だらだらスケルトンのヒーローアカデミア (幽乱)
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怠け骨、地上に立つ。

骨兄弟の口調は非公式翻訳が基準となっています。
どうか楽しんでってね!


papyrusが騎士団長のところに修行しに行った後、俺はhotlandの屋台に行き、惰眠を貪っていた。あたたかくて、心地良い眠りだ…

_____________________

心地良い睡眠に、ふと違和感が混じった。

 

急いで起き、辺りを見渡すと、思わず目を見開いた。

 

下には一面金色の花畑。は、あまり重要ではない。

上には、太陽。

聞いたことがある。太陽は、ボールのような形で、光っているらしい、と。

 

とりあえず、つまり、ここは地下では無さそうだ。

 

ここは地上なのだろうか?もしそうなら、俺はどうやってここまでたどり着いたのだろうか?

 

時間軸に何が起きたのだろうか。

 

そして、papyrusはどこにいるのだろうか。

 

俺は脳みそをフルで使い、この先どうするかについて考えていると、

 

「SANS!おまえこんな所で何やってんだ!早く家に帰るぞ!ヒーローの特集番組が始まってしまうんだぞ!」

 

papyrusが来た。

どうやらpapyrusは無事なようだ。

 

「お、papyrus。ちょうどいい、今少し寝ぼけていてな。ここはどこなんだ?」

 

「えぇぇぇぇ...大丈夫なのか、SANS?

良いだろう、教えてやる!ここは………」

 

「ここは?」

 

「………花畑だ!」

 

「...ああ、そうだな。すごく花畑だ。」

 

「ニェーヘッヘッヘッ!そうだぞ!とても花畑なんだ!よし、SANS、早く帰るぞ!」

 

「あー… ok.」

 

少し残った違和感は拭えぬままpapyrusについて行き、着いた家も、やはり地上のものだった。

家の中を探索し、見つけたものと言っても、特にない。地下の時のと変わらない。

今までと同じく、2人暮らしのようだ。

 

テレビをふと見ると、

まるで、「魔法」のように、炎を出していたり、モンスターのような見た目で肉弾戦を仕掛けていたり、alphysの研究所の歴史書の中に混ざっていた、1つだけ毛色の違う絵柄の漫画のような見た目のモノ(アメコミ、だったか?)など、『個性』と呼ばれているものを使った人間たちが『ヒーロー』をしている光景が映し出されていた。

 

ここで、違和感の正体がわかった。

もしかすると、俺はこの時間軸では「人間」として存在していて、「個性」とやらでこの「スケルトン」の姿になっているのではないか。

となれば、俺のスカスカなステータスも少しは改善されているかもしれないな。

()()()なだけに。

 

 

どうやら、個性の使用はヒーロー以外は原則禁止とされているらしい。

とりあえず、今までできていたことはしっかりと出来ることも確認できた。

当面の目標は、『「ヒーロー」になる。』

まぁ、別にダラダラしてたいんだが、とりあえず手近にいるpapyrusは、自分の手で、守れるようにしておきたい。

何故か、そう思えたんだ。




sansのおにーちゃんっぷりを生かしたストーリーを作りたい。


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都合のいい状況。


*入学のためのことについてのあまりの都合の良さに、あなたは決意を抱いた。


…さて、数日過ごしてわかったことがいくつかある。

それも、えらく都合のいい話だ。

 

まず、俺たちはやはりニンゲンとして生活しているということ。付け足すと、モンスターとしての特徴はほとんどなくなっていた。個性でスケルトンになっている、という仮説は正解だったようだ。

 

次に、なぜか、『雄英高校』に入学試験を受けに行くことに決まっていたこと。

まあ、ヒーローになるためには1番手っ取り早いらしいので、ここは素直に受けよう。何より、ヒーローを目指すような奴には、クールな奴が多そうで、面白そうだしな。

 

_______________________

 

 

…さて、しばらく日は経ち、雄英受験当日。

「おい、SANS!!!朝だぞ!!

今日は受験当日じゃないのか!昼寝しているんじゃないぞ怠け骨!!」

 

「あぁ、おはよう。(ふわ〜あ)

ん?いや、それって普通…

睡眠って言わないか?」

 

「言い訳無用!遅刻はダメだぞ、SANS!」

 

「ああ。papyrusの説教は骨身にしみてるぜ?」ツクテーン

 

「SAAAAANS!!!!」

 

というコントを繰り広げ、近道を使って学校前に着く。

遅刻寸前だったのは事実だしな。

なんだか周りにジロジロ見られたが、まあそんなもんだろう。スケルトンだし。

俺がいうのはなんだが、筆記は簡単だ。

元職業柄、理系科目は完璧だし、文系科目も参考書をコツコツと見て勉強した。骨だけにな。

これで、まあ筆記は危なげなく突破。

 

 

本題は戦闘。

いくらニンゲンになっているとはいえ、スタミナ面ではあまり変化はない。ルールによってはなかなか骨が折れるだろう。

 

『今日は俺のライブにようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!!』

 

お、なかなかクールなヤツが先生なみたいだな。

まあこの冷え込んだ空気的にはそんなものは求められていないみたいだが。

 

『こいつぁシヴィーー!!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ‼アーユーレディ!?』

 

やはり、だれも返答はなし。

 

まぁ...

 

そりゃ、こうなるだろうよ。

 

 

Short cut..._______________________

 

 

 

『もちろん他人へのアンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』

 

ロボを倒すだけ。どうやら楽なみたいだな。

得点稼いで、あとはサボってもいいんだが…

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

ん、元気な人間だな。

 

「プリントには四種の敵が記載されております!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態‼我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです‼」

 

大げさだな、あの人間。

まあ、確かにそうだな。別に構わんが。

 

「ついでにそこの縮毛の君、先程からボソボソと…気が散る‼物見遊巉のつもりなら即刻雄英ここから去りたまえ!」

 

…なかなか厳しいあんちゃんだったか。

 

 

 

_______________________

 

 

 

…流石は雄英、規模が違うな。

この擬似街だけでも、coreを平面に広げた時ぐらいの広さはありそうだ。

 

…そろそろか?

耳をすまして…

『はい、スタートー!』

 

コールと同時に近道を使い、誰もいないところまで移動し、適当に骨を使って故障させていく。

どうやら関節部の内部など、耐久性には少し難があるみたいだな。

 

大体40点ほど稼いでビルの上で昼寝をしていると、突然地響きが聞こえた。

起きてその方向を見ると、割と近くに0点の巨大ロボが現れていた。

成る程、デカいな。

低めの屋上から見ても見上げないといけないとは、なかなか骨が折れる…いや、この言い回しさっきも使ったな。

 

まあジョークは後回しにするとして、あのロボの進行方向先に足を挫いた人間が。

 

ふと、頭に蘇るあの約束。

 

 

_____________________

 

 

近道を使い、そいつに近づく。

 

「なぁ、そこのお前さん、受け身の準備取っとけよ?」

「え…?」

「顔を上げてこっちを向くんだ。準備はいいな?行くぜ?」

「えっ、ちょっ何を〜……」

 

…よし、あまりblue attackは使いたくなかったが、個性として認められている。隠す必要はない。

 

さて、俺の攻撃の特徴について話そうか。

スリップダメージ。どれだけ防御を固めようと構わずに体力を削る。

つまり、あの巨大ロボも、適当に骨で脆いところに当て続ければ…

 

…な?こうして簡単に倒せるってわけだ。

 

…time upだ。

 

「…あー、お前さん、平気だったか?」

 

「え…?あ、はい、大丈夫です」

 

「へへへ、それなら良かったな。

…帰ってケチャップでも飲むかな。」




結論。ズニキ、つおい。
ちなみに、たまに脳みそがーとかいうのは適当なこと言ってるだけです。
だって、sansだし。

追記:gaster blasterは使ってない描写に変更しました。
出番はもっと、シリアスな場面で。


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さわがしき合格発表。

あー、暇だ。

grillby'sはないし、見張り台もない。

ホットドッグの屋台もここにはない。

papyrusもよく遊びに行ってしまう。

 

……

 

まあいいや。寝るか。

 

_____________

_________________________

 

「おい起きろ!SANS!!!」

 

「んん…なんだ、兄弟。」

 

「お前宛ての郵便が届いてるぞ!!!

それも、雄英からのだ!!!」

 

「あぁ。ありがとな、papyrus。」

 

「ニェーヘッヘッヘ!」

 

俺はダラダラと起き上がり、papyrusの差し出す封筒を受け取る。

俺は封筒を見つめ…

 

「なぁ、papyrus、封筒開けてくれないか?」

 

「む、なぜだSANS。そんなに怠けたいのか?」

 

「いいや。封筒を開けるのって案外、コツがいるからな。」

 

「SAAAANS!!!

全く…

開けてやったからさっさと確認するんだ!」

 

「お、すまんなpapyrus。

…よっこいせっと。」

 

手慣れぬ動作でpapyrusが封を切った封筒から見慣れない機械を雑に出す。

 

『私が投影された!』

 

ありゃ、すげーな。空中に画面が投影されるのか。

この世界も科学は発達している。

まあ、地下とは違うベクトルに生かされているようだが。

 

「お、この特徴的な顔は…」

「オールマイトだ!オールマイトだぞSANS!!!」

 

「ああ、知ってるぜ、兄弟。」

だが、その有名なヒーローがなぜここに?

うーむ…

『なぜ私が投影されたのか疑問に思っているだろう?

それは、私が今年から雄英で教師を務めることになったからさ!』

 

あー、そりゃそうか。それ以外考えられないわな。

それでも、通常のヒーロー活動の時間を減らしてまで教師をやるとなると、それならの何かしらの理由があるだろうな。それは一体..「おいSANS!!!ラッキーじゃないか!

あのオールマイトの授業が受けられるんだぞ!」

 

「…あー、papyrus。一応言っとくが、まだ合格したと決まったわけじゃないからな?」

 

「む?何言ってるのだSANS!お前はやる時はやるスケルトンだろ?」

 

「…! あぁ、そうだな。能ある骨は爪隠すってな?」

 

 

『さて、サンズ少年!君の合否結果を発表しよう!敵ポイント33点!それに加えて、救助ポイント40点!合計して73点!!2位で合格だ!おめでとう少年!』

 

…あ、救助ポイントなんてあったのか。

まあ、結果オーライってやつだろう。

 

『だがサンズ少年!敵ポイントに関しては、終盤サボらなければもっと伸びたはずだぞ!

救助ポイントも、あの0点ヴィランから人を救け、迎撃したのは高得点だが、さらにもう少しけが人の扱いを考えると良かったぞ!』

 

「…後半のサボりに関してはあとでお説教だが。

…合格おめでとう兄弟!!!

今日はマスターシェフpapyrus様が、

熟成パスタ…はダメだな。まだダメだ。

特別に、普通のパスタを作ってやるぞ!!!」

 

「お、ありがたいなpapyrus。

今日はお言葉に甘えて頂くぜ。」

 

_______________________

 

…やはり、この世界でもpapyrusが食べられるパスタを作れるのは先のようだ。




ブラコンズニキ。そんなsansが大好きです。(適当)


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ぐうたら骨、入学。

あけましたおめでとうございます(大遅刻)
Sans感出すの、ほんとに難しいよお…(サボっていたとは言えない)


「おい起きろSAN…

珍しいな、もう起きてるなんて。さすがは俺様の兄弟だな!」

 

「そうか?それならpapyrus。

早起きのコツってもんを教えてやろうか?

骨だけにな。」

 

「SAAAAANS!!!せっかく珍しく俺様がおまえを褒めたのに!台無しじゃないか!

このぐうたら骨め!

それに、俺様はいつも早起きだから無意味だ!」

 

「へへへ…まあいいじゃねぇか兄弟。

それじゃあ行ってくるぜ。」

 

「待てよ。

何か違和感があると思ったら、それ制服か?」

 

「ん?ああ、そうだぜ?」

 

「…なんか、驚くほど似合わないな。」

 

「……まぁ...そりゃ、そうだろうよ。

骨だしな。」

 

「まあそれはともかく、行ってこい!SANS!」

 

「ok。留守番ちゃんとしてろよ?」

 

「ニェーヘッヘッヘッ!お留守番程度、このpapyrus様には造作もないことだ!」

_____________________

short cut……

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

さて、この時間軸、知らないものがたくさんある。

例えば、この下駄箱。

まあそもそもモンスターは靴を履かない、もしくは足がない奴が多いしな。

そういう文化がないのもしょうがないってコッた。骨だけにな。

 

 

さて、教室前に着いたが、なんか誰か立ち止まってんな。

よし、ちょっとおどかしてやるか。

 

「お い お ま え。」

 

「緊張するなぁ…ん…?わっ!?」

 

「挨 拶 だ。こ っ ち 向 い て 握 手 し ろ。」

 

「うわぁああ!しますします!」

 

ブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! ……

 

「へっへっへ…

ちょっと古い手だが、ブーブークッションさ。

いつやっても面白いもんだ。

とにかく、お前、同じクラスだろ?」

 

「…へっ?あっ、はい!」

(リアクションが派手で楽しいやつだな)

「そりゃまた愉快だ。俺はsansだ。」

 

「えっ、あっ!僕は緑谷出久です!」

 

「そうか、izuku、か。いい名前だな。よし…おっと、お前さんの知り合いっぽいぜ?先に行ってるぜ。」

 

「ん…?あっ!ありがとう!」

 

さて、どんな個性的なやつらが…

 

「まったく、何度言ったら分かるんだ! 机に脚をかけるなと言っているだろう!」

「あぁ?! うっせーんだよ、カス!」

「Oh…」

…マジで?ヒーローっつーか、ヴィランだな、金髪の。

「やあ、おはよう! 俺は聡明中から来た、飯田天哉だ。よろしく!」

 

「……っ!…あぁ、クールな名前だな。俺はsansだ。よろしくな。そんで、金髪の。お前さんは?」

 

「あぁん!?なんだぁ、てめぇは!ゲームのザコ敵みたいな見た目じゃねーか!」

 

…間違っちゃ、いないな。

 

「ん?…まぁ、お前さんの言う通り、俺はスケルトンなもんでな。強度に関しちゃ脆いもんだ。

あながち間違っちゃいないぜ?

ただ、喧嘩腰はあまりよくないな。

カルシウム、ちゃんと摂るべきだぜ?

骨だけにな。」ツクテーン

 

「「「………」」」

 

「…おいおい、こういうギャグには何かリアクションとるってもんじゃねぇか?」

 

思ってたより、ノリ良くないな…

 

「あー…オレは切島っつーんだ、よろしくな!」

「チッ…」

「私は葉隠だよー!」

「ワオ。hagakure…透明のお嬢ちゃんか。イカしてるな。」

「お嬢ちゃんって…おっさんみたいだな…」

ガラララ…

「お、izuku…とレディ…と……寝袋、か?」

「れっれでぃ!?」

 

なんだこの寝袋…

 

「お友達ごっこしたいならよそ行け

……はい、静かになるまでに8秒かかりました。時間は有限、君たち合理性に欠くね。

担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

…マジで?

こいつがヒーローで教師…

…いや、わかってたぜ?

やっぱりこの時間軸でもヒーローってのは変わり者であることには変わりないらしい。

 

「早速だが、これ着てグラウンドに出ろ」

 

 

「…what?」




冬休み、1回もこっち投稿できなくて申し訳なかったです…
ん?待ってない?それなら申し訳なくなかったね。(不憫王並感)
…反省して精進していきます!


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だらだら進む、個性把握テスト

「20…。全員揃ったな。ではこれから個性把握テストを行う」

 

周りが騒いでいる中だが、問題が何個かある。

 

まず、個性把握テストとやら。行う競技は体力テストと同じらしい…のだが、体力テスト自体を俺はよく知らない。

これは…誰かに聞くか…

 

izukuは…ダメだ、さっきから平常心じゃない。どうやら最下位が除籍処分だと聞いて、気が気でないんだろう。

 

なら…1番まともに教えてくれそうなのは…

tenya、だろうな。

よし…

 

「なぁtenya、一つ質問させてくれないか?」ボソボソ

 

「む、なんだSans?このタイミングで質問とは」ボソボソ

 

「いや、な?体力テストってもんを知らないんだが…どんなことをするんだ?」ボソボソ

 

「体力テストを知らない…?

…まぁ、理由は聞かないでおこうか。

よし、出来るだけ丁寧に教えよう!」ボソボソ

 

「おう。ありがたい。」ボソボソ

 

さて、説明を受けて結論を述べよう。

 

…大体俺の能力でなんとかなる。

 

だが全力を出すのは…

うん、ないな。疲れるのは嫌いだ。

 

派手にやるのは…

比較的負担が少ないやつだけにしとくかな。

 

____________________

 

50m走

さて、ここはなにも考えずにゴールまで

『short cut』すればいい。

 

「よろしくな!あー、Sans、だったっけ?

俺は砂藤だ」

「おう、そのとおり、sansだ。

sato、だな。これからよろしく。」

 

おっ、順番みたいだな。

 

『位置についてー』

 

「Sans、だったっけ?あいつ棒立ちだぞ?」「スケルトンって個性名乗ってたしなぁ…スケルトンってなんか特徴あったっけ…モンスター?」

「外国のお化けかなんかじゃなかったっけ?」

 

『よーい、ドン』

 

パッ…

 

「…あー、何秒だ?

0.15秒…まぁ、こんなもんか?」

 

「「「 」」」ポカーン…

 

「…ん?みんなどうした?そんなに口開けて。

アゴでも外れたか?骨だk 」

「おいSANS!おまえの個性スケルトンつってたろ!ワープとか聞いてねぇぞ!」

「そうだな…例えるなら、モンスターの、skeletonさ。まぁ、頑張ったのさ。コツコツとな。骨だけに。」

「…まぁダジャレは置いとくとして…スケルトンってそんなやべーやつだったのか…

驚きだな…」

 

_________________________

 

握力。これはふつうにやる。

…18kg。

いくら骨だからといって、これは低すぎる気はする。

…もっと、牛乳飲むか…

 

_________________________

 

立ち幅跳び。飛べなくはないが、体力面ではまだ残さなければならないだろうし、無しだ。

決して、手を抜いているわけではない。マジで。

 

というわけで、周りの奴らよりも低めな数値。まぁ、そんなもんだろう。

 

_________________________

 

反復横跳び。いくらshort cutも、短時間に多用しすぎるとマズい。これも、普通に。

 

…サボってばっかだって?

骨休めしてるのさ。骨だけにな。

 

_________________________

 

ソフトボール投げ。

ボールに骨付ける。飛ばす。よく飛ぶ。78m。

 

…以上。特に目立つような記録でもない。

それと、さっきのizukuの知り合いの、uraraka、だったか?が無重力の個性で、記録無限。

 

…この時間軸の「個性」ってのは、物理法則をも凌駕するらしい。

 

ついでに、izukuが怪我した。「個性」の反動らしい。

…人間の怪我って、ちょっと、グロいな。

 

持久走?…

さぁ?なんのことだろうな?

________________________

 

 

ちなみに、最下位で、えらくシュールな顔になっていたizukuだが、どうやら除籍は合理的虚偽、らしい。

 

…どうだか。

 

でもまあ、なんだかんだ誰もいなくなる羽目にはならずに済んだし、変わったことも起きていない。

『終わり良ければすべて良し』、というやつだろう。




なんか今回スムーズに書けました、幽乱です!
不穏なフラグが立ちました。回収するかは知らない()


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スケルトンはだらだらしたかった。(現実逃避)

大まかなプロットは思いついたけどそこまでが遠くて悲しみを背負いました、どうも久しぶりです幽乱です()

タイトルはあんまり気にしなくても。

あっ、通算UA5000突破、ありがとうございます!!


うん、まあ…分かってたさ。

 

授業、退屈だ。

 

英語はあの入試の時のクールなやつが教師らしいから退屈しないと思ってたんだが…

案外普通なせいで余計に寝やすかった。

 

え?寝るのは授業のせいじゃないだろ?

 

いーや。

 

いつもクールなやつも授業だと調子がクルう、ってな。

 

 

さて、俺がizukuたちに絡んでいると…

 

「私がー...

普通にドアからきた!!」

 

現れたのはall might。

…カタカナ英語って本当の英語の発音と違うこと多いし、次からカタカナの方が良さそうだな。

 

「早速だが、今日はコレ!! 戦闘訓練!!!」

『BATTLE』と書かれた札を見せ付けつつ話を続ける。

戦闘訓練なんざ面倒くさいが、まぁメイン教科だ、真面目にやることも視野に入れるか…

 

「そしてそいつに伴って...こちら!! 入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた戦闘服!!!

着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」

 

もちろん、俺の戦闘服はというと…

____________________________

 

いつも着てるアレだ。

 

「「「いやいやいや…」」」

 

「パーカーはさすがにないでしょ…」

 

「動きづらいだろそんなんよー…」

 

「ん?あー、俺は動きやすさなんて関係ないしな。むしろいつもはスリッパだ。

スニーカーでも妥協したんだぜ?」

 

「あ、ワープの個性だったっけ…

それでも青のパーカーはヒーロー映えしないと思うけど…」

 

「というかその身体どうなってんだよ…

さっきなんか飲んでたよな?どこ行ってんの…?」

 

「さあな?俺も知らん。」

 

まぁ、一応知らなくはないんだが。

 

___________________________

 

「さあ、始めようか。有精卵ども!!」

 

「先生! ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」

 

「いいや、もう二歩先に踏み込む! 屋内での対人戦闘訓練さ!! 君らにはこれから『ヴィラン組』と『ヒーロー組』に分かれて2対2の屋内戦闘訓練を行ってもらう!!」

 

「よし、じゃあ詳しい説明をするぞ! 状況設定は『ヴィラン』がアジトに『核兵器』を隠していて『ヒーロー』はそれを処理しようとしている! 

 『ヒーロー』は制限時間内に『ヴィラン』を捕まえるか『核兵器』を回収すること。『ヴィラン』は制限時間まで『核兵器』を守るか『ヒーロー』を捕まえること。配布する確保テープを相手に巻き付けた時点で捕らえた証明とする! チーム及び対戦相手は『くじ』だ!!」

 

おっ、2分の1の確率で近道で終わらせられるな。こりゃラッキーだ。

 

「いや、サンズ少年のことを忘れていたな…

申し訳ないんだがサンズ少年、ヴィラン側固定でも、いいかな?」

 

「あー、いや、構わないぜ。」

 

「それならありがたい!それでは始めようか!!」

 

…そう簡単にはサボらせてはくれないみたいだ。

 

___________________________

 

まず1回戦は

izuku&uraraka VS tenya&bakugo。

bakugoってのはこないだ俺に絡んできた金髪のヤツだな。

 

…あぁ、『個性』について色々と知りたいもんでな。一応試合はしっかりと見させてもらうぜ。

 

とりあえず戦闘服を見る限りで予想が付きやすいのはbakugoだろうか。

どうみてもありゃ、爆弾だろう。

そして個性把握テストでの動きを絡めると…

「手のひららへんを爆破する」という『個性』だという事がわかる。

…まぁ雑な考察だし、戦闘服のつくりが分からない以上、それ以上の考察は意味をなさないだろうが。

残りの3人は見た目からの予想はつかないが、こないだのである程度は把握した。

___________________________

 

「Oh my…」

 

試合は終わったんだが…

なんという事をしてくれたのでしょう…

 

…っつーのは冗談なんだが、『個性』、とんでもない。

この規模の戦いが続かれるのは非常に困る。

避けづらくて仕方ないだろう。

 

…嗚呼、papyrus。嗚呼、地下世界。

 

___________________________

 

…などと現実逃避していると、どうやら俺の番になったみたいだ。

とりあえすあっちでいろいろ考えるか…




…ペア、どうしよう。

…それにしてもPS4、欲しいなぁ…


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ワープは便利。

ごめんなさい!
これは次話として考えずに前回の続きとして読んで頂けると幸いです…
UA6000、ありがとうございます!


ペア、聞いてなかったな…

まぁ、先に行っときゃ後から来るだろう。

「よしっと、じゃあ行ってくるぜ。」

「おう…っておい!そっちは逆だ、トイ…レしか…?」

 

「…ああ、ワープか、おどろかせやがって…」

 

 

 

_____________________

 

 

さてと、作戦を考えるとするかな。

まずはヒーロー側がどこから入ってくるのか…

そしてどんな個性か…

 

ふむ…待てよ…

肝心な事を忘れていた。

相手も誰だか分からないな…

 

…待つか。

 

_____________________

 

 

 

「ふぅ、まったく…ワープするならついでにウチも運んでくれたっていいじゃん…」

 

「…あぁ、すまんなお前さん、忘れてたぜ。」

「うわっ!きゅっ、急にでてこないでよ!」

 

「おっと、それもすまんな。俺がsansだ。」

 

「はぁ…ウチは耳郎響香、個性はイヤホンジャックだよ」

_____________________

個性説明終了…

 

「なるほど。kyoka、つまりお前さんはある程度ならヒーロー側の位置を把握できるんだな?」

 

「うん。まぁおおまかにはなるけどね。」

 

「ふむ…それで十分だ。

それじゃあちょっと()()()()をしたんでな、家に取りに行ってくるぜ。」

「えっちょっと!?上鳴と芦戸はどうす…あぁ、行っちゃったよ…」

 

____________________

自宅

 

…勝手に家に帰るのは不味いか…?

 

まぁ楽しい方がいいだろ。見てる側の先生(オールマイト)だってな。

 

「さて、と…どこにあったかな…」

 

「…おい、SANS。学校はどうしたんだ?」

「おっ、papyrus。()()()()をしてな。」

 

「うーむ…仮にサボりじゃなかったとしても忘れものをしたからといって勝手に帰ってくるのはどうかと思うが…

まあいい!言い訳として受け取っておこう。

で、何を忘れたんだ?俺様が手伝ってやってもいいぞ?」

 

「おっ助かるぜ。()()()()を探してるんだ。それも、2つ。」

 

「はぁ…

SAAAAAAANS!!!なんで学校にサイコロが必要になるって言うんだ!やっぱりサボりだな!?」

 

「いいや、ちゃんとした理由があるぜ?」

 

「む、また言い訳か?ニェーヘッヘッへ!そんな馬鹿げたことを納得させるような理由があるなら言ってみるといい!」

 

「へへへ…戦闘訓練でヴィラン役になったもんでな?サイコロで戦闘を彩るのさ。サイコーにな?」

 

「SAAAAAAANS!!!そうやってまたお前はサボってばかり…」

「お、2つ見つかった。行ってくるぜ。」

「おい!逃げるんじゃないぞSANS!

…くっ、帰ってきたらお説教だぞ!」

 

 




sansのジョークはノルマ。(適当)
ワープの個性…欲しいよね。忘れ物一瞬で取りに行けるのはとっても便利。


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耳なしSans…?

月一ペースとかだいじょーぶかなこれ…()


「ようkyoka。準備してきたぜ。」

 

「…何してたのさ。」

 

「ん?そりゃあこの訓練でヴィラン役なんだ。バカ正直に闘っても面白くないだろ?」

 

「いや、面白くないわけじゃ…」

 

「だからさ、サイコロ2つ、持ってきたのさ。」

 

「いやだからこれ一応訓練だし授業だから…」

 

「それで俺とお前さんの個性で、すごろくをやるのさ。スタート地点はお前さんなら、わかるんだよな?」

 

「あぁだめだこれ全然聞く耳持たない…

うん、まぁ分かるけど…マスとかはどうするの?」

 

「マスは俺が作れる。ちょっと疲れるが面白い方がよっぽどいいだろ?

…おっと、肝心なマスの中身もちゃんと書いてきたぜ。」

 

「…まぁいっか。結局ヴィランはヴィランでも戦わないやつもいるって事なのかな…」

 

たのしーことをたのしーと思えることが大事。

そう、大事なのだ!(やけくそ)

___________________________

 

ビルの外

 

「なぁ芦戸、作戦どうするよ?

あっちの個性はsansがワープで耳郎がイヤホンジャック…だっけ?」

 

「うん、確かそうだった…はず。

でも個性の規模によって変わってきちゃうからねぇ…例えばワープできるのは本人だけなのと他の人もできるのとではかなり違ってくるし…

作戦、考えてもしょうがないよ!とりあえず、罠とか奇襲に気をつけながら上に行こう!」

 

「おう!その通りだな!」

 

…脳筋な答えを出し、ビルに潜入する。

 

何歩か進むと、芦戸が大声で…

 

「ちょっ!上鳴!天井からなんか変なのが!」

 

「うわっ!なんだあれ!網目状に…

ありゃあ『骨』…なのか?

ッ!あれ降りて来てるぞ!避けろ!」

 

「きゃあっ!」

 

「ッ!?しまった!分断された!

…おいおい、聞いてねーぜ…

骨ってことはsansの個性ってことだろ…?

やっぱりアイツただのワープするだけのスケルトンじゃなかったか…!」

 

「階層全体がマス目状に分断されてるよ…」

 

「なんちゅー強個性だ…

だが階層全部潰して戦闘不能にしてこなかったってこたぁ、これが限界ってことだろ!

芦戸!その骨溶かせるか!?」

 

「うん!たぶんいけるはず!えいっ!…

えっ!?」

 

「…酸が骨をすり抜けた…?どういうことだ!?」

 

困惑する2人。上鳴が恐る恐る天井から床までを貫く骨に、保険として帯電させた指先で触れる。

 

「いってぇぇぇぇ!

…なんだこりゃあ!?」

 

「か、上鳴!?だいじょーぶ!?」

 

「だ、大丈夫だ!指に傷は…ない?どういうことだ…」

 

「おっ、賑やかだなお前さんたち。」

 

「「!?」」

「sans!」

 

「へへ…その骨には触ろうとしない方が身のためだぜ?すり抜けちまうし、痛い目にあうことになる。…まぁちょっと疲れるけどな。

まぁそれはいいとしてだ。

別に俺はこの時点でテープを巻く事もできないわけじゃないんだ。

でもそれじゃあ面白くないだろ?ヒーロー殿。」

 

「ッ!…何をする気だ?」

 

sansはすっかりヴィランになりきっているようだ。

実にコメディアンな彼らしい。

 

「へへへ…

それはな…」

 

「「…それは…?」」

 

一体どんなことをするのか。

2人は息を飲む。

 

 

 

「…スゴロクさ。」

 

「「…え?」」

 

「いや、今なんて?アタシにはめっちゃ平和な単語が聞こえたんだけど…」

 

「ああ、俺もだ。…わかった!何かしらの隠喩的なやつだろ!?」

 

「ん?スゴロクはスゴロクだぜ?

ちゃんとサイコロを振ってやるやつ。」

 

sansはサイコロとボードを掲げながら言う、

 

「…えっほんとに?」

「…これ一応戦闘訓練だぜ?」

 

「…ん、一つ言い忘れてたな。」

 

sansは目の前から消えて…

 

 

 

「コマはお前たちだぜ、ヒーロー。」

 

後ろからの声。

 

「…はぁ!?どういうことだおい!」

 

2人は振り向いて問い詰めようとする。が、そこにはもう彼の姿はない。

 

 

 

 

そして、どこからか聞こえる。

 

 

 

「…Have fun.」




「『耳なしSans』?その通りだぜ。骨だからな。」ツクテ-ン

…タイトルとノルマのダジャレはここで回収。


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戦闘訓練…?

耳郎ちゃん好き。


「…あ、戻ってきた。

ちょっと、Sans?質問いい?」

 

「ん?構わないぜ。」

 

「なに汗かいてんのさ…

じゃあ聞くけど…

やっぱりさ、普通に、真面目に…

「あ、そうだ、ケチャップ持ってきたんだ。

お前も飲むか?ほらよ。」

 

「あ、ども…

じゃなくて!ケチャップは飲まないっての!」

 

「えっ、もしかしてkyokaマヨネーズ派…?

えぇ…同じ白い飲み物ならマヨよりも牛乳の方が好きだな。

カルシウム入ってるし。」

 

「飲まないしマヨネーズは調味料だっての!

全く訓練中なのに軽いノリしてさぁ…」

 

「へへっ、カルシウムだけにカルいってか?

なかなかいい筋してるぜお前さん。」

 

「ダジャレのつもりじゃなかったしそこ褒められても全く嬉しくないって!

…あれ?そのケチャップどこから出したのさ…?」

 

「ん?パーカーのポケットだな。

ちなみに今の中身はサイコロ一個と…

マック行った時にもらったケチャップと…

ボールペンに…レシートと小銭だな。」

 

「なんで!?サイコロはさっき見たしボールペンも分からなくはないけどさ!?

ケチャップとレシート小銭って!?アンタ戻ってくる時マックにでも寄ってきたの!?」

 

「おっ、よく分かったな。その通りだ。

ちなみに買ったやつは家の弟に置いてきた。昼メシ作れないからな。

ちなみにあいつそんなに油っぽいの好きじゃないから食わない。」

 

「ダメだ!ツッコミどころが多すぎていろいろ追いつかない!

はぁ…話を戻すとだね、やっぱりしっかり戦うべきなんじゃないかと思ったんだけど…」

 

「ん?何言ってるんだ?

もう俺たちは既に激戦の真っ最中にいるってのにさ。」

 

「…そんな余裕ぶってるってことはさっきなにか下で仕掛けてきた、ってところなんでしょ?」

 

「…流石だな、察しがいいぜ。

ちょっと間延びさせすぎた気もするが…

まぁいい。

 

こっちがサイコロ渡したからって馬鹿正直にスゴロクやってたのはあいつらだけだ。へへ、それだからこそ楽しいんだけどな。

こっちが今までやってきたのはただの簡単なパズルだぜ。」

 

「はっ…?」

 

「へへ…あ、時にお前さん、もし正面に決して壊せない壁が天井から床、突っ張っていたら、どうする?」

 

「…別の道を探す。」

 

「そうだ。さらに、敵は足音でアジト内をくまなく探知することを既に把握している。

さて、どこから回り込む?」

 

「…外。

っ!ということは!」

 

「たぶん正解だろう。

そう、窓からだ。」

 

「やべっ、バレてる!」

 

「ついでだ、一応言おうか。

奇襲は最適解だろう。俺も攻撃は事前に分かってでもいない限りはそう簡単に避けられないからな。

奇襲に移るのは上手かったぜ。

こっちがなにも考えてなきゃ気づかなかっただろうからな。

…だが、途中からマス目はサイコロと関係なしに適当にいじってたことに気づくのが遅すぎたみたいだな。

GAME OVER、だぜ。御二方。」

 

『TIME UP!ヴィランチームWIIIIIIIIIIN!!!』




お気楽回に見せかけた戦闘回に見せかけたギャグ回に見せかけた戦略回。
…読みづらっ()

なおこの小説に恋愛要素は登場しませんのでご安心を(適当)


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