を仰いだ夜!戻らない時計に「だったら
「オラァ!全弾持ってけぇ!」
「Ah・・・今は描けなくても信じれば!力に変わると誰かは歌う!」
一夏とクリスは背中合わせになりながらガトリングとマシンキャノンを撃ちまくり周りのノイズを穴だらけにしていく。
<BULLET ストーム>
「残るはカルマノイズと大型ノイズくらいか」
「いけるか?クリス」
「あたぼうよ!あたし様を舐めんなよ!」
「クリス!一夏!ごめんお待たせ!」
「すまない遅くなった」
「遅かったな。何があったんだ?」
「途中で切歌が酔っちゃってね・・・。今調が小川さんと一緒に介抱してる所よ」
「ああ、なっとく」
「全く暁は・・・む?この歌は・・・」
ー ・・・Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl ー
「これは・・・まさか絶唱!?」
「まさか・・・雪夏か!?1人でヤル気かよ!?」
「クリス!乗れ!」
「ああ!アイツ1人でやらせはしねぇ!」
「待て一夏!雪音!」
「私達も追うわよ!」
「行くぞマドカ!」
「分かった姉さん!」
雪夏は1人、カルマノイズと向き合っていた。
自分の姉とも言うべきS.O.N.G.の装者達がS2CAでようやく倒せたというカルマノイズ。
1人でやるには強すぎる相手、だが彼女は引かない。
自分の父から教えてもらった言葉、「壊せない壁はない、自分の力を信じてただ撃ち貫くだけ」その言葉を胸にかは詠う。
ー Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzlー
彼女が絶唱を唄い終わった時築き上げられたアームドギアにエネルギーが集まり黄金に光り輝いた。
その輝きはまるでかの聖剣エクスカリバーのようであった。
彼女の目と口からは血が出ている。
それをカルマノイズに叩きつけようとしたその時唄が聞こえた。
ー Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzl ー
バイクのエンジン音を鳴り響かせ現れたのは一夏とクリスであった。
一夏はV-MAXを急停止させるとクリスと共に駆け出した。
彼のアームドギアにはエルフナインにより響のガングニールと同じく絶唱を束ねる事が出来る機能が搭載されている。
一度使えば暫く腕が使い物にならなくなるという欠点があるがその威力はS2CAに匹敵する。
一夏は雪夏の前に躍り出て右腕のアームドギアを変形させ絶唱のエネルギーを束ねる。
「セット!ハーモニクスブースト!」
「パパ!?」
「雪夏!このバカ!いきなり絶唱使ってんじゃねぇよ!」
「ママ!でもカルマノイズは・・・!」
「大丈夫だ。一夏を、アイツを信じろ」
「ブチ抜け!イノセント・ブレイク!」
放たれたそのエネルギーの奔流はカルマノイズとノイズの集団を巻き込み跡形もなく消滅させた。
だがその反動でアームドギアは砕けてしまい一夏は右腕を抑え膝をついてしまった。
「一夏!無事か!?」
「何とかな・・・またエルフナインに迷惑かけちまうなこれは」
「パパ・・・」
「心配すんな。俺はそう簡単にくたばりはしねぇよ」
「うん・・・」
「それよりも問題はお前だ雪夏。絶唱のバックファイアでボロボロじゃねぇか。直ぐにメディカルルームに行くぞ」
「わ、私は平気!直ぐにでも私の世界にいか・・・な・・・くちゃ・・・」
「雪夏・・・?雪夏ぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「やっぱり無茶してるじゃねぇか!急ぐぞ一夏!」
「おう!」
薄れゆく意識の中、雪夏は久方ぶりに味わう父の背中の温もりを感じていた。
例え世界が違うとしてもその背中は大きかった。
ヘリの音を耳にしたのを最後に彼女は意識を手放した。
次に彼女が目を覚ましたのはメディカルルームのベッドの上だった。
起き上がってみると身体には包帯が巻かれペンダントは近くの台に置かれていた。
ふと自分の左手が重いのに気づく。
顔を向けるとこの世界の自分の両親が手を握ったまま寝ていた。
自分の知っている両親よりかなり年が違うが彼女にとっては掛け替えのない家族である。
彼女は改めて誓う、必ず自分の世界を救ってみせると。
MG-PYTHO
バイオハザードリベレーションズ2にてバリーが初期から持っているマグナム。
バリー編ラストバトルのムービーで確認出来るが装弾数は5発。
これを構えてリベレーションズ2の事件の全てにケリをつけるべくアレックス・ウェスカーに立ち向かうバリーに惚れた人もいるはず。
一夏はこれに3倍スコープとレーザーポインタ、ロングバレルをつけている。
ついでにトリガーも交換しておりサイドにはかなり強引だがオフセットアイアンサイトがつけられている。
ではまた次回。
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