仮面ライダー エグゼイド −ダブル・エンディング− (真ん中)
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第1話 終わりを呼ぶgame!?

少し編集いたしました。
初人ですが感想やコメントは気軽にしてください。

本編STARTぉ!!


人気のないバーの一角

 

「君の目的は分かったよ…実に興味深い」

 

白服を着た男は、テーブルを挟んだ眼前にいる茶髪の男に興味津々といった顔で話しかける。茶髪の男は黒のレーザースーツに身を包み鋭い目つきで白服の男を睨む

 

「…大野内、と言ったな…あんたの目的はなんだ?なぜ俺に協力する」

 

チャポン…チャポン…茶髪の男は大野内の奇行に目を細める

大野内は一個…また一個と角砂糖を入れていく、それは既にドロドロの沼のように変わっている。

 

「私、甘党なのです」

 

その泥を大野内はズルズルと飲む

 

「…ふぅ、質問の答え、ですが…別にどうと言ったことはありません」

「何?」

「言ったでしょう?興味深いと」

 

そして再び角砂糖を手に取り飲みかけのコーヒーに入れていく

 

「…あんた変わってるよ」

「よく言われます」

 

コトッ飲んでいたコーヒーという名の沼を置き、足下の銀色に輝くアタッシュケースをテーブルの上に置く

 

「これが貴方のお目当てのものです」

 

スッ大野内がアタッシュケースを開くとそこには

 

「ゲーマドライバーです」

「ゲーマ…ドライバー…」

「貴方自身も分かっていると思われますが、貴方の適正率の高さは非常に興味深かった、バグスターウイルスを100パーセント…いや…120パーセントにも200パーセントにも引き上げる…!!」

「そんな事はどうでも良い…何ができる」

「そう焦る必要はない、君にはこれを」

 

手渡された1つのガシャット、そこには2つのキャラクターが描かれていた

 

「マイティアクションZ…」

「そう、君に相応しい、終わりを告げる仮面ライダー…その名も『エンド』 」

「エンドか…ふ…確かに俺に相応しいな」

「そしてこれが、君に与えられる他のガシャットだ、有意義に使いたまえよ」

 

大野内は2つ、茶髪の男にガシャットを与える。それを茶髪の男が手に取り

 

「分かった、あとは俺の好きにさせてもらう」

「おっと貴方はせっかちだ…待ちたまえよ」

「まだ何かあるのか?」

「マイティアクションZは2つ、1組なんだ」

 

大野内は更にもう1つ、マイティアクションZのガシャットを取り出す

 

「生かすも殺すも…貴方次第」

 

大野内はもう1つのマイティアクションZを手渡す

 

「出血大サービスですよぉ?」

「それは…?」

「『ガイアメモリ』…」

「ガイアメモリ…?」

「あら?今の世代は知りませんか?…少し前までは大々的に全国でもニュースになっていたのですがねぇ」

「それをどうする」

「簡単です、そのゲーマドライバーは新型です、そのメモリを…いざとなったら使いなさい」

「…」

「このガイアメモリを更なる進化をさせる為に…貴方の協力が必要です」

「はぁ…結局貴様には願望があるじゃねぇか」

「いえいえこれは単なる…興味ですから」

「そうかよ、なら今度こそ帰らせてもらうぜ」

「えぇ、ではお気をつけて…我狩さん」

 

 

数日後

−聖都大学附属病院電脳救命センターCR−

 

「ふぅ…」

 

そこにはニッコリと笑顔を向けた青年、宝生永夢の姿があった

 

「どうした、研修医」

 

そしてもう1人、キリっとした顔立ちの青年、鏡飛彩。彼はショートケーキを丁寧に切り口へ運ぶ。

 

「いえ、平和だなぁって」

「平和?何を言っている、一時期に比べれば…バグスター患者は減ったがまだまだ患者は残っている」

「分かってますよ、それでも…あの頃と比べれば…」

「…そうかもしれないn『ヴァッハハハハ!!』

 

その瞬間、飛彩の声を遮るように甲高い奇声が上がる

 

「はぁ…今度はなんですか…?黎斗さん」

『黎斗ではなぁい!!檀黎斗神だ!!!』

 

本来その筐体にはその筐体の主である『ポッピーピポパポ』が存在するはずのだが、まるで当然のようにそこに居座る男。

檀黎斗…彼の説明をすると長くなるため割愛するが神である。

 

「…それで?なんですか?」

『トゥッ!!』

 

そう言いながら筐体から出てくる黎斗

 

「わっわわ!?勝手に出ないでくださいよ!!」

「本来、貴様は衛生省の許可が無ければ…」

 

飛彩の言葉を遮るように黎斗は掌を前に突き出す

 

「まぁ、落ち着きたまえ…これを見ろ」

「ん?」

 

2人は黎斗が満面の笑みをしながら横に手をかざす光景を見つめる

するとそこには

 

《game LifePoint 99》と書かれた物が浮かび上がる

 

「え…ゔぇぇ!?な、なんで!?」

「どういう事だ…貴様のライフはゲムデウスとの戦いで1に…」

「ヴァッハハハハ!!甘いな!!私のこのっ!!神の才能があれば!!コンティニュー回数を再び99にする事など容易い!!!」

「嘘でしょ…」

「嘘ではなぁい…これが神の才能なのだ…恐ろしいっ」

「貴方って人は…はぁ…命をなんだと…」

「研修医…そいつに何を言っても無駄だ」

「…ですよね…あ、そういえば黎斗神さん」

「なんだぁ」

「僕の先日からハイパームテキガシャットが見当たらないんですが心当たりありますか?」

「…な、何の事だ」

「目が泳いでいるぞ、檀黎斗」

「何か知ってるんですね?」

「…いや?」

 

「あっ!黎斗!!また勝手に外に出てる!!」

 

その時可愛らしい声とともに現れたのはポッピーピポパポ、通称ポッピー。しかし今の姿は仮の姿、明日那である。

 

「あ…いや…これはその…」

「もう!勝手に出たらダメって言われてるでしょ?」

「あ、明日那さん僕のハイパームテキガシャットを知っていますか?先日から見つからなくって」

「それなら黎斗がいじくりまわしてたよ?」

 

そろーりそろーりとその場を離れようとする黎斗

 

「待ってください黎斗神さん…いえ黎斗さん」

「ま、待ってくれ永夢!これは神の偉業を成し遂げるために…!」

「言い訳無用!」

「ウワァァ…アアァァ…」

 

明日那がバグルドライバーIIで黎斗を吸引する

 

「それで?何に使ったんですか?」

『うぅぅ…私のライフを回復するために君の力であるハイパームテキを使用した』

「それで、ハイパームテキは今どこにある」

『そこにあるだろう』

 

黎斗が指を指す方向に確かにハイパームテキは存在した

 

「あった!!…でも」

「色が…薄いわね…なんで?」

『私のライフを増やした代償さ…ハイパームテキのゲームデータはそのガシャットには今存在しなぁい』

「「はぁぁ!?!?」」

 

全員が驚きの表情を見せる

 

『無双ゲームであるハイパームテキのゲームデータを使いありとあらゆる生と死のデータを集める事で私のライフを回復させたのだぁ…しかもこの数日の間で…!!凡人ならば数年は掛かっていただろう…なぁ!!!』

「偉そうに言わないでください!!なに人のガシャット勝手に使って…しかも変身できないって…」

『元々はこの私が作ったガシャットだ!!制作者である私に権利がある!!君が文句を言う筋合いはない!!』

「う…」

『それに…私の才能があれば再びハイパームテキを作り上げる事など容易い』

「そういえばセーブ機能は?セーブ機能で治せないの?」

「セーブはそのゲーム自体の機能…データ丸ごと消去したらセーブも残らない…ですよね?」

『その通り、流石天才ゲーマーだ』

「はぁ…でもハイパームテキを今必要…って程でもないからまぁいい…のかなぁ?」

『安心したまえ、ちゃんと元どおりに作り上げて見せる…この…神の才能でな』デーレー♪

 

プルル…着信がある

 

すぐ様CRのモニターに映し出される

 

「大我さん?どうしました」

 

そこには神妙な顔つきの男、白と黒の髪がトレードマークとなりつつある花家大我の姿があった

 

「ニコ…そっちにいないか?」

「ニコちゃん?来て…ませんけど」

「そうか…」

「無免許…専門医、何かあったのか?」

「…ニコが居なくなった」

「何?」

「ニコちゃんが!?」

「二日ほど前までは普通だったんだがな…この二日間…姿を見せやしねぇ」

「反抗期か」

「ちょっ飛彩?流石にニコちゃんそんな歳じゃ…」

「ちょっと遅めの…な」

「飛彩さん、今は真面目な話をしてるんですから…それで心当たりとかあるんですか?」

「無いな、これっぽっちも…」

「そう…ですか」

 

ピピピ!!甲高い聞き慣れた音が辺りに響く

 

「…緊急通報…!!」

「バグスターか…」

「…ニコの事も気になるが…」

「今は患者の所は急ぎましょう!!」

 

 

−とある路上−

 

「うぅ…」

「大丈夫ですか!?」

 

永夢そして飛彩、明日那の3人が現場に到着すると1人の男性が苦しむように倒れていた。

 

「…ソルティね」

「ソルティ…」

 

永夢にとってソルティは因縁深い相手でもある

 

「とにかく飛彩さん、まずは患者とバグスターを切り離しましょう」

「その必要はない」

「え?」

 

永夢達の前に現れた男、我狩大和。

 

「何者だ?」

「その必要はないってどういう…」

「お前達が一番知っている事だろう?」

「う…うぅぅ!!!」

 

男性の苦しみが最高点に達した瞬間、体の形状が変化する

 

「ソルティ…」

「へ、変異した…!!」

 

永夢、明日那がそう呟く

 

「うーん…このしょっぱさは…レベル50と言ったところかな?」

「レベル50…丁度いいじゃねぇか」

 

そこに遅れてきた大我がゲーマドライバーとデュアルガシャットを構えデュアルガシャットを右に回す。

 

【バンバンシミュレーションズ!!Ready for Buttleship…Ready for Buttleship】

 

「変身」

 

【デュアルガシャット!ガッチャーン!デュアルアップ!バンバンシミュレーションズ!発進!!!】

 

戦艦を身に纏う姿、スナイプレベル50

 

「さっさと終わらせてやる…はぁっ!!」

 

変身後すぐに砲撃しソルティを撃ち抜く

 

「…研修医、何をボサッとしている俺達も行くぞ」

 

【タドルレガシー!!】

 

「術式レベル100(ハンドレッド)」

 

【ガシャット!!】

 

「変身」

 

【ガッチャーン!レベルアップ!!辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!】

 

白銀の鎧を身に纏うブレイブレベル100

 

「 は、はい…!」

 

【マイティアクションエックス!!!】

 

永夢も飛彩に続きマイティアクションを起動する、すると永夢の雰囲気がガラリと変わる。

 

「大変身!!」

 

【ガシャット!!レベルアップ!!マイティジャンプ!マイティキック!!マイティマイティアクション!エェックス!!】

 

ピンクの体色をしたアクションゲーマーであるマイティアクションレベル2

 

「患者の運命は俺が変える!!」

 

永夢達がソルティに向かおうとした時、我狩がそれを遮る

 

「なんの真似だ」

「退け!一般人がそんな所にいたら危ないんだって!」

「一般人…一般人ね…」

 

【マイティアクションゼット…】

 

「え…」

「…何?」

「変…身」

 

【ガッチャーン…レベルアップ、マイティ…チャァンス、マイティ…キィィク、マイティアクション…ゼェェェット!!】

 

そこに現れたのは黒とピンクを混ぜたようなエグゼイド。

 

「黒の…」

「エグゼイド…」

「はっどこかで見た事ある光景だな…はっ!!」

 

スナイプはソルティを殴りつけ至近距離で砲撃をする、ソルティはその攻撃に直撃し吹き飛ばされる

 

「俺は仮面ライダー…エンド」

「仮面ライダーエンド…」

「そんな事に興味はない…邪魔をするなら貴様も切除する」

「しょうがねぇ…」

 

【ガシャコンブレイカー!!】

 

エグゼイドはガシャコンブレイカーを構えるとエンドに駆け寄りブレイカーを振り抜ける。

 

しかしそれは紙一重で全て避けられ、最後は裏拳をかまされエグゼイドは後方へと転がるように吹き飛ばされる。

 

「っつぅ…」

「研修医…!!今の研修医には少々荷が重い相手のようだな…」

 

ブレイブはガシャコンソードを構える走り出す

 

「だが俺はそうはいかないぞ」

 

一撃、二撃と繰り出す攻撃、しかしやはりエンドはそれを紙一重で避ける。

 

「はぁぁっ!!」

 

【HIT!!】

 

しかしレベル100、紙一重で避けるエンドの動きを読み徐々に攻撃をHITさせていく

 

「ぐぅっ…!!」

「お前のレベルは20程度といったところか」

 

ブレイブは攻撃を当てながら言い放つ

 

「なら、こいつはどうだ?」

 

逆にエンドは後退しながら呟く

 

【ガシャコンショットガン!!】

 

「ショットガン!?」

「何あれ!?」

 

永夢も明日那も見たことがないガシャコンアイテムを取り出すエンド

 

「喰らいな」

 

Bボタンを2回早押しし弾を放つ、至近距離にいたブレイブは勿論後方へいたエグゼイドまでも当たる程の広範囲にわたって弾が発射される

 

「「ぐぁぁ!!」」

 

エグゼイドとブレイブはその攻撃により吹き飛ばされる

 

「ほら、まだおわりじゃないぞ?」

 

続けて二度、三度と広範囲ショットガンをぶっ放す

 

「くっ…ならば…」ガッシューン…

 

【ガシャット!!タドルクリティカルフィニッシュ!!】

 

ガシャコンソードが炎を纏いそれを斬撃として前方に飛ばし弾丸を全て切り落とす

 

更に煙に巻かれながらブレイブは飛び出しエンドに斬りかかる

 

「お前のレベルは20程度…押し切らせてもらう!!」

「…やってみろ」

 

ガキンッ!!

 

「なにっ!?」

「えぇ!?」

 

永夢、飛彩2人が驚きの声を上げる、それもそのはずブレイブの攻撃は確かに当たっているしかしまるで鋼鉄を斬りつけたかのような甲高い金属音が響き渡りエンドは全くダメージを受けている様子はない

 

「はっ!!」

 

バキッ!!裏拳を受けたブレイブは地面を転がる

 

「な、何故だ…何故攻撃が効かない…」

「鋼鉄化を取っていたわけじゃない…一体何を…」

「ふっ…答えは簡単だ、俺のゲームエリア内で一撃を受ける度そのプレイヤーの攻撃力を下がるのさ」

「何…だと…」

 

クルクルとショットガンを回しながらちかづくエンド

 

「貴様達は俺のショットガンの弾を何発受けたと思っている」

「ショットガンの1発でも発動するっていうのか…!!」

「その通りだ、だからこそ…」

 

バキッ!倒れたブレイブの顔面に蹴りをお見舞いする、ブレイブは苦痛の声を上げながら地面を転がる

 

「レベルの差があったとしても攻撃力が0の相手の攻撃を俺は決して受けない」

「くっ…」

 

 

「そうかよ」

 

ドォンッ! エンドに向けて砲撃が飛んでくる

 

「っ…」

 

更にエンドの足元にはソルティの姿があった

 

「しょ…しょっぱすぎるぞ…スナイ…プ」

 

ソルティは敗れ去り元の男性の姿へと戻っていく

 

「…バグスターはやられたか…まぁいい、これで目的は達成した」

「待て!逃すわけねぇだろ!!」

 

スナイプは砲身をエンドに向ける

 

「いいや逃げさせてもらう」

 

しかしそれより先にエンドはガシャコンショットガンを辺りに撒き散らしその隙に仮面ライダー達の前から姿を消した

 

「っち…逃げ足の速いやつ…まるで何処かの誰かさんと同じだな」ガッシューン…

「全くだ」ガッシューン…

「仮面ライダー…エンド…」ガッシューン…

 

 

−CR−

 

アロハシャツに白衣という決して混ざり合うことのないような服装をした男、監察医でありバグスターである九条貴利矢。

 

彼はコーヒーをゆったりと飲んでいた

 

『へっくち』

「お?どうした神、風邪か?バグスターの癖に」

『黙れぇ…今私はハイパームテキを再び製作している所なのだ!!』

「またやってんのかよ、てか何でまた作ってんだ?」

『…聞くな』

「…てめぇ、またなんかやらかしたな」

『また、また…としつこいぞ!!この神のクリエイティブな時間に水を差すなぁ!!』

「へいへい」

 

と、そこに

 

「お、永夢遅かったじゃ…ってどうしたんだ?お前達…怪我してるじゃねぇか」

「…大したことはない」

「大した事って…お前らが怪我するなんてよっぽどな事だろ、バグスターの切除でそこまで苦戦するなんて」

『確かに、君達の実力は知っている…生半可なバグスターでそこまでなるとは思えない…何があった』

「新しい…仮面ライダー…」

「な…永夢…マジで言ってんのか?」

『新しい…仮面ライダーだと!?ぐっ…また勝手に不正なガシャットを…どこのどいつだぁ!!』

「仮面ライダーエンド…奴はそう名乗っていた」

 

飛彩が貴利矢と黎斗に言った

 

「仮面ライダーエンド…聞いた事がねぇな」

「黒いエグゼイドだ」

 

大我の一言で全員がバグバイザーの中にいる黎斗に視線を移す

 

『待ちたまえ、私はずっとこの中にいた…変身し君達を襲えるわけもないし襲うメリットがない』

「そう…だよな、確かに」

 

うんうんと貴利矢が頷く

 

「そもそも僕達は変身する前の姿を見ていますし…」

『それにエンド…終わりなどと安直な名前を私が名乗るはずがないだろう』

「いやお前、ゲンムだろ、直球じゃねぇか」

 

「黎斗神さん」

『何だい?永夢』

「…マイティアクションZ…と言うゲームを知っていますか?」

『何!?』

 

黎斗がその言葉を聞き驚きの表情を浮かべる、すかさず大我が

 

「何か知ってんのか?」

『い、いや…すまない…知らないな』

 

その返事に貴利矢はジロリと黎斗を見据える

 

『と、とにかくその仮面ライダーエンド…何者かは知らないが私以外でガシャットを開発し使用しているというのは由々しき事態だ、早急にそのガシャットを回収してくれたまえ』

 

「…何か様子が変ですよね黎斗さん」ボソボソ

「ああ、あいつなら不正なガシャットは削除すると言っている所だ」ボソボソ

 

「まぁ何にせよ奴は俺達のオペを邪魔してきたライダーだ…奴からガシャットを奪うのは当然だな」

「大我さん…そうですね、やりましょう!僕達で」

 

大我、飛彩、永夢の3人は頷く

 

「おいおい俺も一緒に乗せてくれよなぁ永夢」

「はい、勿論です貴利矢さん!」

「おう、任せときな」

 

 

−何処かのトンネル−

 

トンネル内を歩く我狩

 

「…これで良いのか」

「ええ、随分と集めてくれましたね」

 

目の前にいるのは白い服を着た男大野内、大野内に対し我狩が手渡しのはバグバイザーである

 

しかし従来のバグバイザーとは違いメモリの挿入口が存在する

 

「これでバグスターのデータは十分集まりました」

「仮面ライダーに会った」

「ほう、仮面ライダー…ですか」

「奴らはこのゲームを続けようとする邪魔な存在だ」

「そうですねぇ、貴方にとっても私にとっても邪魔な存在であることに変わりはない…」

 

そう言いながら大野内はガイアメモリを1つ取り出す、そしてバグバイザーにガイアメモリを差し込む

 

「これで試作品の出来上がりですね」

「何?」

「…名付けるとすればバグスターメモリ…安直ですかね?」

「…」

「これを使いなさい、そうすれば仮面ライダー達は食いつくはずです」

「使う?」

「人間とは脆い生き物だ、力を欲する…それが例え醜く歪んでいるとしても…貴方が一番わかっているのでしょう?」

「…そのメモリをこの町の人間に渡せば良いのだな?」

「はい」

「…イプシロン」

 

我狩の言葉に反応しトンネルの奥から歩いてくるシルエット

それは仮面ライダー

エンドと対をなす体色をしたエグゼイドである

 

「ほう、マイティアクションZの適合者を見つけたんですか」

「俺の体内のバグスターウイルス抗体を植え付けた…適合率は75パーセントと言ったところか」

「…ふふ、やはり貴方は天才ですね」

「…いいや俺は天才なんかじゃない…奴らとは違う」

「…では期待してますよ、仮面ライダーエンド…イプシロン」

 

 




次回 「風来のDETECTIVE!」


−オリジナルキャラクター−

『我狩 大和』
−かがり やまと−
年齢は20。本作で全てを終わらせる者として登場。
自身が持つガシャット『マイティアクションZ』を使用し自身の野望を果たさんと動く。


『仮面ライダー エンド』
我狩 大和がマイティアクションZを使用し変身する仮面ライダー。
頭部は『マイティアクションX』に近い見た目をしているが頭頂部は『パーフェクトノックアウト』に近い形状となっている。
色は『黒とピンク』を混ぜた物である。
また腰の『ゲーマドライバー』は通常のものとは違い色は『紫』そしてスロットの他にもう1つ『メモリ』を指す場所が存在する。

■身長:205.0cm
■体重:80.0kg
■パンチ力:30.0t
■キック力:30.0t
■ジャンプ力:30.0m(ひと跳び)
■走力:3.0秒(100m)

■必殺技 マイティクリティカルエンド

■性能
・ゼロボディ
30t以下の衝撃を完全に無効化する。

・ダウンフォースセンサー
自身以外のゲームエリア内にいるプレイヤーがダメージを受ける度そのプレイヤーは攻撃力が5%ダウン

・コアブレイカーアーム
ガシャコンアイテムによるHIT数を変化させる(最大3)ゲームエリア内のプレイヤーの攻撃力が0になった時使用している相手のガシャットを一時的に抑制し使用不可にする。

・キラーキック
キック時に衝撃を拡散させ全身にダメージを与える。マイティクリティカルエンド時に地面に十字を浮かび上がらせ広範囲にダメージを与える




『仮面ライダー イプシロン』
永夢達の前に現れる謎のライダー。我狩に協力しているようである。見た目はやはり『マイティアクションX』に違いが口元にはヒゲ状(参考例はターンエーガンダム)のようなものが付いている。色は『白とピンク』を混ぜたような物となっている。
我狩と同じ『ゲーマドライバー』を使用しまた同じゲームであるガシャット『マイティアクションZ』を使用している。


■身長:195.0cm
■体重:78.0kg
■パンチ力:28.0t
■キック力:35.0t
■ジャンプ力:38.0m(ひと跳び)
■走力:2.80秒(100m)

■必殺技 ???

■性能 ???


『大野内 田丸』
年齢は不明。白い服を着た男であり、我狩に『ゲーマドライバー』を与えた男。独自の開発技術力を持ち、持ち前の舌の上手さで我狩に『新型ゲーマドライバー』と『マイティーアクションZ』その他のガシャット、更には『ガイアメモリ』を与える。
全てが胡散臭く何を目的にしているか分からない
彼自身に目的は無いようにも思えるが…?


『バグスターメモリ』
我狩が仮面ライダーイプシロンを使い街の人達にばら撒いたメモリである。突き刺す事で従来の『ガイアメモリ』等と同じ現象、さらに『バグスターウイルス』の感染が同時に起こる。
田丸が作り出した作品の1つであり、曰く『バグスターは既に地球の記憶の一部となった』との事。


『マイティアクションZ』
終わりを意味するゲーム。目つきが鋭く、エンドの目は右が黒で左が白、イプシロンはその逆である。またゲームパッケージにはエンドとイプシロンのイラストが描かれている。どうやら『2つのキャラクターを入れ替え操作できるアクションゲーム』のようだ。


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第2話 風来のDETECTIVE!

Wが協力します


−CR−

 

「成る程、新たな…仮面ライダーか」

 

飛彩の父灰馬が険しい表情で語る

 

「ふふ、心が躍るな…なぁ?永夢」

 

高身長かつ子供のような笑みを浮かべるのは永夢のバグスターであるパラド

 

「パラド、楽しいゲームの話って訳じゃないんだ」

「宝生君その仮面ライダーは見たことのないライダーなんだね?」

「はい、全く…マイティに似た見た目をした仮面ライダーなんてゲンムくらいですよ」

「でも永夢、新しいゲームだぜ?心が踊らない訳がない」

「…パラドの言いたい事も分かるけど相手は何なのか分からない以上楽しめるものじゃないよ」

「まぁでもどんなゲームだろうと人の命を弄ぶ奴なら俺達がこの手でぶっ飛ばす…だろ?」

「ああ」

 

パラドとのやり取りを聞きながら

 

「俺達の知らない所で何かが動き出してるのかもな」

 

腕を組みながらそう語る飛彩

 

「協力するっつったもののそいつの目的が何なのかわからねぇとなぁ…」

「貴利矢さん、それに関しては少しだけヒントになるような事を奴は言ってました」

「マジ?なんなのよそれは」

「…バグスターはやられたか…だが俺の目的は達した…的な事を」

 

その場に居た全員が首を傾げながら考える

 

「バグスター」

「おい、神…これって…」

『ああ、九条先生が思っている通りだ』

「…だよなぁ…」

「貴利矢さん…それって…」

「永夢も分かったみたいだな、そうだよ…そいつそこの神と同じことしてると思うぜ」

 

「つまり…バグスターのデータを集めてるってことか…」

 

大我がそう呟く

 

『何を目的として集めているかは分からないが恐らくそうだろう…ちっ…この私と同じ手順を踏むとは…腹立たしい奴だ…!!』

「だとすりゃあ…バグスターが現れたらそいつが現れる可能性はでかい…っつぅ訳だ」

 

ピピピ…

 

「おっとこりゃあ…丁度いい所に来たんじゃねぇの?」

 

緊急通報に永夢がすぐに出る

 

「…緊急通報です」

「よし、ならすぐに向かうぞ」

「…ちょっと待ってください」

「…どうかしたか研修医」

「…どうやらただのバグスターでは無さそうです」

 

 

−路上−

 

既にその場は半壊状態逃げ遅れた人々が倒れ込んでいる

 

「おいおい、マジかよ…」

「そんな…」

 

駆けつけたドクター4人はその場で絶句した

 

「なんだ…あいつは…」

 

飛彩が暴れ回るバグスターの姿に目を細める

 

「お願いします!!助けてください!!」

 

その時だった、4人に近く少女の姿

 

「一体何があったんですか!?」

「美優なんです!!あの怪物は!!」

「…ガットンにも見えるが…アレは…」

 

大我のいうガットンとはゲキトツロボッツラスボスガットンをモチーフとしたバグスターである

 

本来機械のような体をしているはずなのだが

 

「象か…ありゃあ…」

 

貴利矢が指摘したのはその特徴的な鼻、ガットンが元のためか機械の象のような見た目をしている

 

「あんなバグスター…見たことがない」

「だけどやる事はかわらねぇ…だろ永夢」

「はい…えっと…下がっててください…美優さんは必ず僕達が助けますから」

 

するとガットンはこちらに気づいたようだった

 

「ゴ…ゴゴゴッ!!」

 

声にならない声を響かせる

 

【マイティアクションエックス!!!】

 

「大変身!!」

 

【ガシャット!!レベルアップ!!マイティジャンプ!マイティキック!!マイティマイティアクション!エェックス!!】

 

 

【バンバンシュミレーションズ!!Ready for Buttleship…Ready for Buttleship】

 

「第50戦術…変身」

 

【デュアルガシャット!ガッチャーン!デュアルアップ!バンバンシミュレーションズ!発進!!!】

 

【爆走バイク!】

 

「0速…変身」

 

【爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!】

 

華麗に回し蹴りを決め変身を完了する仮面ライダーレーザーターボ

 

「…」カチ

 

カチ…カチ…

 

「どうしたブレイブ…変身しないのか?」

「いや…これは…」カチ

 

飛彩は何度もタドルレガシーのスイッチを押すが反応しない

 

「何故だ…何故変身できない…!!」

 

「ウィィィン!」

 

ドンッ!急加速し仮面ライダー達に襲いかかるガットン

 

「おっとそいつはさせねぇ」

 

スナイプが前衛に立ち砲撃する

 

凄まじい爆煙が辺りに立ち込める

 

「ふん…」

「ウィィィン!!!」

「なにっ!?」

 

砲撃を真正面から受けたはずのガットンは勢い落とさず一気に詰め寄ってくる

 

「効いてないのか!?」

 

あまりの耐久力にエグゼイドも驚きを隠せない

 

ズシンッ!! そのまま右腕を振り抜かれスナイプの腹部に直撃する

 

「ぐぁぁっ!!!」

「んにゃろ…!!」

 

レーザーはすぐ様スナイプのリカバリーに入るためガットンとスナイプの間に割って入り

 

「よっ!おらっ!!」

 

右、左、左足と次々に攻撃を加えていく、しかしガットンはノックバックこそするがダメージはさほど入っていない様子である

 

「っつぅ…かってぇのなんのって…この野郎…オラァ!!」

 

渾身の右拳を振り抜くがガットンの腕に阻まれそして払いのけられる

 

「グォォン!!」

 

その声と同時に巨大な鼻が伸縮してエグゼイド、スナイプ、レーザーをなぎ払った

 

「「うわぁぁぁ!!」」

 

変身した全員が吹き飛ばされる

 

「く…つ、強い…」

「なんて…パワーだ…」

「ちっ…ノリ悪りぃぜ…」

 

「くっ…仕方がない…」

 

【タドルファンタジー!!】

 

「…!起動できた…術式レベル50(フィフティー)」

 

【Let’s Going King of Fantasy!…Let’s Going King of Fantasy!】

 

【デュアルガシャット!ガッチャーン!デュアルアップ!タドルメグルRPG!!タドルファンタジー!】

 

ドンッ!魔王の力を宿したブレイブレベル50

 

【ガシャコンソード!!】

 

追撃をしようとするガットンに対し変身したブレイブがガシャコンソードの氷結モードでガットンを凍らせる

 

しかし

 

「ガギィィ!!」

 

すぐ様凍りを砕き一瞬にしてブレイブと距離を詰め殴りぬける

 

「ぐぁぁっ!!」

 

ブレイブは後方へと吹き飛ばされ体からまるで故障したかのように電撃が走る

 

「な…く…たった一撃で…」

 

ブレイブの胸元のHPバーが点滅している

 

「あーらら…もろに食らっちゃったな、アレは…」

「ブレイブ…無茶しやがって…」

「やるしかないな…!!」

 

【ガシャコンブレイカー!!】

 

「はぁ!!」

「お、おい永夢!!ったく…!!」

「っち…しょうがねぇ…サポートは任せろ」

「あいよ、任せるぜ」

 

「おらぁ!!」

 

エグゼイドは2度3度とブレイカーを振り抜きガットンを攻撃する

 

「効いてないっ!!」

「ったりめぇだろ!さっきの飛彩の攻撃見てなかったのかよ!永夢!」

 

ガットンがエグゼイドにカウンターを仕掛けようとしたがレーザーが蹴りで振り下ろす腕を弾く

 

「よっしゃ後は頼むぜ…!!」

 

レーザーはエグゼイドの肩を両手で持つとその場から離脱する

 

「任せろ」

 

【バンバンクリティカルファイアー!!!】

 

「はぁぁ!!」

 

凄まじい高火力の砲撃の一撃かガットンに直撃する。流石のガットンも後ろに後ずさる

 

しかし

 

ブンっ!!煙の中から巨大な鼻が伸び薙ぎ払うそれが3人に直撃し吹き飛ばされる

 

「「ぐあぁ!!」」

 

ガットンは止まらない

 

「くっ…」

「ちょっと…強すぎじゃなぁい?」

 

皮肉交じりに苦笑いをしながら吐き捨てるレーザー

 

「こうなったら…」

 

エグゼイドはそう呟き取り出したのはマキシマムマイティXのガシャット

 

しかしその瞬間だった

 

ズガン!ズガン!とガットンに火花が散る、どうやら何かを撃たれ当たっているように見えた

 

「ガガ…」

 

ガットンは追撃する手を止める

 

「え…」

 

驚くエグゼイド、それと同時に目の前に現れた人物

 

「…よっと…大丈夫かお前ら」

「え…と…あ…ああ」

 

目の前にいるのは仮面ライダー、しかしそのライダーは半分は緑、半分は青のライダーだった

 

「また…新たなライダー…」

 

倒れ込んだブレイブがそう呟く

 

「なんだこいつ…見たことがねぇな」

「そうだね、翔太郎だけどあの怪物からはガイアメモリの反応があった」

「んじゃ、ドーパントって事でいいのか」

 

最初は青の方の手を捻りながら喋り、その次は緑の方が親指と人差し指をこするような動作で話す

 

まるで左右で話している人間が違うような異様な光景

 

「ドーパント?よく分からないけどそれは違うぜ、あいつはガットン、バグスターだ」

 

その1人で会話をしているライダーにエグゼイドが割って入る

 

「あ?バグスター…?なんだそりゃ」

「バグスター、近年爆発的に流行した未知のウイルスだよ翔太郎…つい最近でもニュースでやっていたじゃないか」

「あー…風都以外の事件に関しては疎いからな俺…」

「確かにあの怪物はゲキトツロボッツに出てくるガットンという怪物にそっくりだ」

「ゲキ…ゲキ…なんだって?」

「ゲキトツロボッツ…ゲームの敵キャラさ、バグスターはゲームのキャラクターの姿をしている…そうだろうそこの君」

 

「あ、ああ」

 

唐突に話を振られたエグゼイドは生返事となってしまう

 

「っしゃあ!取り敢えずよぉ…やる事は変わんねぇ…そうだろう?フィリップ」

「そうだね、僕達のやる事はかわらない」

 

【ジョーカー!!】

 

カチッ 片方のメモリを入れ替える

 

【サイクロン!ジョーカー!!】

 

「色が変わった…」

「そこのお前、動けるか」

「…勿論」

「だったら協力しようぜ」

「分かった!!」

「行くぜ…!!」

 

 

−CR−

 

「うぁぁ!!!」

 

勢いよく起き上がるパラド、その顔にはVR装置が取り付けられていた

 

「なんなんだよこれは!!」

「黙れぇ!!少しは集中しろ!!」

 

黎斗は椅子に座りPCを高速タイピングしながら吠える

 

「マイティアクションZ…永夢達の話が本当なら早急にハイパームテキを完成させなければならないぃ…手っ取り早く作るのなら天才ゲーマーMの力…つまり君の力を利用するのが最善策だ」

「だからってこんな事しても楽しくねぇよ」

「ふ…永夢は黙って従っていたぞ?」

「…ちっ…やっぱお前と会話するのはしらけるぜ…」

「そう言わないであげて、黎斗がこんなに必死になるって事はきっとそのマイティアクションZって言うのは危険なものなのかもしれいんだから…」

 

明日那がパラドを宥め、彼も渋々とVRを再び付け直し寝そべる

 

「…マイティアクションZ…」

 

苦虫を噛み潰したような表情を浮かべながら再び画面に向き合う黎斗だった。

 

 

 

「はっ!!」

 

2人のライダーは蹴りやパンチでガットンを攻撃し続ける

 

「そういえばあんた何者なんだ?」

 

エグゼイドはガットンに掴み掛かりながらそう質問する

 

「あん?そういや名乗ってなかった…俺は仮面ライダーW…通りすがりの仮面ライダーだ」

「翔太郎、それは君の台詞じゃないよね?」

「なぁに、今の俺たちにはそれが合ってるだろ?…お前の方こそ何者なんだ?」

「俺は仮面ライダーエグゼイド…ドクターだ」

 

そう話しながら2人のライダーはいいの揃った蹴りをガットンに食らわせる

 

「へぇ、ドクターね…最近の仮面ライダーはドクターやってんのか」

「僕の検索によるとバグスターは彼らドクターライダーじゃないと切除出来ないからね」

「…にしても硬てぇなあいつ…ジュエルドーパントか?」

「いいや違うね、あの硬さはきっとガットンの方の特性さ…あの形状…特徴的な鼻…」

「何か分かった?フィリップ」

「ひ、1人で会話してる…」

 

またしても1人で会話するWの姿に困惑するエグゼイド

 

「おそらくアレはマンモスメモリ…マンモスメモリとガットンが合体してる姿だと思うよ」

「マンモスねぇ…」

「マンモスメモリに特殊な力はない…けど純粋なパワーはメモリの中でも随一さ」

「なるほどな、確かに特殊な力は無いけど単純パワーのガットンとは相性がいいって訳か」

 

エグゼイドはWの言葉を聞いて納得する

 

「で?どうするよフィリップ」

「僕に考えがある、そこの君ちょっといいかな」

「え?何?」

 

Wがエグゼイドに質問する

 

「この状態はゲームエリアって言うんだよね?」

「ああ」

「だったらこの場所にはエナジーアイテムが多数存在するはずさ、君はそれで自分を強化したまえ」

「え…でもそれじゃあ」

「大丈夫さ、僕達が奴を足止めする」

「…分かったぜ!」

 

会話後すぐにエグゼイドはその場から離脱するがそれをガットンは逃さない

 

「ビーッガガガ!!」

 

ジェット噴射をし高速でエグゼイドに近づく、ブレイブを一撃で葬った攻撃をエグゼイドに仕掛けようとしている

 

【ルナ!!メタル!!】

 

しかしすんでの所でガットンの足に伸びた鉄の棒が絡まり勢いよくすっ転ぶ

 

勢いで地面を滑り火花が散る

 

「おっとお前の相手は俺達だ」

「ありがとう!W!!!」

 

【マッスル化!!】

 

「まずは1つ…!」

 

ガットンはそれでも怯まずにエグゼイドを阻止しようと動く

 

「無視は良くねぇな」

 

ズガン!!ズガガン!伸びる棒で何度もガットンを殴る、その攻撃にたまらずガットンは吹き飛ばされ地面を転がる

 

「かかってきな」

 

クイクイと挑発するW、ガットンもまたその挑発に乗り距離を詰め殴り掛かる

 

「とてつもないパワーだけど当たらなければどうと言う事はない」

 

Wは一撃も貰わず的確にカウンターを浴びせる

 

二撃、三撃と一度も攻撃に当たらず逆に攻撃を与え続ける

 

「つ…強い…」

「ありゃあ相当な手練れだな…」

 

片膝をついたスナイプ、レーザーが呟く

 

「ガットンとやら俺達にその程度の攻撃通用しねぇぜ、何年仮面ライダーやってると思ってる」

「僕達と対等に戦えるなんて100年早い」

「ははっ言うじゃねぇかフィリップ」

「最近読んだ漫画にはそう書いて合った」

 

棒を華麗に振り回しガットンを翻弄する

 

「しかしやはり決定打にはならないな…エグゼイド…彼に任せよう」

 

「よっしゃ!あった!!」

 

【マッスル化!!マッスル化!鋼鉄化!!】

 

必死にエリア内を駆け回り集めた3つのエナジーアイテムを使う

 

「うぉぉぉ!!」ガッシューン

 

【ガシャット!!キメワザ!!】

 

「W!!」

「よっしゃ!!」

 

【メタル!!マキシマムドライブ!!】

 

「「メタルイリュージョン!!」」

 

飛ぶ斬撃のごとく黄色いオーラが弾け飛びガットンを足止めする

 

「決めてけ!エグゼイド!!」

 

【マイティクリティカルフィニイッシュ!!!】

 

「タァァァッ!!!」

「ガギギギッ!!」

 

エグゼイドがキックを仕掛ける瞬間ガットンも抵抗するかのように右拳を突き出す、しかしそれを物ともせずにガットンの拳を弾く

 

ズギャァンッ! エグゼイドのキックがガットンに直撃しガットンが後方へと吹き飛んでいく

 

【会心の一撃!!!】

 

「ど、どうだ…!!」

 

エグゼイドはキックした後に振り返り確認する

 

「ガ…ガギ…」

 

ガットンは膝をつきつつもまだ動いていた

 

「どんだけタフなんだよ…あいつは…」

「でも翔太郎、もう奴に抵抗する力は無い、メモリブレイクだ」

「あいよ」

 

コツ…コツ…

 

「あん?」

 

不意に足音が響く

 

「あ、アレは…!!!」

「仮面ライダー…エンド…」

 

エグゼイドとスナイプがそう言い放つ、そこには黒とピンクの体色をした仮面ライダーエンドの姿があった

 

「今度はなんだ?」

 

ガシャコンショットガンを持つエンドはレーザーとスナイプの横に立つ、そして

 

ガッシューン…

 

【ガシャット…マイティクリティカルショット】

 

ズガガガッ!! とてつもない数の弾が発射されレーザーとスナイプを吹き飛ばす

 

「「ぐぁぁっ!!」」ガッシューン…

 

2人は吹き飛ばされ変身解除してしまう

 

更にエンドは歩き続け、その最中Bボタンを2回素早く押し、今度は倒れたブレイブの横に立つ

 

ドドドン!! 1回引き金を引くと3回ほど銃撃音が鳴り響きブレイブに直撃する

 

「がっ…!?…ぐ…」ガッシューン…

 

ブレイブも同じく変身解除してしまう

 

「てめぇ…何者だ?」

 

テクテクと歩きながら右手に持つショトガンを真上に軽く投げ左手に持ち替え左手でWを指す

 

「貴様こそ何者だ」

「…俺達は仮面ライダーだ」

「…」

 

そのまま無言でWに対して右ストレートを放つ

 

「危ね!!」

「W!そいつの攻撃に当たっちゃダメだ!攻撃力を下げられる!!」

「なんだそりゃ!?ゲームかよ!!」

「ゲームなんだよ翔太郎」

「とにかく当たんなきゃいんだな!?」

「ふん、そう上手くいくか…試して見るか」

 

エンドは更にガシャットを取り出す、それは茶色いガシャットでイラストにはドットの黒いキャラクターが描かれている人は

 

【ガシャット!!レベルアップ!!白黒!モノクロ!!レトロで行くぜ!!モノクロウォッチャーズゥ…!!!】

 

「な、なんだ!?」

 

エンドの体にドット状の鎧が付与される

 

「モノクロウォッチャーズ…?」

 

エグゼイドはまたしても首をかしげる、聞いたことがないゲームの様だ

 

「ってそんなことしてる場合じゃない!!奴の攻撃を受けちゃいけないんだ…こっちも…」

 

エグゼイドは再びマキシマムマイティXのガシャットを取り出す

 

【マキシマムマイティエェックス!!】

 

「マックス大変身!!」

 

【マキシマムガシャット!ガッチャーン!!レベルマーックス!最大級のパーワフルボディ!!ダリラガン!ダコズバン!最大級のパーワフルボディ…】

 

ガチャンッ ガシャットの上の部分を勢いよく押し込む

 

【マキシマムパワーーー!エェックス!!!】

 

ズシン… 巨大な体に強靭な力を持つエグゼイドレベル99…マキシマムマイティX

 

「うおっ!?こっちもすげぇ!!」

「凄い…溢れ出る強大なパワーをひしひしと感じるよ、実に興味をそそられる」

「エンド!お前の目的はなんだ!なんでオペの邪魔をする!!」

「ふん、俺の計画の邪魔をする奴は…誰であろうと許さない…」

「話が通じねぇな…エグゼイド」

「ああ!!」

 

エグゼイドとWは2人でエンドに駆け寄る

 

しかし

 

「そう簡単に俺に近づけると思うな」

 

エンドが腕を振りかざすとドットで真っ黒のキャラクターが無数に出現する、それらは剣、ハンマー、銃と様々な武器を持つ

 

「っち、なんか増えやがった」

「ドット…まさか…そのゲーム…レトロゲームか…!!」

 

ドガッ!バキッ!! 次々と現れるドットキャラ達を薙ぎ倒す2人

 

「…やるな、ならこいつはどうだ」

 

ヒョイと手をかざすと超巨大なドットで形成されたハンマーを作り出す

 

「喰らえ」

 

それを勢いよく叩きつけようと振りかざす

 

「お、おいおい、ちょっと待てやべぇって…!!」

「。はぁ!!」

 

エグゼイドは跳躍しそして拳を振り抜く、そしてハンマーとかち合いそして

 

「はぁぁ!!」

 

ブゥンッ!! ハンマーとのせめぎ合いに勝つ

 

「そんなんじゃ俺達にダメージを与えることなんて出来ないぜ」

「そうか…なら」ガッシューン…

 

【ガシャット、キメワザ…マイティクリティカルエンドォォ!!】

 

勢い良く跳躍しそのままエグゼイドに向かって蹴りを放つ

 

「「うぉぉぉ!!」」

 

エグゼイドも負けじと拳で蹴りに対抗する、しかし

 

「なにっ!?」

 

蹴りの衝撃が拳…いや体全体に広がって行く

 

「俺の蹴りは止まらない…!!」

 

ズギャァンッ!! 今度は逆にエンドが競り勝ち蹴り抜く

 

「うわぁぁ!!」

 

それだけではなく地面に蹴りが当たると地面が輝きを放つ、その輝きは十字を描く

 

「あ…?」

「っ!?翔太郎離れ…」

「もう遅い」

 

その言葉と同時に十字の輝きが増し爆発を起こす

 

「なにっ…」

 

ズガァァン!!

 

【終撃の一撃…!!!】

 

「お前達の人生というゲームはこれで終わりだ」

「がっは…くそ…やってくれるじゃねぇか…!!」

 

地面を転がるW、ダメージこそ受けたがまだ動ける様だ

 

「まだ終わりじゃない!!」

「…何っ!?」

 

その言葉に驚きエンドは振り返る、そこには既に空中に跳躍したエグゼイドの姿が合った

 

そのエグゼイドはレベル2の姿と同じである

 

「っ…まさか…!!」

 

エンドが蹴りを放った方を見るとマキシマムマイティXの体がある

 

「身代わりかっ!!」

「その通りだ!!…決めるぜ!必殺技!!!」

 

【マキシマムマイティクリティカルブレイクゥ!!】

 

「…くっ!!」

「はぁぁぁ!!!」

 

そして一直線にエンドに向かって蹴りを放ち、蹴り抜ける

蹴りをまともに受けたエンドは大爆発を起こす

 

「ぐぁぁぁ!!?」

 

【会心の一撃!!!】

 

「…決まりだ」

 

「ぐぅ…ぐ…」

 

エンドは倒れこみもがく

 

「これで終わりだ、エンド」

「終わりだと…?終わるのはお前達の方だ…」

「…何だと?」

「イプシロン!!!」

 

ドンッ!! 何処からか発射された弾丸がエグゼイドに直撃する

 

「っ…何っ…」

 

エグゼイドの言葉を詰まらせたのはその姿だった、イプシロンと呼ばれたライダーの姿は白のエグゼイドと呼ぶに相応しい姿をしていたからだ

 

「ぐ…イプシロン…マンモスガットンを連れて行け」

「…」

 

言葉を発さずにうなづくとガットンを抱え姿を消す

 

「なっ…待て!!」

「近々また会うことになるだろう…仮面ライダー…」

 

【ガシャコンショットガン!!】

 

ズガガガッ!!

 

エンドはガシャコンショットガンを辺りにばら撒きその隙に再び姿を消す

 

「…」ガッシューン…

 

エグゼイドそしてWは変身を解除する。そして永夢はすぐに他の3人の元へ駆けつける

 

「大丈夫ですか!?」

「あー…あいたた…もうダメかもしれねぇ」

「えぇ!?」

「冗談だよ、永夢乗せられやすすぎ」

「貴利矢さん…」

 

その様子を見て永夢は安堵した

 

「俺達は大丈夫だ…それよりも彼女を…」

 

飛彩がそう言いながら近づいてくる、その彼女というのは緊急通報をしてきた女性のことだろう

 

「大丈夫ですか!?怪我とかは…」

 

「…フィリップ、俺達も行くか」

「ああ」

 

ドクター達のやり取りを遠目から見ていた男達、1人は帽子の似合うハードボイルド風な雰囲気を漂わせる男。

 

もう1人は逆に取っ付きやすそうな雰囲気を漂わせる男である。

 

「ちょっとお嬢さん?良いかな?」

「あなた達は…?」

 

女性がそう尋ねる

 

「俺は左翔太郎、こっちは相棒のフィリップ…風都で探偵をやっている者だ、何…俺達は困っている人は放って置けない、女性なら尚更だ…」

 

翔太郎がそう言い、永夢もまた質問する

 

「僕も聞きたいと思っていたんです…あなたの言っていた美優さんはどうしてガットンに…?」

「実は…」

 

 

昨日の夜のことです、私…美優の愚痴を聞いていたんです

 

「マジ、あり得ない…あいつ浮気してやがんの…!!」

 

美優は彼氏の弘が浮気している現場をたまたま見てしまってその愚痴を私は聞いてました

 

「許せない…」

「あはは…」

「どうやって仕返ししてやろうかしら…」

 

そんな時でした、さっきの白い仮面ライダーが現れたのは

 

「な、何ですか…」

『力…欲しい?』

「え…」

 

その人の声はくぐもって良く聞こえませんでしたが力が欲しいかと尋ねてきました

 

「ほ、欲しい!欲しい!!あいつに仕返せる力!!」

『…』

 

そうして渡されたのがメモリみたいなのでした

 

『これを使って、きっと望み以上の力を手に入れられる』

 

 

「それがガイアメモリか…」

「それで今朝…美優は弘と会う約束して…それであのメモリを使って…!!」

 

「翔太郎…僕達の知っているガイアメモリとは少し違うようだね」

「ああ、そうだな…さっきフィリップが言ってたガットンって奴とマンモスメモリ…それが融合していた…なんて俺たちでも経験したことねぇ…」

「あの…」

 

永夢が翔太郎達に声をかける

 

「おっといけね…お前達には紹介がまだだったな、改めて紹介させてもらう、風都探偵と同時に仮面ライダーをやってる左翔太郎だ、そっちはフィリップ、よろしくなエグゼイド」

「は、はい!僕は宝生永夢、ここの近くの病院でドクターをやってます、そっちが飛彩さんでそっちが大我さん…それでそっちの人が貴利矢さんです」

 

飛彩と大我が無言で軽く会釈をする

 

「どうも」

 

貴利矢も続けて会釈をする

 

「君達とは少し話がしたい…どうかな?この後」

 

フィリップが永夢にそう提案した

 

「はい!!喜んでお願いします…僕達もあれが何なのか…知りたいところでしたので…」

「良い返答だ、協力しよう永夢君」

 

 

−何処かの森−

 

ガッシューン…

 

「ぐっ…くっ…」

 

変身解除した我狩はその場に膝をつく

 

『大丈夫?』

 

イプシロンがガットンをその場に放り投げながら声をかける

 

「心配ない…」

「ガガガッ!!?」

 

その時ガットンがのたうちまわりそして変異が解け元の美優の姿へと戻った

 

「…やはりマンモスメモリは一般人には強力過ぎるか…バグスターの力で押さえ込んでも使用者は耐えきれない」

『どうする?』

「…まだこいつは使える…それに」

 

我狩はガイアメモリを1つ取り出す、それをバグバイザーに差し込む

 

「…イプシロン、こいつを使ってあの女を利用しろ」

『…』

「次こそは、仮面ライダーを始末する…そしてバグスターメモリを完成させる…!!」

『…分かった』

 

 

 

 

 

 

 

 




次回「運命のmemory!!?」

「モノクロウォッチャーズ」
『レトロゲーム』の「モノクロウォッチャーズ」のガシャット。スロットに入れることでレベルアップする。
黒のドット状の鎧が体に装着される。
ドット兵を複数召喚可能、またドットで形成された武器を召喚し攻撃可能。
更に足場を作り出し移動することもできる。


仮面ライダーエンド
レトロゲーマー
■身長:205.0cm
■体重:100.0kg
■パンチ力:34.6t
■キック力:30.8t
■ジャンプ力:40.0m(ひと跳び)
■走力:3.0秒(100m)

必殺技
モノクロクリティカルストライク


「マンモスガットン」
ゲキトツロボッツのバグスターであるガットンとガイアメモリ、マンモスメモリが融合し生まれた存在。バグスターメモリを体に突き刺す事で人間はバグスターに感染と同時に発症する。
マンモスガットンは強力過ぎる故にガットンにも使用者にも意識は無く周りを破壊する怪物へと変わる。また使用者には強力な負荷がかかり命の危険すらある。
従来のガイアメモリの憎悪などの増幅は元論バグスターの性格まで引き継ぐため厄介な事この上ない事となっている。
マンモスガットンは伸縮自在の鼻を持ちそれを自在に操る事を可能にしている。
またレベルに換算すると99相当である。

■身長:285.0cm
■体重:305.8kg
■パンチ力:98.8t
■キック力:80.8t
■ジャンプ力:30.5m→80m(ひと跳び)→(ブースター使用時)
■走力:6.0秒→1.1秒(100m) (ブースター使用時)

ジェットブレッドパンチ
直線を急加速しパンチを繰り出す、これに直撃した場合いかなる者も瀕死の状態になる。


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第3話 運命のmemory!?

地球防衛軍楽しみだぁ…(恍惚)

今回 戦いは無いです


−CR−

 

「えっと…」

 

先ほど帰って来たばかりの永夢達、しかし永夢達以外にも2人ほどついて来た人物に困惑気味の明日那

 

「どちら様…」

「おっと麗しいお嬢さん、自分は左翔太郎という者ですお見知り置きを」

 

と言いながら近寄り明日那の手を取る、そして内ポケットから名刺を取り出して明日那に渡す、その一連の流れは確立されており過去に何度もこのようなやり取りをやって来たのだろうと推測できる

 

「は、はぁ…」

 

やはり困惑気味に名刺を受け取る明日那に対し軽くウインクする翔太郎をよそに

 

「凄い…凄いね…!!病院の地下にこんな施設があるなんて…実に興味深い」

「いきなり現れたこの人物達は誰なんだい?永夢」

 

PCを高速タイピングしながら質問する黎斗

 

「は、はい、この方々は風都からやって来た探偵の左翔太郎さんとフィリップさんです、2人とも仮面ライダーなんです」

「何?」

 

仮面ライダーという単語に反応する黎斗

 

「い、いえかといってガシャットで変身するライダーでは無くて…」

「分かっている…そこの人物達もビルドやゴースト達と同じ『純粋な』仮面ライダーなのだろう?」

 

黎斗の言う純粋な仮面ライダーとはガシャットを使用しないライダーの事を指す

 

「本来仮面ライダーという単語は私自身が付けたわけではない…ニュースやまるで伝説のように語り継がれて来た戦士…それを総じて仮面ライダーと呼ぶ…私がガシャットを開発し変身するその戦士をそういった伝説にあやかって名付けたのが仮面ライダーだ」

「そうだったんですか…」

「君達もそうなのだろう?」

 

「まぁな俺達を仮面ライダーって名付けてくれたのは風都のみんなだ…俺達は風都を守る象徴として今まで仮面ライダーをやってきた」

「ビルドとかと同じ仮面ライダー…心が踊る」

 

パラドは目を輝かせながら翔太郎を見つめる

 

「パラド、戦いたいとかいうじゃないだろうな?」

 

永夢がすかさずパラドに釘を刺そうとする

 

「違うさ永夢、俺がやりたいのは協力プレイさ、俺達よりもずっっと前から仮面ライダーをやって来た人間と協力プレイをするなんて心が踊るだろ?」

「ふっ、なんだ後輩そんなこと思ってたのか…先輩を敬うなんて中々出来た後輩だ」

 

パシパシとパラドの肩を叩きながら満面の笑みを浮かべる翔太郎

 

「翔太郎、君の方が身長が小さいから情けなく見えるよ?」

「うっせぇ!…とどんどん話が逸れてくな…フィリップ」

「分かってるよ、さて皆さん情報をまずは整理しましょうか」

 

フィリップの一言で皆が頷く…灰馬を除いて

 

「まずは君達に緊急通報をした女性、緒方小咲さん19歳、彼女は友人である篠原美優さん、彼女の彼氏である弘さんが浮気をしているという事を昨夜聞かされる事となる」

「それで、小咲さんは美優さんの相談…もとおい愚痴を聞き帰り際に…」

 

翔太郎が指を指す方向にはホワイトボードがありそこにはデフォルメされた仮面ライダーイプシロンが描かれている、おそらくフィリップが描いたものだろう

 

「この白い仮面ライダーにガイアメモリを貰った…」

「そのガイアメモリって言うのはなんだ?」

 

大我が翔太郎に質問する

 

「ガイアメモリ、かつて僕達の街風都で爆発的に出回った人を怪人にするメモリの事だよ…つまりこれだ」

 

しかし答えたのはフィリップ、フィリップは自身の持つ『サイクロン』のメモリを取り出す

 

「それもガイアメモリっつぅ物なのかよ」

 

貴利矢がフィリップにそう尋ねると

 

「その通り、とはいえ僕達はこのドライバーを使用し、かつこのメモリはT1と言ってガイアメモリの毒素を限りなく取り除いた安全性の高いメモリなんだ、だからこそ僕達は仮面ライダーになれる」

「だがそうでないメモリを使用した人間は超人にこそなれるが次第に自分の欲望が抑えられなくっていっちまう…そうなった人間はガイアメモリの力を使って犯罪を犯したりするようになるのさ」

「それを僕達は『ドーパント』と呼んでいた」

 

「『ドーパント』…不純物という意味か」

 

飛彩がショートケーキを頬張りながら答える

 

「そう、不純物…まさに人間にとっては毒にしかならない代物なんだ」

「昔はそいつを利用して風都を泣かせていた人間が結構いてな…更には全世界の人間を選別し地球と一体化させる『ガイアインパクト』っていうもんを起こそうとした奴らだっていた…」

「そして先ほどの本題はここからだ、君達の事、バグスターの事、それは既に僕は検索済みだ」

「検索?」

 

明日那が問う

 

「フィリップの頭ん中にはこの地球全ての知識が入ってる、この地球で起こった出来事なら分からねぇ事はねぇ」

「だからこそ先ほどの怪物、ガットンはバグスターである事は周知のことさ…でも奴からはガイアメモリの反応もあった」

「それはあり得ることなのか?」

 

大我がすぐに聞き返す

 

「ありえない話じゃない、過去には様々な怪人がメモリを使ったことがある…メモリは対象に力を与える物だ生き物なら確実に発動できる」

「生き物…」

 

永夢が俯きながら呟く

 

「そう、生き物…バグスターも生き物だ、発動できる」

「だけどよフィリップ、小咲さんの話を聞けばあれはバグスターがメモリを使ったんじゃねぇ、美優さんがメモリを使ったんだ」

「そこだよ翔太郎」

「何?」

「美優さんはメモリを使ってバグスタードーパントになった、そして僕達を邪魔しに来た仮面ライダーエンドそしてイプシロン…彼らがこのメモリを美優さんに使わせたのは明白」

「ああ、そうだな」

「でもおかしいと思わない?」

「何が…ですか?」

 

永夢もまた何の事が分からず聞き返す

 

「ドーパントは昔風都で流行ったと言っただろう?最近ではドーパント自体で発生する事件は少なくなって来ている」

「ただ、こう言ったガイアメモリと『何か』の複合自体、最近増えて来ているのは実態としてあった…」

「そう言った事件に必ず関与している団体が存在している、そしてそれを僕達は知っている」

 

「それは何なんですか?」

 

永夢は当然質問する、それにフィリップが答える

 

「財団X」

 

 

−何処かのカフェ−

 

チャポン…チャポン 独特の音、角砂糖をコーヒーに入れていく

 

「フンフフーン♪」

 

陽気に鼻歌を歌いながら手元の資料を漁る男、白服か特徴的な大野内、そこには加頭 順、キースアンダーソン、レム・カンナギといった名前の書かれた資料

 

「彼らの目的を捨て置くのは実に惜しい…」

 

ドロドロのコーヒーを啜りながら資料に目を通していく

 

「ふふ、私の興味は止まりませんな…」

 

不敵な笑みを浮かべながらコーヒを飲み干した

 

 

「財団X…」

 

永夢は難しい顔をしながら俯く

 

「財団は表立った行動を起こす事は殆どない組織でね、基本は何らかの巨大な組織の裏方のような存在だったりする訳だけど、個人での行動は例外に当たる」

「今回の事も財団Xが絡んでる事は間違いねぇ、ガイアメモリやバグスターを知っている人間、それを改良できる奴がいる組織なんてな」

「だからこそ2つの事が言える、1つ仮面ライダーエンド自体が財団Xの関係者…2つエンド自身は関係がなく…バグスターメモリを提供した第三者…それが財団Xの関係者という事だ」

 

フィリップと翔太郎が言葉にしながら推理していく

 

「考えられるとしたら…イプシオンか」

 

飛彩もまた翔太郎達の推理に加わるように言葉にする

 

「そうだね、今の所は奴が怪しい…」

「っと待て待て、フィリップ…推理に集中して俺達の本来の目的を忘れてないか?」

「あの…翔太郎さん達は風都の人達なんですよね?どうしてここに…」

「ああ、それにはある理由がある…2日前に俺達に知り合いからある依頼を頼まれてな」

 

 

−2日前・風都鳴海探偵事務所−

 

自前のコーヒーを飲みながらタイプライターを打つ翔太郎、彼に

 

「そろそろ亜樹ちゃんが帰って来る頃だね」

「そーだな」

 

フィリップの言葉に生返事で返す翔太郎

 

「随分と集中してるね」

「ここ数日忙しくてまとめてなかったからな…」

「そう」

 

その時だった

 

「たっだいまぁー!!」

 

元気な声で勢いよく扉が開かれ現れたのは童顔で元気ハツラツとした顔が特徴的な女性、鳴海亜樹子

 

この事務所鳴海探偵事務所で所長を務めている

 

「亜樹子ぉ!!扉は静かに開けろっていつも言ってんだろ!!」

「うっさいうっさい!この事務所の所長様が帰って来たんだから少しは敬いなさい!」

「誰が敬うか!!」

「おかえり亜樹ちゃん、どうだった?久しぶりの家族旅行は」

 

翔太郎とは打って変わって優しく声をかけるフィリップ

 

「うん、すっごく楽しかったよ!もうはるなったらすっかりはしゃいじゃって…」

 

と亜樹子がそう言った時、亜樹子が開けた扉から

 

「あ!翔太郎おじちゃん!」

 

5歳程度の女の子が駆け寄って来る

 

「おお!!はるなちゃぁぁん、大きくなったね〜元気にしてた?ん?」

 

先ほどまで釣り上がる目でタイプライターを打っていた翔太郎が一瞬にして顔が崩れ満面の笑みで少女に近寄り頭を撫でる

 

「うん!翔太郎おじちゃんも元気そうだね!」

「元気だよぉ〜あとはるなちゃん、おじちゃんじゃなくてお兄ちゃん、翔太郎お兄ちゃんだよぉ〜」

「うん!翔太郎おじちゃん!!」

「ん〜…まっいっか!」

「ふ…翔太郎は相変わらずだね」

「翔太郎君はハーフボイルドだからね」

 

その光景を見て微笑む2人、その後ろから

 

「左、フィリップ」

 

赤いジャケットを来た男照井竜、彼は警視であり仮面ライダーであり今は亜樹子の夫である

 

「おう、照井も来てたのか」

「てるい?わたしもてるいだよ?」

「ううんはるなちゃん、パパの事だよぉ」

「そっか!」

「…それでどうかしたか?」

 

その言葉に神妙な顔つきとなる竜

 

「所長の話を聞いてほしい」

「あ?亜樹子の?」

「実はね…」

 

竜がはるなの相手をし、翔太郎、フィリップの2人が亜樹子の話を聞く

 

「旅行先は私の生まれ故郷の大阪だったんだけど、そこでたまたま昔馴染みの子に会ったんだけどね?」

 

 

「亜樹子!」

「由美子!!」

 

 

「由美子とは学生時代はずっと一緒で仲よかったんだけど、由美子には妹さんがいたの、それでその妹さん…香澄ちゃんはね…1年前に亡くなったらしいの」

「…」

 

その話を聞いて翔太郎は暗い顔になる

 

「それで香澄ちゃんには彼氏がいて、由美子とも仲良くってすっっごいいい人だったらしくて!亡くなった後も由美子とか家族に挨拶しに来たりするいい人だったらしいんだけど!!…つい最近全く来なくなったらしいの」

「なんだって?」

「それだけじゃなくて連絡も付かなくって…心配になって香澄ちゃんとその彼氏さんが住んでいた家に行って見たらしいんだけど…居なくて…」

「失踪したって事か?」

「…うん」

「それで僕達に探してほしい…と」

「そうなの」

「頼む、左、フィリップ…所長の頼みを聞いてくれないか?」

「…何言ってんだ照井、他でもない亜樹子の頼みだ…断る理由がねぇ」

「翔太郎君…」

「任せな亜樹子…おやっさんの名にかけてもこの左翔太郎そしてフィリップが探し出してやる」

 

 

 

「その彼氏を探し出すめ俺達は彼らが住んで居たこの街へ来た」

「それでたまたま君達が戦っている所に遭遇したってわけさ」

「そういう事でしたか…」

「それで、その彼氏っつぅのが…」

 

翔太郎は懐から1枚の写真を取り出す

 

「こいつだ、名前は我狩大和」

「こいつは…っ!!」

 

翔太郎が取り出した写真の男、それは永夢達が知っている顔だった

 

「永夢、知ってるのか?」

「…こいつですよ…仮面ライダーエンドの正体は」

「なんだって…!?」

 

翔太郎は驚きを隠せなかった

 

「マジかよ…冗談だろ…?」

「だけど翔太郎、僕達と永夢君達を繋げる線にはなった」

「俺達が探している由美子さんの妹さんの彼氏が仮面ライダーエンド…」

「まずは、仮面ライダーエンドの目的はなんなのか、そしてマイティアクションZとはなんなのか…調べてみよう」

「ちょっと待て…調べる…?」

 

フィリップの発言に黎斗が反応する、しかしそれを無視しフィリップは目を瞑り星の本棚へと入る

 

「これは一体…」

 

その光景に飛彩が目を細める、勿論それ以外のCRのメンバーも物珍しそうに見つめる

 

「キーワードは『マイティアクションZ』」

 

脳内の本棚が移動する

 

「やはりこれだけではまだまだ絞りきれないな」

「自分追加いいっすか?」

 

そこで貴利矢が言う

 

「どうぞ」

「…キーワードは『檀黎斗』そして『幻夢コーポレーション』」

 

瞬時に本棚が動き一冊の本がフィリップの手元に来る

 

「あった、どうやらこれのようだ…マイティアクションZこれは幻夢コーポレーションで数十年前既に初期の段階であったゲームの企画のうちの1つだ」

「ちょ、ちょっと待ってくれ、何故それを…」

 

黎斗が焦りながら問う

 

「僕の星の本棚には地球上のありとあらゆる知識があると言ったろう?それは君のことだって例外じゃない…檀黎斗」

「…」

 

 

「…黎斗さんが言い返さない」

「神を付けろとも言わねぇな…相当だぜありゃあ…」

 

永夢と貴利矢がそう話す

 

「そしてマイティアクションZ…これは檀黎斗が…君、永夢君の出したアイディアをヒントに作り出したゲームだ」

「え…?ぼ、僕…?」

「ああぁぁぁ!!」

 

そう叫びながら机に突っ伏す黎斗

 

「ちょ、黎斗!?」

 

その奇行に明日那が驚きの声を上げる

 

「お、終わりだ…私の神の…才能が…」

「どう言うことですか黎斗さん」

「檀黎斗が言わないのなら僕が説明するよ、檀黎斗は少年時代、君から送られて来た手紙そこに書かれていたアイディアに嫉妬した、その時にあったアイディアの1つ『マイティブラザーズ』をモチーフとしてこのマイティアクションZを考案したのさ」

「それってつまり盗作…」

「黙れぇぇ↑!!」

 

貴利矢の発言を妨害するように吠える黎斗

 

「なぁ、フィリップそれの何が悪いんだ?別に世に出ている作品じゃないんだし子供の頃だろ?その話」

「檀黎斗についての本によると自分の才能こそが本物だと思ってる節があるみたいだ、だからこそ他人のアイディアを盗作して作り上げた作品だと言うことがバレるのはプライドが許さないんだろう」

「…く、下らねぇぇ…」

「下らないだと!?貴様に何がわかるっ!!」

「はぁ、そんな事で黎斗さんはマイティアクションZの事を言うのを渋っていたんですか…」

「…何が悪いっ」

「僕はそんなこと気にしていません…むしろ嬉しいです、僕の才能を認めていてくれて、やっぱり黎斗さんはゲームを愛する心は本物なんですね!」

「…永夢」

「だがそいつは研修医にバグスターウイルスを…」

「しーっ!飛彩!今それ言うと面倒になるからやめてっ!」

 

飛彩が全ての元凶であることを思い出させようとする発言を明日那が制止する

 

「それで…ゲンム、そのマイティアクションZとはどう言うゲームだ」

「ああ…こうなってしまったら仕方がない…言わせてもらうよ…マイティアクションZ…それはマイティシリーズの最終作として作ろうと考えていたゲームだ」

「最終作…?えっと黎斗さん、マイティはつい最近発売されたばかりじゃ…」

 

そうそれは永夢が聖都大学附属病院に入りたての時に発表されたのがマイティアクションである

 

「確かに私の予定では当初マイティシリーズは永遠に続くコンテンツとして世界に愛されるキャラクターとして続く物として考えていた…しかし永夢、君が送って来たあのアイディア…マイティブラザーズを見た時私の才能が刺激された…!!!」

 

テクテクとCR内を歩きながら熱烈に語る黎斗

 

「マイティのような横スクロールアクションゲームに重要なストーリーを入れる必要はなぁい、必要最低限のストーリーを入れステージをクリアしていく…それが普通だ、しかし!私は太いストーリーをマイティに盛り込んだのだ!!」

「えっと…マイティのストーリーは確かお菓子の国を塩でしょっぱくされてその元凶となったソルティを倒しにいくですよね?」

「そうだ、作中で多くの事は語らないがそのステージに出る敵やアイテムで話を繋げていくゲームとなっている」

「そうですね、アイテムにも全て名前とどう言ったものなのか説明が書いてありますし」

 

永夢と黎斗がマイティの話を続ける

 

「そしてマイティシリーズは全てで3部作で終わらせるシリーズだ、永夢…君が持ち既に発売しているマイティアクションX、第2弾 マイティの弟が活躍するマイティアクションY…そして最後がマイティの弟子が活躍するマイティアクションZだ」

「マイティアクションYもあるんですか!?」

「ああ、だがY自体は完全に白紙だった、Xに力を入れていたからね、だが話に矛盾が起こらないようZだけは先にXと共に構想を練っていたんだよ」

「妙な所で真面目だよなぁ」

 

貴利矢が半笑いで黎斗に言う

 

「私がゲームに対して全力を出さないなど…あり得ないっ!!」

「それでZはどう言うゲームだ」

 

大我が急かすように黎斗に問う

 

「マイティの弟マイタスとマイティの弟子マイザーが協力し消えたマイティを追うスペクタクルアクションゲームだ、基本的にマイザーを操作し進めていくが性能が違うマイタスとチェンジしステージをクリアする、更には2プレイヤーと協力プレイする事で2人のキャラで協力し合いながらステージクリアしていくゲーム」

「…確かに僕の考えたマイティブラザーズと殆ど同じですね!!」

「…」

 

永夢のその一言で黎斗がションボリとした顔を浮かべる

 

「うわぁ…永夢のやつ悪気がないとは言えそれ言っちゃダメだろ」

 

翔太郎が悲哀の目で黎斗を見つめる

 

「だが永夢ぅ!!ここからは違う…実はなんと!!このゲームのラスボスを飾るのはマイティ本人なのだぁ!!ブァッハハハ!!」

「えぇ!!?」

「どうだ!驚いたか!!」

「…いきなりネタバレを受けてしまいました…僕…マイティ楽しみにしてたのに…」

「あー…ゲーマーとしてのMはネタバレとか嫌なのね…」

 

明日那が落ち込む永夢によしよしと頭を撫でながら言う

 

「どうしてマイティはラスボスになるんだい?黎斗」

 

フィリップはそう尋ねる

 

「黎斗神と呼べぇ…マイティは正義感溢れる性格だ、だがその性格が仇となる、冒険していくうちに自分の正義と他の正義の違いは何か、本当の正義とは何かを追求していくことになる、そしていつしかマイティの正義は世界にとって『悪』となる」

「それが…マイティアクションZの…ストーリー…」

「そうだ、最終決戦、マイティとマイザー達はお互いの正義をぶつけ合い!!最後は弟子の手でマイティは敗れ散る…!!それがマイティシリーズのエンディングだぁぁ!!」

 

ブァッハハハ!!と高笑いしながら咆哮をあげる

 

「成る程、それで奴はエンド…か」

 

飛彩がそう呟く

 

「それだけじゃねぇ…あの時現れた白いエグゼイド…奴はイプシロン…Yと呼ばれていた…つまり」

「それがマイティアクションY…マイタスって事だね」

 

大我が言葉を紡ぎその答えを言うのはフィリップ

 

全員が頷き、その答えに同意する

 

「…檀黎斗、奴は更にモノクロウォッチャーズというガシャットを持っていた、これも貴様が考えたものか?」

「…ちっ…モノクロウォッチャーズまでも……ああ、鏡先生の言う通りだ、モノクロウォッチャーズはレトロゲーム、大人…特に中高年を対象に私が企画していたゲームだ、だが同時期にマイティの開発そして仮面ライダークロニクルの計画を始めたからな…パラドや檀正宗の介入がなければ本来クロニクルの対象は体の動かせる若者だ、中高年対象のレトロゲームは対象外という事で企画の時点で話は無くなった」

 

黎斗は腕を組みながら淡々と話す

 

「…ゲームの事は分かりました、相手がなぜ黎斗神さんの…それも企画段階の情報を持っていたのかは分かりませんが…奴を止めないと街の人たちに被害が広がる…」

「永夢の意見に賛成だな…これ以上好きにさせたら人々の命に関わる…ドクターとして見過ごす事は出来ねぇ」

 

永夢の言葉に貴利矢が賛同する

 

「…待て、エンドが次現れた時…相手は俺がする」

「飛彩さん…どうして?」

「1人でやろうとするなんて無茶だぜ、あんた」

 

飛彩の意見に永夢と翔太郎が割って入る

 

「…奴の攻撃を受けすぎると…こうなる」

 

飛彩はタドルファンタジーを取り出しハンドルを左に回す、しかし反応しない

 

「…奴の能力か知らないが奴の攻撃を受け過ぎればその時使っていたガシャットを封じられる…専門医、監察医…お前達も試してみろ」

 

飛彩に言われるがまま2人は爆走バイク、バンバンシュミレーションズを取り出し起動しようとするしかし

 

「起動…しねぇ…!」

 

大我が悔しそうな声をあげる

 

「これ以上下手に奴と戦いガシャットを封じられればどうなる?ガットンでさえ手に余る強さだ…研修医そして探偵お前達が今、最大の戦力だどちらも変身能力を失い戦えなくなってしまっては奴らの思う壺…」

 

飛彩が苦虫を噛み潰したように言う

 

「なぁ、フィリップ…奴の能力は俺たちのガイアメモリにも影響があるのか?」

「可能性は高いと考えるべきだ、奴らはガイアメモリを知っている…それにこの抑制能力…翔太郎は何か覚えがないかい?」

「抑制…変身できない…はっ…!!まさか…!!」

「そう、思い出したようだね…エターナルメモリだ」

「…奴らはエターナルメモリを改良して…ガシャットに使ってる可能性もあるって事か…」

「…ああ」

「エターナルメモリが何かは知らないがその線であっているだろう、マイティアクションZに変身能力を抑制するようなゲーム設定は無い」

 

フィリップ達の疑問に黎斗が答える

 

「ねぇ、黎斗、その抑制能力って黎斗で何とかならないの?」

「…!そうですよ!黎斗神さんの力を使えば…」

「無理だ」

 

明日那と永夢の期待をバッサリと切る

 

「何故です!?」

「先ほど鏡先生のタドルレガシーのデータを見ていたらこんな状態になっていた」

 

カタカタ、ターン!と軽快にタイピングしPCに映し出される画面には

【1日14時間37分44秒】と書かれていた

 

「…何だ…これ…」

「ダウンロードのゲームの予約画面みたいだな」

 

大我は困惑しながら言い、パラドが何気なく言う

 

「その通りだパラド、まさにゲームの予約画面、タドルレガシー自体にロックが掛けられている」

「そのロックを解除する事は?」

「出来ない、この状態は簡単に言えばゲーム自体が『販売していない』状態と言っていい、販売していないのだからロックを解除だとかゲームの内容を変えるだとか直すだとかの次元の話では無い、ゲームクリエイトの分野の話じゃ無いんだよ」

「そんな…」

 

永夢は俯きながら呟く

 

「少なくともタドルレガシーはこの数字通りの時間使用する事はできないだろう、他のガシャットも同様だ」

「実質封じられたも同然…か」

 

大我が拳を握り締めながら言う

 

「…分かりました、もし次にエンドが現れたら…飛彩さん、貴方に任せます」

「待ちたまえ…永夢…、鏡先生言っておきますがマイティアクションZはレベル2で太刀打ちできるような相手では無いと言っておきますよ」

「…」

「マイティアクションZはマイティシリーズの最後としてゲーム性にエンドコンテンツを盛り込んでいる、それは同じアイテムでも性能が違う物を見つけ自身を強化していくと言うものだ」

「よくある難易度の高いステージを何度もクリアして強い武器を手に入れていくものとかですよね?」

「その通りだ永夢、そして、エンドにもその機能が搭載されているだろう」

「つまり…前回戦った時よりも強くなっている可能性が高いと言うことか…それでも俺は戦い抜いてみせる」

 

飛彩が決意のこもった目でそう話す

 

「まぁ、落ち着けよ、1人だけじゃねぇぜ、俺もプロトガシャットを封じられた同じ穴のムジナだ…協力するぜ」

 

ポンと飛彩の肩に手を乗せるのは貴利矢

 

「よし、なら早速調査だ…」

 

翔太郎がそう言いかけた時CRの電話が鳴り響いた

 

 

−1時間ほど前、とある公園−

 

小咲はベンチに座り空を眺めていた

 

「美優…」

 

すると小咲のすぐ後ろから足音が響く

 

「あ、貴方は…!!」

 

そこにいたのは仮面ライダーイプシロン、そして肩に担いでいるのは美優の姿だった

 

「み、美優!!!」

「う…うううっ!!」

 

美優はガットンに変化したり美優に戻ったりを繰り返しながら苦しんでいた

 

「美優…どうして…」

『その子を助けたい?』

「た、助けられるの?」

『その子の使ったバグスターメモリは強力すぎたこと、そして相性が悪かった事が原因にある、その子を助けたくばこれを使うといい』

 

イプシロンが乱雑にメモリを小咲の近くに投げる

 

「で、でも…これ使ったら…私も…」

『安心するといいよ、お友達が使ったメモリとは違うしあんたとは相性が良いバグスターメモリだから』

「…」

『使うかどうか、あんた次第…その子を本当に助けたいと思うなら仮面ライダーを倒せ』

「仮面…ライダー」

『あいつらは結局お友達を助ける事は出来なかった…このままならその子…死ぬよ』

「ううっ!!」

 

美優が苦しみながらガットンに変化しそして暴走しながら小咲を突き飛ばしその場を去っていく

 

「っ…!!」

『それじゃあ頑張ってね』

 

イプシロンは軽く手を振りながらその場を去った

 

 

−現在 路上−

 

「確か…ここら辺に小咲さんが…」

 

永夢達はあの時小咲に呼び出されていた、黎斗以外の全員総出でこの場にいる

 

「何故小咲さんが?」

「分かりません…」

 

飛彩の質問に永夢が答える

 

すると

 

「お待ちしておりました」

「…小咲さん!!どうしたんですか?いきなり…」

「…仮面…ライダー」

 

スッ…小咲が取り出した物それは

 

「なっ…ガイアメモリっ!?」

 

翔太郎がその光景に驚きを隠せなかった

 

【トライセラトップスリボル!!】

 

メモリが小咲の体内に侵入し体が変化する、その体はトリケラトプスのように変化し更に腕にはガトリングが搭載されている

 

「トライセラトップスメモリと…」

「リボルバグスターの…融合体…!!」

 

フィリップと大我が怪訝そうな顔で言う

 

「小咲さん!?どうして…!!」

「私は美優を助けたいの!!その為には仮面ライダーを葬るしかない!!!」

「…なっ…」

 

永夢は小咲の返答に絶句した

 

ドシンッ!そしてその背後からは美優であるマンモスガットンも現れる

 

「なんにせよやるしかねぇな、フィリップ」

「ああ、そうだね翔太郎…明日那さん」

「な、なに?」

「僕の体をよろしくお願いします」

「…え?」

 

明日那が聞き返す前に翔太郎とフィリップが一歩前に出る、そして互いに少し背中合わせとなり

 

【サイクロン!!ジョーカー!!】

 

「「変身!」」

 

ガイアメモリをお互いのドライバーに差し込む、するとフィリップが意識を失ったように倒れこむ

 

「えぇ!?ちょ、ちょっと!!」

 

すかさず明日那がフィリップの体を抱える、そして翔太郎が両手を少しだけ上げるような動作をし一陣の風が巻き起こり次の瞬間には緑と黒の仮面ライダーWへと変身していた

 

「ええ!?そんな変身方法だったんですか!?」

「ん?ああ、そうだ俺達は2人で1人の仮面ライダー…ダブルだ」

 

永夢の驚きに翔太郎が答える

 

「行くぜ…美優さん小咲さん…そいつは心優しい貴方達に相応しくない代物だ」

 

ズガン!!!

 

Wが2人に近づこうと走り出した時足元に弾丸が撃ち込まれ火花を散らす

 

「あ?」

「そうはさせない」

 

そこに現れたのはガシャコンショットガンを持つエンド

 

「来たかエンド…」

 

飛彩がエンドを睨みつける

 

「…仮面ライダーエンド…あんた、香澄さんの彼氏の我狩大和だな」

「…何処でそれを」

「香澄さんのお姉さん由美子さんからの依頼だ、あんたを探して来てほしいってな…こんな事はもうやめろ、あんたには帰るべき場所があるだろう」

「…俺に帰る場所なんて無い、俺の人生はもう既に…終わっている…!!」

 

エンドがWに向かって走り出す

 

「貴様の相手は俺達だ!!」

 

【タドルクエスト!!】

 

「術式レベル2(ツー)!」

 

【ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!!辿る巡る!辿る巡る!タドルクエスト!!】

 

 

【爆走バイク!!】

 

「三速」

 

【ガチャーン!レベルアップ!爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!アガッチャ!!ギリギリ!ギリギリ!チャンバラ!!】

 

タドルクエスト、王道を行くナイトのライダー、代わって爆走バイクレベル2はバイク姿のためギリギリチャンバラでレベル3となり人間状態のレーザー

 

「よっしゃ、飛彩ノリノリで行っちまおうぜ」

「ああ」

 

【ガシャコンソード!】

【ガシャコンアロー!!】

 

レーザーはガシャコンアローを2つに分離させ鎌のような形状となったアローを持ちブレイブと共にエンドへ向かってく

 

「スナイプ、俺達も行こうぜ」

「分かっている」

 

パラドと大我がガシャットを構える

 

【バンバンシューティング!!】

 

「第2戦術」

 

【ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!ババンバン!バンババン(Yeah!)バンバンシューティング!!】

 

「マックス大変身…」

 

【The strongest fist! What’s the next stage?】

 

【デュアルガシャット!!ガッチャーン!マザルアップ!赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアーウト!!】

 

 

シンプルで特徴的なスカーフを巻いたスナイプレベル2、代わって赤と青それが混ざり合った形態パーフェクトノックアウトレベル99

 

「行くぞ、パラドクス」

「ああ」

 

ドドン!! しかしそれを遮る銃撃

 

「…俺達の相手するのはてめぇか」

 

スナイプとパーフェクトノックアウトの前に現れたのは白いエグゼイド、イプシロン

 

「白いエグゼイドの方か…心を躍らせてくれるぜ」

 

「みんな…なら僕は…2人を…救う!!」

 

永夢はガシャットを握る

 

【マキシマムマイティエェックス!!】

 

「マックス大変身!!」

 

【ガシャット!!レベルマァァックス!最大級のパーワフルボディ!ダリラガァン!ダゴスバァン!最大級のパーワフルボディ…】

 

【マキシマムパワー!エェックス!!】

 

「患者の運命は…俺達が変える!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回「天才で天災なgamer!!」



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第4話 天才で天災gamer!!

ブァッハハハ!!今回はこのっ私が活躍する回だぁ!!待っていたか!モルモット共ォォ!!


「はぁぁ!!」

 

ガキンッ!! 縦にガシャコンソードを振り下ろすブレイブ、しかしそれはガシャコンショットガンに阻まれる

 

ジロリとエンドがブレイブを睨みガシャコンショットガンを持たない左手の拳を握り締める

 

「おっとそうはさせないぜぇ」

 

背後からガシャコンアローを振り抜くレーザー、それに気づきブレイブをショットガンで払いのけレーザーの攻撃を躱しレーザーの方へ向く

 

しかし

 

ガンッ!!という音と共に背後からソードを持つブレイブに斬りつけられる、更に続けて二撃、三撃と入れられエンドは二歩三歩と後退する

 

「…その程度の攻撃…俺に通用すると思うな」

 

エンドはコキコキと首を鳴らすような動作をしながら全くダメージを受けていないと言いたげな動作をする

 

「お前達のガシャットはそれだけのようだな、ならここでお前達にはゲームエンドになってもらう」

 

【モノクロ!ウォッチャーズ!!】

 

【ガシャット!!ガッチャーン!レベルアップ!!アガッチャ!!しーろくろ!モノクロ!!レトロで行くぜぇ!モノクロウォッチャーズゥ!!】

 

ドットの鎧が装着されすぐ様エンドは片手を上げ捻ると無数のドット兵が出現する

 

「終わらせてやる」

「終わってたまるかっての!!」

 

レーザーは次々と襲い掛かってくるドット兵を斬りつけていく、ブレイブも同じくソードでドット兵を斬る

 

「飛彩!間違ってもダメージを受けるなよぉ」

「それは俺が一番分かっている…!!」

 

「ダメージを受けない…それは無理な話だな」

 

エンドはドットで作り出した巨大な剣でレーザーとブレイブをなぎ払うように狙う

 

「うぉぉ!!」

 

そこでブレイブが飛び出しその巨大な剣をソードで受け止める

 

「飛彩!!」

「はぁぁ!!」

 

バキンッ!! 剣を上に弾くことでその攻撃を受け流す

 

だが既にエンドは動き出していた、ショットガンのAとBボタンを高速で押す

 

【ショットチェンジ!】

 

すると手に持っていたショットガンの形が変化する

 

【ポンプアクション!!】

 

「狙い撃つ」

 

ドォォンッ!!今までは拡散し広範囲にばらまく攻撃方法だったがこれは一点集中型と言った所か

 

しかし流石はショットガン、攻撃範囲は広い

 

「危ねぇ!!飛彩っ!!」

 

いち早くそれに気づいたレーザーがブレイブにタックルしその攻撃を避ける

 

2人は地面を転がりながら

 

「あっぶねぇ…」

「…助かった」

「良いってことよ」

 

そんな軽口を叩いていた

 

「それよりもこいつは結構しんどいぞぉ…」

 

レーザーは苦笑いしながらそう言った

 

 

レーザーとブレイブが戦うすぐ近く、そこではエグゼイドとダブルがバグスタードーパントと戦っていた

 

エグゼイドはマンモスガットン、ダブルはトライセラトップスリボル

 

「はぁ!はぁ!!」

 

【HIT!!HIT!!】

 

マキシマムマイティとなったエグゼイドはガットンの攻撃を受け流しながら一撃二撃と加えていく

 

「っ美優をいじめないで!!」

 

その瞬間、腕のガトリングを撃ちまくりエグゼイドを吹き飛ばす

 

「うわぁぁ!!?」

 

地面を転がりなんとか立ち上がる、しかし

 

「グィィィン!!」

 

目の前に居たガットンが腕を振り下ろしエグゼイドの体をさらに吹き飛ばす

 

「っ小咲さん!!一体何を…!!」

 

ジョーカーがリボルに問い詰める

 

「美優を助けるのは私なの!!だから仮面ライダーは私が倒すの!!」

 

ドドドン!!至近距離からガトリングを撃ちダブルを吹き飛ばす

 

「っ…てぇ…」

「翔太郎、今の彼女に何を言っても無駄だ、メモリブレイクしないと…」

「分かってるって…しょうがねぇか」

 

【トリガー!!】

 

【サイクロン!トリガー!!】

 

「少し痛い目にあってもらいますよ、小咲さん」

 

ドンッ!ドンッ!! 風の弾丸が的確にリボルの腕を狙い撃ち、暴走するように撃ちまくっていた手を止めさせる

 

そのまま射撃しながら近づきダメージを与えつつ

 

【ヒート!メタル!!】

 

メモリを変え、武器は銃から棒に変化。一気にリボルの懐に近づき殴る

 

「よっ!!オラァ!!」

「きゃっ…うあっ!!」

 

腹に一撃重い攻撃を入れられ後退するリボル

 

「私の…『作戦』の邪魔を…するなぁぁ!!」

 

ドォォンッ!! リボルの腕がロケットランチャーに変わりそれをダブルに向かってぶっ放す

 

「ぐぁぁぁ!!?」

 

直撃こそしなかったが爆風で吹き飛ばされ地面を大きく転がっていく

 

「っぶねぇ…つうかどうしちまったんだ…小咲さん…」

「どうやら彼女の意識にバグスターリボルの性格が反映されてしまっているようだね」

「つまり小咲さん自身の意識はあるけどリボルっつぅ奴の性格っぽくなってるってことか?」

「リボルはかなり好戦的な性格らしいから恐らくは…」

 

ズギャン!!

 

遠くの方で爆発音が聞こえてくる、ダブルがそちらを確認すると

 

「や、やべぇ…1発もらっちまった…!!」

「くっ…!!」

 

片膝をついたレーザー、ブレイブの姿があった

 

「…まずは1発…所詮レベル1桁…すぐに限界がくる」

 

エンドがジワジワと2人に近づいていく

 

「や、やべぇ!!」

「っ翔太郎!!余所見をしている場合じゃない!!」

「余所見とは余裕ね!仮面ライダー!!!」

「っと!危な!!」

 

ズガガガッ!! ガトリングをぶっ放してくるリボルの攻撃を咄嗟の飛び込み前転で回避するダブル

 

「どうする、あの2人がやべぇ…このままだと」

「だからと言ってこちらも気を抜ける相手ではない…」

「飛彩さん!!貴利矢さん!!…うぉぉ!!」

 

バキッ!!エグゼイドが2人のピンチを知りガットンに一撃加える、ガットンが後方へ吹き飛んでいる間にガシャットを取り出す

 

「…今は…これしかない!!」ガッシューン…

 

【マイティブラザーズダブルエェックス!!!】

 

「だぁぁい…変身!!」

 

片腕を大きく振り回しガシャットをスロットに入れる

 

【ダブルアップ!俺がぁお前で!お前が俺でぇ!(ウィーアー!)マイティ・マイティ・ブラザーズ!XX(ダブルエックス)!】

 

エグゼイドの姿がオレンジと青の2人の姿となり分かれる

 

「よし、これでオーケーだな俺!」

 

言葉遣いが荒くオレンジのR

 

「それじゃあ…飛彩さんと貴利矢さんを頼むよ僕!」

 

言葉遣いが丁寧で青のL

 

Rは「おう!」と言う返答と共にブレイブ達の援護へと向かっていく、エンドの攻撃を真正面から受け止め蹴りを加えている

 

「お前の相手はこの俺だ!!はぁ!!」

 

エンドとRが蹴りやパンチをお互いに相殺している場面をダブルは見て

 

「え…えぇぇえ!?2人になったぁ!?」

 

ジョーカーが困惑したように指をさしマイティL声をかける

 

「はい、僕達は1人で2人の仮面ライダーなんで」

「ふふ…それじゃあ僕達とは逆だ、実に興味がそそられる」

「そそられてる場合か!!いやどうなってんだほんと…」

「僕達が言えたことじゃないけどね翔太郎」

「まぁ、あれだ…永夢、同じダブル同士…あいつらをぶっ倒してさっさと救っちまおうぜ」

「はい!行きましょう!!協力プレイで!!」

 

 

場面は変わり廃工場、パラドクスとスナイプはイプシロンと戦っていた

 

パラドクスがイプシロンと近接戦闘をしスナイプが援護射撃をする事でイプシロンを圧倒する

 

「なかなかやるな!!」

 

パラドクスが楽しそうな声を上げながら拳を振るう、それもそうであるイプシロンはレベル99のパラドクスとまともに打ち合っているのだ

 

「だけど…ホイッ!!」

 

ガンッ!! パラドクスの持つガシャコンパラプレイガンで胴体に一撃もらい後退する。

 

「俺の方がレベルが高い」

 

『…』

 

イプシロンは周りを確認しパラドクスとスナイプに背を向けて駆け出す、その方向には【高速化】のエナジーアイテムがあった

 

「おっとそいつはさせないぜ」

 

しかしイプシロンがエナジーアイテムを回収しようとした瞬間にそのアイテムがパラドクスの方へと吸収される

 

【高速化!!マッスル化!!】

 

高速移動し一瞬でイプシロンに近づき一撃をお見舞いする、その威力は相当なものでイプシロンは廃工場の石柱を2本ほど破壊しながら吹っ飛ばされた

 

「こんなもんかな」

「やるなパラドクス」

「まぁな」

「さて…奴がどんな奴なのか…化けの皮を…剥いでやる」

 

そう言いながらスナイプがイプシロンの方へと近づこうとしたその時

 

「っ…!!」

 

破壊され散乱した石柱の破片が吹き飛びスナイプ達の方へと数個ほど飛んでくる

 

「ちっ…まだまだ平気って感じだな」

 

スナイプの眼前には立ち上がっているイプシロンの姿、そして

 

【ミリオン!!ファンタジー!!】

 

「…新たなガシャット…」

 

スナイプがそう呟くと

 

【ガシャット!!ガッチャーン!!レベルアップ!!アガッチャ!!ミーリミリミリミリミリオン!ミリオン!!ミリオン!!!ミリオンファンタジィー!!(Foo!!)】

 

その姿はタドルレガシーやファンタジーと同様騎士の鎧が装着される、特徴的なのはゲーマドライバーの上に更にドライバーが存在しそれはコインを投入する物のように見えそこにはAとBボタン更に十字キー、十字キーの上には小さな画面がついている

 

【初回限定!!】

 

その音声と共に空間から突然1枚のコインが出現しイプシロンがそれを受け取る

 

「なんだ…!?」

 

パラドクスがその光景に目を疑う、そしてイプシロンはそのコインをコインドライバーに入れる

 

チャリン

 

【ガチャット!!】

 

テレッテ…!テレッテ…!テレッテ…!!

 

軽快な音楽が流れ

 

【カッポーン!!】

 

ポンッと丸い形状をしたガシャポンが排出されそれをイプシロンが受け取る

 

【レェェアァ!! ガシャコンデュアルソード!!】

 

パァァン!排出されたガシャポンが輝き弾け中からガシャコンデュアルソード…両手に1つずつ持つタイプの剣である双剣が出現する

 

「何…!?」

 

スナイプがその光景に驚く

 

「面白い…何ができるか…やってみろ!!」

 

パラドクスが一気に近づきパラプレイガンを振りかざす

 

ガンッ!! その攻撃を片手のソードで受け止めもう片方のソードを逆手持ちにしパラドクスを下から切り上げる

 

「ぐぁっ…つぅ…オラ!!」

 

ドッ!ガッ!ギンッ! パラドクスの連撃をまるで踊るようなステップで回避と防御をするイプシロン

 

「あのパラドクスと互角…野郎…!!」

 

【バン!バン!!】

 

スナイプは遠距離からパラドクスの援護射撃をするがそれに気づいたイプシロンはパラドクスに前蹴りを放ち距離を取りその場で回転斬りをする事で全ての弾丸を撃ち落とす

 

「なにっ!?」

 

それだけでなく即座にパラドクスに近づきエックスを描くようにパラドクスを切り裂く

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

パラドクスは吹き飛びスナイプのいる位置まで転がる

 

「あのガシャット一体何なんだっ!!奴の強さが跳ね上がったっ!!」

 

たった1つのガシャットでここまで形成が逆転するとは流石のパラドクスも思っていなかった

 

「とはいえ…勝てないレベルじゃねぇ…協力すれば奴に勝てる!!それだけだ!!」

 

その言葉を聞きイプシロンは左手のソードを手首のスナップでクルクルと回しながら最後にスナイプ達に向かってソードを向ける、そしてクイクイとスナイプ達を挑発するよう少しだけ上下にソードを動かす

 

「良いだろう、その挑発…乗ってやる…パラドクス」

「分かってるって」

 

パラドクスは飛び出しパラプレイガンを振り抜く、それを避けるイプシロンにすかさずスナイプの弾丸が飛び込んでくる

 

それを紙一重で避けるイプシロンに対しその隙にパラドクスはエナジーアイテムを自身の能力で獲得する

 

【マッスル化!伸縮化!!】

 

「ほらよ!!」

 

バシーン!! 伸びた腕がイプシロンに直撃する、さらにパラドクスは腕を伸ばしスナイプの胴体に伸びた腕を絡ませる

 

そのままスナイプを捕まえ、捕まえた腕をイプシロンの方へと投げ飛ばしスナイプはその間もイプシロンに対して射撃を繰り返す

 

『っ…!』

 

その攻撃に堪らず動きを止められ投げ飛ばされたスナイプがキックを繰り出す

 

ドガッ!! その蹴りをまともに受けたイプシロンは地面を転がっていく

 

「よし、これで決めてやる」

 

スナイプがそう言いながら自身のガシャットに触れた瞬間

 

【ガッシューン…ガシャット!!ウラワザ!!ミリオンハァーイカッキーン!!】

 

「何だと?」

 

転がりながらゲーマドライバーからガシャットを引き抜きコインドライバーのスロットにミリオンファンタジーガシャットを差し込んでいたイプシロン

 

『ぐぅぅっ…うぅ…!!』

 

その瞬間イプシロンの体に電撃が走り見る見るうちに体力ゲージが減っていき点滅状態にまでなる

 

「何をして…」

 

パラドクスがその奇行に違和感を覚えるとイプシロンの体から金色のコインが排出される

 

そしてイプシロンがその金のコインを手に取りすぐにコインドライバーに入れる

 

【10連ガチャット!!!カッポーン!!】

 

ポポポポンッ!! 次々と排出されるガシャポンそれは宙を舞いイプシロンの周りを円を書きながら回転する

 

【ノーマル!ノーマル!ノーマル!レア!ノーマル!!…】

 

次々とレア度を読み上げる音声が鳴り響き

 

【ノーマル!レア!レア!ノーマル…】

 

そして最後

 

【スゥゥゥパァァァレェェア!!!】

 

銀色の光が発生したガシャポンが読み上げられる、そしてイプシロンはそのガシャポンを選択する

 

【ガシャコンサイブレェイド!】

 

持っていたデュアルソードを空中に放り投げるとソードは空中でガシャポンに戻りイプシロンの周りを他のガシャポン同様回転する

 

代わりに出現した物はソード系武器よりも巨大で長く紫のラインが入った大剣状の物であった

 

更にイプシロンはコインドライバーの十字キーを横に1回押すとその上の画面に「10」という数字が浮かび上がり、更にAボタンを2回押す

 

【強化合成!!】

 

カッカッカッカ!! 宙を回転していたガシャポンが全てガシャコンサイブレイドに吸収される

 

【ステータスマァァックス!!】

 

ジリッ…イプシロンはパラドクス達にブレイドを構えそしてブレイドを振るう

 

その瞬間紫の衝撃波が前方に撃ち出され周りを破壊しながらパラドクス達に襲いかかる

 

「「ぐぁぁぁ!!?」」

 

その攻撃を避けることができず2人は吹き飛ばされる

 

「くっ…何だ…今の威力…」

「また奴のステータスが上がったのか…」

 

パラドクスとスナイプが片膝を付きながら呟く

 

「だが既に奴の体力は残り少ない…パラドクス、次の攻撃で仕留めるぞ」

「…分かった」

 

【ガッシューン…ガシャット!キメワザ!!バンバンクリティカァルフィニッシュ!!】

 

【ガッチャーン!ガッチャーン!ウラワザ!パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー!】

 

「はぁぁぁ…!!」

 

パラドクスが勢いよく飛び出していく、更にスナイプが遠距離から必殺技を撃ち込む

 

『…』

 

【ガッシューン…ガシャット!!キメワザ!!ミリオンクリティカァルスラァッシュゥ!!】

 

イプシロンは輝くサイブレイドを大振りに振り抜く

 

「はぁぁ!!!」

 

ズギャァンッ!! 2人の必殺技をイプシロンの必殺技が打ち破り強大な一撃が2人を巻き込んだ

 

「「うわぁぁ!?」」

 

ガッシューン…

 

2人は吹き飛ばされ更に変身解除にまで追い込まれる

 

『…』

 

イプシロンは倒れ込んだ2人に近寄る

 

「…っ…くっ…野朗…」

 

ガシッとイプシロンの脚を掴む大我

 

『…お医者さんごっこは楽しい?大我』

「え…」

 

イプシロンはそう言い放つと大我を振りほどきその場から去っていく

 

「今のは…」

 

パラドが大我を見つめる、大我は去っていくイプシロンを見つめながら動けなかった

 

 

「はぁ!!はぁ!」

 

ガシャコンキースラッシャーを使いガットンに攻撃を当てていくL

 

「グィィィン!!」

 

ガットンが横薙ぎのパンチを繰り出すがそれをLはしゃがんで回避する

 

「ちょっとごめんよ」

 

すかさずダブルが鉄の棒メタルシャフトを高跳びの棒のように使いLを飛び越えガットンに飛び蹴りを与える

 

そのダブルを狙いリボルが動き出したところ、先ほどしゃがんで回避したLが

 

【高速化!!】

 

「やぁぁ!!」

 

高速化のエナジーアイテムを取り一気に攻め込み斬りつける、そしてダブルはメタルシャフトを何度もガットンに打ち付け吹っ飛ばす

 

「へへ、案外俺たち息が合ってるのかもな」

「そうですね!」

 

ダブルとマイティLが背中合わせになりながら話す

 

しかし

 

「とあっ!!はぁ!!」

 

その2人と戦っている時を同じくして分離したマイティRがエンドに攻撃をかましていた

 

2度、3度とパンチを出すも目の前にドットの壁を作られ的確にパンチをガードされる

 

「…ふん」

 

エンドはクイっと手首を捻るとドットの壁が1ビットのドット状に霧散しそれが散弾のように飛び散る

 

「ぐぁぁっ!!…っとや、やばい…1発もらっちまった…っ!!」

 

更にエンドはドットの足場を作り出し空中に存在したエナジーアイテムを取る

 

【マッスル化!!】

 

「これで決まりだ」

 

ドットの巨大なハンマーを作り出しそれを振り下ろす

 

「まずい!!」

 

ブレイブが飛び出しソードでそのハンマーを受け止める

 

「ちょっ…それはまずいっしょ…!!」

 

【ガッシューン…ガシャット!キメワザ!! ギリギリクリティカルフィニッシュ!!】

 

レーザーは瞬時に必殺技をブレイブが必死に支えてるハンマーに向かって放つ

 

しかし

 

「その程度の攻撃が俺に通用すると…思うな」

「なにっっ!?」

 

レーザーが驚くと同時にハンマーで押し切られ3人がその余波を受ける

 

「「ぐぁぁっ!!!」」

 

3人は吹き飛び地面を転がる

 

「飛彩さん!貴利矢さん!!くっ!!」

 

リボルの攻撃を受け流しながら2人の様子を心配する

 

「あっちは結構やべぇな…」

「僕達も助けに行く余裕はまだ無いよ」

 

ダブルもまたガットンと相手しながら心配をする

 

「くっ…前回よりも強くなっている…檀黎斗が言っていたのはこういうことか…」

「あのガシャットを完全に使いこなしたな…」

 

ブレイブとレーザーが苦しそうな口調で言う

 

「まずい…っ!!」

 

Rがそう言うとエンドが近づいてくる

 

「貴様達の攻撃力はもう残り少ない、攻撃力が0となった時、貴様達のガシャットを封印させてもらう」

 

そう言いながらガシャコンショットガンを構えるエンド

 

「そうはいかなぁい…」

 

しかしその動きは止まることとなった

 

その声の主の方向をブレイブ達3人が見つめる

 

「何者だ貴様…」

「私は仮面ライダーゲンム…神だ」

「神?」

 

現れたのは白と黒のエグゼイド、仮面ライダーゲンム ゾンビアクションゲーマー デンジャラスゾンビ

 

「君はどうやってそのマイティアクションゼットを手に入れたぁ…私に許可なく私のゲームを作り上げるなどとは許さなぁい!!」

 

そう言い放ちゲンムは飛びかかる、右、左と平手打ちのようなパンチを繰り出す、それらは全てエンドに阻まれるも最後の前蹴りを防ぐことはできず後退する、更に続けて右ストレートをしてエンドを吹き飛ばす。

 

「はぁぁ…エンドの力とはこんなものか!」

「…言ってくれる」

 

【ガッシューン…ガシャット!キメワザ!!モノクロ!クリティカァル!ストライク!!】

 

大量のドット兵が出現し一斉にゲンムに攻撃し始める

 

銃、剣、ハンマー、盾…様々な武器でタコ殴りにされるゲンム

 

「ぐぅっ!?がっ…ぐはっ…っ!!」

 

そして最後にドット兵達全てが爆散し1ビットのドットが無数に炸裂する

 

【会心の一撃!!パーフェクトアタック!!】

 

「ぐぁぁあぁっ!!!?」

 

そのままゲンムは爆散し体力ゲージが無くなる

 

【gameover】

 

そしてそのまま消滅するゲンム

 

「なっ…」

 

流石に一瞬で消し飛ばされ絶句するブレイブ達3人

 

「ふっ…言っていた割には大したことのないやつだったな」

 

しかし

 

「ハーハッハッハッハ!」

 

テッテレテッテッテ〜 突如土管が出現しそこから黎斗が現れる

 

「なんだこれは」

「…甘かったな、私を倒すには…」

 

【game Lifepoint98】

 

「残り98回私を倒し切らなければならない」

「…ふん、何を言うかと思えば…いくら復活できようともお前はモノクロウォッチャーズのキメワザを全て受けた…既に貴様のガシャットは使用不可だ」

「…果たしてそうかな?」

「何?」

 

黎斗はガシャットを2つ取り出し手を顔の前でクロスさせる

 

「グレードエックスゼロォ…変身…」

 

【マイティアクションエェックス!デンジャラスゾンビィ…】

 

【ガシャット!マイティジャンプ!マイティキックマ〜イティ〜アクショ〜ン…エェックス!デンジャー!デンジャー!(ジェノサイド!)デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビィ…(Woo!)】

 

そこには白と黒のゲンムが佇んでいた

 

「ば、バカな…何故!?」

 

「コンティニュー能力を舐めてもらっては困るなぁ…君の能力でいくら封じようがありとあらやるデバフや状態異常は全てコンティニューする前の私が受けたものコンティニューした私はクリアな状態で復活する…君の封印能力は無意味だぁ!」

 

「何だと…っ…!?」

 

エンドが狼狽える

 

「完全な…」

「仮面ランダーエンド殺し…」

 

レーザーとブレイブが呟く

 

「ブァッハハハ!!それだけだはなぁい!!」ガッシューン…

 

【ガシャット!バグワザ!!デンジャラスゾンビデッドォォ…!】

 

その瞬間、デンジャラスゾンビがもう1体増える

 

「ハイパームテキの力を使いコンティニュー機能を復活させた事により副産物として私は新たな力を得た…それがコイツだ」

 

もう1体のデンジャラスゾンビ…通称ゾンBはエンドに向かって駆け出し攻撃を繰り出す

 

「くっ!!このっ…!!」

 

エンドも負けじとドットの剣でゾンBに攻撃を繰り出す、しかしゾンBにヒットする攻撃は全て黒い煙を吹き上げまるでダメージを受けていないかのように攻撃を繰り出してくる

 

「くっ!!どうなっている!!」

 

ドンッ!!と重い一撃を繰り出しゾンBを吹き飛ばすも黒い煙と奇妙な立ち方をして復活する

 

「おい、飛彩…永夢…アレ…よく見ると…」

「体力ゲージが…壊れてる…!!」

 

永夢達には見覚えがあったそれは以前、生前の黎斗が使っていたデンジャラスゾンビレベルXと同じ体力ゲージが0であり一切のダメージを受けない。不死の存在

 

「その通りだぁ…私が作り出した奴はレベルエックスと同じ不死!!ダメージを受ける事はなくけして消えることのないまさにゾンビィ!!」

 

「うわぁ…おい永夢…またあの神、面倒な能力得てんぞ…」

「…とはいえ仲間だとあんなに頼もしく思えるとはな…」

「そこ!聞こえているぞ!!…まぁいい君の相手はそいつで十分だ…」

「くっ…!!」

 

バキッ!ドガッ!! エンドはゾンBと戦うことで精一杯であり他のライダーに攻撃できない

 

「そのゾンビは自己AIで動き思考ルーチンこそ単純だが私本体が倒れるまでけして消える事はなぁい…」

「ん?」

 

マイティRがゲンムのその発言に引っかかる

 

「ちょっあのバカっ!!相変わらずあの神は…!!」

 

レーザーがゲンムの発言にツッコミを入れる

 

「思考ルーチンが単純…奴を倒せば消える…」

 

エンドはゾンBから離れ

 

【拘束化!!】

 

バチィ!! ゾンBがトラップを踏み痺れ動けなくなる

 

「何だと!?」

 

ゲンムが驚きの声を上げる

 

「所詮は単純なAI…拘束化如きに引っかかるとはな…」

「ぐっ…」

「はぁ…あのバカ神…また自分の発言で墓穴を掘ってやがる…」

「なぜ奴は能力を説明してしまうのか…」

「あいつはそう言う奴なんだよ、基本バカだからな」

 

レーザー、ブレイブ、マイティRがそう言うと

 

「好き勝手に言ってくれる…確かにそれはわたしも予想外だったが…君は既に終わっている」

「何?」

 

ガシッ!次の瞬間、エンドは真っ黒のゾンビに羽交い締めにされていた

 

「なっ!?」

「フーハハハァァ…ゾンビを生み出した時既に君の近くにそいつを忍ばさせて貰ったよ…」

 

ゆっくりとゲンムは近付き道中のゾンBに触れる事でトラップの麻痺を解除する、動けるようになったゾンBはゲンムと同じ動きをするようになる

 

「君の…負けだ」

「バカなっ!!」

 

【ガッシューン…ガシャット!!キメワザ!! マイティゾンビィクリティカァルフィニッシュ!!】

 

拘束され動けないエンドに対し2人のゾンビは片足を振り上げ

 

「はぁっ!!」

 

ドォンッ!! 勢いよく回し蹴りぶち当てる

 

【会心の一撃!!オールデッドォ!!】

 

ゲンムの背後で紫の煙が巻き上げられ次の瞬間に爆発を起こす

 

「ぐぁぁっ!!!?」

 

エンドは吹き飛ばされ地面を転がっていく

 

「くっ…」ガッシューン…

 

吹き飛ばされたエンドは変身解除に追い込まれてしまう

 

「よし…僕!!」

 

その光景を見たマイティLがRを呼び

 

「翔太郎さん!フィリップさん!!一緒に!!」

「分かった」

「息を合わせるよ2人…いや3人?共」

 

【ガッシューン…ガシャット!キメワザ!!マイティブラザーズ!クリティカルフィニッシュ!!】

 

【メタル!マキシマムドライブ!!】

 

「行くぜ!」

 

マイティRの掛け声と共に他の3人が息を合わせガットンそしてリボルに向かって行く

 

「「はぁぁ!!!」」

「「メタルブランディング!」」

 

ズギャァンッ!! その一撃は2体のバグスタードーパントを打ち破る

 

【協力の一撃!!】

 

倒れた美優、小咲の体内からメモリが排出され破壊される、それと同時にバグスターウイルスも消え失せた

 

「よし…っと…後はあいつだけだな」

 

ジョーカーがそう言うあいつとはエンド…我狩大和

 

「終わりだ、我狩大和」

 

ブレイブがそう言い放つ、しかし

 

ドドン!! 銃撃がブレイブ達ライダーの行く手を阻む

 

「…イプ…シロン…」

 

現れたイプシロンは我狩の肩を持ち自身の持つサイブレイドで周りを攻撃しその場から消えるように去って行く

 

「待てっ!!っ…野郎…」

 

ジョーカーの制止も叶わず消える我狩達

 

ガッシューン…その場にいた全員のライダーが変身を解除する

 

「まずは2人を…!!」

 

永夢が小咲と美優に向かい、それにフィリップの介抱から解放された明日那も向かう

 

「…待てよ…ねぇ翔太郎…確かイプシロンは他の人達が戦っていたよね?」

「…戦っていたのはパラドクスと…専門医…まさか…」

 

フィリップの疑問に飛彩が答える

その時だった、ボロボロのパラドと大我が戻ってきた

 

「お前達…まさか…イプシロンに!?」

「…ああ」

 

貴利矢の言葉にパラドが反応する

 

「皆さん、積もる話もあるでしょうけどまずは患者を…」

 

永夢の言葉を聞きその場の人達はCRへと向かう

 

−CR−

 

 

「おいゲンム…イプシロンの使っていたミリオンファンタジーっていうガシャットは何だ?何故あんなに強い…!!」

 

パラドが黎斗に問う

 

「ミリオンファンタジー…アレも奴らの手に…まぁ私の企画が倒れたものが使われている事から予想はしていたがな…アレのゲーム内容はソーシャルゲームだ、俗に言う携帯ゲーム…課金や他者との繋がりで売り上げを伸ばして行くコンテンツだ」

 

黎斗はパラドの質問に淡々と答えていく

 

「ゲーム内マネーを使用しガチャと呼ばれるものを引く事でレアなアイテムやキャラクターをゲットし自身を強化しストーリーや限定ストーリー、期間イベントをこなしていくオーソドックスなソーシャルゲーム、勿論課金で効率よくガチャを回すことも可能だ」

 

「ガチャ…か…成る程な道理で…」

 

大我が苦笑いを浮かべながら思い出す

 

「だが奴の戦闘能力を上げているのはミリオンファンタジーの方ではないマイタスの方だ」

「…マイタスのマイティアクションZでの性能はアイテムを使用した時その能力値を上げたりできるキャラクター…だよね?」

 

黎斗に説明を促したのはフィリップ

 

「その通り、格闘やアクション特化のマイザーと違いマイタスはアイテム特化型のキャラクター…恐らくマイティアクションZのマイタスガシャットと他のガシャットを併用する事でステータスを底上げしているのだろう」

「それにガチャによるステータスアップか…確かな相性は良さそうだな」

 

黎斗の説明に翔太郎が納得する

 

「あの…大我さん…どうかしましたか?さっきから暗い顔で…」

「え…いや…」

 

永夢の質問に言い淀む大我、それを見てパラドが

 

「なぁ永夢、イプシロンの正体が分かったかもしれない」

「「!?」」

 

その場にいた全員が驚く

 

「誰なの!?パラド!!」

 

明日那が言い放つ

 

「…西馬ニコ」

「違う!!」

 

大我が机を叩き大声を上げる

 

「どう言う事だ」

 

飛彩がすかさずパラドに問う

 

「姿を見た訳じゃない…だけどあいつは俺達を知っているようだった」

「違う…違う!!あいつじゃねぇ!!」

 

大我が立ち上がりパラドの胸ぐらを掴む

 

「イプシロンはあいつじゃねぇ!あいつは変身できねぇ!!ライドプレイヤーになってこそいたがもうあいつの体にはウイルスはねぇ!!あいつはこんなことをする奴じゃねぇんだ!!」

「落ち着いてください!大我さん!!」

 

バッ! 大我はパラドを突き放しその場を去っていく

 

「ちょっ…大我さん!!」

「行かせてやれ…研修医…もしその話が本当なら奴が一番堪えている筈だ…お前も分かってるだろう」

「飛彩さん…」

「なぁ、明日那さん…ニコって…」

 

翔太郎が明日那に聞く

 

「…大我にとってニコちゃんは相棒みたいな…とにかく大切な人なの…ずっといっしょにいて…2日くらい前から行方不明になってて…それなのにいきなり敵だなんて…そんな…」

「相棒か…確かにそんな奴がいきなり敵だなんて言われたら俺だってああなるさ…今はほっておくしかないぜ…永夢」

 

ポンと優しく永夢の肩に手を乗っける翔太郎

 

「でも…」

 

永夢は去っていった大我の方を名残惜しそうに視線を移した

 

 

−病院外−

 

「奴は…ニコなんかじゃねぇ…」

 

大我はそう呟きながら病院の外を歩く

 

「あたしが何だって?」

「…何?」

 

その聞き覚えのある声に振り返る、そこには見慣れた少女の姿があった

 

「ニコ…お前…今までどこに行ってやがったんだ!!どれだけ心配したと思ってる!!」

「べっつにぃ…どこでもいいじゃんそんなの」

「お前…」

「それよりさ…あんた何やってんの?」

「何って…俺はドクターだ、患者を治してるに決まってんだろ」

「ドクター?…ハッ笑わせないでよね…患者、患者ってあんたいつからそんなへなちょこになったの?」

「何…」

「お医者さんごっこなんてやめて、ゲームを楽しもうよ…大我」

「っ…!!」

 

そのセリフは聞き覚えがあった過去に自分が永夢に言ったセリフだった

 

更にニコは顔元に交差する形でガシャットを構え

 

「変…身」

「まさか…」

 

その場で一回転しガシャットを持つ手を真上に上げてから一気にスロットへ差し込む

 

【ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!!マイティチャンス!マイティキック!マイティマイティアクションゼェェェット!!】

 

そこには白いエグゼイドすなわち

 

「仮面ライダーイプシロン…見参ってね」

「嘘…だろ…」

「ゲームスタートだよ…た・い・が☆」

 

 

 

 

 




『仮面ライダー イプシロン』

変身者は西馬ニコ。見た目はやはり『マイティーアクションX』 違いが口元にはヒゲ状(参考例はターンエーガンダム)のようなものが付いている。色は『白とピンク』を混ぜたような物となっている。
我狩と同じ『ゲーマドライバー』を使用しまた同じゲームであるガシャット『マイティーアクションZ』を使用している。
天才ゲーマーNだからこその戦闘能力を保有しておりゲームセンスはピカイチ、エナジーアイテムを使用する技術に長けている。


■身長:195.0cm
■体重:78.0kg
■パンチ力:28.0t
■キック力:35.0t
■ジャンプ力:38.0m(ひと跳び)
■走力:2.80秒(100m)

■必殺技 マイティクリティカルエンド

■性能

・ガシャットリレベル
マイティアクションZと共に併用している他のガシャットを使用していると自身のステータスを2倍にする。

・ハイファイグローブ
ガシャコンウェポンを最大限に引き出し使用可能でその威力を2倍にする。

・エナジーアイ
ゲームエリアに散らばるエナジーアイテムの位置を物体を透過し更には色別して視認できる。

・アイテムホルダー
取ったエナジーアイテムを保管し好きなタイミングで発動できる。



「仮面ライダー イプシロン
ソーシャルゲーマー」

「ソーシャルゲーム」である「ミリオンファンタジー」のガシャットを使用しレベルアップした姿。姿はタドルレガシーに似た騎士な姿となる。特徴的なのはゲーマドライバーの上に更にコインを投入するベルトが装着されておりそれに「ソーシャルコイン」を投下する事でアイテムを獲得することができる。
必殺技のハイカキンは体力の半分の数値のダメージを負う事で金のコイン1枚で10回連続でガチャを回す事ができ更には必ず1つ星3以上、スーパーレアアイテムを獲得できる。


■身長:200.6cm
■体重:82.4kg
■パンチ力:32.0t→(イプシロンの場合64.0t)
■キック力:40.0t→(イプシロンの場合80.0t)
■ジャンプ力:40.0m(ひと跳び)→(イプシロンの場合80.0m)
■走力:2.80秒(100m)→(イプシロンの場合1.40秒)

■必殺技 ハイカキン

■性能

・ソーシャルベルト
コインを投下する事でアイテムをガチャする事ができる特殊なベルト、十字キーやボタンが付いている。また素材で武器を強化することも可能

・ソーシャルボディスーツ
一定量のダメージを受けるとソーシャルコインを獲得する事ができ、ガチャを1回回す事ができる。

・コインチェンジャー
拾ったエナジーアイテムをソーシャルコインに変換できる。


「トライセラトップスリボル」
■身長:262.4cm
■体重:190.9kg
■パンチ力:39.8t
■キック力:24.8t
■ジャンプ力:25.2m(ひと跳び)
■走力:6.80秒(100m)

トライセラトップスメモリとリボルバグスターの融合体、メモリとバグスターの相性が悪くそこまでの出力ではないが安全であり使用者は余程のことが無い限り危険な状態にはならない。それでも十分なほどの戦闘能力を誇り本来遠距離戦を得意とするリボルの弱点をトライセラトップスの近接戦闘の高さでカバーしている、両腕のガトリングの他にも重火器を保有しておりそれらで攻撃することが可能。リボル特有の部下呼びや部下を自身と同じにするなどの能力はない。



「仮面ライダーゲンム ゾンビアクションゲーマー X0」
■身長:205.0cm
■体重:115.5kg
■パンチ力:88.9t
■キック力:90.5t
■ジャンプ力:77.7m(ひと跳び)
■走力:1.0秒(100m)

ハイパームテキの力により更なる進化を遂げたゲンムの姿。相変わらず紙装甲であるが従来のX0と同じ99回のコンティニュー機能、触れた相手のレベルを下げる効果、同じエリア内のバグスターの抑制などは健在。また新たにゾンビを生み出す効果と自分自身の分身を生み出す効果が追加されており、厄介な事この上ない状態となった。

■必殺技
デンジャラスゾンビの場合
デンジャラスゾンビデッド

プロトマイティアクションの場合
マイティゾンビクリティカルフィニッシュ

■性能

・デンジャラスゾンビデッド
呼び出したゾンビはレベルXと同じく体力ゲージが0であり死なない、ダメージを受けない、ウザい。更にステータスはゲンムと同じであり、ゲンムが近くにいるとき単純な思考パターンからゲンムと同じ動作をするようになる。またキメワザを繰り出すとき同じ効果が付与され実質キメワザの威力を2倍にする。本体が消滅したとき消える。バグ技の為連続使用はできない、がそれ故に発動した場合本体が解くか消えるまで変身解除しようが本体がその場を離れようが残り続ける。

・ゾンビ呼び
ゾンビを召喚する。拘束、攻撃する、自爆させる事が可能だがレベルX時代のような数を呼び出すことはできない。せいぜい1体ずつが限界。

・デッドリーパンチャー
何十回というコンティニューを繰り返した結果付与された新たな力。殴った対象に死のデータを流し込みハイパームテキ以外の如何なる防御データをも侵食し貫通する。その相手は5%防御力が低下する。



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第5話 新たなるdeathgame!?

12月に休みがないなんて嫌だぁぁ↑死にたくないぃぃ!!
クリスマスなんて白けることするなよ…

−−終盤戦始まります−−


−病院敷地内−

 

 

「ニコ…お前…」

「どうしたの大我?変身しないの?」

 

ニコこと仮面ライダーイプシロンは両手を軽くあげ呆れるポーズを取りながら煽る

 

「…信じられねぇ…なんでお前が…だってお前にはバグスターウイルスは…!!」

「信じるも何も今あたしが変身してる訳じゃん?だったらあたしの体にはバグスターウイルスがあるって事でしょ?」

「それはっ…」

「そうやって大我が何もしないなら…ここにいる大事な患者さんをどうにかしちゃおっかなぁ〜」

 

そう言いながらイプシロンはピースサインのような構えをしてそれを曲げたり伸ばしたりを繰り返す

 

その癖は大我が相手を煽る時に使うものでありニコにも移った物だ

 

「っ…患者には…指1本触れさせねぇ…例え…お前でも…今のお前には…絶対に…!!」

 

【バンバンシューティング!!】

 

「第2戦術…!!」

 

【ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!ババンバン!バンババン(Yeah!)バンバンシューティング!】

 

「…お前の方こそあのガシャットは使わないのか?」

「ん?ミリオンファンタジーの事?あー…ダメダメあれはパラドが居たから使ったんだもん、あいつとあたしじゃ相性悪くてさぁ〜使わざる得なかったんだよねぇ〜」

「…」

「まっ大我相手なら…これで十分でしょ」

「言ってくれるじゃねぇか…年季の違いって奴を教えてやる」

「…ならあたしも教えてあげるよ…今大我が相手してるのが誰なのかをね」

 

バンバン!! 速攻、スナイプはガシャコンマグナムでイプシロンを撃つ

 

それを勿論イプシロンは回避する、その間にスナイプは距離を詰め

 

「はっ!スナイプの癖に接近戦とかっ!!」

「ああそうさ」

 

近づくスナイプに蹴りを浴びせようと横薙ぎの蹴りを繰り出すしかし

 

「なっ…!!」

 

スナイプはそれを読んでいたかのようにスライディングし背後に回るその後背中から地面に飛び込むようにしイプシロンに向かって3発、発砲する

 

「うっ…ぐっ!!最初からこれを狙って…っ!!」

 

更にスナイプは立ち上がると同時に射撃、上半身を重点的に狙い撃ちそれをガードするようにイプシロンは手を前でクロスさせるが

 

「足元がお留守だぜ」

 

ドガッ!!スナイプに足払いされ転ぶイプシロン、間髪入れずに転んだイプシロンに銃口を向けて発砲

 

しかし咄嗟にイプシロンはその場で転がる。尚も転がるイプシロンを狙い、イプシロンは撃つ弾丸を転がりながら避け続ける

 

逃げた先にはスナイプのゲームエリア内にある燃料タンク、そこにイプシロンは隠れる

 

「どうだ、ニコ…お前と俺とでは決定的な差がある、実践と経験の差だ、諦めてさっさと帰る…」

「実践?笑わせないでよ」

「何?」

「大我、何も分かってないんだね、あたしが誰なのか」

 

【高速化!!マッスル化!!】

 

イプシロンが持っていたのは小さくなったエナジーアイテムコイン、それを放るとエナジーアイテムが発動する

 

「いつの間にっ!?」

 

バキンッ!!高速移動したイプシロンのラリアットを受けスナイプは宙を舞う、更に間髪入れずに

 

【伸縮化!!】

 

高速移動しスナイプにラリアットしたイプシロンの移動先にあった伸縮化を流れるように取り空中に吹き飛ばされているスナイプを伸ばした腕で掴み思い切り地面に叩きつける

 

ドォォンッ!!鈍い音が周り鳴り響く

 

「がっは…っ!!」

 

スナイプは叩きつけられた衝撃でバウンドし空中を漂う

 

「まだ、こんなもんじゃないよ」

 

【高速化!透明化!!】

 

更に伸ばした腕で取った高速化とあらかじめ手に入れて小さくしていたコイン状の透明化を発動する

 

「ぐっ…!!」

 

スナイプは空中に漂いながらもマグナムを構える、しかし相手は見えない

 

透明化で見えないイプシロンが高速で空中を漂うスナイプを連続で攻撃し続ける

 

「ぐぁぁっ!!」

 

何度も攻撃を受けて吹き飛ばされ地面を転がるスナイプ

 

「思い出した?あたしが何なのか」

「ぐっ…は…」

「あたしはニコ、天才ゲーマーN…今までMに隠れがちだったけどあたしも天才ゲーマー…ゲームで大我に負けるわけないじゃん」

「く…ふ…そう…だったな…」

 

スナイプは思い出す、そう彼女は天才ゲーマー。過去にライドプレイヤーとして参加した時もその力を発揮していた

 

そんな彼女がまともなガシャットを手に入れれば当然こうなることを知っていた。

 

ゆっくりと立ち上がるスナイプ

 

「だからと言って…諦めるわけにはいかねぇだよ…約束したからな…」

「約束…?」

「お前は……おま…え…は…」

 

ドサッ…ガッシューン… 言い終える前にスナイプは変身解除し倒れこむ

 

「ふぅん…別に何でもいいけどさ」ガッシューン…

 

そう言いながらイプシロンの変身を解除し

 

「次会うときは大我でも容赦しないから、精々ゲームオーバーならないようにね〜…じゃあね〜」

 

ニコは手を振りながらその場を去っていく

 

「お前は…俺の…側から…」

 

その時だった、倒れこむ大我の側に

 

「た、大我さん!!?大我さん!!しっかり!!大我さん!!」

 

やって来た永夢がボロボロの大我に呼びかける、どのような怪我か分からない為あまり動かさないように呼びかけを続ける

 

 

−CR−

 

腕や頭に包帯を巻き椅子に座る大我に対し明日那が心配そうに「大丈夫?」と声をかけるが大我は「…かすり傷だ」と鬱陶しそうに明日那を追い払う

 

「それで、専門医…それは誰にやられた」

「…」

「黙っていては何も分からないぞ」

 

飛彩の言葉に黙り込む大我、そこで

 

「やっぱりあのイプシロンとかいう仮面ライダー…あれは西馬ニコだった…そうだろ?」

 

パラドが大我に向かってそう言い放つ

 

大我はムキになってパラドを睨みつけるがすぐに俯いてしまう

 

「その反応じゃ…そうだったんだな…」

「大我さん…」

 

翔太郎と永夢が大我を心配そうに見つめる

 

「だがどうして彼女は私達を裏切るような事をしたのだろうな…彼女の性格上あり得ない」

「それがあり得るんだよ檀黎斗」

「…というと?」

 

黎斗の疑問にフィリップが答える

 

「前にガイアメモリの特性を話したと思うんだけど、ガイアメモリには精神を蝕む毒素が含まれ性質上凶暴性を増す、更にガイアメモリの適合率が高い人間の場合…怪人の姿ではなく人間の姿を保った状態になる例もある」

「俺たちは過去に透明になるガイアメモリを持っていた人間を見た事がある…その人もそうだった」

「つまり…ニコも同じだって言いたいのか?」

 

フィリップと翔太郎の説明に大我が口を挟んだ

 

「そう考えた方が君としても気が楽になるんじゃないかな?」

「ならどうすればいい」

「メモリブレイクするしかない」

「メモリブレイク…前に小咲さん達にやった事ですよね?」

「そう、彼女達にやった事をそのニコという子にもすれば彼女は元に戻るだろう…しかし急いだ方がいい」

「…何?」

 

フィリップの発言に怪訝な顔をする大我

 

「…過剰な適合者はメモリに毒され…最悪命を落とす可能性がある」

「っ…!!」

「急いだ方がいいっつぅのはフィリップに賛同だ…なんだか嫌な予感がするぜ…」

 

翔太郎が帽子を深くかぶるような動作をしながら呟いた

 

 

−とある森−

 

「ぐっ…く…」

 

ボロボロの我狩が木にもたれかかる、そして首にかかっているペンダントを開ける

 

そこには女性と我狩自身が写った写真が入っていた

 

「香澄…俺は…」

「やっほー…どう?平気?」

 

そこにニコが現れる

 

「…ああ…お前の方こそどうなんだ…N」

「まっ上々ってとこかな…街にいっっぱいバグスターメモリをばら撒いてあげたよ」

「そう…か…」

「…何か不満でもある?」

「いや…ない」

「…」

「天才ゲーマーN」

「何?」

「なぜお前は俺に協力する?」

 

我狩が痛む腕を抑えながらニコに尋ねる

 

「あんたが言い寄って来たんじゃん」

「…だがお前はあの時断ったはずだ」

「…別に気が変わっただけ、理由なんてない」

「…そうか」

「そーゆーあんたこそどうなの?なんでこんな事してんの?」

 

ニコはポケットに両手を入れ木にもたれかかりながら逆に我狩に尋ねる

 

「俺にはもう…何もない、俺の人生というゲームは…既に終わっている」

「…」

「だが…それでも…あいつの…っ!香澄の人生を終わらせたこの世界が…続いていくと思うと…俺はっ…!!」

 

ガンッ!!我狩は地面に手を叩きつける

 

「だからこそ俺は…この世界を…世界というゲームを終わらせる…!!」

「ふーん…あの大野内とかいう男に騙されてかもしれないんだよ?利用されてるかも」

「それでもいい…奴は俺に力を与え俺は奴に俺の力を与えた…例え利用されようとも俺の目的が果たせるのであれば俺は…絶望の果てまで突き進んでやる…!!」

「ふふっ…そっか、ならいいや…あたしもそれでいいよ…あたしは強くなれればそれでいい、強くなって強いやつと戦って…勝てればそれでね」

 

「ほう、では勝てるようにして差し上げましょう」

 

2人の会話を聞いていたかどこからともなく白服の男、大野内がやってくる

 

「随分とボロボロですね我狩さん」

「はっ…言ってくれる…」

「マイティアクションZとそのガシャットだけでは西馬さんはともかく我狩さんではキツイようですね」

「…はっ…俺は所詮天才ゲーマーじゃないからな…」

「ではガイアメモリは使用したのですか?」

「ふ…あのメモリ…欠陥品ではないのか?以前試しに使ってみたが拒否反応を起こしたように何も起こらなかったぞ」

 

皮肉交じりに笑いながら我狩はメモリを取り出す

 

「それは「エターナルメモリ」…っと言ってね、少々特殊なものでして生半可な覚悟で扱える代物ではないのです」

「…そんな物を俺に寄越すのかよ…」

「しかし、君には才能がある、バグスターにあり得ないほどの耐性、ガイアメモリを物ともしない適合率…全ての力を制する力が!!…才能が!!君には存在する!!」

 

大野内は高笑いをしながら語る

 

「私の興味は今は貴方とこの世界そのものにある、貴方こそが私の娯楽だ…我狩さん、人々に絶望を与えるのです、絶望こそが私の人生の娯楽…」

「…やっぱあんた変わってるよ…それにしてもエターナル…こいつは厄介すぎる」

「安心したまえ、君ならすぐに使えるさ…何たって…「克己」と同じ才能を…いやそれ以上の才能持つ人間なのだから」

「…」

 

我狩は少し怪訝な顔になった、一瞬、ほんの一瞬だがあの薄らい気味悪い笑みばかりをしている大野内の顔が少しだけ和らいだように見えたからだ

 

「これからどうする、奴ら仮面ライダーは今の俺では手に余る…」

「ふふ、貴方達の働きにより期は熟しました…明日、本格的に動き出すのです」

「あたしは?何をすればいいの?」

「貴方は仮面ライダー達の相手をしてください、そして打ち破るのです、この街を絶望に満たした時…我狩さん貴方の力は解放される」

「俺の…?」

「そうすれば貴方は絶対無比な力を手にし、この世界を終わらせる終末の戦士となれる…永遠の終わり…『エターナルエンド』に」

 

 

−CR−

 

再び場面はCR、パソコン画面には11時間と表示された画面が映し出されている

 

「タドルレガシーが使えるようになるまで11時間か…」

「俺のプロト爆走バイク、大我のバンバンシュミレーションズは…っと…約17時間後か…」

「明日には君達のガシャットは元の状態へと戻るだろう…だが奴らもそれを知っている」

 

黎斗はゆっくりと足を組みながら言う

 

「つぅことは明日、何か起こるかもしれねぇってことか」

「可能性は高いと思った方がいい左さん」

 

「我狩達は一体何をするつもりなんだ…」

 

永夢が両手の指と指を絡ませ思考する

 

「バグスターのデータ…そしてガイアメモリ…小咲さんと美優さんは実験体だと考えられる」

「どういうことだフィリップ」

「彼らは本当にバグスタードーパントが機能するか小咲さん達で試した…そしてもう1つ、僕達を襲わせた」

 

「その言い方だとまるで俺達と戦う事が目的みてぇじゃねぇか」

 

大我がそう言い放つ

 

「その通りだよ、彼らは僕達仮面ライダーの戦闘データも取っていたのさ」

「仮面ライダーの戦闘データは基本中の基本、そうする事で新たなガシャットを生み出すことも可能さ、過去に私も君達で行っただろう」

 

「つまり…相手は新たなガシャットを…?」

「どうだろうなぁ…モノクロウォッチャーズ、ミリオンファタジー…そしてマイティアクションZ…これは全て私が開発をやめたゲームだ、奴らに全く新しいゲームを作る才能があるとは思えない、なら私の企画無しに奴らは新たなガシャットは作れない」

「黎斗神さんにはもう昔作ってた企画ゲームはない…と?」

「ああ」

 

「なら戦闘データを集めて何をする…」

「それは奴らが動かないと分からない」

 

飛彩の言葉に適当に答える黎斗

 

「永夢」

「は、はい、なんですか黎斗神さん」

「これからの時の為だ、使いたまえ」

 

黎斗が取り出したものそれは

 

「ハイパー…ムテキっ!!」

「つい先ほど完成した、感謝するといいこの神の才能を持つ私にな」

「ありがとうございます!黎斗神さん!!これなら何が来ても問題ないです!」

 

その言葉を聞いてご満悦の様子の黎斗

 

「だが油断はするな研修医、エンド…奴は攻撃を当てただけでこちらを無力化する力を持っている…いくらムテキの力といえど変身できなければ意味がなくなる」

「…はい、分かっています…ムテキの力…これを使って今度こそ…我狩を止めてみせます」

 

「よくわかんねぇけど、永夢そのハイパームテキっつぅのがあれば大丈夫なんだろ?なら安心だ」

「…そうかな翔太郎」

「…どういう意味だよフィリップ」

「…これだけ奴らは用意周到だったんだ…このハイパームテキというガシャットを知らないわけがない…なんの対策もしていないとは思えない…」

 

 

−何処かのカフェ−

 

カラン… 何時もと同じ、ドロドロとなったコーヒーを飲む大野内

 

「…」

 

そして彼が見つめる視線の先にあるのは1枚の写真、しかしそれは破れておりそこには大野内の顔と誰かの腕のみ

 

「また…こんな物を思い出してしまったとはな…」

 

ビリ…また少し写真が破れていく、彼はこうして少しづつ写真を破り捨てていくのだ

 

「仮面ライダーのデータ、ガイアメモリ、バグスター…全てが揃った…くくく…私の興味は尽きない」

 

ニヤニヤと笑う大野内

 

「もし、これらの力を使ったらどうなるか…興味で私が溶けそうだ…」

 

 

−翌日 8時 とある森−

 

 

「…終わりの始まりだ…行くぞN」

「あーいよ」

 

 

 

−市街地−

 

「これさぁ昨日友達からもらったんだけどさ、なんだか分かる?」

「あーそれネットで出回ってるメモリじゃん!使うと超能力者になれるっていう」

「超能力ぅ?バッカみたい!」

 

女子高生の2人のうち1人がバグスターメモリを持ちながら話す

 

そこへ

 

「うわぁぁぁ!?!?」

 

「え…な、なに!?」

 

「寄越せ!!メモリを!!」

 

現れたのはアノマロカリスとガットンの合体したバグスタードーパント

 

「え…え!?メモリってこれ…!?」

「ねぇ!これ!!メモリを7つ集めると…賞金10億円だって!!」

「10億!!?」

「なんでもえーと…すっごい力の研究の為で…命に関わるような物じゃなくて…」

 

と女子高生の1人が説明している時だった、街中のテレビジョン全てにある映像が流れる

 

『やぁ、皆さんお元気でしょうか?』

 

そこに映し出されたの大野内の姿だった

 

 

−衛生省−

 

「なんだこれは…どうなっている…」

 

衛生省の日向恭太郎は困惑していた、突如テレビジョンが全てジャックされ謎の男による演説が始まったのだ

 

「テレビジョン全て…何者かにジャックされました…」

「…何をするつもりだ…」

 

 

『皆様、先日から配布していたそのメモリ、持っている方も持っていない方も参加することのできるゲームをこの街で取り行いたいと思っております』

 

ざわざわ、街の皆が「ゲーム?」といった具合に困惑気味にざわつく

 

『分かっております、この街では以前「仮面ライダークロニクル」と呼ばれるゲームで被害を被ったことを…しかし心配はいりません、バグスターウイルスに感染し消滅するなどという事はおきません』

 

にこやかな顔で語る大野内、それでも街の人々の不安が取り除かれる事は無い

 

『…私としても貴方達に明確にメリットとして提示しておきたいのです、10億…メモリを7つ集めて頂いた方には10億円を差し上げたいと思います』

 

大野内がそう言いながらフェードアウトするとそこには10億の札束の山が映し出される

 

その瞬間不安がっていた人々が歓声を上げる

 

『さぁ、皆さん、こぞって参加してください、なぁに心配などいりません、消滅などしないことをここに約束いたしましょう』

 

ピッとその言葉を最後に映像が途切れる

 

「まぁ…死にはしますが…ね」

 

大野内はそう不敵に笑った

 

 

−CR−

 

「嘘でしょ…」

 

衛生省から送られた来た映像を見た明日那がそう呟いた

 

「これつい先ほど街中のテレビジョン全てをジャックされて流された映像だ」

 

恭太郎がCRにいる皆に説明する

 

「恭太郎先生、この人物は一体…」

「すまない、永夢…分からない」

「そう…ですか…」

 

「だがしかし、これで分かったことが1つあるんじゃないか?永夢」

「そう…ですね…前にフィリップさんが言っていた我狩以外の第三者がいるかもしれないという推察…これが正しいことの証明になっています」

「ならそいつを探し出しこの馬鹿げたゲームとやらを終わらせる」

「待てブレイブ…そもそも奴はどこに居るのか分からない以上下手に動くことはできねぇ…ニコやエンドの動きも知りたい」

 

「街には既にバグスターメモリを大量に配られているでしょう…それも何とかしなくちゃいけない…」

「だったら早く街へ行こうぜ永夢、仮面ライダークロニクルと同じだ、きっと人間達がこぞって参加してるぜ」

「…そうだね、パラド」

 

そんな時だった、CRの電話が鳴り響く、それを永夢が出た

 

『よぉ、永夢か?』

「翔太郎さん!?」

『どうなってんのか分かんねぇけど街にバグスタードーパントが大量発生してる、ちょっとばかし手貸してくんねぇか?』

「…分かってます!今行きます!!」

 

 

−市街地−

 

「ったく、何が起きてやがる…」

「おそらく奴らが本格的に動き出したということだろう」

 

翔太郎とフィリップは既にダブルに変身し戦っていた、その相手は

 

「仮面ライダー…!!レアな相手…!」

「しょっぱいそして熱くなってきた!!」

「俺の白亜紀が暴走しそうだぜ!!」

 

アームズカイデン、マグマソルティ、レックスモータス

 

全てバグスタードーパントである

 

「言えることはどうやら僕達仮面ライダーも狙われて居るようだね」

「どうやらそのようだな」

 

「むぅぅ!!実にしょっぱく熱い!!」

 

ドンッ!! マグマソルティが地面に拳を突き立てると炎柱が上がりダブルを襲う

 

「おっと危ねぇ!」

 

それを横に避けるとすぐ様レックスモータスが「ヒャッハッー!!」と言いながらTレックスの頭がついたバイクで突っ込んでくる

 

「そうはいくか!!」

 

【ヒート!メタル!!】

 

メタルシャフトを持ちバイクに乗るレックスモータス本体にメタルシャフトをぶち当てバイクから引きずり下ろす

 

「隙あり!!」

 

瞬間、既に懐に潜り込んでいたアームズカイデンがダブルを斬る

 

「うあっ!?」

 

1撃

 

「むん!ぬあーーッ!!」

 

2度、3度、4度、刀でダブルを斬りつける

 

「ぐぁぁっ!!?」

 

その攻撃でダブルは吹き飛び地面を転がる

 

「やろっ…っ!!」

「1体1体が相当な力を持っている…このままじゃまずいよ翔太郎!」

 

ジリジリと近寄る3体のバグスタードーパントしかし

 

「「マックス大変身!!」」

 

ドドンッ!! 3体のバグスタードーパントに蹴りとパンチを繰り出したのはマキシマムマイティアクションX、パーフェクトノックアウト、どちらもレベル99

 

「大丈夫か!!翔太郎さん!フィリップさん!!」

「助けに来たぜ!仮面ライダーダブル!!」

 

「おお!永夢にパラド後輩!!」

「助かったよ、2人とも…流石にこいつらを相手にするのは骨が折れる」

「永夢、他のみんなは?」

「ここに来る途中にもバグスタードーパントが沢山いたんで…今は…」

 

 

「ヴァーハハハ!!来い!!もっと来いぃ!!」

「おい神ぃ!!変なテンションで戦ってんじゃねぇよ!!」

 

バグスタードーパントを蹴り飛ばしながら話すレーザー

 

「やはりバグスタードーパント…1体1体の戦闘能力は高いか…」

「まさかこの程度でへばるわけじゃねぇよなブレイブ」

「当たり前だ…!!」

 

スナイプレベル2、バンバンシューティングとタドルレガシーの復活したブレイブレベル100がバグスタードーパントを斬りそして撃つ

 

「仮面ライダークロニクルに比べればゲーム性のないクズみたいなゲームゥ!!この私が削除してやる!!」

「まぁ、こんな馬鹿げた事を終わらせるっつぅのは神と同意見だがな!!」

 

 

「なるほどな…だったらこっちもさっさと終わらて合流と行こうぜ」

 

【サイクロン!ジョーカー!!】

 

「永夢達以外の仮面ライダーとの共闘は心が踊る…!行こうぜダブル、永夢」

「ああ!超協力プレイでクリアしてやるぜ!!」

 

3人が3体のバグスタードーパントに向かって走る、パラドクスはアームズカイデン、エグゼイドはマグマソルティ、ダブルがレックスモータスとそれぞれ別々の相手をする

 

まずはダブル

 

「おら!おらよ!!」

 

左、左、左!! 三回連続でのジョーカー側での攻撃更に

 

「おらぁ!!」

 

左足で思い切り回し蹴りをぶち当てる

 

「がひぃっ!?…うう…もう許さねぇぜ!!」

 

そう言いながらレックスモータスは再びバイクに乗ろうとするも

 

「それはさっき見たんだ…よ!!」

 

思い切りドロップキックを受けて乗る前にぶっ飛ばされるレックスモータス

 

「の、乗る前に攻撃をするなんて卑怯だぜ!!!」

「んなもん知るかよ、もういっちょ!」

 

更に蹴りを入れられ吹っ飛び転ぶレックスモータス。

 

「オラオラオラオラ〜!!」

 

アームズカイデンの剣撃をガシャコンパラブレイガンで全て弾きつつ攻撃を加えるパラドクス

 

「まだまだ!!」

 

更に2度回し蹴りを当て最後に飛びながら回し蹴りを当てる

 

「ぐぉぉ!?」

「どうした?この程度じゃないだろ?」

「い、言ってくれる…!!」

 

アームズカイデンは刀を構えて一心不乱にパラドクスに斬り込む、1度目は回避しかし2度目は

 

ガシッ

 

「捕まえた♪」

「何!?」

 

刀を振るう腕を掴み

 

「いくら速く斬りつけてこようともその腕を動かせないじゃ意味がない」

 

そう言いながら片手でアームズカイデンの腕を封じもう片方の腕で腹に3度パンチを加える

 

「よっ!!」

 

その後に強烈なヘッドバットを入れアームズカイデンがよろめいた瞬間にパラブレイガンで2度斬りつける。

 

 

「はぁぁぁ!!」

 

大ぶりな右ストレートを真正面から受けるマグマソルティ、マグマソルティは吹っ飛び地面を転がり、片膝をつきながら

 

「むぅっ!!しょっぱ熱いぞ!!貴様!!」

 

マグマソルティが地面を殴ると炎柱が立ち上がりエグゼイドを包み込む

 

しかし

 

「そんなものが…効くか!!」

「な、なにぃ!?」

 

エグゼイドはその場で回転すると逆に炎柱を自身に纏う

 

「うぉぉぉ!!」

 

そしてそのまま回転しながらマグマソルティに突っ込んでいき、その回転の力を利用したパンチを繰り出す

 

「ぬぁぁぁ!?」

 

思い切り顔面にクリティカルヒットしたマグマソルティは吹っ飛び転がる

 

するとバグスタードーパント3体が中心に集まる。ライダー達もそれを見て

 

「よぉし、それじゃあ決めるか、永夢、後輩」

「ああ、いつでもいけるぜ」

「必殺技で決まりだな翔太郎さん、フィリップさん、パラド」

 

【ジョーカー!!マキシマムドライブ!】

【パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー!】

【マキシマムマイティクリティカルブレイク!!】

 

 

全員が息を合わせ跳躍する

 

「「ジョーカーエクストリーム!」」

「「うぉぉぉ!!」」

 

ズギャァンッ!! 全員のライダーキックが決まり巨大な爆発を起こす

 

【KO!パーフェクト!】

【会心の一発!!!】

 

バグスタードーパント達はその場で倒れこみメモリが排出されウイルスが消え去っていく

 

「やったな、永夢、後輩」

「でもまだ終わりじゃない…急いで他のみんなのところへ急ごう」

 

 

「10億という金に目の眩んだ人間…過去に似たようなゲームで悲惨な目にあったと言うのに人の欲望というのは…ふふっ全く…グリードに狙われたのも頷ける…」

 

大野内は市街地でバグスタードーパントとなった人々の争いを見ながら語る

 

「人々の希望が絶望に変わる…世界が絶望に満たされる…なんて興味深いのでしょう…私はそれが見て見たい…」

 

大野内が1枚のバグスターメモリを取り出す

 

「さぁ絶望の始まりと行きましょうか」

 

【ユートピア!!ゲムデウス!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字、設定ミス、技の名前ミス多すぎィ! 頑張らねば!


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第6話 絶望のSTART!!

モンハン楽しい…楽しくない?

本編のBGMゥ!は脳内補完でおながいします


−市街地−

 

「今すぐ戦闘をやめなさいぁい!!」

 

そこには無数のパトカー、数十人の警察が拳銃をバグスタードーパント2体に向けている。

 

1人はスイーツアランブラ、もう1人はアイスエイジコラボス

 

「おいおい何言ってんだ?10億がかかってんだぞ?」

「つまんねぇ真似すんなって」

 

2人のバグスタードーパントが戦うのをやめて警察官達を睨みつける

 

「な、何を言ってる!バカなことはよせ!!」

 

 

「そうですよ、これはゲームなのですから部外者の参入は頂けませんね」

「え…」

 

 

そこに現れたのはまるで天使を思わせる異形の怪物、ユートピアとゲムデウスが混ざり合ったような姿をした生物

 

 

「な、何者だっ!!」

 

警察官達全員が後から来たそのバグスタードーパントに拳銃を向ける

 

「私?私はそうですね…ゲムノピア…とでも名乗っておきましょうか…さぁ部外者には退場してもらいましょう」

 

ジリジリと近寄るゲムノピア

 

「それ以上近くなら撃つぞ!!」

「撃ってみなさい」

「う、撃てぇえぇぇ!!」

 

バンッ!バンッ!!! 無数の弾丸がゲムノピアに飛んでいくしかし

 

「ふっふっふ…」

 

全ての弾丸が当たる前に静止する

 

「はぁ!!」

 

ゲムノピアが手を前にかざすと止まっていた弾丸全てが警察官達に飛んでいく

 

「「うわぁぁ!!?」」

 

数十人いた内の数人がその弾丸の餌食となる

更に近づき1人の警察官の首を掴み上げる

 

「あ…あ…」

「そうです、その顔です…いい絶望の顔ですね、それでは全ての希望を私がもらいます」

 

そう言いながらゲムノピアは手で警察官の顔を覆うと警察官は悲鳴をあげ動かなくなった

 

ゲムノピアはその警察官を投げ捨てるとその警察官の顔には目や鼻などのパーツが見当たらなかった

 

「な、何なんだ!貴様はぁ!!」

「ん?言ったでしょう、私はゲムノピア…と」

 

手を軽く捻りながら前進するゲムノピア、対峙する警察官達の顔は絶望に歪む

 

「ひ、怯むなぁ!撃…ゴフッ…!?」

 

瞬間言葉を放った警察官は自身が乗って来たであろうパトカーに引かれ鮮血が飛び散る

 

「…ふむ、これでもまだ私に挑みますか?」

「ひ…ひぃぃ…!!」

 

数十人居た警察官は一斉に逃げ出そうとするしかし

 

ドパァンッ!!

 

「「あぎゃぁっ!!?」」

 

警察官達は全員が足を撃たれ転びのたうち回る、それはゲムノピアが重力を操り先ほど警察が発砲した弾丸を浮かせ全てを警察にヒットさせたのだ

 

「た、助けて…」

「助けて欲しいですか?」

「あ…ああ…」

「ダメですねぇ…」

 

その言葉を聞き顔から血の気が引いていくのが分かった

 

「くくく…絶望しなさい、絶望がこの街を包んだ時、最強の力が生まれるのです」

 

ガシッ 倒れた警察官を次々と掴み希望を奪う、奪われた人間には顔のパーツが無くなりのっぺらぼうとなりその場で動かなくなる

 

「お、おいあいつヤバくねぇか?」

「あ…ああ」

 

2体のバグスタードーパントが後退する

 

「ん?何をしているのです?私もゲームの参加者です、挑まないのですか?」

「な、なにぃ!!」

「ちっ…や、やっちまおうぜ!!」

「くくく、さて…どうやって絶望させましょうかねぇ…」

 

 

 

「「はぁぁ!!」」

 

ゲンムとレーザーの攻撃がバグスタードーパントに当たり

 

「えーい!」

 

ポッピーが追撃で音の波動をバグスタードーパントに当て爆散する

 

ブレイブ、スナイプの方もまた連携攻撃によりバグスタードーパントが爆発を起こし人間へと戻る

 

「片付いたようだな」

「私にかかればこの程度の事は容易い」

「そう言いながらお前1回死んだじゃねぇか」

「黙れぇ!!」

「黎斗1回やられたんだ…」

 

「みんな!!」

 

その時5人の前に永夢達4人が走ってくる

 

「どうやら探偵と合流できたようだな研修医」

「ああ、こっちもバグスタードーパントを退治したみたいだな」

「…さてと、ここから自分達はどうすればいいのか…だが…」

 

その時だった、近くのテレビジョンが映る

 

『皆さん、ゲームを楽しんでいますか?』

 

そこに映し出されたのは大野内の姿

 

『皆さんにはメモリを7つ集めてもらうというゲームをしてもらっておりますがここでもう1度ルールのおさらいをと…』

 

「ルールだと?勝手なことばかり言いやがって」

 

ジョーカーが腰に手を当てながら呟く

 

『メインはメモリを7つ集める事、しかしもう1つ、金額を上げる物として仮面ライダーを倒す事、仮面ライダー1人につきなんて1000万!賞金を上乗せしましょう、誰が倒しても構いません、倒した時点で1000万…上乗せいたしましょう!』

 

「俺達をクロニクルの時とのようにレアキャラに仕立て上げたか」

 

飛彩が呟く

 

『そして…メモリを7つ集めた者には、この最強の仮面ライダー!!エンドに挑む事が出来るのです!!エンドを倒せば1億!!金額に上乗せしましょう!!』

 

画面に映し出される画像にはエンドの姿

 

「あん?エンドを討伐対象にするなんて何考えてんだ?」

 

貴利矢が怪訝そうに言う

 

『エンドはこの街の新たな象徴となったミレニアムタワーの頂上で貴方達の挑戦を待っていますよ!では、ご武運を』

 

その言葉を最後にテレビジョンは真っ暗になる

 

「ミレニアムタワー…つい最近この街に出来た新しい観光スポット…」

「全長400メートルの電波塔だ、まさにラスボスが鎮座する場所にはうってつけと言ったところか」

 

ゲンムがそう呟いた

 

「それじゃあさっさと行ってエンドをぶっ倒して俺達の手で終わらせてやろうぜ、このゲームを」

「待って翔太郎、これは罠だ、わざわざ僕達が見ているかもしれないテレビジョンを使ってエンドの居場所を教えて来たんだ、罠と考えるべきだ」

「フィリップ、良いか?例え罠だとしてもこのままバグスタードーパントがのさばればこの街は終わっちまう…どんな所でも街を泣かせる奴は俺が許さねぇ、そうだろ?フィリップ」

「…そうだね、翔太郎がそういう奴って事を忘れていた…行こうエンドの場所へ」

「決まりだ」

 

その時だった

 

「おい!こっちに仮面ライダーがいるぜ!!」

「1000万だぜぇぇ!!」

 

次々と現れるバグスタードーパント

 

「研修医、探偵…行け、ここは俺達で食い止める」

 

ギラリと光るガシャコンソードを構えるブレイブ

 

「この街に後何体バグスタードーパントがいるか分からねぇが、バグスターなら患者だ…患者は全て俺が救う」

 

銃を上に向けながらスナイプが一歩前に出る

 

「うゔぅ…永夢ぅ!…不本意だが私もこいつらの相手をしてやるぅ…君はハイパームテキを持っている…君がこの元凶となった人間を圧倒的な神の才能で作り上げたムテキの力で倒せぇ!!」

「行けよ永夢、街の人達は俺達に任せて、元凶をぶっ倒してこい」

 

ゲンムとレーザーがそう言いながらバグスタードーパントに向かっていく

 

「永夢…無茶だけはしないでね」

「そういうお前だって戦おうとしてるだろ?」

「わ、私だって…みんなの役に立ちたいもん…」

「…そういうわけだ永夢、俺とお前は離れていても心は常に一緒だ、ラスボスはお前に任せるぜ、街の人たちは俺が守ってやる」

 

ポッピーとパラドが2人でバグスタードーパントに向き合いお互いに頷き向かっていく

 

「みんな…」

「良い仲間じゃねぇか、永夢」

「ああ…俺の大切な仲間…そんな仲間の期待を裏切らない為にも…エンドを倒す…!!」

「へ…その意気だ…行くぞ、永夢、フィリップ」

 

そしてエグゼイドとダブルは皆が戦っている横を通り過ぎ向かうはミレニアムタワー

 

 

−数分後−

 

走る3人の目と鼻の先にはミレニアムタワーの全貌が見えて来ていた

 

「そろそろか…ミレニアムタワー…」

 

3人がタワー近くにまで来た時、バグスタードーパントの片腕が転がってくる

 

「え…」

 

ズルズルと引きづる音が響き渡りそこにボロボロのスイーツアランブラの姿があった

 

「た、たす…助け…」

 

急いでエグゼイドが手を伸ばそうとするしかし

 

ズギャァンッ!!スイーツアランブラの上からパトカーが数台落ち爆発を起こす

 

「っっ!!」

「なんて事を…!!」

 

「おや?」

 

爆炎の中から歩いて来たのは白服を着た男

 

「お前は…」

「大野内、さっきテレビに映っていた人物だ」

 

「お前!!このゲームは命がけのゲームじゃない!!今の人を殺す必要は無かったはずだ!!」

「おや?誰がいつそんな事を?私は消滅しないとは言いましたが…死なないとは言っていません」

「な…っ!!」

「減らず口を…お前、その服…財団Xだな」

 

「ええ、元…ですが」

「元?」

 

フィリップが訊ねる

 

「あそこは所詮提供企業に過ぎない、自分から何かをしようなどという野心を抱いた者はもれなく単独で行動する…そうでしょう?貴方達がよく知っているでしょう仮面ライダーダブル」

「…確かにそうだな、ならお前は何でこんな事をする」

「…私の興味の問題ですよ」

「興味だと?」

 

「人とは常に貪欲だ、私の欲は飽くなき探究心、興味…!私は絶望に興味がある」

「そんな事のために…」

 

エグゼイドが俯き呟く

 

「人が絶望した時のエネルギーは絶大だ、その力を見てみたい、絶望した時何を願うか知りたい」

「そんな事のために!!!こんな事をしたのか!!!」

 

エグゼイドが吼える

 

「…この先にはエンドが待っている、エンドへの挑戦権を持たない貴方達には退場願いたい」

 

【ユートピア!!ゲムデウス!!!】

 

天使の翼に黄金の鎧の怪物に変化する

 

「よりにもよってユートピアかよ…」

「さぁ、貴方達の絶望を見せてください」

「許さない…」

 

エグゼイドの雰囲気が更に変わる

 

「人の命を…何だと思ってる…興味本位で人の命を奪うなんて絶対…俺は許さない!!ハイパー大変身!!」

 

【パッカーン!ムーテーキー!輝け流星のごとく!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!!】

 

マキシマムマイティXから放たれたエグゼイドは黄金に輝く戦士となる

 

「おいおい、マジかよ金ピカだぜ永夢の奴」

「これがハイパームテキ…ゾクゾクするねぇ」

 

「お前の運命は…俺が決めた」

「ほう?」

「人の命を命とも見ないお前は俺が倒す!!」

 

 

場面は変わりブレイブ達、次々と襲いかかるバグスタードーパントを破り元の人間の姿へと戻していく

 

「だいぶ倒して戻したはずだが…キリがねぇな」

「やはり根本的に解決した方が良さそうだ」

「おいゲンム!!まだ俺のバンバンシュミレーションズは直らねぇのか!」

「まだ後1時間は掛かる!!文句を言わずに戦ったらどうだ!!」

「ちっ…!!」

 

「やっぱり大我、レベル2じゃキツイのかな…」

「そりゃあないくら経験値があったってレベル差があってしかもこんだけひっきりなしに敵が来るんじゃバテるのが早いのはレベルの低いあの2人だ」

 

「へぇ、大我もう限界なんだ」

 

その声に皆が振り向く

 

「…ニコ」

「やっほー」

「何しに来た」

「何しにって、決まってるじゃん…倒しにだよ」

 

【ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!!マイティチャンス!マイティキック!マイティマイティアクション!ゼェェット!アガッチャ!ミーリミリミリミリ!ミリオン!ミリオン!!ミリオン!!!ミリオンファンタジー!!】

 

「さぁて仮面ライダー狩りを始めよっと」

 

【初回限定!!ガチャット!カッポーン!スーパーレア!!ガシャコンサイブレイド!!】

 

「ふふ、運結構良いじゃん流石あたし」

「ふぅん!所詮偽りのウイルスで得た偽りの変身、私が削除してやる!とぉぁ!!」

 

イプシロンミリオンファンタジーに飛びかかり右に大振りに腕を振り殴るゲンム、それをするりと避け

 

「何言ってんの?キモっ」

 

と罵倒されながらカウンターで1撃斬られる

 

「っうぅ…まだだ…!!」

 

前蹴りを腕ではたき落とされ軽い右ジャブを紙一重で避けられ左手の大振りの1撃を腕でガードされたうえ払いのけられる

 

「相変わらずうっざいなぁ、消えろっての!!」

 

ズギャン!!両手持ちにしたサイブレイドを大きく斬りあげゲンムを両断する

 

「ぐぉぉぉ!!?」

 

【gameover】

 

そのままゲンムは吹き飛び倒れ消滅する

 

そしてすぐ側で土管から再びゲンムが現れる

 

「…残りライフ…96」

「またライフ増えてるし…」

「…当たり前だ…この私を誰だと思っている」

「ウザキモいバグスター」

「なんだとぉ!!?」

 

「至極当然だな」

 

レーザーが納得する

 

「お前にはバグスターメモリが取り付いていると探偵から聞いた、ならば俺はそれを切除する」

 

ガシャコンソードを構えながら前進し縦に振るう、それをイプシロンがガードする、続けて2度、3度と振るうも全てガードされる

 

「退けブレイブ!」

 

その言葉にブレイブは一旦横に回避する、そこにすかさず数発の弾丸をイプシロンに撃ち込む

 

「っ…邪魔…すんな!!」

 

サイブレイドを振るうとそこから衝撃波が飛びスナイプを吹っ飛ばす

 

「ぐはっ…!!」

 

その後すぐブレイブに向かいサイブレイドを横薙ぎに1撃ヒットさせる、更に連続で4度斬られ

 

「はぁぁ!!」

 

大振りの斬りあげを受けてブレイブは吹っ飛んでいく

 

「ぐぁぁ!!」

 

「あちゃあ、ニコちゃん結構強いな」

「飛彩!!大我!!」

「ポッピーピポパポ、お前は下がってろ」

 

パラドクスがポッピーの前に出る

 

「みんな、ここは俺に任せてくれ」

 

パラドクスはそう言いながらイプシロンに歩いて近づいていく

 

「へぇ、あたしに挑むんだパラド」

「お前前にこう言ったよな、俺をぶっ倒すって…その約束を今、果たしてやる…決着をつけよう」

「…」

「真剣勝負のゲームだ…行くぞ」

 

 

「はぁぁぁ!!」

 

エグゼイドの拳か次々と放たれる、それをゲムノピアも全て捌いていく

 

「ふん!」

 

ゲムノピアが回し蹴りを放つもそれを横回転して避けその流れで裏拳をゲムノピアに当てる、ゲムノピアもそれを腕でガードするもエグゼイドの拳の威力が高すぎたのかよろめく

 

その隙をエグゼイドは見逃さない続けて連続でパンチをゲムノピアに当てていく

 

「はっ!はっ!!はっ!!はぁあ!!」【HIT!HIT!HIT!】

「ぐぅ…やりますね…流石はハイパームテキ…しかし…」

 

そう言うとゲムノピアの力で周りのパトカーや建物の壊れた破片などの物体を一斉に浮遊させ

 

「食らいなさい!!」

 

それらを全てエグゼイドに向けて発射する

 

ドドドドン!! 爆発音と轟音が鳴り響き、エグゼイドは爆炎に飲まれる

 

 

エグゼイドはその攻撃を諸共せずに爆炎の中から歩いて現れる、そして次の瞬間にはゲムノピアの目の前に瞬間移動し右ストレートをゲムノピアの顔面に叩き込む

 

「ぐふぁぁ!?」

 

そのまま衝撃で吹き飛び地面を転がる

 

「つ、強ぇぇ…」

「流石はハイパームテキ、いかなる攻撃をも受けないまさに読んで字のごとく無敵の戦士」

「確かにこの力があればエンドも余裕だな」

 

ダブルがそう呟く

 

「…お前の力はこんなものか?オリジナルのゲムデウスの方がもっと強かった」

「はっ…所詮ムテキの力で強くなっている君が…調子にのるなよ!!」

 

グィーン!! 念力でハイパームテキを縛り上げ空中に浮遊させる

 

しかし

 

「はぁぁぁ…!!!」

 

バキンッ! 力技とも言える荒技で念力を無理やり解除するエグゼイド、地面に着地すると同時に再びゲムノピアが周囲の物体をエグゼイドに投擲する

 

ドォン!!

 

しかしそれらを全て回し蹴り1発で破壊し爆発させ消しとばす

 

「なっ…!?」

「俺は…お前を許さない、人の命を平気で奪うお前を!!」

 

 

〜BGM (Time of victory) 〜

 

 

「はぁぁ!!」

 

 

〜(湧き上がる衝動が身体中を熱くする)〜

 

 

エグゼイドはそのまま走り出し右拳を放ち、連続で殴り続ける、ゲムノピアに全て腕でガードされるも攻撃が強すぎてガードしきれず若干よろめく

 

 

〜(拳を強く握りしめ Hold On My Soul 瞳に映る現実に怯えても)〜

 

 

負けじとゲムノピアも反撃として大振り裏拳を繰り出すもそれを腕でガードされすぐにパンチを腹部に当てられる

 

「ぐふぅ…!!」

 

 

〜(立ち向かう仲間がいるさ All My Treasures)〜

 

 

「ぬぅぅ!!」

 

念力で地面を持ち上げエグゼイドごと空中へ飛ばす、更に地面を砕きその破片を空中にいるエグゼイドに飛ばす

 

 

〜(最高で最強の力を手にしたらもう負けない)〜

 

しかしそれを

 

「うぉぉぉ!!!」

 

念力で空中に捕縛されているはずのエグゼイドは自身の頭部にある髪のような装備ハイパーライドヘヤーで全ての瓦礫を切り刻む

 

 

〜(どんな時も無敵さ)〜

 

そして身体を高速で横回転させながらゲムノピアに突撃キックする、瞬間エグゼイドの体は黄金に煌めく、ゲムノピアは自身の拳で立ち向かうも打ち破られ少し後退する

 

ズギャァァァン!!

 

「ぐぅっ!?」

 

 

〜(逆襲のIgnite 魂に火をつけて)〜

 

 

キックの着地からすぐ様パンチを繰り出すエグゼイド

 

【HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!!】

 

 

〜(究極のAdventure 限界を超えろ)〜

 

 

右、左、右、左と連続でパンチを繰り出していく、ゲムノピアも腕でガードをしているがそれを上回る威力で殴られているためか殴られる度に大きくよろめく

 

 

〜(人生はSpectacle 常識を覆せ)〜

 

「つ、強ぇ…」

 

ジョーカーがそう呟いている間に最後の1撃と言わんばかりに少し上から下に殴るような軌道のパンチをゲムノピアにぶつけるそれはガードを貫通し顔面にぶち当たる

 

よろめき勢いよく後退するゲムノピア

 

 

〜(逆転のKnockout 勝利の時まで)〜

 

 

「これで終わらせる」

 

【キメワザ!!ハイパークリティカルスパーキング!!】

 

全身から黄金の波動が飛び散り、そして跳躍する

 

そして光速の速さでゲムノピアにキックをかます、ゲムノピアが反撃として大振りの右薙の攻撃をするも一瞬エグゼイドが消え背後からキックを食らう、それだけでなく更に連続でキックを加えられていく

 

 

〜(Time goes By!!)〜

 

 

最後はエグゼイドの着地と同時に時間差で何度も攻撃がHITする

 

【HIT!HIT!HIT!critical!critical!HIT!】

 

数え切れないHIT数を叩き出し最後は大爆発を起こす

 

「ぐぁぁぁ!!!?」

 

ゴロゴロと爆炎から転がり飛び出てくるゲムノピア

 

「ぐうっ…ぐ…」

「…このゲームは終わらせる」

「く…くく…終わりませんよ…エンドがいる限り…」

「…何?」

「…貴方ではエンドには勝てない、既に絶望がこの街を覆っているのです…」

「絶望だと?」

「その意味を…貴方達は知ることになる…くくく…」

 

それだけ言うとゲムノピアは灰となって消えた

 

「…どう言う…ん?翔太郎さん!」

「ん?あ、ああ」

 

ジョーカーは手に持っていたスタッグフォンをしまう

 

「どうかしたのか?電話?」

「いや何、ちょっとな…それより永夢凄ぇな!ユートピアのメモリの奴をあんな簡単に倒しちまうなんて!」

 

バンバンとエグゼイドの肩を叩きながら褒めるダブル

 

「ても翔太郎、少しきになることが…さっきのバグスタードーパント…メモリブレイクされず灰となり消えた…」

「永夢の力が強すぎただけだろ、気にすんなって…それより行くんだろ?エンドの所に」

「ああ、どうやら奴を倒さない限り終わらないらしい」

 

 

 

「ふぅ…さてと準備運動はいいのか?」

 

コキコキと首、手首を鳴らしながらその場で小さくジャンプしながら言うパラドクス

 

「別に、さっきの雑魚達の相手で体は温ったまってるから」

「そうか」

 

そう言いながら更に腕を伸ばしてりして準備運動をするパラドクス

 

「パラド、何だろう…いつもと違う」

「いや、あれが本来のパラドだ…天才ゲーマーM、ゲームをしている時の水晶のような純粋な好奇心…パラドは天才ゲーマーMのオリジナル…当然だな」

 

ポッピーの疑問に答えるゲンム

 

「こうしてマジに戦うのは何年振りだ?」

「思い出させないでよ、ムカつくから」

「そうか、なら…もう行くぜ」

 

ダッ! ガシャコンパラブレイガンを持ち、飛び出すパラドクス

 

連続でパラブレイガンを振りそれをイプシロンはサイブレイドでガードする

 

ここまでは互角、しかし

 

「っっ!!」

「おら!!うら!!」

 

徐々にイプシロンの体勢が崩れ始める

 

「っざけんな!!」

 

イプシロンが防衛体制から攻撃に変わる、パラブレイガンでの攻撃をギリギリで回避しサイブレイドを振るう

 

「おっと」

 

パラドクスはパラブレイガンをガンモードに切り替え、片手バク転をしその攻撃を回避しつつバク転中に持っているパラブレイガンでイプシロンを撃ち抜く

 

「っゔぅ…!!」

「ん?よっしゃラッキー!!」

【高速化!】

 

バク転し終えた所に高速化のエナジーアイテムが有りそれをパラドクスは取ると怯んでいるイプシロンに高速で近づき斬る

 

「うわぁぁ!!?」

 

それだけでなく

 

「どんどん行くぜ」

 

自身の能力でエナジーアイテムを習得

 

【マッスル化!マッスル化!!】

 

「凄い…パラド…押してる」

「当たり前だな、やはり奴はゲーマーMのオリジナルぅ…同じゲーマー同士格上なのはどちらなのか…これで一目瞭然ということだぁ…」

「あいつ…前回は手も足も出なかったのに…」

 

「1度見た…!!ゲームは…!!もう!!無理ゲーじゃ!…ねぇ!!」

 

言葉を発しながらマッスル化した体でパラブレイガンと拳でイプシロンを殴りそして斬る

 

「これで決めるぜ!」

 

【ガッチャーンガッチャーン!ウラワザ!パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー!!】

 

「はぁぁぁっ!!」

 

青と赤の交差したオーラを放ちながらイプシロンにライダーキックをぶちかます

 

「うぅ…負けるかぁ!!」

 

その攻撃に対しキックで対抗するも

 

「心が踊りまくってる俺を…止めることは出来ねぇ!!」

 

ドンッ!!押し切られイプシロンはそのキックに直撃し吹き飛ぶ

 

「あうっ!!ぐっ…!!」

 

【KO!パーフェクト!!!】

 

「…楽しかったぜ、N…今度はこんな命を賭けたゲームじゃなくて普通のゲームをやろうぜ」

 

パラドクスはそう言いながら振り向き倒れているイプシロンに手を差し伸べる

 

「…あの時と…同じ…!!!」

 

イプシロン…ニコの頭に少女時代の苦い思い出が蘇る、ゲーマーMに敗北したあの日…唯一負けたあの日の事を

 

「っあたしは!負けてない!!」

 

パラドクスの手を払いのけ、少し後退する

 

「なにを…」

 

パラドクスは怪訝そうな声を出す

 

「あたしは…強くなる!!」

 

イプシロンが取り出したのは

 

「あれは…!!バグスターメモリ!?」

「いや…少し違う」

 

ブレイブとスナイプがそのメモリに反応する

 

【ウェザー!!カシャット!! レベルアウト!!】

 

メモリをUSB挿入スロットに入れる、雷撃、竜巻、炎、冷気が次々とイプシロンを包んで行く

 

「なにっ!!これ…!!」

 

ポッピーはその凄まじいエネルギーに腰を抜かして倒れこむ

 

【天を操りしライダー!今こそ勝利を掴み取れ!!】

 

イプシロンを覆っていた竜巻が吹き飛ぶとそこにはイプシロンにまるで雷神や風神を思わせる装備が取り付けられ更に腰部分はクロノスを思わせる装備となっていた

 

「なっ…」

「これであたしは負けない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「ゲムノピア」
■身長:242.0cm
■体重:152.0kg
■パンチ力:100.0t
■キック力:101.0t
■ジャンプ力:90.0m(ひと跳び)
■走力:2.85秒(100m)

必殺技
プライムホープレス


人々から希望を奪うため大野内が「ゲムデウス」と「ユートピア」の力を混ぜそのバグスターメモリを使って変身した姿。
凄まじい力を持つがどちらの力も強大すぎる故逆に力を発揮できていない常態で有り、永夢にオリジナルの方が強かったと言われる。
ハイパームテキと対峙するも手も足も出ず「ハイパークリティカルスパーキング」を受けて灰となり消える。


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第7話 最強のWeather!!

今年がもう2週間で終わるってマジ!? 嫌だぁぁぁ!!


「あの姿は一体…」

 

スナイプはそのイプシロンのその姿に驚きを隠せなかった、それもその筈、今のイプシロンの姿はまるで雷神や風神を思わせる帯状の鎧を身につけたまさに神の如し風貌をしているのだ

 

「これが今のあたしの全力「ウェザーイプシロン」…まさかパラドがズルって言うわけ無いよね?」

「…隠し技にズルも何も無い、全力でゲームをするだけだ」

「流石天才ゲーマーMオリジナル」

 

「そのゲーマドライバーもやはり私の知る物とは違うものか…ならばそのゲーマドライバーごと削除させてもらう!!はぁつ!!」

「おい!神!!」

 

静止するレーザーを無視しイプシロンに飛びかかるゲンム

 

「雑魚は…邪魔なんだよ!!」ガッ!!

「ぐはっ…」

 

飛びかかるゲンムに回し蹴り食らわせるイプシロン、更に

 

「これでも食らってろっての」

 

バチバチと音を立てゲンムの周りに暗雲が立ち込める

 

「な、なんだこれは…」

 

蹴りを食らった腹を抑えながらその怪しい暗雲に疑問を抱くゲンム、次の瞬間

 

バチィィ!! 凄まじい音と雷撃がゲンムを襲う、それは1つや2つではない無数の雷がゲンムに電撃を浴びせた

 

「ぐぉっ…ぐぁっ…ぐぁぁぁ!!」

「…ぶっ飛べ」

 

更にイプシロンの腕から水が発射される、その水はまさに剛水、消防車から放たれる物の10倍はあろう超高圧水流がゲンムに直撃しそのままコンクリートの柱に叩きつける

 

「ぐぁ…が…」

【gameover】テッテレテッテッテ、ティウンティウン…

 

「あっと…そっか…そういえば…」

 

イプシロンが手をポンとする動きをした瞬間だった、近くにあった【高速化】のエナジーアイテムに触れる

 

その時【高速化】が輝き変化する

 

【神速化!!!】

 

「なに!?」

 

パラドクスが驚くと同時だった、目の前からイプシロンの姿は消えパラドクスとポッピー、復活していない黎斗以外のライダー全員を吹き飛ばした

 

「「ぐわぁぁぁ!!?」」

 

更に

 

「残りライフ…きゅうじゅう…」デーレ〜

 

ドグシャッ!! 瞬間移動するイプシロンがまだ生身の黎斗の腹を土管から出現した瞬間に拳で貫いた

 

「ぐ…ぐふっ…っ」

【gameover】

 

その状態で粒子化し消滅する黎斗

 

「あんた、そういえば何度やっても甦るんだっけ?」

 

デーレ〜

 

「トウッ!!…残りライフ94…!!!」

「うげ…まだそんなにあんだっけ…」

 

「何が起きた…」

 

倒れるブレイブ、スナイプ、レーザーがそのありえない速さに疑問を抱く

 

「あー、今のあたしがエナジーアイテムに触れるとそれは上位アイテムに変化するんだよねぇ…」

「…マイタスの力か」

「へぇ、流石じゃん、あんたが開発しようとしてたキャラなんでしょ?まっ今のコレはあんたが開発できたもんじゃないけど」

「貴様ぁ…」ギリッ

 

黎斗は睨む

 

「そんな怖い顔してもあんたじゃあたしには勝てない、ライフの無駄遣いするだけ、やめときなよ」

「その通りだゲンム…ここは俺がやる」

「…パラド」

 

今にも変身しそうな黎斗を止め一歩前に出るパラドクス

 

「第2ラウンドと行こうぜ、天才ゲーマーN」

「そうこなくっちゃ天才ゲーマーM」

 

2人はその言葉と同時に近づき攻撃をする

 

「はぁ!!はぁぁ!!」

 

パラブレイガンを振るパラドクスに対し拳と足で全ての攻撃を弾くイプシロン

 

「おい、西馬ニコ、お前はどうして奴らに協力する…!!」

 

攻撃をしながら問うパラドクス

 

「はぁ?ゲームの最中に関係ない話すんな!!」

 

バキンッ!イプシロンの右拳がパラドクスの胸に当たる

 

「ぐぅ…っ!!何がお前をそこまでにさせる!」

「ゲームしか脳の無いあんたが永夢にほだされたわけ!?」

「…っああ、そうだよ、俺は永夢と約束したんだ!人を助けるためにこの力を使うって!お前はどうして人間の命を危険にさせるような事をする!」

「そんなもん…強くなりたいからに決まってんだろ!」

 

重い右拳の一撃がパラドクスのパラブレイガンを弾きながら胸に直撃する

 

「ぐぁぁぁ…!!」

 

火花を散らしながら後ろに大きく後退し胸を押さえるパラドクス

 

「真面目にゲームする気ないなら終わらせてあげる」

 

つまらなそうに片手を上下に軽く振りながら近くにあったエナジーアイテムを取る、そして自身の能力でそれが変化する

 

【剛力化!!】

 

一瞬体全体が膨張すると元の状態に戻る、しかし体全体から溢れ出るオーラは並々ならぬ威圧感を周りに与える

 

「まずい…いくらレベル99の奴だろうとまともに食らえば…」

「ちょっとちょっと、飛彩まさかあれに1人で立ち向かう気かぁ?」

 

ブレイブはダメージで震える体に鞭を打ちながら立ち上がる、そして続けてレーザーもまた動き出す

 

そしてイプシロンは自身のマイティアクションZのガシャットを抜きキメワザホルダーへ挿入

 

【ガッシューン、ガシャット!!キメワザ!!マイティクリティカルエンドォ!!】

 

イプシロンは片足を軽快に振り上げ

 

「これ食らったら流石のあんたでもやばいんじゃない?」

 

そう言いながら振り上げ足を地面に叩きつけると跳躍する

 

「食らえぇぇぇ!!!」

 

稲妻や炎、風、冷気など様々な自然現象をそのキックに宿しながらパラドクスに向かっていく

 

「簡単に…やられてたまるか!!」

 

ガシャコンパラブレイガンをガンモードに変えてひたすら必殺技をするイプシロンに撃ち続ける

 

しかし無意味、全て弾かれそのままパラドクスに突っ込んでくる

 

「っ…!」

 

【タドルクリティカルフィニイッシュ!!!】

【ギリギリクリティカァルフィニッシュ!!】

 

即座に2人はパラドクスの前に立ち、剣による斬撃でその蹴りを止めようとする

 

しかし、剛力化を使ったイプシロンのキメワザの前には無慈悲にも破られる

 

タドルクリティカルフィニイッシュ、ギリギリクリティカルフィニッシュの爆炎を切り抜けそのままブレイブ、レーザー、パラドクスごと蹴り抜く、地面に着地と同時に爆音と爆炎が舞い、更にブレイブ達に稲妻や冷気などが襲いかかる

 

「「ぐぁぁぁ!!!」」

 

3人はぶっ飛び石柱に衝突する

 

「ふぅん、流石はレベル100とおまけってとこか、ゲームオーバーにする気でキメワザうったつもりだったけど…まさか変身解除する事も出来ないなんて」

 

「ぐ…」

「…なんて力だ…」

「ったくだから言ったんだけどなぁ〜いてて…」

 

3人は地面に這い蹲りながら呟く

 

「もう止めろ!ニコォ!!なんでこんな事すんだよ!!」

「大我、それさっきパラドから聞いた、言ったでしょ?強くなりたいってただそれだけ」

「それだけの為に…街の人間を…」

「そ、別に良いんじゃんそれくらい、おかげであたしは強くなれたんだしぃ」

「…」ギリッ

 

スナイプは黙って拳を握り締める

 

「大我…ニコちゃんには必ず何かある…あの探偵さん達が言ってたろ…ガイアメモリには毒素があるってよ…だとすればあれだ」

 

レーザーが指をさすのはゲーマドライバーに刺さる「ウェザーメモリ」

 

「アレをなんとかするしかねぇ…」

「だが頼みの綱であったパラドと鏡先生という私達の中での最高戦力がやられた…今の私達で戦える相手ではない…癪だがここは一旦体制を立て直し…」

「いいや、その必要はねぇ」

 

ゲンムの発言にスナイプが割って入る

 

「ったく…情けねぇ…ニコが強くなりたいなんて覚悟決めてんのとっくに知ってた筈なのに…側にいてやった俺がよく知ってる筈なのに…気づけねぇなんて…」

 

スナイプはそう言いながら立ち上がり歩き出す

 

「お前が覚悟決めてんのに…俺が覚悟を決めてねぇってのはおかしな話だ…俺は決めた…お前と戦うっていう覚悟をな」

「はぁ?あたしと戦う?大我が?レベル2の癖に何が出来んの?精々サンドバックにしかならないよ」

「ほう、言ったな?なら試してみるか?」ガッシューン…

 

スナイプが取り出したのは

 

「なっ…それは…」

 

【仮面ライダークロニクル…】

 

かつて大我とニコが協力し仮面ライダークロニクルにて全てのバグスターを倒したニコのライダークロニクルガシャット

 

「変…身」

 

【ガシャット、ガッチャーン、レベルアップ、ライダークロニクル、天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!!】

 

「仮面…ライダー…クロノス…っ!!」

 

全身を緑の鎧で覆われた伝説の戦士、仮面ライダークロノス

 

「…もう俺に迷いはない」

「まさか花家先生…クロニクルガシャットを持ってきていたのか…!!」

「用意周到の男だ…」

 

ゲンムとブレイブはそう呟く

 

かつてこの力を使った際クロノスの力を制御できずダメージを負っていた、だが今は違う

 

「ポーズの力こそ無いが今の俺のクロノスのスペックはクロノスと同等かそれ以上だ」

「…そうか、大我の奴…クロノスの力をほぼ克服したってことか…」

「く…ふふふ…まさか…花家先生がここまでクロノスに適用するとはぁ…実に…面白い!!」

 

「はっ…クロノスの力ねぇ…上等!!」

 

イプシロンは一気にクロノスに近づき右、左と拳を振るい、蹴りを2度、もう1度右パンチしかしその攻撃を全て右手のみでクロノスはいなす

 

「甘いな」

 

イプシロンの左の拳が飛んできた瞬間それを左手でいなし即座に右手で拳を放つ

 

「うぅっ!!」

 

その一撃は胸部に当たり後退するイプシロン

 

「強大な力って言うのはな…そんな簡単に使えるもんじゃねぇんだよ」

「…っざっけんな!!!」

 

大振りのパンチやキックを次々と繰り出すもそれを全て見切られ避けれ、いなされる

 

それだけでなくカウンターのパンチを連続で受けるイプシロン

 

ガンッ!!ドガッ!!バキッ!!

 

「うぁっ…!!」

 

よろめき後ろに吹き飛ばされ転がる

 

「これで決める」

 

【キメワザ、ライダークリティカルクルセイド】

 

クロノスの足元に時計が現れクロノスの足と時計の指針が同期して動く

 

「はぁぁ!!」

 

回し蹴りを繰り出すクロノス

 

「っ!!」

 

ドガァァンッ!!

 

凄まじい威力の一撃がイプシロンに直撃し爆発を起こす

 

「や、やったか…?」

 

レーザーがそう呟く

 

【無敵化!!!】

 

「っ…やって…くれるじゃん…」

「…なに…?」

 

そこには無傷のイプシロンの姿があった

 

「エナジーアイテム…「鋼鉄化」をイプシロンのアイテム収集能力であらかじめ回収し…上位互換に変換させたか」

「そうだよ、流石に大我には手の内バレてるか…はは…」

 

フラフラと立ちながらイプシロンは拳に力を入れる

 

「何が…何が…使いこなせてないだよ…だったら…使いこなしてやる…!!!」

「…何?」

 

バチバチバチ!! 稲妻がイプシロンを包み辺りに風が巻き起こる

 

「あたしは天才ゲーマーN…できないゲームなんて…ない!!」

「っ…!!」

「はぁぁぁぁ!!!!」

 

 

爆風が吹き荒れその場にいた全員が顔付近に手をかざす…瞬間、イプシロンの姿が消える

 

「…っ何!?」

「こっちだよ」

「!?」

 

バキッ!! クロノスが声のする方向に振り向いた時には既に殴られ地面に転がっていた

 

「ぐっ…速い…!!」

 

よろめきながら立ち上がるクロノス

 

「神速化か…?」

「いや違う…監察医、これはイプシロン本来の力…」

「何を言っているぅ!!マイタスにそんな力は…はっ!!まさか…」

「黎斗何か知ってるの?」

「考えられるとすればマイタスのステータスアップ機能…これとあのガイアメモリとかいう欠陥品のパラメーター全てを底上げしているとしたら…いやしかし…それを可能にしているのは西馬ニコ本人の力…腐っても天才ゲーマー…!」

「つまりニコちゃん…あの力をフルに使いこなしてるって事?」

「アイツのゲームセンスは異常だな…」

 

流石の適応力にゲーマーであるパラドクスでさえ驚愕の声を上げる

 

「早速…使いこなし…がはっ!!」ガンッガンッ!!

 

クロノスが喋りながら立ち上がると同時にかまいたちが襲いかかりクロノスを切り刻む

 

「くっ…!!」

「これでも食らえ!!」

【剛力化!!】

 

「食らってたま…っ!?」

 

即座に動こうと体を動かすクロノスしかし足が動かない

 

「なっ!?」ピキ…

 

クロノスの足が凍っている、地面を這うようにイプシロンから伸びた冷気の道がクロノスの足を凍らせたのだ

 

「うぉぉぉ!!」

 

バガンッ!!

 

「うわぁっ!!」

 

避けることも出来ず腹部にパンチが直撃し足の氷ごと砕かれ吹き飛ぶクロノス

 

「がっ…!!く…!!」

 

「まずい…クロノスの力でもこのままでは…!!」

 

ボロボロのブレイブが立ち上がる、そして自身の体を確認

 

「俺の治癒能力でもまだこれだけか…」

「ブレイブ、これを使え」

 

パラドクスが自身の能力で【回復】を引き寄せ1つを自身にもう1つをブレイブに使用する

 

「…よし、助かった、感謝する」

 

バッ! ブレイブは背中の装備【サンクチュアリマント】を靡かせるとレーザーとクロノスの体力を回復させる

 

「おっサンキュー」

「…鏡先生?私には…?」

「お前は死ねば回復するだろ」

 

ゲンムの発言に即答するブレイブ

 

「悪い…ブレイブ…助かった」

 

ブレイブ達の所まで吹き飛ばされよろめきながら立ち上がるクロノス

 

「ふぅん、協力プレイってわけ?まぁいいけどあたし絶対負けないから」

 

その発言と同時にイプシロンの周りに炎の竜巻と氷の竜巻が巻き起こる

 

「私にいい考えがある…」

「お?神、マジでこの状況を打破する作戦あんの?」

「花家先生、あなたがこの戦いのキーだ」

「さっさと言え、時間がねぇ」

「…ふん、まぁいい、花家先生とポッピー以外、全員イプシロンの足止めをしたまえ出来るだけ長くだ」

 

「…分かった」

「しゃーねぇ…こういう時のあんたの発言は割と頼りになるしな…乗ってやるよ」

「…別に倒してもいいんだよな?ゲンム」

「倒せるのならな」

 

その言葉を皮切りに3人のライダーは竜巻に突っ込んでいく

 

「さて花家先生」

「俺はどうすればいい」

「簡単だ…この私を攻撃しろぉ!!」

「…何?」

 

バッチコーイのポーズをしながら高らかに声を上げるゲンムに対し「は?」と言いたげな動きをするクロノス

 

「どういう事だ、今はふざけてる場合じゃ…」

「忘れたのか?クロノスの特性を」

「…」

「君は確かに言った、今の君ならクロノスと同等以上のスペックを出せると…ならばクロノスの特性である「攻撃をヒットさせるごとに10パーセント攻撃力が上がる」特性を今こそ使うべきだ」

「…まさか…てめぇ…」

「そうだ、この私を使い攻撃力を上げてみせろ、なぁに私は後94回死ねる」

 

その意外すぎる提案にクロノスは

 

「まさかてめぇがそんな提案してくるとはな」

「私だってはっきり言えば不快だ、だが奴を…西馬ニコのイプシロンを攻略する方法はこれしかない…これ以上私の作品のマイタスを汚される事の方が許さない」

「良いだろう…だが後から後悔するなよ!ゲンム!!!」

「私に後悔などという感情はなぁい!!」

 

その言葉と同時にクロノスは動く、ゲンムに攻撃を仕掛けそれをゲンムはモロに食らう

 

「ぐぅ…!!」

 

ブンッ!!

 

しかし直後にゲンムの拳がクロノスに振られる、それを紙一重で回避

 

「おぉい!?なんでてめぇが攻撃してくんだよ!!」

「黙れぇ!!黙って殴られるなどこの私が許すかぁ!!はぁ!」

「お前めんどくせぇな!!」

 

ゲンムとクロノスは互いに攻防を続ける

 

「何をやっているんだ、アイツらは…!!」

 

炎の竜巻を切り裂きながら後方を確認するブレイブ

 

「ったくあの神…面倒な事しやがってっ!!」

「余所見してる暇ないぞ!!」

 

「そうだよパラドの言う通り」

 

バチィ!! 次々と襲いくる竜巻から発生した雷撃が3人を襲う

 

「「うわぁぁ!!?」」

 

直撃こそしなかったがその攻撃で吹き飛ばされる

 

「っ…!!時間稼ぎったって楽じゃねぇんだぞ…!!」

「それでもやらなきゃ…奴を攻略する手立てはない」

「…そう言う事だ監察医、死ぬ気で死守しろ」

「…へいへい、まぁ俺はバグスターだから元々死んでるみてぇなもんだけど…な!!」

 

3人はイプシロンへと向かっていく

 

 

−ミレニアムタワー−

 

「ここで良いんだよな…」

 

ダブルとエグゼイドは既にミレニアムタワーの屋上付近へとやって来ていた

 

「!翔太郎さん!フィリップさん!あれを!」

 

エグゼイドが指を指す方向に我狩の姿があった

 

「…行こうぜ…奴を止めないとこの街の涙は拭えねぇ…!!」

「ああ!」

 

3人は我狩の居る屋上へと向かう

 

「そこまでだぜ我狩大和」

「早く街の人達のバグスターメモリを破壊しろ!」

「…断る」

「…どうして…どうして街の人達にこんな事を!!」

「香澄さんの死と何か関係あるのか?」

「…そうだったな…探偵さん、あんた由美子さんから話聞いてんだったな」

「…直接じゃねぇけどな」

「香澄は…俺の全てだった、何も無いこの俺を支えてくれたたった1人のな」

 

座っていた我狩は立ち上がり語り出す

 

「アイツの死因は過労死だった、仕事やストレスによる死…過労死による死は…アイツが勤めていた会社は勿論警察やマスコミが殺到する…筈だった」

「筈だった…?」

「そこの社長さんの力なのか、問題になることはなかった、香澄の死は事故死…いやそれよりも酷い…最早死んだ事すら無かったかのようにされた」

 

エグゼイドとダブルは黙って話を聞いた

 

「アイツは殺されたんだ、殺人だ…!!」

「だからって街をこんな風に変えて言い訳にならねぇ」

「ああ、人の命を奪うって良いことにはならない!!」

「…お前達には分からない…絶望の本当の意味をな」

 

【マイティアクションゼット】

 

ドガァァンッ!! 鳴り響く爆音

 

「なんだ!?」

 

エグゼイドとダブルは屋上から街を眺める、至る所で爆発が起こり街は所々で炎が巻き起こって居る

 

「…まずいよ翔太郎…バグスタードーパント達がまだ大量に暴れて居るんだ…このままじゃ…」

「分かってる…その為にも奴を…」

 

【マイティチャァァンス、マイティキィック、マイティアクション…ゼェェェット!】

 

「この街も…何もかも終わらせる、それが俺の望みだ…!!」

 

ガシャコンショットガンを構えダブルとエグゼイドに近づきダブルに殴りかかる

 

「っ!!」

 

ダブルはそれを受け止めるもエンドは蹴りを繰り出しダブルが少し後退する、その間に割って入ろうとするエグゼイドにショットガンを撃つ

 

ハイパームテキはダメージこそ受けないが攻撃の衝撃を受け流すことはできない、モロに受けたエグゼイドは2、3歩後退する

 

「俺は…負けない…!!」

 

ガシャコンショットガンを再び構えなおし鋭い威圧感を放つエンド

 

 

竜巻を掻い潜りながらイプシロンに迫る3人

 

バヒュンッ!!突然突風が巻き起こると

 

「来るz…!!」

 

パラドクスの発言と同時にパラドクスが吹き飛ばされる

 

「ぐぁぁ…!!」

 

風に乗りながら空中を高速で移動するイプシロン、更にその状態で雷を腕から放出する

 

バチチチ!! その雷撃を残る2人は避ける

 

「ニコちゃん…ちょっと攻撃を緩めてくれねぇかな…」

「無理に決まって居るだろう…!!」

 

回避しながら2人はそんなやり取りをする

 

【高速化!!】

 

バキンッ!! そんな中高速化を獲得したパラドクスが一瞬でイプシロンの背後に回りパラプレイガンで背中を斬りつける

 

「痛ったぁ…!!」

 

「よくやった!!パラド!隙が出来ればこっちのもんよ!!」

 

レーザーはガシャコンアローをブレイブはソードでイプシロンに攻撃する

 

そのどちらもイプシロンの両腕で受け止められる、が

 

「ほらよ!」

 

ズガンッ!! パラドクスの攻撃は回避できない

 

「うゔっ!!」

 

更によろめいた為受け止めていた2人の攻撃が再開する

 

「悪いな!!!ニコちゃん!!」

 

レーザーはそう言いながらアローで自身の体を回転させながら3度ほど斬りつけ、ブレイブは上下の斬りさげと斬りあげで2度斬りつける

 

「うわぁぁ!!」

 

火花が飛び散りながら吹っ飛び転がるイプシロン

 

「まだだ!!」

 

パラドクスはパラプレイガンをガンモードに切り替えぶっ放しそれに合わせてブレイブも氷結剣で遠距離の氷結攻撃を仕掛ける

 

バギャン!! その攻撃はイプシロンに直撃し更に吹っ飛ばされるイプシロン

 

しかし

 

「うっっっとうしい!!」

 

バァンッ!! 吹っ飛ばされた瞬間空中で体勢を立て直し爆風を巻き起こす

 

「「うわぁぉ!!?」」

 

その爆風には無数のかまいたちが組み込まれており3人に直撃する、全員が地面を転がる

 

「っ…な…体が…」

 

ブレイブはかまいたちが当たった腕を確認すると凍っていた

 

「あちち!あちち!!ふー!ふー!!」

 

レーザーは当たった部分が引火しており

 

「ぐぅ…!!」

 

パラドクスは体に電撃が走っているようだった

 

「様々な属性を操る…まさに「天候」そのもの…ウェザーとはそういうことか…!!」

 

凍った腕を自らのガシャコンソードの炎熱モードで溶かしながら言うブレイブ

 

「とにかく…どんな代物でも…あちらさんが終わるまでは耐えなくちゃな…」

 

レーザーが親指で後方を指しながら言う

 

「ほっ!はぁ!!」

 

そこでは未だにゲンムとクロノスが殴り合っていた

 

「必ず攻略してやるぜ…N…」

「やれるもんならやってみなよ、精々ゲームオーバーにならないようにね」

 

再び炎、雷、風、氷という様々な属性の竜巻を起こすイプシロン

 

「必ずやるさ…今度は俺が…専門医を助ける番だ…!!」

 

ブレイブはソードを構えなおし言い放つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「仮面ライダー ウェザーイプシロン」
■身長:201.8cm
■体重:107.0kg
■パンチ力:104.0t
■キック力:112.0t
■ジャンプ力:70.0m(ひと跳び)
■走力:1.5秒(100m)

■必殺技
マイティクリティカルウェザード


「仮面ライダーイプシロン」の最終形態であり「マイティアクションZ」と「ウェザーメモリ」をスロットに入れる事で変身する。天候を操る力を持ち、電撃、炎熱、水圧、疾風、冷気などありとあらゆる攻撃方法を持つ、更に従来のエナジーアイテムを上位アイテムにすることが出来る、作中では「神速化(高速化)」「剛力化(マッスル化)」 「無敵化(鋼鉄化)」を使用している。そのアイテムを使用しなくても風を操り高速移動したり雷を操り遠距離範囲攻撃したりとやりたい放題できるうえ素のスペックも他を圧倒する。
変身者であるニコもまた天才ゲーマーである為スペックに上乗せした戦闘能力、ウェザーによる多種多様で応用の効く攻撃方法と作中でもスペック以上に無類の強さを誇る。


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8話 永遠のend!!

明けましておめでとうごさいます!


ズバシュンッ!!

 

「うわぁぁ!!?」

 

高速移動するイプシロンの攻撃をまともに受け吹っ飛ばされ転がるレーザー

 

「ちょっと…まだぁ!?」

 

レーザーは転がりながらゲンムの方向を見ると未だにクロノスとゲンムは殴り合っていた

 

「うらぁぁ!!」

「ぐふぅぅ!!?」

 

バギィンッ!!クロノスの右ストレートが胸部に当たり吹っ飛ばされ消滅するゲンム

 

【gameover】

 

「はぁっ!!…残りライフ85…!!」

 

すかさず土管から復活しクロノスに襲いかかる

 

「だー…もう!まだ終わんねぇのかよ!!」

 

「はっ!!はぁ!は!!」

 

ガキンッ!!ガン!!キン!!

 

ガシャコンソードで高速移動するイプシロンの攻撃をギリギリで受け止め弾くブレイブ

 

「…へぇ、大我を救うって言ってたのあながち嘘じゃないじゃん、だったら…」

 

高速移動を取りやめ雷の槍を作り出しブレイブに発射する

 

「なにっ!!?」

「そうはいくか!!」

 

パラドクスがブレイブに飛びかかり共にその雷の槍を回避する

 

「っ…すまない、助す…」

 

ブレイブがパラドクスに礼を言おうとその姿を確認すると

 

「お前…その姿…」

 

ブレイブが目にした姿はパーフェクトノックアウトの姿では無く混ざる前の姿「パーフェクトパズル」の姿だった

 

「俺の取っておきの裏ワザさ」

「っまさかっ!!?」

 

その言葉と同時にイプシロンが気づき後ろを振り返るしかしもう遅い

 

バギィン!!

 

イプシロンの顔面に拳が直撃する、それは赤い拳を持つパーフェクトパズルのもう1つの顔「ノックアウトファイター」

 

その攻撃によろめき後退したところを

 

「オラオラオラオラオラ!!」

 

間髪入れずに連続パンチの応酬

 

「オラァァ!!」

 

バキンッ!! 最後の一撃と言わんばかりに強烈な一撃を与え吹っ飛ばす、イプシロンはその攻撃をまともに受けないように腕を体の前でクロスさせダメージを最小限に抑えようとするが抑えきれず衝撃で後退し地面に電車道が出来る

 

「っ…!!」

 

そしてそのラッシュの隙を見てパーフェクトパズルが動く

 

「よっ…ほっ…よっと…勿論こいつで決まりだ」

 

【マッスル化!マッスル化!鋼鉄化!!!】

 

「しまった…鋼鉄化が…っ!!」

「無敵になんてさせる訳にはいかねぇからな」

 

【キメワザ!デュアルガシャット!】

 

「ぶっ飛んでいきなぁ!!」

「っ!!」

 

【パーフェクトクリティカルコンボ!!】

 

バギャァァン!! 咄嗟にガードをするイプシロンしかしパーフェクトパズルの強烈な右ストレートがそのガードを打ち崩しイプシロンの体を100メートル先まで吹っ飛ばした

 

吹っ飛ばされた先のビルは倒壊し崩れ去る

 

「あ…」

「バカっ!!やりすぎだっ!!」

 

あまりの威力にブレイブがパラドクスにツッコミを入れる

 

「あらら…もしかして神達の出番なくなっちゃった?」

 

しかし

 

ズギャァァァン!!

 

倒壊したビルから竜巻、それもまるで槍状の巨大な一撃が3人に襲いかかる

 

「ちょっ…マジか!?」

「息を合わせろ!!パラドクス!!監察医!!!」

「やるしかないか…っ!!!」

 

パラドクスは元のパーフェクトノックアウトに戻りつつパラブレイガンを構え、レーザー、ブレイブも己の武器を構えその風の槍を切り裂く

 

「「うぉぉぉ!!!」」

 

ドォォンッ!!

 

「きゃ…っ!!なんて…パワー…!」

 

ポッピーがその攻撃の衝撃で尻餅をつく

そしてその攻撃を受け流そうとした3人は受け流す事自体には成功したが地面に転がり動けていない

 

「だぁー…くそ…はぁ…はぁ…もう駄目…」

「くっ…限界か…!!」

「なさ…けねぇな…俺は…はぁ…まだ…やれるぜ…はぁ…」

 

コツコツと足音が鳴り響く、パラドクスの一撃と風の槍により破壊の一本道が出来そこを歩いて来るイプシロン

 

「流石…パラド…今のは多少やばかったよ、でももう終わりだね」

「く…」

「トドメ…刺してあげる」

 

【ウェザー!!キメワザ!!! マイティクリティカル!!ウィザード!!】

 

イプシロンの周りに冷気、炎熱、風、雷、水の自然現象とも言える属性が出現しそれらは全てイプシロンの姿となり空中へ浮かび上がる

 

「トドメだ!!!」

 

その声と同時に全ての属性がライダーキックを3人に向かって放つ

 

「「っ!!」」

 

3人は死を覚悟する、しかし

 

「っらぁぁ!!!」

 

ドォォンッ!!

 

「なっ…」

 

全ての属性イプシロンを回し蹴りで粉砕する、それは

 

「…はぁ…ぐふっ…はぁ…はぁ…残…り…ライフ…74…ふ…ふふふ…ダァーハッハッハッハ!!」

 

疲れている様子から一変狂ったように笑い出すゲンム

 

「間に合ったか…」

 

ブレイブが安堵からか手に握っていたソードを落とす

 

「ああ、待たせたなお前達」

「い、今更…大我が出てきたって…あたしは止めらんないから!!」

「…いいや止めるさ、前に言っただろ?」

「…何が…」

「「お前は俺の側から離れるな」って、だからもう二度とお前を遠くなんて行かせねぇ、そんな危険な代物…俺がぶっ壊してやる」

 

クロノスは構える

 

「っぅあたしは強くなったんだ!!大我なんかに負けない!!!」

 

シュンッ!! 目の前からイプシロンが消える、次の瞬間にはクロノスは殴られていた

 

ガッ!バギッ!ドゴッ!

 

上下、左右から瞬間移動の如く攻撃を受けるクロノス、だが

 

ガシッ!!

 

「えっ!?」

 

腕をいきなり捕まれ素っ頓狂な声をあげるイプシロン

 

「…捕まえた」

 

ズギャァァンッ!! 捕まえた腕とは逆の腕でイプシロンの腹部に一撃拳を当てる

 

「う…あっ…っ!!」

 

とてつもない衝撃なのかイプシロンは声を上げることさえ出来ず体をピクピクと痙攣させる

 

「…」

 

だがクロノスの攻撃は止まらない

 

ドンッ!!ドンッ!!!!ドンッ!!!!! 動けないイプシロンの腹部に連続で拳をぶち当てる

 

「っ…ぅぎゅっ!!…がっ…!!?」

 

「ふふん…流石はステータス最大のクロノス、今のクロノスは史上最強となったぁ!!このクロノスを止める事はハイパームテキ以外出来ぬぁい!!」

 

「ざっけ…ん…なぁ!!!」

 

必死の前蹴りが炸裂しクロノスから距離を取るイプシロン

 

【剛力化!!!】

 

「うらぁぁ!!!」

 

剛力化のアイテムを取り拳を振るう、クロノスがそれに対し蹴りで応戦する

 

ギャン!!

 

「っっ!?!?」

 

剛力化を使ったはずのイプシロンの拳が弾かれ大きく体制を崩す

 

「っどうしてっ!!」

「当たり前だ、この3人が稼いでくれた時間、俺は強化された、こいつらのお陰だ」

「っあたしはっ!!」

「強くなるって言うのは1人じゃ無理だ、1人で強くなろうとしてもすぐに限界が来る、だからこそ…仲間が必要なんだよ」

 

「っ…大我っ!!!」

 

弾かれた拳を再び握りしめ、クロノスを睨みつけるイプシロン

 

「ニコ、ゲームの時間は終わりだ」

 

 

 

「うぉぉ!!!」

 

ドンッ!!ガンッ!!ゴンッ!!

 

「ぐっはっ…!!」

 

エンドがエグゼイドの連続のパンチを受け大きく仰け反り後退する

 

「ぐぅぅぅ!!」

 

ガシャコンショットガンを構えエグゼイドに放つ

 

しかし ガインッ!!という金属音、ノックバックこそするがそのまま歩き前進するエグゼイドそして

 

バギンッ!!

 

「ぐあっはっ…!!」

 

近づいて来たエグゼイドに殴られ吹き飛び転がり壁に衝突する

 

そして次の瞬間にはダメージにより変身を解除してしまう

 

「ゲホッ…ゲホッ…な、何故だ…何故…攻撃力が下がらない…!!何故…!!」

「俺に攻撃力変化の効果は効かない」

 

「え!?マジなのかフィリップ!!」

「ああ、言ったろう?ハイパームテキは無敵だと」

「はぇ〜…これ俺達の出番ねぇな、案外楽に終わるかもな」

「…今の所は…だね」

 

ダブルはムテキの強さを改めて実感していた

 

「…は…はは…話には聞いていたが…ここまでとは…ハイパームテキ…あらゆる攻撃も効果も効かない…速さも…力も…全て規格外…とても俺なんかでは勝てる相手ではない…か」

 

グッタリとうなだれてる我狩

 

「…さぁ早くこのゲームを終わらせろエンド」

「…だけどなぁ…天才ゲーマー…終わるのは世界さ…それまで俺は…終わり続ける!!永遠にな!!!」

 

我狩はそう言い放ち地面に転がっていたマイティアクションZそして懐のポケットから出した【エターナルメモリ】を空に掲げる

 

「俺に力を寄越せ!!!」

 

「何をっ…!!」

 

ザワァ… 街全体が淀む

 

「なんだ…この嫌な風は…」

 

ジョーカーがそう言うのは無理はない、空は陰りジメッとした風が吹く

 

「あれはっ!!」

 

エグゼイドが目にしたのは街全体から「黒い何か」が吹き出ている光景だった

「黒い何か」は街の至る所から噴出する「もや」や「霧」のようなものでそれらが風に乗り我狩の手に持つエターナルメモリとマイティアクションZに集まっていく

 

「聞こえる…聞こえるぞ…!!絶望が…人々の悲しみが…俺に…!!!」

 

我狩は叫ぶ

 

「絶望だって…?」

「どうやらあの「黒い何か」の正体は…絶望なのかもしれない」

「どう言う事だ、フィリップ」

「この街でバグスタードーパントを暴れさせ人々に深い傷を負わせる事で悲しみや怒り、憎しみ…それらが積み重なり絶望となって彼に力を与えているのかもしれない、あのマイティアクションZを使ってね」

 

バチチ… マイティアクションZが怪しく火花を散らし絶望の風を一身に受け止めていく

 

「っ…やめろぉ!!!」

 

エグゼイドか走り出し我狩を止めようとするが

 

「もう遅い」

 

【ガシャット!!(カシャット!!)】

 

ドォンッ!!

 

「ぐわぁっ!!」

「「うぉぉ!?」」

 

近づいていたエグゼイドは勿論離れていたダブルまでもが我狩が変身するためにガシャット及びメモリをゲーマドライバーに挿入した余波で吹き飛ばされる

 

「なんつー力だっ!!」

 

「うぉぉぉ!!!」

【ガッチャァーン!!レベルアァウト!! 終わり無き終わり!永遠の終末を刻めライダー!!!】

 

一瞬、全世界全ての時が止まったかのように静かになる

 

しかし次の瞬間

 

ギュゥゥゥンッ!!ドォォォンッ!!と激しい爆発音と共に空が鳴き地面が揺れる

 

「っ…な…なんだ…ありゃあ…」

 

ダブルがその衝撃に耐え前を確認する、そこにいたのは白銀の鎧に黒のライン、片目はダブルなどのライダーのような目で隠されもう片方は通常のエンド同様となっている

 

そしてその風貌はかつての【仮面ライダーエターナル】 黒のマント、エターナルローブを見に纏う白のライダー

 

「マジかよ…まるでエターナル…」

「エターナルメモリを使った…あながち間違いではない」

 

「俺は…仮面ライダーエターナルエンド、全てを終わらせる者だ!!」

 

真っ黒のオーラを放ちダブル達を威嚇するエンド

 

「…世界は終わらせない…終わらせるのは…このゲームだ!!」

 

逆に黄金のオーラを放ち対抗するエグゼイド

 

「…いくぞ…エグゼイド!!ダブル!!!!」

 

エンドは動き出す、エグゼイドとダブルに向かって走り出した。

 

 

 

 

 

「うぁぁぁーーっ!!?」

 

バキンッ!という音ともに胸部にキックの一撃を受けたイプシロンはゴロゴロと地面を転がる、既に体からは煙、故障したように電気がパチパチと漏電している

 

「う…うぅ…」

「…もう限界だ、ニコ、諦めろ」

 

「くっくくく…流石だぁ…前回のクロニクルではハイパームテキに一方的だったから忘れがちだったが伝説の戦士…私の傑作だぁ!!」

「クロノス…改めて強大な力だったことを実感する」

 

ブレイブが大我のクロノスを見て呟く

 

圧倒的、ステータスがマックスとなったクロノスに敵はなかった

 

「あき…らめ…られるかっつぅの…あたしは強く…なって…!!!」

「強くなってどうしたいんだ?」

「…え…?」

「何で強さを求める」

「だって…あたしはゲーマー…強いやつと戦う事が…」

「違う、俺はお前の本心を聞きたいんだ」

「…あたし…あたしは、みんなの力に…なりたくって…だからっ!!!」

 

爆風が吹き荒れる、再び立ち上がりクロノスに向き合う

 

「だから力を手に入れたんだ!!!」

「…力が欲しいっつぅのは間違った願いなんかじゃねぇと思う、俺だってそうだった、だけどな…そいつは自分自身の手で掴むもんだ!」

 

クロノスもまたイプシロンに向かい合う

 

「そしてそいつは…自分自身の信念と向き合っていく覚悟があるやつだけだ!!ニコ!お前はどうだったんだ!!」

「あたしは間違ってなんか…ない!!」

 

2人は走り出す

 

「「うぉぉぉぉ!!!」」

 

拳を握りしめ振りかぶる

 

「「うぉぉらぁぁぁっっ!!!」」

 

バキンッ!! クロスカウンター 互いの拳が顔面に直撃し静止する、しかしよく見るとその拳は…イプシロンの拳はクロノスには当たっていなかった

 

「う…あ…」

 

ゆっくりと崩れ落ちていくイプシロン、そしてゲーマドライバーからウェザーメモリが排出され砕け散る

 

「っニコ!!」

 

クロノスはすぐに変身解除したニコを抱き抱える

 

「ニコ!しっかりしろ!!」

「大我…ごめんね…あたし…間違って…」

「言っただろ、間違いじゃないって…ただ他人を犠牲にするようなやり方…それだけは間違ってる」

「…うん」

「だが今回はお前を操っていたガイアメモリって奴の影響のせいだ…誰から貰った?我狩か?」

「…違う、我狩じゃない…」

 

「私ですよ、ドクターの皆さん」

 

「っお前は…!!」

 

ブレイブが歩み寄ってくる男の姿を見て驚愕した

 

「我狩さんでは貴方を説得することはできないと踏んでガイアメモリを貴方に渡したのは正解でしたね…」

「先ほどの映像に映っていた男だな」

「ええ、私は大野内、お久しぶりですね檀黎斗君」

「…何?」

「覚えていらっしゃらない?そうですね、まだ貴方が中学生の時ですしね」

「知り合いか?ゲンム」

(大野内だと?聞いたことがない…あの頃に出会っていた人間に大野内など…)

 

「どうしてニコにメモリを…!!」

「簡単な話です、ニコさんが天才ゲーマーだからですウェザーメモリをあそこまで使いこなし、我狩さんのバグスターウイルスにここまで適応するとは…お陰様でいいデータが取れました」

「っざっけんな…あんたがあたしにあのメモリを渡したから…!!」

「私のせいだと?…違いますねぇ…ガイアメモリは貴方の願望を刺激しただけですよ、どうです?私が改良したガイアメモリは」

「改良だと?あんたの力で…か?」

 

レーザーが大野内に尋ねる

 

「ええ、私は過去に仮面ライダーと呼ばれる者達が様々な場所で戦っていたことを知っている、貴方達ごときでは知りえない戦いが…」

「…何が言いたい」

「…不思議だと思いませんか?戦う仮面ライダーが複数存在し規模の大小があれど世界的に大事件が起こっているというのにこの世界の人間は皆まるで危機感がない」

 

「…確かにそう言われると…クロニクルのパンデミックがあった当初は大々的にニュースになってたけど…もう…」

 

ポッピーがそう呟く

 

「そう、この世界の人間は「怪物」や「怪現象」に慣れてしまっているのだよ、まるで「自然災害」と同じようにね」

「自然災害だと…人為的に起こしている事を災害と一緒にするな!」

 

クロノスが吠える

 

「花家さん、これは紛れも無い事実なのですよ、事実として上げるのであれば人間の怠惰…それは貴方達仮面ライダーにある」

「なに?」

 

パラドクスが不機嫌そうに聞き返す

 

「過去のライダーは皆!!正義感に溢れ!他者を助け!全てを守ろうとする!!大事件こそ起きても「大被害」になる前に未然に仮面ライダーが事件を収束させる…!!!人々は思う!!「今度何が起きても仮面ライダーが何とかしてくれる」と!!!」

 

大野内は続ける

 

「君達にも覚えがあるのでは無いかな?」

 

皆がクロニクルやVRの事件を思い出す…確かに人々は少なからず仮面ライダーである自分達に頼っていた…いや自分達もまたライダーとして守ろうとしていた

 

「それの何が悪い」

 

パラドクスが先ほどの不機嫌さを解き放つように言い放つ

 

「そうやって何もせず他人にすがり無駄な希望を描く人間達を何人も見てきた、誰かがなんとかしてくれる、今の自分には関係ないなど偽りの希望を得ていてはこの地球はダメになる、だからこそ私は絶望で世界を包むのですよ」

「そんな…自分勝手な…!!」

「勝手なのは他でも無い人間です、人間は目の前に起こる事実にしか目を向けない、目の前でないところで起こっていることなど気にも留めない…君達は仮面ライダーダブルの存在を知っていましたか?知らないでしょう、彼らもまた風都という街で影ながら戦い諸悪を潰したヒーローです、ですが世界的には極所的に起こった事件を解決しただけ、今その街では何もなく平和が続いているだから誰も気づかない…」

 

「目の前で起こる悲劇にしか目を背けられない人間が、自分達では何もできない人間が仮面ライダーという存在に希望を抱くこの世界はおかしいとは思いませんかねぇ?」

「確かに人間は身勝手だな」

 

ゲンムが答える

 

「しかしかといって貴方に世界を変えるなどという権利はない、貴方もまた同じ人間だ」

「ほう?」

「だが私は違う、バグスターであり神である私に…指図するな」

 

「…全く、貴方という存在は…」

「そもそも貴方に勝ち目などない、私達にはハイパームテキという最強で私の最高傑作の力がある!!」

「…それを私が知らないとでも?」

「何?」

 

「ハイパームテキ対策をこの私が怠るはずがない、数多のデータを掻き集めその力を集結させ、擬似的に再現し作り出したメモリ、エターナルメモリとマイティアクションZ…これらが混ざり合った時…ハイパームテキに対抗できる力が生まれるという事を…!!」

 

大野内がそう言い放つと大地が一瞬揺れ、嫌な風が吹く

 

「なんだ…この感じは…!!」

「何が起きている…!!」

 

ブレイブとクロノスがその違和感に気づく

 

「ついに解放されました、我狩さんの力が…世界を終わらせることができる力…エターナルエンドの力が…!!」

「エターナルエンドだと…?」

「我狩さんの絶望が終わりを呼ぶ、永遠に止まることのない終わりのない終わりが、この世界を包み絶望の連鎖が続き続ける」

 

「ふざけた事抜かすなよ…おっさん、あんたの一存でそんなこと決められちゃあ世話ねぇなそれに…」

「お前は言ったな仮面ライダーは人間にとって希望だって…なら俺たちは止めるぜ、その絶望の連鎖って奴を」

 

レーザーの言葉にパラドクスが続ける

 

「…やれやれ、貴方達は本当に分かっていないのですね…なぜ私がニコさんに協力してもらいデータを取っていたのかを」

 

【ゲムデウス!ユートピア!!!】

 

取り出したバグバイザーを装着しバグスターメモリを挿入

 

「…エターナルエンドの為だけではないという事です…」

 

【仮面ライダークロニクル】

 

「なっ…」

 

「変…身」

 

【ガシャット、ガッチャーン、バグルアップ、天を穿つライダー、全てを極め、全てを掴め!!】

 

バチバチバチ!! 電撃が走り両サイドから羅針盤状のエフェクトが大野内を挟み込む

 

次の瞬間幻想的な天使の翼が一瞬現れ羽ばたき羽を散らして消える

 

現れたのは黄金に輝くクロノス、背中には小さな天使の翼を生やし特殊な杖を持つ

 

杖の形状は先端にルーレットのようなものが取り付いており表にはAからZの文字、裏には様々なバグスターのイラストが書かれている

 

「さしずめゲムノピアクロノスと…言ったところでしょうか」

「バカな…何故奴がクロノスに…っ!!!」

「言ったでしょう檀君、私は我狩さんの力とニコさんの力を研究したと、我狩さんには驚異的な力を持っていた、それはあらゆるウイルスや特殊な力に対する抗体…完全抗体が存在したのです、その抗体を私の体に入れる事でこのように簡単にクロノスに変身する条件を揃えることができる」

「なんだと…完全抗体…だと…っ!!」

「そしてニコさんの戦闘データを取集する事で不完全であったユートピアとゲムデウスのメモリを補強することができました…先程私の分身がハイパームテキと戦闘をし敗北したようですが…良い戦闘データになりましたよ」

 

「…何から何まで奴の掌の上ということか…」

 

ブレイブが苦虫を噛み潰したように呟く

 

「私は言いました、仮面ライダーこそ人間の怠惰の象徴と最後の希望だと…ならばそれを排除した時、この世界は絶望に満ちるのだと…ですから私自らの手で…排除させてもらいましょう」

 

「来るなら来やがれ!!!」

 

パラドクスが動く、パラブレイガンを片手にゲムノピアクロノスに斬りかかった

 

しかしその全てを片手の杖で弾かれる

 

「天才ゲーマーといえこの程度ですか」

 

バギンッ!! 杖で殴られ吹き飛ばされるパラドクス

 

「うわぁぁっ!!」

「パラドクスっ!!!っはぁぁ!!」

 

ブレイブが吹き飛ばされたパラドクスを見て駆け出す

 

「ほう」

 

クルクルと杖の先端のルーレットを回し

 

【アイズ!!】

 

スッスッとブレイブの攻撃を全て紙一重で避けられ更にカウンターで杖で殴られる

 

「うぐぁぁっ!!」

「ブレイブっ!!…あいつ…まるでブレイブの攻撃が分かっていたような動きをしていた…!!」

 

「ええ、分かっていましたよ、これが私の力…」

 

更に杖を裏返しクルクルと回す

 

【リボル!!】

 

杖の形状が変化しガトリングに変わる

 

「なんだと!!?」

 

ドガガガッ!! そのままガトリングをぶっ放しその場にいた全員を吹き飛ばす

 

クロノスは生身のニコを守るようにしたためダメージが他の皆よりも大きい

 

「ぐぅぅっ!!」

「大我っ!!」

 

「ぐっ…くっ…まさか奴はバグスターとドーパント全ての力を使うことができるというのか…!!」

「その通りです鏡さん、私は全てのドーパントとバグスターの力を使うことができます…それにクロノスの力もねぇ…」

「バカなっ!!そんな事が…私の許可なく…!!!許さん!!!」

 

ゲンムが飛び出し大振りのパンチを繰り出す

 

【ルナ!!】

 

ドドドドッ!! 発射されるリボルのガトリングの弾が縦横無尽に歪む弾道でゲンムを襲う

 

「なんだとっ…ぐぁぁぁ!!」

【game over】

 

その攻撃を受け消滅するゲンム、しかし

 

「甘ぁい!!」

 

ガンッ!! ゲムノピアクロノスの背後から土管と共に現れたゲンムがゲムノピアクロノスを殴る

 

「っ…とそうでしたね、貴方はコンティニュー機能が…」

「それだけではなぁい…」

 

その言葉で足元を確認すると既に真っ黒のゾンビがゲムノピアクロノスにしがみついていた

 

「これは…?」

「貴様は削除するぅ…!!」

 

ドォォン!! ゾンビが大爆発を起こしゲムノピアクロノスは爆炎で見えなくなる

 

「ヴァッハハハ!!私の作品をいくつも盗んだ罪だぁ!!」

「…全く、貴方は誰を相手にしているのか…忘れたのですか?」

「なにっ!?」

 

ゲンムの背後、既にゲムノピアクロノスは立っていた

 

「っバカなっ!!何故…まさかっうぐっ!?」

 

ゲムノピアクロノスはゲンムの首を掴み持ち上げる

 

「うぐっ…ぐっ…」

「貴方のその力は厄介ですね、なら…」

 

【ライアー!!】

 

「…「私以外のライダーが全て敵です」 」

 

バキンッ!! そう言いながらゲンムを殴り吹き飛ばす

 

「ぐふっ…が…!!」

「黎斗!!!」

「ぐ…やってくれたな…もう…許さん…」

 

ポッピーが心配そうにゲンムに近づく、しかし

 

「っ雑兵を増やし私を倒しきるつもりかぁっ!!」

「きゃっ!!」

 

近づいたポッピーがゲンムに殴られ転ばされる

 

「…黎斗…?」

「舐められたものだ…私を…誰だと思っている!!…っち…他の奴らをどこへやったぁ!!」

「きゃぁっ!やめて!!黎斗!!」

 

そう言いながらポッピーに殴りかかるゲンム

 

「どうしちまったんだ…神のやつ…」

「恐らく奴の仕業だ…ゲンムに取り付いたあの針…あれが怪しい」

「ブレイブ、レーザー…ゲンムを止めろ、アイツの相手は俺とパラドクスでする」

「…分かった」

「乗ったぜ、その提案!!」

 

「ニコ、動けるか?」

「…うん、なんとか…」

「なら下がってろ、お前の借りは俺が返してやる」

「…分かった、気をつけてね大我」

 

「行くぞ、パラドクス」

「ああ」

 

レーザーとブレイブでゲンムをクロノスとパラドクスでゲムノピアクロノスを狙う

 

「…貴方達では勝てませんよ、私には」

「やってみなきゃ…わからねぇだろ!!」

 

クロノスが渾身の右ストレートを放つしかし

 

「な!?」

 

それは簡単に受け止められる

 

「嘘だろ?今のクロノスはステータスマックスの筈じゃあ…!!」

 

パラドクスがその光景に驚く

 

「残念ですが、私のゲームエリア内でステータスアップなど無意味、私が変身した時点で全て元に戻ります」

「なっ!?」

「ふんっ」

 

杖で殴られ後退するクロノス

 

【マグマ!! ガットン!!】

 

溶岩状の拳が地面から突き上げ後方にいたパラドクスを殴る

 

「ぐぁぁぁっ!!」

「パラドクスっ!!!」

 

「貴方達を消し、エターナルエンドがハイパームテキを葬れば、この世界で私達を倒せる存在はいない…この世界の希望も無くなるのです」

「…っ」

「この世界を絶望に包んであげましょう」

 

 

 




「仮面ライダー ゲムノピアクロノス」
■身長:238.0cm
■体重:132.0kg
■パンチ力:120.0t
■キック力:126.0t
■ジャンプ力:120.0m(ひと跳び)
■走力:0.687秒(100m)

■必殺技

ゲムノピアクリティカルクルセイド


変身者は大野内。 全てのバグスターデータを得て擬似的なゲムデウスバグスターのデータを作り出し更にそこにユートピアメモリを融合させた「ゲムデウスユートピアメモリ」と「クロニクルガシャット」をスロットに差し込む事で変身する。このレベルの変身には本来変身者が耐えられず消滅するはずなのだがありとあらゆるウイルスなどに抗体がある「我狩大和」ならば変身可能であり、更に彼のデータを採取し自身に取り込み「ゲムノピア」の力で希望エネルギーを吸収し培養しニコの戦闘データを元に調整した事により大野内自身も我狩に近い存在となった。


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第9話 加速とTime!!


エクストリームとムテキって別角度で相手にしたくないライダー


 

「うぉぉぉ!!」

 

エグゼイドが右ストレートを放つ

 

「ふん」

 

それを回避しエターナルエンドもまた右の拳をエグゼイドに放つ

 

それを左手で掴み攻撃を回避するエグゼイド

 

「俺達も見てるだけじゃやばそうだな」

「そうだね、翔太郎…僕達も動こうか」

 

キーッ!! 上空を鳥のような機械が飛び回りそれがCRで眠っているフィリップをデータ化し吸収する

 

「よっしゃ、行くぜ…」

 

戻ってきたそれをダブルがドライバーに差し込み

 

ガシャン!

 

【エクストリーム!!】

 

ダブルの真ん中が裂け開くそこに白銀の鎧が出現する

 

【プリズム!】

「プリズムビッカー!!」

 

更に盾状の武器を取り出し柄を引き抜くと盾と剣の武器となる

 

「さてと…フィリップ、お前は奴の弱点を探してくれ」

「ああ、任せてくれたまえ」

 

そう言いながらダブルはエグゼイドとエンドに割って入る

 

剣を振り下ろしエグゼイドとエンドを切り離し、距離を置かせる

 

「…エクストリーム…それも知っているぞ…敵の情報の解析と分析に特化した力だと…ある意味でムテキよりも厄介な存在だ…だからこそ…」

 

ブォン!! 漆黒の闇がエンドから溢れそれがダブルを包む

 

「くっ…っなんだっ!!?」

「っ翔太郎まずいよ!!」

「どうした!!?」

「地球のデータベースに…アクセスできない!!!」

「何!?」

 

「それは絶望だ、人々の産んだ絶望エネルギーが貴様達を包んだ、貴様の力は地球のデータを覗くこと、地球が産んだ人間という種の負のエネルギーの効果で貴様達の閲覧能力を抑制させてもらった」

「くっ…なんて野郎だ…!」

 

「それでも、俺達はお前に勝つ!!」

 

エグゼイドが再びエンドに殴りかかる

 

「いいや勝つのは俺だ」

 

エグゼイドの右拳を弾きカウンターで左拳でエグゼイドの腹部を殴る

 

ダブルもまたプリズムソードでエンドに斬りかかるが蹴りを入れられ後退し更に追撃で2度ほどパンチを貰う

 

「ぐあっ…!!」

 

エグゼイドがその隙を狙いエンドを後ろから攻撃しようとするが

 

「はぁぁっ!!!」

 

振り向くことなく後ろに蹴りを入れ更に回し蹴り、回し蹴りの反動を使ってもう一度回転し蹴りをエグゼイドに与える

 

「ぐっ…!!」

 

エグゼイドは吹き飛びダブルの所まで後退する

 

「強い…どうなってんだこいつ…」

「翔太郎、永夢君…見てくれ、エンドが纏っているあのオーラ」

 

サイクロンが指を指すとエンドは街中から黒いエネルギーを貰っているように見える

 

「アレって…さっきエンドが言っていた街の人々の絶望のエネルギー…」

「ああ、恐らくその絶望のエネルギーとやらで自身を強化し…ムテキと戦える力にまで引き上げたんだ」

「なんつぅ野郎だ…」

 

「お前達で俺に勝つ事は不可能だ、それを今から教えてやる…はぁぁぁっ!!!!」

 

エンドがそう言うと絶望エネルギーが大量にエンドから湧き出てくる

 

「っ何かまずいっ!!」

 

エグゼイドの言葉と同時に

 

【エターナルマキシマムエンドライブ!!】

 

その絶望のオーラを右拳に宿らせ一瞬でエグゼイド達に近寄り拳を振り抜く

 

「っ2人共っ!!!」

 

エグゼイドがダブルを突き飛ばしエンドの一撃を諸に受けてしまう

 

「永夢「君」!!!!」

「ぐぁぁっ!!!」

 

ズギャギャァァンッ!! 途轍もないエネルギーがエグゼイドに直撃しそのままエグゼイドは吹き飛ばされる

 

数百メートル先のビルを突き破り地面に衝突する、地面には小さなクレーターができ衝撃で地面に亀裂が入る

 

「…っ…何ていう力だ…」

 

少し蹌踉めきながら立ち上がる

 

「…エターナルエンド…確かに強いな…ん?」

 

エグゼイドが周りを見る

 

「うえぇぇぇん…おかあさぁぁん!!」

「怪物だぁ!!逃げルルォォ!!」

「くそっ!!なんでっ!!こんな事に!!」

 

街の至る所で火の手が上がり建物は倒壊、人々は逃げ惑い、子供が行き場をなくし泣いている

 

「…なんだよ…これ…」

 

そして人々から絶望エネルギーが湧き出て全てミレニアムタワーに集まって行く

 

「…っ!!なんなんだよこれっ!!」

 

エグゼイドはそう言いながら女の子に近づきしゃがむ

 

「大丈夫?もう心配はないよ」

 

「うゔ…仮面ライダー…発見ダァ!!」

 

エグゼイドと女の子の側に近寄るバグスタードーパント、一気に駆け寄り攻撃を仕掛けてくる

 

「…街の人は…俺が守る!!」

 

ドン!! 立ち上がりながらアッパーカットで拳を当て更に渾身の一撃の右ストレートでバグスタードーパントを一瞬で粉砕する

 

「ごぱぁぉぁ!?」

 

バグスターメモリが排出され人の姿に戻る

 

「…早く逃げるんだ、ここは危ない」

「…うん、頑張ってねお兄ちゃん、助けてくれてありがとう」

 

女の子はお礼を言いながら去って行く

 

「…どこへ行ってもきっと危険に代わりは無い…早くエンドを倒して、この状況をなんとかしないと…!!」

 

エグゼイドがそう言いながら足に力を込め跳躍しようとした瞬間だった

 

「え…?」

 

ガクッと膝を突き体制を崩す

 

「な、なんだ…体に力が…入らない…」

 

ヨロヨロと動き、近くの建物にもたれかかる

 

「…うぐ…体は…なんともない…なんだ…この気だるさ…くっ…早く戻らないと…」

 

 

 

「っく…!!はっ!!」

 

ガンッ!! キンッ!!

 

プリズソードとビッカーシールドでエンドの攻撃をなんとか凌ぐダブル

 

「っ永夢の奴どうしたんだ…?なんで戻ってこねぇ!!まさか…今の攻撃で!?」

「それは無いよ翔太郎、ムテキは無敵さ、ダメージを受けない…だがしかし…確かに遅すぎる」

 

ガキンッ! 重い一撃が盾ごと貫きダブルが体制を崩す

 

「うあっ…く…!!」

「戻ってこれないのは当然だ、あの攻撃を受けたんだ、ハイパームテキと言えどただでは済まない」

「…何?」

「ふん、今頃奴も分かっているはずさ俺の力の恐ろしさを」

 

 

「あぅ…ぐ…これは…まさか…」

 

ヨタヨタと動きながらゲーマドライバーを抑えるエグゼイド

 

そしてパチパチと音を立て火花を散らしているのはムテキガシャットであった

 

「…く…ムテキガシャット自体にダメージが…あるのか…」

 

渾身の力を振り絞りミレニアムタワーに向かう

 

「いや…それだけじゃ無い…っ…」

 

エグゼイドが両手を確認する、そこから青と赤の電子データのようなものが漏れ出しては消えて行く

 

「俺の…バグスターウイルスが…直接ダメージを受けているんだ…っ!!」

 

 

「なんだと…!?」

「バグスターウイルスに直接ダメージを与える力…!!?」

「そうだ、俺には「強制的にダメージを与える力」が宿っているとはいえハイパームテキのようにダメージを無効化する相手には確かに意味がない…が強制的にダメージを与えるのは何もムテキ自身で無くてもいい」

「…!そうか…君は…」

「フィリップ何かわかったのか…?」

「…ああ、彼はハイパームテキの弱点を知っている…それはハイパームテキは永夢君にしか変身できないこと、そして…永夢君の変身には…体内のバグスターウイルスが必要だと言うことだ…」

「その通りだ、流石探偵…俺の攻撃を受ければ仮面ライダーに必要な力自体にダメージを与え最終的には…破壊する、バグスターウイルスは勿論、貴様達のガイアメモリ…更には大野内が持っていたデータ全てに保存されているライダーに必要なアイテムも全てな」

 

「バカな…!!」

「…永夢を変身させなくするつもりか…!!」

「ハイパームテキに正面から戦って勝てるなどと思っていない、だからその根源たる…ライダーにとって必要不可欠の物を破壊する…これはハイパームテキだけで無く全ライダーに言える弱点…貴様達は俺の力で永遠に力を失う」

「マジかよ…だとしたら俺達、盾があってよかったぜ…」

「だけど…っぐっ!!」

 

エンドの同等の連続攻撃を盾と剣で捌き避けることで精一杯、攻撃に移ることが一切できない

 

「ダメだっこのままじゃ攻撃できねぇ…!!」

「エクストリームは攻撃特化の形態では無いからね…攻撃するのならファングジョーカーの方が良いんだけど…っ!!」

「確かにファングジョーカーなら攻撃はできるだろうが…今度は防御ができねぇだろう…な…っ!!!」

 

ギリギリでエンドの攻撃をいなし一定距離を保ちつつ回避する

 

攻撃に転じなければなんとか相手の攻撃を捌くことは出来る、それを可能にしているのはやはりこの2人の長年仮面ライダーとして活動してきた経験、知識の賜物だろう

 

「流石だな、ダブル…ならば…」

 

シュン…と一瞬で高速移動し背後に回り込む

 

「なにっ!?」

 

ガキンッ! 何とか体を動かし盾でエンドのパンチをガードする

 

「ふん」

 

その動作を完了した時には既にエンドはまたしてもダブルの背後に移動

 

「っ翔太郎!!後ろだっ!!」

「っらぁっ!!」

 

その言葉に反応し盾で背後を攻撃するように牽制する

 

 

「甘いな」

 

それを軽く屈んで避けその体制で蹴りをダブルに加える

 

「ぐわぁぁっ!!」

 

ダブルは大きく吹き飛び地面を転がる

 

「くそっ…!!」

「まだだ」

 

ゴォォ… エンドの頭上に絶望エネルギーが集中しそこから漆黒の球が打ち出される

 

「っうぉぉぉ!!」

 

倒れている場合では無いと判断したダブルは直ぐに立ち上がり剣と盾で無数に飛んでくる球を弾き守り避ける

 

だが

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

あまりの数に避け切る事が出来ず1発、2発と漆黒の球に当たり火花を散らして吹き飛ばされる

 

「うぐ…」

「翔…太郎…少し…体が重く…」

「フィリップ…?」

 

サイクロンことフィリップは自身の体を確認する、すると自身を構成するデータが分解され霧散していく

 

「不味い…僕の体を構成しているデータが…破壊されている…」

「何だって!?」

「このまま奴の攻撃を受け続ければ…僕はもう2度とこの地球で活動することは出来ないだろう」

「マジ…かよ…」

 

「俺の力を思い知ったようだな、ダブル…俺の力でお前の右側は消滅する、俺の力で消滅した場合もう2度と復元することはできない」

 

その言葉は過去にフィリップが復活した事を知っているような口ぶりだった、いや彼は大野内から知らされているのだろう

 

「…そんな事はさせねぇ…もう2度と…フィリップを失うわけにはいかねぇんだ」

「翔太郎…」

「口だけでは何とでも言える」

 

再び絶望エネルギーを頭上に集中させダブルを狙おうとする

 

「消え失せろ」

 

しかし

 

「うぉぉぉ!!!はぁぁぁっ!!」

 

ズギャァァンッ!! まるで流星、黄金に煌めくエグゼイドが空からその絶望エネルギーをキックで打ち破った

 

「っ…戻ってきたか…!!」

 

「…遅れて悪かったな…2人とも…」

「永夢!!お前体は…!!?」

「正直まだキツイ…だからこそさっさと終わらせて、人々を救う、今の俺達にできる事を全力でやるしか無い」

「そうだよな…フィリップ」

「わかってるさ、消滅に怯えているんじゃあ勝てるものも勝てない、行くよ2人とも」

「「おう!」」

 

「…無駄な事を…」

 

 

 

「ってめぇ…!!!」

「ふぅん」

 

ガン!!ガキンッ!

 

クロノスとゲムノピアクロノス、2人のクロノスの攻防は続く

 

次から次へとパンチとキックの応酬が続くのだが少しづつ押されるのはクロノス

 

「くっ…!!」

「流石は花家さん、クロノスの適合者では無い人間の筈なのにここまで使いこなすとは、しかしやはり完全な適合者では無い」

 

ガンッ!!

 

ゲムノピアクロノスが前方に蹴りを放ちクロノスを後退させる

 

「スペックが向上しようとも使用者の適合率が低ければ所詮それはただの人形に過ぎない、今の君は檀正宗のクロノスよりも弱い」

「黙れ…!!!」

 

右の拳を振るうも簡単に回避されてしまう

 

「っち…!その力…ドーパントか…!!」

「そうです、この力は「アイズ」と言ってね相手の微細な筋力の動きや向きなどで相手の動きを読む事が可能な能力…この力を使う限り貴方の攻撃など当たりません…まぁ使う必要もありませんが」

「何を…!!」

 

【アランブラ!!】

 

バチィィ!!

 

「ぐぁぁぁっ!?!?」

 

体が痺れる電撃を浴び動けなくなるクロノス

 

【アイスエイジ!!】

 

ズバババッ!! つらら状の氷が無数にクロノスに衝突する

 

「ぐぅぅっ!!」

 

体の至る所が凍り身動きがさらに取りづらくなる

 

「ふん」

 

ガンッ! クロノスを踏みつけるゲムノピアクロノス

 

「見なさい、お仲間の戦いを私が出る必要さえないのです」

 

そう言いながら指を指す、そこでは

 

「ブゥゥン!!」

 

ゲンムがブレイブ、レーザー、ポッピーに殴りかかる

 

「っち!こういう時に限って面倒な奴を…!!」

「…ポッピーピポパポは下がっていろ!!」

「わ、分かった…!!」

 

「ちょこまかと…私を焦らすなぁ!!」

 

【ガッシューン…ガシャット!!キメワザ!!デンジャラスゾンビデッドォ!!】

 

もう1体のデンジャラスゾンビが出現しブレイブに襲いかかる

 

「くっ!!」

 

ガキンッ!ガキンッ!と剣で斬り付けるもまるで効いていないかのように進軍する

 

「やろっ…!!飛彩!」

「余所見している暇があるのかっ!!」

 

ゲンムがレーザーに飛びかかりパンチの応酬

 

「っやろっ!!こいつ敵に回った時に限って厄介なんだよっ!!」

 

「たぁっ!!」

 

ブレイブがソードで斬りつけ追撃をしようとした瞬間

 

ガシッと足を掴まれる感覚が襲う

 

「っ!?なっ…!!」

「喰らえぇ…」

 

ズガァァンッ!! 激しい爆発音と共にブレイブを捉えていた黒いゾンビが爆発を起こす

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

吹き飛ばされ転がるブレイブ

 

「っ…マジかっ!!」

「とぁっ!!はぁっ!!」

 

攻撃の手を緩めないゲンムに対し攻撃できないレーザー

 

「っ待てよ…いい事思いついたぜ…!!よっと!!」

 

前蹴りをゲンムに放ち、よろめくゲンム

 

「これで決めるしかねぇな」

 

取り出したのはプロト爆走バイクガシャット

 

【爆走バイク!】

 

「やっぱりな、もう使えるようになってた訳か」

 

【ガッシューン…ガシャット!!爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!】

 

「くっ…監察医…一体何を…っ」

「飛彩はそのまま分身体と戦っててくれ…こっちは俺に任せろ」

 

そう言いながらレーザーはゲンム本体に殴りかかる

 

その攻防は互角しかし

 

「よっと…これならどうよ」

 

【アガッチャ!ギリギリ!ギリギリ!チャンバラ!】

 

「ほらよ!!」

 

バキンッ!! 両手に持ったアローの連撃でゲンムを圧倒し始めるレーザー

 

「ぐふぅ…なにぃっ!!!」

「こいつで終わりだ!!!はぁっ!!」

 

ズキャンッ!!強烈な一撃がゲンムに直撃しそのまま

 

「ぐぁぁぁっ!!」

【game over】

 

消滅するゲンム

 

「なにをっ!!?」

 

ブレイブがその光景を見て驚く、更にブレイブと戦っていたゲンムの分身体もゲンムの消滅に伴って消える

 

「ブゥゥンッ!残りライフ73!!」

 

そして復活するゲンムしかし

 

「私を倒し…む?」

「どうやら元に戻ったようだな」

「どういう事だ?」

「神が言ってたろ、特殊能力を自分に受けてもコンティニューすれば元に戻るって…褒められた方法じゃ無いけど最も効率のいい解除の仕方っつぅ事さ」

「ぐぅぅ…!!何か分からないがどうやら私を利用したようだな…!!」

 

「ん?どうやらそちらは終わったようですね…私の方も終わりそうですが」

 

ゲムノピアクロノスがクロノスの首を片手で掴んでいる

 

「ぐっ…」

「スナイプ…!!今…っ!!!?」

 

パラドクスが動こうとした瞬間足に力が入らなくなったのか地面に倒れこむ

 

「なっ…に…?」

 

そしてパラドクスの体からデータが漏れ出したかのように青と赤のデータが空中に漂い消える

 

「はっはっは!どうやらエンドがエグゼイドにダメージを与えたようですね」

「何!?ムテキにダメージだと!?あり得ない!!!」

「ええ、ハイパームテキにダメージというのは少し違いますね…正確には宝生さんのバグスターウイルスにダメージが与えられているという事です」

「バグスターウイルスにだと…!?」

 

「そうです、エターナルエンドにはバグスターウイルスやその他の特殊なエネルギーに対して直接ダメージを与える機能があるのです、バグスターウイルス、ガイアメモリ、コアメダル、コズミックエナジー…ありとあらゆるエネルギーや力を直接破壊する、それがエターナルエンド」

「っ…たしかにそれだったらムテキにも…いや永夢自身にダメージを与えられるって事か…」

「それだけじゃない…研修医のバグスターウイルスにダメージということは…」

 

横たわるパラドクスに目線を移す

 

「パラドにも…」

 

心配そうに目線を移すポッピー

 

「なんの…これ…くらい…くっ…!!」

「パラド…無茶すんな」

 

レーザーがパラドクスに近づき肩にポンと手を乗せる

 

「ふん」

「ぐぁぁっ!!」

 

クロノスが投げ飛ばされ地面を転がる

 

「まだ私に勝つつもりでいるようですね…なら絶望を味あわせてあげしょう」

「何?」

「ふふっ」

 

【ポーズ…】

 

周りの時間が停止する

 

「ポーズだと…!!!」

 

その場で動けるのはクロノスである大我のみ

 

「ボロボロのクロノス1人で私を相手になどできませんねぇ…」

「っ…!!うぉぉぉぉ!!!」

 

クロノスが飛び込む、しかし

 

【ユートピア!リボル!】

 

ドガガガッ!! 無数の弾丸がクロノスを襲い更に周りの岩なども浮かび上がりクロノスを攻撃する

 

「ぐぁぁぁっ!!」

「これで終わりです」

 

【キメワザ、ライダージャッジメントオブゴッド】

 

無数の羅針盤が地面に出現しゲムノピアクロノスが回し蹴りをするとその羅針盤の針が同期しその場にいるライダー全てがその指針の餌食となる

 

「絶望しなさい」

【リスタート】

 

ズギギャャアン!!

 

「「ぐわぁぁぁ!!?」」

 

ゲムノピアクロノス以外の全員のライダーが吹き飛ばされ転がる

 

ゲンムはゲームオーバーとなりポッピーとパラドクスは変身解除にまで追い込まれる

 

「がっ…はっ…」

「強…すぎる…」

 

「たあっ!!…残りライフ72…」

 

「パラド!パラド!!」

「う…うぅ…」

 

横たわりグッタリとしたパラドに呼びかけるポッピー

 

「く…このままでは…ジリ貧だ…」

「だけど…ここで負けるわけには…いかないっしょ…」

 

「ふふ、貴方達の希望がいつまで持つか…ふふ…」

 

 

 

「はっはっはっ!!」

「ふん!!」

 

エグゼイドの攻撃を全て捌き弾き蹴りを入れエグゼイドを自分から離す、そして更に斬り込んできたダブルをまずはマントで目隠しする事で視界を遮る

 

「っ!!野郎!!」

 

バサァッ! マントを振り払うと眼前にエンドはいない

 

「あん?どこに…」

 

ドォンッ!!

 

「なっ!?」

「くっ…!!」

 

ダブルの目の前にエグゼイドが落下してきた

 

「なんだっ…!!」

「翔太郎構えて!!」

「空から永夢が降ってきたって事はっ!!」

 

ダブルが上空を見上げるとエンドが再び絶望エネルギーを集め無数の球を発射する

 

「永夢!!俺の後ろに!!」

 

ガンッ!!ゴガン!! 盾と剣で懸命に球を撃ち落とすダブル

 

「ぐっく…!!流石に永夢でも攻撃受けるわけには…いかねぇんだろ!!!」

「翔太郎さん…!!」

「俺は…!!永夢も…フィリップも失いたくねぇんだ!!」

「無駄だ!!お前達はここで終わる!!!」

 

絶望エネルギーを身に纏いそのままダブルとエグゼイドを蹴り抜けようとする

 

「うぉぉぉ!!プリズムブレイク!!!」

 

ドォォン!!

 

「「うわぁぁぁ!!」」

 

ダブルの反撃で直撃こそしなかったがエグゼイドとダブルは吹き飛ばされてしまう

 

「ぐっ…く…」

 

エグゼイドの体からはバグスターウイルス、ダブルの体からは地球のデータが漏れ出している

 

「フィリップ…しっかりしろ…」

「わかってるよ…翔太郎…僕もこんなところで…消えるわけにはいかないからね…」

「俺だって…力を失うわけには…パラドを失うわけにはいかないんだ…」

 

「…失うといいお前達の大切な存在を失え、本当の絶望はそこから始まる」

「大切なものを…失う…お前…」

「そうだ、俺にとって香澄は全てだった、それを失った悲しみ憎しみが…俺を強くする」

「ふざけんな…その力を…街を…人を悲しませるようなことに使うんじゃねぇ!!!」

 

「貴様に何がわかる!!」

「分かるさ!!俺も大切な人を失った事があるからな!!」

「何!?」

 

ゆっくりと立ち上がりながらダブルは言う

 

「お前と同じさ…俺は…俺のミスで…大切な人を失った…今だって思い出すと後悔しちまう…けどな、その人と約束したんだよ」

 

翔太郎は思い出す、あの日…ダブルに初めてなった日ビギンズナイト…何度も何度も思い出しては挫け立ち上がってきた思い出

 

「俺はあの人の最後の言葉を守る、そうやって生きてきた、お前はどうだ?」

「翔太郎…」

「俺は…」

 

思い出すのは我狩と香澄が輝いていたあの日々

 

『大丈夫、大和なら何度だって立ち上がれる!自分を信じて!自分の道を信じて』

 

何度立ち止まりそうになっても香澄がいたから立ち直れた

 

でももう

 

「…アイツはいない…!!アイツは…もう!!!」

 

絶望エネルギーが更に加速度的に溜まっていく

 

「っ翔太郎さん!フィリップさん!!これ以上は!!!」

「分かってるっ!!」

「翔太郎…少しいい案が思い付いた」

「何!?本当か!!?」

「ああ、だから少し君にダブルの主導権を渡す、準備に少し時間がかかるからね」

「それで何とか出来るのか?」

「ああ、これは最後の賭けだ…悪魔と相乗りした男なら最後の賭けくらい乗ってくれるでしょう?」

「ったりめぇだ、永夢!お前も乗ってくれるな!!」

「ああ!!そう言うのは俺も好きだぜ!フィリップさん!頼みます!!」

「ああ、それじゃあ2人とも…少し頑張ってくれたまえ…」

 

「フィリップの作戦のためにも…俺達がここでくたばる訳にはいかねぇよな!」

「ああ、行くぜ!!」

 

 

 

「クロノスも限界ですねぇ…今一番動ける人は檀黎斗君貴方くらいです…貴方では私には勝てない」

「ぐ…」

 

「世界の終わりは近い、絶望が渦巻くこの世界で世界は静かに終わっていくのです」

「そうは…いか…ない…世界を…終わらせるなど…俺達が…っ!!」

 

ブレイブは立ち上がろうとするが既に体は限界、立つことすらできない

 

「っ…うぉぉぉ!!!」

 

クロノスが動く、皆の思いを受け取り意地でもゲムノピアクロノスに攻撃を当てようと奮起する

 

「…無駄なことを…」

 

バッ!!動いたゲムノピアクロノス、クロノスの攻撃を簡単に避け蹴りを加える

 

「うぐぁぁっ!!!!」

「大我!!!!」

 

そのまま吹き飛び変身解除にまで追い込まれる

 

「これで分かったでしょう、貴方達では勝つことはできない、そして私に敗北し希望はここで潰えるのです」

 

ジワジワと近づくゲムノピアクロノス

 

しかし

 

ガリガリ…と何かを引きづる音がその場に鳴り響く

 

「む?」

「連絡通りだったな」

 

そこには赤のジャケットを身に纏い巨大な剣を引きづりながら歩いてくる男の姿

 

ガンッ!!剣を地面に突き刺し

 

「まさか俺たちの依頼でこんな事に巻き込まれているとはな…やはり俺達から仮面ライダーは切っても切り離せないらしい」

「おやおや、誰かと思えば照井竜さんではありませんか…まさか貴方がここにくるとは…」

「…家族との約束だからな」

 

 

−1時間前−

 

「もしもし、俺だ」

『おう照井か?』

「…左か?どうした」

『ちっとばかしまずい事になっててな…お前の力…借りられるか?』

 

「竜君?」

「…」

「パパどこか行くの?」

「…あ、ああ…」

「…行ってらっしゃい、竜君…竜君は仮面ライダー何だから、みんなを助けるヒーロー…なんでしょ?」

「パパは仮面ライダー!!がんばれー!!」

「2人とも…!ああ、行ってくるよ」

 

 

「…俺は仮面ライダー…人々の笑顔と生活を守る!!!」

 

【アクセル!!】

 

「変……身っ!!!!」

 

ブォォォン!!

 

赤に染まるライダー、仮面ライダーアクセル

 

「奴も仮面ライダー…!!」

 

ゲンムが驚きを隠せない

 

「待て…奴はバグスターとドーパントの力を全て使える…それに時間を止めることも…!!」

 

ブレイブが倒れ込んだままアクセルに言い放つ

 

「…時間を…?」

「ふん、仮面ライダーアクセル…貴方が来た所で現状は何も変わりませんよ!この世界は絶望で包まれるのです、人々の絶望がこの世界を終わらせる!」

「…そうか、絶望が…この世界を」

「そうです!!貴方にも分かるでしょう!!照井竜!!」

「俺に質問をするな…それに安心しろ…俺は…全てを振り切る」

 

【トライアル!!】

 

テッ

 

トライアルメモリが挿入される

 

テッ

 

そして色か変わりイエローシグナルへ

 

「させませんよ!!」

 

【ポーズ!!!】

 

そして時間が止まる

 

「無駄です、貴方も貴方の家族も全て絶望の底へ…」

 

テーン!! ブォォォン!!

 

「何!?」

 

色が変わり黄色から青に変化、超高速のアクセルが今静止した時間で動き出す

 

一瞬でゲムノピアクロノスに近づき殴る

 

「ぐっ!!?何が起きているっ!!」

 

距離を置き

 

【アノマノカリス!!リボル!!ルナ!!】

 

遠距離攻撃を仕掛けアクセルを攻撃するも全て高速で避けられ一瞬で距離を詰められる

 

更に連続でキックやパンチを食らうゲムノピアクロノス

 

「くっ!!ならばっ!!」

 

【アイズ!!】

 

(この力で動きを先読みし…攻撃を…!!?)

 

回避ようとするも既に拳が当たっている、右に左にと避けようとした時には既に攻撃が当たっている

 

「バカなっ!!?攻撃が分かっているのに避けることがっ!!体が…!!ついていかないっ!!!」

 

ズドン!!強烈な蹴りを受け少し後退するゲムノピアクロノス

 

「更に…振り切るぜ!!」

 

【トライアルマキシマムドライブ!!!】

 

ドンッ!!

 

更に加速しアイズでは筋肉の動きを捉えることはもはや不可能、ただ移動速度が上がっただけではない拳や足を振り抜く速度が異常であり

 

肉眼で拳や蹴りを視認することはできない

 

一瞬で10発以上の攻撃を受けるゲムノピアクロノス、一撃一撃は大したことではない、しかし数の暴力

 

それはたった10秒にも満たない、時間が静止している世界で10秒とはおかしな話だがその時間で数百発の攻撃を受けるゲムノピアクロノス

 

攻撃を防ごうと腕を振り上げてもその腕をはたき落とされ、足を振り抜こうとしてもその足を弾かれ、何もさせてもらえない

 

動くことさえできない連撃がゲムノピアクロノスに襲いかかる

 

そして

 

ドォンッ!!

 

最後の回し蹴りがゲムノピアクロノスに直撃する

 

「お前は絶望するのが好きらしいな、なら絶望がお前のゴールだ」

「ぐぁぁぁぁっ!!?」

【リスタート】

 

爆発を起こし時間が動き出す

 

「え…?」

「何が起きた…?」

 

その場にいたアクセルとゲムノピアクロノス以外は驚きを隠せなかった

 

「どういう事だ…?まさかクロノスのポーズの中を君は動いたというのか!!?」

 

ゲンムがアクセルに質問する

 

「…俺に質問するな!!!…まぁいい、俺のトライアルは全てを振り切る速度で動くことができる…それは例え時間であっても俺は振り切ってみせる」

「時間さえ振り切る速度だと…?バカなっ!!」

 

「つまり…超高速で…時間の壁を…破ったという事です…か…ぐふっ…」

「ああ」

「油断しましたね…ポーズの力を過信しすぎましたか…っ…しかし…まだ…わたしにはエターナルエンドが存在しますっ!!貴方達の希望は必ずっ!!潰えるのです!!!」

 

 

 

 

 

 



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第10話 究極のLIFE!!

フィーッ(晴人)


「まだ…私には…エターナルエンドが存在します…貴方達はどうあがいても…絶望なのですよ」

「それはどうかな」

「何…?」

「お前は俺達仮面ライダーを甘く見ている…特に仮面ライダーダブルをな」

 

「どういう…意味ですか…」

「あの2人はどのような絶望を押し付けても決して挫けることはない、それは既に過去に経験済みだ…この程度の事では奴らは止めることはできない」

 

 

「っ!!フィリップの奴!!まだかかりそうだな!!」

「そうだなっ!!」

 

「無駄だ!!お前達では俺には…勝てない!!」

 

ドンッ!!絶望エネルギーを放出し2人を吹き飛ばすエンド

 

「っ…!」

 

エグゼイドとダブルの体からウイルスとデータが漏れ出していく

 

「かなり厳しいよな…永夢」

「でも…俺達が負けるわけには…!!」

「遅くなったね2人とも」

「フィリップ!!一体何をやろうとして…」

「2人とも後は今まで通り戦いたまえ、ネタは仕込んでおいた」

「ネタ…?」

「まぁ…考えていても仕方がねぇ…行くぞ!永夢!!!」

「おう!!」

 

「何をしても無駄だ!!!」

 

エンドが襲いくるライダー2人の攻撃を捌いていく、しかし攻撃速度が徐々に上がりダブル、エグゼイドを殴り飛ばす

 

「っ…さっきより強くなってる…!!」

「絶望エネルギーか溜まりに溜まりまくってるって事だ…!!」

 

「仮面ライダーなど無意味だ!力を持ったところで何が出来る!!貴様達に何ができるというのだ!」

 

ドンッ!! エンドが連続でダブルとエグゼイドを殴る

 

「「ぐぁぁっ!!」」

 

「強い力はより強い力にねじ伏せられる!!今がそうだ!貴様達では俺に勝つことはできない!世界が絶望に包まれ終わって行くことに変わりはない!!なぜ分からない!!」

 

ガシッとエグゼイドの首を捕まえ持ち上げる

 

「貴様達が足掻こうがより苦しむだけだ!!なぜわからない!!」

 

ドンドン!!と腹に数発拳をぶち当て蹴りでエグゼイドを吹き飛ばす

 

「ぐあっ…く…ぅ…」

 

どんどんとエグゼイドの体からバグスターウイルスが漏れ出し力を失って行くのが永夢には分かった

 

「失うのが怖い!?なら最初から失うものなどなければいいのだ!!」

 

そう言いながらエンドはダブルを蹴り上げ空中に浮かぶダブルに強烈なパンチを与えて吹き飛ばす

 

「ぐっは…我狩…それは…違う…っ!!」

「なんだと…!!?」

「失うのは…確かに怖い…失いたくねぇって思う…だけど失っちまったもんはもう戻ってこねぇ…!戻ってこねぇのなら失っちまった人の最後の言葉を貫き守る!!それが1番大事なことなんだよ!」

「っ」

「お前はちゃんと守れてんのか!?失っちまった香澄さんの最後の言葉を!!」

「俺は…っ」

「我狩…確かにお前は強い、俺達よりも強いだけど俺達は戦うぜ」

 

ダブルに続いてエグゼイドが言う

 

「何故!!」

「俺達が戦えるからだ」

「何!?」

「戦えない人たちの分も戦える俺達が諦めてちゃあクリアできるもんもクリア出来ない!!だから俺達は戦い続ける!!」

「永夢の言う通りだぜ」

「っうぉぉぉ!!!」

 

エンドが絶望エネルギーを身に纏いパンチを繰り出すしかし

 

「はぁぁっ!!」

 

それは簡単に弾かれエグゼイドの右ストレートを顔面に受けるエンド

 

「ぐぁっ!?!?」

「…!さっきより力が弱い…!!」

「これは…」

「どうやら今の言葉が効いたみたいだ」

「どう言うことだフィリップ」

「あれを見てみるといい翔太郎」

 

フィリップが指を指す方向、街中のテレビジョンに自分達の姿が写っている

 

「んあ?なんで…」

「少し手を加えさせてもらった」

 

指を指す方向そこにはバットカメラがありそれが写す映像が全てのテレビジョンに投影されている

 

「フィリップお前…いつの間にそんな技術…」

「基本擬似メモリを作っていたのは僕だよ?他の物に投影するなんて造作も…」

「いやそうじゃなくてこの短時間でよくこの街のテレビジョンを…」

「ふ…僕を誰だと思っているのさ」

「…そうだったな…相棒」

 

「ぐっ…がっはっ!!?」

 

エンドはエグゼイドの猛攻を受けて吹き飛ばされ転がる

 

「何故だっ!!何故それ如きでっ!!俺の力がっ!!」

「君の力の源はこの街の人々の絶望エネルギーだ、なら絶望エネルギーが発生しない場合どうなる?」

「なんだと…?」

「今この場を映しているのは人々に諦めて欲しくないからだ、僕達がいる、この街を守れる、と人々に訴えているのさ」

「まさか…それだけで…っ」

「それだけでいいのさ、人は弱い、縋るものがなければ心が折れてしまう…でもね、逆に言えば支えるものが1つでもあれば強くなれる」

 

 

街に流れるエンドとエグゼイド、ダブルの戦いの映像

 

「頑張れ…仮面ライダー…!!」

「俺達の代わりにそいつを倒してくれぇ!!」

「いけぇぇ!!」

 

 

「くっ…!!力が…奪われていく…!!」

 

エンドの体から絶望エネルギーが抜けていく

 

「どんな事があっても諦めない人間の思いが君に勝つんだ」

「諦めないだと…俺だって…!!」

「君は違う、最初から諦めていたんだ」

「っ…うぉぉぉぉ!!!」

 

エンドは立ち上がりエグゼイドに攻撃を仕掛ける

 

「はぁぁっ!!」

 

しかしエグゼイドには通用しない、カウンターでパンチを受けて大きく後退する

 

「うぅ…っ!!」

「…絶望エネルギーが無くなった事により検索を終了した、君を倒す方法は既に僕の頭の中に入っている」

「くっ…」

「君のエネルギーを供給している大野内が持つバグルドライバーを破壊すれば君のエターナルメモリの機能も停止する…どうやらそのバグルドライバーも今は半壊しているようだね」

「万事休す…と言うわけか…くくく…だが…貴様達が勝てる道理など…無い!!全てをこれに掛ける!!はぁぁぁぁ!!!」

 

絶望エネルギーが再びエンドに集結し天高く飛翔する

 

「まだアイツ…こんな力をっ!!!」

「残り全てのエネルギーを集結させてるんだ…!!!」

「これでフィニッシュって事か…!!」

 

「全てを終わらせる!!貴様達も!!世界も!!全て!!」

 

【キメワザ!!エターナルマキシマムエンドレス!!】

 

ドンッ!!凄まじいエネルギーの塊となったエンドが天からミレニアムタワーに落下して来る

 

「行こうか、2人とも…これで最後だ」

「ああ、いくぜフィリップ、永夢」

「こっちもフィニッシュだ!!」

 

【キメワザ!! ハイパークリティカァルスパーキング!!】

 

「こっちもハイパーで行こう翔太郎」

「良いね、そっちの方が気分が乗る…ぜ!!!」

 

エグゼイドとダブルが飛翔しエンドに対してキックを繰り出す

 

「「ハイパーダブルエクストリーム!!!」」

 

エグゼイドの金の粒子を身に纏いながら錐揉み回転してエンドの蹴りに対抗する

 

エグゼイドもまた多段ヒットさせる蹴りをぶつけるが

 

「っ!!なんつぅ…力っ!!!」

「押し返されるっ!!!」

 

高エネルギー同士のぶつかり合い、天が鳴き地が叫ぶ

 

空気が激しく揺れ2つの衝撃に晒されるミレニアムタワーが余波でひび割れていく

 

「この世の全てを終わらせる!!!それが俺の…!!!」

 

エグゼイドの多段ヒットを絶望エネルギーが無効化しダブルとエグゼイドを押していく

 

「俺のっ!!!!」

 

更にエンドの力が増す

 

「っ!!」

 

その瞬間だった、エンドの頭に言葉がよぎる

 

『大和なら出来るよ、諦めないで』

 

「…香澄…?」

 

「今だ!!!」

「うぉぉぉぉ!!!」

 

その瞬間、ダブルの回転数が上がる

 

「っ!!?しまっ…っ!!!」

 

ガキンッ!!黄金の回転が全ての絶望エネルギーを弾き飛ばす

 

「今だ!!永夢「君」!!!!」

「うぉぉぉぉぉ!!!!」

 

ズギャンァァ!!

 

「ぐふっっ!?」

 

そのままエグゼイドのキックはエンドの腹に直撃し空の彼方に吹っ飛ばす

 

「はぁぁぁっ!!!!」

 

ドンッ!!

 

【HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!!】

 

数えきれないHIT数を叩き出し空中で爆発霧散する

 

「ぐぁぁぁぁっ!!!」

 

【究極の一発!!!完全勝利!!!】

 

吹き飛ばされる中でエンドが思った物…それは

 

(香…澄…)

 

空から落下して来るエンドを空中でキャッチするエグゼイド

 

そしてミレニアムタワーに降り立ち、エンドを壁に凭れさせ座らせる

 

そしてカシュンという音共にゲーマドライバーが外れメモリとガシャットが排出されエンドは変身解除される

 

「最後、君は絶望しなかった…絶望を力とするその力を君は希望を持ってしまった…それはきっと香澄さん、そうだろう?」

「…ああ、そう…だな…」

「…香澄さんの最後の言葉…あんたは忘れちゃいけねぇ…それが香澄さんとあんたの繋がりなんだ、だから裏切っちゃいけねぇ」

「っ…」

「うぅ…っ!!」

 

ガクッとエグゼイドとダブルが膝をつく、そして互いに変身が解除され

 

「おい、大丈夫か!?永夢!!フィリップ!!!」

「は、はい…へ…平気です…」

「とても…そうは…見えない…よ…永夢君…」

「それはお互い様だろうが…たく…よく頑張ったな、2人とも…でもこれで…っ」

 

ゴゴゴッ!! 大地が揺れる

 

「あん?一体なんだ…?」

 

 

−同時刻−

 

歓声が上がる街、エンドを破りこの街は救われたのだと喜ぶ人々

 

「ぐふっ…く…」

 

変身解除にまで追い込まれた大野内は膝をつきライダー達を睨みつける

 

「終わりだ、大野内」

 

アクセルは大野内にエンジンブレードを向ける

 

「エンドも破れ…ましたか…終わり…ぐぅっ!?」

 

その時、大野内が苦しみ始める

 

「なんだ…?」

 

アクセルが大野内から距離を取る

 

「ぐぅっ!?ぐっ…くぅ!!?ぐぁぁぁぁっ!!!?」

 

バグルドライバーから漏れ出した謎のエネルギーが大野内を包み肥大化していく

 

「これは…」

「恐らく奴は自身が溜め込んでいた絶望エネルギーに飲まれたのだろう、自身が絶望したことによりな」

 

皆の疑問にゲンムが答える

 

「っ!!離れろ!!ここは危険だ!!」

 

アクセルの指示で一旦その場にいた全員が離れる

 

大地を揺らしながら変貌する大野内、その姿は

 

「あれは…まるでゲムデウス…」

 

その姿は過去に何度か現れたゲムデウスの姿、竜のような腕を持ち下半身は剣

 

しかし今回のゲムデウスの姿は竜の腕は4つに分かれ巨大な目玉を取り付けた天使の翼を携えている

 

そして

 

『グォォォォォっ!!!』

 

ドンッ!!咆哮を上げると一瞬にして空が曇り空から無数の絶望エネルギーが雨のように落ちていく

 

人々は逃げ惑いそしてその絶望の雨に触れた人は石のように固まって動かなくなる

 

更に

 

『ガァァァッ!!!』

 

ドドドォォォンッ!!

 

両肩の翼の目からとてつもない威力の粒子砲を放ち数キロ先のビルを複数破壊する

 

そしてその粒子は霧散し近辺にバグスターウイルスが散布され周囲にいた人間を無差別に空気感染させていく

 

絶望の雨を降らせる雲は徐々に広がり日本を覆う、それは世界を包もうと動く

 

「おいおい、どうなってんだこりゃあ…悪化しちまったぞっ!!?」

「このままではまずい!!奴を止めるぞ!!」

「…策はあるのか?」

 

アクセルが問う

 

「…策はないさ…ただ戦うだけだ」

 

パラドクスがフラフラと立ち上がり言う

 

しかし

 

「パラド、お前はダメだ」

 

ゲンムがそれを阻止する

 

「なんでっ…!!」

「君が消えれば永夢の変身能力も無くなるっ!!何度言えばわかる!この状況でムテキの力も無くなって見ろ!!勝ち目はなくなるぞ!!!!」

「っく…っ!!!」

 

「ゲンムの言うことも分からなくはねぇ…ここは俺達でやるしかねぇだろ…」

【バンバンシミュレーションズ!!】

 

「大我…」

 

「ニコ…お前はポッピーピポパポとパラドクスの側にいろ…これで最後にしてやる」

「…うん」

 

大我はクロノスではなく使い慣れたバンバンシミュレーションズとなり挑む

 

「準備は出来たようだな」

 

ライダー達が怪物となった大野内に向き合う

 

『素晴らしい…何という力だ…底から無限に力が湧いて来るようだっ!!!』

 

「大野内、今度こそ最後だ…絶望のゴールに向かわせてやる」

『仮面ライダー如きでは私を倒すことはもはや不可能なのです…見せてあげましょう…真の絶望の力を!!!!』

 

全ライダーが果敢に挑む、スナイプは遠距離から砲撃しブレイブ、レーザーが斬りかかる

 

しかし

 

ガキンッ!!

 

「かったぁ…!?」

「硬いっ!?まるで鋼鉄そのものっ!!」

『ふぅん、まるで羽虫のようだ…目障りだ!!』

 

4つの内の2つの腕をなぎ払いブレイブとレーザーを狙う

 

「させるかぁっ!!はぁぁ!!!」

 

エンジンブレードでその攻撃を逸らす、更に

 

【エンジン!!ジェット!!】

 

無数の空気の弾丸で更にもう1つの腕さえも弾く

 

「大丈夫か?」

「あ、ああ…助かった」

「すっげぇ…」

 

『小賢しい真似を…!!』

「ヴァッハッハッハ!!貴様こそ往生際が悪いぞ」

『む?』

 

ゲンムが既に超ゲムノピアの頭によじ登っていた

 

『…ふん!!』

 

プチィ!! 超ゲムノピアが腕でゲンムをすり潰す、しかし

 

「そいつは私のゾンビだ!!丁重に扱いたまえ」

 

ズギャァァン!!すり潰した瞬間に大爆発を起こす

 

「ヴァッハッハッハッハ!!かかったなぁ!!」

『ヌルいわ!!!!』

 

ドンッ!! 爆炎から突如竜の腕が伸びそれがゲンムを吹き飛ばす

 

「ごはっ!!?」

【game over】

 

『絶望の底へ沈めぇ!!!』

 

竜の腕から小さなビームが発射されブレイブとレーザーそしてアクセルを吹き飛ばす

 

「「ぐぁぁぁっ!!!?」」

 

更に残る3つの竜腕が火炎弾を発射しスナイプを吹き飛ばした

 

「ぐぁぁっ!!!」

「大我!!!」

 

『あっはっはっは!!仮面ライダーよ!!貴様達が潰えればもはや私を止めるものを存在しない!!この世界は絶望に包まれるのだ!!!』

 

「そうは…行くか…!!」

 

そこに現れたのは満身創痍のエグゼイドムテキゲーマーとダブル、サイクロンジョーカーエクストリーム

 

「永夢…」

 

ボロボロのパラドクスが呟く

 

『随分とお疲れのようだな、仮面ライダーダブルそしてエグゼイド』

 

「お前を倒して…このゲームを終わらせる…!!」

「あんたがやったことは…人1人の人生さえも狂わせる卑劣な行為だ…見逃さねぇぜ、大野内!」

 

2人のライダーが飛翔し超ゲムノピアに攻撃をしようとする

 

『無駄だ!!』

 

吠える、その咆哮でダブルが叩き落される

 

「ぐはっっ!!」

「うぉぉぉ!!!」

 

しかしエグゼイドはムテキ、その衝撃さえも切り裂き進む

 

【ガシャコンキースラッシャー!!】

 

「はぁぁ!!!」

 

ズバンッ!! 竜の腕を切り裂く

 

『ぐぉぉぉっ…ぐははははっ!!』

 

即座に切り落とされた腕が再生し伸びる

 

「それは…一度…見たことがある!!!」

 

伸びた腕を再び弾き超高速で同時に4つの腕を切り落とす

 

『ふん、ならばこれなら…どうだぁぁ!!』

 

両翼の目からビームを発射する、しかしそれはエグゼイドを狙うものではない、街を狙い放つ

 

「なにっ!!?」

 

エグゼイドはすぐにそのビームの前に立ち防ぐ

 

「ぐぅぅっ…!!ぐっ…!!!」

「永夢っ!!!野郎っ!!!」

 

ダブルが立ち上がり吠える

 

『無駄だ!!』

 

ドンッ!!

 

「うわぁぁぁ!!」

 

なんとかビーム自体は弾いたがエグゼイドは衝撃で落下する

 

「永夢!!!」

 

ゲンムと戦えないパラドクス、ポッピー、ニコ以外がエグゼイドに近寄る

 

「ぐっ…」

 

変身自体は解除されていないしかし

 

「研修医の体から…バグスターウイルスが…」

「このままじゃ…永夢…変身できなく…」

 

ジジ…とハイパームテキガシャットが音を出しエグゼイド本体がバグったようにノイズが走る

 

「永夢はもう限界だ…フィリップ、奴に弱点は…?」

「検索は既に終了しているよ、翔太郎…結果は無い」

「なんだと!?」

「奴はゲムデウスそしてユートピア、クロノスの力を吸収したもはや人間ではない…体力、つまりライダーゲージに換算すれば9999本分の体力を保持している更に1秒間で1本分の体力を回復するのだから…実質奴も無敵さ」

「嘘…だろ…」

「更に今なお絶望エネルギーにより強化されている…これを倒せる唯一のハイパームテキも今はこのザマだ…」

「だったら諦めろってのかよ!!!」

 

「諦めないのではなかったのか」

 

その時、ライダー達の後方から声が響いた

 

「お前は…」

「我狩…さん」

 

弱々しく名前を呼ぶエグゼイド、そう、現れたのはボロボロの我狩

 

「どうして…お前が」

「…俺は諦めていた、絶望していた…だからこの世界を同じにしたかった…でも…思い出したんだ…香澄との最後の約束を…」

「我狩さん…」

「俺はそれを背くわけにはいかねぇ…あんた達は言ったよな、仮面ライダーは諦めないみんなのヒーローだと…なら俺もその端くれだ…やってやるさ」

 

そして我狩はゲーマドライバーとガシャット、そしてメモリを取り出す

 

『この私に刃向かうつもりか…我狩!!!!』

「…俺は一度諦めた身だもう、諦めるもんは何もねぇ」

『散れぇぇぇ!!』

 

ブォォンッ!! 竜の腕から炎の弾丸が発射される

 

「変身!!!!」

【ガシャット!!!(カシャット!!)ガッチャァーン!!レベルアァウト!! 終わり無き終わり!永遠の終末を刻めライダー!!!】

 

変身の際の黒い煙が全ての炎を鎮火させ消しとばす

 

「俺は…仮面ライダー…エターナルエンド…お前の命…永遠に終わらせてやる」

 

『無駄だ!!!!』

 

ドンッ!!

 

「お前達は天才ゲーマーを安全な場所へ運べ!!」

「あ、ああ!!」

 

「おい、我狩!俺達も…」

「ここは俺1人でやらせてくれ、お前の相棒も休んだ方がいい」

「…分かった」

 

残っていたダブルもまたその場を離れる

そしてその場にはエンドと超ゲムノピアのみ

 

『この力を手にした今、貴様の存在は必要なくなった、世界を絶望に沈める!!』

「…絶望から這い上がった力を…お前に見せてやる」

 

飛翔、エンドは一瞬で近づき超ゲムノピアの顔面を殴る

 

『ぐぅぅっ!?』

「うおぉぉぉ!!!」

 

漆黒のオーラを身に纏い、そのオーラを拳や足に宿して超ゲムノピアに連打を叩き込む

 

エンドは更に頭上に絶望エネルギーを溜めそれを超ゲムノピアに放つ

 

巨大な球体状のエネルギーの集合体が超ゲムノピアを覆う

 

『世界に絶望が…再び訪れたことにより…エンドの力が上がっているのかッ!!』

「喰らえぇぇぇ!!!」

 

超ゲムノピアは4本の腕で球体を受け止めるも徐々に押され始める

 

『ぐぅぅっ!!?!?!?』

 

ズギャァァンッ!!完全に押され漆黒の球体に押しつぶされる超ゲムノピア

 

しかし

 

『グルォォォッッ!!この程度…っ!!』

 

【ガシャコンショットガン!!!】

 

「はぁぁぁっ!!!」

 

ズギャンッ!!放たれた弾丸の数はゆうに100を超える

それらが全て超ゲムノピアに直撃し吹き飛ばす

 

『ぐぉぉぉっ!?!?』

「俺は教えてもらった!!アイツらに!!香澄の本当に願った思いを!!俺は!!!」

 

超ゲムノピアに近づき殴ろうとした瞬間

 

ゴギャンッ!! エンドは竜の腕によりはたき落とされる地面を転がる

 

「がっ…!!」

『くくく…貴様では…私を足止めする事さえ叶わない…貴様の力は人間の絶望エネルギーにより強くなるもの…貴様が私を上回ればそれだけ人間に希望が生まれる、希望が生まれれば貴様は弱体化する矛盾!!貴様では私を倒しきることは不可能!!』

 

ガシッ!! 竜の腕がエンドを掴み投げ飛ばす、遥か彼方のビルに直撃し崩壊する

 

「ぐぁぁぁぁっ!!?」

「我狩いぃぃぃ!!!」

 

ダブルが叫ぶ

 

「我狩さん…っ!!」

「まずいぞ…このままでは奴が危ない…動ける者は大野内を止めるぞ!!!」

「エグゼイド…ここは俺たちに任せろ…必ず奴を止める…!!」

 

パラドクスや動けないエグゼイド、ダブル、ポッピー、ニコ以外のライダーが動く

 

『ふん、無駄だ、貴様達ライダーには消して私を倒すことはできない、真の絶望を味あわせてやろう!!!』

 

 

 

 

 




「超ゲムノピア」
■身長:1700.0cm
■体重:75.0t
■パンチ力:180.0t
■キック力:200.0t
■ジャンプ力:100.0m(ひと跳び)
■走力:10.0秒(100m)


大野内の「ゲムノピアクロノス」が破れバグルドライバーを完全破壊され、更に自身の最高傑作である「エターナルエンド」が敗北した事を知り絶望した事により内部にあった全てのバグスターとメモリの力を吸収しその力に飲み込まれて生まれた力。究極の力と自負しており、その通りの破壊力を持つ。もはや大野内は人間では無くなり全てを無に還そうとする魔神となり人々に襲いかかる。

両肩からは数百メートルにも及ぶビームを放つ事が出来、更にそのビームからはゲムデウスウイルスを即時霧散させるため直撃せずとも被害が広がる。また極小のビームならば何発も撃つことが可能であり更にユートピアの力でそのビームを曲げ特定の人物、物体にピンポイント攻撃することが可能。
更にゲムデウスと融合している訳ではなく究極の生命体となっているため「ドクターマイティXX」やレベル1の分離能力も効かず決定打はない仕様。またライダーゲージにすると9999個分のゲージという超ゲムデウスを超えるということから実質過去の攻略法では突破することは不可能である。


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最終話 完全無欠のgamer!!

最強って最高


『消え去るがいい!ライダー共よ!!』

 

またしても無数の炎の球を出現させ一斉掃射する

 

ライダー達もまたそれぞれが回避や球を弾き落とし、その攻撃を躱す

 

『希望と絶望は表裏一体…!!光が強くなれば影もまた強くなる!!貴様達の敗北はもはや逃れることは出来ない!!!』

 

「「ぐぁぁぁっ!!!」」

 

全員がその攻撃に阻まれ吹き飛ばされ地面を転がる

 

「くそっ…!!俺は…俺だって戦いたいのに…!!見てるだけなのかよ…!!」

「その気持ちは…俺も同じだぜパラド後輩…フィリップ…大丈夫か?」

「もう少し…もう少しだけ待っていてくれないかな…崩れてしまったデータを出来るだけ復元する」

「…分かった…永夢、お前は?」

「俺もさっきよりは大分落ち着いてきた…早く…早く奴を止めないと…!!」

「落ち着け…天才ゲーマー…」

 

そこに現れたのは先程ゲムノピアの攻撃で吹き飛ばされボロボロのエンド

 

「我狩…」

「…お前には出来るだけ万全な状態で奴と戦ってもらいたい…その為なら俺はなんだってする…見ろ、アイツらを」

 

エンドが指を指す方向にはライダー達が強大な相手に立ち向かっている姿

 

「奴らだって同じだ…ダブル、エグゼイド…お前たち2人が最後の希望だ…お前達が今やられれば誰が奴を倒す」

「我狩…お前」

「これはせめてもの俺の罪滅ぼしだ…ここは任せろ…!!」

 

エンドは一気に加速してゲムノピアの顔を殴りぬける

 

「うぉぉぉぉっ!!!」

『無駄だ、真のエンディング…世界の終焉と言うものを見せてやろう』

 

ドンっと無数の闇が体から放出されエンドや戦っていたライダー全てが吹き飛ばされる

 

「「ぐぁぁぁっ!!?」」

 

それだけでなく更に空間が避けそこから、無数の何かが滲み出て高速でライダー達を捉える

 

「こ、これは…っ!!」

「隕石かっ!!!?」

 

飛彩と黎斗がそう叫ぶと隕石は街全体に叩きつけられそしてライダー達を更に吹き飛ばす

 

「宇宙に存在する隕石を無理やり転移させてきているのかっ!!」

「そんな事まで出来んのかよ!!あいつ!!」

 

竜が分析し貴利矢が文句を言う

 

『はっはっはっ!!』

 

「まずいこのままでは俺たちは勿論、街にも…!!」

「俺に任せろ」

 

【キメワザ!マイティクリティカァルエンドォォ!!!】

 

我狩が地を蹴り空を切る、そして

 

「はぁぁ!!!!」

 

空を蹴ると巨大な十字が空に描かれ隕石を吹き飛ばす

 

「畳み掛けろ!ライダー!!!」

 

我狩の一声にライダー全員が動く、一心不乱にゲムノピアに攻撃を仕掛ける

 

『無力だ!!貴様達の力では、この神をも超えた力を持つ私の前には何一つとして無に還る!!』

 

巨大な腕を振り下ろし地面ごとライダー達を叩き割る

 

その衝撃波辺りのビルさえも打ち崩し木々はなぎ倒され爆煙が巻き起こる

 

そして

 

「くっ…は…っ!!」

 

エターナルエンドを残し他のライダー達は変身が解除されその場に倒れこむ

 

「みんなっ…ぐぅっ!!!」

 

永夢がそう叫ぶと苦痛の声を上げ変身が解除される

 

「はぁ…はぁ…なんでっ…」

「永夢…俺も限界みたいだ…」

 

パラドがそう呟くとパラドの体からもまた永夢と同様の現象が起こっており変身もすでに解除されていた

 

『当たり前だ、誰がバグスターウイルスを抑制できるマイティアクションZを作り出したと思っている…この私自身にもウイルス抑制する力を持つ事など容易い』

 

「つまり…俺たち…限界…なのか…っ」

 

パラドがゲムノピアを睨みつけながら膝から崩れ落ちる

 

『これでハイパームテキの力をも無力化した!!この私の力を邪魔できるものはもう何もないのだ!!!』

 

「っ翔太郎、あれを…!!」

 

空を見上げるとゲムノピアから闇の霧が発生しそれが一瞬にして地球全体を包む

 

そしてそこから人型のゲムノピアが無数に出現する

 

その人型ゲムノピアは次々と世界中の人々を襲い始める

 

『このまま全世界の人間を絶望に落としそして世界を終わらせましょう…!!』

 

「…まだだ…」

『む?』

 

フルフルと震える足に鞭を打ちながら立ち上がる永夢

 

「まだ…終わりじゃない…」

『…終わりじゃない?何を寝ぼけたことを…ハイパームテキはおろかエグゼイドに変身することさえままならぬ貴様に何ができる』

「決して諦めなければ運命は必ず変えられる…僕は…僕達はそう信じている…!!!」

 

永夢は強い決意の眼差しでゲムノピアを睨みつける

 

「ああ!永夢!!俺もまだ心が滾ったままだ!!」

「俺達仮面ライダーは諦めが悪いんでな…戦えない人々の為にも俺達が折れるわけにはいかねぇ…そうだろう?フィリップ」

「勿論、翔太郎」

 

『…愚かなことを…この世界がすでに絶望に沈んでいると言うのに…』

「それはどうかな?」

『何?』

 

ゲムノピアに我狩が言い放つ

 

「俺の力は絶望の力…絶望に満たされれば満たされる程強くなる…だが今の俺を見てみろ、どう見える?」

『バカなっ!!?なぜっ!!何故絶望に満たされていないっ!!?』

「答えは簡単だ…まだ世界には無数の希望が残っているからだ…」

 

 

- 都内某所-

 

無数の人型ゲムノピアが人々を襲い街を破壊し闊歩する

 

まさに絶望の化身

 

「きゃぁぁぁっ!!」

 

1人の女性が今まさに人型ゲムノピアに襲われその拳で貫かれんとしている

 

ドンッ!! しかしその拳は振り下ろされる事はなかった

 

1人の男の蹴りがゲムノピアを吹き飛ばした

 

「…え?」

「大丈夫ですか!とりあえずここは俺に任せて早く逃げて!!」

 

女性は頷くとすぐさまその場から離れる

 

男の名は【泊 進ノ介】 刑事で元ライダー…いや

 

「たとえ変身が出来なくても俺は仮面ライダー…」

 

空を見上げる、そこには永夢や翔太郎達ライダーがゲムノピアと戦っている映像がホログラムのように投影されているのが見て取れる

 

「人々を…守る事は今の俺にも、今までの俺にも出来たこと…!!行くぜ!!」

 

進ノ介は果敢にも3体のゲムノピアに向かっていく

 

「それはちょっと無茶じゃないの?」

 

ドンドンドンッと無数の弾丸が進ノ介の体を避けながらゲムノピアに着弾

 

「え…」

「これを」

 

ヒョイと進ノ介にある物を投げ渡す男

 

「これは…」

「前に会った時に作っておいた、オリジナルじゃないけどあんたなら使えるはずさ」

 

進ノ介が渡されたのは車型の指輪だった

 

それを指に装着すると指輪の男…魔法使い【操馬 晴人】が手型のベルトに進ノ介の指輪を近づける

 

【プリーズ ドラァイブゥ!!】

 

そしてその音声と共に腰にはドライブドライバー、左腕にシフトブレスが出現

 

「…ベルトさんじゃないけど…今はこの力、借りるしかない…ひとっ走り付き合えよ魔法使い」

「ああ」

 

「変身っ!!」

【シャバドゥビタッチヘンシーン】「変身」

 

【フレイム、プリーズ、ヒーヒーヒーヒーヒー!!】

 

2人は変身し仮面ライダーウィザード、そしてドライブへと姿を変える

 

「そっかベルトさんじゃないから音声無いのか…なんかしっくりこないな…」

「まっ無いものねだりはしょうがないさ、それで我慢してもらう」

「…ああ、戦える力があるだけ十分!!」

 

2人はゲムノピアに向き合い

 

「さぁ、ショータイムだ」

「おう!!」

 

そのまま2人はゲムノピアに向かっていく

 

 

- 新 天ノ川学園-

 

「オラァ!! お前たち!早く逃げろ!!ッラァ!!」

 

リーゼントが特徴的な青年【如月弦太郎】が生徒を守りながら数体のゲムノピアを蹴り飛ばす

 

「先生!何やってんだよ!先生も逃げなきゃ!!」

 

バチバチと雷を出し弦太郎の前にいたゲムノピアを吹き飛ばす、青い肌をした人型のヒーロー【イナズマン】

 

「おう!三郎!だが俺は逃げねぇ!!逃げは心の…」

「良いから!弦ちゃん変身出来ないんだし!!」

「お、おい、待て美代子!!」

 

美代子に引っ張られそうになる弦太郎しかし

 

「うわぁぁぁっ!!!」

 

三郎がゲムノピアの猛攻を受けて吹き飛ばされる

 

「三郎!!!…っ美代子!やっぱり俺は逃げる事はできねぇ!!」

「で、でも」

 

瞬間一筋の光がまるで雷のように降り注ぎゲムノピアが吹き飛ぶ

 

「っ…なんだ…?」

 

そこに現れたのは白い鎧を着た白髪の男。始まりの男となった人物【葛葉 紘太】

 

「やれやれ俺の故郷は何度も危険な目にあうな…」

「あんた…」

「…これを」

 

紘太は弦太郎にフォーゼドライバーを差し出す

 

「っええぇぇ!?フォーゼドライバー!!?何で!?」

「俺にもよく分からない、ここに来る途中導かれるようにこのドライバーを見つけた…そしてこの場所にたどり着いた…きっとそのドライバーが君を探していたんだと思う」

「…フォーゼドライバーが…そういや健吾が言ってたな…困った時があったらフォーゼドライバーは戻って来るって…今がその時って事か!!」

 

弦太郎はフォーゼドライバーを装着する

 

「だったら答えてやるぜ!」

 

紘太もまた戦極ドライバーを装着

 

弦太郎はフォーゼドライバーのスイッチを4つ入れ

 

【3…2…1…】

 

「変身!!」

 

レバーを引くと光り輝き姿を変える。

 

「変身!!」

 

【オレンジ!!】

 

紘太の頭上の空間が避けそこからオレンジが出現する

 

【ロックオン!!】

 

カチャンとドライバーの刀が振り下ろされオレンジが割れる

 

【ソイヤ!!オレンジアームズ!花道!オンステージ!】

 

2人のライダーが変身を完了させる

 

「宇宙…キタァァァァァ!!!!…っと三郎、下がってな、ここからは先生達の出番だ」

 

そう言うと三郎は変身を解き弦太郎達の後ろへ下がる

 

「さぁて…仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!!」

「…タイマンじゃ無いけどな!!!」

 

2人のライダーがゲムノピアに立ち向かっていく

 

 

- 都内某所-

 

【アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!!開眼!!俺!!】

 

「ふんっ!!」

 

【レッツゴー!カクゴー!ゴーゴーゴー!!ゴースト!!】

 

フードが特徴的な仮面ライダー…ゴースト【天空寺タケル】

 

10数体はいるであろう人型ゲムノピアに立ち向かう

 

「はぁっ!!はぁぁ!!!」

 

攻撃を捌きそして蹴りや拳を的確に当てていく

 

しかし

 

ドドドン!! 数体のゲムノピアが放つ球体状のエネルギーによりタケルは吹き飛ばされる

 

「ぐぁぁっ…!!やっぱり少し数が多いか…!!」

 

ゲムノピア達が倒れるタケルに襲いかかろうとした瞬間

 

ザッという音が響くそれは地面に木の枝を突き立てた音だった、その木の枝の上部には風になびく1つのパンツ

 

「…鴻上さんの言っていた通りだ」

 

彼の名は【火野 映司】 仮面ライダーオーズである

 

時を遡ること数時間前

 

- 鴻上ファウンデーション-

 

「良いっ!ところに来たねぇ…火野君!!!」

「いや鴻上さんに呼ばれたから来たんですが…」

 

鴻上は手慣れた手つきでケーキを作りながら映司に話しかける

 

「今日はまた新たな生命が誕生しようとしているのだよ火野君…ハッピーバースデッ!!」

「…はぁ」

「…しかしね、その生命はかのドクター真木ぃと同じ…いやそれよりも深い欲望を持つ…このままでは世界が崩壊するだろうね」

「ええ!?」

「そこでだ…君にもう一度オーズになってもらいたい、預かっていたコアメダルも返そう」

 

そう言いながら鴻上は3枚のメダルを用意

 

「さぁ、頑張りたまえよ!オーズ!!」

 

 

「…俺が今やれること…それを全力で…変身!!」

 

【タカ!トラ!!バッタ!!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!!】

 

オーズとなった映司はタケルとゲムノピアの間に割って入り数体のゲムノピア蹴り飛ばす

 

「行こう!俺達の出来る事を全力でやる為に!!」

「はい!!」

 

映司とタケルは体制を立て直し構える

 

 

『何故だ!!何故絶望に染まらない!!!どうなっている!!』

「答えは簡単だ…仮面ライダーだ」

『何!?』

 

我狩が答える

 

「コイツらはどこにいたって諦めないし戦い続ける…そんな奴らが人々の希望になっているのさ…諦めない心は決して打ち砕けやしない」

 

『ふざ…けるなぁぁぁ!!!』

 

またしても無数の隕石を召喚し攻撃を仕掛ける

 

『仮面ライダーなど今の私には取るに足らない!!貴様達を滅ぼしじわじわと絶望させてやろうではないか!!!』

 

「なぁ、フィリップ…感じるか?」

「勿論さ翔太郎」

「…風だ、あの時とは比べ物にならねぇ風…世界の人々が希望を持ってる…その願いが風に乗って来てるんだ」

「僕も感じる…そして地球そのものが僕達を支えている…」

 

そして、世界の人々が祈り、各地のライダーが戦い、その光が闇を照らし黄金の風となって仮面ライダーダブルを包む

 

「行くぜフィリップ」

「ああ、行こうか翔太郎」

 

その言葉と共に黄金の風が更に光を増しダブルが金色に輝く

 

その姿は皆の願いが風となって生まれる奇跡の力【サイクロンジョーカーエクストリームゴールド】

 

『何だと!?』

 

その風により隕石は全て弾き返され逆にゲムノピアに直撃しバランスを崩し倒れる

 

「翔太郎、君にも聞こえるだろう?地球の声が」

「ああ、やるしかねぇぜ」

 

そういうと2人は地面に手を当てる

 

【サイクロン!ジョーカー!!エクストリームマキシマムドライブ!!!】

 

すると地面が緑色に発光し次々と地面から巨大な岩石状のガイアメモリが出現する

 

それはAからZ全てのガイアメモリ

 

「我狩!!お前の力を借りたい」

「…ああ!」

 

翔太郎の言葉に我狩が了解する、我狩は自身のエターナルメモリを2人に投げ渡す

 

「行くぜ…」

 

【アクセル!!バード!!サイクロン!!ダミー!ファング!ジーン!!ヒート!アイスエイジ!ジョーカー!キー!ルナ!メタル!ナスカ!オーシャンパペティアー!!クイーン!ロケット!スカル!トリガー!ユニコーン!バイオレンス!!ウェザー!!エクストリーム!イエスタデイ!ゾーン!】

 

岩石のガイアメモリ全てが起動しエターナルメモリに力が集約して行く

 

そしてエターナルメモリが宙へと上がっていき

 

【エターナル!エターナル!!エターナル…】

 

音声が途切れるそして天空に【E】の巨大な文字が出現し

 

【アース!!!】

 

エターナルメモリはアースメモリへと変化する

 

「永夢!!!これを受け取れ!!」

 

翔太郎とフィリップはアースメモリに吸収されながら永夢にアースメモリを投げ渡す

 

「え…」

 

永夢とパラドの体が緑に発光し永夢のDNAに変化が起こる

 

「!!永夢!!ムテキガシャットを!!」

「え!?」

 

手に持っていたムテキガシャットが変化する、それは過去にマィティブラザーズやマキシマムが生まれた時と同じ創造する力

 

ムテキガシャットにガイアメモリを挿入する場所が新たに作られ色も黄金から白金へと変化している

 

「…パラド」

「ああ永夢、心が躍るな!」

「…全てを終わらせよう」

 

永夢とパラドは立ち上がり拳を合わせる、これによりパラドは永夢へと吸収され1つとなる

 

『無駄ダァァ!!!』

 

ゲムノピアが超極太レーザーを永夢達に向けて発射する

 

【アース!!!】

 

ムテキガシャットにアースメモリを挿入、その瞬間に巨大な盾状のセレクト画面が出現しそのレーザーを受け止める

 

「全ての運命は…俺が変える!!!ハイパー超変身!!!!」

 

【ガシャット!!!パッカーン!!!!ムーテーキーッ!!!煌めけ!!銀河の如く!!白金の最上ゲーマー!!ハイパームテキエグゼイド!!!エクストリームゥ!!】

 

ドォォン!!変身の衝撃と共にビームを弾き飛ばし霧散させ更にゲムノピアが発生させていた闇の雲を消しとばす

 

『な…』

 

「アレは…ムテキ…なのか…?」

「いや違う…アレは…」

 

飛彩と大我が呟く

 

その姿はハイパームテキであるが色はプラチナ、右腕脚は緑、左腕脚は黒という異質の姿だった

 

「…また…私の許可なく…ガシャットを…」

 

ツゥー… 黎斗の目から一筋の涙が零れおちる

 

「黎斗!?泣いてるの!?」

「…アレはまさに世界そのもの…世界が永夢に力を与えているのか…」

 

黎斗はそう呟いた

 

「ノーコンティニューでk罪を数えろ!!…ん?」

『よぉ、永夢』

「この感じ…翔太郎!?」

『僕もいるよ永夢君』

「フィリップまで!?」

『なんか一気に人が増えたな…永夢』

『2人で1人のライダーだったのにまさか4人で1人のライダーになる日が来るとはなぁ…』

「だったら4人の超々協力プレイでクリアするぜ!!みんな!!!」

『『おう(ああ)!!!』』

 

『所詮付け焼き刃!!全知全能となった私には遠く及ばない!!』

 

ブバッ!!10本に増えた龍の腕が一斉に永夢達を襲う

 

【ガシャコンキースラッシャー!!】

 

右手にガシャコンキースラッシャー、左手にプリズムビッカーソードを持ち回転しながら突撃する

 

「うぉぉぉぉ!!!」

『ぐぉぉぉぉ!!?』

 

その攻撃により全ての腕が切り落とされる、しかし瞬時に腕を再生させ再び攻撃を仕掛けるが

 

「はぁぁぁ!!」

 

プリズムビッカーソードを投げ放ちそこから巨大な閃光と光の柱が起こり全ての腕を再び破壊する

 

『ぬぉぉぉ!?…ぐぅぅぅっ!!!!』

 

ズギャンッ!! 今度は胸の部分から龍が現れムテキに噛み付く

 

「ぐぁぁっ!?」

『絶望神に楯突いたことを…後悔させてくれるわ!!!』

 

ブンッ!! 凄まじい勢いで投げ飛ばされる、何個ものビルを貫通し一瞬にして姿が見えなくなる

 

「な、何という恐ろしい力…っ!!」

「永夢の奴大丈夫かよ!?」

 

飛彩と貴利矢が心配そうに見つめる

 

「…大丈夫…永夢ならきっと」

 

ポッピーが祈るように吹っ飛んだ先を見つめる

 

『あっはっはっ!!無駄だ、この私に敵うライダーなd』

 

ゴガンッ!!

 

『ぐぁぁぁっ!?!?!?』

 

一瞬だった、ほんの一瞬でゲムノピアの背後、後頭部に一撃ムテキの蹴りが直撃する

 

そしてその一瞬後に凄まじい爆風が吹き荒れる

 

『バカなっ!?いつの間…ぐがぁぁっ!!?!?』

 

蹴りで吹き飛ばされていたゲムノピアが更に1度、2度…3度とダメージが遅れてくるように地面に叩きつけられる

 

それは合計で7度にも及んだ

 

「…まさか…『地球を一周してきたのか』…?」

 

竜がそう呟く

 

「いいや違う…『7週』だ」

 

竜の発言に黎斗が答える

 

その言葉通り、ムテキが通ったであろう空は雲が裂け道となっていた

 

『ば、バカなっっ!?ふざけるな!!この私こそが絶望なのだ!!希望などあってはならない!!』

 

ドンドンドン!! またしても腕を生やすゲムノピアしかし

 

『ハァォォァッ!!!』

 

その腕から発射される無数のレーザーの狙いはムテキではなく街であった

 

『貴様に守りきれるか!!!この街を!!!』

「…当たり前だ」

 

ヒュンッ!! 一瞬で1つのビームの場所に移動しビームを抑え込むムテキ

 

『たった1人で何ができる!!残るビームを抑えなければ街は崩壊するぞ!!』

 

その瞬間もう1つのビームにムテキが現れビームを抑える

 

『!?!?』

 

1つ、また1つと無数のビーム1つ1つにムテキが現れビームを抑える。

 

その数実に500は超えている

 

「光速で動く事で分身と同じ事をしているのか…!!」

 

我狩が驚愕の声上げる

 

「はぁぁ!!!」

 

ドン!!全てのムテキがビームを弾き飛ばしその後1人に戻る

 

「地球じゃ奴との戦いは狭すぎる…」

 

そう言いムテキは瞬間移動でゲムノピアの真下に移動

 

ゲムノピアもそれに気づき踏み潰すもムテキには一切ダメージが無く手で払いのけられる

 

「はぁぁぁぁっ!!!」

 

体が黄金に煌めきそして跳躍する

 

ゲムノピアにライダーキックを当てそのまま上空へと打ち上げる

 

『ぐぁぁぉぁぁ!?!!??』

 

【HIT!HIT!!HIT!HIT!!】

 

上空へと打ち上げられながら常に攻撃がヒットし続ける、そしてそのまま蹴られながら大気圏を超え宇宙へと放たれる

 

すでにムテキの黄金の輝きはプラチナに煌めいている

 

『ぐぉぉ…ぐぅ…!!!いくら貴様が強かろうが私は不死身!!如何なるダメージをも無に等しい!!』

「…これでフィニッシュだ」

『準備はいいか?フィリップ、パラド後輩』

『勿論』

『心をたぎらせるぜ!!!』

 

ムテキガシャットを押し込む

 

【ハイパークリティカァル!!ガイアインパクト!!!!】

 

ムテキの背にある地球が緑に輝く、地球そのものが永夢達に味方している…否、ムテキそのものが地球であるかのようである

 

『フィニッシュだと…?ならば…地球ごと貴様を葬ってくれる!!』

 

ゲムノピアの形状が変化し巨大な龍の大砲になるそして口にエネルギーが充填され一気に放たれる

 

そのエネルギーは地球を破壊するには充分すぎるほどの極太レーザー

 

「行くぞ!!」

 

ドン!! その極太レーザーに対しムテキは真正面から立ち向かう

 

バチバチと音を立てながらレーザーと互角に渡り合う

 

『グゥゥゥッ!!!』

「はぁぁ!!!」

 

そしてムテキが回転の力を加え高速回転しながらキックを叩き込む、一気にレーザーが霧散していきゲムノピアに蹴りが当たる

 

「さぁ、大野内…最後にお前は自分の罪を数えられるか?」

『ぐふっっ!!私に罪などないっ!!愚かな貴様達こそ罪っっだぁっ!!』

 

翔太郎の問いに大野内は答えながらもムテキのキックにより吹き飛ばされる

 

「ならこれで本当に終わりだ!!!はぁぁぁ!!!」

『グォォォ!!!?』

 

無限にHITの文字が浮かび続けながら宇宙空間を吹き飛び続けるゲムノピア

 

ゲムノピアの再生能力によりダメージと再生を繰り返し死ぬことは決してない、しかし次の瞬間ゲムノピアの目に移ったのは漆黒の宇宙空間ではなかった

 

『こ、ここはっ!!?』

 

ビヂィッ!! 瞬間ゲムノピアの体が燃えるように消滅と再生を繰り返す

 

その場所は漆黒とは正反対の純白の世界

 

『まさかっ!?宇宙の外側… プラ…ズ…マ…』

 

そのままゲムノピアは消滅した、正確には消滅と再生を繰り返す存在となり永遠に宇宙の外側に飛ばされ続ける事だろう。

 

 

「お前は宇宙から追放された…永遠に死ぬことのないのならちゃんと反省するんだな」

 

翔太郎がそう呟く

 

「…ゲーム…クリアだ」

 

 

- 1日後-

 

「えぇー!?永夢のムテキガシャット元に戻っちゃったの!?!?」

「うん、まぁアレは奇跡の産物でしか無いから」

「すっごい強かったのになぁ…ね!黎斗!!…黎斗?」

 

『地球…宇宙そのもの…グフフフフ…そうか…』

 

「もう!!黎斗変なこと考えてないでしょうね!!!」

『…やはり永夢ぅ…君は私の才能を刺激してくれる…最高のモルモットd』

 

ピッ

 

ポッピーがモニターを消し黎斗の声が途中で途絶える

 

「よし、そろそろ検診でしょ?永夢」

「うん、それじゃあ行ってきます!」

 

 

「手慣れてきたな」

「流石にねぇ〜」

 

大我とニコは再び自身の病院で患者を診察していた

 

「…まぁ、なんだ…その…今度は勝手に居なくなったりするんじゃねぇぞ…」

「…へぇ、大我、寂しかったんだぁ」

「別にそんなんじゃねぇ!他の奴らにも心配かけるだろう」

「無理しなくていいのに〜」

「無理なんてしてねぇ!!」

「分かってるよーだ、勝手なことはしませーん」

「…たく」

 

 

 

−鳴海探偵事務所−

 

 

翔太郎は何時もの様に事件の終わりにタイプライターを打つ

 

『今回の事件は1つのきっかけが生んだ強大で…そして人類にとって大きな力となりうる物だったと俺は思う。人々が絶望の中にたった1筋の光、希望を見つけ出しそしてそれは俺達の力となると言うことを』

 

『あの後我狩は由美子さんに会いに行ったらしい、そして自分は立ち上がると、絶望から必ず這い上がり希望ある明日へと踏み出すと約束しそして自らの足で自首し照井に連れていかれた、あいつは自分の罪をちゃんと数えそして償える男だ…これから先何があっても大丈夫だろう』

 

『そして…大野内…奴のことを調べた結果、財団Xにはそういった人物は見つからなかった代わりに見つかった人物…それは』

 

「『大道 茂光』…」

 

『大道克己の実の父親だった…奴は自身の息子が死に何も出来ず自分自身の力の無さに絶望したんだ…アイツも哀れな男だったという事だ』

 

「だが、だからといって世界を絶望にしていいはずじゃない…人間の脆さっつぅのはいかなる時も如何なる時代にもあるもんだ…」

 

『こうして俺たちの戦いは終わった…だがこの空の下のどこかで戦いは続いている、人々の胸に刻まれた希望…『仮面ライダー』が何処かで…』

 

 

 

fin

 

 

 

 

「仮面ライダー エグゼイド ムテキゲーマー ハイパームテキエクストリーム」

■身長:256.0cm

■体重:256.0kg

■パンチ力:256.0t

■キック力:256.0t

■ジャンプ力:256.0m(ひと跳び)

■走力:0.0秒(100m)

 

 

煌めけ!銀河の如く!!白金の最上ゲーマー!!ハイパームテキエグゼイド!!!エクストリィィィム!!!

 

全世界の人々思いが風に乗りハイパームテキを包み更にサイクロンジョーカーエクストリームが地球の力をハイパームテキに与えることにより変身した究極最強完全無敵の存在。その力は地球の意思そのものであり地球に住むありとあらゆる生命の思いを一身に受けている為何者もを打ち破る力を持つ。

力や性能自体規格外でありその早さは光速、100メートル所か数キロ先から一瞬で移動できる(1秒で地球を7週半出来る)。

無限ジャンプの他に光速で動くことで擬似的な分身、更に時間経過による黄金粒子でステータスアップし1度目で2倍、2度目で3倍となり最終的には白金に煌めきステータスが10倍となる。ガシャコンキースラッシャーは勿論、プリズムビッカーソードとという、盾と剣が融合したエクストリームのオリジナル武器を使うことが可能。

エクストリームであるため地球にアクセスし相手の分析も可能である。

 

 

 

変身には天才ゲーマーMの力、人々の希望への思いによるサイクロンジョーカーエクストリームゴールド更にエターナルメモリ(アースメモリ)の力が必須であり実質変身は不可能に近く奇跡の産物である。

僕の考えた最強のライダーの具現化のような存在

 

 

■必殺技

・ハイパークリティカルガイアインパクト

地球のエネルギーをその身に宿し放たれる無限ライダーキック。当たった対象の命が尽きるまで永遠にダメージを与え続ける。本編ではゲムノピアを宇宙の外側にまで吹き飛ばした。

 

 

 

 




遅れてすみません…とはいえ次のSSは黎斗メインのクロスオーバー作りたいなぁ…なんて思ったり思わなかったり

脳内時系列的にはフォーゼ、ウィザードアルティメタイム後でタケル君がムゲン魂を失った後。この後に黎斗がゴッドマキシマムを完成させるという流れです
ムテキエクストリームをゴッドマキシマム並みに強くしたかったからこんなことに.


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